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GJ部6巻脱稿しました
No.3601 投稿日 2011年4月28日(木)03時32分 投稿者 新木伸 削除
 今回はあんまりクリティカルなことにならず。
 予定より10日超過してしまいましたが、震災のせいでメンタル揺さぶられたという言いわけで……。

 もうガガガ文庫のHPに告知も載っておりますし、なにか不測の事態が起こらない限り、6/18に出ますです。

 しかしこれだけ定期的に刊行していると、いちいち予告する必要もない感じですね。
 3、6、9、12、はGJ部の月。

 最終日の執筆量は7本となりました。
 ちなみにこれが毎日維持できていたとすると、5日でGJ部1冊が書けてしまう計算にっ! 年間にすれば73冊ですよっ!

 いっぺんやってみたいなぁ。どこか書かせてくれないかなぁ。
 書かせてくれる仕事先さえあれば、まじで一年間ぐらい死ぬ気でやってみますけど。週刊刊行とか。人類の刊行ペース記録を更新しましょう。

 日常系は、僕にとっては、ほんと楽です。
 4Pにするのが大変そうだとか、ネタを思いつくのが大変そうだとか、よく見かけますけど。
 小さな話を短く収めるのって、昔修業時代にやっていた練習メニューそのものだし。ネタなんて1本書くあいだに3本くらい出てきて永久機関化してますし。むしろ捨てるのが惜しいくらいだし。
 どうしても出ないときには「暑いな」「そうですねー」で1話になってしまうのが日常系というものだし。

 キャラクターがなんか彼らの言葉で喋っているのを見ているだけで、充分、楽しいんですよね。キャラクター物っていうのは。


お久しぶりです
No.3602 投稿日 2011年4月28日(木)18時36分 投稿者 帰宅者 削除
海外辺境出張から、数年ぶりに帰ったきました。お久しぶりです^^。

ここ数週間は海外では読めなかった本を貪る様に読んでおりました^^。
先生の本もここ数年分を一気に読破、それなりに面白かったのですが、、
、、、(^_^;)。
やはり、私にとって星くず英雄伝を越える面白さが無い><。

前の書き込みで、今の現状では無理なのかもですが、やはり、続きが
読みたいです;;。

出来れば、某庵○監督のエヴァン○リオンのような、悲しい結末に
ならない事を望んでいます><。


すごいなぁ
No.3603 投稿日 2011年4月29日(金)03時12分 投稿者 ファンだった人 削除
はじめまして。
いつ星くずの新刊が出るかと、長い間掲示板をROMしてきました。
作者さんだって生活があるだろうし強制はできないけど、発売されたら嬉しいなぁ、と長い目で見てきました。
古参ファンさんの一案に対して「仮定の話では動けない」という返事に、少し呆れが混じってしまいました。
あくまでファンの一案の上に、掲示板上の発言なのに「この返事はなぁ……」というのが正直な感想。
要はファンに対し、具体的かつ実行できる出版体制を全て整えてその上で文句を言え、という事でしょうか。
新木先生の作品は一応何作か星くず以外も読んできました、正直星くずが断トツで面白いんです。
ですが十年待って書けないものが、もう書けるはずありませんよね。
星くずだけ面白かったです。
掲示板お目汚し失礼しました。


まおゆうはスケールがデカい
No.3604 投稿日 2011年4月29日(金)18時55分 投稿者 新木伸 削除
 最近噂のまおゆうを読みはじめました。
 世界に対して戦いを挑んで、世界の在りよう自体を変えてしまう話って、スケールがでっかくて、いいですねー。
 昔のライトノベルってのは、あんなんばっかだったなぁ。若者はみんな肉食の狼ばっかだったなぁ。
 いまのラノベもこれはこれで僕は大好きなんですけどね。草食の羊のキョロみたいな若者もいいもんです。
 キャラに貴賤なし、です。

 そういえば、まおゆうですけど。勇者と魔王が手を組んで世界を変える話とか……。
 あーうちでも、やったやった。
 うちの場合には手を組んだのは《ヒーロー》と《ダークヒーロー》でしたけど。

 ああいう大きな話って、いまは出版できないですね。すくなくともラノベのレーベルでは絶対≠ニ言ってしまっても過言ではないくらい、アリエナイ。



 お叱りを受けている掲示板での応対ですが。
 DMMで5000円で出してもいっぱい売れますよ、という提案があったので、「ないっすわ」と、理由と根拠付きで答えました。

 見通しも、率直なところを書きました。
 それがお気に召されないものであっても、どうにもならないです。
 「いますぐ書きます、すぐに出します」という答え以外は、どんな回答もすべてお気に召されないのだろうと、容易に予想はつきますけど。
 それでも現時点での「事実」を率直に述べることが、僕なりの誠意の示しかたのつもりです。

 障害は、ほぼ物理的な理由です。貯金残高という冷たい方程式が立ち塞がってきます。

 現在、新木にできる最善の努力は、現役で居続けることであり、休まず年間6冊以上を刊行する自転車操業を続けてゆくことです。
 これでも新木はそこそこ売れてるほうです。レーベルによっては準看板扱いだったりします。ぶっちゃけ全ラノベ作家の上位25%ぐらいのランキングには付けているはずです。
 そんなポジションの作家でも、食ってゆくのがやっとという現状があります。

 いま新木は「どうやったら売れるか?」を死に物狂いに考えています。

 なにかいい方法がありましたら、頭を下げて、お伺いしたいところです。
 星くずの続刊を待ちわびている古参のファンの方々ばかりでなく、「GJ部ゆるふわで楽しいです〜」という現在の中高生中心の若いファンの方々も、あとついでに作家としての新木も、みんなで幸せになれる方法がベストです。

 あの遅筆の新木が、いま年間6冊書いてるんですよ?
 これだけ変われたのだから、もうおなじぶんだけ変わったなら、アニメ化常連の売れっ子作家くらいになっているとは思いませんか? 収入期待できなくても年1冊ぐらい余禄で未完のシリーズの続きを書けるようになっているとは思いませんか?
 世界の全員がNOと言っても、僕は僕の可能性を信じますが。

 「とりあえずアニメ化作家になって余裕が作れたらぼちぼち書きますわー。きっと完結させるからもう五年ないし十年ないし十五年ないし最悪定年くらいまではマテ」よりも現実的なプランがあったらぜひおせーて、いやこれマジで。


お初にお目にかかります。新刀無乃といいます。
No.3605 投稿日 2011年5月2日(月)05時11分 投稿者 onihcu(新刀無乃) 削除
先生の本はGJ部しか今のところ読んだことのない大学生ですが、GJ部がお気に入りの作品となっているのでこれから、新しい方(家族砲)からさかのぼって読んでいきたいと思います。紫音さんが一番好きです。

生活がかかっている以上、具体的な見通し無くして書くのは厳しいと僕も思います。僕にお金があれば金銭的なパトロンでもなることが可能なのですが、当然のことながら一般の大学生にそこまでの金銭的な余裕はないというのが現状です。せめて先生の本を新刊が出るたびに買っていきたいと思っています。

ISの作者のイズルさんぐらいお金が入ってくることを願って応援しています。ところでもしかしてですが僕のサイトにコメントされましたか。

http://d.hatena.ne.jp/okamurauchino/


つづきは底なし沼で
No.3606 投稿日 2011年5月2日(月)17時57分 投稿者 新木伸 削除
 いやあ。心配させちゃってすいません。
 GJ部から入った人は、あんまりこっち(掲示板)にいないだろうと思ってヘビーな話題もぽんぽんと(笑)。

 パトロンの話は、あれは本気でないので。
 今の市場のニーズにまったく合致しない出版不能の本を自費出版で出せ出せ言うならパトロンにでもなってもらうしか方法ないんじゃないですか、みたいな話でした。
 あとは電子出版の時代になるまで待ってくれれば、個人出版でも実入りが見込める時代になるかもしれないよ、と言っているのですけど、どうも理解してもらえない。
 てゆうかピンポンダッシュしたっきり誰も帰ってこない。

 コメント欄にはお邪魔させてもらいました。
 はじめこちらのサイトのコメント欄にお邪魔させていただきまして……。
http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20110421/1303397950
 その関係で、引用元のほうの記事にも飛び火した形です。

 つづきは隣の「底なし沼」(http://www.araki-shin.com/araki/cgi/swamp/)のほうでやりましょう。
 お互いのブログでトラックバックとかでやりとりするのが本式なのでしょうけど、どうも使いかたがよくわからなくって。


電子出版
No.3607 投稿日 2011年5月9日(月)03時46分 投稿者 帰宅者 削除
こんにちは^^。

先日のお答えを見まして、いくつかの電子出版社に問い合わせてみました^^。
数社で門前払いをくらい、過去の本をアーカイブ的に残すタイプの会社で、少し具体的な話が^^、星くず自体はそれなりに面白い作品なので、ラインナップに加えるかもしれないが、いかんせん、未完である所が大きなネックだそうで、とりあえず物語が完結していないと、評価のしようがないと言われました(^_^;)。12巻までなら、その残りを完成させて、1SETとして、
初めてうちで扱える商品となるそうです;;。お話通り現実は厳しい;;。

やはり、もう続きを読む事は出来ないんですね;;。とても残念です;;。


>帰宅者さん
No.3608 投稿日 2011年5月9日(月)05時47分 投稿者 新木伸 削除
>帰宅者さん

 わざわざ動いていただいたのですね。ありがとうございます。
 でも著者以外の人間が、代理人でもないのに、出版に関する話をするのは法的にも商習慣的にも色々と問題があります。
 できれば控えていただけると助かります。

 なお版権がまだ残っているのに勝手に再版元を探したりするのは、出版契約上の違反行為に相当します。

 実際に再出版するには、元の版元に著作権者が話を通さねばなりません。
 その私の知らないところで、どこかが乗り気になって「やりましょう」とかいう話になってしまっていると、色々と問題が発生します。

 版元から絶版になったという連絡はまだないです。
 こちらで版権を引き上げたりした際には、HP上で再版先募集の公告などを打つ予定です。(電子個人出版の時代ならそれも必要ありませんが)

 ちなみに新木の電撃文庫における全著作は、現在のところ「重版未定」で「絶版」にはなっていません。
 入手不能という点では似たようなものですが、商業的には以下のような違いがあります。

重版未定:在庫はないが、重版の予定もない。版権は引き上げていない。→契約解除するまで著者は再出版不可。
絶版:版元が版権を引き上げており、もう再版しないということ。→著者は自由に再出版可能。

 なお重版未定のままにしてあるのは、業界の動向を見ているからです。
 たとえば角川ホールディングス全体の、過去の全著作物が、一斉に電子書籍化されたりするかもしれません。そうなったときには版権を引き上げていないほうが選択肢が増えるからです。




>>やはり、もう続きを読む事は出来ないんですね;;。とても残念です;;。

 そのうち書くと言っているのですけど。
 どうして言葉が通じないのでしょう。
 すぐに取りかかれない状況の説明は、これまでに行っている通りです。いま新木は現役作家として生き延びるのに精一杯なので、余裕ができるか、出版界を取り巻く状況が大きく変わるまで無理です、と言っています。


GJ部は次の6巻で200話突破
No.3609 投稿日 2011年5月9日(月)05時58分 投稿者 新木伸 削除
 36×6=216、ということで、次の6巻で216話になります。

 ラノベ史上でいちばん「話数」の多いのは、スレイヤーズ(短編集含む)か、キノ旅か、たぶんどちらかになると思うのですけど。
 全巻持っていて、数えてみた人とかいます?

 「ラノベ史上最大話数」とか謳うと、二冠王が狙えて、宣伝文句に使えるかなぁ、と考えまして。


なるほど
No.3610 投稿日 2011年5月11日(水)20時00分 投稿者
千葉県民 削除
出版業界にも様々な事情があるのですね。しかしそれでも私は、星くず英雄伝という作品にはそんな物理法則を超越するエネルギーがあると思っています。10年前はじめて読んだときの面白さを今でも覚えていますし、無人島に10冊小説を持って行っていいと言われたら星くずを選びます。いつの日か、鏡像宇宙編の続きを読める日を楽しみに待っています。・・・というか、セーラが本格的にデレる所が見たくてどうにかなりそうです。ジークの正体を知った彼女ははたしてどんな顔をするのでしょうか?


魅力
No.3611 投稿日 2011年5月12日(木)13時06分 投稿者 新木伸 削除
 星くずばかり、なんでこんなに長いこと待っていてもらえるのだろう、とよく考えます。
(ちなみに作者にとってはどの作品も均等に可愛い我が子です)

 長年考えて、ようするに、代替え物が他にないからじゃないか、という結論に至りました。

 そして、どんな要素が代替えの利かない要素なのかということは、仮説が正しければ、世界を変えてる話だからでは、ということになりました。
 世界の枠組みのなかで登場人物がチマチマと右往左往と人生している物語が多いなか、力業で世界のルール自体を変革しちゃおうというパワフルな話は、そんなにない。
 他では代用がきかない。同じタイプの話がないから。

 ちなみに最近話題に出している「まおゆう」も世界のルールを変えちゃう話です。
 あとは、なんだろう。羽月莉音の帝国?
 ラノベのレーベルどころか、ジャンル全体に一つ見つかるかどうかというレア具合でして……。ゲッターロボなんかも、漫画とアニメと全シリーズ読破すると、それに近い感じかしらん?

 この手の話は大長編にならざるを得なくて、まあ普通に書いていたら20巻くらいは必要ですね。
 ジークが力を失ったところが折り返し点。鏡像宇宙編が後ろ半分の前半エピソード。終着点までには、あと600ページ×数冊は必要となる感じ。



>ツンデレ

 そういや「ツンデレ」って言葉が、いまはもう当然のように使われていますけど。
 セーラが出てきた20世紀当時には、その言葉、まだなかったんですよね。
 ちょうどその同じ頃、RPGツクール2000の付属サンプルゲームの仕事をやりました。
 花嫁の冠という、ドラクエ・ライクなゲームです。
 サンプルゲームなので想定プレイ時間が6時間ほどのシンプルゲーム。友人のためにダンジョンに挑む主人公が、6人の女の子たちの力を借りて魔王を倒す、という物語。
 そこに「キサラ」というツンデレのテンプレ的な魔女っ娘が出てますが。
 やはり「ツンデレ」って言葉はなかったですねえ。あれば企画書の説明も楽だったのだけど。

 ちなみに声優が異様に豪華なの。
 メインイベントのみの部分ボイスですが、時の人、釘宮理恵を筆頭に、堀江由衣、浅川悠、今井由香、冬馬由美、田村ゆかり、などなど。ツンデレっ娘担当は今井由香。
 男性陣では、故、塩沢兼人。あと飯塚昭三(ハカイダー)だとか。

声優詳細はこのへん参照のこと。
http://u123rpgtukuru.anisen.tv/e91750.html

ゲーム自体は「RPGツクール2000VALUE!」として現在も入手可能です。
http://tkool.jp/products/rpg2000/index.html

ゲームの画面を手っ取り早くみたいひとはニコ動など。
http://www.nicovideo.jp/tag/%E8%8A%B1%E5%AB%81%E3%81%AE%E5%86%A0?sort=v


こんにちは^^
No.3612 投稿日 2011年5月12日(木)16時28分 投稿者 帰宅者 削除

早速のお返事ありがとうございます^^;、けして代理とか、そういう
立場ではなく、私がした事は”新木伸という人の過去に出した星くずという本があるのですが、もう手に入らないので、そちらで電子出版する予定は
ありますか?”という問い合わせをいたしました^^;。

気分を害されたのでしたら、お詫びいたします<(_ _)>。

反応はさまざまで、事務的に”当社では扱う予定はございません”という
もの、そして、先生と面識があるのか”あんな人の本を読んではいけません!!、他に幾らでも、ためになる本はありますよ!”と説教された方も
(^_^;)、あと、、、これは頑張ってらっしゃる新木さんを落ち込ませるかも
と書かなかったのですが、最後に書いたアーカイブ出版では、著作権等細か
い説明もしていただきましたが、最後に”新木さんの著作については、星
くず以外の著作物については、今まで完結したもの、現行続行中の物に関し
ても、当社の取り扱い基準レベルに達しない為に、残念ですが、お取り扱い
は今後もいたしかねると思います。”という返事でした;;。がっかりした
私は、もう読めないんですね;;、という最後のセリフになってしまった
訳なのです(^_^;)。

あとは、自費出版しかなく、先生にも今その余裕は無いと事なので、
いたしかたないですね;;。却って迷惑になるようなので、もう問い合わせ
も、ここへの書き込みもやめる事にします;;。失礼しました<(_ _)>。


はじめまして
No.3613 投稿日 2011年5月16日(月)03時58分 投稿者 nakamura 削除
今日、買ってから積んでいた家族砲3〜5を一気読みしました。

全体の感想は・・・サービス満点ですね^^
その一言につきます。

冗談はさておき、まだ理解していない所もあるので2週目に行ってきます!


あとはS式の3巻と、あとがきで知ったGJ部を探して本屋巡りです!


これからも楽しみにしています!!


ラノベが出版されるまでの流れ
No.3614 投稿日 2011年6月4日(土)00時56分 投稿者 新木伸 削除
 GJ部の6巻の作業。
 昨日だか一昨日だかに、すべて完了しました。
 6/17に無事、発売されます。

 意外とギリギリまでやってるものです。
 あ。意外でもないか。
 一般的な認識としては、発売日の前日あたりまで作業をしてる、というものなんでしょうね。たぶんきっと。

 この業界で20年飯を食ってる作家から見た、ラノベが刊行されるまでの流れなどをしてみます。

 まず著者が原稿を書きあげないと、なんも始まりません。この原稿が完成することを「脱稿」などと呼びます。
 最初に上がって編集者に渡した原稿は「初稿」と呼ばれます。二回目だと「2稿です」。
 わざわざ番号を付けるのは、何回も渡したり戻したりされるからです。
 人によっては「初稿」が脱稿しても、そこで終わりではなくて、編集者と協議の上で改稿作業をすることがあります。
 新人さんは基本的に直し前提です。大幅書き直しとか、丸ごと書き直しとかもザラです。デビュー作だと7回書き直したなんて話も風の噂に聞こえてきます。
 ちなみに新木の場合には、いつも書きあげたら即入稿です。直しもほとんどありません。二稿を出さないことさえあります。

 この入稿日は、早い出版社では、発売日の3ヶ月前です。
 タイトなスケジュールで自転車操業的に回しているところでも、2ヶ月前には入れないと、かなり厳しい状況となります。
 なぜなら、手の早いイラストレーターでも、ラノベ一冊分のカラーと白黒挿絵を描くのに1ヶ月はかかるからです。

 よって2ヶ月まえに原稿が完成していないと、安全をとって刊行を遅らせる――落としておくか、落ちてしまう危険を推してでも無理に進めるか、営業的判断が行われることになります。
 期待されていないシリーズの続刊だと、あっさり延期されます。売れっ子の最新作なんかは、どんなに無理なスケジュールでも、ギリギリまで攻めることがあります。発売7日まえに原稿上がって本が出たとか、そんな武勇伝も聞こえてきたりします。
 作家個人のプロ度や信頼度にもよります。こいつは上げるといったら絶対上げてくるやつだから、と信頼があればチャレンジもしてもらえます。
 しかし最初に言ったように、そんな特殊ケースを基準に考えてはいけません。そういうのは限界と不可能とに挑んだ我ら人類の偉大なる記録であって、普通は“最低でも2ヶ月前”です。

 出版社としても、なるべく予定をずらしたくないという事情があるわけです。
 「告知」というのがありまして。
 最近ではおもに、出版社のHP上の刊行予定のラインナップに載るかどうかということになりますが、それがちょうどこの2ヶ月前なわけですね。
 いったん告知に載せてから落としてしまうと、これは出版社の信頼に関わります。

 このように執筆と出版とはだいぶ間が開いています。
 夏の話を書いているのが、春だったりするわけです。
 ていうか、いま書いているGJ部は秋の話(7巻)ですけど。まだ夏も来ていないのに、なんかピンと来ません。まあいつものことではありますが。

 最低2ヶ月前に、原稿が耳を揃えて入稿されると、そこからはおもに編集さんの仕事となります。

 まず大事なのはイラスト発注。
 イラストレーターにイラストを発注します。どんな場面にするかとか、どんな絵にするかとかは、基本的に編集さんがすべて決定します。著者はまったく関与できないのが普通です。せいぜい「この場面だけは絵にして欲しいです」と希望を伝える程度。
 あとキャラクターデザインに関しても、これはレーベルというか編集さん個々の流儀だと思いますが、作者が希望を出したり意見を求められたりする場合と、作者がまったく意見を言えない場合とがあります。
 後者のほう。作者が意見を言えないようにしていたほうが、往々にして仕事がうまく回ったりしますので、不思議です。きっと作者は自分の大事な作品のことなので冷静に客観的に見れなくなっているのでしょう。だけど作者をまったく蚊帳の外に置いちゃうとスネちゃってモチベーションとヤル気に関わってくるので、ラフデザインくらいは見せてもらえます。わーい。作者って面倒です。
 いずれのケースにおいても、決定権は編集さんにあります。
 イラストレーターさんにギャラを払っているのは、作者ではなく出版社なのですから、これは当然です。

 イラストの発注やクオリティ管理は、編集さんの仕事とはいえ、細々としたものは作者の側にも発生します。新キャラが登場したり、本文中で背格好や服装などを細かく記述していない場合には、設定資料などを要求されることもあります。

 そうして「入稿」から1ヶ月ほどをかけて、イラストレーターさんがカラーや白黒のイラストを描きあげているあいだ、原稿のほうの作業も同時並行して進んでゆきます。
 入稿原稿を専門のプロの校閲さんがチェックする「校正作業」やら、著者がチェックする「著者校」などがあります。編集者も含めて、複数人の人間が、何度も何度も何度も読んで、わかりにくい部分とか、言葉の誤用とか、単純な誤字脱字とかをチェックします。
 それでも出版された本には、何カ所か誤字脱字が残ったりするんですよね。不思議です。

 このへんでやりとりされている「原稿」は、なんと、ローテクなことに紙媒体です。
 作家はパソコンで書いています。入稿時に渡すのはテキストデータです。それをいちど印刷所に入れて、向こうで版を組んで印刷してもらいます。印刷といっても、インクと印刷機で刷る必要はなくて、ページプリンタでコピー用紙に打ち出したものですが。
 見慣れた文庫のフォーマットで、見開き2ページが入っている状態で送られてきます。
 それに赤のボールペンで訂正指示を書きこみ、印刷所にいったん戻して、印刷所のオペレーターさんが向こうにあるデータを、赤文字を見ながら修正します。それを何回も繰り返します。
 作者が行う「赤入れ」=「著者校」は通常2回程度ですが、編集さんは、さらにもう何回かやっています。

 結局、印刷所のパソコンのデータを直すだけのことなのだから、そっちを直接いじらせてくれれば、わざわざ手書きで紙にボールペンで赤入れをしなくても済むし、激しく省力化できると思うんですけど……。
 まあ昔からのやりかたが、いまでも一般的に通用しています。
 きっと紙媒体が死滅するまで、このまんまでしょう。

 ちなみに新興レーベルでは、このへん進歩したところもあって、InDesign(Adobe社の電子製版ソフト。業界標準)のデータが直接やりとりされている場所もあるそうな。

 本文とイラストが揃い、それをさらにデザイン処理して、本となったときに使われるデータに加工し終えるまでが編集部の仕事です。
 このあたりからデザイナーの仕事も重要になってきます。
 作品のタイトルロゴなんかはデザイナーの作品ですし。イラストや文字を配置して、目を引くものにするのも、デザイナーの領分です。(実際には編集者の意向を受けてデザイナーが仕上げます)

 カラーの部分は、データ段階と、実際のインクを使った印刷物との色の違いがよく起きますので、印刷所と協力しつつ、何度も打ち出したりチェックしたりと、色味の調整を行います。
 で。すべてが完了して。「もうOKです。このまま印刷製本しちゃってください」となるのが、だいたい発売日の1ヶ月前――には行いたいんでしょうけど、最悪、二週間前くらいまでもつれこみますねえ。

 もちろん、前述したように、人類の記録に挑戦するのであれば、もっとギリギリでもなんとかなりますが、通常納入よりも遅れると「特急料金」が発生してコストが掛かってしまいます。
 最近の印刷機は全自動らしいです。印刷から製本、表紙カバーから、帯まで、全部やってくれるそうな。
 数万冊程度の本など、ものの数時間もあれば完成してしまいます。
 でも印刷所は他にも刷るものがたくさんあり、スケジュールに従って動いているので、一冊の本のためだけに無理も言えません。

 印刷所の作業に関しては、新木はあまり詳しくないので、実際は違っているかもしれません。


一月前の
No.3615 投稿日 2011年6月10日(金)01時06分 投稿者 はいふんでえらあ 削除
新木先生初めまして

--「ラノベ史上最大話数」とか謳うと
回答を求めてたわけでは無いと思いますが...
Wikipediaによるとスレイヤーズは全部で57冊のようです
・本編15巻
・すぺしゃる30巻
・すまっしゅ、でりしゃす、せれくと 各4巻
短編は平均5くらいだと思います。
本編は目次で分割されていましたっけ?記憶から消えてしまった...
42*5 + 15*(1から5) = 225から285
というわけで多くても300といった所だと思います。 
6巻時点では怪しいですが、10巻を待たずに上回りそうです。

ところでライトノベルの定義をWikipediaで見ると
・「表紙や挿絵にアニメ調のイラストを多用している若年層向けの小説」
・「中学生〜高校生という主なターゲットにおいて読みやすく書かれた娯楽小説」
・文庫本の判型であり、比較的安価
おおお!これってグインサーガが当てはまりますよ!(多分)
こちらは本編130巻、外伝21巻みたいです。大体平均4話(のはず)
全600話前後じゃないかと思います。
しかしこの大作を勘定に入れても、17,18巻辺りで追い抜く事になりますね。


げと報告ー
No.3616 投稿日 2011年6月15日(水)19時42分 投稿者 たぬき 削除
 末弥純氏のイラストって、アニメ調…?

 えー、例によってI袋S書店にて、GJ部六巻入手いたしました。
 だいたい5冊ほどが平積み。
 品出し真っ最中&妙に客が多かったので以下の数字は大体の目測です。

あえなく昇天!! 邪神大沼 7:5冊
赤鬼はもう泣かない:5冊
オブザデッド・マニアックス:6冊?(GJ部より1冊だけ多かったです)
されど罪人は竜と踊る(10):10冊くらい?今回の中では一際高かった
放課後あいどる:1冊。これから追加されるのか、売れちゃったのか…


賢明なる読者諸氏においてはすでにご存じかと思いますが
No.3617 投稿日 2011年6月19日(日)00時16分 投稿者 新木伸 削除
 携帯からQRコードで入れるページがありまして。
 そこでアンケートなんかを、やっていたりします。

http://www.araki-shin.com/araki/keitai.htm

 携帯向けに質素になっているだけで、べつにパソコンからでも入れます。
 アンケートのほかにこぼれ話なんかもあったりします。
 あと家族砲の未公開短編とか。

 最近はネットの主流は携帯やスマホに移行しつつある模様です。


6巻ゲット!
No.3618 投稿日 2011年6月20日(月)22時45分 投稿者
千葉県民 削除
今回も楽しゅうございました。ちょうどフルメタルジャケットのDVDを買ったところだったので、後書きを読んでびっくりしました。本物の軍曹殿だったんですね。個人的にABCの話の紫音さんをもっと見たかったのですが、あまりそっち方面に行き過ぎるとあの空気感が壊れてしまうのでしょうし、難しいところですね。新キャラ参入でますます盛り上がる今後に期待です。


古参になりますが
No.3619 投稿日 2011年6月25日(土)00時41分 投稿者 防水屋() 削除
GJ部の面白さで
前ほど星屑へのこだわりはへりました

それにしてもやっぱ読みやすいし面白い
新ジャンルなラノベですね


短編を書きました
No.3620 投稿日 2011年7月12日(火)16時28分 投稿者 新木伸 削除
 ファミ通文庫から7/30に刊行される短編集に、短編を1本書きました。

 「ショートストーリーズ 3分間のボーイ・ミーツ・ガール」
 
http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/09yotei/09yotei.html

 7/22になるとHPが更新されて、特集ページが見られるそうです。

 ファミ通文庫の作家が競作で、「3分間のボーイミーツガール」をテーマに短編を書くという企画です。全19本あるうちの1本を新木は書きました。
 タイトルは「杉宮遥は男前っ!」です。


3分間のボーイ・ミーツ・ガール
No.3621 投稿日 2011年7月22日(金)18時50分 投稿者 新木伸 削除
 7/30に発売されるファミ通作家の競作短編集の特設ページが公開されました。

「特集ページ」「3分間のボーイ・ミーツ・ガール」
http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/02sp/02_1108_3minutes/index.html

「特集ページ」「杉宮遥は男前っ!」
http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/02sp/02_1108_3minutes/images/win_araki.jpg

 ちなみに他の作家さんがどんなん書いているのか、内容どころか他の人の名前さえ、まったくぜんぜん知らない状態で書いてます。
 たぶん他の人も似たようなもんでしょう。


コミケ行ってきました!
No.3622 投稿日 2011年8月17日(水)01時22分 投稿者
千葉県民 削除
企業のフロアを巡っているうちにガガガ文庫のブースを見つけ、もしやと思い中を見たらGJ部のサイン本が!当然既に持ってるんですが、今ある方は布教用に友人に進呈することにして列に並びました。「既に売り切れている作品もあるんですが・・・」と言ってきた売り子さんをGJ部ダー!と押しのけ、無事ゲットしました!この一巻を読み返しながら、来月の七巻を楽しみに待ちたいと思います。


サイン本
No.3623 投稿日 2011年8月17日(水)17時35分 投稿者 新木伸 削除
 去年の夏に50冊ほど出ましたね。
 そしたら当日いきなりヤフオクに出ていたりして……。
 まあそんなもんなんでしょう。

 去年の冬コミではサイン本は出なかったそうですが、「今回はGJ部はないんですか?」と訊いた方がおられたそうで、そんなわけで、今年の夏はまた復活しました。

 しかし前回も今回も、サインするのは1巻ばかり……。
 どうせサイン本買うのは、すでにフルコンプリートしている人なのでしょうから、その時点での最新刊とかのほうがいいんじゃないかと思ったり。

 今回はあるやさんの書き下ろしICステッカーも出ていたようですね。
 ちょっと気になっていたり。もらえないかなぁ。

 絵師さんは仕事をグッズ化しやすいですよね。小説家は小説しか書けないから、サインするくらいしか参加できないですな。
 なんか特別に数話書いたら、コピー本とか作ってもらえるかなぁ?


こんばんは
No.3624 投稿日 2011年9月11日(日)22時51分 投稿者 木下 削除

掲示板を読んでてずっと気になっていたので、
書き込みいたします。

> 星くずばかり、なんでこんなに長いこと待っていてもらえるのだろう、
> とよく考えます。
>(ちなみに作者にとってはどの作品も均等に可愛い我が子です)
 
>長年考えて、ようするに、代替え物が他にないからじゃないか、という結論>に至りました。

他の方にとって同じなのかはわかりませんが、ずっと待っている理由は
魅力的なキャラクターたちと宇宙旅行に連れて行ってもらえるからです。
スターウォーズの続編の代替え物は、そうそうないんじゃないかしらと。
あるあるからは現代日本が主な舞台ですものね^^

ずいぶん前にラノベは卒業してしまい、
今は新木さんの作品しか買っていません。
星屑の第一巻をドキドキしながら手に取ったとき高校生だった私も
三十路を越えて娘も生まれました☆

作者・読者のどちらか天へ旅立つ前に、
完結していただければ、うれしいなあ♪

なんというか、遠い恋人(友人)に会えるのを待っているみたいです。
もちろんジークのことですが。

GJ部6巻がやっと手に入り、
読み終わりましたので、なんとなくカキコ。アンケート回答しましたっ

失礼いたします!


ううむ…
No.3625 投稿日 2011年9月15日(木)18時43分 投稿者 たぬき 削除
 すぐ上の木下さんのカキコを見た後だと、なんとなく書きにくいですねぇ…

 え〜、GJ部7巻入手いたしました。
 今回もどうやら一部入荷?のようで平積みされてる数がおかしいというかなんと言うか…

 GJ部(7):3冊(うち1冊をげと)
 魔王が〜:1冊
 ドラゴン〜:5冊
 とある飛空士の〜(下):6冊(レジ横)
 女子モテな〜(3):4冊(レジ横)

 といった所でした。
 えっと、「灼熱の小早川さん」は発売日が遅れてる、で良いんですよね?
 ちょっと見当たらなかったんですが。

 ではでは。


通勤時間のお供にGJ部
No.3626 投稿日 2011年9月16日(金)09時18分 投稿者 たぬき 削除
 ということで7巻読了。
 タマにゃん、リモコンダンディは1999年、12年前の作品だぞ…なんで知ってるんだ…

 あと、森さんも「キョロ様」になってましたね。
 …キョロ君、爆発しなさい。


アンケート設置……
No.3627 投稿日 2011年9月17日(土)17時11分 投稿者 新木伸 削除
 ふう。
 いつもながら、発売されて店頭に並んでから、ようやく、てな感じですが。
 設置完了しました。

 最近、ガガガ文庫も盛り上がってきまして。今月は売れ筋と期待筋が並んでいて、GJ部は下から数えたほうが早い感じになってます。
 以前のガガガは、重版かかるとお祝いされちゃう感じだったのですが、最近はぜんぜんそんな感じでもなくなってきました。

 でもご心配なく。
 GJ部はそこそこ売れてるほうだったりします。
 重版のほうも、シリーズ全般的に、けっこう掛かってます。

 ここで重版の版数とか、部数だとか、具体的に書けるとわかりやすいんですけど。書いちゃうと怒られちゃいますので……。
 新木のこれまでの著作と比較してみますと、家族砲以上、星くず未満、といったあたり。
 もう一伸びすると星くずに届いて、二伸びで上回るかな、といったあたり。


 ラノベの売れかたに関して、ブログのほうでまとめてみました。

http://araki-contents.sblo.jp/article/48001184.html


遅くなりました
No.3628 投稿日 2011年9月30日(金)03時13分 投稿者
千葉県民 削除
シスターズももちろん素晴らしかったですが、やはり何といっても「しおんさん」が萌え過ぎる!特にだるまさんがころんだとジャンクフードの回に悶える(キョロに)憧れるゥ!萌え尽きるほどヒート!(他のキャラに)勝った、第二部完!ホントGJ部は天国だぜフゥハハハーハァー!
キャラクターの数に比例して、GJ部は巻を増すごとに面白くなっているように感じます。また三ヵ月後、秋から冬に掛けてのGJ部の日常を楽しみに待っています。
追伸・内容をチェックするために兄の蔵書を読みふける霞を想像して、電車内で某特務機関の司令ばりにニヤリ笑いをしてしまいました・・・


なにー
No.3629 投稿日 2011年10月3日(月)02時23分 投稿者 防水屋 削除
出てたの気がつかなかった
給料もらったらすぐさま買わねば
初版まだ手に入れられるかな


いまさらのような気がしますが……
No.3630 投稿日 2011年10月9日(日)00時08分 投稿者 RANDOLL 削除
>星くずばかり、なんでこんなに長いこと待っていてもらえるのだろう、とよく考えます。

私の場合ですが、話がいいところで止まってしまったから、というのがひとつ。
たとえば、5巻の銀河大戦終了のときとか、キリのいいところであったなら、ここまで続きが気になったりはしなかったでしょう。

さらに、新木さんがここで情報発信してくれている、というのが非常に大きいと思います。
たとえば、同じ出版社でいえば、E.G.〜〜とかスターシップ〜〜とかは、作家さんが続編について言及していないので、あきらめようかという気にもなります。
ちなみに、違う出版社ですが、それゆけ!〜〜も作家さんが書くと言っているから待っていられました。
というか、それゆけ!〜〜が動いているから、こちらのことも思い出したというような状態ではありますが。
ついでに、3分間の〜〜には、それゆけ!〜〜の作家さんの作品も入っていたりします。

新木さん、星くず期待しています!


どこにある?
No.3631 投稿日 2011年10月9日(日)17時23分 投稿者 防水屋 削除
7巻見つからない
渋谷アニメイト行ったのに7だけ無いです
品切れでしょうか


7巻
No.3632 投稿日 2011年10月11日(火)03時07分 投稿者 木下 削除
先週ですが池袋東口リブロにてゲットしましたよ〜♪
平積みしてあったからまだあるかも!?


品切れすると増刷が掛かります
No.3633 投稿日 2011年10月11日(火)10時30分 投稿者 新木伸 削除
 品切れすると自動的に増刷というものが掛かります。

 正確に言うと、品切れになってからだと遅いので、世の中に出回っている本の残り冊数が少なくなってくると、かかります。

 でもまだ最新の7巻が重版かかるタイミングでもないので、単なる書店間の偏りだと思います。アニメイトみたいな大型書店で切れるのはめずらしいですが。

 ちなみに、つぎに重版が掛かるとしたら4巻ですね。3巻までは何版かかかってますので。
 シリーズものは頭のほうから重版かかってゆくものでして。
 新刊はその直前の巻以上には絶対に売れない仕組みです。


2ページ100話! 2ページ小説!
No.3634 投稿日 2011年10月25日(火)00時02分 投稿者 新木伸 削除
 「正捕手の篠原さん」という本が出ました。
 MF文庫Jの今月の新刊。「正捕手の篠原さん」/千羽カモメ著 です。

Amazonのページ
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4840142637/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&tag=unluckyassoc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4840142637

MF文庫Jの詳細ページ
http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/769

 事前にAmazonで予約しておいたのに、もう発売されてるはずなのに、まーだ届かない。
 品切れ瞬殺なのでしょうか。だったらいいなぁ。おめでたいですー。(指先を合わせて恵ちゃん風に)

 この物語。
 1話2ページのショートストーリーを、1冊に100話も収めているそうです。

 4コマ小説なるものを書いている関係上、2ページ小説は個人的に応援します。
 一緒にラノベをイノベーションしてしましょう。旧来のラノベを時代遅れにしてやるのです。(^^;
 なにしろ前述のように実物がまだ手元にありませんので、なんともいえないところではありますが、GJ部が楽しめる人でしたら、きっと大丈夫だと思います。
 HPの立ち読みでちらりと見ただけですが、キャラは大変、かーいかったです。

 なんだかこの界隈で動きがありそうです。ここ1年くらいのうちには、各レーベルで1シリーズずつくらいはこの手のものが出揃ってくるんじゃないでしょうか。
 ただし1レーベルに1シリーズ以上はいらないものなので、あまり席の空きは多くなさそうですけど……。そしてガガガの席は新木がもーらいっ♪

 生徒会の一存以降「部活もの」というものがラノベの一ジャンルを占めたように、2ページや4ページで、ストーリー性を廃したキャラクターメインのショートストーリー小説も、ラノベの一ジャンルを占めるといいなと思っております。
(ここでは「生徒会」も部活の一種とみなします)

 個人的には、この波は、もっと早く来ると思っていたのですけど……。
 GJ部の企画を持ちこむために、業界うろうろしていたのは、あれは2009年の冬のことでしたか。
 新木は確信していました。「いまシンクロニシティ的に作家志望者の人が絶対新人賞に2ページ×100話小説を送りつけているはずだから、早く企画を通して出版を果たして先んじなければ!」とか、めっちゃ焦ってました。
 どっかの誰か(新木)が思いつくようなことは、他の誰かだって同時に思いついているもんなんです。

 GJ部も最初は2ページ×100話の企画だったのですよ。
 企画書にくっつけてあったプロトタイプでは、2ページ×32話とかいうバージョンが存在します。
 2ページ小説というその形態は、さすがに当時は「早すぎた」ので、商品化の途中で、検討と試作とを重ねていった結果、現在の4ページ+イラスト+コンテンツ、という形態に落ちつきましたけど。
 その判断は確かに正しくて、あの当時では2ページ×100話は新しすぎた。そしていま現在だとバッチリな感じ。
 そうそう。その2ページバージョンですが、そのうち編集部の許可を取って公開するかもしれません。「京夜捕獲秘話」なんてものもあったりして。

 最後にもうひとつ。
 この手のショートストーリー集を書きたいと思われているプロ作家の方。「4ページ小説のつくりかた」に興味がございましたら、ご連絡くだされば、苦労した点や工夫した点など、新木の苦労や工夫した点を、すべて伝授いたします。

 そのうちまとめてここのブログあたりに公開しようかと思っているものなのですが……。
 なかなか時間ときっかけがなくて。


正捕手の篠原さん
No.3635 投稿日 2011年10月27日(木)03時37分 投稿者 鐸碑 削除
正捕手の篠原さんは読みました。
2ページの短編型式ですが、GJ部と比較して数話の連続物比率が高めで
途中2,3か所10ページ程の中編が挟まる形式でした。

キャラは個性的で、お嬢様、男装娘、妹、ショタ、女装男子等色々取り揃えられてる感じですが。

GJ部と比較すると、かなり連続したストーリーが強く、従来のラノベに近い方向性でした。
札幌で22日には出てたのに届かないというのは遅いですね。

自分は余程タイムリーで運よく買えたんでしょうか。


2ページ小説か〜
No.3636 投稿日 2011年11月1日(火)02時14分 投稿者
千葉県民 削除
"好きなキャラクター達の日常″的な話が大好物な私としては、大歓迎な風潮です。月並みですが、やっと時代が新木先生に追いついたと言った感じでしょうか。
GJ部のように最初からの4コマ小説ももちろん良いのですが、本編のキャラクター達の日常の一コマを描いた外伝的なショートストーリーズという形態が流行ったら嬉しいです。星くずでも、8巻のそれぞれの授業や、4巻でのグランドクロス内の捕虜生活の場面などのように、サラマンドラや養成校での1シーンを切り取った話をもっと読んでみたい!それだけでお腹一杯になりたい(笑)!
時系列の説明など問題点はあると思いますが、ぜひ実現して欲しいと思います。


ぷちぷち小説、たまんねえ
No.3637 投稿日 2011年11月6日(日)06時40分 投稿者 新木伸 削除
 「正捕手の篠原さん」のレビューとか。新木の最近の仕事とか。

 「正捕手の篠原さん」、届きました。
 一週間ほどの遅れで、10月末には届いていました。
 レビューを書こうと思っていましたが、なかなか時間が取れず……。

 まず大ざっぱな感想としては、おもしろかったです。


    ぷちぷち小説たまんねえ。


 ってな感じです。

 ガガガ文庫さんから「俺棚」なるものを依頼されているのですが、そこに入ると思います。新木の殿堂入り確定です。

「俺棚」
http://ga3.gagaga-lululu.jp/write/2010/06/post_187.html
(新木の順番はまだ半年以上は先のようです)
(ちなみに作家お勧めの愛読書を並べてくれるのが「俺棚」というもののようです。どんだけSFを仕込めるか思案中。ホーガン先生からは何入れようか……)


 「正捕手の篠原さん」のあとがきのなかに「ぷちぷち感覚」という言葉が出てくるのですが、なぜこれを帯で大々的に謳わなかったのか。
 ぷちぷちっていうのは、あれのことです。ぷちぷちシートのことです。ぷちぷち、ぷちぷち潰してゆくと、やみつきになるアレのことです。

 史上初の4コマ小説は言ったもん勝ちということでGJ部ですが。
 史上初のプチプチ小説は篠原さんですね。

 エピソード数がかなりある分、1冊の密度がたいへん濃かったです。

 前半3分の1で41話使って、まずはキャラ立て。
 つぎの3分の1では、新キャラ投入でテコ入れしつつ、ゆるふわエピソード補充。
 ラスト3分の1では、妹の入部は成功するか? という話と、男装ヒロインが女だということが主人公や周囲にバレちゃった? というストーリーパート。

 これはGJ部だと三冊使ってやっていることですね。
 1巻の36話でキャラを一通り紹介。
 5巻で新キャラのタマ投入。
 ストーリーパートはGJ部に存在しないですけど。
 まあたとえば仮に、「GJ部 〜超劇場版〜」とか銘打って、部長が18歳になった日、天使家ゴッドファーザーの命令によって「お見合」いさせられることになって、皆でそれを妨害&破壊――とかいう話を1冊かけて書くのだとしたら、その一冊が、上記のストーリーパートに相当するわけですね。
 えー、くどいようですけど、そういうものを書く予定は、いまのところありません。


 キャラクターは良かったです。
 表紙を飾っている男装メインヒロインのほかに、ツンデレ妹、ドジっこ先生、ミステリアスビューティーのいたずら大好きお嬢様と、この4人くらいしかキャラは立っていないのですが、立っている4人は、例外なく魅力的でした。

 やはりキャラクターを賞味するには、こういう形式が一番ですね。
 ストーリーは多少は存在するのですが、キャラのおいしさを邪魔しない程度に、脇によけていてくれて、へんにハラハラドキドキさせられたり、キャラの関係性が後戻りできないまでにぶっ壊されたりすることなく、安心して4人を楽しめました。


 僕の個人的な予測ですが……。
 この手の、2ページ×100話前後の構成を取る「プチプチ小説」は、これから来年あたりにかけて、各レーベルから1シリーズ程度は出揃ってくるのではないかと思っています。
 ファミ通文庫からも、おそらく一冊出てきます。
 第13回の新人賞で特別賞を獲って入賞した『キュージュツカ!』という作品が、やはりそれでした。
 発表されるまでオフレコかなと思って話題に出すのを控えてましたが、じつはもう発表されていました。
 ↓
http://www.enterbrain.co.jp/entertainment/awords/13n.html

 冒険者養成学校(勇者とその仲間養成学校?)を舞台にしたキャラクターぷちぷち小説ですね。キュージュツカは「弓術科」です。
 ファミ通文庫では、新人賞を獲った作品はほぼすべて刊行されていますから、たぶんこの作品も来年早いうちに出てくることでしょう。


 なおレビューを書く暇がなかったのは、「正捕手の篠原さん」から学んだというか盗み取ったメソッドを、いま進行途中の仕事に組みこんでいたせいでして。
 7ページという一見半端に見える中編が挟まっているのはなぜか。なぜそれが「存在しなくてはならない」のか? コンテンツの入るページ数の10ページサイクルの秘密は?
 ただ単に2ページ1話でやりさえすれば「ぷちぷち感」が発生してくれるのであれば新木もGJ部で苦労していません。仲間内で数日かけて徹底的に分析して、いろいろとノウハウを吸収させていただきました。
 新木の手元の篠原さんはいま付箋だらけです。

 GJ部8巻の作業は終えて、ファミ通文庫の新シリーズのほうをいま書いています。
 タイトルその他はまだ非公開。発売時期もまだ確かなことはいえませんが、たぶんおそらく、わりと高い可能性で、来年の早いうち。
 ジャンルはキャラクター小説です。
 36話構成のGJ部とも、100話構成のぷちぷち小説とも、12話構成の「僕は友達が少ない」とも違う、また新しい進化した次の形態。
 話数的には17話くらいになるでしょうか。請うご期待。


GJ部8巻告知出ました
No.3638 投稿日 2011年12月1日(木)20時11分 投稿者 新木伸 削除
 ていうか、告知はとっくに出ていて、アマゾンあたりでも予約開始されました。

(ガガガ文庫)
http://gagaga-lululu.jp/gagaga/release/index.html

(アマゾン)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4094513108/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&tag=unluckyassoc-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4094513108


 ちなみに今回の冒頭全員ローテーションのテーマは「お医者さんゴッコ」です。

 このキーワードに反応しちゃった人は、「そんな餌に俺様が釣られクマー」とか言ってください。(笑)

 そんでもって、新木はすでに次の次の9巻の作業に入っていたりします。
 そして新木の来年の刊行予定は8冊です。ひいぃ。


1年で8冊
No.3639 投稿日 2011年12月3日(土)16時56分 投稿者 鐸碑 削除
という事は、季節ごとに1冊出るシリーズが2シリーズという感じなんでしょうか?
GJ部9巻という事は、3年目シリーズ継続決定バンザーイ!
順当に行けば、8巻を持って真央・紫苑・綺羅々は卒業となる筈
9巻では3年生卒業後新部長の元の新しいGJ部体制で描かれるのか、何らかの理屈がつけられた上で真央たちとのGJ部生活が続けられるのか
その答えに否応なくどきどきさせられます。


えー、そのへんは
No.3640 投稿日 2011年12月4日(日)22時45分 投稿者 新木伸 削除
 もう2週間も待つと8巻出ますので……。
 あとがきあたりに書いてあります。

 とりあえず言えるのは、GJ部は8巻では終わりません。

 来年8冊というのは3社合わせての冊数ですね。
 ガガガと、ファミ通の新シリーズ。あともう一社が企画進行中。
 ファミ通のほうはもう書き上げたので、来年早いうちには一巻目が出るんじゃないかと。

 いま年間スケジュール立てているところですが、「先生その重なっているところはなんですか!? (BY 燃えよペン!)」な状態です


GJ8と書くと
No.3641 投稿日 2011年12月17日(土)18時53分 投稿者 たぬき 削除
 なんだかオサレなグループ名みたい…

 GJ部8巻入手いたしました。
 いつもはだいたい前日、早ければ前々日くらいに入手できるものなんですが、今回は本日と相成りまして候。 やっぱり12月だからですかねぇ…
 なんとか最後の一冊をげと。

 以下同日発売の他選手です。
 ささみさん:2冊
 武装神機:2冊
 女子高生店長の〜:1冊
 ペイルライダー:2冊
 ワールズエンド〜:3冊

 でした。
 これは、昨日私が帰った頃に店頭に並んだのかな…


読了!
No.3642 投稿日 2011年12月18日(日)14時33分 投稿者 たぬき 削除
 ふふふ、森さんを超えるとはなかなかやりますね、キョロ君…
 だが森さんは(以下略

 とりあえず、ワルキューレの騎行はハーレーに乗ってるシーンで流すべきです部長! 徒歩での登場シーンには、ダー●ベイダーのテーマでしょう!テーコークハートーテモーツーヨイー

 選手権ではないですが、全体的になんとなくわびさびがあったような印象です。 冬だから?
 それともやはり、お別れの時が近いからでしょうか。
 部長たちが卒業しちゃったらどうなるのか、今から9巻がとても楽しみです。


新木伸、累計百万部到達
No.3643 投稿日 2011年12月18日(日)23時16分 投稿者 新木伸 削除
 そういや新木は、初刷り部数や増刷部数を、毎回毎回、マメに記録しているほうでして……。
 今度のGJ部8巻にて、ちょうどぴったし100.0万部となりました。
 

 合計34冊。
 プロ作家になってから約20年。最初の単行本からは約18年。
 単行本出す前は「魔獣創世紀ヴァーズ」とか、小説連載をやってました。「ヴァルツアーの紋章」のほうは単行本化されましたが、ヴァーズのほうはお蔵入り。俗にいう角川事変というやつ。

 んで。累計100万部の内訳ですが。
 メディアワークスの時代の11冊で55万部くらいになっていて、ファミ通で書くようになってからの23冊で45万部です。
 これは新木の人気が落ちたということではなくて、業界全体の推移です。
 どこでも誰でも、昔の2分の1くらいの部数しか出ないのが現状です。
 ライトノベルの市場規模が4倍になっても、年間刊行点数が8倍になっているとか、そんなような比率ですんで。
 ちなみに新木は、どこに行っても、なに書いても、平均部数算出機の趣です。

 昔はライトノベルは、コアなファンなら、世に出ている全部を読むことも充分可能な時代でした。
 だって西暦2000年以前というと、富士見、スニーカー、電撃くらいしか、ライトノベルレーベルがないんですもの。んで各社1ヶ月に4〜6冊程度。
 電撃文庫なんて、創刊から1年近く、隔月刊行の状態で、毎月出ていなくて、しかも2ヶ月ごとに3〜4冊程度。

 月刊15冊なら、充分、全部読めちゃう範囲でしょ?
 それがいまや、月刊100冊は下らない。新木のデビュー時期から比べると、刊行点数は6倍になってますが、市場規模はそこまで増えてはいない。
 僕はこの時期にデビューしていまして、ヴァルツアーの上巻は電撃文庫の通算0017番ゲットです。

 そういや電撃文庫、しばらく前に一億冊突破とかアナウンスしていましたが……。
 10000÷55≒180で、新木は180分の1は書いてる計算なんだなぁ。電撃作家って拾いあげまで入れるとたぶんそのくらいになるだろうから、平均値は出しとるわけかー。

 そういや、昔は作家ってライターからのステップアップで上級職だったりしたわけですけど。あるいは新人賞を獲った人は軒並み専業作家になっていたりとか。
 だけどいまは、新人賞を獲った人に、編集がまず最初に言うことは「仕事を辞めないように」です。兼業でないと、とてもやっていけない。

 新木はずっと専業でやっていますが。
 収入は……、ええと、部数と印税率を掛けて、年数で割れば出てきますけど。
 1冊600円として、印税率10%として、18年間として、6000万円を18年で割って、333万円平均ですか。まあフリーアルバイターやっているよりかは、儲かっている計算ですな。正社員だとぜんぜん負けますね。

 サラリーマンの方々は手取り=収入なわけですが。
 自営業の人間は、ここから税金引かれます。6月になると、市民税、健康保険、国民年金、などがわらわらと請求されて、70〜80万円くらい払うことになります。
 だから実際には手取り250万程度で、月給20万円ボーナスなし、あたりのサラリーマンと同じです。

 ちなみに作家の平均収入を出してる新木ですが。
 これでも上位20〜30%くらいの位置につけています。
 「パレードの法則(シオドア・スタージョンの法則)」というものが、この業界にもあてはまっておりまして――。
 パレードの法則というのは、「業界の売り上げの80%は、上位20%のメンバーが叩き出している」とかいうものです。

 ちなみにラノベの市場規模が90億円くらい。年間刊行点数は1000冊少々。
 80人程度の売れっ子が、90億円の8割である売り上げ72億円をシェア。印税でいえば7.2億円を80人でシェア。年間15万部平均で、平均年収900万円程度。もちろん上は年間100万部くらい出していて、年間6000万円くらい稼いでますが。そもそも男性向けラノベが年間1500万部程度しか出ていないので、そんなのは、せいぜい2〜3人しかいないわけです。
 んで、残り320人程度の有象無象が、売り上げ18億円を仲良くシェア。印税でいえば18000万円を320人でシェア。年収60万円平均。受賞しても「本職辞めるな」と言われる理由はここにある。

 新木の位置は、その上位20%の売れっ子の側の、ぎりぎり枠外。非アニメ化ラノベ作家のなかでは稼いでいるほうです。
 関係ないですが、このまえ「アニメ化作家」の人数を数えてみました。そうしたら、これが以外と少ない。1985年の「ダーティペア」から数えても、79人しかいないんですねー。

 なんで金の話になったんでしたっけ? 部数の話をしたからかな?


GJ8読了
No.3644 投稿日 2011年12月20日(火)10時51分 投稿者 鐸碑 削除
札幌にも月曜入荷したので買って来て読み終わりました。
細かい部分は置いて、4巻の時期の前半分が8巻で、後半分(バレンタインやホワイトデー+卒業)は9巻という感じになるんですね。
キョロが修行してましたが、自由に俺マンと京也さまを使い分けられるようになれば次期部長職も安泰でしょうね。

GJ部の続きは
GJ部Zなんでしょうか? AdvancedGJ部なんでしょうか?
ベリーGJ部とかいうのもあり?


9巻は……
No.3645 投稿日 2011年12月20日(火)11時38分 投稿者 新木伸 削除
 作中時期としては、1/1の初夢あたりから、3/23あたりまでですね。
 卒業式後。部室にて。――というあたりがラストシーンで。


8巻ゲット!
No.3646 投稿日 2011年12月23日(金)02時59分 投稿者
千葉県民 削除
無論発売日に本屋に直行してその日に読みました。あぁ、今巻も期待を裏切らぬ出来でした!女装に麻雀、初詣など思わずにやりとさせられっ放しで、まさにプチプチ感を味わえました。私は麻雀が大好きなので、その話をもっと読んでみたいですが、やはり「一部の人にしか判らない」ネタは使い難いですね。
そしてお医者さんごっこッ!確かに炬燵しおんさんも素晴らしいですが、正しい(?お医者さんごっこをするキョロとしおんさんを妄想せずには居られないッ!

そして9巻で最後と聞いて悲しんでいるところに、「GJ部はまだまだ終わらない」の文字が!4コマ小説というジャンルが今後どうなるかは分かりませんが、最終9巻と、できたらさらに多くの‘ぷちぷち‘を、心から期待しています!


それと言い難いのですが,麻雀の話の挿し絵で、捨て牌が裏向きになっているのを見つけてしまいました・・・


>麻雀ネタ
No.3647 投稿日 2011年12月23日(金)14時52分 投稿者 新木伸 削除
>麻雀ネタ

 麻雀ネタは、発掘されてきたのでみんなで遊んでみた、くらいの使いかたがGJ部としては限界ですね。
 いろいろな遊びを広く浅くがGJ部のモットーなので。

 皆でトランプのポーカーをやってみるという話も、以前書いたことがありましたが。
 ポーカー知らない人のためにルール説明が必要になってきてしまって、結局、お蔵入りしました。やりたかったのは、紫音さんポーカーフェイスできなくて最弱だった、というネタのほうでしたが。
 麻雀のルールは、ポーカーより複雑ですしねえ。


 捨て牌が裏になっている件は、このあいだあるやさんもまじえて打ち合わせしたときに、本人すでに気づいていて、「しまったー!」と言ってました。
 編集さんも僕もイラストチェックしていたのに見落としてました。


はーくーい!
No.3648 投稿日 2011年12月27日(火)16時15分 投稿者 漣 削除
GJ部8巻買いました!
あいかわらずの ゆるふわで、和ませてもらってます。

読んでて気になったんですけど、挿絵の
 〜はーくーい!大合唱の図〜
      ってあれ、もしかしてえーりん・・・?

違ったらすみません・・・///


初めて書くはず
No.3649 投稿日 2012年1月2日(月)01時59分 投稿者 都民 削除
実は新木氏の書籍を呼んだのは遥か遠く英国の地ででした。
毎日暇で退屈で何かないかと探していたんですね、そのあとのはまり具合を振り返れば奇跡的な出会いでした。
あれから10年。
何やら違う話を書かれてるようで、ひとまず氏が息災でなによりです。
が、いつになったら星くずシリーズは再開されるんでしょうか。
いつ死ぬかわからぬこのご時世、いいものだからそこ早く読みたいんですがどうなのでしょうね。


はーくーいー、は
No.3650 投稿日 2012年1月12日(木)09時55分 投稿者 新木伸 削除
 えーりんは知りませんけど。
 「となりの801ちゃん」ですね。

 単行本版で見たのかなぁ。WEB版で見たのかなぁ。いまちょっと探してみたけど、見当たらない……。




 ところで新作の話題ですが。
 ファミ通のほうは今日あたり発表できそうです。
 本日、刊行予定に載るとのこと。

 GJ部のほうの発表は、9巻のあとがきで、と書いてありましたが……。
 やや早くなって、2/18頃となる予定です。WEBなり、ガガガの2月巻の折り込みチラシ「ガ報」なりで。

 新木の今年は、仕事がたくさんです。
 2月、3月、4月、5月と、4ヶ月連続刊行になりそうな気配です。


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