-------------------------------------------------------------------------------- 掲示板、設置しました No.0001 投稿日 2000年11月19日(日)15時34分 投稿者 新木 伸  書き込みテストをかねまして、目的や使用上の注意など。  ここは創作HP「よみかく」の分室です。  ストーリー構築上のノウハウを語る手頃な場所がなかったので、私こと新木伸が、自分サーバースペースを使って作りました。いちおう仮設置。  書き込みの表示される順番は、新着のものが下に来るようになっています。  またブラウザの設定で、クッキーをOFFにしていなければ、未読ポインタが動作しますので、しばらく待っていれば、前回読んだ場所まで自動的に移動するはずです。  管理者パスワードを持っているのは、新木伸と、「よみかく」の主催者である純さんの2名です。  ただ管理者でも、できることは書き込み削除ぐらいしかないもんで、「掲示板が壊れてる。動いてない」などの報告は、サーバースペースのユーザーである新木伸のほうでないと対処できません。 -------------------------------------------------------------------------------- 過去ログ、その1 No.0002 投稿日 2000年11月19日(日)15時52分 投稿者 新木 伸  過去ログ。(1/3) [リストへもどる] 一 括 講 読 プロットについて - 唯野教授 2000/10/09(Mon) 09:25 No.82 プロットについて - 新木 伸 2000/11/12(Sun) 19:09 No.131 プロットは必要 - 新木 伸 2000/11/12(Sun) 19:28 No.134 プロットの効用 - 新木 伸 2000/11/12(Sun) 19:30 No.135 Re: プロットについて - 巻島翔史 2000/10/10(Tue) 16:10 No.90 Re: プロットについて - はちぼく 2000/10/10(Tue) 01:23 No.87 Re: プロットについて - 匿名 2000/10/09(Mon) 15:12 No.85 Re: プロットについて - 弟切 千隼 2000/10/09(Mon) 11:59 No.84 Re: プロットについて - なかのん/typeM 2000/10/09(Mon) 10:41 No.83 Re^2: プロットについて - とくめい 2000/10/09(Mon) 21:42 No.86 -------------------------------------------------------------------------------- 投稿時間:2000/10/09(Mon) 09:25 投稿者名:唯野教授 Eメール:nub@dj.mbn.or.jp URL : タイトル:プロットについて 作家志望のみなさん、長編を書くときプロットをちゃんと書いてるでしょうか。たいていの「作家になる方法」的な本には書けとあるんですけど、私は想像力が制限される気がしてやってないんです。 ある程度筋を考えたら、思いついたところから書いて結合する、という手法を取っているんですが(矛盾が出たらその部分すべて書きなおし)みなさんはどうですか? 投稿時間:2000/11/12(Sun) 19:09 投稿者名:新木 伸 Eメール:unlucky@mb.kcom.ne.jp URL : タイトル:プロットについて  プロットについて。  いくつか、書いていきます。  長文注意…… っていうか、バイト数制限にひっかかってかけないんじゃないかと、ちと心配 。 投稿時間:2000/11/12(Sun) 19:28 投稿者名:新木 伸 Eメール:unlucky@mb.kcom.ne.jp URL : タイトル:プロットは必要  結論から言うと、プロットは必要です。  皆さんの意見を読んでいると、人によっては、「プロット不要説」に傾きかけている人もいるようですが……。  プロットが立てられないでいることを、「不要だから」とすり替えてしまうのはよくないですよ。それは手の届かないところにあるブドウを、どうせ酸っぱいからいらないんだというようなものでして。  巻島さんとか、「想像力が制限される気がしてやってない」――のではなくて、書き出す前に全編通してストーリーを考えようとすると、思考が止まってしまって先に進めなくなってしまうので、「思いついたシーンから書き出して結合させる」――という現在の手法しか取れないんじゃないですか?  プロットっていうのは、設計図です。  200ページなり300ページなりの、一冊の話のなかで、エピソードがどういう順番で並ぶのかを示したものです。  エピソードというのは、映画やドラマなんかだと、「カット」とかいわれるものにあたるでしょうか。ひと繋がりになったシーンのことで、場面が切り替わるまでが、おおむね、ひとつのエピソードということになります。  この1エピソードの長さですが、まあ人にもよりますが、私の場合だと、だいたい5ページぐらいです。これは文庫本換算なので、原稿用紙だと8〜9枚ってところでしょうか。ライトノベルだとテンポが大事なので、他の人も、だいたいこんなものだと思います。  ひとつ、忘れてならないのは、一冊の小説におけるページ数は「有限」ってことです。  ひとつの話の中に、エピソードは、多くても50個程度しか入れられないんです。  その50個のエピソードを使って、キャラを立て、設定を組みこみ、ストーリーを語り、ドラマを盛り立て、そしてクライマックスでは大きなカタルシスを読者に与え、読み終わったあとでは、「ああ面白かった。この作家の本はまた絶対買おう」……と、そう思ってもらわなきゃならんわけです。  やることがいっぱいあるわけです。  実際、きつい話です。  それを実現するためには、無駄なエピソードなんて、まず入れてる余裕はないわけです。  それで話は戻りますが、プロットの存在意義っていうのは……。  その50個のエピソードを厳選して、チェックするためにあります。  「なんとなく思いついた」とか。  「途中で変わるかも〜」とか。  「矛盾が出たら直す予定の〜」とか。  そんなようなエピソードが入りこむ余地なんて、ないのです。  いいですか。  たった50個しかないんですよ?  プロット中のある位置を、あるエピソードが占めているとして――。  そこにそのエピソードが来なくてはならない必然性が、絶対になくちゃ、ならんのです。  他にいくつもありそうなエピソードを押しのけて、そこにそのエピソードが居座る必然性が――。  たとえば、こんな「あらすじ」の話があったとします。  あるところにシンデレラという、働き者で心根の優しい少女がいました。  しかしシンデレラの両親はすでに亡く、継母とその娘たちにいじめられ、こき使われる毎日を過ごしていて……(以下略)  これの冒頭のプロットは、たとえばこうなります。 (場所)屋敷の台所、(時刻)夕食後  ・お腹を減らしながらも、夕食の後かたづけをしているシンデレラ。     ※贅沢な夕食は、すべて継母たちの食事である。  ・片づけが終わり、台所で取る自分の食事。カビの生えた固いパンと、薄いスープ。  ・壁から現れるネズミさん。唯一の友達であるネズミに、自分のパンを分け与える   シンデレラ。  ・台所にやってくる継母たち。何か理由を見つけては、シンデレラに言いがかりを   つけて叱りつけてゆく。  あらすじにある、シンデレラが働き者で心根が優しいということを表現するために――。  「働かない継母たちをよそに、ひとり働いているシンデレラ」  「友達のネズミさんに、自分の分の食べ物を分け与えるシンデレラ」  ――というエピソードを立てました。  そして継母たちにいじめられているということを描くためには、「ひどい性格の継母たちが、いいがかりをつけてシンデレラを叱りにくる」というエピソード。  「働き者で優しい」と「いじめられている」ということを描くには、もちろん、他にも違うアプローチのエピソードがいくつもあるでしょう。  ネズミに食事を分けるのが、それが優しいってことなのか――とか、まあ考えるところはいろいろありますね。  じゃあ、別パターンで「優しいこと」を表現するエピソードを考えてみる。  ざっと考えただけでも数パターンぐらい。出せるだろうし、そのぐらいは出しておく必要があるでしょう。  その数パターンの中から、最もベストと思われ、なおかつ自分の好みにあうものをセレクトします。  厳選したエピソードを積み上げるのが、プロットというものです。 投稿時間:2000/11/12(Sun) 19:30 投稿者名:新木 伸 Eメール:unlucky@mb.kcom.ne.jp URL : タイトル:プロットの効用  前の書きこみでは、創作上のメリットをあげていました。  つぎに別の見地から、プロットが必要な理由をあげてみます。  たとえば住宅を注文したとしますよね。  まあたぶん、何千万かするような大きな注文住宅。  そうすると、建築会社は設計図を引いて、それを持ってくると思うんです。それでもって、「これこれこんな感じの家になりますが、よろしいでしょうか?」と確認があって、それから実際の建築作業に入るわけです。  普通、こんなプロセスを通しますよね。  でもべつに、確認を取らなくたってよいわけです。注文したクライアントから文句がきたら、建ててる最中の家をぶちこわして、一から作り直す気があれば。  小説の現場でも、そんな話はあります。  デビューしたての新人作家で、プロット出さずに、いきなり書き上げたものを持っていったところ、ボツを食らってしまう話とか。  まあ、ものすごく執筆速度が速かったなら、年間12冊ぐらい書いて、そのうちの3分の2がボツになっても、残りの4冊で食べていけるでしょうが……。  プロットが書けないってことは、上のように、「書き上がってからでないと見てもらえない」ということになるわけで、非常にリスキーです。  プロットを書かないでもプロになることは可能ですが、プロットが書けないでプロになってしまうと、デビューしたてのときに、とても苦労します。 投稿時間:2000/10/10(Tue) 16:10 投稿者名:巻島翔史 Eメール: URL : タイトル:Re: プロットについて 俺の場合。 まず何気なく生活しているときなんかに 思いついたネタをメモします。 ネタはたいがい、最初と見せ場とラストが書いてあったりします。 キャラの名前をすでに決めてしまうこともあります。 で、いざ書こうというとき。 まずキャラ設定表を作ります。 身長、体重、出身地、性格などなど。 次に話の舞台の地図を作ります。 これをやると、左右や東西南北が自分の中ではっきりするので、 10回中7回はやってます。 そしていよいよプロット作成です。 ネタの流れをざっと書いて、その上に 細かい設定やセリフをいれていきます。 それから書き始めます。 ただし、プロットの設定は途中で変わることが多く プロットバージョン2や3を作らざるを得ないときもあります。 ……設定が煮詰まってないのに書き出してる、いい証拠です。 > ある程度筋を考えたら、思いついたところから書いて結合する、という手法を取っているんですが(矛盾が出たらその部分すべて書きなおし) その方法はやったことがないのですが、面白そうですね。 今度やってみよう。 投稿時間:2000/10/10(Tue) 01:23 投稿者名:はちぼく Eメール: URL : タイトル:Re: プロットについて ワシの場合はとりあえず書きます。 完成予定図みたいなもんで変わることがしばしば。 と言うより変わらなかったことは殆どない。 しかし、ワシの場合一回書いたらまたソレを元に書き直す ってのが前提なんで、矛盾とかはその時に対処することに。 やたら時間かかりますけど。 投稿時間:2000/10/09(Mon) 15:12 投稿者名:匿名 Eメール: URL : タイトル:Re: プロットについて 西鶴です(クッキーには「匿名」で登録しておきたいので、本文で名乗ります)。 >作家志望のみなさん とあるので、ショートショートは含まないですよね。私は、ショートショートのときにはプロットは紙に書き出すことはないです。頭の中だけで組み立てます(ショートショートでは作家になれない)。 本題。 二十枚以上の話のときには、プロットを結構綿密に立てています。短編の場合(100枚以内)は、各場面の予定枚数まで書いてしまうこともあります。で、数場面書くごとに、プロットを少しずつ修正していっています。 今回群像に出すべく書いたものは、最初はプロットなしで書こうとしていました。けれど、先が見えないと伏線が張りにくいということがあって、四分の一ほど書いた時点で、最後までのプロットを立てました。 >思いついたところから書いて結合する これに近い手法で書いたものが、「時間組曲」だったりします。私にはあわない手法でした。成功すれば、効果は大きいと思うのですが。 投稿時間:2000/10/09(Mon) 11:59 投稿者名:弟切 千隼 Eメール: URL : タイトル:Re: プロットについて これに関しては、本当に人さまざまなようです。 プロの方何人かにお話を聞いたところによると、プロでもやはり 人によりけりらしいです。「プロットなんて事前に書いたことない」 という方もいれば、「原稿用紙何枚目の何行目で終わる」とまで 決めて本当にその通りきっちり終わらせる方までいて−こういう方が 実在するのですね!(*o*)−、決まった方法論はありません。 私の経験から言うと、私も最初は事前にプロットをほとんど書かず、 その場で頭の中からひねり出して(^^; 書いていました。 しかし、何回か長編を書いた後、「私って頭悪いから、無計画に 長編を書くと矛盾無しに話をまとめられない」と気付き、最近は 事前にこちょこちょとプロットを書き出すようにしています。 こういうのは、自分で試行錯誤をしながら、自分に合った方法を 見つけてゆくもののようです。プロの方でも、デビューした頃から 経験を重ねるにつれやり方が変わってゆく、というのは よくあることだそうです。 投稿時間:2000/10/09(Mon) 10:41 投稿者名:なかのん/typeM Eメール:mikan01@plum.ocn.ne.jp URL : タイトル:Re: プロットについて 若いうちは「魂の叫ぶまま」書くのがいいと思います(笑)。 唯野さんと私はほとんど同じ方法ですね。完全な「プロット」など 創りません。「最初」「見せ場」「ラスト」が浮かんだら、それに向かって そこに至るまでの「経緯」を考えます。ここはほぼ「書きながら」ですね。 そんなところでしょうか。 投稿時間:2000/10/09(Mon) 21:42 投稿者名:とくめい Eメール: URL : タイトル:Re^2: プロットについて 私の場合は、 1・まず全体にあらすじを書く (結末まで、もしくは結末が予測できる部分まで設定を含めて) 2・描きたい部分を詰める (見せ場を、より効果的に見せる演出方法ですね) 3・キャラを立てる (たとえば同じ一つのアクションに対してどんな反応をするのか 空缶が飛んできたら「驚くだけ」「反撃する」「逃げる」 「どこから飛んできたのか考える」「無視する」といった風に) 4・あらすじに肉付けをしてゆく (300枚ならばその一割ぐらいの枚数でまとまる、いわば予告編の ようなものを書く) この4の段階のものをわたしはプロットと呼んでいます。 この段階のものを、知り合いに読ませて、いろいろアドバイスをもらうと 結構自分では気が付かなかった問題点が出てきます。 5・本編を書き始める 書いて行くうちにどんどんプロットからズレていくのは、当然です お話は「エピソード」の集合体ですから、よりよいエピソードを 思い付いた段階で、プロットが変更になるのは当然です。 まったく違うものになってしまったりするのはよくあることです。 6・とにかく結末まで書く 実を言うとこれがいちばん大変 シメキリに追われたりしてると、本当に大変。 こんなところに逃避してみたりする(笑) - Web Forum - -------------------------------------------------------------------------------- 過去ログ(2/3) No.0003 投稿日 2000年11月19日(日)15時54分 投稿者 新木 伸 [リストへもどる] 一 括 講 読 プロットについて2 - 唯野教授 2000/11/15(Wed) 13:48 No.144 Re: プロットについて2 - 匿名 2000/11/15(Wed) 22:16 No.148 Re^2: プロットについて2 - 匿名 2000/11/16(Thu) 21:00 No.153 Re^2: プロットについて2 - 新木 伸 2000/11/16(Thu) 10:47 No.149 Re^3: プロットについて2 - 唯野教授 2000/11/16(Thu) 16:38 No.150 なるほど。 - 匿名 2000/11/16(Thu) 21:12 No.154 そうそう - 新木 伸 2000/11/17(Fri) 20:11 No.160 やります。 - 匿名 2000/11/18(Sat) 10:32 No.161 集英社ノベル大賞かな? - 新木 伸 2000/11/18(Sat) 17:32 No.163 Re^4: プロットについて2 - 新木 伸 2000/11/16(Thu) 19:09 No.152 Re^5: プロットについて2 - 唯野教授 2000/11/18(Sat) 11:35 No.162 Re^6: プロットについて2 - 新木 伸 2000/11/19(Sun) 00:36 No.164 Re^5: プロットについて2 - 唯野教授 2000/11/17(Fri) 07:48 No.155 どこまでが自己満足か - 新木 伸 2000/11/17(Fri) 14:32 No.158 Re: どこまでが自己満足か - 新木 伸 2000/11/17(Fri) 14:43 No.159 -------------------------------------------------------------------------------- 投稿時間:2000/11/15(Wed) 13:48 投稿者名:唯野教授 Eメール:professerfree@yahoo.co.jp URL :http://plaza25.mbn.or.jp/~blackrod/ タイトル:プロットについて2 2ページ目に行ってしまったため直接レスすると誰も気づいてくれないと思うのでこっちで新たに書きます。 新木 伸さん、細かい解説ありがとうございました。直接プロの方にお返事頂けるとは考えてもみませんでした。参考にしたいと思います。 ただ、ちょっと思いついたことがあるのでそれについてどう考えるか、時間がございましたらお聞かせ下さい。 プロットを作るというのは、たとえば長編の場合一週間やそこらでできるものではないですよね(時々そういう人もいるらしいですが)。それで、エピソードを五十程度作る予定のところを、三十くらい作ったところで詰まったとします。その時、残り二十を思いつくまでの時間に、既につくった三十のエピソードを取り敢えず書いてみる、というのも駄目なんでしょうか。 私の場合、キャラは実際に書いて動かしてみないとわからない部分というのがあるんです。私もかつてプロットを作ってから書いてみたことがありました。ところが、実際に書きはじめて見ると「このキャラは性格的にこんなことはしない」「となるとこのエピソードで矛盾が起こってしまう」「しかしこのエピソードを改変すると連鎖的に全体の三分のニ以上のプロットを直さなければいけないではないか!」ということがニ、三度あったわけです。 それ以来、私は登場人物と世界観が固まったらある意味プロットと同時進行で本編を書くようになったわけです。まったく、新木さんのおっしゃるとおり、「書き出す前に全編通してストーリーを考えようとすると、思考が止まってしまって先に進めなくなってしまうので、『思いついたシーンから書き出して結合させる』――という現在の手法しか取れない」わけです。 そこで質問を二つ。 1、プロットが完成するまでは、本編を書くことは一行たりとも許されないのか。 2、これから私はどうすればいいのか。 二つ目の質問は漠然としすぎなのでお答えにならなくてもいいです。  投稿時間:2000/11/15(Wed) 22:16 投稿者名:匿名 Eメール: URL : タイトル:Re: プロットについて2 西鶴です(クッキーを「匿名」にしておきたいので、本文で名乗っています)。 >「このキャラは性格的にこんなことはしない」 私も唯野さんと同じような疑問を感じました。 私は、まず最初に、 「最初から最後までのプロット」 を作ります。 書き込むものは、エピソードごとの 「その場面の要旨」 「そこの場面で張るべき伏線」 「その場面で回収すべき伏線」 「入れたい科白」 「予定枚数」 「視点保持者は誰か」 などなどです。 これが、長編の場合は、40〜70エピソードくらいあります。 で、書いていくうちに設定の甘かった部分や、 削りたいエピソード、入れたいエピソードなどが出てきます。 そのために、 「今までの内容に沿って、 その後のエピソードを再構成する」 ということをしています。 問題はここです。 新木さんの書き込みは、 「再構成する必要のないくらいプロットをつめる」 ということを言っているように思えますが、 私の場合は、 プロットを立てていたときには、考えていなかった事態が、 本文を書きはじめてから起こります。 >・壁から現れるネズミさん。唯一の友達であるネズミに、 > 自分のパンを分け与えるシンデレラ。 例えば、この部分を受けて、 ・舞踏会(立食パーティ形式)(視点、王子様)。  王子様が美しいシンデレラに声をかける。 という場面を、 ・舞踏会(立食パーティ形式)(シンデレラ視点)。  王子様が部屋の隅で、ネズミに餌をやっている姿を  シンデレラが見つける。  シンデレラも一緒に、パンをネズミに与える。 などという形に変えたくなることが、 あるかも知れません(例が妙ですが)。 (書いているうちに、意外にネズミに愛嬌があることが 分かってしまったので、 再登場させたくなってしまったという例です。) ということで、私は、数場面ごとに、 プロットの微調整を行なっていきます。 これ(プロットの微調整)に関しては、 どのような意見をお持ちですか? (新木さんでも、他のプロの方々でも、素人でも。) 投稿時間:2000/11/16(Thu) 21:00 投稿者名:匿名 Eメール: URL : タイトル:Re^2: プロットについて2 西鶴翠です。 名前は、「にしづるあきら」が正解なのですが、 「さいかくすい」でも「さいかくみどり」でも、何でもいいです。 画数と字面だけが重要なので(笑)。 ところで、私の質問した微調整・再構成には、 「エピソードの挿入・削除」 も入ります。 (書き落としてしまったので、つけ加えます。) ただし、「大まかなスジ」は変わらないです。 > ・舞踏会(立食パーティ形式)(シンデレラ視点)。 >  王子様が部屋の隅で、ネズミに餌をやっている姿を >  シンデレラが見つける。 >  シンデレラも一緒に、パンをネズミに与える。 ここを盛り立てるために、 ・ネズミたちの会話。 などをエピソードとして入れたりするかも、 ということです。 (どんどん例が妙な方向に行っている気もしますが。) お答えは、新木さんのご都合で、 いつになっても構いませんです。 お仕事の足を引っ張ってしまうのは、 なるべく避けたいので。 では。 投稿時間:2000/11/16(Thu) 10:47 投稿者名:新木 伸 Eメール:unlucky@mb.kcom.ne.jp URL : タイトル:Re^2: プロットについて2  西鶴さん(さいかく、で読みはいいのかしらん?)。  唯野さん。  文章で真意を伝えるってのは、そりゃぁ大変なことですので、まあ気長にやりましょう。  おふたりへの、本格的な回答は半日〜1日程度待ってもらうとして、まずそのためにいくつかの準備的な質問を、こちらから。  おもに……っていうか、ぜんぶ唯野さん宛。  「エピソードを50作る予定で、30ぐらいある状態」ってところですが、このとき残りが20であるってことは、どうしてわかるわけですか?  全体の分量とか予定枚数からの計算でしょうか。  それとも、たとえば……「ここで主人公がいったん敵に敗北したあと、まず挫折感に打ちのめされ、そこからきっかけがあって立ち上がり、特訓の果てに、再試合を挑んで打ち勝つって展開が残ってるんだよなぁ。これでだいたい20エピソードだと思うんだけど」……みたいなプロセスを通じて、残りがわかるのでしょうか。  あと、その時点(30個は思いついている時点)で、すでに「あらすじ」に関しては決まっているわけですよね?  とりあえず書き始めてみるという、その時点でのことですが。  あと書いているあいだに「ここを変えると2/3は変わる」となった時点ですけど、これは結末まで含めた「あらすじ」レベルで変わっているものでしょうか。  それともあらすじのレベルではごく小規模な変更であって、大きな流れとしては変わっておらず、ただエピソード的にはごっそり入れ替わってしまう……という性質のものでしょうか。  それに関連して。  「ここで改変すると、後ろも2/3は変えなければならないじゃないか」という上の質問と同じときですけど、これはたとえば、こんな感じでしょうか?  あらすじとしては……。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  格闘技を我流でかじっていて、自分の強さにそこそこの自信を持っていた少年。  ある日、転校した先の学校で暴れたとき、少女に叩きのめされてしまう。女に負けたことを屈辱に思った少年は、彼女の家(合気道の道場だった)に押し掛け、無理矢理に居候の身になってしまう。  道場主である彼女の父親にこてんぱんにのされ、さらに娘にも、ふたたびこてんぱんにのされ、すっかり自信を消失してしまう主人公。強さとはなにか、なぜ自分は闘うのかを、己に問うようになる。  そんなある日、道場破りの一団が現れる。父親にあっさり負けて退散してゆく男たちだが、闇夜のある晩、卑劣な不意打ちによって仕返しをしてくる。  父親は一命を取りとめるものの、意識不明の重体が続く。  自信を失っている主人公は、その敵討ちに立ち上がる気概もない。見かねた娘が、父親の敵討ちのために、男たちの行方を追う。  少女が心配な主人公、あとを追う。だが数分のためらいが悲劇を生む。少女が男たちに敗れ去る現場に居合わせる。辱めを受けようとする少女を救おうと、男たちに挑む主人公。少女を逃がすことだけは成功するものの、恐怖で身がすくみ、ろくに闘うことできず、いいようにサンドバックにされるような始末だった。  みずからがとんだ臆病者だったことを知った主人公。失意のどん底にある。  だが死の淵から立ち返った父親の言葉。「武の道とは、己の中の恐怖と闘うこと」という言葉をきっかけにして、立ち直る。  少女から技を教わり、みずからを鍛え抜き、そして再戦。  複数対一、そして向こうは刀剣といった武器を所持。こちらは素手。その状況下でありながらも、みずからの恐怖に打ち勝つ主人公。  自分の心を制しきった者に、卑劣な男たちが、かなうはずもないのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ……てな感じのあらすじがあったとします。いま5分で考えましたが。  あ、ちなみにこのぐらいのあらすじからプロットを起こす場合は、最初の段階(エピソード全部詰めるまで)は、根を詰めれば数時間であがります。後々調整してエピソードの吟味をするために、もう2〜3日ってところでしょうか。1週間は必要ありません。  プロットに熟達する効用として、このぐらいのストーリーだと、ほぼ即興で作れるという見本とでも思ってください。  えーと、それで本題ですが、ここで中盤あたりのエピソードで、「敵討ちをする気概もない主人公」というのがありますが、ここが、書いていったときに主人公の性格上、どうしても敵討ちに飛び出していってしまう、とか……。  そういう類のアクシデントってことでしょうか。  ちなみに主人公が女の子よりも先に飛び出していってしまうと、これ以降のエピソードとしては、だいぶ変更でてくるかもしれませんね。  女の子を助けはしたが、自分の中の恐怖に負けた……てなことで落ち込むという展開が、男たちにいいようにのされて、女の子に助けられた(警察でも呼んで)……なんてことになるわけですし。  一連のシーンにだいぶ変更ありかと。  それとも、意味が違うのかな? 投稿時間:2000/11/16(Thu) 16:38 投稿者名:唯野教授 Eメール:professerfree@yahoo.co.jp URL :http://plaza25.mbn.or.jp/~blackrod/ タイトル:Re^3: プロットについて2 さっそくのレス、ありがとうございます。ちなみに私は「にしづる」さんと読んでいるんですが、どっちなんでしょう。 >まあ気長にやりましょう そうですね、それがいいと私も思います。 >残りが20であるってことは、どうしてわかるわけですか?   すいません、この話題は忘れて下さい。統和機構が私の思考に介入して余計な文章を書かせたのです。 >ちなみにこのぐらいのあらすじからプロットを起こす場合は、最初の段階(エピソード全部詰めるまで)は、根を詰めれば数時間であがります。 そうだったんですか……ううむ、自分を基準に考える悪癖が出てしまったか。 >ここが、書いていったときに主人公の性格上、どうしても敵討ちに飛び出していってしまう、とか……。そういう類のアクシデントってことでしょうか。   そうですね。私の身に実際に起こった例をあげますと、あらすじでは敵討ちに飛び出していくはずの主人公が、「いやあそんなの無理無理。じゃあそういうことで」と平穏な生活に戻ってしまうという……変更ありどころか話がそこで終わっちゃったじゃん、というような。今思うと、なんでプロット作った時点で気づかなかったんだろう。 その時の作品が既に無くなってしまったので記憶にたよっているのですが、「主人公の性格が当初予定していたものと変わる」というのはおそらく次のようなプロセスを経ています。 1、書いている途中で、より場面を効果的に盛り上げたり動機の説得力を持たせるための設定やエピソードを思いつく。 2、その設定やエピソードはしばしば作品の世界観に重要な変更をもたらす。 3、となれば当然、主人公の育った環境も変更を余儀なくされる。 4、育った環境が変更されるのだから、必然的に主人公の性格も変わってしまう。 要はプロットの詰め方が甘いんでしょうが……「実際に書いてみることなしに、どうやってそのプロットがベストかどうかを知るのか」っていうのが私の疑問だと思います。自分でも今気づきました。 投稿時間:2000/11/16(Thu) 21:12 投稿者名:匿名 Eメール: URL : タイトル:なるほど。 西鶴です。 横からの中途の感想などを。 >ちなみにこのぐらいのあらすじからプロットを起こす場合は、 >最初の段階(エピソード全部詰めるまで)は、 >根を詰めれば数時間であがります。 わあ。私は一日はかかります。プロは速いなあ。 >あらすじでは敵討ちに飛び出していくはずの主人公が、 >「いやあそんなの無理無理。じゃあそういうことで」 >と平穏な生活に戻ってしまうという…… >変更ありどころか話がそこで終わっちゃったじゃん、 私の場合は、そういうことになりそうになったとき、 さりげなくワンエピソードくらい挿入して、 「主人公が飛び出す要因」 を作っています。 そういうことをするときに、 「前後にちゃんと溶け込めるかどうか」 が、心配になるのですが。 >「実際に書いてみることなしに、 >どうやってそのプロットがベストかどうかを知るのか」 ああ、なるほど。 私もそれは疑問です。 ついでに、新木さんの書かれた、 「書きあがったものが……」 というのも分からないですね。 これから、どういう展開になっていくのでしょうか。 当事者であり、横槍を入れる人でもある西鶴でした。 では。 投稿時間:2000/11/17(Fri) 20:11 投稿者名:新木 伸 Eメール:unlucky@mb.kcom.ne.jp URL : タイトル:そうそう  西鶴さん。  元発言のプロットの微調整のほうは、唯野さんの側の話がもうすこし進んでから、お二人一緒にやろうかと思ってます。  それまで暇で、もし時間があるようでしたら(ちょうど週末ですし)、例のあらすじ、プロットに起こしていませんか?  べつにちゃんと体裁を整えたものでなくても、最後まで終わってなくてもかまいません。  とりあえず冒頭のシーンからはじめて、少女に叩きのめされた主人公が道場に居候を決め込む……ってあたりまででいいかなぁ。  起承転結でいうと、「起」の部分が終わるまであたり。たぶん四章構成だと思うので、その一章分。 投稿時間:2000/11/18(Sat) 10:32 投稿者名:匿名 Eメール: URL : タイトル:やります。 西鶴です。 (注:この書き込み、前半部分は昨日の17日に書かれています。) 脱線、私は大歓迎です。 どんどん、脱線してください。 脱線するということは、 「自分の語りたいこと」を語っているということであり、 単純に質問に向かって解答されたものよりも、 密度の濃いものが含まれていると思うからです。 #こういった創作論の話が出てきて、 #且つ、プロの方も参加してくださるのなら、 #「創作論掲示板(仮)」もにぎわうかな、とか。 >ライトノベル(ヤングアダルト)志望ってことで、いいんですよね。 えと、 「ライトノベルも志望しています」 ということで宜しいでしょうか。 今、当落待ちなのは、「群像」だけですし、 (他に、明日(注:18日)発表のライトノベル系のものと、 もう少し先に発表のやはりライトノベルがあるのですが、 明日のものは、ほぼ確実に落ちていて、 「もう少し先」の方も、電話がかからないので、 多分落ちているでしょう。) これから、「小説すばる」あたりに向かっても書こうと思っているので。 でも、話がややこしくなるので、 この質問においては、「ライトノベル志望」ということで。 と、ここまで昨日のうちにエディタに書いていたのですが、 どうやら、「コバルトノベル大賞」二次選考通過していた様子です。 で、落選した様子です。 (18日発売だと思っていたけれど、17日発売だったようで。 ネットサーフしていたら、某人の日記に自分の名前があって驚いたり。) 本屋に行って、確認せねば。 そして、このサイトを覗いてみたら、 さらに素敵なことが。 >例のあらすじ、プロットに起こしていませんか? 起こします。 起こしますとも。 「プロの方から」こんな素敵な提案を受けたら、 起こさない手はありません。 今日は、「イミューン」を読んだり、 理工学本を読んだり、 ペーパーバック読んだり、 電気のレポートを書いたりしようと思っていましたが、 プロット書きます。 >とりあえず冒頭のシーンからはじめて、 >少女に叩きのめされた主人公が道場に居候を決め込む……ってあたり この部分で、原稿用紙何枚くらいでしょう。 ……というのは私の裁量かも知れないので、 全体で何枚の話なのでしょうか。 一応、この部分で100枚として、書いてみますが。 それから、私的プロット締め切りは、日曜正午ということで。 よし、書くぞ。 (十一月を断筆月間・読書月間にしていたことを忘れている。) (ついでに、自分が格闘系に疎いことも忘れている。) 投稿時間:2000/11/18(Sat) 17:32 投稿者名:新木 伸 Eメール:unlucky@mb.kcom.ne.jp URL : タイトル:集英社ノベル大賞かな?  おお。二次選考通過ですか。  コバルトノベル大賞じゃなくて、集英社ノベル大賞かな?  「作家でごはん」の小説賞リストで見ると、100枚程度の短編で、雑誌掲載がメインになる賞みたいですね。  おめでとうは言いません。  二次選考を通過することなんて、ごくあたりまえのことであるわけです。  最終目的が、物を書いて飯を食べることだとすると。  でもそうすると、デビューしたとしても、まだおめでとうは言わないことになるか(笑)。  やっぱそこそこ人気が出て、シリーズのひとつも持てるようになって、このさき一生とはいわんけど、今後十年くらいは仕事にありつけそうな状況になったら……そのとき初めて言うことにします。  ちなみに二、三冊は本が出せたけどそのあと休業状態になって実質廃業とかになった場合は、かける言葉は、「よかったね、夢がかなって」かなぁ。う。我ながら毒があるかも。(^^;  例のプロットですが、冒頭のあのシーンで何枚ぐらいなもんかなぁ。  100枚っつーと、文庫のページ換算だと60Pぐらいってとこですか。  道場に居着く際のドタバタが終わるまでやって、まあそんなもんだと思います。もうすこし短くてもいいかな。まあどうせ叩き台なんで、おまかせします。  ちなみに全体としてみると、そこまでで、起承転結の「起」が完了するまでになってます。  ぼく自身のたてる予想によると、あのあらすじは現状では最小構成要素で、あのまま書くとたぶん200Pを少し越えるぐらいの薄目の一冊。主人公と少女とのエピソードとか、いくつか増強してボリュームアップしてゆくと、240Pぐらいの本になるって感触でしょうか。  原稿用紙だと、だいたい1.7をかけるから(1Pを42文字詰め×17行で換算)、最小要素版が300枚。ボリュームアップ版が380枚ぐらいってことでしょうか。  ちなみに文庫になったときは、口絵やらなんやらで本文にプラス30ページされる感じです。うちの最新刊とか、エディタ上での換算は370Pで、実際は399Pになってました。これ原稿用紙換算だと511枚でした(笑)。 投稿時間:2000/11/16(Thu) 19:09 投稿者名:新木 伸 Eメール:unlucky@mb.kcom.ne.jp URL : タイトル:Re^4: プロットについて2  新木です。  ふむふむ。なんとなく、唯野さんの疑問としているところが分かってきたような気がします。  また唯野さんへの準備質問。西鶴さん、ちと待ってね。  「実際に書いてみることなしに、どうやってそのプロットがベストかどうかを知るのか」ってことですね。  うん。いい質問かも。  ちと、これには質問に質問で返させてください。  では実際に書き上げたとして、そのできあがったものがベストであるのかどうか、なにをもって判断するわけですか?  回答ですが、「とにかくラストまで書き上げられたから」ってのはなしです。また「書き上げたものが、ばっちり気に入るものになったから」というのもなしとします。  前者の回答がなしなのは、書き上がるのなんてあたりまえ。書き上がったものの出来を問う段階であるため。  後者がなしなのは、気に入っているのがただの自己満足なのか客観的な判断なのか区別が付けられないため。 投稿時間:2000/11/18(Sat) 11:35 投稿者名:唯野教授 Eメール:professerfree@yahoo.co.jp URL :http://plaza25.mbn.or.jp/~blackrod/ タイトル:Re^5: プロットについて2 おお、話題が少しずつ戻っている。さすが。あと私はライトノベル志望です。 >あらすじでは敵討ちに飛び出していくはずの主人公が、 >「いやあそんなの無理無理。じゃあそういうことで」と平 >穏な生活に戻ってしまうという 今考えると、この展開もアリかもしれませんね……。 >どこまでいってもしょせんは自己満足 だとすると、「Re^4: プロットについて2 」の「書き上げたものが、ばっちり気に入るものになったから」というのもなしという条件はどうなってしまうのでしょう。自動的に破棄でしょうか。 さて、私が書きあがったものをベストだと判断していた根拠は二つです。 1、完成したものを通して読んでみて、それをこれまでの読書体験から得たデータベースに照らし合わせ及第点には達しているんではないだろうかと思ったこと。プロットの状態では、少なくとも私の場合、これが出来ない。 欠点 ・私の脳内にあるデータベースは私の認識力を通っているため歪められている。 ・自分の作品ということで甘い点をつける可能性がある。 2、完成したものを通して読んでみて、これ以上面白いエピソードを考え付きそうにないと判断したこと。 欠点 ・根拠がない。上に書いたように三年も経ってから筋を思いつく可能性もある。 とまあこんな具合です。1の欠点については減らすことはできても完全に無くすことは不可能ですし、2の欠点についてはこれにとらわれると死ぬまで作品を発表できなくなるということで、目を瞑っていました。 こんな答えでよろしいでしょうか。 投稿時間:2000/11/19(Sun) 00:36 投稿者名:新木 伸 Eメール:unlucky@mb.kcom.ne.jp URL : タイトル:Re^6: プロットについて2  なんか最近、だんだんと発言の前後関係を追いかけるのが大変になってきました。  「ALL」でもってツリーの一括ログを表示させても、先頭から順にツリーのルートに近い発言は並ぶんだけど、ツリー上の同レベルに複数の発言があるときとかは、新着が上にきたりしてるし……。  それからあと、新発言があることに気づかずにしばらく見落としてたりとか、けっこう多くなってきていて……。  近々、臨時でもなんでもいいので、交流用の掲示板を作って、そちらに引っ越ししようと思っています。質問ボードを、このツリーだけで埋め尽くしてしまう前には(笑)。  その時点までの全ログですが、はじめに過去ログってことで転載していいですか? >西鶴さん、唯野さん  移転あたりをきっかけに、課題出したり(っても一時間ぐらいでできるようなもんですが)とかしようと思ってますんで、現在のツリーに参加しそこねてしまった人も拾えるかと思います。  あとぼくの時間のことですが、まあ、仕事前のウォーミングアップに書きこみして、仕事終わってからクールダウンにまた書き込みして……みたいな感じでやってるので、気にしなくていいです。仕事が大詰めになってきたら、  いまのところは、一日5Pのペースで書いてる状況。まだ冒頭部分なので、現状だと努力してもそれ以上はペースがあげられない感じ。  これが中盤も過ぎて、努力次第で一日10Pぐらいまで書けるような段階にさしかかってくると、食べて寝て書いて――と、それ以外のことに一切エネルギーが使えなくなりますので(風呂はいるのも面倒。コンビニまで出るのも億劫)、そうなったら仕事あがるまでほっぽりだして、しばらく音信不通になりますから(笑)。  んじゃ、唯野さんから答えをもらったので進むとしましょう。 >1、完成したものを通して読んでみて、それをこれまでの読書体験から得た >データベースに照らし合わせ及第点には達しているんではないだろうかと思 >ったこと。プロットの状態では、少なくとも私の場合、これが出来ない。  なにをどう照らし合わせているのかが、いまひとつ不明のままなんで、これでは他人を説得させられる答えにはなっていないです。  まあ推測するに――。  小説の要素を分解してみると、設定などの発想、キャラクター、文体の醸し出す雰囲気、ストーリー、などの部品になるわけで、それらひとつひとつについて、良し悪しを計り、総合評価を決めているってことになるのでしょうか。  この場合、唯野さん本人も書いてますが、自作への過大評価と、過去の読書体験の過小評価が重なって、判断が狂う要素が多いですね。  とくに書き上げた直後に読んだ場合、実際に紙に打たれたその文章を読んでいるのではなく、頭の中に存在する「こう書いたつもり」の文章を読んでいることが、ままあります。  それからもうひとつ。  これがいちばん大きいことなんですが、及第点に達していることが「ベストである」証明にはなりません。  つまりこの「1」の回答をみるかぎりでは、唯野さんの現状はこんな感じです。  作品の良し悪しを計る「ものさし」(それもだいぶ目盛りが狂いがち)は、かろうじて持っているものの、作品の出来(どこまで上限値に迫っているか)を計ることはできない。その方法は、まったく持っていない。 >2、完成したものを通して読んでみて、これ以上面白いエピソードを考え付きそ >うにないと判断したこと。  これもやはり、「ベストである」=「上限に迫っている」ってことの証明にはなっていません。  そもそも、いま以上のものを考えつきそうにないのではなくて、いま以外のエピソードは、ただの一個も考えつかなかったってことではないのかな?  まあこの質問。じつは意地悪な質問でして、答えられるのであれば、そもそもプロットで悩んでいるはずもないわけで……。  ところで。  いままでのやり取りを通して……。  西鶴さんも、唯野さんも、アイデアを出すってことがどういうことか、どうも、わかっていないっぽいなぁ。  このあたり、いくら言葉で説明しても難しいので……。  ちと、実習の時間にしてみましょうか。  そう時間はかからず、一時間かそこらで、知的パズル気分でやれる課題を出してみます。  ただいま西鶴さんの「起」の部分のプロットがあがるの待ちなんで、それが上がったら、やりましょう。 投稿時間:2000/11/17(Fri) 07:48 投稿者名:唯野教授 Eメール:professerfree@yahoo.co.jp URL :http://plaza25.mbn.or.jp/~blackrod/ タイトル:Re^5: プロットについて2 質問で返された質問をさらに質問で返すというのは蟻地獄に一歩足を踏み入れる行為ではないかと思ったりもするのですが、言語の意味を明確にしておかないと。 「自己満足」というのはどこからどこまでなのでしょう? 例えばの話、 「主人公は縁のある眼鏡をかけたポニーテールのミニスカの発育途上の女子中学生の巫女さんでそれがドラクエばりのファンタジー世界に召還されて云々」 という、世間を省みることなくただひたすらに自分の趣味に走った作品を書いて悦に入るのも自己満足ならば、 「俺のこれまでの読書体験及び何冊か読んだ『作家になる方法』的な本の記述から得た知識によれば、こことここのエピソードがあんな感じにこうなってクライマックスを盛り上げている以上、多くの読者がこれを読んで涙することはまず間違いないであろう。あ、受賞の言葉考えなきゃ」 というのも自己満足というか、主観的判断の域を出ていないはずです。個人の読書量には偏りがありますし、そこからどう教訓を汲み取るか、というのにも個人差があるはずです。 本当に「客観的」判断を得ようとしたら、作者が面白いと思う・思わないに関わらず思いつく限りのエピソード分岐を書き、その全てを無作為抽出した複数の読者に読んでもらってアンケートをとるという、想像するだけでげんなりする作業をしなければならないと思うのですが。 何を持って主観的・客観的とするのでしょう? 投稿時間:2000/11/17(Fri) 14:32 投稿者名:新木 伸 Eメール:unlucky@mb.kcom.ne.jp URL :http://member.nifty.ne.jp/araki-shin/ タイトル:どこまでが自己満足か  ふむふむ。私も唯野さんと同じく、本題から外れてゆく危惧を感じつつ……(笑)  まあ、脱線覚悟でいろいろ書いていきます。いちおう最後にはまとめて、質問の答えになるようにするつもりでいますから、読んでいってくださいな。  「ひとりよがり、自己満足」と、「客観的判断」の違いですね。  これ、ぶっちゃけていうと、本当に客観的な判断ってのは、存在しません。  それに近い結果を得る方法が、唯一、世に出して問う(出版して売り上げをみる)ってことになるでしょうか。  これにしたって、対象となる人間(母集団)は、ライトノベルに興味を持ちそうな人ってとこで限定されてるから無作為とはいえんし、まあだいぶ不完全。  でもまあ、ライトノベルで小説を書くときに必要な客観性ってのは、そこまでで十分なわけですね。ではこのあたりのものを、とりあえず、「完璧な客観性」ってことで定義しときますか。  つまり、書き上がった作品を前にして、もしくは書きはじめる前のプロットの段階において、それを出版したときに、どのくらいの数の読者が価値を認めて、お金を払ってくれるかということを、事前に精確に予測するレベルってことです。千ぐらいの部数単位でまで。  あ、ところで唯野さんですけど、ライトノベル(ヤングアダルト)志望ってことで、いいんですよね。いままで確認してなかったけど。西鶴さんも、それでいいのかな。  さて、上記のような必要十分とする、理想的に客観的な視点を、人が持てるかというと。  それは無理です。いうまでもなく人の能力を超えてますね。  じゃあどこまで近づけるのかというと、まあ、そこそこのレベルまでは行けるもんです。  「たぶん、多くの人に面白がってもらえるに違いない。たぶん、感動してもらえるにちがいない」……とまあ、そんなぐらい。たまに外すことあるでしょうけど、そんなに大きくは間違わないぐらいのレベル。  実際、小説の新人賞の選考をくぐりぬけて、世に出てくる作品がありますよね。  たとえば電撃大賞とか。  最近、電撃大賞の出身作は、「おもしろいのが多い」ってことで評価が高くなっているようですね。  実際、わたしも「市場リサーチ」と称して買いこんだり、店頭でチェックしてみたりはしているんですが、どの作品も、それなりのレベルになっていると思います。  わたしの場合、これを「商業レベルに達している」って言ったりします。  ひとりよがりでクソつまらなくて、3ページどころか三行読むのさえ苦痛――ってあたりのネットでよく見かける作品とくらべると、天と地ほど開きがあって、自分の趣味にあまり合わない系統の作品であっても、まあ、長い余暇があって、暇つぶしになら読んでもいいかな。――と、そのぐらいには思えるものになっているはず。  まあ普通の読者の場合。  自分の趣味に合わない本には、市場リサーチなんてことでお金を払ったりはしないでしょうけど(笑)。  でもまあ、どの作品にも一定数のファンが(趣味がばっちり合っている読者)ついて、それなりに売れてるわけですね。  もちろん、たまに失敗してます。賞を出てきた作品でも、まったく売れない(初刷りさえ完売しないで返本されてきて裁断処分)ってのはあるんじゃないかと。具体名はわたしは知らないけど、たぶんあるだろうなぁ。  でもそれはたまにであって、ほとんどのケースでは、黒字を出してるはず。そうでないとさすがに出版社は傾いてるはずなんで。まあメディア・ワークスぐらいの会社だと、文庫本の出版部門が切り捨てられるだけかな。他の部門は残るでしょうか。  んでもって、いったん本題にもどしてみますが……。  「どこまでいっても、結局はひとりよがりじゃないか」ってことは、それはその通りです。  結局、世にあるのは下記の二者ってことになります。  「自分がひとりよがりであることをまるで意識していない」or  「ひとりよがり要素があることを自覚して、改善するべく努力している」  上に書いた、数ページ読むのさえ苦痛というような場合は、「ひとりよがりであることをまったく気にしていない」か、「すこし気にし始めている」あたりの段階なのでしょう。  これがかなり進んだ段階になっていると、すくなくとも「読みにくい/わかりにくい/気になる/つまらない」ということはだいぶなくなっているはずです。  それから、例にあげられた、こんな状態。 「俺のこれまでの読書体験及び何冊か読んだ『作家になる方法』的な本の記述から得た知識によれば、こことここのエピソードがあんな感じにこうなってクライマックスを盛り上げている以上、多くの読者がこれを読んで涙することはまず間違いないであろう。あ、受賞の言葉考えなきゃ」  このケースは、進歩が止まった段階ですね。  自分が受賞することを疑っていません(そう読めたもんで)。  悩まなくなったその時点で、もうそれは間違っていること確定です。  だから絶対、賞には通りません。いや絶対ってことはないんだから、そう言っちゃいかんか。“たぶん”通りません。  ただ、この場合は自分の客観性を裏付ける理由やら技法やらを追求してはいます。だからそこそこの客観性を持つ段階には達しているのでしょう。  プロになったって、自分の面白いと思うものが本当に面白いのか、つねに悩んでやってるものですよ。悩むっていうより、もはや「祈り」に近いのかも(笑)。「面白いものであってくれ」みたいな。  ただ毎回、本が出版されるたびに「証明」が成されてゆくので、宙ぶらりんの期間がみじかいので、その点は楽です。  さて、プロ志望の人が、デビューできていない状態ですが。  冷徹にいってしまうと、「商業レベルに達するほど面白くはなかった」ってことになります。  ぼくは小説賞経由でデビューしたわけではないので、送って落選という経験はないんですが、デビュー前の段階で、編集さんに紹介されて作品を持っていったが、あとで(時にはその場で)断わりの連絡が来たなんてことはありました。  そういうときは、こう思うことにしていました。  「だめだったのは、自分が面白いと思っているそのモノがだめだったからじゃない。それを十分に伝えられなかったからだ」――てな感じに。  自分がいいと思っていて、その作品の中に込めようとした「そのもの」がだめだった場合、これはほぼ自分の人格の全否定に近く、再起不能なわけです。  だからだめだったのは、自分に技術が足りなかったのだ――と、そう思うようにしていたわけです。  面白いと思う、「そのモノ」を表現する、そのための技術。方法論。ノウハウ。  だめなのが「自分の人格」ではなくて、技術であるならば、それは磨くことができます。後付けで身につけることができるわけです。  ……で、ぼくの場合、長い試行錯誤の果てにたどり着いたひとつの方法が、プロットだったわけです。  そのプロットでなにがわかるかというと……。  自分の書こうとしている「そのモノ」が、どのくらい効率的に表現できているか、といったことがわかります。  なぜわかるのか――という質問は、いまはなしってことで(笑)。  おいおいやっていきますが、とりあえずいまは、そんな便利なもんがあるってことで。  それ前提。それは疑わないで、そういうもんだと思っといてください。  んでもって、プロットによる判定。  これは作品を実際に書くまえにもわかるわけだし、書き上げたあとでも、その作品をもとにプロットを起こし直すことで使えます。  また自分以外の他人の作品においても、実際にエディタ上でプロットに起こすなり、頭の中だけで行うなりして、プロットレベルに分解することで、用いることができます。  昔は、気になる人の作品は実際にプロットに起こしてましたが、最近は、頭の中だけでプロット展開して処理できるようになりました。もちろん、実際に書けと言われれば書けますが、その必要もないということで。慣れと訓練ですね。  またプロットという方法自体も、ぼく自身は、過渡期において必要なものでしかないと認識しています。話作りにより熟達していったなら、プロットさえも必要ないレベル  プロットに習熟するあまり、もはやそのプロットでさえも、無意識化でやってしまっていて、本人が意識することさえないレベル。そんな境地はきっとあるんでしょう。行けるかどうかわからんけど。  このプロットに習熟してゆく段階ですが……。  似たようなものに、文章を書くって行為があると思います。  小説を書く、じゃなくって、もっと短いスパンの文章を書くとき。  文章を書くときって、その文章の主題っていうか、なにか言いたいことがあるわけですよね。  一行とか、二行とか。そう言う単位でも、段落ごとの単位でも。  またネットの雑文とか、なんでもいいから文章を書くとき全般。  たとえばネットのチャットだって、「○○ってアニメ見たぁ? もう○○ちゃん、萌え萌えってんカンジぃー」なんて実のない文章であっても、そこには伝えるべき主題があるわけですね。  なにかの主題があって、それにもとづいて、主語を選んで動詞を選んで、一行を組み立ていってて……。  また段落ごとでは、その段落における主題があって……。  そして全体では、またその主題がある。  唯野さんとか、西鶴さんとか。  こういったことを、すでに訓練してきてきていて、必要なレベルに達していると思うのです。  最初は意識してやっていたことだろうと思いますが、いまでは無意識にやれるはずです。いちいち考えないでしょう? この一行の主題は? この段落の主題は? つまり全体としては何が言いたいのか? ……とか。  もちろん、聞かれれば答えられる。  でも意識してやってるわけではない。  でもここまで熟達する途中では、意識化してやってゆく段階が必要なわけです。  行単位、段落単位、全体の主題は……と考えつつ。  ぼくはプロットも、そういうものだと思っています。  「この一行の主題は」と考えるところを、「このエピソードの主題は?」となり、「この1個の書き込みでは、つまりこういうことを言っているのだ」とくるところを、「この話はつまり、こういう話だ」とまとめる。  人が文章を書くって行為自体が、なにか言うべきことがあって行う能動的な行為なわけです。  ならば小説を書くという行為も、なにか言うべきことがあって行うものではないでしょうか。  ぼくはそう考えます。  さて、まとめってことで。要点をまとめて質問に答えてみます。 >「自己満足」というのはどこからどこまでなのでしょう?  極論すれば、どこまでも自己満足。  ただし、「100%自己満足。論外」というと、「n%自己満足。現在向上中」「n%自己満足。硬直状態」というのと、三通りあります。  最後の硬直してるのは、本当はいけないんだけど、すでに商業レベルに達しているなら、そのままやっていけるので問題なし。プロになる前に硬直しちゃってると、永遠に野望は達せられないので大いに問題あり。  あともうひとつ、例外として。  「100%自己満足なんだけど。売れてる」  こういうのは天才ってことで、考える必要はなし。  天才だったら、プロ志望でデビューできない状態が続くはずもないわけで、そうでないぼくらは天才にあらず凡才であるわけで。 >ってことで、  質問に答えてください。  実際に書き上げたその小説が手元にあるとして、それがベストである。もしくはベストに近いものであることを、なにをもって判断していましたか?  質問が過去形になっちゃいましたね。  過去の作品とか、そのあたりからの答えでいいです。 投稿時間:2000/11/17(Fri) 14:43 投稿者名:新木 伸 Eメール:unlucky@mb.kcom.ne.jp URL :http://member.nifty.ne.jp/araki-shin/ タイトル:Re: どこまでが自己満足か  あ、いけね。  質問の答えになっていなかったかな。  そもそもの質問が、「どこまでいってもしょせんは自己満足なのでないか?」って趣旨だったとすると。  然り。  自分の中に常に一分の自己満足があることを自覚し、それを最小にすべく、精進して、求めつづけよ。そして世に問うて証明してみせよ。それ以外に道はないと知れ。  ……とか、カッコいいこと言うと、こんなんなりますか。 - Web Forum - -------------------------------------------------------------------------------- 過去ログ(3/3) No.0004 投稿日 2000年11月19日(日)15時56分 投稿者 新木 伸 [リストへもどる] 一 括 講 読 続・プロット。 - 匿名 2000/11/19(Sun) 11:49 No.165 「起」のプロット - 匿名 2000/11/19(Sun) 11:51 No.166 Re: 「起」のプロット - 唯野教授 2000/11/19(Sun) 14:06 No.167 -------------------------------------------------------------------------------- 投稿時間:2000/11/19(Sun) 11:49 投稿者名:匿名 Eメール: URL : タイトル:続・プロット。 西鶴です。 煩雑になってきたので、 ツリーを新しくします。 うーむ。 プロット公開って、かなり恥ずかしいですね。 それと、ある程度のプレッシャーもあります。 叩き台って、悪すぎてはいけないのですよね。 悪すぎると、指摘するところが多すぎて、 逆に何も教えられなくなってしまうという。 (私は卓球を教えているが、 我流で固まっている人は直しようがない。) (それが私でないことを、祈る。) >コバルトノベル大賞じゃなくて、集英社ノベル大賞かな? 雑誌を見直しましたら、 単に「ノベル大賞」としか書いてありませんでした(笑)。 >デビューしたとしても、まだおめでとうは言わないことになるか(笑)。 デビューしたら、「とりあえず」おめでとうをください(猫)。 「食べていけるようになったとき」 というのは、あまりにも区切りが曖昧なので。 実際に雑誌を見て確認したら、 二次通過者は結構多かったです。 (1600中、100くらい。) >「起」のシーンの枚数。 100枚くらいでやってみました。 ちなみに、 「承」は、「意識不明の重態」まで。 「転」は、「サンドバッグ」まで。 という感じでしょうか。 >口絵やらなんやらで本文にプラス30ページされる感じです。 はあ。なるほど。 イラストって、そんなにあったのですね。 >はじめに過去ログってことで転載していいですか? OKです。 プロの方に指導していただけるのは、とても嬉しいです。 >アイデアを出すってことがどういうことか、どうも、わかっていないっぽいなぁ。 「ぽい」のではなく、 分かってません(爆)。 だからこそ、唯野教授さんの質問に便乗したわけです。 ということで、よろしくお願いします。 では。 投稿時間:2000/11/19(Sun) 11:51 投稿者名:匿名 Eメール: URL : タイトル:「起」のプロット 西鶴です。 まずは、プロットです。 「注」とついているのは、手書きの紙から、 パソコンに写すときに書き加えた注釈です。 (私は、プロットは手書きです。) プロットの下に、自己解説があります。 −−−−−−−−−−−−−− 話は、9月ごろに始まり、11月ごろに終わる。 人物設定 少年:片山 亮(かたやまりょう)  オレ 中三 14歳 153センチメートル 三月後半生まれ 少女:利根川 綾(とねがわあや)  あたし 中二 14歳 142センチメートル 四月前半生まれ 父親:利根川忠正(とねがわただまさ)  俺 42歳 プロット(注:末尾についている数字は、予定原稿用紙枚数) プロローグ ・カツアゲにあっている少年。カツアゲしているのは別の中学の三人。8月セミの鳴き声。亮が助ける。それぞれ一撃ずつでのす。「片山亮ってんだ。覚えとけ」捨て台詞。(無視点)(5) 第一章 ・そのすぐあと。亮とその悪友が歩いている。路上。(亮視点)「また呼び出し食らうんじゃねえか」と、悪友。「オレ、転校するからな」「この学校の番、誰が張るんだよ」亮は学校を力で守っている。悪友は亮の力を慕っている。←伏線。(8) ・夜、十二時。亮帰宅(亮視点)。片山家は父親、亮の兄、亮の三人家族。「こんな時間まで何やってたんだ」勉強もろくにせずに。兄は、高校三年、医学部志望。亮は中学三年生。(11) ・9月1日(綾視点)。転校生の噂話。綾はさほど転校生に関心はない。綾と書いてあやと読み、リョウと呼ばれている。ポニーテイル。(4) ・9月1日、八時半よりも前(亮視点)。亮、職員室に行く途中廊下にて、「通りすがった生徒の腹にいきなり拳を入れている大柄な男子生徒(注:殴られた生徒は怖がりつつ穏便に通り過ぎようとしている)」を発見。亮、その大柄な男子生徒に殴りかかる。相手、わりと強いが亮の敵ではない。亮の喧嘩の間に、誰かが先生を呼びにいったりなどで、人垣ができはじめ、止めに入るものも現れるが、静止することはできない。(7) ・「リョウ」と呼ばれる女子が、止めに入る。ポニーテイル(亮視点)。腕をひねられ投げ飛ばされる。「リョウ」という声が耳に入る。オレと同じ名前? すでにポニーテイルは見当たらない。(4) ・同じクラスには「リョウ」はいなかった。転校初日で、すでに特別な目で見られている亮。亮が倒した相手は、この学校の一番の困り者であることが分かる。負けた手前、「リョウ」については訊けない。(12) ・(亮視点)家(アパート)にて。兄には一部屋あてがわれている。亮は父と同じ部屋である。「リョウ」の格闘技的な動きを検証する亮。合気道だ。上履きの色を思い出す。二年生だ。(4) ・二年C組(綾視点)。「投げ飛ばした奴(注:亮のこと)、今日あたり、リョウのところに来るんじゃないの」と、綾の友人。友人が、「投げ飛ばした奴」がとりそうな言動をシミュレートする。綾、軽く笑う。昼休み、給食後。(5) ・(亮視点)二年のA組から順に回っていき、C組で「リョウ」を見つける。シミュレーションどおりに「リョウ」に話し掛ける亮。吹き出す綾の友人。綾と亮の会話。「お前が一番強いなら、困ったちゃんたちを何とかしろよ。のさばらせていたのはお前のせいだ」。綾「あたしは力でねじ伏せるのは嫌いなの。一番なんて自覚はないしね。学校背負ってる自己満足に浸りたいなら、勝手に一番を名乗ればいいじゃない」亮、教室を出る。(12) ・男子生徒(殴られていた生徒)、2−Cでの様子を見ていて、亮に話し掛ける。放課後、帰り道(亮視点)。男子生徒、綾の情報を教えてくれる。綾の家は合気道の道場。入学したてのときに、三年生数人をまとめて倒してしまった過去がある。以来、学年による力の均衡が崩れている。三年生たちは彼女の話をしたがらない。彼女も目立ちたがらない。いつの間にか、立派な道場の前にいる(注:男子生徒が亮を誘導したのである)。「ここがその道場です」。(7) ・「他人の家の前で何を話しているの」などと言いながら、道場を見せてくれる綾(亮視点)。稽古に励む門下生(?)たち。体を動かしたくなった亮は、綾に稽古に混ぜてくれるよう、頼む。綾、師範(?)の父から許可をもらう。いきなり組み手をさせられる。(11) ・(綾視点)半ば意地悪で組み手にしたのに、いい動きをしている。合気道の動きではないが、運動能力がいい。となりにいる父は真剣に亮を見ている。組み手の相手は、道場でもかなり強い方。結局、亮は組み伏せられる。(4) ・(亮視点)負けた亮に、父(忠正)が、声をかける。「門下生にならないか」。それならいっそのこと、住み込みで、と亮が頼む。父はその意気を買う。(3) (第一章終了)(プロローグこみで、97枚) −−−−−−−−−−−−−− 以下、自己解説。 恐らく、新木さんの想定していた雰囲気とは かなり違うものになっていると思います。 特に、道場に割いている枚数です。 半分以上を道場に割くことを予想していたと思いますが、 私のプロットでは、二十枚ほどになっています。 これは、一つは「道場に通いつめるようなヤツが現代にいるか?」 という疑問からのものです。 そういうわけで、 すぐに道場に居候になってもおかしくないようなシチュエイションを、 考えてみることにしました。 条件として、 主人公が簡単に家を出られる、そして、主人公が家を出たがる、 というものが挙げられます。 ゆえに、家の中での疎外感を出してみました。 内的要因よりも、外的要因の方が、書きやすいですし、 内的要因を増やすと、物語が煩雑になるので。 もう一つは、道場については第二章でいやというほど出てくるはずなので、 意識的に少なくしてみました。 中学生たちの場面を出しておいて、 二章、三章ではあまり学校の場面を書かずに、 四章になってもう一度中学について書きます。 前の中学の回想シーンなども出るでしょう。 古めかしいと言えば、 合気道道場というのもあまり見かけないような気がするのですが、 とりあえず、想像でこんな感じかな、と。 地域体育館のようなところで、何曜日の何時から何時まで、 という感じで合気道を教えているところなら、結構ありそうですが。 (個人の道場というと、卓球のところくらいしか見たことがない。) 女に負けただけで、ストーカー(?)みたいになってしまうのも、 変な感じがしたので、登場人物の名前に、関連性を持たせてみました。 出だしはやっぱり喧嘩シーンだろう、と。 そこで、主人公の強さと「正義感」を見せつける。 ただし、ここで注意すべきなのは、 「正義感」が「強さ」から出ていることです。 四章あたりでようやく「正義感そのもの」が、湧き出るようになります。 主人公の作り方として、 「強さ至上主義」という案もあったのですが、 それでは感情移入ができないだろうということで、 「正義感」をある程度つけ加えました。 綾と亮が二年C組で対面する場面。 亮が綾を追うには、「嫌い」か「憧れ」かの、 どちらかがないと、いけないでしょう。 「憧れ」ではあまりに単純すぎる格闘バカになりそうなので、 「綾に否定される」ということにしました。 二章の「道場破り」ですが、 「そんなものがあるのか?」 ということで、 「転校先の学校で一番の困り者」とその仲間たちが、 「喧嘩」を仕掛けてくることにします。 主人公はそのときちょうど外出から帰ってきた、という感じで。 亮が自発的に綾を追うことはないだろう、 ということで、第三者(腹に拳を入れられていた生徒)を、 触媒にしました(道場までの道のり)。 綾から声をかける、という案もありますが、 最初から二人をいい雰囲気にしてしまうと、 それ以上仲が発展しそうにないのでやめました。 四章で、恐怖から立ち直るのに、父親の言葉だけでは足りないので、 久し振りにやってきた「一章の冒頭の悪友」に、 背中を押してもらいます。 ヒロインも悩みを抱えています。 力があるのに、理由がないと使えない、 という悩み(性癖)です。 この悩みが、「敵討ち」の要因となります。 また、主人公に技を教える理由にもなります。 悩みは真っ直ぐな主人公に触れることによって、 解決されていくという王道です。 二人の誕生日が一ヶ月くらいしか離れていないところも、 ポイントです。 9月1日に亮が暴れる場面。 何に向かって暴れるかということですが、 「先生」「自分」「同級生」「下級生」などありました。 先生だとテーマがずれてくるし、 自分だと単なる狂った人になる。 下級生には手を出しそうにない。 ということで、「同級生」。 しかも、悪そうな奴ということになります。 ということで、解説終わり。 では。 投稿時間:2000/11/19(Sun) 14:06 投稿者名:唯野教授 Eメール:professerfree@yahoo.co.jp URL :http://plaza25.mbn.or.jp/~blackrod/ タイトル:Re: 「起」のプロット とうとうツリー三本目ですか。壮観ですね。 >その時点までの全ログですが、はじめに過去ログってことで転載していいですか? 全然構いませんよ。 >現在のツリーに参加しそこねてしまった人も拾えるかと思います。 そうですね、こういう面白いことには他の人たちにも参加してもらいたいです。 >なにをどう照らし合わせているのかが、いまひとつ不明のままなんで そうでした。だいたい推測の通りですよ。 >いま以外のエピソードは、ただの一個も考えつかなかったってことではないのかな? 一応、そういうことはないです。ほとんどの場面で二つ以上のエピソードを比較検討してますよ。「それであの程度かい」と言われると黙るしかないのですが。 ところで西鶴さん、格闘技に詳しい友人に確かめたところ、合気道では初心者にいきなり組み手をやらせることはまずないそうです。 なぜかと言うと、合気道では頭から落したりと受身の取りにくい投げ方をするため、あらかじめどういう技をかけるか決めてから組み手を行う「約束稽古」が主流だからだそうです。 ところで利根川綾って名前、まさか……(汗)。 - Web Forum - -------------------------------------------------------------------------------- プロット読みました >西鶴さん No.0005 投稿日 2000年11月19日(日)18時45分 投稿者 新木 伸  えーと、まず。  正直言って、私、侮ってました。ごめんなさい。(^^;  もっとわからんちんなものが上がってくるだろうと高をくくってたんですが、内容、プロットとしての体裁、そして単位時間における作業量。  全部が、かなりのレベルでした。  プロット提出を迫られた場合、これで出しても、相手に話の内容は充分伝わるでしょう。つまりプロとしてやってくときの実用レベル。  ただし。  ストーリーを吟味するための「道具」で活用しようとするなら、これではまだ役に立たんです。  もっと肉を削いでいって、骨にしないとダメです。  いまやろうとしている、自分の中での作業用――プロットでストーリーの骨組みの検証するっていう目的のためには、これよりもさらに骨を抜き出したバージョンを作る必要があります。  たとえば動物の骨格を見るとき――。  動物学者やら、デッサンに熟達した絵描きさんとか、経験を積んだ人ならば、動いている動物を見ただけで内部の骨格がどんな具合になっているのかわかるでしょう。  でも経験が足りない場合は、肉をすべて溶かして落として、骨格標本にしてみないとわからんものです。  骨を見てなにがわかるかというと、その生き物が立って歩くことが可能な作りになっているか?  ――と、そういうことがわかります。  どこか足りない骨はないか?  骨が足りなかったり、余っていたり、背骨が曲がっていたり、背骨が二本あったり(笑)――そんなかんじに、ストーリーが奇形だったり不具になっていないかどうかが、わかります。  骨格が奇形になっているかどうかって、肉が少しでもついていると、意外とわからないものですよ。  ところで、最初に書いた、人に見せるのはこれで充分ってことですけど……。  まあ前提条件がありまして、相手がそれなりのレベルにある場合です。  骨にしたプロット、それだけを見せられても、こんどは完成予想図のほうはわからないわけです。骨格標本から、生きて動いてる獣の毛皮の艶まではわかりません。  だから人に見せるならば、骨と肉が、適度についているこのぐらいのプロットがふさわしいってことですね。  相手がそれのできる人ならば、これでも充分。  肉と骨がごっちゃになってる現在のこのプロットを見せられれば、そこから完成予想図も、ストーリーの筋も、どちらも抜き出して向こうで判断してもらえますから。  まあ編集さんにも色々なレベルがありまして。  このあたりのものを見せても――。 「よくわからないんで書いてきてください」  んで、書いていくと、 「やっぱり面白くなかったのでボツでいいですか」  てなこともあるわけです。  これは聞いた話で、実体験じゃないですが。  ちなみに私の場合、何度か仕事をして慣れている編集さんとやるときはいいですが、そうでないときは、以下のような感じでやっています。  まず完結にまとめた「あらすじ」。最初に私が書いたようなものです。  それから次に、そのあらすじに肉付けがしてあって、思いつくままディテールやらセリフやらも足していった「膨れあがった、あらすじっぽいもの」。  そして最後に、完全に骨だけにして漂白までして骨格標本になったプロット。  その三つを揃えて出します。  あとキャラの生い立ちやらを書いた補足資料と、設定の類ですね。これだって、上の「膨れあがったあらすじもどき」に入れ込んでしまえば、まあいらないわけですが。  そうやって、話の骨と、完成予想図の両方が相手に伝わるようにしとくわけですね。  ちなみに、いつもの編集さんとやる場合は、骨にしたプロットだけということもあります。骨にどう肉付けしてゆくかは、過去のやりとりからもう信頼されていて、わざわざ見せなくてもいいって場合ですね。 -------------------------------------------------------------------------------- 骨にするということは No.0006 投稿日 2000年11月19日(日)18時50分 投稿者 新木 伸  さて。  骨、骨、って書いてきましたが。  骨にするっていうのは、いったいどういうことか。  もうすこし後にするかと思っていましたが、たぶん西鶴さんは吸収できる段階にあるんで、後々、清書した手本をみせようと思います。  ところで、いま西鶴さんのプロット、ちょうど清書してる最中なんですが、一部分、骨が読みとれないエピソードがあったので、それを題材にまず説明してみましょう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・二年C組(綾視点)。「投げ飛ばした奴(注:亮のこと)、今日あたり、リョウのところに来るんじゃないの」と、綾の友人。友人が、「投げ飛ばした奴」がとりそうな言動をシミュレートする。綾、軽く笑う。昼休み、給食後。(5) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  このエピソードですが。  これはつまり、どういうことなのか――って考えてゆくわけです。  友人が少女にたいして言っている台詞。これはつまり、仕返しが来るのではないかと考えて、少女のことを心配しているわけですね。  さもなければ(ここが骨が読みとれなかったところだけど)、単に面白がっているだけ――とも取れます。  また、ここで少女は薄く笑って返すわけですが、それはつまり、どういうことなのか。  「気にしていない」ってなサインなわけです。  そうなると、ここは骨にするとこうなります。 ・友人、少女の身を心配している。   ※昨日少女が投げ飛ばした相手が、仕返しにくるのではないかという懸念。 ・気にもしていない少女。   ※自分の力への自信から、仕返しを恐れていない。そして主人公への認識はつまらないことで喧嘩をしていた男としかないため、人間としての関心も持っていない。 -------------------------------------------------------------------------------- んでもってプロット No.0007 投稿日 2000年11月19日(日)18時53分 投稿者 新木 伸  手本です。  「骨」にしたプロットは、こう書きます。  あんまり時間かけてないので、いくつか読み違えているところもあるかもしれませんが、まあご愛敬ってことで。  ちなみにプロット部分、横全角40文字あたりで見たときにわかりやすいように整形してますんで(企画書やプロットは普通A4に打って渡す)、改行が来てしまったりで見にくい場合は、ブラウザを最大化するなり、「お気に入り」バーを消すナリ、文字の大きさを(中)とかにして読むなりするといいかも〜。 1.夏休み中の出来事  (第三者視点)   路上、夏休み中の昼過ぎ     ・カツアゲにあっている少年を助け、不良どもを叩き伏せる主人公。  (主人公視点)     ・自分が転校することを、友人に告げる主人公。     ・番を張って学校を守っている主人公がいなくなることを惜しがる友人。   主人公の家、同日深夜     ・帰宅する主人公。厳格な父親に頭ごなしに叱られる。     ・父親から、出来のいい兄と比較される主人公。 2.転校初日  (少女視点)   2年生の教室、新学期初日の朝     ・新学期が始まる日。転校生に興味津々の友人。     ・会話には付き合っている少女だが、自分自身は転校生にまるで興味を持っ      ていない。  (主人公視点)   職員室に向かう廊下     ・職員室に行くよりも先に、ふざけて他人に暴力を振るっている生徒を殴り      つける主人公。     ・騒ぎでできる人だかり。そこから飛び出してきた少女に、気づく暇もなく      投げ飛ばされてしまう主人公。     ・喧嘩を一瞬で仲裁した少女、風のように立ち去ってしまう。主人公は少女      の顔も見ることができない。  (初日の授業中or昼休み?)   教室     ・札付きの悪をのしたことで、転校初日から、すでに一目置かれている主人      公。     ・自分を投げ飛ばした少女に大きな関心を持っている主人公。だが体面が邪      魔をして、人に聞くことができないでいる。  (同日、夜)   主人公の家、自室     ・家に帰っても、自分を投げ飛ばした相手のことを考えつづけている主人公。      投げ飛ばされたときの状況を思い返し、相手の技が合気道であり、思い出      した上履きの色から下級生であることを断定する。 3.転校2日目  (少女視点)   2年の教室、昼休み     ・友人、少女の身を心配している。         ※昨日少女が投げ飛ばした相手が、仕返しにくるのではないかとい          う懸念。     ・気にもしていない少女。         ※自分の力への自信から、仕返しを恐れていない。そして主人公へ          の認識は、つまらないことで喧嘩をしていたつまらない男としか          ない。小馬鹿にしていて、人間としての関心も持っていない。  (主人公視点)   2年の教室のある階     ・自分を投げ飛ばした相手の顔さえ知らないまま、名前だけを頼りに少女を      捜す主人公。2年生の教室を順に回り、いくつ目かで、その名前の少女が      いる教室を見つける。   少女の教室     ・少女に話しかける(or抗議する?)主人公。         ※(不明点)抗議するパターンならば、力があるものは、学校を治           めなければならないという主張を切り出す流れ。     ・主人公に対して、小馬鹿にする態度を隠そうとしない少女。     ・釈然としないまま、教室を立ち去る主人公。 4.道場にて   帰り道、放課後     ・転校初日に、結果的に主人公が助ける形になった少年が、恩を感じて、話      しかけてくる。     ・少女のことを色々と聞き出す主人公。         ※実質的に少女が学校の悪に対しての抑止力となっていることを聞          かされる。つまり主人公が少女の前で主張したことを、言われる          までもなく体現していた少女。   少女の家の前     ・少女の家まで、案内される主人公。ちょうど帰宅した少女と、鉢合わせす      る。     ・主人公を道場に招いて、見学をさせる少女。   道場内     ・見学だけでは物足りなくなった主人公、稽古に混ぜてくれるように自分か      ら頼むこむ。     ・少女の口利きによって、稽古に参加させてもらうことになる。  (少女視点)     ・主人公の組み手を見ている少女。「いきがってるだけの素人」ぐらいに侮      っていたが、その素質(運動神経など)を見てすこし見直す。  (主人公視点)     ・善戦したが、体系だった技術のもとで修練を重ねた相手に、なすすべもな      くあしらわれ、組み伏せられてしまう主人公。勝てぬと悟り、自分からギ      ブアップを宣言する。     ・道場主である父親から、門下生にならないかと誘われる主人公。     ・ただの門下生では飽きたらず、住み込みを願い出る主人公。 -------------------------------------------------------------------------------- つぎいくで〜 No.0008 投稿日 2000年11月19日(日)19時18分 投稿者 新木 伸  プロットが骨になってすっきりしました。  ここでようやく、前に書いた骨格の吟味にはいるわけです。  奇形になっていないかとか、足りなかったり余っていたりする骨はないか、とか。  でもここではそれをいったん凍結しておいて、他のことをしましょう。  前に言った「アイデア出し」の実習です。  唯野さんと西鶴さん。  それから、他にも参加される人は、遠慮せずどうぞ。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題〜 No.0009 投稿日 2000年11月19日(日)19時18分 投稿者 新木 伸  具体的には。  例のシンデレラのストーリーラインを使います。  骨にしたプロットの一項目を題材にとってみて、それに対応するエピソードを10個ほど考え出すというものです。  もう忘れかけていると思うんで、前のやつをカットアンドペーストしてみます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  あるところにシンデレラという、働き者で心根の優しい少女がいました。  しかしシンデレラの両親はすでに亡く、継母とその娘たちにいじめられ、こき使われる毎日を過ごしていて……(以下略)  これの冒頭のプロットは、こうなっています。 (場所)屋敷の台所、(時刻)夕食後  ・お腹を減らしながらも、夕食の後かたづけをしているシンデレラ。     ※贅沢な夕食は、すべて継母たちの食事である。  ・片づけが終わり、台所で取る自分の食事。カビの生えた固いパンと、薄いスープ。  ・壁から現れるネズミさん。唯一の友達であるネズミに、自分のパンを分け与える   シンデレラ。  ・台所にやってくる継母たち。何か理由を見つけては、シンデレラに言いがかりを   つけて叱りつけてゆく。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  この続きとして、舞踏会のシーンがありましたね。  骨にするならば、 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・王子と出会うシンデレラ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ……ってところです。  このシンデレラが王子と出会うというエピソード。  具体的に起こしてください。  本当は100個とか言いたいとこだけど、まあ、10個。  10個以上出るようなら、20個でも30個でも、いくつでも。  ただしこのシンデレラの話のコンセプトは、「無欲なシンデレラが報われて幸せになる話」とします。  あと感覚つかめないかもしれないんで、最初の2〜3個とかが出たら、とりあえずアップしてみてください。苦労するようなら、数個でなくても、1個でもいいので、まずアップよろしく。  ちなみに骨になってなくていいです。こんな感じでOK。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  魔女の助けでドレスと場所を得て、舞踏会に来たシンデレラ。  それはいいのだが、華やかな舞踏会の雰囲気に呑まれてしまって、ただ立ちつくすばかり。人の輪の中心にいる美しい男性(シンデレラは彼が王子だとは知らない)。  その男性のことが気になりはするものの、自分から声をかけることなんて、とてもできない。内気な彼女の性格として――という精神的な理由がひとつ。あともうひとつ物理的な理由もあるのだった。その男性のまわりには血走った目の女性たちがバリケードを作っているのだ。  だがそうしていると、なんと男性のほうから声をかけてきてくれた。「ぼくと踊っていただけますか?」という申し出に、はにかみながら応じるシンデレラ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 横槍 No.0010 投稿日 2000年11月19日(日)19時48分 投稿者 さつき 入れさせて頂いても宜しいでしょうか? 小説製作におけるノウハウからはややズレることなので、無視して頂いても結構です。書き込み自体を削除して頂いても構いません。 今から書く事は、「こうしたらもっと物語が映えるのでは」と言う風な事ですので、おもにプロットを書いていらっしゃる西鶴さん宛てです。 一番最初のあらすじの後半部分に、主人公が立ち直り、技を習う場面がありますよね。 その技についての提案なんです。 私もかなり格闘技が好きでして、中国拳法を主軸にして我流でかじっているんですが、その、「習う技」なのですが、習ってから戦うまでに余り時間はないんですよね。 武道と言う物は、その体型を体に叩き込み実用化するのは、短期間では無理なわけですから、やはりここで習うのは、決め手となるべき技の筈ですよね。 合気道、それから柔道も、その根っこは柔術にあります。ですから、柔術の、所謂秘伝的な物を使ってみては如何でしょうか。 例えば、ヒロインの少女の家は合気道を教えてはいるが、元は古くから続く柔術の宗家である、みたいにして。 しかし、「骨」の話をされている時に、自分の書き込みはただ無粋なだけかもしれませんね。 ストーリー作成、と言う事で、少しでも話を面白くできればと思い、書き込みをさせて頂いたのですが、気分を害されたら、申し訳有りません。 もし、自分のアイデアを有効活用させていただけるのなら、今度はその具体的な技について書き込みをしようと思います。 また、やはり場違いであったのならば、一端現在話し合われている話題が済んでから、また改めて小説製作のノウハウの事について書き込みをさせて頂こうと思っています。 それでは、ここで失礼します。 雑文失礼致しました。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出第一弾 No.0011 投稿日 2000年11月19日(日)23時03分 投稿者 唯野教授 「王子と出会うシンデレラ」ってことは、時間的には舞踏会場に到着した後、王子と踊る前ってことですよね。 10個出るかな……取り敢えず、思いつくままに。 パターン1  魔女の助けでドレスと場所を得て、舞踏会に来たシンデレラ。  しかしながら彼女がダンスのステップや舞踏会での作法を知っているはずもない。 つい先刻まで灰をかぶっていたことを考えれば、この場にいるだけで充分幸せだ、などと思いながら、ただ壁の花となってきらびやかな参加者たちの舞いを眺めることしかできなかった。  ところが、同じく舞踏会に来ていたシンデレラの継母と姉たちが彼女を見つけてしまう。何故シンデレラが立派なドレスを着てこんな場所にいるのか、憤慨して問い詰めようとする姉たちだが、継母はそれを止め、あろうことか王子の元へ行きシンデレラと踊ってみてはどうかと勧める。  踊れないシンデレラはしかし王子の誘いを断るなどという無礼を働くことはできないだろう。衆目の中で無様な姿を晒させ、辱めてやろうという魂胆だ。  王子はそんな継母の思惑に気づくはずもなく、言われるままにシンデレラに手を差し伸べる。 「一緒に踊りませんか?」   パターン2  魔女の助けでドレスと場所を得て、舞踏会に来たシンデレラ。  かぼちゃの馬車は見かけによらず足が速かったらしく、王子はまだ姿を見せていなかった。  さて、貴族たちが舞踏会の始まりまで雑談を交わす中、思案顔で会場を歩く中年の男がいた。実は彼は今回の舞踏会の責任者であり、王子の第一の側近である。  こういった社交の場は同時に政治の場でもある。誰が一番最初に王子と踊るのか……それは極めて重大な政治的決定なのだ。王子と真っ先に踊るということは、他の誰よりも王家と親密である証である。しかし、近年の貴族・商人の台頭に悩み、王権の復興は画す彼としては、誰が踊るとなっても不都合がある。  いったいどうしたものかと思っていたところ、会場内をうろうろする一人の少女が目に入った。大変美しく、ドレスも立派だか、今回招待状を贈った中にあんな娘はいなかったはずだ。  しかし彼はこれを天佑と確信した。素性は知れないが、敢えてそういう娘を一番手に持ってくることで王家の決定は絶対であることを皆に知らしめることができるだろう。  彼は足早に王子の元へ戻ると、シンデレラのドレスの特徴を言い、真っ先に彼女を指名することを上申した。  すいません、少ないですけど、どうやって書いたらいいのかよくわからないんで、様子見で二つ。とりあえずこんなところで。さらにいくつか明日にでもアップすると思います。それにしても、舞踏会の知識って「マイフェアレディ」から得た奴しかないなあ。 >格闘技に関して  我流の格闘技となると、まず間違い無く打撃系になるはずです。そういう人が柔術にせよ合気にせよ、投げ・関節主体の技を覚えて活用するというのは少し無理があるような気がするんですよ。それに一対多数なら打撃の方が有利ですし。  ですから、主人公が力を失っていたのはあくまで精神的なものとして、心構えを新たにすることで再戦に勝つ、という風にした方がいいと思います。もしくは、ヒロインの流派自体を打撃系に変える、という手もありますね。なんだかんだいって私も格闘好き。 http://plaza25.mbn.or.jp/~blackrod/ -------------------------------------------------------------------------------- さてさて No.0012 投稿日 2000年11月20日(月)05時34分 投稿者 新木 伸 >唯野さん  さっそく二つですね。  様子見ってことですが、こんな感じでOKです。  時間的にも、そんな感じ。パーティ会場にすでにいるところで、王子と出会う前からスタート。王子と出会うところまででエンド。  その前に、ちと前にあげた私のやつを骨にしてみましょうか。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  魔女の助けでドレスと場所を得て、舞踏会に来たシンデレラ。  それはいいのだが、華やかな舞踏会の雰囲気に呑まれてしまって、ただ立ちつくすばかり。人の輪の中心にいる美しい男性(シンデレラは彼が王子だとは知らない)。  その男性のことが気になりはするものの、自分から声をかけることなんて、とてもできない。内気な彼女の性格として――という精神的な理由がひとつ。あともうひとつ物理的な理由もあるのだった。その男性のまわりには血走った目の女性たちがバリケードを作っているのだ。  だがそうしていると、なんと男性のほうから声をかけてきてくれた。「ぼくと踊っていただけますか?」という申し出に、はにかみながら応じるシンデレラ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  これの骨は、 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・舞踏会の雰囲気に呑まれてしまっているシンデレラ。 ・女性たちに取り囲まれている男性。 ・その男性が王子とは気づいていないが、やはり自分も気になるシンデレラ。 ・自分から男性に声をかけられないでいるシンデレラ。 ・王子のほうから、声をかけてくれる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  こんなもんでしょうか。  これが「無欲なシンデレラ」というコンセプトに沿っていると言えるのは、三つ目の項目のところ。  他の女たちはすべて王子目当てで来ているにかかわらず、シンデレラは王子だと知らないでいるという点です。  さて、唯野さんの出したものですが。  パターン1は、「壁の花になっているが、それでも満足しているシンデレラ」ってあたりが無欲なんでOK。  パターン2は、完璧に側近の視点になっていて、シンデレラが無欲なことが飛んじゃっています。  側近が目を留めた理由が、「シンデレラが貴族の娘でも商人の娘でもなかったから」ってことになってます。これはシンデレラが無欲であることとは無関係。  よってボツ。  これは数に含めず、あと9個どうぞ。  ただしボツになったパターン2、側近がシンデレラに目を留めた理由が、その無欲さにあるように修正を施すなら、なんとかなるかもしれません。直したやつをパターン3にしても、しなくても、どちらでもいいですよ。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、そうそう No.0013 投稿日 2000年11月20日(月)05時36分 投稿者 新木 伸  いまみたいに、2〜3個ごとに出すって形でかまわないですよ。  ボツもでるだろうし、いきなり10個揃えるの、なかなかたいへんだと思いますんで。 -------------------------------------------------------------------------------- 参加します。 No.0014 投稿日 2000年11月20日(月)09時34分 投稿者 はせがわみやび  こんにちは、みやびです。はじめまして&よろしく。  参加してみますね。  仕事中につき、ぱっと思いついた5つだけ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。  ・バイキング形式の料理を取ろうとするが、あとからきたひとに譲るばかりで、一片の料理もとれないシンデレラ。  ・食べることを諦めて壁際で休んでいると、ついにお腹がぐうと盛大になってしまう。周囲の女たちからマナー知らずと冷たい目で見られる。  ・ずずっとワインをすする大きな音。周囲の注目が音を立てた無作法ものに集まるが、音の主は王子だった。  ・文句を言えなくなる女たち。  ・料理を取れなかったシンデレラのために山盛りの料理をもって近づいてくる王子。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。  ・会場を歩いているホステスから飲み物はいかがといわれる。  ・お金がないと断ろうとするシンデレラに、「これは無料です」としらけた顔で言われ、赤くなるシンデレラ。  ・飲み物を受け取り、恥ずかしさをごまかそうと飲み干すが、それはきついアルコールだった。  ・一気に酔っ払って倒れそうになるシンデレラ。たくましい腕に支えられる。  ・「だいじょうぶですか?」と涼やかな声。腕の主は王子だった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。  ・料理の山を見て、おまけにそれがすべて只だと知り、驚くシンデレラ。  ・少し手をつけただけで料理を残してしまう女たち。  ・自分が食べる前に、ネズミさんや小鳥さんに持ってかえってあげると喜ぶかもとシンデレラ。  ・お持ちかえりの許可を得ようと、料理を持ったまま会場をうろうろするシンデレラ。誰に聞けばよいのかわからない。  ・「なにか、お困りですか?」と親切なかけ声をかけられる。料理を持ちかえりたいのだと言いつつ、振り返ってびっくり。声の主は王子だった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。  ・王子と踊りたい女性は並んでくださいとアナウンス。  ・配られる整理券に殺到する女たち。殺到した女たちに突き飛ばされ、配り役の少年少女たちのひとりが転び、整理券が宙を舞う。  ・ひらひらと舞い落ちてくる整理券を奪い合う女たち。それにまったく構わずに転んだ少女(または少年)を起こしてやり、怪我がないか確かめるシンデレラ。  ・物陰から見ていた王子、シンデレラのもとへとやってきて、転んだ少女の様子をたしかめてから、シンデレラをダンスに誘ってくる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。  ・シンデレラの頭の上でくす玉が割れる。  ・百人目の入場者ということで、ひな壇に連れていかれるシンデレラ。周囲から嫉妬の視線。  ・好物ひとつを一年分あげると言われるが、欲しいものなどなく思いつかない。  ・司会に詰め寄られ、とっさにネズミさんのことを思い出したシンデレラ。いつもカビの生えたチーズしかあげられないネズミさんのためにチーズを一年分欲しいと言ってしまう。  ・景品(チーズ一年分の契約書)をもってきて手渡してくれたのは、一部始終を見ていた王子だった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  あ、しまったというのもあるなあ。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題ではなく、レス。 No.0015 投稿日 2000年11月20日(月)10時08分 投稿者 西鶴翠 >新木先生。 掲示板まで用意してくださってしまって、本当にありがとうございます。 これから技術等を吸い取らせていただきます(にやり)。 >骨について。 1.新木先生の骨と私の提出物をプリントアウトして見比べていたのですが、「骨」というのは簡単に言ってしまえば、「説明」ということでしょうか。描写を一切排除したような。 2.編集者さんに提出するときに、「あらすじ」「肉付きのもの」「骨」の三つを出すということですが、「肉付きのもの」というのは、私が提出したプロットのようなものでしょうか。 3.昨晩、シンデレラの課題を最初から「骨」段階で作ってみようかと思ったら、思考が止まりました(そのまま就寝)。新木先生はプロットを詰めるときに、最初から「骨」の段階で書いていくのでしょうか。 4.骨の読み違い(というか私の拙さですが)については、さほど話に影響してこないので、訂正はしないということで宜しいでしょうか。要は「骨の見本」ということでしょうし。 5.骨格吟味は、アイディア出しのあとですね。了解しました。 >シンデレラの課題について。 >王子と出会うシンデレラ。 これについて質問なのですが、前後関係はどうなっているのでしょうか。何かしらの制約――例えば「舞踏会においてでなければならない」「ガラスの靴を忘れられるような状況でなければならない」など――があると思うのですが(単に王子様に出会えれば、どのような状況でもよいのでしょうか)。 ……という疑問は、恐らく現段階(月曜の朝)には解決されていることだろう。 >唯野教授さんへ。 >合気道では(略) やはり。 自分でも、まずいだろうなあ、なんて思ってました(だったら、書くな)。 >少女の名前。 言わなければ誰も気づきません(笑)。 さて、ネットに繋ぐか。 (どれくらい、課題が提出されているだろう。) で、学校へ行こう。 それでは(課題については、学校から帰ってきてから)。 追伸(ネットに繋いで)。 ・さつきさんへの返事はまた今度。 ・あ、舞踏会についてからなのね。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 『シンデレラ』ストーリー参加します No.0016 投稿日 2000年11月20日(月)11時28分 投稿者 弟切 千隼 「よみかく」でお世話になっている弟切千隼です。 最近、創作をさぼっていて、これではいけないと思い、 こちらの『シンデレラ』ストーリー作りに参加して みようと思い立ちました。 錆びつきかけた私の脳味噌でどれだけ付いてゆけるか、 ひやひやしながら参加します(^^; えーと、新木さんから出された「シンデレラが王子さまに 出会うシーン」の案ですね。 とりあえず三つひねり出したものを披露します。 その一。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・(シンデレラ視点)舞踏会の会場に到着したシンデレラ。 あまりに華やかな会場の雰囲気に飲まれて、誰かと 踊ることもできず、壁際に一人立ち尽くしている。 ・シンデレラが会場を見回すと、一人の美青年の回りに 大勢の若い女性たちが群がっているのが目に入る。 シンデレラはそれが王子とはつゆ知らず、あんな 素敵な男性と踊ってみたい、と思うが、周囲の 女性たちの殺気立った雰囲気に恐れをなして、 近づくことさえできない。 ・突然、王子を囲む女性たちの輪が乱れ、女性たちが 悲鳴を上げて逃げ惑い始める。シンデレラが驚いて 見ると、彼女たちの足もとを一匹のネズミが 走り回っている。 ・お上品な貴族のお嬢さま方にとって、 ネズミは忌み嫌うべき生き物である。しかし、 毎日遅くまで台所で下働きをさせられ、 夜は納屋で眠らされるシンデレラにとっては、 ネズミは寂しさを紛らわせる親しい友達である。 シンデレラには、舞踏会の会場に紛れ込んでしまった ネズミの方こそが、人間を恐れて逃げ惑っているのが わかる。 ・彼女は恐れもせずネズミの方に向かってゆき、 そっと掌でネズミを包んですくいあげる。そして すたすたと窓際まで歩み寄り、外の暗がりへと ネズミを逃がしてやる。 ・うわべだけ着飾った貴族の娘たちにうんざり していた王子は、シンデレラのその行動に 心を動かされ、「踊って下さいませんか」と 声をかける。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その二。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・(シンデレラ視点)舞踏会の会場に到着したシンデレラ。 あまりに華やかな会場の雰囲気に飲まれて、誰かと 踊ることもできず、壁際に一人立ち尽くしている。 ・シンデレラが会場を見回すと、一人の美青年の回りに 大勢の若い女性たちが群がっているのが目に入る。 シンデレラはそれが王子とはつゆ知らず、あんな 素敵な男性と踊ってみたい、と思うが、周囲の 女性たちの殺気立った雰囲気に恐れをなして、 近づくことさえできない。 ・(ここで王子視点に切り替わる)何とかして 妃になろう、という欲望も露わに言い寄ってくる 娘たちに、うんざりしている王子。娘たちとの 会話を適当に受け流しながらぼんやりと舞踏会の 会場を見渡していて、一人の娘に目を止める。 ・壁の花となっているその娘は、他の娘と 同じように着飾っていたが、豪華なドレスに 似合わぬみすぼらしい髪飾りをしている。 王子はその髪飾りに見覚えがある。 ・(ここから王子の回想) 王子は以前、父王の命により、国民の生活の 実態を知るために、物乞いに身をやつして 家々を回ったことがあった。ある家に寄った時、 応対に出た二人の若い娘は、けんもほろろに 彼を追い返したが、もう一人の若い娘が 裏口から彼を呼びとめ、「このくらいしか あげられる物がなくてごめんなさい」と 言いながらパンのかけらをくれた。 (王子の回想終わり) ・姿のみすぼらしさに反するその娘の心ばえの 優しさを、王子は忘れていなかった。 その親切な娘がしていたのと同じ髪飾りを、 壁際の娘がしている、と王子は認める。 ・実はその娘こそがシンデレラで、彼女の 髪飾りは亡き実母の形見である。 髪飾りだけは、どんなにみすぼらしくても 実母の形見のものをして行きたい、と 魔法使いのおばあさんに頼み込んで、 シンデレラはドレスに不似合いな髪飾りを したまま、舞踏会にやって来る。 ・壁際の娘があの時の娘だ、と確信した王子は 彼女に歩み寄り、声をかける。 「踊って下さいませんか」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その三。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・(シンデレラ視点)舞踏会の会場に到着したシンデレラ。 あまりに華やかな会場の雰囲気に飲まれて、誰かと 踊ることもできず、壁際に一人立ち尽くしている。 ・シンデレラが会場を見回すと、一人の美青年の回りに 大勢の若い女性たちが群がっているのが目に入る。 シンデレラはそれが王子とはつゆ知らず、あんな 素敵な男性と踊ってみたい、と思うが、周囲の 女性たちの殺気立った雰囲気に恐れをなして、 近づくことさえできない。 ・(ここで、シンデレラのいじわるな異母姉のうち 下の姉の視点に切り替わる)目を血走らせたあまたの 娘たちを押しのけて、王子と話すことに成功した 上の姉をうらやましげに見つめる下の姉。 上の姉が王子と話せたのは、歳を取っても妖艶な 母親が、色仕掛けと賄賂で王子の側近の一人を 籠絡したおかげであった。その母親は籠絡した 側近とともに城の裏手の暗がりに消えている。 姉に対する嫉妬と母親の不公平さに対する怒り とで、彼女の心中は煮えくり返っている。 ・嫉妬のあまり、王子と踊ろうとした上の姉の 足先をひっかけて、下の姉は彼女を転ばせる。 派手に転んでスカートの中身が丸見えになって しまった上の姉は、恥ずかしさのあまり 大声で泣きわめく。 ・下の姉を始め、その場にいた女性たちは、 「これで一人恋敵が減った」と内心ほくそ笑んで、 誰も上の姉を助けようとしない。その時、 人込みの中から一人の若い女性が現われて、 泣きわめく彼女を助け起こす。 その女性の顔を見て、下の姉は驚く。 ・彼女こそは、家に残って下働きをしている はずのシンデレラである。いつも異母姉たちに いじめられているのに、根が優しいシンデレラは 上の姉の窮状を見過ごしにできず、救いの手を 差し伸べる。 ・(ここで王子視点に切り替わる)陰謀渦巻く 宮廷に生まれ育って、表面上仲良くしながら 常にライバルを蹴落とそうと考えている女性に 囲まれて育った王子は、世の中にはこんな 優しい女性もいるのか、と驚く。 シンデレラの無私の行為に心打たれて、 王子は彼女に声を掛ける。 「踊って下さいませんか」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− はー、ぜえぜえ……たったこれだけで息切れ しそうです(;_;) こんなところで、いかがでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 質問の答え No.0017 投稿日 2000年11月20日(月)12時38分 投稿者 新木 伸 >西鶴さん  新木先生は、やめといてください。普通にさん付けでいいです。  なんかこそばゆいもんで。 >1.新木先生の骨と私の提出物をプリントアウトして見比べていたのですが、「骨」というのは簡単に言ってしまえば、「説明」ということでしょうか。描写を一切排除したような。  説明ってのとも、違う気がするなぁ。  「描写=ディテール」を排除したものってことです。  「どう書くのか」ってことではなくて、「何を書くのか」ってことのほうです。  5W1Hって言葉は知ってますか?  いつ、どこで、誰が、何を、なぜゆえに(どんな目的で)、どうした。  When Where Who What Why How  これらの要素が1個ずつすべて備わっている。2個あったりしないようにする。そうチェックしてゆくと間違いなく書けるはずです。  ぼくの清書したやつでも、そうなっているはずです。書くまでもなく明らかな動機(目的)とかは省いてますが。  あとプロットの形にするときは、「いつ」と「どこで」ってのは箇条書きの項目の外で示されますから、中身になるのは「誰が何を(どんな理由で)どうする」ってことですね。 >2.編集者さんに提出するときに、「あらすじ」「肉付きのもの」「骨」の三つを出すということですが、「肉付きのもの」というのは、私が提出したプロットのようなものでしょうか。  西鶴さんの出してきたあの状態。だいたいあんな感じです。  いわゆる「肉付きのもの」っていうのは、上に書いた、「何を書くか(そのエピソードの狙い)」と「どう書くか(描写の方法)」が一緒になって、「何をどう書くか」って状 態で混然としているもののことです。  今回の場合、舞台は現代なので特別な設定は必要なく、武道も合気道にしてあるんでこれまた特別な説明は不用。  話の前提条件として設定を語ることが必要な場合(特殊な社会だから成立する話とか)は、それなんかも要所要所(必要になったその部位)に織り込んでおきます。  箇条書きでも書けますけど、行頭にポチは打たないで、ごく普通に書きますね。  あと他に「あらすじ」も必要になってくるのは、「肉付きのもの」と「プロット」を読んでもらう前に、前提条件(話のコンセプト)と大まかなストーリーの流れを頭に入れてもらうためです。  読んでもらう順番は、「あらすじ」→「肉付きのもの」→「プロット」です。 >3.昨晩、シンデレラの課題を最初から「骨」段階で作ってみようかと思ったら、思考が止まりました(そのまま就寝)。新木先生はプロットを詰めるときに、最初から「骨」の段階で書いていくのでしょうか。  思考が止まるということですが、そんなもんでしょう。  私の場合、現在でははじめから「骨」の状態でエピソードを思いついています。  昔は肉のついたものが最初にでてきて、それを骨にする作業をやってました。  さらにその前にさかのぼると、後から骨にすることさえできませんでした。っていうか、そんな発想さえない状態でしたっけ。  やっているうちに、しだいに「骨」の状態でエピソードが出てくるようになります。  私の場合だと、「骨」だけで考えすぎるあまり、いざ書く段になって肉付けで苦心したりします。骨の状態で提出してOKがでてしまって、編集さんから「じゃあ書き始めてください」とか言い渡されて、「肉付けの時間が欲しいんですけど〜」と泣きつく状態だったりして(笑)。  はじめから骨でだそうとすると思考が停止しちゃうようなら、いつものように出してから、あとから骨にすればよいかと。  ただ今回のアイデア出しの作業は、べつに骨で出さなくていいですよ。そっちの練習は、またあとでやってもよいことで、いまはアイデア出すほうが主目的ですから。 >4.骨の読み違い(というか私の拙さですが)については、さほど話に影響してこないので、訂正はしないということで宜しいでしょうか。要は「骨の見本」ということでしょうし。 >5.骨格吟味は、アイディア出しのあとですね。了解しました。  これらはぜんぶまとめて、あとでってことで。  あと西鶴さんの最初の疑問の、プロットの微調整についても、これもあとでってことで。  うまくすると、私が教えないでも、自分でわかるようになっているかもしれません。  あと出会いのエピソードのアイデア出しですが、基本的にシンデレラのストーリーを踏襲するものとします。  つまり冒頭では継母たちにいじめられ、魔女のおかげで舞踏会に行き、王子と出会い、12時の鐘で逃げるように城をあとにしてその時にガラスの靴を忘れ、後にそのガラスの靴が手がかりとなって、あの夜のシンデレラであることがわかって王子に迎えられる――ってストーリーですね。  その他の制約は、今回のシンデレラストーリーのコンセプトは、「無欲なシンデレラが報われる話」であることですね。 -------------------------------------------------------------------------------- いらっしゃい〜 No.0018 投稿日 2000年11月20日(月)12時39分 投稿者 新木 伸 >はせがわみやびさん  いらっしゃいませ。  いきなりですが、ボツ出しが1個。  3番目の「アルコールでぶっ倒れる」エピソード。  これはシンデレラのうぶさみたいなものを表現することはできてますが、無欲さは描けてないので、ボツとします。  他はOK。  ってことで、残り6個ですね。  あとエピソード番号とかつけといてもらえると、管理しやすいのでありがたいです。 >弟切さん  いらっしゃい。  いつ来るかな〜と、思ってました(笑)。  その1ですが、「素敵な男性が王子とは知らない」というのはありますが、それはすでに私が出してますので評価はできず。「あの素敵な男性と踊ってみたいと思うが、殺気だったとりまきに恐れをなす」というのは、内気さあたりの表現ですね。  また、メインとなっている「ネズミを助けてあげる」というのは、これはシンデレラの優しさを描くエピソードです。  したがって、「無欲さ」を描く新しい表現がありません。  したがって、ボツとします。  その2  「シンデレラの髪飾りに目を留める王子」のほうは、「物乞いに温かく接してくれたシンデレラ」という過去の思い出がメインですね。  これもやっぱりシンデレラの優しさを表現するエピソードです。  したがって、これもボツ。  その3。  途中省略(笑)。  やっぱりこれも、優しさを表現するエピソード。  よってボツ。  ひょっとして、コンセプト読み落としていたかな?  今回のアイデア出しのお題は、「無欲なシンデレラが報われる」です。  「優しいシンデレラに幸せが訪れる」という、弟切さんのやりたがっているコンセプトのやつも、あとでやるかもしれませんが――。  いまはとりあえず「無欲」ってことで、ひとつ。  ということで、残りは10個です。  がんばってください。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出第二弾 No.0019 投稿日 2000年11月20日(月)14時31分 投稿者 唯野教授  ああ、なるほど、無欲であることを積極的に示せ、ということなんですね。「野心的なシンデレラ」とかそういう性格設定を禁止する、という消極的な意味に捉えてました。ではそれを踏まえてやってみますか。 パターン3  魔女の助けでドレスと場所を得て、舞踏会に来たシンデレラ。  いくつかあったダンスの誘いを丁重に断りながら会場をさ迷っていると、見たこともないような豪華な食事が用意してあるテーブル群に行きついた。  しかしながら、出発する前に貧しいとはいえ食事を取っているのでさして空腹ではない。それでも、せっかくだからとデザートの皿に盛ってあった、木の実を模した小さなチョコを一つだけ取り、口に運ぶ。その、舌ごと溶けるような甘味をじっくり堪能した後、彼女は継母に見つからないうちにそろそろ帰ろうかと、出口へ通じるダンスホールへ向かった。  さて、実はシンデレラがチョコを取ったテーブルの近くには王子がいた。王子と踊る名誉を得んとする無数の女性の相手をしたため、疲れて休んでいたのだ。取り巻きたちがいたために、シンデレラは気づかなかったのである。  ところが、王子の方は周りを囲む人垣の隙間から、シンデレラの様子を見ていた。この会場でも随一の美貌に加え、たかがチョコ菓子一つに至福の表情を浮かべるシンデレラに彼は新鮮さを感じ、興味を覚える。見れば、ダンスホールに戻っていく様子。体力もある程度回復したことだし、ここは彼女を誘って踊ってみようかと席を立って追いかけ、声をかける。 「一緒に踊りませんか?」 パターン4  魔女の助けでドレスと場所を得て、舞踏会に来たシンデレラ。  ところが彼女は踊ろうともせず、誘われないよう隅の方に行き、紳士淑女たちのダンスをぼうっと見ていた。  と、突然肩を掴まれる。振り向いてみると、見知らぬ中年の女性がなにやら怖い顔をして彼女を睨んでいる。 「あんた、こんなはじっこで何をやってるんだい」  その声に、聴き覚えがあった。ドレスと馬車を調達してくれた魔女だ。 「踊りなんざ、あたしの魔法でどうにでもなる。こんなところにいたんじゃ、誘われるわけないじゃないか。さっさと前の方へお行き」 「いいんです。ここでこうしていられるだけで、私は充分幸せなんです」 「馬鹿だよ、この娘は」  魔女は顔をしかめていったんシンデレラから離れたが、諦めたわけではない。ここでシンデレラが王子と踊らなかったら、なんの為にドレスや馬車を用意したかわからないではないか。  魔女は辺りを見まわして王子を見つけると、気づかれないよう魅了の呪文を王子に放った。  魔法にかかった王子は今の相手とのダンスを早々に切り上げると、シンデレラの姿を見つけ、足早に彼女に歩み寄った。 「一緒に踊りませんか?」  そういや、魔女ってなんでシンデレラを手助けしたんでしょうね。  ではついでですので骨にする訓練もしてみますか。おかしいところがあったらご指摘下さい。 パターン1 ・舞踏会に参加したものの、踊れない為に壁の花となっているシンデレラだが、彼女はそれで満足している。 ・ところが、その姿を継母と姉たちが見つけてしまった。 ・シンデレラが踊れないことを知っている継母は、公衆の面前で彼女に恥をかかせてやろうと、王子にシンデレラを踊りに誘うよう進言する。 パターン3 ・会場で豪華な食事を前にするシンデレラ。しかしがっつくわけでもなく、小さなチョコを一つだけ食べて満足する。 ・シンデレラは気づかなかったが、彼女がチョコを食べる様子を王子が見ていた。 ・菓子一つに喜ぶシンデレラに興味を覚えた王子は、彼女をダンスに誘う。 パターン4 ・会場についたものの、隅っこの方でただ立っているだけのシンデレラ。 ・様子を見にきていた魔女がシンデレラに前に出るよう言うが、こうしているだけで充分だとシンデレラは答える。 ・しかたがないので、魔女は王子に魔法をかけ、シンデレラを誘うように仕向けた。 うう、あと七つも思いつくかな……? >はせがわみやびさん 後ろの三つ、面白すぎです。 -------------------------------------------------------------------------------- >唯野さん No.0020 投稿日 2000年11月20日(月)17時21分 投稿者 新木 伸 >パターン3  うーん。ぎりぎりOKっぽいところなんですが、やはりNGかな。  「チョコひとつだけを食べて、幸せそうな表情を浮かべるシンデレラ」ですね。  なぜ幸せそうな顔を浮かべるのかというと、「いままでそんなおいしいものを食べたことがないため」じゃないかと思うんですね。  これは「報われない人生を送ってきたシンデレラが幸せになる」というコンセプトに繋がる系のエピソードじゃないかと。 >パターン4  「踊りたいけど、踊ったことがないから踊れないでいるシンデレラを、魔女が助ける」なのかな?  そう読みとれたけども、いちおう、別の可能性として……。  「はなから踊る気がなく、この場にいるだけで満足しているシンデレラだが、おせっかいな魔女は、王子に魔法をかけてまでシンデレラと踊らせる」かしらん?  どっちにしてもボツ。  たとえシンデレラにはなから踊る気がなく、「この場にいるだけで充分」と無欲に思っていたとしても、ここで王子と踊らんと、いままでの苦労が水の泡――ってことが魔女の行動原理になっているんで、それは無欲さにほだされたためではないわけですね。  ちなみに「この場にいるだけで充分」のほうは、「唯野1」ですでに使ってますから、ネタかぶってます。  ってことで、やっぱりどのみちボツ。 -------------------------------------------------------------------------------- 現在の状況 No.0021 投稿日 2000年11月20日(月)17時23分 投稿者 新木 伸  現在の状況です。  ネタかぶりや、残数チェックにどうぞ。 新木 ・王子を王子と知らず、でも憧れるシンデレラ。踊りたいとは思うものの、壁の花になるばかり。でも王子から声をかけてきてくれる。 唯野 1.舞踏会の場にいるだけで満足しているシンデレラ。姉は意地悪で恥をかかせてやろうというもくろみで、王子に進言。王子に踊りを申し込まれるシンデレラ。 2.(ボツ)大臣、商人でも貴族の娘でもないシンデレラに目を付ける。 3.(ボツ)ひとつぶのチョコを、幸せそうに食べるシンデレラ。その彼女の純朴さに新鮮みを覚える王子。 4.(ボツ)踊りたいけど、踊ったことがないから踊れないでいるシンデレラを、魔女が助ける。 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. みやび 1.料理を人に譲ってばかりで、なにも食べられないシンデレラ。お腹がなって恥をかくが、それが王子の目に留まる。 2.(ボツ)アルコールを飲んで倒れてしまうシンデレラ。王子に抱きとめられる。 3.山のようにある無料の料理を、ネズミさんたちに持って帰りたいと思うシンデレラ。持ち帰る許可を得るために歩き回っているうちに、王子に声をかけられる。 4.王子と踊るための整理券。目の前に落ちてきた整理券をよそに、転んだ人を助けているシンデレラ。それが王子の目に留まる。 5.パーティにて、欲しいもの1年分を貰えることになったシンデレラ。まっさきに、ネズミさんのためのチーズを思いつく。それが目に留まる。 6. 7. 8. 9. 10. 11. 西鶴 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 弟切 1.(ボツ)足下を走り回り、騒ぎを起こしたネズミさんをかばうシンデレラ。その優しさに目を留める王子。 2.(ボツ)シンデレラに見覚えのある王子。昔お忍びで物乞いをやったとき、優しくしてくれ娘だった。 3.(ボツ)姉妹同士の喧嘩によって、すっ転ぶ上の姉。姉を助け起こすシンデレラ。足の引っ張り合いばかりが目立つ中、その優しさに目を留める王子。 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. -------------------------------------------------------------------------------- No.0022 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.0023 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 御免なすってぃ No.0024 投稿日 2000年11月20日(月)18時38分 投稿者 望月京路 にゃ。小生も参加させてもらいますだ。これでも作家さん志望なモノなので。 (ちなみに、一度既に書き込んでいたんですけど『流れは変えちゃダメ』との ことで、ちょっと訂正しました。訂正前のを見ちゃった人は、秘密だよ(笑)。) で、やる事はテーマにそって何が起こるか考えればいいわけですね? そしてそのテーマは ・シンデレラのストーリーを踏まえる。 ・王子様に出会うシーンを書く。 ・最終的には、無欲なシンデレラが幸せになる流れにする。 の三点だけでようござんすね? 例えば・・・・ *候補其の壱 舞踏会にやってきたシンデレラ。しかし会場は何か騒いでいる様子です。 なんと国家転覆を目論む過激派の刺客が、王子の命を奪おうと彼の許に迫っているではありませんか。 近衛兵が応戦しますが、意外と刺客は腕が立つようで、すぐに兵士はやられてしまいます。 そして、今まさに刺客の凶刃が王子に突き刺さろうかとした瞬間、シンデレラは二人の間に割り込み、なんと自らの身を盾にして王子を守ったのです。 ところが、彼女の着用していたドレスはただのシルク素材ではありません。 魔女の心意気で、鋼鉄以上の高度を備えていたのです。 よって刺客の刃はシンデレラを傷つけるどころか、ポッキリ折れてしまいました。 さらにその瞬間、魔女の気まぐれで装備された『パワードドレス緊急時人体強化機構』(そう言う魔法の名前)が発動しました。 それは、シンデレラの身に危険が迫った時、ドレスが全身の秘孔を刺激し肉体を瞬間的に強化する仕組みです。 もとより日頃の肉体労働から、シンデレラの身体は意外と筋肉質。鬼に金棒、シンデレラにパワードドレスです。 シンデレラが反射的に突いただけで、刺客は声にならない声を発しながら五、六メートル程吹き飛びました。 振り帰るとそこには、目をハートにした王子が羨望の眼差しでシンデレラを見つめていました。 ・・・・なんて、ほとんどパロディな展開でもアリなんですね? 書いてるうちに心配になってきました。もうちょっとマトモに書いてみます。 *候補其の弐 舞踏会にやってきたシンデレラ。 しかしこんな場所は初めてなので、一人立ち尽くしている。 が、元が良かったのに加えて、今は魔女の魔法までかかっている。間違いなくその美しさは場の女性達の中でも随一だ。当然、素敵な殿方達が誘いにやってくる。 でもシンデレラは断ってしまう。ダンスなんか踊れないので、こんな貴公子達に恥をかかせる訳にはいかないと言う、彼女なりの優しさだった。 と、ある男性がシンデレラにダンスを申し込んだ。鼻を垂らし、服がはちきれんばかりにでっぷりしたオッサンである。しかも背丈はシンデレラの胸程度しかない。 間違いなくその醜さは場の男性たちの中で随一だ。 しばらく考えて、この人ならいいかな、とシンデレラはその申し出に応える事にした。 オッサンが王子。 *候補其の参 舞踏会にやってきたシンデレラ。 煌びやかな衣装で身を包んだ紳士淑女達が優雅に踊っている。 が、シンデレラはそんなモノよりも、見た事もない豪華な食事に視線はくぎ付け。思えば、食事はろくに食べていなかった。 わき目も振らず食らい付こう・・・・との案も一瞬脳裏をよぎったが、無欲なシンデレラはそんな事はするはずもない。 代わりに、家で待っているねずみさん達の事を思い出す。こんなおいしそうな食事、もって帰ったら喜ぶだろうなあ。 そう思ってシンデレラは近くにいた召使の人に頼んで適当に包んでもらいました。 と、一人の紳士がシンデレラに声をかけます。 「はっはっは、パーティの食事を持って帰ろうとするなんて変わったお嬢さんだ。どうでしょう、変わったお嬢さん。一緒に踊りませんか?」 表だけを着飾った欲深い女よりも、どこか素朴な感じのするシンデレラを好んだこの人こそが王子でした。 まずは二、三個でいいんですよね。 それとご察しの通り、小生の舞踏会知識は猫の額よりもありません。あしからず。 けっこうパロディな一つ目。 ちょっとパロディな二つ目。 どっちかって言ったら一番大人しい三つ目。 どこまでがアリなんだろう。 御免。 -------------------------------------------------------------------------------- >望月さん No.0025 投稿日 2000年11月20日(月)18時48分 投稿者 新木 伸  いらっしゃいませ。  制約ですが、  最後も同じ、シンデレラが12時で引き止める王子を振り切って帰ってゆくのも同じ。このときの理由も同じ(魔法が12時までのため)。  シンデレラが王子に見初められるエピソードを、「無欲さ」をアピールする方向で10個考えるってことですね。  んでもって、  望月1は、ストーリーが変わってしまっているんでボツ。  望月2は、貴公子に恥をかかせまいとする思いやりですね。これは思いやりであって、「無欲さ」ではないので、やはりボツ。  でも王子が美形でないってのが、誰も考えなかったパターンで面白いですね。  おもしろいですが、やはりボツ。  望月3は、ネズミさんたちのためにおみやげを包んでもらおうという展開ですね。  この「おみやげ包んでもらうパターン」は、前にみやびさんが出してます。それにあちらのほうが「おみやげを持っていっていいか許可をもとめてさまよううちに、王子が気づいてくれる」というふうにより進化させてますので、やはりボツ。  しかし「ご飯に食らいつこうと一瞬脳裏をよぎった」時点で、すでに「無欲」じゃないですよね。  ということで、全部ボツ。  あと10個ですね。  パロディというか、コメディの入り具合には、とくに制約はないですよ。  2も3もだいじょうぶです。  1みたいな吹っ切れかたでも、設定とストーリーさえ変えてなければOKです(でも王子が狙われているっていうのは、設定変わっちゃうからだめですが)。  あとエピソードあげるときに、通し番号みたいなの振っといてくれると管理しやすいので助かります。ボツになったやつは、そのまま空き番にしといてください。 -------------------------------------------------------------------------------- あら No.0026 投稿日 2000年11月20日(月)18時59分 投稿者 新木 伸  ほぼ同時に書き込みでしたか。  アップする前に確認すればよかったなぁ  削除されたバージョンと、現行ので変わっているのは――。  シンデレラが王子の護衛として採用されるということが、王子がシンデレラに惚れるって変わったわけですね。  やっぱ王子に刺客が向いているってことが設定違反なので、ボツってことになります。  ここで刺客を出したなら、あとでも出さなきゃならないだろうし、一回切りじゃなくてふたたび襲ってくるだろうし、話の中でその問題にけりを付けなきゃならなくなります。つまり結末までの道筋が変わってしまいます。 -------------------------------------------------------------------------------- ちょっと確認 No.0027 投稿日 2000年11月20日(月)19時14分 投稿者 唯野教授 bQ0でちょっと気になる発言があったので、確認させてください。 >それは無欲さにほだされたためではないわけですね。   無欲さにほだされないといけないんでしょうか。OKを貰ったものの中には、無欲さが二人が出会う原因にすらなっていない(例えば私のパターン1)のもあるんですが。今一度、合否の基準を分かり易く提示していただけないでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0028 管理者削除 -------------------------------------------------------------------------------- ボツとOKの基準 No.0029 投稿日 2000年11月20日(月)21時15分 投稿者 新木 伸 >唯野さん  「舞踏会にきたシンデレラが王子に出会うまで」の一連のエピソードの中に、「無欲さ」が描かれているエピソードが1個でもあればOKとしています。  理想は複数あることですが、とりあえずこの段階では1個あればOK。  「唯野4」の場合、もし魔女がシンデレラをけしかけ、断られると、こんどは王子に魔法をかけてまでシンデレラと踊らせようとすることの理由が、シンデレラの「無欲さ」を表現するものであったなら、OKだったわけです。  「無欲さにほだされて」というのは、その無数にある中の1パターン。  別のパターンとして、「なんらかの理由」を立てて、それがやはり「無欲さ」を表現しているものであったなら、それもまたOKでした。  ところで、すでにボツになってますから聞きますが――。 「王子に魔法をかける魔女」という、5W1H。 いつ−−舞踏会の夜 どこで−舞踏会の会場 だれが−魔女が なにを−−王子に強制魔法をかけ どうする−シンデレラと踊るようにしむける なぜゆえに−??  「なぜゆえに」のところって、結局なんだったんですか?  やはり「これまでの苦労が水の泡になるから」でしたか? -------------------------------------------------------------------------------- ここで質問 No.0030 投稿日 2000年11月20日(月)21時21分 投稿者 新木 伸  えーと。  唯野さんのほかに、合否の基準がいまひとつわからないひとは、いますか?  上の説明でも、まだわからないひと。  ぼくの想定だと、だいたいのひとは、「わかっちゃいるんだけど、やるのが大変なんだよ!」状態にあるということになってます。  違ってたらまずいなぁ。  違ってたら、言ってね。  あとだいじょうぶなひとも、そう言ってね。自分が現状がどんな感じの状態になっているか、教えてくれると助かります。  ネット上でなくて、これが実際に会って面と向かってやっているんだったら、顔色なんかですぐわかるんだけどなぁ。そういうの。 -------------------------------------------------------------------------------- 帰ってきてびっくり〜〜〜(涙)。 No.0031 投稿日 2000年11月20日(月)22時42分 投稿者 西鶴翠 逃げられなくなりました。 私は何も出していないのに、1から10までの空席があるのだもの(笑)。   いつレポートを書いて、   いつから学園祭で、   電気のお勉強はいつやって……。 うむ。 今日と明日で、何とか十個GOサイン出さないとまずいな(できるのか?)。 これは試練ですね。ええ、十個出して見せますともおぉぉぉ。 ということで、本気モードに入る準備として、後ろで鳴っているCDを止める。 止めた。 そして、まずは、みなさんの案を読んでかぶらないようにする、と。 (……読んでいます……。) >さつきさん。 なるほど(朝は時間的にまともに読めなかった)。あらすじの「結」あたりの部分のことですね。ここは恐らく、プロットに起こすことはないと思いますが、話自体は面白いですね。もしプロットに起こしても、この部分を(小説としての)文章化することはないと思いますし(「起」の最初の方を文章化することはあるのかも知れませんけれど……どうなのでしょう)。 とにかく、格闘技に疎い私には、興味深い話でした。 >唯野さん。 それにしても(格闘技の話)いろいろと案があるようで、なにやら楽しげな感じ。私もやはり、少しの修行(?)で、飛躍的に強くなるのは無理があるよなと思いつつ、「起」の部分だけだから無視してしまえ、と思っていたのでした(爆)。 >はせがわみやびさん。 朝は、お名前を見逃していたのです。今、名前を見て、びっくりでした。はじめまして、よろしくお願いします。 >新木さん。 気分的に「先生」と呼びたいのですが、「新木さん」と書いて「新木先生」と読むことで我慢します。 >骨の書き方。 新聞記事と同じ要領で書けばいいのですね(多分)。 その他の質問のお答えも、ありがとうございました。 そして、没の山が築かれている……。 (私の頭では、覚えることはできない。ゆえに、かぶるかも知れない。) (望月さんのは、三つとも面白いですなあ。) そして、課題作成へ(現在九時)。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出〜〜〜(猫)。 No.0032 投稿日 2000年11月20日(月)22時43分 投稿者 西鶴翠 現在10時45分。 ☆その1『老朽化』。 その舞踏会場は雨漏りが酷かった。そして、その日はあいにくの雨だった。入り口では傘が配られていたが、シンデレラが来たときには、残り一本しかなかった。そして同時にもう一人舞踏会場にたどり着いた人がいた。シンデレラは彼女に傘を譲った。その様子を見ていた王子様が、シンデレラを気に入った。 ☆その2『王様の耳は……』。 王子様の耳もロバの耳だった。タテマエは、みんな王子様と踊りに来ているのだが、実は、普通の耳を持つ王子様の弟が目当てだった。当然だ。獣の相手なんかしたくはない。 けれど、シンデレラは、誰も相手のいない王子様と踊ることにした。「素敵なお耳ですね」。 ☆その3『停電』。 不意に明かりが消えたのです(電気ではないけれど)。そして、低くて恐ろしげな声が聞こえました。「お菓子ヲクレナキャ悪戯スルゾォ」。それは、いにしえの呪文だったのです。みんな、ビスケットやら、クッキーやらを探しました。 停電(じゃないけれど)が終わったときにシンデレラが持っていたのは、パンの耳でした。王子様は、シンデレラが気に入りました。 ☆その4『呪い』。 王子様と666回目に踊った人は、三日以内に死ぬという言い伝えがあった。そして、666回目になった。誰も王子様に近づこうとはしなくなった。 シンデレラは「自分の命とひきかえにこの素敵なお方と踊れるなら、それだけで幸せ(はぁと)」ということで、踊った(言い伝えなんか嘘っぱちなので、シンデレラは死にません)。 ☆その5『胴長(ゴム長)』。 舞踏会というのは、実は潮干狩りのことなのです。夜中に宮殿の裏側に広がる浜で、みんなして潮干狩りを楽しみます。シンデレラは、自分のとれた分も少ないというのに、せびる人みんなに、少しずつ貝を分けていました。そして、とうとう自分の分がなくなりました。 王子様は言いました。「僕と一緒に夜明けの舞踏会(しおひがり)を楽しみましょう」。 ☆その6『道』。 王宮は山の上にあった。山道はとても険しい。そこでみんなは、巨大なロープウェイを使うことにした。けれど、最後の一人が乗ったところでちょうど定員オーバーのブザーが鳴った。シンデレラはその女性にロープウェイの権利を譲って、山道を登ることにした。 一緒に山道を登ろうとしている男性がいた。王子様だった。 ☆その7『宝石』。 王宮にはところせましと宝石がちりばめられていました。やってきた人々は、巨大な宝石群に足を止めてしまうのですが、シンデレラは石なんかよりも、人間の方に価値があると思っているのです。 ということで、一番最初に王宮の奥の舞踏会場にたどり着いたシンデレラが、王子様の心をGET。 ☆その8『中身』。 小さな箱を掲げて、王子様は言いました。「この箱の中身を言ったら、僕はその人と踊ります。解答権はお一人様一度きりです」 みなさん、考えまくっています。解答権は一回だけなんですから。 勇気のある女性が箱に耳を当てました。そして、解答します。「ダイアモンド」「ファイナルアンサー?」「ファイナルアンサー」「残念!」 占いの知識のある女性が、タロットカードを取り出しました。「へその緒」「ファイナルアンサー?」「ファイナルアンサー」「残念!」 何しろ一回きりの解答で、箱の中身を当てなければいけない、とみんな考えています。一回きりに恐れをなしています。反則なんかしたら、即退場だと思っています。皇「もんた」太子は反則には容赦しません。みんな、踊りたいがために、先入観を持っています。 そこにシンデレラが解答する番になりました。シンデレラは、箱を手にとって、ふたを開けました。そして、箱の中身を言いました。 そうです。開けちゃいけないなんて、王子様は言っていません。シンデレラの無欲の勝利です。 (長いな。) ☆その9『照れ放題』。 夜11時以前だと、王子様の踊りが下手なので(何故だ)、みんな踊ろうとはしません。でも、シンデレラは、踊りの下手なのなんて気にしません。9時から11時まで、思う存分下手な踊りを踊って、王子様を楽しませました。 まずい。まともなのが一つもない。 全て通過することはないだろうが(全て没になりそうな気がするが)、十個目は、まともなのにしたい。 ということで、また明日。 (オフライン中に『六題噺』ネタがあがってたら嫌だな。) それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 参加表明・・・・・・ですが No.0033 投稿日 2000年11月20日(月)23時03分 投稿者 なかのん まだひとっつも出来ていません。 がんばりますぅ。 しかし、はせがわみやびさんまでお出ましになるとは・・・・・・ スゲェ場所だ(笑)。 というわけで、新木さん、参加者のみなさま、よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- 第三弾、一つだけだけど No.0034 投稿日 2000年11月20日(月)23時52分 投稿者 唯野教授 >ボツとOKの基準 なるほど、わかりました。「無欲さにほだされて」というのは、全体に対してではなく、パターン4のみに対する発言だったわけですね。しかし、私が「無欲」を書こうとすると、貧乏性か優しさになりがちだなあ。 >なぜ魔女は手助けしたか 正直、私もわからんです。シンデレラという物語全体において、魔女の動機というのが不明なんですよね。私が勝手に作ることもできますけど、それだと指示された部分以外にもエピソードの追加が必要になってくるでしょうし。でも、ドレスと馬車を提供した以上、なにかの理由はあるんでしょうなあ。 パターン5  魔女の助けで無事舞踏会場に到着したシンデレラ。  会場ではダンスタイムが一段落し、休憩を兼ねて余興のビンゴ大会が開かれるところだった。  豪華商品の公開の後、全員にカードが配られ、ゲーム開始。  するといかなる偶然か、はたまた魔女の魔法のおかげか、六巡目にしてシンデレラはリーチを達成する。ところが、ふと横に目をやると、どこの貴族の御曹司か、小さな男の子が泣きそうになっている。見れば、彼のカードに開けられた穴はバラバラで、まるで列を成しそうにない。シンデレラは男の子のもとへ近付くと、カードを交換してあげた。  結局、男の子は八巡目に見事ビンゴを達成するも、シンデレラはツキが落ちたのか、入賞できなかった。  と、カードを返しに行こうとしたシンデレラの背に、声がかかる。 「残念賞ということで、私とのダンスはいかがですか」  振り向くと、王子が手を差し伸べていた。 この時代にビンゴってあるのかなあ。 -------------------------------------------------------------------------------- おお、早い早い No.0035 投稿日 2000年11月21日(火)00時41分 投稿者 新木 伸 >西鶴さん  っていうか、でも2時間はかかりすぎ。  このくらいのものだと、1時間ぐらいでできるようにならんといかんです(あくまで目標としてね)。  だってプロット全体のエピソードの数って、50ぐらいあるわけでしょう?  ひとつ1時間でやったとしても、全体では50時間掛かる計算。  さて、西鶴さんの、読んでみます。  ……読みました。  「6」を除いて、全ボツ。  それと、10個出したら、終わりなんて言ってませんよ。  ってことで、あと9個。 1.(ボツ)舞踏会会場は雨漏りしている。傘をあとの人に譲るシンデレラ。   うん。惜しい。傘を譲るのは無欲でいいのだけど、舞踏会はきらびやかなのが、シンデレラのお約束。雨漏りしてる貧乏国の話だと、国の設定がかわってしまいます。 2.(ボツ)じつはみんな王子の弟が目当て。ロバの耳を持つ王子と踊るのはシンデレラだけだった。   王子にロバの耳があったら、ストーリー終盤までに、その問題を解決させる必要があるはず。よってストーリー変わるのでボツ。それに外見の美醜にとらわれないというのは、美徳ではあるけど、無欲にはあらず。 3.(ボツ)お菓子を探すことを強制される呪文。シンデレラにとって、パンの耳はおかしなのだった。  これは無欲にあらず。シンデレラが貧しい食生活をしていたことの表現。 4.(ボツ)王子と踊ると死ぬという噂。だがシンデレラは自分の命は惜しくなかった。   これは無欲というよりは、シンデレラがそれほど王子と踊ることに憧れていたことの表現。 5.(ボツ)舞踏会はじつは潮干狩りだった。   論外。舞踏会は舞踏会でないとなりません。 6.ロープウエイが定員オーバー。自分が降りて山道を登るシンデレラ。   ロープウェイに乗って楽できる権利を、手放すわけですね。これはOK。ただしロープウェイはあんまりだと思うけど(笑)。 7.(ボツ)宝石に目を止めず、舞踏会会場に一番乗りするシンデレラ。   これはシンデレラの価値基準を描くエピソードなり。無欲さにあらず。 8.(ボツ)箱の中身を当てるクイズ。   これはシンデレラが王子と踊れなくてもかまわんと思っているだけ。   もしくは、クイズの盲点をついたシンデレラの、その頭の良さを描くエピソード。 9.(ボツ)王子は11時まで踊りが下手なのだった。踊りが下手なことを気にしないシンデレラ、王子と踊る。   論外。そもそも王子が11時まで踊りの下手な理由が、自分でわからんと言ってるようでは論外。決めなさい。 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. -------------------------------------------------------------------------------- 全ボツだあ♪ No.0036 投稿日 2000年11月21日(火)01時05分 投稿者 望月京路 おお、色んな人が参加して、面白い事になってきましたね。望月京路です。 さあて、前途は多難だぞ! (と言うか、半分早い者勝ちだなあ、こりゃ) >とくに制約はないですよ。 左様でございまするか。これで一つ枷が外れた心持ちです。 >通し番号みたいなの 一応付けたんですけど、漢数字じゃダメですかね。やっぱり。 それとも、通し番号ってニュアンスが小生の中で屈折してるのかも。 今回のはいかがでせう? 半分趣味だから違うなら普通にやりますが。 >だいじょうぶなひと 今んところ、大丈夫です。なんか、ノルマだけ達成しようと思えば、いくらでも出来る気がするんですよ。 例えば・・・・ *通し番号:肆 ・舞踏会場に向かうシンデレラ。 ・廊下で、素晴らしい装飾の施された高そうな指輪を拾う。 ・辺りに人の姿は見当たらない。が、シンデレラは迷うことなく指輪を拾うと、近くの兵士に落し物として渡してしまった。 ・会場にて王子がやってくる。 ・「あの指輪は私のものだった。大切な指輪で、無くして困っていたんだ。ありがとう━━」 はい、王子様と出会いました。指輪をババらなかったので無欲になると思います(拾って届けるのは当然、とも言われそうだけど)。 しかし、なんか気が引けるんですよね。こういうネタは、遅かれ早かれ誰かが考えついてしまいそうで。早い話がつまらない。 ・・・・でもそんな事言ってる場合じゃないかも。全部ボツになったんだった(汗)。 と言うわけで、これも候補としてあげておきます。所詮はコンニャクより柔らかい決意なのです(泣)。 *通し番号:伍 お城の前に佇むシンデレラ。夢のような展開に、緊張している。 いざゆかんと第一歩を踏み出さんとしたとき、少し離れた暗闇に何か動くものを見た気がしました。 ゆっくり近づいてみると、男の人がなにかごそごそやっています。 「何をなさっているのですか?」 声をかけると、彼は驚いたように振り返ります。 はじめは固まっていた彼も、きょとんとしたシンデレラを見ている内に落ち着きを取り戻し、早口に喋り始めました。 「よござんす。白状しやしょう。いえね、あっしはちんけな盗人でござんすよ。今夜は年に一度の舞踏会。兵士の連中も受かれ切ってて仕事がしやすいのなんのって。いや、誤解しねえでくだせえ。この金は街の恵まれない奴らに配ってやるんでっさ。それにもとは重い税で領民から無理やり搾り取った金なんだ。それを返してやるだけさ。だからなにとぞ、兵士達にゃ黙っててくれねェだろうか。いや、タダとはいわねェ。ほら、こいつをやる、口止め料さ。貴族のあんたでも文句はねェ額のはずだ。少なくとも逮捕協力なんて形だけの名誉なんかよりはいいに決まってる。だから━━」 男の言葉を最後まで待たずに、シンデレラは差し出された口止め料を突き返します。 「こんなもの貰わなくたって誰にも言ったりはしないわ。さぁ、他の人に見つかる前に逃げて下さい」 「あ、ありがてぇ。恩にきるぜ!」 そういうや否や、男は颯爽と街の暗闇に去っていきました。 さて、やっと会場についたシンデレラ。勿論、約束通り誰にも告げ口したりはしません。 しかし次の瞬間、彼女は大いに面食らってしまいます。さっき逃げて行ったはずの男が、こちらに向かってくるではありませんか。 言葉を失っているシンデレラに、彼は優しく語り掛けました。 「いよぉ、どうやら本当に誰にも言ってないようだな。あ、俺かい? 盗人なんてウソウソ。この国の王子だよ。え? 見えない? 参ったね。悪かったよ。え? 重い税? あれもウソウソ、全部あんたみたいな素敵な人を探すための小細工だったんだ。いや、大変だったよ。金に目が眩んで口止め料貰っちまうヤツや、名誉が欲しくてチクるヤツ、酷いのは口止め料貰った上で密告するんだ。ああ、なんか世も末だね。・・・・で、その、どうだい。一緒に、踊ってくれないか?」 (さすがに肉付けすぎかな?) *通し番号:陸 シンデレラは舞踏会場にやってきました。魔女の話によると、シンデレラのドレスには、誘った相手を途端に魅了する特殊な魔法がかかって、王子なんかイチコロだそうです。 しかしシンデレラは思います。私なんかが王子様のような素敵な方とメロメロになる資格なんかない。やっぱり、帰ろうと思った時です。 前からきた男性とぶつかってしまいました。彼の体勢が悪かったらしく、男性は尻餅をついてしまいます。 「あ、ごめんなさい。さあ、お手をどうぞ」 何気なく、倒れている人に手を差し伸べただけのつもりでした。 「ああ、ありがとう━━わたしはあなたのラブマシーン」 魔法は時として融通が利かないものです。手を差し伸べただけでも、誘ったことに加えてしまったようでした。 「さあ、めくるめく愛のダンスパーティを共に楽しもうじゃありませんか」 真剣な眼差しに、断る事などどうしてできましょう。 彼が王子でした。 *通し番号:漆 舞踏会にやってきたシンデレラ。しかし一見綺麗に見えるお城の中も、よくよく見ると隅っこの方は埃がたまっているではありませんか。 王子様との素敵な出会いと、目の前の光景が天秤にかけられました。一瞬にして後者が勝利。シンデレラにとっては、王子様と出会う事よりも、人目につかないところにあるゴミを払う事の方が重要なのでした。 近くにあった箒を手に取り、スカートのすそを上げ、シンデレラは掃除を開始しました。みんなが笑おうと、日頃意地悪家族に鍛えられているので慣れています。家では掃除をしようとしまいと怒られているので、むしろ嬉しいくらいです。それに加えて、どんどん綺麗になっていく事に二重の、いえ、きっと綺麗になって喜ぶ人もいるから三重の喜びを感じていました。 その健康的な笑顔が、たまたま通りかかった王子様のハートをぶち抜きました。 一通り掃き終わり、額の汗を拭うシンデレラに、王子は声をかけます。 「どうです。一緒に踊りませんか?」 とりあえず、以上四点で。(出す直前になって被ってる事が分かったらどうしよう) 然らば、御免。 -------------------------------------------------------------------------------- 唯野さん、パターン5 No.0037 投稿日 2000年11月21日(火)01時12分 投稿者 新木 伸 >唯野さん パターン5  リーチ達成していて、当たりかけになっている状態のクジを、子供に譲ってあげるというエピソードですね。  OKです。  最後の王子の台詞もしゃれてます。  まあビンゴゲームがあるかどうかって問題は残りますが、この構図で別のゲームにしてもいいわけですし。  えーと。あと何個だっけ。とにかくがんばってください。  これで2個目で、あと8個だったかな? -------------------------------------------------------------------------------- 参加希望 No.0038 投稿日 2000年11月21日(火)01時30分 投稿者 さつき ということで、受験日が差し迫った中で書いています。 その受験が十一月の二十六に終わりますので、終わり次第参加させて頂いても宜しいでしょうか? >西鶴さん レスありがとう御座います。 しかし、私の意見はやはり先行し過ぎてたようですね。 ともかく、これを機に仲良くしていただけると嬉しいです。 -------------------------------------------------------------------------------- すみのほうで参加希望 No.0039 投稿日 2000年11月21日(火)01時36分 投稿者 とんびの羽根 ちょっと掟破りかなと、思いながら参加します (読者専門家と公言しているからですが) 1。食べ散らかす客、次々出て来る料理、片付ける召し使い はめをはずした客は酒を召し使いたちまで飲ませはじめる いくら控えめにしていても、シンデレラもことわれず酒を飲まされてしまう みんな酔っぱらってる、片付けるものがいなくなり、肉の骨やくいかすが散らばる中 踊る客たち、酔ったシンデレラは酔いつぶれた掃除夫から帚を奪い取り 思わず掃除を始めてしまう、ふるふらのまま、そうじ即ダンスの境地 そこへ酔った王子登場、「帚とばかり踊ってないで」とダンスを申し込む 2。扉から子供が食べ物を狙って舞踏会を覗いている 老人が追い立てるのをシンデレラが子供の尻をたたく真似をして取りなす 実は老人は孫娘を連れてきたものの、孫娘は老人の事等見向きもしない 寂しいのだ、子供の頃を思い出した老人とシンデレラが使用人の子供と ネズミのえさについてなぜかもりあがってしまう 老人の孫娘は貴族の母の血と成り金の父の力で注目をあびて登場 人を見下し慣れた瞳と高価そうだがただでかい宝石の数々で 王宮のものたちも目を見張っている、王子さえも目をはずせない ほーっというため息とどよめきに、かすかにわれに返った王子は 周囲の欲に満ちた顔を見る 「私もこういう表情をしていたのか」自己嫌悪する王子 と、そのとき子供の笑い声 王子のお気に入りの司厨長の息子と話に夢中になってる娘を見て 王子はあの表情は自分が失いかけていたものだと気付く とりあえず2つだけ -------------------------------------------------------------------------------- さつきさんと、とんびの羽根さん No.0040 投稿日 2000年11月21日(火)03時09分 投稿者 新木 伸 >さつきさん  そんな時期ですか?  いまネットなんかに入っている場合じゃないでしょ。  受験終わってからでもぜんぜん間に合うと思いますよ。  みんながこの調子だと。 >とんびの羽根さん  「1」は、お酒で酔っぱらって掃除をはじめてしまうシンデレラというエピソードは、ぜんぜん「無欲」を描いてないので、ボツです。  「2」のほうは、何書いてあるのかよくわかんないので、ボツにします。 -------------------------------------------------------------------------------- 皆に注意がひとつ No.0041 投稿日 2000年11月21日(火)03時17分 投稿者 新木 伸  ひょっとしたらと思って書きます。  自分以外の人の出したエピソードも、読んでますよね?  それに対して、私が出している評価とかも……。  ちゃんと読んで理解して、研究してますか?  私、ボツ出しの理由は、きちんと書くようにしています。  それ全部読んでますよね? 当然?  他の人の犯したミスを、そのまま繰り返している人があまりにも多いもんで、他の人の出したものと、それに私が指摘したこと(ボツ出しの理由)を、まるで読んでないんじゃないかと、心配になりまして……。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出1発目 No.0042 投稿日 2000年11月21日(火)11時46分 投稿者 なかのん とりあえず三つほど。 1.一輪の薔薇編 舞踏会場についたシンデレラ、雰囲気に飲まれる。 オロオロしていると、まま母一味が登場。「なんでここにいるのよ」 のような愚痴・罵りの洗礼を受けるが、途中で王子が登場。ざわめきが起こる。 数段高くなっている玉座から 「この薔薇を受取った方が私のダンスパートナーです」 と宣言し、一輪の薔薇を集まってきた女性達に投げる。 蟻の如く群がる女性軍。『私のよ、いや私のよ』 その中にシンデレラの姿は無い。 彼女は離れた所で呆然と王子を見つめている。 (王子を見ることが出来ただけで胸が一杯になっているシンデレラ) それに気づいた王子、暴動のような女性軍を尻目にシンデレラに近づく。 「私と踊ってください」 2.クジ編 会場に来たはいいものの、あまりの豪華さに呆けるシンデレラ。 ・・・・・・と、入り口近くに女性ばかりの人だかりが。 しばらく見ていると、悲喜交々の表情で一団は去って行く。 その中にはまま母一味もいる。 興味本位で人だかりのあった場所に近づくシンデレラ。 すると、そこには紙切れのたくさん入った箱があった。 首をかしげるシンデレラに男がいきなり箱を突き出し、 「これはお美しい。さ、あなたもどうぞお引き下さい」 「はあ」と、訳わからぬままに一枚引く 「王子様と踊れる券」が当たる。 王子と踊る人を選ぶくじ引きだったことに、今気付いたシンデレラ。 箱を突き出した男に連れられ、王子の元へ。 王子、一目でシンデレラの美しさに酔う。 「私と踊っていただけませんか?」 3.料理の鉄人編 会場の雰囲気に酔いながら、ふらふらと料理に手を出すシンデレラ。 こんな料理を食べられるのはもう無いだろうと思いつつ、少しだけ 食べてみる。 「はっ! こ・・・・・・これは!?」 幾度も料理を作らされた彼女は、生来の味覚の鋭さもあって、 料理に塩が足りないことに気付いてしまった。 これを教えるべきか迷うシンデレラ。しかし、そんなでしゃばったマネは はばかられる。 オロオロしていると、そこに王子出現。シンデレラは王子だと知らない。 「どうかなされましたか? 探し物でも?」 「いえ、その・・・・・・」シンデレラは意を決し、厨房の場所を尋ねる。 「料理に不満でもありましたか?」 口篭もるシンデレラに気を効かせて、王子は何も聞かずに彼女を厨房へ 案内する。ここで彼が王子だという事が判明。シンデレラ、驚き縮こまる。 言いよどみながらもシンデレラは料理長に塩加減の助言をし、感謝される。 (塩加減は部下のミスだった) 「何かお礼をせねばなるまい、料理長」 「はっ、王子」 「そんな王子様、お礼なんて・・・・・・滅相もございません。  ただ私は皆さんにもっとおいしい物を食べていただきたかっただけで」 「・・・・・・あなたこそ私の捜し求めていた方だ。私と踊ってください。  あなたの味噌汁が飲みたいです」 長くなり過ぎだなあ。 骨にするのは難しいですね。贅肉多すぎ。 -------------------------------------------------------------------------------- 「無欲さ」が鍵ですね No.0043 投稿日 2000年11月21日(火)11時58分 投稿者 弟切 千隼 すみません、コンセプトを 読み間違えていました(^^; 「優しさ」ではなくて 「無欲さ」を表現しなくては いけないんですね。 という訳で、全ボツを いただいたので(;_;) 最初から行きまーす。 その一。 −−−−−−−−−−−−−− ・舞踏会の前日の夜。いつも 寝床にしている納屋の窓から 夜空を眺め、明日の舞踏会に 思いを馳せるシンデレラ。 行きたいけれど到底行けは しないだろう、という諦観の ため、その表情は物静かである。 ・突然、魔法使いのお婆さん が彼女の前に現われる。 驚くシンデレラ。 ・魔法使いのお婆さんが シンデレラに問う。 「毎日、灰だらけになって 働いて、お前は感心な娘だね、 シンデレラ。私は魔法使い。 御褒美に一つだけお前の 願いを叶えてあげよう。 三つの中からお選び。 一つ、明日のお城の 舞踏会に行くこと。 二つ、この世のどんな 貴婦人のものよりも 豪華なドレスを手に入れる こと。 三つ、この世の誰よりも 上手な踊り手になること。 願いが叶うのは一つだけだよ。 さあどれがいい?」 ・シンデレラは答える。 「明日の舞踏会に行かせて 下さい」 ・魔法使いのお婆さんが 再び問う。「いいでしょう。 但し、舞踏会へ行くだけだよ。 お前には着てゆくドレスも ないし、うまく踊れもしない だろう。それでもいいのかい?」 ・シンデレラは再び答える。 「いいんです。行かせていただける だけで。行ったらそこで働かせて もらって、ちょっぴり舞踏会の 様子を覗かせてもらって、 余った御馳走を少しだけ分けて もらいます。ここのところ 食べ物があまりもらえなくて、 私の可愛がっているネズミさんに あげるものがないから、ほんの少し 食べ物をいただきたいんです」 ・魔法使いのお婆さんは にっこり笑って言う。 「本当にお前は無欲な娘だ。 その無欲さに免じて、願いを 三つとも叶えてあげよう」 ・場面が変わってお城の中。 王子の寝室。もう休もうと 従者を下がらせた王子の前に、 魔法使いのお婆さんが現われる。 しかし王子は驚かない。 ・実は、魔法使いのお婆さんは 亡くなった王子の実母の幽霊 である。なかなか結婚相手の 決まらない息子を案じて、 あの世からたびたび王子の前に 姿を現わしているのだ。 ・魔法使いは王子に言う。 「明日の舞踏会に、これこれ こういう姿をした娘が来る。 その娘こそお前の結婚相手に ふさわしい娘だ。その娘と 踊ってごらん」 ・舞踏会の当日。願いを叶えて もらったシンデレラは美しい ドレス姿で会場に来るが、 貴族のお坊ちゃんの玉の輿に 乗ろう、などという欲のない 彼女は誰とも踊ろうとせず、 壁際にいるだけで満足している。 そこへ王子がつかつかと 寄ってきて、声をかける。 「踊っていただけませんか?」 −−−−−−−−−−−−−− その二。 −−−−−−−−−−−−−− ・舞踏会の会場入口。ここぞと ばかり着飾ったお嬢さま方が お城に入ろうとすると、お城の 使用人に声をかけられる。 「このたびの舞踏会は、慈善事業を 兼ねております。貧しい人々への 施しとして、身に付けているものを 何か一つ、この箱の中に入れて 下さいませ」 ・お嬢さま方はみな自分の持っている ものを惜しんで、ほんの小さな 指輪や耳飾りなどばかり置いてゆく。 シンデレラの継母と異母姉たちも、 小さな耳飾りを片方だけ置いてゆく。 たったそれだけなのに、せっかくの 宝石をなくした、と三人は不機嫌な 顔をする。 ・ところが、そこへ着いた シンデレラは、身に付けたありと あらゆる宝石を箱の中に入れ、 果ては履いていたガラスの靴まで 脱いで供出しようとして、 「それでは踊れませんから」と お城の使用人に止められる。 ・舞踏会の控え室。舞踏会の 準備をしている王子のもとへ 使用人がやってきて、王子に 何事かささやく。王子は 最初驚いた顔をし、次に 微笑んでうなずく。 ・舞踏会の会場。派手に飾り立てた 娘たちに混じって、宝石を全部 供出してしまって質素な格好に なったシンデレラがいる。 回りのお嬢さま方はそんな彼女を 見て失笑するが、彼女は全く 気にしない。 ・と、そこへ王子がやって来て、 シンデレラに申し込む。 「踊っていただけませんか?」 驚くシンデレラと回りの女性たち。 ・実は、会場入口の施しは、 無欲なお妃候補を見つけるための テストでもあった。王家の財産を 浪費するような女性がお妃に なっては困るからだ。 −−−−−−−−−−−−−− 仕切り直しでとりあえず二つ、 よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- In a break time No.0044 投稿日 2000年11月21日(火)12時45分 投稿者 西鶴翠 というわけでして、ただいま昼休みです。 課題ではなくて、レス。 >唯野さんのほかに、合否の基準がいまひとつわからないひとは、いますか? はい(挙手)。 正確にいうと過去形ですが、分かってはいませんでした。今はだいたい三割くらい分かっています。 (提出時は、一割くらい分かっていた。) (だから、九つ出して一つなんですね。) それから、合否の基準、ではなく(そんなものが分かったって仕方がない)、出題意図が分かっていませんでした。 一番分からなかったのは、制約ですね。「どこまで改編してもよくて、どこから改編してはいけないのか」 ……と考えていたわけですが、根本的な考え方が違っていました。 これ、お話を考えるのではなく、すでに「骨(背骨)」にしてあるところに、「骨(ロッコツ)」を加えるのですね。 と考えて、分かったこと。 新木さんは本当に「骨」から物語を考えている。「骨」から考えるから、「微調整」って、そもそも概念自体がない。 ということで、あってます? 次は、三割くらい分かっているので、十個出したら三つは通ります。 (ああ、それから、「無欲さ」は、「王道的無欲さ」が求められているのですね。) -------------------------------------------------------------------------------- さあだんだん苦しくなって参りました No.0045 投稿日 2000年11月21日(火)14時52分 投稿者 唯野教授 パターン6   魔女の助けで舞踏会場に到着したシンデレラ。  会場では、ダンスの審査が行われていました。最も素晴らしい踊りをした者は、王子と踊ることができるのです。  もちろん、ここでいうダンスとは、ステップは言うまでもなく手の振りの角度や視線の向きまで厳格に規定された伝統と格式のダンス。いかに教本に示された通りに踊るかが高得点の決め手となります。  さて、いよいよシンデレラの番がやってきました。  もちろん、シンデレラはそんな上層階級がたしなむダンスなど知りません。しかし彼女には、高得点も王子の相手もさして重要ではありませんでした。魂の赴くままに踊る、ただそれだけがシンデレラの望みであったのです。  シンデレラはホールの中央に立つと、審査員と観客たちに一礼。  そして、意識を凍結し、肉体を解放しました。  おお、そのダンスの素晴らしさたるや!  時の重みにひび割れた伝統のダンスなど比べるべくありません。奔放にして華麗、豪快にして可憐とまさに自由自在!   それを見ていた者は口々に意味を成さぬ声をあげながら立ちあがり、腕を振りまわしてシンデレラを称えます。  そんな熱狂の中、一つの影がシンデレラに駆けよりました。若くしてダンスの名手として名高いこの国の王子です。シンデレラのあまりに見事なダンスに我慢できなくなって飛び出してきたのでした。  最高のパートナーの手を掴んだシンデレラは、触媒を得たかのようにさらに激しく踊り狂います。  これぞ、後の世まで語り継がれる「シンデレラ・ステップ」誕生の瞬間でありました。   ちょっと趣向を変えて敬体で。魔女に頼んでまで舞踏会に行きたいってのはやっぱり踊りたいからじゃないかと。うーん、でも「踊りたい」ってのは欲かなあ。 パターン7  魔女の助けを得て舞踏会にやってきたシンデレラ。  ホールに入ろうとすると、入り口にはアクセサリーの詰まった大樽が置いてあり、その中から好きなだけ気に入ったものを取れと言われる。アクセサリーはいずれも宝石や貴金属で装飾された高価なものだ。  他の参加者たちがいかに多くのアクセサリーを持っていこうかと腐心する中、シンデレラは目についた小さな髪飾りを一本だけ取って中に入った。  さて、アクセサリーの奪い合いのせいで三十分ほど予定の時間を過ぎた後、司会の王子が舞踏会の開会を宣言する。すると突然、壁の一部が猛烈な煙を発しながら爆発した。煙が晴れるとそこには「時間無制限耐久ダンス大会」という横断幕が。  重いアクセサリーのせいで次々と参加者が倒れる中、シンデレラは家事で鍛えた体力と身軽な服装のおかげで、最後まで残ることができた。優勝者が決すると、王子は壇上から降りてシンデレラの元へ向かい、尋ねる。 「どうです、まだ踊れますか」  シンデレラは一礼し、微笑して答える。 「お望みとあらば」 「では、ご一緒に」  その場にいた給仕の証言によると、無数の貴族たちが死体のように倒れて伏している中で優雅に踊る二人の姿は、この上なく違和感があったという。  む、はやくもネタ切れか。だんだんコメディ色強くなってきたなあ。 -------------------------------------------------------------------------------- もう一つ思いついたので No.0046 投稿日 2000年11月21日(火)17時10分 投稿者 弟切 千隼 「シンデレラ」のお話、行きます。 その三。 −−−−−−−−−−−−−−−− ・美しいドレスをまとい、舞踏会の 会場に着いたシンデレラ。ところが、 どうも様子がおかしい。舞踏会に 参加している若い女性が、みな目を 血走らせて、次から次へと男性に 声をかけている。シンデレラは その雰囲気に呑まれ、誰にも声を かけず、踊ることもせずに壁際に 立ち尽くす。 ・ふと気付くと、シンデレラと 同い年くらいの若い女性が、やはり 一人で壁際に立って、会場の様子を 眺めている。シンデレラと目が合う と、その女性はかすかに微笑んで シンデレラに話しかける。 「あなたは、王子さま探しに 参加なさらないんですの?」 ・シンデレラは何のことか わからず、その女性に問い返す。 「王子さま探しって、何ですの?」 その女性は驚いた様子で言う。 「まあ、御存知ないんですの? この国の王子さまはいたずら好きな 方で、このたびの舞踏会には、 それと名乗らずに大勢の影武者と 一緒に参加なさるんですって。 最初に本物の王子さまを見つけた 女性が、王子さまと踊れる権利を 手に入れられるのですってよ。 あなたも、王子さまと踊りたい のではなくて?」 見れば、ちょうどシンデレラの 目の前を、血眼になった継母と 異母姉たちが通り過ぎてゆく。 いつもはシンデレラの顔を見るや 否や嫌みを言い始める三人なのに、 王子探しに夢中の彼女たちは シンデレラがそこにいることに 全く気付かない。 ・シンデレラは首を横に振りつつ 答える。「私は、こんな華やかな 舞踏会にこうして来られただけで 満足ですわ。あなたこそ王子さまを 探さなくてよろしいの?」 女性は答える。「実は、ちょっと 気分が悪くなって」 ・シンデレラは心底心配そうな 表情になって言う。「まあ、それは お気の毒に。どこかで休んだ方が よろしいわ」 シンデレラはそばにいた城の 使用人に声をかけ、彼女に付き添って 別室の休憩室まで行く。 ・休憩室まで来たシンデレラは 「さあ、お座りになって。何か 飲み物を差し上げましょうか? それとも横になった方がいいかしら」 と、何くれとなく女性の世話を焼いて、 舞踏会の会場へ戻ろうとしない。 二人きりになった休憩室で、突然 その女性はかつらを取り、ドレスを 脱ぎ捨てる。 ・その女性こそ、女装していた王子 であった。驚くシンデレラに王子は 言う。「あなたが心底無欲な人である ことが、よくわかりました。あなたの ような方にこそお相手をして欲しかった のです。さあ、会場に戻って 踊りましょう」 −−−−−−−−−−−−−−−− 何だか、どなたかのネタとかぶっている ような気がしますが……ちょっと 違うからいいですよね? やっぱり、だめでしょうか? -------------------------------------------------------------------------------- >西鶴さん No.0047 投稿日 2000年11月21日(火)18時20分 投稿者 新木 伸  おお、わかったか〜。  もうすこし話してみないと、はっきりしないけど、いま返ってきたその言葉から、なんとなく西鶴さんが、「微調整について」のあの話の答えになるヒントを掴んだような、そんな感じがします。  んで、次ですが。  10個出して3個通るのがわかっているなら、その3個だけ出してください。  7個にボツ出すの、大変ですから(笑)。  難しいなら、「通りそうだけど、いまひとつわからない」あたりのものも出していいです。でも「絶対通らない」と思っているものは出さないように。 -------------------------------------------------------------------------------- >なかのんさん No.0048 投稿日 2000年11月21日(火)18時37分 投稿者 新木 伸  このハンドル、ひょっとして「さん」不要?  「1」は、「王子と踊る権利のある一輪の薔薇が投げられるが、拾うことさえ思いもつかず、王子を見つめるばかりのシンデレラ」ってことです。  OKです。  殺到する女たちと、王子を見ているばかりのシンデレラの対比で、無欲さをちゃんと描けてます。  「2」は、「なんのくじ引きか知らぬまま、くじを引いたら王子と当たる券があたった」ですね。  これは単にシンデレラがラッキーであることを書いてるだけ。  よってボツ。  「3」は、「一見おいしそうな料理だが、じつは塩が足りないことに気づいたシンデレラ。出会った男性に厨房の場所を聞く。厨房に言って塩が足りないことを告げて感謝される。そこではじめて、案内してくれた男性が王子であることに気づく」  これはシンデレラが、料理上手ってことを書いてるエピソード。  家庭的なシンデレラが報われる話、じゃ、ないんですよ? いまのお題は。  よってボツ。 -------------------------------------------------------------------------------- >望月さん No.0049 投稿日 2000年11月21日(火)18時44分 投稿者 新木 伸  通し番号、どうするべきかは、読み手の立場になって考えれば、おのずと出るんじゃないですか?  物書きになるなら、常に読み手のことを考えられるようにならんといけません。  ってことで、どうするかは自分で考えるように。  「指輪を拾うシンデレラ。兵士に届ける」  誰でも考えつきそうで、つまらない。  たしかにそういえるかもしれません。  でも、いまやっていることは、それでもいいんですよ。  「すごく面白いんだけど、違う話になっちゃうエピソード」は、全部ことごとくボツにしてるでしょ? わし。  そういえば望月さんの出したエピソード、面白すぎる〜とか、誰かも言ってましたね。  ということで、「指輪を拾うシンデレラ。兵士に届ける」  これ、OK候補とします。  実際、まだだれもやっていません。  ただし、このままじゃボツにします。私の言う条件を満たしてきて再提出があったら、OKとします。  自分でも書いているとおり、「落とし物を拾ったら届けるのがあたりまえなんじゃないの?」って素朴な疑問がでてしまいますよね。  そこで、「このパーティ会場に来る女たちのあいだでは、落とし物(とくに高価そうな指輪)を拾っても届けないことのほうが、じつはたりまえであった」ということを描くエピソードを追加してください。  それが描けていたら、合わせ技をもって、OKとします。  「5」は、「泥棒を見つけたシンデレラ、渡された口止め料を、相手に返す」  これは口止め料を返すという行為ではなく、泥棒を見逃すことの意味のほうが、はるかに大きすぎ。よってボツ。  つぎのやつは、「魅了魔法のかかったドレスを着てやってきたシンデレラ。帰ろうとするが、アクシデントで王子と出会ってしまってチャームの魔法が発動」  ここで書いてるのは、ずるしちゃいけないというシンデレラの「正直さ」。  それから私なんかは王子とは釣り合わないと思うのは、「謙虚さ」。  よってボツ。  つぎのやつ。「お城までやってくるが、舞踏会場に行くよりも前に、汚れている城内に目がとまり、掃除をはじめてしまうシンデレラ」  これはシンデレラが掃除好き、きれい好きってことを書いているのであって、無欲にはあらず。  よってボツ。 -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さん No.0050 投稿日 2000年11月21日(火)18時45分 投稿者 新木 伸  そうそう。優しいじゃなくて、鍵は無欲のほうね。  はじめは、お題は「優しいシンデレラが報われる話」にしようかと思ったんですが、それだと難易度低すぎると思って、「無欲」という、表現が難しそうなほうにしてあります。  それから、通し番号は戻さないでくださいな。  えーと、すでに3つ出してましたよね。たしか。  じゃあ、今回の「1」が、「4」ってことで。  「4」。「シンデレラの前に現れた魔法使い。シンデレラに三つの選択を迫る。ドレスか、踊れるようになるか、舞踏会に行く、か、三つの選択を迫る。舞踏会に行くを選ぶだけでいいと答えるシンデレラに、三つすべてがプレゼントされる」  これ、惜しい感じだなぁ。  三つのうち、どれかひとつを選べといわれたら、1個を選ぶしかないです。  その後の会話のなかでシンデレラは無欲ということが描かれているものの、「3つの選択」ってのを出したことに、まるで意味がありません。(3つとも選んでいいのに、1個しか選ばなかったとかいうなら、話は別)。  ところで、そもそも出さなきゃならんのは、「舞踏会で無欲なシンデレラが見初められる」ってことで、その前のエピソードじゃないです。  よって冷たいようだけど、これはボツ。  ただし舞踏会に来る前のエピソードとしては、前に書いたように惜しいところを付いてます。  「5」、「入口で慈善事業の寄付を募っている。他の娘は小物を(しかも惜しがって)出しているにも関わらず、シンデレラはすべてのものを出してしまう。しかし今宵の王妃選びの舞踏会は、そもそも、無欲な女性を選ぶためのものだったのだ」  ばっちり。  これOK。  ただ細かいことを言うなら、「身につけているものを、なにか1つ」って言わせてしまうと弱いから、「身につけているもので、なにかを」と言わせるべきでしょうね。  「6」、「誰もどれが本物の王子様か知らないでいる。王子は変装して、舞踏会に参加しているのだ。王子探しに興味をもたないシンデレラ、具合の悪くなった女性を介抱すると、じつはその女性が女装した王子様だった」  OK。 -------------------------------------------------------------------------------- >唯野さん No.0051 投稿日 2000年11月21日(火)18時45分 投稿者 新木 伸  苦しいでしょう?  そうでしょう。そのはずです。  でもね。  苦しいところから、さらに絞りだすから、アイデアを出すっていうんです。  苦しくもなんともないところでやっているのは、「アイデアが出てくるのを待つ」であって、出していることにはならないのです。  ってことで、パターン6。  「王子と踊る前に、ダンスの審査。形式など気にせず、のびのびと踊るシンデレラ」  これはシンデレラの天真爛漫さとか、のびのびしているところとか、ダンスの隠された才能だとか、そういうものを描くエピソードであって、ぜんぜん「無欲」さとは関係ありません。  頭のほうで、ちょっとだけ、「王子と踊れるかどうかという結果は、気にしていない」ってのがあるけども、それは単なる付け足し。しかも苦しすぎ。  このエピソードのメインは、上に書いたもの。  よってボツ。  パターン7。  「入口にて、好きなだけ取っていっていいアクセサリーの山。大量にゲットする他の娘たちをよそに、ひとつしか取らないシンデレラ。他の娘たちは、重さのあまり踊れなくなるのだった」  OKです。  えーと、これで唯野さんは、いくつめだっけか。  この時点で、3個アイデアを出しているわけですね。  さぁ、あと7個だ。  このあたりもたしかに苦しいですが、私の推測によると、7個目あたりに本当の壁がやってくる予定です(笑)。  また一覧表、更新しないと。  自分でもわからなくなってきたなぁ。 -------------------------------------------------------------------------------- >皆に連絡 No.0052 投稿日 2000年11月21日(火)18時47分 投稿者 新木 伸  見落としがあるかもしれません。  出したけど、ボツかOKかもらっていない人がいましたら、言ってください。  いままでの分もそうですが、これから出すやつについてもね。 -------------------------------------------------------------------------------- サザエさんの製作現場も、こんな風に大変なのかな? No.0053 投稿日 2000年11月21日(火)20時03分 投稿者 望月京路 『無欲』の定義が難しいなあ。対義語は『貪欲』。お、ちょっと光が見えた。 「人のことを思いやる心がある(優しい)」のと「無欲」は違うけど、お互いに独立試行だから重ねる事も可能。 ようし、いけそうな気がしてきた。(番号も分かり易くバージョンアップ) *8番目 舞踏会場についたシンデレラ。と、早速継母と異母姉妹(二人)に見つかります。 三人は、殺気だってシンデレラに詰め寄ります。しかし、いかんせん人目が気になります。 「おいコラッ、こっちこい」 それとなく城の裏に連れてこられ、シンデレラは彼女らにがすがす蹴られます。 「オラッ! テメエは家で便所の掃除でもしてりゃいいんだよ!」 「ケッ、身の程を知れってんだ!」 「分かったか、コラッ!」 一通り蹴り終わると三人は去っていきます。あとに残されたシンデレラは、仕方なくとぼとぼと出口に向かいました。 と、横を見ると土産の露店ががありました。ちょうどいいと思ったので、少し見てみる事にします。 「あらぁ、珍しいものがいっぱいあるのねぇ」 シンデレラは感心します。その顔は笑顔です。舌足らずなのは生まれ付きです。 「へい、お嬢さん。キレイだからサービスしちゃうよ」 「まぁ、それじゃ悪いわぁ。でも、せっかくだからお母様とお姉様達にお土産いただこうかしらぁ」 しばらく考えて、シンデレラは『お城に行って来ました』と言うおかしの詰め合わせを取りました。 「これを頂けますかぁ?」 「へい。━━しかし、なぜにあの連中に土産を買っていこうなんて思うんですかい? 実はさっき、見ちまいましてね。あんな酷い事されたのに、自分のものなんか考えずに・・・・」 シンデレラは首を傾げます。しばらく、考え続けます。「あっ」、と、気がついたようです。 「だって、私はお母様やお姉様達のおかげで今のお家に住ませてもらっているんですよぉ。感謝の気持ちを忘れてはいけませんっ」 「そうかい。分かった。じゃあお嬢ちゃんには、おいちゃんからなんかプレゼントしてやろう。なんでも、いくつでもいいから遠慮しないで選びな」 しかしシンデレラは「悪いですよぉ」と言って折れません。「私なんかいいんですよぉ」意外と強情なようです。 「ええい、好きだ! 踊ろうぜ!」 店番(23歳)は王子様でした。店は趣味でやってるだけでした。 そして天然系の女の子に目がなかったようです。 *9番目 (遊び玉のつもりで。どこまでこじつけが可能か、試してみます) シンデレラは舞踏会にやってきました。が、想像していたのとはちょっと違う様子。 「さあ、今年の王子様のダンスの相手を決めるのは、これだぁ!」 司会らしい男が叫ぶと、別の従者が奥から人の顔を模した彫刻を持ってきます。 シンデレラはそれを見たことがありました。確かローマの『真実の口』と言う、嘘つきがその口に手を入れると食い千切られると言う伝説がある彫刻です。でも、ちょっと違うようです。 「これはドーマの『無欲の口』と言う、欲深い人間が手を入れると食い千切られてしまう彫刻なのだあ! さあ、我こそはと思う貴婦人は、お手を入れてください! 無事ならば、王子と踊れますよ!」 しかし、誰も名乗り出ません。自分がどれだけ欲深いか、知っているからです。 小一時間、ほど経った時です。 「がああ! 誰でもいい! 早く入れろぉ!」 ついに王様がプッツンしてしまいました。放っておいたらどうなるか分かったもんじゃありません。 ━━このままじゃ死人が出る。司会は動物的本能でそれを察知しました。 「ええっと、そうですね・・・・あ、お嬢さん。人助けのつもりで、入れて下さいませんか?」 可哀想に。司会と目を合わせてしまったシンデレラに白羽の矢が立ってしまいました。 人に頼まれると嫌とは言えないシンデレラ。「それなら」と手を『無欲の口』に差し込みました。 ・・・・なんともありませんでした。司会もシンデレラも一安心です。ところが、 「インチキよ。私もやるわ!」 シンデレラの姉でした。 これから先は恐ろしくて書けません。とにかく、三人目のチャレンジャーは現れず、シンデレラはその日、王子様と踊ることになりました。 *10番目 (遊び玉もここまで来れば大暴投かも) シンデレラは舞踏会にやってきました。が、想像していたのとはちょっと違う様子。 「さあ、今年の王子様のダンスの相手を決めるのは、これだぁ!」 司会らしい男が叫ぶと、奥から金色の雲に乗った男の子が出てきました。 「オッス、オラ悟(自主規制)」 そう言うと男の顔は雲から降りました。 司会が説明を加えます。 「この雲には無欲な者しか乗れません。王子様の相手に貪欲な輩を選ぶわけにもいきませんから、これに乗れた者がダンスのパートナーになるということにします」 順番に乗っていきますが、誰も乗れません。 そしてついにシンデレラの番が回ってきました。 「あっ」 乗れました。即ち無欲。 *11番目 舞踏会場にやってきたシンデレラ。しかし王子様の顔は知りません。 「私なんかが王子様と一緒に踊ろうと思うだけでも無礼だわ。けど、一目見るくらいはいいわよね」 そう思いしばらく探しますが、それらしい男の人は見つかりません。 しかし代わりに、小さな男の子を見つけました。落ち着きがない様子で、一人でうろうろしていたのです。 「どうしたの僕。迷子?」 男の子は何も言いません。きっと人見知りが激しいのでしょう。シンデレラは男の子の手を引いて、親御さんを探してあげる事にしました。 「━━余に構っていると時間がなくなるぞ。貴公も、王子のダンスパートナーの座を狙っているのではないのか?」 しばらくして、男の子が口を開きました。意外と偉そうな口振りですが、シンデレラは一向に気にしません。 「いいのよ。私なんかもともと場違いだったんだわ。それより早く君のご両親を・・・・」 男の子は手を引いて、シンデレラに微笑みかけました。 「そんなものはどうでもよい。それより、気に入った。どうだ、余でよければ、一緒に踊らんか?」 男の子が王子。 ところで『別に骨にしなくてもいい』とおっしゃられたので遠慮なくやりたいように長くしているんですが、もうちょっと短くするべきでしょうかね? と、ここで前のに合否が出ている事を発見。提出する事を一旦中止。 ━━そして自分が見事にツボにはまっている事を知る。 うわ、やばい。相当やばい。現時点でOK候補が一つだけ。むう。 そうか、これは提出課題。作品じゃないから面白くなくてもいい、と。 はい。鬼です。小生は鬼になります。鬼の如く、ただただ普通の課題を提出しましょう。 手始めに『候補』を『当確』にせにゃ。 *12番目(4番改) ・舞踏会場に向かうシンデレラ。 ・廊下で、素晴らしい装飾の施された高そうな指輪を見つける。 ・辺りに人の姿は見当たらない。が、シンデレラは迷うことなく指輪を拾うと、近くの兵士に落し物として渡してしまった。 ・会場に入るシンデレラ。と、ある貴婦人の会話が耳に入ってくる。 ・「この間道を歩いてたらいいもの拾っちゃったのよ。なんだと思う? フフ、これこれ、このイヤリング。しかもダイヤ付きよ、ダイヤ! いいでしょう。犬も歩けばなんとやらよねえ。ラッキーラッキー、得しちゃった」 ・さも当然のように拾い物を自慢する貴婦人。 ・その時、シンデレラの許に王子がやってくる。 ・「あの指輪は私のものだった。大切な指輪で、なくして困っていたんだ。ありがとう━━』 *13番目・・・・といきたいところですが、やばいです、おかしなネタしか出てこない。 うーん、無欲、問題はそれだ。で、無欲ってなんだ。欲がないこと。欲とはなにか? うーん。 頭を切り替えますので、これにて御免。 -------------------------------------------------------------------------------- 無欲の定義 No.0054 投稿日 2000年11月21日(火)20時28分 投稿者 新木 伸 >望月さん  たいへんいいところに気づきました。  では、その定義ですが……。 んなもんはテメエで考えろ。  ……っーか、それを考えるのが、いまやってることです。  望月京路という個人が考えるところの、無欲の定義。  自分のなかでの真実。  誰がなんといおうと、俺はこれを無欲と考える。俺的無欲。俺的真実はこれだ。  そういうものを出してきなさいと、そう、言っとるわけです。  チェックのほうは、またあとで。 -------------------------------------------------------------------------------- >望月さん No.0055 投稿日 2000年11月21日(火)20時47分 投稿者 新木 伸  8番。「会場で姉たちに見つかって、蹴りをくらい、とぼとぼ帰ろうとするシンデレラ。土産物屋がただで色々くれるというが、自分のためでなく、姉たちのためになにかをもらおうとするシンデレラ」  これじゃただの、頭の弱い子です。  ボツ。  9番。10番。「無欲な者しか乗れない魔法の雲。乗れたのはシンデレラだけだった」「無欲な者以外は、手を食いちぎられる魔法の『無欲の口』」  だから、なぜシンデレラは乗れたわけでしょうか。なぜシンデレラだけが、手を食いちぎられなかったのでしょうか。  どっちもボツ。  11番。  「迷子の男の子を見つけるシンデレラ。自分も王子をひとめみたいのだが、それよりも、子供のほうを優先してやる」  OK。  だいぶ「優しさ」要素が入ってますね。でもそれは問題なし。  評価したのは、この部分。  いったん男の子が「王子と踊りにいかなくていいのか?」と切り出し、それをシンデレラは認めつつも、少年のことを優先する。  シンデレラの中にある、王子と踊りたいという、かすかな欲。  それをシンデレラ自身が自覚して、でもあえて捨てるという流れが、たいへんよく無欲を表現しています。  12番。  えー、ぎりぎりOK。受領しましょう。  ただ本当のことをいうと、「舞踏会に来る女たちのあいだでは、拾ったいい物をネコババするのはあたりまえだった」ということを表現するために、また10個……とか、言いたいとこですが(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- めげずにいくぞ No.0056 投稿日 2000年11月21日(火)21時29分 投稿者 唯野教授 パターン8    魔女の助けで舞踏会へと到着したシンデレラ。  さて、今夜の舞踏会には三人の王子が出席している。  第一王子はなんといっても次期国王。将来の王妃を目論む貴婦人の群がること、さながら砂糖を前にした蟻のごとし。  第二王子は弁舌さわやかにして頭の切れる秀才。現国王の気分次第では、継承権一位への昇格もあり得る。玉の輿の狙う娘たちも彼を誘うのに熱が入ろうというもの。  ところが第三王子は、誠実さには定評があるものの、それ以外については今一つぱっとしない。加えて継承権順位も下位の方となれば、彼の周りが閑散を極めるのも、無理からぬことである。  第三王子は、このままここに突っ立っているのも恥をさらすばかりと帰ろうとしたところ、一人の娘がなにやら期待の眼差しでこちらを見ているのに気づく。  からかわれているのではないかと疑念を抱きつつも、笑われるのを覚悟で声をかける。 「一緒に踊りませんか?」  娘──シンデレラは笑顔で答えた。 「わたくしごときでよろしければ、喜んで」  よく考えたら、王子って複数いる方が当たり前なんですよね。文体を変えたのに深い意味はありません。このネタは被りそうなのですぐ出しますけど、新木さん、まとめて出されるのとちょっとづつ出されるのとどっちがよろしいでしょうか? なんか、負担が大き過ぎる気がしてきましたので、できれば楽な方を取りたいと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- PROBABILITY No.0057 投稿日 2000年11月21日(火)22時01分 投稿者 西鶴翠 >10個出して3個通るのがわかっているなら、その3個だけ出してください。 (???) (……二十秒経過……。) そうか。 どこがおかしいのか分かりました。 10個出して3個通るのは分かっていますが、どの3個が通るかは分からないのです。もしも、どの3個が通るのか分かるならば、そのときは、「出したものが全て通る」または、「十割理解した」と言わなければならないはず。 ゆえに、引用された文は、矛盾しています。Q.E.D. 確率論苦手な人、てーあげてっ。 (どれくらい手が挙がるだろう。) (今回用いたのは、背理法でした。) ということなので、すみませんが、残りの七割も審査してください(言いたいのはそれかい>自分)。 で、今、気になっているのは、自分のがどれくらい通るかとかではなくて、この課題が終わったとき、どのような創作論的な論理展開をしてくるのか、だったりします。 では、下に続きます。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 課題〜〜〜(猫)。 No.0058 投稿日 2000年11月21日(火)22時01分 投稿者 西鶴翠 そんなこんなで、課題提出です。 ☆その10。 継母たちの荷物もちをさせられてしまうシンデレラ。それでも、夢のような舞踏会に来られただけで幸せを感じている。王子様は荷物もちをさせられているシンデレラに話しかける。「僕も一緒に荷物を持ちましょうか」。 ☆その11。 食券により一人分の食べられる量が決まってしまっている。シンデレラは皆に乞われるままに食券を分けてしまう。王子様が声をかける。「僕は食券は要りません。もしもあなたが僕と踊ってくださるのなら」。 ☆その12。 受け付けで記念品を配っていたが、最後の一つになってしまったので、見知らぬ男性に譲った。そのひとこそが、王子様だった。 ☆その13。 シンデレラ、十二時という制限があるので、時間が非常に気になる。部屋に時計はなく、自分も時計を持ってはいない。シンデレラは、一人の女性に時間を訊く。「時間を教えるから、あなたのそのイヤリングをくださらない?」。シンデレラは言われるままにイヤリングをあげ、時間を教えてもらう。 しばらくして、また時間が気になったシンデレラ。今度は男性に時間を訊く。時間を訊くのに何かが必要だという先入観から、「この指輪を差し上げますから、時間を教えてはくださいませんか」と言ってしまう。男性は、実のところ、一部始終を見ていた王子様だった。 ☆その14。 みなさん踊ったり談笑したりしている中、酔ってしまっていた少女を看病する。その少女は王子様の妹だった。王子様がお礼を言いにくる。 ☆その15。 着付けの難しい(一人では着られない)帯を着用しなければならないという規則があった。シンデレラはほかの人の帯を結ぶばかりで、自分の帯は結べない。結局最後の一人になってしまい、帯は結べなかった。 帯を結んでいないシンデレラに、状況を察して、王子様が声をかけてくる。 ☆その16。 冬だったので、みんな暖炉に近いところで踊りたがっている。シンデレラは、場所を譲る。一番寒いところで待っていたのは、王子様だった。 ☆その17。 シンデレラは素敵だった。ゆえに、素敵な男性たちから、声をかけられる。素敵な男性と踊っていると、その男性目当ての女性が来る。そのたびに、女性に相手を譲ってしまう(このとき、男性もまんざらではない)。相手を譲ってばかりいるシンデレラに、王子様が声をかける。「僕は君を離しませんよ」。 ☆その18。 入り口付近に子供づれの女性がいた。とおりすがる人に声をかけている。「すみません、しばらくこの子の面倒を見ていてはくださいませんか」。けれど、みな、自分が踊りたいがために無視をしている。 シンデレラにも声をかける。「あなたも早く踊りたいでしょうが、しばらく私の子供を見ていてはくださいませんか」。「ええ、いいですよ」。シンデレラは引き受ける。 王子様は、シンデレラに声をかける。「この子のお母さんが戻ってきたら、一緒に踊りましょうね」。 ☆その19。 給仕たちが次から次へと料理を運んでくる。運び込まれるそばから料理はお皿の上から消えてゆく。シンデレラは、自分の食料をとれないでいる。王子様が代わりにとってきてくれる。 ☆その20。 王子様と踊るのを待つ長い列。シンデレラも並ぶ。後から来た人にどんどん自分の位置を譲ってしまって、結果的に列の最後尾になってしまう。王子様はこっそりとシンデレラのところに来て、踊りにさそう。 と、きりがいいので、ここまで。 今回は11個。 では。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- サザエさん。 No.0059 投稿日 2000年11月21日(火)22時06分 投稿者 西鶴翠 >きょろさん。 私も同じことを考えていました。<サザエさん。 三谷幸喜は、コンセプトがつかめずに失敗した経験があるようです。 あの「団欒」は、かなり難しいものがありますよね。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- おっと、やっちゃった。 No.0060 投稿日 2000年11月21日(火)23時08分 投稿者 望月京路 独り言は一人でする事にします。はい。 で、考えてますよ。ええ、テメエで考えてます。書きながら試行錯誤です。で、もうちょっと発見。独り言をオフラインで呟きながら、書き込んでみる次第です。 *13番目 ・舞踏会場にやってくるシンデレラ。 ・「さて、お城も見たし帰ろうかねぇ」 ・王子様を見初めるどころか、お城に入る事すら彼女の中の可能性にはなかったのです。ドレスを着て馬車で城の門前までくる。それでもう充分でした。 ・それを偶然見つけた王子。慌てて駆け寄ります。 ・「すぐに帰ってしまうとは、何かお気に召さない事でもありましたか?」 ・「いいえ、そう言う訳では━━」 ・「ならば入りましょう。さあ、どうぞ」 *14番目 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。 ・と、すぐ横でドレスのバーゲンセールがやっているではありませんか。 ・まだ王子の姿は見えない。女たちは目を血走りながら我先にと商品を奪い合います。 ・と、シンデレラ。その騒動からこぼれおちた、とても貴婦人が着るような服とは思えない汚れた着物を発見します。 ・「洗えばまだ使えるわね」そう呟いて、彼女はそれを手に取りました。 ・と、一部始終を見ていた王子。 ・「感心なお嬢さんだ。気に入った」 *15番目 ・舞踏会にきたシンデレラ。手には一つのライスボールがありました。 ・魔女曰く「このライスボールは持っていると王子が振り向いてくれると言う便利なアイテムじゃ。絶対に手放すではないぞ」だそうです。 ・と、会場の前で女の子が泣いているではありませんか。 ・聞くと、お腹が減っているらしいのです。純粋な舞踏会なので、食べ物は用意されていません。 ・「仕方ないわね、これをあげるわ」 ・シンデレラは女の子に、魔女から貰ったライスボールを丸々あげてしまいます。 ・「ありがとう、お姉さん。じゃ、がんばってね」 ・何を頑張ればいいか分からないで戸惑っていると、王子様が近づいてくるではありませんか。 ・「お嬢さん、もしよろしければ踊りませんか?」 ・よく分からないままに、王子に誘われてしまいました。 ・その後ろでは、女の子が満足そうに笑っていました。「王子、欲のないおなごと出会いたいと言うあんたの望み、確かに叶えてやったよ。毎度ありがとね」 そう呟いて、彼女は消えてしまいました。その声はシンデレラの前に現れた魔女と同じものでした。 (やばい。また地が出始めてきたぞ) *16番目 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。 ・と、カボチャの馬車から下りたシンデレラは、浮浪児たちがよだれをたらしながら遠巻きに見つめているのを発見する。 ・「ま、帰りは歩きでいいか」 そう呟きシンデレラは彼等に手招きした。 ・「これ、食べていいわよ」 シンデレラがそう言うと、子供達は完成を上げながら馬車にかぶりつく。 ・確か今年はカボチャが不作で、とてつもなく高価になっているはずだった。中に入れば色んな食べ物をもらう事ができる。にも関わらず、シンデレラはカボチャの馬車を子供達に差し出したのだ。なぜか。シンデレラにとって、高級なかぼちゃでできた帰りのアシも、そうでないものも、関係なかったからである。 ・と、その一部始終を見ていた王子様。シンデレラに感動。 ・「ああ、ぜひとも一緒に踊って下さい」 *17番目 ・お城にやってきたシンデレラ。 ・そこに兵士がシンデレラに話しかける。 ・「アンケートをやっています。ご協力願えますか?」 ・快く承諾するシンデレラ。いくつか質問をされ、正直に応える。そして、最後の質問が終わった時・・・・ ・「お急ぎのところ、失礼しました。これはほんの気持ちばかりでございます」 ・兵士は大金を差し出す。「もらえません」 その日と事でシンデレラはつっぱねた。 ・「では、この半分では?」「もらえません」「では、さらに半分では?」「もらえません」「では、も一つ半分では?」「もらえません」・・・・ ・最後には、小数点以下となってしまった。そこでシンデレラはやっと兵士に開放される。 ・と、舞踏会場に入ると王子が誘いにきた。 ・「アンケートの見返りにお金を貰わなかったのはあなただけだ。一番受け取った金額が少ない者と踊ろうと思っていたのだが、まさかあなたのような人が現れるとは。踊っていただけますか?」 *18番目 シンデレラは無我無欲だ。あまりに愛を受けずに育ってしまったがゆえ、そうなってしまった。そんなシンデレラは、魔女の気まぐれに流されているうちに舞踏会にやってきてしまった。 初めての場所にシンデレラは感心する。が、それだけだ。彼女に欲はない。おいしそうな食べ物を見ても自らは食べようとはしないし、そこに王子が見えようとも自らは誘おうとしない。 ただそこに、憮然と構えるだけだ。 と、王子はシンデレラの異様さに気がつく。他の者のように踊るでもなく、食べるでもなく、ただそこに超然とつっ立っているだけだ。 「何しているんですか? もしよろしければ、踊りませんか?」 断る理由はない。彼女には我も欲もないからだ。王子が共に踊る事を望むのなら、それに従うまで。後は魔女に言われた通りに、十二時になる前に帰ればいいだけだ。 一先ず今日はこれまで。本当に、前途多難だ。 御免。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0061 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 挨拶はほどほどに No.0062 投稿日 2000年11月21日(火)23時45分 投稿者 いか いかです。初めまして。 では、参加表明をしたいと思います。 1.  内戦勃発。  舞踏会の最中に始まったことから、  名称『パーティ』と呼ばれることになる。  テロリスト側は、数年の月日を経て、  コードネーム『シンデレラ』という兵士を作り出すことに成功する。  『シンデレラ』の使命は、王国側の王子を殺すこと。  城の忍び込み、ある一室で王子と出会う。  王子は、お金をやるから見逃してくれというが、『シンデレラ』は聞く耳を持たずに殺害する。  『パーティ』が終わり、『シンデレラ』は初めて人間としての暮らすことができた。 王子さまと幸せになるとは書かれていなかったので。 http://boogie.room.ne.jp/~pop/ -------------------------------------------------------------------------------- すみから参加 パート2 No.0063 投稿日 2000年11月22日(水)00時09分 投稿者 とんびの羽根 簡潔にボツくらってる(納得しました) 感想1。アイデアとしては後からもちだした酒が無欲から主役をのっとってます。「脱線して本線を破壊」したのでボツは納得、しかも酒をとるとかぶりそう 感想2。欲に満ちた表情と無欲の表情の対比にしぼらなかったのが敗因 時間があれば作り直すとして、次にいきます 3。貴族娘Aに裾を踏んづけられて倒れる貴族娘B 近くにいたシンデレラをクッションにして立ち上がる 上品ながら辛らつな口論をするABの横で とばっちりで押しつぶされたシンデレラは 嬉々として『舞踏のリズムで』テーブルを整える 姉達の喧嘩で慣れているので ひどい目にあっても無意識に踊りながら仕事をしてしまう 王子の事も食事もパートナーを組んでの踊りも全く心中にない (ここで無欲を意図している) さり気なさげに牽制しあうABから目を背けた王子は 見知らぬ娘シンデレラの踊るような動きに目を奪われてダンスを申し込む 4。客の残した食べ物を味見するシンデレラ 折角の料理が食べてもらえないのは可哀想 きっと理由があるはず 人垣の中の王子がひとくちだけで置いてしまった 異国の果物もやっぱり味見するシンデレラ 「まずい」 振り向く王子「珍味だよ」とはぐらかす 「なんでまずいのかしら?」質問するシンデレラ 「おいしいものを食べたいの?」興味を失う王子 「おいしく食べてもらいたいのですけど?」 首をかしげるシンデレラ 王子は「おいしくたべてもらいたい欲望」などは理解できないが この瞬間からこの「無欲」な娘から視線をはずせなくなる シンデレラにはもともと舞踏会に行きたいという欲望があるので その欲望と矛盾しないように無欲を書かないといけないのだから たしかに難しいわけです ネタがかぶらない努力をする余裕がないので かぶってたら、なんとか、見過ごしてやってください。 それにしても時間のかかることかかること さすがに、みなさんのペースはすごいものですね ビリからついていくことにします、だって私に計算式をあてはめるとプロット完成まで最低60日はかかりそう -------------------------------------------------------------------------------- 出してみます No.0064 投稿日 2000年11月22日(水)01時34分 投稿者 響子 その1 ・シンデレラに声をかける王子 ・答えるシンデレラ「あなたと踊りたがっている人が他にいますから」  継母、異母妹を紹介しようとする ・王子「あなたと踊りたい」 削除キーの使い方をしらないので教えてください。お願いします。 このパスワードを打てば削除できるのですか? -------------------------------------------------------------------------------- >望月さん No.0065 投稿日 2000年11月22日(水)02時15分 投稿者 新木 伸  あ、べつに怒ったわけじゃないんで、気にしないで。  効果を狙ってみました。でも大振りの空振りだったかっ?  13.「お城を見ただけで、もう帰ってしまおうとするシンデレラ。舞踏会の招待主として、なにか粗相があったかと気にしてくる王子」  OK。  14.「バーゲンセールをやっていた」  ボツ。  そもそも汚れた服を大事にするのは、倹約家であって無欲にあらず。  15.「王子が振り向いてくれる魔法のお弁当を持参してやってきたシンデレラ。食べ物が用意されていない舞踏会。おなかをすかせた女の子に、お弁当をあげてしまうシンデレラ」  ボツ。  なんか、わらしべ長者みたいだなぁ(笑)。  でもボツの理由は他にあります。  王子が振り向いてくれる魔法のアイテムを、あげてしまう……っていうのは、無欲さの表現でいいんですが、設定かえてますよ、これ。  舞踏会はきらびやかってのがお約束。  以前、他のひとの「雨漏りしている会場」ってのも、同様な理由でボツにしましたが。  雨降りの会場も、今回のやつも、じつはNGのところを直すと使えたりするんですが……。  再提出するかどうかは、おまかせします。  16.「カボチャの馬車を、お腹の空いた浮浪児たちに与えてしまうシンデレラ」  ボツ。  意味不明。なにを書いてるのか、ぜんぜんわかりません。  わかるように書き直してくれば、再提出可です。  その場合は、望月16(再)でよろしく。  17.「アンケートに答えて、お金を差し出されるシンデレラ。結局、1円ももらわずに解放されるシンデレラ。お金をもらわなかったのは、どうやらシンデレラだけだったらしい」  OK。  18.「完全に無欲のシンデレラ。もはや悟りの境地。気にした王子が、踊りに誘いに来る」  うん。そのうち出ると思ってました。望月さん、出してくるだろうなぁ〜と。  完全になにも欲求がない状態。それを「望月的真実」の無欲と定義するなら、それでもいいですよ。  ただしそれだと、ストーリーが変わってしまいます。  このストーリーの最後には、シンデレラは「王子と結ばれて幸せに」ならんといかんわけです。  完全に無欲で、無我の境地に達してしまったひとには、「幸せ」って状態もあるはずがありません。  よって、ボツ。  ストーリーと設定を変えない範囲で、無欲のエピソードを打ち出してください。 -------------------------------------------------------------------------------- >いかさん No.0066 投稿日 2000年11月22日(水)02時15分 投稿者 新木 伸  1.「シンデレラは暗殺者だった」  ボツ。設定変えないように。  王子と結ばれて、幸せにならんとだめです。そのほか諸々の、シンデレラのストーリーも変えちゃだめです。 -------------------------------------------------------------------------------- >とんびの羽根さん No.0067 投稿日 2000年11月22日(水)02時16分 投稿者 新木 伸  3.「喧嘩しているふたりの娘。乱れたテーブルを直すシンデレラ。仕事の要領で体を動かすと、それが楽しくなってしまってすべてを忘れるシンデレラ」  うーん。なんか骨にするの、難しいぞ、なんでだろ。でもなんか好きだな、これ(笑)。  はっきり理由が言えないんですが、OKとします。  4.「食べ残しをもったいないと思って、食べるシンデレラ」  ボツ。  これは、食べ物を粗末にしない。ありがたみを知っている。みたいなことで、無欲だからじゃないでしょ。  ネタかぶりチェック用に、一覧表を作りました。  あとでみといてください。  時々更新するつもりでいます。  あとひとつ確認しておきたいんですが……。  プロになるつもりはなくても、自分で小説を書いてゆくわけですよね?  創作の意志があり、そのためにここを利用するなら、もちろん問題はないです。  でも本当に書いてた通りの、「読者限定」でしたら、すいませんがご遠慮ください。 -------------------------------------------------------------------------------- >響子さん No.0068 投稿日 2000年11月22日(水)02時16分 投稿者 新木 伸  1.「王子から声をかけられるシンデレラ。もっと踊りたがっている他人を紹介しようとする」  再提出候補。  紹介ってのはいいんですが、王子がシンデレラに声をかける理由が必要ですね。  削除の方法ですが。  どの書き込みも、タイトルの下のところに、白い四角と「削除」ってのがありますよね。そこにまず、チェックをつけます。クリックすると、チェックがつくはず。  そうしてから、各ページのいちばん最後の「削除」ってボタンを押します。  あとは、次にでてくるページでもういちど確認ボタンを押します。削除キーは、入力しないでも、たしか自動的に書かれているはず。  一回、削除のテストしてみては?  タイトルと本文に、「テスト」とか書いといて。  自分の書き込みしか消せないから、心配いらないです。 -------------------------------------------------------------------------------- >唯野さん No.0069 投稿日 2000年11月22日(水)02時16分 投稿者 新木 伸  パターン8。「3人いる王子のうち、皆が王位を継げそうにないと思っている落ちこぼれ王子がいる。だがシンデレラは、王位とか、そんなことに頓着していなかったのだ」  ううむ、そうか。  設定かわってるからボツ、とか言おうとしたんだけど、よく考えると、それでもとくに変わっていませんねぇ。  王子と結婚して幸せになるストーリーであって、王妃になるストーリーでもないわけで。  ってことで、これもOKとします。  無欲さは、ちゃんと書かれてますし。  あとアップの方法。  あんまりまとめて出されると、きついですね。一度に3個くらいだと精神的に楽?  じつはOK出すよりもボツ出すほうが、手間掛かります。だめな理由をちゃんと書かんとならんもんで。  全部OKだったら、7個同時とかでもいいなっ☆  「うむ全部OK」で済ませますから(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- >西鶴さん No.0070 投稿日 2000年11月22日(水)02時16分 投稿者 新木 伸  いや、確率でいっているうちは、やっぱ「分かってる」とは言わないかも。  そういう状態は、「そんな気がする」っていうものかなぁ。  その10。「継母たちに見つかり、荷物持ちをさせられてしまうシンデレラ。それでも舞踏会に来られただけで幸せ」  舞踏会に来られただけで幸せってパターンは、「唯野1」で、もうやってます。  ボツ。  その11。「舞踏会の食事は、食券制。自分の食券をこわれるまま、人に譲るシンデレラ」  OKです。  その12。「受付で記念品を配っているが、数が足りずに最後のひとつ。自分は受け取らず、他の人に譲るシンデレラ」  そのパターン、どこかであったなぁ。  ああ、傘を譲るパターンですね。西鶴さんのやつか。  廃品回収で、なにかせこい気もしますが、OKです。  西鶴13。「装飾品よりも、時間が気になるシンデレラ。時間を知るために、人に装飾品をあげてしまう」  これ、再提出か、自主ボツかどっちかね。  再提出するなら、王子がシンデレラに牽かれる理由をはっきりさせること。  再提出するときは、西鶴13(再)とかのナンバーでやってください。そろそろ管理が大変になってきたりする(笑)。  西鶴14。「踊らずに、酔ってしまった少女を看病するシンデレラ」  OK。  西鶴15。「帯を結ばないとならないというルール。人の帯を結ぶばかりで、自分の帯を結ぶ時間のないシンデレラ」  ボツ。  設定変えちゃダメだってば。  中世のファンタジー世界に、着物はありません。  西鶴16。「会場は寒く、みんな暖炉の近くを取りたがる。皆に場所を譲って、暖炉から遠いところに行くシンデレラ。王子もそこにいたのだった」  OK。  これ、見事に骨になってるじゃないですか。ぼくが骨にしたのと、ほとんど変わらない。  変えたところっていうと、「冬だったので」……というのを、それはつまり「会場が寒い」ってことだねと、言い換えたぐらい。  西鶴17.「男性たちに次々と声をかけられ、求められるままに踊るシンデレラ。だが物欲しげな他の女性にどんどん譲ってしまう」  OK。  西鶴18.「子供の面倒を見てくれと頼まれるシンデレラ。他の人は無視を決めこんでいるなか、シンデレラだけが、時間を割いてあげる」  OK。  西鶴19.「争奪戦に負けて、料理を取れないシンデレラ。王子が料理をとってきてくれる」  ボツ。これはシンデレラの押しが弱いことを描いてるだけです。  西鶴20.「王子と踊るための行列。シンデレラも並ぶが、次々とあとから来た人に譲ってしまって、いつも最後尾。王子が声をかけてくる」  OK。  これも骨になってますね。  えー、パワフルな西鶴さんには、もうひとつ課題をつけます。  これから提出する分。  西鶴16や西鶴20みたいに、できるかぎり、骨にしてみてください。  骨にする前のものがあった場合、両方出して見てください。あ、その場合に上に骨、その下に「肉付き」ね。骨が用意されているなら、さきにそっちみたほうが、早いから。  わしが自分の中で「骨化」の作業をやったあとで骨が書かれていることに気づいても、省力化になりません(笑)。  はじめから骨で思いついたものがあったら、それには、無理に肉つけてこないでいいですよ。っていうか、肉は本当はいらない。  ……といっても、そんな無理しなくてよくって、うまく骨にできないのは、そのままでもいいです。こっちで骨にしますんで。 -------------------------------------------------------------------------------- 業務連絡 No.0071 投稿日 2000年11月22日(水)02時17分 投稿者 新木 伸 >望月さん  望月12は4番改ですね。こんどからこういうときは、「望月4(再)」みたいな感じでよろしく。  12番は空き番にしときます。  一覧表にて、確認のこと。 >西鶴さん  一覧表によると、いま7個ですね。  そろそろ10個になりますが……どうですか? まだ余力ありますか? それとも苦しいですか?  まだ余力あるようなら、もう10個追加したいと思いますが、どうでしょう?  この課題、人によって、どのあたりで大変になってくるか、違いがあります。  わしが自分でやったとすると、うーん……たぶん70個あたりから苦しくなってくると思うなぁ。でも絞っていけば100個くらいはいけるか。  さもなければ、もうひとつの案。  みんなが終わるまでのあいだ、私がやってる骨化の作業を肩代わり……ってのでもいいですよ。  あとこの練習の向かう先ですが……。  これ単体だと、その目的は、「アイデアを出すってことは、どういうことか」ということ。はじめる前にも言いました。たしか。  この先の展開を踏まえると、西鶴さんと唯野さんの、当初の疑問。  「なにをもってベストと判断するのか」と、  「途中でアイデアを思いついて、微調整してもいいのか」ということがわかるような、そんな方向に向かう予定です。  わしは、疑問には答えません。  本人自身に、体験を通じてわかってもらいます。 -------------------------------------------------------------------------------- 現在までの一覧表 No.0072 投稿日 2000年11月22日(水)02時19分 投稿者 新木 伸 新木 1.「王子を王子と知らず、でも憧れるシンデレラ。踊りたいとは思うものの、壁の花になるばかり。でも王子から声をかけてきてくれる」 唯野 1.OK「舞踏会の場にいるだけで満足しているシンデレラ。姉は意地悪で恥をかかせてやろうというもくろみで、王子に進言。王子に踊りを申し込まれるシンデレラ」 2.ボツ「大臣、商人でも貴族の娘でもないシンデレラに目を付ける」 3.ボツ「ひとつぶのチョコを、幸せそうに食べるシンデレラ。その彼女の純朴さに新鮮みを覚える王子」 4.ボツ「踊りたいけど、踊ったことがないから踊れないでいるシンデレラを、魔女が助ける」 5.OK「当たりが目前のビンゴゲームのクジを、子供に譲ってあげる」 6.ボツ「王子と踊る前に、ダンスの審査。形式など気にせず、のびのびと踊るシンデレラ」 7.OK「入口にて、好きなだけ取っていっていいアクセサリーの山。大量にゲットする他の娘たちをよそに、ひとつしか取らないシンデレラ。他の娘たちは、重さのあまり踊れなくなるのだった」 8.OK「3人いる王子のうち、皆が王位を継げそうにないと思っている落ちこぼれ王子がいる。だがシンデレラは、王位とか、そんなことに頓着していなかったのだ」 9. 10. 11. 12. 13. みやび 1.OK「料理を人に譲ってばかりで、なにも食べられないシンデレラ。お腹がなって恥をかくが、それが王子の目に留まる。 2.ボツアルコールを飲んで倒れてしまうシンデレラ。王子に抱きとめられる。 3.OK「山のようにある無料の料理を、ネズミさんたちに持って帰りたいと思うシンデレラ。持ち帰る許可を得るために歩き回っているうちに、王子に声をかけられる」 4.OK「王子と踊るための整理券。目の前に落ちてきた整理券をよそに、転んだ人を助けているシンデレラ。それが王子の目に留まる」 5.OK「パーティにて、欲しいもの1年分を貰えることになったシンデレラ。まっさきに、ネズミさんのためのチーズを思いつく。それが目に留まる」 6. 7. 8. 9. 10. 11. 西鶴 1.ボツ「舞踏会会場は雨漏りしている。傘をあとの人に譲るシンデレラ」 2.ボツ「じつはみんな王子の弟が目当て。ロバの耳を持つ王子と踊るのはシンデレラだけだった」 3.ボツ「お菓子を探すことを強制される呪文。シンデレラにとって、パンの耳はおかしなのだった」 4.ボツ「王子と踊ると死ぬという噂。だがシンデレラは自分の命は惜しくなかった」 5.ボツ「舞踏会はじつは潮干狩りだった」 6.「ロープウエイが定員オーバー。自分が降りて山道を登るシンデレラ」 7.ボツ「宝石に目を止めず、舞踏会会場に一番乗りするシンデレラ」 8.ボツ「箱の中身を当てるクイズ」 9.ボツ「王子は11時まで踊りが下手なのだった。踊りが下手なことを気にしないシンデレラ、王子と踊る」 10.ボツ(ネタかぶり)「継母たちに見つかり、荷物持ちをさせられてしまうシンデレラ。それでも舞踏会に来られただけで幸せ」 11.OK「舞踏会の食事は、食券制。自分の食券をこわれるまま、人に譲るシンデレラ」 12.OK「受付で記念品を配っているが、数が足りずに最後のひとつ。自分は受け取らず、他の人に譲るシンデレラ」 13.再提出候補「装飾品よりも、時間が気になるシンデレラ。時間を知るために、人に装飾品をあげてしまう」 14.OK「踊らずに、酔ってしまった少女を看病するシンデレラ」 15.ボツ「帯を結ばないとならないというルール。人の帯を結ぶばかりで、自分の帯を結ぶ時間のないシンデレラ」 16.OK「会場は寒く、みんな暖炉の近くを取りたがる。皆に場所を譲って、暖炉から遠いところに行くシンデレラ。王子もそこにいたのだった」 17.OK「男性たちに次々と声をかけられ、求められるままに踊るシンデレラ。だが物欲しげな他の女性にどんどん譲ってしまう」 18.OK「子供の面倒を見てくれと頼まれるシンデレラ。他の人は無視を決めこんでいるなか、シンデレラだけが、時間を割いてあげる」 19.ボツ「争奪戦に負けて、料理を取れないシンデレラ。王子が料理をとってきてくれる」 20.OK「王子と踊るための行列。シンデレラも並ぶが、次々とあとから来た人に譲ってしまって、いつも最後尾。王子が声をかけてくる」 弟切 1.ボツ「足下を走り回り、騒ぎを起こしたネズミさんをかばうシンデレラ。その優しさに目を留める王子」 2.ボツ「シンデレラに見覚えのある王子。昔お忍びで物乞いをやったとき、優しくしてくれ娘だった」 3.ボツ「姉妹同士の喧嘩によって、すっ転ぶ上の姉。姉を助け起こすシンデレラ。足の引っ張り合いばかりが目立つ中、その優しさに目を留める王子」 4.ボツ「シンデレラの前に現れた魔法使い。シンデレラに三つの選択を迫る。ドレスか、踊れるようになるか、舞踏会に行く、か、三つの選択を迫る。舞踏会に行くを選ぶだけでいいと答えるシンデレラに、三つすべてがプレゼントされる」 5.OK「入口で慈善事業の寄付を募っている。他の娘は小物を(しかも惜しがって)出しているにも関わらず、シンデレラはすべてのものを出してしまう。しかし今宵の王妃選びの舞踏会は、そもそも、無欲な女性を選ぶためのものだったのだ」 6.OK「誰もどれが本物の王子様か知らないでいる。王子は変装して、舞踏会に参加しているのだ。王子探しに興味をもたないシンデレラ、具合の悪くなった女性を介抱すると、じつはその女性が女装した王子様だった」 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 望月 1.ボツ「王子のボディーガードして雇われるシンデレラ」 2.ボツ「ダンスが踊れないシンデレラ。相手に恥をかかせてはいけないと、誘いを断りつづける。しかし見目の悪いオジサンとだけは踊る。オジサンが王子だった」 3.ボツ(重複)「ネズミさんたちのためにおみやげを包んでもらおう」 4.OK「指輪を拾うシンデレラ。着服しないで、届け出る」 5.ボツ「泥棒を見つけたシンデレラ、渡された口止め料を、相手に返す」 6.ボツ「魅了魔法のかかったドレスを着てやってきたシンデレラ。帰ろうとするが、アクシデントで王子と出会ってしまってチャームの魔法が発動」 7.ボツ「お城までやってくるが、舞踏会場に行くよりも前に、汚れている城内に目がとまり、掃除をはじめてしまうシンデレラ」 8.ボツ「会場で姉たちに見つかって、蹴りをくらい、とぼとぼ帰ろうとするシンデレラ。土産物屋がただで色々くれるというが、自分のためでなく、姉たちのためになにかをもらおうとするシンデレラ」 9.ボツ「無欲な者しか乗れない魔法の雲。乗れたのはシンデレラだけだった」 10.ボツ「無欲な者以外は、手を食いちぎられる魔法の『無欲の口』」 11.OK「迷子の男の子を見つけるシンデレラ。自分も王子をひとめみたいのだが、それよりも、子供のほうを優先してやる」 12.空き番 13.OK「お城を見ただけで、もう帰ってしまおうとするシンデレラ。舞踏会の招待主として、なにか粗相があったかと気にしてくる王子」 14.ボツ「バーゲンセールをやっていた」 15.ボツ(再提出可能)「王子が振り向いてくれる魔法のお弁当を持参してやってきたシンデレラ。食べ物が用意されていない舞踏会。おなかをすかせた女の子に、お弁当をあげてしまうシンデレラ」 16.ボツ(再提出可能)「カボチャの馬車を、お腹の空いた浮浪児たちに与えてしまうシンデレラ」 17.OK「アンケートに答えて、お金を差し出されるシンデレラ。結局、1円ももらわずに解放されるシンデレラ。お金をもらわなかったのは、どうやらシンデレラだけだったらしい」 18.ボツ「完全に無欲のシンデレラ。もはや悟りの境地。気にした王子が、踊りに誘いに来る」 響子 1.(再)「王子から声をかけられるシンデレラ。もっと踊りたがっている他人を紹介しようとする」 いか 1.ボツ「シンデレラは暗殺者だった」 とんびの羽根 1.ボツ「お酒で酔っぱらって掃除をはじめてしまうシンデレラ」 2.ボツ(意味不明)「」 3.OK「喧嘩しているふたりの娘。乱れたテーブルを直すシンデレラ。仕事の要領で体を動かすと、それが楽しくなってしまってすべてを忘れるシンデレラ」 4.ボツ「食べ残しをもったいないと思って、食べるシンデレラ」 -------------------------------------------------------------------------------- 業務連絡、その2 No.0073 投稿日 2000年11月22日(水)02時25分 投稿者 新木 伸  えーと、わしもうっかりミスがあるかと思うので、みなさんも一覧表とかでチェックしてね。  これはほんとに無欲? とか。  ネタかぶってんじゃん、とか。  そんなのあったら、誰の何番みたいな感じでよろしく。  もちろん一覧表の骨だけじゃなくて、ログから探し出して、もとの文をチェックしたうえで報告よろしく。  逆に、これはOKなのでは? ってのもあったらよろしく。 -------------------------------------------------------------------------------- 一覧表に No.0074 投稿日 2000年11月22日(水)09時29分 投稿者 なかのん 僕のが無いですよ(笑)。 それと、呼び名は何でもいいです。君付けでもさん付けでも ミスターでもムッシュでも呼び捨てでも。 それでは課題提出二発目。 4.化粧編 魔女の魔法できらびやかに変身するシンデレラだったが 魔女は化粧を忘れる。もう一度魔法をかけるかという問いに、 シンデレラは「これで充分ですよ」と断る。  城にて、王子様は化粧臭い女どもにうんざりしていた。 そこへシンデレラ登場。 5.賭事編 舞踏会でも余興として金持ちの娯楽「賭」が行われるが、 シンデレラは見向きもしない。 王子は理由を問う。 「お金が無く、もし大金を手に入れても使い道が思いつかないから」 6.プレゼント編 王家より集まったご婦人方にプレゼント。 ずらりと並ぶ豪華なプレゼントの中からシンデレラが選んだのは 品物を入れてあった箱であった。理由は 「ネズミさんが子供を産んだから、良いお家があればと思って」 王家の秘宝編ってのがありましたが、長蛇の列ネタなので 自主削除しました。 がんばろっと。 -------------------------------------------------------------------------------- みやび6〜11 No.0075 投稿日 2000年11月22日(水)10時16分 投稿者 はせがわみやび  ようやく仕事が一段落したので、とりかかってみました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび6  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・追いかけっこしながらネズミとネコが飛びこんできて、会場がパニック状態に陥る。 ・どこかで見たネズミだと思うシンデレラ。いつもチーズをわけているネズミさんだとは気づかない。 ・ネズミとネコがひっくり返す料理から、自分のドレスを汚されまいと逃げ回る女性たち。 ・カーテンをよじ登り、シャンデリアまで逃げるネズミ。捕まえようとしたネコは、ジャンプに失敗してシャンデリアごと落っこちる。 ・砕けたガラスで傷ついたネコと、それを心配そうに見下ろしているネズミ。傷を負い血を流しているネコだが、女性たちは遠巻きにしている。 ・駆け寄るシンデレラ、豪華なドレスを惜しげもなく引き裂いてネコの包帯代わりにする。 ※鐘が鳴った場合、包帯代わりにしたドレスがどうなるか考えておくこと。 ・ネコの飼い主が現れ、シンデレラは感謝される。飼い主は王子だった。 (要約:ケガしたネコのために、自分のドレスを包帯代わりに使うシンデレラ) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび7  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・舞踏会の開催を告げる鐘の音。急げと衛兵にどやされてお城に駆けこむシンデレラ。 ・曲がり角で男性にぶつかって倒れ、心配されるが、だいじょうですからと微笑んで駆けていく。 ・たどりついたとたんに順番待ちの列に放り込まれるシンデレラ。前に上の姉、後ろに下の姉がいて目をぎらつかせている。 ・挨拶するが、きれいになったシンデレラに姉たちは気づいてくれない。 ・王子さまと踊れる百人は、ちょうどシンデレラまで。がっくりくる下の姉を見て、わたしは慣れない靴で足を痛めたからと辞退する。そのまま壁際へ。 ・王子が現れ、壁へと立ち去ろうとするシンデレラに踊らないのかと声をかけてくる。 ・驚くシンデレラ。王子は、曲がり角でぶつかった男性だった。 ・列の最後尾から、「不相応な靴を履いて足を痛めたんですわ。わたしが代わりましたの」と下の姉が意地悪く言う。 ・百人と踊り終わったあと、スローバラードに変えさせ、「少しだけでも」とシンデレラをダンスに誘ってくる王子。仮病を見ぬかれたと悟るシンデレラ、頬を染める。 (要約:ダンスの権利を仮病を装い姉に譲るシンデレラ) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび8  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・カクテルをもったホステスが、飲み物を渡すたびになにやら女性にささやいている。 ・シンデレラにもささやくホステス。「踊りのあとに王子からプレゼントがあります。欲しいものの前に立っていなさい」。 ・指さすほうを見ると、大きなテーブルにはきれいな装飾品の数々。女性たちは、我先にと豪華そうな装飾品を狙ってすでにバーゲンセールの主婦状態。 ・テーブルの片端の女性から誘って踊りはじめる王子。 ・ようやく欲しいものを見つけたシンデレラ。なぜかバイキング料理のテーブルの端にぽつんと立つ。 ・最後の、ひとりヘンなところに立っているシンデレラに近づいてくる王子。彼女の前になにも置かれていないように見えて、尋ねてくる。 ・「もしほんとうにいただけるのでしたら、このきれいなスプーンをひとついただきたいのです。姉のスプーンがひとつ欠けてしまいましたので」 (要約:プレゼントをやるといわれて、姉のために選ぶシンデレラ) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび9  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・舞踏会が始まり、五百人のオーケストラが音楽を奏ではじめる。 ・ひとりずつ訪れた女性の手を取る王子。好きな曲をリクエストさせてダンスをする。 ・パートナーチェンジを繰り返し、そのたびにオーケストラは音楽を切りかえている。継母や姉たちは長く複雑な曲をリクエスト。華麗に踊っている。 ・長い舞踏会もクライマックス。もう踊っていない女性はいないだろうかと見まわした王子に、遠慮がちに遠く離れていたシンデレラは見つけられる。 ・王子に手を取られるシンデレラ、リクエスト曲を聞かれる。 ・オーケストラを見やるシンデレラ。女性たちの無茶なリクエストに疲労の色が濃い。 ・静かに首を振り、曲はいらないこれで充分ですといって、王子の手を取ったまま簡単なステップを踏み始める。 ・ぐったりしていたオーケストラの人々がシンデレラの配慮に気づく。微笑を浮かべると団員の誰ともなくステップに合わせてひとりまたひとりと曲を奏ではじめる。 (要約:ダンス・ミュージックをリクエストする権利を放棄するシンデレラ) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび10  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・舞踏会に参加している男女が大きな二重の輪をつくる。ペアになり、ダンスが始まった。 ・次々とパートナーチェンジを繰り返す男女。王子は、一番上座から徐々に降りてきている。 ・次はシンデレラの番というところで、ふとシンデレラが横を見ると哀しげな女性の顔。シンデレラは、曲が最後に差し掛かっていることを知る。 ・その女性と入れ替わるシンデレラ。次のパートナーチェンジの前にやはり曲が終わってしまい。新しい曲が始まると、今度は逆周りにパートナーチェンジ。遠ざかっていく王子。 ・しばらくして、ふたたび近づいてくる王子。だが、今度は悔しげな横の女性が目に入る。それはシンデレラの姉だった。でもパートナーを譲ってしまうシンデレラ。 ・延々つづく舞踏会。次が王子というときに限って曲が終わりかけ、シンデレラはついつい隣の女性に譲ってしまう。 ・舞踏会はクライマックスで真夜中が近い。今度も王子が隣にきたとたんに曲は終わりかけている。けれどもシンデレラはまたもとなりの女性と入れ替わってしまう。 ・ところが最後のパートナーチェンジで王子のほうも入れ替わってシンデレラの手を取ってくる。 ・「一度くらいはお相手してください」とにっこり微笑んでくる王子。 (要約:パートナーチェンジで王子と踊るチャンスを譲ってしまうシンデレラ) ※似たようなエピソードが「おまけの小林くん」にあった気がしてきたので確認します。似ていた場合は自主ボツかな。UP前に気づいたので。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび11  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・中に入りかねていると、入口でうろうろしている男女がいる。どうしたのかと声をかけるシンデレラ。 ・男女は貧乏貴族の兄妹だった。招待状をもらったものの、みなの着ているきらびやかな服に比べてみすぼらしいなりなので入れないのだ。妹だけでもお城の舞踏会を体験させてやりたいと兄。 ・シンデレラは、自分の服と交換することを申し出る。ただし、12時までに帰らなければならないとけれども、とシンデレラ(ガラスの靴だけはサイズが合わない)。 ・感激して承知する兄。だが、妹は兄もいっしょがいいからと断ろうとする。物陰から現れた貴族風の青年が、ではお兄さんの服はわたしと交換しましょうと申し出る。 ・兄妹を見送ってから、青年はシンデレラを中庭に誘った。会場の音楽がかすかに聞こえてくる。ダンスを申し込む青年。 ・中庭で楽しくダンス。シンデレラは舞踏会の雰囲気だけでも味わえて幸せ気分。だが、12時近くなると、服を貸した兄妹が気になってくる。 ・青年が、そんなに気になるならと、シンデレラを連れてお城へと入っていく。交換したままのみすぼらしい服装でパーティ会場をずんずん進む青年に、引きずられていくシンデレラはびっくり。 ・ざわめく会場。シンデレラたちを見つけた兄妹がやってくる。服を返そうとする二人に、そのまま帰りなさいと青年。兄が服を貸してくれたのが王子だったと気づき、それを聞いたシンデレラはさらに驚くのだった。 ・ふたたびシンデレラは王子にダンスを申し込まれ、今度は大広間で踊る二人。 (要約:舞踏会に参加する機会を譲ってしまうシンデレラ) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- あくまできらびやかに No.0076 投稿日 2000年11月22日(水)13時58分 投稿者 弟切 千隼 今までに六つ出して、可をいただいた のは二つだけですね。 叩かれても叩かれても湧いて出る ごきぶりのように、めげずに アイディアを出さなければ。 はっ、そうか、ごきぶりと同じで、 一つのアイディアの陰には、 三十くらいの埋もれたアイディアが あるんですね。 やっと少しづつわかってきた気が します。伏線として多少前振りが あっても良いけれど、主たる舞台は 「きらびやかなお城の舞踏会」 でなければいけないんですね。 で、次のネタに行きます。 番号は前のものと合わせて 付け直しますから、次が七番目ですね。 その七。 −−−−−−−−−−−−−−− ・舞踏会の会場に、続々と貴婦人 方が到着する。到着した貴婦人たちは 一人づつ控え室に通され、お城の 使用人にこう言い渡される。 「開場時刻までここでお待ち下さい。 部屋の中にある道具は御自由に 使って下さって結構です」 最後に使用人は付け足す。 「この部屋にあるあの大きな鏡は、 願いを叶える鏡と言われております。 あの鏡に向かって願い事を言うと、 どんな願いでも叶うのでございます」 ・貴婦人方は部屋に一人きりに なると、待ってましたとばかり 鏡の前に飛んで行き、勝手な願い事を まくし立て始める。「王妃になりたい」・ 「王子さまと一晩中踊りたい」・ 「この国で一番の美人は私よ」など。 ・シンデレラの継母は鏡に向かい、 目をぎらつかせて言う。美しい ドレスに似合わず、その表情は 鬼婆のようだ。 「そりゃもちろん、若返りよね。 二十代、いえ、十代の若さを 取り戻したいわ。そうして国中の 若くて格好いい男たちを侍らせて 遊び放題。場合によっちゃ、 王子さまだって私の僕よ。そうだわ、 若返れば娘たちより私の方が 美人かも。いえ、なればいいのよ、 願い事が何でも叶うんだから」 シンデレラの上の異母姉も 母に負けず醜く顔を歪めて言う。 「王子さまの心を射止めるのは この私以外になくてよ。もちろん 将来は王妃。お城中の宝石もドレスも 私の物よ。そうそう、妹よりも 私の方を美人にしてもらわなくちゃね。 国中で一番綺麗なのは王妃さま って決まってるんだから」 シンデレラの下の異母姉も、まるで ドレスをまとった悪鬼のような 様子で言う。 「お姉ちゃんにだけは負けないわ。 美貌も宝石もドレスも御馳走も、 何でも私が一番よ。踊りだって 私が一番上手で、王子さまなんか 他の女に目もくれずに私にめろめろ になって、もう、その場で私は 将来の王妃に決定よ。お姉ちゃんも 含めて国中のみんなを、私の前に ひれ伏させてやる」 ・そんな中にあってシンデレラの 表情はごく穏やかで、口にした 願いはごくささやかなものだった。 「舞踏会って初めてで、どんな 御馳走があるのかわからない けれど、きっと見たこともない 御馳走が並んでいるのでしょうね。 舞踏会の御馳走って持って帰れる のかしら?私の友達のネズミさんが おなかを空かせて家にいるから、 ネズミさんのために少しだけ 御馳走を持って帰らせて下さい」 ・実は、控え室の鏡は願いを叶える 鏡ではなかった。その鏡はハーフミラー になっていて、鏡の裏側にはお城の 使用人が隠れており、貴婦人方の 本音の表情に目を凝らして、本音の 声に耳を澄ませていた。 ・控え室での貴婦人方の様子は お妃候補を探している王子に 伝えられる。王子はシンデレラの 無欲さに驚き、心を打たれ、使用人 から彼女の特徴を聞きだして、 舞踏会の会場で彼女を探す。 ・会場でシンデレラを探していた 王子は彼女を見つける。彼女は 山のような御馳走に手も付けず、 誰かと踊りもせず、壁際でかすかに 微笑んで会場の様子を眺めている だけである。王子はそんな彼女に 近づいて声を掛ける。 「踊っていただけませんか?」 −−−−−−−−−−−−−−− ちょっと『白雪姫』が入ってる でしょうか? 気にしないことにして、次へ 行きます。 その八。 −−−−−−−−−−−−−−− ・きらびやかなお城の舞踏会。 シンデレラも美しいドレス姿で 参加している。しかし彼女は 壁際で控えめに立っているだけで、 御馳走にもほとんど手を付けず、 誰とも踊ろうとせず、踊る人々の 輪を眺めている。反対にシンデレラ の継母と異母姉たちは、殿方に 見つからないように猛然と御馳走を かき込み、これぞと思う殿方を 見つけると、他の娘たちを突き飛ばして 踊りを申し込んでいる。 ・突然、踊りの輪の中で誰かが 倒れて騒ぎになる。見れば倒れた のはシンデレラの上の異母姉だ。 欲張りな彼女は自分をより 美しく見せようとコルセットで ぎゅうぎゅうに体を締め付けた 上に、慣れない御馳走を 食べまくり、そんな状態で 張り切って踊りまくったので 目を回してしまったのだった。 ・会場に医者が呼ばれる。 診察を終えた医者は言う。 「舞踏会に来た御婦人には よくある病気です。こういう 場合には、同じ会場にいる 御婦人の身に付けている 宝石を一つ、砕いて呑むと良い と言われております。どなたか、 宝石を提供して下さる御婦人は おりませんかな?」 ・会場の貴婦人たちは互いに 顔を見合わせ、誰も宝石を 提供しようとはしない。シンデレラ の継母と下の異母姉でさえそうである。 そこへ壁際から歩み寄った シンデレラが、自分のドレスに 付いている大きな宝石を一つ、 ためらいもせずにちぎりとって 差し出す。 ・その様子を見ていた王子が、 感動してシンデレラに申し出る。 「何と欲のない、心の清いお方だ。 私と踊っていただけませんか?」 −−−−−−−−−−−−−−− その九。 −−−−−−−−−−−−−−− ・きらびやかな舞踏会の会場。 着飾った人々が行き交い、その中心に 王子がいる。しかし王子の表情は ひどく憂鬱そうだ。 ・実は王子は一種の「超能力者」で、 人間の心の中の欲望が見えるという 力を持っている。そんな彼にとっては、 欲望丸出しで彼に近付いてくる 求婚者など、化け物の群れにしか 見えない。 ・彼が御馳走のある方に目を 向けると、シンデレラの継母が ものすごい勢いで御馳走を口に 押し込んでいるのが目に入る。 王子の目には、その姿は大きな牙を 生やした顔じゅう口の怪物のように 見える。あまりの醜さに目を背けると、 今度はシンデレラの上の異母姉が 目に入る。貴族らしい男性と 踊っている彼女の体からは無数の 長い爪を生やした腕が生えて、 相手の男性をぐるぐる巻きに からめとっている。うんざりした 王子が別の方向に目をやると、 そこにはシンデレラの下の異母姉 がいて、どろどろした腐肉のような 目で回りの男女を見回している。 その背からは黒い炎のような オーラが燃え上がって、会場の天井 まで届く勢いだ。 ・どの方角に目をやっても、王子の 心は休まらない。と、一個所だけ、 ぽっかりと穴が開いたように 明るい場所がある。そこには 無垢なオーラに包まれた一人の 娘がいる。彼女こそシンデレラだ。 ・王子は「世の中にこんな無欲な 人間がいたのか」と感激し、彼女に 歩み寄っていって声を掛ける。 「私と踊っていただけませんか?」 −−−−−−−−−−−−−−− 今日はこんなところでしょうか。 さあ、ごきぶりホイホイにも スリッパにも硼酸団子にも ママレモンにも負けないネタを 目指して頑張りましょう。 -------------------------------------------------------------------------------- ささやかに参加表明 No.0077 投稿日 2000年11月22日(水)14時12分 投稿者 巻島翔史 半年に1回周期で巡ってくる鬱モードが ようやく衰退したので、参加させてもらいます。 (パソコンの調子によって、いつ来られるか分かりませんが) そもそも、自分のような「ワンアイデア暴走型」の人間は こういう企画に参加するべきではないかと思いますし。 過去ログ全部読むの疲れました。で、読んでみて思ったのは 「ネタかぶらんようにすんの大変なんちゃうん?」 「そもそも無欲ってなによ? 優しさとも自己犠牲とも違うの?」 ということでした。まあ、新木さんの言うとおりこれは自分で 解決していかなけりゃならんのだろうなあ、と。 1発目 お城に到着したシンデレラ、しかし元々はこんな舞踏会に参加するだけでも もったいないと思っていた彼女は、そこで引き返すことにする。 と、そこへ血気盛んな貴族の娘達から逃げてきた王子と遭遇。 彼女の自然体な様子を見て、安心したのか、王子は、 「僕と踊ってくれませんか」 2発目 料理に手をつけないシンデレラ、王子が声をかける。 「おなかでも痛いのですか?」 「いえ、私は家で食べてきましたから。 それに、捨てたあと野良犬さんが食べた方がお料理にとってはいいことでしょうし」 それを聞いた王子、感心して、 「僕と踊りませんか」 3発目 舞踏会最大のイベント、金の粒蒔きが始まった。 我も我もと粒に群がる人々。 ところがシンデレラは一粒も取らない。 見かねた王子、 「なぜ取らないのですか?」 シンデレラは王子に話しかけられたことに紅潮して答えられなかった。 王子は、それをシンデレラがトロくさいから粒が取れなかったのだと思い、 彼女に握りこぶしぐらいの量の金粒をわたす。 するとシンデレラは城の3階のバルコニーに行き、そこから街下に向けて 金粒を蒔いた。 「何をするんです」と王子。 「私よりもつらい生活をしてる人達がいるんです。その人達のためになればと思いまして」 民衆のことを何より大切に思っている王子、感心して 「このあとのダンスタイム、一緒に踊りませんか」 やってみるとめちゃめちゃ難いっすね。 ポコポコとアイデアの出る皆さんがうらやましい。 しかし、無欲と優しさの境界ってどこだろう。背中とお腹の境界より難しい。 -------------------------------------------------------------------------------- as writing a report of experiments No.0078 投稿日 2000年11月22日(水)14時28分 投稿者 西鶴翠 #この書き込みは、課題の提出ではないです。 レポート書いています。 「計算機」と「波」と「回路」の。 次に課題提出できるのは、木曜の夜あたりだろう、という予想です。 >OKとボツの割合を見て。 結構、今回はOKが多いですね。「ネタかぶり」と「再提出」と「ボツ×2」の四つが通らなかったのですね。七つが通った、と。半分以上は理解しているようです。 >できるかぎり骨。 やってみます。 >一覧表の誤り。 >一覧表によると、いま7個ですね。 6番目のものが、「OK」を書き忘れているようなので、8個です。 >それとも苦しいですか? 十個単位で出しているので、苦しそうには見えないかも知れませんが、わりと苦しいです。ただ、本当に苦しくなってくるのは、十個に到達したあたりかな、と。 ちなみに、この課題よりも、理系レポートと大学の学園祭が優先されるので、次に出せるのは、木曜の夜と、月曜の夜以降、になる予定です。十個追加はご勘弁を、という感じです。自分を追い詰めることを考えて、十二個目くらいがぎりぎり出るか出ないかの瀬戸際かと。 >骨化の作業を肩代わり 学園祭の期間中は、書き込まなくなると思いますので、ちょいと無理です。学園祭が終わるころには、みなさんすでに十個に達しているでしょうし(全員が十個に達したころに、次の「講義」に移行するのだと予想しています)。 >無欲さの本質。 私も、そこから出発して、エピソードを考えました。 >今後の展望など。 今までのところから推測して、新木さんの方法で、 「有機的な横のつながりを持つ文章が書けるのだろうか」 というのが、疑問だったりしています。 私の武器が、「文章力」と「細かな伏線を張る能力」であると思っているので、この方法論を使って小説を書いたときに、果たして、どこまで私の長所を残せるだろうか、ということが心配事項の一つだったりします。 (実は、失礼ながら、新木さんの著書を読んだことがないので、近日中に読んで、自分なりの考えの方向性を出そうと思っています。判断は、この「講座」が一通り終わるまで保留なのですが。) (この話、木曜の書き込みに続きます。) それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 題名。 No.0079 投稿日 2000年11月22日(水)14時36分 投稿者 西鶴翠 78番の私の英文。すごい誤り方をしている。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出……あれ、第何弾だっけ? No.0080 投稿日 2000年11月22日(水)15時22分 投稿者 唯野教授  あ、「王子の妹」ネタ、西鶴さんに先越された。  ではネタ被りが怖いので、思いついたらすぐ出すという方針で行きますか。 パターン9  魔女の力で無事舞踏会に参加できたシンデレラ。  会場では、誰が最初に王子と踊るかについて議論がはじまっており、遅れてきたシンデレラ以外、婦人の全員が参加している。  最初は自分がいかに王子にふさわしいかを声高に主張しあうだけだったが、次第にエスカレートしてきて、ついには引っ掻きあい噛みつきあう乱闘にまで発展した。  その様子を唖然として見ていたシンデレラの元に、王子がやってきて囁く。 「ああなると決着がつくまで最低でもあと八時間はかかります。それまで暇なんですが、よかったら私とダンスでもいかがですか?」  パターン10  魔女の助けで舞踏会へと到着したシンデレラ。  城の見事な装飾や参加者の華麗なダンスを見ながらうろうろしていると、床の隅に薄汚れたランプが落ちているのに気づきました。ついいつもの癖で、拾ってみがいてやります。  すると、ランプの口から猛烈な勢いで煙が吐き出され、瞬く間に天井まで届いたかと思うとその中から異国の装束を着た巨人が現れました。当然、会場は大騒ぎ。  巨人はその巨体に相応しい大声で言いました。 「私は魔人です。ランプの中に閉じ込められておりましたが、シンデレラ様のおかげでこうして解放されました。お礼に貴女の願いをかなえましょう」  シンデレラはそれをきくと、即座に三本の指を立てて叫びました。 「願いは三つ! 『消えろ』、『消えろ』、そして『消えろ』よ!」 「シンデレラ様の意のままに!」  魔人の体が目を焼かんばかりに輝き、その場にいた人はみな顔を覆いました。  光が消えた後には、魔人はもちろんランプも無くなっていました。  皆が茫然とする中、王子がシンデレラの元に駆けより、その手を掴みんで言いました。 「あなたのおかげで、この物語が別の話にならずに済みました! もし何か願いを一つでも言っていたら、この後の筋が変わってしまったことでしょう!」 10個目ということでちょっと変な奴を。どうしても古橋ネタを入れないと気が済まないらしい……。 -------------------------------------------------------------------------------- ネタがかぶらないように No.0081 投稿日 2000年11月22日(水)20時41分 投稿者 弟切 千隼 出たアイディアはさっさと書いて しまった者勝ちかな、と思い始め ました。(遅すぎますって) で、また次のアイディアに行きます。 私は物語の肉と骨の区別がまだよく できていない人ですが、できるだけ 骨っぽくしてみようと思います。 その十。 −−−−−−−−−−−−−−− ・継母と異母姉たちが舞踏会に 出かけた後、家に取り残される シンデレラ。そこへ一人の旅人が 訪ねてきて、一夜の宿と食事を 恵んでくれるよう頼む。 ・シンデレラは旅人を家に上げ、 貧しいながらも心のこもった食事で もてなす。旅人が「王子さまのお妃 候補を選ぶ舞踏会には行かないのか」 と訊ねると、シンデレラは「私には お妃なんて過ぎた地位です」と 答える。 ・そこで旅人はいきなり旅装を かなぐり捨て、「実は私が王子だ」 と名乗る。彼は野心をむきだしにして 城に集う女性たちを尻目に、一生懸命 働いている無欲な女性を探しに来たのだ。 「さあ、お城へ行って踊りましょう。 ドレスも馬車も用意してありますよ」 −−−−−−−−−−−−−−− このお話ですと、いくつか問題が ありますね。 第一に、魔法使いのお婆さんが 登場しません。 第二に、この時点で王子には シンデレラの家がわかっているので わざわざガラスの靴を落としていった 女性を探す必要がなくなります。 第一の点は譲ってもらうとしても −実際、「シンデレラ」の原型には 魔法使いのお婆さんは登場しない そうです−、第二の点は明らかに 物語の筋を変えてしまいます。 この第二の点については、 「シンデレラが落としていった ガラスの靴を持って王子のお使いが シンデレラの家に来た時、継母が シンデレラを隠してしまって、 二人の姉にガラスの靴を試させる」 というふうに解決しては いけませんか? その十一。 −−−−−−−−−−−−−−− ・華やかな舞踏会の会場。内気で 無欲なシンデレラは、踊る人々の輪に 加わろうとせず、一人たたずむ。 様々な余興が催される中、一人の 錬金術師が登場する。 ・錬金術師は言う。「私は長年 研究を続け、ついに普通の石を 黄金に変える薬を作り出しました。 今、ここでその成果を披露しましょう。 但し、石を黄金に変えるには、 その薬に女性の髪の毛を加え なければなりません。できた黄金は 差し上げますから、どなたか 御婦人の方、そのおみぐしを 提供して下さいますまいか?」 ・黄金は欲しいものの、本当に できるかどうかもわからない金の ために髪を提供することを 女性たちはためらう。しかし強欲な シンデレラの継母が髪を提供する ことを申し出て、舞踏会の会場で 石を黄金に変える実験が行なわれる。 ・実験は見事に成功する。黄金に 目がくらんだ女性たちは、自分の髪も 提供して金を作ってもらおうと 錬金術師のもとに殺到する。 ・そんな女性たちの中にあって、 シンデレラだけが錬金術師のもとへ 赴かず、大騒動の様子を眺めている。 彼女は、驚き呆れてその様子を 眺めていた王子と目が合う。 ・王子がシンデレラに訊ねる。 「あなたは、黄金を作って もらわなくてよいのですか?」 シンデレラが答える。 「私は黄金など要りません。 私はこうしてお城の舞踏会に 来られただけで充分です」 感心した王子はシンデレラに 踊りを申し込む。 −−−−−−−−−−−−−−− その十二。 −−−−−−−−−−−−−−− ・華やかな舞踏会に美しく変身して やって来たシンデレラ。彼女は それだけで胸がいっぱいで、 誰かと踊ろうなどとは思いも寄らない。 その上、慣れない舞踏会で人いきれに 酔ってしまって、シンデレラは 一人、お城の庭に出る。 ・庭のベンチで休んでいると、 何と、お城の裏手に広がる深い森の 中から、伝説の一角獣が現われる。 言い伝え通り、一角獣は処女である シンデレラの膝に顎を載せて ぐっすりと眠ってしまう。 ・すると一人の男性がシンデレラの 前に現われて、「そのまま一角獣を 捕まえれば億万長者になれますよ」 と言う。言い伝えによれば一角獣の 角は万病に効くというので、とても 高い値で売れるのだ。 ・しかし、シンデレラは「私は 億万長者になどなりたくありません」 と言って、男性が差し出した 一角獣を捕えるための手綱も受け取ろう としない。感心した男性は、自分は 実は王子だと身分を明かし、シンデレラに 踊りを申し込む。 −−−−−−−−−−−−−−− シンデレラはメルヘンなので、少し メルヘンらしいものを出してみました。 こんなもので、いかがでしょう? -------------------------------------------------------------------------------- 評価される前にもう一個追加 No.0082 投稿日 2000年11月22日(水)21時59分 投稿者 唯野教授 パターン11  魔女の手助けで舞踏会へとやってきたシンデレラ。  ところでこの舞踏会には、特別ゲストとして国一番の占い師も出席していた。  なんでも、今夜は月齢・惑星の位置・地脈などがいずれも最高の状態で、一回きりではあるがあらゆることが予言可能だとのこと。  その、一回きりの予言の内容を誰が決めるかという抽選が行われたのだが、なんとそれにシンデレラが当たってしまった。  シンデレラは占い師の前に立つと、少し悩んだあと、こう言った。 「明日の天気はどんな具合でしょうか」  それを聞いて占い師はもちろん、周りにいたギャラリーも顎が地面につくのではないかというほど口を開けて驚く。 「な……百年後の世界の情勢も占えるのだぞ! それを明日の天気などと……」  占い師は必死で説得しようとするが、シンデレラは意見を変えなかった。納得いかないとはいえ一度決めたことである。占い師はやけになって占いの結果を伝えた。 「朝は雲量五の晴れ! しだいに晴れていって正午過ぎに快晴となるが南からの風が強くなる! その後再び雲りがちになり、日没後しばらくしてから少量の雨が降るだろう! これで満足かっ!」  占いが終わる頃にはすっかり白けてしまった観客たちは既に姿を消しており、シンデレラがお礼を言う間に怒った占い師も去ってしまった。  一人残されたシンデレラだったが、突然後ろから肩を叩かれた。振り向いてみると、王子がなにやら興奮した様子で話しかけてくる。 「失礼、さっきの、あなたが選んだ占いの内容についでですが、あれはひょっとして、かの賢人帝ティベリウスの残した『未来を覗き見るなかれ』の箴言を踏まえてのものでしょうか!? 未来を知った者はすべからく未来にのみ心を捕らわれ、現在を生きることができなくなるという真理ですが……」 「申し訳ありません。存じないです」  シンデレラは正直に答えたが、王子はさらに興奮する。 「で、ででででは、貴女は自力で賢人帝の境地に辿りついたと? お時間はありますか? もう少し話をさせて下さい……」  そういえば、なにかのラジオ番組で「人間の三大欲は何か?」という問題に、「肉欲・性欲・愛欲」と答えた人がいたなあ。 -------------------------------------------------------------------------------- ログがー、ログがー・・・・ああ、流されるゥ No.0083 投稿日 2000年11月23日(木)01時04分 投稿者 望月京路 おおっと。小生は送る前、回線を繋いでから最低限ネタがかぶってないかだけを流し読みしてから、書き込みを送るのですが、落ち着いてから読んで見るとびっくり。 一個OKでてるではありませんか。王子は子供のやつが。 ・・・・・・・・(独白中) なるほど。それなら、何とかなるやも。でも、使い回しになるのかな? ・・・・出せば分かりますね。 >西鶴さん >サザエさん 「これってネタ使いまわしてるじゃねぇか!」とはもう言えません(笑)。 さて、ここで22日に移ります。 そしてさらにびっくり。OKが増えてる! と言いつつも、勝率20%くらい? ゆえに一覧でも一つびっくり。まさに、鬼のようなボツの山。同じくらい提出している西鶴さんは、もうすぐ合格しそうな勢いなのに。さすが西鶴さんじゃあ。 >新木さん >怒ってない あ、左様でございますか。内心、結構ビビってたんですが(笑)。 >空き番 空き番って、どうすればいいんでしょう? 放っておいてよござんすか? いまさら12番目埋めると、逆に混乱するでしょうし。永久欠番ってコトで。 >わらしべ長者 鬼ぃー、おにぃーとうめいていたら、唐突におにぎりを連想。おにぎりといったら猿蟹合戦に相違あるめえ。って感じでした。かには無欲でしたから。 最初は柿の種もあったんですけど、どう考えても余計だったので。 >18番目のネタ あ、読まれてた(笑)。まあ、自分でも「これじゃさすがに無理かも」と思ってましたが、少ない希望に賭けてみて、見事玉砕。 >そして質問 一回ボツになったネタは、再挑戦可能ですか? 前にそんな事をほのめかしたような発言があった気がしたのですが、そういう事は明確にしておきたいです。 *19番目 舞踏会にやってきたが、「まずは王子が腕によりをかけたお食事でも」と言われ、みんな列を成して料理を食べている。王子は料理が趣味らしい。 とりあえずシンデレラも列に並ぶ。そして、やっとこさシンデレラの番に回ってきた時、山のようにあった料理はほとんどなくなってしまっていた。 後ろを見るとまだまだ人が並んでいる。何も言わずシンデレラはその場を去った。 と、食べ終わった人から感想を聞いていた王子、すかさずシンデレラに詰め寄る。 「私の料理は食べる価値もありませんか?」 「わたしは匂いだけで充分です。充分、美味しいことは分かりました」 即座に王子は、シンデレラは後ろの人達に譲ったのだと察する。そして思う。なんてできた子なんだ。 「詳しくお話を伺いましょう。踊りながらでも・・・・」 *20番目 「王子様からのプレゼントです。好きな方をお選びください」舞踏会にやってきたシンデレラの前に抱えるほどの宝箱と手の平サイズの宝箱が差し出された。 シンデレラはさして迷わずに小さい方を選んだ。横の貴婦人は「当然、大きい方がいっぱい入っててお得ですわ」と口走りながら大きい宝箱を選んでいたが。 中を見ると紙切れが一枚。何かが書いてあります。 「王子と踊れる券 今すぐ王子に見せよう」 王子に差し出すと、彼は快く受け取ってくれました。 「よかった。誰も来てくれないから、困っていたんです。次の方が見せにくるまでですが、いいですよね」 *21番目 「王子様からのプレゼントです。お好きなだけお選びください」舞踏会にやってきたシンデレラの前にバラの花が山の用に積んであった。 シンデレラはさして迷わず一輪だけ選んだ。横の貴婦人は「当然、貰える物は貰えるだけ貰っておきますわ」と口走りながらバラの束を抱えられるだけ抱え込んだ。「ぎゃー」 抱え過ぎて頭からバラの花をかぶってしまい、全身に刺が突き刺さった。兵士にすぐに救助されたが、顔は傷だらけでとても舞踏会にいける状態ではない。彼女は渋々帰っていった。 とにかく、シンデレラはダンスホールへ。しかしそこにいるのは王子だけ。 「よかった。誰も来てくれないから困っていたんです。外からは悲鳴ばかり聞こえるのですが、まあ、あなたが来てくれたから気にしないことにしましょう」 *22番目 シンデレラは舞踏会にやってきました。 特に目を引くのは見た事もないような豪華な食事です。 しかしシンデレラはそれを手に取ろうとはしません。食『欲』がないからです。 そこへ王子様が声をかけます。 「どうしました? 気分でも悪いのですか? そんなモノ、踊っていれば吹き飛んでしまいますよ。さあ、シャルゐダンス?」 しかし、まだ作られてから四日くらいしか経ってないのに、書き込み数が三ケタになりそうって言うのは、凄くないですか? この掲示板。まさに鬼のよう。 御免。 -------------------------------------------------------------------------------- 今日、最後の三発 No.0084 投稿日 2000年11月23日(木)02時27分 投稿者 望月京路 *23番目(原作に『王子は人間です』なんて書いてないはず。他に設定は変えてないつもりですし。最後には二人とも永遠の愛の中で幸せな時を過ごすことでしょう) 王子は吸血鬼。吸血衝動に苛まれている。シンデレラは黙って首筋を差し出した。 *24番目 王子は皆に問う。「ニューヨークに行きたいかー!?」。 皆:「オー!」。 シンデレラ:「別に」。 『クイズは多数決じゃない』が王子の信条。つまり、少数派が好き。全ては、それを確かめるための誘導尋問だった。すかさず、シンデレラにダンスを申し込む。 *25番目(だって、魔女がいるんでしょ?) 突然、王子が倒れた。宮廷魔術師達が出した結論は「誰かの魂を分け与えるしか助かる道はないような急性の難病」。皆がためらう中、一番に申し出たのがシンデレラ「いくらでも使ってください!」。 シンデレラの協力もあって、王子は途端に元気になった。 「ありがとう、お嬢さん。景気づけに踊りませんか?」 お休みなさい。 御免。 -------------------------------------------------------------------------------- さらに追加 No.0085 投稿日 2000年11月23日(木)08時03分 投稿者 唯野教授 むう、結果的には五連発だったか。ネタの重複も無かったし、これは新木さんの負担を増やしただけだったかなあ。 パターン12  魔女の助けによって舞踏会へと到着したシンデレラ。  丁度一回目のダンスタイムが終わったところで、入り口で渡されたプログラムによれば次は王子の余興だという。  ゲーム好きで有名な王子のこと、いったい何が出てくるかと皆が期待する中、王子が壇上に現れて言った。 「お集まりの皆様には、これから心理ゲームで楽しんでもらおうと思います。それでは、第一問。次のものを思い浮かべて下さい……」  王子の出す心理ゲームは中々面白く、熱中しているとあっという間に次のダンスが始まる時間になってしまった。 「おや、もうこんな時間ですね。では最後の問題です。自分の財布の中にあったらいいなあと思う金貨の数を思い浮かべて下さい。いいですか? では、その数だけ後ろにさがってみましょう」  王子の言葉に従い、シンデレラは三歩だけさがった。  ところが他の参加者たちはというと、最低でも五十歩はさがり、多くはホールの壁につくまで後退してしまった。 「よろしいですか? では答えです。これは……一目瞭然ですね。あなたと私との距離です!」  その言葉を待っていましたとばかりにオーケストラが音楽を奏ではじめる。曲が始まったら、最寄りの相手と踊るのがしきたりだ。  皆は唖然としながら王子とシンデレラがダンスするのを見ていた。  実のところ、王子は欲深な娘たちの求愛に辟易しており、そのためこのような一計を案じたのである。  この時代に心理クイズって(以下略)。 パターン13  魔女の魔法のおかげで舞踏会についたシンデレラ。  王子を求めてうろうろしていると、突然見知らぬ中年の女性に声をかけられる。 「なにをやっているんだい、王子はあっちだよ」  シンデレラは一瞬戸惑ったが、よくよく聴いてみれば彼女を助けた魔女の声だ。魔女はシンデレラの耳元に口を寄せて囁く。 「なんなら、あたしが王子に魅了の術をかけてやろうかえ?」 「そんな、あなたには既に散々お世話になっています。これ以上ご迷惑はおかけできません」  シンデレラの言葉に、魔女はニタニタ笑いながら言った。 「遠慮するこたないさ。礼は見事王子を射止めた後で……」 「よくもこんなところに顔を出せたものだな」  魔女の言葉を遮った男の声に、魔女は狼狽して振り向く。 「王子!? いつの間に!」  目を見開いて驚く魔女に、王子は冷たい視線を向ける。 「公安がお前の動きに気づいていないとでも思ったか。さあ、さっさと逃げないと八課の精鋭がもう出動しているぞ」  魔女は醜く顔を歪めると、進路上の人を突き飛ばしながら出口へと走った。  一方王子は、急な展開についていけないシンデレラに事情を説明する。なんでも、あの魔女は人の欲につけこんで権力を得んとする邪悪な心の持ち主であり、シンデレラを使って王子を骨抜きにするのが目的だったらしい。 「城のまわりは既に封鎖済み、奴は今ごろ捕まっていることでしょう。ところで、よく魔女の誘惑に耐えましたね。それとも、私はそんなに魅力がありませんか」 「そんなことないですよ!」  大声で言ってしまった後、シンデレラは自分の言葉に真っ赤になってしまった。  王子はにっこりと笑って手を差し出す。 「では、踊っていただけますか?」  あ〜書いてるこっちが恥ずかしいわ。  パターン4改って気もしますけど、だいぶ変えてあるので13にしました。 -------------------------------------------------------------------------------- もう一丁 No.0086 投稿日 2000年11月23日(木)10時05分 投稿者 弟切 千隼 「とにかく思いついたら書け」状態 ですね、もう。 そういう訳でまた一つ行きます。 その十三。 −−−−−−−−−−−−−−−− ・華やかな舞踏会の会場。そこには 招待客以外に、場を賑わわせるために 大勢の芸人が呼ばれている。手品師、 軽業師、道化師、歌手、詩人など。 彼等はここぞとばかり芸を披露して 客を楽しませ、芸が終わると帽子を 差し出してチップを乞う。 ・しかし、さんざん楽しんでおきながら、 気前よくチップを出す客は少ない。 強欲なシンデレラの継母と異母姉たちに 至っては、「そんな程度の芸で金を もらおうなんて、こっちが逆に 金を払って観てやったんだ」と 言って、帽子から小銭をかすめとる 始末だ。 ・そんな客たちの中にあって、 シンデレラは喜んでチップを 払おうと思う。けれどもお金を 持っていない彼女はお金でチップを 払うことができず、身に付けている アクセサリーやらドレスに付いている 宝石やらを惜しげもなく取って 帽子の中に入れてしまう。 ・その様子を見ていた王子が 彼女の無欲さに感心して踊りに 誘う。 −−−−−−−−−−−−−−−− 何となく、自分が殺虫剤や人間の影から 逃げ回るごきぶりのような気がしてきた 弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- >業務連絡 >ALL No.0087 投稿日 2000年11月23日(木)10時54分 投稿者 新木 伸 >厳しさとか  今回あたりから、個人個人で厳しさの度合いが変わっていたりします。  制限事項を増やしていたりする人もいます。  ただそれは個人個人にたいしてのものなので、特になにも言われていない人は、気にしなくていいですよ。 >ネタかぶり回避のための即アップ  意味がないので、やめてください。  もしネタかぶりが起きて、アップ前のものが出せなくなったとしても、「おお、これでもう1個練習できるぞ」とでも、喜ぶように。  あと唯野さんの言っている「王子の妹」っていうのがどれか、よくわからんのですけど、「王子の妹」ってもの自体が出てきただけでボツにはなりませんよ。それをどう使って無欲とからめてゆくのか、そこのところが同じだったらボツにしますが。また「王子の妹」でなくても、他の女の子や男の子であっても、使い方が同じなら、やはりボツにします。 >空き番  これはほうっておいていいです。  残りのやつは、またあとで。 -------------------------------------------------------------------------------- >なかのんさん No.0088 投稿日 2000年11月23日(木)10時54分 投稿者 新木 伸  あら、やっぱり忘れてたか。追加しときました。手元の一覧表に。 4.「魔女の魔法で変身させてもらうシンデレラ。魔女は化粧を忘れてしまう。もういちど魔法をかけようとする魔女だが、シンデレラはこれで充分と断る」  うん。惜しい。  っていうか、これは無欲の表現になってますが、場所は舞踏会の会場限定ね。  ってことでボツ。 5.「会場の余興の賭け事に、見向きもしないシンデレラ」  OK。 6.「プレゼントを自由に選べる。だがシンデレラが選んだのはネズミさんのための家だった」  OK。  なかのんさんには、もうすこし難易度アップしましょう。  次からは、シンデレラの無欲さを表現するだけでなく、そのことが王子がシンデレラを見初める理由に繋がっていないとNGとします。  ……っていうか、もともとそれが制限事項なんですけどね。  まとめると、こんな感じ。  基本コンセプトは「無欲なシンデレラが報われる話」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・無欲なシンデレラ、王子に見初められる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- >みやびさん No.0089 投稿日 2000年11月23日(木)10時55分 投稿者 新木 伸 6.「ケガしたネコのために、自分のドレスを包帯代わりに使うシンデレラ」  OK。  だいぶ「優しい」要素が濃いですね。でもそれ以外にも、「ドレスを惜しげもなく破って包帯にする」が入っているのでOKですね。  ただし、他の娘たちが遠巻きにしている理由が不明確のまま。「優しくない」からなのか、「ドレスを汚したくない」からなのか、はっきりさせとかないとならんでしょう。 7.「ダンスの権利を仮病を装い姉に譲るシンデレラ」  OK。 8.「プレゼントをくれるといわれて、スプーンを一本、しかも姉のために選ぶシンデレラ」  OK 9.「ダンス時の曲をリクエストする権利を放棄するシンデレラ」  ボツ。  これはリクエスト権を放棄していることがメインではなく、オーケストラの人たちを気遣っているほうがメインになっている。 10.「パートナーチェンジで王子と踊るチャンスを譲ってしまうシンデレラ」  とりあえずOK。  でも自主ボツでもいいです。  ただ、何度も繰り返して頻繁に譲っているために、一見すると王子から逃げているように見える。そこでコミカルにするという意図があるんだろうけど、主題である「無欲さ」が隠れてしまうので、あまりいいエピソードとはいえないでしょうね。 11.「入口で出会ったみすぼらしい服の兄妹に、自分のドレスを譲ってしまい、舞踏会に参加する機会を捨てるシンデレラ」  OK。おまけにおもしろい。  現在9個。  ラスト1個……のとこだけど、「譲る」「放棄する」系があまりにも多いので、ペナルティとして、あと5個追加。  残り5個については、「譲る」と「放棄する」はNGってことでよろしく。  それからもちろん、みやびさんの場合は、出してくるエピソードは面白くないとボツ。 -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さん No.0090 投稿日 2000年11月23日(木)10時55分 投稿者 新木 伸  6つ出した?  弟切さんは、いまのところ2つしか出してないですよ。  はじめに言っときますが、「可」にならなかったものは、「アイデアを出した」とはいいません。  それはたんに「思いついただけ」です。  コンセプトに沿ってないものを出しても役にたたんので、すべては無駄な努力です。  たとえば掃除とかだって、おなじでしょう。  きれいにならなかったら、それは掃除したとはいわない。  おなじことですね。  まずコンセプトを定め、それに沿ったアイデアを出す――ということに慣れてくると、思いついたアイデアは、すべてはじめからコンセプトに沿っているものになります。  たぶん、無意識のうちに取捨選択がされているのでしょう。ボツになるアイデアは、もう意識にものぼってきません。コンセプトに沿ってないアイデアを出すことのほうが、難しいぐらいです。  こうなってくるとと、ボツになるものは考えることもないので、余計な時間を無駄な努力に費やすこともなく、たいへん効率的です。  そこが一応の到達目標です。  その前の訓練段階としては、30個ぐらい思いつくと1個ぐらいは拾えて、それだけは残す――なんて作業をやってる段階があります。弟切さんが、いまこのあたりではないかなぁ。  「一つのアイディアの陰には、三十くらいの埋もれたアイディアがあるんですね」――と、それに気づいたってことは、たぶんそうだと思います。  そして、そのさらに前の段階だと、コンセプトワークもへったくれもないような、話にならない段階ってのがあります。  「思いついたアイデアはそのまま使っちゃう」「面白そうだったら、話の筋を変えてでも使いたがる」なんて段階です。  自分が何を書こうとしていたのか――っていちばん大事なことも忘れて、思いついた面白いアイデアに夢中になって、本末転倒になってる状態です。話にならんです。  私の場合。  全部の段階を自分で経験してきましたから、そのへんは、よくわかります。  では、その7から。  あ、あとなんか読みにくいです。  箇条書きの途中で改行いれたりして整形しないで、そのまま出してもらえますか。  一行の長さが揃っていればいいんですが、なんかぴょこぴょこ変わってて(笑)。 7.「願いをかなえてくれる魔法の鏡に、ネズミさんへのお弁当を願うシンデレラ」  ボツ。  舞踏会の中でのエピソードでないし、ネズミさんへのおみやげは「みやび3」でやってます。  あとそもそも魔法の鏡ってのが唐突すぎ。本当の魔法の鏡でもないから、設定変えてるわけでもないんだけどね。お后候補を選ぶのが舞踏会の目的だったってこちらも、べつに設定変えてるわけじゃないです。でも前後とどう繋げるのか、果たしてスムーズに繋がるのか。  弟切さんの場合、今後の分に関しては、そういうことを考えてエピソード出しよろしく。 8.「食べ過ぎで倒れた姉のために、自分の宝石を差しだすシンデレラ」  ボツ。  自分でも苦しいと思っているだろう(たぶん)ので、理由は必要ないでしょう(笑)。 9.「人の欲望のオーラが見える王子。シンデレラだけが無垢な心の色をしているのであった」  OK。  ただし、王子が超能力を持っていたとするよりは、「心の色が見える魔法の眼鏡」とか、なにかそんなようなことにしたほうが、変更する設定が小さくなっていいでしょうね。  さらに、その手の魔法のアイテムを登場させるためには、「王子は舞踏会に来る婦女たちが欲深に思えて嫌だった。今夜の舞踏会を前に、そんな王子に魔女がアイテムを渡しにきた(シンデレラが王子と踊れるようにするためのアフターサポート)。半信半疑ながら、アイテムを使ってみる王子だった」――みたいなエピソードを挿入する必要が出てきます。  これ、なんで通したかというと、前に望月さんが出してボツになったものの改良版だったからです。 望月9.ボツ「無欲な者しか乗れない魔法の雲。乗れたのはシンデレラだけだった」 望月10.ボツ「無欲な者以外は、手を食いちぎられる魔法の『無欲の口』」  「魔法の雲」と「無欲の口」という便利アイテムを出しただけで、楽こいて済ませていたところを、こちらではオーラの色を実際に見せているので、通しました。 -------------------------------------------------------------------------------- >巻島さん No.0091 投稿日 2000年11月23日(木)10時56分 投稿者 新木 伸  いらっしゃい。  いま現在で、50個くらいOKが出てるのかな?  ネタかぶりの件は、問題ないと考えています。  アイデアってのは、数は無限です。  無限からいくつ引いたところで、残りは無限ですから、遅れて参加しようが、いままでに何個出ていようが、取り分はちゃんと残っています。  その点は安心してください。 1.「欲深な娘たちに追われて、逃げてきた王子。自然体のシンデレラに安心する」  OK。  シンデレラが王子をみても、欲望にぎらついた目をみせない、ってことですね。 2.「料理に手をつけないシンデレラ。料理が下げられて捨てられて、野良犬の食事になってくれればいいと願っている」  ボツ。  これではただの、もったいないことをする娘です。  犬が食うより、人の口に入ったほうがいいに決まってます。 3.「金の粒まき。他の人たちと違って、自分では拾わないシンデレラ。王子から直接渡されても、それをバルコニーから街の人々に向けて撒いてしまう」  ボツ。  「無私」と「無欲」って、微妙に違いますよ。  「無私=無我無欲」でして、悟りの境地に達しているシンデレラには、もはや「幸せ」という概念すらありません。  この金の粒を街の人々にまいてしまうシンデレラ……王子と一緒になれて、王宮で暮らしたとして、最後にそれで「幸せ」になれるのかなぁ。 -------------------------------------------------------------------------------- >西鶴さん No.0092 投稿日 2000年11月23日(木)10時56分 投稿者 新木 伸  ふむふむ。学園祭のほうはともかくとして、レポートはやらんといかんですね。大学生つづけるには。  学園祭とレポート終わって時間ができるのって、いつぐらいになりそうですか?  まあそのときの状況を見て、やりましょう。  でも追加するなら、12個なんていわないで、やっぱ10個単位で追加かな。  西鶴さんの場合(笑)。  次の展開は、まあ、おたのしみに。  自分の長所、あと短所を把握しとくのは大切ですね。  自分の牙はなにで、弱点はどこかってことですが。  「細かな伏線を張る能力」……伏線っていうのの定義をしないとアレですが、これって実行するには構成力が必要なんじゃないかしらん。  頭から終わりまで、一貫した筋書きをまず作ってからでないと、伏線って張れないでしょう。  構成力って、ぼくの定義によると、コンセプトを立てて、それを実現する力ってことになります。  まず話全体のコンセプト。ここからトップからボトムに向かう方向で細分化してゆき、起承転結、各章ごとのコンセプト。それぞれのブロックごと、シーンごと、段落ごと、文章1行ごとのコンセプト。  いまやっているのは、ひとつのエピソードレベル(上の区分けだとシーンごと)において、コンセプトを取り違えずに実現するための練習ですね。 -------------------------------------------------------------------------------- ショボい三発目 No.0093 投稿日 2000年11月23日(木)11時55分 投稿者 なかのん >難易度アップ 能力がある程度認められたのか、「忘れてますよ」なのか、 後者でしょうが、喜ぶべき事ですね(笑)。 では(と構えても一つだけ)。 8.化粧編・改 お色直しのための休憩時間だが、シンデレラだけ動かず。 王子に理由を問われると、 「崩れるほど動いていないし、飾りたいとは思わない」 なんと顕示欲のないひとだと王子は感心し、踊りに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- なんかやってますねぇ No.0094 投稿日 2000年11月23日(木)16時06分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。なんか、虎の穴に来てみました。差し詰め 「シンデレラ地獄」というところでしょうか(笑) アイデアのパ ターンを量産するのは、プロ作家として必須技能だと思います。し かし、同工異種を量産する技能であって、一つのアイデアを煮詰め る技能では無いというところに注意が必要だとか思ったりします。 情動的な追及が「右脳的作業」ならプロットの編集や組み合わせの 量産は「左脳的作業」だとつばくろ的に思います。おおよそ作品と しての特徴付けとして重要なのは、情緒的リアリティだとつばくろ は思ったりします。創作においては、「右脳的能力」を伸ばす事が かなり重要ですが、こういった「左脳的技能」を伸ばす訓練によっ て、独創的な発想力をスポイルする事になるのではないかと心配で す。参加するに当たってその辺を心得ておくべきとか思ったりしま す。あ、余計なお世話でしたか?(笑)  ・・・なんか言いたいことの半分も書けていませんが、とりあえ ず、そんな感じの事を思いました。 -------------------------------------------------------------------------------- せっかくなので・・・ No.0095 投稿日 2000年11月23日(木)16時07分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。せっかくだから、私もやってみます。なん か書いていると心臓の裏の辺りが痒くなってきますね。ちなみに小 説も書いた事無いのにプロット化なんて出来ません、私の場合。ん じゃ、書くなって? そういう事は言わないでね。へこむから。 1  舞踏会に参加したシンデレラ。しかし内気な性格の為に王子様に 声をかける事ができません。姦しい女達に囲まれた王子様を遠くか ら眺めるだけのシンデレラ。諦めかけていた時、席を外した王子が シンデレラの側を通り過ぎました。しかし、シンデレラは目を伏せ、 間近に王子の顔を見ることもできません。しかし、微かな音に気を 取られて、床を見遣ると宝石付きの袖止めが落ちているではありま せんか。きっと王子のモノに違いありません。王子は気付いていま せんが、後々困るに違いありません。その袖止めを拾うと、シンデ レラは、なけなしの勇気を振り絞って、王子を呼び止めました。 「王子様、王子様、先ほどこの袖止めを落とされたのは、王子様で はありませんか?」  恥ずかしげに、問いかけるシンデレラを怪訝な顔で眺める王子は、 自分の袖を確認した。確かに自分のモノだ。王子は、 「君は正直だね。記念にその袖止めを差し上げよう」 といったが、シンデレラは、驚いたように首を振ると、 「頂けませんわ!」 と声をあらげた。王子は不機嫌な顔をすると問いかけた。 「何故だい?その袖止めは君の趣味ではなのかな?」 王子の態度に狼狽したシンデレラは、王子と話が出来ただけで十分 とは言い出せず、 「きっと、その袖止めは王子様から離れると寂しい思いをしてしま います。そうなったら可哀相ですから・・・」 としどろもどろに取り繕いました。思わず吹き出した王子は、さも 面白ろそうにこういった。 「それは失礼。その袖止めはお返しねがおう。では、せめてもの礼 として、しばし貴方のお相手をさせて頂けないか?」 そう言って、王子はシンデレラの手を引くと、舞踏場へ誘うのでし た。 2  舞踏会に来たシンデレラ。しかし、内気な性格の為、王子に声を かける事が出来ません。とりあず、取り巻きの女達に混ざろうとし ますが、とても王子には近づく事は出来ません。輪から弾き出され、 疲れたように佇んでいると、一人の年かさの夫人が話しかけてきま した。 「どいつもこいつも浅ましいねぇ。周りから自分達がどう見られて るか気にならないのかねぇ」 シンデレラは、王子達を遠巻きに見ながら言いました。 「みんな夢に向かって頑張ってるだけだわ。私だっておんなじだも の」 「なら、あんたも頑張るんだね」 「私は駄目です。とても王子様となんて釣り合わないわ。それに夢 が適わなくても、夢を見つずけるだけで十分幸せです」 「馬鹿だねぇ、そんな事思っても誰も褒めてはくれないよ。ただ空 しいだけさ」 「そうかもしれません・・・」 寂しいそうに微笑んだシンデレラを、その夫人はしばらく複雑な顔 で見詰めると去っていった。 「おばさま、いらしていたのですか? こういう場所はお嫌いの筈 ではなかったのですか?」 王子は、驚いた顔で夫人に話かけた。 「ああ、どいつもこいつも欲望剥き出しで嫌になるさね。でもたま には、自分が嫌いモノを確認する為に出席したりもするんだよ。」 「まぁそうゆう趣旨の舞踏会ですからね。僕も彼女達の熱意には怖 いものがありますよ。でも彼女達は、僕が好きなんじゃ無くて、名 前につてる王子という修飾語が好きなんでしょうね」 笑いながら言う王子に、夫人は悪戯を思いついた少女のように、瞳 を輝かせて言った。 「なら、あそこに佇んでいる、とろそうな女の子なんかどうだい。 無欲なことならこの会場にいる奴等の中では一番じゃないかね?  ひょっとしたら、王子でないお前を好いてくれるかもしれないよ」 そういって、夫人は王子の背中を押した。王子は困惑した笑みを夫 人に向けると、満更でもなさそうに、シンデレラに歩み寄った。 3  舞踏会にやってきたシンデレラ。しかし、内気な彼女は王子に声 をかける事ができません。話かけるきっかけすら掴めぬまま、女達 にまじって王子を見詰め続ける事しかできないシンデレラ。次第に 話題のネタもつき女達は自分達が一番欲しいモノは何かと、話し始 めました。女達は次第に興奮し内容はどんどんエスカレートしてい きます。あるモノは世界に二つと無い宝石、あるモノは永遠の美貌、 あるモノは歴史に語り継がれるほどの名誉、あるモノは無尽蔵の愛 情を注いでくれる男性、あるモノは何者にも屈しない権力。女達の 欲望は尽きる事はありません。なかばウンザリした王子は、ただ黙 っているだけのシンデレラに気付き問いかけました。 「君はさっきから喋っていないが、君なら何が欲しいんだい?」 シンデレラは暫く考え込んで恐る恐る口を開きました。 「私は何も欲しいモノがありません」 王子は怪訝な顔をしました。 「何も欲しくないとはどういう事かな? 宝石でも永遠の美貌でも 言うだけなら自由だよ。無欲な事は美徳だがそれだけじゃあ生きら れないだろう」 シンデレラはまた暫く考え込んでいいました。 「違うんです。私はもう欲しいモノを手に入れたから、これ以上欲 張ったら罰があたります」 王子は良くわからない顔をして聞き返します。 「じゃあ、君の欲しかったモノってなんだい?」 シンデレラは恥ずかしそうに答えます。 「・・・思い出です。王子様とお会いになれた今日という日を夢見 ていました」 王子は何を言ったのは理解できない顔をしていましたが、突如、吹 き出してしまいました。そして笑いながら言いました。 「これは意表をつくプロポーズだね。なかなか大胆なヒトだ」 その言葉に周囲の女達の険悪な視線がシンデレラに集中します。あ わてたシンデレラは、まだ笑い顔の王子に、真っ赤になって言いま した。 「違うんです。私、以前から舞踏会に出席して王子様とお話する事 が夢だったんです。今日その夢がかなったんです。私、楽しい思い 出があったら、どんなに辛いことがあっても心が豊かでいられると 思ってました。永遠に私だけの宝モノを手に入れたんです」 自分でも何を言っているのか解らないまま、シンデレラは捲し立て ます。好機の視線を向けたまま、さも面白そうに王子は言いました。 「なら、もっと今日という日を楽しくしないか? もう少し欲張っ ても神様は見逃してくれるさ」 そう言って、王子はシンデレラの手を取りました。完全に動転した シンデレラはそれが、エスコートだと気付きませんでした。 -------------------------------------------------------------------------------- 脱落第1号(笑い) No.0096 投稿日 2000年11月23日(木)20時05分 投稿者 とんびの羽根 えー、脱落します。 >創作の意志があり、そのためにここを利用するなら、もちろん問題はないです。(中略)「読者限定」でしたら、すいませんがご遠慮ください。 創作の意志はあります、でもプロになるつもりはありません(会社員のぬるま湯にひたってるから)。 それ以前に、小説を書き、さらに他人に読ませたい、という熱意と覚悟が他の参加者のそれと較べて、はっきりと足りないですね、ここで退場します。(ただ、以前とくらべると、はるかに「うずき」を感じるようになって来ている自分がちょっと不思議というところでしょうか、みなさんの熱意が伝わってくるのですね) >でもなんか好きだな、これ(笑)。 >はっきり理由が言えないんですが、OKとします。 ひとつOKがでて、とてもハッピーです(嬉) 短い間でしたが、新木さんありがとう リストからは削除するか、脱落マークつけといてください。 この中からプロ作家が輩出することを祈念してやみません みなさんがんばってください! それではアデュー -------------------------------------------------------------------------------- おーわらーない〜〜〜(壊)。 No.0097 投稿日 2000年11月23日(木)20時21分 投稿者 西鶴翠 何がって、レポートが。 書き込んだら、すぐにレポートに戻る予定。 >「譲る」「放棄する」を禁止された人もいる。 うーん。これ以外のパターンで何があるんだ。 (一つくらいしか、思い浮かばない。) >学園祭とレポート終わって時間ができるのって、 >いつぐらいになりそうですか? そうですね。 上記のとおり、レポートの進み具合が芳しくないので、早くて月曜の夜くらいかと。遅いと、来週の木曜日。終わり次第、報告します。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- プロット方法論。西鶴翠の場合。 No.0098 投稿日 2000年11月23日(木)20時22分 投稿者 西鶴翠 #78の書き込みからの続きです。  一つのエピソードに対して、複数のアイディアを出し、絞り込む、というのが新木さんの方法なのだと思います。  例えば、    ・アイディア出しに悩む西鶴。  という骨がまずあって、それをどのように書くかを考える。そのときに、アイディアは発散する方向に数限りなく出してゆき、のちに、ベストのものを一つ選ぶ。  私の場合、背骨を出すのは同じですが、アイディアを出してゆくことはしません。場面に次々と制約を加えることによって、一つきりしかアイディアが出ないようにします。言わば、収束の方向に頭を持ってゆきます。それが、私にとってのベストです。  では、私にとってプロットは何のためにあるのか。それは、伏線をいかに張るかの見通しを立てるためです。別の言い方をすれば、場面の制約を作るための道具です。制約によって、場面と場面が文章単位で結びついていきます。  ちなみに、ここでいう「伏線」というのは、後々のエピソードの原因(理由)づけです。  新木さんにとってのプロットは、あくまで「構成」のためのように思えますが、私にとってのプロットは、言わば「個々の文を面白くする」ためのものです。  と、これらが、ここまでの「講義」を通じて、私が再確認した「私の方法論」でした。これから、この「講義」が進むにつれて、私の方法論が変わるかどうか、楽しみです。 #この上まで、木曜の朝に書いていました。 #現在、夜です。  まず、一番初めに、これを書いておきましょう。私にはそこそこの構成力はあると思っています。そういう自己評価です。「『起』のプロット」が、それをある程度物語っていると思います(少なくとも、我流でもプロットを作ったことがあるということ)(徐々に弱気になっている)。 >伏線を張るには、構成力が必要。  私もそう思います。話を組み立てられる人でないと、伏線は張れませんよね。  という話は、置いておいて。  新木さんはやはり「段階的詳細化(プログラミングの用語ですが)」の手続きを踏んでいたのですね。私が疑問に思っているのは、「エピソードごとに独立してしまって、横のつながり(読んだり書いたりする順番を『横』とし、構成を考えるときの道筋を『縦』とします)が希薄になってしまうのではないだろうか」ということです。『縦』のつながり(コンセプト)を重視すると、下手をすると、記号論的に書くことになってしまいそうです(けれど、この疑問を処理するのは、簡単だ。新木さんの著作を読めばいい)。  段階的詳細化の手法ならば、確かに「微調整」というのは、ありません。すでに調整されたものが、プロットとして手元にあるからです。言い方を変えれば、「微調整」はできません。効能としては、「確実さ」があると思います。  対して、私の方法では、それよりも前の段階の個々の文全てが、あとに繋がっていくので、「微調整」は余儀なくされます。『縦』のつながり(文の役割)の概念は弱くなりますが、『横』のつながり(文同士の結びつき)は強くなります。  どちらの方法が私にあっているか、検討していきたいと思います。 つばくろさん>同工異種を量産する技能であって、一つのアイデアを煮詰める技能では無いというところに注意が必要だとか思ったりします。 私も、それは感じています。この第一印象と、「講義」が終わったあとの印象で、どのような差異が出てくるかを見ているところです。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- きょろさんへ。 No.0099 投稿日 2000年11月23日(木)20時23分 投稿者 西鶴翠 >同じくらい提出している西鶴さんは、 >もうすぐ合格しそうな勢いなのに。 いえ、恐らく、私は十個出しても「合格」には至りません。これ、十個というのは「一般的にアイディアが出るか出ないかの瀬戸際の数」として設定されていると思われるのです。だから実のところ、個人個人によって「ひとまずのゴール」の個数は違うのではないかと(と思っていたら、案の定個人個人によって設定が変わっているし)。 目的は、「アイディア出しとはいかなるものか」を体で感じとるため、だと思うので。 だから、新木さん自身がやったら、ゴールは百個くらいになるのではないかと。 (でも、増やさないでください。>新木さん。) http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 色々 No.0100 投稿日 2000年11月23日(木)22時08分 投稿者 新木 伸 >わしの現状とか  うむ。仮眠もとったし、風呂にも入ったし、リフレッシュ。  自分の仕事のほう、ここ2日ほど、ひとつのシーンで詰まっていて、先に進みません。  レス付け作業で頭の体操してウォーミングアップしたら、今日こそ、突破しなければ。  ちなみに、下のような感じのシーン。  プロットだと、こうなるかな。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・自分に思いを寄せている(本人はそう思っている)はずの女の子が、ほかの男の子と逢い引きしているシーンを目撃して、ショックを受ける少年。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ショックを受けるってことは、「さぁっと体から血の気が引いてゆく感じ」ということで表現しようというアイデアまでは出しましたが、ではその「血の気が引く感じ」というのは、どういうことなのか。どう描写すればよいのか。  そのあたりで詰まってるところ。  ええ、もちろん。10パターンなんて、とうに出してますとも。  無意識下で捨ててるのをあわせれば、100だって軽く超えてるでしょうね。  もちろん、ボツにしてあるどれひとつとっても、みんなコンセプト(制限事項)は満たしてます。あたりまえの話ですが。  ここは話の展開上、かなり重要なシーンであるので、要求されるクオリティが高めで、それを満たす必要が、なんとしてもあるのです。  それほど重要なシーンでなければ、もうすでに出している10個の描写方法のアイデアのなかでも、十分に使えるものがあるんですけどねぇ。でもそれはまだ、ベストではないのがわかる。理由は明快で、まだ自分を絞りきっていないから。  なんとなく、まだ「上」があるはずだということは、感覚でわかるのです。 >ちと不在  あと明日から、ちょっと旅行に出かけてきます。  温泉旅行。  日曜の夜には帰ってきますが、溜まっている(と思われる)レスを消化するのは、月曜以降になるでしょう。  年二回、恒例。信州は小諸への温泉OFF。  もともと、十年前からの私の所属していた小説ボード(当時はインターネットならぬ、パソコン通信だった)のOFF会でした。最近は小説家志望者だけでなくて、NIFTYとかのぜんぜん普通の人もたくさん参加してますが。  作家になった作家志望者と、作家にならなかった元作家志望者と、知り合いの現役プロ作家の割合が非常に多いOFF会です。  同業者でないとできない話なんかできて、日頃の鬱憤をはらせるので、楽しみにしてる旅行なのです。  今回は、私が「よみかく」に出没しはじめた頃には、もう参加申し込みがとうに締め切られていたもので、こちらではお誘いしてませんでしたが……。  次回、半年後には、皆さんもお誘いたいと思います。  今回は、秋山瑞人さん、古橋秀之さん、高畑京一郎さん、橋本紡さん、神代創さんは、不参加だそうな。  荻野目悠樹さんは、参加のはずだったけど、いま電話したら仕事があがらなかったのでドタキャンだそうな。  すると今回は、現役作家は、わしのほかには、中里融資さん、三雲岳斗さん、篠崎砂美さん、中岡潤一郎さん、……あたりか。  ああ、あと2冊だけ出してそのあとストップしてるから、現役プロとはいえんが、巌宏士さんもいるか。  そういえば唯野さんって、古橋さんのファンだっけ?(それとも狂信者というべき?) -------------------------------------------------------------------------------- >西鶴さん No.0101 投稿日 2000年11月23日(木)22時10分 投稿者 新木 伸  あ、まず始めに、最近のやつ「98番」は読みましたけど、これ自体はその前に書いてあるのであしからず。でもまあ、読後であっても、趣旨は変わっていませんが。  自分の武器ですが、何が牙なのかの自覚を持つ姿勢は、とてもよいです。必要なことです。  ただ、自分が思っているほど、西鶴さんには文章力はないですよ。あと構成力もない。  「有機的な横のつながりを持つ文章」ですが……。  これ、なにを言ってるのか、さっぱりわかりません。わかるように書けていない時点で、文章力があるとはいえません。(※注:98番読んだら、なんとなくわかった。でもやっぱりまだよくわからん)  「伏線を張る能力」に関しては、構成ができていなければ伏線もへったくれもないので、仮にいま武器だと思っているとしても、それはただの勘違いであって、なんの根拠もありません。  西鶴さんの場合、構成がなっていないのは、今回のネタ出しを見ても、前にあげてもらったサンプルの格闘もののプロットを見ても、明らかです。  構成力がある人は、狙いと制限事項が設定されているのに、ボツになるようなネタは出してきません。  ほとんどボツを出してこない人も、いまいるでしょ? ここの参加者の中に。  また、構成力がある人は、「挫折した主人公が、真の強さとは何かを見つける話」として与えられたストーリー・コンセプトを、「強さは何かという答えを求めて悩む少年と少女が出会う話」にすりかえたりもしません(しかも自分で気づいてないでしょ、西鶴さん)。  ただ、まるでダメってわけじゃなくて、かなりのレベルに達しているし、その文章力と構成力のふたつが、西鶴さんの武器であることは間違いないです。  あと発想力もあるんじゃないかなぁ。アイデアを思いつく力。ちと暴走気味ではあるけれど。  ただし、そのどれひとつとっても、まだプロの水準には達していません。  これは私がどうこう理由を付けるよりも、まだデビューできていない、賞に応募しても、入賞はおろか、最終選考にさえ残りもしない――という現実が、なにより如実に証明していると思います。  キャラクターに関しては、西鶴さんの作品を読んでいないので、よくわかりません。  っていうか、「時間組曲」は見にいったんですが、あれは読めなかったです。冒頭部分の数ページあたりまで読んで、いったい何を書いてるのかまるでわからず、ぜんぜん作品に入りこんでいけないので、読む気が失せました。  あと私の著書のチェックですが……。  どうせやるなら、「星くず英雄伝」の1巻、3巻、4〜5巻の2冊構成の話、あと6巻あたりがいいかと。  2巻はラストあたりでプロット破綻してます。このときは、はっきりいって自分の力不足でした。  7巻は、コメディ長編なので、あまりプロットが意味を持ってこない展開になってます。  他の巻はすべて当時のベストだったし、現在の目から見ても、わたしのベストに近いものになっています。  1巻は、書き出すまでの準備段階で1年以上もらえたのでプロット破綻はなし。ベストのものにできました。  2巻は、一冊6ヶ月でプロットと執筆すべてをやろうとして、時間が足りずに敗北。プロット後半部分が、だいぶ破綻。  3巻は、同じく半年で、自分のベストを出すことに成功。  4巻5巻は、当初は一冊のつもりでやろうとしていたが、じつは2冊必要なことが判明して、一部敗北なのだが、2冊で1話と考えるならば結果的に成功。はじめから2冊の話になると読み切れなかったところが敗北点。ただしこれは読者にとっては関係のないこと。  6巻は、やはり半年にて、危なげなく成功。ただし玄人芸で危なげなく処理しすぎていて、いまひとつ「拳握って力説する情熱」に欠けているかも。 -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さん No.0102 投稿日 2000年11月23日(木)22時10分 投稿者 新木 伸 10.「舞踏会に行かず家で留守番のシンデレラ。旅人に食事を振るまう」  ボツ。アンド再提出不可。弟切さんは、今後再提出は一切不可。  はじめの一発でOKにならなければ、直して再提出の機会はありませんから、そのつもりで。  おめでとう。難易度アップです。これは能力認めているからなんで、喜ぶように。  んで、ボツ理由。  だから縛りがあるんだってば。  魔女が出てきて舞踏会に行かせてくれるのでなければダメで、王子との出会いは舞踏会の会場でなければだめです。ぎりぎり変えても、お城でなければ。  おまけに旅人をもてなすことは、「優しく」はあるけど無欲にあらず。  だいたいシンデレラが旅人に振るまった食事ですが、その材料はシンデレラのものなの? 継母たちの所有物である食料を、勝手に出してしまっているわけでしょう?  それは無責任といいます。  「ごめんなさい。お母様にお聞きしないと食事は出せないんです。あ、でも私の食事でよかったら――こんな粗末なものですけど」とかいって、自分は食わず、自分の分を差し出すとかなら、それは無欲なのかもしれないけど。  あとシンデレラは、「城に集わず、一生懸命働いている無欲な女性」なのではなくて、行きたくても行けないでいるだけ。  ……とか、ここまで書いてきて、補足説明があったことに気づく。  「第一の点は譲ってもらうとして」……。はァ?  譲るも譲らんも、これははじめから「設定変えないでアイデアを出す」課題なわけですよ。それがわかっているのに、なぜやるか?  すこし……いや、致命的に危機感が足りてないようなので、弟切さんには、ルールを増やすことにします。  つぎの提出分から、ボツのものを1個出すたびに、最終ノルマを2個ずつ増やします。  いま現在、10個出すのが目標ですが、今度ボツが出たら目標に12個に変更されます。  ……まあ、「9」みたいな惜しかったボツとか、そういうのまで適用しませんけど、この10みたいな甘えたやつ出してきたら、即刻2個のペナルティ出すので覚悟するように。  あ、べつに怒ってないですよ。今回も。  冷静に現状をみて、最終目的に向かうのに効率いいやりかたを出してるだけだよ。 11.「髪を黄金に変える錬金術士登場。殺到する女たちをよそに、」  ボツ。  この構図で無欲を描くなら、こんな複雑な流れはまったくもって必要ではありません。  錬金術士っていう面白そうなアイデアを思いついたことで、弟切さんは、それを振り回すことに夢中になっています。  本筋は、すっかりどこかにうっちゃられてしまってます。  面白いおもちゃを手に入れた直後で、いい気になって振り回しているだけの、ただの子供と同じです。その自分の情けない現状を、しっかりと認識するように。  ちなみにこの構図の要素を最小公約数でとると、 「王子からの金のプレゼント。殺到する娘たちをよそに、ひとり残るシンデレラ。王子からダンスに誘われる」  このパターンは、ざっと見たところまだ誰も上げてません。  これで出してきたOKでしたが、錬金術士なんて余計なアイデアを入れて、それを生かしてもいないのでボツとします。  なお、錬金術士というアイデアの行き着く先は、こんな感じになるはず。 「パーティ会場に現れる場違いな風体の錬金術士。生涯をかけた実験に必要な『女性の髪』を手に入れるために、会場にやってきた。だが他の娘たちは誰も耳を貸さない。成功して金が手にはいるかどうがわからないのに、髪を切られるなんてまっぴらなのだ。だがシンデレラひとりは、自分の髪を差し出すのであった。金が欲しいからではない。単に老人の願いをかなえてやりたかったからだ。実験は成功して金が生みだささる。だがシンデレラは、差し出された金を辞退するのだった」  私なら、ここまで練った上で――。  それから、自主ボツにします。  これはたしかに「無欲」をあらわしてはいますが、それよりも読者に与える印象としては、シンデレラの「優しさ」のほうが上回っているからです。  ただし、「優しくて無欲なシンデレラ」を描くのが主目的であるなら、これはかなりナイスなエピソードになるでしょうね。  でも何度も書いてますが、いまメインになっているのは、「無欲」のほうなのです。 12.「中庭で休憩しているシンデレラの前に現れる一角獣。一角獣を捕まえて角を取れば、億万長者になれるのだが、捕らえることを辞退するシンデレラ」  ボツ。  これも構図を最小公約数にするなら、「大金を手にするチャンスを辞退するシンデレラ」になるはず。一角獣のアイデアはまったくもって不要。  「大金を手にするチャンス」――は、やっぱりまだ出ていないようだけど(出てたかな?)どっちにしてもボツ。  同じ構図での再提出も不可。 13.「芸人の見事な芸。チップを惜しむ皆をよそに、チップを出そうとするシンデレラだが……お金がないので、身につけているものを渡すのだった」  OK。 -------------------------------------------------------------------------------- >唯野さん No.0103 投稿日 2000年11月23日(木)22時10分 投稿者 新木 伸 9.「誰が王子と最初に踊るかの口論に参加しないシンデレラ。王子はひとり体の空いているシンデレラと踊るしかなかった」  ボツ。  いいセンいってますが、口論に参加しないことが、かならずしも無欲であることを示していません。「争いが苦手」ということを示しているわけでもありますから。「シンデレラは唖然と見ているのであった」なんて、唯野さん自身が、そう書いてあるし。  そこのところをハッキリさせて、私が言いがかりをつける部分を潰しておけば、これはOKになっていました。  唯野さんの場合、これを修正しての再提出は禁止ね。これはもうすっぱりと忘れて、他のネタ、考えてください。 10.「願いをかなえてくれるランプの精。消えろと願うシンデレラ」  ボツ。  うん、でもまあ、真剣ななかにも、ゆとりって必要だよね(笑)。  嫌いじゃないなぁ。  でもスレイマンの言葉をパロりつつ、しっかり「無欲」を描ききってきたらよかったのに……。きみの「あの作品」にたいする情熱は、その程度のものなのかい。  引用&パロディにしたところで、いい気になって浮かれて自己満足して、それで終わってるぐらいの程度の「好き」なわけ?  好きでパロるなら、芸の領域にまで引き上げてみなさい。そこまでやると、それはパロディでなくてオマージュになります。 11.「的中率百パーセントの予言を受けるチャンスを得るシンデレラ。訊いたのは、なんと明日の天気の話」  ボツ。  うーん。でも惜しい。  シンデレラが訊いたのが、明日の天気ってところまではいいんです。それは無欲。  でもそのあとで意見を変えないこと。それは「頑固」。  おまけに王子がなにやら勘違いしてくるってエピソードがついてくる。そうすると、話が違うほうにいっちゃうでしょう。「賢者を捜していた王子が、ふとした誤解でシンデレラを賢者と思いこんでしまう話」みたいな方向に――。  「無欲」なことを描くことが必要なのに、「頑固」を入れると、どっちが本命かわからなくなってしまいます。  あと王子が賢者と勘違いってほうに行ってしまうのは、まるで論外。  よって総合としては、ボツ。  再提出は……唯野さんの場合、やってもいいです。  いまいった欠点を直してきたら、OKにしましょう。 12.「心理ゲームを出題してくる王子。心の中に浮かべた欲しい金貨の枚数だけ、後ろに下がるというルール。シンデレラがいちばん前に残ったのであった」  OK。  でもかなりギリギリ。  なぜかというと、出題意図がみえみえで、他の参加者が素直にルールに従うわけがないため。  お情けでOKですので、浮かれないように。 13.「人の欲を突く魔女の誘惑。ぜんぜん乗ってこないシンデレラ」  とりあえずOK。  ただ公安うんたらは……まあ、いいか(笑)。  どうとでも直せるし。 -------------------------------------------------------------------------------- >望月さん No.0104 投稿日 2000年11月23日(木)22時11分 投稿者 新木 伸  空き番は、欠番ってことで。じゃないと混乱しますから。 >18番のネタ  あのね、勘違いしてませんか。  くじ引き気分でやってんじゃないですよ。  「ボツを出してもいい」なんてことはなくて、「ボツが出てしまうのは仕方がない」って言ってるんです。わたし。  望月さんも、危機感が足りないようなので、弟切さんと同じルールを適用します。  15と16は再提出可と言ってましたが、これは不可に変更。  さらに今後の提出分から、ボツを出したら、2個ずつノルマを増やしていきます。  上に書いたような、「仕方なく出てしまったボツ」は見逃すこともありますが、そうでないやつはどんどんペナルティ出してゆくので、覚悟するように。  では、19番から。  今回まではボツでもペナルティは出しません。 19.「王子が作った料理。列に並ぶシンデレラだが、自分の番が近づいたときに残りがすくないことに気づいて、後ろの人に譲るために列を離れる」  OK。 20.「好きな大きさの箱を選べるプレゼント。皆は大きな箱を取るのだが、シンデレラが考えなく取った小さい箱には、王子と踊れる券が入っていた」  OK。 21.「自由に持っていっていいバラの花。たくさん取った娘は血まみれ、一輪だけしか取らなかったシンデレラだけが、王子と踊れるのであった」  ボツ。  そもそもこれは変。そんな大量に欲しいものか? バラの花って。  しかも構図が上と同じ。 22.「食欲をまったく持たないシンデレラ」  ボツ。  まったく食欲を持たないことは、無欲にあらず。  前と同じミスしてるんじゃありません。 23.「吸血鬼に首筋を差し出すシンデレラ」  ボツ。  べつに吸血鬼を出すことがいけないわけじゃない。でもこれじゃ王子ってことが吹っ飛んでるでしょ。  21、22もそうだけど、このあたりのヌルいやつ、次回からは上に書いた「ペナルティ」対象だから、気を付けるようにね〜。 24.「質問をしかけて、少数派であったシンデレラを踊りに誘う王子」  ボツ。  少数派であることが、無欲なのか? 25.「倒れる王子。助けるために、自分の魂を差し出すシンデレラ」  ボツ。  これは無欲……かもしれないけど、  「シンデレラに助けられた王子は、彼女を愛するようになるのです」……みたいな感じで、話の筋が変わっちゃうじゃん。 -------------------------------------------------------------------------------- >なかのんさん No.0105 投稿日 2000年11月23日(木)22時11分 投稿者 新木 伸 8.「お色直しの時間だが、シンデレラだけは動かない。理由を尋ねると、飾りたいとは思わないとの答え」  ボツ。  でもやっぱり惜しい。  まあ無欲っていえば無欲なんだけど、「自分の意見をしっかりもっている女性」ってのが強調されすぎ。  このネタ、もうすこし考えたいなら、また再提出してもいいですよ。 -------------------------------------------------------------------------------- >つばくろさん No.0106 投稿日 2000年11月23日(木)22時12分 投稿者 新木 伸  いらっしゃい。  うだうだ言わないでいいです。効果がありそうだと思ったら黙って参加する。効果がない、もしくは害があると思ったなら、傍観しているように。  またいつでも抜けていいですよ。  ちなみにいまやっているのは、「いまなにをやるべきか」というコンセプトを左脳の論理で明確に持つことで、右脳を酷使するためのトレーニングです。実際やっているのって、アイデア出しでしょう。これって右脳の分担だと思うのですが、違うかな。  アイデアを出したこともなくて、思いついたアイデアを組みあわせることしかやったことのない輩が、「このアイデアがベストであることは、私は自分でわかっている」なんて片腹痛いことを言っているので、まずアイデアを出すってことを体験してもらうためにやってます。  最近、なんか毒あるなぁ。わし。  いやすいません。  んでもって、ひとつ確認なんですが……。  「小説も書いたことがない」ってありますけど、これってどういう意味で?  ここって、「プロを目指している」、もしくは「自分の小説技術を向上させたいと思っている」という人をサポートするためにやっていることなんで、もし、どちらかにあてはまるのでなければ、ご遠慮ください。 1.「王子と目も合わせられないでいるシンデレラ。王子が落としたアクセサリーを返す」  ボツ。  ここでのシンデレラは、拾ったアクセサリーを着服したいなんて考えていないはず。  だいたい、王子が自分で言ってます。「君は正直だね」って。  つまりこれは、シンデレラが正直であることを示すエピソード。 2.「王子に近づきたいのだが、そうできないでいるシンデレラ。話しかけてきた老婆に、自分も王子をゲットする夢は持っていると語る。しかし自分と王子とが釣り合わないことは、自分でもわかっている。そして夢がかなわなくとも、夢を見ているだけで十分幸せと告げる。老婆は、じつは王子の叔母なのであった。シンデレラと分かれたあと、叔母は、王子の相手としてシンデレラを推薦する」  OK。  これは見事に「無欲」でしょう。  また叔母が出てくることにも、ちゃんとした必然性がある。  どこにも無理と無駄がありません。このエピソードに限っていえば、これはプロの水準です。一冊のすべてのエピソードでこのクオリティを維持できたなら、傑作とはいかないまでも、かなり面白い話になるはず。もちろん、売れる。  むむ。しかしなんか骨にしきれなかったなぁ。今回のは。わしもまだ修行が足りんか。 3.「王子のまわりで女たちのおしゃべりが始まる。話題は欲しい物の話。うんざりした王子は、ひとり離れたところにいるシンデレラに話しかけ、欲しいものを訊いてみる。なにもないと答えるシンデレラ。なぜなら、彼女はもう『舞踏会に来て王子と会うこと』という夢を叶えて、欲しい物を手に入れたからであった」  OK。  うん。これもまた、無欲。 -------------------------------------------------------------------------------- おおお、ペナルティが(>o<) No.0107 投稿日 2000年11月24日(金)11時03分 投稿者 弟切 千隼 やはりまだまだ私は「ぬるい」ですね。果てし なくゴールが遠ざかって行くような気がしない でもありません(;_;)でもとにかく、今はやる しかありませんね。 次に行きます。 その十四。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・華やかな舞踏会の会場。王子の回りを大勢の 人々が取り巻いて、一見楽しげに談笑している ようだ。しかし、実は王子はちっとも笑ってい ない。王子という地位にあるばかりに、こびへ つらった笑いに囲まれて育った彼は、心からの 笑いというものを忘れ、媚びた人の笑顔を見る ことさえ嫌になっている。王子の周囲に集まっ た人々は、笑い話を披露したり著名な道化師を 連れて来てその芸を見せたりして、何とか王子 を笑わせ、気を引こうとするが、誰も成功しな い。 ・一方、シンデレラは王子の機嫌を取ろうなど とは夢にも思わず、踊りもせずに壁際に一人立 っている。一人でつまらなさそうにしていると 見て、彼女のもとへ舞踏会の余興のために呼ば れた道化師が近づいて、おどけてみせる。シン デレラは無邪気に笑う。 ・何の打算もない心からのシンデレラの笑い声 を耳にして、王子は驚いて舞踏会の会場を見渡 す。その笑顔にはまた何のこびへつらいも現わ れていないのをみて、再び王子は驚く。こんな 風に笑える人が世の中にいたのか、と王子は感 激して、シンデレラに一緒に踊ってくれるよう 申し込む。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その十五。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・華やかな舞踏会の会場。王子の回りを大勢の 若い女性が取り巻いて、彼の気を引こうとやっ きになっている。王子がこの舞踏会でお妃候補 を探しているという噂が流れているため、娘た ちは何とか玉の輿に乗ろうと必死だ。シンデレ ラはそんな娘たちの輪には加わらず、一人壁際 に佇んでいる。 ・そこへ、一人の特別ゲストが登場する。「○ ○国の王子さまのおなりでございます」。ちょ うどこの時○○国の王子がこの国を表敬訪問し ていて、この国の舞踏会はどんなだろう、と様 子を見に来たのだ。 ・○○国はこの国よりもずっと大きくて、国力 もあり、その国の栄えている様子は人々の耳に 届いている。そんな国の王子なら、この国の王 子よりもずっと権力があって、贅沢な生活がで きるはずだ、と判断した娘たちは、たった今ま で御機嫌伺いをしていた王子を捨てて、○○国 の王子のもとへ殺到する。 ・取り残された王子は、計算高い娘たちの群れ に加わらず、一人佇んでいるシンデレラに目を 止めて、声を掛ける。「あなたは、向こうの王 子さまの御機嫌をうかがわなくてよろしいので すか?」シンデレラは答える。「私は、こんな 華やかな舞踏会に来られただけで充分です。男 の方にお声をかけるなんて、とてもとても」。 王子はその無欲さに感心してシンデレラを誘う 。「では、こちらから声をかけるならよろしい のですね?私と踊っていただけませんか?」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ペナルティが来ないことを祈りつつ……。 -------------------------------------------------------------------------------- とりあえず、マイペースで・・・ No.0108 投稿日 2000年11月24日(金)11時44分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。とりあえず、二本書きました。後、「小説 も書いたこと無い」というのは、独創作品として完結したモノを意 図して書いた事が無いという事です。書き込みとかはしますが。と りあえず、自分にできる程度に企画に加わってみます。 4  王子の婚約者探しの舞踏会は盛況を極めました。国中の女で混雑 した会場で、屈強な体躯にオーラを放つ王子は、豪快に談笑してい ます。他の女達に混じって継母や姉たちも盛んに王子にアピールし、 なかなか良い雰囲気です。そこへシンデレラ到着。会場に姿を現し た瞬間、王子はその美しさに引きつけられます。それまで、談笑し ていた女達を無視してシンデレラに夢中になります。継母や姉たち は面白くありません。 「何よあの女、一人で王子様を独占して。それになんだかシンデレ ラに似ていて余計むかつくわ!」 嫉妬にかられた姉の一人は、シンデレラに恥をかかせようと、事故 を装ってワインをぶっかけました。気弱に狼狽するシンデレラに優 越感に浸る姉。しかし、それも一瞬でした。事に気付いた王子は姉 を怒号します。 「貴様!! 何をする!!」 「あ・・・これは、その事故で・・・」 王子の迫力にしどろもどろに取り繕う姉。しかし。王子の怒りはお さまりません。 「虚言を労すな!! この王子の前で不埒な行いはとおらぬわ!!  衛兵この者を捕らえよ!! 身元を調べ上げ相応の報いを喰らわ せてやるわ!!」 事の成り行きに唖然とした姉は、継母達を省みますが蒼白狼狽して オロオロしているだけです。事の恐ろしさに自失した姉は王子に慈 悲を請います。 「我に媚びるは愚の骨頂と知れい!」 と、無慈悲に切って捨てると、王子は衛兵に取り押さえられた姉を 侮蔑した後、シンデレラに問いました。 「この者の罰はお前が決めよ。拷問だろうが、投獄だろうが、なん でも良い。いっそ死刑にするか」 そう、問いかけられたシンデレラは、蒼白になりました。日頃威張 り散らして自分を虐めていた姉が、今はその面影も無くシンデレラ を見上げています。その目は慈悲を斯う事すら諦めた、判決を待つ 哀れな罪人のモノでした。シンデレラには、あまりにも弱々しくち っぽけに見えました。そのあまりの小ささに、人の存在を摘み取る 事の容易さを実感するシンデレラ。不意に過去のイジメの日々が甦 ります。復讐。その選択肢が与えられた時、自分に宿ったモノにシ ンデレラは心からおののきます。自らの影の深さに。こんな余りに も小さい存在から何かを奪う事は、強欲などとかそんなモノでは無 い。人外・悪魔の所業だ。なら自分は人間でいる為に限りなく無欲 でいたい。心底シンデレラはそう思いました。本人は気付いていま せんが、それは逃避でしかありません。しかし、イジメに耐える為 に夢に逃避し続ける事で日常を過ごして来たシンデレラには、ごく ごく当たり前の帰結で、疑問も羞恥心も思い浮かびはしませんでし た。 シンデレラは恐る恐る王子に言いました。 「私がこの方にぶつかってしまいワインを被ってしまったのです。 これは私が不注意なための当然の報いです」 事の成行きを見守っていた周囲の人々は、騒然としました。今の王 子にそんな事を言ったら自分に責が及ぶではないか。王子は殺気を 放ちながらも値踏みするようにシンデレラを睨みました。 「この王子に嘘は通らぬぞ。そのような庇い立てをしてなんの得が ある? 自ら犠牲になって、他人から尊敬感謝を買いたいか?」 シンデレラはなけなしの勇気を奮いながら王子に対峙します。姉達 に虐められていた自分が、どうしてこんな恐ろしい方に意見できる のか、信じられませんでした。そして、自分ではまったく自覚の無 いまま、周囲に毅然とした態度をしめして、王子に言ったのです。 「違います。私の大切なモノを売り渡したくないからそうしたいの です」 そう宣言したシンデレラを終始、睨み付けていた王子は、不意に衛 兵達に振り返ると言いました。 「その女に咎めは無い。非礼を詫びて相応の補償をしお帰り願え」 そして、シンデレラに向き直ると、何事も無かったような平静さで 言いました。 「お前は外見だけでは無くて、内面も美しいな。ますます気に入っ たぞ。少し興が醒めてしまったが、再び乗り直すのもよかろう」 そういって、王子はシンデレラの手を取った。しかし、シンデレラ は沈んだ顔で、 「しかし、こんな姿では王子に恥をかかせてしますわ」 と、すまなそうに答えたが、王子は剛胆に笑うと大声で言いました。 「恥などと誰も思うものか。この王子の前で誰にもそのような事を 思わせぬわ!」 と、周囲を睨みつけた後、強引にシンデレラの手を引きました。周 囲の人々は、恐れて道を譲ります。満足そうに歩む王子は、誰にも 聞こえぬように小声でシンデレラに言いました。 「お前は外面も内面も美しいが、あまりにも脆く儚すぎる。とても 放ってはおけぬわ」 そういうと、にやりと恐ろしげな笑みを浮かべました。シンデレラ は、頬を赤く染めると、王子の事を「たのもしいヒト」だと思いま した。 後日談・その後、王に即位した王子は嵐のような侵略を繰り返し、 瞬く間に周辺諸国を統合してしまいました。しかし、その荒々しさ とは裏腹に統治後の政策は差別無く公平で弱者を思いやったモノで した。この時の基盤が、後に500年栄える大帝国の礎になるのだ が、歴史家達は生涯王の傍らに尽くした王妃の功績に無制限の賛美 を書き綴るのでした。 (注・ちょっと、王子にラオウ入れてみました) 5  舞踏会に来たシンデレラ。自分とは不相応な会場の華やかさに圧 倒されますが、自分を奮い立たせる為に改めて気合を入れます。し かし王子の花嫁探しの舞踏会の筈ですが、娘達の他に貴族の領主な どが目立ちます。シンデレラは不振に思いましたが、浮かれている 自分を押さえるのに精一杯で深く気にはしませんでした。  そうこうしているうちに王子が会場にやって来ました。しかし、 初めて王子を見たシンデレラは愕然としました。王子は酷く痩せ衰 え青白い顔に痩けた頬が印象的な病弱青年だったのです。病院から 抜け出して来たと言っても信じられそうな程です。それでも、シン デレラは自分の夢を適える為、王子の面会の順番を待ちます。シン デレラは順番待ちの間、王子の様子を観察しました。王子は娘達と は殆ど話さず、娘の保護者のような領主貴族ばかりと話込んでいる 様子でした。「まさか王子はホモ!?」一抹の不安がシンデレラの 脳裏をよぎります。耽美な脳内創作作品を5本ほど創作したあたり でシンデレラの順番がやって来ました。王子は言いました。 「じゃあ、君は何処の領主のご令嬢かな?」 シンデレラは良く解らない顔をして、自分は貴族では無い事をつげ ました。王子は事情を知らないシンデレラを察すると、親切に語り 始めました。自分は病弱で医者からも見放され、後何年も生きられ ない。今の王家は自分のみで後継ぎもいない。自分が死ねば王権を 巡って争いが起きよう。その混乱を最小減にする為に婚姻に当たっ て打ち合わせをしているのだと。  シンデレラは愕然としました。早い話が、王子の価値は最早その 相続権だけで、政略結婚の道具なのである。相手の娘達もその事を 承知で王子に面会しているのだ。シンデレラは王子に言いました。 「そんな話はあんまりです。王子様はまだご存命なのに、もう死ん だ後の話をするなんて。そんな愛情の無い結婚で王子は満足なので すか?」 王子は寂しそうに微笑むと言いました。 「それが王族の勤めなのさ。何であれ王子として生まれたなら、そ の義務は果たさなければならない。それに、もうじき死ぬ人間に愛 情を注いでも無駄なだけだろう。僕は意外と気が楽な終わり方だと 思ってるんだ」 シンデレラは衝撃を受けました。生きながらにして死人扱いされて いる人間がいる事に。自分の不幸などまだ増しな方だったのです。 シンデレラは考える事すらせずに王子の手を掴んでいました。 「私が王子を愛します! 王子はまだ生きているんです。人生が残 り僅かでも、その時間を精一杯幸せに生きましょう!」 自らの熱意に感化して涙を流すシンデレラ。握った王子の手が奮え ているのが解る。王子はシンデレラの濡れる瞳を見詰めました。 「・・・そんな、僕は君に何もしてあげられない。僕が死んだ後は 権力争いに巻き込まれるだけだ。暗殺されるかも知れない」 シンデレラはかぶりを振って言いました。 「私は何も欲していません。むしろ私が王子に与えてあげたいんで す。それが私の幸せだと今理解しました!」 その言葉を聞いた王子は、虚無的な瞳に安らぎの色を浮かべ、心か ら安心したような微笑みを浮かべました。嬉しくなってシンデレラ も微笑みを浮かべました。幸福な空気があたりを包みます。しかし それも長くは続きませんでした。突然、王子は激しく咳込むと、喉 を込み上がってくる熱い固まりを床にぶちまけました。王子の命そ のものが二人を中心に赤く赤く染め上げていきます。王子も赤い。 シンデレラも赤い。突然の事に周囲は騒然となり、シンデレラは王 子を抱きかかえました。激しく動転するシンデレラを、王子はぬめ る手で気遣うと、息を荒げて言いました。 「大丈夫。まだ死なないよ。やっと、人としての幸せを得る事がで きるんだ。僕も頑張らなくっちゃ」 ニヤリと不敵に笑う王子。涙でぐしゃぐしゃなシンデレラは嗚咽を 押さえて無理やり笑顔を作りました。王子は言いました。 「さあ踊ろう。残された時間を無駄にはしないぞ!」 力なく手を引く王子の手をシンデレラは強く優しく握りかえすので した。期を見計らっていた伴奏者達が、音楽を奏でます。なぜかみ んな泣いている。周囲の人々も目を伏せ必死に何かに耐えている。  そんな様子を柱の影から見守っていた王様と王妃は、やっぱり涙 を流しながら静かに呟きました。 「王子よ、お前が自ら望んで決めた事だ。精一杯やるがいい。後の 事など気にする必要など無いぞ」 それは、王としての体面をかなぐり捨てた、ささやかな親心でした。  後日談・ちなみに、王子はなんだかんだいいながら70才まで生 き、シンデレラは6人の子供をもうけました。 (注・なんか元ネタあるような気がするのだが思い出せない。最近、 そういった既視感が多いです) -------------------------------------------------------------------------------- 3発中1発か…… No.0109 投稿日 2000年11月24日(金)14時15分 投稿者 巻島翔史 どもども。巻島です。 そっか、無私と無欲は違うのか。 そもそも「シンデレラが幸せになる」という 縛りがある以上、あの3番ではだめですね。うん。 それでははりきっていきますか。 4発目 「大変だ! 王子様がいない!」 大臣のその言葉で、会場内は騒然となりました。 「見つけたものには望みの物を取らすぞ! はよ探せい」 みんな目をぎらつかせ、必死で探し出しました。 シンデレラも王子のことが心配になったので探します。 やがて彼女は城の外れの井戸の影で、王子を見つけました。 「あ、王子様。ご無事でしたか」 「……どうせそなたも褒美が目当てで余を探しておったのであろう。早く衛兵に言いにいかんでよいのか?」 「そんなことありません! 私は王子様のことが心配で……」 泣き出すシンデレラ。 それを見た王子は、井戸の隠し通路を使って、誰にもばれずに戻ったのでした。 「そなたは褒美はいらぬと申したな。しかし願いなら聞き入ってくれるだろう? 余と踊ってくれ」 彼女は小さくうなずくのでした。 5発目 酔っ払った人達に無理やり酒を飲まされたシンデレラ。 酔い覚ましに外へ出ました。 すると、木陰で貴族っぽい衣装の男の子が泣いています。 「どうしたの?」 「父上が、父上がいなくなってしまった……」 どうやら迷子のようです。 会場のほうからはこんな声が聞こえてきました。 「さあ、次は王子もご参加なさるダンスタイムだ!」 ああ王子と踊りたい、と彼女は思いました。しかし男の子を放っておくわけにはいきません。 「わかったわ、お姉ちゃんが一緒に探してあげる」 数分後、城の裏で情事を楽しもうとしていた父親を見つけました。 それはこの国の同盟国の王でした。 「すまなかったな、息子が━━王子が迷惑をかけてしまって。なにかお礼をしたいが」 「いえ、そんな。結構です。私は当然のことをしただけで……。失礼します」 シンデレラは会場に戻りました。 そのあと、先ほどの王が王子に何か耳打ちしていました。 やがて王子は彼女を呼びつけました。 「そなたは同盟国の王子を助けたそうだな。しかもお礼もいらぬと。その心、感心した。余にもわけてくれぬか?」 そういって王子は彼女の手を取り、踊りへと誘いました。 6発目 王子は、自分と踊って、踊りの上手かった者に褒美を取らすと言い出しました。 女達は目を血走らせて、王子に挑んでいきました。 失敗した者はたいそう悔しがり、上手くいった者は喜びました。 ひととおり踊り終わったあと、王子は壁際の女に気がつきました。 シンデレラでした。 彼女は褒美など欲しくないので、参加するつもりは無かったのです。 「そこな女、余と踊るのがいやか?」 王子様から要求されて、断るわけにはいかないので、彼女は王子と踊りました。 実に軽やかなステップで踊りました。彼女には天賦の才があったのです。 「なかなか上手いではないか。褒美を取らすぞ」 「いえ、結構です。私は王子様と踊れただけで幸せです」 この謙虚さに感心して、王子は、後日、靴を手がかりに 彼女の行方を大捜索するほど、ベタ惚れしました。 7発目 王子を倒せばこの国の行政権は貴方のもの!  という企画が行われました。 王子は一子相伝の拳法の継承者でした。 男も女も次々倒れていきました。 シンデレラは壁際でただ見ていました。汗光る王子の鋼の肉体に彼女は見とれていました。 (……ああこの体になら私、抱かれてもいい) 彼女の妄想も最高潮に達した頃、王子は自分に感心を示そうとしていないかのようなシンデレラに気がつきました。 「そこの女ァ! そんなに俺が怖いかァーー!!!」 彼女は反射的に、向かってくる王子を投げ飛ばしてしまいました。 実は彼女は、自分では気がついていませんが、ハーフエルフで、そのために実親に捨てられていたのです。 ハーフエルフの反射速度や腕力は人間を遥かにしのぎます。 「ま、まいった。俺の負けだ。行政権はくれてやる」 「いえ、私はそんなものはいりません。ただ王子のお側にいて、修行のお手伝いが出来れば嬉しいです」 彼女は見ぬいていたのです。この企画が、王子がわざと行政権を手放し、修行に専念するために為に行われた企画だと。 王子は彼女の純粋さと強さに惚れこみ、その後、彼女を連れて長い修行のたびに出かけました。 新木さんの負担も考えて、一回につき3発か4発ぐらいのアイデアにしていくつもりです。 -------------------------------------------------------------------------------- 私も参加させて下さい No.0110 投稿日 2000年11月24日(金)22時37分 投稿者 羽矢野 初めまして羽矢野です。 私も参加させて頂いてよろしいですか? ようやく、すべて読み終わりました。ふう。 しかし、すごい流れの速さだ……みんなすごいですね。 まず、ルールの確認を。 シンデレラが舞踏会に来て、王子と踊るまでのエピソードを10個だすんですね。 その時に気をつけること。 1. 設定は変えない。(本筋が変わってしまわない程度の設定の追加ぐらいはOK) 2. 書き方は、あらすじ。もしくは5W1Hの箇条書き(骨?)で。 3. シンデレラが無欲である事を示すエピソードである事。 4. 他の人のエピソードとかぶらない。 大きなところは、以上でよろしいでしょうか? でも、みなさんの意見を見させてもらうと、相当に苦労されてますね。 OKをもらった中にも、もしも小説にするとしたら、無理がでそなのもちらほら…… 質問を2つ。 1.エピソード自体が重なるのはよろしいのでしょうか?   例えば、10個の中に王子さまと踊るエピソードに関するものがいくつかあっても。 2.無欲を示すという事であって、シンデレラが欲のない人間ではないという事ですよね。   つまり、こうしたかったけど我慢したみたいなのはOKですか? では、行きます。(もしも書き方がおかしければ、注意願います) 1. お城に到着したシンデレラ。馬車を降りたとき、ぐったりとした婦人を抱えた紳士が城の門から出てくる。聞くと気分が悪くなったので、家に送り届けたいらしい。しかし城中の馬車が舞踏会のために出払ってしまい困っている。シンデレラは、舞踏会に出られなくても構わないので、自分が送り届けましょうと申し出る。 2. 結局、紳士が自分で送る事になり、シンデレラは馬車を貸しただけになった。(12時までに送って下さいねと説明して)門をくぐった所で、足をかがめている少女を見つける。声をかけると靴のサイズが合わずに足をくじいてしまったらしい。見ると、少女の姿は他の人と比べると少しみすぼらしかった。自分と同じように、貧しい少女が夢を抱いてお城に来たのだ。シンデレラは自分の履いていた宝石のついた豪華な靴と少女の手作りの草(たしか、これは訳をするときにグラスをガラスと間違えたためで、本当は草なんですよね)の靴を交換する。(シンデレラの靴は魔法なので、サイズは自由自在。それと、靴だけが12時になっても変わらない矛盾の解消に) 3. 靴は、まるであつらえたようにピッタリだった。会場の入り口で、一人たたずむ少女。見ると、彼女と顔見知りの花屋の娘だった。どうやら招待状を忘れてきてしまったらしい。招待状はこの国の人間である事を示す証。各家に一枚で、人数の制限はない。つまり、誰かと一緒に入れば何の問題もないのだ。しかし誰もそれをしようとはしない。なぜなら花屋の娘はこの国でも評判の美人だったので、誰もライバルを増やすようなマネはしなかったのだ。しかしシンデレラは、同じ夢を追う人として、彼女を自分の(偽造)招待状で会場に入れる。 4. 会場に入ると、二人は別れる。目の前には、豪華な料理が並んでおりシンデレラは目を奪われる。いつもの貧しい食事を思い出して、喉が鳴る。しかしそれは他の人間も同じなのだ。今日は王子の結婚相手を決める特別な日。どんなに貧しい家の人間でも、城に入ることができ、豪華な料理を食べることができる。シンデレラは精一杯おめかししている幼い子供達に食事を取ってあげながら、自分は口にしなかった。 5. ダンスホールまで歩いてきたシンデレラ。何人もの女性に囲まれながら踊る王子様を見つめる。しかし側にいこうとはしない。そこへ、門で出会った紳士が声をかけてきた。「踊らないのですか?」と聞く紳士に、彼女は黙って首を振る。理由を聞く紳士に「王子様を一目見られただけで、幸せです」と。紳士は実はこの国では地位の高い大臣で、良識のある人物だった。彼女はシンデレラを気に入り、王子の所まで連れて行く。 6. 王子に紹介されて、挨拶をするシンデレラ。しかしせっかくのチャンスにも踊ろうとはしなかった。理由は順番を待っている人がいるのに、自分だけずるは出来ない。しかし、その次の人が自分の番を譲ってくれる。それは花屋の娘だった。そしてその次の人物も、シンデレラに自分の順番を譲ってくれる。それは靴を交換した少女だった。二人に半ば強引に進められる形で、踊るシンデレラ。彼女は他の娘の二倍の時間、王子との時を過ごす。 時間にして40分。 ちょっとかかりすぎですか…… 見直すと、優しさかな?と思われるところがいくつか。あと、他の方と重なってそうなところがありますか。 一つも通らないかな?と不安になりますね、これ。 今回は初めてだったので、一応自分がシンデレラを書くつもりだったらと考えてやってみました。なので、伏線はったりしてますが…… こんな感じでよろしいでしょうか? これはきっと、自分がもうアイデアが出ない!!と思ったところからひねり出すのが、本当のアイデアであり、オリジナリティだというのを気づかせるためだと思うんですが、難しい。どうしてもただの焼き直しになってしまう。 プロの人はすごいな。やっぱり。 では、よろしくお願いします。 提案: 新木さん、日曜の夜まで不在という事です。なので、日曜日までは一人一つづつという事にしませんか? 私は今日(金曜の7時くらい)ログを読んだのですが、みなさん早くノルマを達成しようと焦っているように見えます。確かにこれは競争みたいなところがありますが、目的はあくまでアイデアです。いかに自分の限界をうち破るかが目的だと思うわけです。 なので、他の人が同じ考えを思いつく前にとばんばん出してますが、自分の能力を高めるつもりなら、アイデアが出し尽くされてからが勝負です。 ですから、もっと自分の中で吟味して、納得できるものだけを出しませんか?(私も含めて) 読んでると私でもそれはないだろうと思われるものがいくつもありました。 それに失礼を承知で言わせてもらいますと、ここ一週間みなさん“らしくない”ですよ。 学生、社会人いろんな方がいると思いますが、なんかそっちを犠牲にしかけている人までいるみたい。 私の勘違いや思い過ごしだったら大変失礼な事言ってますが気になったもので。 説教臭くてすいません。 -------------------------------------------------------------------------------- 投稿じゃあないです。 No.0111 投稿日 2000年11月24日(金)23時28分 投稿者 望月京路 ペナルティですか。うーん、例えるなら『剣道の打ち込みの練習をして、色んな打ち込みを相手に試しているうちに、打たれ役の人が「お前の技は腑抜けだ」と言って竹刀から真剣に持ち替えてきた』ような心境。 半端な一刀だと、さすがに死にはしないかもしれないけど、斬り返されて結構痛いはず。まさに真剣勝負。 現段階で六つのOKですから、あと3ペナで実質振り出しに戻るわけですね・・・・。 むう。千隼さんのような胆力がないチキンな小生は、もうちょっと洗練させてから勝負の一太刀を決したいと思います。 それと千隼さんへのレスにあった >「9」みたいな惜しいボツ とは、千隼さんの「9」番のことでしょうか? だったらOKが出ていた気がするんですが。 以上です。これは提出じゃないです。 御免。 -------------------------------------------------------------------------------- とりあえず No.0112 投稿日 2000年11月25日(土)02時15分 投稿者 はちぼく 学校の方は終わってませんけど終わりが見えてきたんで。とりあえず参加。 まずはワシの過去ログ読み返すとなんか言葉足らずで誤解されてそうなんで一応。 「プロットは書きますか、書きませんか? 」ってことだったんで 「とりあえず書きます」と書いたわけでプロット無視してるわけではありません。 最近急いで書いてると言葉が足りてないのに気づいたので。 どのみち言い訳で意識薄かった事に変わりないですけど。 シンデレラ   その一  煌びやかなパーティー。  女性の誰もが王子の気を引こうとしている。  シンデレラはこの場にいるだけで満足。  テラスからの眺めがどんなものか気になりテラスへ。  王子は女たちを振り切り、疲れ切ってテラスへ。シンデレラと会う。  王子はまた女性がいたことでやや不快感を示す。  シンデレラ王子の気分を察して帰ろうとする。  王子は驚く。  「君は僕が誰だか分かってるのかい? 」  「王子様でしょう? 先ほど親切な方に教えていただきました」  「君は僕の気を引こうとは思わないのかい? 今ここなら君が僕を独占出来るというのに」  「私は今晩ここにいられるだけで十分に幸せなのです。これ以上は望みません」  王子はシンデレラを見初める。 その二  テーブルに並べられた豪勢な食事。  各々が小皿にとって好きなように食べている。  下級貴族の子供が料理を欲しがっている。  しかし、テーブル上の皿の上にはもう無い。  自分の皿に取った人間は誰もあげようとしない。  シンデレラは自分のものを差し出す。  王子がそれを見ていた。  王子が見初める。 その三  突然のファンファーレ。  大型のダイヤが運び込まれてくる。  フォーチュンクッキー。あたりが出ればダイヤが貰える。  会場の人間は我先にと押し掛ける。  最後に残った一つをシンデレラが取る。  シンデレラ当たり。  しかし、シンデレラはダイヤは要らないと言う。  王子が見初める。 なんか簡単にとか思ってるけど、全然簡単になってない。 羽矢野さん> ワシも「なんか焦ってる? 」とか思ってます、 でも一個とか制限つけるんはどうかと思いますけど。 -------------------------------------------------------------------------------- みやび12〜14 No.0113 投稿日 2000年11月25日(土)03時32分 投稿者 はせがわみやび  仕事の合間なので、すこしずつ。 ※譲ると放棄するパターンはのぞく。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび12  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・集まった女性たちと踊り始める王子。踊りながら聞いている。「もし、わたしがプロポーズしたら、ハネムーンにはどこへ行きたいですか?」 ・名だたる観光名所や遠い異国の地をあげる女性たち。シンデレラの姉たちなどは、すでに行った気になって、そこでいかにゴージャスな日々をおくるかまでを事細かにしゃべりたてる。 ・最後に王子に手を取られるシンデレラ。同じ質問に、「二人で中庭に」と短く答える。「王子さまのように素敵なかたとならば、それで十分幸せです」 ※このエピソードの前に、つましいが気持ち良く整えられた中庭の庭園(庭師は王子のお気に入り、とか)を出しておく。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび13  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・舞踏会場である大広間には、吹き抜けとなった庭園が続いていた。その庭園に出て空を見上げれば、秋のさえざえとした月が輝いているのが見える。 ・着飾った女たちは暖炉のそばで、肩を抱き身を縮めて、庭園に続く扉を閉めて欲しいと不平を言っている。暖炉のそばのテーブルはすでにいっぱいで、後からやってくる女性たちと奪い合いになっているほど。 ・ひとり庭に出て目を閉じたままたたずんでいるシンデレラ。気づいた王子がやってきて、「中には暖かな暖炉も食事も用意してあります、そこにいるのは辛いばかりでしょう」と声をかける。 ・蒼い月を振り仰ぎ、耳を澄ませるシンデレラ。王子の耳にも虫たちの演奏が聞こえてきた。「いいえ、この庭があまりに素敵なところなので、とても幸せな気分でいたのです」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび14  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・暖かな舞踏会場には、誰にでも食べられるように山盛りの料理が用意されていた。席に座ると、おずおずと手を伸ばしミルクとパンをすこしだけ食べるシンデレラ。 ・連日の過剰勤務がたたって、ついうっかりと眠りこむシンデレラ。机にうつぶせたまま爆睡してしまう。疲れも手伝って、大いびき。眉をひそめる女たち。 ・肩を叩かれ、はっと目覚めるシンデレラ。口もとのよだれをあわててぬぐう。 ・舞踏会は終わりかけていた。目の前の料理はあらかたなくなっており、暖炉の焚き火も小さな炎となっている。踊り終わった女性たちも帰りの身支度をはじめている。 ・「眠ってしまったのには気づいていたのですが、起こしてあげればよかったですね」と青年。 ・シンデレラはにっこりと微笑むと落胆のようすも見せずに、「いえ、じゅうぶん食べましたし、楽しませていただきましたわ」と答える。 ・青年は、笑いながら楽器をしまいかけたオーケストラに一曲だけ演奏を頼んで、シンデレラを踊りに誘った。青年は王子だったのだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび -------------------------------------------------------------------------------- う〜ん、確かに No.0114 投稿日 2000年11月25日(土)11時50分 投稿者 なかのん みなさんシンデレラに取り憑かれていますね。 寝ても覚めてもシンデレラ。おおシンデレラ、 なぜあなたはシンデレラ? >日曜日まで一人一つ  賛成です。たまったログを読むのは相当の負担になるはず。  我々は教えを請う立場なわけですし。 では一つだけ。 9.化粧編リベンジ(またかい) 魔女から王家に(秘密裏に)献上された「欲の浮き出るおしろい」。 お色直しの時間に王子から女達にそのおしろいが渡される。 悲鳴が響き渡る化粧室。平然と出てくるシンデレラ(ちゃんと化粧はなされている)。 王子、見初める。 では。 -------------------------------------------------------------------------------- 出題意図。 No.0115 投稿日 2000年11月25日(土)12時49分 投稿者 西鶴翠  祭りの最中の西鶴です。大学側から宿泊者数制限が出されたので、おうちに帰ってきました。ついでに、医者に寄ってきて、午後から大学へ。  水曜あたりから、書くか書くまいか躊躇っていたのですが、書くことにします。やはり、「出題意図」が分からずに問題に答えるのは無理だろうと思うので。  まず、これは、「プロットの組み方」の「講義」の一環です。それが大前提です。では、今の「アイディア出し」はその中のどういう位置づけにあるのか、ということを考えます。  問題の想定では、今、プロットの「背骨」は出来上がっているのだと思われます。つまり、紙の上には以下のようなメモがある状態です。 ・家でいじめられているシンデレラ。 ・魔法で舞踏会に行くシンデレラ。 ・王子と出会うシンデレラ。 ・王子と再会するシンデレラ。 (もっと細かいかも知れませんが。)  そして、「王子と出会うシンデレラ」をいかに描くかということを、この「アイディア出し」ではやっているわけです(すでに、一つ目と二つ目の「背骨」には、細かいアイディアが出されていることでしょう)。  そういう状態で、アイディアを出しています。つまり、前後関係がすでにあるのですから、「設定を変えてはいけない」というのは、当然のことであるわけです。その他の合格基準も、これに準じているはずです。  これが分かる以前は私は一割しか通りませんでした。分かってからは、七割通っています(三割の部分は、新木さんと私の頭がまだ一致していないということです)。出題意図を汲めるか汲めないかで、これだけの差が出ます。 >新木さん。 ということで、いいのですよね? 私は勘違いしていませんよね? (しかし、こういったことをどうして新木さんは教えないのだろう。ミスどころではなく、暴投している人が何人もいたのだから、伝わっていないことは明白なのに。意図的に伝えないようにしていたのかな。)  ということで、次に出すときは、私は九割くらい通す予定です。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- その他、レス。 No.0116 投稿日 2000年11月25日(土)12時50分 投稿者 西鶴翠 >望月さん。 少しでも出さなければ、先へは進めませんよ(って、すぐ下に矛盾する書き込みがありますが)。 >弟切さん。 よけいなお世話かも知れませんが、頑張るだけでは「突破」はできません。 >羽矢野さん。 >提案:(略) 誰か一人が出すのを休めば速度が緩やかになるかと思って、水曜からアイディア出しではない書き込みばかりしていましたが、やはり言葉にして言わないと駄目ですね。 >なんかそっちを犠牲にしかけて(略) 私としては、来年大学生になれるかどうかの人たちが参加しているのが、不安だったりしています。ほかの人は、健康を崩さないかぎり大丈夫かと(私が医者に行ったのは別の要因です)。 >新木さん。 新木さんへのレスは、また今度(どうせ、日曜までは見ないようですし)。 今日、学園祭にMALTAさんが来るんです。楽しみです。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- とりあえず、書いてみました No.0117 投稿日 2000年11月25日(土)13時54分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。ちょっと調子に乗ってハメ外してみました。 次はもっと真面目にやります。不快になったヒトごめんなさい。 6  ついに魔女の元でメタモルコンバーションを体得したシンデレラ は夢だった舞踏会会場に急ぎます。意気勇んで扉を開けたシンデレ ラは愕然としました。会場は、継母と三姉妹達によってイジメ貫か れて絶望した女達により阿鼻叫喚の地獄絵図のようなありさまでし た。そこかしこに泣き崩れたり、放心した女達が蹲っています。そ の最も奥まった場所に三姉妹に囲まれて、逆らう事も出来ず、なす がままになっている王子がいました。その目は明らかに今しがた現 れたシンデレラに救いを求めています。 「くっくっく、また邪魔モノが来たようね。でも無駄な事、お前も そこかしこに転がる女達のようにこの会場を飾るオブジェにしてや るわ」 不気味な笑いを浮かべ三姉妹達は言いました。怖じ気付くシンデレ ラ。そんなシンデレラを魔女の使い魔ネコのルニャが励まします。 「大丈夫にゃ! 今の君は無力じゃないにゃ! 愛と正義のプリン セス ラミカル・デレラにゃ! 勇気を持って立ち向かえば、あの 三姉妹も倒せるにゃ!」 説得力の無い助言でしたが、三姉妹も自分の正体を解らない様子。 自分をラミカル・デレラと思い込めば、惨めな自分を忘れて勇気が 持てます。覚悟を決めるシンデレラ。 「王子は嫌がってるわ! 本当に愛しているなら相手の事を気遣い なさい!」 啖呵を切るシンデレラを三姉妹は嘲笑います。三人は奮える王子を なで回し、見下した態度で言いました。 「王子は嫌だなんて一言も言ってないわ。変な言いがかりはいわな いでよ。あなたこそ、お邪魔虫なのよ。とっても目障りだわ」 そういってケタケタ笑いあうと、不意に跳躍してシンデレラに襲い かかりました。間一髪で跳躍してかわすシンデレラ。相手の技量を 知り蛇の様な目を細める三姉妹達。三人を相手に互角に闘うシンデ レラ。闘いを見ていた継母は舌打ちすると三姉妹に合図を送ります。 三姉妹達は周囲に何かをまきました。それは、大量の油。油をまか れた大理石の床に足を滑らせ歩くどころか立つ事すら難しいシンデ レラ。三姉妹達はエッジ付きの靴にスカートを帆か羽根の様に操っ て、シンデレラに襲いかかります。食事用ナイフで無残に切り刻ま れていくシンデレラ。魔法のドレスと共に、勇気や希望までも刻ま れていく様です。勝ち誇って、高笑いをあげる三姉妹。 「負けるな、ラミカル・デレラ! 勇気があれば勝てるといったの は嘘じゃ無いにゃ! その魔法のドレスは魔力で変身したモノにゃ が、君の勇気に反応して後二回の変身が可能なんだにゃ!」 叫ぶルニャの台詞を三姉妹の高笑いが掻き消します。 「もうこの小娘は負け犬気分! 勇気なんかあるものか! さっさ と止めをさしてあげるわ!」 シンデレラを中心に嬲る様に、輪を描きながら旋回する三姉妹。中 心で項垂れるシンデレラは、ボロボロになりながらある一点を見詰 めていまいした。視線の先には王子が不安で蒼白になりながらシン デレラをみつめています。「私が負けたら誰が王子様を守るの!」 シンデレラは力を振り絞って立ち上がると王子に向かってヨロヨロ と歩みだしました。無視されて怒る三姉妹。 「もっと嬲ってやろうかと思ったけど、やめよ! その顔を残酷に 引き裂いてやるわ!」 三姉妹は王子とシンデレラの間に割って入ると三人ならんで一直線 にシンデレラに襲いかかります。それは三段構えの必殺のフォー メーション。不安定なシンデレラの足元を狙って凪ぐように横水平 の攻撃を加える長女。カッと見切りジャンプでかわすシンデレラ。 それを狙い澄ましていた様に長女の背後から次女が襲いかかる。空 中では、逃げ場も無ければ急な方向転換も無理だ。必中を確信した 次女の食事用ナイフがきらめいた。瞬間。シンデレラの背後で白い 何かが広がるのを見たかと思うと、次女はシンデレラを見失った。 空を切る食事用ナイフ。「馬鹿な!」そう呟いた次女の頭を何者か が踏みつけた。誰かなど考えるまでも無い。「・・・こ、この私を 踏み台に!」 すべてを見ていた最後部の三女は唖然とした。シン デレラが背中に白い翼を広げたかと思うと、急加速し次女の頭を踏 み台にして空中に舞ったのだ。遠巻きに見ていた王子も唖然としな がら呟いた「・・・美しい」 空中で身を捻るシンデレラをまのあ たりにして、三女もまったく同じ感慨を受けたが、シンデレラの瞳 を見た瞬間ゾッとした。輝く意志を宿した瞳は、自分を狩ろうとめ ねつけていたのだ。それまでの感慨が一瞬にして恐怖に変わる。三 女はたまらず空中のシンデレラに襲いかかった。翼を一旋させたシ ンデレラは、迫り来る三女を独楽の様なアクロバットな動きでかわ し、その背後を取った。驚愕した三女だが空中ではかわしようがな い。踊る様な空中旋回から放たれた華麗な回し蹴りを背後から喰ら った三女は、猛烈な勢いで地面に吹っ飛ばされた。計算によるモノ か偶然かは解らないが、その軸線上に長女と次女がいた。三姉妹は 絡み合いながら油面の床を滑ると、料理の並んだテーブルに突っ込 んだ。 「チャンスにゃ!! ラミカル・デレラ!!」 空中に滞空したシンデレラはもがく三姉妹に向き直ると、両手を広 げた。後光の様に輝く翼は、その輝きを増す。翼のみに留まらず次 第にシンデレラの全身が輝きをましたかと思うと、シンデレラ自身 が光そのモノになった。全ての者が光に抗しきれなくなり目を覆う。 瞬間。その光が前触れも無く掻き消えたかと思うと、どこかで空気 が弾ける軽い音がした。再びどこかで微かな閃光が閃いたような気 がした。王子はやっと視力を回復した目で辺りの様子を伺った。光 りに脅える女達、闘いで荒れた会場、座り込む継母、シンデレラは 同じ場所に滞空していた、そして会場の片隅で床やテーブルや壁が 綺麗な球形に抉られていた。その幾何学的な欠損が不自然さを際立 たせるが、前衛的なオブジェの様でもあった。そこはちょど三姉妹 達が縺れあっていた場所だった。  翼を羽ばたかせ、王子の前に着地したシンデレラ。シンデレラの 美しさと救われた喜びで感極まり涙を浮かべている王子。王子の横 で座り伏せていた継母が、油汗を浮かべた顔を醜く歪めてシンデレ ラに怒鳴りかかります。 「わたしの三姉妹達を何処にやった! このクソッタレの化け物 め!」 「彼女達は死んではいません。ただ、彼女達に相応しい場所に退場 ねがいました」 「嘘をおいい! あんたは殺したんだ! 人殺しの化け物め! わ たしも殺す気だろう!」 一方的にがなりたてる継母をシンデレラは冷ややかに見下していま した。なんて醜くて頭が悪い生き物なんだろう。まったく、始末に 終えないわ。こんな奴にへいこらしてたなんて腹が立つ。低能で頭 悪いなら、身の程を知って卑屈にしてるのが相応なのよ。馬鹿でも 解るように徹底的に調教しないと駄目ね。シンデレラの中でどんど ん黒い靄が広がっていきます。 「おかしーにゃあ、王子を助けて夢を叶えれば最終変身のクイーン 形態に変化する筈にゃのに。シンデレラの夢は、王子と踊る事じゃ にゃいのかなにゃあ」 いぶかしむルニャは、シンデレラの異変に気付きました。白く煌く シンデレラのオーラが次第にドス黒く変化を始めたのです。白い翼 も死斑のように紫がかった不気味な黒色に変化していきます。感涙 していた王子も事の異常に気付きました。 「どうしちゃったんだ。君、様子がおかしいよ。どこか悪いんじゃ ないの?」 シンデレラは王子に首を向けると、陰鬱な笑みを浮かべて言いまし た。 「いいえ、王子様、私は今とっても幸せなの。この醜いババアにど んな躾けをしよか考えてると、ワクワクと胸が弾むんです。ねぇ王 子様も一緒にやりましょう。二人でやるともっと楽しいわ」 喉から漏れる息が掠れるような笑いを奏でました。王子は恐ろしく なって後ずさります。王子を掴もうと、生気の無い動きで腕を伸ば すシンデレラ。駆けてきたルニャに飛びつかれて、びっくりして二、 三歩後ずさる王子。空を切った腕を持て余しつつ、ゆらゆらと不気 味に佇むシンデレラ。 「おい王子、彼女から離れるにゃ! いまの彼女は普通じゃにゃい にゃ!」 「わぁ、ネコが喋った!」 お約束を無視して、ルニャは王子に事の事態を説明します。 「彼女の夢は確かに王子と踊る事だったにゃ。しかし、それは三姉 妹達のイジメから逃避する為の妄想でもあるにゃ。それは無力ゆえ の帰結にゃが、彼女は三姉妹を倒す程の魔法の力を手に入れたにゃ。 魔法の力は精神の才能にゃ。魂の質量が大きい程、操る魔法の力も 強大になんだにゃ。彼女の場合、三姉妹のイジメが魂の質量を増大 させそれを夢見る力に変えて魔法を得ていにゃが、元凶である三姉 妹を倒したにゃめに、もう夢を見る必要が無くなってしまったにゃ。 結果、魔法に取り込まれた魂だけが残ったにゃ。その魂が周囲に漂 う欲望や悪意を吸収して増長していってるんだにゃ」 王子は説明の半分も理解出来ませんでしたが、とにかく必要な事だ け聞きました。 「なら、どうすればいいの?」 「魂というにゃは、肉体と直結してにゃて、欲望に反応しにゃすい にゃ。彼女の欲望を全て消すにゃ。そうしたうにゃで、彼女の夢を 呼び起こすにゃ。彼女の夢が逃避の材料でにゃく、本当に価値ある モノにゃらきっと魂に定着するにゃ、その時を見極めて魔法の流れ を夢に繋ぎ直すにゃ」 「じゃあ僕は何をすればいいの?」 「魂の彼女に呼びかけて、一時的にせにゃ全ての欲望を捨てさせる にゃ。彼女の夢が本物にゃら、きっと王子の呼掛けに反応するにゃ。 王子も一時的に魂だけの存在ににゃるがその方法はちゃんとあるに ゃ」 「うん、わかったよ」 「それより聞くにゃが、王子は彼女の事どう思ってるにゃ」 「それは・・・」 王子は佇むシンデレラを見ながら考えました。その虚ろな瞳を見詰 めて王子が思い出したのは、三姉妹に切り刻まれんがら、何かを決 意した輝く瞳でした。もう一度あの瞳がみたいな。少し赤らんで王 子は言いました。 「・・・好きだと思う」 「解ったにゃーーー!!!」 シンデレラを見詰めていた王子の虚をついて、凄じい回転から繰り 出したルニャの蹴りは、みごとに後頭部に決まった。それはネコと は思えない、恐ろしく重くスピードのある蹴りだった。 (以下、王子とシンデレラの魂による対話。シンデレラは王子を愛 していた事実を認め、欲望を捨てて夢を呼び起こす)  暴走した魔法力は周囲の魔力を引き寄せ、あたりは騒然となるが、 王子とシンデレラの帰還により全て収まる。光りの中から表れる二 人を打ちひしがれていた女達は、祝福の光りの様に受け止めました。 改まった二人は、見詰め合います。そして、王子はシンデレラにい いました。 「・・・僕と踊ってくれるかな?」 シンデレラは俯き加減で答えました。 「・・・喜んで」 二人を祝福する様に、魔法の光の粉が舞いました。 (途中からだるくなってハショリました。こういう長いの送ったり すると迷惑だろうなぁ。ごめんね) 7  舞踏会にやってきたシンデレラ。あたりは、玉の輿を狙う女達で ギラギラしています。気圧されるシンデレラ。そこに王子登場。一 斉に王子に視線が集まります。とっさに隠れる王子。 「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダ メだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ」 何か病的に呟いていますが、良く聞き取れません。しかし、側近に 促されて再び会場に現れます。さっそく、おしゃべりの開始です。 しどろもどろになる王子に、一人の無邪気で快活な女性がにっこり 笑って話かけます。「もうっ王子さまったらぁ(笑)」 軽やかに 談笑して軽い突っ込みを入れる度に、王子は冷や汗をダラダラ流し て、何故か右目を押さえて蒼白顔です。何度目かの突っ込みの後、 突如、王子は雄叫びを上げ走り回りだしました。会場騒然。またも や、側近が出てきて一時退場します。奥の部屋から「貴方は人に褒 められる立派な事をしたのよ」とかいう話声が聞こえてきました。 その女性は不気味になって帰ってしまいました。仕切り直しておし ゃべりを再開します。次の女性は丸い目が印象的です。「あのさぁ、 そいでねぇ、てゆうかぁ」良く解らない接続詞だらけの会話で捲し 立てる王子。王子が息切れした頃を見計らって、「私ってもっと落 ち着いてお話したいんです」 と鋭いモノ言いの女性。追いつめら れた様に狼狽した王子は、「僕にはどんな時でも味方になってくれ る友達がいるんだぁ」と何故か友達自慢を始めました。その女性は、 「はぁ今度紹介して下さいね」とその場を取り繕うと帰ってしまい ました。三番目は、厳粛で毅然とした女性です。青い空が写った眼 鏡が印象的です。少し会話に慣れてきた王子に、ズバズバはっきり したもの言いをし、政治や国際情勢につての議論を王子に求めまし た。慌てた様に席を外した王子は、白いドレスの少女人形を持って くると盾の様にかざしながら、「そんな難しい事ばかり言うから目 が悪くなるんですよ」 と相手の欠点をついて言い返しました。結 局その女性も気分を害して帰ってしまいました。そんな感じでおし ゃべりは続きました。ある女性は釣りの話題を、ある女性は双子の ような姉妹で音楽の話を、ある女性は舞踏会の休憩中の隙をついて、 ある女性はお手製のプレゼントを持って、城勤めの会計係の女の子 などもいました。色々な女性が王子に声をかけてきますが、どれも これも芳しくありません。舞踏会も佳境にさしかかって来た頃、一 人の快活な青年が王子に話かけます。「お前も人形遊びはほどほど にしとけよ。知り合いにいいヒトがいるんだがお前に合いたがって いるんだ」 その青年は、知り合いの女性から王子に口添えを頼ま れたのですが、王子は逆上するとその青年を殴ってしまいました。 おろおろしながら王子はいいました。「王家の名誉は自分で守れと 父さんが言ったんだ」と。そうこうしているうちに、誰もが振り返 るような絶世の美女がやってきました。王子と面会すると優しく微 笑んで、王子の事を色々聞いてきます。そして性格や悩みについて 親身になっていろいろアドバイスなどもしました。何かを押し込め ていたような王子は突然、立ち上がるとその女性を殴りました。そ して「王家の者に差し出がましい口を聞くな」とどなり散らしまし た。さすがに側近達も大慌て。舞踏会はめちゃくちゃです。それ以 降は、王家の醜聞を暴露するわ、両親の育て方が悪いわ、大人の世 界は汚いだわ、愚痴を撒き散らし、もはや花嫁探しどころではあり ません。もうワケが解らなくなった王子はお気に入りな筈の白い少 女人形や優しげな白い騎士の人形に当たり散らして壊したりします。 ですが、自己嫌悪が深まるばかりです。  王子のあまりな惨状に、側近達や舞踏会の参加者までもが集まっ て、王子に親身に相談に乗ります。王子は、何故かパイプイスに座 り腕を組んで俯いています。まるで自らの存在の免罪符を斯う為に 祈っている様にも見えます。しかたなかったんだ。どうすることも 出来ないんだ。と絶叫する王子に、周囲の人々はしきりに、そんな 事無いよ。もっと自分に自身を持って視野を大きく持ちなさい。き っと王子の願いが適う事があるよ。そうすればいい花嫁さんも見つ かりますよ。と親切に根気よく繰り返します。周囲の熱意に段々、 気を良くした王子は明るくいいました。「なら、僕は初夜権を立法 して国中の女に服従・奉仕を強要し、巨大なハーレムを建造して世 界中のあらゆる人種の女共を囲ってもいいんだ!」   さすがにそこにいたヒト全員が渋い顔をし、口を揃えていいまし た。「王子って最低ですね」 完全に拒絶されさらなる深みに嵌ま る王子。さあ、劇場版に突入です。  もはやどうしようも無く酒を煽る王子にシンデレラは近づくと、 一緒に酒を飲みました。そうして王子の際限無い愚痴に付き合いな がらシンデレラはいいました。「別に最低でもいいじゃありません か。王子にとっては最低の場所でも、私にとってはこの舞踏会は最 高の憧れの場所なのです。人それぞれで感じ方は違うモノ。私でよ ければ一緒に最高の場所を探しましょう」そう言ったシンデレラを 見詰める王子の目は座っていた。その後、凄じいばかりの王子の最 低ぶりが披露されるのだが、シンデレラは最後までそれに耐えまし た。 精魂出し切って倒れる王子。 さすがにやつれて倒れるシンデレラ。 「僕って最低だろ?」 「はい」 「嫌になっただろう?」 「はい」 「それでもこんな僕がいいの?」 「はい」 「君は僕に何をして欲しいの?」 「なにありません」 「・・・君は無欲だなぁ、まるで人形みたいだ」 そういって、二人は静かに手を握りました。踊るのは、暫く休憩し てからの様です。 つづく (・・・エヴァネタ使うなんて・・・最低だ、俺) -------------------------------------------------------------------------------- 一人一個ですか No.0118 投稿日 2000年11月25日(土)14時29分 投稿者 弟切 千隼 うーむ、確かに、旅行の後というのは片付けな どで何かと忙しいですからね。小休止というこ とで課題提出は控えておきましょうか。 私は既に二個出してしまっているので、日曜日 までは「お預け」ですね。この期間にアイディ アをちゃんと発酵させろ、という天の啓示だと 思いましょう。 しかし、これだと解禁後にまたとてつもない激 流に襲われそうですね。 西鶴さんへ > 私が「頑張る」と書いたのは、「下手な鉄砲も 数打ちゃ当たる」方式で、やたらめったら思い つきを書くという意味ではありません。じっく り考えることまで含めて「頑張る」と書いたつ もりでした。 ……結果がついてくるかどうかは別にして(;_;) > 本業がおろそかに これは、本来、他人がどうこう言う問題ではな いでしょう。たとえこのために勉強をおろそか にして受験に失敗しても、それはその人の人生 です。 とはいえ、他人に迷惑を掛けるのはよくありま せんから、その辺はきちんと見分けて、ほどほ どに熱中するのが良いでしょう。 でも、人生の中の一時、これほど熱中して一つ のことを考え続ける機会というのはなかなかな くて、貴重な体験だと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- 私も参加します。 No.0119 投稿日 2000年11月25日(土)21時34分 投稿者 梨木氷憂 はじめまして、梨木氷憂です。 私も「シンデレラ」に参加させてください。 ホントは今、パソコン禁止なんですけどね(テスト前だから)まぁいいや。 パターン1、 魔女の協力もあって、なんとか舞踏会に来れたシンデレラ。 舞踏会の雰囲気に圧倒され、誰とも踊る事ができない。 そんなシンデレラに王子は声をかけた。(理由・器量が良いから) 「私と踊りませんか?」 しかし、無欲なシンデレラはそれを断る。 今まで甘やかされ他人に拒否された事の無い王子は シンデレラの返答を新鮮に感じた。 「そ、そんな事言わずに踊ってください!!」 パターン2、 魔女の協力もあって、なんとか舞踏会に来れたシンデレラ。 舞踏会の雰囲気に圧倒され、誰とも踊る事ができない。 隣りにいた青年がワインをこぼしてしまい、シンデレラを 含めた何人かのドレスが汚れてしまう。 青年はドレス代を弁償すると言い、シンデレラを除き汚された者 全員が受け取った。青年はシンデレラにも受け取るように進めたが 彼女はそれを断る。 無欲なシンデレラに青年は好意をもった。 彼女は知らなかったが、この青年は王子だったのだ。 (お約束だなコレ・・・) さて、次に来れるのはテストが終わってからなので金曜日。 それまで「シンデレラ」が終わってませんように。 -------------------------------------------------------------------------------- 参加させて下さい No.0120 投稿日 2000年11月25日(土)22時14分 投稿者 魚住 雅則  皆さん初めまして。魚住と申します。いきなりですが、僕も作家志望なのでこの企画に是非参加させて下さい。  日曜日まではこれ一つにしますね。   1番 ・舞踏会場についたシンデレラ。大広間の中央にはシンデレラが見たこともないよ うな豪華な食事が所狭しと並んでいる。 ・会場に集まった貴族たちは豪華な食事に見向きもしない。彼女たちのお目当ては あくまで王子様。はしたなく食べる姿などみせられるはずがなかった。 ・そんな中でシンデレラは素直に食事をする。(作法などは知らないので多少はし たなく)王子様の前で、もちろん恥ずかしくないわけではないが、貴族たちのよ うに王子様にいいところを見せて自分を売り込もうという発想がないので、顔を 赤くしながらも、おいしそうに食べる。  ねずみさんたちの分もドレスのポケットに詰め込む。 ・本当においしそうに食べるシンデレラを見て、王子は苦笑しながらも飾らない彼 女に惹かれる。 -------------------------------------------------------------------------------- とにかく、挑戦させていただきます No.0121 投稿日 2000年11月25日(土)22時46分 投稿者 幽界寺 え……と、とんでもない素人ですが、参加させていただきます。 色々とお手数かけてしまうかもしれませんが、よろしくお願いします。 では、うだうだ言うのはやめて、まずは一つ目。 舞踏会も中盤に入り、だんだん場も盛り上がってきた頃。 そこに王が現れ、一言。 「お集まりの貴婦人の方。今宵はわが息子の誕生日パーティーによく来てくださいました。そこで一つ余興を催したいと思います」 そう言って、懐から一つのきらびやかな宝石を取り出した。 「これを先着一名の方に差し上げましょう」 王は宝石をあまり人のいない、バルコニーの近くに投げる。 そこに殺到する女たち。 そんな中、一人の女性が一際早くその中を駆け抜けていった。 なんとそれはシンデレラであった。 誰の目から見てもシンデレラが宝石を手に入れるのは明白だった。 しかし、シンデレラは宝石を取ることなく、すばやく近くにいた猫を拾い上げた。 そして、その場を後にした瞬間、宝石目掛けて殺到した女達が押し寄せてきた。 猫の安全を確認すると、シンデレラはほっとため息をついた。 シンデレラは猫がこの騒ぎで踏み潰されないように必死になって走っていたのだ。 それを見ていた王子は一言。 「私の大切な猫を助けてくれてありがとう。どうだろう、このまま私と踊ってくれないか?」 唐突の王子の申し入れに目を丸くするシンデレラだが、顔を赤らめながらも素直に頷く。 もう一つだけ追加 綺麗なドレスに身を包んだ貴婦人に囲まれた王子様。 わざわざ、集まってくれたお礼と全員にブローチをプレゼントすることに。 ほとんどの女達は宝石でできた物を選んでいく。 そんな中、シンデレラは木でできたブローチを選んだ。 「何故、それを選ばれるのです?まだ宝石でできたものならありますよ」 「このブローチは木で作られていますが、とても心をこめて作ってあるように見えます。ですから、私はこれを選びました」 王子様は少し驚いた表情でシンデレラを見ました。 「そうですか。実はそれは私が作ったものなのです。宝石と比べてみすぼらしいですが、できは一番良いと思っています。誰にも分かってもらえないと思っていたのですが……どうでしょう。私と一曲踊りながら、もう少しお話を聞かせてもらえませんか?」 -------------------------------------------------------------------------------- No.0122 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.0123 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 追加 No.0124 投稿日 2000年11月26日(日)00時37分 投稿者 梨木氷憂 もう1つ思いついたので追加します。 パターン3、 シンデレラは舞踏会へ行く途中、1人の物乞いに出会った。 母の薬代が無く困っていた物乞いに彼女は宝石もドレスもすべて あげてしまう。 会場に来たはいいが、ドレスまであげてしまったシンデレラは下着姿 恥をさらしに来たようなものだった。 一方王子は仕事に追われ自分に関心の無い両親がどうやったら かまってくれるかを真剣に考えていた。 そんな王子の目に下着姿のシンデレラが飛び込む。 (こんな娘を嫁にすると言ったら心配してくれるかも) 不純な動機で王子はシンデレラに声をかけたのだった。 余談・王子がシンデレラを親に紹介しても「好きにすればいい」    としか言われなかった。    哀れな王子に幸あれ まだ3つだけかぁ しかも3つとも合格できるとも限らんし。 では、 -------------------------------------------------------------------------------- みやび15,16 No.0125 投稿日 2000年11月26日(日)05時29分 投稿者 はせがわみやび ※譲ると放棄するパターンはのぞく。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび15  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・舞踏会場の入口で、集まった娘たちは一枚の紙を渡される。「今宵を祝しての余興である。望みをひとつ書け、そのひとつが誰とも重ならなければかなえよう」。 ・色めきたっていっせいに書き始める娘たち。遅れて最後にやってきたシンデレラは、渡された紙にとまどいつつも書きとめる。 ・娘たちの望みは、高価な宝石やアクセサリをねだるものばかりで、それゆえ必ず誰かと重なってしまう。もっとも多かった望みは、「王子と結婚したい」だったと発表される。 ・シンデレラのもとにやってくる王子。「どうやら、かなえられるのは、あなたの望みだけのようです」と王子。シンデレラはダンスを申しこまれる。 ・「王子さまと踊りたい」と書いたのは、シンデレラひとりだったのだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび16  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・お花を摘みに会場から廊下へと出たシンデレラ。うろうろしている年下の少年と出会う。 ・飼い猫がネズミを追ってどこかへ行ってしまったと少年。いっしょに探しはじめるシンデレラ。 ・廊下から廊下へ、ほこりだらけの倉庫まで探すが見つからない。ドレスをたくしあげたシンデレラはすでにほこりまみれ。 ・会場からは楽しげな音楽が漏れ聞こえ、美味しそうな匂いは廊下まで漂ってくる。会場に戻らなくてもよいのかとシンデレラを気遣う少年。 ・「だいじょうぶだってば。ごはん、すこし食べてきたしねー」。言ったとたんにぐーっと鳴るお腹。 ・厨房へと引っ張っていく少年。料理はすでにすっからかんで、カップ半分ほどのスープしかない。少年は顔をしかめる。 ・カップ半分のスープを渡されて、嬉しそうなシンデレラ。なぜと聞かれて、「だって、半分も残ってるよっ」 ・厨房の隅から猫の声。ようやく見つけた猫を抱え、会場へと少年はシンデレラをひっぱっていく。 ・少年は実は王子だった。母親に猫をあずけると、シンデレラにダンスを申しこむ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび -------------------------------------------------------------------------------- 初太刀! No.0126 投稿日 2000年11月26日(日)11時02分 投稿者 望月京路 この一刀から全てが始まる訳です。 これで外すとだだ滑り。成功しても気は抜けなませんが。 ☆西鶴さん >少しでも出さなければ、先へは進めませんよ ええ、ちょっと慎重になってるだけです。とりあえず、出せるに至るものを厳選できたので、出してみます(と言うかむしろ必要だったのは覚悟の方かも)。 まあ、出し惜しんでいる内に、二三個、人の出したのとかぶり気味になっちゃったけど、所詮それはそこまでのネタだったってことで。 じゃ、いきます。 *26番目 (骨?)パーティそっちのけで雪にはしゃぐシンデレラ。 舞踏会。美味しい食事が並べられ、美しい音楽が流れていた。 そんな中、王子は貴婦人達に囲まれながら談笑していたが、ふと遠くに視線を移すと、バルコニーに姿を消す娘が見えた。 (この寒い中、外に何の用だろう?) そう思い王子は席を外し、娘を追うことにしました。 と、そこで娘はまるで子供の様にはしゃいでいました。 「どうした、何がそんなに嬉しい?」 「あ、見てください、雪が降っていますわ!」 なるほど、確かに雪が降っている。今年になって初めてだろう。だが、そんなものは毎年何度か必ず降るし、別段珍しいものではない。 「お前は年に一度の王国主催のパーティより、そんなものがいいのか」 と訊こうとして、やめた。彼女の喜んでいるをの、邪魔したくなかったからだ。 「・・・・綺麗ですね」 「ああ、そうだな」 君もな、と王子は思い始めていた。 あと二つあるけど、よかです、これだけで。日曜まで一つらしいし。・・・・今日、日曜日だ。 御免。 -------------------------------------------------------------------------------- 落ち込んでいる場合か! No.0127 投稿日 2000年11月26日(日)13時05分 投稿者 唯野教授 > 自分が何を書こうとしていたのか――っていちばん大事なことも忘れて、思いついた面白いアイデアに夢中になって、本末転倒になってる状態です。話にならんです。  痛恨の一撃!  唯野教授は5518のダメージを受けた!  唯野教授の自信が226下がった!  唯野教授の技量が2上がった! >アイデアを出したこともなくて、思いついたアイデアを組みあわせることしかやったことのない輩が、「このアイデアがベストであることは、私は自分でわかっている」なんて片腹痛いことを言っているので  痛恨の一撃!  唯野教授は4481のダメージを受けた!  唯野教授の自信が196下がった!  唯野教授の精神力が1上がった!  ええいダメージなんざ後からいくらでも回復できらあ! スキルの向上こそ最優先、あと四ついくぞ! パターン14  魔女の助けによって舞踏会へと到着したシンデレラ。  しばしダンスを楽しむと、シチューと小さなパンの軽食の時間となった。ダンスは体力を使うので、補給をしておかないと真夜中まで踊れないのだ。  食堂へと通された出席者たちは、皆争うように右端の席へと殺到する。この国では、まず皿を並べたあと左側の席から食べ物をよそっていくのが慣習である。だから、ほんの少しの差であるのだが、左側の席の食べ物は少し冷めているのだ。  激しい席取りの争いが発生しているのを見たシンデレラは、多少冷めていても特に不満はないので、閑散とした左端の席に向かう。  シンデレラが席に座った丁度その時、彼女の向かい側にも誰かが座った。顔をみれば、この国の王子である。王子は言った。 「おや、あなたも猫舌ですか?」 「いえ、そういうわけではございませんが」 「そうですか。しかしこうして向かい合わせに座ったのも何かの縁。食事が終わったら一緒にダンスなどどうです?」 パターン15  魔女の助けによって舞踏会へとついたシンデレラ。  何人かと楽しく踊った後、財布がなくなっているのに気づく。財布は魔女の魔法で得たものではなく、つらい生活の中で必死に溜めたお金が入っているものだ。その為、絶対になくしたり盗まれたりしないよう常に身につけていたのだが、警戒が緩んだせいか、踊っている途中で落したらしい。  シンデレラは慌てて床を探しはじめたが、二時間が過ぎても見つからない。と、後ろから声をかけられた。 「もしもし、先ほどから様子が変ですが、どうしました?」  シンデレラが声のほうを見ると、王子が心配そうな顔をで彼女を見つめていた。シンデレラが事情を説明すると、王子は言った。 「それは災難ですね。私も一緒に探しましょうか」 「そんな……私の財布ごときに王子様の手をわずらわせるなんてできません。それに、ここまで探しても見つからないのでは、きっとそういう運命だったのでしょう」  王子は少し考えてから言った。 「しかし、探しているのは周辺部だけですよね」 「ええ、中央は踊っている方たちがいるので、邪魔になりますから」 「しかし、ダンスの途中でなくしたとなると、やはり中央部に落ちている可能性が高い。私が相手をしますから、踊りながら財布を捜すというのはどうでしょう?」 冒頭であんだけ威勢のいいこと言っておいて結局二つかい。 -------------------------------------------------------------------------------- レスなど No.0128 投稿日 2000年11月26日(日)13時06分 投稿者 唯野教授 >公安うんたら  たぶん、最近集め始めた士朗正宗さんの影響でしょう。 >そういえば唯野さんって、古橋さんのファンだっけ?(それとも狂信者というべき?)  ファンと言うには支持の仕方が極端すぎますから、信者でしょうね。ファンサイトのコンセプトもそうですし。 >自分の武器  うーん……三箇所の初期微動継続時間から震源と震央を割り出せるとか? でもどうやって小説に応用しよう。 >本業  シンデレラを考えているのは風呂・予備校への行き帰り(自転車)・食事中・布団に入ってから寝るまでなどの隙間時間ですので、大丈夫です。たぶん。 -------------------------------------------------------------------------------- 日曜日になったので No.0129 投稿日 2000年11月26日(日)14時45分 投稿者 弟切 千隼 解禁かな、と思い、次のネタを書きにきました 。前のものが地雷を踏んでいないかどうかもわ からないのに、無鉄砲でしょうか。 その十六。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・お城の舞踏会の会場入口。三々五々やってく る客たちに、城の使用人から記念品が手渡され る。それは知人の住所や氏名を書き込むのに使 える小さな手帳である。この時代、舞踏会で出 会った人のサインを手帳にもらう「舞踏会の手 帳」の習慣があったので、これはなかなか実用 的で粋な記念品である。シンデレラももちろん 入口でこの手帳をもらう。 ・華やかな舞踏会の会場。王家主催の舞踏会は 有力なコネを見つけるための重要な社交の場で もあるため、人々はできるだけ多くの有名人に 話しかけて手帳にサインをしてもらい、コネを 作ろうと必死である。たくさんのサインを手帳 に書いてもらった者は、友人たちにそれを見せ て、自慢げに「これは○○公爵さまのサインで 、こちらは××伯爵さまの……」などと話す。 しかしそんな野心のないシンデレラは誰にも話 しかけず、手帳は真っ白なままである。 ・だんだん夜も更けてシンデレラが帰らなけれ ばならない時間が近づいた頃、彼女は手帳を落 としてしまう。彼女は懸命に会場を歩き回って 、大事な舞踏会の記念品を探す。 ・王子がシンデレラの手帳を拾い、誰のものだ ろうと思って中身を見る。舞踏会が始まってだ いぶ経つのに、誰のサインもないことに王子は 驚く。王子も会場を歩き回って、この手帳の落 し主を探す。 ・互いに探し物をして会場を歩き回っていたシ ンデレラと王子の目が合い、王子がシンデレラ に問う。「もしや、手帳をお探しですか?」シ ンデレラは答える。「ええ、そうです」。王子 が再び問う。「これがあなたの手帳でしょうか ?中に何も書いていないのですが」。再びシン デレラが答える。「ええ、きっとそれが私の手 帳だと思います。どなたのサインもいただいて いませんから」。 ・みたび王子が問う。「せっかく舞踏会にいら っしゃったのに、どうしてどなたのサインもも らわないのですか?有力な方と知り合える機会 なのに」。みたびシンデレラが答える。「私は 、こんな華やかな舞踏会に来られただけで充分 です。それ以上のことは望みません」。王子は シンデレラの無欲さに感心して、一緒に踊って くれるよう頼む。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その十七。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・華やかな舞踏会の会場。様々な人が行き交う 中に、人気・実力ともに兼ね備えた一人の画家 がいる。彼の名声は国中に轟いていて、王族の 人間や大勢の貴族たちの肖像画も描いているた め、上流階級の人間に知り合いが多い。次々に いろいろな人間が彼のもとへやってきて挨拶を し、「今度私の肖像画を描いてくれないか」と 頼んでゆく。彼はそんな人々に慇懃に挨拶を返 すものの、「御依頼が多くて今はこれ以上仕事 を引き受けられません」とことごとく断る。 ・長年上流階級の人間と接してきた彼は、王族 や貴族の肖像画を描くことに嫌気がさしている 。画家として経験を積んできた彼は、人々の外 面を見てその内面を知ることができるようにな っており、多くの上流階級の人間が、飾り立て たその外面に反して内面は醜い欲望に満ちてい ることに気付いているからだ。それでも絵を捨 てる気はなく、向上心を忘れない彼は、人間観 察のために舞踏会などに顔を出している。 ・様々な人々を観察しながら会場を歩き回って いた画家は、一人の娘に目を止める。その娘は 他の貴族の娘たちと同じように美しく着飾って いるのに、誰とも踊ろうとせずに壁の花になっ ている。彼女の表情に強欲さが全くないことに 画家は驚き、こんな娘の肖像画なら描いてみた いと思う。その娘こそシンデレラである。 ・画家はシンデレラに声をかける。「美しいお 嬢さん、肖像画の御入用はありませんかな?」 シンデレラは驚いて画家を見る。「いやいや、 急にこんな申し出をして驚かれたかな。私は怪 しい者ではありません。画家の○○という者で す。王族や貴族の肖像画をたくさん描いており ます。あなたも私の名前くらいはお聞き及びで しょう。今なら、私があなたの肖像画を描いて あげられますよ」と画家は付け足す。 ・シンデレラもその画家の名前は聞いたことが あった。しかし、彼女は画家の申し出を断る。 画家は驚いてなぜかと問う。人気も実力も国内 随一で、常に順番待ちの顧客を何十人も抱えて いる彼は、自分の申し出を断る人間がいようと は想像もしなかった。シンデレラは「私には、 肖像画を描いてもらうほどの地位もお金もあり ませんから」と答える。 ・彼女のその態度に、画家は芯からの無欲さを 見出し、ますます感心する。その時画家は一人 の王族の人間を思い出す。醜い欲望が渦巻く宮 廷内にあって、奇跡的に無欲さを持ち続けてい る王子のことだ。その心ばえの美しさゆえに未 だ妃を得ていない彼には、この娘こそふさわし いと画家は考える。画家は王子を探し出し、挨 拶もそこそこに彼にシンデレラを推薦する。 「あの御令嬢こそ、王子さまにふさわしいお心 ばえの持ち主でございます」。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その十八。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・華やかな舞踏会の会場にやって来たシンデレ ラは、その場にいるだけで満足し、誰とも踊ら ずに壁際に一人立っている。ふと気付くと、自 分と同じように壁際に一人で立っている若い女 性がいる。どうやら彼女も舞踏会には慣れない 様子で、気後れして踊りの輪には入れないよう だ。二人は目を合わせ、互いに互いの心境を察 して、かすかな連帯感を得て微笑み合う。 ・突然、その娘のすぐそばに、会場のシャンデ リア(ランプの時代からシャンデリアはあった )が落ちてくる。シンデレラはとっさにその娘 に駆け寄る。シンデレラに怪我はなかったもの の、もう一人の娘の方は足首を捻挫して立てな い様子だ。異常を察したホストである王子がそ の場に駆けつける。 ・立てないのではこの場にいても仕方がない、 と、怪我をした娘は家に帰ることになる。シン デレラは、心配なので家まで送っていきましょ うと申し出る。王子がシンデレラに問う。「あ なたはこの方の御親族ですか?」「いいえ」。 「では、御友人?」「いいえ、たった今、初め てここでお会いした方です」。王子は驚いて言 う。「見ればあなたはどこにも怪我をしていな い御様子、まだまだ舞踏会はこれからだという のに、親族でも友人でもない方のために、あな たはそこまでなさるというのですか?」シンデ レラは答える。「私は、こんな華やかな舞踏会 に来られただけで幸せです。もう充分楽しませ ていただきました」。 ・王子はその無欲さに感心し、シンデレラに向 かって言う。「そちらの方が怪我をされたのは 招待した私たちの責任ですから、その方は私が 責任を持って送らせましょう。そして、あなた は……私と踊って下さいませんか?」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 迷宮内でミノタウロスに出会わないことを祈る 弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0130 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- じゃあ行ってみようか No.0131 投稿日 2000年11月26日(日)19時34分 投稿者 なかのん つばくろさん、面白いんですが悪ノリが過ぎてますよ(笑)。 ネタとしてはホント、笑えるんですけど。 では行ってみますか、課題提出何発目だっけ? 10.欲の暴走編 会場で、魔女が強い欲を暴走させる魔法をその場の全員にかける。 王族、その側近、兵士、オーケストラなどは事前にお守りを渡されていたため 影響を受けないが、ほとんどの招待客は自身の欲が暴走し、 でっぷり太った幻覚を見たり金貨の海で泳ぐ夢を見る。 が、そんな中でシンデレラだけが正常。王子、見初める。 11.魔法の壺編 その昔王家に魔女の先祖から与えられた「欲の現れる壺」。 シンデレラは手を入れても、もやもやした煙が出るだけであった。 王子「これは何です?」 シンデレラ「あの・・・・・・週に一回のお風呂だけが楽しみでして」 王子、見初める。 -------------------------------------------------------------------------------- どこまでがネタかぶり? No.0132 投稿日 2000年11月26日(日)21時20分 投稿者 幽界寺 では、出遅れているのでさくさくいきます。 そう言えば、9999のダメージを受けた唯野教授は大丈夫なんでしょうか? 確かに受けたダメージは回復すればいいですけど、致命傷にはならないようにしてくださいね。 三つ目 どこかの貴婦人がメイドを叱りつけているのを見つけるシンデレラ。 その怒りを納めるため、魔法で作られた宝石ではなく母の形見である指輪を与える。 お礼を述べるメイド。シンデレラはそれを笑って、仕事に戻るように言う。 そして、その後に一人で悲しそうな顔で俯く。 それをたまたま見つけた王子様が一言。 「貴方にそんな顔をしていて欲しくありません。よろしければ、私と踊って、私に笑顔を見せてくれませんか?」 四つ目 「さあ、誰でもいい。受け取るがいい!」 酒に酔った王様が勢いに任せて金塊を階段の上から投げました。 それに目がくらんで思わず飛びつこうとする継母と姉達。 シンデレラはあることに気づき、継母達に体当たりしてそれを阻止した。 そして、凄まじい轟音と共に床に金塊が叩きつけられた。 シンデレラだけは金に目を奪われることなく、金が重たいということを忘れていなかったのだ。 そして、その様子を見ていた王子が一言。 「父が失礼しました。御詫びと言ってはなんですが、私と踊っていただけませんか?」 五つ目 「ねえ、もし王妃の座を射止めることができたなら、何をしたい?」 貴婦人の一人が唐突にそう言い出しました。 「そうねぇ……、私はこの世界の珍味をすべて食べたいわ」 「私はこの身を宝石だけで着飾ってみたい」 王子が遠くにいることを確認すると貴婦人たちは王子には聞こえないように、好き勝手に自分の欲望をさらけ出して話し始ました。 そして、 「貴方は何をしたい?」 唐突にそれを何気なく聞いていたシンデレラに話が振られました。 シンデレラはしばし悩み、こう結論を出しました。 「この国のみんなのおなかをいっぱいにしてあげたい」 女達は何を言ってるのかとばかりにシンデレラを見て、失笑しました。 しかし、 「その夢を叶えるためにはまず私と踊らなければなりませんね?」 いつのまにか王子様がそこに立っており、そう言ってシンデレラに手を差し伸べていました。 六つ目 「貴方の夢は何ですの?」 「もちろん、王子様の妃になることですわ」 女達は互いに牙を隠しながらも、穏やかに微笑みあっていた。 そんな中、シンデレラはなれないパーティ会場でどうしたらいいのかも分からず、ただその話を聞いていた。 「君はどんな夢を持っているの?」 横にいた一人の青年がそう訪ねた。 「私の夢は……この舞踏会に出ることですわ」 「でも、もう君はこの舞踏会に出てる。夢はかなったんだから、それはもう夢じゃない。他には何かないのかい?」 その言葉にシンデレラは困った顔をしてその場で悩み始めてしまった。 「え……と、どんな夢を願ったらよいでしょう?」 青年は心底困った表情のシンデレラの顔を面白そうに眺めて、それからシンデレラに手を差し伸べた。 「じゃあ、この国の王子と一曲踊るってのはどう?」 (微妙に変えてるんですけど、やっぱりネタかぶりでしょうか?王子様はシンデレラの夢がこの舞踏会に出るだけということに感心したわけではなく、それ以上のことを思いつかなかったその無欲さに感心した。ネタかぶりならそう書くだけで結構です) 実はまだありますが、今日はここまで。  -------------------------------------------------------------------------------- No.0133 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 続きいきます No.0134 投稿日 2000年11月27日(月)00時07分 投稿者 魚住雅則 さあどんどんアイデア出すぞーっと意気込んでたった2つ。 まだまだこれからっ! 2番 ・舞踏会に集まった大勢の女性たち。その全員と王子が踊っていては時間がなくなると気を利かせた大臣が容姿端麗な10人を選び出す。当然シンデレラも選ばれる。 ・一人ずつ王子と踊ることになった。そこで大臣再び気を利かす。楽団を指差し、「美しい女性たちにはお好きな音楽で踊っていただいてはいかがですかな」 ・王子に取り入りたい娘たちはこぞってムーディな音楽をリクエスト。できるだけ密着しようとする。中には、わざとつまずいて王子に抱きつく娘も。 ・順番が最後のシンデレラ。庶民が知っている明るく素朴な音楽をリクエスト。「楽しい曲ですね」と王子。 「はい。私この曲がとっても好きなんです」嬉しそうに答えるシンデレラ。 ・王子、新鮮な感動を覚える。 3番 ・舞踏会に着いたシンデレラ。主役である王子様を大勢の女性たちが囲んでいた。そんな光景を壁際で見つめるシンデレラ。優しい王子は一人一人と踊る。しかし、女性たちは中々王子を離そうとしない。 ・全員と踊り終えたころにはへとへとになった王子様。シンデレラを見つけ、やつれた顔に笑顔を浮かべ「踊っていただけませんか?」 ・シンデレラは一瞬迷った末、王子様の差し出した手を取って「誘っていただけただけで幸せです」と本当に幸せそうに答える。 ・ダンスの誘いを断られたのは始めての王子(優しい性格なので腹を立てたりはしない)。 ・王子ががっくりきたのもつかの間、当のシンデレラが果汁の入ったグラスを片手に戻ってきて「疲れたときは甘いものがいいですよ」と朗らかに言う。 ・自分との結婚ばかり狙う女性達の中で唯一、当たり前のように自分の身体を気遣ってくれたシンデレラに惹かれる王子。「ありがたく休憩させてもらいます。その後でなら踊ってもらえますか?」 -------------------------------------------------------------------------------- 初参加です。 No.0135 投稿日 2000年11月27日(月)00時44分 投稿者 八神伽羅 八神と申します。 傍観するつもりだったんですが、我慢できなくなって来てしまいました。よろしくお願いします。 では、さっそく……。 ・八神1  慣れないハイヒールに靴擦れを起こしてしまったシンデレラ、王宮の庭にある泉の傍で休憩することにする。ガラスの靴を脱ぎ、休んでいると、ふとした弾みで彼女は靴を泉に落としてしまう。  すると泉の精霊が現れ、お約束の問いを発する。 「あなたが落としたのは、金の靴ですか銀の靴ですか?それともガラスの靴ですか?」  当然シンデレラはガラスの靴だと答え、ご褒美に金と銀の靴ももらう。がしかし、彼女はその二足を、近くを通りかかった青年にあげてしまう。目を丸くする彼に、彼女はこう答える。 「私が持っていても仕方ありませんから。それよりも、あなたは王宮関係の方でしょう?国のために使ってもらった方がよほど役に立ちますもの」  この青年が実は王子。感動した彼はシンデレラにダンスを申し込む。 ・八神2  舞踏会会場へ続く大階段の中程で、フードを目深にかぶり、杖を持った怪しい老人がしゃがみ込んでいる。苦しそうなのだが、早く会場へ行きたい娘達は、無視してその横を駆け抜けていく。シンデレラだけが老人に声を掛け、介抱してあげる。  気分が良くなったらしい老人、「実は私は魔法使いなんだ。お嬢さん、お礼に一つだけ願いを叶えてあげよう」と言う。シンデレラは笑顔で首を振り、その申し出を断る。 「舞踏会に来ることが、私の願いでした。これ以上を望んだら、罰が当たってしまいますわ」  すると老人はいきなりフードを取り、口ひげをむしり取る。実はいたずら好きの王子が、やってくる娘達を変装して観察していたのだ。 「あなたのような、優しいだけでなく無欲な方は初めてです。よければ私と踊っていただけませんか?」 ・八神3  会場へ続く道の両脇には、招待客を当て込んだ露天が並んでいる。  その中の一つ、小さな花屋では「魅惑の薔薇」なるものを売っている。曰く、「このたくさんの薔薇の中に一つだけ、身につけて踊ればどんな男の心も射止められる魔法の薔薇が入っている。どれかは分からない。自分で探してくれ」  王子と結ばれたい娘達は、先を争って大量に薔薇を買い込んでいく。あっという間に店先は空。そこを通りかかったシンデレラ、一本の薔薇が落ちているのに気付き、拾って店主に差し出す。客なのだと勘違いした店主はにやりと笑い、 「それこそが魅惑の薔薇だ。運がいいな、お嬢さん。さっさとそれを持っていって王子としあわせになるがいい」  が、シンデレラはそれを店主に返す。 「そんな素敵な魔法の品なら、欲しがる方はたくさんいるでしょう。私は一目王子様を見るだけで充分しあわせですから、これは必要ありません」  そこを、怪奇薔薇人間と化した娘達から逃げてきた王子が見かけ、感激してダンスに誘う。 とりあえず、こんなところです。 ネタかぶりがあったらすみません。一通り過去ログには目を通したつもりなんですが、かなり斜め読みだったので確証は持てないんです。 しかし、ログをチェックして自分のネタを書くだけで大変なんですから、新木先生(で、いいのでしょうか?)の労力は凄まじく掛かるんでしょうね……。 それでは、失礼します。 -------------------------------------------------------------------------------- 三回目の書き込み No.0136 投稿日 2000年11月27日(月)13時59分 投稿者 巻島翔史 えーと、皆さん。笑いを取りにいくのは止めましょう。 (人のことは言えませんが) この掲示板の設立コンセプトから外れてるでしょう? 特につばくろさん、確かにエヴァネタ・ウテナネタ面白かったのですが このままだと新木さんに追放処分を食らわされかねませんよ。 新木さんに少し遠慮して2発だけ。 8発目 会場内は異様な雰囲気に包まれていました。 絶対、王子様に気に入られてやるんだ、という貴族の娘達の気合で ホールの空気が異常に濃くなっていました。 しかし、娘達は、なかなか王子に話しかけません。 牙を隠すには牙の下、と言わんばかりに、他の娘が欲深く見えるよう 皆、わざと控えているのです。彼女達はしたたかでした。 その時、何者かが王子に近づきました。シンデレラでした。 王子様と踊れるなら、嫌われたってかまわないと思っていたのです。 ましてや、自分は気に入られても王妃になることなどできはしません。 退屈していた王子は、彼女の行動にいたく感激しました。 9発目 酒を無理やり飲まされたシンデレラは、酔い覚ましに庭へ出ました。 その時、強烈な力で押し倒されました。刀を彼女の首に当て 「叫んだら殺す!」 と脅しました。声に聞き覚えがありました。この国の将軍です。 将軍は彼女の衣服をひっちゃぶり、あられもない姿にしていきます。 「そこで何をしている!」 誰かが気づいてくれたようです。それは王子でした。 将軍は逃走しました。 「大丈夫ですか? あなたを襲ったのは一体誰なんです? はやく裁判所に訴えて慰謝料請求しましょう」 「いえ、それよりも、私の後ろのリスを保護してやってください。可哀相に、怪我をしてるようなんです」 確かに、そこにはリスがいた。 「しかし……」 「お願いします、早く━━」 王子は、近くを通りかかった衛兵にリスを頼んだ。 「自分の慰謝料請求より動物を優先させるなんて、たいしたお方だ。あなたがいましがた汚されかけた貞操を、僕でよければ洗い上げてさしあげましょう」 二人は、草むらの中へ体を倒した。 シンデレラは、今度は拒まなかった。 (俺ってやっぱ下衆だねえ) しかし新木さんも大変でしょうね。これだけの書き込みにレスつけるの。 -------------------------------------------------------------------------------- マサ、初太刀。返り討ち。グア! No.0137 投稿日 2000年11月27日(月)14時57分 投稿者 岡安 マサ  というわけで、「無欲なシンデレラ」提出。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  その1  ・舞踏会に来たシンデレラ、元々が貧乏人、周りの雰囲気に圧倒される。  ・そんな中一人のいい身なりをした若い男がシンデレラに声をかけてきた。男はこの国の大臣(もしくはそれなりの影響力を持つ者)と名乗り、シンデレラによければ王子とのダンスをとりなしてあげよう、と持ちかける。  ・だが、当の王子本人は様々な人(政治上の付き合いや、財産、地位目当てに近づいてくるもの)を相手にたくさんのダンスを踊っているので疲れているようだった。  ・そんな王子を見たシンデレラ、微笑して断りを入れる。  ・何故、と問う男にシンデレラは答える。「王子は疲れておいでのよう。そのような時に私のような下賎な者の相手をされるのはお気の毒でしょう。」と。  ・実は男は変装した王子であった。どんな手段を使ってでも王子に(すなわち財産や地位に)近づこうとして王子(注 踊ってる王子は影武者)に近づこうとする他の欲深な女たちと違う無欲で優しい女性だと思い、王子はシンデレラを見初める。  ・そして、一言。「ならば、疲れていない私と踊っていただけませんか?」  その2  ・舞踏会の余興に「金貨の掴み取り大会」(そんな感じの「欲」を触発する催し)が開かれる。  ・参加者たちは我先にとこぞって参加。だがシンデレラはそれには参加しなかった。  ・隣りにも参加しない別の男が。男、何故参加しないのかと聞いてくる。  ・シンデレラ答えて曰く「舞踏会というものは踊りに来るものですから」  ・男は言った。「貴方とは気が合いそうだ。宜しければ一緒に踊っていただけませんか?」男はこの国の王子だった。   −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ふう、疲れた。しかも出来は……いや、言うまい。出来の判断は俺の仕事じゃない。そう思っとかないと「消したくなる衝動」が止められそうも無いし。 -------------------------------------------------------------------------------- 帰ってきました No.0138 投稿日 2000年11月27日(月)15時45分 投稿者 新木 伸  とりあえず、報告まで。  ざっと見て、ネタ出し以外の部分は読みました。ネタだしのところは、また後で。  ちと旅行で遅れた分を取りもどさないといけないんで、まず仕事に専念しよう。うん。  旅行中に、2日間詰まっていた問題部分はクリアしたんで、ここから先は、しばらく次に詰まるまでのあいだは、1日10P(文庫換算)ペースで、なんとかいけそうだし。  レスつけは、もしかしたら、今日の仕事が終わってから、やるかも〜。  あと処理が大変なので、「骨にした要約&ボツ理由」を書かずに、いきなりボツにするのもあるかも〜。  要約と理由さえ書かなきゃ、読む時間だけなんでたいした手間じゃないんだよな、これが。 >寝ても覚めてもシンデレラ状態  これ普通。  っていうか、物書きの日常です。  いまこのシーン、この話。次に書くつもりの話。寝ても覚めても考えるのは普通っていうか、当然であたりまえであって、わざわざ口にするまでもないようなこと。 >西鶴さん(#115)  うん。出題意図は、そのとおりです。  出題意図をまだうまく汲み取れずに大量のボツが出てしまっている人には、多少、正否の基準を意識的に甘くしています。  出題意図がわかってきているのに、なおかつヌルいのを出してきてる甘えのある人には、それを捨てさせるためにペナルティを出してます。  はじめから出題意図が分かっていて、ぬるいのを出したことのない人には、ペナルティは出していません。  それで、どうして教えないのかってことなんですが……。  まず西鶴さんに、ひとつ勘違いがあります。  こういうことって、他人が教えるのは実質的に不可能なことなんです。  教えるのは不可能。  唯一可能なのは、本人が体験を通して「わかる」ことです。  いくら言葉で人に教えてもらっても本当に理解できない。せいぜいが、分かった気持ちになって、すぐ忘れてしまう程度。それは分かったとはいわない。一生のあいだ絶対に忘れたりしないようになる状態のことを、「理解した」といいます。  いま西鶴君って、「な〜んだ、そういうことなら、もっと早く言ってくれればいいのにぃ〜(肘でドン)」な状態だと思います。  でも私、何度も書いていました。……と思うんだがなぁ。  「話の前後は決まっていて、出会うシーンだけ、何パターンも考え出す練習」って。  これって、いまここでいっている「意図」そのものですよね。  まあたしかに、どうしてその練習が必要なのかってことのほうは、まだ書いていないと思いますが。  ところで、いまのこの西鶴さんの書き込みを読んでも、ピンとこない人はたくさんいるはず。そういう人も、ピンときたときには、「ああ、あのときの西鶴さんの書き込みは、このことを言ってたのか。もっと早く言ってくれればいいのにぃ〜ドン」ってなるはず。 >プロットが必要なわけ  旅行に行く前に、「持ってゆく物リスト」を見ながらカバンに詰めて荷造りをしていて、ふと思いついた「たとえ話」。  あとで書くことにします。  当初の唯野さんの疑問と、西鶴さんの疑問の答えにもなってるたとえ話かも。  ただし、たとえ話を利用して答えを「教えて」も、理解できるかどうかは別問題ですが。(でもたぶん、聞けば理解できるレベルに達していると思う。もうふたりとも) >ネタかぶり  「ネタかぶり禁止」のルールを決めた意図は、他の人のをそのまま使うズル禁止ってことにあります。  本人がずるしないんであれば(もしくはズルをする事なんてナンセンスと思っているから、そもそもそんなことをするはずがない)なら、解禁にしてもいいかなと思ってます。チェックする手間、そろそろ半端じゃなくなってきたし。  実際、たまたま同じアイデアを思いつくことは、けっこうあるわけですし。 -------------------------------------------------------------------------------- >西鶴君 No.0139 投稿日 2000年11月27日(月)15時56分 投稿者 新木 伸  ああ、そうだ。  いまこの練習がどうして必要なのか。言い換えるなら、つまりなにを意図しての練習なのか。  わかるようなら、書いてみるといいかも。  どういう答えになるか、ちょっと興味があるんで、考えてみません? -------------------------------------------------------------------------------- 上の追加 No.0140 投稿日 2000年11月27日(月)19時52分 投稿者 新木 伸  答えですが、もし「そんなの、考えるまでもなく明らかでしょう」みたいな感じでわかってしまうなら、この先の練習はまったくもって必要でありません。  また考えれば分かる、または、そのものずばりじゃないけど、近い答えを導き出せる――ようであれば、いまの延長でなくて、少しステップを飛ばした別の練習を私が考えないとならないかも。 -------------------------------------------------------------------------------- after festival No.0141 投稿日 2000年11月27日(月)21時20分 投稿者 西鶴翠  祭りのあとです。  学園祭は終了しました。 >新木さん。  101番の記事は、いろいろと論理的に破綻しているので、細かく突っ込もうかとも思っていました。けれど、その意義がなくなったので、重要なこと一つだけを書き込みます(書き込もうと思ったら、また、一つ新木さんの書き込みが増えているし)。 >著書チェックから。  「星くず英雄伝1」のみ読みました。今、この「講義」から降りるかどうか、迷っているところです。  作品自体の完成度は商業レベルだと思いました。面白さも商業レベル。けれど、読む前には予想していなかった欠点が、ありました。欠点の内容は後述します。ここでは、その欠点は私にとっては致命的になるとだけお伝えします(新木さんの作品にとっては、それほど大きな欠点ではないでしょう)。ために、私はこの「講義」への参加をとりやめるかどうか迷っています(その欠点は「プロットの骨化の手法」によって生み出される弊害だと思われるのです)。  念のために書いておきますが、あくまで私にとって害になるだけであって、ここに来ている人全員にとって害になるわけではありません。むしろ、美点の方が大きいかと思います。  講義から降りる場合、全く現れなくなるのも無責任なので、最低でもROMはします。私の立てたプロットを使うときに、立てた当人の私がいないと話が進まない状況が、もしかしたらあるかも知れないので。  また、私は発言したくなったら、発言します(「講義」が終わるまで発言はやめてくれ、というのでしたら、そのようにします)。  それから、「微調整」についての質問に答えることはしなくていいです。ヒントも出さなくて結構です。ROMしながら考えるので。 >弟切さん。 >頑張る。  私の読みも浅かったし、それに対して弟切さんもさらに意図をはずしていて、こんがらがってしまうので、この話はなかったことに(私の失言ということで)。 >唯野教授さん。 >>アイデアを出したこともなくて、思いついたアイデアを組みあわせることしかやったことのない輩が、「このアイデアがベストであることは、私は自分でわかっている」なんて片腹痛いことを言っているので  これは恐らく、唯野さん宛てではないと思います。「輩」以前は、唯野さん宛てかも知れませんが、カギ括弧内は、私宛てでしょう。で、二分割されている時点で、誰宛てでもないので、ダメージを受ける必要はないです(ダメージを受けたいのなら別ですが・笑)。 >みやびさんの15番目。  展開が意外で、面白かったです。 >138の新木さんの書き込みについて。 >他人が教えるのは実質的に不可能なことなんです。  私もたまに高校生相手に卓球を教えに行くので、それは分かります。<本人が自発的に分からないと、理解したとは言えない。  ただ、私は理解の手助けはします。いかに本人が理解するかの「道筋」のようなものを作ってあげます。具体的には、ある方法で教えていて、それでも駄目なら、別のアプローチを考える。それでも理解に遠いようなら、また、別のアプローチを考える、という感じです。私の経験では、本質的に同じことを言っていても、表現を少し変えるだけで、教えられる側の理解度(理解にどれくらい近づいたか)は劇的に変わります。 >弊害について。  私が「星くず英雄伝1」を読んで感じたのは、「大黒柱がない」ということでした。「収束感」がないのです。全体を通しての「通奏低音」がない。一つのエピソードをとり上げたときに、果たしてそのエピソードが作品に必要なものなのかどうかが、分からない。そんな感じでした。  恐らくこれは、話を作る過程に原因があると思います。新木さんは、多分、マクロな視点から出発して、徐々に細かくしていく、という手法をとっていると思われます。問題は細かくしていくときに――つまり、ミクロな視点でものを見るときに、マクロな視点ではものを見ていないということです。そして今度は、「骨」が出来上がってから「肉」をつける際に、その「肉」には(物語り全体から見て)どういう意味があるのか、ということを考えていません(多少は考えているでしょうが、ほかの手法をとっている作家から比べると、少ないと思います)。  その結果、全体を貫く「主題」が希薄になっています。  通過点があって、スタートとゴールがあって、そこに線を引っ張っていく作業をするとします。そのとき、スタートとゴールが結ばれていれば、どのような形を線がとっていようが関係ない、という感じに見えました。肝心なのは、その線の一本一本がきれいであることです。  けれど、私の好きな小説(読みたい小説)は、そういうものではなく、スタートとゴールを結ぶ線が、きれいな「軌跡」を描いているものです。全てのエピソードに必然性が感じられるようなものです。一本一本が重要なのではなく、線の配置が重要なのです(また、書きたいものも、同様です)。    ………  私が、このアイディア出しの課題で体験したのは、「慣れてくると、肉ではなく骨の状態からアイディアを思いつく」というものでした。恐ろしくなったので、思考を中断しました(それが、打率七割の火曜日の夜です)。肉つきの骨が浮かんでいたころには、それが全体としてどのような形を作るかが、見えていました。けれど、骨のみで浮かんでいたときは、そこばかりに考えが集中してしまって、全体(シンデレラという物語)が見えなくなりました。    ………  実はこれ、私が思っていた「新木流プロット術」の効能とは正反対のものでした。私とは性があわなかったのか、ということも考えています。  (話は伝わったでしょうか。) >アイディア出しの課題の必要性。 >(139に対するレス。)  分からない。という答えでは駄目ですか(笑)。駄目ですね。何か、漠然とでも感じていることを書いた方が、「理解度をはかる」という点では都合がいいですね。  いくつか、感じていることはあります。 ・アイディアを搾り出すことを知らないと、骨を立てても、ぴったりの肉がつかない。 ・骨から思いつくという訓練。  今の私は、だいたいここまでの「理解度」です(理解していないのかな)。何か、重要なことを見逃している気もしますが。 >西鶴君 >西鶴さん どちらかに統一してくださると、読みやすいのですが……(笑)。 ということで、実は、レポートが途中だったりします。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 早速、ネタかぶり No.0142 投稿日 2000年11月27日(月)22時13分 投稿者 幽界寺 あうう、ついにネタかぶり発生。しかも、一日違い。せつないです。 でも、くじけずに頑張ります!山は大きいほど制覇する意味がある!! と言うわけで、評価が来る前に三連打! 七つ目 この舞踏会に出席するものには、一つのコップが与えられました。 そして、このコップには何を入れてもいいという王からの知らせがありました。 しかも、食事などと一緒に宝石も山のようにおいてありました。 ほとんどの貴婦人達はコップに宝石関係を次々と放り込んでいきました。 一方、シンデレラは憧れの舞踏会に来れたという気持ちで一杯で、わざわざそんなことをしようとは思いませんでした。 そして、舞踏会も中盤にきた頃、一人の青年がのどが乾いたような表情で歩いていました。しかし、その青年はコップを持って、おらず飲み物を飲むことができません。 それに気がついたシンデレラはコップに水をもらうと、その青年に差し出しました。 青年は喜んでそれを受け取り、おいしそうに飲みほしました。 そして、一言。 「どうです。ついでですから、私と踊っていただけませんか?」 その青年はこの国の王子様でした。 八つ目 「王子はこの道の先にいる」 使いの男がそう言って、花がびっしりと敷かれた道を指差した。 女達はその言葉を信じて、こぞってその道を駆け抜けた。 しかし、シンデレラは花を踏み越えては行くことができずに、花を踏まないように慎重に道を進んでいきました。 そして、花をよけていったその先には王子様がいて一言。 「貴方のように花を愛する方がいてよかった。さあ、私と踊りましょう」 九つ目 「ここにある料理を一番早く食べ終わった者が王子と踊ることができます」 使いの男がそう言うと、貴婦人達は恥もなく大急ぎでその豪華な料理を食べ始めました。 その中でシンデレラだけは唯一ゆっくりと味わって食べていました。 そうしている内に、我先にと急ぐ女達はなんと他の競争者の食べる邪魔を始めました。 こうなると泥沼でほとんどの女達が足の引っ張り合いを始めました。 そして、終了の合図。 なんと一番早く食べ終わったのはシンデレラでした。 ゆっくりと食べていたシンデレラは誰の妨害も受けずに食べることができたのです。 そして、王子様が一言。 「よかった、私と踊れる格好の人が一番で」 他の女達は食べ物でそのドレスを汚してしまい、とても踊れるような格好ではなかったのです。 -------------------------------------------------------------------------------- >西鶴君 No.0143 投稿日 2000年11月27日(月)23時42分 投稿者 新木 伸  ふむふむ。  今日はあんまりこちらに時間さける状況でもないのですが、放置しておくと、早まった結論に達してしまいそうなので、レスしときます。  話は伝わった……と、思います。  すくなくとも、西鶴君の言いたいことは了解したつもりでいます。  全体を貫く主題があって、すべてのエピソードには必然性があって、どこにも無駄がなくて、美しいもの……って。  プロットって、まさしくそれを実現するために必要なものなんですけど。(^^;  エピソードに限らず、設定、キャラクター、その他ものもの、すべてのものが、全体を貫く主題のために存在してなくちゃなりません。他の人はどうか知らんけど、私は、そう思っています。そういう物が読みたい話で、そういうものを書きたいと思っていて、書いているつもりでいます。  星くずの1巻の、設定、エピソード、その他どれひとつの要素を取ってみても、そうなっているつもりです。実際、「このエピソードがこうなっている理由は?」みたいなことは、すべて答えられます。  ただ、そんなことを書いたって、実際に読んで受け取った感想は違うと言われればそれまでですから……。  ただ、ひとつ誤解があるので、それは書いておきます。  ぼくが話を作る課程。  西鶴君は、「マクロな視点から出発して、徐々に細かくしていく」と推察してていますが、実際は違います。「そんなことで俺の書きたい小説が書けるか〜!」って、ちゃぶ台ひっくり返したくなるぐらい、大きく違います。  「ミクロなところから出発して、いったんマクロになり、ふたたびミクロに向かう」ってな感じなのかな。これじゃわからんので、実際のプロセスを書きましょう。  最初は、たくさんの肉(エピソード)を思いつきます。関連がなくて、単に思いつきます。  ぼくはその思いついた一連の肉が、たぶんひとつの主題があって、そこに関係している肉なんじゃないかと仮定してみるわけです。  たくさんの肉が手元にあるそのあたりの段階まで暖めてきたら、さて、この一連の肉を貫いているバックボーンはどんなものなのだろうと、考えはじめます。  そのときに、まずひとつひとつの「肉」を乾かして骨にしてみます。そうすると部分的な骨格が見える。ふむ、このシーンでは、つまりこういうことを書こうとしているのか。こっちのシーンでは、これを書きたがっているのかぼくは。……なんてやっていくうちに、なら全体を貫く大黒柱は、こうに違いないと思いつきます。  そうしてみると、たしかにその大黒柱は、ぼくの書きたがっているものなわけです。間違いなく。  もやもやしていた「書きたいこと」が、はっきりして、筋が通った感じです。気分爽快です。  さて、そこまでわかって、主題がはっきりしたなら……。  あとはエピソードの足りない部分を、その大黒柱にもとづいて、マクロからミクロに向かう視点で考えてゆきます。これは不足部分を補うために必要な行程です。  そのシーンに必要な要素はなにかという観点から、制限事項をたくさん出してゆき、その縛りをクリアするようなアイデアを出します(このあたりのプロセス。西鶴君も書いていたような……)。  そして無数に出したアイデアのなかから、ベストと思われるものを取捨選択します。  この部分あたりが、いま練習でやってる部分ですね。  たとえば……。  プロット的にいまここで必要とされているのは、無欲なシンデレラが王子に見初められる」という具体的なエピソード。ぼくはそれをまだ考えついていない。だから考えなければならない。  ……てな感じです。  もしかして、西鶴君が怖がっちゃったのは、このへんを最初にやっちゃったからかなぁ。  そりゃまあ、肉の付いた状態の生き物を見慣れている人に、いきなり死んでる骨格標本を見せたら、そりゃ怖がるよなぁ。  でもスポーツ力学とかを考えるときに、骨格がわかっていないとはじまらんわけです。それからもちろん、肉のこともわかってないとならない。  でも骨格のことを考えるときは、肉のことは忘れて、骨だけを考えるほうが効率のいいこともあります。  肉は肉で、別の時点で考える。  骨と肉が考えられたら、こんどは両方を総合して考える。  エピソードをまず骨で思いついてしまうこと自体は、怖いことではないですよ。  骨に肉付けしないと、実際の小説にはなりません。  これはシナリオライターが書いた小説が、「シナリオっぽい=骨っぽい」と言われる大きな理由でもあります。シナリオライターは骨で考えることに特化したあまり、肉が思いつけなくなってしまっている。  ああ、これかな。西鶴君が怖がっているのは。  ぼくがいままで書いていませんでしたが、もちろん、肉を考えるときには、骨を考えるときの数倍のエネルギーをつぎ込まねばなりません。実際に食べてみて栄養になるのは、骨じゃなくて肉の部分なわけですから。  「肉」が全体に対してどういう意味があるのかってことは、その肉を考えるときにやればいいことです。  でも骨を考えるときは、骨のことだけにすればいい。そのほうが煩わされなくて効率的になる。……ってのが、私のプロット論の主旨です。  肉を書くことにまるで触れようとせず、私がひたすら「骨」だけにこだわっているのは、人に教えられそうなのことが、唯一、「骨」を扱うノウハウだけだからです。  話に背骨を通して筋を扱うためのプロットは、論理のみで動いてるものですから、言葉で人に説明しやすいわけです。言葉って言うもの自体が、おおむね論理で動いてますから。  肉のことは、もちろん重要です。骨なんかよりも、もっともっと重要です。  でもそっちは自分でやってください。  私は教えられないし、たぶん、誰にも教えられないでしょう。論理じゃなくて、感性で扱うものだから。  西鶴君の場合――。  このまんま、骨には手を出さないで「肉付き骨」ばかり扱っていると、いつまでも骨を扱えないままですよ。  「しっかりした骨を備えて、生き生きした肉を持った美しい獣」――のような小説を目指しているなら、骨格を扱えるプロセスは、いつか修得せねばならないものです。  自分の書こうとしている「美しく完成された獣」が、どんな骨を持っているのか、知らないままでは書けるはずがありません。  芸術家が素晴らしい作品を作るときに、骨格を知らずして、人も動物も、絵も彫刻も作れないのと同じことです。  まあ、「おまえの書いている物は、言っていることがまったく実現できていない。だから根拠は認めない」と言われれば、言い訳もなく、それまでの話なんですが……(笑)。  あとできれば――。  せめて最終判断を下すまえに、3巻と、4〜5巻のほうも読んでほしいなぁ。  ちなみに星くず1巻の場合、主題は――。  「健気な女の子は絶対に助からなきゃならない――どんなことがあろうと。たとえ物理法則を曲げようとも」ってのが、書こうとしていた本筋です。すべての設定とエピソードとストーリー展開は、それを書くために存在させています。 -------------------------------------------------------------------------------- ネタかぶりしていたらすみません No.0144 投稿日 2000年11月28日(火)02時08分 投稿者 響子   その2  王子、自己紹介で名前の他、家柄、財産なども話す女たちにうんざりする。その中、「シンデレラです」とだけ告げる女性がいた。側近に「お気に召した人はいましたか」と聞かれたとき、王子は一番印象に残っていたシンデレラをダンスに誘う。   その3  ダンスが始まるとき、誰が王子と踊るかで険悪な雰囲気に。王子はその争いに加わらずに心配そうに見ているシンデレラを誘う。   その4  突然地震がくる。軽い揺れの後、皆王子を心配する。「大丈夫です」と言った後、王子は、さらに「どこか怪我があるかもしれません。私が介護しましょう。」と自分を売り込む女たちの中に、ホッとした後散らかったあとをかたづけようとする女性に気づく。「招待客にそのようなことをさせるわけにはいきません」(その女性とのやりとり中略) 楽しんでもらおうとその女性をダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- 飛び込み二回転 No.0145 投稿日 2000年11月28日(火)13時35分 投稿者 杉井光  おはようございます。新木さんには、はじめまして。そんでもっておつとめご苦労様です。杉井光と申します。後発ながら、ちょびちょび参加させていただきます。  他にも色々と書きますが、まずは課題の方から。  シンデレラプロット: 杉井1)舞踏会場入り口。立て札「ペアの方にはダンスコンテスト出場権、豪華賞品多数」。パートナーの決まっていない女性のエスコートを当て込んだ男たちが入り口のまわりに多数。シンデレラも何人かに誘われるが、全て断って一人で入場。王子がそれを不思議に思い理由を訊く。するとシンデレラ、「私は王子様を一目見に来ただけなのです、その上話しかけていただけるなんて(ぽっ)」。王子、一目惚れしてダンスに誘う。 杉井2)会場の全員に配られた高価な魔法薬「ルーシーインザスカイウィズザダイアモンド」。とびきり幸せな幻覚が体験できる上に寿命ものびるという妙薬。シンデレラはこれを服用しない。「今夜、王子様を、ずっと見ていたいだけですから」。王子、惚れ。  エンジン効率の悪い僕ですので、二つだけです。これからがむばります。  さて。  まず、このBBSの名称ですが、いつまでも(仮)もなんですし、「シンデレラアカデミー」というのはどうでしょう。いや、ユニコーンの曲にそういうのがあるんだけど。  はい次。  まずは、この講座を無償でとりしきる新木さんに、無上の感謝の辞を献じたいと思います。本当に、ありがとうございます。「次のステップから、月謝五万じゃ!」とか、言いたいのを必死でこらえていらっしゃるのですね(そうなの?)。  考えれば考えるほど、この講座の課題はうまくできているなあと、今さらながら感心している杉井なのです。何がって、「無欲」ですよ「無欲」。  「無欲」の定義や意味について、過去に新木さんが「自分で考えろ」と吠えたことがありますが、実にこの「無欲」、分析してみると「一種の特殊な価値観」に他ならないんですなー。過去にいくつか新木さんがボツにした中に、「これは無欲ではなく、シンデレラの価値観が○○であることを表現しているだけだ」ってのがありますが、ボツを食らっていない「無欲」も、突き詰めてみると「シンデレラの価値観が○○」と同種なのですよ。非常に定義が曖昧、それゆえ訓練に足る課題となり得る。ためしに「無欲」のところを、「剣道二段」とか「絶対音感を持っている」とか「腕が四本ある」とかいう、紛れようのない価値基準に置き換えてみてください。課題がぐっと簡単になると思います。  何が言いたいって、要するに「難しい」って言ってるだけなんですが(笑)。  それと、参加者のみなさんやROMのみなさんに、非常に役に立つこのBBSの活用法をご紹介します。すでにやっている人もいるだろうけど。  ひとのプロットがアップされてますよね? それに対する新木さんのレスを見る前に、自分で「これはOKでこれはボツ」というのを判断してみるのです。人間不思議なもので、他人が書いたプロットに対してはひどく冷静な評価を下せます。自分の判断と新木さんの判定が合致していたら、まあだいたい「出題意図を理解している」ってことですね。  新木さんの判定にも、いくつか「これはOKかぁ?」と疑問なのがありましたが(そういうのは「お情けOK」とかになっていましたね)、少なくとも「これはボツじゃねいだろう」というのはありませんでした。プロ疑うなかれ。 >課題の必要性  「効率化」、もっと言えば単純に「スピードアップ」のためだと、少なくとも僕はそのつもりで参加しています。なにせ自分、書くのが遅いので。 >西鶴っちへ  新木さんは分かったみたいだけど、オレにはわかんねえ(笑)。  オレの印象言っていい? オレとキミの仲だし(どういう仲だ)(急になれなれしい杉井)。  なんだか、「ピアノ曲の左手パートと右手パートを別々に練習してると、全体の曲調が分からなくて不安なので、自分は最初から両手で練習する」みたいなことを言っているような気がするのな。オレも片手練習、大嫌いだったから分かるんだけど。ある程度のレベルの人なら、そりゃあ楽譜初見でちょいちょい弾けるかもしれないけど、本気でモノにしようと思ったら、片手の練習もしてるんだぜ、きっと。  勝手な言いぐさだったかもしれないな。だとしたら許せ。キミとオレの仲だし(だから、どういう仲?)。  長文、失礼でした。では。 -------------------------------------------------------------------------------- と No.0146 投稿日 2000年11月28日(火)16時19分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。とりあえず書いてみました。しかし、一本 書くたびにすごい自己嫌悪になるんですが、なんか、かなりネタ被 りしているような気がする。結局私のは創作ではなくて記憶の再構 築なんだな、今の処は。 9  舞踏会にやって来たシンデレラ。王子の花嫁候補を選ぶ舞踏会と あって、集まったのは上品で気位の高い貴族の女達ばかりです。引 け目を感じるシンデレラ。わいわいと華やかにおしゃべりする女達 の前に王子が登場しました。王子は言いました。「自分の花嫁はも っとも家事炊事が上手い女性にする」と。いきなりな事に騒ぐ女達 を余所に、舞踏会場に移動キッチンや掃除・洗濯道具が運び込まれ ます。王子の合図の元、審判達が競技項目を示して女達を促します。 話術や舞踏や社交技術などを磨いてきた貴族の女達には、家事炊事 などは使用人の仕事。むしろ、貴族としての対面を考えれば、自ら 係わらないのが当然の常識です。女達は困惑しながら必死に競技に 取り組みますが、結果は芳しくありません。雑巾を触れない、包丁 で指を切る、洗剤で食材を洗う、燃えるゴミの日に生ゴミを出す、 効率よく収納出来ない、買い物に無駄が多い、などなど。事を見守 っていた王子は呆れると、無様な女達を叱咤します。実の所この余 興は、上品ぶった貴族の女達を虐める事が目的でした。王子の母親 は、実は城勤めのメイドでした。若き王の身の回りの世話をしてい た王子の母は、王と恋に落ちてしまったのです。情事としては珍し くありませんが、王がメイドの母を正式に妃にしたいと熱望し、当 時かなりの騒動になりました。そんな母は妃になってからも、メイ ド達と城の世話仕事を続け、王もそれを許しました。しかし、周囲 の貴族達はそんな王妃を品が無いとか下賤だとか陰口を叩きました。 以前よりそれが気に入らなかった王子は花嫁探しに託けて復讐を計 画したのです。 「そんな程度の事も出来ないのかい? その位の事は半人前の街娘 でも出来る事じゃないか。貴族だと威張り散らしているなら、出来 て当然だろ? 君達が振り回してるプライドや威厳なんて分不相応 だと思わないかい?」 王子は、ここぞとばかりに好き勝手な事を言います。不満を持ちな がらも言い返せない女達。そんな女達の中にも完璧に家事炊事をこ なし審査をクリアする女達もいました。その女達は王子の過去を調 べ、嗜好や傾向を予測し前もって特訓していたのです。その女達は 王子の嗜虐心を目ざとく理解すると、王子の叱咤に迎合しました。 まったく王子の言う通り。王子は正しい。と口当たりの良い甘言で 王子に取り入ろうと囃し立てます。同じく審査をクリアしていたシ ンデレラはそんな様子に耐えかねて王子に言いました。 「出来ない人に出来ない事を何故出来ないのか責めるのは可哀相で す。出来るように一緒になってその方法を見つけてあげるべきじゃ ないでしょうか?」 自分の醜い嗜虐心を否定されて狼狽する王子。取り巻きの女達は差 し出がましい事をいうなとシンデレラを非難します。しかし、シン デレラは黙りません。シンデレラにとって炊事家事は自分が認めら れた唯一の特技です。心を込めて尽くす姿勢は言葉を使わぬコミュ ニケーションでもありました。毎日炊事家事に勤めるシンデレラを 厳しいが継母は正しく認めていました。病気にふせった時は咎めず、 三姉妹達にシンデレラの代わりをさせ、誕生日には休暇と駄賃をく れました。また、楽しげに家事炊事をするシンデレラに興味を持っ た三姉妹達と一緒に料理を作った事もありました。そんな自分を誇 れるモノが他人を苦しめる道具にされている事にシンデレラは耐え られませんでした。 「いくら手際が良くても心を込めないと駄目なんじゃないでしょう か? 心を込めて相手に尽くせば必ず相手に伝わります。そういう 思いが家に住む人の心を豊かにして安らいで貰えると思うんです」 女達の抗議に消え入りそうに言ったシンデレラの言葉が、王子の心 を撃ちました。 「技量もさることながら、良いメイドを見極める条件は無私無欲で 主に尽くす献身さです」 以前言った母の言葉を思い出す王子。自分のした事は、手前勝手な 我が儘で、母の仕事の誇りを汚すものだったのです。取り巻きの女 達を征すと王子は蒼白になって、この余興の中止を宣言しました。 お茶を濁す形で舞踏会を再開して対面を取り繕います。興奮して不 相応な物言いをして気落ちしたシンデレラの元に、王子はバツが悪 そうに謝罪しにきました。お詫びと忠告の礼としてダンスの申し出 をする王子。シンデレラは暫く考えた後、即席で覚えたぎこちない 挨拶で王子の申し出に応えました。 (注・メイは周辺機器だから、ちいに負けてるなぁ・・・) -------------------------------------------------------------------------------- とりあえず、まだ保留状態。 No.0147 投稿日 2000年11月28日(火)21時11分 投稿者 西鶴翠  二人(新木さんと杉井さん)へのレスですが、どちらから先の方が都合がいいかなあ。いや、二人同時に言っておかなければならないことがあるか。 >二人(新木さんと杉井さん)へ。  二人も引き止めてくださる方がいるなんて、私は幸せ者です。書き込みはきちんと受けとめています。その上で、私は考えています。 (ここからしばらく「不毛な議論」を書きます。そのつもりで読んでください。) >新木さん。 >全体を貫く主題があって、すべてのエピソードには必然性があって、どこにも無駄がなくて、美しいもの……って。 >プロットって、まさしくそれを実現するために必要なものなんですけど。  そうだと思っていたのですが(それが目的で、この「講義」に出ようと思ったのですが)、出来上がった結果を見てみたら正反対だった、というわけなのです。  そこで私の出した推測というのが、「骨と肉の両方を同時に見ていないから、こういう事態(「星くず英雄伝1」)が生まれるのだろう」というものなのです。  「個にして全、全にして個」とか、唯野教授さんの好きそうな言葉ですが、もしかしたら、その精神を忘れてしまう手法なのではないかと、推測しました。 >シナリオライターは骨で考えることに特化したあまり、肉が思いつけなくなってしまっている。ああ、これかな。西鶴君が怖がっているのは。  その部分に近いです。けれど、微妙にずれています。私が怖がって(?)いるのは、あくまで「骨と肉を同時に見ることができなくなる」ということです。マクロとミクロの関連づけが希薄になったら、高校までの数学の教科書のように「単元ごとに比較的独立している文章」になってしまうでしょう。それが、「星くず英雄伝1」でした。 >このまんま、骨には手を出さないで「肉付き骨」ばかり扱っていると、いつまでも骨を扱えないままですよ。  新木さんは、「肉つき骨」を扱えていますか? (次に、杉井さんへ。) >杉井さん。 (ピアノの例より。)  今の練習は、曲想を考えない片手練習のようなものです。譜面を前にしたとき、たとえ片手の練習だろうと、曲想は意識するでしょう。私の場合は、音符一つ一つのフレージングを考えた後に、片手練習をしていました。何も考えずに片手練習しても、意味がないのです。  というふうに、「たとえ話」をひっくり返したのですが、さらに、ひっくり返すことができます。  どんな、ピアニストでも、指慣らし用の曲を練習するぞ、と。  ここで、もう一度、ひっくり返せます。  無理な練習がたたって、薬指を駄目にし、ピアニストへの道を諦めたのは誰だったか、と。  ってなことで、むやみに「たとえ話」を作ると、水掛け論になるので、やめましょう。 >オレも片手練習、大嫌いだったから分かるんだけど。  私は結構、単調な練習の好きな人です。その先に目指すものがある場合は。  その先に目指すものが見当たらない場合、たとえ楽しい練習でも、やりません。 (ここから、不毛でない話。) >杉井さん。  杉井さんの言っている内容は、恐らく、「強く言えない立場にいる新木さん」の代弁だと思います。私はそう受けとりましたが、実際のところはどうですか。>新木さんと杉井さん。  それに関連して、「自分のことを棚に上げる」というのは、ありだと思っています。 >新木さん。 ☆結論として。  しばらく考えましたが、少なくとも『「骨」を思いついたときに「肉」を忘れてしまう「癖」』はつけたくないと思いました。そういうわけで、この「アイディア出し」の課題は、中退します。あとになって、「身に着けなければならない技能」と私が判断した場合、自分で練習はできますし。  ただし、そのあとの課題(?)には、(今のところ)参加する予定です。その先に何があるかを見極めずに、去るには、惜しいので(新木さんの許可が出れば、ですが)。  私がこの課題を恐ろしいと感じたのは、「この課題の力があまりに強力だから」というのもあるのだと思います。それだけ、攻撃力(というか守備力?)の値が大きいのだと思います。それが呪われているかどうかは、別として。  ということで、レポートに戻る。 (私、このところ、いつもレポートを書いています。しかも、多分、ここに「レポート」と書き込んでいるのは、全て別々のレポートだと思います。結構、宿題の多い大学なので、うちの大学を志望している人は、それなりの覚悟をしましょう。)  それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- しかし、まだ前の判定が出ないとは。そわそわそわそわ・・・・ No.0148 投稿日 2000年11月28日(火)23時42分 投稿者 望月京路 然らば、いきます。 *27番目 舞踏会にやってきたシンデレラ。足取りも軽やかだ。 と、通路にご老人が倒れていた。シンデレラは彼のところに駆けより声をかける。「大丈夫ですか?」 「ああ、いやいや、ちょっと腰がねぇ。すぐ治るから、お構いなく。あんた、踊りにきたんだろう?」 しかしシンデレラは「そんな事はどうでもいいの」と言う様に首を振り、そのまま老人に付き添ってあげる。 しばらくすると、彼の顔から苦悶の表情が和らいできた。 「ああ、もう本当に大丈夫だ。ありがとうよ、お嬢さん。さて、わしはもう行くが、これはほんのお礼じゃ。取っときなさい」 老人はシンデレラに大きな緑の宝石がついたネックレスを差し出す。しかしシンデレラは首を横に振ると、老人が二言目を発する前に奥に走り去ってしまった。 ダンスホール。シンデレラは、自らが踊ることはせず、その場にて着飾った人達が踊る姿をうっとりしながら眺めていた。 と、そんな彼女に王子が声を掛ける。 「先ほど、私の叔父が世話になったのはあなたですね。これを渡すように頼まれてまいりました。受け取ってくれますか?」 王子が差し出したのは、あの老人のネックレスだった。しかしシンデレラは、老人にそうしたように、王子のそれも断ってしまう。 「うーん、そうですか。これが気に入らないのなら、他にどんなモノがいいかおっしゃってください。大体のものは用意できますが・・・・」 ならばとシンデレラは、頬を赤らめながら王子に囁いた。 「踊って頂けますか?」 *28番目 シンデレラは舞踏会にやってきた。 すると、一人の素敵なひげ男性に声をかけられた。 「どうです、踊りませんか?」 「いえ、私は皆様の踊りを見ているだけで楽しいですので・・・・」 シンデレラが最後まで言い終わる前に、半ば強引に手を引かれた。とりあえず、流されるまま踊ってしまう。 しばらくしてから、彼は尋ねた。 「して、あなたは妃になったらどうするおつもりですか?」 「はい?」 いまいち釈然としない返事をするシンデレラに、彼は驚く。 「このパーティは王子の妃を決めるためのものだと知らなかったのか? ほとんどの女性がそのために来たと思ったのだが」 男はチラッと回りの女性を一瞥する。踊っている女性も、そうでないのも、今だ現れない王子の出現を待ちわびで、我ここにあらずといった感じである。 「はあ、そうなんですか。まあ、私には関係ない話ですから」 男は、さらに驚く。 「このパーティにいる女性には等しくそのチャンスが与えられているんですよ。例えば、王子があなたの前に現れ、あなたを気に入れば、将来の妃の座を約束されたようなものです。それなのに、なぜ関係ないなんてさらりと言えるんですか?」 シンデレラはしばし考え、 「だって、このパーティに出られただけで十分なのに、これ以上を望めなんて、どだい無理な話です」 男はたまりかねたように付けひげとかつらを取った。 「私が王子です。あなたを妃にします。さあ、どうですか」 「・・・・さっきも言った通り、私は今のままで十分です。さあ、踊りましょう」 二つ以上、『無欲』を出してみました。最初『複数あるのが理想』とおっしゃっていたので。 さてさて、どうなるどうなる?  御免。 -------------------------------------------------------------------------------- 初めまして No.0149 投稿日 2000年11月28日(火)23時45分 投稿者 ちゃはね  後発ですが参加させて下さい。  ちゃはね1  将来の妃候補は、この王家に伝わる香水の香りが似合う女性でなければなりま せん。そう言って香水を配っていたが、シンデレラは舞踏会に来れただけで幸せ なので受け取らなかった。だが王子は実はその香水が嫌いで、ただ一人香水を使 っていなかったシンデレラをダンスに誘うのだった。  ちゃはね2  一番無欲な者を王子の妃候補とするという発表に、娘たちは「私は王子さまと 一緒になることができるのなら、他には何もいりません」等々さまざまな方法で 自分が無欲であると表現しようとするが、シンデレラだけは、私が妃候補だなん てとんでもない、舞踏会に来られただけで幸せです。と言う。他の娘もその言葉 は考えたのだが、意識せず口にしたのはシンデレラだけだった。  ちゃはね3  プレゼントの宝石の抽選会が始まり、みな開け放たれた大広間へと移動する。 来れただけで幸せで、宝石をもらえるなんてとんでもないと一人ダンスホールか ら大広間の様子を眺めていたシンデレラの所に、王子が近寄ってくる。「皆が戻 ってくるまで踊りませんか?」  ちゃはね4  王から皆に一人一つのプレゼント。後になればなるほど高価なものが入ってい る。一番最初のプレゼントを、もらえるなら何でも嬉しいとシンデレラがもらう。 他の人は後の方が絶対いいと、最初の方はもらうつもりがない。貰った人は別室 に行くが、なんとそこには王子が。結局二番目のプレゼントを貰う人がいつまで 経っても出ず、シンデレラはずっと王子と踊ることができた。 >>>>>  とりあえず大丈夫だと思う4つ。うっかりしてるとすぐに優しいシンデレラに なってしまい、難しいです。 -------------------------------------------------------------------------------- 本格的にシンデレラが思いつかなくなってきた No.0150 投稿日 2000年11月28日(火)23時46分 投稿者 唯野教授  私も話題に参加していいでしょうか? 西鶴さんが去ってしまうと張り合いがないというか寂しいというか。  まず、レスなどわき道から。 >誰宛てでもないので、ダメージを受ける必要はないです  私の場合、誰宛てとか関係なく、自分に当てはまりそうな批評があったらショックを受けて反省することにしているのですよ。ここ何年か、座右の銘が「何事も他山の石」なもんで。と書いたあとで念の為辞書引いたら、使い方間違ってた。これじゃ失礼な意味になっちゃうじゃないかー! ……要するに、自分を磨けそうなものはなんでも使ってみようじゃないか、ましてや向こうから転がり込んできたものは徹底的に利用してやろうじゃないか、というわけです。 >「微調整」についての質問に答えることはしなくていいです。  実は私、この話題について関心を持っていたので、できればお答え願いたいんですけど……。 >「個にして全、全にして個」  確か、原作版のナウシカで王蟲が言ってた言葉でしたな。でも本当に私が好きそうな言葉で言うと、たぶん「全方位知覚」の方が的確じゃないかな、とか。今作った造語ですけど。 では本題。  どうも西鶴さんの意見に共感が持てないなあ、と思ってたら、「骨」を扱わせられているのって西鶴さんだけなんですよね。確か、他の人には骨にする縛りは出ていないはず。  西鶴さんがその作家的能力において他の我々より一歩先んじているからそのような制限がつくのか、はたまた西鶴さんのプロットを読んだ新木さんが、西鶴さんには特別に骨を扱う訓練をさせた方がいいと判断したのか……。  まあそれはいいとして。  西鶴さんの文を読んで、西鶴さんが恐れているのは、いわゆる「盲目的集中」状態に陥ることではないかと感じました。一キロ先の目標を狙うスナイパーが、照準に専念するあまりすぐ近くまで接近した敵兵の存在に気づかない、そんな状況を嫌がっているのですよね(変なたとえを出したせいか、違うような気もしてきましたが)。  でもそれって、たとえば書きたい主題をでっかい紙に書いて目につくところに張っておいたり、プロットやエピソードを考えている時に一定間隔で「○○○○(←主題)〜、○○○○〜」とつぶやいたりすることでは解決できないんでしょうか?  要するに何が言いたいかというと、「結論を出すのが早いのではないか」ってことなんですが。でもよく考えたら、西鶴さんが私にこんなこと言われる筋合いも無いなあ。気分を害したらごめんなさい。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0151 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.0152 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 今回は1つ No.0153 投稿日 2000年11月28日(火)23時56分 投稿者 魚住雅則 なぜか、良いところを見せようとする貴族達VSありのままのシンデレラという構図を良く思いつく。他のパターン模索中です。 4番 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。周りにいた娘達の噂話があまりに大声なので、つい聞いてしまう。 「王子様と結婚すれば、この国で一番のお金持ちになれるわ」 「いいえ、そんなことより権力よ。王妃といえばナンバー2よ! ナンバー2!」 「なに言ってるの。王子さまは凄いハンサムでいらっしゃるのよー!」 ・聞くともなしに聞いていたシンデレラ。ほとんどの内容はピンと来なかったが、お金持ちになれたら、姉達やねずみさん達にも楽な暮らしをさせてあげられると考えてしまう。(シンデレラの家は没落貴族。贅沢な暮らしが祟って借金だらけ。だから余計に姉達は必死) ・すぐに、自分なんかではとても……と諦めるが、それでも緊張してきてしまう。 ・王子様が近づいてくるだけで足が震える。心のどこかで王子様を諦めきれない自分が恥ずかしく、テラスで頭を冷やそうと出て行く。 ・テラスに出たシンデレラ、中庭に植えてあった桜(のような植物)が花びらを舞い散らせているのを見て、その美しさに見入ってしまう。 ・気分が悪いのかと心配した王子がテラスに出ると、舞う花びらの中でシンデレラが踊っていた。 ・見とれながらも「何故、一人で踊っているのですか? お相手ならいくらでもいますよ」と会場にいる貴族の息子達を指差す王子。 ・シンデレラ、「すいません、こんなに綺麗なものを見たのは初めてで、感動してしまって……」王子様を見ても全く緊張せずに話すシンデレラ。既にさっきの噂話は頭から消えていた。「最高に幸せです」と微笑むシンデレラ。 ・王子、新鮮な感動を覚える。 ・もう思い残すことはないと帰ろうとするシンデレラに、「すみません。先ほどの言葉は訂正します。あなたの相手は誰にも譲れない」と手を差し出す王子。 -------------------------------------------------------------------------------- 業務連絡 No.0154 投稿日 2000年11月29日(水)08時19分 投稿者 新木 伸 >業務連絡  #107以降、じつはまだ見てないんで、ちと待ってください。  ネタ出し自体は、このまま続行すること。  通過率を上げるために自主ボツかけて提出数を下げるのはいいけれど、わしへの負担の心配を、自分がサボるための理由にするのは不許可。っていうか言語道断。  該当者、何名かいそうなのだが、心を入れ替えておくように。  それと、溜まっている分に関しては、OKまたはNGの結果のみで、内容の要約と、それがどうしてだめかの理由までは、もう書かないことにします。  新規参加者の人には書いてあげたほうがいいんだけどね。  もしNGくらって理由がわからないときには(たぶんわからないと思うのだが)、ログの前のほうを読み返してみてください。だいたい似たパターンでボツになっているやつがあるはずなので、すこしは参考になるかと。 >ここの名前  「よみかく別室 虎の穴(1階)」とでもしようかと思ってます。  書き込みをわけることで整理して見やすくする目的もあって、別の掲示板を立てるつもりでいます。  出題意図を理解して、9割OKになるっていうのが通過ラインで、次の2階にあがれます。いや、虎の穴だから2階は地下2階ってことで、下がってゆくのか?(笑) >つばくろさんとか  えーと、ざっと眺めただけで読んでませんが、つばくろさん、そろそろなるべく短くするように心がけてください。  「長いまま提出していい」のではなくて、「長くなってしまうのは仕方ない」わけです。そのあたりを取り違えないように。  つばくろさんだけでなく、ほかの長めになってしまう人も、心がけるように。 -------------------------------------------------------------------------------- 業務連絡2 No.0155 投稿日 2000年11月29日(水)08時22分 投稿者 新木 伸  今後の方針。  えー、来週いっぱいぐらいで、私が修羅場モード突入の予定です。  こっちに顔出せるのが、今週と、ぎりぎり来週いっぱいって意味です。  いま抱えている原稿の締め切りは一ヶ月延びましたが、それでも年内に脱稿しないといけないもんで。  ちなみに来年に入って1月中は、脱稿直後なので、またそこそこ時間が取れるようになるでしょう。  それまでに、まず溜まっている分を消化して、評価をつけます。  そして、いま私のやっているOKとボツ出しの作業を代行してくれる人を立てようと思います。  つまり10個に9個は通るようになって、「虎の穴2階」に移行した人からってことです。10個に9個が通るということは、自分のネタに対して、「これはダメ、これはOK」と提出前に事前に評価ができるようになっていることですから、当然、人のものに対してもできるわけです。  ただしこれは、該当者がいないと成り立ちません。  いまのところ、杉井さんと魚住さんあたりが有望そう。  あとは望月さん、弟切さん、唯野さんあたりが、今週中にブレイクスルーに達して、西鶴さんが言うところの「出題意図がわかった」になってくれれば、いいんですけど……。  なお採点者になった人も、人にボツを出すためには(しかもボツ理由もつけるには)、自分が3倍は理解していないといけなくなるので、さらなるレベルアップが望めます。でっかいメリット付き。  ということで、杉井さんと魚住さんは、ボツにならないものを、あと7個と5個、早急に出して証明するように(笑)。現在の2個(杉井)、4個(魚住)は、すべてOKです。  西鶴さんにも頼めるようなら、それがいいんだけど……。  3人いれば、協議しないでも多数決でやるだけで、かなりの精度が出せるし。  でも次の書き込みで色々書いてるから、腹立ててしまってダメっぽい気がする。 -------------------------------------------------------------------------------- >西鶴君 No.0156 投稿日 2000年11月29日(水)08時57分 投稿者 新木 伸  うーん。決定してしまいましたか。  でもまぁ、前にも書きましたが、このファースト・ステップでの目的は、「9割通せるようになる」ってことなんで、西鶴君の場合、ほぼクリアしてるんだよなぁ。  あと杉井さんの発言について。  とりあえずぼくの場合、代弁してもらうようなことはないです。  ぼく自身が何のためにこれをやっているのか、その目的ははっきり持っているつもりです。だからそのために最善と思われることをやっていくだけです。  前にも書きましたっけ。よみかくの掲示板のほうだったかな。  と思って見てみたら、あらら……。2つある目的のうち、半分だけしか書いてないでやんの。  書きましょう。  ひとつめ。  「自分が書かねばならないものを持ってはいるが、それを十全に書くための技術を持ってない人に、他人から教えられる範囲内のことをレクチャーをする」ってこと。  これの裏にあるのが、たぶん二つの動機。  私、いまでこそ、自分が書きたいものを、それなりに納得のいく形で書けるようになっていますが、昔はとても苦しかった。  まず自分がなにを書きたいのかも、よくわかっていない。わかったとしても、どう書けばいいのか、そっちのほうがわからない。どう書けばいいのか考えて書きはじめても、こんどは書いているうちに違う話になってしまっていって、書き上がったものはなんか方向がずれてしまっている。こんなものを書きたかったんじゃないんだと、そう思う。なんか納得がいかない。しかもどこがどう違うのか、それもよくわからない。それでイラつく。空回りしている感じで、死ぬほど歯がゆい。  自分のエネルギーを、無駄なく正しい方向に、効率よく向けるやりかたがわからなかったわけです。  それでも書かなきゃならんものがあったので、その苦しいところを無理矢理に乗り越えてきました。ほとんど独学です。自分で方法論を確立してゆかなきゃならんのが、マジつらかった(あとで篠崎砂美さんに聞いた話、構造論なんて、大学の文学部行けばやるのだそうな)。  私はべつに苦労がしたかったわけじゃない。仕方なしにやってきた苦労なわけです。たぶん人一倍、苦労は嫌いなタイプだと思う。  あの頃の自分の苦労を少しでも減らせたならなぁ……と、ノスタルジックな思い。これが裏の動機のひとつめ。  それから、もうひとつの裏の動機。  自分と同じレベルで話せる人間って、とっても少ないんですよ。  もうほんとに同業者でプロをやっている人ぐらい。ひとりでもふたりでも増やせたら、話し相手が増えて孤独感が癒せるかなぁって、そんな利己的な理由。  それから、もうひとつ。  掲示板に書いた、「人に教えることで自分の理解を深めるため」って理由ですね。これもじつは、かなり大きい。いま暖めている話で、もうすこし自分をレベルアップさせとかないと、手を付けるのが怖い(失敗しそうで)話がありまして。  あと、そうそう。  「先輩風吹かせていい気分になる」っていうのとか、「圧倒的実力差をしめして悦に浸る」とか、まあそんな理由もありますね。たしかに。  でもそんなことは、どうだっていいんです。  この際、私のやりたいことの本筋じゃないんですから。  それでですね。  もし西鶴君がこの先つづけるつもりがあるならば、ぼくとしては、まず君の持っている自信っていうのを、いったん打ち砕いておかないとならんわけです。  ひらたくいうと、「自分には文章力と構成力がある」というプライドです。  本人が「自分はうまい」と思っているところに、上達なんてあり得ません。  「自分は、どヘタクソで激しく精進が必要なのだ」と、まず認識してもらわねばなりません。  球技の指導と、あとピアノなんかもやっていたようなので、人に教えるときの方法論として、このへん、感覚でわかってもらえるんじゃないかと思うんですが。  もちろん、プライドを打ち砕かず、適度に誉めることで実力を伸ばしてゆく方法もあります。  でも私のやろうとしていることは、「鍛えあげて実力をつける」なわけです。それが最大の目的です。本人の受ける苦痛なんて、しったこっちゃありません。  落伍するやつは落ちていけばいいし、逃げたいやつはばっくれればいいんです。  お金を取ってやっているわけでもないんで、全員を引きあげなきゃならない義務もありません。  なんとしてでも、実力を身に付けなければならない動機を持つ人間だけが残れば、私はそれでいいんです。「書かねばならないモノ」を持っている人間が、プライドを砕かれる苦痛ごときで逃げだすはずもないんですから。  「文章力」のほうは、私自身、人に教えられるほどのものはないので、これは手を付けずに置いておきます(っていうか置かざる得ない)。  そこでせめて、「構成力」のほう。  ぶっちゃけていうと、君には構成力はありません。  まったくないわけじゃないけど、ほとんどない。すくなくともプロに必要とされる水準には、ぜんぜん足りていない。  たしかに、アマチュアとしてはあるほうなんだけど、プロ目指してる人間に、「アマチュアとしては〜」なんて評価は、まるで意味がありません。  さて、骨付き肉の話。  前にぼくが、「このままだと肉付き骨しか扱えないよ」って書いちゃって、あとでしまったと思いました。  訂正します。  君は「肉付き骨」を扱っているのではなく、君がそう思っているものは、単なる「骨無しの肉」です。  ちなみに、シンデレラの課題で、OKが出ているもの。あれはちゃんと「肉付き骨」になっていました。また西鶴君が骨だけで出してきたものもありましたが、そっちのほうは肉のない「骨」でしたっけ。  あるシーンの主題。何が「書くべきこと」なのか、しっかり捉えて、そのうえで脱線することなく生みだされた肉には、ちゃんと骨が入っています。「肉付き骨」になっています。  それ以外の状態で出てきた「肉」には、骨が入っておらず、たんなる肉のかたまりです。そんなものをいくら寄せ集めたって、「美しく調和のとれた獣」になるはずがありません。  つまり、いまのまま書いていたって、肉のかたまりを寄せ集めた「醜悪な肉の山」ができるばかりで、獣にはなりません。もう絶対無理。  構成力の定義は、「書くべきこと」を、きっちりと認識できる能力です。  何度も書きますが、君はいまそれを持っていない。  持っている気になっているだけ。  「自分はうまい」と自惚れているおかげで、進歩せず、まったく止まってしまっている状態。  だから投稿しても、最終選考にさえ残らないんです。  1次、2次落ち、全滅――っていうのが、現実なわけでしょう?  そこから目を背けないで、しっかり現実を直視したなら、自分がへたくそであることは、私が証明するまでもなく、自明の理でしょうが。  この次の書き込みで書く、唯野さん宛のほうに書いた、「微調整」の件への回答。  「微調整」と称して、話の本筋を取り違え、まるで別の話にしてしまっていること。  それから、例の格闘少年の話のプロット起こしでやらかした失敗――。  「挫折した主人公が真の強さを見つける話」を、「強さとは何かということに悩む少年と少女が出会う話」に取り違えてしまって気づかなかったこと。  このあたり、申し開きできるものなら、してみなさい。 -------------------------------------------------------------------------------- 「微調整」のこと No.0157 投稿日 2000年11月29日(水)09時01分 投稿者 新木 伸 >唯野さん  微調整のことですね。  んーと、べつにもったい付けていたわけじゃなくて、あるところまでステップが進まないと、説明しても理解してもらえないので意味がないってことで、それで書かなかっただけでした。  平たくいうと、あれを微調整と思えてしまうことは、分解能が低すぎで話にならん……てなことになりますか。  ちと抜粋してみますと、例のシーンはこんな感じでした。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (場所)屋敷の台所、(時刻)夕食後  ・お腹を減らしながらも、夕食の後かたづけをしているシンデレラ。     ※贅沢な夕食は、すべて継母たちの食事である。  ・片づけが終わり、台所で取る自分の食事。カビの生えた固いパンと、薄いスープ。  ・壁から現れるネズミさん。唯一の友達であるネズミに、自分のパンを分け与える   シンデレラ。  ・台所にやってくる継母たち。何か理由を見つけては、シンデレラに言いがかりを   つけて叱りつけてゆく。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  んでもって、西鶴君が出してきた例が、こんな感じ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・舞踏会(立食パーティ形式)(視点、王子様)。  王子様が美しいシンデレラに声をかける。 という場面を、 ・舞踏会(立食パーティ形式)(シンデレラ視点)。  王子様が部屋の隅で、ネズミに餌をやっている姿を  シンデレラが見つける。  シンデレラも一緒に、パンをネズミに与える。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  まず最初のほうの、ネズミが出ないほうの元になるエピソード。  王子視点で、「美しいシンデレラに声をかける王子」となってます。  もうここからして、本筋を見誤って脱線してます。なんで王子視点になってしまうのか。なんで「美しい」から声をかけてしまうのか。  このあたりがどうして「ダメダメ」になるか、なんとなくわかるんじゃないかなぁ。いまの唯野さんだと(あといまの西鶴君でも)。  そして、それを「微調整」したという次のシーン。  要約して骨にすると、「王子の身近な一面を見つけて声をかけるシンデレラ」ってことですね。  つまりあのときの西鶴君は、「シンデレラに声をかける王子」と「王子に声をかけるシンデレラ」と、まるで違うものにしてしまっているのに、それを微調整したと言い張っているわけです。  片方はナンパ。もう片方はシンデレラ側からの逆ナン。  どうしてこれが同じになるのやら。  もう微調整じゃない。まるで違う話にしちゃってます。「王子が無欲な少女を見初める話」なのか、「シンデレラが王子を見初める話」なのか……。話全体のコンセプトからして、違っちゃっているんです。  違う話になるぐらいの変更を加えてしまっているにも関わらず、本人にその自覚がまったくなく、「微調整」のつもりでいるわけです。だからとりあえずステップを積ませて、見分ける目を養ってから、説明するつもりでいました。  またここで、あれが微調整に見えてしまっている唯野さんも同罪。同じステップが必要でした。  ちなみにこのシーンは、「王子に声をかけられるシンデレラ(シンデレラ視点)」でなくちゃなりません。前のシーンからのコンセプトを読みとり、その流れを受けるならばね。  ああ、そうそう。  この手のことって、一個みればもう充分なんですが、西鶴君のコンセプトを読みとる分解能の程度の判断には、例の「挫折した主人公が新の強さを見つける話」の冒頭プロットと、あと、たまたま見かけた電撃HP掲示板で、西鶴君が「巴里」に下していた見当はずれの批評文も参考にしました。  それから、当初の質問の……。  微調整自体はぜんぜん問題ありません。  ここでいう「微調整」は、作品コンセプトやら、その周辺シーンのコンセプトを取り違えない範囲での微調整って意味ですね。  べつにネズミさんが出てきたって、かまわないんです。そのシーンで何が大事なのかってことを取り違えず、別のエピソードに差し替えるなら、それは立派に微調整です。  ネズミさんを登場させつつ、「無欲なシンデレラが王子に見初められるエピソード」だって、いまなら作れるでしょう? 次の一個、それでやってみませんか? 唯野さん。  またもう少し大きな部分(何十ページかの章全体)であっても、作品コンセプトを取り違えないなら、それもまた立派に微調整です。  微調整ならば、書いている最中だって、やっていいんです。プロの仕事ってのは時間がないことが多い(っていうか、充分な時間なんていつだって取れやしない)ので、途中でより面白いエピソードを思いついたときには、ガンガン変えてます(ぼくの場合)。  ただし、あくまで「微調整」の範囲内でです。別のコンセプトの作品になってしまったり、シーンが持つ意味が別のものになってしまったり、そんなことはしていません。  要するに、「君の言っているソレは、微調整とはいわない」ってのが、当初の答えになるのかなぁ。  ……とまあ、こんな説明になるんですが。  まあ、ピンとこないかもしれません。たぶんこないでしょう。  いまは深く考えなくていいですから、しばらくしてから、もういちど読み返してみてください。 --------------------------------------------------------------------------------  ちは、つばくろです。とりあえずキリがいいとこまで書きました No.0158 投稿日 2000年11月29日(水)09時19分 投稿者 つばくろ ので、この辺が潮時ですかね。12月から忙しくなるし。けっこう 楽しかったです。 11 ついに夢の舞踏会にやってきたシンデレラ。絢爛豪華な会場は、シ ンデレラが食べた事の無い美味で贅沢な料理が溢れ、参加者は老若 男女全て美しく着飾り、会う人々はシンデレラを一人のレディーと して礼儀正しく扱い挨拶をします。舞い上がったシンデレラは、豪 華な料理を食べ、麗人達とおしゃべりをしました。夢のかなったシ ンデレラは至福の時間を過ごします。しかし、楽しい時間は早く過 ぎるモノ。夜がふけるにつれて、それまでの高揚感もあいまって、 シンデレラは段々気落ちしてきました。この幸せな時間が終われば、 また厳しい継母に怒鳴られ、嫌な三姉妹達に虐められる、地獄のよ うな終わりの無い毎日が待ち受けているのです。その事を考えると いてもたってもいられません。そんなシンデレラに影がよぎりまし た。「いっそ夢のかなった今この時に人生を閉じればそれが一番幸 せなんじゃないかしら?」慣れないお酒に悪酔いしたシンデレラは、 そう思いました。躊躇しつつもお酒を飲むたび、その考えはぐるぐ る渦巻き大きくなっていきます。シンデレラは、ふわふわと夢の中 を歩くような頼りない足取りでバルコニーに向かいます。今夜は満 月。明るく月明かりに照らされた外は別世界の様。小高い丘の壁面 にそそりたった城は、吹き上げの風が強く危険な為、バルコニーに は誰もいません。シンデレラはガラスの靴を脱ぐと、履き慣れない タイツも脱ぎ捨てて素足になります。吹き上げる風が酔った頬に心 地よい。軽やかにバルコニーの手すりに飛び乗ると、遥か下を望み 遣りました。城より遥か崖下は夜の闇に隠れ正に深淵です。あの闇 に吸い込まれれば、自分という存在が消えてしまうんだ。ちっぽけ な自分自身も、ちっぽけな自分の苦悩も。簡単な事だと得心した時、 前屈みになっていたシンデレラは吸い込まれるようにバランスを崩 します。とっさにクルリと身を捻ったシンデレラは両手を広げてバ ランスを取るとピタリと直立しました。とっさの身のこなしに一人 得意になるシンデレラ。吹き上げる風を両手に受け、まるで飛んで いるようです。翻ったドレスが美しくたなびきます。シンデレラは 月明かりに照らし出された下界の遥か遥か先を望みやります。白と 黒のコンストラストに彩られ世界は生者を拒む。シンデレラはそん な世界を望んでいると次第に色彩を吸い取られて、自分も闇の一部 に解けていく様でした。不意に背後の会場から音楽が流れてきまし た。シンデレラも知っている最近流行のノリの良い曲です。自然に シンデレラはその曲にあわせて、仕事の合間に基礎も知らぬままに 自分で考えていたステップを踏みます。手すりの上でクルリクルリ と舞うシンデレラ。生者を拒む死者の世界に身を預けながら、恋を 讃える曲を踊る自分は何者だろうか?とシンデレラは考えました。 白いドレスが風に煽られ幻想的に舞っています。ターンをするたび に外の闇と会場の明かりが代わる代わるシンデレラの目前を通り過 ぎていきます。シンデレラは今自分が生者の世界と死者の世界の境 界にいるのだと実感しました。少し自分が願えば自分は死者の世界 の住人です。そうなった時、自分は適わぬ恋の曲を求めて永遠に踊 り続けて行くのかも知れない。不意に切なさが込み上げて来たシン デレラは自分が泣いている事に気付きました。とめどなく溢れる涙 を月明かりが照らします。もう一度生きたい。悲しみを堪えながら、 シンデレラは生を渇望するように激しくステップを踏み続けるので した。どれくらい時間がたったのだろうか。ふと気付くとシンデレ ラは一人の青年が自分を見詰めているのに気付きました。 「何をしてるんだい?」 青年はシンデレラに問いかけました。ふと素面に戻ったシンデレラ は返答に困って言いました。 「・・・何をしている様に見えますか?」 青年は満月を見上げた後、暫く考え込むと言いました。 「踊り好きの月精が舞踏会の華やかさにつられて降りてきたが、仲 間に入れず悲しく踊っている・・・」 一旦、言葉を切って青年は、困惑顔のシンデレラの様子を観察しな がら言いました。 「・・・それか、夜の闇より迷いでた幽霊が、生者を羨んで舞って いる・・・て処かな」 そのものずばりを言い当てられて、シンデレラは赤面しました。青 年は言いました。 「死ぬ気なのかい?」 シンデレラは目を反らすと困惑して答えました。 「・・・わたしにも解りません」 青年はゆっくりと言葉を選びながらいいました。 「解らないなら今日はまだその時では無いって事じゃ無いかな。そ れにこの崖の下には獰猛で狡賢いオオカミの群れが住んでいるんだ。 奴等の胃袋に収まるのも癪だろう?」 そう言われて、シンデレラはしゅんとしました。様子を見計らって ゆっくり近づく青年。しかし突然、突風が吹き上がりました。捲り 上がったドレスの裾から月明かりに照らされて、白く透き通った細 い脚があらわになります。慌てて裾を押さえつけようとしたシンデ レラは動転していて、足を踏み外しました。悲鳴を上げるシンデレ ラを、駆け寄った青年が咄嗟に掴み止める。掴んだ裾が破け、手が 滑ります。落ち着いてしっかり掴むんだと、声をあらげる青年の言 葉も耳に入らぬまま、無様に足をばたつかせるシンデレラ。その足 の向こうから深淵がアギトを開いてシンデレラが落ちてくるの待ち 構えています。恐怖に打ち震えながら、必死に青年の腕にしがみつ くシンデレラ。なんとか、はい上がる事が出来ました。憔悴して二 人は抱き合います。しゃくりをあげて震えるシンデレラ。そんなシ ンデレラを青年が優しく励ましました。暫くたってシンデレラは、 自分の醜態に真っ赤になりながら青年に礼をいいました。青年は、 微笑むと改めてシンデレラを観察すると、一緒に踊らないかと誘い ました。シンデレラが萎縮して恥ずかしがると青年は言いました。 「以前から、どうも生きている女性が苦手でね。出来れば幽霊なん かとご一緒したいと思っていたんだ。でも幽霊だと脚が無いからス テップが踏めないと諦めていたんだけど、君の脚は素敵だね。細く て白くて、まるで・・・」 そういって、言葉を濁すと青年はシンデレラの手を引きました。余 談ですが、貴族達の間の下らない噂話では、この城の王子は、オカ ルト信者だとか、死体愛好家だとか、脚フェチだとか、そんな話題 が取り沙太されていました。本当の処は、王子はちょっとマニアな、 ボーン・コレクターなだけなのですが。 (注・「フォレスト・ガンプ」の薬中のヒロインが飛び降り自殺し ようとする場面や、「たいた肉」のヒロインとか思い出して書きま した) -------------------------------------------------------------------------------- おはようございます(眠〜〜)。 No.0159 投稿日 2000年11月29日(水)11時17分 投稿者 西鶴翠 >新木さん。  自信を砕かねばならないこと。分かります。球技(卓球)で、よくやる手法なので。ただし私の場合、砕く前に、自分に威厳を作りますが。そのあとで、「基本ができていない」ということを悟らせる。  えーと、どれにレスをつけるべきなんだ? (まずはこれか。) >1次、2次落ち、全滅――っていうのが、現実なわけでしょう? そこから目を背けないで、(略)  私は、去年まで、一次すら通ったことがないので、この成績を直視すると、かえって「成長した自分」を感じてしまいます。ので、「全滅」という事実を自分に叩きつけるようにしています。今、私は、まだ、そういうレベルです。  それから……(ほかに、レスするものは……)。 >「挫折した主人公が真の強さを見つける話」を、「強さとは何かということに悩む少年と少女が出会う話」に取り違えてしまって気づかなかったこと。  これか。  まず、「気づかなかったこと」というのが、大きな間違いでしょうか。あれ、確信犯です。物語全体で、「強さとは〜〜」という話になっていればよいので、あえて、ずらしました。物語が一本調子では、読むのに非常に疲れます。本題と少しずらして、別のところでは、逆方向にずらして……ということをやらないと、根本的なメリハリがつきません。  あと、もう一つ。 (ログを見る。)  「微調整」の話ですね。  新木さんは、自分の使っている言葉と、他人の使っている言葉が、同じだと思っているところに問題があるのですな。  「微調整」という私の言葉を「荒調整」という新木さんの言葉に置き換えれば、何の問題もないはず。新木さん語に私の質問を訳すと、「『荒調整』はありですか?」となります。単にそれだけの問題でしょう。  細かく書いた方がいいのかなあ。 >>王子様が美しいシンデレラに声をかける。 >なんで王子視点になってしまうのか。  「視点の変更はありなのか」という質問のための布石です(質問しませんでしたが)。 >なんで「美しい」から声をかけてしまうのか。  新木さんの頭の中では、「自分が書くとしたら」ということだったのでしょうが、私の頭の中では、「童話としては成立する」ということなのでした。視点にしろ、「美しいから声をかける」にしろ、それはそれで、成立します(グリム童話として)。 >「シンデレラに声をかける王子」と「王子に声をかけるシンデレラ」 >微調整したと言い張っている  言葉の定義の違いですね。「微調整」を「荒調整」に置き換えてください。  ひとにものを教える場合、「自分語」をいかに翻訳して、相手(生徒)に伝えるかが問題となります。「自分語」を「自分語」で押し通していたら、話は進みません。「自分語」が「共通語」だと勘違いしていたら、「先生失格」なわけです。これ、私がひとにものを教えるときに気をつけていることです。 >申し開きできるものなら  ということで、申し開き(?)しました(本当はこういうの、好きじゃないんですが)。  あとは……(ログを見る)。 >採点について。 >西鶴さんにも頼めるようなら、それがいいんだけど……。  こういうことを書くと、「西鶴」がつけ上がるので、私が先生だったら、書きません。  ということは、置いておいて……。  「骨」にしないで、単に『判定』と『「〜〜だから」という「理由」』を書けばいいのであれば、やります(「骨化」はさすがに仕事量が多い)。ただし、疑問なのは、「中退」した私が、そんなことをやっていいのか、ということなんですが。  えーと、これで、レスすべきものにはレスしたのかな(ログ見直し)。 >ぼくとしては、まず君の持っている自信っていうのを、いったん打ち砕いておかないとならんわけです。  打ち砕くまでには、至っていないのですが、どうしましょう(自分でも迷っています)。教わるだけで(自分が吸収しようと努力するだけで)巧くなれるのなら、それほど美味しい話はない。でも、打ち砕かれてはいない。その状態で、私が巧く吸収できるだろうか。  悩める私。途中退場するのは、精神的苦痛が、非常に大きい。  という現状です。もうしばらく考えてもいいですか? >「骨無しの肉」  納得。  それでは(眠気のとれない文体で、失礼しました)。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 西鶴さん一時撤退ですか No.0160 投稿日 2000年11月29日(水)12時09分 投稿者 弟切 千隼 ちょっと寂しくなりますね。でも完全撤退され る訳ではないようですから、また戻って来てく れる日を待ちましょう。 理系の大学生は忙しいですよね。でも、文章を 書く以外に別の専門を持っているというのは強 みになると思います。私のように何が専門かわ からない人は、売りがなくて困ります(;_;) 私の場合、文章力も構成力も何もかも全然足り ないと自覚しているので、この機会に精進ある のみです。という訳で、次に行きます。 その十九。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・美しく変身して舞踏会の会場に到着したシン デレラ。「初めて舞踏会に参加される方はこち らへどうぞ」と控え室に通される。 ・初めて舞踏会にデビューする女性は「デビュ タント」と呼ばれ、お揃いのティアラとローブ を付けて、舞踏会の冒頭に広間で一斉にお披露 目の踊りをする、という風習がある。デビュタ ントばかりが集められた控え室では、王室より 下賜されたティアラとローブが配られている。 ・シンデレラもティアラとローブを受け取る。 ところが、予想よりもデビュタントの人数が多 く、シンデレラのすぐ後ろでティアラとローブ が切れてしまう。ショックで泣きだしたデビュ タントの一人に、シンデレラは「ティアラとロ ーブがなくても踊れますから」と、自分の分を 譲る。 ・舞踏会が始まり、デビュタントのお披露目が 始まる。シンデレラもティアラとローブがない ままお披露目に加わる。他にも何人かティアラ とローブが足りなかった者がいて、彼女たちは みな口惜しさを噛み締めた表情で踊る。しかし シンデレラだけは、舞踏会に来られた喜びを全 身で表わして踊る。 ・お披露目が終わると、王子が言う。「王室で 用意すべきティアラとローブが足りず、晴れが ましかるべきお披露目の時に口惜しい思いをさ せて心苦しい。お詫びに、ティアラとローブが 足りなかったデビュタントの方々全員の踊りの お相手を私がしましょう」。デビュタントたち は大喜びで王子のもとへ殺到する。どさくさに 紛れて、ティアラとローブをもらった者までそ れらを投げ捨てて王子と踊ろうとする。 ・けれどもシンデレラは、舞踏会でデビュタン トとして踊れただけで満足して、壁際に一人立 っている。王子は次々にデビュタントたちの踊 りの相手になり、女性たちの勢いに押されて、 ティアラやローブを身に付けている女性たちと まで踊り始める。それでもシンデレラは動こう としない。さきほど彼女がティアラとローブを 譲った女性がやって来てシンデレラに訊ねる。 「なぜ、王子さまと踊ろうとなさらないの?あ なたは当然王子さまと踊る権利がおありなのに 」。シンデレラは答える。「私は、デビュタン トとして舞踏会に参加できただけで充分です。 王子さまも、踊ってばかりではお疲れでしょう 」。 ・感心した女性はシンデレラを王子の前に押し やって言う。「王子さま、大事な方をお忘れで す。この方は、ティアラとローブが足りなくて 泣いている私に御自分の分を譲って下さいまし た。その上、誰もが王子さまと踊りたがる中で 、一人遠慮なさっておいででした。このような 方こそ王子さまにふさわしいお相手と存じあげ ます」。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その二十。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・美しく変身して舞踏会にやって来たシンデレ ラ。会場には山盛りの御馳走が並べられている 。それらの食べ物はバイキング方式で、好きな 物を好きなだけ取って食べられるようになって いる。こんな御馳走を目にしたこともないシン デレラは見ているだけで胸がいっぱいになり、 お皿と匙(さじ)を持ったままテーブルのそば で立ち尽くしてしまう。 ・シンデレラは、一人の少年がテーブルのそば に陣取って御馳走を食べているのに気付く。そ の少年は自分で食べ物を取りに行こうとせず、 回りの大人を顎でこき使って「あれが食べたい 、これが食べたい」と命令している。自分で注 文を付けているくせに、誰かが持ってきた食べ 物にはほんのちょっと口をつけるだけで「もう 要らない、飽きちゃった」と別の物を持ってく るよう要求する。ひどく傲慢な態度なのに、回 りの大人たちはその少年にへいこらして、誰も 注意しようとしない。 ・普段貧しい生活をしていて、食べ物を粗末に することが許せないシンデレラは少年に注意す る。「そんな風に食べ物を粗末にしてはいけま せんわ。どんな食べ物も、それを仕度するには 苦労があるものなのです」。少年は高慢ちきな 態度で彼女を叱りつける。「僕に命令する気か ?僕はこの国の第二王子だぞ。僕に無礼を働く と、父上や母上や兄上に言いつけて、お前をこ こから叩き出してやるぞ。お前だって、兄上の 妃の地位を狙ってここへ来たんだろう?お前も 僕の命令を聞くなら、兄上に紹介してやらなく もないぞ」。シンデレラは首を振って答える。 「私は今日、ここへ来られただけで充分です。 もう帰れとおっしゃるなら帰りましょう。ただ 、第二王子さまならばよけいに、食べ物を大事 になさることを知っていただきたいのです」。 ・「ならさっさと出て行け」と言いかけた第二 王子の首根っこを、第一王子が捕まえて黙らせ る。第一王子はシンデレラに向かって礼を述べ る。「我が弟はわがままに育てられ過ぎたよう です。注意して下さってありがとう。目先の利 益にとらわれないあなたのような方こそ、王室 には必要なのかも知れません。私と踊っていた だけませんか?」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 自分の想像力の貧困さを噛み締める弟切千隼で した。 -------------------------------------------------------------------------------- 参観者には言うべき権利はないのだけれど。 No.0161 投稿日 2000年11月29日(水)12時26分 投稿者 榎野英彦 西鶴さん。 そして、ここに来るすべての人へ。 君たちは、望外の幸せを享受しているんだよ(笑) CMのプランナーという職業がある。 彼らは、毎日毎日昼も夜も、このシンデレラのネタ出しと 同じようなことをやっているんだよ。 そりゃあ、そいつらはプロで、君たちはアマチュアだ。 でも、その差は「カネになるかならないか」という 一点 でしかない。やってることは同じなんだよ。 コンセプトを詰める。 そして、そのコンセプトから外れないアイディアを出す。 多様性が命だ、ワンパターンなCMなんかクズだ。 より新しいもの、より面白いもの、よりインパクトのあるもの。 それでいて見た人間に後味の悪さを与えないもの。 予算だって考えなくちゃならない。 条件は星の数ほどある。 そして、書き上げた企画書は、あっさりとコンペで落ちる。 三回連続して落ちればフリーのプランナーの首は、ものの見事に跳ぶ。(笑) そのネタ出しの場は真剣勝負だよ。 有名なプランナーに、何の気無しに「アイディアの秘訣は?」って 聞いたことがある。 その人はにっこり笑って、たった一言こう言った。 「執念だね・・・」 今の時代に「執念」が必要なことなんてあるかい? 誰もが、何でも手軽に手に入ると思っているこの時代に 「執念を試される場」を手に入れることができるのは とてつもなく幸せなことだと俺は思うんだ。 だから、月並みな言い方だけど「がんばれ」 黙って見ていたオジサンも、ちょっと熱くなってしまったかな 乱入ごめんなさい(笑) -------------------------------------------------------------------------------- 4回目の書き込み。 No.0162 投稿日 2000年11月29日(水)12時38分 投稿者 巻島翔史 どーも。 ぺらぺらの自信を打ち砕いてもらわなければならない。 でなくば、上にはあがれない。なるほど。 新木さんと西鶴さんの一連の書き込みを読んでいて、 なんとなーく骨とか肉とかの話がわかってきました。 つまりは芯なんですね。話の。 確かに、今までの俺は最初に考えついた話と 書きあがった話のコンセプトが違っちゃってたことが多々ありました。 つまり「骨のない肉」ばかり見ていたということなんですね。 今だから正直に言いますが、当初、俺は新木さんを憎々しく思っていました。 「なんだよ偉そうにしやがって、あんた何様のつもりなんだよ、平和を乱しやがって」 とか思ってました。(平和が乱れたのはある意味本当か?) しかし、今は違います。偉そうな態度は、まあ気にはなりますが そこは「プロとアマ」の差であり、アマがいくら吠えたって駄目ということで 納得をつけました。 新木さんのおっしゃってきた一連のことは、個々人において 合う合わないの相性もあるとは思いますが、小説を書く上での ベターな手法だと思います。 というわけで、西鶴さんとの(不毛な)議論、がんばってくださいね新木さん。 (べつに↑の文にに悪意はありません、念の為) あ、前回、新木さんへの負担を口実に逃げてすいませんでした。 10発目 ・会場入口で王子と踊るための整理券が配られている。 ・シンデレラは受け取らなかった。 ・「ここへ来れただけでも幸せですから」 ・配っていた臣下、王子に報告。王子は最後にシンデレラを踊りに誘う。 (王子と踊る権利を拒否したシンデレラ) 11発目 ・会場内では宝石がばらまかれだした。(王家の力を示すためのイベント) ・シンデレラは興味を示さない。 ・そのことを王子は問いただした。 ・「王子様を見ているほうが私には価値があるんです」 ・王子、惚れる。 (宝石より王子を見ている時間を取ったシンデレラ) 12発目 ・ダンスタイム。 ・シンデレラは余りものっぽい太った貴族に声をかけられる。 ・王子と踊りたかったが、独りの寂しさを知っているので彼と踊る。 ・その後、王子に声をかけられる。 ・「弟と踊ってくれたのはあなたですね。ありがとうございます。弟はなんせ見てくれがあれですから、いいやつなんですけどね」 ・(*王子の弟は貴族に養子に出されている) ・その後、王子は彼女を、特別に踊りに誘う。 (王子と踊るチャンスを捨てたシンデレラ) 13発目 ・城の正門前で男(庶民)が倒れていた。 ・シンデレラ、男を家まで送っていく ・遅れて会場に到着。時計は11時を回っていた。 ・「どうしました、こんなに遅刻して」と王子は声をかけた。 ・「王子のお姿を一目見たいと思いまして」 ・その謙虚さに感じ入り、王子は彼女を踊りに誘う。 (王子を見る機会(時間)を放棄したシンデレラ) ではまた。 -------------------------------------------------------------------------------- むむjむ。 No.0163 投稿日 2000年11月29日(水)13時32分 投稿者 八神伽羅 長くなってしまうのは、簡潔にまとめる力がないからなのかな、やっぱり。 しかもOKかどうかの自信もないですし。 いや、自分ではそれなりに自信があるから書き込むわけなんですけど、他の人のプロットの正否を自分なりに判断してみると正当率七割くらいなので、まだまだかなー、とか。 ともあれ、色々自問しつつも第二弾いきます。 八神4 舞踏会には、貴族でさえ滅多に口にできないような豪華な料理が用意されている。 しかも持ち帰り自由。客はタッパーを手に壮絶な奪い合いを繰り広げている。 だが、シンデレラだけは誰からも見向きもされないでいた、平凡な白パンとスープを少しだけ取っただけ。不思議に思って声をかける王子。 「たくさん持って帰っても悪くなってしまうだけです。それに、このパンとスープだってちゃんと美味しくいただけますわ。ところで、チーズがどこにあるか教えていただけませんか?お友達のネズミさんに持って行ってあげたいんです」 欲のない答に感心した王子、ダンスに誘う。 八神5 浪費家の王妃に困り果てた王様、「王子の結婚相手は無欲な女性にする」と舞踏会で発表する。その瞬間から、会場は貴族の娘たちによる我慢大会と化した。 皆自分の無欲さをアピールしようとして、料理には口をつけず、王子に声をかけようともしない。会場のあちこちに置かれた募金箱に、先を争って身につけていたアクセサリーを放り込んだりもしている。もちろん、結婚してしまえばこちらのもの、後は贅沢のし放題だという腹である。 そんな中、シンデレラだけは普通に食事をし、募金箱には何も入れようとしない。 不思議に思った王子が声をかけると、彼女は頬を赤らめて答える。 「ごめんなさい。とてもお腹がすいていたんです。それに、この服やアクセサリーは借り物なので差し上げられなくて・・あの、こんなもので良ければ寄付できるんですけど」 と、彼女が差し出したのは、子供の頃に父がくれたおもちゃの指輪。安物なのでこれだけは継母に取り上げられずに済んでいたのだ。失笑する周囲の貴族たち。 が、王子だけは笑わない。 「変わった方ですね。他の女性たちは皆、父に気に入られようと懸命に無欲な女性を演じているというのに。あなたは私と結婚したいとは思わないのですか?」 「そんなこと、考えた事もありません。こうして王子様とお話しているだけで夢のようです」 意外そうに否定するシンデレラに王子はにっこりと笑い、彼女に指輪を返す。 「大切なものなんでしょう?これは受け取れません。ところで無欲なお嬢さん、私と踊っていただけますか?」 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- はじめまして。 No.0164 投稿日 2000年11月29日(水)17時15分 投稿者 おーた はじめまして。シンデレラ、私も書いてみます。 ただし、受験生なので書き込みの回数が少ないかも。まずは1つ。 その1   舞踏会でお茶が配られる。  めっちゃ美味しそうなお茶。  しかし、シンデレラの番に来たとき、お茶が切れてしまう。  シンデレラのカップには、三分の一ほどのお茶しかない。お茶を注いでいた男性が言う。「すいません、私のと交換いたしましょう」  しかしシンデレラはきょとんとして言う。「なぜです? こんな美味しそうなお茶なのに。最後に注いだものが一番美味しいですわ」  たとえ量が少なく一口分しかなかろうと、シンデレラは喜ぶ。こんなに美味しそうなお茶を飲めることになったのは初めてだった。  幸せそうにお茶を飲み干すシンデレラ。  お茶を注ぐ男性(王子さま)はその心に魅力を感じ、その後のダンスに誘うのであった。     こんなのでいいでしょうか? 不安・・・・・・     -------------------------------------------------------------------------------- ただ今大学です。 No.0165 投稿日 2000年11月29日(水)18時16分 投稿者 西鶴翠 #予定よりも、実験が早く終わりました。 朝の書き込みを見たら、酷い間違いをしていました。 >「強さとは〜〜」 の部分です(普通に読めば、恐らく気づいたことだろう)。 >榎野さん >参観者には言うべき権利はないのだけれど。 #どんどん登場してください。 内容は、「執念を試される場を与えられたことは幸せだ」という感じでしょうか。そのこと自体に問題はありません。私もその通りだと思います。 私が書いているのは、「今やっているのは、ウサギトビなのではないか」ということです(あえて、例をあげるなら)。「執念は養える」けれど、「ひざを壊す」という意味において。ひざの弱い人にとって、「やってはいけない練習」なのではないか、と。  そして、みなさんへ。 ほかの方々の話を見ていると、「苦行をやれば、成果が出る」という偏見を持っているようです。甘いです。「負の成果」が出ることだって考えなければなりません。盲目的に教わっていたらいけないんです。だから、私は、「この『課題』には何の裏がある?」ということを常に考えていましたし、ときどき書き込んだ覚えもあります。盲目的に教わる人の典型例が、「数学の公式を暗記しようとする人」です。公式は暗記することよりも意味を考える方が重要だということに気づかない人が結構います。 それから、私は、この掲示板において、「アイディア出しを続ける」方が、「中退」よりも精神的に楽です(精神と肉体はつながっていますから、肉体的にも楽です)。「中退」すると、周りの反応が恐ろしいです(これはある程度事実になっていますね)。「続ければ」そんな心配は要りません。それを考えた上で、「中退」の決断をしたことを、「逃げた」と勘違いされるのは困ります(二、三人勘違いしている人がいましたよね)(むしろ私は、高いところを目指して、より大きなものと戦っているのだと思ってください)。 それでは。 -------------------------------------------------------------------------------- なんか目が覚めてしまった No.0166 投稿日 2000年11月29日(水)18時26分 投稿者 新木 伸  これ書いたら、また寝よう。いや眠くなるまで原稿書いてようか。 >榎野さん  はじめまして。  鷹見さんがよく話の中で「師匠」と書かれていまして、その鷹見さんの書かれたもの(時空のクロスロード)が面白かったもので、その師匠の方はどんな方なのかなと……。  そういうわけで、以前から「榎野英彦」という人物には興味を持っていました。  よろしくおねがいします。  ところでご職業って、CMプランナーなのですか?  CMのプランナーや、コピーライターあたりが、おそらくもっとも厳しい「アイデア出し」を要求させられる職種なのでしょうね。  しかし「アイデア出しの秘訣は」で、「執念」っていうのは、名句だなぁ(笑)。  なにか、色々なことに応用できそう。  「書き出しで読者の目を引きつける秘訣は?」「執念だ」  「生きているキャラクターを作る秘訣は?」「執念だ」  「自分が書きたい話を、書きたかったように書く秘訣は?」「執念だ」  「読みやすい文章を書く秘訣は?」「もちろん、執念だ」  「読者に感動を与える秘訣は?」「だから執念だと言っているだろう」  実際、世の中すべて、そんなものなんでしょうね。きっと。  結局、「プロとアマの差って何だ」っていうと、技術だとかなんだかと、いろいろ現象面のことはあげられるけど、本質のところで違っていることって、じつは「真剣味」だけなんですよね。  技術力が違う、視点が違う、発想力が違う、そういった諸々の違いは、単に真剣味が違うために二次的にくっついてくる現象でしかないわけで……。  今回の、このネタ出しの修練、そこらあたりを「説明」するのではなく、「実感」してもらうためにやっていることでもあります。  どれだけのレベルの「執念」がないと、作品はものにならないか……。  経験したことのない人にとっては、決してわからない感覚なんだよなぁ。せめてその一部、アイデア出しで体験する、「さわり」のとこだけでも……。 >巻島さん  おお、やっぱり「何様だ?」とか思われていましたか。  でもいいんです。べつに。  私は「同じ真剣味のレベルで話せるトモダチ」が増える可能性があるなら、それでいいんです。途中経過はどうであろうと。  あ、そういえば巻島さんには、はじめにレス付けたときに唯野さんと間違えて、言いがかりっぽいことを書いてしまってましたっけ。  うーむ。人間、第一印象ってだいじですね。あらためて、あのときはすいませんでした。  さて、骨とか肉とかの話の理解は、その「芯」って理解で間違ってないと思います。  新木語でいうと「コンセプト」。巻島語で言うと「芯」。翻訳完了。  本当は「骨付き肉」をありのまま扱えればいいんでしょうが、私が「芯」を違わずに話を書くために取ったアプローチというのが、「まず骨にして間違ってないか検証する」でした。  また「プロット」やら「構成論」とか、世にある確立されたノウハウというのが、すべて、「コンセプトをまず定め、それをすべての判断基準とすべし」みたいな方向性に向かっていて、やはりその方法しかないのかと、最近になって思うようになりました。  世にあるのって、「骨」にしてから扱うノウハウだけで、「骨付き肉」をそのまま扱うものってないんですよ。 -------------------------------------------------------------------------------- >西鶴さん No.0167 投稿日 2000年11月29日(水)18時27分 投稿者 新木 伸  うん、不毛。  だいぶ不毛になってきたなぁ(笑)。  お互いがやっていても不毛に思えるけど、まわりから見ててもやっぱり不毛に見えるらしいぞ。  まあ不毛ついでに、もうすこし……。  レス付ける必要のあるところは、ぜんぶ押さえられてると思います。 >教える側の威厳とか  うーむ。  「それだけ(小説)で食っている」という客観的事実だけで、もう充分ではないかと思ってましたが……。甘かったか。  卓球の指導とかだと、どうなんでしょうか?  たとえば卓球のプロ(プロ制度があるか知らないのですが)が、高校とかにコーチに来てくれたとして、でもそのプロがどこか隙を見せたりすれば、「こんな三流プロに教わってもなぁ」とか思ったりして、やはりナメられてしまうものなのでしょうか? >1次、2次全滅  もうすこし重く受け止めたほうがいいんじゃないかな。  全滅ってことじゃなくて、受け止めるべきは「どうして全滅したか?」の、その理由のほう。  最終選考にさえ残らなかったということは、「面白いところやいいところが一個もなかった」ぐらいのレベルだったと受け取るべき。なんかひとつ、光っていて、見るべきところがあって、他がそれなりにまとまっているのなら、最終選考ぐらいまでは行きます。そういうものです。選考委員疑うなかれ。  ちなみにストーリーやら設定やら文章やらキャラクターやら、すべてが商業レベルをクリアしているなら、どこをどう間違っても入賞します。大賞は逃すこともあるかもしれないけど、入賞はします。間違いなく。  つまりデビューしています。  じつはプロの中でも、どれかひとつの要素が商業レベル以下って人はけっこういます。でもそういう人は他の要素でカバーしてますから、総合としては商業レベルはクリアしているわけですが。 >格闘少年の話の取り違え  のらりくらり、逃げられてるのう。  本当に確信犯だったのか? いまこの瞬間にそういうことにしたんじゃないのか? ……という感は拭えないのですが、まあ、確信犯だったことにしておきましょう。  仮に確信してあれをやっていたにしろ……。  私は書いてたじゃないですか。あれは「主人公が挫折して、立ち直る話」だって。  私のあげたあらすじだって、そのコンセプト専用になっているあらすじです。  コンセプトが「強さとは何かということに悩む少年と少女が出会う話」であるならば、主人公とヒロインが出会うエピソードが、「ヒロインに投げ飛ばされる主人公」がベストなはずがないでしょう。  たとえば、「学内の不良たちの騒ぎが起きて、駆けつける主人公と少女、鉢合わせをして、そこで初めて顔を合わせる。不良たちを叩きのめすおたがいの手腕を見たふたりは、興味を持ちあうようになり……」なんて、いま一瞬で考えましたが……。こっちのエピソードのほうが、よりベターでしょう? ベストとはいいませんが。  さらにいいエピソードだって、10個考えて、そこから1個選べば出てきそう。  話の全体のコンセプトを変えたなら変えたで、それ用に、あらすじも起こし直さなきゃだめなんです。  私が「挫折する主人公」用に起こしたあらすじをそのまんま使って、出会いのエピソードを変えもせず、平気でそのまま使いまわしちゃっているのは、それは構成力がないからなんです。 >微調整とか  まだわかってないなぁ。  だから「荒調整」でも、だめなんだってば。  まるで別物の話にしてしまうことは、それはもはや調整でもなんでもなくって、それは「別の話を作った」ってことなんです。  自分語の話、それはわかります。  自分がこういうニュアンスで使っている言葉だけど、人がそれを聞いたときに、どう受け取るか、それはわからない。そこまで計算して誤解の出ないように使わないといかんと、そういうことですよね。  でもここで私の言わんとしているのは、そんな言葉の選択がどうこうってレベルのことじゃないんです。  その「相手語に翻訳を試みる」って手法が通用するのって、相手がそれに対応する概念をすでに持っている場合でしょう?  西鶴君の場合、ぼくが言わんとする、どうしてだめなのかの「概念」を持っていない。  「シンデレラに声をかける王子」と「王子に声をかけるシンデレラ」がまるで別物であり、違う話であり、調整とかそんなレベルのものではないことは明白であり……ってことが自明の理になる「概念」というものは、持っていない。  ここは、西鶴君に、まるで新しい概念を植え付けないとならない場面なんです。  なにか、卓球のコーチでも、同じようなことがあるでしょう。相手がまるで持っていない新たな概念に導くケースとか……。  「視点の変更はありなのか」ってことも、同じです。  「シンデレラを見初める王子」と、「王子から見初められるシンデレラ」が、まるで別物であると分かるようになるための「概念」。上のケースと、同じ「概念」  西鶴君が、いままで持っていなくて、想像したことさえない、ある視点。  そういうものを受けつけるのに、言葉で説明したって、可能なはずがないでしょう。  だからはじめから、言葉なんて無意味なんです。言葉の定義なんて、どうだっていいんです。  実際に体験させて、自分で分からせるしかないんです。  そのためのステップなんです。このさき、あと2段階ぐらいやってゆくと、なぜあれとあれが別物になっているのか、それが明晰にわかるようになるはずです。  たとえるなら、目という器官を持ったことがなくって、「視覚」って感覚を知らない這いずるだけの西鶴という生き物に、目と視覚を与えるための修練です。 >採点とか  私は「先生」じゃなくって、「同じ視点を持つ仲間がほしいひと」なんで、ここは頼んじゃいます。それがベストです。  こういうこと書くからぼくは露悪趣味なんだろうけど、なんにしても西鶴君が離れずにここでやっているうちに、頭を冷まして物を見れるようになるって期待と、あと、新規参加者をぼくひとりじゃカバーしきれないってのが正直なところ。  締め切り越えればできるけど、それまでの一ヶ月、まるでほっぽっとくのってもったいない。せっかく盛りあがっているのに。  「判定」と「ボツの理由」だけでも助かります。  私が来れなくなるまでに、何人、採点可能な人が出るか……。西鶴君とあわせて、3人くらいがいいところかなぁ。  でもそれだけいたら、20書き込みずつで持ち回り制とかもできますね。全書き込みを、全員が採点して多数決……ってのでもいいけど。  判定方法だけども、「判定」だけ出しておいて、「ボツ理由は本人にあげさせて、さらにその答えに対してのOKとNGを出す」みたいなことでもいいですね。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0168 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- とりあえずもう一つ。 No.0169 投稿日 2000年11月29日(水)22時17分 投稿者 魚住雅則 我ながらペース遅いです。 5番 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。会場中央にロープで囲われた(侵入禁止)台座があり、そこには王子が結婚相手に渡す予定の指輪が展示されていた。 ・王子との結婚を狙う娘達は周りに群がり、指輪の価値(値段)や使われている宝石について興奮しながら噂しあっている(既に手に入れたつもり)。シンデレラも指輪をみる。(この時点で感想は書かない) ・そしてダンスタイム。スムーズな進行がされ、踊りたい娘は皆踊れる。 ・王子と踊った娘達は皆、先ほどの指輪の価値(値段)について質問。もしくは、さぞ高いのでしょうねと褒め称える。しかし、王子は値段については曖昧に答えてはぐらかす。 ・シンデレラの番がきた。また値段や宝石について聞かれるのかとうんざりしていた王子だったが、シンデレラは何も聞かない。不思議に思い、「あの指輪についてどう思われます?」と自ら質問。 ・シンデレラ、思ったままに「綺麗でした」と一言。「はあ、それだけですか?」と王子。 「え、ええと、あの私、指輪の価値とかわからなくて……お気に触ったのなら謝ります」慌てるシンデレラ。「いえ、別に怒っているわけではないのですが、珍しい感想だったもので」シンデレラに興味を持ち始める王子。シンデレラ、ますます慌てて、「あ、あの。それと、何か暖かい気持ちになれる指輪でした」またまた変な感想を言ってしまったと真っ赤になるシンデレラ。 ・王子、「面白い方ですね」と微笑む。「実はあの指輪、父が今はなき母に贈ったもので、僕に愛する人が出来たら贈るようにとだけ言われてたんです。だから値段なんか知らないし、知りたいとも思わない」ここで悪戯っぽく笑う王子、「趣味があいますね」(この話題はここで打ち切る。前面に出しすぎるとガラスの靴の印象が薄くなる) -------------------------------------------------------------------------------- 自主ボツが多い。ペースが落ちてきた。 No.0170 投稿日 2000年11月29日(水)22時56分 投稿者 唯野教授  ようやく二つひねり出せました。 パターン16  魔女の手助けによって舞踏会へとやってきたシンデレラ。  彼女が到着した時、舞踏会はまだはじまっていませんでした。控え室に通され、ほっと一息をついたシンデレラでしたが、彼女は視界の端、カーテンの裾の方で何かが動くのを見つけます。  近付いてみると、そこには一匹のネズミさんが。  こんなところで見つかったら、あっという間に踏み殺されてしまうでしょう。シンデレラは周りを見まわして誰もこちらに注目していないのを確認すると、急いでネズミさんを掴んでポケットの中に入れました。さあ、はやく外へ出て、ネズミさんを逃がしてあげよう、そう思って玄関へ向かおうとした彼女の耳に、王宮の使用人の声が飛び込んできます。 「王子様と踊りたい方は、こちらへお並びください! 先着順です! あっ押さないで、押さないで下さい、押さ、ぐ」  シンデレラは一瞬、躊躇しました。ネズミさんを外へ放していては、間違い無く最後尾になってしまうでしょう。  しかしシンデレラはそのまま外へ向かいました。「もう王宮に入り込んじゃ駄目ですよ」と言いながらポケットの中のネズミを逃がします。その後、シンデレラは案の定列の一番後ろに並ぶ羽目になったのです。  さて、三時間も待ってから、シンデレラはようやく王子と踊ることができました。王子はシンデレラと踊りながらききます。 「さっき、皆が並んでいるときに、一旦外へ出ましたね。何をやっていたのですか?」  シンデレラはネズミのことを話しました。 「なるほど。しかしあなたはそれで最後尾に並ぶことになったんですよね」 「ええ、でも構いません。王子様と踊れるのですから、順番など関係ありませんよ」  王子様はそれを聞いて、ニッと笑いました。 「なるほど……では、どうせあなたが最後で待っている人もいないことだし、特別に他の人の倍の時間あなたと踊りましょう」  新木さんのリクエストに答えてネズミさんを出してみました。なぜか「ネズミ」ではなく「ネズミさん」と書いてしまいますな。 パターン17  魔女の魔法の助けを得て、舞踏会場へとやってきたシンデレラ。  ホールでは、ダンスに先だってオークションが開かれていました。  拳ほどもあろうかという巨大な宝石、とても人の手によるものとは思えぬ精緻な細工のイヤリング、二百年前の高名な画家が描いた傑作など、選りすぐりの財宝が次々と出品され、出席者は争うように箱の中に数字を書いた紙を入れていきます(クローズド・オークションの形式。競りはしない)。しかしシンデレラは、魔女からドレスや馬車と一緒にいくらかの金貨を渡されたにも関わらず、そのような財宝にはさして心が動きません。入札には参加せずに、オークションの光景をまるで別世界の出来事のように見ていました。  さて、いよいよオークションも最後の品です。係りの者が持ってきたのは一枚の紙切れです。訝しがる出席者たちに、係りの者は説明しました。 「これは、今夜の舞踏会で王子と踊る権利を保証するものです!」  シンデレラはこれだ! と思い、貰った金貨の総額を書いて入札しました。  しかしシンデレラはとても落札は無理だろうと思っていました。魔女から貰った金貨は、それまでの品の落札価格に比べてあまりにも少なかったからです。ところが、シンデレラの他に誰も入札しようとしません。  実は、シンデレラ以外の出席者はそれまでのオークションで有り金全てを使ってしまっていたのです。  入札者一名ということで、シンデレラは見事王子と踊る権利を落札できました。  む、苦しいか。 >骨肉論争(勝手に命名)  文字通り骨肉の争いに? なんか、どういう経路をたどろうと最終的に 西鶴「黙って見てろ、俺は俺の方法で受賞してみせる」 新木「そうかよ、じゃあ勝手にしやがれ」  という終わり方をするのではないかと思ってしまう。 >「健気な女の子は絶対に助からなきゃならない――どんなことがあろうと。たとえ物理法則を曲げようとも」  これはひょっとして「冷たい方程式」のアンチテーゼですか? >執念  「大いなる助走」を思い出しますな。財産とプライドの全てをなげうつ覚悟でなければ、この業界では生き残れない、と。 -------------------------------------------------------------------------------- 明日はネットに繋がないぞ。 No.0171 投稿日 2000年11月29日(水)23時34分 投稿者 西鶴翠  という決心をしないと、ネットに繋いでしまうのです。決心をしても、ネットに繋いでしまうかも知れませんが。いや、課題(学校の)が終われば、ネットに繋ぎますが(メールチェックだけは、しますけれど)。 結論から言います。  「アイディア出し」は、前に何度も書き込んだとおり、「害になるのではないか」という懸念があるので、やらないつもりです。けれど、167の書き込みで、「ここに参加していれば、知らなかった世界を知ることができる」ということが心に響いてきたので、参加させてください。  細かくレスです。 >威厳の話。  卓球のプロと物書きでは、絶対数が違うので、比べる対象としてはあまりよくないのですが(卓球のプロは、非常に少ない。プロ制度はあります)、とにかく、「それなりの肩書きを持っている人」ということですよね。  私も、(卓球において)そこそこの肩書きを持っているのですが、肩書きで騙せる(って、酷い言い方ですが)のは、初めの二、三回くらいでしょうか。あとは、ひたすら、「生徒から見る指導力」です。私も、成功率は70パーセントくらいでしょうか。  ちなみに、もしプロが来たら、無条件で尊敬の対象になります。三流プロって、いませんから。卓球のプロは、文壇でいう、芥川賞・直木賞作家でしょうか。  あ、ちなみに私、新木さんのことは、なめてはいませんよ。方法論に疑いを「ある程度」持っているだけです。 >もうすこし重く受け止めたほうがいいんじゃないかな。<通過後の全滅について。  重く受け止めるには、恐らく時間が必要です。これは、気分の問題なので。『これまで、一次を通ったことがなくて』、立て続けに一次や二次を通ったら、やはり、「落ち込む」ということは、ありえないでしょう。 >本当に確信犯だったのか?  疑うのは普通だと思います。疑われるだろうなあ、と思っていました。が、事実は事実。 >具体的エピソード(少年と少女の出会い)。  新木さんの挙げたエピソードだと、少年と少女の悩みのレベルが同じなんです。ステレオタイプすぎるんです。私のエピソードだと、解決の時期がずらされるはずです。終盤になったところで、「お約束じゃん」と読者に本を投げられることはないはず。 >自分語と未知の概念。  とにかく、一つ分かったこと。「私の知らない概念を、新木さんは持っている」。これが、再参加を決めた理由です。 >その「相手語に翻訳を試みる」って手法が通用するのって、相手がそれに対応する概念をすでに持っている場合でしょう?  いえ、逆に、「相手がその概念を持っていない場合」に、必要なのが、「翻訳」です。相手が概念を充分に持っていれば、翻訳しなくても相手に伝わるので、自分語で話しても大丈夫なのです。  159の書き込みで致命的なことを書き忘れていたのですが、「相手語」を「自分語」に翻訳するのも、教える側の仕事なんです。相手が何らかの質問をしてきたとして、それを「言葉そのもの」だけを見ずに、「前後関係」を見ることによって、相手が「どんな概念」を質問しているのか、考えるんです。卓球でも、やはり、「コーチから見れば馬鹿馬鹿しい質問」をしてくる人がいるんです。けれど、よく聞いてみると、それが、私でも悩む質問であったりするんです。 >相手がまるで持っていない新たな概念に導くケースとか……。  卓球の場合にも概念を作ることはします。が、卓球の場合は、目に見えるから、小説よりも簡単なんです。なので、数学を教える場合にします。  数学の場合、数式を使っても分かるはずがないですから、普段感じているはずの物理現象に置き換えます。ベクトルの概念を説明するときなんかは、川の流れで説明したりします(分かる人だけ分かってください。ここは数学の講義の場ではないので)。つまり、「向きと大きさを持つもの」というものを「川の流れ」として教えるわけです。で、「川の流れ」で説明した後に、数式を使います。あ、数式を使う前に、「川の流れ」のレベルのままで、応用したりしますね。「時速3メートルで流れている川を、流れに垂直に時速4メートルで泳ごうとしたら……」とか。で、「川の流れ」で理解したように見えたら、「輪ゴムを引っ張る」とか、新しいたとえ話で、教えます。反復練習はそれほどしません。やらなくてよかった公文式、と秋山仁先生は言っていました。  とにかく、様々な方向から、たとえ話を出して、固めますね。しだいに生徒側も、いい反応を返すようになります。  卓球では、鏡を使ったりします(略) >どうして私が、再参加することにしたのか、とか。  新木さんの書き込みに、今までにない「執念」があったからです。というのは、あながち間違いでもありませんで、私と同じ目線で話してくれた、というのがあると思います。とにかく、167の書き込みは、私の心に届きました。 (でも、「アイディア出し」はしませんよ。私にとっての「危険物」だと思っていますから。)  ところで、どうして、「西鶴さん」が「西鶴君」に変わったのですか? (む。唯野教授さんの書き込みが。)  残念でした。<予想はずし。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- はてさて No.0172 投稿日 2000年11月30日(木)00時00分 投稿者 なかのん こういう奴があったかな? と思いつつ。 僕もペースが遅いです。今日は一つだけだし。 「逃げ」ととられてもしょうがない>土日の書き込み制限 12.「詩」編 中庭に出てきたシンデレラ、思わず庭の造りの美しさを 詩にして歌ってしまう(金銀財宝よりも美しい、みたいな感じで)。 それを聞きつけた王子、「欲無き人よ、私と踊って下さい」 という詩をシンデレラに返す。 >執念  まぁ我々作家志望者は、既存の作家を「押しのけて」  舞台に上がらねばならぬワケですし。執念は必須なんでしょう。  覚悟の問題か。ううむ。  僕は、ここに出入りする方々よりも  数段(自分の)頭脳レベルが低いと思ってます。なんでそんなに  論理的な考え方が出来るんだろう、などといつも思っていたり。  ですから、作家の方法論を最初から疑ってかかるとか、  そういうことがあんまり出来なかったりします。  吟味だけはできるんでしょうけど。 では。 -------------------------------------------------------------------------------- ちゃはね5、6 No.0173 投稿日 2000年11月30日(木)01時27分 投稿者 ちゃはね  続けてよろしくお願いします。  ちゃはね5  非常に貴重で王族しか食べることを許されていない果物が特別に用意され、シン デレラを除くみながその果物を食べようとしている。王子が近寄ってきて「あなた は食べなくていいのですか?」シンデレラは他の料理を食べながら「私はここにあ るどんな料理も食べるのは初めてなのです。何を食べても嬉しいですわ」  ちゃはね6  ドレスがファッションデザインもしている王子の目にとまり「どうかそのドレス を譲っていただけないでしょうか。お代はいくらでもかまいません」「とんでもな い、これは魔法使いの方に頂いたドレスなので、お代なんか受け取れません。あ、 でも、これを差し上げてしまうと帰るのが困ってしまうので……」ドレスハンガー の中から、一番くたびれたドレスを選び出す。「このドレスを頂けますか?」「わ かりました。その代わり、私と結婚して下さい。あなたには運命を感じます」それ は他の場所にしまってあったはずの王子の母親の形見のドレスで、王子の妃にあげ るつもりのものだった。 -------------------------------------------------------------------------------- 眠る前にもう一度。 No.0174 投稿日 2000年11月30日(木)01時54分 投稿者 八神伽羅 八神です。 もう一つ思いついたので、寝る前に書き込んでおきます。 八神6 舞踏会会場へとたどりついたシンデレラ。美しい彼女は男性陣の注目の的。何人もの男が彼女をダンスに誘い、少しでも気を引こうと高価なアクセサリーを渡そうとしたり、自分がいかに金持ちかを述べたりする。 だが、シンデレラはことごとく誘いを断る。そんな中、一人の青年がシンデレラに踊っていただけますか?とシンプルに声を掛けた。彼女は微笑んで頷く。何故自分の誘いは受け入れてくれたのかと尋ねる青年に、彼女は踊りたかっただけでお金やアクセサリーなど欲しくはなかったからだと答える。 感心した青年(実は王子)、身分を明かし改めてシンデレラをダンスに誘う。 >骨について 「骨」ってなんなんでしょう。 「骨付き肉」=完成品 なんですよね。 だとすれば「骨」はプロット、つまり肉が正確に機能するための必需品、というところでしょうか。 では、「無欲なシンデレラが王子にダンスに誘われる」という、この課題における主題はなにに当たるんでしょう。 どうでもいいようなことだとは思うんですが、個人的にその部分こそが最後に残る一番大事なもの(つまり骨)のように思えてならないので、よければどなたか教えて下さい。 ……こういう質問してるあたり、理解度低いんだろうなぁ、私。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- とりあえず、書いてたぶんだけ・・・ No.0175 投稿日 2000年11月30日(木)09時35分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。とりあえず、たーって書いてた分だけアップします。他のヒトに先こされるのも嫌だから。一応、出来るだけ短くしたつもりです。 つばくろ12  舞踏会に来たシンデレラ。王子の周りは貴族の女達で一杯。知識 と話術の豊富な女達は、自らの博識・見識を誇って王子の肝心を買 おうとしますが、当の王子は、自分の言いたい事を先回りされて面 白くありません。席を外す王子。偶然シンデレラと出くわす王子。 舞踏会の常識が解らず困惑しているシンデレラに、親切に教える王 子。シンデレラは、当たり前の常識に興味津々に感心します。溢れ る知識欲を持て余しどうしていいか解らないでいるシンデレラの不 器用な無欲さに次第に引かれる王子。「今度は舞踏について教えて あげよう」そういって、王子はシンデレラの手を引きました。王子 は教え魔でした。 つばくろ13  舞踏会に来たシンデレラ。シンデレラは憧れの王子に近づきます。 きらびやかに着飾った王子。その飾りの宝石一つでシンデレラの辛 い労働の数年分の価値がある。思わず物欲しそうな目をするシンデ レラ。それに気付いた王子は「一つ上げようか?」驚いて断るシン デレラ。余興で王子が与える宝石は貴族の間でステイタス。それを 断るシンデレラに怪訝顔の王子。シンデレラは、物ごいをするのは レディとして失格と自分を責めます。本心を見透かしつつも、気高 く振る舞おうとするシンデレラに興味を持つ王子。芝居がががって 「これは失礼。ならばダンスの申し出をしたいのだが、なんだか爪 先立ちみたいな雰囲気だけど大丈夫かな?」と意地悪く手を差し出 しました。 つばくろ14  舞踏会に来たシンデレラ。貴族の女達に囲まれている王子。王子 の国は経済に陰りが差し国家財政が芳しくありません。話し込む王 子達は自然と暗い話題に移ってしまいます。女達は上流階級の生活 を維持する為に、重税を敷き、相応しく無い門家を降格し、周辺の 弱小国家に圧力をかけるべきだと訴えます。暗い顔の王子。そんな 様子にシンデレラは、生活は苦しいけれど、過度の贅沢を求めなけ れば日々の食事に事足りる。もっと、明るく気を楽に持つべきだと 言いました。そんなに甘く無いと反論する女達。しかし、王子はシ ンデレラに同調します。王子も事の道理は解っていますが、暗い風 潮から抜け出す為には、兎にも角にも、楽観的な展望や明るい希望 が欲しかったのです。「景気付けにひと踊りしよう」そういって、 王子はシンデレラの手を引きました。 つばくろ15  舞踏会に来たシンデレラ。今日は遠い国から、名を馳せた鉄人料 理人が来賓してきました。多分、二度と口に出来ない豪華で貴重な 料理が並びます。参加者はこぞって料理を食べようと夢中になって ます。シンデレラも食べたかったのですが、食べれません。とりあ えす、舞踏会に来ただけで満足し、あたりをぶらつきます。そんな シンデレラに王子が声をかけました。「誰も踊る相手がいないんだ。 君、相手をしてくれないか?」王子は前日、たっぷり料理を食べた 為、今日は参加者に譲っていたのでした。「やったぁ」シンデレラ は心の中でVサインを出しました。同時にお腹が鳴りました。 つばくろ16  舞踏会にやって来たシンデレラ。王子を見つけますが、どうも元 気がありません。シンデレラは王子に事情を聞きました。どうやら、 王子の飼っているお気に入りの青い鳥が元気が無くてそれが心配で 他の事が手につかない様子。「医者に見せても解らないっていうし、 どんどん元気が無くなちゃうんだ。元気付けようと、一生懸命撫で てやるんだけど、死んじゃったらどうしよう」シンデレラは苦い記 憶を思い出しながら王子に諭しました。「それは、王子があんまり 可愛がるものだから、構われすぎて疲れちゃったんだと思います。 もっと距離を置いて様子を見てみたらどうでしょうか?」王子も心 当たりがあったのか、納得します。「僕は心配しながら逆に愛情を 求めすぎていなのかもしれない。もっと無欲になってみるよ。かわ りに君が相手をしてくれないか?」王子はシンデレラに屈託無く言 いました。「ええ喜んで。でも王子様はシンデレラとだけ合体して ね」シンデレラは誤解されそうな事を言いました。 つばくろ17  スポットライトを浴びて舞踊会場に登場するシンデレラ。「今日 こそ華麗な私の勇姿を披露するわ」と分不相応に高いプライドが虐 められる原因と気遣ず自慢の胸を誇張します。魔女の話では、王子 とペアを組む事によって魔法のドレスが更なる変化を遂げるそうで す。他の女共を押しのけ強引に王子とペアを組むシンデレラ。魔法 のドレスが輝き更なる変化を遂げます。心踊らせ大鏡を見たシンデ レラは愕然としました。真っ赤な色に爪と脚の様な衣装飾りをたな びかせたソレは正に「カニ」でした。会場は笑いの渦です。「こん なのシンデレラのじゃ無い!」悲嘆しながら脱ぎ捨て様とするシン デレラを王子が止めました。「君のドレスだろう簡単に見捨てるん じゃ無いよ。それにそのドレスとっても似合ってるよ。みんなも君 に注目してるんだけどな」そう言ってほだされたシンデレラは「悪 くない」と小声で呟くとおもむろに王子の手を取りました。踊り始 めると、魔法のドレスは輝きを放ち、ミラーボールの様に幻想的な 空間を演出します。それまでの嘲笑とは裏腹に感嘆の声が周囲で上 がりました。「やったあ」得意満面なシンデレラを見ながら「女っ て変わり身早いや」と呟いた王子は満更でもなさそうでした。どの 辺が「無欲」かというと、意図せずに王子を射止めてしまった辺り が無欲です。 18  舞踏会に来たシンデレラは早速王子を探します。きょろきょろと あたりを見回すシンデレラは何故か脚がすーすーするのに気がつき ました。振り向くと、4、5才の少年がシンデレラのドレスをまく り上げると中身を物色していました。勝負下着はレースの青でした。 外見の清楚さとは裏腹の意外性に周囲の男達はどよめきます。震え る白い半ケツとは相対的に顔を真っ赤にして裾を押さえるつけるシ ンデレラ。男の子は咄嗟に躱すと「とうっ」とドレスをまくり上げ ます。たなびく白いドレスから再びあらわになった下着は、まるで 雲間からのぞく青空のように輝きます。その幻想さに再び周囲の男 達がどよめきます。羞恥心に涙ぐみながらシンデレラは「まいっち んぐ」と呟きました。シンデレラの狼狽ぶりに少年は「ごめん、お 詫びにいいもの見せてあげるよ」というと握った両手を差し出しま す。顔を近づけるシンデレラ。瞬間。少年はジャンプするとシンデ レラの豊満な胸に顔を埋めます。いともあっさりぱふぱふを決めら れたシンデレラは倒れ込みます。完全にマウントを取られました。 少年は顔を埋めたまま、シンデレラの両胸を激しく揉みしだきます。 脇腹をくすぐりながら揉み上げる動作は「円」の動き。なすがまま に蹂躙されるシンデレラを固唾を飲んで見守る男達。荒い吐息を孕 ませ身悶えながら、乳房の突起が次第に熱を帯びていきます。「シ、 ショタもいいかも」快楽の波に翻弄されながら、シンデレラは何処 までも何処までも墜ちていくのでした。止まれ。素面に戻ったシン デレラは、相変わらず甘える少年を抱えながら途方に暮れました。 王子様を探したいが、少年を見捨てるのも気が引けます。半ば諦め かけた頃、会場を彷徨っている二人に一人の青年が駆け寄ってきま した。「弟を見付けてくれたのは君かい?」王子はシンデレラに感 謝しました。異母兄弟の王子の弟は早くに母を亡くし、快活な反面 酷く寂しがり屋という事です。「君は死んだ異母に似ているね。ど うかお詫びに相手をさせて貰えないか?」王子の申し出をシンデレ ラは心良く受けました。でも、これからもずっと王子の弟の相手を しなけばならないのでしょうか。困惑しながも、桃色オーラを放つ シンデレラは、明らかにマゾでした。 -------------------------------------------------------------------------------- つぶやき No.0176 投稿日 2000年11月30日(木)10時25分 投稿者 弟切 千隼 今回は課題提出ではありません。ちょっとつぶ やいてみただけです。 西鶴さんへ > 西鶴さんが「逃げる」ために課題提出をやめる と言いだしたのではないことは、わかっていま した。西鶴さんはとても考え深い人なので、た だ逃げたい一心でそんなことをする人だとは、 少なくとも私は思っていません。 私の場合は、何しろ理解が遅い人で、とにかく 何でも実際にやってみないとわからないんです 。その上怠け者なので、何かしら強制される事 態に陥らないとなかなか腰を上げません。です から自分の尻を叩いて、今回の「シンデレラ迷 宮」にアリアドネの糸玉も無しに突っ込み、泣 きながら出口を探しています。 さあ、今日もナマケモノの自分をひっぱたいて 大脳皮質を働かせなければ。 このままだと指が三本になっちゃって、木の枝 にぶら下がって一生暮らすことになっちゃうか も??? -------------------------------------------------------------------------------- No.0177 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- だんだんキツくなってまいりました No.0178 投稿日 2000年11月30日(木)12時06分 投稿者 魚住雅則 そろそろ無欲を表す構図も簡単には出てこなくなってきました。 もともとペース遅いので必死。 あ、今回から骨の練習していきます。 6番 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。王子様がとても困ったような顔であたりをキョロキョロしている。皆が注目していることにも気づかない様子。 ・心配した大臣が「どうかしましたか」と声をかける。皆さらに注目。 ・王子、「それが、僕の宝物をどこかに落としてしまったようなんだ」 ・王子との結婚を狙う娘達はここぞとばかりに宝物を探し始める。皆先を越されまいとして王子に何を無くしたのか聞くことも思いつかない。 ・奥手なシンデレラも、王子に声をかけることができない。とりあえず探す。 ・次々と王子の下に金銀財宝を持ってきては「これですか?」と問う娘達。「はあ?」となにがなんだか解らない王子。(欲深い娘達は宝物と聞いて財宝だと思い込んでしまった)娘達はすぐ次の財宝を探しに行ってしまう。 ・シンデレラがおずおずと王子の前へ。「探していらっしゃるのはこれですか?」と何度も修繕された跡のある木で出来た人形をさしだす。王子、びっくりしながら「おお、まさしくそれが僕の宝物ですが……。何故無くしてしまったことをご存知だったのですか? いや、それより何故それが僕の宝物だと解ったのですか?」 ・シンデレラ、「ああ、それは何度も何度も直した後があるので、この人形がとっても大切にされていたと思ったからです。本当にすばらしい宝物ですね」 ・「ありがとう。これは父と母からの贈り物なんです」と王子。 骨 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。 ・王子が宝物を探していたので貴族の娘達と共に探す。 ・王子に自分を売り込むチャンスや、宝物と聞いて興奮した娘達が財宝を探す中、シンデレラだけが宝物=大切なものという風に考え、みすぼらしい人形を見つける。 ・王子、感謝する。そしてみすぼらしい人形をすばらしい宝物だと言ってくれたシンデレラに惹かれる。 あれ、5番とちょっと似てますね。うーん、宝物を財宝と間違えなかったということを一番言いたかったのですが。修行がたりませんな。 -------------------------------------------------------------------------------- 以前…… No.0179 投稿日 2000年11月30日(木)12時49分 投稿者 さつき 以前、二十六日以降参加すると書かせて頂いておりましたが……、 現状で日々パソコンにむかって文字を打つほどの時間が捻出できないので、参加を辞退させて頂きます。 表明だけしておいて辞退するなど、なんとも情けなく、無礼なものです。 すいませんでした。 -------------------------------------------------------------------------------- ボケてました No.0180 投稿日 2000年11月30日(木)13時28分 投稿者 魚住雅則 1つネタを書き忘れてました。 風邪気味で学校休んでるので脳に霧が…… 7番 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。壁際にそっとたたずむ。中央では王子様が舞踏会に参加している娘達を楽しませようと頑張っている。(ゲストに退屈な思いをさせてはいけないと考えている) ・王子は一人一人の話を熱心に聞き、時には冗談を言って場を和ませる。王家の財宝が見たいという娘には案内もする。 ・しかし娘達は王家の財力や権力ばかり質問するか、王子に自分を売り込もうとゴマをするばかり(王子であろうと男はレディに優しくするのが当然という態度も見え隠れ)。 ・笑顔は浮かべているが、内心疲れた王子は壁際で少し休む。そこには王子の古くからの親友やいつも遊んであげている召使の子供たちがいて、しばし本当に楽しく過ごす。それを幸せそうに見守るシンデレラ。 ・王子、シンデレラを見つけ話し掛ける。「そんなところで退屈ではなかったですか? 気づかなくて申し訳ないです」 ・シンデレラ、びっくりして、「そ、そんなことないです。楽しいです」 ・王子、シンデレラが気を使っていると思い、ますます申し訳なく思う。 ・王子のそんな表情に気づいたシンデレラ。黙っておこうと思ったことを告白。 「あの、私、さっき王子様が楽しそうに笑っているのを見てました」王子が休憩した壁際を指差す。「本当に楽しそうで、見ているだけで私まで楽しくなってきちゃって……すみません盗み見して」今度はシンデレラがうなだれる。 ・「笑顔を見ていただけで幸せになれるなんて。こんなものでよければいくらでも」王子、心から微笑む。 骨 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。娘達の相手に大忙しの王子を見守る。 ・疲れた王子が休憩、楽しそうに笑うのを見る。 ・王子に誘われたシンデレラ、退屈させて申し訳ないと言う王子に笑顔を見ていたら幸せな気分になれたと告白。 ・王子新鮮な感動を覚える。 -------------------------------------------------------------------------------- 重いコンダラ No.0181 投稿日 2000年11月30日(木)15時03分 投稿者 杉井光  にゃむ。週の前半は四六時中睡魔と格闘中の杉井です。  7個出せ、ですか。他の何を要求されてもなんとかできそうな気はするのですが、スピードだけはつらい課題ですなー。僕、致命的に遅筆なもので。(で、それを鍛えるためにここに来ているわけなので、やりますよそりゃもう)  前々から訊きたかったのですが、答えてもらえる前に自分で答えが分かっているので控えていた質問があります。 「どうすればモノ書くのが速くなりますか?」 「いいから書けボケ」  シンデレラプロット: 杉井3)舞踏会の参加者のために大量に用意された、宝石や毛皮などの豪華なプレゼント。「お一人お一つ、お好きなものをどうぞ」。中に、王子手作りのシンプルな飾り小箱があるが、貴族の女たちは誰も見向きもしない。しかしそれを選ぶシンデレラ。王子が「どうしてそれを?」と訊くと、「高価なものはわたしみたいな女には豚に真珠です。それより、この小箱、作った人の丁寧な気持ちが溢れていて素敵ですわ」 王子、惚れ。 杉井4)チークタイムが始まるが、別室で豪華賞品の当たるビンゴゲームも同時に始まり、みなそちらへ行ってしまう。ダンスホールにぽつんと残るシンデレラを王子が見つけて、訊ねる。「ビンゴはやらないんですか」「今日は私、ただ、王子様のお顔を見に来ただけなんです。ですから、ひとときでも長く、と思いまして……」 王子、惚れてダンスに誘う。 杉井5)舞踏会は巨大な集団お見合いだった。露骨にカップルを作り出そうとするイベントの数々。娘たちは富豪や貴族の男を、男どもは恋人や愛人を次々ゲット。シンデレラにも言い寄る男たちが多数。しかし全て断ってバルコニーに逃げだすシンデレラ。王子がそこへやってきて、「彼らではご不満ですか」「いえ、とんでもない。私にはもったいない方々で、とても釣り合いません。それに、私は(顔を赤らめ王子の顔を上目遣いで)……」「それでは、僕とでは?」 杉井6)パーティ料理もメインディッシュに差し掛かるころ、腕利きのコックの一人が急病で倒れてしまう。たまたま厨房の近くに居合わせてそのことを知ったシンデレラ、料理人を買って出る。料理長がシンデレラの働きに感心しながらも訊ねる。「あなたは舞踏会のお客でしょう。こんなことをしていたらダンスも料理も楽しめないじゃないですか」「いえ、いいんです。私、今夜は王子様を一目見られればいいと思ってやって来たんです」 実はその料理長が、手料理自慢の王子だった。「じゃあ、これが片づいた後で僕と一曲踊って下さい」  ――これでもフル回転のつもりなのです。本人は。あといくつ? 4つくらいか? >姉御 >糸玉  入り口に戻っちゃだめですよう(笑)。 >新木さん >「先輩風吹かせていい気分になる」っていうのとか、 >「圧倒的実力差をしめして悦に浸る」とか  この二文だけで、僕はあなたを好きになれそうです。いや、別に愛の告白ではないですよ。 「多分、こ〜んな理由もあるんだろうな、でも、さすがに口外しないよなあ。あ、はっきり言ってくれたらかえってかっこいいかも」とか、前々から思っていたのですよ。オレも麻雀初心者の友人を集めて巧みな言葉で高額レート麻雀に誘い、ボコボコにしてン十万の借金を負わせ念書をとりつけ、ヤ系の知り合いと組んで実家に連絡して追い込みをかけたり、といったことをよくやりますから(やりません)(類似例としてこれ以上ないくらい不適当ですな)。 >自信とか、プライドとか  オレは、(突然尊大)自信とかプライドとかにおいて、盲目はなはだしいこと西鶴さんなぞ比べものになりません(引き合いに出してすまん、西鶴っち)。オレのプライドは、「オレが杉井光であること」全てに立脚しているので、たちの悪いことこの上なし。  オレがここに参加を決意したときの心境をありのままに述べるならば、「オレがもし新木伸だったならば、杉井光である分、絶対にオレの方が上だ」というものでした。何言っているのかワケわからんね。でもこの論法、寂しいロンリークリスマスイヴの夜なんぞに布団の中で呟いてみたりすると無闇に気力が湧いてきますのでお薦めですよ。 「オレがもし新庄だったならば、杉井光である分、絶対にオレの方が打率も高い」 「オレがもしムハマド=アリだったならば、杉井光である分、絶対にオレの方が強い」 「オレがもしキングギドラだったならば、杉井光である分、絶対にオレの方が首の数が多い」  さあご一緒に。  新木さんになるのは難しいですよ。もちろん。キングギドラよりは簡単かもしれないけど……。 >うさぎとび  そんなに大した訓練かなあ? プロばりに「二百個出せ」ならともかく……。 >師匠  もっと乱入しなきゃ。「榎野英彦語録」のネタがちっともたまりませんよ。(2007年12月、華都川書店から発売予定!!) 「執念」は、実に人生のほとんどの局面で応用がききそうですな。 (ちょっと例を考えてみたが、なぜか下方面のネタしか思い浮かばないので自主規制) (保険料75000円のショックで脳味噌がだいぶやばいらしい) >骨肉論争  じゃあ二人は親戚? (見た感じ、新木さんが叔父で西鶴っちは一番年長の甥っ子ってとこ)(で、オレは多分、西鶴っちの異母弟で三歳児)(歳のはなれた「姉御」がいるんだ、きっと)(いいから小説書けよ>オレ) >その終わり方  オレを後々まで支えるであろう川上稔さんの言葉、 『これ以上、言いたいことあれば、証明して、授賞式で俺の目の前に立てばいい』を思い出しますな。 グラミー賞の授賞式で、ぼそっと「なんだよ、川上稔いないじゃん」とコメントするのがオレのささやかな夢。(グラミー賞は小説家の賞ではありません)(そして、決してささやかな賞ではありません) -------------------------------------------------------------------------------- はじめまして No.0182 投稿日 2000年11月30日(木)17時30分 投稿者 むに ここにははじめて書き込みます。むにです。 電撃のBBSやよみかくにはたまに出没するので知っている方もいると思いますが、それ以外の方、はじめまして。よろしくおねがいします。 ご指導をされる新木さんには敬意を持ちます。持ちますが、考えには偏りがあるとも思います。 以下は偏りの指摘など。 骨肉論争(唯野さん命名)の根本にあるものは、新木さんのやり方が唯一の方法なのか、という疑問だと思います。 他の方法がないという前提で話す新木さんと、他の方法があるという前提で話す西鶴さん。 では、新木さんの言うようにプロット以外の方法は本当にないのか。 ありますよ。 「ありますよ」というだけでは真実味がないので実例を出します。 『RP(ロールプレイング)方式』(勝手に命名) TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)のリプレイ小説にはプロットはないです。 ゲームマスターの思惑はありますが、結局はプレイヤーが選んだ方向に話は進みます。 プレイヤーが予想外の道を選んだ場合でも、ゲームマスターはその道の先にイベントを用意し、ストーリーを成立させていくわけです。 リプレイ小説に限らず、普通の小説でもこの方法は使えます。 通常4〜6人で行なうTRPGを作者一人の頭の中でシミュレーションし、物語を構築する。 「ゲームマスター」「プレイヤー」「作家」という三種類の技能を必要としますが、プロでも通用する手法です。 あかほりさとるさんはまず間違いなくこの方法をつかっているし、神坂一さんも多分この方法。深沢美潮さんもそうではないかと思うのだけれど、確証はないです。 この方法の利点は「キャラが立ちやすい」ということ。欠点は「キャラが暴走しやすい」ということと、出来上がりが予想できないことと、破綻しやすいことと、等身大の主題しか扱えないこと、などなど。 ハイリスク−ハイリターンの手法です。 西鶴さんが目指しているのはRP方式ではないと思いますが、要は複数の方法がある、ということです。 以上を踏まえて。 >新木さん 新木さんの言うことは「作家になる唯一の方法」ではなくて「プロットを極めて作家になる方法」です。 プロット方式を肯定するのはいいけれど、他の方式を否定してしまうのはどうかと思います。 >西鶴さん RP方式の場合はプロットの芯(骨)を出す必要はないのだけれど、キャラの芯を出す必要があります。 プロット方式はプロットに主題を乗せるためプロットの芯出しが必要で、RP方式はキャラに主題を背負わせるのでキャラの芯出しが必要になります。 西鶴さんの目指すものが何かはわかりませんが、何らかの芯出しは必要になると思います。 自分の方式を確立し、その方式における芯出しができるようになれば、他の方式を取り込むこともできます。 上で名前を挙げた御三方もプロットは作っているでしょうし、プロットの芯出しもある程度やっていると思います。 逆にプロット使いの新木さんもキャラの芯出しはやっているでしょう。 西鶴さんが新木さんのやり方を危険と思うなら一時的に回避するのはいいと思います。しかし最終的には新木さんを骨ごと飲み込んでしまうのがベストではないでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- 方法論はいくらでもあるのだろうけど・・・ No.0183 投稿日 2000年11月30日(木)21時31分 投稿者 鷹見一幸 私の場合は「書きたい話」はすなわち「書きたい光景」なわけです。 そこに行き着くために、そして、その光景がもっとも光り輝くために もっとも効果的なエピソードをさがしてさがしてさがしまわって、それを 組み立てていくわけです。 以前、「よみかく」で「お話作り」を山登りに例えたことがありました。 正確に言うならば、山登りのガイドこそが「お話作り」だと思います いわば山の頂上に光り輝く「書きたい光景」を登山客に見せるために 登山客の先頭に山を登っているわけです その山にはいろんな道があります。 片側二車線で舗装されていて、何の苦労もなく頂上に行ける「王道」という 道はとっても魅力的ですけど、もう何千人という人が通ってしまっています。 頂上に着くことはできるでしょうが、バカにされない代わりに尊敬もされない ような気もします。 道も何も無い場所を無理して登ろうとしたら、まず、頂上にはたどり着けない でしょうね、登山客をムリヤリ引っ張っていけるだけの体力(この場合筆力) があれば別ですが(笑) 山に登る道は、星の数ほどあります。ですから、よほど方向性を間違えなければ めざす頂上にたどり着くことはできます。 でも、その道が、余分なまわり道だったり、荒れ放題の道だったとしたら登山客は 嫌になって山を登ってくれません。いくら頂上に飛びっきり素敵な光景が用意されていても、誰も見てくれないのです。 お話を書きたいと思う人は誰でもみんな頂上にある光り輝く光景を見上げて 「ああ。あそこに行ってみたい」 と考えながら山すそを歩き回っているんじゃないかと思うのです。 もっとも合理的で、それゆえに美しい道は一本しかありません。 星の数ほどある道の中から、その一本の道を探し出す訓練は必要だと思います。 これが出来ていないと、違う山に登ってしまったり、見せたい光景とは 似ても似つかないものを登山客に見せてしまい、それを繕うために 「ホントはこれが見せたかったんだよ」なんて自分自身にウソをつくハメに なったりするのです。 (自分が歩いてきた道だからよーく知ってます)(笑) -------------------------------------------------------------------------------- 八神さんへ。(それから、新木さんも。) No.0184 投稿日 2000年11月30日(木)22時02分 投稿者 西鶴翠 自分の中の理解度を測るために、試験的に八神さんの質問(#174)に答えてみようと思います。間違っていたら、新木さん、ご指導宜しくお願いします。 #174>「骨」ってなんなんでしょう。 という質問に答えるために、「八神6(#174)」を骨にしてみます。 ・男たちから富をエサにダンスに誘われるシンデレラ。シンデレラ、ことごとく誘いを断る。金の話を出さなかった王子の誘いのみを受けるシンデレラ。 (うーん。不安だ。私、本格的に読解力がないな。でも、一応、「骨」のつもり。) #174>「骨」はプロット、つまり肉が正確に機能するための必需品、 プロットはプロットでも、かなり意味が限定されていると思います。プロットにもいろいろな形があります。話の中の具体的な科白などまで書いてあるもの(「過去ログ3/3」にある、私の提出したようなやつ・あまりいい例ではないですが)とか、本当にメモ書きのようなもの(本人にしか分からないもの)とか、よけいなものを書いていないもの(「過去ログ3/3」の新木さんの清書したもの)など。(実際に過去ログを見てください。) その中でも特に、三つ目の例の「よけいなものを書いていないもの」「新聞記事の見出しの横の要約みたいなもの」「誰が、どうした、ということしか書いていないもの」みたいなやつを「骨」と呼んでいるのではないかと。 じゃあ、 >「骨付き肉」 (……「肉つき骨」でいいですか?)は、何かといえば、そこに軽く、科白やら描写やらを付け足して、膨らませた状態のもの(つまり、完成品にあらず)(私が「プロットとして」提出したようなやつ?)。軽い描写やら、科白やら、そういうのが、「肉」なんですな(もう少し広い意味でも使っていた気がしますが)。 (という解釈で、私は新木さんと一連の会話をしていました。) で、『その「骨」をどう扱うのか』は、これからの課題、になるはず。 でも、「骨」を見ると、自分の書こうとしていたものは何なのか、ということがらが、結構明確に分かるはず。自分の書いたものを「骨」にされたとき、「骨」に対する理解度が、それまでよりはアップしたので、今回は、西鶴流で、八神さんのを「骨」にしてみました。 (話というのは、やはり、当事者でないと分からない部分が多い。) その他の質問は、ごめんなさい。意味を汲みとることができませんでした。 >新木さん。 また、とんでもない勘違いをしていたら、ご指摘ください。よろしくお願いします。 >伽羅さん(と、その他の人々)。 新木さんの判定が下るまで、私の説明を鵜呑みにしてはいけませんぜ。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- レポートは、書いた。 No.0185 投稿日 2000年11月30日(木)22時02分 投稿者 西鶴翠  いや、本当はまだ、レポートは残っているんです。でも、とりあえず、明日締め切りのものは、書いたぞ、と。 >弟切さん。  信用してくださっているようで、私は幸せ者です。弟切さんも、「シンデレラ迷宮」☆☆☆☆☆★を抜け出せることを祈っています(日本語変)。 >杉井さん。 >プライドとか。  でも、杉井さんの方が、プライドの方向性が良質であるような気がしますね。 >オレは多分、西鶴っちの異母弟で三歳児  って、いつの間に私の父は再婚したんですか(違)。じゃあ、私は一歳ですな(学年は、二つ違いですよね、多分)。 >魚住さん。  骨を書く場合は、新木さんが気づきやすいように、本文よりも上に書いた方がいいかと(よけいなお世話だったらすみません)。  あ、上に書いた八神さんへの返信は、私の決意表明のようなものだと受けとってください。ああいうのをやるのって、結構勇気がいるんです(また、いつ私の決意が崩れるか分かりませんが・爆)。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 知恵熱? No.0186 投稿日 2000年11月30日(木)22時28分 投稿者 弟切 千隼 わあ、むにさんや榎野さんまで書き込んでおら れますね。どんどんここが充実していって、参 加者の一人として嬉しいです。 榎野さんへ > 電撃のBBSや「よみかく」にたまに書き込まれ る榎野さんの発言、いつも「ためになるなあ」 と感心して読んでいます。私も杉井さんと同じ ように、榎野語録をもっと読みたいです。 杉井さんへ > 私は方向音痴なので迷宮はつらいです(笑)。 とりあえず、地道に壁に沿って歩こうかと考え ています。 新木さんへ > 御自分では「露悪趣味」とおっしゃいますが、 私は、新木さんはとても誠実に私たちに接して 下さっている、と感じています。本当に、榎野 さんがおっしゃる通り、望外の幸運です。 先週末から引いた風邪がちっとも抜けず、夕方 になると熱が上がってくらくらしています。普 段あまりにも脳味噌を使っていないので、もし かして知恵熱かしら?と疑っています(^^; 熱でゆだりそうな脳味噌でシンデレラのネタを 絞り出しました。熱があろうと何だろうと、と にかく精進、とにかく書きます。 その二十一。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・王子の誕生日を記念して開かれた華やかな舞 踏会の会場。思い思いの貢ぎ物を用意して待つ 人々の中にあって、シンデレラは何も貢ぎ物を 用意しておらず、壁際にひっそりと立っている 。王子が登場して、人々の注目が一斉に王子に 集まる。シンデレラも王子に注目する。 ・突然、王子のもとへ豪華な花束が投げつけら れる。花束は思いきり王子の頭を強打する。 ・会場に女たちの悲鳴が響き、花束を投げた女 性が警備の兵に取り押さえられる。それはシン デレラの異母姉のうち、下の姉である。彼女は 母親の入れ知恵で、何とか王子の気に入られよ うとスタンドプレーに走ったのが裏目に出たの だ。 ・この国の王室は安定していて国民の人気も高 いものの、王制に反対する少数の者もいる。王 子は以前王制反対論者のテロリストに狙われた ことがあり、それ以来息子の身を案じていた父 王は激怒する。「王子に花束を差し上げようと しただけなのです。お赦しを」と乞うシンデレ ラの姉を父王は赦さず、「ただちに会場から出 て行け。二度と登城することまかりならぬ」と 言い渡す。シンデレラの姉は泣き伏す。 ・そこへシンデレラが進み出て王に言う。「こ ちらは私の姉でございます。王子さまのお気を 引きたくて、私が姉に花束を投げるように頼ん だのでございます。姉は何も悪くありません。 罰するなら姉ではなく、どうか私を」。泣いて いた異母姉は驚くものの、これ幸いとばかりシ ンデレラの罪を喚きたて、自分は悪くないと主 張する。 ・自ら罪を告白したシンデレラに王は驚き、怒 りが醒める。もともと名君の誉れ高い王はシン デレラとその異母姉とを観察し、シンデレラが 異母姉を庇っているらしいと察する。「二度と 城には来られなくなるぞ。それでも良いな?」 と王はシンデレラに念を押す。「構いません。 私は今日、ここへ来られて一目王さまや王子さ まを見られただけで幸せでした。これ以上のこ となど望んだらばちが当たります」とシンデレ ラは答える。 ・王はシンデレラが無実であることを確信して 彼女に言い渡す。「自ら罪を告白したによって 、登城禁止の罰は科さぬこととしよう。その代 わり、そなたは我が息子の踊りの相手を務めね ばならぬ」。王はそばの息子にそっと耳打ちす る。「あんな娘はなかなかおらぬぞ」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 知恵熱と戦う?弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- あと幾つ……なんだろう。 No.0187 投稿日 2000年11月30日(木)23時46分 投稿者 八神伽羅 煮詰まってるので今回はレスだけです。 十二月はちょっと忙しいので、さらに遅筆になる気配……まずいですね。 研究発表とかあるし。 さらに、某賞に応募するならそろそろ書き始めないとな時期だし。 しかし、プロットのいろはも理解しきっていない現状で書き送っちゃっても、たぶんだめだめなんだろうなぁ。 >西鶴さん わざわざ解答してくださって、ありがとうございます。 なんとなく、分かったような気がします。あれだけ丁寧に解説されて「なんとなく」ってのも情けないですが。 今までの私は「肉付き骨」(なんで「骨付き肉」になっていたんでしょう。……食べたかったのか?)の形で書いて提出していたのですね。ふむふむ。 つまり「言いたいこと」をはっきりさせた上で正しく膨らませるのが「骨に肉を付ける」ということなのですね(違ってたらすみません) その他の質問はですね、簡潔なプロットが「骨」で膨らませたプロットが「肉付き骨」なら、テーマはなにに当たるんだろう?という、素朴……というよりかは重箱の隅をつつくようなくだらない疑問でした。本筋とは全然関係ないのですが、なんとなく気になって(笑) それでは〜。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- ボツ出し、いきます No.0188 投稿日 2000年12月1日(金)01時39分 投稿者 新木 伸  全部見ました。  ある程度、書き込みはまとめるので。各自、自分のを探すように。もしなかったら請求してください。見落としあるかもしれないし。 >弟切さん(#107) ・弟切14  ボツ。  これは「無邪気」で、無欲にあらず。だいたい自分でも「無邪気な笑いにひかれて」って書いてあるじゃん。ヌルいわっ。  ペナルティ1。ノルマ2個追加。 ・弟切15  ボツ。  ちと厳しめでボツにしました。無欲は書いてあるけど、他の国の王子出してストーリー変えてしまっているから。  このくらいのなら、ペナルティなしでいいです。 >つばくろさん(108) ・つばくろ4  ボツ。  これは「情けを知っている」であって、無欲にあらず。 ・つばくろ5  ボツ。  これは同情であって、無欲にあらず。 >巻島さん(109) ・巻島4  ボツ。 ・巻島5  ボツ。  ダンスタイムに出ることをあきらめて迷子のほうに取る。ってあたりに無欲があるんだけどね。でもシンデレラが自分で言ってるでしょう。「当然のことをしたまで」って。  この構図で、子供のほうを取るのは当然のことであるから、それで無欲を表現したというのは弱い。よってボツ。巻島さんは厳しくしとこう。  読者の受ける印象として、「ここでシンデレラは子供をほうっておいてもよかったんだよね。でもあえて子供を助けてあげたんだ、無欲だなぁ」ってなるようなら、これは文句なくOKだったわけ。  ここでもし、「子供をほうってダンスに行くシンデレラ」がいたとしたら、それは読者が許さないでしょう? だからこの選択肢は、出す意味がない。その「出す意味のない選択肢」を使ってシンデレラの無欲を表現しようとする試みは、はなから失敗してるわけ。 ・巻島6  ボツ。  褒美を辞退するが無欲だっていいたいんだろうけど、シンデレラに踊りの天賦の才能があるってことのほうが印象に残りすぎるのでボツ。  これも厳しめね。 ・巻島7  ボツ。  「巻島6」と同じ理由につき。  それから今後、同じ構図の使い回しで水増しを計るのは禁止します。巻島さんは。  上の6と、この7、「踊りの天賦の才」ってところを、「○○の天賦の才」って変えて、「褒美を取らせようとするが、シンデレラが辞退する」って構図でいくらでも作れると思ったでしょ?  いいところに気づいたんだけど、それは潰しときます。練習にならんから。  正攻法で、別の「構図」を思いつくように。執念でね。 >羽矢野さん(110)  制限事項の確認ですね。  返答遅くなって、ごめんなさい。(っていうか、べつに私が答えるのを待ってなくても、ルールを把握してる他の参加者の人が答えてくれてもよさそうなものだが……)  「舞踏会に来て踊るまで」じゃなくって、「王子に見初められるシンデレラ」を10個です。つまり舞踏会に来るシーンとかは不要。あと見初められる理由が、シンデレラの「無欲さ」にあることです。  他のルールの認識は、それでOK。  質問のほうは、「王子と踊る」ってのは重なってもかまわないでしょう。ただ上の巻島さんに書いたような、「王子が取らせようとした褒美を辞退する」っていうパターンがあまりにも多いと、ボツにしたり、以後そのパターン禁止とか、することがあります。  参加者のあいだで流行しているパターンでも、最初の一個ぐらいはご祝儀で通したりしますが、2個目はないでしょう。 ・羽矢野1  ボツ。  舞踏会に来たところから書いているというのは、まあいいとして……。あと、何ヶ所かで無欲であることは書いてあるけども……。  てっかい理由がふたつ。  そのガラスならぬ草の靴、ぴったりあう人間が2名いるでしょう? もともと草の靴をはいてた少女と、シンデレラと。  それから、王子がシンデレラを見初めていません。ただ2倍の時間踊っただけ。これでこのあと、どうして王子がシンデレラを探しもとめるストーリーに続くのやら。  よってボツ。  それから羽矢野さん、努力しないでいい理由は考え出さなくてよろしい。  四の五の言わずに、山ほど出すように。  「さぼれる理由を探している」羽矢野さんに比べれば、くじ引き感覚で大量に出してきている人のほうが、「まだ」見込みがあります。 >はちぼくさん(#112) ・はちぼく1  OK。  「テラスにて、シンデレラが王子と一緒にいたいと一瞬思うが、それよりも王子の心境を察して立ち去ることにする」って部分が書かれてないので、本当はボツにすべきところだけど、それはこちらで読み取ったのでOKにしときます。  これがもしわしの勘違いで、シンデレラは一瞬さえも迷うことがなく、はじめから立ち去るつもりになっていたとしたら、これはボツ。  もしそうなら、自主ボツにしといてください。 ・はちぼく2  OK ・はちぼく3  ボツ。  皆が我先にと押し掛けてるんだから、ただの一個だって残らないはず。  またシンデレラがダイヤを辞退する理由が不明。「なぜ?」  王子が見初める理由も不明。「なぜ?」  簡単に(骨に)しようとして、失敗してるくさいですね。骨にしようとして、肝心なところまで消しちゃってます。いま肝心なのは、上の「なぜ?」ってとこです。  そのあたり、おいおいわかってくると思うんで、まだ無理に骨にして提出しないでもいいですよ。ただ、できるかぎり「骨」で出す姿勢ではいるように。 >みやびさん(113) ・みやび12  ボツ。  これはシンデレラが、「すばらしい旅行」よりも、「王子」本人のほうを大切に思っているということであって、無欲にあらず。  この構図であれば、他の娘たちが欲深に名所をあげつらっていたりしなくても、シンデレラは聞かれた質問に「王子の行きたいところでけっこうです」となるはず。  補足のほうで、「つましい庭が王子のお気に入り」というエピソードを入れるとか、なにやら小賢しいことをやってはいるけど、「シンデレラは王子と一緒ならばどこでもいい(場所は重要でない、王子のほうが重要)」「王子の好きな場所に、自分も行きたいと思う(他人の欲求を優先する、控えめ)」という、また違うことを描くエピソードになってます。  そんなことでは、わたしゃごまかされません。よってボツ。 ・みやび13  ボツ。  これは「人が見ようとしない素晴らしい物(きれいな月)を知っているシンデレラ」を描いていて、無欲にあらず。  この構図であれば、べつに暖炉の近くが奪い合いになっていなくとも、シンデレラは月を見にテラスに行っているはず。 ・みやび14  OK。 -------------------------------------------------------------------------------- >なかのんさん(114) No.0189 投稿日 2000年12月1日(金)01時41分 投稿者 新木 伸  寝ても覚めてもシンデレラ。トイレの中でもお風呂の中でも、通勤通学の車内でもご飯を食べている最中でもシンデレラ。夢の中でもシンデレラ。  当然です。あたりまえです。ごく普通です。みんなやってます。  そのくらいでないと、小説なんて書けるものですか。  それがすごいことに思えるようだから、アマチュアのままで、そこから抜け出せないでいるんです。  あと、なかのんさんも、さぼりの理由を考え出すくちですか。  逆でしょう。せっかく僕というプロが手の届くところにきたんだから、しがみついて死んでも離さず、吸収できるものをすべて搾り取るぐらいのつもりでいてください。 ・なかのん9  ボツ。  これ、かえって退化してますよ。  えーと、誰だっけかな。「無欲の口」「無欲者しか乗れない雲」のアイデアに、ぼくの出したボツの理由を参照するように。  あの系列で、ぼくが一個だけ通したのが、「オーラの見える」というやつでしたね。 >つばくろさん(117) ・つばくろ6  メタモルコンバージョンのやつ。  なんか全部読んでませんが、無欲は入ってなさそうなんでボツ。 ・つばくろ7  こっちはエヴァネタですね。  ボツ。同上。読んでないけど、無欲は入ってなさそう。  この手のやつは、つばくろさん自身の時間も無駄にしてるし、私の時間も、他の参加者がこれを読むための時間も、すべて無駄にしてる行為なんで、以後は二度と禁止。やったらペナルティ……で済むかなぁ。 >梨木さん(119) ・梨木1  ボツ。  シンデレラを見初める王子の理由が、「甘やかされされた王子が、はじめて断られたから」であって、それは「甘やかされて育った王子が、自分にちやほやしないしっかりした女性に惚れる話」に繋がるエピソードです。  ちなみにいま扱っているのは、「無欲なシンデレラが報われる話」の、その出会いの部分のエピソード。  違う話に繋がるエピソードは、いくつ出してきても、いくつでもボツにします。 ・梨木2  ボツ。  シンデレラのドレスは自分の持ち物じゃないので、実際、汚されてもシンデレラはまったく痛くないはず。そのあたりのことが、他の娘と違っています。だから他の娘のリアクションと比較すること自体が、そもそも無意味。  だいたいここでドレスの代金を受け取ってしまったら、それはサギです。シンデレラのドレスは12時になったら消えてしまうものなんですから。 >魚住さん(120) ・魚住1  OK。(前にもうOKだしてましたね)  でもこれは、じつはぎりぎり。  むしゃむしゃ食べる。その飾らない理由が、王子に自分を売り込むという発想がないから。ってあたりで無欲。  ただし「飾らない」ってことが強調されすぎているんで、そこがメインになってしまう可能性がかなりあります。  いざこのエピソードで小説を書いたとき(いや仮定の話ね)、よくよく気を付けて自分をしっかりもっていないと、「飾らないシンデレラ」を書くのが楽しくなってきてしまって、ここで最も重要な「無欲」のほうを忘れてしまう可能性が大いにあります。要注意。 >幽界寺さん(121)  いらっしゃい。  出したネタには、通しナンバー、振っておいてくださいね。  あとOKもらった数とかは、こちらでは数えないことにしましたので、自主管理よろしく。 ・幽界寺1  OK。 ・幽界寺2  ボツ。  2のほうは、「みてくれに騙されない真の価値を見抜く目」ですね。無欲にあらず。  1のほうは、「猫の身を心配する優しさ」の要素。2がボツで、1を通したのは、やりかたがうまかったから。  先陣を切ってダッシュをかけるシンデレラは、まわりからも読者からも、「なんて欲深なっ!」と見えるはず。それを裏切る方向にもってゆくんで、「優しさ」要素よりも、「無欲」のほうが印象としては表に残ります。  ただエピソード自体の方向は、「シンデレラは優しい」であるわけですね。王子にしたって、惚れる理由は「猫を助けてくれた優しいシンデレラ」であるわけでしょう?  うーむ。1も本当はボツにすべきなんだけど……まあご祝儀ってことで。 >梨木さん(124) ・梨木3  ボツ。 >みやびさん(125) ・みやび15  OK。 ・みやび16  ボツ。  「すこしの食事で満足するシンデレラ」ってのはたしかに無欲なんだけど、猫を探してあげるのは余分。  「困っている少年を見捨てられない」って方向が強く出過ぎ。だいたいそっちに持ってゆくにしても、「見捨てるか見捨てないか」ってことで悩むシンデレラさえ書かれていない。どっちに持ってゆくにしても、中途半端すぎ。もはやダメダメ。 >望月さん(126)  ふむふむ。  ペナルティ宣言のあとの、最初のネタ出しですね。  では見ましょう。  あとかぶったアイデアのことは、考えなくていいです。「そこまでのものだった」とあっさり諦めて気にしない、その姿勢は正しいです。  どんなに他人がアイデアを出そうとも、「自分しか考えつかない。他人と違うこの人生を送ってきた自分だからこそ、考えつけるアイデア」ってのが、探せば10個ぐらいはあるもんです。  それを知っている人は、たとえ、この課題を100万人がやることになったとしたって焦りません。100万人がアイデアを出し尽くしたあとからやったって、自分の取り分はちゃんと残ってるんですから。 ・望月26  OK。  ただしぎりぎり。  無欲はあるんだけど、「無垢」のほうが表に出過ぎ。  パーティの楽しさと大自然の美と、欲に濁った目でなく、純真な視点で比べられるシンデレラの「無垢さ」のほうがメインになってます。  王子が、「王国主催のパーティよりも雪のほうがいいのか?」と問いかけようとして、やめる。それがなかったら、きっちりとボツになっているところでしたね。 >唯野さん(127) ・唯野14  判断保留。  王子が左の席にいた理由だけど、王子が言ったまま、「猫舌」だから? そうだとしたらボツ。  ただし、王子がそこにいた理由が、「無欲」であるなら、これはOK。  つまり暖かいものを食べた方がいいに決まっているから、それを客に譲った王子ってことね。  もし後者だとしたら、それをわかるように書いておくように。「王子は自分は猫舌だからと答える。だが本当の理由は〜〜」みたいに。 ・唯野15  ボツ。  ここで書いているのは、パーティ会場にくるひとにとってはたいしたことのない「小金」を大事にしているシンデレラの「いじましさ」であって、無欲にあらず。  それでサイフを探すのをあきらめる展開に持ってゆくならともかく、結局、探し続けてるわけでしょう。  本当に諦めて、もう探さないなら、書きようによっては、もしかしたぎりぎりOKになっていたかもしれない。  あと、これたぶん、シンデレラが踊っているうちに、サイフのことなんてどうでもよくなって幸せになっちゃってるはず。 >弟切さん(129) ・弟切16  ボツ。  だいぶ厳しいボツ。  このエピソードで無欲なシンデレラを描いてないとは、いわない。  だけども、「無欲なシンデレラが手帳にサインをもらわない」ということは、これは無欲な彼女としては通常考えられるあたりまえの出来ごと。  それを生のまま出してきて、それで終わってる。  まあ王子が感心してるわけだけど……。手のかけ方がたりません。  「刺身」って料理があるよね。それは生魚をよりおいしく食べるための調理法であるわけ。生魚を、ぽんと投げ出してきて、それを料理とは呼ばない。生魚を素材に、その良さをより引き出すように手をかけてゆくから、料理と呼ぶわけ。  ペナルティはなしでOK。 ・弟切17  「強欲な貴族たちに飽き飽きしていた画家が、無欲を内に秘めたシンデレラを見初める。そして王子と引き合わせる」  ボツ。  この構図でいくなら、画家なんて不要。だいたい最後に王子にひきあわせてるのが、もう苦しすぎでもはやダメダメ。「人の欲を見抜けるメガネ」を王子がかけていたって構図で十分だし、そっちなら最後に引き合わせる必要もないわけ。  だいたい「王子がシンデレラを見初める」になっとらんわ。「信頼を置いている臣下に、すばらしい女性を紹介される王子」でしょうが、この構図は。  ヌルいわっ。  ペナルティ1。2マスもどる。  これでいま、振り出し? ・弟切18  ボツ。  たしかに無欲は描いてるんだけど、あまりにも「怪我した女の子」のほうが表に出過ぎ。  脇役を主役より目立たせてどうする。 -------------------------------------------------------------------------------- >なかのんさん(131) No.0190 投稿日 2000年12月1日(金)01時42分 投稿者 新木 伸  うーむ。そろそろ難易度アップかなぁ。  縛り強化。  ストーリーの前後に繋がりそうにないもの。つまり、あまりにも突飛なものはボツにします。  それからなかのんさんには、魔法のアイテムで説明する系に属するもの……「無欲の口」「無欲者しか乗れない雲」「人の欲が見えるメガネ」のたぐいは無条件でボツとします。他の人はそれでOKになるかもしれないけど、なかのんさんの場合はボツです。アーンド、今後その系をもし出したらペナルティ対象。ノルマ2個追加なりよ。  ……ってことで、他の人ならOKかもしれないけど、この2個はボツ。 ・なかのん10  ボツ。 ・なかのん11  ボツ。 >幽界寺さん(132) ・幽界寺3  ボツ。  これは金(宝石)でメイドに恩赦を買ってやる構図であって、「無欲」にあらず。 ・幽界寺4  ボツ。  シンデレラひとりが欲に目がくらまないのは、そんな凄まじい欲は持っていなかったということであって、それは直接的に無欲を示してはいない。  これって、逆に、継母たちの欲深さを描くのにはいいエピソードかも。 ・幽界寺5  ボツ。  これは、「みんなが幸せになってほしいと願うシンデレラ」であって、無欲にあらず。 ・幽界寺6  OK  幽界寺さんの場合、このネタがOKになった理由を、自分で上げてみること。どこがどうで「無欲」が描けているからOKだったのか。  これ課題ね。 ・幽界寺7 >魚住さん(134) ・魚住2  前にOKだしたやつですね。これは。  あら。いま改めて気づいたけど、最初に容姿端麗な10人を選んでいたのか。  流し読みだったので、全員に曲のリクエスト権があったのかと思ってしまってました。  ってことで、翻して、やっぱりこれボツね。  理由は、最初に10人を選ぶことで、シンデレラが容姿端麗だということが強調されてしまっているため。「シンデレラが美しいから」が表に出てきすぎなので、辛目の評価でボツになります。 ・魚住3  OK。  「誘ってくれただけで満足」のシンデレラは無欲なのでOK。そのあとで果汁をもってきてくれるのは「優しさ」であるけれど、はじめに読者に提示されるのは「無欲」であり、そっちの印象のほうが人の頭には強く残るものなので、これはOK。  ちなみに上の魚住2がボツになったのは、「美しさ」と「無欲」の順番が、「美しさ」が先にあったからね。 >八神さん(135) ・八神1  ボツ。  これは「欲がない」のであって、無欲にあらず。  それと、金の斧銀の斧の話って、そもそも正直な木こりが報われるコンセプトの話でしょうが。 ・八神2  これは「老人をいたわる心を持ったシンデレラ」。無欲にあらず。  だいたい王子が言ってるでしょう。「あなたみたいな優しい人は〜」みたいに。  そのあとで「〜だけでなく無欲な」って言わせてるけど、それは付け足し。作者がなんとか方向修正しようとした、その痕跡。  方向修正が必要なものなんて、はじめから使い物になりません。よってボツ。 ・八神3  OK。  でもひとつ疑問。通りがかっただけのシンデレラは、店主の能書き(魅惑の力をもった魔法の薔薇が一本だけある)ということを聞いていなかったはず。「それこそが魅惑の薔薇だ」とか言われても、シンデレラにはちんぷんかんぷんのはず。なのに話が通じているのが、かなり不思議。 >巻島さん(136) ・巻島8  OK  巻島的真実の「無欲」は、自分の欲求に素直に従うということですね。欲深な娘たちは、それ故に、欲のなんたるかを知り尽くしている。だから動けない。シンデレラは無欲であったため、素直に自分の欲求に従ったと。  これが「無欲」か、賛否両論あるかもしれませんが、私は認めましょう。 ・巻島9  ボツ。 >マサさん(137) ・マサ1  ボツ。  いたわる心をもったシンデレラであって、無欲にあらず。 ・マサ2  ボツ。  これは「金貨より踊りが優先」という価値観であって、無欲にあらず。  なにやら疲れているようですが、充実感なんて感じて満足してるんじゃありません。  今回のは、すべてボツです。  すなわち、今回のマサさんの努力は「無駄無駄無駄ムダぁ」ということです。  いまマサさんはは、「2個出して2個ボツになった」のではなくて、1個も出していないのです。  1個も出していないのに疲れている分だけ、ひょっとしたら「0個出して疲れなかった」より悪い状態かもしれません。 >幽界寺(142) ・幽界寺7  ボツ。  ……っていうか、意味不明。  コップに入れたものは、そのまま持ち帰っていいってことかな? そうだとしたら、シンデレラが水を入れたあとで、またなにか別なものを入れてもいいのでは? ・幽界寺8  ボツ。  これは王子が言っているとおり、シンデレラが「花を愛する人」ってことを描いているのであって、「無欲」にあらず。 ・幽界寺9  ボツ  シンデレラがゆっくり食べていた理由が不明。まったく焦る理由がないからのように見える。つまりべつに王子と踊りたいわけではなかったから、っていう意味で。  仮にシンデレラがいったん焦って(やはり王子と踊りたいから)、でもあまりにおいしい料理を急いで食べるのはもったいない。コックさんたちに悪い……とか思ってゆっくり食べるようであったとします。これだと、今度は別のことがメインになってしまうのでやはりボツ。  どっちにしてもボツ。  再提出不可。このネタはすっぱり忘れて、次にかかること。ただし、ボツになった理由については熟考しておくこと。 >響子さん(144)  ルール変更で、ネタかぶりはOKになりました。気にしないでいいです。  さすがにもう、私もチェックしきれないし(笑)。 ・響子2  OK ・響子3  ボツ。  争う人たちを心配そうに見ているシンデレラは、「人の心配をする優しい人」であって、無欲にあらず。 ・響子4  これは「掃除好きなシンデレラ」であって、無欲にあらず。 -------------------------------------------------------------------------------- >杉井さん(145) No.0191 投稿日 2000年12月1日(金)01時43分 投稿者 新木 伸 ・杉井1  OK。って、もう前に出してましたっけ。 ・杉井2  OK。  ……なんだけど、これはだいぶお情けOKと思うように。  幻覚を体験しちゃうと王子を見つめていられない。「王子を見たかったシンデレラ」ってことが強調されすぎ。  寿命が延びるという誰でもほしがりそうな効果を捨てたというあたりが、ぎりぎり「無欲」なためOKなりね。  あと人のネタであっても、OKかボツかの判断って、むずかしいと思いますよ。  それが可能だということは、あとはもう、自分のネタにあてはめるだけで、通過率9割は軽くいくわけですから。  それはつまり、もうこの練習の目標達成の、ほんの一歩手前にいるってことです。  だから杉井さんは、さっさとノルマ果たして、とっとと通過してくるように。 >つばくろさん(146) ・つばくろ9  ボツ。  これはシンデレラが「家事全般が得意であり、いかに愛を持っているか」というエピソードなり。 >望月さん(148) ・望月27  ボツ。  老人をいたわるシンデレラってのは、「優しい」のエピソード。無欲にあらず。宝石を自体するのは、無欲なのかもしれないけどね。  複数入れたつもりのようだけど、片方が違ってます。複数入れて片方を取り違えるってのは、読者を混乱させるばかりなので、1個しか入れないより「下」です。よってボツ。 ・望月28  OK。  「この場にいるだけで十分」と「王子を射止める機会があると知らされても、それはいらないと考える」で2個なわけですね。 >茶羽根君(149)  ねーねー、なんで「ちゃはね」なの?  茶羽根でいいでないの。 (※注:>ALL 別のネットでの知り合いで、彼はずーっと「茶羽根」だったものでして) ・茶羽根1  ボツ。 ・茶羽根2  ボツ。  他の娘が、絶対先に言ってるはず。  「意識せず口にした」というのを、どう表現して読者にアピールするつもりなのか? 具体案持ってないでしょ? ・茶羽根3  ボツ。  なんか無欲を通り越して、意固地な頑固者にしか見えない。  抽選に行けばいいでないの……と、そう思う。読者としては。 ・茶羽根4  OK。  ……ということで、ぜんぜん大丈夫ではありませんでした。  なんとか1個のみ通過。  まあ1あたりは本来、ご祝儀でOKになりそうなとこなんだけど、茶羽根君の場合はそんな軽い負荷で練習になるはずがないので、あれもボツ。これもボツ。 >唯野さん(150) 「自分が何を書こうとしていたのか――っていちばん大事なことも忘れて、思いついた面白いアイデアに夢中になって、本末転倒になってる状態です。話にならんです」  こっちはどっちかというと、西鶴君あてだったかな。  でも唯野さんも…… >1、書いている途中で、より場面を効果的に盛り上げたり動機の説得力を持たせるための設定やエピソードを思いつく。 >2、その設定やエピソードはしばしば作品の世界観に重要な変更をもたらす。 >3、となれば当然、主人公の育った環境も変更を余儀なくされる。 >4、育った環境が変更されるのだから、必然的に主人公の性格も変わってしまう。  ……なんてことを書いているので、同じミスをやってるはず。  じゃあやっぱ、唯野さんあてで、いいってことか。 「アイデアを出したこともなくて、思いついたアイデアを組みあわせることしかやったことのない輩が、「このアイデアがベストであることは、私は自分でわかっている」なんて片腹痛いことを言っているので」  これは唯野さんあてです。「なにをもってベストと判断するのか」って、例の話ね。  ここの目標である、「10個に9個は通せるようになる」を達成した人は、次かその次のステップあたりで「骨化作業」もやってもらいますよ。誰もいずれやります。肉の付いているものから、コンセプトのみを抜き出す訓練。  これやらんと、プロット作れるようになりません。  西鶴君の場合、骨化の才がありそうだったんで、まずそれから伸ばすべきかと思ってやったんですが、なんか裏目に出ちゃったみたいですね。 >魚住さん(153) ・魚住4  うーん……。  ボツ。  やっぱり撤回して、ボツ。  前半が「無欲」なんで、OKにしてもよかったんで、後半がNGでした。よく見直してみたら。  王子がシンデレラを見初める理由が、「サクラに感動しているシンデレラ」であって、これは「無垢」。「無欲」にあらず。  込められた2つの要素のうち、一個を取り違えているので、よってボツ。厳しいめのボツ。 >つばくろさん(158) ・つばくろ11  ボツ。  例によって、全部は読んでません。  なんとなく、無欲とは関係なさそうなんでボツ。 >弟切さん(160) ・弟切19  OK。  でももっと短くなるように努力してみよう。  じゃないと数書くの(出すの、じゃなく)は、大変でしょう。 ・弟切20  ボツ。  これは「食べ物のありがたみを知っているシンデレラ」なり。それと、「恐れずに大切なことを言う勇気を持っているシンデレラ」なり。ぜんぜん違うなりね。 >巻島さん(162)  おお。今回から骨化したものが付いてくるのですね。 ・巻島10  「王子と踊る権利を拒否したシンデレラ」  ボツ。  そのものずばり、これは「拒否」しただけであって、それが「無欲」を示してはいません。 ・巻島11  「宝石より王子を見ている時間を取ったシンデレラ」  ボツ。  これも骨に書かれているとおり、単に王子を見ているほうがシンデレラにとって価値があったという、それだけのこと。 ・巻島12  「王子と踊るチャンスを捨てたシンデレラ」  うん惜しい。でもボツ。  骨にすると、無欲があるように見えるんだけど、惑わされずに本質を見ると、これは無欲じゃありません。  なぜかというその理由は、この骨に書かれていない5W1Hの(WHY? なぜ?)の部分にあります。  シンデレラが「王子と踊るチャンスを捨てる」の「なぜ?」は、「独りの寂しさを知っているから」と書いてありますね。  これは「同情」、「無欲」にあらず。 ・巻島13  ボツ。  これも同上。同じ理由にてボツ。  「「なぜ?」シンデレラは王子と踊る機会を放棄したのか」のところに着目すると、理由はおのずとわかるでしょう。 >八神さん(163) ・八神4  OK。  でもこれだいぶギリギリ。料理をたくさん持っていかない理由が、「悪くなってしまうと知っている」にある。常識で考えれば簡単に思いつくようなことをシンデレラひとりだけが思いついたのは、彼女の欲が他のものほど強くなかったってことなんで、いちおうOK。それから、「人(ネズミ)のために料理持ち帰ろうとしているのだ」というあとで明かされるものとあわせて、まあ、かろうじてOK。 ・八神5  OK。 >おーたさん(164)  いらっしゃい。  でも受験に専念したほうがいいですよ〜。  いやべつにこれは、受験が大切っていってるんじゃなくて(小説家志望なら小説を書くことが最も大切なはずです)。  でも実際のところ、集中できんでしょう。受験が迫ってきていると。集中できない状態での練習って、効果は薄いです。  たぶん受験が終わっても、まだやってると思います。  この掲示板のこのシンデレラコンセプトの採点は、私がやってないかもしれませんけど。 ・おーた1  OK。 >魚住さん(169) ・魚住5  「指輪の価値なんて、思いもしなかったシンデレラは無欲なり」ってとこですね。  OK。 >唯野さん(170) ・唯野16  OK。  うん、やっぱもう出来ましたね。ネズミさんをポケットに入れて助けようとしたところで「ネズミを助ける優しいシンデレラ」に脱線しかけたところを、「王子と踊る列への呼びかけ」を入れることで元の路線に引き戻したのが見事です。本筋が「無欲を描く」であること忘れていない証拠。  ここで本筋を忘れてしまうと、ネズミさんを助けるほうに話がどんどん転がってしまう。アイデアの暴走。手に入れたばかりのおもちゃを振り回してるだけの「五ちゃい」のコドモね。  「ネズミさん」は「ネズミさん」であって、「ネズミ」とは書けない。  それは唯野さんに、「ネズミさん」と「ネズミ」は明らかに別物である、という新しい認識が備わったからです。分解能があがった証拠。 ・唯野17  うーん……。  ボツ。  無欲っていゃぁ無欲なんですが、最後にちろっと出てくるだけで、それまで延々、オークションのシーンですよ、これ小説で実際に書いたとすると。  読者的には印象薄まりすぎて、これが「無欲」のエピソードだと言われても納得できんでしょう。よってボツ。  ところで唯野さん、いま何個? あと何個? >骨肉論争 >西鶴「黙って見てろ、俺は俺の方法で受賞してみせる」 >新木「そうかよ、じゃあ勝手にしやがれ」  いや、甘い。  ぼくのやりたいコトっていうのは、「同じ視点を持つトモダチ(プロ)をひとりでも多く〜」なわけです。その観点で考えると……。  ぼくには喧嘩別れをする間際に、ひとつだけ、やれることが残されています。  呪いをかけてやるのです。 西鶴「黙って見てろ、俺は俺の方法で受賞してみせる」 新木「いや、無理ムリ。絶対無理。なれっこないって、あはははは。もお大笑い。サイコーそれって。……もしなれるっていうんなら、なってみなよ。そんときゃ謝ってやるから」  怒りって、時として、原動力になりますから。  うう。しかし我ながら、趣味悪ぅ(笑)。  あ、でもこれでプロが一人増えたとしても、友達にはなってもらえないかもしれない。しまった。 >冷たい方程式  冷たい方程式の女の子は、健気だったかな。はて。  出してくるならば、「たったひとつの冴えたやり方」あたりかと。あの娘は助かるべきだと、そう思った。本気で思った。最後を読み切るまで、助かるものだと信じて疑っていなかった。  読み終わって泣けたけど、本は床に叩きつけた。許すまじと思った。俺的不許可と、そう思った。  でもあれは原体験じゃなかったなぁ。心の中にあったもやもやしたものを、確信に変えたものではあったけど。  その「もやもや」を作った僕の原体験にあたるのが、一連の富野由悠季作品かなぁ。あのばんばん人が死ぬやつ。 -------------------------------------------------------------------------------- >西鶴君(171) No.0192 投稿日 2000年12月1日(金)01時44分 投稿者 新木 伸  これはマジで教わりたいんだけど……。  たとえばこっちを舐めてきている相手に物を教えるとき、どうしたらいいもんでしょ?  たとえば卓球で例をあげると……。  卓球のプロだとそれだけで権威があるそうなんで、「大学の卓球部でレギュラー選手をやってる」ぐらいの卓球部OBが、母校の高校の卓球部あたりにやってきたとします。  その人と試合をするならば、そりゃたしかに、高校の生徒はかなわんわけです。  でも高校生から、「なんだそんなに違わないじゃないか」と思われて舐められはじめ、なにか練習方法を提示して実行させようとしても、「その練習方法には疑問があります」とか言われて、やってさえもらえない。そんなトホホな状態。  現実にゃたくさん転がっていそうな、こんなシチュエーション。  こういうときって、どうしたらいいもんでしょう?  西鶴君なら、どうしていますか?  卓球を教えるというケースで考えた場合の答えは?  私はいま現在、「小説を書くプロ」ではあるけれど、「小説の書き方を教えるプロ」じゃないわけです。  私は物を教えるスキルに関しては、自分のエネルギーをほとんど注ぎ込んでいません。まあせいぜい、部活をやっていた頃(空手でした)と、あと8年ぐらいあったアルバイター生活のなかで、新人に仕事を教えるときに培った方法論ぐらいなもの。素人同然。  「素直な人に教える」ぐらいのことはできても、「刃向かう奴を叩き伏せてやらせる」域までは、とても達していません。  あ、でもまあ、西鶴君の場合、次に必要なプロセスは、とりあえず人のネタへのボツ出しです。これは他の10個中9個通せるようになった人と同様ですね。  なにが通って、なにが通らないか、それを見る目をもう少し研ぎ澄ませないとならない。そんな段階。  あと「西鶴さん」が「西鶴君」に変わった理由。  そりゃもちろん、「さん」付けという、人と人との付き合いで相手に払うべき基本的敬意が、西鶴君に対しては不要であると、自分の中で判断したからです。  でも「教えかた」を教わるならば、「さん」付けに戻さないとならないなぁ。 >なかのんさん(172) ・なかのん12  ボツ。  これは「庭の作りの美しさが、シンデレラにとっては金銀よりも価値があった」ということであって、無欲にあらず。 >執念とか  うむ。たまに僕も考えます。  「既存の作家」である自分が、「自分を押しのけて上がってくる予備軍」に手を貸すなんて、なにやってんだろうね俺は、とか(笑)。  論理的思考も、秘訣は執念です。  執念で論理的思考を心がけていれば、いつか慣れてきて出来るようになります。 >茶羽根君(173) ・茶羽根5  OK。 ・茶羽根6  ボツ。  12時で消える幻のドレスを本物のドレスと交換したら、それは詐欺でしょうが。 >八神さん(174) ・八神6  ボツ。  シンデレラが自分で言ってるでしょうが。「自分は踊りたいだけだ」って。  これはつまり、「踊りたかったシンデレラ」を描くエピソード。「無欲」にあらず。 >骨について  うん。  「無欲なシンデレラが王子にダンスに誘われる」ってのは、まさにその「骨」です。  そこに肉付けしてゆくという、一見逆のことを、いまやってます。  でもみんながやっていて、大量にボツを食らっています。それは肉付けすると、中に入っている骨が違っちゃっているからです。  つまり骨がなんだかよくわかっていないから、違う骨が入っていても気づかないわけです。  でもぼくは、なにが「骨」なのか、はじめから明らかにしています。「無欲なシンデレラが王子にダンスに誘われる」ってことだって。  つまりこの練習の目的は、いま扱っている「骨」は、「無欲なシンデレラが王子にダンスに誘われる」と気づくことです。  はい。一見矛盾してますね。はじめからそう言っているのに、それが目的だっていうことが。  さて、気づいたと言うことは易し。  実践して、証明してください。  八神さん、さっそく「八神6」で、骨を取り違えてますね。つまりあなたは、わかった気になっているだけで、本当にわかっているわけではないのです。それをまず、わかってください。  さぁ「ぎゃふん」と言ってから、精進するように。 >つばくろさん(175) ・つばくろ12  ボツ。 ・つばくろ13  ボツ。 ・つばくろ14  ボツ。 ・つばくろ15  ボツ。 ・つばくろ16  ボツ。 ・つばくろ17  ボツ。  論外。たわけ。  解説しないでわかるようにやりましょう。 ・つばくろ18  ボツ。  例によって、全部読んでないけど。  前にも書いたけど、以後この手のはペナルティ候補なんで気を付けるように。 >魚住さん(178) ・魚住6  ボツ。  皆の「大切=金銭的価値」と、シンデレラの「大切=だいじにされているかどうか」という対比が描かれてますね。「骨」では、そう書いてあるし、実際もそうなっている。  骨にするとそのへんが明らかになってると思うんだけど、これは「物の真の価値は価格ではなく、本人がどれだけ大切にしているかだ」ということを知っているシンデレラであって、「無欲」にあらず。 ・魚住7  うーん。  ぎりぎりOK。  っていうか、なんとなくボツにしたい気分なんだけど、ボツの明確な理由が出てこないのでOKなり。  「なんでもおねだりできる状態なのに、王子の笑顔だけで満足したシンデレラ」ってとこはたしかに無欲なんですが。なにか別の要素が、だいぶまじってるんだよなぁ。なんだろう? 「思いやり」か? >さつきさん(179)  いや、気にされずに。  時間ができたら、またいつでもどうぞ。 >杉井 「どうすればモノ書くのが速くなりますか?」 「執念です」  ああ、楽(笑)。  いやまあ、実際のところ、わしも遅筆系です。  やっぱたくさん書いて慣れるということと、あとは、書いてる最中に悩んで詰まってしまわないように、「書く前にすべて悩みきっておく」ってのもありました。でもこれって、結局執筆に掛かる前に時間がかかるだけだから、じつはトータルでは変わらないんですが。  質問の意図が違うか?  「アイデアを速く出すには?」、ってことなら、やはり「執念」かと。  だいたいは、どれだけの集中度でもって、どれだけ長い時間、考え続けられるかってことに集約されます。  激しく集中したあとに、ほっと息をぬくと(トイレとか風呂で)出てくるってこともあります。  このアイデア出しに関しては、わし、じつは得意分野なもんで、人に教えられるほどのノウハウは持ってません。アイデア出しが苦手な人のほうが、ノウハウは持っているものです。 ・杉井3  ボツ。  シンデレラが小箱を選んだ理由。よく考えるように。彼女自身が、その理由をしゃべっているでしょう? ・杉井4  ボツ。  ビンゴゲームというものを出しておいて、それが全然、生きてない。 ・杉井5  ボツ。  言い寄る男どもから逃げるシンデレラ。「不満じゃない」とか言いつつ、実際不満なんじゃないですか。これじゃ。男どもより、王子のほうが良いのでしょう? 平たくいってしまえば。 ・杉井6  ボツ。  シンデレラがコックを買って出た理由が不明。それにたぶん、明確になったとしても、それはきっと「無欲」にあらず。  杉井さん。  ちゃんと「通る」ものを出してくるように。どれが通るか、通らないか、あわてずによく考えてみれば、わかるのでは?  今回出してきた4個、本当に通ると確信して、出してきてた?  それから「王子を一目見れればいいと思って〜」路線は、以後禁止。  破ったらペナルティなりね。 >川上さんの言葉。  いや、まだ甘いかも。  受賞してデビューしたぐらいで、なんの証明ができるものですか。  相手はそれで食っているんですよ。同じように小説一本で、数年間のあいだ食っていけて、ようやく対等でしょう。  「メディアワークス主催の忘年会で、川上実より上座に座る」あたりで、ようやく証明といえるのではないでしょうか。  でもグラミー賞で、「なんだ川上実いないじゃん」ってのは、しゃれが利いてるなぁ(笑)。でもグラミー賞って、なに? -------------------------------------------------------------------------------- >むにさん No.0193 投稿日 2000年12月1日(金)01時45分 投稿者 新木 伸  うーむ。リプレイ小説のプロが聞いたら、泣くぞぅ。  実際、最低でも一名、その「リプレイ小説」で飯を食っている人、ここ覗いてますけどね……。 >鷹見さん  「もっとも合理的で美しい道は一本」  うんうん。そうそう。それそれ。  その一本の道を見つけだす方法は無数にあるのでしょう。  僕が見つけたひとつの方法が、「事前にプロットを立てて検討する」であったわけです。  もちろんそれが唯一でもないし、ベストではないかもしれない。  でもその方法論を実現するためのテクニックは、他の手法にもだいぶ利用できるものです。  方法論を自力開発するときに、役に立つかも知れません。  また、すべてを丸ごといただいちゃって、方法論を自力で探す手間を100パーセント省いてしまってもいい。  大事なのは、「一本の道を見つけだす方法を獲得する」ことであって、それを自力開発することじゃないんですよね。 >西鶴君  うん。「骨」と「肉付き骨」の解釈は、OKと思います。  こちらの想定と、ほぼ同じ。  あと骨化したものも、OKです。  ぼくがやっても、こんな感じになるかな。 ・男たちから富をエサにダンスに誘われるシンデレラ。 ・シンデレラ、ことごとく断る。 ・金の話を出さなかった王子の誘いのみ受けるシンデレラ。そもそもシンデレラは踊りたいだけであり、金を持ち出されても断るしかなかったのだ。  「骨」は構図、要約、論理のみで成り立つもの。  「肉付き骨」は、上記に「雰囲気」みたいなものまで入っているもの。雰囲気を加えるために、描写するときのアプローチの方向性やら、台詞などが入ることがある。  ……って定義になるかな。  たぶん共通理解に達してると思いますよ。  八神さんのほかの部分の質問の意図は、つまり、前に西鶴君が書いた「あれ」ではないかと。 >(しかし、こういったことをどうして新木さんは教えないのだろう。ミスどころではなく、暴投している人が何人もいたのだから、伝わっていないことは明白なのに。意図的に伝えないようにしていたのかな。)  ↑これこれ。  八神さんは気づきはじめている段階で、西鶴君と同じ疑問を抱えているのだと、私はそう読みました。  もちろん間違っているかもしれませんが。 >弟切さん(186)  「誠実」かぁ。  それも定義が曖昧な言葉ですね。  次の2階ネタは、それにしようかなぁ。「誠実なシンデレラが王子に見初められるエピソード」とか(笑)。  ちなみに2階は、ようようのことで1階を突破した人が行く場所です。  「10個に9個は通す」を実践した人には、その階は飛ばして、別の階が待ってます。 ・弟切21  ボツ。  これは「他人をかばうシンデレラ」なりよ。そっちのほうが目立ちすぎ。最後に申し訳ていどに「無欲」を込めても、もう手遅れ。 >八神さん(187)  プロットが「骨」で、雰囲気を加えて膨らませたものが「肉付き骨」ならば、テーマっていうのは……。  テーマっていうのは、すべてを組み合わせたその「美しき獣」自体のコンセプトにあたります。  たとえばチータって、いますよね。  あれは「どの生き物よりも速く走る」というコンセプトに基づいて進化した結果の姿です。そのためにはこういう骨格が必要であって、こういうふうに筋肉がついていなければならず……なんて、部分部分をみれば、そうなるわけです。  プロットっていう手法は……。  「速く走る獣を作ろう」と創造の神(作者ね)が考えたときに、それを間違いなく実現するひとつの方法です。  作りながら考えるとき、ここの部分の「骨」は、これこれこういう理由にて速く走ることに貢献しているよって、この骨は間違っていない。こっちの「骨」はどうだ?  ……とか。すべてをコンセプトに照らし合わせて考えていけるわけです。  そこでたとえば、「ここに羽根をはやしてみたら面白いんじゃないか?」とか、「光線を吐いたら面白かろう」とか神が思いついたとしても、「いやいや、これは速く走る生き物であるのだから、それは違う。違うはずなのだ、きっと。そのアイデアは捨ててしまよう、わし自身が脱線しそうで危ないからな」と判断するためのよりどころになります。プロットがあったなら。  全体をみるのではなくて、足の先の形状とか、そういう細かい部分を考えるときなんかにも使えますね。プロットという手法は。  たとえば「第一章」だけを取り出して考えるとき……。  動物でなら、足の先の形状だけを考えるとき。  馬のように一本指だけで蹄を作るか、3本指で接地させるのか……。  「どれが面白かろう?」ってことじゃなくて、「どれが速く走るためにベストだろうか?」と考えればよいわけです。獣のコンセプトが決まっているならばね。  判断する項目がひとつでいいので、楽です。速いです。判断時間の効率化ができます。ひとつの話を作りあげるのに要する時間とコストが短縮できます。  それがプロットの効用です。 -------------------------------------------------------------------------------- 久々にきました。よろしくお願いします。 No.0194 投稿日 2000年12月1日(金)02時49分 投稿者 はちぼく ようやく学校のほうが一区切り。長かった。 それでは最初の結果がでてないんで不安な第二段。 その四  舞踏会は仮面舞踏会であった。顔が見えないので誰が誰かはよく分からない。  女は豪華な服を着た青年が王子であろうと押し寄せている。  やや貧相な(といって安くはない)服装をした男、これが王子なのだが、数人ダンスに誘うが服装のせいで侮られて断られている。  シンデレラの所に。シンデレラは誘いをうける。  ダンスをしながら話すうちにシンデレラを見初める。 その五  舞踏会の席で「永遠に役立ち続ける物と、今宵一晩しか役に立たない物どちらいい」と質問される。  他の人間は永遠の方を選ぶ。シンデレラは今宵限りの方を。  「永遠に役立ち続ける物など無い。あなたに今宵限りしか役に立たない王子とのダンス権を与えましょう」 その六  舞踏会。シンデレラは王子が気になる、でもただ見ているだけ。  その時、王子の頭上にシャンデリアが落ちてくる。皆我が身かわいさに逃げる。  シンデレラ、自分はどうなってもいいと王子を助けに。  魔法使いがドレスにノリでつけた補助機能、緊急時肉体強化機能でシャンデリアを受け止めてしまう。  「素敵でパワフルなあなた。ぜひ一曲私と踊って下さい」 六が微妙な上にややふざけてますけど、自分がどうなってもいいってところは、自分を無闇にかわいがるような欲はないってな具合になるんではないかと思いますけど、どうでしょう? -------------------------------------------------------------------------------- いや、 No.0195 投稿日 2000年12月1日(金)02時57分 投稿者 はちぼく なんか、一通り別の所に行ったりしてその後投稿したら新木さんと行き違ってしまいました。 肝心なところまで消しちゃってます。> まだ無理に骨にして提出しないでもいいですよ。> 普通にネタだけ書こうと思うとこうなてしまうんで、欠点なんでしょうね、きっと。直すべく次回から気をつけます。 -------------------------------------------------------------------------------- >はちぼくさん(194) No.0196 投稿日 2000年12月1日(金)06時21分 投稿者 新木 伸 ・はちぼく4  ボツ。  王子を積極的に探さなかったってあたりで「無欲」を描こうとしているんだろうけど、このケースで王子がシンデレラと踊ることになるのって、単なる偶然の結果です。必然にあらず。  貧相な服を着た青年じゃなくて、豪華な服を着た青年が先に声をかけていたとしたら、シンデレラはやはり踊っていたわけでしょう? ・はちぼく5  ボツ。 ・はちぼく6  ボツ。  子供が道に飛び出したとして、車の惹かれそうになったところを、男の人が我が身を振り返らずに飛びこんでいって、救ったとしましょう。  それを見た通行人たちが、なんと言って彼を褒め称えるか。「勇敢だなぁ」とか、言わない? 「無欲だなぁ」なんて、出てくる? 通行人の口から。 -------------------------------------------------------------------------------- とりあえず、レスとか No.0197 投稿日 2000年12月1日(金)07時48分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。とりあえず、私はまだ書いていて楽しい段 階ですので。ガンプラをそのまま創るより、スコープドッグのラン チャーやドラグナーの主翼を付けたりする方が楽しいワケです。上 手いヒトの創作物をそのまま、流用・模倣する事でより高度な技術 を理解できたりする場合もあるし。私自身は見た目程ふざけていま せん。でも良く誤解される(笑) ●採点結果  うっわー、全滅。一生懸命考えたのに。むっちゃ、腹立ちます。 でも「たわけ」はいい響きだな。ちょっち、ステイタスになりまし た。  んで、良く考えたら私シンデレラの話読んだこと無いんですよね。 「玉の輿の話だ」ってだけで。私の知ってるシンデレラって、アニ メや漫画で安直にパロられた話なワケで、それこそがシンデレラな ワケです。いかにパロるかが、話の広がりなワケでその辺に意識の ズレがあるようです。そういうワケで本当のシンデレラを知らない と駄目だなぁと実感しました。ところで、シンデレラって中国のお とぎ話をパクって創ったて知ってる? ●登山の話  よく例えにされるんだけど、登山とハイキングは良く混同される なぁと思う、今日この頃。 -------------------------------------------------------------------------------- 振り出しに戻る(;_;) No.0198 投稿日 2000年12月1日(金)10時01分 投稿者 弟切 千隼 ペナルティで四つ追加されて振り出しに戻り、 その後一つだけOKをいただいたので、あと九つ ですね。 知恵熱を出しつつネタ出し行きます。 その二十二。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・舞踏会の会場入口。次々にやってくる客たち のうち、王子のお妃の地位を狙う若い娘たちは 、受付の際にみな城の使用人に何がしかの金品 を握らせる。これで王子にうまいこと取り次い でもらおうという訳だ。しかしシンデレラだけ は、そんなことは考えもせず、城の使用人に何 も渡さない。 ・舞踏会の会場。王子の回りは、玉の輿を狙う 若い女性でいっぱいである。シンデレラはその 群れに加わらず、壁の花となっている。彼女は 舞踏会に来られただけで満足で、王子に声をか けようなどとは思いもしない。 ・ところが、並みいる女性たちを押しのけて王 子がシンデレラに近づき、声をかける。「私と 踊っていただけませんか?」欲深い女たちにう んざりしていた王子は、若い女性客の中でただ 一人「付け届け」をしなかったシンデレラを探 していたのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 今回はなるべく短くしてみました。 -------------------------------------------------------------------------------- ちょっと方向修正 No.0199 投稿日 2000年12月1日(金)10時15分 投稿者 魚住雅則 >新木さん とりあえずOK10個出てから質問しようと思ってたんですが、僕が勘違いしていた部分があるようなので質問させてください。 ・無欲のパターンを変えていく必要があるのか? 4番以降のネタは一応意図的に無欲のパターン変えてます。上手く表現出来てませんが4番、意識はするがなんでもないものをみて欲を忘れてしまう(欲は彼女のなかでの優先順位が低い)。5番、そもそも価値には気が回らないシンデレラ。6番、宝物という言葉にひっかからなかったシンデレラ。(欲に目がくらまない)7番、他人の楽しそうな姿で満足なシンデレラ。(見てるだけでも幸せ) これに、放棄と譲るを一つずつ足していこうと思ってたんですが、一つのパターンに一つのネタでなくてもいいですか?  ・無欲を表し、それが王子様に見初められる理由であること以外は必要ないか? 2番の10人を選び出すという部分は、全員がリクエストしたら舞踏会の時間かかるだろうなーという理由ですが、無欲の印象が薄くなる場合は、「骨付き肉」にも付けたらだめですか? >西鶴さん ご指摘ありがとうございます。これからは上に書いていきますね。  -------------------------------------------------------------------------------- No.0200 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- すみません。 No.0201 投稿日 2000年12月1日(金)10時34分 投稿者 魚住雅則 もう一回読み返してて思ったんですが、10人を選び出す基準を美しさではなく、くじ引きとか、それ単体ではたいして意味のないものにしてればOKだったのかな。で、そういう「あ、これ入れたら無欲の印象薄くなってダメだわコリャ」というのに気づくためにプロット(骨)ですか。 -------------------------------------------------------------------------------- Never say never again No.0202 投稿日 2000年12月1日(金)11時55分 投稿者 唯野教授 「ボツ出し」ですか。合否判定ではなく。 確かに言葉通りボツ連発ですけど……。 >ところで唯野さん、いま何個? あと何個? OKが七個、再提出可が一個、判断保留が一個です。 >冷たい方程式   健気ですよ〜、なにしろ密航してきた理由が「お兄さんに逢いたいから」ですから、お兄ちゃん属性を持つ人にはタマランでしょう。 てな冗談はさておき、あれは「たとえ物理法則を曲げようとも」っていう部分を踏まえた発言だったわけです。「冷たい方程式」のテーマは「物理法則を改変することは絶対にできない」でしたから。 あと、「たったひとつの冴えたやり方」で女の子が助かっちゃうのは、「フランダースの犬」でネロたちが生き返っちゃうのと同じで、実際やられたらしらけるんじゃないか、と思うのです。この辺りは趣味嗜好の問題ですが。そういえば、「ブラッドジャケット」も「健気な女の子が助からない話」だなあ。 で、本題。 すいません、離脱します。 私も受験生なのですが、さすがに余裕無くなってきました。ここに通ってスキルアップを優先したいところですが、二浪したら親に殺されます。死後にデビューした人はどうやらいないらしいので(俺がその最初の人になる! というのも考えましたけど)、こちらを犠牲にせざるを得ません。 っていうか、最初にプロットの話持ちかけた時は二週間も続くなんて思ってなかったんですよ。だいたいからして、 >移転あたりをきっかけに、課題出したり(っても一時間ぐらいでできるようなもんですが) って言葉はどうなったんですか! 裏切ったな、僕の気持ちを裏切ったな、父さんと同じに裏切ったんだ!(やば、ネタ古いわ)。 それはさておき。 これまではこの課題も、前に書いたように隙間時間を使ってやってたんですが、それがかなり辛くなってきたのです。頭が休まる時間が無いわけですから。 さらに、ネタ被り防止の為に他の人のを含めて膨大な過去ログをチェックしなきゃいけないんですが、これは隙間時間にできない上に、かかる時間が馬鹿になりません。 そういうわけで、十二月に入ったのが丁度いい区切りということで、離脱を決めました。 もし、国立二次前期試験の終わる二月下旬まで続いていたら、また参加するはずです。 では、これまでの無償の御指導まことにありがとうございました。中途退出する無礼をお許し下さい。この大恩を無駄にしない為にも、見事合格し作家修行に全力投球できるよう奮励努力する所存です。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0203 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 補足と確認 No.0204 投稿日 2000年12月1日(金)14時45分 投稿者 魚住雅則 ええと、とりあえず今現在までで理解した(と思われる)部分をまとめます。 自分の中にあるモヤモヤしたものをはっきりさせておきたいという事と、勘違いしたままだとマズイから今のうちに確認しときたいという理由です。 だから何回もそう言ってんだろが! と怒られそうな部分もありますが…… ・コンセプトを取り違えないこと(自分にも読み手にも) もっとも大事なのは無欲であるシンデレラが王子に見初められるということ。(出会いのシーンでの)全てのエピソードはそれを表す為になくてはならない(少なくとも骨の段階では)。読み手の印象を変えてしまうような余計なエピソード、コンセプトそのものが変わってしまうようなエピソードは厳禁。 ・骨 コンセプトをどれだけ有効に表現できているか(最重要)、気づかない内に付け足してしまったコンセプト無視なエピソード、無欲を表すには関係ないエピソードなどを、ぱっと見て解るようにするもの。で、綺麗に無駄なくエピソードを配置できていたら、肉つき骨の段階でエピソードのコンセプトを変えない範囲での微調整を施す。(より無欲を印象づけるための仕掛けや、趣向の範囲でねずみさんを出してみたり)骨がしっかり出来ていれば、これは印象変えてしまうな、とかすぐ解る。慣れるといきなり骨から発想できるようになる。 ・今回の課題 今やっているのは「面白い話を書くこと」ではなくて「面白い話を書くために必要なこと」なので、エピソード自体に過度な演出は不要。というか今の実力でそれをやろうとすると「無欲」が薄れたり、「無欲」から外れてしまったりする。もちろん実力があれば面白くてなおかつ無欲を強烈に印象付けるエピソードが出せる。 -------------------------------------------------------------------------------- 1/2か……ぎゃふん。 No.0205 投稿日 2000年12月1日(金)15時53分 投稿者 八神伽羅 心持ち肥大気味だったプライドが見事にへし折れたところで、心機一転して次行きます。 しかし、「無欲」って難しいですね。6(富よりダンスが大事なシンデレラ)なんかは、自分では欲がないと思っていたんですが、単に価値観が他と違うだけだったわけですし。うさぎの絵を描いているつもりが端から見れば猫、というところでしょうか。あぁ恥ずかしい。 >新木さん テーマとプロットについて、詳しい解説ありがとうございました。 プロットについて「あれば便利」程度の認識しかしないで、「目的地の場所は分かってるし、このまま行っても大丈夫だろうけどまぁ大雑把に地図でも書いとくか」くらいに思っていた自分がいかに甘甘だったかがよぉく分かりました。 で、結局いい加減な地図で道に迷って、全然違う場所へたどりつき、それでもなお「次回はがんばろう」で片付けていた私。駄目駄目ですね。 早く正しい地図の書き方を覚えて、目指す場所にたどり着けるようがんばります。 と、いうわけで以下、ネタです。 八神7 舞踏会の席上、来賓の魔法使いが「くじ引きを行って当たった者全員に、欲しいものを一つだけ与えてやろう」と言い出す。 当たりくじを引くシンデレラ。が、彼女は病気の母親の薬代がなくて困っている給仕の娘にくじをあっさりとあげてしまう。 一部始終を見ていた王子、貴女には欲がないのかと尋ねる。 「まさか。欲しいものはたくさんありますわ。でも、それは私が努力していればいつか手に入るものがほとんどなんです。あの方は今すぐ薬が必要なのですから、そちらの方が大切でしょう?」 王子、惚れてダンスに誘う。 八神8 欲深な女性を王子の結婚相手にするわけにはいかない、と王は一計を案じる。 舞踏会に来た女性を、一人一人こっそりと呼びだし、「王子はあなたを気に入った。そこであなただけに特別に、結納金として好きなだけ金貨を与えよう。いくら欲しい?」と尋ねる。 全員が相当額を口にする中、シンデレラはほんの少しの金額しか欲しがらない。 なにに使うのかと訪ねると、ネズミの餌代と継母達へのプレゼント、そして新しい洋服を一着欲しいとのこと。呆気に取られ、他に欲しいものはないのかと聞いても、あとは想像もつかないという返事。 この話を父から聞いた王子は感心して彼女を捜し、ダンスに誘う。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 2/13 No.0206 投稿日 2000年12月1日(金)17時56分 投稿者 巻島翔史 どーも。巻島です。 しかし俺OK率最悪。大豊の打率以下やん(笑) まあボツの理由はだいたいわかるんですけどね。 ようするに 「無欲のエピソードはあるけど、他のエピソードの方が印象が強すぎる」 ということもあるんでしょうなぁ。 まるっきり違う話になっちゃってるからボツ、というのもあるんでしょうけど。 しかし「ボツ」は怖いですね。 即ちそれは労働時間の否定。 「お前のやってること無駄無駄無駄ァ!!」って感じ。 いやあ、怖い。 何だか急に「これはボツになるな」というのが わかってきてしまって、アイデアが出せなくなってしまいました。 ……今までパソコンに座ってそれから即興で考えていたからなあ。 そりゃ率も低いだろうよ。 14発目 ・会場内に、王子が登場しました。 ・しかし、皆、王子の風格よりその衣装の豪華さを言い合っています。 ・そして、自分がこの舞踏会で気に入られ、王妃になったらどれだけ豪勢な生活がしたいかを話し合っていました。 ・やがて、王子は娘達一人一人と順番に踊っていきました。 ・去り際に王子は娘に宝石を渡します。娘達は喜びはしゃぎ、なかにはその宝石の大きさをめぐって喧嘩する者まで出る始末。 ・シンデレラが王子と踊る番になりました。嬉しさのあまり赤面していました。 ・やがて踊りも終わり、王子は宝石を渡そうとしましたが、彼女は拒否しました。 ・「どうして? 踊る前にあれほど喜びが顔からあふれていたというのに」と王子。 ・「私は王子様と踊るのが嬉しかったのです。それで赤面してしまって……」と恥ずかしそうにシンデレラ。 ・新鮮さを覚えた王子は彼女に好意を抱きました。 (王子に会えたことを喜んでいるシンデレラ) これって、順序的には、一番下の()部分から考えていくのが 正しいんですよね? ……そうでないと、はなっから「無欲」のない話をやっちゃう可能性もありますから。 ところで、俺自身が、自主的に自分に対してやっている縛りが一つあります。 「無欲、欲がないといった(直接的な)言葉を使わない」 ということです。 これって意味・効果はありますか? -------------------------------------------------------------------------------- No.0207 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.0208 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- まだまだ頑張ります! No.0209 投稿日 2000年12月1日(金)18時54分 投稿者 おーた こんにちわ。ペースとろいですがとりあえずもう一つ。 いよいよ両立が難しくなってきた・・・と思うまで受験もこっちも頑張っていこうと思います。 その2。  舞踏会のお色直しにて。  新しいドレスやアクセサリー、何しろ王宮内なので素晴らしいものがいっぱい。しかもその日はそれが自由に貸し出されることになる。  目の色を変えてより美しいものを借りようとする女性たち。  シンデレラの衣装は魔法使いが出してくれた素晴らしいもの。しかしそれでも、王宮のドレスにはかなわない。  ちらりと鏡を見るシンデレラ。 「私には魔法使いさんの出してくださったこのドレスがあるわ」  彼女は鏡の前で笑うと、ドレスやアクセサリーの争奪戦に加わらずにホールへと出る。  ホールには王子様とシンデレラだけ。他の女性たちはまだ戻ってこない。そこで、二人は踊ることになる。  こげんなものでしょうか? -------------------------------------------------------------------------------- 続き No.0210 投稿日 2000年12月1日(金)18時54分 投稿者 魚住雅則 無欲なシンデレラと、そんなシンデレラに惹かれる王子の基本を押さえたつもりのネタです。 8番 骨 ・舞踏会に着いたシンデレラ。舞踏会に来れた喜びで満足。 ・舞踏会など当たり前の王子、そんなシンデレラの様子に興味を持つ。 ・最高の思い出だと語るシンデレラに他にも良いことがあるかも知れないと言うと。シンデレラ、すぐには思いつかず、あともう一つだけという感じで王子様を一目だけでも見てみたいと言う。王子惹かれる。 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。見るもの聞くもの全てが新鮮で夢のよう。 ・毎日毎日豪華な舞踏会に参加して少々うんざりの王子、今日も彼の周りに集まってくるのは自分を売り込もうと愛嬌を振りまく娘ばかり。そんな中、会場をキョロキョロと歩きながら、とても楽しそうにしているシンデレラを見つける。 ・王子、何か面白いことでもあるのかと声を掛けてみる。「どうしました? 何か良いことでも?」 ・シンデレラ、王子とは気づかずに「はい、私、こんなに素敵な場所に来れたの初めてでもう嬉しくって。人生最高の日です」 ・王子、「ははは、そんなに喜んで貰えて光栄です。でも、人生もっと良いことがこれからあるかも知れませんよ」王子にとっては舞踏会など当たり前のこと。シンデレラの感想に興味を持つ。 ・「うーん、そうですか? 今より嬉しいことってあるかな?」しばし考えこむシンデレラ。「ああ! ありました!」 ・王子、「ほう、何ですか?」 ・シンデレラ、「あの、出来たら、王子さまを一目見てみたいです……。 あはは、いくらなんでも欲ばりすぎですね私」 ・王子シンデレラに惹かれる。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0211 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 緊張してます。 No.0212 投稿日 2000年12月1日(金)19時22分 投稿者 西沢杏子 はじめまして、西沢杏子ともうします。 かなり緊張しております。 このように、自分の書いたものに、アドバイスがもらえる場というのはとても貴重ですね。 わたしも、下手を承知で参加してみたくなりました。 無欲なシンデレラが、王子にダンスに誘われる」を骨として、 それに肉付けをしていく、というものですね。 その……とても変な質問だとは思いますが、わたしには、 「無欲」というものがうまく理解できません。 みなさんは普通にわかっていらっしゃるようなのですが……。 なぜ、シンデレラが「無欲」なのか。 普通、若い娘なら、欲しいものや、やりたいことがいっぱいあるのではないか、 と思うのです。 完全な「無欲」って、いったい何なのでしょうか。 どんな人間が「無欲」になるのでしょうか。 なぜ、こき使われているシンデレラが無欲になれるのでしょうか……。 うう、よくわかりません。わたしの心が貧しいからでしょうか。 そこで、わたしなりにねじ曲がった解釈をしてみました。 すなわち「無欲=そのことに興味がない」。 ……違うでしょうか? 自分でもなにか違う気がしますので、批判されてもしかたないです……(泣) とりあえず、その前提で書いてみました。 西沢1  今でこそ継母たちにこき使われているシンデレラではあったが、かつてはお嬢様で贅沢放題の日々を送っていた。  彼女は、実のところきらびやかな生活には飽き飽きしていたので、現在の生活にも特に不満はない。  魔女がうるさいので(おそらくおせっかい)、仕方なく舞踏会にやってきた。  城に馬車が着いても、彼女はカボチャの馬車を降りず、座ったままであたりの景色をぼーっと眺めている内に居眠りをしてしまった。舞踏会など、かつて行きまくっていたので、 興味がなかった。  シンデレラが降りないので、御者(元がネズミだかトカゲなので思考能力がない)は その場でずっと馬車を止めたままである。  参加者は馬車に乗ってやってくるため、あとがつかえだしてしまった。  ほかの馬車の人々にどなられるが、御者もぼーっとしたまま(元が…以下同文)。  シンデレラも寝ている。  王子は、花嫁選びの宴の熱気にうんざりして、夜風をあびに外へと出てきた。  すごい騒ぎがおきていることに気がつき、よっていくと、その騒ぎの中心に見たこともないカボチャの馬車がある。あまりの不思議さに(カボチャの馬車って珍しいと思います)、王子は騒ぎの中へと歩み寄っていった。  馬車の中では、ひとりの美少女が眠っていた。王子は一目で恋に落ちる。  王子がよってきたので、人々は静まりかえり、その異常な静けさになにかを察したシンデレラは目をさまし、窓の外を見ると、王子がにっこりと笑いかけてくる。  「美しい眠り姫、わたしと踊っていただけないでしょうか?」 国家権力に逆らうと危険なので、仕方なくシンデレラは踊った。 ……なんか、これじゃ「はた迷惑なシンデレラ」ですか…? う〜ん。 とりあえずもうひとつ。 西沢2 (出だしは同じ)今でこそ継母たちにこき使われているシンデレラではあったが、かつてはお嬢様で贅沢放題の日々を送っていた。  彼女は、実のところきらびやかな生活には飽き飽きしていたので、現在の生活にも特に不満はない。  魔女がうるさいので(おそらくおせっかい)、仕方なく舞踏会にやってきた。  馬車が城につき、止まりそうになると、シンデレラは御者に声をかけた。 「そのへんを軽く流してくれる?」  彼女は舞踏会にも、ドレスにも、豪華な食事にも、もう飽きていたため、 城には行かず、適当にあたりを走りつづけ、12時まで時間をつぶそうとしていた。  が、しばらく城の周辺を走り回っていると(城は巨大なので円周?も大きいため時間がつぶせる)、どこからともなくすごい勢いで馬車が走ってきて、カボチャの馬車に接触し、相手は転倒してしまう。(ちなみに、これは相手の方に責任がある)  シンデレラはさすがにやばいと思い、馬車を降りて様子を見に行くと、乗っていた人物は馬車の下敷きになって意識を失っている。  実は彼こそ王子であり、花嫁えらびをせっつかれていやいや舞踏会に出たものの、好みの女性がいなかったので城をこっそり抜け出したのである。(おそらく、浅はかな性格)  王子とは気がつかないまま彼と、その御者を馬車から助けだし、安全な場所に横たえると(気絶中)、シンデレラは近所に助けをよびにいき、そのまま立ち去る。  身なりがいいため、恩を着せて金品をせびることもできたが、彼女はそうはしなかった。  数分後、民家?のベッドで目を覚ました王子は、シンデレラを捜し出す。  意識がないかとおもいきや、実は夢うつつ状態でシンデレラを見ており、「あの美しさ、あの名も告げずに去る心意気。彼女こそ、運命の人だ」と感じていたのだ。  12時前であったため、シンデレラはまだ馬車で走り回っていた。  カボチャの馬車を発見した王子(意識朦朧時にカボチャを確認していた)は、それを止めさせ、シンデレラに声をかける。 「あなたこそ、わたしの探し求めていたひとだ。わたしは実はこの国の王子です、どうか、わたしと城の舞踏会に行き、一曲だけでも踊ってくださいませんか」  シンデレラがひまなのは、何時間も同じところをぐるぐる回っているところからばればれである。  国家権力に逆らうわけには行かないので、しかたなくシンデレラは踊った。  王子は幸いにしてかすり傷だったようである。 すみません。こんなへんなのしか思いつきませんでした。 ……つっこみどころがいっぱいあると思いますが、どうかよろしくお願いいたします。 -------------------------------------------------------------------------------- 離脱者続出ですね No.0213 投稿日 2000年12月1日(金)20時13分 投稿者 弟切 千隼 西鶴さんに続き、唯野さんも離脱ですか。まあ 受験では仕方ありませんよね。七つまでOKが出 ていたのに、惜しいですね。 唯野さんといいさつきさんといい、ここには受 験生の方が多いんですね。そういえば京路さん もそうじゃありませんでしたっけ?受験の方は 大丈夫ですか、京路さん? はるか昔に大学受験を終えた年寄りとしまして は、中途離脱者の方々の無念を晴らすためにも 踏ん張らなければいけませんね。知恵熱ごとき に負けていられません。 その二十三。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・華やかな舞踏会の会場。広いテーブルの上に 御馳走が並べられている。その一角にテーブル と同じくらいの大きさの巨大なケーキがあり、 「御自由に切ってお食べ下さい。但し皆さまに 行き渡りますように、一人一切れに限ります」 と注意書きがある。甘い物が好きな娘たちはケ ーキに群がり、できるだけたくさん食べようと 、みな皿に載りきれないほど大きくケーキを切 って持ってゆく。 ・そんな中でシンデレラだけは、ほんの小さな 一切れを皿に載せて食べている。娘たちの様子 を見ていた王子がシンデレラに問う。「なぜそ んなに小さく自分の分のケーキを切ったのか? ケーキがあまり好きではないのか?」 ・シンデレラは答える。「いいえ、そうではあ りません。大きく切ってしまっては、他の方の 分が減ってしまうではありませんか。私はこれ で充分です」。王子は感心して彼女を踊りに誘 う。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その二十四。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・かぼちゃの馬車とねずみの馬で舞踏会の会場 の城に着いたシンデレラ。ところが同じように 舞踏会にやってきた人々の馬車で、城の周辺は 大渋滞しており、駐車場に入るのを待つ馬車の 列ができている。シンデレラは後から来た人々 に駐車場待ちの順番を譲ってしまい、彼女の番 が来た時にはもはや城の駐車場には馬車を止め る空間がない。シンデレラは「私の馬車はあそ こでいいです」と城の裏手の荒れ地を示し、そ こに馬車を止めて舞踏会の会場に入る。 ・ところが、荒れ地から歩いてきたのでシンデ レラの靴は泥だらけになってしまい、泥の足跡 を舞踏会の会場に残して、会場の失笑を買う。 シンデレラもそれに気付き、舞踏会の雰囲気を 味わえただけで満足して、これ以上会場を汚さ ないように帰ろうとする。 ・そこへ、雰囲気がおかしいのに気付いた王子 がやって来てシンデレラに問う。「どうなさっ たのですか、そんなにお足許が汚れて?」シン デレラは正直に経緯を話し、会場を汚してしま ったことを詫びて、もう帰りますと告げる。「 こんな華やかな舞踏会に来て、一目王子さまに お会いできただけで満足です」とシンデレラは 言う。王子は応える。「いや、それは招待した 私たちのミスです。まずは控え室においでにな って汚れをぬぐっていただいて、その後はぜひ 私と踊って下さい」。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 錆びた脳味噌で課題に挑む弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- てけてけ No.0214 投稿日 2000年12月1日(金)21時04分 投稿者 新木 伸 >弟切さん(198) ・弟切22  OK  「付け届きをするなんて思いもよらなかったシンデレラ」ですね。 >魚住さん(199)  無欲のパターンですが、そこまで理解している魚住さんには、「同じパターン禁止」ってやってもいいかも(笑)。たかだか10個ですし。  混乱しちゃったかな。人によって、難易度は意図的に変えてあります。  「無欲」要素が少しでも入っていればOKのときもあれば、「無欲」要素以外のものがメインになっているとNGの場合とかもあります。またみやびさんとか、「このパターン禁止」とかで縛りが増えている人もいます。  魚住さんの場合、なるべく、同じパターンは出さないように。  また仕方なく同じパターンで来るときも、見た目と「食感」を変えて、ぼくに同じパターンだと悟らせないように。同じパターンであることが鼻につくようだったら、魚住さんの場合は、ボツにすることにしましょう。  あと2番のネタですが、重要なところだけを残し、あとをすべて消して最小構成要素の骨にするなら、こんな感じかな。 ・女性一人一人と踊ってくれる王子。女性は各自の好きな音楽をリクエストできる。 ・娘たちはこぞってムーディな音楽をリクエスト。王子と密着しようとする。 ・最後はシンデレラ。彼女のリクエストしたのは、皆と違って明るく楽しい曲。 ・他の娘たちと違うシンデレラに、新鮮な感動を覚える王子。  なんで魚住さんが、なんで10人を選ぶことにこだわったのか、よくわからんです。  どうせ実際に書くときは、10人だって踊るシーンを全部書くわけにはいかんでしょう? せいぜい2〜3人で、あとは、はしょってシンデレラの番になるはず。  なら全員と踊ったことにしちゃっても、同じじゃないかなぁ。あ、全員っていったって、本当に女性の全員じゃなくて、お后候補になりそうな若い未婚の女性に限るわけだから、そんなに数はいないはずだけど。  あとですね。  魚住さんは、まだプロットってものを軽く見てるかなぁ。  プロットにおいて「10人を選ぶ」と書いてあったなら、それは「10人選ばなければならない必然がある」ってことになるんです。あの場合だと、容姿の端麗さを基準に、10人を選ぶ必然性ね。  つまり、あれが書いてあっちゃうと、「美しい娘たちのなかでいちばん無欲だったシンデレラ」に王子が惹かれるエピソードになっちゃうわけ。作者の元々の意図に関わらず、読み手にはそう伝わります。もちろん、あれをもとに書き上げられた小説を読んだ読者にだって、そう伝わります。  作者としては、「無欲」だけを表現するつもりだったのに、「美しく無欲」になっちゃったわけ。脱線しちゃってますね。  ……で、お察しの通り、プロットってのは、それをチェックしやすくするための道具です。  骨にしちゃえば、「美しい娘たちを10人選び〜」なんて必然的に入ってくるわけなんで、そこで作者自身が、「おや?」って気づくわけです。  んでもって、くじ引きという路線に持っていった場合――。  いいところに気づいたんですが、まだそれでもNGです。  「美しさ」よりは印象は薄いけど、今度は「ラッキーだった」みたいな要素が入ってきませんか?  もしそれをやるんだったら、「舞踏会をあまり楽しんでいられないように見えた女性で10人」だったら、よかったかも。  シンデレラとしては充分楽しんでいたんだけど、料理を取るにしてもなににしても控えめなシンデレラは、傍目からは楽しんでいないように見えていた。だから10人に選ばれた。  これなら10人を選ぶ理由として、「無欲」なシンデレラは必然として入ってくるでしょ。この10人を選ぶエピソードで、まずちょっとだけ「無欲」を表現。そのあとの「リクエストした曲」のほうでも、「無欲」をしっかりと表現。  ダブルパンチで相乗効果を狙います。  2個入っているほうが、1個しか入っていないエピソードより優れているのは、考えるまでもなく明らかですね。 -------------------------------------------------------------------------------- >唯野さん(202) No.0215 投稿日 2000年12月1日(金)21時04分 投稿者 新木 伸  「冷たい方程式」  ちと原作自体の記憶が曖昧ですが……。  あれって、密航した者がどうなるのかって、それはまったく考えもしてなかった「あんぽんたん」じゃありませんでしたっけ?  それって健気かなぁ?  「密航した者は例外なく船外遺棄」というルールを知ったうえで、もし見つかった場合の覚悟もして、それでお兄ちゃんに会うために密航してきた女の子――ってことなら、私は「健気」と認めますが。  それでパイロットに見つかっても、迷惑をかけたことを謝罪し、蒼白な顔で自分の運命を受けいれようとする女の子……。そのあまりの健気さに、パイロットは、冷たい方程式を破る方法を、なんとしてでも考え出そうとするのだった……。  なんて来れば、これはもうばっちりなんですが(笑)。  実際、どんな話でしたっけ?  ああ、そっか。「物理法則を変えることは出来ない」ってほうが主題だったか。  なら「女の子が健気でない。それは健気とはいわない」って理由であーだこーだ言うのは筋違いですね(笑)。  ふむふむ。たしかに「たったひとつの〜」で女の子がいきなり助かっちゃうと、しらけたかも。あれは名作にならんかったかも。  わしの場合、女の子が助かることを物理法則が認めず、八方ふさがりであらゆる局面が悲劇の結末を目指しているにも関わらず、健気な女の子が助かっていい「世界」ってのを設定しました。  物理法則と運命さえも変えることのできる《ヒーロー》が実在するって世界を。  だって健気な女の子は助からなきゃいけないんだもん。  シーラ姫もキッチ・キッチンも、幸せにならなきゃいけないんだもん。  たすかるのー。 >唯野さん  あら? 1時間ぐらいで出来ますよ。いやマジで。  1時間で10個のアイデア出し。  それができないのは、スキルが足らんせいです。  って冗談はさておき、一時離脱の件、了解しました。  「離脱」じゃなくて、あくまで「一時」離脱ね。  了解するのは。  わし自身もそろそろきつくなってきた状況で、いま採点代行者を募ってるところですし。  (来週いっぱいまではなんとかできるとか言ってましたが、今週いっぱいが関の山っぽい)  採点代行者、西鶴さんとあと2名ぐらい出てくれると、このまま続けられるんだがなぁ。がんばれ魚住&杉井。  ところでネタかぶりのチェックですけど、あれはしばらく前に「解禁」にして、いまじゃネタかぶりしてもOKになってますけど、読み落としたかな?  しかし唯野さん、受験生だったのね。  てっきりわしなんかと同年代で、30ぐらいかと思ってた。 -------------------------------------------------------------------------------- >魚住さん(204) No.0216 投稿日 2000年12月1日(金)21時05分 投稿者 新木 伸  補足と確認。 ・コンセプトを取り違えないこと ・骨 ・今回の課題  うん。その理解でOK。  100点。  だけど何回も、わし、そう言ってる(笑)。  その魚住さんの理解したことをマスターして、なおかつ実践できるようになって、「10個出せば9個は通すよ。そりゃ1個ぐらいはポカミスが出るかもしれないけど」みたいになった人の、次あたりの課題としては、「なおかつ面白く」なんてのがあります。  「〜〜を表現できていて、無理がなくて実際の小説のエピソードとして使えそうで、なおかつ面白いこと」ぐらいのエピソードを10個とか、そういう課題になってくると、さすがにプロでも苦労するぐらいの負荷になってきます。  こっちのほうは、実際に課題としてやるかどうかは、まだわかりません。  でもこのレベルをクリアしないと、おもしろいものは書けない。  プロとしての最低水準の「商業レベル」ですが、だいたいこのあたりにあります。そう思っておいてください。  ほとんどのアマチュアが、「商業レベル」ってものをなめていて、もっと低いところにあるものだと思っているようですが……。(中には自分がすでに手が届いているとか思いこんでいる者もいる)  いまやっている「コンセプトを踏み外さない練習」なんて、ごく初歩。基礎の基礎。OK? >八神さん  うん。「これは無欲だと思っていた」が打ち砕かれて、なんどかやっているうちに、見分ける目の分解能があがっていきますよ。  はじめのうちは、だいたいのひとが、やっちゃってますから安心してください。  「美しさ」と「無欲」を混同したり。  「優しい」と「無欲」を混同したり。  「正直」と「無欲」を混同したり。  これってすなわち、「美徳全般」と「無欲」の区別がついてないわけです。たしかに「無欲」も美徳のひとつではありますから。  ウサギと猫も、3歳の子供からみたら、どっちも「どーぶつ」であるわけです。  色々と経験を積んでくると、「ウサギ」は「ウサギ」、「猫」は「猫」という区別が生まれてきます。  ちなみに「猫」だって、「ヒマラヤン」やら「三毛猫」やら、あるわけですし。  大人にだって、「猫」の種類の区別がつかん人はたくさんいます。 ・八神7  ボツ。  「無欲」要素が入っていないとは、言いません。くじを譲るところね。  でもシンデレラの言い分が問題。  「欲しい物は自分で努力して手に入れようとしている」シンデレラであって、「無欲」にあらず。こっちのほうが目立ちすぎ。よって厳しいけど、ボツ。 ・八神8  ボツ。  これ、なんか変でない?  「おまえは后に選ばれた」と告げているわけでしょう。「無欲」なシンデレラは、結納金の額なんて考えられる状態にないのでは? 自分が后だなんてとんでもない、とか、なにかそんな他のことに頭がいっぱいになるはずで、金額を口にできること自体、どうしても「無欲」にはならんのだけれど。  これ、「結婚」ってことにしないで、「個別に呼びつけて、特別に褒美をとらす」だったら、おかしな方向に脱線しなくて良かったんだけどね。 -------------------------------------------------------------------------------- >巻島さん(206) No.0217 投稿日 2000年12月1日(金)21時05分 投稿者 新木 伸  そうです。労働時間の否定です。あなたのやってること、皆「ムダムダムダぁ」なのです。  無駄にならないことに努力を向けられるようにならないと、時間と労力が足りなくて、人間、なにひとつ完成させられません。  自主ボツがかけられるようになったのは、いい傾向ですよ。  そうすると、逆にいえば、「これは通る」とわかるようになってくるってことです。  何が通って、何が通らないかわかったら、その通るやつにだけ努力を傾ければいいんです。ボツになるネタの細部を考える必要なんて、ないんです。  いま巻島さんは、いったん出してから自主ボツにしているわけですが、そのうち、無意識でボツ出しがされるようになってきます。  そうなると、もう、出てきた物はすべてOKってなるわけです。  これができるようになると、1時間10個なんて楽勝です。単に1時間のうちに10個思いつきさえすれば、それはもうOKになるものになっているわけですから。 ・巻島14  ボツ。  「王子に会えたことを喜んでいるシンデレラ」って、自分で書いてるじゃん。ダメダメ。  これのどこに無欲があるのさ?  宝石を受け取らなかったあたりで「無欲」といいたいんだろうけど、このエピソードの筋って、「王子と踊れて幸せなシンデレラ」でしょ?  ……とまあ、ほとんど「言いがかり」をつけてるわし(笑)。  この方向で無欲にもってゆくならね、「王子と踊れただけでもう充分幸せなシンデレラ」ってコンセプトにならなきゃいかんの。  それなら無欲は描けます。ただし今回は、その表現の仕方が稚拙すぎ。「宝石を受け取らないこと」=「充分幸せ」な表現だと? 甘い、甘いわ。よってボツ。  これは再挑戦してもいいですよ。  ちなみに()の部分から考えてゆくアプローチは正しいです。このまま続行するように。っていうか、コトのはじめから、そうしなさい、って何度も繰り返し、言ってるんだけどね(笑)。  あと「無欲、欲がないといった言葉を使わない」って自分への縛りも、非常に有効です。  ――っていうか、「無欲」って言葉を使った時点で、もう表現することを放棄して、それははじめから敗北してるようなもの。「無欲」って言葉を使って済ませてしまえるぐらいなら、そもそも、エピソードを立てて表現する必要などありません。  「シンデレラは無欲であった」って、書いちゃえばいいんです。小説の文章として、じかにね。  「ああ、これは無欲だなぁ」ってことは、そのエピソードを受け取った読者様が思うことであって、作者が用いるのは絶対に禁句です。  作者はその「無欲」ってところをエピソードにして表現することで、それで、お金を貰っているわけなんだから。「どういう無欲を見せるのか」って、そここそが、プロとしてお金を貰える部分なわけ。 -------------------------------------------------------------------------------- >おーたさん(209) No.0218 投稿日 2000年12月1日(金)21時05分 投稿者 新木 伸 ・おーた2  OK。  いまのドレスより、王宮提供の素晴らしいドレスを一瞬着たいと思うのだが、それを捨てるシンデレラってのが、「無欲」  でも、「魔法使いの出してくれたドレスを使おうとする」シンデレラには、「人への感謝を持っている」みたいな路線に繋がる方向があります。まあ、まだ2個目なんで、あまり厳しくしないで、今回はOKね。 >魚住さん(210) ・魚住8  OK。  でも骨のほうに、一個大事なことを入れ忘れてますよ。「声をかけてくれた男性が王子とは気づかずに〜」ってところ。 >西沢さん(211)  いらっしゃい。  まあ、あまり緊張されずに。  厳しいことは言うかもしれませんが、怒っているわけでも、取って食われるわけでもありませんから(笑)。  あと「アドバイスが貰える場」だと、ちょっとニュアンスが違うかな? すくなくとも私としては、「叩き上げる」つもりでいます。 ・西沢1  ボツ。 ・西沢2  ボツ。  うーん。まず「無欲」ってなんだろう、ってあたりを考えてもらうのが先決かなぁ。  ちなみに「興味がない」は、それすなわち、単に「興味がない」という価値観を示しているにすぎず、「無欲」ではありません。  また「欲望を一切持っていない」というのも、これも無我無私の境地にいるということを示しているにすぎず、「無欲」とは関係がありません。  過去ログで、OKとNGをあたって、なにがどんな理由でOKで、なにがどんな理由でNGになっているのか研究すると、糸口が見つかるかも。 >弟切さん(213)  弟切さん、最近はだいぶ短くなってきましたね。  そろそろ骨化もやってみますか?  「骨」が上、「肉付き」がその下の順でよろしく。 ・弟切23  OK。 ・弟切24  ボツ。  「会場を汚さないようにしようと気をつかうシンデレラ」が表に出過ぎ。  無欲はあるんだけどね。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0219 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さん(198) No.0220 投稿日 2000年12月1日(金)21時39分 投稿者 新木 伸 >弟切さん(198)  なんか、読み返したらひとつ気になった言葉が。 >一つだけOKをいただいたので  まあ、言葉尻を捉えてなんなんだけど、これ違う。全然違う。  OKをあげたとか、もらったとかいうんじゃないのよ。あれは弟切さんが自らの力で「通した」ものなの。胸を張っていいの。  OKになるものは、誰がなんといおうとOKなの。かりに私が評価ミスをしてNGを出してしまっていても、OKのものがOKであるという事実にはかわりがないの。――って、なにか意味不明のことを言っとるなぁ。  OKがOKであるという事実には、作家だろうが誰だろうが、手が付けられるものじゃないの。それは変わらない。科学者が事実の前に跪かねばならないように、「〜〜で〜〜なシンデレラは無欲である」って真理のまえに、物書きは従わねばならないの。  その真理を正しく形にしたエピソードがあり、弟切さんは、とにもかくにも、それを行ったわけ。だから通ったの。もらったものじゃないの。実力で通して勝ち取ったものなの。  でも偶然じゃなくて、確実にできるようになろうね。 -------------------------------------------------------------------------------- わわ… No.0221 投稿日 2000年12月1日(金)21時44分 投稿者 西沢杏子 >新木さま(さま、でよろしいのでしょうか?)  早速、ありがとうございます!  ええ、びっしばし叩いてください(笑)  ん〜、ボツですかぁ。  無欲……むずかしいです。価値観…う〜ん?  もう一度みなさんのを読み返して、研究してみます!  ありがとうございました!  これからもこりずに、こさせていただきますね〜! -------------------------------------------------------------------------------- もうちょっとやってみる No.0222 投稿日 2000年12月1日(金)22時57分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。一通り書き込み読んで言わんとした事が、 解ったようなそうでも無いような気分になったので、また、たーっ と書いてみました。今度はどうだ? 後、格闘技やってるぞと暗に 脅すの最低ですね。最凶死刑囚にやられちゃえ、ひゅー(逃走) つばくろ1再  舞踏会に来たが内気で王子に声をかけられないシンデレラ。無遠 慮な女達に腹を立て席を立つ王子。偶然シンデレラの前を通りがか るが、装飾品を落とすが気付かない王子。それ一つでシンデレラの 稼ぎの数年分。良からぬ願望を振りけして王子に届けるが欲しいの はまるわかり。それを察した王子はシンデレラに「あげようか?」 と声をかけるが、断るシンデレラ。折角の夢の舞踏会で淫らな欲望 を抱きたくない。それに王子から頂いた物を金銭に替えるのは失礼。 「王子から離れるとその装飾品が可哀相」と言い訳をするシンデレ ラ。欲しい筈なのに、不可思議な言い訳で誤魔化すシンデレラに興 味を持った王子はダンスに誘ってみる。 2合格 3合格 つばくろ4再  花嫁探しに雄度の高い王子は女達を囲って上機嫌。舞踏会に来た シンデレラは他の女達には無い初々しさで王子の感心を買う。それ に嫉妬した三姉妹達はシンデレラに恥をかかそうとワインをかける。 それに気付いた陰湿な事が嫌いな王子はそれを咎め、シンデレラに 復讐の機会を与える。復讐したいが、王子が庇ってくれただけでシ ンデレラは満足。それに憧れの王子の前で醜い自分を晒すのが嫌で 嘘をついて三姉妹を庇うシンデレラ。シンデレラの内面を観察する 為に試していた王子はシンデレラの事を気に入りダンスにさそう。 つばくろ5再  舞踏会に来たシンデレラは病弱王子に愕然。先の無い王子に周囲 の女達はその相続権だけを目当てに求婚を求める。諦めムードな王 子は依怙地になる。シンデレラも求婚。貴族でもないシンデレラが なぜ自分に求婚するか疑問で訪ねる王子。自分も幸せが欲しいが、 王子を射止める夢が適うのにそれ以上求めるのは分不相応。それに 諦めるのは早いと励ますシンデレラ。吐血しながら喜ぶ王子はシン デレラをダンスにさそう。国王と妃が泣く。 つばくろ6再  メタモルコンバージョンを習得したシンデレラは舞踏会にやって 来ました。魔法を使えば王子を射止める事は簡単です。王子好みの 幼女に変身したシンデレラに王子は夢中。満足顔のシンデレラです が所詮はそれは嘘の自分。駄目を承知で本当の自分を好きになって 欲しいと、魔法をといて正体を明かすシンデレラ。罰が悪い空気が 流れ、絶望して泣きだすシンデレラ。そんな少女のようなシンデレ ラの不器用な無垢さに王子は惹かれます。内面の幼児性を求める王 子はとことんマニアでした。(うーん、無欲かなぁ・泣) -------------------------------------------------------------------------------- がんばるです! No.0223 投稿日 2000年12月2日(土)00時03分 投稿者 西沢杏子 一日に二回も書いていいのでしょうか…?(汗) みなさんのと、新木さまのアドバイスを読み返してみて、なんとなく、なのですが 「無欲」がなんなのか…前よりかはわかってきたような気がします。 「無欲」って「遠慮深い」に限りなく近いような気がしますね…。 人に何かを譲ってあげるのって、「遠慮深い」のではないかと。 「シンデレラもそれが欲しいのだけど」という前提があるけど、 「譲る」のですから。 …また、なんかずれているかもしれません(汗) それを念頭に置いて、書いてみます。 …とかいいつつやっぱり主題とずれている可能性が大、ですが。 西沢3 舞踏会にやってきて、きらびやかな内装や人々を興味深く見つめる シンデレラ。 見るものすべてが珍しく、夢のようで、きょろきょろとするうち、厨房の近くに来てしまう。 そこは、何人ものコックが忙しく動きまわり、戦場のような有様であった。 いもの皮をむいていたあるコックがぼやく「猫の手でも借りたいよ」。 そこで、シンデレラがおずおずと名乗り出る。 「あの、わたしでよければ」 日頃から家事はやりなれていたので、いもの皮むきなど朝飯前である。 むしろ、好きな仕事であった。 きらびやかな会場からは、楽しげな笑い声が聞こえる。 「でも、そんなドレスで、しかも、……おや、どうやら王子様のお出ましらしい」 女性たちの歓声も聞こえたが、シンデレラは首を振る。 「いいえ、いいんです。わたしは、ここにこれただけで胸が一杯です」 豪華なドレスを着て、馬車に乗れて、お城にこれて、一時でも舞踏会に参加できただけで 彼女は満足だった。 黙々と厨房の隅で喜々としていもの皮をむくシンデレラを、息抜きに廊下を通りかかった 王子が見つける。 ドレス姿で、包丁を片手に手慣れたようすで皮をむく彼女に、 王子は興味を持つ。ちかづき、笑顔で、 「上手ですね、わたしにも教えてください。それで二人でがんばってこれを全部むき終わったら、 わたしと踊ってください」 ありがち?  西沢4 舞踏会の始まりに、大臣が王子からの伝言を伝えた。 『わたしは、おしゃべりな女性は好きではありません。わたしの花嫁を選ぶ今日の舞踏会では 会話を禁止します。一言でもしゃべったら、その女性はただちに花嫁の資格を失うと言うことに し、会場から立ち去ってもらいます。パートナーの男性が言葉を発しても同じことです』 そうして始まった舞踏会は、だれも言葉を発しない奇妙なものになった。 数名のチェック係(王子の側近?)の目を恐れて、誰一人口をきく者はいない。 シンデレラもそのおふれを聞いていた。 変なおふれだと思ったが、みんなが静かにしており、話しかけようとすると口を押さえられてしまうので 仕方なく黙っていた。 そんな中、一人の老人が胸を押さえて床に倒れる。 が、連れの女性(老人の孫娘)のことを気遣って声は出さない。 娘も、声を発することができないため、人を呼ぶこともできずに おろおろとするばかり。まわりの人も遠巻きに見ているだけであるい。 なぜかチェック係は知らん顔をしていた。 見るに見かねたシンデレラが、権利を捨ててもいいと思い、老人に走り寄る。 「しっかりしてください、おじいさん!そこの人、お医者様を呼んでください!」 一人のチェック係がその言葉で走り出す。 やがて老人は、うめき声を上げてしまう。チェック! 医者が呼ばれ、老人は一命を取り留める。 チェック係は冷酷に、老人の孫娘と、シンデレラが失格だと告げる。 この間、他の人々はやはり無言。 シンデレラは花嫁になりたいだろう娘をかばって、権利を失うのは自分だけだという。 (このとき娘をかばってうそをつくのだが、それがばればれの下手なうそ) そこに、王子があらわれる。 「人のために、自分の権利を捨てるとは、なんて無欲な人だ。あなたは、わたしの花嫁になりたいとは思わなかったのか?」 「…わたしは、元から王子様の花嫁になれるなんて思ってませんから。ですから、失格になっても良かったんです」 老人が倒れたのは、本当に偶然であったが、もしそれがなかったら 王子がしこんでおいたサクラが同じようなことをするはずであった。 花嫁になりたいという欲望に負けて、目の前で苦しんでいる人を見捨てるような 人は、この国の王妃(ですか?)にはふさわしくない。 チェック係には、だれかが助けを呼ばない限り動かないようにといって置いたのだ。 王子はシンデレラの手を取る。 「さあ、沈黙の舞踏会は終わりです。あなたこそ、わたしが求めていた人だ」 …う〜ん、「優しさ」とのがけっぷちにいるような気も。 どうでしょうか…? -------------------------------------------------------------------------------- No.0224 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.0225 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 頑張ります。 No.0226 投稿日 2000年12月2日(土)01時04分 投稿者 魚住雅則 >パターン変化 了解しました。あ、でも、2つある内の一つ(2番での10人選び出すキッカケみたいな副・無欲)が被るのはいいですか? >10人にこだわったワケ 何で10人だったのでしょう? 自分でもわかりません(笑)。本当に何で?? 人数限定にこだわったのはご指摘通りプロットを甘く見ていたせいで、理解が足らなかったからです。 今回のネタちょっと苦しいかもしれません。ただ、質問も兼ねてます。(これはアリですか的な) 9番 骨 ・舞踏会会場についたシンデレラ。参加できて嬉しいのでニコニコしながら見ると中央に王子と似た(豪華な服を着た)人が。 ・欲に目が眩んだ娘達は王子と思い込み、取り入るために一生懸命。シンデレラは本物の王子を見つけるが声は掛けない。(自分を売り込む発想がないし、恥ずかしいから) ・王子、嬉しそうなシンデレラに興味を持ち話し掛けるが、まさか自分が本物であると見抜かれているとは思わず驚く。理由を聞くと、ほくろがあるから(豪華な衣装を重要視していない)。 ・外見の豪華さにとらわれずに自分に気づいてくれたシンデレラに惹かれる王子。 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。参加できただけで嬉しいので壁際でニコニコ。 ・中央には王子様と思しき若者(服装、装飾が豪華)を大勢の娘達が囲んで談笑。 ・シンデレラ、楽しげな彼女らを見る。が、中にいるのが王子とは思っていない。「世の中には似ている人がいるのね」ぐらいの感想。(実は本物の王子は影武者と衣装を取り替えていて、誰にも注目されずにいた。しかし欲に目がくらんだ娘達は豪華な衣装を着ている方にしか目がいかず、すっかり騙されている)。 ・(偽)王子争奪戦にも加わらず、壁際でニコニコしているシンデレラを不思議に思い本物の王子が声を掛ける。彼が本物の王子であると気づいてはいたが、まさか声をかけられるとは思ってもいなかったシンデレラ、驚いて「お、王子様!」 ・王子も驚き、「何故僕が王子だと? 確かに顔は似ていますが……」カマを掛けてみる。シンデレラ「だって王子様は目の下にほくろがあります。肖像画でお見かけしました」 ・王子、ほくろを軽くさすり、「ああ、そうか。普段は結構目立つからね」 ちらりと偽王子を見て、「軽い冗談のつもりで入れ替わったのですが、やはり豪華な衣装ばかりが目立ってしまって。気づいてくれたのはあなただけです」王子嬉しそうに微笑む。 欲に目が眩まなかったということを表現したかったんですが、これだとほくろが印象に残ってたシンデレラとも取れますね。積極的に無欲を表さず、強欲との対比だけでやってます。でも、王子の豪華さより何でもない特徴に目がいったのは無欲かなあ。どっちにしても良くはないですね。万が一アリでも欲望パターンのバリエーションということで、実際には採用はしないかな。 -------------------------------------------------------------------------------- >つばくろさん(222) No.0227 投稿日 2000年12月2日(土)01時19分 投稿者 新木 伸 ・つばくろ1(再)  ボツ。  なんか人のネタの中から、OKになった部分を3つ4つ寄せ集めてツギハギにした感があるんですけど。 ・つばくろ4(再)  ボツ。  これは「醜い自分をさらしたくないシンデレラ」 ・つばくろ5(再)  ボツ。 ・つばくろ6(再)  ボツ。  「無垢さ」に惹かれるって、自分で書いてんじゃん(笑)。 >西沢さん(223)  「さま」はやめてよう。「さん」でいいよう(笑)。  うん。「無欲」と「遠慮深い」は近いかも。少なくとも、「優しい」よりかは、ずっと近いはず。  でも違うんです。明らかに。  あと「無欲」を描くアプローチとして、「譲る」以外にも、いくらでもありますよ。  「譲る」アプローチだと、たしかに「遠慮深い」とだいぶ近くなりますけどね。「譲る」以外の無欲を探してみては? ・西沢3  ボツ。  忙しい厨房を見かねて、手伝ってしまうシンデレラ。  最後のところでイモ剥きをしているシンデレラに王子が声をかけますが、これはどうして声をかけるわけでしょうか? つまり、王子が興味を持った理由ですが。  それを考えてみると、このエピソードで描かれたものが何であって、なぜボツになったのかわかるんじゃないかな。(ボツになった理由は、「無欲」じゃないからなんですけど) ・西沢4  ボツ。  これは「滅私」の心を持つシンデレラであって、無欲にあらず。  王子が沈黙の舞踏会を仕掛けた理由が、そもそも、民(他人)のために己を捨てられるようなパートナーを選ぶためだったわけでしょう。  あと、シンデレラが欲を捨てるってのはいいアプローチなんだけど、その引き替えに持ちだしてくるのが「命」じゃ、あまりに大きすぎ。  もし「命」と比べてもシンデレラが自分の欲を捨てられなかったとしたら、それは逆に大問題。「無欲」とかどうとかいうまえに、もう人間として失格。  つまりこのエピソードは、はじめから答えなんて決まっているので、設問自体が無意味なんです。 >魚住さん ・魚住9  ボツ。  これは、「見かけにだまされず真価を見抜く目を持ったシンデレラ」  王子がシンデレラを見初める理由だって、「服ではなくて僕自身を見てくれたから」ってなっているでしょう。それと無欲と、どう関係が?  たしかに豪華な服に目を取られなかった――ってあたりで若干「無欲」を描いてはいるんだけど、このエピソードのメインは「真価を見抜いた」ってことにあるんで、ボツなり。  ちなみに、人によってこれでOKの場合もあります。はじめのご祝儀的なOKのときとか。(最近はわし、どんどん辛口になってるから、ないかもしれんけど)  でも魚住さんの場合は、これはボツね。 -------------------------------------------------------------------------------- あと何回…… No.0228 投稿日 2000年12月2日(土)01時45分 投稿者 八神伽羅 「ぎゃふん」と言うことになるのやら(笑) 考えすぎて駄目にしてる面もあるようなので(7とか。ただ譲るだけじゃ「優しさ」になるかと思って言い訳を付け足したのが裏目に……いや、そこで無欲の本質を誤ったのがいけないんですけど)、シンプルにいってみます。 八神9 来場者全員に、王室からのプレゼントとして美しい宝石が配られている。 ちょうどシンデレラの前で宝石がなくなる。 お詫びに、あなたの望むものを差し上げましょう、なにがいいですか?と尋ねる王子。 シンデレラの望みは、王子と一曲踊ること。他愛ない答えに呆気に取られる王子だが、物欲まみれの貴族の女にはないものを彼女に感じ取り、一目惚れ。一曲といわず何曲でも、と自分から申し出る。 八神10 魔女に「願い事を一つだけ叶える指輪」を強引に渡されて舞踏会にやって来たシンデレラ。 舞踏会会場の片隅で、母親の形見の指輪を落として困っている青年に出会い、指輪の力を使って見つけだす。 見ず知らずの私に貴重な指輪を使わせてしまって申し訳ない、なにかお礼をしたい、と言われ、彼女は一度辞退しかけるが、少し考えてから一度王子様を見てみたいので、どこにいるか教えてほしいと答える。 その青年が王子。その答えに感じ入り、シンデレラに正体を明かす。 「すでに見ているのですから、お礼にはなりませんね。その代わりといってはなんですが、一緒に踊っていただけませんか?」 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- そうそう No.0229 投稿日 2000年12月2日(土)02時39分 投稿者 新木 伸 >西沢4  これ、なにかボツ理由がすっきりしないなぁと思ってたら、思いつきました。  引き替えにだされるものが「命」なんで、重すぎるっていうのは前の説明の通り。  重すぎるものを引き替えに出された「選択」って、それは実質的には強制であって、選択の余地がないものなんですよね。つまりそれは選択じゃない。単なる強制。 ・王子の提案で、しゃべった者は王子の嫁候補失格になる「沈黙の舞踏会」が開催。 ・目前で倒れた老人のために人を呼ぶため、やむなく、声をあげるシンデレラ。 ・シンデレラは王妃候補失格となるが、王子が探していたのは、自分の欲よりも人の命を優先するような人物であった。  やはりここで問題となるのは、選択が重すぎること。「命」を見捨てて自分の欲にこだわる人って、王妃失格どころか、人間失格ですね。 >八神さん(227) ・八神9  OK。 ・八神10  OK  「八神7」はですね、はじめから方向を「優しさ」方面に間違っているにも関わらず、なんとか軌道修正しようとして、どつぼにはまったケースです。  はじめから「優しさ」方面なんだから、そんなものはとっとと捨てちゃって、はじめから「無欲」方面に向かっているものを探せばいいんです。難しく考えなければ、今回みたいに、べつになんてことないでしょ?  あと「八神9」と「八神10」では、10のほうが無欲要素が2倍入っているので、よりベターだと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- 出鞭! No.0230 投稿日 2000年12月2日(土)02時46分 投稿者 杉井光  うぐ。総ボツもらって急にお腹が減ってきた杉井です(肉体構造ヘン)。  いや、それなりの確信はあったのですが(なければ書きませんから)、予想以上に厳しかったというか、オレ無欲と新木無欲がずれていたというか。  杉井2)の幻覚剤の話で、「寿命が伸びるというのが付け足されていなければ無欲ではない」というめっちゃ鋭いところを見抜かれたコメントが、もう少し早く読めれば……。新木伸めざといぜ。(いや、オレが甘いのか)  めげないの(だけ)がオレの武器。  気を取り直して。 杉井7)舞踏会もたけなわ、東西の銘酒・美酒が大量に運ばれてくる。ここぞとばかりに貴重な酒を飲みまくる招待客たち。ボトルの奪い合いさえ始まる。あまり飲んでいないようで酔っていないシンデレラに、王子が話しかける。「お酒はお嫌いですか」「いえ、どれも美味しいお酒でしたけれど。たくさん頂いては他の方たちの分がなくなってしまうと思って、一口ずつだけ」「そうですか。では……、酔っぱらっていないのは僕とあなただけのようですし、一曲踊っていただけますか?」 杉井8)招待客の中に、高名なファッションデザイナーがいた。彼の目にとまろうと群がる娘たち。しかし彼はシンデレラに目を付け、モデルにならないかと誘う。これを辞退するシンデレラ。彼はその顛末を王子に話して聞かせた。「『モデルをやってみないか、有名になれるし、収入もかなりいいよ』と誘ったら、『家事の仕事が性に合ってますから』って断られましたよ」「へえ、今時珍しい娘だな。どの娘だい?」  まあ、色々ありまして今回は二つだけ。  なんだか、新参者にしてはずいぶんと過度の期待をかけられているオレ。喜べオレ。(でもなぜオレ?) >グラミー賞  グラミーは、USAのポピュラー音楽界の(笑)最高の賞です。 >教授  「執念です」 (何が)(いや、人生色々と) -------------------------------------------------------------------------------- >杉井さん(229) No.0231 投稿日 2000年12月2日(土)03時08分 投稿者 新木 伸 ・杉井7  OK ・杉井8  ボツ。  惜しいですね。シンデレラが辞退した理由、「自分は家事をしないとならないから」ってことですが、この理由のためにボツなり。  これは「責任感」なり。「無欲」とはぜんぜん関係ないなりね。  もしくは、「家事の仕事が性に合ってますから」というのを言葉通り額面通り解釈して、「家事が好き」と言っているのだとしたら、モデルの仕事より家事の仕事に価値を持っているということなり、やっぱりこれも全然関係ないなりね。  「シンデレラがモデルへの誘いを辞退する」――その構図だけでは「無欲」にならんと無意識的に気づいてのことなんだろうけど、詰めが甘し。  再提出してもいいですよ。 -------------------------------------------------------------------------------- みやび12、13、16 No.0232 投稿日 2000年12月2日(土)03時41分 投稿者 はせがわみやび  言葉の選択の練習。もういちど選択をやりなおしてみた。達成数からは省いて結構です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび12改  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・集まった女性たちと踊り始める王子。 ・お相手の女性たちは、すでに自分が見初められることを前提に、ハネムーンに行きたい場所を語り始める。名だたる観光名所や遠い異国の地をあげる女性たち。シンデレラの姉たちなどは、すでに行った気になって、そこでいかにゴージャスな日々をおくるかまでを事細かにしゃべりたてる。 ・最後に王子に手を取られるシンデレラ。黙って踊りつづけるだけ。王子のほうから、「それで、あなたもどこか行きたい場所はありますか?」と聞いてくる。 ・問われて困るシンデレラ。沈黙が続く。「わたしの一番行きたいところは、王子さまと踊れるこの舞踏会だったのです。だから、思いつかなくて……」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび13改  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・舞踏会が始まるとともに、外は大粒の雨が降りだしていた。 ・露出度高く着飾った女たちは暖炉のそばで肩を抱き身を縮めている。暖炉のそばのテーブルはすでにいっぱいで、後からやってくる女性たちと奪い合いになっているほど。 ・暖炉から離れた扉の近くでたたずんでいるシンデレラ。気づいた王子がやってきて、「暖かな暖炉のそばにはいかないのですか? そこにいるのは辛いばかりでしょう」と声をかける。 ・「雨を避ける屋根があり、風を避ける扉があるのですから、充分ですわ」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび16改  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・お花を摘みに廊下へと出たシンデレラ。会場に戻る途中で迷ってしまう。 ・声をかけてくる青年。会場への道を聞くシンデレラ。答える途中でお腹を鳴らしてしまう。 ・厨房へと引っ張っていく青年。だが、料理はすでにすっからかんで、カップ半分ほどのスープしかない。青年は顔をしかめる。 ・カップ半分のスープを渡されて、嬉しそうなシンデレラ。なぜと聞かれて、「カップに半分もいただけるなんて」と微笑む。 ・青年は実は王子だった。会場へと連れていくと、シンデレラにダンスを申しこむ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび -------------------------------------------------------------------------------- 参加します No.0233 投稿日 2000年12月2日(土)04時28分 投稿者 つか 尻込みしてましたが、気合入れて参加させてもらうことにします。執念です。 新木さん、指導の方よろしくお願いします。参加者の皆さん、よろしくお願いします。 つか・1 ・王子はまだ若いため、補佐役の大臣がいる。 ・大臣は、良き伴侶を探すために会場を見まわっている。 ・大臣は会場で皆が王子を気にしている中、一人迷子らしき子供の世話をしている女性を見つける。 ・大臣は自らの立場を名乗り、子供の親が見つかった後で踊っていただけませんか。そうすれば王子との仲を取り持ちましょう、と持ちかける。 ・しかしシンデレラは、そんなことをして頂かなくても結構です、ここに来れただけで私は充分満足していますから。けれど踊るのはかまいませんよ。最も初心者の私でよろしければですけど、と答える。 ・大臣は、そういうことなら踊りの上手な男性を連れてきます、その方に教えてもらうとよい、といって王子を連れてくる。 つか・2 ・舞踏会の会場に着いたシンデレラ。会場の中に入ると、すでにパーティは始まっている。 ・憧れの場所に来れたことで満足しているシンデレラ。踊りの輪には加わらずにひっそりと隅のほうで佇んでいる。 ・皆と踊っていた王子。隅の方でじっとしている女性を見つけ、興味を持つ。 ・シンデレラを1曲踊りに誘う王子。驚きながらも従うシンデレラ。 ・シンデレラの踊りはぎこちなくへたくそなものであったが、そのことでかえって王子は深く興味を持った。 ・もう一曲踊りませんか、と誘う王子。しかしシンデレラは、私は王子様と踊れただけで十分幸せですし、王子様と踊っていない女性もいるのに自分だけ2曲踊るのは悪い、と断る。 ・「それでは、皆と踊った後ならばもう一度踊って頂けますか?」 とりあえず王道を逸れずに2つです。お願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0234 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.0235 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 眠れないー No.0236 投稿日 2000年12月2日(土)05時40分 投稿者 魚住雅則 >9番について ええと、すみません。始めにもう謝ります。多分駄目だろうって思ってて、意地で出しました。 「万が一アリでも」とか書いてる時点で、解ってるなら出さないでねと言われるだろうなーと。しかも6番でやった人形の価値を見抜くボツの焼き直しです。 何故それでも出したかというと、「欲望に目が眩まない(曇らない)のは無欲」というパターンがありえるのか知りたかったんです。が、これも今考えると6、9番よりも5番でやった指輪の価値に思いが至らなかったパターンの方が意味的に近い気がします。お手数かけて申し訳ないです。 そういう動機で出すのは後にも先にも9番のみ、それ以外は通る気で書いてますので、NGの場合は僕の実力不足。ってコレはあたりまえですな。 10番 骨 ・舞踏開会場に着いたシンデレラ。会場では王子と踊るための整理券配布中。 ・自分の分で最後だったが、泣きそうな女の子にあげる。 ・少し後悔するが、女の子の幸せそうな顔を見ている内に何だか自分も幸せに。 ・シンデレラから事情を聞いて、自分のことより見ず知らずの女の子をつい優先し、幸せそうな顔を見て嫉妬するどころか自分も幸せを感じるシンデレラに惹かれる王子。 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。会場では王子さまと踊るための整理券配布中。 ・シンデレラは最後の一枚を手に入れるが自分のすぐ後ろには今にも泣きそうな女の子。しばし迷った末チケットをあげてしまう。 ・王子と踊りたかったシンデレラ、少しだけ後悔。しかしチケットをあげた女の子が本当に幸せそうに踊るのを見て、シンデレラも幸せな気分に。 ・王子、一部始終を見ていてシンデレラに問う。「どうしてチケットをあげたのですか?」シンデレラ、王子を怒らせたと勘違いして慌てて本当のことを話す。「えっと、王子様と踊りたくなかったわけじゃないんです。でも、あの子本当に王子様と踊りたかったんだなと思ったらつい……」 ・王子、「別に怒っているわけではないんです。ただ、不思議だったもので。あなたはダンスの間ずっとこちらを見ていらしたでしょう?」 ・シンデレラ、真っ赤になって、「あ、いえ、それは……あの子がとっても幸せそうなんで、見てる内になんだか私も踊ってるような幸せな気分になって」 ・王子、新鮮な感動を覚える。 11番 骨 ・シンデレラ舞踏会会場へ。 ・壁際で疲れている様子の(実は王子の祖母)老婆を見つけ、寝室までおぶっていく。 ・老婆、お礼に金貨を差し出すが、シンデレラ断る。 ・しつこい老婆に根負けしてうけとるが、姉やねずみさんたちのために使うという。老婆が自分の為に使えというと、これが一番自分のためだと答える。 ・感心した老婆、王子に紹介する。 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。壁際に。遠くからでも王子を見ていれて幸せ。 ・ふと見ると壁際に疲れた様子の老婆がいる。(王子を見ていたい気持ちを表すために)チラっと王子を振り返るシンデレラ。おぶって寝室(シンデレラは客間だと思い込むが、老婆は王子の祖母で、寝室も彼女の部屋)まで連れて行く。お礼にと金貨を出す老婆。そんなものは受け取れないと断るシンデレラ。しかしあまりに頑固な老婆の申し出を断りきれず少しだけ受け取る(夕食一食分くらいの金額)。 ・「ありがとうございます。これでお姉さまやねずみさんたちに美味しいものを食べさせてあげられます」老婆、「ん、これはあんたにあげたもんだよ。自分の為に使ったらどうだい?」シンデレラ「でもお姉さまたちが喜んでくれるのが一番嬉しいから、自分の為に使っているのと同じです」 ・老婆感心。王子を呼びにやらせる。 12番 骨のみ ・シンデレラ舞踏会場へ。王子と踊る。 ・王子、舞踏会の記念に何か贈ろうというが、シンデレラは自分は生きていくために必要なものはもう持っていて十分幸せですと答える。 ・そんなわけにはいかないと食い下がる王子に、もう既に王子と踊ってもらえたことが最高の贈り物だと答える。 ・王子新鮮な感動を覚える。 -------------------------------------------------------------------------------- >みやびさん(231) No.0237 投稿日 2000年12月2日(土)06時05分 投稿者 新木 伸 ・みやび12、13、16  全部OK。 >つかさん(232) ・つか1  ボツ。  お題は「無欲なシンデレラが王子に見初められる話」であって、「王子を心配する大臣が素晴らしい女性を見つけてくる話」にあらず。 ・つか2  ボツ。  踊ったあと、王子がシンデレラに興味を持った理由。「ぎこちなくへたくそなものであったが、それが新鮮に思えた」みたいなことを書いてるじゃないですか。 >魚住さん(234)  骨化がまだ少し甘いようですね。  たとえば、これとか……。  ・少し後悔するが、女の子の幸せそうな顔を見ている内に何だか自分も幸せに。  これは、こうなります。  ・王子と踊る権利を譲ったことを後悔しながらも、女の子が幸せそうに踊る姿を見ているうちに、自分も満足してしまうシンデレラ。  足りないものを補足して、余分なものを削ってみました。  それじゃあ、課題。下のものを、ちゃんと骨にしてみましょう。 ・自分のことより見ず知らずの女の子をつい優先し、幸せそうな顔を見て嫉妬するどころか自分も幸せを感じるシンデレラに惹かれる王子。  「自分のことより見ず知らずの女の子をつい優先する」ってのは、つまり平たく言うとどういうことなのか?  「幸せそうな顔を見て嫉妬するどころか自分も幸せを感じる」ってのは、つまりどういうことか。  もっと短く言い表せるはずです。  まだまだ余分な部分が入ってるわけで、それを削ると、骨になります。足りない物もあるかもしれません。 ・魚住10 ・魚住11  両方OK。  とくに10のほう、骨のほうだとそれほどでもないですが、「肉付き骨」をみたときには、「う〜ん、なんと無欲なっ。たのむから俺と踊ってくれシンデレラ」とか思ったりして。 ・魚住12  ボツ。  っていうか、べつにOKにしてもいいんだけど、気分的にボツにしときます。  ここでひとつの話。  企画を出すことを生業にしている人が言った話。  その人が仕事のときに日常的にやっていることっていうのが、「まずアイデアを10個出す(もちろん条件をクリアしているアイデアね)。それらはまず全部捨てて、そこからさらにひねり出した10個のうち、ベストの1個を選びだす」ってことだそうです。  最初に出てくる10個というのは、まあ、誰でも考えつきそうなありきたりなもの。だからそれは捨てる。それでカラカラに乾いている、その状態から、さらにひねり出してきたものは、自分しか思いつかないようなアイデア。だからそこから1個を選ぶんだそうです。  ……ってことで、「魚住12」には、NGをあげましょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 眠れないー No.0238 投稿日 2000年12月2日(土)06時26分 投稿者 魚住雅則 >9番について ええと、すみません。始めにもう謝ります。多分駄目だろうって思ってて、意地で出しました。 「万が一アリでも」とか書いてる時点で、解ってるなら出さないでねと言われるだろうなーと。しかも6番でやった人形の価値を見抜くボツの焼き直しです。 何故それでも出したかというと、「欲望に目が眩まない(曇らない)のは無欲」というパターンがありえるのか知りたかったんです。が、これも今考えると6、9番よりも5番でやった指輪の価値に思いが至らなかったパターンの方が意味的に近い気がします。お手数かけて申し訳ないです。 そういう動機で出すのは後にも先にも9番のみ、それ以外は通る気で書いてますので、NGの場合は僕の実力不足。ってコレはあたりまえですな。 10番 骨 ・舞踏開会場に着いたシンデレラ。会場では王子と踊るための整理券配布中。 ・自分の分で最後だったが、泣きそうな女の子にあげる。 ・少し後悔するが、女の子の幸せそうな顔を見ている内に何だか自分も幸せに。 ・シンデレラから事情を聞いて、自分のことより見ず知らずの女の子をつい優先し、幸せそうな顔を見て嫉妬するどころか自分も幸せを感じるシンデレラに惹かれる王子。 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。会場では王子さまと踊る人を大声で呼び集めていた。急いでその場に向かうシンデレラ。しかし、自分のすぐ横を今にも泣きそうな顔で走っている女の子を見つける。(小柄で歩幅が小さく、シンデレラには到底かなわないスピードだが必死) ・シンデレラわざとスピードを落とす。 ・王子と踊りたかったシンデレラ、少しだけ後悔。しかしチャンスをあげた女の子が本当に幸せそうに踊るのを見て、シンデレラも幸せな気分に。 ・王子、一部始終を見ていてシンデレラに問う。「わざとスピードを落としたのは何故ですか?」シンデレラ、王子を怒らせたと勘違いして慌てて本当のことを話す。「えっと、王子様と踊りたくなかったわけじゃないんです。でも、あの子本当に王子様と踊りたかったんだなと思ったらつい……」 ・王子、「別に怒っているわけではないんです。ただ、不思議だったもので。あなたはダンスの間ずっとこちらを見ていらしたでしょう?」 ・シンデレラ、真っ赤になって、「あ、いえ、それは……正直、ちょっと後悔してたんです。でも、あの子が幸せそうに踊ってるのを見てたら何か、私でなくても、見てるだけだって、幸せな気分になれるんだなーって」 ・王子、新鮮な感動を覚える。 11番 骨 ・シンデレラ舞踏会会場へ。 ・壁際で疲れている様子の(実は王子の祖母)老婆を見つけ、寝室までおぶっていく。 ・老婆、お礼に金貨を差し出すが、シンデレラ断る。 ・しつこい老婆に根負けしてうけとるが、姉やねずみさんたちのために使うという。老婆が自分の為に使えというと、これが一番自分のためだと答える。 ・感心した老婆、王子に紹介する。 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。壁際に。遠くからでも王子を見ていれて幸せ。 ・ふと見ると壁際に疲れた様子の老婆がいる。(王子を見ていたい気持ちを表すために)チラっと王子を振り返るシンデレラ。おぶって寝室(シンデレラは客間だと思い込むが、老婆は王子の祖母で、寝室も彼女の部屋)まで連れて行く。お礼にと金貨を出す老婆。そんなものは受け取れないと断るシンデレラ。しかしあまりに頑固な老婆の申し出を断りきれず少しだけ受け取る(夕食一食分くらいの金額)。 ・「ありがとうございます。これでお姉さまやねずみさんたちに美味しいものを食べさせてあげられます」老婆、「ん、これはあんたにあげたもんだよ。自分の為に使ったらどうだい?」シンデレラ「でもお姉さまたちが喜んでくれるのが一番嬉しいから、自分の為に使っているのと同じです」 ・老婆感心。王子を呼びにやらせる。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0239 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- ちょっとややこしいですが。 No.0240 投稿日 2000年12月2日(土)06時49分 投稿者 魚住雅則 236の新木さんの書き込みを見る前に、書き込み画面見ながら、このままだとマズイなと思った部分を修正してました。書き込んだ後で気づいたので、前後関係へんです。 ええと、うそ臭いですが本当です。実際こんなことで嘘ついても自分的プラスないし。ただ、10番は出だしがどっかで見たなということで変更(骨が変わってないのは単にわすれてただけ)。12番は自分的にもこれはレベル低すぎと思ったので、修正ではなくて消去したことを知っててー! はい、すみません自己満足です。 10番補足 出だし部分、大声で王子さまと踊る相手を呼んでいるくだりですが、「あとお一人様です」とも言ってます。 >骨化について 変更後のヤツでやってみますね。 -------------------------------------------------------------------------------- 骨化を No.0241 投稿日 2000年12月2日(土)07時42分 投稿者 魚住雅則 頑張ってみました。ところで変更後(237)でも骨にすると同じですね。ボケてました。 結果 自分より他人のことを気にしてしまい、他人の幸せな姿を見ただけで自分も踊れたように喜ぶシンデレラに惹かれる王子。 こうかなあ?  ・変更後について 10番のラストですが、変更後は何か説明臭くなってます。これはやっぱり「骨」に自身がないから「肉」でも説明を足そうという意識の表れのような気がする。 -------------------------------------------------------------------------------- 昨日ずっと考えていたこと No.0242 投稿日 2000年12月2日(土)10時38分 投稿者 巻島翔史 「無欲なシンデレラが王子様にダンスに誘われる話」 というのが大前提なんですよね。 新木さんは、これを「骨」とおしゃった。 しかし、俺にはこれは「骨髄」だと思えてならんのです。 (王子に会えたことを喜ぶシンデレラ)というのが、 「骨」なのではないかと。 (ボツネタから例を拾うのも何ですが) いったいどっちが「骨」だと言えるのですか? で、ダメだしに対するレス。 うーん、「骨」部から無欲が読みとれないとあかんのか。 あれ(巻島14)は、王子の勘違いによって、彼女の無欲さを引き立たせる狙いがあったのですが……。 「充分幸せな表現」かぁ、人生においてそういう経験があんまりなかったからなあ。 難しいかも。経験のない感情を表現するってことが。 再提出は多分月曜ですね。 もうすぐレポートを出さなあかんので、 ここに来にくくなると思いますが……。 -------------------------------------------------------------------------------- 骨化もしてみました No.0243 投稿日 2000年12月2日(土)11時50分 投稿者 弟切 千隼 少ーしづつ進歩しているような気がしないでも ない弟切千隼です。「歩く」というより「にじ る」に近い遅々とした進み方ですが。 新木さんのようなプロの作家の方が二本脚で立 って歩いているヒトだとしたら、きっと私は、 まだ哺乳類どころか両生類にもなっていない脚 のない動物で、タニシみたいに腹足でにじって るんですね。にじにじ〜。 田んぼの泥の中でにじりながらもう一つ行きま す。新木さんの助言に従って、今回からは骨化 したものも付けてみました。 その二十五。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・舞踏会の会場で、舞踏会デビューの新人たち によるダンスコンテストが開かれる。シンデレ ラは気が進まないが、強制的に参加させられる。 ・コンテストの参加者たちは、みなその場に飾 られた豪華な賞品や居並ぶ審査員たちに気を取 られ、不自然な動作になってしまって美しく踊 れない。賞品をもらおうとか上位に入賞しよう などとは全く思わないシンデレラは伸びやかに 踊り、優勝してしまう。 ・シンデレラは豪華な優勝賞品は欲しくないと 言って全て辞退する。審査員の一人である王子 が「ではせめて私と踊って下さい」とシンデレ ラを誘う。 [肉付き骨] ・華やかな舞踏会の会場に着いたシンデレラ。 「初めて舞踏会に来られた方はこちらへ。ダン スコンテストに参加していただきます」と言わ れる。シンデレラは「コンテストに出られるほ どうまく踊れませんから」と断ろうとするもの の、「そういう決まりですから」と告げられて 、参加することになる。 ・ダンスコンテストの会場には、上位入賞者に 渡される賞品である宝石や絹織物がこれ見よが しに飾られている。また審査員席には王子を始 めとする高貴な身分の審査員たちがずらりと席 を占めている。その前で踊るコンテストの参加 者たちはみな、どうしても豪華な賞品に目が行 ってしまったり、審査員の方に無理に顔を向け て作り笑いをしたりで、審査員たちの評価は芳 しくない。ただ一人、賞品をもらおうとも上位 に入賞しようとも思わないシンデレラは、賞品 にも審査員にも気を取られずに伸びやかに自然 な美しさを見せて踊り、優勝は彼女のものとな る。王子はシンデレラに魅せられる。 ・優勝賞品を授与される段になって、シンデレ ラは「ダンスの技術では私よりも優れた方が大 勢いらっしゃいました。賞品はその方々のもの です」と言い、受け取ろうとしない。その様子 にますます王子は魅せられて、シンデレラに言 う。「では賞品の代わりに、せめて私と踊って 下さいませんか?」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− うまく骨化できているか、とても不安です。 タニシには骨がないので、骨って何だかまだよ くわかりません(^^; -------------------------------------------------------------------------------- ROMするだけならできるなあ。 No.0244 投稿日 2000年12月2日(土)13時17分 投稿者 唯野教授 この掲示板って妙に「削除ずみ」が多いですな。自主ボツの跡か? さて、一時とはいえ、このままただ離脱するのはあまりにも芸がないというか寂しい気がするので、今回の課題について私が得たコツみたいなものを披露します。ただ、合格率が五割を割ってる奴の言うことですから、どこまで正しいかはわかりません。新木さん、できれば判定お願いします。 もうかなりの方が気づいていらっしゃると思いますが、今回の課題にある「無欲」は、言葉通りの意味で使われていません。おそらく、新木さんの言われる無欲は、より正確には「微欲」です。もちろんこんな言葉は日本語に存在しないので、「無欲」という言葉を使わざるを得なかったのでしょう。 私は中盤辺りから、この「微欲」をいかに具体化するか、ということを常に考えていました。一番よくやったのが、「○○を好きなだけ取れるのに、必要最低限しか取らない」という文の、○○に当たるモノをいろいろと入れ替えてエピソードを作る手法です。 で、これは逆に言えば「必要最低限の分は取る」わけですが、ここで取るモノと好きなだけ取れるモノの種類が余りにも違うと、いわゆる「価値観ボツ」に、必要最低限の分を取る理由に余計なものを入れると「混同ボツ」になるようです。 なんか、分かりきったことをぐだぐだ語った気がしますが、新規参入者の方で気づいていない方もいると思われるので、書いてみました。 >てっきりわしなんかと同年代で、30ぐらいかと思ってた。 年上に見られるのはどっちかというと嬉しいので別にいいんですが、いったい何故30と思われたんでしょう? 政治に参加する権利さえないガキなのに。 -------------------------------------------------------------------------------- ふむ。 No.0245 投稿日 2000年12月2日(土)13時38分 投稿者 なかのん 新木さんを、そしてプロを衰弱させるくらいの(むしろ殺すくらいの) 気構えが大前提か。そりゃそーだ。 新木さんは空手経験者でしたか。部活ですから伝統派ですか? 自分でやるくらい格闘技好きのなかのんです。ではいってみよう。 なかのん13. 貴族の男性に踊りに誘われ、それを受けるもうまく踊れないシンデレラ。 呆れた貴族、シンデレラを転ばせて去っていく。 王子、それでも嬉しそうなシンデレラに手を差し出し、怒らないのかと聞く。 シンデレラは、もとよりうまく踊ろうなんて考えていない、このような場所で 踊るということ自体が夢のようと答える。 王子、ではもっと楽しみましょうと踊りに誘う。 なかのん14. がつがつ料理を食う同年くらいの女性を、楽しそうに見ているシンデレラ。 食いたいなら食えばと言われるが、この楽しい雰囲気で満腹だという。 変な奴、と女性が食事に戻ったとき、王子が現れ女性に作法を注意。 女性はそれを無視し、突然うずくまって腹痛を訴える。 またいたずらを、と王子は呆れ、シンデレラは助けようとするが、 女性はお前の楽しい時間が無くなると忠告。シンデレラはかまわないと言う。 女性、笑って立ち上がり、王子に「今時こんな良い娘はいない」と耳打ち。 王子は「たしかに」とつぶやき、 「従姉妹があなたをからかったようです。お詫びに私と踊って下さいませんか?」 長いなぁ。もうちょっと骨にならんもんかな。 -------------------------------------------------------------------------------- さあやるぞ No.0246 投稿日 2000年12月2日(土)15時00分 投稿者 魚住雅則 明日からバイトとレポートが忙しくなるので書き込む回数減るかもしれません。 その分今日は頑張ります。 13番 骨 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。王子は娘達と踊るが、中々離そうとしない娘達。 ・一人の娘がダンス中に足を挫く。演技だと思う一同。王子ですら半信半疑。シンデレラ素早く介抱して医務室へ。 ・戻ってきたシンデレラから怪我が本当だったことを聞き、自分が人の欲望に神経質になっていたことを恥じる。が、シンデレラも疑ってはいた。 ・何故助けたのかと聞かれて、怪我をした人を助けるのは当然だし、演技だったとしても、それで待ち時間が増えたら楽しい時間が増えると答える。 ・王子、未だ演技だと騒ぐ娘達を見て呆れながら、シンデレラに惹かれる。 ・舞踏会会場についたシンデレラ。中央では王子が娘達とダンス。 ・一旦王子と踊ると、中々離そうとしない娘達。気に入られるために一生懸命ゴマをする。待っている娘達はイライラ。 ・シンデレラ嬉しそうに待つ。 ・王子と踊っている娘が足を挫く。一瞬のざわめき。誰よりも早くシンデレラが駆け寄る。少し遅れて王子も。娘達は倒れた娘を見下ろし、王子の気をひくためにワザとやっていると陰口。 ・シンデレラとりあえず医者のいる場所を聞き、怪我娘をおぶっていく。(王子がおぶろうとすると娘達がどうせ演技だからと止めた) ・戻ってきたシンデレラに王子、「どうでした?」「はい、軽い捻挫で安静にしていれば問題ないそうです」 ・王子、落ち込んだ声で「私は……情けないことですが、彼女らの言うように演技ではないかと疑ってしまった。私に取り入ろうとしているのだと。自分が恥ずかしい。あなたはそんなこと考えもしなかったのだろうね」シンデレラ赤くなって、「いえ、実は私もそう思いました」 ・王子、「では何故? 演技の為にあなたの順番はもっと後になっていたのかもしれないのに」「怪我をした人を助けるのはあたりまえのことです。それに演技でも私の順番が遅れるだけですし、待っている時間が長ければそれだけ楽しみにしてられる時間が増えるでしょう?」悪戯っぽく微笑むシンデレラ。王子、未だに演技だとこそこそ陰口を叩く娘達を見ながら、「あたりまえのことが……なかなか、難しいね」と笑顔。 -------------------------------------------------------------------------------- 骨について No.0247 投稿日 2000年12月2日(土)16時13分 投稿者 魚住雅則 13番の骨が長くなってしまったので、質問。 意図していたのは下に書いた通りですが、これをまとめると長くなります。 骨化というのは5W1Hですよね? でも何故か下のやつは出来ない。 骨化に関して勘違いしてますか? 1・中々離そうとしない娘達とイライラする娘達。 何が何でも結婚したいという欲望と、膨れ上がった欲望のせいでイライラしていることでいつもなら当たり前のこと(足を挫いた人を心配、助ける)が出来ない土台を作った。 2・ダンス中の事故と疑う一同、そして助けるシンデレラ。 事故が起こることで皆の欲望が負の感情として表に出る。(疑い・けが人に対する理不尽な怒り)その対比としてすぐに助けるシンデレラ(無欲なのでそこまで人を疑わない。少なくとも王子はそう思いこむ) 3・自分を恥じる王子と実は疑っていたと告白するシンデレラ。 無欲なシンデレラに自分を恥じる王子だが、全く疑っていなかったわけではないと告白するシンデレラ(黙っていれば良いことを言ってしまう)。ここで王子シンデレラ自身に興味を持つ。 4・人を助けるのは当たり前のこと。待ち時間が増えるのも嬉しいこと。 この状況であたりまえのことをする無欲さ、騙されていても、待ち時間が増えれば待つ楽しみがあるという無欲さに惚れる王子。 5・未だ噂する娘達。 最後にもう一度強欲との対比。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0248 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 読み返してみて No.0249 投稿日 2000年12月2日(土)18時32分 投稿者 魚住雅則 >13番 5W1Hやってみます。これが、今のところの僕の骨の理解度。 誰が  ・シンデレラが 何処で ・舞踏会会場で いつ  ・ダンスタイムに 何を  ・怪我をした娘を どうした・介抱して医務室につれていった。 何故  ・あたりまえのことだと思えたから。待ち時間が長くなってもそれも楽しい時間だから。 コレだけでは優しい印象が強いので、周りの娘達は欲にまみれていたせいで普段ならするようなことが出来なかった(逆に疑った)という「肉」をつけた。 もう一度237の課題に挑戦。 自分のことより他人を大事にできて、自分が踊りたかったのに、他人が幸せそうに踊ってるのをみて自分のことのように満足できるシンデレラに惹かれる王子。 -------------------------------------------------------------------------------- なんかたまに掲示板がバグるなぁ No.0250 投稿日 2000年12月2日(土)19時46分 投稿者 新木 伸  たまに番号おかしくなることがあります。  普通なら、「201−220」でひとつになっているところが、「202〜221」にずれていっちゃったりとか。  どうも各ページの最初(この例だと201)、もしくは、最後(同220)を削除すると起きるようです。  よってみなさん。可能な限り、削除は控えるように。  だいたいアップしてから直すっていうの、良くない癖ですよ。  いまは練習だから、「さっきのなし、こっちので見てください」とかいうのが通るけど、実戦でそんなことが通るはずもありません。  間違ったものを出したら、撃たれて死ぬんです。実戦では。  ちなみに実戦っていうのは、商業出版で仕事をした場合って意味ね。  まあ重版で直すってことは、たまにあるけど、それだって誤字脱字ぐらいなもので、内容にまで触れるのはタブーになってるし。  ところで、誰かCGI使える人、いない?  PERLのソースで渡されて、なんの説明も受けずにソースだけを見てすべて理解して、しかもバグ抜きできちゃうような人(笑)。 >魚住さん(241) 「自分より他人のことを気にしてしまい、他人の幸せな姿を見ただけで自分も踊れたように喜ぶシンデレラ」  まだ甘いです。  っていうか、短くしようとするあまり、日本語が壊れてます。  5W1Hの、「誰がなにをどうする」ってものが、2個入ってるんだから、まず2つの文にわけなきゃ。  あと後半のほうに、「踊る」とか書かれているけど、それって必須事項? ここのところって、他の「○○」と置き換えできるものでないの? 「自分も食べられたように」とか、「自分も貰えたように」とか。  このように置き換えできるものは、必須事項ではないはず。  骨にするときは、そんなものは入れなくてよし。  その構図の中で唯一無二であって、他には置き換えできないようなものだけを残すのよ。  んで、そこの「自分も〜〜したように喜ぶシンデレラ」ってことだけど、ここも、もっと短縮できる。自分ごとのように喜ぶシンデレラっていうのは、つまりそれは、どういう状態? 自分事のように喜んでいるシンデレラっていうのは、つまり、どんな心境でいるわけ? ひとことで言い表す言葉が、日本語にはあるはず。  こちらで正解は用意してあるけど、やっぱそれを見せるのはもっとあとにしよう。  おもしろいから、自力で正解にたどり着くまでがんばるように。 -------------------------------------------------------------------------------- 教えるとき。(#192への返信。) No.0251 投稿日 2000年12月2日(土)20時30分 投稿者 西鶴翠 >たとえばこっちを舐めてきている相手に物を教えるとき、どうしたらいいもんでしょ?  新木さんが知りたいのは、ウェブ上でのことですよね。でも、私が教えているのは「実際に会って」のこと。それも、「部活」というある程度「拘束」されたところでのこと。数倍私のシチュエイションの方が簡単だと思います(また、私が教えるのは高校生限定です。性別は両方です)。 >たとえば卓球で例をあげると……。  なので、私が卓球の例を挙げると、ここでの状況とは大分違ってくるのですが、何かの参考になるかも知れないので、私の経験などをお話します(人生の先輩に向かって、経験談を話すというのもすごいことだ)。  まず、いわゆる「素直に言うことを聞かなくなる」という人には、大きく分けて二種類ありまして、「ひとから教わるのが基本的に嫌いな人」と「教わるのは嫌いではないが疑問を抱いてしまった人」です。前者は、私も手がつけられないので、申し訳ないのですがそのまま放っておくことにしています(本当はいけないのかも知れませんが)。後者は、呼び戻すことができます。  最初のステップとして、その人に教えるのをやめます。雑談とかはしますが、卓球のことは教えません。あからさまに教えない態度をとるのではなくて、なんとなく教えていない、という具合の態度をとります。ボールを打つ相手はするけれど、技術は教えない、という感じ。で、ほかの人には今までどおり、褒めたりけなしたりしながら教えています。  そうすると、ある一瞬だけ、「先輩、俺には教えないのか?」的な態度をとることがあります。非常に些細なんですが、空気の流れで、少しだけ妙な間が空いたりします。そんなときを逃さずに(逃したらまた次の機会を狙えばいいんですが)、一言くらい、アドヴァイスをします(それまでにアドヴァイスを用意しておくことが必要)。  それを二度くらい繰り返すと、「アドヴァイスをする側」と「アドヴァイスを受ける側」という関係が戻ってくるので、正常に教えることができます。  要するに、一度「さりげなく」突き放します。  「教わるのが嫌いではない人」というのは、たとえ「素直に教わらなく」なったとしても、「強くなろう(巧くなろう)」という気持ちは忘れていないはずなので、戻ってこられるような用意さえしておけば、いつか戻ってきます。  重要なのは、それまでほかの人に「手を抜いた教え方」をしないことです。ほかの人に対して真剣であればあるほど、戻ってくるのが速いです。逆に、遊び半分で教えていると、絶対に戻ってはきません。  また、私が知っている中では、もう二つくらい方法があります。  「相手が初心者である場合」、新しい練習に移行するのです。つまり、「知らない世界を提示する」という方法。「巧くなりたい」場合は、知らないものがあれば吸収しない手はないですから、ほぼ確実に戻ってきます。全く新しい練習ではなくてもよくて、とにかく「知らない概念」を提示すれば、それだけでOKです。  (今回私が戻ってきたのが、これでした。)  三つ目は、最初のやつと似ているのですが、「ほかの人をとにかく褒める」というものです。「けなし」しかしない指導者には、ついてくる人は少ないです。やはり、「褒められたい人」というのが多いですから、「離れてしまった人」も褒められたい場合が多いです。ほかの人のことを褒めていると、「自分のことも褒めてくれるのではないか」と、向こうからアドヴァイスを求めてきたりします。そうしたら、決して手を抜くことなく、冗談を言うこともなく、真剣に教えてあげます。元通りになります。  ひとまず、まとめ。 1「時間を置く方法」。 2「戻る理由を作る方法」。 3「戻りたくさせる方法」。  この三つは、併用します。また、どの方法もやりすぎは禁物です。やりすぎると、かえって遠ざかります(失敗経験あり)。  ここで、すでに気づいているかも知れませんが、「本人に直接働きかける方法」というのを私は提示していません。ひと昔前の熱血学園ドラマみたいに、本人を説得するガラではないし、また成功するほど私の言葉に説得力がないので、やったことがないのです。  書いていないから、まずい手法ということでもなくて、(教える側の)性格によっては、「直接的な」方法の方があっている可能性もあります。  また、「呼び戻したい場合」にやらない方がいいこともあります。  第一に挙げられるのは、「否定」です。その人を「人格否定」しないまでも、「技術否定」だけで、距離は遠ざかります。「否定」は誰がなんと言おうと距離が遠ざかります(新木さんが今回やっていましたね)。  第二に「迎合」です。遠ざかってしまった人と「友達になろう」というのはよくないです(失敗経験あり)。結局、「教え手への否定、を認める」ということにつながります。  最後に。  いろいろと「技術的(?)」なことを書いてきましたが、最終的には精神論になります。この掲示板で流行っている言葉で書けば、 「教えようという執念」  です。  どんなに「呼び戻す技術」を実行していても、肝心の「教えようという努力」が伝わらなければ、言葉も態度も相手には届きません。「教えることに対して真剣である」ということが伝われば、上につらつら書いてきたような手段を使わなくても、戻ってきます。  書き落としてしまったこともあることでしょう。それから、「それは違うんじゃないの?」ということもあることと思います。前者は質問してくださって結構です。私の答えられる範囲で答えます。後者は、「違うんじゃないの?」という手段を実行しても相手に届くはずがないので、そのままにしておくのが宜しいかと(反論されても「そうですね。そうだと思います」と流すことしかできないので)。  ということで、こんな感じで、新木さんの質問に答えたことになるでしょうか(ずれている気がしないでもないですが)。  それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 採点について。 No.0252 投稿日 2000年12月2日(土)20時31分 投稿者 西鶴翠  昨晩、採点する練習をしようと、新木さんが採点をした部分を、自分でも採点してみました(新木さんの「模範解答(?)」を見ずに)。  その結果、わりと食い違うことが判明しました。食い違っている部分のほとんどは新木さんの説明書きに「迷った」とか「おまけで」とか「厳しいですが」とか書かれているのですが、なかには、無条件ボツのものをOKにしていたり、無条件OKをボツにしていたりもしていました(一割から二割程度、完全に間違えていた)。  まだ、私は理解していないということでしょう。「分解能の低さ」というものを感じました(前に「10中9を通す」と書いたのは、ボーダーラインは踏まないつもり、という前提があったからです)。  人によっていろいろな受けとり方があるだろうなあ、と感じられるネタは、難しいです。  それとは別に、「私が採点することに抵抗感がある人が、かなりいるのではないか」という問題があります。私は、正式には「課題をクリアしていない」人間です。新木さんが任命しようと、私の採点に疑問や反感を持つ人がかなりいると思います。  少なくとも、私の一存で決まってしまう、という状況は作らないでください。できれば、「多数決」の制度を望みます(三人集まって、「二人以上OK」ならOKとか)。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- >巻島さん(242) No.0253 投稿日 2000年12月2日(土)21時25分 投稿者 新木 伸  うん。  どんどん考えましょう。自分の頭で。  巻島さんの疑問、どういう袋小路にはいってしまっているのか、いまひとつ掴めないんですが、とりあえず書いてみます。疑問解消しなかったら、またなんか書いてください。 「王子に会えたことを喜ぶシンデレラ」  ……ってことですが、これもこれで骨です。 「無欲なシンデレラが王子に見初められる」  ……こっちもこっちで、骨です。  両者は別の骨です。  だって、「無欲なシンデレラが王子に見初められる」エピソードの、無数に考えられるバリエーションの中に、「王子と出会えたことを喜ぶシンデレラ」っていうのは、入っていなくてもいいんだもの。  また、べつに入っていてもいいんです。  ただ「王子と会えた喜び」が全面に出てきすぎていて、本筋の「無欲」より目立っちゃっているようなのは、ボツにしているはずです。  「無欲なシンデレラが見初められる」系のエピソード群、すでにOKをもらっているものの中には、王子であることを最後の最後に気づいたものもありました。たしか。  また、誰も出していないけど、「踊った相手が王子であることを、シンデレラが最後までまったく本当に気づかない」っていうパターンでも、無欲なシンデレラが見初められるものは書けます。  私がお題として出したのは、「無欲なシンデレラが見初められる」ほうの骨です。  「王子に会えたことを喜ぶシンデレラ」を描けとは、言っていません。べつに入れるのはかまわないけど、メインであるものより目立っちゃダメ。  あと、細かいところ。  わしの出した骨は、「無欲なシンデレラが王子様にダンスに誘われる」じゃないです。ここでは「見初められる」ってことが重要であって、べつにダンスに誘われるかどうかはどうだっていいんです。  あ、でもダンスに誘われないとストーリー変わっちゃうから、ボツにしてるか。一応。  それに舞踏会なんだから、「見初められる=ダンスに誘われる」っていうのが素直な流れだわな。  あと巻島14。  つまりシンデレラは、はじめから宝石はぜんぜん欲しくなかったわけでしょ?  王子と踊れることが、ただ嬉しかっただけで。  それはシンデレラの価値観を表しているだけなの。  「宝石(価値0) < 王子と踊れること(価値最大)」っていう、ただそれだけの事実。そこにはべつに、「無欲」はないわけ。  王子の勘違いってことで読者の目を留めさせて、そこで「無欲」を引き立たせようという狙いがあって、その手法はいいんだけど、そもそも元々の「無欲」要素がゼロなんだから、いくら引き立たせようったって空回りするだけなの。  ないものを引き立たせようとしたって、無駄な努力なの。  本質を掴みそこねてる者が、いくらテクニックを持ってたって、それは猫に小判で豚に真珠なの。  手法(テクニック)は評価してくれとか、そんなこと言われたって、ボツはボツなの。  まず本質がちゃんと込められていて……。そのあとでテクニックとかは評価されるものです。 -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さん(243) No.0254 投稿日 2000年12月2日(土)21時26分 投稿者 新木 伸  ぼくとか……。  まあたしかに、立って歩いちゃいるんだろうけど。  幼児のよちよち歩きのようなもので、よく転びます。もう十年もやっていれば、もうすこしまともに歩けるようになるんでしょうけどね。  骨化については、だいたいOKです。  巻島さんは骨化に興味を持っているようなので、もっと徹底的な究極の骨化までやってもらってます。  でも弟切さんのこれでも、プロットの実用レベルになっていますから、ここまでできれは十分です。  プロとしてプロットを求められたとき、相手に設計図として見せるものとして、ここまでできれば十分だって意味です。  これ以上極めようとするのは、もはや趣味の範疇(笑)。  まあ、やれるに越したことはないですか。 ・弟切25  ボツ。  「強制参加」「商品をもらおう、上位になろうとは全く思わない」あたりが、ボツになったキーワード。  これかなり厳しいボツね。  このエピソードだと、まったく欲がないのと、見分けがつかない。  「コンテストは任意参加。参加賞は大きなチーズ」「参加賞はもうもらえるのだと安心したシンデレラ。伸びやかに踊る」とかになっていたら、いちゃもん付けずに文句なくOKだったかな。  はい。これは忘れて、つぎ考えましょうね。 >唯野さん  うん。いいところに気づきました。  その唯野流に言うところの、「微欲」。  それも「無欲」の一パターンです。  「無欲」には何通りかパターンがあって、その「微欲」も、そのうちのひとつ。  そのパターン。すべて数えあげたわけではないですが、5〜6ぐらいはありますよ。 >なかのんさん  経験者っていっても、かじったぐらい。  松涛館流でした。紫帯どまりで、黒なんて2年間じゃ制度的に無理でした。飛び級していっても、せめて3年はないと……。  「空手始めて1年で黒帯」とかいうのを漫画などでみかけるたび、「うそこけ」とか思ったりして(笑)。他の流派だと、1年でも取れるのかな?  高専も中退しないで5年間通っていれば、もしかしたら取れてたかも。先輩の中には寸止め空手には飽きたらず、極真の道場と二股かけてる人もいました。いつも傷だらけ(笑)。  でも格闘シーンの雰囲気を出すのには、役に立ってます。人と人とが向かいあって戦うときの空気っていうか、なんていうか、それは知ってますので。  格闘技の実体験って、エンターテイナー小説を書く作家には武器になりますね。  どうしたって、「戦い要素」、必要になりますから。 -------------------------------------------------------------------------------- >つばくろさん(222) No.0255 投稿日 2000年12月2日(土)21時26分 投稿者 新木 伸  格闘技の話題がでたところで、ふと思い出しましたが……。 > ちは、つばくろです。一通り書き込み読んで言わんとした事が、 >解ったようなそうでも無いような気分になったので、また、たーっ >と書いてみました。今度はどうだ? 後、格闘技やってるぞと暗に >脅すの最低ですね。最凶死刑囚にやられちゃえ、ひゅー(逃走)  前にこんなこと書いてましたけど、これって、もしかして、私が脅してるって意味? ・なかのん13  ボツ。  これは「ひどい目にあわされても怒らないシンデレラ」です。怒らない理由のところに無欲があるんだけど、まず読者の目に飛びこんでくるのが、「ひどいめにあわされるシンデレラ」なんで、このエピソードでは無欲をメインとして印象づけることが出来ません。 「パーティの作法がうまくできないシンデレラ。罵られ、ひどい目にあわされても、怒ったりはしない。なぜならこの場に来れただけで、満足だったから」  これはたぶん、「こんなにされてまで、どうして彼女は怒らないんだろう?」と読者をじらしておいて、「それは〜〜だったからなのだっ」と持ってゆくことで印象づけようとするテクニックなんだろうけど、なかのんさんは、そんな小手先の技なんていまやらなくてよろしい。  巻島さんにも、「巻島14」で同じようなことを書いたけど。  直球で勝負してくるように。 ・なかのん14  ボツ。  従兄弟が追う死に耳打ちする言葉、「今時こんないい娘はいないよ」のメインとなる根拠だけど、「自分の演技の腹痛を疑わなかったから」でしょう。  それは「純真」であって、「無欲」にあらず。 >魚住さん(246) ・魚住13  ボツ。  これは「疑心暗鬼にかられずに、あたりまえのことができたシンデレラ」。  この構図のどこにも、無欲など、なし。 ・舞踏会に来ている娘たち、誰も例外なく、王子の気を引こうと躍起になっている。 ・王子と踊っていた娘が、足を挫く。 ・だが誰もが、本当に足を挫いたのではなく、王子の気を引くための演技だと信じて疑わない(王子でさえも)。よって誰も医務室に連れて行こうとはしない。 ・疑念を抱きつつも、「本当に怪我をしていたら」と考えて、娘を医務室に連れてゆくシンデレラ。 ・シンデレラから、捻挫は本当だったと知らされた王子、疑っていた自分を恥じる。そしてシンデレラに惚れる。  シンデレラひとりが娘を医務室に連れて行って、他の人がそうしなかった理由って、「待ち時間が長くなるから」じゃないでしょう。連れて行ったって、行かなくたって、娘が倒れてぐずぐずしていたら、どのみち待ち時間は延びるんだから(それを考えると、怪我が本当だろうが嘘だろうが、さっさと医務室に連れて行ってしまったほうがより適切)。  「演技でないの?」と疑っていたのが、真の理由。  よってボツ。 ・237のやつ  あら、わりと正解に近いのが出てましたね。  もう書いてもいいかな。  こんなんなります。 「自分より他人を優先してしまうシンデレラ。その他人の幸せな姿を見ただけで、十分に満足してしまう」 -------------------------------------------------------------------------------- 教えるということ No.0256 投稿日 2000年12月2日(土)22時06分 投稿者 新木 伸 >西鶴さん  いや、先輩後輩って、ある分野ごとにあるんじゃないかな。  「教える」ということに関しては、ぼくは後輩。西鶴さんは、先輩。  んでもって、読ませてもらいました。  反論はなし。っていうか、いままで漠然とそう思っていたことに、裏付けがとれた感じですっきりしました。 1.さりげなく突き放して、他の人にはそのまま教える。 2.いまの練習はいったんやめて、新しい世界。知らない概念を提示してみる。 3.他の人を褒める。  うん。どれも今回、やってるぞう。……と思った。  あともうひとつ。これは1の「時間を置く」に含まれるかもしれないんだけど……。 4.その指導法で他の人がうまくなってゆくのを見せる。場合によっては、追い抜いてしまうぐらいまで見せて、焦らせる。  あと、やっちゃいけないことのほう。  そうか。「否定」はやっちゃいかんのか。してたなぁ、わし、たくさん。  あと「迎合」。これはどうだろう。してないつもりだけど、なんかしてるかもしれないなぁ。う〜む。  どうだったでしょうか? 本人的に?  ところで、最後にひとつだけ。  西鶴さんにも、わかっておいて欲しいことがひとつ。  何度か西鶴さんの文面のなかに、「教えかたがなっていない」みたいな主張が読みとれましたので――。  ぼくがいまこれをやっている、最大の理由――「自分と同じ視点で話のできる友達がほしい」ということ。  この目標のために、「教えるノウハウ」を駆使するのは理にかなっているように見えます。  ただしここで、わしが本末転倒してはならんのが、ここでは「教える」こと自体が最大の目的じゃないってことです。  たとえば、「教えるノウハウを駆使してまで拾わなきゃならないような人間は、はなから見込みないから、そんな労力を払うのはやめておこう」という観点に立ってしまうと、びしびしやって、ついてこれる人間だけ残ればいい、ってことになってしまいます。  まあ俺的理由の、その2のほうに、「教えることで自分の技術を向上させる」っていうのがあるんで、教えることも目的のひとつではあるんですが。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点者問題 No.0257 投稿日 2000年12月2日(土)22時06分 投稿者 新木 伸  採点基準は、私以外の人がやる場合には、「疑わしきはすべてボツ」式でやってもらおうかと思っています。  つまり、OKの理由が明確でない、灰色のものは、全部ボツにしていいと。  多少の不満は出るかもしれませんが、それは参加者に了解してもらうしかない。私の権限で「文句はなし」ってことにしておきます。  スポーツの審判とおなじようなもので、「絶対に間違わない」わけではないけれど、審判の判定は「絶対」として受け入れるっていう暗黙の了解ね。  だから自分の採点精度のことについては、心配しないでいいです。  ただ気になるのは、その1割2割の食い違いのことかな。  これだって、べつに1割2割ぐらい間違えたって、課題の10個が12個に増えるか、8個に減るかぐらいのことなんで、たいしたこっちゃないんですけどね(笑)。  どのみち、この段階では数をこなさなきゃならんわけです。筋を誤らない目を養うためには。(まあ数っていったって、たかだか10や20で、100や1000やれってわけでもないし)。  ところで、その1割2割のやつですが、ぼくの出したOKとボツの理由に、あとから納得していますか? それとも納得できないまま?  どれなのか出してもらえると、いいかも。  ぼくだって絶対じゃないから、もしかしたら、OKのものをボツにしているかもしれない。西鶴さんの判定のほうが、じつは正しいのかもしれないし。  多数決制度は考えてます。  ただそれをやるには、3人以上の採点者がいて、しかもその全員が、全部のネタを判定しないとならないんですよね。  それに3人いる場合でも、多数決制度にしなければ、それぞれの負担は3分の1になるわけです。  けっこう、人のものに判定を下すのって、責任が肩にのしかかってくるので大変でしょう。自分がネタ出ししていたときよりも、もっと高いレベルの「真剣身」を、否が応でも持たされてしまう。  それが、いいんです。9割通せそうになって、採点者になった人には、そのくらいの真剣身が必要な練習でないと、もう経験値は入ってこない。  いちおう、いまのところは、ボツにするなら、ボツの理由。OKにするなら、OKの理由を採点者には書いてもらおうと思っています。あと余力があるようなら、「骨化」もなんだけど……それはまあ、無理だろうなぁ。  ボツとOKと、双方の「理由出し」が負担になってくるようなら、最低限、OKの理由だしだけでもいいかと。  実際のところは、こんな感じになるんじゃないかと思ってます。  「3人ぐらいで分担。数日おきに交代か、ネタ十数個単位で交代。持ち回り制。疑わしきはすべてボツ。ボツの場合は理由は書いてやらない。OKの場合のみ、理由を付ける」  これでも、かなりの負荷でしょう。  自分自身でネタ出ししていたときと、気分的には、これで同じぐらいの負荷のはず。いや、自分でネタ出ししていたほうが楽だったかも(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、いけね No.0258 投稿日 2000年12月2日(土)22時12分 投稿者 新木 伸  骨化を徹底的にやってもらってるのは、巻島さんじゃなくて、魚住さんだったか。  訂正。 -------------------------------------------------------------------------------- うーん。 No.0259 投稿日 2000年12月2日(土)22時22分 投稿者 八神伽羅 いろいろ浮かぶようにはなったんですが、まだ「これはあくまで自分的無欲であって、普遍的な無欲じゃないんじゃないのか?世間一般ではこれを「優しい」とか言うんじゃないのか?」と疑心暗鬼な感じです。 分解能を早く上げなきゃな……。 八神11 年子で三人兄弟の王子達。外見と性格はよく似ているが、第一王子には王位継承権がない。彼が生まれた祝いのパーティーに、王が近所に住む魔法使いを招待しなかったので、怒った魔法使いに「王位についたら国が滅ぶ呪い」をかけられているため。 未来の王妃を夢見る貴族の娘達は、第二、第三王子には積極的に声を掛けるが、第一王子には見向きもしない。王子に声を掛けられても、無視するか他の王子に紹介するよう頼むだけである。 王子、諦め半分でぽつんと壁の花になっているシンデレラに声を掛ける。 シンデレラは頬を上気させ、笑顔で頷く。今までなかった反応に王子は戸惑い、私は王位につけない王子だが、あなたはそれを知っているのか、知っているならなにがそんなに嬉しいのだと詰問する。 シンデレラは、もちろん知っているが王位なんて関係ない、こんな素敵な王子様と踊っていただけるなんて、それだけで身に余る幸せだ、と答える。惚れる王子。 八神12 舞踏会の余興として、外れなしの抽選会が行われている。 景品は王子が手渡ししてくれるので、会場は盛り上がる。 大きく豪華な箱を当てるシンデレラだが、隣にいた女性にせがまれ小さく地味な箱と交換してしまう。箱を開けてみると、入っていたのは美しい首飾り。女性にあげた大きな箱には、白紙のカードが一枚入っているだけだった。どうやら外れらしい。 がっかりしている女性に、シンデレラは自分から中身の交換を申し出る。 一部始終を見ていた王子、何故そんなことをするのかと理由を尋ねる。 王子からもらったものなら、なんでも嬉しいからだと答えるシンデレラ。 感激した王子、シンデレラの手からカードを取り上げ、なにか書き込む。 「強欲な貴族への当てつけのつもりで用意させたんですが、貴女のような方がいるとは計算外でした。これをどうぞ、受け取ってもらえますか?」 差し出されたカードには、「王子と好きなだけ踊れる券」と書いてあった。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- あ、そだそだ No.0260 投稿日 2000年12月2日(土)23時01分 投稿者 新木 伸 >西鶴さん  ぼくが「教えかたがなっていない」って読みとったっていうのは、例の#251の書き込みってことじゃなくって、いままでの一連のやり取りの中で……って意味ね。  読み直して、ちと、誤解がでるかもしれないところに気づいた。 >八神さん(259) ・八神11  OK。 ・八神12  OK。  ただし、「王子と好きなだけ踊れる券」っていうのは、「テメエ何様のつもりだ?」とか思っちゃったけど(笑)。  「どんなお願いでも聞いてあげる券」にしておいて、シンデレラが、「じゃあ、あの……踊っていただけませんか?」とゆくのが、このエピソードの方向性で、最大効率を発揮した美しい形だろうね。 -------------------------------------------------------------------------------- とにもかくにもネタを…… No.0261 投稿日 2000年12月2日(土)23時08分 投稿者 魚住雅則 >骨化の話 完全にではないけど、以前よりだいぶ解った気がします。 >訂正 すみません。たしかに甘くみて訂正とかしてました。以後、アップした後のネタ修正はしません。 14番 骨 ・お城に着いたシンデレラ。会場に向かう途中の庭で若者(実は王子)が怪我(軽傷)をして座り込んでいるのを発見。 ・舞踏会に急ぎたいたい気持ちもあるが、若者の手当て。 ・若者からのお礼をの申し出を断り、会場入り。 ・しばし壁際で舞踏会を楽しんでいるとシンデレラを探していた若者と再会。怪我の具合を心配するシンデレラになんとかお礼を渡そうとする若者。しかしお礼を貰う発想が薄いシンデレラは一瞬なんでお礼を貰うのか思い出せない。 ・断っても食い下がる若者にシンデレラ、手当ての時に見つけた4葉のクローバーをみせ、さっきのことでコレをみつけられたのでそれで十分と断る。 ・若者(王子)惹かれる。 ・お城に着いたシンデレラ。会場に急いでいると中庭の草の上に若者(じつは王子)が座り込んでいる。 ・舞踏会も気になったが若者に近づくと、怪我をしている。応急手当をし、怪我の具合を確かめてから立ち去ろうとすると、若者「お礼がしたい。少しまっていてくれないか?」シンデレラ、「ううん、そんな大したことしてないよ」とさっさと去っていく。 ・しばし壁際で控えめに舞踏会を楽しむシンデレラ。そこへ先ほどの若者が来て「やっと見つけた」 シンデレラ「あ、怪我はどう?」 若者「もうなんともないよ。ありがとう。で、お礼をもって来たんだが」 シンデレラ「お礼? 何で?」 若者「さっき、助けてくれたじゃないか」 シンデレラ「ああ、そっか。でもそんなことでお礼なんか貰えないよ」 若者「しかし……」 シンデレラ「いいってば。あ、そうそう」ここで四葉のクローバを取り出し、「さっき君の手当てしてるとき見つけたんだ。君のおかげだよ。これがお礼ね」ニッコリ。 ・若者、新鮮な感動を覚える。 -------------------------------------------------------------------------------- 気分は田螺(たにし) No.0262 投稿日 2000年12月2日(土)23時46分 投稿者 弟切 千隼 なぜかすっかり自分が田螺になった気がしてい る弟切千隼です。前回出したのはボツになった とはいえ、骨化は成功していたようなので嬉し い田螺です。 でも田螺だから骨じゃなくて殻かも知れません ね。 骨だろうと殻だろうと、前回のは忘れて次に行 きます。 その二十六。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・舞踏会の会場にやって来たシンデレラ。その 場の華やかさに気後れして、彼女は誰かに声を かけて踊ろうなどとは思いも寄らず、壁の花と なっている。 ・シンデレラは会場で同じように壁の花となっ ている若い女性と知り合う。彼女は夫の兄弟を 亡くしたばかりの喪中なので、舞踏会に出席は できても踊ることは許されない。踊りたそうな 彼女を見て、シンデレラは彼女の喪服と自分の ドレスを取り替えて踊れるようにしてあげる。 ・その女性は王子の従姉妹で、ドレスを取り替 えたその女性が王子と踊った時、王子は彼女の 正体に気付く。従姉妹から事情を聞いた王子は 従姉妹とシンデレラの服を元通りにさせてシン デレラと踊る。 [肉付き骨] ・王子の誕生日を祝う舞踏会の会場。多くの男 女が踊りを楽しんでいる中で、シンデレラは壁 の花となっている。彼女は踊りたくない訳では なく、この場の華やかさに気後れして、誰かに 声などかけられない状態である。 ・シンデレラは、黒ずくめの喪服を着た若い女 性が一人、同じように壁の花となっているのに 気付く。人々を見つめる彼女の表情はひどく悲 しげで、涙ぐんでさえいる。シンデレラが「ど うなさいました?御気分でも悪いのですか?」 と訊ねると、その女性は「いいえ。喪中の身で ありながらはしたないことですが、私も皆と同 じように踊りたいのです。私は喪中なので、王 子さまの誕生日を祝うために舞踏会に来ること は許されても踊ることは許されません。喪中と いっても亡くしたのは夫の弟で、私にとっては 馴染みのない方でしたの」と答える。 ・シンデレラは「では、私のドレスとあなたの その喪服とを取り替えましょう。そうすれば皆 あなただとは気付かないでしょうから、思う存 分踊れますよ」と提案する。女性は驚いて言う 。「まあ、それではあなたが踊れませんわ」。 シンデレラは応える。「いいえ、私は今夜ここ に来られるという夢が叶ったので、もう充分で す。さあ、控え室へ行って着替えましょう」。 ・服を取り替えた女性は嬉々として踊りの輪に 加わり、喪服になったシンデレラは元のように 壁の花となっている。女性の様子を見て、シン デレラは服を替えてあげて良かったと思う。シ ンデレラのドレスを着た女性は次々に相手を替 えて踊り、何人目かに王子と踊る。女性と踊り 終わった王子はあっと驚く。 ・王子は、その女性が喪中であるはずの従姉妹 だと気付く。従姉妹を別室に連れて行き、どう いうことだと王子は問い詰める。従姉妹は正直 に事情を話し、王子はシンデレラの行為に感心 する。 ・王子は従姉妹にシンデレラを連れて来させ、 二人の服を元通りに着替えさせてから、シンデ レラに言う。「我が従姉妹のわがままをきいて 下さってありがとう。せっかくの舞踏会なので すから、あなたにも踊りを楽しんでいただきた い。私と踊っていただけませんか?」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− では、田螺は蓋を閉めて眠ります。 おやすみなさい。 -------------------------------------------------------------------------------- うわ、怒涛の書き込み量・・・・ No.0263 投稿日 2000年12月3日(日)00時29分 投稿者 望月京路 『マイフェアレディ』を見ました(BSでやってた)。 舞踏会って、すげえ。まるで動物園(笑)。そりゃシンデレラじゃなくたって舞い上がるって。 悔やまれる事はラストの方(主役の女の人が、教授のお母んの家に家出して、教授がやってくるシーン辺り)で、ウトウトしてしまったこと。ああ、あの後どうなったんだろう?  ☆新木さん 質問です。 >「ヌルいわっ。ペナルティ1。」 と言われないと、ペナルティじゃないのですか? 最初は >「ペナルティじゃなくていいです」 といわれない限り全てのボツはペナルティの対象かと思っていましたが、千隼さんを見ている限りそうでもない様子。 つまりは小生が27番━━老人をいたわるのが優しい上に、そのあと無欲が来てるから混乱を招くやつ━━は、ペナルティの対象と成り得るのでしょうか? ☆教授先生 >無欲じゃなく微欲 でしょうね。文字のままに『完全に欲がないシンデレラ』をやったらボツりましたし。 まあ、それはそれとて課題課題。 *29番 ━━(骨?) ・入り口で宝石配布を断ろうとするが、強引に渡されるシンデレラ。 ・自分の宝石を褒めた女に宝石を渡す。綺麗な宝石も、踊るときには邪魔なだけだから。 ・王子もその意見に共感。二人、踊る。 ――本文―― 舞踏会にやってきたシンデレラ。 入り口で色んな宝石のプレゼントをやっていた。 「さあ、お嬢さん。王様からの計らいです。お好きなのをどうぞ」 「要りません。私は踊りに来たのです。私の分は、他に欲しい人にあげて下さい」 係りの者は「それじゃ私が困ります」と、シンデレラにほとんど強引に宝石を渡して、奥に押しやってしまった。「参加者に渡せといわれてるのに、渡さなかったなんて知れたら、面倒なことになる」 とにかくシンデレラはダンスホールにやって来た。 と、ある女がシンデレラの持っている宝石を見て言った。 「あ、その宝石、綺麗ねぇ。でも私のはもっと━━」 「そうですか。ならこれはあなたに差し上げますわ」 シンデレラの思わぬ反応に、女はきょとんとする。 「え。いいの?」 「だって欲しいんでしょう? 私はここで踊れるのなら、それ以上は求めません。確かに宝石も綺麗で素敵ですが、踊るときには邪魔なだけでしょう、今は?」 女は『バカね。踊ったって一銭の得にもならないじゃない』と内心で思いつつ、平静を保ちながら「まあ、あなたがそこまで言うのなら」と、シンデレラから宝石を貰うとそそくさとその場を去っていった。 そこへ王子、登場。 「同感です。私も舞踏会で宝石を渡す父の考えはどうかと思っていたんです。じゃあ、どうです、ご一緒に?」 シンデレラは勿論、快くダンスの誘いを受けた。 オードリー・ヘップバーンって、始めて見たけどべっぴんさんね。 御免。 -------------------------------------------------------------------------------- 質問&提出 No.0264 投稿日 2000年12月3日(日)04時33分 投稿者 つか ほぼ理解してたつもりでしたが、おもいっきり「つもり」でした。 もっと頑張らねば。 それで、まず質問をひとつ。 つか・2(NO,233)の場合、 ・踊りがぎこちないシンデレラ。しかし、かえって王子は興味を深めた。 の部分が ・王子に好印象を与えようと力み過ぎの他の娘と違い、自然体で踊るシンデレラ。そのことで王子はさらに興味を深めた。 だったらOKだったのでしょうか? 質問は以上です。そしてアイデア出し。 つか・3 ・会場に着いたシンデレラ。パーティは始まっていて、王子らしき男性の周りに人だかりが出来ている。 ・王子を一目みたいと思いそちらに向かおうとするシンデレラ。しかし途中で迷子らしき子供を見つける。 ・子供の親を探してやるシンデレラ。 ・すると、若い男性が声をかけてきた。男は王子の知り合いだと言う。 ・男はシンデレラに自分と踊ってくれれば王子を紹介してあげよう、ともちかける。しかし、交換条件などを出さなくても、踊ってくださるだけでいいです、と答えるシンデレラ。 ・男は、王子と知り合いになれるチャンスなのに何故断るのか、と尋ねる。シンデレラの答えは、ここに来れただけで充分に嬉しいから、というもの。 ・王子は貴方のような女性のことが好きなのです、と男。 ・皆に囲まれている男性は偽者で、実はこの男が王子だった。 もっとポンポンと出せなきゃ何ないんでしょうけど、ひとつだけ。 御指導願います。 -------------------------------------------------------------------------------- いくつか No.0265 投稿日 2000年12月3日(日)10時06分 投稿者 新木 伸 >魚住さん(261)  あらら。いやべつに叱ったわけじゃないですよ。  ただプロで物を書いているとき、一度世に出した物はもう修正の効かないものなんで、いまからそれがあたりまえであるような習慣を付けといたほうがいいと思いまして。 ・魚住14  OK。  なんかウマくないなぁと思いつつ、でもボツにする理由が出ないんで一応OK。  ちっ。  これが、「怪我をしていた青年を放っておけずに」とか一文でも書いてあれば、そこにイチャモンつけてボツにすることなんですが(笑)。  系統としては、「思い至らなかった」系でしょうね。  二度、王子からのお礼の申し出を断っているところを、舞踏会会場でシンデレラを見つけたときの一回だけにして(怪我の手当をしてもらった時にはお礼のことを持ちだす暇のない王子)、そして舞踏会でようやく見つけたときに、王子がまず何か(お礼の品)を渡そうとする。それを受け取る理由を思いつけずに、きょとんとしてしまうシンデレラ……みたいにやると、このエピソードの持つ方向性を、より効率よく印象づけられるのではないかと思いました。  あと今回、「骨」よりも「肉付き骨」のほうが、短くなってないですか? 文字数的に。 >弟切さん(262) ・弟切26  ボツ。  要は、「踊れない理由を持った服」ってことなんだろうけど、喪服はないでしょ、喪服は。  喪に服するっていうのは、服を取り替えただけでどうにかなるもんじゃないと思う。  まあ、それはそれとして、上の「踊れない理由を持った服」というのを、「型遅れの古めかしいドレス」みたいなことにして、恥ずかしがって踊れないでいる女の子と、シンデレラは服を交換してあげたとしましょう。  それでも、やはりボツ。  それは「同情」であって、「無欲」にあらず。 >望月さん  んー。片方に「無欲」が入ってるので、まあそんなにヌルくはないんじゃないでしょうか。  ペナルティ欲しかったら、持っていってもいいけど。好きなだけ(笑)。  「ペナルティ」って書かれてない場合は、普通のボツと考えていいです。  あとヌルさの加減によっては、「ペナルティ2」とか「ペナルティ3」とか、出ることもあります。  最近だとみやびさんに、ペナルティ5(それとも2.5?)が出ましたねー。 ・望月29  ボツ。  だから、シンデレラ自身が惜しいと思っていない物(宝石)を渡す行為には、無欲はないんだってば。 >つかさん(264)  「つか2」の質問。  その通り。そうなっていたら、OKでした。  言葉尻の問題だと、簡単に捉えないように。  もっと重く受け止めてください。  つかさんの場合、「ぎこちなく踊るシンデレラ」と「自然体で踊れたシンデレラ」が同じように見えてしまっていたから、さしたる注意を払わずに、ああ書いてしまったわけです。  分解能が低いんです。  致命的なほど。  違いが見分けられる「目」があるなら、なにをどう間違えたって、「ぎこちなく踊るシンデレラ」にはならないのです。  大人が、犬と猫を見間違えないのと同じように。  子供は犬と猫を一緒にしてしまって、「どーぶつ」と捉えてしまうこともありますけど。  ちなみに、私のほうで深読みすれば、「ぎこちなく踊るシンデレラ」と書いてある部分を真意を汲み取って、OKにできたかもしれません。  でもあえてそれをせず、書いてあるまま読みとる。積極的に「誤読」をするというのが、この練習のお約束。採点者の姿勢です。(なんかこう書くと誤解が生まれそうだけど(笑))  実際に小説として書いたとき、読者だって、作者の意図なんて汲み取ってなんてくれません。書いてあるものを、そのまま読みとるものです。つまり作者側の我々としては、どう読みとられようと、読み間違いの起きないように書かねばならないのです。 ・つか3  うーん。これはOKにしてもいいんだけど……。  ボツにしときます。  ダメな部分の解説をしたところで、OKになってると、たぶん忘れちゃうでしょうから。  どこがいかんかというと、迷子の子供と会って、その親を捜してやるところです。これは「優しさ」ですね。余計な物が、ここで入っちゃっている。  後ろのほうの構図では、青年に「私と踊ってくれたら王子を紹介する」という取引をもちかけられるわけだけど、シンデレラは交換条件などいらなくて、単に青年の申し出を受ける。なぜなら、舞踏会に来れただけで充分であって、王子に取り入るなんてつもりはなかった。……なんて感じで無欲が描かれるわけですが。  この後ろの構図だけで、充分です。  迷子の子供は必要ない。っていうか、不要どころか、あると害が出てくる。「優しさ」っていう方向に目がいっちゃうという実害ね。  ただそのかわり、いきなり話しかけてきた青年が「私と踊ってくれたら王子を紹介する」って言ってくるのは変だから、そのへんをスムーズにしないとならない。  これ、再提出、やってみますか? -------------------------------------------------------------------------------- あ、そうそう No.0266 投稿日 2000年12月3日(日)10時15分 投稿者 新木 伸 >弟切さん  「弟切26」喪服のやつ。ペナルティ1ね。  前は、「ペナルティ1でノルマ2個追加」とか書いてましたが、これから、ペナルティ数がそのまんまノルマ数ってことに変更します。>ALL  ってことで、弟切さんは、ノルマ1個追加なりね。  ところで弟切さん、いま何個?  進んでる? それともスタートラインより後退してる? -------------------------------------------------------------------------------- もうひとつ No.0267 投稿日 2000年12月3日(日)10時18分 投稿者 新木 伸 >望月さん  望月29も、無欲まるで入ってなかったね。  ペナルティ1。ノルマ1個追加。 -------------------------------------------------------------------------------- ほねほね。 No.0268 投稿日 2000年12月3日(日)12時14分 投稿者 八神伽羅 まだ私には早いかも、と思いつつも今回から骨化に挑戦してみました。 シンプルに削るのって難しい……。 八神13 ・人混みに疲れて廊下で休憩するシンデレラ、王宮の華麗さに目を奪われる。 ・同じく休憩中の王子に、王子だと気付かず素敵なところですねと声を掛けるシンデレラ。 ・おべっかだと思った王子、それなら下働きで雇ってやろう、と意地悪く言う。 ・素直に喜ぶシンデレラ。驚いた王子、王妃になりたいのではないのかと問う。 ・そんなこと考えたこともないとの答え。感銘を受けた王子、自分を恥じつつダンスに誘う。 慣れない人混みに疲れたシンデレラ、会場を出て廊下で休憩することにする。 王宮の廊下には美しい彫刻や絵画が飾られており、シンデレラは目を奪われる。感激した彼女は、たまたま近くにいた男性に素晴らしいですね、と話しかける。彼は休憩中の王子なのだが、興奮しているシンデレラは気付かない。 自分に気に入られたいが為に世辞を言っているのだと解釈した王子、ならばずっとここで暮らすがいい、ただし下働きでな、と意地悪く答える。 シンデレラ、ここでようやく相手が王子であることに気付き、目を輝かせる。 「本当にいいんですか?こんな素敵なところで働けるなんて、夢のようです」 呆気に取られた王子、お前は王妃になりたくて私に世辞を言っていたわけではないのか、と尋ねる。 「すみません、声を掛けたときには私、感激していてあなたが王子様だって気付かなかったんです。……王妃になりたいなんて、考えたこともありませんでした」 感銘を受けた王子、疑心暗鬼にかられていた自分を恥じ、シンデレラをダンスに誘う。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 三歩進んで一歩下がる(;_;) No.0269 投稿日 2000年12月3日(日)17時19分 投稿者 弟切 千隼 新木さんへ > 最初に四つ通って、ペナルティを四つもらって 零に戻り、その後三つ通ってまた一つペナルテ ィが来たので、今二つOKの状態です。 私、誰よりも多くペナルティをもらっています ね(^^; こういう点、やはり他人より理解が遅 いんです。 行きつ戻りつのろのろ行路の田螺は、とりあえ ず、また一にじりします。 その二十七。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・舞踏会がある城に着いたシンデレラ。あまり に城が広いので中で迷ってしまい、偶然、王子 に遭う。 ・シンデレラは彼が王子だと気付くも、舞踏会 の会場への行き方を訊ねるだけでそれ以上いろ いろ訊ねたりお世辞を言ったりしない。自分に 取り入ろうとしている者たちばかりに囲まれて うんざりしていた王子は、驚いてシンデレラに 「それだけか?」と問い返す。 ・舞踏会に来られた上に王子さまと一言でもお 話ができたなんて過分な幸せだ、と答えたシン デレラに惚れて、王子は彼女を踊りに誘う。 [肉付き骨] ・美しく変身したシンデレラは、舞踏会が行な われる城にやって来る。「舞踏会の会場はこち らです」と言われて向かったものの、広大でき らびやかな城に戸惑ったシンデレラは道に迷っ てしまう。 ・誰かに道を訊こうと思いながらシンデレラが 歩いていると、一人の青年が飛び出してくる。 その青年が胸に付けている紋章から、彼が王子 であるとシンデレラは気付く。 ・「あの……すみません、道を教えていただけ ませんか?私、舞踏会に来たのですが、お城は 初めてなもので迷ってしまって」とシンデレラ が訊ねると、王子は不機嫌な様子で「ああ?そ この角を左に曲がって真っ直ぐだ」と答える。 「そうですか。御丁寧にありがとうございます 」と礼を述べて王子の横を通り過ぎようとした シンデレラを、彼は驚いた様子で呼び止める。 「待たれよ、それだけか?」 ・シンデレラはなぜ王子に呼び止められたのか わからず、戸惑った様子で「はい?」と応える 。「私が王子であることは気付いているだろう ?よもやこの胸の紋章を知らぬ国民はいまい。 お前も私の妃の地位を狙って、舞踏会に来た娘 ではないのか?」と王子が問い返す。 ・シンデレラは答える。「私は今夜、舞踏会に 来ることができただけで充分幸せです。その上 このように王子さまと一言でも言葉を交わすこ とができたなんて夢のよう、望外の幸せです。 これ以上のことなど望んだらばちが当たります 」。 ・王子は感嘆した面持ちで言う。「舞踏会など 、出席しても私に取り入ろうとおべっかを使う 者ばかりで楽しくない、こっそり城を抜け出し てしまおうと思っていたが、今考えが変わった 。あなたのような方がいるのなら舞踏会も楽し かろう。私と一緒に来て、踊ってくれまいか? 」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 田んぼの泥の中で喘ぎ続ける弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- 本当にバッグてるかも。ここ。 No.0270 投稿日 2000年12月3日(日)17時53分 投稿者 望月京路 「よみかく」から来ようとすると、エラーでどうしたとか表示されますはい。 さてさて、現在OK数:七ですか。 まだ軽傷。打つべし、打つべし、内部市(何処?)! *30番目 ━━(骨、というよりむしろ概略?) ・舞踏会にて、シンデレラは男に突き飛ばされる。 ・非礼を詫びて、男はすごいブローチを出し、これをあげようという。 ・が、見ただけで良いと言うシンデレラ。男、シンデレラに興味を持って踊りに誘う。 ・で、男が王子。 ━━本文 シンデレラは舞踏会にやって来た。が、見てるだけでよかったので突っ立っているだけ。 と、誰かに突き飛ばされ、シンデレラは転んでしまった。 「おっと失礼、余所見をしていました。お詫びにこれを差し上げましょう」 シンデレラを突き飛ばした男は、懐から豪華絢爛に宝石を散りばめたブローチを差し出した。 その美しさにシンデレラは見とれる。しかし、 「そんな素晴らしい物を見せてもらっただけで私は充分です。いい目の保養になりましたわ」 「ほう、あげるというのにいらないと? 変わった人だ。どうです、踊りませんか? あ、紹介が遅れました。わし、王子」 打つべしと言いつつ、一発重視。 御免。 -------------------------------------------------------------------------------- 一発勝負 No.0271 投稿日 2000年12月3日(日)21時57分 投稿者 幽界寺 ちょっと、色々な事情があって少しの間これなかった。 そうしたら、すごい量の書きこみ。読むだけで大変。そして、ついに評価が返ってくる。お情け一つと通常OKが一つ。九分の二。思っていた以上に少ない。課題もでた。泣きそう。悩む。 で、出た結論。この課題の意図は自分の勘違いしている部分に気づけと言うことではないかということ。それから考え、六番のOKな理由。「自分の夢が舞踏会にくるという以上のものが思いつかない」という部分がシンデレラの無欲を表しているから。 ……なんかちょっと違う? しかも、ここに来て自縄自縛状態。自主ボツのオンパレードでネタが出てこない。そして、本当の意味でのネタだしの苦労の意味の片鱗を知る。 そして、悩みに悩んで出た一つのネタ。 六番のOK理由を明確には書けてないが、もし、これがOKをもらえたなら何か進歩したのは間違いなし。OKもらう自信もあり。ただ、もらえなかったら……、また一筋の光も見えない闇に逆戻り。さあ、題名通りの一発勝負。いざ、参る! 第十番 ・ 舞踏会に入るために招待状を見せようとするシンデレラ。 ・ しかし、招待状を無くした人が前にいたために、その気持ちを思って招待状を渡してしまう。 ・ 城に入ることもできずに、城の塀の外から舞踏会を眺めるシンデレラ。 ・ たまたま、よいざましに外に出ていた王子様がそれを見つける。 ・ 身分は明かさずに事情を尋ねる王子様。事情を話すシンデレラ。 ・ 事情を理解した王子様は、自分と一緒なら舞踏会にはいることができると誘う。 ・ 首を横に振るシンデレラ。何故、いやなのかを訪ねる王子様。 ・ 「私はここに来ることができると夢見れただけで十分です」 ・ 王子様はそのシンデレラの姿勢にいたく感動し、是非にとシンデレラを誘う  (食べ残しの骨って感じですね。しかも、自信はあるけど半分ぐらいはねたかぶり) -------------------------------------------------------------------------------- 100P突破、これでようやく(1/3.7)なりね No.0272 投稿日 2000年12月3日(日)22時10分 投稿者 新木 伸 >八神さん(268) ・八神13  OK  骨化、だいたいOKです。  ただ台詞みたいなやつをもう少し要約したほうがいいかも。  あと視点についても意識しておくと、もっと情報量は省けて、さらにわかりやすくなりますよ。  現在のプロット、シンデレラの心の中にも、王子の心の中にも、両方に立ち入っている視点になってますね。果たしてこのエピソードを書くときに、それがベストなのか、検討するように。  視点を設置してプロットを書くと、足りないことも見えてきます。  たとえばこのシーン全体をシンデレラ視点で書くとすると、こうなりますか。 (シンデレラ視点) ・疲れて休憩するシンデレラ。 ・隣にいた青年に、王宮の華麗さについて話しかける。 ・青年、下働きで雇ってやろうと言ってくる。 ・素直に喜ぶシンデレラ。 ・なにやら驚いた青年、自分が王子であることを明かしてくる。シンデレラも驚く。 ・王子、王妃になりたかったのではないかとの問い。 ・驚いて否定するシンデレラ。それはシンデレラの思いもしないこと。 ・王子から、ダンスに誘われるシンデレラ。素直に受ける。 ※ ・「廊下」ってことは別に必須でないので削除。同じく「人混みに疲れて」ってのも、単に「疲れた」でよいので削除。 ・「素敵なところですね」というのは、つまり、「華麗さについて話しかける」こと。 ・「おべっかだと思った」とかの王子の心境。シンデレラ視点にすると消えます。王子の心に立ち入る視点じゃないと描けませんから。シンデレラから見えるのは、せいぜい、「意地悪そうな顔になり」ぐらいなもの。  ちなみにシンデレラ視点になると、どうしてもおかしい部分があるので、骨が変わりました。  シンデレラが王子と気づく場所。「下働きで雇ってやろう」という言葉からでは、「お城の人なのかしら?」というあたりの疑問までしか出ないはず。王子と気づくには、王子側から明かすプロセスが必要。もしそこで気づくくらいだったら、はじめから気づいていてしかるべき。顔を見ても気づかないのだから、とことんまで、自分から名乗るまで気づかないってするのが普通です。王子の顔は知らなかったとかいう理由をつけてね。  あと、そうなってくると、青年が王子あることを明かされたときのシンデレラの驚き。シンデレラが王妃になりたいなんて思ってもいなかったと知って驚く王子。これはほぼ同時に発生することになって重なります。そのほうが効果的なのは明らかですね。  あと、もうひとつべつのアプローチから……。  下のように、このシーン全体を王子視点で考えてみると、王子がどこで「自分が王子だ」と明かすかなんて、また別の観点で明らかになってきます。 (王子視点) ・疲れて休憩している王子。 ・隣に座ってきた女性、王宮の華麗さを褒めたたえ、おべっかを言ってくる。 ・意地悪な気分になった王子、下働きで雇ってやろうと言う。 ・喜ぶ女性。本当に喜んでいるらしい。 ・驚いた王子、王妃になりたいのではないかと、女性に問いかける王子。 ・質問の意味がわからず、首を傾げる女性。王子、ここでようやく、女性が自分を王子だと知らないということに気づく。 ・青年、自分が王子であることを名乗る。 ・驚く女性を、ダンスに誘う王子。  シンデレラが、相手が王子であることを、どこで気づくのが正しいか。  流れがおかしくなってしまうのは、シーン全体をいくつもの視点から見ていないために起こしてしまうミスです。 -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さん(269) No.0273 投稿日 2000年12月3日(日)22時10分 投稿者 新木 伸 ・弟切27  OK。 >望月さん(270)  あれ? エラー出ます? なんでだろ。  いまもでるかなぁ。ブラウザの「更新」ボタン押してみるとか。 ・望月30  んー、ボツ。  転ばされたぐらいで宝石を受け取っちゃったら、それは強欲お姉さんだと思う。受け取らないのが普通で、だからそれはべつに無欲じゃないと思う。 >幽界寺さん  うん。だいたいそんな感じでOK。  シンデレラに、まず夢を聞いて、「舞踏会に来ること」と答えさせ、それはもう実現してるからその上の夢をと聞いて、それを答えられなかったシンデレラ……とすることで、シンデレラの夢がささやかであることを描いたのでOKにしてました。 ・幽界寺10  ボツ。  事情を話したあとで、王子に舞踏会に誘われたとき、シンデレラは首を振って断りますよね。  その理由がありません。  これは単なる作者の都合で、いったん断らさせているだけ。こんなクサい芝居で、「無欲」が伝えられるはずもなし。  だいたいそのあとで、「是非に」と言われて、ほいほいついて行くんでしょうが?  だったらなぜ最初に誘われたときについていかない? 変でしょ?  招待状をあげてしまって会場に入れなくなったあと、未練たらたら、外から眺めているっていうのは、なんかいい感じだったんですけどね。欲を捨てきれないでいるシンデレラって感じで。  でも終わりが悪いので、すべてぶちこわし。  これ、再提出、してみますか? -------------------------------------------------------------------------------- マイペースで・・・ No.0274 投稿日 2000年12月3日(日)22時33分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。疫病が蔓延して奇形した人々が街に溢れ、 戦おうにも病気感染の危険の為、逃げる事しか出来ないという夢を 見ました。重火器があれば超リアルなバイオハザードをタダで出来 る処だが、なかなか上手くいかないモノです。そういうの精神力の 訓練でコントロールできるモノなのかなぁ。とりあえず、シンデレ ラを、たーっと書きました。今度は、どうかな? つばくろ1再 (類似パターン多数で焼き直し不可能みたいなので放棄します) 2 OK 3 OK つばくろ4再再  花嫁探しに雄度の高い王子は女達を囲って上機嫌。舞踏会に来た シンデレラは他の女達には無い初々しさで王子の感心を買う。それ に嫉妬した三姉妹達はシンデレラに恥をかかそうとワインをかける。 それに気付いた陰湿な事が嫌いな王子はそれを咎め、シンデレラに 復讐の機会を与える。復讐したいが、王子が庇ってくれただけでシ ンデレラは満足。それに王子の権威をかさに着て復讐を達成するな ど恥知らずもいいとこ。とてもそこまで傲慢にはなれない。この場 を取り繕う為、嘘をついて三姉妹を庇うシンデレラ。シンデレラの 内面を観察する為に試していた王子はシンデレラの事を気に入りダ ンスにさそう。(とりあえず、“醜い”が重ならない様にしてみま した) つばくろ5再再  舞踏会に来たシンデレラは病弱王子に愕然。不治の病に侵された 王子に周囲の女達はその相続権だけを目当てに求婚を求める。諦め ムードな王子は自失気味。シンデレラも求婚。貴族でもないシンデ レラがなぜ自分に求婚するか疑問で訪ねる王子。自分は王子を射止 める夢が適うだけで十分満足。幸せは沢山欲しいが、それは欲張り な事。それに諦めるのは早いと励ますシンデレラ。見返りを求めな い愛に吐血しながら喜ぶ王子はシンデレラをダンスにさそう。国王 と妃が泣く。(その後、なんだかんだ言っといて、治療薬が発明さ れ王子の病気は直ります) つばくろ6改  メタモルコンバージョンを習得したシンデレラは舞踏会にやって 来ました。しかし、血塗られた王家の呪いで、悪のエナジーが渦巻 く王子に愕然。女達は悪の虜になり、その魔の手はシンデレラにも 迫ります。夢だった王子と一緒になれるなら別に悪でもいいかも。 悪の誘惑に囚われそうになるシンデレラ。しかし、間一髪自らの欲 望を律し、魔法の力でラミカル・デレラに変身します。自分の夢を 捨て王子に正気になって欲しいと健気に願うラミカル・デレラ。砕 いたガラスの靴の破片をグリース漬けの拳に塗し、狂った様に王子 を殴打します。「ラヴィ〜」舞い散るガラス片はシンデレラの砕け 散った夢のかけら。生死を彷徨い人生を回帰した王子は、本当は悪 の自分が嫌だったと告白。目を覚ましてくれた礼として、王子を殴 ってしまい傷心したシンデレラの手を取ります。シンデレラの無欲 な心が王家の呪いに文字通り打ち勝ったのです。(今度は無欲ちゃ う? なおガラスの靴は変身を解いたら元に戻ります) 7手直し不可 8手直し不可 つばくろ9再  舞踏会にやって来たシンデレラ。周りはプライドばかり高くて傲 慢な貴族の女達で一杯。以前から名ばかりの貴族が気に入らない王 子は、花嫁探しに託けて意地悪を考える。自分の花嫁は家事が得意 でなければ駄目と、試練を与えて家事が出来ない貴族の女達を虐め ます。完璧に家事をこなしたシンデレラを、当て付けるよう褒める 王子。何か褒美をあげようという王子を、褒美は欲しいが自分は当 たり前の事をしただけで褒美を頂くのは気がひけると断るシンデレ ラ。もし家事に見返りがあるとすれば、それは住んでいる者に安心 して貰える事だと洩らすシンデレラ。その言葉に、自分も貴族達と 大して変わらなかった事を恥じ、意地悪をやめ舞踏会を再開する王 子。上流社会の謝罪しか知らないとダンスの申し出をする王子に、 高根の花と諦めていたシンデレラは喜んで応じる。(とりあえず、 メイド魂的な話を押さえたいのが目的) 10掲載不可 つばくろ11再  舞踏会にやって来て夢を叶えたシンデレラ。王子と踊りたかった が、昨日までの自分を振り返ると今でも十分過ぎる。このまま帰っ ても嫌な毎日が始まるだけなら、思い残す事は無い。飛び降り自殺 を考えるシンデレラ。そこに毎度の舞踏会でウンザリの王子が現れ シンデレラの自殺を止める。事情を聞き、自分では当り前の舞踏会 が、シンデレラには生死と等価なモノと知り、ショックを受ける王 子。その報われないシンデレラの人生に、忘れていた人生の色彩を 甦らせた王子は、舞踏会の醍醐味を教えてあげようとダンスに誘う。 (なんか面白味がない。自殺に傾倒する思考がミソだからなぁ) -------------------------------------------------------------------------------- 茶羽根6改、7〜10 No.0275 投稿日 2000年12月3日(日)23時19分 投稿者 茶羽根(ちゃはね)  茶羽根6改  料理を運んでいたウエイターが転び、シンデレラのドレスが汚れてしまう。「本 当に申し訳ありません。お詫びと言っては何ですが、この中からお好きなものを差 し上げます」「とんでもない、頂けませんわ」「ダメです。あなたをそのまま帰し てしまっては、私の名折れです」「そうですか、では……」シンデレラ、ドレスハ ンガーの中から一番くたびれたドレスを選び出す。「このドレスを頂けますか?」 「……わかりました。その代わり、私と結婚して下さい。あなたには運命を感じま す」それは他の場所にしまってあったはずの王子の母親の形見のドレスで、王子の 妃にあげるつもりのものだった。  茶羽根7  屋外舞踏会。その日に限ってとても寒い。希望者にはコートを貸し出します。こ れはお詫びの品ということで、そのまま差し上げます。シンデレラ、もらうことは できないと思って借りない。王子が近寄ってきて「あなたはどうしてコートを着な いのですか?」「あんな立派なもの、頂けません」「別に後で返してくれてもいい ですよ」「そうだったんですか、それでは……」「待って。よろしければ私と寒さ を吹き飛ばす燃えるようなダンスを踊りませんか」  茶羽根8  高価で美しいものがずらっと並べられている。それらが当たるハズレくじ無しの 抽選会。手渡された綺麗なメダルに各人の名前を書いて抽選器の中に入れる。だが シンデレラはそのメダルが気に入ってしまい、無理を承知で願い出る。「私にはこ のメダルを頂けないでしょうか?」「そう言う例外は……」王子登場「どうしたの だ?」「この方がこのメダルがほしいと」「商品はみなこのメダルよりも高価で美 しいものばかりですが、よろしいのですか?」「はい、このメダルもとっても美し いですわ」  茶羽根9  王子にふられたと勝手に思い込み、包丁を持って舞踏会に潜入していた女性。シ ンデレラがたまたま見つけたため、事なきを得る。「あなたは私の命の恩人です。 何か御礼がしたいのですが……」「そんな、私はそんなつもりじゃなかったので」 「いえそれでは、私の方が困ります。この王家の宝石ではどうでしょうか」「そん な貴重なもの、頂けません」「では金貨ではどうでしょうか」「お金なんて頂けま せん」「ではこの首飾りでは」「私よりも、もっとお似合いの方がいらっしゃいま すわ」「では……せめてこの花束を受け取ってください」「こんなにたくさん……」 シンデレラ、落ちた一輪を拾い上げる。「この一輪だけ、いただけますか?」「… …わかりました、その代わり」王子、その一輪をシンデレラの髪の毛に挿す。「私 と踊っていただけますか」  茶羽根10  シンデレラの望みは舞踏会で踊ること。壁の花でいるときに中年の親父に誘われ、 シンデレラは喜んでダンスを踊る。「素敵なダンス、どうもありがとうございまし た」「いやいや、こんな中年男と踊ってくれてありがとう。どうだね、よければ御 礼に私から若い男性に紹介してあげるが」「とんでもない、私の願いは、一度だけ でいいから踊りたいというものでした。あなたのような方と踊ることができて、幸 せでしたわ」それを見ていた若い男「では、私の方からお誘いした場合は踊ってい ただけますか?」「本当ですか? ありがとうございます、私でよければ、ぜひよ ろしくお願いします」それは王子だった。 >>>>>  6のドレス詐欺は失念していました。  あと「ちゃはね」だったのは、初めての人ばかりの所であまり「茶羽根」と名乗 りたくないなぁ、と思ったからでした。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0276 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.0277 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- うー No.0278 投稿日 2000年12月4日(月)01時39分 投稿者 魚住雅則 >怪我をした若者を放っておけずに 最初、書いてました(笑)。 でもコレだと優しさ強いしとか思って消しときました。ううむ、本当に修行足らんなあ。 あとお気づきかもしれませんが、クローバーは無欲のつもりで入れてました。(ささいなお礼で満足)でもこれって、お礼されることも思いつかないような人が満足ってのもおかしいし、そもそも気をつかわせないようにフォローしているようにしか見えませんね。自主的ペナルティ一つ。 今回から表したかった無欲のパターンを後に書きます。まず本文を見てOKの場合でも、僕の意図がズレていた場合はボツにしてもらっていいです。 基本に戻ってベーシックなやついきます。 15番 骨 ・舞踏会に着いたシンデレラ。王子が娘達と踊っている。 ・早く王子と踊りたい娘達だが女の方から誘うのは恥だと思うのでただひたすら待つ。が、イライラして目つきが悪くなる。 ・王子は皆と踊るつもりでいたが、険悪な目線に嫌気がさす。さあ、次の人となった時、一人だけ嬉しそうに微笑むシンデレラを誘う。 ・シンデレラ、きょとんとして一瞬何のことか解らない。が、すぐに笑顔でOK。 ・王子、珍しいリアクションに興味をもつ。何故あんなに嬉しそうにしていたか聞かれると、赤くなりながら王子を見れて幸せだったからだと答える。 ・王子惚れる。 (思いもよらない・ささいなことで満足、の二つ) -------------------------------------------------------------------------------- 再提出&アイデア提出 No.0279 投稿日 2000年12月4日(月)02時27分 投稿者 つか >分解能が低いんです >致命的なほどに こんなんで理解した「つもり」になっていた自分……。 まったくと言っていいほど駄目だったんだと、きちんと受けとめさせてもらいます。 >読み間違いの無いようにしなければ…… なるほど。「ビジネス」としてやるのであれば、自分の書きたいことを100%に近い形(むしろ100%かな)で受け止めてもらえるようにしなければならないのですね。と言うか、それが当然の姿勢なわけですか。 つか・3(No,264)の場合も、 ・子供の親を探してやるシンデレラ。 ではなく ・王子を見に行きたい気持ちを抑えて、子供を優先するシンデレラ。 と明記しなければならなかったわけですね。 >つか・3再提出 やってみます。 つか・3(再) ・会場に着いたシンデレラ。舞踏会は始まっていて、王子らしき男の周りに人だかりができている。 ・王子を一目側で見てみたいと思いそちらに向かおうとするシンデレラ。王子らしき男のほうへ向かう途中で大きな宝石が落ちているのを見つける。 ・シンデレラは、他の娘が落としたらしき宝石を迷うことなく近くに居た兵士に渡す。 ・すると、それを見ていた男性から声をかけられる。男性はシンデレラの行いに感心していた。男は自分は王子の知り合いだと名乗り、王子に紹介してあげようか、と持ちかける。 ・しかしシンデレラは、自分はここに来れただけで充分満足しているし、王子様のお妃になろうなどとは思っていない、と答える。 ・シンデレラの答えを聞いて、それならば、と男はシンデレラを踊りに誘う。承諾するシンデレラ。 ・皆が取り巻いている王子は影武者で、実はこの男性が自らの后を自分の目で探している王子だった。 これでOK……ですよね? 続いて提出。 つか・4 ・会場で高価そうな髪飾りを拾ったシンデレラ。あっさりと兵士に届け出る。 ・それを偶然見ていた王子。シンデレラに話しかける。 ・貴方の行いに感心しました。どうです、何か望みがあればひとつぐらい叶えて差し上げますが? と王子。 ・しかし、シンデレラはきょとんとしている。何故私が望みを叶えてもらえるのですか? 落し物を届けるのは自然な行為でしょう? とシンデレラ。 ・その通りですね。話は忘れてください、と王子。そしてその後で王子は、ひとつ私の願いを聞いてもらいたい。どうか私と踊ってくれませんか? と尋ねる。驚きながらも承諾するシンデレラ。 どうでしょうか? 御指導願います。 -------------------------------------------------------------------------------- 一歩一歩 No.0280 投稿日 2000年12月4日(月)12時59分 投稿者 弟切 千隼 ならぬ、一にじり一にじりしている弟切千隼で す。とりあえずまた一つ通って嬉しいです。少 しづつ体得した「無欲なシンデレラ」の表現を 吟味しつつ、次へ行きます。 でも田螺だから、鳥頭ならぬ貝頭ですぐに忘れ ちゃわないようにしなければ(^^; その二十八。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・舞踏会の会場で、ハンサムな上に舞踏の名手 である第一王子のエキシビジョン・ダンスが行 なわれる。王子の華麗な踊りぶりを観ようと殺 到する人々の群れにシンデレラも加わる。しか し、シンデレラは後ろから来た人々に次々に場 所を譲ってしまい、王子の舞踏など到底見えな い一番後ろまで下がってしまう。 ・シンデレラはそこで、彼女と同じように一番 後ろに下がった若い男性に声をかけられる。そ の男性は第二王子で、彼にとっては兄の舞踏な どいつでも観られるので客人に場所を譲ったの だ。兄ほど舞踏が上手ではなく、美男子でもな い第二王子からの「踊りましょう」という誘い にシンデレラは応じる。 [肉付き骨] ・華やかな舞踏会の会場。「ただ今より第一王 子さまのエキシビジョン・ダンスを始めます」 という告知に、人々は色めき立つ。この国の第 一王子は舞踏の名手として知られている上に、 美男であることでも名高いので、人々は先を争 って第一王子が踊るフロアの回りに集まる。 ・シンデレラも人々に混じって良い場所を取ろ うと小走りになる。しかし、熱心な様子で次か ら次へと人々が押し寄せる様子を見て、後ろか ら来た人たちによく見えそうな場所を譲ってし まう。 ・どんどん場所を譲っていって、しまいにシン デレラは一番後ろになる。そこで彼女は、同じ ように人々に場所を譲っている若い男性と出遭 う。男性はシンデレラに声をかける。「せっか く第一王子さまの華麗な踊りぶりを観られる機 会だというのに、こんな後ろでは見えやしませ んよ。もっと前に行けばよろしいのに」。 ・シンデレラは応える。「私はこんな華やかな 舞踏会に来られただけで充分です。王子さまの 踊りを観たがっている方々がこんなにいらっし ゃるんですもの、私が譲ればその分多くの方が 観られるでしょう」。 ・その男性は感心した様子で言う。「実は、私 は第一王子さまの弟でしてね、つまり第二王子 という訳です。私は兄上の舞踏などいつでも観 られますが、あなたは滅多にない機会でしょう に……。王位継承権も望み薄な上にこの通り美 男でもなく、さらに踊りも兄上より下手ときて いますが、こんな私で良かったら、踊って下さ いませんか?」シンデレラは第二王子の誘いに 応じる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− シンデレラ迷宮をにじり進む弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- 吐きそうなほど苦しい。(2/14) No.0281 投稿日 2000年12月4日(月)13時25分 投稿者 巻島翔史 なんか俺の質問(#242)の本意が伝わってなかったようですね。 えーと、つまりあれです。 「無欲なシンデレラが王子にダンスに誘われる話」 と言うことを前提として「骨」を作った場合、 「無欲な〜」は「骨」ではなく「骨髄」になるのではないか? ということだったのです。ええ。 あとですね、俺が「これは優しさのエピソードだ」と思ったやつに対して、 新木さんはOKを出したりしている。たまに。 「それは君の修行が足りないからだよ」とか言われるんでしょうけど、 優しさと無欲の境界のセンスが万人同一のものだったら、 俺はその世界はとてもつまらないものだと思うんですね。 泣き言っぽいですけど、そういう可能性というか、危うさというか、 そういうことを少し考えて欲しいなぁと思っただけです。 直球の投げ方も分からないのに、変化球をほろうとする俺ですが、 とりあえず投げてみます。 高橋一三みたいに多彩な変化球を投げてみたいものです。 15発目(14再) (王子と踊れること以上のものは望んでいなかったシンデレラ) ・会場内に王子登場。 ・しかし、皆、王子の風格よりその衣装の豪華さを言い合っています。 ・そして、自分がこの舞踏会で気に入られ、王妃になったらどれだけ豪勢な生活がしたいかを話し合っていました。 ・やがて、王子は娘達一人一人と順番に踊っていきました。 ・去り際に王子は娘に宝石を渡します。娘達は喜びはしゃぎ、なかにはその宝石の大きさをめぐって喧嘩する者まで出る始末。 ・シンデレラと王子の踊りが終わり、王子は宝石を渡そうとしました。 ・シンデレラは断りました。 ・「どうして?」と王子。 ・「私は王子様と踊れたことで充分幸せです。これ以上何を望むことがあるでしょう?」とシンデレラ。 ・新鮮さを覚えた王子は彼女に好意を抱きました。 16発目 (竜神様にお願いするチャンスを譲ったシンデレラ) ・その国は竜神様を祭っていました。 ・年一回の舞踏会の日にお願いすると、願いが叶うという言い伝えがあります。 ・事実、過去には叶った人たちもいました。人々は竜神様の魔力を信奉していました。 ・竜神様の祭壇には長い行列ができていました。 ・月が南中するまでにお願いしなくてはならないので、皆急ぎます。 ・シンデレラの番になりました。そのとき彼女は、列の後方で駄々をこねている女の子に気づきました。 ・彼女は女の子に番を譲りました。時間的に、お願いをするのは不可能になりました。 ・それを見ていた王子「なぜあんなことを?」 ・「私がいままで抱いていた一番の願いはもう叶えられていますから」(注:舞踏会に来ること) ・「それでは、今は何をお願いするために並んでいたのです?」 ・「王子様と一言でもお話しできればいいなと思って」 ・王子、ここで正体を明らかにし「それなら僕の願いは、あなたに僕と踊ってもらうことにしましょう」 17発目 (拾った軽い財布をネコババせず、きちんと持ち主に返したシンデレラ) ・シンデレラは軽い財布を拾いました。それを服の中にいれました。 ・やがて、探し物をしているよう感じの、男に出会いました。 ・「財布を捜しているんだけど、知らないか」 ・彼女が財布を出すと「ああそれだそれだ」と彼は言いました。 ・「しかし何故うそをつかなかったんだい? 僕ならこの程度の金、ネコババするよ」 ・「財布がぼろぼろでしたから、きっと誰かが大切にしていらっしゃるんだろうと思って。私は私がこんなお金を取るより、誰かの笑顔の方がよっぽど嬉しいです」 ・王子ここで正体を明かし「あれは亡母からいただいた大切なお守りなんだ。お礼がしたい」 ・彼女は断ろうとしました。しかし王子は手を引きます。複雑な重心関係の移転は、やがてダンスに移り変わっていました。 18発目 (体重と同じ量の砂金をくれるイベントで、自分の代理に猫をのせたシンデレラ) ・ホール中央に大きな天秤ばかりが出てきました。 ・「これより、体重と同じ量の砂金を配分する!」と大臣。 ・国力を見せつけるためのイベントでした。 ・皆は、余った料理を急いで食ったり、池に飛び込んだりして、身体を重くしていました。 ・シンデレラは、自分の代理に近くにいた猫を乗せました。 ・「なぜそんなことを? もったいない」と王子。 ・「私は今日ここに来れただけで充分幸せです。あとはあのわずかの砂金で、家の中のネズミさんたちにいいチーズでも買ってやれれば」 ・王子、好意を抱く。 (ネズミさん、の部分をゴキブリさんヤモリさんカエルさんゲジゲジさんとかにしてくと、堤中納言物語の「虫愛づる姫君」みたいで面白いなあと考えてしまった。雑念多いぞ俺) 19発目 (一度でいいから踊ってみたかったシンデレラ) ・彼女は壁の花となっていました。自分から声をかけるなどとんでもなく、召使暮らしで、たいして身なりに気をつかってなかった自分に声をかける男などいません。 ・しかし、彼女は一度は踊ってみたいと思っていました。 ・が、時は過ぎ、彼女は自問の結果、「ここに来れただけで幸せ」だという考えにいたって、帰ろうとしました。 ・「そこのあなた、まだ誰とも踊ってないのに何故お帰りになられるのです?」と、ある男。 ・「……それでは、私と踊ってくれませんか?」彼女は話し掛けられたのをチャンスだと思い、意を決してたずねました。 ・相手はOKしました。彼女は幸せそうに踊りました。男は彼女のその笑顔に心うたれました。 ・後日、例の靴の騒動が持ち上がりました。 あ、俺は次は12月13日か14日ぐらいまでネタは出しません。 レポート書かんならんので。 -------------------------------------------------------------------------------- 視点。 No.0282 投稿日 2000年12月4日(月)14時04分 投稿者 八神伽羅 すっかり忘れていました。 普段小説を書くときは、結構気を使っているのに・・知らないうちに、童話だと思って甘く見ていたみたいです。駄目じゃん私。 13のやつは、新木さんの案を超えるものは書けそうにないので、今回から視点に気を使って書いてみるとします。 八神14 (王子視点・骨) ・強欲な人々との暮らしに疲れた王子、舞踏会会場で一人の女性を見つける。 ・王子、彼女が「願いを一つだけかなえる魔法の首飾り」を身につけていることに気づく。 ・それを譲ってくれないかと申し出る王子。女性は快く首飾りをくれるが、使用目的を尋ねてくる。王子以外のものになりたいと答える王子。 ・王子は礼をしようとするが、女性はそれを断る。見返りを求めない態度に感心し、一緒に来てくれないかと尋ねる王子だが、それも断られる。 ・落胆しつつ理由を尋ねると、自分だけがこんな素敵な方を一人占めするわけにはいかないとのこと。 ・感激した王子、思い直して首飾りを返し、女性をダンスに誘う。女性は首飾りは受け取らなかったが、ダンスの誘いには喜んで応じてくれた。 骨なのに、この長さは一体・・(爆) 肉付き骨の方は、シンデレラ視点でやってみます。 舞踏会の華やかさに夢中になっているシンデレラ、疲れきった顔の王子に声をかけられる。感激する彼女だが、王子の目当ては魔女のくれた魔法の首飾りだった。それでも、彼女は笑顔で譲って欲しいという王子の頼みに応じる。 富も名声も思いのままのはずの王子が何を願うのか不思議に思い、尋ねてみると、権力と富にしか興味のない人々に囲まれた暮らしに疲れたのだという。別の国で学者でもやりたいね、と気弱に笑うと、王子はお礼をしたいが何がほしいかときいてきた。元々もらいものの首飾りなのでお礼は要らないと答えると、王子は何やら驚いた様子。手を取られ、一緒に来てくれないかとまで言われる。 やつれてはいるものの、王子は美形。性格も悪くはなさそうだ。思わず頷きかけるシンデレラだが、思い直して断る。 「そうか、駄目か・・。王子の肩書きのない僕には、何の魅力もないんだろうな、やっぱり」 「いいえ、違います。その・・貴方のような素敵な方を私が一人占めにしてしまったら、王子様に恋焦がれている他の方に申し訳ないですもの」 王子と結婚すれば王家の富が思うまま、という発想に思い至らないシンデレラはそう答える。王子、何故か大きく目を見張り、そしてゆっくりと微笑む。 「貴方のような女性がいるなら、ここもまだそう捨てたものではないかな。この首飾りは返します。あの、もし良かったら僕と踊ってくれませんか?」 幸せの絶頂にいるシンデレラ、願い事が思いつかないので、と首飾りは受け取らず、そっと王子の手を取る。 ・・・・長くてすみません。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 骨髄ってなーに? No.0283 投稿日 2000年12月4日(月)23時45分 投稿者 新木 伸  溜まっているのはあとで片づけるとして。  巻島さんの質問に返事を書こう。そうしよう。  この「骨髄」ってことなんだけど、それがよく分からない。巻島語でなくて、他にいろいろと説明を試みてほしいぞ。一回「骨髄」って書いて伝わらなかったんだから、それは巻島語であって共通語でなかったと思ってほしいぞ。二度以上繰り返しても意味なし。なにかべつの言葉でね。  また他の人で誰か「分かった」人がいたら、解説してくれない? >ALL  さて、なるべく言わんとしていることを汲み取って、考えてみます。  まずこの話の「全体のコンセプト」ですが。  「無欲なシンデレラがダンスに誘われる話」じゃなくて、「無欲なシンデレラが報われる話」ね。  もしかして、コンセプトのレベルを取り違えているのだろうか? 巻島さんは。  話全体のコンセプトと、章のコンセプトと間違えているのかも……。  「無欲なシンデレラがダンスに誘われる」っていう、巻島さんの書いたものは、この舞踏会のシーン(一章に満たないぐらいの長さ)のコンセプトです。  このシーンでダンスに誘われるのは、単なるストーリー上の流れ。もともとのシンデレラストーリーを流用しての練習なんで、とくに変更せずに、そういう流れになってます。  べつに変更しないでも、「無欲なシンデレラが報われる話」は書けるから。  その舞踏会にてダンスに誘われる展開で無欲なシンデレラを書こうとすると、「無欲なシンデレラは、それゆえにダンスに誘われる」という展開になります。  それがこの「舞踏会」のシーンのコンセプトとして決まります。そのコンセプトを実現するための具体的な展開を考えることを、アイデア出しと称して、いまやっているわけです。  んで、巻島さんが242で書いていた「王子に会えたことを喜ぶシンデレラ」ってことだけど、これは別に、入っていても入れなくてもいい。  たとえば今回のこの話全体のコンセプトが、「王子に憧れるシンデレラが幸せを手に入れる話」であるなら、この「出会えたことを喜ぶ」ってのは必須であって、入っていなくちゃだめなわけだけど……。  でもいまやっているのは、「無欲なシンデレラが報われて幸せになる」というコンセプトであるからして、出会えて喜ばなくても、べつによろしい。こちらのコンセプトのもとでは、「出会えて喜ぶ」は「必須」ではないって意味ね。 -------------------------------------------------------------------------------- ところでそろそろ…… No.0284 投稿日 2000年12月4日(月)23時56分 投稿者 新木 伸  西鶴さんあたり、公開で、採点の練習はじめない?  わしがいられるの、ぎりぎり今週中よ。  274以降の、いま溜まっている分からやってみる?  あと余力があるなら、八神、魚住の両名も公開採点練習してみるべし。  もちろん、自分の出したものも採点してみるように。  骨化まではやらなくてOK。(別にやってもいいんだけど、大変だろうし)  あと、ボツ理由、OK理由をそれぞれあげること。  あとOKやボツでも、「ぎりぎりOK」「厳しくしてボツ」とか、そういうどのくらいのレベルと判定したってことも書くこと。  判定基準は、とりあえず練習なんで自分なりに決めていいです。ただあまり甘くはしないように。  思いっきり厳しくして、「疑わしきはすべてボツ」式でやってもいいです。  以上。 >巻島さん  そうそう。例の「これは優しさと思った」ってやつ、具体的に誰の何番かって、出してくださいな。  検討してみましょう。 -------------------------------------------------------------------------------- コンセプト、骨 No.0285 投稿日 2000年12月5日(火)00時47分 投稿者 魚住雅則 について考えてるうちに、何か複雑になってきて道に迷いそうなのでまた確認。 「無欲なシンデレラが王子に見初められる」というコンセプトがあったわけですが、最初は「(シンデレラの)無欲さが王子と出会うキッカケになる」はOKでしたよね? でも理解度が上がると「無欲さが王子に見初められる理由」になってないとダメになりました(キッカケにもなっているとなお良し)。 これ、何でだろうと思いました。そして考えてみた。 結果、一番の理由は後者の方が面白いから。 で終わるとミもフタもないので細かくいきます。 まず話全体のコンセプトが「無欲なシンデレラが”報われる”」であるということ。つまり読み手は、損をしがちな無欲さ(心配になる)を持つシンデレラが幸せになれたこと、無欲という魅力をもつシンデレラが幸せになれたことに「ああ、この子が幸せになれて良かった」と感動する。少なくとも作者は読み手の意識をそういう流れに持っていこうと設計する。 となると、「無欲の結果、王子と出会えた」だと「無欲はいいことだ」という日本昔話みたいな印象が強くなってしまう。そうじゃなくて「無欲=魅力」を印象づけたいから「無欲が王子様が惚れる理由になってないといけない」になったんではないかと。 このシーンの究極は「王子さまがシンデレラの無欲さに惚れる」を通して「読み手がシンデレラの無欲さに惚れる」にすることなんじゃないか。 全体からみたこのシーンのコンセプトの意味ってこれであってますか? -------------------------------------------------------------------------------- 自分の価値観を疑う No.0286 投稿日 2000年12月5日(火)00時53分 投稿者 望月京路 ☆新木さん >エラー あ、今回は大丈夫です。まあエラーが出ても、横っちょの『何番〜何版』ってやつをクリックすれば出るんですけどね。心配御無用。 >んー、ボツ。 うわー、30番がボツったのは正直意外。個人的には絶対いけると確信したのに。「これこそ、望月的無欲だぁ!」って。 うーん。例え理由がなんだろうと、小生ならタダでくれるって言われたらもらっちゃうなあ。 ヤバイなあ。小生は強欲なお姉さんなのかなあ。この状況だったら、絶対貰っちゃけどなあ。世間様の物差しは違うのかなあ。確かにどっちかって言ったらケチなほうだと思ってたけど、ここまで価値観が違ってて人間として大丈夫かなあ、自分。 ・・・・ええいっ、しようがない。ボツって言われたらボツだ。また別路線で攻めるしかない。・・・・はぁ。 *31番目 ━━概略 ・シンデレラは王子と女たちの輪に加わる。 ・招待するから、来年は舞踏会をどこでやりたいか、王子は全員に尋ねる。 ・皆、無茶な場所をいう中、来年も出れるだけで嬉しいシンデレラはここで良いと言う。 ・焦っていた王子、シンデレラをダンスに誘い難を逃れる。 ━━本文 舞踏会にやってきたシンデレラ。王子を取り巻く女たちの一団に加わります。 王子はいつになくゴキゲンです。しばらくして、こんなことを口走りました。 「余は楽しいぞ! よし、ここにいる者全員を来年も舞踏会に招待しよう。ところで、どうだ? 次はどこで開催したいか、順番に言ってみい。責任を持って招待してやろう。なに、心配は要らん。王家の辞書に不可能の文字はないのだからな!」 女達は、目を輝かせながら、次々と提案していきます。 「南の島!」 「北極!」 「黄金の国!」 「月!」 かくして、シンデレラの番が回ってきます。が、彼女はぼーとしていて、自分の番が回ってきた事に気付きません。隣りの女が肘で小突きます。 「ちょっと、あんたの番よ」 「あ、はい、すいません。来年も舞踏会に出れるって聞いたから、嬉しくて嬉しくて・・・・」 「いいから早くどこでやりたいか言いなさいよ」 シンデレラは恥ずかしそうに頬を赤らめて言いました。 「あ。私、ここで良いです。もう、来年舞踏会に出れるんなら、ああっ、もう・・・・」 「おお、それは良い! やはりここが一番だな。さてあなた、踊りませんかい?」 王子はそうまくしたてるや否や、きょとんとするシンデレラの手を取って踊り始めました。やがて、彼はシンデレラの耳元で囁きます。 「いや、助かりました。まさかあんなに途方もない応えが返ってこようものとは。ふう、口は災いの元とはよくいったものですね。あなたが女神に見えましたよ」 *32番目 ━━概略 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。 ・強い風が吹き込んで、会場の松明が一気に消える。 ・僅かに残った火種を前に、シンデレラはためらわず自分の服からできたドレスを使って火を移す。 ・その火を使って松明を灯し、舞踏会は事無きを得た。 ・王子、シンデレラに感心し、踊る。 ━━本文 シンデレラは舞踏会にやってきました。 と、誰かが開けた窓から突風が吹き込みました。意外と風通りが良かったらしく、舞踏会場の松明が一気に消えてしまいます。 しかし良く見ると、完全には消えていないものもいくつか残っていました。しかしあまりに弱過ぎて、それをそのまま他の松明に移す事はできそうにありません。 と、シンデレラは自分のドレスの裾をビリビリと大層に破き、惜しげもなくそれに火を灯しました。そもそもドレスの魔法は、シンデレラの汚い服を豪華に見せるだけの一種の幻術です。シンデレラの服には変わりありません。現に、油を含んでいたシンデレラの服は良く燃えているではありませんか。 つまりドレスを破けば、魔法が解けても服は破けたまま。さらに悪いことに、シンデレラは服をそれしか持っていませんでした。 とにかく、シンデレラのお蔭ですべての松明に火を付け直すことができ、舞踏会は事無きを得ました。 そこへ王子がやってきます。 「ありがとうございます。あなたのお蔭で助かりました。そんな姿じゃなんでしょうから、こちらに着替えを用意しています」 シンデレラは慌てて断ります。 「私はこのままで結構です。それに、こうして王子様と口を利けただけで至上の幸福。もうこのパーティに悔いはありませんわ」 シンデレラは続けます。 「さて王子様。こんな私に構っていたらあなたまで笑い者ですわ。どうか、お戻りください。私はすぐに帰りますから」 「構うものか。自分のドレスをなげうって舞踏会を救ったあなたを、誰が笑うというのだ。むしろ私がお願いするべきです。帰るなんて言わず、私と踊ってくれませんか?」 以上。今回はワンツー。そろそろ勝負きめないとなあ、と思うがそうもいかんとす。 御免。 -------------------------------------------------------------------------------- >魚住さん No.0287 投稿日 2000年12月5日(火)01時06分 投稿者 新木 伸  その理解で正しいです。  そういう設計、そういう意図です。  そのために、コンセプトは、「無欲なシンデレラが幸せになる」ではなくて、「無欲なシンデレラが報われる」って書いてあります。  「王子が惚れる」よりも前に、まず読者をシンデレラに惚れさせないとなりません。  しかるのちに王子が惚れて、ストーリーが動きだす。そうしてはじめて、読者は王子に感情移入することができて、安心して話を読んでいけるわけです。 -------------------------------------------------------------------------------- 公開採点練習 No.0288 投稿日 2000年12月5日(火)01時10分 投稿者 魚住雅則 頑張ってやってみます。人様のネタに口だすのは怖い……。 -------------------------------------------------------------------------------- >望月さん No.0289 投稿日 2000年12月5日(火)01時20分 投稿者 新木 伸  「望月30」  あれって、「転ばされたから」ってエピソードも、じつは重要じゃないから、本当はいらないんです。  ただ単に、「あげると言われた宝石を貰わなかったシンデレラ」って構図ね。  望月さんは、あのケースだと、「自分なら絶対に貰っちゃう」って言いましたね。けちで強欲な人なら、絶対そうするだろうと考えた。  そこまではいいんです。でもその先のところで、考えるのをやめて、楽をしちゃってる。  たぶん、「それならば反対の行動を取る人が、無欲に違いない」と考えたんじゃないかなぁ。  そのアプローチはいいんです。  でももっと突き詰めないと。  その反対の行動を取る「宝石を受け取らない人」。その人が宝石を受け取らない理由。どうしてなのか――ってことを、もっと深く考えてこないと、いくらでもボツになりますよ。  単に「強欲の反対の行動を取った」というだけのものをいくら出してきてもね。  あのシンデレラって、どうして受け取らないの? なんで? どうして? その彼女は、どんな心理なの? どういう彼女なりの真実の理由があって、宝石を受け取らなかったの?  考えましょう。  ここは執念です。 -------------------------------------------------------------------------------- 続き No.0290 投稿日 2000年12月5日(火)01時49分 投稿者 魚住雅則 すみません。書き忘れ追加。 時間的に間に合いそうもないのでこの書き込み以降のものについて練習してみます。 -------------------------------------------------------------------------------- 魚住さん No.0291 投稿日 2000年12月5日(火)01時49分 投稿者 新木 伸 >魚住さん  怖い?  怖いか。  怖いでしょう。そのはずです。  怖いから、いいんですって。  真剣味が3倍になるから、経験値も、同じ時間で3倍です。 >八神さん  視点のことですが、念頭においてチェックするときに使うようにすればいいです。  このぐらいの骨でのネタだしのときには、視点を加えちゃうとわかりにくくなることもあるんで、あまり視点は出さないものです。  あと、「骨」と「肉付き骨」で別の視点で出してきちゃうあたり、なんかすっごく心配。本当にわかってんのかなぁ、って。  ひとつのシーンを、まずいくつもの視点によって考え抜いたのち、どの視点で書くのがいちばんふさわしいか検討を加えた上、ひとつの視点を採用するものでしょうが。  どうして骨と肉付きで視点が変わってしまうわけ?  ひとつ課題として、「視点」がなぜ必要か? それがどういったものであり、それが必要な理由と、その効用を考えてくるように。 >巻島さん  「速い直球」と「変化球」を投げられるようになる前に、まずストライクゾーンに投げられるようになるのが先決かと。  軽く投げていてさえ、いま「まぐれ」以外では入っていないんですから。 >つかさん >なるほど。「ビジネス」としてやるのであれば、自分の書きたいことを100%に近い形(むしろ100%かな)で受け止めてもらえるようにしなければならないのですね。と言うか、それが当然の姿勢なわけですか。  うん。  ライターでも、小説家でも……。また文章に限らず、「表現」をするあらゆる職種で、これは基本姿勢で最低条件です。  ただ100%ってのは理想なんで、実際は達成不可能です。作者本人と他人とでは人生の経験が違うんですから、完全理解は、絶対に無理。だから99%はあり得るとしても、100%はあり得ない。  プロでも、実際に狙う所は、100%なんて遙か遠く、「大きく間違われずに読んでもらえる」あたりのレベルです。「50%はなんとか越えている」ってあたりなのかなぁ。  じつに低いレベルなんですが、これがなかなか、難しい。  その「最低限」が身に付いていれば、それだけでプロでやっていけます。  また私の場合、アマチュアであっても、人に小説を読ませていい(WEB上などでの発表含む)最低条件ってのがあると思っています。  これはただひとつ。  「自分が書きたいものは何か。何を書こうとしているのか」……ってことを、自分自身で把握しているっていうことです。つまり例をあげると、「このシーンでは何を書こうとしているの? この話全体では、何なの?」と聞かれて、即答できるってことです。そうでなければ、小説を発表しちゃいかんということです。  もともとの「書きたいもの」を作者自身が把握していなければ、そもそもパーセントさえ出てきませんから。もはや問題外なわけです。  人のために物を書く、その資格なし。  これも書いた物を自分でしまっておいて、人に見せないでいる分には、かまわないんですけどね。  まあ、極論っていえば極論なんですが。 -------------------------------------------------------------------------------- 勉強になります。 No.0292 投稿日 2000年12月5日(火)10時27分 投稿者 弟切 千隼 今更ながら、ここにいろいろな方が書き込んで いることを読んでいると、とても勉強になりま すね。学生時代もこのくらい脳味噌を使って勉 強していれば、もうちょっとできた人になれた かなあ、と思う今日この頃です。 でも、今からでもやらないよりましですね。 死ぬ寸前の寝たきり老人みたいな脳細胞をむり やり叩き起こして、次のネタへ行きます。 その二十九。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・王子の誕生日を祝って、城で舞踏会が開かれ る。魔法で美しく変身したシンデレラもやって 来る。 ・舞踏会が始まる前に、客たちはみな王子に祝 いの言葉を述べる。どの客も華々しい功績を上 げた自分の先祖や、人聞きの良い経歴や肩書を 長々と紹介してから、麗々しく飾り立てた祝い の言葉をこれまた長々と述べるので、王子はう んざりする。 ・ところが、シンデレラだけは自分の名前さえ 名乗らず、心を込めて「お生まれになっておめ でとうございます」とだけ言う。王子は彼女に 惹かれて、ダンスタイムに一緒に踊ってくれる よう申し込む。 [肉付き骨] ・王子の誕生日を祝う舞踏会が開かれる会場。 美しく変身したシンデレラもその会場に到着す る。見れば会場の玉座に向かってずらりと客の 行列ができている。これは何の行列かとシンデ レラが城の使用人に訊ねると、舞踏会が始まる 前に客はみな王子に祝いの言葉を述べなければ ならず、その順番を待つ行列だと使用人は答え る。 ・シンデレラはその行列の最後尾に並ぶ。後か ら来る人に次々順番を譲ってしまい、彼女が祝 いの言葉を述べるのは結局最後になる。 ・一方、王子は長いばかりで心のこもらない客 たちの祝いの言葉にうんざりしている。どの客 も、自分を売り込もうとまず不必要に長い自己 紹介から始め、肝心の祝いの言葉も表面ばかり 飾った内容のないものばかりだ。「思い返せば 我が曾祖父○○伯爵は当時の国王陛下を助け奉 り、戦にて華々しい戦果を上げ……」とか「王 子さまの御誕生こそ、まさに神がこの国に垂れ 給うた最大の御恵みでございましょう」といっ た調子である。 ・最後に祝いの言葉を述べることになったシン デレラは、「私は名乗るほどの名を持ちません 。この国の領民の一人でございます。国民の一 人として、王子さま、この世にお生まれになっ ておめでとうございます」とだけ述べてそそく さと下がる。自分を売り込もうという気配をみ じんも見せないシンデレラに王子は惹かれ、ダ ンスタイムとなった時にシンデレラに近づいて 「踊って下さいませんか?」と誘う。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- うーん電撃HPを覗いてみれば No.0293 投稿日 2000年12月5日(火)11時05分 投稿者 新木 伸  巻島さん。  電撃HP掲示板の4986あたりの書き込み。  ここでやっていることを、まるで知らない人が、あれを読んだら、どう読みとって何を考えるか……それちゃんと考えて書いてますか?  あそこの掲示板って、べつにクローズドの内輪の人のためだけの場所じゃないわけで、電撃HP読者なら誰でも気軽に読みにくるところなわけです。  苦しいのはわかる。どこかで書いて発散させたくなるのも、よくわかる。そういうことが必要だってのも、もちろんわかってます。  「よみかく」の交流掲示板でそれを書くのはかまわないと思うし、こっちの掲示板で書くことだって、問題ない。  でもどこでも書いてしまうのは、いかんでしょう。  あと、他の人もあそこで意味不明の「シンデレラ迷宮」の話を出しているけど、あれもよくないと思う。話がわからない人を、「なんかわからないけど、内輪の話してるみたい。なんか不快」……って気分にさせてるという自覚を持つように。  また編集さんが心配して、電話かかってきちゃうかなぁ。 「なんか新木さんにいじめられたって言いふらしてる書き込みあったんですが、なにしてるんですか? なに道場みたいなことをやってる? ふむふむ、そうなんですか。でもそれ、なんにもメリットないでしょう? だいたいあの「いじめられた」って書き込み読んで勘違いした人が、また別のところで「新木という作家はアマチュアをいじめまくって楽しんでいるクソのようなやつだ」なんて書いたりして連鎖反応になったりして、最悪、小説家生命絶たれるなんていうリスクだって……え? それはわかってるし、覚悟もしてる? なら、まあ、いいんですけど……」  みたいなやり取りになるわけだ、これが。 -------------------------------------------------------------------------------- ををぅ。 No.0294 投稿日 2000年12月5日(火)11時06分 投稿者 八神伽羅 こ……公開採点練習ですかっ!? 自分の分だけでいっぱいいっぱいだというのに、人様のものに「ボツ!」なんて偉そうに言っちゃってもいいんでしょうか(^^; でもまあ、せっかくですから、経験値アップのためにやってみます。 今は学校からなので、そちらの方はまた後で。 ちょっと時間かかりそうなんですけど、明日までにはなんとかします。 >視点 えーと。 「どういったものか」 物語を語っている人間の目線が視点。一つの場面につき、視点保持者は一人。三人称を使う場合も、神の視点を除いては、複数の人間の思考等を描写してはいけない。 「必要な理由」 読者に感情移入させやすくするため。 常に一つの目線から語る事で、状況をわかりやすく解説するため。場面転換無しに複数の視点で書くと、読み手は状況が整理しきれず混乱してしまうため。 物語を効果的に演出するため。 「効用」 感情移入させやすい。 視点保持者が知っている事以外は語れないという制約があるが、うまく使えば登場人物の驚きなどを効果的に演出できる。また、さりげなく伏線を張る時にも大変便利。 課題に関しては、こんなところです。 論理的に説明する、というのが苦手な性分なので、うまく語れているのか心配です。今まで深く考えず感覚だけで書いてたつけが、こういうところで出てくるなんて(T-T) で、八神14に関してですが。 13で流れがおかしくなるのは、複数の視点から見ていないせいだとのことだったので、14では一応両者の視点から話を見てみよう、と思ったんです。 あのアイディアでは王子視点から書いた方が効果的だと思って骨を王子視点にしたんですが、シンデレラ視点と王子視点、ちゃんと分けて考えられているのかどうか、という確認のつもりで、肉付き骨をシンデレラ視点で書いてしまったわけです。 視点は念頭に入れてチェックするだけで充分だったんですね……ついつい、「ちゃんと視点を分けて書けるんです」なんてアピールしたいという欲が出てしまって、ああいう形で提出してしまいました。……自分の自意識過剰さが恨めしいです(爆) これ以上書くと言い訳っぽいので(いやすでに充分言い訳か)、この辺で失礼します。 ではでは。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点訓練について。 No.0295 投稿日 2000年12月5日(火)12時44分 投稿者 西鶴翠 ただいま大学の昼休み。 #284にのみ、簡単にレス。 時間がないので、ほかのところは家に帰ってから。 >公開で、採点の練習はじめない? 始めておきます。 ということで、今夜(火曜日)あたり、採点訓練やってみます。自分に採点する力があるかないか。 (なかったら、どうなるんでしょう。) >わしがいられるの、ぎりぎり今週中よ。 私、木曜と金曜が旅行なのです。大学の研修旅行。だから、「今週中」の定義、結構重要だなあ、と。土曜日とか日曜日は、「今週」ですか?(ひとによりけり。新木さんの場合はどうでしょう。) >274以降の、いま溜まっている分からやってみる? (……一分考える……。) #275以降とかではだめですか。 ということで、詳しくは、また、夜に。 追伸(独り言)。 ・魚住さんの方が、一段階理解が深そうだ。 ・私も怖い。 ・「また編集さんが心配して」って、今までも電話がかかってきたことがあるのですか。 ・うーむ。視点か。 それでは。 -------------------------------------------------------------------------------- …… No.0296 投稿日 2000年12月5日(火)16時14分 投稿者 巻島翔史 骨髄について> えーとですね、つまりいうと「骨の骨」です。 「無欲なシンデレラが報われる話」という「骨」をもとにして 話を作る。で、その話を「骨」化する。 そしたら、その二つの「骨」の関係が、そういう関係になるのではないかと考えたわけです。 あ、「王子に会えた事を喜ぶシンデレラ」を引き合いに出さなくていいです。 それがコンセプトに沿ってるかどうかは、今の俺の質問では関係ありませんから。 (出した例がまずかった、ということでしょうね) 優しさと思った> 何番か忘れたので、機会があったら。 まぐれ以外で入っていない> これ見た瞬間、また心がおかしくなりそうになりました。 なんでかって? 少なくとも俺は全球ストライクに投げてるつもりだからです。 いや、自分が出来の悪いのは知ってるんですよ。ただそれを認めたくない自分もいて、 何や何やらさっぱりわからない。自分が。 #285の魚住さんの書き込みを見て、ああそうかと思う部分もあるのですが、 「結局無欲な女が好きじゃないやつには書けないんじゃないか」とか考え出して それ俺じゃないのかとか考えていくと、ますますわからなくなる。おかしくなる。 なんというのか、絶望の海の中でさまよう自分とでもいうのか…… 電撃hp掲示板> 向こうでも書きましたが、あらためて誤ります。 申し訳ありませんでした。 一応、以前はよみかく関連の書きこみはしてなかったんですが…… 採点> はたして、いま心配なのは、プロにボツにされるのは我慢できても、 アマチュアにボツにされるのは俺は耐えられるのか? ということです。 だってねえ。結局この世界、プロかアマか。1か0かってなもんでしょう? つまり、自分がここにおいて最悪の受講生で、採点する方が最高の受講生であったとしても、 所詮アマって事は同じじゃねーか。とか考えてしまう可能性がある。 そうなると、俺は今度こそやばいかもしれない。 -------------------------------------------------------------------------------- 他人の目は他人の価値観 No.0297 投稿日 2000年12月5日(火)18時27分 投稿者 榎野英彦 採点、ボツ出しの意味するものは、それであり そこに「プロ・アマ」という資格は必要ないと思うよ。 たとえば俺が君の採点、ボツ出しをしたとする。 俺は、ライターの真似事や、原案企画の仕事をやったことはあるが プロの小説家じゃない。 では、俺の採点には意味がないし俺には資格は無いのかな? 「無い」って言われたら、ごめんなさいと言うしかないけどさ(笑) 作者以外の人間の視点をもって、評価を与える それは作者以外の人間にしかできない。 作者が「自分が間違ってる」ことに気がついていなかったとしたら それは他人にしかできないことなんだよ。 -------------------------------------------------------------------------------- 大失敗 No.0298 投稿日 2000年12月5日(火)19時45分 投稿者 幽界寺 し、しまった。無欲を考えるあまり、すごい単純なことを見逃してしまった。新木さんに指摘されるまで気がつかなかった自分が恥ずかしい。でも、再提出をするかどうか聞かれると言うことは前よりはましにはなったということか。一発勝負に負けたが、絶命だけは避けたという気分。  というわけで、さらに二発いきます。 第十番(再) ・ 舞踏会に入るために招待状を見せようとするシンデレラ。 ・ しかし、招待状を無くした人が前にいたために、その気持ちを思って招待状を渡してしまう。 ・ 城に入ることもできずに、城の塀の外から舞踏会を眺めるシンデレラ。 ・ たまたま、よいざましに外に出ていた王子様がそれを見つける。 ・ 身分は明かさずに事情を尋ねる王子様。事情を話すシンデレラ。 ・ 事情を理解した王子様は、後悔していないのかとシンデレラに問う。 ・ 首を横に振るシンデレラ。理由を聞こうとする王子様。 ・ 「私はここに来ることができると夢見れただけで十分です」 ・王子様はそのシンデレラの姿勢にいたく感動し、是非にと舞踏会にシンデレラを誘う 第十一番 ・ 王子様と踊る券をもつ使用人はこれにいくらの値段をつけるかと貴婦人達に聞いた。 ・ 貴婦人たちは少しでも高い値段をつけようとする。 ・ しかし、シンデレラはこれに値段をつけない。 ・ 「私はここにいさせていただいているだけで、十分な幸せを頂いています。その上、王子様と踊るだけでも恐れ多いのに、ましてやそれに値段をつけることなど思いつくこともできません」 ・ それを聞いた王子はシンデレラを踊りに誘った。 十二番目 ・ 舞踏会の参加者に袋が渡され、この中には好きなものを入れて持ってかまわないとの言が王から出される。 ・ その中で物を詰めすぎて袋を破いてしまった人がいて、シンデレラは自分の袋をその人に渡してしまう。 ・ 袋を持っていないシンデレラを見つけた王子様はそれを不思議に思い、何故袋を持ってないかと訪ねる。 ・ 「私はここにくることでこの胸にあふれるほどの喜びを頂きました。それ以上のことを望む気はありません」と、答えるシンデレラ。 ・ 王子はそれならばと踊りに誘う。 さあ、あとはやる気と執念の勝負だ!やるぞ! -------------------------------------------------------------------------------- 単発 No.0299 投稿日 2000年12月5日(火)20時59分 投稿者 杉井光  頭が鉛のように重い杉井光です。おはようございます。  んー、なんて言うか、昼飯が消化されずに脳味噌まで回された感じ。気持ち悪いですよ、頭もお腹も(笑)。月曜日はいつもこんなだなあ。  さて。杉井8再提出ですが。ああ、なるほど。オレの失敗パターンがようやく見えた。前半骨にしてるのに、なぜか後半必ず王子&シンデレラの会話が科白形式で入っていて、で、この会話が骨になっていない(というか、骨の部分が入っていない)のですなー。余計なことばかりやって、コンセプトに沿ったものが盛り込まれていない。三回くらい同じパターンでしくじっているような気がする。 杉井8再提出)招待客の中に、高名なファッションデザイナーがいた。彼の目にとまろうと群がる娘たち。しかし彼はシンデレラに目を付け、モデルにならないかと誘う。これを辞退するシンデレラ。彼はその顛末を王子に話して聞かせた。「『モデルをやってみないか、有名になれるし、収入もかなりいいよ』と誘ったら、 『家事の仕事で、私は満足ですから。あんまり、有名になりたいとも思いませんし、収入も、今の暮らしで充分ですし』  って断られましたよ」「へえ、今時珍しい娘だな。どの娘だい?」  ……オレパターンを踏襲しつつきちんとやるなら、こうですか。  なんだかこのシンデレラのセリフ、あざとくないですか? 普通は「性に合ってますから」って言うんじゃないんですか? ――って考えるのは、「肉」段階なんですなー。思えば杉井3も同じパターンでボツをくらった憶えが。(一回で学べよ>オレ) 杉井9)舞踏会のメインイベントである交歓ダンス(ダンスパートナーをランダムに交代していくダンスですな)が始まる。王子と踊れる(かもしれない)チャンスなのでシンデレラも参加しようとするが、会場の隅で床に何かを落としたらしく探している少女を見かける。「お探しものですか」「ええ、コンタクトレンズを落としてしまって」「まあ大変」「あ、いいんですひとりで探しますから。ほら、交歓ダンスが始まっちゃいますよ」 結局シンデレラも一緒にさがし、ダンスが終わる頃にようやく見つける。少女は実は王子の妹だった。ダンスが終わってから、王子が妹に「コンタクトは見つかったかい?」「ええ、こちらの方が一緒に探してくださったので」「それは申し訳ない。せっかく楽しみにされていたダンスの時間を潰してしまって。ぜひ何かお礼を」 シンデレラ「いえ、いいんです。私、これでも充分楽しみましたから。お礼なんてとんでもないです」 王子「それでは、お詫びもかねて、あなたの好きな曲で一曲僕と踊っていただけますか?」  今日は一個ですか。一個です(泣)。週の前半は忙しいんだってばよ。しかも、タイムリミットは今週中か……。うまくいったとしてもあと五個くらい。木曜日にラストスパートかな。 >巻島さんへ >骨の骨とか、骨髄とか  オレも分かったつもりだけかもしれませんが、巻島さんの言う「骨髄」「骨の骨」というのは恐らく「コンセプト」のことだと思います。だって、「骨の骨」って、「無欲なシンデレラが王子様に見初められる」でしょ?  「コンセプト」というのは、「読者に伝えたいテーマ」であって、それを伝えるために組み立てるのがエピソードですね。そりゃあ、「無欲なシンデレラは王子様に見初められました。」っていう文章だけで、伝わらなくもないのですが、それではメシが食えませんので(笑)、なるたけ面白い「エピソード」に乗せて伝えるわけです。で、このエピソードにおいて、「誰が、何を、いつ、どこで、なにゆえに、どのように、どうした」かを最も単純化した形で書き出したのが「骨」です。OKですか? >無欲と優しさ  多くの人が「これは優しさだ」というコメントとともにボツをもらっているので、一見そう見えるかも知れませんが……。「無欲」と「優しさ」の間には、ちゃんと一線があります。「優しさ」というのは、「無欲であること」の「理由の一つ」なんですね。それゆえ両者は共存できる。「優しく、なおかつ無欲なシンデレラ」は存在し得る。  「無欲な女」に魅力を感じない、というのは全く賛成できます。オレも感じません(笑)し、多分、無欲なだけで女に惚れられる男はまずいないでしょう。王子がシンデレラに見いだすのは、「優しさ故の無欲」の魅力だと思います。いわゆる涅槃的な「無欲」がボツなのはこのためですね。一般的に言って、悟りからの無欲は女性的魅力になり得ない(一般的に言って、ですよ)。  だから、オレらが考えるべきなのは「魅力的な無欲」で、それは「優しさ故の無欲」しかないとオレは思うのです。「遠慮深い」というのもありましてこれでいくつかOKも出ていますが、オレはそっちには全然魅力を感じないので書きません。「優しさ故に遠慮深い」だったらいいんだけどね。  たとえば、自分のを引き合いに出すのもなんですが、オレのOKアイディア杉井7)は、いくらでも飲んでよい上等の酒をシンデレラが一口しか飲まない、というネタでして、どちらかというと「遠慮深い」シンデレラなのですが、これは「優しさ故に遠慮深い」のですな。彼女は「他の人の分がなくなってしまうといけないから」という理由で、一口しか飲まない。これがもし、ひどく道徳的な動機で、「他人を気遣っている」というポイントが全く主張されていなかったとしたら、OKは出るかもしれませんが(立派に「無欲」ですから)、オレとしては否定してしまいます。無欲かもしれないけど、王子がそんな女に惚れるわけはないだろう、と。  「優しさ」は、OKの出たほとんど全てのシンデレラの中に含まれているはずです。「優しさだ」と言われてボツったものの多くの問題点は、それが「優しさ」に偏りすぎている、という点だと思います。前にも言ったような気がしますが、「無欲」は特殊な価値観の一つに過ぎません。具体的に言えば、「金銭欲」「物欲」などの、一般的に俗っぽいとされている欲求よりも、「他人の幸福な顔を見たい」といった美談的な欲求が強いことを指します。そして、ここから重要ですよ、  ☆「後者が強い」ことを前面に押し出すと「優しさに偏る」ことになり、  ★「前者が弱い」ことをアピールすれば「無欲」となるのです。  なんだか長文を書いてしまいましたが……。巻島さんのヘコみ具合がけっこう心配になってきたので、少しでも助けになれば、と思いまして。少々的はずれなことを書いているかもしれませんが、少なくとも嘘は言っていません。  それでは、また明日(かな?)。 -------------------------------------------------------------------------------- 何から語ればいいのやら。 No.0300 投稿日 2000年12月5日(火)22時34分 投稿者 西鶴翠  とりあえずは、これか。 巻島さん>はたして、いま心配なのは、プロにボツにされるのは我慢できても、アマチュアにボツにされるのは俺は耐えられるのか?  これです。これ。  私も心配です。私だったら、「小説のプロでもなくて」「何らかの文章で金を稼いでいるわけでもなく」「この課題を実は明確にはクリアしていない」ような人間に採点されるのは、理性では納得できても、心の底から納得することはできないでしょう。  ということで、最後の一つ(課題クリア)くらいは何とかできるか、と思って、「アイディア出し」をしようかと思っていたら、「骨だけしか見えない」という状況が未だに治っていない(涙)。なんとか、「肉」と「骨」を同時に思い浮かべようとするも、以前の自分に戻れない。アイディアが出る前に「骨から思い浮かびそうになる」ので、思考中断。そしてしばらくして思考再開。再度「骨から思い浮かびそうになる」――。という繰り返しをしていました。弊害を受けずに、アイディア出しをすることができない。困った――。  などと、二日間、のた打ち回っていたわけです(ゆえに書き込んではいないはず)。結局、アイディアも出せず、「骨から病」も戻らず、『二兎を追うものは一兎をも得ず』でした。  榎野さん、フォローありがとうございます。けれどやはり、「榎野さん」と、「私(と魚住さんと八神さんと杉井さん)」では、文章に対するものが違います。榎野さんは、「下読み」の経験はあるのですよね。つまり、「文章を見る目」を信頼されている人です。けれど、当然のことながら、私にはない。この差は、大きいのではないかと。  どうなんでしょうか。>ALL。 #257>だから自分の採点精度のことについては、心配しないでいいです。  とりあえずは、「疑わしきはボツ」の件、了解しました(あまり気分のいいものではないですが)。 #257>ただ気になるのは、その1割2割の食い違いのことかな。  採点理由には納得できないものも、含まれています。  あらためて数えてみると、「厳しいですが」や「ご祝儀で」の言葉がないもので誤ったものは意外と少なかったです(一割くらい)。  で、誤った中で、特に理由に納得できなかったもの(または理由がつけられていなかったもの)が、以下。 >#132幽界寺その5 ・王妃になったという仮定をし、欲をむき出しにして会話する女性たち。話を振られたシンデレラ、自分の幸せなどではなく、国民の幸せを願う。  私の解釈ではOK。  これは、対比の手法で、シンデレラの無欲さを描けているのではないかと思いました。要するに、「読者に」無欲が伝わればいいわけですよね。  確かに、「みんなが幸せになってほしいと願うシンデレラ」(#190新木さんの発言)でもあるわけですが。 >#230杉井その8  私の解釈ではOK。 >『家事の仕事が性に合ってますから』  と書いてあるのであって、 #231>「自分は家事をしないとならないから」  という「義務」を語っているのではない。ということで、私はOKかな、と思いました。「名声や収入は要らない。今までどおりで充分」これって無欲なのではないかと思います。  ほかにも、OKになりそうなNGがあったかも。  NGになりそうなOKもあったけれど、それは書きたくないので書きません。 <教えることに関して> #256>「否定」はやっちゃいかんのか。してたなぁ、わし、たくさん。  これに関してなんですが、今回の場合は、「西鶴の自信を崩す」というものもあったのですよね。そこで、「否定」をしていたのですよね。で、且つ「私を呼び戻す」ということもしていた。  これ、新木さんが作品をボツにするときによく用いる「無欲の要素は入っているのだけれど、○○の要素も入っていて、読者が混乱する」というやつに似ています。  「呼び戻す」と「自信を崩す」は、二律背反する要素ではないとは思うのですが、片方にしないと混乱するぞ、ということで。  ベターなのは、「ほどよく自信を崩したあとで、呼び戻す」という「二段階に分ける」というパターンでしょうか。 #256>「迎合」していたかどうか。  されていたかもなあ、という気もします。私が戻るのを待たずに「西鶴にも採点を頼めるかなあ」と書いてしまったり。私、その部分を「私が先生だったら、そういうことは書かない」と書いた覚えもありますし(あれは、こういう意味だったのです)。 #256>「自分と同じ視点で話のできる友達がほしい」  それが分かった上で、「教え方がなっていない」的な発言をしていました。でも、難しいですよ。友達を得るの。私、五年間くらい教えていて、「同じ視点で話のできる友達」は二人くらいしか得られていませんし(年齢から逆算してはいけません)。  二人のうち一人は、すごい勢いで叱りつけた覚えがあります。もう一人は、ほかの学校の友人に協力してもらって、痛めつけたような(うーん。私も結構酷いことをしたものだ)。  ちなみに、「新木さんは、いつ、ふるいにかけるのだろう」と、びくびくしていたりします。  ところで、新木さん。コミックスででも本誌ででも、『ヒカルの碁』を読んでいます? 先日、それのコミックスの10巻を買ったのですが、教え方の非常にうまい例が載っていました(第87局)。離れかけた生徒をやる気にさせています。 (本当は何かを教えられているときに、「教え方を教える」ということは、すべきではないのだよなあ、と思いつつ。) 次の書き込みは、採点訓練です。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 採点練習(西鶴)その1 No.0301 投稿日 2000年12月5日(火)22時36分 投稿者 西鶴翠 敬称は基本的に略させていただきます。 #274 つばくろ4再再 ボツ(って、言葉の響きが悪いなあ)。 どんな「復讐」なのかは知りませんが、普通は復讐しないはず。描かれているのは、「身を挺してかばうシンデレラ」。無欲には、ずれているでしょう(というか、内容がよく分かりませんでした)。 つばくろ5再再 ボツ。 このあとで、「ガラスの靴を忘れる」という話にきちんと繋がるでしょうか(話が変わってしまいませんか)。「王子を射止める夢」って、あまり無欲ではないのでは。 つばくろ6改 採点不能。 ごめんなさい。どういうネタなのか、分かりませんでした。 つばくろ9再 ボツ。 「献身的な心を持つシンデレラ」。 つばくろ11再 ボツ。 「自殺」はやはり大事にはなりはしませんか? そのあとで、物語が進むときに支障が出過ぎないですか? 「自殺したいほど嬉しいシンデレラ」。 #275 ちゃはね6改 ボツ。 まず、話がよくつかめなかったのですが、「ウェイターが料理をこぼして」、「誰がドレスを選んでください、と言っていて」「いつのまに、それが王子になった」のでしょうか。描かれているのは、「困っている様子のウェイター(?)の気を使ってあげるシンデレラ」。 ちゃはね7 うーん……ボツ。 「高価な服が自分とは不釣合いだと思っているシンデレラ」。これは、多分、無欲とは違うと思います。身分をわきまえているのでしょう。また、本当に無欲なら、「借りるだけで、返すこともできる」ということに、気づくはず。 ちゃはね8 ボツ。 「商品よりもメダルの好きなシンデレラ」。これは、シンデレラの価値観を描いていませんか? ちゃはね9 多分、OK。 「落ちた一輪をひろう」あたりが、無欲なシンデレラ(私、理由の書き方下手だな)。「遠慮」だけでは弱いと思ったけれど、「価値のなさそうなもの」を自ら選ぶあたりが無欲でしょう。ただし、「王子に逆恨みする女性」が出現するため、前後のプロットに支障が出ないかが不安。巧く書けば大丈夫か。 ちゃはね10 きびしいボツ。 「何にでも素直に喜ぶシンデレラ」が強すぎて、「一度でいいから踊りたい」が、かすんでしまっているかなあ。 #278 魚住15 OKになる発展性があるけれどボツ。 これだけを見ると、「無垢なシンデレラ」という印象が強いと思います。特に、ほかの娘たちがよこしまなので、そう見えてしまったり。書き込み方が違うと、「王子様を射止められるなんて思いもよらない」が意図どおりに強くなるのでしょうけれど。 #279 つか3(再) 甘いOK(って、やってもよかったのでしたっけ)。 エピソードは二つですね。「宝石届け」と「紹介される権利の放棄」。宝石を届ける方は、誰でもやりそうなことですし、あえて書くなら「正直者のシンデレラ」という印象が強いのですが、とりあえずそこに置いておきます。「権利の放棄」は、この場合は、無欲でしょう。ただし、「お妃になろうなどとは思っていない」ではなく、「お妃になれるなどとは思っていない」方が無欲かなあ、と思ったり。 つか4 OK。 「望みをかなえてもらえるなんて思っていないシンデレラ」「望みの放棄」。無欲だと思います。 #280 弟切28 OK。 「場所を譲るシンデレラ」。無欲だと思います。童話とは少し離れたシチュエイションですが、話としての無理はなさそうですし。 #281 巻島15 OK……かなあ。 「宝石を辞退するシンデレラ」「踊れただけで幸せ」。ただ、宝石をもらわない理由が薄いのが気になるんですが。 巻島16 ボツ。 願いはすでに叶えられているのですよね。それでも列に並びますか? それから、「竜神」って、それを出すには、少し前後のプロットも変えなければならないような。無欲は入っているように見えるのだけれど……いや、微妙に入っていないな。シンデレラが並んでいる理由がないのだから。 巻島17 ボツ。 普通は、落し物を拾っておいて、何か訊かれたら、出します。当然のことをしただけで、無欲ではないでしょう。「正直で善人のシンデレラ」が描かれているように思えました。 巻島18 ボツ。 猫でなくて、自分が乗れば、もっとたくさんネズミさんたちにチーズを買えただろうに。それから、「来られただけで幸せ」と「砂金を少しにする」は繋がるでしょうか。 巻島19 厳しめのボツ。 「ここに来られただけで幸せ」から「私と踊ってくれませんか」への「移行」が目立ってしまって、「壁の花でもいいや」という無欲が一歩ひいてしまっていると思います。 #282 八神14 採点の前に。 骨と肉が一致していない……(困)。肉を見ますね。 OKだろうなあ。 「首飾りを譲る」「王子を占有しない」「願い事が思いつかない」の三本立てで無欲。ただし、魔女が「魔法の首飾り」をシンデレラにあげていると、前後でそれなりのフォローがいるのではないかという危惧が。 #286 望月31 (って、三十一個も出していたのか。) 迷った挙げ句にボツ。 骨だけ見ると、「『舞踏会』以上のものを望まないシンデレラ」で、無欲に見えるのですが、本文を見ると、「夢に浸っているシンデレラ」に見えてしまいました。確かに、「対比」はきいているし、「思いつかない」の変形パターンも出ているのですが、本文の書き方が……。うーん。困った(本質を見るべきなのかなあ)。 望月32 ボツ。 「自分ではなく、ほかの人々のことを優先するシンデレラ」。それから、シンデレラがやらなくても、城の兵士か何かが、やっただろうに。シンデレラが灯すのは、一つくらいで充分かと。 #292 弟切29 ボツ。 シンデレラはもし「自分を売り込もう」と思っていても、売り込めなかったのではないでしょうか。「あるがままのことしか言えなかったシンデレラ」。 #298 幽界寺10再 OK。 「来ると夢見ただけで充分のシンデレラ」「招待状を譲るシンデレラ」。無欲だと思います。 幽界寺11 ボツ。 シンデレラは、お金を持っていたのでしょうか。また、シンデレラの科白が(説明書きだということを考慮しても)妙に厭味っぽいと感じました。 幽界寺12 ボツだろうなあ。 部品一つ一つは、「無欲」だと思うのですが、「袋を持っていない理由」を答えるべきときに、「袋を譲った理由」を答えるのは、王子に媚びているように感じられます。これは、恐らく、肉のつけ方を間違えただけだろうとは思うのですが……。 採点の練習をした感想。 「逃げたい」 です。 あ、杉井さんのが、加わってる。 #299 杉井8再提出 って、これ私が、「いいんじゃないか?」と思っていたやつの再提出でした。 眠いので、見ません。 杉井9 OK。 「ダンスに加わらずに探し物を手伝うシンデレラ」。無欲でしょう。でも、コンタクトレンズかあ。童話なのですよね。これ。多分。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- そして。 No.0302 投稿日 2000年12月5日(火)22時36分 投稿者 西鶴翠 実は、新木さんと魚住さんとのやりとりや、その他の発言をあまり読めていなかったりします。採点が終わったところで、ゆっくり読みます。 それから、何か私が返答すべきもので、レスを付け忘れているものはあるでしょうか。 それでは、また明日。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 参加表明 No.0303 投稿日 2000年12月5日(火)23時03分 投稿者 Imaginater はじめまして、Imaginaterです。 イマジーとお呼び下さい。 私も参加させて頂きたいのですが、よろしいでしょうか? 精一杯努力しますので。 しかしこのログ数を全て読むのには骨が折れました…… 1. 「まことに申し訳ありませんが、本日の舞踏会は延期させて頂きます」 ドタキャンに文句を言いまくる美女とそうじゃない女たち幾百人。 城の従者達が次回の日程の希望を一人一人に聞いていきます。 そしてとうとうシンデレラの番がやってました。 「次はいつ頃を希望しますか?」 「いつでもいいですよ、いつか招待してくれるのでしたら」 「それでは、あなた様は今日ということでよろしいでしょうか」 一人だけ連れてかれたダンスホールには王子様が待っていましたとさ。 2. 舞踏会に出された料理はどれを取ってもすばらしいものばかりです。 しかし、王子は料理はたくさんの種類があるというのに一種類の料理しか 食べていない女性を目にしました。 どうしてか、と問いかけたところ、 これだけでも十分にお腹がいっぱいになるから、とのこと。 がめつい女たちを見飽きた王子様はそんな彼女にひかれましたとさ。 3. 「残念ながら招待状をおもちでない方は城にお入れになれません」 「わかりました」 その衛兵はあっさり引き下がった少女を王子様とひき合わせました。 「え? 招待状? 最初からそんなものは出してないさ」 王子様は訪れた客全てにこの方法を試していたのです。 4. 気がつけばシンデレラは城から出ようとしていました。 「なんで出てくんだい? パーティはまだ始まったばかりなのに」 振り向けば一人の青年立っていました。 「私は舞踏会にただ来たかっただけで、ほかには何も考えてなかったんです。 ですからもうすることがないので帰ってお洗濯でもしようと思いまして……」 「なら、僕が君の洗濯を手伝ってあげようか」 なんとその青年は王子様だったのです。 5. 「私は欲張りな人は嫌いです。ですから、私が踊りたい人は無欲な方ですね」 その言葉に会場にいた全ての女性客が王子様のもとに駆け寄っていったかの ように見えました。 しかし、一人の少女だけがぽつんとたちつくしています。 それはシンデレラでした。 「君は欲張りなのかい?」 「はい、王子様。私は大切な家事を任されていたのに、 それを放り出してここに来てしまいました。 私はなんて欲深い人なんでしょう……」 その言葉に王子様はにこりと笑いました。 「自分で自分が無欲だなんて言ってるやつは大抵はうそつきさ。さて、踊ろうか」 そうして王子様は何百人もの女性客の中からシンデレラただ一人を選び、踊ったのでした。 6. シンデレラがいざお城の中に入ろうとした時、背後から軽い悲鳴が聞こえました。 見ればシンデレラより5歳は年下であろう少女が足を取られて転んでいたのです。 せっかく着ていた少女のドレスも埃と土にまみれとてもではなくも見られたものではありません。 「うぇーん、ぐすっ、こんなんじゃお城の中に入れないよぅ」 泣きじゃくる少女を見てシンデレラはあまりにかわいそうだと思い、 自分のドレスを彼女にあげることを決意します。 自分は代わりに汚れたドレスを着て、少女が無事城の中に入っていくのを見届けるシンデレラ。 しかし、シンデレラも一度は舞踏会を見てみたい。 意を決してそのままの格好で城の中へと入ろうとするシンデレラ。 しかし、先ほどの少女が一人の男性を連れて戻ってくるのを見て、シンデレラは立ち止まります。 「やぁ、君が妹にドレスを貸してくれたのかい? 感謝するよ。 お詫びとしてはなんだけど――僕と一緒に踊ってくれないかい? ドレスは新しいのを貸すからさ」 なんとその男性は王子様だったのです。 7. 「ああ、この紹介状、偽物じゃないか? よくいるんだよね、かってに紹介状つくって舞踏会に出ようとするやつ」 なんと魔女から渡された招待状は偽物だったのです。 衛兵に断られ、失意の念で一人家路につくシンデレラ。 そんな時、シンデレラは一人の少年と出会います。 「どうしたんだい?」 「お城の舞踏会に行きたかったんだけど、招待状がなくって駄目だったの」 「なんでぇ? そんなの無理矢理入っちゃえばいいじゃん」 「そういうわけにもいかないわ。お城の人に迷惑かけちゃいけないもの」 「なんだよ。それで素直に引き下がっちゃったわけ? ――しょうがないなぁ。僕が抜け道知ってるから。お城の中に忍び込もうよ」 断ろうとするシンデレラだが、少年に無理矢理連れて行かれてしまいます。 しかしながら、忍び込む途中で二人は衛兵に見つかってしまったのです。 「――お前、さっきの!?」 「彼女は僕の知り合いだよ。通してやってよ」 「こ、これは王子!?」 少年の正体を知り、驚きふためくシンデレラ。 「誰だって幸せになる権利はあると思うよ、ね」 その日、王子様は舞踏会に姿を現さなかったとさ。 7はあれです。9です。失礼。 -------------------------------------------------------------------------------- 茶羽根11 No.0304 投稿日 2000年12月6日(水)00時14分 投稿者 茶羽根(ちゃはね)  西鶴さん、採点ありがとうございます。  6改の会話は、最初っから王子とシンデレラの会話のつもりでした。無欲とかそ うのの前に、自分の表現しようとしていたことが文章にできるようにならないとい けませんでした。 >>>>>  茶羽根11  招待状を持っていない子にあげてしまい、中に入れず遠くから舞踏会の様子を眺 めているシンデレラ。男性が近寄ってきて「あなたは舞踏会場には入らないのです か?」「いえ、実は招待状が無いので、入れないのです」「招待状をあげてしまっ たからですか?」「……知っていらしたんですね。でも、私はここでけっこうです わ。だって、ここで目をつむって耳を澄ますと」シンデレラ、目をつむって耳を澄 ます「まるで舞踏会場の中にいるみたい」男性も真似をして「本当ですね」「でし ょう」「それでは、ここで私と踊っていただけますか」男性は王子で、シンデレラ が招待状をあげたことを知ってここまで来たのだった。 >>>>>  10はうまく無欲にできる道がありそうな気がするんですが、今日は思いつかな いのでまた明日。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0305 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 採点練習・八神編 No.0306 投稿日 2000年12月6日(水)01時55分 投稿者 八神伽羅 名前が挙がってるひと達の中で、一番「お前にそんなこと言われたくないねっ!」とか思われる率が高そうで、今から怯んでる八神です(爆) 一生懸命書いたアイディアを、どこの馬の骨とも分からない輩にボツにされたら自分でも厭だし……。 せめて「その辺の馬の骨だがこの課題については分かってる」と思われる程度にはなりたいものです。 >つばくろさん(#274) 4 ボツ(他に言い方はないものでしょうか。語感が……) 姉妹を庇うのは、優しさであって無欲さではないため。 「王子が庇ってくれたので満足」とか「傲慢にはなれない」と思って復讐を思いとどまるあたり、優しさでもないような気がしますが。 5 ボツ。 「王子を射止めるだけ」で満足する、という時点で無欲とは言い難いので。 王子と結婚したら、地位や富がくっついてくることは自明ですから。 6 ボツ。 このシンデレラ、意志は強そうですけど無欲さが見あたらないです。 それに、このまま進んだら収集つかないんじゃ……。 7 ボツ。 褒美を断るくだりは無欲に見えるんですが、それは家事への見返りに対するシンデレラの価値観故のことなので。 11 ボツ。 現状が厭で自殺を考えるシンデレラと、境遇と価値観の違いに衝撃を受けダンスに誘う王子……ですよね、これ。 >ちゃはねさん(275) 6 ボツ。 シンデレラの行為は無欲なんですが、王子が彼女を見初める理由が、「母の形見のドレスを選んだから」であって無欲さ故ではないので。 7 OK。ただし微妙。 「貸し出します」という記述がない方がいいです。貸すってい言ってるんだから素直に借りればいいのに、と思ってしまいますから。 8 ボツ。 シンデレラの中ではメダルの方が商品より価値があった、つまり価値観の違いを描いているのであって無欲ではない、と思います。 9 OK。 この構図だと、押し切られて仕方なく花をもらったように見えるのが難点でしょうか(うわ、なんか偉そうだな私) 10 微妙だけど……ボツ。 「一度でいいから踊りたかった」っはいいとして、こちらから誘って踊るのは不可だが誘われるなら可、というのは納得いきません。 >魚住さん(#278) 15 ボツ。 娘達が険悪な顔になるのは、強欲ではなく妙な羞恥心が先に立つから、なんですよね。だとしたら、相対的に強調されるシンデレラの魅力は純粋さや無垢さになってしまうので。王子を見ているだけでしあわせ、というのはいいと思うんですけど。 >つかさん(#279) 3 OK。 王妃になろうとは思っていない、というパターンはやはり無欲でしょう。 4 ボツ。 3と構図が似ているので悩んだんですが、落とし物を届ける=当然のこと、と認識しているシンデレラは、自分の常識に基づいて行動しているのであって、欲は関係ないのでボツにしました。 >弟切さん(#280) 28 OK。 「王子の見える場所を譲るシンデレラ」。ちゃんと無欲です(変な理由……) >巻島さん(#281) 15 OK。 でもくれるものはもらってもいいんじゃないかな、と思ってしまいます。 16 OK。 願いにあまり欲が感じられないので。 17 ボツ。 大切にされていない財布なら盗る、という風にも読めてしまうので。 それに、財布の持ち主を思いやるのはやはり優しさでしょう。 あ、でも最後の部分の書き方、好きです。いいですね、こういうの。 18 ボツ。 猫の体重分の砂金でも、かなりの額でしょうから。 来られただけでしあわせ、という言葉と行動が矛盾してますし。 19 ボツ。 王子、踊らずに帰るシンデレラを不審に思い声を掛ける→ダンスに誘われる→踊る→笑顔に惹かれる。 彼がシンデレラに惹かれる理由に、無欲が含まれていないです。 >八神(#282) 自分のか……厭だなぁ……。 14 OK(自分に甘い奴みたいで厭……) 「魔法の道具をあげてしまうシンデレラ」「見返り求めず」「王子独り占めを辞退」 が、このアイディアで意図的に描いた無欲です。 だいたいがは既にOKの出ている「無欲さ」なので可にしました。 ……という書き方しか許されないような気がするんですが。自作のものの場合。 >望月さん(#286) 31 OK。 王子がシンデレラを見初めているのか、単に助かったと思っているだけなのかどうかが微妙ですが、彼女の答えは無欲です。 32 ボツ。 「来られただけで満足」は無欲なんですが、ドレスを惜しげもなく破いて照明にする、というのに違和感が。単に我が身を顧みないだけのような気がします。 しばらく待っていれば、会場以外の場所から松明が来るんじゃないか、という疑問もありますし。 >弟切さん(#292) 29 ボツ。 謙虚なシンデレラ、という印象が強いです。 そろそろ寝ないと明日が辛いので、ここで一端中断します。 この作業、かなり精神的にきついです。自分の理解が正しいか、そして評が的確かどうか。表現は正しいか。考え出すときりがない……。 ともあれ続きは明日……採点練習中止を言い渡されないことを祈りつつ、おやすみなさい。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- No.0307 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 採点練習 No.0308 投稿日 2000年12月6日(水)02時31分 投稿者 魚住雅則 >アマチュアが採点することについて 僕も西鶴さん、矢神さんと同じ心配があります。皆同じこと考えてましたね。 練習はとりあえずやっておきます。実際どうなるかは、これからですね。 (敬称略) ・採点基準は疑わしきはボツ。(ボツ以外の言葉ってないかな) ・bQ90以降より開始。 弟切29 ボツ。 シンデレラの行動は普通で、周りが強欲すぎる気がします。 幽界寺10(再) OK。 夢見れただけで幸せになれるシンデレラは無欲ですよね。 幽界寺11 ボツ。 値段をつけなかったのは謙虚だったからでは? 幽界寺12 ボツ。 シンデレラの答えですが、「人にあげてしまった」みたいなので良いと思います。無欲を過度にアピールしているシンデレラという風にも見えてしまいました。 杉井8(再) OK。 現状で満足なシンデレラは無欲だと思います。 杉井9 ダンスが出来なかったのに満足しているシンデレラは無欲だと思います。コンタクトは設定変えてしまいますね。 イマジー1 ボツ。 魔法使いの助けでやっと来たのに「いつか招待してくれるのでしたら」と言ってしまうと無欲ではないと思います。 イマジー2 OK。 一種類でも満足できるのは無欲ですよね。 イマジー3 ボツ。 あっさり引き下がりすぎで、あんまり来たくなかったように見えました。 イマジー4 厳しめのボツ。 舞踏会に来たかっただけで、他には何も考えていなかったのは無欲だと思いますが、別に帰ることもないと思います。あんまり来たくなかったのかな? と思ってしまいそう。 イマジー5 ボツ。 これは正直なシンデレラでは? イマジー6 OK。 でも新しい衣装を借りたら12時で消えないので、ストーリー変えないように最後だけは変えないといけないとおもいますが。 イマジー7 ボツ。 無理矢理入らないのが普通では? ちゃはね11 OK。 招待状持ってたのに、ささいなことでも満足できて無欲だと思います。 偉そうな書き方になっていたらすみません。 -------------------------------------------------------------------------------- ごめんなさい No.0309 投稿日 2000年12月6日(水)02時34分 投稿者 魚住雅則 八神さんを矢神さんと書いてました。 杉井さんの9番目にOKと入れ忘れてました。 失礼しました。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点練習とか No.0310 投稿日 2000年12月6日(水)04時04分 投稿者 新木 伸  あ、そうそう。  杉井さんも時間があったら、採点練習参加してください。  わしの評価は、ある程度揃ってから書くことにしましょう。今日は仕事仕事。  あとこれは言うまでもないことですが、他の人の採点結果は参考にしないように。あくまで自分だけの判断で自分の採点を出してください。 >西鶴さん  その調子でよろしく。  こっちも西鶴さんの見ないようにして、あとで採点出してみます。まあ実際はもう読んでますけど、どうせ一読したぐらいで覚えられるものでもないし。  否定と呼び戻し。  ああ、なるほど。別々にやらなきゃいかんのですね。  わしもいいかげん、応用が利かないなぁ(笑)。一分野じゃ、わかっていることなんですけどね。  同じ視点を持つ友達を持つのは難しいことで、だからこそ、何もしないでいると0人になってしまうので、なにかやっています。  「ふるい」ですが、いまのところかける予定はなし。ほうっておいても消えてく人は消えてくだろうので、自然のふるいで充分かなぁと。  いままでは新規参加者がどんどん出てきてキャパシティオーバーになる懸念はありましたが、採点代行者のシステムでうまくいきそうな感じだし。  OKとボツの解釈で引っかかった具体例については、またあとで。溜まっているやつを採点するときに一緒にみますので。  あとヒカルの碁は読んでます。  ジャンプ、サンデー、マガジンはチェックしてますから。  10巻のエピソードっていうと、嫌がる越智君に、塔矢が対ヒカル戦の指導をするところかな?  んで「今週」ですが、わしの場合、出版社が動きはじめる曜日がなんか基準になってるくさいので、一週間は「月曜〜日曜」になってたりしますね。「今週中」に目標である180Pに到達してないと、もはや死にものぐるいにならんといかんようです。現在117P……。  編集さんの電話は、まえに誰かが「ヘコんでます」と書いたときに、掛かってきました。そのときは単なる誤解であって、編集さんが誤解した書き込みを番号で教えて貰った結果、それは普通に読めばイジメてるわけではないとちゃんと読めるものだったので、まあ問題にならんかったわけですが。  でも今回は、普通に読んだとしても、「ちくしょう、新木の野郎ぶっ殺してやる」という言葉が出るくらい、なんか新木がイジメてるらしいぞ――と読めるような内容だったので、問題にしたわけです。 >八神さん  うん。「視点」についての回答は、それでOK。完璧な答え。  じゃあ次の質問。「視点は感情移入のために存在する。ではなぜ小説には“感情移入”が必要なのか?」 「感情移入とはどういったものか」 「感情移入の効用」 「感情移入させる目的」  このあたりのテーマで、まあひとつ。 >巻島さん  んーと、骨(コンセプト)の階層構造ってことかな?  まずいちばんでっかいコンセプトが、作品全体を決める“骨髄”――「無欲なシンデレラが報われる話」というものですね。  その下位のところに、それを実現するための実際的な手段として、ダンスに誘われるシーンでの「無欲さゆえに王子に見初められるシンデレラ」というコンセプトがぶら下がっています。  どのシーンの骨(コンセプト)も、作品全体の“骨髄”の実現するために存在しています。  ダンスのシーンのもっと後ろのほう。最後のあたりでは、「王子と結婚して幸せになるシンデレラ」っていう「骨」で書かれるシーンがあるはずです。“報われる”ためには、幸せにならんといかんわけだし。  巻島さんの使う「骨髄」って言葉の受け取り方、これでいいのかな? 間違ってないかな?  あとわしの使ってる「コンセプト」って言葉はどうですか? 意味不明になってます? もしなっていたら、もうすこし解説を加えないと。 -------------------------------------------------------------------------------- >巻島さん No.0311 投稿日 2000年12月6日(水)04時04分 投稿者 新木 伸 >ストライクゾーンの話  えーと、ひとつはっきりさせておいたほうがいいかな。  わしは何度もボツ出しをしてます。  巻島さんの労働時間の否定もしてます。「無駄無駄ぁ」って。  巻島さんの場合、ボツのパターンには2通りあります。 1.自分が「ストライクゾーン」だと思っていた場所が、じつはぜんぜんストライクゾーンじゃなかった。 2.ちゃんと「ストライクゾーン」に向かって投げてはいるんだけど、正確に投げる技術が足りずに、ストライクにならなかった。  「巻島5」のように、ストライクゾーンの把握は正しかったもの。  「巻島14」のように、まるで見当違いのほうに投げているもの。  ほかに「ストライクゾーンに向かって投げているが技術不足でボツになっている」のは、巻島6、巻島7あたりですね。  ボツになったときに、どっちのパターンでボツになったのか、考えるといいです。  そして「1」のように、ストライクゾーンの場所を間違えてしまっていた場合でも、それは「無欲」のストライクゾーンでなかっただけであって、そのとき「書きたいと思ったモノ」自体の否定じゃないって思えば、精神的ダメージ少なくなると思います。  ボツになったものでも、それは「巻島的○○」であって、巻島さんの真実であって価値のあるもので、そこまでは誰にも否定できません(もちろん私もできない)。  ただそれは、いまやっている「無欲」じゃないんで、それは種類が違うよ、と、私はそう言っているわけね。  そう考えると、「1」の場合のボツでも、ダメージ少なくなるんじゃないかなぁ。少なくとも、私はそうやって自分のダメージを減らしてます。自己防衛の方法ね。  このタイプのボツ。たしかにまともに受け取っちゃうと、ダメージでかくてヘビーですね。私も経験あります。 「オマエの考えているそのモノに価値なし! そのお前的○○はボツなり。言い換えるなら、お前の全存在、考えることすべてボツ。お前は生きる価値なし」――って言われてるようなもんですから。  まともに受け取っちゃったら、これ、死ぬしかないもん。  だからこれは、「ああ種類が違っただけね」と考えることで、ダメージをまともに受けずに身をかわしてゆくわけですね。  あと「2」のタイプのボツ。  「ストライクゾーンに投げはしたんだけど、技術不足で正確に投げられずに、入らなかった」ってのは――。  これは単に技術が足りないってことなんで、それは磨けばいいものであって、「1」みたいにべつに死んで生まれ変わらなくてもいい。  その程度のことなんで、あんまりダメージ大きくはないじゃないかな? どうだろうか? -------------------------------------------------------------------------------- あ、そうそう No.0312 投稿日 2000年12月6日(水)04時22分 投稿者 新木 伸  西鶴さん。  ざっと見たところ、採点基準で迷いがあるみたい。  あと、これは他の採点者の人にも……。  前にも書きましたが(書いたはず。書いたかな?)……。  採点者が、「ここで書こうとしていたこと」を汲み取ってやる必要はないですよ。むしろ積極的に誤読して、いいがかりをつけてボツにしてゆく態度でいてください。  ただし人によります。  新規参入者とかで、まだはじめたばかりで、とりあえずやってみて提出しつつ、「ストライクゾーン」を探っているような人に、その厳しい基準でやってしまうと、ストライクゾーンがわからなくなってしまって混乱してしまうので、そういう人には、「その路線でOKなんですよ」ってことを示すために甘くすることもあってもいい。  ようは、採点基準を厳しくしたほうがその人のためになるか、それとも少し甘くしたほうがその人のためになるか……ってことです。  そのあたりの判断に迷う人は、とりあえずすべて「厳しい目」でいいです。  「これはつまりこういうタイプの無欲を描こうとしているんだろうなぁ〜」と読みとれたとしても、そのように書いてなければ、ガンガン、ボツにしてOK。  でもできるなら、そういう場合にはその旨を書いておくといいでしょうね。「まあ読みとれるんですが、でも厳しい目でボツ」みたいな。  実際、西鶴さんのには書いてあるけどね(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- >巻島さん No.0313 投稿日 2000年12月6日(水)05時05分 投稿者 新木 伸 >お題とか  えーと、まず杉井さんの書いた「自分的に魅力的だと思う無欲」っていうので、とりあえず頑張ってみてください。  でもそれでも、どうしても「無欲」には乗れない場合。自分がその路線に乗る糸口が見つからん場合。  そういうことって、まあ、あります。  どうしてもコンセプトが性に合わないってことは、あるものです。  そうだった場合のため、特別に、お題の変更も考えています。  「健気」  「誠実」  「気高い」  ……どれがいい?  どれも「無欲」と同じぐらい抽象的だと思うんで、どれかひとつ、乗れるものでいいです。  話全体のほうは、やはり「○○なシンデレラが報われる(幸せになる話)」ってコンセプトね。シーンのコンセプトは、「○○なシンデレラが王子に見初められる」というもので変更なし。  ただしこれは、やるだけやって、それでもダメでギブアップしたときのみ。  逃げるためのお題変更は却下なので、そのつもりで。また一回変更したら、そのあとはもう変更はなし。  あと、いままでのOKの数はリセットされて、達成数0からの再スタートね。 >電撃HPの件  えーと、あと電撃HPの書き込みの件。  なにやら勘違いさせてしまったようだけど、「謝罪しなさい」って言ったつもりじゃないんですよ。  「よみかく」やここの「よみかく分室」でやるぶんにはかまわないって、書いてあったでしょ?  あれはつまり、やっていいの。  場所さえわきまえていたなら。  いやまあ、「野郎」よばわりされて心情的に腹が立つとか、そういうのはもちろんあるけれど、そのぐらいを腹に呑み込むぐらいは、わし、大人のつもりだし。  ただ場所がいけない。  あそこは電撃HPの読者の交流の場として、メディア・ワークスがオフィシャルに開いてる掲示板です。  事情を知らない人たちが、おそらく何百人もROM(リード・オンリー・メンバー)しているであろうことは、間違いないわけです。  ここでやってる「シンデレラ迷宮」のことを、まるで知らない人たちが…… >最近こっちにはあまり書きこんでいなかった巻島です。 >いや、だって無欲迷宮にはまってゲロ吐いてたんだもの。 >あまりの気持ち悪さに「ちくしょう、新木の野郎ぶっ >殺してやる」とかわけの分からん事言いまくってたと >思います。土日。いやホント鬱になりそうだよ。再び。 >マジで苦しい。  ……というものを、なんの予備知識もなしにいきなり読まされたとして、ここにある、この文面だけからなにを読みとって、どう思うか?  要点をまとめて、骨にしてみると、こんな感じになるのかな。この部分で言っていることのコンセプトって。 ・自分はいま、課題みたいなものをやっている。 ・それはゲロ吐くくらい、苦しいものである。いま自分には鬱になるぐらいストレスかかっている。 ・自分はいま、新木という奴に対して、「ぶっ殺してやる」と思っている。恨んでいる。  この「骨」を読んだ読者は、おそらく、こんなことを思うはず。  どうしてそんな苦しいのにやってるのかな? 自分からすすんでやっているなら、やめられるはずだから、きっと強制されているに違いない。恨み言も書いてたしなぁ。きっといじめられているんだ。  そうだね。そう決まった。だってそうじゃなかったら、「ぶっ殺してやる」なんて物騒なことは、いくらなんでも書かないだろうし……。  よくわからんけど、新木というのは、ひどいやつだぞ。  ……まあだいぶ脚色入ってますけど、まあこんなものではないかと。  それで、巻島さんの取った対応はどうだったかというと。 1.新木伸、そのファン、その関係者への謝罪。不快感を与えて、迷惑をかけたことへの謝罪。 2.当時の自分の精神状態を理由にしての、「なぜあんなことを書いてしまった」への釈明。 3.謹慎ということで自分へ罰を与える。それをもって許してほしいというお願い。  方向性が違うんです。  ぼくは「謝罪を要求します」って言ったんじゃなくって、「予備知識のない人に誤解を 招くように書いてはいかん」って言ったんですよ。  つまり巻島さんのやるべきことは、「誤解を解く」ことであって、平謝りすることじゃありません。ましてや、謹慎宣言することでもありません。  日本的切腹。死んだ人はいい人だからもう責めないであげようねっての、ナンセンスです。  「無欲迷宮」ってのは何であるのか。  そこで自分がどういう理由でへこんでいたのか。  「ぶっ殺してやる」という物騒な発言は、愚痴だったのか、それとも本気だったのか。  そのあたりをすべて説明することです。  その上で、もし謝ることがあるとすれば、それは単に「誤解を招くような書き方をした」という小さな一点のみ。  それだって、「うっかりしちゃいました」で済むようなものだから、べつに謝罪ってほどのことでもない。 -------------------------------------------------------------------------------- アマチュアのボツ出し No.0314 投稿日 2000年12月6日(水)05時43分 投稿者 新木 伸  なんで嫌がるのか。  これ、みんなには悪いんだけど、まるで分からない。  理解不能。  なぜアマチュアがボツ出しすることを、気にするのか? 恐れるのか?  いやじつは分かってるけど、でも、わからない。ここはそのフリをする。(なんだそれ(笑))。  さて。  どう説明しようか。どう書こうかなぁ……と考えてみる。  ここはひとつ、喧嘩売るように書いてみることに俺的に決定。  べつに怒っているわけではないけれど、怒ったようにみせるポーズって、説得に役立つかしらん。  榎野さんも書いてますけど、「他人の判断にゆだねる」っていう行為。それこそが、ここでは重要。それこそが、“評価”って行為の要点ね。  その他人の目が信頼に足りるものであるかどうかなんて、ぶっちゃけていえば、どうだっていいんです。  だいたい、君らプロ志望なんだよね?  プロ作家っていうのがどういう仕事かっていうと……。  自分の書き上げた作品を、世に出して不特定多数の読者に評価してもらって、お金をもらうってものだよね?  何万人いるかわからんけど、その読者さ……。  選べるわけ?  自分が認めた読者。自分が読んでいいと判断した相手にだけ、読ませることが可能なわけ?  違うでしょう。  どこの馬の骨ともわからん不特定多数の何万人もいる読者候補が、自分の作品に対して、良いか悪いか、勝手に評価を決めつけてくるわけでしょう?  プロで物を書くってことはさ、つまりそういうことなわけ。  場合によっては、本文さえろくに読みもせず、本の煽り(表紙の裏とかのあらすじ部分)だけ眺めて、なんかつまらなそーだから、ポイっ。……ってやったりされちゃうわけ。  いやそれどころか、表紙を眺めたきりで、本を手に取ることさえなく「ボツ」とかやってくるわけよ。  自分の本を手に取る人は、読書歴が長く、見る目がある人ばかりじゃないんです。  その「評価」してくる人の中には、12歳の小学生だっているんです。  12歳の小学生に、「つまんない」と言われても、作家は言い返せない。  「お前が見る目がないからだっ」と言いたいところをぐっと堪えて、その小学生にさえ、「おもしろいやぁ」と言わせるようなものを書くことでしか、言い返すことができないのが、この商売なんです。  そんなところに、君らは飛びこもうとしているわけ。  プロ志望ってことは、つまり、そういうことなわけ。  そういう者が、「読書歴も充分にあって、それなりに見る目を持っている作家志望の仲間」の中から、さらにセレクトされた人の判断に委ねることさえ、ブーたれている。  甘い、甘すぎる。  やめちまえ――とか、思うぐらい大甘です。  誤解を恐れず極論するとね、十二歳の小学生を連れてきて、この「シンデレラ迷宮」の採点者に据えたって、なんら問題ないわけよ? わかる? (まあさすがに本当に小学生じゃ、「無欲」ってコンセプトの判断ができないだろうから、だめだろうけど(笑)) >「一生懸命書いたアイディアを、どこの馬の骨とも分からない輩にボツにされたら自分でも厭だし……」  アイデアどころの騒ぎじゃない。もっと遙かにコストをかけた、「一冊の本」そのものを、どこの馬の骨ともわからんやつらにボツにされるんです。  ボツにされてされて、されまくるんです。  「こんなの面白くないから、買ってやらん」って、ポイっと書店の棚に戻されるんです。  たとえば本が3万部売れたとします。  ライトノベルにおける、一般的な初刷りの数ね。  日本人口の残りの、1億4997万人からは、総ボツを食らっているんです。  99.98パーセントの人が、自分が一生懸命書き上げた作品に、「NO」と言っているんです。ボツを出しているんです。  「OK」と言ってくれてる人は、たったの0.02パーセントしかいないんです。  俺的絶対の価値観。  「俺的真実の○○」に対して「NO」と否定を突きつけてくる連中に、力ずくで「YES」と言わせなきゃいかんのです。  わしらはそのために、技術を磨くんです。  そのために「力」を付けるんです。 -------------------------------------------------------------------------------- まずは課題。 No.0315 投稿日 2000年12月6日(水)09時38分 投稿者 八神伽羅 「感情移入とは」 登場人物に共感し、同じ目線から物語を見、その心情を理解すること。 もしくは登場人物自身になりきったと錯覚するほどに、物語にのめり込むこと。 「感情移入の効用」 物語への愛着が、感情移入できたかどうかで格段に変わる。 多少筋立てが平凡であっても、深く感情移入できれば充分「いい話」になる。がしかし、度が過ぎるとキャラ萌え小説になってしまうので要注意。(感情移入とキャラ萌えは違うかな) 逆に、面白い筋立てでも感情移入できない登場人物ばかりでは読む気が失せてしまう。 また、他の登場人物の魅力を引き立たせるにも効果的。 例えば、王子に感情移入させることでシンデレラの無欲さを読み手により強く伝える……とか。 「感情移入させる目的」 読みやすくする。 登場人物と近い感情を抱かせることで、読み手の臨場感を増幅させる。 読者により強い感動を与える。 ……というところです。 視点の問題共々、実践できているかどうかは怪しいのですが。 採点練習は、またあとで。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 採点者の方々へ > No.0316 投稿日 2000年12月6日(水)10時43分 投稿者 弟切 千隼 新木さんだけでなく、西鶴さんも八神さんも魚 住さんも、私は採点者としてふさわしい方々だ と思っています。ですから、新木さん以外の方 にボツを出されても、私は納得します。 現に、今までこの三人の方々が私の出したもの に対して下した評価を読んで、「なるほど、そ うか」と納得しました。自分が出したものでも 、他人の目を通して改めて見直すと、より広く 、深い視点が得られるものです。 新木さんが書かれている通り、プロになってし まったら、自分の本を読んでくれるのはほとん どが「ただの人」たちです。日本全国の何万人 、何十万人、何百万人−も、いたらすごいです ね−という「ただの人」たちに、言い訳をする 機会もなく自分の作品を読まれて、評価を下さ れるのです。 それに耐えられなければ、プロではやってゆけ ないのですよね。 > 電撃hpへの書き込みについて。 私も何回かあちらへここのことを書き込みまし た。初心者が覗いても不快感を与えない程度の 書き込みにしたつもりですが、それでもあれだ け多くの方がここのことを書き込んでいる中で すと、内輪受けっぽくて不快感を与えてしまっ たかも知れませんね。反省しなくては。 電撃hpの掲示板も、「よみかく」の掲示板も、 ここ「よみかく分室」(仮)も、仲間内だけの 閉じた場所ではありません。原理的には、三歳 の幼児から百歳を超すお年寄りまで、誰もが来 られる場所です。私のような煩悩まみれの人間 とは縁もゆかりもない高潔極まりない聖人君子 が読んでいるかも知れませんし、およそ良心と 呼べるようなものを持ち合わせていない極悪人 が読んでいるかも知れません。自分のことを全 く知らない人がここを読んで、自分に対して勝 手なイメージを持っている可能性が高い、考え ようによっては非常に恐ろしい世界です。 私の場合、このような場所に書き込む時には、 「大勢の人で賑わう繁華街で、周り中に聞こえ るような大声で話しているとして、話せる内容 かどうか」を基準にして書き込んでいます。 繁華街には、年齢・性別・職業・住所・国籍・ 思想が異なる大勢の人々が歩いています。その ほとんどが見ず知らずの人です。そういう場所 で誰にも聞こえるような大声で話すとしたら、 話せるかどうか、という具体的なイメージを思 い浮かべれば、おのずとどんな書き込みをして よいのか、またすべきでないのかは決まってく るでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点練習・八神編その二 No.0317 投稿日 2000年12月6日(水)12時36分 投稿者 八神伽羅 >幽界寺さん(#298) 10 ボツ。 王子への彼女の答えは無欲。ですが、「相手の気持ちを思いやって招待状を渡す」というのは優しさです。この書き方では、後者の印象の方が強くなってしまうので。 11 ボツ。 王子と踊れる券に高い値段をつけようとする貴婦人達は、媚びているのであって強欲な訳ではありません。対比が巧くできていない、そして、「値段をつけられない」というのがいまいち無欲とは違うような気がしたので、ボツにしました。 12 OK。 シンデレラの答えは前の二つと近いですが、そこに至るまでの状況に余計なものが介在していないので。 >杉井さん(#299) 8 OK。 「多くを望まず現状に満足なシンデレラ」OKでしょう。 9 ボツ。 一緒にコンタクトを探してあげるのは優しさなのではないかと。 悩んだんですが、今までこのパターンはボツにしてきたので、ここで変える訳にもいきませんから(幽界寺さんの10番とか) 授業が始まってしまうので、再び中断します。 -------------------------------------------------------------------------------- さて、課題提出です。 No.0318 投稿日 2000年12月6日(水)12時47分 投稿者 弟切 千隼 前回と前々回に提出したネタのうち、二十九は 三人の方の意見が一致したので、間違いなく ボツですね。二十八はお二方が一致してOKだっ たので、OKとみなしてもいいでしょうか。 さて、きりきりと頑張って次へ行きます。 その三十。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・舞踏会の会場にやってきたシンデレラ。華や かな熱気に圧倒されて、シンデレラは涼むため にバルコニーに出る。 ・バルコニーから見える城の庭に、美しい花が 咲いている。風が吹いて散ったその花びらを、 一枚持って帰りたいとシンデレラは思う。しか し、たとえ花びら一枚でも勝手に持って帰るの は良くないだろう、と思い悩む。 ・その時、一人の若い男性がバルコニーに出て くる。それが王子だと見て取ったシンデレラは 彼にひざまずいて、花びらを持って帰ってもよ ろしいでしょうかと問う。 ・王子は最初驚き、そんなものをどうするのか と問い返す。シンデレラは、夢のような今宵の 記念に持って帰ると答える。王子は「私に陳情 する者は多いが、たった一枚の花びらをくれと 言ったのはあなたが初めてだ」と言って笑う。 続いて「せっかく舞踏会に来たのだから、花び らだけでなく、踊りを楽しんで下さい」と言い 、シンデレラを踊りに誘う。 [肉付き骨] ・舞踏会の会場にいるシンデレラ。あまりの華 やかさに圧倒されて、誰かを誘って踊ろうなど とは思いも付かない。そのうちに暑くなって、 シンデレラは涼むためにバルコニーに出る。 ・バルコニーからは、シンデレラが見たことも ない美しい花が庭に咲いているのが見える。シ ンデレラがその花に見とれていると、風が吹い て花びらが散り、一枚の花びらがシンデレラの ドレスに付く。シンデレラはその花びらを手に して、記念に持って帰りたいと思う。「ああ、 でもこれはお城のお花だから、勝手に持って帰 るのはいけないことだわ。どうしましょう?」 と悩んでいると、一人の若い男性がバルコニー に出てきたのにシンデレラは気付く。 ・その男性が胸に付けた紋章を見て、シンデレ ラはそれが王子だと知る。彼女は王子に駆け寄 り、ひざまずいて願う。「王子さま、お願いが ございます」。「何だ?爵位をくれとか親族の 刑罰を軽くしてくれといった願いなら、私は聞 かないぞ」。王子は胡乱な目つきでシンデレラ を見る。彼はこの手の陳情にもはやうんざりし ているのだ。シンデレラは首を振って言う。「 いいえ、そのようなことではございません。こ のお城のお庭に咲いている、あのお花から散っ たこの一枚の花びらを、どうぞ私に下さいませ 」。 ・王子は驚いて応える。「そんな花びらをどう するのだい?」「私が舞踏会に来られることな ど、二度とないでしょう。今宵、このような華 やかな舞踏会に来られた、そのせめてもの記念 にしたいのです」。王子は笑いだす。シンデレ ラはなぜ王子が笑うのかわからずにきょとんと する。王子は笑いながら言う。「今までずいぶ んたくさんの陳情を受けたが、たった一枚の花 びらをくれなどという陳情は初めてだ。二度と 来られぬかも知れない舞踏会で私に遭って、願 うことがそれだけとは。せっかく舞踏会に来た のですから、踊りも楽しまなくては損ですよ。 どうです、一つ私と踊ってみては?」王子はシ ンデレラに手を差し伸べる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 次いってみよ No.0319 投稿日 2000年12月6日(水)13時21分 投稿者 魚住雅則 >採点練習 実力で落とされないように「真剣に」頑張ります。 これしか言えることないですが、ビビッてる場合ではないぞ自分自身に言ってみたり。 16番 骨 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。王子に対しての質問タイムに参加。 ・王妃になるため、王妃になった後のため、娘達は必死に質問。 ・見かねた大臣が質問を一人一つだけにしたので、娘達は結婚に一番効果のある質問を考え込む。 ・シンデレラが、晴れの日は好きか質問。王子好きと答え、他愛のない質問の意図を聞く。 ・自分も晴れが好きで、王子もそうなら晴れの日を見ただけで幸せになれるからと答えるシンデレラ。 ・王子に取り入るためと勘違いした大臣が、もう会えないような質問だとカマを掛けてみる。 ・会えるなんて思いもしないシンデレラ。逆にびっくりしてしまう。 ・王子、惚れる。 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。王妃になりたい娘達は中央で王子様に質問タイム。王妃云々は関係なくシンデレラも参加。 ・お城の財政や、王子の権力、王子に気に入られる為のリサーチとして王子のプライベートを細かく聞く娘達。 ・見かねた大臣が「質問は一人一つでお願いします」と言う。 ・聞きたいことが沢山あった娘達、一番結婚に有利に働く質問を考え込む。 ・誰も質問しないので今まで黙っていたシンデレラが恥ずかしそうに質問。 ・「王子様は晴れの日はお好きですか?」 ・何を言ってるんだコイツはという周りの視線。王子、「一つだけですよ。そんな質問でいいのですか?」と聞く。シンデレラ頷く。 ・王子ちょっと考え、「ああ、そういえば今日は綺麗な青空で気持ちがよかったね。晴れの日は好きです」 ・シンデレラ嬉しそうに微笑み、質問は終わりだと告げる。 ・次の娘を選ぼうとした大臣を止め、王子が問う。「何故、こんな質問を?」シンデレラ、恥ずかしくて答えられないと断るが、王子がどうしてもと食い下がるので「私も晴れの日が好きなので、明日から晴れの空を見れば、王子様も嬉しいんだなと思えるからです」 ・王子に取り入るための嘘だと思った大臣、意地悪く「まるで二度とは会えないようですな」 ・シンデレラ、きょとんとして「へ? 会えるんですか?」 ・王子シンデレラに惹かれる。 (ささいなことで満足) -------------------------------------------------------------------------------- 採点練習その三 No.0320 投稿日 2000年12月6日(水)15時14分 投稿者 八神伽羅 ・・といきたいところなんですが。 無欲と優しさの境界が分からなくなっています。 優しさのない無欲に魅力はない、けど、優しさ要素が強すぎると無欲がうまく描けない。頭では理解しているのですが、ではどこで線を引くか、ということになると・・。 特に「何かを譲るシンデレラ」。 同じ「譲る」でも、優しさの方が強く感じられるものはボツにしているんですが、果してこれでいいものか、と。結局「強く感じたから」なんて、私の主観にすぎないですから。 と、悩みつつも次へ・・。 >イマジーさん(#303) 1 ボツ。 ドタキャンされて文句を言うのは、別に強欲ではないのでは・・。 シンデレラに次に参加できる保証はないのですし。 2 OK。 たくさんあるのに多くは取らない、は無欲だろうと。 あ、でも一種類を少量、だとなおいいと思います。 3 ボツ。 「素直すぎるシンデレラ」です。 4 ボツ。 悩んだんですが・・少しでも、彼女が舞踏会を楽しんだという描写があればな、と。「来られただけで満足」は普通ならOKなんですけど、満足しているのかどうかも怪しく見えます、このシンデレラ。 5 ボツ。 自分を欲深いと思っている=無欲、ということにはならないのではないかと。 6 ボツ。 優しいシンデレラです。 7 ボツ。 「決まりを守るシンデレラ」無欲とはちょっと違います。 >ちゃはねさん(#304) 11 ・・うぅ、ボツ。 個人的にはこの書き方ならいいかとも思うんですが、同パターンの幽界寺10をボツにした以上、OKにするわけにはいきません。 >弟切さん(#318) 30 OK。 花びら一枚で満足なのは無欲でしょう。 それくらいなら、持って行っちゃってもいいんじゃないかなぁ、とちょっと思ってしまいましたけど。 あと、私信。 >現に、今までこの三人の方々が私の出したものに対して下した評価を読んで、「なるほど、そうか」と納得しました。自分が出したものでも、他人の目を通して改めて見直すと、より広く、深い視点が得られるものです。 そう言って頂けるとほっとします。 皆さんにそう思ってもらえるよう、がんばらないと・・。 >魚住さん(#319) 「王子との結婚を考えたこともないシンデレラ」と「ささいなことで満足」ですね。無欲だと思います。 このシンデレラの質問、いいですね。 ・・なんか、胃が痛くなりそうです(苦笑) では。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 無欲と優しさの話 No.0321 投稿日 2000年12月6日(水)15時28分 投稿者 魚住雅則 無欲と優しさの定義について人それぞれ色々な考えがありますね。 僕の考える定義を少し書いておきます。 僕も無欲なだけでは魅力としては弱いと思います。「誰が何と言おうと欲しいもんは欲しいのよっ!」とか言える人の方が好き(笑)。 基本的には、#299杉井さんの逆になります(僕の中では)。「優しい故に無欲」ではなく「無欲故に優しい」。 例えばダンスの権利を放棄して誰かを助ける場合。 シンデレラも踊りたい。けど困ってる人がいる。 どうしようと悩む。でも彼女の中での優先順位は自分が踊ることよりも人を助けることの方が大きい。(優しいからではなく、自分が幸せであろうとする欲求が低いから。困ってる人がいれば助けるのは当然と考える)結果、行動としては優しい、親切なことをしているけれど、シンデレラ的にはそういう自覚もない。 踊れなかったけど、舞踏会にこれただけでも満足だし、ま、いっか。という感じ。 それと無欲=魅力のこと。 僕の中では「放って置けないシンデレラ」というのが魅力になると思っています。 こんな無欲で、これからこの娘大丈夫か? 損ばっかりするんじゃないか? 守ってあげないと! 王子、ほっといていいのか!? 早く声かけろよ! と読み手に思って欲しい。 これは僕が勝手に考えたことなので、コレが絶対正しいとは思いませんが、僕的にはこうなってます。  -------------------------------------------------------------------------------- 採点練習(西鶴)その2 No.0322 投稿日 2000年12月6日(水)19時40分 投稿者 西鶴翠 (基本的に敬称は略させていただきます。) #303 Imaginater1 ボツ。 ただし本文の書き方によってはOKになると思いました。「延期の理由」「延期にもかかわらず、どうしてシンデレラだけは今日になったのか」そして、「シンデレラ以外が提示した日程の希望はどのようなものだったのか(これが一番重要です)」。シンデレラの「無欲さ」を描くには、この構図の場合は、ほかの人がどのような行動をとったかが重要になるはずだと思います。 Imaginater2 ボツ。 その一種類ばかりを食べていたとしたら、「無欲」には結びつかず「偏食」の印象になると思いました。 Imaginater3 ボツ。 「素直なシンデレラ」が描かれていると思えました。「無欲」とは少しずれているでしょう。 Imaginater4 ボツ。 「舞踏会にはそれほど興味のないシンデレラ」が描かれているように思えました。「無欲」と「興味がない」は微妙に違うでしょう。王子様の科白は微妙に私のツボをついているのですが(笑)。 Imaginater5 ボツ。 これだと、「自分に厳しいシンデレラ」かなあ。それから、ほかの女性たちは、王子に駆け寄ってから、何をしたのでしょうか。それ次第によっては、印象が変わるかも、と思いました。 Imaginater6 OK。 「自分のドレスをあげるシンデレラ」。無欲だと思います。ただし、「王家の人(妹)なら服が汚れていてもお城には入れるのではないだろうか」という疑問はありますが。 Imaginater7 ボツ。 城に勝手に入らないところから、「普通程度の常識を持っているシンデレラ」と読み取りました。「無欲」ではないでしょう。 >imaginaterさんへ。  実はこの課題、「無欲」の範囲が思ったより狭く設定されています。どんなシンデレラが描かれているだろう、と思って読みとったときに、「無欲」という形容が一番ぴったり来る場合に限り、OKが出されるようです。イマジーさんの出したものは全て、一般的には「無欲」が含まれていると読めるのですが、「含まれている」だけでは駄目で、「無欲さ」を「読者」に「上手に」「アピール」しなければならないようです。 #304 ちゃはね11 迷った挙げ句にボツ。 「招待状を譲る」のは無欲だと思いました。でも、そのほかのところで描かれている のが、「聴くだけで満足のシンデレラ(無欲)」というよりは、「シンデレラの情操の豊かさ」の方が強い気がしました。ゆえに、きびしめのボツ。 #318 弟切30 ボツ。 「生真面目なシンデレラ」「神経質なシンデレラ」が読み取れると思います。また、弟切さんは、骨に20行使っていますが、 ・バルコニーに出たシンデレラのドレスに、花 びらが一枚つく。舞踏会の記念に花びらを持ち 帰りたいと思うシンデレラ。折りよくやってき た王子に、花びらを持ち帰りたいと、ひざまず いて請うシンデレラ。小さなことを大げさに願 うシンデレラに、王子は新鮮さを覚える。 (単位行あたりの文字数、弟切さんにあわせてみました。)  これくらいで、充分かなあ、などと思いました。うーん。私は少し、短くしすぎかなあ。でも、もっと短くできるような気もするし……(結局のところ骨の活用の仕方が分からないと、どの程度の情報量を入れたらいいかが分からない)。 #319 魚住16 OK。 途中までは、「純情なシンデレラ」が見え隠れしていたので、ボツかなあと思っていましたが、最後の「会えるんですか?」の出し方が見事に無欲なので、OK。ちなみに、「おもひでぽろぽろ」のワンシーンを思い出しました(あれは、「曇り」が好きでしたけれど)。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 土曜日までさようなら。 No.0323 投稿日 2000年12月6日(水)19時41分 投稿者 西鶴翠  いや、疲れ具合によっては、金曜の夜に繋ぐことも可能かも知れませんが、多分、次に繋ぐのは土曜日です。<学科の旅行が木曜金曜。  ということで、レポートを書いていた西鶴です。 >ほかの採点者を見てみて。 ・採点をすることを恐れている(私も)。 ・「ボツ」という響きを気にしている(私も)。 ・採点結果に関してさほどの食い違いはなさそう。 >新木さんへ。 >「今週」の話。採点の話。  ということは、土日はまだ余裕があるのですね(土日は採点者は新木さんなのですね)。  私は木曜と金曜はこの掲示板に現れませんが、その間に、どんどん「採点の具体的なルール」を決めてしまってください。私の希望は、「一人の責任になってしまうことだけはご勘弁を」というものです(一つのアイディアにつき二人以上で採点したい)。  それから、今私が訊いても、答えは土曜にならないと見られないのですが、「新木さんが修羅場を抜けるのはいつごろですか?」「また、修羅場を抜けたとき、採点者は誰ですか?」「それとも、修羅場を抜けるころには、次の課題に移行していますか?」「次の課題はいつ頃出す予定ですか?」という質問をしておきます(一問一答というわけではなくて、今後の予定を訊いているのだと思ってください)。 >ヒカルの碁。  そうです。塔矢が越智に教える場面です。塔矢の(説得する)巧さは二つあります。「目に見える具体的なものを出してきたこと(客観性)」と「生徒が理解できる例を選択したこと(的確さ)」です。塔矢は、「自分の『言葉』は所詮主観にすぎない」ということを把握しています。また、「例を出したところで相手に伝わらなければどうしようもない」ということも、把握しています。  (私、塔矢くんとあかりちゃんのファンなのです。ちなみに「るろ剣」では、弥彦と燕のファンでした。) >現在117P  百ページ突破が日曜の夜ですね。で、全体で370Pの話。うーん。作家の生態が分かって面白い(失礼ながら)。  あ、いつのまにやら「君」が「さん」に戻ってる(笑)。実は結構「君」が気に入っていた私。 >茶羽根さん。 >採点ありがとうございます。  そう言っていただけると、救われます。こちらこそ、ありがとうございます。私自身、いろいろと勉強になります(今思ったのですが、この「読み取り」の訓練、受験勉強になりませんか?)。  「6改」の会話、理解しました。 >弟切さん。 >「なるほど、そうか」と納得しました。  ありがとうございます。少し気が楽になりました。これからも、納得していただけるような採点理由が出せるように、努力します。 >優しさと無欲と。  犀川先生が好きそうな問題ですね(森博嗣先生のシリーズの一つです)。  「優しさ」は自分の立場が変わらないもの。落ち込んでいる人に慰めの言葉をかけても、自分の立場は変わらない。  「無欲さ」は自分に影響してくるもの。列に並んでいるときに順番を譲ったら、自分はその分だけ損をする。  定義が極端ですが、「二つの差異」を示すとしたら、そんなところではないかなあと、思います。 それでは(題名に戻る)。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 考えて読む書く No.0324 投稿日 2000年12月6日(水)22時39分 投稿者 榎野英彦 批評を求められて、お話の矛盾とか、焦点の定まっていない部分を 指摘すると 「普通の人は、そんなとこまで考えて読んだりしない」 たいてい、こういったお答えが返ってきます。 そりゃあ、まあ、そのとおりなんです、いちいち 「このエピソードの意味するものは」 なんて考えながら読んでる人はいません。 でもね、わかるんですよ、読んでる人には 「あれ?ちょっとおかしいぞ」ってね。 どこがおかしいのか、指摘できないけど、おかしいことは わかってるんですよ。 この「ちょっとおかしいぞ」って感じる部分はいわゆる 「欠陥」みたいなものなんですよね。 それが一つ二つしかなくてそれ以外の部分が、それを感じ させないぐらい面白いお話なら、なんとか「商品」として 通用するかもしれない。でも、欠陥は欠陥です。 こういった欠陥を捜すために必要なスキルが 「考えて読む書く」ということだと思うのです お話を書いている時は、誰でも心の中に浮かぶ様々なエピソードの 群れの中から自分の書きたいものにつながる一番近いエピソードを 取捨選択する行為を、無意識にやっているのです。 それを「意識的にやる」となると、これはめちゃくちゃ苦しい 頭の中がこんがらがる。だって誰もそんな訓練やったことないんだから でも、これをやると「欠陥」が見えてくるんです 今まで一方向しか見えていなかった品物をぐるぐるまわして いろんな方向から見ることができるんです。 これは「スキル」なんです。 どんな技能も修行なくして身につくわけがありません。 そして、こんなスキルを身につけさせてくれる場所なんか 日本のどこを捜してもありません。 二十五年前にこういった場所があればなあ(笑) -------------------------------------------------------------------------------- イマジーのレベルがあがった。メラをおぼえた。 No.0325 投稿日 2000年12月6日(水)23時08分 投稿者 Imaginater どうも、イマジーです。 >アマチュアのボツ出し 何においても先達者からのアドバイスというものはかなり助けになります。 知り合いが部活をやっていて、その彼から聞いた言葉が 「部活の先輩は走り方なり、ボールの蹴りかたなり、成長するために 必要なことは全てを教えてくれる。ただ、それをどう利用して どんだけ成長するかはかは自分次第だ」 というものでした。 私も精一杯ここから技を吸収させて頂くつもりです。 それに私は右も左も上も下もわからない新参者、 大勢の方に教えて頂けるなんて嬉しいかぎりですよ。 というわけでこれからもよろしくお願いします。 >というわけでがしがし行ってみよう。 合格したのは3人中お2人がOKサインを出してくれました 2番と6番としておきまする。あと、8個――一気に突っ走ろう! というわけで「無欲」の方向性を知るために色んな方向で試してみます。 8. 魔女のおかげで舞踏会にくることができたシンデレラ。 しかしながら踊ってくれる相手もおらず、壁の花となっている。 「あっ、失礼!」 それでも幸せな気分で皆が踊る様を見ていたシンデレラに、一人の男性がぶつかってしまう。 男性の持っていたグラスの中身がドレスに少しかかってしまい、その男性はあわてて、 「すみません! 本当にすみません! なんとお詫びしたらいいか、そうだ代わりのドレスを――」 「……え、あ、いえ、大丈夫ですよ。ほんの少しですし」 「いや、それでは私の気がすみません。何でもします、どうか私に何かお詫びをさせてください」 「そんなことを言われても……」 男性の真剣な言葉にシンデレラは困ってまう。 特に男性に求めることも思いつかず、長考した結果やっと思いついたのはこれだった。 「じゃ、じゃあ、あなたのしたいことをして下さい」 ぽかん、とする男性。そしてしばらくして、く、く、く、と笑い出す。 「わかりました。それでは――この私とダンスを踊ってくださいませんか?」 シンデレラがその男性が王子様と気付くのはしばらく経ってからのことだった。 9. 「レディースあーんどジェントルマン――つーかレディーだけ、 今から投げる花束を受け取ってくれた女の子は今日僕と好きなだけ踊れるぜぃ! ヘイ、ユー! 僕のハートをゲットしてくれ、センキュッ!」 妙にノリノリな王子様が女の子達の中に花束を投げ込みました。 巻き起こる女達の大騒動、嬌声と罵声が入り混じる中、 花束は跳ねシンデレラの前に飛んできます。 「あ、えーと……」 思わず拾ってしまったシンデレラだが周りの女達の羨望と怒りと悲しみの視線を感じ、 「よければ誰か差し上げますけど……」 「ダメだダメだダメだーぃ。断る女の子なんて初めて見たぜ、そんな君が新鮮さ!」 王子様はシンデレラのことがいたく気に入られたとさ。 10. 「レディースあーんどジェントルマン――つーかレディーだけ、 今から投げる花束を受け取ってくれた女の子は今日僕と好きなことができるぜぃ! ヘイ、ユー! 僕のハートをゲットしてくれ、センキュッ!」 妙にノリノリな王子様が女の子達の中に花束を投げ込みました。 巻き起こる女達の大騒動、嬌声と罵声が入り混じる中、 花束は跳ねシンデレラの前に飛んできます。 「あ、えーと……」 思わず拾ってしまったシンデレラ、しかしいきなりのこともあっておろおろしてしまいます。 「どうしましょう……」 しばらく思い悩んで、シンデレラはやっとお願いすることが決まりました。 「じゃ、じゃあ一度だけご一緒に踊ってくださいませんか?」 「は、はぁ? そんなんでいいのかい?」 「は、はい」 顔を赤くしてシンデレラはうつむいてしまいます。 「恥ずかしがるなよ、ベイビー! 一日中君の相手をしてあげるさっ」 王子様はシンデレラのことがいたく気に入られたとさ。 11. なんと王子様はシンデレラに一目惚れしてしまったのです。 「ああ、シンデレラよ、君にこのダイヤの指輪をあげるよ」 「いえ、あのその……いらないです」 「ならば、この宝石をちりばめたドレスなんかどうだい?」 「あの、悪いんですけど……」 「じゃあこの髪飾りなんか――」 「……欲しくないです」 「じゃあ、君が何が欲しいんだい!?」 「――ただ、傍にいてくれるだけで私は幸せです……」 王子様はもので釣ろうとした自分にちょっぴり反省しましたとさ。 12. 気がつけばシンデレラは給仕をしていました。 「あれ? 君、なんで食事なんて運んでるんだい? そんなドレス着て」 「あ、これはその……給仕さんが人手が足りないと困っていらっしゃったので」 「バカじゃないのか君は。パーティに来てなに働いてるんだよ」 「いえ、け、けど……」 初対面の男性にいきなりバカ呼ばわりされ、シンデレラはしゅんとなってしまいます。 「おいおい、そんなに落ち込まないでくれよ。いいすぎたからさ」 「は、はい。あ、あの、これいかがですか?」 その男性に運んでいた料理を差し出すシンデレラ。 男性はやれやれと溜息をつきながらも、口元に笑みを浮かべる自分に気がつきました。 「――うーんそうだなぁ。今、城の方でも一人給仕が抜けちゃってさ。 君、やってみないかい」 「え?」 「僕専用の給仕係ってことで」 その男性は実は王子様だったのです。 13. 気がつけばシンデレラは男性と踊っていました。 シンデレラはなれないダンスに散々相手の男性の足を踏んづけてしまってました。 曲が終わります。 「どうだい? もう一曲踊るかい?」 「え、あの、滅相も無いです、はい。私は一曲でも踊れただけで胸がいっぱいです」 「なんだ、僕と踊って一曲だけなんて女の子初めてだよ。ねぇ、君に興味があるな。 今夜空いてるかい?」 「え、あの、その……」 その男性が王子様だったと知ったのは、夜彼が会いに来てくれた時でした。 14. 「シンデレラー! こっちに一つぅ!」 「何やってんの! 早く持ってきなさい!」 シンデレラは偶然会ってしまった義母と義姉たちに料理を運ばされていました。 料理とテーブルの間を行ったり来たり、ダンスなんて踊る暇はありません。 「なぁ、君」 そんなシンデレラをある男性が呼びとめます。 「君は何で料理を運んでばかりで踊らないんだい? つまらなくないのかい?」 「え? 私は十分楽しんでますよ?」 シンデレラはぽかん、と男性を見上げます。 男性もぽかん、とシンデレラを見下ろします。 「じゃあ、もっと楽しい事をしようか。おいで、一緒に踊ろう」 嬌声が上がり、その時シンデレラは男性の正体に気がつきました。 ではでは。 -------------------------------------------------------------------------------- これ、長いな。御免よ。 No.0326 投稿日 2000年12月7日(木)01時17分 投稿者 望月京路 ☆新木さん >「それならば反対の行動を取る人が、無欲に違いない」と考えた うーん、おっしゃる通りです。言われてみれば、その後が(考えて)ないんですよね。 とりあえず、小生は今まで『無欲なことがシンデレラの行動理念』にしてきたわけです。だから『なぜ受け取らなかったの?』と訊かれたら『無欲だから』と答えようと思っていたのです。 が、実際それで答えようとしたら、『じゃあ無欲って何よ?』と聞き返されるのが怖くなっている自分がいる。多分、『無欲』の意味が曖昧だからでしょう。曖昧な行動理念はありえない。それは「なんとなく」と言っているのと同じ(いや、違う気もしてきた)。 うーん。以下、他の方にはちょっと分かりにくい試行錯誤(独り言)が延々と続きます。読むのがめんどい時は『まとめ』に飛んでいくのも可です。その方が効率がいいと思います。(そういう意識で書き込んで良いモンかな?) ええっと、ちょっと混乱してきたので、図式にまとめてみます。整理ってやつです。 【無欲が行動理念→無欲は何?→定義(例えば、欲そのものが小さいとか)】 で、その定義が、即ち行動理念になるように書いてきたつもりでした。 ええっと、問題は『なぜその行動を取ったか?』でしたね。が、ここでその答えが『無欲』じゃ当てはまらない、と自分で気付きました。少なくとも、その答えで人を納得させる自信はない。・・・・なんでだろう? 『無欲』は何かを問われているのに、『無欲』だからで答える。それは『どうして』と訊かれて『どうしても』と答えるのと同じだから、か。なるほど、それならなんで違和感を感じるかが納得できる。 で、最初に戻る。なぜその行動(宝石を受け取ること)を取ったか? ・・・・その答えが『無欲だから』という、だだっこ並の返答でしか答えられないから、ボツった。もしくは『それが普通だから』との回答もできるけど、それじゃまるきしダメダメ。なるほど。納得しました、新木さん。 『まとめ』ますと「こじつけずに、自然な流れで無欲を考えろ」ってことですね。『無欲だから』以外に何か、別の理由も必要。・・・・待てよ。この理由って何があるんだ? 優しいとか、遠慮深いとかなら理由となるけど、それじゃNGだし。 そうか。ここで杉井さんの理論(以下参照)の登場か。 しかし、行動理念がどうしたからどうしたと言うのは、なんとなく十月の三題噺の時に小生が言われたことに似ているぞ。行動は外的刺激からくるべきって。できてないやん、自分。 そう言えば別の方でちょっと話題になった『視点』も、八月の三題噺のときに指摘されたことだし。 では杉井さんの提唱した『どっちに比重を傾けるか理論』(bQ99より、勝手に命名)は、これから学ぶべきことだったのかも。先取り。 まとめ。 ・わーい、色んな事が学べてるじゃん。ラッキー。 ・なんだかんだでぬるいじゃん、自分。一個の作品書くつもりのテンションでやれって。今更ながら。 >1億4997万人 む。日本人口は1億5000万になっていたのですか?(本気で訊いてます) まだ小生の中の日本は1億3000万人で止まってるし。 今の世界人口は何人だろう? ちなみに小生の世界では60億人。 (つーことは、厳密にいうとボツ人口は59億9997万人なんだなあ・・・・) (まずは国内で何とかしろよ、自分) ☆西鶴さん >って、三十一個も出していたのか。 カッコ良く(キザに)返答するなら「フッ、僕はまだ七個しか出した事になっていないよ」 しょうもなく返答するなら「そうなんスよ。いやあ、大変でした。ウッヘッヘッヘ」 虚無的な返答なら「その四分の一以上が無駄になったわけなのさ。ハハハ・・・・」 スピード狂的に返答するなら「ぶっちぎりだぜ! イエイ」 普通に返答するなら「はい」 全部本音。 >採点は・・・・ 本文の書き方ですか。シンデレラが言葉の尻を濁したやつですね(多分)。 と言うことは、あと一歩ってことか。フム。 ☆八神さん >採点は・・・・ 31番が微妙なようですね。西鶴さんも迷っていたようですし。もっと無欲の表現を積極的にしなきゃあかん様子。意識しよ。 逆に32番は落確(造語:落選確実)ですね。これは・・・・設定が阿呆なだけか。うーん。 さて、書き込んだからには一つ土産を残していかんと。うーん、実はストックがとっくに底をついている。何かこの場で考えんと。ええっと・・・・(ああっ、ヌルいと叩っ斬られるんだった!) *33番目 ━━概略というより要略と言おう ・クリスマスシーズンなので、城ではプレゼントの配布中。 ・シンデレラは、プレゼントは欲しいが、他の人の分を案じた上で自分はネズミさんの飾りにリボンだけで良いという。 ・サンタは王子。 ━━本文 シンデレラはお城にやってきた。と、門の前でサンタがプレゼントを配布していた。シンデレラは今日がクリスマスだと言うのを思い出した。 「さあ、お嬢さん、プレゼントだ」 「あの・・・・わたしはこれだけで結構ですわ」 そう言ってシンデレラは、プレゼントの箱は受け取らずそのリボンだけを受け取った。 「プレゼントも欲しいのですが、私が貰ったら他に貰えない人が現れるんじゃないかと心配で。リボンだけならネズミさんの首にも飾れるでしょう?」 サンタは付けひげを外した。 「ならば私がプレゼントとなろう」 サンタは王子だった。 ぐう。なぜ断ったかの理由とかまで考えると、一気に制約が加わった感じがする。優しいとかの別の理由を弱くするのにも骨が折れるし。結局、OKになったネタを基準にしてしまった。ふう。 図らずも長くなってしまった。 御免。 -------------------------------------------------------------------------------- 今後の予定とか No.0327 投稿日 2000年12月7日(木)06時43分 投稿者 新木 伸  昨日までで131P。  ……だったけど、今日は30分仕事したら、もう134Pになったぞっ。  しかし普通の厚さの本だったら、180Pで充分本になるから、もうそろそろ終わりが見えている頃なんだけどねぇ。 (イラストやらあとがきやら目次やらで、30Pぐらい加算されてトータル210P。薄目だけど充分に一冊) >今後の予定  編集さんに提出した予定表によると、12/31をもって脱稿していることになっています。  ……が、年末にあがったところで、実際に入校できるのは会社の動き始める1/6あたりになるわけです。そこまでが一応の予備日になってます。  もちろん、年内にあがっていれば、正月の2日ぐらいまでは休んで、そこから数日かけて直しが入れられるわけで、それがベストではありますが……。  まあ私の場合、無精者なんで、直しっていうのが嫌いで嫌いでたまらなく、大きく直さなきゃならんようなものははじめから書かない癖がついてますんで……(威張ることでもない)。  まあ、引っぱってしまって1/6あたりにようやく脱稿、即入校になったとして、そのあたりが修羅場あけってことかなぁ。(ちなみにこの場合は正月などない。ずっと執筆)。  もちろん、編集さんの判断で、あがったものを見て、「これは直しを入れなきゃならん」……ってことになったら、編集さんが「うん」と言うまで、修羅場はどこまでも延長されます。  そしてそのあとも引き続き、三部作の3冊目を書かなきゃならんわけですが、まあ、またしばらくのあいだは時間が取れるようになります。2ヶ月ぐらいかな。  3冊目は4ヶ月後の予定だから。その前半の2ヶ月ぐらいですね。それなりに時間取れるのは。  あと次の課題なんだけど、もう出してるじゃん。  「採点」  他の人のやつのボツ出しね。  あと、締め切りあけてわしが復帰してからも、この階の課題である「無欲なシンデレラ」については、もう基本的に採点はしません。みんな任せるつもりです。  そして、その「採点」の課題を一ヶ月ぐらいみっちりとやりこんで、準備が整ったと思われる人には、「3階」に行ってもらって、そこで別な課題をはじめてもらいます。  これはまあ、楽しみに。  いまよりは、だいぶ楽しいものになると思う。  ちなみに「2階」は、べつなお題の「シンデレラ迷宮」ですね。  一階の10個のノルマは完了したけど、まだ採点者にはなれない人のための補習の階。  「健気」「誠実」「気高い」「無垢」……このあたりのコンセプトでもって、もう10個やる部屋ね。  まあ一ヶ月のあいだなら、このあたりの展開まで用意しておけばいいかなぁと思ってます。 >「ボツ」という言葉の語感とか  もちろん、響きを計算して使ってます。「NG」よりかは、ヘビーで効くでしょ? >採点をすることへの恐れ  なんども書いてますが、「怖い」っていうのも、狙いのひとつです。  だから怖くていいの。それでいいの。それがいいの。  プロでモノを書くってことは、それはそれは、すげぇ怖いことなんだから。いまから慣れておきましょう。  採点することの、少なくとも十倍ぐらいは怖いぞぅ。  自分の書いた文章で、はじめてお金を受け取ったとき、マジで手が震えたもの。そのあまりの重さに、ずっしりと――。  マジで怖かった。いいのか、本当にもらっちゃって――とか、怖かった。  お金をもらうということ――その重みと「怖さ」がないと、得られない経験値ってものがあります。到達できないところがあります。  だからみんな早くプロになるように。プロになってからでないと上げられない「Lv」ってのが、まだまだたくさん残ってるんだから。 -------------------------------------------------------------------------------- 判定待ち No.0328 投稿日 2000年12月7日(木)14時00分 投稿者 弟切 千隼 むむ、私の出した「その三十」は、八神さんと 西鶴さんで判断が分かれましたね。ここは説明 を加えたくなるところですが、ぐっとこらえて 魚住さんの判断を待ちましょう。 新木さんが書かれた通り、プロになって作品が 世に出てしまったら、もはや言い訳はききませ ん。その作品から意図するところを読み取って もらえなければ、作者の負けなのですから。 ところで、こうしてみるとこの三頭体制って便 利ですね。『エヴァンゲリオン』のマギシステ ムを思い出しました。 さて、また次のネタ出しをします。 西鶴さんの御指摘通り、私はまだ完全にプロッ トの「骨」がつかめていません。できるだけ骨 化を進めるよう努力します。 その三十一。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・城の舞踏会で、初めて舞踏会に参加した女性 はみな王子と踊ってもらえることになる。シン デレラも王子と踊る。王子はシンデレラに舞踏 の素質があると見抜き、彼女に「舞踏学校に入 って勉強しないか?私が推薦してあげよう」と 持ちかける。シンデレラは断る。「なぜ?」と 問い返す王子にシンデレラは「私が推薦されて しまったら、他のもっと熱意や才能がある方が 推薦されなくなってしまうから」と答える。王 子はシンデレラに惹かれる。 [肉付き骨] ・舞踏会の会場にて「今宵、初めて舞踏会に参 加された御婦人方は大変運がよろしゅうござい ます。我等が王子は皆さまと踊りたいと思し召 しです」と発表され、会場が沸き立つ。舞踏の 名手として名高い王子に相手をしてもらえると あって、若い娘たちは緊張と興奮の渦の中に巻 き込まれる。シンデレラも喜びを表わしつつ、 王子と踊る順番を待つ。 ・シンデレラと踊りながら、王子は彼女にささ やく。「初めてにしては筋がよろしいですね。 ちゃんとした学校に行って学べばあなたは伸び ますよ。どうです、舞踏の学校へ行って本格的 に勉強してみては?私が講師を勤めている学校 に推薦してあげましょう」。シンデレラがびっ くりした様子で首を振り、とんでもないと断る と、王子はさらに続けて「お金のことなら心配 要りませんよ。私の推薦ならば奨学金を得るこ とができて、学費も免除できますよ」と言う。 ・シンデレラはなおも首を振って言う。「いい え、お断りするのはお金のためではありません 。私が推薦されて入学してしまったら、その分 入学できる方が減ってしまうでしょう。見たと ころ、ここには私よりもずっと舞踏に関して才 能や熱意がある方が大勢おられます。その方々 を入学させてあげたいのです」。王子は驚き、 次いで感心した面持ちで言う。「わかりました 。その代わりに、後でもう一度私と踊っていた だけますか?」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 『狐と踊れ』、『狼と踊れ』、脳細胞が踊り回 ってぐるぐるの弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0329 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.0330 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 春の採点 No.0331 投稿日 2000年12月7日(木)15時59分 投稿者 杉井光  おは。杉井です。  採点ですか。オレもやるんですね。やるやる。実は今まで黙っていたけど、杉井は十二歳の小学生だったの(違)。七の段言えるよ、七の段。  採点ですが、怖いという以前に、けっこうハードだぞこれ(笑)。新木さん、よくもまあこんな量を定期的にこなしてたなあ……。オレがここに来ている目的というのが、実は技術向上以前に、文章作業の単位時間効率の向上と集中力強化のためでして、なんだかダイエットとボディビルのためにボクシングジムに通っている奴みたいで複雑な気持ち。(で、デビューはプロボクサーではなくミス日本コンテスト)(オレ男じゃん!)  では。以下、ほとんど敬称略です。 >茶羽根6改  微妙ボツ。シンデレラが「一番くたびれたドレスを選んだ理由」がはっきり示されていないためです。また、それが王子に伝わったかどうかも書かれていない。 (これ、オレもよくやりました。「書かない方が自然な会話になるだろう」とか思ってしまうんですね。確かに「無欲」であるようにも読めます。でも、この文章が、この講座ではなく実際に出版された「シンデレラ」の中にあったとして、一般読者がここから「無欲」をはっきりと感じ取れるでしょうか?) (以降、オレは極力「一般読者」の視点で評価します。新木さんは「厳しめに」と言っていましたが、つまりこういうことなのだろうと思います) (極端な話、これだと十二歳の小学生<笑>なんかは「しんでれら、ボロいドレスが好きなんだなあ。へんなやつ」とか読みとってしまうかもしれませんよね?) (別に読者の対象年齢を低く設定しろ、と言っているわけではありませんが、実はそれが「OKが出やすくなる」コツの一つであったりもします。「十二歳の小学生にも『無欲』と思わせられるか?」ってのを、いつも念頭に置いておけば、かなり疲れますが高確率でOKなものが書けるはずです) >茶羽根7  微妙OK。しかし、「無欲」以前にヘンじゃないですか、この話。寒いからってコート着て屋外でダンスするかなあ? 一応、「遠慮深い無欲」としては成り立っているのでOKです。が、このパターンなら「そのまま貰っても良いコートを、シンデレラ一人だけが返却した」話にしたほうが自然ですね。 >茶羽根8  微妙ボツ。これはどちらかと言えば「価値観がちょっと変わっているメダル好きのシンデレラ」ですね。高価な商品をシンデレラが「選ばなかった」こと、そしてその理由がはっきり示されていないと「無欲」にはならない。 >茶羽根9  微妙OK。なんで微妙かっていうと、アップされている文章だけだとそうでもないですが、これが実際に話に書いてみたとなると、多分シンデレラと殺人未遂女とのからみがかなりのウェイトを占めると思うんですよ。で、その話の印象が強くなって、王子がシンデレラに惹かれた理由が「命の恩人だから」という展開になってしまう。「無欲」の主旨としては、「宝石も金貨も遠慮して花を一輪だけ貰うシンデレラ」なので、殺人未遂女のエピソードはむしろ不要なのではないかと思うのです。 >茶羽根10  ボツ。シンデレラ、無欲じゃないぞ。誘われたら応じてるじゃんか(笑)。紹介してもらうのは遠慮するけど相手から誘われたらOKって、無欲以前に、人間の心理としてヘンじゃない? >魚住15  ボツ。シンデレラがにこにこしていたのは、他の娘たちのようにカツカツしていなかったから(無欲だったから……)と読めるかもしれませんが、王子様が踊りに誘ったのは「一人だけ目つきが悪くなかったから(すごい理由だな、コレ<笑>)」ですよね?  >つか3再  ボツ。いや、大筋はいいんですが、果たして「落ちている宝石をネコババしないこと」って「無欲」なんでしょうか? それは「道徳」、もう少し言うと「当たり前」なのではないかな、と。で、ちょっと考えてみて下さい、拾得物をネコババせずに届けた女性に、男は「それが理由で」惚れますか? オレは惚れないぞ、少なくとも。他の人もいくつか「ネコババしないシンデレラ」を書いていますが、それって「無欲」じゃないでしょ? 少なくとも王子は惚れないべさ。 >つか4  ボツ。上と同じ理由により、です。というかこれ、ネタかぶってる? >姉御28  OK。「無欲故に王子の近くの場所を他人に譲ってしまうシンデレラ」ですね。ただね、「私が譲ればその分多くの方が観られるでしょう」って、セリフ、あんた何様よって感じしません(笑)? なんだか、「シンデレラの身体は常人の150倍の大きさがありました。『私が譲ればその分多くの方が〜』」――っていう風に読めてしまったのです、オレ。ヘンかな、オレ? >巻島15(14再)  微妙OK。なんで微妙かって、王子が宝石を渡す理由がまずよく分からない(ヘンじゃないですか? 「一度でも踊った相手との思い出に」ってことなのでしょうか? なんにしろ、いきなり渡すというのは……)からです。冒頭で「后になったらどんな生活がしたいかについて、脇役の娘共がはしたない話をしている」エピソードがせっかく提示されているのですから、こちらをメインに据えた方がベターなのでは。 >巻島16  OK。「願い事のチャンスを譲ったシンデレラ」ですね。これ、かなりいい感じのアイディアですよ。「願い事」「タイムリミット」「順番待ちの列」なんかの要素が無駄なく噛み合っている。 >巻島17  ボツ。理由は、つかさんの3と同じです。たとえネコババうんぬんを解消して、「王子が大切にしている財布をシンデレラが見つけてあげた」という話に絞ったところで、無欲は関係ないですよね? >巻島18  微妙OK。「もっともらえるはずの砂金を、少ししか貰わなかったシンデレラ」ですね。ただ、イベント自体にかなり無理があるのは置いておくにしても、シンデレラが遠慮した理由が弱いですね。自分の体重分だけもらっても、別に誰も困らないわけですし。「シンデレラの体重分の砂金は、今までの女性たちと比べて桁違いに少ない量でした。しかしシンデレラは無邪気に笑って、『リンゴダイエットをした甲斐がありました』と……」とかの方がよかった。しかし女性に失礼なイベントですな(笑)。 >巻島19  ボツ。……これ、「無欲」がそもそも王子に伝わっていませんよ? >八神14  微妙ボツ。骨を見ただけだとわかりづらいのですが、つまり「王子と駆け落ちすることを遠慮したシンデレラ」ですね? なんだかえらく読解しにくい話だなあと思っていたのですが、「駆け落ち」と「魔法の首飾り」の二つが焦点になって、話がピンぼけしているからなんですね。長いのもそのため。どっちかに絞ったらどうですか? で、「駆け落ち」の方をメインとしますと、「王子と結婚すれば王家の富が思うまま、という発想に思い至らないシンデレラ(本文より)」で無欲を表現している部分が読みとれますが、駆け落ちしたら王家の富は思うがままになりませんよね。「王子を独占したいことを遠慮するシンデレラ」なら、まあ、無欲なのですが、こっちだと王子が惚れる理由になっていない。(なっているかもしれないけど、他のことがあんまりに絡み合っているので伝わってこない)「魔法の首飾り」メインでしたら、こちらもまあ、無欲なんですが、「くれといったらモノをくれた」だけで男は女に惚れるかなあ、と。「無欲」も「王子が惚れる」もある程度は匂うのですが、その因果関係がごちゃついていてはっきり分からないためのボツです。 >望月31  OK。「滅多に行けないところに招待されたいなど考えもしなかったシンデレラ」ですね。しかし、望月テイスト炸裂でかなりアホな話になってますね(誉め言葉ですよ、もちろん)。 >望月32  微妙ボツ。これ、本来は「すすめられた着替えを遠慮するシンデレラ」ですよね? そこを本線にして書いてくれればよかったのですが、概略にそこが書いていないため(本文にはわりと「着替えを遠慮」の部分も書いてあるのですが)、おそらく「ドレスを火種にする『献身的な』シンデレラ」をメインに据えて書いてしまったのだろうと判断し、ボツなのです。 >姉御29  ボツ。なんでかって、シンデレラにはもともと「売り込む自分」がないから。ないものを売り込まないのは無欲じゃねいでしょう。シンデレラにこれ以外の選択肢がなかったのですから。 >幽界寺10再  OK。ただ、後悔していないのかと訊かれてきっぱり首を横に振るってのもどうかと思うけど(笑)。それだと王子、「あっそう」とか言って引っ込んでしまうかも。 >幽界寺11  ボツ。「値段をつけなかった」って、「無欲」じゃなくて礼儀の問題ですよね?  >幽界寺12  えっと……。これ、話がよく分からなかったのです。この「袋」って、私物を入れる袋なのでしょうか? それとも、会場にあるもの手当たり次第放り込んで持ち帰っていいという袋なのでしょうか? どちらにせよ、なんだか話がおかしくなりませんか?  つづく。 -------------------------------------------------------------------------------- 春の採点(承前) No.0332 投稿日 2000年12月7日(木)16時03分 投稿者 杉井光  前のつづき。 >杉井  自分のは、やらない……よね? だって、OKだと思わなきゃ書き込まないし。 >イマジー1  ボツ。この王子、ひょっとして「日程はいつでもいいと答えた女だけ通せ」って指示しておいたのでしょうか。だとしたら無茶な人ですよね。日程の希望を訊かれて都合のいい日時を言うことは、別に強欲でもなんでもないですし、日程の希望を「ありません」と答えることが無欲なわけでもないですよね。 >イマジー2  ボツ。一種類しか食べない、というのは無欲ではないです……。少ししか食べない、と言うならまだ話は分かりますが。 >イマジー3  ボツ。これ、引き下がるのは当たり前じゃないですか? >イマジー4  微妙ボツ。これだと、「無欲」かもしれませんが、それ以上に「本当に何にも考えていなかったのでさっさと家に帰るヘンな女」のイメージが強く出ています。あと、王子もさすがにこれでは惚れないでしょう。 >イマジー5  ボツ。王子のそばに駆け寄らなかったシンデレラは「無欲」というより「慎み深い」(「私はなんて欲深い……」って、自分で言ってるじゃないですか)、そして王子がシンデレラに惚れた理由は「正直さ」ですよね。 >イマジー6  微妙OK。「舞踏会には行きたいけれど、泣いている少女に服をあげてしまうシンデレラ」ですね。ただ、「無欲さ」が王子に伝わっているとは思えない。現場にいなかったわけですし。あと、王女なら服が汚れていても会場に入れるんじゃないですかね。ご祝儀OKです。 >イマジー7  ボツ。これ、3と同じで引き下がるのは当たり前ですし、「無理矢理」とか「忍び込もう」なんて言われて否定するのも当然ですよね? >茶羽根11  OK。幽界寺さんの10再と同じネタですが、会場の外での王子との会話が洒落ていていいですね。 >姉御30  ボツ。初対面の王子にいきなり「お願いが」って言い出すシンデレラは、「無邪気」かもしくは「世間知らず」ですよね。彼女の中にはその時、「もっと欲深な陳情をする」という選択肢が存在しなかったわけで、そうすると「無欲」ではないわけです。 >魚住16  OK。「些細な質問で満足するシンデレラ」ですね。ただ、晴れの日はちょっと、どうかな、と。晴れの日が嫌いな人ってあんまりいませんから、もう少し気の利いた質問の方が面白くなりそうです。 >イマジー8  ボツ。「あなたがしたいことをしてください」って、無欲な発言でしょうか。だって相手が「弁償させてくれ」って言ってるんですから、「したいことをしてください」ってのは「弁償してくれ」ってのと同じですよ。王子の「代わりのドレスを」という言葉を、シンデレラは一度固辞しているのですから、「したいことをしてください」発言自体がヘンなんですが……。 >イマジー9  OK。「王子と踊れるチャンスを譲ろうとするシンデレラ」ですね。普通に読むと王子がシンデレラに惚れる理由がいささか疑問ですが、このキャラの王子ならば納得(笑)ですな。 >イマジー10  OK。「なんでもしてもらえるチャンスに、ささやかな希望を言ったシンデレラ」ですね。それにしても、またお前かMC王子。 >イマジー11  ボツ。えっと、課題は「無欲なシンデレラが報われる」でして、この話だと最初から惚れられていますので……。 >イマジー12  ボツ。オレと同じボツだ、これ(恥)。えっと、シンデレラはなんらかの理由で給仕を引き受けてしまって、その理由が「無欲」で、その「無欲」が王子に伝わって王子が惚れる、という展開ならOKなのですよ。給仕を引き受けた理由、「困っていらっしゃったので」ですよね? これだけだと優しさなのね。 >イマジー13  微妙ボツ。そのまんま文面を読みとると、足を踏んづけまくったドジの印象が強く、シンデレラが一曲きりで遠慮した理由が「自分がダンス下手で、申し訳ないから」に見えてしまいます。シンデレラのセリフだけを見れば、無欲に見えなくもないのですが。 >イマジー14  ボツ。これ、あんまりにあっけらかんとしているので、「料理を運ぶのが本当に好きで好きでたまらんシンデレラ」にしか見えないのです。 >望月33  OK。「リボンだけで満足したシンデレラ」ですね。「ならば私がプレゼントとなろう」……これ、ちょっと変態みたいなセリフね(笑)。 >姉御31  微妙OK。「才能をのばせるチャンスを遠慮するシンデレラ」ですね。ただ、シンデレラのセリフがだいぶ「遠慮深い」より「他の才能ある人を気遣う」に傾いているので、注意。  ――疲れました。いや、もうほんとに。これやった後で、自分のネタを出すなんて、とてもじゃありませんが無理です。まだまだ基礎トレが足りないもので。  でも、面白いですね、これって。この後で、他の人の評価と自分のを見比べてみるのもまた、楽しみー。では。 -------------------------------------------------------------------------------- うがー No.0333 投稿日 2000年12月7日(木)17時53分 投稿者 なかのん ええと、まず。 >採点者云々 採点者の皆さん、どんどんやっちゃって下さい。異存はありません。 要するに、客観視出来る人がいればいい。それだけのことです、 ダメ出しするだけなら。理由つけたりなんなりというのは さすがにスキルがないと出来ないでしょうけど。 僕は皆さんに充分それがあると感じました。 というわけで、やっとこさ。 なかのん15. 賞品をかけた椅子取りゲームで、シンデレラは運もあり最後まで残るも、 相手に椅子を(それとはわからないように)譲ってしまう。 王子にそれを見抜かれ、理由を聞かれると 「もう充分楽しみました、これだけで充分です。まして賞品なんて」 王子、惚れる。 なかのん16. 欲深女の集団に嫌気がさして、王子が隠れてしまった。王様は王子を 探し出した者に、望みの物を与えると宣言。血眼になって探し回る女達、 その中にあってシンデレラだけが動かない。 隣にいた衛兵がその理由を聞くと、 「ここに来ただけで充分。褒美など、とても頂けません」 衛兵に変装していた王子、惚れる。 なかのん17. 舞踏会の成功を願い、参加者全員で神に祈りを捧げる。 シンデレラ、一人涙をこぼす。 それに気づいた王子、理由を聞くと、 「私はいつもは暗い屋根裏で祈る。こんなすばらしい場所と状況で  祈ることが出来るとは、幸せの極み。来たかいがあった」 王子 「まだ舞踏会は始まっていない。楽しいことは沢山あるだろう。  あなたはそれ以上のことを望まないと言うのか」 シンデレラ 「考えたこともない」 王子、惚れる。 17.は信仰心の厚いシンデレラ・・・・・・という気もする。 >新木さん 松濤館流でしたか。僕の友人にも伝統派をやってた人はいますが、 別の流派だったかな。 ちなみに僕は極真(大山派)を少々。受験で忙しくなってやめましたが、 体だけは鍛えていたりします。 相手と対峙したときの緊迫感とか、肌があわだったりする感じだったなぁ。 こう、内股のあたりがぶるぶる来るんですよ(笑)。 それはそうと、原稿頑張って下さいね(はぁと)。 では。 -------------------------------------------------------------------------------- 続・採点練習 No.0334 投稿日 2000年12月7日(木)20時00分 投稿者 魚住雅則 ごめんなさい、遅くなってしまいました。 あと、人によって少しだけ判断基準変わってます。 (敬称略) #318  弟切30 厳しい目のボツ。 んー、正直迷いました。「花びらを願う」のは無欲だと思うんですが、前半の「お城の花だから勝手に持ち帰るのはいけない」の部分。これ、たとえ花でも”勝手に”持って帰るのはいけないことだという、シンデレラの正直さではないでしょうか? 先に出ている分、こちらの印象が強い気がしたので。 #319 魚住16 ……OK(小声) えーと、本当にやりにくいです。もう一度読み返してみて、「些細なことで満足したシンデレラは王子にもう一度会うことなど思いもしなかった」は表せているかなと思ったんです。自分のだから採点が甘くならないように、気をつけたつもりなんですが…… #325 イマジー8 厳しい目のボツ。 お詫びを思いつかなかったのは無欲だと思いますが、「あなたのしたいことをして下さい」と言ってしまうと、やっぱり代わりのドレスを……となると思うんですが。 イマジー9 ボツ。 この王子ツボでした。笑った笑った。ですが、女達の怖い視線にたじろいでしまったシンデレラに見えました。あと、王子の印象が強く、シンデレラの影が薄くなって「おもろい王子の話」になってます。 イマジー10 際どいOK。 「ささやかな願い」で無欲です。ただ、イマジー9と同じく王子の印象が強すぎます。OKなのはこちらの方は無欲の印象が同じくらい強いと思ったから。この王子、「王子を引き立たせる系のコンセプト」の時なら面白いと思うんだけど。 イマジー11 ボツ。 王子が惚れる理由が一目惚れだと、別に無欲でなくても幸せになれます。 イマジー12 ボツ。 これはお人好しなシンデレラですね。無欲とは別物。 イマジー13 ボツ。 散々足を踏んだ後に断ると、遠慮しているように見えます。 イマジー14 際どいOK。 料理を運んでいるだけで「楽しんでいます」と言われると、料理を運ぶのが好きなんだなあとしみじみ思ってしまいそうなので、「舞踏会に来れただけでも」っていう感じのニュアンスがあればもっと良かったと思います。 #326 望月33 ボツ。 王子が何も聞いていないのに説明しだしているので。無欲をアピールしているみたいに見えます。 #328 弟切31 厳しい目のボツ。 誘いを断るのは無欲だと思いますが、この断り方だと謙虚なシンデレラのイメージが強いです。 #333 なかのん15 際どいOK。 賞品はいらないと断るのは無欲だと思いますが、それなら最初から参加しなくてもよいのでは? 椅子取りゲームが好きだったのかなあ。 なかのん16 ボツ。 たとえ褒美はいらなくても、王子を探してあげてもいいのでは? 見つけた後で断るのなら無欲だと思いますが。 なかのん17 ボツ。 ここまで欲がないと、そもそも舞踏会に来ない気がします。 -------------------------------------------------------------------------------- とりあえず、感想とか No.0335 投稿日 2000年12月7日(木)23時08分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。とりあえず、採点どうもです。正否判定よ りコメントが重要なので材料になりました。やはり誰かに批評して 貰わないと、次のステップに進めませんので。とりあえず、自分で も駄目っぽいのは解るのですが、こればかりは手順を踏まえていか ないとどうにもならない。ネタを出るだけ出して、それを材料にこ ねていましたが、ネタ内容はともかく自分で構造分解してみて、コ ンセプトの支離滅裂さが辛いです。この辺の発想力はプロ作品の構 造を意識して読み取って、理解するしかないのかね。以前からそん な事を考えていましたが、簡単とはいえ実践し他者の意見が聞ける のは、いろいろ収穫がありました。一応、消えていく系の人間です が、また忘れた頃に書き込みしますんで、その時はよろしく。 ●新木さんへ  申し訳無いのですが、私の書き込みの117の削除は出来ません か? 悪い例として恥を晒すのは別に構わないのですが、エヴァネ タとかは、別の意味で不味いと思いますので、消しといた方が良い と思います。一度、自分で消しといたんですが。 -------------------------------------------------------------------------------- 削除とか No.0336 投稿日 2000年12月8日(金)00時32分 投稿者 新木 伸  あ、そうそう。  削除ですけど、現在のところと、そのひとつ前(321−340、301−320の2つ)しかできない仕様になってます。2つ以上前の書き込みは、もう消せない仕様。  「1−100」とか、集積ログのほうだと削除用チェックボックスが消えているんで、削除不能とわかりますが、まだ100ずつの集積になっていないあたりのログだと、削除用のチェックボックスが残っちゃってるんで、まぎらわしいんですけどね。  まだバージョンアップ途中の掲示板システムということで、それは勘弁。  んでもって、つばくろさんの書き込み。  消さずに残しておきます。  ボツ出し評価のほうはあって、その元が消えてるのは、あとからここを訪れたひとが混乱するでしょう。  それにエヴァネタがだめだとすると、他のも消さないとならないのでは?  ほとんど消えちゃわない? つばくろさんの書き込み。 -------------------------------------------------------------------------------- 光見えぬ闇の中で No.0337 投稿日 2000年12月8日(金)00時56分 投稿者 幽界寺 あー、だんだんネタのでが悪くなってきました。まだ、全然OKもらってないのに。しかも、私の場合なぜか意見の分かれるネタが多いです。十番はOKで十二番はボツってことでいいのでしょうか? それと西鶴さんが敗者復活で五番を上げてくれましたが、こういった場合はどうしたらいいんでしょう? もう一度載せて、皆さんの意見をもらえばいいのでしょうか?   それにしても、いろんな人に採点してもらうと、様々な見解があって本当に面白いです。ためになります。さあ、全員からOKが出る、完璧なアイディアが出るように頑張るぞ! (その前に見失ってしまった一条の光を取り戻さんとなぁ) 十三番目 ・この城の何か一つと交換できる券が舞踏会に訪れた全員に配られる。 ・ シンデレラは会場の中で見ず知らずの疲れきった表情をした青年を見つける。その券でジュースをもらってその青年に渡した。 ・ 青年は驚いた顔をして、こんなことのために使っていいのかと訪ねる。 ・ 「ええ、私にはどう使っていいか分からないものでしたから。使い道が見つかって、よかったです」 ・ 嫌味なく微笑むシンデレラ。 ・ 「では、せっかくですからこのまま私と踊っていただけませんか?」 ・ 快諾するシンデレラ。この青年が王子様。さりげない台詞を使っているが、実はシンデレラをどう口説こうか必死になって考えている。 (パターン的には好きな話です) -------------------------------------------------------------------------------- 茶羽根10改、12、13 No.0338 投稿日 2000年12月8日(金)01時03分 投稿者 茶羽根(ちゃはね)  西鶴さん、八神さん、魚住さん、杉井さん、採点ありがとうございます。  細かい理由も書いていただいたのでレスを付けようかとも思ったのですが、みな 言い訳になってしまうのでやめておきます(ここまで言うのも多分反則)  茶羽根10改  シンデレラの望みは舞踏会で踊ること。壁の花でいるときに中年の親父に誘われ、 シンデレラは喜んでダンスを踊る。「素敵なダンス、どうもありがとうございまし た」「いやいや、こんな中年男と踊ってくれてありがとう。どうだね、よければ御 礼に私から若い男性に紹介してあげるが」「とんでもない。舞踏会に来れて、あな たのような素敵な方と踊ることができて、それだけでもう充分ですわ」「まぁそう 言うな、ほれ、こっちに来なさい」中年男は王の弟で、なんとシンデレラは王子に 紹介されたのであった。  茶羽根12  王子とのダンスが終わり、壁際へやってきたシンデレラ。ダンスを踊ることがで きて満足。ウエイターが「お料理をお取りしてまいりましょうか」「いえ、けっこ うですわ」王子がやってきて「何か料理に不満でもありましたか?」「いえ、とん でもない! お料理はとても美味しそうですわ。ただ、その、王子さまとダンスを 踊ることができた幸せを、かみしめていたくて……」王子クスッと笑い「料理も美 味しいので、良かったら食べてみてください。そしてぜひその後、また僕と踊って いただけますか」  茶羽根13  お皿に少しだけ乗せられた料理を、美味しいと言いながらみな食べてしまったシ ンデレラ。男がやってきて「そんなに美味しかったですか。ではもう少し持ってき ましょう」「いえとんでもない、こんなに美味しいもの、食べられただけで満足で すわ」「そうですか、そんな風に思って頂けるなんて、コックも喜ぶと思います。 御礼と言うには厚かましいですが、どうか僕と踊っていただけないでしょうか」男 は王子だった。 -------------------------------------------------------------------------------- みやび17、18 No.0339 投稿日 2000年12月8日(金)04時25分 投稿者 はせがわみやび  間があいてしまったなあ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび17  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・入口には大輪の薔薇から百合までさまざまな花が花束となって飾られていた。世話係りが、女たちのリクエストにしたがって一輪ずつ摘んではドレスにピン留めしている。 ・遅れてやってきたシンデレラ。軒並み花は摘まれてしまって世話係りがもうしわけなさそうに謝ってきた。 ・「残っているものでかまいませんわ」というシンデレラに、世話係りが不思議そうに花束を振り返る。なにも残っているように見えない。 ・彩りに添えられていた白いかすみ草を一輪手折るシンデレラ。自分で髪に刺してにっこり。「これをいただきます」と係りの者に礼をいう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび18  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・場内アナウンス。「踊りに先立ちまして、これより王子からの贈り物を配ります」 ・ワインが配られる。その年の最高級品で、先に配られた者が香りを嗅いだだけで感嘆の声をあげるほど。 ・それを聞いてワインに群がる客たち。 ・シンデレラの近くに来たときには、もうビンにはわずかしか残っていなかった。 ・となりの女性にお先にどうぞと譲るシンデレラ。そこでビンはからっぽ。 ・代わりをもってこようとするウェイトレスに、シンデレラは軽く深呼吸して、「もう、この良い香りは味わわせていただきましたから」とにっこり。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0340 投稿日 2000年12月8日(金)08時43分 投稿者 新木 伸  うむ。2章終了。  現在146P。  ちなみにここで書いてる「ページ」って単位は、そのまんま文庫本のページ数なりね。エディタのマクロ組んで、キー一発でページ数表示になるようにしてたりして。  文庫換算の146Pは、原稿用紙換算だと、約200枚か。  昨日は7P。今日は9P。  飯食って寝たら、夕方に起きて電撃文庫の忘年会だわさ。  今日はまだ採点しません。溜めとこう。  なんかこのまんま、最後の採点しないで、任せちゃってもよいような気がしてきた。そんな大きく食い違わなさそうだし。  まあでも、最後にはまとめて溜まってるの全部やっておこう。  ところで12歳の小学生の話。  あれ冗談で言ったんだけど、でもふと思った。  小学校の国語の問題で、こんなのなかったっけ? −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 問1「前記の小説を読んで、ここで作者が何を言わんとしていたかを、三つの中から選べ」 1.「シンデレラは美しいということ」 2.「シンデレラは優しいということ」 3.「シンデレラは無欲であること」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  こういうのって、中学校からだったっけ? >杉井さん >新木さん、よくもまあこんな量を定期的にこなしてたなあ……。  すごい? ねえすごい?(笑)  でもわしそれ、「片手間に本業の執筆のウォーミングアップとして〜」やってたわけです。  ひとつひとつのネタから「骨」を読みとる速度の訓練には、いいのかも。また「骨」を読みとったのちに、どうしてボツにするのか、その理由を考える時間の訓練にも。  わしの場合、読んで、書く。それだけの時間しかかかっていません。はじめはもうすこし(5分くらい)かかったけど、最近じゃ、半分以下でできるようになりました。1個につき、2分もかからない。そのぐらいまでは、たぶん杉井さんも来れるでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ2 No.0341 投稿日 2000年12月8日(金)10時03分 投稿者 新木 伸 >榎野さん  うん。  私も10年前に、こういう場所があったらと思うと……(笑)。  そうしたら、現在と同レベルの技術を身につけるのが、もう5〜6年は早くなったろうと思います。  そうすると、二十代の前半――25、6ぐらいまででないと書けないものが、もう10冊は書けていたんじゃないかと思うと……。うう惜しいなぁ。 >みやびさん  17と18。最近あげた2個のやつ。  たしかに無欲で、そこはばっちりなんだけどさ……。  だめじゃん。  これ、王子に見初められてない。 >茶羽根君  ……。  どうも10年来の付き合いがあると、「君」付けもへんな感じだなぁ。呼び捨てにしたくなってくる(笑)  会話で説明するの、これ以降禁止ね。  シンデレラが何かを辞退したり、遠慮したりする理由。  「○○が××なため」っていうのを、会話で本人に言わせちゃってる。これをやると、たとえそれがまっとうな理由であっても、いきなり嘘くさくなってしまう。  これ以降の縛り。  「シンデレラは何々と言う」って骨は出してきてもいいけど、実際のセリフで書くことを要約して、簡潔に書くように。 ・素敵な王子と踊れただけで満足したと、そう告げるシンデレラ。  ……みたいな感じに。  それだって、なるべく出さず、もし出すにしても最小限で済ませること。  セリフをベタに書いてしまっている時点で、もうそれは「骨」じゃない。肉付いてるでしょ肉が。どういうニュアンスでセリフをしゃべるのか、っていう肉が。  こう言っても、まだセリフで済ませて楽しようとする姿勢が目立つようだと、そのときは、もっときつい縛り「シンデレラは口がきけない」ってことにするから、そのつもりで。  口がきけなくたって、無欲は描ける。  セリフじゃなくって、シンデレラの行動で納得させるようにすること。 >巻島さん  なんか突然反応がなくなっちゃったので、ちょっと心配。  謝罪やら電撃hp掲示板のほうの誤解解きは、なんだったらうっちゃっておいてもかまわんから、とりあえず帰っておいで〜。  わし、今回のことはもうすべて忘れた。気にしてないから。  もし、つぎやっちゃったときに対応間違わなければ、それでいいんだからさ。 >無欲のパターンとか  読み直してて、色々な人が自分的無欲のパターンを書いてますね。  なんかみんな間違った思いこみをしているかも。「無欲のパターンは1個しかない」って思いこみね。  じつは、いくつもあるんですよ。すくなくとも何種類かは。  一般的な人が好きになれそうな無欲のパターンで、そのくらい。  いまのところあがっているのは、「優しい上に無欲」「放っておけない無欲」か。  「欲しいものを欲しいと思った無欲」なんてのもあるかもしれない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  シンデレラは、とてもとても食べたかった。  だからパーティ開始の合図がかかったら、まっさきにダッシュして、誰よりも早くテーブルに飛びついた。  そして食べた。ブドウを一粒。  そして満足したのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  こんなんとか。  もう誰か書いてたかな? >優しさと無欲 >西鶴さん  あう。それ俺的には「優しさ」じゃないかも。 「落ち込んでいる人に慰めの言葉をかける。声をかけることで、自分の立場は変わらないことを本人は知っている」  同情? 偽善? 優越心?  なにかそんなようなものに、俺的には分類されます。  もし自分の立場が変わってもかまわぬ、と思った上で声をかけるなら、それはたしかに「優しさ」でしょう。  捨てられている子猫を、飼えないことを知りつつ、撫でてかまってあげるのは果たして「優しさ」か。 >仮想小学生  なにやら杉井さんの開発した(笑)、仮想小学生による採点法。  じつはこれ、採点の極意なのかもっ。  ちなみに私が小説を書いているときも(プロットを考えているときも)、常に頭の片隅に「仮想読者」が常駐しています。  その「仮想読者」、場合によって年齢や嗜好を変えるけど、だいたい電撃文庫で「星くず」とか書いてるときは、「マセていて、小難しいことを考えるのが好きな中学生」〜「ライトノベルであれば、本をそこそこ読む高校生/大学生」〜「ジュブナイルで育って、いま会社勤めしてる30ぐらいの大人」  3〜4人ぐらい立ててるかな。頭の中の「仮想読者」は。  電撃文庫としては、小学生も対象にしているはずなんですが、俺的には、さすがに小学生までは対象にしていません。 -------------------------------------------------------------------------------- 業務連絡 No.0342 投稿日 2000年12月8日(金)10時03分 投稿者 新木 伸 >つばくろさん、その他のひとにも  勘違いさせちゃったかな。  基本的に、「再提出して良し」と書かれていないものは、再提出不可です。  つばくろさんが、「読んでないけどボツ」に対して再提出してますが、あれは今後、なしってことで。いままで再提出された分に関しては、採点候補に回してかまわないけど。 >採点代行者の人  とっても惜しいやつとか、「再提出して良し」って言っていいです。  つまり、惜しかったところを直してくる作業が、その人のためになりそうな場合。  惜しくても、それはもう忘れて、次のに取りかかったほうがいい場合もあると思う。その辺は各自の判断で。  ちなみに誰かが「再提出してよし」と出たら、それはみんなで再評価したってください。まあ普通OKになるだろうけど。 >採点代行者の人  まあ、自分のネタはOKになるんだろうけど、でもいちおう採点するように。  なぜゆえにOKなのか、その理由を書くこと。 >全員  えーと、いちおう現在のOK個数を、各自申告してください。  採点代行者の人にもらったOKも数えていいです。これは過半数OKなら有効ってことで。現在4人だから、2個以上でOKですね。 -------------------------------------------------------------------------------- 感情移入とか No.0343 投稿日 2000年12月8日(金)10時04分 投稿者 新木 伸 >八神さん  「視点とは」のときと違って、だいぶ混乱が見受けられますね。  なんか具体例なんか出してきちゃったりして、まとめきれてない。  これはつまり、いままで深く考えていなかったってことだね。  でも感情移入というものについて、ポイントとなることは、未整理ながらも書かれている。つまり、「読者を物語にのめりこませるため」ね。  さて、次にいくよ。  こんどはひょっとしたら、「深く考えたことがない」どころか、「考えたことはない」になっちゃったりして。  まず、いままでのところのまとめ。 「視点の必要な理由、その効用、目的」  感情移入させるため。 「感情移入の必要な理由、その効用、目的」  読者を物語にのめりこませるため。  では、次の質問。 「どうして読者を物語にのめりこませなくてはならないのか?」 -------------------------------------------------------------------------------- イマジーはメラをとなえた。しかしMPが足りない。 No.0344 投稿日 2000年12月8日(金)17時31分 投稿者 Imaginater どもっす、イマジーです。 NGがでるパターンもわかってきました(と思いたい)……かな? いやいや、特訓あるのみ。 私の場合、言葉足らずや多すぎなのが多いようですね。 もちっと深く深く話を考えて、言葉も考えて書かねば。 では、今度はボツ数を少なくするよう努力します。 あと骨化の練習もしてみますね。 追記:ログよんで慌てて再提出を消去(汗)。 何しろ昨日の夜出すつもりだったんで…… 今日の夜もっぺん出す予定です。 合格はただ今のところ二つっきりっす。 15. 「骨」 ・城の者が招待客のためにアクセサリーを用意する。 ・シンデレラはアクセサリーを取ろうとするが、無欲故に人に譲ってばかりで結局一つも取れない。 ・シンデレラ、やっと一つアクセサリーを取るがそれは壊れている。 ・王子、壊れたアクセサリーを取ったシンデレラに壊れていないものと交換しましょうか  と尋ねるが、これで十分だとシンデレラは答える。 ・王子、そこまで無欲な者とはじめてあったために、シンデレラに興味を持つ。 「本文」 舞踏会はもう終盤にさしかかっていました。 奥の方ではなにやら兵士達がたくさんの箱を持ち出してきてます。 「みなさーん、お城に来ていただいた記念としてお土産を用意しましたー。 どうぞご自由にお取りくださーい!」 兵士達が大きなテーブルの上に箱の中身を並べていきます。 なんとそれは無数の宝石がついたアクセサリーでした。 わっと群がる人の群に押しやられ、シンデレラもそのテーブルの前にきてしまいます。 せっかくだからなにか一つとシンデレラは手を伸ばすのですが、 その中の一つであるネックレスを取った瞬間目の前の貴婦人と目があってしまいました。 いかにも「それ欲しーい、それ欲しーい」という目にシンデレラは「良ければどうぞ」 とその貴婦人にネックレスを渡してあげました。 しかしながら同じようなことが何度も何度もあり、また取り合いになったときも 「そんなにほしいのでしたら」と譲ってしまい、 結局シンデレラが手にいれたのはおしあいへしあいした結果無残にも宝石の部分が 取れて無くなってしまったイヤリングでした。 それでもシンデレラは一つでも手に入れられたことに満足し、 嬉々としてそのイヤリングを耳につけます。 「お嬢さん、何故壊れたイヤリングをつけようとしているのですか?  なんなら交換して差し上げてもいいですよ」 後ろから声がかかり、振り向けばお城の人らしい青年がシンデレラの前に立っていました。 「いえ、私はこれで十分ですよ。これでもお城にきたというお土産には十分ですから」 その言葉に青年はあっけに取られたような顔をしました。 「なにか?」 「いえ、そんなことを言われた女性は初めてなものでして。 どうです? 私はあなたのことをもっと良く知りたい。この後お時間は空いておられますか?」 なんとその青年は王子様だったのです。 16. 「骨」 ・シンデレラ、他の招待客から髪飾りを売ってくれと頼まれる。 ・シンデレラ、無料で髪飾りを譲る。 ・それを見ていた王子、シンデレラの無欲さに感動、惚れる。 「本文」 「あなたのその髪飾り、とても素晴らしいわぁ。ね、私に売ってくださらない?」 シンデレラはいきなり他の招待客である貴婦人に声をかけられ、「え?」と返事をしました。 「ねぇねぇ、その髪飾りの元値の二倍出すわ。ですから売ってくださらない?」 シンデレラはふと頭の髪飾りを手で触れました。 別に髪飾りがあってもなくても容姿がおかしくなるということはありません。 「ええ、いいですよ」 「ありがとう! じゃあ、お金を出すわ。おいくらでしたの?」 「いえ、お金は要りませんよ。私は別に髪飾りがなくても困ることはありませんから」 「まぁ!」 貴婦人はシンデレラから髪飾りを受け取り、喜んでまたダンスに加わりに行きました。 「そこのお嬢さん」 と、またシンデレラに声をかける者がいます。 シンデレラが振り向くと、そこには素晴らしい男性がいました。 シンデレラは声を失ってしまいます。 何故ならばその人こそこの国の王子様だったからです。 「あなたのような方には初めてお会いしました。あなたはなんて素晴らしい人なのでしょう。 どうです? これから僕と少しお話をしませんか?」 先のやり取りを全て見ていた王子様はどうやらシンデレラのことをお気に召されたようでした。 17. 「骨」 ・屋外での舞踏会なのだが雨がふる。 ・急きょ簡易屋根を作り踊れるようにするが、その場所まで行くには笠が必要。 ・笠を無料で配布するが、シンデレラは受け取らず、戸口の所で遠目に踊りを見ている。 ・王子がその様子に気がつきシンデレラに何故と問い、  シンデレラはその問いに見ているだけでも十分と答える。 ・王子、シンデレラの無欲さに心を奪われる。 「本文」 シンデレラは遠目に舞踏会の様子を見ていました。 それは何故かというと長くなります。 まず、舞踏会は屋外にて行なわれる予定だったのですが、その日はあいにく雨でした。 屋外舞踏会場には雨の為に急きょ屋根が造られたのですが、 そこまで行くのには笠が必要だったのです。 もちろんのこと笠は全員分配られたのですが、 シンデレラは見ているだけで十分とそれを断ってしまいました。 そういうわけでシンデレラは雨がしのげる戸口で遠目に舞踏会の様子を見ているのです。 「おや、あなたは何故そんな所に立っているのですか? 皆と一緒に踊ればよろしいのに」 丁度城の中から出ようとしていた男性がシンデレラに声をかけます。 「見ているだけで幸せなんです。それに笠をもらってまで舞踏会に参加しようなんて 悪いじゃないですか」 その言葉にその男性はほう、と頷きました。 その顔には明らかにシンデレラに興味深々といった表情が現れています。 「なら私の笠で舞踏会場まで行きませんか、お嬢さん? それならばよろしいでしょう」 それがシンデレラと王子様の出会いだったのです。 18. 「骨」 ・お茶目な王子、給仕に化けて飲み物を配っている。 ・シンデレラに何が飲みたいと尋ねるとシンデレラは水でいいですと答える。 ・そんなシンデレラの無欲さに王子は惚れる。 「本文」 王子様がシンデレラ様に恋に落ちたのはこういう経緯でした。 その時、王子様は給仕に扮して招待客の女性を一人一人ご検分しておられました。 (うん、こっちも可愛いな。あ、あの娘なんかどうだ?) と、そんな時王子様の目はシンデレラ様に向けられました。 「お嬢さん、飲み物はいかがですか?」 「あ、いえ、お構いなく……」 「そういうわけにもいきません、何かお飲み物をお取り下さい」 「え、そんなことを言われましても……えーと、それじゃあお水を下さいます?」 王子様はそのシンデレラ様の言葉にびっくりされてしまいました。 普通――少なくとも彼が見てお回わりになった女性は皆一様にワインだのジュースだの それも高級な飲み物ばかり注文していたからなのです。 王子様の目にはそんな欲の薄いシンデレラ様がとても新鮮に映られました。 「あ、あのさ。俺この城の王子なんだけどさ。良かったら付き合ってくれないかな」 シンデレラ様はしばらくぽかん、とした表情でありました。 19. 「骨」 ・いきなり始まるミスコン、もちシンデレラも強制出場(参加者は皆出ることになっている)。 ・王子の目に止まろうと他の出場者が色々なアピールをする中、  シンデレラは何もせずにただ立っている。 ・王子、そんなシンデレラの無欲さにハートを撃ち抜かれる。 「本文」 「さぁてっ、はーじまりました、第12回誰がこの国一番の美女美少女なんだぁぁぁ大会! 司会は今年もこのわたぁくし執事その一セバスチャンがつとめさせていただきマァス!」 そのミスコンは舞踏会参加者の女性は必ず全員参加しなくてはならないもので、 シンデレラもその参加者の一人となっていました。 舞台上の女性達は皆が皆様々のポーズをとったり、熱いラブコールをしたり、 はたまた清純さで責めたり、年上でせめたり、妹でせめたり、エプロンやメイド服で責めたりで、 もうほとんど阿鼻叫喚状態です。 そんな中でシンデレラの自己紹介の番がやってきました。 「はい! お次は薄幸の美少女シ・ン・デ・レ・ラちゃーんの番でごっざぁまーす、どうぞ!」 マイクを手渡されるシンデレラ、しかしシンデレラはなんのポーズも取らず 特に「私をもらってー!」とかも言わずただ一言告げました。 「あの、シンデレラです。よろしくお願いします」 得点係は総出で十、王子様もそんなシンデレラの何も求めない態度に惚れてしまいましたとさ。 20. 「骨」 ・長い長い廊下の先に王子が待っているというゲーム。 ・途中には豪華な料理やアクセサリーその他もろもろが置いてあって参加者を誘惑する。 ・誘惑に捕らえられるもの、そんなことお構いなしに全力疾走していくもの、  そんな中でシンデレラだけが道をひき返そうとする。 ・王子登場、何故という問いにシンデレラは舞踏大会に出られただけで十分と答える。 ・王子が求めていたのはそんな無欲な女性だった。 「本文」 その廊下の先には王子様が待っているぞゲーム、それは舞踏会の後に始まりました。 長い長い廊下のいたるところにある豪華な料理やアクセサリー、 そして星の数ほどの素敵な男性が女性達を誘惑します。 その誘惑に捕われる者、王子様を求め全力疾走していく者、 はたまた他のライバルに打ち倒されあられのない姿で倒れ伏している者、 そんな中でシンデレラはゆっくりと来た道をひき返し始めました。 と、居並ぶ素敵な男性の一人がシンデレラに声をかけます。 「何故君は帰ろうとするんだい?」 「私は舞踏会にこれたことだけで胸がいっぱいなんです」 「じゃあ、王子様に会えなくてもいいのかい?」 「ええ」 するとその男性は何故かふふ、と笑いだし、こう言いました。 「じゃあ、そんな君に王子様の素晴らしさを教えてあげるよ。 そうしたらきっと君だってこれから毎日でも王子様に会いたくて会いたくて仕方がなくなるさ」 なんとその男性は王子様だったのです。 むぅ、苦しくなってきました。どんどん話があっちゃ向いてきてるっす。 ではでは。 -------------------------------------------------------------------------------- 4/19(OK率) No.0345 投稿日 2000年12月8日(金)18時53分 投稿者 巻島翔史 えーと、しばらく来ないだけでこんなにログがたまって びっくりしたんですが。レスだけ。 謝罪問題> 向こうに書いたことでだいたい全てです。 で、もう少し補足。 新木さんは日本的切腹がナンセンスだと言いますが、 集団に対して何らかの不利益をこうむった場合、 けじめを取るのは当然ではないでしょうか? べつに切腹肯定とか、小指落とし肯定とか言いませんけど。 お題の変更> しません。 理由は、中学の時の体育の持久走を思い出すからです。 詳しく言いますと、学年最下位になることしょちゅうだった俺は 6週(3キロ)走らなくてはならないところを、 先生に「5週でいいぞ」と言われることがあったのです。 たぶん時間的な問題だったんでしょうが、 俺は悔しくてよく泣きました。 周りから「サボって嬉しいくせにウソ泣きすんな」と言われましたが。 基本的に、俺は負けるのは嫌いです。 へこみの要因> 1、俺の性格がスラムダンクの福田みたいだから。 2、この講座を『競争』だと思っていて、負けるのがいやだったから。 自己分析の結果、実はこの二つも案外当てはまるんじゃないかと。 採点> わかりました。もうどなたが採点なさってもいいです。 たとえ小学生でも(おい) なんだか、皆さんに心配と迷惑をかけてしまって、 ほんと、なんと言っていいのやら……。 これからは自分で感情吐露を禁止します。 また、今後このようなことを起こしたら 「電撃hp」「よみかく」からの永久追放処分を 課されることも覚悟しています。 ので、多分大丈夫なはず……? (しかし一ヶ月で2回もへこむとは思わなかった) あ、俺がしばらく来なかった理由はレポートが 2個ほど溜まってるからです。俺はネットやりだすと、 そっちばっかやって、宿題とかやらなくなっちゃうダメ人間なので。 (切羽詰まるまでできないタイプってことですね) だから次は13日頃まで来ません。  -------------------------------------------------------------------------------- うわ No.0346 投稿日 2000年12月8日(金)18時55分 投稿者 巻島翔史 6週→6周ね。 わかると思いますけど。 -------------------------------------------------------------------------------- 連絡です No.0347 投稿日 2000年12月8日(金)20時15分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。とりあえず、連絡みたいなモノ。 ●ほとんど消えちゃわない? つばくろさんの書き込み。  はい、出来れば全部消してもらった方が有り難いんですけど。も う、みっともないだけなんで。私の書き込みはあんまり周囲のヒト と絡んでないから、別に消しても問題ないと思います。ただ、新木 さん忙しいみたいなんで、全部消すってのは結構手間かなぁとか思 ったもので。  私的には、文章のプロット化というモノの練習が目的だったので、 それはスキルとして概要と「感じ」は理解出来たと思います。骨の 細かい扱い方やプロのアイデア出しというモノは、現状ではとりあ えず必要無いと思うので。次の課題はプロットの肉付けとか、練習 しようかとか考えてます。まぁ、アマにも及ばない遊び程度ではあ りますが。 ●雑談とか  ここの掲示板はシンデレラ専用みたいなので、雑談とかは不味い ですか? 創作関係の質問とかは大丈夫みたいですが、日和話とか は不味いですよね? -------------------------------------------------------------------------------- イマジーは不気味な木の実を使った! MPが3上がったような気がした。 No.0348 投稿日 2000年12月8日(金)23時08分 投稿者 Imaginater いや、これから寝ます。イマジーです。 前回の書き込みの五時三十一分までのものですと合格は三つでしたね。 もっと増やすよう努力します。 うっしゃ、もう五個行ってみますか! 21. 「骨」 ・舞踏会の日は大雪で、舞踏会開会式の時王子を少しでも間近で見ようと王城の門が 開く前から長蛇の列ができている。 ・門が開き列が流れ始めるが、シンデレラは雪にはまったまま動けないでいる男性を発見する。 ・一刻も早く、より近くで王子を見たい列に並ぶ人々はその男性を無視して さっさと行ってしまうが、シンデレラはただ一人その男性を助けてあげる。 ・自分を助けたことで王子を近くで見られないのでは、と言う男性にシンデレラは 遠くから見ても近くで見ても王子は王子、変わりません、と答える。 ・実は倒れていた者は王子、王子シンデレラの無欲さにハートをドギュンッ! 「本文」 今日は楽しい楽しい舞踏会当日、 真冬の寒さと大雪にもめげず招待客は門の前で長蛇の列を作っています。 何故、門が開く前からそんなに並ぶのかですって? それは開会式の時、美男子中の美男子であるこの国の王子様が皆へ挨拶をするからなのです。 もちろんこの長蛇の列はその王子様をより間近で見るために並んだ人々です。 もちろんのことその中の大半は女性の方々、おそらく皆王子様の大ファンでありましょう。 と、門が開かれました。列をなしていた人々は我先にとお城の中へとかけ込んでいきます。 と、その列の中の一人であったシンデレラは一人の男性が うつぶせに雪の中にうずもれているのを発見しました。 どうやら両足が見事に雪の中にはまってしまって起き上がれないようなのです。 シンデレラは列から抜けその男性を助け起こしてあげました。 「ぷっはぁ、たぁすかったぁ、ほんと死ぬかと思ったよ。どうもありがとう」 その男性は顔中行きだらけのままそう言いました。 「いえ、当然のことをしたまでですから」 「あ、けど君、このままじゃ開会式の時ずーっと後ろに立ってなきゃ行けないじゃないか。 僕なんかに構ってしまった所為で、これじゃあ王子様の顔もはっきり見えやしない」 「いいんですよ。それでも王子様は王子様です。 遠くでも近くでも私はそのお顔が見れるだけでも嬉しいですよ」 そのシンデレラの言葉に男性は顔の雪をほろってこう言いました。 「ふふ、気に入った。そんな台詞を聞くのはまったくもってはじめてだよ」 なんとその男性のお顔は国一番の美男子である王子様とうりふたつではありませんか。 「どうやら今日のダンスのお相手はただの一人になってしまいそうだね」 シンデレラがそれが他人の空似ではないことを知るのには、もう五分少々必要でした。 22. 「骨」 ・シンデレラ、門の前にて招待状がなくて入れず困っている少女を見つける。 ・聞けばどうやら少し出るだけと言って出たら、門番が代わって入れなくなってしまったらしい。 ・シンデレラ、少女に招待状を譲る。 ・しかしそれでも一縷の望みに託してシンデレラ、城に入ろうとする。 ・門番の隣に王子様がいて、少女から話を聞いたことを説明。シンデレラの無欲さに惚れる。 「本文」 「あら、どうしたの? こんなのころで」 シンデレラはお城に向かう途中地面に座り込んで泣いている少女を見つけました。 「あのね、あのね、ちょっと外に出てくるって入り口のおじちゃんにいったのにね、 そしたらね、もどってきたらおじちゃんがいなくてね、別なおじちゃんが立ってたの。 そしたらそのおじちゃんは入っちゃダメって言うの。ふん、ぐすっ、おねーちゃんが待ってるのにぃ」 シンデレラは何度も何度も根気強く尋ねて、その少女が招待状がなくて城の中に入れないこと を知りました。 シンデレラは考えます。今自分は招待状を持っている、しかしこれがなくては自分が城に入れない。 しかし、シンデレラは本当に困っている少女と、城に入れなくても少なくとも困ることはない 自分を比較します。 「じゃあ、私のの招待状をあげるわ。ほら、お姉ちゃんのところにお戻りなさい」 少女は最初は戸惑ったようでしたが、シンデレラが説明すると喜んで走り去っていきました。 しかしシンデレラも諦めがつきません。いちかばちかで手ぶらで王城に向かいます。 と、門が見えてきました。 案の定門番はいたのですが、その隣に素晴らしく美しい男の人が立っています。 「お嬢さん、招待状はおもちですか?」 その美しい男性に尋ねられ、シンデレラはどぎまぎしながらもありません、と答えました。 「それでは通すわけにはいきませんね」 「――そうですか、残念です……」 「ところで、お嬢さん、もしかするとこれからご用事がない?」 「え、あ、はい」 「――それでは、私めにしばらく付き合ってくださいませんか?」 なんと彼は王子様だったのです。 王子様は少女から全ての事の顛末を聞いたとシンデレラに言いました。 「まさか自分自身の招待状をお渡しになったとは、びっくりしましたよ。舞踏会よりも見も知らぬ 少女のことを優先するなんて、まぁなんと……あなたは舞踏会に出られなくても良かったのですか?」 「私なんかの満足の為にあの子を見捨てるのは忍びないことでしたから」 ちなみに門番の方はといえばたっぷりとお叱りを受けたようです。 23. 「骨」 ・やはり王子は何人もの女性客に追いまわされている。 ・そんな中、壁の花となっていたシンデレラに声をかけるさえない男。 ・シンデレラ、さえない男とダンスを踊る。 ・シンデレラ、自分なんかと躍らせて悪かったねと謝るさえない男に 逆に自分なんかと踊ってくれてありがとうと言う。 ・さえない男、自分が王子だと言うことを明かす。 ・実は冒頭の王子は隣国の王子でありこの国王子の友人。 ・再び王子、シンデレラに踊りを申し込む。 「本文」 案の定、王子様は何人ものの女性に追いかけられ、 シンデレラなんかには声をかけるチャンスすらありません。 シンデレラは一人、壁際で踊ってくれる相手を待っていました。 するとどうにもさえない男が一人、シンデレラの方にやってきます。 「やぁ、僕と踊ってくれないかな?」 「はい、いいですよ」 どんなによく言っても中の下の下といった容貌の男にもかかわらず、 シンデレラは男の誘いに乗じました。 一曲が終わり男がすまなさそうにシンデレラに言います。 「いや、悪かったね。僕みたいなぶ男となんかと踊ってもらっちゃってさ」 「いえいえ、私の方こそ、私なんかと踊ってくれましてありがとうございます。 一度ここで殿方と踊るのが私の夢でした。私は幸せです」 そんなことで幸せになってしまう女の子をその男ははじめてみたのでしょう。 逆に照れながら、実は――と、 「僕はこの国の王子なんだ。でもこんな顔でさ、 だれも僕の財産とかそんなの抜きでダンスなんて踊ってくれなかったんだよね」 「え……では、あそこにいる方は?」 シンデレラは今も女性に追いかけられている王子様を見やって総たずねます。 「ん? あいつは隣の国の王子だよ。僕の親友で、ライバル。 あいつ顔ばっかいいからなぁ、ほんと呼ばなきゃよかったなんて思ってたり」 と、広までは再び音楽が流れ始めました。 「さて、あらためてお誘いしようかな。お嬢さん、この私めと踊っていただきませんでしょうか」 「私なんかでよろしければ、よろこんで」 その日、シンデレラと王子様は何度も何度もダンスを踊られたそうです。 24. 「骨」 ・ダンスの最中に一人の女性が足をひねり助けを求める。 ・しかし相手の男性はおろおろするばかりで何もできず、 周りの者も今踊っている相手を落とそうと必死で女性に見向きもしない。 ・シンデレラ、一人の男性と踊っていたが、女性に気がつき慌てて助けに行く。 ・女性を救護室に運ぶシンデレラ、先ほどの男性もそれを手伝う。 ・男性、自分が王子であることを告げる。そしてその女性が義姉だと言うことも告げる。 ・王子は無欲なシンデレラのその行動に胸キュンさせられたのであった。 「本文」 突然、一人の女性が倒れた。 どうやら足をひねったための転倒らしいのだが、 相手の男性はただ戸惑うばかりで何もしようとはしない。 周りの客も皆踊る相手を意中におさめることしか考えておらず、 女性を助ける様子はない。 そんな時、ある一人の男性と踊っていたシンデレラが男性に断り その女性を助けたのであった。 ただちに救護室に女子絵を運ぶシンデレラとシンデレラのダンスパートナー。 女性はしっかり手当てを受け、シンデレラに礼をいう。 と、その時シンデレラのダンスの相手であった男性がシンデレラに、 「まったく君には感心させられたよ。周りに奴らは皆夜の相手を探すのに夢中だったからな。 それとも君には最初からそんな欲望はなかったのかな?」 「よ、欲望なんて……、そ、それは少しは、ほんの少しはありましたけど……、でもでも その人の苦しそうな姿を見てそんなことどうでもいいやって思ってきまして……」 「ふふ、面白い方だ」 と、女性がそこで口を挟みました。 「なぁにが面白い方だ、よ。口説くんだったら外でやりなさい外で。あたしゃ動けないんだからさ」 「義姉さんは黙ってろよ。まったく……、そうだまだ紹介がまだだったな。 俺はこの国の王子、で、そこで寝てるいかず後家が不本意ながら我が姉貴殿だ」 シンデレラはびっくりして、何もいえません。 「さて、先ほどのダンスの続きにでも興じましょうか、欲のないお嬢さん」 王子の頭に後ろからハイヒールが飛んできました。 25. 「骨」 ・来客の方々に高級なお菓子が出される。 ・なんとそれは欲張りな女性にうんざりした王子の罠。実はそれは油たっぷりの代物で、 それを食いすぎた女性客は数時間後、皆が皆顔ににきびをたくさん作ってしまう。 ・しかし、シンデレラは無欲さ故にお菓子をあまり食べずつるんつるんのお肌のまま。 ・あなたのような方こそ我が求める人だと、王子はシンデレラに告白する。 「本文」 王子様は嫌で嫌で仕方がありませんでした。 王子様がお嫌いになっていたのは欲張りな女性です。 毎日毎日あれを買ってこれを食わせろどこかに連れてけとわめくガールフレンドに 王子様は飽き飽きしていました。 と、そこで王子様が考案したのは食いすぎたら猛烈な勢いでにきびが出てしまうお菓子。 これを食い過ぎなく、にきびが出なかったものこそ、彼が求める欲張りでない女性だと考えたのです。 そして舞踏会の日、王子様は給仕に命じてそのお菓子を会場に運ばせました。 やはり軽いダンスという運動の所為かそれをたくさん食べてしまった女性の顔には ぶつぶつがたくさん出てしまっています。 しかし、そんな中、王子様は一人の女性を発見します。 なんとその女性の肌には吹き出物一つなく、まるで陶器の肌のようにすべすべのお肌だったのです。 たくさんお菓子を食べまくる女性達の中で、その女性はただ一人少量で満足したのでした。 その女性の名はシンデレラ、彼女の無欲こそが王子様が求めるものであったのです。 ネタがつきかけてきた。いや、想像力は無限無限無限んんんん、はぁ、がんばりまっす。 ではでは。 -------------------------------------------------------------------------------- 茶羽根14、15 No.0349 投稿日 2000年12月9日(土)00時27分 投稿者 茶羽根(ちゃはね)  OKの数は、11までで5個……であっているはずです。みゅ。 新木さん>  禁止事項、了解です。言われてみると楽だからやってしまっていた気がします。 というか、多分そうです。  あと、呼び方はどうぞ呼びやすいようにお呼び下さいませませ。 >>>>> 「シンデレラは何々と言う」という骨は出してもいいが、実際のセリフで書くこと を要約して、簡潔に書くこと。  茶羽根14  名目は舞踏会だが、高名な画家や彫刻家の作品展示、王宮楽団の演奏、宮廷料理 の数々等、贅を尽くした催し。王子はやって来た若い女性たちがまず自分とダンス をした後、絵や彫刻、音楽や料理に銘々楽しんでいるのを見て、満足している。だ が王子とダンスを踊ることだけが望みだったシンデレラは、ダンスが終わった後す ぐに出口に向かってしまう。王子は一度はシンデレラの行為を不満に思ったものの、 後を追いかけて理由を聞いて、再びダンスに誘うのであった。  茶羽根15  ちょうど50人目の参加者になったシンデレラには、豪華な装飾品の数々が与え られることになった。シンデレラは喜んでその品々を受け取ったが、注目を浴びた ために継母や義姉に見つかってしまう。王子の手前、遠回しにもらった品々を要求 する継母たち。シンデレラは嫌な顔ひとつせずに一輪の花だけを残してすべてあげ てしまったが、それでも嬉しそうな表情は変わらない。王子は自分が手渡しであげ た一輪の花だけでシンデレラが満足しているのを知り、ダンスに誘うのだった。 -------------------------------------------------------------------------------- 壁の花の意味を悟る No.0350 投稿日 2000年12月9日(土)01時53分 投稿者 望月京路 とりあえず『本当に花になって壁に張り付けられる』わけじゃないという事は理解しました。良かった、良かった。 ☆新木さん >OK個数 ええっと、ペナルティ制度導入時に六個。そこから二個OKで一個ペナルティ。 さらにここで代行制が導入されて 望月31 西鶴さん:× 八神さん:○ 杉井さん:○ 魚住さん:未 望月32 皆様:× 望月33 西鶴さん:未 八神さん:未 杉井さん:○ 魚住さん:× ゆえに現時点で八個OKのようです。とりあえず30番目の時点で『OK数:七』と宣言して誰も突っ込んでないので、そこまでは合っていると思います。 さて、今日も今日とていきますか *34番目 ━━いきなり本文 シンデレラは舞踏会にやってきた。 と、継母と義姉一行に出会う。 出会った早々、彼女らはシンデレラをいびり始める。 「何よ、あんたなんかこんな所にいたって無駄よ、無駄。空気が汚れるだけだわ、このダイオキシン娘。とっとと帰りなさい。なんなら、産廃場に送ってあげようか?」 シンデレラは、煌びやかなパーティに後ろ髪を引かれながらも出口に向かう。と、不注意から王子とぶつかってしまう。 「おっと失礼。お詫びと言っちゃなんですが、一緒に踊りませんか?」 シンデレラは頬を赤く染めながらそれに応じる。目の端には涙さえ浮かべて、幸せの笑みを浮かべている。 が、すぐに姉達が声をかけて来た。 「ねえ、シンデレラちゃん、お願い〜。わたし達と王子の相手を代わってくれないかしら?」 手の平を返したような態度。それは単に猫を被っているだけだと言うことは、シンデレラはもちろん、王子にすら見て取れた。 ところがシンデレラは、王子の手を引き彼を姉達に引き合わせてしまう。 さらに、彼女は笑っていた。王子にダンスを誘われた時のそれと、なんら遜色のない笑顔。 そのまま去ろうとするシンデレラに、王子は問う。 「待て。なぜ君は笑っていられるんだ? こんな姉達に気を使う事なんかないじゃないか」 シンデレラは答える。 「気を使っているわけじゃありません。私は王子と踊れました。たった3ステップだけですが、私はそれで充分。だから、もう━━」 「私はまだ物足りない! あなたと、私はあなたと踊りたいんだ!」 シンデレラは驚きつつも、ゆっくりと頷いた。 うう、眠い。 御免。 -------------------------------------------------------------------------------- 現在達成率8/13 No.0351 投稿日 2000年12月9日(土)14時21分 投稿者 八神伽羅 ……しまった、まだ10クリアしてないんだった。 そういうわけで、まずは残りをなんとかします。 その前にちょっと質問。 >採点者の課題の採点基準 4人中2人でOK、とのことなんですが、採点者が出した場合、自分以外の誰かにOKをもらえば良し、ということでいいんでしょうか。 それとも自分を除いて2人からOKをもらえば可、なんでしょうか。 八神14(西鶴、八神OK。杉井ボツ)の判定をどうするればいいのか、それでちょっと困ってます。 >課題  感情移入については、確かにあまり深く考えていませんでした。  共感してもらった方が、先へ読み進めてもらえるだろうなー、と漠然と思っていたくらいで。  所詮「漠然と」レベル。論理的に文章で説明する、となるとあっさり破綻してます。でもまあ、完璧に的はずれ、というわけじゃなくて良かった。 さて、次の課題。 Q.「何故読者を物語にのめり込ませなくてはならないのか?」 A.「そうしないと最後まで読んでくれないから」  ……だけじゃ駄目でしょうか……。  これ以外の答えが思いつけません。読書感想文の課題でもない限りは、のめり込めないような本は最後まで読まないだろうなぁ、と。  ラストの完成度がどれほど高くても、読んでもらえなくては意味がない。  気合い入れて書いたエンディングまで読んでもらって、かつ続きを読みたいと思わせる。それには読者をのめり込ませなくてはいけなくて、一番効果が大きいのが「感情移入させること」。そのための手段が「視点」。  なんか、一行で終わらせるのもなんなので勝手にまとめまで入れてしまいました(爆) ではでは。 次は課題提出と、採点か……。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- やはり夜は眠らないものなのさ(研修旅行)。 No.0352 投稿日 2000年12月9日(土)22時35分 投稿者 西鶴翠 ということで、旅行から帰ってきました。 レポートに飽きたので、逃避。 とりあえず、順番に見ていきながら、レスと採点。 >スキルを身につけさせてくれる場所。 榎野さん>二十五年前にこういった場所があればなあ(笑)  これは、冗談なのですよね(確認)。だって、二十五年前にこういった場所に来ていたら、現在の榎野さんがいるはずがないもの。  「無意識」のものを「意識化」するのは、実は、最初から最後まで自分の力でやらなきゃいけないんです。そうでないと、応用が利かなくなります。多かれ少なかれ、「意識化」の手法を他人に習ってしまうと、絶対に「歪んだ未消化」の部分が残って、非常に大きな足かせとなります。  「教えすぎ」という言葉があります。これは、「教えすぎると自分で考えられなくなる」という一般的な意味のほかに、「先生の癖が残る」という意味もあります。先生自身はその「癖」がどのようなものか知っているので問題はないのですが、「生徒」は「癖」を「癖」と思わずにいることになるので、非常に大きな問題なのです。  「自分に与えられた癖」を把握できなければ、師を越えることはできません。 >今後の予定。  (……新木さんの予定を見て、少し計算しています……。)  ……つまり、1日15枚から20枚書かねばらなぬわけですね。プロはそれで「遅筆」なのですね。ま、確かにあかほりさとるさんとかの執筆量を見ていると、並ではないものなあ。 >「採点」  「シンデレラ迷宮」が一階で、「シンデレラ迷宮その2」が二階で、「お楽しみ(?)」が三階だとすると、「採点」は中二階あたりでしょうか。 >その「採点」の課題を一ヶ月ぐらいみっちりとやりこんで、  恐らく、唯野さんは「プロット講義」にここまで時間をかけてくださるとは思っていなかったことだろう(私も思っていなかった)。そして、さらなる疑問。  「地下何階まであるのだろう」。 >なかのんさん。 >採点者の皆さん、どんどんやっちゃって下さい。  ありがとうございます。  でも、結構きつかったり……(笑)。<どんどん。 >小学校の国語の問題で、こんなのなかったっけ?(選択肢の問題)  このレベルだと中学校かなあ、と思いました。もう少しレベルを落として「大人が見たら明らかに違うだろう」と分かるレベルが、小学生かなあ、と。ちなみに、選択肢なしだと高校一、二年レベルかと。 >「落ち込んでいる人に慰めの言葉をかける。声をかけることで、自分の立場は変わらないことを本人は知っている」 >同情? 偽善? 優越心?  うーん。なるほど。多分、「偽善」と感じる人の方が多いでしょうなあ。けれど、私(西鶴)は、「自己犠牲で人を助ける」のを「自己満足」と感じています。または、「押し付け」か。  これはもう、際限なく長くなってしまう話題なので、省略。語る必要があれば、語りますが。 >これは過半数OKなら有効ってことで。現在4人だから、2個以上でOKですね。  (……矛盾していませんか……。)  (……過半数は3人以上……。)  ま、多分、二人以上OKでOKですね。 >(のめりこませる理由) >「そうしないと最後まで読んでくれないから」  私もそう考えていました。ただし、私自身は、感情移入できない小説も結構好むところがミソ(?)。最近は、感情移入を狙っている小説を見ると、ひいてしまって読む気がなくなるというか……。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 採点代行(西鶴)その3 No.0353 投稿日 2000年12月9日(土)22時36分 投稿者 西鶴翠 (基本的に敬称は略させていただきます。) #325 imaginater8 ボツ。 シンデレラが迷った挙げ句に吐いた科白は、傲慢に見えませんか? あるいは、「傲慢」を気づいていないシンデレラの無垢さを描いているというか。 imaginater9 ボツ。 「周りの雰囲気に恐れをなしたシンデレラ」。 imaginater10 甘いOK。 「願いは踊ることだけ」というのが無欲っぽいのですが、それを読者にどう印象付けるかがポイントです。今のままでは、「その舞踏会において、王子様と踊るという願いは結構欲のある願い」である可能性もなくはないですので。ま、今でも、「そんなんでいいのかい」といった王子の言葉が入っているのですが。 imaginater11 ボツ。 王子がシンデレラに惚れているだけでなく、「シンデレラも王子に惚れている」ということを描いているように思えました。つまり、「ラブラブな二人」。 imaginater12 ボツ。 恐らく、描く焦点がずれています。給仕になる経緯が「無欲」なのですよね。でもこれでは、「王子におされる気の弱いシンデレラ」が描かれているように見えました。 imaginater13 ボツ。 (足を踏んづけていることから)「相手のことを気遣うシンデレラ」。ところで、「今夜」って、シンデレラがお城に着いたのはすでに夜なのではなかったでしたっけ。 imaginater14 ボツ。 「給仕の好きなシンデレラ」。好きなことをしているのは、全く無欲ではないと思いました。 #326 望月33 ボツ。 「ほかの人を気遣うシンデレラ」かなあ。「無欲を描く→物をもらわない→その理由を考える」という工程を経ているのだと思いますが、三段階に分かれたときに、微妙に「無欲」からずれていってしまっている印象を受けました。 #328 弟切31 悩んでOK。 「舞踏学校に通う権利を放棄するシンデレラ」は、無欲だと思います。けれど、「ほかの人を気遣うシンデレラ」に見えなくもないです。また、「自分を卑下するシンデレラ」にも見えてしまったり。 #333 なかのん15 OK。 「欲が出るはずの場面で、譲っている」。無欲だと思います。 なかのん16 きびしいボツ。 探した後に「褒美はいりません」でもいいのではないでしょうか。今のままだと、「王子のことを心配していない」ように思えるのです。そんなシンデレラに王子が惚れるかどうか。 なかのん17 きびしいボツ。 今まですばらしいところに来たことがない、ということで「シンデレラの境遇」を描いているように思えました。「無欲」であることは無欲だと思うのですが……。「感無量のシンデレラ」。 #337 >幽界寺さん。 幽界寺5のことですが、やっぱり今のままでは無理かなあ、という気もします(今、読み直しました)。焼き直しをするとしたら、新しい番号の横に「5改」と入れて。文章は全面書き直し、構図のみ再利用可、という方針で(構図は成功すれば面白いと思ったので)(それでもボツになる可能性はありますが)。または、まるきり捨ててしまってもいいですが。 幽界寺13 OK。 「券をほかの人のために惜しげもなく使ってしまう」。無欲だと思いました。また、王子が惚れる理由にも無理なくつながっているように見えました。 #338 茶羽根10改 ボツ。 シンデレラは無欲だと思うのですが、王子は果たして惚れているでしょうか。 茶羽根12 ボツ。 「少女漫画風に恋するシンデレラ」かなあ。無欲というよりは、違う方向に欲がいっているような気がしました。 茶羽根13 OK。 無欲さの方向性が少し今までとは違いますね。言わば「素直な無欲さ」。自分に正直に無欲、という感じでした。 #339 (え、みやびさんのものにも採点するの?) みやび17 ボツ。 世話係とシンデレラの価値観の対比から、シンデレラの特殊な審美性を描いているように思えました。また、王子が絡んでこないのがなんとも。 みやび18 きびしめのボツ。 シンデレラがワインを譲る理由が弱いかな、と思いました(シンデレラの癖なのかなと思ってしまう)。そしてそれ以上に、「王子が絡んでこない」というのが大きいです。 (なんて書いていたら、#341で「無欲に関してはOK」と書かれてしまっていた。) #341 新木(番号なし) きびしいボツ。 茶羽根13と同じ無欲さだと思うのですが、読者に与える印象は、「食べたかっただけのシンデレラ」になってしまうことでしょう。 #344 imaginater15 OK。 「手にした宝石を譲ってしまうシンデレラ」「壊れた装身具で充分のシンデレラ」。無欲が描けていると思います。ただし、「取り合いになった」というのが気にかかりました。取り合ったら、無欲のイメージが消えます。 imaginater16 ボツ。 ただで手に入れたものに対して、お金をもらったら、それはずるいと思います。「もらったものを我が物と勘違いしているシンデレラ」。 imaginater17 ボツ。 全員分傘があるなら、もらうことを躊躇う必要はないでしょう。それから、借りたあとで返せばいいのではないでしょうか。 imaginater18 困った……。判断不能、って駄目ですか?(結局ボツにしました。) 私の価値観では、味のついた飲み物と味のついていない飲み物は、価値が一緒なのです。昨日までの旅行で、お茶の代わりに白湯を頼んでしまったので。あー困った。一般的にはやっぱり、水を頼むって、無欲なのかなあ。 うーん。高級なものを周りが頼んでいたということをシンデレラは知っているのですよねえ。多分。 あ、「飲み物をおとりください」の選択肢に「水」は含まれていたのでしょうか。多分、含まれてはいないことでしょう。相手にわざわざ「水」を持ってこさせるのは「無欲」とはいえないということで、ボツ。 と、待てよ。「注文」という言葉が使われているなあ。その場に、飲み物があったわけではないのかなあ。 (……考える……。) 迷ったら、ボツ、ということで、ボツ。すみませんが、ほかの人から二つOKをもらってください。 imaginater19 ボツ。 「無欲」ってどこかにふくまれていますか? 強制的に出場された人は、大抵、シンデレラのような態度をとると思いますが。 imaginater20 ボツ。 舞踏会の途中で十二時になってガラスの靴を残してこなければならないのに、舞踏会のあとでは、話が変わってしまいませんか? #348 imaginater21 きびしいボツ。 「助けてあげる優しいシンデレラ」の印象が強くて、「王子様を近くで見る権利を放棄した」ということが薄まってしまっていると思います。 imaginater22 きびしいボツ。 「助けてあげる」ということを描いたエピソードに見えました。ボツの理由は「21」と似たような感じです。「無欲」は入っているけれど、それよりも大きなエピソードが入っているように読み取れる、ということで。 imaginater23 OK。 「ささやかな夢を持つシンデレラ」。無欲だと思いました。 imaginater24 ボツ。 「困った人を放っておけないシンデレラ」。これは優しさではないでしょうか。 imaginater25 ボツ。 どうしてシンデレラは少量で満足したのでしょうか。また、お菓子を少量で満足したから無欲だといえるでしょうか。書き方によっては、OKになったかも知れませんが、アイテムが強引なので、再提出はなし。 集中力が切れてきたので、349以降はまた次回に。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- No.0354 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 採点練習その……4? No.0355 投稿日 2000年12月10日(日)00時04分 投稿者 八神伽羅 いろいろな「無欲」のパターンがありますね。他の人の定義を読むと勉強になります。 特に魚住さんの、「無欲故に優しい」というやつ。 見分けるのが難しいけど、そういう考え方もありなんですね。 個人的には、「多くを望むことを知らない純粋さ故の無欲」が好きです。 だって判定しやすいし(爆) ……いえ、冗談です。半分くらい。 つい欲張ってしまう自分には皆無のそういう無欲さが、眩しいというかなんというか。 さて、採点。 >イマジーさん(#325) 8 ボツ。 お詫びがしたい、といっている相手に対して、お詫びの代わりにやりたいことをしてください、と言っても意味はないようなきがします。 「お詫びの代わりに踊ってくれませんか?」という答えだったら、無欲だと思います。 9 ボツ。 無欲なので花束を譲ろうとしたのではなく、周囲の女達の視線が怖かったから譲ろうとしたように読めました。 10 OK。 「なんでもお願いできるのに、ダンスを選ぶシンデレラ」無欲ですね。 しかしこの王子……いいなぁ(笑) 11 微妙ボツ。 王子がシンデレラに惚れる理由が「一目惚れ」なのがボツの理由です。「無欲なシンデレラに王子が惚れる」のを書かなければいけないのですから、これはちょっと。 「王子様は惚れ直しました」だったらOKだったかも。 12 ボツ。 困っている給仕さんを助けてあげるシンデレラ。 優しさでしょう。 13 ボツ。 これ以上足を踏んだら悪いからダンスを遠慮してるように見えます。 あと……舞踏会の時点で既に夜なのでは。王子がいう「夜」が「深夜」だったら、シンデレラは元に戻っちゃってるだろうし……。 細かいけど、なんとなく気になったので。 14 ボツ。 ダンスと姉たちの給仕が、彼女の中で等価なんだろうなぁ……。 好きでやっているように見えるわけで、それは無欲とはいわないのではないかと。 >望月さん(#326) 33 微妙OK。 王宮なんだから足りなくなる程度の数しか用意していない、なんてことはないんじゃないのかなあ、と思ってしまったのですが……。 高価すぎて受け取れない、とかの方が説得力があるような気がします。 あと、「王子に質問されて答える」という形の方が、説明臭さがなくていいかも。 >弟切さん(#328) 31 微妙ボツ。 王子の申し出を断る、という構図には問題ないです。 ただ、理由が弱いです。「他の人を気遣う優しいシンデレラ」の方が強いので、ボツにしてしまいました。 気遣いの他に欲のなさをアピールできる回答だったら、OKでした。 >なかのんさん(#333) 15 微妙OK。 無欲といえば無欲なんですが……わざと負けるのって偽善なんじゃないかなー、とか。まあ、椅子取りゲームだしそこまでこだわらなくてもいいか。 16 ボツ。 全然探さない、というのはどうかと。 欲はないが心配してくれる様子のない彼女に、果たして王子は惚れるのでしょうか。 ……ということで、ボツ。 17 ボツ。 舞踏会に来たい、と思う理由は普通「踊りたい」とか「王子様に会いたい」ですよね。「綺麗なところで祈りたい」と思って舞踏会に行く人は普通いません。 祈りを捧げて満足してしまうシンデレラ。信仰心は強いけど、無欲さが魅力、というふうには受け取れませんでした。 >幽界寺さん(#337) 13 OK。 「城の中でもらうものを思いつかず、人の為に使ってあげるシンデレラ」 これなら、優しさよりも欲のなさの方が読みとれます。 >茶羽根さん(#338) 10改 ボツ。 無欲だから王子に紹介されたのではなく、単に王の弟が強引だったからなのでは……。 それに、「無欲さ故に王子が惚れる」というコンセプトとは違ってます。 12 ボツ。 「王子と踊れた喜びで胸がいっぱいで、食事どころではなかったシンデレラ」 「食べない」と「食べられない」は違います。このシンデレラは後者。純粋さがかわいらしくはあるけど、無欲ではないです。 13 OK。 「少しの量で満足なシンデレラ」ですね。 >みやびさん(#339) 17、18 これは……「シンデレラの様子を王子が見ていて、惚れてダンスに誘う」という過程が省略されてるんでしょうか。 それが入ってれば、両方ともOKだと思うんですけど。 >イマジーさん(#344) 15 OK。 「壊れたイヤリングでも満足なシンデレラ」OKです。 ここまで完璧に壊れてると、「本当にそれでいいの!?」とちょっと心配かも。 16 ボツ。 この髪飾り、魔女が魔法で出してくれたものですよね。 つまり借り物。勝手に譲ってあげるのはまずいでしょう。それに12時になったら消えるんだから、売ったら詐欺だし……。 17 ボツ。 傘ってもらうのをためらうほど高価なものではないし、王子が言うように誰かと相合い傘で会場に行けば問題ないだろうし、あとで返してもいいわけですし。 それでも「傘は要らない。見てる」となってしまうシンデレラ。ちょっと強情なんじゃないかな……ということで、ボツです。 18 OK。 「高級な飲み物の中から水を選ぶシンデレラ」ですね。 しかしシンデレラ様、って……(笑) 語り口が面白かったです。 19 微妙ボツ。 自己アピールしなかったのかできなかったのか。しなかったんだったら無欲ですけど、そういうふうには読めなかったので。 でも本文、いいです(笑)メイドやエプロンのあふれるミスコン……素敵かも。 20 OK。 「舞踏会参加で満足。それ以上は望まないシンデレラ」 でも王子……惚れたんじゃなくムキになってるだけなんじゃ……(笑) 21 微妙OK。 シンデレラの答えは無欲ですね。 ただ、王子が雪の中に埋まってる理由がないのと、「当然のことをしたまで」というシンデレラの台詞。そこが引っ掛かります。 22 ボツ。 優しさなのではないかなぁ、と。 23 ボツ。 「誰でもいいから踊りたかったシンデレラ」 最初に声を掛けてくれた、という理由で彼を選んだのなら、それは無欲ではないでしょう。 24 OK。 骨を見て優しさ重点かなー、と思ったんですが、シンデレラの答えで納得。 このオチ、なんか好きです。 25 OK。 「少量で満足なシンデレラ」 でもこれ、強欲だけど甘いもの嫌い、という女性がいたらどうなっていたんでしょう……。 >茶羽根さん(#349) 14 微妙OK。 「王子と踊るだけで満足なシンデレラ」なのはいいんですけど、これで王子が惚れるのか、ということになるとちょっと難しいような気がします。 15 OK。 さりげなくいい感じのエピソードですね。これなら惚れるだろうなぁ、王子。 >望月さん(#350) 34 OK。 「王子と踊る権利を譲るシンデレラ」ですね。 疲れた……。 ということで、課題提出はまた明日。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- かくにんを滑空忍と書くと何か強そうだと思った。飛べるし。 No.0356 投稿日 2000年12月10日(日)02時08分 投稿者 魚住雅則 >現在のOKの数。 9個です。 >採点練習 すいません、ちょっと待ってください。明日まとめて出します。 >欲しいものを欲しいと思った無欲。 正直これ最初、無欲かな? と思ったんですけど、頭の中の仮想小学生12歳の目で見ると無欲でした。なので、また確認。 そのまま書くより、ネタで表現出来るかやってみます。 17番 ・舞踏会に着いたシンデレラ。壁際には豪華な装飾品が展示されていた。 ・指輪のコーナーの前で目を輝かせているシンデレラ。 ・シンデレラがとても指輪を気に入っているようなので、王子がどれでもお好きなものを差し上げますと言う。 ・凄く嬉しそうにお礼を言うと一つの指輪を指に嵌めるシンデレラ。(偶然紛れ込んだオモチャのような指輪) ・そんな安物でいいのかと聞こうとした王子だったがあまりに嬉しそうなシンデレラの顔を見て考え直す。代わりに、お代金として僕と踊ってもらえますかとダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- ちょっと間が空きましたが No.0357 投稿日 2000年12月10日(日)06時12分 投稿者 つか >西鶴さん・八神さん・杉井さん 採点してくださって、ありがたいです。 やっぱまだ自分だけじゃわからないところがおおいにあるんで。 ・前回の提出(278)分、および採点について(の言い訳ですね)        つか・3(再)    つか・4 西鶴さん   ギリギリOK     OK 八神さん   OK         ボツ  杉井さん   ボツ         ボツ  という結果だったのですが、とりあえず自分が書こうとしたのは ・落し物を拾うこと によって王子と出会うキッカケを作り、3(再)の場合は ・王妃になることには興味が無いシンデレラ 4の場合は ・望みを放棄するシンデレラ に繋げたものでした。 しかし、「落し物を拾うこと」の時点で「正直さ」の要素がはいってしまっているし(特に4は受け答えのしかたで、それが顕著)、3(再)の場合は ・王妃になろうなどとは思っていない と書いてました。 「なろうとは思っていない」では、「なろうとおもえばなれる」という風にとれますね。西鶴さんが指摘してくれたように「なれるとは思っていない」だったら無欲さが強くなる。 しかし、上のようなことを誤っていると気付かずに(書きたいものにそっていると思い)提出してしまいました。 分解能の低さが致命的なまま。進歩してなかったようです(無念) というわけで、今のところ達成数0ですね。 気合を入れ直してて頑張ろうっと。 つか・5 ・舞踏会会場に着いたシンデレラ。会場の中では王子と踊るために長蛇の列ができていた。 ・シンデレラは踊れる順番が来るかどうかわからないが、王子と踊ってみたい気持ちは持っていたので、並んで待つことにする。 ・順番が近づいてきて、胸が高鳴ってくるシンデレラ。あとちょっとで自分の順番というところまできて、列から少し離れた所にうずくまっている子供を見つける。 ・シンデレラの後ろにはもう一度王子と踊ろうとしている娘達が長い列を作っている。今列を抜けたら、もう踊れないかもしれないと考えるシンデレラ。しかし、シンデレラは子供の方を優先して列を抜けた。 ・子供は親とはぐれたために泣いていた。近くにいた兵士に頼み、一緒に子供の親を探してやるシンデレラ。 ・子供の親が見つかったあとで、列のほうへ戻ってみるシンデレラ。しかし、まだまだ行列は長く、とても制限時間までに踊れそうにない。シンデレラはあきらめて会場の出口へと向かう。 ・出口に差し掛かったあたりで呼びとめられるシンデレラ。声の主は王子だった。 ・王子はシンデレラが列から抜けるのを見ていたらしく、何故列から抜けたのか気になっていた。すると、後で兵士から連絡があり、子供のためだったと聞いてその女性に興味を持った。もしまだ自分と踊る気があるなら踊ってくれないだろうか、とシンデレラに聞いてくる。 ・シンデレラは、王子と踊れるのは嬉しいが、列に並んでいる他の娘を差し置いて自分が踊るわけにはいかない、と王子の誘いを断ろうとする。 ・しかし王子は、彼女たちはすでに一度踊っているからと言って、シンデレラに手を差し伸べた。それならば、と王子の手を握るシンデレラ。シンデレラはとても嬉しそうな表情を浮かべながら王子とのダンスを楽しんだ。 つか・6 ・舞踏会の余興で、城の中庭に隠した宝石を見つけたらその宝石を貰えて、しかもひとつ望みを叶えてもらえる。 ・こぞって中庭に出る他の娘達。しかし、シンデレラは会場に残ったまま。 ・王子から何故探しに行かないのかと聞かれ、シンデレラはここに来れただけでも充分満足しているからと答える。 ・王子はシンデレラの答えを聞き、懐から宝石を取り出した。欲の張った女性ばかりが集まった舞踏会の時間つぶしにと思いついた余興だったが、貴方のような方もいたのだなぁ、と宝石をシンデレラに手渡す。さあ、望みを言ってくれと王子。 ・シンデレラは宝石を王子の方に返す。宝石はいらないから、一度だけ自分と踊って欲しい、とシンデレラ。 ・シンデレラの言葉を聞いてしばらく驚いていた王子だったが、やがてにっこり微笑むと、一晩中でもいいですよ、とシンデレラの手を取った。 -------------------------------------------------------------------------------- よみかく分室の分室? No.0358 投稿日 2000年12月10日(日)06時43分 投稿者 新木 伸  話のできる場所、作ろうかなぁと思っています。  ……というか、課題提出の場所(採点結果もその場所)とは、独立させたほうが効率いいかなぁと、そういう主旨ですが。  採点とかも効率いいだろうし、雑談やらその他の話なんかも、探さなくていいので効率いいかなぁと。  ただ現状のように、提出時やなんやらの書き込みの冒頭に、雑談をちょこちょこ書いたりするのが、書く方は楽なんですよね。  意見、ききたいです。  しかし雑談ってのは、やっぱツリーじゃないこういう形の掲示板のほうが楽だよなぁ。過去順でも最新順でも、まあどちらでもOKなんだけど。  「交流掲示板」とか、もう話題追ってゆくの、手間掛かって大変で……ほとんど読んでなかったりします(笑)。自分の発言のレス以外は未チェックが多い。 >八神さん  「のめり込ませなきゃならない理由」は、「最後まで読ませなければならないから」ですね。了解しました。  では次の質問、いきましょう。  「どうして最後まできっちりと読ませなくてはならないのか?」です。  いちおう、八神さんの今回の書き込みに、「気合い入れて書いたエンディングまで読んでもらって、かつ続きを読みたいと思わせる」とありますね。  これたとえば、「続きを読みたいと思わせる」ということであれば、最後まで読まなくて途中でほっぽりだしちゃったとしても、「つぎ出たら買っとこう」と思うあたりの読者がいたなら、それはそれでOK? なにも問題なし?  ちなみにわし、「ドラクエ」は4以降、最後までやり終えたことが一度もないんですが、出てるととりあえず買ってます。冒頭から中盤ぐらいまで、いつも楽しんでやってます。  まあこれはゲームと小説ってことで、すこし扱いが違うかもしれませんけど。  小説に関して。  一冊のみできっちり完結して続きはもうないようなものもあれば、シリーズの中の一冊単位でひとつひとつの話をきっちり終わらせているものもあれば、一冊読み終わっても全然終わっていなくて、きりのわるいところで時間に持ち越し……なんて形態で長シリーズを続けているものもあります。  なにをもって、「最後まで」となるのか。  まあ今回の話の場合、1つ目か2つ目のパターンの、「一冊のみで完結」「一冊でひとつの話は完結」のタイプを対象に話しているのだと思いますが。  あとここで仮定の話。  八神さんの書いた小説が本となって出ていたとして、一読者のわしが、なんか萌え萌えのヒロインが気に入ったので買ったとして、そのヒロインの登場しているとこだけを読んでいって、他の説明やら力の入ったアクションシーンやら別のキャラの恋愛ドラマやら過去の人生の話やら、諸々の作者が力を入れたであろう一連のシーンはすべてすっ飛ばしていったとして、後半のほうでは主人公がその土地を離れるかどうかで、ヒロインがもう話に登場しなくなるので、そこから先は読まなくて、ポイってやって……。  でもわし的には、「ああ堪能したのう。はふぅ」――ってことで、次も次もそのヒロインが出るかぎり買い続けることが俺的に決定したとして……  そういうのは、OK? 作者としてさ。 >魚住さん  魚住17。  この手のパターンって、たぶん「無欲さゆえに、欲しい物の区別のないシンデレラ」ってところなのかな。オモチャと本物の違いも、気にしてない。おいしそうな超高級料理も、おいしそうなブドウも、気にしてない。  ただ危ういですね。「価値観の違い」パターンでボツになる可能性もある。  シンデレラが本物はほしがらなくて、オモチャのほうをほしがってしまった場合。  魚住17でも、たとえば、シンデレラがオモチャの指輪を示したあとに、王子が本物の指輪のほうがいいのでは? と聞いたとして、「そっちは欲しくないんです。こっちのほうが欲しいんです」みたいなことを言ってたら、ボツでしょう。  王子が本物の指輪を渡そうとするなら、「そっちでもいいですよ、べつに」ってくるはずですね。このシンデレラだと。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0359 投稿日 2000年12月10日(日)06時46分 投稿者 新木 伸 >西鶴さん  ふむふむ。そういう考え方もあるのか。  でもそれって、気にしないでいいですよ。  「無意識」のものを「意識化」するための手法。  私は何も、教えていません。  ただ「意識化」しないとOKがでず、ことごとくボツの出るような「状況」に皆を追い込んでいるだけです。  どうやって意識化するかの「手法」については、各自がそれぞれ「発見」しているものだと思います。  もし私が教えていることがあるとしたら、「無意識でモヤモヤしとるモンは、意識化してハッキリさせなきゃならん」ってことでしょうか。  んでもって、こういう「無意識の思考を意識上に持ってくる」ということに、それなりの効果的なアプローチの行える場というのが、十年前に欲しかったなぁ……って、そう思ったわけです。 >巻島さん  あかほりさんは、最近小説はそんなに出してないですね。他の仕事の割合が増えてきたようで。  月産ペースでいま実際に書いているのは、電撃文庫だと中里融資さん。あと友野詳さんとかも。  お二人とも、だいたい、一日に10Pから20Pだそうです。忘年会で聞いてきました。原稿用紙だと、17枚から34枚ってところかな。  これを毎日続けているそうです。まあ土日は休んでも、週に5日。月で20日。  そうすると、だいたい月刊ペースで一冊書けます。無理もしないから、体も壊しません。  わしも一冊の後半を書いているときのペースは、こんなもんです。いまはまだ到達してないけど、最後の一週間、100P分ぐらいに関しては、そんなものになる予定。  遅筆に分類される作家と、月刊が可能な作家って、平均ペースはおんなじなんだけど、いかに詰まらずに、そのペースを維持できるかってあたりが、違うんじゃないかと。  まあなかには、最高ペースでさえ、1日5Pっていう本物の遅筆の作家さんもいますけど。  わしの場合、トップスピードに達するのって、最後の10日から一週間だけだもの。  それだって、もう残りのシーンすべてが克明に頭に描かれていて、あとはもう書き記すだけって状態になってるから、できるペースです。  何を書くかは決まっている。どう書くかも決まっている。あとは単語の選択に一瞬だけ悩むぐらい。ほとんど指は止まらずに、文章を打っています。  ネットの雑文やら、ここの掲示板の文章やら、書いているときのそのスピード。  何を書くかは決まっているけど、どう書くかは決まっていないとき……。シーンのようすを考えながら書いているときだと、せいぜい、1日5P程度。  これだって、プロットはもう出来上がっていて、このシーンで「何を書くか」は決めてあるから出せるペース。  プロットなしでやってたら、もっと遅くなるかなぁ。  あとプロットなしでやってたら、「書かなきゃならんこと」をうっかり忘れるミスも出るだろうし、話の流れを間違えてしまうようなこともあるかも。 -------------------------------------------------------------------------------- 業務連絡 No.0360 投稿日 2000年12月10日(日)06時49分 投稿者 新木 伸  採点基準、変更します。  「4人中2人OK」から、「過半数でOK」(4人なら3個以上)に変更。  採点代行者の人がいままで採点した過去のやつにも、すべて適用。  そうそう。  過半数って、採点者4人の場合は、3個以上だっけね。  ちょうど、2個じゃ少ないかなぁと思っていたったところでして……。言葉の定義もそうなってることだし、「2個でOK」から、「3個でOK」に変更します。  ただし、採点者のひとも忙しくなって急に来れなくなったりするかもしれないし、また誰かが昇進して途中で増えることもあります。そのときもルールは、「過半数」ってことで。  採点者のひとも、しばらく来れなくて採点できなくて、たくさん溜まってしまって大変なときは、「〜〜から〜〜まで採点放棄」とかやって、負担を減らしていいですよ。そういう場合も、放棄された分は数えずに、やはり過半数ってことで。  つまり例をあげると、4人採点者がいて、1人採点放棄になった場合は、3人のうち2人OKを出してくれたらOKってことになりますね。  あと採点者の自分の採点について。  自分のネタの採点を含めて、「過半数」ね。  もちろん自分のはOKだろう。そのはず。  ただもし自分のを採点して(数日ぐらいの時間を置いてから、ちゃんと分析してみるように)、それでボツが出てしまったようなら、ペナルティ2個ってことにします。 -------------------------------------------------------------------------------- 日本的切腹 No.0361 投稿日 2000年12月10日(日)07時07分 投稿者 新木 伸 >巻島さん  罰って、なぜ必要か考えたことあります?  法律もそうだし、いろいろな処罰(例の野球選手の件もそうだし)全般ね。  「なにか悪いことをしたら罰を与えるという制度」というものが存在している理由ね。  まあその「罰」にあたるのが、切腹だったり、懲役だったり、選手生命の剥奪だったり、謹慎だったり、罰金だったり、まあ、いろいろあるわけですが。  「けじめを取るのは当然。普通そう」って言う前に、なぜ「けじめを取る/取らせる」ってことが必要なのか。  なんか八神さんにも、こんなことやってるな、わし(笑)。  ああ、あともうひとつ。「けじめを取らせる」というのは、具体的にどういうことをさすのか?  巻島さんの一連の行動から察するに、おそらくそれは「罰を与えること」と読みとれるのだけど、それで正しい? 間違ってない?  まとめると、こんな感じ。 問1.「なにか悪いことをしたら罰を与えるという制度」というものが存在している理由は? 問2.「けじめを取らせる」というのは、具体的にどういうことをさすのか? -------------------------------------------------------------------------------- 採点代行(西鶴)その4 No.0362 投稿日 2000年12月10日(日)19時53分 投稿者 西鶴翠 (基本的に敬称は略させていただきます。) #349 茶羽根14 きびしくボツ。 「ダンスをしただけで満足のシンデレラ」のほかに、「芸術に興味のないシンデレラ」も同じくらいに強さで描かれているように思えました。 茶羽根15 OK。 「惜しげもなくものをあげてしまうシンデレラ」。最後に花だけ渡さないところがポイント高し。強欲な継母たちとの対比も描けて「無欲」。 #350 望月34 きびしいボツ。 「無欲」だとは思うのですが、印象として、「人間関係」を描いているように読めました。「従順なシンデレラ」。「逆らえないシンデレラ」。猫をかぶっている人を出してしまったことによって、シンデレラの本心までも分からなくなってしまったという感じでした。 #356 魚住17 OK。 「無欲ゆえに盲目になっているシンデレラ」。ということで、無欲なんじゃないでしょうか。「○○なんて考えつかないシンデレラ」というパターンに似ていますね。 #357 つか5 OK。 列を抜けることに迷いを持っているあたり、「無欲さ」をひきたてていると思いました。 つか6 OK。 「宝石を探さないシンデレラ」と「ささやかな望みを言うシンデレラ」。けれど、「ここに来られただけで満足」というのが宝石を探さない理由になるかどうかが疑問でした。実際の世界ではありなんですが、果たして読者を納得させることができるかどうか(書き方によりけり)。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- やぶへび。 No.0363 投稿日 2000年12月10日(日)19時54分 投稿者 西鶴翠 要らんことを書いてしまった。<過半数。 >OKの数。  8です。 >話のできる場所、作ろうかなぁと思っています。  私は、「現状のまま」を希望します。ただでさえ殺伐とした雰囲気になりやすいアイディア出しと採点が、さらに荒涼(?)としそうで。ほかの小説作法の雑談も、ここでやりたいです。  で、それだけではなんなので、題名にルールを作るとか。採点なら「(採点)」、課題提出なら「(課題)」、創作についてのものなら「(創作)」、それらを全く含まないものならば「(雑談)」とつけなければならない、とか。とにかく、題名を工夫すれば混乱はないのではなかろうか、と。 >「無意識」のものを「意識化」するための手法。 >私は何も、教えていません。  そうなんですよね。確かに、新木さんは具体的には教えていないし、個人個人が獲得していくものに対しては、結構広い範囲のストライクゾーンを設けています。それでも、何かが「新木流」になっていると、私は感じています。それが何かは、「最終階」まで行き着かないと分からないのだろうけれど。  ちなみに、昨日書き込んだあとに気づいたのですが、私、程度の差こそあれ、「アイディア出し」って、していたんですよね。昔の話ですが。私は小説を書く前に「ゲームブック」を書いていたんです。選択肢がいくつもあって、それによって話が変わっていくやつ。前後の制約があって、それに対して幾つもパターンを考えて、使えるパターンを採用していく。ま、出来は悪いんですが(ゲームブックを書いていたことは、以前、よみかくの中のどこかに書いたことがあるので、知っている人は知っているはず)。 >執筆速度。  あかほりさとるさんの話を出したのは、巻島さんではなく私だったような……。  で、素人からの質問なのですが、「意識的に執筆速度を抑える」ということをしている作家さんはいますか? 本当は原稿用紙20枚は軽いのだけれど、10枚に落としています、という感じの人。 >採点代行。  少し、ばらつきが出てきましたかね。>ほかの採点代行者さん。  「微妙」なところは判定の食い違いが出ますね。それから、採点者の癖もなんとなく分かってきましたね。 >書き込みを新木さんに確実に見てほしい場合は……。  題名に「新木さんへ」と入れておけば大丈夫でしょうか。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- しっかり、全員の方に評価してもらってたかな?(うろ覚え) No.0364 投稿日 2000年12月10日(日)22時41分 投稿者 幽界寺 あう……、三人のOKをもらわなければ、だめですか……。すると、確定しているのは二つだけですね。……道はまだまだ長いなぁ。 十四番目 ・この舞踏会では各国の料理の名人が集められ、豪勢な食事が出されていました。 ・ 貴族達は物珍しさも手伝って、とにかくお腹一杯になるまで食べることに専念していました。 ・ 一方、シンデレラは一口食べればそれで十分と思っていたので、後は舞踏会の会場に向かいました。 ・ そこには王子一人が立っていて他の貴族達は食い過ぎで踊ることができないらしい、出来れば私と踊ってもらえないだろうかとシンデレラを誘いました。 ・ シンデレラは快くその申し出を受けました。 五つ目(改) 貴婦人達は王妃の座を射止めたら何がしたいかという話題の中で、自分の欲望をさらけ出して話していました。 そして、貴婦人の一人が何気なく聞いていたシンデレラにも何をしたいかを尋ねました。 シンデレラはしばし悩み、こう結論を出しました。 「ねずみさんのお腹を一杯にしてあげたい」 女達は何を言ってるのかとばかりにシンデレラを見ました。 しかし、 「あなたは面白い夢をお持ちですね。どうです、私と踊りながらもう少し話を聞かせてもらえませんか?」 いつのまにか王子様がそこに立っており、そう言ってシンデレラに手を差し伸べていました。 -------------------------------------------------------------------------------- イマジーのレベルはあがったかもしれない。HPが2増えるかもしれない。 No.0365 投稿日 2000年12月10日(日)23時17分 投稿者 Imaginater なんかイマジー24番の書き方が途中で代わっていることに気がついたイマジーです。 うう、失敗っすな。 しかし、合格は過半数となって大分厳しくなりましたね。 精度を上げなくては。 ということでただ今15番まで決定済みで2つです。 ……つーか、あまりに少ないぞ、私。 まぁ、それでは書き込み一回につき五個のペースを守って、いきまっス。 26. 「骨」 ・舞踏会の最中、暗殺者がその国の王を襲う。 ・しかし、暗殺者は国王暗殺に失敗し、シンデレラを人質に逃亡しようとする。 ・「俺を追えばこの娘を殺す」と脅す暗殺者に「私に構わず捕まえてください」とシンデレラは言う。 ・その国の王子、実は格闘技の超超超達人、一瞬の隙をついて暗殺者を倒す。もちシンデレラは無事。 ・王子、わが身をかえりみないシンデレラの無欲さ(生存欲)に惚れる(というかほって置けなくなる)。 「本文」 「お命頂戴ぃぃぃ!」 男の渾身の一撃をひらりとかわす国王様。 なんと、舞踏会の招待客の中に暗殺者がまぎれていたのです。 「者ども、であえ、であえい!」 必殺のはずの一撃を外した暗殺者はすぐさま退却を試みようとしたのですが、 優秀な城の兵士達に取り囲まれます。 と、暗殺者は逃げ遅れていた一人の少女――シンデレラに目をつけました。 シンデレラの元へ一瞬の内に駆けより、暗殺者は彼女の首元に刃をつきつけます。 「てめぇら、それ以上一歩でも近づいてみろぃ! この女の首が代わりに飛ぶぜ!」 兵士達は皆一様にどよめきました。 平常時ならまだしも今は大勢の客がいる舞踏会、少女の命を尊い犠牲扱いすることもできません。 と、その時、一部始終を見ていた王子様がさっ、と暗殺者の前に歩みでたのです。 「おい、聞こえねぇのか? それ以上――」 「待て。僕は何ももっていない」 再び兵士達はどよめきます。 大臣達は必死に彼の行動を止めようと声をかけるのですが、王子様は聞く耳持ちません。 「僕と、その女性を人質として交換してくれないか? 僕の方が人質としての利用価値も高い」 「ん? そりゃあ、願ってもないことだが……」 そこまで暗殺者が呟いた時、その腕の中のシンデレラが叫んだのです。 「だめです、王子様! 私の命なんてどうでもいいんです! 王子様、王子様、お下がり下さい!」 激しくもみ合う暗殺者とシンデレラ。 暗殺者は不意にシンデレラの喉をかき切りそうになり、人質を殺さぬようあわてて刃をひきかけます。 ――と、 気がつけば、暗殺者の身体は吹っ飛んでいました。 暗殺者がシンデレラから刃を引いたその瞬間に、 王子様がその懐に一気に飛び込み一撃を見舞ったのです。 わっとわきあがる歓声。そして吹き飛び気を失った暗殺者に群がる兵士達。 そんな中で王子様とシンデレラは静かに見詰め合っていました。 「――なんというお方だ、自分の命を私の為にかけてくださるとは……」 そっと王子様はシンデレラの腰に腕を回します。 「私はあなたを一生守りぬいて見せます。もし、あなたがよろしければ」 シンデレラはゆっくりと、こくりと頷きました。 「おい、宴の用意だ! 先の続きを盛大にやろうぞ!」 こうして王子様の生涯の伴侶がお決まりになられたのです。 27. 「骨」 ・ブラックジャックのバトルロイヤルカード大会が開かれる。 ・シンデレラめっぽう強い、ついにはシンデレラもう一人の貴婦人だけが残る。 ・シンデレラ、わざと負けてもう一人の貴婦人に優勝を譲る。 ・それを見ていた王子、シンデレラに何故と問う。  シンデレラは「優勝商品を欲しがっていた貴婦人こそが優勝にふさわしい。  自分は商品なんて欲しくはないのだから」と言う。 ・王子、シンデレラの無欲さに惚れる。 「本文」 舞踏会中に開かれたブラックジャックカードゲーム大会、 その最終優勝候補の二人の中にシンデレラは残っていました。 優勝景品は高級ワイン10本。もう一人の優勝候補である貴婦人は鼻息荒く商品を狙っています。 そしてついに決勝戦が始まりました。 お互いに21の連打かと思われたその時、シンデレラは多くカードを引きすぎてしまいます。 結果シンデレラは数値が21を越え負けます。 しかしながら観客からはブーイングの嵐、 シンデレラのカードの引き間違いがわざとらしく見えたからです。 つまり、シンデレラはわざと優勝を譲ったのではないか、と。 と、会場から離れようとするシンデレラに声をかける男性がいます。 「なぁ、君はなんであんなことをしたんだい? あきらかにわざと負けたじゃないか」 「……ええ、対戦相手の貴婦人があまりに優勝したそうでしたので。 私は別に優勝も優勝の景品もも欲しくはありませんでしたから」 と、そう答えるシンデレラをその男性はじっと見詰めています。 「――何か?」 「いや、あなたのような無欲な方をはじめてみたものですから、正直少し感動していたのです。 そうだ、どうです、舞踏会の後、私とひと勝負いたしませんか? もちろんその時は手加減なんて抜きで」 男性はにっこり微笑みました。 シンデレラはその男性が王子様だったということを後に知ることになります。 (と後からなかのんさんが椅子取りゲームの案を出してたことを知る。――ま、いいや、若干違うし) (いいのか? いや、いいということにして下さいぃ) 28. 「骨」 ・舞踏会中財布を拾うシンデレラ、ガメず警備員に渡す。 ・実は財布は王子のもので、届け出たシンデレラに王子は一割やると言い出す。 ・一割といえど、王子様の財布となると莫大な金額、シンデレラそれを断る代わりに  ダンスを踊ってくれという。 ・シンデレラのささやかな願いに答える王子、シンデレラの無欲さに惚れる。 「本文」 財布を拾ったシンデレラは周りを見まわした。 丁度、警備兵が見まわりにやってくる。 「あ、あの、お財布を拾ったのですが」 警備兵に財布を渡しその場を離れるシンデレラ。 と、しばらく立って先ほどの警備兵がシンデレラを探しくる。 「どうされました?」 シンデレラが尋ねたところ、先ほどの財布の持ち主が現れたらしい。 とりあえず、持ち主に会いに行くシンデレラ。そして彼女は驚くべき事実に直面する。 「お、王子様!?」 なんと、財布の持ち主は王子であったのだ。 「いや、ありがとう。そうだ決まり通りに君に一割渡さないとね」 この国では金品を拾った場合その一割を拾った者に与えなければならない、という法律がある。 王子はその法律通りにしようとしたまでなのだが、いかんせん王子の財布だ。分厚い。 もちろんのことその一割はかなりのものになるだろう。 「い、いえ、そんな受け取れません」 「どうしてだい? これは法律でも決められた正しい行為だし、僕のお礼でもある。 なにも断る理由なんてないじゃないか」 「そんな、でも――そんな金額受け取れません」 普通、この舞踏会に来るような者であれば、欲も深く、喜んでその金を受け取ったであろう。 「そんなこといわれてもな、僕の面目もたたない」 二人して悩むシンデレラと王子。警備兵も困っている様子だ。 「あの……でしたら、あの、私と一曲踊って頂けますか?」 そのシンデレラの言葉に悩みに悩んでいた王子はあっけに取られた顔をした。 分厚い財布の一割、たった数分のダンス、あまりにつりあいが取れない。 王子はほんの少しの間の後、ふっと笑みをこぼし、 「一曲なんて言わないさ。夜が明けるまで踊り続けようじゃないか」 この出来事が、後のガラスの靴騒動につながるのであった。 29. 「骨」 ・舞踏会中に始まったファッションショー、素敵な男性女性に招待客は皆その出場者の目を引いて あわよくばと考え、舞台の前に押しかけている。 ・シンデレラ、ただ一人その輪から抜けだし城の外にて星を眺める。 ・王子登場、なぜショーを見ないかという問いにシンデレラは彼らよりも星の方が綺麗だからと答える。 ・王子、シンデレラを口説く。 「本文」 舞台ではファッションショーが行なわれていました。 その出場者の男性女性は皆が皆それは素敵な者ばかりで、 招待客は彼らのをひと目見ようと、また彼らを逆に悩殺してやろうと舞台に押しかけています。 そんな中、シンデレラは一人バルコニーにて空を見上げていました。 見上げる先にあるは満天の星。 「やあ、何故君はこんなところにいるんだい? ショーのほうは見ないのかい?」 と、後ろから一人の青年が声をかけます。 「ショーに出られている方々よりもこの星空の方が綺麗ですよ」 青年、シンデレラにつられ星空を見上げる。 「ふふ、今ごろ招待客は皆ファッションショーに出てるやつらに夢中だというのにな」 青年はおかしそうにそう言うと、シンデレラの方に手を置きました。 「この星空よりも、君の方がずっと綺麗だよ」 はじめてそこでシンデレラは空を見上げるのをやめ、 隣にいたのが王子様であったことに気がつきました。 30. 「骨」 ・舞踏会に出たお菓子のうちの一つがとても気にいりおいしそうに食べるシンデレラ。 ・王子、そんなシンデレラに気付き、コックに大量に作らせて家に届けさせようか、と尋ねる。 ・シンデレラ、それを断り代わりにレシピを教えてもらえるように頼む。 ・王子、そんな無欲なシンデレラの虜となる。 「本文」 王子様は皿に同じお菓子ばかり載せて運ぶシンデレラに気がつきました。 「おや、随分とそのお菓子を気に入られたようですね」 「あ、王子様、そうなんです。このお菓子、とても美味しくて」 言いながら一つそれをほおばりにこりと笑うシンデレラ。 「よければそのお菓子、うちの者にたくさん作らせてあなたの家にお送りしますが」 「え……」 一瞬、シンデレラはそのありがたい言葉に悩みます。 しかし、彼女はこう言いました。 「いえ、そんなお手数をかけるわけには……あ、でも、このお菓子の作り方を教えてくれないでしょうか」 今まで会ってきた招待客は王子様の申し出を喜んで受けてました。 ですから王子様はそんなシンデレラを意外に思い、そして彼女に興味を持ちました。 「はは、それはいい。私も君の作ったお菓子を食べてみたいな」 シンデレラは顔を真っ赤にして俯きましたとさ。 シンデレラの話の詳細をど忘れしてたり(12時に衣装が消える等々)……抜けてるなぁ私。 ああ、早く成長したい……。 ではでは。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点練習の続き。 No.0366 投稿日 2000年12月10日(日)23時18分 投稿者 魚住雅則 とりあえず前半部分いきます。 (敬称略) #337 幽界寺13 OK。 「優しい上に無欲」のパターンですね。「何か一つ」と言うと、王子と交換してっ! とか叫ぶ娘がいそうで面白いですね。 #338 ちゃはね10(再) OK。 ただ、シンデレラのセリフに気をつけないとオヤジが好きなシンデレラに見えてしまうかも。「あなたのような素敵な方と踊ることができて、それだけでもう充分ですわ」の所です。 ちゃはね12 ボツ。 これって価値観の違いじゃないでしょうか? 料理よりも王子とのダンスの余韻を楽しみたかったシンデレラ。食い気より色気かな。 ちゃはね13 OK。 ささいなことで満足しているシンデレラ。無欲だと思います。 #339 みやび17 ボツ。 カッコえーなー、このシンデレラー。と思ったけど、「無欲なシンデレラ」だけで「王子に見初められ」ていないので。 みやび18 ボツ。 こっちもカッコえーなー。両方とも、無欲でありそれでいてどことなく高貴、という感じがしてお気に入り。ボツの理由はみやび17と同じです。 #344 イマジー15 OK。 ただ、壊れたイヤリングでも良いのだったら別に取り合いに参加しなくても良かったような気がします。このシンデレラだったら、残ったもので良いですって言いませんか? イマジー16 ボツ。 この髪飾りって魔法使いのお婆さんの魔法で作ったものですよね? せっかく用意してもらったのにあっさりあげたらかわいそうだと思います。それに12時で消えてしまうし。 イマジー17 ボツ。 傘が全員分あるのなら、別に断る必要もないと思います。本当は踊りたくないの? って思ってしまいそう。 それと、ひっかかったセリフ、「笠をもらってまで舞踏会に参加しようなんて悪いじゃないですか」。シンデレラって魔法を使ってまで舞踏会に参加したのでは? イマジー18 ボツ。 最初、シンデレラが飲み物を断ってますよね。これって、ただ単に喉が渇いてなかったように見えます。そこで王子が、そういうわけにもいきませんって言うのはおかしくないですか? それと、そこまで言われたから仕方なく水でも、という風に流したシンデレラに見えました。骨の方にはそういうセリフないですが、普通に水が飲みたい時もあると思います。 イマジー19 ボツ。 出る気のないコンテストに無理に出されたら、皆こういう風になるんじゃないかなと思います。これは「今ひとつやる気の出ないシンデレラ」かな。 イマジー20 ボツ。 これは無欲と言うより、「あまり王子に興味がないシンデレラ」に見えました。 ところでこのゲーム、主催する方も参加する方も凄いですな(笑)。ストレートに強欲で逆に面白い。 #348 イマジー21 OK。 「優しい上に無欲」ですね。ちょっと迷いましたが、この行動は無欲故に起きていると思ったので。 イマジー22 ボツ。 これイマジー21とよく似ているんですが、こっちはまだお城に入ることを諦めてないんですよね? 入りたくって仕様がないのに譲った(譲った後も諦めきれない)、というのは純粋な優しさではないでしょうか。 イマジー23 ボツ。 声を掛けられるのを待っていたときに誘われたら、誰でも幸せだと思います。無欲というほどでもないかな、という気がしました。 イマジー24 ボツ。 近くで倒れている人がいるのに放って置くほうがおかしいです。普通なら助けると思います。 (僕も同じようなパターン出してボツだったので、偉そうに言えないんですが……) イマジー25 ボツ。 少量で満足できるのは無欲だと思うんですが、「ダンスという運動の所為かそれをたくさん食べてしまった」となっていますよね。これで食べ過ぎても別に強欲ではないと思います。シンデレラだけが少しだったのなら、それはお腹が減ってなかったから、と受け取ってしまいそうです。 #349 ちゃはね14 ボツ。 王子と踊れたことに満足しても、別に帰らなくてもいいのでは? 王子と踊ること以外に興味がないシンデレラという気がしました。 ちゃはね15 OK。 ただ、一輪の花だけはあげなかった理由が謎です。義姉たちの方から、花なんかいらない、とつき返している方が解りやすい気がしました。 -------------------------------------------------------------------------------- 意思伝達 No.0367 投稿日 2000年12月10日(日)23時41分 投稿者 響子 響子です。 時間がとれなくなったため、失礼ながら途中退出させていただきます。 私は作家志望ではありませんが、なかなか離脱できなかったのは、ここが私にとって価値ある場所だからです。 「……は無欲ではない」 >しまった! 「欲を否定したからといって、それが無欲とは限らない」 >痛恨の一撃! しかし、シンデレラ迷宮は忙しくなった今の時間のあいまでできるものではないので、脱落です。 -------------------------------------------------------------------------------- 合格個数、その他 No.0368 投稿日 2000年12月11日(月)00時02分 投稿者 弟切 千隼 何しろ地雷をたくさん踏んでいるので、今のと ころ、通ったのは四つだけの弟切千隼です。 (;_;) 私の出した「その三十一」は杉井さんと西鶴さ んがOKで、魚住さんと八神さんがボツでした。 しかし採点者全員が、OKにしてもボツにしても 判定は微妙だと書いておられましたね。 自分で読み返してみて、ボツにされた理由には 納得できましたが、これ、書き直して再提出し ていいでしょうか? イマジーさんへ > 採点者の資格もない私がこんなことを書いてい いのかどうか迷いましたが…… イマジーさんの出した18番に、ちょっと気にな る部分がありました。 18番の「高級な飲み物ではなく安い飲み物を選 ぶシンデレラ」という基本的な部分は良いと思 いました。けれども、その飲み物が「高級なワ インに対して安い水」というのは、まずいと思 います。なぜなら、シンデレラのお話の舞台と なっているヨーロッパでは、一般的に水の質が 悪く、飲料用に使えるような水と、ワインとは 値段が変わらないからです。 ですから、ヨーロッパでは水代わりにワインを 飲むことが普通です。 「日本の普通の12歳の小学生」なら、こんなこ とには気付かないでしょうから、気にしなくて 良いのかも知れません。けれども、最近は外国 からの帰国子女も増えており、若いうちに海外 旅行を経験する人も増えています。「ヨーロッ パでは水を飲むにもお金がかかる」という知識 を持っている人がかなり多い現在の状況では、 一言説明を入れてから「高いワインではなく、 安いワインやその他の飲み物を選ぶシンデレラ 」にした方がいいのではないでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- つ、続き…… No.0369 投稿日 2000年12月11日(月)00時07分 投稿者 魚住雅則 後半戦行きます。 あと採点練習以外はちょっと休憩してから書きます。さすがに疲れた……。 (敬称略) #350 望月34 厳しい目のボツ。 姉達に権利を譲るシンデレラは無欲だと思ったんですが、あくまでも姉達と踊るのは王子さまですよね? 王子様の意見も聞かずに、勝手にダンスを止めて姉達と代わってしまうのは、「身内に甘い」という我侭な気がしました。 #356 魚住17 OK。 シンデレラにとって、欲しいモノが高価であるかどうかは問題ではなかった。というパターンのつもりで書きました。自分ではOKだと思うのですが……。 #357 つか5 ボツ。 王子がシンデレラに興味を持ったのって、子供を助けたからですよね。それは優しさに惹かれた王子ではないでしょうか? つか6 OK。 舞踏会に来れたことに満足して、宝石を捜しにいかないのは無欲だと思います。 #364 幽界寺14 際どいOK。 「少しだけ満足なシンデレラ」は無欲だと思います。ただ、王子がシンデレラを見初める理由になっていないのでこの構図でもう少しやってみてもいいと思います。 幽界寺5(再) OK。 「ささやかな願い。しかもねずみさんの為だった」無欲だと思います。 #365 イマジー26 ボツ。 このエピソードから受けるのは、シンデレラの「健気さ」「己の命もかえりみない勇敢さ」だと思います。あと生存欲が薄い(無い)のは無欲ではないと思います。 イマジー27 厳しい目のボツ。 最後で譲るのなら、最初から出ないと思います。何の為に出てたの? という印象が強いかな。 イマジー28 OK。 「ささいなお礼で満足なシンデレラ」無欲だと思います。 イマジー29 ボツ。 これはシンデレラの「ショーに出られている方々よりもこの星空のほうが綺麗ですよ」という価値観を表しているエピソードです。無欲とは関係ないです。 イマジー30 ボツ。 これは「迷惑をかけるわけにはいかない」と遠慮しているシンデレラではないでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- 弁採点 No.0370 投稿日 2000年12月11日(月)03時13分 投稿者 杉井光  はい、おはようございます。やたらご無沙汰な杉井です。  オレのOKですが、確か5個だったような気がする。ここの過去ログ、100単位の部分に入ってしまうとなんだか読めなくなってしまうのですよ。でも、多分5個。(少ねえな)  とりあえず採点ー。たまってるー。ひえー。  以下、たいがい敬称略です。 >なかのん15  OK。「ゲームだけで充分楽しんだシンデレラ」ですね。 >なかのん16  微妙ボツ。理由は「なんだかヘン」だから。きびしい理由かもしれないですね。探したからといって見つけて褒美をもらえるとは限らず、シンデレラのセリフはなんだかヘンです。特に「ここに来ただけで充分」なんていうセリフの入る必然性が怪しい。「いなくなった王子を捜す」パターンで、もう少し説得力のあるアイディアは出せると思うので、再提出してみてはどうでしょ。 >なかのん17  微妙OK。「ロケーションの素晴らしさに圧倒されて、それ以上を思いもしなかったシンデレラ」ですね。微妙なのは、王子のセリフがあんまりに強引だから。「あなたはそれ以上のことを望まないと言うのか」>いや、シンデレラは「望まない」なんて言ってないって。ただ泣いただけ。このへん、無理矢理に「無欲」を出そうとして詰めが甘い感じ。で、なぜ16は再提出可でこっちはOKかっていうと、こっちは直しが簡単だからー。大筋は間違ってないし。 >幽界寺13  微妙OK。微妙なのは、シンデレラの行動が強引だから。「疲れてる顔の男」を見かけただけで「ジュース」って、短絡的すぎない? ジュースにもう少し必然性が欲しいところ。大筋はOK。 >茶羽根10再  ううん……ボツ。これだと、今度はあっさりしすぎていて、礼儀として遠慮しているようにしか見えないし、だいいち王子が「無欲故に惚れた」部分が入ってない。 >茶羽根12  ボツ。文面を素直に読めば、シンデレラが料理を遠慮した理由は「踊った余韻を噛みしめていたいから」。セリフとしては気が利いてるけど、無欲じゃないよね。オレもよくやったな、この失敗。 >茶羽根13  OK。こっちは。「少しでも、食べられただけで満足」なシンデレラ。 >みやび17  ボツ……。王子様はどこ? >みやび18  ボツ……。これはきっと「王子様ど忘れ」ですね。17・18とも、「無欲」の部分は良いので、そこを王子様が見初める部分を追加して再提出すればOKになると思います。  途中だけど、新木さんへのレス。 >すごい? ねえすごい?  うーむ……。新木さんも十二歳の小学生か(笑)。こんな反応するなんて。 >最初の頃は五分くらい、今は二分  まず読んでぶっとび。新木伸、てててて天才か? あの量を五分だとぉ?  ……あ、「1個につき」だった。良かった、ふう。人類皆兄弟、って感じ(?)。  そうですね、特に言いたいことのたくさんあるやつでないかぎり、アイディア一つにつき二分くらいですか。時々「ここがこういうふうに微妙なんだよなあ、あとここおかしくない? いや、無欲とは関係ないんだけどさぁ、オレならこうするけどな」なんて文章を連ねてしまうと、五分も十分もかかってしまったりしますが。 >無欲の種類  いや、一種類しかないのですよ。要するに無欲=「○○欲が●●無い」、ということ以外あり得ないですから。この○○と●●に入れるものが色々あってパターンが無数にあるように見えますが、今回のは「王子様に惚れられて報われるような無欲」というきっつい限定つきですから、この有効範囲が、新木さんからは広く見えてもオレなんかからは針の穴くらい狭く見えるんですな。これはそのまま心の広さの問題かっ?  ん、採点再開。 >イマジー15  OK。「壊れたアクセサリーでも満足なシンデレラ」ですね。 >イマジー16  微妙OK。「髪飾りに執着しないシンデレラ」ですね。「無頓着な無欲」。微妙なのは、オレが男として断固こんな女には惚れないということ(これはまあ、あんまり関係ないですが)から。ま、それを抜きにしても、王子の反応は唐突で過剰気味だと思いませんかね。 >イマジー17  ボツ。だって、笠って全員分あるしちょっと借りるだけでしょう? それを断るというのは無欲ではなく「単純にヘン」だと思いませんか。ところで「笠」って、「傘」ではなくて、頭にかぶるほうですよね。二人一緒は無理じゃない? >イマジー18  OK。「お水のシンデレラ」ですね(略しすぎて、ホステス苦労話エッセイのタイトルみたいになっちった)。 >イマジー19  ボツ。対比は分かるのですが、この単純な構図から「無欲なシンデレラ」を読みとるのは無理。素直に文面から読めるのは「純朴」とか「飾らない」といった印象です。 >イマジー20  微妙OK。一応、「舞踏会に参加できただけで満足なシンデレラ」ですね。ただ、シンデレラの最初のセリフが不自然にあざとい。それに、設定の破綻ぶりが目につきますね……。 >イマジー21  OK。みんなが判断に迷う「天秤型無欲」(勝手に命名)ですね。こういう場合はシンデレラ自身のセリフで一番重要そうなのをピックアップ。「顔を見られるだけで嬉しい」――よしよし。無欲。 >イマジー22  で、こっちはボツね。シンデレラが紹介状を渡したのは「忍びないから」。無欲故ではないでしょ? >イマジー23  ボツ。「醜男とでも、殿方と踊れたので満足なシンデレラ」、なんだけど、「彼女はそれ以上を求めることを否定していない」。「美男子と踊れるのにそのチャンスを捨てた」わけでないよね? ただチャンスがなかっただけって本文にも書いてあるし。だからここには「無欲」は書かれていない。相手の容姿に関係なく踊りを楽しめたシンデレラ、ってだけだよね。 >イマジー24  ボツ。いや、こういう突発事故でさ、人を動かすのは「無欲」じゃあり得ないと思うんだよね。ここで描かれているのは「自分の楽しみよりも他人への気遣いを優先させたシンデレラ」であって、「自分の楽しみを優先させなかったシンデレラ」じゃないのさ。言っていること、分かるかな……。後者がはっきり描写されていれば、それは「無欲」なんだよね。王子が、欲望がどうのこうのと言い出すセリフ、どう見ても不自然じゃない? いや、それ以前に、助けもしないまわりの人間が不自然だけど。道ばたにいた下賤の者ならともかく、同じ舞踏会の参加者でしょ? >イマジー25  微妙ボツ。これだけだと、シンデレラが本当に無欲だったのかどうか分からない。お菓子がただ嫌いだったのかもしれないし、たまたまあんまり食べなかったのかもしれないし。少なくとも「そのお菓子は素晴らしい珍味だった」くらいの下地は必要。  つづく。 -------------------------------------------------------------------------------- 弁採点(承前) No.0371 投稿日 2000年12月11日(月)03時26分 投稿者 杉井光  前のつづき。 >茶羽根14  OK。「ダンスだけで満足なシンデレラ」ね。 >茶羽根15  OK。喜んでプレゼントをもらったあとに花一輪残して全部あげちゃうあたり、「無邪気な無欲」っぽくていいですね。新鮮。 >望月34  微妙ボツ。無欲の内容としては、「3ステップで満足なシンデレラ」ですね。そっちは大丈夫なんですが、王子が惚れた理由が、そのセリフから察するに「3ステップで満足」以前にありそうなので、微妙ボツ。なんか、「3ステップで満足」のセリフを聞く前から必死になってシンデレラを引き留めようとしてますよね? >魚住17  ボツ。これだけだと、「宝飾品を見る目のないシンデレラ」にしか見えない。少なくとも王子にはそう見えてしまうんじゃないかな。王子が「え、そんなんでいいんですか? 他のはもっとずっと高価なものですよ」「あら、そうなんですの? いえ、別にそういうのは気にしませんから」とかなら、「無欲」は伝わるだろうけど。 >つか3  えーと、実はこれ、拾ったものを云々にあんまり目がいっていたため、「王妃になろうとは思っていない」の部分を思いっきり無視していました。そこを考慮に入れるなら、微妙ですがOKでしょう。ごめんなさいね。こっちのミスでした。 >つか5  微妙ボツ。「天秤型無欲」ですが、「他の娘たちを差し置いて踊るわけにわいかない、と断るシンデレラ」のエピソードのせいで、「他人への気遣い」の比重が高くなっているような印象を受けます。迷子の女の子のエピソードだけで充分だったかも。 >つか6  OK。でもこの王子ちょっとひどくない(笑)? >幽界寺14  ボツ。きびしい目で見ますね。王子が踊りに誘った理由が、これだと「他の人たちは食い過ぎで踊れないから」で、「無欲なシンデレラを見初めたから」じゃありませんよね? >幽界寺5再  OK。「無欲な夢を持つシンデレラ」。14と同じ論旨で、どうかするとボツにもできるのですが、やはり王子が「面白い」と言っているのは「無欲な夢だなあ、面白い」っていう意味なんだろうな、と解釈。それ以外に解釈できなさそうなので、です。 >イマジー26  ボツ。これ、「王子の身の安全を重く考えている」のであって、無欲ではないです。一般的に、生存欲にうち勝てるような価値判断を想定すると、そのイメージがあんまりに強烈なので「無欲」にはまずなり得ないのです。王子が惚れた理由だって、「献身的」なシンデレラですよね? >イマジー27  OK。「優勝も商品も特に興味のなかったシンデレラ」ですね。ネタかぶりのことですが、気にしないで下さい。すでにネタかぶりチェックなぞ不可能になっていますし、採点をしていると「もろ同じ」というネタが多々見受けられます。本人が意識的に模倣しているのでなければ、いいのですよ。 (採点者はつらい……。何か考えようとしても、けっこうネタかぶりに気づいてしまうからな……) >イマジー28  OK。お、「拾得物」パターンと「お礼は踊りで」パターンの複合だ。 >イマジー29  ボツ。シンデレラが外にいた理由、自分で言ってますよね、「星の方が綺麗だからだ」って。無欲だからじゃありませんよね?(ついでに、王子が惚れた理由も、「星よりも綺麗だから」ですよね? うわ、書いててなんだか腹が立ってきた。キザ王子め) >イマジー30  微妙ボツ。これも、シンデレラのセリフを素直に読めば、王子の提案を断った理由は「手数をかけると悪いと思って」ですよね。答える前に悩んだりしてるので、余計その印象が強いかな。もうちょっと天然ぽくやると無欲になるかも。構図がなかなか可愛いので、再提出可(個人的に)。  ふうー。理由を詳細に書くの、確かに何かの練習にはなっている気がするな。頭が確実に疲れる(笑)。 >雑談掲示板  この形式で、別にいいんじゃないのかな。新木さん一人が採点していた時は、「これなら確実にツリー形式の方が便利だよなあ」とか思っていたけど、今のような形態だと(他人の評価を見ないようにするために)こういう「ずらずら」掲示板しかないかな、と。BBSがいっぱいあると、めんどくさいしね。本当に雑談くさい雑談は、交流掲示板でやるわけだし(オフ会のこととかね)、小説創作近辺の雑談はここに存在しててもいいと思います。 >西鶴優しさ・新木優しさ  いや、行為からその動機である感情を定義しようという姿勢自体に無理があるのではないかと……。「優しさ」って、行動そのものじゃなくてその理由でしょ?  ↑とか、こういう雑談くらいはいいかな、と。創作についての話の過程で出てきた雑談だし。 -------------------------------------------------------------------------------- 掲示板はこのまんまにしときましょう No.0372 投稿日 2000年12月11日(月)16時24分 投稿者 新木 伸  内容も、まあ見ればわかるので、このまんまでOKかと。  ただ雑談する場合は、採点や提出と書き込みわけたほうがいいかもね。まあ、べつに一緒になっててもいいですが。  あと私宛の書き込みは、まあ、どこかに「>新木さん」とでもあれば見つけられると思います。 >執筆速度  あら。あれ間違えてたね。巻島さんと西鶴さん。  ところで執筆速度を抑えるってことなんだけど、これ、質問の意図がよくわからんのだけど……?  なんのために抑えるのだろうか?  一定量以上書くと文章が荒れるから、自主規制しているとか、そういう理由かな?  そうだとしたら、どうだろう。  いるかなぁ。  普通、書きあげた物は、推敲はするけども、ほぼそのままの形で入稿されて本になります。  直しを入れている時間なんて、普通は、あまりないです。  だからそのまま入稿してもかまわんぐらいなものを、書かなきゃならなくなる。  まあどんな仕事もおしなべてそうだろうけど、絶対的に時間の足りないところで、いつもやってるもんですから。  充分な時間があったためしなんて、いつだって、ありゃしない。  ちなみにわしが生態を知るまで深く付き合っている作家さんは、多くて数人ぐらいってところです。全員例外なく、締め切りぎりぎりに書き上げてます。まあ入校前に直しの時間を自主的に取っていたとしても、1週間かそこら。  最小限の直しで本にしてるわけだから、つまり、「書きあげる」=「商業レベルをクリアしている」ってことになるわけですよね。  本人的な基準。自分が自分に許す基準として。  文が荒れるのをどこまで許容するかってことは、作家それぞれで違うだろうけど、自分なりの許容範囲のところで、誰もが書いてきているはず。  その「自分の許容範囲」をクリアしたうえで、なおかつクオリティを上げるためにペースを下げる人っていうと……。  ちょっと思いあたらない。  遅筆系の作家さんでは、もしかしたらいるかもしれない。  ひょっとしたら、「タイムリープ」とか書いた高畑さんあたりが、一冊の全編でもって、それをやっているかも……。今度聞いてみましょう。  まあ純文以外の作家業では、「最高クオリティを一冊」よりも「自分の許容クオリティ、もしくは商業レベルで数冊」のほうが価値が重いので、そういうもんだと思っていたほうがいいかも。  わし自身、「どう推敲しても、この数ページのシーンは一字一句たりとも変わらない」というレベルまで引きあげているシーンって、1〜2シーンあるかないかだもの。  その巻のキモにあたるシーンだけね。  もし全編でこれをやったりすると、一日1〜2ページしか書けないかも。そんなことやってたら、食べていけません。  あ、そうそう。  デビューしたての新人さんの場合、締め切りが実際の入稿より1ヶ月以上早く設定されていて、脱稿後に山のような直しを言い渡されるということはあります。  これは別の話。単に商業レベルで初稿を上げられていないだけ。 >「優しさ」とか >杉井さん  いや、でもさ。  行動を描くことなしに、ほかになにをもって「優しさ」を表現するの?  たしかに「優しさ」っていうのは、行動を決める理由だよね。  でもそれが他の人から見て、なんらかの現象として現れてくれなかったら、伝えられないじゃないの。  「優しい少女の心境」というものを、脳髄と脳髄を繋げてダイレクトに伝えてるわけじゃないんだから。  小説のみに許された技法として、「心理描写」ってのがあります。  それだって、「優しい少女」の心の中の動きを、行動には至らない心の中の「動作」みたいな現象を描くことで、優しさを間接的に描いているにすぎない。  つまり「行動」を描くことで「優しさ」を描くのと、同じことをやってるだけ。  マンガなんかだと表情が描けますよね。人間の心の中で何が動いているかなんて、表情をみれば、ほぼ伝わってしまうもの。  小説の心理描写なんて、そうたいしたものでもない。むしろ表情を絵で描けたほうが、情報量が多い。 -------------------------------------------------------------------------------- 過去ログとか No.0373 投稿日 2000年12月11日(月)16時29分 投稿者 新木 伸 >杉井さん、その他の人  100単位になってる過去ログ、読めないひといます?  あれ、だいたい200〜300KBほどあるんで、遅いモデムだったり、テレホタイムで混んでいたりすると、ブラウザのタイムアウトまでに表示しきれないことがあるかも。  何度かクリックし直して、再表示させてやると、ちゃんと最後まで読めるかも。  あとは、右クリックのメニューに出てくる「最新の情報に更新」ね。  ブラウザの「更新」ボタンじゃ、だめでしょう。  もし色々やっても読めない人がいる場合は、50単位ぐらいで作り直そうかと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点代行(西鶴)その5 No.0374 投稿日 2000年12月11日(月)21時36分 投稿者 西鶴翠 (基本的に敬称は略させていただきます。) #364 幽界寺14 甘いOK。 「少量の食事で満足のシンデレラ」ですが、王子の誘い方が少し受け身かなあ。 幽界寺15 OK。 「ささやかな望みを持つシンデレラ」。対比もきちんとしていると思います。けれど、ここで「ネズミさん」を思いつくためには、前の方にそれなりの伏線を張っておかねばならないのだよなあ(今まで幾つも「ネズミ」を出してきたアイディアはあったけれど)。 #365 imaginater26 ボツ。 暗殺者を出してしまうと、その後の話が変わってくると思いました。その前のプロットもある程度変えなければなりませんし。「命がけ」では、「無欲」よりも「正義感」的なものが大きくなってしまうような気がします。 imaginater27 ボツ。 「欲しくなかった」のだったら、譲る理由は無欲ではなく、優しさになってしまうことでしょう。 imaginater28 ボツ……と思ったけれど、OK(OKです)。 「大金に恐れをなすシンデレラ」に見えてしまいました。うーん。無欲といえば無欲なんですが。(もう一度、読む。)「そんな金額受け取れません」のあとの一行がなければ、すんなりOKにしたかも。「一曲踊る」のは、無欲というよりは、「気遣い」ですね。 imaginater29 ボツ。 「ショーよりも星空の方が好きなシンデレラ」。俗に言う、「価値観ボツ」というやつです(単にシンデレラの価値観を描いているだけ)。 imaginater30 OK。 骨を見たときに「無欲」と思いました。実質的なものは要らないけれど、ほしいものはほしがる、という感じで。「そんなお手数をかけるわけには……」という科白が「迷惑をかけたくないシンデレラ」という感じなのですが、骨の印象が強かったので、そのままOK。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 優しさと無欲の話。その他いろいろ。 No.0375 投稿日 2000年12月11日(月)21時37分 投稿者 西鶴翠 ども。頭の中が、ハングルになっている西鶴です。 アンニョンハセヨー。 ついでに、先日覚えたスリランカの挨拶。 「スバダワサク」。 >イマジーのレベルはあがったかもしれない。HPが2増えるかもしれない。  なんだか、徐々に題名が弱気になっているような気がしますが、大丈夫でしょうか(笑)。 >水とワインの話。  日本くらいでしょうか。飲める水がほかの飲み物よりも安いの。 >ログ百個単位が見られない話。  私は、見られます。通常回線ですが、大丈夫です。 >優しさと無欲の話(主に、杉井さん宛て)。  そもそも「優しさかなあ、無欲かなあ」と悩む場面が想定されています。それが大前提だったりします。これって、八神さんの呟きから出てきた話ですから。で、「優しさ」と「無欲」で悩むということは、感覚的にはすでに判断のしようがないわけです。そこで、何か客観的に判断する方法はないだろうか、と考えていたわけですね。そこで、私が「自分の立場」というものさしをあてはめようか、と考えていたら、新木さんが「そのものさしはまずいよ」という話になったわけで。  「書いてあるもの」の大半は「行為」なので、そこから判断できないかなあ、と考えているわけです。「理由」が曖昧な状態のときに。  で、優しさについての詳しい話を書こうかと思っていたけれど、それだけで一つ話が書けそうなので、小説として書くことにします。 >執筆速度を抑える話。  そうです。「クオリティの維持」がその理由です。質問意図を汲みとってくださってありがとうございました。 >ひょっとしたら(略)高畑さんあたりが  なるほど。高畑先生はそれをやっていそう。でも、大概の人は執筆速度をおさえるということは、していそうにないのですね。  高畑先生といえば、毎回毎回複雑な話を書いていますが、あの人こそどんなプロットの立て方をしているのだろう、とちょっと好奇心が……。 >デビューしたての新人さんの場合、締め切りが実際の入稿より1ヶ月以上早く設定されていて、脱稿後に山のような直しを言い渡されるということはあります。  む。  (……気になる作家が一人……。)  (……ここ、見てるかな、本人。見ていないだろうな、多分……。) さて、そろそろ「サンタクロースがラーフル持ってフラダンスする話」を考えるか。 それでは(ちなみに、明日は書き込まない予定です)。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 大変失礼いたしました(ふかぶか) No.0376 投稿日 2000年12月11日(月)23時34分 投稿者 幽界寺 よく調べてみたらちゃんと全員の方から評価もらってました。失礼なことを書いて、大変申し訳ありませんでした。ってなわけで、現在確定しているのは五個。おお! いきなり、半分まできたぞ! しかも、十三番に至っては全員にOKを一応だけどもらえた! この調子で頑張りたいなぁ。 十五番目 責務として様々な貴婦人たちと踊る王子様。 まだ、王子様の目の前には貴婦人達の長蛇の列がありました。 王子様はうんざりしながらも、何気なくその列を見ました。 すると、王子様はまだかまだかと待ち構えている貴婦人達の中で一人列を譲っている少女を見つけました。 王子は今時珍しいと思いながら、その様子を伺っていました。 その少女は人に順番を譲ってばかりいて、なかなか番がまわってきませんでした。 だんだんと少女の表情に陰りが見えてきます。それでも王子様はいつかは番が回ってくるし、その時に長めに踊ればよいとその様子をただ黙ってみていました。 そして、ようやくその少女の番が回ってきました。しかし、その少女の表情から陰りが晴れることはありませんでした。 王子様は手を差し伸べようとしたその瞬間、十二時を告げるチャイムの音が城内に鳴り響きました。 少女はわずかに辛そうな顔をして、それからにっこりと笑って言いました。 「王子様。私はあなたと会えただけでも十分に幸せでした」 そう言うと、少女は王子の手を取ることなく、走って出口の方へと行ってしまいます。 王子様は慌てて追いかけたものの、王子が見つけることができたのは片方のガラスの靴だけでした。 一体、何が起きたのか分かりませんでしたが、ただその少女が自分には時間がないのに人に順番を譲っていたということだけは理解できました。 どうしてそこまでできる?  王子様は言葉には表しきれないほどのやるせなさをその心に感じました。 王子は右手に残されたガラスの靴を見て、こう言いました。 「必ず、君を探し出してみせる」 (王子様視点の話ですね) -------------------------------------------------------------------------------- シメキリについて No.0377 投稿日 2000年12月11日(月)23時53分 投稿者 鷹見一幸 >デビューしたての新人さんの場合、締め切りが実際の入稿より1ヶ月以上早く設定されていて、脱稿後に山のような直しを言い渡されるということはあります。 どき! 私のことでしょうか? 今回の「クロスロード2」は、一応タタキ台となる草稿をもとにして、師匠や仲間と一回詰めて最終稿にして脱稿し、編集さんに渡したあと、同ノンブルの原稿を見ながら電話で十個所ぐらいのフィックスやって「入稿」になりました。 シメキリを言い渡されるのではなく「自己申告シメキリ」での原稿書きは初めてでしたので、ペースがつかめずに困りました(このへんがライターのクセですね) 3月か4月ころに単行本になるかもしれない。 たぶんなると思う・・・。 なれたらいいな・・・。 ま、ちょっと覚悟をしておけ。 ということだそうです。正式決定ではありません。 でも、「クロスロード3」のプロットが欲しいと言うメールが来ましたので、これで一応は私も作家さんの仲間入りでしょうかね(笑) でも、まだまだ「作家」としての自覚が足りないなあ・・・自分。 -------------------------------------------------------------------------------- 茶羽根16〜18 No.0378 投稿日 2000年12月12日(火)00時01分 投稿者 茶羽根(ちゃはね)  現在OKは6つです。  茶羽根16  王子が捜していた指輪を、シンデレラが見つける。王子は御礼にと、回りで見て いる娘達がうらやむような宝石やアクセサリーを色々用意するが、シンデレラはそ れらを受け取らずにただもじもじしている。何かリクエストがあるのかと王子が尋 ねてみると、シンデレラの願いは一度でいいから王子と踊りたいというものである という。王子はそれを聞き、喜んでシンデレラをダンスに誘うのだった。  茶羽根17  シンデレラが会場に並んでいる料理を一口食べると、それは今まで食べたどんな ものよりも美味しかった。あまり量が無いものだったのでシンデレラはそれ以上食 べず、冷める前にと他の参加者に教えてあげようとするが、みな外見を気にして食 べようとしない。恥ずかしがるシンデレラに王子が近寄ってきて、その料理を食べ た後、シンデレラをダンスに誘うのだった。  茶羽根18  願いを叶えてくれると言い伝えられている彗星が、突如夜空に現れた。他の娘が 一心に願い事をしている中、シンデレラは一人夜空を見上げていた。舞踏会に来た いという願いがすでに叶っているので、それ以上願い事をしようとは思わなかった のだ。シンデレラが一人願い事をしていないことに気づき、不思議に思ってやって くる王子。だがその理由を聞いて、王子はシンデレラをダンスに誘うのだった。 -------------------------------------------------------------------------------- またまた確認 No.0379 投稿日 2000年12月12日(火)01時33分 投稿者 魚住雅則 >新木さん 何かいっつも確認確認、言ってる気がしますが、また確認したいことが出来たので質問させて下さい。確認好きなので。 >欲しいモノを欲しいと思ったシンデレラ。 これ、無欲のパターンとしては「ささいなことで満足」、「価値など思いもよらない(気にしない)」に近いですよね? でも、何か新しいパターンであるイメージがありました。 そして考えた結果、今まで、見なかった(あったかな?)のは、見せ方、印象の付け方だと思いました。 一言で言うと、「勘違いさせる」ことではないかと。 読み手の意識を自分の本当のテーマから一旦そらすこと。あの例でいくと、「とてもとても食べたかった」の部分、読み手は(あくまで想定ですが)「ほう、そんなに食べたいのか? 何を?」と思う。 次に、「ダッシュして誰よりも早くテーブルにつく」ことで更に「よっぽど食べたいものがあるんだな。でもちょっと欲深いな」と思う。 ここで、勘違いします。シンデレラが誰よりも先に行動することで読み手は、卑しいというか、欲に絡んだイメージを彼女に対してもちます。 そして最後にブドウを一粒だけ。それで満足。 欲に絡んだイメージを持っていた読み手は「そんなんでいいの?」と無欲を意識します。 今までよく見た、強欲な人々との対比とは少し違う見せ方だと思いました。 んー、そういえば、ホラー系でも使われそうな見せ方かな? 「見えない相手がいて、右の壁で物音がする。当然そっちを気にする主人公だが、相手は左にいた」 こっちは「勘違い」で驚かせてるけど。 普通に歩いていってブドウを一粒食べるシンデレラ。では無欲の印象はほとんどないと思うので、行為自体はそれほど無欲ではなくて、それより、印象付ける方法に重点を置いているのかな? ブドウの例からこんなこと考えてました。思い込みでしょうか? -------------------------------------------------------------------------------- ヤバイッス!(これは雑談文に分類) No.0380 投稿日 2000年12月12日(火)02時43分 投稿者 望月京路 日本史が面白い。いや、まさか参考書をノートに書き写すだけでこんなに覚えられるとは思わなった。倭の五王なんか、一発で覚えちゃって。現役(?)のときは全然分からんかったのに(寝てたのかも)。 という訳で、思ったより受験生の比率が高くなってます。以前千隼さんの『大丈夫?』との問いに『どうせ元がないんだから大丈夫ッス(に類する返答)』と応えたのですが、欲が出てきました。しいて言うなら学習欲(あ、一発で出た。造語のつもりだったのに。こんな言葉あるんだ)。 でも、とりあえず第一課題クリアまではこっちの比重を確保します。それが小生がけじめとして。 にしても、キレが悪いなあ、自分。31番が(魚住さんを除く)採点員3人だからかろうじてOKだったものの、あとは全滅やん。 全体的に杉井さんや八神さんには好印象なんですけど、西鶴さんや魚住さんにはまったく受けていない・・・・(総じてOK二つ=ボツ)。 うーん、主として文章がまずいのかも。 次は丁寧さを重視して行ってみますか。あと(文章であらが出ないよう)シンプルに。 でも、学習欲が少ない人も、無欲っていうのかな? あ、価値観ボツに陥りそう。つーか、単なる怠け者やん。 -------------------------------------------------------------------------------- どうだっ!(課題出し) No.0381 投稿日 2000年12月12日(火)02時43分 投稿者 望月京路 シンプル ザ 15シリーズ(各種15ペソ) *35番目 『シンプル ザ ダンス』 ━━略式 シンデレラはダンスを教えてくれる講座を見つける。が、やめる。王子と踊れるだけでいいから。 ━━本文 舞踏会にやってきたシンデレラ。が、勿論の事あまりダンスには自信がない。 ふと見ると『笑われないためのダンス講座 〜二分で貴女もプリマドンナ〜』が開催されている。まさに今のシンデレラにうってつけ。が、シンデレラは入らない。 かくして、ダンスは始まった。 王子と踊るパートナーは順番で決められる。で、シンデレラの番に回ってきた。 が、シンデレラは、まるで酔っ払っているようなダンスで相手になる。周りの人はその無様な姿に嘲笑を浮かべている。王子も苦笑しながら、シンデレラに問う。 「ダンス講座には行かなかったのですか? あなたのような人に恥をかかせないために設置したのですが」 「はあ。私も優雅に踊りたいです。憧れます。でも、今回の目的は王子様と踊る事だけですし」 「ふうむ。そこまで言ってくれるとはちょっと感激。いいでしょう、私がレクチャーしてあげます。ただ、私も教えのプロではないので、二分どころじゃ無理ですが」 *36番目 『シンプル ザ お酒』 ━━略式 シンデレラは高級そうなお酒を薦められる。が、飲まない。既に雰囲気に酔っているから。 ━━本文 シンデレラは舞踏会にやってくる。 と、王子が挨拶にやってきた。二三、簡単な会話を済まし、彼はワインを取り出す。 「ワインでもいかがです? コマネロンティの42年物です」 「いえ、結構ですわ」 「なぜです? コマネロンティといえば泣く子(未成年)も唸る銘酒中の銘酒。しかもその42年物は、歴代のコマネロンティの中でも最良の味わいでありながら、たった数百本しか生産されなかった幻のワイン。これ一本を巡って一国が滅んだと言う伝説をも持っている代物なんです。あ、ちなみに遠慮はいりませんよ。既にウチのワインセラーには、42年物数百本のうち数百本揃ってますから(笑)」 シンデレラはしばし考える。が、 「やはりいりませんわ。確かにそんなワインも味わってみたいと思います。でも、私は既にこのパーティの雰囲気に酔ってますから。今は、それで充分です」 「むむむ、私は酒と馬車以外で酔う人を初めて見たました。もっと詳しくお話を窺いたい。しかし立ち話もなんですから、踊りませんか?」 あんまりシンプルじゃなくなった・・・・。 しようがないから自分であらを探しておこう。ふう。 御免。 -------------------------------------------------------------------------------- みやび2改、9改、17改、18改 No.0382 投稿日 2000年12月12日(火)03時45分 投稿者 はせがわみやび  18個出して、OKが11個。  なおしてOKもらったのが3つ。NGが4つだから、数は合ってるよね。  あと4つだけど、どうせだから、最初の2つと合わせてまずなおしてみます(よっぽど、悔しかったらしい(笑))  例によって、なおしたものは数にいれないものとしますね。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび2改  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。  ・会場を歩いていたホステスが、ワインの載ったトレイを差し出してきた。芳醇な香りがあたりを漂う。「お飲み物はいかがですか?」  ・しばし考えるシンデレラ。ひとつのワイングラスをとる。  ・「ほう、良い目をしていますね」とシンデレラのもとに歩いてきた青年。「それは今年の最高品質のものですよ」  ・困った顔をするシンデレラ。「まあ、わたしってば気が利かないですわ。それで、わずかについであるだけでしたのね……」  ・その答えが気に入った青年はシンデレラにダンスを申し込む。青年は王子だった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび9改  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・舞踏会が始まり、五百人のオーケストラが音楽を奏ではじめる。 ・ひとりずつ訪れた女性の手を取る王子。好きな曲をリクエストさせてダンスをする。 ・パートナーチェンジを繰り返し、そのたびにオーケストラは音楽を切りかえている。継母や姉たちは長く複雑な曲をリクエスト。華麗に踊っている。疲れ果てるオーケストラ。 ・長い舞踏会もクライマックス。もう踊っていない女性はいないだろうかと見まわした王子に、遠慮がちに遠く離れていたシンデレラは見つけられる。 ・王子に手を取られるシンデレラ、リクエスト曲を聞かれる。 ・シンデレラのリクエストは、女性たちの間で流行りの音楽でとびきり複雑な曲。うんざりした顔で演奏を始めるオーケストラ。 ・わずか一章節を踊ったところで、ぴたりと踊りをやめるシンデレラ。「ごめんなさい。どうしても踊ってみたかったんです」とオーケストラにぺこり。 ・王子にも謝ってから壁際に戻ろうとするシンデレラ。「もう、良いと?」「はい!」 ・シンデレラの満足げな顔を見た王子は、オーケストラに休めと命じたまま音楽無しの踊りを申し込んできた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび17改  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・入口には大輪の薔薇から百合までさまざまな花が花束となって飾られていた。世話係りが、女たちのリクエストにしたがって一輪ずつ摘んではドレスにピン留めしている。女たちは、わたしの花のほうが美しいと言い合いばかり。 ・遅れてやってきたシンデレラ。世話係りは、軒並み摘まれてしまった花束から最後に残った薔薇を引っ張り出してくる。「ありがとうございます」とシンデレラ。 ・だが、くたびれた花だったらしく、ぱらぱらと花びらが散ってしまう。ひたすら謝る世話係り。上司の女官がやってきて、怒った末に代わりをもってこいと命じる。 ・それをとめるシンデレラ。「残っているものでかまいませんわ」という彼女に、世話係りが不思議そうに花束を振り返る。なにも残っているように見えない。 ・彩りに添えられていた白いかすみ草を一輪手折るシンデレラ。自分で髪に刺して、「これをいただきます」とにっこりと微笑む。 ・「そんなふうに髪に刺しただけでは踊っただけで落ちてしまいますよ」と声がかかり、「そうでしょうか?」とシンデレラが振り返る。見たこともない青年が立っている。 ・「では、試してみますか?」と青年が踊りに誘ってくる。青年は王子だった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび18改  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・場内アナウンス。「踊りに先立ちまして、これより王子からの贈り物を配ります」 ・ワインが配られる。その年の最高級品で、先に配られた者が香りを嗅いだだけで感嘆の声をあげるほど。シンデレラも興味深げ。 ・アナウンスを聞いていた客たちはワインに群がる。 ・ワインボトルがシンデレラの近くに来たときには、もうわずかしか残っていなかった。 ・となりの女性にお先にどうぞと譲るシンデレラ。そこでビンはからっぽ。 ・代わりをもってこようとするウェイトレスに、シンデレラは軽く深呼吸して、「もう充分に味わわせていただきましたから」とにっこり。 ・「それでは、酔いのまわらないうちにわたしと踊っていただけませんか、お嬢さん」。振り返ったシンデレラの目の前に王子が立っていた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出です No.0383 投稿日 2000年12月12日(火)06時39分 投稿者 つか うぅ、まだまだ判別しきれてないようです。 どうも書いているうちに違う要素が強くなってしまっているなぁ。気付けよ自分。 >杉井さん >この王子ちょっとひどくない(笑)? 確かに(笑) まあ、無欲な女性が好きなんで、強欲な人は嫌いなんでしょう(推測) では、課題提出。 つか・7 ・お城に着いたシンデレラ。城の入り口に向かう途中でうずくまっている少年を見つける。 ・転んで膝をすりむいていた少年。シンデレラは惜しげも無くドレスの袖を破り、包帯の代わりにそれを巻いてやる。 ・お礼を言って去って行く少年。シンデレラも再び入り口へと向かう。 ・入り口で兵士に呼びとめられるシンデレラ。その格好で王子と踊ることなどできないし、場違いなので、会場には入れないといわれる。 ・自分は舞踏会の会場に入って、王子の姿を一目見たいだけだ。王子と躍れるなどとは思っていないから、どうか中に入れて欲しいとシンデレラ。しかし、結局断られる。 ・仕方なく帰ろうとするシンデレラ。道を戻る途中で呼びとめられる。 ・声をかけてきたのは先ほどの少年で、ひとりの男性と一緒にいる。男性は王子で、少年は王子の親族だった。 ・お礼を言うため入り口で待っていたが、なかなか来ない。不思議に思い兵士に尋ねてみると、追い返したというので慌てて追いかけてきた。さあ会場に行きましょう、と王子。 ・しかしシンデレラは首を横に振る。何故かと理由を尋ねる王子。 ・自分はこうして王子と会え、話を出来ただけで満足だからとシンデレラ。それにこの格好では迷惑でしょう、と付け加える。 ・それを聞いた王子、しばらくの間考えこんでいたが、唐突に自分の袖を破る。 ・これで問題は無いでしょう。さあ会場へと行きましょうか、とにっこりと笑い手を差し出す王子。シンデレラは驚きながらも手を握り、王子の言葉に従う。 -------------------------------------------------------------------------------- 魚住さん No.0384 投稿日 2000年12月12日(火)07時12分 投稿者 新木 伸 >ブドウを食べるシンデレラ  あれって、たしかに考えてみれば、「ささいなことで満足」になるのかな。「欲しいものを欲しいと言う無欲」じゃないなぁ。  やあ、しまった。  ドラマを作るってことは、読み手の意識を揺さぶることです。  振幅が大きければ大きいほど、伝えたい「何か」は、印象強く伝わります。  「ブドウを一粒だけ食べたかったシンデレラ」って、それ単体ではとくに語るべきところのない些細な「無欲」でも、まず読者の意識をロープに振ってやって、もどりぎわに炸裂させれば、じゅうぶん、決め技になるわけです。  この場合では、まず持っていったのは、「強欲」の方面。  何かを食べたくてたまらなかったシンデレラ。  人よりも早くダッシュするシンデレラ。  ここでまず強欲なイメージを与えておいて、しかるのちに、「食べたのはブドウ一粒、ああ満足」とやることで、「無欲」に落とすわけです。  魚住さんの分析した通りね。  これはシンデレラの行動から、彼女の動機を「強欲」と読者に勘違いさせ、そのあとで、それが誤解であったことを描くことで、シンデレラの行動を強欲からだと思いこんでいた自分(読者)に恥を感じてもらい、「ああ君みたいな無欲な人を疑った俺ってなんて強欲。それに比べてなんて君は無欲」と持ってゆく狙いです。  こうやって落差をつけると、なんでもないことでも、印象はすごく強くなります。  はじめのほうで描いた「強欲」のイメージも、いったん「恥」に転化して、それをさらにシンデレラの無欲を讃える感情に昇華させてるから、なにも問題なし。  読後感としては雲散霧消しているので、当初の「強欲」のイメージは残ってないはず。  ちなみに「ブドウを一粒だけ食べたかったシンデレラ」というネタの系統で、エピソードの進化段階(読者の意識の揺さぶりの大きさ)を書いてみると、こんな感じでしょうか。 レベル1 ・豪華な料理を前にして、シンデレラはブドウを一粒だけ食べるのだった。 レベル2 パターン1 ・豪華な料理がある。がつがつと食べる皆をよそに、シンデレラはブドウを一粒だけ食べるのだった。 パターン2 ・ブドウを欲しがっている人がいた。シンデレラは一粒だけでよかったので、残りは全部その人にあげるのだった。 レベル3 ・色々。 ・「誰よりも早くダッシュするシンデレラ」も、ここに含まれる。  単にネタを置いただけのレベル1と、ネタを引き立てるためのほかの要素を入れてみたレベル2は、みんなの提出してきたものでよくみます。  積極的にドラマを盛りあげ、作者サイドから仕掛けてゆくような技の感じられるレベル3は、あまり見かけないなぁ。  「一粒のブドウ」は、反対側に振ったやつね。  そのほかにも、ドラマを盛り立てる手法はいくつもあるわけですが……。  そのひとつに、「じらして溜める」というパターンもあります。  幽界寺13、「何でも交換できる券を手に入れたシンデレラが、疲れた顔の青年のためにジュースをもらってあげる」やつとか。  これが偶然にも、「じらす」の仕掛けになってましたっけ。  これ、レベル1のネタにしてしまうと、「何でも交換できる券」を貰ったシンデレラはすぐ「ネズミさんのためのチーズ」あたりに交換してしまって、王子が「そんなものでいいのですか? ああ貴方はなんて無欲なんだ」とか言わせちゃって、それでボツくらったりしてるところでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.0385 投稿日 2000年12月12日(火)15時40分 投稿者 八神伽羅 Q.「どうして最後まできっちり読ませなくてはならないのか?」 A.「言いたい事を全部洩れなくきっちり読んでもらうため」 ・・なのかなぁ、たぶん。 普遍的な答えは出せそうにないので、今回の回答はかなりの度合いで私見。 だいたい、話の主題が濃く出ていて、書いていて一番力が入るのはクライマックスからエンディングにいたるあたりだと思うんです。 それまでのシーンなんてそこにたどり着く為の通過点、途中で投げ出されたらあの伏線張りに頭を悩ませた日々はどこへ!?・・というか。だから最後まで読んでもらえないと、書き手としては寂しいわけです。たとえ「次出たら買うよ」と言われても。 ということで、上の答えに行き着くのでした。 でも「最後まで読み通せて、伏線が見事に集束した後素晴らしいエンディングを迎える話」を自分が書けるかどうかは別の話(爆) で、仮定の話ですが。 なんか悔しいです、それ(笑) キャラ萌えされるのは嬉しいけど、それだけで終わりたくない・・。 だって「私のどこが好き?」とか聞いて「鼻。とにかく鼻。その鼻さえなかったら君なんて興味ないね」なんてきっぱり言われて、じゃあこの化粧も衣装も料理の修行も全部無駄!?私の存在って何?鼻?鼻だけ?・・ってなるようなものじゃないですか(どーいうたとえだ) どんなに堪能されてもそれはちょっといや。どうにかして話の方も堪能してもらうべく、次の巻でヒロイン全編に出しつつ他の部分にも磨きをかけます。ヒロイン無しでもはまってもらえるように。 それにしても理想と現実って遠いよなー、とか思いつつ、失礼します。 -------------------------------------------------------------------------------- どうして最後まで読ませなくてはならないか No.0386 投稿日 2000年12月12日(火)16時36分 投稿者 新木 伸 >八神さん Q.「どうして最後まできっちり読ませなくてはならないのか?」 A.「言いたい事を全部洩れなくきっちり読んでもらうため」  ふむふむ。  たぶんこれ、普遍的な答えでしょう。  わしだって、こういう答えになるもん。  じゃあ、もうひとつ聞こう。  なぜ読者は、君の言いたいことを全部聞かないとならないのだろうか?  しかも読者はお金を払っている。500円だか600円だかの一冊分の代金ね。  これは君が払っているんじゃないよね  読者が君にたいして払ってるわけだよね。  さて、読者の方々。  お金を払ったうえに、なおかつ、君の主張も聞かないとならない。  これって、君が作品にこめた主張を聞いた上で、「すっごく共感しました。じゃあ600円払います」ってくるわけじゃなくて、先にお代を取ってから読んでもらっているわけだ。  君のその主張、読者には合わないかもしれない。全部読んだとしても、共感してくれないかもしれない。  でもお代はすでに取っている。これはもう返せない。  これ、いいのだろうか?  どうだろうか?  なぜ読者は、君の「言いたいこと」を聞かないとならないのだろうか?  お金を払ってまで。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラはラリボーを唱えた! イマジーは深ぁい眠りに落ちてしまった。 No.0387 投稿日 2000年12月12日(火)17時08分 投稿者 Imaginater イマジーです。はい、どんどん弱気になっております(笑) ただ今の所30までで決定済みが5個――合格率1.5割……やべぇ。 まぁ目標だった30に辿り着いたんで、 もちっと精度上げるために自己ボツ増やして少数でせめてみます。 >弟切さん >採点者の資格もない私がこんなことを書いていいのかどうか迷いましたが…… いやいや、いいじゃないですか。 新木さんも第2ステップとして採点をあげていることですし、 なにか気付いたらどんどん突っ込んで、自分のレベルを上げていくべきっす。 (この場合は無欲への突込みではありませんが、設定の破綻への指摘も大切だと思いますので) >というわけで水とワインの話 なるほど、日本はその点ではかなり恵まれてるんですね。 はは、海外経験ほぼ無しな私は全然気がつきませんでした(社会選択日本史だし・笑)。 しかし、水がない生活なんて私には想像もつきませんね。 運動の後に水、薬飲む時も水、飯の時も水――大抵の場合はこれがジュース等だとやってられません。 ほんと、アル中とか多いのかなぁ。 >もひとつ設定ミス 笠、傘――うーん似てる(爆) 本人は傘で書いたつもりが笠になっていましたね。 やはり安直な大量生産はミスのもと、今回からちとあらためます。 やはり設定破綻はボツのもと、こりすぎるのもボツのもと、 短めで内容的に濃く、わかりやすい。これが究極系か…… ともかく行ってみます。 あと題名付けというのも骨化の練習に役立ちますね、やってみます。 30.(再)『シンデレラ、お菓子をもらわずそのレシピを教えてもらう』 「骨」 ・舞踏会に出たお菓子のうちの一つがとても気にいりおいしそうに食べるシンデレラ。 ・王子、そんなシンデレラに気付き、コックに大量に作らせて家に届けさせようか、と尋ねる。 ・シンデレラ、それを断り代わりにレシピを教えてもらえるように頼む。 ・王子、そんな無欲なシンデレラの虜となる。 「本文」 王子様は皿に同じお菓子ばかり載せて運ぶシンデレラに気がつきました。 「おや、随分とそのお菓子を気に入られたようですね」 「あ、王子様、そうなんです。このお菓子、とても美味しくて」 言いながら一つそれをほおばりにこりと笑うシンデレラ。 「よければそのお菓子、うちの者にたくさん作らせてあなたの家にお送りしますが」 王子様の言葉にシンデレラは笑ってこう言いました。 「いえいえ、ここにある分だけでも十分です。 あ、でも、このお菓子の作り方を教えてくれないでしょうか。 そうしたら毎日でもこの美味しいお菓子が食べられますから」 今まで会ってきた招待客は王子様の申し出を喜んで受けてました。 ですから王子様はそんなシンデレラを意外に思い、そして彼女に興味を持ちました。 「はは、それはいい。私も君の作ったお菓子を食べてみたいな」 シンデレラは顔を真っ赤にして俯きましたとさ。 31.『ピアノを弾く王子様への無欲なリクエスト』 「骨」 ・ピアノの名手である王子、招待客に大量のリクエストをお願いされて困っている。 ・そんな中、王子はシンデレラに自分の弾きたい曲を弾けばいい、と言われる。 ・一曲弾きおえた後、あなたもリクエストがあっただろうに、という王子にシンデレラは  あなたの曲を聴けるだけで満足だ、と答える。 ・王子、シンデレラの為にもう一曲心をこめて引く。 「本文」 王子様は困っていました。 ピアノをたしなむ王子様に曲のリクエストが殺到しているのです。 無理矢理ピアノの前に座らされた王子、それでも誰のリクエストに答えるか迷っています。 と、不意に横に立っていた少女と目が合います。 少女は静かに言いました。 「王子様、あなたが弾きたいと思われた曲を弾けばよろしいのではないでしょうか?」 「僕が好きな曲を……?」 あれ弾いてこれ弾いてとぎゃーぎゃー喚く女たちの中、王子様は少女の言葉に心を打たれました。 そして王子様は弾きます、それはさしずめ嵐のような曲で 舞踏会の雰囲気にふさわしくないものでしたが、王子様に文句を言うものはおらず 皆が皆きゃーきゃー褒めちぎりまくっています。 「ふう、これが僕が弾きたかった曲だよ。ねぇ、君、君は何を弾いて欲しい?」 一曲弾きおえた王子は満足げに笑うと少女に尋ねます。 「私はあなた様の曲が聴けるというだけで胸がいっぱいです」 少女は本当に幸せそうに言いました。 「ふむ、じゃあ、今度は君の為に曲を捧げよう」 そうして王子様は再びピアノに向かいました。 今度は誰もがうっとりする程の甘い旋律が王子様の指から紡がれます。 それが王子様とシンデレラの出会いでした。 (そう言えばシンデレラの舞台はヨーロッパのどこでいつ頃なのだろう…… それによっては使えるアイテムが限定されるなぁ、うん調べておこう) 32.『無欲なシンデレラ、飾らず逆にそれが王子にうける』 「骨」 ・舞踏会では王子様が気に入った相手だけしかダンスを踊ってくれないと有名、  参加者一同ものすごい衣装とものすごい化粧をして舞踏会に挑む。 ・あまりにも派手な女性対の中、シンデレラの衣装及び化粧はシンプル。 ・逆にその飾らないシンデレラの無欲さが王子にうける。 「本文」 王城で開かれる舞踏会は王子様が気に入った相手としか踊ってくれないと有名です。 ですから招待客の女性は皆が皆ハデハデな格好で分厚い化粧をして 王子様の気を引こうと躍起になっています。 そんな中、魔女から衣装を与えられたシンデレラはそれ以上なにも飾らずも化粧もせず、 シンプルイズザベスト状態でケバイ女性達の中に混ざっておりました。 当然のごとくその姿は逆に王子様の目を引きます。 「おやおや、お嬢さん、お化粧は苦手ですか?」 王子様の言葉には多少の揶揄が混ざっています。 「いえ、けどどうして皆さんはあんなにすごいお化粧や衣装を着ているのですか? そのままの自分でも十分だとお思いにならないのでしょうか?」 ほう、という顔で王子は、 「自分をよりよく見せようというのは人間のさがですよ。 お嬢さん、いずれあなたにもわかります」 きょとん、とするシンデレラ。 「そう、僕と付き合ってくださればいつかわかるはずですよ。 どうでしょう、一緒に踊りませんか? 必ずやあなたを僕の虜にしてみせましょう」 シンデレラは王子様に手を引かれ、ダンスホールの中央へと連れていかれました。 (皆様に質問です。  シンデレラの無欲ゆえの結果(例えば今回のシンデレラのシンプルな服装)→それに王子は引かれる  と直結させてもよろしいのでしょうか?  それはそれでシンデレラの無欲ゆえに王子様は引かれたということになると思うのですが。  どうなのでしょう?) 私のレベルは新木さんに言わせれば「1」と言うことか…… うむ、精進せねば。 ではでは。 追記:まことに勝手ながら、20日からメールアドレスを消させてもらいます。    一ヶ月ほど親戚の家へ行くので、ネットはできてもメールができません。    したがって今のメールアドレスがしばらく使えなくなるのです。    ご了承を。 -------------------------------------------------------------------------------- 約二週間ぶりですが。 No.0388 投稿日 2000年12月12日(火)19時58分 投稿者 おーた お久しぶりです。おーたです。 今日はふたつ。 その3 ・王子に気に入られてお妃になろうとする女性たち。会話の端はしにもそれが表れているし、王子の周りには人だかり。  それを見てシンデレラは思う。「私も王子様と話したい・・・まあ!」途端に顔が赤くなるシンデレラ。「舞踏会に来ることができただけでもこの上ない幸せなのに、王子様と話したいだなんて! 私ったら、なんて恥知らずな欲張りなんでしょう!」シンデレラは思わずホールから走り出ていく。 ・一方王子は、自分に近づこうともせずに頬を赤くして走り出ていった女性に興味を持つ。 「なぜ今、いきなり出ていったのですか?」 ・シンデレラは、王子様と話せるこの幸せに驚いてしどろもどろになりながら、「王子様と話せるなんて、私には不相応です」と言う。 ・王子、彼女をダンスに誘う。 その4  会場入り口で美しい薔薇を配っている。  周りの女性たちは大輪の薔薇を何本ももらい、服に飾っている。  しかし、パートナーチェンジで王子の前に現れたある女性は、小さな薔薇を一本飾っているだけだった。 「あなたの薔薇はずいぶんと小ぶりですね。もっと美しいものもたくさん残っていたでしょうに」 「はい。私にはこれでじゅうぶんだと思ったものですから」  その返答に王子は惹かれる。 -------------------------------------------------------------------------------- 執筆速度を抑える作家 No.0389 投稿日 2000年12月12日(火)20時55分 投稿者 新木 伸 >西鶴さん  いやだから、まだ勘違いしているような……。  「執筆速度を抑える作家」ってのは、存在しないんだってば。  ただ単に、「どのクオリティで書くか」って選択が、作家によって違っているだけ。  あるクオリティを出すためには、あるスピードでしか書けないっていうこと。  商業レベルで自分的OKを出す人と、商業レベルより多少上あたりを狙う人と、とっても高いところを狙っちゃう人と……。  あとはサボってペース上げない人とか、商業レベルに達するのもやっとで時間のかかってしまう人とか、まあ色々。  作品やシリーズによってクオリティを可変にしてる人もいる。  もし仮に、まったく同じクオリティで倍のペースで書けるなら、誰だって書くと思うぞ。  倍のペースで書けたなら、倍の稼ぎになるわけだし。なにより書きたい物を、よりたくさん世に出せるわけだし。  ちなみにわし、「時間を充分に掛けたなら、自分はどこまでクオリティを上げられるのか」ってことと、「商業レベルを維持しつつ、自分はどこまでペースを上げられるのか」ってことと、両方やってみようと思っているところ。  いまの仕事(シリーズ)が一段落ついたらね。  片方は10ヶ月ぐらいかけて1冊。  それ以上かけても、たぶん意味(クオリティの向上する余地)はないと思う。  もう片方は、10ヶ月で10冊。  うち何冊かは、商業レベル達さなくて本にならなくてもいいかな、と思ってる。10ヶ月で5冊も出たなら、ぜんぜん食っていけるわけだし。  10ヶ月で1冊のほうが、やばいなぁ。  いくらクオリティ上げてみたって、それで売れてくれなきゃ、その期間が食っていけん。まあ蓄えあるからいいんだけど。  ところで西鶴さんって、高畑さんの作風とかは好きなのかしらん?  目指しているものって、あんな感じとか? -------------------------------------------------------------------------------- 脱落宣言 No.0390 投稿日 2000年12月13日(水)01時53分 投稿者 はちぼく あまり書き込んで無いですけど。 しといたほうが分かりやすいと思うんで。 読んで、考え、書き込む。 そうして、ここに使う時間が増えると実生活に支障がでてくる。 微妙なニュアンス省いて簡潔にすると大きいのはコレです。 課題や年明けのテストなんかで書き込むどころかネットも 出来そうにない期間すぐに来ますし。 なんか、今までの書き込みペースが個人的に一番丁度いい感じなんで、 この場は脱落することにしました。 しかし、今後も定期的に読んで、個人的に咀嚼して糧とさせて 頂きたいと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- イマジーさんへ > No.0391 投稿日 2000年12月13日(水)07時51分 投稿者 弟切 千隼 「水とワイン」に関する私の突っ込みを受け容 れて下さってありがとうございます。正直、言 葉が足りなくて誤解されるんじゃないかと恐れ ていました。 イマジーさんはわかって下さったようですが、 一応再度説明しておくと、私はあのシンデレラ のアイディアそのものがおかしいと言っている のではなく、「細かい設定の部分を少し修正し た方が『らしく』なりますよ」と指摘しただけ です。 未熟者同士、せっせと修行を積んでシンデレラ 迷宮を抜け出せるように頑張りましょうね > イマジーさん。 今週に入って津波のように仕事が押し寄せてき て、アイディア出しのペースが大幅に落ちてし まいました(;_;) けれどもできればリタイアし たくないので、もうちょっと頑張ってみます。 ペースがひどく遅くなっていますが、どうか気 長に待ってやって下さい > 採点者の方々。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0392 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 採点の続き。 No.0393 投稿日 2000年12月13日(水)14時17分 投稿者 魚住雅則 (敬称略) #376 幽界寺15 ボツ。 これは「健気な程に優しいシンデレラ」だと思います。なぜシンデレラは順番を譲ったのか? 無欲だから譲ったのですよね? なのに、表情が陰る。すごく踊りたいのに我慢して人に譲るっていうのは優しさの印象が強いと思います。その後に辛そうな表情で「王子様に会えただけでも幸せでした」って言うと健気なセリフに聞こえるんじゃないでしょうか?  #378 ちゃはね16 ボツ。 「宝石よりも王子と踊りたかったシンデレラ」。シンデレラの中では王子と踊る方が価値があったということで、価値観の問題だと思います。宝石に興味がなかっただけかも知れないし。 ちゃはね17 OK。 「量が少なかったので皆の為に少しで我慢」では優しさが強い気がしますが、他の参加者に教えてあげようとするところが無欲ですね。自分がいっぱい食べるより、他人にも味わってみてもらいたいという無邪気な無欲。ただ、王子が何で寄ってきたのかが解りません。一部始終を見てたのかな。それともただ単に自分も食べたかったのか。 ちゃはね18 OK。 「ささやかな願いで既に満足」無欲だと思います。 #381 望月35 ボツ。 講座を受けなかった動機は無欲故だと思います。でも、下手なダンスを踊って笑われるのってシンデレラだけではないですよね。王子も笑われます。恥をかいてます。たとえ王子がそう思わなくても、ダンスの相手が下手だと苦労します。シンデレラの目的は果たせてますが、王子に迷惑をかけているのに気にしていないというのは、「我侭」になってしまう気がします。 望月36 OK。 ただ、王子が「舞踏会の雰囲気で満足しているシンデレラ」に興味を持ったのか、「雰囲気に酔えるという特殊な人」に興味を持ったのか、最後のセリフからではどちらとも取れるのでちょっと危ういです。 #382 みやび2(再) ボツ。 む? なんか判断しにくい……。シンデレラは無欲であるが故に少ない量のワインを取ったのですよね? でも「しばし考えてから」取ってるとあまりワインが飲みたくないので少な目のものを選んだような気がします。あとシンデレラが「気が利かないですわ」って言ってますが、シンデレラは気を利かせて少ないワインを取ったのですか? 無欲ゆえに少なくてもOKだったのなら、気が利かなったとは言わない気がします。 みやび9(再) OK。 「欲しいモノを欲しいと言った無欲」かな。オーケストラが疲れているのを知っていたけど、一章節でいいから踊ってみたかったシンデレラ。すぐ満足。 みやび17(再) OK。 あ、でも「怒られている世話係を庇ったシンデレラ」に見えてしまうかも。怒られない方が良かったかな。 みやび18(再) OK。 うん、やっぱりこのシンデレラ、カッコいいですな。お洒落無欲(笑)。 #383 つか7 OK。 王子に会えただけで満足なシンデレラ。無欲だと思います。それにしても、この王子カッコいいなあ。 #387 イマジー30(再) OK。 そこにある分のお菓子で充分満足。思いついた願いもささいなこと。とても無欲に見えました。 イマジー31 ボツ。 何かリクエストを聞かれてから、自分の弾きたい曲をどうぞと言うなら無欲だと思います。自分のリクエスト権を放棄しても王子の曲が聞ければ満足、という感じで。実際、後半はそれに近いですよね。ただ、目が合っただけで「自分の弾きたい曲を弾けばいい」と言うのは「主張」だと思うんです。誰か他の人がリクエストしているのに、「私はこう思う」という主張をしている感じがします。今回は後半より主張の印象が強いと思いました。 イマジー32 厳しい目のボツ。 骨の方を見ると、王子がシンデレラに興味を持ったのは「無欲だから飾らないシンデレラ」ではなくて「厚化粧のなかで唯一飾らないシンデレラ」を見つけたからという気がしたので。題名にもそう書いてありますよね。本文の方は、シンデレラのセリフを見る限り無欲というより失礼な人です。 >無欲ゆえの結果の話 厳しくいくとダメになると思います。最初は「無欲の結果王子と出会えた」でもOKでしたが、だんだん厳しくなり「無欲さに王子が惚れた(興味をもった)」でないとダメになりました。 今回はその中間あたりでしょうか。「無欲ゆえの結果に王子が惚れた」 でもこれって別に無欲でなくても、面倒臭くて飾らなかったシンデレラでも王子は惚れますよね? 「無欲なシンデレラが報われる」というコンセプトなので、無欲であったからこそ、というニュアンスが必要です。キッカケとして使い、その後、真実を知った王子が惚れる場合はOKだと思いますが。 イマジー32の本文の方ではそういう意図が見えますが、セリフが引っかかっりました。 #388 おーた3 際どいOK。 「王子と話せただけで満足」は無欲だと思いますが、前半部分、「欲深いことを考えてしまった(実は大したことを願ってはいない)シンデレラは反省する」という無欲ですよね? でも赤くなったり、走り去ってしまったりしているので「はしたない事を考えてしまって恥ずかしいシンデレラ」にも見えます。イメージは純真なシンデレラかな。かなりその印象が強いので、際どいですね。 おーた4 際どいOK。 かなり際どいです。まず直接セリフでシンデレラの無欲さを説明してしまっていること。(おーた3でもセリフで説明してますが、4の方がより直接的)慣れてきたらコレは無効になります。あと、自分にはコレで充分だと思った、というのは謙虚なイメージが強くなってしまいやすいです。セリフで言ってしまうと遠慮しているだけという感じが……。 -------------------------------------------------------------------------------- やっとレポート終了。課題も出すの? No.0394 投稿日 2000年12月13日(水)15時55分 投稿者 巻島翔史 どーも。嘘つき巻島です。(←電撃hp掲示板参照) 遅ればせながらレスを。 新木さん> 問1.「なにか悪いことをしたら罰を与えるという制度」というものが存在している理由は? 答1.悪いことをやったらあんな目にあうんだよ、というさらし者的効果。    並びに、本人に反省をうながすため。 問2.「けじめを取らせる」というのは、具体的にどういうことをさすのか?     答2.本人に対して、集団がこうむった不利益と同等以上の不利益(となるもの)を与えること。 こんなんでいいんでしょうか? 実はあんまりこういうことを深く考えたことは無いので…… 悪いことをしたら罰を与えられる。それは当たり前すぎることだと思ってたので。 久しぶりに課題でもやりますか。 ちなみに、俺は寝る前に布団の上で骨だけ考えてメモし、 翌日キーボードの前で肉付けする、という変な手法を取っています。 だから布団の上で考えた肉と翌日の肉が、微妙にずれてたりすることが。 俺の記憶能力が完璧なら問題ないんでしょうけどね。 20発目 (数に限りのある高価な記念品を取りにいかないシンデレラ) ・会場内では高価な参加記念品が配られることに。しかし数が足りないらしい。 ・担当者が間違った数を発注したらしい。 ・やさしい王様は、せっかく作ってもらったのだからと、予定通り配ることに。 ・しかし王様は抜けていた。記念品が高価であるがゆえに起こる悲劇━━争奪戦に。 ・参加者は老若男女問わずその争いに参加した。しかしシンデレラは遠巻きにそれを見ているだけだった。 ・「どうしました、参加なさらないんですか? もしや、勝つ自信がないとか」と男。 ・「勝つ自信はあります。日ごろの鍛え方が違いますから。でも、私は今日ここに来れただけで幸せですし」 ・ここで王子正体バレ。踊りに誘う。 21発目 (何の細工もせず、そのまま天秤に乗ったシンデレラ) ・妃候補探しのためと銘打たれた舞踏会。 ・ああ、王室の読みはなんと甘いことか! 世の貴族の欲の深さを知らぬとは。 ・あまりにも娘が多すぎるのか、王陛下はこんなことを言い出しました。 ・「女王(王子の母、中肉中背)より体重が重い娘には退場してもらう!」 ・大きな天秤が運ばれてきました。 ・娘達は宝石や装飾品をはずしたりして、軽くなるようにしてから秤に乗ります。 ・中には自分で喉に手を突っ込んで、吐いてから乗る強者も。 ・シンデレラは、何もせず、そのまま秤に乗りました。合格でした。 ・「なぜ何もしなかったの?」と王子。 ・「今日ここに来れただけでも幸せでした。そして時間の許す限りここにいたいと思っていました」 ・「ならなぜ?」 ・「私は本来ここにいるべき人間ではないですし、残っても王子様の妃にはなれそうもないですし。今までの時間でも充分楽しかったです。ですが、軽かったので、嬉しいことにまだここにいられます」 ・心底楽しそうな彼女の顔を見て、興味を持った王子は彼女をダンスに誘う。 さーてこれから三題噺でも書こうかな。ではまた。 (5時間ぶっ続けでネットやって目が痛い。こりゃ視力悪なるな) -------------------------------------------------------------------------------- 連絡です No.0395 投稿日 2000年12月13日(水)21時35分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。なんか、反応ないんで読み落とされてるの か、無視されてるのか不明ですが、もう一度書き込みしてみます。 ●新木さんへ  私の書き込み117および、習作全般は削除して下さい。この掲 示板は新木さんの管理しているモノですが、私の書き込みは、私の 名前で書き込みしているので、文責は私にあります。その書き込み に責任がある以上、その書き込みの削除に対しての権利と義務は私 にあり、それは管理者より優先すべきモノです。多忙により現状で は、削除が難しいのならば、1月以降で新木さんに余裕が出来た時 点で、削除作業をお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点代行(西鶴)その6 No.0396 投稿日 2000年12月13日(水)22時01分 投稿者 西鶴翠 (基本的に敬称は略させていただきます。) #376 幽界寺15 こなれないOK。 書いてあるのは「譲る、逢えただけで充分」のシンデレラなのだけれど、読者の印象としては、「不思議少女、シンデレラ」。これは、王子視点にしたにもかかわらず、作者の頭の中ではシンデレラの様子を、主に追ってしまったからだと思います。 #378 茶羽根16 ボツ。 もじもじしている理由は、「踊りたいから」ですね。つまり、「宝石よりも踊りがいい」という価値観を描いていると判断しました。 茶羽根17 微妙にOK。 「おいしさを、わかちあおうとするシンデレラ」。無邪気かとも思いましたが、恥ずかしがるシンデレラが描かれているので、それなりの分別があると思って、無欲と読みました。「独り占めなんて思いもよらないシンデレラ」。 茶羽根18 OK。 「願い事をするなど思いもよらないシンデレラ」。シンデレラは無欲なのですが、彗星によってほかの部分の骨が変わってきそうで心配。 #381 望月35 ボツ。 「一途で迷惑者のシンデレラ」の印象があまりにも強くて……。 望月36 ボツ。 可憐な少女を演じるシンデレラ。理由が、「場に酔っている」だったので、会話の切り返しの巧さのようなものが際立ってしまって、無欲という感じがしませんでした。 #382 みやび2改 ボツ。 シンデレラ、確信犯的にいい子ぶっている印象がありました。 みやび9改 きびしくボツ。 無欲なのですが、その難しい曲で踊ってみたかったのなら「曲にこだわりを持っているシンデレラ」。難しい曲だと知らずに音楽が始まって、やめたなら「オーケストラに悪いと思ったシンデレラ」。どちらにしろ、文に起こしたときに違う印象が強くなるかと。ところで、一小節だと、3ステップで終わりですね。それって単なるはた迷惑ではないですか。 みやび17改 ボツ。 人数が増えたことにより、逆に「シンデレラの審美性」が際立ってしまった感じがしました。 みやび18改 OK。 匂いだけで充分のシンデレラ。ということで、無欲。 (注:みやびさんに対しては、ハードルを少々高めに設定してあります。) #383 つか7 ボツ。 王子、かっこいいなあ。少年を助けたのは、優しさだと思いました。欲を張る必要がないからです。「この格好では迷惑でしょう」が、余計だと思いました。相手を気づかう印象が強くなっていると思います。 #387 imaginater30再 OK。 というか、私はこれをもともとOKにしていたような。実質的なものは要らないけれど、ほしいものはちゃんとある。 imaginater31 ボツ。 「あなた様の曲が聴けるというだけで胸がいっぱいです」のあたりで、盲目的な愛情を持つシンデレラの描かれている印象が強いと思いました。 imaginater32 ボツ。 シンデレラが無欲だから服装や化粧に飾り気がないわけではなく、もともとないのですよね。つまり、外見で無欲を主張することは「読者には」できないと思いました(王子様にはアピールできるけれど)。そのあとのシンデレラの科白は、無垢さを表していると思いました。無欲の結果に惹かれるのはいいと思います。 #388 おーた3 OK。 なんだか、新パターンが出てきたような。小さなことでも欲張りだと思うシンデレラ。 おーた4 ボツ。 「じゅうぶん」の意味がいろいろにとれてしまって、ある一定の印象を持たせることはできないと思いました。私は最初、「私はこの一輪の薔薇だけで充分美しさが引き立つ」ととってしまいましたし。 ところで、新しい採点ルールはご存知でしょうか。現在、西鶴、魚住さん、八神さん、杉井さんの四人が、採点しています。そのうち三人がOKを出せば、OKとなります(ま、過去ログを読めば分かるのですが)。 と、ここまでは、実は、昨日の夜にやっていた。 今日はここから。 #394 巻島20 ボツ。 むう。「来られただけで満足」のパターンですか。けれど、見せ方がまずいかと。このシンデレラ、私には「争奪戦に参加している人を馬鹿にしている」ように見えました。王子は争奪戦を煽りたいのでしょうか。この状況では、踊っている場合ではないでしょうし。 巻島21 ボツ。 運を天に任せたシンデレラ。この話はつまり、そういうことですよね。無欲であるとかそうでないとか、の話ではなく、別の議論をしているように思えました。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 雑談(西鶴)。 No.0397 投稿日 2000年12月13日(水)22時02分 投稿者 西鶴翠 >締め切りが一ヶ月早い。  あ、鷹見さんもそうなのですか。私は、別の人を想定していたのですが(本当に)。ああ、でも、本当に締め切りより早く新人の方の場合は、言い渡されるのですね。  ちなみに、私の認識では、鷹見さんはジャンルは違えど文章で食べていた方ですから、あまり「新人」という感じではなかったりしました。ともあれ、「クロスロード3」要請、おめでとうございます。  ところで、「自己申告締め切り」って、なんですか? >なぜ読者は、君の言いたいことを全部聞かないとならないのだろうか?  というか、私の場合は、一冊文の代金を払って、作者の言いたいことは何だろう、と知ろうとしているような。聞かないとならない、のではなく、聞きたいのだけれど。1000円くらい払って。で、「作者の主張」が薄い作者は切り捨てる、っていう読者です。私は。 >執筆速度。  (結局のところ「新木語」での理解を示さないと、理解を示したことにはしてくれないらしい。)  ということで、要するに、クオリティですね。 >西鶴さんって、高畑さんの作風とかは好きなのかしらん? 目指しているものって、あんな感じとか?  読者として、作風はとても好きです。なんといっても、出来上がりの美しさ。「タイム・リープ」なんかオイラーの公式に匹敵すると思います(高専だから分かりますよね)。  ただし、目指しているものは、違っていて、ライトノベルでいうと時雨沢先生。純文学でいうと「村上春樹」。映画監督でいうと北野武監督。そんな感じです(あくまで方向性が)。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 雑談まじりに頑張るぞ No.0398 投稿日 2000年12月13日(水)23時40分 投稿者 幽界寺 はぁ、ようやく半分か……道は長い。でも、ここでくじけるわけにはいかんのだ! 魚住さん>あー、やはりそちらの印象が強いですか……(十五番目)。いろいろ小細工はしているんですけど、道がそれてしまいましたね。精進します。 >なぜ読者は、君の言いたいことを全部聞かないとならないのだろうか? 私としてはせっかくお金を払って読んでいるのだから、最後まで読んで楽しんだ上で、ついでに私の言いたいことを聞いて欲しい。というよりは、意識せずともそれを分かってもらえるようになるために頑張る。ってな、感じでいます。別に聞く義務があるとはあるとは思いませんが、聞いてもらった方が嬉しいですし、その方が楽しいです。 第十六番目 骨(望みの褒美をもらえるのにネズミさんのお土産を望んだ) 王子様を捕まえたものには、望みの褒美を取らす。 その話を受けた舞踏会出席者達は血眼になって王子を探し始めた。 シンデレラも王子様の姿を必死になって探す。 「いたぞっ!」 その台詞とともに人影がシンデレラの横を通りすぎた。 シンデレラは急いでその後を追いかけた。 もともと、体力のない貴族たちはすぐに力尽きてしまったが、下働きばかりやらされていたシンデレラは持ち前のスタミナでようやく王子様を捕まえる。 「ふぅ、ようやく捕まえましたわ」 「そうだな。じゃあ、望みの褒美を言いたまえ」 王子様は面白くもなさそうにそう言った。王子様は欲まみれの貴族社会に育ったために、いくらかの人間不信に陥ってたのだ。今回の催しも貴族たちとせいぜい遊んでやるために企画したものだった。そして、王子様は目の前の娘が一体どれだけ欲にまみれた願いを言うのだろうと冷たい気持ちで答えを待った。 「はい。では、家で待っているネズミさん達のお土産にチーズをいくらかもらえませんか?」 「なんだと?」 その言葉に王子様は思わず聞き返していた。 望みの褒美がもらえるのにそのような願いを出されるとは思っていなかったのだ。 「ですから、ネズミさんのお土産にチーズを頂けないでしょうか?」 「本当にそれでいいのか?」  あくまであっけらかんとした様子のシンデレラに王子様はもう一度念を押した。 「ええ。ネズミさん達に何か持って返ってあげたいと思っていたのですが、どうしてもいいものが見つからなくて。こういったことを無理に頼むのもなんですし……。あなたを捕まえることができてよかったです」 その言葉を聞いた王子様はいきなり高笑いを始めた。シンデレラは不思議そうにその様子を見つめた。 「いや、まいった。私の負けだ。チーズは好きなだけ用意させよう」 「ありがとうございます」  人を疑ってばかりいた王子様はまだ世界にはこんな女性もいるのだと、わずかにその心を開いた。そして、目の前の女性のことをもっと知りたいと思い、自然と口から言葉が出た。 「そのかわり準備ができるまでは私に付き合ってもらうよ。いいね?」 シンデレラはその言葉に笑顔で頷いた。 -------------------------------------------------------------------------------- 罰はなんであるか No.0399 投稿日 2000年12月14日(木)10時00分 投稿者 新木 伸 >巻島さん >問1.「なにか悪いことをしたら罰を与えるという制度」というものが存在している理由は?  うん。これはひらたくいうと、さらし者効果で正解。  犯罪抑止効果っていいますが。  あと当人の反省も促して更正させる目的ってのもあるでしょう。社会的にいうと、まあこっちのほうは、じつはどうでもいいんだけど。 >問2.「けじめを取らせる」というのは、具体的にどういうことをさすのか? >答2.本人に対して、集団がこうむった不利益と同等以上の不利益(となるもの)を与えること。  ちがあ〜〜う。  けじめを取らせるってことは、「リカバリーさせる」ってことでしょうが。  やってしまった「その事」が、もう回復不能で、何をもってしても償えないようなことであったときだけ、しかたなく「罰」で代用されるんです。  「この人のやってしまったことは、もうどうにもリカバリーできないことだけど、でもほら、こうして罰を与えたから、みんな許してあげようね」みたいな。  そういう意味で、前に、日本的腹切りはナンセンスって言ったのよ。  最近よく、「〜〜の責をとるべく辞任を表明」とかニュースで聞くけども、あれ、ぜんぜん責任取ってない。経営責任取るなら、○兆円返せっつーの。  いや、話がわき道に逸れてしまったけど(笑)。  なにがリカバリー可能で、なにが不能か……。  たとえば……。  子供を殺した殺人犯がいます。  死んだ子供は生き返らせることができないから、こいつには刑罰が与えられます。  誰かにお金の被害。たとえば100万円の損害を与えた人がいます。  100万円の損害はリカバリー可能なので、こいつには100万円の賠償が命じられます。  たとえば殺人犯のほうでも、もしこの世界が「死んだ人を生き返らせることができる」ような世界だっりしたら……。  たとえば儀式魔法とかで、ひとりの命を他人に与えることができるとか、そういうことが可能な世界だったら、殺人犯に命じられるのは「自分の命を代償にして、その子供を生き返らせること」でしょうね。  でもこれ殺した相手がひとりじゃなくて、何十人も殺した大量殺人犯だったら、どうなるんだろ?  ちなみに電撃HP掲示板でのことは、巻島さんがああして誤解の出そうなことの説明をしてくれればリカバリー可能なことだったので、自己謹慎という「ハラキリ」じゃ、私は納得しなかったんです。  んでもって、リカバリー後には何ひとつ問題はなくなったので、「謹慎処分なんていらないじゃん」って言ったわけです。 >西鶴さん >理解の話  いや、西鶴さんの文面から、なんとなく「そうか作家さんでもそういう人はいるんだ。ゼロじゃないんだ。じゃあ俺もクオリティ維持するためにペース下げるようにしなきゃ」と、自分がサボっていい理由を見つけているように読みとれたもので。  ところで時雨沢さんというと、「キノの旅」の作者?  このあいだ忘年会で3次会のカラオケまで一緒に行って、帰りの電車まで一緒でした。しかしどうして作家の集団でカラオケ行くと、アニソン絶唱になってしまうのだろうか。いや普通の歌、うたえって言われても、わし歌えんけど。  時雨沢さんの作品は、まだ読んだことがないなぁ。こんど本屋で見てみよう。キノの旅だと、平積みにしてるところも多そうだ。  あと不特定多数に対して小説を発表するとき、特殊ケースのことは、あまり考えなくていい。西鶴さん自身は、「作者の言いたいことは何だろうと知ろうとしている」という読み方かもしれないけど、これ特殊例だと思う。自分自身でそれなりに自覚はあると思うんだけど。  大衆はいったい何に対してお金を払うのか、ってことを考えるのが大事ね。 >つばくろさん  削除請求ですが、たしか一回却下してるはずですが。  うん。#336にて。  あれはエヴァネタひとつ、該当の書き込み1個に関してですね。  んで、今回は提出されたネタ全部に関して?  それとも元ネタがなにかのパロであるやつのみ? つばくろさんの提出したもので、パロでないやつも、いくつかありますが、それに関しては?  1書きこみに、パロのやつとそうでないやつと混じっているような場合は?  ……ってことで、こちらで判別するよりも、やるなら何番と何番と何番みたいに、番号を知らせてもらう形になるのかなぁ。  ただこれは、もしやるならば……ってことですが。  削除を認めるかどうかは、これは別問題。  もともとここの削除機能っていうのは、「あ、間違えてアップしちゃった。すぐ消して、アップし直さなきゃ」という時のために付けてあるものです。  自分の発言を過去にさかのぼってすべて撤廃して、書いたものを「すべてなかったことにする」ために付けてあるものではありません。  つばくろさんは、ここの掲示板の目的、理解して参加していたわけですよね?  つばくろさんの提出した課題に対して、私は評価を付けました。他の採点代行者の人も評価を付けてます。そこで掛けられた手間とか時間とかを考えると、つばくろさんのワガママを認めていいものかどうか、管理者としては悩むところです。  ただ自分のものを消すだけじゃ済まないわけ。  つばくろさんの元発言が消えて宙ぶらりんになってしまった他の人の書きこみは、どうするの? その人が自分の書き込みに持っている「権利」については?  あと「文責」と「権利」「義務」について書いてあるけど、つばくろさんがいましようとしているのは、「すべて消す」ってことでしょう。それは責任放棄なわけ。責任放棄しようとしている人が、権利と義務について語っちゃいけません。  この問題については、もうすこし私も頭を冷やして考えます。  あとみんなの意見も聞きましょう。  つばくろさんも、頭冷やして考えてみてください。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談のみ No.0400 投稿日 2000年12月14日(木)17時42分 投稿者 巻島翔史 新木さん> >やってしまった「その事」が、もう回復不能で、何をもってしても償えないようなことであったときだけ、しかたなく「罰」で代用されるんです。 あれ、「罰」を受けるということは、「罪」を償うということではないのですか?   >そういう意味で、前に、日本的腹切りはナンセンスって言ったのよ。最近よく、「〜〜の責をとるべく辞任を表明」とかニュースで聞くけども、あれ、ぜんぜん責任取ってない。経営責任取るなら、○兆円返せっつーの。 ええと、もともと「切腹」という行為は、武士の死に対する美化意識から くるもんだと思うんです。 つまり、武士はカッコよく死んでナンボというか。 そういう意識があったので、大昔はすぐ切腹したんですね。 で、上記の例だと、確かに責任はとっていないのかもしれませんが、 世間ならびに社内に対して、「あんなことをやらかした奴がトップでいいのか?」 という不信感がでてくるわけで。イメージの回復が必要になってくる。 その会社の経営を考えるなら、ベターな選択ではないでしょうか? 無くした金より、先々の儲けを失うことの方が、 大きな損失になるのでは? その点において、日本的腹切りというのは、常にイメージのためにあるわけで、 俺のとった行為もまた、俺自身、ならびに「よみかく」そのものに対する イメージの回復を狙った部分もあります。   -------------------------------------------------------------------------------- 償うとか No.0401 投稿日 2000年12月14日(木)18時33分 投稿者 新木 伸 >巻島さん >「罰」を受けるということは、「罪」を償うということではないのですか?  ちがいます。  全然ちがいます。勘違いもいいところ。  はなはだしく間違ってます。  罰を受けても、実際にはなんにも償ったことにはなりません。  つまり本人たち同士のあいだでは、まったくの無意味。  被害者と加害者のあいだではってことね。  子供を殺した殺人犯が十数年か服役してきて、刑務所を出てシャバにもどってきて、「俺は罪を償ってきたぜい」なんて胸を張っていようものなら、その子の親に刺し殺されますよ。  ただ、だからといって死んだ子供は生き返らず、どうしようもないので、仕方なく、「罰」が与えられるんです。社会的には、「罰」には多少の意味があります。子供を殺した殺人犯が、そのまんま放免されていいはずがないですから、皆が納得するような刑が言い渡されないとならない。  もしこれが、殺人をしてもなんの「罰」も与えられないのだとすると、あちこちでポコポコ殺人事件が起きちゃいますから。  ほかに償う手段があるのに、罰で済ましてもらおうって態度は単なる甘えです。  たとえば前に出した100万円の損害の例。  「謹慎します」とか「辞任します」とかいう「罰」で済ませてしまうのってへんでしょう。  100万円払ってもらうのがいちばん。  そうしてもらったら、あとはまあ、軽く謝ってもらえば済むはず。 -------------------------------------------------------------------------------- イマジーは目覚めた! No.0402 投稿日 2000年12月14日(木)21時18分 投稿者 Imaginater ども、イマジーです。シンデレラのストーリーを見直す。 と――あれ? なんだ、この話ってばシンデレラの美しさと優しさに王子様ひかれてんじゃん。 ちょっとばかし「うまく利用してやろう」という意気がそがれ、消沈しとります >弟切さん >未熟者同士、せっせと修行を積んでシンデレラ迷宮を抜け出せるように頑張りましょうね はい、もちろんです! >魚住さん、西鶴さん 質問ご返答頂きありがとうございます。 なるほど、日々、目標は高くなっていくのですね。 ところで私の提出したやつって台詞が〜というのが多いようですね。 どうもただ終わるだけじゃもの足りなくて台詞の方で暴走してしまうのです。 今後の課題ですね、台詞の調整も。 ということで今日も行きます、レッツらゴー。 33.『自分の分を省みずケーキを譲り続けたシンデレラの無欲さ』 「骨」 ・舞踏会に出されたケーキを取りに行くシンデレラ、 自分の分を取る前に後からきた人に切り分けてあげる。 ・再び、取ろうとしたシンデレラ、またまた後ろから人が来て自分の分を後回しに。  そうこうしているうちにケーキが最後の一切れになってしまう。 ・後ろから王子登場、無欲なシンデレラ、ケーキを王子に譲る。 ・王子、シンデレラの無欲さにほれる。 「本文」 ケーキを食べようとテーブルを訪れたシンデレラは 他にもケーキを取りにきた人がいることを知ります。 お先にどうぞ、とわざわざ切り分けて後ろに並ぶ人にケーキを手渡すシンデレラ。 しかしまた一人、また一人、とケーキを取りに来る者は訪れ、 シンデレラが次々と来る人来る人に譲り続けた結果、ケーキは最後の一切れになってしまいます。 と、また別の男性がケーキを取りにきました。 「ああ、ケーキですね。どうぞ」 最後の一切れを惜しげもなく手渡すシンデレラ、その男性は驚いたように、 「どうぞってそれ最後の一切れじゃないか。君の分は?」 「いえ、皆さんが美味しく食べてくださるのでしたら、私なんかいいですよ」 にっこりと、純粋にシンデレラは微笑みます。 男性は困ったようにケーキとシンデレラの顔を見比べます。 そして何かいい案が思いついたのか、ケーキを持ったまま器用に手をうちあわせました。 「そうだ、じゃあ、この半分を君が、半分を僕が食べることにしないか?  そうしたら、”みんな”で美味しく食べたことになる」 そうして男性もにっこりと笑いました。 これが王子様とシンデレラとの出会いであったのです。 ちなみに仲むつまじく一つのケーキを食べる二人の姿はとても微笑ましいものでしたとさ。 34.『花をつまずにそっと見るシンデレラの無欲さ』 「骨」 ・舞踏会の最中、シンデレラは城の庭に咲く花々に目をとられる。 ・ガーデンの傍に立ち、綺麗な花々を見るシンデレラに王子が声をかける。 ・王子の何本かつんでさしあげようか、という言葉にシンデレラはわざわざつんでもらわずとも  見るだけで十分と答える。 ・王子、無欲なシンデレラに惚れる。 「本文」 シンデレラは城のガーデンにてそこに植えられた綺麗な花々を見ていた。 と、そこにこの国の王子がやってくる。 「お嬢さん、その花がお気に召しましたか?」 「はい、とても。素晴らしいお花ですね」 「ええ、私もそう思います。どうでしょう、幾らか差し上げますが」 王子の申し出にシンデレラは、にこりとそこにある美しい花にも劣らぬ笑顔で、 「いいえ、見ているだけでも十分です。 この花の美しさを私以外の人にも見せてあげられるよう、そのままにしておいて下さいな」 てっきり肯定の返事がかえってくると思っていた王子はあっけにとられ、 そしてシンデレラのその本当にそう思っているらしい顔を見、言った。 「お嬢さん、私はあなたとこの美しい花を毎日でも見たい。  失礼ですが、お名前は――?」 その問いにシンデレラが答えるのは随分と先のことである。 35.『花をつまずにそっと見るシンデレラの無欲さ+』 「骨」 ・舞踏会の最中、シンデレラは城の庭に咲く花々に目をとられる。 ・ガーデンの傍に立ち、綺麗な花々を見るシンデレラに王子が声をかける。 ・王子の何本かつんでさしあげようか、という言葉にシンデレラはわざわざつんでもらわずとも  見るだけで十分と答える。 ・そこにシンデレラの義姉達乱入、無遠慮に王子に花をつんでもらう。 ・王子、最後にシンデレラに花を差し出す。 ・シンデレラ二本の花を自分と王子にさし、他の分をもっと欲しげに見ていた義姉たちに渡す。 ・シンデレラ笑ってこれで十分、と王子に言う。 ・王子、シンデレラに惚れる。 「本文」 シンデレラは城のガーデンにてそこに植えられた綺麗な花々を見ていた。 と、そこにこの国の王子がやってくる。 「お嬢さん、その花がお気に召しましたか?」 「はい、とても。素晴らしいお花ですね」 「ええ、私もそう思います。どうでしょう、幾らか差し上げますが」 王子の申し出にシンデレラは、にこりとそこにある美しい花にも劣らぬ笑顔で、 「いいえ、見ているだけでも十分です。 この花の美しさを私以外の人にも見せてあげられるよう、そのままにしておいて下さいな」 てっきり肯定の返事がかえってくると思っていた王子はあっけにとられてしまう。 と、その時後ろから騒々しい嬌声があがった。 「きゃー、王子様よ王子様!」 「あー! なんて綺麗なお花なんでしょ!!」 シンデレラが振り向けば、なんとそこにいたのは彼女の義姉二人。 二人は美しく着飾ったシンデレラの正体に気がつく事もなく、 ずうずうしくも彼女と王子との間に割り込む。 「王子様ぁ、なんて綺麗なお花なんでしょう!」 「お気に召したのなら差し上げますよ」 王子、営業スマイルで義姉達に答え、花を数本つみ二人に手渡す。 と、思い立ったように王子、シンデレラにも数本花を差し出す。 「彼女達に差し上げてあなたに差し上げないわけにもいかない。どうぞ、受け取ってください」 シンデレラ、受け取るが、後ろでもっと欲しげにしている義姉たちが目に付く。 「それでは――失礼します」 シンデレラはそう断ると王子の胸と自分の胸に一本ずつ花をさす。 そして、残りの花を物欲しげに見ていた義姉たちに上げてしまう。 歓声を上げて去っていく義姉たち。王子は再びあっけにとられる。 「これで十分でしょう?」 「そうですね」 そして王子、さわやかに笑うと、 「――私は毎日でもあなたと子の花を眺めていたい。失礼ですが、お名前は?」 その問いにシンデレラが答えるのは随分と先のことである。 (これは自分の弱点を発見するために34を基盤に作りました。ご了承を) ではでは。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さんへ No.0403 投稿日 2000年12月14日(木)21時19分 投稿者 Imaginater >どうして最後まできっちり読ませなくてはならないのか? >なぜ読者は、君の言いたいことを全部聞かないとならないのだろうか? 突然話に割り込む形になってしまい、失礼します。 なにしろとても興味深い問答となってきたので、私も少し意見が述べたくなりました。 Q.どうして最後まできっちり読ませなくてはならないのか? A.最後まで読ませた結果、その人を虜とし、その先ずっと自分の書く本を買ってもらうため。 先に新木さんが仰られた通りにあるヒロインだけが目的の人がいたとしますと、 やはりそのヒロインが登場しなくなれば先を読まなくなってしまうわけです。 つまり、まったく別の話を書いた場合その人がその本を買ってくれる望みが薄い。 結果売れなくなって、作家生命の危機となってしまうということもあるかもしれません。 代わりのヒロインを立てたとしても、必ずしもそのヒロインがあたるとは考えにくい。 そういうわけで最後まで読ますことにより、単なるキャラ萌えでの購入を 文章構成や話自体の魅力での購入へとかえさせることが必要だと思うのです。 Q.なぜ読者は、君の言いたいことを全部聞かないとならないのだろうか? A.聞く必要はない、しかし聞いてくれなければ作者は困ることになる。 聞かないといけないと言うよりも、読者に全部聞かせてその後もずっと自分の作品を 買い続けようという気持ちにしなければ先に述べたとおり作家生命の危機に陥ってしまう。 特にデビューしたての頃はこの意識が必要だと思うのです。 つまり、作者と読者との間には商業的な関係が強くあると思うのですよ。 ですから最後の >これ、いいのだろうか? という質問にはダメですと答えます。 読者を我慢させることはいけない。 我慢してまで読むものというのは売れなくなってしまうという危険がある。 ですから読者をすんなり魅了させるために言いたいことは必ずうまく届かせないといけない と私は思います。 では、失礼しました。 -------------------------------------------------------------------------------- 連絡です No.0404 投稿日 2000年12月14日(木)21時36分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。とりあえず、連絡の続き。なんで、こんな に話がこんがらがるのか不思議なんですが、とりあえず、私の意見 を。 117 146 158 175 221 273  とりあえず、番号調べました。上記の分だけ削除してください。 最初は117だけでよかったのですが、どうせなら全部消しときま す。管理者への申し出が何故ワガママになるのか不可解ですが、頼 み方が気に入らなかったのでしょうか? 再度「お願いします」と 申しておきます。  削除機能については、訂正の意図という話は判ります。だから、 管理者に直接お願いしているのです。  「個人の手間」について問題にされてますが、それは最初から各 自の利益の為だったように記憶しております。新木さんは、本業の ウォーミングアップの為、他の参加者は、自分の習作の参考や自己 の採点能力を磨くため。それほど過度に問題にする必要性は感じま せんが。新木さんのデータとしての利益を守りたいという意図があ るのかもしれません。私の削除が認められ他者も削除を申し出てこ られては困るという事でしょうか? それならば、掲示板の趣旨か ら逸脱している為の削除として位置づければ良いと思います。11 7にいたっては、新木さんは、読まずに没を出し、ペナルティかそ れ以上の対象にしています。趣旨から逸脱しているといえるでしょ う。  他人の書き込みの権利について責任を取れとの事ですが、私には そこまで責任範囲を拡大するのは、いささか非常識だと思います。 ある種の言いがかりのような雰囲気を孕んでいますので、私には、 そのような要求には対応しかねます。書き込みに対する権利と義務 は自己の書き込みまでです。だから私は、できるだけ、引用とかは しないようにしています。 「文責」と「権利」と「義務」と「責任放棄」の話は、私にも判り ます。しかし、習作にも徹底して責任を持てと言うのは、どうかと 思いますが? 作品としての小説や公式な論文ならその様な定義に も当てはまりますが、練習の段階でそんな事を言われては、何も出 来なくなってしまいます。  一応、誤解の無いように言っときますけど、私はこのボードには 真剣に取り組んでます。ただ、いろいろと私のスキルの現状を考え て、習作を書いてました。その後、私の目的と掲示板の趣旨が離れ ているので、私の書き込みは消しておいても差支え無いし、また内 容を省みて、削除しておいた方が、掲示板の趣旨としても良いと思 い、申し出たのですが。新木さんもふさわしく無いログを残してお くのは、目障りでしょう?(こんな事言うから相手がかっとなるの かね)  とりあえず、こんな感じなんですけど。一応、私は仕事のストレ ス発散なんかには付き合いませんから。以前、受験のストレスを書 き込みで発散してるんだぁってヤツはいましたが、いい迷惑でした。 -------------------------------------------------------------------------------- 茶羽根19、20 No.0405 投稿日 2000年12月15日(金)00時41分 投稿者 茶羽根(ちゃはね)  色々思ったことも書いてみる。 シンデレラが無欲だった結果起こった事柄により、王子がシンデレラに惚れる話> 「無欲なシンデレラが報われる話」ならOKなんでしょうが、「無欲なシンデレ ラに王子が惚れる話」だとNG、だと思ってました。 100単位のログ>  うちでは問題なく読めます。モデム遅いのであまり何度も読みたくありませ んが。 書き込みの削除>  私としては、レスが付いている書き込みは消さないでくれた方が嬉しいです。 関連性が掴めなくなっちゃうので。 ネタだし>  私はシャワー浴びながらが一番です。雑音が消されて、かつシャワー浴びてい るので頭は起きていて、と言う感じ。椅子に座って考えてると時々寝ちゃう……。  最近は2〜3日に1回シンデレラシャワーです。(シャワー浴びに行く前に中 で何を考えるか決めておく) ネタかぶり>  ネタを思いついたときに、前に見たことない? と思うこともあるのですが、 それが本当にネタかぶりなのか、それとも前に自分で思いついて忘れていたこと なのか、の判別ができないのであきらめています(^^; >>>>>  19  舞踏会場に入るには招待状が必要で、持っていなかったシンデレラは入れない。 せめて外からでも舞踏会の様子を見ることができないかと思ったシンデレラが中庭 に向かうと、そこには若い男性の姿が。男はシンデレラが招待状を持っていないの を聞き、裏からこっそり舞踏会場に入れてあげて驚かせようとする。突然華やかな 舞踏会場まで連れてこられ、シンデレラは感嘆の声を漏らす。そしてしばらくそう した後、舞踏会場の様子を見ることができた礼を言い、シンデレラは来た道を戻っ ていこうとする。男は実は王子で、慌てて身分を明かすと、シンデレラを舞踏会場 の中へ誘ってさらにダンスに誘うのであった。  20  会場内を走り回っているシンデレラ。気分を害した王子が近寄っていくと、シン デレラはとあるテーブルでやっと止まり、わずか半切れだけ残っていた果物を嬉し そうに口にした。不思議に思った王子が尋ねると、その果物はシンデレラの大好物 で、一口でいいからどうしても食べたくて捜していたのだという。王子はウエイタ ーにその果物を持ってくるよう命じ、それが来るまでの間という口実でシンデレラ をダンスに誘うのだった。 -------------------------------------------------------------------------------- >つばくろさん No.0406 投稿日 2000年12月15日(金)14時14分 投稿者 新木 伸  だから頭を冷やしなさいってば。(^^;  私も冷やしてるところだから。  ところで他の参加者の意見を聞きたいんだけど……。  茶羽根さんのは、もう聞いたね。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん(削除についての意見) No.0407 投稿日 2000年12月16日(土)07時59分 投稿者 むに >ところで他の参加者の意見を聞きたいんだけど……。 「参加者」ではないのですが、意見を言います。 問題はルールが明確に宣言されていない点だと思います。 つばくろさんは削除機能がない掲示板で削除を求めているのではありません。 削除機能ががあり、削除の権限が自分にあるはずの掲示板で削除を求めています。 ルールに限定条件が付くのなら分るように示しておくべきだと思います。 具体的には、掲示板の一番下の 「自分の書きこみを削除したい場合は……」 の下あたりに 「削除は6時間以内」とか「レスが付いたら削除禁止」と書くと良いでしょう。 今回はそのような宣言がなかったので、申請は受理するべきだと思います。 つばくろさんも色々考えたうえで申し出ているようですし。 あと、今回の件に絡んで、もう一つ気になることがあります。 このログはいつまで残しておくつもりでしょうか。 例えば5年後10年後、ここの参加者がプロになった後まで残すのでしょうか。 そのころになれば「恥ずかしい過去」になっている可能性もあります。 それを公開され続けるのはたまらないと思う人もいるでしょう。 その点もはっきりさせておくべきではないでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- 削除とか No.0408 投稿日 2000年12月16日(土)18時58分 投稿者 新木 伸 >むにさん  つばくろさんも書かれていましたけど、その「削除の権限が自分にある」という考え方が、どうも私にはよく分からないのですが。  削除機能があるところと、ないところがありますよね。  これ、掲示板のCGIプログラムの機能として、たまたまついているところと、ないところがあるってだけですよ。  削除機能がある目的は、「うっかり間違えてアップしちゃったものをアップし直す」ってことにあって、これはたしかにあると便利な機能。  まあなければないで、「下の書き込みは間違えてしまいました」って断り書きを入れればすむことですね。  削除機能がある = いつでもどこでも削除していい「権利」が保証されている。  そう考えてしまえることが、これが、よくわからないんです。  なんでそうなるのかな?  書き込みっていうのは、発言を人目に触れる場所に送ることです。  「書き込みボタン」を押した瞬間、もう大勢に向かって情報を発信しているわけです。  もし昔の書き込みでも削除する権利があるってことになると、これはつまり、「人にはいちど口にしたことを無かったことにできる権利がある」――ってことになるんですが。  そりゃいくらなんでも、無茶でしょう?  常識として、変でしょう?  文字と音声。この例の場合では、情報を伝える媒体は違いますけど、構図としては同じことです。  なにかまずい発言をしてしまった直後に、すぐに言い直すことはかまわないと思います。削除機能のない掲示板で、「前のは間違えてしまいました。こっちが正しいです」みたいに断って言い直すとか。  削除機能も本来、そのためのもの。  もともとが直後の訂正のための機能であって、決して、自分の発言を無かったことにするためのものではありません。  ゆえに、ルールが明示してあるとかないとか、そんなことを問題にする必要もないわけです。 >ログの期間  うーんと、ここは「よみかく分室」ですから、元の「よみかく」が続くあいだは残るんじゃないでしょうか。  私のレンタルサーバースペースは、まだまだ余裕がありますし、作家業やっているあいだは維持してゆくつもりです。  ここでの活動が終了しても、ここでやられることは、ほかの作家志望者の人のためになるものですから、ログは残してゆくつもりでいます。 >つばくろさん  そういえばつばくろさんって、電撃HPの掲示板に出入りしているよね?  削除機能のついていないところ。  つばくろさんの論旨によれば、自分の書き込みにはすべからく「削除する権利」が存在するってことになるわけだけど……。  もしかして、あっちでも管理者に削除申請のメールとか送っちゃってる?  なんだかすっごく心配なんだけど。 -------------------------------------------------------------------------------- 罪と罰と償いの話 No.0409 投稿日 2000年12月16日(土)19時17分 投稿者 新木 伸  ああ、そうそう。  うっかりしていたけど、巻島さん。  いまやっているこの話題に、べつに無理して付き合ってくれる必要はないですよ。  あの件は、電撃HPに巻島さんが説明文をアップしてくれたあの時点で、もう終わってます。リカバリーしてもらえたから、あれでもうOK。なにも問題なし。  いま延々と話を続けているのって、単に、知的好奇心から。  ほら、「問1」とか「問2」とか、杉井さんやらとやってる「視点」の話と同じ感じになってるでしょう。あとは西鶴さんとやってた、「捨てられた子犬に構ってあげるのは優しさか否か」とか。あの系の話題。  巻島さんには、とくに付き合う義理はないんで、面倒に感じたらほうりだしてくれて、ぜんぜんかまわんです。  でももし興味があるようなら、このままやりましょう。  んでもって、最近自分の中で整理したこととか。  なにか悪いことをした人は、それを償わなければならない。その義務がある。  これは真実。たぶん誰もが納得する真実。  償う方法には、いくつかある。  ただし、この場合に基本原則がひとつ存在している。  両者(被害者と加害者)が納得できる方法で、「償い」は行われなければならない。  たとえば100万円の花瓶を割っちゃったとします。  割ったほうが、「謹慎します。当家には今後一切出入りしないことを誓います」とか言っても、これはたぶん持ち主が納得しない。花瓶の持ち主は、弁償してほしいに決まっているもの。  このあいだの件では、僕が「事情を説明して誤解を解いてほしい」と思っていたのに、巻島さんの償いの方法が、「自分に罰を与えます」だったので、そこが食い違いだったのだなぁと。  自分に与える罰というのは、巻島さんにとっては、たしかに償いの気持ちの表れなのかもしれない。  しかし僕にとっては、それはなんの意味もない。  それをしてもらっても、ぜんぜん嬉しくない。償ってもらったことにはならない。  ほかにもっと、完璧に近いリカバリーができて、より良く償ってもらえる方法があるわけだもの。  もしあれが今回とは違うケースで、ほかになんにもリカバリーの方法がなかったようなそういうコトだったとしたら、まあ、「自分に課する謹慎」っていう償いを受け入れて、手打ちにしてもよかったはず。――っていうか、その場合は、そうするしかないわけだし。  でもあの場合は、「謹慎」じゃ償いにならなかった。  前に書いた基本原則。「両者が納得する方法による償い」になっていなかったってことね。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0410 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.0411 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 雑談 No.0412 投稿日 2000年12月16日(土)21時49分 投稿者 魚住雅則 >削除 どっちかというと残しておいて欲しいです。後で読み返すとき混乱しないから。 それだけの理由です。 今の課題と直接関係ないですが、プロットに関することで二つほど質問させて下さい。 ・演出 レベル3の演出を考えてて思ったんですけど、エピソードによって演出レベルを意図的に変えたとして、「全エピソードに最大のレベルの演出をしていく」か、「序盤は控えめに、ラストに近づくにつれて演出レベルを上げていく」かというのは作者の好みの問題ですか?  ・テンポ 「テンポよく進む話」というのが、今ひとつピンとこないので質問。 小説における「テンポ」ってプロットの段階で設計(?)できるのでしょうか? -------------------------------------------------------------------------------- ざつだーん(猫)。 No.0413 投稿日 2000年12月16日(土)21時56分 投稿者 西鶴翠 なんとなく、雰囲気的に書き込みにくかったにしづるです。いや、書き込まなかったのは、ほかのことに時間を割いていた、というのが原因でもあるのだけれど。 >ところで時雨沢さんというと、「キノの旅」の作者?  そうです。「キノ」のひとです。あの切り口が好きで。 >しかしどうして作家の集団でカラオケ行くと、アニソン絶唱になってしまうのだろうか。  ジュニア向けだから。という要因もありませんか? 多分、春樹さんと竜さんがカラオケに行ったら、全然違う盛り上がり方になると思うのですが(笑)。ところで、作家の集団というわけではないですが、電撃のオフ会もアニソンが多かったです(よね?)。 >けじめをとる。  巻島さんと新木さんの両方とも正解だと思いました。国語の問題としては。ある人たちの間では「罰を受ける」だろうし、ある人たちの間では「リカバーする」でしょう。  「けじめ」って、もともと「区切り」のような感じの意味ですよね。そういう意味では、「ここで区切りをつけるためにも、前にやってしまったことの処理をしましょう。そして、もう一度、一緒に歩いていきましょう」みたいな感じで、「リカバーする」の意味に私もとっていました。  が、新木さんの頭ごなしの否定は、私は嫌いです(新木さんが嫌いなのではなく、頭ごなしの否定が嫌いなのです)。完全に「上から下に」叱りつけているように見えました。目線を同じ高さに合わせて話し合ってほしかったところです。目線を同じにしているかどうかがポイントではなく、目線が同じに見えるかどうかがポイントです。 >巻島さんへ。  この問題は確かに大きな問題であるかも知れませんが、それ以上に「新木さんが大きくさせている」ということもあるように、私は感じました。簡単に言えば、「新木さんが騒いでいるだけ」。新木さんにとってみれば業務上非常に大きな問題であるのは事実かも知れません。けれど、巻島さんにとってみたら、少なくとも書き込んだ当初は、小さな問題だったわけですよね。  巻島さんが、「罰を受けたい」と思っているとすれば、「問題が予想以上に大きなものであったということを自覚した」という心理的ショックで充分に罰を受けていると思います。なので、これ以上、巻島さんが自分に対して何かを課すことはないと思います。  また、私は巻島さんが苦しんでいる様子を見たくはないです。一度、「新木さんやその他の人との相対関係」でものごとを見るのではなく、「自分自身の信じる方法で」ものごとを見つめてほしいな、と思いました。今、強く新木さんの言葉に影響されている(振り回されている)のは事実ですよね?  最後に。私自身は、巻島さんに「開き直り」を期待しています。新木さんや、その他の人たち(私も含む)の意見を全て無視するくらいのことをしてもいいのではないかと。 >新木さんへ。  新木さんの巻島さんへの対応は、私には理解しがたいものでした(理由は分かるけれど、納得できないということ)。一つは、「言い方が強すぎる」というもの。もう一つは、「結果的に自分が巻島さんを追い込むことになった、という事実を棚にあげていないか」というもの。  相手は人間です。十人十色です。何かを教えるときには、それなりの覚悟が必要だということを忘れているのではないでしょうか。今、私の新木さんに対する評価は、「単なる教え好きの人」まで下がっています。一度、「みんなよってらっしゃい」とシンデレラ迷宮にひきつけ、その後「自分のほしいのは同じレベルで話せる人だ」と明かす。そして、脱落を待つ。もし、「みんなよってらっしゃい」ならば、「みんなを育てます」が義務だと思います。「同じレベルの人を育てたい」ならば、それなりのことを事前に言っておくのが礼儀だと思います。今の新木さんは、「教師絶対者主義」に陥っているように、私には見えました(いや、本来、教師は尊敬されるものですが、それに頼っているように見えるということで)。  何か有名な英文にあったような気がするのですが、「よい研究者が、よい教育者であるとはかぎらない」です(微妙に違ったかなあ)。  「教える覚悟(指導者側)」と「教わる覚悟(生徒側)」の二つがないと、理想的な「教育」はないというのが、私の持論です(「覚悟」は「真剣さ」に置き換えてもかまいません)。 >不特定多数に対して小説を発表するとき、特殊ケースのことは、あまり考えなくていい。  これ、私の永遠の命題なので、回答放棄(ということでいいですよね)。私が特殊ケースであるかどうか。特殊ケースを軽視していいかどうか。特殊ケースを軽視することのメリットとデメリット。そのあたりのことは、これから長い時間をかけて考えていきたいので。  で、再度、もとの問題に戻って、 >なぜ読者は、君の言いたいことを全部聞かないとならないのだろうか?  酷く抽象的な言い方をすれば、「本を読むというのはそういうことだから」。  つまり、本を読む、って疑似体験をするということなのだと思います。その一つの疑似体験において、絶対に体験してほしいものというのが、「作者の言いたいこと」なのだと思います。つまり、その本の中心となる「疑似体験(作者の言いたいこと)」が得られなければ、本を読んだメリットがないわけです。  ゆえに、読者は「メリットを得る」ために「言いたいこと」を読まねばならない。 >つばくろさんの書き込み削除に関して。  どちらでも私はかまいません。これに関しては、私は意見を持っておりません。ただし、削除云々ではなく、双方に言いたいことがあります。 >新木さん。  「頭を冷やす」という言葉をどのような意味で使っているのでしょうか。私には、「君の意見は間違っているからもう一度考えてごらん」の意味にとれました。けれど、自分にも同じ言葉を使っているのですよね。もしかして「冷静に考え直す」という意味なのでしょうか(普通は前者の意味に使われるものと思っています)。 >つばくろさん。  本当に真剣にこのボードに取り組んでいたのかどうかが、私には疑問なのです。つばくろさんが真剣に取り組んでいたつもりでも、私にはふざけているように思えました。もしよろしければ、「『どのような方向性で』真剣に取り組んでいたのか」を教えてくださると幸いです。これは個人的な質問ですので、答えてくださらなくてもかまいません。 >そして、本物の雑談。  今日、卓球部に教えに(遊びに?)行きました。今まで無意識にやっていたことですが、意外と「OK」と「方向性はOK(ミスしたときに)」という言葉を多用していることが分かりました。また、NGを伝えるときには、「『今のは』駄目」と限定していることも分かりました。それから、教わり方の上手な人と、下手な人というのはやっぱりいました。私は、上手でもないし下手でもないと思いました(教わり方)。  いや、教える「姿勢」に対してなんやかんや言っている時点で、教わり方が下手かも。 >新木さん。 >ライトノベルと大衆小説と純文学。  三月末くらいまでに書こうと思っている作品の構想を立てているのですが、ライトノベルからはほぼ完全に撤退することに決めました。これからは、大衆小説五割、純文学五割くらいで書いていくと思います。  そのときに、ここでやっていることは、どのくらい必要になりますか?  (以前、「ライトノベル志望ですよね」と訊かれたので。) それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 採点代行(西鶴)その7 No.0414 投稿日 2000年12月16日(土)21時57分 投稿者 西鶴翠 (基本的に敬称は略させていただきます。) #398 幽界寺16 採点の前に。視点がぶれているかなあ。後半は王子視点だと思うのですが、シンデレラが探すシーンは視点はシンデレラにあるように思えました。ということで、一行空けか何かで、「ようやく捕まえましたわ」の前後で一度場面転換(視点転換)が行われているものと解釈することにします。 うーん、OK。 「王子の期待を裏切って、目の前の少女はたわいもない願いを言う」。無欲だけれど、実際に文に起こしたときが想像できないので、判断に困りました。 #402 imaginater33 OK。 最後のケーキまでひとに譲ってしまう。というのと、無償労働の両方とも無欲だと思います。また、王子の科白も味があると思いました。けれど、骨の方に「無欲なシンデレラ」と書くのは、私としては判断が狂ってしまうので困りました。 imaginater34 ボツ。 つまり、ほかの人たちにも見せてあげたいほど、花の美しさを理解したのですよね。無欲とは違うような気がします。 imaginater35 ボツ。 これは、「34」とは全く違う印象を受けました。事態を収拾する能力のあるシンデレラが描かれているように見えました。 #405 茶羽根19 微妙にボツ。 「道を戻る」理由がわからなかったのです。「招待状がないから自分はここにいてはいけない」と思ったのなら真面目さですし、「ひと目見ただけで満足してしまった」のなら、あるいは「無欲さ」になるのかも知れないと思いました。また、どちらにしろ、折角つれてきてくれた王子には失礼だと思いました。とにかく、「なぜ」の部分が抜けているので、判断しにくいものがありました。 茶羽根20 ボツ。 あまりにも、走り回っている(食べたがっている)印象が強すぎたので。また、ほかの参加者たちでなく、新木さんとのネタかぶりだったので、ネタかぶりも適用しました。王子がウェイターに注文したとき、シンデレラはどんなリアクションをしたのでしょうか。それによっても、印象はかなり違ってくるように思えました。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- レス&課題提出 No.0415 投稿日 2000年12月17日(日)04時12分 投稿者 つか まずはレスから。 >新木さん つばくろさんの書きこみを消した方がいいかそうでないか、については残してくれた方がいいかな、と思います。過去ログ読み返した時に宙ぶらりんのレスがあるのはマズイかな、というのがその理由。 権利とか責任とか、についてはどっちの言い分も一理あるような気がするし、大した意見も言えそうにないので、こちらに関しての発言はなし、ということで。 続いて課題提出。 つか・8 ・舞踏会の会場の入り口。お后候補の女性には花が一輪づつ配られている。シンデレラも花を貰う。 ・花は王子が踊る相手の重複をなくすためのもので、王子と躍ったさいに回収される。 ・シンデレラは遅れたために躍りの順番待ちの列の最後尾。そこで一度王子と踊ったらしい女性に声をかけられる。 ・女性は緊張のため一度目は上手く踊れなかった。もう一度躍りたいので花を譲ってくれないか? とシンデレラに頼む。 ・シンデレラは王子と踊ってみたい気持ちを少しは持っていたが、ここに来れただけでも満足していたため、女性に花を渡す。 ・会場内は不正が無いよう多くの兵士が密かに監視していた。シンデレラが花を渡すところを見た兵士は、その場から駆け出して、王子に報告にいく。ばれたことを悟った女性は、そそくさと列に紛れ込む。そのまま取り残されるシンデレラ。 ・駆けつけた王子は、何故シンデレラに花を譲ったのか尋ねる。素直に答えるシンデレラ。 ・答えを聞いた王子は、しばらく考えこむと、腕につけていたブレスレットをシンデレラに渡す。ブレスレットには花の装飾がなされている。 ・これは花の代わりです。順番が来るまでつけておいてくださいね、と王子。頷くシンデレラ。 うう、ペースを上げれてないなぁ。もっとがむばらねば。 -------------------------------------------------------------------------------- >西鶴さん No.0416 投稿日 2000年12月17日(日)13時17分 投稿者 新木 伸 >叱ってはいけないのか  えー、読みました。  たぶん主旨は理解したと思う。ちなみに今回の書き込みを読んで、なんか西鶴さんのことが好きになったので、好意的に読み取る努力はできていると思う。まだ読み違えていたら言ってください。  まず年表(笑)から。  292、「電撃hpで巻島さんの書き込みを発見してきた。新木叱る」  310、「巻島さんにストライクゾーンの話。ボツのダメージへの自己防衛法とか」  312、「新木、巻島の自己謹慎宣言では許さず、事情説明の掲示を要求」  313、「ボツ出しと、アマチュアにボツを出されることを恐れる人へたちへ。叱る」(これは巻島さんあてではなくて全員宛)  360以降「巻島さん宛、罰という制度の考察」、以下続く  わしの今回の巻島さんへの応対を思い返してみたときに、たしかに、いくつかまずい点はあったと思う。  電撃hpでの書き込みを初めて見つけてきたときに注意と苦情(#292)を書いた最初やつは、まあいいとして……。  それを読んだ巻島さんが、謝罪と自分への謹慎処分を電撃hpに書いてきて、それ以降の対応ね。  312あたりでは、単に「そうじゃなくて事情説明を書き込んできてほしいんだけど」と書けばよかったのかもしれない。巻島さんが自己謹慎とか書いている時点で、もう本人は充分にショックを受けていたわけだから。  事情説明をしてもらうことは、僕的にはとても必要なことだったにせよ、それをシンプルに告げるだけでよかったはず。  「なんでリカバリーしてこんのじゃ! 自己謹慎なんかされたって、解決になっとらんのじゃ」という怒りを腹に呑みこみきれずに、勢いで余計なことまで書いてしまったと思う。  はじめの「ぶっ殺してやる」発言を骨にして分解して解説してみたり、それを読んだ掲示板読者がどう思うかシミュレートしてみせたり、あのあたり(笑)。  でもどうなんだろう?  西鶴さんは「叱るな」というのだけれど、もしはじめのときに叱っていなければ、巻島さんはショックも受けずにそのまんまだったのでは?  はじめのときに、やんわりと、「状況説明もしておいてね。あれだと勘違いしちゃう人がでると思うから」……みたいに言うだけで、OKだったのだろうか。それでも充分、本人にショックは与えられていたのだろうか。  それともやっぱり、はじめに一発、ガンと叱ることは必要なんだけど、その後でやりすぎたってことだろうか。  前から何度か言ってるけども、わし、「人に教えること」は苦手なのよ。そこから導かれる当然の帰結として、「人を叱ること」も苦手。  集団生活から逃げだして、完全個人作業で食べていける作家業なんてのを選んでるぐらいだもの。  毎日満員電車に乗って定時に会社に行って集団の中でもまれるぐらいなら、睡眠2時間半で1日30ページとか書いて死にそうになっているほうが、まだ幸せって思ってるぐらい(笑)。  いやマジ。これは冗談でなくて本気。  「おまえ明日からサラリーマンやれ」とか言われたら、オレ、7日で一冊ずつ書いてでもこの仕事にしがみつくよ、マジでさ。  まあそれはさておき、「教える/叱る」スキル。  学校の部活動やら、長いアルバイト生活やらでそれなりにスキルは身につけたていったけど、24歳あたりで作家デビューしてからは、もうスキル上昇は完全に止まってる状態。  そのアルバイト当時でも、自分は人に教える/叱るのには向いてないっていう自覚はあった。教えたり叱ったりするのがうまい人って、たしかにいるよね。そういう才能っていうか。  関係ないけど、なんで長島って監督やってるんだろうね。「教え下手」では球界一のあの人が(笑)。まあコーチは別にいるわけだから、いいのかな。 >「たんなる教え好きなおじさん」  まあ、この評価は西鶴さんのものだから、わしにはどうにもならんとして。  いくつか反論。  まず開設時の心構えのあたりとか。  「同じレベルの人を育てたい」ということを事前に言ってなかったということなんだけど、わしはこれ、もうとっくに了解済みだと思っていた。……っていうか、論理的な必然として、そうなっちゃうわけなんだけど。  そもそもこちらの分室でなくて、「よみかく」に参加している時点で、すでに「作家志望者」なわけだよね?  作家志望者 = 作家として身を立てるつもりの人間  作家として身を立てるってことは、いま現在プロである私と、同レベルの技術を身につけるってことのはず。  そりゃぁ、同じプロでも人によって、それぞれの「武器」となる得意分野は違うかもしれない。俺はキャラが武器なんだって人と、私はアイデアで勝負って人とか。  でもまあ、だいたいどんな作家だって、この「分室」で目指すぐらいのレベル(コンセプトワークというものを体得している)にはあるわけです。  わしとしては、「作家志望者」と聞いた時点で、もうその覚悟はできてるものとみなすしかないわけです。  ちと昔の「交流掲示板」での書き込みをひっぱりだしてこよう。  わしが「分室」に参加者を募ったときのやつね。 > 移転を期に、アイデア出し作業の実習ということで、課題などを出すつもりでいます。 > あとツリーは見ていたけど、参加する機会を逸していた人とかいらっしゃいましたら、この機会にどうぞ参加してください。 > 参加資格は、プロアマ問わずです(笑)。 > こちらとしては、プロとしてデビューするつもりのある人を想定していますが、プロになるつもりはないが、自分の技術を向上させたいという人も歓迎します。その場合ははじめに申し出ておいてください。厳しさ的にはあまり変わらんでしょうが、プロにならないなら不要な技術(必要悪な技術)とかもあるもので。  ということで、「客引きに連れられて入ったら、こんなに高い店だとは思わなかった」っていうのは、わしにとっては言いがかりに思えるってことで。 >教えるということ  あと、こっちについても、もうひとつ言っておきたいことがあります。  こういう言い方をすると、また上から見下しているとか思われてしまうかもしれないんだけど……。  西鶴さんとか、ほかの参加者の人たちも、だいたい18〜22ぐらいの年齢だよね?  顔を合わせたことはまだないし、あらたまって歳を聞いたこともないから、だいたいの推定なんだけど。  前はもうすこし平均年齢が高いかと思っていたんだけど、最近になって、そのぐらいだということがわかってきた。  皆は、6歳ぐらいの頃から、小学校、中学校、高校、予備校、大学、都合16〜18年ぐらい、学校に通っているわけですね。  人生のほぼ全部といっていい期間、学校に通って教わりつづけている。  そうやってずっと、「教えてもらう」ってことを享受していると、それがあたりまえの常識になってしまう。  それはもはや当然の権利。誰かが自分にわかるように教えてくれるのはあたりまえ。わかるように教えてくれないのは、それは教えかたがわるい。相手の怠慢。教える者としては失格。  それ以外の物の見方ってのができなくなってくるのは、それはよくわかる。  わし自身も一時期はそうだったわけで、中学の頃に教えかたの下手な先生を馬鹿にしていたりなんかして……。まあ誰だって通る道だわな、一回は。  でもね、いったん社会に出て仕事をはじめるようになると、もう誰も教えてはくれないんですよ。  それが普通。  みんなそれに気づく。  誰でも一回は、そこを通る。  たとえばなにかの会社に入ったとするよね。  先輩たちは、みんな自分の分の仕事で手一杯。  そもそも「教える」ことは、先輩たちの仕事じゃない。「教える」ことを生業にしている専門の人なんて、社内のどこにもいやしない。  つまり誰も「教えて」はくれない。  口を開けて待っているだけで誰かが手取り足取り教えてくれる「幸せな場所」は、社会に出る前の学校にいるあいだだけ。  待っていたって教えてもらえないから、見て仕事のやり方を盗む、自分から聞いて「教わり」にいく。聞きに行ったなら、そりゃ先輩は快く教えてくれるでしょう。  とまあ、これは「会社」の場合でのお話。  さて、君らがなろうとしているのは、これは作家。  独立自営。どことも専属契約をもったりしない、完全フリーの仕事。  自分の「技術」と、できあがった「モノ」の内容がすべてである、厳しいお仕事。  社会保障もなければ、老後の生活の保障もない。もちろん退職金だってない。  仕事を見て盗もうにも、「現物」である作家は、普通は近くにいない。  教えてもらおうと思っても、メールなんか出したって、普通は忙しいから、断られる。  そりゃ、私は教えます。  自分でそう言ってます。  そのつもりで、こういう場を作ったわけなんだから。  その教える動機は、「自分と同じ視点を持つ仲間がほしいから」と「教えるという行為を通して、自分の技術を向上させるため」。  おもにこの2点。それは前からハッキリ言っている。  つまり、私は「教えるためにこの場にいる」のではなくて、自分の目的を果たすために、手段として「教える」ということを選択しているだけなわけ。  より良い「教えかた」を身につけるように、自分なりの努力もしましょう。もちろんそのつもり。まずい教えかたをしているときに、それを教えてくれるのは、とってもありがたい。西鶴さんには、本当にいろいろ教えてもらっている。これからも指摘してもらうと、とても嬉しい。  ただ「教えられるのが当然」と思っている学生の感覚のままで、「教えかたがなってない」という指摘をされることにはついては、それは筋違いだと、言っておきたいわけだ。 -------------------------------------------------------------------------------- 残りはまたこんど No.0417 投稿日 2000年12月17日(日)13時17分 投稿者 新木 伸  えーと、いくつか質問が残ってたっけか。  急ぎじゃないから、ちと置いときます。今日はもう仕事にかからんと。 ・ライトノベルと大衆文学と純文学に、プロットはどれくらい有効か。>西鶴 ・演出とテンポの話。>魚住 ・なぜ読者は作者の「言いたいこと」を聞かねばならないか。>八神さんの回答待ち  こんなもんでしたっけ?  見落としてたら、言ってちょ。  あと、そうそう。あれレスしとこう。 >頭を冷やすって言葉  察しの通り、これは「冷静になれ」の強調系ってことで使ってました。  つばくろさんの言い分。「自分は間違っていない、間違っているのはおまえのほうだ」って主旨ですが、「自分は絶対間違ってない」と思っている時点でもうそれは間違っていること確定なのに、そのあたりに気づいていないところ。これ冷静になっていない証拠。  単に「冷静になって」じゃ効かんと思って、強調系。  まあそれはぼく自身にも言えることで、カッとなってるつばくろさんの書き込みをみると、こっちもカッとなってきてしまうから、双方頭を冷やしましょう……ってニュアンス。  みんなの意見が出きるあたりが、冷却期間としてはちょうどいいのではないかなぁ。  だいたい2〜3日ぐらい。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ迷宮(2) No.0418 投稿日 2000年12月17日(日)15時12分 投稿者 いか 変化球で攻めるのはもうよしといて、ストレートなモノを一つ考えてみました。 制球が定まっているのか、ちと不安なのでまずは一つです。 下手な鉄砲数打てば当たる、よりも百発百中の方がやはりベター。 ボツになったら別の視点が考えて、あとはまとめて出そうかと思います。 □ いか2 ・灰が舞う部屋に何年も過ごしている為、シンデレラは極度の近眼になっていた。 ・家事以上のことしか出来なくなったシンデレラは、家の中では役立たずとして認識されている。 ・継母はある場所へ届け物をさせるために自分の子供を使いに出すが、姉は嫌がり継母が見てないところでシンデレラにその仕事を押し付る。 ・その道中、何かしらの拍子で道を転び、頼まれたものを落としてしまう。 ・目が悪い為、なかなかそれが見つからないところに王子が助けてくれる。しかし、このときシンデレラはそれが王子であることに気づかない。 ・舞踏会の晩、継母たちがいなくなるときに、魔法使いが登場する。 ・願いを一つ叶えてあげると云うので、シンデレラは「王子様の姿を一目みたい」と頼む。 ・魔法使いはシンデレラに視力を与え、別に「この姿のままでは問題があるから」とドレスアップをしてくれる。 ・城に向かい、シンデレラは王子を捜すが誰が王子なのか判らない。 ・誰に聞いても、シンデレラが王子を狙っていると考えるため教えてくれず、諦めかけたそのときに、王子様がシンデレラに声をかけてくる。 ・シンデレラは声から、「あの時助けてくれた人」しか認識しておらず、まさか王子だとは思わない。 ・王子はシンデレラをダンスに誘い、シンデレラはそれを了解する。 ・十二時を告げる鐘が鳴ると、シンデレラは王子に別れを告げ、そのときにガラスの靴を片方だけ忘れてしまう。 ・帰る途中、魔法つがいが現れ「願いは叶えられたかい」と訊くと、シンデレラは「願いを叶いませんでしたが、幸せを貰うことができました」と云う。魔法使いは微笑み、シンデレラの魔法を解く。 ・後日、シンデレラの家に王子の使いが来て、ガラスの靴を履いた人が嫁として迎えられると云われ、姉たちは我先にと向かうが、誰も履くことが出来ない。 ・シンデレラは靴を履くことができたが、「私が好きな人がいるのです」と云い断ってしまう。 ・そこに王子が登場。目の悪いシンデレラは、あの人が王子であることに初めて気づき、改めて了解する。 ・二人は手を取り合って幸せになる。ハッピーエンド。 と、いらん部分まで書いていますが、シンデレラの本筋とは変わりないのでOKですかね。 >最近のことについて 私は、基本的にプロというものをつきあいの上ではあまり考えたくない人です。 相手を意識して話すよりも、気楽に話した方が楽ですからね。 実際にプロの人(ジャンルは別ですけどね)と話しても、やはりその方が面白いですし。 しかし、そのプロが仕事をベースにして経営しているサイトならば話は別と考えています。 この『よみかく分室』はどうであるか、と考えた上で「別に意識せんでもいいや」と結論が出ました。 ここでは『話す』ことよりも『考えること』がメインですから、その事に意識させる必要もないと。 私にとって新木さんの立場は「作家としての経験を持っているこの掲示板のマスタである」としか考えていません。 それはプロであることは云っていますが、それとこれとは話が別。 あくまで『よみかく』の延長線、それ以上と考えるのはどうかな、と。 ここで意識すべきは、『出された問題を外れることなく自主的に考える』ことであり、それは『基本的な技術の向上』に繋がると思っています。 だから私は感謝をしています。 作家としての経験を持っている『よみかく分室』のマスタに対して。 掲示板の発言を消す消さないに関しては、 あとで自分が書いた物を読み返して、これ先、戒めればいいだけの話だと思っています。 「ぶっころす」発言に関しては、誰に云ったって悪いことは事実。 それとは別に、年長者の意見として私は受け取っています。 まぁ、全体としては西鶴さんと同じ感想を思っているのですが。 ちょっと云い方がきついかな、とかね。 「あなたは此処で何をしたいのですか?」 その答えが全てなんだと思うんですが、どうでしょ。 あくまで私的な感想です。おそまつ。 http://boogie.room.ne.jp/~pop/hht/ -------------------------------------------------------------------------------- 返答(?)と質問 No.0419 投稿日 2000年12月17日(日)15時50分 投稿者 望月京路 なんだか『無欲は入っているが・・・・』や『・・・・の印象が強い』というボツ理由が多いですね、小生が場合。無欲が入っているのに落ちると言うのは、とどのつまりは小生の文章力がだめって事じゃん。 と、そんなことを考えている今日この頃。 ☆新木さん >つばくろさんの要求、どう思う? 小生個人の勝手(エゴ)な意見を言わせてもらうなら、「別に構わないんじゃないか」。 100個単位にまとまったやつは、400まで一応全部保存してあるので、つばくろさんの書き込みがネット上から消される事で、小生自身が困る事はなんらありません(まさにエゴイスト的発言ね)。 ただ、これからやってくる人が過去ログを参考にした場合を考えると・・・・どうなんでしょうね。 うーん。少しは「あれ?」と思うでしょうが、実はあんまり気にしないかも。他人のを参考にするだけなら他の書き込みがわんさとあるし、後に読み進めればこれら『つばくろさんの書き込みについて』の一連の書き込みを発見して、『提出がないのに採点してある状態』の謎も解けるでしょうしね。 以上、利己主義者兼楽観主義者の意見でした。 >新木さんに質問 ここの参加規定に『プロを目指している人』というものがあったので、『漫画家かゲーム業界(製作側)』のプロになろうとしている人にもここを薦めてみましたが、良かったんでしょうかね?(両方とも、一応ストーリー構成は必要だ思うし) まあ、最近は音信不通状態たので、こっちが一方的にメールを送っただけ。だから来るかどうかは分かりませんが。 ただ、万が一彼が来るなると新木さんの『同じレベルで会話ができる友達』に合うかどうかが心配になりまして。とりあえず、了承は得ておこうかな、と思った次第です(既にメール送った後ですが)。 (西鶴さんの『ライトノベル以外でどれだけ必要になるか』の枝分かれ的質問になるかな) -------------------------------------------------------------------------------- 雑談です No.0420 投稿日 2000年12月17日(日)21時48分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。もう此処に書き込みするつもりはなかった のですが、もうちょっと書き込んでみます。 ●新木さんへ  私は自分が思っている事が、絶対など思っていませんよ(笑)  まぁ正しいであろうと思っている事は、言っておりますが。ちなみ に、かっとなどもなっておりません。小心者ですから。  それよりも気になったのですが、電撃hpの管理人に要求のメー ルを送ると、何か差支えがあるのでしょうか? 以前の書き込みで も申しましたが、自分の書き込みに対しては、削除などに関して要 求する権利はあると思っています。なので、自己都合による削除要 求などは、受けいれられて然るべきと思っております。管理人が悪 意を持って、掲示板のログを私物化する意図が無いかぎりはですが。  ですので、掲示板の削除機能の有無に関わらず、削除が必要なら 管理人に申し出るべきと認識しております。ひょっとしてこの認識 はおかしいのでしょうか?  後、誤解が無いように言っておきますけど、私が削除要求したの は、失言だったからでは無く、書き込みとしての役割を終えたから です。練習の役割を終えた後、掲示板の流れや趣旨を考えて、この 書き込みは無い方が良いと判断したから要求を出しただけです。 ●西鶴さんへ  質問を質問で返すようで恐縮ですが、どのあたりが巫山戯ている 様に思えましたか? ちなみに、あれだけ書くのには、かなりのエ ネルギーがかかりました。新木さんは、ほとんど読みもしなかった そうですが。  暗中模索の状態で、「なんでそんな所を掴むんだ、お前は巫山戯 ている」という事を言われているのであれば、特に興味はありませ んが。  どうでもいいけど、此処は執筆の練習の場では無かったのでしょ か? こんな書き込みが続くと、誰もシンデレラ書かなくなります よ。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談 No.0421 投稿日 2000年12月18日(月)00時18分 投稿者 Imaginater イマジーです。私事であまり時間が取れないので、雑談だけ。 >プロになるということ #416の新木さんの書き込みを受けてです。 本当は最初に言うべきことだったのかもしれませんが、 私のプロになる、という意識はあいまいです。 というか、先の職業すら何にするか決められない状態。 いつか選ぶであろう道の一つにプロの作家という道がある。 まことに申し訳ありませんが、そういう状態です。 プロの作家になるという意思があっても 「本当にそれだけでやっていけるのか」という不安が そう断言させるのをためらわせているのです。 ですから、私の当面の目的は電撃なりその他なりの選考で 第〜時審査まで通る事です。 あわよくば、とも考えておりますが、それが実行可能なレベル まで行きたいなと思っています。 そういうことで、足の本数が二本しかないにもかかわらず 何足も草鞋をはいているような状態の不届き者ですが、 「作家志望者」ということでここに置いてください。 お願いします。 >教える、教えてもらう まあ、とにかくすでにここにおいても自分で見極めて 学習していかないといけない状態になっていますからね。 「良い生徒」を目指すつもりではありませんが、 「意欲的な生徒」になるつもりでがんばらせていただきます。 >発言の消去について 特に意見はありません。 自分は今まで発言の消去をした事はありませんし、これからもするつもりはありませんので。 出したら何があってもそれが全て、と思っていますから。 >100単位のレス 読めます。 >メールの件 ばたばたしていてどうなるか未定です。 とりあえず、20日というのは延期になりまして、 メールもしばらくできます。 もし、このPCが使えなくなれば、 向こうでこのメールサーバーを設定したりなんだリ めんどいことをしないといけないので、不通になる可能性もありますが。 というか次書き込めるのいつだろう? ああ急がしや、まあそういうことで今後のメールの不明記はご勘弁下さい。 それでは、また。 -------------------------------------------------------------------------------- 物を書くということ No.0422 投稿日 2000年12月18日(月)00時19分 投稿者 榎野英彦 どこに書こうが、何に書こうが、その文章で金をもらおうが もらうまいが他人に読ませる文章を書く行為に変わりは無いんだよね。 そこに「他人の顔が見えているかどうか」ってことなんだよね。 だから、「こんなことやってると誰もシンデレラ書かなくなる」 なんてことを、あなたが気にすることは無いし、ましてや 書くことはないんだよね。 まあ、そういった文章を平気で書けるほどの人間であるという ことに感服してるけど。 そういった文章が書ける、その自信の根拠を知りたいな。 あ、その根拠は「自分の評価」のじゃなくて「他人の評価」の方ね。 社会的にどんな立場でモノを言ってるのか、知りたいな。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題出せなくてすみません No.0423 投稿日 2000年12月18日(月)00時22分 投稿者 弟切 千隼 先週は嵐のような一週間で、全然シンデレラの アイディア出しができませんでした(;_;) 今週も忙しいことは確定ですが、頑張って一つ でも二つでも出そうと思っています。 今回はちょっと雑談です。 > 平均年齢 私がここの平均年齢をぐぐっと上げていること はほぼ確定的です。自分の精神的な未熟さが恥 ずかしくて、私の年齢は明かせません(^^; 皆さん気付いておられるでしょうが、私は既に 学校を出て久しく、社会人として何年も働いた 経験のある人です。ですから、ここのような「 教えてくれる」場がどんなに貴重なものか、わ かっているつもりです。 「教える/教わる」という行為は、教える側に も教わる側にも相応の覚悟がないとうまく行か ないものです。確か、どこかの諺で「馬を水場 に連れて行くことはできるが、そこで水を飲む かどうかは馬が決めることだ(飲む意志がない 馬にむりやり水を飲ませることはできない)」 というのがありましたね。まさにこの通りだと 私は思います。 > つばくろさんの発言削除について。 私は新木さんとほぼ同意見です。 後から来た人がログを読んでも訳がわからない という事態を防ぐために、できれば残して欲し いです。 -------------------------------------------------------------------------------- つばくろさん No.0424 投稿日 2000年12月18日(月)01時39分 投稿者 新木 伸  まずつばくろさんは、掲示板に書き込む「権利」を持っているわけですよね。  それから、削除する「権利」も持っていると……。  んで、つばくろさんは、いったいどんな「義務」と「責任」を持っているわけですか?  話を聞いていると、「権利」のことばかりで、なにひとつ「責任」らしきものが見あたらないんですけど。  書き込みをして、発言する「権利」を行使したなら、自分の言ったことに責任を持つ(自分の都合で無かったことにはしない)ものではないでしょうか?  管理者に削除の申し出をメールなどですることは、相手にいらぬ手間をかけることになり、迷惑になりますので、やめたほうがいいでしょう。  発言者が自分の発言に最低限の「責任」を取っているならば、削除することはないわけです。管理者の人にとっては、それは本来必要のない手間なのです。 -------------------------------------------------------------------------------- リポビタンD No.0425 投稿日 2000年12月18日(月)07時10分 投稿者 杉井光  題名に特に意味はありませんが。風邪の時にはばっちり効くらしいですね。視界がぼやけていてなんだかヤバい杉井です。みなさまおはようございます。  えーと、採点はもうちょっと溜まってからにしようかな。そして新ネタも次回以降にとっておこうかな。  何しに来たんだお前は、と言われてしまいそうね。いやだって、ほら、なんだか面白そうなことになってるし。自分のこと新木さんが忘れちゃったりしたら寂しいし。たまには顔出して口出して、存在をアピール。オレの歌を聴いてくれっ! ・巻島さんの不穏当な発言に関しての新木さんの対応について  これについては、二人とも他人に意見を求めていないような気がするが、まあいいや、書いてしまおう。オレもまぜてよ。  いやね、まず、オレが思うに、アレは充分に「大したこと」だったと思うんだよ。普通に考えて。だって「ぶっ殺してやる」だよ? これで新木伸さん34歳(作家業)本日未明何者かに襲われ全身を刃物のようなもので刺されて死亡なんてことになったら、巻島さん真っ先に任意同行だよ?  それに、名前出して物書きで食っている人間だから、要するに「杉井ぶっ殺してやる」でオレが被るダメージよりはるかにでかい損害が予想されるわけよ。新木さん自身のシミュレートは、ずいぶん甘いものだったのじゃないかな、と。  だからオレ、正直に言って、新木さんはもっと露骨に怒るかと思ってた。西鶴っちとは全く逆の意味で、ちょっと驚いた、って感じ。(異母兄弟なのに意見がよく対立するよな、オレら)(ま、若いからな)  で。  それとはべつに、新木さんの先輩然とした態度が気に食わない、っていうのは充分に理解できると思う。でもそれって最初っからだったじゃない?  巻島さんの発言の問題と、新木さんがこの分室で最初から貫いてきた態度に対する意見とを混同しちゃダメだと思う。(なんかさ、西鶴発言413を読んでるとさ、「巻島さんへの対応は、私には理解しがたいものでした」のすぐ後から、いきなり「新木さんが人にものを教えること」に話題が切り替わってるんだよね。そこらへんで、混同してるんじゃないかとオレは考えたのね)  巻島さんの今回のあれこれに対する新木さんの対応は、強すぎるってことは全然ない。西鶴っちも「理由は分かる」と言っているとおり、筋は通っているわけで、あとの「納得できない」部分は全て、新木さんの高圧的な態度だよね。  巻島さんの発言に対してどうこう言う場合に限るのであれば、新木さんの言い方は必要十分、いやオレとしては柔らかすぎるくらい、ってとこ。理由は上記の通り、「アレはじゅうぶんに『大したこと』だった」から。今回は非常事態だったんだな。だから、引き合いに出すのはやめようよ。自制心のない人だったらもっと怒ってるよ、きっと。  で。  結局問題は「新木さんの偉そうな態度が気に食わない」っていう……ことなんじゃないかなあ、と。  まず、金を取っているわけではない以上、新木さんはここに来る人たちに対して何の責任も負っていないはずだよね。確かに提唱はしたけれど、育てる義務はこれっぽっちもないと思う。(「よみかく分室でだれでも作家になれます!」とか喧伝したならともかくさ)(つまり「教えます」と言った以上、「教える」義務はあるけれど、それによって「ちゃんと成長させる」義務はないよな)(でも、「教わった側が成長しなきゃ教えたことにはならない」っていう考え方もあるかもしれない)(それはさすがに「教わる側の傲慢」だと思う)  あと、なんだか新木さんがレベルの低い参加者を追い出しているように読める表現があるけど、そんなのもやってないよな。  要するに、西鶴発言413は、すごく言いがかりっぽいな、ということ。それでもある程度うなずけてしまうのは、やっぱり新木さんの態度に鼻につく要素が含まれているからなんだろうなあ、と。オレ自身は気にならないんだけど。  ちなみにオレは、この分室で新木さんに「何かを教えてもらった」という自覚はほとんどありませんのね。オレが何より新木さんから学びたいのは、テクニカルなことではなくて「プロの厳しさ」なので(オレ、甘ちゃん人間だから)。だから正直に言って、新木さんが(多少いばった態度ででも)「プロってのはさー、これこれこうでアレがあーなんだよ、つらいんだよ、君たちが考えてるよりずっとさー」ってクダ巻いてたりしたほうがずっとためになる。 (というわけでもっとクダ巻いてくれ>新木さん)  これはオレだけか? -------------------------------------------------------------------------------- 削除について No.0426 投稿日 2000年12月18日(月)07時39分 投稿者 むに >新木さん 「削除機能は直後の訂正のためのものである」 これは新木さんにとっては常識。 しかし万人にとって自明ではない。 ゆえに明示するべきだ。 というのが僕の意見です。 削除機能がない掲示板では投稿者の都合に合わせなくても良いと思います。 この点はつばくろさんとは意見が違うようです。 >つばくろさん 今回の件に限らず、つばくろさんの書き込みは「コミニケーション用」ではないように思います。 「コミニケーション」において自分の意見を100%伝えることは無理です。 それでは説教になります。 自分と他人では、知識も生活習慣も言葉の解釈も違うのですから、自分の意見が相手に伝わるときには30%残れば良い方です。 大事なのは「自分が一番言いたい30%」が残るようにすることです。 そのために他の70%を捨てる覚悟も必要です。 「自分が一番言いたい30%」と「相手が一番言いたい30%」を足掛かりにして、残り40%を築き上げ、100%にする。 コミニケーションにおいては、そういう姿勢が大事なのだと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- ただいま大学です。 No.0427 投稿日 2000年12月18日(月)13時48分 投稿者 西鶴翠 なので、予告編ぽく、短く。 >新木さん。 二つだけ、大きな認識の違いがあるので、訂正させてください。 私は、「おじさん」とは書いていません(笑)。 また、「叱ること」を部分否定はしていますが、全否定はしていないです。これは、私の書き方が悪かったということもあるのですが。 その他の、まともな議論は、私の大学のレポートが終わってから。 >杉井さん。 待ってました! とだけ、書いておきます。 詳しくは、また今度。 >つばくろさん。 この掲示板に書き込む以上、新木さんの題意に沿う形に近づくように努力するのが鉄則です。けれど、「題意を汲み取る努力」をしていないように見えました。それどころか、「パロディもの」を出すことにより、積極的にはずしにいっているようにも思えました。最初の一回目は、題意を汲めなくてもさほど大きな問題はないのですが、数回にわたり同じはずし方をしているところが「ふざけて」いるように思えました。 >採点について。 ここまでで出ているものは、採点してあるので、次に自宅からネットにつないだときにでも、アップします。 長くなったかな。 それでは。 -------------------------------------------------------------------------------- 削除機能とか No.0428 投稿日 2000年12月18日(月)21時07分 投稿者 新木 伸 >むにさん  削除機能の目的と、大まかな有効期限(最近の書き込みに限る)ということを、書いておくことにしました。  「削除機能は直後の訂正のためということは常識」ってことは、「自分の書いた書きこみには責任を持ちましょう」とかいうことが常識であるのと同じくらいのことであって、あらためて言ったり、注意書きとして書かねばならないことではない……と、そう思っています。  これは私的には、譲れないところ。  ただ、むにさんの意見には一理あると思いましたので、明示しておくことにしました。  書き込みフォームの注意書きを、ちと変更しました。見てみてください。  こんなもんでどうでしょう? >むにさん  いまのここの掲示板システムだと、100単位の集積ログに収納されるまでは「削除ボックス」があって、一見削除できるように見えてしまっているんですよね。それはいかんなぁと、前から思っていました。まあ上に書いたとおり、20個以上も前の書き込みを消すこと自体がおかしなことなので、あまり問題になるとは思っていませんでしたが。  これは単なるプログラム上の問題です。修正すればいいんですけど、時間が取れなくて……。誰か直してくれないかなぁ(笑)。perlのわかるひと。  あとついでに、ホスト名(DNS名)の表示は、この掲示板では不要と思われるので、表示しないように変更しました。あれって本来、掲示板荒らしやらイタズラ防止のためのものですけど、最近は常時接続のユーザーも多くなってきましたから。  ログも更新して、消しています。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点代行(西鶴)その8 No.0429 投稿日 2000年12月18日(月)21時56分 投稿者 西鶴翠 (基本的に敬称は略させていただきます。) #415 つか8 OK。 踊る権利を譲渡するシンデレラ。無欲だと思います。また、「二度踊りたい女性」との対比もよくきいていると思いました。 #418 いか2 ボツ。 >シンデレラの本筋とは変わりないのでOKですかね。  とのことで、確かに「シンデレラの本筋」とは変わりないのですが、ここで要求されているのは、「シンデレラの話全体で『無欲』を語ること」ではなく、「舞踏会場でのエピソードとして『無欲』を語ること」なのでした(いや、ほかにも制約はありますが)。なので、ほかの部分で特殊設定やフォローをしてはいけないのです。ヒントとしては、#115の記事があります。 −−−−−−−−−−−−−− 雑談については、すでに眠いので、また次回。 (レポート書いていると、疲れるのです。) (筋肉痛ですし。) それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0430 投稿日 2000年12月18日(月)22時28分 投稿者 新木 伸 >杉井さん  うんうん。  言う言う。やるやる。  おれクダ巻くの得意よ。したり顔で説教したりすんの、もう大好き(笑)。  例の「なぜ読者は作者の“言いたいこと”を聞かねばならないか」ってこととか、プロになるために捨てなきゃならん「意識の甘さ」ってもんを、もう語りたくってうずうずしてんだけど……。  元発言の八神さんをほうっておいて進めちゃうわけにもいかんしなぁ。  おーい。>八神さん >イマジーさん  えーと、「プロ」ってものを話すとき、専業作家のことばかり書いてたから、それ以外はプロにあらずという意識を持たせてしまったかも。  作家には、兼業でやっているプロもいますよ。  「小説を書くことで定収入を得ている」ってのが、プロの定義と思っています。  だから一冊だけ出して、そのあと消えちゃった人はもうプロではないし、メインとなる仕事を持ちながら1年に一冊ずつ出している人は、それはプロであるわけです。  年一回の収入は「定収入」になるかっていうと……まあ、ぎりぎりかな。  ただ私の知人の範囲で見てみると、兼業の人はほとんどいません。  電撃の川上稔さんぐらいかな。いま現在兼業でやっている人って。パラサイトイブの瀬名さんとかも、もう兼業から専業にチェンジしちゃったし。富士見で活躍されてる榊一郎さんなんかも、やっぱ2年ぐらい前に専業になっちゃったし。  兼業の人がいても、「専業でやっていけると判断するまでは兼業でいる」つもりの人が多いなぁ。やっぱり。  ただずっと兼業でやってゆくつもりの人も、いないわけではないです。個人的には知らないっていうだけで。  ちなみに川上稔さんはどちらなのか、これはわかりません。本人に聞いたこともあったかもしれないけど、忘れてしまった。  メールアドレスの件に関しては、必須じゃないんで気にしないでいいですよ。  あれは本人署名のようなものなんだけど、書いておくと、自動収集のロボットに持って行かれて、ダイレクトメールが海外から届く……なんてことになる弊害もあるし。 >西鶴さん  うん。まあ暇ができたらでいいんだけど、「どこまで叱ってよかったのか」っていうことへの意見は、ぜひほしいところ。  あとおじさんってのは、まあ言葉のあやね(笑)。  あと「ふざけている/いない」に関しては、私は違う意見を持ってるかも。  つばくろさんのあの一連のボツ、じつは貴重です。  「読まれもしないでボツ」なんて、そうそう出るもんじゃない。  ここに来ている人は、多かれ少なかれ、他人へのボツを参考にしているはず。「ああ、あのパターンはボツか。あれは論外か。ふむふむ。それであのぐらいだと、惜しいけどボツになるわけね」とか……。  成功より、失敗のほうが経験値が大きいもんでしょう?  あっさり1回で成功しちゃうよりも、何度も失敗してみたほうが、じつは身に付くものが多い。  こうやって、大勢でひとつのことをやっているときって、人の失敗を観察することで自分の経験にできる。自分がやって失敗してみなくたって、人が失敗してくれるわけだから、より多く失敗のバリエーションを得られる。  つばくろさんが、「読まれもしないボツ」を出してきたことで、すくなくとも、あれと同じパターンでボツ食らった人はいないはず。  もしかして、ひょっとしたら、いたんじゃなかろうか。  苦しまぎれにあの系のやつを出そうとしてたんだけど、つばくろさんがすごいボツ食らったから、中止して引っ込めた人とか……。  ……ってことで、つばくろさんの発言は、そういう意味でも、やっぱり消せないなぁ。  消すのもったいなさすぎ。 -------------------------------------------------------------------------------- はーい(爆) No.0431 投稿日 2000年12月19日(火)00時26分 投稿者 八神伽羅  すみません、最近ちょっとばたばたしてて書き込みしてませんでした。  なんだか呼ばれているのでとりあえず前の問いの答えだけ。採点はまだできません。ごめんなさい。 Q.「何故読者は作者の言いたいことを全部聞かないとならないのだろうか?」  でしたね。  回答になっていない気もするんですが、私の答えは「作者の主張に耳を傾ける義務は読者にはない」です。権利ならあるんでしょうけど。  読者が何故お金を払って本を買うかといえば「楽しみたいから」です。  作者はお金を取る以上、それに見合うだけのなにかを読者に与える義務があります。つまり楽しませなければならないわけです。金額に見合うだけの楽しみを小説に織り込んで初めて、作者には言いたいことを言う資格が与えられるのだと私は思います。  つまり、「読者はお金を払って作者の言うことを聞かなければならない」のではなく「読者はお金を払ったのだからその分は楽しまなければならない。なおかつ、作者の言いたいことを聞くこともできる」だと思うわけです。言い換えれば「作者はお金をもらったのだから、読者を楽しませなければならない。自己主張はそれから」というところでしょうか。  作品にのめり込ませて読破してもらい、主張を聴いてもらう、というのはあくまで作者の思惑。読者には関係のないこと……というわけで、上の答えに行き着きました。  質問自体を否定する答え方ってまずいんでしょうけど、これ以外に回答が思いつかないのです。  ということでした。  では新木さん、存分に語ってください(笑)  楽しみにしてます。  ではでは。  次回こそ採点と課題提出を……。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ迷宮(3) No.0432 投稿日 2000年12月19日(火)00時40分 投稿者 いか 枠組みの中で書かなければ意味がない。 これに関しては、自分の理解力と状況判断の欠如が問題でしたな。 誤差修正の為に、今回も一つだけ送ります。 一日一回書き込むことは予定外がない限り続けていこうと思います。 □ いか3 ・舞踏会は仮面を用いて行われた。それは、外面ではなく中身を重視して嫁探しをしたいと王子が提案したからだ。王子も仮面を付けているため、誰にも判らないというが現状である。 ・他の女性は手当たり次第の男に声をかけて王子を探すが、シンデレラは現状から王子を捜すのは無理だと諦め、このパーティを楽しむことに決める。 ・他の男性にダンスに誘われシンデレラは了解する。 ・その様子を見ていた王子は、シンデレラに心を奪われ踊っている最中、自分が王子であることを告げ、僕と踊って欲しいと頼む。 ・シンデレラは「その申し出はうれしいですけど、少なくともこのパートが終わるまではこの方とのダンスは終わりませんので少しお待ち下さい」と丁寧に断ると、王子は暫しショックを受けるが、すぐに笑みを浮かべて待ち続ける。 ・その後、シンデレラと王子は踊り始める。 http://boogie.room.ne.jp/~pop/hht/ -------------------------------------------------------------------------------- 雑談&課題提出 No.0433 投稿日 2000年12月19日(火)01時25分 投稿者 つか なんだかシンデレラシンデレラしてませんね、最近(笑) とりあえず雑談から。 この掲示板は自分としては、新木さんが来る人に教えてあげている、というよりは、技術を提供してあげている、ような感じに捉えてます。プロットを扱うことに関する自分の技術と、それをものにするためのノウハウの提供の場、みたいな感じで。 「そもそも教育って概念自体が幻想ではないか」とか思ったりして。受け売りですが。ちなみに、確かこう続きます。「そう言ったものがあるとすれば、それは自分の生き様を見せることだ」ちょっとうろ覚えなんですけどね。 新木さんが仕事に対する自分の姿勢やその近況報告、編集さんとのやりとりやらを書いてくれることで、(生き様を見せるのとはちょっと違うのだろうけど)自分にとっては心がまえの面で凄くためになってます。自分も甘ちゃん人間なんで(笑) では、課題提出。 つか・9 ・舞踏会の会場の入り口では、お后候補の女性にリボンが配られている。受け取るシンデレラ。 ・リボンは余興のためのもので、王子が選んだリボンと同じ色のそれを持っているものが、一つ願いを聞いてもらえる。王子の選んだ色は、シンデレラのリボンと同じものだった。 ・王子はシンデレラのところにきて、どんな望みがあるのか聞く。シンデレラは、どうしても叶えてもらいたい願いが二つある、と答える。 ・シンデレラの答えに顔をしかめる王子。やや不機嫌な顔になり、どんな願いなのか、と尋ねる。 ・シンデレラの答えは、小さ目の丈夫な箱がほしいというものと、この舞踏会で振舞われている料理を持ち帰る許可が欲しい、というもの(大事な友人(ネズミ)にも料理を食べさせてあげたいから)。 ・シンデレラの答えを聞いて驚く王子。王子は先程までとは正反対のにこやかな表情で、それならばわざわざ今願わなくても、後で配下に用意させる。他に何か願いはないのか、と尋ねる。 ・シンデレラはすぐには願いが浮かばなかったが、しばらくして、赤くなりながら迷惑でなければ一度自分と踊って欲しい、と答える。 ・再び驚く王子。そしてそのあと、王子の眼は恋する青年のそれになっていましたとさ。 一応レベル3のつもりで書きました……。四捨五入して3になる辺りのレベルまでいっていれば良し(?)。 それでは。 -------------------------------------------------------------------------------- 茶羽根21 No.0434 投稿日 2000年12月19日(火)02時58分 投稿者 茶羽根(ちゃはね)  不調……。  茶羽根21  舞踏会が始まったが、大事なペットが逃げ出してしまい、王子はうかない顔。た またま発見したシンデレラがペットを連れていくと、王子は喜んで、シンデレラに 御礼をしようとする。だがシンデレラは王子の笑顔が見れただけで満足だったので、 宝石や装飾品といった御礼をすべて断ってしまう。それではということで王子は、 シンデレラをダンスに誘うのだった。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.0435 投稿日 2000年12月19日(火)06時26分 投稿者 むに 書き込みフォームの注意書き、読みました。 良いのではないかと思います。 これ以後はこのルールで問題ありません。 明示する以前の問題に対しての意見は前々回に書いた通りです。 -------------------------------------------------------------------------------- 再び大学から。 No.0436 投稿日 2000年12月19日(火)14時15分 投稿者 西鶴翠 もしかしたら、しばらくネット自体から姿を消すかも、という連絡です。 母親がぎっくり腰らしきものになりまして、重い物を持つことができるかどうかという状況なので、料理以外の家事を手伝わねば、ということで。母親は元気であることをアピールしたいらしく、ぎっくり腰になる前よりも動き回りたいようなのですが、頼むから重い物は持たないでくれ、ということで、久しぶりに「一緒に」スーパーまで買い物に出かけたり(一文が長いな)。要するに、ぎっくり腰でネットどころじゃなくなるかも、ということでした。 医者の診断いかんでは、今まで通りにブラウジングしますが。なお、どっちに転んでもROMはしているので、呼んでくだされば返事はします。 それから、「叱ることについて」と「教えることに私がなぜこだわるか」のようなものは、昨晩作成済みなので、家に帰ったらアップします。「採点代行」は、ちょっと予定が立たないです。 また、追って私がどういう状況になるか、正式に連絡します。「採点代行」の件もありますし。 それでは。 -------------------------------------------------------------------------------- 叱ること。教えること。教わること。 No.0437 投稿日 2000年12月19日(火)20時59分 投稿者 西鶴翠  これから語ることは、私個人の意見です。断定調で書きますが、「思っています」などの語尾がつくと考えてください。  また、私の今までの主張と微妙に変わっています。私の中でよく考えた結果だと思ってください。 >叱ること。  「新木さんは、今回二つのことを同時に行なっている」という話をします。それは「怒る」という行動と「叱る」という行動です。  「怒る」というのは、感情を乗せるものだと思ってください。このとき、相手への気づかいは無用です。とにかく感情が爆発する様子です。ただし、相手も自分も同じ立場であることを忘れてはいけません。  「叱る」というのは、相手を正しい方向に導いてやることです。相手を部分的に否定したりしますが、相手を思いやる気持ちが大切です。このとき、必然的に「上から下へ」の口調になることが多いです。  「怒る」と「叱る」の私の定義とその補足は以上のようなものです。若干、人によって差異はあると思いますが、どこかで同じような概念を持っていると思います。  そして、本論に入ります。  というより、結論なのですが、「叱る」と「怒る」を別々に行なうのであれば、全く問題はないと思います。ですから、新木さん個人として巻島さんの行動に対して「怒る」ことは、全く問題がないと思います。杉井さんの仰るように、「怒っ」て当然です。また、年長者として、「叱る」ということもしてもいいと思います。けれど、新木さんの今回の言動は、「叱り方」がまずかったように思えました。  「叱る」ときに、感情までもを乗せてしまっているのです。「けじめ」という言葉を説明するときに「問題形式」にしてしまっているのは、感情を乗せてしまっていることの表れですね。このとき、「問題形式」にする必要はまったくないわけです。巻島さんの認識と新木さんの認識が異なっているからこそ、巻島さんは「新木さんから見た場合の」間違った答えを出すのです。間違った答えを出すことが予想できるにもかかわらず、問題を出すのは、相手に対する思いやりが欠けています。「叱る」ときに、感情を乗せたり、相手を思いやる気持ちを忘れたりしてはいけません。  対して、「怒る」のだとしたら、立場をそのままにしては(教師であるという立場をそのまま保っているように見せては)駄目です。相手へのダメージが必要以上に強すぎることになります。  要するに、「怒りながら叱っている」という状態が、私にはまずいように思えました。  と、ここまでで、私の意見はほぼ終わっています。あとは、細かいレスになります。 >ショックを与えることについて。  与えても与えなくても、どちらも正解だと思います。ただ、与え方が「怒る」なのか「叱る」なのか、そのあたりを考えることが必要だと思いました。ちなみに、「相手に伝われば」途中で切り替えるのもありだと思います。「怒っ」ておいて、次の書き込みからは、はっきりと「叱る」に切り替える、とか。切り替える場合には、相手にもはっきりと伝わることが必要なんですが。伝わらないと、「上から年長者という権限を利用して怒っている」という最悪のパターンに陥りますから。 >杉井さん。  私の書き込みは、実は、対立意見が出てこないと成立しないのです。必要以上に「新木さん批判」の文章を書いてしまったから。偏りを戻すような意見が必要だったわけです。もし、対立意見のようなものが出てこなかったら、自分で書き込むつもりでしたし。結構ずるい書き込み方だったりしました。だから、 >(異母兄弟なのに意見がよく対立するよな、オレら)  私にしてみれば、あうんの呼吸だったわけです。杉井さんからしてみたらどうか分からないけれど。  けれど、 >混同について。  混同してはいけないかも知れない。けれど、混ざっているように見えたのは、少なくとも私には、事実。混同した私も悪いかも知れないけれど、混同しているように見せた方もそれなりにまずいと思います。  で、未だに私には、「新木さんの貫いてきた姿勢」と「巻島さんについての言動」を分離することができないのですけれどね。 >313、「ボツ出しと、アマチュアにボツを出されることを恐れる人へたちへ。叱る」(これは巻島さんあてではなくて全員宛)  これに関しては、私は、全く問題がないと思いました。純粋に「叱っ」ているだけだと思われるからです。 (ここから、「叱る」ということから離れて、#416へのレスになります。) >開設時の心構えのあたりとか。  本当だ。確かに、きちんと明文化していますね。それが、来た人にきちんと伝わったかどうかはともかく。いや、「伝わったかどうか」が全てであるとも思ったり思わなかったり。とりあえず、明文化はされていますね。 >「教えてもらう」ってことを享受していると、それがあたりまえの常識になってしまう  多分、これは私に向かって言っているのだと思いますが、予想に反して、大学は「教えてもらう」という感じではないです。高校までとは著しく違います。教授たちの半分以上は、「教えるのは面倒だ」と思っていると思えます。テストの採点業務なんか放り出してしまう先生がいるくらいですし(答案の見た目で点数をつけているらしいです)。ということで、私はすでに、「事実上教える義務のない人たち」に教わっているわけです。さすがに、講義内容を何も教えようとせず、雑談しかしない教師には困ったのですが。  ということで、「大学」でも、教わることの貴重さは分かるぞ、という話でした(私も大学に入ってすぐのころは「教えてもらえるのが当然」だと思っていたので面食らいました)。 >教えることに対する、西鶴的個人的意見。 >いったん社会に出て仕事をはじめるようになると、もう誰も教えてはくれないんですよ。  私の主張はここから始まります。私の哲学の世界です。賛否両論あると思います。新木さんの書き込みからの引用になっていますが、ほぼ全方向への発信です。  要するに「無償で教えるときほど、『教える』ということに対して真剣にならなければならない」ということを書くつもりです。  「無償で教える」つまり、教える義務のない人が教えるときの話です。そして、教わる方も義務がないことを承知しています。すると、どういうことが起こるか。  ここで、実際に、私が現役の卓球部員たちに思われているだろうことを想像してみます。 「あの先輩は、暇なんだな」「あの人は、教えるのが趣味なんだろう」「大学に居場所がないんだろうか」  そんな感じだと思います。そして、中には生真面目な部員もいて、こうも思っていることでしょう。 A「せっかく教えに来てくださっているのだから、言うことをきかなければ」  問題はこれなのです。一般的に美徳だと思われているだろう考え方です。けれど、この「美徳」を教える側も持ってしまったら。 B「せっかく来たのだから、言うことをききなさい」  声に出して言わなくても、こういうことを考えてしまったら、それは教える側の傲慢です。  ここから一般に拡張しますが、結構多くの生徒がAの考え方を持っていて、人柄のいい先生でもそれに影響されてしまってBの考え方を持ってしまっている場合があります。私も、自分の中でBとの戦いをしています。  そして、Bの考え方を「弱め」ると、次のように派生していきます。 「少なくとも、教えていれば、文句を言われる筋合いはないだろう」「教えるということを何かの手段にしてしまっても、間違ってはいまい」「こいつはどのような教わり方を見せてくれるだろうか」  要するに、「無償」に「報酬」を求めてしまっているという構図です。一つ目は標準的な考え方です。二つ目は新木さんの考え方に近いもの(だと思われる)。三つ目は私の考えていること。  Bの考え方によって、生徒第一主義ではなく、自分を一番目に考えてしまうことになります。  Bという考え方は、無償で教えている人だからこそ発生してくるものです。無償で教えている人はBの考え方と自分との葛藤を抱えていると思われます。  結局のところ何が言いたいかといえば、「無償は無償であることを忘れるな」ということです。別の見方をすれば、「無償であるときこそ丁寧な仕事を心がけよう」です。自戒も含めて。  ここまで書いておいてナンですが、「そういう考え方もあるのだなあ」程度に留めていただければ幸いです。私自身、これが一般に広まるとは思えませんから(ま、よく考えれば、それを新木さんに求めるのもわがままな話ですが)。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- その他の雑談。 No.0438 投稿日 2000年12月19日(火)21時00分 投稿者 西鶴翠 >「なぜ読者は作者の“言いたいこと”を聞かねばならないか」  これ、私も早く聞きたいところです。そのときに、私の書いたものを引き合いに出されるような気がしているのですけれどね(笑)。 >「読まれもしないボツ」を出してきたことで、すくなくとも、あれと同じパターンでボツ食らった人はいないはず。  なるほど。そういう考え方もできるのか。「ふざけているか否か」ではなく、「利益になるか否か」ですね。 >ぎっくり腰。  で、私の母親ですが、どう転ぶか分かりません。治ってきているような気もしますし、でも、再発するとやっかいです。とにかく、一週間くらいは家事をかなり手伝おうと思っているので、 >採点代行。  12月いっぱいは、採点代行を休もうと思います。  ということで宜しいでしょうか。>新木さん、そして、その他の方々。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 久しぶりなんですけど・・・ No.0439 投稿日 2000年12月19日(火)23時29分 投稿者 羽矢野 一回書き込んだだけで、もうすでにかなりの時間があいた羽矢野です。 今日たまっていたログをやっと読み終わりました(ふう) なんか、最近シンデレラじゃなくなってますね。 ええと、今日は離脱を宣言するために書き込みました。 一回だけだし、憶えてる人もいないかな?とおもいましたが、礼儀として。 仕事の関係が年末で忙しくなったので・・・(いや、逃げかな?) 去る前に一つだけ。 ログを消す消さないに関してですが、 こういうのは今の国会みたいでいやかもしれませんが、もう少し 双方歩みよった方がいいのでは? 見てると意見が平行線。 このままではいつまでたってもあのままです。 お二人の意見を見ていると、双方ともに納得できます。 個人的には、自分がつばくろさんの立場だったらと考えると、 消してあげた方がいいのでは?と思いますけど。 やっぱり、過去の汚点と自分が考えるものが残っている。それは、 新木さんなら消すことができる。だったら、消してほしいと願うでしょう。 義務とか責任とか権利とか、そういう事ばかりではなく、個人の心情を 配慮してあげてもいいのでは? 私の個人的な考えですが、最後にそれだけ。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談 No.0440 投稿日 2000年12月19日(火)23時36分 投稿者 いか 本当はシンデレラの続きを書きたかったのですが、 誤差修正が出来ているのか否か微妙なので、雑談に入ります。 『一日一回』と書いた手前、いきなり書かないのもなんですしね。 >最近の話(2) A:どうしてこんな問題が起こってしまったのか? Q:他者の書き込みの意図を読みとらなかったから。 というのが私の本音です。 読みとらせるように書かなければいけないのは、 作品を書く上でも、実生活でもそうだと思います。 「なぜ、この人はこういうことを書いたのだろうか?」 それは、一見常識の外れた意見なのかもしれません。 しかし、こう云うことを書くには理由があるのでしょう。 シンデレラ迷宮にしてもそう、ボツをもらうのにも理由があるのです。 だから「間違っている」という意味でボツを与える。 アマといえども、プロの負けるとも劣らない程の本を読んでいる人達ですから、 その判定は絶対とは云えませんが、間違いは少ないでしょう。 例え一人が間違えても、四人の屈強のアマフェッショナル(阿呆)がいます。 一人に任せるのではなく、数人に任せているのはこの理由からでしょう。 しかし、何が間違っているのか判らない」ことがあると思います。 それは「正しい」と思ったからこそ書き込んでいるのですから。 しかし、微妙なものに対しては「こうだから違う」という書き込みがなされています。 それを読みとり、自分の中で誤差修正をする。 これは自分の意見を曲げるのではなく、自分の中に取り込むことだと思います。 その「取り込む」という部分が私には足りないのではないでしょうか。 取り込むためには、WHYを判らなくてはいけません。 「なぜ、この人はこういうことを書いたのだろうか?」 「判る部分もある。しかし、私はそれは違うと感じたので意見を返す」 これならば、譲れない部分がでない限り平行線にはならないと思います。 つらつらと書き込みましたが、さてはて。 西鶴さんの母上が、不運にも怪我(病気?)となってしまいましたので、 私としては、この先どうするのかと二重の意味で心配しています。 私的には、急ぐべきものでもないし、一月まで様子見でいいのではないかと思っています。 西鶴さんの意見がこの場には必要だと考えているので。 しかし、こうなると迷惑をかけてしまうと思われるかもしれません。 それでも私は一月まで母上の怪我の回復具合を見て、 無理ならば別の人にバトンを渡すことを提案します。 他の人はどうでしょうか。 西鶴さんの母上の回復を祈りつつ、書き込みを終わらせて頂きます。 http://boogie.room.ne.jp/~pop/hht/ -------------------------------------------------------------------------------- しばらく休みます。すみません。 No.0441 投稿日 2000年12月20日(水)16時09分 投稿者 おーた ええと、しばらくここには来れなくなります。正月休みになってしまうからです。 休みの日なのにかんじき履いて学校まで往復するのは辛いです。 よって、勝手ですがしばらく休むと思います。復活するのはたぶんかなりあとになると思います。高校合格した頃とか。 その5  王子はパートナーチェンジで出会う女性ごとに「もしも何か願いを叶えてあげようと言ったらあなたは何を望む?」とからかう。女性たちは真剣そうに大金や宝石、王子様と結婚したい、などと答える。  シンデレラにも同じように聞くと、彼女は必死そうに考えて、お金と答える。王子はこの人もか、と内心失望しながら、「ふうん、お金ですか」と言う。  「はい、銀貨を4枚ほど、これから寒くなりますし」そう言われ、シンデレラの手ががさがさであることに王子は気づく。  銀貨が4枚といったら、薄い手袋がやっと買えるくらい。手袋を買いたいのかも、と察した王子は暖かい手袋をシンデレラに渡した。  難しいですね、やっぱり。 -------------------------------------------------------------------------------- 殺伐として…… No.0442 投稿日 2000年12月21日(木)15時31分 投稿者 巻島翔史 シンデレラシンデレラしなくなった原因の1人ではないかと 思われる巻島です。 どうもこの掲示板は、流れとして、 新木vs西鶴の構図になりやすいようですね。 まあ個人的には為になる話がボロボロ出てくるので嬉しいのですが。 新木さん>罪罰論> #398の書きこみにおける、殺人犯の話。 あれでまあ、だいたいの納得は得ました。 だからもうこの話題は基本的に終了です。 電撃hpにおける事件> ええと、白状します。 新木さんがここで俺の書きこみに注意をいれる前から、 俺は謝罪する方針でいました。 ただ、あっちに書く前にここを見てしまったため、 態度がより強固な「謹慎」へと加速したのは事実です。 で、まあ「謹慎」というスタンスを当初とったのは、 「ぶっ殺す」などという恐喝行為を行った以上、 新木さんはこんな危険人物を許すはずは無いだろうと思ったのです。 ただ、新木さんが予想より心の広い方だったので、 「謹慎」意味をなさなかった、と。 ……俺は心が狭いですからね、新木さんの立場だったらば、 リカバリーのための発言を求めて、なおかつ懲罰を与えたかもしれません。 ちなみに、「骨」に分解していたのが、煽りであったとは俺は考えていません。 新木さんは上から下に叱り付けている> (西鶴さんの書きこみより) ある意味当たり前じゃないですかね。 だって10コ以上離れてるんですよ。 年配の人間が年下を叱るのは当然です。 で、西鶴さんは新木さんの一連の言動は 「怒り」ではなかったか? ということをおっしゃっているわけなんですが、 新木さんが感情的になるのは、当たり前だったのではないでしょうか? 現実的に、「叱る」と「怒る」をはっきり分けて使っている人はいません。 本人は「わけている」と思っていたとしても、意識された行為だったとしても それが正しい判断・認識とは言いきれないでしょう? つばくろ氏削除問題> これはですね、両方の言い分がわかるだけにつらいです。 新木論の「書いた事には責任を持て」というのはわかります。 現に、俺はここでは一度も削除したことがありません。 一度いったことを簡単に無かったことにするというのは、 あんまりにも自己都合主義がすぎるのではないか、という思いからです。 つばくろ論の「俺の書いたもんは俺がどうしようとええんや」 というのもわかるんですねえ。 新木さんは、責任・義務がないと権利は出ないといいますが、 この場合は義務はありますよ。 自分の書いたものを管理・運用する義務が。 書きこむ権利だけあって消す権利が無いというのは、 出口の無いトンネルみたいなものではないでしょうか? つばくろ氏の書きこみを消さない理由について> どうもこれがしっくりきません。 で、言いたいことがあったのですが、 100単位のやつが調子が悪くて開かないので 明日にします。どうもすいません。 -------------------------------------------------------------------------------- お知らせ No.0443 投稿日 2000年12月22日(金)01時08分 投稿者 新木 伸  17日に父が他界しまして、ちと、どたばたしています。  昨日まで実家にもどっていまして、葬儀の手筈やらなんやらをしてきました。  2日ほどこちらにいられるけども、23日にはまた行って通夜と葬儀してこないと。  いやぁ、親父の棺桶を机がわりに原稿書いてましたよ。ノートパソコンで。  そういうの、先輩作家の話では聞いてたけど、まさか自分がやるはめになるとは……(笑)  まあこういうのも、この稼業の厳しさの一例ってことで。  ……で、こちらですが。  西鶴さんがお休みでも、まだ採点者は3人いるんで多数決でやれますね。  現状維持で、このままやっていてください。  もし10個の課題クリアした人がいましたら、次のお題、「健気」「誠実」「気高い」「無垢」のなかから、好きなものをどれかひとつ選んで、また10個やっててください。  また次の課題に移らず、しばらく休憩していてもいいです。  ぼくのほうは、復帰はやはり来年になってからですね。  この修羅場のうえに、さらに一週間ぐらいスケジュールがぶっ飛んだもんで、もはや非常事態です。親父が死んでも締めきりは伸びてくれない。 (まあ編集さんには、最悪一週間ほど超過するかもしれないので覚悟してくれとは言ってありますが)。  原稿上げるまでは、ここだけでなく、メールチェック以外でインターネットは繋がなくなるかもしれません。なにか急な対処を要することとか(巻島さんの電撃hp掲示板への書き込みみたいなのとか、ネット荒らしが出没したとか、そういうの)起きましたら、メールを入れといてくれると助かります。  とりあえず、溜まっていたレスは書いておこう。 -------------------------------------------------------------------------------- 怒ると叱るとか No.0444 投稿日 2000年12月22日(金)01時09分 投稿者 新木 伸  うんうん。読みました。  よし、全然ダメージは受けてないぞ。よかったよかった。(※注:あとの書き込み参照。こっち、先にアップするけど、じつはあとに書いてるもんで)  いや、これはべつに話を聞かなかったってことじゃなくてね(笑)。  怒りかたと叱りかた。  思ったのが……。  相手にいまどのくらい伝わっているのか……。それを判断するのが、ネットだととても難しいということ。  文章だけで、相手の顔(表情)は見えないわけだ。  いきおい、自分に出来る範囲の推測だけで、相手の状態を考えて書かなきゃならない。  コミュニケーションでいちばん大切な情報源である、「表情」もない。  電話とかと違って、「声の調子」という情報源さえもない。  そんな、とほほな状態でコミュニケーションしないとならない。  ところでよみかくのメンバーの人たちって、OFF会とかで何回か顔を合わせているのかな?  つまり顔と名前が一致していて、人柄がだいたい掴めている……とか、そういうことだけど。  わしの場合、みんなとは面識がないのだ。  そのうち新年会でもやりたいと思っている。分室のメンバーとかで。  怒りと叱りについては、怒りを呑みこみきれなかったのが、そもそもの原因かなと思っている。あそこで怒りを表す必要は、そもそもなかった。ショックを与えるだけなら叱るだけでよかったわけだ。まあ怒ってみせて、それでショックを与える方法もありだろうけど。  でもあの場合の「怒り」要素は、わしが「怒る」べくして入れたものじゃなくて、混ざって入りこんじゃったもの。  叱る行為に怒りが混ざっちゃ、そりゃ、いかんよね。  どうもこの、怒るときに怒るっていうのが、ぼくには難しい。  怒るべきときに怒り損ねて、そのことであとで激しく後悔したり、怒りを呑まなきゃならんときに怒りをにじませちゃって、やっぱり後悔してみたり……。  二十歳ぐらいの頃から自覚はしているんだけど、いまだに直らない。努力は続けてゆくけど、こういうのって、きっと一生直らないんだろうなぁ(笑)。  だから少なくとも、自分の小説に出てくる登場人物に関しては、怒るべき時には怒髪天を衝く勢いで怒り、怒りを呑まなきゃならないときには、ちゃんと呑めるような人物にしている。っていうか、そうじゃない奴わし嫌いだから、出てこない。 >心構えの明文化  うん。  わしも書いたから伝わっているはずなんて、そんなことは思っていない。  伝わらなければ、書いた行為には意味なんてない。そう思ってる。  ただまあ、売り言葉に買い言葉と思ってくださいな。(笑) >大学教授  大学教授には、教える「義務」はあるのではなかろうか?  それは怠慢かも(笑)。  しかし世の中のどこかに、「教えることのプロ」って、いるのだろうか?  すくなくとも学校教師は、あれは違うな。他に行き場がなくって、教職免許も持っているから教師になるか……なんて甘ったれた気分で就職してきて、世間の厳しさも知らずにぬくぬくと年齢だけ重ねていった中途半端な大人が多いわけだしなぁ。いやまあ、本当のプロもなかにはいるのだろうけど……わしは自分の体験で実例は知らん。  色々なスポーツとかのインストラクターとかは、「教えるプロ」なのかな?  アクアダイビングのスクールのHPとか、入学者の体験記とかを観ていたら、かなりシステマティックにやっているように思えたけども……。 >無償で教えるということ  むむ。無意識のなかにあって、なにか自分が自覚していない事を掘り出された気がする。 「教えるということを何かの手段にしてしまっても、間違ってはいまい」  これは確かに考えてました。自覚してなかったけど。  とりあえず、「教えるのは手段」ということで決めつけて、思考停止になって楽になってしまうのはよそう。自分の中で戦いはしているようにしよう。  そこでちょっと考える。  その「教えるのは自分にとっては手段である」というのが、なにかの自分への言い訳だったとしましょう。  そうすると、本音っていうのは、いったいどうなるんだろう?  人はなぜ、教えようとするのか。  西鶴さんは、なぜ、卓球を教える?  ほかに目的があるのか、それとも「教える」こと、それ自体が目的なのか?  単に教えることが好きだから、教えている?  それとも、なにかほかに教えなければならないという動機があるから?  自分の身につけた技術というものを、まだ持っていない人に伝えなきゃならない、そう思うからだろうか?  なにかこのへんって、物書きが、「なにかを伝えなきゃならない」と思って小説を書くのと、根っこには同じものが埋まっているような気がする。  あ、これって、プロとアマチュアの話にも応用できるかも。  「せっかく私が一生懸命書いたのだから、ちゃんと最後まで全部読みなさい」とか言うのよ。どっかのHPで小説をあげているアマチュアとかが。  その考えが作者側の甘えであり、金をもらっているプロなら絶対に捨て去らねばならないもの――というのは、「読者はなぜ作者の言いたいことを聞かねばならないのか?」のほうで書きました。そりゃもう、たっぷりと。  結論としては、それはアマチュアでなら許される態度なのかもしれないが、まあそれも「好きにやってろ」というレベルであって、誉められたものじゃない。  教えるということも、同じなのかな。  ただ無償であっても、それは労力にはかわりがない。  労力に報酬を求めてしまうのは、人の性として、これは仕方ないんじゃないかと思う。  無償のボランティア活動だって、本人が得られる精神的満足感が報酬なわけでしょう。なにかの使命感が達成されたという満足感。  あらゆる意味において「報酬」がないならば、たぶん人は自発的には、それをしないと思う。  教えるという行為の健全な「報酬」って、どんなんだろうか。  「教えた相手がそれを身につける。そのことで得られる精神的満足」とか、そのあたりかなぁ。  「教える」のと、「育てる」ってことも、根っこは同じだなぁ。  っていうか、わしは「教える」っていうよりも、本当は「育てる」ってほうをやろうとしているわけだし。  最近、親が死んだんで、ふと思う。  親が子を育てるのって、大変労力のかかることだけど、親にとっての一番「報酬」って、子供が一人前になることなのだろうか。 -------------------------------------------------------------------------------- 例の回答 No.0445 投稿日 2000年12月22日(金)01時23分 投稿者 新木 伸 >「読者はなぜ作者の言いたいことを聞かねばならないのか?」  八神さんのもので正解です。  くそっ。  設問自体をちゃぶ台返しにして、「そんなことは一切ない」とやるのが正解で、引っかけ問題にしたつもりなのにぃ……。  だめじゃん、八神さん。  「きみたちはなんにもわかっちゃいないんだねぇ。いいかい、プロっていうものはね……」とか、そーやって一説ぶちあげようと思ってたのに……。  ぼくの楽しみを奪ったな?  まあいいか。  とりあえず書いておこう。  ああ、あと西鶴さんのやつ。  ええ、もちろん引き合いに出しますんで……(笑)。  読む前から覚悟しておくように。  もし精神ダメージが仕事やら学業やらに影響したら困りそうな時期なら、読まんほうがいいかも。わしもこれ書きながら西鶴さんの「教えるということについて」は読むかどうか迷っているところ。仕事に影響出たらまずいしなぁ……とか(笑)。  あと2チャンネルでどうも「新木 伸」のスレッドが立っているようなんだけど、あれも読みにいってない。ひょいひょい出かけていって悪口でダメージ受けて帰ってきて、怒りのあまり執筆に差し支えとかでちゃったら、俺、まるでバカじゃん(笑)。  いま抱えている原稿上げたら、読みに行こうとか思ってるところ。  さて、作者の「言いたいこと/書きたいこと」っていうものは……。  読者を充分に楽しませるという前提と「義務」を果たしたうえで、作者が取ることにしてもいい、作者自身の「取り分」です。  「言いたいこと」というのは、作者自身が、作品を書く動機になるもの。  それがなくちゃ、たぶん小説なんて書けやしない。  だけどそれを伝えることで、作者はお金をもらっているのではない。  お金をもらっているのは、「読者を楽しませた」という、そっちの結果のほう。  このへん勘違いしている人が、アマチュアにはとても多い。ほぼ100%。プロでも新人だったりすると、はっきり自覚していない人もいるぐらいだもの。  作家というのは、「言いたいことを読者に伝える」――そのことをもって、お金がもらえる商売だと勘違いしている。  そんな都合のいい話が、世の中にあるもんですか。  作者のご高説を聞いてくれて、しかもお金も払ってくれる読者が世の中に何万人もいる。――そんなガキみたいな幻想は、たったいまから捨てるように。  これがどのくらい馬鹿げた幻想かというと……。  嘘みたく可愛いくて、自分の好みにバッチリ合った美少女が、向こうから好きになってきてくれて告白してくれて、自分の世話を色々とやいてくれて、お願いはなんでも聞いてくれて、しかも他の女の子に浮気をしても怒ったりしない――とか、なにかそんなような展開を期待するぐらい、馬鹿げています。  まあ脱線しましたが(笑)。  小説家というのは、一冊の本を通じて、読者を一定時間(一冊分のあいだ)、楽しませることで、それでお金をもらっているんです。  それ以外のことでは、一円だって、お金はもらっていないんです。  作者が「言いたいこと」を作品に込めるということと、読者が「面白いと思う」ということは、これはまったくの別物。  完全に分けて考えるべき事柄。  両者がまったくの別物かということは、これは簡単に証明できます。  「面白いがテーマは特に込められていない」という作品も、「テーマ性はすごくあるが、つまらない話」も、どちらも共に存在できるから。  同様に、「テーマ性があって面白い話」とか、「テーマがなくてつまらない話」とかも存在できる。  たとえば幽界寺さんとか、なんとなくわかってはいるんだけど、はっきりと分けて考えられていない人がいるよね。「言いたいことを全部読ませることができていないと、作家は困ることになってしまう」とか、そう言っている。  たしかに話を最後まで読ませないと、言いたいことは伝えたことにはならない。  でも違う。読者が最後まで読まないのは、それは単に「つまらなかったから」。つまらないテレビの番組のチャンネルを変えるのと、まったく同じこと。  「言いたいことが伝えられない」ことで困るのは、そりゃ作者だ。作者はたしかに困るだろう。  でも読者のほうが、きっともっと大きな不利益を受けている。テレビのチャンネルなら変えれば済むけど、買った小説の代金は、もう戻ってこないわけだし。途中まで読んだその労力(1時間分ぐらいの時間)だって、戻ってはこない。  読者がある作品、ある作家の虜になるのは、単純にその本が「すごく面白かったから」。それ以外の理由はまったくない。  作者の「言いたいこと」の虜になったからではない。読者はそんなことは、どうだっていい。君のくそつまらん主張など、説教くさくて邪魔なだけ。もしかしたらそんなものが入っていないほうが、読者にとってはありがたいのかも。  ところで今現在――。  作家志望のみんなは、デビューできていないよね?  プロではない。プロ志望のアマチュアのまま。  それは事実で、現実なわけだ。  まず認めろ。  それには、ちゃんとした理由がある。  「読者を楽しませる」という技術が稚拙であるためだ。  必要水準に足りていないからだ。  それ以外に、なにか理由があるのか?  いくら身の内に「書きたいもの」が詰まっていて、それを作品にぶつける情熱のエネルギーが凄まじくとも、「楽しませる」ということが充分なレベルに達していなければ、永久にプロにはなれない。  逆に、「書きたいもの」っていうのが特になくても、楽しませる技術を充分に持っている人は、ちゃちゃっと簡単にプロになれてしまう。  読者を楽しませる術を身につけなきゃいけない。  しかし幸いにして、それは「技術」であるから、身につけることができる。  誰でも「執念」さえあれば、必要とされる「商業レベル」までは、到達することができる。そんなに敷居は高いものじゃない。  んでもって……。  まあこれはぼくの場合になって恐縮だけども……。  自分の中にある「伝えたいもの」を読者に読ませんがために、「面白い小説を書く」ためのノウハウを身につけていったわけだな。  ぼくの場合は、「自分がいいと思っているもの/面白いと思っているもの」で読者を「面白がらせる」ってことの醍醐味を、テーブルトークRPGとかを通じて知っていた。  「伝える」=「楽しませる」という構図に自然となっていたので、ずいぶん楽だったかもしれない。  自分の目指す方向と、プロとして要求されるものが、まあまあ一致していたから。  ちなみにテーブルトークRPGっていうのは、1人のGM(ゲームマスター)と、複数のプレイヤーで進めてゆく会話型のゲーム。プレイヤーは通常6〜7人。これはストーリーを語るという観点でみると、まあ「読者」みたいな存在ね。  このプレイというのが、これがまあ、シビアなわけだ。  エンターテイナーとしての、いい修行になった。  なにせ顔をつきあわせてやっているゲーム。読者の反応、その表情がリアルタイムで、目で見えてしまう。ある意味では残酷なぐらいね。  GMの導くストーリー展開に退屈してくると、プレイヤー(読者)は、よそ見をするわダイスを積み上げるわ、イタズラ書きをはじめるわ……。席を立って隣のテーブルの人たちとおしゃべりをはじめるわ、あげくの果てには、居眠りをするわ……。  そういうことを一切させずに、プレイヤーの注意を、がっとばかりに自分に引きつけ、6人のプレイヤーのひとり残らず全員が、常にGMである自分に集中して、楽しんでいる表情を向けている……そんな状況を作り出すには、いったいどういうストーリー展開にすればよいのか?  すごくいい修行になったと思う。  ……まあ脱線。  本題に戻るけど。  「伝えたいものがある」というのは、作家を志す人なら、誰しも共通だと思う。  ただ「伝えたい」だけじゃ、プロにはなれない。  そんな人間は、世の中は必要としていない。  世の中が必要としているのは、読者を「楽しませる」ことのできる人。その技術を持っている人。  逆に、こんなヤツはいらないわけだ。  ――「伝えたい」ものだけを自分の中に持っていて、読者を楽しませることなんか、べつにどうでもよくって……。  そんな作家は、世の中はまるで必要としていない。  不要。プロとしては、まったくもって不要。  ただしアマチュアとしてなら、こういう人種は存在していてもいい。  人間には表現の自由があるわけで、自分のHPのスペースでもどこででも、作品の発表はできるから。  「伝えたい」ものを持っていて、それを書かねばならない物書きがいたとする。  自分のHPを訪れたり、コミケで自分の創作同人誌を買ってくれたりした50人かそこらでなく、もっと大勢の人間に「どうしても読ませたい」と思ったとする。  その場合の対象となるのは、最低でも、数万人単位の人間だったとする。そうでなければ我慢できなかったりする。  できれば多ければ多いほどいい。仮に100万人に読ませられるなら、それがベターだと思ってたりする。  そういう人がしなければならないことは、ただひとつ。  まず「楽しませる」技術を会得して、世の中から必要とされて作家になること。  そうして自分の作品の中に、「伝えたい」ものを込めればいいわけだ。もちろんそのときには、「楽しめる」作品で伝えなきゃいかんということは、言うまでもない。 -------------------------------------------------------------------------------- エンターテイナーとか、その2 No.0446 投稿日 2000年12月22日(金)01時23分 投稿者 新木 伸  もうちょっと続く。  話がわき道にそれているから、書き込みを分けよう。  ここでいう「書きたいこと」とか、「伝えたいこと」とか、そういうもののことを、「テーマ」という言葉にしておこう。  そういったテーマなんてなくても、人を楽しませるエンターテイナー作品は作れる。映画なんかでもコメディ系のやつはそうだし、テレビのバラエティ番組とか……テーマなんてまったくないんだけど、1時間なり2時間なりの時間、お客さんを楽しませることのできているものって、世の中にたくさんあるでしょ?  夜の8時あたりからやってるバラエティ番組に、テーマなんてあるかい?  ないでしょ? でもみんな観てるわけでしょ?  君らだって観てるはずだぞ。  つまりテーマなんてなくたって、人は生きていけるの。楽しんでいられるの。  1時間楽しんで観ていられたら、それでいいのよ、人間っていうイキモノは。  小説を書くというのは、お客さんを楽しませるということなの。  やっていることは、テレビのバラエティ番組と同じなの。  ただマンガやら小説やらは、テーマ性の強いメディアだと思う。個人でやっている作品ということもあって、だいたいの作品に作者からのテーマが込められている。  でもそのテーマっていうのは、「必須」じゃないんだ。なくてもいいわけ。お客さんを充分に楽しませることが第一にして唯一の「存在意義」なんだから。  そこは勘違いしちゃいけない。  「テーマがあっちゃいけない」と、そう言ってるんじゃないよ。  テーマを込めるというのは作者の取り分で、取っても取らなくてもいいこと。でも取りたいなら、取ったっていいんだよ――と、そう言ってるわけ。  なにか小説というものを高尚なものに思いたがっている人がいるんだけど、それは違うと言っておく。少なくとも、大衆小説とライトノベルに関しては違う。断言する。  純文学は、これはこれで違うけどね。純文学の場合なら、読者をまったく「楽しませない」でも、高い評価を受ける作品は出てくるだろう。  評価すべきところが大衆小説と違うんだから。  ちなみに大衆小説とライトノベルっていうのは、対象読者の層が違うだけで、やっていることは同じです。ほぼ同種類の存在。  大衆小説は20〜60歳ぐらいの社会人を「楽しませる」ために書かれたものであり、ライトノベルが十代〜二十代ぐらいの少年少女や青年あたりを「楽しませる」ためのものという違いぐらい。  実際、読者が「小説」に期待しているのは、単なる「暇つぶし」であって、それ以上のものではない。  作者は小説に人生かけちゃったりするもんだから、それ以上のなにか高尚なものだと思いたがってしまうのはわかる。  だけどそれは違う。作家志望者が勝手に持っている「幻想」。女の子と付き合ったこともない男の子が、異性に勝手に抱いてる「幻想」のようなもん。そんなもんを持っているかぎり、彼女イナイ歴はいつまでだって更新されてゆくわけなの。永久に彼女はできないの。オーケー?  お金を受け取って、その分読者を楽しませる。  読者と作者とは、単なる商業的関係。  西鶴さんとか、読者はお金を払って自分の「高説」を聞きにくるもの。小説はそういうもの――とか、そんな勘違いをしているようだけど。いや勘違いというのは、これは言い過ぎか。でも「幻想」を捨て切れていないのはたしかだね。  小説はべつに特別なものじゃない。テレビのバラエティ番組といっしょ。マンガと一緒。プレステとかのゲームと一緒。  単なる暇つぶし。面白いことが価値のすべて。  テーマはあってもいいけど、なくたってぜんぜんかまわない。読者はテーマがあるかどうかは、まるで気にしない。  テレビのバラエティ番組を見ている多くの人が、テーマがなくたって気にしないのと一緒。小説だってテーマがなくたって、ほとんどの人は気にもしない。それよりも面白いかどうかのほうが、はるかに重要。  読者の人が、作品を読むのにかけた時間とお金――そういったコストが、「楽しんだ」ってことで回収できれば、それでOK。  それが商業レベルっていうもので、作者の果たすべき義務。  この義務を果たしたうえでなら、そこにテーマやらなにやらを込めてもいい。それは作者の好きにしていい。  ……って、八神さんの書いたやつのほうが、もっと簡潔にまとめてるじゃん。 -------------------------------------------------------------------------------- たまってたレス No.0447 投稿日 2000年12月22日(金)01時37分 投稿者 新木 伸 >西鶴さん >・ライトノベルと大衆文学と純文学に、プロットはどれくらい有効か。  なんか上の書き込みとかをしたあとだと、西鶴さんは「じゃあ僕は純文学を目指すことにします」とか言いそうかなぁと、思っているんだけど……。  まずライトノベルと大衆文学では、対象読者層が違うというだけで、「読者を楽しませる」という存在意義については、本質的な違いはありません。  だからプロットは同じように有効。  プロットというものには、二通りの効用があります。  ひとつは、「言いたいこと」を最大効率で伝えられているかのチェックのため。  もうひとつは、「楽しませる」ことを最大効率で行えているかのチェックのため。  純文学については、ぼく自身は目指したことはないので確かなことはいえないけども、おそらく評価されるのは、文章表現の緻密さとか、そういうものではないかと。  キノ旅、ちと読んでみました。2巻のほうだけど。なんとなく、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」とか思い出してしまったなぁ。  あの系って、なんとなく、エンターテイナーとは違う方向を向いていると思う。  たとえば冒頭で、雪の雪原の様子が書かれていたりする。雪の重さでしなる枝。その音に耳を立てるウサギ。雪原の静かで美しく、荘厳な感じの大自然の様子を描いている。  あれって骨にしちゃうと、「雪の雪原。その美しさ」……みたいなことになってしまうんじゃないかな。つまり骨にしただけじゃ、面白くもなんともなさそうなモノ。  それを読ませる力。文章力の巧みさ。感性の豊かさと巧みさ。  評価されるのって、おもにそっちのほうでしょう。  いまここでやっているのはプロットのことで、文章力とは関係のない部分です。  ただ純文学をやるとして、文章表現のほうに力を注ぐことを重視するとしても、プロットがおざなりでいいはずはない。  「テーマを十全に表現したプロットが構築されている」……ぐらいのことは当然でしょう。プロットが直接評価の対象になることは少ないだろうけど、かといって、「あるレベル」をクリアしていることは当然のことであるはず。純文学をやるなら。  そのレベル、かなり高いところにあると思うよ。  すくなくとも、ライトノベルや大衆文学で必要とされるぐらいの「商業レベル」の水準は、軽く越えているようでないと。  つまり、ここで目指しているような、「ライトノベル向け、プロットの基礎」みたいなレベルは当然持っていなくちゃならないってことか。  だからまあ、どういう方向を目指すにしても、ここでやることは充分に意味があると思う。  べつに引き止めているわけじゃないけど。  ライトノベルから撤退することを決めても、大衆小説のほうはやるつもりなら、それはつまり同じことかな。プロットを操る技能はかなり必要。……っていうか、持ってないと「楽しませる」ことができるはずもない。  プロットっていうのはコンセプトワークの集合だから、「どうやって楽しませるのか」ってことを、送り手側が自覚するという作業に他ならない。  これ、できないとお話にならない。  また純文学だけに絞るにしても、やはりプロットはできないとお話にならないだろう。  やはりこの場合もプロットはコンセプトワークの集合だから、「なにをどう伝えるのか」ってことを、送り手側が自覚するという作業に他ならない。 >魚住さん >・演出とテンポの話。  演出レベルの1〜3。  あれは、あることを読者に伝えるときに、どのくらいの強度で伝えるのか――って、つまりそういうことです。  ただ「ブドウ一粒だけを口にしたシンデレラ」よりも、「他の大食いしている女たちをよそに、ブドウ一粒だけを口にしたシンデレラ」のほうが、より「無欲」を強く伝えることができる。  さらに強く印象づけるために、レベル3あたりの演出方法がある。  もしかしたら、さらにその上の「レベル4」っていう演出方法が、あるのかもしれない。私は想像もできないけど。  なにか混乱させてしまったかもしれない。  レベルが高いほうが、より上等な演出ってことはない。  今回の「無欲なシンデレラが王子に見初められる」っていうエピソードにおいては、ここは見せ場であるので、レベルは高ければ高いほどいいというだけのこと。  常に最大の演出レベルで来られたら、メリハリがなくなっちゃって、逆に感動は薄れちゃうと思う。  最近の映画だと、スターウォーズのエピソード2だっけ? すげぇCGのシーンが連続して観せられるやつ。普通の映画ならクライマックス・シーンに相当するようなシーンが、もう連続してくるやつ。  たしかにすごいんだけど、あれってなんか、のっぺりした印象になってたよね。  プロットを作るときには、リズムを考えます。  各エピソードには、それぞれの「伝えるべきこと」っていうコンセプトがあるわけだけど、それをどの強さでやるのか。  一冊の話が50個のエピソードから構築されるとして、それぞれの演出レベルを決めるわけです。それでリズムを作る。  頭の3分の1が「1」で、真ん中の3分の1が「2」で、最後3分の1が「3」……そういうリズムの付け方もあるだろうけど、たぶんダメダメだと思う。全部が「3」というのも、おそらくダメダメ。  112311211111311123……とか、こんな感じになるんじゃないかな。  しばらく「1」が続いたあとで、「2」「3」とあげて冒頭シーンの山を出してみたり(シンデレラストーリーだと、最初の山は王子に見初められる舞踏会のシーン)、途中のあたりでしばらく「1」を連続させたあとで、いきなり「3」を出してみたりとか。 >テンポの話  まず「テンポのいい話」とは、なんぞや? といったところから。  これは「楽しませる」ノウハウの一手法のこと。  一定間隔でシーンや場所が切り替わり、ストーリー上の展開がぽんぽんと進んでゆくことで、退屈させず、飽きさせない。それをもって楽しませる……という手法ね。  「楽しませる」ということを実現するためには、いくつかの方法があります。  ひとつは、「のめりこませる」ってこと。もうひとつは、「飽きさせない」ってこと。  もちろんこの2つだけでなくて、他にもいろいろありますよ。それこそ無数に。  「テンポよく進む話」とかいうのは、「テンポをよくする手法をメインに用いることで読者を楽しませている話」という意味ですね。  ちなみにある話が、「テンポがよい」かどうかは、プロットを見れば容易に判断できます。  5W1Hで書かれた個条書きのエピソードの並び。そのいくつかごとに新展開が入ってきているようだと、「テンポいい話」だなと思える。  逆にいえば、ひとつの物事が一定数のエピソード以上にわたって延々と続いているようなら、「テンポが悪い」と判断できるわけ。  例えとかを出すと……。  家の設計図を見たときに、その家が住みやすそうかどうか判断できるのと同じこと。  ただ「テンポ」って言葉は、筋立てだけでなくて、文章表現のほうにも使われるものなんで、プロットだけだと確実とはいえない。プロットでテンポのいい話に思えても、書き上がったものはテンポが悪くなってしまうこともある。  それは家の設計の例でも同じですね。設計だと住みやすいはずなんだけど、いざ作ってみたら、床がでこぼこだったり、ドアの立て付けが悪かったりして、住み難くなっている場合もある。  だからまあ、プロットでテンポが良かったとしても、その話が確実にテンポよくなるわけじゃない。でもプロットでテンポの悪い話は、たぶんどう書いても、テンポは悪くなってしまうでしょう。  つまり「ダメ」かどうかは、プロットの段階で確実に判明する。  でも「良い」かどうかは、まだはっきりしない。それでもだいたい「良くなるだろう」ということは言えるでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 新木さま No.0448 投稿日 2000年12月22日(金)02時41分 投稿者 はせがわみやび  謹んでお悔やみを申し上げます。  お父上のご冥福をお祈りいたします。 長谷川雅一/はせがわみやび -------------------------------------------------------------------------------- レスいろいろです No.0449 投稿日 2000年12月22日(金)11時24分 投稿者 弟切 千隼 新木さんへ > お父様がお亡くなりになられたそうで、お悔や み申し上げます。 いや、実は私がここのところ忙しいのも、仕事 のせいばかりではなく、実家の父が倒れたから というのもあったんです。こんなに忙しい時に 限って倒れてくれなくたって……と思いつつ、 育ててくれた恩に多少は報いるべくちらっと実 家に帰ってきました。私の実家は現在住んでい るところからそう遠くないのが幸いです。 とりあえず、私の父はまだ棺桶には入っておら ず、病院も退院して一応元気にやっているので 「ちゃんと飯食って体力付けてはよ病気治せ」 とはっぱをかけてこちらの家に戻ってきました 。山盛りの仕事が私を迎えてくれました(;_;) > 教えるプロ 私がこれまでに出会った学校の教師の中には、 教師以前に人間的に問題があるひどいやつもい ました。けれども、「これぞプロの教育者」と 感嘆せざるを得ないすごい人もいました。 「教えるプロ」というのは、技術的な部分が優 れていることは無論ですが、極めてくると人格 的にも優れていることが重要な気がします。 自分の全人格を常に問われ続けるような職業に は到底就けない、と思って、私は大学時代に教 員免許を取得しませんでした(^^; > オフで顔を合わせている えーと、「よみかく」でオフ会をやったのはま だ一回こっきりです。「よみかく」に来ている 人は電撃の掲示板にも来ていることが多く、そ の電撃の方でやったオフ会を合わせてもまだ三 回だけです。ですから顔を合わせているといっ てもだいたい一回か二回で、少なくとも今のと ころは、オフラインでの付き合いはそんなに密 ではありません。 個人的には、もうちょっと密に付き合えたら楽 しいだろうなあ、と思っています。中にはそれ を望まない人もいるかも知れませんね。 今までにやったオフ会は三回とも首都圏開催だ ったので、ごくわずかな例外を除いて、首都圏 以外に在住している方々は相互に顔を合わせる 機会がありませんでした。関西在住の巻島さん や北海道在住のイマジーさんなどは、誰も顔を 知らない謎の人?です。 日本全国に散らばっている「よみかく」参加者 のことを考えれば、地方でのオフ会もやるべき だと思います。私の個人的な意見としても、い ろいろな地方に住む方々にお会いしたいです。 しかし、ここの参加者には高校生や大学生など の若い方が多くて、開催場所に行くのにお金が かかるようだと誰もオフ会に参加できません。 (;_;) そんな訳で、現在までのオフ会は、どうしても 一定以上の参加者が見込める首都圏開催のみと なっています。 -------------------------------------------------------------------------------- 久々に課題提出です No.0450 投稿日 2000年12月22日(金)12時47分 投稿者 弟切 千隼 久々すぎていくつ出したのか忘れそうですね。 (^^; えーと、これで確か三十二個目です。 きりきり行きます。 その三十二。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・舞踏会の会場で、南国の珍しい果物が配られ る。シンデレラも列に並んで果物を受け取る。 皆たちまち果物を平らげてしまう中で、シンデ レラは一個の半分だけ食べて、残り半分を持っ て会場をうろうろする。その様子を見ていた王 子がもっと食べたくないのかと訊ねると、シン デレラは、自分は半分も食べれば充分で、残り は家で可愛がっているネズミさんに持って帰り たいと答える。王子は感心してシンデレラを踊 りに誘う。 [肉付き骨] ・舞踏会の会場で使用人が声を張り上げる。「 ただ今、南の国より届きました珍奇にして甘美 なる水菓子を皆さまにお分けします。御賞味さ れたい方はこちらにお並び下さい」。人々は我 先に列に並び、シンデレラもそこに加わって、 水菓子を受け取る。 ・人々は貪るように水菓子を食べ、繰り返し列 に並んで食べようとする。ところがシンデレラ は、先を争うようにして列に並んだのに、一個 の水菓子の半分を食べただけで食べるのをやめ てしまい、残り半分を持ってきょろきょろしな がら会場を歩く。 ・その様子を不審に思った王子がシンデレラに 声をかける。「どうなさいました?こんな水菓 子がお口に入る機会は滅多にありませんから、 もっとお食べになればよろしいのに。この水菓 子がお口に合わないのですか?」シンデレラは その人が王子だとは気付かずに答える。「いい え、とても美味しくいただきました。私は半分 も食べれば満足です。残りを家で可愛がってい るねずみさんに持って帰りたいのですけれど、 包んでいただけるのかしら?」 ・王子は驚いて言う。「そんな、たった半個だ などと。並べばもっともらえますよ」。シンデ レラはとんでもないといった様子で首を振って 応える。「まあ、こんな美味しいものをそんな に独占するなんて……。でもねずみさんにはも う少し持って帰ってあげた方がいいかしら?け れどねずみさんは小さいから、多すぎると食べ きれないかしら?」 ・王子は驚きながらも笑って言う。「では、そ の半分の水菓子はお土産用に包ませて預からせ ましょう。食べておなかを満足させたなら、今 度は私と踊ってあなたの足を満足させる、とい うのはいかがですか?」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− まさしく田螺の如き遅々たる歩み(^^; でもい つかは田螺長者に?(そういう日本昔話が確か ありました)。 -------------------------------------------------------------------------------- テーマについて No.0451 投稿日 2000年12月22日(金)21時37分 投稿者 唯野教授 いそがしくてもここだけは読んでいます。ちょっと気になるテーマがあったので予備校が明日休みなのを利用して書き込みします。 >他に行き場がなくって、教職免許も持っているから教師になる >か……なんて甘ったれた気分で就職してきて、世間の厳しさも >知らずにぬくぬくと年齢だけ重ねていった中途半端な大人が多 >いわけだしなぁ 教職の方が見たら激怒しますよ。新木さんの過去に何があったか知りませんが、無闇に一般化するのはやめましょう。特にそれが悪口の場合は。 >教えることのプロ おそらく予備校の講師でしょう。お世話になった高校の先生方には申し訳ないですけど、知識量もテクニックも公立高校に比べて桁外れに高いです。博士号持ってる人とかアフリカで教授やってた人とかインド・ヨーロッパ語族の言葉を十個くらい話せる人とかが、部活だのホームルームだのに煩わされることなく受験研究に専念しているのです。加えて能力の無い人はビシビシ切られていく競争原理採用ですからこれで合格できなかったら完全に私の責任ですな。 >テーマについて これが本題。 新木さんに意見に七割ほど納得できたのですが、三割ほど気になる部分があるので、私の考えがどうであるか、できれば判定お願いします。 新木さんは「テーマは作者の取り分」とおっしゃっていますが、私は「テーマ性もまたエンターテイメントを成り立たせる要素の一つ」と考えています。 たとえば、あやうく窒息死するような抱腹絶倒のギャグはエンターテイメントですね。胸のすくような激しいアクションもエンターテイメント。涙が溢れて止まらない悲劇もエンターテイメントなら、読んでいると思わずにやけてくる恋愛話もエンターテイメントです。それらと同列に、読み終わった後、何かについて深く考えさせるようなテーマ性もエンターテイメントではないでしょうか。 たとえばわかり易い例をあげると、ブギーポップからテーマ性を除いた場合、あの話の面白さはかなり落ちると思うのです。 もちろん、ただ説教臭いだけのテーマ性は問題外ですが、そのような「失敗」は他の要素についてもあるはず(ギャグがすべっている、トリックが簡単に看破できる等)。 そして、ただキャラ萌えするだけの小説よりも、キャラ萌えしてアクションがある小説の方がアクション好きの人の分だけ読者が増える(アクションの要素が商業レベルに達しているという前提)のと同様に、キャラ萌えするだけの小説よりキャラ萌えしてテーマがある小説の方が売れるのではないかと考えるのです。 新木さんは「エンターテイメントとしてのテーマ性」についてはどう思われますか? -------------------------------------------------------------------------------- テーマとか No.0452 投稿日 2000年12月23日(土)03時30分 投稿者 新木 伸 >唯野さん 「エンターテイメントにおけるテーマ性」  まずテーマっていうのは、それ単体ではエンターテイメント要素たりえません。  たとえば、「健気な女の子は何があっても助からなければならない」とか、「何気なく過ごしてきた日常こそが、その日々が過ぎ去ってみたときには、じつは本当の“幸せ”だったのだと知る」とか、そういったモノだよね。テーマっていうのは。  テーマっていうのは、それ単体で聞かされると、とってもクサいんです。  そんなに、おもしろいものじゃない。  だからテーマを入れるときには、エンターテイメント性を下げないように工夫して入れなきゃならない。テーマを入れてゆくときに、部分部分に工夫をこらして、プロット上のひとつひとつのエピソードが面白くなっているように気をつかわなきゃならない。  そうやって最高に工夫されて作品に組み込まれた「テーマ」っていうのは、読んだり観たりしたあとでも、読者の意識(心の表層)には残らないものです。でも心の奥底には残っていて、なんだかわからないけども、とても心に残る作品になったりする。  読んだ直後にテーマがはっきり感じられているような作品っていうのは、じつは処理の方法が下手なのです。うまくないのね。  そういうのって、おそらく作中のどこかで、テーマそれ自体が文章として書かれていたりする。もしかするとテーマそのものを主人公がセリフとしてしゃべっていたりもする。  具体的な作品名とか、いまここですっごくあげてしまいたいんだけど、さすがにそれは問題あるから、ここでは書かない。でも唯野さんには、わしが何の作品を差しているのかわかるだろう。  あのタイプのテーマの込めかたをしている作品っていうのは、じつは厳密にいうとエンターテインメントじゃないのです。  そのテーマに共感できる人にとっては「面白い」ものではある。だけどそのテーマを前面に押しだしすぎてしまっているために、それに共感できないお客さんは、逆に引かせてしまっているよね?  あの作品。あるファン層には非常に求心力があるけれど、「あれ俺全然ダメ」っていう人もたくさんいるでしょう。  エンターテイメントっていうのは、大衆料理屋なのね。  誰でも入ってきてよくて、誰でも楽しんでもらえなくちゃいけないのね。  店のほうでお客を選んでしまうような店は、それは大衆料理屋とはいわないの。  ただし……。  質問の回答。  「誰でもこい」という「真のエンターテイメント」を目指すのではなく、ある一定数の限られた読者層に強烈にアピールするつもりで(はじめからお客を選ぶつもりで)、テーマを込めるなら、それはOKだと思います。  作家の向かう方向として、自分の向かう道として。  この場合は、むしろテーマがはっきりと知覚されるように、文中やらセリフやらできっちり書いておいたほうがよろしい。例の作品が取っている手法ですな。  はじめから全読者を対象にするのではなく、ある「一部の読者だけ対象」というふうに限ってしまえば、「テーマ」を入れることは「面白い」要素になり得ます。テーマを読まされることが好きな読者っていうのは、たしかにいる。それなりの数はいる。  そういう読者だけを対象にする場合は、テーマはエンターテイメントの一要素として成立します。  ただ、西鶴さんとかにもそのうち言おうと思っていたけど、そういう読者は、そんなに多くない。普通の人は、テーマなんて聞かされるのは好まない。だからテーマを(作者の取り分として)入れたいときでも、なるべく目立たないように入れるもの。  文中でテーマの直書きはしない。登場人物がセリフでしゃべったりもしない。  ああ、でも、「テーマをそのまま聞かされる」のは嫌いでも、「テーマをドラマとストーリーを通して観せられる」なら、好きな読者はかなりの数いるかもしれない。  ちなみに「ルパン三世カリオストロの城」って、あるよね。観たことないかな?  あれ、すっごくテーマ性の強い作品です。でもたぶんその「テーマ」は意識にはのぼってこないでしょう。プロット起こして分析して、ようやく判明してくるぐらいな感じ。  ただし心にはしっかりと焼きつけられている。分析したあとで、まるであぶり出しのように現れてきた「テーマ」を知ると、「ああ、そうそう。そうだよ。俺そーゆーコト、たしかに観てて思ったよ」とか膝を叩いたりする。  観たことない人は、いっぺん観てみるといい。ビデオ屋で借りれるから。  そして観たことある人は、その「テーマ」ってのを、ちょっとここに書いてみてミソ。たぶん誰にも言いあてられんと思うから(笑)。  あれ? もしかして唯野さん、はじめからそういうことを書いてたのかな?  うまく作中に込めたなら、テーマを入れるのはエンターテイメントになるのではないか、って……。心に残るっていう効果で、より「面白さ」にプラスされるって意味で。  いやでもなぁ……。例に出されたのがあの作品だものなぁ。わしは個人的には、あれはいわゆる「説教臭い」系に入っていると思ってます。充分に。もうど正面。  あとそれから……。  「テーマを語っちゃう」系の話と同じように、読者層を限ってしまうジャンルってのもありますね。  たとえば具体的にいうと、ハードSFとかかなぁ。あれはコアなSFファンだけを対象読者として書かれるもんだし……。  いやわし、個人的にはハードSFは好きだよ。よく読むし。  ただあれは真のエンターテイメントじゃないなぁとは思っている。  まあライトノベルも大衆小説も、厳密にいったら、「○○歳〜○○歳ぐらいの読者」ってことで限定してはいるんだろうけど……。  それ以上に読者を限定することはなかろうってことです。  「○○歳付近であり、しかも××といったテーマに共感できる人」……ってところまで限定したら、もはやエンターテイメントじゃない気がする。 -------------------------------------------------------------------------------- 素早い回答、どうもです。 No.0453 投稿日 2000年12月23日(土)12時45分 投稿者 唯野教授 ふーむ、そうですかねえ。ということは、テーマを前面に押し出した場合、潜在的な読者数は「あの作品」の読者数が最大値ってことでしょうか。まああれだけ売れればはっきり言って充分ですけど。それとも「説教臭さ」を補って余りあるエンターテイメント要素があるってことなのか? でもやっぱり「あの作品」から説教臭さを除いてしまっては今以上に売れるとはとても思えないけどなあ。いや、それとも「あの作品」は例外扱いにするのが妥当で一般的な例えとして出すこと自体が間違っているのか……? (何やら独り言じみてきてしまった) まあ私も「あの作品」ほどストレートに出すつもりはありませんが、新木さんが理想とするより、もう少し顕在化した形であっても、やっぱり作品全体を貫く思想とか価値観が、ないよりある方がいいような気がするんですよ。なんとなく。うん、よく考えたら確かに「あの作品」を例にあげたのはまずかったかも。 >ただあれは真のエンターテイメントじゃないなぁとは思っている。 そうすると、もはや電撃文庫をはじめとするライトノベルスの定義自体が真のエンターテイメントではあり得ませんな……。 >ルパン三世カリオストロの城のテーマ 「可憐な女の子のためだったら男はいくらでもスーパーマンになれる」じゃないかと。 >演出レベルの1〜3 古橋さんの「ブライトライツ・ホーリーランド」は三分のニくらい演出レベル3以上だったような。総合的評価が「ブラッドジャケット」に劣るのはたぶんそのせいだけど、そのあまりの凄まじさに恍惚として五分置きにため息をつきながら読んだのはあの本だけだったなあ。筒井康隆さんが「流行作家になる方法」で書いておられた「最初から最後までずっと絶頂という人もいる」ってああいうのを言うのでしょか。あのレベルまで行きたいものだ……。 -------------------------------------------------------------------------------- プロット練習してる人は読み飛ばしてね No.0454 投稿日 2000年12月23日(土)22時29分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。今、プロット立ててから、ふにふにと小説 (のようなモノ)を書いてるよ。練習だからできるだけ、短くシン プルなヤツを。テーマ性も無し。起承転結で章立てして今半分くら い。自分の文才の無さに驚いている最中です。今、判明した事です が、私って日本語全然知らなかったみたいです。もう、びっくり。 ●榎野さんへ  また、不可解な事をいうなぁと思いましたが、二度目なのですぐ 理解しました。海燕さんの「そういう畑」と同じですね。  私が言ったのは、「練習の題材にしていると、作家が作品として のシンデレラを書かなくなる」ではなくて「こういう論争紛いの雑 談を続けると、誰もシンデレラプロットの練習書き込みをしなくな る」と言ったのです。このくらいの事をあの書き込みから読み取れ ないのかね? なんか不思議です。悪意を持って私を陥れようと、 ワザと誤読しているのなら、理解できますが。 ●新木さんへ  身内の不幸はお察しします。ですが、こういう場合はどういう言 葉をかければ失礼にならないかよく解りませんので、「お察ししま す」とだけ申しておきます。ちょっと、この掲示板は拗れてる最中 ですので。  責任は前に述べたように「削除する責任」ですよ。私が新木さん の家までいって、削除すれば良いのでしょうが、手間を考えると管 理者の新木さんに頼んだ方がよいし、それが順当なていどの用件で すので、礼儀を失っせないようお願いしているのです。しかし、お 願いしても聞き入れて貰えないのでは、もはや信頼もなにも無いの で、ここでの書き込みは、今後、控えようと思います。 ●西鶴さんへ  返答どうもです。でもあんまり、材料にはなりませんでした。 「真剣な方向性」の質問に対しては、悪いのですが、返答出来兼ね ます。ごめんなさい。私は新木さんほど、一から十まで裏表無く説 明するほど、お人好しでは無いので。ただ、確証の無い仮説を言っ てみても、話がこんがらがるだけなので、結果を考えるとその方が 無難だと思うので。私はまだまだ暗中模索な状態なのです。 ●羽矢さんへ  汚点とかゆーな。っていうか汚点じゃないっす。その逆。私には 貴重な財産です。ただ、この掲示板に残り続けて、他人に読ますに は、惜しすぎるので。  なんか、管理人に余計な作業を頼むにあたって礼儀正しくしてい うのが、私が新木さんに弱みを握られて、へつらっているように見 られているのだろうか? -------------------------------------------------------------------------------- テーマを掲げるということ No.0455 投稿日 2000年12月23日(土)22時29分 投稿者 榎野英彦 テーマを掲げる(作中にモロに書く、または言わせる)利点は下記のとおりだと 私は考えています。 1・なんてったって「わかりやすい」   深読みもしないし、伏線なんか、三ページ過ぎたら忘れてるレベルの   読者にも「あ、これはそーゆーお話しなのね」と理解できる 2・作者が未熟な場合「道を外れない」   というか「道を見失わない」と言ったほうがいいかもしれません   自分で書かないと(誰かに言わせないと)不安になる人っているんです   自律式ナビゲーションを内蔵してて、そのナビにしたがって目的地まで   行ける人もいれば、目的地にでっかい「テーマ」という塔を建てて、それを   目当てに行かないと目的地にたどり着けない人もいるってことかな 3・パターンに逃げることができる   実を言うと、シナリオなんかじゃこれが一番多かったりする、ってゆーか   企画の段階では「テーマはこれこれです」って言わないとスポンサーに   プレゼンできなかったりする(笑) 4・目くらましができる   ちょっとフクザツな言い方すると「テーマっぽいセリフ」や「テーマっぽい   モノローグ」をちりばめることによって、無理やりキャラを立てる。   この場合テーマは道具にすぎない。 いずれにしろ「エンタティメント」あってのテーマですな。繰り返し繰り返し 主人公にテーマ語らせるそんなバッハのフーガみたいなお話し、あんまり読みたく ありませんねえ(笑) もし、主人公キャラに言わせるとしたら、それはもっとも効果的な部分で ワンフレーズの「決めセリフ」として言わせるべきでしょう。 その一言のために350枚書いた、なんて小説があってもいいと思います (読者に、そこまで一体化した世界観を求めることはできませんけどね)    -------------------------------------------------------------------------------- 誰にどう読まれても文句は言えない No.0456 投稿日 2000年12月23日(土)22時43分 投稿者 榎野英彦 いやあ「つばくろ先輩」お元気そうでなにより(笑) もう来ないと思ってましたよ 「文章を書くこと」の「重さ」がわかんないうちは何を言っても 無駄だろうなあ(笑)いや、ほんと 誰かに向かって文を書くというのは「重い」んだよ。 まして掲示板という不特定多数に向かって公開された場所に書く文章なんだもの 私信とは違うんだってことぐらいわかるだろう? それとも「意図的に」この文章を誤読するかい?(笑) 個人の好き勝手に書くのは「便所のラクガキ」やら「○○参上」とか言うのと 変わりません。 書いた文章が、誰かに誤読されたとする。 その場合。責任はすべて 「誤読された、もしくは誤読されても文句は言えないような書き方をした人間」 に帰することは常識です。 (これはモノカキの常識です) ここは作家志望の方の来る場所ですので、私はその常識でモノを言っております。 -------------------------------------------------------------------------------- イマジーは様子を見ている。 No.0457 投稿日 2000年12月24日(日)01時07分 投稿者 Imaginater 色々あって遠出は延期になってしまったイマジーです。 そういうわけでメールも出来ます、お騒がせしました。 別に年末年始の忙しさの所為という訳ではありませんが、 しばらくそれを理由に頭を使うことから逃げてました。すみませんです、はい。 しかし、今日もまた雑談だけです。失礼。 >新木さん まず、お父上のご不幸お悔やみ申し上げます。 >プロとは ということへのアドヴァイスについて ご返答ありがとうございますね。 ――なるほど、そうですか。 少し、周りの皆さんの書き込みを見て、 「気合足りないかな、私」と肩身狭く思っていたのです。 ずっと兼業――というのも正直イメージ沸きません。 大体が人生15年20年でその先ずっとのことを決めなければならない、 というのが私にとってつらく感じられるのです。 贅沢なんですけどね、他を見ればもっと厳しい条件で生きている人もいますし。 そういう面でもここでの皆さんの書き込みは色々と勉強させてもらえます。 >削除の話からのぼった一連の話について こういうぎすぎすした問題は苦手――というか面倒なのでもう一言だけ。 忙しいので後回し、という回答を永遠に続けていけばよろしいかと。 実際、かなり忙しそうですし。 >ルパン三世 さっそく今日ビデオ屋に行って来たのですが――レンタル中でした。 ご回答はしばらく後になりそうです。 テーマ性についてもとても興味深く、色々意見があるのですが どうも頭が眠気の為はっきりしないのでまたの機会にとさせていただきます。 やっぱり雑談だけで悪い気がしますので骨だけで行っときます。 36.「王子とのダンスよりも王子の健康を気遣うシンデレラ」 「骨」 ・シンデレラは王子とダンスを踊る為、とても長い列に並んでいる。 ・かなりの時間を待った後、やっとシンデレラの番が来る。 ・シンデレラ、踊り過ぎで腫れた王子の足を見て、  自分の番を犠牲にしてその分休んでくれるよう王子に言う。 ・王子のあなたの番は? という問いに  シンデレラはあなたとのこの会話だけでも良い思い出になりましたと言う。 ・王子、つかの間の休息のお礼に  シンデレラは招待状なしでもいつでも舞踏会に来れるようにする。 ・その後、しばらくして靴イベント発生。 眠い、今頭の半分以上がその言葉で覆い尽くされとります。 それでは、また。 -------------------------------------------------------------------------------- 失礼しました。 No.0458 投稿日 2000年12月24日(日)09時23分 投稿者 羽矢野 シンデレラを離脱してなおかつ関係ない書き込みをするのは気が引けますが。 つばくろさんへ そうですか。 失礼しました、 私はつばくろさんが消してほしい理由というのが、 汚点というか、まだシンデレラの趣旨を理解していない時にパロディーネタ を書き込んだのを後悔しているんじゃないかと思ったわけです、 でも、消してほしい理由がここに残しておくのが惜しすぎるっていう理由が よくわかりませんが・・・ それだと、私のあの書き込みは意味をなしません。 なぜかというとそれだと別に心情に配慮する必要が生まれないからです。 榎野さんもおっしゃっていましたが、文章を書くことは重いんですよ。 あなたはここに書き込む権利はあるかもしれませんが、同時に書き込んだ 文章に対して責任もあるはずです。 あれ正直に言って私は非常に気分を害しました。 みんながまじめに取り組もうとしているのをわざとからかってるのかな? って。 なぜかというと、すべての書き込みを読まなくても、少し前を読めばああいう 話はダメだと理解できるからです。 少なくとも私はしましたし、多くの人もそうであるはずです。 文章を書いているんですよ? 例え趣味の範囲でも。 そういう場所でその場の雰囲気を理解していないのは、 わざととしか考えられないでしょ? しかも、一回じゃない。 と、書き込みとは関係のないところで多くの人の気持ちを 左右させるものなのです。 書き込んだのは自分だからとか、そんな理由で都合良く消して良い物 ではありません。(と思います) 私が消してあげた方がよいと思ったのは、 あなたの気持ちを察した(つもり)だったんです。 と私とはこれで終わりにしましょう。 もし何かあればメールで直接お願いします。 これ以上はまじめに取り組んでいる人の迷惑になるだけですから。 最後に私は羽矢ではなく羽矢野です。 では。 -------------------------------------------------------------------------------- 連絡です No.0459 投稿日 2000年12月24日(日)23時40分 投稿者 茶羽根(ちゃはね)  こんにちは、ちゃはねです。  実はウィンドウズが立ち上がらなくなっ てしまい一応ドリームキャストで繋いでい るんですが、どうやらこの掲示板うまくよ めないみたいです。441−460を読も うとすると、444の途中で表示が切れて しまいます。そんなわけで、しばらくきえ ます。まぁ、年内には復旧させるつもりで すが。  しかし、DCでの書き込みってめんどく さい... -------------------------------------------------------------------------------- 売る気なら買ってみる No.0460 投稿日 2000年12月25日(月)00時52分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。なんか、羽矢野さんとか誤解されたままっ てのもアレなんで、私の本意とか書いたのですが、悪意を持って書 き込みしているヒトがいるので、載せるのやめた。  しかし「便所の落書き」に律義にレス付けてる私も存外お人好し だなぁ。モノカキと言っても、頭がいいとか、人格が優れていると かは関係無いらしい。こういう下らない挑発の技術を磨くのが、モ ノカキのプロなのかね。おもしろそうだから、この掲示板で榎野さ んとしばらく「おはなし」してみようかな。モノカキのプロがどん な事言うか興味あるし(笑)。最初にはっきりさせときたいのは、 吹っ掛けてきたのは、榎野さんからという事です。 ●榎野さんへ  あいかわらず、意味不明な事を言うヒトだねぇ。ようするに、榎 野さんは、悪意を持って意図的に誤読していたという事らしい。そ ういうのって、文章の書き方以前に人間性の問題だろうに。よく他 人を殴ったり騙したりして、「いい勉強になっただろう」とか「授 業料だ」とか、トチ狂った事を言う方はいますが、それらは犯罪に 類する行為である。傷害罪と詐欺罪。まぁ人を殺すのにも、正当な 理由はいくらでも作れるからね。  とりあえず「誰かに向かって文を書くというのは「重い」んだ よ」と、このヘンが書き込みのキモのようである。誰にと問われれ ば、(問題になっている削除依頼した書き込みは)文章練習で書き 込みしているのだから、自分に向かって書き込みしているのである。 その重さを認識して書き込み練習していましたとも。  私の練習の仕方が気に入らなくて因縁をつけるのも、モノカキの 常識とやらなのかね。言い掛かりをつけて目標を叩き上げ、世論を 操作するってのは、確かにモノカキの常識っぽいですね。そういう 練習もこの掲示板の趣旨に入るのだろうか?  後、この掲示板は作家志望者だけでは無くて、創作に感心がある ヒトも対象にしていると記憶しているので、モノカキの常識とやら を振り回すのは良くないと思います。しかし便利な言葉ですね「常 識」って。 -------------------------------------------------------------------------------- 葬式から帰ってきました No.0461 投稿日 2000年12月25日(月)02時27分 投稿者 新木 伸  お言葉をいただいたみなさん、ありがとうございました。 -------------------------------------------------------------------------------- 困ったもんだ。 No.0462 投稿日 2000年12月25日(月)08時16分 投稿者 榎野英彦 衆生を救う菩薩の手にゆだねるしかないのかねえ(笑) いつか、どこかの出版社のパーティで会うことを心から楽しみに しているよ「つばくろ先輩」 それだけの「怨念」があれば、きっと立派な「作家」になってくれるだろう。 その原動力になれたのなら、冥利につきるね 言っとくがこれは「皮肉」でもなんでもない 「作家」になるために努力している人たちの手助けをしたかっただけ なんだからね じゃあ、ここは「新木」さんの場所だからこれまでにしよう。 -------------------------------------------------------------------------------- んじゃ、クーリングオフします No.0463 投稿日 2000年12月25日(月)17時14分 投稿者 つばくろ  ちは、つばくろです。野放しにしとくのもアレなんで「便所の落 書き」関係へのレスです。不本意ですが、これでおしまい。 ●榎本さんへ  ちぇ、折角、責任相手持ちでヤれると思ったにな。不良品を売り つけるのは、プロとしてよろしくないですね。そういうワケで、返 品します。  なんか買い被られているが、昔に比べれば、おおよそ「怨念」な どと呼べるモノじゃ無いです。それと、あの程度の下らない挑発で は、とても原動力などならない。中身無いもの。かといって、最近 の「キレる、即刺殺」ってのも、原動力になりようが無い。まった く、やりにくい世の中である。もっと恨むという事について、真剣 に考えないと駄目じゃんとか、私は常々思ったりします。  とりあえず、現段階では、作家になる気も無いし、なれる道理も 無いので、パーティとやらでは、会う事は無いと思います。あくま で道楽。根拠も無く夢を観れるほど、楽天的でもありませんので。  後、「つばくろ先輩」ってのは、イエローテンバランスですか? -------------------------------------------------------------------------------- >望月さん No.0464 投稿日 2000年12月25日(月)19時32分 投稿者 新木 伸  なにやらログを見返していたら、まだ答えていない質問を発見。  例の漫画家かゲーム業界を目指している友達の方のことです。  プロットの技法っていうのは、およそストーリーを作り出す業種ならすべて応用できます。だから役にたつと思いますよ。あと私のほうも、業種違いでもぜんぜんかまいません。  プロットはマンガでも、ゲームのシナリオでも、ラジオやCDドラマの脚本でも、映画やテレビの映像作品の脚本でも、ストーリーがあるものならすべて使えます、っていうか、使ってますどの分野でも。  小説ぐらいじゃなかろうか? プロットがこれほどないがしろにされている分野って……。脚本のほうとかだと、まずプロットから入るもんです。  ただマンガ家のときはともかく、ゲーム業界に入ったときには、絵描きさんはドッターか原画描きのほうになるのでは?  ゲーム・シナリオのほうをやりたいってことかな。ゲーム業界の場合は。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.0465 投稿日 2000年12月25日(月)21時49分 投稿者 魚住雅則 >テーマの話 またまた混乱。いつも混乱しまくりです(笑)。「テーマ」と「コンセプト」の違いって何でしょうか? とにかく考えて「こういうことかな?」とまとめてみました。 もしかして「コンセプト」という大きい枠の中に「テーマ」があるのかな。 今やっている課題「無欲なシンデレラが報われる話」っていうのが、コンセプト。 とにかくこういう話を書こうと決めた。だからそれを最も有効に表現するためにエピソードを組み立てていく。 コンセプトには ・読者がシンデレラに惚れる、惚れた女の子が幸せで嬉しい。 ・王子に感情移入しているからラブストーリー的喜び。 ・貧しいが心清らかな少女が卑しい姉たちより幸せになれて爽快な気分。 ・etc というエンタテイメント(楽しませる要素)が含まれている。 課題についてはテーマが先にあったわけではないけど、仮定するなら「無欲な女の子は幸せにならなくちゃいけない」か、「無欲っていうのはとっても大切」かな。 テーマ(言いたいことのみ)にエンタテイメントを足したもの、エンタテイメントのみを目的としたものがコンセプトになる=作品全体の目的みたいなモノ。 バラエティ番組は「見る人を笑わせる」というコンセプトで、テーマは皆無。言いたいことは「とにかく笑って」だから。伝えたいことがそのままエンタテイメントなっている。 >演出 >テンポ こういうことって今まで気づかなかったけど、作者は考えて作っているんですよね。 クライマックスを盛り上げる為にあえて演出レベルを下げつつ、途中で飽きさせないように、時には演出レベルを急に上げて、テンポが悪くならないように場面を入れ替える。 そして更に読者に自分の意図を悟られないようにする……ぐは、難易度高え!  -------------------------------------------------------------------------------- 採点代行 No.0466 投稿日 2000年12月25日(月)22時55分 投稿者 魚住雅則 (敬称略) #393 巻島20 ボツ。 基本的には「舞踏会に来れただけで満足なシンデレラ」ですが、シンデレラのセリフで説明してしまっているので。それと、前半の「勝つ自信はあります。日ごろの鍛え方が違いますから」のせいで、他の参加者達を皮肉っているようなイメージがありました。 巻島21 ボツ。 うーん、シンデレラは「ここに来れただけで満足」して細工をしなかった。でも、「出来ることならもう少しいたかった」のですよね。 無欲だと思うんですが、体重が基準になっていて、セリフで「軽かったので」と言ってるので、「細工しなくても合格できた細身のシンデレラ」という印象が強いです。 #397 幽界寺16 ボツ。 「強欲なシンデレラだと思ったら、(ささいな願いで)実は無欲だった」というパターンでしょうか。ですが、今回は「欲しいシンデレラ」を強調しすぎて、そっちの印象の方が強くなっていると思います。 「王子を捕まえたものには望みの褒美」とあります。ということはシンデレラが捕まえてしまったら、他の人の望みは却下されていますよね。他人の望みを押しのけてまで望むっていうことは、それだけチーズが欲しかったということではないでしょうか。あと、シンデレラが「(チーズを)無理に頼むのもなんですし……」と言っていますが、ここまでするくらいなら普通に頼んだ方が良かったのでは? そうすれば他の人の願いも叶いますし。 #402 イマジー33 OK。 「他の人を優先してしまうシンデレラ」無欲だと思います。良い娘だなあシンデレラ、と素直に感じました。王子のセリフも粋ですなー。 イマジー34 OK。 花を摘むのを断った理由が「かわいそうだから」ではなくて「自分だけでなく他の人にも見て貰いたいから」なので。もし前者だったら優しいシンデレラですね。 イマジー35 OK。 イマジー34と同じ理由です。姉達との対比がある分こちらの方が解りやすいかな。 #405 ちゃはね19 ボツ。 これは「ラッキーなシンデレラ」ではないでしょうか。「困っているときにたまたま会ったのが王子で、助かった」。 舞踏会を見れただけで満足したとしても、帰る理由がないですし。別に居ても良いんじゃないでしょうか。 ちゃはね20 ボツ。 「たくさん残っていたのに一口で満足できた」なら無欲だと思います。でも今回は、もともとそれだけしか残っていなかったのだから、少しでも残ってればラッキー、と誰でも喜ぶと思います。 #415 つか8 OK。 「ここに来れただけで満足していた」から順番を譲ったので無欲だと思います。これってシンデレラの動機によっては同情イメージになりやすいパターンですね。 #418 いか2 ボツ。 今回の制限事項から外れています。あと、ストーリー全体として「不幸なシンデレラが偶然の積み重ねで幸せになった」という感じがして、無欲のイメージが少ないです。 #432 いか3 ボツ。 これは「礼儀をわきまえているシンデレラ」ではないでしょうか。踊っている最中に王子の方へ行く人が強欲すぎるのであって、断るのは当然という気がします。 #433 つか9 OK。 レベル3の「ささいなことで満足、しかも他人(ねずみさん)のため」で無欲だと思います。 #434 ちゃはね21 OK。 「笑顔だけで満足、お礼は断る」で無欲だと思います。 #441 おーた5 ボツ。 これは「かわいそうなシンデレラ」の印象が強いです。前半で「お金が欲しい」と強欲に振っていますが、その後にくる「手ががさがさ」のせいで、手袋も買えないかわいそうなシンデレラと、そのことに同情した優しい王子様に見えてしまいました。 #450 弟切32 際どいOK。 骨ではOKですが、肉つき骨ではシンデレラセリフで説明しているのがひっかかりました。 #457 イマジー36 厳しい目のボツ。 シンデレラが無欲故に王子を気遣ったというのは解るのですが、「無欲」という先入観なしに見ると、「王子の身体を気遣った優しいシンデレラが、気を使わせないように会話だけでも充分と言った」ように見えると思います。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0467 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ迷宮(4) No.0468 投稿日 2000年12月26日(火)03時55分 投稿者 いか 手違いがあり修正しました。 □いか4 ・シンデレラは舞踏会へ足を踏み入れようとするが、初めて味わう雰囲気に二の足を踏む。 ・そして、自問。本当に私が此処にいてもいいのだろうか、と。 ・魔法使いのお婆さんの苦労を無にしないためにもと、シンデレラは舞踏会に参加した。 ・そのとき階段から王子が降りてくる。シンデレラを含む娘達はその姿に目を奪われる。 ・他の娘達は王子の方に駆け寄るが、シンデレラはその場に立ちすくんだまま動かない。 ・そのシンデレラを肩を、男が軽く叩いて話しかける。 ・「君は王子には興味がないのかい?」「いえ、一目会えただけでも満足なのです」「ならば、僕と踊ってくれないかい?」 ・そうして、シンデレラはその男とダンスを踊る。 ・十二時を告げる鐘が鳴る直前に、男は自分が”第一”王子であることを明かす。 ・あとは本筋と同じです。 いか3のように、「娘達も強欲」「王子も強欲」残されたシンデレラは? と回りくどくするのもなんですね。 http://boogie.room.ne.jp/~pop/hht/ -------------------------------------------------------------------------------- テーマとコンセプトとか No.0469 投稿日 2000年12月26日(火)04時35分 投稿者 新木 伸 >魚住さん  うん。  理解は間違ってないと思いますよ。  まあ言葉の定義については人によって様々で、僕の使っている「コンセプト」と、魚住さんがいま書いているコンセプトは違うように思えるけど……。  言い換えるなら、新木語での「テーマ」っていうのは、「言いたいこと」ってなります。  また「コンセプト」のほうは、「目的」とか「狙い」とかになるのかな。  「テーマ性の鼻につく作品が云々〜」の話の要旨は、つまり、「言いたいこと」を「目的」にするなっていうことです。それをやるのはエンターテイナーじゃない。  エンターテイナー作品の目的(コンセプト)は、あくまでも「読者を楽しませる」です。「作者の言いたいことを読ませる」ではありません。  ただし、唯野さんの書かれたように、「言いたいことを読まされる人を楽しませるためにテーマをこめる」というのは、ありだと思います。ちゃんと意識して、それを狙って実行するならね。  でもその系はやっぱり真のエンターテイメントとは言えなくて、読者を選ぶジャンル小説みたいになっちゃうなぁ。「説教臭い系」とかいうジャンル小説。  まず「テーマ」。これはまあ新木語ですが、こんな感じのもの。  「無欲な人は損しがちではあるけども、いつかはきっと報われるものなんだよ」  んでもって、そのテーマを表現するために作成したストーリーのコンセプト。  「無欲な少女が報われる話――で読者を楽しませる」  具体的には、継母たちにこき使われているが、無欲でまっすぐな心根を持ったシンデレラという少女が、魔女に助けられ、お城の舞踏会にあがって夢をかなえる。そして追いかけてきた王子に求婚されて、最後には幸せになるという話ね。  んでもって、「コンセプト」。  上記のように、話全体のコンセプトもあれば、それぞれの章やシーンごとのコンセプト、それぞれのエピソードごとのコンセプトもあります。  たとえば、いちばん冒頭に、「台所で夕食の後かたづけをしているシンデレラが、自分の食事をネズミさんに分け与える」あたりのシーンがあったとしましょう。  このシーンでのコンセプトは、「無欲でまっすぐな心根を持っているが、現実としては報われていないシンデレラ」です。それを描ききります。それで読者を楽しませます。  具体的にどう描くかは、コンセプトを実現するためにエピソード出しをしていって、どれがいちばん面白く、よりコンセプトを表現できているかで決めるわけです。  いまやっている舞踏会のシーンの課題の作業から、これがどんな作業になるか想像できると思います。10個のノルマが完了したら、そのなかから自分でベストのものを選んでもらいますから。  つぎに、「舞踏会に出かける継母たちを見送るシンデレラ」なんてシーンがあったとしましょう。ここでのコンセプトは、「自分も舞踏会に行ってみたいという夢を持っているが、それを主張はしないシンデレラ」とかなるのかな。  つぎに魔女がやってきて、シンデレラに舞踏会へ行けるチャンスを与えてくれるわけですね。「シンデレラに舞踏会行きのチャンスを与えてくる超常の存在」ってところかなぁ。魔法使いをちゃんとそれらしく描いて楽しませることも、エンターテイメントでは大事。  そしていまやっている舞踏会のシーンでのコンセプトは、「その無欲さゆえ、王子に見初められることになるシンデレラ」です。  このコンセプトに沿うように、無欲さをどう描くかってことが、いまやっていることの焦点となっていることですね。  こんなように、どのシーンもコンセプトを持っています。コンセプトのないシーンなんて、作中に存在しません。存在しちゃいけません。コンセプトがないってことは、読者をどう楽しませるかのヴィジョンがないってことですから。  エンターテイメント作品では、どのコンセプトも、「〜〜ということで読者に楽しんでもらう」ってことに繋がってゆきます。  テーマを語るためにそれぞれのコンセプト単位に分解して、そのコンセプト単位ひとつひとつで読者を楽しませながら、全体としてはテーマを語るのが、エンターテインメント作品で「言いたいこと」を書くやりかたってことですね。  バラエティ番組はテーマはとくにありません。でも目的(コンセプト)だけはある。お笑い系の番組なら、それはまさしく「笑わせること」。  科学教養番組なら、知的好奇心を満たすこと。  クイズ番組なら、クイズゲームの見物でハラハラどきどき&ちょっとだけ知的好奇心を満足させる――とかかなぁ。  あとちなみに、私だって、なにもテーマから先に思いついているわけじゃありません。  西鶴さんとの一連のやりとりに、どうやってプロットを作っているかの話を書きましたっけ。  まず最初は、やっぱりキャラクターとかエピソードとかが浮かんできます。だんだんエピソードは増えてきて、あるかたまりに育ってくる。  そのあたりでいったん分析をはじめます。これら一群のエピソードを貫く骨(コンセプト)は何か。作品全体のコンセプトはなにか。それをもって、自分は何をテーマにしたがっているのか。  ある程度分析を進めてゆくと、あるところで突然、「ああ、つまりこういうことを言いたがっていたわけねオレは」と気づきます。テーマを再発見します。  テーマが分かれば、あとはしめたものです。  プロットのなかの空白になっている部分を、埋めてゆきます。  それからいままで出ていたエピソードにも、すべて徹底的に見直しをかけます。それぞれのエピソードが持っているコンセプトを考えて、そのおなじコンセプトで、より良いエピソードは思いつかないかとか考えます。とうぜん10個ぐらいは候補を出してみて比較検討するわけです。  またエピソードの中で、方向性が違っているものがうっかりまぎれ込んでいたりしたら、それは入れ替えておきます。  また演出レベルのリズムはふさわしいかなどのチェックも、ここでやります。  べつにテーマなんかなくたって、面白い作品で読者を楽しませてさえいれば、作者としての義務は果たしているわけですが……。やはり何か「言いたいこと」を込めておかないと、一冊書き上げるという苦しい作業を成し遂げるだけのモチベーションが得られません。それは怖い。だからぼくの場合は、テーマは何かしら込めておきますね。  まあ作者の取り分として、なんか言いたいこと描かせてもらうって気持ちもあります。  あ、星くずの7巻あたりは別枠かな。あれ特にテーマはなかったっけ。  スカーレットの暴走ぶりを描くとか、アリエルのおまぬっぷりとか、アリエルは本当にいい娘なんだよとか、読者に楽しんでもらうためのコンセプトはたくさん詰め込んであるけど。  まあ人名ばりばり出てきますが、読んでない人は、そのまま読み流してください(笑)。  ただまあ、シリーズ全体を通して考えたときに、そのシリーズとしてのテーマを語るために、あの巻では「後ろ向きに全力疾走して、逃げまくる主人公」というのを描いておく必要はあったんで……。  コンセプトとしては、ちゃんとあるのかな。あの巻の存在理由は。 >唯野さん  んーと。わしが観たことのあるもので、テーマが込められているけど気づきもしない系なのが、「ルパン三世カリオストロの城」  テーマが込められていて、わりと知覚できるのが、「風の谷のナウシカ」とか「もののけ姫」とか。ラピュタは、テーマはあるんだけどあれは実際は破綻してる。  なんか宮崎作品ばっかりだなぁ。  じゃあ、テーマはわかりやすいけど鼻につかないレベルになっていて、それでちゃんとエピソードで語ってくれていて感動できたのが、「アイアンジャイアント」。  ……なんかアニメばかりじゃんか(笑)。  実写映画だと、「マトリックス」なんかもテーマありましたね。  ちなみに、上記の作品あたり、テーマって読み取れてる? >ALL  あと唯野さん。カリ城のテーマ……。  うーん、うーん……。  もしかして……。  あの答えって、受け狙い?  いや唯野さんはそういうことはしない人だよなぁ……。  とりあえず、「おおたわけ」とコメントしておきましょう。  もちろん不正解。  ちなみになんで不正解なのかってことの証明。  あの話、ルパンがもし女であっても、クラリスが少女ではなく少年であっても、テーマもストーリーもそのままで成り立ってしまうからです。  べつにクラリスが男の子だって、あの話は問題なく展開するでしょう?  またルパンが女だったとしても、あの話は成り立つ。別に違和感なんてない。  でも唯野さんの出したきたのがテーマだとすると、「可憐な少年のためだったら、お姉さんはいくらでもスーパーマンになれる」……って言い換えはできないよね。  それだとなんだか違う話になっちゃうよね? だから不正解ね。  あとライトノベルが真のエンターテイメントではないのは、厳密に言ってしまえばその通り。年齢限定を課しているところで、すでに厳密には違いますね。  ただしライトノベルの場合、課している限定条件は、ただひとつ「年齢」のみです。たったそれだけ。他にはなにも、読者を選ぶ前提条件は存在していません。  これはかなり真のエンターテイメントに近いものであるといえるでしょう。  ちなみに子供から大人まで楽しめるっていうエンターテイメントの理想を実現している作品は、たしかに存在しています。  「スターウォーズ」「ジュラシックパーク」「インディジョーンズ」「バックトゥザフューチャー」「マトリックス」  ……っていうか、世界的大ヒットを飛ばしている映画は、だいたいそう。観客動員数を考えたときに、大人限定とか子供限定とか言ってたら、もうそれだけで世界的大ヒットは見込めなくなりますから。  あと古橋さん。  「タツモリ家の食卓」のほうでは、3分の2ぐらい、演出レベル1だったなぁ。そのかわり、居合い剣とかのシーンが引き立つわけですね。  「ホーリーランド」でも、ハードな展開の中で、演出レベル1が続いたなんでもないお買い物のシーンとかは、心が休まって良かったなぁ。  どういうリズムでやるのかは、それこそ人によるんで、自分が良いと思うリズムでやればよいわけです。自分の心地よいリズムを持っている作家さんの小説を参考にしてもいいでしょう。  ぼくのリズムは、はて、誰から受け継いだものだったろうか……? >イマジーさん  いや、そんな人間20年も先のことなんて、考えませんてフツー。  考えたって、どうせその頃になったら違う考えを持っているだろうから、あんまり意味ないだろうし。  私はとりあえず、10年先まではライトノベルを書いていると思います。その先はわかりません。40代に入って、感性が若者についていけなくなって感情移入できるキャラクターを描けなくなってきて仕事にあぶれるかもしれないし、若者向けに書くことに興味を失って、大人向けの大衆小説にうつってゆくかもしれないし、小説家は廃業してプログラマにでもなっているかもしれないし、ストーリーメイキングの技術を生かして、他のプロット技能が使える脚本やらゲームのシナリオやらの分野に転職してるかもしれません。  もちろん、ばっちり現役で大ヒットを飛ばしてるって可能性もありますが(笑)。  まあなんかしら、ゼロからものを作りだすクリエイティブな仕事をしているとは思います。 -------------------------------------------------------------------------------- 八神さん No.0470 投稿日 2000年12月26日(火)06時06分 投稿者 新木 伸  そうそう。  例の「視点とは?」から続く一連の問答。  最後の問いは、ちゃぶ台返しをすることが正解だったわけですが、そうなると、いったいどこから道を間違えて道を踏み外してしまっていたのでしょう?  ちょっと考えてみてください。  あの一連の問って、すべて八神さんの答えを、私がそのまま返しただけですから。 -------------------------------------------------------------------------------- 遅れ馳せながら。 No.0471 投稿日 2000年12月26日(火)14時12分 投稿者 西鶴翠 なぜかこのところ、この掲示板に書き込んでいる人の身内に事故が続いている様子。 新木さんのお父さまのご冥福をお祈りいたします。 追伸。 私の母の調子は、かなりよくなりました。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- determine to escape No.0472 投稿日 2000年12月26日(火)14時13分 投稿者 西鶴翠 22日(金)の授業をもって、大学が冬休みになりました。 まず、シンデレラに関するレスから。 >シンデレラを休んでみての感想と決断。  休んでみて分かったのですが、私はかなり、「シンデレラ」に精神的に悩まされていた様子です。「シンデレラ」というよりは、私が「起」のプロットを作成したときからでしょうか。ネットに繋いでいようがいなかろうが、常に真剣勝負でした。言うなれば、センター試験が一ヶ月続いているような感じ(大げさ?)(でも、胃薬どれくらい飲んだかなあ)。  火曜日に「一時停止宣言」を出してから、気分的にものすごく楽になりました。私の場合、知らないうちに自分を追い詰める癖があるので、追い詰めてしまう前に代わりに病気になってくれた母に感謝です。  新木さん流に言えば、「シンデレラ」を休むことによって「頭を冷やす」ことができたように思えます。新木さんのプロットに対する主張は、全てとはいかないまでも、根本的なところは頷けます。恐らく、新木さんが「説得のための誇張」のようなものを書かなければ、私は全て肯定することでしょう。また、ここでやっている「シンデレラ」のような練習も、今でこそ「毒にも薬にもなる」ものですが、最後までたどり着けば「特効薬(大げさ?)」になることでしょう。  そう考えた上で、私は「作家になる」ことよりも「自分の健康」を大事にしたいので、「逃げ」ます。「脱落宣言」します(「研究者」になるためだったら、健康を捨てますけれどね)。 (「作家」はのんびりと目指します、って、それは「目指す」とは言わないかも。ちなみに、狙いは大衆小説。)  ああ、考えてみれば、「よみかく」が出来てから、少し私のリズムが狂っていたかも。川上さん(?)にも注意されてしまったし。少し、ほかのことでもやって、気分転換することにしましょう。この五ヶ月間くらい、かなりいい経験になったと思っていますが、少々息切れがしてきました。 (なにやら、遺言のようになっていますが、消えるわけではありません。) (ここ「よみかく」への書き込みは、普通にします。) http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 教える話。多分、痛くない話です。 No.0473 投稿日 2000年12月26日(火)14時13分 投稿者 西鶴翠 >相手にいまどのくらい伝わっているのか……。それを判断するのが、ネットだととても難しいということ。  私も、そう思います。新木さんもほかの方々も忘れてしまったかと思いますが、私も以前に、「離れてしまった生徒を呼び戻したい場合〜卓球編〜」を書いたときに、「卓球とネットでは大分異なると思いますが」などと書いた覚えがあります(詳しく、どういう文面だったかは覚えていませんが)。  ……探しました。#250の書き込みでした(冒頭から引用します)。 >数倍私のシチュエイションの方が簡単だと思います  と、自分で書いていました。本当に雑談になってしまいますが、新木さんが一番最初のころに「ネットで真意を伝えるのは難しいことだから、ゆっくりやりましょう」のような文を書いたとき、すごいと思ったんですよ。やっぱり、作家は違うな、と。文章の長所と短所をきっちり把握してる、と。 >大学教授には、教える「義務」はあるのではなかろうか?それは怠慢かも(笑)。  あ、前回書いたものは、もちろん、「極端な例」ですよ。教える先生は、嫌というほど教えてくださいます。レポートに対して非常に丁寧で厳しい添削を返してくださる先生もいます。それこそ、大半の生徒から不評を買うほど(私はその先生は好きなんですが)。それから、ほどよく教えてくださる先生も、もちろんいます。だから、うちの大学来ても、大丈夫ですよー(結局、大学宣伝)。 >人はなぜ、教えようとするのか。西鶴さんは、なぜ、卓球を教える?  本当に、哲学の世界になってきました(笑)。前者の問題は、難しすぎて答えられないです。こういうのは、杉井さんとか唯野さんとかが得意そう(偏見)。ああ、深井さんがいればなあ(って、新木さんは知らないでしょうが)。  だから、後者の質問だけ。  私は、「人間観察」みたいなのが、好きなんです。  小さいころは、驚かせるのが好きでした。驚かせた結果、相手を怒らせてしまうこともしばしばありました。とにかく、「こーんなことをしたら、驚いてくれるかな」みたいなことを、いつも考えていたように思います。ちなみに、このときの「驚く」は、非常に低いレベルの驚きです。「どっきり」とか、「心配」とか、そういうものが結びつく「驚き」です。だから、相手は怒ります。基本的には「人間観察」です。入力して、出力を見る、という感じで。  その後、それが「小説を書く」に発展していきました。読んでもらって、驚いてもらう。このときの「驚く」は、「発見」とか、「未知との遭遇」とかに近い概念です。相手に「新しい考え方やものの見方を植えつけてしまう」とか(このあたり、私の「コンセプト」に対する考え方が入っているかも知れません)。  そして、「教える」ということ。これは、相手に「新しい考え方やものの見方を提示する」ということだと思っています。そのときに「相手はどんな反応を返すだろう」という好奇心が、私の中で働いています。「拒絶する」だろうか、「飲み込んで体現する」だろうか、「別の方向に発展させる」だろうか。その他、いろいろな反応。そんな反応を見たくて、私は教えています。入力して、出力する。「人間観察」がキーワード。  だから、私も、形の上では「無償」で教えているけれど、心では「無償」ではないです。「教えた結果、どうなるかを観察している」つまり、「自分の好奇心」で教えているんですから。  私の場合、「教えることそれ自体が目的」だとも言えるかも知れないし、「教えることは手段」とも言えるかも知れないです。分からないです。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 作者のいいたいことの話。もしかしたら、痛いかも。 No.0474 投稿日 2000年12月26日(火)14時13分 投稿者 西鶴翠 >八神さんのもので正解です。 >ぼくの楽しみを奪ったな?  その分、私がちゃんと材料を残しておいたじゃないですか(笑)。 >読む前から覚悟しておくように。  大学もひとまず休みに入ったので、読みました。で、思ったこと。 「私は書き手としてではなく、読者として否定されてしまうのではなかろうか」 >「幻想」。  捨てきれないです。ええ。捨てきれません。「作者は何かを書こうとしている」という気迫が伝わってこないと、読んだ気になれませんから。「読者の標本」として、自分を持ってきてはいけないのかも知れないけれど、やはり、「幻想」を拭い去ることはできません。  「作者が何をやりたいか分かる」  そんな小説が、私は好きです。 −−−−−−−−−−−  と、書いていたわけですが、私の認識していた「テーマ」と、新木さんのいう「テーマ」は少しずつ食い違っていました。私の定義も自分の中でかなりあやふやだったのですが、新木さんの言う「コンセプト」が、私の思っていた「テーマ」でした。じゃあ、新木さんの「テーマ」は何かといえば、私の思う「メッセージ」だったのです(ま、それらも結構、定義が曖昧なんですが)。  とにかく、焦点としていたものを誤読していました。新木さんは「メッセージ(西鶴流)」の話をしていて、私は「コンセプト(新木流)」の話だと思っていたのですから。  私は、「狙い(新木流コンセプト)」のある小説を読むのは好きです。新本格ミステリなんかは、「読者をあざむく」という「狙い」でいっぱいですよね。逆に、「メッセージ」は、あってもなくても、読者としては困らないです。  上で言う、「やりたいこと」は、「メッセージ」ではなく、「コンセプト」です。今まで、何度か「言いたいこと」「伝えたいこと」という表現を使ってきましたが、全て、「メッセージ」というよりは、「コンセプト」でした。ま、自分の中でも混ざっていたので、「分けて考えなければならない」と分かったのが、今回の収穫なのですが。  とりあえず、これから、新木さんの言葉に合わせます(というか、「コンセプト」と「メッセージ」なら、ほぼ混乱なしなのですが、新木さんに合わせます。他の方々も、新木さんと同じ認識を持っているようですし)。 −−−−−−−−−−−  で、それらを踏まえて、新たな疑問。「コンセプトを読む」という読み方は、どうなのか(漠然とした疑問ですが)。  ところで、 >「誰でもこい」という「真のエンターテイメント」を目指すのではなく、  この「誰でも」の中には、どれくらいの人が含まれるのでしょうか。新木さんの本の場合だったら、「表紙イラストも参考にして、買うことを決めた人」とかでしょうか。 >カリオストロの城。  観たことあります。面白かったという覚えがないので、あまり印象に残っていなかったりしますが。テーマ……なんだろう。そもそも「テーマなんかあったの?」という感じなので、よほど、テーマの隠し方が巧かったのでしょう。新木さんの言うように。  テーマとは違うけれど、印象的なシーン。「食べっぷり」(こういう話を持ち出すと、なにか別の面白い話が聞けそうな気がする)。  ちなみに、私の一番好きな映画。「あの夏、いちばん静かな海。」(北野武監督)です。エンターテインメントだとは思えませんが、我慢強い方は、どうぞ(謎)。多分、テーマは誰でもはっきりと分かります。ただし、「最後まで観ることができたら」という条件がつきますが。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- ライトノベルと大衆小説と純文学のプロット。 No.0475 投稿日 2000年12月26日(火)14時14分 投稿者 西鶴翠  お答え、ありがとうございました。  一応私の想定していた答えというものがありまして、 「ライトノベルと大衆小説は同レベル程度必要」 「純文学はさらに必要」  というものでした。  ほとんど予想通りなのですが、純文学に対する見解が微妙に違います。新木さんは「純文は、構成力より文章力」ということのようですが、私は「とにかく特殊性」だと考えています。構成力も文章力も必要だろうけれど、それよりも「特殊性」。それを得るために、ここでやっている「構成の練習」とは別のアプローチの訓練が必要だろうと思っています。  ご存じかどうかは知りませんが、「群像」の賞においては、「梗概」というものを原稿に添付する必要がありません。何かの「特殊性」に対応できるように、そうなっているのだと思います。  ただし「特殊性」を体現するためにはやはり、「構成力」が他のジャンルよりもものをいってくると思っています。  結局は、新木さんと同じ結論にたどり着くのですが、プロセスが微妙に違うぞ、ということで。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- その他の話。 No.0476 投稿日 2000年12月26日(火)14時14分 投稿者 西鶴翠 >テンポの話。  この話読むの、すごく怖かったです。  最初のころに出した「起」のプロットを引き合いにされるのではないかと思ったので。 (唯野さんの書き込みからの引用。) >教えることのプロ >おそらく予備校の講師でしょう。  私は予備校や塾のたぐいに通っていたのが、中学三年のときの半年くらいなので、唯野さんの書き込みは驚きでした。印欧語族十カ国語とかは高校にもいましたが(ただし、私は習っていない)、博士号はいたかなあ(回想……多分、いない)。外国で教授、というのもいないです。うちの高校には作為的に高学歴の先生が集められているんじゃないかと思えるのですが、それでも予備校には敵わないんだろうなあ。  うーん。予備校って、面白そう。 >イマジーは様子を見ている。  (……タイトルに爆笑……。)  LVもHPも上がらないのですね(笑)。せめて、運のよさくらいあげてもいいのではないかと(猫)。 >宮崎作品。  「紅の豚」です。なんといっても。「かっこいいとは、こういうことさ」。  高畑作品では、「おもひでぽろぽろ」。あの「汚い」男の子の科白。  (って、好きな作品の話をしろと言われているんじゃないさ。) >全く関係ない話。  喪中の人に年賀メールを出すのって、マナー違反なのでしたっけか? 私の記憶では、喪中の人は年賀状を出せないけれど、喪中の人に年賀状を出すのはかまわないと思っていたのですが。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- ROMROMさん No.0477 投稿日 2000年12月26日(火)15時14分 投稿者 藤極堂 >「カリオストロの城」のテーマ 『みかえりを もとめず だれかを たすけることは きっと うつくしいことだよ』 OK? -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0478 投稿日 2000年12月27日(水)08時27分 投稿者 新木 伸 >藤極堂さん  はずれです。  それがテーマ(メッセージ)だとすると、ルパンが泥棒である必然性がありませんから。 >喪中とか  喪中とは祝い事には参加しないということなので、年賀状が届くのもまずいです。  普通は喪中欠礼の知らせを、ハガキなどで喪中になった側から贈るものですね。それを受けた側は、年賀状は出さないようにします。  とはいっても、まあこの手のことはただの慣例ですから。  そのことを知らなかったとしたら、出しちゃったとしても、まあかまわんでしょう。うちも喪中欠礼のハガキは出さないことにしました。時期も時期だし。  あ、HPのほうには年賀メール欠礼のことは書いておこう。 -------------------------------------------------------------------------------- 多分ここには今年最後。 No.0479 投稿日 2000年12月27日(水)12時56分 投稿者 巻島翔史 新木さんのお父上のご冥福をお祈りいたします。 で、前回の書き込み時点で、 新木さんがつばくろさんの書き込みを削除しない理由について 文句を言ってやろうかと思ってたのですが、やめます。 理由は、つばくろさんの榎野さんに対する書き込みを読んだからです。 で、参考までにどんなことを言おうとしていたのかといいますと、 つばくろさんは確か初期の段階でパロネタを出すのは 自分なりの考えあってのことだ、ということを書いておられるはずです。 ですから、管理者たる新木さんはその段階で、何らかの議論は 仕掛けておくべきではなかったか、ということです。 教えると言うことではなく、趣旨説明をするということで。 そのうえで外れるなら外れる、続けるなら続ける、ということが出来たわけです。 それをしなかったのに、イジメよろしくさらし者にするというのが 納得できなかったのです。 ……ということを言おうとしていたんですね。はい。 次はいつネタ出せるのやら。 -------------------------------------------------------------------------------- 息継ぎ(?)  雑談&投稿 No.0480 投稿日 2000年12月27日(水)14時34分 投稿者 望月京路 久しぶりな感じです。 ☆新木さん >ぜんぜんかまいません。 ほう、左様でござんすか。 しかし、現在の様子からやつがここに来た気配は皆無。案の定、来ないようです。 >ゲーム・シナリオのほうをやりたいってことかな。 なんでも、スキルは多いほうがいいらしいです。だから絵を書けるのは得だ、と前に言っていた覚えがあります。 ☆課題提出 *37番目 子供にダンスを教えるシンデレラ シンデレラは踊りがうまかった。 と、そこに子供連れの母子がやってくる。 「素晴らしい踊り、見させてもらいました。そこで、どうですか? この子にも、その素敵なステップを仕込んで下さらないでしょうか?」 快く申し出を受けるシンデレラ。 と、そこに王子がやって来た。 「その子に教えるばかりで、あなたは踊らなくてもよろしいんですか?」 「構いませんわ。私はこの子が喜んでくれるだけで充分です」 「ふむ、そうだな。では、わたしとあなたがペアで踊るのを見せるのはどうだろう? 見る事でも学習はできるだろうし」 次に書き込めるのはいつになる事やら。綺麗な身で年を越したいモンです。 -------------------------------------------------------------------------------- 好奇心 No.0481 投稿日 2000年12月28日(木)02時36分 投稿者 魚住雅則 >世界的大ヒットを飛ばしている映画はだいたいそう。 >観客動員数を考えたときに、大人限定とか子供限定とか言ってたら、 >もうそれだけで大ヒットは見込めなくなりますから。 「タイタニック」という映画、テーマが前面に押し出されてて、年齢制限もあると思うんですが、大ヒットしましたよね。 僕は、あの映画がエンターテイメントとして成立しているとは思えないんです。 どうして商業的に成功したんでしょう? -------------------------------------------------------------------------------- 初めての雑談 No.0482 投稿日 2000年12月28日(木)19時36分 投稿者 幽界寺 ネタが出なくて、しばらく書きこんでいなかったのですが、興味深そうな話なので少し混ぜてください。 西鶴さん>母上の調子が良くなって、よかったですね。 新木さん>遅れ馳せながら、父上のご冥福をお祈りいたします。 タイタニックが売れた理由>俳優の顔がいい。それなりにいい話(特に私は女性好みの話だなと思いました)。金がかかっているなどの理由で売れたと私は思っています。そして、その中でも一番の理由はやはり噂が噂を呼んだのが一番大きいと思います。噂は売れる大きな理由の一つですからね(特に映画は)。 特にその典型だと思っている作品はブレア・ウィッチ・プロジェクト。私は見たことないんですけど、あまり面白くないと聞きました。制作費もたいしたことない作品です。しかし、アメリカでは大ヒット。その秘訣は斬新なCMだったそうな。売れる理由ってのはいろいろありますからね。必ずしも、エンターテイメントとして成立していないから、売れないという訳ではないのでしょう。 カリオストロの城のテーマ>真の泥棒は心まで盗んでしまう (うーん、いまいちしっくりとこないなぁ) -------------------------------------------------------------------------------- イマジーのレベルが下がってしまった(汗) No.0483 投稿日 2000年12月28日(木)23時23分 投稿者 Imaginater カリオストロの城、見ました。 で、テーマですが――レスを見ててますますわからなくなった…… 男でも女でも成り立つ――ということは恋愛系のテーマではないということですか? で、主役が泥棒である必然性が必要……うーん…… 考え付いたのは二つです。下手な鉄砲撃っときます。 「泥棒とは狙い、狙われるもの」 「恩は必ずかえってくるもの、あだもまた然り」 ――まったく自信無し、乱射状態です(笑)。 けど、こんなんだったら「気づきもしない系」とは言わないよなぁ…… 「真なる泥棒は一番価値のあるものを盗む」 ……もう、わけわからんです、はい。 >将来を考えてみる とりあえず学ぶことが大事――かな、あと集中力が必要か。 結局ここにもどってきますが、ひたすら学ばせてもらいます。 >様子見 色んな意味でですね。 何しろ情報量多いですし、ここは。 じっくり読まなきゃいけない所も、それ以外の所も沢山ありますから。 運は――泣きたい程悪い方なんですが(泣笑) シンデレラ――お、思いつかない…スランプかなぁ… ではでは。 -------------------------------------------------------------------------------- みんなダメじゃん(^^; No.0484 投稿日 2000年12月29日(金)02時05分 投稿者 新木 伸  カリオストロの城とか――。  テープ回しながら、2分なり3分なりの1エピソードごとに骨化して、紙の上でもエディタ上にでも、とにかく「5W1H」の連なりと並び順を写し取ってみそ。  それに必要な骨化の手法は、もう教えてあるはず。使わんでどうする。  わしだって、その「プロット起こし」の作業を頭の中でやってみてからでないと、分析なんてできないって。  一回眺めただけで分かっちゃうようなら、それはもはや達人の域です。  あとこんな作品なんかも、プロットの勉強にいいかもしれない。テーマ(メッセージ)性が織り込まれていて、なおかつ立派なエンターテイメントになってる作品。 ・ターミネーター2 ・ET ・アイアンジャイアント ・もののけ姫 >タイタニックとか  あれはじつは観てないのだな。なんかつまらなそうだったから(笑)。  実際に観に行った人っている? 彼女とかに連れられてとか……。  映画って、ひとりで観に行かないものだってのも、ポイントかもしれない。  あとやっぱり宣伝って大事。すごくいいものが宣伝しなかったために埋もれることもあるし、たいしたことはない(それでも商業レベルにあることは重要)ものなのに、宣伝の力でヒットするものもあるし。  すごくいいものが、まるで宣伝なしに、口コミだけでヒットするってこともあるけど、じつはこれって稀な出来事。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談&私信 No.0485 投稿日 2000年12月29日(金)05時31分 投稿者 つか すっかりさぼってしまってます。 >新木さん お父様の御冥福を祈らせていただきます。 >カリオストロの城、他 休み中に考えてみて、自分なりの答えを出しとこうと思います。 見る時間はあると思うので。 ・私信 今日から帰省するので、しばらくネットできません。年が明けて6日頃まで。 いちいち書かなくてもいいとは思うのですが、まあ一応。やめちゃったわけじゃないんですよ、ということで。 それでは、皆さま良いお年を……。 -------------------------------------------------------------------------------- 質問 No.0486 投稿日 2000年12月29日(金)16時58分 投稿者 魚住雅則 >タイタニック ふむ、確かに映画(特に恋愛映画)と小説では受け取るときの状況が違いますね。 「誰かと二人(またはグループ)で観に行く」と「静かなところで読書」ではターゲットずれてるし。 質問の意図は「ターゲットを絞る(年齢、性別、テーマ)と、大ヒットはありえないのか」ということでした。 >ブレアウィッチプロジェクト 初めて観たときは何が何だかさっぱりでした。 観る前に設定知ったときは、「やられた! 思いついた人天才!」とか思ったけど。 確かにエンタテイメントとして成立してませんね。 というか、物語として成立してません。 多分、「ドキュメント映像のように、実際にあったことみたいで怖い」という部分がキモだと思います。 >もののけ姫 手元にテープがあったので骨にしているんですが、空回りしているようで、5W1Hが上手くいきません。おかしいのは何となく解るけど、どこがおかしいのかはっきり解らない、という感じで。また確認させてください。 メモ帳から冒頭近くの連続した2シーン抜粋してみます。 ・雨のなか、山肌で女長と部下、人間の欲の為もののけと対する、鉄砲を使用。(サンと狼子2人匹) ・隠れていたモロの奇襲により、一旦崩れるが、長とモロの一騎打ちのような状態になり、長の攻撃でモロの身体に銃弾。部下が崖から落ちる。(何故=お互い相手を殺す為)モロも落下、引き分け。 一晩あけて。昼。 ・アシタカ、下流の川で落下した長の部下を偶然通りかかり助ける。 ・近くでサン達を見つけるアシタカ。(サン、傷ついたモロの手当ての為、「血を吸っては吐く」を繰り返す。(凄惨、野生の表情)) ・すぐには声をかけず、観察するアシタカ。 ・モロがアシタカに気づく。 ・気づかれたので、堂々と名乗りをあげるアシタカ。シシ神の情報を得るため、モロ達に何者か尋ねる。 ・モロ達、何も言わず、去っていく。(警戒、人間に対する嫌悪) ・サン、アシタカに去れ、と一言。 特に気になる部分はこの4つ。 1・視点がブレている気がする。 2・動機は想像したもの。 3・5W1Hになっているか。 4・シーンのコンセプトは前半が「人間に傷つけられたモロ」後半が「サンと出会うが拒絶されるアシタカ」であるかどうか。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0487 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- もののけ姫とか No.0488 投稿日 2000年12月29日(金)23時07分 投稿者 新木 伸  上のは書き直し。パスワード分けてないんで、わしが自分で削除すると、どうも管理者削除になってしまう(笑)。 >魚住さん  5w1hの基本は、「誰が、何を、どうした」に分解するってことですね。  魚住さんのやつをみてみると、妙に細かかったり大ざっぱだったり、5w1hにする範囲設定に揺らぎがあります。いちおう5w1hにはなっているんですが……。  あと5w1hになっていないポチ(新木語で「項目」の意)もある。  たとえば「・モロがアシタカに気づく。」とか。  これは「なぜ?」が抜けちゃってるでしょ。その次のポチと合わせると、「・モロたちに気づかれたので、隠れて覗いていたのではないことを知らせるため、名乗りをあげるアシタカ」となります。そうやって区切ると、ちゃんと「なぜ?」も含まれてくる。  区切りかたがよくないところが、いくつか見受けられる。  あと時間単位で厳密にやるんじゃなくって、エピソード単位でみるとよい。  プロット上では同じ1個ずつのエピソードでも、実際にやるときには映像としての時間が長くなったり短かったりすることはよくあります。  ここでやるべきなのは、5w1hのすべてを過不足なく含んだエピソードの一個一個をプロットとして写し取ってゆくってこと。  あと視点、たしかに揺れてますね。映像作品でも、あるシーンの視点は普通ひとつです。後半の視点はアシタカにあるはず。だからこのエピソードなんかも、こうなるはず。 「・モロがアシタカに気づく。」→「・モロに気づかれるアシタカ。」  あまり違わないようだけど、これが実は大きな違い。まるで違う。シーンの意味が逆転してしまう。「自分が気づいた」のか「相手に気づかれてしまった」のか、その違いね。  そのあたりの分解能は、採点代行者として経験値を積んでる魚住さんあたりなら……、たぶん身につけてきているはずなんで、わかると思うんだけど。  がんばれ。分かれ。  カッコ()の中の動機とかは、血を吸い出している理由あたりが気になっただけ。他はとくにないです。  ちょっと、やってみます。  テープは観ている暇ないので、記憶に頼った部分あり。(※で示す) (視点キャラ、女族長) ・女族長、雨の中の急斜面という困難な状況の中、荷車の一体を率いている。 ・襲撃してくるサンと狼二匹を、鉄砲を使用して迎撃する女族長。 ・襲撃の中にあっても冷静でいる女族長。狼たちのボス(母親)であるモロがいないことに気づいている。 ・女族長の予想通りに、不意をついて襲撃してくるモロ。(※ここ、こんなんだっけか?) ・初めて自ら銃を取った女族長、モロと一騎打ちの形になる。 ・女族長の銃弾を浴び、谷底に落下してゆくモロ。 ・女族長、戦いのあおりを食らって谷底に落ちていった仲間のひとりを見捨て、全体に指示を出して歩を進める。 (アシタカ視点) ・川を通りがかったアシタカ。傷ついた男を見つけて、助けあげる。 ・アシタカ、傷ついたモロの手当をしているサンを偶然見かける。 ・モロの銃傷から、毒を吸い出しているサン。(※銃弾はたしか、毒入りだったはず。もしくは単なる鉛の毒か) ・モロたちに気づかれるアシタカ。隠れて覗いていたわけではないことを知らせるため、すかさず名乗り出るアシタカ。 ・シシ神のことを尋ねるアシタカだが、答えは返してもらえない。 ・「去れ」とひと言だけ告げて、山奥に姿を消してゆくモロたち一行。  それぞれのシーンのコンセプトは、前半の襲撃シーンのほうは、視点が女族長にあるので、「人間に傷つけられたモロ」では間違い。「モロたち山神を傷つけて、振り払って進む人間たち」みたいなところ。  後半のほうでは、「サンと出会うが拒絶されるアシタカ」でも、だいたい合っているんだけど……。  やはり「山神たちに拒絶されるアシタカ(人間の青年)」みたいなところでしょうね。  ここでは「サン=山神たちの一員」であるはず。  その構図が崩れてきて、「サン=山神に育てられた女の子」として描かれてくるのは、もっと先のほう。サンとアシタカのエピソードが積み上げられていったあたりのことだから、ここではやはり、サン=山神と考えるべき。  さぁ、がんばるのだ。  他のやつのプロットでも、やってみた人はここにあげていいよ。  わしはチェックできないかもしれないけど、まあ、みんなで見れるし。  わしのほうの締め切り、いちおう、1/15あたり。  これ過ぎたら、まあ色々やれるようになるでしょう。  センター試験は経験したことないけど、いまわしにかかってるストレスって、たぶんそれと同じか、それ以上じゃないかしらん?  でもこの状態って、作家ではわりと日常的だったりする。締め切り前の一ヶ月……はもう切ったか。あと二週間ちょい。わしに限らず、誰でもそうだよ。プロで小説書いている人ならね。プロ目指すなら、センター試験ごときのストレスを年に数回出迎えることは覚悟しておかないと。べつに作家だけに限らないね。どんな職業だって、受験期以上のストレスはかかっているに違いない。18歳ぐらいだと、受験はたしかに人生最大のストレスだから、それ以上のものは想像できんかもしれないけど。あるんだよ、そういうモノって世の中には。  でもわしとか。そんな状態が続いて体を壊さないでいられるのは、まあ、慣れもあるんだろうけど、やはり「自分がそれを乗り越えられることを知っている。だってもう10回も乗り越えてきたもん」とかいうのが大きいのだろうなぁ。  ああでも、今回のは、いつもより5割り増しぐらいな気がする〜。これより「上」のやつも一回二回は経験あるから、まあだいじょうぶだろうと思ってはいるが……。  ちなみにいまの編集さんは胃をやられてます。前の編集さんは胃潰瘍で入院してました。  わしのいまの編集さん、東大卒なんで、受験のときといま(わしと古橋さんと秋山さんの担当編集をやっている)とで、どっちが「きつい」か、こんど聞いてみよう。 >タイタニックとか  ターゲットを絞る(年齢、性別、テーマ、ジャンル)こと=「大ヒットはあり得ない」ってのは、行き過ぎだったかもしれないですね。現に実例があるし。  まあそれでも、「恐ろしく難しくなる」ぐらいのことは言えるでしょう。  しかしなんで、タイタニックは売れたんだろ?  いちおうパニック映画でサスペンス要素があって、エンターテイメントとしても楽しめる出来であったから?  それプラス男優人気の相乗効果かなぁ。  他にもなにか、実例あるかなぁ。エンターテイナーに徹していないにも関わらず、記録的大ヒットを飛ばしてる映画とか。 -------------------------------------------------------------------------------- 私信やら。 No.0489 投稿日 2000年12月29日(金)23時58分 投稿者 八神伽羅 課題提出どころか採点代行まで溜め込んでいる今日この頃……。 ここに来るの自体久々な気さえするし(爆) すみません、なるべく早くなんとかします。 と言った直後にこんな事欠くのもなんですが、明日から来月五日まで帰省します。 たぶんネットには繋げないと思うので、全ては戻ってからになると思います。 なんだかえらい無責任な採点代行者ですみません……。 それでは皆様、よいお年を。 >新木さん 遅ればせながら、お悔やみ申し上げます。 それにしてもそういう状況下でも原稿……プロって大変なんですね。 それと、楽しみを奪ってしまってすみません(笑) 散々悩んだんですが、あれで良かったとは。 で、どこで道を踏み外したかは……一週間掛けて考えてみるとします。 このところバイトに明け暮れていたせいか、脳がものを考えることを放棄気味(要するに睡眠不足)なもので。 ではでは。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 採点代行とか No.0490 投稿日 2000年12月30日(土)01時42分 投稿者 新木 伸 >八神さん  例の問答の回答。  悩んだから、正解が出たんじゃないかな。  あと採点代行とかは、正月明けで復帰して、溜まってて負担に感じるようだったら、それまでの分はほっぽりだしちゃって白紙にして、それ以降の分だけを対象にしていいですよ。べつに宿題じゃないんだし。  義務なんてない。どっちかっていうと、採点を課題として練習する「権利」があるぐらいかな。  「やらなきゃ、やらなきゃ」で溜めていってしまって、それで余計に遠ざかることになってしまうのは本末転倒。それなら堂々とサボりましょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 業務連絡 No.0491 投稿日 2000年12月30日(土)02時17分 投稿者 新木 伸  そうそう。  そのうちの話だから、べつに急ぎはしないんだけど……。  とりあえずみんながどんなものを書いているのか見ておきたいんで、以下にあげる条件に、なるべく該当している作品を提示してください。 1.なるべく最近のもの  昔のものだと、それ以降の上達ぶんが判断できないため。 2.なるべく長編。  いま現在、作家は短編では食べていけません。長編と短編は別物で、短編のほうを見ても意味がないため。原稿用紙換算で100枚を越えているようなら、まあ長編に含まれるでしょう。できれば単行本の一冊分。原稿用紙250〜350枚あたりが良し。 3.なるべくエンターテインメント志向のもの。  読者を楽しませることを最大目的とした「エンターテイメント」でしか、現代の作家は食べていけません。それ以外の作品を見ても意味がないため。 4.オリジナル/二次小説の種類は問わない。ジャンル不問。  なにかの原作の二次小説でも、推理でもSFでも、まあなんでもいいです。とりあえず自分の目指すジャンルに近いほうがいいかな。ライトノベル志向なら、やはり十代の少年少女が主人公の話とかね。  作品が「よみかく」の本棚にあるなら、そのタイトル。  自分のHPにアップしてあるなら、ダイレクトに飛べるURLアドレスなど。  とくに問題ない人は、普通の書き込みで場所とかを書いちゃってください。実体の掲示板へのアップはしないでね。  なにかの小説大賞への応募作とかで、まだ結果発表の済んでいないものとか、インターネット上のどこにも公開していない(応募規定上公開できない)ものなら、私に直接メールということでもいいです。もちろんその他の理由で公開できないものとかも。  こちらとしては、各自の代表作へのリンク集を作るなり、それとも実体そのものをどこかにアップロードするなりして(私のサーバースペースとか)、参加者が他の人の代表作をすぐに閲覧できるような場所を作ろうと思っています。(もちろん「公開可」のものだけ)  代表作を提示してくれるときには、リンクの可/不可、小説実体の再収録(こちらのHPスペースへのアップロード)の可/不可……なども教えてください。  私だけじゃなくて、参加者全員がすぐに見れるようにしておいたほうがいいでしょう。  その場所へのリンクは、この「よみかく分室」だけに置くようにして、他からは行けないようにはしておきます。  書き込みに埋もれてもなんだから、左側の目次のインデックス部分あたりに置くかな。 P.S.  あ……。いま思ったけど、いっそ、みんなメールにしてもらったほうが楽かな? どうせみんな、テキストファイルで持ってるよね?  HPにアップされているものを取り込むとなると、改行コードやらなんやら入ってきちゃうし、直メールのほうがいいかな。添付ファイルで付けておいてもらうの。  まあどうせ正月終わって、2月に入ろうかって頃のことだから、あせらなくてもいいけど……。  あとちなみに、これはシンデレラ迷宮の課題の次のステップとかとは、関係ありません。単にどんなものを書いているのかな? ……という興味から。  送ってもらったものを添削するってことでもないです。  「よみかく」の本棚にある作品は、ざっと目を通してきたんだけど、どれもみんなコンセプトワークがなっとらん。ひらたくいうと「おもしろくない」。読者としての自分の趣味にあうとかあわないとか、これはもはやそういうレベルではない。  そのシーンでは何を書こうとしていて、どういう“手”で面白がらせてくれようとしているのか――そこがまったく掴めない。伝わってこない。  でもあそこに置かれているのが一番の自信作とは限らんわけだし……。 -------------------------------------------------------------------------------- 私も帰省します No.0492 投稿日 2000年12月30日(土)11時33分 投稿者 弟切 千隼 弟切千隼も12月30日から来年の1月3日くらいま で実家に帰省しています。現在、実家からネッ トにつなげる環境にないので、次にここに来ら れるのは1月3日か4日になると思います。 今年は様々な人との出会いがあり、とても有意 義な年でした。新木さんを始め、「よみかく」 で出会えた皆さんに心から感謝しています。 それでは皆さん、良いお年を。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談 No.0493 投稿日 2000年12月30日(土)12時15分 投稿者 唯野教授 ようやっとここに書き込む時間と気力が湧きました。正月は多少余裕があるのでネットもOK(勉強しろ)。 最近、みんなネタが尽きてきたのかシンデレラが少ないですね。離脱した私が言うことじゃありませんけど。それとも正月が過ぎたらまた怒涛の書き込みが復活するのかな。 >カリオストロ む、やはり五分で考えた奴では無理だったか。しかしビデオ借りてきてプロット起こして分析するだけの時間は当分とれないので、回答は他の方にお任せします。 >「よみかく」の本棚にある作品は、ざっと目を通してきたんだけど ということは、今読み返してみるとあらばかり目に付くあ〜んな作品も、むしろあらだけで構成されているこ〜んな作品も見られてしまったというわけですか……。 では、勉強に戻ります。いや、その前に一休み(おい)。 http://plaza25.mbn.or.jp/~blackrod/ -------------------------------------------------------------------------------- No.0494 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 食中り(雑談)。 No.0495 投稿日 2000年12月30日(土)22時33分 投稿者 西鶴翠  てんぷらを食べたら、父と私がおなかを壊しました。 >カリオストロの城。  一応私にはまだ回答権はあるな。一回も答えていないし。  一言で言えば、「勧善懲悪」かな。長く言えば、「肩書きがどうであれ、いいことをすれば善人であり、悪いことをすれば悪人である。善人には幸せが、悪人には不幸がおとずれる」。  悪役は国か何かを治めていて、で、インターポールすら手を出せないほどの政と財の癒着ぶりが描かれていて、銭形がインターポールの命令を無視してルパンと一緒に悪役の悪事を暴く、ってなストーリーではなかったでしたっけか。ルパンが唯一盗んだもの「それは、あなたの心です」。  それでは、新木さんの「誰も気づかなかったあっと驚くような模範解答」を期待しております。 >タイタニック。  見てないです。 >ストレス。  できれば訊くのは、「早稲田あたりに入って、且つ、一浪の人」あたりに(多分、編集部にはそういう人は結構いると思う)。同級生に東大の人は結構いますが、彼らは受験生のサンプルとしてはあまり標準的ではないな、と思うので。また、現役の人ではサンプルにばらつきがあるので参考にはなりません。すでに諦めている人と、なんとしても現役で受かりたい人では全然違うので。訊く内容は、「受験当日のストレス」と「編集のストレス」の比較。受験期間全体ではさほどのストレスはないので。  ちなみに、私の二十一年間の最大のストレスは、中学時代の世田谷区卓球大会の決勝戦で、20−19で勝っているとき。卓球は21点先取で勝ちね。このときが、瞬間最大風速が一番でした。継続的にストレスがかかったのは、高校の管弦楽部の指揮者を務めたときだろうか。自分が楽譜から読み取った情報を、奏者たちに伝えるって、結構ストレスがかかる作業。  しかし、やはり編集さんは胃をやられるのですね。そりゃあ、そうだろうなあ(えらく納得)。「胃潰瘍」と「自律神経失調症」と「円形脱毛症」では、どれが一番多そうですか(なんて意味のない質問なんだ)。 >作品を提示してください。  すでに、「プロット」から抜けていますが、見ますか? しかも、「最近のもの(これははずせない条件だろう)」だと、「104枚の短編でエンターテインメント志向」のものと、「197枚の中編であまりエンターテインしていないもの」しかないですが(私の志望は、後者ですが)。私は、見せることには何の問題もありません。無論、見せなくても何の問題もありません。ただし、公開はしたくないです。 >(本棚の作品を見て)ひらたくいうと「おもしろくない」。  中に、「コバルトの最終選考に残ったもの」や「スニーカーの最終選考に残ったもの」もありますが、やはり、おもしろくはなかったですか?(どれとは教えませんが。) >唯野教授さん。  元旦は休んでもいいですが、一月二日からはちゃんと勉強しましょう。ほら、なんでも一月二日に始めるといいとか言うじゃないですか(結局、縁起担ぎ)。 >ところで、鷹見さん(見ていますか?)。  先日、オフ会で「ちょうどいいプロットのサンプルがあるじゃん」という話が出たのですが……(この話、無視してもいいです)。 それでは(それにしても、493は誰だ?)。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0496 投稿日 2000年12月31日(日)02時34分 投稿者 新木 伸 >参加権とか  ここ「よみかく分室」に参加してる人には……。  課題をやってる人と、課題はやってないけど参加してる人がいて、この手の一般的な話題(課題以外って意味ね)のほうは、一応もなにも、誰でも参加していいと思うぞ。  いままでROMしてた人だって、べつに歓迎ですよ。 >過去作の話  うん。やっぱメールがいいですね。  小説本体は、添付ファイルにて。あとメールの本文のあたりにでも、以下のデータを書いといてください。 1.公開の可/不可。 2.いつごろ書いたものか。どのくらいの期間で書きあげたものか。 3.どういう趣旨で書いたものか(エンターテイメント路線のつもりとか、対象読者はどんなつもりだとか、そういうものがもしあれば記述。想定せずに書いていたなら、記述なしでOK)。 4.なにかの小説賞に応募した作品であれば、その賞の名前と選考結果(一次落ち、最終落ち)など。  前にも書いたけど、別に急がないです。  正月明けどころか、2月に入ってからでもOK。  西鶴さんの場合は、両方送ってくれたらいいと思う。  あとほかにも送るものを迷う人がいたら、べつに2編ぐらいあってもいいよ。  1編って言ったのは、現状を見るのはそれで充分っていうことだけだから。 >本棚の作品群  前にも書いたと思うんだけど、「最終選考に残った」っていうのは、つまり、落選してるってことでしょ? もし入賞しているなら、君らはもうプロ活動しているわけなんだから。  一次落ちも二次落ちも、最終選考落ちも、五十歩百歩だっての。  どんぐりのせいくらべ。  「面白さ」が「足りなかった」から、落選って結果が「現実」として出てるわけ。  西鶴さんとか、たまに書評などを書いているよね。  なら知ってると思うんだけど、商業レベルを満たしていて出版されている多数の本の中にも、「あまりおもしろくない」――ひらたく言ってしまうと、「つまらない」本っていっぱいある。  そのことは事実として認識していると思う。  でもそれだって、最低限の「商業レベル」はクリアしている本なわけ。じゃないと出版さえ、されていない。  最終選考を突破できなかったというのは、つまりその下なわけ。  「つまらない」の下だから、「クソつまらない」あたりだろうか。  何度も言っているけど、自覚しなさい。自分たちの立ち位置(ポジション)ってもんを。  自分の現在位置と、目標到達点とを正しく認識しないと、山登りはできません。  自分の現在位置をごまかしちゃいかんよ。  自分の実力を水増しして悦に入る行為っていうのは、それは目標実現の害にしかならないんだから。  ちなみにあの中では、杉井さんの「ラスト・ハロウィン」あたりが、いちばん出来がよいように思った。  ぶっちゃけていうと、“我慢して読んでやって”かろうじて、「この作者はなにかで僕たち読者のことを面白がらせようとしているみたいだぞ」と読みとれるぐらい。なにかあるってのは、なんか伝わってくる。  でも足りないんだよ、「面白さ」が。  あ、ちなみに100枚以下の短編は見てないです。  この分室のほうで見かける人の長編のみね。 >ストレスとか  社会人のストレスと、社会人になっていない青年のストレスと、そもそも比べること自体、意味がないように思うんだが……?  受験にせよ試合にせよ、指揮にせよ……。  しょせんは、自分の努力や力でどうにかなる範囲の事態じゃないのか。  そんなもんをストレスとか言ったら、ある種の仕事についている人は立場ないと思うぞ。  いやそれを言ったら、作家のストレスだって、たいしたこたぁ、ないんだが(笑)。  私は編集さんじゃないから、具体的にどのぐらいのものかは分からないけど……。  自分のやれることはすべて果たしていて、でも作家は全然書いてこなくって、校正やらデザイナーやらイラストレーターや印刷所やら、関係各所のあちこちに平謝りして、社内の編集部の上司からは槍ブスマにされ、営業部と経理部からもさんざん叩かれ、印刷所には輪転機(印刷の機械。超巨大)を止めてもらって待ってもらっていて、でも上がるかどうかはやっぱりわからなくって、タイムリミットは刻々と迫り、もしこれで落とすことになったら、数千万から一億円規模の損害なんか出ちゃったりなんかして、それは全部編集さんの管理責任になってしまうわけで……。  それでも作家を恨むことなく、自分の背中にかばいこんで、作品を書くしか能のない弱々しいイキモノに「創作」以外の余計なストレスを与えないようにしなきゃならないのが、編集さんのお仕事。  これって一体、どんなストレスだ?  いや想像です。現実がこうかどうかは、わかりません。  まあ雑誌ならともかく、文庫本の場合は、ここまではいかないかな。その前のどこかの段階で、どうしても上がりそうにないならストップかかるし。  胃腸の疾患と自律神経失調症ぐらいは、編集さんも、作家もイラストレーターも、だいたい普通に見られるものですね。円形脱毛症は聞かないなぁ。あまり人に話すものじゃないから、これは単に聞かないだけかもしれない。  わしは神経が図太いのか、あんまりそういうのは経験ないです。  最近はちょっと自律神経失調気味で、肩こりが出てきてるぐらい。張るホットカイロが効くんだぁ、これが。 -------------------------------------------------------------------------------- カリオストロの城とか No.0497 投稿日 2000年12月31日(日)02時35分 投稿者 新木 伸 >西鶴さん  うーむ……。  唯野さんのときにも感じたんだけど、これ、真剣にやって出てきた答えなんだよね?  ふざけてるわけじゃないんだよね?  だけど気になる。「……ってなストーリーではなかったでしたっけか」とか、なんか記憶に頼ったあやふやなまんまで、そこから導き出した結論を答えにしちゃってる。  あやふやな前提から導き出した、いいかげんな回答を出してくるようなら、いっそ参加しないほうがいいじゃないかい?  テーマ当てゲームやってるんじゃないんだからさ。  ただ同じ答えが出てくるにせよ、「……っていうストーリーでした」と断定したうえで、「この作品のメッセージは○○のはずです」と来るなら、それはそれで、真剣な答えになっていると思うんだけど。  間違いがあるのは、それはかまわない。  自分なりの自信を持ったうえで間違うんならね。  ちなみにこんなことばっか書いてると誤解されるかもしれないけど……。  僕は西鶴君は好きだぞ。  前に書いたけど、ある書き込みを読んだ時点から、とても好意を持っているぞ。  ただ自分の側が、好意を持たれているかどうかについては、これはだいぶ自信がないのだが。  まあ、あのあやふやさが、観直す暇がなくて記憶に頼らざるを得ないことから来る自信のなさのあらわれだったということにして、それは置いとくとして。  でも……。  でも、そんな物事の上っ面しか捉えていないことに愕然としているわし。  あのレベルのストーリーテラーというものはだね、画面に映った小石の一個、セリフの一音一音にまで、すべて「意味」を込めるもんなんですよ。  ルパンが泥棒であることもしかり、カリオストロ公国の設定もしかり、クラリスという少女の存在もしかり。  そういった「意味」をすべて読みとった上で、それで「勧善懲悪の話」というのが出てくるのか。  前に西鶴さんは言ってたでしょう。  作品のすべての要素が、あるひとつの物事に結びつく、そんな効率のいい美しい構造の話を書きたいって。  それが、あれ。  あれはさらに、それを実現したうえで、エンターテイメント作品にも仕上げている。ダブルパンチですごい作品なの。それをぜんぜんすごく「見せていない」ところが、すごい作品なのよ。 >みんな  うーむ。  題材が難しすぎたかなぁ。  じゃあみんな、「カリオストロの城」のことは忘れてください。  以下の作品のテーマ(メッセージ)はなんでしょうか? ・ターミネーター2 ・ET ・アイアンジャイアント ・もののけ姫  あと「ロボコップ」なんかも、1のほうなら、題材にいいかも。  でもわしの記憶薄いからなぁ、あれ。もういっぺん見直さないと、題材にしていいのかわからん。 >魚住さん  魚住さんは、そのまんま、「もののけ姫」のプロット分解やってましょうね。  早まった答えは導き出さず、すべてのプロットを写し取ってから、全体を眺めて考えるといいかも。  またいくつかのシーンを写し取ったら、ここに上げていいです。時間があればお手伝いします。 -------------------------------------------------------------------------------- ご本人は気分を害されているのではなかろうか。 No.0498 投稿日 2000年12月31日(日)11時23分 投稿者 西鶴翠 すごいことを言っていると思ったので、一言。 >最終選考を突破できなかったというのは、つまりその下なわけ。 >「つまらない」の下だから、「クソつまらない」あたりだろうか。 「今の電撃文庫の現状をご存じですか?」  電撃文庫の最終選考だけは例外ですか? 私には最終選考作品が面白いと感じられたので。 では、失礼。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- おもしろいと、つまらない No.0499 投稿日 2000年12月31日(日)13時52分 投稿者 新木 伸  ここで言っているのは、読者にとっての「おもしろい」と「つまらない」ね。  西鶴さんにとってとか、新木にとってだとか、そんな個人の評価などは、ここではどうでもよろしい。  あくまで他人の評価がすべて。他人の価値観で良し悪しが決まるのが、この業界ね。  読者が自分のお金を払って購入し、なおかつ楽しめたものが、「おもしろい」もの。  手に取りもしなかったり、手に取ったけど購入しなかったり、購入したけど楽しめなかったりしたものすべてが、「つまらない」もの。  まあ経済力の違いとかあるから、購入したかどうかじゃなくって、読み切ったかどうかで判別してもいいかもしれない。欲しいけど買えない場合もあるだろうから、そういうときは、友達に借りたとか、図書館で借りたとか……。  そういう場合も考えて、最後まで読み切って、なおかつ、「楽しめた」ものね。  それが「おもしろい」ものだと定義しましょう。  西鶴さんは、全部読んだのだろうか? 大賞出身作品。  最初のほうで、個人の評価などはどうでもよろしい、とか書いたけど、ここでは西鶴翠という個人の、「読者」としての評価の話ね。  また「読者」としての西鶴翠に限らず、その友人知人などの「読者」――ライトノベルをかなり読みこんでいる人とかと話をしたりして……。  ある年度の大賞通過作品とかの一連の作品群で(べつに電撃にかぎらず、どの賞でも同じことだね)、すべての作品が最後まで読み切れて、「おもしろい」と思えるものばかりだったのだろうか?  「そんなにおもしろくはなかった」って作品、けっこうあるんじゃないの?  一読者の立場として、腹蔵のない意見を述べるならさ。  ワガママも好き勝手も言っていいのよ、読者の立場なんだから。  また大賞にかぎらず、市販されているすべての小説でも、同じことが言えるんじゃないかな? すべてが「おもしろい」わけじゃないでしょ?  でもどの小説だって、商業レベルである「そんなにおもしろくはない」ってところには、どんなものでも到達しているはず。  「そんなにおもしろくはない」ってのは、これはつまり、「つまらない」と同義です。  好んで読んでもらえないという時点で、ある一読者からみるならば、「ちょっとつまらない」も「ものすごくつまらない」も「死ぬほどつまらない」も、区別などなく、みな等しく無価値です。  大賞を通過するというのは、商業出版されるということ。  世にすでにある商業作品とようやく同じ土俵に立つということ。  ライトノベルの購入読者層が数十万人〜百人万ぐらいいる中で、ほとんどの人からは「つまらない」と思われつつも、三万人だかそこらのごく少数には価値を認められ、「おもしろい」と感じてもらえて買ってもらえるレベル。それが商業レベルってもんです。  その「商業レベル」でさえ、その三万人だかを除いた、残りの数十万人かの大勢をしめる人たちからは、「つまらん。こんなの買ってやらん」と思われてるわけね。  つまり「商業レベル」っていうのは、大勢の平均評価を取ったら、「つまらん」ってことになるわけよ。  選考落ちした作品ってのは、その「つまらん」の下にあるのは確実なんだから、やっぱり「クソつまらん」でしょう。  なんとかがんばって、その最低限の「つまらん」というレベルまで這いあがっていかないと、選考は通過できません。商業レベルにも到達できません。  ――ってことで、選考落ちした作品ってのは、その「読者の平均評価=つまらん」というレベルにさえ到達していなかったから落選した。  これ事実。  誰かが気分を害するかどうかなんて、知ったこっちゃありません。  作家志望者で投稿経験者で、いまだデビューしていない人に、自分の立ち位置を認識してもらうことのほうが、はるかに大事。  なんで自分の落選作品が「おもしろい」とか思っちゃうかな。おもしろかったら文句なしで大賞取ってデビューしてて、何十万部のベストセラーになってるだろうに。 -------------------------------------------------------------------------------- ひどい勘違いをされているような……。 No.0500 投稿日 2000年12月31日(日)20時09分 投稿者 西鶴翠 具体名を出すのはやめますが、今の電撃文庫って、最終選考で落ちた作品が、商業出版されています。ここに出入りしている方の作品もその一部です。 ゆえに、「電撃文庫は例外なのか」と書きました。 婉曲な言い方をしているので、次に新木さんが私から見て妙な反応をしたら、具体名を含めてメールしますね。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- て、いうか…… No.0501 投稿日 2001年1月1日(月)00時23分 投稿者 新木 伸  一言居士みたいな言動をしてて、「新木さんが妙な反応をしたら〜」とか書かれても、わし、立つ瀬ないのだが。  もうすこし分かるように書いてくれないと、読みとろうにも読みとれないでしょ。  とりあえず話が本筋と違う方向に向かってきてるんで、次の書きこみあたりでは、元の路線に戻します。  あとその前に、最終選考落選で、その後に出版された本。  わしがはっきりわかるのは、「時空のクロスロード」ね。  リライト後に、電撃HP掲載、その後に単行本出版。  リライトが商業レベルに到達させるためのクオリティアップのためだったのか、それとも、そのままでも出版できたのだけど、鷹見さんの著書とするためのリライト作業だったのか……。そこのところは、お二人に聞いてみないとわからないよね。  あとそれから……。  電撃HP掲載して評価を得たので、単行本として出版されることになったのでしょうか。それとも電撃HPに掲載時点で、すでに単行本の出版は決まっていたのでしょうか。スケジュール的に見ると後者な感じなんですが、どうでしょう? >榎野さん、鷹見さん -------------------------------------------------------------------------------- 嘘をついても仕方ありませんから正直に書きます(笑) No.0502 投稿日 2001年1月1日(月)11時32分 投稿者 榎野英彦 まずリライトした部分について 大賞応募作と、電撃hp掲載作とは、ストーリィ、プロット等は、ほとんど 変わっていません、リライト事項は「電子手帳」だったのが「モバイル」になった点と、ラストシーンが「三年後」だった、のを三学期にした、という点だけです。 鷹見君がリライトしたのは、主にセリフまわしと、お好み焼きの描写の追加、そしてラストシーンの部分です。 文庫化と、雑誌掲載について 実を言うと「最終選考に残った」ということを知りませんでした 電撃のHPがあることすら知らなかったのです(笑) 友人のメールで初めて知ったのですが、大賞の選考日時も忘れておりまして はっと気がつくと9月でした(笑)「まあ、連絡が無いってことは落ちたんだな」と納得していたところ、9月末に編集部から電話がありました。 選考委員さんの中には「銀賞」「審査員特別賞」を推す方もいらしたそうですが、作者の年齢(私は今年で42才です)から見て、読者と感性の乖離が生じる可能性がある。そして何より「今までのライトノベルとは方向性が違う」 という理由により、落選したのだそうです。 まあ、無理も無いので、仕方ないな、と思っていましたところ、最後に「このまま埋もれさせるつもりはありません、リライトして世に出しましょう」と言われたのです。 1999年10月に編集部で打ち合わせの予定だったのですが、私の本職がめちゃくちゃ忙しくなってしまい、実質的に打ち合わせを行ったのは2000年の1月末でした。 この時、編集サイドから指摘を受ける前に自分なりに問題点を修正したものを事前に送っておいたところ、修正の指摘をほとんど受けずに、いきなり出版スケジュールを示されました。 そして、そこで「選考落選理由」を聞いた私は、世に出すために、最もネックとなる点が「年齢差」による感性の差であるならば、若い感性を加えようとと考えました。 そして、友人で一緒にライター仕事をやったことのある鷹見くんにリライトを持ちかけました。 鷹見くんは私より10才若く、なかなか面白いものの見方をする人間で、なんと言っても私なんかと違って「野心」がありました。 最終稿が出来上がったのが3月、そして初稿が4月でした。 最初「電撃hp7」と「電撃hp8」に分載される予定でしたが、編集サイドで、「電撃hp7を増ページして一挙掲載」ということになり、6月に発売されました。 この時、すでに9月に文庫で発売、というスケジュールは示されていましたが、「続編」については、何一つ編集サイドから告げられておりませんでした。 ところが電撃hpが発売されて、読者アンケートが返ってきて、ブギーポップを抜いて一位になった、ということで、一気に「続編」と言う話しがもちあがりました。 一作めのリライト作業の時に、「もし、この続編を書くとしたら」というバカ話しを鷹見くんと、やっておりましたので、そのプロットを編集部に送りましたところ、OKが出ました。 そうやって、鷹見くんが書いたのが今度の 「時空のクロス・ロード2サマーキャンプは突然に」です。 私は本業で税込み年収950万円あります。 専業作家になるためには、それだけ稼がねばなりません。 今の職業を捨てて、作家になる・・・それは夢です、しかし 妻と子供とローンがある人間に、その勇気はありません(笑) だから、作家になりたい人間がいるのなら、その人間を作家として軌道に乗ることができるように加速してやるカタパルトのような存在になれたらなあ、と思っていました。 過去形で書くのには理由があります。 どうやら私も「ライトノベル作家」の仲間入りをしそうなのです。 友人のhpに連載していた小説で、ここの本棚にも掲載されていた 「アウトニア王国物語」が、角川スニーカー文庫から今年4月に出版されることが 決定しました。6月に「2部」8月に「3部」が出る予定です。  以前から、オファーは受けていたのですが、この歳になって今さら…と考えて 断り続けてきました。  なのになぜ、この話しを受けたのか、それはやはり、ここに集う皆さんの熱気に 当てられたのではないかと思うのです(笑)  友人の作家(マンガ家)連中から 「やっと本気になったか」「10年早いんじゃない、お前は10年遅い」などと言う祝福のメールをもらいました    どこまでいけるかわかりません。  40の手習いです。  感性は無くとも、そこはそれ長年培ってきた「手練手管」をフルに使って 「面白い」お話を書こうと思います。 新木先輩。今後ともよろしくお願いします(笑) -------------------------------------------------------------------------------- おめでとうございます。>榎野さま No.0503 投稿日 2001年1月1日(月)12時44分 投稿者 はせがわみやび  4月の発売が楽しみです。  おもしろい話が読みたいです。心の底から笑ってしまうような、涙がとまらなくなってしまうような、全身に鳥肌がたってしまうような。  読みたいし──書きたいですね。  わたしも37歳ですから、がんばらないと……(^^;    ★  みなさま、あけましておめでとうございます。  旧年中はお世話になりました。  本年もよろしくお願い致します。 2001.1.1 はせがわみやび  -------------------------------------------------------------------------------- リライトについて補足 No.0504 投稿日 2001年1月1日(月)12時55分 投稿者 鷹見一幸 はっきり言いまして「時空のクロス・ロード」は八割以上師匠の作品です。 細かなギミックや、さりげない会話がすべて後半の伏線となってゆくその構成も ほとんど師匠のものと言ってさしつかえないと思います。 このお話を読んだとき、その、あまりの「スキの無さ」に圧倒されてしまいました 読者が想像する余白の部分までカッチリ書きこまれた作品世界にです。 しかし、そのあまりの「スキの無さ」が、「ライトノベル」には向いていないのではないか?という疑問をお持ちだった師匠が、スキを作るために私を巻き込んだのではないかと思うのです(笑) 師匠が書いた「時空の…」はライトノベルのフリをした、まったく別のもののような気がしてなりません。 このお話を読んだ友人から「よくある設定のよくある話しだ」という評を聞きましたが、そのとき私はそいつに聞いてみました。 「では、どんな話しに似ているの?具体的に作品名を挙げてみて?」と そいつは答えられませんでした。 「よくある話」でも「どこにも無い話」それこそが王道だと思うのです 王道のどまんなかを、一切のてらいもなく正面から全力で書かれた物語を 何と呼べばいいのでしょうか? このリライトで、私はたくさんのことを勉強させていただきました。 その結果は、おそらく今年の春に皆さんの前に現れます。 それが私の本当の処女作です(笑) -------------------------------------------------------------------------------- ROMROMさん2 No.0505 投稿日 2001年1月1日(月)19時09分 投稿者 藤極堂 >具体名を出すのはやめますが、 >今の電撃文庫って、 >最終選考で落ちた作品が、商業出版されています。 >ここに出入りしている方の作品もその一部です。 ROMROMさんは西鶴翠さんが、何の話をしているかよくわからない。(T_T) 具体名をだしてくれないと 『「バトロワ」だって最終選考落ちたじゃないか!』と同じに聞こえてしまう。 特殊な例を引きだして、相手の主張を否定するのはあんまりよいこととは思えない。 ■新木さんの主張 「西鶴翠さんの作品が最終選考で落ちたのは商業レベルに達していないため」 これは西鶴さんは納得しているのかな?  イエス/ノー で答えてくれるとわかりやすくてうれしいです。 ■西鶴翠さんの主張 「最終選考で落ちた作品でも、商業出版される事例がある。だからよみかくの作品(もしくは出入りしている人の作品)すべてを「クソつまらない」と一蹴するのは言い過ぎだ」 ……これでいいのかな? 陰口じゃないのだから「クソつまらない」と言われて 西鶴翠さんが「商業出版された最終選考落選作品の作者」の代わりに 怒る必要はないと思う。 ここに出入りしているのならその当人が怒ればいいと思う。 今の状態で西鶴翠さんが怒ると 「よみかくに出入りしている人達の作品をけなされて怒っている」のか 「よみかくで発表している自分の作品をけなされて怒っている」のか ROMROMさんには見分けがつかない。 そういう状態は、西鶴翠さんにとっても、新木さんにとっても、「商業出版された最終選考落選作品の作者」にとってもあまりよいこととは思えない。 というわけで「商業出版された最終選考落選作品の作者」のご意見を希望いたします。ROMROM♪。 -------------------------------------------------------------------------------- 藤極堂さんへ。その他の人々へ。 No.0506 投稿日 2001年1月1日(月)22時10分 投稿者 西鶴翠  お久し振りです。前に会ったのは、旧電撃hp掲示板上でしたっけ。深井さんのところでしたっけ。とにかく、お久し振りです。  本当のところ、巧い具合にうやむやにできそうな雰囲気だったので、このままにしておこうかとも思っていましたが、質問者が出てきたので語りましょう。幸い、質問も情報量が足りていて答えやすいし。  簡単なところから、答えていきます。 >怒る  読み直すと確かに私は怒っているように見えるのですが、実のところおどおどしていただけなのです。作家が作家をけなしているように見えたのですから。 >西鶴翠さんの作品が最終選考で落ちたのは(略)  「西鶴翠の作品が最終選考に残ったことはない」という事実を忘れています。これは実は、過去ログ2/3あたりに明記されているはずなのだけれど、まあ、忘れていても仕方がないです。訂正しようとは思っていたのですけれどね。 >西鶴翠さんの主張(藤極堂さんのまとめたもの)  これは、違います。私の主張は、「『時空のクロスロード』などの『敗者復活作品』を『クソつまらない』とするのはまずいと思います」というものでした。今の電撃文庫は、「敗者復活作品」も結構人気を集めていたりするので。  つまり、 >西鶴翠さんが「商業出版された最終選考落選作品の作者」の代わりに怒る必要はないと思う。  藤極堂さんが「必要なし」と判断したことを私はやっていたわけです。  私の作品は最終選考に残っていないわけだから、私は自分のことを言っているわけではないし、また、ほかの人の作品を「クソつまらない」と言うのは、新木さんの権利だと思います。ただ単に、「商業的成功を収めた作品(『終末』『キノ』『月花』)を『気づかぬうちに』けなしているのではないか」と思って、びくびくしただけなので。  ということで、了解なさったでしょうか。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- happy new century!!! No.0507 投稿日 2001年1月1日(月)22時18分 投稿者 唯野教授 新世紀おめでとうございます。息抜きということで2ちゃんねるに入り浸ったりしてます。2000年度ライトノベルス大賞は「猫の地球儀」か……あの作品なんか、真のエンターテイメントにかなり近いんじゃないでしょうかね。活字嫌い勉強嫌いの妹(中一)がやたら感動してたし。ブライトライツ三票ってのがくやしいけど、アレはどう考えても一般受けしないからしょうがない。 >最終選考云々 新木さんが言っている最終選考ってのは、「商業レベルに達しているか否か、決定的な判断を下した段階」ってことじゃないかと。つまり、西鶴さんの言う最終選考からは賞の数の問題で零れ落ちてしまったとしても、商業レベルに達していて、本が刊行されたら、最終選考突破とみなすってことなんではないでしょうか。前々回の電撃は当たり年でしたからね。ああいう風に、賞の数にこだわらず、可能性のある作品はどんどん売り出していく電撃の姿勢って好きだなあ。 しかし、具体名を出すのはまずいけど、明らかにそれとわかる表現はOKっていうマナー意識が今一つわからなかったり。郷に従いますけど。 >100枚以下の短編は見てないです。   そうでしたか。まあ確かに、電撃でも短編の受賞者ってこれまでほとんど日の目を見ませんでしたからね。hpの方でようやく日の当たる場所が用意されましたけど、やはりモノカキで食うつもりなら長編ですな。 でも私が長編を提出するとしたらどう考えても五月以降になってしまいます。それまでココ続いてるかなあ。 >アウトニア王国 新年早々おめでたいですな。応援してますよ。 http://plaza25.mbn.or.jp/~blackrod/ -------------------------------------------------------------------------------- 「クソつまらない」について No.0508 投稿日 2001年1月1日(月)22時46分 投稿者 榎野英彦 いや、別に怒ってないし、そのとおりだと思うよ 「私は賞を取れなかった」その事実は厳然としてそこにあるんだからね 万人が高い評価を与えるであろう作品に与えられるのが賞ならば、 それを与えるに値しない作品は、イコール「クソつまらない」ということだよ。 現実に「時空の…」はブームにも評判にもなっていない。 ちょっとは売れてるみたいだけどね(笑) 一気に評判になって、たちまち増刷、これじゃなきゃ「おもしろい」とは 言えないんだ。たとえ、ごく一部の特殊な人間に熱狂的に支持されたとしても それは作品の評価たりえない。 同じ電撃に「大魔王アリス」というのがある。あれは売れたよ、あっと言う間に 増刷が決定した。 だから、「時空…」と「大魔王アリス」とを比べたら「アリス」の方が 「おもしろい」わけだ。 商業出版された作品を計るモノサシは「売れたかどうか」しか無い これは「事実」であり、「現実」なんだ。 「おもしろいけど売れない」なんてものはこの世に無い 「つまらないけど売れる」なんてものもこの世に無いのと同じなんだよ (まさか鷹見くんがあんな「あとがき」書くとは思わなかった) -------------------------------------------------------------------------------- No.0509 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.0510 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 質問と雑談 No.0511 投稿日 2001年1月2日(火)00時17分 投稿者 魚住雅則 >新木さん >もののけ姫 基本的な所なんですが、自分の中でまだあやふやな部分が残っているので、もう少しお願いします。 >・モロの銃傷から、毒を吸い出しているサン。 >・「去れ」とひと言だけ告げて、山奥に姿を消してゆくモロたち一行。 上の二つの項目(ポチ)はこれだけ見るとサンやモロ一行の視点ですよね。 この二つは5W1Hとは直接関係なくて、それぞれ「モロの手当てをしているサンを見かけるアシタカ」、「質問に答えてもらえず拒絶されるアシタカ」の補足部分で「一つに繋げてしまうと見にくい、解りにくいので分ける」と考えていいのでしょうか? >エンターテイナーに徹していないにも関わらず、記録的大ヒットを飛ばしてる映画 アカデミー賞の影響でヒットという作品は結構あると思います。 芸術作品としての評価、ヒットということかも知れませんが。 >長編提出 去年、漫画家志望から小説家志望にチェンジしたので、まだ、長編を書いた経験がありません(ノートに短編を書いたことがある程度)。無謀にも第8回のゲーム大賞がはじめての長編になる予定です(笑、いや笑い事ではないか)。 >榎野さん アウトニア王国、楽しみにしています。 うー、僕も早く○○先輩って言えるようになりたい(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- 新木さんはモテモテですか? No.0512 投稿日 2001年1月2日(火)01時28分 投稿者 藤極堂 >西鶴翠さんへ はい、わかりました。ていねいな回答をありがとうございます。 web上のお久しぶりは「会話が成立した時」なのか 「同じ掲示板に書き込みをした時」なのかよくわかりません。 深井さんの所の書き込みは全文削除されちゃたし。(-_-) ……お久しぶりなのかなあ。 じゃあ、ただの一閲覧者はROMにもどります。 ROMROM〜♪。 -------------------------------------------------------------------------------- イマジーはあけましておめでとうを唱えた! No.0513 投稿日 2001年1月2日(火)01時30分 投稿者 Imaginater 新年明けましておめでとうございます。 とりあえず新年早々履歴のデータを飛ばす(泣)。 履歴だけで良かったぁ、と。 また過去ログを取り込み直さなきゃならないのはあれですが……はぁ。 >榎野さん おめでとうございます! 楽しみに待ってます。一部二部ももちろん買いますよ(笑)! >最終選考=クソつまらん 新木さんのレスを読んだ時、わたしもびくびくしました、はい。 え、私、書き込めるかな、これから、とか(笑)。 けれど読者の視点からの評価が面白い、つまらない、の二つだけって言うのは極端過ぎません? 普通、ってのもあると思うんですけど(これはあまえですか?)。 積極的に読みたいわけでもないけれど、読まないのも嫌だな、ていう程度の。 それと、最終選考で落ちたとしても、それは要するに上から定数分ばっさりやられただけで、 それから漏れた作品がクソつまらんというのは行き過ぎだと思いますけど。 例えば学校の成績の評価とか5段階で3、4ついたとしても、必ずしも悪いわけじゃないじゃないですか。 結構うまくできるのにそれ以上のやつが何人かいるからとれなかっただけで、 クラス、学年、学校変えれば5とれる場合もあるでしょう。 それと同じで最終選考落ちも時と場合によりけりだと思うんですが。 ――というのは電撃の例の三作品をどれも面白いなと思ったからなのですけど。 >作品提示 え…… (プログラム実行中に例外OEが発生いたしました) いや、ここにおられる皆さんの作品が見られるのはとても嬉しいばかりなことなんですけど…… ――やばし。 とりあえず一年前に書いた長編を見てみる――文章崩壊状態、駄目だこりゃ。 最近はまっている二次小説をば――同状態……はぅ。 とりあえずちとましな二次小説を再点検、エンタメってるかどうか――駄目ジャン(泣)。 ……え? もしかして私、まともなやつ書いたことがない? (現実に気づきました。強制終了いたします) とりあえずこの部分だけ書くのに二日かかってます。 どーしよ…………………………はぅ かつてない程に錯乱してます、今(というか二日前)。 とりあえず、既存のやつを書き直すしかないと……しかし(--; いや、まぁ、なんというか、駄目もと? いや、いや、その。 ――がんばろ…… >テーマ あ、カリ城のプロット分解始めてみたバッカだったのに…… ――もののけにしよっかな。とりあえずひとつやってみよう。 再び風邪っぴき、頭痛がひどいイマジーでした。 ではでは。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0514 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 「時空(ピクニック)」は誰のものか No.0515 投稿日 2001年1月2日(火)01時48分 投稿者 鷹見一幸 私は、あれは榎野氏のものだと思っております。 ですから、当初、私宛の感想やら質問はすべて榎野氏に転送して、私の名前で 榎野氏が返答したりしておりました。 それもこれも榎野氏が「原案・原作」として名前を出さないなんて言い出したのが いけないんですよね(笑) でもまあ、ついに榎野師匠も自分の名前で作品を世に出す決心がついたみたいで これで「原作・著作」の混乱もなくなるんじゃないかと思います。 ちなみに「クソおもしろくない」に関しては私も師匠と同意見です。 「売れる」以外のモノサシを持ったとき、商業作家としての立場を失うことは 当然のことです。 ただ、補足して言わせてもらうならば 「バカ売れしないけど忘れられない作家」というのも存在します。 しかし、勘違いして欲しくないのは、その作家さんたちは決して「そうなろう」と 思って作品を書いているわけじゃないってことです。 そういった作品を書いている作家さんもみんな「売れる」ことを目標に書いているんだと思うのです。ただ、結果的に「バカ売れしない」というだけのことなんだと思うのです。 だから「売れる」ことを目標にしない作家は存在しないと思うのです 売れている作品から見れば「売れていない作品」は「クソつまらない」のと同じ これは投票みたいなものですよね。 多数決の論理こそがもっとも一般大衆の意見を表しているのです。 だから、多数の票を集めるために政治家が努力するように作家も努力しなくてはならない。それだけのことだと思うんです。 -------------------------------------------------------------------------------- ただの書き込み No.0516 投稿日 2001年1月2日(火)03時02分 投稿者 rom くそつまらない 「最低商業レベル」の「つまらない」作品「以下」ということを最もわかりやすくわざと表したのだと思いますが 字面が汚い 文章による表現のプロなのだからもっと巧く精神的ダメージ9998ぐらい与える 言葉が見たい。 人に理解や自覚を促すのに婉曲な表現は邪魔で無駄なのだろうけど ここでわざわざ考えるのもなんだろうけど -------------------------------------------------------------------------------- 本筋に戻します No.0517 投稿日 2001年1月2日(火)05時10分 投稿者 新木 伸  すでに唯野さんがフォローしてくれてますが、私がもともと問題にしていたのは、「最終選考を突破したか/落ちたか」ではなくって、「本になったか/ならなかったか」のほうでした。  電撃文庫の場合、入賞作品はほとんど出版されています(例外はありますが)。  それで、私の頭の中には、「最終選考突破=商業出版される」っていう構図がありました。  ゆえに、出版されている作品を「クソつまらない」と言ったつもりはありません。  そう受け取ってしまった人が出たのは、私のミスです。はじめから選考落ちしたけども出版された本のことも書いておいて、それはどちらに入るのか明記しておけばよかったのですね。 -------------------------------------------------------------------------------- ああいかん、謝罪も必要だった No.0518 投稿日 2001年1月2日(火)06時00分 投稿者 新木 伸  私の思いこみと説明不足によって、電撃大賞に落選しつつもその後で出版された本に関して、「落選後に出版の本=クソつまらない」という認識を与えてしまい、そのことで気分を害された方がいらっしゃいましたら、お詫びしたいと思います。  先に書きましたように、落選後に出版も、受賞しての出版も、同じ「商業作として本になる」という点ではまったく同じことです。  もし違いがあるとしたら、宣伝時の文句ぐらいでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- おお No.0519 投稿日 2001年1月2日(火)06時02分 投稿者 新木 伸  なんか突然大量の書き込み。  帰省してないひとは、やっぱ正月暇なのかぁ(笑)。 >榎野さん  おお。作家デビュー、おめでとうございます。  4月のスケジュールというと、年明け早々に最終入稿ですね。  しばらくは兼業でしょうか。それでゆくゆくは専業?  こちらこそ、よろしくおねがいします。角川スニーカーのほうには、編集さんへのコネがないんです(笑)。  電撃とファミ通文庫でしたら、直接のコネあります。編集さん紹介できます(笑)。富士見ファンタジアはないんですよねぇ……。  私の場合、ここ3年ぐらいは、手取りで850万ぐらいは維持できてます。「星くず」だけで年2冊のみですが、初刷りと増刷がそこそこいってくれているので……。  「つまらない」の話は、本人を前にして、まあ失礼なことを書いてるなぁとは思いましたが……。種別は多少違えど、すでにこの業界で飯を食べている榎野さんにならば、決して失礼にはあたらないだろうと勝手に思いこんでのことでした。肯定してもらえて、じつは、ほっとしています(笑)。  ……ということで、「時空のクロスロード」に関しては、「つまらない」ってことで改めさせていただきます。ちなみに私、自分の「星くず英雄伝」に関しても、平均評価は「つまらない」と認識してます。  根拠は売り上げの数字。ただ一点のみ。  ただこれは、客観的に見ての話。  個人的には、時空のクロスロードは「おもしろい」。感想は以前、「よみかく」の掲示板のほうに書きましたっけ。  また自分の「星くず」に至っては、「めちゃくちゃおもしろい」だったりします(笑)。  自己の評価と、他者の評価が食い違っている現実に対しては、「おもしろいものを面白く伝える」技術とノウハウが稚拙であるためと認識して、改善すべく努力するつもりであります。 >唯野さん  「猫の地球儀」  うーん。どうだろう。わしはあれとっても好きで、元気だすための「マイフェブラリィ文庫」に入ってるけど、真のエンターテイメントにはちょっと遠い気がする。「真の」と付くからには、もっと「誰でも来て来てオッケー」的なオーラを発している作品じゃないとまずいのではないだろうか。  でも秋山さんの作品群の中にあっては、いちばんエンターテイメント寄りになったものだと思う。  エンターテイメント路線に向かっている姿勢でいうと、電撃文庫だと、「DADDYFACE」とか、「バトルシップガール」とかが、そうでしょう。  あと「月と貴方に花束を」とか、阿智さんの一連のシリーズとか。「僕血」とか「ドッコイダー」とか。  もちろん、もっと売れてるシリーズは、そりゃもうエンターテイメント路線だわな。  誰がなんと言おうと、「売り上げ=読者の声」が証明している。「フォーチュンクエスト」とか。  あと具体例あげないのは、単にロボット検索に引っかからないようにって配慮です。マナー意識ってことでもなくて、単なる自衛策。  ちなみにほめる場合なら、いまみたいにがんがん具体名あげてゆくです。 >魚住さん  結論からいうと、2つとも他のポチ(項目)の一部ではなくて、ちゃんと独立してます。  だからポチは分けてある。でもわしの記述不足で独立したものに見えなかったっていうだけね。  最初のポチ。  本当なら、「モロの銃傷から、(手当をするため)毒を吸い出しているサン(を見かけるアシタカ)」って入ります。  カッコの中は省略した記述。手当をするためというのは、「なぜ?」にあたる理由。自明すぎるので省略。「〜を見かけるアシタカ」というのは、シーン全体がアシタカ視点にしてあるので、やはり省略。  特に断りなく、こういう省略も行うかも。  日本語は主語を省いても成立する不思議な言語で、そのほうが読みやすい場合もあるので、「誰が〜」「〜どうする」の部分を省いて、こういった一連のシーンの途中では、「なにを」の部分だけ書いているところもあります。手本で示すにはよくなかったかもね。つい無意識のうちにいつもの調子でやってしまいました。最近プロットは意識して書いてない。こういう時は、意識を隅々まで行き渡らせてちゃんと書かんといかんなぁ。反省。  ちなみにここのポチは、「毒を吸い出す」ってことを、「手当をする」まで骨化しちゃうと、情報量の削ぎ落とし過ぎで、意味が変わっちゃいます。  そりゃ手当は手当なんだけど、「毒を吸い出す」ってのが大事なところ。人間がモロに撃ち込んだのが、ただの弾丸だったのか、毒入りの弾丸だったのかで、だいぶ意味が変わってくるでしょ。  また後ろのほうのポチも、ひとつのものをわかりやすくするために二つに分割したわけではなくて、やはり独立した事項です。わしがちゃんと書いてなかっただけ。 「去れとひと言だけ告げて、山奥に姿を消してゆくモロたち一行」  ここのところ、まだ骨化が甘かった。わしのミス。やはりセリフの入ってるものは骨とはいわんね。  ここのポチはつまりどういうことなのかというと、「モロたちは礼儀正しい人間の若者に対して、完全に拒絶するのではなく、ひとこと警告を発するぐらいのことはして行った」ってことです。  「ひとことの警告だけは残し、姿を消すモロ立ち一行(を見送るアシタカ)」  これでばっちり。  ちなみに省略してある「なぜ」の部分は、「人間自体を完全に拒絶しているわけではない」ってことになる。人間もまた生き物の一種だからってことだろうね。特にアシタカという青年は自然とともに生きている部族の出だったから、自然と共存している存在の代表格なわけだし。  今年の大賞。  おお、第8回っていうと、4/10日じゃん。  もう書き上がっているの? これから書くの?  応募している人とかって、どのくらいで書き上げるものなのだろう。  わしなんかの遅筆系の作家だと、だいたい構想(プロット)一ヶ月、執筆3ヶ月ぐらいなものだけど。それでいうと、いまからスタートしてもなんとか間に合うって感じかな。 >イマジーさん  はじめに断っておくこけど、わしべつに怒ってないからね。いつもの喧嘩売り口調なりね。  大賞の選考が5段階評価? なにそれ?  小説大賞に寄せられた作品が、出版されるかどうかってことは、ある水準(商業レベル)に到達しているかどうかっていう、そのただ一点によります。  そりゃ、その年その年の他の応募作の状況によっては、他の年なら大賞取れるはずのものが金賞どまりになったりすることはある。でも金賞どまりのものが、大賞になることはない(大賞作該当無しの年もかなりあるでしょ)。  入賞するはずのものが、入賞の枠(特別賞合わせても5つしかない)から漏れることはあっても、それは出版されてるでしょう。  商業レベルにあるものを出版しないなんて、そんなもったいないこと、するわけないでしょ。出版社はビジネスでやってるんだから、出せば売れるはずのものを出さないはずはない。  したがって、本にならなかったものは、「出しても売れない」と判断されたっていうこと。  あと、読者の視点からの評価って、結局は2種類だけだよ。  「買うぐらいおもしろいか」  「買わなくてもいいか」  イマジーさん自身も、日常の中でこの二者択一をしているはず。  ある作品に対して、「普通」って評価があったとして……でもそれをイマジーさんは、それをどっちかに分けてるはずよ。買っているか、買わないで済ませているか。  ちなみに例の三作品は、「クソつまらない」は誤解であったことは、前に書いたわけだけど……。  まあそれはそれとして、イマジーさんは「電撃の例の三作品をどれも面白いなと思った」とあるけど、これはつまり、三冊とも購入したってこと?  もし書店で手にとって読みはしたけど、買うまでには至らなかった……としたら、イマジーさんはその三作品に対して、「つまらない」という評価を下したことになっちゃうのね。  もしその三作品は全部買ってたとしても、他の本とか……。  「普通だ」と思って、買ったり、買わなかったりした本とかね。  結局、二者択一しかない世界に、「普通」ってのは、ないわけなのよ。  買わなかった時点で、それは「つまらない」ってことなわけ。 -------------------------------------------------------------------------------- 「つまらない」等 No.0520 投稿日 2001年1月2日(火)06時53分 投稿者 むに >つまらないにも種類がある 商業作品は単に「おもしろさ」だけで決まるものではないと思います。 出版社は作品を単体で見るだけでなく、商業戦略に組み入れて見るはずです。 その場合「おもしろさ」だけではなく「つまらなさ」も重視する必要があります。 賞やレーベルを冠して出版するなら、「この作品はつまらない」と「この賞はつまらない」は戦略的に違います。 三万人が「おもしろい」と言い、残り数十万人が「この作品はつまらないけど、賞には興味が湧いた」となれば出版する価値があります。 しかし三万人が「世界一おもしろい」と言っても、残り数十万人が「この作品はつまらない、この賞はつまらないんだ」となれば出版する価値はありません。 と言うより「出版してはいけない作品」となります。 おもしろさを増やす事とつまらなさを減らす事は同じではありません。 おもしろさの切れ味を重視すると内容が分りにくくなることもあります。 おもしろさをある程度犠牲にしてでもフォローが必要なときもあります。 作家は「つまらない」と思う人まで視野に入れて戦略的に小説を書く必要があると思います。 「味方を増やすこと」と「敵を減らすこと」は同じくらい重要です。 >新木さん 参加者の過去作を公開する場合はよみかくの本棚を使った方が良いと思います。 分室に本棚ような物を別に作ると本家の意義を薄めかねないと思うのです。 本家の本棚に置いて分室からリンクを張るようにしてはどうでしょう。 本家に置きたくないと言う人の作品は分室に置いてもいいですが、その場合でも「削除要請には応じない」と明言しておく必要があるような気がします。(みんな分っているから良いのかな?) >おまけ ポケットに入る幸せはとても小さくそして尊い −カリオストロの城− -------------------------------------------------------------------------------- 御久し振りです No.0521 投稿日 2001年1月2日(火)21時45分 投稿者 さつき 始めましての方々も沢山居られるかと思います。さつきと申します。 以前参加し掛けた時は受験間近の身で、新木さん(って、呼んで良いんですよね)に、 「今はそんなことしている場合じゃないだろ」 と言われ、自分でも、もともとこの状況では積極的に参加は出来ないだろう、と思っていましたので、離脱させてもらっていました。 ですが、この度推薦入試に合格し、晴れて自由の身(笑)となったので、再度参加させていただこうと思います。 シンデレラ迷宮には次の書き込みから参加させて頂きます。頑張ってログ読んで、ネタが被らない様に頑張ります。 採点代行者の方々、どうぞ宜しくおねがいいたします。 >カリオストロの城 以前金曜ロードショーで一度見ましたが、ルパンが過去を語る時に、自分の事を「青二才だった」と言った部分が印象に残りましたね。 今度ビデオを借りて、ちょっと考えてみます。 -------------------------------------------------------------------------------- あけました。 No.0522 投稿日 2001年1月2日(火)23時22分 投稿者 いか 話題が終結に向かっているところにちゃち入れるのもなんなのですが、 「どうでもいいから、電撃第二回の大賞未満の作品が見たいですわー」 と云いたいですね。 最終選考を通過したのに、本になっていませんので。 もしかして、つまらないのにクソつまらないことになっているのかな(笑)。 http://boogie.room.ne.jp/~pop/hht/ -------------------------------------------------------------------------------- 余談ですが。 No.0523 投稿日 2001年1月3日(水)00時08分 投稿者 いか 電撃文庫にて最終選考に当選しなかった作品が文庫化されたケースは幾つかあります。 第一回目で銀賞を受賞した短編を含む短編集『我竜覚醒』。 あとは、知ってのとおり第六回の『キノの旅〜the Beautiful World〜』 『時空のクロスロード〜ピクニックは終末に〜』『夢界異邦人〜眠り姫の卵〜』 となっています。 で、上にも書きましたが、受賞したのに本にならなかったのは第二回で銀賞を受賞した、 『やまいはちから〜スペシャル・マン〜』と『戸籍係の憂鬱』です。 この後も本を出した人はというと、電撃文庫だけを見るならば、 祭紀りゅーじ氏(我竜覚醒・選外)、時雨沢恵一氏(キノの旅)、鷹見一幸氏(クロスロード)です。 http://boogie.room.ne.jp/~pop/hht/ -------------------------------------------------------------------------------- 新年と新世紀の御挨拶 No.0524 投稿日 2001年1月3日(水)22時37分 投稿者 弟切 千隼 まずは、皆さん、明けましておめでとうござい ます。今年もよろしくお願いいたします。 「去年(こぞ)今年貫く棒の如きもの」という 俳句があります。私はこの句が好きです。 新年かつ新世紀ということで、心機一転するに は良い機会であり、旧弊を取り去って新しいこ とを始めるのは良いことだと思います。が、時 の流れに迎合せず、愚直に何かを続けるのも大 事なことだと思います。時流とは気まぐれなも のであり、物事の評価というのはすぐに定まる ものではありませんから。 私の場合は、何よりも基礎がなっていませんか ら、基礎を固めることに専念しようと考えてい ます。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.0525 投稿日 2001年1月3日(水)23時36分 投稿者 魚住雅則 度々申し訳ありません。 もう少しだけ質問させて下さい。 ○「何故」の部分は、必ずしも「誰がどうした」に対応していなくても良いのでしょうか? >「ひとことの警告だけは残し、姿を消すモロ立ち一行(を見送るアシタカ)」 >ちなみに省略してある「なぜ」の部分は、「人間自体を完全に拒絶しているわけ >ではない」ってことになる。 上の「なぜ」はモロ達の動機を表していますよね。 でもこのシーンの視点(誰が)はアシタカなので「なぜ」は「(アシタカは)なぜ見送ったのか」になるような気がするのです。 今まで、「なぜ」=動機だと考えていましたが、もしかして「なぜ」は動機だけでなく、「どうしてそうなったか」という理由を含んでいるのしょうか。 上の例だと、 何故=「モロ達が人間自体を完全に拒絶しているわけではない」ので、彼らの去り際に、短くとも警告は受けたアシタカとなりますか? ○視点 下はアシタカが初めてたたら場に着いた一連のシーンなのですが、視点キャラが誰であるのかはっきりと解らなくて何回か書き直しています。 (アシタカ視点) 森から出てきたアシタカ達。 ・たたらの景色を見て城のようだと驚くアシタカ。 ・得意になったコウロクから、たたらについての説明(砂鉄を溶かして鉄を作る)を受ける。 (第三者視点) 村の中 ・死んだはずのコウロクが戻ってきたので驚く村人達(村の中の噂)。 村の入り口 ・生存者についてコウロクに確認する村人。 ・突然現れた謎の人物を不審がる。 (アシタカ視点) ・あまりに早い到着のため不審がられて、ゴンザに詰問を受けるアシタカ。 ・村から飛び出てきたオトキ(コウロクの妻)、無事を確かめた後コウロクと喧嘩をする。(を見守るアシタカ) ・夫を守れなかったゴンザに喧嘩を売るオトキ(を見守るアシタカ)。 ・オトキにコウロクを助けた礼を言われる。 ・エボシとオトキの掛け合い(オトキに謝罪するエボシ、軽い冗談で帰すオトキ)を見守るアシタカ。 ・アシタカを自分の所に案内するようにゴンザに言いつけるエボシ。(を見守るアシタカ) (アシタカ視点) たたら場の活気ある風景。夜。通夜の会場。 ・容姿がいいので小屋の入り口に群がる女達にモテるアシタカ。 ・男達に文句を言われても平然と言い返し、積極的で元気な女達の仕事に興味をもつアシタカ。 ・仕事を見せてくれと頼み逆に喜ばれる。 女達が去った後、 ・男達に村の女達が元気なのは良いことだと感想を漏らすアシタカ。 ・話の流れで村人から村の女達の事情(エボシが売られた娘を連れて来る)を聞かされる。 ・自慢話としてマゴノ神を倒したときの話を聞かされ、マゴノ神に同情する。 特に、アシタカが村に着いた直後の視点は「不審な人物を警戒する村人」なのか「コウロクを助けられなかったゴンザに怒る。助けてくれた旅人を気に入るオトキ」なのか「警戒されるもオトキのおかげで何とか村に入ることが出来たアシタカ」なのか迷いました。 >もう書き上がっているの? これから書くの? アイデアの原型みたいなものがあるので、これからプロットを作って、書きます。 自分が一本書くのにどれ位時間かかるのか解らないので、必死です(笑) -------------------------------------------------------------------------------- あけましておめでとうございます No.0526 投稿日 2001年1月4日(木)04時59分 投稿者 やの  なんとか再インストールできました。ってか年末にはできてましたが。1日のみ の帰省も終え、またネットな日々です。  今年もよろしくお願いします。 カリオストロの城>  高校生の時に見た覚えがありますが、ヒロインの名前がクラリスで塔に閉じこめ られていたことしか覚えていません。(それすら違うかも……)  もののけ姫は見ましたがこれもあんま覚えてません。矢が飛んできて思わず避け たことくらいしか。洋画に至っては全部見たことありません。うーん……。  雑談だけですが、今日はこれだけで。 -------------------------------------------------------------------------------- おお No.0527 投稿日 2001年1月4日(木)13時59分 投稿者 新木 伸  なんかしばらく書き込みがないと思っていたら、また掲示板、ナンバーずれが起きてたのね(笑)。  それで見えなかっただけなのか。 >魚住さん ・ひとことの警告だけは残し、姿を消すモロ立ち一行(を見送るアシタカ)」  「〜を見る主人公」とかいうのは、あまり意識しないでいいですよ。  主人公視点になっているシーンであっても、けっこう、主人公ってぽーっと立って見ているときだけのことは多いです。  なぜかというと、小説も映画も、いちどにふたつのものを動かすことができないから。いちどに喋るのは一人だし(セリフがかぶってしまうと両方とも聞き取れなくなる)、いちどに動くのも、たいていは一方の側のみ。  どうしてそうなるかというと、人間はいちどにふたつの動きを理解できないからです。  人間が注意を向けられるのは、いちどにひとつの物事のみ。だから物語も基本的にはそのように作られる。  ――で。こういう立ち去るモロたちを見ているシーンとか、たたら場に到着して、無事を確かめ合ったあとに喧嘩する夫婦とかのシーンとか。  そういうときは、思いきって動いている側の「5W1H」にしてしまうとすっきりします。  「誰が、何を、どうする」っていうのの、「誰」と「何」を、主人公以外に設定してしまうってことね。主人公は見てるだけってことは、とくに明示してやらないでもわかります。  もしプロットを読む人間が視点キャラが誰なのかで混乱しても、そのシーンの頭のところを見れば、(アシタカ視点)とか書いてあるわけだしね。  ちなみに、モロたちを見送るアシタカのときは、ただ見ているのとは、若干意味合いが違ってくるところ。ここではアシタカはただ見ているだけでなくて、「引き止めない」ってことになってる。なぜ引き止めないのかというと、拒絶の意志を感じ取り、引き止める行為は無駄と悟っているから。  でもやはり、モロたちの側とアシタカの側で、どちらかを強調するとしたら、この場合はモロたちのほうかな。  あのシーン、見送っているアシタカに目が行っていた?  それとも立ち去るモロたちのほうを見ていた?  自分が視聴者の立場として観ていたときの話ね。  どっちだった?  それを主語にすればいいのよ。「誰が」ってところを。  プロットのポチの主語に持ってくるのは、視聴者や読者が注意を向けている側です。そうするとスムーズに書ける。それがコツ。  あと、たたら場到着のシーン。  ここはやはり、視点はアシタカでしょう。ただアシタカが何をするというわけでもなく、他の人の動きや会話をほとんど見ているだけ。  シーン全体の意味としては、「村人にはじめ警戒されるものの、恩人として迎え入れられることになるアシタカ」というあたりでしょう。  オトキの存在はそれほど重要じゃない。またアシタカはべつに村に入りたがっていたわけでもない。  だから、「警戒されるもオトキのおかげで何とか村に入ることが出来たアシタカ」っていうのはすこし意味合いが違います。  ――のはず。例によって記憶でものをいっているから、ちと自信なし。アシタカって、「村に入れてくれ」とか言ってなかったよね? 別に。  あと、ここのシーンのプロット。  ゴンザが駆けつけてくることと、エボシがやってくることと、二つ抜けてないっけ?  もしかしたら、ふたりとも最初からその場にいたかもしれない。  でも、はじめにはいなくて、あとからやって来たならば、それにはなにがしかの意味があるはず。ストーリー上なり、演出上なりの意図が。だからプロットに書き写しておかないとならないよ。また二人同時にやってきたのか、それとも先にゴンザ、そのあとでエボシだったのかとかいうこともね。 -------------------------------------------------------------------------------- 新世紀ネタ一番出し No.0528 投稿日 2001年1月4日(木)15時18分 投稿者 弟切 千隼 一番乗りは嬉しいですね。たとえそれがしょう もないネタでも(^^; ううう、とにかくできるだけ頑張ります。 年が明けてからネットワーク環境を変えたら、 勝手が違ってやりにくいことこの上ありませ ん。長文を書くのがつらいので、骨のみにて 御勘弁を。 その三十三。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨]・城の舞踏会で慈善オークションが開か れ、王家の人々の持ち物が競りにかけられる。 ・きらびやかな衣裳や宝飾品が並ぶ中で、シン デレラは誰も入札しようとしない薄汚れたぬい ぐるみに入札する。競合相手がいないので、そ のぬいぐるみはあっさりとシンデレラが落札す る。 ・その様子を見ていた王子が、シンデレラにな ぜそんなぬいぐるみを選んだのかと訊ねる。彼 女は、舞踏会に来られた記念になるのだからど んなみすぼらしい品でも満足です、持ち帰って 大切にしますと答える。 ・王子は、そのぬいぐるみは自分が子供の頃か らずっと大切にしていたものだと言い、それを 選んで大事にすると言ってくれたお礼にシンデ レラを踊りに誘う。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その三十四。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨]・城の舞踏会にやって来たシンデレラは 、まず控え室に通される。そこでは大勢の貴婦 人たちが最後の化粧直しに余念がない。 ・シンデレラは、魔法使いのお婆さんから「お 化粧の最後の仕上げ用に」と渡された香水の瓶 の蓋を開けて、ほんの一滴だけ自分にふりかけ る。その時隣にいた貴婦人の一人がその素晴ら しい香りに気付いて、その香水を分けてくれと 頼む。シンデレラは残りの香水を全部その貴婦 人にあげてしまう。 ・舞踏会が始まって会場に通されたシンデレラ は、誰かに声をかけることなど思いもよらずに 壁の花となっている。一方、先ほどシンデレラ が香水をあげた貴婦人は王子に声をかけて一緒 に踊る。実は彼女は王子の従姉妹(いとこ)で 、王子とは旧知の仲である。 ・王子は従姉妹がいつもと違う香水を付けてい るのに気付いて、どうしたのかと訊ねる。従姉 妹が王子に事情を説明すると、王子はぜひその 女性に会ってみたいと言い、従姉妹は会場のシ ンデレラを探し出して王子と引き合わせる。王 子はシンデレラを踊りに誘う。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- あけましておめでとうございます。 No.0529 投稿日 2001年1月5日(金)09時46分 投稿者 巻島翔史 ずいぶん久しぶりの巻島です。 カリオストロの城> うーん。あんまり内容覚えてない。いかんな。 第2回電撃大賞> 銀賞取った天羽さんはジャンプノベルでノベライズ書いていたような…… 新木さん> 俺的にも、やはり本家に作るべきだと思います。 で、横のフレームからリンク貼ればいいのでは。 ……個人的には送れそうにないのですが(爆) →今まで100枚以上の物を書いたことがないので。 -------------------------------------------------------------------------------- あけましておめでとうございました No.0530 投稿日 2001年1月5日(金)11時53分 投稿者 なかのん ずいぶんと久しぶりです。 >カリオストロの城 見てない・・・・・・ もののけ姫ならビデオあるし、やってみます。 >作品提出云々 高二の時に書いた三百枚。高三の時授業中に書いてた二百枚。 闇に葬りました。小説になってないと言えるほどにひどい出来。 それ以来、長編は書いてません。現在どの程度書けるのかな。 どこに載せるかですが、やはり本家「よみかく」でしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 多少遅いですが、あけまして No.0531 投稿日 2001年1月5日(金)15時10分 投稿者 杉井光  おめでとうございます。年末年始五連続で仕事だった杉井です。さっき、やっと5日目が終わってヘロヘロになって帰ってきたところです。  ああ、でも、世の中の普通の勤め人さんは毎週5連続(人によっちゃ6連続、いや7連続の人もいるだろうに)仕事しているのだなあと思うと、自分のあまりの遊び人ぶりにくらくらしてしまいます。色んな意味で。  いいんだよ。ただ食ってくだけなら、1ヶ月10万円で足りるんだから。  それでは、本年も(そして21世紀も)どうぞよろしくお願いしますね。まずは挨拶まで。  一時期よりも書き込みペースは落ちたようですが、それでも覗くたびに大量のログがたまっていて面白いですね、ここは。また新しい話がでてきているし。たいがい新木さんが一発かまして、西鶴っちがぴくりと反応して、それからみんなががやがやがやと……。これだけの人数を継続して引っ張れるのは、やはりパワーがあるのでしょうねえ。僕としても、投稿者の名前が「新木 伸」のところを見つけると、毎回どきどきしてしまいます。川上さんとか古橋さんとかのHPもそうだけど、プロの文章タダで読めるって、素晴らしい。貧乏人の自分としては。インターネットばんざい。  それにしても、新木さん……。ついに西鶴みどりちゃんに愛の告白ですか(「それって、愛の告白ぅ?」<これ、vs.イマジネーターだったか?)。むう。オレが直に確認したところ、やはりみどりちゃんは16歳の女子高生ではなく、21歳の普通の男の子でした。俊輔には確かに似ていた。  くだらない話題を引っ張りすぎた……。 ・師匠へ  遅ればせながら、おめでとうございます。去年の8月に、すでに師匠は「アウトニア王国」商業出版を予測されていましたね。とぼけてもダメですよ。ちゃんと証拠があるんだから。  それにしても。ライトノベル業界って、本当に作者の年齢を気にするんですね。オレ自身があんまり現代若者ではない人間なので、そういうのはよく分からないんですが……。  あと、新木さんと師匠とか鷹見さんとかの会話、時々ものすごく生々しくて、見ていてたまりません。「編集紹介します」とか。もっと激しい話が聞きたいもんです。あ、でも、年収を堂々と書くのはまずいんじゃないですか? え? 確定申告はちゃんとしている? なら安心。(「マルサの女」は、ネット検索も調査に取り入れているだろうか? 取り入れてるだろうな、きっと)  ところで、話から察するに、新木さんの担当もかの有名な「ミネさん」なんですね? ・そんなわけで新木さんの、「つまらない」関連の話  単純に素朴な疑問だったみどりちゃんはともかく、その後に続く人たちの書き込みを見て、「ああ、新木伸笑ってる、笑ってるよ。『またアマチュアが甘チュアな認識を恥ずかしげもなくさらしおってからに、ここはひとつワシが心を鬼にしてでもガツンとイわしちょかんとあかんのう、いやあ憎まれ役はつらい、ううむ、しかしこれがまた快感』とか思ってるよ」なんつって自分内部で独りで盛り上がっていたのですが……。新木さんの内面をちゃんと描写できているでしょうか? 広島弁じゃダメだって?  ただ……。 「つまらない」「クソつまらない」という表現は、確かにあんまり分かりやすくはなかったかもしれませんね。もっとはっきりと分かりやすく、言ってしまえば良かったのに。「銭にならにゃあ無価値なんじゃ、ワシら生活かかっとるでのう」と。(広島弁で。)(ちなみに、杉井の広島弁は激しく間違っていますので、ネイティヴ・ヒロシマンの方、どうぞご容赦ください) ・作品を提示せよ。  えと……。『十四街』かな……。いや、あれは未完結だったか。じゃあだめだ。だいいち、まともな書き方の小説じゃないものね。じゃあ、今のところ『ラストハロウィン』でいいです。一年前の作品ですが、さして成長したようにも思えませんので(それって問題じゃない?)。新木さんも読んでくれていたみたいで、本当に感謝感謝です。←これ、別に何も含むところのない純粋な謝意ですよ。オンラインだと、こういう細かいニュアンスが伝わらないから不便。 ・関連するけど、本筋とは全く関係ない話  これは雑談です。まえおきしておきます。  新木さんが「なるべくエンターテインメント志向のもの」と言っていたのでちょっと引っかかったのですが……。  この、「エンターテインメント」って単語、おそらく「純文学」の対義語としての意味ですよね? (それとも、「評論文とか送られてきても困る」っていう意味でしょうか?) 今の文壇で、文芸作品を「純文学」と「エンターテインメント」に分類するのはどうやら常識のようですが、両者に明確な垣根は存在するのでしょうか? というか、実生活の役に立たない文章のカタマリに対して金を払って時間を割くのは同じでしょ? 「エンターテインメントでない文芸作品」なんて市場に存在するんですか?  このへん、新木さんも「自分は純文は門外漢なのでよくわからん」と言っているので、誰かその辺に詳しい方、ご回答いただけるとうれしいのです。  オレの直感的な認識では。また例によってお下劣なたとえになりますが。 「純文学」と「大衆文学」と「ライトノベル」(便宜上、比較対象として引き合いに出させてもらいます)というのは、「会員制高級SMクラブ」と「ソープランド」と「イメクラ」くらいの違いしかないのではないかと思うのです。そりゃあ客層はぜんぜん違いますよ。店の造りも、経営のノウハウもそれぞれ違うでしょう。でも、「可愛い女の子がいないと客がこない」という根本部分では一緒だと思うんですね。最終目的も一緒だし。どんどん話が卑猥な方向に傾いていくので恐縮ですが。(「ライトノベルなんて小説じゃない!」っていう人、「本番ナシなんて風俗じゃない!」っていう人に似てません?)(すみません、これは正真正銘のヨタばなしでした)  新年早々のお目汚し、申し訳ありませんでした。ではまた。 -------------------------------------------------------------------------------- 資料 No.0532 投稿日 2001年1月6日(土)08時40分 投稿者 >「純文学」と「エンターテインメント」 『松岡圭祐の「千里眼」「催眠」研究』によると 純文学に代表される私小説もしくは私小説的な文体は、受動的注意集中にむいている人用に特化したものととらえるとわかりやすいそうです。 対するエンターテインメントは、それ以外の人をも トランス状態に陥らせて本能的な情動の心地よさを味わうものだそうです。 客層がコアなマニアvsライトな初心者という、杉井さんの比喩は正しいようですね。 この本は物語の演出や設定の「細かなリアリティ」と「必要な嘘」の必然性をわかりやすく説明してくれているので 「千里眼」「催眠」を観たり読んだりしていない人でも有益だと思います。 >荒木×西鶴 生物ヤオイ? -------------------------------------------------------------------------------- ちょいと遡って問題の整理(雑談)。 No.0533 投稿日 2001年1月6日(土)20時34分 投稿者 西鶴翠 >新木さん。 そして、何事もなかったかのように今までどおりの書き込みをする西鶴なのでした。(謎)。 >じゃあみんな、「カリオストロの城」のことは忘れてください。  忘れる前に、「模範解答」がほしいところです。みんな、期待しているんです。少なくともこの前オフで集まった五人(いや、弟切さんは寝ていたから四人か)は「エレガントな解答」を期待しています。今、新木さんがやっているのは、ミステリで言えば、「へっぽこ助手の珍推理をことごとく否定する名探偵」の役。だから、締めくくるには「名推理(=真相)」を披露しなければいけないんですね。風呂敷をたたむのはストーリーテラーの基本。  そういえば、「メッセージの話」も一段落ついていなかったような。唯野さんが前書き込んでいましたが、「メッセージもエンターテインの一つの手段」(という意見なのですよね)には、賛同したいところ。  ストレスの話とかそのあたりの話はこの掲示板と関係ないので、終わらせるとして……。 >猫の地球儀。  猫を猫と思わせないところがすごいな、と思いました。作品全体としては最後にもう一度盛り上がってほしかったところ。でも、なかなか面白い作品でした。 >「マイフェブラリィ文庫」  (……考えています……。)  (……向こうは二月は読書月間なのだろうか……。) >さつきさん。  合格おめでとうございます。 >100枚以上。  意外と皆さん、長編を書いていないですね。というか、100枚は中編か短編だと思っていますが(間違っても、長編とは言えないでしょう)。  そういう私も、さほど書いていないですが。 >#531の杉井さんの書き込みの補足。  なぜ、「みどりちゃん16歳女子高生」という言葉が杉井さんから出たのか。なぜ、風俗の話がたとえ話に使われたのか。  予備知識のない人は分からないと思いますが、これは先日行なわれた杉井家でのオフ会での会話やその前の準備段階のメールが元になっている「内輪ネタ」です。興味のある人は、杉井さんのページの14街BBSの「事実とは……」という私の書いた記事を見ると、少しは分かるかも知れません。  忘れている方もいるかと思うので書き込んでおきますが、「西鶴翠(にしづるあきら)」です(読み方)。 >木×鶴。  さすがに、植物と動物では物理的に無理があると思います(違)。  ところで、純文学とエンターテインメントの話ですが、再定義の必要ありますか? これは、「(長編)作品提出」の話題として出てきた問題なので、「自分がエンターテインメントだと思ったら、新木さんに提出」とかで、いいと思うのですが。提出したものがエンターテインメントでなかったら、新木さんが「君はとんでもない思い違いをしている」とか言うことでしょうし。言わなくても、新木さん自身が、「自分の言葉がどれだけ相手に伝わっているか」のものさしになるでしょうし。 >それって、愛の告白ぅ?  「あいにく私はマゾではないので、ごめんなさい」とか、ダメですか。  「友達でいましょうね」みたいな。  ちなみに、  「面倒くさいよ、恋愛なんて」は、私が実際に言われた言葉(爆)。  それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- イマジーは眠っている……ZZZ No.0534 投稿日 2001年1月7日(日)00時48分 投稿者 Imaginater ここの更新スピードをあらためて実感、お久しぶりのイマジーです。 >カリオストロの城 エレファント……もとい、エレガントな解答――見たいですね。 >もののけ姫 頭の中でプロット分解(未熟なものですが)しながらあらためて見てみました。 それでさっそくテーマを上げてみたいのですが……外しそうで怖い。 とりあえず一度上げて、もの姫でプロット分解の練習し終わってからあらためて出してみますね。 ということで 「この世の全ての生命にはそれぞれの生き方があって死に方がある」 >第八回電撃ゲーム大賞 そういえば後三ヶ月――残り250枚前後(笑)書けるかなぁ…… >新木さん 例の三冊は購入しました。 hpに載っていた月花とキノを文庫でも買ったのはやはり面白かったからなのですが…… 買っても特に感想が思い浮かばないけど暇つぶしにはなるかって毎回毎回買ってる本とかは やはり「客観的」には面白いってなってしまうんですかね。 毎回毎回買って読んだらすぐに棚に押し込まれる本というのも私にはあるのですが―― 質問が少し変わりますが、少年誌や青年誌でも読んでも大して面白くないのに 最下位にもならず何年も連載してる漫画とかあるじゃないですか。 そういうのは「客観的評価」では面白いということになるんですか? >シンデレラ まだ正月気分が抜けてません……延期です(なさけない) それでは。 -------------------------------------------------------------------------------- レス書きたいところだが…… No.0535 投稿日 2001年1月7日(日)11時43分 投稿者 新木 伸  そろそろ、まじできつくなってきたので、しばらく音信不通になるかも。  それまで話題は待っててくれい。  1/15が締め切り。そうなってる。しかし真の締め切りまでの猶予は、そのあとに何日かあるに違いない……。あるといいなぁ。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談です(締め切りについて) No.0536 投稿日 2001年1月7日(日)12時32分 投稿者 榎野英彦 その昔「七色仮面」という実写アクションテレビ映画がありました。 これは言うまでもなく「月光仮面」のパクリ企画でしたが、それなりの 人気がありました。 んでもって本題。 私が学生だった頃、漫画家の「石ノ森章太郎」氏に、とある忘年会の二次会で 「締め切りってのは、実質的にどれくらい延びるものなんでしょうか?」 と聞いたところ、石ノ森先生はやにわにカラオケのマイクをお取りになり 次のような替え歌をお歌いになりました。 (曲は『七色仮面』です) 「おーちるおちると思っていても なかなかなかなかできないの もーすこしぐらいは伸びますかー あーしたのあーさーにはあーげなさい どんどんのーびる締め切りの、ホントの締め切りどれでしょう」 これはつまり「作家の実績の長さと締め切りの伸びは比例する」 ってことだと思います。 新木先生。がんばってください。 -------------------------------------------------------------------------------- 寝ていてごめんなさい No.0537 投稿日 2001年1月7日(日)14時04分 投稿者 弟切 千隼 えー、今回は雑談です。 杉井家でのミニオフ会の時、私は確かにいち早 く眠りに落ちてしまいました。が、時々目を覚 ましていたらしくて、なぜか「エレガントな解 答うんぬん」とか「投了うんぬん」とかいった 会話が記憶の端々にあります。 あの時は私も皆さんと話したいと思っていたん です。けれど年寄りには徹夜はきついんです (;_;) 今度の新年会の時にはなるべく起きてい るように努力します。 (新年会ってやるんでしょうか?) それと、 前回出したシンデレラのネタについて。 ここをROMしている友人より、「あれだけじゃ 無欲かどうか判断できない」と指摘されました ので、後で「肉付き骨」も提出します。しばら くお待ち下さい m(-_-)m -------------------------------------------------------------------------------- なにやってんだか No.0538 投稿日 2001年1月7日(日)22時17分 投稿者 新木 伸  カリオストロの城のテーマとか。  ではその5人に言っておこう。  クイズやってんじゃないんだから、容易に回答が得られるとは思うな。  だいたい回答権がひとり一回なんて、いつ決まったわけ?  執念をもって、自分で「わかり」なさい。  わかるまでやれ。考えなさい。  わしが答えちゃったら、もう君らは考えるのやめちゃうわけでしょ?  自分で答えを見つけることで得られる経験値を台無しにするなんて、そんなもったいないことはしないよ、わし。  まったく、せっかく5人も集まったのに、なにを話してんだか。  5人で投了することやら、「回答欲しいね〜」なんて馬鹿なこと話しあってないで、5人で知恵を出し合ってりゃ、そこで何か見つかったかもしれんのに。  だいたい君ら、投了するもなにも、まだプロット分解さえしとらんじゃないか。  ぷんすか。 >イマジーさん  全部のプロット写しやったあと、各シーンごとの意味の抜き出しはちゃんとやった?  僕のやったみたいなこと。モロ襲撃のシーンでは、「モロたち山神を傷つけて、振り払って進む人間たち」とまとめてみるとか、モロたちに去れと警告される渓流のシーンは、「山神たちに拒絶されるアシタカ」とまとめてみるとか。  シーン数は50個ぐらいあるはずなんで、これらのコンセプトも50個揃うはず。  それを頭から順に眺めてみて、いろいろと仮説を立ててみるわけよ。  メッセージはこんな感じではなかろうか? ……とか。  ……で、いちばん無理なく全体のエピソードの必然性を説明できる「仮説」が、おそらく正しい「メッセージ」です。  オッカムの剃刀ってやつだね。  ちなみに今回出してきたやつだけど……。  山神たちは死んだけど、人のほうは生きてるじゃん。だからそれがメッセージだとすると、おかしいんじゃないの?  そもそも、「もののけ姫」ってどんな話だった?  一行かそこらで簡潔にまとめてみそ。 >購入した本とか >弟切さん  ええ、もちろん。  購入して読んでいるなら、それはもちろん「おもしろかった」って一票をいれたことになりますよ。  微妙なのが、「購入したんだけど、一度も読んでなくってそのまんま戸棚行き」あたりかなぁ。でもこれだっていちおうは買っているわけだから、「おもしろい」に一票でしょうね。  イマジーさんの場合は、「買わなかったすべての本」に「つまらない」の一票をいれてることになります。  青年紙のマンガのほうは、イマジーさん以外の他の人が票を入れてるわけですね。だから「客観的評価」では、それはおもしろいことになるわけ。だから何年も続いている。 >メッセージとエンターテイメントの話とか >西鶴さん  あれって決着ついてなかったっけ?  メッセージ性を込めるのは、それが好きな読者を狙ってやるならエンターテイメントたりうる。  だけどあまりそれを前面に押し出してゆくと、引いちゃう人とかも出てくるよね。  それはジャンル小説みたいなもので、「誰でもこい」という真のエンターテイメントじゃないだろうね……って。  ミステリーとかSFとか、ジャンル小説って、それだけで敬遠しちゃう人もいるでしょう。  たとえば、わし自分の場合。  SFは読むけど、ミステリーは読まないな。  富士見で出したライトノベルのミステリーで、主人公がローティーンの少女とかいうなら、読んでみようと思うけど。  メッセージ性。  ほどほどに込めるなら、いいんでないかな。  ここからは、一読者としてのわしのケースの意見ね。  メッセージを作中にべた書きされて、それで感心したり楽しんだりすることはないけれど、そこそこに抑えといてくれたら、べつに鼻につかないから気にもならない。入っていてもかまわないってこと。  わしの読んでる範囲でいうなら、富士見で書いてる榊一郎さんの一連の作品あたりかな。廃棄王女のシリーズとか、最近始まったストレイト・ジャケットとか。  一読者の立場として、わしの許容限度はぎりぎり、あのあたり。  みんなはどう?  どのへん、許容範囲?  それともメッセージ性がないとだめな人? -------------------------------------------------------------------------------- どっちなんだろうか。 No.0539 投稿日 2001年1月7日(日)23時00分 投稿者 西鶴翠 >じゃあみんな、「カリオストロの城」のことは忘れてください。  つまりこれは、「カリオストロ以外を考えろ」という意味であろう。 >執念をもって、自分で「わかり」なさい。  つまりこれは、「カリオストロの城も考えろ」という意味であろう。  一番新しい情報が真の情報であると考えて、後者が真意ですね。新木さんの矛盾書き込みは今に始まったわけではないし(というより、前に書き込んだ内容を忘れている可能性が高い)。  ちなみに、「エレガントな解答」と「投了」は全く別の話題です。「エレガントな解答」はカリオストロの城についてのものであり、「投了」はスコットランドヤード(ボードゲームの一種)についてのものです。共通点は、どちらの発言も、弟切さんが寝ていたときのものである、ということです。 >メッセージ性の許容範囲。  メッセージだけでできている「私の嫌いな10の言葉(中島義道)(エッセイ)」とかも好きだから、小説でも、「メッセージ自体がしっかりしていれば」どのくらい入っていても気にならないです。逆に、メッセージが全く見えないと、興ざめしてしまうかも。メッセージが読みとれなくても、メッセージが込められていることが分かればOK。  以上、私の尺度でした。 それでは。 http://www.edu.cc.uec.ac.jp/~i9810019/ -------------------------------------------------------------------------------- 肉付き骨 No.0540 投稿日 2001年1月8日(月)00時45分 投稿者 弟切 千隼 前々回に骨だけ書き込んだシンデレラのネタの 、肉付き骨を提出します。骨の部分は前々回の 書き込みを参照していただくとして、今回は肉 付き部分のみで御容赦を。 その三十三。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [肉付き骨] ・シンデレラが舞踏会の会場に到着すると、そ こにはきらびやかな衣裳やら宝飾品やらがたく さん並べられており、人々がその回りに集まっ て興奮した様子で品定めをしている。シンデレ ラも人々に混じってそれらの品々を眺めて、そ の豪華さに素直に感嘆する。 ・城の使用人が慈善オークションの始まりを告 げる。ここに並べられている品々は王家からの 供出品で、舞踏会の客たちにこれらの品々を競 り落としてもらい、集まったお金は仕事がなく て食べてゆけない人々のために使われるのだと いう。 ・シンデレラの目の前で豪奢なドレスや宝石が 次々に競り落とされてゆく。シンデレラも記念 にどれかの品が欲しいと思うが、どの品も必死 で競り落とそうとする競合相手がいるのを見て 挙げようとする手を引っ込めてしまう。 ・そんな中で、一つの薄汚れたぬいぐるみが競 りにかけられる。特に高い価値があるとも見え ないそのぬいぐるみには誰も入札する者がいな い。それを見たシンデレラは喜んで入札する。 ・シンデレラしか入札しなかったそのぬいぐる みは彼女の言い値で落札されることになる。お 金を持っていない彼女は、彼女のただ一つの財 産と言える死んだ実母の形見の指輪をぬいぐる みのお代として払う。 ・そのぬいぐるみは、王子が子供の頃から大切 にしていたものだった。自分の宝物が誰に落札 されるか見ていた王子はシンデレラに興味を抱 く。さらに王子は、ぬいぐるみの代価として支 払われた指輪を見て驚く。その指輪は小さいな がらも本物の宝石が付いていて、古びたぬいぐ るみの代価とするにはあまりにも高価な品であ ったからだ。 ・競りがまだ終わらないうちに、落札したぬい ぐるみを抱いてその場を離れようとしているシ ンデレラに王子が声をかける。「競りはまだ続 いていますよ。そんな古ぼけたぬいぐるみを手 に入れただけでよろしいのですか?」シンデレ ラは答える。「私は今日初めて舞踏会に来まし た。そしてもう二度と来られないでしょう。こ んな華やかな舞踏会に来られた記念になるので すから、どんな品でも私は満足です。家に持っ て帰って大事にします」。答えながらシンデレ ラは愛おしそうにぬいぐるみを抱き締める。 ・王子は重ねて言う。「それにしても、ぬいぐ るみ一つの代価としてあのような高価な指輪を 支払うとは」。シンデレラは応える。「ここで 集まったお金は、お仕事がなくて食べ物がない 人々のために使われるのでしょう?私はお金持 ちではありませんが、家があって家族がいて仕 事もあって、食べてゆくことはできますから充 分です。私よりも恵まれない人のために、少し でもお役に立てれば嬉しいです」。感心した王 子は言う。「あなたのような方が城の舞踏会に いらっしゃるとは。ぜひ私と踊って下さい」。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− その三十四。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [肉付き骨] ・城の舞踏会にやって来たシンデレラは、城の 使用人に女性用控え室に案内される。控え室は 最後の化粧に余念がない貴婦人たちで溢れかえ っている。 ・シンデレラは、彼女を美しく変身させてくれ た魔法使いのお婆さんのことを思い出しながら 懐から小さな香水瓶を取り出す。それは魔法使 いのお婆さんが、お化粧の最後の仕上げとして 使うように、と彼女に渡した香水瓶である。 ・香水など付けたことのないシンデレラは、そ うっと、ほんの一滴自分のハンカチに香水を振 りかけてみる。途端にとても良い香りが立ち昇 って彼女はうっとりする。シンデレラの隣にい た貴婦人がその香りに気付いて彼女に声をかけ る。「ねえあなた、その香水はどこの職人に頼 んで調合していただいたの?そんな素敵な香り 、嗅いだことがありませんわ」。この時代、店 で小売りされている香水というのはほとんど存 在せず、城の舞踏会に参加するような貴婦人た ちは、出入りの香水職人に自分専用の香水を調 合させているのが普通だった。 ・シンデレラはまさか本当のことは言えず、と っさに「人にもらったので、誰が作ったものか わかりません」と答える。その貴婦人は「その 香水、私に分けていただけません?ぜひ付けて みたいんですの。今宵は私の想い人もこの舞踏 会においでになると聞いているから、一段と素 敵な女でいたいんですのよ」とシンデレラに迫 る。シンデレラは「まあ、それならばどうぞ」 と残りの香水を全部その女性にあげてしまう。 ・舞踏会が始まり、会場に入ったシンデレラは あまりの華やかさに圧倒され、その場にいるだ けで感動して、誰かと踊ることなど思いつかず に壁の花になっている。一方シンデレラに香水 をもらった女性は、王子を見つけて気安く声を かけ、王子と踊る。「おやおや、想い人を放っ ておいて、僕なんかと踊っていていいのかい? 」と王子が問うと、彼女は「あの人ったらまだ 来ていないのよ。もう、じれったいったら。あ の人が来るまで付き合ってちょうだい」と答え る。実はその女性は王子の従姉妹で、幼い頃か ら親しい仲だった。 ・王子が、従姉妹が付けている香水がいつもと 違うのに気付いて訊ねると、従姉妹は控え室で 出遭った女性にもらったのだと答える。とびき りの貴婦人たちに囲まれて育った王子は香水に 詳しかったが、その王子も嗅いだことのない良 い香りだったので、興味を持った王子はどんな 女性だったのかと従姉妹に訊ねる。従姉妹は会 場を見回して、壁の花となっているシンデレラ を見つけ、あの女性だと王子に告げる。 ・王子と従姉妹は連れ立ってシンデレラのそば に行き、従姉妹はシンデレラに王子を紹介する 。シンデレラは驚き、恐縮する。王子はシンデ レラからあまり香水の匂いがしないのを不思議 に思って訊ねる。「彼女に香水を差し上げたの はあなたでしょう。なのにあなたはせっかくの 香水を付けていらっしゃらないのですか?」シ ンデレラは答える。「ほんの少しだけ付けてい ます。残りは全部こちらの方に差し上げました 」。「そんな、どうして?」再度訊ねる王子に シンデレラは答える。「こちらの方は今夜、想 い人にお会いになるのでしょう。それならば精 一杯魅力的になりたいと思う気持ちはわかりま す。私はこんな綺麗なドレスを着て、こんな華 やかな舞踏会に来られただけで充分で、その上 香水を付けるだなんて、贅沢すぎるくらいです 」。香水を始めとする化粧品代に湯水のように お金を使う女性たちを見慣れていた王子は、シ ンデレラに新鮮な魅力を感じて一緒に踊ってく れるよう申し込む。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− うわ、長くなってしまいました。肉付きにして ももう少しコンパクトにまとめられるようでな ければいけませんね。精進あるのみ。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、いけね No.0541 投稿日 2001年1月8日(月)04時48分 投稿者 新木 伸  なんか混乱してるわし。  いまもののけ姫のプロット分解をやってるのは、魚住さんだっけ。  イマジーさんは……頭の中だけで分解だったのね。  君は頭の中でそれができるレベルじゃないんだから、ちゃんと紙かエディタ上でやんなさい。手を動かせ手を。 -------------------------------------------------------------------------------- 新木さんへ > No.0542 投稿日 2001年1月8日(月)12時55分 投稿者 弟切 千隼 二つばかり誤解されていることがあるようです ので、補足説明をしておきます。一部は既に西 鶴さんが説明して下さっていますが。 まず、杉井さん宅でのミニオフ会時の会話で、 「エレガントな解答うんぬん」と「投了うんぬ ん」は全く別の話題に関しての会話でした。あ の書き方では同じ話題に関する会話と取られて も仕方ありませんね。私の書き方がまずかった と反省しております。関係各位に不愉快な思い をさせてしまって申し訳ありません。 それと、「購入した本の面白さ」云々という話 題は、私が持ち出したのではなくて、確かイマ ジーさんがおっしゃったことです。 新木さんはお仕事の締め切りが近づいているそ うですから、きっと忙しくて混乱しておられる のでしょう。無事ここを乗り切られて、面白い 作品を世に出して下さることをお祈りしていま す。 -------------------------------------------------------------------------------- みやび19 No.0543 投稿日 2001年1月9日(火)03時10分 投稿者 はせがわみやび  19です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび19  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・舞踏会場の中央に見上げるほどに大きなデコレーションケーキが飾ってあった。 ・踊りまくって疲れた女性たちに、ケーキが切り分けられて配られていく。壁の花を続けていたシンデレラにはケーキがこない。 ・みるみるケーキの山は低くなっていく。来賓の女性たちの世話をやいていた侍女が、まだシンデレラが食べていないと気づいてもってくる。 ・侍女がもってきたのはケーキというよりあまったクリームの山。その場にやってきた青年が食べる部分がないと侍女に向かっていうが、シンデレラはそのクリームをスプーンですくって嬉しそう。美味しいケーキであることは、これだけでも充分わかるとシンデレラ。 ・シンデレラの言葉に微笑む青年。ダンスに誘ってくる。青年は王子だった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび -------------------------------------------------------------------------------- みやびシンデレラの現状 No.0544 投稿日 2001年1月9日(火)03時13分 投稿者 はせがわみやび 採点者名(敬称略) 新木 西鶴 八神 魚住 杉井 みやび1      OK みやび2      × みやび2改        ×     × みやび3      OK みやび4      OK みやび5      OK みやび6      OK みやび7      OK みやび8      OK みやび9      × みやび9改        ×     ● みやび10     OK みやび11     OK みやび12     × みやび12改    ● みやび13     × みやび13改    ● みやび14     OK みやび15     OK みやび16     × みやび16改    ● みやび17        ×  ×  ×  × みやび17改       ×     ● みやび18        ×  ×  ×  × みやび18改       ●     ●  ●はOKだけれども数に入れないもの。  2改は、悔しいのでなおしてみました。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび2改2  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。  ・会場を歩いていたホステスが、トレイを差し出し、ワインを飲むよう薦めてくる。  ・トレイに載ったワインを見渡して、ひとつのグラスをとる。それは、他のワインよりも少なめにつがれたグラスだった。  ・シンデレラのもとに歩いてきた青年がシンデレラを誉める。そのワインは今年の最高品質のもの。それゆえ、すこしづつしかなかったのだ。  ・困惑するシンデレラ。もっとも少ないワインを選んだつもりだったことを青年に告げ、手にとってしまった手前、返すに返せずどうしようかと相談する。  ・シンデレラの答えに驚きつつ、好感をもつ青年。そのまま飲むようすすめ、かつダンスに誘う。青年は王子だった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  あと、4つ。 -------------------------------------------------------------------------------- 電撃hpの掲示板とか読んでいて…… No.0545 投稿日 2001年1月10日(水)20時02分 投稿者 新木 伸  弟切さんの書き込みが、なぜ改行入っているのか判明。  もしかして弟切さんのブラウザだと、こんな感じ(この行とか)に行が長くなっていると、ずーっと右の方までスクロールさせなきゃ読めなかったりして、読みにくかったりするのかな?  ブラウザはなにつかってます? -------------------------------------------------------------------------------- イマジーは1ポイントの経験値を獲得、2ゴールドを手に入れた。 No.0546 投稿日 2001年1月10日(水)23時11分 投稿者 Imaginater >もののけ姫プロット分解 >君は頭の中でそれができるレベルじゃないんだから、 >ちゃんと紙かエディタ上でやんなさい。手を動かせ手を。 はい、わかりましたっ。 ――ということで、見よう見真似でもののけ姫の冒頭の部分をやってみました。 ○祟り神登場のシーンです (アシタカ視点) 物見やぐら ・物見やぐらの上で村長が見張っている。 ・異変を知ったアシタカがヤックルに乗ってそこへやってくる。 ・アシタカ、ヤックルから物見やぐらへと飛び移り、登っていく ・アシタカ、登る途中で祟り神の気配を察知し、その方向を見る。 森の中 ・祟り神がいる方向へズームしていく 物見やぐら ・ヤックル、祟り神の気配を察知する。 森の中 ・黒い不定形のもの(祟り神)が一部だけ姿を見せ、蠢く。 物見やぐら ・アシタカ、祟り神が(アシタカにはその正体はわかっていない)物見やぐらへ来ることを感じ取る。 ・アシタカ、物見やぐらの頂上まで登る。 ・アシタカ、先に物見やぐらに登っていた村長へ状況を尋ねる。 ・アシタカ、村の状況を村長へ伝える。 村 ・遠目に村人の避難する状況が見える。 物見やぐら ・村長の警告を合図にアシタカは腰から矢を取りだし、祟り神(のいる辺り)に引き絞る。 ・アシタカ、正体不明の何か(祟り神)を射ることに緊張する。 (祟り神視点) 森の中 ・木々が枯れ、黒い不定形なもの(祟り神)が蠢く。 ・森とのしきり(言葉でうまく表せません)を破壊し、祟り神(黒いゲル上のものに包まれている)が姿を現す。 ・祟り神、物見やぐらに向かい走る。(祟り神の通ったあとは草木の全てが枯れる) (アシタカ視点) 物見やぐら ・アシタカと村長のやりとりにより、怪物の正体が祟り神だと知れる。 (祟り神視点) 森から物見やぐらの間の草むら ・祟り神、立ち止まって咆哮を上げる。 ・祟り神の黒いゲル状のものが空にあがり、巨大な猪のシルエットが見える。 ・空に上がった黒いゲル状のものが猪に降り注ぎ、元の姿となる。 ・再び物見やぐらに向かい進む祟り神。 (アシタカ視点) 物見やぐら ・アシタカ、ヤックルが祟り神に襲われないよう、逃げることを叫ぶ。 ・ヤックルは恐怖のあまりに逃げることができない。 ・祟り神がヤックルのすぐ目前まで迫る。 ・ヤックルの近くの柱に矢を放つアシタカ。(ヤックルを驚かせて、または我にかえらせて逃がすため) ・ヤックル、驚き(または我にかえって)その場を離れる。 ・祟り神、物見やぐらに取りつき、破壊。 ・倒れる物見やぐらからアシタカは村長を抱え飛び降りる。 ・祟り神、次の破壊するものを求め村へ向かう。 飛び降りた木の上 ・祟り神が村に向かったことに気づくアシタカ、木を飛び降り駆け出す。 ・村長、その場でアシタカに警告を発する。(祟り神から呪いを受ける可能性) ・アシタカ、口笛でヤックルを呼ぶ。 ・アシタカ、ヤックルが来るまでの間、弓の調整をする。 ・ヤックルが走って来て、アシタカはそれに飛び乗り祟り神を追う。 祟り神か、アシタカか、どちらの視点なのかに悩みました。 あらためて見て――太っちょなプロットですね…… もう少しスマートなものにできるように練習します。 >面白い、つまらない 漫画雑誌の話で、書くのを抜かしてしまったところがありました。 たいして面白くない〜のあたりに 「順位が低く、最下位になりかけの漫画」 というのが抜けてました。 漫画雑誌は大抵、前から順に人気(投票)数で掲載されていくじゃないですか。 少数の支持しか持っていないのにそれは客観的に「面白い」と言えるのか、 ということを聞きたかったのですが―― >シンデレラ合格数 26まで決定済みで四つ、 36まで保留(うち、決定済みが一つ、もしかしたらが二つ) ――です。 生活リズムがどうも狂ってます。 ここ数日、一日中頭がぼうってとしていて…… それでは。 -------------------------------------------------------------------------------- ブラウザについて No.0547 投稿日 2001年1月11日(木)11時53分 投稿者 弟切 千隼 私は、せめてもっと新しいヴァージョンを使え と言われつつ、ブラウザにはネットスケープの Ver.3を使っています。IEが好きじゃないもの ですから。 ここの掲示板の場合は、一行が二十一文字を越 えると強制的に改行されて表示されるので、読 みにくくなります。できれば一行二十一文字以 内で改行を入れて下さると助かります。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0548 投稿日 2001年1月11日(木)13時07分 投稿者 新木 伸 >雑誌に載っている漫画  なんであれ、載っている以上は、客観評価「つまらない」以上は獲得してるってことになりますが……。  消えてしまったら、その時点で客観評価「つまらない」以下に落ちたってことになります。  ただ漫画誌の場合、席取りゲームって側面もあるから、充分商業レベルにあるのに打ちきられることもあるみたいだけど。(その場合は月刊誌とかに移行か?)  イマジーさん。わしの使ってる客観評価って言葉の意味、受け取り損ねてないかしらん?  「客観評価」って言葉の意味は、ひらたくいうと、人気であったり、売り上げであったりで実際に出てくる「数字」のことね。  だからこそ客観評価。これ以外に客観的な評価ってものは存在しません。  あと漫画誌の掲載順って、必ずしも前のほうに人気のあるものがくるわけでもないみたい。  たしかに打ち切り寸前のものは後ろに来る傾向はあるし、人気のあるものは巻頭になるようだけど、中間はけっこうローテーションで変わっている模様。人気あることが間違いない作品とかでも、終わりから3つ目とかにくることあるし。  漫画の場合、読者数は百万単位だから、人気のあるものは客観評価でも「おもしろい」といって差し支えないと思います。 >弟切さん  うーん。  弟切さんのマシン上では、どんな状態で表示されてるんだろ?  21文字越えると強制的に改行っていうけど、普通はそういう動作になるのでは?  ブラウザのウィンドウ横幅によるけど、20文字やら、35文字あたりやら、そのあたりで自動改行されて折り返しされてるよ。ブラウザの横幅を変えると、折り返し文字数も自動的に変わる。  どんな感じになっているものか、ちょっと見せてもらえませんか?  ちなみにうちのブラウザのスクリーンショットを取ってみました。  こんな感じです  (クリックすると画像表示)  デジカメとかがあれば、ただ画面写せばいいんだろうけど……。  なくても、ウィンドウズなら標準機能で画面は取れます。  スクリーンショットの取り方とか、わかります?  WINDOWSは「PRINT SCREEN」キーを押すことで、いつでも画面のスクリーンショットが取れます。いま見ている画面をそのまんま画像として記録することね。  取った画像は、クリップボードに入っています。  WINDOWS付属の「ペイント」などから、ペーストして、「編集(E)」→「貼り付け(P)」とかして、その後に「ファイル(F)」→「名前を付けて保存(A)」で、BMPファイルとしてセーブできるはず。  画面が確認できればいいわけだから、256色あたりのBMP画像にてセーブして、圧縮かけて、添付ファイルにてメールで送ってもらえませんか?  1024×768とかの画面サイズで、しかもLZH圧縮とかかけておけば(これ重要)、そんなに大きくはならないはず。  無圧縮だと平気で1MBとか突破しちゃうんで気をつけてください。  「21文字あたりで改行を」というお願いですが、そのスクリーンショットを見せてもらってから検討するってことで……。  うちの掲示板は長文が多いし、プロットとかは21文字あたりで改行すると非常に見にくくなってしまいますから。 -------------------------------------------------------------------------------- しばらく―― No.0549 投稿日 2001年1月12日(金)22時27分 投稿者 Imaginater しばらく家をあけることになりました。 そういうわけで、しばらく身の入った書き込みが出来ません。 しかし、しっかりログっときますので、改めてお願いします。 帰るのは1週間ばかり後の事だと・・・・・・ それでは。 -------------------------------------------------------------------------------- 補足説明 No.0550 投稿日 2001年1月13日(土)13時52分 投稿者 弟切 千隼 私の言葉が足りなくて、ここに書き込んでいる 方々を混乱させてしまっているようですみませ ん。補足説明させていただきます。 私のパソコン上では、ここの掲示板への書き込 みは、改行を入れなくてもきちんと一行二十一 文字で改行されて表示されます。その点は、改 行を入れないとやたら横長の文章として表示さ れてしまう電撃hpの掲示板とは違います。 私のパソコンにここの掲示板を表示させた時に 読みにくくなるのは、一行二十一文字を越えた ところに改行が入った文章を読む場合です。 こういう場合、一行二十一文字で強制的に改行 されている上に、行の途中の中途半端なところ で改行された文章が表示されるので、とても読 みにくくなってしまいます。 ですから、改行を入れないなら入れないで、全 く入れずに書いて下されば、一行二十一文字で 強制改行された文章がきれいに表示されるので 読みやすいのです。改行を入れるなら一行を二 十一文字以内にして下さらないと、凸凹な改行 をされた文章が表示されてしまって、「読みや すいように」と気を使っていただいたつもりが 逆効果になってしまいます。 改行を入れて書かれるなら、一行を二十一文字 以内に収めて下さるとありがたいです。 しかし、こう書いてみると、これって単なる私 のわがままですね(^^; 「一行たった二十一文字なんぞで改行されたら 読みにくくってやってられんぞ」という方もい らっしゃるでしょうから、客観的に見てすさま じく読みにくい書き方でない限り、書き込みの 仕方は皆さんの思いやりにお任せします。 -------------------------------------------------------------------------------- おお、なるほど No.0551 投稿日 2001年1月13日(土)19時14分 投稿者 新木 伸  つまりこんな感じになってるわけですね。  以下、ちと成形のために引用。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 私のパソコンにここの掲示板を表示させた 時に 読みにくくなるのは、一行二十一文字を越 えた ところに改行が入った文章を読む場合です。 こういう場合、一行二十一文字で強制的に 改行 されている上に、行の途中の中途半端なと ころ で改行された文章が表示されるので、とて も読 みにくくなってしまいます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  思うに、弟切さんのデスクトップ画面は640×480のサイズなわけですね。  半角76文字あたりで成形したテキストを書きこみしてしまうのは、パソコン通信時代からやっていた人に多いみたいな気がします。そのころは改行いれないで未成形のまま書きこみしてると、怒られたりしたものでした。BBSのホストシステムが、半角255文字までしか受け付けなくて、それ以降の文字はぶち切れてしまうことが多かったもので。  インターネット時代のいまでは、PREタグでも使っているタコな掲示板CGIでないかぎり、それぞれのブラウザの画面幅にあわせて自動改行が挿入され、見やすく成形されて表示されるようになっています。  書きこみ者が良かれと思って改行を入れて成形して書き込みしても、今回みたいに、読む人の環境によっては、逆に読みにくくなってしまうこともしばしば。  だから改行無しで書きこむのが、一般的なマナーでしょう。  ちなみにPREタグというのは、書きこんだテキストをそのまま表示させることを強制する書式タグです。自動改行も禁止しますから、改行入れていない長い文章は、ずーっと遙か右の方まで長々と伸びていったりします。  ということで、うちの掲示板のほうでは、皆さん、成形なしの改行を入らないテキストをアップするようにしてください(ブラウザの関係とかで改行がどうしても入ってしまうなら仕方ないけど)。  ざっと見たところ、弟切、茶羽根、の両名が改行入れて書きこみしてますね。  しかし電撃HPの掲示板CGI。  あれソース見たんですけど、ちゃんと自動改行されるはずなんですけど……。  掲示板のテーブル(背景の色がクリーム色になっていて文字が表示されるところ)の表示使用横幅が500ドットで決め打ちされていますが、それも普通なら問題にはならないはず(本当はドット数で決めうちするのはお行儀がわるいんですけど)。 WINDOWSが使える以上、デスクトップの画面横幅サイズは640ドット以上あるはずですから。  ただ、「お気に入り(ブックマーク)」などを消さずに表示させておくと、全角21文字分を割りこんでしまって、横スクロールバーが出てきたりするのかも……。  弟切さん、やっぱりスクリーンショット取って、送ってもらえません?  電撃HPのBBSの、その「やたら横長の文章」に該当する書きこみが表示されているところで、ぜひ一枚。  どんなふうに見えているのかわかれば、問題点がわかって、見やすくするためのサジェスチョンができるかもしれない。  HTMLタグの動作とか、ブラウザの挙動とか考えた場合、電撃HPのBBSの表示で、文章が横長になって見えてしまうのは、なにかおかしいんですよ。  ちなみにPREタグ使っている掲示板、ひとつ知ってます。  中里さんのHPの掲示板。  ここは逆に改行入れとかないと、すごく見にくくなります。  おそらく弟切さんのところでは、↑のように見えてるんじゃないかと思うんですが……。  まあそれも、スクリーンショットもらえたらはっきりするんだけど。  っーことで、ください。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、もしかして…… No.0552 投稿日 2001年1月13日(土)19時39分 投稿者 新木 伸  弟切さん、こっちの正面玄関から、掲示板見に行ってます?  http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/index.html  わし、こっちからダイレクトに行ってました。いろいろ表示されて、画面せまくなるのいやだから。  http://www.mediaworks.co.jp/cgi-bin/hp01.cgi  つまり弟切さんのところでは、こんなふうに見えているわけですね。  左側の目次部分の楕円形の画像が、あれ、横幅226ドット。それで掲示板本体のほうが、横幅500ドットで決め打ち。  これじゃ、横幅800ドット以上の画面で見てないと、スクロールバーが出てしまって、非常に見にくくなっちゃうなぁ。  ブラウザのせいじゃないですよ。  画面の横幅が少ないせい。  でもこれは弟切さんのせいでもなくって、cgiの組みかたが悪いせい。  WINDOWSは640×480ドットの画面が最小サイズとして認められてます。それでまともに見えないんだから……。  どこかに「このHPは800×600以上の解像度でご覧ください」と断り書きを入れておくか、640×480の画面でも見えるように組めばいいだけなんだけど。  ちなみに解決作はあります。  左側の目次を出さなければ横幅が足りるので問題なし。  http://www.mediaworks.co.jp/cgi-bin/hp01.cgi  こちらからダイレクトに掲示板に入れば、こんなふうに見えるはず。 -------------------------------------------------------------------------------- ところで No.0553 投稿日 2001年1月13日(土)19時46分 投稿者 新木 伸 >弟切さん  上の書きこみ、画像とか確認されたら、なにか書きこみよろしく。  そうしたらスクリーンショットの画像類は削除しておきますので。 -------------------------------------------------------------------------------- 新木さんへ > No.0554 投稿日 2001年1月14日(日)12時50分 投稿者 弟切 千隼 いろいろお気遣いありがとうございます。こちらの掲示板では、今後このように改行を入れずに書き込みさせていただきます。私が顔を出している掲示板には、中里さんのところのように改行を入れないと見にくくなってしまう仕組みのところが多いので、改行を入れて書くのが習慣になっていました。 私のパソコン上では、電撃hpの掲示板は新木さんが指摘された通りに表示されます。ネットのアドレスというのは管理者の都合によって突然変えられることが珍しくありませんので、直接掲示板にリンクを張るのは避けるようにしています。お気に入りの掲示板に行こうとしたら行方不明、というのは悲しいですものね。 -------------------------------------------------------------------------------- 電撃HPとか No.0555 投稿日 2001年1月14日(日)15時34分 投稿者 新木 伸 >弟切さん  電撃HPの読者BBSのほうで、以前出した21文字改行のお願い、とりあえず撤回しておいたほうがいいんじゃないでしょうか?  今回、21文字で改行を入れてもらわないと読みにくくなることの原因は弟切さんのマシン及び環境にあることが判明しました。  ということで、他のほとんどの人にとっては、逆に途中で改行を入れないほうが読みやすいわけです。  弟切さん側でできる回避策。  直リンクで掲示板を直接表示させる、という方法もあります。  ちなみに「ブックマークを取る」と「リンクを貼る」ってのは別物ですよ。ブックマークは自分のブラウザに良く出かけるところを取るものですから、好きなところで取っちゃってかまわないです。……っていうか、普通ダイレクトに取るものですが。  そのページを誰かに紹介するとかでリンクを貼るときは、表ページとかに貼るのがマナーですけど。  またどこかに「お願い」の形でアクションを起こすにしても、それは掲示板を使っている他の人にではなく、先に管理者側に対して起こすのが筋じゃないでしょうか。  「640×480の画面サイズの環境では読みにくくなってしまう」とか、管理者側に要請メールを送るなりして、すべてのWINDOWSマシンでちゃんと見れるようにデザインを変更してもらうとか……。  メディアワークスのHPって、どうも800×600以上でデザインされてるくさいですね。どこにも明記されてはいないけど、いちばん表のHPから、そうなってるみたい。画像のボタンが3つ並んでるけど、あれが固定幅取ってるし。  凝ったデザインのとこって、だいたいこうなんだよなぁ。 -------------------------------------------------------------------------------- ネスケのこと。 No.0556 投稿日 2001年1月14日(日)20時54分 投稿者 西鶴翠 私の持っているネスケは、ヴァージョンが「4.04」のようなのですが、画面の幅を狭くすると、以下のように表示されました(圧縮の仕方がよく分からなかったので、少し重いかも)。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/toto/nesuke.jpg 右側が切れていることが分かると思います。 という報告でした。 #この書き込みも、ある程度したら削除すべきなのかなあ。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- ネスケとか No.0557 投稿日 2001年1月14日(日)21時15分 投稿者 新木 伸 >西鶴さん  これ、ブラウザのウィンドウを最大化したら、右側が切れずに、ちゃんと表示されるようにならない?  掲示板のテーブル(文字の背景の肌色部分のところ)が500ドットに指定されているんで、ブラウザの横幅を500ドット以上にしてやれば、切れずに表示されるはずなんだけど。 -------------------------------------------------------------------------------- 寝込んでました No.0558 投稿日 2001年1月16日(火)19時14分 投稿者 やの  正月の不摂生がたたったのか、熱を出して4日間ほど寝込んでいました。週末はつぶれるわ寝込む前に買ってきたビデオデッキは未だ箱から出さずに玄関に置きっぱなしだわとへろへろな感じです。  まだ胃がぐったりしているのですが(会社の人には抗生物質のせいだと言われました)、ゆるゆると復活したいと思っています。  しかし、年あけてからなんもしてない……(汗) 改行問題>  みゅ、私の環境だと書き込み画面で自動改行がかからないので、自分が見やすいように改行を入れていたんですが、それがいけなかったようですね。これならちゃんと書き込めているはずだと思われますので、以後こうしたいと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談&課題提出 No.0559 投稿日 2001年1月17日(水)05時19分 投稿者 つか すっかりお久しぶりです。かなりサボってしまいました。 >映画のテーマについて 手元にあるのは、実家から持ってきた「カリオストロの城」のみ。1回見て、ああ、面白かったという印象のみが、頭には残りました(苦笑) プロット化の作業やって、テーマをじっくり考えてみようと思います。 では、久方ぶりの課題提出 つか・10 ・(シンデレラのドレスはとてもきらびやかで、目立つ) ・お城についたシンデレラ。会場へと向かう。 ・会場の受付では、王子がお后候補の女性ひとりひとりに挨拶をしながら、花を渡している。 ・他の娘と同じように花を受け取るシンデレラ。王子から、ドレスを誉められる。 ・会場へと向かうシンデレラ。途中で、他の娘から呼びとめられる。娘は、どうしても王子に見初められたいので、その綺麗なドレスを自分の物と交換して欲しい、とシンデレラに頼む。 ・娘のドレスは、シンデレラのものと比べたらかなり見劣りするもの。しかし、シンデレラは舞踏会に参加できるだけでよかったので、自分は12時には帰らなければならないが、それまででいいのなら、と交換に応じる。 ・会場へと入ったシンデレラ。舞踏会は既に始まっていた。 ・受付から、会場に戻ってきた王子。お后候補の娘ひとりひとりと踊り始める。しばらくたって、シンデレラの番になった。 ・シンデレラのドレスが受付で見たものと違っている事に気付く王子。王子は、なんでさっき着ていた物よりも地味なドレスと交換したのか尋ねる。素直に、参加できるだけで充分満足だから、と答えるシンデレラ。 ・王子、シンデレラに惹かれる。 ちょっとオチがバレバレですね。もっと演出方法を考えねば……。 それでは、また。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出 No.0560 投稿日 2001年1月17日(水)23時35分 投稿者 弟切 千隼 さて、私もきりきり頑張らねばいけませんね。 シンデレラの課題提出です。 その三十五。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・シンデレラが城の舞踏会場に到着すると、テ ーブルにはたくさんの御馳走が並べられ、妙に 目をぎらつかせた人々が御馳走をあさっている 。シンデレラは豪勢な御馳走を目の前にしただ けで胸がいっぱいで、どれをどうやって食べた らいいものかわからない。隅の方に置かれて、 誰も見向きもしない小さなさくらんぼの束を見 つけて、シンデレラはその一粒だけを取って口 に入れ、その美味しさに感動する。 ・さくらんぼの種を口から出して、シンデレラ はそれが種ではなく、金属製のものであるのに 気付いて驚く。そこへ一人の若い男性が近づい てどうしたのかと訊ねる。シンデレラが金属製 のものを見せると、男性は彼女を祝福する。 ・実は、舞踏会の料理のどこかには小さな「幸 運のコイン」が仕込んであり、それを引き当て た者は舞踏会の主宰者である王子に一つ望みを 叶えてもらえることになっていた。若い男性は そのことを話して、自分が王子であると明かし 、シンデレラに望みは何かと問う。 ・シンデレラは、舞踏会に参加して王子さまを 一目見るという私の望みはもう叶ったので結構 ですと答える。王子は驚いて、本当にそれしか 望みはないのかと再度問う。シンデレラはこの コインを記念にもらって良いですかと言う。王 子は彼女のその態度に感服して、彼女を踊りに 誘う。 [肉付き骨] ・城の舞踏会にやってきて、シンデレラはその 華やかさと賑やかさに圧倒される。ことに御馳 走が並べられているテーブルの周辺は大変な騒 ぎで、大勢の人々が目をぎらぎらさせながら料 理をあさっている。せっかくの御馳走なのに、 人々は食べるというよりも料理を解体している ような様子で、ろくに食べていないようだ。 ・見たこともない御馳走を目の前にして、シン デレラは胸がいっぱいになり、あでやかに飾り 付けされたケーキや、豪勢な鵞鳥の丸焼きなど の皆が群がっている料理には手が出せない。テ ーブルの隅にうち捨てられたように置かれてい る小さなさくらんぼの入った籠を見つけ、シン デレラはその中の一粒だけを取って口に入れる 。貧しい食事に慣れたシンデレラはその美味し さに至福の表情を浮かべる。 ・さくらんぼの種を口から出そうとして、シン デレラは「種」の感触がおかしいのに気付く。 見ればそれは種ではなくて、金属製のコインの ようなものである。驚いた彼女が城の使用人に 申し出ようとして辺りを見回していると、一人 の若い男性が彼女に声をかける。「どうかなさ いましたか?」 ・シンデレラはその男性を城の使用人だと思い 、金属製の「種」を見せて事の次第を説明する 。その男性は驚いた様子で告げる。「これはこ れは、御存知なかったのですか。それは『幸運 のコイン』ですよ。今夜の料理の中に入ってい るそれを引き当てた方は、このたびの舞踏会の 主宰者である王子に、何でも一つ願いを叶えて もらうことができるのです。さっきさくらんぼ を食べていらっしゃる時にとても嬉しそうだっ たので、てっきりそれを引き当てて喜んでおら れるのかと思ったのですが」。シンデレラは応 えて言う。「いいえ、私はこんな美味しい果物 を食べたのは初めてだったので嬉しかったので す。これだけでもこの舞踏会に来た甲斐があり ました」。 ・その男性は、幸運のコインを手に入れるため に食べ物を粗末にしている客の様子にうんざり していたので、シンデレラの態度に感心し、重 ねて言う。「ところで、私がその王子なのです がね、あなたのお望みは何ですか?」シンデレ ラは男の正体に驚きながら答える。「私の望み は、こうしてお城の舞踏会に参加して一目王子 さまを見ることでした。その上こんな美味しい 御馳走までいただけて、もう充分満足です。も う望みは叶いました」。 ・王子はますます驚いて問う。「それだけでよ ろしいのですか?本当に?私が命じればもっと 美味しい料理を独占することも、楽団を一晩貸 し切って好きな曲を演奏させることもできるの ですよ」。シンデレラは首を横に振って答える 。「いいえ、そんなことはとんでもありません 。これ以上のことを望むなんて……」少しため らった後、シンデレラは付け加える。「でも、 そうおっしゃるならお願いがございます。この コインを記念に持ち帰ってもよろしいでしょう か?」 ・王子は彼女の態度にすっかり感服して答える 。「よろしいですとも。それと、今度はこちら からお願いがあります。私と踊っていただけま せんか?」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- あわわ No.0561 投稿日 2001年1月18日(木)07時26分 投稿者 弟切 千隼 すみません、つい今までの癖で、上の投稿に改行を入れてしまいました。読みにくい方がおられたらごめんなさい。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0562 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラに初投稿 No.0563 投稿日 2001年1月18日(木)16時47分 投稿者 ネコ 初めまして、ネコと言います。 シンデレラの課題が面白そうなので、 課題内容がハッキリとはつかめてませんが、 プロット?骨?みたいに書くのだと思って、 参加したいと思います。 野心家の継母に屋敷を乗っ取られ、姉となったその娘たちに苛めぬかれる 毎日を送るシンデレラ。ある日、お城から王子様の結婚相手を決める舞踏会の 招待状が送られてくる。 継母たちの出かけた後、シンデレラは老婆の魔法によって白いドレスに銀のティアラを身に付けて、カボチャの馬車でお城へむかう。 ・シンデレラ、お城の広間へやってくる。  宝石をちりばめた煌びやかなドレスに身を包み、ヴァイオリンの調べとともに ほほ笑み、舞う乙女たち。  その中でただ一人、純白のドレスを着たシンデレラは花のような彩られた彼女 らの中へ入っていくことができない。 ・王子登場  壁の花、大きな花瓶に生けられた白ユリのそばでたたずむシンデレラ。  ユリの強い香りを感じながら、黄金の広間を鮮やかに彩っていく少女たちに 見とれてしまう。  その中に黒いビロードに身を包む継母の姿を見つけてしまう。花の陰へ思わず 身を隠してしまうシンデレラ。  その時高らかなラッパの音が響き渡る。  人々のざわめきと視線が向こうの方へそそがれるのを知り、シンデレラもそっと 人々の後ろからそちらを見やった。 ・王子登場 2 大広間の中央、赤絨毯の大階段から下りてくる青いマントの若者。  王子は見上げ、歓喜する人々にほほ笑みを投げかける。  階段を下りれば目の前には白い手を差し伸べる乙女たち。  王子はその中で、赤い薔薇色のドレスに着飾った女の手を取った。  人々は二人のために輪を描き、踊る二人を愛でた。 ・ガラスの靴のシンデレラ  王子のダンスにシンデレラは見入ってしまう。曲の調べと共に、王子に彩る 花も色を変える。シンデレラはその様子を眺めるだけで、胸はいっぱいに膨ら んだ。  その王子のそばに黒い花が近付いた。彼女の腕には姉たちが。  シンデレラは目をそむけ、満天の星がのぞむテラスへと風を求めた。 ・ガラスの靴のシンデレラ2  大理石に青い星影の落ちるバルコニー。美しい女神の彫像は遥か下の街をの ぞむ。  そばの時計塔は約束の12時まであと半刻を教えてくれた。 シンデレラは広間からもれる光に、そっとドレスの裾を上げてみる。 その小さな足には光に映えるガラスの靴。母の形見の靴だった。  継母たちにそれだけは取られまいと、暇を出された乳母にあずけていたもの。  シンデレラは母が娘を連れようと夢見た舞踏会の光を、ガラスの靴に見せて やった。  シンデレラは嬉しかった。 ・王子と出会う  王子は目の前に現われた黒い女性が是非にと差し出した少女の手を見た。  上等のシルクの手袋に包まれた小さな手。王子は少女にほほ笑んだが、そばに いた貴族の息子にその手を託し、広間を見渡す席に坐す、王妃のもとへ歩いていった。  王子は王妃の前で辞儀すると、そばの椅子へ腰かけた。  美しい王妃は羽つきの扇で口元を忍ばせながら王子に訊ねたが、王子は高嶺の 花ばかりだと答え、花の匂わぬ風にあたろうと、そっと庭へ出た。 ・王子と出会う2  庭へ出ると、王子は翻り足元へまとわりつくマントを脱ぎ捨て、頭のかゆくなる 小さな冠をそのマントに包んで木の根元へ隠した。  見張りの兵隊は王子を何者かと呼び止めたが、すぐに王子と知ると呆れ顔を笑み に変え、道をあけてくれた。  時計台がのぞむ中庭、広間の騒ぎが見えるそばまでやってくると、王子は時計の 針を見上げた。  時刻は真夜中までもう半刻を過ぎていた。  その視線の中に、王子は奇妙な娘を見つけた。両手のひらを街の上に上る月明かりに掲げている。それは何かを高く捧げているようにも見えた。 ・月の庭  王子は好奇心に、何をしているのかと娘に訊ねた。娘は慌てて手のひらを後ろへ 引っ込めると、辺りを見回した。  王子がもう一度呼びかけた時、娘は王子の方を見下ろし、恥ずかしさに頬を赤く 染めた。 ・月の庭2  王子に再び、何をしているのかと訊ねられると、それを誰かと見受けない シンデレラは、そちらこそと訊ね返した。  というところでタイムアップが来てしまいました。 コレ、学校のなので、もう、閉まってしまいます。 無念です。  でも、この後はベターに王子が白いドレスに新鮮さを覚え、好感を抱き、 王子と知らずに話し込むシンデレラの屈託の無さにまた王子が好感を持っ て、さあ名前は?というところで鐘が鳴り、その時二人は広間で一曲踊ろ うと考えていたので、ちょうど広間へ続く階段のところにいて、シンデレ ラが本当の身なりを見られまいと走り出し、運良くガラスの靴は片方だけ 脱げて、王子はそれを拾ってるうちに見失ってしまう、と。  とても長すぎて、これは課題の条件に合うんでしょうか?  でも、シンデレラというよく知るお話を考えるというのは、実は初めてで 面白かったです。  では、よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0564 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 中盤のクライマックス視点 No.0565 投稿日 2001年1月19日(金)02時29分 投稿者 魚住雅則 久々に書き込むのが、またしてももののけ姫関係ですみません。 シンデレラの採点代行は次回に。 以下はもののけ姫がたたら場に侵入してから、アシタカが撃たれるまでのシーンなのですが、次々と出来事が起こり、当事者も入れ替わるので視点がずれていないか確認させてください。 シーンごとのコンセプトを上に書いておきます。 ○このシーンのコンセプト もののけ姫の侵入を許してしまうたたら場。 (村人視点) 柵の見張り台 ・村に近づくもののけ姫と山犬(山犬の背中に乗っている)を発見し警戒の鐘を打つ村人。 ・侵入を阻止しようと銃を撃つが身軽にかわされる。 ・山犬のスピードを利用してジャンプ、柵に槍を刺し、それを足がかりに柵を登ってくるもののけ姫を見て怯える村人。 ・それでも何とか侵入を阻止しようと銃を振り回すがもののけ姫にやられる。 ・残った村人が更に銃撃するも素早い身のこなしで村の中に逃げ込まれる。 ○このシーンのコンセプト もののけ姫とコンタクトを取ろうとする。 (アシタカ視点) 村の中 ・銃撃をかわして屋根から飛び降りてきたもののけ姫と遭遇。 ・問答無用で斬りつけてくるもののけ姫の攻撃をかわしながら、戦う意思がないことを叫ぶ。 ・威嚇しながらも屋根をつたって逃げるもののけ姫。 ・屋根に登って追いかけるアシタカ。 ○このシーンのコンセプト 侵入してきたもののけ姫と対する村人達 (第三者視点) ・ゴンザの指揮のもと警戒体制をとる村人。 ・うろたえる女達をまとめるオトキ。 ・ゴンザからもののけ姫も追い詰められて一人で来たという説明を受け、二人の女と討ってでるエボシ。 ・そちらに恨みがあるように、こちらの娘も夫を殺されて恨んでいる者がいるから決着をつけようと宣言するエボシと女。(罠) ○このシーンのコンセプト もののけ姫を助けようと警告するアシタカ。 (アシタカ視点) ・エボシの宣言を屋根の上で聞いていたアシタカ、屋根の頂上で仁王立ちするもののけ姫を発見する。 ・遅れてもののけ姫を発見する村人。 ・銃を持った人間がもののけ姫をひそかに狙っているのに気づき、もののけ姫に罠だから逃げるように警告する。 ○このシーンのコンセプト 様子をみるエボシ。 (エボシ視点) ・もののけ姫の味方をするアシタカを非難するゴンザを宥め、様子を見るエボシ。 ○このシーンのコンセプト 返り討ちにあったもののけ姫を助けようとするアシタカ。 (アシタカ視点) ・警告を無視して屋根を駆け下りていくもののけ姫を止めようと、走り寄るアシタカ。 ・狙撃兵の銃弾が屋根を砕き、その衝撃で足止めされるアシタカと屋根を転げ落ちるもののけ姫。 ・エボシが村人達に油断しないように注意し、落ちてきた所を狙うようにと指示。 ・咄嗟にもののけ姫を救おうと駆け寄りかけるが、足場が悪くとても追いつけそうもないと判断し、その場で屋根板をつかみ、引き剥がそうと力むアシタカ。 ・落ちてきた瞬間を狙って狙撃命令を下すエボシ。 ・仮面に銃弾が直撃し、気を失うもののけ姫。 ・もののけ姫に殺到しようとする村人達めがけ、剥がした屋根板を投げつけて足止めするアシタカ。 ・気絶したままのもののけ姫を揺り起こすアシタカ。 ・突然目を覚ましたもののけ姫に斬りつけられる。 ○このシーンのコンセプト 憎しみや戦いを止めようとしない者達に怒り、憎しみの果てにあるものを警告するアシタカ。 ・体制を崩したアシタカをすり抜け、邪魔をする村人(主にゴンザ)を蹴散らしてエボシの元へ走るもののけ姫。 ・一対一の対決(斬りあい)をするもののけ姫とエボシ。(興奮した村人がもののけ姫を殺せと野次を飛ばしている) ・戦いを止めないもののけ姫とエボシに怒り、右手(呪われた手)を握り締めるアシタカ。 ・二人を止めようと歩き出すが、ただならぬ様子(右手に蛇のような幻影が現れる)なのでゴンザに止められる。 ・ゴンザの刀を素手で苦もなく折り曲げ、二人(もののけ姫とエボシ)を囲んでいる村人を放り投げて 二人に近づく。 ・二人の決闘に割って入り、力で両方の動きを押さえ込むアシタカ。 ・何故決闘を止めるのかとエボシに問われ、もののけ姫の命は自分が貰う(殺すという意味ではない)と言い放つ。 ・アシタカの腕に噛みつき逃げようとするもののけ姫。 ・山犬を嫁にするつもりかというエボシの皮肉を無視し、お前の中には夜叉(憎しみや闘争の象徴)がいると返すアシタカ。一拍おいて、もののけ姫の中にも夜叉がいると言う。 ・尚も暴れ続けるもののけ姫を押さえていたアシタカの右腕から呪いの幻が噴き出す。 ・呪いを見せ、憎しみに身を委ねるとこのような末路を辿ると村人達を諭すアシタカ。 ・わずかな不運を見せびらかしているだけだと言い切り、右腕を切り落とそうとするエボシと、呪いに怯えるもののけ姫を一撃で気絶させる。 ○このシーンのコンセプト もののけ姫を連れだすアシタカ。 ・周りの村人にエボシを引き渡した後、もののけ姫は貰うと宣言し背負うアシタカ。 ・夫を殺されている女が銃を構えて(脅迫)止めるが、静かにそちらを見ただけで何も言わず歩き出すアシタカ。 ・どうしていいか分からず震える女を諌める一言が逆にきっかけとなり(驚いて撃ってしまう)撃たれるアシタカ。 ・撃たれても立ち止まらず、出口に向かうアシタカ。 ところでもののけ姫、村に侵入する前に仮面を被っているんですが、これって侵入したのが「サン」ではなく、襲撃者「もののけ姫」だからなんでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- 今回は雑談です No.0566 投稿日 2001年1月21日(日)15時08分 投稿者 弟切 千隼 『もののけ姫』に関する書き込みを読んでいて、思い出したことがあります。 私は『もののけ姫』の映画は劇場で観ました。欲求不満を感じた部分もありましたが、全体的にはよくできた作品だと感じました。 『もののけ姫』を観ていて私が感心したのは、細かいところに手を抜かずにこだわっていながら、マニア向けにのみ走り過ぎていない点です。 例えば、冒頭の、アシタカが生まれ育った村を出るまでのシーン。登場する村人たちの服装や髪型や使う言葉などを注意深く観察すると、彼等は大陸からやってきた弥生人に追われた縄文系の人々であることが明らかです。縄文時代の土偶にあるような渦巻き模様の服や、男も女も棒状のかんざしを挿したまげを結っていることや、アシタカが村を出る時に渡される黒曜石と見られるやじりなど、みな縄文文化の名残りです。日本の歴史に詳しい人々が観ても、アシタカが育ったような文化を持つ村が日本の中世に実在したことにあまり違和感はなく、むしろ非常に興味を掻き立てられるでしょう。 けれども、劇中では具体的には一切そんなことには触れられません。そんなことを知らない人が観ても充分楽しめる作品として『もののけ姫』は仕上がっています。知っていても知らなくても楽しめる作品というのは、つまり老若男女を問わないありとあらゆる階層の人々に受け容れられる真の娯楽作品ということで、そんな作品を作るのは大変なことですよね。 一流の娯楽作品というのは、知らなくても楽しめるけれど知っていればさらに奥深く楽しめるものだと思います。そういう奥深さがない底の浅い作品は、一時的に受けてもすぐに飽きられてしまうでしょう。 歴史の中に自分の名前を残したいなどとは思っていませんが、時代を超えて人の心を打つような文章を一生に一度くらい書いてみたいなあ、と思います。 それには人間性の深みが断然足りませんね(^^; あと五十年くらい修業すれば書けるようになるかしら?(^^;; -------------------------------------------------------------------------------- ただいまです。 No.0567 投稿日 2001年1月22日(月)01時24分 投稿者 Imaginater ただ今(やや語弊あり)、帰宅です。 ではまた、参加させていただきます。 それでは! 追記:もののけ姫 >弟切さん >弥生人に追われた縄文系の人々 な、なるほど! 妙に最初色々言ってるなぁと思えば、そうだったんですか。 疑問解消、博識な弟切さんに感謝です。 -------------------------------------------------------------------------------- 地道に課題提出 No.0568 投稿日 2001年1月22日(月)23時10分 投稿者 弟切 千隼 最近ここへの書き込みが少ないですね。「よみかく」に参加されている方には大学生や受験生の方が多くて、ちょうど受験や大学の後期試験の時期だからでしょうか。 学校でのお勉強と縁が切れて久しい私は、自分で意識して努力しないとどんどんおばかになってゆきます(;_;) 我ながら怠け者で呆れます。 イマジーさんへ > お帰りなさい(^_^)/ お互いに頑張りましょう。 『もののけ姫』についてのお話、お役に立てたなら良かったです。機会があったら、『もののけ姫』に登場するアシタカの村の人々の様子と、教科書にも載っている縄文時代の遮光器土偶の着ている服や髪型を見比べてみて下さい。何となく似ているのがわかると思います。 さて、課題の方にゆきましょうか。 その三十六。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・馬車に乗って城の舞踏会に向かっている途中、シンデレラはぬかるみにはまって動けなくなっている馬車に出遭う。舞踏会に遅れるのも構わず、彼女は自分の馬車の馬と御者を貸して、その馬車がぬかるみから抜け出すのを手伝う。ぬかるみにはまった馬車に乗っている年配の男性も城の舞踏会に行く途中だと言い、無事脱出したその人と共にシンデレラは城へ向かう。 ・シンデレラと男性は舞踏会に遅れてしまう。舞踏会初参加のシンデレラは、揃いのローブとティアラを身に付けて王子の前で踊るお披露目に参加するはずだったが、遅れたために参加できないと城の使用人に断られる。ローブとティアラ無しでもいいから参加できないかとシンデレラは頼むものの、踊りのパートナーがいないから駄目だと突っぱねられる。 ・やりとりを聞いていた男性が、自分がパートナーで良ければと提案し、城の使用人もそれを認めて、シンデレラはお披露目に参加する。ローブもティアラも身に付けず、若い人ばかりの中で年配の男性と踊るシンデレラの姿は目立って、王子の注目を浴びる。どう見ても不釣り合いな年配の男性と踊っているのにシンデレラがとても嬉しそうなのを見て、王子は不思議に感じる。 ・年配の男性を長い時間踊らせるのは気の毒だと考えて、シンデレラはほんの二、三曲踊っただけでパートナーの男性と共に引っ込んでしまう。これだけで満足したシンデレラが壁の花になっているところへ王子がやってきて、なぜローブもティアラも無しにそんな年配の男性と踊っていたのか、なぜすぐに引っ込んでしまったのかと訊ねる。 ・シンデレラは舞踏会に来るまでの経緯を説明し、踊るのをすぐやめた理由も説明する。これでもう全ての願いが叶ったと語るシンデレラに感心して、王子は彼女を踊りに誘う。 [肉付き骨] ・ねずみの変身した馬がひくかぼちゃが変じた馬車に乗って、シンデレラは城の舞踏会場に向かう。途中でねずみが変身した御者が声を上げる。「前に馬車が止まっています。何か不具合があって立ち往生しているようですよ」。 ・シンデレラが馬車を止めさせて訊ねてみると、その馬車はぬかるみにはまり込んで動けなくなっている。「これではお城の舞踏会に遅れてしまう」と、馬車に乗っている年配の男性は困り果てた様子だ。「まあお気の毒に。私の馬車の馬と御者をお貸しいたしましょう。たくさんの馬をつないで引っ張ればきっと抜け出せますわ」とシンデレラは申し出る。「お嬢さんも舞踏会に行くのではないのですか?私に付き合っているとあなたまで遅れてしまいますよ」と男性が断ろうとすると、シンデレラは「いいえ、私はちょっとでも舞踏会の雰囲気が味わえればいいのです」と言って男性の馬車がぬかるみから抜け出すのを手伝う。 ・シンデレラの貸した馬と御者のおかげで男性の馬車はぬかるみから脱出でき、喜んだ男性とシンデレラは共に舞踏会に向かう。城に着くと舞踏会は既に始まっていて、今回初めて舞踏会に参加する若い男女が並んで、お披露目の出番を待っている。 ・お披露目を待つ男女を横目で眺めてもじもじしているシンデレラを見て、「お嬢さん、あなたも舞踏会に参加するのは初めてなのでしょう。あなたもお披露目に参加したら」と男性が勧める。今からでもお披露目に参加できるかとシンデレラが城の使用人に訊ねると、使用人はけんもほろろに「お披露目の参加者用のローブもティアラもないから駄目です」と答える。ローブもティアラも無くて構わないとシンデレラが言うも、使用人は「踊りのパートナーとなる男性がいないのだから参加しようがないでしょう」と取りつく島もない。 ・そこでシンデレラに同行してきた年配の男性が申し出る。「私が彼女のパートナーになりましょう。異例ですが、お披露目の時に初心者のパートナーとしてかなり年上の者が抜擢されることはたまにあります。これでも昔は踊りの腕で鳴らしたものでしてね、歳は取ってもまだまだいけますよ」。使用人はしぶしぶシンデレラとその男性がお披露目へ参加することを認め、二人はお披露目を待つ若い男女の群れに加わる。 ・踊りながら、年配の男性がシンデレラにささやく。「ローブもティアラも無しで、しかも私のような年寄り相手のお披露目になってしまって申し訳ない。若い娘さんにとっては、どんなにかその華やかさに憧れて楽しみにしていた機会でしょうに」。シンデレラは満面に笑みをたたえて答える。「いいえ、私はお城の舞踏会に来られるだけでも幸せだと思っていたのに、こんな晴れやかなお披露目にまで参加できて夢のようです。困っている人を助けるという当然のことをしただけなのに、私をお披露目に参加させて下さったあなた様には心から感謝しています」。 ・お揃いのローブもティアラも身に付けず、若い娘には不釣り合いな老人と踊るシンデレラの姿は会場で目立ち、王子は彼女に注目する。そんな状態なのにシンデレラが満面に笑みをたたえているのを見て、王子はますます不思議に思う。 ・二曲ほど踊ったところで、シンデレラは相手の男性の息遣いが乱れているのに気付く。高齢の彼には長く踊らせるのは気の毒だとシンデレラは考え、「もう結構です。もう充分私は堪能しました。休みましょう」と声をかけて踊りの輪から抜ける。男性を休ませ、シンデレラは壁の花となって踊る人々を眺める。 ・そこへ王子がやってきて、シンデレラに声をかける。「せっかくのお披露目なのに、もう踊られないのですか?やはりお年を召したパートナーでは物足りませんか?それともお揃いのローブとティアラがないのがお気に召しませんでしたか?」シンデレラはとんでもないといった表情で、決してそんなことはないと答え、これまでの経緯を説明する。感心した王子は「では、私とも踊っていただけますね?」と彼女を踊りに誘う。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 前の書き込みの後に No.0569 投稿日 2001年1月23日(火)19時07分 投稿者 やの(茶羽根)  また熱を出してしまい、再ダウンしてました。40度なんて多分生まれて初めてなんじゃないだろうか……。ウイルスらしいんですが、風邪じゃないみたいなことを言われました。じゃあなんだったんだろうか?  さらに明日から岩手に出張なので、復帰は来週明けになりそうです。向こうはきっと夜暇なので、シンデレラも考えてこよう……。  というわけで雑談でした。 -------------------------------------------------------------------------------- 金曜ロードショウ No.0570 投稿日 2001年1月25日(木)15時09分 投稿者 ネコ こんにちわ、ネコといいます。(初の2度目です!) もののけ姫の書き込みを見て思い出しました。 今週の金曜日、つまり明日の金曜ロードショウはもののけ姫ですね。 テレビで放送されるのはこれで二回目になるんでしょうか? もののけ姫は映画館の大画面で見ました。 それから、ビデヲを買って、たまに家で見たりしています。 もののけ姫の主人公はアシタカ、だと思っているのですが、 自分的に、あそこまで大きな運命?と言ってはおかしいですが、 そういうものに翻弄されている主人公も珍しいなあ、と思いました。 アシタカは死の呪いを克服するために掟を破って村を出て行きます。 あのまま村へ残っても、呪いを受けた人間として、いくら乙女を守ったとか、 将来に長となるべく期待されていたとしても、被差別の立場へ追いやられる のだと思います。 だとすると、そのまま村へ残ることは、健全な人間として扱われないまま 死を待つだけということです。 アシタカは生き延びるためだけでなく、「よく生きる」ためにも、 村を出ていかざるを得なかったんじゃないでしょうか。 監督の宮崎駿がテレビの中で言っていた事に、 もののけ姫は今の日本社会を模写した物語だというような事を言ってしました。 その中にはハッキリ言ってしまいますが、身体障害者への差別があるだけ でなく、民族という意味での差別も描かれているんだと思います。 実際、今の日本という国は多民族国家です。 今というよりも、本当は江戸時代ずっと以前からそうでした。 私は高校からもう一つ先の学校へ進学して初めて、 障害者の中にも障害者同士で差別があること、 日本にずっと以前から暮らしていた多民族の人たちがいること、 そういう「当たり前」にあった事実を知りました。 もののけ姫を初めて見たときは、そんなことを一つも意識した事はなく、 数年たった今になって、そういう問題をも、 もののけ姫は描かいているのだなあ、と思って見るようになりました。 もののけ姫の中で、アシタカが人を殺める場面があります。 腕が切断されたり、人間の首が飛んだり、 あの中で製作者に殺された人間の数をカウントすると、 結構な人数になるんじゃないかと思います。 こないだバトルロワイヤルという映画が 暴力や殺戮の場面がどうとかで取り沙汰されました。 賛否両論ありますが、「子どもの教育に悪い」という理由で 映像や、あるいは書籍が規制を受けていく事は、 良い事のようで、いつかは言論の自由を奪うことになりかねないのだと、 懸念する人々の声に私は納得しました。 だからといって、そういう場面を公開しても良いと言うのでなく、 ものを書いている時に思うのは、 その中で人を傷つけたり、あるいは殺したり、死なせてしまうというのは、 ものを書く側が一番デリケートに 扱わなければならないテーマの一つなんだなあ、と。 自分自身、知らずのうちに悪を安易に殺しているかもしれない、 あるいは、人間をキレイに殺してしまっているかもしれない、 そういうことを、神経質になる必要はないけれど、 いつも、頭のどこかに置いておかなくてはいけないんだなあ、と バトルロワイヤルの報道がされてから、思うようになりました。 死刑の是非とか、考え出すと止まりません。 でも、私は身内を殺されたら、自分の手で殺せないんじゃあ、 とか思ってしまいます。 ワイドショウで一番興味をそそられる話題は、 血なまぐさい事件や事故です。 もののけ姫の話からこんな所まで話が飛んでしまいました。 とにかく、明日はもののけ姫です。 大人である私は、明日もののけ姫を見られるのなら、 そういう観点を頭のどこかへ置いて、見てみようと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- 津波のようなわびしさ No.0571 投稿日 2001年1月25日(木)22時26分 投稿者 弟切 千隼 ならぬ仕事が襲来して、泳ぎ渡るのに必死な弟切千隼です。来週いっぱいまでは安らかに眠れないこと間違いなしです。茶羽根さんみたいに倒れないようにしませんと。 茶羽根さん、病後も大事にして下さいね。高熱が出た後はひどく体が消耗しています。この時期に無理をすると、また倒れて体調の悪いのが慢性化してしまいます。 本当はこんなところに書き込んでいる暇はないはずですが、こういう時に限ってシンデレラのネタを思いついたりするんですよね(^^; ネコさんへ > 初めまして。ネコさんの書き込みに対して、ちょっとだけコメントを。 『もののけ姫』に登場して重要な役回りを果たす存在に、「山犬の神」がいますね。もののけ姫ことサンの養母である巨大な山犬です。山犬というのはかつて日本に棲んでいた狼のことで、周知の通り日本の狼は既に人間によって絶滅させられています。日本が科学技術の進んだ欧米文化を受け入れ始めた明治時代、「文明開化」と入れ替わるように滅びた山犬をもののけ姫の養母とした点が、極めて象徴的だと感じました。 『もののけ姫』については書いているととても長くなってしまうので、とりあえずこれだけにしておきます。 で、この後はシンデレラのネタです。今回は時間がないので骨のみにて御容赦を m(-_-)m もしも骨だけでは判断が付かないと言われたら、肉付き骨も書きます。 その三十七。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・王子主催で開かれた城の舞踏会の会場。誰も壁の花となることがないようにという王子の計らいにより、全ての舞踏会参加者に抽選で踊りのパートナーがあてがわれる。シンデレラもパートナーを決めるためのくじを引いて、若くて格好いい青年貴族が彼女のパートナーとなる。 ・シンデレラの隣の若い女性が、当たったパートナーが気に入らないとぐずる。見れば彼女のパートナーは不細工な中年の男性で、しかも足が悪くて杖を突いている。シンデレラは「私はほんの少し踊れれば充分だから」と言って、隣の女性と互いのパートナーを交換する。 ・シンデレラは足の悪いパートナーに合わせてゆっくり踊り、二、三曲踊ったところで踊るのをやめて、パートナーとなってくれた中年男性に礼を言う。足が悪い自分に対して嫌な顔一つせず、終始にこやかに付き合ってくれるシンデレラに、男性は感謝する。 ・シンデレラはその後は踊ろうとせず、男性と共に壁際に立って舞踏会の雰囲気を楽しむ。そこへ王子がやってきてなぜ踊らないのかと問う。中年男性が事情を説明すると王子は感心して、「では、私がパートナーになりましょう」とシンデレラを誘う。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 久しぶりです No.0572 投稿日 2001年1月26日(金)15時41分 投稿者 巻島翔史 いいかげんシンデレラ出さないといかんのですが…… 今しばらく待ってくだされ、試験中ですので。 もののけ姫> 今日放送されることで、 「プロット分解やりたいんですけど手元にビデオないんですぅ」 という言い訳が使用禁止に(笑) まあ俺はその段階の人間ではないけれども。 バトロワのR−15> BRIの中で映倫と深作監督の会話があります。 映倫によると、銃で人を殺すのはいいけど ナイフで殺すのがマズいそうです。 ……銃より真似しやすいから、という理屈なんでしょうね。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0573 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 採点代行 No.0574 投稿日 2001年1月26日(金)18時28分 投稿者 魚住雅則 お久しぶりです。 (敬称略) #468 >いか4 OK。 ただ、「魔法使いのお婆さんの苦労を無にしないためにもと、シンデレラは舞踏会に参加した」とあるので、恩に報いる義理堅いシンデレラというイメージになってしまう可能性がありますね。それと、別にお婆さんは苦労はしてないと思います。魔法だし。 #480 >望月37 ボツ。 王子様がシンデレラを見初める原因が、無欲だからなのか、踊りが上手いからなのかよく分かりません。無欲という先入観無しで見ると「踊りが上手いシンデレラは、それがきっかけで王子と結ばれた」と思ってしまうかも。 #528 >弟切33 OK。 物の価値は関係なく、思い出として記念になる物が欲しかった。無欲だと思います。 >弟切34 ボツ。 基本的には無欲だと思いますが、お婆さんがせっかくシンデレラの為にくれたものを、あっさり人にあげるのはどうかと。 #543 >みやび19 OK。 「ささいなことで満足」で無欲だと思います。「クリームだけで満足です」と言わずに「美味しいケーキであることは、これだけでも充分わかる」と言ってる所がさりげないですね。 >みやび2改2 OK。 「ワインの価値など、そもそも頭に無かった」ということですね。しかも価値が解った後でもどうしようか悩んでるし。無欲だと思います。 #559 >つか10 OK。 「無欲故に人に優しく出来るシンデレラ」でしょうか。無欲だと思います。 #560 >弟切35 OK。 「王子と会えただけで満足、再度願いを聞かれて出た願いもささいなこと」で無欲だと思います。 #563 >ネコ1 ボツ。 まず僕なりに骨化してみました。意味が取れない部分はそのままです。 (シンデレラ視点) シンデレラ、お城の広間へやってくる。 ・華やかなドレスを着た娘達に気後れして壁の花となるシンデレラ。 ・王子が会場に現れ、近くにいた娘の一人と踊る。その踊りを見ただけで胸がいっぱいになるシンデレラ。 ・継母たちが王子に近づくのを見ていたたまれなくなりテラスへ出る。 ・約束の12時が近づいているが、母の形見のガラスの靴で舞踏会に来れたので満足なシンデレラ。 (王子視点) ・紹介された娘(シンデレラの義姉)をさりげなくかわし、母親の元へ挨拶に行く。 ・娘達の感想を尋ねられ、(ここから先、何で王子が「高嶺の花」というのか分からないので省略)やんわりと否定してテラスへ出る(「花の匂わぬ風にあたろう」の意味がよく分かりませんでした。つまり、王子は娘達の何が嫌だったんでしょうか)。 ・わずらわしいマントと王冠を外す。 ・中庭で変わった少女(「両手のひらを街の上に上る月明かりに掲げている。それは何かを高く捧げているようにも見えた」これ、シンデレラは何をしてたんですか?)を見つけ、何をしているのかと声を掛ける。 (シンデレラ視点) ・声を掛けてきたのが王子だとは気づかず、逆に問い返す。 ここから先は「白いドレスに新鮮さを覚え」「屈託の無さにまた王子が好感を持って」とあります。どこにも無欲がないですね。 「無欲故に王子に見初められるシンデレラ」がこのシーンのコンセプトになっているので、これではボツになります。 ちなみに前後のシーンは既に決まっているので、舞踏会でシンデレラが王子と出会うエピソードだけで良いですよ。 あと、プロット(骨)にするときには、なるべく具体的に書いたほうが良いのでは。「黒い花が近づいた」と書かれると非常に解りにくいです。 #568 弟切36 ボツ。 ぬかるみにはまった男性を助けるのは「優しさ」で、「優しさ故に王子が興味を持つキッカケができた」になっていると思います。無欲を描くなら前半部分はかえって邪魔ではないでしょうか。 #571 弟切37 OK。 ……なんですが、ちょっと気になったことを。 骨で判断がつかないときは、肉つき骨にしても同じです。 肉は描写であって、本質的には肉つき骨も骨も同じ物ですから。 「そこそこ無欲」をより印象づけることはできてますが、「無欲かどうか分からないもの」を無欲にしてしまうと、それはもう別物ではないでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- さて No.0575 投稿日 2001年1月26日(金)22時37分 投稿者 新木 伸  さて。  わしのほうも、原稿脱稿したことだし、そろそろこちらも始めますか。  しばらく停滞状態のようだけど。  大学生とかだと、期末試験とかで忙しいのかしらん?  とりあえずみんな生存証明すること。  ちなみにわしのほう。  先週の金曜に脱稿して、土日と直し。  月曜と火曜は打ち合わせに持ってゆくプロット&企画書書いてたり。  水曜はファミ通文庫のほうと新シリーズの打ち合わせ&羅門さんやら砂美さんやら中岡さんやら、旧小説ボード出身作家との合同飲み会だったり。  昨日は本の山が崩れてきたので整理してたら、一日つぶれる。そのかわり読み直したかった本とか色々と発掘できて、ちょっぴり嬉しかったりする。  ようやく暇ができたと思ったら、今日、注文していたノートパソコンが到着する。  まあプリインストールされてるOSをそのまんま使えば、1時間かそこらで使うものだけインストールして実用環境に持ってゆけるのだけど、そこはそれ、クリーンインストールして一から環境構築しないと気が済まない。これ一日仕事かなぁ。だいたいCドライブに20GBも割り当ててるなんて、どうよ。 >お泊まり会とか  ちょっと協力してほしいことが……。  現役高校生(はいないか?)とか、数年前まで高校生だった大学生の人とか、高校生活についての話を聞かせてほしい。まあ取材みたいなもの。  なにせ、わし、高校生活はもう15年前の出来事。しかも高専だし、中退だったしぃ。  こんど書くシリーズが学園物なんで。  こちらの予定としては、基本がお泊まりで徹夜。長時間かけて色々と馬鹿話しながら聞きたいところ。  場所は関東圏を予定。  ホテル杉井とか、使えないかな?  まあOFF会と思ってくれてもいいかも。小説の話なんかもしましょう。  人数集まるようなら、場所はカラオケBOXとかのパーティルームなんかがいいかもね。  日付は、来週末あたりを予定。2/2(金)、2/3(土)あたりの、どっちか。  あ、大学って土曜休みじゃないっけ?  おそらく、2/3(土)夜〜2/4(日)朝か昼、てな感じになるはず。  あと、わしのほかにも、取材する側のメンツとしては、はせがわみやびさんも参加予定。  榎野さんとか、鷹見さんとかも、一口乗りませんか?  会場費やら飲み代やらは、取材側で折半ってことで(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- もうひとつのOFF会 No.0576 投稿日 2001年1月26日(金)22時55分 投稿者 新木 伸  毎年二回、仲間内で出かけている「温泉OFF」ってのがありまして、前回知らせたとおり、今回はここのメンバーにも参加を募ってみようかと。  こんどは、4/20(金)、21(土)、22(日)  もしくは、4/27(金)、28(土)、29(日)  日程はまだ未定で、希望があればいまのうちに。幹事に伝えときます。  二泊三日の日程で、信州は小諸の温泉旅館に泊まり込みで、ゲーム機持ちこんで遊んだり、騒いで小説の話なんかします。  ここの露天風呂がまた良くって……。いつまででも入りながら、話とかできるんだな、これがっ。  最長8時間、露天風呂を浴びつつ長話とかしたことも(笑)。  参加メンバーは、現役作家と、元作家志望者が全体の半分。NIFTY主体のネットワーカーが半分。共通していえるのは、ほぼ全員が「おたく」であるということ(笑)。  総勢20人から、多いときには30人ぐらいで、ぼろっちい旧館を貸し切り状態にして夜通し騒ぐというイベントです。昼間は車で全員連れだって、どこかそのへんに遊びに行きます。蕎麦食べるし。  中里融司さんと、篠崎砂美さん、あたりは常連。  電撃文庫の作家さんだと、秋山さん、古橋さん、橋本さん、あたりには毎年声をかけてます。あとは荻野目さん、神代さん、高畑さん、あたりも。  今回はどうだろーか。みんな締め切りとかちあって、ドタキャンとか多いし。  基本的に現地集合、現地解散。  ただ、行きも帰りも誰かの車に便乗というのが多いですね。行きは電車でも、帰りは車に乗せてもらえるでしょう。3人も乗れば、電車より車のほうが安いし。  車出せる人は、その旨も書いてください。  予算は一泊1万+消費税。2泊で2万円ちょっと。  あと交通費(電車で往復7千円ぐらい? 上越新幹線経由)。  あと宴会費と、2泊分の昼飯代にお小遣い。(5千円ぐらい?)  2泊のフル参加だと、3〜4万ぐらいでしょうか。  1泊のみの参加もありで、そっちだと2〜3万ぐらい。  あと未成年者の場合は、いちおう、両親の承諾が必要となるでしょう。  参加の意志がある方とか、質問とかは、ここに書いてください。 -------------------------------------------------------------------------------- 生存表明 No.0577 投稿日 2001年1月27日(土)16時49分 投稿者 望月京路 生きてます(笑)。 目下大学入試期間中。シンデレラその他がまとまって出せるのは、恐らく二月中旬頃となる予定にござんす。多分。 >お泊り会 ああ、ちょうど小生の入試の日前日ですな。 一応現役高校生だったんですが、そう言うわけで不参加表明。 >温泉オフ会 蕎麦には惹かれるんですが(そこかいっ)、顔見知り(文字通り)が誰もいないとなるとネクラ野郎には結構厳しいのでこちらも不参加。 >もののけ姫 半分くらい見ました。今まで三回見たせいか、骨とか考えてみたせいか、どんな話がどんな流れで進んでいたのか、やっと分かりました(遅っ)。 なんとなく『生存競走』みたいな言葉を思い立ちました。が、ちゃんと言葉にするにはやはり一度書き出さないといかんのだなあ、と思ったり。 では、今回はそれだけで。 -------------------------------------------------------------------------------- オフ会好きです(^_^) No.0578 投稿日 2001年1月27日(土)18時23分 投稿者 弟切 千隼 電撃hpと「よみかく」と合わせて、なぜか何回もオフ会の幹事をやっている弟切千隼です。 要は、みんなで集まって飲んだり食べたり騒いだり、というのが好きなんですね(^_^) しかし、二月二日(金)〜四日(日)の日程でお泊まり会をされると、私は参加できません(;_;) ちょうどその期間は旅行に出かけてしまうんです。 まあ、高校生どころか大学生の頃もはるかいにしえという私は、このお泊まり会に参加しても新木さんの取材のお役には立てそうもありませんから、参加は遠慮しておきます。 その代わり、四月の温泉旅行の方にはぜひ参加させていただきたいです。弟切千隼は温泉好きでもあるんです(^o^) その上食いしん坊で自然が豊かな所が大好きで、となれば、参加したくないはずがありません。もう、何としても参加できるよう日程を調整させていただきます。 -------------------------------------------------------------------------------- レゾンデートル(違)。 No.0579 投稿日 2001年1月27日(土)20時20分 投稿者 西鶴翠  脱稿おめでとうございます。  私の大学の期末試験は、二月二十二日までです。一般的に、国立大学の試験は遅くて、私立大学の試験は早い傾向にあるようです。入学試験の日程が原因であると思われます。 >お泊まり会。 >大学って土曜休みじゃないっけ?  大学によりけりです。二部(夜間)のある大学は、一部(全日)の学生は土曜が休みであることが多いです。そうでない大学も、土曜の講義は敬遠されるらしいので、土曜日が休みの大学生は多いでしょう。私は休みです。 >私の予定。  実のところ、今回の期末試験は、全部落としても四年生にはなれます。でも、四年になったときにつらいです。つらいのは嫌なので、仮に「二月上旬」に、お泊まり会が発足した場合、私は不参加です。 >温泉オフ。  「ほぼ全員がオタク」ということは、みなさん、ライトノベル系ですか? >おお、採点だ。  久方振りに見た気がする(笑)。 >その他。  期末試験日程までまだ少しあるので、一月いっぱいくらいは、多少重めの話も不可能ではないです(謎)。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- お泊まり会とか No.0580 投稿日 2001年1月28日(日)01時58分 投稿者 新木 伸  うーん。  お泊まり会は、2月末ぐらいにしといたほうがいいかなぁ。  大学入試と、大学の期末試験と、重なってるし。  まあいま書く学園もの、一章ぐらいはここ2週間ぐらいで書くわけだけど、その先を続けるのは星くずの10巻書き上げてからだし、なんとかなるか。  弟切さんとか。  取材のことは深く考えず、単なるOFF会と理解してもらってもいいかと。  ……ってゆーか、幹事やってくれると助かりますが(笑)。  温泉旅行のほうは、日程が決まったら正式に書きこむ予定。幹事から案内メール来るから、転載するだけで楽だし。  全員、マンガ/アニメ/ゲーム世代。そのへんが共通言語。そういえばNIFTY組のほうはコミケ参加者もかなりいるみたい。  ふと思ったけど、小説(ライトノベル系)って、おたくな人でも、あまり読んでなかったりするなぁ。  しかし早いとこ、その学園物を書き出したいのだが、なかなか体が空かん。  物書きたるもの、「小説を書く」という行為が生活の中心に「でん」と置かれている状態に常に身を置いておかねばならないわけだが、入稿した終わった直後って、ちょっと気を許すと平気で2週間ぐらい過ぎちゃうからなぁ。……って、明日でもう1週間だしぃ。  いままで仕事用に使っていたTP600が、調子悪くなっていたのと、さすがにあちこちガタがきていたので、思い切ってニューマシン購入。前のTP600は、小説3冊+ゲームのシナリオのお仕事あたりで、まあ一千万ぐらいは稼ぎだしているから、充分に減価償却はされてるよな。うん。  環境構築とかマシンの移行とか、こういう間の時期しかできん。執筆中にそんなことできん。いまやるしかない。  さて。  届いたT21だけど、キーボードがたわんでて仕方ない。ちょっと「しょんぼり」状態。改造して活入れてたら一日過ぎた。なにかキーを押すと、ベースごとたわむ。これが気色悪くって仕方ない。  TP600はすごくいいキーボードだったけど、最近のThinkPadはだめだなぁ。最近の市場撤退をかけたコストダウンで、ついに神話も崩れたか。  分解してみたら、キーボード部のコストダウンの激しさに唖然。TP600とまるで作りが違う。まあそれにしたって、他のノートパソコンよか、まだまだ、まともなキーボードなんだが。  TP570あたりはキーボードのたわみもなくって良いらしいけど、いっそ買い換えてしまおうか。でもこのT21、どうしよう。30万もしたのにぃ。  まあしばらく使って、これで行けるようならそのまま使おう。機能的にはぜんぜん不満はないわけだし。  今日は環境構築しないと。あとプリインストールされてる「いらんもの」の掃除だな。  前のノートはセカンドHDDアダプタあるから、HDDの引っ越しは簡単なのだが。  とりあえず体があいたら、採点代行者不足してきたあたりから復帰して、採点でもやろうかと思ってます。  あと採点代行者の人には、次の課題あるんだけど、どう?  始められる余力ある? -------------------------------------------------------------------------------- もののけ姫とか、いらっしゃいとか No.0581 投稿日 2001年1月28日(日)01時58分 投稿者 新木 伸 >望月さん >半分くらい見ました。今まで三回見たせいか、骨とか考えてみたせいか、 >どんな話がどんな流れで進んでいたのか、やっと分かりました(遅っ)。  それが、「書き手の視点」で見れるようになってきたってことです。進歩ね、進歩。  ちなみにいうと、「どんな流れで進んでいたのか」じゃなくって、「どんな流れで進められているのか」ですね。  人の作った物語なんだから、話の流れには必ず意図があるわけ。 >ネコさん  挨拶送れました。  いらっしゃい〜。  ここの課題のコンセプト。  どこかに書いてあるはずなんですが、すでにログに埋もれちゃってますね。すいません。  目次のほうから別リンクでも作って、楽に見えるようにしておいたほうがいいんですけど。  さて。  ここでやっていることは、話の筋道を論理的に立てられるようになるための、その練習の一環です。  俗に「プロット」というものを作り、話を考えるための技術。また書こうとしている話を、実際に完成させることなく、どんな話であるか相手に伝えるための技術でもあります。  プロを目指す作家志望者と、自己の技術の向上をはかるアマチュア作家には、必ず役に立つ技術だと思っています。  いまやっているシンデレラの課題で身に付くのは、私が「コンセプトワーク」って呼んでいるノウハウです。  書こうとしているもの(ひとつの話だったり、ひとつのシーンだったり)の狙い(コンセプト)は何かを自分自身で自覚して、それを間違いなく表現するための技術ね。  で、なにをやればいいのかというと……。  一般的なシンデレラのお話がありますよね。  美徳を持ったシンデレラという報われない境遇にいる少女が、魔女の助けを得て夢だった舞踏会に行き、王子と出会って見初められるけども、十二時の鐘とともに立ち去ってしまう。  しかしその時残されたガラスの靴を手がかりにして、王子に探しあてられることになり、お城に迎えられて幸せになる。  これを題材に使いますが、話の冒頭と終わりはこの通り。設定もこの通り。固定。  考えるのは、舞踏会のシーンのみ。  しかも書くのは、「無欲なシンデレラが王子に見初められる」ということで、これも固定。  舞踏会において、「無欲」ゆえに王子に見初められるシンデレラ。  ……ってことを、実際のあらすじにして書いてもらいます。  「無欲」を表現することが、課題です。  この課題の狙いとしては、いくつかあります。 ●どういう手で「無欲」を表現するか、そのアイデア出しの練習。  10個の「OK」を出すことがとりあえずの目標。  ただし最終目標は、10個出したら10個すべてが「OK」になるというレベル。つまり自分の出したものが「OK」かどうか、自分で判断できるということ。  これはだいたい採点代行者となれるレベルです。(実際は採点代行者の人も、まだそこまで行ってなくて、10個のうち5〜9個ぐらいなもんですが)。 ●なるべく簡潔に書く練習。  慣れてきたら、いま書こうとしているエピソードの構図を、短くまとめて簡潔に言いあらわせるようにならないといけません。そのために、骨化と呼ばれる練習も平行して進めてゆきます。  最初はあまり気にしないでいいですが、ただ無用に長いのをいつまでも出していてはだめですよ。同じことを書くのであっても、自分に可能な限り、短く簡潔にするように努力してください。 ●自分が書こうとすることを、正確に書くための練習。  書き方しだいで、自分が書いたつもりのものが、相手にちゃんと伝わらないことがあります。  物書きを目指すものとしては、これはすべて自分の責任。  それ以外のなんでもありません。  自分では「無欲」を書いたつもりでいても、受け手である採点者が違うように読み取ってしまったら、そう読みとれるように書いてしまった自分の責任ということで、容赦なくボツになります。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、いけね No.0582 投稿日 2001年1月28日(日)07時29分 投稿者 新木 伸  いまの課題の狙い。  読み返してみたら、ごっちゃになってたやんか。  書き直し。  べつにネコさん宛ということもなく、参加者全員、読んで再確認してね。 ●アイデアの数を出す練習。  とりあえず10個の「OK」を出すことが目標。  これは「無欲」を描くためのアプローチを、何パターンも出すということです。  自分のベストのアイデアを出すためには、まず自分を絞りあげることが必要。  絞りあげて「もう出ない」と思ったところから、さらにもういくつかのアイデアを出してゆき、自分が勝手に「限界」と思いこんでいるその先を体験。 (人によっては、10個クリアしたらさらにもう10個追加とか、やりますよ)。  しかるのちに、たくさん出したエピソードの中から、最も「良い」と思われるものをひとつセレクトします。  エピソードを1個しか出さずに、「それがベストである」というのは、まったく根拠がありません。 ●ストライクゾーンを知る  最終目標は、10個出したらほとんどすべてが「OK」になるというレベルです。つまり自分の出したものが「OK」か「ボツ」か、自分自身で判断できるということ。  新木語による「ストライクゾーン」ですね。なにが「無欲」で、なにが「無欲」でないか、その境界がわかるようになることを目指します。  ある程度の率で「OK」が出せるようになったら、採点代行者となってもらって、人のネタの採点作業にはいります。  採点代行者をしてるうちにまたレベルアップして、10個だしたらケアレスミス以外、ほとんど通るようになるはずです。 ●なるべく簡潔に書く練習。  慣れてきたら、いま書こうとしているエピソードの構図を、短くまとめて簡潔に言いあらわせるようにならないといけません。そのために、骨化と呼ばれる練習も平行して進めてゆきます。  最初はあまり気にしないでいいですが、ただ無用に長いのをいつまでも出していてはだめですよ。同じことを書くのであっても、自分に可能な限り、短く簡潔にするように努力してください。  これの到達目標。  ある話の「あらすじ」を、3行でも7行でも15行でも、原稿用紙3枚でも10枚でも、言われた通りの長さで書けるようになること。  任意の長さの「骨」にする技術。  ここの参加者で、実際にこれが出来る人、ひとりもいないでしょう。自分の作品でも人の作品でもいいけど、これを実際にやれる人ね。  これは、プロになるには、当然身につけておかないとならないことです。  自分の書こうとしている話がどんな話なのか。このシーンはどんな意味のあるシーンなのか。簡潔にまとめられず、説明もできないプロ作家なんて……悪い冗談です。 ●自分が書こうとすることを、正確に書くための練習。  書き方しだいで、自分が書いたつもりのものが、相手にちゃんと伝わらないことがあります。  物書きを目指すものとしては、これはすべて自分の責任。  それ以外のなんでもありません。  自分では「無欲」を書いたつもりでいても、受け手である採点者が違うように読み取ってしまったら、そう読みとれるように書いてしまった自分の不覚ということで、容赦なくボツになります。  これ、かなり重要なことなんで、もうすこし書きます。  ストライクゾーンはちゃんとわかってて、そこに投げこんでいるつもりなのに、実際は外れている……って状態ですね。  しかも本人、外れていることには気づいていない。ばっちりストライクになってると思いこんでいる。  でも訓練積まなきゃ、そうなって当然なんです。  野球のピッチャーとかだって、そうでしょう。はじめからストライクにばんばん投げ込める人なんていやしない。  練習を積むから、出来るようになるんですね。  それなのに、アマチュアのほとんどの人は、自分が「正しく書けている」と思いこんでいるんです。  根拠もないのに。  ろくな訓練を積んでやしないのに……。  何度も投げてみて、正しく入ったかどうか毎回確認する。  それが必要です。  いまやっているのは、まさしくその訓練。ちゃんと「無欲」が表現できているか、採点者が見てくれます。だいじょうぶです。  場所と練習方法は提供しています。  あとは各自が数をこなすのみ。  数字が習熟度を証明してくれます。  10個やって10個通るようになったら、身に付いたことが証明されます。  ちなみに繰り返しになりますが、プロは当然、身につけてます。  身につけないとプロになれません。絶対にね。  書こうとしたものを正しく書けていないプロ作家なんて、やはり悪い冗談です。 -------------------------------------------------------------------------------- 新木さん大丈夫です唯野です。ちゃんと生きてます勉強もしてます。 No.0583 投稿日 2001年1月28日(日)14時51分 投稿者 唯野教授 私が解放される日時は最も早くて第一志望の発表がある2月19日ですが、最悪国立二次前期試験の終わる26日まで伸びます(後期は二次試験無し)。 そういうわけで、オフ会は、2月後半以降で経費五千円以内なら大丈夫です。 -------------------------------------------------------------------------------- オフ会の話など No.0584 投稿日 2001年1月28日(日)18時53分 投稿者 弟切 千隼 新木さんへ > わ、わ、私が幹事ですか?! いえ、幹事をやること自体は別に嫌ではありません。前に書いた通り、みんなで集まって何やらわいわいやるのは好きですから。 ただ、新木さんと直接の知り合いでもない私が、この分室のオフ会幹事をやると言い出すのはちょっと差し出がましいかな、と思ったんです。でも、新木さんの御指名とあらばやらせていただきます。 もともと、大学入試や大学の後期試験が終わった三月頃に、「よみかく」のオフ会をやりたいな、と考えていたんですよ。一月・二月というのは受験やら試験の季節で、この分室の主力である高校生・大学生にとってはおそらく一年中で一番忙しく、オフ会などをやるには最悪の季節なんです。 三月なら、ほとんどの大学入試は終了していて、どの大学も間違いなく春休みに入っていますし、高校生も学年末の期末試験が終わっているはずです。その上青春18きっぷが使える期間ですから、お金がない学生でも遠方から参加しやすくなります。 そんな訳で、オフ会をやるなら三月に首都圏で、と考えていますが、新木さんを初めとして皆さんの御都合はいかがでしょうか? 魚住さんへ > いつも採点ありがとうございます。おっしゃる通り、「骨」だけで無欲さが表現できていなければ、小手先でいくら無欲さを表現しようとしても駄目ですね。精進します。 -------------------------------------------------------------------------------- オフの話。>弟切さんへ。 No.0585 投稿日 2001年1月28日(日)20時19分 投稿者 西鶴翠 三月ならいつでもOKです。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 生存証明っ! No.0586 投稿日 2001年1月28日(日)22時52分 投稿者 八神伽羅 生きてます。今のところは。 今後3冊の本を読み二十枚弱のレポートを書き、一年分の中国語の授業の総ざらいをしないとなので、今週末は死にかけていそうな気もしますが……。 うーん。ノルマなし、敵はプレッシャーのみ、だった去年(受験期)も辛かったけど、時間制限がある分今年の方が肉体的にはきついかもしんない。 ということで、採点代行、課題等に復帰するのは週末だと思います。 オフ会は、二月末ならぜひ参加したいですね。 うちは周囲から後ろ指をさされるくらい変な高校だったので、あまり参考にはならないかもしれませんが。 それでは。 あ、遅ればせながら、今年もよろしくお願いします。 そういえば新年初書き込みだったんだった……。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- OFF会とか No.0587 投稿日 2001年1月29日(月)01時26分 投稿者 新木 伸  じゃあ2月末から3月頭にかけてってことで。  そうすると、金曜土曜は……3/2(金)、3/3(土)かな。  社会人もいるから、土曜がいいのかな。  んじゃ弟切さん、お願いしますね〜。 -------------------------------------------------------------------------------- 日程 No.0588 投稿日 2001年1月29日(月)01時28分 投稿者 新木 伸  あ、もうすこし遅らせたほうがいいのかな?  入試のスケジュールとか、いつから大学が春休みに入るかとか、ぜんぜん知らんわし。(だから取材が必要なのだが(笑)) -------------------------------------------------------------------------------- オフ会の日程と会場について皆さんに御相談 No.0589 投稿日 2001年1月29日(月)12時06分 投稿者 弟切 千隼 えー、まず日程について。 オフ会の日程を決めるにあたって、私が知る限りの現在の高校・大学および大学入試の日程を紹介しておきましょう。取材前に少しは情報を仕入れておいた方が、新木さんもやりやすいですよね? 但し、私の情報は古いかも知れませんので、間違っている部分がありましたら訂正をお願いします > 現役高校生&大学生の皆さん。 最近は大学入試のあり方が多様化して、推薦入試・一芸入試・秋期入学制度などが増え、一概には言えなくなっていますが、それでもまだ普通は、大学入試の季節というと一月から三月です。一月半ば−今年は一月二十日・二十一日でしたね−の大学入試センター入試が、事実上の大学入試本番の開始となります。 センター入試が終わった一月下旬から、個々の私立大学の入試が始まります。私立大学の入試はだいたい二月いっぱいまでで終わります。国公立大学の入試はその後の三月初頭に行なわれて、三月半ばに結果が出ます。 高校の卒業式というのはおおよそ三月一日前後に行なわれるので、卒業式には、進路が決まった私立大学志望の生徒と、これから入試本番という国公立大学志望の生徒とが入り混じって出席することになります。そういう状態ですから、進学校の卒業式というのはあまり「区切りがついた」という気分がしないものです。 受験生でない高校生の場合は、三月初頭までに学年末の期末試験が終わり、三月中旬に春休みに入ると記憶しています。 大学生の場合は、一月下旬から二月中旬のどこかで後期試験期間に入ります。入試との兼ね合いがあるために、二月に入試を行なう私立大学の場合は一月下旬から二月上旬にさっさと試験を済ませてしまう場合が多く、入試が遅い国公立大学は二月上旬から二月中旬が試験期間となります。通常の試験以外に、再試験やレポートや補講がある場合もありますので、完全に解放されるのは三月に入ってからのことが多いです。 と、以上のことを鑑みるに、高校生・大学生が主体となりそうなオフ会は、三月の九日(金)以降の三月中の週末が最善ではないかと思います。 皆さんの御意見と御都合をお知らせ下さい。 次に、会場について。 実は、これで困っています。杉井さん宅は収容人数限界が厳しくて、大勢が集まりそうなオフ会には不向きなんです。杉井さん宅では、普通に人が集まって人間的に話し合えるのは六人くらいが限界でしょう。 私は地方出身者で首都圏の事情に疎くて、合宿形式のオフ会−にしたいんですよね? > 新木さん−に使えそうな会場に心当たりがありません。 どなたか、首都圏でこのような会場に心当たりがある方はおられますか? 以前「よみかく」の掲示板に書いた通り、私の実家がある静岡県でなら、合宿ができる会場を割と安く提供できる心当たりがあります。時間にしてJR東京駅から普通列車で片道約二時間半、交通費にして同じくJR東京駅から約二千円かかる田舎ですが、駅前で交通の便は良い所です。ここで良いというなら、私がここの予約を取っておきますが、皆さんの御都合と御意見はいかがですか? -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0590 投稿日 2001年1月29日(月)14時34分 投稿者 魚住雅則 >キーボード 今使っているFMVビブロは感触が軽くて軽くて、「ぺこぺこ」という感じ。 もうガックリです。 こう、キーを押すときに「ガシッ、ガシィッ」と手ごたえのあるモノを探してはいるんですけども。 >次の課題 試験も終わって時間も出来たので、是非次の課題やりたいです。 >オフ会 現在大阪在住の為、時間的、金銭的にちょっと行けそうにありません。 というわけで残念ながら不参加です。 >試験期間 ちなみに僕の通う文系大学では1月30日で全試験終了でした。 一般入試も2月あたまくらいです。弟切さんのおっしゃる通りですね。 -------------------------------------------------------------------------------- おお、イマジーよ。死んでしまうとはなにごとじゃ。 No.0591 投稿日 2001年1月29日(月)23時21分 投稿者 Imaginater しばらく死んでたイマジーです。 ただ今38℃、また風邪ひいてしまいました。 >新木さん >客観評価 ちょっと意味を受け取り損ねてました。 今度こそわかった――と思います(自身無さげです、はい) >弟切さん ちょっと遅くなってしまいましたが私のこの書き方で大丈夫ですか? 最近は文章の途中ではきってないのですが、短文が多いので。 >オフ会 どちらも行ける見込みありません。 え? 関東? どこでしょう、そこは(笑――どさんこイマジー) 高校生の身分ではオフ会はかなりキツイです。金銭面もあるし、親の承諾もかなりあれですし。 とりあえず大学生になることを夢見て――(なれるのか、自分) >もののけ姫 友人からビデオ強奪――の次の日にテレビ放映……なんだかなぁ。 >採点代行 ああ、ついに名前があがらなくなってしまった…… >ということで一つ ちょっと頭が熱にやられてひよこさんがピヨピヨいっている状態なので骨だけいかせてもらいます。 37.「見栄を張らずに犬の種類を言い当てるシンデレラ」 「骨」 ・王子の周りでは王子の連れである愛犬の種類を言い当てようと女性客(とシンデレラ)が集まっている。 ・その愛犬は平凡な犬で、血統がついた犬というよりも雑種のようである。 ・集まる女性客は見栄を張って(自分の見識の高さを王子に伝えるため)高価な犬の種類を言うが、どれもはずればかり。 ・シンデレラ、見栄をはらずに雑種だと素直に自分の意見を言う。 ・王子、その答えで正解であることを告げ、正解の褒美としてシンデレラをダンスに誘う。 会話が入っているとプロットではないという新木さんのお言葉から注意して書いてみました。 ――しかし、前に出したもののけ姫のプロット「何故」の部分が抜け落ちてる……次回、書き直します。 寝ます。ではでは。 -------------------------------------------------------------------------------- なんとか復帰 No.0592 投稿日 2001年1月30日(火)00時23分 投稿者 やの(茶羽根)  お騒がせしましたが、すっかり治った感じです。全然雪なんか降ってない岩手の太平洋側から帰ってきたら、関東は大雪でした。  しかし……年末からこれまででOS壊れたりビデオ壊れたり留守電壊れたり40度の熱出したりコンタクト割ったり、どういうこと? って感じです(__;  以上、近況でした。 弟切さん>  わざわざ心配してくださってありがとうございます。仰られるとおり、二回目のダウンは一回目のが治りきっていないのに無理をしたのが原因だったようです。  二回目は医者に言われたとおり平熱に戻っても2日安静にしていたので、それが良かったみたいです。 イマジーさんの……>  冒険の書が消えてしまわないかどうかが心配です(>_<) お泊まり会>  学生なんて遙か昔の物語ですが、問題なければ参加させてください。日程は2月〜3月上旬の土日ならいつでも大丈夫です。(金曜夜スタートも大丈夫です)  場所ですが……徹夜となると、カラオケボックスくらいしか思いつきません。24時間の喫茶店とか知ってはいますが、大人数で談話するのには向いてないと思うし……。 温泉OFF>  こちらはここ数年参加させていただいているので、今回も参加させていただく予定です。一応、明言しておきます。 -------------------------------------------------------------------------------- 茶羽根22〜24 No.0593 投稿日 2001年1月30日(火)00時24分 投稿者 やの(茶羽根)  久々の課題出しです。リハビリみたいな感じ……。  22  シンデレラがたまたま拾ってボーイに届けた宝石は、実は王子が探していた物だった。喜んだ王子はシンデレラの所へ行き、何か御礼がしたいと申し出る。だが王子と話したいという願いが期せずして叶ったシンデレラは、もう十分御礼はしてもらったと喜んで言う。理由を聞いた王子は、それならばとシンデレラをダンスに誘うのだった。  23  その日の舞踏会は会場が急遽変更になったためボロい会場、貧相な食事、しかも王子は私用で急遽欠席と、参加した若い女性たちは不満だらけ。申し訳ないと言うことでお詫びの品が配られる中、シンデレラだけはその品を受け取ろうとしない。たとえどんな会場でどんな食事だろうが、舞踏会にこれただけで嬉しかったシンデレラには、お詫びの品を受け取る理由が無かったのだ。従者になりすましてその話を聞いた王子は、シンデレラをダンスに誘うのだった。  24  舞踏会のさなかに一人の盗賊が忍び込み、今年5歳になる王女が連れ去られてしまう。盗賊は城を出る前に見つかり一人で逃げ出すのを警備兵が目撃したが、王女はどこかに隠されたらしく行方知れず。王女を見つけだした者には爵位をやると王が宣言する中、シンデレラは井戸の中で縛られて吊されている王女を発見する。自分の力では引き上げられないことを知ったシンデレラは、近くにいた男に王女が井戸の中にいることを教え、男は無事王女を助け出すことに成功する。男は王女とシンデレラを王のもとへ連れていこうとするが、爵位が欲しいわけではないシンデレラは早く王を安心させてあげてくださいと自分は行こうとしない。男は実は王子で、身分を明かして改めてシンデレラと王女を王の元へ連れていき、シンデレラをダンスに誘うのだった。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談 No.0594 投稿日 2001年1月30日(火)13時29分 投稿者 巻島翔史 今日で試験は終わった巻島です。あとはレポートのみ。 オフ会> 青春18切符がいつから使えるのか詳しく調査してないので、 また1ヶ月以上先の日程までつかめていないところもあるので、 東京開催なら5分5分、静岡開催なら6割5分の確率で行けると言っておきます。 ……ついに謎の人の身分から開放か?(笑) 入試など> > 私立大学の入試はだいたい二月いっぱいまでで終わります。 私立の後期試験は3月半ばまであるところもあります。 (実際に去年私立の後期を受けかけたのでこの辺はわかります。) > 国公立大学の入試はその後の三月初頭に行なわれて、三月半ばに結果が出ます。 国公立大入試は前期日程、後期日程があり、前期は2月27日付近、後期は3月10日付近 だったと思います。(うろおぼえ) >高校の卒業式というのはおおよそ三月一日前後に行なわれるので、卒業式には、進路が決まった私立大学志望の生徒と、これから入試本番という国公立大学志望の生徒とが入り混じって出席することになります。 うちの学校は2月25日、国立の前期日程の前日でした。 まあ進学校でもなかったですしね。進学校の公立高はもっと早かったと思います。 日程の都合上、遠くの地方国公立を受ける子は卒業式に参加できませんでした。 (俺は卒業式後すぐに福井にいったのですが……ってそんな個人的な話はどうでもいいや) -------------------------------------------------------------------------------- オフ会開催地について No.0595 投稿日 2001年1月30日(火)16時14分 投稿者 弟切 千隼 弟切千隼@仕事中だけど休憩中 です。 今回は、雑談を交えてオフ会開催地に関するお話を。 何の縁あってか、電撃hpと「よみかく」とで何回かオフ会の幹事をさせていただいた私は、オフ会のたびに思うことがあります。何回も書いている通り、首都圏以外でもオフ会が開けるといいなあ、ということです。 日本の人口は確かに首都圏に集中していて、集まれる人数を考えると、どうしてもオフ会は首都圏開催とならざるを得ません。しかし、日本全体を考えれば、首都圏以外の地域に住んでいる人の方がずっと多いのです。地方在住の人たちは多数派だというのに、交通費や時間の問題で、オフ会へ参加できる道をほとんど閉ざされています。 これってどう考えても不公平ですよね? 私が現在も地方在住者だったら、悔しくてばたばたしてしまいます(^^; つい最近まで自分が地方在住者だったので、いろいろな地方に住んでいる人たちともお会いして交流したいなあと思います。 地方在住でここに書き込んでおられる方々、ぜひ地元で仲間を増やして地方オフを開いて下さい。魚住さんや巻島さんが住んでおられる関西方面なら、人口が多いですから少し頑張れば開けそうですよ(^_^) 巻島さんへ > 時間とお金の都合が付きましたら、ぜひオフ会に参加して下さい。遠方よりの御参加楽しみにしています。 > 青春18きっぷについて。 青春18きっぷは、例年二月の二十日前後から四月の十日前後まで使用できます。少なくとも三月いっぱいはOKのはずです。 青春18きっぷが使える期間なら、どんな遠方からでも文句無しに安く上京することができます。お金の代わりに気力と体力が持つかどうかが勝負です(^^; 若いうちならきっと大丈夫ですね(^_^) こんなお得なきっぷを使わない手はない、という訳で、大部分の学生が春休みに入る三月にオフ会をやろうと考えたんです。 それでは、弟切千隼は仕事に戻ります。皆さんからの御意見まだまだお待ちしています。 -------------------------------------------------------------------------------- 生き死にはもののつねなり No.0596 投稿日 2001年1月31日(水)01時59分 投稿者 なかのん というわけで、一応生きてますなかのんです。 >オフ会 僕はもう休みに入ってしまいました。ですが、少々こなさねばならない事もあり、 参加できるかはまだ分かりません。 三月。うーん、何とかなるかなぁ。 会場についてですが、申し訳ない、そういう場所には全く心当たりがありません。 大学のセミナーハウスなんて使えるわけないし。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0597 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- もののけ姫 No.0598 投稿日 2001年1月31日(水)17時48分 投稿者 魚住雅則 >新木さん >もののけ姫 プロット分解終わりました。 テーマですが、「人間の欲は果てしなく、全てを奪い、壊してしまうが、そこから立ち直って生きていけるのもまた人間である」ではないかと。 人間同士で殺し合い、もののけ達ですら駆逐し森を壊す、その欲のため神すらも殺してしまう人間。その一方で、自然と共に生きることができる者(サン)、自然と人間が共存できる道を最後まで探し続ける者(アシタカ)もまた人間である。その二人は異なる場所でも共に生きることを選び、人間(エボシ達も)は一からあたらしい世界を築いていく。 と、こんな感じのテーマが前編に漂っている気がします。 -------------------------------------------------------------------------------- 訂正 No.0599 投稿日 2001年2月1日(木)02時04分 投稿者 魚住雅則 今ごろ書き間違いに気づきました。 前編ではなくて全編です。 -------------------------------------------------------------------------------- 今回は課題提出です No.0600 投稿日 2001年2月1日(木)17時36分 投稿者 弟切 千隼 仕事と風邪?のせいで脳味噌がゆだりそうな弟切千隼です。 しかし、なぜにこういう時に限ってアイディアが出るんでしょう? 今回は、骨のみでばしっと「無欲なシンデレラ」が表現できるように、骨のみ提出します。 いつまで経っても簡潔かつ要領を得た骨化ができないのでは困りますし(^^; その三十八。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・魔法使いの力で美しく変身したシンデレラが、城の舞踏会場に到着する。そこでは舞踏会の参加者たちの服装コンテストが行なわれていて、シンデレラがベストドレッサー賞に選ばれる。 ・ベストドレッサー賞の賞品は、高級ワイン五十本である。城の使用人が賞品のワインをシンデレラの馬車に積み込もうとすると、シンデレラはそれを止め、一本のワインを開けさせて一口だけ飲む。 ・その後、自分はこんな高級なワインなど一口飲めば充分だからとシンデレラは言い、舞踏会の参加者に残りのワイン全部(四十九本と飲みかけ一本)を分配するよう頼む。 ・賞品を下賜した王子が、シンデレラのその様子に感心して踊ってくれるよう申し込む。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 弟切千隼は明日から出かけてしまうので、三日ばかり連絡が取れなくなります。御了承のほどを。 それまでに仕事を一区切り付けなければいけないというのもあって、今、悪化した体調にめげず仕事をしている訳です。 熱があろうが吐き気があろうが納期は待ってくれません(;_;) はふぅ。 -------------------------------------------------------------------------------- オフ会について再度皆さんに御相談 No.0601 投稿日 2001年2月6日(火)09時51分 投稿者 弟切 千隼 どうしたんでしょう?ここ二、三日この掲示板への書き込みが止まっていますね?? オフ会の会場に関しては、なかなか良い案が出ませんね。泊まりオフ会にするとなると予約の問題などがありますので、そろそろ会場や日程について具体的に詰めてゆこうと思います。 首都圏で安く大勢が泊まれる場所、というのが見つかりにくいようですから、会場に関しては以下の二者択一としてみました。オフ会に参加したいという方はどちらを希望するか教えて下さい。 ただし、今後首都圏で良さそうな場所が見つかった場合はこの限りではありません。 1.静岡県で合宿形式のオフ会にする。 2.首都圏で普通のレストランなどで顔合わせ−主に新木さんとそれ以外の方々との−的オフ会にする。 なお、1.の場合は、布団の上げ下ろしも食事の調達も自分たちでやるという条件で、宿泊料は一泊四千円以下で済みそうです。 日程については、三月の九日(金)〜十日(土)か、翌週の十六日(金)〜十七日(土)と考えていますが、いかがでしょうか? -------------------------------------------------------------------------------- 書き忘れました(^^; No.0602 投稿日 2001年2月6日(火)09時54分 投稿者 弟切 千隼 上の書き込みで、宿泊料が一泊四千円以下というのは、一人当たりの料金です。決して全員合わせて四千円以下という意味ではありませんので、お間違えなきよう。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0603 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- オフ会って…? No.0604 投稿日 2001年2月6日(火)17時39分 投稿者 ネコ こんにちは、ネコです。 すぐにまた書き込みをしています。 よっぽど、私はシンデレラ以外を読んでなかったようです。 すぐ前の弟切さんの書き込みを今、見ました。 何もかもが初心者で申し訳ありません。 あの、オフ会というのはどういう事をする会なのでしょうか。 静岡という話を聞いて、あ、行きたいなあと思いました。 もし、私も参加してよろしいものなら、教えて下さい、。お願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- オフ会というのは、 No.0605 投稿日 2001年2月7日(水)09時46分 投稿者 弟切 千隼 普段、ネット上で−つまりオンラインで−会っている人々が、オフラインで顔を合わせようという会です。 オフ会で何をやるかは千差万別です。集まる人々が決めていいんです。単に顔を合わせていつもオンラインでしゃべっているようなことをとりとめなく話すだけでも良いですし、予めテーマを決めて討論するのも良いでしょう。純粋に娯楽として、カラオケだの食事だのスポーツだのを楽しむというのもありだと思います。 あるいは、例えばこの「よみかく分室(仮)」のオフ会なら、「○○というお題で、一晩のうちに××個アイディアを出せ」といった「修業型」のオフ会もあっていいでしょう。 とりあえず、今回は「よみかく分室(仮)」では初めてのオフ会ですから、顔合わせという要素が大きいです。もともと新木さんが「一度ここのメンバーと実際に顔を合わせたい」とおっしゃったことから始まったので、会場の都合にもよりますが、いきなり「修業型」のオフ会にはならないでしょう。 (ですよね > 新木さん?) ネット上だけですと、話す相手に関する情報が非常に限られるために、ある意味で非常に偏ったコミュニケーションになります。その偏りを正すのに、オフ会は有効です。 ネットでよく知っているつもりの相手でも、実際に顔を合わせて話すと「ああ、やっぱりこれが人間のコミュニケーションの原点だよな」と実感すること請け合いですよ(^_^) ここのように割と明確な目的意識を持っている人々が集まっている場合は特に、ネット上でしばらく話していると実際に会いたくなるものです。 人間は互いのコミュニケーションを発達させたから人間になったのであって、本能的により良くより深いコミュニケーションを求める動物なのだと思います。 と、まあ、こんな理屈は抜きに、私にとってオフ会というのはたいへん楽しい場です(^o^) だから電撃hpやら「よみかく」やらで、何回もオフ会の幹事をやっちゃうんですよね。 ネコさんのようにネット初心者という方でも、もちろん今回のオフ会では歓迎します(^_^)/~~ 都合がつきましたらぜひ参加して下さいませ。 ここに参加されている方々は、電撃hpの掲示板にも顔を出されている方が多く、電撃hpのオフ会や、去年の暮れに行なわれた「よみかく」の初オフ会で既に顔を合わせている人も多いですが、初めてだからと気後れせずにどんどん参加して下さい。同じ目的意識を持った仲間ですもの、すぐに打ち解けられますよ(^_^) ということで、オフ会の会場や開催日時や企画について、皆さんの御意見大募集中でーす。 -------------------------------------------------------------------------------- ありがとうございました No.0606 投稿日 2001年2月7日(水)10時45分 投稿者 ネコ オフ会について教えていただきまして、ありがとうございます。 このよみかく分室(仮)では初めてなのですね。 静岡だったら、陽気が良さそうだなあ、と思います。 弟切さん、ありがとうございました。 -------------------------------------------------------------------------------- 粛々と課題提出 No.0607 投稿日 2001年2月8日(木)10時19分 投稿者 弟切 千隼 今回も骨のみで「無欲なシンデレラ」に挑戦します。 こういう書き方をすると、まるでシンデレラと決闘でもするみたいですね(笑)。 その三十九。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・舞踏会会場の入口。舞踏会の主催者である王子が客人を迎えるために立っている。彼は一人一人の客人に、記念品として小さなコサージュ(胸などに飾る小型の花束)を渡している。 ・客人たちはみな普段と変わらぬ様子でコサージュを受け取って、会釈をして会場に入ってゆく。ところがシンデレラだけは「舞踏会に参加できる上にこんなものまでいただけるなんて」と驚いて、躍り上がって喜ぶ。 ・実はそのコサージュは、王子が客人たちをもてなそうと手ずから作ったものであった。ささやかなコサージュに大喜びするシンデレラを見て王子は感激し、彼女に一緒に踊ってくれるよう申し込む。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実は明日が誕生日、の弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- 茶羽根25 No.0608 投稿日 2001年2月13日(火)00時01分 投稿者 やの(茶羽根)  また熱を出して寝込んでしまいました。今年入って3度目……。こんな病弱じゃないつもりだったんですが、俺どうしちゃったんだろう? って感じです。前回のときから3週間くらい経ってるのに…… 弟切さん>  お誕生日おめでとうございます。今日読んだ漫画に、「誕生日は生まれてきておめでとうの日」と書いてあり、私的にはその通りだと思いました(笑) >>>>>  25  給仕がこぼした白ワインで手袋が濡れてしまい、お詫びに好きなものをどうぞと王子に言われて衣装室に連れてこられたシンデレラ。辞退しようとするが王子はそれを許さず、仕方なしにシンデレラは逆に三つ頂けますかと訪ねる。一つでは三人の姉にあげられないのでシンデレラは三つ欲しいと言ったのであり、それを知った王子はシンデレラをダンスに誘うのであった。  シンデレラの姉ってもしかして義姉2人+継母1人……? -------------------------------------------------------------------------------- 書き込み少な過ぎませんか? No.0609 投稿日 2001年2月13日(火)00時25分 投稿者 弟切 千隼 最近皆さんどうなさったんでしょう?一時期の熱気はどこへやら、書き込みが激減して寂しい限りです。 オフ会の幹事を任されたのに、皆さんからのレスがほとんどなくて、弟切千隼は「どうしたものか」と思案投げ首しています。このままだと弟切千隼の趣味で(?)会場は静岡県になりそうです。 それでもよろしいでしょうか? 「会場が首都圏なら参加するけど静岡県なら参加しない」・「会場が静岡県なら参加するけど首都圏なら参加しない」、両方の方がいらっしゃるのではないかと推測しておりますが、ここは参加者が多くなりそうな方を優先するのが筋でしょうか?(「質より量」方針) それとも参加者の親密度がより上がるのを狙って、少人数でも合宿形式を目指しましょうか?(「量より質」方針) ここもまた悩んでいます。 日程についても、どなたも具体的に言及されていませんね。 三月の第二週と第三週、どちらがよろしいでしょうか? やの(茶羽根)さんへ > 誕生日を祝って下さってありがとうございます。 あまりたびたび高熱を出されるようだとちょっと心配ですね。一度病院で詳しく検査なさった方がいいかも知れませんよ。 -------------------------------------------------------------------------------- 久々……。 No.0610 投稿日 2001年2月13日(火)01時22分 投稿者 八神伽羅 お久しぶりです。 テスト&レポートもどうにか終了、バイトに明け暮れた日々も終わり、さてがしがしと復帰を……といきたいところなのですが、木曜からサークルの合宿でまた一週間ほど消えます。 春休みって意外と忙しい……応募原稿も書かなきゃなのに……。 >弟切さん 遅ればせながら、お誕生日おめでとうございます。 二度目かな?とも思ったのですが、この間の誕生会では結局言いそびれていたような気もしたので……。 で、オフですが、私は形式はどちらでも構いません。 今月はたっぷり働いたので、軍資金も潤ってますから静岡でも大丈夫です。 ただ日程は、第二週だと嬉しいです。 十七日に高校の同窓会があるので、その頃は地元に帰ってるはずなんですよ。 卒業からたった一年なのに、なんだかとても楽しみです。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 採点代行・八神 No.0611 投稿日 2001年2月13日(火)01時23分 投稿者 八神伽羅 えー……前回がいつだったか思い出せないほど昔になってしまったので、新木さんのお言葉に甘えて潔く溜まってる分は採点放棄させていただきます。 ということで、二月以降の分を(切り捨てすぎか?) >茶羽根さん 22 OK。 「王子と話せて満足なシンデレラ」王道ですね。 23 OK。 「舞踏会に来られただけで満足なシンデレラ」 24 うーん……微妙ボツ。 王の元へ行かない理由は確かに無欲のように思えますが、少し弱いような気がします。王を安心させてあげた後で爵位を辞退してもいいわけですし。そもそも、そういうやりとりをしている時間があれば早く行ってあげた方がよいのでは、なんて。 25 ボツ。 強いて言うなら「姉達を気遣うシンデレラ」ですが、そもそも汚れた手袋の弁償を申し出られたわけですから、姉の分とはいえ三つも要求するのはどうかと思います。 姉に怯えているように見えてしまいますし、これでは王子は惚れないんじゃないかな……。 >弟切さん 38 OK。 「少しの量で満足なシンデレラ」ですね。 39 ボツ。 これは……「『物を貰う』ということに慣れておらず感激するシンデレラ」と、「手製の贈り物を喜んでくれた女性を見初める王子」なのではないかと。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 久しぶりです。 No.0612 投稿日 2001年2月13日(火)12時14分 投稿者 巻島翔史 根性無し、という言葉が似合う巻島です。 オフ会> 会場……どちらでも。で 日程……3月2週と3週の違いは、俺が10代か20代かということ(マジで) これはまだ自分の日程が分からないので、明言は避けます。 1ヶ月半ぶりにシンデレラでも出しますか。 22発目 (自分の苦労を言わないシンデレラ) 下流貴族の娘が王に自分の苦労話をする。(同情狙い) 王、同情。娘は金をもらう。それを気に苦労話大会に。 王子「あなたは行かないのですか?」 シ「いえ、私は別に大した苦労は……」 王子「その荒れた手を見れば、ごまかしはききませんよ」 シ、赤面。踊る。 23発目 (女領主を助けたシンデレラ) 結婚話を断るので、変人扱いされてる女領主。 (この世界は男尊女卑傾向) ヒールが折れて転ぶ。シ、助ける。周囲の冷たい目。 領「私なんかに関わると変人扱いされるわよ」 シ「別に構いません」 領「もっと自分を大切になさいよ」 シ「人を助けるのに、理由が必要ですか!?」 そのやりとりを見ていた王子。感心。踊る。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談(西鶴)。 No.0613 投稿日 2001年2月13日(火)19時36分 投稿者 西鶴翠  えと、少しまとめてみましょうか。  まずは、どんな話題が今、この掲示板に上がっているのか。 1.シンデレラ。 2.メッセージ解読。 3.オフ。 1.シンデレラ。  参加者は、唯野さんと私が途中退場したのをきっかけに少なくなっているように思われます。それに伴って、採点代行も回転が鈍っています。ただ、昔採点代行をやっていた側から言えば、今くらいがちょうどいいですが。 2.メッセージ解読。  というか、カリオストロの城から始まった、いわゆるコンセプトを探るやつですな。魚住さんがやっていますね。やっているのは魚住さんだけかも。ではなくて、魚住さんはもう、解答を出したわけですね。ということは、これは、終わりか。 3.オフ。  弟切さんが幹事をやることになった企画。今は、「会場」「日にち」「形式」が決まらないのですね(「会場」が決まれば「形式(泊まり泊まらず)」も決まる)。これは、実際はどうか分かりませんが、印象としては「重い」んですよね。規模も質も大きく見えるために、意見を言うのが非常に躊躇われるのではないでしょうか。  で、オフについての私の意見。  これは、話しあってもまとまらないでしょうから、弟切さんが仮に決める。その後、参加者を募ってみる。という方法くらいしかないかな、と。今から三月の予定が立っている人も少ないでしょうし。もしも、参加者が少なければ、場所を移してもう一度募ってみる、ということになるでしょうなあ。実際のところ、「泊まり」ってかなりの制約だと思います。  私の予定。  結構、研究室関連で、三月に予定が入りそうなのですが、それとかぶらなければ、行きます。場所は、東京ならまず大丈夫です。静岡は、場所によります(純粋に距離の問題)(静岡って、東西に広いし)。  というか、新木さんは十日くらい書き込んでいませんが、生きていますか? それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- オフ会について事務連絡 No.0614 投稿日 2001年2月13日(火)21時50分 投稿者 弟切 千隼 オフ会の日程をそろそろ確定したい、と考えているのですが、弟切千隼の個人的な事情により、未だ確定できません。もうしばらくお待ち下さい。 会場については、仮に、私のコネが使える静岡県沼津市の旅館としておきます。つまり合宿形式でやるということです。飲み過ぎたりしゃべり疲れたりして倒れても、その場で眠れるので安心です(^_^) こちらもまだ確定とはしません。何か不都合が生じた場合は変更がありえます。 会場(仮)のある静岡県沼津市は、静岡県内の東部地区にあり、かなり東京寄りに位置しています。 実は、沼津市から同じ県内の西部地区にある浜松市へ行くのと、東京へ行くのと、かかる時間はほとんど同じです。どちらへ向かってもJRの普通列車で二時間と少しかかります。それだけ静岡県は東西に長いんですね。 (静岡県人の私から見れば、神奈川県や東京都が狭すぎるのですが) 仮会場はJR沼津駅北口から徒歩一分という位置にあり、交通の便は悪くありません。その上絨毯敷きで台所も付いている十畳以上の広い部屋があって、合宿には最適です。 ここは、私の伯母が経営している旅館です。食事は自力調達として、一泊四千円以下で泊まれると思います。 台所が使えるので、当日の夕食はみんなでカレーでも作って食べようかと考えています。 ということで、静岡県内オフとすると、かかる費用は 宿泊費(四千円以下?) + 食費(実費頭割り) + 会場までの交通費 となりますね。 東京から参加される方なら、一万二、三千円といったところでしょうか。 現在のところ、不確定ながらオフ会への参加を表明されているのは 新木さん 西鶴さん ネコさん 巻島さん 八神さん やの(茶羽根)さん といったところでしょうか。 他に参加表明していらっしゃる方はおられましたっけ? ここに挙げた方が全員参加されたとすると、私も含めて七人ですね。もう二、三人は参加されそうな方がいますから、数名辞退されたとしても、だいたい十人くらいですか。 いい線かも知れませんね。 -------------------------------------------------------------------------------- もののけ姫のテーマ No.0615 投稿日 2001年2月14日(水)02時26分 投稿者 DISK 始めまして。 最近ここを知って、ROMっていた者です。 課題に参加していない者が、横からこういうことを言うのもどうかと思いますが、皆さんの反応を不思議に思いましたので。 魚住さんのプロット分解によって得られた、もののけ姫のテーマ。 皆さん、正しいと納得されたのでしょうか。 私は、微妙に違和感があります。 もっと、メッセージ性は強いと思います。 「神々の時代は終わった、これから始まる人間の時代。みんながんばろう。」 みたいな印象を受けました。 プロット分解はしていませんから、唯の感想に過ぎませんが。 皆さんどう思います? -------------------------------------------------------------------------------- 生きてます〜 No.0616 投稿日 2001年2月14日(水)04時05分 投稿者 新木 伸  っていうか、わしがそれを聞かれてどうする(笑)。  いまはこのあいだあげた原稿の著者校やってるところ。本当は昨日戻しだったのだが、無理言って一日伸ばしてもらったところ。  普通なら8時間もかければ終わるんだけど、なんだか今回は目が疲れてダメ。12時間やっても終わらんかった。  卓上ライト2個も持ってきて照らしているのに、なんかまだ暗いんだよなぁ。いっぺん眼科行ったほうがいいかなぁ。  ちなみに著者校っていうのは、印刷予備段階のものがページも振られて、文庫見開きの形で著者のもとに送られてくるもの。昔は活字を組んで刷っていたようだけど、いまでは印刷所の電算写植の人が業務用プリンタで打ちだしてくる。  校正さんやらの赤がすでに入っているけども、そこの上から、赤ボールペンで最後の直しを入れてゆくというもの。基本的にそこから後は、もう作者は内容にタッチしない。編集さんのところには、もう1、2回ほど最終チェックのために戻ってくるようだけど。  たまに著者校段階で、2〜3ページぐらい差し替えることもあるけど、基本的には誤字脱字のチェックと、語尾の「ある。」「た。」「だった。」などの重複のチェックのみ。  あと、どうしても実際の文庫とおなじ形式にしてみないと判断つかない語感のチェックとかあるから、そのあたり。  うちでも、プリンタで縦書きにしてチェックしてはいるんだけど、やはり著者校段階にならないとわからないものってある。  今はファイルとして電子入稿しているけども、原稿の形で入稿していた昔では、オペレーターが原稿見ながら打ち込んでいたものだから、打ち間違いなんかもすごく多かった。ひどいときには、同じ行が2回続けて出てきていたりとか、3行ぐらいすっとばされていたりとか、そんなのもチラホラ。  その頃は、著者校のチェック量は半端じゃなくって、それこそ一字一句、元原稿と付き合わせて確認するぐらいのことが必要だったけど、最近はそうでもない。  原稿で入稿していたのは、10年くらい前までかな?  電撃文庫が創刊するころには、もうどこも電子入稿になってたな。うん。  前の原稿あげて、この二週間でこんどはファミ通文庫の原稿(頭の何十ページぐらい)やらねばならなかったんだけど、なんかぜんぜん進まず。  うーむ。やっぱり一週間でもあいだ開けると、とたんに小説の書けない体になってしまうのだなぁ。 >OFF会とか >弟切さん  すまん。静岡は勘弁してくれ。  幹事やってくれと言いだしておいてなんだけど……(笑)。  都内。都内がいいっす。  せめて横浜あたりまで。  あと西鶴君の書きこみ読んで思ったんだけど、泊まりってやっぱ重いかな。  一次会、二次会みたいな感じでやるのはどうだろう?  一次会はどっかの飲み屋あたりでやる。顔合わせも兼ねて。  泊まりじゃなくって、一次会のみ参加のひとをそこで見送って、朝まで組は、どこかに移動。  人数によってホテル杉井でも、カラオケ屋でも、まあどこでも話せるところなら。  雑魚寝できるような場所だといいんだけどね。  そういえばみやびさんのとこ、けっこう部屋広かったっけ。  何人ぐらい入れる? >みやび >もののけ姫の分解とか >魚住さん  レスが遅くなってすまん。  前にアップされたものの視点の揺れとか。  問題ないです。  各シーンごとの「コンセプト」を書きだすようにしてるでしょ。  それをやっているおかげで、視点の捉え方に間違いはない模様。  ……っていうか、そのシーンが何のシーンなのかさえ分かれば、そのシーンが誰の視点で書かれているかなんて、当然わかってしまうことなわけだ。  魚住さんがまとめた各シーンのコンセプトを、ちょっと抜き出してみる。 1.もののけ姫の侵入を許してしまうたたら場。 2.もののけ姫とコンタクトを取ろうとする(アシタカ)。 3.侵入してきたもののけ姫と対する村人達 4.もののけ姫を助けようと警告するアシタカ。 5.様子をみるエボシ。 6.返り討ちにあったもののけ姫を助けようとするアシタカ。 7.憎しみや戦いを止めようとしない者達に怒り、憎しみの果てにあるものを警告するアシ.タカ。 8.もののけ姫を連れだすアシタカ。  こうしてみると、一目瞭然。  「1」はたたら場全体を眺めている第三者視点であるし、「2」はアシタカの視点。  ちなみにこの「各シーンのコンセプト」を並べてみたこれは、ひとつ大きな(荒い)段階での「プロット」になってます。  ひとつの映画全体だと、50〜80個ぐらいになるんじゃないかな? 全体の項目数って。プリントアウトした場合だと、A4の紙1枚程度に書かれたもので、全体を把握できるはず。ひとつの話に含まれる要素って、そんなものです。  もうプロット分解、全部終わったんでしょ。このコンセプトだけ並べたものを、ちょっとアップしてみそ。  あとテーマっていうか、メッセージ。  魚住案だと、こういうわけね。 「人間の欲は果てしなく、全てを奪い、壊してしまうが、そこから立ち直って生きていけるのもまた人間である」  おおむね、路線は間違っていないと思った。  すくなくともそのテーマで、アシタカとサンというふたりの存在の「意味」は説明できるよね。  ちなみに僕が読み取ったものは、「自然は美しい。だが人が生きるにはその自然を壊していかねばならないものである」……てものでした。  アシタカとサンというふたりの存在は、そんな現実へのぎりぎりの抵抗っていうか、希望っていうか、「自然を壊さずに生きてゆく道はないのだろうか?」ってことのためにいると読んだ。  ところで、もののけ姫って話は、ひとことで言うならば、何の話だと考える?  5W1Hの基本形、「○○が△△を××する話」……ぐらいまで簡潔に答えてみそ。 >仮面の話  あとサンがかぶってた仮面の話。  あれはたぶん、サンに「自然の化身」という意味をもたせるための小道具でしょう。  あのシーン、サンが人間の顔のままで襲撃してくるというのを想像してみそ。  そうすると、なんだか観たときの印象というか、シーンの意味合いが変わっちゃうでしょう。山犬たちは、どこからどうみても自然の化身だからいいんだけど、サンは仮面がないと、やはり人間の女の子にしか見えないはず。  途中で仮面が割れるのは、こんどは自然の化身のままだと、アシタカが助けるというシーンが不自然になるから。人間の顔の女の子のサンなら、アシタカが彼女を助けることに感情移入できるけど、おかしな面をつけた相手を助けるのって、やっぱ変だし。 >DISKさん  「私は○○だと思った」ということなら、それは誰でも言えます。  「物事にはすべて理由がある。人の作ったストーリーもまた然り」という前提をもって、ここでは印象の理由づけをやっているわけです。  根拠のある意見を持つための方法論として、プロット分解とかやっているわけでして……。  印象はしょせん本人の印象ですので、べつに反論することもないです。  DISKさんのその感想は、理由づけしてゆくアプローチを持たないかぎり、誰にもなんともいえません。  平たく言うと、自分の印象を言われても、なんとも返答しかねるってことでしょうか。 >次の課題とか  ログ見てて、魚住さんが次の課題やりたいって書いてた。  見落としてた(笑)。  採点代行者の人。  次の課題、出します。  シンデレラのストーリーやら設定やらにはなるべく手を付けず、べつなシンデレラストーリーのコンセプトを考えること。  とりあえず、10個。  たとえば、サンプルを出すとこんな感じ。 「継母や義姉たちにいびられつつも、成り上がり主義でガッツのあるシンデレラが、魔女を味方にしてお城の舞踏会に潜りこみ、見事王子をゲッチューする話」 「シンデレラを心配する母親の幽霊が、娘の幸せのために苦労する話」 「普段世話になっているネズミさんたちが、シンデレラに恩返ししようと、舞踏会に連れて行ってあげる話」  「○○が△△を××する話」としてまとめてくるように。  基本的にボツは出さない方針だけど、長々しくて簡潔にまとめてないのやら、設定とストーリーをあまりにも変えすぎているものはボツにしたり再提出させたりします。  ストーリーが変わらないっていうのは、魔女が出てきて助けてくれたり、12時でひきあげるときにガラスの靴を忘れてきたり、そういうことね。そのあたりは変えない。  わかんないことがあったら質問するように。  ただ、質問するよりまえに、とりあえず1個2個出してみたほうが感覚つかめるかもね。  んでもって、この先の展開としては、皆がある程度の数を出してきたら、自分だけでなく参加者全員のストックの中から、自分が「おもしろい」と思ったものをひとつ選び、実際のプロットに仕立ててゆきます。魚住さんがやった「もののけ姫」のプロット分解のあのぐらいの密度のプロットとして上げるのが、次の課題の第二ステージ。 -------------------------------------------------------------------------------- 会場は首都圏 No.0617 投稿日 2001年2月14日(水)09時23分 投稿者 弟切 千隼 新木さんの御希望により、オフ会の会場の静岡県内案は撤回します。 とりあえず、会場は首都圏のどこかということで、これから探します。 「泊まりというのは重い」という御意見がありましたので、新木さんがおっしゃるように、一次会で普通の食事会&飲み会としていったん解散して、希望者はその後二次会で朝まで終わりなき戦い?という形にしようかと考えています。 さて、首都圏で十人くらいでゆっくり話ができて食事ができるところというと……ありそうでなかなかないんですよねえ。むむ、頑張って探します。 -------------------------------------------------------------------------------- お久しぶりです No.0618 投稿日 2001年2月14日(水)19時45分 投稿者 唯野教授 本日、最後の私立試験があったのですが、予想だにしない結末が待っていました。えらいことです。まさか道に迷うとはなあ……。 オフ会ですが、静岡はちとキツイです。泊まりが前提だともっとキツイです。新木さんがおっしゃるように、二部構成にしていただけるとありがたいです。 -------------------------------------------------------------------------------- 居酒屋について。 No.0619 投稿日 2001年2月14日(水)21時43分 投稿者 西鶴翠  本当は他にもいろいろ書き込もうと思っていたのですが、とりあえず、新木さんや弟切さんが知らないと思われる都内の居酒屋事情について。  二十歳未満かも知れないと疑われる顔立ちの人々が入っていくと、身分証明証の提示を要求されることが多いです。20〜24歳の集団で飲み屋に入っていったところ、「証明できない人は飲まないでください」と言われました。その他にも、身分証明を要求されたケースが結構あります。今回、二十歳未満も集まると思いますので、お酒を飲む場合は、居酒屋でないところの方が無難でしょう。 ということでした。 胃の調子が悪いので、これで失礼します。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- すみません…… No.0620 投稿日 2001年2月14日(水)23時56分 投稿者 Imaginater すみません、忘れ去られる前にかき込んでおきます。 ちょっと2月いっぱい忙しく、課題をすることができません。 三月から気合を入れないおして、参加させていただきたいと思います。 合格はただ今7個です。 もののけ姫のプロット分解も大分送れましたが、三月あたりにあらせていただきたいと思います。 それでは、また。 -------------------------------------------------------------------------------- むちゃ、言わんといて…… No.0621 投稿日 2001年2月15日(木)02時08分 投稿者 はせがわみやび  おひさしぶりです、みやびです。  いえ、毎日読んではいるんですけど。この時期、実家(本屋)の手伝いで忙しいうえに、本業が始まってしまったので…。 >>そういえばみやびさんのとこ、けっこう部屋広かったっけ。 >>何人ぐらい入れる? >みやび  うち、そんなに広くないですー。平均的日本人のおうちに10人近くも入れるはずないでしょーが。  いや、1階の倉庫のコンクリの上にゴザひけば入れるかもしれないけど(笑)  寒いぞ?   だいいち、今は教科書であふれかえっているし。  なにより、浦和だ。みんなには遠いんじゃないかなあ。 >>OFF会  できるかぎり参加させていただきたいと思います。  わたしはおまけなので、あまり意見を言うのもと控えていたのですけど。若い衆が多いんだから、休日午後にお茶しながらとかでもいいのではないかなあ、と思ったり…。  いやまあ、わたしがお酒飲まないってのもありますけどね(^^; >>作品の感想  素直な感想は大事だ。  それに、時として感想は、作者の思惑をも越えてそれだけで素晴らしいものになることもある。  で、それはそれとして。  ここでのポイントは、受け手としてどう受け取ったかではなくて、作り手の目線で作品を見たら、どう見えたかってことだよね。  正しいかどうかより、そういう目でみることができたか、っていう。  なんで、ここはこーなっているのだろーか? とか。  なんでポカリスエットのCMはドラキュラでもオオカミ男でもなくて、ミイラ男なんだろーか? とか。そりゃ、「乾燥」の代名詞だから、だと思うんだけど。  「おこた」ってのも、そうだ。  CM見たとき、そんなこと考えてみたことあるか、とかとか。  だったら、「乾燥」ってネタで、10個出せるか、とか。 みやび -------------------------------------------------------------------------------- オフ会日程など No.0622 投稿日 2001年2月15日(木)09時41分 投稿者 弟切 千隼 今回のオフ会には未成年の方の参加が何人か見込まれるので、「飲めなくてもいい会場に」というのは考えていました。会場は居酒屋などの飲み屋は避けるつもりです。 休日の昼間にオフ会という案も考えました。しかし、まことに申し訳ありませんが、弟切千隼の個人的な事情により、ちょうど三月の第二週・第三週の週末は昼間に用が入りそうなんです。 下準備はすべてやるにしても、当日、幹事が「私は出られないから後はお任せ」というのはあまりにも無責任かと。 固まりつつある日程を今になって別の時期に動かすと混乱しそうですし、私以外の人にいきなり幹事を渡すというのも渡された方が困るでしょう。 ということで、開催日程も会場も未だ確定せず、皆さんに御迷惑をおかけして申し訳ありません。 情報および提案ありがとうございます > 西鶴さん&はせがわさん。 風邪を引いてしまったらしく、頭が痛いので今日はちょっとゆっくりします。お休みなさい。 -------------------------------------------------------------------------------- 食べ物について皆さんに問い合わせ No.0623 投稿日 2001年2月15日(木)21時53分 投稿者 弟切 千隼 少し復活して、熱っぽい頭を抱えて仕事をする弟切千隼です。 オフ会参加予定の皆さんに訊き忘れていたことがありました。 食物アレルギー、病気のための食事制限、宗教的な食物の禁忌、またどうしても苦手で食べられない物がある方は早めにおっしゃって下さい。なるべく皆さんで楽しく食事できるよう考えます。 弟切千隼にオフ会の幹事などを任せると、趣味に走って変わった民族料理屋が会場になる可能性があります。そういうのが苦手な方もおっしゃって下されば、そのような会場は避けるようにします。 -------------------------------------------------------------------------------- 失礼いたしました。 No.0624 投稿日 2001年2月16日(金)03時42分 投稿者 DISK ここでの目的に相応しくない事を書いてしまい、大変失礼いたしました。 魚住さん> 魚住さんの回答は、十分根拠のある妥当なものであることは、プロット分解と言う方法論から言って明白です。 そして、確かに私は、受けた印象の理由を正確に説明できる根拠を持っていません。 (正確でなければ説明できなくもないんですが、妄想入ってる可能性を否定できないので、意味ないでしょう。) 自分の感想を書くために、正しくないと言わんばかりの書き方になった事を、深くお詫びいたします。 ただ、せっかくプロット分解が終わったのに、そのことについて誰もコメントされずに終わってしまいそうだったので、余計な事を書いてしまいました。 決して、悪意があって書いたわけではありません。 みやびさん> コメントありがとうございます。 作り手は、受け手がどう受け取るのか予測して作るので、エンターテイメントを作れるのでは、とも思うのですが。 -------------------------------------------------------------------------------- >DISKさん No.0625 投稿日 2001年2月16日(金)05時03分 投稿者 新木 伸  ああ、なるほど。趣旨は了解しました。  私としては、あれについてはべつに無反応でもいいかなぁと思ってました。  プロット分解を実際にやっていない人にとっては、「ふぅん」で終わってしまうものですから……。  やってみた人にとっては、「なるほど、そういう見方があるわけね」とかリアクションに続く感想もでてきますが。  もののけ姫の場合、私と魚住さんしか、実際にやってませんし。  ちなみに職業作家の場合、観るもの読むもの、みんな作り手の視点で分析しつつ見ていることがほとんどです。  職業病かもしれない。純粋に楽しめなかったりもして、困ったりもします(笑)。 >OFF会とか  んーと、OFF会来そうな……っていうか、いまの参加者の中で、未成年って、誰と誰? けっこういるかな。  身分証明書ったって、免許証か学生証か社員証かなにか、みんな持ち歩いているでしょう? 未成年はソフトドリンクってことなら、居酒屋も問題ないかと。なにせ料理が安くて色々あるのがいいよね。居酒屋は。  年齢層を考えると、料理は質よりも「量」がポイントでないかと。  わしはべつに、つまみになるものとビールがあれば、まあなんでもいいや。  ああ、なんか昔にOFF会をやったときの、羅門さんのようなことを言っとる、わし(笑)。  あのころは食い盛りだったもので、値段が気になるおいしい店よりも、安い大衆居酒屋のほうがありがたかったり。 -------------------------------------------------------------------------------- オフ会に関する雑談 No.0626 投稿日 2001年2月16日(金)09時51分 投稿者 巻島翔史 3月の日程が分かってきました。 3/18(日)、いとこの結婚式だそうです。 俺も出席しないといけないのか分かりませんが、 たぶん行くような気がするので、日程は3月2週が有り難いです。 食えないもの> 漬け物。アスパラ。セロリ。しょうが。京ネギ。 上記以外はたぶん食えるのではないかと。 酒> 19歳11ヶ月23日でも、オマケで飲んじゃダメですか? 3月2週だとちょうどそんな感じなので。 -------------------------------------------------------------------------------- 長き眠りから覚め、復活 No.0627 投稿日 2001年2月16日(金)21時20分 投稿者 幽界寺 すごくお久しぶりです。幽界寺です。一時期は面白いようにネタが出てきたのに、今ではこれ一つひねり出すだけで凄まじい苦悩をするようになりました。まさしくシンデレラ地獄の名にふさわしくなってまいりました。 さあ、次の課題も発表されたことですし、頑張っていこう……。 その前に応募作品もかかにゃならんな。頑張っていこう……執念で。 あと、オフ会の話しが上がっていますが、多分私はパスさせていただくことになると思います。 作り手の視点から見る>私も無意識のうちにそうしていることが多いです。確かに素直に物語を楽しめなくなってしまう点は痛いです。まあ、これにはこれの面白さがありますけど。 第十七番目 骨 与えられた品物で物々交換を行うというゲームでシンデレラはダイヤを貰うものの、最終的にわらと交換してしまう。しかし、それを見ていた王子様はそんなシンデレラに惹かれ、そのわらを口実に踊りに誘う。  会場にいた客全員に小さな包みが配られました。  シンデレラも自分に配られた包みを開けてみると、そこには大きなダイヤが入っていました。 「皆さんで包みに入っていた物を物々交換してください。最後に手元に残ったものは差し上げます。そして、その手元に残ったものによってはさらに褒美が与えられます」  司会がそう告げると、客達はいっせいに物々交換を始めました。  そして、大きいダイヤを持っていたシンデレラにもすぐに人はやってきました。 「やあ、なんて美しい宝石なんだ。もし、私の妻にプレゼントしたらさぞ喜ぶだろう。どうでしょう。この私の手にあるブローチと交歓して頂けませんか?」 「ええ、かまいませんよ」 シンデレラは笑顔でそう言い、ダイヤとブローチを交換しました。 すると次にどこかの貴婦人がシンデレラに話しかけました。 「あら、綺麗なブローチね。ねえ? 私の銀のフォークと交換しない?」 「ええ、かまいませんよ」 そして、シンデレラはブローチと銀のフォークを交換しました。 こんな調子でシンデレラは次々と言われるがままに交換していったら、最後手元に残ったのはなんとただのわらでした。 それを見かけた王子は少し気の毒そうにシンデレラに話しかけました。 「わらを渡されてしまったのですね。ついていませんね」 「いえ、最初に持っていたのは綺麗な宝石です」  その言葉に王子は驚いたように目を丸くしました。 「ならば、なぜわらなどと交換したのです?」 「私はここに来れただけで十分ですから。別に手元に残ったのがわらでもかまいません」 シンデレラがそう笑顔で答えた瞬間、このゲームの終わりを告げる鐘が鳴りました。 「これでこのゲームも終わりですね」 「ええ。では、私と踊りましょう」 「え?」 突然の王子の申し入れに今度はシンデレラが目を丸くしました。 どうして、話がそうなるのかシンデレラにはさっぱりわかりません。 「そのわらを持つものには私と踊れる権利が与えられるのですよ」 王子は笑顔でそう言いました。もちろん、嘘でしたがそれを指摘する人間はいませんでした。そして、二人は楽しい時間を過ごしましたとさ。 -------------------------------------------------------------------------------- オフ会日程確定 No.0628 投稿日 2001年2月16日(金)22時56分 投稿者 弟切 千隼 日にちが迫ってきたので、とりあえずオフ会の開催日だけ確定します。 会場は首都圏内のどこか、あとは未定です。 オフ会の開催日は三月九日(金)、集合は仮に午後六時とします。 一次会で夕食会を開いて、その後も時間が取れる人たちは二次会、三次会……で翌朝までもOKですね(^_^) 三月の第三週に用が入ったという方が複数現われたので、第二週開催にしました。 弟切千隼は万難を排してこの日を空けます。一応幹事ですから。 巻島さんへ > ちょうどお誕生日の頃にオフ会があるなんて、素晴らしい偶然ですね。これは巻島さんに出席せよという天の啓示でしょう(^_^) わざわざ関西よりお越しいただいたら、お誕生祝いを兼ねて飲み物代くらいはみんなで奢ってもいいですよね? > オフ会参加予定の皆さん。 本当に参加できるといいですね。お誕生祝いにみんなで乾杯しましょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 衝撃 No.0629 投稿日 2001年2月17日(土)16時16分 投稿者 巻島翔史 日程決定後にこんなこと書くのもアレですが…… 昨日、「18日はべつにあんた来んでもいいよ」とオカンに言われまして ……ようするに行くか行かんか自分で決めろと言われまして。 福井くんだりまで行くのが面倒だったので「行かん」と返事をしました。 というわけで、もし急に3月3週に変更になっても 俺としては全く問題なくなったので、報告しておきます。 奢ってもらう> 実質、初対面の人にそこまでしてもらうのは、恥ずかしいというか 気が引けるというか…… 半分だけ奢るとかそんなのなら平気ですが。 -------------------------------------------------------------------------------- もののけ姫コンセプト集 No.0630 投稿日 2001年2月18日(日)00時00分 投稿者 魚住雅則 お久しぶりです。コンセプトは書いたり書かなかったりだったので、一から抜き出して時間がかかってしまいました。 エピソード数、少し多いかもしれません。 1 木々を枯らして森を進む化け物。 2 何者かが村に近づいていると警戒するアシタカと村人。 3 ヤックルに乗り、何とかタタリ神を説得しようと試みるアシタカ。 4 村人を襲おうとしたため、止むを得ずタタリ神を殺し呪いを貰う。 5 長から、助かる方法があるとすれば西の国に赴き真実を見極めることだけだと告げられて、故郷を旅立つ。見送りにきた妹からお守りとして玉の小刀を貰う。 6 旅の途中、戦に巻き込まれるが、呪いの副作用の力で侍達を倒して先に進む。 7 呪いの副作用と痣が広がっていることに戸惑うアシタカ。 8 村についても金の使い方が分からず困っていたところをジコ坊に助けられる。 9 食事をしながらジコ坊に事情を話す。ジコ坊からシシ神の森のことを聞かされる。 10 モロ達山神を傷つけて、振り払って進む人間たち。 11 倒れていた村人を助けるアシタカ。 12 傷ついた山神たちに出会うも拒絶されるアシタカ。 13 生きていた村人を一刻も早く村へ送るため、木霊の案内でシシ神の森を通るアシタカ。 14 森の中でも神秘的な場所で超常的な存在(シシ神)と出会う。 15 無事森を抜け、たたら場に到着する。 16 死んだはずのコウロクが戻ってきて大騒ぎするたたら場。 17 はじめは不信がられるものの、コウロクを助けた恩人ということでたたら場に迎え入れられるアシタカ。 18 生き生きと生活している女たちに興味を持ち仕事を見せてくれるように頼む。 19 村人から、エボシがこの村を良くしていること。村の発展のためマゴノ神を倒したことを聞かされる。 20 エボシを追求し、本人から真実を知りたければ家に来いと誘われる。 21 エボシの家に向かう途中、女たちの仕事を観察する。 22 エボシの家で、同じように呪いを受けた者達が銃を作っていることを知り、まだこんなことを続けるのかと怒るアシタカだったが、同時にエボシのおかげで呪いを受けたもの達が生きられることも知る。 23 人間が生きるため更に森を崩しもののけ達を殺す手伝いをしないかと誘われるが拒否する。 24 もののけ姫という存在がいることを聞き、昼間見た娘を思い出す。 25 エボシの家を出て女たちの仕事場でたたらを踏むのを手伝うことで、たたら場に住む女たちがエボシのおかげで、誇りを持って幸せに暮らしていることを知る。 26 たたら場に侵入するため近づくもののけ姫。 27 直感的にもののけ姫が近づいてきたことを知り、場へ向かうアシタカ。 28 もののけ姫の侵入を許してしまうたたら場。 29 もののけ姫とコンタクトを取ろうとする(アシタカ)。 30 侵入してきたもののけ姫と対する村人達 31 もののけ姫を助けようと警告するアシタカ。 32 様子をみるエボシ。 33 返り討ちにあったもののけ姫を助けようとするアシタカ。 34 憎しみや戦いを止めようとしない者達に怒り、憎しみの果てにあるものを警告するアシタカ。 35 もののけ姫を連れだすアシタカ。 36 もののけ姫を恨む女に撃たれ、村人にも止められるが強引に村の外へ出る。 38 ついに力尽きて倒れるアシタカ。 37 自分を助けるために撃たれて瀕死になり、あくまでサンを気遣うアシタカの行動に動揺するサン。 38 アシタカを食べようとするショウジョウ達を山犬として説得しようとするが、サンも結局人間であると拒絶される。 39 アシタカをシシ神の湖に連れて行き、生死をシシ神に委ねるサン。 40 夜が明ける寸前、ダイダラボッチの姿をしたシシ神が住処である湖に戻ってくる。 41 シシ神を退治する使命を帯びたジコ坊たちも遠くからシシ神を発見する。 42 鹿の姿に戻りアシタカに近づくシシ神。 43 オッコトヌシ(猪の長)が大群を率いてシシ神の森に近づいてきているのを発見するジコ坊たち。 44 自分がシシ神に助けられたことを夢の中で知るアシタカ。 45 サンの看病を受けるアシタカ。 46 猪たちに見つかるが、サンに庇われる。 47 尚も不信をぶつける猪たちと対立するモロ達。 48 猪たちに事情を説明するアシタカ。 49 後から出てきたオッコトヌシに真実を伝える。 50 モロの忠告を聞かず、人間たちと決着をつけることを誓うオッコトヌシ。 51 地侍と戦をするエボシ達。 52 エボシに戦より約束を優先させろと催促するジコ坊。 53 やってきたアサノの使者を追い返すたたら場の女たち。 54 更に催促するジコ坊に素直には従わないが、約束(シシ神の首を取る)を果たすことを宣言するエボシ。 55 ジコ坊の手下たちがたたら場に合流する。 56 ジコ坊の手下たちを信用しない女たちに、自分たちが外にいる間村を護ってくれるように頼むエボシ。 57 モロの巣穴で目を覚ましたアシタカ。モロに対して人間ともののけ達が争うのを止めようとするが拒否される。人間であるサンを戦いに巻き込まないように説得するが、サンはあくまで山犬であると拒否される。 58 山犬の案内で森を抜け、サンに玉の小刀を渡してくれるように頼む。 59 エボシ達の作戦を知り、オッコトヌシを手伝うことを決意してモロに別れを告げるサン。 60 たたら場の異変に気づき、たたら場が侍に攻め込まれていることをエボシに伝えに行くアシタカ。 61 戦場でたたら場の男たちと話し、エボシとサンが一緒にいることを確信する。 62 身動きできない山犬を助け、サン(エボシもそこにいる)の元へ連れて行ってくれるように頼む。 63 サンたちがシシ神の湖に行くという報告を受け、追っ手を出すジコ坊。 64 瀕死のオッコトヌシをシシ神に会わせるために湖を目指していたが、追っ手の人間を仲間と勘違いしたオッコトヌシがタタリ神となる。 65 オッコトヌシを止めようとするが、追っ手の不意討ちで気絶してしまい、オッコトヌシのタタリに囚われるサン。 66 山犬たちの遠吠えでサンの危機を知るアシタカ。 67 たたら場の現状を知らせるがシシ神狩をやめようとしないエボシに、自然と人間の共存を考えろと警告する。 68 エボシは必要ないという部下に、神を殺せば呪いを受けるのは自分たちなので必要だと答えるジコ坊。 69 シシ神の湖でオッコトヌシに囚われたサンを見つけ、助けようとするが失敗するアシタカ。 70 サンを救い出すモロ。 71 現れたシシ神を殺そうとする人間たちだが銃撃は効かない。 72 オッコトヌシの命を吸い取ったシシ神の力におびえる人間たち。 73 神を恐れず、とうとうシシ神を殺すエボシ。 74 首を飛ばされて残ったシシ神の胴体が手当たりしだいに命を奪っていく。 75 首を持って逃げるジコ坊たち。 76 首だけになっても生きているモロに右腕を食いちぎられるエボシ。 77 エボシを助けようとするアシタカをなじるサンを説得し、シシ神を鎮めることを諦めないアシタカ。 78 首を求めてジコ坊たちを追うシシ神の胴体。 79 たたら場を襲う胴体によってたたら場が壊滅する。 80 ジコ坊から首を取り戻し、人間の手で首をシシ神に返すアシタカ。 81 エボシ達ががたたら場に逃げ帰ってくる。 82 首は戻るが朝になってもダイダラボッチの姿でいたため消滅するシシ神。その余波で全て吹き飛ばされる。 83 吹き飛ばされ、枯れ果てた大地に新しい植物が急激に芽吹く。 84 蘇ってもシシ神がいなければ別の森だと悲しむサンに、シシ神は死んでいないと告げるアシタカ。(呪いが解けている) 85 人間を許すことは出来ないというサンに、たたら場と森で場所は違っても共に生きようと別れる。 86 一からやり直すことを宣言するエボシ。 87 新しい森に木霊が生まれている。 -------------------------------------------------------------------------------- もののけ姫2 No.0631 投稿日 2001年2月18日(日)00時51分 投稿者 魚住雅則 >DISKさん 何か逆にお気を遣わせてしまったようで。 コメントがあった方が自分的には嬉しいので、気にしないで下さい。 >新木さん えらく時間かかってますが、もののけ姫のテーマについてもうしばらくお付き合いを(笑) >自然は美しい。だが人が生きるにはその自然を壊していかねばならないものである。 このテーマ、僕が出した、「人間の欲は果てしなく、全てを奪い、壊してしまうが、そこから立ち直って生きていけるのもまた人間である」より自然と人間との関わりを重視している気がします。 テーマを提出する前、もののけと人間の戦いがメインなのだから、テーマはこっちかなあ、とも思ったんですが、迷った結果「人間」の方に重点を置きました。 その根拠は以下のシーン。 ・もののけ達が争うと同時に人間同士で戦をするエボシと侍たち。 ・たたら場が壊滅したときにも、生きていればなんとかなると諦めないオトキ。 ・エボシをたすけようとするアシタカに「人間は嫌いだ」と言うサン。それに「わたしは人間だ。そしてそなたも人間だ」と答えるアシタカ。 ・シシ神に首を返すときにあくまでも人間(ジコ坊)の手で棺の蓋を開けさせることに拘ったアシタカ。 ・一からやり直して良い村にしようと宣言するエボシ。 これらのシーンで「人間が犯してしまった罪に対して反省できるのも人間。罰によって滅びても諦めずやり直すのも人間」という印象が強かったのです。 人間に対する否定と肯定という感じでしょうか。 ただし、今考えるとモロやオッコトヌシなど自然の代表者としてもののけ達が登場する意味が薄い気がするので、改訂版として「人が生きる為には自然を壊していかねばならないが、共存できる可能性は0ではない」。 >もののけ姫を一言で 「人間がもののけ達を駆逐する話」だと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- 横から失礼します No.0632 投稿日 2001年2月18日(日)11時47分 投稿者 弟切 千隼 ええと、真面目にプロット分解もやっていない身で口を出すのはたいへん気が引けるのですが(^^; 魚住さんの「もののけ姫」プロット分解の22、「エボシの家で、同じ呪いを受けた者達が銃を作っていることを知り、まだこんなことを……」の下りは誤解があるのではと思います。 あの場面の包帯だらけの人たちは呪いを受けた訳ではなく、現在ハンセン氏病と呼ばれる病に罹った人たちではないかと思います。 まあ、昔ハンセン氏病は業病として非常に忌み嫌われ、何かの呪いと同じような扱いを受けていたそうですが。 違っていたらごめんなさいm(-_-)m 生意気書いてすみませんでした。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0633 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.0634 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さんへ No.0635 投稿日 2001年2月18日(日)19時53分 投稿者 魚住雅則 すみません、しっかりとまとめてから書かなかったので二回も削除してます。 >あの場面の包帯だらけの人たちは呪いを受けた訳ではなく、現在ハンセン氏病と呼ばれる病に罹った人たちではないかと思います。 確かにアシタカに比べてかなり重度の皮膚病にかかっているような印象がありますが、あれは呪いではないでしょうか。 エボシの家での長のセリフ、「私も呪われた身ゆえ、あなた(アシタカ)の怒りや悲しみはよく解る」とあります。それにエボシも彼らの症状を「業病(悪業の報いでかかると考えられていた難病)」だと言ってますし。 あとラスト近くでダイダラボッチが消滅したあとに、呪いが解けた自分自身に驚いている村人もいます(一瞬なので解りにくいですが)。 もちろん、長が自分の身を嘆いて比喩的にセリフを言ったのかもしれませんし、業病というのも「もののけたちとは関係ない悪行で、その報いのように発病した」という可能性もあります。 ただ、その解釈でいくとシシ神が村人の病気を治した理由もあいまいになってしまって、全体的にちょっと不自然かなと思うのですが。 -------------------------------------------------------------------------------- >もののけ姫とか No.0636 投稿日 2001年2月19日(月)04時06分 投稿者 新木 伸 >もののけ姫とか  はじめに言っておきますが、テーマとか、わしの読み取ったものとかも、なにも完璧というわけじゃないです。ただそれなりの根拠があり、自分の考えとしていまの考えがあるわけね。  魚住さんぐらいのことをやってくれると、ようやく同じレベルで討論ができます。  この話。私がひとことでまとめると、「人が自然を殺す話」となるかなぁ。  魚住さんのまとめた「人間がもののけ達を駆逐する話」というやつだと、「もののけってなんなのよ?」という疑問が残されたままでしょう?  疑問が残るような形は、それはまだ、まとめたっていわない。  もののけたちというのは、あれは自然の化身で、自然に人格を与えたものね。精霊みたいな神さまみたいな、そんなもの。そういうある程度の情報量を持った概念を、「もののけ」というひとつの名詞に押しこんでいるわけ。  これ本当なら、2〜3行ぐらいにわたる情報量があるわけです。そういった「もののけ」という言葉を使ってしまっては、それはまとめたっていわない。ひとことでまとめたようにみえて、じつは3行で書いているようなものだから。  まとめるときには、省ける要素はどんどん切り捨ててゆきます。その「もののけ」の解説にあたる部分から、どんどん省けるところは捨ててゆく。  最後に残る「どうしても切り捨てられないもの」が物事の本質だから、それだけを残す。  また「駆逐」ってほうだけど、これの意味って「追い払う」ってことだけど、それで適切?  わしの場合は、「駆逐」というよりも、むしろ「殺す」だと読んだのだが。どうだろう?  魚住さんの、「人間の欲は果てしなく、全てを奪い、壊してしまうが、そこから立ち直って生きていけるのもまた人間である」だけど、自分でも書いていたけど、やはり自然の化身としてもののけたちが出てくることの意味が薄い。――っていうか、これだと「自然」って要素はぜんぜんないでしょ。  もののけと人間の対立という構図じゃなくても、人間同士の二国間の争いとか、部族間の戦いとか、そういう構図でも同じテーマが出せてしまう。  自然と人間という構図になっている以上、やはり「自然」という要素は入れないといかんだろうと思う。  またわしのほうの、「自然は美しい。だが人が生きるにはその自然を壊していかねばならないものである」っていうのは、自然と人間の対立あたりはちゃんと入っているけど、こんどは人間のたくましさというか、そういうものが抜けてる気がした。  両者を融合させて、なおかつ簡潔にまとめたなら、いいセンにいくのではなかろうか?  どうだろう? -------------------------------------------------------------------------------- よこやり No.0637 投稿日 2001年2月19日(月)11時31分 投稿者 巻島翔史 ええと、もののけ姫のアレですが、 やっぱりハンセン氏病ではないでしょうか? ……高校の時、人権学習だとかいって、 もののけ姫を見させられたことがあるので。 (その時の教師の説明も「あれはハンセン氏病」だと言っていました) 顔を隠しているのもそれらしく見えますし……。 -------------------------------------------------------------------------------- 話を掻き回してすみません m(-_-)m No.0638 投稿日 2001年2月19日(月)19時03分 投稿者 弟切 千隼 『もののけ姫』の中では、あの包帯だらけの人々の病名や詳しい症状には、はっきり言及されていません。ですから、宮崎駿監督にでも訊いてみない限り、本当のところはわかりませんね。 ただ、知識がある人が観ればあの人たちの病状は明らかにハンセン氏病を連想させるもので、呪いであるにしろ病気であるにしろ、ハンセン氏病患者をモデルにしたことは間違いないでしょう。 前にアシタカの生まれ故郷のことでも書いたように、『もののけ姫』は、そんな知識がなくても充分楽しめる一流の娯楽作品です。知っていればさらにいろいろ奥深く楽しめるところがまた一流たる所以です。 自分から言い出しておいてこう書くのも何ですが、あの「業病」は、魚住さんのように「呪い」と解釈しても、巻島さんや私のように「呪いのように忌み嫌われる病」と解釈しても、どちらでもいいのではないでしょうか。 その辺は、観る側の解釈に任されているように思います。 ハンセン氏病は、昔は死に至る不治の病であり、しかも末期になると皮膚が崩れて容貌が醜く変わってしまうので、非常に恐れられ、忌み嫌われて、「家系に遺伝する」とか「悪業による病である」とかいったあらぬ噂が立てられました。 そういう点で、まさに「業病」と呼ばれていたようです。 うむむ、しかし私はまともにプロット分解をやっている訳ではありませんから、こういうことを言うのはおこがましいですね(^^; 結局掻き回しただけで終わってしまいそうですみません。 参考までに、ハンセン氏病は現在ではたいへん良い薬ができて治る病気になり、容貌が醜く変わるほど病状が進むことはなくなりました。 遺伝するというのも悪業によるものだというのももちろん嘘です。現在の日本では、新患者はほとんどいません。 それにしても、『もののけ姫』を人権学習に使う学校なんてあるんですね(*o*) 驚きました。 -------------------------------------------------------------------------------- さて、課題も提出しませんと No.0639 投稿日 2001年2月21日(水)09時40分 投稿者 弟切 千隼 横やりばかり入れていないで、自分の課題もこなさないといけませんね(^^; という訳で、シンデレラの課題提出です。今回も骨のみです。 その四十。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・美しく変身したシンデレラが舞踏会の会場に到着すると、会場の一角がひどく賑わっている。何事かと彼女が付近の人に訊ねてみれば、舞踏会の余興として臨時の賭博場が開かれているという。 ・賭博とはいえ、そこは王家主催のみやびやかな舞踏会のこと、客人が互いにお金を賭け合うのではなくて、賭けに勝った者には王家から品物が下賜されるという仕組みである。賭けの賞品には絹織物や宝飾品以外にワインやチーズがあると聞いたシンデレラは、突然やる気を見せて賭け事に参加する。 ・普段おとなしいシンデレラは別人のような気迫を見せて最後まで勝ち続け、一番の賞品をもらえることになる。目の前に並べられた賞品のうちからどれでも好きなものを選んでいいと王子に言われたシンデレラは、迷わずにチーズの山を指差す。 ・シンデレラが選んだのは賞品のうちでは最も安いものだったので、王子は驚き、もっと高価な織物や宝石がありますよと助言する。しかしシンデレラはあくまでチーズがよいと主張する。理由を問う王子に、家で可愛がっているねずみさんへのお土産が欲しいと思っていて、ねずみさんへのお土産にできそうなものはチーズしかないから、と彼女は答える。 ・王子はますます驚いて、自分が欲しいものはないのかと再度訊ねる。シンデレラは首を振り、嬉々としてチーズの山を受け取る。そんな彼女に感心して、王子はシンデレラに一緒に踊ってくれるよう申し込む。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− オフ会の会場を決めるのに頭が痛い弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろろ。 No.0640 投稿日 2001年2月21日(水)19時28分 投稿者 魚住雅則 >「駆逐」の意味 うわ、間違って覚えてました。 意味的には「絶滅させる」とか「根絶やしにする」とかそういうニュアンスだと思っていたので「駆逐」という言葉を使いましたが、勘違いでした。 >改訂版2 「自然を壊さなければ生きていけない人間。その過ちを乗り越えて自然との共存を諦めないのもまた人間」 >呪いか病気か うーん確かに、絶対「呪い」「病気」だという確証がない以上、答えは出ないですよね(実はどこかに資料があったりして)。 ただこのまま曖昧に進むのも嫌なので、現時点、僕のプロット上では「呪い」とさせていただきます。 確証はないものの、やっぱり僕には「病気」だとストーリー上不都合があると思えるので。 ・不都合だと思う箇所 シシ神が呪いとは関係ない病気を治すと、アシタカの呪いを解くという行為の意味が薄れるのではないか? あと、呪いの症状がハンセン氏病のそれと似ている(というかそのまんま)であることについては、「恐ろしい症状のため周囲から孤立する村人、彼らを唯一人間として扱うエボシ」というエピソードの為に、病気をモデルとしたのではないかと考えました。 勿論、「こういう理由だよ」という意見があり納得した場合は直ぐに撤回しますね。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ課題2段階 No.0641 投稿日 2001年2月21日(水)20時46分 投稿者 魚住雅則 シンデレラの課題、課題の意味確認も兼ねて、とりあえず思いついた二つからいきます。 1「冷酷な暗殺者“シンデレラ”が、王子の人柄に触れて暖かい感情を取り戻して幸せになる話」   (あらすじ)普段は義姉たちにいじめられる可哀想な少女を演じているが、裏では一流の暗殺者という顔を持つ”SINDERERA”。 エージェントの”魔法使いのおばあさん”から擬装用の馬車と、作戦に必要な衣装(ドレス)を受け取り、王子の暗殺を狙い王城に侵入。(尚、ミッションタイムリミットは現地時刻で00:00丁度。00:00を過ぎると証拠隠滅の為、衣装その他諸々は破棄)  王子の籠絡に成功するものの、最終時刻が迫り作戦続行を断念し撤収するシンデレラ。その際、毒を塗りこんでおいたガラスの靴型凶器を王子に投げつける。が、これも失敗。  後日、王子の暗殺に失敗したことで、口封じのため追われる身となったシンデレラの元に、王子が訪れてきて結婚を申し込まれる。自分を殺そうとした相手でも好きだと言われて感動するシンデレラ。結婚してしまう。 2「能天気な性格のシンデレラが周りに勝手に大物と勘違いされ、それが元で政治的駆け引きをまとめてしまうことで王子に惚れられてしまう話」 -------------------------------------------------------------------------------- 報告(西鶴)。 No.0642 投稿日 2001年2月22日(木)21時33分 投稿者 西鶴翠 期末テスト、終わりました。 報告終了。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 雑談(西鶴)。 No.0643 投稿日 2001年2月22日(木)21時36分 投稿者 西鶴翠 三つ。 >プロット分解。  「作家の視点から見る」という方法の一つとして、「プロット分解」があるわけですが、ほかの方法論の提示とかをしてもいいのでしょうか。また、別の側面からもののけ姫を見ることができるかも知れません。  実のところ私も、「感覚的(主観的)」には、新木さんや魚住さんの出した「結論」がしっくり来なかったりします。けれど、確かに八十数個のコンセプトの羅列を追っていくと、ああいった方向性の「結論」になります。  どうして「しっくり来なかった」のかを考えますと、「単にストーリーを纏めているだけでは、メッセージ(伝えたいもの)とはなり得ない」のではないかと思えるからです(む、文がねじれてる?)。「単なる話の筋道」にしかなり得ないのではないかと。 >採点者への課題。  私はやるつもりはありませんが、恐らくもう少し大人しいものだと思います。#641の魚住さんの挙げられた二つは、設定をかなり侵食しているように思えました。新木さんの狙いは恐らく、視点を少しずらしたくらいのものなのではないかと思います。 (一応、後々のために、通し番号をつけます。繰り返しますが、私は課題は行いません。) 西鶴1。 >足が大きいことに対してコンプレックスを持っているシンデレラが、それがもとで王子様に見つかることになり、コンプレックスを解消する話。 西鶴2。 >一度もひとの役に立ったことのない魔法使いのおばあさんが、シンデレラを幸せにしてしまう話。 西鶴3。 >継母が、シンデレラを大事にしなかったことに対して、後悔する話。 西鶴4。 >働き者のシンデレラが、無駄な動きを避けることに関しての天才的な能力により、舞踏会でも抜きん出た素晴らしい踊りを披露してしまう話。 西鶴5。 >継母の実の娘の末っ子が、わがままばかりを言ってはいけないと、改心する話。 西鶴6。 >小食なシンデレラが、舞踏会の日を転機にすぐお腹のすく体質になってしまって困ったところに、お城からのお呼びがかかる話。 西鶴7。 >王子様が、お嫁さん探しに、四苦八苦する話。  とか(計15分くらい)。「1」と「4」と「6」は、あやしいな。特に「1」。シンデレラを主人公にすると、余計な設定をつけたくなってしまう。ま、新木さんも「母親の幽霊」を出しているから、許容範囲か? >新木さん。  オフのとき、著者校の原稿(ゲラというんでしょうか)を見せてくださると、とても嬉しいのですが、無理でしょうか。一度見てみたいもので。  「地下鉄の話」どうしましょうか(私信)。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- プロット分解とか No.0644 投稿日 2001年2月23日(金)12時43分 投稿者 新木 伸 >西鶴君  他のやり方で分析する方法。  そりゃ、提示するのはかまわないけど……。  あるのか? そもそも。  作り手の視点でものを見るということは、つまるところ、以下の2点に集約されると思う。  「作者はなにをやろうとしていたか」  「どうやってそれをやったのか」  あのプロット分解の80数個の項目群。  あれって、書かれたものを眺めているだけだと、単に「ストーリーをまとめたもの」であって、決してメッセージにはなってないよね。それは西鶴君の言うとおり。  だがアレを見ても、西鶴君も他の人も、まるで役に立たんはず。そのとおり、あれは単に「ストーリーをまとめたもの」でしかないから。  だけど、プロット分解を実際にやった人にとっては、と〜っても役に立つものなのだな。  おなじものを見ていても、やった人とやってない人じゃ、まるで意味が違ってくるのはなぜかというと……。  プロット分解をやった人にとって、あの80個のプロットは、単なる「覚え書き」でしかないわけね。  自分がプロットに分解してゆく作業のなかで、見つけたり読み取ったりしたことがたくさんある。でもそういうのはバッサリと取り去っちゃって、いちばん簡潔な形のメモにしたのが、あの80個のプロットなのね。  プロット分解をやった人が、あれをもとに話をしたり、眺めながら自分で考えたりするときには、あそこに書かれてない膨大な情報が、根底のほうに流れてる。暗黙の了解としてね。  だから役に立つのだな。  人の書いたメモを見たって、他の人にはなんのことか、ちんぷんかんぷんで役に立たんでしょ?  そういうもんです。  ――ということで、西鶴君の言っている「僕には役に立たないように思えます」というのは、至極もっともな意見ではあるのだが、それは頭でっかちの者の意見ってことで。  ちなみに、あれをもとにしてどうやって、「作者はなにをやろうとしていたか」「どうやってそれをやったのか」ということを導きだしてゆくのかというと……。  あの80個の項目が示しているのは、「そのシーンで何が起きていたか(描かれていたか)」ということ、それのみ。  そこから仮説を立てて推測してゆくわけだな。  「もし書こうとしていた物がこういうことだとすると、このシーンとこのシーンはとても意味が出てくる。だが、こっちのシーンは存在しなくてもよくなってしまう。……これは違うな。ではこうだとしたら、どうなるだろう……」みたいなプロセス。  仮説と立証。その繰り返し。  あの80個の項目は、観測結果のデータ群ってことかな。  科学が通るプロセスとおんなじね。「自然は一定の法則のもとに成り立っている」という仮定のもとに、観測結果から仮説を立て、それを立証して「○○の法則」みたいなものを導きだしてゆくわけでしょ。  「あるレベルのクリエイターの作った話は無駄なく構築されている」という仮定のもとに、その話を貫いて存在する「法則」を導きだすわけ。 -------------------------------------------------------------------------------- 別のやり方。 No.0645 投稿日 2001年2月23日(金)21時48分 投稿者 西鶴翠  結構多くの文学者(といっても実際にどれくらいの数の研究者がこの方法を用いているのかは知らない)が、使っている方法として、「素材分析法」があります。名前のとおり、「素材(キーワード)」を作品から抽出して、分析する方法です。  シンデレラでやってみましょう(この場合、シンデレラは、「本当は怖い」ではなくて、日本で童話として扱われているシンデレラです)。  素材。  「血の繋がらない家族」「カボチャの馬車」「魔法使い」「舞踏会」「王子様」「ガラスの靴」「靴を用いた審査」。  それぞれの役割を考えます。 >「血の繋がらない家族」「王子様」。  身分の差が描かれています。 >「カボチャの馬車」「魔法使い」。  身分を乗り越える道具の象徴です。カボチャの馬車は魔法によって、汚いものが豪華なものに変わったものです。 >「ガラスの靴」。  シンデレラの身分を曖昧なものにする作用があります。 >「靴を用いた審査」。  曖昧になったシンデレラの身分に、新たな身分を与えます。  という考察から、シンデレラというのは「身分」について言及した話なのだ、ということが分かります。作者(この場合は作者は曖昧ですが)は、「身分」について書きたかったのだ、ということです。  今回は、短くて済むシンデレラでやりましたが、「もののけ姫」でもやりますか?(この方法は、私が信頼している方法なので、私がやりますが。) http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- プロット分解。 No.0646 投稿日 2001年2月23日(金)21時48分 投稿者 西鶴翠 >あのプロット分解の80数個の項目群。(略)単に「ストーリーをまとめたもの」  ここには誤解がありまして、私が「ストーリーをまとめたもの」だと言ったのは、『新木さんや魚住さんの出した「結論」』です。具体的に書くなら、 >自然は美しい。だが人が生きるにはその自然を壊していかねばならないものである。  これです。これは、単にストーリーの背骨の背骨です。この「背骨」から、「作者は一体何について言及したかったのだろうか」を考えて、そこで初めて「伝えたかったこと」になります。この、 >自然は美しい。だが人が生きるにはその自然を壊していかねばならないものである。  は、表面をなでているにすぎません。  例えば、「三角関係の話」を誰かが書いたとして、それをプロット分解した後にまとめると、「男女の愛というものは時として、人間の死という、重い結果を招くこともある」などとなったとします。でもそれは、書く指針であって、伝えたいこととは普通は考えません。「結局のところ人は孤独なのだ」とか、そういうものが「メッセージ・伝えたいもの・テーマ」と呼ばれるものです。  (この話は、適当にでっち上げたもので、モデルとなった小説はありません。) >西鶴君の言っている「僕には役に立たないように思えます」というのは、(略)  私はどこにこれを書いたでしょうか。私の一人称は、実生活では半分以上「僕」ですが、文章にするときには九分九厘「私」なので、恐らく新木さんの推測ですよね。  というわけで、「役に立たない」とは言っていません。充分に「役に立つ」と思います。ただし、「メッセージにはなっていない」ということが言いたいのです。 >ちなみに、あれをもとにしてどうやって、(略)  これ以下は、自明でした。 >(略)あそこに書かれてない膨大な情報が、根底のほうに流れてる。  ついでに、これも自明ですね。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 素材分析法? No.0647 投稿日 2001年2月24日(土)08時22分 投稿者 新木 伸  あらら、またなんか誤解があったか。  しかし思うのだけど、西鶴君って言葉が足りないこと多いぞ。こうやってやり取りがあると誤解も解けるのだけど、はじめのときには何を言わんとしているのやら。  まあそれはこっちもか。人のことはいえんか。  テーマとか、そういう言いかたでいうなら、わしの案のほうは、「人間の業の深さ」みたいなことになるのかな。  よりよい生活を追求すると、いろいろ壊していかねばならない人間の業。また欲深にならずとも、貧困から抜け出してささやかな幸せを手にしようとするだけでも、おなじように他を壊していかねばならない。  しかし素材分析法。  うーむ。  それってサンプリングの仕方ひとつで、いくらでも解釈が変えられそうな手法のような気がする。つまり分析者が先に感じた「結果」に、どうとでも持っていけるって意味ね。  直感で感じた結果の裏付けを取るというのは、それはプロット分析でもおなじことだけど……。あっちでは、80個だかのシーンのすべてが意味を持つようにするでしょ。  この素材の抽出って、全部抜き出すわけじゃなくって、いくらでも観察者の都合のいい組み合わせで抜き出すことができる。  それとも全部抜き出すものなのかな? 80個どころじゃなくって、かなりの量になると思うけど。  でも興味はあるので、どんなことになるか、やってもらいたいところ。  やってやって。  分析のときではなくて、自分で作るときならば、そういうのと似たことはやっているかも。  たとえば……。  この姿形が自由にできる人工義体に入っているAIの少女が、思春期前の年齢を取っているのは、つまり彼女の現在の精神年齢を現しているのであり、彼女の精神の成長にともなって姿形も成長していって……みたいな。  こういうのは違うか。 --------------------------------------------------------------------------------  あと、そうそう。 No.0648 投稿日 2001年2月24日(土)08時28分 投稿者 新木 伸  著者校とか。  あれって一週間程度で丸ごと返しちゃうものなんで、手元にはないっす。  先に言っておいてもらえれば、コピー取って置いたんだけど(まあ全部は大変だから、適当に数枚ぐらい)。  でも文庫の見開き、そのまんまのレイアウト(上には章タイトル、ページ数なんかも。本文にはルビも振ってあったりする)で、1枚の紙に2Pずつ印刷されてるだけのものだよ。  そこに校正さんやら編集さんやら著者やらが、てんでに赤ペンで修正記号やら直しの文章やらを入れてゆく。  著者のもとに回ってくるのは、校正さんのチェック済みのやつ。けっこう赤やら鉛筆書きのチェック項目やら付箋やらが貼ってあるのを、著者が最終チェックしつつ、自分の直しも書きこんでゆく。  あと「闇の中で振り向けば」については、自分用の覚え書きメモは取ってあるのだが、それを誤解の出ないように書くとなるとけっこうたいへん。  なんならこんどのOFF会のときにでもやれると、わしとしては楽なのだが。口頭ならなんの手間もかからんし。 -------------------------------------------------------------------------------- 素材から分析 No.0649 投稿日 2001年2月24日(土)10時16分 投稿者 はせがわみやび  素材から分析していく方法は、素材に重み付けが必要だよね。それが恣意的でないと納得させるには、重み付けに論理的な理由がいる。そのあたりも書いてくれるとおもしろいんじゃないかな。  プロットっていうのは、基本的に「筋立て」を見るためのものだ。  テーマを構成で表現するためにどうするっていう。  たとえば、「ブギーポップは笑わない」だったら、ひとりの目からは真実は見えないって実感させるために、それぞれの視点からストーリーの全体が見えちゃいけない、とか。   みやび -------------------------------------------------------------------------------- 本日は妹の結婚式(なので、あまり時間がない(^^;) No.0650 投稿日 2001年2月24日(土)12時02分 投稿者 はせがわみやび  もひとつ。 >>作り手は、受け手がどう受け取るのか予測して作るので、エンターテイメントを作れるのでは、とも思うのですが。  それはそうです。ですけど、ええと、前の話とどうつながるんだろう。  ……あ、つまり、受け手にとって印象が強い部分は、書き手がそう狙ったから、っていう発想なのかな。  これはYESでもNOでもあるでしょうねぇ。  わかりやすい例は、あれです、赤ちゃん。  素材は同じなのに、受け手に引き起こす感情が劇的にちがう。  もう、男親に娘について語らせると長い長いー……って、いやいや(笑)  あー、でも、そういうことです。   まったく同じものを見てても、「いやー、うちのお姫さまは美人だー!」だもんなー。あげくに写真をJPEGでメールに貼りつけて送ってくるし。  じゃなくてー。  受け手の感情が爆発するのは、個人の内部に原因があります。  作り手は、それを意識して言葉っていう記号を火種として投げ込むわけですが……、受け手の内面って個々にちがうもんですし(だから、良いわけだし、感想がだいじというのもそういう意味合いがあります)、複雑きわまりないので、どうして発火したかは結局のところ謎が多いです(笑)    しまった、謎が多いじゃ話が終わっちゃう(^^;  だから、考える。ここでウケたのは、わたしだけかなー、とか。論理的に考えてみる。  そこから作り手の視点が始まる、と。 -------------------------------------------------------------------------------- 再び横から失礼します No.0651 投稿日 2001年2月24日(土)21時57分 投稿者 弟切 千隼 西鶴さんおっしゃるところの「素材分析法」について、僭越ながら私見を述べさせていただきます。 「素材分析法」は、世界各地の神話を研究する神話学や、ある地域の人々の生活習慣を研究する民俗学においてよく用いられる方法です。 私は神話学や民俗学を深く勉強した訳ではありませんが、神話学や民俗学に関係が深い文化人類学を大学で学んだので、多少はその方面に心得があり、「素材分析法」を用いて神話や民話を分析した論文を読んだこともあります。 ちなみに「民俗学」と「民族学」は、似て非なる学問です。これについて詳述すると一冊の本になってしまうので、ここでは省略します。 話を元に戻して、上記のような「素材分析法」を用いた論文を読んだ経験からしますと、これはたいへん使い方が難しい方法です。 なぜならば、はせがわさんがおっしゃっている通り、どの素材を取り上げるべきかという選択が、極めて恣意的になりやすいからです。 私が読んだ論文の中にも「これって自分の学説に都合がいい部分だけ取り上げてこじつけただけじゃないの?」と思えるものがいくつかありました。 特に、神話や民話のように、似たような話で変異が多いものを扱う場合、「素材分析法」は単に自説を補強するための道具となってしまう危険性が高いです。 しかし、かっちりと計算されて確定した形で作られた小説や映画なら、うまく使えばこれはこれで面白い方法ではないかと思います。 個人的には、ぜひ西鶴さんの「素材分析法」による分析を読んでみたいです。 大して実力もないくせに、いつも横から口を出してすみません m(-_-)m -------------------------------------------------------------------------------- 少し雑なレスですが。 No.0652 投稿日 2001年2月25日(日)10時48分 投稿者 西鶴翠 #確かに私の書き込みは誤解されやすいですが、ネット上の文章は多かれ少なかれ誤解されるものであると考えないと、書く方も読む方も大変なので、ご容赦ください。 ほかに片づけなければならないことがあるので、素材分析、その他、少し遅れます。 軽くレスを。 >闇の中で振り向けば。  じゃあ、オフ会のときということでよろしくお願いします。 >素材分析。  弟切さん、はせがわさん、新木さんの仰るとおり、「恣意的」になりがちです。ただ、「素材分析」の本質は、本来「メッセージを読みとる」ではありませんで、「素材がいかに使われているかの解釈」の方が、意味合いが強いです(このあたり、前回の書き込みで書いておくべきでした)。  なお、私には「もののけ姫」に対して思い描いている「結論」のようなものは今のところありません。とりあえず、 ・素材を抽出して、 ・解釈をつける。 というところまで(私の知っているかぎりでは、本来の素材分析はここまでです。どうやら弟切さんはこの先まで踏み込んだ素材分析をご存知のようですが)で、一度この掲示板にアップする予定です。そのときに、みんなで話し合うのも面白いかと思っているのですが。どうでしょうか。 ということで、失礼します。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 二次試験終了! No.0653 投稿日 2001年2月25日(日)23時59分 投稿者 唯野教授 復っっっっっ活ゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 国立二次前期試験が終わった今、我が前を阻むもの無し!!! 離脱時点で合格数七!!! 残り三つ行くぞ!! ※わざとでないネタ被りは解禁ということなので、特に過去ログチェックしてません。 真・唯野1 ・舞踏会にやってきたシンデレラは、王子と踊りたい女性が並ぶ列に加わる。 ・ついに順番がきて、王子と踊るシンデレラ。 ・シンデレラの美しさに感じいったか、もう少し長く踊らないかと王子は誘う。 ・しかしシンデレラは一曲分王子と踊れただけで充分だと断る。 ・そんなシンデレラにますます惚れこむ王子。 真・唯野2 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。しばらくダンスが続くが、一時中断して軽食の時間が来る。 ・しかし軽食で出されたのは小さなケーキが一人一つ。口々に不満を言う参加者たちの中、シンデレラだけが満足そうにしている。 ・そんなシンデレラにはあとを貫かれる王子。 真・唯野3 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。城の玄関からダンスホールまではかなりの道のりがあったのだが、丁度彼女が着いた時間はこみあっていて、案内役が足りなかった。(城中の廊下をぞろぞろと列を作って歩くのは無作法、という都合のいい設定があるとしよう) ・城側の不手際に文句を言う参加者たちだが、シンデレラは自分はいいから他の人をと案内を断り、一人でホールに向かう。 ・案の定、道に迷うシンデレラ。どこをどう行ったのか、王子の控え室に着いてしまう。 ・問い詰められるシンデレラが事情を話し、それに感心した王子は彼女を後でダンスしないかと誘う。 真がついたわりにショボイ……。 -------------------------------------------------------------------------------- ゴメン No.0654 投稿日 2001年2月26日(月)08時46分 投稿者 唯野教授 ネタ被り解禁とはいえ、真・唯野1と2はあまりにも酷いということに気づいたので無条件でボツにして下さい。削除キーは適当に入れたせいで忘れてしまったのです。 -------------------------------------------------------------------------------- 弟切千隼は復活の呪文を唱えた。 No.0655 投稿日 2001年2月26日(月)22時34分 投稿者 弟切 千隼 すると、「じゅけん」と書かれた墓場より、唯野教授が蘇った。 って、いい加減にしましょうね > 私。ラザロを復活させたイエススではありませんのに(^^; ごめんなさい、冗談です。赦して下さいね、唯野さん(はぁと) 冗談はこれくらいにして、開催日時が迫ってきたオフ会の会場を決めませんと。まだ決まっていなくてすみません m(-_-)m 店は未定ですが、場所は渋谷にしようと考えています。渋谷なら若向きの店がたくさんありそうで、「ハチ公前」という間違えようのない待ち合わせ場所があるからです。 オフ会仮決定。三月九日(金)、18時に渋谷駅のハチ公前に集合。 皆さん、時間の都合を付けておいて下さいね。 -------------------------------------------------------------------------------- 待ち合わせ場所なのですが。 No.0656 投稿日 2001年2月26日(月)23時38分 投稿者 八神伽羅 ハチ公前はやめておいた方が無難ではないかと。 以前一度あそこで待ち合わせたのですが、携帯で連絡を取り合ってようやくお互いを発見できる、といくらい混んでいたのです。 ハチ公前に行ったのはその一回だけなので、たまたま混んでいただけなのかもしれませんが……。 互いに顔を知らないもの同士が集まるわけですし(例外も何人かいますけど)、もう少し相手を見つけやすい場所の方がいいのではないでしょうか。 といっても、渋谷は詳しくないので具体的な場所は挙げられないんですけどね。知名度でいったら、やっぱりハチ公前だろうし。 ではでは。時間はしっかりあけておきます。楽しみですね(^^ http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- OFF会とか No.0657 投稿日 2001年2月27日(火)07時21分 投稿者 新木 伸  参加です。  皆も、参加と不参加、どちらにしてもなんか書くように。  3/9(金)18:00ね。わしのほうはOK。  ただ勤め人の人とか、金曜の夕方の6時に、来れるのかな?  参加しそうな人の中でサラリーマンってゆーと、弟切さんと茶羽根と……そのぐらい? 夜6時で誰も問題ないなら、早い時間のほうがいいから、6時のままのほうがいいよね。  あと携帯持っている人は、電話番号を弟切さんのところにメールしておくように。  それで弟切さんは、全員分が集まったら、また全員にメールで回送したってください。携帯持ってない人にも、参加者全員によろしく。  ハチ公前、金曜夜六時だと、たしかに携帯鳴らさないと出会えないかもしれん(笑)。  あと遅れたりする人の連絡用にも必要だしね。 -------------------------------------------------------------------------------- ひさびさの採点とか No.0658 投稿日 2001年2月27日(火)07時22分 投稿者 新木 伸 >唯野さん  復活おめでとう。  んでもって、1と2が自主ボツ?  わしの採点だと、1と2はふたつともOKで、3だけがボツになるのだが……。  唯野3の場合は、「案内を遠慮するシンデレラ」。案内を受けないのは不作法という設定があるということは、まあ甘くして認めたとしても……、それにしたって、不作法にこだわらないシンデレラにしかなってないでしょ。  ここで書かれてる要素としては、他の人に譲る気持ちか、不作法にこだわらない気持ち、いずれにしても、それだけでは無欲の表現にはなってない。  んで、1と2だけど……。  うん。本人がボツにしたいなら、ボツでいいよ。そのぶんまた考えればいいわけだし。 -------------------------------------------------------------------------------- ……って No.0659 投稿日 2001年2月27日(火)07時25分 投稿者 新木 伸  弟切さん、メールアドレスないじゃん。  わしのとこに集めようか? 携帯の電話番号。 -------------------------------------------------------------------------------- その他 No.0660 投稿日 2001年2月27日(火)09時22分 投稿者 巻島翔史 渋谷18時か……家を朝7時に出れば余裕だな。 しかし、いまだに親に何と言うか決めていない。 「友達の家に泊まるから」と、いうこと自体は問題なかろう。 一人で東京行くとか、早朝に家を出て翌日深夜まで帰ってこないという 行程に問題があるんだよなあ。 なんかいい言い訳は無いものか。 各人が目印がなんか持っていったら、会うときに分かりやすいと思うのですが。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0661 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- オフのこと。 No.0662 投稿日 2001年2月27日(火)11時45分 投稿者 西鶴翠 #すいません。書き込みに誤りがあったので削除しました。 #風邪ひきました(爆)。 オフまでには治っていると思うので、出席です。九日金曜日午後六時にハチ公前。分かりました。ただ、私は携帯を持っておりませんのであしからず。 >携帯番号について。  弟切さんに教える分には問題ないと思うのですが、それを回送するのはどうかと思います。弟切さん以外に教えるのが嫌な人もいるだろうし。弟切さん自身のメールアドレスも問題だなあ。かといって、男性に携帯番号を教えるのも、なんだしなあ。そのあたり、どういうお考えをお持ちですか?>弟切さん。 >目印。  適当な「電撃文庫」を持ってうろつく。という、いつものお決まりのパターンは駄目ですか?(hp本誌は恥ずかしいので却下。) それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 連続で失礼します。 No.0663 投稿日 2001年2月27日(火)11時48分 投稿者 西鶴翠 >男性に携帯番号を教えるのも、なんだしなあ。 というのは、「私が男性に教える」の意味ではなく、「女性の参加者が男性に教える」という意味です。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 人間、とろけ中 No.0664 投稿日 2001年2月27日(火)17時02分 投稿者 なかのん さぼってます。やる気無し男君です。ダメダメです。ここに書くのも一月以来です。 ・・・・・・と、ある種おきまりの自己批判(自慰、でもあるよな)を出しつつ。 さて、課題のシンデレラは今のところ四つOKですね。四つ目は過半数越えてましたし。んじゃ、久しぶりに行ってみよう。 なかのん18 ※未婚の女性は手袋をする(ダンスに誘ってもらえる)という仕来りがあります。男はしません。誘う方だから。という設定。 舞踏会の熱気に当てられたシンデレラ、中庭へ。外は雪。 中庭には、手に息を吹きかけている青年が。 シンデレラ、手袋を差し出す。 青年は、うるさい女性軍から逃げてここに行き着いた王子。手袋ががないと踊れないけど良いのかと聞く。 もう充分楽しんだ、とシンデレラ。 王子は、それはウソだ、あなたは全く踊っていないと言い、シンデレラの美しさに目を引かれ、ずっと見ていたことを告げる(逃げてきたのはその後)。 たった一人の殿方でも私を見ていてくれたのなら、なおさら満足だ、とシンデレラ。 王子、感動。身分を明かし、踊りを申し込む。 なかのん19 いたずら好きの王子の愛猿が落としたシャンデリアを、シンデレラの警告で避けられた王子。何かお礼を、と言うが、シンデレラは断る。しかし、それではこちらの気が済まない、と王子は食い下がる。それなら、とシンデレラは落ちたシャンデリアのガラス玉を拾って、これでかまわない、と言う。 王子は君の望むものなら何でも与えられるのに、とさらに食い下がるが、それならこのガラス玉が私の望むものだ、とシンデレラは返す。 お礼と言ったら金銀財宝だと思っていた王子、衝撃を受ける。同時にシンデレラに惚れ、踊りに誘う。 >オフ会 さぼりにさぼっているこの僕に、はたして参加資格があるのかどうか。問題ですな(笑)。 それはともかくとして、参加いたします。今のところ何人くらいですか? >目印 電撃文庫ということになったら、僕はどうどうと「ほしくず英雄伝」を持っていくことでしょう。でも、カバーはさせて下さい(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- オフ会についてレスいろいろ No.0665 投稿日 2001年2月27日(火)17時14分 投稿者 弟切 千隼 私もまた風邪を引いてしまって、さっきまで倒れていました。仕事の納期を明日に控え、ちょっとどころではなくテンパった状況です(;_;) 風邪を引いた人と接触した覚えはないのに、誰にうつされたのかしら?まさか電話線を介して西鶴さんに……(爆) > オフ会の待ち合わせ場所について。 ハチ公前が待ち合わせの人だらけで異常に混雑しているのは承知しています。しかし、巻島さんのように東京の地理に疎い人のことを考えると、結局一番わかりやすい待ち合わせ場所だろうと思ってここに決めました。 オフ会参加者の皆さん、目印になるように電撃文庫を持ってきて下さい。 電撃文庫を持っていない方はいらっしゃいませんよね? 弟切千隼はできるだけ目立つような格好をしてゆくつもりですが、場所が渋谷ですからねえ、最近の若い者(渋谷系)に対抗するのは苦しいかと(笑) 和服でも着ていこうかしら。(持っていませんって) > 携帯電話番号について。 弟切千隼は携帯電話を持っています。連絡用にオフ会参加者の方には番号を教えてもよいと思っていますが、ネットの知り合いには教えたくないという方もおいででしょう。 携帯電話を持っていて、なおかつ幹事の私に番号を教えてもよいという方、どれくらいいらっしゃいます? そういう方がおられたら、私の方から私の携帯番号をメールしますから、折り返しそちらの携帯番号をメールして下さい。 > 二次会について。 時間その他の都合があって、二次会には参加したい方もそうでない方もいらっしゃるでしょう。人数のとりまとめ等、当日にならないと判明しない不確定要素が多すぎるので、申し訳ありませんが私は二次会の手配はしないことにしました。 時間とやる気のある有志の方々はぜひ二次会を決行して下さい。私も個人的にはやりたいので、どなたかがやるとおっしゃれば付いてゆきます(^_^) 巻島さんへ > 親御さんへの言い訳は、素直に「春休みだから東京の友達の家へ遊びに行く」でよろしいのではありませんか? 巻島さんのように遠方から出席する方は、宿の手配をしなければなりませんね。どなたか、はるばる遠くから参加して下さる方のために、宿を提供して下さる方はおられませんか? -------------------------------------------------------------------------------- 書き忘れ No.0666 投稿日 2001年2月27日(火)17時38分 投稿者 弟切 千隼 携帯電話を持っていない方も結構いらっしゃると思います。そういう方で連絡用に私の携帯番号を知りたいという方には、こちらから私の携帯番号をメールします。 オフ会参加予定者で、メールアドレスを公開していない方はおられましたっけ? えーと、今回のオフ会参加予定者の中では、西鶴さんと八神さんは私の携帯番号を御存知ですよね? 他に私の携帯番号を御存知の方はいらっしゃいましたっけ? 現在のところ、オフ会参加予定を表明した方は; 新木さん なかのんさん 西鶴さん はせがわさん 巻島さん 八神さん やの(茶羽根)さん 弟切千隼 です。参加予定の方はお早めに意志表明を。 杉井さんや唯野さんは参加されないんですか? -------------------------------------------------------------------------------- クッキー残ってた……。 No.0667 投稿日 2001年2月27日(火)19時31分 投稿者 杉井光  復活宣言。新木さんをはじめ、みなさま、お久しぶりです。お元気でしたか? 2月中の杉井は、それはもう(以下略)。  で、復活一発目でなんですが、今回の分室オフには参加できません(涙)。金曜の夜は仕事です。めそめそ。みなさん、僕を肴にしてどうぞ盛り上がってやってください。  では、また。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- 連絡だけ No.0668 投稿日 2001年2月28日(水)03時22分 投稿者 やの(茶羽根)  シンデレラも一応考えてはいるんですが、わりとパターン枯渇状態です。実際にはここからさらに10個出すんですよね。むぅ……。 OFF>  参加させて頂きたいですが、6時に渋谷では仕事を定時に上がったとしてもギリギリでちょっと辛いです(定時に絶対あがれるとも限らないし)。  携帯はありますので、電波が届くお店を使ってもらえればありがたいのですが……。もしくは先にお店の場所と名前が決まっていれば、渋谷なら多分自力で行けると思います。  待ち合わせ場所に関しては、確かに金曜夜にハチ公前ってかなり大変だと思います。が、代案も無いので仕方ないかと。モヤイ像はマイナーだし……。逆に巻島さんがわかる待ち合わせ場所に合わせる、というのもアリですよね。 弟切さん>  今回の参加者の中で私が携帯の番号を知っている人はいないので、連絡用に番号を教えていただけないでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題も出さずにレス付け No.0669 投稿日 2001年2月28日(水)09時36分 投稿者 唯野教授 >オフ会 行けます行けます。場合によっては二次会の参加もあるかも? >真・唯野1と2の自主ボツ いや、このパターンはあまりにも安直というか、似たようなのが絶対これまでに五つぐらい出てると思ったものですから。 -------------------------------------------------------------------------------- オフ関連 No.0670 投稿日 2001年2月28日(水)10時12分 投稿者 巻島翔史 まずいな、俺だいぶ迷惑かけてるぞ。 ……確かに、東京の地理なんて全くわからんです。 地図ぐらいは持ってくけど。ポケット地図。 連絡用にないと困るみたいなので、大昔に取った フリーメールのアドレスを書いておきました。 何で常時書いてないかって? 誰も俺にメールよこさないから、そのうち面倒になったんですよ(爆) 目印> それでいいです。 言い訳> 弟切さんの意見を見て考える。 「東京からきてる子の実家に遊びに行く」というのはどうだろう? しかしこれには大きな問題がある。 まず、大学の多い関東から、こっちにわざわざ来ることはないのである。 俺の知り合いは新富士駅の近くに実家があるそうですが、 やはり静岡あたりがその言い訳の限界であろう。 かくなる上は、事後承諾しかないな。うん。 宿> 夜は渋谷から品川まで歩けばいいやと思ってたんですが…… 寝るのは帰りの電車でも出来ますし。 熱海から浜松なんて、さあ寝てくれと言わんばかりの路線に見えます(笑) 3次会までやるってんなら行きますし。 携帯電話> 先に買った弟が機種を変えるときに、前のをパクったので 一応あります。 別に教えることに抵抗はないので、メール下さい。 -------------------------------------------------------------------------------- 徹夜明け No.0671 投稿日 2001年2月28日(水)10時44分 投稿者 弟切 千隼 仕事、何とか終わりました。 風邪&杉花粉症&睡眠不足でナチュラルハイな弟切千隼です。 杉井さんへ > ううう、とっても残念です。またの機会を楽しみにしています。 やの(茶羽根)さんへ > 連絡用に私の携帯番号をメールします。 開催日の一週間くらい前には会場の店を決めるつもりですので、決まりましたらここに店の場所と名前を公開します。 遅れても気にせず、ぜひ参加して下さい。お会いできるのが楽しみです。 唯野さんへ > オフ会復帰ですね。嬉しいです♪ 巻島さんへ > わざわざ遠くから来て下さるんですから、ありがたいです。遠慮なんてなさらないでいいですよ(^_^) 東京名物?渋谷のハチ公を見物していって下さい。 後で私の携帯番号をメールしますね。 -------------------------------------------------------------------------------- また書き忘れました(^^; No.0672 投稿日 2001年2月28日(水)10時47分 投稿者 弟切 千隼 新木さんへ > そちらにも私の携帯番号をメールした方がいいですか? -------------------------------------------------------------------------------- OFF No.0673 投稿日 2001年2月28日(水)14時33分 投稿者 はせがわみやび  参加できると思います。  教科書販売の手伝いでヨレヨレかもしれませんケド(^^;  不安な方はメールくださいませ。わたしのPHSの番号も教えておきますから。 >>待ち合わせ  金曜午後に渋谷のハチ公前って、かなり厳しいかなあ。  わたしが学生時代は、ハチ公前の地下鉄入り口(地下に向かって階段が降りていっているところ)で待ち合わせしてました。  邪魔にならないように、階段の壁にへばりつくようにね。  意外と目立つヨ。  ハチ公前で待ち合わせるならば、もっと場所を限定しないと辛いかな。  ハチ公の鼻の先とか、尻尾のほうとか、……尻尾をぎゅっとにぎってろとか無茶なこと言ってたのもいたっけ(^^;  参加者の作品は短いやつを選んで事前に読んでおくようにしておきますです。  話のタネがあったほうがいいでしょう? みやび -------------------------------------------------------------------------------- 課題復帰(の予定) No.0674 投稿日 2001年3月1日(木)04時13分 投稿者 つか どーも、お久しぶりです。 いろいろあってサボってました。 >オフ会 残念ながら参加できそうにありません。最近めっきり連休がないです。休日出勤のバカ。 次から課題復帰するつもりです。 それでは、また。 -------------------------------------------------------------------------------- OFF会 No.0675 投稿日 2001年3月1日(木)12時45分 投稿者 新木 伸 >弟切さん  うん。  わしも弟切さんの携帯番号欲しい。  折り返しこちらの番号もメールするってことで。  それはそうと、弟切さん、メールアドレス公開しない主義でしたっけ? >杉井さん  金曜の夜のお仕事。  終わってから、終電前に合流ってのもありだと思いますが。  二次会あたりから、それ以降。それとも徹夜のお仕事?  携帯あるわけだし、合流するときに連絡もらえれば、店の場所とか目印の場所とか、教えるとかそういう手で、なんとか。 -------------------------------------------------------------------------------- オフ会のこと No.0676 投稿日 2001年3月1日(木)23時10分 投稿者 榎野英彦 わーい「年度末」だぁ! ってなわけで部下も休日出勤してる状況下で、俺が休んだら 週明けに出勤すると 「机がない」「ロッカーが無い」「おまえなんかいらない」 となることマチガイなしなので、 すみません不参加とさせていただきます。 なお「鷹見一幸」くんは「時空の・・・3」の追い込みがかかっている 状況だと思いますので、おそらく無理でしょう。 (さっき電話したら『幽体離脱する夢』を見るようなことを言っていたので かなり煮詰まってるみたいですな、まあ『夢』で済むうちなら大丈夫)(笑) -------------------------------------------------------------------------------- 年度末の嵐 No.0677 投稿日 2001年3月2日(金)08時39分 投稿者 弟切 千隼 私の仕事は「年度末」とか「月末」とかといった世間さまの仕事の区切りとは関係ない仕事で、その代わりに突発的な割り込み仕事が多くて困りものです。 そういう訳で、仕事の隙間ができた時に素早くその他の用事−オフ会の手配など−を済ませるべく活動中です。 連絡先を教えて下さった皆さんへ > ありがとうございます。オフ会当日にお会いできるのを楽しみにしています。 新木さんへ > すみません。以前ネット関連でトラブルに巻き込まれたことがありまして、それ以来怖くてメールアドレスを公開していないんです。 こちらの連絡先はそちらへメールします。 つかさん&榎野さんへ > お仕事お疲れさまです。今回のオフ会ではお会いできなくて残念です。 次の機会にはぜひつかさんと「師匠」(^_^)にお目にかかりたいと期待しています。 鷹見さんへ > やっぱり、参加は無理そうですか? かくなる上は幽体で御参加を……(笑) 現在のところ、オフ会参加予定者は、No.666(おお!すばらしい番号ですね)に書いたメンバーに唯野さんを足して九名です。 一応、会場の予約は九名で行ないますが、なるべく多くの方に参加していただきたいので、これ以後も参加者は受け付けます。 飛び入り参加も歓迎します。どしどし御参加下さい。 -------------------------------------------------------------------------------- 合間にこっそり No.0678 投稿日 2001年3月2日(金)20時53分 投稿者 弟切 千隼 シンデレラの課題を提出します。こちらの方も少しは頑張りませんとね(^^; その四十一。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・シンデレラは、王子の誕生日を記念して開かれた舞踏会の会場にやってくる。あまりの華やかさに圧倒されて彼女が壁の花になっているところへ王子が登場する。 ・王子は自分のために集まってくれた人々にお礼の言葉を述べた後、自分の誕生日を記念して鋳造された特別限定版の貨幣を会場にまき始める。それらの貨幣には王子の横顔が彫られていて、金貨はほんの数枚しかなく、銀貨が四、五十枚で、残りは三百枚ほどの銅貨である。 ・人々は貨幣を拾おうと王子の回りに殺到し、目を血走らせて貨幣を奪い合う。シンデレラも貨幣が欲しいと思って少し近づくが、人々と争ってまで取ろうとはせず、いつまでも空手のままである。 ・そんなシンデレラの足もとに、人々の手を奇跡的に逃れた金貨が転がってきて、彼女はそれを拾い上げる。それを目撃したある人が「その金貨とこの銀貨・銅貨全部とを取り替えてくれ」とシンデレラに両手いっぱいの銅貨と少しの銀貨を差し出す。 ・シンデレラは「記念の貨幣は一枚でいいですから」と言って、差し出された貨幣のうち一枚の銅貨と金貨とを取り替える。その様子を見ていた王子が感心して、シンデレラに今宵の踊り相手となってくれるよう申し込む。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- メールアドレスとか No.0679 投稿日 2001年3月2日(金)21時14分 投稿者 新木 伸  あちこちの掲示板に書くたびに、署名がわりのメールアドレスを入力してるけども、それが原因でダイレクトメールがくるくる。「私の恥ずかしい秘密を見てください」とか、女性名とかで(笑)。  困るなぁとか思いつつ、けど自分もメールアドレス未記入の書きこみとか胡散臭く感じることは事実なので、やはり書かないわけにもいかない。  なにかいい手はなかろうか?  たしかにメールアドレス記入しないのがいちばん良い手なのだろうけど。……わしの場合、自分のhpも開いてるから、そこのWebmasterのアドレスばかりは書かないわけにいかんし。  スパムメール送りつけてくる馬鹿はゴキブリと同じで絶滅するはずもないので、受ける側でなにか対策を取らんといかんのだろうなぁ。  ところで、WINDOWSに標準で入ってるメーラーの「OutlookExpress」で、Hotmailのメールアカウントが無料で取れるのね。  それでためしに1個取ってみた。  サインアップの機能が組みこまれているようで、メーラー内のメニューから、簡単に取れた。  掲示板とかの署名だけなら、こういった無料メールアドレスが使えるよね。  スパムメールが舞いこむようになってきたら、メールアドレスをもう一個取って、前のは消してしまう。  掲示板の書きこみなら、誰かがメールを送る必要がでたときは、最新の書きこみからメール出せばいいわけだし、アドレスがころころ変わっても問題ないでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- ひとまず、雑談。 No.0680 投稿日 2001年3月3日(土)19時56分 投稿者 西鶴翠 >風邪。  思ったより酷かったですが、少しずつ、回復しつつあります。ただし、九日までに正常に食べられるようになっているかどうかは、不安なところだったり。みなさん、私の分まで食べてください(爆)。 >「闇の中で振り向けば」。  どうして、私の作品の批評のメモ(?)を新木さんが持っているのかが、分からない人が多数いると思うので、軽く説明しておきます。  とある事情があって、私は新木さんにメールを送りました。何度かのやりとりの後に、新木さんに私の作品数点を渡すことになりました。一月頃だったと思います。そのとき私は数週間後に期末テストを控えており、また、新木さんも修羅場だったため、感想は三月頃に「感想掲示板」かどこかでしようということになっていたのです。そこに「オフ会」なるものが現れたので、そこで今回、添削(?)を受けることになったわけです。  という説明でいいでしょうか。  ところで、新木さん。「セッション」にはどれくらいの時間がかかりそうな感じなんでしょうか。体力的に、「お泊まり」は、私は無理そうなんですが。 >弟切さん。  風邪をうつしたのは私ではありません。全ては「アクニィ」の仕業です(謎)。  はい。私は弟切さんの携帯電話の番号を知っています。 >オフ。  創作談義よりは、身の上話的雑談を期待していたりします。だってこのオフ、もともとは「最近の高校生の動向を探る」が主題ですし。そしてなにより、創作談義は短い時間には向かない(と思う)。  ちなみに、結構はせがわさんの話を期待していたりします。普段あまりご自分の意見などを書かれていない印象を持っているので。 そして、本題に続きます。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 素材分解もののけ(西鶴)。 No.0681 投稿日 2001年3月3日(土)19時56分 投稿者 西鶴翠  まずは、素材を書き出してみました。道具や、場所や、その他抽象的なものよりは、人名や動物名が多くなってしまっています。何か書き足したい素材などありましたら、仰ってください。 ・アシタカ(アイヌ民族) ・ヤックル(アカシシ) ・ナゴの神(最初に出てくるタタリ神のイノシシ) ・弓(アシタカの主要武器) ・ヒイ様(アシタカの住んでいた村の一番偉そうなおばあさん) ・カヤ(アシタカの妹?) ・右腕のあざ(呪いが現れるのは、次の場面。「ジコ坊たちを救う場面」「シシ神との最初の遭遇」「エボシに石火矢集のところまでつれられてきた場面」「エボシとサンの戦いの仲裁」。シシ神は傷は治してもあざは治さなかった。シシ神が死んだとき、あざがようやく薄くなった) ・鉄砲玉(ナゴの神に致命傷を与えたもの) ・玉の小刀(カヤ→アシタカ→サン、と渡されてゆき、サンはこれを使ってラスト間際にアシタカを傷つける) ・ジコ坊(唐傘の人。毛皮もかぶる。天朝から神殺しの許可を得る) ・シシ神の森(コダマが住んでいる。コダマはシシ神の死とともに消滅する) ・イヌ神(モロと二匹) ・シシ神(夜と昼で姿を変える。デイダラボッチになる。生と死をつかさどる。首は不老不死と言われている。ラストの暴走時にタタラ場も破壊) ・甲六(牛飼い。トキの夫。タタラ場の住人の中で、初めてのアシタカとの接触者) ・エボシ(タタラ場の女棟梁みたいな人) ・鉄と石火矢(タタラ場にて女が作る。アサノたちに狙われる。神殺しの道具。対人間にも使われる) ・ゴンザ(エボシについていく男) ・ハンセン病(石火矢を作る人々) ・仮面(サンがつけていたもの) ・猩々(あくまで、人間嫌い。人間との接触を最後まで拒む) ・乙事主とイノシシ(人間嫌い。人を道づれにする勢いで最後まで戦う。乙事主はタタリ神となる。シシ神に殺される) ・アサノたちとタタラ場との戦い ・イノシシたちとエボシたち(ジコ坊含む)との衝突 ・池(アシタカがシシ神に傷を癒された場所。シシ神が殺される場所) ・タタリ ・神殺し  こんなところでしょうか。まだ、具体的な解釈はつけていません(すでに、素材として挙げている時点で、解釈をつけているようなものですが)。また、今のままでは実のところ情報不足です。情報を書き込みすぎると、解釈としての先入観が出てしまうので。  解釈をつけつつ、これをどう纏めるかが、ミソです。後日、私の纏めを提示します。それ以前に、どなたかが、何かを提案してくださっても、もちろんOKです。提示の型は定めません。定めてしまうと、発想が貧困になるからです。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 雑談とシンデレラ迷宮 No.0682 投稿日 2001年3月5日(月)00時48分 投稿者 いか お久しぶりです。 時間を無駄に使い、適当な毎日を送っています。 本日四日、英語検定試験の第二次試験(面接)を慣れないスーツを着て 手伝いをしたのですが、自信の有無が重要であることが佳く判りました。 自分に自信のある奴ほど、結果に結びついている。 そこには裏打ちがあるのだと、私は勝手に思っているのですが、 それには小説も云えるかな、と。 「お前は自分の作品が面白いと思っているのか」 相手のことを考えるよりも、まず自分を納得させなければいけない。 今さらながら、そんなことを思いました。 そういえば、いつの間二やらオフ会の開催が決定していますね。 自分が書いたものを途中でも読んで貰えればと思ったのですが、 「最近の高校生の動向を探る」というのが元々の趣旨らしいですし、 「尻切れトンボのやつを見せてもなぁ」というので止めました。 「続きを見たい」と思えば勝ち、それ以外ならば負け という自己満足でしかないのでどうでも佳いかと。 ネットを使えば幾らでも見せる機会はありますからね。 しかし、実際に物書きを目指している人の意見というのも興味がありますので、 参加してみたいと思います。 参加者の本気(と書いて心意気)を感じたいです。 それに自分は負けていないのかを確かめる為に(臭いね)。 久し振りにシンデレラ迷宮。 □ いか4 ・カボチャの馬車で城までたどり着いたシンデレラは、舞踏会場の扉を開く。 ・会場内のきらびやかな光景もそうだが、それ以上に着飾った女性に目を奪われる。 ・シンデレラはその世界観壊さないように、自分もそこへ溶け込ませようとする。 ・礼儀はともかく作法が身に付いていないシンデレラが上手くできるわけがない。 ・それを見た王子がシンデレラの手を取り「こうすればいいんですよ」と踊り始める。 シンプルに。 -------------------------------------------------------------------------------- 無題 No.0683 投稿日 2001年3月5日(月)10時44分 投稿者 巻島翔史 最近、どんどん弱気になっていくのがわかります。 10時間行軍は精神衛生上、または肉体的にも良くないのではないか?と。 でも行きます。 ここまで来て引き下がるのは無礼というものです。 東京で夜を明かさないといけないかな、と思っておりましたが、 そうしなくても良さそうになりました。 「ムーンライトながら」は東京〜小田原間が全車両指定席で、 ちょっと無理そうなのが分かっていたのですが、 ちょうど3/9から品川発大垣行の臨時列車が出るらしいです。 これは全車自由席なんだとか。 発車が23時55分なので、さすがにそれまでには オフのピークも終わってますよね? (本当は泊まってみたい気持ちもあったのなれど、まあ、いろいろと……) -------------------------------------------------------------------------------- オフ会会場決定 No.0684 投稿日 2001年3月5日(月)10時55分 投稿者 弟切 千隼 ようやくオフ会の会場が決定しました。皆さまたいへんお待たせして申し訳ありませんでした。 会場の決定に伴い、集合場所・時刻なども正式決定します。 決定事項は以下の通りです。 皆さーん、あってんしょん、ぷりーず。 集合時刻:三月九日(金)午後六時 集合場所:渋谷駅ハチ公前 開始時刻:午後六時半 会場:イタメシヤ「ラ・パウザ」、渋谷スペイン坂店 会費:三千円(ソフトドリンクを含む飲み放題付き) いろいろ考えた末、会場はイタ飯屋となりました。自らイタメシヤと名乗る店も珍しいですよね。 ラ・パウザはチェーン店で、居酒屋甘太郎などを経営しているのと同じ経営母体です。 店の場所などの詳しい情報は,以下のURLを参照して下さい。 http://www.colowide.co.jp 参加人数は、新たに参加表明して下さったいかさんを加えて十名で予約しておきました。 しかし、かなり融通の利きそうなお店なので、今から参加表明して下さっても間に合います。当日飛び入り参加しても何とかなると思いますから、時間が空いた方はぜひ参加して下さい。 店には「弟切」名義で予約してあります。 わからないことがありましたらここの掲示板で弟切に訊いて下さい。 -------------------------------------------------------------------------------- ちゃはね26 No.0685 投稿日 2001年3月6日(火)02時38分 投稿者 やの(茶羽根)  ちゃはね26  舞踏会の会場が近くの別の場所に変更になり、参加している女性全員が乗れるだけの数の豪華な馬車が用意される。が、手違いで一人分席が足りず、すぐ近くだと聞いたシンデレラは歩いていきますからと馬車を辞退する。すべての馬車に抜かれシンデレラが一人歩いていると、やがて御者が言っていたとおりに連絡を聞いた迎えの馬車がやってきた。シンデレラが礼を言って馬車に乗ろうとすると、御者はよろしければ御者席の隣に座りませんかという。なんとそれは王子で、御者から連絡を受けて自分でやってきたのだった。 OFF会>  遅れて現地に直接行くと思いますので、ハチ公前でのカウントは私の分はしなくていいです。よろしくお願いします。 (一応、6時ハチ公前に行ければ行く予定ではありますが) -------------------------------------------------------------------------------- イマジーは馬車から飛び出した! No.0686 投稿日 2001年3月6日(火)23時02分 投稿者 Imaginater というわけで復活です。お久しぶりです、はい。 唯野さんほど辛く苦しい(勝手に予想、失礼します)ものではありませんでしたが、一応試験も終わりほっとしております。 しかし、18日から修学旅行なるもので四月まで帰ってこれない……(吐血)。 中々区切りがついてくれないものです。 >課題出し 現在の所は合格7、がんばっていってみます。 38.「惜しげもなく高価なハンカチを使ってあげるシンデレラ」 ・シンデレラ、偶然にも王子の傍で食事をしている(シンデレラは王子が王子だと気づかない)。 ・王子、うっかりグラスを取り落とし、破片で指を軽く切ってしまう。 ・シンデレラ、王子に血と汚れを拭くためにハンカチ(魔女からもらいうけた高価なもの)を手渡す。 ・そんな高価なもので拭くのは悪いと断る王子に、ハンカチは拭くためにあり値段など関係ないとシンデレラは王子にハンカチを使ってあげる。 ・シンデレラの無欲さに王子は惚れる。 39.「我を通さず諦めるシンデレラ」 ・シンデレラ、踊っている最中にガラス製の靴のためか靴擦れをおこしてしまう。 ・踊っていた相手(実は王子)が手当てを受けるよう言うが、ここに来れただけでも充分、城に留まらなくても家で手当てはできるとシンデレラは馬車に乗り家に帰ってしまう。 ・普通ならば舞踏会により長く参加したいと思うのに、そのシンデレラの行動に王子は惚れる。 ・次にシンデレラが来た時、王子は身分を明かしこの前の続きをと誘う。 40.「ドレスの高価さをかえりみることなく、破り手当てをするシンデレラ」 ・舞踏会は屋外で行なわれ、小さな子ども達(貴族の親類)が遊び走りまわっている。 ・シンデレラの目の前で一人の子どもがうっかり転び、ひどい擦り傷を負ってをしてしまう。 ・シンデレラ、惜しげもなく自分のドレスの裾を破り、子どもの応急手当をする。 ・それを見ていた王子、シンデレラの無欲さにひかれ、新たなドレスを提供するとともにダンスに誘う。 リハビリです(笑)。 オフ会、いいなぁ……。それでは。 全体的な感想 -------------------------------------------------------------------------------- 素材分解もののけ2 No.0687 投稿日 2001年3月7日(水)17時56分 投稿者 西鶴翠  素材をてんでばらばらに挙げましたが、少し整理してみましょう(整理する都合上、前回挙げたものと多少名前が変わっていますが、本質的には同じです)。そして、それぞれについて、解釈を加えます。 Aアシタカグループ ・アシタカ ・ヤックル ・弓 ・ヒイ様 ・カヤ ☆解釈:二つの役割を兼ねていると思われます。「中立の象徴」と「人間の象徴」です。ヒイ様とカヤは冒頭でしか出てこないので、除外します。ヤックルと弓はアシタカの道具と見てよいでしょう。  まず、「中立」の方から説明しましょう。彼らはアイヌ民族です。アイヌ民族が大和民族のごたごたを見に行くのですから、「第三者」の立場をとることになるわけです。「曇りなきまなこで見定める」という科白にも象徴されています。アシタカ自身としては、ひたすら観察者であるわけです(何の派閥にも属さない、という意味です)。また、アイヌ民族という予備知識がなくても、「遠くから旅をしてきた」という描写があるため、「第三者」という役割は理解できることでしょう。  次に、「人間」です。アシタカ自身は「中立」でも、もののけたちから見たら、あくまで「人間」です。もののけたちはアシタカを「人間である」と見ています。 Bエボシグループ ・エボシ ・甲六 ・ゴンザ ・ハンセン病の石火矢製造者たち ☆解釈:甲六は、アシタカをエボシたちに会わせるための「接着剤」としての役割でしょう。ゴンザは、「頼りない男」として出てくるため、「女が権力を持っている村」としての印象を強める役割。石火矢製造者は、エボシの性質の補強です。強いものたちだけで栄えていこうとしているのではなく、全ての人々とともに「生きよう」とする姿の象徴です。  エボシは、「鉄を造り」、「森を切り拓き」、「孤児のような女たちを拾い」、「重病者たちに仕事を与え」ます。エボシの目的は「人間が栄えること」です。森を切り拓くのも、森が憎いわけではなく、単に邪魔なだけです。また、迷信を信じません。エボシは「実利主義的な人間」の象徴です。 Cジコ坊グループ ・ジコ坊 ・唐笠の人々 ☆解釈:彼らは「森を崩す」ための切り込み隊長としての役割を与えられています。獣の皮をかぶって、シシ神を観察していたのも彼らです。シシ神殺しを天朝に命令されたのも彼らです。最後にシシ神の首を運んだのも彼らです。乙事主を追いつめるのも彼らです。  また、重要項目として、エボシたちと手を組んでいるものの、完全に仲間であるわけではない、ということが挙げられます。唐笠の人をエボシの村の人が殴るシーンに象徴されています。 Dアサノグループ ・侍たち ☆解釈:「人間の敵は自然だけではない」という象徴です。人間は自然とも戦いますし、人間とも戦います。アサノたち自身には、「自然」という存在は眼中にないようです。あくまで、彼らの目的は「鉄(武力)」なのですから。 Eサングループ ・サン ・モロ ・その他イヌ神 ・仮面 ☆解釈:「自然の守護」です。サンは人間を受け入れるための伏線です。結果として、アシタカを半分くらい受け入れます。モロもイヌ神も、アシタカを殺しはしません。けれども、人間に従属するつもりはありません。「人間を殺すのではなく、自然を守る」のが彼らの役割です。サンは人であることを仮面によって隠します。 F乙事主グループ ・乙事主 ・イノシシ ☆解釈:「自然の人間に対する憎しみ」です。自分たちを省みることなく、人間に向かっていく姿が見受けられます。シーンとしては、打楽器のみのBGM(サウンドトラックの21番)の中で、猪たちが特攻していく場面が象徴的です。また、タタリ神になる「ナゴの神」と「乙事主」もこのグループに含まれています。 G猩々グループ ・猩々たち ☆解釈:「森の意思」です。彼らは直接人間に手を出すことはありません。イヌ神や乙事主に対し、「人間に対する不満」を述べるだけです。また、彼らの存在によって、自然の中にも「階級」のようなものが存在することが分かります。イヌ神たちは、明らかに彼らを見下しています。自然の中にも内部抗争があります。    〜小休止〜  ここまでで、「自然を人間が破壊する」ということだけが本軸ではないことが分かると思います。「自然も人間を攻撃する」ということが重要です。  人間の中にも内部抗争があります。自然の中にも内部抗争があります。人間の中にも自然に融和しようとしている人がいます。自然の一部も人間に融和しようとしています。エボシは自然を削ります。イノシシは人間を攻撃します。  両者が対等の立場に置かれているところが、ポイントです。    〜再開〜 Hシシ神グループ ・シシ神 ・コダマ ・シシ神の森 ・池 ☆解釈:映画『もののけ姫』のCMの中で、「人は昔、神を殺した」というものがあった記憶があります。もののけ姫において「シシ神」というのは、「殺されることに価値がある存在」です。  シシ神というのは「自然の中で唯一人間を超越する存在」です。「死」と「生」をつかさどるという特徴からも、「超越性」が読みとれます。そして、人間は、「超越性をもつ神を殺すことに成功」します。つまり、「畏れを抱くべき存在の自然(シシ神の森を通るとき、甲六は畏れています)」が、「人間の支配下にある自然」に変わってしまったわけです。  「自然」と「人間」の対等性が崩れることを象徴的に表すために、シシ神が使われています。  コダマは頻繁に出すことのできないシシ神の代わりに登場しているのでしょう。池はよく分かりません。 Xその他 ・玉の小刀 ・鉄砲玉と石火矢 ・アサノたちとタタラ場との戦い ・イノシシたちとエボシたちの戦い ・神殺し ・右腕のあざ ・タタリ ☆解釈:「玉の小刀」は、人間が自然に与えた武器の象徴です。ラスト間際で、サンはこれを用いて小さな報復をアシタカにします。  「鉄砲玉と石火矢」は、人間の破壊力の象徴でしょう。対自然でも、対人間でも、効力を発揮する武器です。  「戦い二つ」は、板ばさみにされたタタラ場を示すことにより、「破壊力」を持っていてもそれゆえの憎しみを買うことを表します。  「神殺し」は、前述の「自然と人間との対等性の崩れ」です。  「右腕のあざ」は、「争い」のある場面において、それらを抑える役割を担っています。また、「自然の憎しみの象徴」でもあります。シシ神との遭遇場面においてあざが暴れることから考えて、シシ神の支配下にあざがあると考えてもよさそうです(また、シシ神の死とともに、あざも薄くなっています)。シシ神からのメッセージとして、「人間は許さないが、これ以上争いが起きて欲しくもない」というものが読みとれます。  「タタリ」は、「人間に対する憎しみ」です。イノシシたちは人間に傷つけられることによって、タタリ神になっています。 ☆解釈:つまり、「争いと憎しみの物語」でもあるわけです。自然と人間は「争いあえる」立場であったわけです。    〜解釈終了〜  ここまでが「素材分析」です。ここから先は、あくまで私の見解です。ただし、なるべく自分の意見に説得力をもたせようとは、努力しています。 ☆メッセージ。  つまりもののけ姫というのは、「自然と人間の対等性がかたむく話」であるわけです。自然と人間が対等であった時代から、自然を人間が支配できるようになってしまう時代への「変遷」の物語です。  「変遷」ということは、「前の段階」「移り変わり」「後の段階」があるわけです。ここで「後の段階」というのは現在と同じ「人間が自然を制圧している状況」であるわけですから、分かりきったことをわざわざメッセージにすることはありません。「移り変わり」は「自然破壊」のことです。「自然破壊」についてのメッセージを込めるのなら、もっと効果的な演出があるはずですね。このままでは、直接的に語りすぎです。  だから、私はメッセージをこう捉えました。 『自然と人間が完全に対等であった過去を忘れてはいけない』 「結局のところ、自然は人間に敗れました。そして今日があります。「自然保護」という言葉は人間のおごりです。「自然に勝った人間」を出発点としているからです。けれども、本当の出発点は、むしろ「自然は人間と同じかそれ以上の力があったのだ」というところにあります」  ということを、作者は『もののけ姫』に込めたのではないでしょうか。 以上です。それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- オフ会直前確認 No.0688 投稿日 2001年3月8日(木)08時51分 投稿者 弟切 千隼 いよいよ明日は待望の−ですよね(^_^)−「よみかく」分室初オフ会です。 集合時刻・会場など、最終確認のため再度書いておきます。 集合時刻:三月九日(金)午後六時 集合場所:渋谷駅ハチ公前 集合目印:電撃文庫の本を何でもいいから手に持っていること。 開始時刻:午後六時半 会場:イタメシヤ「ラ・パウザ」、渋谷スペイン坂店 下にリンクがはってあります。 店は「弟切」名義で予約してあります。 会費:三千円(ソフトドリンクを含む飲み放題付き) 弟切千隼は、今の季節は杉花粉症のせいで、目は涙目に、鼻は赤くなって、いつもの三倍くらいブス顔です(;_;) お見苦しいものをお見せすることになってすみません m(-_-)m 花粉症だからって閉じこもってばかりいたのでは憂鬱になる一方ですから、恥を忍んで皆さんに会いに行きます。皆さんにお会いできるのは本当に楽しみなんですよ。 http://www.colowide.co.jp -------------------------------------------------------------------------------- 雑談 No.0689 投稿日 2001年3月8日(木)09時04分 投稿者 弟切 千隼 西鶴さんへ > 「素材分析法」、お見事です。とても理系の人らしいやり方だなあと思いました。 私は真面目に『もののけ姫』を分析できるほどしっかり観ていないため、詳しい論評は控えますが、「神殺し」というのは神話学上極めて重要なテーマとされていることを指摘しておきましょう。 シシ神が「人の手では制御できない、人間を超越した自然」を表わしているという西鶴さんの御意見には同意します。 -------------------------------------------------------------------------------- どさくさにまぎれて? No.0690 投稿日 2001年3月8日(木)09時47分 投稿者 弟切 千隼 シンデレラの課題も提出します。 雨が降ろうと雪が降ろうと杉花粉が降ろうと(;_;)、なせばなる、なさねばならぬ何事も、ですね。 その四十二。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・城の舞踏会にやって来たシンデレラはその華やかさに圧倒され、誰かに声をかけて踊ることなどできずに立ち尽くしてただ様子を眺めている。そのうちに暑くなって、彼女は涼むために城の庭に出る。 ・城の庭でシンデレラは指輪を拾い、城の使用人に届け出る。使用人が届けた指輪を見て、王家の人々は驚く。それは若くして亡くなった王女−王子の姉−がずっと昔になくした指輪である。 ・王家の人々は礼を言おうとシンデレラを呼び、彼女がちょうど王女が亡くなったのと同い年であることを知る。これも何かの縁だからと、王家の人々は彼女に指輪を与えようとするが、大切な形見の品をもらうことはできないとシンデレラは固辞する。 ・ならば代わりにと、王家の人々はその指輪と同じくらいの価値がある宝石を与えようとし、シンデレラはそれも固辞する。王家の人々が思いついた様々な品を挙げてもシンデレラは全て断ってしまう。 ・彼女のその態度に心を打たれた王子が、ではせめて私と踊って下さいと申し出る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- オフ前ラスト No.0691 投稿日 2001年3月8日(木)16時26分 投稿者 巻島翔史 天気予報によると、明日の朝は冷え込んで 近畿中部の一部では雪化粧だとか……。 これは神が与えた試練でしょうか?(苦笑) 今日18切符買いました。もはや後には引けません。 あとは寝坊しないようにするだけです。 というわけで、これ以降オフまで俺はここを覗けないので、 なにかやばいことでもあったらば、教えて下さい>弟切さん 見るからにオタク風な格好で、猫背の男を見かけたら それは俺です。シャイなので声をかけていただくと嬉しいです。 あ、あと俺は、旧名「零さん」こと三枝さんよりも関西弁がキツいです。 関西弁嫌いな人、我慢して下さい。ごめんなさい。急には直せません。 -------------------------------------------------------------------------------- 誰か少年ジャンプ持ってない? No.0692 投稿日 2001年3月8日(木)17時16分 投稿者 新木 伸  週間少年ジャンプの11と13、14号(今週)。  誰か持ってたら、くれ〜。  最近、ずいぶん買い逃ししてるっぽい。  ダブってもなんだから、持ってきてくれる人、ここに書いてプリーズ。 -------------------------------------------------------------------------------- どーれーにーしーよーうーかーなッ。 No.0693 投稿日 2001年3月8日(木)17時59分 投稿者 西鶴翠  明日ですね。さて、どの電撃文庫を持っていくべきか。  あー、ちなみに、胃の調子は回復しなかったので、私があまり食べなくても、不審に思わないでくださいませ。 >弟切さん。  どうも。お褒めに預かりまして、光栄です。<分析。  ところで、新木さんも理系です(突っ込み)。  「神殺し」の話は、ぜひお聞きしたいところです。もし、この掲示板の趣旨にあわないような話になってしまうようでしたら、質問掲示板の方に書いていただけると嬉しいです。いや、オフのときに話を聞いたほうがはやいかなあ。 >ジャンプ。  買っていないです。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- ワン、ツー、ジャーンプ! No.0694 投稿日 2001年3月8日(木)18時38分 投稿者 なかのん 持ってますよ。11、13、14ですね。持っていっても良いです。紙袋が必要かな。 渋谷初めてです。ハチ公ってすぐ分かるんですかね(今さら)。 それじゃ、皆さん明日会いましょう!  おお? 気が付けば雪が降っている(栃木最南端)。 -------------------------------------------------------------------------------- じゃあ、 No.0695 投稿日 2001年3月8日(木)19時45分 投稿者 新木 伸  なかのんさんに頼もう。ジャンプは。  ハチ公は、渋谷の駅降りたら、まず案内板みたほうがいいでしょ。  どの出口から出たほうがいいかってこともあるし。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談等 No.0696 投稿日 2001年3月8日(木)20時50分 投稿者 唯野教授 ぐう、シンデレラが不調だ……。 明日はいよいよオフ会ですね。実は西鶴さんの「闇の中で〜」を新木さんがどう評するかが一番の楽しみだったりします。 もちろん、皆さんとの歓談も楽しみですよ。 あと、最近アトピーの調子が悪くて顔に薬をつけています。そのせいでテカテカしてますが、決して脂性というわけではありません。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談 No.0697 投稿日 2001年3月8日(木)23時27分 投稿者 いか 渋谷で『風花』か『PARTY7』という映画見た後、ハチ公前に参上します。 どちらを見ても一時間辺り早めに到着するので、 冬並に寒いという空の下、一体どうすればよいでしょうか(笑)。 行く前に『ウィザード・ブレイン』を買っていくのでそれを目印にしてください。 しかし、待ちながら読んでいるのは『オール讀物』かと思いますが(おい)。 では、参加する人は会いましょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 自傷行為に走るおそれ有。 No.0698 投稿日 2001年3月9日(金)08時56分 投稿者 巻島翔史 朝起きたら、体がけだるいので、熱を計ってみたところ、8度4分ありました。 ……つまり、体調を崩したわけです。 今タイプしてるのも結構つらいです。 ああ、皆さん、本当にごめんなさい。 自分の管理もできないアホです、俺は。 有言不実行が何より一番嫌いな俺ですが、 今回は自分でそれをやらかしてしまいました。はぁ。 原因は、何かよく分からんのですが、 とにかく今は自分に対する苛立ちと、申し訳なさで頭が一杯です。 ああくそ、俺のバカヤロー! そして皆さん、マジでごめんなさい。 次の機会に向けて体を鍛えます。ううぅ。 -------------------------------------------------------------------------------- お大事に。 No.0699 投稿日 2001年3月9日(金)10時38分 投稿者 西鶴翠 #う、「ウィザーズブレイン」がいかさんとかぶったか。何かほかのものを持っていこう。 >巻島さん。  お会いできないのがとても残念です。今回のレアキャラの一人だったので(笑)。また、いつか、お会いできる日を楽しみに。お体大切に(ひとのこと、言えない)。 >喫煙、禁煙。  そういえば、唯野さんはタバコの煙がダメでしたよね? 今回ちゃんと禁煙席なのでしょうか。それともそういう「喫煙・禁煙」の概念は存在しないのか?(自問) それでは、ハチ公前で。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- ぬお。 No.0700 投稿日 2001年3月9日(金)11時51分 投稿者 なかのん おおお。巻島さんに会えないとは・・・・・・! 残念です。 ご自愛下され。また次の機会もあると思います。乾布摩擦から始めましょう(笑) -------------------------------------------------------------------------------- 寝不足でふらふら No.0701 投稿日 2001年3月10日(土)07時16分 投稿者 唯野教授 今、家に帰りつきました。これから寝ます。オフレポはその後で。 -------------------------------------------------------------------------------- ……おはようございます。 No.0702 投稿日 2001年3月10日(土)07時49分 投稿者 なかのん 帰り着きました。これから寝ます。お休みなさい。 オフレポはやはりその後、ということで。 >唯野さん 大丈夫でしたか?(笑) -------------------------------------------------------------------------------- オフレポ第一弾 No.0703 投稿日 2001年3月10日(土)11時10分 投稿者 弟切 千隼 オフ会に参加された皆さま、お疲れさまでした。 弟切千隼は無事明るくなってから家に帰り着きました。それから一睡もしていません。眠る訳にはいかないんです。今日はこれから親戚の法事です(^^; まずは、相変わらずお間抜けで手落ちが多い幹事を温かく見守って下さった皆さま、どうもありがとうございます m(-_-)m 幹事のくせに会場の店の位置を把握していないのなんて、私くらいでしょう(爆)。 用意良く地図をプリントアウトしてきてくれた西鶴さんのお心遣いに感謝します。 言い訳させていただけば、私はちゃんと早めに渋谷に着いて、店を確認しておこうと歩き回ったんですよ。しかし方向音痴の悲しさ、店を発見できないまま待ち合わせ時刻になってしまった、という訳なんです(;_;) 渋谷駅のハチ公前は予想通りたいへんな人込みで、互いに顔を知っているいかさん・唯野さん・なかのんさん・西鶴さん・私はすぐに落ち合えたものの、すぐ近くにいたはせがわさんを発見できず。茶羽根さんは割と早めに合流できて、八神さんも加わって、一番遅れた新木さんと、やっと発見できたはせがわさんも一堂に会して、会場へ。 東京に不案内な幹事に代わり(^^;、茶羽根さんやはせがわさんが案内して下さいました。 一次会はイタ飯屋で、新木さんの「普通の高校生活取材」と「西鶴さんの作品批評」が行なわれました。ちなみにここでは、巻島さんの分のデザートのアイスクリームは私がいただきました(^_^) 作品批評が佳境に入った頃に時間切れで一次会の会場を出て、すぐ隣のアンナ・ミラーズにて二次会開始。ここでも中身の濃いお話が聞けて、弟切千隼はちょっぴり利口になった気分が味わえました。 (気分だけで、実際に利口になっているとは限りません……)。 二次会が終わった時点で茶羽根さんとはせがわさんが離脱。私も含め数人が終電を逃して、東京で夜明かしすることが決定しました。 残りの面々で新宿へ向かう途中、西鶴さんが離脱。残った六名で新宿のカラオケ屋で夜を明かしました。皆さん話す方が楽しくて、あんまり歌いませんでしたよね。 弟切千隼は一人でカラオケ屋で眠っていました。本当に怠惰な幹事で、皆さんごめんなさい。少しは眠らないと今日の法事までもたないと思ったんです。 真っ先にオフレポを書いたので、これで許して下さい。 最後に、巻島さんにお会いできなくて残念でした。関西圏の方の高校生活のお話など、聞きたかったです。ぜひまたの機会に首都圏においで下さい。 -------------------------------------------------------------------------------- 純和風の神社のドアを蹴破ることについて。 No.0704 投稿日 2001年3月10日(土)15時29分 投稿者 西鶴翠  というわけで、私も弟切さんとかぶらない程度にオフレポを。九人が出会ってから一次会に至るまではほぼ書かれてしまっているので、一次会と二次会の内容について細かく書きましょう。無論、脚色はします。  一次会。イタメシヤでした。まずは、恒例の自己紹介。いかさんが「西鶴です」と名乗るなどのハプニングがあったものの、そして、司会役のみやびさんが自分の紹介を忘れたりしたものの、新木さんは全員の名前をほぼ一発で覚えてしまったようです。恐るべき人です。人間ワザではありません。  食料としてはパスタとピザとその他そんな感じのものが出ました。新木さんがめちゃくちゃよく食べていました。いかさんはアルコールな感じでした。二人とも人間ではありません(いかさんは、いかだし)。  席順として記述しておくべきなのは、新木さんが十人掛けのテーブルの中央に座ったこと。そして、みやびさんもやはり中央に座ったこと(新木さんの対面である)。この席順がオフ会の主導権の在り処をものがたっています。ちなみに、私は左隣が弟切さんで、対面が八神さんで幸せでした。  そうして、新木さんはバッグの中からなにやら紙をとり出しました。私の原稿でした。しかも、五部くらいありました。まだ食事は始まったばかりです。事前に胃薬を飲んでいたにもかかわらず、私の胃は痛くなりました。「非人道的なことはやめてください」私は主張しました。「そうだよ伸くん。食事が終わるまで伏せておこうよ」みやびさんも言いました。いい人です。みやびさん。  救世主はさらに現れました。唯野さんです。待ち合わせのときに「文学部唯野教授」のハードカバーを持っていたあの唯野さんです。「資料です」と、おもむろに「高校の行事予定表」を新木さんに差し出したのです。これにより、ようやく本日の任務の一つ目の「最近の高校事情についての会談」となりました。始業時刻、昼休み、掃除、部活、文化祭など、その辺りの一般的なことを話しつつ、なぜか「電圧計の誤差について」の話にもなりました。みやびさんと私と新木さんで「誤差」についての熾烈な議論を交わしている横で、なかのんさんと茶羽根さんと唯野さんといかさんは「文系には関係ねえ話だ」と穏やかに談笑しており、女性陣二人は食料を摂取していました。  ちなみに、あの話の答えを、教科書から写し取っておきますので、新木さん、参考にしてください。 「例えば1.0級の定格電圧100Vの電圧計では、等分目盛の場合、最大目盛100Vの±1.0%すなわち±1Vの誤差が、摩擦などのため全目盛り範囲で許されている。ゆえに、誤差の割合は小目盛になるほど大きく、10Vの指示では10%になるので、計器はなるべく目盛の大きい部分で測定するのがよい。」(「改訂電磁気計測」コロナ社・改訂版第9刷32ページ目より) (ちなみに、5%という大きな誤差を持つ計器はないはず……。0.5%の誤りでは?)  閑話休題。  とにかく、恙なく「高校談義」は終わりました。そして、食事も終わりました。残っている話題は、「創作談義」です。新木さんが、「西鶴の原稿」をみなさんに配りました。新木さんの瞳の中に映る私は、怯えた表情をしていました。  「じゃあ、まずは、褒めるところから行こうか」。つまり、褒めたら貶すぞ、という合図です。しかし、残念ながら、新木さんに褒められた部分はほとんど覚えていないのです。この掲示板を読んでいる皆さんもご存じのとおり、新木さんは褒めるのが下手なのです。そのかわり、みやびさんの言葉は覚えています。  「センス」です。  具体的な例を出しましょう。みやびさんは言いました。「例えば、夜になったことを書くためには、昼間を書かなきゃいけないんだよね。つまり、西鶴くんはそれを冒頭で書いているの」「駅のホームで向こう側を見ても、この発想はできないよね」などなど。そのたびに、「センス」という言葉を使っていました。しかし、みやびさんは私を過大評価していました。  「感心したのはね、冒頭。単に『不気味』じゃないんだよ。『不気味だけど心地いい』んだよ。そこにこの話の全てを集約しているんだよね。そこがすごいところ」みやびさんは言いました。けれど、私は違うと思いました。だから私は言いました。「無意識にやっていてもすごいんですか?」。せっかくのお褒めの言葉をもらえたのに、私は台無しにしてしまいました。ごめんなさい、みやびさん。  そして、本格的に問題点への指摘が始まりました。  「回想の仕方が三つあるんだよね……」という話から始まりました。新木さんの感覚的な問いかけと、みやびさんの理詰めの質問が、私に襲いかかりました。詳細は拙作を読んでいないと分からないので、省略します。一時間近く、批評でした。  新木さんとみやびさんが料金を精算しているあいだに、「若い作家志望者たち」は先に店の外に出ました。「なにか、とても貴重な話を聞いてしまった気がする」「これは、受講料を払うべきなんじゃないのか?」などなど、興奮気味でした。非常にためになりました。  二次会。一次会場から歩いて8秒のところにあった喫茶店で行われました。最初から「創作指導」です(このオフレポでは面白そうなところだけをとり上げますが、実際にはかなり密度が濃くて、具体的なものでした)。  新木さんはなにやら文庫本をとり出しました。「うん、この見開きがいいかな」などと周りに聞こえるように独り言を呟いています。そして、「誰かやってみたい人いる?」と謎な発言をしました。一体何をどうやれというのでしょう。掲示板でもよく見られる新木流なぞなぞです。やります、と手を挙げたのは意欲あふれる唯野さんでした。  「じゃ、まず14ページから16ページの冒頭まで読んでみて」。唯野さんは言われるままに読みました。「何かおかしかったところない?」新木さんは言いました。唯野さんはもう一度、文庫本に目を通しました。「ここですか?」と言った唯野さんの答えはよく聞こえなかったのですが、間違っていたようでした。  新木さんは次に私に文庫本を渡しました。私には、受けとり拒否権は許されていないようでした。私は読みました。「ここですか?」。  当たりのようでした。「一人称なのに、三人称の書き方をしている」ということなのでした(ここまで書いて、私は気づきました。詳しいことを書くと、どの作家のなんという本なのかがばれてしまう。というわけで省略)。とにかく、「視点」の話でした。  いや、やっぱり書きましょう。「僕は恐ろしい形相を彼女に向けた。」という地の文があったとします(この文は西鶴が適当にでっち上げたものです)。この文は一人称で「僕」が視点です。けれど、「他人から判断」するべきの「恐ろしい」という語が入っています。これが、「一人称なのに、三人称の書き方」というやつでした。  二次会は、基本的には、私の「闇の中で振り向けば」の添削と、なかのんさんの「鳥窓」の批評が二つのテーブルで同時進行でなされていました。かなり細かくて鋭い突っ込みを受けました。一番多い突っ込みが、「作者の頭の中でイメージできていない。イメージしていても書いていないために読者に伝わっていない」というものでした。これ、今回の主題のようなので、作家志望者はメモしておくように。細かい話は、特にオフレポに書いても詰まらないので、書きません(書くのも詰まらないし、読むのはもっと詰まらない)。それから、「人間が書けていない」とも言われました。私の作品を読んで、「書けている」と思った方は、気をつけてください。  だいたいの指摘に対して、「これから気をつければ徐々に治るだろうな」と思いました(または、「治す必要がない」と思いました)。けれど、一つだけ、治すべきなのに治す自信のないものがありました。  こういうものです。  「超強力磁石のようにひとを惹きつける。」という文を私は書きました。これに対し、指摘が入りました。「超強力」はおかしい、と。そして、「磁石のようにひとを惹きつける、という慣用句はあるかも知れないけれど」と、新木さんは言いました。実のところ、私には何がおかしいのか分かりませんでした。今日になって、朝御飯を食べたあとに風邪薬を飲むまで分かりませんでした。私に「超強力磁石」の「おかしさ」を教えてくれたのは、風邪薬の袋の隣にあった英和辞典でした。  結局のところ、「磁石」という言葉を、私は「マグネット(magnet)」と同義にとっていたのでした。マグネットにはアトラクションと同じような意味もあります。だから、「マグネットがひとを惹きつける」のは当然のことだと私は考えていたわけです。けれど、「磁石」には、日本では「強磁性体の石」という意味しかないのでした(方位磁針の意味もあるようですが)。確かに、「石が人を引っ張る光景」を思い浮かべると滑稽です。  そして、題名の「純和風の神社のドアを蹴破る」という話になります。みやびさんは言いました。「ある人が、『純和風の神社』を描写したあとに、『ドアを蹴破る』という表現を使ったんだよね」。みんな一斉に爆笑しました。けれど、私だけは笑えませんでした。おかしさが分からなかったからです。「純和風の神社のdoorを蹴破って、何が悪いのだ」と。私の頭の中では、障子か何かを蹴破る光景が頭に浮かんでいました。だって「door」なのです。神社にある「door」といったら、障子とかふすまとか、とにかくそういうものです。けれど、みなさんは、洋風の「ドア」を連想したようでした。  このあたりの言語感覚が、私にはありません。それが、新木さんやみやびさんも気づかなかった私の弱点です。  「からすが飛び立つ話」はなかのんさんご本人に任せましょう。  というわけで、有意義な二次会は終了しました。  その後、弟切さんのレポートにあるように、私と茶羽根さんとみやびさんは、帰路につきました。ほかの六人は朝までねばった様子です。  その様子は、ほかの方々のレポートに書かれることでしょう。  今回、一つ疑問が残りました。「創作講義」のときに見せる論理展開は、新木さんよりもみやびさんの方がはるかに鋭いのです。つまり、みやびさんの方が理論構築が進んでいると見てよいでしょう。にもかかわらず、作家になっているのは新木さんです。一体、どこに原因があるのでしょうか。 ということで、オフレポ終わり。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 忘れ物。 No.0705 投稿日 2001年3月10日(土)15時47分 投稿者 西鶴翠 #書き忘れたことが二つばかりありました。 参加者の皆様、昨日は大変お世話になりました。それから、巻島さん、いつか会いましょう。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- No.0706 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- オフレポ/typeなかのん No.0707 投稿日 2001年3月10日(土)16時56分 投稿者 なかのん というわけで、四時間睡眠の後教習所へ強襲し、集中力を欠いたまま「急発進・急ブレーキ」をやってきたなかのんです。すいません、一つ上の削除は僕です。ちょっと間違いが。 さて、一次会・二次会はほとんど書かれているので、とりあえず西鶴さんに譲られた「烏が飛び立つ話」を。 生け贄となった僕のヘタレ作「鳥窓」、これは一言で言えば 「変な空間で、宙に浮いた窓から出てきたでかいカラスに自分の死体が喰われるのを、傍らで見ている男の話」 です。んで、カラスの動きが問題だったわけで(無論他にもありますが、それは西鶴さんが新木さん・長谷川さんに指摘されたことと同じです。視点の問題とか)。 このカラス。僕は「普通に見るもののゆうに四倍はあった。小さな目は毒々しい赤、嘴は禍々しさを醸し出している……云々」と書きました。そして、そのカラスは 「宙に浮く窓から飛び立ち、窓の近くにある死体の横に降り立った」 のです(原文とは違います)。 批評してくださった長谷川さんは「普通の四倍もあるカラスが、こんな動きをするだろうか。この大きさ、この距離なら『ぴょん』と『跳んで』下りるだろう」と指摘されました。 なるほど。確かにそうですね。これもやはり、イメージの問題。ちゃんと映像として、窓・死体・カラスの位置関係がイメージできていなかったために起こったミスでした。 ……まあ、どでかいカラスの赤い目が「小さい」ことは置いとくとして(置くな)。 しかし、実のところ僕が一番ショックだったのは、長谷川さんの 「まあ、こういう話は若い人がよく思いつきそうな話だよね」 というような一言だったりします。にゅ。 後は長谷川さんをかこんで「出版されたときに、同じ文字・同じフレーズが隣り合ってはならないが、それはなぜか?」といった問答や、長谷川さんと新木さんの激烈なる戦いの歴史、「みやびさんのバカッ!」と平手打ちされて泣いて帰られてしまった話など、生々しくも「くすっ」と笑える話をしていただきました。 そして三次会。これは、新木さんに勇猛果敢に挑んでいった「さだまさし」唯野さんと「天才」いかさんにお譲りして、僕は終わらせていただきます。 とにもかくにも……みなさん、お疲れさまでした。来られなかった巻島さん、会いたかったです。次以降に持ち越しですね。 では…… P.S. マリ姉は勘弁してください(泣)。  -------------------------------------------------------------------------------- オフレポ No.0708 投稿日 2001年3月10日(土)17時40分 投稿者 唯野教授  やはり人と待ち合わせする時は五分前行動が基本であるという認識の下、はやめにハチ公前に行ったら一時間前でした。  仕方ないので○翼の変な替え歌を聞きながら「文学部唯野教授」を読んでいたら間もなくいかさんが現れ、近くの本屋で時間をつぶすことに。  理由は違えど「『夜明けのブギーポップ』はどうかと思う」という結論で一致した後、待ち合わせ場所に戻って他のメンバー五人と合流。しかし本日の主役である新木さんとはせがわさんがなかなか見つからない。  誰かが冗談で「ハチ公の上に登って探そう」などと言い出し、一同笑っていたところでいかさんが本当にハチ公に近寄っていったので慌てて全員で止めたという微笑ましいエピソードの後、新木・はせがわ両氏が合流。 遅れた原因は「空の青さが弟切さんの携帯電話の留守電機能に作用し、太陽が黄色かったため」のようです。 その後のイタメシヤとアンミラは前のお二方のレポを参照のこと(楽だ)。 アンミラ閉店後は終電に遅れた六人で場所を新宿歌舞伎町に移し、カラオケボックスで一夜を明かしました。新木さんからいろいろと業界話も聞けました。 たとえば、電撃文庫の黄色いオビにある新刊案内は、初刷が多い順(つまり人気の高い順)にならんでいるとか。他にもいくつかあったのですが、内容が少々ショッキングなものもあったので控えさせていただきます。 さて、今回のオフ会においては、おもに以下の内容が講義されました。 1、場面の状況と視点の位置を頭の中で完全に構築すること。 2、自分の書いたものを読み返す時、頭の中の文章を読まずに、書いてある文章を読むこと(わかりにくいと思うけどうまくまとめられない)。 3、重要度の低い描写を多くして読者を混乱させないこと。 さらにカラオケボックスでは 4、この作品はどんな内容であるか、一行で言えるくらいまで自分が何を書きたいのかを理解すること。 5、冒頭五ページはその後の部分を多少犠牲にしてでも死力を尽くして面白くすること。 について話していただきました。アンミラとカラオケは新木さんとはせがわさんに奢っていただいたので、事実上三千円強でこれだけの内容を教わったわけです。今回のオフ会に参加できなかった人は歯軋りして悔しがるんじゃないかなあ。 追記 >西鶴さん >超強力磁石 いや、たぶんそういうことではないのですよ。「神社のドア」についてはそれでよろしいかと思うのですが、磁石に関してはまだ誤解があるように感じます。 「超強力磁石」という表現は、ダサイという評価を受けましたよね。 おそらく西鶴さんは「磁石のように人を引きつける」という表現では弱いと感じたのだと思います。しかしその表現を強めるためにしたことが「『超強力』を頭にくっつけるだけ」というのはあまりにも安易ではないか、そういうことだと思うのです。 -------------------------------------------------------------------------------- みんな元気だなぁ No.0709 投稿日 2001年3月11日(日)00時27分 投稿者 新木 伸  むう。OFFレポが出そろってる。  もう書くことないやん。  超強力磁石の件は、まだやっぱ誤解があるかなぁ。  唯野さんの言っている「容易すぎるだろ」という意味も、もちろんあるんだけど、それよりも、なんつーか、もっと簡単で感覚的なものなのだが。(唯野さんも、わかってないのかな?)  「磁石のように人を惹きつける」という描写があるだけなら、まあ、陳腐だなぁとは思うけども、わざわざ指摘するほどのこともない。  ちなみに日本語では、「磁石」も「マグネット」もまったく同じ意味で、磁性を持った鉱物のことをさす。「magnet」は、これは日本語じゃないよね。英語の「magnet」なら、たしかに「魅力的な」みたいな用法があるみたいだけど。  「超強力磁石」って言葉自体が、これがもう決定的にダサい。  言っているのは、単にそのことだけね。含みとか、深い意味とか、そーゆーのはないんだってば。人を惹きつける魅力の描写で、磁石を出してもいいのよ。  このとき「強力磁石」でも、ぎりぎりOKかもしれない。  でもそこに「超」まで付いちゃうと、もはやNG。  いわゆる「NGワード」ってやつだな。  耳に入っただけで、背中がこそばゆくなってこないか?  まあ、あのときあれだけわからなかったのだから、これでもわからないだろうなぁ。  ほかにもいろいろ似たような例をだしてみようか。  「彼は勉強もスポーツもこなすスーパーマンなのだった」とか。「彼女は運動音痴なのだった」とか。「超合金製の分厚い扉」とか。  あと、ちょっとたとえが違ってくるけど、「IQ300の天才」とか、「MIT卒の〜〜」とか、そんな設定の人物が出てくるのと同じぐらいダサい。  どれも「NGワード」なわけだが。  あと、「ドア」はドアです。日本人が日本語で「ドア」と発音した場合は、それはカタカナの「ドア」のことをさすのであって、けっして英語の「door」ではないのね。  そしてカタカナの「ドア」。  これは洋風の「ドア」のみをさしていて、和風の「引き戸」はここには含まれません。  これが「戸」という言葉だったら、「開き戸」と「引き戸」という二種類の意味が含まれているから、「戸を蹴破った」とあってもおかしくはないのだろうけど、「ドア」は開き戸、それも洋風のものだけを示す言葉です。だから神社に「ドア」があってはおかしいわけ。  あと逆に、「仏壇のドアを開いた」とかあると、これもまた間違いなわけ。たしかに仏壇の戸は開き戸なんだけどね。和風の開き戸ってのもあるわな。 -------------------------------------------------------------------------------- 観音開きのドア No.0710 投稿日 2001年3月11日(日)16時13分 投稿者 弟切 千隼 上の「超強力磁石」や「ドア」のお話を読んでいて思い出した事があります。 これは、実はオフ会の最中に思いついたのに、眠くて頭がぼけていたため言わなかったことなのですが……。眠たがり屋の大ぼけ弟切ですみません。 まず、「超強力磁石」について。 日本語というのは、漢字かな混じりで書かれます。漢字の方が画数が多くて、見た目に自己主張が強い文字です。かなの中に漢字があるとそれだけで目立って、その部分が強調されるということです。 その、それでなくとも目立つ文字が五文字も続いた単語が出てきたら、もう目立ちまくりですよね。読者の目はいやでもこの単語に惹きつけられて、これはよほど重要な意味を持った言葉なのかな、と読者に意識させること間違いないでしょう。 それが本当に作者が強調したい部分だったなら何ら問題はありません。けれども、「超強力磁石」の場合は、おそらく作者はその単語自体を強調したかったのではなくて、単なる譬えとして使ったのですよね? なのに修飾語の方が被修飾語よりも目立つのは、主客転倒してしまっているということで、まずいでしょう。「犬が尻尾を振っている」のではなくて、「尻尾が犬を振り回している」状態ですね。 次に「ドア」について。 昔、プロの小説家をやっている知人が「アマチュアが書いた小説で読んだ中に、ウィーンかどこか、ヨーロッパを舞台にした重厚な歴史小説−少なくとも、書いている本人はそれを狙っている−があって、その中に『観音開きのドア』という表現が出てきて笑った」という話をしてくれたのを思い出しました。 これのどこがおかしいのか、皆さんはわかりますよね? -------------------------------------------------------------------------------- オフレポ No.0711 投稿日 2001年3月11日(日)17時27分 投稿者 いか  PARTY7というB級コメディ映画を見た足で待ち合わせ場所であるハチ公へ向かう。この場所は東京駅の『銀の鈴』に並ぶ有名な待ち合わせ場所で、見渡すばかり人人人である。まぁ、犬犬大だったら厭だけど。その人の多さに同じ場所にいても気付かない事が多いので、佳く待ち合わせに使う人間は「ハチ公の足下」やら「ハチ公に跨っている」など、細かく云うのが常識らしい。それに比べると、書かれていたのは「ハチ公前」という極めて象徴的で判りにくい。目印に『電撃文庫』があるとはいえ、本当に会えるかなと少しばかり杞憂しながら像の左脇らへんに腰をあずけると目の前に『文学部唯野教授』という妖しげな本を読みながら、膝にハードカバーのブラックロッドを置いた男性を発見。ハードカバーじゃ電撃文庫じゃないやん、と心の中でつっこみながら声をかける。 「あなたは神を信じますか?」  少しばかり瞬きをして私のことを見つめた後、左右対称の笑みを浮かべた。 「やあ、君か。少しばかり待っていたよ」 「どうも、いかです」 「君がいか君か。僕は――無責任な噂の中で……」  とにかく、約束の時間よりも一時間近く前に唯野教授に出会った。上のような会話は当然していない。  三十分ほどTSUTAYAで時間を潰し、ハチ公の鼻先近くにいるとなかのんさんが駆け寄ってくる。それを皮切りに西鶴翠さん、弟切千隼さん、茶羽根さん、八神さんの順番に集まり始める。しかし、みやびさんと新木伸さんが一向に現れる気配がない。さて、どうするか。ここで、女性陣二人が「尻作家―!」と叫べば来るような気がするが、たぶんその申し出は断られると思ったので止めておいた。結局、当初に感じた不安どおり、二人は別の場所で待っていたらしい。これからは「ハチ公のケツの前」と細かく待ち合わせをしようと心に刻む。  巻島さんは風邪を引いてしまった為に来られない為、九人で予約してあるお店へ迷路のような道を進みながら向かう。その間、「みんなで西鶴さんと自己紹介をしよう」という計画を立てたが、実際に行ったのは私だけだった。  LOUND 1 イタメシヤ ラ・パウザ  私はというと、アルコールを摂取することに勤しんでいた。やはり元を取らなければお金の無駄であるし、お酒が好きなので煽るように飲む。勿論、固体も多く食べたのだが、茶羽根さんがパセリ(だっけな)が嫌いというので、楽しみにしていたスパゲッティが手に届かない場所へ行ってしまった。茶羽根さん1ポイントゲット。10ポイント貯まると、私から秘密のプレゼントが貰えるので気をつけましょう。なんだかな。  九人でテーブルを繋げて広く座っている為話題が分散するが、主軸は中央に座っていた新木さんなので話題がそこに集中する。『高校生談義』では、私が通っていた高校が基本的であるということになり、数年前を思い出すことになる。そういえば、ときメモ好きラのガーマンであり寺の息子は今はどうしているだろうか……。  さて、話題は西鶴さんが書いた『闇の中で振り向けば』となる。感想を書いた筈なのだが、メールで送るのを忘れていた。今更感想を云うのもなんなので、みやびさんと新木さんの話に耳を貸す。話しの概容は内容よりも技術論に終始していたので、自分に置き換えて考えてみる。  リアリティの問題。金髪青目と西洋風キャラクタが登場するファンタジーならば日本文化を入れてはいけない。簡単な話、お姫様が厠に行ったと書いてはいけないということだ。トイレと書きましょうという意味なわけだが、お姫様のそういうシーンを書こうという魂胆自体間違っている。ダメな例だ。西鶴さんのオフレポートにも書いてあるが、同様に書いたように『純和風の神社のドアを蹴破る』というのはおかしい。それについて新木さんも書いているので特に記す必要はないが、私的にはこう考えている。「She love」を見て、違和感を覚えるか覚えないかの差。大方の人間は文法が間違っていると思うかもしれないが、これは間違っていない。日本の英語教育では、「She loves」としなくてはならないのだが、黒人英語では有効なのである。ラップなどを聴いていればよくあることだ。しかし、ラップや黒人キャラクタがメインに出ているときだけに有効であって、通常使えば間違いである。  描写の問題。一つの動作にも色んな言葉がある。それを使いわけなければいけない。しかし、これは気をつければ佳いだけの問題というものであると私は感じた。やらなければいけないのはいわば発展形ものである。走る動作が出来る人間はマラソンを走れない訳がない。それから先は、いかに効率よく速いタイムでゴールへ向かうことが出来るのかを考えればいいのだ。  LOUND 2 アンナミラーズ  お珈琲お紅茶とは云わないが、お冷やとは云うのも日本文化の特徴だろうか。しかし、店の雰囲気は和風というよりも、むしろ風俗に近いと感じた。このお店に何度も通う人の気持ちが判ったつもりになる。あくまでつもりである。  話題は前の店から継続してヤミフリ。位置的に話の中心近くにいたので、先程よりも積極的に話題に参加したのだが、心の中ではこのお店の制服について語り合いたかったのはここだけの秘密だ。記すことは色々とあったのだが、アルコール漬けの頭では覚えてられるわけもなく、何を云ったのか覚えていない。覚えている台詞は『お代わりお願いします』と新木さんが云っていたことだろうか。だからなんだと云われても、覚えていないものをどうすれば佳いというのだ(逆ギレ)。  ヤミフリが印刷された紙が回ってきたので、それに気になる箇所を書いてはみるが、技術的なところは新木さんとみやびさんが云っていたので、ホップステップジャンプとどうでもいいことを書く。書くを同じ文章で使っちゃダメ。とか、そんな感じ(判らないよ)。  LOUND 3 カラオケバトル  なかのんさんだけが帰ることが出来なかったので、見捨てることもできたのに、みんな優しいから彼のためにカラオケに行くことになる。なかのんさんは感謝すべし。これに参加したのは、私を含む六人で、茶羽根さんとみやびさん、西鶴さんはここでお別れとなる。ああ、これからが面白いのになぁ、と意味ありげなことを書いてみよう。ふっふっふ。  場所は新宿歌舞伎町。カラオケボックスというよりも、カラオケ板の間と云った方が適当で、禅の修行をするのにはもってこいだった。八神さんあたりが、目で「こんな場所に座れるかよ、けっ」と吐き捨てるように訴えている気がしたが、目を合わせていないので知るわけもなく、これは私の妄想だ。  カラオケボックスとコンセントは切っても切れない関係だが、初めのうちカラオケする気が無かった私たちにとって、重要な関係は新木さんのノートパソコンの電源を確保する方が大事だった。しかし、電源が一つしかなく、カラオケ側のコンセントを外してしまうと使い物にならなくなってしまうので諦めるしかなかった。 結局、三時くらいまで唄うことはなく、新木さんの話しに耳を傾けることになる。途中、弟切さんが睡眠準備をしていたが、毎度のことなので誰も声をかけない。  その中で私が重要だと思ったことは二つ。 一つに、序文でいかに人を引きつけるのかだろうか。それはいかにして客に買わせるのかであり、自分が書いた作品を最後まで読ませることにも繋がることである。逆を云えば、最初が相手を引き込むことが出来ない作品では欠陥品ということでもある。たとえ、壮大なクライマックスが待っていようとも、そこまでもっていかなければ意味がないということだ。立ち読みで最後まで読む人は少ない。最初の数ページで買う買わないの評価をされているというのは自分の身に置き換えても判ることだろう。実際に出版している本を見せて、それを証明してくれた。それは新人賞を受賞した若造だってやっている。プロの仕事ではなく、読ませる上での創作技術の一つである。それくらいやらないとプロにはなれないということと同意である。  あとは、私はあえてエンターテイメントと限定するが、作品をいかに短く紹介できるか。話しの中で挙がった例なのだが、一度も読んだことない人に『バトル・ロワイヤル』を紹介するときに、「クラスメイト四十人が皆殺しゲームを強要される話」といえばインパクト共に大まかな内容が伝わることだろう。ライトノヴェルスならば、多くの場合帯を見ればその吸引力は判るはず。自分の作品に置き換えてみて短くできないのならば、内容を把握していないか、軸が分散しているかのどっちかだろう。どちらにしても駄目である。  そうした話しをした後、やっとカラオケタイムとなる。妙に古い時代から選曲されたものや、アニソンがメインだったのは、たぶんあれだ。つまりそうだ(?)。終了二分前に電話が鳴ったので、少し慌てながらカラオケボックスから退散した。  空を見上げると、小汚いビルにつけられた魅惑的な看板ばかり目に映る。その切れ間から昇る朝日が見れば素敵なのだが、うっすらと陰っていたのでそれは見えない。がっかりだ。駅に向かい、そこでいろいろと謝礼をして家に戻った。  作家というのは、一字一句考えなければならない。思慮が足りずに相手に誤読されれば、 それは物語を想像さているのではなく、別のストーリィを相手が生み出しているのに過ぎない。下手をすれば、物語自体構築されていないこともありえる。ゲームのプログラムは単語のスペルを一字間違えただけでも命令をきかない。それは、物語を作る上でも同じ事だろう。  しかし、物語を作るのは大変であるが非常に楽しい。自分が絶対者となり、現実には出来ないようなことも作り出すことが出来るのが魅力的なのだろう。そして、こういうことができる。  このオフレポはフィクションである。  いや、冗談ですけどね(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- 行きたかったなあ。 No.0712 投稿日 2001年3月11日(日)19時09分 投稿者 本家・鷹見一幸 「作家とは」という覚悟の言葉は、結構シビアだな 果たして俺は「作家」としての仕事をしてきたんだろうか? 文字の一つ一つをそこまで吟味して書いているだろうか? 俺は「原案」の仕事をやってきたけど「作家」の仕事は やってこなかったからね。「お話し」しか考えて来なかった 俺の中では「文字」とか「文章」の位置が低いのがよくわかる 作家ってのは「現実を直視できるロマンチスト」でなくてはならない でも、それは最低限の条件なのかもしれないな -------------------------------------------------------------------------------- そういえば、よみかく No.0713 投稿日 2001年3月12日(月)01時46分 投稿者 新木 伸  メインのほうは更新が止まってるけど、ミラーサイトのほうは動いているのね。  杉井さんの長編、読みました。  あれって、あそこに上がっているということは、どこかの賞に応募して落選したってこと? -------------------------------------------------------------------------------- 泣けるわ No.0714 投稿日 2001年3月12日(月)11時08分 投稿者 巻島翔史 近年、リストカットは一種の流行になっているらしいが、 俺もその流行にのっかってみようかしら。 ええと、次行けそうなのは何時だ……夏か。 皆さんのお気遣いと自分の現状を省みると泣けてきます。 >あれって、あそこに上がっているということは、どこかの賞に応募して落選したってこと? 最近の新人賞は、商業目的でないネットでの作品掲載は、未発表作品として、扱うところが増えてきています。 電撃とか、スニーカーとかもそうですね。 -------------------------------------------------------------------------------- お疲れさまでした。 No.0715 投稿日 2001年3月12日(月)19時31分 投稿者 杉井光  分室オフ、みなさん盛り上がっていたようで。いやほんと、行けなかったのが悔しくてなりません。オレはみなさんがみどりちゃんをいじめてテンション上げている間、徹夜で麻雀していました。遊びではありません。そういう仕事なんです(涙)。ここのオフレポも十分力が入っていて面白いのですが、後日、参加者の一部を拉致監禁して詳しい話を聞き出す予定です。心当たりのある人は覚悟しておいてくださいね。 >新木さん >杉井の長編  あぁ、そうですか……読んでしまいましたか。多分新木さんが読んだのは第三稿ですね……。あれから二三人に色々と言われて、自分でも反省して改稿に精出しているところです。できればあと一週間ぐらいミラーサイトの存在に気づいてくれなければよかったのに。  アレは、まだどこにも出していません。うまくまとまれば、電撃に出します。まとまらなければ……「ラストハロウィン」を直して出すんでしょうか、やっぱり。  貧乏暇なし。杉井でした。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- オフレポだけ…… No.0716 投稿日 2001年3月12日(月)20時44分 投稿者 やの(茶羽根)  OFF会とは全然関係が無く、ちょっと(かなり)精神的にきています。辛い……。 OFF会>  色々楽しませて頂きました。特に、新木さんとみやびさんには色々勉強させていただきました。  土曜に用事がなければ徹夜コースだったんですが……。でも終電間際の電車は死ぬほど(誇張でもなし)混んでました(x_x) いかさん>  なんだ、言ってくれればお取りしましたのに。私はシソと梅がダメでして、あれはシソがまぶしてあったんですよぅ。  でも10ポイント目指して頑張るのも面白いか?(笑) -------------------------------------------------------------------------------- >杉井君 「C☆」とか No.0717 投稿日 2001年3月13日(火)07時29分 投稿者 新木 伸 >C☆とか  前にも書いたけど、「読みました」。  アマチュアの作品に対して、僕が「読みました」って書くのは、まず最大の褒め言葉だと思うように。  「読んだ」っていうのは、最後まで読み切ったということね。  普通、最後までなんて読まないから。っていうか、読んでられない。つらくて途中で投げだす。こちらが金をもらってるわけでもなく、なんの得があるわけでもないのに、つらい思いまでしてわざわざ最後まで読むかって感じ。  ちなみに飛ばし読みした作品は、「眺めた」って言ってると思う。「頭のとこだけ眺めた」とか、そういう使い方もする(笑)。  「C☆」の場合、三百枚の長編があがっていたので、ざっと眺めるつもりでクリックしたら、なにやらおもしろそうなのでブラウザ上で読みはじめてしまい、途中で思い直して、エディタにカット&ペーストして、じっくり読んでいった。……で、一気に最後まで読み終えてしまった。  んで、感想。  率直に言うと、現状だとこれにカネは払えんな。  ……っていうか、金返せって感じ。もし店頭で見かけて、買うことに決めて持ちかえって、それで家で読み終えたとしたならね。  盛りあがりが足りん。読後感が悪い。しゃっきりしない。  これはハッピーエンドでないからダメということではないよ。  良かったところ。  追放力って設定が、とてもおもしろい。  でもそれだけ。  作品のテーマっていうかメッセージっていうか、そういうものにはぜんぜん絡んできていないよね、この設定。  子供を戦闘機に乗せる理由が必要なだけなら、ほかにいくらでも手はあるはず。だいたい最後のミンシアの暴走うんぬんは、あれなによ。意味ワカラン。  キャラのなかでは、個人的にはミンシアが好き。いや単に強気の女の子が好みってだけかもしれないが。  ほかのキャラもいい。  キャラ萌えはできるね。これはライトノベルでは大きなプラス要素。武器でもある。  ユーリアンとか女艦長さんとかも、いいエピソードがちゃんと用意してあって、素直に感情移入してゆける。  ユーリアンがピューリットを隊に入れた理由が明かされるとことかで、作者の計算通り、わしも「転ば」された。それまでユーリアン嫌いだったけど、あそこで好きになる。その反動を計算して狙っていたのなら、演出レベル3をあげよう。  この作品、現状の状態で応募するとしたら……。  SF色が強いから、やはり電撃文庫かな。電撃文庫の守備範囲の広さなら、この内容は受け入れられると思う。  ソノラマとかハヤカワって選択肢もあるけど、キャラが立ってるのでやはり電撃か。  電撃文庫に応募したとしたら、いま何次まであるかはわからんけど(三次までだったかな?)、最終選考のひとつ手前まではいくのではないかと思う。  最終選考まで残るかどうかは、それはわからん。  ちなみにある程度直しを入れた状態で送った場合ね。現状のままだと、それもやばいかも。まあこのまんまでも一次や二次なら通るだろうけど。  しかし審査員でもないわしが、こんなこと言うのって「何様だよ」ってのがあるよね(笑)。  でも本当に審査員だったりすると、こういうことって言えないよね。審査員が応募前の作品にコメントなんかしたら、そりゃ不正行為だ。  ところで、これの直しが間に合わなかったら、「ラストハロウィン」を直して応募するとか書いてたけども……。  「ラストハロウィン」って、あれ、すでにどこかの賞に応募したやつだよね? たしか?  たしかに応募規定じゃ「未発表作品に限る」とあるだけで、一度応募して落選したものの再提出は不可となってはいないけど……でもそれ、ルール違反だぞ?  ルールっていうか、書くまでもない基本的なマナーっていうか……。  考えてもみなさい。「第○次通過」といった作品が、「もういちど応募したら入選するかもしれない」とか甘い考えで再提出されてくるようなら、いったいどんなことになるかを……。  そりゃ、いちど二次通過したクオリティがあるなら、もういっぺん応募したって、また二次は通過するだろうけどさ。ダメだったもんを多少直したぐらいでまた読まされて再評価させられる労力ってものを考えてみなさい。  だいたい、直せば商業レベルに達するような作品なら、出版社の側だって前回のときに拾いあげてるって。  入選しなくたって本になってる作品だって、いくらでもあるでしょ。  そうなっていないということは、そういうものだったと思うように。  もったいないとか思うのかもしれないけど、そんなもん、いったんデビューしてからリライトして出版すりゃいいんだ。  再応募していいのは、全面書き直しを実行して、タイトルさえ変わってしまうようなべつの作品に仕立て直したときだけ。  まあ普通はそれだけの労力をかけるぐらいなら、新作書くわな。  一作品を書きあげる労力を費やして、一回クジが引けるのだと思うように。  一作品で二回クジ引こうなんて、こずるいんだよ、考えが。  さて、「C☆」のほう。  だいぶ粗いメモ書きなんだけど、いちど読んで思いついたことを書き出してみた。  いま四稿に直してるところだそうだけど、まあ一、二週間やそこらで直せるところなんて、どうせたいしたところじゃないだろうから、大筋では変わりはないとみた。だからこの三稿で指摘しても、問題ないだろう。  メモ書きなんで、意味がわからないところとかあったら、どしどし質問してくるように。  あと熟読……というほどは読みこんでなく、1〜2時間かそこらで普通に一回読んだきりなので、なにか勘違いをしているところなどあるかもしれない。そこは指摘を返してくれてもいいし、無視してくれてもかまわない。  あと疑問形になっている部分もあるが、べつに質問してるってわけじゃない。こちらが疑問に思った部分を書くときに便宜上、「?」のついた疑問文になってるってだけね。答えは自分で考えて、直しに反映してくれればそれでいい。  まあ返答があると嬉しいけども。  読者としてのこちらの疑問も解けるし。 ●総評 ・つまりこの話、なんの話なの? まるでわからん。少年少女が戦争の道具として使われる話……というふうに読みとったのだが、そんな薄っぺらいもんでいいのか? 正解なのか? ・少年少女が戦争の道具として使われる話を書くことで、なにを伝えようとしてるわけ? この話のテーマってなによ? ・テーマがないならないで別にいいけども、それならエンターテイナー作品に徹してないとだめだよね。なにかテーマがあるように匂わせるのは反則だ。 ・タイトルはなんて読むの? それに意味がわからん。意味の分からんタイトルは、最低にダメなタイトルと思え。要変更。 ・ロボットでなくて戦闘機にしたのは正解。あとは注意して、エヴァ臭さを消してゆくように。まだけっこう残ってるよね。あちこちに。まあ個人的には、エヴァの印象は脳裏に浮かばず、それよりも「エンダーのゲーム」の匂いを感じ取ったわけだけど。 ●構成に関わるようなデカいこと(テーマやらプロット見直しのレベル) ・クリスの出番のこと。冒頭以外、アクニィが拷問を受けているところを助けるシーンまで、まるで出番がない。いきなり現れるのが唐突。作者の都合で出てきてるだけにしか見えない。クリスをストーリーの裏側で動く重要なキャラとして描くなら、クリス側のエピソード(彼女の視点で語られるシーン)が、物語のあちこちに散発的にちりばめられているような構成を取る必要があるのでは? ・追放力とは、いったいなんだったのかということが、まるで不明のまま。こんな重大な設定が、テーマに絡んできていない。この話、追放力という設定がなくても、このまま書けてしまうのでは? いや、疑問形でなく、書けちまうだろ。実際に。問題なく。 ・主人公のまわりの人物(戦友)の力関係が不明。はっきりわからないので、作者がいいかげんに書いているように見える。  ユーリアン(最強)>ミンシア>色々(含むアクニィ)>ピューリット……のように読めるのだが、文中の描写を拾ってみると、ケリィがユーリアンの次に強いと書いてあったりと、なにか矛盾している感じを受ける。だいたい印象の強いミンシアよりも、印象の弱い死に役のケリィが強いってのは、そりゃへんだ。逆だろ、普通。 ・それほど強くなかったはずのアクニィが、敵のサンプルとなりデータを提供する……という展開が、なんだか不自然に感じる。これが最強であるユーリアンなら話はわかるのだが……。あまり強くなかった主人公が急激に伸びてゆくというパターンなのかもしれないが、それにしたってエピソード不足。それも決定的に足りていない。主人公が強くなったと言われても、そのことが実際にエピソードでしめされていなければ説得力などあるはずもない。 ●頭から順に(シーンの書き直し/補足、またはまるごと削除……程度でどうにかなるぐらいのこと) ・冒頭の数ページ分、まったく不要。ばっさりと切り捨てて、「アクニィがその少女と出会ったのは、彼の十四歳の〜」から始めてもまったく問題はないし、そのほうがぜんぜん良くなる。どうして不要か、切ったほうがいいのか? 自分で考えて答えを出すように。・ミンシアがアクニィを好きになるエピソードがない。初めの登場シーンからもう好きだったということなら、きっかけとなるようなことは書かれなくてもいいのかもしれないが……。でもその程度のことだったら、「ミンシアはアクニィのことが好き」という設定はバッサリ捨てて、単なる友人同士という関係だってよいのでは? それでも話は問題なく成り立つと思うが。 ・サマダドキアの夜、ふたりの逃避行がロンに仕組まれたものだとして、あの80時間でロン側はなにを得たのか? どんなデータを得たのか? いつどうやってそれを得たのか? それは新型機の開発と戦局に対して、どんな影響があるものなのか? まるで不明。読みとることができない。わかるように書くように。 ・サマダドキアの夜。クリスはロンの指示を受けてアクニィを逃がしたのか? それとも自分の意志による行動だったのか。不明。読みとれといわれても、これは不可能。 ・最後の決戦にて、大量に出てくるクリスの機体。アクニィのことを平気で攻撃しているようだが、いいのか? 精神支配をされて強制されてとか、そういうことなら、わかるように書くように。 ・ロンはなぜ試作機を渡して、アクニィを解放したのか。そんな自軍の側に不利になる行為をした理由は? あのふたりの逃避行が仕組まれたものならば、あそこでアクニィを始末してもいいはず。またあくまでクリスの自由意志から起きた事態だったとしても、試作機を渡したり、情報を山ほど持ったアクニィを自陣に返す危険の見返りがあるとは思えない。クリスにアクニィを殺すところを見させたくなかったとしても、いったんは逃がしておいてからクリスに内緒で撃墜するなり、いくらでも方法はあったはず。 ・ミンシア暴走のシーン、意味がない。テーマになにも貢献していないように思える。(そもそもテーマ自体が、なんなのかもはっきりとわからないのだが)。それに、もっと大きな問題もある。そもそもラストの見せ場はアクニィが無数のクリスを撃破するシーンのはずで、そのあとにあんなシーンがあっても蛇足にしかならない。たるむだけ。 ・ユーリアンひとりだけが死ぬ意味は? ユーリアンの死というエピソードを通じて、作者としてはなにを書こうとしているのか?(ケリィやロイは死に役だから、あれでいいとして)。 ・ラストでアクニィたちが遊園地に行くエピソード。あれはミンシアとピューリットふたりには、ユーリアンたちのともらいということで意味のある行為だが、約束のその場にいなかったアクニィにはまったく意味のない行為のはず。 ●感性とか人生経験とか大人の洞察とかのこと ・女艦長さんと情報部の女の人との友達付き合い。ふたりともいい年齢なんだから、あのやりあいはないだろうと思った。二人の言い分とか聞いてると、あれじゃ二十歳の若造の喧嘩だよ。あのぐらいの喧嘩もしたことがなく、それでいて親友面してるのって、偽善でしょ。 ●細かいとこ ・クリスの名前と識別コード。クリス・ペンタで、C4のようだけど、ペンタは5の意味だが……? C4はアクニィが戦いの中で遭遇して、それと知らずに撃破した機体のパイロット?(アクニィが捕まるときの戦いにおいて)。 P.S.  電撃文庫の今回の締め切りって、三末だっけ? 四末だっけ?  実際問題として……。  三月末までだったとしたら、「●頭から順に〜」とある項目のところぐらいしか直しは入れられんだろうね。  「●構成に関わるようなデカいこと」のほうは、それこそ、プロットまで戻って直さないとどうにもならんところ。テーマのことまで手を入れるとなると、全面書き直しになりかねんし。  まあプロならば、残り二週間かそこらで、頭から全部リライト……なんてこともやってのける人はいるだろうけど……。(さきに言っておく。わしにはできん。不可能だ)。  本業もあるだろうし、なにより直しに必要なモチベーションをどうやって捻り出すかっていうこともある。  三末までなら、部分直し。  もし四末までなら、クリス視点のシーンを挿入したり、テーマに関わるエピソードを入れてみたり、いろいろできるかも。  まあ出すのは君だし、決めるのも君だな。  わしは指摘しただけ。  でも協力はするし、相談にも乗るよ。  いくらでも利用してくれて、かまわない。 -------------------------------------------------------------------------------- ああ、やっぱり No.0718 投稿日 2001年3月13日(火)10時36分 投稿者 杉井光  この時期に読んでくれてよかったかも>新木さん  と言うか、もっと早く読んでくれたほうがよかったかも(笑)。今回は、手直しの時間が一ヶ月以上もあるという未体験ゾーンで舞い上がっていた杉井ですが(じゃあ今まではなんやねん)、気づいたら一ヶ月切っていました。しめきりは4/10です。微妙なラインですね。 >「読みました」って書くのは、最大の褒め言葉  みどりちゃんとのからみで、持ち上げ方と落とし方が巧くなりましたな(笑)。  とりあえずは、読んでくれたことに感謝、感想をいただけたことにもっと感謝です。焼き肉をおごらなければいけない人がどんどん増えています。 >タイトル  は、ですね、仮題です、すみません。タイトル考えるのはものすごく苦しむので、最後につける人間なのです。 >このまま電撃に応募したらどうなるのか?  について言及して、説得力があって、しかもまわりに差し障りがないのは、新木さんくらいのものでしょう(笑)。まあ、本人の予想も、読ませた人たちの予想もだいたいそんなところでしょう。印で言うと△が二個ぐらい(競馬の話)。 >キャラ  これに自分は正直に驚いています。「話はまあまだまだとして、キャラが救いようのないくらいダメだろう」と思っていたからです。自分はライトノヴェルスに基本的に向いていないのではないかと思ったくらいです。  あ、でもまあ、新木さんの褒め言葉だから、話半分で聞いておこう(笑)。 >ユーリアンの「転ばし」  は。これが演出上の「評価転ばし」だと明確に指摘したのは、もちろん新木さんがはじめてです。わかるものですね(わかるのかな、ふつう)。一応ネタにはなっていると自評していいのでしょうか。  余談になりますが、一度でもクリエイター側の立場に身を置いてしまうと、本来の意味でエンタテインメント作品を楽しめなくなると思いませんか? 妙に分析的になってしまったりして。これは小説の話ではないのですが、僕は音楽を聴くときいつも「まずベースラインだけ聴いて」「そのあとメロディにかかる上の副旋律を聴いて」「パーカッションをバスドラムとその他に分けて聴いて」とかやってしまいます。癖なので、もはやアンサンブルを一体のものとして楽しむことが(あんまり)できません。小説でもこういうことってありますよね? >「ラストハロウィン」、基本的なマナー  あう、これは(僕の方で)なにやら根本的な勘違いがあったようです。何かしでかす前に教えてもらってよかった。 >様々な指摘  今直している部分に割とマッチしている指摘が多数で、「ああ、オレのやっていることはムダじゃないんだ!」と、ささやかな喜びに浸っています。いや、浸っているヒマがあったら書け>自分 >女艦長さんと情報局の女の人  僕と同じくらいの精神年齢に設定したのですが……(肉体年齢は20代前半)。ひょっとして僕がガキなのか? そうなのか? >C4  「C4」は、「テトラ」ですね。このへんは、誰が読んでもよくわからないようなので、もう少しなんとかしてみます。 >でも協力はするし、相談にも乗るよ。 >いくらでも利用してくれて、かまわない。  は、かたじけない。では焼き肉おごる方向で。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ --------------------------------------------------------------------------------  もっと早く読んでくれればよかったのに……とか言うくらいなら、なぜじかに送りつけてこない? No.0719 投稿日 2001年3月14日(水)02時46分 投稿者 新木 伸  いや、送りつけられても、つまらなかったら読まずにポイ捨てするけどさ(笑)。  いつも思うんだけど、わしとかみやびさんとか榎野さんとか鷹見さんとか、ここにいるプロをもっと利用することを、どうしてみんな考えないのだろーか。  もったいないでしょ?  きつく叩かれることが怖いのか? それとも単に遠慮してるだけなのだろーか。それとも叩かれることが怖いんだけど、遠慮しているという言い訳で自分を納得させているのだろうか。  本当に真剣にやってるのだろうかと、疑っちゃうよ。  「真剣にやる」ってことは、遠慮だとかそんなもの、すっ飛ばした次元での話でしょうに。あらゆる物事を差しおいて、もっとも優先順位の高いところに、「よりおもしろいものを書く」ってことが存在しているわけ。そうでなくちゃいかんのね。  遠慮とか気遣いだとか、んなもんはその目的のためにはクソどうでもいいことなわけ。忘れちまえよ、そんなもん。  プロというのは、間違いなく「それ」を真剣にやってる人種なのよ。  だからアマチュアだって、真剣にやってるならば遠慮なんていらんのよ。  ちなみにここをROMしている人に釘を差すために、いちおう書いておく。  わしの場合でも、見知らぬ人からいきなり作品が送られてきたら、まあ普通無視する。  でもわしと杉井君の場合は、よみかく参加者で、知り合いなわけでしょ。  小説や映画やアニメや漫画、物語を純粋に楽しめなくなってくるのは、職業病だよね〜。  でもこれは仕方ないんじゃないか。  どんな職業だって、そうでしょ。料理人だったら、料理を味わうときに素直に楽しめなかったりとか……。  だけどごくまれに、すごく巧妙に作られた作品を読んだり観たりするときに、まるで気にならなくなることはある。そういう作品はたしかに存在する。  いっぺん読んで、分析開始は二度目移行。一度目のときは夢中にさせられてしまって、分析している余裕がない。  最近だと、わしは野尻抱介さんのクレギオン・シリーズで、そんな経験をしたなぁ。  ユーリアンの「転ばし」のこととか。  ……なめてる?  ひょっとしてさぁ。(笑)  あんな程度がわからんようで、飯を食っていけるか。  誰だってわかるよ。っていうか、誰だってやれるし、やってる。空気を吸って吐くようなもの。知り合いの同業者の誰にみせたって、んなもん全員わかるわい。  あれがわかって、さらに実行しているのが原点であって、最低基準であって、それ以下は論外であるわけ。  考え方の基準を変えたほうがいいぞ。  「わかるのはすごい」じゃない。「わからないのは話にもならん」なのよ。  女艦長さん。  逆でしょ。ああいう立場にいるんだから、精神年齢は、実年齢よりも上になるはず。精神年齢として、二十代後半から三十代前半ぐらいになるはず。  でもまあ自分の経験として、三十代前半の精神年齢っていったって、二十歳の時に思うほど、じつはオトナになってないものね。人間、本当の意味でオトナになんて、永久になれないのじゃなかろーか。  ちなみに「僕と同じぐらいの年齢として」って、杉井君はいくつ?  まあそれはそれとして、少なくともあの喧嘩、ガキの喧嘩にしか思えない。精神年齢ぎりぎり20歳がいいとこだな。プラス10歳の齢を重ねた人間なら、どういうふうに喧嘩するか考えるべきでしょう。  あそこで艦長さんのイメージ、一気に崩れた。幼くなってしまった。  喧嘩をしたあとの自問自答のシーンとかは良かったんだけどね。  タイトルとか。 「追放された子ら」  翻訳SF風だと、こんな感じ?  あんま良くないか。  でもまあ、「C☆」に比べたら、どんなタイトルだってましだわな。  ところで、まだ日数があるうちに、なんならもうちょっと付き合おうか?  臨時出張OFFで、場所はホテル杉井ってのは、どう? 来れる人で興味のある人、少人数制。参加するなら「C☆」を熟読してくることは最低条件だな。  ちなみにホテル杉井の収容人数って、どのくらい?  わしも、まあ次巻を書かなきゃいかんところなんだけど(まだ冒頭1P。あうううう)……でもまあ、一晩ぐらいなら空けられる。  今週末とか、金土日あたりのどれかの日とか、どう?  皆で直しの具体案とか検討できるっしょ。  ちなみにやるつもりでいるのは、あくまでアドバイス。  どう直すべきか、って具体的なことじゃなくて、どんな問題があるのか……ってことのほうをメインでいるつもり。  まあ問題点を解決する方法として、わしのほうから2、3のプランぐらいは出したりするかもしれないけど、それを押しつけるつもりは毛頭ないので心配なく。  最終的にどうするかはあくまで作者である杉井君にあるってのは、もちろん大前提で。  それから、限定された期間で直しを入れるときのノウハウも伝授できるかも。  どことどこは手を入れてどこは放置するかとか、作業コストとその効果を考えつつ、直しのプランを立てたりするもの。  これがけっこう色々コツがあるんだな。もう○日あればここまで直せる。しかし○日なら、こことここと。それがいちばん効率がいい……とか。  普通、アマチュアではそういうことはやらないものだよね(なんならもう一年かけて次回に応募したっていいわけだし)。でもプロになるとこれが日常になってくるから。 -------------------------------------------------------------------------------- そうそう、温泉OFF No.0720 投稿日 2001年3月14日(水)03時07分 投稿者 新木 伸  前から言ってた、温泉泊まりがけのOFF会だけども、日程が決定。  5/11(金)〜5/13(日)ね。  またあとで詳しいこととか、書くけども。  とりあえず報告のみ。  詳細は、こちら参照のこと。  ↓ http://www65.tcup.com/6501/koiyaro.html -------------------------------------------------------------------------------- 遠慮はいらねえ、今夜はオレのおごりだ No.0721 投稿日 2001年3月14日(水)18時04分 投稿者 杉井光 >遠慮はいらない  それは故意に態度をでかくしてもいいということでしょうか(笑)(それだとただのアホ)。  僕は他人に自分の作品をどうこう言われてヘコむほど上流階級の人間ではありませんし、そんなに自惚れているわけでもありませんから、そう言われると本当に遠慮しなくなります。いや、「しめきりあるんでちょっと休止」とか言って新木さんが一時期消えてたことがあったんで、単純に「ああ、忙しいんだな」と思って遠慮していました。  じゃあ、遠慮なく。ちょこっと直したのを更新してあります。読んでくださいませ。URLは同じです。変更点は、うちの掲示板からの転記で申し訳ないですが、 1.多数要望があったので濡れ場を60%増量(第五章)、作品自体もR指定に 2.不評だった拷問シーンをさわやかな学園コメディに(第六章) 3.ミンシアのお嬢様時代の過去が少し本人の口から(第二章の最初の方) 4.リズ強化月間そのいち、その華麗なる足跡とスリーサイズ公開(第三章のランサムさんのせりふ) 5.リズ強化月間そのに、グアンサイト防衛戦で銃を片手にはっちゃけます(第三章後半) 6.リズ強化月間そのさん、アクニィとの設定上のからみで、ユリィシャと少しもめます(第四章冒頭) 7.クリスR指定読者サービス(第三章後半)  といったところです。  クリス。  出番が、(濃いやつが)もう一つぐらい必要ですね。  ミンシア。  アクニィのことを好きなように見えますか。見えますね。あれぇ、なんでだ?  最後の暴走シーンはあんまりに唐突ですね。ただ、「アクニィがクリスをいっぱい殺しておわり」だと、それはそれで物足りない気がするのですが。なぜ暴走するのか、なぜミンシアなのか、について伏線があれば、現状の方向は生きるのでしょうか。個人的に「核兵器」は使いたいと思っているのですが。  「作者の都合」な考えですが、ラストではやはり女の子を助けて終わりたい、というのと、流されっぱなしだった主人公も最後に一つくらい自分の意志で何かしでかしてやりたい、というのがあります。  あとはパジャマで宇宙空間(笑)というのを……これはまあ、別のネタでもできるんですが。なぜか西鶴さんはこのシーンに突っ込みを入れてくれませんでした。霧原も突っ込んでくれませんでした。  やはり山場ですので、クライマックスのシーンから手をつけたいと思うのです。  ユーリアン。  死んでしまう理由が、ない、ですか。  主眼の一つが「生き残った方の哀しみ」なので、それをアクニィに与えるためには、ユーリアンが最後の死に役として一番ふさわしいかな、と思ったのですが。  ロンスペンシスとその周辺。  長くなりそうなのでオフで。  というわけで、新木さん出張オフの件ですが、実に都合のいいことに今週の土曜の夜(3/17)にホテル杉井オフがあるのです。ですから、渡りに船とばかり新木さんをご招待します。ご都合はよろしいですか? 集合時間は17:00、場所は京王線の府中駅改札です。参加者は杉井と、霧原智亜希(こっちにはあんまり来ていませんが、杉井オフの幹事長です)、弟切の姉御、唯野教授、望月キョロちゃんです。  もともと、「教授&キョロちゃん受験おつかれ」「分室オフ被害状況報告」「アーマードコア首都圏覇者決定戦」「いちごこっこ」などを目的としたダベりオフ会なので、新木さんの想定する「四人くらいで必勝鉢巻きリポビタンD3ダース二十分で消費充血お目々で朝までクリスチャニア」には持ち込めなさそうですが、まあタイミング的に17日くらいしかチャンスはなさそうなのでよしとしましょう。クリス話ばっかりもいいけど、新木さんとも色々とダベりたいですし。あ、杉井は23歳ですが酒はほとんど呑めません。雰囲気で酔います。他のみなさんにはどんどん呑んでもらうことにしましょう。  詳しくは僕のHPの「14掲示板」の「お泊まり会のお知らせ」を読んで下さい。府中で、お会いできると良いですね。教授と姉御は新木さんとも面識がありますから、待ち合わせは問題ないと思いますし。  それでは。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- 一言だけ。 No.0722 投稿日 2001年3月14日(水)19時20分 投稿者 西鶴翠 >なぜか西鶴さんはこのシーンに突っ込みを入れてくれませんでした。  要するに、どういうシーンなのだか分からなかったので。うむ。そういうふうに書くべきでしたな。ほかのシーンには結構、「分からん」と書いた覚えがあったのですが。風邪で辛かったのだと思ってくだされば結構です(爆)。  それから、どうして、「みどりちゃん」ではなく、「西鶴さん」なんですか(違)。杉井さんから正式名称(?)で呼ばれると、すごーく違和感があるんですが(笑)。 ……はっ。二言になっている。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- イマジーは開き直るを覚えた! No.0723 投稿日 2001年3月14日(水)23時49分 投稿者 Imaginater ――ダメだ……どうして書き込まないんだろ、私。 とりあえず、シンデレラいきます。 41.「おもちゃの代わりに本物の指輪を子どもに渡すシンデレラ」 ・王城では記念にと指輪を配っている。大人の来賓者には高価なものを、連れの子どもおもちゃの指輪を配る。 ・シンデレラの目の前で、小さな女の子が転んでしまい、おもちゃの指輪を壊してしまう。 ・指輪が壊れてしまったことに泣き叫ぶその女の子に、シンデレラは自分の指輪をそっと与える。 ・女の子、泣きやみ、シンデレラにお礼を言うと去っていく。 ・それを見ていた王子、おもちゃの代わりに何故高価な指輪を渡してしまったのか問う。 ・物は本当に必要な人が持つべきだと主張するシンデレラに王子は感動し、ダンスに誘う。 42.「高価な品物よりも王子との会話を選んだシンデレラ」 ・魔女に素晴らしい衣装を用意してもらったシンデレラ、持ち前の美貌もあって王子の目を引く。 ・王子、上流階級特有の言いまわしをもって口説き文句にプレゼントをあげると言うが、シンデレラはプレゼントより王子と世間話をしたいと言う(高価なプレゼントより憧れの王子と少しでも話がしたい)。 ・そのシンデレラの無欲さに王子惚れ直し、本気でシンデレラのことを想うようになる。 43.「ドタキャンされても無欲なシンデレラは耐えるのです」 ・王子にダンスを誘われてOKするシンデレラ、しかし後からきた大勢の王子のファンに王子を連れ去られてしまう。 ・他の男がシンデレラにドタキャンされたことに怒ってないのかと話しかける。 ・シンデレラ、自分は急がないから先に踊りたい方が踊り終わるまで待つという。(踊れるならば後先は関係ない) ・男、どうせ待つなら踊って待ちましょうとシンデレラをダンスに誘う。 ・実はその男、国の第2王子。 もののけ姫放棄します。 言ったことは守らなければ、と伸ばし伸ばし書いてきましたが、どうしてもできません。 ダメだなぁ……やろうやろうとは思っても他のことに走ってしまう……約束守れないのは最低とはわかってはいるのですが。 >ミラーサイト ミラーサイト……???……あ。 読みます。 時間がない……やるべきこととやりたいことがごっちゃになってこまってます。では。 -------------------------------------------------------------------------------- プロットについて質問 No.0724 投稿日 2001年3月15日(木)00時31分 投稿者 紺野タツキ はじめまして。紺野タツキという者です。 ライトノベル作家を目指していますし、作品を応募中でもあります。 なんでこのページをもっと早く発見しなかったんだー発見していたら 応募前に作品を(長編です)投稿したのに、と思いつつ、 プロットについて疑問があるので、質問させてもらいます。 (この分室の前の方はほとんど、真ん中は飛ばし読みで読みました) 私は、骨をまず書く、という所にかなり違和感があります。 何故かと考えてみると、骨と肉というたとえ話でいいますが、 足の骨の位置と頭の骨の位置を決めて骨を組み立てて行く時に、 骨と骨をつなぐ角度はやはりどこかで決めなければ、 足から頭まで繋がったとしても、うまく立ったとしても、 人間を作るつもりだったのにゴリラになったり、するのではないかと思うのです。 プロット自体は全体の流れをつかむ上で重要だというのはわかりますし、 時間や手間の節約になるというのも分かるのですが、 しかしたとえば、キャラクターの行動パターンは骨ではわからないと思います。 普段人を見る時も、まず行動から見ているわけだし、と思うわけです。 その結果、骨同士をつなぐ角度や関節というのが、 ずれやすくなると思います。 後で変更がどうしても必要になったり違和感になったりするのではないでしょうか。 私は、全体の話の半分くらい書いてから、 (いやこれは、かなり効率が悪いと自分でも思いますが) 完全なプロットをしかもただ頭の中で作りました。 それがどんな作品になったかというと、 投稿しようかと思ったのですが、 応募中の作品は、ここで投稿してもいいんですか? マナーとして。 「こういうプロットの立て方をするとこんな矛盾が出るんだ」 「ここの流れとか表現が分かりにくい」 とかいう声を、皆さんから聞きたいと思うんですが。 初めてで色々聞いてすみませんが とりあえず遠慮はしない事にしましたんで。。。 -------------------------------------------------------------------------------- 「C☆」あらため、「クリスチャニア(仮)」 No.0725 投稿日 2001年3月15日(木)05時12分 投稿者 新木 伸  しかし杉井君のHPの「エゴ」やら過去ログやら読んでると、ここではぜんぜん本性隠していたことが判明。猫かぶってたな、こいつ(笑)。  しかしまあ、本音で気を使わずにものを言える仲間がいるって、いいやね。  「遠慮は二の次」っていう真剣さとか、なんだ。すでにあっちじゃ、やってんじゃん。 >杉井君  うん。じゃ土曜に行く。  お邪魔します。  みやびさんは、来れるか不明。  みやびさんがいると、新木語を翻訳してわかりやすくその場で言い直してくれるから、とてもありがたいのだが……(笑)。  ああ、それからなぜか突然、西鶴君宛。  「みやびさんの方が理論構築が進んでいる」ってのは、それはたぶん間違い。  みやびさんの話し方というのが、非常にわかりやすいのでそう見えてしまうのだと思う(――って、こう書くと果てしなく言い訳のように聞こえるなぁ(笑))。  まあ教えるノウハウ全体のことをさしているなら、まったくもってその通りなんだけど。ぼくとみやびさんは、理論でいうならたぶん同程度。ぼくが認識していることはみやびさんも認識しているし、みやびさんの認識外のことをぼくが理解しているということもない。  なにせおたがいが素人だったころから、密に連絡取ってやってきてるもんで、どうしても同じになってしまうんだな。 >ふたたびOFF会の話  ところで杉井宅って、レーザープリンタとかある?  なかったら、こっちで打ち出していくけど。  何部ぐらい打ちだしていけばいいのかな。  あとデータ交換の必要とかでたとき、メディアなにが使える?  ノートパソコンでもあるなら、コンパクトフラッシュのメモリカードが使えるんだけど……。ないならフロッピーかな。まあ携帯からモバイルでインターネット入ってメール送るって手も使えるけど。  あと改稿したら、それがわかるようにしとくのがセオリーと思う。HPにあげているやつ、「第○稿」とか書いておくべき。読む人のためにもね。  プログラムのバージョン番号と同じようなものね。バージョン番号がないと、直したやつか、前のやつか判別つかん。  全部は読んでないけど、変更したと思われるところだけざっとチェック。  しかしまあ、FCかけて差分とってみたけど、改稿っていうほど変わってはいない。シーンが4つほど加わったぐらいか。  実際に読み直すのは、行きの電車の中になるかもしれない。府中までだと1時間半はあるだろうし、楽勝だな。  しかし二度手間。  むぅ。まあいいか。  クリスの濡れ場のシーンは、これは書くのが当然でしょう。サービスってもんだな。  そういう雰囲気に持っていってといて「なし」になるのは、そりゃ読者に欲求不満を与えるだけだ。  作者としてそういうシーンを書くつもりがないなら、はじめからそういう展開にもっていくべきじゃないわけだし。  あとそのあたりを読んで、描写と説明が増えたことで、ようやく理解したことがひとつ。  もともとセクサロイド系のテクノロジーを流用して作られた人造生物だったのね。クリスっていうのは。  マンナのパイロット専用に開発されていたのだと思ってた。  あとクリスがアクニィの能力やらなんやらを吸収した件。  精液に含まれる遺伝情報……ってのは、まあいいとして、そこから戦い方まで得るのは、なんだかおかしな気が。  まあそれ以前のマインドスキャンあたりで、その手のことは得ていたのかもしれないが。  あと追放力の資質が遺伝によるというのは、ありがちだけどわかりやすくていいのけども、遺伝情報だけが問題になるなら、尋問してるあいだにいくらでも取れたでしょう。  皮膚でもなんでも、細胞の核から。それに遺伝情報だけが必要なら、減数分裂したために一個ずつでは半分しか遺伝情報を保有していない精液じゃなくって、細胞核のほうが効率よいはずだし。  また精液でなきゃだめ(って理由はよう考えつかんのだが)だったとしても、それだって実際、強制的にでも搾り取ってしまえるわけだし。  あとアクニィの出生の秘密関係とか。  アンリュ=ジェベルって、誰だ?  なんでそいつの血筋だと、優秀なパイロットになるんだ? いくつか説明を増やしているようだけど、まだまだ不明なところ多し。  まあ作者の頭のなかにだけは、なんらかの設定があるんだろーけどね。(なかったらそれこそ「たわけ」だが)。  ウッドペッカーというのも、まあ平たくいうと遺伝子の改竄。それはかろうじて読みとれるけど、もうすこし書いとかないとならんね。後ろのほうはぜんぜん手が入っていなかったから、まだ改稿途中なのだろうが。  改竄されたあとのウッドペッカーの遺伝情報を多く調べて付き合わせてみると、なにかいいことがあるのだろうか。そのへんも不明だよね。いまのところ。  クリスのシーン。  うん。大佐と任務で寝てるシーンが1個増えたからね……。  あと最低1個。  強く印象に残るシーンが必要だね。  でもできれば2個かなぁ。  2個いれるなら、片方はロンがらみ。もう片方は、他の型番のクリスがらみ。ああこれなら両方同時にして、1個のエピソードにしちまえるか。  んじゃ、もう一個は、クリスがアクニィのことを考えてるシーンかなにかかな。  終わりのシーンとか。  「アクニィがクリスをいっぱい殺して終わり」だと、そりゃたしかに物足りないわな。  あそこ以降のシーンをぶったぎって、そのまんまの形で完成とするのがいいって言ってるんじゃないよ。  アクニィはクリスを殺す。  それがこの話の、ふたりの関係のけりのつけかた。  しかもただ殺すのではなく、いっぱい殺す。  それはつまり、「とことんまで殺す」ってことなのだと思う。  その路線での練りこみと描きこみが足りん。  だからどうにかして、そこに話の最大の盛り上がるが来るように設計しようっていうことね。  もう一段階、高いところに持ってゆく必要があるのでは?  「アクニィはクリスを殺す。これ以上ないほどに、もうとことんまで殺し抜く」――その「とことんまで殺す」の表現の一部として、まずいっぱい殺す。  そして同時にそれ以外のことで、なにか「とことんまで殺す」やりかたってないものかね?  女の子を助けて終わりたいってことだけど、クリスを殺すっていうことは、彼女を助けるっていうことと同義なのでは?  また主人公だけど、自分の意志でクリスを殺すのでは? あれ? 違ってた?  じゃあなぜ主人公はクリスを殺したん?  カッとなって、わーっとなって……?  それじゃただのお馬鹿さんだよ。  またミンシア暴走の現在のラインをそのまま生かす方向。  それもある。そういう話の持ってゆきかただって、それはある。  でも伏線を入れるっていうけど、もう原稿枚数いっぱいいっぱいでないの?  それに一箇所とか、二箇所とか、とってつけたような伏線じゃ、どのみちだめだよ。  ミンシアっていう少女。現在の「チームメイトの少女。才能と実力がある。主人公を気に掛けてる」ぐらいの役どころでしかないところに、なにか重大な役をプラスするために必要な仕掛けの量ってもんを計算してみなさい。  話のストーリーの全体流れに対して、あちこち織り込んでゆくぐらいの量が必要でしょう。  そもそもクリスっていうヒロインが存在してるんだから、ダブル・ヒロインの話にしたいなら、はじめからそのように作っておかんと無理なのよ。  だからプロットって、いるんじゃん。  はじめのうちから、「これはクリスがヒロインの話」なのか、それとも「クリスとミンシアがいわば光と影に相当するようなダブル・ヒロインの話」なのか……ってことを決めておいて、そのように設計するわけ。  ミンシアはアクニィを好き。  だってこれ、最後の言葉の「――私じゃ、だめなの?」って、つまりそういう意味の言葉なんじゃないの? 「あの娘のかわりに、私じゃあ」――って意味だと思っていたのだが。でもそういやミンシアって、クリスとは会ってもいないんだっけね。アクニィが話をするとも思えない。  そのほかにも、何点か、それっぽいシーンがある。  お買い物に付き合わせてみたり、傷を負ったアクニィの看病をしていて、口移しした瞬間に目が覚めたアクニィに対して照れてみたりとか、生きて戻ってくれたことに感激していたりとか――。  とくべつ好きでなくて、友達としか思っていないのなら、このあたりのシーンも微妙に変化するはずなのだが。いまだと「好き好き〜」のサインが出まくってるよ。 -------------------------------------------------------------------------------- >紺野さん No.0726 投稿日 2001年3月15日(木)06時38分 投稿者 新木 伸 >紺野さん  はじめに苦言をひとこと。  遠慮をしないということと、失礼であるということは、違いますよ。  「真ん中は飛ばし読みで読みました」――って、その飛ばしてきたあたりにヒントになるようなことが書かれていたら、どうします?  同じことを答える二度手間を、相手に強要させることになるわけで、それは遠慮しないでいいというのとは違って、失礼とか無礼とかいう問題。  まあシンデレラの課題に限定してなら、べつに飛ばし読みでも問題ないです。  とりあえず、そのように読み取ることにしておきます。  プロットを作るときには、紺野さんのたとえで言いますと、まず「ゴリラを作る」のか、「人間を作る」のか決めるってことを最初にやります。  そして人間を作るにしても、大人を作るか子供を作るか。男なのか女なのか。そういうことを決める必要がありますよね。  キャラクターの行動パターンが決まらないから、骨と骨を繋ぐ角度が決まらないのではなかろうか……ってことですけど、それはたとえば、こういうことかな?  たとえば、高校生のバスケ部のスポーツ物の話だったりしますね。  三年生になって最後のレギュラー入りのチャンスで、頑張ってやってきた主人公は、レギュラー入りできなかったとします。  ここで落ち込む。  落ち込んだ主人公は、さて、どうするのだろうか。  自暴自棄になるのか、自閉症になるのか、表面は明るくつくろってそれが逆に友人を心配させることになってしまうのだろうか……。  それがわからない。  そういうことですか?  行動パターンが掴めないうちに、「自暴自棄になることにしよう」とか決めちゃうと、いざ書いていったときに、彼はそういうキャラじゃないことが判明して、おかしくなってしまうだろう……とか?  もしこういうケースのことを言っているのだとしたら、それは骨と骨との繋ぎ方とかの問題じゃなくって、単にキャラができてないだけです。  行動パターンが決まらんってのは、プロットを作ろうとか、それ以前の問題です。  もやもやしたものを頭のなかで考えている、いわゆる「煮詰めようとしている段階」のうちに、そういうことはやっておくべきこと。  プロットを作ろうというときに、やるもんじゃありません。  とはいえ……。  まあ、そういうこともたしかにあります。  半分ぐらい書いてから、ようやくキャラが掴める。  それからプロット(試作段階のもの)を調整したり書き直ししたりして、作品を完成させてゆく。  プロでもそういうことはあります。  まあ頭から半分……って、それを本当にやるんじゃなくて、すでに思いついてるシーンを散発的にいくつか書いてみて、それで調整したりとかはね。  私もいま書いてるシリーズのときには、プロトタイプを書いてみましたし。  でもこれ……本当はやりたいんだけど、実際には時間の関係でできないってことが多いです。アマチュアなら時間はいくらでもあるから出来るだろうけど、そのやり方しかできないでいると、デビューしてから死ぬ思いをすることになります。  あと、その作品を投稿するのはいいんですが……。  そのときに、その「頭の中で作った完全なプロット」。これを書きだして、それもつけてアップしてください。  いや、この言いかたは意地悪ですね。  率直に言うと、「頭に中に出来上がっている」っていうのは、それは自分がそう思いこんでいるだけで、実際には全然できてない……ってことじゃないかと、そう睨んでいます。  本当にできてるんですか?  すぐにでも書けるんですか?  実際、プロであるぼくらも、「頭の中ではイメージができてるんですよ」とか言いますよ。  でもぼくらがそう言うときには、それは、「じゃあプロットでください」と言われたときに、5分やそこら、書き出すだけの時間があれば本当に書ける状態なんです。なんなら打ち合わせのその場でだって書いてみせます。  そうでないときには、「まだいまひとつはっきりしないところが残っていて……」とか、そう言います。  さて、実際のプロット構築のようすとか、あとで詳しく書いてみます。  参考にしてみてください。 -------------------------------------------------------------------------------- 色々 No.0727 投稿日 2001年3月15日(木)06時39分 投稿者 新木 伸 >応募経験者  応募中の作品をHP上に掲示することとか。  杉井君の作品のときに出てきた話だよね。  商業媒体以外(同人活動とHP上の掲載が含まれるのかな?)への掲載は、未発表作品として扱われる――っていうことは、いったいどこから仕入れてきたん? 情報ソースは?  メディアワークスのHPの募集要項を見てきたんだけど、ただ「未発表作品に限る」とあるだけで、なにが未発表作品なのかの定義は書いてなかった。  べつのところに載っているもので、もうすこし詳しく書かれたやつとかあるのかな?(電撃hp誌上とかで)  これがはっきりしないことには……。  まあ電撃の場合には、ぼくが編集さんに聞いてみるって手があるか。  頭の1ページしか進んでなくて、連絡取りづらいって状況はあるが……(笑)。  でも正式回答になっちゃうから、答えてくれるかな。どうかな。 >紺野さん  ということで、投稿のほうは、ちとストップしててください。  ちなみに投稿するのは、こちらじゃないですよ。ここはあくまで「よみかく分室」ですから、「よみかく」のほうにおねがいします(純さん宛ね。でもいまミラーサーバーしか更新されてないんですよねぇ)。  まあメールでだったら、私に送りつけてくるのはかまわんです。  あと他に名乗り出てくれる人がいたら、その人たちにも。  ただ最後まで読むかどうか、そこまでは保証しません。  おもしろかったり、読むべきところがあったりしたら、読みます。  市場に出てる商業作品と、基本的に同じ扱いをします。 (若干、義理があるからそのぶんがプラスされますが)。  杉井君の「クリスチャニア」も、商業作品として扱ったなら、まあ読まんかったな。  頭の5Pの何歳の誕生日がどうたらと、うだうだ書いてるあたりでポイ捨てで、それ以降何が書いてあったのかさえ、知らずに終わっていたはず。  だからあの5P、削れって言ってるのよ。>杉井君  話をもどして、ふたたび紺野さん宛。  まあ賞の選考は全読みしてくれますから、冒頭5Pだけが致命的につまらなくても、他が良ければ結果には影響しませんが。  だいたい最後まで読むこともできなかったような作品を叩こうがどうしようが、まったくの無駄です。叩いて直るぐらいのレベルなら、すくなくとも(すこし我慢すれば)読むことぐらいはできるはず。  これ、冷たいんじゃ、ないんですよ。  プロが読者から受けているのと同じ扱いをされる。ただそれだけのことです。 -------------------------------------------------------------------------------- プロット構築のプロセス No.0728 投稿日 2001年3月15日(木)06時42分 投稿者 新木 伸 1.温めている段階  これは頭のなかに、もやもやしたイメージや断片的なシーンや、メインとなるキャラクターだったり、そういうものがいろいろとあって、どうやってか組み合わせようとしている段階。  エンディングだけありありと思いついていたり、途中の見せ場のワンシーンだけが、みょうにハッキリしたディテールを持っていたりとか、そういう段階ね。 2.何の話なのか定義する段階  話の時間軸上に沿って、それぞれのピースをあてはめてみる。  このときには、欠けているところがあってもかまわない。でも始まりから中盤、そして見せ場とエンディング……だいたいのところは揃ってはいないといけない。  ピースが足りないときは、まだプロットを立てる段階に来てないってこと。電車の中なりなんなり、空いている時間を使って、ぼうっと妄想していよう。  この段階では、それぞれのシーンや設定などに矛盾が残っていてもいい。  だいたいのあらすじなら、この段階でも言えるようになっているはず(ただし人に聞かせると、それ変じゃんとか、突っこまれることは多いかも)。  そうして全体を眺めてみると、この話が向かう方向性というのが、なんとなく見えてくるはず。  紺野さんの言葉でいうなら、それがゴリラなのか人間なのか、見極める。  さらに人間だとしたら、男か女か子供か大人なのかも見極める。  この方向性を決め終えたときには、「この話は、○○が△△を××する話」……ぐらいまで、自分の話をひとことで言い表せるようになっているはず。  そうでなくてはならない。 3.すべてのシーン、ひとつひとつの意識化  話全体の意識化は、2のときにやった。  ここでやるのは、それぞれのエピソードごとの意識化。  もう決まっているエピソードを取りあげていって、ひとつひとつ、「このシーンはなんのシーンなのだろう?」と、はっきり言葉にできるぐらいまで考え抜く。  どんなものになるかというと、「このシーンでは、つまり、主人公とヒロインの微妙な関係を書いているわけだな」とか、そんな感じになる。もちろん意識化して明文化したものは、プロットに書き留めてゆく。 4.細部を整える段階  そうやってすべてのシーンの明文化が終わったら、次のプロセス。  2のときには残っていた矛盾とかを整理してゆく。  矛盾っていうのは、ふたつの背反する要素がぶつかりあっている状態。これを直すためには、どっちか片方を変更する必要がある。  どっちを直すかの判断基準に、2で意識化したものを使う。「この話は、なんの話なのか」ってことをね。自分の書こうとしている話が何かを知っていれば、おのずと、どっちに修正を入れるべきかもわかる。  たとえるなら……。  「主人公が人同士の争いを嫌う平和主義者であること」を書いているシーンと、「主人公は妥協しない性格であること」を書いているシーンの両方があったりしたら、どっちかをなくすか直すかする。  またそれ以外でも、厳密にエピソードのチェックを入れてゆくのがこの段階。  人間を作るつもりなのに、背中から羽が生えていたり、そういうのはチェックする。手が3本あったりするのもいけない。  これはたとえるなら、こんな感じ。  「あらゆる幸せを捨てさり、復讐のみに生きる主人公が、それを果たして死んでゆく話」を書こうしていて、「とある街で出会った少女と愛しあうことになり、少女との短い生活のなかで束の間の幸せを得る」……なんてエピソードをプロットの中に見つけてしまったなら、ばっさり捨て去るわけだ。  羽があっちゃいけない。  また足りないエピソードも、この段階で、なんとか捻り出して補間してゆく。  これは執念だ。  「ここではレギュラー入りを果たせなかった主人公が、落ち込んだところから立ち直るシーンなんだよなぁ……。でもどうやって立ち直るのだろうか? ぜんぜん考えてなかったんだよなぁ……」とか。そんな感じの状態。よくある。  シンデレラのエピソード出しの要領で、「挫折から立ち直る主人公」ってお題で、10個かそこらアイデア出しをして、いいのを選ぶ。  じつは話を作っている期間全体を通じて、これがいちばん苦しかったりする。 5.演出の増強  いちおう話の筋は通った。おかしなエピソードもなくなった。時系列順に、すべてのエピソードもすべて揃ってる。  どのエピソードひとつとっても、おかしくはないし、話全体のなかでの位置づけもできている。  この段階で、もう話にはなっているし、起承転結はあるし、小説にもなっている。  このまま書き出してしまってもいいかもしれない。  だけどまあ、せっかくここまでやってきたのだから、もう一、二週間ぐらいかけて、磨き上げるぐらいしてもいいだろう。  ここでやるのは、盛り上げていったり、なんやかや。よりおもしろくするための演出上の問題。  挫折して落ち込む主人公というエピソードがあったら、もっともっと落ち込ませるために、なにか足せるエピソードはあるか? 他にいいエピソードと差し替えられないか?  冒頭のシーンで、ヒロインのかわいさを書いているシーンで、もっとかわいく書くためになにかできないか?  そんな感じに、吟味してゆく。 -------------------------------------------------------------------------------- 構築プロセス、補足 No.0729 投稿日 2001年3月15日(木)06時57分 投稿者 新木 伸  ちなみに全部で5つある段階で、皆がやっているのは、いいとこ「2」まで。  しかもそれだって途中まで。  2の最後までは、誰ひとりやってない。  プロットどころか、書き終わってさえなお、自分の書いた話がなんの話なのか、ひとことで言い表せないわけでしょ?  そういえば杉井君の「クリスチャニア」の紹介文から、ひとことの要約を抜粋。     「戦争SF。ロボットものです」     「宇宙コロニー間戦争の話です」  この、大たわけが。(^^;  ちなみに当日だけど、まず話をするための前提条件を作るために、ひとつやることがあるんだな。  プロット構築プロセスの「3」の段階を、徹底的にやる。 「このシーンは、つまりなにを書いているシーンなの? 存在している意味は? ストーリー全体に対して、どう貢献しているわけ?」  ……みたいな質問が、頭から終わりまで、ひとつひとつのエピソードについて、繰り返されると思いねえ。  そのときになって言えなかったりしないように、あらかじめ考えておくように。 -------------------------------------------------------------------------------- WEB掲載について。 No.0730 投稿日 2001年3月15日(木)20時53分 投稿者 西鶴翠  まずは、この話題を片づけてしまいましょう。  以下、電撃文庫に挟まれていたチラシからの抜粋です。  営利を目的とせず運営される個人のウェブサイトや同人誌等での作品掲載は、未発表とみなし応募受け付けます。(掲載したサイト名または同人誌名を明記のこと。)  とのことでした。これが、公式発表です。ウェブ上(電撃のサイト)にも同じような記述を見たことがあります。  (ただし、「よみかく」がどのように定義されるかは、分かりませんけれども。) http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 同じということは。 No.0731 投稿日 2001年3月15日(木)20時54分 投稿者 西鶴翠  もしかしたら、失礼な質問かも知れないのですが、 >ぼくとみやびさんは、理論でいうならたぶん同程度(新木さん談)。  ということは、どこに差があるのでしょうか。片方が紛れもなく作家で、片方が文筆業だけれども作家ではない、ということについて、どこかに「差異」があるのではないかと思うのですが。  これは、「チャンスがあったかなかったか」のような、「偶然」の産物とみてよろしいのでしょうか。  もし失礼な質問だったら、ごめんなさい。けれど、そこに「技法」よりももっと重要な何かが隠されているという可能性もあるので(「基礎技法」ももちろん重要なのですが)。  それでは、失礼します。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- それから、もう一つ。 No.0732 投稿日 2001年3月15日(木)20時55分 投稿者 西鶴翠  「もののけ姫」の話題は、もう終わったとみてよいのでしょうか(新木さん以外からの反応も求む)。 ということでした。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- S字クランクは普通道路にはないと思う。 No.0733 投稿日 2001年3月15日(木)21時30分 投稿者 魚住雅則 お久しぶりです。 前回書き込んだのは二月。あ、そろそろ忘れられてた頃ですか。 主に教習所通って免許取ったり、プロット書いたりしてました。 本題> もののけ姫の話題についてですが、僕の方は話題に参加できそうにありません。 最近筆が遅いことが発覚しまして、今はちょっと余裕ないです。 四月十日ギリギリまで踏ん張ってみるつもりなので、それ以降なら大丈夫なのですが……さすがにそんなに間が空いてしまうと辛いですね。 採点に関しても四月十日まで放棄させて下さい。 皆さん、ご迷惑をおかけしてすみません。 -------------------------------------------------------------------------------- 唐突に No.0734 投稿日 2001年3月15日(木)22時06分 投稿者 弟切 千隼 シンデレラの課題を提出する弟切千隼です。 その四十三。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・舞踏会の会場に到着したシンデレラは、初めて舞踏会に参加する女性への記念品としてスカーフを渡される。そのスカーフを肩に掛けてシンデレラは会場に入る。 ・王子が会場に現われ、初めて参加した女性客と一緒に踊ってくれるという。スカーフを肩に掛けた女性たちが王子の回りに群がるが、シンデレラは壁の花になっている。 ・舞踏会の余興に呼ばれた吟遊詩人がシンデレラに、王子と踊らないのかと訊ねる。シンデレラは舞踏会に参加できただけで充分だと答える。私は地位も財産もない芸人ですが踊っていただけますかと詩人が申し出ると、シンデレラは喜んで承諾する。 ・一曲踊り終わったシンデレラが詩人に礼を言って離れようとすると、詩人は、自分が本物の王子だと彼女に明かす。目の色を変えて付きまとう女性たちに嫌気が差した王子は、身代わりを立て、自らは変装して、自分に取り入ろうとする女性たちの目をくらましていたのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 新木さんへ > 今週の土曜日には杉井さん宅にいらっしゃるそうで、再びお会いできるのが楽しみです。弟切は眠たがり屋でまた途中眠ってしまうかも知れませんが、御勘弁を。 「クリスチャニア」第四稿を読んでゆくために、その前に仕事を片付けるべく奮闘中です。本当に片付くのかしら(^^; -------------------------------------------------------------------------------- またプロット No.0735 投稿日 2001年3月16日(金)00時00分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >遠慮をしないということと、失礼であるということは、違いますよ。 そうですね。飛ばし読みはしたのですが、プロットの質問をするので、 プロット関係の話ははずさず全部読んだつもりです。 ただ、(一気に読んだもので)400話から500話あたりでしんどくなり、 シンデレラ関係は飛ばしました。 私の疑問は最初の新木さんと西鶴さんの談義のあたりで生まれたのですが、 その後「真の強さに目覚める少年」の話になってしまい、 (うっかり読み落としたかもしれませんが)解消されていないようなので、 聞いてみました。 その辺も、肝心の質問も、言葉足らずだった所までも、 私の意図を汲んでいただいて申し訳ないです。 少し言い訳をすると、これまでの半生で初めての掲示板書き込みだったのと、 パソコンの設定で、ページを更新しないと接続が切れるのとで、 言葉をはしょってしまいました。 気を悪くしたかたがいたらすみません。 プロットの質問(つづき) 私が書いた「ゴリラ」か「人間」かという質問は 新木さんが汲んでくださったとおりです。 確かにキャラクター設定が完全なら、骨接ぎはうまく行きますね。 その後の「プロット構築のプロセス」を読んで、 プロットという方法論にかなりの部分納得がいった、一方で、 最終的にそれが最も効率がいいのかまだ疑問です。 (だからやってみろと、そういう事なのでしょうか。というか そういう事なんだろうなーと思いつつ、なお質問です) キャラクター設定は、ただ「この主人公は 強そうにしているが内面では自信がなく・・・」だけではできませんよね。 ある追い詰められた場面ではこういう行動がとれ、 別のキャラクターとの関係はこうだ、などなど という所からキャラクターが立ってくるとすると、 キャラクター設定の上で、すでにいくつかのエピソードができますよね。 読者には (主人公が独白で自分をうまく表現できる器用な人であるとしても) やはりエピソードを通じてキャラクターを表現するので キャラクターを立てる時に考えたエピソードは、 ほかの選択肢より「いいもの」になりがちだと思います。 2.何の話なのか定義する段階 で、主要キャラクターの重要な絡みやエピソードは ある程度できているのではと思うわけです。 あ、でも、まえ言われたように、 「頭の中で作った完全なプロット」つき投稿をした暁には、 この質問ごと一蹴されるかもしれないわけですね。・・・そうか。 >西鶴さん 「掲載サイト名を明記」しないとまずいという事でしょうか・・・ とりあえず投稿できる瞬間に向けて、自分の書いたものの プロットを書いてみることにします。 -------------------------------------------------------------------------------- >紺野さん No.0736 投稿日 2001年3月16日(金)04時38分 投稿者 新木 伸 >紺野さん  飛ばし読みの件。  ああ、たぶんそうじゃないかと思ってました。  ただああ書かれていただけだと、「飛ばしたなんてぬけぬけ書いて、よく質問できるよな」って読まれてしまうので気をつけないと。  自分の文章が受け手にどう読まれるか、常に意識する姿勢は物書きには必須です。  あと、書き込みするときのテクなんですが……。  いわゆる「オフ書き」って方法をとると、落ち着いて書けるし、電話代の節約にもなるし、いいですよ。  掲示板を表示させたら、いったん回線を切って、それからじっくり読むんです。  それでレスを書くときは、掲示板の書き込みフォームに直接は書かないで、エディタでもワープロでも、なにか別のソフトを使ってテキストを打ってゆきます。  WINDOWSでも、デフォルトで付属してくる「メモ帳」ってエディタがありますよね。  「メモ帳」とかでレスを書きあげたら、まず、じっくり読み直して、推敲そのほかをする。最低でも一度は通読して、わかりにくいところとか直すべきですね。人に読ませる文章なんだし。(わしの場合、もう習慣になってますが、どんな短いものでも最低3回は読み直して直してます。長いものになると、5回は読み直ししてるかな)。  そうしたら、そのテキストをおもむろに掲示板の書き込みフォームのところにカット&ペーストしてやります。クリップボード経由で。  このときに回線をつなぎ直すわけですね。  そうすると、電話代も安い。  切断されても気にならない。  誤解のない文章になる。  いいことずくめです。  んで、質問の件。  例の「ゴリラと人間」のたとえは、こちらの勘違いでなしに、ちゃんと紺野さんの質問意図を汲めていたようで、そのことだけは分かったんですけど……。  今回の質問……っていうか、疑問?  つまり何を言われたいのか、まるでわからんのですが……?  こちらが努力して汲み取るとしても限度がありますし、そもそも物書きが、自分の言いたいことを言葉で伝えられないってのも、それはまずいでしょう。  ってことで、なにを質問されたいのかわかるように書いてもらえるまでは、回答とかは一時保留ってことで。  さぁ、書いてください。  あと、ここの分室ですが、もともと西鶴君と唯野さんの疑問に答えるために始まったようなものですが……。  唯野さんの疑問への回答のほうは、ログ拾ってもらうと「何度か」書いていたりしますが、西鶴君のほうは、はっきり答えたことはなかったですね。  疑問への回答をしなかったのは、どうせ、言葉で言ったところで、頭を素通りしてしまうからです。  まあ右から左に抜けていってしまって、忘れたところでべつに害はないので、言葉で説明してもよかったんですが……。  西鶴君には、経験を通じて自分で理解してもらいたかったので、あえて言葉では言いませんでした。ただまあ、現在はもう脱落宣言してますから……。  西鶴君のもともとの疑問。  「途中でアイデアを思いついて、微調整してもいいのか」ってことですね。  結論からいうと、「微調整」ならしてもいいんです。  ただ新木語の「微調整」と、西鶴語の「微調整」は意味が違っていました。  西鶴君が言っているところの「微調整」というのは、書いている途中で「人間」を「ゴリラ」にするぐらいの調整の施すこと。  ぼくの言っている「微調整」は、「人間で髪の長い女の子」を、「ショートヘアの女の子」にするぐらいまでのこと。  以前、西鶴君には、プロット立ての実習を出したことがあります。  あらすじもできていて、ストーリー展開も決まっています。どんな話なのかということをひとことでまとめると、「挫折した主人公が、真の強さとは何かを見つける話」というものでした。  西鶴君は、練習課題として、その冒頭部分をプロットに仕立ててみました。  そしてできあがったものは、主人公とヒロインの出会いとふたりの関わりに焦点が置かれたものになっていました。「強さは何かという答えを求めて悩む少年と少女が出会う話」にすり替わっていたわけです。  西鶴君は、これを「微調整した」という。  私にしてみれば、これは「違う話」です。「微調整」の域を遙かに越えている。  どっちがおもしろそうかとか、そういうことが問題じゃないんです。  そのときやっていたのは練習だから、実際にそれで一冊書くわけじゃない。  エピソードを出し、プロットを考えているうちに、途中で話の目的をすり替えていちゃいかんだろ――と、そのことを指摘しているわけです。  なにかおもしろい展開を考えついて、それに夢中になって振り回されているだけ。  そもそも自分が何をやろうとしていたのかさえ、忘れてしまっている「とほほ」な状態。  初志貫徹しろ。  貫徹できないぐらいの初志なら、それはその程度のもの。はじめから書くんじゃない。もっと考え抜いて、がっちりした「初志」を持ってから信念を持ってから書き出せ。  ――てなことかな。 -------------------------------------------------------------------------------- >西鶴君 No.0737 投稿日 2001年3月16日(金)04時41分 投稿者 新木 伸  理論を持っていても、プロになれていないのはなぜかって?  みやびさんが聞いたら(いや見てるけど)、「ほっとけ!」とか言いそうだなぁ。  まあそれがすごい失礼な言葉だということは、とりあえず脇においとくとして……。  (わしもこれから失礼なこと書くし)。  そんなの。  理論と実践の違いに決まってるじゃんか。  みやびさんのいる前で、ぬけぬけと言うのもなんだけどさ。  いいんだ。だってみやびさん、まだ小説家としてはプロになれてないんだもん。  なれていないのは、頭でわかっていることを実践できないからなんだもん。(まあ他にもキャラクターが弱いとか。アクション(バトル)シーンが書けないとか、いくらでも弱点はあるのだが)。  理論と実践の違い。  頭で考えることと、それを実際に実行できると言うことの違いね。  スポーツなんかでも、あるでしょ。「こういうスイングをすれば○○ができる」って頭ではわかってはいても、それを実際にやれるかどうかが別問題だってこと。実際にやれなければ頭で知っていたって、意味がないってこと。  卓球やってたんだから、そのへんは感覚で理解できるはず。  体に叩きこんで、意識にのぼることさえなくそれが実践できるところまで持っていってないと、使い物にならんの。  わしだって、もういまでは、べつに考えてやってるわけじゃない。  たとえばね、演出とかのこと。  ここでこのキャラの評価を転ばすために、はじめは嫌なやつとして描いておいて、あとで評価を一変させるようなエピソードを入れて落差を狙おう――とか。  そういうことを、意識してはやらないのよ。  もう商業活動で小説を書いている段階ではさ。  だけど、考えずにやれるようになるまでには、頭で知っていることを実践するために、意識化してやるような習慣をつけてたわけ。  それが完全に習慣として染みついてはじめて、意識しないでやれるようになる。  でも、そここそがスタートラインなのね。 >もののけ姫とか  うーむ。  例によってきついこと書きそうなんで、顔を合わせたときに(しかも横にみやびさんのいるときに)言ったほうがいいかなと思っていたのだが。  まあ書きましょう。  素材分析。  なるほど――とうなずくところはあった。  かつて神は恐ろしかったんだよ――ってこととか、ぼくなんかが見落としていたことだよね。ストーリーを追うあまり、見落としていたこと。  作者が作品にこめたメッセージを抽出するには、有効だと思った。  プロット分析とあわせて、平行して使うべきだろうとも思った。  ただ結論へ持ってゆくアプローチの仕方が、どうにも「トンデモ系科学」くささが拭えない感じがする。  何人か、その点について指摘していた人がいたけども……。  これはサンプリングのしかたのことなんだけど、たとえばアシタカの矢とヤックルには触れているのに、アシタカの着ている青い衣(防具)のほうは拾いあげてなかったりとか、コウロク(アシタカに助けられる男)はサンプリングしているのに、その妻であるオトキは拾っていない。  オトキにだって、「夫を待つ妻」とかいう役割があるじゃない。  拾うものと拾わないものを、なにかしらで区別している。  基準は、なに? でもそれは分析者当人しかわからない。そのへんがどうにも、うさんくさい。科学の手法じゃないように思える。  「何かほかに抽出すべき事項があったら……」って、西鶴君が聞いていたときに、なにも言わずに黙っていたけど、ひとつふたつ(もしくは10個ぐらい)あげたところで、やはり抽出するものとしないものはでてくる。構図は変わらない。だから言わなかったわけだが。  あと率直な感想として、他人の作品の分析をするときにはいいかもしれないけど、あれは自分の作品を作り上げるときには、あまり役に立たないだろうと思った。  モチーフになるものとか、ただ入っていりゃいいもんじゃないでしょ。  どう使っているかとか、むしろそっちのほうが大切だと思う。  なんていうのかな。  たとえば料理の出来を論じるときに、その素材のみに目を向ける手法という感じだな。  料理の味を決める大部分の要素は、素材よりもむしろ調理法にあるはず。  そりゃぁ、調理する技術が同一ならば、あとの決め手は素材の良さになってくるわけだけど……。料理対決漫画で素材にこだわってみせるのは、ほぼ同一の技術の持ち主が戦うって前提があるからだよね。  平たくいうと、素材がどうのと言ってる前に、まず調理技術を磨こうねってところ。  包丁ひとつろくに使えないうちに、このジャガイモはどこどこの職人が自然のままの農法で作りだした凝縮した大地の味の……とか言ってるようなものか。  そんなことやってるから、「闇の中を振り向けば」がああなってしまうのだと、納得するところもあった。  作中に、素材が生のまんまごろりと転がしてあって、ろくに手もかけられちゃいない。素材自体は悪くないものが入っているんだけど、いかんせん、生のまま。  ジャガイモを生のまま食べさせられたって……ねぇ。  「いい素材が入っていればいいんだ」みたいな意識があるから、そういう料理を出して平気でいられるのだろうかなぁとか、そうも思う。  だいたい。そんなところか。  杉井君のところとか見て思ったけど、へたに気を遣わずに、思ったことをまんま言ったほうがいいかなと思って、今回はこんな感じ。  いつもとどっちがいいかな? いつもと変わらん? -------------------------------------------------------------------------------- 府中のランデヴー No.0738 投稿日 2001年3月16日(金)12時05分 投稿者 杉井光  予定が噛み合ったようで、よかった。では、明日の午後、お会いしましょう。ちなみに杉井はその当日の午前10時まで仕事です。みんなが来たときにはまだぐーすか寝ているかもしれません。そのときは色々と意匠を凝らして起こして下さい。道具はいっぱいあります(ギターとかタンバリンとかピアノとか)。  ところでみやびさんは結局出席されるのでしょうか? メシの量を考えないといけませんので……。 >いつもと変わらん?  変わりませんね、あんまり(笑)。  僕のサイトのどこを見て、「本性隠してたなコイツ」とか「へたに気を遣わずに〜」とか思ったりしたのでしょうか。ひょっとして「エゴ」の「心の傷、体のかたち」ですか。「何か言われて受ける精神的ショックなど、ウィスキーの瓶で頭を割られる痛みに比べればなんてことない、おお確かにその通りだこれからは遠慮せずにガンガンかますか」という論旨なのでしたら、それは圧倒的に正しいのですが(笑)、僕としては微妙に心外だったりします。  あ、そうだ、新木さんは昇竜コマンドはちゃんと出せますか(唐突)? 出せないようでは「ソリッドファイター」を読む資格はないですよ(謎)。ホテル杉井に一度足を踏み入れたものは、ストゼロ3のダン(キックボタン使用禁止)で真ゴウキにストレート勝ちできるようになるまで修行してもらいます。さもなくばモロッコ行きで性転換(女性は修行免除)。  ↑ちなみにオレも勝てないと思う(笑)。  では、明日。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- 一応はプロの人間ですが No.0739 投稿日 2001年3月16日(金)18時17分 投稿者 本家(榎野英彦) なんと言うか「他人に教える」ようなものはあんまり無いんですよ俺は。 まあ「ここのメンバーの中では一番長く生きている」ことは事実ですが、 「世渡りの方法」ならいざしらず、「小説」に関しては言うべきことがあんまり無いのです。いまだに「お前の書いているのはシナリオだ、小説じゃねえ」みたいなことを言われる日々を送ってるから、なおさらそう思うのかもしれない(笑) まあ「プロット出し」に関してはそれなりの経験を積んでるけど、それを「小説」にする作業については俺も同レベルだから。 「○川ス○ーカー」(検索エンジン避け)の編集部は「文学」ではなく「売上」を重視してるから(どこもいっしょだけどね)文体についてあんまり言われなかったけど、もし、これが「文学系」の編集者だったら、「アウトニア王国奮戦記・でたまか」は世に出ることもなく黙殺されただろうな。  西鶴くんに「素材だけでは…」と言っていた荒木先生の言葉と同じ言葉を何回も聞かされました「もっと手を入れて描写を増やしてください」てな調子でね。 よーするに「マグロの刺身の食い方」みたいなもので、刺身なんて調理方法は、たいした手間ヒマいらないみたいに思うけど、いくら最高級のマグロを刺身にしても、それはちゃんと切ってサク取りして、さらにあのサイズまでスライスして初めて「美味い」のであって、棒状の刺身を丸ごと先っちょ醤油につけて丸かじりしたら、果たして美味いのか。ってとこでしょう。  ライターに要求される「文章」ってのは 「最低限の文字数で最大の情報量を」という「文章」です、こういった文章ばかり書いてると「簡潔な文章」しか書けなくなりますね。 簡潔といえば聞こえはいいけど、よーするに「読みやすいけどつまんない」文章ってことだろうな(笑)  4月1日に本が出るそうだが、もし、当日、どこにも売っておらず、編集に電話したら「やーいひっかかった」と言われたらどうしましょう。 -------------------------------------------------------------------------------- S字クランクの存在(雑談)。 No.0740 投稿日 2001年3月16日(金)21時49分 投稿者 西鶴翠  ありますって。うちの近くに(って、説明になっていないし、証明にもなっていない)。<S字。 >紺野タツキさん。 >「掲載サイト名を明記」。  どうなんでしょうねえ(笑)。私は単なる素人なので、分からないです。まあ、サイト名を書けといっているのですから、書いた方が無難なことは確かですが。それから、もし、サイト名を書いたら、そのサイトのURLを書くのは礼儀でしょう。  えーと。紺野さんは、「よみかく」というサイトに載せたことを編集側に知られることが嫌なんでしょうか。それとも、「よみかく」に載せること自体が嫌なんでしょうか。前者だとしたら、すでに遅いかも知れません。ここを読んでいる編集さんや執筆業の方は、結構いるらしいので(伝聞)。後者だとしたら、うちのサイトのスペースを期間限定で貸しましょうか?(本質的には、よみかくに載せるのとあまり大差がありませんが。) >プロットの質問の内容。  私に判断がつかないことが一つだけあります。新木さんがわざと分からないふりをしているのか、それとも本当に分からないのか、です(爆)。  質問の内容は、以前私も同じようなことを疑問に感じたので、私には分かります。けれど、新木さんは、「どちらにしろ」紺野さん自身の再質問を望んでいるようなので、私はとりあえず、見てるだけ。  そのうち、口を挟むかも知れませんが、よろしいでしょうか?<口を挟むことについて。 >新木さん。 >理論と実践があわないこと。  よーく分かりました。  運動では確かによくあることです。けれど、「『頭で理解して、頭で書く』はずの創作でもあるのだなあ、意外だなあ」というのが私の感想です。数学を説明できる人は、数学ができる。でも、「創作を説明できても、創作ができるとは限らない」。面白いなあ、と。  ということで、はせがわさん、失礼しました。 >モロッコ。  それと性転換とどういう関係があるのでしょうか(純粋疑問)。 連続書き込み。次は、もののけ姫についての書き込みを二つ。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 論点ずらしと論点はずし。 No.0741 投稿日 2001年3月16日(金)21時50分 投稿者 西鶴翠  737番の書き込みの後半の「もののけ姫」の部分について言及します。  まずは、非常に表層的なことからです。本質的なことではないので、流し読みしてください。 >論点ずらし。  書き込みの「頭」と「尾」で、力点がずれているのが分かるでしょうか。>新木さん以外の方々(新木さんは確信犯だろうから、呼びかけても意味なし)。  冒頭では、「素材分析そのものについての感想とコメント」を書いています。けれど、結論の部分では、「素材分析を使う西鶴の創作法への批難」となっています(新木さんの書いた部分を読み返してみてください)。  つまり、意識的に「骨」を繋ぎかえているのですね。  読んだ人が気づかなかったとしたら、見事な論点のずらしかたです。 >論点はずし。  以下の部分です。 >他人の作品の分析をするときにはいいかもしれないけど、あれは自分の作品を作り上げるときには、あまり役に立たないだろうと思った。  違和感を感じる人がいるかも知れません。なぜなら、今まで話の流れとは違うことを新木さんは書いているからです。「今まで」というのは、「カリオストロの城分析」からのことです。  もともと、「他人の作品のメッセージを解析する」という目的で、「プロット解析」を行っていました。そこで私が、別の手段として「素材分析」という方法も「物語の解析法」として存在する、ということを示唆しました。  ところが、いざ私が「素材分析」を提示したら、「作品を作り上げるときには」という話に持っていったのですね。これが、論点はずしです。  「作品解析」の話のときに「作品創作」の話をしたら、おかしいことは分かると思います。「作者の創作をなぞっていくという話」を「作者の創作そのものの話」に置きかえるのは、いわゆる「コンセプトはずし」というやつです。端的に言えば、「読者」と「作者」の違いですね。  これも、恐らくは、確信犯でしょう。よくできた論点はずしです。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 本質的な話。 No.0742 投稿日 2001年3月16日(金)21時51分 投稿者 西鶴翠  まず最初にこの部分からですね。 >へたに気を遣わずに、思ったことをまんま言ったほうがいいかなと思って、今回はこんな感じ。  今回の方が、感じがいいです。何が変わったわけでもないのに、好印象でした。目線を同じ高さにしてくれた感じです(なんとなく)。 >プロット分析とあわせて、平行して使うべきだろうとも思った。  新木さんが、人の考え方に耳を貸すのが驚きでした(失礼)。  サンプリングに関しては、新木さんや他の方々の仰るとおり、どうしても恣意的になります。この方法の欠点です。解釈のつけ方も、恣意的になりがちです。ただ、素人の私がこの方法を用いても、それなりの説得力はあったようですから、方法の一つとしては充分に成立するでしょう(この前のオフのときに少し話していたのでした)。 >素材と調理の話(本題)。  私の「闇の(略)」は、明らかに調理が失敗しています。新木さんに作品を送ったときも、「自分で納得がいっていない作品」であるということを書いたように、自覚があります。ほかの二つに関しては、「調理放棄」した覚えがあります。  私も小説を書きはじめて四年くらいになるわけで、仲間内で結構いろいろなことを言われます。その中に、次のようなものがありました。  「君は作品が小さいね」  「君には書きたいものがないのか」  ということで一年くらい前から、書くものを大きくしよう、という試みが私の中で始まりました(よみかく発生よりも前ですね)。その結果が、例の三作です。「素材」と「メッセージ」を作品に投入することにしました。「調理」は二の次です。  「作品を大きくすること」と「作品の質を上げること」のどちらがより頭がやわらかくないとできないか。若いときでないとできないか。前者ですね。「作品を大きくする」のは、今やらないとできません。発想の訓練は、今でないとできません。  だから、「調理」を二の次にして、「素材」を大事にしています。この方針は、もう少し続ける予定です。まだ、「素材」が弱いからです。 ……私が暗に言いたかったことが、分かりますか?(多分、分からない。) それでは。 と思っていたら、三時間ほど前に榎野さんの書き込みが。  うーん。  新木さんはプロットと材料の話をしているのですよね。描写と説明の話ではないですよね。  あー、でも、なんだか「ス○ーカー」の裏話を聞けたみたいで、得した気分。 では。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 紺野タツキです。 No.0743 投稿日 2001年3月17日(土)00時08分 投稿者 紺野タツキ 表現が悪かったり、これほどいろいろ教えてもらったりすると 時に無知ってそれだけで罪悪になりかねないんじゃないかと少し思います。 >新木さん >書き込みするときのテク やってみました。なるほどこれなら人の書き込みの引用もしやすいし、読み直しもできます。 ありがとうございます。 >西鶴さん >紺野さんは、「よみかく」というサイトに載せたことを編集側に知られることが嫌なんでしょうか。 >それとも、「よみかく」に載せること自体が嫌なんでしょうか。 「よみかく」に載せたいのですよ。そりゃあもちろん是非それは。 問題なのは、「掲載サイトがあるのにサイト名が書かれてない→マナー違反ですな」と 編集さんや執筆業の方に思われることです。 私ももちろん素人なので、これが恐ろしいです。未知の威力というか。 というより、「遅い」ってどういう事ですか?縮み上がりましたが。 >サイトを借りることについて。 新木さんがおとといくらいに、編集さんに聞いてみるとおっしゃっていたので、とりあえずそれを待ちつつ、 私といえばカゲで、「BBSとかで、『読んでくださるかたいましたら送ってもいいですか』と書くのは どうだろう」とか、不遜にも考えてました。 >口を挟むことについて。 もちろんかまいません。 分室の最初のほうの新木さんvs西鶴さんの談義に私のほうが わりこまさせてもらっている印象を持ってをりました。 さて次の書き込みでもう一度質問をやり直します。 -------------------------------------------------------------------------------- 続々質問(さっきは題名つけるの忘れました) No.0744 投稿日 2001年3月17日(土)00時09分 投稿者 紺野タツキ 紺野タツキです。 >新木さん プロットの質問(つづき2)。 先にたとえばなし(というか私のキャラクター設定についての考え方)をします。 日常生活では、誰か人を知ろうとする時には、 直接話す、考えを聞く、事もありますが、 だいたい主に、 ある事件や場面に遭遇した時の反応や行動パターンを手がかりにしたり、 人同士の絡み、たとえば(大雑把に言えば) A君はB君といる時はリラックスしているし こんな言葉まで(「おまえ頭おかしいんじゃねえの」とか、まあたとえば)飛び出すが、 Cさんといる時は緊張しているようだ、 その緊張は照れのようだ、 というような人同士の絡みを、手がかりにしたりしていると思います。 特定の場面や事件、人同士の絡みには、細かい手がかりがかなり散りばめられていると思うので。 手がかりをいくつも集めて、 「自分の中にある人の像を作る」という段階はキャラクター設定に似ています。 次にキャラクター設定の話と、昨日の疑問を書き直した部分です。 キャラクター設定をする時に、たとえば 「Aは強そうにしているが内面では自信がなく、自信のなさを腕っぷしで補っている」 というような言葉だけでは、キャラクター設定は完全ではなく、キャラクターは立たないと思います。 いくつもあるエピソード、事件の中で、 「強そうにしているが内面では自信がなく、自信のなさを腕っぷしで補っている」 という言葉だけの人間が、うまく立ち回れるとは思えません。 (印象としては、紙人形のように薄っぺらです) (キャラクターとはいえ、一応何年も生きた歴史があるわけですし) キャラクターを立たせるためには、 しかもまだ骨であるプロットの中で矛盾なく骨をつなげられるようにしっかり立たせるためには 書く方は、 日常で人を判断する時に場面が必要であるのと同じように、 キャラクターに対してもいくつか場面を恣意的に設定し、 その中での挙動や振る舞いを見て、あるいは こういうキャラクターにしたいという方針(キャラクターの骨?)に沿って挙動を決定し、 そこで初めて「Aはこういう人間だ」と言う、伝える事ができるようになる。のではないでしょうか。 一方で読み手は、書き手と同じプロセスを通して、 つまり恣意的に設定された場面の中で、Aがいかに振舞うか を見て、キャラクターを理解していくわけですよね。 もしキャラクターにモデルがいたとしても、同じです。 書き手は自分でキャラクターを消化すべきだし、 読み手のキャラクター理解のためのプロセスは変わりませんよね。 つまり、 書き手はキャラクターが立つ前の段階で、 骨とか核だけだったキャラクターに肉付けをほどこすための、 キャラクターを立たせるためのエピソードを必要とし、 その「キャラクターを立たせるために用意された、というか作られたエピソード」は 読み手にとっても、 キャラクターを理解するために有効なエピソードである。 と言えないでしょうか。 そこで >「プロット構築のプロセス」の >2.何の話なのか定義する段階で、 >主要キャラクターの重要な絡みやエピソードはある程度できているのではと思うわけです。 になります。 こうして立った(肉付けされた?)キャラクターがいてこそ、 骨と骨はうまくつながるし、 「しかも二速歩行をし、不自然でなく動けるショートカットの女の子」 が無事できあがるのではないかと。 骨と肉という言葉を使えば、 骨のままのキャラクターが骨と骨を「人間バージョン」でつなげるのは無理だと思うし、 キャラクターを骨付き肉にするためには、先にエピソードも必要なのでは、 というのが私の考えです。 そこで質問は、 前に「プロット構築のプロセス」で書かれていた事が本当に最終的に最も効率がいいんですか? 以上です。 -------------------------------------------------------------------------------- 視点というかなんと言おうか No.0745 投稿日 2001年3月17日(土)00時14分 投稿者 本家(榎野英彦) 世の中の「小説」というものと俺の書く『お話』との決定的な違いは 「書きたいものを書く」のと 「読みたいものを書く」の違いのような気がする。 そこにある「視点」の違いのような。 俺は「読みたくて書いてる」それが今のところ「書きたくて書いたもの」と ほぼ同じ位置にあるということは、幸せなんだろうな。 俺はなんと言うか「美しい文章」というものがわからない。 見本としていくつか示された、そのどれを読んでも「冗長で押し付けがましい」としか思えないと答えたら相手が怒ったことがある 俺の中では 「おもしろくて読みやすい」 「簡潔で意味がつたわる」 ことが「文章」の最大の目的なんだろうな。 文章によって思い浮かべる情景が、たとえ作者の意図とするものと違ったとしても、それは読み手の経験や想像力の差によって当然生じるものなんだから、そこまで考えて書くなんて不可能だと思うんだ。 だから俺は読み手の前に情景の要素だけを示すことにしている 「あとはあんたが勝手に想像してくれ」って。 それは「創作の放棄」なのかもしれないけど、俺にはそれしかできない。 だから俺は「シナリオ書き」であって「作家」じゃないんだろうね。 100人が読んで100人が別の情景を思い浮かべたとしても その世界が破綻しておらず、なおかつ「面白い」と思ってもらえたなら 俺にとってはそれは「理想」なんだろう。 読んだ人が「面白い」と言ってくれることが目的であって俺が書きたかったことを相手に伝えることが目的じゃないからだろうな。 俺は「作家」にはなれませんね、きっと「モノカキ」のまま死んでいくんでしょう まあ。後悔はしてませんけど(笑) -------------------------------------------------------------------------------- キャラのことならちょっと言えるかな(笑) No.0746 投稿日 2001年3月17日(土)00時42分 投稿者 本家(榎野英彦) 文章は小学生並だけど、こっちなら商売だったから(笑) キャラクターってね「価値観とそれに伴う行動」のことです。 キャラが立つというのは、この価値観と行動がしっかり描かれていることをいいます。一人の人間の前にどっかからボールが投げつけられたというシチューエーションを用意したとしますね。そのときその人間がどういった行動を取るか、その行動の元となるのはその人の価値観でしょ。 (投げた人間をにらみつけて投げ返すのか、そのまま無視するか、回収不能の場所に投げ込んで、ニヤリと笑うのか) だから、キャラを立てるのに必要なのは「価値観と行動に矛盾が無い」ことだけなんです。物語を進めていく中でキャラが変わっちゃうのは、たいていここに矛盾があるんですよね ひっくり返って言うならば、物語の中で、キャラクターが今までと違う価値観に目覚めて、行動を起こすとしたら、よほどのインパクトのある「何か」がないとダメなんです。人間の価値観ってそんなにコロコロ変わるもんじゃないでしょ。 だから「プロット立て」が重要なんですよ。 物語の設計ができていないで書き進めたりすると、絶対にこの「価値観と行動」に矛盾が生じるんです。そういったことを指摘すると、たいていそう言った作品を書いてくる人は「あ、それは実は彼にはこういった過去が…」とか口頭で説明したがりますが、書いてないものは存在しないものなんですよね(笑) あとから変更を加えるためには、その変更を支えるだけの構成(まさに骨組み)が必要になります。勘違いしないで欲しいのは、物語を作るのに必要なのは発想の柔軟性であって、作品世界の「約束」の柔軟性ではない、ということですね -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0747 投稿日 2001年3月17日(土)04時15分 投稿者 新木 伸 >杉井君  本性隠し。  いや、ですます調で書いてるとことか、もうそのあたりから。  しかしエゴの話とか、同感できること多数。  「親が自分を理解してくれない痛み」と、「そもそも親がいない痛み」と。  「彼女と別れた痛み」と、「そもそも○○年彼女がいない痛み」とか。  杉井君の場合、「痛み」に関しては偽善は書かんのだろうなぁと、安心できた。 >電撃大賞の応募規定  よみかくは、もちろん「営利を目的とせず運営される個人のウェブサイトや同人誌等」に含まれるでしょう。  電撃のHPの募集要項の最後を見たら、こう書いてあった。  ここ参照ね。  ……ってことで、サイト名を書いておけばOKでしょう。  サイトアドレスのほうも、書いておくべきだね。っていうか、サイトアドレスないと無意味でしょう。趣旨は掲載された場所を特定したいってことなんだから。  ああしかし、いま「よみかく」の場合、この場合メインサイトとミラーサイトとと、どちらを書くべきか? -------------------------------------------------------------------------------- >西鶴君 No.0748 投稿日 2001年3月17日(土)04時16分 投稿者 新木 伸  西鶴君の場合、ちょっとつつくと次々と、「〜〜しないでも済む言い訳」を出してくるので、そこがおもしろくもある。  ふむ。  今回は、「素材に手をかけないでいい理由」か。  そのうちに自分が小説を書かないでも済む言い訳を見つけてしまうんじゃなかろうか。  嫌味で言ってるんじゃないよ。本当に心配してるんだよ。  こういうふうに書いて怒らせるのは、これは狙ってやってるわけだけど。  「○○しないで済む言い訳」とか、ぼくのほうが君より十年余分に生きているだけ、2倍ぐらい多く自主発明しとるわい。どうせ言い訳だしてくるなら、ぼくが思いつかなかった新機軸の言い訳を出してきてほしいぞ。  紺野さんへの応対の件。  読みはどちらも不正解。  「わかろうとしなかった」が正解ね。  推測して仮定して、なにを言わんとしているのか読みとろうと努力すれば、不明な点がいくつか残るところまでは理解が至るかもしれんけど、そうまでコストかける意味がないなぁと思ったんで、わかろうとする努力を初めのころに放棄。  あまりにも少なすぎる情報量から、こちらがあれこれ気を揉んで考えたものって、だいたいぜんぶ無駄になること多いんで、最近、やらないことに決めた。  「闇の中で振り向けば」のときだって、そういうのあったでしょ?  電車がホームにすべりこんで来たシーン。これは主人公が夢見心地でいるために、すべりこんできたことに気づいていないという表現なのだろうか、それとも電車は本当にいきなり停車状態で出現したのであって、そういう異風な世界であることを描く表現なのだろうか……。  そうやって、あれこれ気を回してこちらが考えたことが、「単に滑り込んでくるシーンを書き落としていただけ」って単純明快なオチがついて、すべて無駄になるってこと。  と、まぁ……。  そういうことなんで……紺野さんの質問意図に関しては、ぼくはわかってないんで、今後なにか見当違いのことを言ってたら、サジェスチョンしてくれると助かる。 >もののけ姫の分析とか  論点はずしの件は、たしかに言われるとおり。  論旨がふたつ入っていて、つづけて書いてるから、ひとつの話題のように見える。  書き込み分ければよかったか。  さもなきゃ、論旨ごとに別の話題として分割するか。  西鶴君もあれだな。もうすこし平たく物を言ってくれるようになるといいんだがな。押しつつまず、率直に――  ずるいや、とかさ。  んで、俺的に言い訳をさせてもらう。  あれは俺は、ずるくない。  なぜかというと、そもそも大前提として、ここは「作家になるための場」であるということ。  評論家になるための方法を磨いているわけじゃない。  カリオストロ城の分析だって、自分の創作にどう役立てるかの観点でやってる話なんだな。  もともと「他人の作品のメッセージを解析する」って話だった。それはその通り。  西鶴君は、純粋に「分析のための手法」の話のつもりでやっていたのかもしれん。いきなり違う前提を出されて、「ずるいや」と思ったのかもしれん。  でもこちらにしてみれば、「どうやってメッセージを込めているのか」って、そういう話だったんだな。  他人の話を分析する方法を、どう自分の創作に生かすか。  だからわしとしては、その手法自体への感想を述べた上で、本来の趣旨に路線修正しなければならなかった。それが後半の論点ずらしに見える部分ね。  だから答えにくいものがあったんだよなぁ。この話題。素材分析法への感想を、しばらく書かなかったのも、このせい。感想を書くだけならいいんだけど、そのあとで「結局それは意味がない」ってところへつなげなきゃならん。それが重くてさ。  材料の見立て。その目利きになることも、大事なことのひとつではある。ほかの作品ではどんな素材を使っているか見るときに、素材分析の方法は生かせるだろう。  でもいまやるこっちゃないの。君には十年早いの。 (いや本当の意味での10年じゃないけどね。10年したら、もうプロになっとるわな。あきらめないで続けている限り)  たとえばさ。  寿司屋で職人の修行をするときとか。  はじめは材料の見立てからなんて、やらんでしょ。  それなりに腕があがってから、はじめて材料の目利きを教えてもらうわけでしょ。  ただし、「おまえが魚の目利きを考えるなんて十年早い」と親方に言われて、素直に目利きのことをまるで考えなくなるのもダメダメだな。腕をあげることに集中しているようにみせて、こっそり盗んでおく。人の作品で、どんな素材が使われているのかを分析しつづける姿勢は、ずっとつづけてゆくべきでしょう。  やってもダメ、やらなくてもダメ。  どっちにしても叱られる。矛盾してるけど、まあそんなもんだわな。 >素材と調理の話  調理放棄はそもそも論外だな。「小説」を書く「作家」であることを放棄するようなもんだよ、それは。  筋(シナリオ)の状態から、どう調理してゆくのかってことが、小説を書くって行為の本質なんだからさ。  それは料理人が料理人であることを放棄するようなものだな。  また「自分で納得がいってない作品である」というのも、これは言い訳だな。自分でも納得がいってないものだから、大目に見てとでもいうつもりだろうか。  ないの。  そういうのは。  商業的な場では。  開店したばかりのラーメン屋が、「うちは脱サラしたばかりでラーメン作り始めて三ヶ月なんですよ」とか言っても、三ヶ月後には容赦なく潰れてるでしょ。  「作品を大きくすること」と「作品の質を上げること」は、そりゃもちろん、同時にやらなければならないのである。無茶か? 無茶でもやれ。  まあ、片方のみに集中して、練習するというのは効果的な方法だとは思う。  発想の訓練ができるのも、いまの年齢だけってのも、事実その通りだしね。  んで、その「暗に言いたいこと」ってのを、直に言ってみなさいって。  もうそのぐらいの本音を本気を言い合える関係は、築いてきたきたつもりなんだけど。  「この作品は素材の調理には注意を払っていない作品ですから、完成度のほうには言及しないでください」とか、もしやそういうことなら、「たわけ」と言ってあげるが。  言え言え。  言ったんさい。  たぶんわからないだろうけど、でもわかってほしい、なんて甘えた子供みたいなこと言ってないで、ちゃんとはっきり自分の口で言ったんさい。 >素材分析法  「自然が恐ろしい物だった」ってこと、見落としてたって言ってたでしょ。あれの補足説明。  ああ、そうそう。わしだっていいと思ったものは取り入れるし、人の意見だって聞くべきところは聞くよ。じゃなかったら、プロのレベルまで上達なんてできなかったわい。なにもかも自主開発で、人の編み出した技法やら意見やらに耳を貸さないでいたら、遠すぎる道のりです。すくなくとも凡人であるわしにとっては。  わしが、なにもかもばっさり切って捨ててるように見えるのは、「一理ある」ってところにさえ至ってないからであって……。  とまあ、それはそれとして。  プロット分析に頼って筋を追いかけるあまり、見落としていたこと。  モロたち山犬は、あれはただでっかいだけの狼だし、オッコト主たちイノシシ連中だって、暴走する巨大な群れという恐ろしさしか描いていない。  自然の恐ろしさを描いていたのは、ただシシ神のみ。  それも荘厳さやら恐ろしさやらってのは、絵によって描かれたものがメインになっていた。  エピソードであるのは、シシ神の足下で、急速に成長して死んでゆく草花とか、死にかけたアシタカに命の息吹を吹き込んでみたりとか、そのくらいのこと。  エピソードにならない「絵」によって語られる恐ろしさのほうが、情報量としては遙かに勝っている。  だから、エピソードだけを抜粋すると、抜け落ちてしまう。  ただあれってアニメーション作品だから、そうなってしまうのかも。  小説をプロット分析したなら、およそエピソードなり、書かれたものなりを拾い上げるだけですべてが揃うもの。  まあたまに、文章力がすごいあって、描写だけで伝えるイメージが重要な意味を持つような作品を書くひともいるけど……。それほどの描写力、持ってる作家は希少な存在だしなぁ。99%ぐらいは、エピソードのみ拾ってても平気でしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- >紺野さん No.0749 投稿日 2001年3月17日(土)04時17分 投稿者 新木 伸  うん。  ようやくすこし見えてきました。  しかしまだ、完全には、聞きたいことが理解できてない感じ。  でもまあ、読みとれた部分についてやってゆきますか。  1のぼんやり考えている段階。  そこでキャラクターのいろいろなエピソードを思いついたとしますね。序盤のあたりと思われるなんでもないところのエピソードとか、エンディングのあるワンシーンだったりとか。  その一連のエピソードを見て、なんとなく、その人となりというものを作者がわかってくる。  これは、頭の中のキャラクターの動きから、キャラクターを掴む方法。  現実の人間の観察に似てます。  または、こういうキャラクターにしたい。そんなキャラなら、こういうときにはこう考えて、こう動くはずだ。……みたいな観点から、理詰めで動かしてみる方法。  まあどちらもあるわけです。  そこまでは、いいんです。  ここまでは、たぶんぼくの読みとったもので、間違ってないと思います。  問題は「2」に入ってから。  「キャラクターを立てるときのエピソードは、有益なエピソードである」  その主張と、そこから繋がってゆく論旨がわからんのです。  1の段階で、エピソードはそれなりの量がでてますよね。量だけでいったら、一冊分に相当するぐらい集まっているかもしれません。  そのエピソードの数々は、よくキャラを表しているものなのだから、それで一冊書いてしまえばいいじゃないか。  なぜわざわざ吟味して、場合によっては捨て去ったりする必要があるのか? ……って、そういうことでしょうか?  「4」の段階では、矛盾があるならエピソードを捨てたり直したり、よりよいものをひねりだして差し替えたり、そういうことをしてますよね。っていうか、「しろ」って言ってる。そういうやり方をしなきゃいかんと。  作品って、なんらかの主張なりメッセージなり、伝えたいものなり、作者の書きたいものなり、そういうものが込められるものですよね? 1.  キャラをよく表しているエピソードを、思いついて集める。 2.  集めたエピソードをつないで、ひとつの話にする。 3.  書く。  ……このプロセスで書かれたものって、俗に言うキャラ萌えの「やおい」にしかなりませんが。  「山なし落ちなし意味なし」で「やおい」ね。  「やおい」でも、たしかに「このキャラはこういう人間なんだ」ということは読者に伝えられると思いますが……。  でも、それだけでしょ?  キャラが悩んだり悲しんだり喜んだり笑ったり、そういうことを通じて伝えてゆく「なにか」があるんじゃないんですか?  その「なにか」を伝えるために、キャラは悩んで苦しんで、場合によっては死んでしまったりもするんじゃないんですか?  あともうひとつ。  「キャラクターを立てるときに考えたエピソードは、有益なエピソードである」ってこと。  ここに誤解っていうか、思いこみがあるかなぁ。  なんでそのエピソードを、そんなに大事に守ろうとするのか?  思いついた良さげなエピソードを捨てたくなくて、捨てないでいい言い訳を考えているだけにも見えます。  ちゃんと吟味したうえで、そのエピソードが本当にいいもの(キャラを表すうえで)だったなら、使うことにすればいいじゃないですか。  吟味して、ちゃんと証明すればいいのに……。  吟味すること自体を否定して守ろうとするのは、なんでだろう?  そこが、わからないことのひとつ。  上では「言い訳を考えている」とか書いてますけど、これはもちろん、推測した仮定の話のひとつ。本当にそう思ってるわけじゃありません。  またべつな観点から考える。  キャラを表すエピソード。  もったいがって捨てることをためらうのは、なぜだろう。  そこには「キャラを表すいいエピソードが有限のもの」という考えが、あるのではなかろうか?  ひとたび「立っているキャラ」というものがそこに存在したなら、そのキャラがやることなすこと、それはすべて「キャラを表すエピソード」となります。  それが「キャラが立っている」という状態。  そうならないのは、キャラが立ってないってこと。  アイスコーヒーの飲み方ひとつにしたって、キャラは立ちます。  観察しましょう。現実世界のまわりの人、10人いたら10通りの飲み方をしていませんか?  あるシチュエーションにキャラを放り込みさえすれば、そのキャラの行動は、自動的に「キャラを表現する」エピソードになるのです。  理詰めで動かしているキャラにしたって、シチュエーションを与えればその中で動きますよね。  シチュエーションごとに、エピソードを新調していけばいいじゃないですか。  はじめに「1」のときに思いついていたエピソードとかは、キャラを掴むための練習用と割り切るべき。  もちろんいいものがあれば流用するけど、8割方は新調するぐらいのつもりでいるものじゃないかなぁ。  だいたい、話の流れに沿わないものとかも、でてきません?  漠然と考えているあいだって、話の流れもはっきり決まっていないんだから、どうしても繋がらないシーンを思いついちゃうこととかも、あるでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- >榎野さん No.0750 投稿日 2001年3月17日(土)05時06分 投稿者 新木 伸 >榎野さん  うみゅ。  文章の話題に関しては、意識的に避けてきた話題であるんですが。(^^;  というのも、なにか言えるほどぼくは方法論を持っていない。  「意味を間違いなく伝える。しかも簡潔に」という、文章としての最低限の段階までなら、これは方法論で持ってゆけます。ライターに要求される資質ですね。  でもそこから先となると、方法論としては自分は持ってない。  もう「書け」としか。それ方法論っていわないし(笑)。  でもまあ、その「意味を間違いなく伝えられる」というレベルにいるだけでも、他でがんばれば問題なくプロにはなれるんで、あまり重視してないっていうか。  そもそもそのレベルまでだったら、大量に文章を書くだけで誰でも到達できます。ここに来てる人も、その多くは到達してます。  杉井君あたりには、文章力磨けとか、もう言わないもの。もうあそこまで到達していたら……。プロになってから、あとは自分で苦労してもらえばいいこと。  でも西鶴君には言ってます。「文章のすべてが説明文だ。描写も台詞もアクションも、すべて説明」……とか。  ライターの文章というのは、つまりは説明文。  事実や概念を言葉で説明するための文章。もともと言葉で言い表せるものなんだから、それを言葉で言うのは原理的に可能なこと。難しくはない。  描写っていうのは、本来言葉で書けないものを、なんとかして描こうとする行為。  「その少女がいかに可憐であるか」とか、「荘厳な自然」とか、そんなものを書くときの文章。  本来、無茶です。  でもそういう無茶なことをやろうとするところに、「芸術」に通じる高みがある。  アクションは、三次元空間なりの「動き」を、言葉で写し取ろうとする行為。  これも無茶です。でもだからこそ、やりがいがある。  台詞ってのは、これは単に人の言葉。  まあ難しくないはずなんですが、とても人のしゃべらないような説明的な台詞とか、よく見かけますよね。キャラが立ってない人では、よくやってしまうようです。  これって、文章の四要素です。  小説に必要な「力」の四要素とかもありまして、ぼくはこんなふうに考えてます。  アイデア(発想力とその応用力)。  ストーリー構成力(プロット)。  描写力(文章力)  キャラクター。  ちなみにライトノベルにおける優先順位は、「キャラクター>アイデア>プロット>文章力」ですね。  SFあたりだと、「アイデア>プロット>文章力>キャラクター」。  ただ優先順位はあっても、それがすべてじゃないです。  プロットが飛び抜けている人は、キャラクターが最低商業レベルで、アイデアと文章力が並でも十分売れます。ビッグヒットもちゃんと飛ばしてます。ぼくなんかより、よっぽど稼いでます。  「文章力>アイデア>キャラクター」で、プロットが弱点の人も、プロにはいます。  だいたい作家って、どれか1個か2個の武器と、どれか1個か2個の弱点を持っているものですよね。  ぼくの場合は、キャラクターとアイデアが武器。文章力が弱点。プロットはもとは弱点でした。でもいまは、武器にはならないけど、足を引っ張らない……ぐらいのところにまでには持ってこれました。……のつもり。  脱線しましたが。さて本題。  キャラクターに関しては、榎野さんの言われる通り。  キャラを立てるっていうのは、そういうことですよね。  ただ紺野さんの質問の場合には、別のことを言っているのかなぁ……と、ぼくは読んでいます。  キャラ立ての方法論ではなくて、思いついたエピソードを捨てるのかどうかってところ。  しかしまあ、このキャラクターに関する話題も、ぼくが避けていた話題のひとつでして。(^^;  ぼくの場合、キャラをノウハウによって「作る」ってことが、できないんです。  キャラは魂と人格を持った完全なる形で、いきなりそこに存在をはじめるのであって、段階的に作ってゆくというのは、それは違う。  キャラをノウハウとして作るとき。  そのキャラがどんな経歴を持っているのかとか、どんな経験をしてきたのかとか、そういうところをとっかかりにして、シミュレートしていくものなんでしょうが……。  ぼくの場合、「経歴とか生い立ちとか、んなもん、キャラクター本人に聞きゃいいんじゃん」……とかなっちゃうものでして(笑)。  おかげで人の話を消化して書くってのが、苦手だったりします。  ノベライズとかはキャラ立てで恐ろしく苦労しそうなんで、はじめからやらないことにしています。  自分はオリジナル作品で、オリジナルキャラで勝負するしかない。作家としての仕事の選択肢のひとつを初めから封じられているようなもので、不利ではありますが。 -------------------------------------------------------------------------------- 理論と実践 No.0751 投稿日 2001年3月17日(土)05時26分 投稿者 新木 伸 >西鶴君  おお。なんだ。  てっきり「じゃあはじめから実践できている人には、理論って不要じゃないですか」とかくるのかと思った。  それならそれで、楽しい答えを用意していたのだが……。ぼくの楽しみを奪ったな?  まあそれはそれとして、数学とかでも、同じことだと思うよ。  数学が得意な人は忘れがち(っていうか経験してない)なんだと思うけど、たとえば分数の計算とか。  「まず分母を揃えて、それから分子のほうを足しあわせる」って理屈があるじゃない。  できる子は、そんな理屈を聞く前に、もう直感的にひとりでやってしまっている。  普通の子は、やりかたを教えられると、すぐできるようになる。  できない子は、何度も何度もやり方を教えられて、みていてあげると一度はできるようになったりもするんだけど、でも一人ではやっぱりできなかったりもする。  一人でできるようになったとしても、またすぐにできなくなって逆戻りしてしまったりする。  「分母を揃えて分子を足す」というやり方を、紙に書いて張っておいて、わからなくなったらそれを見るようにして……ってやると、できたりもする。でも紙がないと、できなかったりする。  そしてそのうちに、たくさんドリルをこなしてゆくと、紙を見ないでもひとりでちゃんとできるようになる。  そうなると、もう一生、忘れない。  頭でやる作業も、体でやる作業も、本質的な違いはないです。  西鶴君の場合は、数学が得意なんだろう。だから数学だけは別で、理論だけでできるものだと感じるのだろうね。  思考しないで、脊髄反射でできるようになるということが、いわゆる「身についた」状態です。  分数の計算じゃなくて、もうすこし高度な……三角関数とか微分積分とかもさ、頭で考えて説いてるうちは、それは身に付いたっていわんでしょ?  微分積分の開き方、わしもう忘れてるもん。  ちなみに、上のたとえの分数の計算ができかけている子にしたって、「分数の計算ってどうやるの?」って聞けば、「ぶんぼをそろえてぶんしをたすの」って、その理屈は言って返してこれるはず。  でもできないでいる。  思考の反射運動の回路が、脳内に形成されてないから。  肉体の反射運動の回路が、脳内に形成されるのがスポーツの習熟だよね。  おんなじことじゃん。 -------------------------------------------------------------------------------- つれづれ No.0752 投稿日 2001年3月17日(土)07時10分 投稿者 はせがわみやび >>杉井さま  お邪魔でなければ、お伺いできるかと思います。  今やっている作業が終わればですが(^^; あー、それと駒場から直行しますので、試合が終わってからだから、少し遅れます(^^;;;;;;;; >>新木伸とはせがわみやびの差  執念。  って、答えはどうだろう。まあ、そのぶんはた迷惑なわけだが。  ほかにも、才能、とか。経験、とか。  あとまあ、読む能力と書く能力としゃべる能力なんて、ぜんぶ別だい、とか。 >>読むのと書くのは別もの  小出監督は高橋選手に金メダル取らせることが可能だけど、高橋選手が小出監督に42.195キロを2時間で走らせられるとは限らないもんねぇ。  数学ができるひとが数学を教えられるとは限らない。  たぶん、究極に数学のできるひとって、「答えが見える」(「問題が見える」でもいい)んだと思う。で、そのあと、どうやったら、そこへと至るかを考える。  世の中には、問題だけ考えついて、答えを教えてくれないで死んじゃった数学者もいるしなー。んで、あとの人間が苦労する。  一回で自転車に乗れてしまったひとは、他人に自転車の乗り方を教えることはできない。  そーいうもんだ。 >>小説はなんで書く?  小説は頭で書くってのも誤解がある気がする。  いや、そーいうひともいると思う。思いついたままにタイプを打てば、傑作になるひと。  頭の中で考えることと、書くものが同じっていう場合かな。しかも、それがおもしろい。  生まれたときからそうで、一度も悩んだことがないっていう。  ふつうは、でも、ちがう。  論理を書けば、小説になるわけじゃないし。  「水面」って書いてルビを振るか、「みなも」って書くかは別。  「ドア」って書くか、「DOOR」って書くかは別。  意味は同じなんだけどね。  「推す」にしようか「敲く」にしようか。  別なんだってば(こっちは意味もちがうけど、でも、ドアを通るためにする行為って点ではいっしょ)。  で、どっちにしようか悩む。悩むときに、最初は書くわけね。どっちも。  そのうち、ぴったりの言葉が自然と出るようになる(らしい、新木伸によれば)、けど、最初はしょうがないから実際に書いてどっちがいいか比べる。  小説は、手で、書くんだな、実は。  だから、手を動かせって言われる。で、その動かし方がわたしは圧倒的に足りない。  ワープロがある時代に生まれてなければ、わたしには文筆業は無理だったろうなあ。  みんなのほうが、わたしより圧倒的に有利なんだけど。  なんであれ、30過ぎてから修行始めるのってけっこう辛い。  わたし、子どもの頃、「小説は、どこかに小説の木ってのが生えていて、そこから摘んでくるもんだ」って思ってたからなー。ほら、問屋から本屋へ本が運ばれてくるじゃないですか。  あれは、実は、拾い集めた本を運んでくるもんなんだ。  いや、まさか、人間が書いているものだとは思わなかった。  しかもこんなに苦労して書いているものだとは。  奥が深い。 >>TRPGと小説についてあれこれ  わたしは、「お話をつくるのが好きなひと」、もっと言ってしまうと、「思いついたバカなことを、それってバカだー!って笑ってもらうのが好きなひと」なんですね。  坂田靖子さんや竹本泉さんが好きで、でも、TRPGだとあーいう話をやってくれるGMさんはとても少ない。  ぽわぽわしてて、どこか不思議で、で、ずっと心にあったかいものが残る。  (坂田靖子の「おばあちゃんの日」って、知ってる?)  んで、誰もやってくれないので、仕方ないから自分でやることにしたんだ。  GMするときは、物語をエピソード単位で、しかも、その場の変化する状況に合わせて、プレイヤーの頭の中に放りこまなくちゃならない。  つまり、お話は、テーマをはっきりさせておいて、ストラクチャーにして頭の中に持ってないといけない。  ドジな女の子がいたとして、ドジであることを示すエピソードが必要で、で、それを前もって冒頭に入れることにしておくでしょ。酒場で運ぶ皿をひっくり返すとかね。  でも、酒場に行ってくれるとは限らない。  そしたら、道で出会うことにする。腕いっぱいに酒場の買い出しを抱えてる。そこを犬に吠えられて路上にぶちまける。とか。  冒頭で女の子がドジであることをエピソードにして伝えるってとこだけは共通。   わかるかな。これ、骨にしてないとできない。  こういうのをライブでやらなくちゃならないわけだから、ディテールは落っこちるものなんだ。そんなとき、買い物袋の中がリンゴなのかミカンなのかなんて、とっさの判断。  うまいひとならば、ぴったりの持ち物を持たせられるんだろう。  でも、TRPGだと、前もってすべて考えぬいておけない以上、ある程度変動するのは避けられない(信じられないダイス目出すひともいるし)。  当然ながら、プレイヤーに誤解されることもしばしば。  それをプレイヤーの顔を見ながら、補足情報を与えていって、話を展開させていくわけ。  まあ、実際には、プレイヤーごとにちがう場面を浮かべていたりするんだけどね。  それは、許容する。っていうかしないといけない。  だって、TRPGって全員が主人公でしょ。これって、最初から人数分の視点があるようなもの。  つまり、そもそも最初から見ている風景が違う。  そこにGMの視点を押しつけすぎると、つまりGMの見ているものを見せつけようとしすぎると、反発される。  「一本道のシナリオだ」って言われるわけ。  ストーリーは一本道でもいいんだな。実は。プレイヤーが自分で持っている視点を阻害してやらなければ。  そのためには、ディテールにこだわりすぎない。   自分の中に持っている「絵」を相手に見せようとしすぎると、ロクなことにならない。  見せるんじゃなくて、言葉を尽くして、何通りにも言い換えてもいいから、共有しようとする。あ、そうそう、プレイヤーの言葉もよく聞かなくちゃ。  相互に会話しあうなかで同じ物語りを共有しようとするのがTRPGなんだな。  シチュエーションを共有するのがTRPGだって言ってもいいかも。あくまで、シチュエーションまで。  各人がちがう絵を見ることができるっていうのが、売りなんだもん。  これに対して、小説は基本的には作者の書いた言葉がすべて。  つまり、作家が読んだ文章と同じ文章を読者も読むわけ。だから、文章を読んで、作者の頭の中に浮かぶ絵と同じものが読者にも見える。  という前提に立っている。  しかも、考える時間はたっぷりある。ライブじゃないからね。  そこで練りこむわけだ。  「推す」と「敲く」のどっちにしようかって。  微妙にちがうってところを問題にする。より厳密に自分の見ている絵を見せようと努力する。いや、自分の中で絵が確定してないんで、確定しなくちゃいけないからってのもあるけどさ。    まあ、さらに上のレベルに行間を利用して、つまり意図的に情報を欠落させて、読者の想像の余地を残すっていうのもあるらしい。  けど、わたしは、自分の見ている絵を確定させるので手一杯だなあ。 (キャッチフレーズは、日本一文章力のない文筆家)みやび -------------------------------------------------------------------------------- 補足 No.0753 投稿日 2001年3月17日(土)07時59分 投稿者 はせがわみやび  わかると思うけど、推敲って単語に対してだけじゃないよ。  エピソードまるごとに対しても同じ。  そのためにプロットを立てるんだね。  こっちのエピソードがいいか、あっちのエピソードがいいか。  この展開がいいか、あの展開がいいか。  素材と構成(プロット)の話だったら、創元SF文庫の「タウ・ゼロ」の解説を読むといいかな。長編版と短編版を比較して、ネタが同じなのに、短編ではあまり評価が高くなかったのが、なぜ長編だと受けたかについて書いてある。  語り口って重要だよね、っていう。  アイデアやネタ、とくに設定については熱心なのに、ストーリーについてはふにゃふにゃっていう嘆きは良く聞く話。    キャラの台詞だけは秀逸なんだけどー、とか。  まあ、構成の勉強がいちばん面倒だもんなあ……。  高橋留美子さんとかすごいですよ。  うる星やつらって、ほとんどがたった16ページなんだよね。  そのなかで起承転結がちゃんとあって、落ちもある。  「大ビン・小ビン」って話があってね。「ウチを助けられるのは、ダーリンだけだっちゃ!」って冒頭でラムが笑わせてくれる。  でも、最後まで読むと、実はほんとうにそういう話だったってわかるんだ。  王子さまがお姫さまを助ける話。  王道でしょ。それ自体は珍しくもない。  使っているメインのアイデアだって、小さいもんだ。  でも、最後まで読者に展開を読ませず(冒頭で、ヒロイン自らにネタばらしをさせているのに!)、笑わせておきながら、16ページでちゃんと落ちをつける。  それを400話近く繰り返したんだもんなあ。   プロットって大事なの。 みやび -------------------------------------------------------------------------------- はじめまして No.0754 投稿日 2001年3月17日(土)11時24分 投稿者 卯月 修羅 どうもはじめまして卯月修羅です。電撃hpからこのよみかくのことを知りました。僕も遅ればせながら参加させていただきたいと思います。新木さん(プロの作家のかたをさんづけというのも少し変な感じがしますが)、先輩がたよろしくお願いします。 卯月その1 ・魔法使いに誘われて舞踏会にやってきたシンデレラ。 ・城の入り口では衛兵が参加者一人一人に「あなたが他人より優れているところは なんですか?」と尋ねている。 ・他の娘は自分がどれだけ立派な家系に生まれたかどれだけの財産があるかを自慢 し、他人のことはあそこの家系はもう落ち目だあの娘がつけている宝石は安物だ とけなしあっている。 ・しかしシンデレラは「私はお継母様の家に住まわせてもらっているだけだしこの ドレスだってもらいものです。だから別に私はみなさんより勝っているところな んてありませんわ。ただみなさんと同じものを持っているとすれば王子に憧れる 心かしら」と答える。 ・実は衛兵は王子の側近で他の娘の自慢話にうんざりしていた側近はシンデレラを 王子のダンス相手に決めた。 卯月その2 ・ダンスパーティーにやってきたシンデレラ。舞踏会会場で大臣にダンスのヘタな 王子を一番上達させたものを王子の結婚相手にすると告げられる。 ・普段からダンスの稽古に励んでいる他の娘たちはここぞとばかりに王子にダンス を教えようとする。小難しいステップや体の運び方ばかり教えられて王子は全く 面白くない。 ・ついにシンデレラが教える番がやってくる。王子の手を取り踊りだすシンデレ  ラ。本格的な稽古など受けたことが無いシンデレラのダンスのステップは当然無 茶苦茶。外からは二人はとても踊っているようには見えない。失笑する周囲の  人々。しかし王子だけは心の底から楽しそうに踊ってみせるシンデレラの笑顔が 見えた。 ・審査の結果を待たずに帰ろうとするシンデレラ。それを呼び止める王子。「私は 王子には何も教えてあげられませんでしたから」と答えるシンデレラ。王子はそ んなシンデレラに「僕は君にダンスは楽しいものだって教えられたよ。また僕に ダンスを教えにきてくれないかな?」と告げる。 -------------------------------------------------------------------------------- うる☆やつらの知名度(雑談)。 No.0755 投稿日 2001年3月17日(土)21時46分 投稿者 西鶴翠  新木さんもはせがわさんもオフに出かけているので、気分的に小休止。ほとんど本質とは関係のない雑談だけ。 >紺野さん。  どうやら、よみかくには載せられるみたいですね。 >「遅い」について。  この場所で何かの議論をした人は、「編集者」とか「執筆家」に名前を覚えられている可能性もありますよ、ということでした。それだけのことです。驚かしてすみません。 >キャラクターとプロット。  紺野さんが質問しているのは、「なぜ、キャラクター作りとエピソード作りを同時にやらなくても、破綻しないのか」ということなのではないかと思うのですが。どうでしょうか。>紺野さん。 >はせがわさん。 >執念。  なるほど(と、納得してしまったら、はせがわさんに失礼なんですが)。それでも、妙に説得力のある言葉です。最初に使い出したのは、榎野さんなんですけれども(懐)。 >小説は、手で、書くんだな  言われてみれば、そのとおりでした。 >うる☆やつら。  まるきり論旨から離れる話で恐縮なのですが、このマンガを知っている高校生はどれくらいいるのだろう、という心配が(心配ではないけれど)あります。普通の高校生は、題名は知っていても「ラム」という固有名詞は辛かったり「だっちゃ」という語尾が辛かったりするのではなかろうか、と。  私の後輩(現役高校生)に、「エ○ァン○リオン」という固有名詞を出したところ、知っている人は半数以下でした。「それは一体なんですか」と訊かれ「アニメだよ」と答えたところ、それだけの情報量で納得されてしまいました。 >榎野さん。  これまた全く関係ない話で恐縮なのですが、「ピクニックは終末に」の話です。なにやら、最近榎野さんの独白(?)が多いので、感想を。  私のあの作品に対する印象は、半年間でかなり変わっています。今の印象は「『小説として』面白い」というものです。少なくとも、何かを書かないこと(描写の削ぎ落とし)によって、小説としての意義が成立していますから(この話は、九月頃に私が電撃の旧掲示板で行ったものと同様です)。  また、小説を読み終わったときに、「ごはんをしっかり食べなければ」という強い感想が生まれましたし。  半年前は、「この作品の文体は小説じゃない」と思って低く評価していたのですが、今は、「小説は文体じゃない(文体では評価できない)」と思っています。文体は、単なる道具にすぎないな、と。最重要なのは「内容」である、と。刺身の切り刻み方は重要ですが、もっと重要なのは、「それが刺身であることだ」と思いました。 >新木さん。 >「わかろうとしなかった」 >やってもダメ、やらなくてもダメ。どっちにしても叱られる。矛盾してるけど、まあそんなもんだわな。 >平たく物を言ってくれるようになるといいんだがな。 >「暗に言いたいこと」  このあたりの話に対して、明日か明後日あたりに書き込むと思います。「暗に言いたいこと」が中心で。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- なんか凄く大切な話をしているのに…… No.0756 投稿日 2001年3月17日(土)23時50分 投稿者 Imaginater 読む時間がないのです。すみません。 また二週間ほどもぐります。4月から再びよろしくお願いします。 (そ言えばここをログってる友人が榎野さんのファンだと言ってました、友人共々アウトニアを楽しみに待ってます、それでは) -------------------------------------------------------------------------------- 毎日謝っていますが。 No.0757 投稿日 2001年3月18日(日)00時56分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >新木さん >西鶴さん なんか変だなと思いつつ、そのままにしていて悪かったのですが、 私は件の長編を「よみかく」を見つける前に早々と送ってしまった(応募してしまった)ので、 (15日の書き込みで書いた気がしていたのですが、見直すとちゃんと書いていませんでした) (「応募中」だけではなんとでも取れますね) 今からではサイト名を書けないんですが、 (後から追加で送るとかもう一度改めて送るとか、そういう向こうに面倒をかける技はなしですよね) それでどうすればいいのか悩んでいるわけでした。 書き込みのたびに、言葉足らずでしょうがないですね。 もしかしてだから >それとも、「よみかく」に載せること自体が嫌なんでしょうか。 という話になったのかな。 推敲しないものがいかにダメかという事が身にしみてよくわかりました。 すみません。 やはり一番いいのは、「よみかく」掲示板などで「読んで下さい」とお願いをして、 読んでくださる方に重いメールなどで送ることなのか、という気がしてきました。 これもかなり迷惑な話ですが。 -------------------------------------------------------------------------------- またまたプロット。 No.0758 投稿日 2001年3月18日(日)00時59分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 プロット/キャラクターの質問(また)です。 一度書いて「プロット構築のプロセス」を読み直したら話がねじれかけていたので書き直します。 (話が往復するたびに一度に開くウィンドウ数が増えるようです) >西鶴さん >紺野さんが質問しているのは、「なぜ、キャラクター作りとエピソード作りを同時にやらなくても、 >破綻しないのか」ということなのではないかと思うのですが。どうでしょうか。>紺野さん。 そうですね。そういう趣旨もあります。 でも750話の書き込みを見ていて、キャラクター作りに関して新木さんは特別なのかもしれない という気がしてきました。 実は「効率がいいか」というフレーズに問題があるのかもしれません。 キャラクター設定に関しては、榎野さんのおっしゃるように 価値観と行動が矛盾なく一致するのが難しいし重要なんだろうと思います。 >新木さん >エピソードを守る? 確かに前回書いていて、「書き手にも読者にも有益だからそのエピソードを使う」というあたりで ケチくさい話だと思いました。我ながら。 私は確かにエピソードに関してケチくさいのだろうと思います。 しかしそれは、せっかく考えたのにもったいないというより、 価値観と行動がうまく一致していて、しかも行動だけで価値観が想像できるエピソードがあるのに、 早い段階であるはずなのに、使わない手はないだろう、という意味です。 価値観と行動がうまく一致するエピソードができれば、 キャラクターの価値観をもとに行動がなされエピソードを形作る、という線(書き手)と エピソードの中の行動が、価値観を示唆し、裏付ける、という線(読み手)が両方できるわけです。 話の初めのほうで、読み手にはキャラクターを効率よく理解してもらうほうがいいですよね。 あとで転ばすために最初はいやな印象を与える時でも、最初にわかりやすいエピソードがほしいと思います。 後でプロットを立てて話の矛盾点を探した時に、「このエピソード合わないからやめ」と言うのは あたりまえだと思いますが、ほとんど使わないつもりでいる必要はないのではないですか? 後で矛盾が出たとしても、キャラクター設定のために考えたエピソードが矛盾していたら、 そもそも話の流れを作る前からキャラクターが立っていなかった事になりませんか? 「喫茶店で語る」を雰囲気を考慮して「公園で立ち話」に変えるくらいなら、 エピソードを使わない、とは言いませんよね。 >プロットについて。 プロットが大切でないというつもりはありませんし キャラクターを自分でもう完全に把握していればプロットだけでプロットも作れるとは思いますが。 (もしや短編「やおい」を書いてからプロットに移ればよい、という事ですか?) (それは本当に効率がいいんですか) (「効率」にこだわるのは、前にプロになったら効率よくやらないと苦労する というような話があって、そこで方法論になった記憶があるからです) 以上です。 -------------------------------------------------------------------------------- OFF帰還 No.0759 投稿日 2001年3月18日(日)16時03分 投稿者 新木 伸  うーい。  出かけた時間の24時間後に帰ってきたりする。  うん。有益な話だった。  ええと、まず紺野さんの思いこみによる勘違いがひとつ。  これはけっこう根本的な勘違いです。  まず紺野さんが、「このキャラクターはどんなキャラなのだろう?」と漠然と考えていますよね。この女の子はドジな女の子で……ってなっていって、そしてなにかキャラクターを示すエピソードがでてきたとしますね。  このドジな少女を表すエピソード。  いちばん初めにでてきたこれは、いいものであるはずだから、なんとかして使うべきだろう。……ってのが、紺野さんの趣旨だと読みとりました。  ここに勘違いがあります。  そのエピソードは、たしかにそのドジな少女を表すエピソードのひとつであることは間違いないんですが、「最高の」ものとなる保証はないんです。  紺野さんには、どうも、いちばんいいものが最初に出てくるはず……って思いこみがあるようなんですが。  まあ妙なたとえになりますが、ビールなんかだと、たしかに一番搾りが一番おいしいとか言われてますね。  でもアイデアの場合って、これとは逆なんです。  後ろに行くほどいいアイデアになってゆくものなんですね。  いいアイデアを出す方法……というのに、こんなのがあります。  「まず10個考える。そうしたら、その10個はすべて捨てる。次に考えた1個を採用する」  はじめの数個のアイデアは、とてもありがちで、誰でも考えつくものが出てくるもの。アイデアが枯れそうになるぐらいの数を出したあとに出たものが、自分にしか考えつかないような、いいアイデア。  ……ってな理屈です。  まあたまたま最初に出た一個が、自分にしか考えつかないいいアイデアであることもあります。いいアイデアなら使えばいいし、そうでないなら、捨てればいいし……。  「捨てるぐらいのつもりでいるべき」だろうてなことで、ぜったい使っちゃいかんってわけではないです。  ただ吟味する前から、「最初に出たのが一番いいアイデア」というのは、これは違うでしょう。  というわけで、ぼくからはまず一点。  ……でも、なんか書いててまるで自信なし。  紺野さんの質問意図、まるで外してて、見当違いの返事してるような気も……。  杉井宅のOFFで、皆でこの話題、検討したりしてました。  誰か他の人からも、なにかあるでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- こんなところに師匠が…。 No.0760 投稿日 2001年3月18日(日)21時53分 投稿者 元祖・鷹見カズユキ(検索避け) アウトニアのリライトやらないで、何を逃避してるんだか …と言う私も逃避です(笑) ホントは逃避でこんなこと書いちゃいけないんですけど、自分なりの 方法論を見つめなおすにはいい機会だと思うので(自分すら騙せない言い訳) エピソードの取捨選択ってのは「何を書きたいのか」で決まるんじゃないかと思うんですよね。「サマーキャンプ」で私が書きたかったのは 「ピクニック」の世界観に誘発されたひとつの情景でした。 それは「夏の空の下、一面の焼け野原と廃墟の中を延びる一本の白いコンクリートの高架線の上をトロッコに乗って走ってゆく少年と少女」というものです。 この情景を描くために、まず考えたものは「彼らはどこに行こうとしているのか」でした、安全なキャンプを出て、旅をする目的は?目的地は?。「逃亡」「戦い」「応援の要求」さまざまな目的が頭にうかびます。 これは「プロット」を考えているわけですね。 私は、それと同時に「キャラクター」を考えていました。私はプロットとキャラを別々に考えるなんて器用な真似ができませんので、平行して考えていきます。 「夏の空の下」の情景にふさわしいキャラは…思いついたのが以前から書きたかった「元気な武道家の女の子」というキャラでした。「武道家なら得物は…」私がやっていた「杖術」ならなんとかごまかせる。よし、杖術使いの女の子が主人公だ。 ここで、私の頭に浮かんだのは「杖を構えた女の子が旅をする」という情景でした。この情景、どっかで見たことがある、そうだ「西遊記」だ! 西遊記は天竺まで「経典」を取りに行く話だよな、あの世界での「経典」それは何だろう…そうか「知識」だ!。  と、まあこんな具合に発想していきました。 念のために言っておきますと、これは採用したアイディアだけを並べています、いきなりポンポンとこういったアイディアが連続して出たわけではありません(笑) 「孫悟空の女の子」というコンセプトが決まった時点でキャラは立ちはじめます 「知識を取りに旅をする」というおおまかなプロットらしいものも決まりました。 これからが大変なんですよ。そう、エピソードの取捨というとてつもない作業が待ってます。最大の問題点は、主人公が「荒廃した世界」に行く理由でした。 「ピクニック」のような動機づけはもう使えません。 そこで思いついたのが「運が悪い」というコンセプトでした。自分の不運に他人を巻き込むことに耐えられなくなったときに「幸運になれるぞ」と言われたら…。 人間がインチキ宗教に騙されるのは、こんなときだ。幸運のツボを何百万も出して買うことに比べればモバイルの画面を押すくらいなんともないはずだ!(笑) このコンセプトで最初に考えたのは「あこがれていた先輩に陰でヒドイことを言われているのを聞いてしまう」というエピソードでした。この時点では、そんなに良いエピソードだとは思わなかったのですが、向こうの世界での悪役にその先輩を出そうと思っていたので、そのまま採用しました。 しかし、書き進めているうちに、相手役の立也くんのエピソードが足りないことと、向こうのキャンプの人間関係が煩雑になりすぎていることに気がつきました。 キャンプの人間関係をすっきりさせると、先輩の役目はありません。それに先輩に陰でヒドイことを言われたくらいで落ち込んで、モバイル爺さんに騙されるというのは、キャラの価値観と行動に矛盾が生じる。よし、先輩のエピソードはナシ! じゃあどんなエピソードなら、夏実は落ち込むのかな…よーし、親友を事故に巻き込んでしまえ!鈴世がケガすれば絶対落ち込むだろう!(ヒドイ作者だなあ) こうして最初に考えていたエピソードとは半分以上のエピソードが入れ替わったものが「サマーキャンプ」でした。 骨組みに肉付けする「エピソード」は「キャラクターとストーリィのコンセプト」がしっかり頭に入っていないと、正しい取捨ができません。 エピソードとは「キャラを立てる」だけのためにあるものではないのです。 キャラを立て、それと同時にプロットのコンセプトに従って物語全体を豊かに面白くするものでなくてはなりません。 ですからたとえその「エピソード」がキャラの価値観と行動を示す格好のエピソードだとしても、物語全体から見て「面白くない」エピソードだとしたら、それを書く理由はありません。 師匠の言うところの「書きたくて書く」のではなく「読みたくて書く」と言う言葉はこの「自分の書いた物語を読み手の意識で読む」ということを指しているような気がします。「こんなお話しが書きたい」と思って書くのではなく「こんなお話しが読みたい」と思って書くということなのかもしれません。 余談「サマーキャンプ」に出てきた「他人が痛いのは三年でもガマンできる」と言う「師匠」の言葉は、どの「師匠」が言った言葉か、皆様はおわかりでしょうね(笑) -------------------------------------------------------------------------------- 今月買った電撃文庫 No.0761 投稿日 2001年3月19日(月)18時11分 投稿者 新木 伸  「サマーキャンプ」「スターシップ・オペレーターズ」  ゲット。  「ウィザーズ・ブレイン」は売り切れてて、なかった。  「天国に涙はいらない」は、残ってたけど、なんか「霊能」とか「召還」とか、NGワードをあおりのなかに見かけたので、そのまま棚に戻す。 >鷹見さん  サマーキャンプ、買いました。  OFFの日の府中の駅本屋に、元気に平積みになっとりました。  しかし今回も、厚いのね。  電撃文庫の厚い本の開拓者として……、厚いのはべつに心配いらんかも。読みごたえあるから厚いほうがいいって声、よく聞くもので。  わしの場合、300ページは切ったためしがないです。  ところで、じつはまだ読んでないのです。そのうち仕事中の気分転換にでも……と思ってます。  さて一読者として。  期待と不安。  サマーキャンプは、前巻が面白かったので、煽りも中身もみないで「見かけたら買い」でした。  ただしこういうふうに期待して買った本でも、どこか途中で退屈するところがあったりしたら、「いつか続きを読むかもしれないけどたぶんもう読まない」の積んである本の墓場行き。容赦なく。これは私の読者方針。退屈なのを我慢して読むこともない。先に読み進めば面白くなるのかもしれないけど、全編通してずっと面白い本なんてほかにいくらでもあるから、そっち読みます。  読み終わったとしても、前巻よりおもしろさが落ちてたりしたら、次巻は買わないことに決めるか店頭で中身吟味して要検討。  まあ、そういうものですよね。(^^;  読み終えたら、「読み終わりました」って書きます。次買おうと思うかどうかの個人的な判断も書きます。  途中で脱落したら、どこで脱落したかは書きます。 >プロットとか  ああ、そうだ。  プロットと実際に書いた小説とで、いったいどのくらい違いが出るものかってことで……サンプルになるもので、星くず6巻の構成案(含むプロット)ってのがありました。  杉井君にはOFFのときに渡しました。  ここにも次にアップします。  渡すサンプルをHDDのなかから探していたとき、最近、まともな企画書を書いていないことが判明。  つきあい長い編集さんなもんで、あらすじ渡すとOK出たりします。へたをすると口頭で説明しただけで、「じゃあ書きはじめてください」とか言われます。  でも向こうはそれでいいんだろうけど、こっちはプロットないと心配なんだよなぁ。自分用のプロットと、人に見せるためのプロットは、同じことはやってるけど、見せるための体裁を整えるために、手間かかる。  なにより書きだす前に書いてあって、それ以後手を付けていないものじゃないと意味ないし。  この6巻の話ってのが、当初雑誌連載って企画ではじまったもので、いつもの編集さんでなくて雑誌側の編集さんにも見せる予定があったので、たまたまきっちり仕上げてた。  そもそもは、雑誌への3回連載の構成案。ゴーサインもらったバージョン2のほう。  実際には一冊の本になって、3章構成ってことになったわけですが。  見てみたい人には、名乗り出てもらってメールで……とか思ったけど。  もう本になってるものなわけだし、公開してもまるで問題ないんで、そのまま載せちゃいます。  「星くず英雄伝6巻、ひとかけらのレイディ」が、この構成案に対応する実際の原稿。  買え……とかいいたいとこだけど、お金ない人とか、言ってくれればメールでテキスト原稿送ってあげてもいいよ(その場合はもちろん再配布禁止だけど)。  ちなみに実際の原稿をプロット化してみるとわかると思うけど、細かいところはけっこう変わっています。でも大筋では変わってません。どこまでが「細かいところ」であり、どこまでが「大筋」なのか、付きあわせて比べてみるとわかるはず。  「微調整」っていうのは、このぐらいのことを指します。どこまでが微調整か、なにより見てもらうとよくわかるはず。 -------------------------------------------------------------------------------- 6巻の企画書 No.0762 投稿日 2001年3月19日(月)18時12分 投稿者 新木 伸         星くず英雄伝、短編(3回連載)、ストーリー案その2 ●タイトル  「ひとかけらのレイディ」 ●舞台  銀河辺境のどこかにある資源惑星。  その海洋にある島と、その近隣海域。南国の海。 ●アウトライン  他人にたいして頑なな態度をとる少女学者レナと、彼女の脳に寄生している結晶生物のメモリィのふたりがヒロイン。二重人格のように、意識がスイッチする。  学者として肩肘を張って生きているレナと、お気楽で能天気なメモリィのふたりが、お互いの存在を気にかけないまま行動しては事件を起こし、そのたびにジークが振り回される話。  舞台は銀河辺境の海洋惑星。海底から採掘されるレアメタルだけで成り立っているという、さびれた惑星である。  ヒロインのレナは17歳の異星考古学者(※1)。若いながらも、調査隊の責任者である。惑星の海底で発見された人類に未知の結晶体を調べている。  彼女の調査している結晶体は、数億年もの年月をかけて羽化の時を待っている結晶生物のサナギだった。  レナの脳内にはメモリィという名の結晶生物が寄生している。それは他よりも十数年ばかり羽化の早かった個体であり、仲間たちが安全に羽化できるようにするため、調査団のリーダーであるレナの体に侵入している。     ※1:異星考古学=古代異星人が遺した様々な物を発掘し、その動作原理な        どを解明する学問。実践派と理論派の2種類がある。レナの場合は、        実際に品物を掘りだしてくる実践派。 ●各話の構成 ○第1話  コンピュータの故障でこの惑星に不時着したジークたちは、レナに出会う。彼女は海底で発掘作業をしている学者ということだった。調査の邪魔をするなとばかり、その海域から追い出されるジークたち。  いったんは彼女と別れるものの、修理用の部品を求めて立ち寄った島で、ジークはレナにそっくりな少女と再会することになる。メモリィという名の彼女は、柄の悪い男どもに「いかがわしい宿」に連れ込まれそうになっているところだった。  少女を助けるジーク。だが少女は、あらぬ厄介ごとまで持ちこんできた。「仲間を助けて欲しい」と言う少女。この惑星の司政者が、メモリィの仲間を監禁しているというのだ。ジークの追い払った男たちが、「手伝いをする」と約束していたと聞かされ、責任を感じてしまうジーク。ついつい、彼女に手を貸す約束をしてしまう。  警戒の薄い司政庁舎に忍びこむジークたち。だが肝心の「仲間」が、どこにも見あたらない。不審がるジークにたいして、メモリィは鉱物結晶のサンプルが入ったケースを示してみせる。それが「仲間」だというのだ。だまされていたことに、ようやく気がつくジーク。  警報機が作動して、逃げだすジークたち。  安全な場所にたどり着いてから、メモリィに詰め寄る。だが彼女は突然のように気を失ってしまう。すぐに目を覚ましたメモリィは、まるで人が変わっていた。彼女はもはやメモリィではなく、ジークが最初に出会ったあのレナだったのだ。  ジークの持っている結晶サンプルを見て、レナは血相を変える。それこそが彼女の研究している物だったからだ。激昂したレナは、ジークを泥棒呼ばわりするのであった。 ○第2話  ジークたちは留置場にいた。レナの通報によって、司政庁舎への不法侵入と窃盗の罪に問われているのである。  ひとりの男が、ジークたちに面会しに現れる。監督官として、この星の司政を行っているファッツマンである。ジークたちをただのコソ泥と思っていないファッツマンは、真意を探ろうとして色々な話題を持ちかけるが、何も得られずに引き下がってゆく。  ファッツマンとすれ違うようにして現れるメモリィ。彼女をレナと勘違いするファッツマンだが、すぐに間違いに気がつく。ファッツマンのレナに対する言動から、ジークたちは彼がよこしまな欲望をレナに抱いていることを悟る。  メモリィはコンピューターの内部に侵入して(文字どおり物理的に触手状の“根”を侵入させて)、ジークたちの犯罪記録を消し去ってしまう。無罪放免となるジークたち。  メモリィは自分の素性(※2)をジークたちに告げる。彼女の本来の目的は、仲間が羽化するまで邪魔が入らないようにすることだった。だが途中でアクシデント――何体かの仲間がレナの手からファッツマンにサンプルとして渡されてしまうという事件――のため、ジークの手を借りる事になったというのだ(つまりジークを騙してはいなかった)。  ジークはメモリィにレナとの対話を薦める。深層催眠という手段で二人の意識を同時に出現させ、対話が行われる。  メモリィたち結晶種族の存在を知らなかったレナは、事情を知り、調査の延期を約束するのであった。  これで解決と、ほっと息をつくジーク。だが数日が過ぎて、レナからヴィジフォンが掛かってくる。憔悴しきった顔で、ジークに助けを求めるレナ。メモリィに意識を乗っ取られかけているという。  ジークの見ている前で、意識を失ってしまうレナ。入れ代わりに現れたメモリィは、「ファッツマンに抱かれに行く」と言い残してヴィジフォンを切ってしまう。状況もわからぬまま、メモリィを止めるために飛び出してゆくジーク。  ※2:メモリィの素性      彼女は何億年もかけてゆっくりと成熟する結晶種族の一員だった。海の底     では、大勢の仲間たちが間近に迫った羽化の時を待っているという。仲間た     ちより十数年ほど早く目覚めていたメモリィは、人間の文化についてよく学     んでいた。      レナの率いる調査団がやってきて、仲間の眠りを妨げはじめた時、メモリ     ィは調査団のリーダーであるレナの脳内に侵入した。彼女が眠りについてい     るときを見計らって行動を起こし、なんとか調査を打ち切らせようと努力し     ていたのであった(しかしメモリィによる言動は、ほかの調査メンバーから     は「ストレスによる奇行」として黙殺されていた)。 ○第3話  司政庁舎の一室に乗りこんでいったジークたち。すんでのところで間に合って、メモリィを無事に保護することに成功する。  だがレナとメモリィの複雑な関係を知らないファッツマンは、とんでもない誤解をしてしまう。ジークたちの正体が裏の世界のバイヤーであり、海底にある宝(天文学的価値を持った結晶)を、非合法に引きあげに来ているのだと……。     ※海底のレアメタル鉱床の掘削権限を持つファッツマンは、「調査海域を掘      削するぞ」と脅しては、前々からレナに関係を迫っていた。その要求を拒      み続けていた彼女がいまになって応じたのは、ジークたちバイヤーに結晶      を売り渡す商談が決まったからだと、そう考えたのである。  権力を活用してジークたちを押さえこもうとするファッツマン。  無人の《サラマンドラ》は警察隊によって押さえられ、ジークたちはレナの案内によって海底の作業基地へと逃げこむことを余儀なくされる。  自責の念に駆られているレナ。ファッツマンとの“行為”の最中、レナの意識はすでに戻っていた。だが学者として功績を焦っていたレナは、「永久調査権を与える」というファッツマンの甘い言葉にのせられ、身体を許すつもりになってしまっていたのだった。  心の殻を失って、本心をさらけ出すレナ。そんな彼女に、ジークは初めて魅力を覚える。ジークの素直な誉め言葉に、レナは初めての笑顔を見せるのであった。  警察隊に占拠された《サラマンドラ》に襲撃をかけるジークたち。船を奪いかえすことに成功する。だが全長数キロにも及ぶ巨大な採掘マシンが、海底を迫りつつあった。結晶を奪われることを怖れたファッツマンの仕業である。  結晶生物たちの羽化が目前に迫っている事を告げるメモリィ。だが採掘マシンの到着が早い! 採掘マシンを止めるため、レナとともに艦載機で飛び出してゆくジーク。レナ&メモリィと協力して、採掘マシンの制御部分を破壊することに成功する。  結晶生物たちの羽化が始まる。サナギから蝶に変身するように、結晶生物は美しく形を変え、海底から次々と飛び立っていった。はるかな宇宙へ向けて――。  仲間の旅立ちを見送るメモリィ。仲間と離れて、ただひとりジークのもとに残ると告げるのであった。 ●前巻からの流れ ○ジークの《力》  5巻ラストでの過負荷の影響で、ジークは《ヒーロー》としての力を一時的に失っている。だが本人のほうは、「《ヒーロー》は引退。これからはきっちりと堅気の仕事をやってゆくんだ」とばかりに喜んでいる。  ジーク自身は、惑星連合から逃亡しているつもり。  長官とセレンのほうは、ジークを無理に表舞台に引っぱり上げようというつもりはない。本当に《力》がなくなってしまったかどうか、検査くらいは受けさせようとは考えている(もしそうなら人類の全体の損失である)。 ○アリエルはどうしているか  アリエルは『SSS』からの派遣社員という形で、惑星連合の側で働いている。  5巻のラストで回収されたマトリクスは十数億人分。銀河ネットワーク内に仮想惑星をいくつか浮かべて、その全員は普通に生活している。その人々をこちらの世界に戻すための物質電送装置が開発中。完全なものになるまで、もう2〜3年はかかりそう。  アリエルの仕事は、仮想世界と現実世界の橋渡しなど。  超光速通信網のほうも、整備が急がれている。近々民間にも開放される予定だが、いまのところは一部の者しか利用できない状況。 ○アリエルは出てくるか  ジークはアリエルと連絡を取ることを恐れている。月に一、二回、メールでの連絡を交わしているだけ。超光速通信網が敷かれている大きな惑星の近くなら、どこでもヴィジフォンによる直接連絡が取れるはずだが、わざわざ一方通行の手紙を使って連絡を取っている。  今回の話の舞台となる惑星は、鉱物採掘惑星。人間がやって来て間がないために、どこでもアリエルと連絡が取れるというほどではない(こちらから連絡を取ろうと思えば可能)。 ●章構成案(ページ数計算用)  ポチ「・」1個で、だいたい8ページ換算。  総計260ページ。 1.     ・星系にやってくるジークたち。     ・秘密司令部。長官たち。     ・海上。和んでいるジークたち。     ・海中のレナ。     ・レナに咎め立てられるジークたち。     ・研究所に戻るレナ。ジムとのやりとり。自己嫌悪。     ・ファッツマンとの食事シーン。     ・メモリィとのスイッチ現象。夜の街に繰り出してゆく。 2.     ・海上を進むジークたち。採掘マシンを目撃する。     ・島に上陸するジークたち。男たちに愛嬌を振りまくアニーたち。     ・男たちの魔の手から、メモリィを助けだすジーク。     ・手助けするかどうかの熟考。決断するジーク。     ・忍びこむジークたち。だが捕らえられている「仲間」などいない。     ・脱出を援護するエレナたち。     ・メモリィを問い詰めているジーク。レナにスイッチしてしまって、大騒ぎ。 3.     ・警察署に捕まっているジークたち。ほどなくやってくるファッツマンとの会話。     ・メモリィに助けだされるジークたち。メモリィの案内で海中に潜る。     ・自分たちが何者かを明かすメモリィ。     ・レナと引き合わせて対話させる。納得して調査の延期を約束するレナ。     ・すっかりくつろいでいるジークたち。しかし船はまだ直らず。     ・レナからの緊急呼びだし。メモリィに体を乗っ取られようとしている。 4.     ・身をゆだねているレナ。街中を暴走しているジークたち。     ・情事のさなかに突入するジークたち。ののしるファッツマンを残して退散。     ・海底作業基地に逃げ込むジークたち。レナの本心を聞かされる。     ・警官隊に占拠された《サラマンドラ》を奪還。     ・ファッツマンからの通信。まだ勘違いしているファッツマン。ついに切れる。     ・動き出す採掘マシン。停止させるためには設計図が必要。     ・自分の心の中をさまようレナ。自分で自分を認めることができる。     ・海中から制御マシンを止めるジークとレナ。成功。     ・羽化のスペクタクル。 ●プロット 1.  メリ・クル島の外洋、《サラマンドラ》甲板上  (ジーク視点)     ・トップレスで日光浴をしている女たち。     ・修理用のハッチから顔を出したジーク、女たちの裸にあわてふためく。     ・遊んでいるアニーに腹を立てたジーク、コンピュータの故障の原因となっ      た「宇宙ゴキブリ」をアニーに投げつける。飛びあがるアニー。         ※壊れたのはマツシバ製のコンピュータ。歯車やらゼンマイで動く          不思議なコンピュータで修理不能。         ※コンピュータがないと航法計算ができない。この惑星に足止め。  海中  (第三者視点、レナ寄り)     ・ダイビング装備で、海底の結晶の記録をつけている女性学者レナ。光を受      けて育っている結晶。何億年もかけてじっくり成長して行く結晶に思いを      馳せるレナ。     ・急に海底が日陰になる。海面に船影。     ・文句を言うために、浮上してゆくレナ。  《サラマンドラ》甲板上  (ジーク視点)     ・甲板の下から女性の声。ダイビング・スーツ姿の女性学者レナ、高飛車な      態度でジークに文句を言ってくる。海底での調査の邪魔になるから《サラ      マンドラ》をどかせとのこと。     ・レナに気圧されたジーク、言いなりになる。情けないと嘆くアニー。     ・帰ろうとするレナに、島の場所を尋ねるジーク。  島のレストラン  (レナ視点)     ・ファッツマンと食事しているレナ。     ・銀河大戦の影響で、採掘を急がされていると言ってくるファッツマン。     ・レナの調査している海域を後回しにすることと引き換えに、それとなく、      レナの身体を要求してくるファッツマン。  調査隊宿舎、ラウンジ     ・ラウンジで飲んだくれている男。調査の補佐をする肉体労働者(学者では      なく、粗野な労働者風)。     ・自分の父親ほどの年齢の相手に向けて、責任者として厳しく注意するレナ。     ・鼻で笑われる。男と逢い引きしてきたままのドレスで注意されても迫力な      いと指摘され、自室に逃げこむレナ。  レナの自室     ・破るような勢いでドレスを脱ぎ捨てるレナ。自分が腹立たしい。     ・何よりも腹立たしいのは、出かけるまえは着飾ることにうきうきしていた      自分。いままで学問ひとすじで、パーティにも出たことがなかった。ファ      ッツマンが送ってきた服を着た。はじめてのドレスだった。     ・ぬいぐるみに話しかけるレナ。ほとんど独り言。     ・レナの葛藤などの説明。19歳という年齢でやっているつらさ。業績をあ      せっている状況など。     ・疲れてソファーに座りこんだ瞬間、メモリィに切り替わる。  ラウンジ     ・先ほどの男、まだ飲んでいる。     ・露出度の高い格好で、夜の町に出て行くレナ。見送る男。  メリ・クル島近郊の空中  (ジーク視点)     ・艦載機で飛んでいるジークたち。メリ・クル島は人工島。この海洋惑星に      は陸地が存在しない。     ・マップを見ているアニー。島がふたつあると文句をいう。大きいほうと、      小さいほう。メリ・クル島は、小さなほう。全長数十キロもある大きなほ      うは、じつは採掘マシン。  メリ・クル島、中央広場     ・ジャンク屋を訪ねて島に上陸したジークたち。扇情的な格好のアニーに、      野卑な口笛を飛ばしてくる工夫たち。         ※アニーの格好は、タンクトップにノーブラ、ミニスカートという          いつもの服装。ここは労働者ばかりの島(惑星)で、女性の数が          非常に少ない。     ・レナによく似た少女を見つけるアニー。アニーに負けず劣らず扇情的な格      好をした少女は、柄の悪い男たち数人に、連れこみ宿へ連れこまれそうに      なっているところ。     ・助けに入るジーク。男たちを撃退する。     ・自分が危うい状況にあったことをまるで理解していない少女。ジークに声      をかけられても、きょとんとしている。  《サラマンドラ》、ラウンジ     ・ジークを罵っているカンナ。弁解しているジーク。         ※メモリィを放っておけなかったジーク、ジャンク屋には寄らずに          そのまま《サラマンドラ》へと戻ってきた。         ※メモリィを宿に連れ込もうとしていた男たちは、「ちょっと付き          合う」ことと引き換えに、メモリィの仲間を助ける口約束をして          いた。         ※《サラマンドラ》までついてきたメモリィは、「仲間を助ける」と          いう約束をジークとしたつもりになっている。     ・メモリィの力になりたいと、皆に願いでるジーク。ジークの決断を快く承      諾してくれる女たち。  (同日、深夜)   庁舎ビル内     ・仲間が捕われているという部屋の電子ロックを解除しているアニー。         ※潜入組は、ジーク、アニー、メモリィ。          ジリオラ、エレナ、カンナの三人は、外で待機するサポート組。     ・部屋の中に踏みこむものの、どう見ても普通の研究室でしかない。     ・仲間を見つけたと、喜ぶメモリィ。手にしているのは結晶のサンプル。だ      まされていたと思ったジーク、メモリィに食ってかかる。     ・外で警備回線をモニターしていたカンナから連絡が入る。警報機が作動し      ているとのこと。         ※警報機が作動しても、警察署に連絡が行くだけでサイレンが鳴り          響いたりはしない。そのためにカンナは庁舎の外でデータ回線を          モニターしていた。     ・心にわだかまりを残したまま、メモリィとともに庁舎から脱出するジーク。      カンナの運転する車に乗って逃走する。   路地     ・車で待機しているエレナ。やってきたパトカーに自分の車を衝突させる。     ・車から降りた警官たちを、後ろから襲って気絶させるジリオラ。     ・短期記憶を阻害する薬を警官たちにかがせて、その場から立ち去る二人。         ※薬の効果で、警官たちは気絶する直前のできごとを覚えていない。   安宿の一室     ・部屋に入ってくるジリオラとエレナ。     ・全員が揃ってほっと息をつくジーク。事情の説明をメモリィに求める。     ・悪びれる様子のないメモリィ。騙したという自覚をまるで持っていない。     ・突然、気を失うメモリィ。意識を取りもどした時には、別の人格(レナ)に      変わっている。     ・ジークたちの持っている結晶サンプルを見て、血相を変えるレナ。ジーク      たちを泥棒呼ばわりする。 2.   警察署、留置場     ・レナの通報によって、窃盗罪に問われているジークたち。監獄に入れられ      ている。投獄されたことを嘆いているアニーとカンナ。文句を言ってはジ      ークを責め立てている。     ・現れるファッツマン。この惑星の監督官だという自己紹介。     ・好意的な態度で接するファッツマン。遠回しな言葉で、ジークたちの目的      を探りだそうと試みる。     ・ファッツマンの誤解を察しとったエレナ、とっさに話を合わせてその場を      乗りきる。         ※ファッツマンはジークたちの背後に大きな組織があるものと思い          こんでいる。     ・保釈の条件として、法外な大金を要求してくるファッツマン。上の者と交      渉すると言うエレナ。この場は引いてゆくファッツマン。     ・留置場の入口で、誰かに出会ったらしいファッツマン。その会話(熱心な      口説き文句)がジークたちにも聞こえてくる。やがて終わる会話。帰って      ゆくファッツマン。     ・ジークたちの前に現れるメモリィ。あくまでお気楽な調子で、ジークたち      が投獄されている理由を訊ねてくる。     ・昨夜の続きとばかり、メモリィに詰め寄るジーク。     ・指先から出したファイバーケーブル状の触手を、手近のコンソールに侵入      させるメモリィ。ジークたちの犯罪記録を呼び出して消去してしまう。     ・無罪放免となって、解放されるジークたち。  海底、潜水艇の中     ・メモリィの案内で、海中に潜っているジークたち。海底にびっしりと並ん      でいるサナギのような物体。メモリィの同族たち。ファンタスティックな      光景。     ・自分たちが何物かを語るメモリィ。早熟なメモリィ。仲間より一足早く自      我に芽生えた。羽化までの邪魔をされないように、人間のリーダーに憑り      ついたとのこと。     ・レナの意識を目覚めさせる。メモリィは、船の立体映像投影装置とリンク      する。初めて顔をあわせるふたり。対話開始。     ・自分そっくりの立体映像に嫌悪するレナ。     ・対話の結果、調査活動の延期を約束するレナ。   (数日後)   《サラマンドラ》船内     ・ジャンクパーツから組み上げたコンピュータ。火を噴いてお亡くなりにな      る。コンピュータが手に入らないと、この惑星から出られないと嘆くジー      ク。     ・レナから掛かってくるヴィジフォン。憔悴しきった顔でジークに助けを求      めるレナ。この数日間、睡眠を取っていないとのこと。メモリィが体を乗      っ取ろうとしていると告げるレナ。     ・レナを励ますジーク。すぐ助けに行くと約束する。安心したことで気を失      ってしまうレナ。     ・レナに変わって現れたメモリィ。「おじさまに抱かれに行くです」と明る      く言い残してヴィジフォンを切ってしまう。あわてるジークたち。 3.   ファッツマンの豪邸     ・レナの身体を這いまわる男の手。ファッツマンに身を任せているレナ。   島の中央通り     ・歩行者をクラクションで蹴散らし、車を飛ばしているジークたち。   ファッツマンの館     ・門の前。聞きわけのないロボット・ガードに阻まれているジークたち。     ・強行突破を決めるカンナ。門を破って車ごと玄関に突っこんでゆく。     ・ファッツマンの寝室に乗りこんでゆくジークたち。間一髪でメモリィを助      けだす。     ・ジークたちを罵倒するファッツマン。ジークたちをバイヤーだと決めつけ      ている。     ・聞こえてくるパトカーのサイレン(家宅侵入の通報でやってきた)。罵倒      しつづけているファッツマンをその場に残して、逃げだすジークたち。   海中     ・素潜りで海底を目指しているジークたち。レナの先導で海底作業用の小さ      な基地にたどり着く。   海底基地     ・落胆しきっているレナ。励まそうと声をかけるジーク。     ・功名心のために、ジークたちやメモリィに嘘をついたと告白するレナ。         ※レナが調査の延期を決めたとしても、どのみちファッツマンから          「身体を許さなければ結晶の鉱床を台無しにしてやる」と脅迫さ          れていた。それを知ったメモリィは、ファッツマンに抱かれれば          すべて解決すると考えた。     ・ファッツマンとの行為の途中から意識が戻っていたことを告げるレナ。      「永久調査権を与える」という言葉につられて、体を許すつもりになって      いたという。     ・ジークに向けて思いのたけをぶちまけるレナ。「あんな男でも、言い寄っ      てきた初めての男だったのよ!」――と。     ・初めて本心をさらけ出したレナに、魅力を感じるジーク。その気持ちを素      直に口にする。     ・ジークの心からの言葉に救われるレナ。初めて微笑みを浮かべてみせる。   《サラマンドラ》近くの海面     ・海中から浮かびあがったジークたち。《サラマンドラ》が警官隊によって      占拠されていることを確認する。     ・自分の船が他人に押さえられていることが我慢ならないジーク。襲撃する      ことを決意する。   《サラマンドラ》海面下ハッチ     ・海中から船内に入りこんだ一同。艦内図を呼び出して警官たちの位置を確      認する。無用な流血を避けるため、ある作戦を思いつくジーク。   艦内通路     ・アニーとコンビを組んでいるジーク。お荷物になっているメモリィ。         ※レナの意識は睡眠中。長いこと睡眠を取っていなかった反動。     ・大声をあげるアニー。声を聞きつけて警官たちが集まってきたところで、      通路の人工重力を操作して擬似的な無重力状態を作り出す。     ・無重力状態に不慣れな警官たちが空中であわてているところを、ひとりず      つ無針注射器で眠らせてゆく。     ・全艦制圧完了と、艦内放送を通じて宣言するカンナ。アニーとともにブリ      ッジに向かうジーク。     ・艦内の各所で同時に動いていたエレナたちから、制圧完了との報告。   《サラマンドラ》、ブリッジ     ・ブリッジに入っていったジーク。ファッツマンから警官隊の隊長に向けて      の呼び出しが、ちょうど入ってきたところ。     ・呼び出しに応じるジーク。ジークの顔を見ても、さして驚かないファッツ      マン。     ・ジークたちがバイヤーであると、いまだに誤解したままのファッツマン。      勝利を確信した余裕をうかがわせて通信を切る。     ・ファッツマンの余裕が気になるジーク。     ・調査隊の男、採掘マシンが動き出したことを知らせてくる。     ・じつはレナのことを認めていた男。たくさんの学者の下で働いてきたが、      レナのような情熱を持った者はなかなかいなかったとのこと。     ・男の教えてくれた監視衛星からの映像。巨大な物体の影が映っている。     ・目覚めたレナ。海面下を進んでくる全長十数キロもの巨大な物体が、海底      鉱床の採掘マシンだと告げる。     ・採掘マシンを使って海底の結晶(メモリィの同族)を丸呑みにしようとし      ていう、ファッツマンの目論見が明らかになる。     ・レナの言動に強引に割りこんでくるメモリィ。同族たちの羽化が1時間以      内に近づいていると告げる。だが採掘マシンの到達のほうがわずかに早い。     ・採掘マシンを止められる可能性を示唆するレナ。         ※制御中枢の場所さえ分かれば、メモリィの能力(コンピュータへ          の侵入)を使って採掘マシンを止めることができる。レナは採掘          マシンの設計図面を過去に一度だけ見たことがある。細部まで思          いだすことは自分ではできないが、メモリィの協力を得れば心の          奥底から記憶を拾いあげることも可能だろう。     ・レナとパイロット役のアニーとともに、ブリッジを飛び出して行くジーク。   空中、艦載機(水空両用)のコックピット     ・採掘マシンの上空を旋回している艦載機。気を揉んでいるジークたちのと      なりで、瞑想を続けているレナ=メモリィ。     ・メモリィの手を借りて、自分の心を覗き込んでいるレナ。第三者の視点を      もって、幼い頃から現在まで、自分の記憶のすべてを覗きこむ。     ・嫌いだった自分自身を客観的に見つめたレナ。自分自身を好きになる。     ・目を開くレナ。制御中枢の場所を告げる。   採掘マシン上空     ・ファッツマンの最終妨害。武装ヘリの集団。     ・ヘリはアニーたちにまかせて、レナとともに海に飛びこんでゆくジーク。   海中     ・海中に飛びこんでゆく艦載機。制御中枢に取りつくジークたち。     ・レナ=メモリィが作業するあいだ、彼女の体を支えるジーク。     ・迫りくるリミットに焦りを浮かべるジーク。     ・レナ=メモリィの作業が完了。水流に押し流されるジークたち。   海上     ・停止した採掘マシンの上によじ登るジークとレナ。     ・羽化の瞬間。海面下から次々と空に昇って行くメモリィの同族たち。幻想      的な光景に見入るジークとレナ。     ・ジークに礼を言うレナ。いい雰囲気のふたり。「いまでも魅力的だと思っ      ているなら……」と、ジークにキスをせがむレナ。     ・上空を旋回しているアニー、無線で水を差してくる。     ・レナの耳から這いだしてきたメモリィ(小さな結晶の形)。     ・別れの言葉を言うジーク。不審がるメモリィ。ジークとの約束をまだ果た      していないという。仲間を助けてくれたのだから、ジークにはメモリィの      体を自由にする権利があるとのこと。「さあ好きにして」とばかりに、ジ      ークの手のひらで転がるメモリィ。 -------------------------------------------------------------------------------- 新木さんへ。 No.0763 投稿日 2001年3月19日(月)20時01分 投稿者 西鶴翠  本当は、間違いのないように、三倍くらいの分量で書こうと思っていたのですが、どうにも体調が芳しくないので、軽めに。ちなみに、上のプロットは読んでいないです。 >「わかろうとしなかった」 >やってもダメ、やらなくてもダメ。どっちにしても叱られる。矛盾してるけど、まあそんなもんだわな。 >平たく物を言ってくれるようになるといいんだがな。 >「暗に言いたいこと」  予告どおりに、この辺りのことについて、簡単に書きます。 >「わかろうとしなかった」  新木さんは、何か質問が出た場合に、「わざわざ質問で返す」「勘違いのふりをする」「分かろうとしない」「本当に質問意図を汲みとれない」の四つくらいの反応を示します。  「わざわざ質問で返す」「勘違いのふりをする」というのは、「作家志望者なら分かるように書け」というメッセージなのかも知れませんが、これは新木さんに言える資格はないんです。なぜかと言えば、『新木さん自身も、その質問が出るくらいの書き込みしかできていない』からです。平たく言えば、「そういう態度をとるなら、質問が出ない程度の教え方をしろ」ということになります。もっと平たく言うなら、「自分を棚に上げるんじゃない」ということでしょうか。  「分かろうとしない」のは、問題外です。「自分はコミュニケーションができません」という主張と同義ですから。  「本当に質問意図を汲みとれない」のなら、質問意図を汲みとる努力を、執念をもってすべきでしょう。今の新木さんには、教える側としての執念が感じられません。どこか、遊び半分で教えている感じです。 >やってもダメ、やらなくてもダメ。どっちにしても叱られる。矛盾してるけど、まあそんなもんだわな。  このあたりが、「職人気質を気どっているだけ」に見えます。「遊び半分」というやつです。本当の職人は「自分に矛盾なんて感じない」ものです。冗談でもなんでも、「自分が矛盾している」と語った時点で、真剣さに欠けているんです。「真剣さに欠ける先輩」の下には、「真剣さに欠ける後輩」が多数集まってくることになっています。現在の状況は非常に恵まれています。多少なりとも「真剣な人々」が集まっているのですから。 >平たく物を言ってくれるようになるといいんだがな。  というわけで、言うか言うまいか躊躇っていたことを、下に書きます。 >「暗に言いたいこと」  これは要するに、 >「君は作品が小さいね」 >「君には書きたいものがないのか」  私が言われたこの科白を、新木さんにも差し上げようというわけです。  十一月の下旬頃、私が「星くず英雄伝1」を読んだ感想は、「何も残らない」というものでした(技法的なものに対する感想ではなく、純粋に読者としての感想です)。三分の一くらいで挫折しそうになったのはともかく、「読んだあとに記憶に残らない」という本は、久し振りだったのです。この「残らない」というのが「小さい(浅い)」と「メッセージ不在」に対応します。素材として面白いものが入っていないのが「小さい(浅い)」で、なにを書きたいのかが分からないのが「メッセージ不在」です。どちらにしろ、記憶には残りません。  (こういうことを書くか書くまいか、悩んでいたのでした。)  (十一月下旬にも、「大黒柱がない」みたいなことをかきましたけれども。)  私は、作家になったときに、「全く記憶に残らない」とは言われたくないので(これを言われてしまったら、作家である意味がないと感じているので)、今、どうやって大きくなるかを研究しているところです。  私が新木さんに抱いている印象は、「技法研究しすぎて、物語そのものを忘れてしまった作家」です。私はそうはなりたくないな、と思っています。 ということでした。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 誤解と誤解と誤解 No.0764 投稿日 2001年3月20日(火)00時17分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。こんばんは。 >主に新木さん 一晩おいてこれまでの「プロットの質問」の経緯を復習してみました。 質問、回答、質問、回答をくりかえしたために、 最初からあった細かい誤解がつもりつもって、大きい誤解になっている気がしたので。 ◎私の誤解 まず私が誤解していた、つまり新木さんの意図とずれていたのは、 「エピソードは何か」、というのと、「プロットは何か」。 エピソードはシーン、あるいは場面だと思っていました。 『星くず6』の例で言えば、「章構成案」のポチ「・」1個1個を詳しくしたものだと思っていました。 それからプロット、つまり骨は、 ポチ「・」1個1個だと思っていました。 つまり、エピソードは単に表現の問題で、それ以前はすべてプロット という事がわかっていませんでした。 新木さんに私の質問が伝わりにくかったのはまずこれがあるんではないかと思います。 ◎新木さんの誤解 私は別に、「一番いいものが最初に出てくるはず」と思っているわけではないです。 ただ、エピソードについて誤解していたので、プロットの一部とエピソードを混同していました。 前回の私の質問の意図は、 (実際の人物とは関係ないですが)最初に 「カズはジョーに練習開始早々、早くパスを回せと言ってけんかした」 と考えたものを、後になって 「カズはジョーがゴールをオノと二人で動かそうとしているのを見て、ばかと言って喧嘩した」 の方が、カズの気の短さ、他人の失敗を目の当たりにする怖さ、をうまく表現できる、と思って入れ替える時。 最初のプロット(私がエピソードとして誤解していた)がうまくキャラクターを表現できていないなら、 そのプロットを元に立てたキャラクターも、ちゃんと立っているとは言えないんじゃないか という事です。 だいたい、うまく表現できてないプロット(エピソード)を元にしているのに、 何でキャラクターが立っているとわかるんだろう、という事です。 ◎追加で質問 ここでまたエピソードは単に表現の問題、プロットに肉をつけるだけのもの、ということを確認した上で、 西鶴さんの、 >紺野さんが質問しているのは、「なぜ、キャラクター作りとエピソード作りを同時にやらなくても >破綻しないのか」ということなのではないかと思うのですが。 にもつながるのですが。 「プロット構築のプロセス」では3でプロットを書き、2までにキャラクターが立っていましたが、 感覚的に、 エピソードを考え、あるいはプロットとして考え、メモし、 キャラクターを考え、色んな場面に放り込んでみたりして立て、 また他のキャラクターを立てたり、ふと思いついた他のエピソードやプロットをメモし、 つなげてみて「あれ?」と思って最初のキャラクターをまた考え直し、 最初のエピソードをいじり、 とかいう混沌とした作業を、新木さんは本当にしないんですか? というか、本当に、それをやらないのがプロとして本当に効率がいいんですか? 理想なんですか? 『星屑6』のプロットを見て思ったのですが、あそこまで書いたら、 あと小説にするのは、たとえばアニメのシナリオを文章化するみたいなものですよね。 プロットが重要なのはわかります。それはもうよくわかりますし、 「プロット構築のプロセス」もよくわかります。 ただ感覚的に、小説を書く方法として、 「はいキャラクター完成」「はいプロット完成」「はい肉付け」「はい終わり」・・・みたいなのが 本当に理想なのかなーと思うわけです。 (何が引っかかるって、ここが一番引っかかっていたのかもしれないですね) ◎自分の長編のプロット化 というわけで、プロットについて考え違いをしていたので、 「章構成案」と「プロット」の半合成のようなものを作っていました。やり直し。 -------------------------------------------------------------------------------- 話題に参加してみたり No.0765 投稿日 2001年3月20日(火)01時11分 投稿者 唯野教授 オフ会のレポートってやるべきなのかな……。とりあえず、望月さんは無口でゲームが巧かったです。あと3人もプロがいたせいか業界裏話ビシバシ。オフレコと言われたので詳しくは書けませんけど。 >紺野タツキさん はせがわさんによると、新木さんはキャラに関しては自然に降りてくるものらしく、ノウハウでやっていないため他人に説明できないのだそうです。 あと、少々書き込みが汲み取りにくいので、一文を短くしてみてはいかがでしょうか(これは私自身にも言えることだな)。 >西鶴さん おおう、噛みついてますなあ。できればオフ会の席でナマで聞きたかった。 >四つくらいの反応を示します。 いやこれはちと抽出と分類が作為的でしょう。ちゃんと質問に答える時もありますよ。 新木さんの、私たちの質問に対する姿勢は確かに癇に障ることもありますが、適切であるとも思います。それに確か新木さんはしばしば「優秀でない読者」を演じているとも言っていたような気がします。 「お前らのコミュニケーション能力は、潜在的読者層の一部を成す優秀でない読者を納得させられるレベルじゃねぇ」ってことでしょう。それを新木さん自身の能力の低さとするのは少々問題がある気がします。 >やってもダメ、やらなくてもダメ。どっちにしても叱られる。矛盾してるけど、まあそんなもんだわな。 これにしたって「目の前に提示した課題をこっちの要求する水準になるまでやれ。その片手間に次の課題の予習もしろ。ただし予習の為に今の課題を犠牲にするな」ってことで要するに優先順位の話でしょう。 ただ、気障っぽいというか気取った書き方をしていること、そして「西鶴君はここが作家になるための場所であることを意識しよう」ということを伝えるのには不適切なものであるところは、新木さんに非があるように感じます(というか、論点が外れてるのはむしろここだよね)。   で、そこから先の部分に関する感想とまとめ。 正直言って、私は「闇の中で〜」の方が「星くず〜」より面白かったんですよ。しかし、厳然たる事実として「闇の中で〜」は二次落ちし、「星くず〜」は四万五千人の読者を得て巻を重ねているのです。私たちの感性の方がどうかしているという場合もあるんですな(オフ会で○○さんにそう言われてしまったし)。 我々はまずデビューしなきゃいけません。そうでなきゃ記憶に残る残らない以前に、読んですらもらえないのです。だとすれば、現に読まれてる人のノウハウを知るのが一番の近道ではないでしょうか。 技法研究して、なおかつ物語を忘れない作家になろうじゃないですか。 -------------------------------------------------------------------------------- いつかきた道を君も歩いているんだなあ No.0766 投稿日 2001年3月20日(火)11時57分 投稿者 本家・榎野英彦 タイトルは俺の個人的感慨なので気にしないように。 あのさ「ゴマメの歯ぎしり」ってコトワザ知ってる? 知らなかったら辞書で調べてごらん。 俺もそれだったわけよ、ずっとね。 アニメやらドラマやらマンガ見ててね 「つまんねーなんでこんなのがプロなんだ」ってなこと言ってたわけよ んでもって、ひょんなことからそういった業界に首突っ込むことになった。 嬉しかったね。もうホント、下井草の駅前で踊っちゃったもの俺。 「今までずっと『つまんね』モノ描いてたヤツに俺の実力見せてやる」 なんて身の程知らずなこと考えてたんだよね。 イザ、そう言った場に出て、アイディア出しをやった時。脳天に大和の46センチ弾の直撃くらいました。 「自分がたまたま見せた最高の部分とプロの最低の部分比べてただけなんだ」ってね(笑) 『読んでもらえるためにする努力を放棄してはならない』 『どんなすばらしい斬新なアイディアでも、まず読んでもらえなくては無価値である』 『読んでもらえるためにはテクニックを身に付けなくてはならない』 要はそういうことだったんだよな。 某カントクに言われたセリフ ふーん「つまんね」なら「面白いの」書いてごらん。 売れるの書いてごらん。 受け手から一歩も出ないつもりなら、お客さんだから、ご意見として伺うけど 送り手になるつもりなら、それは「ゴマメの歯ぎしり」だね。 今、やっとゴマメからイワシぐらいになれたかもしれないって気がするな。 43歳になってわかることもあるってことかな。 西鶴くんは、それに気がつくのが早い。 だからきっと俺より先に俺より上に行って俺の見ることができなかったものを見ることが出来ると思うんだ。 俺は成層圏しか飛べなかったけど、衛星軌道まで行ける人だっている。 ひょっとしたら火星やアルファケンタウリまで行ける人だっているはずなんだ。 三枝さんにも言った言葉だけどもう一度言おうか 『夢を見るのは我々で、あなたはそこに行けるのですよ』 -------------------------------------------------------------------------------- No.0767 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 767は削除しました。 No.0768 投稿日 2001年3月20日(火)19時00分 投稿者 はせがわみやび  なんか、読みなおしてみると、よけい混乱させそうだったので。 (うーむ、自分の限界を感じてきた)みやび -------------------------------------------------------------------------------- >茶羽根君 No.0769 投稿日 2001年3月21日(水)04時25分 投稿者 新木 伸  とりあえず、上の書きこみは管理者削除かけといた。  24時間以上経って、冷静になってから読み直して、それでももういちど書くのなら、今度は消さないけどね。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0770 投稿日 2001年3月21日(水)08時24分 投稿者 新木 伸 >西鶴君  誰かに言われたという、この言葉。 「君は作品が小さいね」 「君には書きたいものがないのか」  前から気になってたんだけど、このふたつって……。  「作品が小さい」→「ろくな素材が入ってない」  「書きたいものが見あたらない」→「メッセージ性がない」  と、西鶴君は、このように受け取っているわけだよね。  それって、読みかた変じゃない?  普通この手の言いかたをした場合っていうのは、  「作品が小さい」→「話のスケールが小さい」  「書きたいものが見あたらない」→「情熱が見受けられない」  ……てな感じの意味になると思うのだが。  まあ「書きたいものがない」→「メッセージがない」のほうは、それほど間違っちゃいないとしても、「小さい」ってことが、なんで「素材が入ってない」ってことになってしまうの? それ変でしょ。論理としてさ。  素材が入っていないことを指摘したいなら、ふつうは「底の浅い作品だね」とか言わんかな? >本音の話  まだ本当の本音は、言ってないみたいだなぁ。  結局、なにが言いたいわけなの? ・質問がきたときの態度。→自分を棚に上げている。遊び半分で教えている感じ。 ・星くずが浅くて、メッセージ性がなくて、自分にとってはつまらなかった。 ・自分は技法研究をしすぎて大事なことを忘れてしまった新木伸のようにはなりたくない。  んーと。  要約すると、だいたいこんなものか。  こういうふうに論旨を展開していって、つまり、なにが言いたいの?  西鶴君の本音ってのは?  僕をギャフンと言わせてみたいとか、僕に教える資格がないことを指摘したいのだとか、そういうこと?  それとも自分が技法についての練習を積まなくていいということを証明したいの?  自分がなにをしたいのか。  自分がこの書きこみでなにを目的と(言おうと)しているのか。  よく考えて、はっきり掴んでから……。  さあ、もういちど言ってみよう。 >矛盾の話  やってもやらなくてもだめっていう矛盾の話。  唯野君のように、ちゃんと読みとれている人がいる。しかもおそらくは過半数。あれ普通は読みとれるぞ。  そうなっている以上、読めていないほうがどうかしてるってこと。  自分の読解力は、すこし疑ってみたほうがいい。  物書きが考えるべきなのは、過半数に伝わるかどうか。  ちなみに紺野さんの場合。あれを同列に並べないでくれ。  あれ分かる人っているのか? 西鶴君だって、わからんだろ? わかっているっていうなら、西鶴君、書いてほしい。 >唯野君  作家になりたいのは君たちであって、僕じゃない。  この場所が作家になるための場所だってことを意識するということについて、僕が何かを言う必要はないし、僕が気にとめておく必要さえない。  それは君たちが意識すべきこと。  西鶴君にそのことを指摘したのは、特別サービスみたいなもんかなぁ。  そりゃ、初めて来た人で勘違いしている人には、僕からそう言うけどね。  皆はひとつ大きな勘違いしているのかも。  僕はべつに、「作家を育てたい」わけじゃない。  作家として身を立てたいのだけど、送っても送っても入賞せず、落選している人に、ノウハウを伝えたいってだけ。  自分の書きたいものがなんであるかを知り、それを自由自在に書くことができる。  そういう境地に、いま僕はいる。  これは本当。大げさには書いてない。  その能力というのは、天性の感性によるものではなくって、理詰めによる訓練と、それによって培われた思考の条件反射によるもの。  それはたぶん、人に伝えることもできる。  だからここを開いてるわけ。  作家を育てたいなんて、ちっとも思ってやいない。  それを必要とする人に、伝えたいだけなのね。  きっと役に立つものだと思うから。 >紺野さん  だんだんと、わかってきました。  っていうか、わかってきたような気がしてきました。  まあ何度かやって、気長にすりあわせていって意志疎通をはかりましょう。  文章で言いたいことを伝えるのって、とても難しいものですから。  さて。  例にあがった「カズとジョー」のエピソード2個。  あ、そうそう。  まず言葉の正確な定義から。  やっぱりまだ、誤解がある気がしますよ。  プロットというのは、エピソードの集合のこと。ある程度の量がまとまったものをいいます。「起」の部分だけのプロットとか、そういう用法もありますね。  それに対してエピソードというのは、5W1Hで書かれるもののこと。5W1Hは、通常は「だれが、いつ、どこで、なにを、どうした、なぜゆえに?」の最小要素で書かれます。  例をあげると、「・主人公、浮気の現場を彼女に見つけしまう。怒った彼女にひっぱたかれる」……てな感じですか。  だから「カズとジョー」のあの2個も、エピソードですよ。2個の別々のエピソード。  ただちょっとわかりにくいので、いま書き直してみます。 「カズはジョーに練習開始早々、早くパスを回せと言ってけんかした」 「カズはジョーがゴールをオノと二人で動かそうとしているのを見て、ばかと言って喧嘩した」     ↓ 「練習開始早々。カズ、パスを回してこないジョーと喧嘩をはじめる」 「カズ、ジョーとオノが二人でゴールを動かそうとしているのを見て喧嘩をしかける」  ところでこの2つっていうのは、「カズの気の短さ、他人の失敗を目の当たりにする怖さ」というのをどちらも表現しているエピソードなわけですか?  パスのほうのエピソードはわかるんですが、「ゴールを動かす」ってほうが、他人の失敗ってことに、どう論理的に繋がるのかが不明です。  ゴールっていうのは、サッカーのゴールかな。二人で動かすには重すぎて、危ないからやめろとカズが注意して……それで喧嘩になるとか、そういうこと?  そのあたりとか、全然わからんです。書いてもらわないと。  ……でまあ、この2つのエピソードを差し替えたとしますね。  そしてゴールを動かすってほうの、新しいエピソードになりました。  その状態って、「カズ」のキャラって変わってしまっているんですか?  紺野さんの心の内部での、彼に対する印象とか、そういう意味ですが……。  たとえば、「パスを回さない仲間に苛立つ」っていう前のエピソードで考えていたときよりも、カズはもっともっと気短なやつだということが判明してしまった。  エピソードを差し替えたことで、より深くカズのことを作者が理解できて、もう印象が変わってしまった……とか?  それとも、単に前のエピソードよりも、差し替えた後のほうが、カズの短気さをより表現できるようになっているだけ……ってことかな?  この両者の違いは、エピソードを昔のバージョンに戻してみるとわかります。  作者の中でキャラが変わってしまった場合は、昔のエピソードのほうはしっくりきません。たとえば「カズはパスを回さない仲間に苛立って喧嘩をはじめる」ではおかしくて、もっと過激に短気であるはずのカズは、「パスを渡さない仲間を半殺しにする」ぐらいしてしまうだろう……とか、そうなるわけです。  どっち?  「カズ」のキャラは変わっているの? いないの? >混沌とした作業  僕も経験ありますよ。たぶんその状態はわかると思います。  エピソードを思いついたり。キャラクターが浮かんだり。エピソードの繋がりが妙なことになってるので直したり、このキャラは話にあわないから配役を空欄にして、別のキャラが降りてきてくれるまで待ってたり(このへんが若干違うかも)。  その手の作業って、すべて「1」の段階でやっておくんですってば。  やらないとは言ってないです。  「2」の段階に移るのは、キャラクターに関しては、もう変更点がないぐらいになってからの話。  なぜかというと、もし仮に「2」の段階以降でキャラクターが変わってしまったりするでしょ? そうすると、もちろんエピソードだって変わりますよね? 変わらないとおかしい。  いいやそもそも、キャラが変わったならば、それが「何の話なのか」という根本だって変わってしまうはず。  仮に「4」に入ってから、キャラが変わってしまったとしますよね……。  いままで作りあげていたプロット、すべて御破算にして、「2」のはじめからやり直しですよ?  せっかく「2」「3」とやってきた作業、すべて無駄。やり直し。  それは効率が悪いです。悪すぎます。  だから、いったん「2」に入ったら、もう後戻りはしない。  しないでいいようにしておく。  それが効率がよくって、理想的なやり方ってことです。  んーと。  他になんか、いいたとえはないかな。  「買い物メモ」のたとえとか、どうでしょう?  自分はなにかを食べたいと思う。  なにを食べたいのかは、まだよくわからないんだけど、なにか食べたいものはある。  そんなA君が主人公のお話。  考えていてもよくわからないので、A君はとりあえず買い物に行くことにしました。スーパーでいろいろな食材を見ていれば、なにかわかるかと思ったのです。  そしてスーパーの中で、あちこちさまよい歩きながら、目に付く食材を手当たり次第に買ってゆきます。そうこうして一時間も買い物をつづけるうちに、A君はカレー粉売り場の前で、ふと、自分が食べたいものがカレーだったことに気づきました。  そこでA君は、カレールーを買って、喜び勇んで家に飛び帰りました。  山ほど買ってた食材を持って、カレーを作り始めようとしたところ……ニンジンを買っていないことに気づきます。他のものは山ほどあるのですが、カレーに入っていなくてはならないニンジンがないのです。あわてて、またスーパーに戻ります。A君はニンジンを買って、家に帰ります。  すると今度は、ジャガイモがありません。A君はまた、スーパーに行きます。  そうすると今度は、タマネギを買っていないことに気がついて……。  A君のカレーは、12時間ぐらいかかって、ようやく完成しました。……と言いたいところですが、最後に思い出した福神漬けはさすがに面倒になって、買いに出ずにすませ、福神漬けのない、なんともしまらないカレーになってしまいましたとさ。  さて、B君。  B君はまず、最初に自分がなにを食べたいのか、一生懸命に考えました。  そして自分の食べたいものがカレーだと気づきます。  だけどB君は、A君と違って、すぐには買い出しには出かけません。  メモを取るのです。カレーに使う材料のメモです。  ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、牛肉、カレールー……メモを書き上げても、B君は何回かそれを見て確認していました。おっと、あぶないところでした。福神漬けを忘れているではありませんか。あわてて書く書く。冷や汗が流れます。  よし、これで完璧。そのメモを持って、B君は買い物をしに行きます。  あらかじめ買うものが分かっているので、スーパーでの移動も最短距離。買い物は10分もしないで終わってしまいました。  すぐに家に帰って、料理を始めるB君。買っていない材料も出ることはなく、ものの1時間もしないうちにカレーは完成です。  最初に食べたいものを考えて、メモを取っていた時間を含めても、2時間もかかっていません。  さあA君とB君のふたり。  同じ「自分の食べたいもの=カレーを作る」という目的を果たすための労力は、どちらが何倍ほど効率的だったでしょうか? -------------------------------------------------------------------------------- うむ、プロの料理人でありますな No.0771 投稿日 2001年3月21日(水)10時02分 投稿者 本家・榎野英彦 何度も何度も買い物に行くという行為を 「わあ、俺ってカレー作ってんじゃん、プロみたいじゃん」と 楽しんでしまってる人もいる。 んでもって、えてしてそういう人は、そう言ったカレーを 「手間ヒマかけて作りましたからプロに負けません」と言って 持ってくる。 プロは一年365日「同じレベルの味のカレー」を 「最短時間」で作らなきゃならない。 人間には個性がある。同じ「味」なんか出せやしない だとしたら、カレー屋開きたかったならすでに開店している店の 「味」ではなく「ノウハウ」を盗みなさい。ってなわけですな いや、勉強勉強(笑) -------------------------------------------------------------------------------- ああ、最近長い書き込みしてなかったから No.0772 投稿日 2001年3月21日(水)11時09分 投稿者 杉井光  新鮮。この空気。  あ、星くず6巻のプロットが載ってる。ひどい。僕にくれたあれは「ぉおぉ新木さんの268KBの愛だぜレアものだぜ」と思って喜んでいたのに……。  あ、でも、こっちのは改行がへんで読みにくいから、価値が低いね。  ……と思って、画面表示をいじったら読みやすくなった。  ひどい。  というわけで今、分室をホットにさせている話題にからみます。新木さんも「自分は静観しているから誰か他の人に任せる」くらいのことを言っていましたし。  *あ、そうだ、余談。新木さん、他の人たちはどうかわかりませんが、杉井のことを「門弟」と認識するのはやめておいた方がいいです。なぜなら杉井は、教わるのは苦手ですし教えるのはもっと苦手です。新木さんが先輩方から受け継いだ技術は、もし杉井に多少伝わったとしても、このルートでは袋小路入りです(涙)。他の人、がんばれー。 >紺野さん。  何度も書き込みされているようですが、最初の方、何を疑問に思っていられるのかよくわからなかったのです。最近の書き込みで、そのへんはわかりやすくなったのですが、「自分の誤解に気づいた」くだりで、何をどう誤解していたのかやはりよくわからないので、少しお節介します。  まず、紺野さんの「キャラクター」と「エピソード」についての認識のことです。  「ブラウン運動」って、ご存じですか。  英国の植物学者ロバート=ブラウンが1827年に発見した現象です。水の上に浮かべた花粉が、水分子そのもののランダムな衝突によって動く現象のことです。  さてブラウンさん、この運動から「液体中の分子は実は四六時中動いている」ということを発見し、学会に発表しようとします。当然、再現可能な実験を行ってその結果をレポートにまとめなければなりません。  この「発表のための実験」を、「花粉と水」でやろうと考えるのが紺野さんです。  この「発表のための実験」を、「水か、水銀か、浮かべるものは有機体だと誤差が出やすいような、金属かな、導体を使うとそれはそれで」とか考えるのが新木さん(たち)です。  紺野さんの考える筋道は、おそらくこうです。(推測ですので、間違っていたら謝罪いたします) 「自分が発見したときには『花粉と水』だった。『花粉と水』で、液体分子の運動が確実に確認できるのだから、『花粉と水』を使わない手はないだろう。てゆーか発見時の状況と違う状況だと失敗しそうで不安だ」  いや、『花粉と水』でもいいんですよ。それがいちばん有効なら。ただ、大切なのは「液体分子が動いていること」を他の人にわからせること、さらにその「『液体分子が動いていること』がどれくらいすごいことで、どんなふうに応用できてどれくらいの商業価値があるのか」ってのをアピールすることです。  たとえばなしを解説するのは非常に照れくさくていやなのですが。 「液体分子が動いていること」は、キャラクターです。 「水の上の花粉が動くこと」は、そのキャラクターを「発見した(思いついた)」時のエピソードです。  まあべつに、「ニュートンと林檎の木」でも、「ガリレオ=ガリレイとピサの斜塔」でもかまいません。なにかもっと格好いい例がありましたら、理系の方教えて下さい。  それから、紺野さんの764での「いちばんの疑問」ですが、そこで紺野さんの言う「混沌とした作業」は、「1」で全部済ませます。というか、1はそういう作業のことだ、って読めませんか?  混沌とした作業のことに関連してですが、おそらく紺野さんは、「物語を書く上での個々の要素の『優先順位』」がよくわかっていないのではないか、という気がします。つまり、AとBが矛盾したときに、どちらを直せばいいのかわからない、という。たとえば「カズは短気で目立ちたがりなのに、ジョーの単独ドリブル5人抜きに『ナイス』とか言ってる、これはへんだ」と思ったときに、「カズが短気なこと」を直すべきか「ジョーの単独ドリブル」を直すべきなのか「『ナイス』」を直すべきか、という。  優先順位がわからないから、作業がぐちゃぐちゃする。理解できます。実は僕もよくわかっていません。個人差も多少あると思います。 0.オレが書く理由。 1.「つまりどういう話なのか」。 2.キャラクター。 3.全体の起承転結。 4.それぞれのエピソード。  まあ、こんなところですか。一番上からいきましょう。  0.これは作者の「モチベーション」の問題ですので、実は読者にはまったく関係のない部分です。「自然の復讐」とか「愛情のむなしさ」とか、大きなテーマはここに分類されます。「とにかくはちゃめちゃで女の子の尻がたくさん出てきて興奮してハッピーエンドで終わる話書きてぇ」とかでもいいです。極端な話、4.の一部がここにきたりもします。「とにかくカズ×ジョーの濃厚なオーラルプレイが書きたい!!」とかね。要するに、どんな話だろうと作者がやる気を維持して最後まで書かなきゃ意味ないわけで、これが一番上にくるわけです。プロはこの項目に「読者様からお金をいただく」という最重要項目が追加されます。プロとアマの一番の違いはここです。  ちなみに0.については新木さんは言及していません。ですが、ここは最優先だと思います。ここを曲げると、「そもそも書けなくなります」。  1.は、ですね、物語全体を一言で表したものです。これは、大切です。作者にとって。じつは、「もののけ姫」の分析を見てもわかるかもしれませんが、読者からはこの項目はほとんど見えなかったりします。はっきり見える作品もあります(というか見える作品の方が多い)けれど。この項目があやふやだと、物語の一体感が失われます。あー、もう少しはっきり言えば、「物語ではなくなります」。  この項目は、とにかく「存在」し、作者がそれを「遵守する」ことが重要だと思います。中身は自分の好みで構わないと思いますよ。たとえば「カズがまわりと和解してチームを復興させる話」でも、「カズがまわりと反発してチームを崩壊させる話」でも、面白いものは書けると思います。ただ、この項目を決めないで書くと、「カズがまわりと反発しながらなぜかチームが復興する話」とか、「カズがまわりと和解してなぜかジョーと結婚しチェルノブイリの爆発事故を阻止する話」とか、まあ訳のわからないことになるので。「とにかく決めろ」、と。  2.と3.は、人によって色々でしょうけれど、同時進行で成立するものだと思います。2.と3.が矛盾することはほとんどあり得ないです。たとえば全体の起承転結が「カズはV川崎に入団、他の選手とそりが合わずチームは連戦連敗。合宿先で遭遇した遭難事故でチームワークの大切さに気づいた彼は、一念発起してチームを引っ張り、天皇杯で優勝」だったとしましょう。  で、カズのキャラクターが、……「48歳で穏和な大手銀行員」だったとしましょう。  あー、極端な例ですが、こういう矛盾は予備段階ですでに発想から除外されているものです。これがほんとの発想除外(<バカ)。これくらいアホな食い違いがない限り、2.と3.は矛盾しないものです。たとえばカズが「18歳の高卒、高慢で無口でキザな天才プレイヤー」であっても、「33歳のベテラン、饒舌でひょうきん、技術は普通のプレイヤー」であっても、大筋には影響ないはずです。  で、キャラクターとの矛盾が生じるのは4.以降、プロット立てのときの細かいエピソードです。この時は素直にエピソードを直すべきでしょう。キャラクターはエピソードの根っこですから、「エピソードのためにキャラクターを直す」なんてことをやっていたら、今度は別のエピソードを直さなきゃいけません。  紺野さんは1.と3.と4.を混同しているのかもしれません。これは別物です。少なくとも僕のような凡人は、これらを別々に考えなければ、効率的問題として「物語なんて書けません」。論理うんぬん以前に、歴史が証明しています。  なんでこんなに長々書いたかといいますと、半分は自分の考えをまとめるためでもあります。紺野さん、ダシにつかいました、すみません。実はわかっていなかったり混同したりしていたのは杉井自身です。  では、今回はこのへんで。西鶴さんの話はまたあとで。(僕がこのBBSでみどりちゃんのことを「西鶴さん」と書くのは、そうしないとよく知らない人が文脈を見失うおそれがあると思ったからです。ですから、気になるようならばハンドルを「みどり」に変えてください。変えないか<当たり前) http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- 誤算。 No.0773 投稿日 2001年3月21日(水)21時41分 投稿者 西鶴翠(みどり) #いや、本当の読み方は、違うんですが。<みどり。 >新木さんも「自分は静観しているから誰か他の人に任せる」(杉井さんの書き込みより。)  オフの時点で、すでに新木さんはこういうことを言っていたのですか。とすると、763の書き込みは、蛇足だったかも。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 表現のつたなさそして思い込み No.0774 投稿日 2001年3月21日(水)21時55分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 ずいぶん人を巻き込んできましたね。 でもなんか申し訳ないんですが、新木さんの >その手の作業って、すべて「1」の段階でやっておくんですってば。 >やらないとは言ってないです。 でやたらめったら納得してしまいました。 「プロット構築のプロセス」の、1.2.と3.の途中まで何度もやり直しやり直し、 3.の終わりまでうまくいったら4.へ行く、 のだと勝手に誤解してました。(多分自分がそうだからです) しかしこのまま終わると、「一連のホントわけわからない書き込みだった」で終わりそうだし、巻き込んだし。 なので、何でそんなに「最初のエピソード」にこだわるのか、伝えます。何が何でも。 文章の練習だと思って。 私の書き込みはかなり、ほんとに読みにくいようなので、(>唯野さん、杉井さん) まず「一文を短くする」あたりを、気にしながら書きます。 >唯野さん >新木さんはキャラに関しては自然に降りてくるものらしく、ノウハウでやっていないため他人に説明できないのだそうです。 私も実は、キャラは自然に降りてきます。たとえれば、斜め前方にホログラムがあって、そこでキャラが動きます。 キャラの動きを見ながら、キャラの価値観を知り、キャラを立てます。 ホログラムを忠実に描写すると、エピソードになります。 (だから手順で言うとプロットはその後) これが、新木さんの言葉で言うなら、1.の混沌とした作業というわけなんですね。 理解しました。 (誤解してました。じっくり読んだつもりですけど、やっぱり誤解してましたね。いつやるんだろうと思ってました) この「よみかく(分室)」で私のような小説家志望の素人がやるべき事は、プロのノウハウを盗む事ですよね。 たとえば新木さんが言った事を、自分が小説を書く時に、利用するって事だと思います。 新木さんがどうだろうが(投げやりな言い方ですが)、新木さんの書き込みを元に、自分の小説を商業レベルにする。 というかしろ、というのが新木さんの趣旨なんだろうと思います。 結局何を変えるって、自分をどうにかするしかないわけですしね。 新木さんの「プロットは大事」「メッセージも大事」「キャラが立ってからプロットを始めないと矛盾する」などなど それぞれの趣旨はわかります。 私なりに、「ここは利用してやるぞ」というポイントもあります。 私が質問していたのは、新木さんの趣旨はわかるが、どう利用すればいいかわからん、という部分です。 「プロット構築のプロセス」以外での、キャラとエピソードの話です。 1.の混沌とした作業をする場合。 紺野だったら。 1)キャラを立てる。 2)メッセージ候補をいろいろ考えて、キャラに合わせて選ぶ。 3)ストーリーを漠然と考え、キャラを足して行く。 4)思いついたエピソードを書いてしまって、うまくキャラが動くか確かめる。同時に欠けたエピソードがないか確かめる。 最初にキャラを立てるというのは、話がつなぎやすいからです。たとえば、 カズがもう少しで死ぬかもしれない事故に巻き込まれた後、話がどう展開するか考えやすいからです。 それでストーリーをだいたい最後まで考えて、エピソードも埋めます。 そこで見返した時に、エピソードを変えるとします。 >「カズはジョーに練習開始早々、早くパスを回せと言ってけんかした」(A) >を、 >「カズはジョーがゴールをオノと二人で動かそうとしているのを見て、危険だと思い、ばかと言って喧嘩した」(B) >の方が、カズの気の短さ、他人の失敗を目の当たりにする怖さ、をうまく表現できる、と思って入れ替える時。 「気の短さ」「失敗を目の当たりにする怖さ」という性格を表したい時、(A)は中途半端で、(B)ははっきりしているからです。 だから変えようかなーと思うわけです。 >新木さん >ゴールっていうのは、サッカーのゴールかな。二人で動かすには重すぎて、危ないからやめろとカズが注意して…… >それで喧嘩になるとか、そういうこと? そうです。足してみました。  >「カズ」のキャラは変わっているの? いないの? 変わっていません。 まだ1.の段階ですが、 (A)が十分カズを表現していると思っていたから、それで、一応一貫したストーリーは作ってみたわけです。 たとえば、「その性格ゆえに誤解され強調できなかったカズが真のチームメートを得る話」とか。 メッセージは、「何も言わなくても行動で表せば伝わるんだ」とかで。 しかし、よく考えてみたら、カズの性格は中途半端だった。 もっとはっきりした性格にしとけばよかった。 でも一応一貫したストーリーはできてるんだよなー全部書き直すんだろうなー という時に、 やっぱり「キャラが立ってなかった」という事に、なるんじゃないかなーと思うわけです。 (あ、これは「価値観と行動が矛盾」している時の、「立ってない」ではないですね) だから、最初に考えるエピソードの、「表現のよさ」というのは、やはり重要になるんだろうな、 と私は思ったわけです。 それで十分だと思い込んでいたら、そのあと全部中途半端になるのではないかと。いう事です。 そこで、エピソードをいくつも検討する時にキャラはどうなってしまうのか、というのが、なんか想像できません。 だから、シンデレラの課題のようなものが、納得いかないです。 エピソードを検討するなら、キャラを立てる時にするべきではないかな。 最初の方のエピソードは、表現としてほぼ完璧、くらいに、しておくべきなのではないかな、と思います。 少しはわかりやすくなりましたかね。なってるといいんですが。 人任せでなく、努力もしたんですが、実っているといいです。 -------------------------------------------------------------------------------- 練習プロット No.0775 投稿日 2001年3月21日(水)21時58分 投稿者 紺野タツキ 紺野(つづき)です。 結局でも、これからも私は、1.の段階で、 「1.2.そして3.の途中まで」を繰り返し繰り返す気がします。 一応書いてみる、というのが、今のところ効率がいい気がします。 あと、新木さんの『星屑6』の本の方をまだ読んでいないので、あわせて読むときっとまた違うと思います。 ところで、 前にこの分室で、新木さんに「それなら書いてみろ」と言われたプロットを書きあげてみました。 それから、そのプロットのもとの長編は、もう送ってしまったので、「よみかく」にアップできません。 そこで、どうかみなさん読んでくれませんか。読んでシビアな感想お願いします。 (この後交流用掲示板にも書こうかと思います) メール下さればテキストでお送りします。プロット付きで。 新木さんには、「プロット書いてみろ」と言われたので、勝手に送りつけてもいいかと思ったのですが、 それでは失礼かとも思うので、一応了承をとってから送ろうかと思います。送ってもいいですか?>新木さん 西鶴さんや唯野さんや杉井さん、忙しくなかったらお願いできますか? (杉井さんはきっと投稿で忙しいんでしょうけど) 図々しいお願いですみません。まったくもって。 つまらなかったら、どこで読み止めたか教えてください。 ところで、いくらテキストでもファイル一つでは重いですよね。 二回くらいに分けるべきですか? (分室の趣旨とは少し違う話題だとは思いますが、前からの続きということで許してください) -------------------------------------------------------------------------------- 少年老い易く学成り難し。一寸の光明軽んずべからず。 No.0776 投稿日 2001年3月21日(水)22時01分 投稿者 弟切 千隼 題名は個人的な趣味によるものですので気にしないで下さい。 最近の話題にからんで書き込みをしようかと思ったものの、お間抜けな弟切千隼が余計な書き込みをするまでもなく、面倒見のいい新木さんや、その優秀な門弟の−皮肉ではありませんよ。私は本当にそう思っています−杉井さんがわかりやすい解説を書いて下さっているので、静観しつつ勉強させていただいています。 ここの書き込みを読んでいると非常に勉強になって、「よみかく分室に参加していて良かった」と心から思います。 新木さんへ > 公開して下さったプロットを拝見しました。プロの手口をここまで公開して下さるなんてすごいことです(*o*)。手順としてはコピーするだけなのかも知れませんが、それでもここまでやる手間というのは結構大変ですよね。 いつもながらありがとうございます。 西鶴さんへ > 普通に書いてもつまらないので、たまにはわかる人にしかわからない書き込みをしてみます。 「サンゴヘビさん頑張って。何もできないけれどヤマカガシは後ろでとぐろを巻いて応援しています」。 紺野さんへ > 紺野さんは、「小説を書く」という仕事を、すこぶる情緒的でほとんど感性のみに頼ったものとお考えなのではないでしょうか? 「小説を書く」という仕事が、システマティックに理詰めで構築されている−と、新木さんが説明して下さった−ことが、紺野さんには何となく許せないのではないでしょうか? 杉井さんへ > 個人的に「発想除外」は大受けしました(^_^)。 静観すると言いつつぐだぐだ書いてごめんなさい。 田んぼの泥の中で田螺[たにし]がつぶやいているようなものですから、お気になさらずに。 -------------------------------------------------------------------------------- みやび20、21 No.0777 投稿日 2001年3月22日(木)06時27分 投稿者 はせがわみやび  通ればリーチ……かな(笑) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび20  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・ダンスが始まるからと、周りの女性たちにうながされて踊りの列に並ぶシンデレラ。 ・ところが、ダンス会場の真ん中にでんと寝転がっているネコを発見。踊りまくる人々は気づかず、今にも踏まれそう。慌てて抱えあげる。 ・暖炉の前でネコを抱えて座り、会場のようすを背中で感じているシンデレラ。そろそろ、ダンスも終わりそう。 ・ひとりの青年がシンデレラの前に回りこんできてひざの上のネコを目にする。踊りませんか、もう最後の曲だから踊れなくなってしまいますよ、と青年。 ・一瞬、踊る人々に目をやるシンデレラ。だが、ひざの上のネコは安心しきったようすでぐーすか、とても起きそうにない。もう充分に楽しみましたし、実は足が痺れてしまって踊れないのですとシンデレラ。その瞬間にネコが寝転がり、ひざの上から落ちそうに。 ・落とすまいと抱えあげるシンデレラ。思わず椅子から立ちあがって一歩二歩。足など痺れていないことがばれてしまう。起きたネコはあっさりと駈け去っていく。 ・微笑む青年。シンデレラにダンスを申し込む。青年は王子だった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび21  魔女の助けでドレスと馬車を得て、舞踏会に来たシンデレラ。舞踏会の雰囲気に圧倒される。 ・会場に向かうシンデレラ。だが、庭園を横切ったときに番犬たちがぺろぺろと空っぽのお皿をいつまでもなめまわしているのを目にする。 ・舞踏会場についたシンデレラ。会場のあちこちにバイキング形式で山ほどの料理が積んである。どれも美味しそう。 ・舞踏会はクライマックス。宴はたけなわで踊りに食事に盛りあがっている。その会場をこそこそと横切っていくシンデレラ。 ・どこへ行くのかと声をかけられるシンデレラ。ぎくりと立ち止まった拍子に、抱え込んでいた生肉やらハムやらがどさどさと落ちる。 ・目をあげると、ハンサムな青年が呆れた顔でシンデレラを見てくる。あわてて落ちた料理を抱えなおすが、それで、何度もの往復できれいなドレスが肉汁やらでだいなしになっていることに改めて気づいて赤い顔。 ・見かねて半分を持ってくれた青年とともに庭園に。番犬たちがやってきて、シンデレラにまとわりつく。忘れられた食事をもってきてくれたシンデレラにすでになつきまくっている番犬たち。状況を理解する青年。 ・その格好では、よほどのもの好きでもなければ踊ってくれませんよと青年。シンデレラは赤い顔をしつつも、すてきな舞踏会に参加できただけでも充分ですからと答える。 ・シンデレラの言葉を聞いた青年は呆れ顔から微笑みに。幸いわたしは物好きなので、と踊りに誘ってくる。青年は王子だった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− みやび -------------------------------------------------------------------------------- 杉井さんを見習って No.0778 投稿日 2001年3月22日(木)16時27分 投稿者 唯野教授 >紺野さん >キャラが立つことについて 私のような未熟者が教えを説くというのも変な話ですが、自分の理解をまとめるためにもやってみることにします。 さて、そもそもキャラが立つというのはどういう現象かと言うと、「何をやってもそのキャラらしい行動になる」ってことだと思います。 たとえば、「カズとジョーが喧嘩する」と言っても、喧嘩の仕方には無数の種類があるわけです。 お互いに相手の非を声高に咎めるのか、皮肉を飛ばすのか、罵詈雑言を浴びせ合うのか、逆に口も聞かなきゃ目も合わせないのか、殴る蹴るの応酬になるのか、地面に転がって噛みつきあったりするところまでいくのか……もしキャラが立っているのなら、カズは数多くある喧嘩の種類の中から最も「カズ的な」喧嘩をしているはずなのです。 何が原因でとか、どんな場面でとか、そんなこと関係なく、カズが何かしら行動をすればそれは全て「カズ的な」行動になってしまう。それが「カズのキャラが立っている」ということだと思います。 カズのキャラが立っていないと感じた時、中途半端なのはエピソードではありません。頭の中にあるカズの人物像が中途半端なのです。 逆に言えば、キャラが立っていればもはや「読者にキャラを分からせるためのエピソード」なんてものは必要なくなってしまうんですな。だってカズが出てくるエピソードは全てその役目を果たしているわけですから。 こんな理解でよろしいでしょうか? >新木さん、はせがわさん -------------------------------------------------------------------------------- 追加 No.0779 投稿日 2001年3月22日(木)16時29分 投稿者 唯野教授 >紺野さん 長編のテキスト、お願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- 久々の採点代行・八神編 No.0780 投稿日 2001年3月23日(金)01時33分 投稿者 八神伽羅 お久しぶりです。 オフレポも書かず長いこと消えていて、申し訳ないです。 今さらオフについて書くのもなんなので、とりあえず採点代行を……。 しかし、来ない間誰かがやっているに違いないと思ってあてにしてたんですが、やはりこの時期はみなさん忙しいみたいですね。 私は早々に諦めることにしました、電撃は。とてもじゃないけど間に合わない……(T-T) >幽界寺さん 17 OK。 逆わらしべ長者、という感じで面白いです。 ただ、包みの中身にわりと格差があるのが気になります。シンデレラ以外の人々の間で、はたしてこれで物々交換が成立するのか?なんてことが気になったり。 >弟切さん 40 OK。 一見強欲と見せかけて実は無欲、というパターンですね。 難しいと思っていたパターンですが、うまいです、これ。 ねずみさんのためにがんばるシンデレラ……かわいいですね。 41 OK。 42 OK。 ただ、お礼として自分と踊ってくれ、というのは何様だ、という気が……いえ、以前自分が八神12(抽選会でもらった宝石を外れの白い紙と交換したシンデレラに感激した王子が、白紙を『王子と踊れる券』にして彼女に渡す)でそういう指摘があったので、気になるだけなんですけど(爆) >唯野さん 1と2は自主ボツということでしたので、3だけ。 3 ボツ。 これは……「優しいけれど少し抜けているシンデレラ」なんじゃないかなー、と。 >なかのんさん 18 OK。 ただ、雪が降っている中庭以外に休む場所はないのだろうかとか、王子が防寒具を持っていない、というのはあるものなんだろうかとか、ちょっとした疑問が多々あります。 19 ボツ。 「価値観が違うシンデレラ」ではないかと。 >いかさん 4 ボツ。 「控えめなシンデレラ」ですね、これは。 >ちゃはねさん 26 んー……微妙ボツ。 王子が惚れる理由としては弱いような気がします。これはこれで無欲だと思うんですけど。 >イマジーさん 38 ボツ。 骨の部分だけ読むと無欲な気がします。が、ハンカチを使うシンデレラの台詞を読むとちょっと違うかな、と。 「ものの価値に左右されず、使いどころを誤らないシンデレラ」じゃないでしょうか、これは。 39 ボツ。 城でもできることを、わざわざ家に帰ってする必要性がないです。 それにこの場合、申し出を断られた王子が惚れる理由にはならないような気が……。 40 OK。 こちらは確かに、無欲ですね。 ではでは。 残りの分は、また次回。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 久々の採点代行・八神編 No.0781 投稿日 2001年3月23日(金)01時33分 投稿者 八神伽羅 お久しぶりです。 オフレポも書かず長いこと消えていて、申し訳ないです。 今さらオフについて書くのもなんなので、とりあえず採点代行を……。 しかし、来ない間誰かがやっているに違いないと思ってあてにしてたんですが、やはりこの時期はみなさん忙しいみたいですね。 私は早々に諦めることにしました、電撃は。とてもじゃないけど間に合わない……(T-T) >幽界寺さん 17 OK。 逆わらしべ長者、という感じで面白いです。 ただ、包みの中身にわりと格差があるのが気になります。シンデレラ以外の人々の間で、はたしてこれで物々交換が成立するのか?なんてことが気になったり。 >弟切さん 40 OK。 一見強欲と見せかけて実は無欲、というパターンですね。 難しいと思っていたパターンですが、うまいです、これ。 ねずみさんのためにがんばるシンデレラ……かわいいですね。 41 OK。 42 OK。 ただ、お礼として自分と踊ってくれ、というのは何様だ、という気が……いえ、以前自分が八神12(抽選会でもらった宝石を外れの白い紙と交換したシンデレラに感激した王子が、白紙を『王子と踊れる券』にして彼女に渡す)でそういう指摘があったので、気になるだけなんですけど(爆) >唯野さん 1と2は自主ボツということでしたので、3だけ。 3 ボツ。 これは……「優しいけれど少し抜けているシンデレラ」なんじゃないかなー、と。 >なかのんさん 18 OK。 ただ、雪が降っている中庭以外に休む場所はないのだろうかとか、王子が防寒具を持っていない、というのはあるものなんだろうかとか、ちょっとした疑問が多々あります。 19 ボツ。 「価値観が違うシンデレラ」ではないかと。 >いかさん 4 ボツ。 「控えめなシンデレラ」ですね、これは。 >ちゃはねさん 26 んー……微妙ボツ。 王子が惚れる理由としては弱いような気がします。これはこれで無欲だと思うんですけど。 >イマジーさん 38 ボツ。 骨の部分だけ読むと無欲な気がします。が、ハンカチを使うシンデレラの台詞を読むとちょっと違うかな、と。 「ものの価値に左右されず、使いどころを誤らないシンデレラ」じゃないでしょうか、これは。 39 ボツ。 城でもできることを、わざわざ家に帰ってする必要性がないです。 それにこの場合、申し出を断られた王子が惚れる理由にはならないような気が……。 40 OK。 こちらは確かに、無欲ですね。 ではでは。 残りの分は、また次回。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- >紺野さん No.0782 投稿日 2001年3月23日(金)07時30分 投稿者 新木 伸 >紺野さん  あいかわらず、まったくわからんのですが。  わからんなりに、部分的にわかってきたところからいきましょう。  やはり焦点は、「最初のエピソードにこだわるのか」でしょう。これをなんとしてでも、伝えてください。その執念はよし。  でもまだ、「さっぱりわからん」です。  皆を巻き込むことについては、ぜんぜん気にしないでいいですよ。真に真剣であるなら、そんな遠慮とか、二の次にしといてかまわんです。 >「斜め前方に浮かぶホログラム」  おお、これが感覚でわかるわけですか。  わしとみやびさんのあいだでは、それは「頭の中の超立体のキャラクター」とか呼んでます。  外見のことを言ってるんじゃなくって、性格とか物の好き嫌いとか行動パターンとか、そういうものすべてを表している、「立体を超越した立体」として、キャラが頭の中に浮かんでいる状態ね。  それを前提にしていいなら、こういう説明が通るかな?  その超立体のキャラクター、好きなように回転させて、どの側面からでも眺めることができますよね。もう自由自在。  そのときに、たとえば3面だけを使って、そのキャラをより特徴的にとらえる角度を考える……とかいう命題が与えられたときに、ベストの3面っておのずと決まるじゃないですか。  たとえば、「後ろ姿だと、このキャラって他の女の子とあまり変わったように見えないんだよなぁ……。やっぱり胸がおっきいことを強調するには、バストにぐぐっと寄ったカメラアングルだろうか。いやそれとも、下からあおって見上げるような角度だろうか」……とか。  まあこれは、単なる外見の話。  性格まで含めた超立体だと、こんなふうになる。  「このキャラの気の短さをあらわすには、こんな角度(エピソード)から眺めてみるのがいいかなぁ……」とか。  それがキャラを立てるためのエピソードの選択ってもの。  どこでも適当な角度から、一枚出せばいいってもんじゃない。最適な一枚ってアングルが、かならずある。  「最適な一枚」っていうと語弊があるか。なら「最適にだいぶ近い一枚」ね。  ぼくのいう、「1の混沌とした作業」のなかでは、この「最適なアングル」を考えることも含んでます。  紺野さんの場合だけど、どのアングルでも写し取ればそれでいいとか思ってない?  また、ここで僕がわからないのが、「最初に写し取ったアングル」ってのを、どうして重視しなければならないのかということね。  それが最適なアングルであるって、根拠は? >しかし、よく考えてみたら、カズの性格は中途半端だった。 >もっとはっきりした性格にしとけばよかった。  ここも、わからん。  「もっとはっきりした性格のカズ」っていうのは、それは別人なのでは?  カズの性格を表すのに中途半端な切り口のエピソードだった……という反省だっていうなら、それはわかるけど。  ちなみに余談になるけど、3枚のスチル写真があれば、その人物の全身のプロポーションがだいたいわかるように、3つぐらいのエピソードをみただけで、そのキャラの全容はおおむね掴めるもの。  だから西鶴君の小説とかに、わしは言うわけ。「キャラが立ってない」って。  ひとつの作品に含まれるエピソードがいくつあるかはわからないけど、そのどれもが同一人物をある角度から眺めたものになっていないとならないわけ。どこかひとつのエピソードにおける行動が、ほかの全体に対して矛盾しているのは、それはキャラが立ってないってこと。 >だから、最初に考えるエピソードの、「表現のよさ」というのは、やはり重要に >なるんだろうな、  これ以降。シンデレラコンセプトの練習法についての言及とか。  まるで意味がわからんです。  「つまり何を言いたいの?」と、なります。  紺野さんの書き方、全般について言えるのが、話の持ってゆきかたが飛躍しすぎているということ。  自分では自明な論理であっても、人に説明するときには、論理の道筋を順を追ってやってゆく必要がある。「ここまでやるか」ぐらい、いちいち説明していかないと伝わらないこともある。いまがそういうときでしょ?  どんな種類のことは、人にも自明だから説明不用で済ませていいのか。  どんな種類のことが、人にはわからないから、きちんと説明するべきことなのか。  そのあたりの見極めができてないです。  ちなみに小説とプロットの送付のことだけど。  僕がいま思っているのは、これだけ人に物を伝える技術が未熟な人が書いた小説は、きっと読むまでもないだろう、ということ。  読んでもきっと、わからんだろう。  そのシーンがどんなシーンなのか、なんのシーンなのか、とかね。  冒頭の数行で挫折するかもしれないけど、それでもかまわないなら、送ってきてください。  あとプロットだけなら、ここにあげてもいいのでは?  わしの6巻ぐらいの長さだったら、OKでしょう。もっと長くなる?  あと小説一冊分程度の分量だったら、分割しないほうが親切です。  ここの掲示板のサイズ制限は、1書きこみ40KBまでにしてたかな。わしの6巻のプロットも引っかからなかったから、かなりの量はいけるはず。 -------------------------------------------------------------------------------- 提出なんですか? No.0783 投稿日 2001年3月23日(金)10時46分 投稿者 巻島翔史 久しぶりにシンデレラ出してみる。 24発目 (順番を譲ったシンデレラ) 余興のダーツ大会。豪華賞品つき。 シンデレラの前の女の子、とんでもない方に投げる。泣く。 見かねた彼女は譲ろうかと思うが、 兵士が見ているのでそのまま変わるのは難しそう。 で、自分のドレスの中に女の子を入れ、袖から腕を抜き、女の子の腕を通す。 そして投擲。外れる。 一部始終を見ていた王子。 「あのまま投げていれば、あなたは商品を取れたかもしれないのに。もったいない」 「あの、わたし……おかしいでしょうか?」 「いえいえ、そんな貴女が私は好きですよ」踊る。 しかしあれですな、この課題は採点がないと前進の実感が掴みにくいですね。 そういや前回出したネタ、まだ誰にも採点してもらってない……。 誰も採点しなくなったら、この課題は事実上崩壊ですか? 最初のエピソードへのこだわり> 個人的な解釈ですが、紺野さんは最初に考えついたエピソードでもって いったん話の全体を作ってしまわれるのですよね? で、その全体というのは最初のエピソードに何らかの影響を受けている、と? それ故にエピソードを差し替えると全体のバランスが崩れるので大変だ、と? ううん。俺もよくわからんな。人間心理としては、あとから出てくる方が良いアイデアだと思うものですが……。 根元的な問題として、新木さんと紺野さんの間の小説に対する考え方の隔たり、というものがあるかと思います。 感覚派の紺野さんと、無機質な感じの流れ作業、新木式の対立とでもいうか。 ほとんどの皆さん分かってるとは思いますが、小説を書く手法としての新木式は万人にとってベスト、というわけではありません。 「こりゃ俺にはあわねえ」と思えば、何もやる必要はないのです。 新木さん自身が「ついてこれる奴だけついてこい」的発言を過去におっしゃった記憶があります。 一番快適な利用方法は合いそうなものだけ盗むことですかね。 773の優先順位における杉井発言> こりゃすげえと思いました。 しかし困ったことも起こりました。 ここにまとめてあることは、いままで新木さんが語ってきたことなのですよね。 しかし、俺はこうして杉井さんにまとめられるまで、どうもそれを理解していなかったらしい。 ま、分かったからいいか。新木さんが人に理論を説くのが、そんなに上手くない のは疑問を疑問で返すという困惑の手法を多く用いてることでも明らかだし。 (別にそれでも分室としては困らないんでしょうけど。「育成」が目的ではないですからね) ひとつ聞きたいのですが、ストーリーから発想し、そのあとにキャラをはめ込む手法はまずいのでしょうか? いや、俺がほとんどそんな感じなので。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ地獄挑戦します No.0784 投稿日 2001年3月23日(金)11時10分 投稿者 志郎 交流掲示板には書き込みましたがこちらでは初めまして。 しろー改め志郎です。 ボクも自分の物書きとしてのスキルを高めたいと思う口なんで、シンデレラに挑戦してみたいと思います。 志郎1. 舞踏会に参加したシンデレラ、やがて舞踏会も終わりが近づいた頃、ひとつの企画が催されます。 それは水の入ったコップの中に指輪を好きなだけ入れ、水をこぼさなければおみやげにしてよいという物でした。 多くの女性が欲張って水をこぼしている中、シンデレラの番がやってきます。 ところがシンデレラは指輪を入れようともしません。 その態度に興味を持った王子様は「どうして君は指輪をもらおうとしなかったのかい?」と尋ねました。 シンデレラは答えます。「だって、私はここに来れたという思い出だけで充分ですもの。他には何もいりませんわ」 それを聞いて王子様はいいました。「君は面白いね。それじゃあ、その思い出をもっと素敵な物にしよう。僕と踊ってくれますか?」 志郎2. 舞踏会に参加したシンデレラ。いよいよ王子様が現れました。 褒美として望む物が与えられるという王子のダンスパートナーに選ばれたのはシンデレラでした。 シンデレラの美しさに心惹かれたのです。 ダンスが終わり、「さあお礼に何でもあげよう、宝石かい素敵なドレスかい?」とシンデレラにいう王子様。 しかしシンデレラは断ります「そんな、私は王子様と踊れただけで幸せです。何も望む物などありません」 そんなシンデレラの心に感動した王子様は、「そうか、じゃあこんなご褒美はどうかい?もう一度踊りましょう、素敵なお嬢さん」ともう一度シンデレラを踊りに誘うのでした。 ふう、とりあえず二つです。これからもっと精進していきたいと思っているので皆さんよろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- ホログラム No.0785 投稿日 2001年3月23日(金)18時38分 投稿者 紺のタツキ いつも書き込みの紺野です。 >唯野さん >紺野さんは、「小説を書く」という仕事を、すこぶる情緒的でほとんど感性のみに >頼ったものとお考えなのではないでしょうか? 感性に頼ったものとは思いますが、「理詰め」や「システマティック」が許せない程ではありません。 「二人のキャラそれぞれの視点で見た物語が、同時進行で語られる」とかになると、 「新木さん流方法論」無しでは手も足も出ないだろうなー という事は大変によくわかります。 >新木さん >「もっとはっきりした性格のカズ」っていうのは、それは別人なのでは? ……うーんそうかも。   とりあえずホログラムの話が展開したので、私流の 「ホログラム→キャラ立て→キャラの表現」のプロセスを書いてみます。 1)ホログラムを見る。 色々なアングルから、あるシーンを眺めて行きます。映画のように。 言葉とか、細かい仕草、癖、容姿、動作の流れ、そのシーンの意味、などを 自分なりに捉えます。 あとで忘れたりするといけないので、とりあえず見たままを文章にしてみます。 (私にとっては、シーンを記述するのに、プロットでは不十分なので) ここで出て来るホログラムは、話の流れとは直接関係ありません。 なんとなく目の前に出て来るやつがいて、それを見ている段階です。 2)キャラを立てる。 ホログラムでえた数々の情報をもとに、そいつはどういうやつなのか、考えます。 これは、日常で、「あいつどういう価値観のやつなんだ?」と考える時と、ほぼ同じです。 一つのホログラムでは足りないので、いくつも同時に、考えます。 それをもとに、ターゲットの価値観やら行動パターンやらを推定します。 ここで、書き手だからといって、そいつの価値観が完全にわかる事はないと思います。 価値観を推定して、矛盾がなくなるくらいにしか、できないと思っています。 いくつもホログラムを見ると、色々手がかりはあります。 あいまいなのから強力な手がかりまで。 この強力な手がかりが、「最適な一枚」というアングルです。 問題なのはこの後なんだと思います。 3)キャラを表現する。 幾つものホログラムを検討してようやく理解したキャラがいます。 でも、話の中に読み込むには、最初の方でキャラの価値観をうまく表現しないとなりません。 途中で組み込みたい重要なエピソードがあります。 しかし、そのエピソードが、読み手にとって不自然にならないくらい、 そのエピソードの前の時点では、読み手にもキャラを理解しおいて欲しいと考えます。 そこで、自分でキャラを立てる時に、「最適な一枚」のホログラム、 それを使う事にします。 じゃあもし、最初に1.の段階で選んだ「最適なアングル」が実は最適でなかったら、 どうなるか考えます。 「最適なアングル」は、キャラ立ての主要な手がかりです。 書く方にとっても、読む方にとっても、それをもとにキャラを理解しました。 「最適なアングル」をもとに、プロット同士の意味をつなげてきました。 それが実は最適でなかったら、「最適だと思っていたアングル」を基礎に立っていた キャラクター自体、崩壊するんじゃないかと思います。 カズに似た、カズでない男の(やっぱり別人という事になりますね)物語に 全部書き換えないとならないのでは。 と思います。 1.でエピソードを検討するのは、まずまずわかります。 でも4.でエピソードを検討するのは、話が別ものになるのではないかという気がします。 (あるいは、キャラ立てが不完全だった、という事になるのでは、と思います) -------------------------------------------------------------------------------- No.0786 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- プロット(超長) No.0787 投稿日 2001年3月23日(金)18時41分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 新木さんから「お許し」が出たので、プロットをここにあげる事にしました。 でも19Kありますが。 それから、骨と肉の区別はたぶんあまりついていません。 これは実践で鍛えるものだと思う事にしました。 見て皆さん思われると思いますが。 タイトル:地ノ使イハ五百年ノ夢ヲ見ル メッセージ:自分の意志や感情がわからず自分の存在の実感すらない少年が、 人との出会いによって意志と感情を知り、それをもとに未来を見すえて歩き始める話。 舞台:乾いた黄土に覆われた荒れた国。かろうじて豊かな土地に人は住んでいる。 ストーリープロット 序章 (山間の小さな村) (申人視点) ・白羽があわてて家に入って来て申人を戸棚に隠し、刀と紅玉を渡す。 ・「他人に髪を見せてはいけない」と言う。 ・坪家の兵士が侵入し、申人の居場所を隠した白羽は斬られる。 ・白羽の死に申人は混乱し、戸棚から出て坪家の兵を殺す。刀の封印が解かれ申人のたがが外れる。 ・村人を皆殺しにした坪家の兵を全滅させる。 第一節:青嵐 (荒野の小さな村) (申人視点) ・育った村を出て荒野をさまよう申人は、白羽がいないので価値観も判断も意志も感情も持っていない。 ・ある小さな村で逃げる泥棒を斬り捨てる。 ・泥棒を追ってきた男は申人を恐怖の目で見て、泥棒を殺した事を責める。 ・何故責められるのかわからない申人はどうしていいかわからない。男の怯えが不快になり、斬る。 ・そして何もかもどうでもいいと感じ始める。 (荒野の路上) (申人視点) ・男が申人に追いつき「落し物」と言って紅玉を手渡す。 ・男は賞金稼ぎに追われていたが、襲ってきた十人の賞金稼ぎを瞬く間に倒してしまう。 ・しかし毒の刃でけがをする。 ・申人が毒に気がつく。そしてその夜は男につきあう事にする。 ・初対面の斉に、申人は白羽に対するものと似た親近感(自覚してはいない)を抱いていた。 ・男の名は斉といった。 (荒野の中の潅木の茂みの間) (申人視点) ・申人は斉の刀を眺め、刀が弱っている事を知る。 ・斉は刀を治すために冬芽の砥ぎ師のところにいくつもりだという。 ・賞金稼ぎに追われているので弱っていても刀を使わないわけにいかないと言う。 ・申人は斉を死なせたくないと思う。 ・申人は自分の刀が持つ者を従えようとする凄まじい刀であると告げ、共に冬芽を目指す事にする。 (荒野) (申人視点) ・斉の奇妙な鋼の乗り物に乗る。 ・言葉や物を死んだ人を思い出すよすがにしている、という点で申人は斉に親近感を募らせる。 ・冬芽の近くにつくと、斉は申人に「軍に追われているのか」と聞く。 ・申人は警戒するが、斉は「強い刀を持っているとマークされる」といった。 ・そして斉は自分が緑の髪を隠すために被り物をしていると言い、おまえもそうだろうと言った。 ・申人は警戒した自分が恥ずかしくなる(しつこいようだが自覚はしていない)。 第二節:緑陰 (冬芽の往来) (申人視点) ・斉は用事があると言って申人を待たせてどこかへ言ってしまう。 ・群衆に流されて、申人は冬芽の大路で乗樹の行列と遭遇する。 ・群集に押し出されて子供が行列の前に飛び出る。 ・「無礼者」と言って駆け寄る兵士。子供の母親が子供をかばう。その母親を兵士が切る。 ・申人は衝動的に兵士を切り落とした。 ・駆け付けた式根に申人は自分の名前を名乗って歩き始める。 ・群集が乱れて大路へ溢れる中に紛れて申人は呆然と歩く。兵士は追う。 ・斉が現れて申人の目を醒まさせ、路地に逃げ込む。 ・申人は斉を特別に感じ始める。 (久留里屋敷) (式根視点) ・無表情に人を殺す子供申人、から乗樹は父竪樹が一年前に襲った小さい村を思い出す。 ・また父竪樹が恐れる赤い髪の一族の生き残りを思い出し、未知の力を恐れる父を来るっていると嘲る。 ・しかし父と似ていて同じ考え方をすることに気づいている乗樹。自分は父の歩いている道を後から なぞっているのではないかと疑う。そして自分もいつか父のように狂うのではないかと恐れていた。 ・その疑いを取り去るために乗樹は父殺害を決意し、式根に語る。 ・式根はどこまでもついて行くと忠誠を誓うのだった。 (砥ぎ師御蔵の家) (申人視点) ・御蔵は斉の昔なじみらしかった。 ・斉や申人のような精霊が宿されている刀は古い鍛冶師の工法でできているので御蔵は手におえないと言う。 (御蔵視点) ・申人の刀に宿っているのはただの精霊ではない、と御蔵は告げる。 ・どうして恐ろしい刀をこれまで持ち歩けたのかわからない、しかも申人の気配は尋常ではない、 と感じて申人への恐怖を御蔵は隠せない。 (申人視点) ・御蔵の怯えを感じて申人は不快になる。 ・申人はかろうじて強力になる刀への不安を述べ助けを求める。 ・斉が申人の刀を手にして指を刃に当てる。斉の指から血が滲む。 (斉視点) ・申人の刀を床に下ろし、刀について思いを巡らせるが、自分の問題でないと考えてやめる。 ・その時家の外で足音がして斉は申人と共に隣の部屋に隠れた。 (申人視点) ・訪ねて来たのは式根だった。 ・式根は御蔵の兄で、乗樹のために御蔵を連れて行こうとしていた。しかし乗樹を嫌う御蔵は拒む。 ・式根が力ずくで連れて行こうとするのを斉が止めた。 ・「会ったからには生かしておけない」と式根は言う。「仕方ない。道が違っちまったんだ」と斉は言う。 ・斉は乗樹を狙っているようだった。そして二人は対峙する。 ・申人は蝋燭を切り落とし、斉と共に逃れた。 (式根視点) ・後を追って路地へ出るが二人の気配はなかった。 ・式根は申人が斉と行動を共にしていることを知った。 (冬芽郊外の潅木の茂み) (申人視点) ・冬芽から申人と斉は走って逃げ出す。 ・斉の鋼の乗り物、機獣が盗賊に見つかって持ち去られようとしていた。 ・斉は刀を抜いて盗賊の中に突っ込んで行く。 ・月の光に目がくらんだのと斉の身が不安になったのとで申人は我を忘れて、ひたすら盗賊を斬り始める。 ・その刀を斉が受け止めて、再び申人の目を醒まさせた。 ・生き残った盗賊の男は昔盗賊をしていた頃の斉を知っていた。 ・男は斉にまた昔のように盗賊緑蘿として働いてくれ、連れて行ってくれと頼むが、斉は相手にしない。 ・二人を置いてどこかへ行ってしまう。 ・男は人に何故おまえのような子供が斉と一緒にいるのかという。 ・男は申人を恐れて、申人がいつか斉を害するのではないかという恐れを口にする。 ・申人は初めて、自分で自分を御せず、自分で自分がわからないことを恐れる。 (冬芽郊外の潅木の茂み) (申人視点) ・翌朝戻ってきた斉は、申人を連れ男を残して出発する。 ・斉は昔自分が緑蘿という盗賊を指揮していた事、親友燧が乗樹に殺され復讐を誓った事、 刀を治して乗樹を殺しに行く決意を告げる。 ・申人は斉と共に行くと言う。 ・被り物を解いた申人の髪を見て斉は、昔燧にあげた紅玉と同じ色だと言った。 ・これまでの人々と反応が違う斉と、申人はずっと一緒に行きたいと思う。 第三節:黄塵 (蕪木の街の市場) (申人視点) ・人の多さと賑やかさ、そして誰も申人を気に止めないことに申人は驚く。 ・女より華奢な男の吟遊詩人、神楽が斉に声をかける。 ・神楽は次々に言葉を継いで申人を面食らわせる。 ・斉に神楽は、斉が斗來のところにいる間申人を預かると申し出る。斉は少し渋るが結局頼む。 (斗來の店) (斉視点) ・路地の地下にある情報宿の扉に符牒をささやく。 ・斗來があわてて斉を引っ張り込み、カウンター裏の小部屋に隠した。賞金稼ぎの酒呑が来ていると言う。 ・斗來は昔緑蘿の仲間だったが、憲兵隊に捕まったため足が不自由になり、この店の親父に厄介になっていた。 ・斉は砲と火薬と鍛冶氏の情報を頼む。 ・店で酒呑が暴れるので斉は様子を見に行く。 ・酒呑が久留里屋敷の情報を集めていると知り、酒呑が乗樹の暗殺を企んでいると気づく。 (蕪木のはずれの空き地) (申人視点) ・神楽は世界の広さについて語り、自分のこれまでの旅を語る。 ・しかし斉はそれ以上に多くを知っていて多くの修羅場をくぐり、長く旅しているはず、と神楽は言う。 ・そして神楽申人の不安を見透かして、誰にも斉は傷つけられないと言う。 ・神楽は斉への憧れを語る。また吟遊詩人としての自分の意義を語る。 ・申人は自分は自分であるという事を確認する。 第四節:白雨 (御蔵の家の門口) (御蔵視点) ・斉から式根への手紙を持って神楽が御蔵の家に尋ねて来る。 ・もうこの町に戻ってこないと思っていた神楽がやって来た事と、斉が手紙を しかも式根に書いた事に、違和感を感じる御蔵。 ・式根は久留里屋敷にいると言うと神楽はそちらへ向かうという。 ・町にいつかない神楽に御蔵は取り残されたという感覚を甦らせて、ついて行くと言う。 ・危ないかもしれないからだめだと言う神楽に、御蔵はなおさらついて行く事にする。 ・連れて行かないと屋敷には入れないかもしれないと言う御蔵に、しまいに神楽は折れる。 (久留里屋敷) (乗樹視点) ・乗樹は式根を連れて屋敷を出ようとしていた。夕立が来そうな雲行きだった。 ・乗樹は自分をそれとなく守るような式根の立ち姿に不安を感じた。 ・中庭の柱の影に御蔵と神楽を見つける。二人は近づいて来てひざまづいた。 (式根視点) ・神楽が乗樹に膝をついたことに違和感を感じる式根。 ・神楽は酒呑が乗樹を狙っていることを告げ、斉からの手紙を渡した。 ・式根は手紙を神楽に頼んだのが斉だと察する。また暗殺を命じたのが身内だと直感する。 (御蔵視点) ・乗樹を見つめる御蔵。 ・乗樹が式根を強く頼っていて、式根はそんな孤独で不安を隠せない乗樹を放って おけない事を改めて確認し、御蔵は孤独感を募らせる。 ・そして幼馴染が仲良く一緒に暮らしていた日々をもう一度取り戻したいと思う。 ・その時乗樹の肩越しに光るものを見つけて、自分で何をしているかの自覚がないまま御蔵は立ち上がった。 (式根視点) ・乗樹を突き飛ばした御蔵を責めようとした式根の目の前で御蔵の喉に銀色の矢が突き立った。 ・夕立が降り始めて白く世界を染め抜いた。 (神楽の回想) (冬芽の大路) (神楽視点) ・乗樹が逆上して、騎獣の手綱をつかんだ燧に刀を振り下ろす。 ・助けようとして酒場の二回の窓枠から飛び降りかけた斉を後ろから他の人々が引きずり込む。 ・乗樹が何度も燧に刀を振り下ろし、再び窓から乗り出した斉を他の人々が再び止める。 ・駆けつけて来た式根が乗樹を止めようとして乗樹の腕に手をかけ、振り払われる。 ・燧の体が倒れる。 ・神楽は初めて動けなかった自分に気づく。 (冬芽の聖堂) (神楽視点) ・これまで強く頼もしかった式根が打ちのめされているのを見て、神楽は 自分の、吟遊詩人の無力さを思い知る。 ・式根は「泣けない」と言う。そして御蔵に何もしてやらなかったことを後悔する。 ・式根は自分の行動の何が間違って何のせいで御蔵が死んだのか、という可能性に 飲み込まれそうな自分に気づく。 ・自分に言い聞かせるように神楽は式根に「道が違ってしまった」と言う。 ・「たとえいつか敵として会うように決まっているとしても互いを心配せずにいられないし、 誰もがそうせずにいられなかったから道を選んで、その結果どうなっても仕方ない」と神楽は言う。 ・式根は神楽に御蔵のために祈ってくれと頼み、乗樹からもらい御蔵に与えた紅玉を 形見として斉に届けてくれと言う。 ・神楽は受け取って去った。 (育った街角)(燧の家) (神楽視点) ・神楽は御蔵の家が焼かれてもうない事を知る。 ・そしてたった一瞬で世界が変わることがありえるのだと確認し、燧の死を思い出す。 ・御蔵の死が燧の姉穂掛にショックを与えたか不安になり、訪ねる事にする。 ・穂掛の母は神楽の来訪をいやがるが、穂掛は微笑んで迎える。 ・穂掛は燧の死のショックで話せず歩けなくなっていた。 ・神楽は御蔵の死が穂掛に知らされていないことに安堵する。 ・穂掛は斉にと、以前斉が燧にあげた紅玉を神楽に託す。 ・神楽は町を去る。 (神楽回想) (燧の部屋) (神楽視点) ・斉が燧に頼まれて持って来たらしい本を燧が読んで神楽に解説する。 ・赤い髪の一族の神官が書き残した本で、赤い髪の一族が大地に潜む力を神殿を作って祭ったり、 兵器として利用していたらしいことが書いてある。 ・神楽は燧の知識量に感心するが、燧はもし歩けたら斉のようになりたかったという。 ・しかし斉の背景には創造できないほどの修羅場があるだろうから、それはおこがましいと燧はいう。 第五節:黒樫 (桐葉の竪樹の屋敷) (竪樹視点) ・桐葉の屋敷で乗樹と会う竪樹。 ・竪樹は乗樹の叛意も、竪樹のために申人を捕える意志がない事も見透かしている。 ・しかしだからこそ竪樹は乗樹を嫡男にした。 (乗樹視点) ・西の沼沢地にある赤い髪の一族の古代遺跡の話を竪樹は始めて、遺跡を操れば世界が手にはいるという。 ・十日後に古代兵器が自分の物になると竪樹はいう。おまえも一緒に来いと言った。 ・世界を手に入れられる兵器の、その強大な力を思って乗樹は身内が震える。 ・話を聞きながら自分と父が似ていることを確かめて改めて乗樹は殺意を深める。 ・竪樹は以前与えた紅玉が必要だから持って来いと言う。 ・乗樹はまずいと思うが表には出さず承知した。 (謁見室前の廊下) (式根視点) ・竪樹が乗樹の叛意に気づいていることを察しつつ、不安を抱きながら扉の外で式根は乗樹を待つ。 ・竪樹の随人烈が忍び寄って式根を驚かせ、乗樹に叛意があることを指摘する。 ・そして「もし変な気を起こしたら竪樹様のために乗樹を殺す」と言う。 ・以前から随人としての式根に憧れていた烈は、斉を見逃していることで式根を責める。 ・何も答えない式根に烈は苛立ち、「斉と赤い髪の子供を竪樹のために殺す」と宣言する。 ・式根は放任し、烈は腹を立てて去る。 (桐葉の屋敷の随人の控え室) (尚志視点) ・随人の控え室で本を読んでいた尚志のもとに列が飛びこんでくる。 ・式根が斉と赤い髪の子供をかばうことについて、竪樹の命令に従わないことについて烈は怒りをぶつける。 ・尚志は乗樹が叛意を持ったところで竪樹に危害を加えられる機会はほとんどない、となだめる。 ・そして尚志は一途に竪樹の名誉と安全だけを思いつめる烈を哀れだと思う。 ・しかし他にも烈は斉を憎む理由があった。燧が死んだのは斉のせいだと思っていた。 ・また憧れを打ち砕いた式根をも恨んでいた。 ・尚志は烈に斉を殺しに行けと言う。 ・烈は出発した。 (桐葉の屋敷の謁見室) (竪樹視点) ・乗樹が去った後部屋に残る竪樹のもとに長男揺樹が現れる。 ・乗樹暗殺に失敗した事をあざ笑うように竪樹は「気がすんだか」と言い、揺樹に、 乗樹に仕えるか他国へ渡るか選べと言う。 ・竪樹は器の小さい揺樹に坪家の将来はまかせられないと思っていた。 (揺樹視点) ・燧の言ったとおりになったと揺樹は思う。 ・しかし坪家を継ぐという目的のために生きてそれが果たされなかった今、 揺樹は絶望していた。「他国へまいりましょう」 ・これまでの生は何だったのかと揺樹は思う。 ・竪樹は二度ともどるなと言い置いて揺樹を残して部屋を出た。 第六節:銀兎 (荒野) (斉視点→申人) ・鍛冶氏がいるらしい岩石地帯に向かう斉と申人。場所は斗來の店の親父が、 ・本当は信用に傷がつくことなのだがこっそり教えてくれた。 ・斉が操縦する機獣の後ろから申人が砲で待ち伏せを粉砕する。 ・しかし何度も繰り返される拙い待ち伏せに斉は違和感を感じていた。裏に企みがありそうだと。 ・斉は申人に警告する。 ・周りにもう待ち伏せがない事を申人が確かめると斉は速度を上げる。 ・方向を変えてまず岩山の麓に入り、監視がいるとしたらその目を避けて岩山伝いに進む事にする。 ・申人が初めて笑ったが、申人も斉も気づかなかった。 (岩石地帯の中腹にある鍛冶氏の小屋) (申人視点) ・夕暮れ。鍛冶氏の小屋の前。 ・斉が覗くと目が合った少女が逃げ、老人が現れた。 ・「何故ここを知ったのか、何故来たのか」と老人は責め、斉は斗來の名は出さずに刀の相談をする。 ・老人は斉に被り物を取らせ緑蘿であることを看破して、申人には水を汲みに行かせる。 (斉視点) ・老人は斉の刀の不調の原因は申人の刀である事、申人とその刀は昔古代に魔物を封じるのに 用いられた物にちがいなく、自分にはどうにもならないことを告げる。 ・同時に中途半端に手を出すべきでないと言う。 ・申人は生贄の子供で、魔物と刀と申人の魂魄は三つ巴に入れ替えられて封じられていると言う。 ・思いのほか問題が大きいことに考え込む斉。しかし遠い問題で実感もない。 ・治らないならそれでいい。申人と一緒にいくと言って、斉は水を汲んで戻ってきた申人に刀を渡して促す。 ・老人は一番泊まって行けと言って止める。 (鍛冶氏の小屋の中庭) (斉視点) ・真夜中。老人に与えられた藁の寝床から、斉は一人起き上がって中庭に出た。 ・中庭で斉は井戸の水を汲む。飛来した銀色の矢。斉はよける。 ・酒呑が斉に襲いかかる。援護するように飛来する矢と刀の不調のせいで斉は苦戦、傷を負うが酒呑を倒す。 ・銀色の矢を射ていた背高が屋根から中庭に降り立つ。それは揺樹だった。 ・揺樹は実は酒呑に狙わせたのは式根であり、交換条件に斉を襲うことを呑んだと語る。 ・斉は容赦なく揺樹を斬った。 ・しかし揺樹が最後に迷った事を察して精神的に揺らぐ。 ・いつのまにか見ていた申人に、斉は「おまえはもし俺を殺したくなっても迷うな」と言う。 (申人視点) ・申人は、常に前に進もうとする斉を留めようとするなら、たとえそれが斉自身でも殺そうと思う。 ・同時に自分は何か間違っているだろうかと思う。 (斉回想) (燧の部屋) (斉視点) ・燧がまた本を頼む。以前持ってきてもらった本を読んで、力あるものと神と魔物が 同一のものだという話を思い出して、祭りと封印の関係について書いた本を欲しがる。 ・そして燧は斉に、歩けるんだからもっとましな人間になってくれと言う。 ・また自分が死ぬ時は自分の意志で死ぬのだから止めるなと言う。役に立つわけではなく 死にもしないでただ生きるだけの生き物になるくらいなら、誰かに殺されて死ぬかもしれないと言う。 ・斉は腹を立てて約束はしない。忘れると言うと燧は頼むから忘れるなと言った。 (鍛冶氏の小屋の納屋) (斉視点) ・揺樹を殺した事と、燧の死の記憶で斉の気力は沈んでいた。 ・過去の記憶や後悔にとらわれて停滞する斉を申人はとがめるように見つめた。 ・老人が寝床にやってきて斉の刀を改め、弱るばかりだと言う。老人は夜の斉の戦いを見ていた。 ・老人が、時間稼ぎくらいにしかならないが、刀の精霊をなだめるくらいならしてやってもいいという。 ・斉は自分が前を見ていなかったことに気づき、笑った。 (柵冶視点) ・老人は鍛冶氏としての自分の立場に疑問を持ち、申人と斉を疑わないでみる事にする。 ・そして申人とその刀については、西の沼沢地にある藜神殿に行くといいかもしれないと示唆する。 ・精霊と語れる少女飛鳥を貸し与えると言い、初めて柵冶と名乗った。 第七節:赤鴉 (西の沼沢地を臨む丘) (申人視点) ・西の沼沢地は濃い靄に沈んでいた。 ・ある白羽の警告を申人は思い出す。「西の沼沢地に行くな」 ・竪樹が調査している神殿なので、斉は申人をおいて藜神殿に一人で行くと言う。 ・申人は白羽の忠告があるので不安をかき立てられる。 ・白羽が身の守りだと言っていた紅玉を斉に預ける。 ・かならず帰る、約束だ、と斉は言う。 (西の沼沢地) (斉視点) ・濃い靄に押し包まれた沼沢地を、斉は機獣の背に乗って進んだ。 ・まとわりつく靄と泥、その重苦しい空気は気味が悪い。人を狂わせるようだ。 (藜神殿) (斉視点) ・神殿に辿りつくと先に神楽が来て寒さに弱りながら斉を待っていた。 ・斗來に足取りを調べてもらって先回りしたと言う。 ・斉は弱った神楽を神殿の奥に運ぶ。 ・神楽は弱音を吐き、ずっと斉がうらやましかったのだという。 ・神楽は御蔵の形見と穂掛にたくされた物を斉に渡し、御蔵の死を告げた。 ・斉は自分たちの思惑が何一つそのままに運ばないことを感じる。 ・斉はその二つの紅玉を確かめて神楽に返した。 (西の沼沢地を臨む丘の上) (飛鳥視点) ・斉が去った方向を見つめて動かない申人に、飛鳥は恐ろしい気配を感じる。 ・沼沢地へ向かうたいまつの列を見つける。 (西の沼沢地) (式根視点) ・藜神殿に向かう坪家の隊列。 ・乗樹に貰った紅玉を神楽に渡してしまった事を気に病む式根。 ・乗樹は、はぐらかして駄目なら殺すと言い、側を離れるなと言って、式根はうなずく。 (藜神殿の広間) (乗樹視点) ・神楽と斉のいる神殿の奥の間の入り口に竪樹、乗樹、式根らは辿りついた。 ・竪樹は壁の古代文字を示す。 ・巨大な力が赤い石を集めると解放され、「白羽」と唱えると封じられる、とかいてあるらしい。 ・悦に入る竪樹を醒めた目で乗樹は見つめた。 ・乗樹は殺意を固める。 ・三人は奥の間へ入った。 (西の沼沢地を臨む丘) (烈視点) ・丘の上の申人を発見し、対峙する。 ・烈の「斉も殺す」という言葉に申人は逆上する。 ・思いがけない申人の凄みに烈はたじろぐ。 (飛鳥視点) ・雰囲気の変わった申人に飛鳥は恐怖を募らせる。 ・何か恐ろしいものがやって来るという予感が飛鳥を打ちのめした。 ・藜神殿から赤い光があがり、飛鳥は気を失う。 (申人視点) ・申人は完全に我を忘れる。 ・気を失った飛鳥と斬り倒された烈を気にも止めず申人は歩き始める。 (藜神殿奥の間) (斉視点) ・坪家の軍に気づき斉は神楽と樹獣を隠す。 ・竪樹が足を踏み入れた途端、赤い石の封印が解かれ、祭壇の下から魔物(兵器)が目覚めた。 ・魔物は赤いレーザーのような光線を飛ばし始める。 ・坪家の兵士たちの悲鳴が響き始めた。 (式根視点) ・祭壇の下から兵器が起きあがり神殿が崩れ、式根は乗樹をかばって物陰に隠れる。 ・『白羽』と叫ぶが兵器は封じられず、式根は足を折る。 (鍛冶氏の小屋) (柵冶視点) ・封印が解ければ三つ巴に入れ替えて封じられた魂魄は本来の場所を求めて三つの実体の間を巡るだろう。 ・魂魄は再び落ち着くのか。落ち着くとすればどう落ち着くのか。申人は申人でいられるのか。 ・斉を止めなかった自分を責め、後悔し、疑いつつ、希望をもつ。 (藜神殿外) (尚志視点) ・昨日までの穏やかな世界と今の惨憺たる状況をまったくの別物として考えようとする。 ・そのせいで案外冷静に天変地異として尚志は周りを眺めた。 ・そして炎と閃光の中に申人を見つけ、無謀と知りつつ鬼神のような申人に立ち向かって斬られる。 (藜神殿周辺) (申人視点) ・我を忘れた申人の中で破壊衝動が渦巻く。 ・申人には魔物としての情景、刀としての感触、申人としての衝動が感じられている。 ・『白羽』という声が聞こえるが気に止めない。 ・しかし何かを忘れている不安感と『ざい』という言葉がかろうじて残っている。 (藜神殿奥の間) (斉視点) ・『ざい』と呼ばれて柵冶の魔物封印の話を斉は思い出す。 ・今猛威を振るっているのが魔物で申人だと気づく。 ・物陰から出て魔物の下に立ち、魔物に向かって申人に呼びかける。 ・『ざい』という言葉により魔物の実体は崩れて大地に戻った。 ・大地から斉は残った鍔を拾い上げた。 終節 (藜神殿外) (式根視点) ……乗樹は坪家党首として歩き始め、式根は疎外感を味わう。 ・夜が明けた神殿跡。 ・傷を負って倒れた竪樹に変わって号令をとり始めた乗樹。 ・足を折って動けない式根は取り残されたように思う。 (藜神殿付近) (神楽回想) ・何故申人と行くのか尋ねると、斉は自分が立ち止まった時申人なら俺を殺すからという。 (近くの丘) (神楽視点) ・結局憧れの斉と共に行けず、斉にもなれない自分を、神楽は受け止めて 吟遊詩人として一人行こうと決める。 (神楽の詩) (草原の只中) (申人視点) ・目を醒まして全身の感覚に不快感を覚え、斉を思い出して不安になる。 ・申人を探し出した飛鳥は怖がって何もできなかったことを謝る。 ・斉が現れ、泣いていた事を指摘される申人。価値を自分の中で意味付ける。 ・斉は鍔を渡して「行こう」と言い、申人も「行こう」と言って微笑んだ。 終わりです。 -------------------------------------------------------------------------------- プロット感想 No.0788 投稿日 2001年3月23日(金)22時08分 投稿者 はせがわみやび  やっぱり、最低限のキャラ設定と世界設定は欲しかった……(^^; 1.このお話でお勧めなところはどこ?  まず、このお話のセールスポイント(売り)はなにか、ですね。  他の小説と比べて、ここがお勧め、食べどころ、美味しいと思ってもらえるはずだって思っているところはどこでしょう。  とても良くある話に見えてしまうので、ぜひ聞かせて欲しいです。 2.タイトル  このタイトルはNGだなあ。  自分で、書店でこのタイトルの本を見かけて、手に取りたくなる?  なんでカタカナを使うの? 読みにくさをおぎなうだけのインパクトがあるかなあ。それに、タイトルからどんなお話かさっぱりわからない。 3.メッセージ  う……。みんなこういう話って好きだね。  ようするに、「人形が人間になる話」かな。ほら、ひとことになった。 4.舞台  ざっと頭のほうを見たけど、現代日本でできそうな気もする。 5.ストーリープロット  細かいところは、ものすごくたくさんあるんだけど、プロットを書きなれていないっていうことも考慮しました(例:申人視点なのに、「他人に髪を見せてはいけない」と言うとか。言われる、だよね。居場所を隠した白羽は、っていうのも、居場所を教えない白羽は、でしょう。そもそも白羽は隠したってことも白状してないはずだから) 序章 (山間の小さな村) ※刀の封印はなぜ、どうやって解けた? 刀が重要な小道具ならば、どういったきっかけで封印が解かれるのかって重要では? ※申人は白羽のことをどう思っていたのか? 申人の感情はこのときはまだあったのか?  1.白羽を殺されて感情がなくなったのか   2.もともと申人は感情のない子どもだったのか?   1ならば、失われた感情を取り戻す話、だし、2ならば、ロボットが人間になる話だ。  両者は別ものだよね。  しかし、1ならば申人が白羽をどう思っていたのかを示すエピソードが最初に必要だし、2ならば、「主人を殺されたために単に行動指針を失ったロボット」なので、実はこのあとのエピソードでおかしなところがいっぱいある。 第一節:青嵐 (荒野の小さな村) ※なぜ白羽がいないと申人は価値観も判断もなくなるのか? 子どもだって、子どもなりの価値観や判断基準はある。失ったということなのか? このあたり、あいまい。 ※なぜ泥棒を切り捨てるのか? 襲われたからか? それとも申人はバーサーカーなのか? 逃げている泥棒をほうっておくという選択肢がないのはなぜか?(このあたり、キャラのインパクトを強めるためだけに人を殺しているようで、不可解)  ※なぜ泥棒を殺すと責められるのか? 泥棒が死罪でいけないわけは? 過剰な対応だってこと? でも、貧しい世界ならば、盗みは死罪だろう(だって、生かしておくだけの食い扶持がないっていうのが貧しい世界をあらわすエピソードだよ?) 犯罪者を生かしておくっていうのは、ある程度余裕のある社会だよね。だったら、冒頭の「荒れた世界」って世界設定はいらないのでは? ※責められた申人がどうしていいかわからないから責めた相手を切るっていうのは、論理が飛躍していないか? そもそも不快っていうのだって、感情では? では、快不快の感情だけはあるのか? (荒野の路上) ※紅玉は大事なものではないのか? 簡単に落としていいのか? 斉に拾わせるためだけに落とすっていうエピソードをつくっていないか? ※賞金稼ぎに狙われている斉が、落し物をわざわざ手渡しで届けるなんて、そんなにあけっぴろげな性格でいいのか? ※やはりここでも斉の刀に対する言及がない。重要ではないのか? ※毒はどーなったのか書いていない。自然に抜けたのか? それとも斉には、毒に耐性があったのか? 申人が毒消しを与えたのか? ※申人は斉のどこに親近感を感じたのか? 容姿か、性格か、言動か? (荒野の中の潅木の茂みの間) ・申人は斉の刀を眺め、刀が弱っている事を知る。 ・斉は刀を治すために冬芽の砥ぎ師のところにいくつもりだという。 ・賞金稼ぎに追われているので弱っていても刀を使わないわけにいかないと言う。 ※意味不明の文が続く。斉の刀は特殊な刀ということか? しかし、賞金稼ぎを切ったときも特殊な刀だとは書いていない。 ※「・申人は斉を死なせたくないと思う。」──なぜ? ※申人の刀に対する言及がやはり前にない。 ※冬芽を目指す理由は? 冬芽って、どんなところ? そもそも、どうなったっていいって言っていた申人が、そんなにはっきりとした行動の指針を打ち出していいのか? (荒野) ※申人が斉に親近感を募らせる理由があいまい。なぜ、「言葉や物を死んだ人を思い出すよすがにしている」と親近感をもつのか。前にそれを示唆するエピソードはない。 ※細かい話だけど、白羽、申人、斉、冬芽ときて、「マークされる」はないだろう。それとも、ひょっとしてコメディなのか? ※斉がかぶりものをしているというエピソードはない。それが重要なことならば、エピソードで伝えておくべき(髪を見せるなと言われたからかぶりものをしてはず、という保証はない。だって、なにもかもどうでもよくなったって言ってるんだよ? それなのに、わざわざかぶりものをしようって気になるはずがない)  ……あう、第一節で気力が尽きた……。ごめん、ここまで。 -------------------------------------------------------------------------------- >紺野さん No.0789 投稿日 2001年3月23日(金)22時17分 投稿者 新木 伸 >プロットのほう  おお、上がってる上がってる。  ところでこれだけ、何時間ぐらいで書きました?  ざっと眺める。  魔物の少年が人間の心を得る話か?  そうそう。  言い忘れてたけど、予備知識のない人に話を理解させるには、プロットだけでは不十分。  そのほかに「あらすじ」も必要です。  あと話の説明に最低限必要になる若干の「設定」もね。  「あらすじ」「最低限の設定」「プロット」  これだけあれば、だいたい話が通じるようになります。  あとあるといいのが、「登場人物一覧表」「各章ごとのストーリーライン概略」(後述)  まず「最低限の設定」。  ぼくの「星くず6」のほうにも、メモリィが何物なのかとか、異星生物学ってなにか(あ、プロットのほうじゃ異星考古学ってなってたか)とか、そういう設定も書いてあったでしょ。  このへん、ぼくのを参考にして書いてみてください。  とりあえず「あらすじ」と「設定」が欲しいなぁ。  「設定」っていったって、山ほどの設定なんていらんよ。話を説明するのに、最低限知らせないとならないものだけね。  あと、「各章ごとのストーリーライン概略」  全部で何章構成になるのかな。7〜8章ぐらいか。  各章ごとのストーリーラインの概略。その章での狙いとか見せ場なんてのを書くのもあり。  なんかサンプルあるかと思って、HDDから引っぱり出してくる。  1巻のときのだけど、こんな感じか。  「放浪惑星」とか「労働組合」とか、いろいろと専門用語が飛び出してくるけど、それは「設定」やら「あらすじ」を読めばわかるものなので、ここでは気にしないように。  ↓ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○基本的な展開  プロローグ   ・《ヒーロー》を求め、星の海に旅立つラセリア。  1章 暴走宇宙船   ・暴走宇宙船との遭遇。宇宙に放りだされた女社員たちの危機。   ・ジークの活躍で助け出される女たち。   ・暴走宇宙船の救助に向かうジーク。ラセリアを救出するジーク。    ※キャラの紹介。    ※ジークと女社員たちとの信頼関係。  2章 巫女姫ラセリア   ・故郷の星を救ってくれと、ジークに懇願してくるラセリア。   ・ラセリアに連れられて、放浪惑星を訪れるジーク。    ※物語の構図の提示。放浪惑星に迫っている危機。    ※放浪惑星のスケールの大きさ。宇宙の神秘。  3章 放浪惑星   ・ラセリアを取り巻く人物たち。複雑な勢力関係を知るジーク。   ・放浪惑星を歩きまわり、独自の文化についての見聞を広めるジークたち。    ※陰謀渦巻く政界。    ※独自の文化を築いている放浪惑星。ひとつの世界としての描写。  4章 海賊来襲   ・宇宙海賊との艦隊戦。撃退に成功するジークたち。   ・放浪惑星に降り立つ《ダーク・ヒーロー》。    ※大迫力の宇宙戦闘。  5章 リコール   ・次の戦いのための準備をするジークたち。   ・仕組まれた罠。ラセリアの制御を離れ、暴走する放浪惑星。   ・国民の信頼をラセリアから奪い取るカサンドラ。    ※悪役の華麗な逆転劇。  6章 地下組織《労働組合》   ・社長を解雇され、平民になってしまったラセリア。   ・労働組合との接触。共闘体制が成立する。   ・決戦前夜、ラセリアを守ってやりたいと痛切に思うジーク。    ※苦境で輝く、ラセリアの姫としての資質。    ※《ヒーロー》の秘密。    ※ジークの決意の強さ。  7章 武装蜂起   ・宮殿に攻撃を仕掛ける《労働組合》とジークたち。激しい戦闘。   ・《ダーク・ヒーロー》と対決するジーク。あっさり倒されてしまう。   ・死線をさまようジーク。《ヒロニウム》の力を得て復活。    ※迫力の地上戦闘。    ※《ダーク・ヒーロー》の強さ。クールな悪の魅力。  8章 炎の海の死闘   ・ラセリアを連れ、放浪惑星の内部に向かう《ダーク・ヒーロー》。   ・追いつくジーク。宇宙船同士の一騎打ち。   ・単身、敵船に乗り込んでの直接対決。   ・《ダーク・ヒーロー》を倒すジーク。    ※ジークと《ダーク・ヒーロー》の、一騎打ち。  エピローグ   ・ラセリアに別れを告げ、放浪惑星をあとにするジーク。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− >小説のほう  小説のほう。受け取りました。  すいませんが、5行目あたりでリタイアです。  っていうか、はじめの詩のようなもののところで、もうすでにメゲていました。  まあそこは飛ばして、とりあえず本文。  でも5行が限界。  5行目っていうのは、本文はじまってからのところ。いちばん最初の台詞が出てくるあたり。視点キャラである主人公がどこで何をしていて、まわりのなにをどういうふうに感じていて、それについてどう思っているのか、まるっきり状況が掴めないので、わかりません。  わからんもんは、つまらんです。  読者おいてきぼりです。  おいてきぼりにされた読者のわたしとしては、ぽいと原稿投げ捨てるしかないわけです。  以上。感想。  総論。  内容以前の問題。  掲示板などでの書きこみを見ていて、読む前に思っていた通りのものでした。悪い意味で。  読者がいま何を読んで、何を理解しているのか、何に興味を向けているのか、まるで意識していないために、読者をおいてけぼりにして作者の好き勝手なことを書いてます。いわゆる「ひとりよがり」な状態です。  対策。  紺野さんの場合は、とにかく文章をたくさん書く必要があります。  そうだなぁ。あと30MBから50MBぐらい。年間10MBで最低3年か。  現在のレベルから使い物になるレベルにもってゆくには、そのぐらいやらんとだめです。  ちなみに厚めの文庫本一冊で、およそ300KB。文庫本1ページ=1KB。  この「よみかく分室」が始まってからの全員の総書きこみバイト数が、およそ1.75MBほど。そのうちでわし個人の書きこみ、586KB。  このあたりのデータから、どれだけ文章修行が足りてないか見当つけるように。  文章は小説に限らず……いや、小説でないほうがむしろ役に立つはず。ネットの雑文でいいです。だべっている内容の、たわいないやりとりでいいです。  紺野さんって、いままで人と文章で会話とか、してこなかったんじゃないですか? ひとりで小説ばっかり書いてたって、だめですよ。文章力ってのは、人に読んでもらわないと発生しないものなんです。  もうなんでもいいから、とにかく人と文章でコミュニケーションすることの場数を踏むように。ネット上での議論とか、そりゃもう役に立ちますよ。コミュニケーション能力を磨くには。  もうここで、いくらかはやってますよね。  自分の言いたいことが伝わらない。どう伝わっていないのか? どう誤解されてしまったのか? どうすれば伝わるのか?  ということで、紺野さんはここに居着くように。  まあ、それはそれとして、内容ではなく、小説の作法上でおかしいところがいくつか。  段落のはじめは、空白ひとマス空けましょう。一字下げね。  あと57文字目でかならず改行が入ってるんですが、これはなぜ?  普通、余計な改行は入れません。段落の終わりにひとつ入るだけ。 >キャラのこととか  あらら。またわしの勘違い。  ホログラフィって、本当の意味でのホログラフィだったのね。  つまり立体映像。純粋な意味において、映像情報のみ。  紺野さんの書いてくれたキャラの観察プロセスを読んで、それがわかった。  ここでひとつ質問。  この頭の中にいるキャラに、言葉で質問することってできないの?  たとえば経歴とか、本人の価値観についてとか。  ホログラムのキャラが置かれているシーンのシチュエーションって、ある程度コントロール可能だよね?  たとえば「夕焼けの運河の岸で、行き交う船を見つめているシーン」とか、そういうふうにシチュエーションは決めてゆけると思うんだけど、その一環として、本人が質問されてるシチュエーションとかって、出せるもんかな?  またそのキャラの心の中に立ち入ってゆくことって、できないもの?  たとえば、女の子のキャラだったとする。  そのキャラの目の前で、どこからか走ってきた小さな子供が、すてんと転んだとする。そして泣き始める。  そういう場面があったとして、そのとき、その女の子の心の中でどんな動きがあったかとか……そういうことは、観察できるのかな?  「うるせぇなぁ」と思っているのか、「かわいそう」と思っているのか……。  そういうことも、表情とか行動とか、そういう外面からのことを通じてしか観察できないの? -------------------------------------------------------------------------------- 補足 No.0790 投稿日 2001年3月23日(金)22時17分 投稿者 はせがわみやび  キャラクターと、小道具や舞台(世界)やストーリーも同じなんだけどなあ。   >> その超立体のキャラクター、好きなように回転させて、どの側面からでも眺めることができますよね。もう自由自在。 >> そのときに、たとえば3面だけを使って、そのキャラをより特徴的にとらえる角度を考える……とかいう命題が与えられたときに、ベストの3面っておのずと決まるじゃないですか。  みんな、超立体の小道具(申人や斉の刀とか紅玉)や、超立体の舞台(荒れた世界)を作っているはずなの。  だから、その小道具(や舞台)をより特徴的にとらえる角度を考える……とかいう命題が与えられたときに、ベストの3面っておのずと決まるっていう考え方があるわけ。  これは、ストーリーにも言えて、目の前に超立体のストーリーっていうのがあるわけだ。で、そのストーリーの美しさ(でも、破天荒さても、複雑さでもいい。とにかく自分の考えるそのストーリーの良さ、売り)を伝えるためのベストの3面ってのが、あるって考える。  それを考えるのが、プロットの役割なんだってば。  うるうるうる。 -------------------------------------------------------------------------------- 志郎さん、いらっしゃい No.0791 投稿日 2001年3月24日(土)03時10分 投稿者 新木 伸  志郎さん、いらっしゃい。  とりあえず最初は未採点のままだと落ち着かないでしょうから……。  辛目にいきます。辛目に。 ・志郎1  ボツ。  前半と後半で、がちゃがちゃ。繋がってないのでボツ。  コップにコインを入れるゲームの変化系なんでしょう。でもこのゲーム、後半のシンデレラと王子のやりとりに、まったく繋がっていません。  この構図だと、他のどんな種類のゲームでもいい。またゲームである必要もない。シンデレラがなにかを貰えるという構図があり、それを辞退するシンデレラがいればいい。  また細かいことですが、いくらなんでもチャレンジした全員が欲深お馬鹿さんってのは不自然かと。ひとりぐらいは適当なところでやめとく人だっているでしょう。欲深で失敗させるなら、リアリティがあるのは、せめて最初の2〜3人ぐらいまでかな。 ・志郎2  ボツ。  構図が変です。  王子と踊ることは、最高の栄誉であるはず。その上、さらに褒美が出るというのが変。誰も踊りたくないようなブサイクな王子で、踊ると褒美が出るというのならともかくとして。  またこれも同じことになりますが、踊ったあとでお礼を持ち出す王子も変。  踊ってもらえたことに礼を述べるのはシンデレラのほうであって、王子がお礼を出してくるのは逆でしょう。  ……ってことで、2個とも、内容以前の問題。  構図に不自然さがあるのでボツ。 P.S.  ところでいま現在、稼働している「採点代行者」って何人だっけ?  矢神さんひとり?  そろそろシンデレラコンセプトも、締め切り作るなりなんなりして、次とか別のお題に移行したほうがいいかしらん。 -------------------------------------------------------------------------------- 忙しいなら、此処すら見えるな(爆)。 No.0792 投稿日 2001年3月24日(土)03時35分 投稿者 いか ネットの時間も割いているつもりなのですが、 最近、時間が上手く回らなくて時間がありません。 このままいくと、完成はしても半端になりそうなので、 半分まで書いた長編を諦め、短編に移行することに決めました。 つーか、半分で200枚超えているのは駄目すぎ。煮詰めないと。 そんな訳で短編を書き始めています。 プロット泣くほど細かく決めました<此処を見習って ま、短編だししょうがない……ぶつぶつぶつ。 キャラクタ制作方法。 私の場合、物語を考える上で「人物」を二の次―― つまり、登場人物なんて駒でしかない(舞台装置の一つ)と考えているので、 あえてキャラクタ設定を特別に考えたことがありません。 必要なのは、「役割」「行動」「立ち位置」だと。 性格も体格もその歴史も、設定と物語の上で成り立たせます。 キャラ表に書いてあるコメントは三行程度でしかありません。 その中で書いている物は、主に「行動」。 「性格」はさほど重用ししていません。「行動」から読めるので。 たぶん、他人に人物表を見せないからこうなるのだと思います。 こう考えているせいか、今一、キャラを「立たせる」の意味が分かりません。 矛盾が起きずに、物語を紡ぐ上で最適な道を選べばよいと。 そうすれば、「キャラクタの存在価値」が見いだされ、 キャラが立つということにはならないのでしょうか。 ↑ と云う部分まで書いてふと思う。 「それが『シンデレラ迷宮』の必要性なんじゃねーか」 だから、一度もOKがもらえないのでしょう。 ちょっと、頭冷やしてきます。 -------------------------------------------------------------------------------- 贈る言葉 No.0793 投稿日 2001年3月24日(土)09時14分 投稿者 弟切 千隼 先日、新聞紙上で心に残る言葉を見つけました。ここに参加している皆さんにとっても役に立つ言葉だと思いますので、紹介します。 これは、かつてNHKで『紅白歌合戦』の司会などを務めた名アナウンサー山川静夫さんが、後輩アナウンサーの上田早苗さんに贈った言葉だそうです。 「上田さん、君は『伝えて』いる、が、『伝わって』いるか」 アナウンサーは「しゃべる」、作家は「書く」という違いはあるものの、言葉でもって相手に伝えるプロという点では共通するのですね。さすがです。 -------------------------------------------------------------------------------- まとめてみます。 No.0794 投稿日 2001年3月24日(土)10時19分 投稿者 魚住雅則 最近の書き込みが熱いので僕も参加。久しぶりに考えをまとめてみます。 誰宛という訳でもないですが、意見、反論あると嬉しいです。更に色々考えられるから。 ここでやっていることって、「無意識に出来るならやる必要のないことで、出来ないなら習得しとかないと話しにならない」じゃないですかね。(こういう書き込み前にもあったかも) まず、課題自体はそれほど特殊なことじゃないですよね。 練習の仕方は変わっているとしても、習得するべき技術っていうのは「ストーリーを人に読ませる」上で、凄く基本的なこと。最低限度なこと。既に出来てる、とか無意識下でも出来るというなら問題ないけれど。 ぶっちゃけた話、「物語」をきちんと作れる人ならここの課題は「出来ない訳がない」。最初に戸惑うことはあっても意図が読めればすぐ出来るようになる。 「英語を話せるようになりたい」と考えた人がまず文法(単語に相当するものは「エピソード」になるかな)を習うのと同じ。 物語にも文法がある(この言い方某有名人のパクリです)。「ユーモアセンスに溢れ楽しい話題」が出来ても「知識に溢れてためになる話」が出来ても、「英語の文法=物語を構成する文法」を知らないとどうにもならんでしょう。 ここでやっているのは「文法の教え方の内の一つ」であって、「教え方が合わない」人がいるのは当然だけど、「文法なんか知らんでもアメリカ行って金髪美人と直に喋ればすぐ覚えるよ=今やってる技術が出来なくても問題ない」というのは違います。楽しそうだけど、喋れるようになるまでは、そっちの方が時間かかります。喋れないまま終わるかも。 プロット立てないでも書ける人っていうのは「元々アメリカで育ったか無意識の内に英語教育受けてた」んじゃないかな。つまり今までの人生で培われたか、元々物語の構造を把握、再生産する能力が高い。いいなあ。うらやましいなあ。畜生。 そして「個性」とか「感性」とかそういうものが、その後に来る。 たとえば今やっているシンデレラの課題第一段階。 意味は「コンセプトを正確に表現する」と「アイデア出し」の二つですよね。 「無欲」っていうのはシンデレラのキャラ。性格。個性。 それを最大限読者に伝えるエピソードを延々考えます。うーん、優しい無欲か、それともささいなことで満足な無欲か、どういう構図でどういうエピソード、小物(これは趣味の問題でもあるかな)を使えば「自分の頭にある(無欲という魅力を持つ)魅力的なシンデレラ」を読者に正確に最大効率で伝えられるのか? その練習。(それが更にストーリーの前後から浮いてしまわないように調節するのも練習) 感覚的な部分っていうのはそもそも「無欲」なのか「優しい」のか「強気だけど寂しがりや」なのか、そういう部分のことであって、伝える方法っていうのはやっぱり技術。訓練でどうにでもなる話。 「凄く面白い主人公」が頭の中にいるのなら、彼(彼女)を物語の中で、どういう風な状況、筋道に追いやれば一番輝くのか、それをプロットの段階で考える。 「凄く面白いストーリー」があるのなら、そのストーリーを最も活かせるキャラクターはどういう奴だろうか考える。 そういうことではないか、と思います。はい。 >関係ない話 S字クランクあったんですね。ショック。 教習所のおじさん、生意気言ってごめんなさい。世の中は広いです。 -------------------------------------------------------------------------------- アドレスを No.0795 投稿日 2001年3月24日(土)12時26分 投稿者 魚住雅則 間違えていました。色々不便になるかと思ってアドレス入手したんですが、アドレスってタダなんですね。知らんかった……。 前の書き込みですが、特に前半は繰り返し言われてることを再確認しただけですね。失礼しました。 -------------------------------------------------------------------------------- 俺屍がオモシロイ。おかげでプロットが進みやしない。 No.0796 投稿日 2001年3月24日(土)15時28分 投稿者 唯野教授 >新木さん >それがキャラを立てるためのエピソードの選択ってもの ということは、No.779の私の解釈はダメダメなのでしょーか。 >紺野さん すみません、第一節の最初の形式大段落が終わったところで力尽きました。その部分までのツッコミはメールで送りますか? この掲示板に書きますか? -------------------------------------------------------------------------------- すいませんが No.0797 投稿日 2001年3月24日(土)15時38分 投稿者 卯月 修羅 NO754で初カキコミしたんですけどなんか紺野タツキさんについての論争の影で忘れられているようなので。なんか自分の出したヤツが採点されないのは結構悲しいです。という事でよろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- ういっす No.0798 投稿日 2001年3月24日(土)15時53分 投稿者 新木 伸  卯月さん、いらっしゃい。  たしかに埋もれてましたね。(^^;  そういうときは、埋もれないぐらい大量に提出して、逆に他の書き込みを埋もれさせてしまうのもひとつの手です。 ・卯月1  ボツ。  これは自慢話を好まない控えめな性格のシンデレラであって、無欲にあらず。  しかも付け加えると、これが「控えめな性格のシンデレラ」を描くエピソードだったとしても、シンデレラが自分の口から自慢話をしないことを主張しているように見えてしまっているので、2重の意味でボツ。 ・卯月2  ボツ。  これは身の程知らずなシンデレラです。  ダンスを踊れもしないシンデレラが、教えようとするなんて。  そもそもシンデレラの番が来ること自体、おかしい。他の女たちが押し合いへし合いしているわけですよね。  シンデレラの番が来るということは、そこで自分の順番を勝ち取っているはず。  また最後に描いていることも、「楽しげに踊る無邪気なシンデレラ」。  どこにも「無欲」はなし。  ということで、ボツ理由3つ。  3重の意味でボツ。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0799 投稿日 2001年3月24日(土)16時32分 投稿者 新木 伸 >魚住さん >「無意識に出来るならやる必要のないことで、出来ないなら習得しとかないと話しにならない」  そうそう。  補足するなら、「無意識に出来るならやる必要はない。出来ないなら習得しないとデビューさえできない。さらに習熟して無意識にできるようにならなければ、食べてゆくことなどできない」……です。  料理のプロが調理の現場で、「大根のかつら剥きってどうやるんだっけか?」とか考えるはずもなし。無意識に手が動く。自分がかつら剥きをしていることを意識さえしていない。目指すのはそのレベルね。  S字クランクっていうのは見たことないけど、普通のクランクだったらいくらでもあるなぁ。特に都内。  切り返し位置を10センチでも間違うと、抜けられなくなるような直角クランク、実家の裏にありました。  HOTMAILのアドレスは、60日だか90日だか、受信チェックしにいかないと消えるはずなので注意。……って、それだけの日数取りに行かないっていうのは、メールアドレス持ってても意味ないんだけどね。 >唯野君  そりゃ大事。  唯野君でさえ挫折するとは。ここの参加者で、いちばん忍耐力のある「良い読者」なのが唯野君のはずなのだが。  それはそうと、「それがキャラを立てるためのエピソードの選択ってもの」の話。  あれはこちらの言葉がまずかったか。「キャラを最大限効率で表現するためのエピソードの選択ってもの」あたりに訂正しといてください。  でもあの話、なにか丸々同じ内容を口にした覚えがあるのだが……。  ホテル杉井でのOFFのときか、そのあとの昼飯食べてたときか。  「立っているキャラがひとたび動いたなら、それはすべて例外なく、キャラを表現するエピソードになるもの」とか。「アイスコーヒーの飲み方を描くだけでも、キャラは立つ」とか。覚えてない?  紺野さんへの指摘は、まあ本人の意向もあるだろうけど、できればここでやってほしいところ。  メールだと、唯野君の費やしたコスト(時間、手間)が、たった一人の役にしか立たない。掲示板なら全員がみれる。僕も唯野君がどこをどう指摘するのか見れる。  ちなみにこちら。「序節」の最初の5行だけで、たっぷり200行ぐらい指摘できるぐらい、叩くネタはみつかってる。  本文の内倍だろう? 40倍ぐらいか。  せめて指摘文が、本文以下のサイズになるようでないと、叩く意味さえないと思ってる。杉井君の「クリスチャニア」なんかも、あれ細かくやってると、本文の3〜4倍は軽い。だから細かいところはやらなかったわけだな。  原稿用紙350枚の小説に、原稿用紙1000枚以上のぐらいの指摘項目がついて戻ってくる感じね。  西鶴君の「闇の中〜」だと、あれで10倍量ぐらいになるか。 -------------------------------------------------------------------------------- 「ひとりよがり」話 No.0800 投稿日 2001年3月24日(土)16時45分 投稿者 紺野タツキ >新木さん >みやびさん >唯野さん 「ひとりよがり」な状態。読む気しませんね。私でもそう思います。 あの長編はほぼ、そういう「ひとりよがり」な部分でできているとも思います。 だから全体として読む気がしない。そうだよなーと思いました。 少し言いわけすると、というかします。 自分で自分の考えや行動を、独白できたり他人に語ったりできるキャラなら 自分で自分の事を会話などで表現できますよね。 他人の気持ちに敏感な、便利なキャラが一人いてくれても、 感情の機微は表現できます。 でもそれができないキャラ同士が、「出会って、しかもお互いといる事で 少しずつ、感情や世界観を変えていく」、 というのは、どう表現するんだろう。 とふと思ったわけです。それぞれのキャラに「ひとりよがり」な時間を もう少し増やしてやってもいいかな、とか。 そういう事は、もう少し表現力がついてからすればいい、のかもしれません。 でも思いついたからには、試してみるものだと思います。 「ひとりよがり」な状態がだめ、というのではなく、 表現方法として、かなり加減を間違えたんだと受け取ります。 >みやびさん プロットの矛盾の所ですが、 「確かに矛盾だ」というのと「本文に書いた」というのと「矛盾でない」というのが あるのですが、それが入り混じること自体、表現できてませんね。 あと「小道具をより特徴的に捉える角度」については、考えた事ありませんでした。 ちょっと考えてみます。 あらすじと設定もやってみます。 でも載せていいんですか?というか、苦痛だったら言って下さい。 >唯野さん >その部分までのツッコミはメールで送りますか? この掲示板に書きますか? 話題として意味がある、なんという事はなさそうなので、メールのほうがいいかもしれません。 -------------------------------------------------------------------------------- 続きと訂正 No.0801 投稿日 2001年3月24日(土)16時58分 投稿者 紺野タツキ >唯野さん 新木さんとほぼ同時に違う書き込みをしてしまいました。 訂正します。ツッコミは掲示板にお願いします。 >新木さん 少し考えたら、エピソードの質問は 「4.以前に、これ以上の変更はほぼ必要ないくらいエピソードも最大出力にして プロットに望むべきではないのか?」 に、還元できるような気もしてきました。 キャラ立ても、エピソードの最適アングルを考えるのも 全体の流れやエピソードを埋めるのも、3.より前に、 同時にやるんじゃないんですか? >この頭の中にいるキャラに、言葉で質問することってできないの? 質問はできます。 ひとり言に抵抗がないキャラなら、ひとり言も言ってくれます。 でも、自分の感情や考えを、表現するのもばからしいとか かっこわるいとか、人間不信でその気になれないとか、 自分で自分の考えを自覚できない、 というキャラもいます。 そういうキャラだと、ムリに、行動パターンなどから判断したりする事になります。  -------------------------------------------------------------------------------- >いか君 No.0802 投稿日 2001年3月24日(土)17時05分 投稿者 新木 伸 >いか君  おお。いか君も、「さん」から「君」になった。(^^;  まあ投稿だと応募規定があるから、つらいよねぇ。  でも規定内で、なんとかやるしかないっしょ。  これがデビュー後であれば、枚数のおかわりは、ある程度自由が利くものなんだけど(その必要があれば)。  ぼくの星くずの場合、一冊につき、原稿用紙500枚ぐらいまでならOK。  200枚だと、まだ中盤にもさしかかってないな。(^^;  キャラについては、いま話の流れですこし追っているだけ。  もともとこの「よみかく分室」では、キャラについては、あまり深く扱うつもりはない。  一般的に、小説でキャラに要求される水準というのは、「人間として矛盾ない言動をすること」。  ここがクリアされていれば、とりあえずOK。  話の中でキャラが動いていったときに、読者から「そりゃおかしいだろ?」と疑問が出てこなければ、それでOKってことね。  最近の例で具体例を出すと、西鶴君の「闇の中で振り向けば」のキャラクター。  「楽器を大事にしない同僚を見ても、なにも感じない音楽家」とか、「閉鎖された地下鉄の駅に置かれた人間。さっきまで出口を探して走り回っていたのに、走りこんできた電車を見ても、人影を探そうとしない」とか、そういうことね。  こういうのは、「人間」じゃない。  作者に動かされる「駒」にさえなっていない。  キャラが「人間」であること。  その最低条件をクリアして、さらに上乗せされる持ち味は、たしかに作家としての武器にはなる。でもほかに自分が武器を持っているなら、キャラの武器はなくてもかまわない。  まあライトノベル系だと、キャラの良さというのは、構成力とかアイデアとか文章力とか、ほかの要素とくらべても、強い武器となり得るわけだけど。  シンデレラの課題に関しては、べつにキャラが立ってなくても問題なし。  キャラが弱点の人であっても、とくにハンデはないはず。  あれはキャラの一面しか見せてない。キャラの行動に矛盾があるとか、造形が超立体として成り立っているかとか、そういうことは、最低でも3面(エピソード3つ)ぐらい取らないと判断できないし。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点代行・八神 No.0803 投稿日 2001年3月24日(土)17時51分 投稿者 八神伽羅 唯一稼働中の代行者、八神です。 しかし無事稼動できている理由が、応募を諦めて時間ができたせい、というのがなんとも情けない限りです。 まあいいや。とりあえず前回の続きを。 >巻島さん すみません、一箇所飛ばしてたみたいです。 大変失礼しました……。 22 ボツ。 金が要らないので苦労話をしない、なら一応無欲ですが、この場合は違いますね。 「苦労を苦労と思わないシンデレラ」です。 23 ボツ。 「周りの目を気にせず人助けをするシンデレラ」 変人扱いされる事を厭わない、というのは、無欲なのではなく確固とした自分がある、ということを示すエピソードなんじゃないでしょうか。 >イマジーさん 41 非常に微妙なボツ。 構図としてはOKなんですが、でも「ものは本当に必要な人が持つべきだ」というシンデレラの主張、この場合だとちょっとどうかなあ、と。 おもちゃの指輪を配っている意図が、「子供にはまだ高価な本物は必要ない」という配慮だとしたら、彼女の行動は正しいとはいえなくなってしまいます。単に王室の予算削減のためだったら問題ないんですが(笑) 全員に平等に指輪を配っている、というのなら、引っ掛からずにOKでした。 42 ボツ。 プレゼントよりも王子と会話の方がシンデレラの中で価値があった、ということですから、無欲とはちょっと違います。 43 OK。 「王子と踊れれば満足なシンデレラ」 >弟切さん 43 OK。 私あたりがこんなこというのもどうかと思うんですが、この「骨」、まだ肉が付いてるような気がします。 ・初参加の女性は王子と踊れる。 ・王子は初参加の女性に囲まれているが、シンデレラは見ているだけ。 ・吟遊詩人に王子と踊らないのかと訊かれ、舞踏会に参加できただけで満足だと答えたシンデレラ、詩人に誘われ一曲踊る。 ・詩人は王子。踊りのあとで正体を明かす。 という感じで。 でもまだ短くできそうな気もするなぁ。 >卯月さん はじめまして。八神と申します。 未熟な採点代行者ではありますが、よろしくお願いします。 採点が遅くなってしまってすみません。 決して忘れていたわけではなく……溜め込んでいたので、前回は卯月さんのあたりに達する前に力尽きてしまったのです(爆) 1 微妙なところでボツ。 見栄っ張り=欲深ですから、見栄を張らないシンデレラは確かに無欲です。 ただ、これだとそこまで深読みしないと、彼女の無欲さが伝わらないような気がするんです。飾らない性格とか、素直さの方が強調されてしまうんですね。 この課題、「無欲なシンデレラ」を書かないといけないんですよ。 読んだ人に「この話のシンデレラはどんな女の子?」と訊いたら「無欲な子」という答えが返ってくるようでないといけないんです。他の要素が入っていてもいいんですが、まず第一に「無欲」でないと。「無欲で優しい」はOKだけど、「優しくて、かつ欲がない」では駄目、という。 難しいです。 偉そうなこと書いてる私自身、まだよく分かってない部分も多いですから(爆) それと、これも重要なんですが、この課題のコンセプトは「無欲なシンデレラが王子様に惚れられてダンスに誘われる話」です。ちゃんと王子が出ていて、シンデレラに惚れていないとボツにしてしまうので、そのあたりも気をつけてくださいね。 2 ボツ。 こちらも「飾らないシンデレラ」ですね。 王子と結婚する気がないので自然体で踊った=無欲、という構図なのかもしれませんが、その気がないなら最初から教えようとはしないはず。 その辺を気にしないで読むと、「飾らずに振る舞うところが魅力のシンデレラが、王子に踊りの楽しさを気付かせる話」になってしまいます。ということでボツ。 続きはさらにまた次回。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 魚住さんの書き込みから。 No.0804 投稿日 2001年3月24日(土)20時16分 投稿者 西鶴翠(みどり)  三つほど、思うことがありました。 >「元々アメリカで育ったか無意識の内に英語教育受けてた」  1.そうだろうなあ、と思います。英語が喋れる(物語が書ける)人というのはそんなもんだよなあ、と。ここの部分、比喩が面白かったので、引用しました。  2.ところで、「プロットの全否定」をした人っていましたっけ? いませんよね。過去ログをさかのぼっても、見当たらないと思います(いるかな)。一般的な意味で用いられる「プロット」を否定する人って、あまりいないと思います。要するに、「プロット」が必要だというのは、おそらく共通見解なのですね。  3.で、ですね。問題になっているのは、「新木流プロット術」を受け入れるかどうかだと思うのですね。「新木流」以外にもあるんじゃないかと。比喩を用いれば、「世界は英語だけじゃない」という感じでしょうか。「ドイツ語だってあるし、韓国語だってあるぞ」という感じです。新木流だけじゃなくて、紺野流も鷹見流もありなんじゃないか、ということですね(ここが、賛否の分かれるところなんだと思います)。  私もその昔、(比喩ではなく)「世界は英語でできている」と思っていたのですが、大間違いでした。海外旅行しなくても、英語圏以外の人と喋れば分かります。英語が通じません。スペインの人とは、やさしい日本語とグラシアスで喋りました。  と、話がそれてしまいました。じゃあ、新木流は役に立たないかというと、そんなことはないと思います。新木流を使えば、物語を作れなかった人が、「新木流の物語」を作れる可能性ができるでしょう。そういう意味では、非常に役に立つと思います。けれど、同じ作家は二人も要らないです。私だったら、模倣の人の本は買いません(売り込み方が巧くて、騙されるケースはありますが)。  だから、この場では、『新木流を参考にしつつ自分に最適な手法を模索していく』という考え方もありなんじゃないかと思うのですが、どうでしょう(「参考にする」というのは、お手本にすることと反面教師にすることの両方の意味がありますけれども)。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0805 投稿日 2001年3月24日(土)21時16分 投稿者 新木 伸  掲示板CGIのバグ取りました。  もう書き込み番号が1ずれる現象は起きないでしょう。 >西鶴君  うーん。  いままで言ってるすべてのことには、べつに「新木流」とかいうほどの独特なことなんて、ひとつもないんだがなぁ。  基本。  話作りの、ごく基本の部分。  それぞれが、これからどんな方式を開発してゆくにしろ、必要となってくる基本的な物の考え方ね。  世界中のすべての言語が、主語や動詞や形容詞やらに分解していけるように、構造の共通骨格。  そもそも、起承転結やら5W1Hやら、百年も前から言われてることよ?  べつにぼくが開発したものじゃない。  だいたい「○○流」とかいうものがあったとして、そんなもの、そもそも伝授不能だって。(^^;  こちらにしてみると、西鶴君が、「新木流というものがある」と感じていること自体、基本を理解していないことになるんだがなぁ。  手探りでやってて混沌としたところに、突如、系統だったノウハウが飛び込んできたものだから、その標準的で基本的な変哲もないものが、なにか特別なものに感じるんじゃないか。  目の前に立ちふさがるじゃまな壁。  壁はね、壊そうとしたって意味ないの。  乗り越えちゃうのが、一番手っ取り早いのよ。  新木流を攻撃して否定するんじゃなくって、踏み台にして、乗り越えてゆくべし。  ん?  自分はそう書いてるだろ……って?  最近の西鶴君。  言ってることと、やってることが一致してないんだもん。  言っていることは、筋の通った正論。  でもやっていることは、攻撃&否定。婉曲にね。気づいてる?  盲目的に教わってちゃ意味がない――なんてこと、言わずもがなのことであって、そんなことも理解してない人は、ここにはおらんだろ?  いるかな? まあ少しは。 >紺野さん  ちがう。ちがう。  「ひとりよがり」っていうのは、そういうことを言ってるんじゃないです。  だいたい、たった5行しか読まずに、そんな内容のことまでわかるわけないじゃないですか。  あんまり引用とかはしないで、とりあえず該当する5行。(+前後関係をしめすためにもう4行) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 窓から差し込む陽射しが目に突き刺さる。真夏の午後らしい。四方八方で蝉がやかましく鳴いている。 今ここにあるのは呼吸を妨げる重苦しい空気の塊と、体中を圧迫する幻めいた蝉の声と、自分ばかり。これではおそらく何が起っても自分の五感には届くまい。 物憂げに額に手を当てて呼吸を荒げつつ、不意に少年はかすかに目を見開いた。 「白羽(しらは)……?」 かろうじて送り出された声がわずかに苦笑いを含む。 なぜ白羽はああも狼狽しているのだろう。いつも他人の落ち着きのなさを嘲笑する当の白羽が。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  1段落、1行目。  「窓から差し込む日差し」。これはまあ、単なる事実を書いているだけだからいいとして、問題は次の「目に突き刺さる」。  主人公が感じている日差しであれば、「目に突き刺さってくる」となるわけだし、外から主人公の顔のあたりを眺めている視点なら、「閉じられたまぶたに日差しが当たっている」となるはずだ。  「真夏の午後らしい」。  らしい……ってあるけどさ。  これ、誰がそう判断したの? 作者? それとも主人公?  もし主人公だとしたら、作中の世界に実際に生きてる主人公が「午後らしい」って感じるのはへんでしょ。昼寝でもしてたのか、ぼうっと座ってたのかわからんけど、それだったら、「もう午後になってしまったようだ」とかになるでしょ。  そして、「午後らしい」と思ったのが作者だとしたら、それは変。神様に近い視点を持っていて、なんでも知ってる作者には、それが午後であることは明白。「真夏の午後だった」と言い切らなくてはならない。  つまり第1段落目、1行目、誰の視点から出た言葉なのか、まったく不明。  わからん。  作者(紺野さん)が、読者に理解させようとしていない。  ひとりよがりに、好き勝手書いてるだけ。  そういう意味での、「ひとりよがり」ね。  まあこの一行目だけでも、もう読まずに放り出すに値するのは確実なんだけど、ついでだから、第一段落だけは最後までやっておこう。  第1段落、2行目。  「四方八方で蝉がやかましく鳴いている」  この場所はどこなのよ? 家の中でしょう。窓から差し込む光にあたってる主人公なわけだし。  家の中にいるはずの主人公の位置からは、四方八方から蝉の音が聞こえるはずがない。周囲になにもない開けた林の中にでもいるなら、たしかに四方八方から音が来る。  でも主人公がいるのは、家の中。  だったら、音は窓とか、戸口とか、縁側だとか、そういった外と通じる場所から来るはず。つまり「四方八方から」という描写はあり得ない。  ……この手の指摘が、ざっと眺めたかぎりでは、およそすべての行、一行一行に対して延々と続きます。  そりゃもう、はじめから終わりまで、すべての行に対して。  「ひとりよがり」と書いたのは、日本語がひとりよがりって意味です。  あと、内容に関して。  言いわけはいらん。  物書きなら、書いてそれを読ませてくれ。  途中で読者がめげなくて、おもしろく最後まで読ませるようなやつを。  しかし、なぁ……。  「自分で語らず」、しかも「感情のない」キャラクターを出すということ。  これはすごく難易度の高いこと。  プロだって、真正面からがっぷり組んで、逃げずに立ち向かおうなんて思わないぐらい、これは難しいこと。  その「かわして」描く場合。どうするのかというと……。  まずそいつを主人公には、絶対しない。  主人公は別に立てる。感情豊かなキャラ。そのキャラと絡ませることで、無感情なそいつを描き出してゆく。そういう手法ね。  えーと、わしの乏しい読書体験をあさってみると、ロードス島戦記の2のほうで、オルソンという感情をなくした戦士と、女戦士のシーリスのペアで、そういうのがあったかな。  そういう「かわし技」を取るんじゃなくて、真正面からやろうっていうなら、作家としての一生のうちのもっとも気力/技術/実力の充実している最盛期に挑戦して、それでも成功を収められるかどうかってところ。  素人やら、駆け出しのプロやらが試みていいような難易度じゃないよ。これは。 >表現方法として、かなり加減を間違えたんだと受け取ります。  ということで。  かなりどころじゃなくって、おそろしく間違えてるわけね。  もうすこし、表現方法の難易度を考えてチャレンジしよう。  紺野さんの場合、まず一人称の「わたし/ぼく/おれ」の視点で書かれる小説からやってみたほうがいいと思うよ。  感情の動きがはっきりしてるキャラクターでもってね。 >3より前でやること  ふふふふふ。  紺野さん、だいぶわかってきましたね。  それは関係者用語で、「もう〜っ、そうならそうと、早く言ってくれればいいのにぃ(肘でどん)」の状態といいます。(^^;  ぼくやら杉井君やら、他の人やらが、さんざん「そう」言ってきたわけですが、人間、自分で理解してはじめて「分かる」わけで……。  キャラ立ては「1」のあたりかなぁ。  もやもやと、漠然と考えていて暖めているときね。  エピソードの最適アングルは、キャラがまず立ってないと決まらんでしょう。だからこちらは「1」の時期の終わりから、「2」にかけてのあたりかな。  「2」が完了するときまでには、おおまかなあらすじが口頭で言えるわけだから。  もうそのくらいの時点には、キャラ立ちに関わるエピソードは、だいたいの内容と見せ方のアングルが決まってるはず。 >頭の中へのキャラへの質問  頭の中の世界って、自分の思い通りになる世界だよね。  自分のことをしゃべってくれないキャラクターでも、テレパシーでも使って、心の中を覗くこととか、できないかな?  そういえば、わしのキャラでも、ひとり変なのいるなぁ。  なんていうか、しゃべってはくれるんだけど、「リムル語」っていう自分語でしゃべるもんだから、こっちがわからん。テレパシーで心の中覗いても、心の中もリムル的思考で動いてるもんだから、やっぱりわからん。  動かしてみて、外から観察するしか。  でも何を考えているのか推察しようとか、もうとっくに諦めてたりとか。(笑) -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.0806 投稿日 2001年3月24日(土)21時56分 投稿者 唯野教授 >唯野君でさえ挫折するとは。 ということは、<いちばん忍耐力のある「良い読者」>の称号は、はせがわさんに譲られることになるのですな。 >「キャラを最大限効率で表現するためのエピソードの選択ってもの」 ああ、なるほど。わかりました。 >覚えてない? いや、覚えているからNo.0779の書き込みがあるんですけど……。 >紺野さん >少し言いわけすると、というかします。 (笑) >ツッコミは掲示板にお願いします。 ではやってみますか。他の人にも見られていると思うと緊張するなあ。 自分でも「これは粗探しではないか?」と思う部分もあるのですが、まだ分解能が低い状態なので、気になったところで言語化できるところは全部記しておきます。 >冒頭の詩 これ、ほんとに必要なんですか? 詩って情報が凝縮されているせいで、読者が意識的に解読しようと勤める必要があります。初っ端に持ってこられると読者は身構えて引いてしまうのでは?  >窓から差し込む陽射しが目に突き刺さる。真夏の午後らしい 暑がりの私としては、真夏の午後というこの世の地獄が出現する時間帯に、わざわざ陽光の直撃を受ける場所にいるというのが理解不能です。あと、申人はこの時何をしていたのですか? それと、「らしい」というのは推定を表す語ですが、誰が推定しているのですか? >なぜ白羽はああも狼狽しているのだろう。 白羽が狼狽している様子が具体的に書かれていないです。なんか、あっさりし過ぎで緊張感・臨場感が伝わってきません。 >いつも他人の落ち着きのなさを嘲笑する当の白羽が。 この「当の」って使い方、おかしくないですか? >何があっても出るんじゃないよ。音を立ててもいけないよ。そして覚えているね。他人に髪を見せてはいけない 白羽の口調の特徴として、語尾に終助詞をつけるというのが前半部で明示されているというのに、「いけない」で終わるのでは違和感を感じます。 >蝉の声が煩い。頭の中に溢れて気が狂いそうだ。 戸棚の中に押し込められたら、蝉の声は聞こえない、もしくは小さくなるはず。「視界を閉ざされたせいで、さっきより小さくなったはずの蝉の声がいやに耳につく」などの記述を入れるべきではないでしょうか。 >それをなぜ今まで気付けなかったのか。 ここまで読んで思ったんですけど、この時点まで申人が事態の深刻さに気づかないってこと、何か伏線になってるんですか? そうとうボケてますよ。 >申人は戸棚の扉に唇を当てた。 実際にやってみたのですが、戸棚の扉に唇を当てたらしゃべれません。 >わかっている。その言葉が事実である事を知っているはずが、本当に事実であるのか申人は確信が持てなかった。 ここ、完全に意味不明です。「頭ではわかっているが、自分が本当にそう行動できるかわからない」ということでしょうか? >申人は自分という者を知らない。 この記述もよくわからんです。 >かまわん、斬り捨てろっ 切り捨てないで尋問しましょう。まず、どこに遊びに出かけたのか、そして他に申人がいる場所として心当たりはないのか。それを聞き出した後は、捕えて人質とするのが正しい判断です。申人をおびき寄せるエサにするとか、利用価値があるはず。 あと、申人の家にも手がかりになる物があるかもしれないので、一応の家捜しはするべきです。 >その場に崩れ落ちた。 >おずおずと目を開くと 順番が変です。扉を開く→白羽の死体を見る→目を閉じて崩れ落ちる→血の感触に目を開く ではないでしょうか。 >自分のした事に何かが欠如していたようには思えなかった 夜になってないのに出ていったので、彼の行動には欠如があります。全体的に、申人を冷静にしたいのか衝動的にしたいのかよくわかりません。 >宙を舞った。 紙ならともかく、屋内で布が舞うでしょうか? >戦闘シーン全般 アクションを見せたいなら描写が足りず、秋山端人氏がしばしばやるようにズバっと斬って落す(感覚的な表現でゴメン。「戦いは、三十二秒で終わった」みたいな奴)つもりなら冗長過ぎかと。 >自分が何よりも大切だと感じていたその衝動の理由も理解できなかった。 その衝動って、たぶん白羽のいいつけを破って敵兵を殺したいという衝動のことかと思いますけど、直前で申人はその衝動に戸惑っていたはず。大切だと感じているエピソードが無いので唐突です。 >それが、申人が人を殺した最初だった。 日本語が変です。 この辺、プロットを見ると「戸棚から出て坪家の兵を殺す。刀の封印が解かれ申人のたがが外れる」とあるんですけど、刀の封印が解かれた描写が少な過ぎて、印象に残りません。むしろ申人の方にバーサーカー化の要素があるように読めます。 第一節 >太陽は琥珀色の呼吸を吐き出し続ける。 呼吸という言葉は「すってはく」という意味なので、こういう言い方は存在しません。 >申人はうっすらと目を開いて、 これだと、直前まで目を閉じていたことになるかと思いますが……。 >大地は絶えずかきむしられ荒れ狂いながら 大地が荒れ狂うんですか? 最初の十行くらいの書き方、なんとなく秋田禎信氏を彷彿とさせるんですが、ひょっとしてオーフェン好きですか? >申人を前にして動揺し怯えるのだろう 申人の独白なのに、「申人を前にして」は変ですね。 >「おめえ聞いてんのか。いいか〜 この「小太りの大男」の申人に対する行動に凄い違和感を感じました。だって目の前で人が殺されたんですよ? 一撃ですよ? しかも子供ですよ? なんか虚ろな目をしてるんですよ? 用が済んだはずなのに刀をしまおうともしないんですよ? ひょっとしたら村一番の豪胆な男で、今後申人をたしなめる役としてストーリーに絡んでくるのかと思ったらあっさり殺されてるし……。 ところで、この辺りに綾波レイ(二人目)みたいな独白がビシバシ出てくるんですが、これが私の読む気をごっそり奪って行きました。今後もこういう感じて進むとするとそれは苦痛だなあということで、続きを読むのを諦めたと言う次第です。 結構きついこと書いた気もしますが、私も実践できてるわけではないので、いつか私の作品を読むことがあったらその時復讐して下さい。 -------------------------------------------------------------------------------- ブッツケ本番で書いてました(笑) No.0807 投稿日 2001年3月24日(土)22時05分 投稿者 本家・榎野英彦 昨日「スニーカー」から「でたまか・アウトニア王国奮戦記」が送られてきました。これで一応作家の仲間入りですな(ブランド名だけどね) 「アウトニア」は、ここの「本棚」にも並んでいたから、読んだことのあるかたはいらっしゃると思うけど、これははなっから「本になる」なんて、まったく考えずに書いてました。なんせ友人のhpに連載している「楽屋オチ小説」なんですからとーぜん「プロット」なんて書くわけがない(笑)  本業の仕事が忙しい中で、二週間で400字詰め20枚分(40W×40L×5枚)づつ書いて、友人に送ってアップしてもらってました。書くために用意したのは登場する人間の名前書いたメモだけです。(二年かかると最初の頃のキャラの名前を忘れてたりするので)  単行本にするときに気が付いて結構直したのが「描写の濃淡の差」でした。なんせ本業が忙しいときには、てきとーに書き飛ばしてましたからね。  単行本を立ち読みしていただければわかると思うけど、今回加筆したのは冒頭のエピソードと、お買い物のエピソードの二つで、全部で40枚くらいしか加筆してません。と言うか「忙しくてできないもん」って開き直っちゃったせいです(笑) 「本が出なくても別に食うのに困らないよ」てな態度が取れる。 そういうところが、ある種、兼業作家の「強み」かもしれません。  「プロット」を作らずにいきなり書き始めた小説が本になった。 そのとおりです。じゃあ「プロット出し」なんていらないじゃん、いきなり書いても大丈夫じゃん!って言われてもちょっと困る。  小説と言うものが個人の内宇宙から生じるものである以上、それはその人のやり方でやるしかないってことを言ってるだけだから。  小説に「正しい小説」なんてものはありません「間違ってない小説」というものがあるだけです。完璧な小説なんてものが書けるのは、書いた文字に完全なコミュニケーション能力を残留思念として残すことが出来て、作者の内宇宙のすべてを誤りなく読者に伝える能力を持った超能力者だけです。 だから、荒木先生がここで示している方法論は「間違いが少ない小説の書き方」であって「正しい小説の書き方」でもなんでもないんだと思うよ。   「間違いを少なくする」これが積み重なったときに初めて「読んでもらえる」そして「売れる」ことにつながるんだと思うな。    今、ここに書かれていることを読んで「ああ、これはこういうことだったのか」と改めて自分がやってることを再確認しています。   -------------------------------------------------------------------------------- 短編小説 No.0808 投稿日 2001年3月25日(日)00時47分 投稿者 いか どう足掻いても今書いている物は、 400枚以下は難しいと判断し、完璧に短編に移りました。 短編小説というものは、長編小説で使えるようなネタを凝縮させるものだ。 と何かしらの本に書いてあったので、 それを踏まえ、別に使おうとした話でプロットを立てました。 まだ書き始めていないので、完全なページ計算がでないのですが、 「マジっすか、本当に長編のネタを凝縮できるんですか」 という結果になりました。 最高80枚が目処ですから、単純に起承転結を四分解すると20ページ。 頭の中で「無理だー無理だー」と叫びながらも、 しょうがないので、少しでも余分な箇所をバシバシ削る。 遊びを入れたプロローグも「短編にそんなのはいらね」とバシバシ削る。 机上の計算では80ページに収まるようになったのですが…… 短編というのは、遊びがやりにくいんですねぇ。 遊びをいれなきゃいいだけなんですけど。 >>紺野タツキさんのプロットについて わざわざ感情が無い面倒なキャラクタを持ち出すからには、 私ならば徹底的にやります。 完璧に感情がない――今も過去も未来も相手に委ねている人形にします。 なぜ、こんなことを書くのかと云うと、 紺野さんのプロットを見る限り、 「感情がないのか」「感情の起伏が少ないだけ」なのか判りませんでした。 >白羽の死に申人は混乱し…… 感情がないなら混乱しません。 もし、この部分で主人(なのかな)を殺されて、 初めて感情が生まれたというのならば、展開が早すぎると思います。 「感情がない」部分を強調させることもなく、感情が生まれているので。 うんぬん、みやびさんとおなじ事を思いました。 感情がどこまであるのかの境界線が判りませんでした。 本当にないんですか? と少し疑ってみます。 -------------------------------------------------------------------------------- >唯野君 No.0809 投稿日 2001年3月25日(日)01時04分 投稿者 新木 伸 >唯野君  おお。なんだ。  ちゃんと指摘できるじゃないか。  いつも「よみかく」の感想掲示板のほうだと、手放しで褒める感想しか見てなかったんで、どんな指摘になるのかじつはちょっぴり心配だったのだが……。  そうそう。  ひとつ、言っておかないとならない点がある。  唯野君の指摘、そのほとんどは、ぼくが1対40の比率で指摘しようと思っていたチェック項目の中に含まれていたんだけど、たったひとつだけ、ぼくが見落としていた点があった。これ言っておかなきゃ。  「夏の暑い盛りに、日の当たる場所にいる奴の気がしれない」ってやつ。  そこは気づいていなかった。  これはぼくがヌルかっただけ。反省。  じつは読んでないとか言いつつ、唯野君が挫折したあたりまでは読んでたわし(笑)。  ちなみにみやびさんは、プロットだけで、本文読む前に挫折しているから、やっぱり称号は唯野君のものね。  それと、あのくらいの指摘は、べつに「あら探し」とはいわない。  だって探してないでしょ? 目立つものを挙げ連ねるだけで、あれだけ出てくるわけだし。  ところでああいうふうに指摘ができるのに、どうして「よみかく」の感想掲示板じゃ、やらないの?  作家志望者にとって、いちばん「実」になるのが、まさにああいう指摘のはずなんだけど……。  どこを「変」と思ったか。そこを教えてもらうってことね。  なかなか本人には気づけないものだから。  妙な遠慮があるのかなぁ? 感想掲示板のほうだと……。 -------------------------------------------------------------------------------- 現時点での考え。 No.0810 投稿日 2001年3月25日(日)01時23分 投稿者 魚住雅則 最初に。 ああ、不謹慎な言い方だけど、こういう思考は凄く面白いです。 まさに「技術ばっかりで物語を忘れてる」状態かも。 これ書き終わったら反省しつつ、小説書きます。 >プロットの否定について 僕の書き方おかしかったです。すみません。「プロットを否定するのは間違っていると思う」ということではなく、「根底に流れている文法」を「新木式、新木流」に置き換えて否定するのは間違っていると思う、ということが書きたかったのでした。 詳しくは下に書きますね。 >プロット。新木流などない。 あ、新木さんに先に言われた。くそう(笑)。 今度は野球の練習に例えてやってみます。何事も訓練です。 いくつか前回と重複する部分がありますが、とりあえず。 新木さんが分室で言っていること、シンデレラ課題の意味。 これ、本当に基礎だと思うんですよ。「一つのエピソードについてアイデアを十個以上は軽く出して、吟味する」というのは、効率の良い発想法であって、人によって違うかも知れませんが、その先に習得するものは本当に基礎。基礎の中の基礎。 アイデアの出し方自体は人によって違うと思います。 本当に少ないアイデアでもいけるかもしれないし。インスピレーションとか。 だから本当に小説を書く時には、いっぱい出すこと自体が重要ではなくて、人それぞれでいいのだと思います。 以前に榎野さんが仰っていたように、CMプランナー(でいいのかな)の人ならやっていることで特別ではないことだし。(そういう職業の人がやってるのだから、効率が良いのは間違いないけど) シンデレラの課題は、「コンセプトを正確に表現する為」、「効率良く読み手にイメージを伝えるエピソードを考え出すため」の「訓練」に過ぎません。素振り千回とか、大根のカツラ剥き二百個とかそういう類。 失礼な言い方ですが、「新木式の否定」というのは「素振りなんかしなくてもいい。こんなことをしなくても他に方法があるはずだ」という風に思えるわけです。 「練習法(=アイデア出しの効率方法論とか)を見て、その先にあるスイングの理論(=コンセプトワークそのもの、物語を人に読んでもらう為の方法、つまり物語の文法)が間違っているよ」と言っているんではないかと。 確かにあるかも知れません。もっと凄い練習方法。でも、バットでボールの真芯を捕らえる為に必要な理屈は同じでしょう。練習法が違ってもそこは変わらない。 鷹見さん式、紺野さん式、榎野さん式っていうのは「真芯で打てるに至るまでの方法」の違いであって、根底は同じ。 (ドイツ語、フランス語っていうのもそうだと思います。英語を例えにしたのはたまたまで、未知の言語、これから習得する言語という意味です) 人に読ませる為のストーリーを成立させる(自分の描いたイメージをストーリーに載せる)には共通の理論(文法)がある。そういう言い方をすると夢も希望もない気がするけど、やっぱりあると思います。 絶対正しいものはなくても、長い歴史をかけて「物語る」という行為の蓄積で培われてきた人に何かを伝えるためのノウハウが。 ただし、面白い話を書く、書けるのはまた別の話。「星くず」読んで面白いと思う人もいるし、つまらないと思う人もいる。それは技術とは関係のない話で(技術が水準に達している=一定数以上の人間を楽しませているという実績がある上での話です)、書き手と読み手の考え方の違い。 人を楽しませる技術がまずあって、その上に乗っかっている個性がある。 前回の書き込みで、プロットを立てなくても書ける人は「元々アメリカで育ったか、無意識の内に英語教育を受けていたか」と書きましたが、具体的には、プロットを立てない=わざわざ意識化しないでも良い位の技術(才能)を持っているので問題ないということだと思います。 でも技術を突き詰めると理論は同じ。 ここで前提。 分室に参加している人は、それが出来ない。まだ出来ていない人。(うう、自分で書いてて辛い。頑張ろう)。 「だったらまず、何となく解っているような気がすることをきちんと意識下に持ってこようじゃないか、その為にこういう練習をしてみてはどうだろうか」だと思うのです。 練習法は万人向けでないかも知れないですが、習得出来る技術はかなり万人向けだと思います。 「プロである新木さん」を意識しすぎだと思えるのです。 >蛇足 もしかしたら、今やっているいくつかの「文法」以外の「新しい文法」ってあるかもしれないけれど、それは簡単には見つからないと思う。それこそ、人生全てをかけて、何世代も物語を追及し続けるとかしないと。 -------------------------------------------------------------------------------- 補足 No.0811 投稿日 2001年3月25日(日)01時45分 投稿者 魚住雅則 例外として、「ギャグ」「コメディ」があるかも。 特に「ギャグ」は文法通用しないと思います。完全にセンス。育ってきた環境オンリー。 だって、説明できないもの。「〜〜だから笑えるでしょう?」って。 感動する話、ドキドキする話は仕掛けがないと機能しないけれど、 最近「ボボボーボ・ボーボボ」という単語だけで笑ってしまいました。 -------------------------------------------------------------------------------- 補足2 No.0812 投稿日 2001年3月25日(日)01時51分 投稿者 魚住雅則 もう一つ。 つまり何が言いたかったのかというと、 「新木式練習法をしても、自分オリジナル練習法を考えてやっても、たどりつく所はほぼ一緒なんで、出来た小説が新木式(模倣)になることはないと思います」 -------------------------------------------------------------------------------- 初ボツ No.0813 投稿日 2001年3月25日(日)02時47分 投稿者 卯月 修羅 ああ、さっそくボツをくらってしまいました。ちょっとがっかりしましたが新木さん、八神さんのご指摘を読んで素直に「そのとおりだなぁ」と思ってしまいました。めげずにがんばっていつかは新木さんのテクニックを吸収したいなどとたくらんでおります(笑)それではその3、その4の採点よろしくお願いします。 卯月その3 ・ダンスパーティーにやってきたシンデレラ。他の娘は王子を射止めようと目の色を変えて王子をダンスに誘っている。 ・次々と娘の相手をさせら れくたびれる王子。疲れた王子は休憩をとろうと娘たちから逃げだすと、会場のすみに立っているシンデレラに気付く。王子が自分を ダンスに誘わない理由を聞くとシンデレラは「なんだか王子は他の娘さんの相手 をされて疲れていらっしゃるようだったから。私は王子を一目見られただけで充 分幸せですから」と言う。 ・そんなシンデレラに王子は「そんな心配をしていただけるなんて光栄ですよ。私は疲れてなんかいませんからこれから一緒に踊りませんか?」と答えた。 その4  ・お城にやってきたシンデレラは他の娘とともに衛兵に控え室に案内される。  ・待機していると「今日のダンスパーティーに参加できるのは先着10人までです。準備のよろしい方からどうぞ先にお進みください」と告げられる。 ・数えてみると部屋の中に娘はシンデレラを含めて11人。 ・われ先にと醜い形相で出口に殺到する他の娘たち。 ・やがて部屋の中にはシンデレラだけが取り残される。 ・すると部屋の中に一人の青年がやってきてシンデレラに「なぜ君は他の娘たちのように先に進もうとしなかったんだい?」と尋ねる。 ・シンデレラは「私はこんなに立派なドレスを着させてもらったの初めてです。馬車にだって今日初めて乗りました。王子のお姿を一目でも見たかったですけどこうしてお城にこられただけでそれだけで充分なんです」と答える。 ・青年は微笑みを浮かべ「君の今日の思い出に僕とのダンスを付け加えてほしいな」と言う。青年は王子だった。 -------------------------------------------------------------------------------- >>紺野さま No.0814 投稿日 2001年3月25日(日)04時41分 投稿者 はせがわみやび >>プロットの矛盾の所ですが、 >>「確かに矛盾だ」というのと「本文に書いた」というのと「矛盾でない」というのが >>あるのですが、それが入り混じること自体、表現できてませんね。  本文に書いた…っていうのは、なしです。  それが重要なことであれば、要約してプロットに入れておいて欲しいです。  逆にストーリーに重要でないならば、プロットからも落としておいてくれないと、読んでて混乱します。  矛盾ではない、というのもプロットを読んでわからないと困るですね。 >>あらすじと設定もやってみます。 >>でも載せていいんですか?というか、苦痛だったら言って下さい。  あらすじは800字以内でお願いします。  設定は、最重要な項目だけでも欲しいかな。キャラ設定と、世界設定の重要なところ。あと、最重要小道具。  読めれば、読みます。 みやび -------------------------------------------------------------------------------- No.0815 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 一晩置いて No.0816 投稿日 2001年3月25日(日)12時41分 投稿者 魚住雅則 頭を冷やしました。勢いで書いた部分もあったので。 もう少し整理してみたのだけど、まだ分かり難いかも。 文章ってコミュニケーションだよなあ、ということで、 小説っていうのは「初対面の人と会う機会」だと思うのです。 英語、ドイツ語、フランス語っていうのはジャンルのことで、感動する話、とかドキドキする話、とか。人と話すための手段。 SF、学園もの、ファンタジーっていうのもジャンルの一つ。 それぞれの言語には守らないといけない規則や文法が多少はあって、 でも、完全に守らないでも言葉は通じるので(フィーリングで、とか)英語とフランス語を混ぜても結構話せる。 それで、ここでしていること、吸収できることっていうのは、 「言葉は違っても世界的に共通の初対面の人と接する時のマナー、礼儀」ではないかと。 今まで「読者」であった時は、向こう(プロの小説)から話し掛けてもらってました。 こちらから話し掛けたり、働きかけたり、そういうことはしません。 色んな人が話し掛けてくれます。難しい話をしてくれる人。楽しい話をしてくれる人。そりゃもう多種多様。 そうこうするうちに、何となく初対面の人と接する方法ってこういうことかなーって漠然と掴みます。よし、今度は自分から話し掛けてみよう(小説を書いてみよう)と思います。 でも中々上手くいかない。あまり自分の話を聞いてくれない。 そこで、人と接するマナーを知っている先生(新木さん)が、こういうことをしていると、人は君の話を聞く前に疲れちゃうんだ、ということを説明します。 初対面の人に自分をわかって貰いたい時、 ・いきなり自分の考えを押し付けてはいけません。引かれます。 (モノローグは危険とか) ・自分は知的なナイスガイなのか、野性味あふれるマッチョなのか。「売り」をきちんと自覚しておくことは大事。 ・喋りたいことはまず先に頭のなかで整理してから。じゃないと相手が混乱して君が何を言いたいのか分からなくなってしまう。 ・結局自分は何が言いたいのか考えてから喋るのも大事。 ・相手の気持ちを考えて喋ろう。 ・その他 こういう、最低限やってはいけないことを教えてもらっただけ。知っとかないと恥じかくよ。そもそも話を聞いてもらえんよ、みたいな。 覚えておけば、話の中身はともかく、まず君の話に耳を傾けてもらうことは出来るようになるんだよ、とか。 ところで礼儀を誰から教わっても、その人の性格っていうのは変わりませんよね。 最初にきちんと挨拶してから話す。それは皆一緒。いきなり「俺は凄いこと知ってる」って言われても誰も聞く気にならない。 挨拶の仕方、人と話す最低限のマナー、やっちゃうとマズイこと、こうすると人と話すとき間違い難いよっていうコツ。 それを知ってから自分が聞いてもらいたい「何か」を話そう、とこういうことかな? 偉そうに書いてすみません。 これも自分的認識を整理しただけなので「ふーん、こんな意見もあるんだなあ」位に聞いてください。(反論、意見がもらえると非常に嬉しいですが) -------------------------------------------------------------------------------- 起っきしたのー No.0817 投稿日 2001年3月25日(日)17時31分 投稿者 新木 伸  むー、こんな時間に目が覚めてしまった。  しかたない。仕事しよ。  最近はすこし進むようになったかなぁ。  昨日は3ページも書けたぞ。  現在9ページなりね。 >魚住さん  概念を自分で言葉にすると、理解度ってあがるでしょ。  書いてゆくたびに、レベルアップのファンファーレとか、頭の中で鳴ってない?  わしがここでやってることの大きなふたつの目的のうち、片方がそれなんだよね。ここを初めてから、もうなんだかんだで、数十回ぐらいレベルアップのファンファーレが聞こえてきてる(笑)。  ただこれは、わしも自分に言い聞かせてることだけど……。  なんか書いたり、小説やらプロットやらの指摘してみたり、採点してみたり、その他諸々の「小説に関わること」をやっていると、なんかそれだけで小説を書いている気分になってくる。  そこは気をつけていないとね。  物書きにとって、上がった原稿こそが「書いたもの」なのであって、いくら「小説に関わること」をやっていても、原稿は一枚もあがらないわけだ。 >稼働中の採点代行者、八神さん  そういえば、いままで皆に聞きそびれていたことがあったんだっけ。  採点してるのって、楽しい?  自分の感覚からいうと……。  まずネタをみて、ボツかOKかは、それは直感でわかる。  ほとんどの場合は理由がすぐに浮かぶ。  でも何個に一個かは、考えてみないと、理由がすぐには出てこないものがある。  そのもやもやしている「ボツの理由」というのを、頭の上から掴んで引き下ろす。そうすると言葉で言えるようになる。  この課程、とても楽しいもの。  時にはそれでレベルアップのファンファーレが鳴ることもあるし。  わしもはじめはけっこう時間がかかったなぁ。  5分ぐらい考えることもあったか。  最近だと長くて一分ぐらい。  これを続けてゆくと、そのうちには――どんなエピソードであっても瞬時にボツの理由が言えるようになるのだろうと考えると、それもまた楽しみ。  ああ、だけど実戦では……。  5分ぐらいでダメな理由がわかるぐらいであれば、あまり問題ない。  長編でも、ひとつの話に入っているエピソードは50〜60個程度。  そのすべてが「理由はすぐに出ないけど、直感としてダメ」だったとしても、5分×60個で、せいぜい300分。  5時間ほど集中すれば、全部のエピソードの吟味ができるってことだから。  まあしかし、採点代行者は楽しいかもしれないけど、提出者のほう。  出しても出してもパスしない状況というのは、それは苦しいだろうなぁ。 >卯月さん  3と4。見ました。  八神さんの採点が済んだら、ぼくのもあとで書きます。  4つ見てみた感じから。  いままで提出されたもののパターンを研究しているのだろうとわかります。  基本となる「すこしだけで満足なシンデレラ/思いもつかないシンデレラ/譲るシンデレラ/○○欲のないシンデレラ」あたりをそのまま使うのではなく、なんらかのヒネリを加えてやろうという意図も。  その方向性はいいんですが、ひねりを加えるときに、肝心の無欲のほうが薄まって霞んでしまったり、ひねるほうに意識が向きすぎて、無欲成分が揮発してしまっていることに気づかなかったり……とまあ、そんなところでしょうか。  コツを掴むためのアドバイスなど。  たとえば「卯月4」とか。  このネタの核心。  どこに「無欲」があるのかっていうと……「お城に来られただけで満足なシンデレラ」というところですよね。コンセプトはここ。  このネタの核心を、より印象的に伝える手法を考えるわけです。  アプローチは、いくつかあります。大きくは2種類。  ひとつは、「卯月4」でやっているように、「来られただけで満足」ということを強調するための仕掛けを持ち出してくる方法。  この場合だと、「人数制限で入れなかったが、でもシンデレラはお城に来れただけで満足で……」と持っていってますね。  10人の人数制限なんて仕掛けは、まあヌルいっちゃぁヌルいんですが……。その方向性を突き進めて、もっともっと洗練させていった先に存在する手法ってのが、たしかにあります。  より効果的に強調できる仕掛けを探す方向。  これが方向性のひとつ目。  もうひとつの方向性は、そういう小手先の技に頼らない方向です。  仕掛けで強調させるのではなく、がっぷり正面から組んでみる。  「満足している人間というのは、いかなるものか?」ということを突き詰めてゆきます。  「城に来られただけで満足なシンデレラ」というのは、つまりどういう状態。どういう心境? どういうことをするもの? ……と、そっちを突き詰めてゆくわけです。  卯月さんの場合、こっちがメチャメチャに弱いです。  すべてのパターンで、シンデレラが自分の口から語ってるじゃないですか。  満足している人間というのは、「私は○○だけで満足なのです」と口で言うものなのですか?  ヌルい。ヌルすぎ。  もっと考えましょう。  シンデレラのその心境が真に理解できたなら、彼女の言動がそのまま、「お城に来られただけで満足な」状態を表すことになります。  そうやって、小手先に頼らない方向で、まず突き詰めてみる。  しかるのちに……こんどは洗練された小手先の技と合体させて、最大効率で表現するわけです。  たとえば、こんな感じ。 ・お城にやってきたシンデレラ。だが招待状がニセモノだとバレて、門から一歩入っただけで、衛兵に追い返されてしまう。 ・門の外側で、立ちつくしているシンデレラ。 ・少女が追い返される有様を、たまたま見ていた王子、その可哀想な少女に同情する。……が、あることに気づいて不思議に思う。 ・その「あること」がどうにも気になって、シンデレラに近づいてゆく王子。 ・うっとりと、幸せそうな表情を浮かべているシンデレラ。突然現れた青年に話しかけられてびっくりする。 ・青年から、幸せそうな顔をしている理由を訪ねられるシンデレラ。 ・お城に入れたからと、そう答えるシンデレラ。 ・シンデレラの答えが理解できない青年。「入れてないじゃないですか?」 ・青年の質問が理解できないシンデレラ。「え? 入れましたけど……? さっき一歩だけ」  この場合の、「城に来られただけで満足なシンデレラ」の考察は、こうでした。 ・「城に来られただけで満足なシンデレラ」ならば、その最小ケースに相当する「一歩入っただけ」の状態でも変わらぬ満足感を得るのだろう。 ・真に満足しているシンデレラというのは、幸せに浸ることに夢中になっているだろう。 ・夢中になっているなら、話しかけられても気づかないだろう。だから驚かなくてはならない。 ・真に満足しているシンデレラは、自分の思考で手一杯だから、話しかけてきた相手が王子だということにしばらくは思い至らないはずだ。だから一連の会話ぐらいの短い時間では、相手のことを「ただの青年」としか認識できないはずだ。 ・真に満足しているシンデレラにとっては、自分がお城に入れた事実はもはや自明の理。だから王子に「城に入れていないのでは?」と聞かれても、すぐには意味がわからないはずだ。  このあたりのキャラ考察。  理屈と設計で充分にこなせる範囲内です。  魂の色がどうだとか、超立体のキャラが降りてくるとかこないとか、そんな神がかったことを持ち出さなくても、ただ人間を考察するだけで、技術とノウハウのみでこの程度はやれるわけです。  ……っていうか、やれ。  満足している心境を口頭で説明するなんてのは、そもそも「人間」のリアクションじゃないです。 -------------------------------------------------------------------------------- 次の課題とか No.0818 投稿日 2001年3月25日(日)17時39分 投稿者 新木 伸  いくつか考えていたのだな。  コンセプトとしては、「楽しい」練習であること。  まあ採点代行者になれば、前に書いたようにすこしは「楽しい」かなとも思うけど、課題出しているうちはあんま楽しくないわな。  でも「コンセプトワーク」の必要性を掴むには、最初に単調なのも必要だろう。  次は楽しいことしましょう。  たとえば、運動系の部活とかで……。  サッカーあたりかな。フットワークが重要そうな競技としよう。  皆で楽しくフットワークを練習する練習。  まあ実際に以下のようなことをやるかどうかは別として……。  誰かひとりが、ある一定の距離を駆け抜けるわけだ。  他の人たちは大勢で、そのじゃまをする。足下に狙いすましてボールを転がしたりなんかして。  妨害する側と、駆け抜ける側と、交代して交互に順番にやっていったりする。  ゲーム感覚で楽しくやるのね。 (いや本当に足下にボール転がしたら、危ないけどさ。(笑))  コンセプトはそういう感じ。  んで、具体案。  いろいろ考えたのだが……。  プロット立てて短編でも書かん?  もちろん、プロットの段階で皆で叩く。  お互いに指摘して叩き合う。  プロットで叩くところがなくなったら、いざ実際に書いてみる。  シンデレラコンセプトでやってるみたいに、「このシーンのコンセプトが○○であるとするならば……それじゃあこのエピソード、だめじゃん。これボツでしょ」みたいな指摘をしあうわけだ。  想定している短編の長さとしては、いちおう原稿用紙20〜30枚程度。短いやつね。起承転結が一通り揃ってる最小構成。  たとえば、「つきあい始めたばかりのローティーンの新米カップルが、喧嘩して、そのあとで仲直りする話」とか、「中学校に入学して、はじめて運動系クラブに入った男の子が、体育会系ノリにカルチャーショックを受けて退部しようかと悩むんだけど、乗り越えて続けていこうと決意する話」とか、そのくらいの長さの話。  まあ内容はなんだっていいんだな。  SF系にもっていって、「人造生命として作り出された少女体が、自分を作った博士への好意(恋心)を自覚する話」とか、そんなんでもいい。  自分の「書きたいもの」でやるってのが、ミソね。  書きたいものをやるのが、やっぱいちばん楽しいっしょ。  この練習。  対象者は、採点代行者か、それに準じる技術を身につけている人。  すくなくとも、そのエピソードで自分のやろうとしているコンセプトが何かをちゃんと意識できて、ある程度はそれを実行できる(ストライクゾーンにそこそこ投げ込める)ぐらいじゃないと、このプロット立ての練習をやったって意味がない。 -------------------------------------------------------------------------------- レスをいくつか No.0819 投稿日 2001年3月25日(日)18時02分 投稿者 弟切 千隼 八神さんへ > 採点代行いつもありがとうございます。 43番のネタは、自分で書いていて「うまくまとまらなくて骨っぽくないなあ」と感じていました。御指摘ごもっともです。まだまだ修行の余地があるということで、精進します。 魚住さんへ > 魚住さんの書き込みは、いつも「なるほど」とうなずくことが多くて、勉強になるので楽しみにしています。今回の英語・フランス語云々に譬えたお話も面白くて、ためになりました(^_^) ただ、コメディに関して言いますと、文章で笑わせるというのは、入念に練り上げられた高等な技術がないと難しいと思います。話だけで人を笑わせる落語や漫才がどれほど長い年月をかけて練り上げられたものであるかを考えればわかるでしょう。 ちなみに、私の友人宅の近くにもS字クランクがあって、以前そこに買って三日目だかという新車のボルボが挟まっていたことがありました(^^; あのドアの傷を修理するだけできっと十万円以上かかるでしょうに、乗っていたのは二十歳そこそこの若いお兄さんでした。どうやって修理費用を捻出したのかまでは知りません。 -------------------------------------------------------------------------------- 少し感激気味の西鶴翠。 No.0820 投稿日 2001年3月25日(日)21時57分 投稿者 西鶴翠(みどり)  新木さーん。 >コンセプトとしては、「楽しい」練習であること。  ようやくそこまで、たどり着いてくれましたか。私はそれだけで満足です(強欲)。 >数十回ぐらいレベルアップのファンファーレが聞こえてきてる(笑)。  ここ200件くらいのあいだに、「教える」という技能が十回くらいレベルアップしていることを自覚していますか? 自覚していなくても、周りは感じていると思います。少なくとも、私はそう感じています。  「教える技能」という分類の中に、「耳をすます技能」というやつがあります。相手の言葉がどれほど間違いに聞こえても、辛抱強く最後まで聞く、という技能です。新木さんはほかの「教える技能」がそろっているのに、ここだけ欠けていました。小説家の悲しい運命ですね。  でも、ようやく技能を身に着けてくれました。私が品性を疑われるような書き込みを何度もした甲斐があるというものです(そういう書き込みでどうして新木さんがレベルアップするのかは、ご自身で考えてください。素材分析の話から、私はアプローチしています)。  私が本当に嬉しかったのは、卯月さんへの対応の仕方なんですけれどもね(新しい課題とかそういうものではなく)。#817「起っきしたのー」の書き込みは、かなりの進歩でした。  というわけで、私は安心してこの掲示板を見ていることができます。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 魚住さん。 No.0821 投稿日 2001年3月25日(日)21時58分 投稿者 西鶴翠(みどり)  とりわけ強固に、反論するようなことはないです。  「共通の文法」「初対面の礼儀作法」に関しては、魚住さんの書き込み以前に、私が大学で言っていたことですしね。  で、ですね。「新木式」に関してなんですが、これはやっぱり、新木式です。そこは、私の考え方は、変わりません。伝えることと伝えないことの取捨選択が新木さんの中で生じますね。また、何を軽視して何を重要視するかも、新木さん独自の基準があります。つまり、もののけ姫の素材分析のところで出てきたような、サンプリング問題が出てくるわけです。ここで、どうしても「新木色」というものが出てきます。そのあたりが、新木式です。そのために(という言い方は失礼なんですが)、榎野さんがいるわけですな。榎野さんの言動が、かなり大きな情報量を占めています。  魚住さんが書き忘れていることの一つとして、新木さんは教えているだけじゃない、というものがあります。新木さんは、自分の舞台裏を見せているんですね。どれくらいのスピードで執筆して、作品を書くためにどれくらいのプロットを準備して、というやつです。これが――もしかしたら直接教えているもの以上に――重要です。 ということで、どうでしょうか。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- その他、雑談。 No.0822 投稿日 2001年3月25日(日)21時58分 投稿者 西鶴翠(みどり) >榎野さん。 >『夢を見るのは我々で、あなたはそこに行けるのですよ』  榎野さんからこの言葉をもらったら、なんだか作家になれてしまいそうな気がするのですが、気のせいですか。気のせいですね。自己診断では、あと三年以上はかかる見込みです。 >いかさん。 >最高80枚が目処ですから、単純に起承転結を四分解すると20ページ。  それは、あまりにも単純すぎるかと(笑)。実際に、 >机上の計算では80ページに収まるようになったのですが……  計算したあとでは、起承転結はそれぞれ何枚ずつくらいになりましたか?(ほかの人の書き方を参考にしたいので。) >新木さん。 >「小説に関わること」をやっていると、なんかそれだけで小説を書いている気分になってくる。 >物書きにとって、上がった原稿こそが「書いたもの」なのであって  このあたり、オフ会のときに私が言ったことですな。それよりも前から、新木さんも思っていたのでしょうか。 >たとえば、こんな感じ。  と、新木さんが卯月さんに示した「無欲なシンデレラ」ですが、これは、どこに視点があるのですか? ころころと視点が入れ替わるのでしょうか。文庫本三ページにも満たない量で、「シンデレラ→王子→シンデレラ」と変わりそうな気がするんですが。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- レス1 No.0823 投稿日 2001年3月25日(日)23時58分 投稿者 魚住雅則 >新木さん >書いてゆくたびに、レベルアップのファンファーレとか、頭の中で鳴ってない? 鳴ってます。もうガンガン鳴ってます。連続ではぐれメタル倒した気分(妄想気味)。 気持ち的にはバトルマスター、いや既に天地雷鳴士(笑)。 でも真面目な話、実際には理屈が分かっただけでは、意味ないと思ってます。ファンファーレと同時に、 「偉そうに書いてるワレは、じゃあそれ実践できてんのやろうな? なあ? どうなんよ実際? あんましナメてると沈めるよ?」 という、ヤクザ風のもう一人の自分の声が聞こえてきますから(怖っ)。 理屈が整理できたらとにかく実践。書いてる小説にフィードバック。を心がけて書いてるつもりなのに、上手くいかない自分です。本当に修行が足りんです。 >弟切さんへ レスありがとうございます。 で、「ギャグ」「コメディ」の話ですが。僕の知る限りの現状を踏まえて反論させていただきます。 否定的な書き方をしますが、ただ単にこういう意見の交換が好きなのと、更に理解を深めていきたいという理由なので、敵意とかないです。本当に。感謝してます。 >文章で笑わせるというのは、入念に練り上げられた高等な技術がないと難しいと思います。話だけで人を笑わせる落語や漫才がどれほど長い年月をかけて練り上げられたものであるかを考えればわかるでしょう。 落語についてはあまり知らないのですが、漫才は別に文章(台本)で笑わせているわけではないです。たぶんネタ帳とか見てもたいして面白くないでしょう。「間」、「空気」。この二つです。ツッコミは全部「なんでやねん」系だし。ボケはおかしいことを言うけれど、それを言う人の空気と突っ込む間がほとんど。で、こういうのは才能と育った環境が関係します。技術ではないです。 吉○のNSCって若手養成の為の学校あるけど、まず入学できないんですよセンスがないと。恐ろしい倍率くぐり抜けて入学したって、教えてもらうことはそれほどない。長期のオーディションみたいなもんです。今有名な漫才師が入学した時からケタが違ったっていうのはよく聞く話ですね。 才能ある若手漫才師、偉いことになってます。 結構前だけど、天才「ジャリズ○」が解散したし。「千○兄弟」は東京で成功しきれないし。「ケンドー小○」は相変わらずマニアックだし、芸術級の漫才をしていた「よ○こ」は漫才しないし(何でだ?)。訓練を受けてもいない「リアルキッ○」は中学生で既に舞台に出てます。 技術が介入する余地がないんですよ。才能の削りあい。倍率が高すぎてそこまできているんです。 「オール○人」がガチンコでやっていた漫才道、あれが始まる少し前に深夜番組で本人がやっていたこと―面白くなくなった自分の改造計画で、オカマの格好して街中を走り回る―そういう世界なんですよ。 本当に想像を絶するのです。才能なんてすぐに枯れてしまう。それでも留まるために大御所と言われてきた人がやることはソレなんです。技術が通用しない。センスが枯れたらおしまい。 あと、しゃべくり漫才というのは全体から見ると減少傾向にあるようです。動きがあるコント形式の方が受けるみたいで。 落語にしたって、古典と言われるものは昔から同じ内容です。「時蕎麦」とか。講談する人の才能でしょう。弟子に付くのだって精神的なことを教えてもらったり、「演技」の技術を教えてもらったりだと思うんです。 ああ、違う! そういう話ではなくて、 僕が最初に「コメディ・ギャグに技術の入り込む余地がない」と思い出したのは、岡田○和(「よし」が変換できません)さんのコラムを読んでからなんです。 ちなみに岡田さんは脚本家です。 どういうことが書いてあるかというと、 「つまり、センスだと思うんです。こればっかりは理屈じゃない。コメディって訓練して上手くなるもんじゃないような気がします。たとえ早朝から深夜まで特訓したって上手くはならない。笑えないものはどうやっても笑えない。どんなに偉い人が書いても寒いものは寒い」とまあこんな感じです。 だから僕の意見はほとんど受け売りになってしまうんですけど、これ読んだ時にもの凄く納得できるものがあったんですよ。それから自分なりに考えてもやっぱり「技術が入り込む余地はない」となりました。 んー、でも「テンドン」とかそれ位のことなら技術になるのかなあ。でもそれって常識だしなあ。 (注・テンドンというのは同じことを繰り返して言うことで笑わせる技術です。大阪の僕の高校では、仲のよい友達同士なら日常的にやってました) 力尽きたので、今回はここまでです。 -------------------------------------------------------------------------------- 魚住さんへ > No.0824 投稿日 2001年3月26日(月)09時47分 投稿者 弟切 千隼 反論ありがとうございます。魚住さんは関西の方なので、コメディやギャグに関する私の話には必ずや反論なさるだろうと踏んでいました。笑いのセンスに長けた関西の方の意見をぜひ聞いてみたかったので、半ばそれを期待して前回の書き込みをしたんですよ。 試すようなことをしてすみません。このような意見の交換は私も大歓迎です。 で、反論へ反論です。 笑いを取るには技術よりセンスだと魚住さんはおっしゃいます。全部ではないにしろ、ある程度はそれは真実だと私も思います。 しかし、センスというものは磨かなければ光りません。魚住さん自身「育った環境も関係している」と認めていらっしゃいますよね。それは、「技術を習得している」などという意識を持たないごく幼いうちから笑いを取ることを鍛えられて、知らず知らず技術が身に付いてしまったということではありませんか? 私の見るところ、関東で生まれ育った人より関西で生まれ育った人の方が、明らかに笑いを取ることに長けています。これは遺伝子の違いによるものではなくて、「日常会話においても笑いを取ることを常に考え続ける」関西の文化的土壌によるものでしょう。なぜなら、両親ともに関西人でも、関東で生まれ育った人は関西風のギャグセンスを発揮することがほとんどないからです。 私自身、関西人の血を引いているのに静岡県で生まれ育ったので、関西風のギャグセンスはありません。 「間」というものが重要な漫才などにおいては、幼い頃から鍛えられたギャグセンスの持ち主でなければ、プロとしてやってゆくのは難しいでしょう。しかし、基本的に昔から伝えられた同じ話で人を笑わせる落語の世界では、みな大人になってから弟子入りして一人前になります。ということは、成長してからも訓練によって「人を笑わせる技術」が身に付けられるということですよね。 人が文章と呼べるものを書き始めるのは、しゃべることができるようになってだいぶ経ってからのことでしょう。そして、意識して訓練しないと、他人に意味が通じるまともな文章は書けるようになりません。このことは、「よみかく」に参加していらっしゃる方々はみな痛感しておられるでしょう。 意味が通じもしない文章では笑いを取るもへったくれもありませんから、文章で笑いを取りたい場合には、「まず意味を通じさせて、それからどうやって笑わせるか工夫する」訓練が必要になると思います。文章は、ある程度成長してから身に付ける技術である分、ごく幼いうちから培ったギャグセンスがなくても後から挽回できる技術だと考えます。 と、反論はこのくらいにしてこの後は雑談です。 私は、常日頃から関西人のギャグセンスには感心しています。本当に、幼い頃から笑いの才能を磨き抜いた方々には敵いません。人を笑わせることを始め、サービス精神旺盛な関西の方々には、学ぶことが数多くあると思います。 そういうこともあって、魚住さんには一度お会いしてみたいんですよ(^_^) 弟切千隼は母方の祖父が京都人だったので、関西弁に抵抗はありません。但し、私の祖父は京都のかなり良いおうちの出身らしいので−実はよく知らないんです(^^;−、だいぶ上品な京都弁をしゃべっていたかも知れません。 一歩間違えると私は「お嬢様」に生まれていた可能性があるのですが、そんな身分に生まれなくて良かったと心から思っています。どこからどう見ても、私は「お嬢様」というキャラクターではありません。 蝶よ花よと育てられ、成人式にはウン百万円の振袖姿で楚々と歩き、年頃になればどこぞのお坊ちゃまと見合いをさせられて……うわあ駄目だ、やってられませんわ。見合いの席でちゃぶ台返しをしそうです(^^;; -------------------------------------------------------------------------------- ギャグはネタよりタイミング No.0825 投稿日 2001年3月26日(月)10時24分 投稿者 はせがわみやび  ってゆーのは、わたしの友人のGMのお言葉です(笑)  関西人にとってのギャグのように、生まれたときからお話を作るのが習い性になっていて、まわりにそれを語り聞かせるのがクセになっている人には、「如何に語るか」なんて練習はいらないかもしれないよなあ。  無意識に起承転結をつけていて、ヤマと落ちを作らずにはいられないって。  でも、見ていて小説家志望者に欠けがちなのは、そのあたり。  おもしろいネタを拾ったつもりでいてそれを表現する術に欠けている。で、実際にはたいしたことのないネタなので、出来あがったものがボロボロなのだな。  感性の通じるひとにしか、受けないっていう。  アイデア(素材を拾う目も含む)や感性は、いずれ、衰える。  ギャグはネタよりタイミング、なのだ。  若いうちこそ、一見辛いだけに見える修練でも積んでいないと……一生文章で食べるつもりだったら、辛いぞ。 みやび -------------------------------------------------------------------------------- 会話だけで笑わせる No.0826 投稿日 2001年3月26日(月)11時30分 投稿者 本家・榎野英彦 これ、ホントに難しい。 やってみればわかるから。なんでかというと小説ならエピソードひとつぶん くらいのネタを削りに削ってぽん、と放りこまなきゃなんない いやはや「モッタイナイお化け」が集団でやってきて、枕元で「もったいねー」と 言う順番を決めるために家の前で整理券配んなきゃなんないくらい「もったいない」んだなこれが。 「大丈夫です信じてください!心を入れ替えました!」 「いくら心を入れ替えても中身の魂が腐ってるわ」 「これ…なんだ?」 「何って……飲むヨーグルトの無糖ってヤツだよ、安かったんだ」 「期限切れのパック牛乳にマジックで『ヨーグルト・無糖』って殴り書きしてあるようにしか見えないんだけど」 「ああ、リサイクルコーナーに置いてあったからね」 「寒いなあ、外の天気はどう?」 「夕べの天気予報はなんて言ってったっけ?」 「え?確か晴れのち曇りだったけど?」 「ふーん、その『晴れのち曇り』が10センチくらい積もってるね」 ヤマイダレの「痴性」ケモノヘンの「狂養」んでもってサンズイの「薄学」じゃないとこういった会話は思いつきません(笑) -------------------------------------------------------------------------------- うーむ。 No.0827 投稿日 2001年3月26日(月)13時02分 投稿者 八神伽羅 残りの採点代行を……といきたいところなんですが、その前に。 >新木さん ≫そういえば、いままで皆に聞きそびれていたことがあったんだっけ。 ≫採点してるのって、楽しい? 楽しいですね。 人様が時間と労力を掛けて捻りだした課題を呆気なくボツにする時の感覚には、どことなく悪魔的ななにかがあります。 ……というのはもちろん冗談ですが。たぶん。 実際はわりと胃が痛いです。 私は論理的思考が苦手なので、普段は感覚や直感に頼って生きています。 当然、人になにかを説明するのは苦手です。物書きにあるまじき事ですが。 五感で感じ取れるものならなんとか描写できても、抽象的な概念を相手にも分かるように説明する、ということにかけては恐ろしく自信がありません。 なので、「これはなんとなくボツだな」と思った後、理由を見つけるのにひどく時間がかかり、しかもそれをちゃんと説明しようとすると結構、悩みます。一回の採点にどれだけ時間がかかっているかは、情けないので伏せておきます(笑) そんな私ですから、採点をする事でレベルはだいぶ上がっている……と自分では思っています。客観的に見てどうかは分かりませんが。 しかし、まだ他の代行者の方と比べるといまいち的確な指摘ではないというか、「今までOKにしてきた○○パターンを使っている。よってこれはマル」という機械的な採点になりがちというか……。 ただ、今ちょっと引っ掛かっていることがありまして。 志郎さんの課題の採点を読んだんですが……このまま私が採点を続けてもいいものかなあ、と思ってしまいまして。 実は私、志郎さんの1と2は両方ともOKかと思ったんです。 なんとなく引っ掛かったんですが、今までOKを出してきたパターンを踏襲しているし、初めてだしこれくらいならいいか、と。 そのあと自分の採点を振り返って気付いたんですが、話の整合性や矛盾の有無は気にせずに、「とりあえず無欲」ならOKにしていたんです。 既に書いたことですが、「このパターンは前にOK出したから、少し微妙だけど今回のもOKにしないと矛盾するよな」という感じで、ある程度事務的に。 もっと細かく難癖をつけてボツにしてしまってもいいのでしょうか。 というか、あれを読んで漠然とした不自然さしか感じ取れなかった私が、このまま採点代行を続けてしまっても問題ないのでしょうか(爆) この間のオフの時に痛感したんですが、私は細かな矛盾点に気付けない鈍感な書き手で、読み手だったりします。ずいぶん前に話題になっていた「神社のドア」あたりはさすがに爆笑しましたが、「四倍サイズの鴉の小さな目」は実はみやびさんが言うまで奇妙さに気付きませんでした。 失血で瀕死の状態に陥り、全身の感覚がないはずの男がああ雪が冷たいなぁとか言っている文章を平気で書いていたこともあります。 そんな奴なので、これから先ちょっと大丈夫か心配になった次第です。最近は気を付けていますが、直ってるかどうかはいまいち自信がないままでして。 このまま続けられたら、そういう欠点を直すにはいい訓練になるとも思うんですが……。 ではでは。長々とすみません。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 起きる時間って、2時間ずつ後ろにずれてくよね No.0828 投稿日 2001年3月26日(月)17時36分 投稿者 新木 伸 >八神さん  甘いOKと、厳しい目のボツ。  ぼくがどう使い分けているかというと、うーん……説明しずらい。「なんとなく」とか、そういうことになるんだけど。……って、それじゃだめだよね。説明としては(笑)。  おなじ初めての提出でも、人によって、過去の他の人のものを研究してきてからの「はじめての提出」と、ほとんど読まないでの本当の「はじめて」の提出とあるわけでしょう。  志郎さんも卯月さんも、研究してきて、それで提出のパターン。  だから厳しい目のほうで、斬って捨てなきゃならんと思った。  初提出のご祝儀の「甘め採点」は、まだ勝手がわかっていない人に、勢いづけで出すものであって、ちゃんと研究してきてる人には、もう何個も提出している人と同じ扱いをしないとならない。  ちなみに、ここで言っていた「内容以前の問題」っていうのは、「無欲」要素としてはOKなんだけど、そこに関わらずボツを出したよ、と読んでください。  採点基準って、いくつかあると思う。 ↑(難易度 低) ・「無欲」要素がとにかく入っていればOK。          ・「無欲」を強調する仕掛けが、なにか入っていればOK。          ・「無欲」を描きだす仕掛けに不自然さがあったらボツ。          ・おもしろくなければボツ。 ↓(難易度 高) ・どんな些細なことでもケチが付けられるならボツ。  難易度低いうちは、拾うべきところがあればOKってスタンスなんだけど、難易度が高くなってくると、ケチを付けるところを探すようになってくる。  OKかボツかの2通りじゃなくって、採点者の心の内部的では、5段階ぐらいの点数がついているのだと思う。  この人にはどの難易度で挑むべきかってことも、採点者は考えるべき。  逆にやっちゃいけないのは、「いままでのパターンではこれでOKだったから、これはボツのような気がするんだけど、でもOKにしないと……」とかいう理由で、第一印象を覆すようなこと。  第一印象でOKなら、OKでいいのでは。  まあもともとは、そのあたりを吸収するための複数制度だったわけだけどね。  いまひとりしかいないのは仕方ない。そのことで自分がしっかり判断しなきゃならないとか、負担に考える必要はないよ。  あと、エピソードの矛盾点に気づくかどうかってことは、論理的な判断ができるかどうかとか……そういうことじゃないんだな。  そのエピソードにどれだけ入り込めるかってこと。  八神さんが鈍感なわけじゃない。それは違う。  ただエピソードに入り込む習慣を持っていないというだけのこと。  気づくためのノウハウを持ってないってだけ。  訓練して、それを無意識の習慣にしてしまえば解決する問題ね。  その場にいるように感じてみる。  その訓練を、意識してやってみよう。採点者の立場っていうのは、格好の訓練の舞台だと思うがなぁ。  入り込んでしまえば、おかしいかどうか気づくのは「感性」の問題。  誰でもできる。  実際に4倍サイズのカラスがいたとして、その眼球が小さいかどうかなんてことは……。  その場にいるように感じられたなら、論理なんて必要なくて、感覚的に気づくことができるはず。 >西鶴君  シンデレラコンセプトも、「楽しい」もののはずだったんだけどね。  ほら、はじめの頃に書いてなかったっけ。1時間もあれば10個ぐらい出せるゲーム感覚の練習とか。  みやびさんあたりになってくれば、これだって、楽しいはずよ。  教える技能のレベルアップは、自覚がないなぁ。まあ外から見てそうなら、そうなのだろう。  OFF会で、皆の顔を見てきたこともあるかもしれない。  「小説に関わることをやっていると」……。  ああ、あのときの話は、それを言ってたのか。いま納得。  歩きながらした話だよね?  前から思うもなにも、プロの場合は、これもっと深刻よ。  だってあがった原稿のぶんしか、ギャラ貰えないもん。いくら頭の中で考えて悩んでいたってさ……ごはんは食べられない。  考えるとか意識するとか、もうそれ以前に、体のほうに叩き込まれてますがな。  わしらって、書かなきゃ「飢えて死ぬ」のね。  例のネタの視点については、あれは、三人称、神の視点だね。  なんでも知っていてかまわない神様の視点。作者の視点ともいう。  登場人物が何人か出てきて、その誰の心理にも入っていっていい視点。また逆に、心理に入ってゆかなくてもいい視点。  王子が気になった「あること」を明かさなかったり、門番に追い返されたときにシンデレラの心境を書かなかったり……。  そのあたりから、心理を描くかどうかの選択が自由である「神の視点」であることは自明だと思うのだが、どうだろうか。 >レベルアップのファンファーレの回数  わしの覚えているかぎりだと、プロになるまでに、数千ぐらいはあったような気がする。覚えているだけだから、もっと多いかもしれないけど。  プロになってからのもあわせると、1万回はくだらないだろうなぁ。おそらく。  きっと世の中には、10万回ぐらい経験している人もいるはず。もちろん現役のプロで。 >お笑いの業界とか  ふむふむ。  あそこはセンスが枯れると、食べていけない業界なのか。大変だなぁ。  小説のほうは、さいわいなことにそんなことはありません。  技術だけでも、なんとか食べていけるところ。  センスはいつか必ず枯れるものだけど、技術だけでもやっていけるから、心配なし。また話作りの技術っていうのは、他にも応用できる。ゲームやらなんやら。「シナリオ」ってものが絡むジャンルならすべてに応用可能。  逆にセンスがメインでやっていると、枯れたときが怖いぞ。 -------------------------------------------------------------------------------- プロットのこと No.0829 投稿日 2001年3月26日(月)17時54分 投稿者 新木 伸 >プロットのこと  前にも一回以上言ってるはずだけど、いまいちど言っとくか。  「ストーリーを語る」というジャンルのものって、いろいろ存在してるよね。  小説以外にも、映画とかドラマとか、マンガとかゲームとか。まあ山ほど存在している。  そのすべてにおいて、言えることがひとつある。  「プロット」や「シナリオ」といったものは、実際の制作が始まるまえに、すでに完成しているということ。  小説だけなんだよ。  プロットが完成しないうちから、作りだしちゃう人がいるのは。  映画やゲーム。  大勢の人が制作に参加して、億単位の金が動くものを作るときには、はじめにどういう話にするのか決めとかないと、舞台も大道具も、なにひとつ決まらない。いつまでたっても作り出すことができない。  だからプロットは、いちばんはじめに決定する。決定したら、もう変更されない。  これが大前提。  誰もが、それが当たり前という認識をもって、仕事をしている。  個人作業にもっとも近く、小説にいちばん近いところにある「マンガ」でだって、ネームっていうものを描いて、コマの配置やら、そこに書くべきものやら、台詞やら、すべて決まってから下書きとペン入れに入るもの。  プロット不要論とか、そんなたわけたことを言っとるやつが存在を許されているのって、小説だけね。 -------------------------------------------------------------------------------- 間に合わず・・ No.0830 投稿日 2001年3月26日(月)18時40分 投稿者 卯月 修羅  次、新木さんが書き込みする前に一つでも課題提出しようと思ったのに時間差で間に合わなかったようです。残念。次はもっと早いペースで課題を提出したいと思います。 >新木さん   僕の課題の傾向まで分析してもらえてかなりうれしいっす。言われてみればそのとおりと言うしかないですね。一応書き込みをはじめる前に過去ログは全部読んだんでちょっとは分かってるつもりだったんですけど。新木さんが指摘してくれることって自分の無意識にはあるんですよね。でも無意識だから自分で書いた時はよく分からない。なんとなく違和感は感じるけどはっきりとどこがおかしいとは分からないから提出してみよう、みたいな感じで。確かにヒネリにこだわって無欲という部分が薄れているのは自分の課題を読み返しているとよく分かります。荒木さんが言ってくれる事によってだめなところが無理やり無意識から意識下に引きずり出されてくるんですね。いまだと問題点がよく分かります。これがレベルアッップのファンファーレが鳴ったってヤツなんですかね。  あと、オレは叩かれるのは大好きです。「ヌルい。ヌルすぎ」なんて言われるとがぜんやる気がでてきますね。これからもどんどんボコしてください(笑)それでは課題の採点よろしくお願いします。 卯月その5 ・雨が降る中カボチャの馬車に乗ってお城にやってきたシンデレラ。舞踏会の会場となる大広間では娘たちが王子の登場を心待ちにしている。 ・突然あらしが強くなりとうとう窓が割れ、雨が大広間の中まで入ってくる。 ・当然、舞踏会は中止となり娘たちは別室で暖炉のそばに陣取りドレスを乾かそうとしている。 ・王子は舞踏会が中止になってしまった事を悔やみ自らの手で娘たちに乾いたタオルを配って回る。 ・すると王子は部屋の隅で濡れたドレスを乾かそうともせず体を震わせている一人の少女を見つける。タオルを渡そうと近づくとその少女が唇を紫色にしながらもとても幸せそうな表情を浮かべているのに気づく。 ・「君、寒くはないのかい?そんなところにいては風邪をひいてしまうよ」 「え?寒い?・・・・・そう言われればそうですわね」 ・王子は自分の身分を明かし今日の失態について詫びる。 ・「すまないね、今日はこんなことになってしまって」 ・「え?なんで王子様が謝っていらっしゃるのですか?私は舞踏会に招待してくださった王子様にすごく感謝していますけど?」 今回は「舞踏会にこられただけで満足なシンデレラ」です。ボクがどんな考察をしたかというと ・シンデレラは無欲な人間だ。だから舞踏会に来れただけで満足してしまっているだろう。 ・だから突然舞踏会が中止になってもその満足感は消えず、その余韻に浸っているだろう。 ・その余韻が強いためドレスがびしょびしょになっていることにも寒いという事にも気付かないだろう。 ・だから突然話かけられたら驚くだろうし、その時になって初めて寒いと思うだろう。 ・そしてシンデレラは舞踏会に来れただけで満足しているからなぜ王子が謝るのか分からないだろう こんな風に考えていきましたがどうでしょう? -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さんへ No.0831 投稿日 2001年3月26日(月)19時53分 投稿者 魚住雅則 今回は過激気味です。しかし、真剣に考えての結論です。 それはそうといつの間にかお笑い芸人論とか語りそうな自分(笑)。 これが一番危険ですね。 とにかく整理してみます。 ・幼い頃からの生活が無意識の技術習得であるかについて。 これは技術ではなく、「受けを狙う」という気質が育まれやすいというだけでしょう。受けを常に狙っていれば度胸はつきますが、関西で育っても面白くない人はいます(僕とか)。というか面白い人なんてそんなにいません(笑)。訓練では、やはりどうにもなりません。 関西の風土が影響しているのは「受けを狙う姿勢」とか「早くボケなければ、突っ込まなければ」という脅迫観念(笑)「周りがボケたら突っ込むのが当然と思い出す」とかそんなもんじゃないですかね。気構えかな。 ・漫才というジャンルにおける技術について。 >幼い頃から鍛えられたギャグセンスの持ち主でなければ、プロとしてやってゆくのは難しいでしょう。 うーん、難しい、というか。鍛えられてても99%無理です。何処で育っても、常に受けを狙う姿勢を持っていてもほとんど不可能です。 センスが環境に影響されるのは事実です。が、前回書いたように、今の漫才界というのはそんなに甘い世界ではないのです。英才教育を受けた天才なんかそこら中にゴロゴロいます。いくらでもいます。でも東京に出ている芸人の数は年間数組。 他の地域からだって出てくるし、もともと東京にいる芸人だっている。 数年前に上京したコンビが売れれば別に次の漫才師を補充する必要がないんです。 限られた数の椅子を取り合うのは同じでも、参加する人数が桁違いです。(しかも椅子自体が少ない)環境、技術、才能はあって当然、その上に運とか絡んできてます。しかも、上京するのを待っている間に年を取って若者のセンスについていけなくなったらおしまい。じゃあさようならって言われるんですよ。鍛えられたセンスでもどうにもならない以上、技術では全く補えません。 ・落語について 落語の笑いと漫才の笑いは質が違う気がします。確かに落語というのは技術が占める割合が大きい。老練な落語家の講談はとても面白いし。 ただし、落語というジャンルは明らかに衰退してます。新人賞で出場する若手の中で、落語で責める人はほとんどいません。いても、10組中1組とかその程度。(審査員の中には落語で出たことを褒める人さえいます)加えていうなら入賞する可能性は更に低い。若手の感性が活かすことが出来ないのかもしれません。 技術のある落語家が出ても多分落ちるでしょう。常に変動する笑いに感性が追いついていないから。 これは落語が漫才に劣っているということを言いたい訳ではありません。 現実の流れとしてそうなっているということです。(演歌とJポップスみたいに) ・後天的習得は可能か 芸人の子供が面白いわけではないので、センスが遺伝的資質でないのは確実ですが、では何かと言われても答えられないですね。強いていうなら、その人が育ってきた人生全てが複雑に絡み合った何か、とそんな感じですか。 ええと、「文章と同じように訓練で向上」はしないと思います、やっぱり。文章と笑いは別ものでしょう。笑いの感性を持っている人が文章を通じてそれを表現しているだけで、その人は本質的に笑いの才能を持っている。口では表現できないけど、文章なら表現できるというだけで。口だと緊張しやすいとか。 これは断言しますが、今の主流を占める「笑い」は「感性」です。芸人でも何でもない、素人の方が面白いことが多々ありますから。 若者が笑うツボと老人が笑うツボは違います。時間と共に流動的に変化していきます。常に変化していくものを訓練、技術で追いかけることはやはり不可能だと思うのですよ。 しつこいようですが「ボボボーボ・ボーボボ」って聞いても僕の親は絶対笑いません。面白いのは響きだけです。意味すら存在しない言葉の響き。 同じ年でも笑う人と笑わない人がいますけど、好き嫌いは当然あるにしろ、あの漫画は若者に受けやすい感性で書かれています。訓練受けても書けません。 ライトノベルで言うと「カンフーファイ○ー」という小説が某文庫で出てますが、あれ、訓練で書ける人っているのでしょうか?(面白いかどうかは個人の問題として、ギャグだけで出版されるレベルにあるあの小説を) >気分転換に雑談などを一つ 大阪に住んでいると色々な誤解を受けます(笑) 1「大阪って、たこ焼き用の鉄板って各家庭にあるんでしょ?」  「いや、いくら何でも各家庭にはないだろう」  (家にはありますが) 2「お好み焼きでご飯食べれるんでしょ? 炭水化物と炭水化物でなんで食べれるの?」  「さあ?」  「さあって、何で大阪に住んでるのに知らないの?」  (大阪に住んでても食べれない人はたくさんいます)  3「ねえねえ、ボケてよ」  「出来るか!」  (いきなりはボケれません。期待した目で見ないで下さい) 4「大阪の人ってお金に汚いって本当?」  「うん、これは本当」  (……嘘。たまたま僕が汚いだけです) 5「大阪に住んでるのに無口だね」  「…………ほっといてくれ」  (ほとんど言いがかりです) 多少誇張は含みますが、親戚に実際に聞かれました……なんなんだこの一族は(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- 西鶴さんへ No.0832 投稿日 2001年3月26日(月)20時38分 投稿者 魚住雅則 >そこは、私の考え方は、変わりません。 相変わらずヘッタクソな自分の文章が恥ずかしい限りなんですが、「A(僕以外)の意見が間違いでB(僕)の意見が正しいと思う。だから考えを変えて」と言いたいわけでは決してないです。そう思われたのでしたら謝罪します。 西鶴さんが何故新木式だと思ったのか、そこが知りたいだけなんです。そこで、まず文章の練習も兼ねて自分の考えを提示してみました。(多少、きつめに) そして、新木式という癖みたいな物があるなら、正体を知って癖を回避する方法を考えたいんです。 結局の所「自分がいかに得をするか」しか考えていないだけなんで。申し訳ない。 >伝えることと伝えないことの取捨選択が新木さんの中で生じますね。また、何を軽視して何を重要視するかも、新木さん独自の基準があります。つまり、もののけ姫の素材分析のところで出てきたような、サンプリング問題が出てくるわけです。 ここが少し分かりませんでした。具体的にはどういうことなのでしょう? 骨化、エピソード十個出し、練習の方法、の内のどれかということですか? 何かそういうことでもない気はするんですが。 >新木さんの舞台裏について これに関しては意見が間逆でした。僕はこれがマズかったと思ってます。 勿論、プロの舞台裏は知りたいです。というか一番興味ある。知りたくてしょうがない部分。 けれども、繰り返し言われている「プロになる為には」「食っていく為には」という言葉とセットで、常にプロを意識させる効果がある。 「本当にプロになりたかったら甘い考えは捨ててプロ意識を持て」というのは大事だと思います。そういう意味での書き込みだとも思います。 ただ、舞台裏を聞き、プロの心得を聞いてしまった後。僕は、じゃあこれが出来るようになったらプロになれるんだなーというイメージを漠然と持ちました。 「そんなアホな。最低限の技術が出来たからプロになれるんだったら皆なっとるわい」と頭で解っていても、憧れるプロの世界をちょっとでも知ると、いつのまにか錯覚を持ち出します。 で、今やっている課題や、技術が「プロがこっそり教える秘密の裏技」みたいに聞こえてくるんです。 凄く基本的なことだって、何度も新木さんは何度も書かれていますが、印象が強いのは「プロの裏技」の方でした。そのせいで新木式、新木流という言葉が出てきたんじゃないかと思ってました。(これは821の書き込みを見て違うことが解りましたが) という訳で「知りたいんだけど、勘違いしてしまいそうで怖い」という話でした。 -------------------------------------------------------------------------------- 完全な雑談 No.0833 投稿日 2001年3月26日(月)20時53分 投稿者 魚住雅則 >S字クランク そんな道あったらバックして迂回するって! とか言った僕は最低でした。 まさに暴走ドライバー。TAXI状態(?)。 >お笑い業界の怖さ ここで書いたのはまだマシな方で。 漫才師の血縁者に知り合いがいますが、もっとエグイです。 中途半端に売れたらどうなるか。名前も顔も世間に知れた後に仕事がなくなったら。 食っていく、金の問題、以上に知名度の方が怖いかも。 -------------------------------------------------------------------------------- いえ。私は一時間ずつずれていきます(雑談)。 No.0834 投稿日 2001年3月26日(月)22時55分 投稿者 西鶴翠(みどり)  起きる時間のことです。こういう生物学的なことは、弟切さんが詳しいような気もするんですが、一般に人間は25時間周期で生活してしまおうとするところを、太陽の光などによって強制的に24時間にしているとかいないとか。よく分からないので、弟切さんお願いします(無責任)。 >あのネタの視点。 >なんでも知っていてかまわない神様の視点。  ああ、私の弱点です。実のところ、私はこれが全く書けません。三人称の場合、「視点あり」と「視点なし(誰の心にも入っていけない)」はそれなりに書きますが、「神の視点(誰の心に入ってもいい)」は私は書けなかったりします(四年近く小説を書いているというのに)。  なぜかというと、そういう小説を見たことがないからです。エッセイとか、童話とかになら、よくあるような気がするのですが、(翻訳ものではない)日本語で書かれた小説では、見かけないのですが。何か有名な日本の小説で、「神の視点」で書かれたものって、ありますか?(紹介していただければ、買って読みます。)  (翻訳にこだわるのは、印欧語族だと神の視点がやりやすいだろうからです。) >#829「プロットのこと」  また新木さんに怒られそうなんですが、これを読んで、「小説はプロットを立てなくても書けてしまう人がいるのか。すごいな」と純粋に感動しました。これは、私がプロットを立てたくないということではなくて、小説の特殊性を認識したということです。  あー、でも高校のとき、ネーム描かずにいきなり描いてしまうマンガ研究部の人とかいましたが、彼女は才能があるんでしょうか(マンガ甲子園で個人賞をもらっていましたが)。 >魚住さんの五番勝負。  受けました。特に三つ目。「ねえねえ、ボケてよ」のやつ。関西人に、言いたくなる気持ちは分かります。  ところで、私は実生活においてボケの人なんですが、突っ込むのが難しいボケをするのはマナー違反なんでしょうか。よく、「西鶴さん、どう突っ込んだらいいのか分からないよ」と言われるんですが。  「産地直送の板チョコを持ってきました」と言って話が止まってしまったり、電線を見上げて「充電してるスズメを見ると、心が和むね」と言って無視されてしまったり、「最近空を飛んでるトビウオを見かけないね」と言って「そうだね」と言われてしまったり。さすがに、ご飯にソースをかけようとすると、みなさん突っ込んでくれるんですが。 >超立体のキャラクター。  少し前の話に戻りますが、これの経験が私にはありません。キャラクターはおろか、「超立体の電車」や「超立体の角砂糖」とかも持っていないです。「キャラクターが見えてしまう人、声をかけると返してくれる人」の存在は前々から知っていましたが、どうにも私には感覚がつかめません。これって、やっぱりないとまずいでしょうか。 そして、連続書き込み。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 改めて、魚住さん。 No.0835 投稿日 2001年3月26日(月)22時56分 投稿者 西鶴翠(みどり)  概念を伝えるって難しい、と思いつつ。 >伝えることと伝えないことの取捨選択が新木さんの中で生じますね。  まずは、これですね。一般論からお話します。  例えば、杉井さんが何個か前の書き込みで「ブラウン運動」について語ったじゃないですか。あのとき、杉井さんは(えーと#770ですね)、「ブラウン運動の発見された年」とか、「花粉と水でも観測できる」とか、そういうことは、語っています。けれど、「ブラウン運動の本質は、熱運動である」ということは、語っていませんね。  ブラウン運動を人に説明するにしても、そういった取捨選択があるわけです。どうしてそういった取捨選択をしたかといえば、「伝える必要がない」と判断したからですね。「ブラウン運動の本質は、今回の譬え話には関係ないから、カットしてしまおう」と考えたわけです。  人に何か概念を伝えるときには、どうしても「教える側の価値観に基づいた」「取捨選択」がなされます。  これを新木さんに適用するとすれば、「プロット構築のために必要がない(と新木さんは思っている)から」「これは教えて、これは教えなくてもいいや」という「取捨選択」を必ずしているだろう、ということです。  次に、具体的な話に入ります。  「ストライクゾーンが狭い新木式」という題名がついているとでも思ってください。  大まかに言えば、「全員に同じ目標を持たせている」というところですね(教え方の問題ではなくて、考え方そのものの問題です。考え方って教え方に出てきますし)。  何個か前の魚住さんの書き込みに合わせて(野球の)素振りに譬えますが、「ボールをバットに当てる」という技術一つとってみても、筋肉質の人にあった振り方と、小柄な人にあった振り方がありますよね。まさか、筋力のない人に向かって、腕力の必要な振り方をさせる人はいませんし、せっかく筋力があるのに、それを殺してしまうような振り方をする必要もありません。「素振りは確実に必要」ですが、素振りの方法にもいろいろあるはずなんですね。  ところが、新木式は画一的です。達成度にあわせて難易度を変えるということはしていますが、適性にあわせて内容を変えることはしていません。画一的というのはすなわちどういうことかと言えば、一定の方向性を持っているということだと思います。  もっと具体的な内容に踏み込みます(コンセプトを踏み外さない練習を例にとります)。  「採点代行」をやっていて、疑問に思いませんでしたか? 「無欲を表すエピソードではあるのだけれど、それ以上に謙虚さが現れているので、ボツ」。無欲というシンデレラの性質が読者に伝わらないのならともかく、無欲と謙虚が一緒に伝わってしまうからボツというのはおかしいだろう、とか。「無欲を書け」と言われて、無欲しか書けない人と、無欲のエピソードの中にほかの情報を入れてしまう人がいたとして、どちらが優れているとも言えないですよね(と私は思います。キャラクターや状況に反しなければ、ほかの要素が強く入っていても構わないだろう、と)。CMでもなんでも、伝えたいものの外側に、表層的な面白さがあるわけですから。ところが、新木式では、後者はボツになります。  やっている内容は、ごくごく普通のものだけれど、「目標が単一である」というところに新木式が出てくるんじゃないかと思っています。  話は戻って「取捨選択」です。「目標が単一である」ということは、「ほかの目標は切り捨てている」ということですよね。参加者に要らぬ(と新木さんが見なした)副産物は、切られます(具体的なことは、個人攻撃になってしまうので書きませんが、いくつか例は挙がります)。  結果、副産物から出る芽はもぎとられて、新木流の芽が育つんじゃないかと考えています。  ということで、魚住さん、どういう感想を持ったでしょうか。  (できればこの話、ややこしくなるので新木さん本人には、最後の最後で出てきてほしいと思っているのですが。それまでは、黙って私と魚住さんのやりとりを見ていてほしいと。魚住さんがどういう考えを持っているかは分かりませんが。) >新木さんの舞台裏について  魚住さんの書き込みを読んで、ようやく分かってきました。これは、反論とか賛同とかではなくて、感想を書けばいいのですね。  私には「裏技」のようには見えていませんでした。じゃあ、どういう印象を抱いていたかといえば、「私のやろうとしていたことを、異常にかっちりとした方法でやっている」というものでした。「異常にかっちりと」というのは、上で書いた「ストライクゾーンの狭さ」のことです。やろうとしていた方向性は新木さんと同じなのだけれど、それを正確に間違わないようにやっているのだなあ、と。  で、ここ200番近く、私はちょっと狂ったような書き込みをしていたわけですが、それらの三分の一は本音でして、どちらかというと、新木さんの方法には嫌悪感を抱いています。どこに嫌悪感を抱いているかと言えば、「遊びがない」部分ですね。もう少し柔軟でもいいんじゃないか、と思っているわけです。  (実は、四月に入ったら、「新木さん並みの高濃度のプロット」を立てて書いてみようと思っているのですが。WPの更新が滞っているので。)  で、肝心の「舞台裏を見せる効能」なんですが、甘い考えを捨てるとかそういうことではなしに、「一つの目標」が見えてくるという意味で、役に立っていると思っています。テニスでは極論をすれば、「相手のコートにボールを入れる」ことが「一つの目標」であるわけですが、そういうものを示した上で「素振り」なりをすると、吸収が速くなりますよね。「練習の効率を上げる」という効果も「舞台裏を見せる」というところにあると思います。 ということでした。私こそ、分かりにくい書き込みですみません。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- レスなど No.0836 投稿日 2001年3月26日(月)23時14分 投稿者 唯野教授 あれ、この掲示板って、題名書かないと本文の一行目が題名になってしまうのか。 >新木さん >「よみかく」の感想掲示板のほうだと、手放しで褒める感想しか 私は、あのメンバーの中では割と酷評する方のはずですけどねぇ。 ちゃんと指摘できてる、とのことですが、これが出来るようになったのは「イタメシヤ」で実際に新木さんが批評しているのを見てからです。そういえば、あれ以来あっちの感想書いてないかも。 こうしてみると、オフ会の体験は貴重ですね。情報密度がネットと比べて桁外れに高いですよ。 >笑い 漫才ではどうだかわかりませんが、小説上でのギャグはある程度ノウハウがあるようですよ。井上ひさしさんなんか、ギャグをいくつものパターンに分類し、それをもとにたくさんの抱腹絶倒の戯曲を書いてます。 スレイヤーズや阿智さんの作品に出てくる笑いなんかは、公式化できそうな気がしますね。まあ秋田禎信さんみたいに模倣不能なのを書く人もいますけど。 ではおまけとして、私が最近某所で仕入れたSFファン限定ネタを披露。 「大統領、ついに我が軍の研究所が、素晴らしい兵器の開発に成功しました!」 「本当かね!? で、それはどんな兵器なんだ?」 「名づけて、ニュートリノ・ビーム砲! どんなに分厚い装甲も、やすやすと貫通するそうです!」 「そりゃ貫通するだけだろうが!」 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談 No.0837 投稿日 2001年3月27日(火)00時39分 投稿者 いか 興味がある物ほど、舞台裏なんて見たくもない人間だったりします。 やっぱり、汚い部分を見るよりも華やかな部分に浸透していた方がいいですので。 と、書いてみる物も舞台裏は知りたいものです(笑)。 そんな流れで適当なことをつらつらと書きましょう。 落語家は微妙な知り合いにいるのですが、話が単純に面白いです。 別に特別面白いネタを話している訳でもないのですが、 耳を自然と傾けてしまいます。 話をするのが上手いんですよね。 落語の多くは、元々あるものですから、 上手くないと話にならないんでしょうけどね。 でもまぁ、これは全般的に云える事なのかなぁと。 オリジナリティも大切だけど、伝える力も大切。 その伝える力が「技術」なんだなーと。 ま、少しくらいはまともなことも書きましょうということで(笑)。 あと、ちょっとした知り合いに漫画家もいます。 仕事場にも行かせてもらったこともあるので、 ちょっとした知り合いと云っても許してくれるでしょう(笑)。 そこへ伺ったときは、仕事をしていませんでしたが、 仕事の段取りをちょっとばかり教えて貰いました(ちょっとばかりだ)。 それは世間に一般に云われている手順とは違く、一工程省いていました。 面倒だから抜いていると云っていましたが、 それでも、仕上がりは並の漫画家よりも綺麗です(酷い言いぐさだ・笑)。 判ったことは、自分に適したやり方をすればいいのか、なんですけど、 その人は、ペン入れできるしコマ割りもできる云々 基本的なことができているからそう言うことができるんだなぁと。 なんだってそんなもんですね。 ああ、為にならない話ですいません(__)。 >西鶴さん 起承転結のページ振りですね。 起:15 承:30 転:30 結:10 と予想ではなっています。 どういう訳か、自分しか読むはずのないのにプロットを書いたファイルには、 「リバーシブル」「ドラクエ7はミプレイ」など書いてあり、 その上、世界観の記述が簡単で笑えます。 「剣と魔法のファンタジィ」 まだプロットは煮詰めないと駄目そうです(笑)。 私がプロットを書くときは、トップあったりにスペースを作って、 上にあるような思い付きをよく書くのですが、 皆さんはそれに近いようなことをしますか? であであ、これにて失礼します。 ほぼ一年かけて普通免許を取得した人の戯れ事 「まず、初めにバックだけは練習しとけ」 -------------------------------------------------------------------------------- 自動題名取得機能 No.0838 投稿日 2001年3月27日(火)08時27分 投稿者 新木 伸  題名つけないと先頭行が題名になるのは、管理者が楽するため。  OFF書きして貼り付けるとき、題名と本文と、2回貼り付けるの面倒なんだもん。 >卯月5  ボツ。  まず1つめの点。  シンデレラの人間考察だけども、これ、ぶっ飛びすぎ。  唇が紫色になるほど寒いのに、それに気づかない状態っていうのは、もはやギャグの領域にまで踏み込んでる。 ・舞踏会の会場に来ただけで、両手を胸の前で組み合わせて感無量に浸るシンデレラ。 ・嵐がひどくなり、窓が割れ、ガラスが降り注ぐ。血まみれになっても、幸せな表情を浮かべているシンデレラ。 ・なぜか突然暴れ馬の大群が通り過ぎても、なぜか巨大モグラが会場の地面から出現して暴れても、ぜんぜん気づかないシンデレラ。  うん。ギャグでありそうだな。こんな感じのって。  2つめの点。  これって、「舞踏会に来れて感無量のシンデレラ」ね。  無欲じゃないじゃん。  嬉しかっただけじゃん。  「満足」と「感無量」の違い。  これを同じに捉えてしまう分解能は、あまりにもヌルすぎ。  たしかに同じ方向を向いている感情ではあるけれど、その絶対量が違う。一桁以上、あきらかに違う。  「満足」という感情の状態であり得る現象は、近づいてくる人に気づかない程度まで。  「感無量」ならば感情のボルテージに上限はないから、寒さも痛さも、なにもかも忘れてしまったっていい。  3つめの点。  「舞踏会に来れて満足なシンデレラ」とあるけれど、舞踏会は、実際には始まっていないんだよね。  王子の登場前に中止になってしまっているわけだ。  舞踏会に来ることを夢見ていたシンデレラが、楽しみにしていたその会場にきて、さぁこれから始まるぞ……というときに、いきなり中止になって、それで果たして満足できるものだろうか?  残念な気持ちが少しはわいてくるのが、それが、人間というものではないだろうか?  このあたり、考察した?  たとえの話になるけど……。  シンデレラが夢にまで見たフルコースのディナー。  フィレ・ステーキ200グラムが目の前まで運ばれてきて、でもウェイターがつまづいてひっくり返してしまう。  それでもシンデレラの口から、「ああこんなディナーにこれただけで、もう充分に幸せですわ」とか、そういう言葉が出るかってことね。――出ねーよ。人間なら。  もしこれをやるなら、料理の匂いをかがせちゃいかん。  テーブルに着かせてもいかん。  シンデレラが来ていいのは、レストランの入口に立つところまで。  そこで満足させるとか、そういう展開にしておかないと。  舞踏会の会場までやって来て、開始する直前――というのは、料理が運ばれてこようとする、まさにその時点に相当している。  第4の点。 >・シンデレラは無欲な人間だ。だから舞踏会に来れただけで満足してしまっているだろう。  人間考察のこの部分で、論理が飛んでるんだよな。  「だから」ってなによ、「だから」って。  「無欲な人間→舞踏会に来れただけで満足するはず」っていう論理の途中経過はどこ? いきなり解を出してきたって、だめっしょ。  あと「シンデレラは無欲な人間だ」って、先に決めちゃってるね。  それはこのエピソードすべてを通じて、読者に納得してもらうべきことであって、作者の君が最初に前提条件として出しておくもんじゃない。  作者が「無欲な人間」を描くのに、「彼女は無欲なのだ」と決めつけてよいのなら、小説なんて、まったくもって必要ない。  「シンデレラはとても無欲な少女でした。王子はその無欲さにうたれて、彼女を好きになり、ダンスに誘うのでした」って、まんま書いちまえば、それで済むじゃんか。  小説家なんていらんだろ?  「無欲」を描くつもりならば、エピソードレベル以降のプロットやら人間考察やらで、「無欲」という言葉は絶対に使うな。禁止ね。  もちろん小説本文でも絶対禁止。いうまでもない。  あと5つ目。  まねっこ、禁止。  手本をだした直後に、同じパターンで出してきて、どうする。  そういうことは、ほとぼりさめてから、こっそりやるもんだ。  ドレスを乾かそうとしないでいるシンデレラ。  シンデレラの不可解な行動の理由を、読者にはブラインド状態にしておく。王子との会話を通じて初めて明らかにされる。そこでインパクトを与えて、より印象づけようとする手法。演出。  やーい、まねっこー。(笑)  どうも卯月さんの場合、小手先の技はまだ早いとみた。  手法とか演出とかで無欲を強調する手は、しばらく「なし」でやってみようか。  シンデレラの素の持ち味だけで勝負して、それで「無欲」を納得させる。  直球勝負で2〜3個のストライクを取るまでは、小手先の技禁止ってことでひとつ。  カーブはいらん。直球で来い直球で。  直球で行くときは、人間考察が命だよ。  いままで誰も出してきていないパターンの「無欲」っていうのを新規開発するぐらいのつもりでやるように。……っていうか、やれ。  1個ぐらいは自主開発してみない?  研究してきた人の弱みって、いままでのパターンを分析するあまり、新しいものをやらないことだよね。無欲のパターン、いままで出ているものですべてじゃないはずだ。 -------------------------------------------------------------------------------- ウチにもたこ焼き器はありました。 No.0839 投稿日 2001年3月27日(火)09時34分 投稿者 巻島翔史 大阪の各家庭にたこ焼き器があるというのは、まんざら嘘ではないと思います。 ちなみに、俺はお好み焼きでご飯は食えません。 納豆は問題なく食えるのですが、大阪人らしさを身につけるためにあえて食べません。(なんだそれは) ちょっとネタだしの速度を上げてみる。 25発目 (おいしくて満足なシンデレラ) テーブルには様々な料理が盛られている。 シンデレラをなんとなく見ていた王子は、彼女があまりそれらに手をつけていないことに気付く。 「なぜ料理をお食べになりませんか? 周りの方々はあんなにガツガツと食べているのに」 「いえ、私はもう食べましたけど。とてもおいしくいただきましたわ。あんなにおいしいもの、食べたのは初めてです」 踊る。 無欲→欲を掻かない→人より満足の段階が早い という考察をやってみたのですが…… どうも最近、また精神が若干おかしい感じです。 暴走しそうになってたら誰か止めてあげて下さい。 自分で自分を御せないとは、俺は何という人間だ…… -------------------------------------------------------------------------------- うふふ No.0840 投稿日 2001年3月27日(火)10時15分 投稿者 新木 伸  突っこみの下書き、なんか出来てしまった。  釘刺されちまってるから、一通り終わるまで、待つとしよう。  魚住さん、早く書くのだ〜。 >巻島さん  んーと。いま巻島さんは、どのぐらいの採点基準なんだろ?  うーん。けっこう厳しい目なのね。  最近、ネタと採点を付きあわせてなかったから、ようわからんのう。  あと検索しにくくなるから、「巻島22」とか、そういう表記形式は崩さないように。単にシステム上の問題。 >巻島22  OK。  プロットの最後の、「シ、赤面。踊る」がなかったら、ボツでした。  なぜ「赤面」があるとOKかというと、シンデレラが自分の苦労を隠していたことがこれでわかるから。じゃあないと、シンデレラは苦労を苦労と感じていない天然ボケ娘である可能性も残ってしまう。  しかしこれ、5割ぐらい謙虚要素が入ってるなぁ。  む? そういえば……。  「自分の苦労を言わないシンデレラ」って、頭にあるじゃんか。  これは謙虚要素じゃんか。  この構図でシンデレラが無欲なのは、「もらえるはずの金をもらわんところ」にあるわけなのだが……。とすると、これはまぐれ当たりか?  疑わしいから、やっぱボツね。 >巻島23  ボツ >巻島24  ボツ。  目立つのは、お茶目なシンデレラ。  無欲要素は入ってるんだけどね。お茶目7の無欲3ってところか。  お茶目が過半数。よってボツ。 >巻島25  ボツ。  単に小食なシンデレラなのか、少しで満足しているシンデレラなのか、区別がつかんでしょう。これでは。  小食なシンデレラだったとしても、王子に聞かれて、同じように答えるはず。そして料理がまずかったわけではないことを告げるために、「とてもおいしかったですわ」と言うはず。  つまりどっちだったとしても、同じシーンになっちゃう。  あと、ひとつ確認。  これってもちろんバイキング式だよね?  もしそのつもりじゃなくて、ひとりひとりの目の前に料理が並べられている食事ならば、これは激ボツ。だって「食べ物を粗末にするシンデレラ」になっちゃうし。パーティの席で残した食事は、捨てられるんだよ〜。  どっちだったのか、いちおう報告すること。  まあ舞踏会の会場だから、バイキング式なのだろうけど。  関係ないけど、ここから発展させて、ひとつ思いついちった。 ・バイキング式の料理の数々。 ・すこしだけ食べたきりで、フォークを置いてしまうシンデレラ。しかし目は、どうしても料理から離れない。 ・不審な顔をする王子。料理を食べない理由をシンデレラに問いかける。 ・食べたいのは山々だけど、他の人の分がなくなってしまうからと、そう答えるシンデレラ。 ・シンデレラの答えを聞いて、優しく微笑む王子。給仕を呼びつけて、目の前で料理を次々と際限なく運ばせてみせる。 ・安心して、がつがつと食べはじめるシンデレラ。 ・シンデレラを微笑ましく見守っている王子。食事が終わってからでいいですからと、ダンスの誘いをかける。 ・手にしていたフライドチキンをぽろりと落とし、すぐさま立ち上がるシンデレラ。声もなく、ただ何度もうなずくばかり。  ん? 無欲か? どうだろ。  誰か採点しちくり。 -------------------------------------------------------------------------------- たとえ話でいってみよう No.0841 投稿日 2001年3月27日(火)12時37分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 「キャラ作りのエピソード、なぜ入れ替えられるのか?」 という質問を、わかりやすく説明するのにいいたとえ話を思いつきました。 その前にまず前菜がありますが。 「プロットの質問→キャラ→エピソード」&「自分で作ったプロット」 というこれまでの流れで、自分なりに悟った事をまとめてみます。 私の取るべき方法はどんな方法で、 それは新木さんの方法とどこが違っていて、 私が何をなぜ疑問に思っているか、はっきりさせるためです。 話の大黒柱はホログラムです。 (私の方法のメインはホログラムでできているので) 1.ホログラムを見る ホログラムには、エピソード、キャラ、小道具、などがこん然として含まれています。 キャラを立てたい時は、違うホログラムにキャラを放り込み、 色々なアングルから見てやります。 (多分、小道具の役割を考える時にも、同じ事をする必要があるということですね)>みやびさん エピソードを考えたい時には、ホログラムの舞台装置を変えてやります。 一度考えたホログラムが、脳の容量の関係で二度と呼び出せなくなるといけないので、 舞台装置、小道具、キャラのくせ、行動などは書きとめます。 キャラ設定、小道具の役割、エピソードの意味、なども別にメモします。 2.ホログラムを並べる。 ホログラムがたまったら、それを、自分の作りたい話に沿うように並べかえます。 足りなかったら足します。 3.プロットを考える。 ホログラムそれぞれをプロットにして、検討する。 4.書く。 ●プロットの重要性 この場合、2.の時点で、ある程度文章になったものを並べかえているので、 2.が終わった時点で、それなりの「形のようなもの」はあります。 でもプロットにしていないし、細部まで検討されていません。「ざる」というところかな。 プロットにして、2.にフィードバックすると、「ざる」には小麦粉が詰められる。 でもはたけば、小麦粉なのですぐに落ちてしまう。 だから、プロットの後に書き始めて、最初から「器」を作ろうと、いう事なのでしょう。 新木さんや榎野さんやみやびさんが、くり返し言っていたのは。 メイン。 ●エピソードの入れ替え プロットの検討→2.にフィードバックという段階で、エピソードを入れ替えたりもします。 全体の話の流れに矛盾するエピソードは、こだわらずに捨てて、よりいいものに変えるべきです。 確かに、「最初のエピソードにこだわる理由はない」ですよね>新木さん でもキャラを表現するエピソードは違うと思います。 キャラを立てる時点で、何個もホログラフを見て、ホログラフからシーンを拾ってきて キャラを立てるわけです。 どんな過去があって、どんな行動パターンをしているか、 だからどんな価値観を持っていると推測できるのか、考えるわけです。 陳腐なたとえをすれば、ホログラムから拾ってきたピースを、 「推測される価値観」という骨組みのまわりに、立体的に組み立てるわけです。 ピースには、形と三次元上の座標が決まっていて、それをもとに組み立てていきます。 ピースは一つ一つがエピソードです。 (アイスコーヒーはシロップを入れるか入れないか、とか、喧嘩は半殺しにするまでするかどうかとか)) 座標は、エピソード間のつながりを決めるものです。 全部のピースがたった一つの骨組みの周りにぴったりおさまれば、 キャラは立ち上がります。 エピソードを変えるというのは、そのピースを違うものに変えるという事です。 ピースを変えれば、ピースの形や座標を変えなければならなくなります。 その結果、骨組みや他のピースも、変えなければならなくなります。 キャラを表現するためのエピソードは、そういうものだと私は思っています。 キャラを表現するためのエピソードを、後で一つだけ差し替える という事がどうして可能なのか、誰か教えてください。 -------------------------------------------------------------------------------- あーれー? No.0842 投稿日 2001年3月27日(火)13時16分 投稿者 紺野タツキ と思っていたら、801-820(日曜日の分)を821-840と勘違いして読んでいませんでした。 途中でページが変わった事に気づいていなかったわけです。 だから唯野さんやいかさんの突っ込み、今見ました。 (「新木流」論議も何もかも) >新木さん >素人やら、駆け出しのプロやらが試みていいような難易度じゃないよ。これは。 >唯野さん >結構きついこと書いた気もしますが、私も実践できてるわけではないので、いつか私の作品を読むことがあったらその時復讐して下さい。 >いかさん >わざわざ感情が無い面倒なキャラクタを持ち出すからには、私ならば徹底的にやります。 最初は普通に少しへこんだんですよ。土曜日くらいはまだ普通に。 でも一晩たってからは、頭の中で「レベルアップのファンファーレ」が鳴りっ放しで 突っ込まれたところも、「そうだよなーなんであんなに読み返して何も思わなかったかな」と思うくらいになってきました。 どれくらい説明不足で、矛盾があって、徹底的でなかったか、前よりはかなりわかっているつもりです。 というわけで、「プロット構築のプロセス」も前とは違う視点で、理解されてきました。私の中で。 ところで、オーフェンはまだ読んでません。似ているのは偶然でしょう。>唯野さん あらすじと設定と章割は一応作ったのですが、まだまとまりが悪いようなので一晩熟成させてみます。 きっと長くなりますが、それはまあ・・・30MBだか50MBのうちという事で勘弁してください。 紺野でした。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0843 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- ご挨拶から No.0844 投稿日 2001年3月27日(火)19時34分 投稿者 山内 涼  新木さん、みなさん、初めまして。  話作りのイロハを何も分かってないうちから、いきなりよみかくに半端な作品を送りつけてしまった「おおたわけ」、山内涼です。  パソコン買ったばかり、ネット初心者、もちろん物書きとしては受精卵(ほんとは細胞分裂をはじめたぐらい言いたかったんですけど)みたいなものでして、投稿した後この分室の存在を知り、「しまったーっ、あんなん送るよりこういう勉強の方が先だよー」と後悔し、みなさんの仲間に入れてもらうべく、必死に過去ログ一から延々読ませていただきました(もちろん、はじめたばかりでプロを意識しているなどとは大きな声では言えませんが、技術向上には大いに関心があるからです)。  本当なら、シンデレラのアイディアと共に送るのが筋なのかも知れませんが(効果があると思ったら黙って参加しろと新木さん自身以前おっしゃってますので)、どうしても分からないことが出てきましたので、質問からさせていただきます。  先ずみなさん、こちらの分室に参加するきっかけは何だったんでしょうか?  次に新木さん、プロを目指してこちらに参加している方々は、学生さんが多いようですが、どうにも社会や世間(広義の意味で。もちろん出版業界も含む)に対する認識が甘いように感じてなりません。  彼等(これは失礼な表現でしょうか)の甘さに対して、以前、プライドを一度壊さなければならないと仰ってましたが、壊せたのでしょうか?  私には少しも壊せてないように思えたものですから。  先に参加している方々に対して質問したのは、プロになろうとする向上心を、一部の人から全く感じられなかったからです。  プロの方どころか、こちらにいらしてるどなたと比べても未熟な初心者ですが、ものを書くと言うことを、一度でも経験したものとして、その苦労は身に染みて分かります。  そしてプロとして活躍している方なら、ものを書くと言うことについての方法も苦労も、ここでは誰よりもよく理解しているはずです。  そのプロの先生が、足りないもの、必要なものとして、わたしたちに(私はリアルタイムではいませんでしたが)それを身につける方法を教えて下さっているのに、途中で投げ出すような人が多いのは何故なんでしょうか?  プロット一つにしても、身につけている人、理解している人には何も言わないはずです。分かっていないから、身に付くための課題を出してもらえたんだと思うんです。  課題を最後までやりもせず、課題の出し方、教え方について、どうして文句が言えるのでしょう?  みんながよく知る映画の中にあるテーマを、各シーンを骨にして、理解してごらんと言われて、実際にやった人が何人いたでしょうか?  作品のテーマを探る方法なんか、いくらでもあると思います。一通り眺めて思ったこと、感じたことでもいいわけです(本当のテーマには辿り着けないでしょうが)。大事だったのは、テーマを探る前、骨にする作業だったんではないかと私は思います。  何故そういった作業を取り敢えずやってみるという手間を惜しんで、テーマを探る方法と答えにのみ話題がすり替わってしまったんでしょう?  小説は感想文じゃありません。モデルはあるにせよ、自分ではない人間を、必要なだけ生み出さなければいけないはずです。プロになれば、本を出せば出すほど、そういった全く自分と違う人間を大量に作り、動かしていかなければいけないでしょう。  他人の忠告を聞かず、一面的なものの見方しかできない人に、それぞれが個性的な性格をした、魅力的なキャラクターを生み出せるのでしょうか?  活発な意見交換は必要だと思います。お互いが切磋琢磨して共に高みを目指せるなら。  が、既に遙か高みにいる人に、いくら吠えてもやっぱり「ごまめの歯ぎしり」だと思います。  今聞かなければならないのは、自分たちに足りないもの、必要なものが何か、そしてそれを手にし、育てる方法だと思います。  業界の裏話が聞けてよかった? そんなもの今知ってどうするんです? 業界人になったつもりになるんでしょうか? 努力してプロになった人間の耳には、これからいくらでも入ってくる話だと思います。  きょろきょろしないで一緒に上を見ませんか?  それと、人の教えを請うということについて、お金をもらわない人こそ真剣に教えるべきとかいう話をしていた人がいましたが、どこの世界でそんなおかしな話が通るんでしょう?  アルバイトなどと言わず、社会に出て真剣に働くようになれば分かります。この世界はお金で動いてます。私には学がないので、学校でどう教えるか分かりませんが、これは間違いありません。  親が一生懸命働いて稼いだお金で、恐らくあなたがたは学校へ通わせてもらっているのでしょう。新木さんに真剣みがない、教え方が悪いという前に、黙って自分で稼いだお金で、もっと自分が信用できる人に頼んだらいい。ここでうだうだ言うよりよほど早道なはずです。  自分でお金を稼ぐことの大変さを知っていれば、ここ何ヶ月かの、これほどの書き込みにどれだけ時間がかかったか、そこから単純に考えても時間あたりいくらの金銭的な損失になるか、考えずにはいられません。  無償の有り難みをもっと知るべきです。  それから、質問に質問で返すのはよくないと言うことについて。  過去ログ読んでみて何名かいらっしゃいましたが、これをよくないと言うこと自体が不思議でなりません。「カリオストロの城」の時にも思ったんですが、どうして答えだけ求めようとするんですか? 「もののけ姫」の時は、新木さんがこーだと示されたことには反対意見を述べるのに……  新木さんがもし質問せずに、それはこういうことだよと何かしら答えを示し、答えてもらった人はそれで満足なんですか?  私たちは何を目指しているんでしょう? 10個アイディアを出す、20個アイディアを出す、疑問に思ったことの答えが導き出せるよう考えてみる、どこが違うでしょう?  考えること、柔軟な発想を持つことと、人の意見に耳を傾けること、矛盾しませんよね?  質問する、質問で返される、今度はそれを考える、ひょっとして答えが一つじゃない場合、そうやって考えた人だけが(自分だけの)答えを得られるんじゃないでしょうか? 自分の出した答えについてなら、同じところで意見を交換し合えるんじゃないでしょうか? 少なくともそうして考えた答えなら、誰もその人をごまめとは言わないでしょう。  プロならぬ身ゆえ、言いたいことが伝わらず、誤解を受けるかも知れませんが、決して特定の個人に対してどうこうというわけではなく、参加させていただく前に、学生のみなさんにもっと真剣に取り組んでいただきたかったのです。  少し考えてみていただけないでしょうか?  決して敵意を持った人間ではありませんので、警戒せず仲間に入れていただければと思います(無理か?)。  それでは。 -------------------------------------------------------------------------------- そういう裏技は早めに教えてほしかった。 No.0845 投稿日 2001年3月27日(火)21時55分 投稿者 西鶴翠(みどり)  何のことかって、題名の楽な書き方です。今回、題名の部分を空白にして、一行目に題名に入れたい文を書いてみました。ちゃんと入っているかなあ。 >唯野さん。  ……にゅーとりのびーむほう(爆笑)。いやー、非常に人道的な兵器で、いいんじゃないでしょうか。このネタは、三枝さんが黙っていまい。 >いかさん。 >起:15 承:30 転:30 結:10  まあ、大体そんなものでしょうなあ。というのが、私の感想です。情報ありがとうございました。 >新木さん。  ちょっとだけ、突っ込みの下書きの内容を予想してみてもいいですか? 「君ら(または西鶴君)は、プロットを書いてなんかいない」  みたいな感じじゃないかと踏んでいるんですが。どうでしょうか。私の予想は的外れでしょうか。  で、#840のネタなんですが、シンデレラがどうの、というよりも、「豹変する女の子(シンデレラ)に動じない王子」という印象が強いと思うんですが、どうでしょうか。シンデレラがいきなり食べ始めたら、普通は驚いて、それなりに巧い言葉をかけてあげるんじゃないかと思いました。微笑ましく見守るのではなくて。  採点やめたくせに、採点してしまってすみません。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 一行しか書き込みをしなかったらどうなるのだろうと考えてしまうのは工学部の哀しいサガですか。 No.0846 投稿日 2001年3月27日(火)21時59分 投稿者 西鶴翠(みどり)  という一行書き込みをしようとしたら、掲示板にはじかれました。よくできています。全くの蛇足の書き込みで失礼しました。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- あうあう No.0847 投稿日 2001年3月27日(火)22時23分 投稿者 唯野教授 >レベルアップのファンファーレ うーん、私の場合はむしろ、戦争系のシュミレーションゲームで自分の占領地が広がっていく感じかなあ。戦いの手をふと休めて全体マップを見ると、「あ、こんなに領土広がってる」。 >新木さん 思いつかれたエピソードですけど、「他の人の分がなくなってしまうからと」の部分が「他人を気遣うシンデレラ」になっていませんか? >山内さん ゲフッ(吐血)。 あああ〜痛い、真実が痛い〜。 そーだよなー、カリオストロももののけも受験にかこつけてやらなかったし、合格が決まってからもやれスパロボにハマッてるだの俺屍が面白いだの言って、結局三つ出しただけだしなー。 何時の間にか、忘れっちまってたんだな。初心って奴を……(遠い目)。 後発の人に追い越されないためにも、気合を入れなおさなけりゃな! 真・唯野4 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。道に迷ってしまい、会場である城の中をうろうろしていると、ある部屋から話し声が聞こえてくる。 ・部屋の中では、王子とその側近が、参加者に配る景品の貴金属が一つ足りないという報告を受けてオロオロしている。 ・側近の一人が、七年前に同じようなことがあって、その時どんな凄惨な結末に終わったかを話す。顔面蒼白になり、震え出す王子たち。 ・思い立って、部屋の中に入るシンデレラ。それを見て、側近の何人かが参加者にばれてしまったと恐怖のあまり気絶する。 ・絶望に打ちひしがれる王子たちに、シンデレラは自分の分はいらないから、それで帳尻は合わせて下さいと言う。 ・王子は本当にそれでいいのかと何度も念を押すのに対し、シンデレラは「どうしても欲しいというわけでもありせんから」。 ・飛びあがって喜ぶ王子は、お礼の代わりにとシンデレラをダンスに誘う。 真・唯野5 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。王子は何人かの女性と会話をしながらダンスをしたあと、シンデレラを誘う。 ・王子と踊るシンデレラだが、嬉しさのあまりぼーっとしたまま、終始無言で踊り続ける。 ・ダンスが終わったあと、なにやら王子がシンデレラを見つめながらじっと考え込んでいるのに気づく。 ・なにか失礼があったかのかと、恐る恐る王子に尋ねるシンデレラ。 ・王子は、「私と踊る女性はいつも自分が欲しいものについて話すのに、あなたはずっと黙ったままでしたね」と言う。 ・慌てて謝ろうとするシンデレラを王子は制し、「いえ、静かなダンスがこんなに素敵なものとは知りませんでした。よかったらもう一曲、踊りませんか?」 骨化がうまくできん……。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談から No.0848 投稿日 2001年3月27日(火)23時01分 投稿者 魚住雅則 >突っ込みにくいボケについて 私見ですが、ツッコミはその存在が既に失礼なことなんでシュールなボケは難易度高いです〜。 ボケの人が何かを言う、行動する。それを否定、貶して笑いにするわけで、一歩間違えばただの失礼な人ですから。 「今のはボケなの? それとも普通に喋っている!?」という恐怖に慄きながら突っ込む方としては、シュールなボケはネタなのかどうか見極めが難しい。しかもどう突っ込んだら笑いになるんだという高度な問題を孕んでいます。 という訳でマナー違反というよりは、ある意味ツッコミに対する挑戦状。ボケ対ツッコミの全面戦争です(嘘です)。 解決策として、できれば突っ込み有段者を相方にして闘って下さい。だいたい二段くらいは必要かと。 -------------------------------------------------------------------------------- 西鶴さんへ No.0849 投稿日 2001年3月28日(水)00時24分 投稿者 魚住雅則 今やっていること――僕のイメージでは素振りなら、「ボールをから目を離さずに打つ」「きちんとバットを持つ」とそういう感じなような気がします。そのレベルの理屈を説明している段階。で、「とりあえず今説明した通りに振ってみようか〜」で軽く練習。 腕力、筋力の個性が影響する前の段階かな。どうでしょうか。 例え話のままだと自分でもよく解らないので、具体例のコンセプト練習について。 >無欲しか書けない人と、無欲のエピソードの中にほかの情報を入れてしまう人がいたとして、どちらが優れているとも言えないですよね。 課題を完全にマスターした訳でないので確信はないですが、 無欲しか書けないんではなくて、「無欲と他の情報をきちんと分けて伝えることが出来る」ようになるための練習ではないでしょうか。ストライクゾーンはあえて狭い。 最終目標として、「自分の頭の中にあるイメージ(コンセプト)を可能な限り正確に読者に伝える」がありますよね。 そして「無欲」っていうのは「優しさ」「元気」とかと比べると曖昧で抽象的な概念なので、伝える難度が高い。 故に「純粋に無欲」をある程度正確に伝えられるのであれば、他の情報を混ぜたもの、例えば「優しい無欲」「謙虚な無欲」などを表現することも可能になると思うんですよ。多分、混ぜた方が楽だと思います。 無欲のエピソードに他の要素が入るのならば、もともとのコンセプト設定の段階で「〜〜な無欲」というコンセプトを出している気がするのです。 今回は練習なので無欲だけですが、現実に小説を書くなら無欲方面だとしても〜〜な無欲でいくんじゃないかな。ただ無欲なだけっていうのは魅力としては弱い気がしますし。 実際には他の要素が混じっていても無欲の方の印象が強ければOKなので、それほど画一的でもないかと。 あ、「無欲以外の要素が一滴でも入っていたらボツ。問答無用」とかなるとさすがに素人には無理だと思います。 まとめると「他の要素を入れるのなら、確信犯的に入れられるように」とこんな感じです。 と、ここまで書いて気づきました。 >やろうとしていた方向性は新木さんと同じなのだけれど、それを正確に間違わないようにやっているのだなあ、と。 西鶴さんが既に書かれていたので、ちょっとショック(笑)。 うーん、ここまで理解した上で言われているのですか。ぬぬ。 西鶴さんから見ると「遊びがなく、かっちりしすぎ」が新木式ということでしょうか。あ、「意識下で制御しすぎ」かな。 (解釈間違えていたら突っ込んで下さい) だとしたら、「方法論の好き嫌いか」、もう実績の話になってしまう気がします。 作家と作家志望者の違い。ハッキリ言うと、違う理屈を持っていても、「片方は成功して、もう片方は成功していない」(失礼な書き方ですみません)。 「意識下での制御」によって少なくとも「コンセプトを伝えられる度合いが他の方法より高かった」という実績の話。 そして、多分多くの作家が表面的な違いはあれ同様のことをしているという事実。 どうでしょうか。 >余談 そういえば、中途半端に習得すると意識下の制御が「想像力の阻害になるかも知れない」とは思いました。 以前あった例えで言うと、「カツラ剥きを一生懸命やりすぎて大根がしおれる」「綺麗な刺身にしようとして、マグロの鮮度が落ちる」「理屈に拘りすぎて素振りがぎこちなくなる」とか。 無意識で出来るように体に焼き付けないと弊害はあるかも。  実際には「無欲十個」「健気十個」「寛容十個」位は最低限必要かもしれません(個人的意見)。でも現実的にそんなに沢山採点も無理なんで、個人でやるしかないですね。 (以前西鶴さんが、完全にマスターしてないとかえって毒になるという旨を書いておられた記憶が) >教える、教えない部分の取捨選択について これは僕には気づけませんでした。あるのかな? 新木さんに聞いてみたい所です。 >新木さんの介入 僕的には、とりあえず意見は一通り出揃ったので、ここで一旦新木さんの意見を聞きたい所ですね。 それからまた考えたいです。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0850 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 無念でございます。 No.0851 投稿日 2001年3月28日(水)00時53分 投稿者 魚住雅則 上の書き込み削除は僕です。 「上の書き込みと同じ内容だよコレ」なことを書いてしまったので。 最近は削除癖抑えてたのに。無念です。 >新木さん >魚住さん、早く書くのだ〜。 プレッシャーかけんで下さい(笑) >「ギャグ」「コメディ」について 自分の書き込みを読み直すと、漫才師にこだわりすぎてよく解らないことになってました。 弟切さんすみません。漫才師のことは無視してください。 あと、少し意見が変化しまして、技術が入り込む余地があると思いだしてます。 センスが一番大事。ここは変わりませんが、結構習得可能な技術もある気がします。 「笑いだけで食っていく人達」はまた話が違いました。 それにしても、いつのまにか「ギャグ=漫才もしくはボーボボ」という恐ろしく狭い(しかもマニアック)結論に達してしまうところでした。 生還した気分です。 -------------------------------------------------------------------------------- ボコされたー♪ No.0852 投稿日 2001年3月28日(水)01時53分 投稿者 卯月 修羅 >新木さん  一つ一つ悪い所を指摘していただきどうもありがとうございます。新木さんが一言おっしゃるごとにレベルアップのファンファーレが鳴っている気がします。  ボツの理由としてあげられた人間考察のヌルさについてはこれからできるだけ気を付けたいと思いますと言うよりありません。満足と感無量の違いにも気付きませんでしたし、ボツの理由3の考察もできていませんでした。その点は新木さんのたとえ話がとても分かりやすかったのですごくためになりました。新木さんの手本をまねをしたのも申し訳なく思います。全然思いつかなかったので参考というか正直パクッてしまいました。どうもボクには困ると他人に頼る癖があるようです。すいません。  なんか謝ってばっかりなのもあれなので新しいの考えてきました。採点お願いします。 卯月その6 ・お城に入ったシンデレラは舞踏会の会場に向かう途中、中庭の美しさに驚く。中庭には各国から取り寄せた美しい花々が所狭しと植えられていた。シンデレラは一周して花々を見て回る事にした。 ・中庭を散歩していた王子は花壇の前に座り込んでいるシンデレラを見つける。不審がって声をかけるとシンデレラはびっくりした様子で立ち上がる。何をしていたのかと尋ねるとシンデレラは咲いている花があまりにきれいなので見入っていたと答える。 ・王子が「気に入ったのがあれば後で花束にしてさしあげますが?」と提案すると「こんなにきれいに咲いているのに切ってしまうなんてとんでもない」と断る。しかし少しの間悩んだ様子を見せると思い直したように「・・・・・やっぱり一本だけいただけます?」と言って足元に小さく咲く花を優しく手折り自分の髪に刺した。 ・「良くお似合いですよ」と答える王子。  考えてみたもののこれが新しい「無欲」のパターンにはなっていないことに気付きました。これってちょっとなだけで満足するパターンですね。今までのよくあるパターンって、少しだけで満足する/ 人に譲る,放棄する/とあと何がありましたっけ?とにかく次こそは新しい「無欲」のパターンを考え出そうと思います。  あと一つ新木さんにお聞きしたいことがあるんですがどういう書き方までが手法、演出いわゆる小手先の技になるのでしょうか?自分の中でもある程度は分かるんですけどいまいち無意識から出てきてくれません。どうぞご指導お願いします。 >山内さん  どうもはじめまして。こちらこそよろしくお願いします。ボクは電撃HPの掲示板からよみかくの事を知りそこから分室にカキコミするようになりました。ボクは小説家になろうと思い始めたのがすごく最近でしてちゃんとした作品は書いた事がありません。つまり山内さんのパターンと逆でして「ああ、小説書く前に分室と知り合えてよかった」と思っています(笑)とりあえずここで経験をつんで小説を書く自信がついたら書きはじめたいと考えています。  山内さんがおっしゃった内容については程度の差はあれボクも同じようなことを考えていました。新参者が口を出すのもどうかなぁと思い何も言えませんでしたがその点山内さんはえらいと思います。ボクもここに出入りしてる人がプロットの意義について否定するのは疑問でした。「あれ、ここってプロットを学ぶところじゃないの?」って思います。  はやく山内さんも課題を出すといいですよ。すぐに頭の中がシンデレラ一色になって一日中「無欲ってなんだ〜!?」って叫ぶ生活が始まりますから(笑) -------------------------------------------------------------------------------- ううむ。 No.0853 投稿日 2001年3月28日(水)04時54分 投稿者 はせがわみやび  眠い。フォーチュン・クエストRPGの原稿をあげて一段落しているみやびです。でもまだ、データの更新とデバッグがあるんだよな……。 >>(以前西鶴さんが、完全にマスターしてないとかえって毒になるという旨を書いておられた記憶が)  前から思ってたのだが。  それを気にするっていうのが、わからないんだけどね。  習熟しないで作家を続けていけるひとはいないから。  無欲しか書けないと、無欲しか書かない、ってぜんぜんちがうだろうに。  意識して書いていたのならば、えらく性質(たち)が悪いぞ…。気づいていないんだと思うけど…。 (ストライクを投げられないプロのピッチャーがいたらヘンだよなー)みやび  -------------------------------------------------------------------------------- 何もしないと一行目が題名にされる No.0854 投稿日 2001年3月28日(水)09時58分 投稿者 弟切 千隼 と、気付いていない方もいらっしゃったんですね、ここの掲示板。 魚住さんへ > 一連のやりとり、面白かったです。ここは小説製作におけるノウハウを追求する場所ですから、あまり脱線するのはどうかと思いますが、魚住さんはちゃんと御自分を制御できる方で、あの程度のところで引き戻せたので可でしょう。 修練の場であっても、多少は遊びがあった方がいいですよね。たまには、またお相手して下さい。関西文化圏のお話など聞かせて下さると嬉しいです(^_^) 山内さんへ > 初めまして。「よみかく」でさんざん偉そうなことを書いていても、実践できていない弟切千隼です(;_;) 私は学生という身分を離れて久しい社会人ではあるものの、山内さんの御指摘は耳に痛いです。仕事が忙しいとか親が倒れたとか身内に不幸があったとかぐだぐだ言っていないで、精進しませんとね。 それでも一応社会人なので、お金のやりとりを伴わない無償の行動がどんなに尊いかはわかっているつもりです。「よみかく」管理人の純さんや、ここで指導して下さっている新木さん、その他諸々裏で支えて下さっている方々には、いつも感心&感謝しています。 私がここに参加を始めたきっかけは、やはり、ちゃんと読んで面白い小説を書きたかったからです。 道のりははるか遠いとわかっていても、相撲の世界で言われる「三年先の稽古をしろ」という言葉を思い出して、やれるだけやってみようと思っています。 「よみかく」創設当時には、この分室はありませんでした。「よみかく」は、メディアワークスという会社が開設している電撃hpという掲示板で知り合った人々の間から生まれました。思い立ってすぐ「よみかく」を作って下さった純さんの行動力には頭が下がります。 「よみかく」に参加している方々は、みな基本的にマナーを心得ていて、向上心も旺盛で素敵な方々です。参加者の方々がより上を目指そう、良いサイトにしようと努力してきたからこそ、新木さんのようにプロ作家でありながら無償で指導して下さる方も現われたのでしょう。 私はウン十年生きてきて、「意志があるところに道がある」ことをようやく悟り始めたところだったので、渡りに舟とばかりに参加させていただきました。 >レベルアップのファンファーレ 私の場合は、阪神競馬場のGIファンファーレ……じゃなくて(^^;、その昔の『アメリカ横断ウルトラクイズ』の「タッタッタッタカタカッタター」というファンファーレが鳴りっ放しです。 「ニュ〜ヨ〜クへ行きたいかぁーっ!」(違) -------------------------------------------------------------------------------- そして実践 No.0855 投稿日 2001年3月28日(水)10時32分 投稿者 弟切 千隼 シンデレラの課題を提出します。 その四十四。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・舞踏会の会場にやってきたシンデレラ。若くてハンサムな王子は、彼に取り入ろうとする大勢の女性たちに囲まれていて近付けない。せっかく来たのだから城内を見物しようと、シンデレラは城の庭に出て散歩する。そこで小さな礼拝堂を見つけたシンデレラは中に入ってみる。 ・一方、ぎらぎらした女たちに辟易した王子も、何とか彼女たちから逃れて庭に出る。お気に入りの礼拝堂で一人で過ごそうとした王子は、そこで祈りを捧げているシンデレラに会う。 ・早く一人になりたいのに、シンデレラの祈りがあまりに長いので王子は苦言を呈する。シンデレラはたくさん祈ることがあったのでと言って謝る。さぞたくさんの願い事をしたのだろうと皮肉を言った王子に対し、シンデレラは母親や姉たちや家で可愛がっているネズミの名まで挙げて、彼等の幸福を祈っていたのだと答える。 ・不審がった王子が、自分の願い事はどうしたと再度訊ねると、こんな美しいドレスを着てこんな華やかな舞踏会に来られた自分は幸福ですとシンデレラは答える。王子は感心して、彼女に一緒に踊ってくれるよう頼む。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 本日は四時間睡眠でこれから出張です。打ち合わせの最中に眠らないように気を付けます。 では。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談 No.0856 投稿日 2001年3月28日(水)11時38分 投稿者 いか たった今、某ラジオ局のバイトから帰ってきました。 いやはや、物を作る舞台裏というのは楽しいものですな。 眠くて疲れて死にそうですけどね(笑)。 プロット完成。非常に奇天烈なものになりました。 見てくれる人募集。 ついでだし、シンデレラの次のお題の餌になってもいいのですが(笑)。 っていうか、先に書き終えた方がいいのかな。 >>紺野さん 私はキャラクタ制作傾向は間違っていないと思います。 間違いというならば、正解を教えて貰いたいですね。 そんなものは無いだろうけど。人それぞれでしょうし。 しかし、物語にそのキャラクタを乗せると、ちぐはぐとした印象が見受けられます。 それに対する、私なりのレスです。 結局、紺野さんがどういう結論に達したのか判らないので、 今さらなものになるかもしれませんが。 現実に生きている私たちは、別に神様に作られているわけではないので、 勝手気ままに動きます。 勝手気ままに動いても、「私」は「私」でしかありません。 そこには「矛盾」は存在しません。 逆をいえば、本当にキャラクタができあがっているのならば、 それに沿った行動をするでしょう。 やはり「矛盾」は存在しません。 昔のプロットを穿るようで悪いのですが、 そこには「矛盾」が存在していました。 それは―― 物語が登場人物に合っていなかったからでしょうか。 物語に登場人物を合わせるが故に、歪んでしまったでしょうか。 そもそも、登場人物の設定がざるだったからでしょうか。 とまぁ、一方的に書くのもなんなので、 私が過去に書いた「キャラクタ先導型」の話を挙げてみます。 彼は心臓病を患っていた。まず、ここからスタートしました。 なぜ、いつ、こうなったのか。性格、行動はどうなるのか。 これを考えないといけないので、思考。 一応、本筋はあるのですが、ここでは書きません。 簡単な内容は、現実に立ち向かう子供達の話です。 第一例、ベーシックに「子供の頃から患っていて、性格は内向的である」 これでも話は出来るけど、つまらないからボツ。 第二例、「突然心臓病になってしまい、ある境から性格は荒れてきた」 まーこれもありがちだなぁ。格好悪いからボツ。 第三例、第四例……と幾つか考えた上で、 決定稿、「真性の心臓病であるが、本人は自覚しつつも気にしていない」 そうして展開させた結果、こうなりました。 「彼はドラムをやっている。自分の心臓がペースメイカー無しでは動かないから、 心音に近いリズムとビートを奏でることで、自分自身の生きている証を示している」 あとは勝手に性格やら行動が生まれてくるでしょう。 で、彼が云った台詞は勝手に浮かび上がってきました。 「オレの心臓は叩かなければ動きはしない、ちんたら遅れた2ビートだ」 よくわかりませんね(笑)。 短編形式の長編でしたので、 エピソードの上に物語が上手く乗っかったのかもしれえませんが、 物語にエピソードを挿入するのはちょっと違うかなぁと。 紺野さんが作ったエピソードは、 無理矢理物語の乗っけているような気がしました。 だから、ちぐはぐとした印象が見受けられたのかと思います。 そのちぐはぐを無くすためにプロットが必要である。 そう言うことを説いていたのでしょう、 キャラクタの人生とはいえ、物語を演出する小道具すぎないと思います。 しかし、キャラクタは読者が倒影する上で必要な主役でもあります。 そして、キャラクタは物語の中で生きている。 答えは勝手に出てくるのではないでしょうか? (結局、なにがいいたかったん?)(っていうか、上遠野さんの真似はやめようよ) (まぁいいじゃん) では、そろそろ頭が痛くなったので寝ますね。お休みなさい。 答えは依然闇の中へ。光を差すのはなんだろうなぁ。 -------------------------------------------------------------------------------- 魚住さんへ。 No.0857 投稿日 2001年3月28日(水)14時12分 投稿者 西鶴翠(みどり)  まずは、雑談から。 >しかもどう突っ込んだら笑いになるんだという高度な問題を孕んでいます。  はあ、なるほど。最終的に笑いに持っていかねばならないのですね。私はこれを忘れていました。ツッコミそのものが、笑いだと思っていたのです。すごい勘違いでした。「笑いに発展するシュールボケ」を研究することにします。  そして、本題へ。 >「自分の頭の中にあるイメージ(コンセプト)を可能な限り正確に読者に伝える」  そうですよね。そう思います。この技能が、新木式(便宜上、こう呼ばせてください)において、必須のものですよね。で、どうして必須なのかといえば、結局のところ、「全てが把握できてしまうプロット」を立てるためですよね。プロットだけを見て、その物語がどんな話で、登場人物がどんな性格で、小道具がどこで登場して、感情の動きがどこでどのようにあって、読者はどこで盛り上がって……ということが分からなければならないわけですね。そうでないと、「書いている途中で、メインテーマすら変わってきてしまう」という失態に陥るわけです。分かりやすく推理小説に譬えるなら、「犯人を途中で変えてしまう」くらいの大工事。  『プロットの段階で立てていたエピソードが、「鈍感」を表すはずだったのに、実際に書いてみたら、「無感情」を表すエピソードだった』なんてことがないように、「狭いストライクゾーン」に入れられるような技術が必要なわけですね。 >やろうとしていた方向性は新木さんと同じなのだけれど、それを正確に間違わないようにやっているのだなあ、と。<(西鶴が書いた文です。)  おそらく上の文は、新木さんから猛反発が来るんじゃないかと予想しています。なぜかと言えば、「プロットが物語を網羅しているかどうか」という観点で見た場合、私のプロットと新木さんのプロットでは、全くの別モノだからです。私の立てるような甘いプロットでは、「物語を網羅」することは、できません。で、新木さんの立てるようなかっちりしたプロットだと、「オレンジジュースがメロンソーダになる」くらいの調整はあるにせよ、「プロットの変更」なんていうことを、書いている途中で行うことはありません。  そういうわけで、新木さんから見れば、私の立てるようなプロットは「プロット以前」であるはずです。 >西鶴さんから見ると「遊びがなく、かっちりしすぎ」が新木式ということでしょうか。  というわけで、「かっちり」しているのは、必要だからかっちりしているのだと思います。遊びがあったら、そこから物語が別の展開を起こす可能性があるんですよね。私から見れば、「遊びがなくてかっちり」なんですけれども、新木さんから見たら、「当然のこと」であるはずです(と思います)。  と、ここまでが、前提条件です。ここまでの段階で、新木さんの手によって否定されてしまったら、ここから下は「おおたわけ」ということになります。さらに、「私が無欲シンデレラをやめたときに考えていたこと」が、直接的に否定されてしまうことになります。  ここから下を語るときに、「ところが」という接続詞が入ります。小論文を書くときの基本ですね(私は小論文を習ったことはないけれど)。 >どちらが優れているとも言えないですよね。  「無欲しか書けない」と「無欲以外のものを入れてしまう」の部分です。なぜ、私がこんなことを書くかといえば、かっちりとした「新木式のプロット」という前提条件がなければ、両方正解になる可能性もあり得るからですね。さすがに、「無欲が入っていない(読者に伝わらない)」では困るんですが、無欲が伝わった上で、それを包み込んでしまうような何かを書くのなら、問題はないはずなんです(新木式でなければ)。  アイディア出し、って「コンセプトを踏み外さない」が条件ではなくて、「コンセプトを踏む」ことが条件なわけです(あくまで、私の考えですよ)。  国語の問題とかで、「この段落で、作者が言いたかったことを述べなさい」みたいな設問があるじゃないですか。あれって、正答率、結構低いですよね。「空欄に適切な接続詞を入れなさい」よりは、よほど低いと思います。つまり、ぱっと読んだかぎりでは、コンセプトが伝わってこないわけです。でも、コンセプトは入っています。コンセプトを踏み外しているけれど、コンセプトは踏んでいるわけです(そうでないと、小説として成立しませんから)。まあ、もちろん、意識的に「コンセプト外し」をしているわけです。  CMなんかでも、「あれ、今のCMって結局何を宣伝したかったの?」と思うこと、ありませんか。で、二、三回同じCMを見て、ようやく「ああ、缶コーヒーの宣伝だったのね」と分かったりする。  ここで、「新木式」に組み上げられてしまった先入観を振り払いましょう。  一般的にはアイディア出しは「コンセプトを踏む」ということが最低条件であって、決して、「コンセプトを踏み外さない」が最低条件ではない、ということです。最低条件を間違ってはいけないということです。  (この部分、分かりにくいなあ。どうにかして、伝えるいい方法はないかなあ。)  (「コンセプトを踏み外さない」→「考えれば分かるようにコンセプトを詰めておく」。「コンセプトを踏む」→「考えても分からないかも知れないけど、読者の深層心理にコンセプトを感じさせておく」。みたいな感じかなあ。) >教える、教えない部分の取捨選択について  まあ、まずは上記のことは教えていないかなあ、と思います。アイディア出しの定義に偏りがあるということ。それから、「骨化」というのは、狙いが明確に見える分だけ、狙い意外は見にくくなってしまうということ。けれど、そんな細かいことよりも、もっと重要なことを教えていなかったりします。  「新木式は難しい」ということです。  ここで頑張っていれば、少なくともプロットの書き方は身につくんじゃないか、と思っている人も中にはいると思います。私は、甘いと思います。  新木式は「プロットを途中で変えません」。つまり、プロットを立てるときに、すでに物語の全容をすみずみまで把握しておく必要があります(新木さんから見れば、特に「すみずみ」という意識はないかも知れませんが、素人から見たら「すみずみ」です)。で、果たして何人が、骨や肉つき骨を書いただけで、自分の思い描いた場面を把握できるか、ということですね。類型的な場面は想像しやすいかも知れませんが、独自の「売り」になるような部分は、素人には想像しにくいと思います。そこが、新木式の癖のようなところなんじゃなかろうか、と。  「新木式(というか、プロット)」は難しいはずです。 >完全にマスターしてないとかえって毒  一番の「毒」は、魚住さんが書かれたことにも関連しますが、「類型的な場面しか書けなくなる」「独自の場面は破綻する」あたりかな、と思います。逆に、これが達成できれば、新木式は八割方習得かな、とも。  新木式は癖があって、むつかしいぞ、と(これが、今回の書き込みの結論)。 >再び、遊びについて。  新木式において、「(一般的にいわれるような)遊び」はあったら困るわけですが、新木式を習得できない人が「独自の場面」を書くにあたっては、「遊び」が必要であると思います。ものごとを実際に書かないと分からない人、というのは、世の中に存在するわけで(私もその一人なんですが)、そういった人にとっては、「かっちりとプロットを組む」という手法は難しいんじゃなかろうか、と。  一長一短の手法だと思います。新木式があう人ならば、全く問題はないわけですが。  (私には無理だ、と思ったのが、無欲課題をやめた理由の一つですなあ。)  なんだか、すごく的外れなことを書いていそうで怖いです。 >新木さんの介入  私も、ひとまず書ききりましたので、どうぞ、煮るなり焼くなり捨てるなり、好きにしてください。それから、上記のことがらは、全て真面目に書いておりますので、「たわけ」と言われると、痛いです。「馬鹿者」あたりにしておいてください(大して違いはありませんが)。  余談。 >多分多くの作家が表面的な違いはあれ同様のことをしているという事実。  超売れっ子推理作家の言葉。「犯人を考えずに書き始めることもあります」。超売れっ子は、やっぱり天才的なんですね。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- オフラインのあいだにどれだけ書き込まれているのかが、とっても不安です。昼飯も食べてしまったし。 No.0858 投稿日 2001年3月28日(水)14時12分 投稿者 西鶴翠(みどり) >唯野さん。  私も、「気づいたら領土が広がっていた」という感じです。何かのきっかけがあって、レベルアップした、というよりも。  む、今、山内さんのコメントに、何か感想を言うのが流行ですか。うーむ。「どうぞよろしく」とかそんなものしか、思い浮かばないですが。  ああ、ここに来たきっかけを書けばいいのですね。えーと、「新木さんに引きずりこまれた」という意識が私の中でものすごく強いです。それから、今も、「居座ることを新木さんに強制されている」という感覚。私が数日書き込みをしないと、「西鶴君はだからキャラが立っていないの」と、ほかの人への書き込みに書きますし。  というわけで、よろしく。 >卯月さん。  私の予想では、「本当は卯月さんは小説を書いたことがある(短編でもなんでも)」と思うのですが、どうでしょうか。もしも本当に、「小説を完結させたことがない」のなら、本来ここで吸収できることの半分も吸収できないんじゃないかと思うのですが。ま、余計なお世話かも知れませんが。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 無題 No.0859 投稿日 2001年3月28日(水)15時18分 投稿者 新木 伸  この掲示板。  未読管理を本人にかわってやってくれて、普段は未読位置から表示してくれるくせに、ページ(20ずつの単位)が変わると、自動では未読を表示してくれないのが、この掲示板の弱点ですね。  そのうち改良したいと思ってますが、どうもうまいアルゴリズムを見つけてないもんで……。 >紺野さん  しばらく音信がなかったので、心配してました。  ひらたくいうと、「叩かれすぎてばっくれてしまった」状態かと。  そうでないのでひと安心。  本題へのレスは、またあとで。 >唯野君 ・唯野4  ボツ。  これこそ、「人の心配をしているシンデレラ」だよ。  貴金属。「どうしても欲しいわけじゃない」とかシンデレラに言わせてるけど、これ、そもそもぜんぜんまったく欲しくないわけでしょ?  シンデレラにとっての「貴金属」。  シンデレラにとっての「おいしい料理」。  僕の例のあれとくらべてみて、扱い方と、あと「観せかた」(こっちがよほど重要)がどう違っているか、考えてみるように。  僕のあれも、「他人を気遣う成分」が入ってないとはいわない。 ・唯野5  ボツ。  OKでもいいんだけど、ボツにしとこう。  王子から、「自分と踊る女性は欲しいものをおねだりしてくる」ということを聞かされるけど、これが唐突すぎ。「へっ? なにそれ」とか思ってしまって、そこで読むのが中断してしまう。そこが気になるあまり、それ以降のことは頭に入らない。  ここでは、シンデレラがどう無欲なのかは、直接書いていない。  王子の言葉がどういう意味をもつことなのか。それを理解するためには、読者が頭の中で三段論法を展開する必要があるよね。「皆はおねだりする→シンデレラはおねだりしない→シンデレラは他と比べて欲が少ない」  王子の言葉が気になるあまり、考える余裕が読み手に与えられない。考えないとわからない「シンデレラの無欲」は、つまり読み手に伝わらない。  あともうひとつ。たとえば前のシーンで他の女性たちがおねだりしているような場面を描いておいて、王子の言葉が唐突にならないように注意を払っていて、上記の問題点は潰してあったとしても、それでもボツになる理由が一点。  「王子と踊れて幸せ」成分が、多すぎ。これ5割越えてるよ。  シンデレラの無欲も描けるだろうけど、読者の印象に残るのは、過半数を越えている「王子と踊れて幸せだった」というほうだけね。 >漫才師の話  いまセンスの話をしてるよね。  これってさ、「(もちろんある程度の技術があることを前提で)センスが一番重要」って話だよね?  もうぜんぜん技術的にはお話にならんのだけど、でもセンスだけでのし上がってゆくコンビとか、そういうのって存在の余地あるのかな? >卯月さん ・卯月6  OK。  ただしかろうじて。  無欲4、思いやり3、女の子らしさ3(花が好き)といったあたりだろーか。  とくに最後の「迷った後で一本だけ」というのがなかったら、これ無欲ゼロになって、完全ボツね。  あと自分のネタの分析のほう。  無欲のパターンの捉え違い。間違ってます。  これはちょっとで満足なのではなくて、「捨てられない欲を少し持っている」パターンです。無欲を描くのに、「シンデレラにも欲はあるのだ。ほんの少しだけ」……と描きだす方法ね。  このパターンって、あんま見ないけど……。僕が好んで使ってたりもする。  どういう無欲のパターンを好んで使うかとか、たしかにそのあたりに「新木」流ってのはあるかもしれないなぁ。  ただこれはわしが自分でやる場合ね。  提出課題では、どのパターンだっていいよ。  あとどこまでが「技」になるのか、かぁ……。  また面倒な質問を……(笑)。  えーと、僕にはわかっていることですが、とくに意識化してなかったもんで、いまやってみますか。(要3分)  今日採点したやつだと、「唯野5」は技を使っていて、「唯野4」は使っていません。  「唯野5」で「技」を使っている部分は、「シンデレラが驚いて失礼がないか尋ね、そうではなく、おねだりしてこなかった女性が初めてだったと聞かされる」ところ。  つまり、いわゆる起承転結でいうところの「転」が存在しているかどうか。  「転」の役割っていうのは、読者の予想を裏切ること。  裏切ることで、そのシーンの前後をより鮮烈に印象づけようとする手法ですね。  「唯野4」のほうは、読者の予想を一度も裏切らない。だから技は使ってない。 >起承転結の役割  あと話のついでに、「起承転結」のそれぞれの役割なんてのも、簡単に書いてみます(こっちはすでに意識化済)。  詳しく知りたい人がいたら、追加質問とかを。 「起」……話の構図を描く。       →(役割)初期条件の設定。 「承」……話の流れが向かう方向の設定。       →(役割)読者に展開を予想させる。 「転」……読者の予想を裏切る。       →(役割)伝える内容の印象強化。読者への娯楽提供。 「結」……話を結論に持ってゆく。       →(役割)シーン全体に意味を与える。 >うふふ  あとで書きます。  下書きを3度ぐらい見直して推敲してからね。  とりあえず今日の分の仕事せんと。  一日2ページじゃだめですと、編集さんに叱られてしまった。 >魚住さん  意見、かなぁ。  意見っていうほど、生やさしくない気もする。 >西鶴君  はずれ〜。  「プロット書いてないこと」って、だってそれ事実じゃんか。  わざわざ指摘するまでもない。  あらすじ以上のものを書いて、それから作品にかかったことのある人……ひとりもおらんでしょう?  いや書いてるか書いてないかは問題でないか。  考えてあったかどうかだよね。  考えてあれば、必要があれば書けるはずだし。  それと裏技は、ひとに知らせずひとりでほくそ笑むのが正しい使い方なのだ(笑)。  じつはもういくつか裏技があったりするのだが、そっちのほうは書けんなぁ。  ふふふふふ。  一連のやりとりをみていて、西鶴君の本音がすこしばかり掴めた気がするので、そこへのレス。伝えたいこと。 >弟切さん ・弟切44  ボツ。  「神様には願い事をするもの」という日本神式の考えを通用させていいのかという考察もあるけれど……。  それより大きいのは、これはつまり何を言っているのでもないエピソードだということ。  逆に考えてみよう。  ここでもし、なにか自分の願い事が出てしまうシンデレラがいたとしよう。  それは強欲っつーもんです。  だってシンデレラの「ただひとつの願い」って、「舞踏会に行きた〜い」だったわけでしょ?  強欲の反対は無欲にあらず。  「強欲でない人」は、「普通の人」です。  つまりこのエピソードで伝えていることは、「シンデレラは普通の人でした」ということ。「無欲」に関しては、何も言ってないのと同じ。 >いか君  電撃に送るつもりのやつならば、先に書いちゃうべき。  あと書き終わって送っちまうまでは、人に見せて意見聞かないほうがいいよ。  直す時間がないときは、意見も聞かないのがノウハウ。  迷いがある状態が、いちばん怖いのよ。ちょっとぐらいおかしくたって、作者に迷いのない作品っつーのは、説得力あって強いもの。  プロットとか見せるのは、送ってからだね。それからなら、いくら叩いてモチベーション(やる気)が低下したって、もう応募ずみなのだから問題なし。  ちなみに杉井君のを応募前に皆で叩きに行ったのは、もう完成してたし、どうせあのまま送ったって入選などせんのはわかりきっていたからです。 >キャラ造形の話 >いか君 >現実に生きている私たちは、別に神様に作られているわけではないので、 >勝手気ままに動きます。 >勝手気ままに動いても、「私」は「私」でしかありません。 >そこには「矛盾」は存在しません。  話の展開上、論旨をはっきりさせるうえで、「矛盾は存在しない」と言い切ったのだと読んだ上で……  本当に生きているキャラならば、矛盾は内包してるもんでしょうね。  本物の人間が思考と言動とやりたいことが一致しないように。「男の子の好きな娘をいじめちゃう」とかいう心理とかもそうだし。  論理的におかしいことをしちゃう。それが人間。  好きな娘に嫌がらせをして、何の得があるのか。  そんなこと自明の理なのに。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0860 投稿日 2001年3月28日(水)21時21分 投稿者 新木 伸 >山内さん  いらっしゃ〜い。  質問の答えを書き忘れてましたっけ。  認識が甘いのは、そりゃ仕方ないことでしょう。(私だって山内さんだって、そりゃ同じ頃は……思い出したくもないわけで(笑))。  でも弟切さん、茶羽根君、あと魚住さんもそうだと思うんだけど、社会人組はしっかりしてると思うんです。あと杉井君もか。  壁にあたって自分の薄っぺらいプライドを容赦なく叩き壊されるという経験(それも一回でなく何度も繰り返し)をしてきた人は、物書きのプロに対しての認識に足りないところはあったとしても、他のジャンルではすでになにがしかのプロなわけですから、経験の応用が利くわけで……。  プライドを壊すことに関しては、いちばん壊さなきゃならん人物についてはまだ全然。他はけっこう手応えがある感じです。  上記のように、社会人組は、もはやプライド壊すなんてことは必要ないでしょう。  しかしなんでプライド守ろうと固執するかなぁ。いや自分もかつてはそうだったから、理由はわかるんだけど。(^^;  何度も何度も何度も壊されていると、プライド壊してくれることを喜んで、自分から近づいてゆくようになると思うのだが。条件反射的に。  プライド壊されて井戸の中から引きずり出されると、世界が大きく広がっていて、じつは気分がいい。「プライド壊される→いいこと→もっと壊して壊して」みたいな。  自分がなにかでプライド持ってたりすることに気づいちゃうと、逆に心配。  それが根拠のない薄っぺらなガラスのプライドなんじゃないかって、もう気になって気になって(笑)。  課題とか練習方法は、たしかに合う合わないはあるんで、合いそうなものを選択して取り入れてくれればいいと思ってます。ただその場合でも、ただやらないんじゃなくって、課題の狙いは理解して、別に自分で考えた「課題」でもって、その「狙い」のところはクリアしないといけないんですが。  「課題」やらないだけで、他の「練習方法」を自分で編み出さず、なんやかや口で言ってるだけというのは、サボるための理由を探しているだけと見なすことにしています。  しかしまあ、「カリオストロの城」の時に、すぐ答えを求めてきたあれには、すこしばかり閉口しました。  このへん、現代教育の弊害かなぁとか、思ったりして。ドリルやってても、うしろ見れば回答集がついて来るじゃないですか。  自分の頭で考えようとしない習慣は、なんだろうかと思ったりして。  金銭的な損失かぁ。それは考えないことにしています。  教える行為を通じて自分に返ってくる見返りの「より深い理解」の分。  あといままで他の人に教えてもらった分の「負債」の償却があるもんで。こんなもんじゃ、まだままた返し切れてないだろーなぁ……。  考えないことにはしていますが、まるで意識されないってのもしゃくなんで……(笑)。  まあ参考までに、ちょっとデータを出してみますか。  私がいま小説の仕事をすると、単行本の1ページ(だいたい1KB)につき、だいたい1万円の収入が発生しています。(ちなみに僕がいままでここに何Kバイトほど書き込んだかは、別なところに書いてましたね)  またライターでも物書きでも、「文章で何かを書く」という技能を持っている人に支払われる原稿料の規定というのが、まあだいたいの出版業界で存在していまして、ライターではペラ1000〜2000円程度。  ペラというのは、20文字×10行詰めのハーフサイズの原稿用紙。200文字ですね。(最近は電子入校だから、ペラって用語は使わないかも)  小説以外の原稿であっても、小説家が名前を出すケースだと、最低でもペラ2000円あたりからかなぁ。  べつに名前を出さなくていい原稿なら、他の同等の文章技能を持つライターの誰が書いたってかまわないわけです。  ある文章に対して名前を出すってことは、その人間が書かなきゃならん「なんらかの理由」が存在しているってことです。ゆえにゲームのレビューでも本の紹介でもエッセイでも、すべてその分が加算されます。当然です。  「換えの利かない人間」が書く原稿っていうのは、そういうもんです。 >一行の重みの話  このあいだのホテル杉井のOFFで、こんな話を出しました。  僕の収入の話ではなく、文章の一行に対する重みを、各自が自覚するための話。  単行本の1ページって、17行あります。  仮にこの1ページが1万円だとすると、一行は588円に相当します。  うーん。昔のマクドナルドの時給ですな。いまじゃちょっと、この時給は首都圏じゃないかもしれない。地方に行くとあるかな?  まあ、だいたい時給1時間分。  一行書いて、時給1時間分。 //////////////////////////// 「あ……」  洋子は意外そうな顔を、僕に向けてきた。 ////////////////////////////  これでもう、時給2時間分。  社会人でなくても、およそアルバイトの経験があるものなら、「時給1時間分」がどれほどの重みを持つものか、「体」で知っているはずです。  この何気なく書かれた感じの、この2行。  その「重み」に見合うだけのものがあるのか?  この2行は、必然なのか? 絶対になくてはならない2行なのか? 「時給2時間分」か、それ以上のものを込めて、自分はこの2行を書いているのか?  作者が何気なく、「時給2時間分」に見合う理由もなく、指が動いてキーボードを叩いてしまったからという理由のみをもって、この2行を書いていたとしたら……。  それは詐欺です。  そんなことを話したりしてました。  ちゃんと伝わっとるかいな? 皆に。  その一行が存在する正当な理由なくして、ある一行を書き、それでお金を貰うということが、ぼくにはとても恐ろしいのです。  皆は怖くないのかな?  文章を書いて、それでお金をもらうということは、それはとっても怖いことなんだよ。  ちなみに上の文章。「文章を書いて」のところを、他のあらゆる職種に置き換えてもかまわんわけですが……。  ああ。ここに書くのは、べつに怖くないな。  ならこれでお金はもらっちゃいけないな。やっぱりここへの書きこみ、お金には換算できないですね。 >魚住さん  教える、教えないの取捨選択。  「教えない」の取捨選択ってよりは、「いま教えても意味がない」ってほうかなぁ。  んだって、まずストライクゾーンにさえ投げ込めないピッチャーに、投球の組み立てのことを教えようとしたって、意味ないでしょう。  まず理解できない。それどころか混乱させちゃってよくない。  ボール一個ずつの精密なコントロールとはいわんけど、せめてストライクゾーンを縦横3分割ずつ、合計9分割して、そのゾーンには狙って投げられるようになってから、「内角ハイの次には外角ローに投げるんだ」とか、やってゆくわけです。  関係ないけど、テレビ番組の「筋肉番付」だっけ?  昔、プロの野球選手がトレーニングしてるところに押し掛けて、この9分割パネルを落とさせるゲームってのやってたんだけど……。  全員が楽勝にならなかったのって、なんでだろ?  けっこう落としてたんだよな。  でもプロって、ストライクゾーンのうち、ボール一個分内か外か……なんていうレベルのコントロールが必要なんだから、30センチ四方のパネルにあてるなんて造作もないだろ?  ピッチャーじゃなくて野手だったからかな? それにしたって、プロ野球選手になるくらいだから、リトルや高校じゃ、ピッチャーで4番ぐらい張っていたろうに。  ストライクゾーン以外のところに投げさせられると勘が狂ってしまって、うまく投げられなくなったりするのかな?  1メートル四方もあるでっかいパネルに投げるんじゃなくって、幅はベースサイズ、高さ60センチの本当のストライクゾーンを9分割して投げさせてもらえれば、楽に取れちゃったりするものかな?  だれかピッチャー経験者とか、いない? 知り合いとかでもいいけど。 >弟切さん  「三年先の稽古をしろ」って、どういう意味? 教えて教えて。  なんとなくわかるんだけど。すこし高度なことをやってたほうが経験値が高いってことかな? ドラクエ1の速解きで、レベル1のときにスライムとは戦わずにドラキーと戦うとか。……ってわからんよね。 -------------------------------------------------------------------------------- コストの話とか No.0861 投稿日 2001年3月28日(水)22時41分 投稿者 新木 伸  ああそうだ。  お金換算でのコストの話をやっていて、思い出した。  そのことじゃなくって、「手間」っていう意味でのコストの話ね。  杉井君の「クリスチャニア」を読んだり、西鶴君の短編長編を読んだり、他の人のいろいろなものを読んだり、その全部にたいして言えること。    「薄すぎる」  内容がね、薄いのよ。  これは濃い薄いの「薄い」ね。  コストがかかってないの。手間っていうコストがさ。  ところで……。  この「よみかく分室」がはじまって、もう4ヶ月ぐらいか。  その全期間を通じて、僕がここにかけてきたコスト。手間暇。  書きこみを読む時間。キーボードを叩いて書きこみを作成する時間。推敲する時間。みやびさんと電話で長時間話しこんで、あれやこれや討論している時間。  その他諸々、「よみかく分室」にたいして頭と手を使っている時間のすべて。  それらのコストの全合計。  それって……。  ぼくが一冊の小説を書き上げるのに傾けているコストに対して、どのくらいの割合だと思う?  せいぜい、いいところ、4分の1だな。  それ以下であることは、間違いない。  その証明。  この4ヶ月で、わし、ちゃんと一冊書き上げてるもん。  この「よみかく分室」でやってきてることは、ほんの片手間。  そのほんの片手間であっても、これだけのことをしてきてるわけだろ?  本業である「小説」を書くほうには、どのくらいのコストをかけてると思う?  君らはもっともっと集中して、考えて、ねっとりと濃い話を作るようにならないといけない。  もっと濃いやつを。  たとえば杉井君の「クリスチャニア」とかさ。  ぼくじゃない別の作家さんから、「これなら短編にするよね」とか言われたでしょう。  あれはその通りなの。短編分の内容しかないのね。  それを長編の長さに薄めちゃってるわけよ。  4倍希釈ぐらいか? ジュースだったら、飲めたもんじゃないわな。  すくなくともあれの4倍分のコストを投入しないと、話にならんわけ。  それを同じ時間でやるの。  内容は4倍、時間は同じでやるわけ。  プロなら半年に一冊。それをやれないと食っていけないの。  考えている時間も含めて、まるまる一冊を書き上げるまでの時間ね。  でもその半年に一冊だって、「遅い」っていわれるの。  理想は3ヶ月に1冊なの。人によっては1ヶ月に1冊出してるの。  濃さはまるで同じで。  その無茶を可能にする方法。  同じ一定時間内で、アマチュア時代の何倍もの量の思考をするためのノウハウってのが、「思考の条件反射を使っていちいち考えないで判断する」って方法なの。 -------------------------------------------------------------------------------- またまた課題提出 No.0862 投稿日 2001年3月29日(木)10時04分 投稿者 巻島翔史 なんだこの急激なやる気は、と思われてるのでしょうが、 べつにやる気が出ているのではなくて、自分なりに何か掴みそうな感覚が今あるので、勢いでやってしまっているだけです。 しかし夜、ネタだしをしていると、「野球をするシンデレラ」や「サッカーをするシンデレラ」まで考えてしまうのはどういうことだ(笑)←注意散漫の証拠か? 巻島26発目 ・この城には、宴の時、バルコニーから谷に向かって皿を投げる、という風習があった。 ・遠くまで飛ばせたら願いが叶うと言われている。 ・小さい皿の方が良く飛ぶので、皆、それを選ぶ。必死で投げ、一喜一憂する。 ・シンデレラも投げる。結果、あまり飛ばなかった。少し残念そう。 ・王子「残念でしたね」シ「ええ。……でも願いはもう叶いました」 ・王子「ほう、何だったんです?」シ「王子様とこうしてお話しすることです」 ・彼女の爽やかな微笑みに王子感心。踊る。 巻島22が、まさかタイトルではねられるという屈辱的なボツられ方をしたものですから、それを再提出しようかともいったん考えましたが、前進性が薄いのでやめました。(しかし姑息にも、今回からタイトル抜きで提出していたりする(笑)) が、それで分かったことが一つ。今まで俺は、この課題はシンデレラの心証表現抜きで無欲を提示しなければならない、と思っていたのですが、巻島22が赤面という心証表現ひとつによって、読み手の受ける印象がかなり変わる、という可能性を示してくれました。 (もうひとつ掴んだことがあったのなれど、それは一人でほくそ笑みたいので省略) 新木式は難しい> 確かに、ネット上の講義だけで、完全にマスターするのは不可能だと思います。 が、私的解釈では、分室の目的は各自における完全なる方法の発見とマスターだと思っています。つまり、新木式は踏み台にしようというわけで(笑) まあ最終的に行き着くところが同じなら、到達する道は1つではないでしょう。中山道と東海道があるように。そのアプローチの若干の違いが、<各自における〜>ということなのだと思いますが。 >プライドを壊すことに関しては、いちばん壊さなきゃならん人物についてはまだ全然 この人物が誰なのか、まあ予想はつくのですが、本人同士が言い合った方が盛り上がるから俺は黙っていましょう。 俺ほどプライド壊された人間も居ないと思うけどね。発狂寸前っぽかったし。 いや今でもボツとかまぐれっていわれたらへこむのよ。ホントに。 -------------------------------------------------------------------------------- つーか、私だな。<プライド崩し。 No.0863 投稿日 2001年3月29日(木)10時50分 投稿者 西鶴翠(みどり)  実は一昨日まで短編(72枚)を書いていたのですが(これから推敲)、九日に新木さんとはせがわさんに会ってから、執筆速度が三分の一から四分の一(単純枚数計算)にまで落ちました。そういうことを、「書けなくなってきました」と、方々で嘆いていたのですが、実のところ進歩ですか? それとも、退歩ですか?  (ちなみに、短編は、電撃用ではありません。)  一番プライドを崩さなければいけない人物というのは恐らく私なんですが、私のプライドが崩れないのは、十一歳のときに八歳年上の従兄にめちゃくちゃ強烈にプライドを崩された経験があるからだろうと自己分析しています。そのとき、あまりにも見事に崩されたので、以来、少しくらいのことでは崩れなくなりました。  二回目に崩されたのは、十六歳のときです。このときは、結構難しい症候群を発病して、プライドが崩れました(未だに完治していません)。以来、再発を無意識に防ぐようになり、「気力」とか「根性」とかを、極力使わないようになりました。  三回目もやはり病気でした(二十歳)。「気力」の使いすぎです。死ぬとは思いませんでしたが、寝たきりになるんじゃないかと思いました。いくら勉強しようと、体が弱かったら仕方がない、と痛感しました。現在(二十一歳)、騙し騙し大学に通っております。将来が非常に心配な今日この頃です。  直感的な予想なんですが、私のプライドを崩すのは、新木さんでは無理です。今の新木さんは、強いからです(心も身体も)。プライドを崩すのは、私なんかよりもずっと重い症状を持った人なんじゃないかと思います。それ以外はどうしても、「健康でいいなあ」と思ってしまいます。「五体○満足」の先輩でさえ、「健康でいいなあ」と思っていますから、それ以上の人。  上の文章で、何が言いたいかといえば、「プライドを崩すのは諦めなさい」ということですなあ。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 題名にはそんな秘密があったのか……。 No.0864 投稿日 2001年3月29日(木)11時12分 投稿者 八神伽羅 >新木さん ≫初提出のご祝儀の「甘め採点」は、まだ勝手がわかっていない人に、勢いづけで出すものであって、ちゃんと研究してきてる人には、もう何個も提出している人と同じ扱いをしないとならない。 なるほどぉ。 そうですね、何事も慣れてきたら難度を上げても大丈夫なんでしたね。 ついつい、以前の採点と矛盾しないように、ということばかりに気を取られて、難易度低のまま採点を続けていました。危ない危ない。 では、今後はもう少し臨機応変に採点してみます。 >皆様 ということで、最近さくさくとポイントを稼いでる方は気を付けてください。 次回からの私はひと味違いますので(にやり) ところで、今現在みなさんどれくらいクリアしているんでしょう? 採点の目安にしたいので、良ければ課題提出の際にでも一緒に書き込んで下さい。 課題の内容を見ただけで「このひとは今これくらいの難易度か……」と理解するのは、まだちょっと難しそうなので(爆) いろいろ書き込みたいこともあるのですが、まとまらないので今回はこの辺で。 ではでは、失礼します。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- レベルが上がる原因は多分人それぞれですし No.0865 投稿日 2001年3月29日(木)13時43分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >新木さん >しばらく音信がなかったので、心配してました。 >ひらたくいうと、「叩かれすぎてばっくれてしまった」状態かと。 叩かれすぎて逃げ出すようなら、最初から自己満足だけで小説を書いているでしょう。 誰にも見せずに(笑)。 >いかさん >物語にそのキャラクタを乗せると、ちぐはぐとした印象が見受けられます。 そうですね。今見てみると、プロットも物語もちぐはぐしています。 音楽でたとえるなら、頻繁に調を変えているせいで、何がなんだかわからないという、 感じですよね。 私はでも、物語とキャラが合っていなかったせいだとは思いません。 (物語とキャラが合わないって事があるのかな。エピソードとキャラが合わない状況なら想像できるのですが) 多分、みやびさんや他の皆さんが「口をすっぱくして」おっしゃっていたように、 プロットができていない+読者の立場になれていない→何も伝わらない 事が、一番の理由でないかと思います。 でもそれは、叩かれて、自分でプロットを作ってみて、章割を書いてみて初めて気づいた事です。 章割を書いてみました。多分これも、初めてなので穴がずいぶんあるでしょう。 しかしそのつたない章割を作ってさえ、かなりたくさんの矛盾に気づくわけです。 「よみかく分室(仮)」に私が求めるものは、そういう所 自分の手の内を見せて叩かれて、手札を変えていく(そんなトランプゲームは実際にはないと思いますが) 事ができる部分です。 >山内さん 他の方々は知りませんが、私は「よみかく分室(仮)」に現れる人の中で、一番挫折していない人間だと思います。 世間一般でも挫折していないほうですから。よく言われます。 だからここでプライドを崩されるべきなんだろうし、叩かれるべきだとも思います。 「叩かれ叩かれて、次のレベルに進めるんだ」というのは、他の人ほど切実でないにしても、 私にもわかります。 ところで、 巻島さんの書き込みと似てきますが 「よみかく分室(仮)」の目指す所は、各人が自分の方法論を確立するところにあると思うんです。 新木さんのようにキャラが自然に降りてくる人もいれば、そうでない人もいるわけです。 だから、自分の手札にどんなふうに他の手札を加えるか、が問題になるのだと思います。 だから、(たとえば)新木さんの方法論を自分の方法に取り込んで、書いてみる 叩かれて、反省して、また別の(もしかしたら別の人の)方法論を取り込んで、書いてみる それで、領土を広げて、レベルを上げて、一つ上の面に行くわけですよね。 でも、(たとえば)新木さんは方法論が確立しているので、 方法論に出てくる用語も、思考の条件反射も、新木流の定義があり、新木流に制限されている部分もあると思います。 新木さんの世界が単位がそこにあるわけです。 私の考えていた「エピソード」と、新木さんの考えていた「エピソード」は微妙に言葉の意味が違いましたし。 全体として、方法の次元が少し違うパラレルワールドなんだと思います。 だから方法論を取り込むためには、パラレルワールドが交わるように、 少し別の力をかけたり、次元をゆがめたり、してやらないとならない。 私の場合、叩かれて次元が歪んだので、うまく理解できました。 それまではおそらく(今でもかなり)、恐ろしくわからずやでした。 多分この分室に出入りしている人が誰でも、多かれ少なかれ、その次元の裂け目を作るために、 課題をこなしたり議論したり、質問したり、色々なやり方を試みているんだろうと思います。 やり方は違っても目的は同じですよね。 もし他より余計に手順が必要なやり方であれば、はたから見るともどかしいかもしれません。 たとえば、私のわかりにくい書き込みのように。 でもそれもアプローチの違いという事で。 >巻島さん >中山道と東海道があるように はいいたとえだと思いました。 -------------------------------------------------------------------------------- 世界設定(超長) No.0866 投稿日 2001年3月29日(木)13時58分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 世界設定と章割を書いてみました。長いです。 八百字のあらすじは入れるとより長くなるかと思って、最初は入れないつもりだったのですが、 あらすじしか読まない人もいるかと思って入れました。八百字です。 以下です。 自分の意志や感情がわからず自分の存在の実感すらない少年が、人との出会いによって意志と感情を知り、それをもとに未 来を見すえて歩き始める話。 あらすじ(八百字) 砂漠と山脈に守られた黄色い荒野。そこに領する豪族坪竪樹(つぼのたてき)の軍勢に村を襲われて申人(さると)は 一人荒野に放り出された。善悪も感情もなぜ坪竪樹が自分を狙うかもわからないまま、刀の力に引きずられて殺戮を 繰り返していた。斉(ざい)は親友を坪家の嫡男乗樹(のりき)に殺され、以来乗樹を殺す機会を窺っていた。刀の 不調に不安を覚えていた時、申人と出会った。 刀を治すため共に旅を始めた二人。しかしそれは申人の刀に宿る精霊に問題があり簡単には治せない事を知らされて、 竪樹に滅ぼされた申人の一族の神殿に手がかりを求める。同じ時、斉に憧れている吟遊詩人の神楽も、砂漠や山脈の 向こうの未知の世界や未知の力に恐怖して、大陸を手中にするために藜神殿に眠る伝説の兵器を手に入れようとする 坪竪樹も、自分の正気を確かめるために父殺しを企む乗樹も、その乗樹に従いながら妹や幼馴染の神楽との立場の違いに 悩む式根も、藜神殿に辿り着いた。そして兵器の封印が解かれた。 だがそれは兵器ではなく、古代に魔物として恐れられ神殿と申人と申人の刀に分けて封じられた巨大な大地の精霊だった。 人々の思惑は荒れ狂う力に弄ばれ、精霊の力と魂魄は神殿と申人と刀を拠り所なく巡り、自分が何者かもわからない 申人は我を忘れ、抑えきれないその力で世界を血で染め赤く焼いた。しかし斉が叫ぶ。「俺を、斉を忘れたのか」と。 その言葉に申人は、斉の前で申人という名を持っていた自らを思い出した。力はそれぞれに居場所を選び納まり、 申人は申人に戻った。 世界は平穏を取り戻し、崩壊した神殿から傷ついた誰もが進み始める。申人も自ら選び取った未来を自らの意思で 歩き始める。ただ在るだけでなく生きるために。 舞台 ・黄色い土に覆われた乾いた大地。日ざしが強いのと、土の水はけがよいのとで、時々雨は降るが、地表にたまらないで流れ 去ってしまう。その大地の、かろうじて水が得られる場所に、町や村ができ、人間が生活している。 ・大地の南側は砂漠。東西と北は、岩中心の険しい山脈に囲まれている。 ・山陰には水が豊富なので、林ができることもある。 ・坪家は強大な豪族で、大地の上にできたいくつもの街を掌握している。しかし、黄色い大地の辺縁部には、いまだ坪家に従 わない弱小な豪族も生き残っている。 ・坪家の当主竪樹は、反乱を防ぐため、中小の豪族や鍛冶氏を弾圧したり、掌握したりしようとしてきた。(戦力を坪家に集中さ せるため) キャラクター 申人(さると)……坪竪樹の軍勢によって育ての親を殺され、善悪や自分の意志や感情の捉え方を知らないまま世界に出た 少年。そもそも感情というものがある事も、それを表現する方法も、それを表す言葉も知らない(感情がないわけではない。 体調の変化としてしか受け取らない)。たいていの事はどうでもいい と思っている(判断や重み付けをしようがないので)。なぜなら、魔物を封印するために申人の精神は入れ替えられ、今は申 人の持つ刀の精霊が入っているから。 斉(ざい)……異名は『緑蘿』。昔『緑蘿』という盗賊団を率いていたが、友達燧が乗樹に殺されたため、盗賊団を解散し復讐 を誓った。しかし今も賞金稼ぎに追われている。おおむね物事を深刻に考えない性格でつねに前向きだが、それは過去に 様々な苦難をくぐってきて、細かい事にこだわるのはあほらしいと思っているからである。 神楽(かぐら)……昔は幼馴染の式根や烈と共に坪家の兵士養成所にいたが、今は吟遊詩人として世界を巡っている。感受 性が高く人の気持ちをよく汲むことができるが、それゆえに夢見がちで迷いやすく、吟遊詩人という今の自分の立場に完全に 満足しているわけではない。本当は斉と共に旅をしたいと思っている。 式根(しきね)……坪家嫡男乗樹に仕える随人。孤独であるがゆえに狂気を深める乗樹を見過ごせず、側近くに仕える事に なってから一度もその側を離れていない。武人として自分の一度決めた事を曲げず意志を貫く頑固さと、乗樹の周りを広く見 渡す懸命さを兼ね備えているが、自分で思っている以上に激しい感情を秘めている。 乗樹(のりき)……坪家の嫡男で冬芽の久留里屋敷に住んでいる。父竪樹と考えや感情が余りに似ているがゆえに、父の未 知のものへの恐怖と狂気に偏りがちな思考の流れをよく知っていて、しかもいずれ自分も父と同じ道を辿り狂って行くのでは ないかと恐れている。そして父殺害をたくらむ。 竪樹(たてき)……坪家党首で桐葉に住んでいる。強い意志と太い二本の腕でのしあがってきた豪族。未知の巨大な力にい つか坪家が脅かされることを恐れ、武器や力を坪家に集中させるために徹底して都市国家や鍛冶氏を弾圧してきた。熱しや すく醒めやすい豪快な性格で自分の腕に自信があるが、それだけに自分に予想のつかないものを恐れている。 揺樹(ゆりき)……坪家長男。嫡男となる事だけを考えて自分を鍛えてきた。しかし直情的で疑うことを知らないその性情ゆえ に嫡男には選ばれず、その性情ゆえに生きる目的も失ってしまった。 御蔵(みくら)……式根の妹で冬芽で砥ぎ師をしている。兄式根が乗樹ばかり見て振り返らない寂しさと、乗樹の酷薄な性格 のために、憎むほど乗樹を嫌っている。そして寂しさゆえに幼馴染同士仲良く過ごしていた過去を振り返りすぎる。欺瞞やご まかしのないまっすぐで頑固な性格は兄とよく似ている。 燧(ひうち)……式根、御蔵、神楽、烈とは同じ街で育った幼馴染で、式根と神楽の紹介で揺樹と乗樹とも面識があった。斉の 親友だったが乗樹に殺された。生まれつき歩行が適わなかったため多くの本を読み、広範な知識を持っていた。人に世話さ れる身だったのでその分言葉で人の役に立ちたいし立つべきだと信じていた。穏やかで意志が強く、感情は余り表に出さな かったため、誰からも気安く頼られていた。 烈(れつ)……武人としては式根に強く憧れ精神的には燧に頼っていたが、燧の死後斉と乗樹をうらむようになる。激しい感 情で人を愛し人を憎み、頼リ、一途に一つの事を思いつめる。そのため竪樹に対する忠誠が第一義だと考え、随人としての 義務だと固く信じている。 尚志(たかし)……竪樹の随人で烈の友人。何事も内心ではかなり動じていても頭の隅で冷静に観察し分析してしまう性質で、 それゆえ余り物事に正面から立ち向かわない。つねに目標に向かって突き進む烈を、うらやましいとは思わないが、何とか 烈の気のすむようになって欲しいと思っている。 穂掛(ほかけ)……燧の姉で、燧の死以来ショックで歩く事や話す事ができなくなった。穏やかで何事も受身の物静かな女性。 神楽は穂掛が好きなのだが、穂掛が斉を愛しているのではないかと思って心のうちを打ち明けられない。 アイテム 申人の刀……魔物が封じられているため強い意志を持ち、持つ者を食らって従わせようとしている。その強い意志ゆえに、 古い工法で作られ精霊が宿った刀は近づくとみな不調をきたす。 紅玉……四つ集まると、藜神殿の奥の間で魔物の封印を解く事ができる。 『白羽』……申人が頼っていて判断を任せていた白羽の名前。申人を呪縛して、魔物の動きを封じるための呪文。しかし申人 の中で白羽は忘れられ、斉が主要な位置を占めてきたので効果がなかった。 赤い髪の一族 黄色い大地にあった豪族の中では、最も高度な技術を持っていた。大地の持つ強い力を、「魔物」と呼んで怖れた一方で、 「神」として神殿に祭って荒ぶる力を抑え、同時にその力を「兵器」として利用しようともしていた。しかし兵器としての利用には、 神官が強く反対していた。また坪家によって滅ぼされたので、「兵器」が実際に作られていたのかも疑わしかった。 ストーリー章割 序章 ……「他人に髪を見せるな」と言い残して育ての親白羽が坪家の兵士に殺される。それまで申人の行動はほぼ白羽が決定し ていたため、(申人は自覚していないが)申人にとって白羽は重要であった。しかし白羽が死んだため、申人は自分の 行動を決定できなくなる。その結果刀の意思に従う事になる。また鍔なしの刀や紅玉は白羽が管理していたが、 この事件で申人の手に渡り、申人を知っていた唯一の人物白羽は死んでしまう。 第一節:青嵐(荒れ果てて刀の赴くままだった申人は斉に出会う) ……白羽を亡くしたせいで、申人は物事に判断がつかない。だからさまよってはとりあえず斬っていた。 ……賞金稼ぎに追われる男、斉との出会い。申人は初めから、白羽に対していた時のような親近感を斉に持つ。 ……申人の刀も斉の刀も、このまま用い続けるには難があったため、冬芽にいる当代随一の砥ぎ師のもとに持ち込む事に する。 第二節:緑陰(斉に申人は二度も目を醒まさせられる。そして安堵と安らぎを感じる) ……申人が衝動的に刀を振るって我を忘れた時、二度も斉が目を醒まさせる。申人は自分で自分がわからない事や、 自分で自分の行動を決定していない事を恐れるようになる。 ……乗樹は、竪樹が申人の村を襲わせた事件と、竪樹が恐れる赤い髪の一族を思い出す。広大な世界の中での坪家の位 置と、それに対する竪樹の不安を語り、竪樹に似て行くがゆえの将来の不安を口にする。乗樹は竪樹に殺意を抱いていた。 式根は絶対の忠誠を乗樹に誓う。 ……砥ぎ師御蔵により、斉の刀も申人の刀も鍛冶師に頼まなければならないとわかる。しかも申人の刀は普通の刀でなく、。 それを使える申人も普通でないという。また式根も現れて、式根は斉と申人が行動を共にしている事を知る。 第三節:黄塵(黄土の中の街と明るい神楽) ……蕪木の町で二人は神楽に出会う。 ……斉は刀以外の武器と鍛冶師の情報を手に入れるために情報宿へ行く。そこには賞金稼ぎの酒呑と背高も来ており、斉 は酒呑が乗樹を暗殺しようとしている事を知る。 ……神楽は世界についてと、斉への憧れを申人に語る。またいつか斉を害するのではないかという申人の不安を見透かし て否定する。 第四節:白雨(夕立の中御蔵が死ぬ。その結果二個の紅玉が神楽の手に渡る) ……乗樹と式根のところに神楽と御蔵がやって来る。しかし御蔵は暗殺者の矢を受け死んでしまう。 ……神楽は友人燧が乗樹に殺された瞬間の事を思い出す。 ……妹の死に式根は打ちのめされ後悔するが、結局は乗樹についていく決意を固める。御蔵の形見として紅玉を斉に届け てくれるように、神楽に頼む。 ……神楽は燧の姉穂掛からも紅玉を受け取る。 第五節:黒樫(坪家の様々な思いが交差する) ……竪樹は乗樹の殺意を知りながら、乗樹を嫡男に選んでいた。赤い髪の一族の強大な兵器を手にいれて世界を支配する つもりだという。そして以前やった紅玉を持って来いという。 ……乗樹に暗殺者酒呑を送ったのは長男揺樹だった。嫡男になれなかったため、乗樹に暗殺者を差し向けたのだった。 第六節:銀兎(鍛冶氏は刀は治せないと言う。しかし赤い髪の一族の神殿を教える) ……鍛冶氏の老人によって、申人は古代に魔物を封じた時の生贄で、魔物と刀と申人の魂魄が三つ巴に入れ替えられてそ れぞれの実体の中に封じられていると語られる。老人は協力を断るが、その晩はその小屋で泊まることになる。 ……しかし夜、申人と斉の関係を見て、老人は赤い髪の一族の神殿を教えてやる。 第七節:赤鴉(封印が解け、斉が再び封印する) ……申人を置いて斉は一人で神殿に行く。申人は斉に紅玉を渡す。 ……斉と神楽と竪樹が神殿に集まった時、封印が解かれる。申人の身体では、魔物と刀と子供の精神が次々入れ替わり、申 人は殺戮機械のように殺し始める。 ……斉は魔物が申人であると思って呼びかける。魔物が封印される。 終節 ……魔物は無事封印されたが、事の詳細を知るものはいない。 ……しかし少なくとも申人は、自分の意志と感情を行動に替えられるようになる。 -------------------------------------------------------------------------------- 生きてる、ってのもプライドかい? No.0867 投稿日 2001年3月29日(木)14時36分 投稿者 本家・榎野英彦 オレ、生きてますから。 それ、胸はって、明るい顔で言えるには、それ相当の経験が必要なんだと 思うけど、その経験が、あくまでも「個人の内面」にある場合、 あんまり意味が無いな「他人」には。 あの「言い訳」読んで、 西鶴くんにとって「他人」って何だろうと考えてしまった。 「他人」が見える 「他人」が読める 「他人」が言う 「他人」を動かす 「他人」の金をもらう オレは、すべては「同じこと」なんだと思ってる。 だってプライドの根源は「他人が認めてくれる自分」にあるからさ。 それを手に入れるために捨てるものと それを捨ててでも守るものと 取捨選択を間違うと、自分の人生のプロットもエピソードも、エンディングにすら たどり着けないような気がするよ。 まあ、オレと違って先は長そうだし 「何もやりとげていない」ということは 「これから何でもできる」ということと とっても近い場所にいる これだけは間違いないから笑って見ているけどね -------------------------------------------------------------------------------- >唯野さん No.0868 投稿日 2001年3月29日(木)14時47分 投稿者 山内 涼 >卯月さん >弟切さん >西鶴さん  お返事ありがとうございます。  無欲なシンデレラを一人も生み出せないうちから、舞踏会の会場で立ったまま動こうともしないシンデレラを憎々しく思いはじめている山内涼です。  みなさんは先日初めて知った名前だと思いますが、ここ何日かで一気に最初からみなさんの発言を読み終えた私は、みなさんのことが他人とは思えません。  みなさんがこちらへ来たきっかけなどもお伺いできて、益々親しみを覚えました。これは私ばかりでなく、私以上の時間をかけて、膨大な過去ログを読み返すことになるであろう、これから参加する後輩達にも興味深い話だと思います。  本当に難しいですね、シンデレラ。けつひっぱたいてやりたくなります。  社会に出て生活していると、日々の生活に追われ、頭を使うと言うことが全くなくなります。  ほんと、使うとすれば週末勝ち馬の予想をするくらいです。  こういった場に参加できる喜びを噛みしめつつ、錆び付いた頭に何とか活を入れて、みなさんに早く追いつきたいなと思います。  あ、そーか。ひっぱたくのはシンデレラのけつじゃなくて、私の頭の方ですね。 >新木さん  やはり誰でも社会に出てから経験するものなんですね。  確かに学生時代の自分を振り返ると恥ずかしい。懐かしくもありますが。  自分一人だけの世界。周囲との繋がりも理解せず、世界の絶対君主だった自分。  あの頃の私もきっと、自分と他人の関係も見えず、言葉の重みも知らず、誰に何を言われても聞く耳を持たなかったと思います。  少し大人になった今だからこそ言えます。  新木さんのここでしてこられた努力も良く分かります。自らの身をもって。  もう少し早く広い世界を知っていたら――  いきなり割り込んで、自分も参加させて下さいという人間が、何を言ってるんだとみなさんには思われたのかも知れませんが、この世界の素人にとっても、どうにももったいなく、歯がゆい気持ちになったものですから、あえて参加しているすべての人への激励の意味を込めて発言させていただいた次第です。  参加者の中で一番後輩ですから、「せんぱい、がんばでーす」の気持ちで言ったわけですが、伝わりましたかね?  それではみなさん、不出来な生徒は1日も早くみなさんを追い越せるよう、頑張ってシンデレラと親密になろうと思います。  なにしろ、学がない、才能がない、人生で残された時間がない。みなさんより大きなハンデを背負ってるんですから…… -------------------------------------------------------------------------------- 今回はあっさりめ。 No.0869 投稿日 2001年3月29日(木)15時17分 投稿者 魚住雅則 >社会人 あ、僕は学生(心理学系学部)です。ただいま就職活動と卒論に追われております。 時間のある今の内に、盗めるだけ盗んでしまおうというのが僕のスタンスかもしれません。 (何となく『盗賊の極意(スキルハンター)』という単語を連想してしまった。団長の。) >センスだけでのし上がる芸人 多分いないと思います。 ただし漫才の基本的な構造――ボケて突っ込む――は結構誰にでも出来るので(他には舞台で緊張してもそれを悟らせない等がありますが、これも場数の問題なので)、その程度の技術はほぼ全員習得しているかと。 ボケの内容、突っ込むまでの「間」なんかはセンスですし。 ちなみに、あえて漫才の定型を無視して「解る奴だけ解れ」というネタをするコンビはいます(というかいました)。 すこし前ですが、舞台に登場してから退場するまで、意味不明なことを叫んで飛び跳ねるだけというコンビが解散しました。熱狂的ファンもいたんですが、一般に受けが悪すぎて駄目でした。 独り言>最近、筋肉見せてポーズ取るだけの人いるけど、あの人も絶対売れないだろうなあ……最初見たときは面白かったけど。 -------------------------------------------------------------------------------- すみません。 No.0870 投稿日 2001年3月29日(木)15時22分 投稿者 山内 涼  No.868の「いきなり割り込んで――」から、疑問符で終わるところまでは、先日の発言についてです。  あとで読み返したら、分かりづらいなと思いまして。  こんなミスをするようじゃ、一行の重み――しっかり胸に刻みつけたつもりでいても、まだ分かってないんですね、私。 -------------------------------------------------------------------------------- 猿談 No.0871 投稿日 2001年3月29日(木)17時18分 投稿者 いか プライドねぇ。 私ほどの天才になると、そんな事がどうでもよくなりますが。 でも、プライドってなんぞや? 百聞は一見に如かず。手元にある辞書で調べよう。 一見っていうか、一読だね。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− プライド(名詞) 自分の人格・才能・品位などを誇る気持ち。誇り。自尊心。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ふむ、つまりあれだ。 私が「天才」とほざいているのも、一種のプライドなわけだ。 自分のプライドを傷つける為には「天才」でないことを証明すればいいと。 ふっ愚問だね。凡人には天才の考えなんて判らないのさ。 でも、天才って相手から賛美されて初めて云えることじゃん。 凡人に評価されないと天才と嘯いている莫迦ということか。 ああ、いきなりプライドが傷ついた。がっかりだ。 冗談はさておき、私は思うわけですよ。 「で、なんのプライドについて話しているのさ」 行き方や考え方に誇りを持つことは大切 ――つーか、持たんと人生は面白くないと思います。 しかし、ここで話されているのは「小説を書くための論議」でしょ。 どこにプライドの入る余地があるのかさっぱりです。 ジャンルや内容について話しているわけじゃないんだから、 譲れない場所があるとはとうてい思いません。 「○○が好きなんだ。□□? だめじゃん」と云っていた人が、 「□□が好きなんだ」と□□が有名になったら前言撤回したとする。 それはプライドが無いってことではない。 流行に流されているように見えるけど、そんなの知ったことじゃない。 「本当に好きなの?」「うん、好きだね」 それが大切。 逆に、自分を守ろうとすることもプライドの問題じゃない。 意固地になっているから、認めたくないのかもしれない。 「でもさ、あんたは何をしたいん?」 ほら、答えは出てる。 壊さなくてもいいプライドも壊さなければいけないと思っているのが 問題じゃないでしょうか。 それに、壊すのではなく受け入れるの方が優しい言い回しで好きです(笑)。 独り言。 短編、一日で書けそうだなぁ。 -------------------------------------------------------------------------------- >>紺野さま、あらすじ No.0872 投稿日 2001年3月29日(木)19時28分 投稿者 はせがわみやび  相変わらず、わけがわからないです。  普段の文章は、ふつうなのに。あのぉ、あらすじだけでけっこうですから、ふつうに書いていただけないでしょうか、ふつうに。お願いします。  段落の頭は一文字下げて、余計な改行コードは抜いて。 >> 人々の思惑は荒れ狂う力に弄ばれ、精霊の力と魂魄は神殿と申人と刀を拠り所なく巡り、自分が何者かもわからない申人は我を忘れ、抑えきれないその力で世界を血で染め赤く焼いた。  みたいな、小説のような文章は×(ぺけ)です。  だって、これじゃあ、ここで何が起こったのか、さっぱりわからないんですもの。  結局、ここで何が起こったんでしょう? >> 坪竪樹も、自分の正気を確かめるために父殺しを企む乗樹も、その乗樹に従いながら妹や幼馴染の神楽との立場の違いに悩む式根も、藜神殿に辿り着いた。そして兵器の封印が解かれた。  申人と関わりのある人々も同時に神殿にたどりついた。そして、伝説の兵器の封印が解かれた。  で、すんでしまうような…。いや、これだと何故にどうして解かれたのかさっぱりわからないんですけどね(^^;  わかりやすく、わかりやすくお願いします。  余計ない修辞(飾り)はぜんぶ取っちゃってください。  知りたいのは、おおまかなストーリーの流れです。  あらすじだけ、書きなおしてみませんか? -------------------------------------------------------------------------------- 余計ない修辞 → 余計な修辞 No.0873 投稿日 2001年3月29日(木)19時30分 投稿者 はせがわみやび です。失礼。 -------------------------------------------------------------------------------- 整理整頓。 No.0874 投稿日 2001年3月29日(木)21時07分 投稿者 西鶴翠(みどり)  今話題に上がっているのは何だろうということで、列挙。そういう作業をしないと、私の頭が追いつかないのです。主観も交えて書きます。 1.あらすじと章割り。  紺野さんのもの。今は、紺野さんのあらすじに対して、はせがわさんが「分からない」とコメントしたところ。実のところ、西鶴が一番興味があるのはこれである。紺野さんがいかに変更するかが見どころ。 2.西鶴と魚住さんとの意見交換。  新木式の存在、その他について。これは現在、新木さんのコメント待ち。個人的には、新木さんにはコメントする気がないのではないかとも予想している(下書きができているのに、書き込まないから)。 3.シンデレラ。  八神さんが採点代行として、稼動中。次に書き込むときに、自分の被採点結果を報告するようにとのこと。 4.プライド考。  プライドを崩せたのかとの問に対し、新木さんは、一番崩したい人間のものを崩せていないとのこと。新木さんには崩せないだろう、と予想する西鶴(いかさんと榎野さんの書き込みは、私の読解力では論旨がつかめず)。 5.新しい課題。  一人がプロットを立てて、みんなで突っ込むというもの。まだ、始まってはいない。恐らく新木さんは、志願兵を待っているはず。電撃の締め切りである四月十日以降になることだろう(予想)。 6.センスの話。  もともと、弟切さんと魚住さんのお笑いに対する考察だったもの。今は、魚住さんと新木さんが、意見交換している。  こんなところ? 番外編.西鶴の状況。  ROMにまわる機会を狙っているものの、なかなかまわれない。うーん、不思議だ。 そして、整理整頓して得たものを下に書きます。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 一つだけ、後悔。 No.0875 投稿日 2001年3月29日(木)21時07分 投稿者 西鶴翠(みどり)  「新木式」という言葉を使うんじゃなかった(本当に)。  だって、中途半端なプロットは、プロットとは呼ばないですもん(中途半端なプロットは、「あらすじにメモを書き込んだだけのもの」とか言うんじゃなかろうか)。なんだか、「自分の方法を模索」という方向性を示したのが私だけに、すごく後悔しているところです。まさかここまで、影響力のある書き込みをしたという自覚がなく。  便宜上「新木式」という言葉を用いただけだということで、その点のご理解をお願いしたいと思います(国会答弁風)。  「新木式」が「プロット」。今まで軽い気持ちで口にしてきた「プロット」が「プロットもどき」。そんな感じに意識しておくと、この分室が利用しやすくなるんじゃないかと思っております。  この書き込みの趣旨は分かりにくいと思うのですが、「否定しすぎて後悔している西鶴」がいるということを、頭に入れると読みやすいかと思います。この後悔が私の早とちりならいいのですけれども。  (ただし、「新木さん風味」みたいなものはあると思います。) それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 一人目のシンデレラ No.0876 投稿日 2001年3月29日(木)22時56分 投稿者 山内 涼  こんにちは、山内です。  とにもかくにも、何とか一人目のシンデレラをお連れしたので、無欲で、王子に見初められる資格のある女性か、採点者の方々、ご判断下さい。 山内1(視点:シンデレラ) ・カボチャの馬車に乗ってお城にやってくるシンデレラ ・華やかな会場では既に舞踏会の真っ最中 ・楽しみにしていたはずなのに、豪勢な料理、きらびやかに着飾った人々に、気後れし、緊張するシンデレラ ・会場の中心に、一際華やかなドレスに身を包む若い女性達に囲まれた憧れの王子を発見するが、輪の中に入っていけない。 ・お后選びの舞踏会場には他に若い男性はいない(これは第三者の視点かな) ・会場の隅に同じように輪に入っていけない少女を見つけるシンデレラ ・少女の方もシンデレラに気付き、近づいてきた少女に話しかけられる。 ・親しくなる二人 ・会話をするうち、互いの境遇が似ていることが分かる(魔女の助けを要するぶん、シンデレラのほうがより貧しいが) ・周りを取り囲む、ギラギラした欲剥き出しの女達に辟易していた王子が、楽しそうに話し合う二人に気付く(視点:王子) ・女達に断りを入れ、シンデレラ達に近づいていく王子(視点:王子) ・突然目の前にあらわれた王子に驚く二人(視点:シンデレラ)) ・初めはぎこちなかったが、話が進むうちに次第にお互いうち解けていく(ここから視点:第三者) ・やがて楽団の演奏が、ムーディーな音楽に変わる ・二人を踊りに誘う王子(ここまで視点:第三者) ・初めは譲りあうが、シンデレラの一押しで、少女が王子と踊り出す。 ・うらやましげに見つめるシンデレラ ・ダンスを踊る王子と少女(視点:第三者) ・踊りながらの会話が弾む(視点:第三者) ・王子と踊る少女を、さっきまで王子を取り囲んでいた女達が、もの凄い形相で睨んでいる(視点:第三者) ・輪に入れなかったことを忘れ、つい優越感に浸ってしまう少女(視点:第三者) ・少女の中に、先程まで一緒にいた女達と同じものを感じてしまう王子(視点:王子) ・一曲終わり、シンデレラの元へ戻る二人(視点:第三者) ・王子に踊りに誘われるシンデレラ ・私はいいから他の女性と踊って下さいと断る ・シンデレラの言葉に、途端に王子に群がる女達(視点:第三者) ・女達を制した王子に、真剣にもう一度誘われるシンデレラ ・今度は喜んで誘いに応じる ・王子と踊ること意外なにも望まないシンデレラに、次第に惹かれていく王子(視点:王子) ・約束の時間までダンスは続く(視点:第三者)  シンデレラの一番強力なライバルはシンデレラだろうと、よく似た境遇の少女を登場させたんですが、効果的に使えている自信はありません(結局無欲のパターンもありきたりな気もしますし)。  私が王子なら、何か一つ人と違うくらいで、その人を好きにはならないかなと思って、無欲の要素をできるだけ詰め込もうと思ったら、結構長くなってしまいました。  まー、初回はみなさん割と長めだった気がするので、今回はご容赦下さい(私自身は、今のところこの話をこれ以上短くできません)。  できるだけ「骨」にしたつもりですが、足りないもの、余分なものだらけな気もします。  それと視点についてですが、これだとコロコロ変わりすぎて、読者はついてこられないんでしょうか?  私なりに無欲なシンデレラにしたつもりですが、ボツなら違う一言でばっさり切り伏せられるんでしょうね。  可哀相なシンデレラ……  いづれにしろ、二人目、三人目(いや、一人目からかな)のシンデレラを、これから考えます。 -------------------------------------------------------------------------------- 私のプライドは No.0877 投稿日 2001年3月29日(木)23時19分 投稿者 弟切 千隼 死体となってガンジス河に流されて、岸辺に打ち上げられたところを野犬に食われて、次の輪廻の輪に乗りました(嘘)。 前に西鶴さんが書いていらっしゃる通り、今ここの掲示板ではいろいろな話題が錯綜しているので、一つづつ片付けてゆきます。 > プライドについて。 これに関しては、ちょっと西鶴さんと話してみたい気がします。けれども、それをここでやると掲示板の趣旨から外れるのでやりません。西鶴さんとはオフで会う機会があるでしょうから、もしも聞く気がおありならその時に私に訊いて下さい > 西鶴さん。 > 笑いのセンスについて。 お金を取って人を笑わせるプロの芸人である以上、笑わせる技術を磨くのは当然でしょう。ぼけと突っ込みの間にしても、本当の意味での生まれ持ったセンスで成り立っているのではなく、意識しないうちに習得した部分が大きい技術だと思います。 生まれた時から言葉が話せる赤ちゃんはいませんよね?言葉自体が後天的に習得されるものなのですから、その「間」も当然後天的に習得されたものであるはずです。 > 「三年先の稽古をしろ」 これに関しましては、私も、はっきりくっきりとその意味を解説していただいたことはありません。 よって、私の勝手な解釈となりますが、よろしいですか? > 新木さん。 以下、私の解釈です。 相撲というのは、「神事である」という部分を除いてもかなり特殊なスポーツです。力士になるには、まず相撲を取れる体を作ることから始めなければなりません。他のほとんどのスポーツと似ていないので、どんなスポーツマンでも最初から相撲の取れる体にはなっていないのです。 この「相撲を取れる体」を作るのに、三年くらいはかかるらしいんですね。「相撲を取れる体」にもいくつものレベルがあって、幕下から幕内に上がるには「幕内の相撲が取れる体」を作らなければいけませんし、同じ幕内でも三役に上がるには「三役の相撲が取れる体」を作らなければなりません。 具体的にいいますと、例えば「しこを踏む」という動作は、日常生活にも、他のスポーツにもありませんよね。「しこを踏む」のは簡単そうに見えて難しく、運動としても結構きついのだそうです。経験者によると、「最初は四、五回やっただけで尻の筋肉がつって、動けなくなる」とのことです。 けれども、しこを踏むことは力士としては基本中の基本です。私たちがTVで観ていて、弱くてどうしようもないないなあと感じるへなちょこ力士でも、普通の人では動けなくなるようなしこを何十回と踏めるはずです。実際に土俵に上がっている力士である以上、それなりの「相撲の取れる体」はできているんですね。 体を作るのには時間がかかり、なかなか結果が出ませんから、その間には嫌になって辞めたくなることが多々あるでしょう。自分が不器用なタイプで、器用であまり稽古をしなくてもさくさく勝ててしまう人が同期にいたりすると、特に嫌気が差すでしょうね。現に辞めてゆく力士は大勢います。 それでも辛抱して三年くらい稽古を続けると、体ができてきて「相撲が取れる」ようになります。なまじ器用なために稽古をサボっていた者は、三年後には逆に苦しくなるそうです。それはもちろん、「相撲を取れる体」ができていないのに勝ち進んで上位に上がってしまって、上位レベルの「相撲が取れる体」を持った相手と対戦するようになるからです。 こんな説明で、わかっていただけましたか? 人間、辛抱する時にはしなきゃいけないんですよね。私は辛抱が足りないタイプなので、大成しなさそうです(;_;) それでもやらなきゃいけないんだよなあと思いつつ、今はここで「しこを踏む」練習をしているつもりです。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0878 投稿日 2001年3月29日(木)23時37分 投稿者 新木 伸 >西鶴君  速度低下してるぐらいじゃ、まだぬるいな。  誰だって一度は、「なにをやっても1枚も書けない」って時期があるんだって。いままで調子よく書き飛ばしていたものが、「これでいいのだろうか?」と悩んでしまって、止まる時期。  それはそうと、大量に書き溜めてた「下書き」に手を入れて、さてアップするかと思って見に来たらば……。 >>上の文章で、何が言いたいかといえば、「プライドを崩すのは諦めなさい」ということですなあ。  これってどっちの意味に受け取ればいいのかな?  「プライドを崩すことはやらないでね」ってこと?  それとも「壊せるものなら壊してみやがれ」って挑戦?  アップはちと保留。  プライド壊すレスってのも書こうかとしたけど、それもまた保留。  もし「やらないでね」ってお願いの意味だというなら、考えてみる。  挑戦だってことなら、どれもそのまま書いちゃうけど。 >巻島さん  おお。そこに気づいたか。「ようやく」って感じかな。  どうも妙な袋小路にいってしまっていたようだね。  まー、ひとりひとり、なにに気づいてなにに気づいてないか、どこでハマっているか、そこまで見ているわけでもないので(できるか、そんなこと)、巻島さんがそれに気づいていなかったということは、じつはいままでわしはぜんぜん知らんかった。 ・巻島26  ボツ。  「少し残念そう」というあたりが、今回の成果かな。  でもボツ。無欲要素は入っちゃいるんだけど……1割か2割ってところか。  このままだと、たんなる「なんでもない」エピソード。  もっと読み手に印象を強く与えるように工夫しないと。  シンデレラにあるのは、「王子とお話ししたいというささやかな欲」なわけでしょ。  皿を投げる。あまり飛ばない。残念そう(王子様と話したかったなぁ)。  王子のほうから話しかけてきてくれる。びっくりor感激。  感激した理由を尋ねてくる王子。  自分の願いはかなったと、王子に告げるシンデレラ。  これでばっちり。OKレベル。無欲要素は5〜6割注入される。  もうちょっとだったね。惜しい。  あとここでは重要じゃないのでどうでもいいことなのだが、皿はある程度デカイほうが、より遠くに飛ぶぞ。物理的に。  重さと表面積と、空気抵抗と皿の持っている慣性力の関係だから。  まあそれはそれとして、皿の大きさがどうだとか、それ自体が蛇足。  皿の大きさが小さい方がいいとかは、じつはどうでもいいこと。「皆、必死に投げる」「シンデレラも投げる」……で、もう充分。  あとね。  ここはみんなでやってる場所なんだから、自分が掴んだ発見も、ちゃんと公表するように。それは他の人の栄養にもなるんだから。  ボツとかまぐれとか言ったりとか、もちろん、へこますためにやってるんだってば。(^^;  なにかダメそうなアイデアを思いついた瞬間に、頭の中で(もしくは背後霊として)新木伸が、「ボツ」と断定する。  そのぐらい、トラウマにさせるぐらい……のつもりで、いまこういうこと、やってんだからさ。  わしにもみやびさんにも、いるいる。「ボツ」って言ってくる背後霊が。(^^;  榎野さんにも、いるに違いない。鷹見さんの場合は、これは榎野さんか(笑)。  あと大人をなめちゃいかんって。  言っても君らは信じないだろうが……。その発狂寸前ぐらいにへこまされることを、一度ではなく、もう何度も何度も繰り返して経験してるんだってば。みんながみんな、全員が全員。まあたまに経験してこないで大人顔してるやつはいることはいるが。  とにかく、それが自分だけの経験だと、思いこまないほうがいい。笑われるちゃうぞ。 >八神さん  感想BBSでのレス、見ました。  なんか最近のOFFでの成果があがってる感じ。(無理矢理)題材にされて、僕とみやびさんとで袋だたきにされてた西鶴君には気の毒だけども、どう指摘すればいいかってことの見本はなにかで見せなきゃいかんかったしなぁ……。  向こうにも同じことを書いてはいるけど、こちらでも、いちおう。 ////////////////////////////////  これ、作品本体ではなく、指摘した八神さんへのレスね。  あるキャラが、あるキャラのことを好きであるということ。  八神さんはたぶん、こう読んでいたのだろう。  文章で「狂おしいほどに好き」って書いてあるんだけど、でもそんなに好きなようには見えない。だから「なんで?」って思った。エピソードが足りてないのはわかる。きっと好きである理由が書いてないからだろう。  これじつは、本質は違うところにあるんです。  「あるキャラが、あるキャラのことを好きである。狂おしいほど」――そのことがきっちり書けてないかってことなんだな。  「どれだけ好きか」ということがしっかりとエピソードによって伝えられていれば、好きになった理由は、じつは書いてある必要はない。  「好きである」その状態が描けていれば、人間(読者)は理由なんて気にしません。  人を好きになったことがあるひとならわかると思うけど、「好きであること」に、そもそも理由なんてないのね。きっかけぐらいはあるかもしれない。  でも人がある人のことを好きなとき、その本人が自分の理由なんて意識してないでしょ?  まず薦めるべき第一手段は、「好きである」その状態を、真正面から直球で描き抜くこと。  それが難しいときに、次善のプランとして、「好きになったきっかけとか、理由とか、描いておくと説得力が増すよ」ぐらいに提案すべきでしょう。 ////////////////////////////////  関係ないけど、八神さんのHP……。  入口がしばらくわからんかった。しばらく探していた。  あれ、もすこしなんとかしたほうが、よくない?  あと黒系の背景に、青文字はきっついっす。未クリックリンク先は「青色」、行ったことのあるリンク先は、「紫色」。  どっちも暗い色で表示されるのが、IEのデフォルト色です。背景が黒系統だと、はっきりいってほとんど見えません。  ネスケとかだと、デフォルト色が違うのかな?  ここまでは、一閲覧者として見づらかったという単なる意見。  もうひとつは、ちょっと気になったこと。  作品のあるところに入っていってから……。  自作のタイトルが並んでいるだけで、実際の中身は置いてないのかと思ってしまった。「・時計仕掛けの小悪魔」とかタイトルのところ、ここがリンクになってるわけなんだけど、なぜか下線が引かれないのね。  ソース眺めてみると、デフォルトスタイル指定でもって、リンクの下線を引かないようにしてあるんだけども、これ、「下線が引かれているものはリンク」っていうインターネットの共通のお約束を、作者の都合で変えちゃう行為よ。  小説でいうなら、「段落の先頭には空白を一個いれる」というお約束を、自分の趣味で空白なしにしてみたりとか、その手のことに相当する行為だよ。  まあ、ホームページのレイアウトのこととか、わしが小説以外のことまでとやかく言うのは筋違いなのだが……。そのへんのお約束を無視してかまわないっていう意識って、わりと考え方の根っこにある問題なんで、気になっただけです。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラのお題 No.0879 投稿日 2001年3月29日(木)23時37分 投稿者 弟切 千隼 どのくらいOKが出たのか、改めて数えてみました。 すると、ちょっと困ったことに気付きました。 確実にOKと言えるのは、私の場合まだ四つなんですよ。その後いくつか出たOKは、すべて採点代行者のうちのお一人からしか出ていないんです。 確か、採点代行者の過半数からOKが出ないと、確実にOKとは言えないという決まりではありませんでしたっけ? お一人からだけOKが出たものを並べてみると、魚住さんから出たのが三つ−本当は四つでしたが、うち一つが微妙なOKでしたので自主ボツとしました−、八神さんから出たのが四つです。 単純にこれを全部通ったものとすると、4+3+4=11で、あれれ?既にミノタウロスを倒して迷宮を脱出していることに? ……いいんでしょうか? -------------------------------------------------------------------------------- ごめんなさい No.0880 投稿日 2001年3月29日(木)23時42分 投稿者 弟切 千隼 弟切千隼、算数ができなくて(^^;上の書き込み間違えました。 八神さんから出たOKは四つじゃなくて五つでした。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ迷宮・・・(雑談) No.0881 投稿日 2001年3月30日(金)00時16分 投稿者 本家・榎野英彦 いろんな「シンデレラ」考えるのは、実に楽しい「遊び」だと思うけどな 「時空」の次のシリーズ考えるのに煮詰まってると、こういった 「遊び」がとても楽しい(他人、それを逃避と呼ぶ) 「無欲は報われる」 ホントかよ…って疑うとこからはじめるヤツがないね 誰か書かないかな?って思ってたんだけど たとえば 「王宮の料理でフグが出て、無欲で食わなかったシンデレラと 魚が嫌いな王子だけが生き残る」とか あ、これじゃあダンスにさそってもらえないし、赤き死の仮面と同じネタだな 赤死病の病原菌が付着した貴金属を身につけた並み居る列席者が、 ばたばた倒れていく中で 「さあ、最後の光の中で踊りませんか?」 とか王子に言われて、二人きりでダンスを踊る姿ってのも 退廃的で見てみたいような怖いような。 「どんなドレスも私には似合いません」と言ってリボンだけで踊るシンデレラ とーぜん全裸。王子クラクラ。このままだとプリンセスメーカーのパクリだから そこに「欲望を現実化する魔法」とかでドレスが作られていたとかいう理由を つける、強欲な娘なら「ごーかけんらんなドレス」を思い浮かべるはずだから なんてのは不可だろうなあ・・・とか考えてるのが一番楽しいなあ アイディア出しのときに、山ほど出てくる「クズ」の中には「ギャグ」として リサイクルできるヤツが、結構あります。そういったものをストックしておくのも 生き残る知恵のひとつですな。 あ、そうそう「作家志望者は既存作家を押しのけてデヴューする」と言うより、作家ってのはマラソンなんだよ、志望者もプロもいっしょくたに混ざって、みんなでマラソンやってるんだと思うな。青梅市民マラソンみたいなもの。んでもって上位の百人くらいが「プロ」なわけ、だから、走るスピードが遅くなったり、走れなくなったら、即座に置いていかれて、志望者の中から足の速いのが出てくれば順位が上がってプロになれるわけね。センスってのはスピードで技術はスタミナの配分方法のことかな。この両方があれば天才的ランナーで、オリンピック出場間違いなし、でも普通の人間の場合、センスが長続きしないんだなこれが(笑)だからプロで生きてくためには少なくとも順位落ちしないように走り続ける「技術」が必要なわけ。 作家ってのは「プロ」の順位がすごくタイトなんだ。ラーメン屋のプロはどこの町内にもいるけど作家のプロって、そんなにいないでしょ。 出版業界って、昔、電撃のbbsにも書いたけど経済的にはすごく小さいんだよ 昨年一年間で、出版業界全体が稼いだお金より、ダイエーの負債のほうが大きいんだから(笑) -------------------------------------------------------------------------------- やったー! No.0882 投稿日 2001年3月30日(金)01時18分 投稿者 卯月 修羅  とうとう一つ目のOKがもらえました。めっちゃうれしいです。カタカナのボツじゃなくてアルファベットのOKなんですよ?まぁ、喜んでいるヒマがあったら次のヤツ考えろよと無粋なこと言うもう一人の自分がいたりするんですが・・・。最近は自主ボツの数が多くてなかなかつらいです。もうちょっとレベルアップするとそういうのは意識に上がらなくなってくると思うのですが。 >新木さん  技術の話や起承転結の話、とてもためになりました。ありがとうございます。新木さんの中ではちゃんと無意識でわかってるんだろうなぁと思いつつ質問しました。なんか自分の中ではよく分かっていなくてこのままだと同じ失敗を繰り返しそうだったもので。  新木さんは分室を片手間にやっているとおっしゃいますがその手間を考えると教えられるほうも真剣にやらなきゃいけないと思いました。 >西鶴さん  えーと、ボクの執筆歴は友達に頼まれて冗談で書いたゲームの二次小説とRPGのリプレイぐらいです。自分のオリジナルという意味でちゃんとした作品は書いた事がないと言いました。だって人に「君は小説家志望なのかい。じゃあ、今までどんな作品を書いたんだい?」って聞かれたとき答えられませんよね。あと確かに自分の作品を書いた事がある人のほうがここで吸収できることは多いような気がします。じゃあ、一度短編でも書いてみようかと思ったりしました。でもなんか新木さんにおまえにはまだ早い!って言われそうな気が・・・。 >八神さん  言ったとおりボクのOKの数はいまだ一つです。その3、その4はいまだ未採点ですが。採点基準は厳しくて構いません。別に10個通すのが目的じゃないですからね。あくまで目標は自分のレベルアップです。採点代行者は今のところ八神さんお一人で大変だと思いますが採点も自分のための課題と思ってがんばってください(笑)早くボクも採点代行できるぐらいのところへ到達してみたいものです。 <最近の話題について  社会人とそうでない人の意識の違いは耳が痛いです。ボクは大学生なんですがやっぱおせじにも意識が高いとはいえませんもん。親の金で暮らしているうちはダメなんでしょうね、やっぱり。  プライドかぁ・・・・。あんまボクは持ってないですね。というより意識しないようにしています。自分が成長するのには必要ないものですから。高校時代ボクは結構勉強ができるほうでプライドを後生大事に抱えてたんですがある一人の先生にそのプライドをボコボコにされまして(笑)それ以来プライドが必要かどうかを考えるようになりましたね。まぁ、別にプライドを全否定するするわけじゃないんですが。プライドって自信とも言い換えられますよね。結果を出すときにはそういうものが必要になると思うんです。そういうのもってない人は大体本番弱いですね、ボクの経験からいうと。結論から言うと「プライドは毒にも薬にもなる」と。毒になってる人は取り除いてあげるのが優しさなんではないかと思ったりします。そういう点で新木さんはとても優しい人なんではないでしょうか。    シンデレラが思いつかずだらだらと書いてしまいましたが明日こそ新しいのを提出するぞと固く心に誓う卯月でした。 -------------------------------------------------------------------------------- 相撲取りというものは、地べたに這わされる経験を何度積むのだろう? No.0883 投稿日 2001年3月30日(金)02時21分 投稿者 新木 伸 >紺野さん  章割りを書いて、いろいろと自分でも気になる点とか出てきたようで……。  で、いまさら聞いてみたりする。「ねーねー。前に言ってた完全なプロットってのはぁ?」  (笑)  なにか内容についてコメントする前に、とりあえず課題を出してみましょう。  次、400字であらすじ書いてみてください。  まあこれも、30×100万バイトのうちの、800バイト(全角1文字=2バイト)だと思って、がんばって。  800字版のほう、まだだいぶ、余分な要素が入ってます。  でも400字になると、さすがに重要なこと以外は書いていることができないはず。……っていうか、重要なことであっても、だいぶ削らなくちゃならないはず。すると残るのは最重要なことのみ。  400字になにを詰めるか。なにがいちばん詰めなくちゃならないものか。考えながらやってみてください。  あとまた63文字目でかならず改行が入ってきてるんですが……どうして?  あと章割りの書き直し。  序章はいいです。なにが起きてどうなったか、よくわかる。  ただし一節以降のほうは、わからんです。  序章の調子で、ほかすべて書き直し。  書き直しをするときに、分量を太らせてっちゃだめですよ。長さも序章ぐらいにしてまとめるように。  縮めるときのやり方は、みやびさんのレス参照のこと。ああやると2分の1ぐらいに圧縮されてるでしょ? しかもわかりやすくなってる。  縮めるということは、わかりやすくなるってことです。  上で書いたあらすじの縮小も、おなじことをいってるわけね。  わかりやすくするために、縮めてみよう……ってこと。 >話題を追いかけて  おお。そうそう。  いくつかレス忘れてた話題があったことを思い出す。  西鶴君の、「キャラクターが見えてしまう人、声をかけると返してくれる人」がわからない。わからないとまずいか、って話。  これべつに問題ない。  「キャラが降りてくる」「キャラと会話する」「キャラが勝手に話を変えてゆく」あたりの感覚をもっているのは、ライトノベルで書いてるプロ作家には存在比率が多いけど、それでも半分越えてるかどうかってところだろう。そんなにはいないか。3分の1? 4分の1? 5分の1? わしが身の回りで直接確認している範囲だと、深沢美潮さん、中里融司さん、古橋秀之さん。あとそうそう。星界の紋章の森岡浩之さん。古橋さんは、どうだったかな? 直接「降りてきたことありますか?」とは聞いたことなかったかも。でも作品を見てりゃ、まあわかる。「アルファさん」とか、降りて来なきゃできるか、あんなの(笑)。  あと降りたことがないことを確認しているのが、篠崎砂美さん。野尻抱介さん。ノウハウでキャラ立てしても、あそこまでは行ける。  小説としては、人間として描けていれば、もう充分。  小説に必要な文章力が、「読んで感銘を受ける美麗な文章」までは必要なくて、「書いてあることが間違いなくわかる」であれば問題ないのと同じこと。  その「人間として描いてある」というそのレベルまでは、技術とノウハウだけで持っていける。  そのやり方については……俺に聞くなよ(笑)。誰か他の人に聞いてくれ。  まあ魂の入ってるキャラだけでなくて、脇役なんかでは、作り出して据えてる場合もあるから、わしもすこしはノウハウ持っているかもしれないけど。後述の紺野さんへのレス参照のこと。  また一個の人間としてキャラを創造するのも大変だというなら、手っ取り早い方法として、自分の分身を出しちまうって手もある。 >紺野さん  キャラの話。  うーむ。  紺野語の「ホログラム」というものは、どうやら、新木&西鶴語でいうところの、「肉付き骨」に相当するものらしい。  ひとつ理解。  キャラを立てることがメインの役割の「ホログラム」と、ストーリーを運んだりするための「ホログラム」とがありますよね。  ストーリーを運ぶためのほうは差し替え可能だけど、キャラを立てるためのほうは、変更不可ってことが、紺野さんの主張ですね。  そして、立体樹のまわりに配置された各「ホログラム」。  なんかいま、わしの頭の中では、クリスマス・ツリーのまわりに、ホログラムを飾り付けてゆくようなイメージを持ってます。  ところで、配置されてる「ホログラム」って、全部が全部、小説の中に使われているわけじゃないんでしょ?  どういう脈絡かわからんけど、犬を散歩させているときのものだったり、子供のころに足を折って入院しているときのものだったり……雑多なもの。  そのなかから、小説に使っているいくつかがあるわけですよね?  わしの言っている「差し替え」っていうのはですね……。  そのキャラの過去の「ホログラム」を変更するって意味じゃないんです。  小説の中に登場させる「ホログラム」を、別なのにしようねってことなんです。  べつに適当なものがなかったら、そこでもうひとつ、「ホログラム」を作る。一個で足りなければ、十個でも百個でも千個でも作っていって、そのキャラの持つ「ホログラム」を増やしてゆく。  そのうち、今回の小説の流れにぴったり使えそうなやつが出てくるでしょう。  そういうことね。差し替えるっていうのは。  いや冗談ではなく、まじで百個なり千個なり作りますよ。必要とあらばね。  脇役のたいしたことないおっさん(魂を持ってない)でも、どんなに少なくても、百個ぐらいはホログラムを持ってるんじゃないかなぁ……。人間として成り立たせるには、最低、百個ぐらいはないと。  でもたったそれだけ(百個)でいいなら、ひとつずつ考えていって積み上げればいいんだから、これは技術と努力で解決する問題ですよね。  わしの場合。  メインキャラ級ともなれば、それこそ、数を数えるのことが意味をなくなるぐらいになります。  実際、無限に近い。どんなシチュエーションに放りこんでも、彼なり彼女なりが取る行動はわかる。無限の中の一個が、かならず該当する。  その無限に近い「ホログラム」の集合体が、ぽんと、どっかから降りてきて、いきなりそこに出現をはじめるのが、いわゆる「降りてきた」状態です。  もちろん楽にじゃないよ。一個降りるのには、いろいろ大変。はじめのうちは、やっぱりホログラム百個とか千個とか集めていって、とりあえず人間にはしておくんだよな。あるとき残りの無限個が、いきなり降りてきて魂が宿る。  人形の形を、精巧に精巧に作っあげてゆくと、あるとき突然、そこに命が宿る……とか、そんな感じか。  わしの場合、いま女性型の魂、12個ぐらい。  男性型の魂、3個ぐらい。  どっちでもないのが、3個ぐらい。  正確に数えたことはないけど、そんなもんだろ。なんでか女性型のが、圧倒的に多い。 >三年先の稽古  ふむふむ。もっとぜんぜん深い意味だったんですね。なるほど。  三年後に役立つ稽古をしろか。三年計画でもって。  でもそれ、小説にもいえるよね。  「小説を書ける体を作れ」  うん。なんかカッコいいこと言ってる気がするぞ(笑)。  いや実際、小説を書けるようになるということは、ものを考える仕組みの改造だと思うんです。相撲取りが体を改造していって、「人間の体」から、「相撲取りの体」になってゆくように。  一般人の意識から、送り手の意識、クリエイターの意識にもってゆくっていうこと。  たとえばね、わしの場合。  十年近く前、まだ作家志望者だった頃に自分で編み出して、もういまでは習慣になってしまっていて、自分でもそれやっていることにさえ気づいていない、「ある練習法」があるんです。  このあいだの飲み会のときに、ひさびさに表に出て(いつもおうちにこもりきりなのー)、まあ電車に乗ったり、歌舞伎町を歩いたり、飲み屋に入ったり、イタメシヤに行ったり、アンミラに行ったり、したわけです。  んで、なにか目につくものがあるたびに、「これを表現するならば、どこがポイントか?」って着眼点を考えるわけです。  たとえば歌舞伎町の深夜の人混みを表現するとき。  「深夜というのに、この人出。まるで夜の八時かそこらみたい」……うん、ぼくが書くなら、まずコレだな。  ……とか、一瞬の思考。  結論が出て片づくと、それは忘れる。でもどこかにはちゃんとしまってある。作品の中で深夜の歌舞伎町が出たなら、もちろん思いだしてきて、それを使う。  アンミラでウエイトレスの女の子を見たら、「やはりきゅっと絞られたウエストと、乳房をつきだして強調させる格好の、この衣装かなぁ」……と一瞬で着眼点の絞り出し。  そうやって一瞬だけ考えて、一秒もしないで、また皆との会話にもどる。  このスパゲッティ、うまいなぁ。これを表現するには……。  ……てな感じ。  もうことあるごとに、延々と。  あの夜のお出かけ一回で、百かそこらのストックは増やしたはず。  まあ十年やってきた全体量からしたら、百なんて塵みたいなもんだけど。でも塵も積もれば、山になる。  ここで肝心なことは、この練習法がどうだとか、そういうことじゃなくってね。  それが習慣となっている「体」を作る。  そっちのほうにあると思うんだな。  「体」で思いだしたけど。  シコ踏む話。  常人だと数回で動けなくなる。でも相撲取りは何百回でも踏める。  はじめ、このシンデレラコンセプトを持ち出してきたときに、「1時間かそこらでできるゲーム感覚のもので……」なんて言ってたの、あれ、わしマジでそう思ってたのね。  でも最近は、そうじゃないことには気づいてる。  シコ十回が、すごくきついんだよね。みんなには。  小説家の体ができている人にとっては、この課題、遊びなんだな。ゲームなのね。だからわし、言ってる。「これが楽々こなせないプロなんていない」。シコ10回も踏めない力士がいるかってことだよね。  そういえば榎木さんも、書いてるなぁ。 >実に楽しい遊びだと思えるけどな  榎野さん。そう思えるのは、それがあなたにプロの「体」があるからです。 >卯月さん  あら。まだ書いたことなかったのね。  こっちの課題やりながらでも、とりあえず書いてみては?  短編っていうと二十枚から六十枚ぐらいだけど、まあ短いほうなら、そんなに時間もかからんだろうし。  勢いで1日? 普通にやっても一週間?  いまぐらいのうちに何編か書いておかないと、しばらくすると、やたら書けなくなる時期が来ますよ。  ちなみに卯月さんの場合は……。  なにも考えず、本能で書くべし。  書きたいものを、書きたいように書いてみるといいです。なんならアップしなくてもいいわけだし。  「よみかく」のほうにアップしても、べつに厳しく叩いたりしませんから安心してください。  あとプライドの話とか。  結果を出すには、プライドでも自信でも不十分。  プライドの2段上。自信の1段上。そこにある「信念」あたりが欲しいですね。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0884 管理者削除 -------------------------------------------------------------------------------- 上の書きこみ No.0885 投稿日 2001年3月30日(金)03時33分 投稿者 新木 伸  すまん。いか君。  紺野さんには、あらすじの直しを出した直後だったんで、君がまとめちゃ、意味がなくなってしまう。  よって削除させてもらった。 -------------------------------------------------------------------------------- こんな感じになりました。 No.0886 投稿日 2001年3月30日(金)05時11分 投稿者 魚住雅則 意見の出し合いをしていて自分的思考がまとまりつつあるのでちょっと書いてみます。 分室の趣旨から逸れているので、「論議の結果、こう思いました」という風に受けとってください。 >本題 「笑い」にもいくつか種類があるような気がします。 ・理性的(知的)笑い 落語、川柳のように筋が通っていて、説明可能、習得可能なもの。 「饅頭怖い」とか。漫才で言うとぼやき漫才なんかもこっち側。 多分、パターン化も可能。 弟切さんの仰っていたのはこちらのような気が。 ・本能的笑い 下ネタのように理由なく笑ってしまうもの。 言葉の響きだけの笑い。動作による笑い。言葉のテンポによる笑い。 昔流行した「コマネチ」もこちら。一瞬の閃きに拠るもの。 僕がずっといっていた習得不可能、汎用的技術化不可能といってたのはこちらです。 ちなみに突っ込みなどの「間」が習得不可能だと言っていたのは、「間」をどれくらい取るかというのが自由なためです。あくまでも個人の自由。 どれくらいの「間」が最高であるかを決めるのは、生活の中で培われた「何か」。もちろん後天的なものなので、生まれた時からセンスが優れていたのではありません。 ただし、年を取ってから、訓練次第で誰にでも習得可能かと言えば、それも不可能。感性が優れている10代に無意識の内に身に付けないとどうにもなりません。 そして、それも時代が過ぎていくと通用しなくなる。次の世代の笑いの「間」との乖離が生じるため。 島田しんすけが言っていた「ダウンタウンの漫才見て、これはもう同じ土俵でやっても無理やと思った。ワシらの時代は終わったから漫才辞めた」という有名な言葉の趣旨はこれじゃないかと思う。 -------------------------------------------------------------------------------- とりあえず、 No.0887 投稿日 2001年3月30日(金)12時25分 投稿者 八神伽羅 まずは採点代行を。 >卯月さん(#813) 3 ボツ。 まず「疲れた王子を気遣う」で優しさが表現された後、「王子を見られただけで充分」という無欲要素がきています。どちらがより強く印象づけられるかといえば、前者ですからボツ。 4 んー…………ボツ。 やっぱり先着10名という状況設定には、無理があるんじゃないでしょうか。 難易度低ならOKを出せる課題ですが、卯月さんは真ん中(「仕掛けが不自然ならボツ」)でも大丈夫な方だと思うので、ボツです。 >新木さん(#840) せっかくなので採点してみます。なんかプレッシャーありますが(笑) 難しいけど……OK。 「無欲」って、欲しいと思う対象が限られているから成立する概念ですよね。 王子と踊る権利にせよ、料理にせよ、参加者に配られる景品にせよ、限りがあるから「もうこれだけで充分」と辞退するシンデレラがひきたつわけで。 際限なく料理があるなら、好きなだけ食べても強欲ということにはならないはず。 むしろここで欲求を抑えると「もったいないシンデレラ」になってしまいますし。 気遣い要素も入っていますし、「がつがつ食べる」女の子を王子はどう思うんだろう……とも思いますが、最後の「フライドチキンをぽろりと落とし、声もなくただ何度も頷く」がすごく無欲にみえたので、OKかと。 しかし実は最後の一行が、一番「無欲」が表れてるような……。 そして以後提出された課題と、前回私が採点した後の巻島さん、志郎さんの課題、すでに新木さんが採点なさってますよね。 代行者ならぬ正真正銘の採点者がやった後だから、私はパスしてもいいのかなー、と思うのですが、どうなんでしょうか>新木さん しかし徐々にシンデレラのハードルが高くなっていきますね。 偉そうに採点代行などやっている私ですが、実はまだクリア数8だったりします。 早く残り二つをなんとかしたいところですが……シンデレラに「満足」を語らせず、かつ難易度高(「どんな些細なことでもけちが付けられるならボツ」)で採点してOK出せそうなネタが浮かばない……(爆) あぁぁ、どうしようどうしよう(うろうろ) http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- そして、レス。 No.0888 投稿日 2001年3月30日(金)12時26分 投稿者 八神伽羅 >新木さん 感想掲示板を覗いて、UMIさんではなく新木さんがレスしていたときは心底驚きました。一体なにやらかしたんだ私はっ!?……という感じで(^^; ≫「好きである」その状態が描けていれば、人間(読者)は理由なんて気にしません。 言われてみれば確かに。 気が付いたらそうなっていて、盲目的に追いかけたり、「なんで私はこんな奴のことが……?」と思いつつもやっぱり好きだったりするのが恋。そういえばそんなことも忘れていました。最後にバレンタインチョコなんて作ったのはいつだっけ……いや、そんなことはいいか。 でも、「AがBを好き」ということの他に「Aに好かれるBの魅力」が書かれていないと腑に落ちないような気がします。……あれ、もしかしてその両方をしっかり書くのが「好きである」状態を描いている、ということですか? そしてHPの件。 一応、指摘された点はおおむね改善しておきました。 入り口の見つけにくさ以外は気にしていなかったのですが、そのあたりはだいぶ問題ですね。 「私はこれ(下線なし)が好きだし、なくてもみんなここがリンクだって分かってくれるだろう」という発想と、「私の売りはこれ(と思っているが実は欠点だったりする)だし、このくらいのことは描写しなくてもみんな分かってくれるだろ」という発想、両方とも同じくらい自己満足と甘えに浸っちゃってますから。 言われるまで気付かず「なかなかいいデザインじゃん?」とか思っていた自分がちょっと悲しいです。 しかしなんていうか……「新木さん出現範囲=分室及びよみかく、もしくは杉井さんのところまで」だと勝手に限定していたので、昨日レスを読んだときはしばらく錯乱しました(笑)うわぁこんな辺境まで来てるよどうしちゃったの一体、ていうかあんなヌルい代物読まれてたらどうしよう、みたいな。 それでその、訊きたいようなそうでないような複雑な心境なんですが、置いてあったものは読まれたんでしょうか。 たぶん途中で挫折されてると思うのですが、もし読んでいたらちょっとでも批評していただけないでしょうか?「全然ダメ。まだまだ」とかでもまったく構いませんので。むしろ西鶴さんの事例を見ていると、細かに読まれない方が精神衛生上しあわせな気もする……いやもちろん、うらやましかったんですけど、オフの時は。 それでは、失礼します。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 昨晩 No.0889 投稿日 2001年3月30日(金)12時36分 投稿者 いか ちょっと、無理があるか(なにが?) タイミングが悪かったため、書き込み訂正と。 >>紺野さんのあらすじ  自分なりに私が内容を掴む上で重要だと思う部分を抜き出してみましたが(削除部分がこれです)、朧気に掴めるだけで、はっきりとは内容を把握出来ませんでした。たぶんですが、字数に囚われながら全体を要約すること考えていた為に、全体的にまとまりきらなかったのだと思います。  それと、よけいな修飾語が多いです。修飾語を綺麗にまとめるだけで、かなり字数が削られるでしょう。800文字でまとめるには適当ではなかったことが、これだけでもわかります。  内容とは関係ないですが、「砂漠や山脈の向こうの未知の世界や未知の力に恐怖して、」の箇所が「〜の」を三回も連続し、「未知」も短い間隔で二回使用しています。あらすじも人に読ませる為の文章なので、これくらいは気を付けて欲しいです。  800文字であらすじを書くということは、800文字をフルに使うつもりでやるものらしいです。ですから、もう一度あらすじの特訓だと思って書くのもよいことでしょう。 >>榎野さん >無欲@素っ裸 これ、私も考えました(笑)。 素っ裸ネタは、性根が腐っているのか結構思いつきました。 ・舞踏会は本当は(自主規制)パーティだった。 ・王子はそこでいう「私と結婚したい者は、私を満足させろ」 ・結婚志願者は、一斉にドレスを脱いで(自主規制)。 ・シンデレラだけは服を脱がないと、王子が「どうして脱がないのか」と尋ねる。 ・一目拝見できただけで満足だと、シンデレラは云う。 ・王子は自分は満足しないのに、相手が満たされていることに憤慨し、  「お前はそんなことで満足なのか。もっと、いいことはあるだろ」云々と云う。 ・シンデレラは笑い「それならば、私と踊ってください」と云う。 ・引っ込みのつかなくなった王子は、シンデレラと踊る。 ・結婚志願者たちは、それを裸のままで見とれてしまう。 その光景を浮かべるだけで、莫迦らしくて莫迦らしくて(笑)。 他にも、「密室となった舞踏会場に遅れて現れたシンデレラが、 そこで起こった殺人事件を解決し、褒美として王子と踊る」 とかも考えました。 オチは、王様が殺されたことにして、自動的に王子は王様に位上げするので、 王子の子供(6歳)と踊ることになる。 そんなことばかり考えているせいで、「クズ」ではない「無欲」が思いつきません。 駄目だ、こりゃ(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- ROMROMさん3 No.0890 投稿日 2001年3月30日(金)13時21分 投稿者 藤極堂 >感想掲示板に辛口の意見が少ない理由 ■地雷を踏みたくない。 ■周りから止められる。 ■山ほどの言い訳を聞かされたくない。 結局、欠点の指摘って広義の『誹謗』(根拠のある相手を貶める言葉)に入ってしまうのですよね。 その指摘が『批判』か『非難』か『誹謗』かを最終的に決定するのはその相手でしかありえない。   「イジメは相手がイジメだと感じた時点でイジメです」 「人でなし!」 「あなたのせいで学校を休みました!」 「もうこんなところには書き込みません! 管理人さん、これまでの私の投稿も消して下さい! これで満足でしょ!!」 以上、実際に私が投げつけられた言葉から2,3選出してみました(笑)。 まともな神経の人間なら学習するものでしょう。 赤の他人の感想(批評)に本当に耐えられる人間がどれほど稀少な存在かということに。 そこを乗り越えて意見の交換を初めても止められるのですよ。 普遍的な欠点の指摘を、自分への揶揄と感じた他の執筆者や、 自分が楽しいと感じた作品の欠点を指摘された人や、 楽しい雰囲気こそが重要だと感じている人に。 10ほめて1けなすくらいでないと、感想ではなく中傷と判断するのが普通のひとの感覚みたいです。 というわけで新しく入ってこられた方たちに一言。 「万人が批評をもらうことをよしとしているのではない」ということを心に留めておいて下さい。 「感想をください、批評でも大丈夫です」 そう書かれていたとしてもです。 自分の身は自分で守るしかありません。 ……ツライね。 >西鶴さん 「よみかく」を閲覧している読者の人は 最近の翠さんと荒木さんのやりとりも読むよね? まあ、作者と作品は別だし読むだけなら安全だけど 「こんなこわいひとが論破を求めてくるようなところにはとても感想なんて書き込めないよ(>_<)」 と感じるのが普通じゃないかな。 私もこの4ヶ月の間 生暖かく見守って来ましたがやっぱりコワイです。新木さんじゃなくて翠さんが。 類は友を呼ぶというから他の人が翠さん′じゃないという保証はどこにもありません。プルプル。 >新木さん 回り道をしたり、間違えたりする自由というのもあるんじゃないのかな? 新木さんは以前ここで教える理由として「昔の自分を救いたかったから」という動機を吐露したよね? でも、西鶴さんは西鶴さんであって、決して「昔の新木さん」じゃないんだよ? 西鶴さんは言ったよね。 「こんな中身のない小説しか書けないような人に教えを請いたくありません」 西鶴さんはたとえ読みやすくてもテーマのない小説なんて書きたくないから、荒木さんに反発を感じるのだと思う。 でも、おとうさんの棺桶の上でキーボードを叩きながら 「なんで俺は親父が『ウチの息子の書いた本です』と親戚中に配れるような本を今まで書けなかったんだ!!」 と自分で自分を殴りつけたい気持ちで一杯でいたのは多分、新木さんの方だよね。 だから回り道をしている人をみるとイライラするのだと思う。 でも、その回り道は本当に必要のないものかな? あと、荒木シンデレラに番号がふってありません。 自分で作ったルールを自分が守れていないのは「めー」です(笑)。 >初心者さん 画面の上で矢印や手袋やIにコロコロ変わるものを マウスポインターといいます。 これを文章の先頭にぴたりとあてて マウスちゃんの右ボタンをピポッと一回押します。 するとカーソルと呼ばれる点滅する棒みたいなのが出てきます。 出てきたカーソルにあわせて左ボタンを押したまま左右上下すると文章が青地に白の反転画面になります。 左ボタンから指をはなして反転画面上にマウスポインターを移動。 右ボタンを一回押したらメニューが出てきますからコピーを選んでマウスの左ボタンを押す。これでコピーの準備完了。 アドレス欄や検索欄メモ帳にマウスポインターを移動させて カーソルを出現させたら右ボタンを押す。 メニューの張り付けを選ぶと、反転画面になった範囲の文章がコピーされて出現します。 ↑これをマスターしてからアドレスバーにURLをコピーして下さい。 『初心者用』 WEBゼミナールhttp://www.docan.co.jp/~websemi/ 初心者の館http://www.pp.iij4u.or.jp/~m-harada/ NET MANNER GUIDEhttp://ark.kdn.gr.jp/manner/ 『小説支援』 作家でごはん!http://www2u.biglobe.ne.jp/~hfk/ ノベルステーションhttp://www2.ohba.co.jp/novel/novel_main.htm 文 芸 ナ イ フhttp://homepage1.nifty.com/shimada_lisa/knife/ アエーマhttp://www.anzu.sakura.ne.jp/~hat/ SFオンライン http://www.so-net.ne.jp/SF-Online/no20_19981026/index.html 松工房 http://www.asahi-net.or.jp/~mi9t-mttn/index.html 川上稔hp http://www.din.or.jp/~arm/index.html ヴァルキリーの辞書http://ww3.tiki.ne.jp/~valkyrie/frameset.html 小説を書くためにしていることhttp://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/7149/index.html 鉄琴銅剣楼http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/5271/ 超電導思考回路http://www.alles.or.jp/~suzukaze/ ヘイ・ブルドッグhttp://member.nifty.ne.jp/~hosoda/index2.html 小説の書き方http://www2.ohba.co.jp/novel/users/column/yen/yen_main.htm 楽園(http://novel.pekori.to/) HONなび(http://www.honnavi.com/) くりえいた−ずはうすhttp://www3.org1.com/~mti/creieto/index.htm 下読みの鉄人(新人賞応募原稿作成支援サイト) http://www.sky.sannet.ne.jp/shitayomi/ 『ファンページ』(人の多いHPに書き込む参考にして下さい) 灯ONLINEhttp://www.harnet.co.jp/ パンドラボックスhttp://www.pandorabox.co.jp/ アクアプラスhttp://www.bekkoame.ne.jp/i/aquaplus/ H・Tgamestationhttp://www.bl.mmtr.or.jp/~tomitah/ 『安全』 web110番http://www.web110.com/ インターネット自己防衛マニュアル http://www.telesa.or.jp/html/990426.htm WWW ページでの個人情報公開について考えるhttp://www.fugen.org/~thomas/privacy/ 荒らし対策委員会http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/5209/index.html ネットガーディアンhttp://www.nnj.co.jp/Guardian/ ネット被害対策室http://www02.u-page.so-net.ne.jp/ya2/njkson/higai0.html 『ネチケット』 HTMLやWEBでのマナーについて http://member.nifty.ne.jp/alisato/diary/98manner.htm#9812041 ホームページ安全講座http://www12.big.or.jp/~meher/inet0.htm 裏初心者の館http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/5471/ura/index.html ネチケット千一夜http://www.big.or.jp/~roadist/netiquette/index.html 『楽しい議論のためにその1』 パワーコミュニケーター宣言http://home.interlink.or.jp/~suno/pcom/index.htm 『定番検索』 Yahoo!JAPANhttp://www.yahoo.co.jp/ 『ヲタク検索』 サーファーズパラダイスhttp://sp.cup.com/ もう本は要らないhttp://tam.mycafe.com/ TANAMIhttp://www.tinami.com/index.html 『安全』 UNDERGROUND WORLD http://www.infotopia.or.jp/~hirotaka/ug/yourdata.html 自己防衛のススメhttp://members.tripod.com/~yoichi_a/index.html 真・コンピュータ用語辞典http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/5634/ 『おまけ』 やってみようhttp://www.tokyokogyo.co.jp/link/try.html 辞書検索http://dic.ke3.ecs.toyama-u.ac.jp/dic/ TOKUTOKUネットhttp://www2s.biglobe.ne.jp/%7Ehearty/tokutoku.htm ネカマ・ネットストーカー撲滅委員会http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/3434/ ヤヲーhttp://www.yahwoe.com/ メル友診断http://mailcheck.plaza.gaiax.com/ 同人誌.etc質問掲示板 http://cosmicd.com/garde/menu.html リンク切れあるかもしれないけれどそれは検索でカバーしてね♪ じゃね。(^o^) -------------------------------------------------------------------------------- つぎは八神OFFかな No.0891 投稿日 2001年3月30日(金)20時30分 投稿者 新木 伸  んー。寝付けん。  きょうはよんぺぇじかいたのー。  最近だいぶ、ピントが合ってきた感じ。  仕事してても、なにを書くべきか、どう書くべきか、……で意識して頭を使う必要がなくなってきた。 >八神さん  んーと、じつは元の小説のほう、ちゃんと読んでなかったりする。  二通りパターンがあるでしょ。その娘がどうしてこんなやつ好きになってるかわかんないだけど、惚れてしまって、ぼろぼろになって捨てられるパターンってやつと、  あ、ボーイズラブ系か。じゃあ「その娘」じゃなくって、「その子」だね。  あともうひとつは、正統派のパターン。たしかにその男は好きになるだけの価値のあるやつだって構図ね。  どちらになるのか読んでないから、そこは書いてないってことがひとつめの理由。  あとどちらになるにしろ、またこれ以外のパターンになるにしろ、それはその男のキャラの描き出しの問題だからってことが、ふたつめの理由。  B君が好かれるに値するいいやつであったとした場合。  この場合はB君のいいところを表現するためのエピソードを作中に投入するわけだけど、これは読者に向けられるエピソードであって、A君に向けられるものじゃない。  A君は、もうB君のことが好きなんだもの。めろめろなんだもの。これデフォルトなわけね。これはA君がB君を好きになる課程が描かれた話じゃない。もう好きになってるところから始まる話。  だったら、「B君はいいやつ」のエピソードは、読者をB君にメロメロにさせるために存在するわけだ。A君はここでは関係ない。  だから指摘としては、「このB君は好かれるに値するいいやつということだけど、それが納得できるようになってない。エピソードが足りないよ」……と、また別の系統の指摘になる。  そっちは指摘していなかったようだから、ちゃんと描かれていたのか、さもなければ「B君は非情で嫌なやつ」とかいうパターンだったのだろう。  なお八神さんのレスみるかぎりだと、非情なやつ系ではないかと推測される。 >うわぁこんな辺境まで来てるよどうしちゃったの一体、  なにをおっしゃる、この確信犯さん。(^^;  マイHPへのURLリンクを書きこみ下に張ってるってことは、そういうことなのでは? 来て見て読んで、だよね。  でもまだ読んでなかったです。  なにやら指摘が欲しげなので、これから見に行ってみます。  あ、そうそう。  長編とか載っけるとき、読むほうとしては、分割なしになってるとありがたいです。  11回とかリンク押すの、もう面倒で……。  さらにコピーしてきてHDDに入れるのは、もっと死ぬほど面倒で……。  あれは人によっては、5章目あたりからそれ以降は「読まないでください」と言ってるのと道義かと(笑)。  まあこのへんは、モデムとか遅い環境のひとのことを考えると、どうなんでしょうね。杉井君のとこは、2分割してたっけ。  わし、長編をネットにアップしたこと、ないからなぁ。  でも200KBぐらいなら33Kモデムでも1分だから、途中で切れて読めなかったりとか、まず起きないよね?  うーむ。  見てきたけど……。  どれをやればいいのだ?  なにかひとつかふたつ。タイトルをあげてくださいな。  えーとね。自信のあるものと、あとないもの。一個ずつ。  べつにあそこに上がってないものでもかまわんし。  ただし二次創作以外で。  あらすじもよろしく。長編なら800字。短編だったら400字。  あらすじが必要なのは、「書いたつもりの話」と、実際の話との食い違いをみたいから。これはできれば実際に見直すことなしに、記憶に頼って書いてほしいところ。  見直さなくたって、自分の書いた話なんだから、筋ぐらい覚えてるよね?  ところで八神さん、志望ジャンルって、どこ?  今年は電撃長編のほうに応募しそこねたんだっけか。  ライトノベルで、電撃? >段落行頭の空白とか  あと、ふと急に気になってきたのだが……。  八神さんとか、行頭に空白入れないのは、なんで?  まあネットの書きこみは趣味の問題だからべつにいいんだけど。  そういや、あまり気にしてなかったな。  みんなどんなやり方で、段落やら空行やら使ってるっけか?  ふむふむ……。  あら、榎野さんも、行頭空けない式か。  行頭一文字空けて段落明示する人と、空けない人と、だいたい半々ってとこか。  ねーねー?  みんなどういう理由で、行頭に空白を空けないの?  わしが段落頭に空白を1個入れるのは、もちろんそこが段落であることを目立たせるため。そうすると「改行」に「センテンスの区切り」っていう意味を持たせることができるから。小説と同じ理由ね。  あと小説ではやらないけど(あとがきなら使う)、「空行一行=大段落」というサインも活用してる。大小2種類使い分けたほうがメリハリつけるのに役に立つだろうって理由から。  ちなみに、なんでそれを小説ではやらないかっていうと……。  空行1個で588円なんて、怖くてもらう度胸がないから(笑)。  ネットなら、改行コードなんてたったの2バイトだから安いもんだけどね。 >藤極堂さん  辛口の意見が少ない理由とか。  世の中には、二種類の物書きがいるのだと思います。  「うまくなりたい物書き」と、「うまいと思っていたい物書き」です。  前者は、批評に耳を傾けます。もうみずから進んで傾けにいきます。  後者は、じつは褒めてもらいたいだけなので、批評はノーサンキューなのです。  物を書いて人に見せるという行為には、読ませた相手を楽しませなくちゃならん義務が生じるわけですが……。  このへんを理解しないままでいると、読ませた相手から「つまらん」と言われて怒り返す――そんなことが起きてしまいます。  ほら、読むのって相手にコストを要求するじゃないですか。  インターネットだとクリックして待っている時間とか、それよりもいちばん大きいのが、実際に読むための時間。  人に見せようとする行為の裏には、「読ませたい欲求」が必ず存在してるわけです。その欲求を自分が満たすわけですから、その自分が得をしたぶん、相手にも得をさせなくてはアンフェアというものです。そう言う意味で、「楽しませる義務がある」ですね。  だからアマチュアだって、ヘタクソでいいわけはないんです。  人に読ませてる以上はね。  書いた物を自分の机の中にしまいこんで、まったく人に見せないのであれば、なにをどう書こうがまったく問題はないのですが……。  または「読ませてくれ」と頼んできた相手にだけ読ませるとか。それだったら、なにか文句言ってくるヤツにはパンチくれてやってOKです。  あるなぁ。わしも。そういう小説。  机にしまいこんで、人に見せないつもりのモノとか。すげぇえっちなやつ(笑)。  しかしまあ、現実問題として、普通のところで指摘とかやったら、だいたいそんな反応になりますよね。うん。  ただ「よみかく」の場合は、「指摘レベル」ってのがあるじゃないですか。レベル1からレベル3まで。  LV1:やる気が出る感想(誉めるだけ)だけを受け付けている方です。  LV2:少しは、変なところも指摘する感想を、受け付けている方です。  LV3:感想から批評まで、すべて受け付けている方です。  こういう制度があるんだから、褒めてもらいたい人は、「レベル1」って言っておけばいいんです。「レベル3」なら、批評までOK……。あ。  批評を通り越して、酷評とかいいますかね。西鶴君とか杉井君とか、あれ人間サンドバッグだもんなぁ。とくに杉井君。プロ三人がよってたかって集団リンチ(笑)。でも杉井君はタフでした。 「LV4:批評、酷評、なんでも可。でもすこしはいいところも言ってね」 「LV5:酷評よこせ。感想も褒め言葉もいらぬ」  ……あたりの分類があると、いいんだけどなぁ。  まあ話を戻して……。  藤極堂さんの得られた結論は「自衛をしよう」ということですね。  納得できます。  でも僕は、個人的にはこれについて、ちと極論を持っていて……。  「うまくなりたい物書き」と、「うまいと思っていたい物書き」は、これは別種の生き物である。  まじわることはできないし、永久にまじわることもない。  だから気にしないでいい。はじめからいなかったと思え。  ……です。 >回り道をする自由  うむむ。  ……これについては考えさせられました。  いや、自分とはまるで違う価値観で(悪い意味じゃないです)、いままで考えもしなかったことだったもので……。  回り道については、やっておいたほうがいい回り道と、やらなくていい回り道があると思っています。  最短距離で進んでしまってかまわないものと、最短距離で来てしまうと後々困ること。  技術については、これは最短距離でかまわないんです。  やっておかないと損をする回り道は、各種の経験とか。僕なんかもフリーアルバイター時代の経験があるおかげで、だいぶ助かってます。  しかし小説家として食べてゆくために、まずなっちまうってのも手っ取り早い手段かと。  このへん、誤解されないように。「デビューする」が目的じゃなくって、それは単なる手段なんです。  「食べ続けてゆく実力」を得るための手段。デビューそのものがね。  専業のプロっていうのは、1日24時間、すべてを小説のために使えて、そのことだけをやっていて、それでゴハンが食べられる状態。  まずそこに持っていかないと、なにをするにしたって時間が足りない。  社会人や学生や、兼業でやってる人たちの倍から3倍は時間が使えるんですよ。これは大きい。  一日のすべてを、小説を書くことをメインに置いて組み立ててゆけるんです。  小説を書くことだけ、考えてりゃいいんです。  まったくもう――こんな楽なこと、ないじゃないですか!  もう満員電車に揺られなくたっていいんです。  プロになってから、実力をつけていったっていいんです。  プロになる時点では、ぎりぎり水準に達するだけの実力でも、その後の一、二年で、ぐっと伸ばせばいい。  まあそれでしくじったら後がないですが……(笑)。  その「後がない」って気分も、真剣味を増すことになっていいんじゃないでしょうか。  このあたり、他の作家さんからは違う意見(正反対)も聞きますが、まあ、ぼくの個人的な意見ってことで。  あ、それから親父の棺桶の上で原稿書いてたときの心境は、もっと別なもんでした。  うーむ。うまく書けないなぁ。「わるいな、親父。でもぼくは小説書くほうが大事だから」……って、これじゃあ冷酷じゃん。なんつーか、こちら側で生きている自分は、小説書かなきゃならんのだと、死体の詰まった箱の上で思ったわけです。  しかし親戚中に配れないような本、わし書いてたかなぁ?  少なくとも毎年正月には、祖父のところにその年の分、2冊ずつ置いてきてるけど(今年93歳)。  もし親父がぽっくり逝かんで、病院なんかで重態になってたりしてたら……それでも廊下なり、病室の中なりで、小説書いてただろうなぁ。医者でない自分にできることはなんもないわけだし……。親父の前にいなきゃ可哀想ってことなら、椅子持ってきて、苦しんでる親父の目の前に座って書いてたりとか。 (いや気持ちの問題ね。(^^ 本当にそうなってたら、やってたかどうか……って、それ以前に家族に張り倒されてるわ) -------------------------------------------------------------------------------- プライドとその他の見分けとか No.0892 投稿日 2001年3月30日(金)21時04分 投稿者 新木 伸  「プライド」→「自信」→「信念」  ……と、3段進化をするもののようです。  少年漫画の男の子の成長の王道ですね。  まず何も持ってないのび太君のような男の子が、なにかでプライド身につける。  そしてその男の子は、プライドをうち砕かれ、そこから這い上がって自信を身につける。  さらにその自信は、いつか信念と呼べるものへと変わってゆく。  そしてついに最終決戦において、その信念の力をもってラスボスを倒すんです。「自信」じゃラスボスは倒せません。とてもとても。  自分の持っている「それ」が、果たしてプライドなのか自信なのか、よくわからないときは……。考えるよりも、試してみるのがいちばん手っ取り早いです。  具体的には、とりあえずぶっ壊してみます。がっちゃんって、床に叩きつけてみる。  まあ、誰か壊してくれそーな人を探し回って、やってもらうわけですね。  もしそれが壊れたなら、それはプライドです。  すこしはへこんだりしたけど、壊れなかったのなら、それは自信です。  もしそれが信念だったら、なんともありません。  ……と、このように、壊れるものはどのみち「不要なもの」ですので、とっとと捨てちゃいましょう。  もうひとつ別の見分け方。  もし自分が「それ」を、意識的にせよ、無意識的にせよ、守ろうとしているなら、それは「プライド」です。  それが「自信」であれば、守ってやる必要などないはずです。  また「信念」であるなら、守るとかなんだとか、そもそもナンセンスです。  もうひとつ別のアプローチ。  言葉の用法からでも、三種の明らかな違い、なんかわかってきます。  プライドが「傷つく/壊れる/砕ける」とは言う。  でもプライドが「揺らぐ」とは言わない。  自信が「揺らぐ」とは言う。  でも自信が「傷つく/壊れる/砕ける」って言いかたはしない。  「信念が曲がる」とは言わない。  「信念」とついたなら、必ず打ち消しの語を伴うはず。  「信念が曲がらない」とか。  また「プライドを捨てる」って言葉はあっても、「自信を捨てる」「信念を捨てる」は存在しない。捨てられるものじゃありません。自信と信念ってのは。  うーむ。また別のアプローチによる定義とか。  プライドっていうのは、親から貰った会社で、実力もないのに社長に収まってる若造が持ってるものです。自分のプライドを守るのにも必死です。  自信っていうものは、親が潰しかけた会社を自力で立ち直らせて、大きくしていった二代目が持っているものです。不景気がこようがデフレが来ようが、彼には乗り切るだけの自信があります。  信念っていうのは、一代で巨大外食産業を築きあげたオッサンが持ってるものです。  もしその会社が倒産して路頭に迷うことになっても……。  オッサンは気にもしません。困りもしません。「うまい食い物をひとりでも多くの者に食わせるのがわしの生き様」という信念のもとに、屋台を引いて、食い物屋を開いていることでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- MTGとか No.0893 投稿日 2001年3月30日(金)21時41分 投稿者 新木 伸 >杉井君  そういえばこのあいだ杉井OFFやったとき、MTGのカード類を見かけたんだけど、やってるの?  自分でデッキ組んだりしてる?  それともコンストラクションでやってる? -------------------------------------------------------------------------------- 八神OFF…………。 No.0894 投稿日 2001年3月31日(土)02時34分 投稿者 八神伽羅 望むところです(にやり) ……とか言えるとかっこいいんですけどね。 前回のオフの情景を我が身に置き換えると胃のあたりがきりきりしてしまう、小心者な私です。 しかし遠慮なしに叩いてもらう機会、というのは滅多にありませんから、題材として役に立つと判断されたなら、遠慮なく使ってやってください。ただ、オフラインの私は悲しいくらい喋るのが苦手なので、人間サンドバッグにしても叩き甲斐は前のお二方より格段にないものと思われます(笑) ≫なにをおっしゃる、この確信犯さん。(^^; ……実はちょっとは考えてました、はい。 まさか実現するとは思っていなかったので、ちょっと錯乱してしまいましたが。 で、読んで欲しい作品なんですけど……。 あの、自分で言っておいて失礼な話だと思うんですが、もう少しだけ待ってください、というのはなしですか? 比較的自信があるのは「時計仕掛けの小悪魔」なんですが、完結していないんです。 あともう少しで完成する予定なんですが。 逆に自信がないのは「黒と灰の邂逅」です。 読者を楽しませる、ということを念頭に置かずに書いてしまったので。 あらすじは、こちらに書いて構いませんか? ただ片方は現在進行形で書いているものなので、見直さずに書くのは無理でしょう。 >志望ジャンル ライトノベルで、一応電撃か富士見を狙ってます。 ですがコバルトとかそっち系統の方が向いている、という指摘もあるので、決めかねている状態です。 >行頭の空白 確か、ネットを始めた頃によく行っていたサイトに、この形式で書くひとが多かったので、それがルールだと思いこんでしまったんです。 普通に書いても問題ないと知ったときにはすでに習慣になっていたので、以来そのままです。 空白の方は、話題を変えるときに入れますね。 それでは、失礼します。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- ほっほっほすごいことになってますよ No.0895 投稿日 2001年3月31日(土)12時26分 投稿者 杉井光  なにがどうすごいことになっているのかは、また後日改めて。とりあえず締め切りまでは通常脳稼働率18%、ロクに歩くこともままなりません。  おひさしぶりです。杉井です。なんだか色んな方がいらっしゃっているようですね。みなさんまとめていらっしゃいませ。  プライドの話とか、かなり脇道それているのですが面白いですね。さらに脇道にそれた話をしますってえと、杉井はC&Aの曲の中では「PRIDE」が一番好きです。何かむしゃくしゃしたり落ち込んだりした夜は、甲州街道沿いを自転車でぶっとばしながらこの曲を歌うとずいぶんすっきりします。 「誰も知らない涙のあと  抱きしめそこねた恋や夢や  思い上がりと笑われても ゆずれないもの」が、プライドなんだそうです。アスカが言うにはね。  あと、信念って、英語で「FAITH」なんですが、これって「信仰」っていう意味もあるんですね。日本人にはわからない概念ですが、こんなところにも「信念は崩れない」証拠が。  で、みどりちゃんはなにやら「自分のプライドは新木さんには崩せないだろう」と言っていますが、はたから見ていると二人の会話がただ噛み合っていないだけです。ただでさえ新木語は特殊言語なのに、西鶴語も特殊言語なんだから。お互い相手の話を把握するのに何回レスつけあっているんですか(笑)。  で、多分、僕が自分自身の中でプライドだと思っているのは、新木分類で言えば「信念」ですねきっと。だって根拠がないですから。いや根拠がないわけではないですが、それはおそらく、「聖書にそう書いてあるからだ」と同レベルの根拠。ビバ信念。  ところでみなさんの一連の書き込みを見てけっこう驚いているんですが(しかもこんなことを書くと新木さんにあきれられてしまいそうですが)、杉井はここに書き込むようになってから一度もファンファーレなぞ聞いたことはありませんし、領土も猫の額のままです。どうしてでしょう。もう成長期は終わってしまったのでしょうか。  いや、考えてみると、これまでの人生でレベルアップのファンファーレなぞ聞いたことは一度たりともないような気がします。「○○は呪われた! でろりろでろりろ」だったら何回か経験があるのですが……。  うわー、オレ一生バカのままかー? >プロ三人が集団リンチ  生まれつき図太いので、あれくらいは平気です。もっとやって〜(M65%)。  久美沙織さんがどこかのインタビューで言っていたんですが、アマチュアの物書きは「自分の作品」と「自分自身」の区別ができないそうなんですね。だから作品を酷評されるとまるで自分がけなされたような気がして、感情的になってしまう。 「作品は自分のウンコだと思え」。って久美さんは言っていたような気がします。ウンコだったかな? 死体だったような気もするけど。  自分のウンコを他人にけなされて落ち込む人間は、まああんまりいませんよね。よくできたたとえ話だと思います。  プロには、「商業価値のあるウンコ」を生み出す技術が必要である、という逆読みもできます。  ふう。調子に乗ってお下劣な名詞を連発してしまった。 >M:tG  かつては「立川に杉井あり」と言われた(言われてねえって)強豪でした。公式大会での優勝経験もあります。すごいでしょー。その時に使用したデッキを説明すると、実は全然自慢にならないことがバレてしまうので、秘密です。  最近はほとんどやってないです。ヒマと対戦相手が見つからない。周りの人間どんどんやめちゃうしなー。新木さんとかみやびさんはまだ続けているんですか?  さて、寝ます。今日も仕事。そして原稿。  いまは、ただ時間との戦いです。自分の実務的限界がどこなのか、興味があります。いや間に合わなかったらシャレになりませんな。  それでは。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- あらすじ(四〇〇字) No.0896 投稿日 2001年3月31日(土)13時28分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。  案外さくさくと削ってみました。  削ってみた感想から。  八○○字の時は、話の内容も文章全体の雰囲気も全部「真空パック圧縮型」にしようとしていました。  四〇〇字になると、これを肉付けして長編にするには、色々なやり方があるのだろうなあ という感じですね。そこが骨だということでしょうか。新木&西鶴語では。  どうでしょう?>みやびさん  二〇字×二〇字で段落の頭も下げました。  (メモ帳にワードを貼り付けると消えてしまうので、今までさぼっていましたが)  砂漠と山脈に守られた荒野。そこに領する 坪竪樹の軍勢に申人の育ての親白羽は殺され た。死ぬ前に白羽は申人に刀と紅玉を遺す。 自分の感情を自覚できず意志決定も白羽に頼 っていた申人は、それ以来形見の刀の意志に 引きずられて殺戮を繰り返す。  ある日出会った斉は、刀の不調に悩まされ ていた。申人も刀の強い意志を持て余してい たので、共に刀を治す方法を探す事になる。 最終的に二人が手がかりを求めた神殿には、 しかし実は古代兵器が封印されていた。  同じ時坪竪樹は古代兵器を手に入れるため に、また申人と関わりがある人々もそれぞれ に神殿に辿り着いた。人々が持っていた紅玉 が神殿に集まった結果、兵器の封印が解かれ る。兵器の強大な力の前になすすべがない人 々。しかし斉はその兵器が申人でもあること に気づく。旅の間に斉を特別な存在と思い始 めた申人は、斉の声で我に返って兵器を封印 し、初めて自分の意志を確かめるのだった。 -------------------------------------------------------------------------------- あらすじ800&章割やり直し(再長) No.0897 投稿日 2001年3月31日(土)15時00分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 あらすじ(四〇〇字)をもとに、八〇〇字のほうも作り直してみました。 また長いです。 流れ上、四〇〇字を先にやってしまいました。こっちのほうが長いし。 それから改行の事ですが、テキストで書き込みを作る時に入れていました。 自動改行されてるんですね。なーんだ。見やすくしようと思って余計見にくくしていました。 あらすじ(八〇〇字)  砂漠と山脈に守られた荒野。そこに領する豪族坪竪樹の軍勢に、申人の育ての親白羽は殺された。死ぬ前に白羽は申人に刀と紅玉を遺す。自分の感情を自覚できず意志決定も白羽に頼っていた申人は、それ以来形見の刀の意志に引きずられて殺戮を繰り返す。  申人はある日、賞金稼ぎに追われる男、斉と出会う。斉は刀の不調に悩んでいた。申人も刀の強い意志を持て余していたので、二人は共に刀を治す方法を探す事にする。やがて、刀の不調は申人の刀に宿る精霊に問題があり簡単には治せない事がわかる。そして最終的に二人は、かつて竪樹に滅ぼされた申人の一族の神殿に手がかりを求める。しかし実は、神殿には古代兵器が封印されていた。  一方坪竪樹も、大陸を手中にするために、神殿に眠る伝説の兵器を手に入れようとしていた。また申人と関わりのある人々も、それぞれの思惑を胸に神殿に辿り着く。兵器の封印を解くためには神殿に四個の紅玉を集める必要があったが、人々が同時に集まったため、紅玉も集まり、兵器の封印が解かれた。  だがそれは兵器とは、古代に魔物として恐れられ神殿と申人と申人の刀に分けて封じられた巨大な大地の精霊だった。精霊の力と魂魄は神殿と申人と刀の間を巡り、申人は我を忘れ、精霊の力が世界を血で染め赤く焼いた。人々は強大な力になすすべがなかった。しかし斉は兵器が申人でもある事に気づく。  旅の間に、申人の中で斉は特別な存在になっていた。斉の呼びかけに申人は我に返り、その結果兵器は再び封印された。  世界は平穏を取り戻し、崩壊した神殿から誰もが新しく進み始める。申人も初めて自分の感情を確かめ、自ら選び取った未来を自らの意志で歩き始める。 ストーリー章割 序章 ……「他人に髪を見せるな」と言い残して育ての親白羽が坪家の兵士に殺される。それまで申人の行動はほぼ白羽が決定していたため、(申人は自覚していないが)申人にとって白羽は重要であった。しかし白羽が死んだため、申人は自分の行動を決定できなくなる。その結果刀の意思に従う事になる。また鍔なしの刀や紅玉は白羽が管理していたが、この事件で申人の手に渡り、申人を知っていた唯一の人物白羽は死んでしまう。 第一節:青嵐 ……申人は、賞金稼ぎに追われる男、斉と出会う。最初から申人は斉に、ほかの人間と違う何かを感じる。実は斉の刀は調子がよくない。刀を冬芽の町の砥ぎ師に見せに行くつもりだった。申人の刀も普通でない事もあり、なりゆきで斉と一緒に行く事になる。 第二節:緑陰 ……冬芽の町。砥ぎ師御蔵によって、申人と斉の刀は鍛冶氏でないと治せない事がわかり、二人は鍛冶師の所まで一緒に旅をする事になる。また、申人は刀に引きずられた所を、二度も斉に目を覚まさせられる。申人にとって斉が特別な存在になっていく。 #御蔵は式根の妹。 第三節:黄塵 ……蕪木の町で二人は神楽に出会う。斉は酒呑が乗樹暗殺を企んでいると知り、神楽に式根への手紙を託す。 #神楽と式根は幼馴染。 第四節:白雨 ……神楽は御蔵と共に、式根の所へ斉の手紙を届けに行く。しかし御蔵が暗殺者の矢を受けて死ぬ。式根は御蔵の形見として、紅玉を神楽に託す(斉へ、手紙の礼として)。また神楽は燧の姉穂掛からも紅玉を受け取る。 #穂掛が持っていた紅玉は、昔斉が盗んで燧にあげたもの。 第五節:黒樫 ……竪樹は乗樹に、赤い髪の一族が残した古代兵器の話をする。古代兵器を手に入れるので共に来いと言う。また竪樹は、長男揺樹に乗樹暗殺計画を中止するように言う。 #竪樹は自分で一個紅玉を持っている。竪樹が乗樹に与えた紅玉は、乗樹が式根に与え、式根が御蔵にやり、結局神楽の手に渡っている。 第六節:銀兎 ……鍛冶氏の家。申人は古代に魔物を封じた時の生贄で、魔物と刀と申人の魂魄が三つ巴に入れ替えられてそれぞれの実体の中に封じられているとわかる。老人は協力を断るが、その晩はその小屋で泊まることになる。 ……しかし夜、申人と斉の関係を見て、老人は赤い髪の一族の神殿を教えてやる。 #老人は、魔物を封じる方法に納得していない。どうにかしてやりたいが、世界を危険にさらすのはよくないと思っていた。 第七節:赤鴉 ……申人を置いて一人で神殿に行くという斉に、申人は紅玉を渡す。紅玉を斉に渡すために神楽は神殿に先回りする。同時に坪家の軍勢も神殿にやってくる。 ……紅玉が集まったので封印が解かれる。兵器が強大な力を見せつける。 ……斉は兵器が申人でもある事に気づき、呼びかける。斉の名がキーワードになって再び兵器が封じられる。 #兵器の力はレーザーのようなもの。 #最初、兵器を封じるキーワードは『白羽』だったが、申人の中で斉がより重要になったので『斉』がキーワードになった。 終節 ……魔物は無事封印されたが、事の詳細を知るものはいない。しかし少なくとも申人は、自分の意志と感情を行動に替えられるようになる。 -------------------------------------------------------------------------------- >藤極堂さん No.0898 投稿日 2001年3月31日(土)15時33分 投稿者 山内 涼  人に教えるのがもったいないほどためになる、素敵なサイトの数々、わざわざ教えていただいて、ありがとうございます。  初心者の、山内です。  リンクのたどりかたまで説明していただいて、しっかりいろんなサイトを見て回ることができました。  ネットのマナーも、小説支援サイトの数々も、大変ためになります。  本当にありがとうございます。  中には、初心者でなくとも非常に役立つサイトもありましたので、もし行ったことのないサイトありましたら、一度行ってみることをみなさんにもお勧めします。  杉井さんの書いておられた〈くみさおりさん〉のインタビューもありました -------------------------------------------------------------------------------- そして、課題提出 No.0899 投稿日 2001年3月31日(土)15時35分 投稿者 山内 涼 OKの数・・・0 ボツの数・・・0 提出数・・・・1  ひとつ思いつくと、シチュエーションは無限にわき上がりますが、肝心の無欲がいまいち、誰もが思いつきそうなパターンしか出てきません。  考える体質作り、ちょっと骨が折れます(でも、これで三年後には……はっ、三年したら、大抵の力士引退してる年齢でした、わたし)。  気にせず、さ、課題、課題。 山内2(視点:シンデレラ) ・カボチャの馬車に乗ってお城に向かうシンデレラ ・馬車の中から明るい会場の方をじっと見ていると、次第に楽しそうな音が聞こえてくる ・馬車が止まると急いで飛び降りる ・会場に早く入りたくて小走りのシンデレラは、横から走ってくる人に気づかず、ぶつかって転んでしまう。 ・シンデレラの無事を確認する青年の手を借りて立ち上がるが、ドレスが汚れてしまう。 ・あやまる青年が申し出る、ドレスの弁償にも、替えのドレスを貸し出すことにも、首を振るシンデレラ ・普通なら女性の方から言い出すことなのにと、青年に断る理由を尋ねられる ・こちらの不注意ですし、いつもの服に比べたら、これくらいの汚れは何ともないと、恥ずかしそうに答える ・楽しく会話しながら並んで歩く二人 ・会場に着くと、いつの間にか青年はいなくなってしまう ・汚れたドレスを見て、誰もシンデレラのそばに近寄ってこない ・それでも憧れていた舞踏会の雰囲気だけでも、十分に楽しむ ・いつの間にか横に、先程の青年が正装してあらわれる ・楽しんでますか? と聞かれ、にっこり微笑むシンデレラ ・踊りましょうと誘われ、二人のダンスが始まる ・シンデレラはその青年が王子だと、まだ気づいていない 山内3(視点:シンデレラ) ・カボチャの馬車でお城にやってくるシンデレラ ・会場ではすでに舞踏会が始まっている ・楽しみにしていたはずなのに、豪勢な料理、きらびやかに着飾った人々に、気後れし、緊張してしまう ・立ったまま動けないでいると、あちこち移動しながら、遠慮せずに次々料理を口に運んでいるおやじに話しかけられる ・踊らないのかと聞かれ、首を振るシンデレラ ・ならせっかく来たんだから、料理ぐらいたくさんお食べと言われ、遠慮しながらも、少しずつ食べはじめる ・他の若い女達は、料理に目もくれず、王子を取り囲んでいる ・みんなお后になりたくて、王子のそばを離れないのさと、おやじに説明される ・説明しながらも、がつがつ料理をほおばるおやじ ・お前さんかわいいし、あそこの女達みたいにギラギラしてないから、王子の気を引くとっておきの言葉を教えようと、おやじにいわれる ・ここに来られただけで幸せですからと、正体を明かさないおやじに答え、申し出を断る ・残念そうに去っていくおやじ ・しばらくして、女達を引き離し、やっと一人になった王子が、シンデレラの隣にやって来る ・ご一緒してもいいですかと問われ、うなずくシンデレラ ・料理を食べはじめる王子をみつめる ・王子に食べないのかと尋ねられ、十分いただきましたと答える ・ドレスをほめられると、魔法のドレスの話と、貧しい素性を正直に話す ・さっきまで、自分の家の大きさ、親の力の話ばかり聞かされていたので新鮮です、踊りながらもう少し話しませんかと、ダンスに誘われる ・踊る二人 ・踊りながら、(初めから自分に近づいてくる女達には興味がなかったこと、身の回りの世話をしている男が、王子に近づいていこうとしないシンデレラを試したことを、)王子にうちあけられる ・あやまる王子に、こうして踊れるだけでも夢のようなことですから、気にしないで下さいとシンデレラ ・優しい瞳で見つめる王子 ・約束の時間までダンスは続く  うーん、どうも、無欲なシンデレラを考える前に、前後の話との繋がりのほうを強烈に意識してしまうせいか、似かよった話ばかりな気も……思いきったとこいってみようかな? でも、まねっことか言われるかなあ。OKもらえるように考えれば大丈夫か……やっぱりもう少しこのままいってみるか。  では、採点よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- 最近また賑やかですね No.0900 投稿日 2001年3月31日(土)17時55分 投稿者 弟切 千隼 ちょっと前はさびれていた時もあったものの、新しい方々が参加して下さったせいか、またこの掲示板は賑わってきましたね。 単純な弟切千隼は仲間が増えて嬉しいです。 藤極堂さんへ > とてもたくさんのサイトを紹介して下さってありがとうございます。藤極堂さんが紹介して下さったサイトの中には、「よみかく」のリンクのコーナーに紹介されているものもありますね。 役立ちそうなサイトは、純さんにお願いして、「よみかく」のリンクコーナーに付加してもらうのがいいですね。 > 指摘レベルについて。 「人は本当のことを言われると怒る」というのは、私も経験しています。けれども、新木さんがおっしゃる通り、「うまくなりたい物書き」はそんな段階は乗り越えているはずですから、相手が「うまくなりたい」と言っている以上は、悪いところを指摘してあげる方が親切でしょう。 「よみかく」の指摘レベル指定というのは、この点でたいへんうまいシステムだと思います。自己申告とはいえ、書き手がどの段階にいるのかが一目でわかりますから。 > 「棺桶の上で原稿」 このお話を聞いた時、私は「さすがだ」とは思ったものの、新木さんが冷酷だなどとは全く思いませんでした。 なぜならば、仕事とはそういうものだからです。私自身、もし仕事の納期前に自分の父親が死んだら、父の棺の上にノートパソコンを置いて仕事をするでしょう。 これに関しては、以前新木さんが書かれた「原稿一行588円」−でしたよね?−というお話が印象に残っています。 仕事をするということは、人様が汗水垂らして稼いだお金を得るということです。そう考えれば、肉体労働でお金を得るにしろ物書きでお金を得るにしろ、それなりの労力をつぎ込まなければならないということがわかりますよね。 不特定多数の人の前に自分の成果を曝してお金を得なければならない物書きという職業は、常に砲弾が飛び交う戦場を走り抜けるようなもので、非常に恐ろしく、覚悟がいる職業の一つだと思います。 ああ、たまに真面目な書き込みをしたら肩が凝ってしまいました。まあ、あまり堅苦しく考え過ぎても物事はうまく行きませんから、気楽に頑張りましょう。 弟切千隼はこれから仕事に戻ります。春の訪れと共にまた仕事の波が押し寄せてきました。 -------------------------------------------------------------------------------- 一足先に。 No.0901 投稿日 2001年3月31日(土)18時16分 投稿者 西鶴翠(みどり)  ようやく、個人的なものが一段落しました。また、次のものが待っているけれども。  そんなわけで、プライドに対するレス。  「信念」と「自信」と「プライド」があるわけですね。で、新木さんの説明を読むと……私のはプライドと自信の中間あたり。まあ、プライドでしょう。もしくは、なんちゃって自信。そのあたりなんじゃないかと、自己分析します。プライド未満ということはないと思います。  ちなみに、「信念」の定義にそったものを持っている人は、私は今までに三人しか見たことがありません。八歳年上の従兄と、私に卓球を教えた先生と、お泊まりオフの会場になっているところに住んでいる人です。後者二人は初対面のときに、「すげえ人だ」と思いました。従兄は私が生まれたときから知っているので、初対面も何もありません。  そういうわけで、私の持っているものがプライドであると確認したところで、本題です。 >プライド崩し。  確かに、読み返すといろいろな意味にとれてしまいます。私が書いたつもりだったものは、「やらないでね」でも、「やってみろ」でもなしに、純粋に「予想」でした。私が何を書こうと、新木さんは書きたいことは書くだろうし、書きたくないことは書かないだろうと思っていたので、新木さんに予備知識を与えるつもりで。  もし、私にどちらかを選ぶ権利があるのなら、「やらないでね」の方です。私はネット上で痛い目に遭うのはあまり好きではないです。いつか、上に挙げた三人の人々のうち一人あたりに崩していただこうかと思っているところです(しかし、崩してはくれないんだろうな、杉井さん)。  ということで、申し訳ありませんが、新木さんからの「プライド崩し」は勘弁してください。プライドが崩れる前に、私の脆弱な神経がやられます。  (と、今気づきましたが、私はプライドを「崩す」ものであると、書いているのですね。ついでに、自信は「失う」ものだという認識もあったり。) >キャラクターが見える話。  レス、ありがとうございました。 >小説としては、人間として描けていれば、もう充分。  ということで、私はこれができていないわけですね。紺野さんへのレスを見て分かりました。 >八神オフ。  まあ、大丈夫でしょう。八神さんは持ちこたえられると思います。私よりも神経の細い人は、そうはいません。しかし、私はサンドバッグだったのですね。私がレベル3くらいで、杉井さんがレベル4くらいの強さでしょうか(批評のレベル)。あのオフ会のとき、「プロは普段もっと厳しい突っ込みを自分自身でしているに違いない」と思っていたのですが。 >しかし遠慮なしに叩いてもらう機会、というのは(略)<八神さんの書き込みより。  私の見解では、西鶴オフ(?)のときのお二方は、遠慮していたのだということになっております。恐らく、私のあまりの食の細さを見て、遠慮したのだと思います。 >辛口の少ない理由。  実のところですね。「よみかく」設立当初(そのころは、「メゾン電撃読者部屋(仮)」のようなサイト名でした)では、「詰まらない」「分からない」などの意見や印象や感想がわりと出ていたんですよ。今残っている「ログ」のコンテンツよりも、さらに前の段階です。さ○ぐささんが零一○三さんとして感想を書いたりしていた頃です。ところがですね。時間が経って、書き手の方が巧くなってきたんですね。にもかかわらず、読み手は昔のままの感覚でいるので、褒める感想が多くなったんですね。  ということだと、私は思っています。書き手の成長に読み手の意識が追いつかなかった、と。  何が言いたいかといえば、「今ほどの分解能はないにしろ、辛めの感想は存在した」ということで、もっと言ってしまえば、「このサイトは、馴れ合いサイトではないぞ」ということです。前者が新木さんへのゴカイ解きで、後者が藤極堂さんの書き込みへの私の考えです。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- サイパン No.0902 投稿日 2001年3月31日(土)18時31分 投稿者 いか もう、だめです(だから、何がさ)。 意図せず自分が考えていた内容の概容・タイトルが、本として出版されていた経験はありますか? つい最近、そういう経験があったので質問します。 私の場合、エラリークイーンだったのですが、 内容とタイトルがまさにそれだったので非常に気持ち悪くなりました。 まぁ、トリックは当然違うのですがね。 もし、そうだったら推理作家めざします(笑)。 内容だけビンゴだったのは、数回あるんですけどタイトルまで一緒となるとねぇ……。 >>新木さん@行頭の仕方 私の場合は二つに分かれています。 「連続した文章として書く場合はあける」と「文の切れ目で改行する場合はあけない」 掲示板を書くときは、後者選ぶ事が多いです。 文字が詰まって見えますし、右サイドが綺麗に改行するわけでもないので。 それに、昔の掲示板では自動改行してくれないのも多かったですからね。 小説を書くときは、逆に殆ど改行しません。 単純に、ページ数が勿体ないので(笑)。 >>紺野さん@400字あらすじ 私的には最後が×。 「〜だった」というのだけで尻切れトンボにみえるので。 オチまで書くものなので、そう思わせてはいけません。 >プロット講義 シンデレラの次(?)なのかは判りませんが、やるのならば質問があります。 愚問と思われることしか書いていませんが、 こう云うことを先にきちんと示して統一した方が後々判りやすいので。 1.物語の長さ(長編or短編?) プロになることを前提とするならば、長編の方が適切だと思いますが、 技術を高める上では「限られた枚数で、起承転結をつけつつ、さっさと終わる」 短編の方が適しているかと。 区別する必要はないかと思うのですが、4にかかってくるのであえて提示します。 2.プロットだけを見せるのか 設定、あらすじは要らないのかということです。 私は読む上で必要なので簡単でもいいので欲しいです。 タイトルはどうなるのか判りませんが、 「プロット〜」となるとプロットのみを提出されることがあり得ますからね。 3.プロットの手直し頻度 一度提出したものをどこまで直すかです。 場合によっては、何度もボロクソに云われて形になるケースもあると思います。 ある程度完璧になるまでやるのか。 二度までOKよん、などと制限を設けるのか。 自答自問して答えを出させるのか。 色々あると思うのですが、どうでしょうか。 4.OKプロットの先 OKと云われたプロットはどうなるのか。 そのまま、お蔵入りになって別のプロットを提示するのでしょうか。 あくまでプロットの練習ですので関係ないですが、 私は完成品を読んでみたいので気になります。 ここで提示したプロットで完成作品がある場合は、 申告すべきなのか。本人にまかせるのか。 >プライドとか 最近読んだ本でこんなことが書いてありました。 「神は一人であって、そのほかに神はいない」 中では色んな解釈がでていたのですが、私はこう考えました。 「神は一人であって、神は複数に存在する」と。 なんのこっちゃ。 -------------------------------------------------------------------------------- いつか使いたいな No.0903 投稿日 2001年3月31日(土)20時37分 投稿者 唯野教授 不動明王の力を借りて、燃え盛る剣で敵を斬る「不動昇枢天崇炎斬(ふどうしょうすうてんすうえんざん)」という技を思いつきました(この駄洒落、何人がわかってくれるだろう)。 >西鶴さん >プライドとか信念とか 一つ疑問に思ったのですが。 西鶴さんのプライドって、一枚岩なんですか? 私の場合、ここで何度か「作家を目指すに足る文章力を持っている」というプライドは崩されましたが、「自分は将来を真面目に考えている」とか「自分は生きることに真剣である」とかいうプライドはまったく崩れてません(いや、一応そういうプライドもあるんですよ)。 野球とサッカーの両方にプライドを持っている人がいたとして、その人が野球に関するプライドを崩されたからといってサッカーに関するプライドまで崩されるわけではないですよね? 文章に関するプライドを壊してくれるのは、実力・実績において自分より上の人であって、体や心が強いの弱いのは関係ないと思うのですけど。 西鶴さんにとって、ものを書くというのはそれほどまでに人生観に直結しているのでしょうか。 >いかさん 高校の頃、自分の考えていたアイデアが二十年も前に筒井康隆さんによって作品化されているのを知ったことがあります。その時思ったこと。 「どうしてプロの作家は僕と似たようなアイデアを僕よりはやく僕より洗練された形で発表するのだろう」 >行頭はひとマス開ける これって小学校時代、国語の時間に「作文の書き方」として習った記憶があるので常識だと思ってました。年代や地域によって教えてないところがあるのかなあ。(ってゆーか、ジャンルを問わず普通の本はそういう書式になってるはずだけど、みんなそういうのは気にしないのだろうか) シンデレラはネタは思いついたのですが、無理の無い設定や見せ方の段階で難航しています。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、あれ? 何度か見なおししたのに No.0904 投稿日 2001年3月31日(土)20時52分 投稿者 唯野教授 変なこと書いてますね。 すいません、「年代や地域によって〜」から下は見なかったことにして下さい。 ネットをやる直前にいくつか本を読んだのですが、「ネットでは慣習的に行頭は一マス開けない」とある本に書いてあったので、開けてないです。 -------------------------------------------------------------------------------- ROM(-_-) No.0905 投稿日 2001年4月1日(日)01時12分 投稿者 藤極堂 弟切 千隼さんへ >相手が「うまくなりたい」と言っている以上は、悪いところを指摘してあげる方が親切でしょう。 そして、地雷を踏むのです。(実体験) 困るのは「うまくなりたい」「悪いところがあったら言って下さい」「批評をお願いします」 なんて言ってる『上手いと思っていたい人』が実在するという事です。しかも大量に。 ああ、以前 「真摯に耳を傾けたいと思っています」 「怖がってばかりではなにも始まらないでしょう?」と言って 「あなたは言葉を字義道理に受け止めすぎます」 「あれは社交辞令です」 「言葉の裏側という物を読んで下さい」 と返して下さった方もいらっしゃいましたねえ。 その後 「変だと思ったら変だと言って下さい」とご希望されましたので 「もう二十回ぐらい私のHNを『籐極堂』と打ち間違えておられるのですが……」と指摘いたしましたら 私のHNの入っている書き込みを全文削除して下さいました。 「モニター上の漢字は読み間違えやすいので間違うのは仕方がない  それに、あなたの指摘の仕方が気に入らない。  だからあなたに謝罪はしませんし全文削除します。 藤極道さん」こんな感じの返答をしてから(笑)。 私怨&愚痴で失礼いたしました。 杉井光さんへ web上での歌詞の引用はひかえておいたほうがよろしいですよ。 それから、あきらめちゃだめですよ。 成長期が終わっても人間は大きくなれるものですよ! (←横に) 荒木さんへ プロでも、「うまいと思っていたい物書き」はおられますので 回り道も間違いもそのひとが背負うべきものであって 他人がとやかく言うものではないと私は思っています。 私は物書きなど目指していないただの一読者ですので 作者の人格がどれほど破綻していたとしても 「おもしろいお話」が読めればそれでオールオッケイです。 それから新木さんの作品は1Pたりとも拝読しておりません。 プロットと西鶴さんの反応から ギャル萌えの「ラブひな」な話かなと思っていました。 そういうのを勝手に親戚に配られるのはやっぱり恥ずかしいだろうなと妄想を。失礼しました。 >段落行頭の空白 スタイルシートを使用していない掲示板での書き込みは印刷物と比較して行間がつまって見えます。 ゆえに書物と同じ感覚で文章を作成すると全体的に画面が重く感じられます。 そういうのって読みにくいですよね? ですから(行頭の空白≒空行)で書き込んでおります。 >だから気にしないでいい。はじめからいなかったと思え。 だけどその妄想をのぞけば、とてもいい人だったりいい子だったりすることがあるから、やりきれないんですよ……。 「カラミティ・ナイト」(ハルキ文庫)を読んで寝よう。 雪村の気持ちがよくわかる……。 -------------------------------------------------------------------------------- はじめまして No.0906 投稿日 2001年4月1日(日)04時14分 投稿者 ブッチ  はじめまして、作家希望(ライトノベル系)の未熟者です。  以前からROMだけしていたのですが、ものすごくためになる  サイトですね(^^)    シンデレラ課題ですが、いくつか思いついたので書き込ませて  いただきます。             *  ブッチ1  ・お城に到着したシンデレラは城門をくぐった瞬間、庭園の美しさに   心を奪われる。  ・パーティー会場のお城の中に入らず、ただ庭園を眺めるシンデレラ。  ・パーティーの騒ぎに疲れ、庭園に逃げてきた王子、シンデレラと出会う。  ・会場に行こうとしないシンデレラを不思議に思い、声をかける王子。   「なぜパーティー会場へ行かれないのですか? 」   「この美しい庭園を見ることができました。もう充分満足しています」  ・シンデレラの純粋さに興味を持った王子は庭園でダンスを申し込む。      ブッチ2  ・初めてお城に入り、王子を見ることができて感動するシンデレラ。  ・パーティーに参加した娘達全員にケーキが一切れずつ配られる。   ケーキの中に指輪の入っていた娘だけが王子にダンスを申し込むこと   ができるという。  ・自分のケーキの中に指輪を見つけるシンデレラ。しかし羨ましそうに   見ていた他の娘に指輪をあっさり譲ってしまう。  ・一部始終を見ていた王子、なぜ指輪を譲ってしまったのか尋ねると、   「王子様にお目にかかることができた上にこんなおいしいケーキまで   いただきましたもの。それだけで身に余る幸せです」  ・王子、シンデレラの欲のなさに驚き、それでも指輪はあなたのケーキに    入っていたのだからと、ダンスに誘う。                *    これからよろしくお願いします(−−)     -------------------------------------------------------------------------------- 性格と能力と社会的地位の関係 No.0907 投稿日 2001年4月1日(日)09時40分 投稿者 弟切 千隼 これは、物書きという職業のみならず、全ての職業について言えることなのですが、 「ある人の性格と、仕事の能力と、その人の社会的地位とは、相互に全く関係がありません」。 世の中にはこの三つを混同していらっしゃる方が多いので、問題が生じることが多いのです。 最悪な性格をしていても素晴らしい芸術作品を残した方は、大勢います。逆に、仕事ができなくても円満な性格を周囲の人々に愛される方も、大勢います。学歴があり、社会的地位が高い職業に就いていても自分の配偶者や子供にひどい暴力をふるう方も、少なくないといいます。 人間の評価に絶対的な尺度などありません。人間、何か一つは取り柄があるものです。弟切千隼の場合ですと、いつでもどこでも眠れるというのが取り柄です。オフ会参加者の方々はわかっておられるでしょう。雪山で遭難したら、真っ先に眠りこけて幸せに凍死するタイプですね(爆)。 -------------------------------------------------------------------------------- むー24時間寝た No.0908 投稿日 2001年4月1日(日)11時17分 投稿者 新木 伸  レス書き途中だけど、ちと出かけるので、書いたぶんだけでもアップしておこう。続きはまたこんど。  今日は親父の納骨。 >八神さん  読んでないけど、ちらりと見た感じ。  「役に立つ」っていう意味では、西鶴君の小説のほうが高いわけです。ああいう場で皆の前で叩いて、どう指摘すればいいのかってことを、皆に見せるって意味では。  「闇の中〜」の場合、すごく、わかりやすいエラーが多いから。  時計仕掛けの小悪魔の場合、第一章の冒頭だけ見たところ、あるのはもう一段わかりにくいところにあるエラーかな。  あらすじは、ここに書いちゃっていいです。っていうか、ここに書け。  それから、叩き台として皆の役に立つだけでなく、自分の実にもしたいなら、プロットも書き出しておいたほうがいいかも。そうでないと吸収できることが目減りしてしまいます。  例の5W1H形式のプロット。  それに加えて、ひとつひとつのエピソードごとに、なにを読者に見せるつもりでいるのかっていう「狙い」を注釈なりなんなりで、書いておく。いや書かないでもいいか。自分の中で意識化しておく。聞かれたら即座に答えられるように。  たとえば雪の中を駆けている少女のシーンで、そこにあるのは「焦り」なのか「恐怖」なのか「絶望」なのか。どの種類のものを見せようとしているのか。  そもそも作者としての自分が、なにをしようとしていたのかを自覚しとかないと、叩かれても何も身に付かないから。  まあとりあえずOFFの時期は、いったん完結させて、あらすじとプロット書いて、八神さんの準備ができてからかな。 >志望ジャンル  ああ、そうか。  どこに応募するのか、なにを基準にして決めるのかということ、これを最初に話しとかなきゃならないのか。  自分にどこが向いているのかってのも、もちろん戦略としては考えるべきことではある。でも応募先を考えるときに、受かりやすいかどうかってことより以前に――いちばん最初に考えておかなきゃならない(しかし応募者の多くは見落としがちな)要素ってのがありまして……。  男の子、女の子、どっちに読ませたいの?  電撃だと、男の子読者が大多数。コバルトだと、女の子読者が多い。  デビューした場所で、しばらくは(数年ぐらい)書き続けることになる。  ちなみにこれがソノラマだったりすると、SF好きな人に読ませたいってことになる。  漫画だってそうでしょ。  女子中学生の恋心を描くマンガを、どこに応募するのか。同年代の読者(女の子)に共感を持って欲しいなら、少女漫画雑誌だよね。  恋愛物の話を書きたくて、あえて少年漫画誌にやってきて書く人もいるわけだが。(それはあえて男の子に恋愛物を読ませたいってことね)。  どこが向いているかってことより、自分がなにをやりたいのか、誰に読ませたいのかってことのほうが、最重要でしょ。 >杉井君  うむ。その歌でいわれていること。それは新木語でいうところの「信念」だな。  おお。ウンコか。それは確かにそうだよね。自分が食って消化したもの。  しかしこれ、多くのアマチュアの場合は消化するまでいってなくって、せいぜい、食べてから胃の中で溶かしかけた程度のものだよ。  ってことは、ゲロだな。  杉井君の「クリスチャニア」だって、あれゲロだろ。夕飯に食ったのは、「エヴァ」かい?  よくみるエヴァ臭いものって、ゲロばっかだな。せめてウンコまでいってくれれば、それはそれで、プロの芸としてお金が取れるのだが。  MTGは、わしはまだインタラプトがあった頃にやってたなぁ。みやびさんはまだやってるのかな?  そういえばこのあいだの温泉OFFには、日本代表で世界大会に行った人間が来てたっけ。  そういえば、デッキ構築の能力と、話を組み立てる能力には関連があるという話も。  作家でMTGハマった人は多い。またハマってない人をハメるときにも、話の組み立ての応用で説明すると、すぐ通じる。  話全体のコンセプトと、デッキのコンセプト。  エピソードの取捨選択と、カードの取捨選択。  この対応関係が似てるから。  このデッキは何のデッキなのか。高速燃焼デッキなのか、小物増殖デッキなのか。  この話はなんの話なのか。主人公が裏切られて汚されて救いなく終わる話なのか。健気すぎるほどの女の子が助からなきゃいけない話なのか。  まず自分のデッキが何物になるのか知らなくては、デッキなんて組めんだろう?  どのカードを入れればいいのか、何枚くらい入れればいいのか、それさえも判断つかんだろう。  だから素人は、青白赤が混ざって、小物と大物と、燃やしと強化とカウンターが入ってるデッキなんてわけワカメなものを作ってしまう。「どうしてここに、カウンターが入ってるの?」って聞いてみると、「だって前の対戦でカウンターにひどい目にあわされて、自分もやってみたいと思ったから」とか、とほほな答えが返ってくる。  どう? レベルアップのファンファーレとか、鳴った?  このくらいじゃ、まだ鳴らんか? >間に合わなかったら  いいや。  間に合わなかったら、いちばん初めの原稿で応募するんだよ。  だめだってわかりきっている、あれで行け。あのままで行け。  間に合うか? とか、そんなこと考えてるようじゃまだ甘い。  なんとかするの。無理でも不可能でも、やるの。  自分の限界を越えてるかどうかなんて、んなこたぁ、どうだっていいの。実力を越えててでもやるの。  やれ。 >自動改行のこと  紺野さん。ようやくわかってくれましたね。(^^;  そう。ここは自動改行が入るのです。っていうか、自分で作ってる掲示板CGIだから、入らないようにしとくはずもありません。  掲示板って自動改行しないところもありますね。  そもそもHTMLの仕様っていうか、ブラウザの機能っていうか、そのあたりで長い一行は自動的にブラウザの横幅に合わせて折り返されるっていうのが、デフォルト動作として決まっているんです。  それをわざわざ、無効にして、長い一行でも改行入れずに見せるようにしている。  PREタグっていうんですけど。これを入れてる。  インターネットが始まって、はじめのころにあった掲示板のいくつかが、そんなタコな仕様を持ってました。いまでもけっこう生き残ってますよね。  自動改行してくれない掲示板だと、長い一行は、どこまでもどこまでも右の方に伸びてゆく。  ちょうどそのころに掲示板をはじめた人が、それに慣れちゃっていて、体に染みついてしまっているということかな。  いか君の話が、すごくわかりやすかった。自衛の手段なわけね。書いてるときに、とにかく「。」が入ったところで改行しておく。そうするとアップするときに改行入れたりしなくていい。ふむ。それは効率的だ。  パソコン通信のころって、アップする前には、自分で改行入れてました。  あのころは別の理由から。半角255文字(全角127文字)を越えると、そこから後ろは、ぶっつりと切られてしまうんですね。そういうホストが、多かった。  だからエディタでマクロ組んだりして、アップする前に改行入れてた。さもなければ自分で手動で入れたりとか。パソコン通信をやるには通信ソフトがあったから、そいつが入れてくれることもあったかな。  うちのエディタには、キー一発で、78文字目で改行入れてくれる(禁則処理付き)の マクロを組み込んでます。たまに自動改行してくれないところがあるもので。  でもその掲示板、運営ルールとして「適当なところで改行入れるように」とか書いてあるんですよね(笑)。レンタルかなにかで、プログラムの修正ができないのかな?  そういや弟切さんって、カプラーの時代からパソ通やってた人だよね。  行頭に空白入れないのは、なぜ?  唯野君のケースは、論外だな。「たわけ」ってやつ。  物の本にそう書いてあったとして、その根拠が正当かどうか、自分で考えて採用したわけかい? >西鶴君  うん。じゃあやめとく。  ようやく西鶴君のなかの「譲れないもの」に突きあたったようだ。それが成果ってことで、こちらとしても目的はそれなりに達成だし。  プライドぶっ壊すのが目的じゃない。それはあくまで「手段」でしかないから。  西鶴君の場合。自分の尊敬する三人が持っている「それ」と、自分がいまもっている「それ」が同じレベルであるとは、思うことはできないわけね。そこは自分の中で譲れない。ごまかせない。 >よみかく設立当初の辛口の批評  その手の辛口の批評。具体的に、誰と、誰がやっていたわけ?  実際は、三枝さんひとりなんじゃないかと思う。  三枝さんは、それができた人だから、いまプロになってるんでしょうが。結果が証明している。  また三枝さん以外にその批評ができた人がいたとしても、いまその人は、よみかくにいないんじゃないかなぁ。ここでやってても意味ないと考えて、どこか他にいくなり、自分だけでどうにかすることにしたり。 >藤極堂さん  「地雷を踏む自由」ってのは、ないのでしょうか?  それこそ、積んで置かなきゃならん苦労だと思うのですが。  あと、ええと……。  前々から何回かあって、気になってはいましたが、まあどうでもいいことなので、わざわざ言うこともないと思っていたことですが……。  今回、タイムリーなことにハンドルネームの間違いのことが出たもので、書きます。  「新木」と「荒木」、間違えてますよ。  それからHNの間違いのケースで出している「藤極堂」。これ、書きこみ者名のハンドルネームと同じなんですが……。  どちらかが、間違いですか?  間違っているのは、書きこみ者名のほうか、間違いのケースとして出した「藤極堂」のほうか、どちら?  ここでわかるのは、藤極堂さんが、書きこみをアップする前に一度も見直していないということ(仮に見直していたとしても、間違いに気づいていないので意味がない)。  アップ前に見直す習慣を付けたほうがいいですよ。  最低でも1回。できれば3回。  それから、読んだことがないと告げるとき、「1ページたりとも拝読してない」とかくると、慇懃無礼という形の失礼な言葉になってしまいます。  悪意を込めずに事実のみ書くつもりなら、「新木さんの作品はじつは読んだことがない」と書けばよいのです。  ギャル萌えのどこがいかんのですか?  「ラブひな」のどこが恥ずかしいのですか?  あれだけ徹底して「ギャル萌え」を追求し、「パターンを踏む」ということに執念を傾けている作品を、私は他に知りません。  いや、読み飛ばしてるけど。(^^;  あそこには「信念」があります。  自分と同じプロの仕事として、敬意を持ってます。  ただそれと個人的な好みとは別であって、読んでやいませんけど(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- >その根拠が正当かどうか、自分で考えて採用したわけかい? No.0909 投稿日 2001年4月1日(日)13時27分 投稿者 唯野教授 ? ? ?  あの……「慣習」ってのはそもそも効用度外視のもので根拠に正当もへったくれも無いと思うのですけど。日本語を書くとき、普通上から下に、左から右に書いていきますけど、これって何か正当な根拠ありますか?(特に縦書きの場合、改行を左に持ってくるのは明らかに理にかなっていない) 本にそう書いてあったし、自分が見たいくつかの掲示板でもその通り行頭に空白が無かったので「ああネットではこういう書式を使うものなんだなあ」と理解し、今までやってきました。 新木さんの言い方は、逆に言えば「根拠が正当であればどんな書式も採用していい」と聞こえます。しかしたとえば、「俺はこの書式が一番だと確信したー!」と言いながら行頭を十二マス空けて書き込んだりしたら、その度に「あんた何やってんの? しばらくROMって常識身につけてから書きこめ厨房」というお返事が来ると思うのですが。 -------------------------------------------------------------------------------- いや… No.0910 投稿日 2001年4月1日(日)14時15分 投稿者 はせがわみやび >>自分が見たいくつかの掲示板でもその通り行頭に空白が無かったので  ってゆーのが、「根拠のひとつ」なんじゃないかな。  もし、本に書いてあっても、誰も採用していなかったら自分でも採用していないでしょう?  ただ、「どーしてこういう慣習になっているのだろう?」って「もう一歩踏み込んで考える」のは、「作家としては」大切です。  だって、それでネタひとつ拾えるもんね。  あと、もうひとつ。  「逆は真」とは限らないので、相手の言ったことの逆を瞬間的に頭の中で考えてボツ出ししないほうがいいよ。いや、発想法としてはツッコミ考えるときは有効なんだけど。  でも、自分で考えて反論してくるところは良しだなあ。  ★  ほんとは作家だけに必要なんじゃないけどさ…。盲目的に慣習に従う人間が多すぎると社会は変化しないもんなあ…。  うーん、これネタにお話つくれないもんかな。  めちゃめちゃバカバカしい慣習社会があって…。社会じゃ大きすぎるか。学校にしよう。  校舎に入るときは右足から、とか。  今の常識ともちがうほうがおもしろいかな。  そーいう慣習(あくまで、慣習なので、生徒手帳にも書いていない)が事細かに決まっている学校があって、誰もそれをヘンだって疑っていないんだな。ところが、友人に押されてたまたま左足で入ってしまった少年がいて。異端扱いされちゃう。  そこから疑いをもった少年が…いや、まだ、平凡だなー。もっとバカバカしくすれば、シナリオのネタにはなりそうな気が。  あ、話がそれた。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出 No.0911 投稿日 2001年4月1日(日)18時39分 投稿者 山内 涼 OKになったシンデレラ・・0人 ダメだったシンデレラ・・・0人 連れてきたシンデレラ・・・3人  まとめて出したいんですが、非常に思いつくスピードが遅いため、そんなやついたかと忘れられないよう、こまごま出してます。  今日も二人。  採点、よろしくお願いします。 山内4(視点:シンデレラ) ・カボチャの馬車に乗ってお城に向かうシンデレラ ・会場に着いてみると、まだ舞踏会は始まっていない ・ほっとするシンデレラ ・何が始まるのか、わくわくして待っているが、舞踏会は一向に始まらない ・会場には招待客ばかりで王族がいない、テーブルの上には料理もない ・次第に人々が騒ぎ出す ・不安になるシンデレラ ・周囲の怒りが頂点に達しそうなころ、ようやく料理が運ばれてくる ・(すぐ来る予定の)楽団が到着するまで料理をと給仕に言われ、先を争い料理に手をつける人々 ・シンデレラも空腹だが、料理をとれる隙間がない ・みなが満足してテーブルの開くのを待つ ・まもなく王や王子がやって来る ・とつぜん人々がばたばた倒れ出す。 ・あとから来た王族と、給仕たち以外、立っているのはシンデレラのみ。 ・倒れた人に駆け寄るシンデレラたち ・侍医がよばれ、診察の結果、みな眠っているだけと判明、原因が運ばれてきた料理にあることがわかる ・主催者側とともにほっとするシンデレラ ・王子が近づいてきて、あなたは料理を食べなかったのですか? と問う ・みんなが食べたあと、ゆっくりいただくつもりでしたと答えるシンデレラ ・二人が会話しているうち、遅れていた楽団が到着する ・せっかくですから、かえの料理ができるまで、一緒に踊りませんかと王子に誘われる。 ・うれしいが、自分だけ楽しんでは他の人に悪いと断る ・眠っている人達は、起きてからあなた以上にもてなし、楽しんでもらいますと王子 ・それならと、うれしそうに応じるシンデレラ ・二人だけのダンスパーティーが始まる ・眠った人々は朝まで起きない  無欲・・・○欲がない  と考えたとき、○の中に「食」が入るのは結構出てるし、せー欲はまだまねっこ言われそうなので、眠らない(睡眠欲がない)シンデレラを考えたんですが……無欲になるようにはしたつもりですけど、ダメですか、やっぱり。 山内5(視点:シンデレラ) ・カボチャの馬車でお城に向かうシンデレラ ・お城につくと、カボチャの馬車がもう一台とまっているのを発見する ・さほど気にせず会場に向かうシンデレラ ・中にはいると、自分そっくりのドレスを着た少女が王子と踊っているのを発見する ・シンデレラの目にもなかなかいい雰囲気にうつる二人 ・若い女たちは二人をにらんでいる ・憧れていた舞踏会に来られたことで、ぼーっと隅っこに立ち尽くし、それらを見つめるだけのシンデレラ ・シンデレラのうしろに、突然魔女があらわれ(他の人には見えない)、王子と踊っている少女も、魔法のドレスを着ていることをシンデレラに教える ・怒ったようすでどこかに話しかけると、もうひとりの魔女登場 ・シンデレラに魔法のドレスを着せた魔女(以下魔女A)が、あとからあらわれた魔女(以下魔女B)に、邪魔をするなと文句を言う ・シンデレラにしか見えない二人の魔女は、互いに自分の選んだ娘を幸せにするため喧嘩を始める ・舞踏会に来られただけで幸せですからと、二人の喧嘩を止めようとするが、それっぽっちのために魔法を使ったんじゃないと、魔女Aにおこられる ・必死に喧嘩をとめるシンデレラは、周りから見ればひとりで騒いでるようにしか見えない ・なにごとかと気になるのか、一曲踊りおわった王子と少女がやってくる ・どうしたんですかと問われ、答えられないシンデレラ ・少女は事情を飲み込んで、知らんぷりのようす ・もう一度踊っていただけませんかと王子を誘って去る ・魔女二人の喧嘩は、魔女Aの勝利におわる ・魔女Bが消えると、王子と踊っていた少女のドレスも薄汚れた服に戻る ・驚いたようすの王子の前で、泣きながら会場を出ようとする少女 ・少女を呼び止め、これを着てと、自分のドレスを脱いで差し出すシンデレラ ・信じられないといった顔でシンデレラを見たあと、泣きながら首を振ってかけ去る少女 ・ドレスを着なおすシンデレラに、王子が近づいてくる ・どうして自分のドレスを脱いでまで、少女に優しくしたのか尋ねる王子 ・優しくしたわけではない、自分のドレスも魔法のドレスだから、他人に貸してもちっとも惜しくないし、下着姿もあの娘と同じいつもの服よりは恥ずかしくない、何よりあの娘に幸せになって欲しかったと答える ・あなたは幸せになったんですかと訊かれ、ここに来られただけで充分にと答える ・あなたと踊れたらわたしも幸せになるかもしれませんと王子 ・シンデレラ、喜んで王子の願いを叶える  視点の統一などに気をつけて、山内1でやったライバル編の第二弾を作りました。  無欲になってるかなぁ。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑伎団 No.0912 投稿日 2001年4月1日(日)21時02分 投稿者 いか もう、やぶかぶれ(なにがなんだか)。 >掲示板の書き方 国語の時間、「?」の使い方を教えてもらいましたか? 私は教えて貰った経験がありません。 最近こそ、近代文学の作品を取り上げるようになりましたが、 昔の作品では「?」を使うような作品を取り扱うようなことはありませんでした。 (私だけかな?) だから、正確な使い方を知らぬまま育ったため 「疑問形の最後に「?」つかえばいいや」 そんな抜けたことだけを考えていたわけです。 本来ならば「?」のあとは、スペースを空けるべきでしょう。 少なくとも、近代の作術方法では。 それは一体なぜか。 これの答えは掲示板の書き方にも当てはまります。 行頭を空けないのは改行しない掲示板が多かった現状が理由でしょうか。 そうした上で、見やすい形が生まれたのだと思います。 ま、自動改行しいないんだから、一マス空けたところで意味は無いですしね。 私はそれなりにネット歴が長いものですから、 自動改行することが判っていてもこの癖は直りません。 直す必要がないと思っているからなんですけどね。 箇条書きのときは意図がない限りスペース空けないのと同じことです。 この書き方の時は、ある程度考えて書いているんですけどね。 「。」「、」を上手くかかないと、改行しても見にくくなりますので。 で、「どうして行頭空けないの?」という質問の意味はなんでしょうか。 「行頭空けるのが、小説の上での基本なのになんでかなー」ではなく、 「単純に見にくいから、ポリシーでもあるんか」のようなものだと思います。 キーワードは「見にくい」です。 決して「改行をあけなければいけない」ではありません。 行頭を空けた方が見にくい場合もあります。 私のような書き方では、環境いかんでは行頭を空けると見にくくなります。 (私の環境は1800*1440なんで、文字サイズ[大]にするから見にくいのですよ) (もちろん、フルサイズにはしませんけどね・笑) しかし、連続して文を連ねる場合は見にくい。 文章の頭を見失うことがありますからね。 見失うのは、ちゃんと文章を読んでいないからという反論は勝てませんよ。 スクロールすると見失うことがありますからね。 これはホームページを作る上でも、文章を書く上でもそうでしょう。 誰かに読ませることに対しての「親切」が大事なわけです。 そうじゃなかったら、自慰行為と同じです。 やっぱり相手との(自主規制)。 頭おかしいので、最後の部分はほっといて下さい(おい)。 オチが最低。 >新木さんったら@見間違い HNの間違え、新木さんもしていますね。 ”藤”極堂さんと”籐”極堂さん。 草冠と竹冠が違うわけです(漢字で書くとなんか妙ですね)。 ほらほら、新木さんも間違えたらいけませんよ。 説得力が無くなってしまうので(笑)。 どーでもいいことですが、「ラブひなを莫迦にするなー」。 あんなに素敵な漫画がどこにありますか。 え、なにが? えーと、しのぶちんが(以下略)。 今日の私はなにか、おかしいみたいです。 あらかじめ云っておきますが、ロリじゃないですよ。本当に。 -------------------------------------------------------------------------------- はっはっは。ああ情けない No.0913 投稿日 2001年4月2日(月)00時52分 投稿者 新木 伸  『籐極堂』と「藤極道」  名前間違いの掲示板の話、ちゃんと文字違ってましたね。  すいません。失礼しました。忘れてください。  あ、でも読み直しの件については、やっぱりしたほうがいいですよ。藤極道さん。 >唯野君  うん。言ってる根拠はわかった。  でも「いくつかの掲示板」じゃ、まだ弱いんじゃないかな。根拠としては。  本に慣習だと書いてあったのも、疑わしいとか、まずそう思わん?  慣習だとか、理由なく決めつけるタイプの意見って、まず眉唾で見るのがノーマルなスタンスだと思うが。  日本語の書く方向か。  昔は横に書くときは、右から左に書いたんだよね。明治か大正あたりに、英文が入ってくるころになって、統一するために左から右になったんだっけかな? 正確なところは知らない。いま書いたこれも、間違っているかもしれない。  あと縦書きが、右から左に向かう理由。巻物があったせいじゃないかと推測している。巻物を引いて開くとき、右手で引くほうが引きやすいから。まあこれも自分が推測しただけ。間違っているかもしれないけど。  日本語の書き順に関しては、別のスタイルを取る人はいないわけでしょ。  だけど掲示板のスタイルに関しては、別スタイル取る人は本当にいなかったのかい?  最初のいくつかの掲示板ではいなかったのかもしれないけど、どこかの時点で、そうでないスタイルの人と出会ったりしなかったの?  そのときに、昔考えたことをもういっぺん考えて、このスタイルでいいのかな。慣習って書いてあったけど、あの本の作者が勝手に慣習だと思いこんでただけなんじゃないのかな? とか疑問は出なかったの?  慣習だからって、すぐに思考をストップさせてしまう癖は、それ、やばいだろ。  作家目指す人間としてはさ。 >ラブひな  読んでないけど、しのぶちんは見てます。萌えです。  ちなみにわしはロリの人です。  でもはるかさんもいいです。 >いか君  わしの質問の意図としては、「自動改行しないのは、なにかポリシーがあってのことに違いないはずだが、なんだろう?」あたりかなぁ。ちなみにポリシーなくやっているなんてのは、はじめから想定してない。もちろんだ。  だから唯野君の最初の書きこみあたりで「本に書いてあったから」とかあると、「たわけー」となる。  いや、次の書きこみで、それなりの根拠があることはわかったが。  ちなみに最初に疑問に思ったときには、「行頭に空白いれると、デコボコして見にくくなるからかな?」ぐらいのことしか考えつかんかった。  ふむ。1800×1440ぐらいの環境だと、行頭に空白入れる――つまりわしのような書きこみのスタイルって、見にくくなるってこと?  うちの奥さんのマシンが、その画面サイズあるから、あとで試してみよう。  あと行頭を空けない掲示板が多かった――ってことにも、なんらかの理由はあると思ってる。偶然だとか、みんなタコだったからとか、それってうまい説明ではないだろうし。  仮説その1。  インターネット黎明期の掲示板システムを作った人は、パソコン通信をやっていた人たちだった。パソコン通信では、各自がアップロードするときに半角76文字目改行あたりで改行を入れてくるのが、あたりまえだった。しかし自動改行をする掲示板システムでは、そういう人たちの書きこみは、逆に見づらくなってしまう(紺野さんの以前の書きこみみたいに)。  だからプログラマは、防衛策として、自動改行の入らない形式の掲示板を作らざるを得なかった。  でもインターネットが普及しはじめるにつれて、パソコン通信をやらなかった人たちが大勢参入してくる。  その人たちは書きこみ前に自分で改行を入れる「成形」という作業は特にやらない。そのかわりに一行の終わりの「。」がくるたびに手動で改行を入れる癖をつけていった。それは自動改行を入れてくれない掲示板システムに対する自衛策。  となると、行頭に空白を入れても意味がない。したがって入れなくなる。それが多数派を占めるようになったのが、現状である。  ……あたりかな。  仮説その1ね。 -------------------------------------------------------------------------------- >>紺野さま No.0914 投稿日 2001年4月2日(月)03時45分 投稿者 はせがわみやび >>400文字あらすじ感想  だいぶわかりやすくなっているのですが、まだ、わからないところがあります。  物語内でのオリジナルな設定は、ぽんと出されても理解できないです。 >>自分の感情を自覚できず意志決定も白羽に頼っていた申人は、それ以来形見の刀の意志に引きずられて殺戮を繰り返す。 ・刀が意思を持っている、というのは独特な設定ですよね。だから、まず刀が意思を持っていたってことを書いておかないとわからないです。  たぶん、   1.申人は自分で自分の意思決定ができないひとだった。   2.授けられた形見の刀は、自らの意思を持っていた。   3.刀が、白羽の代わりに申人に意思決定を促した。   4.その意思は、殺戮を好むものだった。  みたいな流れだと思うので、それがわかるように書いて欲しいです。  まあ、だとしても、なんでそんな刀を白羽が与えたのか、理解に苦しむのですが。白羽は何を考えて、刀と紅玉を渡したんでしょう…。 >>申人も刀の強い意志を持て余していたので、 ・「自分の感情を自覚できず意志決定も白羽に頼っていた」申人が、刀の意思を持て余す、というのがピンとこないです。  もてあます=処置に困る。取扱いに苦しむ。手にあます。(広辞苑) ・殺戮を繰り返していた申人にとって、斉が例外だった理由は? なぜ、申人は、斉を殺さずにいっしょに旅ができるのでしょう? >>人々が持っていた紅玉が神殿に集まった結果、 ・申人以外が紅玉を持っていた、という記述はないです。 ・神殿に古代兵器が封印されていた、と書いてあって、兵器は申人であった、って良く分からない理屈です。じゃあ、兵器が動いているとき、申人はどこにいるんでしょう? いきなり消えちゃったんでしょうか?  それと、兵器が封印を解かれた→人々はなすすべがない、とくるのは飛躍しています。  自動で動く兵器で手当たり次第に殺戮を始めた、みたいな記述があれば別ですケド。  ★  これはあらさがしか? な感想 >>砂漠と山脈に守られた荒野 ・荒地って、荒れ果てた土地ですよね。それが「守られた」ってヘンじゃないですか? わざわざ荒野を保存しているように読めます。ふつうに、砂漠と山脈に囲まれた荒野、じゃダメなのかなあ。 みやび -------------------------------------------------------------------------------- 一文字違いで大違い No.0915 投稿日 2001年4月2日(月)09時49分 投稿者 弟切 千隼 昔、結婚式に「お祝い」電報を送ろうとして、「お呪い」電報を送ってしまったという実話がありました。送った側と送られた側はそれがきっかけで絶縁したそうです。 いやしくも物書きを志す者は、文字には敏感にならなければいけませんね(自戒を込めて)。 私が、書き込みの行頭に空白を入れない理由は; 以前、たまたま私が出入りしていた掲示板で、そうするのが「慣習」になっていたところがあって、そこで行頭に空白を入れていたら「読みにくい」という苦情をいくつもいただいたので、以来行頭には空白を入れないようにして書き込んでいました。 でも、文章が長くなって、塊になってきた場合には、やはり行頭を一文字下げた方が読みやすいですね。 「日本語の縦書きはなぜ右から左へ書くのか」については、新木さんの「巻き物起源説」が正しいと思います。多くの人は右手に筆記具を持って書きますから、左手で巻き物を広げつつ、右から左へ書いてゆくのがやりやすくて自然な訳ですね。 はせがわさんへ > くだらない「慣習」のある学校の話、実は私にとってはある程度真実味がありました(^^; というのも、かつて私が在籍していた高校には、あまりにもくだらない「校則」がまかり通っていたからです。 あまりにもおばかな校則なので、本当はここで詳しく皆さんに披露して一緒に笑っていただきたいのですが、それをするとまたここの掲示板の趣旨から外れてしまうためやりません。御興味がおありなら、今度オフでお会いした時にお話しします。 エイプリルフールに「強欲なシンデレラが王子さまに見初められるお話」をここに書こうと陰謀をめぐらしていた−それほどのものですか(笑)−のに、忘れていた弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点とか No.0916 投稿日 2001年4月2日(月)14時48分 投稿者 新木 伸 >山内さん ・山内2  ボツ。  うーん。まあ無欲要素は、あるっていえばあるんだけど……。  「着飾りたい欲」が少ない系ね。  入っているとしても、せいぜい2割。  ほかにも「舞踏会に来れてウキウキ」の要素があって、こっちのほうがまだ多い。3割ぐらいか。  合わせても5割。  残りの5割は、なんでもないどうでもいいことに費やされている。  薄い。  ボツ。  あとこれはボツの理由には直接関係なくて、細かいところ。  ドレスを汚したら、男の側から言い出すのが普通でしょ。だいたい王子の側だって走っていたわけだ。……っていうか、このケースだと、ドレスの女性にくらべて動きやすい格好をしているはずの男の側が、悪くならない? ・山内3  ボツ。  これも山内1のときと同じね。なんでもかんでも詰め込もうとしてる。  短くしてこないと、次からは読まんでボツ出しますよ。  料理をすこし食べるシンデレラなのか、オヤジの教えてくれる裏技を断るシンデレラなのか、王子に自慢話をしないシンデレラなのか、どれかひとつにポイントをしぼるように。 ・山内4  前提を付けて、OK。  短く書き直してくること。  その書き直したバージョンで「無欲」が残っていたら、OKとしましょう。 ・山内5  ボツ。  ドレスを他人に譲るということを書くために、なんでこんな長ったらしいエピソードが必要なのか、まったくもって不明。  「ドレスを他人に譲るシンデレラ」系で、短くしていたらOKだったかもしれない。でもボツ。  再提出不可。 >ブッチさん  いらっしゃーい。 ・ブッチ1  ボツ。  「シンデレラの純粋さに興味を持った王子は〜」と、自分で書いてるじゃないですか。 ・ブッチ2  ボツ。  これ構図としてはOKともいえるパターンではあるんですが……。(実際、これで超甘めのOKを出すこともあります)。  ブッチさんは、厳しいめにしておいたほうがよいようですね。  いまのままだと、なんだかぜんぜん、無欲に見えません。  「王子とまったく踊る必要のなかったシンデレラ」ですね。  あっさり指輪をあげちゃ、いかんでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- あらすじ課題とか No.0917 投稿日 2001年4月2日(月)14時48分 投稿者 新木 伸 >紺野さん  800字版。やり直し。  まだ「世界を血で染め赤く焼いた」とかある。「人々は強大な力になすすべがなかった」とかある。  400字版のほうは、だいぶ良くなってきた。  これも書き直し、よろしく。  みやびさんがもう指摘済みだね。ぼくのもだいたい同じところ。  ……とか言ってはしょるわけにもいかんか。  重複しないことで、書きます。  ちなみに僕もみやびさんも、「ストーリー章割り」のほうは考慮しないで書いている。実際には読んでいたとしても、「読まなかったこと」にして指摘しているってことね。  紅玉のことにしても、「ストーリー章割り」のほうには書いてあるよね。でもそれが話にとって重要なことであるなら、400字版のあらすじには入ってこなくちゃならない。もしくは、400字版には入れないけど、800字版のほうには入れる。そのぐらいの重要度だというなら、それはそれでいい。でもそういう場合は、400字版のほうに、いきなり「人々が持っていた紅玉が神殿に集まった結果」……とか、そういうふうにチラッとでも登場させない。まったく出さないようにする。  400字版で残るもの。それがおおむね骨ということです。  削れてしまったものは、そう大事なものではなかったということ。  400字版からいろいろな話に展開できる……ということは、じつはいまの話の展開というのは、はじめに思いついた1パターンというだけで、それで行かなければならない必然性がなかったということ。そう思うように。  800字版のほうの指摘。  斉のほうの刀の不調って、なに? 切れ味が鈍くなるということ?  なぜ研ぎ師で直せるのだろう? まあ切れ味が鈍くなったことなら、そりゃ研ぎ師に持ってゆくのは当然だが……。  でも申人の刀の不調は、研ぎ師に持っていけばわかるだろうってほうは……なぜ?  この世界での研ぎ師という存在は、刀に超自然的な力でも封じることができるものなの? だとしたら特殊設定だから、それは書くべし。400字版では無理だけど、800字版なら、そのぐらい書けるだろ。  あと刀を研ぎ師に持っていったとき、刀に宿る精霊に問題があることがわかるとあるが、それよりもまえに、まず精霊の宿っている特殊の刀であることが判明するのではないだろうか?  この世界の刀には、どれも精霊が込められているものなのだろうか? >西鶴君  そうそう。  もしなんだったら、「闇の中で振り向けば」のあらすじ、紺野さんと一緒にやってみない?  400字版と800字版。  ついでだから、ちゃんと書けるようになるまで、紺野さんと一緒に叩いてあげるけども。 -------------------------------------------------------------------------------- そのほかの話題 No.0918 投稿日 2001年4月2日(月)14時49分 投稿者 新木 伸 >よみかくの自己申告制度  うーん。あれってうまく働いてるのかなぁ。  だってみんな「レベル3」じゃん。  本当は褒めてほしいだけの人が「レベル3」とか言ってたりする。そう言っておかないとカッコがつかない。うわべだけのファッションだよな。  昔、ぼくが出入りしていた「小説ボード」というところでも、「プロ宣言」って制度があった。自分がプロ志望であることを宣言した人には「遠慮なし」って、そういう制度ね。  宣言した人がどんなつもりでいるかには関わらず、まわりはそのように扱うわけ。  ファッションでやった人は認識の甘さを思い知らされるわけだ。言葉に偽りなしの人なら、べつになんということもないけども。  すくなくとも、書き手の段階を計る指標には使っていなかった。  本人の言う「本気」が本物かどうか、ふるい分けをするために使っていた。 >杉井OFFでやったことと、やらなかったこと  杉井君の「クリスチャニア」への指摘でもって、誰もやらなかったことが、ひとつある。  杉井君は、あの話でやりたかったのは、「救いなく終わる話」なのだと言った。  そのことに対しては、誰も突っこまないのね。  突っこむのは、別なほう。「少年が汚されて裏切られて、どん底まで落とされて〜とかいう話をやりたいのはわかった。でもこんなのじゃまだ、どん底まで行ってないじゃないか」とか、そういう方面の指摘ね。  あと僕は言わなかったけど、他の人で、こういうことを言った人はいた。  「その路線がダメとはいわない。でもその路線じゃ「食えない」。これは実際にそういう路線をやって、食えないことを思い知ったその人だから言える言葉。わしははじめからその路線はやってないから」  本人のやりたいことまで、否定はしないのよ。っていうか、それは他人がどうこう言えるものじゃない。決して言っちゃいけないところ。  だから言うのは、やりかたがヌルい――ということ。そのことに関してのみ。  西鶴君のときだって、「女の子が嫌悪していた自分を見つめ直す」という、その点に関してはなんも言ってないでしょ。指摘したのは、やりかた、手法、その他についてのみ。女の子が人間になってない――というのも、手法に対する指摘のひとつなわけだ。 >カウンター入れちゃう話  補足があった。  デッキ構築初心者に「どうしてカウンターが入っているの?」「だってこのあいだカウンターやられて悔しかったから」の別パターンの話。  「どうしてこのキャラ、綾波なの?」「だってこのあいだエヴァで見て、萌えだったから」  ※注:綾波。心を持たない(自我が薄い)キャラ全般。  綾波出すのはいいけれど、出すなら、作品における「必然」を意識して出そうねってことね。 >指摘してたり、要求したりしてること  紺野さんに400字でまとめさせたり、杉井君に筋の通った話を要求したり、唯野君に自分の頭で慣習の根拠を考えろと言ってみたり、山内さんに短く書いてこないと次からはボツとか言ってみたり……。  すべて、「可能と思われる」から言ってることです。  いま現在、手の届く範囲内にあって、「執念」次第で可能と思われること。  明らかに無理なことは、言ってやしないでしょ?  西鶴君に「人間を描け」とは言っても、「魂の降りたキャラを書け」とかはさ。 >タイトルやら内容やらのかぶり  んー、ままあります。  パクる意志はなく、でも偶然かぶってしまうということね。  「自分以外の者は絶対に考えもつかないようなことをやる」――というのもひとつの手ではあるけども、そうそう、そんなものばかり出てくるはずもなし。  偶然だったと諦めるか、そんな人の考える程度のものしか考えつかんかった己を叱咤して研鑽に励むか、それはまあ人それぞれでしょう。  この業界、やっちゃったもんの勝ち。  これは動かぬ事実。  アイデア商売って、そういうところあるよね。科学の研究とか、発明とか、ベンチャー企業とか。  ちなみにしたたかな人というのは、先にやられていることを知っていても、平然と出してきます。  ぼくなんかは、先にやられてると出せないくちだけど。 >次の課題  ん? 短編やるって、言ってなかったっけ?  長編はやらんよ。まだ。  課題が短編のプロットなのは、ひらたくいうと、「長編を書くレベルに達してない」からね。  たしかに現状では、プロで食ってゆくには長編でないといけないわけだけど……。  短編のひとつを満足にこなせるようになってから、やりましょう。  また自分は「長編に取りかかるレベルが充分にある」ということなら、短編のひとつをちゃちゃっと朝飯前で仕上げてみせて、それで証明しましょう。  だいたい杉井君だって、短編、派手にすっ転んでるじゃんか。「火星に誓いの口づけを」とか。  設定とあらすじも、もちろん見せる。実作業としては、まずあらすじからかな。  紺野さんみたいに、800字版やら400字版やら、サイズを変えて何通りか出してもらうことになると思う。もちろんリテイクあり。わからんものが出てきた場合は、わかるようになるまで、何度でも果てしなくリテイクはかける。  タイトルは必要ないけど、識別するために、仮題でもなんでもいいから付けておく必要はあるね。  プロットの完成度。  まあ練習だから、それほど厳しくはやらないつもり。  ここでいう「厳しく」っていうのは、「商業レベルを満たすまで」って意味ね。そこまではやらない。でも話に筋が通って、意味を持つようになるまでは、やる。  基本方針としては、こちらは指摘をするだけ。「ここがわからない。ここが意味が通らない。ここで○○はなぜ、こういう言動を取ったの?」  説明してもらう。はっきりしないところには、自分で考えて、筋を通してもらう。  直しの具体案に関しては、もちろん、すべて自分でやってもらうことになる。どう直せばいいのかとか、こちらからは一切具体的なプランは言わない。  リテイク回数に上限はなし。  ちゃんとしたものを出してきたら、一回で通過するわけだが。  ちなみにわし個人の好みは、ここでは関係ない。「○○が××という話を書きたい」という本人の意向は尊守する。たとえそれが、わしの嫌いなタイプの話だったとしてもね。  ……そのつもり。まあみやびさんもいるから、そのへんは心配なかろう。  OKプロットになったら。  もちろん、書くでしょ。  書きあげたあとでも、おそらく数回、リテイクとリライトの指示はあるでしょう。  また上記のように、きっちりプロットを書いてあっても、それでもなお、プロットレベルで修正したいとか、そういうことが出てきた場合……もちろんプロットから直す。それはやっていい。  いいんだよ。練習なんだから、多少効率が悪くなったってかまうこたぁない。そのうちプロットを一度書いたら、もう直さなくてすむようになるから。  んで、とりあえず短編1個書きあげるのが、目標ね。  まあ早い人でも1ヶ月ぐらいはかかるんじゃないのかな。  もちろん途中経過のすべては、ここなりどこなりで公開する。プロットやら原稿やらのリテイクが出た途中バージョンも、すべて公開。  それ原則ね。  完成したのをどこかに応募するのは、それは本人の自由。  あ、原稿のほうの途中バージョンとか完成バージョンとか、理由があって公開したくない人は考慮します。「hpへの掲載は未発表作品」とみなされないところもあるわけだし。  しかしまあ、練習作を応募してもしかたないって話もあるが。 >唯野君  うん。「生きることに真剣」と「将来をまじめに考えている」のプライドのほうは、べつに関係ないもの。生きることに真剣かどうかということと、将来を考えているかということは、どうであっても、小説の技術を磨くことの妨げにならない。影響はない。  「自分はうまい」っていうプライドは、こりゃ崩しておかないとならないんだけど。 >大画面環境だと  あ。うちの奥さんのは1920×1440だった。  そう見にくくなかった。っていうか、大画面環境にて、表示できる一行の長さが増えてゆくと、行頭に空白があったほうがみやすいかなぁ。  そういえば、電撃hpの掲示板。あそこ大画面環境だとえらい見にくくなるね。掲示板の幅が800ドット固定だから、えらく縦に細長くなっちゃう。 >思考のタガをゆるめてみると  無欲なシンデレラと健気なシンデレラと、ネズミさんの手助け受けたシンデレラと、強欲で策士なシンデレラと、成り上がり主義でガッツにあふれたシンデレラと、その他もろもろのシンデレラが一堂に会して、それぞれの魔女をセコンドにつけて、王子をゲッチューするためにバトルを繰り広げる……なんてのが出てきました。  当然ボツです。おもしろそうだけど。  無欲がおざなりになっちゃう。  ……あ、いま山内さんの見たら、2者対決のが提出されてるじゃんか。  こういうの、偶然によるネタかぶりっていいます。(^^;  しかし山内さん。○者対決系を思いついて、すぐさまボツにしないのは、思いついたネタに夢中になって、本筋を忘れてネタに振り回されている状態っていいます。 >これで全部?  後回しのレスとか作ると、どれは済みで、どれがまだなのかすぐわかんなくなってしまう。なるべく作らないようにしているんだけど、予定とか入るとそうもいかんしのう。  なんか答えてないのあったら、催促してみてください。 -------------------------------------------------------------------------------- SHALL WE ダンス? No.0919 投稿日 2001年4月2日(月)18時12分 投稿者 藤極堂 >山内 涼さん、弟切 千隼さん お礼をのべて下さって本当にありがとうございます。 >西鶴さん 本当の馴れ合いサイトだと思っていたら お役立ちサイトの紹介などいたしません。 「価値観を押しつけるな」 「俺が知識をひけらかす機会を横取りするな」 「努力を強制するな」 と嫌われて終わりですから。 ですからひとまず私は西鶴さんの主張を信じることにいたしましょう。 しかし、今現在は新しく入ってきた人がLV3の批評を希望しています。 理論ではなく実践を見せて下さい。 過去などどうでもよいのです。 みんなでしあわせになりましょう。 >新木さん ご指摘たいへんありがとうございました。 新木さんのお名前を書き間違えしたことを素直に謝罪いたします。ごめんなさい。 私のHNの件は失礼などとは思っておりません。 これで、私の名前が本当に読み間違えやすいということと、 間違いを指摘する時には 「草冠と竹冠とが違いますよ」と前置きとして注意をうながすべきだということがわかりましたから。 しかし、HNのことでいちいちケンカになったり謝られたりするのもおっくうなので、改名した方がよいのでしょうか? (液晶画面とかだとかなりわかりにくいのかな?) ※候補名 一読者 >「地雷を踏む自由」ってのは、ないのでしょうか?    『あります』  ただ、なにも知らない初心者さんが 昔の私のように傷ついてボロボロになるのを見ているだけというのはずるい気がしたものですから。 ネットを始めたばかりの人は、初めて書き込みをしたサイトのローカルルールをネットの常識と混同してしまう傾向にあります。 ……私もそうでした。 花畑と思って踏み出した先が地雷原だったという現実はあまりに過酷でしょう? 私ができるのは「覚悟を決めてください」と言うことだけで 望んでいることもただそれだけです。 地雷を踏む自由を否定するなら、私自身この掲示板に書き込みなどはいたしません。ここに書き込むこと自体が地雷を踏む危険性を帯びているはずですから。 ですから、自己申告でLV3を選んでいる方たちは、 本当に自分が批評に耐えられる精神を持っているのかもう一度問い直してして下さい。 自分のお気に入りのもの(歌手・小説・マンガ・TV・スポーツ・その他なんでも)を 「こういうの嫌い。 こんなものを好きなひとなんてどうかしている」と言われても 「ふーん、そういう感じ方をするひともいるんだなあ。 まあ、趣味があわなかったということで」 「なるほど、こういう層には好まれない傾向にあるのか。ふむふむ」 と思って受け流せるくらいでないと批評には耐えられません。 感情に流された罵りあいの末に、気力と時間を浪費した上、戦友と袂を分かつなどという結果は愚の骨頂でしょう? 回り道かもしれないけれど、間違いなのかもしれないけれど、 独りでもこつこつ登ることはできるはずですし、もしかしたら誰にも見つからなかった物を拾えるかもしれません。 ですから、批評を頼まれた方は 相手が逆ギレしても、袂を分かつことになっても 相手の方の人格すべてを否定するような真似はなさらないでください。 愚かであることも、無力であることも、選んだ道が違うことも それは人間が多様であることの証であり仕方のないことなのです。 もしかしたら自分の一言が相手の夢と将来を左右するかも知れない。 その重みと真剣さを忘れないようにしてください。   ダンスを踊りましょう。   王子様に振り向いてもらえるかどうかは知らないけれど   ダンスを踊りましょう。   花畑に何が埋まっているかはわからないけれど   ――観客が待っていますよ。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点ありがとうございます(^^) No.0920 投稿日 2001年4月2日(月)18時47分 投稿者 ブッチ  なんだか思いつくシンデレラのほとんどが  「無欲」じゃなくて「優しい」になってしまうブッチです。  気合入れていこう!               *  ブッチ3  ・「王子と踊られる方はこちらに並んでください」   と言われ、順番を待っていると「待っている間にどうぞ」   とお菓子の入った袋が配られる。  ・それぞれに配られたお菓子の袋の中には宝石が紛れている。  ・他の娘たちがちゃっかりネコババする中、シンデレラだけが   宝石が入っていたと係の者に報告。  ・係員に王子の所へ案内され、宝石のことを報告した娘だけが   王子と踊ることができると明かされる。           *  気合入れた割にはひとつだけ(^^;  ペースアップ(技術もアップ)しなくては! -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0921 投稿日 2001年4月2日(月)19時23分 投稿者 新木 伸 >藤極堂さん  私も自分の書き込みを読み直していて、誤読させてしまう可能性があるところを発見しました。 >悪意を込めずに事実のみ書くつもりなら、「新木さんの作品はじつは読んだことがない」と書けばよいのです。  ここのところ。「藤極堂さんの書き込みには悪意がこもっている」ということではなく、「まるで悪意があるように見えてしまいますよ」です。  ぼくは最低3回読み直してますけど、それでもまだ足りないんですよね。  ハンドル名に関しては、解像度の低いディスプレイで小さな文字を使っている人には、草冠と竹冠は読み違えやすいかもしれないですね。「最小」の文字でしかも「斜体」になってたりすると、もう字面で判別するのは、かなり難しい。  わしも最初のうちは、「これ間違えそうだし、間違えたらやばいな」と思って、自分の手で打ち込まず、藤極堂さんの書き込みの「書き込み者名」のところからカットアンドペーストしてました。これなら絶対に間違いがない。  変えるべきとか、変えたほうがいいとは思いませんが……。  ハンドルネームに特にこだわりがなく、変えてもいいようでしたら、考慮されてはどうでしょうか。  意見を求められた形なので、一意見として。  新木の名前のほうも、じつはよく間違われてます。  これ、変換候補の第一候補あたり、いちばん最初のところに「荒木」が入っているそのせいじゃないかと思っています。  手で書いたなら、おそらく誰も間違えないのではないかなぁ。  手書きのファンレターで間違えている人は、いまだにひとりも見ていませんし。  自分の掲示板のほうで、「荒木先生のファンです」とか書かれるのを見ると、なんだかがっくりと力が抜けます。いや、べつに怒ったり不快になったりはしませんが。  ああ、そういやわしも、八神さんを「矢神」と書いたこともあったっけなぁ。 >ブッチさん  そうそう。  まずは美徳一般から、無欲を見分ける分解能を持つようになるのが、この練習の狙いです。  美徳一般の中でいちばん出やすいのが、「優しい」。  つぎに出やすいのは「純粋」。天真爛漫とか、そんな方面ですね。  美徳の種類がどのくらいあるかというと、まあ数えないでも十数種類あることは確実なわけです。プロになる最低でも、それだけの種類のスパイスを区別して、適切な分量で使用できるようでないとなりません。  「優しい」っていうのは、美徳というスパイスの中では、「コショウ」あたりに相当するものなんですね。誰でも区別がつく。料理の素人でも、コショウぐらいは見分けられる。  んで、採点。 ・ブッチ3  ボツ。  たしかに無欲っぽいんですけど、これだけだと確定しないじゃないですか。  シンデレラが宝石を返した理由が、「正直」だったからか、「無欲」だったからか。  素直にこのエピソードを読むと、「正直」であったためと見えますが。 >矢神さん  おっと。さっき「矢神」って変換したもんだから、第一候補に残ってやがった。(笑)  もとい。八神さん。  採点代行者の件ですが、採点で経験値が得られそうなら、続けててもいいです。しばらく休んでてもいいし、続けなくてもいいし、どちらでもかまわないってことで。  こうしてぼくがやってるあいだは、実際のところ、やりにくいだろうし。  まだしばらくはやる予定です。最近、数も減ってきてるから負担にもならないし。 -------------------------------------------------------------------------------- キャラとホログラムさしかえ No.0922 投稿日 2001年4月2日(月)19時23分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >行頭を下げる話。 掲示板上でどちらが見やすいか、という問題だと思って見比べてみたのですが、私には見やすさは変わりません。 むしろ一行開けるタイミングのほうが、見やすさに影響してくる気がします。 つまりこれといったポリシーもないので、両方やってみて、そのうちどちらかに統一する事にしました。 >新木さん >紺野語の「ホログラム」というものは、どうやら、新木&西鶴語でいうところの、「肉付き骨」に相当するものらしい。 ここはまるで多国籍掲示板ですね(笑)。 >小説の中に登場させる「ホログラム」を、別なのにしようねってことなんです。 >べつに適当なものがなかったら、そこでもうひとつ、「ホログラム」を作る。一個で足りなければ、十個でも百個でも千個でも作っていって、そのキャラの持つ「ホログラム」を増やしてゆく。  私もそのつもりでした。ただちょっと。  たとえば、いつも仲のよかったA君とB君のけんかの話を物語に入れるとします。けんかの原因は色々差し替えられると思います。けんかの経緯も色々差し替えが効くかもしれない。何個となく考えつくと思います。  でもじゃあ、A君がB君に言ってしまった決定的な一言。その一言のせいで二人はその後一週間口もきかなかった。そういう一言は、けんかの原因や経緯に比べると、差し替えようとしても、限られてくるのではないかと、思うわけです。  新木さんと比べると、私にはホログラムの数自体少ないのだろうし、少ないまま書き始めてしまっているのでしょう。だから、差し替えようとした時に、ホログラムの数が限られてくると、ホログラムが一個しかなかったりするんだろうと思います。  でもとりあえず、プロットの質問から始まっていた数々の疑問は私の中で解決しました。納得いきましたし。ついでながら、掲示板の書き方も勉強しましたし。みなさまありがとうございます。  次はこれを身につける作業ですね。自分との戦いというやつです。 -------------------------------------------------------------------------------- あらすじ関係 No.0923 投稿日 2001年4月2日(月)19時25分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。  あらすじを作るのは、骨をつかんでみろという事ですね。頭ではわかっていたのですが、やっと納得しました。  400文字あらすじを作った時は、コンセプトに沿って「肉付け」のような事をしてみました。コンセプトを語るのに必要な情報を主に入れようとして、それに沿って話の流れを乗せたというか。そんな感じの事をしました。  おかげで少し骨に手が届いてきたかもしれません。まだがっしり掴んだわけではないので、「届いた」と断定はできませんが。あらすじを扱いながら、骨のごろごろ感を時々感じるようになってきました。    ちょっとやりなおしてみます。すぐにとはいきませんが(四月だし)、やってみます。  でも同じ話のあらすじを三回も四回ものせるのは、さすがに「遠慮しない」範囲を越えてきそうですね。……と思っていたら、新木さんの書き込みを発見しました。それではなおしてまたのせます。  みやびさんの指摘に書いた返事はいいわけくさいので、削除しました。  やりなおし版を「返信」に替えます。 >でもそういう場合は、400字版のほうに、いきなり「人々が持っていた紅玉が神殿に集まった結果」……とか、そういうふうにチラッとでも登場させない。まったく出さないようにする。  なるほど。  これまで「よみかく分室(仮)」で骨についての議論を読み、質問もし、色々納得しました。だから、新木さんやみやびさんの指摘は少し真剣に時間をかけて考えれば自分で気づいてもよさそうな気もします。自分が情けない。  それくらいの中途半端な真剣さで見直しているんだという事がわかりました。 >400字版からいろいろな話に展開できる……ということは、じつはいまの話の展開というのは、はじめに思いついた1パターンというだけで、それで行かなければならない必然性がなかったということ。そう思うように。  「400字版からいろいろな話に展開できる」というのは、何人かで400字版をもとに書き始めたら、違う展開になるだろうという意味です。私にとっては必然性はあったのですが、一年後に書けば自分でも違う展開にするかもしれません。   -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出 No.0924 投稿日 2001年4月2日(月)20時17分 投稿者 山内 涼 OKになったシンデレラ・・0人 ダメだったシンデレラ・・・4人 連れてきたシンデレラ・・・5人 化粧直し中・・・・・・・・1人 >新木さん  採点ありがとうございます。  山内1飛ばして山内2からの採点だったんでビックリしましたが(あ、それが読まずにボツってことかな? 1はめちゃくちゃ長いし)。  でも、山内3の採点していただいたとこに、「これも山内1のときと同じね。なんでもかんでも詰め込もうとしてる」とあったんで、目を通していただいて、3と同じ理由(3が1と同じ理由か)でボツになったってことでいいんですよね?  まー、とにかく、たとえ勘違いであっても、これなら無欲と思ったやつを提出するわけですから、しっかり目を通していただいたあとでボツ出ししてもらえるよう(というよりOKになるよう)、できるだけみじかくします。  んー、思いついた話で無欲を表現しようとするんじゃなくて、無欲のパターンだけ考えろってことでしょうか……  とりあえず首の皮一枚で生き残ってるのから。 山内4(再) ・予定より大分遅れて、舞踏会が始まる ・待たされた人々が、先を争って料理を食べる ・テーブルにはシンデレラのはいる隙間がない ・(シンデレラが)テーブルの開くのを待っているうち、王子が会場に来る ・料理を食べた人が次々倒れる ・料理のせいで眠ってしまっただけだとわかり、(ひとりだけ起きているシンデレラをもてなそうとする)王子から、ダンスに誘われる ・他の人に悪いと断るシンデレラ ・眠っている人は起きてからあなた以上にもてなすと言われ、王子と踊る  どれだけ削るといいのか、勝手が掴めないので、まずはこれだけお願いします。  頭の中で話を考えて、短く書き出したと自分で思っているものを、さらにギューッと目一杯縮める作業が必要なんですね、今の私の場合(その前に考え方そのものを間違えてる可能性もありますね)。 -------------------------------------------------------------------------------- おお、しまった No.0925 投稿日 2001年4月2日(月)22時03分 投稿者 新木 伸  書いてあって、アップしてないレスがあった。  そっかー。どおりで話が繋がらないわけだ。  山内さん、また長いの出してきてるとか、弟切さん、答えてくれないなぁとか……(笑)。  ちょっと古いレスですが、そのつもりで読んでください。 >山内さん ・山内1  ボツ。  ……って、じつはネタを読んでもいないうちから書き出してるわし。(笑)  山内さんともあろうひとが、なにを甘えとるんですか。  短くしてきましょう。骨化の必要はないですが、長さは現在の4分の1以下にするように。  ちなみに骨化のほうは、だいたいOKです。  ……ってことで、読んでません。  再提出可。  短くなって出てきたら、読みます。  どうしても短くできないなら、他のネタでもいいです。  無欲の要素を複数入れて勝負するのは、それは長編全体をみたときの戦略。コンセプトワークをちゃんとこなせるひとが、先になって考えること。  無欲エピソードを複数入れて、全体としては30割ほど入れとくべきか……とかね。  ちなみに長編における全エピソードは50個ですから、トータルで500割。これをどのように配分するかもそういうときには考えます。  でもそれは、まだ先。  いまやっているここでは、ひとつのエピソードに何割まで投入できるかってことです。10割が到達目標。12割が理想(って、12割ってなによ)。  しかし5割越えていれば、いちおうOKにはなります。 >弟切さん  んー。  弟切さんは、いまのところ、どうしたい?  ネタ変えて(無欲以外で)続けてもいいし、このままもういくつかノルマ増やしてもいいし(そのはっきりしないOKのぶんぐらい)、または例の次のステージの短編プロットやってもいいし、まあどれでもいいと思うんだけど。  さもなきゃ卒業検定。  「無理がなくておもしろい」ものを一個出すまで……とかでもいいし。  あと、そうそう。あれ教えてよ。  「神様には願い事をするもの」という日本神式の考えを通用させていいのかという考察。  わしも個人的に知りたいところ。  「お祈り」と「お願い」は別物だよね。  お祈りのなかで皆の幸福を願ったり、ある人の無事を祈ったりはするけど、「おこずかいがたくさんもらえますように」……というのは、それは「祈り」っていわんじゃない。  自分以外の人の幸福を願うことが、「祈り」なのかな?  個人的な願いはだめとか、なにかしらそういう戒律みたいなものがあるのではないかと推測されるのだけど……。  宗教の知識って、民俗学の一部? >いか君  真の「天才」という存在がいたとしたら、プライドなんて持たんのだろうなぁ。きっと。  そんなことを考えたりもする。  それはそれとして。  ここで言っているプライドというのは、「実力」に対するプライドです。  幻想っていってもいいか。  他のいろいろなプライドに関しては、べつにあってもなくても、どんな種類のものを持っていても、ぼくは関知しない。  でも自分の実力に関して、現実とは違う「幻想」を抱いていて、そこにプライドを持っていたりすると、それだけはどうしても砕いておかないとならんわけ。  だって自分が充分に実力があるって思ってたら、向上させなくたっていいじゃん。 -------------------------------------------------------------------------------- 山内4 No.0926 投稿日 2001年4月2日(月)22時08分 投稿者 新木 伸  OKです。 -------------------------------------------------------------------------------- 山内4 No.0927 投稿日 2001年4月2日(月)22時12分 投稿者 新木 伸  ほんとう言うと、もうすこしいらんとこ削って、必要なところはしっかり書くべきなんだけどね。  長さはそんなもの。  頭の中では、ディテールの細かいところとか、いろいろ考えててもいいのよ。肉の部分ね。  ただプロットで書くとき。人に見せるときには、骨にできるということが必要。 -------------------------------------------------------------------------------- 世の中、もちつもたれつ No.0928 投稿日 2001年4月3日(火)02時54分 投稿者 はせがわみやび >> でも同じ話のあらすじを三回も四回ものせるのは、さすがに「遠慮しない」範囲を越えてきそうですね。  だんだんあらすじっぽくなっていく過程を見ることができるから良いのでは?    成功譚より失敗談のほうが役に立つもの。  わたしも今まで書いたやつは、新木さんにボロクソに言われてるけど。あれを見れるようにしておくのも良いかもしんない。  指差してお笑い用。みんなのストレス解消になるもんね。  言われるばっかりじゃ、ストレスたまるだろうし。 (いや、リプレイ見てつっこんでくれてもいいんだけどね(^^;)みやび -------------------------------------------------------------------------------- モグの狂信者 No.0929 投稿日 2001年4月3日(火)04時30分 投稿者 霧原 智亜希  皆さん初めまして(じゃない方が沢山いますが(笑))霧原と申します。 物書き初心者ですが、まぁやれることからやろうかとシンデレラ迷宮にチャレンジしてみます。 1霧原 ・舞踏会が始める前に女性の参加者全員に一本の銀のチェーンが配られ、宝石が山と用意される ・その宝石とチェーンを組み合わせて好きなようにネックレスを(細工師に言いつけて)作り、ドレスアップをして欲しいと言われる。そして、作ったネックレスは記念にプレゼントするとも。 ・皆はこぞってなるべく沢山の宝石をくっ付けようとする。 ・王子が宝石を付けようとしないシンデレラが気になって声をかけようとする。 ・そこで王子はシンデレラがチェーンを灯りにかざしたり、指に絡めてもて遊んでみたりしてとても満足そうなのに気づく。 ・王子、宝石に群がる女性達とシンデレラを見比べシンデレラを踊りに誘う。 以下雑談。 >行楽と観光  先日友人との会話にて。 (元々我が地元横浜は観光地かと言う話で) 俺「そういや、観光地と行楽地ってどう違うんだろう」 友「同じじゃないの」 俺「!(スタンド発動)」 友「?」 俺「いや違うぞ!今俺の『アストラルアラキサン』が違うと言ってる。言葉が違うんだから違うんだ」 友「そ、そうなのか……」 …………憑かれてます(笑) >祈りと願い  祈りは見返り(叶うこと)を求めないで、願いは求めること?  そういえば道端によくありますよね「世界人類が平和でありますように」(だっけ?)って。あれは祈りなのか願いなのか。  はてさて。 >新木さんと荒木さん 荒木さんだと「オラオラオラオラオラオラオラァ!」ですね。 新木さんだと「ボツボツボツボツボツボツボツゥ!」(違っ) 新木さんへ> >MTG  マジックをやっててこんなところで役に立つとは思いもしませんでした(笑) >杉井OFFでの某氏の発言 ↓  あと僕は言わなかったけど、他の人で、こういうことを言った人はいた。  「その路線がダメとはいわない。でもその路線じゃ「食えない」。これは実際にそういう路線をやって、食えないことを思い知ったその人だから言える言葉。わしははじめからその路線はやってないから」 ↑ これって「」の位置(というかなんというか)が変じゃないですか? 俺の記憶違いでしょうか。 後半の”わし”って新木さんのことじゃあ……? (でも直前の文だと”僕”なんだよなぁ) それでは、なんか雑談の方が長くなってしまった霧原でした。 -------------------------------------------------------------------------------- タイムマ〜シンにお願い〜♪ No.0930 投稿日 2001年4月3日(火)10時11分 投稿者 弟切 千隼 題名は私の個人的な趣味によるものなので気にしないで下さい。 新木さんへ > 今後の課題については……短編プロットはまだ私には早過ぎる気がします。思い切って卒業検定に挑もうかとも考えたのですが、その前にもう少し「無欲」以外の要素で修行して分解能を上げておいた方がいいのではと思い、「無欲」以外のシンデレラに挑もうという結論に達しました。 弟切千隼は理解が早い方ではないので、一歩一歩足もとを固めながらでないと進めないと思います。旧学制で、尋常小学校から直接中等学校へ行かずに高等小学校を経るようなものでしょうか。(譬えが古すぎて誰も付いてこられませんって(^^;) という訳で、「無欲」以外のシンデレラの課題を出して下さるようお願いします。それでOKが十個出たら、この段階は卒業でしょうか。 > 西洋でも「神様」に願い事をするものなのか? 結論から先に書くと、西洋でもこの手のことはあります。 キリスト教の神様は、日本の神道や中国の道教やインドのヒンドゥー教の神々と違って、現世利益を追求するための神様ではありません。しかし、現実にこの世で幸せになりたいという人々の思いはいつの世も強いもので、現世利益を全く無視した神様は長く信仰されることなく終わってしまいます。 そこで、本来は戒律を守らせるのが目的の怖い神様を戴くキリスト教は、人々の現世利益を求める気持を満足させて信仰を保たせるために、「聖人」というシステムを開発しました。キリスト教における「聖人」とは、生きている間にキリスト教への信仰ゆえに奇跡を起こし、死後もなお奇跡を起こした人のことをいいます。ヴァチカンのローマ教皇庁には、「聖人」を認定するための部門がちゃんとあるのですよ。 キリスト教においてはこの「聖人」たちが、神道や道教やヒンドゥー教の神々と同じ役割を果たします。「聖人」は、畏れ多くて近寄りがたい神様と、迷える衆生−あっ、これは仏教用語ですね(^^;−との仲立ちをする存在です。大勢いる「聖人」にはそれぞれ得意分野が決まっていて、例えば恋の願いを叶えたいなら聖ヴァレンティヌスに祈り、武勲を立てたいなら聖ゲオルギウスに祈ればよいのだそうです。 西洋の教会や礼拝堂には、英国のセント・ポール寺院とか、フランスのモン・サン・ミシェルのように、「聖人」の名が付いているところが多くあります。セントポール寺院は「聖パウロ寺院」、モンサンミシェルは「聖ミカエルの山」という意味ですね。 それらの教会や礼拝堂には、大概キリスト教の主なる神と一緒に、その名の「聖人」も祀られています。迷える衆生に対して「ここの教会は○○に御利益があるんだぞ」と示して、信仰を絶やさないよう宣伝している訳です。日本で天神さまが学問の神様として受験期に大賑わいだったり、芸事の上達のために弁天さまが信仰されたりするのと同じですね(^_^) という感じなので、西洋の街中やお城の中にある小さな礼拝堂などは、日本の街中やお屋敷内にある小さなお社とあまり変わらないイメージで良いようです。 日本では「奇跡が起こった神聖この上ない聖地」のイメージが強いルルドの泉など、聖水やお守りを売る店が門前市をなしていて、「おばあちゃんの原宿」として有名なとげ抜き地蔵と変わらない雰囲気だと聞いたことがあります。 宗教というのは、民族学・民俗学両方において非常に重要な研究テーマの一つです。 -------------------------------------------------------------------------------- 怠惰と享楽の日々もあと少しか……。 No.0931 投稿日 2001年4月3日(火)14時11分 投稿者 唯野教授 もうすぐ大学がはじまるんですよね。はあ。 >慣習 なるほど、つまりアレですな。「立っても禅、座っても禅」。 >甘い採点 ん〜、見なおしてみると、確かに「よみかく」では甘くつけてたかもしれません。しかし、よく考えてみると、それは遠慮してたわけじゃないんです。 不安なんですよ。自分の指摘が的を射ているのかどうか。 あそこの参加者、みなさん真面目な方ばかりだから、間違った指摘を真に受けて変な方向に軌道修正されちゃったらヤバイよなあと思うのです。 こっちでやる分には、変な指摘しても新木さんがフォローしてくれるだろうというのがあって遠慮なくできるんですけどね。 ではシンデレラ。見せ方を考え出すと別の要素が入ってきそうなのでシンプルに行きます。 唯野6 ・舞踏会へとやってきたシンデレラ。会場の熱気にあてられたので、涼みに庭へ出る。 ・庭には同じく王子も涼みにきていた。 ・よく晴れた日だったので、二人で星を見上げながら雑談を交わす。 ・話していると、流れ星が一つ。王子は「何か願い事をしましたか?」と聞く。 ・「いいえ。だって美しい流れ星を見れただけで充分ですもの」とシンデレラ。 ・そんなシンデレラにドキっとする王子。 流星は凶兆だとかそういうツッコミは勘弁。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0932 投稿日 2001年4月3日(火)15時55分 投稿者 新木 伸 >シンデレラ提出者にお願い  通し番号の付け方ですが、こちらの整理や検索の都合があるので……。  以下のように統一しといてください。  「○○1」みたいなことにしておいてください。  「1霧原」とか、逆にするのもなし。 >霧原さん  いらっしゃ〜い。  すいません。OFF会であっていて、お名前は覚えていても、顔とお名前が一致しません。(^^;  創作に関するスタンスとか、そのあたりの自己紹介でも軽くもらえると助かります。  短編書いたことがあるとか、長編はどうだとか、創作に興味を持っているのだとか、そういうことで。 ・霧原1  再提出。  っていうか、ボツなんですけど書き直せばOKになるかも。  表記の問題。  実際に小説のワンシーンとして肉が付いて書かれたならともかく、プロットだとこれはボツになります。  無欲の要素を説明せずに描こうとする意図は良いんですが、もうすこしはっきり、なにがどうなってどういう構図で無欲になるのか、「プロットを読んだ読者」に伝わるように、ベタに書いちゃいましょう。  「チェーンを灯りにかざしたり、指に絡めてもて遊んでみたりして〜」  この部分が、「肉」なんです。小説の描写として書かれるべきこと。  この「肉」を読ませた相手が感じるべきはずのこと、それが「骨」。  プロットでは「骨」のほうを直に書いちゃうわけです。  つまり、それは何? >某氏の発言  正しくは、こうですね。  あと僕は言わなかったけど、他の人で、こういうことを言った人はいた。  「その路線がダメとはいわない。でもその路線じゃ『食えない』」  これは実際にそういう路線をやって、食えないことを思い知ったその人だから言える言葉。わしははじめからその路線はやってないから。 >唯野君  そうそう。唯野君の場合はだいぶ厳しい目で採点してるので、そのつもりで。 ・唯野6  ボツ。  そろそろ、シンデレラにしゃべらせるのはなしにしよう。  シンデレラが理由をしゃべってる時点で、自己ボツかけるぐらいの気構えが欲しいなぁ。  無欲なシンデレラは、流れ星を見たときにどうするの?  美しい流れ星を見られただけで満足するわけ? それ無欲か? どこが無欲だ?  それは単に、「美しいものを見られて満足したシンデレラ」でしかないでしょう。  こういうパターンってさ、「○○なんて思いもつかなかったシンデレラ」になるんじゃないのかな?  いや、なにをしたかったのかは、わからんけども。 >弟切さん  おお。やっぱ聞いて良かった。  宗教が管理のための発明ってのは既知としても、聖人システムのことは、あれ新知識。なるほどなるほど。  菅原道真とかと、同じことだったわけね。どの文化でもやってるんだなぁ。そういうことって。  民俗学とかって……。  違う文化圏。違う国。そういうものを話に登場させるなら、しっかり修めておかなきゃいかんとは思いつつ、通りいっぺんのことしかおさえていないわし。  書くための時間は何倍も取れるようになっても、吸収するための時間がなかなか取れなくなるのが、プロの現実です。  ああもういちど、学校行きたいなぁ。大学あたり。文系も理系も、各学部をジャンル違いで3回ぐらいずつ回って、ひととおり学んできたい。 >唯野君  ああ、なるほど。その怖いって感覚は、たしかにわかる。  でも唯野君の指摘に対して権威を与えるのも、それで間違えて曲がっていっちゃうのも、それは本人の自由と責任の範囲内にあることだから、気にすることはないのに。これ個人的な意見。だいぶ極論(笑)。  ただここでやるとき、ぼくやみやびさんがいるからって安心しちゃう姿勢は、あまり感心できないなぁ。それ自分で考えて判断することの放棄でしょう。  そりゃ人間、自分で考えなくてすむ状態がいちばん楽なんだけどさ。  自分の指摘に間違いがあっても、すぐ気づけるからここは便利。……ぐらいに考えておくべきでしょう。 >弟切さん  じゃあお題変更しますか。  「健気」「誠実」「気高い」「無垢」  このあたりから、どれかひとつ好きなもので。  他にもよさげなお題があったら、申告してくれてもOK。  あと実際にやってみて、お題の持つ難易度がうまくなかったりしたら、あとで変更することはあるかも。この4つなら、だいたい「無欲」と同じぐらいの難易度があると思うんですが。  あとお題変更後ですが、10個が目標ということではなくしましょう。  弟切さんの場合は、「5割程度の率で通るようになってきたら」……かなぁ。  そのまえにOKが10個になってしまったら、またお題を変更しましょう。 >美徳の数  関係ないけど、「美徳」でしりとりっつーか、種類だしでもってゲームができちゃうね。  ひとり一個ずつ、他と違う美徳のバリエーションを出してゆくゲーム。10や20なんかはすぐで、知恵を絞れば40〜50ぐらいは出るのか? >アストラルアラキサン  アストラルとか、背後霊とか、脳内ヴァーチャル編集さんとかって……。  「ボツ」とか「リテイク」とか、ひと言しかしゃべらないものねぇ。  理由は自分で考えないと。理由も言ってくれたらいいのになぁ(笑)。  観光地と行楽地の違い。  言葉が違うんだから、そりゃもちろん違います。  それは見せるべきものがあるかって違い。  見にいく場所が観光地。  遊びにいく場所が、行楽地。  どっちがメインになるかっていう割合の問題で言葉を使いわけることになる。  観光地に遊ぶ場所があってもいいし(って、ないと困るが)、行楽地に見るものがあったっていいわけだし。  「きれいな海」なんてものは、観光にも行楽にもなるわけだし。  横浜って、遊ぶ場所? それとも見にいく場所? どっちがメイン?  遊ぶ場所がまったく存在しない観光地ってのも、まああるかな。  食事を取るにも困るような観光スポット。筑波にあるNASDAのロケット展示場とか、研究施設の中にあるから遊べない。 -------------------------------------------------------------------------------- こちらでも書いとこう No.0933 投稿日 2001年4月3日(火)22時30分 投稿者 新木 伸  唯野君。  メール出して置いたんで、読んだらTELよろしく〜。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出 No.0934 投稿日 2001年4月3日(火)22時31分 投稿者 山内 涼 >新木さん  採点(しかもOKを)ありがとうございます。  なるほど、山内1は読まれてないのか、ならあのネタを短くして……などと、こそくなことも考えますが、話を短くする練習じゃなくて、アイデアを出す訓練だと思ってますので、違うネタを考えます。  でも、最終的にどれがベストか見極めるためには比べる必要があるから、1も短くしてみます。提出はしませんけど。  あ、でもでも、無欲を表現したネタでなければ見比べる候補にもあがるわけがないんだから、やっぱり採点お願いします。短くしますから。  上の文が長くて読まれない可能性のある文ということでしょうか。  要約しますと、私の実力向上のために、短くまとめた課題をもう一度採点して下さい、です。  後日、改めて提出させていただきます。 OKだったシンデレラ・・1人 ダメだったシンデレラ・・4人 連れてきたシンデレラ・・5人 山内6(視点:王子) ・周りを取り囲む女達に、うんざりする王子 (ギラギラした視線と媚を売る態度が王子は嫌い) ・ひとりだけそばに来ないで、楽しそうに料理を食べる少女を発見 ・周りの女達を断ってから、その少女のそばへ行く ・楽しいですかと尋ねると、はい、ここに来られただけで充分にと答える少女 ・少女とともに楽しく料理を食べる王子(少女の名はシンデレラ) 山内7(視点:第三者) ・王子が来るまでの余興に、自慢話大会が始まる ・どんどんエスカレートして、あり得ないほどの自慢話になる ・シンデレラだけ、ここでみなさんに自慢できることはありません。家に帰ってから近所のみなさんに、この舞踏会に参加できたことを自慢しますと答える ・みな笑うなか、隠れてすべて聞いていた王子が、シンデレラに話しかける ・今日あなただけが私と踊ったら、ここにいる人達に自慢できますね ・自慢なんてしませんとことわったあと、王子の手を握るシンデレラ  できる限りみじかくしました。  採点、よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点〜 No.0935 投稿日 2001年4月3日(火)23時15分 投稿者 新木 伸 >山内さん  長い、短い。の意味。  山内1とか、色々なものを詰めすぎ……で、長いってことですね。  ざっと見たところ、3つか4つの要素が含まれていて、無欲がらみのものが2個かそこら。ぜんぜん関係ないものが、1個か2個。  これを短くするためには、無欲要素だけにして、しかも1個か2個にしないとならないはず。他はばっさり捨てるしかない。  その形になってきたなら、再提出可って意味です。  あと提出数、だめだったものは数えないように。  そんなもの数えてると、やった気になってしまうから良くないですよ。  成果を出してない努力は、世間的には「無駄無駄無駄」なのです。ひっそりと胸にしまっときましょう。 ・山内6  ボツ。  楽しそうに料理を食べてるシンデレラです。  ここで描かれている美徳は、「天真爛漫」「純粋」そんなものです。「無欲」にあらず。  媚を売ってくる女性たちを出して、それの対比でシンデレラを無欲にみせようとしているようですが、これは女性たちが「強欲」であるように見えてます。強欲の反対が無欲ではありません。 ・山内7  再提出。  これは短くしすぎ。  無欲を定義するのに、必要な構図のいくつかが欠けてます。  シンデレラはなぜ、無欲自慢の場に立ったのか? 全員かならず自慢をするとか、そういうお約束がないといかんでしょ。じゃあないと、わざわざ自分から自慢大会の場に出ていったシンデレラが無欲のはずもない。  あとシンデレラが「自慢することはない」と白状する。そのあとで、必死に自慢できることを探したあとで、「舞踏会に参加できた」ことを見つける。でもそれはこの場にいるひとたちに自慢できるものじゃない。だから「ご近所の人に……」となる。  その推移まで書いとかないと、このパターンの無欲は定義しきれません。  「自分の中の欲をかき集めてかき集めて、それでもささやかな欲しか見つけられなかったシンデレラ」なわけね。  これ新パターンというほどでもないけれど、あまり見ないパターンだよね。 -------------------------------------------------------------------------------- >紺野さん No.0936 投稿日 2001年4月4日(水)01時07分 投稿者 新木 伸 >紺野さん  そうそう。  あらすじは何が「骨」なのかわかってないと、ちゃんとしたものを書けないわけね。  「骨」を掴むことが、コンセプトワークというものです。  頭で理解しているのと、「わかる」ことは別物。  何度も何度も何度もやっているうちに、いずれそのうち、それが体に染みついて、本人がなにも考えなくても、できてしまっているようになります。  んでもって、そうなっていないと、プロのレベルでは通用しません。「体が自然に骨をつかんでいる」っていうそこが、「プロの土俵」の最低水準なのだから。  指摘のこととか。  思い知りましたね?  そうそう。真剣さが中途半端なんです。  ゼロとはいわない。だけど、ぜんぜんまるで足りてない。  まずそこんとこを思い知るのが、第一歩です。  最近、西鶴君やら杉井君やらの指摘とかをしてても、その作品を書き上げた本人より、たった一度か二度、ざっと通読しただけの人間のほうが、よく分かっていたりする。そんな現象が起きたりします。  あるシーンが存在している意味。あるシーンでやろうとしていること。あるキャラの役割。そういうことに関してね。  本人の真剣さが足りてないから、こんな、本人よりも他人のほうがよく理解しているなんていう、とほほな状態が起きたりします。  ただ、ひとつのことにどれだけの真剣さを投入できるかってことは、これは訓練しないと身に付かないもの。いかに「執念」を身につけるかってことね。  他で身につけている人なら、だいたい応用が利くんだけど。 >ホログラムのこと  問題の根っこ。  紺野さんが、「ホログラム貧乏」であることかなぁ。  できるならありもので済ませたい。そういう意識があるように見受けられます。  たとえば、A君がB君に言った決定的なひと言だって、コンセプト掴んでなにが「骨」だか見極めれば、いくらでも差し替えは利くはずだけど。  人間って、言葉そのものに対して怒ったりするわけじゃないでしょう。その言葉を言ってしまう「心根」に対して怒るわけですね。  サッカーのチームメイトに対する人間関係とかで例を出してみるかな。  カズは自分が目立ちたい人間だった。  そのカズが、なにかのきっかけで言ってしまったひと言。それが引き金になって、カズとジョーは喧嘩してしまった……。  そんなエピソードがあったとします。  その「ひとこと」に関して、なにか、ばっちりグッドな台詞が思いついていたとするよね。  それは「差し替えられない」じゃなくって、「差し替えたくない」なわけです。紺野さんとしては。面倒なんです。ほかのを思いつくのが。  「差し替えようとしても、限られてくるのではないか」というのは、それを正当化するための言いわけなわけです。自分にたいしての言いわけね。  カズとジョーの話。  自分が目立ちたいという「心根」から出てしまう言葉。いろんなシチュエーションで、いろんな言葉があります。無数に考えつくはずです。  その無数のシチュエーションと無数の言葉のなかから、最高にインパクトがあり、ジョーをカチンとさせて大喧嘩になるような、そんなひとことを選んでくるわけです。  小説っていうのは、娯楽なんです。  読者は、作者がずらり取りそろえている上等なネタを味わって、たっぷりと楽しくもてなされるつもりで、お金を払って「お客」になるわけです。  貧乏でネタの少ない寿司屋なんてのは、いかんわけです。  お客さんが、「つぎはマグロが食いたいねぇ」と言ったら、「ビンチョウにしますか。近海物の本マグロもありますよ。冷凍ものですけどインド洋からきた、脂ののった極上の大トロもありますよ」……ときて、「どれがおすすめだい?」と訊かれるようじゃなきゃいかんわけです。  それがもてなしというものです。  「つぎはマグロが食いたいねぇ」と言われて、「これしかないんですぅ」と、冷凍マグロの赤身をおずおずと出す……なんてのは、貧乏すぎていかんわけです。  紺野さんは、もっとネタを揃える労力をかけないと。  「出さないネタ」を山ほど抱えておくのが、まっとうな寿司屋ってもんです。  ああ、いや、小説家の話だっけか(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- ひさしぶりの書き込み No.0937 投稿日 2001年4月4日(水)01時25分 投稿者 卯月 修羅  ちゃんと短編を書き上げてからシンデレラに戻ろうと思ったんですけど書こうと思った物語がちょっと時間がかかりそうなので課題と平行して書くことにしました。ということで課題提出します。採点よろしくお願いします。 卯月7 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。会は立食パーティも兼ねており、踊りに疲れた者は食事をしながら歓談できるようになっていた。 ・普段貧しい食事しかしていないシンデレラは並べられた食事の豪勢さに驚く。恐る恐る料理に口をつけるとあまりの美味しさにびっくりしてしまう。他の料理も食べてみたいと思い手を出そうとするが、ふと「このままここの料理を食べ続けたら私はどんな料理を食べても感動できなくなってしまうのでは?」と考えそれ以降料理に手を出せなくなる。 ・その様子を見ていた王子は不審に思ってシンデレラに「どうしました?」と尋ねる ・声をかけられてびっくりするシンデレラ。シンデレラが事情を話すと王子はふっと微笑み「料理を食べていただけないなら私と踊っていただけますか?」と答える。 >新木さん  今回は「自分の欲望に気付きながらもそれを抑えてしまうシンデレラ」のつもりで書きました。いかがでしょう? >プッチさん  どうもはじめまして〜。こちらこそよろしくお願いします。小説家と言う夢を現実に変えるためいっしょにがんばりましょう。 >書くという事    初めて自分で物語を書き始めて思った事。いろいろありますが一番は自分の文章力の無さですね。自分の頭の中にはキャラクターが動く情景が思い浮かぶんですがそれが全然文章になってくれない。一つのエピソード書くのにもすごい時間がかかってしまいます。しかも書いても書いても自分の中の「アストラルアラキサン(笑)」が「は?何この文章。君は分解能が低いね。一文の重みをまるでわかっちゃいない。ヌルすぎ。ボツ」と言うので自己嫌悪にさいなまれ次の日取り組むのがおっくうになってしまうんですよね。  結局何が言いたいかというと「あ〜、うまくいかないなぁ」と愚痴っただけです。気にしないでください。悩むのも成長の過程と思いまたがんばりたいと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- >卯月さん No.0938 投稿日 2001年4月4日(水)02時18分 投稿者 新木 伸 ・卯月7  ボツ。  理由は3点。  ひとつめ。まず本当においしい料理であるなら、そんな小賢しいことを考えてる余裕はないはず。  ふたつめ。おいしい料理に接したとき、人間はこういうふうには動きません。  みっつめ。これがいちばん決定的。  ここにあるのは、「これからもずっと料理で感動していたい」と思うシンデレラね。自己利益を追求する計算高いシンデレラ。無欲にあらず。 > 今回は「自分の欲望に気付きながらもそれを抑えてしまうシンデレラ」のつもりで書きました。いかがでしょう?  この路線が向かう先って、どううまくやっても、「自制心があるシンデレラ」にしかならんぞ?  ちなみに今回は、それにさえなりきっていない。美徳にもなってない。 -------------------------------------------------------------------------------- ああ、なんだか。 No.0939 投稿日 2001年4月4日(水)12時22分 投稿者 八神伽羅 お久しぶりです。 といっても四日ぶりか。 ここは書き込み量が多いから、少し来ないだけで浦島太郎状態ですね。溜まってるログが怖い(笑) とりあえず、レスだけ。他は今からじっくり読みます。 >新木さん あの……「もう一段わかりにくいところにあるエラー」を探しているうちに全部読み返してしまいました。どこが新木さんの言っていたエラーなのかは、正直まだ分からないんですが、一つ分かったことがあります。 全編エラーだらけです、あれ(爆) もう、アストラルアラキ絶好調稼働中、みたいな。 私の売り(だと自分では思っている)が一番出ていると思ってあれを選んだんですが、それ以前にどうしようもない矛盾が……ごろごろと……。 というわけで、あれを読んでもらおうなどとは到底思えない状態なのですが、どうしましょう。なかったことにはできないものでしょうか。 あぁでもせっかくの機会が。もったいない。 「いい加減なプロットで書き始めるとこういう代物が出来上がる」という例にはちょうどいい代物かもしれませんが……って、だめじゃんそれじゃ。 しかしその事実に気付いただけでも、ここでの成果はでているってことなんでしょうね。恐るべし分室(仮) >志望ジャンル 私は欲張りなので、男女両方に読んでもらいたいと思っています。 電撃系なら女性も抵抗無く買いますが、コバルト系を買う男性は少数派です。 ということで、電撃を志望しています。 自分がなにをやりたいのか、を考慮に入れるとなると難しいですね。 書きたいことを形にすることしか考えてこなかったので、目指す方向はまだ自分でも解らなかったりします。 >採点代行 当分は新木さんにお任せします。 だってやっぱりやりづらいし(笑) それになにより、難易度高めの採点は私にはまだちょっと難しいです。 ボツ理由が上手く説明できそうにないので。 それでは、失礼します。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 雑談(時間なし) No.0940 投稿日 2001年4月4日(水)16時03分 投稿者 いか 顔見知りの教授のゼミを取ったために、 「授業が始まる前に、やりたいもの何でもいいから調べてレポート提出せよ」 と云われました。 何でもいいって……それって一番困るのですが。 バイトの資料集めもしているし、短編まだ終わらないのですけど。 そんなわけで、時間に追われています。 自分で選んだとはいえ、ピカソやら調べるの面倒にゃ〜。 >解像度云々 「ネットの時、ウインドウをどない風に使う?」 そう、おなじ様な環境の人に聴いてみたところ、 屈強なネットジャンキーは四つ、 残りは二つ開いて、画面いっぱいに見ています。 (他にも開いているけど、必要に応じて開きます) 環境的には横サイズ800で見ているのとだいたい同じです。 その上で、文字サイズを「中」以上にしています。 そのため、こういう風に見えることがあります。  みなさんこんばんは。はじめて書き込みをします。  ところで、皆さんは『星くずシリーズ』を読んでいるでしょ うか。  私は、今まで1・3巻と電撃hpに載っていた7巻しか読ん でいませんでしたけど、  軽いノリで読めるので僕は好きです。  っていうか、尻です。尻。  表紙でちょっとばかり抵抗してしまうのですが、(っていうか 一巻のポスターは凄い)  そこは勇気を振り絞って…… と、”私の様な書き方”の場合、非常にごちゃごちゃしてしまいます。 そんなわけで書き方を、 行頭を空けるか空けないかを私は分けて使っています。 逆を云えば、特殊な環境でも読めるなら誰でも読めるというわけです。 >「食えない」とかいう話 面白かったら食えるだけでしょ。 と思ったのは、現状を知らないからでしょうか。 「救いようのない話」というのは、ホラーでよくあります。 かの有名な『リング』だって、 相手を陥れるような「救いようのない結末」だったし。 ま、話の筋には関係ないので、これで終わり(笑)。 >ジャンル 私が望むのは講談社文庫(ミステリー系だね)。 そうしないのは、ネタが思いつかないから。 正確には、ネタのストックも少ないし(ない訳じゃない)、まだ稚拙ですからね。 最低でも20以上のトリックが思いついたら書こうかと思っています。 それ以外だったら、電撃文庫ですね。 傾向をある程度理解していますし、他の会社は、肌があわないのです(笑) えと、イラストも電撃の方が素敵だから(笑)。 こんな考えでは、駄目ですなぁ(笑)。 短編の展開があまりにもストレート過ぎたので、 場面を入れ替えて山場を乱調にしました。 これを機に、荒書(骨肉というならば、神経だけを繋げて肌がない状態)を 一気に清書しながら書いています。 そうしたら、文字数が倍に増えて、半分泣きそうです。 泣いてばっかりですね(笑)。 では、これよりコンサートへ行って来ます。 -------------------------------------------------------------------------------- 今日も課題、明日も課題……かな? No.0941 投稿日 2001年4月4日(水)18時40分 投稿者 山内 涼  ぐわーーっ、なんてことだ。  「できるだけ短く」じゃなくて、「短くしすぎ」てしまうなんて。  しかも一発で条件を満たしたシンデレラがひとりもいないーー。  ……よし、気をとりなおして頑張ろう。  まずは再提出から。  OKだったシンデレラ・・1人 山内7(再) ・若い女性全員が、自慢話で王子にアピールすることに ・前の人より凄い話をと、人々の自慢はどんどんエスカレートしていき、あり得ないほどの話になってくる ・最後に順番が回ってきたシンデレラも壇上に立つ ・みな注目するなか、思案の後、ここで王子様やみなさんに自慢できる話はありませんと答える ・さらに考え、この舞踏会に参加できたことは、家に帰ってから近所のみなさんに自慢できるかもしれませんと話す ・他の人の失笑を買うなか、そばへやって来た王子に話しかけられるシンデレラ ・今日あなただけが私と踊ったら、ここにいる人達に自慢できますね ・自慢なんてしませんとことわったあと、信じられないといった表情で王子の手を握るシンデレラ  なんだか言われるままに書き直してしまった気がして、もしOKもらえても、これをカウントするのは気が引けるんですけど。  採点、よろしくお願いします。  それから、ひとつ質問があります。  今まで無欲からでなく、カボチャの馬車に乗ってるシンデレラから考えていたのを、ネタに振り回されていると指摘していただいて、まず無欲のパターンから考えてみたんですが、 ・誰もが欲しがるものを欲しがらない ・普通は譲らないものを人に譲ってしまう ・幸せを感じる基準が人より低い  出てきたのがこの3パターンでした(あと一個思いつきそうなんですけど)。  で、もう一度過去ログ読んでみたら、唯野さんが「微欲」という言葉を使っておられて、それに対して新木さんが、それも無欲のひとつ、無欲のパターンは5〜6パターンはあるだろうとおっしゃっておられました。  そこでさらに考えたんですが、私が考える無欲のパターンは新木さんと唯野さんの間で話にのぼった無欲のパターンとは違うんでしょうか?  あと7種類(山内7を違うパターンとすると6種類?)探すのも大変ですし、新木さんがおっしゃるように無欲が5〜6パターンなら、10個のアイデアは必ず重複するはずですし……  やっぱりやった気になって、かなり初歩的なところをわかってないといわれそうで恥ずかしいのですが、頭がこんがらがっちゃって、答えを導き出すヒントでもいただけたらと思います。  このままだと、なんだか無欲をいっぱい書いたつもりで、似たようなパターンばかり書いてしまいそうなので、また勘違いしたまま無駄な作業をしないうちにと思い、質問させていただきました。 -------------------------------------------------------------------------------- 新木さんの考え方に関する仮説 No.0942 投稿日 2001年4月4日(水)18時47分 投稿者 むに 新木さんの小説観について一つの仮説が思い浮かびました。 新木さんの主張に疑問がある人は、この仮説を念頭に置くとだいたい納得できるのではないかと思います。 で、その仮説とは、 「新木さんは、劇的な物語を書くという前提で話をしている」 劇的とは文字どおりの意味で「劇」的。 つまり新木さんは物語を演劇として捉えている、ということ。 新木さんの主張で納得できない部分があったら、 「演劇として考えると」 と、頭に付けると理解できるのではないかと思います。 登場人物が客席に向かって立つのも、瀕死の病人が力強く喋るのも演劇的には正しい。 テレビや映画、あるいは現実を基準にすると変なことでも「演劇として考えると」正しい。 テレビや映画を目指す人でも演劇の手法は応用できます。 「演劇のことを言っているのだなあ」 と、思いながら読むと役に立つのではないでしょうか。 >新木さん 新木さんの方も、作家志望全員が演劇的なものを目指しているのではないことを理解してはどうですか? 新木さんが目指すのは、「うれしいときの笑顔」や「悲しいときの涙」ではなく、「うれしさを表現する笑顔」や「悲しみを表現する涙」でしょう。 エピソードの差し替えが簡単にできるのは、表現に徹しているから。 アウトプットの比重が大きく、フィードバックを考慮していないように見えます。 「読者に伝えるものが決まっているから、それを表現できるエピソードをつくる」 「読者にうれしさを伝えると決まっているから、それを表現できる笑顔をつくる」 これはこれで分かり易くていいけれど、別の方向を目指す人もいるんですよ。 -------------------------------------------------------------------------------- 劇的じゃない小説って・・・ No.0943 投稿日 2001年4月4日(水)20時21分 投稿者 本家・榎野英彦  どんなんだろ、イメージできない。  私小説が「それ」だとしたら、それは違うのがアタリマエ、と言うかなんと言うか「ヒメモグラ」も」「ヤエヤマオオコウモリ」も同じ哺乳類だから、という理由でモグラに「空飛んでみそ、同じ哺乳類じゃん」とか言ってるのと同じような気がする(笑)  新木さんが、ここで言ってるのは「エンタティメント」としての小説のノウハウと、それによって生計を立てるつもりの人間に対する「ウンチク&ボヤキ」なんじゃないかな。  「別の方向」  これ、いっぱいあります、それこそ夜空で見上げる星の数ほど。  ただし、それで「食っていける人」は人類居住可能惑星よか少ないのが現実。  なぜなら「無駄が多い」から。  「その無駄が必要」って言うためには「無駄が無駄にならないくらい有用な部分の多い小説」を書く必要があるんだよね。そういった「天才」は、そもそもこんなところを必要としていないで、とっくにデヴューしてると思うけどなあ。  どんな「やり方」があるにしろ、そのやり方で「食ってる人」のやり方を教わることは無駄じゃないですよ。作家ってのはしょせん個人芸の職人なんだから。その職人の技をみるのも修行のうち。 「別の方向」で食ってる職人がいるなら、その職人に教わるといいよ。ただ、別のやり方をしてる職人は、きっと感性で書いてるからノウハウとして示せるものがあんまりないと思うけどね。  むかし、「日本の匠」という企画で宮大工の職人さんとかに話聞いたことあるけど「職人」に向かって文句が言えるのは「客」と、そして同じ腕を持ってる「職人」だけ、というのが職人の常識だそうです。  「別の方向」によって書かれた「劇的でない」小説というものを見せて欲しい。  どんなものか想像もつかないイマジネーション貧困な哀れなオジサンにもわかりやすく実例を挙げて。  できれば、それによって食えるレベルに達する方法も、後学のために、ぜひ! -------------------------------------------------------------------------------- ペースが上がらない・・・・ No.0944 投稿日 2001年4月4日(水)20時43分 投稿者 ブッチ  ようやく課題を提出に参りました。ペースアップはほど遠い……              *    ブッチ4  ・パーティー会場は最新流行のドレスで着飾った娘達ばかりであった。  ・他の娘達はシンデレラの流行遅れなデザインの(魔法の)ドレス   を見て馬鹿にしきった笑みを浮かべる。  ・しかしパーティーに参加できただけで満足なシンデレラは他の娘達   の態度に気付かない。  ・一人浮いているシンデレラを不憫に思い流行のドレスを   用意させましょうか、と言う王子。  ・なぜドレスを着替える必要があるのかすらわからないシンデレラ。   ようやくまわりの娘達と自分のドレスの差に気付き、赤面する。  ・パーティーに参加できただけでまわりが見えなくなるほど   嬉しがっていたシンデレラを愛しく思い、魔法のドレス姿の   シンデレラにダンスを申し込む。                *   よろしくお願いします! -------------------------------------------------------------------------------- 参ったなあ No.0945 投稿日 2001年4月4日(水)22時02分 投稿者 唯野教授 さる縁で、「猫の地球儀」の設定だけ借りた三十四枚の二次創作を書いたのですが、これがあまり面白くない。 どんな話か一言で言えるし、書く前にプロットをちゃんと作ったし、全てのシーンには意味がある(と思う)し、キャラも人間の反応(いや、猫ですけど)をしている(はず)だし……なんなのかなあ、描写が下手なのかアイデアが駄目なのか……。 >唯野君の場合はだいぶ厳しい目で採点してるので 「ごめんなさい。こういう時、どんな顔していいのかわからないの」 「笑うしかないと思うよ」 >志望ジャンル そういや、私ってなんで電撃を志望してるんだろう。好きな作家が多いからってのは駄目なのでしょうか。 >いかさん >「食えない」とかいう話 いかさんはその場にいなかったからわからなくて当然なのですが、「食えない」というのは、「救いようのない話」ではなくて「翻訳調のSFを日本人が書く」というところにかかっているのですよ。 -------------------------------------------------------------------------------- 「無欲なシンデレラの迷宮」 参加希望 No.0946 投稿日 2001年4月5日(木)00時01分 投稿者 春日信乃 はじめまして春日信乃といいます。 いきなり出てきてこんなことをいうのは、失礼になるかもしれないけど、 参加したいとおもいます。 春1 ・会場についてシンデレラ。 ・老紳士に誘われ、ひと時のダンスを楽しむ。 ・お礼の言葉に、 「もっと若い子とも踊りたいでしょう」 ・紹介された方が、王子様だった。 春2 ・会場についたシンデレラ。 ・オーケストラの演奏にのって、自然と足がステップを踏み始める。 ・ひとりで踊りはじめたシンデレラをみて、 「透明人間の代わりに、ボクと踊っていただけませんか?」 ・声をかけた人が、「王子様」 春3 ・エスコートされ、会場に案内されるシンデレラ。 ・その途中の長い廊下で、お尻を蹴られる。 ・蹴った主は、子どもだった。 「こら!チビ助。女の子を蹴るとは何事か。レディにはやさしくするものよ」 ・どうすれば「やさしくする」ことになるのか考える少年。 「ボクと踊ってください」 「いいわよ。年上のおねえさんをさそうなんて、おませちゃん」 ・少年=王子 思いつくのは、この3つです。 採点よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- なんかこー… No.0947 投稿日 2001年4月5日(木)03時12分 投稿者 はせがわみやび  そんなにわかりにくいかなぁ…。  仕事で文章を書いているひと100人に聞きました、とかあったとして。  「自分の作品のあらすじが書けないってどう思う」  とか。  「自分の作品の設定(それも主要な!)をメモを見ないと言えないってどう思う」  とか聞けば、まあ、たぶん。「それはヘンだ」ってゆーと思うんだよね。  逆に、  「コンセプトワークって重要だよね」  とか。  「マンガ家がネームを七転八倒してつくるように、プロット(あるいはシノプシス)って、《練る》もんだよね」  とか聞けば。「そりゃ、もちろん」って答える。きっと。  ところで、新木さんって、今までにそれ以上のこと何か言ってる? ほんとはボクがまとめちゃだめなんだけど、ようするに、「自分が何をやりたいのか、自分でまずはっきりさせること」と「やりたいことをしっかり表現するために、とことん考えろ」って言ってるだけじゃないか…。  そのレベルなのに反論が出てくるとは思わなかったなあ……。しくしく。  -------------------------------------------------------------------------------- もしもたった一つだけ偽りが許されるなら〜♪ No.0948 投稿日 2001年4月5日(木)03時30分 投稿者 霧原 智亜希 ども霧原です。  まずは小説のスタンスからお話しすると「とりあえずなんでもいいから完成させましょう」レベルです(でもシンデレラの方もやってみようかな、と「頭の体操」みたいなものですし)。ですが贅沢を言えばシンデレラの採点は普通(なるべく皆さんと同じ)にして欲しいなぁと思ってます。 霧原1(再) ・舞踏会が始める前に女性の参加者全員に一本の銀のチェーンが配られ、宝石が山と用意される ・そのチェーンに宝石をつけてネックレスを作り、ドレスアップをして欲しいと言われる。そして、作ったネックレスは記念にプレゼントするとも。 ・皆はただ宝石が欲しいために欲張ってたくさん宝石をつけようとする。 ・王子は一つも宝石をつけようとしないシンデレラが気になって声をかけようとする。 ・そこで王子はシンデレラが銀のチェーンだけでとても満足そうなのに気づく。 ・王子、宝石に群がる女性達とシンデレラを見比べシンデレラを踊りに誘う。 霧原2 ・放蕩王子により毎夜お城で開かれる舞踏会。 ・しかし実際は舞踏会とは名ばかりで、そこではあらゆる欲望を満たす為の様々なパーティーが開かれていた。 ・踊りを踊る「舞踏会」を想像していたシンデレラは会場の雰囲気に戸惑う。 ・シンデレラの様子から彼女が初めてここに来たのだと気づいた王子が声をかける。 ・王子からここがどのような場か説明を受け、シンデレラは王子と一緒に踊りたいというのが自分の一番の欲求だという。 ・王子呆気に取られた後、今のは冗談なのだろうと判断し、応じるのも一興かとシンデレラと踊ることにする。 ・しかし王子は踊っているうちに、シンデレラの表情から彼女が本気だったと気づく。 ・踊り終わった後、王子はしばらくは今までに考えたこともないような人が目の前にいることに驚き放心してしまうが、自分がそのシンデレラに惹かれてることに気づき今度は自分の方から踊りに誘う。 新木さん> >俺の顔  思い出しても面白くも何ともないと思いますが一応何とか思い出してもらおうとすると「幹事のくせに一番遅れてきた(某氏以外で(笑))赤い顔のメガネオタクで、飯食ったロイホで西鶴さんの『闇振り』のタイトルに関して「振り向けば」と「振り返れば」って一緒じゃない?みたいな事を言った(と新木さんに思われて)突っ込まれた(ちなみに、前回の「行楽と観光」の書き込みはこれを踏まえた上でのネタだったのです(笑))」奴です。  と、まぁあのオフでは俺は「出された料理を腹に詰め込むのに夢中」でなにもそちらに御返しできず申しわけなく(おこがましいようですが、気の持ちようとして)、印象薄いのもしょうがないなぁと思ってます。  というか、さっそく顔を見せることができたかもしれませんでしたがポシャリましたな((笑)<わかる人だけわかるネタ) >横浜って、遊ぶ場所? それとも見にいく場所? どっちがメイン?  地元民としては「住む場所」としか答えられません(笑) (だからあのような会話があったんですが)  んーとりあえず、ランドマークタワーは真下から眺めるとひっくり返るほど(<文字通り)高いぞ、と。 >某氏の発言  交流用掲示板との話題とも絡んでるんですがあの俺の「」に対するツッコミはひょっとして単なる「粗探し」でしたか? 一応俺としては「あー新木さんも疲れてるんだなぁこの”。”は”」”のつもりだったんだろうけどこれじゃあの場にいなかった人は分からないんじゃないかな」と思っていってみたのですが。 それでは最近睡眠時間が減ってる霧原です。 よきかなよきかな。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0949 管理者削除 -------------------------------------------------------------------------------- 観光地と行楽地 No.0950 投稿日 2001年4月5日(木)17時03分 投稿者 弟切 千隼 最初に聞いた時は「同じじゃないのか?」と思ったものの、霧原さんの−アストラル新木さんの(笑)−おっしゃる通り、考えてみれば字が違うのですから、そこには何らかのニュアンスの違いがあるはずですね。 「観光」は「光(=景色)を観る」、「行楽」は「行って楽しむ」という意味ですね。観光の方は「観る」だけですから受動的なイメージで、行楽の方は「行く」または「行なう」という能動的な文字が入るためにより積極的なイメージです。 例えば、「美術館へ行って芸術作品を観る」のは観光で、「潮干狩りに行ってアサリやハマグリを採る」のは行楽でしょう。「観ているだけ」では貝は採れず、「自分で掘って貝を採ることを楽しむ」のが潮干狩りですからね。 しかし、これが例えば「桜の名所に行って桜を観る」になると、観光と行楽が重なり合ってくる場合があるでしょう。 「桜を観るだけだから観光だ」と言えなくもありませんが、そうとばかりは限りません。桜の名所というのは、たいがい緑の豊かな田舎にあります。一つ、あるいは複数の山全体が桜の名所という場所も珍しくありません。有名な「吉野の桜」などまさにそうですね。 そうすると、「ピクニックがてら山を歩きつつ桜を観る」という行動を取る人が当然いるでしょう。「歩く」というのは能動的な行為ですから、「行楽」にもなる訳です。 横浜市の隣の市に住んでいる弟切千隼から見ますと、横浜市は「大きい買物をしに行く生活拠点の一つ」であり、「中華街や美術館を見物に行く観光地」でもあります。横浜市にも桜の名所やハイキングコースはあるでしょうから、そういう点では「行楽地」と言って言えないことはないでしょう。 ちなみに、元・伊豆半島の付け根の住人である弟切千隼にすると、日本有数の大観光地かつ大行楽地と言われる伊豆は、まず何よりも「生活する土地」です。山の緑と海が綺麗で海の幸と山の幸が美味しくて温泉で温まって幸せです(^_^) -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0951 投稿日 2001年4月5日(木)20時56分 投稿者 新木 伸 >八神さん  あら。読み返しちゃったのね。  書いた当時やら、この分室に来る前ならともかく、いまになって読み返してしまうと、もうあらすじとか書けなくなるんじゃない?  そう思って、「読み返さずに、記憶だけに頼って、書いたつもりの話をあらすじにすること」って書いたのだが。  あと読み返したのなら、ついでにもうひとつ考えてみるといいこと。  それを書いた当時は、なにをどう思ってそれを書いていたのか……とか、そのあたりね。いまの自分から見ると、恥ずかしいことやら、呆れ果てるようなこととか、いろいろ掘り出されてくると思うけど、それでも、昔も今も変わらずに光ってるものもあるはず。  それを確認しとくことは大事でしょう。  ところで、読み返して愕然として、それで残りの部分を完結させられるの?  書き手のモチベーションの問題として。  八神OFF、無期延期とかは避けたいなぁ。残りを書けそうにないなら、未完のままでも、こちらはかまわないけど。  できれば4月中か、せめて5月の頭まで。それ以降は、わしが修羅場に入る予定。締め切りは6月頭だし。 >ウインドウの使い方  うーん。本当は1024×768ぐらいのサイズで、4面分ぐらい欲しいところ。  でも現状だとマルチディスプレイ使っても無理そうなんで(4面使えば足りるか?)、1024×768の15インチ液晶と、ビデオカードの機能の「仮想画面」を使って、すこしずつ重ねたウインドウを2枚上下に開いてみたり、それぞれの四隅にずらしながら1枚ずつ開いてたりしてます。完全に重なってなくてクリックする余地が残っていれば、切り替えも楽だし。  読みながらレス書くために、ブラウザとエディタと2枚ぐらいは開いてますね。常時。  そのうち高密度画素の液晶が出てきて、20インチクラスで、2560×1920ぐらいで、30万円以下で出てきたら、買い換えようか。 >山内7  うん。じゃあカウントしないでおきましょう。  再提出なのは、実際に自分の手で直しておかないと経験値にならないから。頭で聞いただけでわかっても、それじゃすぐ忘れちゃうし。  これでまあOKレベルなんだけど、「若い女性全員が、自慢話で王子にアピールすることになる。」ってところにケチが付けられるよね。「なんで?」ってなる。  強制参加なわけでしょう。その納得のゆく理由ね。  ……と、ここまで書いて、ひとつ疑問。  もしかして、これ考えてないわけ?   作者として、まったく、ぜんぜん? 人に示して納得させられる理由を持っていない? そういうこと?  単に書いてないだけだと思ってたけど、考えていなかったなら、それはかなり問題です。  あと無欲のパターンについて。  他のところでやってる話題。「観光」と「行楽」とか。  言葉が違う以上、それは別のもの。もし同じ物をさした言葉がふたつあったなら、それは長い時間の間にひとつに統合されてますから。  ひとつの言葉の中には、いくつもの概念が含まれてます。  言葉の数よりも、人の持つ概念のほうが多いのね。「無欲」というひとつの言葉の中に、どれだけの多様なパターンが含まれているか……。  実際に課題をやったひとには、これは体験として理解できるはず。  しかし訓練を積まないと、概念のパターンの使い分けができない。新木語の「分解能が低い」状態が普通なわけです。世に存在している言葉の数さえもカバーできない、そんなとほほな状態。  だから「無欲」と「優しさ」を混同しちゃったり、「無欲」と「純朴」を混同したり、そんなことをしちゃうわけです。  たしかにどれも「美徳」には違いないんだけど……。もっと細かい美徳の種類がわからない。  さて、無欲のパターンです。  いまのところ山内さんは、3つらしい。  あらら……? 1と2は、それ同じです。  物欲の大小でしょ。「欲しがらないシンデレラ」系ね。  たしかに両者は、一見すると違うように見える。  それは「ある物」をシンデレラがすでに持っているか、持っていないところをスタート地点とするか、初期状態の違いね。  こういうふうに、パターンは同じであっても、見せ方の違いでまるで別物にみえたりします。  だから10個のOKは、すべて別パターンの「無欲」じゃないとならない、なんてことはないです。  ああ、そういえば上級者には、こんな課題もいいのかも。  「同じパターンの無欲を使いつつ、まるで別に見えるようなネタを10個出せ」  プロでも苦労しそうな負荷ですな。できないとはいわんけど。 >山内さん  そうそう。過度の敬語は、いらんです。  「いただけたら」→「もらえたら」  「おっしゃっていた」→「言っていた」  ……そんな感じでOKかと。  敬語を使われてると、なんだか自分が偉くなったような錯覚が生まれてくるもんで……。 >振り向くと振り返る  振り向くは、顔だけ後ろに向けること。  振り返るは、体ごと後ろに向けること。  あきらかに違いますね。同じことだと思っちゃうのは、分解能低すぎ。精進せいや。  「闇の中で振り向けば」……に関しては、あれは「振り向く」でなくてはならない。体ごと向けるのではなく、怖々と、顔だけ。そのニュアンスがあの作品の趣旨として重要。  「闇の中で振り返れば」じゃ、だめだめでしょう。  西鶴君、タイトルはうまいんだよな。 >むにさん  うーん。趣旨はわかるんですけど……。  結局のところ、なにを言われたいわけですか?  「やり方が合わない」「目指しているものが違う」  ……と、そう感じる人は、さっさと離れて、別な人に教わるか、さもなければ自分で道を開拓するか、好きにすればいいわけです。  むにさんが心配するようなことでも、わざわざここに書くことでもないのでは?  僕宛ではなく、ここに参加している人に向けての発言なら、まだわからなくもない。  でも西鶴君のときにも思ったんだけど、その手のことって、「君には考える能力がないから、ぼくが注意してあげてるんだ」みたいなことになりません? 余計なお世話っつーか、なんつーか。 >唯野君 >私ってなんで電撃を志望してるんだろう。  知るか。とか書きたいとこだけど(笑)、他人が勝手に分析してみたりする。  「好きな作家がたくさんいるから」ってことは、自分が面白いと思っている作品がたくさんあるってことだよね。しかも電撃文庫は、いま人気がある。  自分の面白いものが売れているという現実は、自分と同じように思っている読者が、ほかにもたくさんいるということ。  自分みたいな読者がたくさんいる電撃で書いて、そういう人たちに読ませたい。……とか、そういうことになるんじゃないの? いや勝手な推測だけど。  もしこれが、「好きな作家がたくさんいるから、そこで書くようになればお友達になれるかも〜」とかいうのだと、「たわけ」だが(笑)。 >新規参加者の方々〜  まあ「うだうだ言いやがる前にまず手を動かせ手を」とか言ってる僕が、こんなことを言うのもなんですが……。  参加するときには、自己紹介とか、ほしいです。  自分の小説に対するスタンスとか……。ここに参加した経緯とか。そういうこととか。  あと過去の作品とかが、もしどこかにアップしてあれば、そのURLアドレスとか。 >春日さん  いらっしゃーい。 ・春日1 ・春日2 ・春日3  ボツ。  春日さんの場合は、もっと長く書くこと。  1あたりには、無欲そうな要素は入っているみたいなんですが、なんかどれも構図がよくわかりません。2と3には、たぶんぜんぜん無欲は入っていません。  ん? そういえば、ネタ提出の番号「春1」とかってなってますね。  もしかして、「春日/信乃」ではなくて、「春/日信乃」さん?  あと名前のほうは、なんて読めばよいのでしょうか?  「しんの」? 「のぶの」? 「ひのの」?  それとも当て字系の読みになりますか? >霧原さん ・霧原1  OK。  いや、だって。  最初の一発であれを出してくる人に、遠慮も優しさも不要でしょう。  厳しい目にしないと、負荷にもならない。  一個見てそう思いました。まあこの後の何個か見ないとはっきりしたことはわからんけど……。  とっとと10個OKを出して、採点代行者になってくれんかな〜。とか考えてますが。 ・霧原2  ボツ。  ケチ付けます。  シンデレラは無欲なんですが、この王子――。  こいつ、俺的に好きになれません。こんなやつと一緒になったらシンデレラが可哀想です。  よってボツ。  ……とまあ、それだけだとさすがになんなんで、もうすこしまともな理由なども。  このネタでまっとうな話に仕上げるなら、放蕩王子がシンデレラの人格に触れて真人間になる……なんて系統の話になるはずです。  「無欲なシンデレラが報われる話」じゃなくなってしまう。「無欲なシンデレラが放蕩王子と出会い、王子を真人間にさせて、幸せに結ばれる話」……ですね。  「話のお約束と前提を変えるとボツ」……に抵触するので、ボツってことで。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、忘れてた No.0952 投稿日 2001年4月5日(木)21時10分 投稿者 新木 伸 ・ブッチ4  ボツ。  だいぶよくなってきたんですが、やっぱりまだボツ。  シンデレラが流行を見分ける目を持っているのはおかしいということ。  流行のドレスとそうでないものを見分けるためには、ドレスを見慣れていないとならないわけですね。まあシンデレラの設定では、「昔は裕福な家の〜」というものがありますから、それは良しとしても……。  もし彼女が流行を見分ける目を持った少女であったなら、はじめに魔法のドレスをもらったときから、「あーあ、こんな古いデザインで……でも文句は言えないわよね」とかなるはずなんですが。  んで、その逆で、シンデレラがまったく流行を見分ける目を持っていなかったとして……。他の娘たちのドレスと自分のドレスを見比べたとしても、「違うんだぁ」と思うだけで、恥ずかしがるのは変。  でもまあ、そこも置いておくとしましょう。  王子に言われて、自分ではよくわからないんだけど、とにかく流行遅れなんだと思ったとしましょう。  それで恥ずかしがったとしましょう。  そういうことに、しておきましょう。  それでも、このシンデレラは、「まわりの(このイモめ)という視線に気づかないほど浮かれていたシンデレラ」であって、単にそれだけ。  べつに無欲じゃないです。 >唯野君  書いた短編。  それって、「どんな話かひと言でまとめると」……の、その段階から面白くなかったってことじゃないの?  つまりはじめから面白くなかった。  そうでなくて、ひと言でまとめた「それ」が面白いのであれば、誤りはそれ以降にあることになるよね。  プロットまではおもしろそうなのに、書いた物は面白くなくなっていたなら、原因は文章ね。  どこまでは「面白かった」のか切り分けて考えると、原因がわかるでしょ。 -------------------------------------------------------------------------------- >参加するときには、自己紹介とか、ほしいです。 No.0953 投稿日 2001年4月6日(金)00時27分 投稿者 ブッチ  失礼しました……  ライトノベル志望で今のところ角川スニーカーを目指しております。  理由は男女両方の方に読んでいただけそうな賞だと思いまして。  ここに参加したきっかけはROMしているだけでもいろいろと自分の  未熟さに気付かされることがあったからです(^^;  なんとか矛盾のない文章を書けるようになりたいと思っております。  最近、ようやくパソコンで文章書き出しまして、それまではずっと  手書きでした。  実は未だにキーボードを叩く手つきがアヤシかったりします。  そして課題の提出です。               *  ブッチ5  ・少し遅れて会場にやって来ると、参加者の数に料理が   追いつかなかったらしくほとんど食べ物は残っていなかった。  ・シンデレラと同じく、遅れてきたらしいシンデレラの義姉が   それを見て料理人にケチをつける。  ・義姉の剣幕に恐れをなした料理人は新しい料理を作り、   ウエイターに運ばせる。  ・対して食い散らかされてほとんど残っていない料理を   美味しそうに食べるシンデレラ。  ・新しい料理をあなたもどうぞとウエイターにすすめられると、   わたしはもういただきましたからあちらの方(義姉)にあげて   くださいと言うシンデレラ。  ・その様子を見ていた王子、シンデレラをダンスに誘う。  ブッチ6  ・集まった娘達の中でピアノを弾くことのできる方がいらっしゃれば   一曲ずつ披露してくださいと言う王子。  ・昔、お嬢様だった頃にピアノを習っており、今現在も継母と義姉に   ピアノを弾かされているシンデレラは得意の曲を披露する。  ・シンデレラのピアノ技術に感心し、ご褒美にとても高価なお酒をもらう。  ・これはみなさんでいただきましょう、と、会場人達にもお酒を振る舞う   シンデレラに惹かれる王子。 -------------------------------------------------------------------------------- 接続詞抜けとります…… No.0954 投稿日 2001年4月6日(金)00時36分 投稿者 ブッチ 上の書き込みの 「会場人達」、正しくは「会場の人達」です。 ああっ!(恥) -------------------------------------------------------------------------------- 無欲な女は好きですか? No.0955 投稿日 2001年4月6日(金)03時18分 投稿者 霧原 智亜希 ども霧原です。 あぁこれでやっとこのネタが出来ます。 無欲迷宮にて、 突入したシンデレラ……2、 生還したシンデレラ……1 死んでらぁ……1 ……遠慮無くものを言ってみました(方向性が……) 霧原3 ・中庭に涼みに来たシンデレラ、偶然にも王子と出会うことが出来る。 ・二人で話している最中流れ星を見て、そろってお願いをする。 ・王子は自分が、地位や財産ではなく本当に自分を見てくれる女性が現れてくれることを願った、とシンデレラに明かす。ただ、自分の立場を考えるとそれは不可能なのだろうとも。 ・それを聞いてシンデレラは、自分も思わず叶うはずもないことを願ってしまった、と言う。 ・それを聞いて王子は、今まで出会った女性が願いそうなことを口にし、あなたもそうでしょう、と訊ねる。 ・するとシンデレラは、実はこの後王子様と踊れますように、と願ったことを告げる。 ・王子は非礼をわび、シンデレラの願いを叶えさせてくれないかと申し出る。 以下雑談。 新木さん> >いや、だって。 >最初の一発であれを出してくる人に、遠慮も優しさも不要でしょう。  この「いや、だって」は何に対してですか? 一応霧原的には前回の書き込みの冒頭で「遠慮は要りません」ということを遠回しに言ったつもりでした(^^;あ、でも優しさは欲しい気が(笑) >シンデレラは無欲なんですが、この王子――。 >こいつ、俺的に好きになれません。 >こんなやつと一緒になったらシンデレラが可哀想です。 えー今のワタクシは 彼氏「俺、髪はロングの方が好みなんだよね」 彼女「え? そうだったの」 (一ヶ月後) 彼氏「お前、髪伸ばしてるの? 似合わねぇよ」 彼女「……」 この「彼女」の気持ちが解る気がします(爆)  んで、まぁ俺的「普通」の「霧原1」がOKで「面白い」の「霧原2」が「新木さん的に好きじゃない」から「ボツ」と言う所までは良かったのですが、 >「無欲なシンデレラが放蕩王子と出会い、王子を真人間にさせて、 >幸せに結ばれる話」  え?それが「無欲なシンデレラが報われる話」じゃないんですか?  というとまた「分解能が低すぎ」と言われてしまうのでしょうが……  えーと霧原的には 「無欲さ」のために「王子は真人間」になり 「王子が真人間」になったことで「シンデレラは幸せになる」 つまり、「シンデレラの無欲さは幸せになるということで報われた」という 「無欲なシンデレラが報われる話」のつもりだったのですが。  むぅ……恥ずかしながらさっぱりわかりません。  あーそうか、俺の言いたい事をまとめると、 「新木さんが傍から見て放蕩皇子と結婚したシンデレラを可哀相と思うのは勝手だけど、その当のシンデレラは王子と結婚できたことで幸せだぞ(<「話のお約束と前提は変えてないぞ)」と言いたいのですが。  あーヤバいなぁ本当にわからないっす。  情けない話で申し訳ありませんが。 と、今日は迷宮の奥深さを知った所で退散します。 -------------------------------------------------------------------------------- No.0956 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 放蕩王子が No.0957 投稿日 2001年4月6日(金)03時47分 投稿者 はせがわみやび  真人間になる、というエピソードはないっす。  書いてないものを、あるという前提にしちゃだめだよ〜。  無欲なシンデレラによって、この場で改心してみせて、さらにその改心した王子に踊りに誘われる(=惚れられる)ことで、たぶん、幸せな結婚ができるだろうと読者に確信させられれば……なんとかなるかなあ。  それに…… ・「無欲なシンデレラが報われる話」 ・「無欲なシンデレラが放蕩王子と出会い、王子を真人間にさせて、幸せに結ばれる話」  お話のポイントがぜんぜんちがうと思うんだけど…。  「美徳は他人に良い影響を及ぼすものだ」ってとこに焦点が移っちゃわないか? これって、「美徳をもっている人間は幸せになる」って狙い(テーマ)とちがうだろう、やっぱり。 >>西鶴君、タイトルはうまいんだよな。  「時間組曲」も良いタイトルだったよね。  ポイント高いぞ。  って、でもなまじタイトルで期待させてるから、ツッコミが厳しくなるんだよなー(笑) みやび -------------------------------------------------------------------------------- 新たな課題 No.0958 投稿日 2001年4月6日(金)10時29分 投稿者 弟切 千隼 一応、「無欲なシンデレラの迷宮」は脱出に成功したということで、弟切千隼が次に挑戦する迷宮は「気高いシンデレラ」とします。私にとってはこれが一番難しそうに感じたので、あえて挑んでレベルアップを目指します。 やっと未勝利を脱出した新馬がオープン戦に挑戦して、次なる勝利なるか、というところですね。 (↑この一文、わかる人にしかわからないでしょうから読み飛ばしてくれてかまいません)。 人は何をもって「気高さ」を感じるか、考えると非常に難しいです。うーん、「無欲なシンデレラ迷宮」のボスがミノタウロスだとするなら、「気高いシンデレラ迷宮」のボスはネメアの獅子かヒュドラーか、といった感じです。これを倒すにはやはりヘラクレスになるしかないのでしょうか? 霧原さんへ > 「無欲なシンデレラ迷宮」に突入したと思ったら、最初から飛ばしていますね(笑) > 死んでらぁ この余裕ぶり、もしかして霧原さんは「アリアドネの糸玉を手に入れたテーセウス」なんでしょうか? そういえば、テーセウスってアリアドネをたぶらかして糸玉を手に入れたんですよね。この場合のアリアドネって誰かしら?(爆) -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0959 投稿日 2001年4月6日(金)16時32分 投稿者 新木 伸 >ブッチさん  手書きで小説書いている経験があると、パソコン上の横書きって違和感ないですか?  縦書きのできるワープロとかエディタとかを使っているのかな?  僕なんかは、生まれて初めて文字を書いたのがパソコンのエディタだったもんで、横書きにはまるで違和感ないのです。っていうか、手では文字が書けない。  小説書き始めてどのくらいとか、投稿歴とか、いままでに長編短編、いくつぐらい書いてきたとか……そのあたりもあるといいかなぁ。 ・ブッチ5  OK。  王子がシンデレラに惚れた理由がいまひとつ不明ですが、まあとりあえずOK。  しばらくしたら、難易度あがりますからそのつもりで。  肉のかけらとか、鳥の丸焼きの皮だけとか、ソースの付いた葉っぱとか、そんなものばかりをおいしげに頂くシンデレラ。……端から見てると、貧乏くさい小娘に見えてしまうはず。なんで王子は惚れるかな? 不思議不思議。  しかしこのネタ、そのあたりを突き詰めてゆくと、知らず知らずのうちに方向性が狂ってきて、「食べ物を大事にするシンデレラ」にすり替わってしまう危険性もありますね。 ・ブッチ6  ボツ。  自分の得意な芸を披露する人間って、無欲なのでしょうか?  この場合のシンデレラっていうのは、わざわざ、自分から、披露しにいっているわけですよね? >霧原さん  だからボツの数はかぞえんでいいってば。  あと課題の「無欲」が合わないのなら、べつに変えてもいいけども?  「気高い」とか「誠実」とか「無垢」とか「健気」とか。  「無欲」に乗れなくても、どれかしら、個人的にヒットするでしょう? ・霧原3  ボツ。  ぜんぜんダメじゃん。  王子の願いの告白っつー前半の仕掛けと、後半のシンデレラの願いってネタが、ちゃんと組み合わさってないじゃんか。  「地位や財産ではなく本当に自分を見てくれる女性」って持っていったなら、シンデレラの願いは、ずばりそっち系にしないといかんでしょ。じゃあないと、前半の仕掛けを出してきた意味がない。ページの無駄遣いしちゃあかんよ。  「本当に自分を見てくれる人」=「王子と踊りたいと思っているシンデレラ」という構図になってません。  だいたい、「王子と踊りたい」って願い、他の普通の女の子だって持ってるんじゃないの? 王子が「今まで出会った女性が願いそうなことを口にする」ってあるけど、ここでいう「いままで出会った女性」というのは、これは、本日の舞踏会ですでに踊った数人……って意味だよね。  つまり王子は会場の女性全員とは、まだ踊りきってない。  なら、まだ会場にいて、王子と踊りたいと思っている女の子が、わんさか残っているはず。シンデレラだけが特別じゃないでしょ。そのへんも考えないといかんよ。 >「いや、だって」  あと「いや、だって」の文は、「シンデレラの採点は普通(なるべく皆さんと同じ)にして欲しいなぁと思ってます」ってことに対してね。  遠回しに遠慮はいらないって言ってるってことだけど……。  言ってない、言ってない。(^^;  君はそういうことは、言ってない。  読み返してみましょう。No.948 ね。  霧原さんは、あれだな。  自分の「言ったつもり」のものが、どう相手に受け取られているか、意識して物を書いたほうがいいな。 >放蕩王子の話  なんかみやびさんがほとんどすべて言ってくれてる気がする。  まあ、「この王子、俺的に好きくないから」は冗談として、あれがボツになった本題は、「別の話にしている」そっちのほうね。  まあひらたく言えば、現在の霧原君の、「ストーリーのパターンの分解能が低すぎ」ってことになるかな。あと「あのことを書くために必要なエピソード数の予測が甘い」ってことでもあるか。  あ、「さん」から「君」に、いまなった(笑)。  あの路線の先を読んでゆくと、どうしたって、原作のシンデレラストーリーを変えざるをえない。そうしないと成立しない。だからボツ。  ちなみに、その「やろうとした路線」の放蕩王子が改心するエピソードだけど、あそこ(霧原2)には入ってない。(これはみやびさんも言ってるね)  あそこに入っているのは、「ダメ人間の放蕩王子がシンデレラという気になる少女に出会った」という、そのことのみ。放蕩王子はダメ人間のまんまだし、まだ真人間にはなってない。変化のきざしさえ、あそこには書かれていない。  「シンデレラのことが気になるようになった」ってとこだけでしょ?  これ、王子が真人間になる一連のストーリーにおいては、単なる「起」でしかないよ。  ダメ人間が真人間になる。その「変化」に必要なエピソードの数は、これはかなりの量になります。  これって、もしやるなら一冊分のテーマなわけ。  すくなくとも短編一冊を費やして語るべきもの。長編でも全体の枚数の3分の1なりは必要。  舞踏会の一夜のあいだなんかで、とても足りるものじゃないわけ。  たとえば、やってみるか。 「起」……放蕩王子。舞踏会で出会った無欲な少女に興味を持つ。 「承」……放蕩王子。少女を城に呼び、何度も宴を開いてもてなす。(シンデレラに気に入られようと必死な王子。←変化の兆し) 「転」……放蕩王子。放蕩ぶりを見せつけすぎて、ついに少女に嫌われる。 「結」……放蕩王子。改心する。財産も地位も投げうって、少女の家を訪れる。  いや、まあね。  王位って捨てられるものなのかとか、いろいろ考察すべきところはあるけど、このぐらいの展開がないと、「改心」は無理なのよ。  霧原2にはさ。これのうちのたった1個しか、書いてねーじゃん。  それで「改心した放蕩王子と、シンデレラが結ばれて幸せになるパターンなんです」とか言ったって、世の中通らないのね。  あの舞踏会の夜のあと、王子とシンデレラが出会えるシーンって、原作のシンデレラの流れの中には、実際どれだけあるのよ? 「元の話を変えない」のがルールなら、そもそも、あのあとに二人が会うシーンなんて、ひとつも出せないわけでしょ?  だから無理。  もしあの路線でやるなら、話を変えなきゃならない。  それはつまり、別の話にしなきゃならないってこと。  「シンデレラが放蕩王子を改心させて、二人一緒に幸せになる話」  そういうコンセプトでもって、途中のストーリーは原作からだいぶ変えて、自分なりのシンデレラストーリーを作ってしまう。  いまやっているこれが……もしそういう課題なら、霧原2は、問題なくOKなのね。  でもいまやっているのは、違う練習でしょ?  ちゃんとミットに投げてこようよ。わしの構えているところに。  いまはその練習なんだからさ。  ちなみにいくつか考えていた、「次の展開」のなかには、そういう課題も考えてた。  「ネズミさんが恩返しをする話」とか、「成り上がり主義でガッツあふれるシンデレラが、姉妹も他の女も蹴落として王子をゲッチューする話」とか、「強欲なシンデレラが無欲な王子と出会って、改心して二人幸せになる話」とか、いろんなコンセプトのシンデレラストーリーを10個出してくる課題とかね。 >弟切さん  そうそう。「気高い」と「高慢」は非常に近いところにありますので、気をつけるように。美徳になってること厳守ね。  あと薄っぺらいプライドと「気高い」も、これもまた近いところにありますので……。  この三者の違いを考察するところから始めると、とっかかりがつかめるかも。  まあそうした素材の形の間違いは、「提出してくる」ものでは、そうそうしないんじゃないかと思うけど……。もしやったら「たわけ」って言ってあげよう(笑)。  でも「気高い」のほうは、「無欲」に比べて、だいぶライティングが難しいよね。  ええと、立体(石像とか)に光をどの角度からあててやると、影のつくる濃淡のパターンが特徴的になるか……って角度を、びっと、一発で決めることとか。そのあたりの難しさ。  無欲よりも、気高いのほうがライティングが難しい。  ちなみにこれ、実戦でやるときには、「気高い4割、高慢4割、薄っぺらいプライド2割」で、あるキャラクターをスタートさせて、話を進めてゆく途中で、エピソードを積むたびにだんだんと配合を変えてゆき、最後には「気高い8割、高慢2割」に落として、そのキャラのドラマを完結させるとか、そんな1割単位の計算と実践できる技量が必要になってきます。  そのくらいのことはやらんと、キャラ萌えで読者をゲットしようなんてのは無謀ってものです。 -------------------------------------------------------------------------------- ↑の話とか No.0960 投稿日 2001年4月6日(金)16時49分 投稿者 新木 伸  上の話。  やり方は違ってても、分解能が同じだけ出てれば、どんなアプローチだって問題ないです。  また計算なんかしてなくても、なんとなく本能で書き分けも成長変化もちゃんとやれるし、このエピソードとこのエピソードは、そう割合で言うなら1割ぐらい違うよね……とか見分ける目もある。  それがはじめから出来る人には必要ない。  できない人が、できるようになるためにはノウハウはあったほうがいいんです。  分解能をあげるためのノウハウね。  関係ないけど、「目が天」のバッティングの科学。目から鱗ものだったなぁ。子供のころにあの練習法を知っていれば、もうすこしバットが玉にあたって楽しくなっていたかもしれない。 >弟切さん  アリアドネの糸玉の話って、なーになーに?  知らないもんで、解説プリーズ。 -------------------------------------------------------------------------------- お礼と課題と雑談と No.0961 投稿日 2001年4月6日(金)22時29分 投稿者 山内 涼 >新木さん  課題の採点と質問へのご返答、ありがとうございます。 >もしかして、これ考えてないわけ?   5W1Hの"Why"が抜けてましたね。  納得いく理由かどうかわかりませんが、「力のあるものが、自分の娘を気に入ってもらうため、他の娘達に勝てるものをと考えて、ただの自己紹介ではなく、自慢話を提案した」と、考えて(私の場合はまだ実際書いてみて)、どうとでもとっかえられるから骨にするのに不必要だろうと、勝手に削っちゃいました。  必要なもの、不必要なもの、まだ完全に見極められてないあたり、やはり問題ありですね。  同じものを違うパターンといってみたり、自分でも相当理解力が足らないなと思います。  新しい無欲のパターンも探しつつ、自分の表現したいことを、相手に正確に読みとってもらえるようになるため、今のとこ思いついてるパターンで今日は考えてみました。 OKだったシンデレラ・・1人 山内8 ・この日のために特別取り寄せた、異国の珍味がテーブルに並ぶ ・参加者の数に合わせて調理されたため、遅れてきたシンデレラのぶんがない ・はじめて目にする珍しい料理に、誰もシンデレラにわけてあげようとするものがいない ・(主催者として、参加者全員をもてなすため)王子が自分の皿を差し出すが、シンデレラはことわる ・理由を問う王子に、こんなに見たこともない料理がたくさん並んでいるのに、王子様の料理を横取りするまねなんてできません ・そういって、テーブルいっぱいに並べられた(別の)料理をうれしそうに食べるシンデレラに、惹かれる王子  今日は(も、かな)、ひとつだけ。  よろしくお願いします。 >弟切さん >やっと未勝利を脱出した新馬が――について  地方(競馬)の未勝利すら勝てない駄馬がこんなこというのもなんですが、新馬戦で勝てなかった時点で、そのお馬さんは新馬ではなく未勝利馬と呼ばれます。  そして「やっと」未勝利戦を勝ったお馬さんなら、いきなりオープン戦に挑戦せず、条件戦(中央なら「500万下」から)にまわると思います(強敵揃いのオープン戦には「プロット出し」が組まれてますしね)。  でも大丈夫。まだ3歳クラシックには間に合います。お互いコツコツ頑張って、いずれ輝かしい栄光を手にしましょう(骨折→「予後不良」にはくれぐれも気をつけて)。  中央の華やかさに憧れつつも、「地方の星」を目指す山内でした。 (私も無欲を理解したら、違うシンデレラを弟切さんに採点してもらってるかも) -------------------------------------------------------------------------------- いくつか No.0962 投稿日 2001年4月6日(金)22時44分 投稿者 新木 伸  最近のログを読み返していて、いくつか、フォローとか。 >卯月さん  「自分の欲望に気付きながらもそれを抑えてしまうシンデレラ」  いったんは斬って捨てたけども……。  それ、悪くない路線ではあります。  でもシンデレラ自身に、自覚させちゃだめね。  「自分の欲望を無意識に押さえてしまうシンデレラ」の路線であれば、これで無欲を描くことはできます。  だけど、「自分の欲望に気づきながらも……」のほうの先には、無欲はありません。美徳系であるとしたら、「自制心のあるシンデレラ」。もしくは前のときみたいに、悪徳系で「計算高いシンデレラ」。 >次の課題とか  短編プロット&執筆。  誰も名乗り出ないのは、なぜだろう?  もしかして、「何回でもOKになるまで直させる」とか、そう書いてるからかな?  「リテイク回数に上限なし」って、そう言い切っているところとか?  そのへんで、怖れをなしちゃってる? もしかして?  しかしなぁ……。  これ、プロの日常なのだが。  誰だって、ごく普通に日常的にやってることだし、君らだって作家志望なら、デビュー後には日常になることだ。  だめなモンは、何回だってNGは出るさ。あたりまえ。  逆にちゃんとしたモンを出してりゃ、一発で通る。  こちらとしても、商業レベルまで持っていこうなんて思ってないから、そんな厳しくはしないよ。  ちなみに商業レベルっていうのは雑誌掲載されてるレベル。賞に応募したら入選ぐらいはするレベル。  ああ、そう考えると、次の課題で書いた短編。  応募しない原則でやってたほうがいいかな。  フェアじゃない。それに人の手を借りてプロット練らないとまともなものが作れないレベルじゃ、どのみちデビューしたって意味がない。 -------------------------------------------------------------------------------- はじめまして No.0963 投稿日 2001年4月6日(金)23時28分 投稿者 つか  と挨拶してもなんら違和感がないほどにお久しぶりです。 「小説のかける身体」作りの為、舞い戻ってきました(というほどあちこちに行っていたわけでもありませんが)。 >はじめましての方  えっと、題名を見て下さい……で済ますのは横柄ですね。  どうもはじめましてです。一緒に頑張らせてもらいます。  OKの数は現在五個。とりあえずはあと半分。  では、課題提出を。  つか・11 ・お城へと着いたシンデレラ。舞踏会の会場へと向かう。 ・お后候補の娘たちは、王子とのダンスを係の者に審査され、採点されていた。 ・王子に気に入られようと必死の娘たちは、強張った表情でぎこちなく踊ることしか出来ないでいる。  そして踊り終えた娘たちは、すぐに採点の結果をたずね、それを聞き落ち込んでいる者ばかり。 ・やがてシンデレラにも順番が回ってくる。幸せそうな表情を浮かべながら、自然体で踊るシンデレラ。 ・シンデレラの表情を意外そうに見つめながら踊っている王子。そして踊り終える。 ・王子に一礼して、すぐに立ち去っていくシンデレラ。王子は慌ててシンデレラを呼び止める。 ・何故結果を聞かずに帰ろうとするのかとたずねる王子。呼び止められたシンデレラは幸せそうな表情のままで、願いがかなったからだと、そう答える。 ・シンデレラの答えを聞いて唖然としている王子。しかし、しばらくしてからにっこり微笑むと、もう一度自分と踊ってくれないかとシンデレラをダンスに誘う。  驚き、紅潮していた頬をさらに真っ赤に染めながら、誘いを受けるシンデレラ。  一つ作るのにも結構時間がかかってしまいました。  もっともっとやらなければ……。 >新木さん >次の課題  何とか早くそこまで進みたいものです。というか、当然進んでいかなければいけないわけですけど。まずは課題提出から頑張るとします。 -------------------------------------------------------------------------------- 今日の夕飯はアジの塩焼きだぁ No.0964 投稿日 2001年4月6日(金)23時28分 投稿者 新木 伸  包丁を研いだ。  アジを三枚に下ろすのが、やたらと楽になった。  でもおろしてから、今日は焼き魚をやるつもりだったことを思い出した。  本末転倒とはこのことか。 >山内8  シンデレラの断った理由が、よくわからんのですけど?  まあ、単に「わからん」でボツにしてもいいのだろうけど……。再提出してください。  王子の出してきた皿を断る理由だけど、これはなぜ?  また作者としては、どんな無欲系のシンデレラのつもり? -------------------------------------------------------------------------------- >つかさん No.0965 投稿日 2001年4月6日(金)23時37分 投稿者 新木 伸 >つか11  OK。  この手のパターン。とにかく死屍累々なもんで、どっかケチをつけてボツにしてやろうと身構えていたけども、特にエラーは見あたらず。  いまひとつキレが足りない気もするけど、つかさんの採点は久しぶりだし、「おもしろくなかったら即ボツ」の難易度まで引きあげていいのかわからんから、OKってことで。  しばらくこのクオリティが続くようなら、難易度一段階あがりますんで。 -------------------------------------------------------------------------------- 一日が48時間になったところで、意味ないなぁのシンデレラ No.0966 投稿日 2001年4月6日(金)23時53分 投稿者 いか  短編プロット。一番やりたかったものなので一番初めでもいいからやりたいのですが、時間がありません。電撃大賞へ送るのもそうなのですが、それ以外に引っ越しやら新入生の勧誘、ゼミの資料作成、サークル(文芸)の作品、知り合いの結婚、バイト、などなどやることがたくさんあって手に付きません。ついでに病気です(笑)。じんましんが出ているんですけど内蔵が悪いのか、疲労が溜まっているのか判らないので病院行くつもりですが。まぁ、今までやらなかったのもあるので、それが悪いのですがね(それでも、いきなり湧いてきたのが多いんだよなぁ・愚痴)。一応、サークルに出すのなら応募しませんしOKですよね。それを提出するつもりです。  そんなわけで、シンデレラです。現実逃避がかなり入っています(笑)。  ちなみに成功例なし。  いか5 ・シンデレラはカボチャの馬車で到着。 ・馬車から降りると、シンデレラは門番に「パーティはあと一時間もしたら終わりますよ」と云われる。 ・入り口へ入ると、着飾った女性たちが遅れた分を取り返すかのように急いで舞踏会場へ向かっている。しかし、シンデレラは走らない。 ・会場へ到着。踊っている人はおらず、女性たちが泣き崩れていた。 ・シンデレラが首を傾げていると、王子が近付いてくる。 ・この催しが仕組まれたことものであることを知る。(王子のみを対象にした女性のふるい落とし。問から会場まで監視されていた) ・シンデレラは王子と踊る。  時間が惜しいのでこのへんで。さっさと寝ます。  -------------------------------------------------------------------------------- 「はじめまして」のやりなおし No.0967 投稿日 2001年4月7日(土)00時14分 投稿者 春日信乃 自己紹介もなく、いきなり出てきて 「参加させてください」 は、失礼でしたね。 「春日 信乃」は「かすが しの」と読みます。 「自分の小説に対するスタンス」……ですか、自分でもよくわからない。 というか、「自分の小説に対するスタンス」という言葉の意味がわからないし、小説を書き始めたばかりで、突っ込んだことまで考えたことがない。 「ブギーポップ」が好きで、わたしもあんな小説が書きたいなと思い始めて、ワープロの向かったのが、小説を書き始めたきっかけです。 だから、ネット上に出した小説なんで、「12月の三題噺」だけ。 タイトルは、「月曜日の夜、写真を見ながら」というやつ。 小説は、ノートにいくつか短いやつを書いている。それだけ。 ここに来たきっかけは、 長いものを書こうと書き始めたいいけど、先に進まない。いくつか書きたいシーンがあって、それを順番に書いていたけど、 「次のシーンは用意してあるのに、そこにたどり着かない」 という悲鳴をあげたから。 「プロットをあらかじめ書く」という行為が、解決策になるかも知れないと考えたから、ここに来ました。 だから、作家になりたいという夢のあるけど、それより目の前にあるのは、 頭の中にあるわたしは面白いと思っている小説を完成させたい、というもので、 商業ベースとか生計が立てられるのかとかと比べると、それ以前の理由でここに来ました。 >課題提出 春日1 ボツ 春日2 ボツ 春日3 ボツ 春日4 ・豪華な会場に圧倒されるシンデレラ。 ・場の雰囲気に呑み込まれ参加する気持ちより、演劇を見るような眼で会場を眺めている。 「あんた踊らないの?今日は、王子様がいるんだよ。あんたも王子様目当てで来たんでしょ」 と、太っとた女が言う。 ・ここに来ただけでもう十分ですと言うシンデレラ。 「はぁん。欲のない女だねぇ」 と不満げな太った女。 ・太った女は、その隣に椅子にへたり込んでいる弟を睨んで、 「ほら、女ったらし。この子を踊ってあげな」 「ねぇさん。勘弁してくれよ。もう疲れたよ」 ・太った女。弟の尻を蹴って、 「いいから、踊れ」 と、せっつかれシンデレラと中央え。 ・弟=王子様 春日5 ・受付を済ませた娘は、渡された高価なブローチを胸につける。 ・ひとりの娘は、別のと交換してほしいと言った。 (ブローチは、壁に立てかけたボードに整理してつけられている) ・ひとりが交換してもらうのを見つけると、次々と交換してと訴える。 (ブローチは玉石混合) ・少しでもいい品を取ろうと躍起になっている娘たちで混乱しているところにシンデレラ登場。 ・どれでもいいからと、ひとつ頂く。 「ほかにいいものがあるなら、もっといいものが欲しくないのか?」 シンデレラは尋ねられる。 「これで十分です」とシンデレラ。 ・尋ねた人=王子様 ・王子様は、周囲の欲望に忠実すぎる娘たちと見比べて、シンデレラのことが気に入り、ダンスを申し込む。 春日6 ・玄関なら会場までエスコートされるシンデレラ。 ・廊下には、豪華な品が展示されている。 ・それらの珍しい品々に目を奪われるシンデレラ。 ・表情をくるくる変えながら一つ一つを鑑賞するシンデレラ。 ・あまりに熱心なので、 「どれかひとつだけ差し上げますよ」 「?」 「実はこれらの品は、来客へのプレゼントなのです。 こんな時間に訪れた方は初めてですよ。あなたが最後のお客さんでしょう。 プレゼントのことはまだ秘密ですよ」 ・あまりに熱心なので、秘密をこっそり教えてもらう。 「今はまだいりません」 ・別の声がした。 「今もらったほうが得だよ。好きなの選べるし。みんなと一緒に選んでたら、いい品物みんな持ってかれるよ。それでもいいののかよ」 「あのねぇ。わたしはモノをもらいに来たんじゃないんだから、モノモノって、下品なこと言わないで」 「ダンスパーティに来たなら、踊らなきゃ始まらない。とりあえず僕と踊ろう」 ・途中から会話に参加した男=王子様。 ……今日も3つ提出します。 もっといっぱい出したいところだけど、脳みそフル回転でようやく出てきたのがこの3つ。 >前回の反省 「春日さんの場合は、もっと長く書くこと。」という指摘があったので、長くしてみました。 逆に長くなりすぎていないかな。心配。 わからないことをわからないというのは、別に恥じゃないので聞きます。 「なんかどれも構図がよくわかりません。」とありましたが、 「構図」の意味がわかりません。 -------------------------------------------------------------------------------- 改めて自己紹介 No.0968 投稿日 2001年4月7日(土)02時21分 投稿者 卯月 修羅  ええと、前にも言ったと思いますがボクは小説家を志したばかりの若輩者で未だ自分の作品というのを書き上げた事がありません。ここに参加した理由は小説を書く技術を学びたいと思ったからです。未だ自分の思ったことを文章にすらできないレベルですが。  志望ジャンルは電撃文庫です。なぜかと言われるととちょっと困りますが一言で言えば「電撃文庫が一番面白いと思う」からですかね。  自己紹介はこんなものでそれでは課題提出します。採点よろしくお願いします。 卯月8 ・舞踏会場にやってきたシンデレラ。 ・娘達は自分をアピールしようとこぞって王子にダンスを申し込んでいる。 ・シンデレラの視線は気が付くと王子の方へ向けられている。 ・さきほどからこちらを見てくるシンデレラに気付いた王子はシンデレラに声をかける。 「君もボクと踊りたいのかい?」 ・「い、いいえ、私はべつに、そんなだいそれたこと・・・」とあわてて否定するシンデレラ ・「それにしてはさっきからボクのことを見ていたようだけど?」と笑顔でたずねる王子。 ・思わず赤面してしまうシンデレラ。 ・「ボクと踊ってくれるかな?」と王子はシンデレラをダンスに誘う。 >新木さん  せっかく拾ってもらえたので「無意識のうちに自分の欲望を抑えてしまうシンデレラ」で考えてみました。  短編プロットの方、やってみたいのはやまやまなんですがちょっと今の分解能の低さでは無理なのでとりあえず無欲なシンデレラ迷宮を脱出したら考えたいと思います。    最近なんかこの課題がつらくなくなってきたというかちょっと楽しくなってきた自分を発見。自分も一歩「小説の書ける体」に近づけたことによろこびを感じました。 -------------------------------------------------------------------------------- >>アリアドネの糸玉の話って、なーになーに? No.0969 投稿日 2001年4月7日(土)02時30分 投稿者 はせがわみやび    ふむ、教えてあげよう。  生贄に決まった娘が、最後のわがままだからっていって、恋人にセーターを編んでやったんだな。で、「これをわたしだと思って大事にしてください」と。  ところが、そいつは端がほつれていて、恋人のセーターはどんどん短くなっていってしまう。もしやと恋人がその糸をたどっていくと、迷宮に放りこまれた娘のもとへとたどりついた。  で、ふたりしてそこを逃げ出してしまったんだ。  という話があるわけだよ。 >次の課題とか >>短編プロット&執筆。 >>誰も名乗り出ないのは、なぜだろう?    シンデレラをクリアしないと名乗り出てはいけない、って思ってるんじゃないかなー。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.0970 投稿日 2001年4月7日(土)05時40分 投稿者 むに 看板に「イタリア料理店」と書いてあったとする。 中に入ってテーブルに着き、メニューを見ると、ピザしかなかった。 そこは「イタリア料理店」ではなく「ピザ屋」だ。 で、店主に言う。 「ピザしかないならピザ屋と書くべきだ」 看板に「エンタテイメント小説の店」と書いてあったとする。 メニューでは分かり難いけれど、料理法は演劇的小説しかなかった。 そこは「エンタテイメント小説の店」ではなく「演劇的小説の店」だ。 で、店主に言う。 「演劇的小説しかないなら演劇的小説の店と書くべきだ」 結局のところ、なにを言いたいかというと、 「目指しているもの何なのか上手く表現できていない」 あるいは、短く言うと、 「まぎらわしい」 です。 -------------------------------------------------------------------------------- >むにさま No.0971 投稿日 2001年4月7日(土)10時47分 投稿者 はせがわみやび  あのぉ(おそるおそる)、ですから、「料理法は演劇的小説しかなかった」というならば、演劇的小説以外の料理法を「具体的に」教えて欲しい、と榎野さまは聞いておられるのだと思うのですけれど。  ちなみに、わたしは料理法の基礎だから、そこに演劇的もなにもない、と主張しています。前にも言ったようにストライクの取れないプロのピッチャーはいない、と思うからです。 みやび -------------------------------------------------------------------------------- ひょっとして No.0972 投稿日 2001年4月7日(土)12時38分 投稿者 本家・榎野英彦 「エンタティメント小説の店」って「書くほうが楽しんで書ける」という意味の 「エンタティメント」なのかな? 「自分が楽しんで書いた小説」と「自分だけが楽しんで書いた小説」 これ、すっごく近いところにあって、ほとんど差がない。  でもね決定的な差があるんだな  「読み手」の存在ってヤツ。 「でたまか」なんて完全な「エンタティメント小説」だよ。プロットなんか書いてない、でもね「立ててない」なんて一言も書いてないでしょ  プロット立てを二十年やってると、書くのもめんどくさいというだけのこと。  私は今まで「エンタティメント小説の店」を見たことがありません。  いや、似たような店はいろんなところで見てます(同人誌とか)  でも、それで食っていけるだけ売れてる店を見たことがありません。  私が知っている「食っていけるだけ繁盛している店」は、全部あなたの言う ところの「演劇的小説の店」ばかりです。  私は「プロの店を開くには」という話をしています。  そして、目の前に「新木伸の店」と「鷹見一幸の店」という二つの店 (片方は老舗で繁盛中、もう片方は、まだナジミ客ついてないのでちょっと苦しい 店)があります。論より証拠です。    さあ、あなたの「証拠」を見せてくださいな。 -------------------------------------------------------------------------------- >むにさん No.0973 投稿日 2001年4月7日(土)15時59分 投稿者 新木 伸 >むにさん  私がいまここでやってるのは……。  演劇にせよ、映画、ドラマ、アニメ、マンガ、ラジオドラマ、ゲーム、その他もろもろ、「ストーリーを語る=物語る」というすべてのジャンルで共通して使える、基本のことをやっとるわけですが。  どんなジャンルでもプロット立てます。そりゃもう当然です。  私がここで言っているのは、こんなこと。  あらすじを書けるようになろうね。とか。  いまこのシーンの狙いを作者は掴んでおこうね。とか。  美徳の中のサブジャンルについてとか、受け手の平均よりも高い分解能を、送り手側は持つようにしようね。とか。  むにさんの書かれる「演劇的なもの」っていうのが、よくわかりません。また自分がそれをやっているという自覚もありません。  「○○料理屋」という看板を出してるつもりじゃなくて、たんなる普通の「料理教室」ぐらいな感じかなぁ。切ったり煮たり焼いたり炒めたり、基本の料理法を教える場所。  そこに怒鳴りこまれて、「貴方の教えようとしているそれは料理じゃありません」とか言われている感じでしょうか。  やっぱり、「演劇的なものじゃない」手法や路線で出されているもので、世に出ている小説……。作者がそれで食べていけてるものの具体例を出してもらえると、話が早いと思うのですが。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0974 投稿日 2001年4月7日(土)16時06分 投稿者 新木 伸 >短編プロット  「短時間に馬力こめて集中して仕上げる」てな訓練の意味合いもあるから、それなりに集中できるときのほうがいいでしょう。  時間できたらでいいんじゃないかね? >いか君  ところでサークルって、大学の? どんなサークル?  あとこちらは全員宛。  期間の話とか。  リテイクの回数にもよるけど、プロットに1〜3週間。書きあげるのにも同じぐらいかなぁ。短編一本にしちゃ、長すぎるかな。  でも何回リテイク出るかわからんし、参加者が1回のリテイクを直してくるのに何日かかるか見当もつかんし。  まあこれだって、シンデレラ迷宮みたいに、当初の見込みが大幅にずれて、一週間かそこらのつもりが4ヶ月になったりとか……あるかもしんないけど。  しかし短編一個に、四ヶ月も根気は持続しないでしょう。さくっとやりましょう。さくっとね。  さくっとやるけど、ただしリテイクは出す。  あと締め切り設定欲しい人とかいたら、無理のないところで、はじめに締め切り作りましょう。しかし締め切りをいったん立てたら、その後の変更はなし。まあ一週間なりなんなり、すこしは伸びるけど、あまり伸ばしすぎると、ぷちんと切れます。  話自体が、なかったことになります。締め切りとはそういうものです。  シンデレラ迷宮をクリアしてない人でもかまわないんで、どんどん名乗り出てください。ただし個別に判断します。  とりあえずは、長編を書いたことがあるか、短編をいくつか書きあげたことがあるか、そのぐらいかなぁ。最低資格って。 ・いか5  OK。  なんか構図がすげぇ強引っぽいが、まあOK。  走らないシンデレラ。舞踏会が終わっていてもショックを受けないシンデレラ。  ちなみに聞くけど、ショックを受けない理由は、「舞踏会に来れただけで満足だから」だよね? >春日さん  なるほど。スタンスは了解しました。  シンデレラ迷宮に踏み込むまえに、ひとつ自分で判断されるべきことがあります。  小説を書き始めた最初のころって、とにかく、楽しい時期というのがあるんです。自分の書きたいものを好きなように書く時期。  しばらくして、「もっとうまくなりたい」とか、「プロになってやる」とか思うようになると、苦しい時期に突入します。  何を書いても、自分のものがよくないと感じ続けるわけだけど、なにくそとがんばる時期。  「アストラルアラキ」が脳内やら背後やらに住み着くと、もう、楽しかった時期に後戻りはできませんが、それでもよろしいですか?  んでもって、採点は返答待ち。  あと、春日4と5は、このままの長さで台詞を出さずに再提出。6に関しては、長さを4と5ぐらいにして台詞を入れずに再提出。6はちと長すぎ。  あと春日4ですけど、すげぇむごい誤字があるんですけど。内容以前にそれだけでボツにしたくなるような誤字が……。  「中央え」とか。  「構図」って言葉ですが、こんな意味で使ってます。  無欲を示すやりかたっていうか、方法っていうか、そんな感じのもの。  たとえば今回の春日5だと、「高価なブローチを欲しがって群れる女たち」→「シンデレラはどのひとつでもよかったので混雑に巻きこまれない」……っていう順に書いているじゃないですか。ひとつひとつの個別の状況と、その繋がってゆく流れ。それらをまとめて「構図」って言ってます。  つまりひらたくいうと、「構図がわからない」っていうのは、「なにがどうなっているのか状況がわからない」ってことです。 >卯月さん  卯月さんの場合は、あれかなぁ。  まずなんか書いてみてはどうだろうか?  できれば長編あたり。  2週間ぐらいで、わーっと勢いにまかせて書いちゃうとか。  プロットなんかなし。とにかく書く。悩んで筆が止まるようなら、悩まずに書く。手を止めずになんでもいいから書く。先の展開なんか考えずに書く。  とりあえず一本書いたことがあるのとないのじゃ、同じ練習をしていても、得られるものが違ってくるよ。  こっちのほうの課題は、べつに2週間やそこら、待っててくれるわけだし。 ・卯月8  ボツ。  これだと「引っ込み思案なシンデレラです」  「無意識のうちに〜」の路線は、これ難しいですよ。  まあものにするまでチャレンジしてもいいですし、もうすこし楽な路線にチェンジしてもいいですし。おまかせしますが。 -------------------------------------------------------------------------------- 貧乏神が行く・・・ No.0975 投稿日 2001年4月7日(土)16時53分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 三日間ぶっ続けで大掃除をして久しぶりに訪れたら、書き込みがたまっていて圧倒されました。 ここはすごい。下手に時間をかけると恐ろしい事になりますな。 半月前くらいは20に一回は書き込んでいたのに。。 ところで。 もう少しホログラム話をさせてください。>新木さん。 >紺野さんが、「ホログラム貧乏」であることかなぁ。 >できるならありもので済ませたい。そういう意識があるように見受けられます。  あるかもしれませんね、自覚範囲外ぎりぎりのところに。  ほかにもっといいエピソードがあるのか、考える努力を必要とするあたり、「できるならありもので済ませたい」意識がありそうです。  しかしふと気がついたのですが、この部分、 >それは「差し替えられない」じゃなくって、「差し替えたくない」なわけです。紺野さんとしては。面倒なんです。ほかのを思いつくのが。 >「差し替えようとしても、限られてくるのではないか」というのは、それを正当化するための言いわけなわけです。自分にたいしての言いわけね。  「限られてくる」という部分に関しては、多分私の思想(理想?)が影響している気がするので、そこを説明します。  まず歴史で「たとえ話」を。  (歴史が手軽でわかりやすいかと思ったわりに、このために高校の教科書を引っ張り出して調べまくってしまった)  歴史上の事件というのは、それぞれは偶然ですよね。  アメリカの独立戦争を例に出すと、「ボストン茶会事件」は独立戦争のきっかけの一つですが、偶然起こった事件です。もちろん、印紙条例などのイギリス本国の高圧的な態度のせいで、アメリカ植民地側のイギリスに対するフラストレーションはかなりたまっていました。しかし、そのフラストレーションが事件という形になるとしても、べつに「ボストン茶会事件」でなくてもいいわけです。  「ボストン茶会事件」だけに注目すれば、たまたま茶条例で住民の怒りが爆発し、たまたまボストン港で、たまたま紅茶の荷を、たまたま海へ投げ込んだ、という見方もできるわけです。そして同じように、たまたま独立をかけた戦争がおきた、という見方もできます。  でも歴史全体の流れを見るという視点に立つと、モンテスキューやルソーの著作に見られるように市民階級の自由の理念が広まっていて、ヨーロッパの市民の独立意識はかなり高まっていたはずです。フランスでも革命しますし。  そんな時期に茶条例が出れば事件が起こるのはある程度予測できます。同様に、アメリカの独立戦争は、歴史全体の流れからいえば、遅かれ早かれ勃発するはずだったと思います。独立戦争勃発、それ自体は偶然でも、戦争勃発時には、戦争は必然的な出来事になっていったのだと思います。  おおざっぱですが、まとめると、「偶発事が積み重なって偶然事件を起こしているのだが、別の次元の別の視点で見れば、必然的な一点に収束している」という事です。  それで。  物語の流れにそって話を進めるためにエピソードを考えますよね。  エピソードが「差し替え可能」だというのは、そのエピソードが偶然の出来事だからだと思います。AとBが初めて出会うのは、駅か、学校か、道か、偶然の事だからいくらでも差し替えられます。  でも、偶然のエピソードが物語という一つの流れにそっていくつも選ばれていく場合、またキャラが立っていて行動と価値観が矛盾しない場合、「必然のエピソード」というものも、現れるのではないかと思います。  日常生活でもありませんか。  AとBが隣同士の机になった。BはAにしつこくするだろうから、遅かれ早かれAが怒るだろう。その時Aはおそらく「&%$#”」という言葉を使ってBをののしるだろう。  そういう予測が、そのまま実現する事がありますよね。  キャラもキャラ同士の関係も場面も状況設定も全て完全に「立って」いたら、そういう「必然のエピソード」が現れてもおかしくないと思います。  いやむしろ私は、(私はまだ体験した事はないですが)「必然のエピソード」が出てくるようになったら、それは、キャラやキャラ同士の関係や場面や状況設定が完全に「立って」いる証拠、くらいに思っているのですが。  自分でも体験した事がないですし、これは多分に思想です。それでも思想としてはかなり本気の域です。  誰かきっと、体験した事があるだろうと思っているんですが。 -------------------------------------------------------------------------------- 泣くのはいやだ笑っちゃおう No.0976 投稿日 2001年4月7日(土)17時25分 投稿者 紺野タツキ   再び紺野です。  私の長い一文にとってみれば、掲示板上でも一文字下げるとかなり見やすくなりますね。そこで一文字下げる事にします。  メモ帳でも改行ごとに一文字下げてくれればいいのに。  ところで、むにさんのおっしゃる事がわかりません。  しかし、「エピソードの差し替え」が話に出てきて、もしや私がらみか!?という責任を感じたのでレスしてみます。 >むにさん(942) >新木さんが目指すのは、「うれしいときの笑顔」や「悲しいときの涙」ではなく、「うれしさを表現する笑顔」や「悲しみを表現する涙」でしょう。 >エピソードの差し替えが簡単にできるのは、表現に徹しているから。 >アウトプットの比重が大きく、フィードバックを考慮していないように見えます。 >「読者に伝えるものが決まっているから、それを表現できるエピソードをつくる」 >「読者にうれしさを伝えると決まっているから、それを表現できる笑顔をつくる」 >これはこれで分かり易くていいけれど、別の方向を目指す人もいるんですよ。  「うれしいときの笑顔」「うれしさを表現する笑顔」の部分について。  「うれしいときの笑顔」と「うれしさを表現する笑顔」の違いは「表現」ですね。「うれしいからつい零れてしまう笑顔」と、「うれしいという気持ちを相手に伝えたい笑顔」と。  つまり、相手を意識するかどうか、自分の感情を誰かに伝えたいか、という違いですよね。  前者。「うれしいときの笑顔」のほう。  笑顔でも小説でも同じだと思いますが、受け手を意識しないなら、そこにあるだけですよね。自分でも笑えるんだ、とか書けるんだ、の確認。自己満足。ただ笑いたいから笑い書きたいから書く。いずれにしてもそこにあるだけです。  運良く誰かに見出されて評価される事があるかもしれません。なんて無垢な笑顔だろう、と思った王子様が踊ってくれるとか、すばらしい小説だと思った人が世に出してくれるとか。でもそこに自分の努力はないですよね。  後者。「うれしさを表現する笑顔」のほう。  これは受け手を意識していて、受け手に自分の感情が自分の望みどおり伝わるかが問題になりますよね。つまり、間違って伝わったらまったく意味がありません。悪いほうに誤解されたら最悪です。  しかし表現方法は努力してみがく事ができます。もっと自分の目的どおり正確に伝えられるようにはなれます。努力で。  新木さんが言っているのは、「努力次第で改善は可能」という事であって、後者です。新木さんは前者のほうを無視しているわけではないし、否定しているわけでもないと思います。ただここは、「努力の場」という事だと思います。   少なくとも、私はそういう意識で「よみかく分室(仮)」に訪れているわけです。    それで、むにさんは、新木さんの方針が納得いかないんですか?それとも、新木さんとほかの人たちの間にある誤解(みたいなもの)がむにさんには見えていて、それが見ていていたたまれないのかな?  そのへんがよくわからないんですが。演劇とか。なぜ演劇だけ分ける必要があるのかとか。  あと別の方向を目指すとどうなるのかもよくわかりません。    さんざんわかりにくい書き込みをした私が書くのもなんですが、もう少しかみくだいてわかりやすく説明していただけませんか? -------------------------------------------------------------------------------- 参加してもよろしいでしょうか No.0977 投稿日 2001年4月7日(土)19時35分 投稿者 夕斗  はじめまして、夕斗といいます。  シナリオライター志望です。  小説家志望、ではないのですが、参加してもよろしいでしょうか?  参加しようとしたきっかけは新木さんの発言で、 >「演劇にせよ、映画、ドラマ、アニメ、マンガ、ラジオドラマ、ゲーム、その他もろもろ、「ストーリーを語る=物語る」というすべてのジャンルで共通して使える、基本のことをやっとるわけですが」  というのがあったからです。  今までに書いたシナリオは長編が1本(手書き)で、あとは短編です。短編からはすべてPCを使って書いてます(手書きに疲れたので)。  さっそくですが、シンデレラの方を。 夕斗1 ・ 行列ができている舞踏会の会場。シンデレラは会場の中に入ると、角の方で一人で踊りだす。周りから失笑をかうが、シンデレラは楽しそう。 ・ 曲が終わると、シンデレラはそのまま会場から出ていこうとする。王子はそれに気づき、もう帰られるのですか? と訊ねる。 ・ 彼女は微笑み、わたしは十分に堪能しました。まだ舞踏会に入れない方もおられるので。と答える。 ・ 王子は会場を増やすように指示し、もう一曲だけつきあってくださいとシンデレラを誘う。   シンデレラは瞬きし、申し訳なさそうに王子の手を取る。  以上です。よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- レスいろいろです No.0978 投稿日 2001年4月7日(土)19時41分 投稿者 弟切 千隼 わあ、たった一日でまたすごい書き込みの量ですね。 とりあえずレスだけ書き込みます。 山内さんへ > いやあ、私はとてつもなく仕上がりが遅れた競走馬で、二歳どころか三歳春の新馬戦にも間に合わず、三歳秋くらいになってようやく未勝利戦に出走できた、というくらいの年寄りなんですよ(^^; ですから三歳クラシックはとうに諦めています。目指すは天皇賞とジャパンカップと有馬記念ですね。 それと、昔は「未勝利」と「オープン」の間に条件戦というものがありましたが、今は制度上は未勝利より上はすべてオープンという扱いではありませんでしたっけ? 新木さんへ > 「アリアドネの糸玉」について。 はせがわさんの解説はあながち間違いではありません。が、一応古典的に正しい解説もしておきましょう。 これはギリシャ神話に登場するお話です。 古代のアテーナイ(現在のアテネ)は隣国のクレーテー(現在のクレタ)の支配下にあって、毎年七人の若い男と七人の若い女をクレーテーに捧げる決まりでした。この男女はクレーテーにある迷宮内に閉じ込められた半人半牛の怪物ミノタウロスの生け贄にされるのでした。 ある時、アテーナイの王子テーセウスは「そんなことは許せない」と、自ら志願してクレーテーへの捧げものとなり、迷宮に入って見事怪物ミノタウロスを倒し、誰も抜け出せないと言われた迷宮から脱出して国へ帰ります。 ミノタウロスと戦って勝ち、迷宮から脱出するに当たっては、テーセウスはクレーテーの王女アリアドネの力を借りました。テーセウスに一目ぼれしたアリアドネは、一振りの剣と一つの糸玉を彼に与えて、この剣でミノタウロスと戦い、糸玉をほぐした糸をたどって再び迷宮の入口にたどり着くようにと助言します。 この神話により、欧米文化圏で「アリアドネの糸玉」と言えば「難問解決の糸口」といった意味になります。 -------------------------------------------------------------------------------- 気高いシンデレラ No.0979 投稿日 2001年4月7日(土)21時09分 投稿者 弟切 千隼 新しい課題の提出第一弾、行きます。 弟切1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・城の舞踏会で、今回舞踏会デビューを果たした女性客全員と、王子が踊ってくれることになる。シンデレラも順番を待って王子と踊る。 ・王子と踊っている最中、シンデレラはステップを間違えて、つまずいて転んでしまい、周り中から失笑を買う。彼女は顔を赤らめながらも動ぜずに立ち上がり、丁寧に王子に詫びて、続きを踊って下さいますかと訊ねる。 ・その態度に感心した王子はシンデレラに、後でもう一度踊って下さいとささやく。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラと嘘とビデオテープ(意味ナシ) No.0980 投稿日 2001年4月7日(土)21時47分 投稿者 魚住雅則 >短編プロット やりたいです。 ただ「長編を書いたことがあるか、短編をいくつか書きあげたことがあるか」という最低条件……クリアしてないんです。 現在書いている物が生まれて初めて書いた小説なので、未だ完成させたことがありません。 これは駄目でしょうか? 今一番悩んでいる「オリジナリティ」についても何か糸口が見えそうな気がするので、本当にやりたいんですが。 -------------------------------------------------------------------------------- 再提出です No.0981 投稿日 2001年4月7日(土)22時38分 投稿者 山内 涼  なぜ王子の皿を断ったかに無欲を表現しようとしてたんで、致命的なミスですね。  なんだか提出するたび前進じゃなくて後退していってるような……。  自分なりに考えて、必要なところをつけ足してみました。  それと、本来一発勝負のところで、再提出する。単純にボツになるより、さらに考える余地をいただけ……もらってるわけですから、再提出といわれたぶんは遠慮なく提出させてもらいます。が、自分の理解力を上げるためのもので、アイデア出しとはいえない作業だと思うので、再提出でもらったOKは一切カウントしないことにしました。  ということで、  OKのシンデレラ・・0人 山内8(再) ・テーブルに並んだ豪華な料理の数々。が、誰も手をつけていない ・参加者(王子も含む)の目当ては、この日のために特別取り寄せた、異国の珍味を使った料理だけ ・大きなテーブルに目的の料理が並べられ、参加者全員が席についたところで、遅れてきたシンデレラが入場する ・参加者の数に合わせて調理されたため、シンデレラのぶんはない ・はじめて目にする珍しい料理に、誰もシンデレラに(自分のぶんを)わけてあげようとするものがいない ・(主催者として、参加者全員をもてなすため)王子が自分の皿を差し出す ・シンデレラは、会場の料理すべてが珍しく、他の料理で充分満足だからと断る ・うれしそうに誰も手をつけていない料理を食べ始めるシンデレラに惹かれる王子  昨日送ったとき考えてたのは、「誰もが欲しがるものを欲しがらない」シンデレラでした。なぜ断ったか考えながら読み返して、理由が見当たらないのに気づき、理由をつけ足したら、「他の人より満足する基準が低い」シンデレラに変わって(混ざって?)しまいました。  話の流れとして、こっちのほうがスムーズで、無欲にもなってるとは思うんですが、やはり最初に考えた展開と違うというのは大問題でしょうか。  なんだかストライクが入る入らない以前に、ボールの投げ方の練習から必要かなと思うのは気のせいですかね。  何個か「誰もが欲しがるものを欲しがらない」シンデレラを考えてみます。 >弟切さん  本賞金の額によって、  新馬・未出走馬・未勝利馬→500万下→900万下→1600万下→オープン馬  と、現在もクラスが分かれています(新馬・未出走馬・未勝利馬の区分は、馬齢と出走の有無による。ちなみに障害レースは未勝利戦とオープン戦のみ)。もちろん格上への挑戦は可能です。  多くの競争社会に見られるピラミッド型の構造をしていて、毎年1万頭近く生まれる中から、オープン馬として活躍できるのは数えるほどです。そしてピラミッドの頂点にG1馬が君臨するわけです。  走ることを書くことに置き換えると、なんだか他人事(この場合は馬ごとかな)には思えませんね。誰もが知ってる大先生。プロとして活躍しておられる一流の先生がた。あとほんの少しでプロになれる人。調教(練習)をつんでどんどんうまくなる人。私のようにまだほんの入り口に立ったばかりの人。  馬の場合はオープン馬が格下の馬に走り方を教えることなんてありませんので、その点私たちのほうが恵まれていると言えるでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 王子とシンデレラと暇な時間 No.0982 投稿日 2001年4月7日(土)23時53分 投稿者 いか  やったー日曜日だ。本格的に短編に集中して書けるにょ〜。にょ〜なんて云うな。 >>新木さん  大学の文芸部です。主に短編(といっても、原稿用紙40枚近くが限度)や、ポエムなどを書くことと目的にしています。基本的に、純文学に近い物が多く、エンターテイメント系――とくにライトノヴェルスに賊する物は合評会ではボロクソ云われる傾向があります。まぁ、つまらないのが多いのが悪いのでしょうがないのですが。私は率先して貶します。部内では後輩なのに恐れられています(笑)。  私が部内で書くようなものは「ワントリック、ワンシーン」を目的としたエンターテイメントです。実験を目的とした物というのが適切でしょうか。基本題材はミステリィです。バンジージャンプを用いて行われた殺人事件を題材にした「バンジージャンプ殺人事件」、犯人は読者だという「I don,t think I cannot」などを書きました。純文学系を書いてみたこともありますが、へんな趣向を持った変な人間ばかり書いていると云われて、向いていないのかな、なんて思ったりしています(笑)。  ちなみに、この部の中でプロになった人はまだいませんが、今年には一気に二人、本が出版されるそうです。二人とも純文学です。村上春樹信者多し。  最近の傾向は、先輩と二人で100枚程度の作品を書くことが多いです。一人で考えていると思いつかないようなパターンも出てくるので楽しいですね。だからといって、バトルロワイアル風味のストーカー話を喜んで書くのもどうだろう(笑)。  シンデレラについてはその通りです。シンデレラが無欲であることを積極的に示さずに、他者との違いで示すことを目的にしましたので。しかし、シンデレラが考え無しと捉えられた感がありましたので、次回移行は改善していきます。  シンデレラネタをふと思いついたのですが、コンセプトにはずれているので番外です。  いか 番外1 ・この街の少女達は誰でも舞踏会に参加することができる。 ・王子は街へ出かけていき、シンデレラに一目惚れをする。 ・いつかは舞踏会に会えるだろうと思っていたが、1ヶ月もすると我慢ができなくなる。 ・「なぜ、あの人は参加しないのだ」と使いを出して調べてみると、シンデレラは無欲であるが故に舞踏会には積極的に行きたがらない為であった。 ・王子は考えて魔法使いをシンデレラの所へ向かわせ、舞踏会場へ仕向けるようにする。 ・計算通りに、シンデレラは舞踏会場へ参加する。 ・王子はシンデレラと踊ろうとするが、他の女性が邪魔をした上手く事が運ばない。 ・埒があかないと王子は女性達を集め、無欲のシンデレラを一番にさせるようなコンテストを開催する。商品は、何でも願いを叶えさせることにする。 ・当然シンデレラは一位になり、王子は何かしら自分に対してアクションをかけてくるだろうと踏んでいたが、シンデレラは無欲であったからその願いを辞退する。 ・王子はガッカリする。それを見たシンデレラは王子に「王子様はなにか願いはないのですか?」と声をかける。 ・王子の口から「初めからあなたと踊りたかったのです」と云い、二人は踊る。  間違いはご覧のとおり。まず、「舞踏会場云々」のパート指定が間違えている。容姿で惚れた(一目惚れ)人間がたまたま無欲だっただけであり、無欲だから惚れたとは話がずれている。このヘンは書く前から判っていたので、無欲であることを示すことよりも、王子視点で出来ないものかと中心に考えました。これを元にして発展させたのが下の6番にあたります。  いか6 ・王子は舞踏会場で一人退屈していた。 ・目の前で踊る女性もいつもとおなじ様なメンツばかり。王子は溜息を吐く。 ・そのとき、王子の目に一人の女性が飛び込んできた。それはシンデレラだった。 ・シンデレラはブスだった。 ・王子はシンデレラを暇つぶしに見ている事を決める。 ・シンデレラは、舞踏会場の雰囲気に飲まれたようで立ち竦んでいた。 ・しかし、すぐに笑みを浮かべて満足そうに会場を眺めている。 ・もちろん、容姿がいいともいえないシンデレラに声をかける人はいない。 ・それでも、シンデレラは笑みを絶やすことはない。 ・王子はその笑みに惹かれるものを感じて、シンデレラに声をかける。 ・「あなたはそれで満足なのですか?」「いいえ。今、王子様に声をかけて貰えたことで満足です」 ・王子は今まで聞いたこと無いようなその答えに心を動かされる。 ・「踊ってくれませんか」そう王子は訊ねると、シンデレラは「光栄です」と手を差し出した。 -------------------------------------------------------------------------------- 脱げ落ちた理性という名のドレス No.0983 投稿日 2001年4月8日(日)02時37分 投稿者 霧原 智亜希  ども霧原す。  改めまして自己紹介をすると、小説を完成させたことは無いけど、書きたいものはある(創作に興味はあると言った方が適切でしょうか)のでとりあえずここに参加して、吸収できるものは吸収しよう。と言った所です。  ああ、そして「作家志望者」なのかどうか、と言う点においては現時点では分からないとしか言えないか、あるいはそれ以前の問題な気がしてます。  とりあえず今現在はアストラルアラキサンを麻酔で眠らせてその隙に「とりあえず完成させて人に見せよう」と書きたいように作品を書いています。  ちなみにアストラルアラキサンが起きてると……書けません(^^;  えっとまず最初にこれだけは、 >あと課題の「無欲」が合わないのなら、べつに変えてもいいけども?  失礼しました。「無欲」でお願いします。 OKの数……1 霧原4 ・舞踏会では、来た女性が皆平等に同じ時間だけ踊れることになっていた。 ・シンデレラの番になろうかという時、もう既に踊り終わった義姉がもっと踊らせてくれと言ってくる。 ・王子は戸惑うがシンデレラは王子の手を取りしばらく眺めた後、どうぞ義姉と踊ってくれと言う。 ・義姉が王子の手を取ろうとするが、シンデレラは王子の手を放さない。 ・シンデレラは義姉に、残りの時間はあげるからすこしだけでも踊らせて欲しい、と言う。 ・義姉、すこしだけならと念を押して了承。 ・シンデレラ約束を守る ・そんなシンデレラに王子はこっそり、後で二人きりで踊りましょうと誘う。 以下雑談> >新木さんとみやびさんへ「霧原2」に関して  丁寧な説明ありがとうございました。そして大変に申し訳なく、また恥ずかしい話なのですがようやく根本的な勘違いに気づきました。 >このネタでまっとうな話に仕上げるなら、 >放蕩王子がシンデレラの人格に触れて真人間になる >……なんて系統の話になるはずです。  ”なるはず”と言われてそんな気になってしまったんですが、元々「霧原2」はそう言う話では無かったのです(^^;;  と、言うのもあの「放蕩王子」が産まれたきっかけとして、つい最近に原作を読み直した時の「あれ?シンデレラはなんで王子に惚れたんだ……(理由が書いてないぞ)」という感想がありました。 (って多分この時点でお二人は「分解能低すぎっ」と呆れてると思いますが……) そこで霧原はマイシンデレラノートにこう書きました。 ↓ ポイント ・無欲 ・ストーリー的必然性 (王子が無欲なシンデレラに惚れる理由。 シンデレラが王子に惚れる理由<ただし、これはデフォルトなのでなくてもOK) ↑  そんなわけで 「王子は『王子』ならばなんでもいいんだ」くらいの勢いで  ↓ 「ならばどんな王子なら”無欲な”シンデレラに惚れるのだろう?」  ↓ 「きっと正反対のやつなんだろう〜」と言うような経緯を経て誕生したのです。  そして提出した「霧原2」に対するレスの初めの冗談だった部分、 >こいつ、俺的に好きになれません。 >こんなやつと一緒になったらシンデレラが可哀想です。  この「こんなやつ」と言うのは「放蕩王子」のことだと思って(つまりどんなネタをやりたかったのかは通じたのかと思って)しまって(冗談を本気にしてしまったんですな)、それを前提に「真人間にする」と言う部分について考えていたのです。 (というか真人間になるかならないかはどうでも良かったんですが<結婚できた時点で幸せだから)  だから結論として(? というか言いたかったことをまとめると、前回の最後に書いたように) 「新木さんが傍から見て放蕩皇子と結婚したシンデレラを可哀相と思うのは勝手だけど、その当のシンデレラは王子と結婚できたことで幸せだぞ(<「話のお約束と前提は変えてないぞ)」 となったのです。やっぱ「放蕩王子」(<皇子じゃないだろ)と結婚するのです。  おそらく新木さんとみやびさんは好意的な誤読をされたんだと思いますが。  あれは根本的な所で駄目でした……  まぁなんというか……そろそろ、 > 一個見てそう思いました。 >まあこの後の何個か見ないとはっきりしたことはわからんけど……。 >とっとと10個OKを出して、採点代行者になってくれんかな〜。 >とか考えてますが。  メッキがはがれてきた頃かと(笑) > 自分の「言ったつもり」のものが、どう相手に受け取られているか、 >意識して物を書いたほうがいいな。  はい了解です。小説でもこれは一緒ですね。 >あ、「さん」から「君」に、いまなった(笑)。  あ、なりましたか  良かった良かった、なんかようやく安心できる話題が(笑) >霧原3「ぜんぜん駄目じゃん」  す、すいません普通に駄目でした……  わざわざ解説までありがとうございました。  霧原の1と3は明らかに後から付け足した部分が要らんので、 >ちゃんとミットに投げてこようよ。わしの構えているところに。 >いまはその練習なんだからさ。  今回の4は普通にど真ん中……のつもりです。 弟切さんへ> >この余裕ぶり  んー余裕と言うか今までは自分の立ち位置(シンデレラのストライクゾーン)がいまいち分からなかったのですが三つ出してようやく分かりました。  しかし、このシンデレラの合格基準は本当にギリギリの絶妙な設定ラインですね。自分でやって見て分かりました。んで、思った事は二つ 「新木さんて凄いなー」と「採点代行者の人って凄いなー」  いまさらですが(笑)  さてそれではこれにて失礼します。 -------------------------------------------------------------------------------- 競馬話ですみません No.0984 投稿日 2001年4月8日(日)13時02分 投稿者 弟切 千隼 山内さんへ > 未勝利からオープンに至る競走馬のピラミッド構造はよく知っています。一応、ジャパンカップが始まる前から競馬を観ている人間ですので。(お前年齢いくつだ!?) ただ、最近日本の競馬界は改革が著しく進んでいて、昔の常識が通用しないことが多いので、現役ばりばり?の競馬ファンと思われる山内さんに訊いてみました。 もうすっかり私も年寄りですね(^^; 競馬を知っていると、世の中のいろいろな物事の譬えに競馬が使えてとても便利です。特に、芸術家や職人や物書きなど、実力一本でやるしかない自由業の世界は競走馬の世界に近いものがあって、身につまされるでしょうね。 とりあえず、弟切千隼は四百万下を抜け出せるように頑張ります。牝馬だから斤量を2kgおまけしてもらえる、という虫の良い話は、この世界にはありませんね。 > アリアドネ 実は、あのテーセウスの神話には続きがあります。 ミノタウロスを倒したテーセウスは、妃にすると約束していたアリアドネを船に乗せてクレーテーを出帆します。ところが、テーセウスは途中で立ち寄ったナクソス島にアリアドネを置き去りにしてアテーナイへ帰ってしまいます。 なぜそんなことをしたかというと、テーセウスの夢に女神アテーナーさまが現われてそうするようにと言ったから、だそうです。これは口実で、利用するだけ利用した敵方の王女が邪魔になったから捨てただけだろう、と思うのは年増女の邪推ですね、きっと(笑)。 けれども、置き去りにされたアリアドネはナクソス島で葡萄酒の神ディオニュソスと出遭って愛し合うようになり、ディオニュソスの妻となって女神さまの仲間入りをしたのですから、結果的にはめでたしめでたしですね。 対するテーセウスは、アテーナイを出帆する時に父王と交わした約束の合図を忘れたために、父王が身を投げて死んでしまうという悲劇に見舞われます。天罰てきめんですね。 -------------------------------------------------------------------------------- また間違えました(^^; No.0985 投稿日 2001年4月8日(日)13時27分 投稿者 弟切 千隼 上の書き込みで、「四百万下」は「五百万下」の間違いです。古い人間なもので、つい昔の条件を書いてしまいました m(-_-)m -------------------------------------------------------------------------------- 気を取り直して課題提出 No.0986 投稿日 2001年4月8日(日)13時52分 投稿者 弟切 千隼 新課題提出第二弾です。 弟切2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・城の舞踏会会場は、王子の気を惹こうと着飾った娘たちでいっぱいだ。最新流行を取り入れた派手な色のドレスを着た娘たちの中にあって、シンデレラだけは流行遅れの地味なドレスを着ていて、周囲から白い目で見られている。しかしシンデレラは全く臆せずに堂々と他の客に混じっている。 ・そんなシンデレラに目を止めて、王子がシンデレラに踊ってくれるように声をかける。実はシンデレラの着ているドレスは、古風だが格式が高い形式のもので、気品を重視する王子の好みだった。 ・王子と踊るに際して、シンデレラはどの曲にするかと訊ねられ、ドレスと同じように流行遅れだが品の良い曲を選ぶ。シンデレラの踊り方も、背筋をぴんと伸ばして古典的なステップを踏まえた気品あるもので、ますます惚れ込んだ王子はいつまでもシンデレラと踊ろうとする。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.0987 投稿日 2001年4月8日(日)21時00分 投稿者 新木 伸 >夕斗さん  いらっしゃーい。  シナリオ専攻でも、こちらはかまわないですよ。ただ僕が話をするときには小説向け(しかもエンターテイメント路線)でしますから、夕斗さんのほうで適時読み替えてください。  シナリオといっても、ゲームシナリオとか、ドラマ/アニメ/ラジオ放送といろいろありますが、どのあたりでしょうか?  あと細かい点ですが、箇条書きのフォーマットのことでひとつ。  項目間の一行空きはなし。「・」と本文との間の空白はなし。  このシンデレラの課題のときには便宜上、フォーマットは揃えておいてください。 ・夕斗1  OK。 >競馬とか  競馬のことはよくわからんけど。  ふむ。オープンっていうクラスがいちばん上なのね。  だとしたら、僕やら榎野さんやらは「オープン馬」じゃないし、弟切さんは「五百万下」でもないのでは?  だってまだ出走さえしとらんでしょ?  ここのほぼ全員がそう。  とりあえず「未出走馬」にはなれているのが、ぎりぎりみやびさんってところか。  プロになって本を出して、週間ランキングの上位でも取って、増刷が何版もかかって、それでようやく一度のレースで勝利したことになるんじゃないかな。「500万下」ってところ? >アリアドネの糸玉  ああ。なるほど。ミノタウロス迷宮の話でしたか。  みやびさん、だめじゃん。ぜんぜん違うじゃん。(^^;  しかし弟切さん、この手の話、とくに資料をあたらなくてもさらさらっと出てくるわけだよね? それはけっこう「力」ですよ。まあ作家はなにかしら得意ジャンルを持っているわけですが。  僕なら科学技術とかかなぁ。およそあらゆる「機械」について、その動作原理を知らないものはない――とか、そのぐらい。井戸の手汲みポンプから、コンピュータまで。 >魚住さん  やりたいなら、やりゃいいじゃん。  「ああ一週間だけ待ってください新木さん。短編の2つぐらい、すぐでっちあげてきますから」とか言えんのか?  口を開けてるだけで転がりこんでくるチャンスなんて、そんなもん、どこにもないぞ。  さぁ言うのだ(笑)。 >山内さん ・山内8(再)  ボツ。  ようやく構図がわかった。わかったから、これはボツ。  シンデレラの身になって考えましょう。  王子たち舌の肥えた人間にとっては、「それ」は珍しい料理だったわけですね。でもシンデレラにとっては、どれもみな、同じぐらい珍しい料理だった。  そういう構図ですね。  つまりシンデレラの身になってみると、べつに特別なことはしてないわけです。  それから、「他の人より満足する基準が低い」にもなってません。っつーか、ぜんぜん違う。混ざったとか入れ替わったとか以前に、まるでぜんぜんなにひとつ「無欲」は入っていません。  あと「誰もが欲しがるものを欲しがらない」のパターンですが、挑戦するなら、さきに注意しときましょう。この「欲しがらない」の理由が、「いらなかったから」になってしまって築かれた屍の山が、シンデレラ迷宮には山と積まれてます。いらないものをノーサンキューと言うシンデレラに無欲はなし。それ、あたりまえの行動だから。  このパターンで無欲を描くなら、「誰もが欲しがるものを(自分もほしいんだけど)欲しがらないシンデレラ」にしないとだめですね。しかし難しいよ〜。「自制心のあるシンデレラ」になりかねないから。 >いか6  OK。  ただしなんか、外側から見た無欲の表現手法が「笑み」だけってのが甘い気がする。これを小説にしたとすると、「笑み」について3回も書くことになるよね。しかも内容はどれも同じニュアンス。  注意を向けて観察している王子の視点からなら、もっとほかにいくらでも書けるんじゃないの?  「なにか」を3回書くとして、残り2回は「笑み」以外にしたいところ。 >霧原4  OK。 >弟切さん ・弟切1  ボツ。  いまさら難易度さげても意味ないので、はじめから高めでいきます。「気高い」要素はちゃんと入っていて、ほかに目立つ成分もないです。そこんとこはよし。  でも「気高い」成分がまだ薄い。この倍ぐらい「気高い」を印象づけられるぐらいの割合になってないとボツってことにしときましょう。 ・弟切2  ボツ。  これじゃ、「古風で気品のあるシンデレラが見初められる」です。 >紺野さん  紺野さんへのレスは、またあとで。下書きできてるんだけど、いったんみやびさんに見せて意見聞いてからにしよう。 -------------------------------------------------------------------------------- ありあどね No.0988 投稿日 2001年4月8日(日)22時34分 投稿者 はせがわみやび >>しかし弟切さん、この手の話、とくに資料をあたらなくてもさらさらっと出てくるわけだよね?   いや……ファンタジーRPGのGMしてて、知らないってひとのほーが珍しい気がするんですが(^^; まあ、弟切さんのようにディテールまできっちり資料なしに言えるかどうかは別として。 -------------------------------------------------------------------------------- そうそう No.0989 投稿日 2001年4月8日(日)23時35分 投稿者 新木 伸  段落頭の空白とか。  ネットの雑文のとき、行頭に空白を入れる派と入れない派、こっちの話題はだいたい片づいたか。  じゃあ、もういっこ。  小説を書くときには、みんな必ず、行頭に空白を入れているわけだよね。  あれは、なぜ? --------------------------------------------------------------------------------  参加許可、ありがとうございます♪ No.0990 投稿日 2001年4月8日(日)23時42分 投稿者 夕斗 >新木さん > シナリオといっても、ゲームシナリオとか、ドラマ/アニメ/ラジオ放送といろいろありますが、どのあたりでしょうか?  ゲームシナリオとマンガ原作です。  でも、今までに書いたことがあるのはマンガ原作だけだったりします(だから短編が多い)。 >箇条書きのフォーマット  すみません。気をつけます。  ご指摘ありがとうございました。 夕斗2 ・舞踏会の会場にやってきたシンデレラ。シンデレラが会場に入った瞬間、会場のすべての電気が落ちる。 ・それとほぼ同時に何かが割れる音が響く。電気がついたとき、シンデレラの近くにいた女性のドレスが料理で汚れていた。突然の暗闇に驚いた女性が料理をこぼしたのだ。 ・女性が途方に暮れていると、シンデレラは自分のドレスを貸すことを告げる。 ・それではあなたが踊れないでしょう? と訊かれるが、シンデレラは、舞踏会に来れただけでも満足だから。と微笑む。それを見ていた王子は、女性に新しいドレスを渡し、シンデレラを踊りに誘う。  二つ目です。  よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- またしても No.0991 投稿日 2001年4月9日(月)00時14分 投稿者 八神伽羅 お久しぶりです。 絶好調スランプ中の八神だったりします。 ……いや、たぶん単純に寝不足で頭が回らなくなってるだけなんですけど。 >八神OFFなど あらすじは……書けませんね(笑) 「書いたつもり」と「書いていたもの」が大幅にずれていたことに気が付いてしまうと、どうにも。 比率で言えば六対四くらいで「いいかな」と思う箇所の方が多いのですが……それを補ってあまりある欠陥がいくつかあるので、だめだめです。あぁ……自分的代表作のつもりだったのに。 うぅむ。しかし未完のまま、というわけにもいきませんよね。完成によってさらに評価が下がること請け合い、という困った代物ですが、四月中旬までには完成させます。八神OFFはその後、ということでどうでしょう。 >次の課題 やります。 時間はありませんが、私の場合余裕ができたら、なんて言っていたらたぶん永久にそのままですから(爆) 馬力と集中力が皆無に近く、いつも予定時間内に書き上げられなくて泣きを見る私には、本当にぴったりの課題ですし。 しかし書き上げた短編はけっこうあるけど、長編は一つだけ……こんなんでも、大丈夫でしょうか。 ではでは。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 申し訳ありません。100%雑談です No.0992 投稿日 2001年4月9日(月)00時19分 投稿者 山内 涼 >新木さん >弟切さん  えー、私のたとえかたがいけませんでした。  弟切さんはきっと、この分室の中でのことを書いてたんだと思います(たびたび他の方が書いてるレベルアップのファンファーレと同じことです)。  第一段階をクリアして、次のステップに上がったという意味ですね。  私がピラミッドの話の中でプロの先生方などと書いたため、弟切さんの書いたぶんまで誤解を与えてしまったのかもしれません。  弟切さんは競馬のことをご存じだったようなので、はしょらせてもらったんですが、クラス分けのことをもう少しだけ詳しく述べさせてもらいます。  昨日書いたクラス分けでは、確かにオープン馬が一番上に位置します。何万頭もの中から勝ちあがった百頭足らずの馬たちですから、強いのは確かです。が、オープン馬になったからといって、すぐに万人がその価値を認めるわけではありません。  競馬界にはG1、G2、G3という、特別に格付けされたレースがあります。G1がもっとも格が上で、「ダービー」や、「有馬記念」など、競馬を知らない人でも聞いたことのあるレースがそれです。  オープン馬の中でも特にこのG1を勝った馬が、やっと誰もが認める強い馬になるわけです。オープン馬は、たんにG1、G2、G3(まとめて重賞といいます)に挑戦する権利を持つだけです(G1の中には、さらにG2かG3を勝たなければオープン馬でも挑戦するのが困難なレースもあります)。  このG1と、「芥川賞」や「直木賞」などの権威ある賞を比較して(よく知りもしないくせに)、プロの先生方はオープン馬と似ているなと、私は考えたわけです。  できるだけ余計な文でこの掲示板のスペースをとらないよう、削って削って書いたため、言葉足らずで競馬を知らない多くの方が新木さんのように考えたことでしょう。大変失礼しました。  私には弟切さんのいいたいことがわかりましたが、下手に突っ込んでしまったため、弟切さんにまでご迷惑をおかけしてしまいました。深くお詫びいたします。 -------------------------------------------------------------------------------- 長々となってしまいました No.0993 投稿日 2001年4月9日(月)04時49分 投稿者 つか  なんとなく悪いなぁという気がします。  現在OK6つです。    つか・12 ・お城へ着いたシンデレラ。急いで舞踏会の会場へと向かう。 ・会場へと向かう途中、質素な身なりの青年がしゃがみこんでいるのを見かけるシンデレラ。周りの人間が無視して通り過ぎる中、青年に話し掛ける。 ・青年は、なぜかひどく緊張していて、ほどけた靴紐が結べないでいる。靴紐を結んであげるシンデレラ。 ・今はまだ何も御礼が出来ないがと頭を下げ、会場の方に足早に去っていく青年。シンデレラも会場へと向かう。 ・受付に着いたシンデレラ。係りの人に、余興に使うからと数字の書かれた紙を渡される。 ・会場には王子はいないらしく、受付で言われた余興が行われていた。余興は紙に書かれた数字とくじが一致すれば、宝石がもらえるというもの。宝石を欲しいと思わなかったシンデレラは、城の中庭で舞踏会が始まるまで待つことにする。 ・中庭に出たシンデレラ。しばらく庭を眺めていると、入り口で助けた青年があたりを気にしながら茂みの中に入って行くのを見かける。 ・気になって後を追いかけるシンデレラ。そこには、服装が違うが瓜二つの青年がいた。片方の青年は、とても華やかな衣装を着ている。 ・シンデレラに気付き驚く二人。何をしているのか尋ねるシンデレラ。 ・華やかな衣装を着た青年は王子だと名乗る。 ・実は彼は城の暮らしが嫌になっていて、変わりになってくれる人を探していたらしい。そして、人の出入りの多い舞踏会という機会に、入れ替わろうとしている。 ・説明を終えた後で、このことは他言しないで欲しいと頼む二人。了承するシンデレラ。 ・青年と衣装を交換した王子は、シンデレラに礼を言ってから会場の方へと去っていく。 ・シンデレラと二人になった青年は、改めてさっきのお礼を言う。そして、何か願い事があるなら出来る範囲で叶えましょうと申し出る。 ・一緒に踊って欲しいとお願いするシンデレラ。それを聞いて驚く青年。 ・青年は本当にそんなことでいいのか尋ねる。頷くシンデレラ。 ・青年はシンデレラの手をとり、会場へと向かう。その後で二人は時間まで踊り続けた。 >新木さん  えっと、前回の採点(965)のときに新木さんが言われていたひとつ上の難易度を意識して書いてみました。が、なんか勘違いしているような気もします。  アイデアに振り回されないよう気をつけたつもりですが、はてさて。あ、でも最初のシーンは優しさ(の要素)の方が強いですかね。最終的な印象ではOKだと思うのですが……(言い訳です)。  とりあえず採点の方お願いします(びくびく)。 >小説の行頭の空白  うーん。理由、考えたことがなかったです。そういうルールだってことで入れていました。なんでなんだろう。やっぱり見やすさを考えて、なのでしょうか。 >競馬  とあるゲームの所為で、中3〜高2ぐらいまで夢中になってましたね。馬券も買えないのに(笑)。トップガンが春の天皇賞で妙なレコードを出したあたりです。 -------------------------------------------------------------------------------- 演劇的小説の説明 No.0994 投稿日 2001年4月9日(月)05時25分 投稿者 むに 「演劇的」を例を出して説明します。 アウトニア 榎野さんのアウトニア王国物語で、たしかコンピュータ人格のじいさんが死ぬ場面があった。 あのとき通信で最後の別れの挨拶をしたと思う。 新木さんも榎野さんも三十年以上生きてきて、知人の死は何度も経験しているでしょう。 その中で、最後の挨拶ができた人が何人いますか? 一人か二人いればいい方でしょう。 人の死はほとんどの場合、事後報告です。 リアルタイムの死で盛り上がることは何度もありません。 今後アウトニアで何人の死者が出るか分かりませんが、主要人物が死ぬときにはやはりリアルタイムで盛り上がるでしょう。 それはそれで正しいんです。悲しみを分かり易く表現できます。 この物語ではそうするべきです。劇的でいいと思います。 リアルに描こうとすれば、「通信が途絶えて、それっきり」という死に方もあります。 しかしアウトニアではこの死に方は使えません。 考えてみてください。 「アウトニアの話の中」で「主要登場人物」が「通信が途絶えて、それっきり」 どう考えても死んでいない。 現実の戦場ならかなりの確率で死んでいるはずの状況なのに死んでいない。 「実は生きている」 というのが「お約束」です。 そのまま最後まで死んでいては読者も納得しない。 優先されるのは「リアルさ」ではなく「お約束」です。 だからこれは「劇」なんです。 「実は生きている」というのが「劇」としての「お約束」です。 しかしすべての小説がそうではありません。 「通信が途絶えて、それっきり」 で本当に死んでいる小説もあります。 「お約束」より「リアルさ」が優先される小説はたくさんあります。 例を出すまでもなくたくさんあるのだけれど、それでは納得しないだろうから一例を。 社会派推理小説。 犯罪捜査を通して社会の矛盾や問題点を書くような分野です。 この分野であまり劇的な盛り上げ方をすると、現実の社会問題までがフィクション化してしまう。 リアルに徹しないと陳腐になってしまう。 作者の思惑を実現する手段はエピソードの差し替えではなく、設定の差し替え。 ある設定から導き出せる一番リアルなエピソードは一つしかない。 主人公が犯人を捕えられないからと言ってエピソード差し替えで解決しようとするとリアルさが損なわれる。 作者は主人公の設定で、犯人逮捕に必要な立場と知識と動機と力を与える。 状況の設定で、真相に辿り着くのに必要な物や人や情報を配置する。 そしてシュミレーションする。 その設定で一番リアルなエピソードを積み重ねてみる。 その結果犯人逮捕に到らなかったら設定に戻り、足りない所を補強する。 これを繰り返して物語を作る。 そういう小説もあるんです。 -------------------------------------------------------------------------------- レスいろいろ No.0995 投稿日 2001年4月9日(月)09時54分 投稿者 唯野教授 私みたいな古参(笑)も経歴を書いた方がいいんでしょうか。 ええと、確か「小説みたいなもの」を書き始めたのが中ニからで、短編・ショートショートが三十数作、中篇が二作、百八十枚という中途半端な枚数を長編と呼ぶなら長編を一作(記念碑的な駄作だったので既に消去済み)書きました。 一応、プロを目指しています。 >なぜ電撃でのデビューを目指すのか。 では自己分析。 一つには、電撃の方が、自分の作品をよりアピールできるだろうということでしょうね。自分と同じような趣向を持つ読者が多いでしょうから。 でもたぶん、それ以上に大きいのは、電撃大賞が私の中で特別な位置にあるからです。たとえばマラソンの世界大会はいくつもあるけど、特にオリンピック大会で優勝することは他の大会で優勝するよりも大きな意味を持つ。そういうことだと思います。 で、なぜ電撃大賞が特別かというと、好きな作家が多く出ているからなんですな。 >次の課題 OK数7つで許されるならばやりたいですね。ただ、仕組みが今一つよくわからないので、まとめてルールというかやり方を詳しく書いていただけると助かります。 >演劇的 たぶん、むにさんは新木さんの「見せ方を考えろ」的な発言から勘違いをしてしまったのだろうなあ。プロ三方の中では、はせがわさんの971の発言に一票。 -------------------------------------------------------------------------------- ファンタジーのお約束 No.0996 投稿日 2001年4月9日(月)10時52分 投稿者 弟切 千隼 新木さんへ > はせがわさんのおっしゃる通り、ギリシャ神話は、ファンタジー小説やら漫画やらゲームやらの世界では当然踏まえているべき常識の一つです。一般の人の中では詳しい方でしょうが、ファンタジー的要素の入った小説を書く小説家などの中に混ざったら、私の知識などごく当たり前のレベルでしかありません。強みにするならもっとマイナーな分野を狙うか、あるいはもっと広く深く学ばないといけないでしょう。 せめて少しでも小説技法を身に付けるべく、弟切千隼は修行に励みます。 弟切3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・美しく整備された城の庭園で舞踏会が開かれる。そこへ突然雨が降ってきて、客たちはみな濡れてしまう。 ・客人たち、とりわけ女性たちは、雨のために化粧や髪型が崩れて醜くなった容貌をいっそう醜くさせて文句をわめき散らす。招待した側の王子はそんな客人たちの間を歩き回って謝る。 ・しかし、シンデレラだけは一言も文句を言わず、化粧や髪型が崩れているにもかかわらず沈着な物腰で雨粒をぬぐって雨宿りをしている。王子が謝りに来たのに対しても、シンデレラは、全くそちらのせいではありませんから、と微笑んで応える。その態度に感心した王子は、雨が止んだ後にシンデレラに一緒に踊ってくれるよう申し込む。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- というわけで、 No.0997 投稿日 2001年4月9日(月)11時53分 投稿者 魚住雅則 ヘタレKING魚住です。 >やりたいなら、やりゃいいじゃん。「ああ一週間だけ待ってください新木さん >短編の2つぐらい、すぐでっちあげてきますから」とか言えんのか? >口を開けてるだけで転がりこんでくるチャンスなんて、そんなもん、どこにもないぞ。 ぐわっ! 全く持ってその通り。 何を言っても言い訳にしかならないので、とにかく「一週間で短編二本」でっちあげてきます。はい。行動で返答。 では。 -------------------------------------------------------------------------------- うーん。 No.0998 投稿日 2001年4月9日(月)14時48分 投稿者 はせがわみやび  ストーリーに盛り上がりのないエンターテインメント小説、なんてものはないんだけどなあ(あっても、それは失敗作とか駄作とか言われちゃう)。  それが、社会派推理小説だろうとおなじ。  エンターテインメントって、ジャンルやテーマの枠組じゃない。  リアリティ(もっともらしさ)は大切にするけど、リアリズム(どれだけ現実をコピーできているか)は、常に二の次なんだ。  何を書くか、じゃなくて、どう書くか、なんだってば。  どう書けば──読者がおもしろがってくれるだろうか? ってのが一番大事。  娯楽として本を手に取る読者が読みたいのは、「面白い小説」であって「現実に近い小説」なわけじゃない。  ただし、その作品にとって必要なだけのリアリティというのはある。  社会派推理小説にとってのリアリティとリアリズムは別ものだよ。  むにさんは、残念ながらこの区別がついていない。 >>この分野であまり劇的な盛り上げ方をすると、現実の社会問題までがフィクション化してしまう。  それがエンターテインメント系社会派推理小説であるかぎり、読んでいて、ちゃんと心の中に盛り上がりがあったはずなんだってば。  これから、どうなるんだろう、どきどき、とか。  クライマックスで、うわあそーだったのかあ、とか。  エンディングのなんともいえないこの余韻、とか。  そんなふうにうまく読者の心をひっぱっていくためには──いろいろとだいじなことがあって、そのひとつが「構成」なんだってば。  そうか……ひょっとしてみんな大勘違いしているのかなあ。   完成した作品は、もはやエピソードの置き換えは不可能だよ。  ってゆーか、完成したってそーいうことだもんなあ。  これも新木さんが最初から言っていることなんだけどなあ…。 >>作者の思惑を実現する手段はエピソードの差し替えではなく、設定の差し替え。 ある設定から導き出せる一番リアルなエピソードは一つしかない。  だから、ここで新木さんが言っているのは、最初に思いついたエピソードが、「一番リアルなエピソード」である保証はどこ? ってことでしょうに。  設定から、ぽんと瞬間的に一発で一番リアルなエピソードを導き出せるひとは、アイデア出しなんてもんは必要ないんだな。  どうして、エンタテインメント系社会派推理小説作家が、設定を決めたあとに、えんえんと一番リアルなエピソードを思いつくために苦労しているはずだ──っていう発想がないんだろう……。 -------------------------------------------------------------------------------- 必然と偶然の話 No.0999 投稿日 2001年4月9日(月)21時01分 投稿者 紺野タツキ  紺野です。  新木さんが下書きをすませたレスを早く見たいですがその前に、 >みやびさん >設定から、ぽんと瞬間的に一発で一番リアルなエピソードを導き出せるひとは、アイデア出しなんてもんは必要ないんだな。  を見て、「必然sense紺野」=「一番リアルなエピソード」という解釈が、ぽんと頭に浮かんできました。    その解釈でいくと、多分私は、       アイデア出し→「一番リアルなエピソード」ライン以外に       設定の完全さ→「一番リアルなエピソード」ラインを考えているのだな。と。  こんな短い書き込みは初めてかもしれない。 -------------------------------------------------------------------------------- 三度目くらいのあらすじ No.1000 投稿日 2001年4月9日(月)21時02分 投稿者 紺野タツキ  紺野です。(場合によると1000)  あらすじなおしてきました。780字ほどです。  骨というより、泥団子を作っているようです。適当にかためると地面に置いた時に割れてしまう。割れないように適度に水を足しかためて空気を抜いていく、という作業のようです。  砂漠と山脈に囲まれた荒野。そこに領する豪族坪竪樹の軍勢に、申人の育ての親白羽は殺された。死ぬ前に白羽は申人に紅玉と刀を遺す。刀はなぜか強い意志を持っていた。自分の感情を自覚できず意志決定も白羽に頼っていた申人は、それ以来形見の刀の意志に引きずられて殺戮を繰り返す。  申人はある日斉と出会う。斉は、刃を合わせた時刀に以前の勢いがない事に悩んでいた。そして申人の刀の異常さを見て共に刀を治す方法を探そうと言う。やがて、二人の刀は鍛冶氏が古代の製法で作ったもので、精霊が宿っているとわかる。また刀の切れ味は精霊に依存しており、斉の刀の変調は申人の刀に宿る強い精霊に問題があって簡単には治せないとわかる。そして最終的に、二人は刀を治す手がかりを求めて、かつて竪樹に滅ぼされた、申人の一族の神殿に向かう。しかし実は、神殿には古代兵器が封印されていた。  古代兵器の封印を解くには四個の紅玉が必要だった。一個は申人が、一個は竪樹が、残りは申人と関わりのある人々が持っていた。  申人と斉と同時に、竪樹は大陸を手中にするために、神殿に眠る伝説の兵器を手に入れようとやって来る。また申人と関わりのある人々も、それぞれの思惑を抱いて神殿に辿り着く。そして兵器の封印が解かれた。  だが実は兵器とは、古代に魔物として恐れられ神殿と申人と申人の刀に分けて封じられた巨大な大地の精霊だった。精霊の力と魂魄は神殿と申人と刀の間を巡り、その結果申人は我を忘れ、精霊の力が坪家の兵士たちを殺戮する。竪樹も兵器を再び封印する事ができない。しかしその時斉は兵器が申人でもある事に気づく。  旅の間に、申人の中で斉は特別な存在になっていた。斉の呼びかけに申人は我に返り、その結果兵器は再び封印された。申人も初めて自分の意志を確かめる。 以上でした。 -------------------------------------------------------------------------------- リアリズムか。 No.1001 投稿日 2001年4月9日(月)21時10分 投稿者 榎野 英彦  リアリズムとはなんでしょうか? 「社会的な犯罪を扱った推理小説」こんなものに本当のリアリズムなんかありません。  なぜならそこにあるリアリズム。それは、あくまでも「捜査ってこんなもの」「刑事ってこんなもの」という読者&作者の思いこみの上に成り立つリアリズムだからです。  本当のリアリズムから検証すれば、推理小説は99%無罪でしょうね、公判維持に至るまでの証拠を完全に無視しているからです。  言い換えれば「無視しなければならない」からです。  なぜ「無視しなければならないのか」  決まっているじゃありませんか、小説はドラマだからです。そこにドラマが無い推理小説はただの「犯罪計画書」か「事件記録」です。  事件記録って見たことない人には想像もつかんでしょうね。  実を言うと、私の弟は司法職員でして、彼からいろいろな話を聞きますが、実際の捜査とは、何百もあるジグソーパズルにたとえるなら、犯人である1ピースを捜すために、そのピースの周囲のピースを集めただけでは絶対に裁判で公判を維持できないのだそうです。  すべてのピースを集め、一枚の絵を完成させなければなりません。  その中にひとつだけ空白がある一枚の絵です。  その空白こそが犯人の証拠である。  これが公判を維持する本当の捜査なのだそうです。  彼は「新宿鮫」を「ヌルイ」と言って笑いますよ。    真実がリアルだと誰が決めました?  捜査なんか、ひたすら退屈な作業の繰り返しだそうです。  現場付近に聞き込みに行って「その時間そこを通ったけど何も見なかった」という供述を得ればその「何も見なかった」という調書を作成する。  周りの家からそういった調書をすべて作成する、何十人という人から集めたその調書は何になると思います?「その時間そこで犯行は行われていない」という裏付けと証拠になるのです。  これほどのリアリズムはありません、でも、こんなことを延々書いてある「社会派推理小説」が面白くて売れるとは絶対に思えません。    あなたが実例に挙げた「推理小説」は世に出ているのですか?  ならばそれは何というタイトルの小説ですか?  もし、あなた以外の人物がそれを書いたのだとしたら、なぜ、あなたはその小説が「設定の変更によって物語を作った」とわかるのですか?     ぜひ教えてください -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出です。 No.1002 投稿日 2001年4月10日(火)00時54分 投稿者 春日信乃 春日信乃です。 わたしなりに、考えてみました。 楽しいことだけをする楽しみもありますが、苦労の末に到達した楽しさもあります。 でも、わたしの今までを振り返ると、中途半端でやめたり、諦めたりしたことが多くて、達成したものが少ない気がします。 気持ちのどこかに「やらされている」…という言葉を逃げ口上にしている。 それを自覚しているから、これは自分がやりたいと思ったことだから、続けたいと思います。 生き残っているシンデレラ 0人。 春日4(再) ・豪華な会場に圧倒されるシンデレラ。 ・場の雰囲気に飲み込まれ参加する気持ちより、演劇でも見るような目で会場を眺めているシンデレラ。 ・いつまでたっても踊ろうとしないシンデレラを不信がる女が、それはなぜかと聞く。 ・ここに来られただけで十分と答える。 ・その答えに不満そうな女だが気に入ったらしく、弟にシンデレラと劣るように命令する。 ・弟=王子様 春日5(再) ・受付を済ませた娘は、渡された高価なブローチを胸につける。 ・ひとりの娘が交換してほしいと言った。 (ブローチは、見える場所に飾ってある) ・ひとりが交換してもらうのを見つけると、次々と交換してと訴える。 (ブローチは玉石混合) ・少しでもいい品を取ろうと躍起になる娘たちで混乱しているところにシンデレラ登場。 ・どれでもいいからと、ひとつ頂く。 ・よりいい品を欲しがらないのはなぜとシンデレラに尋ねる。 ・これで十分と答える。 ・尋ねた人=王子様 ・王子様は周囲の欲望に忠実すぎる娘たちと比べて、シンデレラのことが気に入り、ダンスを申し込む。 春日6(再) ・玄関から会場までエスコートされるシンデレラ。 ・廊下には、豪華な品が展示されている。珍しい品々に目を奪われるシンデレラ。 ・それがあまりに熱心なので、並べられた品々は来客へのプレゼントであること、特別に先に選んでいいよと告げられる。 ・辞退するシンデレラ。 ・いいものは先になくなると別の男に忠告される。 ・それでも断る、モノをもらいに来たのではないと。 ・その答えに男はうなずき、ここが舞踏会の会場であることを理由にダンスを申し込む。 ・途中から登場した男=王子様。 春日7 ・小鳥が、自分と王子様と踊れるように策を練っていることに気づいたシンデレラ。 ・王子様と同じ景色にいられたこと、それでもう十分と言う。 ・食い下がる小鳥たち。 ・別に帰るわけじゃないならと踊りを誘う王子様。王子は会話 の一部始終を聞いていた。 すみません。ひとつだけです。いろいろ考えようと思うけど、どれも似たり寄ったりになってしまう。 まだまだ頭が固いな。 --------------------------------------------------------------------------------  どうも、はじめまして、お久しぶりです。幽界寺です。 No.1003 投稿日 2001年4月10日(火)01時52分 投稿者 幽界寺  一度は色々あってここに書くことを止めていましたが、どうしても諦めきれずに再度チャレンジします。どうか、よろしくお願いします。  それと私の小説家を目指すことを決意したのは浪人した頃で、書き始めたのは大学一年生からです。今年で二年生なので、実質書いた時間はこの一年になります。  長編はプロットなしという無謀な方法で一度書いたことがあります。(おかげでプロットの大切さは身体で理解しました)短編もいくつかは書いたことがあります。  短編プロット&執筆も許されるならば、やってみたいです。でも、とにかく今はこのシンデレラを頑張ります。 OKの数 6 幽界寺18 ・ シンデレラは大切な宝石を落としてしまって困っていた王子様と出会い、その手伝いをした。 ・ 運良くシンデレラの方がその宝石を見つける。それに王子は礼を述べて、礼として宝石をシンデレラに渡そうとする。 ・ しかし、シンデレラはそれを受け取らない。 ・ ならば、他に何かお礼の品をと王子は食い下がるが、シンデレラはうんとは言わない。 ・ その理由を王子が問うと、もうすでにここにご招待してもらっただけで十分なお礼だと答えるシンデレラ。 ・ その答えに驚いた王子はそれならばお礼ではなく、王子の願いとしてシンデレラをダンスに誘う。   幽界寺19 ・ 王子は若い貴婦人達にもし自分があなたの願いを叶えると言ったら、どうすると尋ねた。 ・ 貴婦人達は口々に王子と結婚をしたいなど、この国の王妃にして欲しいなどと言い出す。 ・ 王子はそんな無理な願いばかりに辟易する。 ・ そんな中でシンデレラは王子様と踊って欲しいと願う。 ・ 王子様はそんなことでよければとシンデレラと踊る。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1004 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 久しぶりの書き込みです。 No.1005 投稿日 2001年4月10日(火)03時14分 投稿者 やの(茶羽根)  前の書き込みを見てしまった方は、一応無かったことにして置いて下さい。本質的なところを撤回するということではないのですが。  あと上の書き込みはつまんないミスがあったので消しました。 えーと>  明日(今日)は電撃ゲーム大賞の締切日ですねぇ。私は一応短編を仕上げて、明日(今日)郵便局まで持っていく予定です。  寝不足で気持ち悪い…… OKの数>  えーと、過半数OKが8個、3人のうち1人からだけOKが3個、って状態です。 最近の話>  紺野さんのあらすじ作りが、参考になりました。生かせたかどうかは謎ですが(汗) -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1006 投稿日 2001年4月10日(火)05時37分 投稿者 新木 伸 >夕斗さん ・夕斗2  ボツ。  無欲っていえば無欲なんですが、その途方に暮れている女性っていうのを、王子だって見ているわけですよね? シンデレラがなにか言うまえに、王子が女性にドレス出すでしょ。普通。  シンデレラに先に言い出させないと困るから、作者がそうさせているだけ……ってな印象ですね。最近の流行語だと、「リアルじゃない」です。 >八神さん  うん。完結させてない話は、存在しないも同然ですから、がんばってください。  あと八神さんのプロフィールとかを見て、思ったことがひとつ。  八神さんこそ、いまプロットが必要な段階じゃないかなぁ。  中学生ぐらいからけっこう長いあいだ書きつづけていて、話全体なり、ひとつの章なり、ひとつのシーンなり……コンセプトをはっきりさせないまま書いてしまう癖がつきかけている。それがいつもの自分のスタンスになりつつある。  悪い形で固まりかけているところ。  ちょっとばかり、こいつを、ぶっ壊さないと。  あと馬力と集中力ですが、これこそ訓練と学習です。  何度もやっているうちに、馬力も集中力もついてきます。毎回ちょっとずつ記録更新していって、最大馬力と最高集中力の「領土」を広げてゆくわけです。  一回出せた「馬力」のとこまでは、2回目以降は楽に出せるようになってるから。 >つかさん ・つか12  ボツ。  モロにアイデアに振り回されてるじゃん。  冒頭で渡されたくじの紙と、「王子と乞食」のふたりの王子のエピソードって、どう繋がるの? ぜんぜん関係ないじゃん。  何を勘違いしてるのやら。  ぜんぜんダメ。ボツ。  いくつもネタ突っこみゃいいってもんじゃないでしょ。  あとこんどこんな長いの出してきたら、読まずにボツにします。  あと難易度一段階あがるの意味が違うっす。「採点基準がきびしくなるよ」ってことであって、長くしろとか、仕掛けを増やせとか、そういうことじゃないです。  あと、「つか・12」って書式はなし。採点者がログから検索するときに、引っかからないから。こちらは「つか12」として、全ログに対して全文検索をかけます。「つか・12」とか書かれていると、検索に引っかかりません。困ります。  これ、他の人に対しては、何度か注意してるんだけど……。他の人への書きこみ、読んでないですか? >唯野君  うん。「そこで出たい」ってのも立派な理由だわな。本人のモチベーションになるし。  んでもって、短編、長編、どっちで出たいの?  まえに「短編では食っていけない」と言ったこともあるけど、いちおう電撃では、短編メインで食べている人も、いないこともない。キノ旅の時雨沢さんとか。 >短編プロット課題  実際問題、OKの数にはかかわらず、短編書いたことある人ならだめとは言わんよ。やる気があるなら。  魚住さんみたいに、いまから短編でっち上げてきてもOKなわけだし。  んでもって、仕組み。 1.どんな話をやるのか、書く。「つきあい始めたばかりのローティーンの新米カップルが、喧嘩して、そのあとで仲直りする話」……とか。そんな感じ。 2.もうすこし詳しく、あらすじを書く。ここにはあらすじを書く練習も含んでいる。400字版と800字版。両方。わからんあらすじを出してきたら、リテイク有り。 3.プロットを書く。プロットを書く練習も含んでいる。リテイク有り。 4.執筆。リテイク有り。  漫画原作選考とかの人なら4の執筆段階はなかったり、ラジオドラマ想定でやるなら、4の執筆は小説でなくて脚本形式だったりする。  期間はちと不明。やってみないとわからんということもある。  こちらとしては、1〜3までの段階が、各1〜2週間。4が2週間ぐらい(それぞれ3〜4回のリテイクを含む)。  4の執筆段階に関しては、10日であげて、あとリテイクが2日単位で3回ぐらいかなぁ。  まあ、やってみないとわからん。 >弟切さん  うんうん。  だから僕は、正当派ファンタジーには手を出さんのです。エセファンタジーなら手を出そうかと思ってるけど(RPGのシナリオなら、もう出してるか)。  でも「ごく当たり前のレベル」ってのは、つまり、必要充分に足りているってことだよね。プロでやってゆくための知識として。 ・弟切3  OK。  弟切さんの場合、「気高い」は「無欲」よりも向いているのかな? >紺野さん  999の書きこみ。  短すぎて、なにを言ってるのかわからんです。  自分が発見した凄いことに有頂天になって、振り回して喜んでないで、ちゃんと他人にわかるように書きましょう。  短く書きこめたことに、独りでよがってないで、長くてもいいから他の人に伝えるように書きましょう。  まあいつもの苦言はともかく、なにやら発見したようで……。  ここらでひとつ、用語の統一とか、しときましょうか。  最近流行の「一番リアルなエピソード」って言葉。  これ、いいですよね。  紺野語でいうところの「必然のエピソード」、新木語でいうところの、「ベストなエピソード」……このあたりと同義だと思うんです。  アイデア出しって作業は、「リアルなエピソード」をいくつも出してみて、その中から「一番リアル」なものを選び出す作業です。  ええ、そりゃもう、一発で「一番リアル」なものが出てくりゃ、苦労はしません。  だけどそうでないもんだから、「いくつも出してから選ぶ」という「ノウハウ」が必要なんですね。 >紺野さん >800字版「あらすじ」  たわけ。  何度同じことを言わせるんですか。(もう3回目かそこら) >>精霊の力と魂魄は神殿と申人と刀の間を巡り、その結果申人は我を忘れ、精霊の力が坪家の兵士たちを殺戮する。  この手の表現、なしって言ったでしょう。  書き直して、もういちど出すように。 >春日さん  了解しました。  お手伝いします。 ・春日4  ボツ。  シンデレラが踊らずにいる理由って、「演劇でも見るような感じ」に代表される心境なのでは?  シンデレラの体験からは、あまりに現実離れしすぎていて……そこに自分も入りこむなんて、思いもよらない。  悪くないとっかかりで、ほんのすこしのことで充分に「無欲」を描き出せる素材ではあると思うんですが、現状のままでは、単に「呑まれてしまって呆然と立ちつくしているシンデレラ」にしかなっていません。  これを直すよりも、どんどん他のを出してゆきましょう。 ・春日5  OK。 (ブローチは、壁に立てかけたボードに整理してつけられている)     ↓ (ブローチは、見える場所に飾ってある)  ここのところ、省略しすぎ。前者ぐらいの記述がないと、構図がわかりません。 ・春日6  ボツ。  モノをもらいたくはないシンデレラじゃん。  珍しいから、見ていただけじゃん。 ・春日7  ボツ。  その小鳥ってなによ、小鳥って……(笑)。  ネズミさんの恩返しの亜流かな?  とにかくこれは、短すぎ。よくわからん。  春日さんは、もうそろそろ再提出のチャンスはなくてもいいよね。一回目でだめだったら、チャンス失うこの難易度で。 >幽界寺 ・幽界寺18  ボツ。  シンデレラはお礼が欲しくて落とし物捜しを手伝っていたのではないのだから、辞退してあたりまえ。 ・幽界寺19  OK。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1007 投稿日 2001年4月10日(火)06時27分 投稿者 新木 伸 >弟切さん  そうそう。  弟切さんは、第一課題クリアしたんだっけね。10個出して。  クリアした人にやってもらうこと、うっかり忘れてた。  その10個(11個だっけ?)の中から、ベストの1個を選んでみてください。  弟切千隼という人間が、シンデレラの設定をふまえたうえで無欲を描くとして、「ベストである」とする1個。それは、どれ?  そしてそれがベストである理由っつーか、実感っていうか、自信っていうか、確信っていうか、なにかそのあたり、思うところありましたら、それもどうぞ。  語ってください。  それ、唯野君が最初に言ってた「なにをもってそれがベストであることを知るのですか?」の答えなんだけど……。  10個ぐらいだと、まだピンと来ないかな。「ベストである理由」  でもさわりぐらいは、わかるはず。この調子で100個OK出るまでやってたら、どんなんかな〜とか。  あと関係ないけど、弟切さん、次の1個の課題。  遊びで一発、こんなのやってみない?  「高貴7割、無欲3割」 >むにさん  なんかすでに、みやびさんやら榎野さんやらが、がしがしやっているので、僕は別方面からいってみます。  「劇的」っていうものがなにか、理解しました。(たぶん)。  「演劇的」ってことですよね。  そうすると、あれかな。このあたりも同種の問題になるのかな。  「ビキニアーマーの女戦士」とか、「ごつい肩当ての四天王」とかも、演劇的になるのだろう。  あと「砂漠を旅する一行」とかいうシーンで、なぜかラクダも水タンクも用意なしで来ちゃうとか、そんな展開とかも。  むにさんが例として出した、アウトニアのエピソードの話。  演劇的にしないなら、「ぷつりと通信が途絶えて、それっきり」になるはず。  そこについて、指摘したいと思います。  「別れの言葉を言う」「ぷつりと通信が途絶えて、それっきり」  これ、どちらも同じように「演劇的」です。  それぞれに、狙いがあるわけです。その「狙い」を表現するために、最もベストなエピソードを選んだ結果が、両者の違いとなって現れているだけです。  「別れの言葉を言う」ほうは、それによって死という悲劇を盛りあげる狙いなわけですね(いや、アトウニアはまだ読んでないから実際はどうかわからないですが)。  もう一方の、「ぷちりと通信が途切れる」のほうは、死というもののあっけなさを描きたいわけです。  そこにあるコンセプトは、「あっけない死」。  ……ということで、やはり「演劇的でない小説」っていうのが、僕にはイメージできないんですが。  小説ってものは、すべて「フィクション」なんですね。もう存在の前提条件として、そうなっている。むにさんの言うような、「演劇的でない」ノンフィクション小説ってのは、存在しないんです。  元の題材が事実に基づいたノンフィクションであったとしても、演出が入る時点で、もうフィクション性がついてしまいますから。  ノンフィクションにだったら、演劇的でないものはあるんでしょうけど。  だけど例として「小説」を出してくる以上、「演劇的でないもの」の証明は無理ですよ。 >紺野さん、二重にサボっていた疑惑(笑)  999の書きこみで、なんか掴んだようですが……。  ひょっとして、こんなことかしらん? 違うかな? よくわからんけど。  以前から、僕の言っていること。  紺野さんは、「最もリアルなエピソードを追求する」という姿勢において、サボっている。  じつはもうひとつあります。  紺野さんは、「最もリアルな設定を追求する」ことのほうもサボってます。  たとえば、「自分の心を掴むことができないでいる主人公が、心を得る話」をやるとして、一番リアルに展開できる「設定」とはなんだろう?  古代中国でやるべきか、現代でやるべきか、それともファンタジー世界でやるのが一番リアルにやれるのか?  まずそのあたりから考えることが必要なはず。  紺野さんの場合、「古代中国でやろう」っていったん決めて、もうそのあとは考えてないでしょ? このテーマを語るのに、本当に古代中国でやるのが最もベストであるか、とか。そういうことね。 -------------------------------------------------------------------------------- >紺野さん No.1008 投稿日 2001年4月10日(火)06時30分 投稿者 新木 伸 >例の下書き  えー……。  いろいろと、どう書いてゆくのがいちばん「効果的」で、いちばん良いやりかたか、検討してみた結果……。  叱り飛ばすことに決めました。(笑)  っつーことで、いきます。  この大たわけが。  プロをなめるのも、たいがいにしとけや。 >> 自分でも体験した事がないですし、これは多分に思想です。それでも思想としてはかなり本気の域です。 >>誰かきっと、体験した事があるだろうと思っているんですが。  問題なのは、この部分ですね。  「誰かきっと、体験したことがあるだろう」――だとぉ!?  プロっつーもんはですね、作中のすべてを、その「必然のエピソード」で埋め尽くそうとしてるんです。  エピソードだけじゃない。  設定も、キャラクターも、なにからなにまで、すべてが必然!  現実問題として、時間その他のファクターから、全部が全部、「必然」というところまで持ってはいけない。それでも、半分なり、それ以上はやってるんです。  商業レベルをぎりぎりクリアするような、低めのクオリティでさえ、3分の1は「必然」にしてるんです。  ところで、紺野さん自身が白状してますよね。  「必然のエピソードが出てくる」という状態は、自分はまだ体験したことがないって。  じゃあ、紺野さんがいままで話していたことは、なんなんですか?  まだ体験していないということは、すべては「必然じゃないエピソード」ってことでしょう?  必然じゃないエピソードなら、いくらでも差し替えきくわけでしょう?  それでこだわって、変えたくないだの変える必要がないだの、ごねてるのって、つまりサボってるだけじゃないですか。  必然のエピソードで作品すべてを埋め尽くすっていうのは、「理想」だの「思想」だのじゃなくって、れっきとした「現実」です。  プロがその身をもって、実際に立ち向かってる「現実」です。  だからプロットがいるんです。  それが本当に「必然」であるのか、確認するために。  また「必然のエピソード」をひねり出すための、僕が知る唯一のノウハウっていうのが、「数を出せ」なんです。  10個なり100個なり、とにかく数をだしてみれば、そのうちの「最もベスト」は、これは「必然」にかなり近いものになる。  他にノウハウがあるのなら、僕が知りたい。 -------------------------------------------------------------------------------- リアリズムと劇的 No.1009 投稿日 2001年4月10日(火)09時44分 投稿者 中里融司  初めまして。小説を生業にしております、中里と申します。  ここに書き込んでいいのかな? 実は以前から、興味深くロムさせていただいておりました。  リアリズムについて話題が出ていたようですが、その例にあげられていた「戦死」の場合について、少し思ったことがありますので。新木さん、発言していい? いいよね?  私はライトノベル以外に、仮想戦記と歴史小説も書いているのですが、その資料として戦記、戦闘関係の関係を結構読み込みます。その資料のなかで、最も感情を廃して書かれているのが、たとえば「第57空母戦闘団戦闘報告書」といったもの。中身は完全に、キャンペーンのなかでどのように位置されるか、と出撃する各母艦の航空隊編成、隊長、稼働状況、発進地点とその後の艦隊の移動、収容地点。この場合は日本海軍が『敵』なので、その編成と対空砲火の状況、直掩隊と迎撃戦闘機の編成と戦闘状況、戦果、被害。それだけ。場合によって、将官、佐官の戦死があれば、記載される程度。  これは当然です。事務的な記録なんだから。しかし、その中でただ「未帰還機8」となっているとします。その八機の搭乗員にとっては、それがもっとも劇的な出来事なんですね。自分の身に起こったことですから。  そして、戦友にとっても、また家族や友人にとっても、あるいは、彼らを撃墜した戦闘機パイロットや対空火器の射手にとっても、立場こそ違え、劇的な体験となっているわけです。  この場合、マクロの視点で見た報告書と、ミクロな視点で見た個人の死は矛盾しません。両方を併記して、大きな視点を確保しつつ劇的な情景を描いて、感情移入を可能にできるのです。  また、航空戦の場合に「通信が切れてそれっきり」というケースは確かにあるのですが、その場合でも多くは戦友が目撃しているのですね。墜落の瞬間は見なくても、それを類推できる直前の情景は、太平洋戦争末期の日本戦闘機にあっても報告されているわけです。  たとえば神風特別攻撃隊の場合にも、直掩機(同時に戦果確認機)がついているわけですから、彼らが帰還すれば情景は伝わります。そのいずれもがリアルであり、また劇的なのです。  現実の事象は、それを受け取る人の心象でフィルターがかけられていると思うのですよ。歴史を見ていくと、事実でありながらあまりに劇的という光景はいくらでもありますし。  個人にとっての劇的な体験を、読者に伝わるように書く、というのが文学の目的の一つだと思うのですが。     http://www.chaldea.ne.jp/nakazato/ -------------------------------------------------------------------------------- 無欲の中の無欲 No.1010 投稿日 2001年4月10日(火)10時07分 投稿者 弟切 千隼 新木さんへ > そうでした。私も忘れていました。十個出せたら、その中から自分が一番いいと思うエピソードを選ぶのでしたっけね。 ということで、選びました。 弟切的最上の無欲なるシンデレラは; 40番の「カジノでねずみさんのためにチーズを手に入れるシンデレラ」 です。 これを選んだ理由は、八神さんが指摘された通り、「強欲と見せかけて実は無欲だった」という反動を付けた効果が効いていると思うからです。 このエピソードを使ってシンデレラのお話全体を書いたとしたら……。 当然、この舞踏会のシーンに至るまでの間にも「無欲なシンデレラ」をうかがわせるエピソードが一つはあるはずです。そうでなくていきなり「シンデレラは無欲だったから幸せになれたんです」と話を持っていったら、それは唐突すぎてリアリティなさすぎですよね。 (最近はやりの言葉を使ってみました(笑))。 ですから、読者はこの舞踏会のシーンまで読み進む間に、無意識のうちにでも「シンデレラは無欲な女の子だ」と感じているはずです。無欲なはずの女の子がこのシーンで突然「強欲」になって「あれ?」と読者は思うでしょう。 私のようにすれて底意地の悪い読者なら(笑)「これはきっと何かの仕掛けに違いない」と深読みするでしょうが、そうでない普通の素直な読者なら「やっぱり、いつも虐げられてろくな物を食べられないから、こういう時くらい贅沢したいんだろうなあ」と思ってくれるのではないでしょうか。 そう思わせたところで、「違うんですねえ、シンデレラはあなた方読者の想像も及ばないほど無欲だったんですねえ」と落としてみせるのは、作者にとっても読者にとっても気持いいだろうと思います。 弟切千隼は生物的本能に忠実なので、気持ちいいのは大好きです(^_^) 読者の立場からだけでなく、王子の立場からも考えると、こういう形での出会いは非常に印象が強くて、忘れられないだろうと想像します。 初対面の綺麗な女の子が賭け事に夢中になっているのを見て、王子は内心「美人だけど欲の皮の突っ張った娘だなあ。こんなやつの相手はしたくないなあ」と感じていたのではないでしょうか。それだけに、シンデレラの行動がまさに無欲の産物だったと判明した時、王子の驚きは大きいでしょう。より一層「無欲」というシンデレラの美徳が印象づけられて、王子は彼女を好もしく思うこと間違いありません。 以上、私なりの自分のネタに対する分析でした。 それから、次の課題のネタを「高貴7割、無欲3割」にするというお話、受けて立ちます。 このネタの番号は番外でいいですよね? 次はこのネタを考えてきます。 -------------------------------------------------------------------------------- あーあ師匠本気になってるよ(苦笑) No.1011 投稿日 2001年4月10日(火)11時21分 投稿者 元祖・鷹見一幸  師匠の弟さんが警察官だというのは本当です。  いただいた名刺には「警部補」となっていました。  弟さんから取材して書いたのが「殺人は揚げたてコロッケ」でした。  推理物とかミステリー系を書いてみようと思って弟さんからお話しを 聞かせてもらったのですが、なんと言うか「本当のことはドラマが無い〜」(笑)  現実なんてそんなもの、と言い切ってしまったのでは「小説」は成立しませんよんよね。  社会派推理小説のように、現実世界に立脚する小説だからこそ「許されるウソ」と「許されないウソ」をしっかり区別しなければならない。とうことはおわかりですね。では、その「リアル」さを出すためには「演劇的手法」を使ってはいけないのでしょうか?  設定の変更によってストーリィを進めるという方法と。  設定を作り上げてその中でもっとも効果的なエピソードを考えるのと。  これ、ひょっとしたら「設定」って言葉の意味が私や師匠の考えているものと違うかもしれません。  快楽殺人をテーマにして、犯人と、それを追う刑事を設定したとします。 私や師匠の言うところの設定とは、それです。つまり「快楽殺人の犯人を刑事が追って犯人を白日の元にさらす話」これが設定です。  殺人の被害者が女性なのか男なのか刑事の肉親だったのかまったくの他人なのか、アリバイ工作に内部時計をずらしたコンピューターによる電子メールを使うのか、伝言モードを使用した携帯電話を使うのか、それとも不感地帯で殺して衛星携帯電話で通話してアリバイを作るのか、被害者硫化アンモニウムを注射して死亡推定時刻をずらすのか、そして、そのトリックをどう見破るのか。  これ、全部「設定」じゃなくて「エピソード」じゃないんですか?  だとしたら「エピソードの差し替え」によってお話しを作る演劇的手法とどこが違うのでしょう?    動機無き殺人、たとえば昔電撃bbsに書き込んだ「中央線快速チェーンソー殺人事件」。  朝の中央線快速、新宿までノンストップで25分走り続けるその車内に、ゴルフバッグを持ち込んだ青年が、バッグの中からいきなりチェーンソーを取り出してエンジンをかけて、満員電車の中で人間を雑草のように切り倒して移動してゆく。という話。この冒頭のシーンのインパクトに負けないだけのオチを考え付いていない私は、まだこのお話しが書けません。犯人が、にっこり笑って「だって、他人じゃん」というシーンで思考停止に陥ってしまうのです。  これはとても劇的なお話しです。  では、リアルではないのでしょうか?  エンジンチェーンソーは3万円で買えます。  あとは、それを振り回す腕力さえあれば、誰にだって可能な犯罪です。  つり革につかまった腕だけが電車の揺れに合わせて揺れる。  女子高生の長い髪がチェーンソーにからまる。  肋骨の間から見える肝臓がうす緑色の皮膜につつまれ、うごめく。  窓という窓、ドアというドアの隙間から流れ出る血が霧となって電車の両側に赤い渦を巻く。  こういった「劇的なシチュエーション」はリアルではないのでしょうか? 「ご都合主義的ウソ」と「演劇的な描写」とは根本的に違うのではないでしょうか? 「小説家ってのはウソつきのことだ、どれだけ本当のような、いや本当の方がウソくさく感じるようなウソをつけるか、その能力を試され続けるのが小説家ってヤツなんだ」   これは師匠の受け売りですけどね(笑) -------------------------------------------------------------------------------- プロの方々が熱く語っておられるなか、課題提出のため、少しスペースを拝借(恥) No.1012 投稿日 2001年4月10日(火)18時37分 投稿者 山内 涼  ご忠告いただいた通り、「本当は欲しいんだけど、欲しがらない」無欲なシンデレラ(のつもり)を連れてきました。  ふーっ。たしかにむずかしいですねー。  すぐに我慢強かったり、優しかったり、違う美徳を持つシンデレラになっちゃいます。  これは無欲かなーと思っても、欲しいものを譲る話とか、誰でも考えそうなネタばかり浮かんできて……。  悩みに悩んで、とりあえずひとつだけ(でも、これもありがちかなー)。 山内9 ・会場内で、高価そうな指輪を拾うシンデレラ ・落とし主を探しまわっているうち、何かを探している様子の青年に出会う ・尋ねると、やはり青年の探していたのは指輪。しかも青年は王子 ・亡き母の形見で、必死に探していたと言い、見つけてくれたお礼にと首飾りを外して差し出す王子 ・みな羨ましそうに見ている ・当たり前のことをしただけで、こんなに素敵な首飾りは受け取れないと、シンデレラは申し出を断る ・本当に大切な指輪だったので、是非ともお礼がしたいと食い下がる王子 ・綺麗な首飾りだと思ったが、落とし物を拾ったぐらいで受け取れないと考えたシンデレラ、少しだけ話がしたいと王子に望みを言う ・それだけでいいのかと問う王子に、それすら過ぎた望みだと思って、恥ずかしそうに頷くシンデレラ ・優しい表情の王子に連れられ、(二人きりで話をするため)バルコニーに向かう  もうひとつは少しで満足するシンデレラ(のつもり)です。 山内10 ・釣り好きの王族のアイデアで、魚のつかみ取り大会が始まる ・優勝者は王子と踊れるので、希望者殺到 ・遅れて会場に来たシンデレラ、つかんだ魚はご自由にという部分だけ聞いて参加する ・一番早く5匹つかんで、満足そうにやめてしまう ・怪訝な顔で近づいてきた王子、途中でやめた理由を問う ・家族のぶんはもらったので、他の人に残しておきましたと答える ・まだまだ魚はたくさん泳いでいる ・優勝者が決まるまで、王子と楽しく会話する  9より先に考えたのですが、優勝賞品が「本当は欲しい」となると、シンデレラが優勝しちゃいます。それでは無欲じゃなくなりそうなので、優勝賞品を知らないことに変更しました。  採点のほう、よろしくお願いします。 >行頭の空白  行頭の空白についてですが、これも掲示板の書き方同様、読み手のことを考えてではないかと思います。改行を入れずに延々文章を繋げたり、一文終わるごとに改行を入れていたのでは、どの文とどの文がひとまとまりで、どこから話の筋が変わったのか、容易に見分けがつかなくなるからではないでしょうか。  ひょっとしてそれは大前提で、なぜ空白なのかと聞かれてたんでしょうか?  もしそうなら、うーん、『―』や『…』や『・』など、他の目的に使用される記号を使わずに、一目見て段落の変わったのを誰もが確認できるから、だと思います。  もう少ししっくりくる理由はあるのかなあ?  私の意識としては、一区切りついたことの目印として、空白を入れてきました。 -------------------------------------------------------------------------------- 私も少しスペースを拝借 No.1013 投稿日 2001年4月10日(火)21時05分 投稿者 幽界寺  久々の書き込みでタイトルをいれるのを忘れてしまいました。後で気がついて少し赤面。  さあ、今日も宝石の入った宝箱を求めつつ、レベル上げ。 幽界寺20 ・ そのパーティ参加者全員には幸運を呼ぶといわれている珍しい羽飾りが配られていた。 ・ シンデレラはパーティ会場でその羽飾りをなくしまい泣いている女の子に出会う。 ・ ためらいなくシンデレラは自分の分を渡してしまう。 ・ それを見た王子はいいのかとシンデレラに尋ねる。 ・ シンデレラはそっと微笑んで、頷く。 ・ その笑顔に思わず王子はシンデレラを踊りに誘う。 幽界寺21 ・ その舞踏会は貴族達ばかりが集まるものだった。 ・ そのために少しでも権力者に取り入ろうと媚びた微笑の仮面をつけて踊る貴婦人達。 ・ そんな中で一人、本当に楽しそうに踊るシンデレラ。 ・ そんなシンデレラに惹かれて王子は踊りに誘う。 >行頭の空白(これって段落のことでしょうか?)  区切りをつけたことを見やすく、分かりやすく印象付けるためだと思っていました。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点とか No.1014 投稿日 2001年4月10日(火)22時12分 投稿者 新木 伸 >山内さん ・山内9  ボーツ。  だから難しいって言ったじゃん。(^^;  指輪探すイベント、まったく意味がない。  あれは王子とお近づきになるエピソードならば、他のパターンでもなんでもいいところ。そこになにか意味深なもの出してきちゃいかんよ。そっちに読者の興味が向いてしまう。  そしてそこで語られるのは、「誠実」なシンデレラ。「あたりまえのことをしただけですから」と思って、受け取ることを辞退する。人、これを誠実という。  その要素が先に来ちゃってるもんだから、肝心の「無欲」のほうが薄まっちゃってる。 ・山内10  OK。 ・幽界寺20  ボツ。  構図はいいんだけどね。  書き方の問題でボツ。  「幸福を呼ぶ羽」を付けてもらったシンデレラの描写(うれしげにしてるとか、なんかあるでしょ?)やら、女の子を見つけて、その子に渡すまでのこととか。そのへん。  ここって、「なんのためらいもなく」って書いてあるよね。そう書くということは、すなわち、本当になんにもためらわなかったってことになるわけ。  だってそう書いてあるんだもの。(笑)  違うんでしょ? なにかすこしは、ためらったり迷ったり、そーゆーのがあるわけでしょ? そのつもりで書いてたわけだよね? 幽界寺さんは。  なら、そう書かなきゃ。  伝わらないよ。  ちなみにもし、幽界寺さんの「やろうとしていたこと」というのが僕の読み違いで、本当に「なんのためらいもなく」ということを書こうとしていたのなら、これは構図違い。それは「幸運の羽をぜんぜん欲しくなかったシンデレラ」だから、無欲にあらず。 ・幽界寺21  ボツ。  これも上と同じで、書き足りない。  たんに「楽しげに踊っているシンデレラ」にしか見えない。 -------------------------------------------------------------------------------- >中里さん No.1015 投稿日 2001年4月10日(火)22時52分 投稿者 新木 伸  いらっしゃーい。  出撃の話とか、参考になります。  どんどん書いてください。どんどん。  ただ「劇的」と「演劇的」、若干意味が違うような。  僕のみるところ、むに語における「劇的」というのは、「(お約束的な非リアルさを含んだ)演劇的」って意味で使われているように思います。  今回の話題の場合においては、「劇的=ドラマティック」にはあらず、かと。 >リアルと演出と劇的の話  なんか学校の教室で、女の子ふたりの、こんな会話があったとしましょう。 ・パターン1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− C子「ねーA子、B君のこと、どう思ってるのぉ?」 A子「べつに」 C子「ふーん……」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  リアリズムに徹すると、こうなります。  録音テープなりから、会話を起こしたふうな感じのもの。  単なる言葉の羅列。  つまんない会話ですね。  ここには意味が含まれていません。  なぜなら「観測者」がいないと、事象に対して「意味」は与えられないからです。  ではこれを、「劇的」に演出してみましょう。  C子の視点です。 ・パターン2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ある昼休みのこと、さりげない風をよそおって、わたしはC子に訊いてみた。 「ねーA子、B君のこと、どう思ってるのぉ?」  A子はお弁当を口に運びつつ、しばらくしてから、こう返してきた。 「べつに」 「ふーん……」  脈あり。わたしはそう直感した。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  はい。意味が発生しました。  こんななんてことない台詞でも、観測者の視点を与えると、「劇的=ドラマティック」になりますね。  なにやらC子はA子にかまをかけているらしく、さらにA子の「べつに」には、なんらかのニュアンスが含まれているようです。  さて、つぎに別のパターン。  今度はA子の視点です。 ・パターン3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  おしゃべりは、どうも苦手だ。  わたしが黙々とお弁当を食べていると、なにやらC子は、急に話題を振ってきた。 「ねーA子、B君のこと、どう思ってるのぉ?」  いきなりなにを言い出すのだろうか、このムスメは。  どう返事したものか、しばらく考えてから、私はC子に返事した。 「べつに」 「ふーん……」  にやにやと、なにか、イヤな笑い。  勘違いしてしまったようだ。  どう答えても、そうなるだろうと思った。いつもそうなのだ。このムスメは。  ここでなにか言っても、さらに傷を広げるだけ。  私は黙々と、お弁当を口に運んだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  はい。またなんか違う方向の意味が発生しました。  別の方向で「劇的=ドラマティック」になりましたね。  A子さんは、B君のことは本当になんとも思ってないようですね。ウワサ好きのC子さんをもてあましている様子です。  視点が変わると、同じ事象の「意味」が変わります。ときには正反対、180度変わることもあります。  小説には必ず「視点」があります。それはあるキャラクターの視点だったり、あるいはもっと広い目で物を見れる神様や作者の視点であったり……。とにかく、なんらかの視点なくしては、小説は成立しません。  つまり何が言いたいかというと、劇的でない→視点を持たせることができない→小説にはならない。……ってことですね。 -------------------------------------------------------------------------------- よく考えると私はずっとメアド非表示のままで書き込みをしているので、改名すると無責任のそしりをうけるような気が(どうすりゃいいの) No.1016 投稿日 2001年4月10日(火)23時35分 投稿者 藤極堂 >紺野さん えっと、読みやすい文章を書くポイントをまとめた本として PHP出版の『「文章の書き方」がミルミルうまくなる本』 <1200円> を紹介しておきます。 文章の組み立て方のノウハウについては 本多勝一『日本語の作文技術』(朝日新聞社) (※古書屋なら100円) 一人称と三人称の視点の違いについてなら 久美沙織『久美沙織の新人賞の獲り方おしえます』(徳間書店)シリーズ全三作 (二冊目が一番有用です) がオススメです。 むずかしい言葉や表現を使うとなにやら高尚なことを言っているように感じることがありますが、それはただの勘違いですので (族が「夜露死苦」や「鏖」を使ってるような物です) 誰かに何かを説明するときは常に『わかりやすさ』を心掛けて下さい。 シナリオの組み立て方については 「物語の体操 みるみる小説が書ける6つのレッスン」大塚英志[朝日新聞社]1400円 上記四冊は中学生以上が対象読者なので専門用語も少なく理解しやすいと思います。 今は無駄話に逃げることなく課題に取り組んでいる方が身になると私は思いますよ。 >小説を書くとき必ず、行頭に空白を入れているわけ 画面一杯びっしり詰まった文章を読んでいるとどこまで読んだかわかりにくくなります。 読者が読みやすいように。 これがひとつ。 それと話題や場面や視点なんかが変わるときには、読者にそれと気づかせるサインが入っていた方が親切ですし、前の文章と後の文章が続いていると誤読される確率が減ります。 これがふたつ。 ……思いつくのはこれくらいですね。 日記形式のWeb小説(例・絶望の世界)やゲームの二次小説(例・オフィシャルサイトでのガンパレードマーチの小説)などの場合はわざと空白を廃したり「・・・」を使用したりして臨場感やゲームとのシンクロ率を上げていたりするので必ずしも行頭に空白を入れるとは限らないと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- 小鳥は「鳩」の間違い、演劇的でない小説…一応あります。 No.1017 投稿日 2001年4月11日(水)00時41分 投稿者 春日信乃 ひとつ合格して、両手をあげて乱舞し喜びを表現した春日です。 >「その小鳥ってなによ、小鳥って……(笑)。」 【新木先生のレスより】 小鳥は「鳩」の間違いです。 鳩は「シンデレラ」の登場するキャラクターです。 今まで絵本でしか「シンデレラ」の話を知らなかったので、原作(もちろん翻訳済みのもの)を読んでみました。 鳩はそのときに出てきたキャラです。位置的には、南瓜を馬車に変えてくれた魔法使いです。逆にいうと、「シンデレラ」の初版では魔法使いは出てきません。 私が読んだのは、「1812初版グリム童話(上)」(小学館文庫 グリム兄弟/乾佑美子)です。 今まで知らなかったエピソードがたくさんありました。 例えば、舞踏会は3日行われ、シンデレラが言ったのは後の二日だけ、初日は家の鳩小屋の上で眺めていました。 二日目に鳩たちの手はずで宮殿に向かったシンデレラが履いていたのは、ガラスの靴ではなく、銀の靴でした。 王子様とはこの二日目に踊ました。 三日目にはいていたのが「金の靴」なので、有名な靴を履くことができた娘=シンデレラの場面は、ガラスの靴ではなく、金の靴です。 あとは、義理の姉たちのいじめの具体的な内容とか、いままで知っていた内容と若干違っていました。 >演劇的でない小説 「演劇的でない小説」。 この「演劇的」という言葉をわたしは完全には理解できていないけど、ありますよ。「劇的な場面がない小説」 ひとつ目は、保坂和志「この人の閾」。 ずいぶん昔によんだ本なので記憶があいまいなんですが、中年男の休日の一日を追った小説。とくになにかが起こるわけでもなく、散歩し、人妻に会いに行くが、不倫をするわけでもなく、子供を見ながら世間場話をするだけ。 この本、割と売れていたので知っている方もいるかも。 もうひとつは、 「複合汚染」有吉佐和子。 選挙の応援するシーンから始まる小説で、この上ないほどリアルであり劇的だけど、演劇的なシーンなんか何一つ出てこない。 これを小説と言っていいのかわからないけど、小説として流通している。 有吉佐和子という作家さんは「華岡青洲の妻」で有名。 どちらの場合も、他人には真似できないところまでレベルをあげた上でのみ可能な作品です。 -------------------------------------------------------------------------------- え〜と、つまりこういうこと No.1018 投稿日 2001年4月11日(水)01時26分 投稿者 中里融司  あ、新木さん、どうもです。  私の先の書き込み、演劇的、と劇的の違いではなかったですね。つまり何が言いたかったかというと、「視点を変えれば、何一つとして劇的でないことはない」ということだったのですが……うう、確かに少し論点、ずれてます。  戦闘報告については、榎野さんが言っておられた捜査上の記録と、ある意味同様のではないかと思います。戦記小説作家の立場で申し上げますと、淡々と事実のみが記述されたなかで、どのようなドラマを読み取り、文章に換えて表現するかというのが、作家の仕事ではないかと考えています。  そして、劇的と演劇的を考えると……本質的な違いはあるのかな、と考えています。演劇にもいろいろな型のものがありますし。この辺りは、もう少し考えをまとめないと。  お約束、という言葉についてですが、そういった観念ですべてをくくるのは、非常に危険な考えだと、常々思っています。定番の手法として繰り返し使われている表現法、あるいは展開は、効果があるからこそ使われているわけですよね。その手法がその場面で効果的であるならば、使わない手はないのですが、「お約束」と捉えてしまうと、なぜそれがその場面で使われているのか、を見落としてしまう可能性があるように思います。  読者と作者の間にある暗黙の了解、というものをどう利用するか。それも重要な問題ですね。    演出効果を高めるための状況設定、表現法などを作品世界にどう活かし、効果的な表現とするか。そこに心を砕くのが大切なように思います。   http://www.chaldea.ne.jp/nakazato/ -------------------------------------------------------------------------------- 課題出し(茶羽根27) No.1019 投稿日 2001年4月11日(水)01時36分 投稿者 やの(茶羽根)  っていうか、昨日の書き込みでOK数だけ書いて課題を書くのを忘れていました(汗)  茶羽根27  給仕が水をこぼしてしまい、シンデレラのドレスが少しだけ濡れてしまう。慌ててやってきた王子は謝った後に、お詫びに指輪でもネックレスでも好きな装飾品を受け取って欲しいという。遠慮しようと思ったシンデレラだったが、思い直して花瓶に生けられた花を指さす。その花に結んであるかわいらしいリボンで、髪を結びたいと思ったのだ。それを知った王子は、リボンをシンデレラに手渡すと、そのまま手を取ってダンスに誘うのだった。 雑談> 競馬>ライスシャワーの予後不良と共にやめてしまいました。 MTG>サインドカード以外は全部ヤフオクで売ってしまいました(^^; ラブひな>東大合格時に終わってれば……って思っちゃダメ? 劇的>衝撃的、が混同しているような? 行頭開け>読みやすいからだと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点とか No.1020 投稿日 2001年4月11日(水)04時23分 投稿者 新木 伸 >茶羽根 ・茶羽根27  ボツ。  惜しいね〜。  これ、もらったのがリボンじゃなくって、花そのもので……その花を服にアクセサリーがわりに飾ったのなら、OKとなっていたところ。  指輪やらネックレスやらを言いだしてきた意味がないじゃん。  指輪とネックレスとリボン、この3つが同じ「装飾品」に見えている分解能は、それ低すぎ。  リボンを出してくるなら、はじめに王子が言い出してくるお詫びの品を、「髪留め」とかにしておくべき。 >>行頭開け>読みやすいからだと思います。  ボツ。  再提出のこと。 >杉井君とか、電撃応募者  そういえば、昨日が10日だっけ。  どう? 間に合った? それとも負け犬となって、有り物送って間に合わせた? -------------------------------------------------------------------------------- >>紺野さま No.1021 投稿日 2001年4月11日(水)05時05分 投稿者 はせがわみやび  800字版、あらすじの感想です。  だいぶ、どんな話なのか見えてきたんですけど、まだまだ謎が多いです(^^;  以下、順番に書き出して見ました。  ・殺戮を繰り返している申人が斉と出会ったとき、斉を殺そうとしなかったのは何故でしょう?  ・「刀に以前の勢いがない」とは具体的にどういうことなのでしょう。  (勢いがなくなったんだ、と書かれただけでは読者には何のことかさっぱりです。あらすじでは、描写はいらないですが説明は欲しいです)  ・斉は、申人の刀を見て、なぜ異常だと思うのでしょう? 見てわかるような異常さが申人の刀にはあるのですか? 実はしゃべるのだ、とか。実はどどめ色に光っていて、たらたら油が始終まとわりついているのだ、とか? 実は……さわるとくすぐったがって笑い出しちゃうのだ、とか?  ・なぜ、斉は、「共に刀を治す方法を探そう」と申人に言うのでしょう? だって、申人ってアブナイやつなんでしょう? そんなやつとは一刻も早く別れたいと思うのが普通です。普通でない行動を取らせるときは、その動機を書いておかないと分からないです。 >> 申人はある日斉と出会う。斉は、刃を合わせた時刀に以前の勢いがない事に悩んでいた。  「悩んでいた」と書くと「ずっと前からこの時まで悩んでいた」という意味になります。  斉の刀の不調が、申人の刀の影響を受けたためならば、「斉は、申人と刃を合わせた時から刀に以前の勢いがなくなってしまった事に悩む」でしょう。なんで、こんなことを指摘するかと言うと、最初に読んだとき、斉は申人と出会う前から刀の不調に悩んでいたのだ、と解釈してしまったからです。  ・なぜ二人は、刀の不調を治すために「申人の一族の神殿」に向かったのでしょう? いえ、申人が刀の不調を治すためというのはなんとなくなるほどです。でも、なんで斉はつきあってるの? って、ゆーか、自分の刀の不調が申人の刀のせいだってわかった時点で、斉が同行する理由は消えちゃってます。斉はさっさと申人と別れてしまうべきでは?  >>だが実は兵器とは、古代に魔物として恐れられ神殿と申人と申人の刀に分けて封じられた巨大な大地の精霊だった。  今回、最大の大疑問(笑)  「神殿と申人と申人の刀に分けて封じられた」  はい、ここ注目。  これ何年前の話って設定していますか?  刀は古代の製法で作られているって書いていますよね? そこから類推するならば、古代兵器の分割(封印)も、古代に行われた、となるはずです。  ということは……申人の生まれたのは、古代ですか?    では……、白羽を「育ての親」と書くのはおかしい、とか思わない?  だって、白羽はたかだか五十歳の老婆です。ほんとうに白羽が申人を育てたのでしょうか?  ・最後の兵器の暴走場面がよくわからないです。精霊の力が坪家の兵士たちを殺戮する──って、どうやってでしょう? その精霊の力というのは目に見えるのでしょうか? 見えるとすれば、それを見た斉は、どうしてその精霊の力が申人だって気づいたのでしょう?   ・申人が我に返ると、なぜ兵器はふたたび封印されるのでしょう?   だって、「封印が解かれた」って書いてあるわけです。しかも、封印を解くために四個の宝玉を集めてしまっているわけです。いまだに宝玉はそこにあるはず。それなのに、なぜ申人が我に返っただけで、ふたたび封印されてしまうのですか? >>旅の間に、申人の中で斉は特別な存在になっていた。  という具体的なエピソードが旅の最中に入っているように読めないです。これ、大きなポイントのはず。  ・申人が「自分の意思を欲しがっている」という前提がないです。ですから、自分の意思を持つことができた、というエピソードでは、エンディングにならないです。ただ、その場面で起こった出来事のひとつを述べているだけ、に感じられます。 みやび -------------------------------------------------------------------------------- どらまてぃっく No.1022 投稿日 2001年4月11日(水)05時27分 投稿者 はせがわみやび  って、たしかにふつうは波乱万丈っていう言葉と近いけど。  ここでは、作劇しているか、ということですね。  現実を模倣するという方法を使うならば、設定さえ決まれば、エピソードはひとつに自動的に決まる、というのがむにさんの主張なんですね。そこに作者の試行錯誤の入る余地はない、と。  いやまあ、なんでそう思えるのか、わたしにはさっぱりわからないんですけど。  で、例にあがっている、保坂和志さんの「この人の閾」と有吉佐和子さんの「複合汚染」……ですか? この二作って、エンターテインメント小説なの、というのは置いておくとして、ですね。  いわゆる劇的な場面がない、というのと、ドラマになっていない、というのは別です。  お読みになったのならば、思い出してみて欲しいんですけど。  その小説を読んでいるとき、心をぐっとつかまれて、夢中になって読んでいたはずです。  本当にドラマになっていないお話っていうのは、ですね。  読め進められないんですね。  読みつづけられるということは、そうなるように作者が書いているからです。  なぜ、途中で飽きて放り出さないのか。淡々とって、ほんとに淡々と書いていたら読んでるほうは実は飽きちゃいます。教科書読むと眠くなるでしょ?  一見、淡々とただゆっくりと流れている時間を追っているだけのように見えて、そこに書かれている出来事は、最新の注意を払って、読者を逃さないでひきつけられるエピソードを……試行錯誤の末、選んで書いているんです。  その気になれば、作家は深夜のファミレスの無駄話でさえ読ませる物語にすることができるでしょう。でも、そのためには、四苦八苦の末、並べるエピソードを考え抜く必要があるのです。  その四苦八苦の練習がシンデレラなんですね。 みやび -------------------------------------------------------------------------------- 無欲の課題をやってみての感想 No.1023 投稿日 2001年4月11日(水)10時23分 投稿者 弟切 千隼 前回、書き忘れたことがあったので補足します。 「無欲なシンデレラ」の課題を始めたのって、去年なんですよね。そう、恐るべきことに前世紀からやっていたんです(笑)。 「プロの作家なら遊び感覚で一時間くらいでできる」と言われた課題を延々とやり続けて数ヶ月、やっとクリアしてみて、プロの凄さをしみじみと感じました。 でもおかげで、だいぶ自分自身がレベルアップした気がします。この程度でレベルアップなどと言っているようでは、プロへの道は一万光年くらい先のような気がしますが(^^; 私の場合、四十数個アイディアを出してやっと十個かそこら通しました。私のとろさは置いておいて(^^;、これだけ出してみると、確かに「数を出すことには意義がある」と感じます。最初の方に出てくるものって、だいたい誰でもすぐに思いつくようなものばかりなんですよね。 数を出すうちにだんだん焦点が定められるようになってきて、三度くらいは行き詰まって苦しんだ後でないと、きれいに決まるアイディアは出てこないようです。これが「技術が上がる」ということなのでしょう。体が−そう、頭ではなく体が−焦点を絞り込んでゆく感じです。 こういう点において、いつかどなたかがおっしゃっていた「最初に十個考えて、その十個のアイディアは問答無用で捨てる。それからまた十個考えて、その中から実際に使うものを採用する」というやり方はとても正しいと感じました。 行き詰まっている時は、苦しいです。けれども前へ進もうともがき続けていれば、必ず抜け出せる時が来ます。そういう時は古い皮をばりっと脱ぎ捨てて、自分が一回り大きくなった気がします。 脱皮するのは快感ですよ(^_^)(私は蛇ですか) ちょうど今年は巳年ですし、脱皮して成長するには良い年でしょう。たとえこじつけでも、良い方向に行くことなら「信じる者は救われる」のです。 ここに参加している皆さんは向上心旺盛な方ばかりですから、その気になればシンデレラ迷宮なんてすぐに抜け出して私に追いつき、追い越せるでしょう。私が最初に抜けたのはたまたまで、皆さんと著しい能力差があった訳ではありません。 さあ、みんなで蛇化して脱皮しましょう。一皮むけてあなたもつるつるのお肌に!(違) -------------------------------------------------------------------------------- 無題 No.1024 投稿日 2001年4月11日(水)17時53分 投稿者 唯野教授 >新木さん >短編、長編、どっちで出たいの?   長編ですね。考えているネタが長編向きだというのと、やはり短編では食えないだろうという理由で。キノは連作短編ですから、純粋に短編でやっているとはいえないでしょう。 >行頭で空白を空ける理由 やはり段落を変えたのがわかるように(そして目立つように)するためかと思います。段落の変更は時間的・空間的・内容的な変化がある、ということですから。 行頭が空白でないと、行末が句点で終わっていた場合、次の行で段落が変わったのか変わってないのかわかりませんからね。 >短編プロット課題 もう少し質問です。 1、シンデレラとは平行でやるのですか? 2、複数の参加者がいますが、一斉に課題を行うのですか? 3、短編とは正確にはどれくらいの枚数になるのですか? それでは。 -------------------------------------------------------------------------------- おいっす No.1025 投稿日 2001年4月11日(水)18時37分 投稿者 杉井光  お久しぶりです。杉井です。 >負け犬  負け犬ですね、今回は(今回も)。杉井の’00夏は終わりました。まだ4月ですが。ZIGGYにそういう曲があったなあ(負け犬)。  そんなわけで一段落。次は十四街ですね(違います)(いや、あっちも書くけど)。 >競馬のはなし  「未出走馬」というのは、3歳以降まだ中央競馬のレースに出走したことのない馬を差します。2歳の場合、はじめてレースに出走するときには「新馬」というさわやかな名前で呼ばれます。  みやびさんが「未出走馬」というのは……みやびさんはまだ若いですよ、新木さん!  ちなみに、ひとたび出走して3歳12月の福島開催が終了し、なお未勝利の馬は中央競馬から登録抹消されます。意味深。競馬をたとえ話に使うとなかなかディープな話になるので、このへんで。  杉井は現在「馴致調教中」でしょうか。  あ、杉井も経歴を書いた方がいいですか?  書き始めは2年前からです。長編を3本と、短編を2本書きました。十四街はどこに分類すればいいんでしょうか。(未完だから数えないのか) >短編  あんまり名乗り出るひとがいないのは、これは11日のオレ様の復活をみなさんで待っていてくれたと誤解しちゃってよろしいのでしょうか。  ところでこれ、大筋を統一した方がかえって個人差が強調されておもしろくなりそうだと思いませんか?  そんなわけで杉井は「つきあい始めたばかりのカップルが、誤解から気まずくなって、またくっつく」話にしたいと思います。新木さんが例に出してたやつね。みんなも続いてDIVE!! 下は見るな!!  ところで何枚くらいの話にするんでしょうか。40〜80でしたっけ? ・ものすごく根本的なおはなし。  新木さん、師匠、鷹見さん、みやびさん、それから顔を出してしまったのも何かの縁だと思って中里さん、にお訊きします。 「どうやって話を思いつくんでしょうか?」  あの、いわゆる一番最初の段階での基本的なネタ出しですね。「フロ入りながら」とか「自転車に乗っているとふと」とか「やおらエディタを起ち上げて片手にはウォッカのストレート」とか、人によって色々あるではないですか。  杉井が最近発見したのは、「紙に手書きで書いた方がネタ出ししやすい」ということと、「やっぱオレ何か書いている途中でないとなんも思いつかんわ」ということです。効率悪いですね。  何か秘訣がありましたら教えて下さるとうれしいです(アリナミンVは効く! とか)。  では。杉井でした。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- 微妙な味付け No.1026 投稿日 2001年4月11日(水)21時51分 投稿者 幽界寺 ああ、しまった。パターンを変えようとするあまり、どうしても無欲の味が薄くなってしまった。本当に味付けの難しい食材だなぁ……。 というわけで、味付けを変えてチャレンジ。 幽界寺22 ・ 王子は様々な貴婦人達と踊っていた。 ・ 貴婦人達は少しでも王子に気に入られようと努力するが、それがかえって踊りをぎこちなくさせていた。 ・ さらに王子と踊り終えた貴婦人達は口々に自分達を売りこもうと王子を賞賛したり、王子に誘いの言葉をかけたりする。 ・ 王子は踊りよりも世辞ばかり言われている気がしてならなかった。 ・ そして、シンデレラの番がやってきた。 ・ シンデレラはわずかに緊張しながらも楽しそうに王子と踊った。 ・ その踊りは王子も十分に楽しむことができるものだった。 (権力のことは考えずに、ただ純粋に王子と踊ることを楽しんだシンデレラ) --------------------------------------------------------------------------------  採点ありがとうございます。 No.1027 投稿日 2001年4月11日(水)23時18分 投稿者 夕斗  前回のをもう少しリアルにするならば、王子と女性をグルにして、女性が料理をドレスにこぼしたときの「周りの反応を見るためにやった芝居」とすればましだったかも。  精進が足りませんね。 >短編プロット課題  わたしも参加させてください。  ちなみに、シナリオを提出するのは不可ですか?(No.1006を読んでの発言) 夕斗3 ・舞踏会の会場にやってきたシンデレラ。会場ではさまざまな料理が並んでおり、女性の群れが出来ている。 ・シンデレラはひとり、そこから離れた場所にいる。 ・王子はシンデレラに、お気に召すものがないのですか? と訊ねる。 ・シンデレラは、ここに来られただけで胸が一杯で、と、はにかむ。 夕斗4 ・舞踏会の会場前までやってきたシンデレラ。そこで迷子なのか、潤んだ目できょろきょろしている女の子がいるのに気づく。周りの女性たちはちらっと少女を見るが、我先に王子様と踊ろうと、会場への行列から抜けようとはしない。 ・シンデレラは列から抜けると、すぐさま少女の元へと行き、少女を慰めながら親を探す。 ・少女の親が見つかったのはもう、舞踏会がお開きになるかという時間だった。少女がシンデレラにお礼を言っているのを、ちょうど休憩にきていた王子が聞く。 ・王子はシンデレラに、そういうことはこちらでやらなければいけないのに、と申し訳なさそうに言うと、シンデレラは、あの子の笑顔が見れただけでもここに来たかいがありましたから、と微笑む。  以上です。  よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- わたしは20歳。 No.1028 投稿日 2001年4月11日(水)23時40分 投稿者 いか 親とお酒を飲んで帰ってきました。 そう、合法的に云える歳になって頗る気分はハイテンション。 少し酔っぱらっていますが、多分大丈夫でしょう(笑) 電撃文庫に応募するのを止めました。 理由はとてつもなく下らない理由です。 その事が判った瞬間、書く気が無くなりました。 だって、引っ越し先の住所が判らないからだなんて、莫迦らしくて莫迦らしくて。 転送、有効期限半年というから、もう泣けました。 すべて引っ越しのせいです。引っ越しの莫迦野郎!!! そういうと楽ですが、実際に書き上がらなかったのが原因です。 だめじゃん、いか(笑) ともあれ、そんなわけで多少自由になったので、 数日の間に「短編プロット」の課題を出したいと思います。 シンデレラは……あとでまとめて出すつもりです。 こんなのに長い時間かけてもしょうがないっちゅーねん。 あ、大きく出ましたね。酔っているからほっといてください(笑)。 リアリズム云々の話ですが、 設定のリアルと展開のリアルとは違うでしょう。 社会派の推理小説よりも、トラベルミステリィの方がリアルです。 なんせ、タイムマシンがあれば実現可能なものですから。 この話題に対しては、あまりリアリズムに徹していないジャンルに於いて、 あえてリアリズムを追求した作品を知りたいです。 ある程度、現実に即していないと物語にならない作品は、 それこそ「お約束」でしょうから。 -------------------------------------------------------------------------------- 全員回答、1個よろしく No.1029 投稿日 2001年4月12日(木)04時33分 投稿者 新木 伸 >紺野さんのあらすじ  今回は、みやびさんが全部やってくれたから、わしはいいか。あれの他には、とくにこれといってないし。  ところでみんな……。  以前は、紺野さんのあらすじに指摘とか入れてる人もいたけど、最近、誰もやらないのは、これはなぜ?  ひょっとして、今回の紺野さんのあらすじとか読んで、おかしいところが何もなかった……とか?  それとも「なんかおかしいな〜」と思ったけど、うまく指摘できそうにないから、黙ってたとか?  これ、ちょっと気になるんで、全員回答必須ね。  「紺野さんのあらすじを読んでなかった」って回答もありね。あと「わかってたけど面倒だったから」ってのもありか。  とにかく、なにかしら聞かせてほしいところ。 P.S.  まあ、みやびさんのレベルで指摘ができるならば、もうプロになってるって話もあるが……。(あ、みやびさんまだプロじゃないっけ。小説では) -------------------------------------------------------------------------------- 宣伝。 No.1030 投稿日 2001年4月12日(木)05時48分 投稿者 みっちゃん どうも分室のみなさんはじめまして、 自己紹介もないままに、いきなり宣伝で失礼します。 このたび純さんがバイオハザード賞対策に掲示板を作ってくださいました。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id=biohazard ここです。バイオ賞の為にみんなで対策を練るべくちゃくちゃくと書きこまれています。興味のあるかたは是非是非カキコお願いしますね。 バイオハザード小説プロット「殺され屋」 UnMurder アンブレラの実験ドーム巨大な空間にて、宇宙服を着た男が、ゾンビに話しかけている。 「よぉチャーリー景気はどうだい?」と、ゾンビをぽんぽんたたく。「あ”、あああ。ああ?」 「なに? 俺にさわるなだって? なぁに、これさえ着てれば感染(うつ)らないんだから、安心しろよ」「あ”、あああ。ああ?」 ウォンがある街に来た。頬はこけていて、やせぎず。丸っこいうすいサングラスをつけてにやにやしている。スーツは4つボタンだが、なんと緑だ。いかにもお調子もの。グラスごしの目つきがどこか媚びているようで、きっと学校に通っていた頃はいわれもなく殴られただろう。 ウォンは来るなり、暴力バーに入った。マスターの顔を見てニヤニヤ。やくざの顔を見てニヤニヤ。やくざも酒がまずくなり、ついに難癖をつけて殴ろうとする。 そこへ店を血ゲロで汚すのはやめて頂戴と、ホステスが登場。やくざをなだめてその場を落ち着かせ、ウォンを外へと連れ出した。 出るなりウォンは「ちっ」と舌打ちする。不機嫌そうなウォンに助けてやったホステスは唖然とする。 「アンタ何様よ」「ただのマゾ様だよ」とウォン。 やくざに掴まれてはだけた襟元からはミミズのような傷あとがびっしりと覗き、ウォンの手首には、刃物で引っかいたような跡がいくつもあった。 『自殺志願者なのね』 自分も過去リストカットをしていた女はウォンに同情してしまう。 ウォンはすたすた去ると、次々に自分を傷つけようとする。 ビルの上から飛び降りようとしたり、マフィア同士の抗争地帯に進んで歩いて入ったり、 「死んだらもう何もかも終わりよ」 と、そのたびにホステスは彼を止めるが、 「死なせてくれよ、死なないとはじまらないものもあるし」と応じない。 ついにホステスはキレ、「そんなに死にてえなら」…… http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id=biohazard -------------------------------------------------------------------------------- あーーーーーごめんなさーい No.1031 投稿日 2001年4月12日(木)05時52分 投稿者 みっちゃん あーーー! すみません! テキストをカット&ペーストしていたら、マウスがすべって プロットまでペーストしてしまいました。しかも、途中だぁ。 くぅ、でじこマウスパッドめぇ。 すみません、あとで消しておきますね。 バイオの板はここです↓ http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id -------------------------------------------------------------------------------- 二日酔いにはなりません No.1032 投稿日 2001年4月12日(木)11時11分 投稿者 いか >>新木さん@あらすじ指摘  私の場合、いろいろとテンパっていてやる暇がなかったことと、みやびさんに大半をかすめ取られたからです(笑)。でもまぁ、別箇所で違和感を感じたのでそれを指摘しますね。 >刀はなぜか強い意志を持っていた  必然・偶然の問題が挙がっていましたが、この「なぜか」というニュアンスはとても偶然臭いです。それを廃棄して、どうして暴走してしまうのかを最初で書いても不都合は無いはず。そうすれば、初期の段階で「自らの身体の中に封印された精霊にうち勝ち、自我を確かめる話」と判らせることができるでしょう。  この確認はしていないのですが(する意味が無かったので)、あらすじは本編を読ませる為にあるものですよね? そうならば、物語の順番に拘る理由は無いはずです。何がこの物語の売りなのか、何を伝えたいのか、どんな流れなのか、それを判りやすいベターな形は色々あるでしょう。前に掲載されたプロットしか読んでいませんが、ただ本編を短くしただけにしか読めませんでした(何度も云っている気がしますが)。  プロットの練習もそうですが、あらすじの練習もしたら案外面白いかもしれません。現在出版されてる一冊の本を取り上げて、「あなたがあらすじを書くならどうしますか?」とかね。  電撃hpにて作家六人がリレー小説をしていましたね。それは、ある程度の設定しか無い状態で書いたのだと思いますが、博打だなぁと思いました。文中に冗談まじりに伏線を張ります。次の人は、それを「必然」にしつつ、物語を続けなければなりません。全体のプロットは無いですから、完成するまで不鮮明。面白いのかすら判りません。私感では、前作「逢えば戦う〜」は面白かったですが、「逢えば恋する〜」はつまらなかったです。完成度が一定していないので、プロットは先を見る上でも必要なんだなぁと思いました。まぁ、リレー小説は個人個人勝手にやるから面白いのですがね。 -------------------------------------------------------------------------------- ROMは数に入るのか No.1033 投稿日 2001年4月12日(木)12時06分 投稿者 藤極堂 >全員回答、1個よろしく。 「紺野さんのあらすじに指摘とか(略)最近、誰もやらないのは、これはなぜ?」 ■回答(あくまで私の場合)  めんどうくさいから  あと様子見。  お話のテーマや、文章力、解読力から察するにネット・小説、ともに初心者だと思いますので、いつなんどきドカンと誤爆されるのかわかりません。  いや、相手が切れるような言葉を(無意識に)投げつけるクセのある私に問題があると言えばそのとおりなのではありますが。  横道にそれたり礼を言わなかったりするのは、煮詰まって余裕がなかったり、ありがた迷惑だと思っていたり、相手を嫌っていたりする場合が多いのでフェードアウトするのが波風を立たせないコツだと思っています。  不確実な危ない橋を渡るより、ちゃんと受け止めてくれる相手を優先したいと思うのが人情でしょう。……○○さん、××さん、(←二次小説仲間)待っててね。読者である私にできることはこれくらいしかないから。でも、もうメールに切り替えた方がいいのかな。誉めて誉めて光線を発射してる人や、なんちゃって初心者と、言い訳君の相手はもうイヤだよ(泣)。どうして私だけじゃなく周りの人達までおとしめる言葉を吐いて消えてゆくのでしょうかああいう人は。……ネットだからか(泣笑)。 >春日信乃 さんへ えっと、 「シンデレラ迷宮」に使う「シンデレラ」は 原典の「灰かぶり・シンデレラ」ではなくて 通俗的な「シンデレラ」だと規定されております。 ずいぶん前の書き込みなので見落としてしまったのでしょうね。 情報元を明記する誠実さや、礼儀正しさ、間違いを認める素直さや自身の意見を述べる意志の強さなどが文章からかいま見えてとても好感度が高いです。 いや、作者と作品は別物なので「おもしろい物語り」が書けるかどうかはまた別問題ではありますが。 あなたにミューズの微笑みが向けられますように。 >弟切 千隼さん 私の読んだ話ではアリアドネが捨てられたのは 父王の船を足止めするために実の弟の喉をかっ切った上に解体して船上から海に投げ捨てるという、目的のためには手段を選ばない彼女の冷酷さにテーセウスが恐れをなしたからだと書かれておりました。最終兵器彼女。コワイですね。 -------------------------------------------------------------------------------- 長さ復活うなれサイクロン No.1034 投稿日 2001年4月12日(木)13時22分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。  実はみやびさんのつっこみを見るまで、今回の「あらすじ」はわりといけたと思ってました。お恥ずかしいっす・・・    みやびさんのつっこみは、読んでみると、こういう所は普通に書かれてもわからないだなーと気づく部分だったんですが、似たような事は前にもつっこまれていました。それを後回しにしていたのは、疑問に答えられるように設定を全部入れると、800字でおさまらないじゃないかと思っていたからです。  でも昨日てくてく歩きながらよく考えてみると、    コンセプト(申人が自分の意志を自分で遂行できるようになる)があって、    コンセプトに関わる重要なイベント(申人が魔物とまざってしまった時、斉が申人を申人の身体に戻した)があって、    重要なイベントに関係する背景、原因(魔物を封じたシステム)があって、 そのどれもまともに説明していないです。あの「あらすじ」は。  それでさらに、上の三つを説明できるように「あらすじ」を書くと、それはおそらく、本編のあらすじとは、別ものになるだろうと思いました。別ものというのは、話が変わるという意味ではなく、重心の置き所が変わるという意味です。つまり、「設定・背景の説明+コンセプト」であって「話の概要」ではないんじゃないかと思っていました。  という事は、コンセプトを説明する上であの物語は、物語自体が「必然」ではなくて、「わかりやすく」もなかったという事だと思います。    あの物語につける「あらすじ」としては、最新の800字、あれが限界なんだなと。「あらすじ」がわかりやすくなるという事は、あの物語の必然性がまるでない、あの物語は必要ないという事と同じなんだなと。 >いかさん >そうならば、物語の順番に拘る理由は無いはずです。  そうなんですが、そうすると、「あらすじ」でなく「設定解説+コンセプト」になる気がして怖かったんです。あー怖いっていうのもサボりの口実になるのかな。物語にこだわっていたので。  それでさらに、多分、新木さんがやらせようとしているのは、本編にとらわれないで、コンセプトと設定をそのまま背負った「あらすじ」なのだなと。思いました。    それを踏まえて「出なおし」です。早く気づけよって感じです。まったく。(でもあらすじ書き始めてから何度も「わかったつもり」やってますが)  幸い週末が近いことですし。 >古代中国でやるべきか、現代でやるべきか、それともファンタジー世界でやるのが一番リアルにやれるのか? >まずそのあたりから考えることが必要なはず。  これ、考えた事ありませんでした。  ホログラム上で事件が起こる前にコンセプトがあったためしがないので。というより、そういうやり方しかして来なかったので。だから「あらすじ」すらまともにかけないんでしょう。  だいたい、古代中国に見えるという所からして、私の説明不足です。    お叱りについて。 >「誰かきっと、体験したことがあるだろう」――だとぉ!? >エピソードだけじゃない。 >設定も、キャラクターも、なにからなにまで、すべてが必然!  正直言ってうれしいっつーかよかったというか。何から何まで「すべてが必然!」で。  あの時は、タームが違ったので(「必然」と「一番リアル」と)、さらに「必然」=「一番リアル」に気づいていなかったので、もしはずした事を書いていて、それで、「プロの人は体験してるはず」とか書くのは、いかがなものかと思っていたので、逃げを打ってみました。  「なんか知らんもんを体験しているはず言われても困るわっ」という反応がこわくて「だろう」にしてみたわけです。    だから「必然」が神がかったものではなくて、プロともなると必須、という事がわかってよかったです。  「あらすじなり何なりいくらでも叩いてください」って感じです。いや・・・そのケはないですが。  あと短かった999ですが、新木さんのレスを見ないで書いて、変な方向に驀進するといやだったので、短くしてしまいました。  「必然」が神がかったものなんじゃないかと思っていたんですが、なぜそう思っていたか気づいたので、つい書き込んでしまいました。  私は、世界設定とかキャラ設定を一度決めると、話が一気に一定方向に流れ出して、映画のように目の前に浮かぶ、そういうのがプロの世界なのかなと思っていたのです。「ライジングインパクト」のギフトみたいなやつ、ああいうものがあるんでないかと思っていました。  アイデア出し→「一番リアルなエピソード」   これが、パットの練習でギフトを手に入れたランスロットの場合で、  設定の完全さ→「一番リアルなエピソード」   こっちがガウェインかな。(わからない人ごめんなさい) >藤極堂さん >横道にそれたり礼を言わなかったりするのは、煮詰まって余裕がなかったり、ありがた迷惑だと思っていたり、相手を嫌っていたりする場合が多いのでフェードアウトするのが波風を立たせないコツだと思っています。  え、これ、私ですか?  意図的にやった覚えはないですが、そういう挙動で警戒させていたらすみません。 -------------------------------------------------------------------------------- あらすじ No.1035 投稿日 2001年4月12日(木)14時17分 投稿者 はせがわみやび >>あらすじは本編を読ませる為にあるものですよね?   ちーがーうー。  それは、商業作品の紹介で使われるあらすじの場合。  それとちがうっていうことは、オチまで書いてね、って最初に名言してあることからもわかって欲しい(商業作品のあらすじ紹介はオチは書かないでしょ? 本編を読ませるためだったら、そのほうが効果的)。    ここで言っているのは、ほんとのあらすじ。荒い筋。  なにがどうしてどうなるのかっていうそれ。 >刀はなぜか強い意志を持っていた  ここはわざと指摘しなかったのね。  だって、視点は申人にあるんでしょう? ここで申人に刀が強い意思を持っていたことが分かっていちゃ、まずかろう? 構成上の意図を紺野さんはわかっていてこう書いたのかもしれない──と深読みしておいたわけです。  >>藤極堂さま  今回の書きこみ。誤解されてしまう余地がある気もしますが(新木さんが「全員」って言った場合は、もともと作家志望者宛てですから──すこし「オレ、書きたくないんだよな、こんなこと。ぶつぶつ新木が言うから仕方なくなんだぞ」みたいに読めてしまいます)、今回の書きこみの後半は好感が持てました。素直な気持ちが伝わります。それと、春日さんへのフォローも良いですね。  新木さんは「読んでないだとお、たわけ!」と書かなきゃいけない立場ですから(^^;。 >>という事は、コンセプトを説明する上であの物語は、物語自体が「必然」ではなくて、「わかりやすく」もなかったという事だと思います。  しまった。今、気づいてしまったか(^^; 今、気づくとあらすじを書くのが辛くなるでしょうに。  しかし、気づいてしまったのならば仕方ないですね。   自分の書いた小説のあらすじではなく、コンセプトに従ったあらすじを書いてもいいですよ。   辛くなる一方のあらすじを書いてもしかたないし(^^;  400字版までいけばわかるだろうと思っていたので、想像よりも気づくのが早かったですね(^^) -------------------------------------------------------------------------------- No.1036 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ・イン・ザ・ダーク No.1037 投稿日 2001年4月12日(木)18時38分 投稿者 魚住雅則 >シンデレラ課題 あれこれ他のことをしている間に忘れそうになっていましたが、現在の合格数は10個。 その中から選んだのは#318の魚住16です。 理由は……何かお気に入りだから(笑)。 ではなくて、自分が出した中では一番無欲の印象が強いと思ったから。「無欲なシンデレラが報われる」というコンセプトに一番近づいている気がしました。 シンデレラ自身は別に特別なことをしているわけでもなんでもなくて、ただ王子と「嬉しい」感覚を共有したかった。 ただそれだけで、それ以上のことなんて考えもつかない。だから大臣に皮肉を言われても逆にびっくりしてしまう。 狙いとしては、読み手にも大臣と同じような意識の流れを追ってもらいたい。何故そんな質問をするのか? 王子に取り入ろうとしているだけではないのか? という勘違いを狙って、最後のシンデレラの態度でひっくり返す。 という感じです。 それと、こういう天然系のシンデレラに魅力を感じるので。「無欲ゆえに思いもつかなかった」というパターンには「こんな無欲なシンデレラが心配だ。早く幸せになれ〜」というイメージがあります。 >シンデレラ課題の感想 まだまだクリアーしたとは言えないです。 10個じゃ全然駄目でした。練習量が足りません。当初に比べると多少理解度は上がりましたが、現実に小説を書く段階で実践出来る自信がないです。 頭では解っている程度だが、身体に染み付いていない段階ではないかと。 やはり「10個出して9個は当然のように通るレベル」に達するため、課題は続行で、採点代行の方は中止させてください。 短編をでっちあげ次第、「無欲」をいくつか提出します。 それから次の「健気」「気高い」etcシリーズに順次挑戦していきます。(短編プロットと平行して) >紺野さんのあらすじ きちんと読んだことはなかったです。 流し読みだったので、指摘があった部分だけ読み直して確認という形でした。 >電撃ゲーム大賞 間に合いませんでした。……負け犬です。 では、短編に戻ります。 -------------------------------------------------------------------------------- 去ります。 No.1038 投稿日 2001年4月12日(木)19時30分 投稿者 おーた  多分誰も覚えてないと思う(泣)おーたです。  すっごく残念なんですけど、去ります。個人的な理由で、ここに来れなくなってしまいました。  誰も覚えてないからいいだろーとか考えかけたんですが、前に「復活するのは高校合格した頃」とか書いてたんで。復活するって書いたまま消えるのも何か悪いんで、最後の書き込みです。  ええと、ここのシンデレラは、結構考え方が変わったりとかしたし、有意義でした。皆さん、ありがとうございました。皆さんの名前を書店で見かける日を楽しみにしてます。 (電撃のに今回応募しようとしたら、郵便局がしまってて無理だった……。電車に乗り遅れたのが悪いのだが、もう二回もこのパターンであきらめてるので成長がないと思った。)   -------------------------------------------------------------------------------- 短編課題開始 No.1039 投稿日 2001年4月12日(木)19時36分 投稿者 新木 伸 >短編課題とか  短編課題の参加者は、シンデレラ迷宮は中断です。  理由は、一種類のことに集中したほうがいいから。  短編課題が終了してからまたもどってきてもいいけど、おそらく、もう必要なくなっているはず。途中で投げ出すのではなくて、きちんと終了したならね。  あと、途中で「シンデレラ迷宮にもどるように」と言い渡す人は出るかもしれない。あらすじリテイクとか、プロットリテイクとか、そのあたりでコンセプトの取り違えを何度も何度もやらかすようだと。  最終形態がシナリオになるのも可。  あらすじやプロットまでは共通の作業だから。  ただし最終形態までは、わしは面倒みきれないかも。  ところで、なんのシナリオ? ゲームシナリオでいいのかな。  そうなってくると、ジャンルも決めとく必要がでない? シミュレーションタイプだとか、RPGタイプだとか。  ゲームなら、想定クリア時間1〜2時間程度のミニゲームってところか。メッセージ量としては、小説の場合と同じぐらい。  小説の場合、枚数は、20枚〜60枚程度。  最近は「中編」って言葉は使わないのかな?  80枚あたりからは、それ中編っていわんか?  そういえば電撃大賞とか狙うなら、40〜80枚だっけ。来年はどうなるかわからんけど。  本当いうと、練習だから、30枚ぐらいの短いやつですぐ済ませて、2回3回繰り返してやりたいところなんだけど……。  もしどっかの小説賞に応募する前提でやりたいっていう人がいたら、申し出てください。枚数なんかも考慮しましょう。  モチベーションの問題から、応募前提のほうが気合いが入る人もいるだろうし。  考えてみて……。  べつにプロが直接手助けするわけじゃないから、小説賞に応募しても問題なかろうってことで、考え直しました。  単に指摘してリテイクを繰り返すだけ。アイデアや展開なんかも、手助けしない。  「盛り上がりが足りん。リテイクっ!」とか、そんな感じ。  まあ実際問題、アイデアまで出そうがなんだろうが、書くのが本人なら問題ないはずだけどね。  そもそも仲間うちやら友人知人に見せて、意見聞いて直したりしているわけだ。そのときに人のアイデアを取り込むこともあるわけでしょ。たまたまプロを友人知人に持っている人だっている。そう思えば。  でもやっぱり、手助けなしの、リテイク出すだけだけど。(笑) >開始しましょう  表明だけ先にしてもいいけど……。  とりあえず参加者は、「あらすじ」なり、杉井君のやったみたいな「一行コンセプト」なり、出してください。  最初に出すのは、自分の楽なほうでいいです。  あらすじなら800字か400字。これもどちらか楽なほう。  一行コンセプトなら、「句点(。)」が一個まで。  50〜60文字ぐらい。  あ、そういやわしの出したので、80字ってのがあったか。まあ長くても100文字程度までってことで。  あらすじから出した人も、プロットに入る前の時点で、一行コンセプトまで煮詰めてゆくことになるけど……。  まず最初は、あらすじからね。リテイクを何度かやってるうちに、しだいに作品の「骨」であるメインコンセプトが自覚できるようになるでしょう。  あとそうそう。リテイクだけども……。  最近のみやびさんのみたいに細かく親切丁寧に指摘することもあるだろうけど、「わからん。書き直し」なんてなこともやります。場合によりけり。  ところでこの短編課題。なんかいいネーミングないかな?  前のは「シンデレラ迷宮」で定着したよね。  誰が言い出したんだっけ? あれって。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1040 管理者削除 -------------------------------------------------------------------------------- たわけ連発中(笑) No.1041 投稿日 2001年4月12日(木)20時00分 投稿者 新木 伸  いけね。HTMLタグ間違えた。書き直し。 >過去ログの番号違い  えー、過去ログですが、番号が3つぐらいずれてることがあったりします。  特定条件で発生するバグで、ユーザーによる「削除済み」のファイルがデータファイルの中からも物理的に消えてしまうというもの。  過去ログの中には、「削除済み」ってやつが消えてしまっているところがあるでしょう。その分の番号が飛んじゃってます。  番号がずれるだけで、特に問題はないので、このままにしときます。  もうバグは修正してますから、今後は出ないはず。 >過去ログとか  えーと、だいぶ過去ログも膨らんできたし、もう少ししたら、過去ログをいった圧縮書庫にして移そうと思ってます。1−1000ぐらいまでね。  このぐらい多くなってくると、書庫にしておいて一括ダウンかけられたほうが便利だろうし。  LZH書庫とかZIP書庫とか、みんな平気だよね?  たぶん番号がリセットされて、1000以降の書き込みがまた1番からになります。  プログラム的に、どうだったかな? もし1001からのままでいけるなら、そうする予定。 >杉井君  んで、結局もとのまんま出したわけ?  それとも応募自体取りやめ?  とりあえず直しバージョンとかが存在するなら、送るなりアップするなりするよーに。  わしの勝手な予想では、杉井君は、結局一行も直しが入れられなかった負け犬っつーことになってるわけだけど、実際はどうだろう? (わしんとこ。投稿版のメールとか、来てなかったし) >アイデアの話 >杉井君  どっちのことを聞いているのか、それがわからない。  新規で話のネタとなるアイデアを思いつくときのことを言っているのか、馬力をかけて集中して、現在の作品を直そうとか、プロットを作っていたりとか、そういうときのことを言っているだろうか。  まず前者のケース。  新規でネタを思いつくとき。  ところで、ひとつ確認しておきたいんだけど、アルバイトしてるときとか、そのほか起きて行動しているときとか、寝てるときの枕元とか……。  いつでも手が届くところに、メモ帳とペンは常備してる?  人間、じつはアイデアなんてものは、けっこうな量、思いついてるものなのね。  ただそれを忘れてしまう。「自分がアイデアを思いついた」というその事実さえ、忘れてしまうものなのだな。これホント。  上のメモ帳を身につける習慣があるなら、それは理解していると思う。  もし習慣がないなら、嘘だと思って2ヶ月ぐらいやってみんさい。  「書いとくべきかな」と思うぐらいのアイデアが出たら、全部書く。面倒くさがらずに、ちゃんと書く。その場で書く。30秒以内に書く。  家に帰ってきてから、なんかエディタのテキストファイルにでも清書して写しとく。  これはわしの話。  メモ帳持ち歩く癖がなかった頃、こんな経験をした。  「すげぇアイデアを思いついたぜ。うおおー。書いとこうかな。いやこんなスゲえんだから、絶対忘れるはずもなし。いいやいいや」……とかいうことが、あったわけだ。  二週間ぐらいして、ひょんなことから、思い出した。  自分がスゴいアイデアを思いついたことを。  でもそのアイデアがどんなものだったかは……、結局思い出せずじまい。  しかも自分で唖然としたのが、その「自分がアイデアを思いついた」という事実さえ忘れていたということ。  それからはもう、思いついた時点で、即メモするようにしました。  とくに寝てる最中に思いついて目を覚ましたときなんかは要注意。睡眠中に思いついたものは、これはメモしないと100%忘れます。  そうやって、メモを取る習慣がつく以前は、「アイデアが出ないんだよなぁ」とか悩むことはあった。  でもそれ以降では、アイデアに困った覚えはない。向こう二十年分ぐらいの長編のアイデアなんて、余裕でストックされてる。  つぎに後者のケース。  直しを入れてる最中とかで、うまくエピソードが出てこなかったり、アイデアが出なかったりするとき。まあ杉井君の現状からして、こっちじゃないかと思うんだけど……。  これのノウハウがあったなら、わしが教えてほしいところ。  自分でやっているのは、考えて考えて集中しまくって、頭に十分インプットしたあとで、ふっと気を抜くこと。  なるべく直後がいいんだけど、数時間ぐらいあいても問題ない。ただ数日もあけると、インプットが無駄になるかもしれんけど。  わしの場合は、風呂か散歩。  電車に乗るのもいいかなぁ。  うとうと、寝転がるのもいいかなぁ(これは本当に寝ちゃうからあんまよくない)。  十分にインプットが成されたあとに、頭を休めると、そこで潜在意識が問題解決を自動的にやってくれるみたい。人間の頭って、そう作られているようだ。 >いか君  言いわけするな。  実家の住所なり、友達の住所なり、書く手があるじゃん。  あと向こうとしては連絡がつきさえすればいいわけだから、電話番号(携帯)なり、メールアドレスなりあれば最低限、OKでしょう。  「引っ越しするので選考結果発表時の住所未定」とか一筆添えれば問題ないはず。 >春日さん  あり? 勘違いされちゃったかな?  小鳥の話は、あれは質問したのではなくて、「新木伸呆れているの図」です。  小鳥にしろ鳩にしろ、なんでいきなり出てくるの? ひょっとしてそれ笑うところ? ……みたいな。だから(笑)マーク。  言葉の通じる小鳥が、いきなり登場してくる。その不自然さの指摘と思ってください。これはもう、「うっかりミス」とかそういうレベルを通り越して、ほとんどギャグ並です。それほどの不自然さがあるってことね。春日さんはまるで気づいていないようだけど。  メゲずに、どんどん次のを出してきましょう。 >杉井君  たわけが。  その一行コンセプト、再提出。  出してねーよ、オレ、そんなもん。  わしの出したのは、これね。 「つきあい始めたばかりのローティーンの新米カップルが、喧嘩して、そのあとで仲直りする話」  杉井君の書いたのは、これね。 「つきあい始めたばかりのカップルが、誤解から気まずくなって、またくっつく」  ぜんぜん違うやん。まるで違うじゃん。  キミ分解能、低すぎ。  なにがどう違うのかをよく考えて、それから書き直して再提出のこと。  わしのほうのコンセプトのなかで、この話の面白さの「キモ」になっているもの。それはなぁに? どのあたり?  それ、読み取れてないのか?  それとも単に書き忘れただけか?  まあどちらにしても、「たわけ」と「大たわけ」の違いぐらいなもんだな。  ……っつーことで、書き直してきてリテイクね。  あとそれはそれとして……。  今回の短編練習。  杉井君の場合は、もう1個同時にやってみない?  個人的に、「クリス(仮)」の外伝をきぼー。  「アクニィとミンシア」の話か、もしくは「ロンとクリス」の話か……。  18禁でもOK。(25%マジ) >大筋の統一とか >杉井君 >>ところでこれ、大筋を統一した方がかえって個人差が強調されておもしろくなりそうだと思いませんか?  こんどの練習は、シンデレラ迷宮とは別物。  こんどやるのは、ひとつの話を自分の手でちゃんと仕上げてみるという訓練ね。  おなじものを題材にしていたら、人のものをある程度参考にできちゃうでしょ。  たとえば「カップルが喧嘩する話」とかいうあたりで統一するなら、ある程度参考にしたり流用可能になっちゃったりするでしょ。  それじゃ意味がない。自分の手であらすじ化もプロット化もやらないと。  それから、もうひとつ……。  この、たわけが。  きっと「よみかく」でやってる三題噺のことが念頭にあるんだと思う。  たとえ話でいうなら、あれだよね。料理人が何人か集まって、ひとつの同じ食材から、各自が腕を振るって違う料理に仕立ててゆく。料理コンテストみたいな感じ。  そんな構図でも頭に浮かんでいるのだろうが……。  言わせてもらおう。  君らの料理は、食えたもんじゃないの。  もし食える料理を作っているなら、君らはもうプロになっているの。  三題噺とか、そーゆーことは、一人前にまともな料理が作れるようになってからやるものなの。  同じ伊勢エビを食材にして、各料理人、それぞれの料理に仕立てる。  ひとつは黒焦げで、ひとつは生焼け、もうひとつは塩と砂糖を取り違えたすごい味。  そんなもん、いくら並べられたって、おもしろくもなんともないの。  料理人の個性がどうのというまえに、まず食えるもん出してこいっつーの。  今回は、その練習です。 >魚住さん  弟切さんも、魚住さんも、さすがに10個出したうちのベストだと、なかなかいいエピソードになりますね。  あと紺野さんのあらすじのこと。  ほほう。すると魚住さんは、「あらすじなんて、オレはもちろん書けるぜ〜」ということなわけね。では今度の短編課題でもって、指差し確認してあげよう。うふふふふ。  あと採点代行者の件だけど、わし、もう一ヶ月もすると確実に修羅場入りしてるから、「無欲」に関しての採点は引き受けてほしいなぁ。  弟切さんの「気高い」のほうは、わしがやるけども。 >藤極堂さん  愚痴をこぼしたくなる気持ちはわかりますけど、「ここではない他のところでの話」ってことをはっきり前置きして、話をいったん切り替えるようにしておかないと、ここの人に対する婉曲な嫌味みたいに見えてしまいますよ。  さっそく紺野さんとか、誤解しかけてるし。(フォローお願いします)。 >アリアドネ  そういう女の子、俺的には好きだなぁ。かわいいじゃん。  究極地雷女。  でも彼女ひとりをしっかりと愛するならば、これほどいい女もいない。 >紺野さん  えーと、またなんか、「800字にあらすじをまとめなくてもいい理由」をでっち上げ始めているようなので、先に釘を打っときます。  800字で書いたあらすじが、わかりやすくしようとすると、実際に書き上げた物語からどんどん離れてゆく。  それは当然です。  僕もみやびさんも、そんなこたぁ初めからわかっていました。  そのことを紺野さん自身で体験してもらうために、紺野さんに800字と400字のあらすじを何度も書き直してもらっていたわけです。  つまり、紺野さんが得た理解の――。 >>「という事は、コンセプトを説明する上であの物語は、物語自体が「必然」ではなくて、「わかりやすく」もなかったという事だと思います。  これを伝える必要があったのね。  口でいくら説明したって、昔の紺野さんにはわかってもらえなかったでしょ? 実際に自分で体験してもらわないことには。 >>あの物語につける「あらすじ」としては、最新の800字、あれが限界なんだなと。「あらすじ」がわかりやすくなるという事は、あの物語の必然性がまるでない、あの物語は必要ないという事と同じなんだなと  そこで止まるな。  ここで限界だから、もうこれ以上できないとか言って、止まることは許しません。  本編を無視していいです。やろうと思っていたこと。その「必然」にできるだけ近い「あらすじ」を完成させるべし。  あらすじなんて、本編やプロットと違って、一回書くのにそれほど時間はかからんでしょ? 1回書くのに、1時間? 2時間? それとも1日?  仮に50回ぐらい書き直したって、たいした時間にならないっしょ?  そのうち「必然」が出てきますよ。必ずね。  さぁ、まず800字の書き直し。  それができたら400字のほうもね。 >舞台は古代中国?  ええ、だって古代中国でないの?  古代中国をベースにしたファンタジー風。  だって登場人物の名前が漢字じゃんか。  漢字使っているのは、中国と日本。あともう1国ぐらい、使ってたっけか? まあもとはみんな中国だ。  しかし古代日本っていうには、話の中のこの世界、なんだか土地が広大そうだ(日本には砂漠なんてねーぞ)。  漢字使ってて、古代中国か古代日本とかとまるで関係のない異世界のファンタジーだって言い張るのは、それなしよ。  この現実世界とは違う歴史を歩んできた異世界ってことで世界設定を立てるとしたら、まあありなんだけども……。  それだって、漢字という象形文字を生み出した古代中国あたりに相当する文明を設定しとかないと、おかしくなるよ。  剣と魔法のファンタジー世界の言葉が「日本語」だったり「英語」だったりするぐらい不自然よ。それ。  いやまあ、リアリティレベルを極端に落として、異世界からぽんと落ちてきた女の子が、日本語をしゃべり出す……なんてことをやるつもりなら、「あり」なんだけどね。あと宇宙人のはずの女の子が、翻訳機もなにも使わずに日本語を理解しちゃうとか。  でも紺野さんのこの話、文体とかからみて、だいぶ高いところのリアリティレベルを狙っているわけでしょ? なら、やっちゃいかんよ。そーゆーのは。 >ライジングインパクトのギフト  あんなもん、持っとったら苦労せんわ。  デビュー2、3年で、麻布に豪邸おっ建てて、日本一の納税者になって、優雅に暮らしとるわい。  一冊ごとに100万部売れる小説を、年間10冊ぐらい出したりしてね。  あの漫画の中の世界だって、「ゴルフのプロ」がみんなあんなもん持ってるわけじゃないでしょ?  まず「普通のプロ」がいて、その上に「トッププロ」がいて、さらにトッププロのうちの一握り、頂点に立つような連中が「ギフト」を持っている。……そういう世界設定だと思ったが。  ジュニアの養成校の中に、プロが裸足で逃げ出してしまいそうな、そんなとんでもない連中がごろごろしている……ってのは、ドラマティックにするための設定だよね。だいぶ無理があるけど、まあいいか。そのほうがおもしろいし。  この「よみかく分室」でやってるのは、「普通のプロ」になるためのノウハウです。  「ギフト」なんぞ持っている(もしくは持っていると思いこんでいる)人は、こんなとこで寄り道なんてしてないで、とっととデビューしてください。  とりあえず適当に書き上げた一遍でもって、どこの小説賞でも大賞は思いのままです。そしてスティーブン・キングも抜かすような一大ベストセラー作家になってください。  さて――。  その「普通のプロ」でさえ、話の全部を必然で埋め尽くすぐらいのことはしてるわけです。  エピソード、設定、キャラクター。そのことはもう言ったよね。  まだある。  文章だってそうだ。  一字一句(文字通りの意味で)まで、すべて必然でやるもんです。(理想としては)。  読点の有無、どんな修飾語がはいるか。改行の位置。  すべて必然であるもの。  「どうしてここに読点(、)を打ってるの? 打たなきゃならない理由は?」って聞かれて、答えられんのはダメダメなわけ。  「ここで改行して、次の段落に移っているけど、このふたつの段落をつなげちゃったら、なぜいけないの?」とか。  「彼はまぶしげに目を細めた」ってあるけど、「まぶしげに」って修飾語はどうして必要なの? なくちゃ、どうしてだめなの? この修飾語の存在が「必然」である理由は? >商業作品の「あらすじ」紹介  あれは明らかに別物であるので、僕は言葉を使い分けてます。  あれは「煽り」。  小説大賞の応募者が作品につけて出すほうが、「あらすじ」ね。  編集さんも「煽り」って言ってたから、業界共通用語かな? -------------------------------------------------------------------------------- No.1042 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- すみません No.1043 投稿日 2001年4月12日(木)22時07分 投稿者 幽界寺  上の削除は私です。私も大たわけの一人でした。もう一度しっかりと頭を冷やしてから、再度書かせていただきます。大変申し訳ありませんでした。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラはお休み中です。ZZZ…… No.1044 投稿日 2001年4月12日(木)22時34分 投稿者 山内 涼  ふーっ、やれやれ、やっとOKが1個(同時に「ボーツ」も1個もらってしまった。ひょっとしてこれは……「ボツ」の比較級ですね?)。  フォアボールで二人もランナー出して、ようやく1球だけストライクに放れたみたいな感じです。ストライク1個でやっと課題に参加してる実感が湧いてきました(笑)。  よーし、目指せ、全球ストライク! ……相当、道のりは険しいですけど。  それにしても山内9には参りました。優しくない、我慢してない、よし、OKと思ったら、「誠実」なシンデレラだったとは……見る目がない(分解能が低い)私は、すっかりあの女にだまされてたんですね。  何か、ネタになりそうなものを目の前でちらつかせられると、つい考えなしに食いついちゃうのは悪い癖かなと。  しかし、無欲なシンデレラのふりして近づいてきたあいつ、思わせぶりな態度で人の心に入り込んできて、仮面を剥がされると馬鹿にした笑いを残して消えるとこなんか、まるで本物の女みたいだ(しかも悪質な)。  そんな女のことはすっぱり忘れて、次のシンデレラです。  と、考える前に、紺野さんのあらすじに関してですね。  指摘しないのはなぜか、という問いから。  私はまだ、骨だけをつかむ、骨から全体を考える、骨の異常に気づくといったあたりが、身に付いていません。こういう表現はおかしいとか、具体的なことも、他の方の意見で、ああ、なるほどと気がつくレベルです。おそらく私の感じたことなど、みなさんとっくに感じていて、その先の指摘をしているのだろうと考えてました。  私が参加する前に紺野さんはプロットを提出してましたし、段階として考えると、私はまずシンデレラで自分の腕を磨いて、プロットやらあらすじやらはを批評するのはその次だと思ったもので。  それと、紺野さんには大変申し訳ないのですが、過去ログとしてプロットには目を通しましたが(世界設定はリアルタイムで)、途中で見るのを放棄してしまいました。最後まで読んで、細部を理解していないので、なおさら細かな指摘などできません。  結局、自分の力量不足と怠慢と途中参加の遠慮から、あ、それと自分のレベルより上の話は、もっと上達してから参加しようという身勝手な理屈から、他の人に頼って指摘しませんでした。  せっかくだからと読んで感じたままを書いて、ここに繋いでみたら、案の定、あらすじについて私は誤った認識をしていたことを発見。とんでもない勘違いをした文章を書き込むところでした。  そうか、骨化して、話の筋を追っていったあらすじでおもしろさが伝わらないということは、それを肉付けした本編を読んでも変わらないということですね。  みやびさんの書き込みを読むまで、紺野さんの書いたあらすじを読んで、本編も読みたいという気がおきないのは、あらすじの書き方に問題があるのだとばかり思ってました。  ということは、あれでしょうか。今回は完成した作品からあらすじを書いてましたが、通常は逆ですよね。本編を書く前にプロットをたてる、重要な部分を抜き出してあらすじを書いてみる。それを読めば、今から書こうとしているものが、おもしろいか、つまらないか、自分が書きたいことをその話できちんと伝えられるのか、わかってしまうと。  あれー? 人を惹きつける、わかりやすいあらすじの書き方だと思っていたんで、まだ関係ないのかと思っていたら、見事に今やってるアイデア出しや骨化の練習と重なりますね。  ……決して他人事ではなかったことに、やっと気がつきました(←大たわけ)。  藤極堂さんの書き込みに関してですが、やはりここに書き込むのですから、ここの参加者に関係あることなのではないでしょうか。No.1016でも、紺野さんあてで、文章の書き方の本と、シナリオの本を紹介して下さってました。  個人あてとはいえ、ここに書き込んでいただいたおかげで、私も、そういう本があるんだと、参考にすることができました。  ひょっとすると、小説家をこころざす人にとって、あまりにも当たり前の本だったので、他の方にとってはお礼をいうまでもないことだったんでしょうか。  だとすると、私にとってのみ役立つ情報だったということなので、私がお礼しないのは、甚だ失礼なわけですね。 >藤極堂さん  他人あてだからと、すぐお礼を述べなかったことをまずお詫びします。  先日のWEBに引き続いて、当たり前のこととして、誰も教えてくれないような本を紹介していただき、ありがとうございました。  会社の帰りに寄った本屋で、見つけることができなかったので、休日にでも大きい本屋をまわって、手に入れたいと思います。  私も今のところ不確実な危ない橋のひとつですが、こんなにしていただいたからには、いずれ安心して渡れる橋のひとつになれると思います。まあ、成長の度合いはここでしっかり確認できますしね。 -------------------------------------------------------------------------------- レスをいくつか No.1045 投稿日 2001年4月12日(木)22時52分 投稿者 弟切 千隼 > 紺野さんのあらすじにコメントしなかった理由 ぶっちゃけて言ってしまうと、面倒くさかったからです(^^; 一応紺野さんのあらすじには目を通していて、おかしな部分を指摘しようかなとも考えましたが、私ごときが言及せずとも誰かがするだろうと思っていたんです。現にみやびさんが丁寧に指摘してらっしゃるのを読んで、「ふむふむ、さすがみやびさん」と感心していました。 藤極堂さんへ > そのアリアドネのお話、ギリシャ神話の別の登場人物と間違えていますよ。 それは、アリアドネではなくて、メーディアのお話です。 メーディアはコルキスという国の王女で、魔法を使う魔女として有名な女性でした。彼女は自分の国の宝である金色の羊毛を貰い受けに来た英雄イアーソーンと恋仲になって、羊毛を持ってイアーソーンと共に自分の国を脱出します。追手の父王から逃れるために自分の弟を殺して切り刻み、投げ捨てたというのは、この時のお話です。 ギリシャ神話には、こういう似たようなお話がいくつかあるんですよね。 ちなみに、このメーディアはテーセウスにまつわる神話にもからんでいます。 メーディアはアリアドネと違ってめでたくイアーソーンと結婚し、子供をもうけ、イアーソーンのために様々な魔法を使って彼に尽くします。にもかかわらず、彼女の魔力を恐れたイアーソーンから離婚されてしまいます。怒ったメーディアは今度は自分とイアーソーンの間にできた子供を殺して宮殿に火を放ち、イアーソーンのもとから去ったといいます。 その後、メーディアはテーセウスの父アイゲウスと結婚して、テーセウスの義母となるのです。生さぬ仲であるテーセウスを彼女は警戒して、またも魔法を使ってテーセウスを亡き者にしようとするのですが、これを語るとまた長くなるのでこのくらいにしておきましょう。 メーディアはギリシャ神話に登場する人物の中でも一、二を争う悪女と言われます。けれども、私はこの人好きなんです。 私にもきっとじゅうううぶんに悪女の素質があるのでしょう(笑)。 > シンデレラ迷宮の命名者 これは、今はここに来られなくなってしまった(;_;)とんびの羽根さんです。 とんびの羽根さんと私とは話が合ったので、ネット上でお会いできなくなったのがとても残念です。ROMだけでもしていて下さると嬉しいのですが。 とんびの羽根さん見てますかー?弟切千隼はやっと「無欲なシンデレラの迷宮」を抜けました\(^o^)/ くじけそうになった時、あなたの言葉を思い出して頑張りました。あなたにはぜひこれを報告したいです。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1046 投稿日 2001年4月12日(木)23時10分 投稿者 新木 伸 >山内さん  そうそう。あらすじ読んでおもしろくない話は、まあだいたい、おもしろくないものと相場が決まっております。  これはあらすじだけの話ではなく、一行にまとめたコンセプトだって、同じことが言えます。「それってつまりどんな話なの?」と聞いて、「○○が××で△△になる話」と聞かされて、それでおもしろくないものは、まあだいたい、おもしろくないものと決まってます。  自分がなにを書こうとしているのか、なにを伝えようとしているのかもわからないでいて、どうして人に何かを伝えられると思えてしまうのだろう。  不思議不思議。  本編を書く前にプロットを建てる。  そのプロットを建てる前に「あらすじ」を書く。自分がどんな話を書こうとしているのか掴むため。  それが普通と思っていたのだけど、違うのかな? 「あらすじ」って、作品を書き上げてから書くものっていうのが、アマチュアの常識? >お礼とか  そういうものに関しては、ここ「よみかく分室」では、不要と言っておきます。  いちいち書いてたら、読むほうも書くほうも面倒くさいっしょ。  情報提供なり、サジェスチョンなり、指摘なり……いろいろなこと。そういったことを、お礼が欲しくてやっている方は、ここへの書き込みはご遠慮ください。  僕は、物書き予備軍が、足りない実力を身につけて、自分の作品を世に出せるようになればそれでいいのであって、お礼や感謝が欲しくてやってるわけじゃない。その逆で、べつに恨まれてたっていいです。その人がプロになるならね。  あとはまあ、教えることで得られる自分自身のレベルアップかな。これもけっこう大きい。以前は書ける気がしなかった「ある作品」、最近は書けそうな気がしてきた。 >幽界寺さん  まあ削除したものに言うのもなんだけど、あれ、800字オーバーしてるじゃんか。1000字くらいあるかな?  純粋に文字数を数えるのではなくて、20字×20行の原稿用紙枠に収めて、それで数えるものですよ。  けどだからといって、改行も段落もまるで無くして、ぎちぎちに文字を詰めてきたりしたら、それだけで読まずにリテイクかましますが(笑)。  段落の区切りも有効に使ってください。  展開ごとに改行を入れて、段落わけするぐらいね。  しかしまあ、あの一行コンセプトから、ああいったあらすじが出てきてしまうところをみると、やはり最初に出してもらうのは「あらすじ」からかなぁ。あらすじと元になっている一行コンセプト、まるっきり別物になってるじゃん。  あのあらすじから一行コンセプトを取り出したら、違うコンセプトになるはずだよ。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1047 管理者削除 -------------------------------------------------------------------------------- だーかーらー No.1048 投稿日 2001年4月12日(木)23時52分 投稿者 新木 伸 >みっちゃん  管理者削除させていただきました。  他の人がやっちゃったら、本人のためにならんでしょーが。  以前にも紺野さんのあらすじで、同じことで、いか君の「書き直しあらすじ」を削除した覚えがあるんですが……。  「書き直し例」以外の部分は、とてもためになるものですので、そこだけ再アップお願いします。あ……もし手元にテキストが残ってなかったら言ってください。メールで戻しますから。 -------------------------------------------------------------------------------- そうそう No.1049 投稿日 2001年4月13日(金)00時01分 投稿者 新木 伸 >弟切さん  紺野さんの作品。古代中国でないとすると、古代日本か、古代アジア風ファンタジー世界なのだろうけど……。  「研ぎ師」がいる以上、剣は鉄剣。しかも鋼。  鉄器の発明がどのあたりの時代かとか……。  漢字の発明がいつぐらいで、一般民衆までもが自分の名前を漢字で持つようになったのはいつぐらいからかとか……。  ちょっと、やったんさい(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- 温泉OFFについて No.1050 投稿日 2001年4月13日(金)00時24分 投稿者 新木 伸  前々から言っていた「温泉OFF」ですが、幹事をせっついて、参加要項みたいなものを出してもらいました。こんなかんじです。  ちなみに日程は、5/11(金)〜5/13(日)。  2泊で騒いで、一部ではゲーム大会。一部では持ち寄った日本酒の品評会。そして一部では創作の強化合宿をやったりします。  参加される方は、以下のフォーマットの切取線部分を幹事にメールしたってください。  あとこちらでも参加する旨をよろしく。  わしは行きます。例によって友人の作家さんを数人誘いますが、誰が来れるかは不明。 幹事:月無  なお今回から、温泉OFF専用掲示板なるものもできてます。メールじゃなくて、掲示板のほうに書き込んでもいいそうな。 専用掲示板  あと補足説明。  費用と交通のこと。  基本的に交通は、現地集合、現地解散です。  電車だと新幹線経由で、小諸駅に所定の時間に到着することが必要です(遅れてきても携帯一発で、誰かに迎えに来てもらえます)。  駅から宿までは、歩いていけないこともない距離ですが、20分ぐらいかかります。  ただ参加者のほとんどは、誰かの車に便乗って形が多いです。  車を出せる人はその旨申告してもらえるといいかも。最寄り駅を書いて、備考のところに「便乗させてくれる人希望〜」とか書いておくと、誰か見つかるかも。  わしも車で行くけど、3人までなら乗せられる。  拾うなら、池袋あたりかなぁ。  いっそ7人ぐらい集まるようなら、レンタカーでも借りるのだが。  ちなみち首都圏から小諸までは、電車で行くよりも、車に便乗させてもらったほうが安上がりになります。3人以上のっていれば、もうぜんぜん安い。  それで料金ですが。  宿代は一日10000円+雑費1000円ほど。  宴会費3000円ほど、昼食代2000円ほど。  総計26000円で多分お釣りがくるはず。プラス交通費。  酒類をもってきて、後で宴会費として精算したい場合はレシート持参のこと。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− '01 春の温泉オフについて 投稿者:月無  投稿日: 4月10日(火)15時49分53秒  '01春の温泉オフのお誘い  寒さもそろそろ一段落という今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。  そろそろにぎやかな楽しい時間を皆様と過ごしたいと思い、温泉オフを企画いたしました。  概要は以下のとおりですので、ぜひご一読ください。 1.もともとは小説家志望の人間の強化合宿 2.しかし、いつの間にか酒とゲームの場 3.でも、ファン同士の交流の場でもある 4.修行したい方はかかっていらっしゃい(笑) 5.おいしいもの(特に蕎麦)が好きならそれだけでも十分 6.温泉でのんびりするだけもよし 7.もしかしたら今回はカラオケ大会か? 8.新しい遊びの提案があればみんな喜ぶ 9.観光もできるかもしれないぞ とまぁ、何でもあり、ですね。  宿は大幹事であらせられる篠崎砂美さんの親戚が経営している、ということもあり、多少のことには目をつぶっていただいております。酒の持込などの面で・・。  日時は5月11日(金)〜13日(日)です。1日だけの参加なども可能ですので、都合がつく方はぜひご参加ください。  現地集合、現地解散となるでしょう。  集合時間は15時としておりますが、遅れてきても大丈夫です。  なんだかわからないけど、参加してみたい、という方はこちらの掲示板に書きこむか、幹事宛に参加希望メールをお送りください。  なお、今回の予定としましては、 1.ハーブ園見学 2.DCカラオケによるカラオケ大会 あたりがメインとなる予定です。  一応、参加フォーマットを記しておきます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 氏名(HN): 参加( ) 不参加( ) 参加日程 全日( ) 11・12( ) 12・13( ) その他(                 ) 利用交通機関 車( ) できれば車種・同乗者を記して下さい  運転手(        )  同乗者(        )     (        )     (        )     (        ) 電車( ) バイク( ) その他(                 ) 持参品 ゲーム機  DC( ) PS( ) その他(    )  ソフト(                )  特殊コントローラ( )  DCカラオケ( ) ディスプレイ他( ) その他遊び道具(             ) 取っておきの酒(             ) 緊急連絡先・携帯等 備考(要望等) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  では、よろしくお願いいたします。 幹事 月無 浮雲 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- うきゃあ No.1051 投稿日 2001年4月13日(金)00時27分 投稿者 はせがわみやび >>私ごときが言及せずとも誰かがするだろうと思っていたんです。現にみやびさんが  大失敗。  しばらくおとなしくしています。うるうる。あとはまかせた★ -------------------------------------------------------------------------------- レスとか No.1052 投稿日 2001年4月13日(金)01時08分 投稿者 やの(茶羽根) >・茶羽根27 > 指輪とネックレスとリボン、この3つが同じ「装飾品」に見えている分解能は、それ低すぎ。  うーん、おしゃれとしては同一線上に置けると考えてました……。 > リボンを出してくるなら、はじめに王子が言い出してくるお詫びの品を、「髪留め」とかにしておくべき。  これは思いつきませんでした。確かに髪留めになってれば、何の問題もないですね。 (ってか、指輪やネックレスでも何の問題もないと思っていたから、提出しちゃったんですけどね) >>行頭開け>読みやすいからだと思います。 >ボツ。 >再提出のこと。  行頭に空白があることにより、その文は前の文からの折り返しではなく新たな文であるという目印になり、視線の移動による読者の読み間違いを減らすことができるからです。  だからもしすべての文が一行に収まってて折り返しのない小説があった場合は、この意味では行頭の空白は無くてもいいのかもしれません。  ……  と、思います(^^; > 純粋に文字数を数えるのではなくて、20字×20行の原稿用紙枠に収めて、それで数えるものですよ。  げふっ……、やっちまった……。  というわけで今回応募したものはあらすじ文字数オーバーでした(笑えない) さようなら……。 経歴>  プロになりたいと初めて思ったのが、3年半くらい前でしょうか。小説っぽいものを書き始めたのは、もっと前(7、8年くらい前?)からですけど。  中編と長編の区切りがどのくらいかわかりませんが、単行本1冊で長編としたら長編1、中編10くらい、短編たくさん、って感じです。(二次創作も含む) 紺野さんのあらすじ>  最近全然書き込んでいなかったのに、いきなり指摘のできる立場になんてないと思っていたからでした。  あと私が指摘しても、はせがわさんや新木さんが指摘しなかったら恥ずかしいし(汗)  というわけで一ヶ所だけですが、表面的な部分を指摘してみます。 >申人の一族の神殿に向かう。しかし実は、神殿には古代兵器が封印されていた。 「しかし実は」ってのは、それ以前の部分を否定するときに使う言葉ですよね? でも神殿に関する記述は「申人の一族の神殿」しか無いので、何も否定できていないと思います。「申人の一族の神殿」であることを否定するならば、後に続く文がおかしいし。  それと、ここまで読んだだけでは「古代兵器」が「どんな」ものなのかがわからないので、どういうニュアンスで読めばいいのかわかり辛いです。あまりに凶悪な兵器だったために封印したとか、聖なる兵器を再び来る戦乱の世のために封印したとか、色々パターンはあるだろうし。  と、あくまで私はそう思った、ということで。一番指摘しやすかった部分をしてみました。  それと、 >斉の呼びかけに申人は我に返り、その結果兵器は再び封印された。  ここなんかは、きっと超自然的な力とかが働いて、紅玉4つ分の封印の力を申人一人が持ったんだろうな、とか勝手に思ってました。もしくは今度は申人の体の中だけに封印されたのかな、とか。  私なんかが読むと、内容的なおかしさより、文法的なおかしさに目がいってしまうみたいです。  あと偉そうなこといっといてじゃあ私はどうなんだ? と言うこともあると思うので、今回の電撃ゲーム大賞に応募した(文字数オーバーしている)あらすじを、おもむろに載せさせて頂こうと思います。なんか私はあらすじの書き方が下手なようなので(根本的に間違ってるのかテクニックが無いのかは不明)、ぜひ叩いて下さい……。 -------------------------------------------------------------------------------- あらすじ No.1053 投稿日 2001年4月13日(金)01時17分 投稿者 やの(茶羽根)  その少年、女の子につき  ニードは、男しか好きになれない男だった。彼が好きなのは、孤児だった彼を救ってくれた、フェリオという男だったのだ。だがその想いは叶うことなく、ニードはこれ以上迷惑はかけられないと、フェリオの元を去った。  数年後、旅をしていたニードは、魔女の連れ子と言うことで迫害されていた一人の少年を助けた。その少年の身体は真夜中になると、突然少女の身体へと変身した。フィンと名のった少年――少女は、自身が本当に魔女の連れ子であること、一日おきに性別が入れ替わること、その際には苦痛が伴うことなどを話した。そして翌朝、これ以上迷惑はかけられないと、いつのまにかいなくなっていた。  フィンの身体が魔女のせいだと予想したニードは、すぐに後を追って、街から離れた所にある魔女の館へ向かった。孤児だった自分がフェリオに救われたように、不遇な境遇にいるフィンを救いたいと思ったのだ。フィンの身体にかけられた魔法を解き、もしフィンさえよければ、魔女の元から彼女を引き取ろうとまで思っていた。そしてフィンは、追いかけてきたニードの申し出を、受け入れた。  魔女の元へやってきたニードは、まずはフィンの身体にかけられた魔法を解くことに成功した。フィンを連れていくことに関しては一悶着あったが、それも最後には魔女を説得することに成功した。だがそこでニードは、フィンが本当は男ではなく、女であることを知った。自分が男しか好きになれないことを知っていたニードは、ショックのあまりフィンがいない隙に彼女の元から逃げ出してしまった。  しかし、ニードはあることに気づいた。彼が男であるフェリオを好きだった理由は、フェリオがニードを救ってくれたからであって、性別は関係なかったのだ。同様に、フィンを救いたいと思った気持ちに、フィンの性別は関係ない。  そのことに気づいたニードは、どうしたのかと追いかけてきたフィンを、心の底から迎え入れることができたのであった。 >>>  原稿用紙にすると2枚+2行くらいです。2枚にしてもいいんだけど、一応送ったのとまったく同じので。  ついでに1行コンセプト。 「男じゃないと好きになれないと思っていた男が、好きになるのに性別は関係なかったんだと知る話」  本文は一応、以下の所に置いておきます。ここからしかリンク貼っていません。当落が判明するまでは、公開しない予定だったので。  http://www.tim.hi-ho.ne.jp/yano_cha/syounenn.html -------------------------------------------------------------------------------- ひさしぶりの書き込み No.1054 投稿日 2001年4月13日(金)01時46分 投稿者 卯月 修羅  書き込みしてない間もROMはしてたんですけどなにやら新木さんから全員回答のアンケートが出たので書き込みします。 >新木さん  あらすじへのつっこみについて。ボクも大体山内さんと同じ理由ですね。遠慮と怠慢です。つっこみをすることが自分のレベルアップにつながることはわかっていましたが分解能の低いボクが的外れのつっこみをして紺野さんが不快に思うことが恐かったです。 >雑談  はじめての長編に挑戦しています。今、原稿用紙40枚ぐらいぶん書いて、書こうと思っている内容の4割ぐらいですかね。しかし予定は未定。どのぐらい長さになるのか想像つきません。それと書く技術もないのに勢いだけで書いているのでキャラクターの性格やら世界設定やらがバンバン変わっていくのは読み返してつらいです。一応来週中には完成させて早くシンデレラ迷宮に戻りたいです。やっているときはつらいあの迷宮もやっていないとなぜか無性に恋しくなりますね。そしてゆくゆくは無欲なシンデレラを10個OKもらって短編プロットに挑戦したいです。 >杉井さん  ボクも外伝読みたいです。本編読んで面白いなと思ったのでぜひ書いてください。ばりばりの18禁を期待しています(笑)。   -------------------------------------------------------------------------------- >茶羽根あらすじ No.1055 投稿日 2001年4月13日(金)01時55分 投稿者 新木 伸 >茶羽根  いちおう、あらすじになってはいるね。  でもこれ、尻切れトンボで、「結」ねーじゃん。  「転」はいいよね。魔女の元から助け出した「少年」が、じつは少女だと知ってケツまくって逃げだす主人公。あくまで助けようとしていたそれまでの彼の行動。そこから導かれる「予想される展開」をちゃんと裏切ってる。  しかしいかんせん、「結」がない。  「結」のない小説って、意味がない小説だよ。  このあらすじをもとにして書いた小説というのは、「落ちなし意味なし」ってところだな。「ヤマ」はあるようだから、「ヤオイ」とまでは言わんが。  まあ、あとあらすじでもって突っつくとすれば、性転換の魔法をどうやって解いたのか? 主人公は魔法の素養があるのか? それとも知恵と勇気と愛でもって解いたのか?  あとそのへんに絡むことだと思うんけど、そもそもどうしてそんな魔法がかかっていたのか?  それから、魔女の行動やら意図やらが、まるで見えてきません。空気みたいな存在で、どんな人間なのかまったく不明。  魔女はなぜ少女を養っていたのか? 性転換の魔法は本当に魔女のせいだったのか?(フィンがそう予想していたことを書いたのなら、あらすじの中でもケリつけなきゃいかんよ)。  さて。いちばん大きな問題。  「結」のことだ。  「結」として必要なのは、「好きになるのに性別は関係なかったんだ」っていう、まさにそこの部分。ここに主人公が気づき、読者にも納得させられるだけの、リアルで必然で濃いエピソードが絶対に必要。  いまのエピソードじゃ、ぜんぜん弱い。論外。たわけ。  「貧弱貧弱貧弱ぅ」って感じ。  逃げてる最中に自分で気づいて、追いかけてきてくれた少女を受け止める。  ――なによ、それ?  そんな程度の「ぬるい」エピソードでケリを付けていい程度の話だったら、はじめから書いてんじゃないよ。君の中にあるこのテーマに対する情熱ってーのは、その程度のものかい? ならやるだけ無駄だから、やめときなさい。  以上。  悔しいなら、書き直してきやがれ。  ……って、もう応募しちゃってるんだっけか。 P.S.  みなさん心配しないように(笑)。  茶羽根君とは、彼が小説を書き始める7年前以前の付き合いがあるもんで、ライブ(現実)で交わされる会話としては、まあこんなもんです。 -------------------------------------------------------------------------------- >卯月さん No.1056 投稿日 2001年4月13日(金)02時08分 投稿者 新木 伸 >つっこみとか  「怠惰」っていう理由は、本人の問題であるからして、自分で解決したってください。  わしは知らん。  「遠慮」っていう理由のほう。  これは無用。自分のレベルアップに繋がると思えば、紺野さんのでも誰のでも、だしに使ってOK。  レベルの低いつっこみをされて相手が不快に思うだろうか、とか、そういう遠慮は無用。本当に真剣にやっていたら、そんな遠慮なんて二の次にならんか? しないとダメだよ。  つっこみの仕方が甘々で、僕あたりから「たわけ」とか言われることもあるかもしれんけど、それはそれ、またひとつのレベルアップの機会になるわけだから、怖がっちゃだめ。もらった「たわけ」の回数を誇るぐらいでいいのではないかなぁ。そのぶんレベルアップしてる印ってことで。  あとそれから、自分が他の人のレベルアップの「だし」に使われることを嫌だと思う人は、この「よみかく分室」より退場すること。まあいないと思うけど。 (実際ここをROMしている人はたくさんいるわけだから、同世代のライバルになにひとつ与えたくない人は、ここでやらないほうがいいわけだ)。  以上。 >長編執筆とか  読み返してつらい場合。  そういうときは、「読み返さずに書く」。  いやぁ、いちども読み返さずに、脳裏にある「書いたつもりの話」だけをもとに書いているときっていうのは、すごく幸せなものだぞ。  いいんだよ。はじめて書くときは、そういうもので。とにかく「書き上げる」ことが大事なんだからさ。 >クリスの外伝  そーかそーか。卯月さんも読みたいかっ。  でもだいじょうぶ。安心するのだ。  ぼくが「杉井君の場合は短編課題に参加すんのにクリスの外伝一個含めるのは条件ね。ああ嫌ならやらなくていいから」とか言っちゃえば、もお完璧。 -------------------------------------------------------------------------------- これは失礼しました。 No.1057 投稿日 2001年4月13日(金)02時26分 投稿者 みっちゃん >新木先生 おっしゃる通り、申し訳ないです。過去ログのチェック不足でした。 ○以下読んで引っかかった部分。 あらすじ(八百字) 砂漠と山脈に守られた黄色い荒野。そこに領する豪族坪竪樹(つぼのたてき)の軍勢に村を襲われて申人(さると)は一人荒野に放り出された。 『日本語がヘン。ニュアンスはわかるけどもっと具体的に書いてみよう』 善悪も感情もなぜ坪竪樹が自分を狙うかもわからないまま、刀の力に引きずられて殺戮を 繰り返していた。斉(ざい)は親友を坪家の嫡男乗樹(のりき)に殺され、以来乗樹を殺す機会を窺っていた。 『紺野さんはわざと難しい言葉を使えば、話が面白いように見えるのかな? そう思っているんだったらまったく逆です。』 『小説本編で、「言う」を 「云う」とか書いてる?』 刀の不調に不安を覚えていた時、申人と出会った。 『これつじつまあわないよ。2重に』 1『刀の調子が悪いって、刀を持っていたのはサルトでしょ? サイじゃないよね? それともサイの刀の腕が調子に乗らないって意味にも取れるよね?』  『サイがノリキを殺そうとしても、自分の剣の腕ではかなわないなってこと?』 2『感情がないなら不安にならないでしょう? 感情がないってどう言うことだとおもう? 女に対して感情がないから、告白してきた女を無下にふる(濃爆おたく先生より)とか、僕が善悪の感情のない人間を描くとしたら、口笛を吹きながら相手の目をつぶせるとかだな』 刀を治すため共に旅を始めた二人。しかしそれは申人の刀に宿る精霊に問題があり簡単には治せない事を知らされて、竪樹に滅ぼされた申人の一族の神殿に手がかりを求める。同じ時、斉に憧れている吟遊詩人の神楽も、砂漠や山脈の 向こうの未知の世界や未知の力に恐怖して、大陸を手中にするために藜神殿に眠る伝説の兵器を手に入れようとする 『日本語がヘン』 『設定は文の最初で語ろう。大陸があってその中に黄色い荒野があるとか。山脈に囲まれてその外からの侵略におびえているわけね? だったらまずは、侵略に対抗するために兵器を持とう。となるはず。なのに山の外の国を侵略して大陸を征服しようって発想が飛ぶのがヘンでしょ?』 『いやいいのかな。神楽さんは攻められるまえに、皆殺しにしてしまえぇという考えの人なのね?』 坪竪樹も、自分の正気を確かめるために父殺しを企む乗樹も、その乗樹に従いながら妹や幼馴染の神楽との立場の違いに 悩む式根も、藜神殿に辿り着いた。そして兵器の封印が解かれた。 だがそれは兵器ではなく、古代に魔物として恐れられ神殿と申人と申人の刀に分けて封じられた巨大な大地の精霊だった。 人々の思惑は荒れ狂う力に弄ばれ、精霊の力と魂魄は神殿と申人と刀を拠り所なく巡り、自分が何者かもわからない 申人は我を忘れ、抑えきれないその力で世界を血で染め赤く焼いた。しかし斉が叫ぶ。「俺を、斉を忘れたのか」と。 その言葉に申人は、斉の前で申人という名を持っていた自らを思い出した。力はそれぞれに居場所を選び納まり、 申人は申人に戻った。 世界は平穏を取り戻し、崩壊した神殿から傷ついた誰もが進み始める。申人も自ら選び取った未来を自らの意思で 歩き始める。ただ在るだけでなく生きるために。 『意味がわからない。何とかニュアンスを酌んで、想像してはみたけど、もっと具体的に書いてみて』 『カッコ良い文章、凝った漢字の文章、凝った表現の文章を書くことに必死で、肝心な部分に頭が回っていない 肝心な部分とは何がどうなったかって事』 ○ プロット 意味がわからない。日本語として成立していない。 途中で主人公の行動が、脇役のものと混ざっている。 キャラクターの行動理由がない。メリットが無いことはしないもの。  キャラクターを出すんだったら、主人公(話の本筋)ともっとからめよう。ノリキが主人公の村を壊滅させるとか。  神楽要らないよ。キャラクター増やすと説明が面倒だし、兵器を探す役はノリキにやらせよう。  何がやりたいのかわかんない。何をやりたいのかわかんない。 途中から内容がわかんなくなる。 ○ネーミングに関して。 僕は嫌い。オーダーでない限り使わない。 読みやすく、口に出して言いやすいようにしたほうが良いと思う。 この作品が書きなおされてバカ売れして、アニメ化された時、声優さんが辛いメに あっちゃうでしょ? ○設定と話に関して。 ジャンプのブラックキャットの作者先生が前に描いてたマンガ好きでしょ? 古代日本風異世界がどうのこうのって奴。刀に精霊とかって設定がそっくり。 何か新しいもの企画するとき、前にあった作品のオマージュ的なものを作るという方法はあるし、僕も好き。だけど、やるとするなら、原型がわかんないくらいどこかを変えなくては駄目。原型を残して作っている先生方もいるけど、あれはわざと! そういうノリが好きな人向けに書いている。  ブラックキャットは一匹いれば十分。 >紺野さんへ  こんなところです。参考になれば幸いです。  よかったらバイオ掲示板のほうで、僕のプロットの問題点を指摘してくれるとありがたいです。  ではでは http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id=biohazard -------------------------------------------------------------------------------- ごめんなさい。 No.1058 投稿日 2001年4月13日(金)03時11分 投稿者 みっちゃん さらに大失敗! 過去ログのチェックミスで、最新のあらすじが分かりませんでした。 失礼。 砂漠と山脈に囲まれた荒野。そこに領する豪族坪竪樹の軍勢に、申人の育ての親白羽は殺された。死ぬ前に白羽は申人に紅玉と刀を遺す。刀はなぜか強い意志を持っていた。自分の感情を自覚できず意志決定も白羽に頼っていた申人は、それ以来形見の刀の意志に引きずられて殺戮を繰り返す。 『日本語がヘン! 刀が何故か強い意思を持っていた? なぜかはいらんでしょ? 意志を持つというのもわかんない。刀がひとりでに動き出したとか』 『殺戮をくりかえすにも、いろいろある。やくざの抗争の中に用心棒でつっこんでいってたくさんひとを殺してくるのも殺戮を繰り返す。街で出会った人をなんのいわれもないのに斬るのでも殺戮をくりかえす』 申人はある日斉と出会う。斉は、刃を合わせた時刀に以前の勢いがない事に悩んでいた。そして申人の刀の異常さを見て共に刀を治す方法を探そうと言う。 『刃を合わせるって=決闘でしょ? そういう風に取れます。 あってどういういきさつでそんなことになったの?』 『サイはどうして初対面のサルトに刀をなおしてやろうとするまで親切だったんだろう?』 やがて、二人の刀は鍛冶氏が古代の製法で作ったもので、精霊が宿っているとわかる。また刀の切れ味は精霊に依存しており、斉の刀の変調は申人の刀に宿る強い精霊に問題があって簡単には治せないとわかる。そして最終的に、二人は刀を治す手がかりを求めて、かつて竪樹に滅ぼされた、申人の一族の神殿に向かう。しかし実は、神殿には古代兵器が封印されていた。 『そして最終的に……、しかし実は……とかなんかヘンじゃない?』  古代兵器の封印を解くには四個の紅玉が必要だった。一個は申人が、一個は竪樹が、残りは申人と関わりのある人々が持っていた。 申人と斉と同時に、竪樹は大陸を手中にするために、神殿に眠る伝説の兵器を手に入れようとやって来る。また申人と関わりのある人々も、それぞれの思惑を抱いて神殿に辿り着く。そして兵器の封印が解かれた。 『封印をといたのは誰? 4つの紅玉はどうなったの? この文だと、サルトとカタキとサイがなかよくいっしょに封印を解きましたと取れるよ。それとも四人が神殿に同時にはいっただけで封印が解けたのかな? だったらそう書いて』  だが実は兵器とは、古代に魔物として恐れられ神殿と申人と申人の刀に分けて封じられた巨大な大地の精霊だった。精霊の力と魂魄は神殿と申人と刀の間を巡り、その結果申人は我を忘れ、精霊の力が坪家の兵士たちを殺戮する。竪樹も兵器を再び封印する事ができない。 『サイはずっとその場にいたんでしょ? サルトが兵器というか怪物みたいなものになったのかな? そうなってゆく様子を見ていたんじゃない?』 しかしその時斉は兵器が申人でもある事に気づく。 『何故? なんとなく? しぐさから? 』 旅の間に、申人の中で斉は特別な存在になっていた。斉の呼びかけに申人は我に返り、その結果兵器は再び封印された。申人も初めて自分の意志を確かめる。 神楽うんぬん、ノリキうんぬんを削ったのは正解。だいぶすっきりしてる。前のあらすじよりだいぶ良くなったと思う。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id -------------------------------------------------------------------------------- >みっちゃん No.1059 投稿日 2001年4月13日(金)03時30分 投稿者 新木 伸  向こうでなにもレスが付かないのは、アップされているあれが、そもそも「プロット」になってないからだと思います。  ざっと見てきましたけど、なにが起きてどう展開してゆくのか、まるっきりぜんぜんわかりません。あれでは誰が見たとしても、コメントのしようもないでしょう。せいぜい「わからん」と言うぐらいしか。だからコメントが付かないのでは?  紺野さんのあらすじに対して、これだけ指摘できるのですから、その手腕を自分のプロットに対して振るうだけで、かなりのところまで直せるのではないでしょうか?  いや、絶対にできるはず。  すくなくとも、いまのように、「まるでぜんぜんわからん」という物になることはないはず。  自分でできる範囲のことを(あきらかに)サボっていて、人に指摘してもらうというのは、甘い態度に思えますが。 -------------------------------------------------------------------------------- 紺野さんのあらすじについて No.1060 投稿日 2001年4月13日(金)10時44分 投稿者 弟切 千隼 一応、私も突っ込んでみます。 既に多くの方々がいろいろな突っ込みをして下さっているので、新木さんの御希望通り、世界設定・時代背景などについて突っ込みを入れます。 私は、最初に紺野さんのあらすじを読んだ時、舞台は中世の日本なのだろうと思いました。ところが、読み進むうちに矛盾が出てきて、これは中世くらいの日本をモデルにした異世界なのだろうと考えました。 しかし、あらすじを読む限りでも、この物語の舞台は屋台骨が弱すぎます。実在の地域としては矛盾が多すぎて、架空の地域としては中途半端に実在するものの雰囲気があり過ぎるのです。 小説を演劇に譬えるならば、この作品は役者さんたちが演じる以前に舞台が出来上がっていません。こんな舞台に役者を載せたら、役者さんが立つ(=キャラクターが立つ)どころか載せただけで崩れてしまって、演劇はできませんよ。 それはなぜかといいますと。 まず、登場人物が漢字名で、しかも申人[さると]・竪樹[たてき]のように訓読みにされているところを見ますと、この作品は中国や朝鮮半島が舞台ではあり得ません。ところが、それにしては「砂漠」や「神殿」など日本的でないものが出てきますね。これが「荒れ地」や「神社」なら日本で良かったのですが、どうして素直にそうしなかったのでしょうか? 致命的なのは「大陸」です。これが出た時点でもはや日本でないことは確定的なのに、登場人物の名前だけ日本的なのはおかしいですよね。そういう異世界を設定するならそうしてもいいのですが、一つの世界を矛盾なくでっち上げるというのは、途方もなく大変なことなんですよ。 演劇の公演をする場合、普通はどこかの劇場を借りてやりますよね。これが一から舞台を作って演劇を行なうとしたら、どれほど大変かは想像できると思います。演劇の運営や経営に慣れたプロがいる劇団ならともかく、素人劇団がそんなことをしたら、公演にこぎつける前に計画倒れになるだろうことは目に見えるでしょう。 小説の場合も同じです。書き慣れないうちは、既存の舞台=世界を使うのが一番です。多くの場合、未熟な書き手が知らないだけで、この世界には未知の驚きがたくさん詰まっており、小説の舞台には事欠きません。 漢字名自身は、私は嫌いではありません。しかしわざわざこういう難しい名前を付けるなら、読者にそれだけ読みにくさを強いる訳ですから、それなりの必然性がなければいけませんよね。 漢字の発明は極めて古く、今から四千年くらい昔の中国には既にあったようで、日本にも二千年くらい前には入っていたようです。それ以前には日本に文字はなかったと言われているので、人の名前を漢字で書き表すことは古代の日本でも割と早くから行なわれており、そのこと自体はそれほど不自然ではありません。 豪族ならば名字を持つこともずいぶん早くから行なわれていたようです。 鉄器に関して言いますと、鉄器の発明も割と古くて、やはり二千年くらい前には日本に入ってきていたようです。 しかし、鉄を使った武器である「刀」の製法に関しては、未だ解かれざる多くの謎があり、純粋に学術的なものからオカルト的なものまで異説も多く、小説などで扱う場合には、どういうスタンスを取るかが難しいです。日本を舞台にした話で、「刀」を重要な小道具とするならば、腰を据えて調べてからでないとぼろが出まくって、それこそ「お話にならない」ことになってしまいます。 この辺り、おそらく中里さんが詳しいでしょう。きっと苦労されていることと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- 負け猫 No.1061 投稿日 2001年4月13日(金)13時36分 投稿者 杉井光  ――という言葉を今考えつきました。どこかでネタとして使おう。  負け犬はなぜに「犬」? >杉井の負け犬度  応募は、しました。とはいえ負け犬度は、たいがい新木さんの予想通りです。訓練期間の部分は、オフで具体的に突っ込んでもらったのでいくらか直せましたが、一番問題だった「結」と二番目に問題だった「転」には手をつけられませんでした。時間的な問題ではありません。純粋に、集中力の問題です。他の話のアイディア出しとかやっていたりしましたし。  ほほほ何とでもおっしゃいまし。犬なので人間の言葉は(都合の良い部分以外は)理解できないのです。 >アイディア  や、メモ帳ですか。なるほど。さっそく職場のメモパッドをひとつ失敬することにいたします(買えよ>オレ)。  プロット段階のエピソード候補などのアイディアについては、これはやはり「出る秘訣なんぞあったらオレが知りたい」ですか……。「出る秘孔」とかあったら便利なんですけどねえ……。  杉井は現在、下記のような低効率な手段で生産しております。  1.核となるアイディアから、どんな話かを決める  2.主要キャラを想定して、大起承転結を決める。  3.とりあえず何も考えずに書く(!)。  4.最大の山と、重要な中程度の山を考える。  5.まあそれとはべつに何も考えずに書く(!)。  6.必要な脇役を考える。  7.まあそれはおいといて何も考えずに書く(!)。  8.見通しが立ったら構造を叩き台として紙に書きだして、叩く。  1〜7は、以前もやっていたんですよ。で、3と5と7で書いたものを作品だと勘違いしていたのが20世紀バージョンの杉井。7より大きな数字は知りませんでした(猿)。  3と5と7で人生半分くらい浪費しているような気がします。そのうち効率化できるようになるんでしょうか? それとも一生このままかしら。  3.草を喫(や)る。  5.Sを喫(や)る。  7.Cを喫(や)る。  ぬぉおおおおおおっこれかっ!? これしかないかっ!? >短編練習のこと  は、実は杉井、過去ログをまともに読んでいませんのです。うろ覚えなのでした。原文が何番なのかも憶えていないのです。すみません。「超たわけ」ぐらいですか。  なるほど、「仲直り」の話なわけですね。関係再構築のカタルシスを強調するための派手な破局演出として、てっとりばやく「喧嘩」。僕のとは全然違うなあ。 でもまあ、間違えたついでですので、杉井バージョンでやることにしますね。 「カップルが、誤解ゆえに別れて、未練ゆえによりを戻す話」。  ほんとに全然違う話になったぞオイ。  杉井バージョンでは「仲直り」しません。なぜなら杉井は喧嘩して仲直りしたカップルを見たことがないからです。あなたは(誰だよあなたって)見たことありますか?  ところで、「未練」という単語を使うと、とたんにアダルトな雰囲気が発生するのはどうしてでしょう? >大筋の統一など  うい、了解です。素材の限定なんぞカマせるレベルではないのだから、とりあえず各自の得意な素材で、とにかくまともなものが書けるように練習しろ、ということですね。  と言いながら、僕に対して >個人的に、「クリス(仮)」の外伝をきぼー。  というのは、これは「クリス(仮)は杉井の得意素材だから多少マシだろ、いっぺん書いているわけだしな」ということなのでしょうか? だとしたらそれはかなり誤解です。  それとも、「個人的に」という部分や「(25%マジ)」という部分から考えるに、これはひょっとしてただ新木さんが「ミンシアのHシーンが見たい、っていうかさっさと脱がせ」と言いたいだけなのでしょうか(だとしたら、喜んでいいのやら……?)。  そして、#1056の、 >ぼくが「〜」とか言っちゃえば、もお完璧。  というのは、これはつまり、そう「言っている」のですね(笑)?  わかりました。やります。……大人って汚い(ぼそり)。  新木さんや卯月さんのリビドー、じゃなかった、ご期待に沿えるかどうかは、わかりませんが。  ところでものすごく重要なことを今思い出したのですが、よみかくって18禁はお断りだったような……。いや、クリス(仮)は18禁でもなんでもないんですが……。 >なぜ紺野さんに突っ込まないのか?  読んでいないからです(笑)。  すみません、ただでさえ最近ログ回転が速いので、全部読んでいるひまがないのです。 >温泉  なにか奉仕すると参加費ただになるとか、ないですか(笑)?  いやまあ、週末仕事なのでどちらにせよ無理なのですが……。  それでは。杉井でした。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- 応募、完了しました。イエい。 No.1062 投稿日 2001年4月13日(金)14時28分 投稿者 野田明 最近よく考えることなのだけれども、小説の良悪の基準ってなんだろう? 僕は、小説をこのごろはあまり読んでいないのだけど、その理由っていうのがつまるところ、どの小説を読んでも魂が感じられないんだ。 小説を書くのが上手になるということは、法則を覚えることじゃない? うなずいたとか、言ったとか、定例の小説の書き方みたいなものに依託して、もちろんそれを僕もつかっているのだけれど、すこしだけそれには憤りを感じているんだ。 小説で個性を見つけようとしているのに、マネなんじゃないかって、思う。 つかわないとかけない。だけど、小説って自由なはずなのに、自由になれないでいる。 自由って、いったい、なんだい。 -------------------------------------------------------------------------------- 漢字、日本刀、雰囲気 No.1063 投稿日 2001年4月13日(金)17時11分 投稿者 中里融司  弟切さんにお呼ばれしましたので、出てきました。  漢字の読み方は、できれば世界観を統一した方がいいと思います。音読み、訓読みが同居しているのは日本だけという、中国文明の影響を受けている地域では非常に珍しい現象なので、確かにそれを出した時点で読者の頭の中に「これは日本が舞台だ」と思わせる可能性が高いでしょう。  とすると、「砂漠」「大陸」と言った言葉がひっかかってきます。実は私も、初めは日本を舞台にした作品と思いましたが、そういった語句が出た時点で、多少混乱しました。  日本風のものに限らず、名前は大事です。中国風、ドイツ風、イタリア風と様々なものが設定できますが、そのイメージでキャラクター・イメージはある程度決まってしまう面が否定できません。  それから、刀の問題ですが、「刀に魂が籠もる」という概念は日本でも多く見られます。ただ、日本の場合は刀自体のものというよれ、「刀工の念」が籠もった結果、刀に人格めいたものがうまれうる、という考えで、武家政権が確立してから現れたようです。  鉄器の製法が伝わってからしばらくは、刀ではなく剣ですね。この頃は武器というより祭器としての役目が大きく、草薙剣などの名剣も人間が造ったというより、超自然的な出自が暗示されたりします。  その後、平安時代に至って、刀は武器の側面を強くしていきます。この頃の刀には、刀工の名ではなく、刀そのものの名として神秘的な力を発揮するものが多いように思います。この頃の日本刀は、すでに片刃で反りの入った太刀拵えで、刀工の名が入っているのですが。  この形の日本刀の、現存する最古のものは「伯耆安綱」と呼ばれる大同年間の刀工で、源頼光が使った「鬼切り」「童子切り」など太刀ということです。  それ以前に「大和の天国」というものがあるといいますが、これは製法上、日本刀になりきっていない、ということで、日本刀が製作されたのは大同年間を上限とした方がよい、ということです。その後は、刀は刀工と同一視され、刀が人格を得るのはそれを造った刀工のため、という考え方が定着していくようです。村正妖刀説などは、たまたま徳川家康や家光が村正で怪我をしたことや、家康の父君が惨殺されたとき、その刀が村正だったと喧伝されたことから、刀工の物語が後から付け加えられたりしたように。  テーマとは無関係なことを長々書きましたが、つまりは背景となる文化をしっかり設定して、読んだとき違和感を感じさせない工夫が必要だろう、ということです。  漢字の使用については、私の作品で銀河帝国を築いている宇宙人の名が中国風で、武器や宇宙艦の名も全部漢字で表現、というものがあります。この場合、その星間文明が表意文字を使っているため、一番近い表現として漢字を用いた、ということにしました。ただ、その場合は呉音を使わないなどして、異国風にしましたが。  日本刀については、製法が確立した後にも神秘的な雰囲気が伝わっていて、「海を渡ってきた鬼が口から吐き出す火でつくった」といった伝承が残っているものも存在します。本当は薩摩の実在した刀工の作なのですが、なぜそういった伝承ができたか、を考えるのも、小説のネタとなり得ましょう。刀を使う場合、その時代に刀がどのように扱われていたか、武将や愛好者の間でどのような考え方があったか、を考え合わせることが大切だと思います。  ついでといっては何ですが、作品のアイデアを思いつく場所は、ほぼ「仕事の話をしているとき」です。 「こういう感じの小説」というご依頼をいただいた瞬間、頭の中で大体の雰囲気ができます。その後、主人公とヒロイン、敵役、冒頭とクライマックスなどが、アトランダムにもこもこ浮いてきます。  それを形にして、組み直していきます。一度思いついたアイデアでも、資料を読んでいたりするうちに「あ、こちらの方がいい」とぽっかり浮かんだりしますので、いつでもメモできるよう、小さなノートと筆記用具は常に携行しています。  新木さんが言われた「素晴らしいアイデアを思いついた」ことだけ思い出した、という経験は私にもありますので、その悔しさを繰り返さないよう、それを励行するようになりました。   http://www.chaldea.ne.jp/nakazato/ -------------------------------------------------------------------------------- 読むのが大変だ。 No.1064 投稿日 2001年4月13日(金)22時22分 投稿者 唯野教授 うお、書き込み密度がいきなり高くなってますな。新企画発動の為? あと、前回題名を書かなかったら「無題」になりました。どうやらこの掲示板、まだ謎が残っているようだな……。 >あらすじつっこみ 新木さんとみやびさんがやっているので、私が口を出す必要はないだろうと思ってました。あと遠慮も少し。 >短編課題 一行コンセプトは思いついたのですが、あらすじにするのがちと難しいので、もうちょっとお待ちを。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1065 投稿日 2001年4月13日(金)23時31分 投稿者 新木 伸 >指輪とネックレスとリボンの話  これ、女性陣に聞きたいところなんだけど、この3つって同じ区分けに入るもの?  茶羽根君のレスをみて、すこし自信がなくなりました。  あとうちの奥さんに聞いてみたりとかしてね。  俺的には、「なにかひとつだけアクセサリーを身につけてよい」と言われたすっぴんの女の子は、間違いなく「髪留め」もしくは「髪リボン」を取るものだとなるのだけど、いざ聞いてみたら、「そんなの個人の好みでしょ」みたいにあっさり言われてしまった。  あ、ちなみにシンデレラなもんで、ロングヘアーの女の子って前提ですが。  髪を飾るものっていうのは、アクセサリー類の中でも、「指輪/ネックレス/ブローチ」あたりとは別枠になるだろうと思っていたのだけど、違うのかな。どうかな。  茶羽根27、逆転OKもあり得るか? >ファミレスのたわいない会話  そういえば、前にみやびさんの書いていた話。  ファミレスのたわいない会話。はたで聞いてたならくそつまらないものを、いかにドラマティックに盛り上げるか――の実例。  先週号の少年サンデーに載ってた「勝手に改造」でやってましたね。  あれ、ちょうど集まった作家仲間のなかで、「すげぇ」と話題が盛り上がってました。あれはほんとにスゴイ。玄人の仕事だ。  あれ、みんなはどう思ったのだろう。何気なく読んでしまって、それっきりだったのだろうか? >刀と剣の違い  ああ、なんか突然、わかってしまった。  紺野さんって、「刀」と「剣」の区別がついてないんじゃないのかな。 >杉井君  おーいおいおい。  情けなくて涙が出るぞい。 「つきあい始めたばかりのローティーンの新米カップルが、喧嘩して、そのあとで仲直りする話」  これを要約すると、つまり「仲直り」の話になるわけか?  ふーん。……そう。  そうなんだ。  この手の一行コメントまで要約したときに、不必要な語句なんて、いっさい入ってこないのよ。  前半部分の「つきあい始めたばかりのローティーンの新米」というのが、切り捨ててもいい取るに足らない冗長な語句だとでも思ったのか?  もしこれが「仲直り」がポイントの話だったら、単に「カップルが喧嘩して仲直りする話」って書けばいいじゃん。そのほうがより簡潔。  そうなっていないのは、なぜかを考えろ。 「つきあい始めたばかりの」 「ローティーンの」 「新米の」……  そういうカップルが喧嘩して、仲直りする話なわけね。  このコンセプトでは、「つきあい始め」で、「ローティーン」で、「新米」であることが、必須なわけ。絶対にはずせない要素なわけ。どれが一個欠けても、僕の書きたいものは成立しないのね。  わかる?  わかんなきゃ、わかるまで考えろ。  宿題だ。 (ちなみに杉井君以外の人が考えたっていいんだよ。なにか前から思っていたんだけど、みんな、自分宛以外の書き込みって読んでないのかね?) >杉井の制作方法  その3と5と7だけど、「とりあえず書く」っていうのは、実際に小説にして書くってこと?  3と5と7のそれぞれのステップで、初めから終わりまで通して書く。350枚分、ちゃんと書き上げる。  そして次のステップでは、それを全部きれいに捨てて、また一から新しく書き直す。  3回繰り返して、いちおう完成。  そういうこと?  それともただ単に、3では冒頭から「起」が終わるぐらいまで書いて、そこで先のほうの「転」と「結」あたりの山を考えて、またちょびっと書いて、真ん中ぐらいまで来て全体が見えるようになったら、いちおう全体構成を考えて、いままで書いたぶんの若干の修正。そして最後まで書き通す……。  上記の「まるごと3回書く」っていうパターンなら、そのうち書き直しが2回になり、1回になり……。まあ100冊も書いてるうちには、一発目でばっちりの話が書けるようになるだろうけど。  でも後ろのほうのパターンだと、キミ、一生そのまんまだよ。 >クリスの外伝  えー、まず。  18禁というのは冗談です。でもちょっぴり期待はあったりするが(笑)。  純粋に、クリスとミンシアあたりが喧嘩する話とか、生まれたばかりのクリスとロンとの触れあいの話とか、そんなのが読みたいだけ。一読者として。  あとはまあ、この手のものって条件設定が付くから、難易度がある意味では上がるからってのもひとつの理由。  たとえば「未練ゆえによりをもどす話」をアクニィとミンシアでやろうと思っても、それはできないでしょ。キャラと設定を決めてしまうから、話のパターンが限られてくる。より実戦向けになる。  また別の意味で、難易度は下がる。それは世界設定とかを新規に考えなくていいという点。そのぶんの集中力を、話の筋のほうに振り向けられるというわけだ。  トータルすると、難易度は上がって下がって、とんとんってところか。  重点ポイントを決めて練習して、より成果を引き出す練習法っていうことね。 >杉井版、短編課題  うん。良くなったね。  以前の「つきあい始めたばかりのカップルが、誤解から気まずくなって、またくっつく」だと、おもしろそうなところが見あたらないんでリテイクだが、こんどのは、なんか面白い要素が入ってる。 「カップルが、誤解ゆえに別れて、未練ゆえによりを戻す話」  よりをもどす理由が、仲直りでなく、未練ゆえにっていうところが、杉井流なわけね。杉井光という人間の人生における体験があるからこそ出てくる、その着眼点。それは良し。  さて。未練ゆえによりを戻すってことが、この短編の主題だとする。  その前半「誤解ゆえに」っていうところ、ここは「必然」なのかな。未練ゆえによりをもどす話に、いちばん効果的な別れ方というのは、「誤解」でオッケー?  他にももちろん、「浮気ゆえに」「男のダメ人間ぶりに呆れた女が〜」とか、いくらでも無数に、それこそ無限に分かれ方のパターンなんてあるわけだけど、それらすべてを押しのけて、「誤解ゆえに」というのが君臨するというのは、杉井光という人間にとって「俺的絶対の必然」であるのかな? どうだろうか?  また「誤解ゆえに」の詳細を定義しておかなくてもOK? それはどんなのでもかまわないの?  誤解っていっても、いろいろなパターンがあるでしょ。「彼に嫌われているのだとてっきり誤解した女が〜」とか、「他の女と一緒にいるところを目撃して浮気をしていると誤解して」……とか、「彼がじつは数百万の借金を背負っているのだと誤解して……」とか、これまた無数に考えつくわけだけど。 >野田明さん  あのー。すいませんが……。  貴方、どなたですか?  過去ログ見渡しても、「野田明」さんなる人は、これまでいちども書き込まれていないのですが。  シンデレラ課題のほうでしたら、名乗らない飛び入りも容認していますけど、一般的な話題への参加でしたら、まずは自己紹介からお願いします。  魂のこもったものが世に出ていないとお嘆きなら、その魂のこもったものを、ご自分で世に出せばいいわけです。  しかし世に出すためには、まず上達しないとならない。  ここにいる皆は、そのために自分の技術を磨いているんだと思いますが。 >唯野君  一行コンセプトが思い付くようなら、それをアップしてもかまわないよ。  杉井君のをみていればわかるように、いくらでもリテイクはかかるから。あらすじ書いてると無駄になる可能性が大だしね。  まあどちらでもやりたいほうでかまわないけど。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1066 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- ある日の出来事。 No.1067 投稿日 2001年4月14日(土)00時02分 投稿者 魚住雅則  彼は学校から帰宅するとおもむろに冷蔵庫から牛乳パックを取り出し、パソコンの前に座りました。  軽く一口。ごくごく。  直接口をつけると家族に怒られますがめんどくせーので秘密です。  えーと、今日はどうなっているかな〜。  なになに、「ほほう。すると魚住さんは、『あらすじなんて、オレはもちろん書けるぜ〜』ということなわけね。では今度の短編課題でもって、指差し確認してあげよう。うふふふぶはあぁっ!! げふっ、ごふっ!」  思わず牛乳を吹き出してしまいました。 「ぐわっ、鼻に入った! 痛え! 臭え!」  床をのたうち回りました。  というしょーもない実話はさておき。  いや、そんなに深い意味があった訳ではないです。あらすじは難しいなあ、もう少し腰を据えてじっくり読む時間が出来たら読み直そうーと思ってただけで。  でも厳しくやっていただけるのは有難いです。お願いします(こうして自分を追い込んでいく(笑)) >採点代行  さすがに「シンデレラの課題」と「短編プロット」と「採点代行」を同時に行うのは時間的にキツイので辞退しました。しかし短編プロット中はシンデレラ課題禁止ということで、代行は続行させていただきます。とりあえず、もうしばらくは(新木さんの採点中)休止ということで。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1068 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1069 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 明日、頑張ります No.1070 投稿日 2001年4月14日(土)01時21分 投稿者 幽界寺  今回は時間の都合により、レスだけです。明日はきちんと課題提出をします。 >純粋に文字数を数えるのではなくて、20字×20行の原稿用紙枠に収めて、それで数えるものですよ  すいません。すっかり勘違いしておりました。ちゃんと書き直してきます。 >あのあらすじから一行コンセプトを取り出したら、違うコンセプトになるはずだよ  はい、あとで冷静になって考えてみたら、それも違うってことには気づきました。ですから、きちんとしたあらすじが書けたら、もう一度ちゃんとやり直します。   >つきあい始めたばかりのローティーンの新米カップルが、喧嘩して、そのあとで仲直りする話  初めての恋愛で、しかも、まだ要領も分かっていないカップルの最初の喧嘩と仲直りの話。  喧嘩の理由は些細だけど、なかなか素直になることができず不器用で手間のかかる方法で仲直していく。という点が見せ場になる話だと私は思いました。 >みんな、自分宛以外の書き込みって読んでないのかね?  読んでます。ただ、自分の課題だけで精一杯なことが多いです。それと遠慮……は不用でしたね。以後、いらない遠慮はしないようにします。 >短編課題の名前  前の消した書きこみの中で書いていたのですが、私は単純に短編牢というのを思いつきました。……やっぱり、聞こえが悪すぎますかね?    -------------------------------------------------------------------------------- どうも No.1071 投稿日 2001年4月14日(土)02時04分 投稿者 みっちゃん >新木先生へ ありがとうございます。書き直してみます。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id -------------------------------------------------------------------------------- みなさんの初恋はいつですか? No.1072 投稿日 2001年4月14日(土)05時11分 投稿者 卯月 修羅 >新木さん 「つきあい始めたばかりのローティーンの新米カップルが、喧嘩して、そのあとで仲直りする話」について遠慮は無用とのことでボクも考えてみました。  この話のキモはやっぱ新米カップルってところではないでしょうか。十数年しか生きていない二人が初めて異性のことを意識するようになってそれが恋だという事に気付く。そしてお互いの気持ちが通じて付き合うようになるも異性との距離の計り方が分からない若い二人は衝突を繰り返してしまう。でもやがて短所を含めて相手のことを受け入れられるようになる。  みな一度は経験したあの時の想い。それを「あ〜、そういう時は時はそういう風に言っちゃうんだよな〜。あの時は若かったな〜」と作品と読み比べられるのが面白いんのではないでしょうか?   >クリス外伝  やったー、さすが新木さん見事な一言です。楽しみにしているので杉井さん頑張ってください。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1073 投稿日 2001年4月14日(土)05時37分 投稿者 むに >リアリティーについて 「リアル」「リアリティー」という言葉を使ったのは僕の選択ミスです。 僕は「小説はフィクションである」ということを否定するつもりはありません。 分かり難い表現で申し訳ありませんでした。 あるファンタジー作家が「ファンタジーは嘘の世界の本当の話だ」と言っています。 これはファンタジーに限らず、他の小説にも言えることだと思います。 現実をモデルにした話でもフィクションである以上「嘘」です。 しかし「嘘の世界の嘘の話」ではなく「本当の世界の嘘の話」でもなく「嘘の世界の本当の話」を目指す小説はたくさんあると思います。 そして「嘘の世界の本当っぽさ」を出そうとすると、設定から導き出せる事柄は重要になってきます。 こういう世界なら、このような事件が多発するはずだ。このような組織があるはずだ。このようなテクノロジーが発達しているはずだ。 こういうキャラクターなら、このような経験はあるはずだ。このような知識は持っているはずだ。このような事には気を使っているはずだ。 作者の都合以前に、どうしても避けられない事柄があるのではないかと思うのです。 (設定という言葉の捕らえ方に食い違いがあるという指摘がありましたが、ここでは世界観や登場人物の個性などを指すことにします。) >リアルと演出と劇的の話 ・パターン2からの変化 教室での会話ではなく、文面以上のニュアンスが伝わらないチャットに置き換えてみます。 それと「直感」は問答無用になってしまうので「判断」に変えます。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ある夜のチャットで、さりげない風をよそおって、わたしはC子に訊いてみた。 「ねーA子、B君のこと、どう思ってるのぉ?」  A子は、しばらくしてから、こう返してきた。 「べつに」 「ふーん……」  脈あり。わたしはそう判断した。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −− これでも「A子はB君のことが好きらしい」という話は成り立つでしょう。 しかしこの状態から最後の一行を取り去ったら、「べつに」から「A子はB君のことが好きらしい」ということにはなりません。 作者の思惑を取り外したら「A子はB君のことが好きらしい」という結論を支えるだけの強度がないわけです。 成立させるためには、例えば次のような書き方になります。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ある夜のチャットで、さりげない風をよそおって、わたしはC子に訊いてみた。 「ねーA子、B君のこと、どう思ってるのぉ?」  A子は、しばらくしてから、こう返してきた。 「べつに」 「ふーん……」  A子の嘘はチャットでも分かる。いつもは文字数の上限ぎりぎりまで書き込むのに、嘘を書くときは極端に短文になる。  脈あり。わたしはそう判断した。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −− この場合には「べつに」と「A子は嘘を書くときは極端に短文になる」という二つの情報から「A子はB君のことが好きらしい」ということになります。 最後の一行を取り去り、作者の思惑を取り外したとしても結論を支えるだけの強度があるわけです。 このような補強は誰でもするでしょうが、 「作者の思惑を取り外した状態を考えずに補強」 と、 「作者の思惑を取り外した状態を考えて補強」 では、方向は違ってくると思います。 小説にはすべて作者の思惑が入るのは事実でしょう。 作者が伝えたいものが「悲しみ」か「あっけなさ」かで表現は変ります。 しかしそれでも、当然のことだから良いのだとは一概に言えません。 作者の思惑を取り外した状態で自重を支えられる強度を求める方向はあると思います。 -------------------------------------------------------------------------------- うーん、わからん No.1074 投稿日 2001年4月14日(土)06時12分 投稿者 新木 伸 >むにさん >>作者の思惑を取り外した状態で自重を支えられる強度を求める方向はあると思います。  これってつまり、いまシンデレラ迷宮でやってること、そのものじゃないの?  誰がどうみても、間違いなく「無欲」が伝わるようなものを出せ、ってそのことと。  あと、むにさんの例に出してきたもの。あれって、最後の一行を削ったとしても、元バージョンより長くなってるんですが……?  同じ印象を読者に与えるために、ふたつのやりかたがあるとして……。その場合、より短いほうが良いのでは? だって短い文章で伝えられるなら、そのぶん、他のことを詰め込めるでしょ?  これと、 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ある夜のチャットで、さりげない風をよそおって、わたしはA子に訊いてみた。 「ねーA子、B君のこと、どう思ってるのぉ?」  A子は、しばらくしてから、こう返してきた。 「べつに」 「ふーん……」  脈あり。わたしはそう判断した。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−  これ…… −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ある夜のチャットで、さりげない風をよそおって、わたしはA子に訊いてみた。 「ねーA子、B君のこと、どう思ってるのぉ?」  A子は、しばらくしてから、こう返してきた。 「べつに」 「ふーん……」  A子の嘘はチャットでも分かる。いつもは文字数の上限ぎりぎりまで書き込むのに、嘘を書くときは極端に短文になる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−  前者のほうが、短いじゃん。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1075 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- ご都合主義的な… No.1076 投稿日 2001年4月14日(土)11時00分 投稿者 本家・榎野英彦  設定の捻じ曲げをしろ、とはだーれも言ってなかったような気がする。  ゴジラが出てきたときに、迎撃する自衛隊を湾岸署の署長が指揮命令するようなお話しは「間違っている」けどもゴジラなんてこの世に存在しないものが出てくるお話しは「間違っている」わけじゃないよね。  それを「リアリズム」で論じちゃうと「ゴジラみたいな、あんな生き物が生存する確率は0,0001%以下」とか。「アルプスの少女ハイジのアニメのオープニングのブランコは物理的に間違ってる」とか「イデオンのミサイルはなぜ無尽蔵なのか」なんて、どっかの本みたいなことになっちゃいます。  余談ですが私、あの本嫌いです。作品に対する愛がありません、あったとしてもその愛の方向が歪んでますから(笑)    リアリティとかリアリズムって「読者の想像力の働く部分」をいかに残すか。これ次第じゃないんですかね?  たとえば現実世界の約束事なんか、まったく知らない。それこそ「会社ってこんな感じ」とか「警察ってあんな感じ」ぐらいの知識とか経験しかもってない中学生や高校生に「会社というものによって生じる個人と組織の軋轢」なんてものや「検察と警察の捜査指揮権の違いによって生じる捜査の進め方の違い」なんてものを「わかれ」と言うほうがムリというものでしょう。  彼らにとっては、彼らが想像した「こんな感じの会社」「あんな感じの警察」こそが「リアル」な世界なのです。    どんな小説を書きたいのか、また書いていらっしゃるのかわかりませんが、「俺は、こんな小説が読みたかったんだ!」てな感じで読みたくて書いてるなら、それ、きっと売れます。  でも「俺はこんな小説が書きたいんだ!」って書いてると、難しいかもしれませんね。   (注釈)「読者の想像力が広がる部分」とは「作者の作った世界の中で」という条件がつきます。つまり読者の想像できる部分はすべて作者が作り上げなくてはこの条件は満たさないという意味です。     -------------------------------------------------------------------------------- そういや僕も No.1077 投稿日 2001年4月14日(土)12時28分 投稿者 新木 伸  自分の読みたい小説を誰も書いてくれないもんだから、「しゃあねぇ。じゃあ自分で書くか」てな感じで書いてる節がありますね。  っていうか、自分が読みたいものを誰かが書いてくれているなら、なにも自分が書く必要はないわけで。 -------------------------------------------------------------------------------- 装身具のお話など No.1078 投稿日 2001年4月14日(土)12時44分 投稿者 弟切 千隼 やはり、これについてはここに参加している中で数少ない女性である私に、答える義務があるでしょう。 新木さんへ > 指輪・ネックレス・リボンなど、装身具というのは、個人の好みによるところが大きいです。現代の女性を百人集めて「好きな装身具を取れ」といえば、どれを取るかはかなり分かれるでしょう。 その人がどんな服装を好むかによって、好む装身具は違ってきます。例えば、和服を着る場合は、帯留め・かんざしなどの和風の装身具以外は一切御法度ですから、和服をよく着る人は指輪などは選ばないでしょう。また、首回りの開いた服を好む人は、チョーカー(首回りにぴったりしたネックレス)を喜んで選ぶ可能性が高いでしょう。 但し、シンデレラのお話の時代背景を考えると、また事情が違ってきます。しきたりのうるさかった中世〜近世のヨーロッパですと、指輪やネックレスやリボンといった装身具一つ一つにそれぞれ違った文化的な意味が付与されていて、時と場合によって使い分けられていました。 例えば「決まった婚約者や配偶者がいる人以外は指輪をしてはいけない」とか、「○○色のリボンは王族以外付けてはいけない」とか、現代の私たちにはわからないそういったしきたりがあったはずなのです。 (ここに挙げたのは譬え話で、本当にこういうしきたりがあったと言っている訳ではありません)。 ということで、服装や装身具に関するシンデレラのアイディアは、本当に厳密に時代背景などを考えると、非常に出すのが難しいです。細かいしきたりについてまでいちいち調べて考えろというのは酷な気がしますから、現代の私たちが少し考えれば想像できる範囲で常識的なアイディアなら良いのではないでしょうか。 > 「刀」と「剣」 中里さん、御解説ありがとうございます。 「刀」と「剣」の違いについては、私も解説しようと思ったのですが、私よりも中里さんの方が詳しく正確な解説がおできになるだろうと考えて、中里さんを呼ばせていただきました。 例えば、時々発掘調査のニュースで話題になる古墳から出土するようなものは「剣」で、朝鮮半島などの大陸系文化の色が濃いものです。 対して、源平の合戦で武士が使っていたのは「刀」で、日本独自の文化の色が濃いものです。 > 自分宛以外の話題になぜからまないのか これを書くと言い訳にしかならないのですが、忙しくてからむゆとりがないからです。 当初予測していたより仕事が忙しくなった上、昨年末から今年にかけて実家の父の体調が悪くて入退院を繰り返したために、たびたび帰省しなければならず、相当ぎりぎりで時間を使い回しています。 個人的な事情を言い訳にするのは見苦しいと知りつつ、書いてしまってすみません。 脱落者1号こととんびの羽根さんへ > ROMはしていて下さったんですね。お元気そうで嬉しいです。 弟切千隼これからも頑張ります。 >「初恋」 まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えし時 前にさしたる花櫛の 花ある君と思いけり ……島崎藤村でした。 -------------------------------------------------------------------------------- 誤爆してたらツッコンでね♪ 皆様 No.1079 投稿日 2001年4月14日(土)16時23分 投稿者 藤極堂 >過去ログとか >LZH書庫とかZIP書庫とか、みんな平気だよね? 学生さんが学校からアクセスしてる場合は、先生が使用制限をかけていたりして解凍できない場合があります。 とりあえず「シンデレラ迷宮」の規定と表記統一については別枠で閲覧できるようにしておいた方がよいのでは? >お礼とか 紺野さんの場合、本の紹介は名指しだったのに無反応だったので深読みしちゃったみたいです。 ですから山内さんが謝る必要も他の人がお礼を言う必要もありません。というか山内さんは地雷じゃないと思ってます。気を使わせてしまってごめんなさい。心苦しいです。 ここに本の紹介を書き込んだのはメールよりBBSの方が誤爆の危険度が低いと思ったからです。不純です。うきゅう。 >弟切 千隼さん ツッコミありがとう!! (^o^) すごいうれしいです。 実は新木さんに一番最初に叩かれたときも、モニターの前でゴロゴロ転がりながら「キャー!! たのしー! うれしー!」と架空の尻尾をちぎれんばかりにブンブン振り回していました。 誤情報失礼しました。気をつけます! >はせがわみやび さん 『さま』はくすぐったいので『さん』にしてくれた方が私はうれしいです。「仕方なく」は誤解じゃありません。以前に新木さんが「課題以外の話題は部外者が発言してもいい」みたいに書いておられましたので拡大解釈しすぎたみたいです。 >愚痴 いつツッコんでくれるのかなとドキドキしてました。 甘えすぎました。 ……悪意や嫌味は多分あるんだと思います。毒舌な言葉を選ぶときには必ず。 参考:「神無月本舗 虚構店」サイト内コンテンツ「まっくら森のうた」内の「辛口と毒舌」「悪意の自覚と覚悟」 http://www.geocities.co.jp/Playtown/4482/black.html >指輪とネックレスとリボンの話 肩にかけたスカーフを、髪留めや指輪に通して止めたりすることもあるから別枠かどうかはわかりません。 「なにかひとつ」ならその服装に一番似合うアクセサリーかな? 舞踏会用のドレス姿の場合は、髪は最初から結い上げられているというイメージが強いのでリボンはちょい不自然な気もします。 >一般的な話題への参加でしたら、まずは自己紹介からお願いします。 してないヨ!! 自分 ROMで読者です。 ――指摘した相手がキレルのは私の指摘が間違っていたり、私の文章力が足りないせいだと思って一生懸命勉強しました。 レッドカードを渡されたり、削除されるのは私がネチケ違反を犯しているのかもと思って調べました。 お礼はいらないです。好意もいらないんです。 おもしろいお話を書いてくれるならなんでもいいです。 >初恋 三歳の時。以来想い続けて九年。実らず。 >やの(茶羽根) 「その少年、女の子につき」 ・とりあえずこの最初の一文はタイトルなのですか?  なら「」で閉じておいて欲しい。仮題なら後ろに(仮)と入れればいいだけだし。 ・>ニードは、男しか好きになれない男だった。  ハード・ゲイ?ブラックマトリクスではなく炎多留を思い起こします。ここは『男』ではなく『同性』にしたほうがいいんじゃないのかな? ・>孤児だった彼を救ってくれた、フェリオという男  育ての親なのか、一回切りの親切なのか不明。 ・>ニードはこれ以上迷惑はかけられないと、フェリオの元を去った。  なんで迷惑なの? フェリオがノーマルで別に想ってる女性がいるから? ニードのせいでフェリオにホモ疑惑がかかりそうになったから? 育ての親としての愛情を、ともすると取り違えてしまいそうになるから? もしくは養育にともなう苦労それ自体? ・>魔女の連れ子と言うことで迫害されていた。  連れ子って再婚する相手に最初からいる子供のことだと思うんだけど。養い子の間違いなのかな? 実子? それとなんで迫害されるのかな? 強力な魔女の関係者ならちまちまいじめたら、報復が怖いじゃないですか? 魔女に怨恨があるならすっぱり死体も残さぬように始末するのが本当じゃないかな? ・>魔女の元から彼女を引き取ろうとまで思っていた。  ブ――。この時点でニードはフィンのことを少年と認識していたはずなので『彼』でなくてはおかしいですね。 ・なんで魔女が魔法をかけたのか、ニードがどうやって魔法を解いたのか、どうやって魔女を説得したのか、好きになるのに性別などどうでもよいとどうしてニードは気づくことができたのか。  一番大事なキモの部分が不明なので読んでて納得できませんでした。  本文は読んでませんがとりあえず。 -------------------------------------------------------------------------------- それでは、遠慮せずに(←勘違いしてるかも) No.1080 投稿日 2001年4月14日(土)16時31分 投稿者 山内 涼  遠慮無用とのことなので、少し引っかかった部分から。 >杉井さんへ  仲直りしたカップルを見たことがない、見たことあるか、と発言してましたが(誰にともない問いなので、私が発言してもいいですよね?)、他人の喧嘩の仲直りを見たことがある人というのは、めったにいないと思います。  喧嘩はいつでも起こりうることですから、喧嘩している人というのは、見る機会もあります。が、仲直りは、基本的に当事者同士のものであり、好きな、もしくは、都合のよい時間と場所を選べるわけですから、あまり人前で仲直りするなんてことはないと思います(あとで、仲直りしたとか、よりを戻した、別れた等、報告することはあっても)。  仲直りしたことがあるかと問われれば、また違った答えがあるわけですが(喧嘩の当事者を書くんですから、こっちという気もします)。 >やのさん(茶羽根さんかな?)のあらすじの感想  すみません、ここをこうしろなどという指摘は、私にはまだ無理なので、素朴な疑問だけ。それと、とりあえずあらすじだけ読んでみての話です。  ニードが、どれくらいフェリオのことが好きだったのかわかりませんが、なぜ、これ以上迷惑をかけられないと思ったのでしょう? 本当に好きになった相手のことを、思いが叶わずあきらめる理由として弱いような気がします。これ以上という、どれ程の迷惑をかけたのかわかりませんし。  フィンも、これ以上迷惑はかけられないと、ニードの前からいなくなるわけですが、これも、どれ程の迷惑をかけたのでしょう? 迫害されていたのを助けてもらったときに、何かあったのでしょうか? 男と女と1日おきに変わってしまう身体が、ニードにとって迷惑なものだったんでしょうか? フィンの身体が変化するさいの苦痛を、何かを犠牲にしてニードが助けたんでしょうか?  あと、これは、本当に私の無知ゆえか、想像力の貧困さゆえかもしれませんが、少年、少女といったとき、その変化は、どこらへんでニードにわかったんでしょうか? 身体的特徴の相異は、ほとんどないように思うのですが。裸だったんですかね。水をかぶると女の子になったあの人のように、外見があきらかに変わったとか。  それから、魔女の館へ向かうニードの動機は書かれているのですが、追いつかれたフィンが、なぜ魔女の館へ向かっていたのかわからないので、ニードの申し出をあっさり受け入れる心の動きがわかりません。  前半で、ニードの気持ちがよくわからなかったこともあってか、ラストに、一度突き放した人間を、心の底から受け入れる理由も、弱い気がしました。芯の弱い人間のようで、心の底から受け入れたと書かれても、まだ信用できないというか。  うーん、私はあらすじに何を求めてるんでしょうか? 短い文章にこれだけ詰め込めるのかもわかりませんし、こうすればいい、ということもいえません。お前がやってみろ! と言われれば、胸を張って、まだできません! と答えます(←胸を張ることじゃない)。  でも、主人公の心の変化のおはなしなので、心の動きがもう少しわかるといいかなって思ったんです(分解能低すぎ?)。  誰か、あらすじの指摘の仕方が違うとか、私に指摘して下さい。(泣) >深夜のファミレスでの、若者のどーでもいい話  読みました。作家のみなさんの「すげぇ」と、私の「すげぇ」は違うと思いますが、私もたしかに「すげぇ」と思いました。  誰もがしたことがあり、耳にしたことがあるような、深夜のファミレスの、ほんとにどうでもいい話。ああいうのが「やおい」っていうんでしょうか?  会話として全然噛み合ってないし(あれはあれで成立してるのかな?)、おちもないまま、次の話題へと二人の意識がどんどんとんでしまう。やまも意味も全くない会話が、夜明けまで延々続く。  深夜って、こういう会話になっちゃうよねー、という、会話と「間」に対する読み手の共感と、その「間」の効果的な配置で、どーでもいい話をそのまま描いてるのに、立派におもしろいマンガになってました。普通はつまらないはずの会話で。  あ、視点もあるのかなと、いま思いました。どーでもいい話のネタを、まず読者に示して、その後発言する人間を、向かい合って座る相手の視点で描いて、感情移入しやすくしている。他人が聞いてもつまらないものが、仲間内なら笑えるように、読者をうまく引き込んでいるように感じました。  書き手の力次第で、どんな話もおもしろくなるということを、笑いながら勉強した気がします。  そのてん本当に「すげぇ」マンガでした。  いつものディープなヤツも好きなんですけど。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出です No.1081 投稿日 2001年4月14日(土)16時51分 投稿者 幽界寺 >自分の読みたい小説を書く  ……そうなるように思っているのですが、いつの間にかただ自分の書きたい小説を書いている自分がいます。だからこそ、自分の読みたい小説を書けるようになるために私はここに来ています。 >喧嘩して仲直りしたカップル  私の知り合いにいます。相手方(女性)に泣かされたこともあるそうですが、今も続いているカップルです。    そして予告通りに課題提出です。ちゃんと20×20の原稿用紙枠に収めてきました。採点、よろしくお願いします。  祐樹と有紀は大学生で下宿生だった。部屋が隣同士だった二人は大学に入ってすぐに知り合った。そして、互いに惹かれるようになり、やがて二人は恋人の関係になっていた。  ここまでは二人の関係は順調だった。   しかし、そんなところに祐樹の妹、梓が現れた。ちょっとした冗談で梓は久々に会った兄に昔と同じように抱きついた。もちろん、ただの喜びと親しみしかこもっていない抱擁だったが、たまたまその現場に居合わせた有紀にはそう思うことはできなかった。  誤解だと祐樹は弁解するが、有紀はなかなかそれを聞き入れようとはしなかった。有紀は自分でも思った以上に嫉妬深い面があったのだ。その態度についかっとなった祐樹は有紀を怒鳴りつけてしまう。祐樹にも思いの他短気な面があったのだ。今度こそ泣いて走り去る有紀。  それから二人の間にひびが入った。互いに誤解だということは分かっているが、二人ともどうしてもその誤解を解く自信が持てなかったのだ。  二人の間には重苦しい時間だけが流れていった。そして、その長く苦しい時間の中でついに祐樹はこんなに苦しい思いをするぐらいならと本当に別れるとまで言い出した。それを聞いてあきれたのは梓だった。梓はならば別れてしまえと祐樹に言い放つ。だが、祐樹は首を縦に振らなかった。結局、祐樹には有紀と別れるなど考えられなかった。  それを見た梓は有紀に会ってその気持ちを確かめるために、梓は有紀に兄のような臆病者とは別れてしまえと有紀に言ってしまう。だが、祐樹と同じように悩んでいた有紀はその別れ話よりも祐樹の悪口の方に過敏に反応して、そんなことはないと強く否定する。そこで有紀も祐樹が好きだということを再確認する。  次の日の朝、出会った二人は互いに謝罪し、いつもの関係に戻った。 -------------------------------------------------------------------------------- 温泉OFF No.1082 投稿日 2001年4月14日(土)20時41分 投稿者 新木 伸  そういえば、例の宿。  島崎藤村ゆかりの宿だそうな。  よく来ていて、泊まっていったらしい。執筆なんぞもしていたらしい。  その離れの一室、昔は保存されていたようだけど、いまは残っていたかなぁ? >杉井君のカップル観  なんかみんな勘違いしとらんかな?  いいんだよ、あれで。その個人が「見たことねぇ」っていってんだから、他人がどーこー言わなくても。  すこし曲がったカップル観のようだけど、そこがおもしろいんじゃないか。  あと「見たことがない」っていうのを、言葉通り受け取って、「仲直りした瞬間は〜」と言ってる山内さん。もうすこしがんばりましょう。  あれは「俺はそういうケースを知らない」って意味に取るべきね。 >幽界寺さん  あらすじのほうだと、みんなちゃんと指摘とかできるようなので……。最初の1、2回の書き直し用の指摘については、みんなにまかせることにして、わしはちょっと休憩。  そのかわり、ひとつ宿題を出しておこう。  この話の面白さの「キモ」ってなぁに?  たとえばわしが出した「新米カップルが〜」というやつだと、何人かが読みとってくれたあのあたりになったりするわけだな。  初々しいカップルは、初々しい喧嘩をするわけだ。その初々しい喧嘩というものは、読者も作者である自分も、見てみたいものであるわけだ。  これ俺的真実。異論のある奴がいやがったら、読ませて納得させてやるぜぇ、みたいな。  さて、幽界寺さんの話の場合。  この話のなかで、自分的に、どのあたりがどんな感じでおもしろいと思っているのか、そこのところを聞かせてほしい。どこどこ?  あとそれに関わることだけど、作者の主張っつーか、ああいった話が出てきた土壌とか、幽界寺さん自身の価値観のこととか、なにかそういうことがあると、この課題、パスしやすくなるかも。  杉井君のなら、「カップルってーのは、未練でよりをもどすものなんだよ」みたいな。  僕のなら、「初々しい喧嘩ってのーは、見る価値あるだろ? ああん?」みたいな。  読者っていうのは、そういうものを読みたがっているわけなのだな。  その作家にしか出せない「味」っていうか、物の見方っていうか。なにかそういうもの。  まあ今回の練習は、「読めるもの」を完成させるってところにあるから、そこまでは要求しないけども……。 -------------------------------------------------------------------------------- あともうひとつ No.1083 投稿日 2001年4月14日(土)21時10分 投稿者 新木 伸  うーん。識別用に、仮タイトルでも付けといたほうがいいかな。  いまはまだ幽界寺さんと杉井君だけだけど、みんなが始めるとわけわからなくなりそ。  「○○○○○(仮)/幽界寺1」……みたいな感じでよろしく。 >幽界寺さん  宿題その2。  この話を、どういうシチュエーションから始めるつもりなのかということをはっきりさせておくこと。  妹が飛び込んでくるそのシーンからなのか、それとも二人がくっつくに至ったいきさつの説明からなのか、ふたりがどっちかの部屋でいちゃついているシーンからなのか。  宿題その3。  あと、この話って、主人公は誰?  妹がお兄ちゃんのために行動するシーンがある以上、そこでは視点キャラは妹になるよね。でも全編通して妹視点じゃ、話が成り立たないのは明らか。  三人に順繰りに視点を移動させるのかもしれないけど……。  メインの視点は誰に持たせるつもり?  つまり二人以上の人物が同時に出てくるシーンにおいて、青年と女性と妹、デフォルトとして誰寄りの視点になる?  それとも二人から等距離を置いて、完全な第三者の視点あたりから書くのかな? -------------------------------------------------------------------------------- あらすじレス No.1084 投稿日 2001年4月15日(日)02時10分 投稿者 茶羽根(やの)  えーと最初に私のハンドルなんですが、混乱させてしまっていますが「茶羽根」ということでお願いします。これからは投稿者名もこのように変更しますので。 新木さん>  あらすじの指摘、ありがとうございます。 > いちおう、あらすじになってはいるね。  これだけでかなり喜んでいたりします(レベル低すぎ) > 魔女はなぜ少女を養っていたのか? 性転換の魔法は本当に魔女のせいだったのか?(フィンがそう予想していたことを書いたのなら、あらすじの中でもケリつけなきゃいかんよ)。  この部分が、「800字制限なんだから重要なことは書くけど重要じゃなければ書かなくていいか」と自分で勝手に判断してしまっていました。  逆に言えば、ケリをつけないならば書かない、ということですね。 > 「結」として必要なのは、「好きになるのに性別は関係なかったんだ」っていう、まさにそこの部分。ここに主人公が気づき、読者にも納得させられるだけの、リアルで必然で濃いエピソードが絶対に必要。  この部分が、シンデレラですね。ここに関しては、結局最初に思いついたエピソードをそのまま採用してしまっているという。シンデレラの訓練が全然実行できていないことを思い知りました。 > 悔しいなら、書き直してきやがれ。  指摘されているのがもっともなことばかりなので悔しいという前に情けないのですが、あらすじはもう一度書き直させていただきます。(今度は内容に沿ったものではなく、本文を書く前のつもりで) 藤極堂さん>  あらすじの指摘、どうもありがとうございます。 >>やの(茶羽根)「その少年、女の子につき」 >・とりあえずこの最初の一文はタイトルなのですか? > なら「」で閉じておいて欲しい。仮題なら後ろに(仮)と入れればいいだけだし。  ごめんなさい、タイトルでした。次からは「」で閉じます。 >・>ニードは、男しか好きになれない男だった。 > ハード・ゲイ?ブラックマトリクスではなく炎多留を思い起こします。ここは『男』ではなく『同性』にしたほうがいいんじゃないのかな?  そっか、そうですね。確かに「同性」の方が柔らかくなっていいですね。気づいていませんでした。 >・>魔女の連れ子と言うことで迫害されていた。 > 連れ子って再婚する相手に最初からいる子供のことだと思うんだけど。養い子の間違いなのかな?  これも完全に失念してました。「連れ子」で、単に魔女が連れている子、と判断してしまっていました。 >・>魔女の元から彼女を引き取ろうとまで思っていた。 > ブ――。この時点でニードはフィンのことを少年と認識していたはずなので『彼』でなくてはおかしいですね。  これは一応気づいていたんですが、電撃ゲーム大賞に送ったときには気づいていなかったので、そのままでした。  で、それ以外の点に関しては、一応自分なりに考えてあって本文には書いたつもりなんですが、あらすじには書いてないのはご承知の通りです。  疑問が残るようなあらすじの書き方をするな、ということですね。むぅ……。  ご指摘どうもありがとうございます。 山内さん>  あらすじの指摘、どうもありがとうございます。  一応、山内さんが疑問点として上げていただいた部分は、本文の方では私なりに書いたつもりなんですが、あらすじに書いてないのはご承知の通りです。  素朴な疑問とのことですが、あの800文字のあらすじでそれだけ疑問点があったと言うことですからね。あらすじの中だけで疑問点を出してしまってはいけないと言うことなのでしょう。 > でも、主人公の心の変化のおはなしなので、心の動きがもう少しわかるといいかなって思ったんです(分解能低すぎ?)。  これは大きなポイントのような気がします。あらすじは事実を淡々と書くものだけど、この場合心の動きも事実として淡々と書くべきだったのかもしれません。 > 誰か、あらすじの指摘の仕方が違うとか、私に指摘して下さい。(泣)  思ったことを書くということでいいのではないでしょうか? 仮に他にそう考える人がいなかったとしても、一人の意見であることには間違いないわけですから。 初恋>  多分小2。彼女は転校していってしまいました(笑) -------------------------------------------------------------------------------- 無題 No.1085 投稿日 2001年4月15日(日)12時19分 投稿者 夕斗 >紺野さんのあらすじ  最初に書き込まれたプロットで挫折したので、それ以降は読んでなかったです。ごめんなさいー。 >LZHとか  わたしは大丈夫です。 >初恋  恋に恋をする、というのは経験ありです。でも憧れであって、ほんとに誰かを好きになった事はないです。 > 最終形態がシナリオになるのも可。  わかりました。 > ところで、なんのシナリオ? ゲームシナリオでいいのかな。 > そうなってくると、ジャンルも決めとく必要がでない? シミュレーションタイプだとか、RPGタイプだとか。  マンガ原作のつもりでした……。  でもせっかくですから、ゲームシナリオに挑戦します。  ジャンルはサウンドノベル(これなら小説に近い)。  書式はこんな感じで(気が早すぎですね(^^;)) scxx -------->シーンごとの名前 誰々「〜〜〜」 ---->台詞 CG epxx誰々私服xx1 (背景CGに重ね処理)<友人と並べて表示> ---->画面の指定 (SE001:殴る音(ドガッ!)) ---->その名の通り効果音  ちなみに、わたしが書くマンガ原作の書式はこんな感じです。 ○ 海中(夕)-------------------> 柱   海中にビルが立ち並んでいる。-------->ト書き   カメラロボットが一台、海中に沈む。   カメラロボットの隣を犬が泳いでいる。   カメラロボット、折れた鉄骨が剥き出し   になっているビルの前で止まり、鉄骨に   近づき、レンズの焦点をあわせる。  で、短編課題です(あらすじ・800字)。 「スケッチブック(仮)/夕斗1」  楓は小学生の時、女の子が苛められているのを止めようとして重症を負い、聴覚障害になった。それはいまも直らず、進学も就職もせずに主人公が院長を努める医院に通院する日々。楓はそこで絵を描いて過ごしている。  その日も楓は待合室で、隣に座っている男の子の絵を描いていた。男の子が覗こうとすると、スケッチブックを閉じてしまう。何かを言う男の子。だか、楓には聞こえない。  ある日のこと。楓は普段はしまわれているはずのメスが机の上に置いてあることに気づく。主人公と看護婦は出かけていて他に誰もいない。何となく手にして、人差し指を切ってみる。鮮血。それを見て、次は手首を切ろうと思った所で、主人公が部屋に駆け込んできて中止。楓、主人公に持っていたスケッチブックを投げつけ、家に帰る。  楓が帰宅すると、食卓には楓の分と思われる食事が置かれている。誰もいない部屋で楓は無言で食事をする。  翌日、病院の待合室。この前の男の子が隣にいる。男の子は紙を取り出して見せる。「ぼくのえみせて。おねがい」その目は真剣。楓はスケッチブックを開いて見せる。男の子は、何を言っているかわからないが何だか嬉しそうだった。  その日の午後。主人公と看護婦は外に出ている。楓はひとり、朝の事を思い出す。嬉しさが込み上げてきて、自分の今まで描いてきた物を見ていく。最後のページには見慣れない文章が書いてあった。その内容は「これからは僕を助けてくれないか」というもの。  後日、楓は看護学校の勉強をする傍ら、ここでお手伝いをする事になる。  忘れた言葉は返ってこない。だから手話を覚え、もう1度頑張る事にした。私にもまだできる事がある。あの時男の子がしてくれた笑顔を、もう1度見たいから。まずは主人公にしてあげられる事からはじめよう。それはきっと私のためでもあるのだから。 >この話の面白さの「キモ」  わたしも書いた方がよさそうなんで。 「ふとしたきっかけで、生きる気力を取り戻す」ところです。  わたしは、"過去に縛られる(すぎる)”のは変だ、という風に思っているので。  ちなみに、座右の銘は「反省はしても後悔はするな」です。 -------------------------------------------------------------------------------- あらすじ感想 No.1086 投稿日 2001年4月15日(日)16時20分 投稿者 茶羽根(やの)  あくまで私はこう思った、ということでお願いします。 >「○○○○○(仮)/幽界寺1」 「ここはこういう意味なんだろうな」「ここはきっとこうなんだろう」って感じで好意的に読むと、内容の整合性については一応OKのような気がするので、ちょっとあら探しみたいに行きます。  まず、私は男なのでわかりませんが、嫉妬の相手が彼氏の実の妹でしかも嫉妬の原因の抱擁には喜びと親しみしかこもっていなかったのに、祐樹はそこまで嫉妬してしまうものなのでしょうか?  それと、梓がやな女です。梓のせいで二人の仲がこじれているというのに、まず仲直りさせようとする前に兄には別れろと言うし有紀には兄のことを好きなのかどうか試すし、それってひどくないですか? >「スケッチブック(仮)/夕斗1」  あーっと、まず主人公って何者ですか?(笑) このあらすじを読んで、仮に「主人公」の所に誰かの名前が書いてあって「この話の主人公は誰?」と聞かれたら、間違いなく「楓」と答えると思います。  楓の年齢が不明です。私は読んで、いいとこ中学生にしか見えませんでした。でも主人公が「これからは僕を助けてくれないか」なんて言うんだから、低くても18くらいにはなってるんですよね?  ってか、「これからは僕を助けてくれないか」って主人公が書いたんですよね? これも判断がしづらいです。主人公がなんでこれを書いたのかという理由もわかりません。ストレートに考えたら恋愛と父性愛が絡んでると思うのですが……。(生きる意味を与えようとするあたりって、父性愛でいいんですかね?)  楓が手首を切ろうとするとこと、一人で食事をしているところ。どんな意味が含まれているのか予想はできますが、イマイチ不明です。 >「ふとしたきっかけで、生きる気力を取り戻す」ところです。  とありますが、「ふとしたきっかけ」とは男の子が喜んでくれたことですか? それとも「これからは僕を助けてくれないか」と書いてあったということですか? どちらにしても弱いような気がします。  重ねて言いますが、あくまで私はこう思った、ということでお願いします。  私が世間一般常識に近いのかと言われたら、かなり自信はありませんので(笑) -------------------------------------------------------------------------------- 仮タイトル決定 No.1087 投稿日 2001年4月15日(日)20時27分 投稿者 幽界寺  仮タイトルは「祐樹・有紀・勇気」にしたいと思います。  そして、宿題と指摘に関する答えです。 >この話のキモはどこ?  些細なことから初めて見せる自分の悪い面に大きな疑心暗鬼を抱えてしまい、それに悩み、結局それよりも重要なことがいくらでもあるってことに気がつくとこです。  私もちょっとしたことなのに意味もなく疑心暗鬼にかかってしまい、しなくてもいい心配をすることがあるので、その辺をうまく書きたいと思っています。 >どこから始まる?  始まりは二人がいちゃついているシーンですね。それから、事情説明しつつ、梓との話に進みます。 >メインの視点は誰に持たせるつもり?  祐樹です。梓と有紀の間にいるので、それが一番関係が分かりやすいと思ったからです。 >嫉妬の原因の抱擁には喜びと親しみしかこもっていなかったのに、祐樹はそこまで嫉妬してしまうものなのでしょうか?  これはあくまで祐樹と梓にしてみればってことです。普通、若い男女が抱き合っていて、それが親しみなのか愛情なのかは第三者からは判別できないと私は思います。それにこの時にはまだ有紀は梓が祐樹の妹だということは知りません。ですから、有紀は祐樹が他の女と抱き合っているとしか思えなかったのです。それとこれはこちらの書き足りなかったことですが、抱き合っている二人を見て有紀は嫉妬もしていますが、それ以上にショックで動転しています。 >男だから分からない  えー、これは世の中にはいろんな人がいるわけですから、言われても困るんですけど、私的には絶対にありえないって反応だとは思っていません。まあ、私も男ですので、あんまり強く言えませんけどね。(でも、書いている時は性別を捨てています) >梓が嫌な女  すいません、これは完全に私の表現不足です。最初に事情を知った梓は祐樹を説得しようとします。しかし、祐樹ははっきりとした態度を取らず、別れるなどと言い出すので梓もあまりに不甲斐ない兄に一喝したわけです。で、有紀の方も似たような状態だったので、再び梓は強行手段に出たのです。梓もまったく責任を感じていないわけではありません。それに梓の責任といっても、本来であれば「あれは妹だ」の一言で終わってしまうようなことですから、そこまで梓が責任を感じる必要のあることはしていないと思います。  さて、取り敢えずはこんなものですか? ある程度指摘されたら、もう一度書きなおしますので、この他の指摘をお待ちしております。それと400字あらすじも書かなければだめですね。 >「スケッチブック(仮)/夕斗1」  楓は男の子の許可もなく、勝手にその男の子の絵を描いていたのですか? 普通、モデルにはそういった了承は得るものですし、モデルにはその絵を見る権利があると思うんですけど。 -------------------------------------------------------------------------------- 千曲川旅情のうた No.1088 投稿日 2001年4月15日(日)21時26分 投稿者 弟切 千隼 小諸なる古城のほとり 雲白く遊子かなしむ 緑なすはこべは萌えず 若草も敷くによしなし しろがねの衾[ふすま]の岡辺 日に溶けて淡雪流る (c)島崎藤村 という訳で、温泉OFF決起掲示板の方に、参加表明をしてまいりました。 非常に不躾かつ場違いとは思いつつ、温泉と日本酒と豊かな自然を愛する弟切千隼は、こんな企画に誘われたら乗らずにはいられません。 新木さん・みやびさん・茶羽根さん・中里さん以外に、どなたかここの参加者で温泉OFFに参加される方はおられませんか? 知った仲間がいてくれた方が弟切千隼は心強いので。 さて、これで参加表明をしてしまったので後に引けなくなりました。 温泉OFFに参加するのに何の問題を片付けなければならないかって、旅費を稼がなければならないということです(;_;) 三パック百円の納豆がお友達、の金欠弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラも考えずに何してんだろ No.1089 投稿日 2001年4月15日(日)22時14分 投稿者 山内 涼  ぬーっ、茶羽根さんに先を越されてしまった。  私は他の人の意見を見ると、なかなか自分の意見が持てなくなるので、自分のために1番先に書こうと思ってたんですが。  新木さんには「もうすこしがんばりましょう」をもらったんですが、私的には「もっともっとがんばりましょう」な人間だと思うので(というか、課題以外の部分で言われる時点で致命的なのかも……)。  茶羽根さんの書き込み読まずに書いたので、ひょっとしたら同じ内容の指摘かもしれません。んなわきゃない(コージー富田のタモリ風)か。すみません、自分の実力もわきまえず。一回二回じゃ指摘のレベル上がりませんので、おかしいことばかり書いてるかも。 >幽界寺さんの作品  これはあれですね? カップルが喧嘩して仲直りする話。恋人の関係で、順調な関係、最後にはいつもの関係と書いてあるので、つきあい始めのカップルの話じゃないですよね? もしそうならやっぱり私の努力は足りない?  私には、起承転結があって、きちんとまとまってるように見えました。恋愛観は人それぞれですしね。  ただ最後、重苦しい時間が長く続いたのに、これでは弱い気がします。ちょっとした喧嘩ならこれくらいあっさり元通りになるかもしれませんが……あ、いえいえ、これも人それぞれですね。ただ、話のバランスで、何となく、そう思いました。そんなに簡単にいつもの関係に戻っていいかなーって。 >互いに誤解だということは分かっているが、二人ともどうしてもその誤解を解く自信が持てなかったのだ。  ここはわかりません。誤解されたのは祐樹、誤解したのは有紀、有紀は、自分の誤解だとわかったのに、誤解を解く自信がなかったんでしょうか? それとも、有紀も、誤解されるようなことをしたんでしょうか?  ん? 何か自分で書いてて意味分かんなくなってきたぞ? 幽界寺さんには私の言いたいこと、伝わりますでしょうか? >それを見た梓は有紀に会ってその気持ちを確かめるために、梓は有紀に兄のような臆病者とは別れてしまえと有紀に言ってしまう。  この文、「梓は」と「有紀に」が、多すぎるような気がしますが。 >「スケッチブック(仮)/夕斗1」  ゲームシナリオだそうですが、この主人公というのは、「おおやまうちよ、しんでしまうとはなにごとじゃ」の「やまうち」ですね?(←私がゲームをしたとき)  全然いらないと思います。どう考えても、この話の主人公は楓にしか見えません。  どうしても主人公が院長でなければいけないなら、院長のイベントを増やすべきですし、楓視点で話をすすめてはいけないと思います。  どっちにしろ、二人の絡みが少なすぎます。  誰が、どうして、「僕を助けてくれないか?」とスケッチブックに書いたのかわからないですし、それを見て(かどうかもわかりませんが)楓が、病院の手伝いをしだす気持ちもわかりません。 >次は手首を切ろうと思った所で、主人公が部屋に駆け込んできて中止。  これでは、何があったのかわかりません。楓が、主人公が部屋に駆け込んできたので中止したのか、部屋に駆け込んだ主人公が、楓が手首を切ろうとしてるのを見て止めたのか、どっちにもとれます。どうしてその後、主人公にスケッチブックを投げつけたのかも書かれてませんし。  操るキャラクターの視点で、そのキャラクターになりきって遊ぶから、ゲームは面白いんだと思います。  以上です。お二人への、より正確で、的確、かつ細かい意見は、他の方にお譲りします。 -------------------------------------------------------------------------------- >短編課題 No.1090 投稿日 2001年4月15日(日)22時51分 投稿者 唯野教授 みんなどんどん参加してるなあ。では一行コンセプト。 「殺人を繰り返す狂った不死者が、殺されたと思われたがやはり死んでいなかった話」 作中、一度細胞レベルでこの不死者を殺さなきゃいけないんですが、その方法がまだ考え付かないのであらすじは書けないです。 都市伝説っぽいホラー仕立ての話にする予定。面白さのキモは「不死者の狂った発想の怖さ」。でも怖い話って書いたことないんですよね。うまくできるかどうか。 では、以下あらすじ突っ込み。 >「祐樹・有紀・勇気」 このタイトルからして私にとっては致命的にダサイんですが……まあ仮だからいいか。 >ここまでは二人の関係は順調だった。  この部分、完全に余計なはず。 >有紀は自分でも思った以上に嫉妬深い面があったのだ。 >祐樹にも思いの他短気な面があったのだ。 「自分でも思った以上に」とか「思いの他」が余計。あらすじに登場人物の主観が入り込むのはおかしいはず。 >その長く苦しい時間の中でついに祐樹はこんなに苦しい思いをするぐらいならと本当に別れるとまで言い出した。 >祐樹には有紀と別れるなど考えられなかった この二つ、矛盾してません? >それを見た梓は有紀に会ってその気持ちを確かめるために 「その気持ち」ってどの気持ちですか? 流れからして「祐樹の気持ち」に思えるのですが、祐樹の気持ちを有紀に確かめるのは変ですよね。 あとメインの視点問題。 >祐樹です。梓と有紀の間にいるので、それが一番関係が分かりやすいと思ったからです。 この話って、祐樹と有紀の物語であって、梓と有紀の物語じゃないですよね。メインの視点に祐樹を据えるのはいいとしても、その理由がこれってのはマズイのではないかと……。 >「スケッチブック(仮)」 >普段はしまわれているはずのメスが机の上に これって楓が手術室か何かに忍び込んだってことでしょうか? 普通の部屋にメスを持ってくることなんかないと思うのですけれども。 >手首を切ろうと思った所で 自殺願望があるのなら、あらすじ冒頭の設定説明のところで明記してくれないと。 >「これからは僕を助けてくれないか」 誰が、どんな意図で書いたものですか? >私にもまだできる事がある。あの時男の子がしてくれた笑顔を、もう1度見たいから。まずは主人公にしてあげられる事からはじめよう。それはきっと私のためでもあるのだから。 これは本編に書くべき文章であってあらすじじゃないです。 全体的に、主人公のはずの院長の印象が薄すぎます。っていうかこれどう見ても主人公は楓なんですけど。視点が院長なのでは? -------------------------------------------------------------------------------- ―――――――――ぐはっ No.1091 投稿日 2001年4月15日(日)23時12分 投稿者 Imaginater はじめましてImaginaterと申します。イマジーとお呼びください。 私もよみかく分室に参加させていただきたいと思います。 現在高校生で、プロになるという明確な意思は将来的不安からもてずにいるのですが、技術力アップを望みここにきました。 希望するのはライトノベルスで、理由は一番良く読む本だからという単純なものです。 特に電撃関係に好きな本が多いので、投稿する際は電撃大賞にと思っています。 過去に書き上げた駄文は長短合わせて25ぐらい、ぐらいというのはネット掲載の10枚短編が多く正確に数え切れなかったからです。小説という文章を書き始めたのは大体5年前からです。 どうしようもなく要領の悪い男ですが、よろしくお願いいたします。 なんて自己紹介を兼ねて書いてみました(エイプリルフールははるか過去)。はじめましてな方々、どうもよろしくお願いします。 いや、四月の頭には書き込める状態だったんですけれど、あまりに溜まっている未読書きこみに一時現実逃避してました。 で、今日300程書きこみ読んで再起動です。がんばりますので見捨てないでくださいです、はい。 >藤極堂さん ども、言い訳君そのいちです。 ええと、思い出したのですが(大変失礼)以前メールでしていた感想話、途中で止まってますよね。 返ってこないので続けていいのか、どうしたものか、と悩んだ挙句忘れてしまったのですが、続き書いていいですか? いや、忘れていて本当に失礼な話なのですが(許してくださいぃ……) それで1033への返信、「手一杯だから」=「めんどうだから」。 やりたいこと、やるべきこと、収拾つかなくて困ってます。ほんと。 >自分宛以外の〜〜 見てますが手がおっつきません。いや、怠慢男が言うべき言葉でもないのですが。 >短編あらすじ そういうことでやらせていただきます。シンデレラに戻される可能性大ですが、「やりたいから」という勝手な願いからシンデレラ放棄させていただきます(駄目ですか? いいですよね……え、駄目?) では四百字いきます(何故か八百字じゃなかったり)。過去ログ一気に読んだので、一部誤解している部分があるかもしれませんが、ご容赦ください。なにかあったら泣いて謝って訂正します。 ちなみに最初に断っておきますが舞台は現代日本ではありません。 題 天使の羽根(イマジー.1) 一行コンセプト 「報われぬ恋をしてしまった少年の話」 山瀬光矢は誕生日を迎えたその日、父親と天使を殺しに行った。十五歳で天使を殺さなければ子供は大人になれない。天使とは日本政府が増加し続ける少年犯罪の解決策としてつくった「殺される為の人造人間」である。だが天使狩り区域の中で光矢はあろうことかその天使の少女、ミカに恋してしまう。人間に対して極度の不信感を持つミカ、だが彼女を他の狩人から守ろうとする光矢の必死な態度に少しずつ心を開いていく。そんな中光矢はミカとともに区域外に逃亡を図るが、失敗し身柄を拘束される。ミカを人間と認めてくれと頼む光矢に父親は彼の前でミカを殺してしまう。その後光矢は特別施設に送られる。十五年後、光矢は天使製造工場の工場長となっていた。しかし実は光矢の心は矯正されておらず、彼は誰に悟られることなく天使の製造手順を変更しその羽根をなくしてしまう。羽根のない人間同然の天使を殺す事になる子供達の事を思いながら光矢は工場を辞める。 昔、思いついた話です。確か東京ミカエルという漫画の題名と煽りだけ見て夢想したストーリーだったような(その当時はお金がなくて読めなかったんです、その本)。バトロワ気味ですが、あえてネタかぶりは無視します。 そういうことで改めてよろしくお願いしますね。 ではでは。(ここまで書いて書き込みが増えていることに気づく、ぐはぁ) -------------------------------------------------------------------------------- 長き沈黙を破って・・・(忘れられたかも) No.1092 投稿日 2001年4月15日(日)23時45分 投稿者 志郎 しばらく前に前にシンデレラ迷宮参戦を表明した志郎です。 そのあと、いろいろと忙しくてまったくシンデレラにも掲示板にも出ていなかったんですけど、やっと一段落したので書き込みを再開します。 志郎1・2 内容以前、構成力の問題ですか・・・指摘されてみると、確かにその通りですね。 自分の考えたオチに気を取られているばかりに話の持って行き方に無理が出てると思います。ネタに振り回されているという感じですか・・・ この構成力というのは、話に組み込むエピソードを流れに矛盾のでない必然的な形にする能力ということで良いのですよね? 時間の都合で、本格的な復帰は次の書き込みからになりそうですが、その間にシンデレラネタを熟成させておきます。 それでは、今回はこの辺りで。 -------------------------------------------------------------------------------- 失礼します。 No.1093 投稿日 2001年4月16日(月)00時57分 投稿者 羽矢野  よみかくでは感想を主に書いてる羽矢野です。  こちらにも、数回書き込みさせて頂きましたが、憶えておられないと思いますので名乗ります。  すみません。ちょっと確認したい事があるのですが……  『よみかく』と『よみかく分室』は別のものですよね?  なぜ、こんな事を訊くかというと、新木さんのレスNo1041で『三題噺とか、そーゆーことは、一人前のまともな料理が作れるようになってからやるものなの』という言葉があったからです。  実は、いつかこういった事を書かれるんじゃないかと思ってました。  この意見自体は間違ってるとは思ってません。(なぜかというと、私もそう思ってますから)  しかし、プロである新木さんがそんな事を書けば、ここに参加している人、ROMしている人は多分、もう三題噺には参加しないでしょう。  あれは一度でも参加した人間が読んだら「お前達は見分不相応な事をしている」と取ります。(少なくとも私は新木さんに非難されているように受け取りました)  三題噺や本棚にある小説の内容がここがおかしいとか、あそこがおかしいとか言う事はかまわないと思いますが、三題噺という企画そのものを非難するのは二つが別のもの(だと私は思ってますオフ会とかも別でしたし)である以上、あまりよろしくないのではないかなと。  来月あたりで、誰かがやめようと言い出さないかと心配してます。  私の個人的意見としては、生焼けだろうが、塩と砂糖間違えてようが、とても食えないものだろうがかまわないんですけど(10枚ならそれでも読めるし、なによりそれをみんな承知して参加してるはずですから)  ただ、三題噺に参加していない(プロの)人が指摘した事により、確実に気軽さはなくなりました。  このよみかく分室は厳しいところです。  ここに参加している人は、それを覚悟できていますから、何を言われてもかまわないでしょう。しかしこことは直接関係のないところを非難する(と私はとりました)のは……  『よみかく分室』は厳しいところでも『よみかく』は初めて小説を書いた人でも安心して? 投稿できる場所であってほしいと思いましたので。  (それは私の勝手な思いなのだろうか)  と偉そうな事をいいましてすいません。  それとも、これは私の考え方が偏ってるのかな?(嫌みはゼロです)  私はあくまで趣味ですが、上達したいとは思ってますし、小説を書くことが純粋に好きです。(この場所はそういう意味ではものすごく勉強になるところです。参加してなくても)  そして書くことが好きで、書いたからには下手でも読んでもらいたくて、なので人の感想はできるだけ書くようにして……  と私は私なりの方法でやってますが、この分室を読んでいると、不安になります。  まるで、本としての商品価値のないものはネットの中ですら、人様に見せる価値はないと言われているようで……(いえ、新木さん以下誰もそんな事を言ってないのはわかってます。ただ、自分のしている事が子供が落書きを上手に書けたと大人に自慢してるんだという事が思い知らされるのでそんなふうに被害妄想になってしまう)  もしも私の意見がおかしいようでしたら、指摘してください。  読み返すと乱筆ですが、申し訳ありません。  失礼します。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1094 管理者削除 -------------------------------------------------------------------------------- 三題噺のこと No.1095 投稿日 2001年4月16日(月)05時33分 投稿者 新木 伸 >三題噺のこと  じつは僕も、あれについては、いつか書くことになるだろうと思ってました。  まあ今回杉井君が書いてきたので、いい機会だと思って書いたわけですが。さらし者にするにはいい人材だし。めげないから(笑)。  さて、羽矢野さんの書き込みの趣旨ですが、「フォローしてほしい」ということだと読みとりました。そのつもりで書きます。  まず、僕が書いたあれは、「よみかく」のほうでやっている企画の批判ではないつもりです。  僕の権限はあくまでこの「分室」のほうだけで、それは重々承知しているつもりです。交流掲示板のほうとかには、間違ってもああいうことは書きません。  ただ、この分室のほうに参加している人で、以下のような条件に該当している人に関しては、批判のつもりで書いています。 「すでに応募経験があって、一次選考突破ぐらいはあたりまえのひと、もしくは応募経験はないにしても、それと同じぐらいのレベルにいる人」  個人の具体名は避けますが、まあ筆頭として杉井君とか。(具体名出してるじゃんか(笑))  「キミはそんなことしてる暇があったら、応募作を書け。さもなきゃ練習作で短編でも書け」みたいなニュアンスでの批判ということで。  あとやはり、「オレはちゃんと体裁整って面白いものを書いてるぜい」みたいな思いあがりが見え隠れしていたので、現実を思い知らせる意味で、ですね。  それはそれとして……。  上達するために、とにかく数を書いたほうがいい人というのもいます。よみかく分室の参加者でも、その段階にいる人は何人かいます。  また小説を楽しみとして書いている人もいます。  そういう人たちが作品を書く「きっかけ」として、三題噺という企画の存在は意義があると思います。  僕だって、昔は三題噺こそやりませんでしたが(当時は知らなかった)、リレー小説とかをやっていた時期がありますって。人はいきなりプロとして生まれてくるわけじゃないんですから。素人からプロになってゆくものなんです。  三題噺という企画自体を批判しているつもりはないです。  あるレベルに対している人で、三題噺が「練習になると思っている人」の姿勢と考え方を批判しています。  三題噺への批判に見えてしまうだろうなぁと思いつつも、僕としては、ここにいる人たちに対してやらなきゃならない。  そのあたりで、どうでしょうか?  ちゃんとフォローになってるかな?  ただ実際問題として、ここの分室の参加者と、三題噺の参加者ってほとんどオーバーラップしてますよね。僕が書くことで、三題噺の参加者が減ってしまうかもしれない。――っていうか、確実に減るでしょう。  でもそれは仕方のないことだと思っています。  そのあたりを突き詰めてゆくと、「よみかく」と「よみかく分室」の存在意義の話になってゆくと思います。今回のことがあって、「よみかく」の「このページの趣旨」をもういちど確認してきました。  僕自身は、こう考えています。  「よみかく」は、プロ志望者も含んだ、創作愛好者全体のためにある。(作家志望者=プロ志望者でOKですよね?)  「分室」は、プロ志望者のためにある。副目的として、プロになるつもりはないが上達したいという人も含んでいる。  両者の違いは、厳しさの程度の差と、「自分の書いた小説を読んでほしい人」を許容するか否かでしょう。「よみかく」ではOKですが、「分室」ではNGです。  上達への欲求がない人、もしくは、上達したいという意志はあっても、それを第一義には置けない人。そういう人は「分室」ではノーサンキューです。  小説を仕事にしようと思ったときに、捨てなきゃならんものもあります。  人の話を読んだり、映画やドラマを見たときについ分析してしまって、素直に楽しむことができなかったりとか……。  小説を「趣味」で書くという行為も、そのひとつなのかもしれません。  例の短編課題、僕もなにかひとつやろうと思ったりしました。  例の新米カップルの話あたりでも、書いてみたいなぁと。  そこでふと、ある事実に思いいたって愕然としました。  僕はデビューしてそろそろ十年ぐらいになりますが、その間って、趣味で書いて公開した小説って、一遍もないんですよね。  ええ、本当にないんです。短編も長編も、なにひとつとして。  とにかく、次の巻をすこしでも早く書き上げること。  それが至上の命題として、いつも身につきまとってきました。  シリーズものですから、次の巻を一ヶ月でも早く。早ければ早いだけ、売り上げが伸びる可能性が上がる。一年も二年も待たせるより、3ヶ月間で出すほうが売れ行きが伸びるわけです。そういうものです。  速度とクオリティはトレードオフの関係にあるものですが、「同じクオリティ」ならば、発行間隔が短いほうが絶対に有利です。  本の発売日は一ヶ月単位で区切りがきます。  その締め切りまでに間に合えばいいというものでもない。もし締め切り前に原稿をあげられそうなら、一週間でも一日でも早く原稿をあげる。そうすれば直しの時間がそれだけ取れる。より面白くできるわけです。  まあ最近は、すこしばかり余裕ができてきて、この分室みたいなこともやっていられますけど……。  短編課題の例の新米カップルの話も、やるなら一週間ぐらいかけて、じっくり「初々しい喧嘩」というものを描きこんで、やってみたいなぁと思います。  でもその同じ一週間で、長編なら一章分に相当するぐらいの分量を書けてしまえるわけですよね。  企画だけ出して、そのまんま止まっちゃってる話なんかもある。その一章分ぐらい、書けるじゃんか……とか、いやそれなら星くずの次巻をすこしでも早く届けられるよう書くべきだろうとか、そうなっちゃうわけです。結局、書けません。趣味では。  まあ仕事のつもりで短編を書いて、商業レベルに到達するクオリティまで持っていって、電撃hpあたりに持ち込みかけるっていう手があるんだけど……。  どうせ短編書くのなら、ウケが良かったら長編展開が狙えるようなものにしたほうがいいかなぁとか、そんな欲目も出てきてしまいます。  やっぱり結局、書けません。純粋な意味においての「趣味」では。  この手のいくつかのこと。  プロになるために、必ずしも切り捨てなくてもいいものなのかもしれません。うまく両立させている人もいるのかも……。しかし私は切り捨てざるを得ませんでした。 >もうひとつ >>まるで、本としての商品価値のないものはネットの中ですら、人様に見せる価値はないと言われているようで……  そんなことは、もちろん思ってません。  僕自身も今後、商業レベルに達していないと自分でわかっている小説とかをアップすることもあるでしょう。  ああそうだ。星くずのシリーズ始める前に勘を掴むために書いた「社員採用試験」のプレストーリー。百枚。あれ自分のhpのコンテンツとしてアップしてもいいんだよな。  まあそもそも未完だし、金取るには申し訳ない出来なんだけど……。いや金取るわけじゃないからいいのか。  そういえば、この手のことで、前に似たようなことを書いたことがあったかな……。たしか。  そのときはたしか、僕個人の極論と断ったうえで、こんなことを書きました。 「他人を楽しませるつもりで書かれていないものは、ネットでもどこでも、人に見せてはならない。自分の机の中だけに鍵をかけてしまっておけ」 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1096 投稿日 2001年4月16日(月)05時35分 投稿者 新木 伸 >夕斗さん >マンガ原作とか  ト書きであるのは、各コマごとに書くものの指定?  だとしたら、情報量がこれっぽっちだと、状況わからなくない?  「犬」とかいきなり出てきたって、書く方が困るでしょ。どこでいなくなっているのかも書いてないし。  まあ気心知れている相手なら、これだけでも伝わると思うけど……。  まず場面の総括した説明があって、それから、そのト書きがくればばっちりじゃないかなぁ。  このへん。どうなのだろう?  マンガ原作はやったことないからなぁ……。  中里さん、榎野さん、どうでしょ?  しかし原作者って、コマ割りに関することまで、やるものだろうか?  絵のイメージが浮かぶ人なら、やってもいいのかな? でもそれって漫画家さんの仕事の領分ではないだろうか?  私なんかは、絵的なものは頭に浮かばない人なので、原作やるとしても、以下みたいな感じで絵的なものは漫画家さんにまかしちゃうかな。 ○海底ビル街にカメラロボットが行く(1P)  海底(水深20〜50メートル程度)にあるビル街に向かって、海上の調査船からカメラロボットが降りてゆく。海面から海底まで潜行してゆき、そこで朽ちたビルの合間になにかを発見する。  シナリオノベルのほうの指定は、時間差のことを書いておいたほうがいいのでは?  台詞が先に表示されるのか、CGで女の子出すほうが先かとか……。SEのこともあるし、その順番ね。重なるって同時なのか、シーケンシャルなのか。  まあこのへんはゲームのシステムの仕様とか、標準処理とかがあるだろうから、省略可能なのかもしれないけど。  まあそれにしたって、すでに始まってる他の人のをみればわかるとおり、最終形態までいくのはだいぶ先になりそう。いまはまだ考えなくてもよいのかな。  「あらすじ」などでも、とりあえず僕やらみやびさんやらが指摘する気になるまで、2〜3回ぐらいリテイクが必要そうだし。「あらすじ」終わったら、こんどはプロットがあるわけだし。  一回リテイク指示を出したら、その直しが翌日にあがってくるとかなら、まだ時間もかからないんだけどね。みんな2〜3日かかってるでしょ、直してくるのに。 (あの程度の直し、口頭でその場でやるってのが基本よ。プロの場合は。……っていうか、そもそもあんなヌルいのはじめから出さないけど) >短編課題参加者へ  お互いに指摘して、叩きあってみてください。  合い言葉は「心に棚を作れ」(笑)。  でっかい書き直し指示(主人公を特定して書き直し)とか、「プロットに進め」の指示とか、「キモは何?」とかの宿題とか、そういうのは僕が出します。  そのほかの指摘など、皆でよろしく。  あと提出回数の記録のため、「スケッチブック(仮)/夕斗1」(あらすじ/1回目)みたいな感じに、回数もつけといてください。  題名は、仮題じゃなくて決定してる人は、べつに(仮)は付けなくていいです。 >「スケッチブック(仮)/夕斗1」  これはサウンドノベル形式のゲームシナリオ用かな?  ゲームであることをさっ引いても、楓以外に「主人公」を設定するのは無茶です。  あらすじを見ていてもわかるとおり、ほとんど楓について書かれていることばかり。  ギャルゲーとか見ればわかるけど、主人公を立てるときは、その人物がなにかを見聞きするという形で話を進めるのが約束事。  完全な主人公視点で書いてゆくか、さもなければ主人公を廃して、楓という子をメインに持ってきて三人称視点で話を書いてゆくか。どちらにしても大きく変更して、書き直しのこと。 >唯野君  その一行コンセプト、「結」がねーじゃん。  起承は見える。殺人してたり、誰かに殺されたりだよね。「転」もある。死んだんだけど、復活するところ。じゃあ「結」は?  それとも復活のところは、それが「結」っていうことかな。復活して終わり。  じゃあこんどは、「転」がねーじゃん。  まあ「起承結」って話もないことはないけど、「起承転結」揃った話をやろうよ。練習なんだし。  考えてみて、いまのコンセプトを修正して「起承転結」揃えられないようなら、ちょっとそれは後回しにして、べつのを考えましょう。 >イマジー君  まずは800字版からかな。  400字版と、50字版である一行コンセプトとかは、800字版が形になってきてからということで。  最初に400字版だと、いくつか説明不足のことが出てくる。天使猟をしてるとき、父親はどこにいたのか、とか。 >志郎さん  ん? 構成力のこととか、わし、言ったかな?  「構図が変」とは言ったけど。  広義の意味では、たしかに「構成力」にはおかしな構図とかを入れない能力とかも含まれますが……。  狭義の意味のほうでは、これは含まれません。  おかしな構図とかに気づくことは、自分のあげたエピソードを客観的に見る「習慣」と、あと「常識」の問題になってきますので。  狭義の意味で「構成力」という言葉を使うときは、その手のことを踏まえているのは前提ということになってきます。  プロの料理人が組み合わせの悪い食材を使って料理を作らないのと同じこと。「ナマコとレタスの海鮮サラダ」とかをやらないとか、そういうことね。それをしないプロの両輪を「腕がいい」とは評価しないでしょ? -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出と言えば No.1097 投稿日 2001年4月16日(月)05時38分 投稿者 つか 短編の方を指すのが一般的となってきた昨今。でも自分のはまだシンデレラの方だったりします。 「前回はなにやら暴走していたようですね。ネタに振り回されていない筈だとか書いていたのが痛さを助長してます(恥)。今回からは、慎重にストライクゾーンを狙う以前の投球に戻って頑張ります」  以上、前の登板で敗戦したつか投手の試合前のコメント。  アイデアの提出番号の表記の件は、どうも読み落としていたようです。すいません。今回から改めます。  つか13 ・遅れて城に着いたシンデレラ。会場へと向かう。 ・王子はお后候補の女性ひとりひとりとなにやら話をしながら踊っている。お后候補の女性は全員踊ってもらえるらしい。 ・やがて最後にシンデレラの番になる。幸せそうな表情で踊り始めるシンデレラ。しばらく踊っていると、王子が話し掛けてくる。 ・一二言他愛のない話をした後で、この国の伝説にある魔法使いに魔法で願いを叶えてもらえるとしたら何を願うか、と聞いてくる王子。 ・それを聞いたシンデレラは、微笑みながらもうすでに叶えてもらったと答える。 ・他の娘と同じように自分と結ばれたいと答えると思っていた王子。シンデレラの答えを聞き戸惑う。何かの冗談かと思うが、シンデレラの表情はそうは見えない。 ・それでは自分と踊りたいと願ったのか、と聞く王子。シンデレラは静かに首を振る。 ・シンデレラは、自分が願ったのは舞踏会に参加させて欲しいというもので、今こうして踊れているのは望外の幸せだ、そう答えてにっこり笑う。 ・それを聞いた王子。時間までシンデレラと踊り続ける。  難易度アップしたらどういうものが通って、どういうものが通らなくなるのかいまいちはっきりと分らない(狭まった後のストライクゾーンが見えてこない)ので、実際にアップされるまでは意識せずに課題やることにします。  今回のは(難易度アップされても)通るような、通らないような……。ああっ、やっぱりわかんねえ。  その辺の区別がつくようになるためにもがんがん提出しなければなりませんね。  課題以外のことに関しては、次の書き込みのときに。本当は今書くつもりだったのですが、もう会社の時間でして……(言い訳)。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点とか No.1098 投稿日 2001年4月16日(月)06時33分 投稿者 新木 伸 >つかさん ・つか13  OK。  ただ「王子はお后候補の女性全員と踊ることになっている」というとこだけど、いつシンデレラがお后候補になったのだろうか。  そのへん書いておかないと、「お后候補」っていったら、普通は貴族の子女で、この舞踏会に特別に招待された数名の未婚のうら若い女性とかの集団……ってことになるのだが。  そんな設定など出してこなくて、未婚の女性とは全員踊ることになっている……でいいだろう。 -------------------------------------------------------------------------------- マンガ原作について No.1099 投稿日 2001年4月16日(月)09時14分 投稿者 中里融司  新木さんからご質問をいただきましたので、やってまいりました。  マンガ原作ですが、これに関しては決まったフォーマットというものはないようです。私が原作家としてデビューしたときには、応募作はマンガとして描いたものでした。んで、 「ストーリーはいいけど絵が下手だから原作者になりませんか」というお話をいただいて、応募作を原作にリライトして漫画家の近石雅史さんに作画していただき、デビューというものだったので、その時点ですでに原作のフォーマットというものではなかったようです。  その後、原作家の方々からいろいろと窺ったところでは、それこそ千差万別。ただ、共通しているのはキャラクター・イメージをしっかり把握できるように設定することと、基本的に舞台がいつなのか、どこなのか、どういう雰囲気なのか、確立して、漫画家さんにお渡ししているということでした。  シナリオ形式で書いている方もおられますし、小説そのものという方もおられます。私は基本的に小説形式で、ただ台詞が誰のものかをわかるように書いていました。  その中で、コマ割りからアングル、キャラクターの動きまで、すべて指定する方もおられます。この方は本当の重鎮で、漫画家さんを指導する、という面もあってのことでしょう。新人の場合には、あくまで参考に留めた方がよいか、と思います。  映画や芝居と決定的に違う点は、漫画家さんが監督であり、演出家であり、俳優であるという点です。世界を確立している方ほど、お任せした方が良いものができるように思います。  私の場合は、文章で雰囲気を伝えるように書き、キャラクターやメカのデザイン、アングルや演出は、作画の方にお任せしました。担当さんに渡した後に打ち合わせがありましたので、「自分のイメージでは、これこれこうなのですが」といったお話はしましたけれど、ほとんど漫画家さんにお預けしていました。  相手もプロですし、こちらのイメージさえ伝えてあれば、よりよいものに仕上げていただけると、お互いの信頼関係ができていたと思います。 http://www.chaldea.ne.jp/nakazato/ -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出と雑談が少々(一つまみ) No.1100 投稿日 2001年4月16日(月)09時57分 投稿者 いか  色々とやることを終わらせ、あとは引っ越しが終われば時間的にもフリーになって踊りそうです。やっと、DCの『セガガガ』できるかと思うと嬉しくて嬉しくて(おい)。 >かってに改造  知り合いとあの作品を読んだ後、わざわざファミレスに行きました。制限時間は2時間。野郎二人「今まで使ったこともない」話題でどこまで持つだろうか。実際、限定条件があったためか二時間耐えきることが出来ましたが……まったく、莫迦なことをしたものです。しかも徹夜明けで(笑)。 >自分宛以外のレスを見ていないのか  全部見ています。あまり自分からは質問を提示しないので、他の人がこんなことを考えて書いているのか等、色々と為になることが多いので。レスを返すか返さないかは、最近はそこまで時間がない訳ではないので、その時の気分次第で決めます。 「空の飛び方 翼の動かし方/いか1」(あらすじ/1回目)  短編プロットの方ですが「送り損ねた」作品を提出しようかと思います。ま、一作品くらい応募しなくてもまだネタはあるさ、そんな適当なノリです。一行コンセプトをまずは攻略しなきゃいけないわですね。まずはこんな風になりました。 『翼を無くした主人公が、空を飛ぶ話』  いや、間違えていないんだけど、まるで「翼をまたゲットして空を飛ぶだけの話」に読めなくもない。翼も接着可能の部品みたいで飛行機乗りの話と勘違いされる可能性あり。変更。 『翼を切りとる村に生まれた有翼人が、空を飛ぶ夢と現実を知る話』  翼がない有翼人だとまんまドラ○エ7なので、村という条件をつければ差別化出来る――かな。そして、子どもの夢と大人の現実を踏まえて読み手に考えさせるようなテーマも付けました。これを入れないと、最後の箇所が「空を飛ぶ」だけの話からは一脱しているので。  以下、あらすじ。  人と同じ暮らしを選び、生まれた赤子の翼を切ることを義務づけた有翼人の村がある。その村の一人であるウッディも生まれたときに翼を切られるが、手違いで翼がこぶのように残っている。成長するに従って目立つようになり、ファレストらにイジメにあっている。  相手がいないウッディは入ることが禁止される森へ遊びに出かけ遭難する。さまよう内に小屋を見つけ、空が飛べない双子の有翼人に出会う。二人と仲良くなり、空を飛ぶ方法を考える様になる。  村へ続く大通りを帰る途中、村へ向かっているディーフと出会い同行する。ディーフが魔法について研究していることを知ると、空の飛び方を訊ねるが、質問で返すだけで答えない。その時は、質問の意図を考えるようとはしなかった。  数日後、ウッディは双子の元へ向かう途中、ファレストに出会うが無視する。ファレストはその後を気付かないようについていき、有翼人と会っていることを知る。そのことを村長に教える。  ウッディが村へ帰ると、大人達が二人を捕まえに行くことを知る。二人の翼を切り取ると考え抵抗するが、倉庫に閉じこめられてしまう。しばらくの間、倉庫の中で泣いていと、その声を聞きつけたディーフが現れ、倉庫の扉を開く。自分の足では間に合わないとディーフに再度空の飛び方を訊ねが、ディーフは質問で返すことしかしない。ウッディは考えて、導き出した方法で空を飛ぶ。  ウッディが小屋に着いたとき、大人達は二人の手を引いていた。ウッディは懇願するが、二人が大人達の要求を呑んだことを知る。  二人は翼が無くなり、両親と共に村へ住むことになった。ウッディは取り巻く現状に釈然としない中、ディーフが村を去ることを知ると、それについていくとする。しかし、ディーフは断る。少し大人にならなければいけない、と言葉を残して。 -------------------------------------------------------------------------------- マンガ原作について No.1101 投稿日 2001年4月16日(月)11時19分 投稿者 本家・榎野英彦  劇画村塾では原稿用紙を二段に割って「セリフ」と「状況説明」を別に書け んでもって「状況説明はセリフの十倍くらい書け」と教えてたような気がする (なんせ昔のこと、そーいえばあの中の女の子の誰かが高橋留美子だったのか)  私の場合は「漫画家が話しに詰ったときに呼び出されるエピソード屋」みたいなものだったから、既存のキャラの動かし方なんかを漫画家さんと詰めて、それから色々アイディア出してたなあ。これと言って決まったフォーマットは無かったですよ、て、言うか漫画家さん次第。 「小説風のほうがいい」という人もいたし「シナリオじゃなきゃイヤ」てな人もいましたし。  唯一原案者として名前が表紙に出てる「エンターブレイン」から出た戦記マンガ「ノルマンディ航空隊」は、作者と二十年来の付き合いなので、半分シナリオ半分「口頭」で原作渡してました(笑) シナリオ形式(発言者明記・状況説明は三段下げ)で書いてもらうのが一番読みやすいんじゃないかな。 -------------------------------------------------------------------------------- 大学から書いています。 No.1102 投稿日 2001年4月16日(月)12時38分 投稿者 唯野教授 変換辞書が使いづらい……。 >転がない いちおう、「不死者が殺される(と読者に思わせる)」部分が転のつもりなんですよ。 でも別のを考えるという選択肢は残しておくつもりです。 -------------------------------------------------------------------------------- 高貴で無欲なシンデレラ No.1103 投稿日 2001年4月16日(月)17時24分 投稿者 弟切 千隼 「短編プロット蟻地獄」に飛び込んでゆく勇敢な方々が相次ぐ中、一人別の道を行く弟切千隼です。 新木さんに指示された「高貴七割、無欲三割」のシンデレラ課題を提出します。 弟切番外 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・城の舞踏会にやってきたシンデレラは、思いがけず会場で知った人物に出遭う。それは、シンデレラの実母が生きている頃実母に連れられて通った教会の司祭である。彼は出世して司教になっており、王室とのつながりができて舞踏会に呼ばれている。 (もちろん踊るためにではなく、舞踏会の前にありがたいお言葉をいただくために、敬虔な王室の方々に招待されている)。 ・シンデレラが司教に挨拶をしに行くと、司教は美しく成長したシンデレラを見て驚き喜ぶ。下級貴族ながら高慢でなく恵まれない人々によく思いやりを示したシンデレラの実母を、司教はよく覚えている。互いに近況を報告し合う中で、司教は教会付属の孤児院の経営が思わしくないことをこぼす。 ・それを聞いたシンデレラは、身に付けていた実母の形見の高価なブローチを司教に渡し、孤児院のためにこれを寄付すると告げる。見覚えのあるブローチを渡された司教は驚いて、大事な形見は手放さない方が良いと忠告する。シンデレラは、恵まれない人々のために尽くすのは貴族の務めだと実母に教わったと話し、毅然として、司教が返そうとしたブローチを受け取らない。 ・たまたま司教のそばにいて二人の会話を聞いていた王子がシンデレラの態度に感心して、彼女を踊りに誘う。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- イマジーは気合をためている…… No.1104 投稿日 2001年4月16日(月)17時58分 投稿者 Imaginater はぁぁぁぁぁオラァッって感じで今日もいきます。 >八百字あらすじ わかりました。ということで、 天子の羽根(イマジー.1 第二稿)  山瀬光矢は誕生日を迎えたその日、父親に連れられて天使を殺しに行った。十五歳で天使を殺さなければ子供は大人になれない。天使とは日本政府が増加の一途をたどる少年犯罪の解決策としてつくった「殺される為だけにつくられるの人造人間」である。その解決策は絶大とは言えないが、効果を上げていた。  父親と別れ光矢は自衛隊により維持される天使狩り区域に一人入る。そしてその中で獲物である天使を見つける光矢であったが、彼から見て天使とは羽根が生えただけの人間そのものであった。光矢はあろうことかその天使の少女、ミカに人目惚れしてしまう。  人間に殺される天使故に人間に対して極度の不信感を持つミカは光矢から必死に逃れようとするが、他の狩人たる少年に遭遇してしまう。しかしそれは追いついた光矢の必死な説得により避けられ、その光矢の必死な態度にミカは少しずつ心を開いていく。  そんな中光矢はミカとともに区域外に逃亡を図るが、子供の浅知恵故にあっけなく失敗し身柄を拘束される。そこに区域外で待っていた父親が自衛隊員に連れられ現れる。ミカを人間と認めてくれ、殺さないでくれ、と頼む光矢に父親は彼の心の矯正のため彼の前でミカを殺してしまう。その後光矢は特別施設に送られ、立派な「大人」として育てられる。  十五年後、光矢は父親の紹介で天使製造工場に勤め、工場長とまでなっていた。しかし実は光矢の心は矯正されておらず、彼は誰に悟られることなく天使の製造手順を変更しその羽根をなくしてしまう。天使の製造過程によりその行為が発覚するのは少なくとも十年後、つまり発覚してから十年間は羽根のない人間同然の天使を子供達は殺さなければならないのだ。それは天使とは人間と何もかわらないことを社会に示す、光矢のささやかな抵抗だった。やるべきことを終えた光矢は人知れず工場を辞める。 むむむ、果たしてこれでいいのだろうか……(いやよくはないだろう・反語) 何故、というところを考えて書きました。 (そういえば、いつのまにか私も君付けになっている・喜) >心に棚ですね というわけでいかさん、すみませんが心に棚でいきます(丁寧語省略失礼) >「空の飛び方 翼の動かし方/いか1」 >ファレストらにイジメにあっている いきなりフォレストと出てきているので、非常にとまどう。 フォレストが登場人物であることを説明する文が必要。フォレストという〜〜とか。 >村へ続く大通りを帰る途中 繋がりが悪い。双子に道を教えてもらったと言う文を挿入してはどうか。 >ディーフと出会い フォレストの件と同じ。魔法の研究〜〜を前に入れてはどうか。 >ファレストはその後を気付かないようについていき 何故、フォレストはウッディをつけたのかという理由を入れるべき。 >二人の翼を切り取ると考え抵抗するが 大人達を止めたという分が必要。 >ディーフが現れ、倉庫の扉を開く。 大人達に逆らいディーフが倉庫の扉を開いた理由を書くべき。 >ウッディは考えて、導き出した方法で空を飛ぶ。 唐突すぎる。ウッディが空を飛ぶ方法を考える経過の文が必要。 >両親と共に村へ住むことになった 両親の存在を前もって書くべき。 >しかし、ディーフは断る。少し大人にならなければいけない、と言葉を残して。 何故ディーフは去らなければならないのか、何故大人になれと言葉を残すのか、読み取れない。 理由をわかりやすく書くべき。 >全体の感想 登場人物の説明が足りないと思う。新木さんがおっしゃるようにライトノベルスにおいてキャラクターはかなり重要な位置を占めるのだから、十二分に説明した方がいいと思う。 それと人間との共存を拒み森の奥に住んでいた双子の翼を無理やり切り取る村人の意識がわかりづらい。 一行コンセプトの感想としては「空を飛ぶこと」よりも「大人達に抵抗し、負けること」の方が強いと思う。「空を飛ぶこと」を重視した(それをもっと印象付けた)話にするべきだと思う。 ずびばぜぇぇん(汗汗)。ある意味これは偉そうなことを平気で言う訓練だと思う……。 代わりに私のことを存分に叩いてください。それと反論もしてください。お願いします。 ではでは。 -------------------------------------------------------------------------------- イマジーさんといかさんのあらすじについて No.1105 投稿日 2001年4月16日(月)18時31分 投稿者 山内 涼  今回奇しくも、「羽根」「翼」と、お二人とも、本来人間が持っていないものをタイトルにしてますね。  みなさんのお役に立っているのかはわかりませんが、自分自身のために、今回も、あらすじに関して思ったことを書きたいと思います。 >イマジーさん  タイトルの書き方は、「天使の羽根/イマジー1」です。  あと、あとから(あらすじ/1回目)も追加することになりました(それは読まれてると思いますが)。いかさんの書き方のようになるはず。  それから、1046の、新木さんが幽界寺さん宛に書いた部分も参照して下さい。  「純粋に文字数を数えるのではなくて、20字×20行の原稿用紙枠に収めて」数えるようにして、「改行も段落もまるで無くして、ぎちぎちに文字を詰めてきたりしたら、それだけで読まずにリテイクかま」されます。  イマジーさんのは、みごとに読まずにリテイクかまされる書き方だと思います。  内容に関しては、まず、個人の考え方に口をはさむのは、今回の趣旨と違うような気もするんですが、どうにもひっかかってしまうことがあったので。  少年犯罪は、人を殺して解決するのでしょうか? 命の尊さを教えず、人を殺すことを許しても、逆に犯罪は増える一方だと思うのですが。  もともとそんな気がなかった人でも、一度人を殺すことを覚えてしまったら、一回きりで満足できるとは思えません。  私も、シンデレラの無欲さを表現するとき、シンデレラ「だけ」が無欲であるように、けっこう無茶を考えますが、普通に考えれば、イマジーさんの考えた社会の中で、人造人間に恋する少年は、主人公だけではないと思うのです。人造人間が、どういう作られ方で、どんな姿形かわかりませんが、人に好かれるような外見と、人におびえる心を持つのなら、それは誕生の仕方が違うだけで、人と変わりませんよね?  恋するだけじゃなく、感情をもつ者同士がふれあえば、いろいろな感情が生まれると思います。そういった、天使に「殺す」以外の感情を持った人達は、どうしたんでしょう?  すべての天使は、おとなしく殺されたんでしょうか?  両親の愛で生まれた人間が、犯罪にはしることがないよう、強制的に、別の手段で生まれた人間(天使)を殺すことを義務づける社会。主人公以外、おかしいと思う人間はいないのでしょうか?  結末でも、この社会に対する答えも、主人公自身の心へのケリもついていないような気がするのですが。  命に対する価値観が、実社会とまるっきり逆の世界を書こうとしてますが、少なくとも私は、この作品の社会の仕組みに違和感を感じました。そうだ、「必然性」ってヤツですね、それが感じられませんでした。  具体的な指摘でなくて、すみません。 >「空の飛び方 翼の動かし方/いか1」(あらすじ/1回目)  いかさんのも、ひょっとして具体的な指摘じゃないかもしれません。  まず、せっかく空を飛べる人達が、なぜ翼を切り落として、翼のない人達のように暮らさなければいけないのか、わかりません。  個人名がいきなり出てきて、発想力の貧困な私には、それがどういう人物か、このあらすじだけではわかりません。 >相手がいないウッディは  これだけでは、何の相手がいないのかわかりません。遊び相手だとは思いますが。 >ファレストはその後を気付かないように  ウッディに気づかれないように、ではないでしょうか。  脱字が多いようです。「泣いていと」とか、「訊ねが」とか。  ウッディは、どんな方法を導き出して空を飛んだんでしょう?  ディーフについていきたいと思ったウッディは、断られて、どう思い、どうしたんでしょう? ディーフの言葉を、どう受け止めたんでしょう? それがないと、この話は決着しないような気がするんですが。  以上です。なんかイマジーさんのは特に、具体的にこうすればって言うコトじゃないんで、こんなんでいいのかな、と思ったりしてます。 -------------------------------------------------------------------------------- わあ! No.1106 投稿日 2001年4月16日(月)18時38分 投稿者 山内 涼  イマジーさんの800字のほうは、またあとで書きます。  いま見ました。 -------------------------------------------------------------------------------- イマジーさんの800字あらすじについて No.1107 投稿日 2001年4月16日(月)20時32分 投稿者 山内 涼  800字になって、情報量がふえたのですが、まだわからないところを書きます。  相変わらず、天使を殺すことと、大人になることの因果関係がわかりません。それと、それはなぜ十五歳の誕生日のことなんでしょう?  天使を殺すという解決策が、絶大ではないが効果をあげるって、その天使を生み、育てるのに、いくらかかるのでしょう? 最後の段落から想像するに、羽の生えるまでの十年間は少なくとも育てていくわけですよね? その、ただ殺されるだけの命を。絶大ではない効果をあげるのに、さまざまな費用や労力は見合うのでしょうか?  殺されるためだけに生まれた命に、誰がミカと名付けたんでしょう?  天使を殺さなければ大人になれないというのに、なぜ父親が殺してしまったんでしょう? 父親は光矢に、大人になって欲しくなかったんでしょうか? 父親が天使を殺すことで、どのように光矢の心が矯正されるのでしょう?  また、その後、特別施設で立派な「大人」として育てられるなら、天使を殺す必要はあるのでしょうか?  ラストは、まだ弱い気がしますが、自分なりのけじめを主人公につけさせたので、400字より良くなってると思います。  最後に素朴な疑問をいいでしょうか? 天使は、どうやって殺すのでしょう? なにかしらの武器も持たずに、殺せるとは思わないのですが。生きるために、天使も抵抗くらいはしますよね? -------------------------------------------------------------------------------- ほな、ぼちぼちな。 No.1108 投稿日 2001年4月16日(月)22時31分 投稿者 藤極堂 >「祐樹・有紀・勇気(仮)/幽界寺1」  この二人の名前が似ていることにストーリー上の必然性はあるのでしょうか?  なんとなく、かっこよさげなタイトルが浮かんだからそれにあわせてエピソードを……というのでは、読者に余計な負担をかけるだけだとおもいます。余分な枝葉はいりません。短編ならなおさらです。 >祐樹と有紀は大学生で下宿生だった。部屋が隣同士だった二人は大学に入ってすぐに知り合った。  祐樹視点の文章になっていません。「大学生」「大学に入ってすぐ」同じような単語で似たような情報が重複するのは無駄です。字数制限があるのですから文章はなるべくタイトに。 >ここまでは二人の関係は順調だった。   不要。 >たまたまその現場に居合わせた有紀  これだと、抱き合う以前から有紀がその場にいたようにも読みとれてしまいます。「たまたまその現場を目撃した」のほうがよいのでは? >その長く苦しい時間の中でついに祐樹はこんなに苦しい思いを  同じ単語は使わずに省略するか表現を変えること。 >祐樹、有紀、梓  個人名ばかりを連ねるのは文章が単調になるし、情報としても無駄です。祐樹=彼、青年、主人公、兄、大学生・有紀=女子大生、彼女、女性、お隣さん、恋人・梓=妹、女子高生(?)、女の子。 ……言い回しを変えることにより文章の中にふくまれる情報量は格段に増加します。情報は少なく、情報量は多く。これが読みやすい文章の秘訣です。 なんだか、視点がぐらぐらして内容を読み取りにくかったです。 恋愛話としてはさほど不自然には感じませんでした。 幽界寺さんが現役の大学生だとすれば、資料集めや情報収集も楽なはずなのであつかうテーマや設定の選び方がとてもよいと思いました。 >茶羽根(やの)さん >私は男なのでわかりませんが、嫉妬の相手が彼氏の実の妹でしかも嫉妬の原因の抱擁には喜びと親しみしかこもっていなかったのに、祐樹はそこまで嫉妬してしまうものなのでしょうか?  祐樹と有紀の性別を逆転して梓を実兄にして想像して下さい。  彼女の部屋に行ったら見知らぬ男と抱きあっているのです。豊満な胸がしっかり相手に密着しているのです。私は女なのでわかりませんが平気なんですか? (謎) -------------------------------------------------------------------------------- もう少しだけ、ただのレスを続けます No.1109 投稿日 2001年4月16日(月)22時42分 投稿者 幽界寺  さて、胸に痛い反論が出てきました。なんで、気がつかなかったんだろうと苦悩してしまった指摘もいくつか。さあ、気合を入れて頑張らねば。   >キモについて  すいません。訂正します。些細なことなのに悩んでしまい、それをちょっとしたことだということに気がつくというのがこの話のキモです。 >つきあい始めのカップル  初めて互いに悪い面を見せあうという話なので、つきあい始めた時期はこの際この話には関係ないと判断して、詳しくは書いていません。でも、初めてという言葉があるし、妹の存在が知れてなかった以上、それほど長くつきあっていないというのは間違いないです。 >二人の誤解について  はい、伝わりました。直しておきます。 >祐樹の視点を選んだ理由  祐樹の心情を中心に書いたほうが、落ちこんでいる時の情けない感じが出ると思ったのでこっちの視点を選びました。(もちろん、前の理由も一つですが、本音はこっちだということに気がつきました) >タイトルについて  ネーミングセンスについては……言われるとつらいんですよね。自分でも芸のないタイトルだなぁとは思ったんですけど、だからってそれ以上のものが思いつかなかったんです。で、暫定的にこのタイトルにしました。皆さんは自分の作品のタイトルはどういう風にして決めてます?  >余計な部分 >主観が入っている >二つの矛盾  指摘されたとおりです。 >「空の飛び方 翼の動かし方/いか1」  その切り取られるのを失敗した翼というのは、飛べたんですか? 私はてっきり変に切り取られたせいで、翼の名残だけが残っているのかと思いました。  それに二人の有翼人の翼を切り取ろうとしたってことは、ウッディの翼をもう一度きちんと切り取ることはできなかったのでしょうか?  それと魔法の研究がどうしていきなり空の飛び方に結びつくのでしょう。それだけ博識だと解釈すればよいのですか? >「天使の羽根/イマジー1」 最後の人間同然の天使を殺させるって部分、かなり問題ありませんか? 自分が経験したこととほとんど変わらないひどい経験を十五歳の子供達にさせることになると思うんですけど。 -------------------------------------------------------------------------------- つーことで、イマジーです。ストーブない部屋で凍えてます。 No.1110 投稿日 2001年4月17日(火)00時30分 投稿者 Imaginater >山内 涼さん ありがとうございますぅ(喜)。いやいや、自分の欠点がわかるのはとても嬉しいことで。 特に以前話題になっていたリアリティ関連の話なので、助かります。ということで――  書き方――次からあわせます。  20×20――これ、書いた後に気づいて(文字だけで数えててあわせてみると3行も多かった)打開策として全部一続きにしたのですが、打開どころか自ら止めを刺しましたね(汗)。よーく、わかりました。 思想的な部分ですが……この話、「もし周りが間違っていて自分一人が正しい場合はどうすればいいのか、どうなるのか」というところから考えつきました。それで一番そういう話でインパクトがあるのは人の生き死にではないかと思いまして。  ですから、強引に周りの者はおかしいと思わないと設定しました。  もし、おかしいなと思っても回りがしたがっているので口に出せない、声高に叫ぶとそれに従っている他の者に叩かれる。そして若い子供たちは生まれた時からそうなのだから当たり前のことだと疑問にも思わない。 さすがに宗教関連や人権問題あたりが厳しいだろうと考えたのですが、『天使は自ら死ぬことで愚かな人間たちを立派に育て上げてくれるのだ』ということで宗教関連はカバー、人権問題はクローン問題が歪んだ形に解決されている世界設定にしておけばクリアできると思いました。  えと、少年犯罪は人を殺して解決するかという方は、一度人を殺すことを覚えてしまったら一回きりで満足できるはずがないというのを逆に使いました。この世界では「天使」ならいくらでも殺せるので。別の方向に興味を持っていった、という感じです。  それと「天使」に殺す以外の感情を持ってしまった者は特別施設に入れられて、平気で「天使」を殺せるようになるまで徹底的に洗脳されます。主人公もそうされました。  何故、十五歳なのかというと単純に義務教育が終わるからです。バトロワとかその他の影響だとは思いたくないのですが、それも否めません。  「天使」の費用――考えてなかった(汗)。そう言えば、前も言われたな同じようなこと。そうだ、「天使」の輸出で莫大な利益を得ていると言うことにしましょう。この世界の「日本」しか「天使」の作り方はわからないと。そうします(笑)。  「天使」を殺す武器――そうだ、書いてなかった。猟銃を子供でも扱えるようにしたようなもの、です。これがあれば「天使」反抗しても容易には負けないでしょう。ここから先は今考えたものですが、天子の製造過程である種の薬物に反応して死に至るようにした、ということにしてそれが弾丸に詰まっていると言うことにします。いや、麻酔銃っぽい方がいいかな。銃にはあまり詳しくないんで――  父親が「天使」を殺した理由は「天使」は人間とは違うと教えたかったからです。その後、施設に入れられるので主人公はなんとか「大人」になれます。  「天使」に名前があるのは「天使」たちが仲間内で呼び合うためのものです。十年間「天使」たちは隔離されて育ちますので、その時につけられたものという設定です。 >幽界寺さん ほんと、ありがとうございます。 えーと、人間って「こうだっ」と思うと周りが見えなくなってしまうってこと多々ありますよね。 それを意識して書いたんですが――だめでしたか(汗)。 はい、これで言い訳終わります。突っ込みが来たというのはそれは自分がだめだからなわけで、突っ込みがこなくなるまでひたすら直しつづけます。ということで第三稿。 「天子の羽根/イマジー1 第三稿」  山瀬光矢は十五歳の誕生日、父親に連れられて天使を殺しに行った。十五歳で天使を殺さなければ子供は大人になれない。天使とは日本政府が増加の一途をたどる少年犯罪の解決策として作った「殺される為だけにつくられた人造人間」である。生まれた時からそのような環境だった子供たちは平気で「天使」を殺し大人になる。「天使」を殺すことにより、自然と少年犯罪も少なくなっていった。  父親と別れ光矢は自衛隊により維持される天使狩り区域に一人入る。対天使用の特殊な銃を持ち、その中で天使を見つける光矢だったが、彼から見て天使とは羽根が生えただけの人そのものだった。光矢はあろうことかその天使の少女、ミカに一目惚れしてしまう。  人に殺される天使故に人に対して極度の不信感を持つミカは光矢から必死に逃れようとするが、他の狩人たる少年に遭遇してしまう。しかしそれは追いついた光矢の必死な説得により避けられ、そんな光矢の行為にミカは少しずつ心を開いていく。  そんな中光矢はミカとともに区域外に逃亡を図るが、子供の浅知恵故にあっけなく失敗し身柄を拘束される。そこに区域外で待っていた父親が現れる。ミカを人と認めてくれ、と頼む光矢に父親は天使と人は違うことをわからせるため彼の前でミカを殺してしまう。その後光矢は特別施設に送られ、天使を殺せる立派な「大人」として育てられる。  十五年後、光矢は父親の紹介で天使製造工場に勤め、工場長になっていた。しかし実は光矢の心は矯正されてなく、彼は誰に悟られることなく天使の製造手順を変更しその羽根をなくしてしまう。天使は十年間隔離され育てられるのでそれまでは彼の行為は発覚しない、つまり発覚してから十年間は羽根のない人間同然の天使を子供達は殺さなければならないのだ。それは天使とは人間と何もかわらないことを社会に示す、光矢のささやかで歪んだ抵抗だった。そして光矢は工場を辞めた。 こんな感じでどうでしょうか。返信まってます。 ではでは。 -------------------------------------------------------------------------------- 「心に棚を作れ」 No.1111 投稿日 2001年4月17日(火)01時34分 投稿者 茶羽根(やの)  いい言葉ですね(笑)  というわけで負けずにあらすじ感想。 >「空の飛び方 翼の動かし方/いか1」(あらすじ/1回目)  キャラがちょっと唐突です。特にディーフは重要みたいなので、どんなキャラなのか説明が必要でしょう。ファレストに関しては、私はいじめっこのリーダー格なんだなとあまり疑問無く思いました。  それとキーポイントとして、ウッディはいったいどうやって空を飛んだのでしょうか? こぶが翼になったくらいしか思いつきませんが、記述がないのでなんとも。  あと、ディーフの質問で返すってのは、どんな意図があるのでしょうか? ディーフの行動に関しては、彼の思考がまったくわからないのでかなり不明です。もちろん最後の言葉も、全然わかりません。  あと……これはまた別の問題なのでしょうが、これって読者にどんな感想を持たせようとしているんでしょうか。読み終わって、嫌な感想しか残らないような気がするんですけど……。まぁこれに関しては個人の好みの問題のような気もしますが。 >「天子の羽根/イマジー1 第三稿」  全体的に、文章が読みにくいです。これではイマジーさんの伝えたいことが、あまり伝わっていないような気がします。たとえば、 >解決策としてつくった「殺される為だけにつくられるの人造人間」 「つくった」「つくられる」「人造」と三重になっています。他にも、ちょっと句読点が少ないと思いますし。具体的にどうすれば直るのかってのは(教えられるほどのものは持ってないのでなんなんですが)、プリントアウトして縦書きにして読んでみるとか、声に出して読んでみるとか、効果的だと思います。  あと重要な点として、光矢の心はなぜ矯正されていなかったのでしょうか? 日本政府が関わっているわりには、ずさんなような気がします。  それと、これも読者にどんな感想を持たせようとしているんでしょうか。何も解決していないというのが、読後感を悪くさせてしまうと思うのですが。 藤極堂さん(&幽界寺さん)> >「祐樹・有紀・勇気(仮)/幽界寺1」 > 祐樹と有紀の性別を逆転して梓を実兄にして想像して下さい。 > 彼女の部屋に行ったら見知らぬ男と抱きあっているのです。豊満な胸がしっかり相手に密着しているのです。私は女なのでわかりませんが平気なんですか? (謎)  うーん(^_^; > 誤解だと祐樹は弁解するが、有紀はなかなかそれを聞き入れようとはしなかった。  ここが問題なんですよ。誤解だって祐樹が弁解するって書いてありますけど、普通に考えたら妹だって言いますよね。なのに有紀は嫉妬するんでしょうか?  それとも有紀は祐樹の言う事なんて聞く耳持たず、妹だと言うことも最後まで知らないのでしょうか? それならまだ話はわかるんですが、そうは読みとれなかったので上のように判断してしまいました。  もし私の彼女が(いないけど(笑))カッコいい男に抱きついてても、それが実の兄なら問題ないと思うし。ブラコンかもしれないけど、それでも私とつきあってるわけですから。いや彼女いないんで実際にはわかんないですけど(笑)(こういう書き方がいけないのか?) -------------------------------------------------------------------------------- No.1112 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1113 投稿日 2001年4月17日(火)07時06分 投稿者 新木 伸 >マンガ原作  やや。榎野さんは劇画村塾出身でしたか……。(^^;  僕は小〜中学生の頃、高橋留美子で育った世代です。  台詞と状況描写は別。状況描写は台詞の十倍ぐらい書く。……このあたりのやり方が自分に合うかなぁ。中里さんの荒い小説式というのもよさそうだけど、小説書くよりも、プロットやら、さらに細かいシノプシスを書いているほうが自分的には楽なもので。  文章がすべて説明文でいいのが楽。描写文はやっぱ神経を使います。  しかしこの辺の用語、日本語として統一されないかなぁ。  新木語では、「あらすじ」→「プロット」→「シノプシス」の順で細かいものになってゆきます。「シノプシス」の段階では台詞はほぼコンプリート。ただしこのあたりになると、いつも書くとは限りません。だいたい執筆中に作ります。いま書いているシーンの先の展開とか思いついたら、その場でメモ。自分さえ分かればいいわけだから、適当に。 >唯野君  「転」が殺されるだとすると、じゃあ「結」は生き返る?  その生き返る展開って、なにか間を持たせたり時間経過とかがあったりするのかな。割合とすぐに生き返ってしまうのではないかと思ったのだが。  まあとりあえずあらすじ書いてみようか。そうすればはっきりするし。 >弟切さん ・弟切番外  うん。7割3割としては、OKかな。  ただ自覚はあると思うけど、王子に誘われるところが、すごく苦しいよね(笑)。 >山内さん  イマジー君へのレス。  山内さんみたいなやり方ならOKだと思いますよ。  考え方に口を挟むのはまずいんです。っていうか、個人の好き嫌いを持ち込むのはまずいというところかな。  でも、「少年犯罪の解決策としての天使殺しシステム」というところに指摘を入れるのは、これは考え方に口を挟むことにはなりません。  「それじゃ少年犯罪の解決策にならない」という指摘とかは、がんがん入れるべき。  またいか君のほうにしてみても、有翼人たちが翼を切り落としている理由が、「人間に混じって生活するため」という設定なども、がんがんやるべき。  ただ、もう一歩ばかり踏みこんで、「根っこ」にあるものを考えながらやったほうがいいかも。  イマジー君のほうとか、突っついてみると、「何が書きたいことのキモなのか」ってことが出てきますよね。1110あたりの書き込みをみると、少年犯罪のことは、じつはあまり重要ではないということがわかります。  なら、少年犯罪のことに突っこんでも、あとで無駄になる可能性が多い。「少年犯罪の解決策としての〜」という設定自体、もうすこし進むとなくなっちゃうかもしれないんですから。  だもんで、単に「少年犯罪の解決策ということでは無理があって不自然です」ぐらいで軽く住ませちゃっておくと、楽だったりします。 >イマジー君  昔のかきこみを見てみると、一行コンセプトが「報われぬ恋をしてしまった少年の話」となっているのだが、これ、もうだいぶずれてきてるね。  どっち修正する? 一行コンセプト? それともあらすじのほう?  この話で、イマジー君の書きたいものはなんなのだろう。  あらすじ直しはしばらく止めて、ちと、そのあたりを考えてみよう。  設定とかエピソードとかがだいぶ集まりだしてきて、問題点を指摘されれば、あらすじもすぐに直せる。そのぐらい煮詰まっているいまの段階が、「そもそもこの話は何の話なのだろうか?」と考えるその時だよ。 >短編課題  いい感じで、指摘の場になっていますね。  思うに、いままでみんなって、あらすじの第一稿ができあがったあたりで、もう書き出してしまっていたんじゃなかろうか?  それで書き上がってから、どこかにアップして意見とか批評とかもらうわけだ。でもその批評をもとに書き直したりはしない。頭でわかった気になって、反省して次は気を付けようと思うだけ。  書き直しをやってる人、実際、どのくらいいる? 見ているところでは、杉井君ぐらいしかいないような気がするのだが……?  それじゃ経験にならないのね。  書きっぱなしじゃだめ。  まずいところは、きちんと直してみないと、経験値として自分に入ってこない。  あらすじの段階で叩いてもらうと、そこで書き直しができる。なんたってあらすじだから、書き直すのも楽ちん。  直しの経験値稼ぐのに、これは効率のいいやり方だよ。  あらすじが完了したら、こんどはプロットでまた同じことをやるわけだが。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ No.1114 投稿日 2001年4月17日(火)07時53分 投稿者 みっちゃん HNみっちゃんです。 バイオの小説あらすじを書いたものの、己の力不足を痛感し、 こちらの掲示板に参加させていただきたく思います。 経歴は、18の時にシナリオに会い。書きたいなと思い、 紆余曲折を繰り返しつつ23までだらだら来ました。 事務員をしながら、レストランでバイトをしています。 もうだらだらできないので、 なんとか今年中に小説デビューしたいです。よろしくお願いします。 まことに勝手ながら私もシンデレラ課題に参加させてください。 無欲なシンデレラを現すエピソード。 みちやん1 ○パーティー会場にて。 ・一目ぼれした貴族のボンボンにダンスを申し込まれる。 ・踊り方がわからないと断ると、ならこれで、と握りこぶし大の宝石を出される。 ・周囲の女性客は目の色を変える。 ・先客がいますのでと、断るシンデレラ。誰ですかな? と食い下がるボンボン ・私ですと誰かが手を差し伸べる。シンデレラ、ボンボンから逃げるために手につかまる。 ・ボンボン、文句を言おうとするが、踊りを申し込みに殺到した女達に取り囲まれて退場。 ・手を出したのは王子だった。 みちやん2 ○パーティ会場にて。 ・シンデレラ、ゲーム大会かなにかで優勝。商品は2羽の鳥から好きなほうを選ぶこと。 ・一匹は極楽鳥。もう一匹ははただの鳥だが、極楽鳥に対抗して、 宝石をジャラジャラに着けている。重くて動けない。 ・どちらを選びますか? ・宝石鳥と即答するシンデレラ ・「これは当然だろう」と周囲の声が上がる。 ・だが、鳥だけ取って、宝石を返し、さらに鳥を窓から逃がしてやる。 ・ざわざわする周囲のなかで、拍手が上がる。拍手の火だねは王子。以降次々に拍手が上がる。 みちやん3  ○シンデレラの家にて。 ・魔法使いがシンデレラの服に魔法をかける。 ・小林幸子も真っ青の全身ダイヤモンドのドレスにされる。 ・もっと、動きやすくお願いしますと、シンデレラ。 ・シルクのドレスと、ガラスの靴にしてもらう。 みちやん4 ○お城の入り口。 ・ネズミの御者、馬車の扉を開き、シンデレラの前にたちエスコート。 ・受けつけ係がバラの花を配っている。 ・御者、バラを抱えるほど、貰ってくる ・シンデレラ、小さなバラを一本だけ取り、返してくるように命じる。 みちやん5 ○パーティー会場 ・巨乳のシンデレラ。巨乳はコンプレックス。 ・巨乳に目がない王子とダンスを踊っている。 ・巨乳が目立たないように魔法使いにとびきり大きな宝石をドレスの胸につけてもらっている。 ・ドレスに縫い付けられていた宝石が乳の内圧で外れて飛ぶ。 ・ワインを飲んでいた客の手に、宝石があたり、ワインがこぼれる。 ・宝石を拾おうともせず、客に頭を下げて謝るシンデレラ。 ・まだ別の宝石のついている自分のドレスで、とっさにこぼれたワインを拭く。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id=biohazard -------------------------------------------------------------------------------- プロットとあらすじについて No.1115 投稿日 2001年4月17日(火)07時56分 投稿者 みっちゃん 実はプロットとあらすじについて、違いがよくわかっていません。 あらすじ = 話をわかりやすくみじかくまとめたもの。 プロット = エピソードの列挙 で合っていますでしょうか? ちなみにいままでの意識では。 あらすじ=プロット = 話しをわかりやすくみじかくまとめたもの。     ハコガキ(小バコ) =  エピソードの列挙 です。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id -------------------------------------------------------------------------------- いらさい No.1116 投稿日 2001年4月17日(火)11時04分 投稿者 新木 伸 >みっちゃん  いらっしゃい。いつ来るかと思ってました。(^^;  ところでなんで、バイオハザード賞?  すごく思い入れのあるゲームだとか? それとも「シナリオスタッフに起用される 可能性」のあたりとか?  シンデレラ迷宮。ネタ出しのときの名前の付け方は、「HN+通し番号」でよろし く。「みっちゃん1」というように。 ・みっちゃん1  ボツ。  単に嫌がっているシンデレラです。 ・みっちゃん2  ボツ。  一見すると無欲が入っているようなんですが、別のことでボツ。  まず鳥を助けてあげるのは、これは「優しい」シンデレラ。こっちの印象が大きす ぎ。  それにもう一匹の鳥さん、どうするんですか? 優しいシンデレラを描くものだと しても、中途半端。  これがもし、わがまま言って2匹ともガメて、それで2匹とも逃がしてやるシンデ レラだったら、「優しい8割、無欲2割」を描くエピソードとしてOKが出たかもし れません。 ・みっちゃん3  ボツ。  「動きやすい格好のほうがよかったシンデレラ」です。 ・みっちゃん4 ・みっちゃん5  ボツ。  一気に5個提出で、後ろのほうは面倒になってきたんでしょうが……。  こんなふうに手抜きするぐらいなら、いっそ出してこないように。採点する人に失礼ですよ。  「4」のほうは、情報足りなさすぎ。1〜3と比べて全体的に省略しすぎ。また「返してきなさい」の理由が特定できず。1本で充分だったからか、たくさん取っては他の人に悪いと思ったからか、いくらでもある「理由」のどれとも特定できず。  「5」のほうは、構図がよくわからんです。巨乳コンプレックスと宝石がどう絡んでくるのか。無欲はどのへんにあるのでしょう? >あらすじとプロット  「ハコ書き」っていうのは、シナリオ用語でしたっけ。  じつは小説では、これといって決まった用語はありません。  私は「プロット」と呼んでいますが……。実際に同じものを矢野徹さんあたりは「シノプシス」と呼んでいたりします。  こんなふうに用語の統一がされていないところが、小説で「プロット」がおざなりにされている表れですね。  この分室では、「あらすじ」「プロット」で行くことにします。  単に僕の趣味。言葉の定義を変えると、慣れるまで違和感あって面倒だからってのが、その根拠と理由(笑)。  さて、「あらすじ」のほうですが、これは誰でもどんな場合でも、ほぼおなじ「もの」を指しているようです。つまりこの分室でいうところの「あらすじ」。800字なり、なんなりでまとめたものね。  みっちゃんがあちらの掲示板のほうで最近あげたものは、あれは完璧に「あらすじ」です。また最初にあげたものは、あれはあらすじにさえなっていません。  あれは、「なんだかよくわからないもの」です。創作ノートとかに書く自分用のメモなんかで、ああいうものを書くことは僕もありますけど、それを人にみせるもんじゃないでしょう。あまつさえ、「自分ではよくできていると思うのですが……」とか書いちゃうなんて。(^^; 「あらすじ」……話の展開を短い文字数でまとめたもの。 「プロット」……シナリオでいうところの「ハコ書き」。小説が書かれるときの時系列順にエピソードを並べていったもの。エピソードのひとつひとつは、5W1Hの形になる。(5W1Hとは、「誰が」「いつ」「どこで」「なにを」「どうした」「なぜゆえに」の略)  あらすじの文字数を増やしていって、どんどんどんどん細かくしてゆくと、やがてプロットに近いものになってゆきます。  ちょっと目には見分けがつかないぐらい近いものにはなります。  でもひとつだけ、決定的な違いが残ります。  あらすじには「時系列順」という縛りがないということ。  たとえば主人公の悲惨な生い立ちなんかがあったとしますよね。「あらすじ」のほうでは、それはどこに書いてしまっても良い。主人公が登場してきたときについでに書いてしまってもいいし、復讐を果たすとかいう展開なら、宿敵に出会ったあたりで書いてもよい。読み手にわかりやすいように、タイミングを計って書けばOK。  プロットでは、これはNGです。  こちらは実際の小説の設計図にあたるものですから。  回想シーンでも入れる予定なら、そのシーンが入る位置を明確にしておかなければならない。時系列順に、実際に書かれる順番に、厳密にやっていかないと。  ドラマなんかでもそうですが……。  人間っていうのは、物語を観たり読んだりして理解するためには、時系列順に頭に入れていかないとならない存在なんですよね。  つまり「観せてゆく順番」が存在している。全部同時にっていうのは、それは無理。人間の頭の構造からして、そうなっている。  しかしまったく予備知識のない相手に、はじめて「どんな話であるのか」ということを概念的に伝えるとき――。  このときってじつは、時系列順にきっちりとやらないほうが、理解しやすいものになったりします。  「プロット」だけをいきなり見せられても、よくわからない――ってことが多いです。だから「プロット」を見せるときは、かならず「あらすじ」とセットになります。  すでに「あらすじ」を口頭で説明している相手(編集さんとか)に見せるときは、「プロット」だけってこともありますが。  「あらすじ」と「プロット」の目的は、こんな感じになるでしょうか。 ・どんな話であるのか伝えるとき→「あらすじ」 ・すでに「あらすじ」を読んでいて、どんな話なのかもう知っている相手に対して、「どう観せてゆくのか」というプランを伝えるとき→「プロット」 >リンク先とか  あと、そうそう。  みっちゃんの書いている最近のリンク先、板のコードが抜けちゃってるから、クリックしても、たどり着けなくなってますけど……。 -------------------------------------------------------------------------------- そうそう補足 No.1117 投稿日 2001年4月17日(火)16時33分 投稿者 新木 伸  プロットのところで書いている「時系列順」の意味。  これ、話の中での時系列順って意味ではなく、読者に読ませる順番のことね。 -------------------------------------------------------------------------------- この書き込みが、まずいほう(個人の好き嫌い)にいってませんように…… No.1118 投稿日 2001年4月17日(火)18時57分 投稿者 山内 涼  紺野さんのあらすじに対して、新木さんやみやびさんが指摘していたときは、それを読んだだけで、ああ、なるほどねー、と感心し、自分も納得した気になっていました。それどころか、そうそう、私もそう思ってた、などと、まるで同じことを考えてた気にさえなってたかもしれません(不届き千万)。  いざ自分で、提出された課題のおかしいとこ探して、それと、他の人が指摘したとこ比べてみると、自分のダメダメさがよーくわかります。  他の人が指摘して、自分が気づかなかったところというのは、私があらすじを書いたときにも、同じミスをする可能性がある部分だと思うので(そしてこれがまた多かったりするし)。  もう一歩踏みこんで、「根っこ」にあるものを考える――ここがまだ他のかたと違って、できてない部分なんですね、きっと。……他にもいっぱいあるだろうけど。  いずれにせよ、いまのところそんなに逸脱してないようで、そこはひとまず安心しました。 >イマジーさん  新木さんが書いたとおり。  ……では、私がらくしすぎなので、イマジーさん、シンデレラの課題もやってましたよね? この課題も、あれの発展したものと考えてはどうでしょう? イマジーさんが読者に伝えたいことがあって、それを伝えるのに一番いいエピソードを探す。  え? もう、そうしてる? それは大変失礼しました。  でも、いまのイマジーさん、思いついたネタに振り回されてるように私には見えます。私も、シンデレラのとき新木さんに言われたことなんですけどね、これ。  伝えたいことに少しずつ肉づけしていけば、思いついた話のために、言いたかったことが変わっていくなんてこと、なくなるんじゃないでしょうか?  ふっ……実践できてない人間からこんなこと言われても、むかつくだけかもしれませんけど(ボソッ)。 >茶羽根さん  藤極堂さんと幽界寺さんあての話題についてですが、私も思うところをひとつ。口をはさむのはこれ一回だけにしますので、迷惑がんないで少しだけ読んでみてください。  彼女で実感がわかないなら、好きなアイドルでも、お隣のお姉さんでも、とにかくめちゃくちゃ好きな異性を思い浮かべてみてください。  思い浮かびました?  なんと、その人が茶羽根さんを好きなんだそうです。もちろん茶羽根さんも好きな相手なので、これで相思相愛ですね。うまくいかないわけがありません。よかったですね。  それなのにある日突然、見知らぬ男性とその子が抱き合ってるのを見てしまいます。茶羽根さんが好きな人がですよ? 茶羽根さんを好きだと言ったくせに!  どう思います?  それ見て、いろんなこと考えちゃいますよね?  誰だ? 浮気してる? ふたまた? 誰にでも抱きつく、尻軽女……彼女に抱いた不信感は、その内、なんでこんな女を好きになったんだろうと、自分の人を見る目のなさにまで繋がるかもしれません。落ち込むか、怒りまくるか、どう感じるかはわかりませんが、少なくとも冷静にただ見てるだけなんて、できないと思います。本当に好きだからこそ、なおさらです。  疑念の渦巻くまま、ずっと見ていると、こちらに気づいた彼女が言います。「お兄ちゃんよ」って。  そんな簡単に信じられます? ああ、お兄ちゃんか、なら別に問題ないやって、すぐ納得できます? これから全然顔の似てないお兄ちゃんや弟が、次々出てくるかもしれませんよ?  あらすじとして読んで、私たちには、梓が妹だって情報がすでに頭にあるので、有紀の考えや行動がおかしく感じられたのかもしれませんが、私が上に書いた状況ではどうでしょう? 男と女を入れ替えただけで、まったく同じ状況になるよう書いたつもりなんですけど。  人の考えることなんて、それこそ人の数ほど違いますし、そこから起きる行動も、人それぞれでしょう。茶羽根さんが思うような、妹だって言ってもらえれば、すぐ納得する娘も、きっと世の中にはいます。  でも、有紀のように考える女の子も、少なくないと思うんですよね(いや、むしろこっちのほうが多い気さえ、私はします)。  オレのこと本当に好きなら、誤解だってオレが言ってんだから、すぐ納得するはずだ、っていうのは、男の立場から見た一方的ないいぶんです。  妹となら玄関先で抱き合っててもいい。妹とならディープキスまではOK。妹となら裸で一緒の布団の中にいても許される。  どこまでが彼女がいてもやっていいことかは、本人(と妹)が決めることです。  でも、つき合ってる彼女も、それと同じとこまでOKとは限りません。彼氏や彼女が、異性と口をきくのも許せない人だっているのですから。一緒に歩いてて、他の女性に目がいっただけで怒られる、そんな話、聞いたことありません?  本当に彼氏のことが大好きで、妹にさえヤキモチ妬いちゃうような女の子、私は好きですよ(あ、いけね。好き嫌い言っちゃった)。  えーと、長くなってしまいましたが、好き嫌いじゃなく、ありなしで話をまとめます。私は、有紀のようなキャラクター(の、この話での考えと行動)はあり、だと思います。  茶羽根さん、いかがでしょう?  これ以上は、藤極堂さんと幽界寺さんのお二人とご存分に。  ……少しだけと言っときながら、こんなに長々と……私は嘘つきだ。反省。 -------------------------------------------------------------------------------- あらすじ No.1119 投稿日 2001年4月17日(火)21時05分 投稿者 はせがわみやび 「鏡の国のダイエット」/みやび1(800字あらすじ/1回目)  初夏のある日バスタオル一枚でヘルスメーターを覗き込んだ美春は、理想体重より1キロ「も」増えていることにショックを受ける。  ダイエットを決心した美春は、鏡の中に入ることにした。美春は、鏡の中の自分と入れ替われる超能力を持っていたのだ。  鏡の世界に行った美春は、美味しいケーキ屋ができたと友人に誘われる。放課後に寄ったそのケーキ屋には、若くてハンサムなマスターがいて美春はソッコーひとめボレ。  それからはケーキ屋に日参する毎日。特に友人にはいまいちの、マスター特製女の子向けケーキが、ちょー美味しくてやめられない。  ところが、そのケーキ屋に通い詰めているのは自分だけではなかった。恋敵がいたのだ。  二人の少女は、互いに譲らずに激しいケーキ屋通いを繰り広げる。美春がケーキ好きと見た友人たちは、店の「ケーキ食べ放題」イベントへの参加を美春に持ちかけてきた。  さすがに怯む美春だが、優勝商品のブール只券(マスターのエスコート付き)と恋敵の挑発に負けて参加を決意。  ところが、恋と只券を賭けた勝負の朝、美春は鏡の中に入れなくなっている事に気づく。  さらに両親に太ったねと言われて、ヘルスメーター覗くと2キロ増を示していた。あわてて鏡を見るが、鏡の中の美春は太るどころかやつれぎみ。反転美春は、意外にも性格が弱気で、恋煩いのためやせてしまっていたのだ。体型が一致しないと入れないらしい。  なぜ太ったのか分からないまま喫茶店に赴く美春。マスターから、特製ケーキは光学異性体の素材を使っているから低カロリーなんだよとにこやかに言われて呆然と納得。  乙女の意地を賭けた甘地獄の勝負に辛うじて勝利を納める美春。苦い勝利だとがっくり。  別れ際の、いつも美味しそうに食べてくれてありがとうというマスターの言葉に少しだけ立ち直る美春。プールの日までにやせられるかしらと考えつつ家に帰る。 -------------------------------------------------------------------------------- ディベートって No.1120 投稿日 2001年4月17日(火)21時41分 投稿者 茶羽根(やの)  こう言うときに使う言葉でしたっけ? とりあえず> 「私は男なのでわからないのですが」と「彼女いないんでよくわかりませんが」は、失言でした。これは、「私はそう思うけど、だからって私の意見が絶対なわけじゃないよ。だってほら、こういう理由があるもん」というつもりで書いていたんですが、「そんなことあるわけないじゃん。ま、私は〜だからわかんないけどねー」みたいにちゃかしているように見えたようですね。  というわけで、ここで話が食い違ったんでしょうが、私は有紀の性格や反応が誰が見ても絶対おかしいだなんて一言も言ったつもりはありません。提示された情報がこれだけなら、私はこう判断する、と言っただけです。 山内さん> > えーと、長くなってしまいましたが、好き嫌いじゃなく、ありなしで話をまとめます。私は、有紀のようなキャラクター(の、この話での考えと行動)はあり、だと思います。 > 茶羽根さん、いかがでしょう?  ありなしの二択なら、一番最初の感想で書いたとおり、なしです。 (これだって、山内さんの意見を否定しているんじゃないですよ。山内さんはありかもしれないけど、私ならなしかなぁ、ということです)  あと、ちょっと話の本筋からずれますが、 > あらすじとして読んで、私たちには、梓が妹だって情報がすでに頭にあるので、有紀の考えや行動がおかしく感じられたのかもしれませんが、私が上に書いた状況ではどうでしょう? 男と女を入れ替えただけで、まったく同じ状況になるよう書いたつもりなんですけど。  この状況ではどうとかじゃなくて、他に置き換えたりせずにあらすじを読んだだけで判断しちゃいけないんでしょうか? だって提示された情報はあらすじだけなわけだし、それをどう展開させて判断するかは個人の自由ですよね。実際、山内さんが上に書いた状況は、私には同じ状況にはなってないと思いますし(判断が違うんだから、当たり前ですよね)。 -------------------------------------------------------------------------------- 一週間の休暇 No.1121 投稿日 2001年4月17日(火)21時46分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 数日遠くに行っていたら書き込みがたまってしまって大変です。泡吹きそうです。  とりあえず、レスできるところから。 >藤極堂さん  一度も書きませんでしたが、本を紹介してくださった事、感謝していました。遅いですが。無視したわけでもありません。ちゃんとレスしなくてすみません。レスを書く時に入れ忘れてしまってたんだと思います。 >山内さん  の指摘がなければ、藤極堂さんにレスしていない事、気づかないままでした。 >紺野のあらすじへの指摘  たくさん指摘ありがとうございます。あらすじの直しをもってレスに替えます。  ところで、色々な方から(前に藤極堂さんからも)   「難しい言葉を使う事が高尚だとかかっこいいとは限らない」(確かこういう内容の) という指摘をいただいたんですが、言われるまで自分の言葉が難しいと思っていませんでした。過去には多分、難しい言葉を使おうと努力した時期も確かにありましたが、今ではそういう変な気合の入れ方はしていないもので、自分で気づいていませんでした。  少し気をつけてみます。自分で不自然になるような気のつけ方はしないと思いますが。 >弟切さん >中里さん  舞台考証と、刀の話、おもしろかったです。なるほどと思いました。  私は、刀は「刃が片方にあって主に反っているもの」     剣は「両刃で直刃のもの」 だと単純に思っていました。  漢字や舞台についても、自分の書き方が読者に与えるイメージを、まったく考慮していませんでした。  新しい世界を作るという事は、それ以上に現実世界を知らなければならないんだという事が(多分)けっこうわかりました。  課題の短編のあらすじに、私もいろいろつっこもうと思うのですが、これまでにもうつっこまれた事かどうか、照らし合わせるのに時間がかかるので、またにします。  あらすじもまだです。(うひー)  -------------------------------------------------------------------------------- あんじょうやりや No.1122 投稿日 2001年4月17日(火)21時47分 投稿者 藤極堂 >「空の飛び方 翼の動かし方/いか1」(あらすじ/1回目) >その村の一人であるウッディも生まれたときに翼を切られるが、手違いで翼がこぶのように残っている。成長するに従って目立つようになり、ファレストらにイジメにあっている。相手がいないウッディは入ることが禁止される森へ遊びに出かけ遭難する。  その村で産まれ育った少年ウッディは手違いで翼がこぶのように残っていた。成長するに従って目立つようになった翼が原因で彼は子供仲間のイジメの標的にされる。  遊び相手のいないウッディは大人達から入ることを禁止されている森に一人で入り込み遭難してしまう。  ――ある。いる。いる。する。なる。  語尾が同じだとメリハリがないです。現在形と過去形を(なるべく)交互に組み合わす形にすると読みやすい――サイト「物書き一里塚」の受け売りですがご参考までに。 >空が飛べない双子の有翼人  人と同じ暮らしを選ばなかった有翼人もいるでしょうから、彼らが存在すること自体は納得できるのですが、どうして双子が森に隠れ住んでいたのかが不明。そっちの集団では飛べない有翼人はハミゴなのですか? それから二人が双子である必然性も不明。 >村へ続く大通りを帰る途中、村へ向かっているディーフと出会い同行する。  村へと帰る途中、ウッディはディーフという青年と出会う。彼は魔法の研究者であり〜  こんなふうにちょっとでいいですからキャラの説明をもう少しくわしくお願いします。  とりあえずディーフがウッディの村に来ることになった理由とか。 >その時は、質問の意図を考えるようとはしなかった。  主語不明。考えなかったのはディーフですか? それともウッディ? >数日後、(略)村長に教える。ウッディが村へ帰ると、大人達が二人を捕まえに行くことを知る。  数日後、ウッディがいつものように村へ帰ると、大人達が双子を捕まえに行く準備をしている。朝、森へと向かう途中で無視したいじめっ子の一人がウッディの後をつけて二人のことをつげ口したのだ。  ファレストは別にキャラ立てせずに「いじめっ子A」で充分だと思うのですが、何か思い入れでも? 妙に描写が細かいです。 >導き出した方法で空を飛ぶ。  抽象的すぎて理解不能。自分の翼を使う事に気づいたのか、魔法で飛べるようになったのか、はたまたトンチで飛べるようになるのか(……一休さんじゃないだから)。謎。 >ウッディは懇願するが、二人が大人達の要求を呑んだことを知る。  何を懇願したのか、二人が呑んだ要求とは具体的にどんなことなのかさっぱりわかりません。 >二人は翼が無くなり、両親と共に村へ住むことになった。  ダレの両親デスカ? 双子の? だとしたら親御さん達は今まで何をしていたのですか? 双子は家出でもしていたのですか? それとも最初から小屋に一緒に住んでいたのですか? 一般人に見える夫婦の間に先祖帰りで産まれた有翼人なのですか? >ウッディは取り巻く現状に釈然としない中、ディーフが村を去ることを知ると、それについていくとする。  すいません、日本語になっていません。  取り巻く現状に釈然としないウッディ。そんな中、ディーフは村を去ることにしたと少年に告げる。いっしょに旅に出たいと望むウッディ。  ↑こういうことでしょうか? >少し大人にならなければいけない、と言葉を残して。  「君はもう少し大人にならなければならない」という意味でしょうか?  しかしこれでは、現実を受け入れることのできる大人になれという意味か、もう少し大人にならなければいっしょに連れてはいけないという意味なのかわかりません。   てゆーか話が落ちてないんですが。  現実を知るというのは「空を飛べても、現実は変えられない」っていうことなのですか? わかんないです。 なんか主語がはっきりしない文が多くて、何がどれを指しているのか理解するのに3、4回読み返さないといけなくて疲れました。 述語がねじれている文も多いです。誤字も。 キャラ立ては料理しやすい素材なので○。 お話自体も予備知識を必要としないゲーム・ファンタジーを選んでいるので、中高生向きとして○です。 -------------------------------------------------------------------------------- 画竜点睛を欠く No.1123 投稿日 2001年4月17日(火)21時59分 投稿者 弟切 千隼 新木さんへ > 弟切番外は、やはり王子に誘われる部分にやや難がありましたか(^^; この部分を「シンデレラの行ないに感激した司教が王子にそのことを話し、感心した王子がシンデレラを踊りに誘う」とすればもっと良くなるでしょうか。 はせがわさんへ > 「心に棚を作れ」の合い言葉のもと、気になった部分を指摘させていただきます。 上の短編プロット、どこまでが「鏡のこちら側の世界」の話で、どこからが「鏡の向こう側の世界」の話かわかりません。そのために、「光学異性体含有の太らないケーキ」のアイディアがどう効いているのか非常にわかりにくいです。 それと、たまたま私は知っていましたが、普通の人は「光学異性体」がどういうものなのか知らないと思います。注か何かを付けて、説明すべきでしょう。 次は再び「気高いシンデレラ」の課題に戻る予定の弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- マテマテ No.1124 投稿日 2001年4月17日(火)22時03分 投稿者 はせがわみやび  問題点が逸れてます(^^; >上のおふたり  その「妹と抱き合っているのを見た彼女は嫉妬するか」っていう命題を議論してもしょーがないぞ。  発想が逆で、「彼女が理不尽な誤解をしたと彼氏が感じるエピソードが必要」なんだから。  だから、抜本的に、  ・この誤解の構図は、コンセプトに沿っているのか?  ・妹が登場する必要はあるのか?  ・実の妹でなければいけないのか?  って、あたりをつっこまないといけないんではなかろうか。 -------------------------------------------------------------------------------- 上のおふたりって、 No.1125 投稿日 2001年4月17日(火)22時09分 投稿者 はせがわみやび  山内さんと茶羽根さんのことですね。さぼって書きこみしたらこの始末(^^;  わかりにくくて、もうしわけないです。 -------------------------------------------------------------------------------- イマジーはパルプんてを唱えた――しかしMPが足りない。 No.1126 投稿日 2001年4月17日(火)23時11分 投稿者 Imaginater ども、イマジーです。前回、題名を間違えて、ちょっとあせりました。 >テーマの修正(あえてまとめずに思いついたことを書いてみます) 「少年の恋物語」と「少年の内なる葛藤」のどちらをとるか……と考えると「〜〜葛藤」の方ですね。 ただ、これがテーマにあっているかどうかを考えると自信がない。 当初の案が 「もし周りが間違っていて自分一人が正しい場合はどうすればいいのか、どうなるのか」            ↓ 「結局は、なにもできず、どうにもならずに終わる」 というものだったので、「少年の周りの環境への反発」の方が正しいのかもしれない…… そうなると、環境は少年の心に対してまったく逆であればいいだけであって、別に日本でなくてもいい。 犯罪対策でもなくていいし、「キノの旅」のようにそうするのが当たり前の世界というだけでいいのかもしれない。 絶対に必要なことは ・少年は天使を殺すのが当たり前という環境に反発を持っている(あるいは持つようになる)。 ・少年は環境に対し反発するが、結局環境に押しつぶされる。 ・少年の心には環境に負けたという思いが深く残っており、最後には復讐する。 の三つだと思う。 それをうまくいかすにはやはり天使に恋をしてしまったから、というのが一番説得力があると思う。 ・少年は殺すはずの天使に恋をしてしまい、天使に対する見方を変える(天使は人間と同じ)。 やはり少年の思いを否定するのは、男性の幼年期において一番影響を持つ父親がいい。 ・少年は天使を殺すのが当たり前という常識に反発するが、父親により無理やり思想を変えられる(正確には不完全に変えられる、心の奥底では天使のことを思いつづけ、いつか復讐すると決めている)。 この思想を変えるためにはやはり恋した天使を殺すのが一番手っ取り早い。 ・〜〜父親により恋した天使を殺され、無理やり思想を変えられる。 でも復讐するのは父親にかというと、違うと思う。やはりそういう父親をつくった社会そのものにではないか。 ならば天使が人間で同じであることを社会に示すのは正しい。 ならばどうするかというと、天使の特徴である羽根をなくすというのが妥当。 必然的に工場とか天使の製造過程を変えられるところにつとめることになる。 ・少年は父親に屈服した後もひそかに死した天使のことを思いつづけており、大人になってから天使製造工場につとめ、復讐としてその天子の羽根をなくしてしまう。 ここで気づく、今までの自分のあらすじは天使に恋する少年の過程を書いているが、実は書くべきことは天使と人間は変わらないことに気づく過程ではないか。 ・少年は恋した天使に接触する内に、天使と人間が変わらないものだと気づく。 では天使が人間と同じ事に気づくためにはどうすればいいか。 やはり天使との会話だと思う。天使との会話を通して、自分と同じことを考えていることを少年に気づかせる。 ・少年は天使の少女と話す内に天使と人間は変わらぬものだと気づく。 しかし、天使の少女は自分を殺すはずの人間に敵意を持っているはずだ。 やはりこれは他の狩人との対決が解決案になると思う。 ・天使は少年に敵意を持つが、他の狩人から自分を守る少年に少しずつ心を開いていく。 やはり少年が天使を守るのは、自分が天使に思っている気持ちを確かめたいというものだろう。 ここまで考えて犯罪うんぬんはやはりいらないと思う。 天使を殺し、大人になるのが当たり前の世界、これに決定。 ・天使を殺し、大人になるというのが当たり前の世界である。 ここで何故、天使を殺すと大人になれるかという問題になる。 正しい「大人」とは「間違ったこと=犯罪」を犯さない人間である(と思う)。 犯罪をなくすには殺意等々の欲望のはけ口を求めるのが一つの手である。 ではいくらでも殺せる人間がいたらどうだろう。人間とほとんど変わらなければ「次は人間で〜〜」とか思わないに違いない。 思うにこの思想はゲームの思想と同じなのだと思う。暴力系ゲームを楽しむことと同じ。 ではそれが何故天使かというと、天使は導くものうんぬん、とかそういう意味があるから(いやあった気がする――じゃ、だめか。明日でも調べよう) とりあえず、羽根以外人間とまったく同じなのだから、これはいけるだろう。 ・天使とは、人間の欲望のはけ口であり、古来から人間は天使を殺すことで正しい「大人」となってきた。 よし、まとめてみよう。 ・テーマは「少年の周りの環境への反発」 ・基本的な話の流れは「もし周りが間違っていて自分一人が正しい場合はどうすればいいのか、どうなるのか」 → 「結局はなにもできず、どうにもならずに終わる」 ・訴えたいこと――少年が結局どうにもならないことを示すことで、読者に自分はこうはならないと思わせたい。 ・山瀬光矢は「大人」になるために、正しい「大人」の見本である父親に連れられて天使を殺しに行く。 ・天使とは人間の欲望のはけ口であり、古くから人間は天使を殺すことで正しい「大人」となってきた。 ・一人「大人」になるために、天使狩りの特殊な武器を持ち、天使狩り区域に入る光矢。 ・光矢、人間に羽根が生えただけの天使の少女、ミカを見て(人間に似て非ざるという特殊であることに)一目惚れしてしまう。 ・一方、ミカの方は人間に敵意を持っており、光矢から必死に逃げようとする。 ・ミカ、光矢から逃げる途中他の狩人(大人になろうとしている別の子供)に遭遇してしまう。 ・追いかけていた光矢、ミカが襲われそうになっているところで追いつく。 ・光矢、自分の気持ちが恋であるのか、それとも別のものなのか知りたいため、その狩人を説得する。 ・ミカ、その光矢の行為を見て、少しずつ心を開いていく。 ・光矢はミカのことを知りたいがために(何故彼女は自分の心に大きな影響を与えるのか知りたい)、彼女とさまざまな会話をする。 ・光矢は会話の中で、天使とはただ羽根が生えているだけで、人間とまったく代わりがないことに気づく。 ・光矢、天使と人間との差がないことを知ったため、人間としてミカが好きであることに気づく。 ・いつ殺されるかわからないミカを守りたいため、光矢は天使狩り区域からの脱出を試みる。 ・子供の浅知恵ゆえに光矢とミカは天使の管理者たちにつかまってしまう。 ・管理者に呼ばれた父親、光矢の思想を間違ったものとみなす。 ・父親、光矢の思想を正しいものとするため、彼の前でミカを殺す。 ・光矢、それでも反発し、父親により落ちこぼれた子供を立派な大人に矯正するという特別施設に送られる。 ・十数年経って、光矢は立派な大人に矯正されて(と見えるようになって)、天使製造工場の工場長となっている。 ・しかしそれは見せかけで、天使を殺すのが当たり前という社会に復讐するために、光矢は天使の羽根をなくす(天子の羽根をなくすことで天使は人間と変わらないことに気づかせたい)。 なんか勝手にプロット作りをやってることは、まぁご愛嬌です。 これをあらすじにすれば、大体800字になるはず。 今日はあえてあらすじを書かないので、突っ込みよろしくお願いします。 >茶羽根さん 漢字が多すぎるのかもしれませんね。以前、もっと開いた方がいいって言われましたし。 でも、字数をぎりぎりまで削るとこうなってしまう……むう、難しいっす。 光矢の心が変わらなかったのは、それだけミカの印象が強かったからです。いつか復讐してやるとずっと思ってたんです。 読者へは復讐なんてしてもいいことはない、ということと、光矢はこうして環境を変えられなかったけれど読んだ人には「なにくそ、オレはそうならんぞ」と思って欲しい、ということです。 血だらけになりながらも「まだまだぁ、もう一本っ!」とかいいつつ立ち上がります。うえのやつのつっこみお願いします。 >山内さん つーことで考えてみました。どうだったでしょうか。 実践できてないのに〜〜むかつくうんぬんはこちらも同じなので全然気にしなくていいです。ていうかもっと突っ込んでください。 いや、ここは「フリクリ」のニナモリから台詞をいただきましょう。 「いえ、大したことありませんから」 そして最後に気がついた。 ――題名まちがってんじゃん。 題名は「天使の羽根」です(笑)。 ではでは。 -------------------------------------------------------------------------------- 論点どころか、論争の当事者すら変えてしまって…… No.1127 投稿日 2001年4月17日(火)23時32分 投稿者 山内 涼  これこそ、個人の好き嫌いの話のような気がしたので、そこに突っ込むのはおかしいんじゃないかということを、書き始めたら、あんなに長くなってしまいました。こんなに短くできることなのに……  本当に個人の考えは、人それぞれだと思いますので、幽界寺さんの考えを、無理に茶羽根さんに押しつけようとしたわけではありません。私の書き込みが、そういうようにとられたんなら、お詫びします。 -------------------------------------------------------------------------------- 薄々感づいてはいましたが No.1128 投稿日 2001年4月18日(水)02時56分 投稿者 茶羽根(やの)  私は激しく感情に左右されやすいようです(汗) はせがわさん>  聞かれたから答えた、なんて言ってる時点でダメダメですね。  精進します。 山内さん> > これこそ、個人の好き嫌いの話のような気がしたので、そこに突っ込むのはおかしいんじゃないかということを、  これが全然わかっていませんでした。感情にまかせて見当違いの返事をしてしまい、申し訳ありませんでした。 藤極堂さん>  あきれさせてしまい、申し訳ありませんでした。  また懲りずにあらすじを載せたり他の方の感想を書いたりすると思いますが、その時はもしよろしければまたご意見よろしくお願いします。 イマジーさん>  意見というか、感想です。 >・訴えたいこと――少年が結局どうにもならないことを示すことで、読者に自分はこうはならないと思わせたい。  これってすっごい大変そうですね。地の文をいじったりするのでしょうか? >・光矢、自分の気持ちが恋であるのか、それとも別のものなのか知りたいため、その狩人を説得する。  ここは「他の狩人からミカを守る」が目的のはずですが、この説得ってちょっと流れにあっていないような気がします。説得の内容はどんな感じなんでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1129 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- あらすじ提出 No.1130 投稿日 2001年4月18日(水)03時33分 投稿者 茶羽根(やの)  この調子だといつまで経っても完成しないので、とりあえず2回目アップします。ラストは考えるとか言っていたくせに、現行のを詳しく書くにとどまっています。  それと、近日中に新しくあらすじを書き込みたいと思っています。 「その少年、女の子につき/茶羽根(番外)」(あらすじ、2回目)  ニードは同性しか好きになれない男だった。彼が好きなのは、孤児だった彼の手を引き、一緒に育てて欲しいと親に言ってくれたフェリオという男だったのだ。青年になり、ニードはフェリオに想いを告げるが断られる。そしてそのことが噂になり、フェリオが困っているのを知ったニードは、これ以上迷惑はかけられないと街を去った。  数年後、ニードがたまたま助けたフィンという名の少年は、魔女の養い子であり、夜中になると苦痛と共に性別が入れ替わってしまう身体の持ち主だった。自身がフェリオに助けられたようにフィンを助けたいと思い、ニードは魔女の元へと赴いた。ところが性別が入れ替わる度に苦痛があると知った魔女は、すぐにフィンの魔法を解いてくれた。男児と女児の両方を魔女は欲しかったのだが、フィンの意志を無視するつもりはなかったのだ。ただ、母親としてフィンにどう接すればいいかわからず、つい冷たくあたってしまい、自然と二人は意志の疎通ができなくなっていただけだった。そしてニードがフィンを引き取りたいと言ったとき、フィン自身がそれを望んでいることを知って、魔女は承諾した。  だがそこでニードは、フィンが本当は女であることを知った。自分が男しか好きになれないことを知っていたニードは、ショックでフィンがいない隙に逃げ出してしまう。  途中で転んで気を失ったニードは、夢の中でフェリオのことを思い出していた。次いでフィンのことを思い出し、ニードはどうしてフェリオが好きだったのか、どうしてフィンを助けたいと思ったのかを考えた。そして、フェリオを好きだった理由は、彼がニードを助けてくれたからであって、性別は関係なかったことを。同様に、フィンを救いたいと思った気持ちに、性別は関係ないことを知った。  ニードはどうしたのかと追いかけてきたフィンを、男でもなく女でもなく、フィンとして迎え入れることができたのであった。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1131 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ No.1132 投稿日 2001年4月18日(水)06時16分 投稿者 みっちゃん みっちゃん6 靴を欲しがらないシンデレラ。 ○舞踏会。会場のすみのテーブルにて。 ・2人の貴族のお抱え靴屋の2つの新作靴。  どちらがすぐれているか靴屋同士、貴族同士で口論になっている。 ・王子、仲裁に入り、解決する方法を思いつく。 ・貴族同士とは無関係なシンデレラを呼びとめ、  どちらがすぐれているかを選ばせる。 ・あなたが選んだほうをプレゼント。 「どちらか一つを貰えるのだから、よりすばらしいほうを選ぶでしょう」 ・靴工二人、納得している。 ・シンデレラ、両方選ばない。 ・私には、この靴だけで、充分ですと床を擦るスカートの裾から、  ガラスの靴を出して見せる。 ・2人の靴工、ガラスの靴を一目見て、この靴にはかなわないとケンカをやめる。 >バイオ賞について。 単に賞が欲しいだけです。 仮に賞を取れて、本になったとします。 以後何かの場で、以前バイオハザードというゲームのノベライズをしました。 と言えるからです。 ゲームへの思い入れはこれからつけます。 ライター登用に関しては、実力の無さを痛感しております。 考えていません。 >あらすじとプロットに関して、  ありがとうございます。今は、わかったつもりでいます。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id=biohazard -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1133 投稿日 2001年4月18日(水)06時51分 投稿者 新木 伸 >みやびさん  ボツ。  SFなのか恋愛コメディなのか、はっきりさせましょう。  普通の人は、光学異性体なんて出されてきても、まずわからんし、それを説明するとなると、SF的描写が文中に飛び込んできて異質になっちゃう。  そもそも無茶でしょ。  SF雑誌にでも投稿する短編ということなら、そこは説明不要になるから問題ないかもしれないけど。  また、そもそも鏡の中に「ダイエットのため」入ってゆくということの理由が不明。  向こうの食べ物はいくら食べても太らないと、経験による学習をしていたのだろうか? それとも主人公の女の子はSFオタクか、化学の素養でもあったのだろうか?  作者は光学異性体のことをもちろん知っているし、読者も説明文を挿入してあげれば知り得るわけだけど、問題は主人公がどうしてそれを知っていたか。  ところでアミノ酸とかブドウ糖とかには光学異性体があるけども、ケーキの主なカロリー源である「脂肪」にも光学異性体ってあったっけ?  あと、「ダイエットをしよう」という当初の流れと、ケーキ屋のマスターに恋する話とが、なんか空中分解してるんですけど。  マスターに恋する話を書くのに、鏡の中の世界を出してくる必要なんて、これっぽっちもないじゃんか?  「鏡の中の世界に入れなくなっている」ってあるのに、どうして勝負に赴けるのかが不明。鏡の中で起きたことは、現実世界でも同じように起きているものなの? でもそれにしては、主人公と鏡の中の自分との性格は違うようだし。 >「祐樹・有紀・勇気(仮)/幽界寺1」  藤極堂さんの指摘にあるけども……。「梓が妹だと知らなかった有紀は、恋人と見知らぬ女が抱き合っている場面を目撃して頭に血が上る」という展開を書こうとしたとき。  これ、祐樹視点で書いていると、読者に充分納得させられないかもしれないよね。  祐樹視点で冒頭シーンがスタートすると、梓が妹であることは、もう読者に伝えられているから。  「妹と抱き合っているだけなのに嫉妬してくるなんて、ずいぶん嫉妬深い女だなぁ」と、読者に有紀のことを思われる危険性は、充分にある。  これが有紀視点から始めていれば、有紀は梓が妹であることを「当然」知らないわけだから、もちろん読者も知るよしがない。  有紀が彼の部屋を訪ねていったら、そこでは彼と見知らぬ女が抱き合っていた。逆上して当然だわな。「妹なんだよ」ってあとで言われても、生み出された怒りが雲散霧消するわけじゃない。感情の持って行き場にも困るでしょう。そのあとも梓は(まるで見せつけるように)べたべたしているわけだし。  どっちの視点から見せるかとか、そういうことを「確定」するために、プロットも必要なのね。上みたいに、視点によって説得力が段違いになるケースもあるわけだし。 >弟切さん >>「シンデレラの行ないに感激した司教が王子にそのことを話し、感心した王子がシンデレラを踊りに誘う」  ……としたとすると、もっとダメになるよ。  まだしも、王子がその場にいたほうがましかなぁ。  なんとか王子を不自然でなく絡ませるとなると、その寄付チャリティに王子も率先して参加していたとかいうパターンに持ってゆくしかないのでは?  司教を呼んだのが王子本人だったとか、王子もシンデレラと同じようになにか形見の品を寄付していたとか。  いまのお題は「高貴」なんだから、王子がシンデレラに惚れる理由は、「同じ高貴な魂も持つ者同士の共感」でなければならない。つまり王子自身にも高貴な行いをさせておいて、「王子も高貴な人なんだなぁ」と読者に思わせておかないとダメ。 >イマジー君  いやいや。  「間違ったことを押しつけられる少年」ってあたりが書きたいことのメインだとすると、「天使狩り」ってシステム自体、べつに絶対必要なことではなくなるよ。  たとえばさ、どういう理由でかは知らんけど、円周率を何万桁も暗記させられる社会なんてのがあって、そこで主人公は……なんて展開だって、いいわけじゃん。  また「初恋」がテーマでないとするなら、「ミカ」という少女が出てくる必要もない。  公開された思考過程を見ていると、なんか早まった結論に飛びついちゃってる気がするなぁ。  えーとね。  自分の書きたいものがよくわからないときには、とりあえず、いままで上がっている素材を抜き出して、並べてみるといい。  素材抽出。  たとえば、こんな感じにやってみる。 ・初恋を引き裂かれる少年。 ・天使狩り。 ・少年犯罪抑止としての合法殺人システム。 ・無垢な天使の少女。 ・少年の恋した相手を殺す(奪い取る)父親     ・     ・     ・     ・  ここで抜き出すのは、エピソードだったり、設定だったり、べつになんでもかまわない。とりあえずやってみそ。  50個なり(出るようなら100個ぐらいまで)を目標に、出してみる。  出し終わったら、まずアップよろしく。 >茶羽根君  ふむふむ。  魔女は実の母親だったのか。  しかしそれ、まずかろう?  どんな理由があれ(ニードもフィンもお互いに望んでいたとしても)、母親の元から子供を引き離す主人公の行為は、正当化されんのでは?  母親の気持ちはどーなる?  あとやっぱりラスト。  そこは読者に対して、「ああニードは性別を関係なくフィンのことを好きだったんだっ!」と思わせるエピソードが入るところでしょう?  転んで気絶した主人公が、夢からばっと飛び起きて、「俺はわかったぞ! なんて馬鹿だったんだ俺はっ!」とか叫んだって、説得力のかけらもねーじゃんかよ。  シンデレラコンセプトの要領で、とりあえず10個出してみそ。  1個目は、「夢でフェリオのことを見る。過去の自分がフェリオに向けていた気持ちと、いまのフィンが自分に向けている気持ちが同じものであることに気づく主人公」ってやつね。  こんなん、誰だって考えつくわ。  ボツ。  さぁ、とりあえず10個エピソードを出してから、11個目を採用するのだ。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1134 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- にゅ? No.1135 投稿日 2001年4月18日(水)11時42分 投稿者 はせがわみやび  全ボツなのか、直せって言ってるのかだけでも教えて欲しいですー。>新木さま >>ところでアミノ酸とかブドウ糖とかには光学異性体があるけども、ケーキの主なカロリー源である「脂肪」にも光学異性体ってあったっけ?  エセエフすちゃらかコメディに真面目なツッコミが入ってしまったか(^^;  えーと、厳密に科学考証すると、光学異性体の食物=吸収できない、では不充分ですね。化学に明るい友人に聞いたところ、脂質の光学異性体には毒になるものもあるよ、って言われたばっかりだし。  ちなみに、ケーキ屋のマスターが作ったケーキは、光学異性体の食材を混ぜたものって考えてました。だから、あくまで低カロリーなだけ。  SFじゃないんだってば(^^;  あ、鏡の中の世界の食べ物をダイエットだからと言って食べまくるという話は、すでに竹本泉さんのコミックにありますので、これはアイデアではないです。そこは重要ではない。  未来で宇宙で辺境惑星のリゾート地で原産の食べ物を食べまくる、やせられると思ったけど、実はリゾート客のための新食材で、という展開も考えたのだが……こっちのほうが分かりにくいよなあ(^^;  マスターに「光学異性体」なんて言葉を使わせたのが間違いか。あらすじだから、こっちのほうがわかりやすかろうと思ったのだが。  本文にそんな言葉いらいないし。むむ。    みやび -------------------------------------------------------------------------------- にょー No.1136 投稿日 2001年4月18日(水)12時40分 投稿者 新木 伸 >みやびさん  甘し。  セカンドチャンスがあるなんて、そう思っているところが、そもそも甘し。  最初の一回で通らなかった企画というのは、直してどんなに良いものになったとしても、それはやっぱりボツなのです。誰も直してきた企画書なんて見てくれないのです。はじめから存在しないのと同じなのです。  それはそうと、ここでは直しはOK。  エセエフコメディだって言い張るなら、光学異性体なんてムツカシイ言葉を出してくるんじゃない。  ほかになにか考えたほうがいいよね。  言われたら、おもわず納得しちゃうような理屈。「鏡の国の食べ物は見えているだけだから食べても太らないのだぁ」とか、そんなの。  む? 竹本泉を免罪符に使うつもりか?  「鏡の世界の食べ物を食べてダイエット」という展開自体は問題ないと思う。  ただみやびさんの場合、ダイエットになるはずが、あるケーキ屋のケーキだけ栄養になってしまって逆に太っちゃった――ってオチつけるつもりなんでしょ? そうなんでしょ? そう書いてあるよね?   んで、そこの仕掛けが光学異性体。  単なる用語の問題じゃないでしょ。オチを付けるのに必要な構図でしょ。  だめじゃん。  あと女の子の超能力について。  そんな厄介な設定を出してくるより、「おばあちゃんからもらった不思議な姿見」あたりにしておいたほうがいいんでない?  この話では「超能力」はなんら必然ではなくて、「鏡の世界と行き来する方法」が必然であるだけなんだから。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、ごめん。 No.1137 投稿日 2001年4月18日(水)12時51分 投稿者 はせがわみやび >>む? 竹本泉を免罪符に使うつもりか?    そのつもりはないです。申し訳ない。  アイデアの出典を明記しただけ。  おばあちゃんの不思議な姿見か。う、負けた。  魔法の鏡ってしてしまって同じことできないか、とまでは考えたんだけど……その鏡をどうやって手に入れよう、で思考が止まってましたっす。……いや、祖母の形見ってアイデアは最近使ったもんで、って言い訳だよなあ。直します。 -------------------------------------------------------------------------------- 短編蟻地獄 No.1138 投稿日 2001年4月18日(水)13時20分 投稿者 新木 伸 >短編蟻地獄  これこれ。弟切さんの出してきたやつ。  コードネームは、これにしよう。(笑)  シンデレラ迷宮は、あっさりボツが出てつぎにかかれるけど、こっちの短編課題はもがけばもがくほど足下が崩れて、どんどん「とほほ」な状態になってゆくってことで(笑)。  しかしみんなの出してきたのを見ていると……。  みんな、痛いの好きだねぇ。  誰かひとりぐらい、心が元気になるような話でも、やってみんか? んー?  なんならいまからネタ変えてもいいぞっ。んー?  まあどうしても、十代後半〜二十代前半っていうのは、痛いのが好きな時代だから仕方ないところだけど……。(電撃文庫なんかの読者層もその世代とかぶっているから、じつは痛い話の需要はかなり高い)  このご時世、じつは「痛くない話を書ける」ということは、作者の武器になったりもする。「ハッピーエンド」とか、「読むと元気がでる話」とか、そういう話を書けそうな人は、それが自分の武器であるのだと認識して、いまから磨いておくといいかもしれない。  鷹見さんとか、わしとか、みやびさんとか、それでだいぶ得していたりする。  痛くない話、書けるもん。 (わしとかは、逆に痛い話が書けないんだけどね(笑))  いま痛いの主流だから、1〜2年ぐらいすると揺り返しがきて、痛くない話がもてはやされるようになるかもしれない。そろそろ波はきているかもしれない。 -------------------------------------------------------------------------------- あらすじのつっこみ No.1139 投稿日 2001年4月18日(水)21時07分 投稿者 紺野タツキ  紺野です。  みなさん色々つっこんでいるので、考えてみただけでけっこう重なりました。かさならなそうな所をつっこんでみます。一応確認したのですが、それでも重なっていたらすみません。 >やのさん >ニードは、男しか好きになれない男だった。彼が好きなのは、孤児だった彼を救ってくれた、フェリオという男だったのだ。  この時点で、私は、「ニードは男しか好きなんじゃなく、フェリオが好きなだけじゃないのか」と思いました。男しか好きになれないなら、フェリオはただのきっかけだという事を強調したほうがいいのではないかと思います。私のようなのがいると、盛り上がりが盛り上がりでなくなるので。  >幽界寺さん  男女関係なく受け入れてくれる下宿ってありますか?私が知るかぎりではないんですが。  これって、「恋人の妹が尋ねてきた日のちょっとした出来事」という話ですか?一日の中でも簡単に揺れ動いてしまう気持ちを、細かく書くつもりなら、 >だが、祐樹は首を縦に振らなかった。結局、祐樹には有紀と別れるなど考えられなかった。 というちょっと矛盾に見える所も、普通に受け取れるのですが。 >夕斗さん  楓に生きる意志がないのは、家庭環境のせいですか?それとも聴覚障害のせいですか? >楓が帰宅すると、食卓には楓の分と思われる食事が置かれている。誰もいない部屋で楓は無言で食事をする。 の場面が、存在する理由がよくわからなかったので。 >いかさん  細かいんですが、ファレストはいじめの対象だったウッディを、なんで尾けなければいけないんですか?無視されたから? >そして、子どもの夢と大人の現実を踏まえて読み手に考えさせるようなテーマも付けました。これを入れないと、最後の箇所が「空を飛ぶ」だけの話からは一脱しているので。  テーマにだけでなくて、あらすじにも「子どもの夢と大人の現実」という流れがほしいです。あらすじだけ見ると、最後だけとってつけたように見えてしまうので。 >イマジーさん >・訴えたいこと――少年が結局どうにもならないことを示すことで、読者に自分はこうはならないと思わせたい。  それなら、光矢は天使の羽根をなくす事もできずに、矯正されてロボトミー手術手術の患者のようにぼろぼろになったほうがいいのではないでしょうか。 >みやびさん  鏡の中の世界は、現実と逆の事が起こるんですよね。だから低カロリーだとよけい太ると。それなら鏡の中の主人公が、いままで主人公と同じ体型だったというほうが、奇跡に近くありませんか?   -------------------------------------------------------------------------------- 課題出します No.1140 投稿日 2001年4月18日(水)22時04分 投稿者 志郎 志郎です、シンデレラ迷宮の課題提出します。 志郎3 ・お城にやってきたシンデレラ。 ・舞踏会が始まるまで参加者に料理がたくさん振る舞われる。 ・御馳走を少しでも多く食べておこうとする参加者達だったが、シンデレラはおなかがふくれただけで満足する。 ・舞踏会が始まってほとんどの人が食べすぎで踊れない中、シンデレラは王子様とたっぷり踊るのであった。 -------------------------------------------------------------------------------- コードネームだけ採用されてしまいました(笑) No.1141 投稿日 2001年4月18日(水)22時11分 投稿者 弟切 千隼 > 「短編蟻地獄」 採用ありがとうございます > 新木さん。 個人的に、蟻地獄(ウスバカゲロウの幼虫)という生き物が好きなので思いつきました。 短編蟻地獄の底では、ボツという名の幼虫が大顎を開けて待ち構えているのですね。 しかし、「シンデレラ迷宮」の持つ涼やかな響きに比べると、「短編蟻地獄」という響きの何とおどろおどろしいことでしょう。私の性格の悪さが反映しているようです(^^; いえ、もういいんですよ。純粋さを装える年頃はとーっくに過ぎましたから(爆)。 > 「同じ高貴な魂を持つ者同士の共感」 新木さんのお答えを読んで、「なるほど」と膝を打ってしまいました。このくらいのことに気付けないようでは、やはりまだまだですね。 この物語の中では、シンデレラはあくまで清く正しく美しいヒロインで、王子もまた清く正しく美しいヒーローでなければなりません。にもかかわらず、書き手は、そんな絵に描いたような二人を、書き割りの舞台装置ではなく、生身の魅力的な「人間」として見せなければならないんですね。 これは最初からずっと新木さんがおっしゃっていることなのに、なかなか身になりませんね。精進します。 紺野さんへ > 幽界寺さんへ突っ込みの部分に突っ込みませていただきます。(ややこしいですね) 私の知る限り、男女両方を受け入れる下宿はたくさんあります。といいますか、私の出身大学の近辺ではその方が普通でした。 はせがわさんへ > 脂質に限らず、人間が普段食べている物質の光学異性体には、毒になるものも多いんじゃありませんでしたっけ?、 と突っ込もうとしたら、既に御自分で書かれていましたね。 これは雑談ですが。 光学異性体含有であろうと何だろうと、太らないケーキがあるのならぜひぜひ食べたいですぅ。 立体映像だけとか、匂いだけとかいうのは無しですよ(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- そして課題提出 No.1142 投稿日 2001年4月18日(水)22時46分 投稿者 弟切 千隼 「気高いシンデレラ」の課題を提出します。 弟切4 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・城の舞踏会にやってきたシンデレラは、会場に入場した途端に城の使用人に呼び出されて、馬車の駐車場へ戻る羽目になる。シンデレラが馬車を止めた場所へ後から他の馬車が割り込もうとして、騒動になっていたからだ。 ・後から来た馬車に乗っていた若い女性客は、自分の方が悪いのに、美しい容貌を歪めてシンデレラの方が退くべきだと責める。それに対してシンデレラは口答えせず、丁寧に謝って自分の馬車の位置を移動させる。 ・駐車場を譲られた女性客は、シンデレラに向かって身分の違いを強調する侮辱的な言葉を投げつけ、さっさと舞踏会の会場へ行ってしまう。シンデレラは全く臆することなく、屈辱に身を震わせる御者をなだめてゆっくりと会場へ戻る。 ・舞踏会のホスト役である王子が、駐車場で騒ぎが起こったと聞いて駆けつけ、その一部始終を見ている。王子は会場へ戻ったシンデレラをつかまえて、不愉快な思いをさせたことを謝り、一緒に踊って楽しみましょうと誘う。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- いつのまにかこんな時間(汗) No.1143 投稿日 2001年4月19日(木)01時24分 投稿者 夕斗  マンガ原作、指摘の返信とか。――――は、あとでまとめて書きます。今日は月曜日に出来たあらすじの直しを出します。(上記のものを書いていたら、いつのまにか水曜(じゃなくて木曜日)に(^^; ) 「空の飛び方 翼の動かし方/いか1」(あらすじ/1回目)  翼を切る理由がわからなかったです。なぜ、切ることを義務づけたのでしょうか。  あとラストが少し唐突な気がしました。   「鏡の国のダイエット」/みやび1(800字あらすじ/1回目)  関係のないことですが。  光学異性体…………他の方の書き込みを読むまで意味がわからなかったです(汗) > 思うに、いままでみんなって、あらすじの第一稿ができあがったあたりで、もう書き出してしまっていたんじゃなかろうか?  あらすじは書いたことがないです。テーマ→プロット→人物→プロット(細かい)→本編という流れです(マンガ原作)。 「スケッチブック(仮)/夕斗」(あらすじ/2回目)  インターンが終わったばかりの主人公が初めて受け持った患者、それが楓だった。彼女は重傷を負っており、主人公の努力のかいなく、聴力を失ってしまう。  それから7年。主人公は小さいながらも自分の医院を持つに至る。彼の患者である楓は耳が聞こえなくなったショックからか、自分の中に閉じこもるようになっていた。主人公はそんな彼女を放っておけず、自分の医院に遊びに来させる。それがきっかけとなり、楓は医院で絵を描いて過ごすようになる。  ある日のこと。主人公は楓が男の子の絵を描いているのを見る。男の子が覗こうとして楓は慌ててスケッチブックを閉じる。何かを言い、アカンベーをして出て行く男の子に、楓はフン、と顔を逸らす。主人公、楓と目が合い昼飯に誘う。  定期検診の帰り、主人公は医院の手術室に人影があるのに気づく。不信に思って手術室に向かうと、そこには手首を切ろうとしている楓の姿があった。主人公は慌てて止めに入り、怒る。楓、スケッチブックを主人公に投げつけ、走り去る。主人公、スケッチブックを拾う。そこには患者の楽しそうな表情などが描かれていた。  楓が絵を描いていた男の子の診察のとき。主人公、楓は耳が聞こえないことを話し、悪気があったわけじゃないことを説明する。  次の日。男の子が楓に絵を見せてもらっているのを見る。楓、かすかに微笑んでいる。主人公、それを見届けて診察に戻る。  その日の午後。主人公が検診から帰る。診察室に入るとそこには呆然とした楓の姿。主人公、また自殺しようとしているのかと思って腕を掴む。落ちるスケッチブック。泣き顔の楓。スケッチブックには主人公が書いた文章。楓に、必要としている人がいることを伝えるために書いたもの。後日。楓が医院のお手伝いに来るようになる。前とは違って少しだが笑顔をのぞかせるようになっていた。 >痛い系  わたしはハッピーエンドが好きです。  上の、スケッチブック(仮)もハッピーエンドなつもり。  痛くない話、というわけで即興。 「番外/夕斗」(あらすじ/1回目)  主人公は同級生のヒロインにひと目惚れする。しかし、彼女は幼い頃別れた男の子と交わした約束(将来結婚しよう)を今も忘れられず、いつか彼が現れる事を夢見ていた。  そこで主人公はヒロインを自分の方に振り向かせるために、その、幼い頃別れた男の子は自分であると名乗り出る。  もちろん実際には違うので、主人公はつじつまを合わせるために図書館で彼女が幼かった頃の街の様子を調べたり、ヒロインの幼なじみに小さい頃の事を聞いてまわったりして、涙ぐましい努力をする。幼なじみも小さいころのことをあまり覚えていなく、主人公がいたかどうか確信が持てないまま思い出話をする。  最終的に、主人公は「小さい頃、ビンに詰めて埋めた約束の手紙」を捏造して、それをヒロインと一緒に掘り出し、告白する。  ヒロインは主人公が幼い頃将来を誓った男の子だと信じて、告白を受ける。  その後、主人公は嘘を隠してヒロインとつきあっていたが、日に日に罪悪感にさいなまれ、彼女との関係が進展しない。つきあう前と明らかに違う主人公の態度に、ヒロインは何かあったのか、と訊ねる。そこで、主人公は自分がずっと彼女をだましてきた事を告白する。  ヒロインは主人公の手を握り、自分も主人公をだましていたのだと言う。実は、最初から主人公のことを思い出の男の子ではないと気付いていた。本当は、自分でもそんな昔の事は忘れなくちゃいけないと思っていた。けれど、あきらめ切れなかった。そんな時に、主人公が最後に夢をかなえてくれてとてもうれしかった。と主人公に話す。  お互いの嘘を許しあい、改めて、2人は心のそこから笑いあうことが出来た。  ではー。 -------------------------------------------------------------------------------- 狭い世の中 No.1144 投稿日 2001年4月19日(木)02時00分 投稿者 幽界寺  今日は思いがけず唯野さんと出会いました(私の後輩として)。まったく、予想していなかった事態のだったのでとんでもなく驚きました。広いようで狭い世間。本当に狭いです。久々に焦りと混乱の渦の中に巻き込まれました。 >この誤解の構図は、コンセプトに沿っているのか?  妹が登場する必要はあるのか?  実の妹でなければいけないのか?  確かに大事なのはこちらですね。で、考えたところ、妹は必要ですが、それ以上に妹をからめる意味はないという結論に達しました。だから、後半の部分は変更することにしました。しっかりと私が考えていなかったせいで、余計な混乱を招いてしまいましたね。申し訳ありませんでした。 >この二人の名前が似ていることにストーリー上の必然性はあるのでしょうか?  ありませんね。タイトルに合わせて考えたわけではないのですが、確かに読者を混乱させる名前です。タイトル共々変更します。 >「その少年、女の子につき/茶羽根(番外)」  なんで、魔女はフィンの体質に気がつかなかったんでしょう? それとも魔女がこの特殊体質になる魔法をフィンにかけたんですか? どっちにしても、性別が入れ替わる度に苦痛があることを魔女が知らないのはちょっと不自然な気がします。 >新木さん  私の話も痛いですか? 一応、ハッピーエンドのつもりなんですけど。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1145 投稿日 2001年4月19日(木)08時21分 投稿者 新木 伸 >志郎さん ・志郎3  ボツ。  おなかがふくれるまで食べたら、それはもう無欲じゃないような。普通の人です。  っつーか、それだって踊るのに苦しいでしょう。動けない他の人よりかはましでしょうが。 >ウスバカゲロウ  1日しか生きられない、だっけかな。  幼少の頃、図鑑で知って、家の近くで実物を見て、「なんてはかない生き物なのだろう」なんて感動してましたが、あとで蟻地獄と同じ生き物だと知って、がっかりした覚えが……(笑)。  昆虫界では、えげつなさでは、かなりいいセンいってますよね。蟻地獄。 >下宿の話  あれ「下宿」って書いてあるけど、本当に下宿なのかいな?  下宿っていうのは言葉のあやで、実際はアパートかマンションのことであって、祐樹と有紀の部屋は隣りあっているのだろうと、そう思っていたけど?  そもそも幽界寺さん、下宿とアパートとマンションの違い、わかっているかどうか怪しいし。(失礼な俺) >「祐樹・有紀・勇気(仮)/幽界寺1」  これだって、充分に痛い系でしょう。  話の中でいちばん盛りあがるところというのが、悩む二人の有様なわけだ。  ただこの話は広義の意味の「痛い話」に入るというだけで、狭義の意味での「痛い話」ではないと思う。  イマジー君のとか、いか君のとか、もう全編ぶっ通しで「痛い」わけだし。 >弟切さん ・弟切4  OK。  そろそろ難易度あげるかなぁ。  次からは、「王子も高貴」で、ひとつよろしく。  あと「馬車の駐車場」とか、無理げな設定とか出てきたら、ケチつけてボツにしますんで、よろしく。 >夕斗さん  あらすじ、書いてない?  たわけ。  書いてないこと自体は、悪いわけじゃない。  僕なんかもいきなりプロットを書きだすこともある。ただしそれは、「書いてないだけ」であって、「書けない」のとは違う。  頭の中で考えるだけで充分だから、わざわざ書いたりしないだけね。  頭のなかで出来ないことが明白な君らは、まず手を動かせ手を。  あらすじ書く習慣つけとらんから、話がこんな、がちゃがちゃになっちゃうんだぞ。  今回も、すごいもんだぞ。がちゃがちゃ具合。  具体的な指摘は、皆にまかせるけど。  ところで、夕斗さんは医学には詳しいほう?  たとえば医学部に在籍してるとか?  聴力を失う「怪我」もしくは「病気」についてだけど、そろそろ固めておかなきゃならない段階だと思う。  そのへんの下調べとか、調査とか、もちろん本人の自己作業になるわけだな。他の人は助けてくれないとみたほうがいい。  そのあたり、だいじょうぶ?  あと病院内でのディテールとか。診察の方法やら手順。病室内の常識。器具やらなんやら、そのほか諸々のこと。  それも「すでに知っている」もしくは、「これから取材を行う」でないといけない。  特に今回のバージョンのあらすじだと、主人公は医師になっているわけだ。これだとかなりのレベルの医学知識が要求されるはず。  もしダメっぽいなら、ネタ変えを検討しておくこと。 >夕斗さんの話の2  うん。これは痛くないよね。 -------------------------------------------------------------------------------- はい、先生、突っ込んでよろしいでしょうか? No.1146 投稿日 2001年4月19日(木)14時21分 投稿者 弟切 千隼 って、お返事がないうちから突っ込ませていただきます > 新木さん。 > ウスバカゲロウ えーと、ウスバカゲロウは「カゲロウ」という名が付くものの、羽化してから一日しか生きないカゲロウとは違う昆虫の仲間です。 一日しか生きない方のカゲロウは「昆虫綱[こんちゅうこう]カゲロウ目」に属する昆虫の総称で、ウスバカゲロウは「昆虫綱脈翅目[みゃくしもく]ウスバカゲロウ科」に属する昆虫の一種です。 カゲロウとウスバカゲロウは、成虫の姿がちょこっと似ているというだけで、かなり縁遠いもの同士です。 カゲロウの幼虫は渓流などの水中に棲んで、草の茎などによじ登って羽化し、いったん亜成虫という状態になってからもう一度羽化して、成虫になります。カゲロウには蛹[さなぎ]の段階がありません。成虫になったカゲロウは何も食べず、約一日しか生きません。 対して、ウスバカゲロウの幼虫はごぞんじの蟻地獄で、地中に棲みます。ウスバカゲロウにはちゃんと蛹の段階があって、羽化して成虫になってからもばりばり物を食べるので、一週間くらいは生きます。はかなげな姿に似合わず、ウスバカゲロウは成虫になっても他の昆虫を食べる肉食性です。 > 高貴な あのー、今、私がやっている課題は「気高いシンデレラ」ですよね? 「気高い」と「高貴な」は微妙に違う、と私の背後の「アストラル新木さん」がつぶやいているのですが、いかがでしょう? 夕斗さんへ > もしも夕斗さんが医学に詳しい方なら、余計なお節介なのですが、病気について調べる時には『家庭の医学』が非常に役に立ちますよ。 このくらいの手助けはいいですよね? -------------------------------------------------------------------------------- 弟切さんは物知りだなぁ No.1147 投稿日 2001年4月19日(木)15時20分 投稿者 新木 伸  そっか。じゃあ東京育ちの僕は、本物の「カゲロウ」は見たことないはず。  あの黄緑色のやつは、じゃあ蟻地獄が羽化した「なんちゃってカゲロウ」のほうだったか。  喜べ子供の俺。カゲロウはやっぱり、はかない生き物だったぞー。  気高い王子って、なにかイメージしづらくない?  王族ということで、「気高い」はデフォルト属性になっているからかな?  王子だけど気高くないっていうのは、意外性としてアリだと思う。  高貴な王子はあるし、気高いけど高貴ではない王子ってのもまた、あると思う。  しかし辞書で引くと、「高貴」は身分のことしか触れてないのう。  身分から連想される気品ってことで、ここでの扱いは「気品を示す形容動詞」ってことで、ひとつ。 -------------------------------------------------------------------------------- どないでっか No.1148 投稿日 2001年4月19日(木)19時03分 投稿者 藤極堂 >紺野タツキさん あ、だいぶ読みやすい文章になってきましたね。 以前はあらすじどころかふつうのレスでさえ意味不明 不思議言語満載状態だったので怖かったです。 入門本を購入したりサイトを閲覧してくれると「視点ってなに?」「一人称と三人称の違いって主語が私か太郎かっていうだけでしょう?」などという脱力しそうな質問が減るし、共通概念の言葉が多くなるので話がしやすいです。 ホントはお礼を言われるより技術を身につけてくれる方がうれしいんです。礼だけ言って何もしないひともいるし。 とりあえず、まともな設定で日本語になったあらすじができあがったら叩いてみます。前のあらすじは同じ山登りだからという理由で富士登山用の軽装でエベレストにいどんでいるような感じでめまいがしました。 >茶羽根(やの) さん >あきれさせてしまい、(略)またご意見よろしくお願いします。 あんまり「ボク、○○だから わかんない」を連発するようなら 山口百恵の「プレイバック」を口ずさみながらフェードアウト。 「ボウヤだからさ」(←それはガンダム) パーソナル・コミュニケーション(個対個)の場合は 茶羽根(やの)「だってわかんねーよ、オレ女じゃねえもん」 幽界寺「う……、ボクも女じゃないから確かにわかんないや」 で逃げれますが マス・コミュニケーション(多対多)の場合は 茶羽根(やの)「だってわかんねーよ、オレ女じゃねえもん」 藤極堂「私は女ですが、ごく普通の反応だと思いますが」 山内「全部の男がそんな意見を持ってるように見える発言をしないで下さい」 茶羽根(やの)「……ごめんなさい、イジメないでください。ていうかみんなには訊いてないです(泣)」 になるので、いさぎよく「ボク、わかんない」と自分で責任を取って下さいね。 まー、これね 最初の幽界寺さんのあらすじがあやふやで色々な状況に解釈可能だったのが一番の原因だったと思うから、それに読者に読み違えられる可能性があるという情報が得られたから万々歳。気にしないでね 。 >「その少年、女の子につき/茶羽根(番外)」(あらすじ、2回目) >彼が好きなのは、孤児だった彼の手を引き、一緒に育てて欲しいと親に言ってくれたフェリオという男だったのだ。  彼が最初に好きになったのは、孤児だった彼を家に連れ帰り、「こいつを弟にしてくれ」と両親に懇願したフェリオという男だった。  はい、「最初に」という単語をつけると「次」があったということが想像されますね? これがワンポイント。  そして「孤児だった彼の手を引き、一緒に育てて」――ここまでだと誰かが「ニードを一緒に育てて」くれた(何と一緒にかは知らんが)みたいに感じる流れですね? まぎらわしいですね。誤読を誘うような表記はつつしみましょう。 >青年になり、ニードはフェリオに想いを告げるが断られる。そしてそのことが噂になり、フェリオが困っているのを知ったニードは、これ以上迷惑はかけられないと街を去った。    青年になり、ニードはフェリオに想いを告げるが断られる。しかもそのことが噂になり、フェリオに迷惑をかけたことを知ったニードは街を去ることにした。  「フェリオが困っている」と「迷惑」は内容が重複するのでまとめるべし。 >養い子  本文読むと予備知識が入って「何がわからないか、わからない」という状態になるので止めてるんですが、養い子=養子だから実子を意味する言葉じゃないんですよ? 実子なんですか?  なら「魔女を母に持ち」でOKだと思いますが。  魔法をかけたのが実の母である魔女ならば↓こういう手もあり。 > 数年後、ニードがたまたま助けたフィンという名の少年は、魔女の養い子であり、夜中になると苦痛と共に性別が入れ替わってしまう身体の持ち主だった。自身がフェリオに助けられたようにフィンを助けたいと思い、ニードは魔女の元へと赴いた。  数年後、ニードがたまたま助けたフィンという名の少年は、夜中になると苦痛と共に性別が入れ替わってしまう身体の持ち主だった。それが実母にかけられた魔法だと知ったニードはフィンを助けたいと思い、魔女の元へと赴く。  ひとつの文に色々詰め込もうとして長文にすると意味が読み取りにくくなります。重複する箇所を減らして短文でまとめるが吉。  それからフェリオ出さんでもいい。恋に理由はいらない(笑)。 >ところが性別が入れ替わる度に苦痛があると知った魔女は、すぐにフィンの魔法を解いてくれた。男児と女児の両方を魔女は欲しかったのだが、フィンの意志を無視するつもりはなかったのだ。  ところがニードの話を聞いた途端、魔女はフィンの魔法を解いてしまう。性別が入れ替わる度に苦痛があることを彼女は知らなかったのだ。    ……面倒くさくなってきたのでこの辺の「誤読されにくい文章」の書き方については  本多勝一『日本語の作文技術』『実戦・日本語の作文技術』(朝日新聞社)を参考にして下さい。文章について以外の政治的思想に洗脳される危険性がありますが(笑)。 実例>的確な日本語があるのに、わざと追放して侵略者の言葉を歓迎する植民地性・家畜人ヤプー根性・奴隷根性・誇りなき民族。だから俺はこの種の植民地言葉を「家畜語」と命名した。  (本多勝一『実戦・日本語の作文技術』より引用)  大丈夫、私もまだすべては理解してません(泣笑)。 後半はまだ設定と落ちがきちんと決まっていないみたいなので言及はさけますね。 >心に棚を持て  横倒しにすると上をブルートレインが走行できそうなくらい作ってみました。 >はせがわみやび さん、夕斗さん、のあらすじ。  今、ちょっと熱っぽいのでパスします。  薬飲んで寝ます。病院には行きました。診断名は風邪。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1149 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 雛菊ちゃん萌え〜だにょ。 No.1150 投稿日 2001年4月19日(木)22時35分 投稿者 いか  冗談なのでほっといて下さい。え、なんの話?(謎)  引っ越し、土曜日に終了。電球もテレビも無い部屋からオサラババイバイエンジェルです。日曜日の知り合いの結婚式から続いて、やっと時間ができました。なら、題名は何ですか?>自分  部室で某漫画を読んで、初めて「心に棚を持て」の意味が判りました。納得。最低(笑)。 「空の飛び方 翼の動かし方/いか2」(あらすじ2)  説明不十分はさておき(いや、問題なんだけどさ)、なんか余計なものまでつっこんでいる気がするのはどうしてでしょうか。あらすじで完全な説明が出来ないのだから、事実だけを伝えればいいもんだとばかり思っていたんですが。  書き方云々に関しては書き直しの時にまとめてします。かなり血迷っているので。  ここで設定を説明をしてしまうと、予備知識を与えることになって、あらすじを判ったつもりになってしまう可能性があるような気がしますが。相手を信じて、ある程度説明した方がいいのですかね。 >有翼人の翼を切る理由  人間は見た目で差別するものだから。ウッディがイジメられるのも同じ理由であることで強調させています。とりわけ差別を問題視しているわけではないのですけど、そういう「現実」があるということを示すためでもあります。 >双子の理由  もちろん理由はあります。そうでなければ、こんなファンシーでベタベタな設定は私は使用しません。しかし、あらすじに書くほど必要のない事柄なので、ステップ2(?)「プロット・設定」で説明をします。ステップ2まで行けたらの話ですが(笑)。 >翼のない人間による空を飛ぶ方法 「考えれば空を飛ぶことができる」ことが重要であり、「空を飛ぶ方法」はどうだっていいのです。でもまぁ、魔法を研究している人と話しているのですから、答えは魔法なんですけどね。ちなみに、魔法の力は限りなくRPGに近い方法をとっています(使える者は使える理論)。まぁ、限定はされていいるのですが。 >夢と現実の話  こう書くと、夢が現実に潰されるようにとられますが、夢と現実は等価値だと私は考えています。と、いうよりも現実を見ない人間が夢を叶えることはできないですし、現実は人々の夢によって作られているものだと。この話の大人は自分たちのエゴによって動いているわけではありません。「翼を切り取らなくてはならない」ではなく「翼を切った方が幸せである」、そう考えているから双子の所へ向かったわけです。――とまぁ、書いたわけですけど、双子の取り巻く環境(どうして、ほかの有翼人のいる村に住まないで森にいるのか、とかね)を説明しないことには判るわけがないんですよね。まぁ、そのへんも追々ということで。 >ファレストの存在意義  何かの本で、重要なキャラクタはあらすじに書き記すと書いてあるのを読んだので、その通りしました。森に住む子どもがが双子であることと同じ理由なので、その箇所はあえて記してしません。  以下、あらすじ。  人間の暮らしに憧れ、人から差別をされないために翼を切り取ることを選んだ有翼人の村があった。村の子どもであるウッディは手違いで瘤のように背中に残っている。それが理由でファレストを中心にした子ども達に虐められる様になり、初めから翼を切り取らなければ、虐めもなく空を飛べると考えていた。  遊び相手がいないウッディは、出入りが禁止されている森の中に出かけ遭難する。さまよう内に小屋を見つけ、空の飛べない双子の有翼人と出会う。そこで二人と仲良くなり空を飛ぶ方法を考え始めた。  帰り道を教えもらい、森を抜け大通りを歩いていた。途中、魔法の研究の為に村に向かうディーフと出会い同行する。その間ディーフに空の飛び方を訊ねるが、魔法を使えば飛べるとしか答えず、逆に質問で返してくる。質問の意図をウッディはまだ掴めない。  家と小屋を行き来する毎日が続く。数日後、ウッディの行動に気付いたファレストは尾行し、双子のことを知ると大人達にその事を話す。ウッディが家に帰ると大人達が双子の元へ向かうことを知り、その行為を止めさせようと抵抗するが、倉庫に閉じこめられてしまう。しばらくの間、中で泣いているとその声を聞きつけたディーフが扉を開けてもらい、状況説明をする。ウッディは自分の足では間に合わないことも告げ、空の飛び方を再度訊ねるが、ディーフは前と同じことしか答えない。ウッディは考えた末答えを導き出し、魔法の翼を広げ空を飛び二人の元へ向かう。  小屋に着いた時すでに大人達が二人の手を引いていた。ウッディは翼を切らないでくれと懇願するが、二人は笑みを浮かべその申し出を断る。数日後、二人の翼は無くなり村に住むことになった。ディーフも目的を終え村を去ろうとした時、ウッディは外の世界が見たいとついていこうとする。ディーフはまだこの場所で知るべき事があると告げ村を出ていく。ウッディはその意図について考える。  あらすじ指摘は21日以降までおあずけということにしてください。数日、ネットが出来ないと思うので。多少気になることはありますけど、次と云うことで。  上の削除は私です。ちょっち、しくりました。 -------------------------------------------------------------------------------- ちょっと訂正 No.1151 投稿日 2001年4月19日(木)23時26分 投稿者 弟切 千隼 カゲロウ目のカゲロウに関して、前回の書き込みに訂正すべき個所を発見しました。 どうでもいいと言えばどうでもいいことですが、ここ「よみかく分室(仮)」は原理的には全世界に開かれていますので、全世界に誤った情報を発信してしまうのを防ぐために、訂正します。 カゲロウ目のカゲロウは、必ずしも一日で死んでしまうとは限らず、数日間生きていることもあります。 けれども、成虫になってしまうと何も食べない、というか食べられないので、幼虫の頃に貯えた養分が尽きる時が寿命が尽きる時です。それには数日かかることもあるのですね。 カゲロウ目のカゲロウの成虫は生殖用に特化していて、消化器官も口さえも備えていません。 東京は都心にも割と緑が多くて、ウスバカゲロウはかなり棲息しています。しかし、カゲロウ目のカゲロウの幼虫は水のきれいな渓流にしか棲めないので、成虫も山奥に行かないとあまり見られません。 渓流釣りをされる方なら、ヤマメやイワナの主食である川虫を御存知でしょう。あの川虫のうちの多くが、カゲロウ目のカゲロウの幼虫です。 > 「気高い」と「高貴な」 「高貴な」は、ほとんどの場合に人柄や精神性に関係なく、外から見た「身分の高さ」を示す言葉として用いられるようですね。ですから、シンデレラはともかく、王子は王子であるというだけで「高貴な人」であることは決定しています。 「気高い」はもっと精神的なものを指す言葉で、あえて一番近い意味の言葉を探せば「気品がある」ではないかと思います。「精神的に高貴な」と言い替えられるかも知れません。 上記のように考えると、「高貴な」人が「気高い」可能性は高いですが、常にそうとは限りません。逆に「高貴でない」人が「気高い」可能性も大いにあることになりますね。 -------------------------------------------------------------------------------- 暗中模索 No.1152 投稿日 2001年4月20日(金)00時38分 投稿者 山内 涼  誰かの作品を、おかしいとこを探しながら読むなんてこと、いままでまったくなかったので、ほんとうに手探りでやってみました。シンデレラは自分のためになるけど、あらすじの指摘は、自分のためになるうえ、ひょっとしたら指摘した人のためにもなるかと思って、できるだけ提出されたあらすじを一生懸命読んで、自分なりにおかしいとこ指摘してきたつもりです。  が、よくよく考えてみると、シンデレラをクリアしてない→思ったことやいいたいことをそのまま文章にできない→自分が意図したようには他人に伝えきれてない、という可能性があることに、いまさらながら気づきました。  新木さんが、「根っこ」を考えろと書いていたのを、人のあらすじ読むときは心掛けようとしてましたが、自分の考えを書くとき、こっちでこそ気をつけるべきだということを、身をもって思い知りました。うん、言われただけではわからない。ああ、凡人の悲しさよ。  というわけで、自分の課題をきちんとこなしてから、あらすじの指摘をしようと思ったのでした。  せっかく書いたあらすじなのに、私に見当はずれの指摘をされて、憤慨なさるかたがおられたのなら、なにぶん未熟者のしたことだからと、寛容な心で受け流していただきたいところです。  で、シンデレラ。ちょっと遠ざかっていたせいか、なかなかいいネタが浮かびません(自主ボツの嵐)。丸二日考えてんのに。  明日以降復帰します。 >光学異性体  すみません。他のかたの書き込みを見ても、それが何かさっぱりわかりません。これは質問掲示板に書くと、誰か教えてくれるんでしょうか。  話自体には、必然性のないものとして、こちらでは決着ついたようなので。  女子学生もケーキ屋さんも知ってることなので、そうとう常識的なことなのかも知れませんが、よろしければおばかな私に、それが何か教えていただけると……。 >茶羽根さん  せっかくお詫びしていただいたのですが、私に対しては、茶羽根さんが謝ることはありません。私が意図していない感情を抱かせてしまう、私の書き方が悪いんですから。  せめてもう少しマシになるよう、シンデレラで修行してきますので、今回のことは笑って水に流していただけると、うれしいです(←虫のいい私)。  私がシンデレラをクリアして、短編課題に進んだときは、よろしくお願いしますね。ボツになるどころか、それ以前に書き込めるネタを思いつかない今のままでは、相当遠い将来のことになるかもしれませんけど…… -------------------------------------------------------------------------------- あはあは(力ない笑い) No.1153 投稿日 2001年4月20日(金)01時52分 投稿者 はせがわみやび  たしか高校で習ったようなと調べもせず、サボったわたしが悪かったですぅ。  ごめんなさい。  ってゆーか、もっとわかりやすいネタのほうが良いかなー。  うう、しかし、星くずは偉いよなー。説明なくても最小限で楽しめるように書いてあるもんなー。くー、テクニカルタームをいきなり使わないくらいの気は使っているはずなんだが。ミスったっす。しくしく。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1154 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ課題 No.1155 投稿日 2001年4月20日(金)03時41分 投稿者 みっちゃん 無欲なシンデレラ  みっちゃん7 ○お城のパーティー ・パーティーの余興に呼ばれた魔法使いが、シンデレラをパートナーに魔法を披露する。 ・火を出そうとして間違え、悪魔を呼び出す。 ・悪魔、シンデレラに「なんでも願いをかなえてあげよう。金貨の山でも夜空の星でも, スーパーモデルのような体型にもしてあげよう」 ・「それではワインに酔ったので、お水をコップに一杯」とシンデレラ ・悪魔、あきれて帰ってしまう。 ・シンデレラ、悪魔を退治して、注目を集め、王子に見初められる。 みっちゃん8 ○お城のパーティー ・王子に謁見できる列に若い女の客はみんな並んでいる。 ・シンデレラも列の最後に並ぶ。 ・老婦人、並ぼうとしていたが、順番が閉めきられる。 ・シンデレラの順番がやってくるが、辞退して、老婦人に順番を譲る。 ・老婦人、実は王子の乳母で、シンデレラが順番を譲った話を  王子にする。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id=biohazard -------------------------------------------------------------------------------- No.1156 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1157 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1158 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1159 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- あらすじ2 No.1160 投稿日 2001年4月20日(金)12時40分 投稿者 はせがわみやび  「鏡の国のダイエット」/みやび1(800字/2回目)  通学路にできた喫茶店には、若くハンサムなマスターがいて女学生たちが通い詰め。  美春もそのひとりだったが、さすがに毎日ケーキばかりではお腹のあたりが気になる。  「いくら食べても太らないケーキがあったらなあ」との友人のひとことに、祖母が残したガラクタの山をふと思い出した。  納屋を漁ると、古ぼけた姿見と取説が出てくる。姿見は、鏡の中の自分と入れ替われる魔法の鏡だった。ただ、「鏡の中の食べ物は栄養にならないから食事は家で取ること」と祖母の注意書きが添えてある(注1)。その注意書きを読んだことだけ覚えていたのだ。  美春は、登校前に鏡の中に入り、帰宅すると鏡から出るという生活を始める。  それからは、マスター特製ケーキを食べつつ美形のマスターを見つめる日々。  だが、店に同じように通い詰める美人の恋敵がいてなかなかマスターと親しくなれない。  しかも、なぜかどんどん太っているような気がする。そんなおり、美春の友人たちが、店の「ケーキ食べ放題」への参加を持ちかけてきた。さすがにひるむが、商品のプール券と恋敵の挑発に負けて参加を決意する美春。  ところがイベントの朝、美春は不注意から鏡を割ってしまう。友人たちの手前、勝負を断るわけにもいかずに喫茶店へ。  ケーキの山で一番多いのは、美春が好んで食べたマスター特製のケーキだった。それはマスターの好意だったのだが、思わず美春はげんなりしてしまう。美春を見たマスターは勘違い。いくら食べても平気なケーキを用意したからと励ましてくれる。このケーキは鏡に映したような材料を使っているから、栄養にはならないのだと。なぜ、太ったかを理解してがっくりするが、もう後には引けない。  辛うじて勝負には勝つが、当分ケーキは見たくない。マスターのおめでとうの言葉に少しだけ立ち直る。美春はプールの日までにやせられるかしらと考えつつ家に帰るのだった。 注1:鏡の中の食べ物は、光学異性体だから食べても吸収できないという設定。 ※光学異性体  右手と左手の関係にあるような物体同士のこと。  両手の手の平を上にして、水平にスライドさせて重ねてみよう、うまく重ならないはずだ。  そこで、片手だけひっくり返して、手の甲を上にしてみる。これで、水平に移動させると、親指が親指に、小指が小指に重なるようになるはずだ。  こういう関係にあるものを、光学異性体っていう。  今度は、片手だけ鏡に映してみる。鏡の中のその手は、もう片方の手とそっくりになっている。つまり、光学異性体っていうのは、鏡に映せば重なる構造をしたものなんだね。  だから、鏡の中の世界は、こちらの世界の光学異性体になっているだろう――という、ヘンな理屈なわけ。  世の中の物質には、この光学異性体の関係にあるものがある。というか、ふつうに作られると、両方ともできるものなんだな。  右手になるか、左手になるかは偶然。  ところが、地球上の生物を形作っている物質というのは、このうちの片方だけでできている(このあたり、文句がきそうなほど大雑把な説明です)。たぶん、なにかのきっかけで最初の生物が一方しか利用しなかったんだろう、と。 ※説明まずかったら、ご指摘願いますm(__)m  だから、地球の生物を良く調べないで、食べ物を安易に合成して作ったら、右手的なものと左手的なものとが混ざったものができちゃった。なんてことになりかねない。  ところが、地球上の生物は、一方しか使っていないので――食べられる生き物は一方しか使ってないので、食べるほうも両方とも吸収できる必要はない――吸収できるのは半分、ということになる(という理屈を使ったのが、「時の果てのフェブラリー」のタイガー・バターで、もうちょっとひねって、異星の生物は全部食べられても、まったく食べられなくても不自然だ、って書いたのが星くずの最新作だ)。  食物の光学異性体は、必ずしも「吸収できない」ではすまなくて、「毒」という可能性もある。だから、鏡の中に入って食事したらまずかろう、とか。  でも、まあ、そもそも鏡の中に入れるのか、とか。入ったら、入っただけではすまないのでは、とか、そこまでハードSFには考えないでおきましょう、と。 ※オチの説明(笑)  ようするに、鏡の世界に行ったら、そこで出された食べ物が鏡に映したような食べ物だったので、元に戻ってしまうという理屈。  鏡の中の美春が、例えば、手紙をもらったけど読めない(鏡文字だから)という場面で、もう一度鏡に映して読む、というエピソードがあれば、わかりやすいだろうと思う。 -------------------------------------------------------------------------------- どないなってんねん No.1161 投稿日 2001年4月20日(金)19時21分 投稿者 藤極堂 >新木さん >いかさん >あらすじで完全な説明が出来ないのだから、事実だけを伝えればいいもんだとばかり思っていたんですが。  書き方云々に関しては書き直しの時にまとめてします。  「あらすじだけでは完全な説明はできないのだから、事実だけを伝えればいいもんだとばかり思っていました。だから書き方云々に関しては書き直しの時にまとめてするつもりでした。余計なものまでつっこむのはやめてください」  という意味なのでしょうか?  いかさんではなく新木さんに、ご質問いたしますが、この「短編蟻地獄」では、提出する「あらすじ」に存在する誤読を誘う表現や、誤字、脱字、文章の乱れ、等を指摘することはNGなのでしょうか?  私はこの「あらすじ」を応募原稿に添付する「あらすじ」に準拠したものだととらえておりました。  それが第三者が読むとわかっている文章、批評を受けるとわかっている文章、に対する心構えと覚悟だと思っておりましたが、私の勝手な思い違いだった可能性も確かにあります。  だとしたら、いかさんと、茶羽根さんに対してついて不適切な指摘をしたことをお詫びいたします。  それから >ここで設定を説明をしてしまうと、予備知識を与えることになって、あらすじを判ったつもりになってしまう可能性があるような気がしますが。相手を信じて、ある程度説明した方がいいのですかね。  と、ありますが私は別に説明を強要しているわけではなく純粋にわからないとのべているだけですので説明の必要はありません。  「説明不足」の箇所を指摘するとき「?」で終わらせるのではなく「〜なのかどうか私にはわかりません」にした方が誤解を招かずにすんだかもしれませんね。お詫びいたします。  それから、こういう「設定を説明をして予備知識を与えること」に対する新木さんのお考えもできればお聞かせ下さい。 >「空の飛び方 翼の動かし方/いか2」(あらすじ2)  みちがえるように読みやすくなっていますよ!  たいへんうれしいです。  まだ述語のねじれている文章も脱字もありますが意味が読みとれないレベルではありません。安心しました。  それからちゃんと自分の言葉で手直ししているのが高得点です。 >家と小屋を行き来する毎日が続く。数日後、ウッディの行動に気付いたファレストは尾行し、双子のことを知ると大人達にその事を話す。  ここの圧縮具合がとてもよい感じです。技術があるのに何故、出し惜しみをするのですか? >あらすじ指摘は21日以降までおあずけ  「いかさんが、他の人のあらすじを指摘するのがおあずけ状態」なのか  「いかさんのあらすじを他の人が指摘するのはおあずけということに」  なのかわからないので私は指摘をやめておきます。 >見当はずれの指摘をされて、憤慨  誤読や誤解というものは減らすことはできても根絶することはできない物だと私は思っています。  ですから私も見当はずれの指摘をしてしまいひんしゅくを買うことがありましたし、この先もきっとあるでしょう。  それが決して許されることのないミスだというのであれば私はこれ以上ここへ書き込むことはできません。  「よみかく分室でのあらすじの指摘の仕方」がわからないのは私も同じですので今日はお休みします。 -------------------------------------------------------------------------------- >いかさん No.1162 投稿日 2001年4月20日(金)21時52分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >いかさん >説明不十分はさておき(いや、問題なんだけどさ)、なんか余計なものまでつっこんでいる気がするのはどうしてでしょうか。あらすじで完全な説明が出来ないのだから、事実だけを伝えればいいもんだとばかり思っていたんですが。  私も、この間までそのへんの事がわかってなかったのですが、あらすじで完全な説明ができない要素は、あらすじには入れるべきではないんですよ。におわせるべきでもないと思います。  もちろん、イマジーさんの「天使を殺す理由」と同じで、つっこむべきでない所もまじっているのだと思いますが。  この事は、100くらい前に、新木さんやみやびさんが私のあらすじをつっこんだ時に、くわしく書いてありました。(って見てますよね) >双子の取り巻く環境(どうして、ほかの有翼人のいる村に住まないで森にいるのか、とかね)を説明しないことには判るわけがないんですよね。まぁ、そのへんも追々ということで。  「双子を取り巻く環境がわかれば、なぜ、大人たちが双子の羽を切りに行くかがわかる」、というのであれば、あらすじで双子を取り巻く環境を説明するべきだと思います。あらすじの中で、「大人たちは村の中の有翼人だけでなく外の有翼人にも翼切りを強制する」事が書かれているからです。  双子を取り巻く環境を説明すれば「双子がなぜ翼切りを受け入れるか」も、わかるのではないですか?  「有翼人の翼を切る理由」「双子の理由」「翼のない人間による空を飛ぶ方法」「ファレストの存在意義」について、意味がないとつっこむのは、私はあまり意味がないと思います。イマジーさんの「天使を殺す理由」と同じで、それはいかさんの考え方というか、方向性の問題だと、私は思いますし。  ついでにつっこみます。  いかさんのコンセプトは >『翼を切りとる村に生まれた有翼人が、空を飛ぶ夢と現実を知る話』 でしたよね。 >現実は人々の夢によって作られているものだ  という事なら、「空を飛ぶ夢によって空を飛ぶ事が現実になったからウッディは飛んだ」のですか?「空を飛ぶ夢」と「空を飛ぶ現実」、夢と現実の関わりを認識したから、飛べた、という事ですか?  それから、ディーフが村で果たした目的ってなんですか?ウッディを飛ばすことですか?    自分のあらすじを早くやれって感じですよね。 -------------------------------------------------------------------------------- よーしいくぞ! No.1163 投稿日 2001年4月20日(金)23時16分 投稿者 唯野教授 お待たせして申し訳ありません。ようやっと八百字あらすじが書けました。 「永遠の孤独(仮)/唯野」(あらすじ/1回目)  主人公の家の近くの公園では、深夜にナイフによる殺人事件が頻発していた。しかし腕の立つ魔法使いの主人公は、家に誘った警備会社の同僚と共に、真夜中にこの公園を通ることにした。その方が近道だし、あわよくば殺人犯を自分たちで捕まえてやろうという魂胆があったのだ。  公園に入ると、彼らは虚ろな目をした男と出会う。警戒する主人公たち。男は人探しをしていると言ったかと思うと、ナイフで襲いかかってくる。素人同然の動きの男を、主人公たちは護身用のステッキで難なく打ちのめす。しかし、男は打撲も骨折もあっという間に回復してみせる。男は不死者であり、不死身の仲間を見つけるために殺人を繰り返していたのだ。主人公たちの強さを知った男は、これだけ強いのだから彼らも不死身かもしれないと考え、いくら攻撃しても執拗に襲いかかってくる。  治癒術など及びもつかぬ男の再生能力に恐怖を感じた主人公たちは、いったんは逃げようとする。しかし、公園内には男の作った罠が無数にしかけてあり、無闇に逃げ回るよりここで倒しきるべきと主人公たちは判断する。  様々な方法で戦う内、炎が多少有効なことがわかる。男をバラバラにして焼く方法を取る主人公たち。再生せず、一度は殺しきったかと思われた。しかし同僚がステッキから男の血を拭おうとして指にその血を付着させたとたん、瞬く間にその全身を食い、男は復活してしまう。主人公は、男の細胞が一つでも残っていれば、周囲の有機物を取り込んで復活してしまうと考え、左腕一本を犠牲にする強力な魔法で男の全身を焼き尽くした。跡形もなく男が消滅したのを見て、安堵と失血の為に彼はその場に倒れる。  一週間後、その公園で、ある警官が不審な男を見つける。職務質問をしてみると、その男は「人探しをしている」と答えた。 むう、よく考えたらあらすじ書くのってはじめてかも。皆さん突っ込みよろしく。 そういえば、ふと思いついて、参加者の一行コンセプトを並べてみました。 やの(茶羽根) さん「男じゃないと好きになれないと思っていた男が、好きになるのに性別は関係なかったんだと知る話」 幽界寺さん「カップルが誤解から喧嘩をして、仲直りする話」 イマジーさん「報われぬ恋をしてしまった少年の話」 いかさん「翼を無くした主人公が、空を飛ぶ話」 唯野「殺人を繰り返す狂った不死者が、殺されたと思われたがやはり死んでいなかった話」 こうして並べてみると、私のだけ浮いてますな……。 >「スケッチブック(仮)/夕斗」(あらすじ/2回目) >そこには患者の楽しそうな表情などが描かれていた。   自殺を考えている人間が、「楽しそうな表情の絵」なんて描くでしょうか? もっと病的なものを描くものだと思うんですよ。 >スケッチブックには主人公が書いた文章 なんで口で言わずにわざわざスケッチブックにこっそり書いておく、なんて方法を取ったのかわかりません。   -------------------------------------------------------------------------------- 再提出 No.1164 投稿日 2001年4月20日(金)23時42分 投稿者 幽界寺  うーん、ただのあらすじだけでこれだけ違う意見が出てしまいました。そして、その意見を参考にしつつ、書き直しをしていたらほとんど違う話になりました。……これでいいのかな? 「些細なこと」幽界寺1/(800字/2回目)  祐樹は一人暮しの大学生だった。彼には亜衣という名の彼女がいた。亜衣とはたまたま住んでいた部屋が隣同士で知り合いになったのだ。そして、祐樹はその穏やかで優しい性格に惹かれ、亜衣とつきあうようになった。  しかし、そんなところに祐樹の妹が現れた。彼女は久々に会った喜びとちょっとした甘えで兄に昔と同じように抱きついた。それはほんの冗談でしかなかったが、そこにちょうど運悪く亜衣が部屋に入ってきた。それを見た亜衣は何も言わずに走り去る。  祐樹は後を追いかけて誤解だと弁解するが、亜衣はただ首を横に振るだけで、それを聞き入れようとはしなかった。普段は大人しい彼女にも激しい一面があった。その態度についかっとなった祐樹は亜衣を怒鳴りつけてしまう。祐樹にも短気な面があったのだ。今度こそ泣いて走り去る亜衣。  祐樹にその後を追いかけることはできなった。彼は亜衣に対して怒鳴ったことに激しく自己嫌悪した。  そして、その混乱した思考の中で祐樹は亜衣に嫌われてしまったのではないかという思いに捕らわれる。しかし、祐樹はそんな思いを抱きながらも何をすることもできず、ただ悩むことしかできなかった。  次の日、いきなり亜衣の部屋の方から、悲鳴が聞こえてきた。それを聞いた祐樹は無我夢中で彼女の部屋に飛び込んだ。何事かと尋ねると、亜衣はゴキブリ……とだけ言って震えていた。  祐樹はあまりの馬鹿馬鹿しさに大笑いする。亜衣は「笑うなんてひどい」と抗議する。そこにはギスギスした雰囲気はなく、いつもの関係がそこにあった。  そして、祐樹は笑うのを止めると亜衣を強引に抱きしめて、「無事でよかった」と囁いた。全てが亜衣も「うん……」と短く答え、祐樹の胸に顔を埋めた。  こうして二人はいつもの関係に戻った。 >下宿とアパートとマンションの違い  ……下宿の意味は間違えていました(恥)。 >「スケッチブック(仮)/夕斗」(あらすじ/2回目)  どんな重傷で耳だけが聞こえなくなのか、想像しにくいです。もう少し詳しい説明が欲しいです。  楓は自分の中に閉じこもっているのに主人公の病院には遊びに来るんですか?  男の子が覗こうとして楓は慌ててスケッチブックを閉じるってありますけど、楓はその男の子を描いているのに、いきなり見られそうになって慌てるのは変だと思います。  楓が呆然として、しかも次の日の態度が急変するなんて、一体その主人公はどんな文章を書いたんですか?   男の子に微笑んで、さらにそのあとに主人公の書いた文章で違う笑顔を見せるようになったって、楓が二回立ち直っているように見えます。 >「鏡の国のダイエット」/みやび1(800字/2回目)  マスター特製ケーキって食べても太らないケーキってことですよね。なら、どうしてそれが宣伝文句になってないのでしょう? 甘い物好きの女性にとっては夢のようなお菓子だと思います。    ケーキ食べ放題の商品って、これマスターとプールでデートできるってことですか? しかも、商品があるってことは勝負ですよね? 大食い? 早食い? どっちにしても、好きな人の前でやる勝負ではないような気がするのですが。 -------------------------------------------------------------------------------- なるほど、そこが疑問になるのか。 No.1165 投稿日 2001年4月21日(土)01時23分 投稿者 はせがわみやび >> マスター特製ケーキって食べても太らないケーキってことですよね。なら、どうしてそれが宣伝文句になってないのでしょう?  美味しくないからです。  ……って答えだけだとあんまりかな(^^; 生物は、栄養になるものを美味しく感じるように進化してきているっていう発想が基本にあるからです。  物語りの中の時系列順に言うと、  ・友人たちとの会話。「太らないケーキが欲しい」  ・美春、鏡の中に行く。  ・マスター特製ケーキ(太らないケーキ)が棚に並ぶ。  ・友人&美春、さっそく食べるが、友人たちは「あまり美味しくない」といい、美春のみ美味しいという(春美にとっては、このケーキは元の世界のものを食べているのと同じだから)。  ・結果的に、マスターの目には、美味しそうに食べてくれるのは美春だけと映る。  マスターは、なるべく美味しく作って、お店の宣伝にしたかったんだけどね(^^; でも、たしかに今のあらすじじゃ、ここまでわからないよなあ。どうしようかな。 >> ケーキ食べ放題の商品って、これマスターとプールでデートできるってことですか? しかも、商品があるってことは勝負ですよね? 大食い? 早食い? どっちにしても、好きな人の前でやる勝負ではないような気がするのですが。  そのとおりです。だから、「さすがにひるむ」とか「恋敵の挑発に負けて」と書いたんだけどね。  ちなみに、大食いです。  参加者3〜5名で、**個食べれば只(もしくは、半額)っていう感じ。  これなら、残りを美春に押しつければ、他の友人たちはほどほど食べられて、とても嬉しい(笑)  健康な高校生にとっては、色気より食い気なのです。  あ、主人公が葛藤するようなシチュエーションに叩きこまれたほうが面白いからって答えたほうが良いのかな(^^; -------------------------------------------------------------------------------- 補足 No.1166 投稿日 2001年4月21日(土)01時37分 投稿者 はせがわみやび >>ケーキ屋のケーキ食べ放題イベント  というイベントそれ自体は、勝負ではないです、ってゆーか、そうは書いてないはず。 -------------------------------------------------------------------------------- 1日一本シンデレラ No.1167 投稿日 2001年4月21日(土)03時16分 投稿者 みっちゃん みっちゃん9 ○お城のパーティー ・今日はめでたい王子様の誕生パーティー、立食形式で料理が並ぶ。 ・とても貴重な胡椒を今日の料理にいくらでもふりかけてよいと、  テーブルに置かれる。 ・貴族達、ここぞとばかりに、取り合って料理にかけまくる。 ・シンデレラ、かける順番を次々譲っているうちに、  胡椒が無くなってしまう。 ・胡椒をかけた貴族達、くしゃみが止まらなくなる。 ・ダンスの時間が始まるが、みんな踊れなくなる。 ・王子と踊れたのはシンデレラだけ。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id=biohazard -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1168 投稿日 2001年4月21日(土)03時50分 投稿者 むに >同じ印象を読者に与えるために、ふたつのやりかたがあるとして……。その場合、より短いほうが良いのでは?  視点の話に置き換えると分かると思います。 ---------------- A 男は俺の背中に銃を突き付けてニヤリと笑った。 ---------------- B 男は俺の背中に固いものを押し付けた。 横の窓ガラスを見ると、銃を手にした男がニヤリと笑う姿が映っていた。 ---------------- この二つ、Aの方が短いです。 しかしAの方が良いとは限りません。 Aのやり方もあって良いと思いますが、Bのやり方もあって良いはずです。 Bの方が視点に無理がない。 これは視点に限った事ではありません。 認識すべての基準となる点を考えると、前回の話(女の子二人のチャット)も分かると思います。 長いバージョンの方が認識に無理がない。 確認しますが、ここまでは分かりましたか? 分からないと、話を先に進めても空転するだけなので、 >これってつまり、いまシンデレラ迷宮でやってること、そのものじゃないの?< この点については確認後に説明します。 -------------------------------------------------------------------------------- あれあれ? No.1169 投稿日 2001年4月21日(土)05時52分 投稿者 はせがわみやび  それ、反論になってませんよ? >むにさま  ちゃんと、最初の例題(1072)を使って、どうして認識に無理があるのか、説明しないとだめですよ。例を変えてしまっては、だめです。  書こうと思って自明だからと控えたレスを書かないとダメなのかなあ。  以下、1071番へのお返事です。 -------------- >>しかしこの状態から最後の一行を取り去ったら、「べつに」から「A子はB君のことが好きらしい」ということにはなりません。          ・・・  それはそうです。だから、最後の一行を入れてるんですけど……。 >>作者の思惑を取り外したら「A子はB君のことが好きらしい」という結論を支えるだけの強度がないわけです。  質問です。 >>脈あり。わたしはそう判断した。  という文が、「作者の思惑を取り外した状態を考えずに補強」で、 >>A子の嘘はチャットでも分かる。いつもは文字数の上限ぎりぎりまで書き込むのに、嘘を書くときは極端に短文になる。  という文が、「作者の思惑を取り外した状態を考えて補強」しているという根拠は、どこにあるのでしょう?  どう考えても、わたしの感覚では前者のほうがマシなんですけど。だって、後ろのほうは、A子が嘘をついているって地の文で書いちゃってますよ? そんなのエピソードでもなんでもないじゃないですか。それ、説明です。  「説明するな、描写しろ」って……それって小説の基本だと思うのですが。  ひょっとして、むにさんって、地の文でちゃんと「説明」されていないと、不安になっちゃうタイプなのかな? 「彼が彼女を愛している」っていうとき、そう書いていないで描写だけですましてしまうと、確定できなくて気持ち悪いって思っちゃうのかなあ……?  みやび -------------------------------------------------------------------------------- あちゃーおちゃー玄米茶 No.1170 投稿日 2001年4月21日(土)10時10分 投稿者 いか  家からではネット回線を繋げることができないので、学校からの書き込みです。  地図が歪んでいたり間違っていると使い物にはなりません。一番はじめに出した私のあらすじはまさに使い物にならないものでした。誤読を誘う表現や、誤字、脱字、文章の乱れ、はっきり言ってこれは読み手に対して失礼でした。その指摘こそ、この「短編蟻地獄」には一番必要なのでしょう。これに関しては何も言いません。思慮が足りないばかりに誤解を生んでしまいました。すいません。  私の考えでは、あらすじというのは地図のようなものです。川を物語の本筋とするならば、そこの周りにある建物のマークが設定であり、目印でしょうか。そのマークで説明されているのは名称くらいなもので、実際になにをしているのかは説明していません。しかし、川の流れを掴むことが目的なのですから、そこにあることを確認できれば十分なのだと。 「よけいなこと言っているなぁ」と思ったのは、設定もプロットも読んでいない状態で内容に関して指摘ができるものなのだろうかという点です。もちろん、あらすじを読む限り内容がどっちつかずだったり、展開があまりにも飛躍してしまったりする場合は、指摘対象にはいるのだと思いますが。問題は、あらすじを読める状態にすることが「ステップ1」だと思っていたので、まだ先は長いんだから(設定、プロット、本編……かな)、そこで指摘しなくてもいいんではないかということです。あらすじの裏側に潜む大逆転があるかもしれないですよ。大逆転って、なんだ>オノレ  以下、レスです。 >>藤極堂さん >「あらすじだけでは完全な説明はできないのだから、事実だけを伝えればいいもんだとばかり思っていました。だから書き方云々に関しては書き直しの時にまとめてするつもりでした。余計なものまでつっこむのはやめてください」  指摘されないと間違えが判らないやん。書き込んだときは「俺って、完璧だぜ〜」と思っているはずなので(現にそのときは大丈夫だと思っていました。いや〜恥ずかしい)。書き方云々というのは、指摘に対して「そうですね」と応えるよりも「あらすじを書き直して、今度は見返してやる」という意味でしかありませんでした。思慮が本当に足りませんでした。本当にすいません。「余計なものにつっこむな」に関しては、結局、レス返しているでしょ。本当に余計なことだと思ったら、誰もレスを返したりはしませんよ。……余計なものって、レスで返したの(双子の理由とか)だよね(どきどき)。 >21日以降  この書き込みのトップに書いたとおり、家でネット回線を繋げることができない状態です。人様の指摘をするならばもう少し落ち着いた状態でやらないと勘違いする可能性があるので、21日(夜以降)から考えたいと思います。という意味です。 >見当はずれの指摘をされて、憤慨  自分のヘボさに憤慨しましたけど、指摘に関しては思った以上にきれいに指摘されたので、まったく問題ないのですけどね。怒っているようにみえたのかなぁ。ただ、ここで設定を出さなくてもよいだろうから、まぁ保留。の程度程度だったんですけど。 >>紺野さん  納得。これは完全なあらすじの構造ミスです。なにを間違えたって、「元々はウッディの村出身の双子」としないと、同族の翼をねらう「翼狩りの村」になってしまうことこの上ないです。これは、次に差し込みますね。 >ディーフが村で果たした目的  魔法の研究−−翼をなくした有翼人たちの行動観察、その影響などなど。それは「家と小屋を行き来する毎日が続く」の間、行動していました。ウッディに助言するのは、ディーフにとってはついででしかありません。あくまで、魔法の研究のために村に向かったのですから。 >現実は人々の夢によって作られているものだ  まだ覚めない夢、捨てられた夢、口に出しただけの夢、叶えられた夢……まだ色々ありますが、それが地層になって現実が作られているのだと思います。あそこの話は「空を飛ぶこと」に限ったことではなく、「夢が現実につぶされている」と捉えられている気がしたのでああいう風に書いたわけです。  次に書き込むときはケーブル回線で、ブイブイ言わせながら来るので、そのときは夜露死苦(阿呆) -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1171 投稿日 2001年4月21日(土)13時02分 投稿者 新木 伸 >高貴な  一般的には、「高貴」という言葉を身分をさすものであることは踏まえた上で……。  そういう身分の人が兼ね備える精神性という意味から、転じて、精神性を形容する言葉としての「高貴」ってのはダメかなぁ。ダメ? ねぇダメ?  僕としては、身分だけに限定して用いるという用法が、かえって違和感あるのだけど。  たとえば皇室の方々のイメージね。  あの方々は身分としても「高貴」であるけど、物腰、態度、気品についても「高貴」であると思う。  さてシンデレラの話で王子の精神性を云々するとき、「気高い」と、この精神的な「高貴」はまた別物だと思う。似ているところにはあるけど、やはり解像度的には一種類違う。  片方を持つ人は両方とも兼ね備えているケースが多そうだけど、無理矢理考えれば、片方だけ持っている人物像も作り出せそう。だから別物。  「気品がある」と、この「高貴」はもっとかなり近いと思う。でもやっぱり、0.5種類ぐらいは違うか。 >みっちゃん ・みっちゃん7  OK。 ・みっちゃん8  ボツ。  じつはこれ、構図的には問題なくOKなんですが、エピソードの終わりまで書いてなくて尻切れトンボになっているのでボツ。  最後のところに、「・乳母の話を聞いた王子、謁見を1人分延長してシンデレラに会い、踊りに誘う。」となければいかんでしょう。 ・みっちゃん9  OK。  これで2個目かな?  うーん。そろそろ難易度あげようかなぁ。  今回のも、コショウでくしゃみが止まらない。踊れたのはシンデレラだけ……って展開に、じつはリアリティなんて全然ないわけです。  コショウったって昔の粗挽き胡椒なわけだから、クシャミは出ないだろうし、止まらないってのも変だし。かけすぎて辛くて食べられなくなったならありそうだけど……。でもそれじゃぁ話に繋がらない。  次からはそのあたりにケチつけて、ボツにしたりします。 >みやびさん  リテイク。  なんかまたヌルいの出してきたもんで、気分的にはボツかまいしたいところだけど……。  光学異性体を使って話を持ってゆく方法はいくらでもあるので、まだまだリテイク。  だからキミはなにをやっているのかね?  なんか「光学異性体」の設定項目をオマケで付けてきてるけどさ……。  実際に書くつもりの小説のラストの部分、ちょうどオチがついてくるあたりで、その光学異性体の説明文を延々と書きたてるつもりなのかい?  もしその説明を書かないのだとしたら、どうやってオチをつけるつもりなのかい?  説明とか。もしやるなら、これは中盤付近でしょう。  タイミング的には「しかも、なぜかどんどん太っているような気がする。そんなおり、美春の友人たちが〜」のあたり。  「鏡の国の食べ物は太らないはずなのに……へんだなぁ」と思ったことをきっかけにして、化学オタクの友人にでも、主人公の素朴な疑問をぶつけさせる。そうやって「鏡の国の食べ物が栄養にならない理由」を示しておく必要があるのでは?  それはもしやるなら、エピソードとして、ちゃんとあらすじにまで書かれるものでしょう?  ……で、そうでなかったら、「光学異性体」なんてアイデアは、もう捨てましょう。  なんだか思いついたアイデアを振り回してるだけのように見えるんだが……。  どうしても使いたいというなら、アイデアの収めどころをちゃんと考えようよ。執念でもってさ。  あと鏡像世界に入れなくなる理由。  鏡を割っちゃうってのは、あまりにも安直。なんか涙が出てきそうなぐらい安直。  作者のご都合主義だよね。割れる必然なんて、ねーじゃんかよ。作者のほうの「必然」はあるみたいだけどさ。  鏡の使いすぎて負担がかかって、それでついに割れてしまった……とかいう必然的展開ならいいんだけど、単に主人公のミスで割ってしまっただけなんでしょ?  大笑い。それ笑うところ?  それから情けなくて涙が出る。  ここはストーリー上の必然としては、「向こうの世界にいけなくなる」だけでいいはず。  なにも割る必要はない。むしろ割らないほうがエピソード考えるときに制限が少なくなって、楽じゃないかね?  たとえば……。  鏡を通り抜けるとき、こちらの自分と向こうの自分とが、姿見の狭い幅をふたり並んで通り抜けるわけだけど、お腹がつっかえて通り抜けられなかった……とかじゃ、だめ?  女子高生の主人公にゃ、酷かもしれんけど。  あとやっぱり、マスターへの恋と、ライバルとの対決とが、噛み合っていないんだよね。  どっちかっていうと、ライバルとの対決がメインであるように見えてきて、マスターへの恋心とか、なんかそういう展開がうっとうしくて邪魔にさえ思えてくる。  ……っていうか、問題は、そもそも何の話なのかよくわからんってところにあるわけ。  恋敵との対決の話なのか、マスターへの恋の話なのか(だったらエンディングでなんらかの決着つけろよ)、それとも鏡の世界をちゃっかり利用しようとした女の子がしっぺ返しをくらう話なのか。  マスターへの恋心の話をやろうとするなら、マスターとのエピソードがなにもない。まったく足りていない。お店に行ってただ眺めてるだけ。具体的に関わりのあるエピソードはまったくのゼロ。  ライバルとの対決のほうは、対決を持ちかけてきたりして、すこしは入っているんだけど。  そろそろ一行コンセプトにしてみない?  つまり、これは何の話? >もうひとつ >>ケーキ屋のケーキ食べ放題イベント >>というイベントそれ自体は、勝負ではないです、ってゆーか、そうは書いてないはず。  えい。たわけ。  書いてるじゃん。↓これはなによ? >>辛うじて勝負には勝つが、当分ケーキは見たくない。マスターのおめでとうの言葉に少しだけ立ち直る。美春はプールの日までにやせられるかしらと考えつつ家に帰るのだった。 >むにさん  言わんとしていることはなんとなくわかるんですが……。  ただAのパターン。認識に無理がないとか、良い文章悪い文章という以前に、不自然であり得ない形なんですが……。  「俺」という主語を使った一人称としては、あり得ない文章。  背中に突きつけられたモノが「銃」であるとすでに認識してしまっている点。背中側にいる男が「にやり」と笑っているのを見ている点。  例にあげる文章を変更するのはかまわないんですけど、本筋ではないところに突っこまれる余地を残しておくのは、うまくないのではないかと……。 >> 男は俺の背中に固いものを押し付けた。 >> 横の窓ガラスを見ると、銃を手にした男がニヤリと笑う姿が映っていた。 >> 俺の背中に固いものが押しあてられた。銃だろう。全神経が背中に集中する。俺は背中で奴がニヤリといやらしい笑いを浮かべるのを感じとった。  これとこれなら……。  うん。たしかに、長いほうがいいですね。後者のほう。  ところで、1071の例のケースですが、一人称「わたし」で書かれている文章のなかで、主人公の「わたし」がA子のリアクションをみて、「いつもは文字数の上限ぎりぎりまで書き込むのに、嘘を書くときは極端に短文になる」――といった論理的思考を瞬時に思い浮かべるというのは、リアリティの面からいって、どうかと思います。  判断の根拠がそういうところにあったにせよ、人間、一瞬の思考の閃きとしては、「脈ありっ!」とか、「あやしいっ!」とか、せいぜいそういったものではないでしょうか。  「脈あり。私はそう判断した」という文章は、一瞬の思考で判断したC子。その描写になっているわけですね。 >いか君  あらすじっていうものには全部つっこめないのは、もう明らか。  だからどれを省いて、どれを残すかを考えるわけ。  事実のみを追いかけて全部入れるっていうのは、「なし」です。  事実であっても時には省き、その話の根幹だけを残す。今回のはだいぶ良くなったのでは? まだまだ甘いところはあるけども。  特に冒頭の翼を切り取る理由。ばっちりじゃないの。こう書いてあれば、はじめから誰からも「翼を切り取る有翼人の村」に関しての疑問は出なかったはず。若干文字数は増えてるけどね。でもこれは必要な文字数だよ。 >> 人と同じ暮らしを選び、生まれた赤子の翼を切ることを義務づけた有翼人の村がある。その村の一人であるウッディも生まれたときに翼を切られるが、手違いで翼がこぶのように残っている。成長するに従って目立つようになり、ファレストらにイジメにあっている。     ↓↓↓ >> 人間の暮らしに憧れ、人から差別をされないために翼を切り取ることを選んだ有翼人の村があった。村の子どもであるウッディは手違いで瘤のように背中に残っている。それが理由でファレストを中心にした子ども達に虐められる様になり、初めから翼を切り取らなければ、虐めもなく空を飛べると考えていた。 >藤極堂さん  いか君の書き込みは、いつも言葉が足りなくてわからんことも多いのですが、今回の件では、上のようなレスをつけました。  つまり、あらすじに詰めこむ情報に関しての質問と受け取りました。「詰めこむ」→「つっこむ」。例の発言に関しては、自分の2回目のあらすじで、指摘されたおかげで今回はいろいろつっこんでる気がするなぁ。でもいいのかなぁ。本当にこれで」というぼやきに取ったけど。違うのかな?  今回上がったものをみると、いい感じに圧縮できてるところもあるんで、いか君の掴んだ方向は間違っていないと思います。  レスっていうか(謝罪なのかな)に関しても、「つっこむ」って言葉は結局なんだったのかとか、あいかわらずよくわからんわけですが……。まあ上がってきたものは方向が間違っていないので、結果オーケーなのでしょう。僕は気にしない。  全体的に、なんだか藤極堂さん、過剰反応してるくさいです。  もっとアバウトにいきましょう。  相手が感謝してようが恨んでようが、うざったく思われていようが、こちらをナメてタカをくくっていようが、結果が出てくるならいいじゃないですか。ノープロブレム。  あとここの方針。  内容だけでなく、文章そのものへのレスは、もちろんOKです。  僕なんかは、「わかる文章」を書くことは「前提」として捉えている節があるので、文章についての指摘はした覚えがありませんが……。藤極堂さんとかがやってくれているので楽できてます。  また設定に関しては、あらすじには不要です。話を成立させるのに必要な設定は、あらすじのなかに織り込むべきだし(有翼人たちが翼を切る理由など)、必要でない設定は書かないべきです。そんな文字数の余裕もないし。  たとえば双子が出てきますが、あれはあらすじを語るのに必要な構図としては、「村の外にいる翼を持っている子供」であればOKなわけです。双子であることもあらすじ内では特に必要ない。兄弟ということは必要なのかな? まあひとりでもいいんですが、兄弟二人いてもかまわない。作者の中には、なんか双子である必然はあるんでしょうが、さしあたり、ストーリーにはからんでこないようなので、それは先のプロットなり設定なりでやるか、さもなければ本編でわかればいいわけです。  こんなふうに、話の構図に関わらない部分の説明は不用です。  おあずけの件。「指摘をもらってもなにかリアクションを返せるのは21日までおあずけ」……と、僕はそう読みました。 >唯野君  バラバラにして焼いて殺すが一滴の血から生き返るが「転」なわけね。  起承転結については確認OK。  何点か。  主人公の動機が弱い。  これが、主人公が十代の小僧だというなら、わからなくもない。  単なる腕自慢の少年が、仲間と連れだって「腕試し」にでかけていって、死ぬような目になって生き延びる話……ってことならわかる。  でも主人公は腕利きという設定。  しかも腕一本犠牲にして細胞一個残さず相手を消滅させるような、そんな対人究極魔法を使えるぐらいの腕利きらしい。そんな人物が危険に飛びこむには、それなりの理由がなければならないはず。  公園を逃げ出さず、踏みとどまって戦おうとする理由が弱い。あらすじに書いてある「罠が仕掛けられている」では弱すぎて答えになっていない。  また応援を呼ぼうとしない/来ないのが不自然。魔法のある世界だから、こちらの世界の常識(携帯電話の存在)は通用しなくてかまわないわけだけど、それにしたって、魔法による通信手段とかあるわけだろう。主人公は魔法使いなんだから、念波通信とかできないのだろうか?  そもそも警戒されている場所なんだから、大声でもあげれば警官あたりがわらわら駆けつけて来そうなものだが。  しかしこの話、不死者が主人公じゃないんか。  一行コンセプトを見てるかぎりだと、人物は「不死者」しか出てこないものだから、てっきり主人公はソレだと思った。  スレイマンみたいなキチピーが大暴れする話かと思っていたのだが、なんかがっかりだ〜。(笑) >幽界寺さん  あー、やっぱり下宿とアパートの区別がついてなかったのね。  あらすじですが。  「些細なこと」幽界寺1/(800字/2回目)  わりとまとまってきましたが、今度はこぢんまりとまとまりすぎましたね。  一回、こんなことをやってみてはどうでしょう?  今回、青年を視点に書いたわけです。  つぎはヒロインの女の子の視点で話を構成し直して、あらすじを書いてみてください。  これをまず提出。  それが終わったら、今度はちょっと、前のバージョンにもどって、妹を主役にして、引っかき回してそのあとに離れそうになった二人をまとめようとしてがんばる話。これであらすじを一個。これも提出。  視点を青年側に決めるときの幽界寺さんの作業で、気になった点がひとつ。  色々な可能性を充分に検討しないうちに決めてるような気がしたもので……。  なに、あらすじ800字が2つばかりだから、たいした手間じゃないでしょ。やってやって。 -------------------------------------------------------------------------------- 短編蟻地獄のスタンス No.1172 投稿日 2001年4月21日(土)13時03分 投稿者 新木 伸 >短編蟻地獄のスタンス  参加者各位へ。  新木も時と場合によってやりますが、指摘は基本的に参加者自身らと有志の人にまかせます。  何人かの意見やら指摘やらがくるでしょう。  それは統計的意見として活用して、直しに利用してください。  たとえば例として、いか君の話とか。  「有翼人たちが翼を切り落とす理由」の欠落については、ほとんど全員が指摘をしていましたが、「双子」に関してはひとりだっけかな?  そうやって、何人からどのぐらい指摘されたかとかで重みづけをして、直しに活かすといいです。「翼を切る理由は入れないとまずいかな〜。なぜ双子なのかってほうは、まあいいや。ああでも、双子が森に住んでいた理由だけは入れとくか〜。」みたいな。  あとそうそう。みやびさんの、「光学異性体ってなんですか?」ってのもそうですね。あれも多数意見だったし。  僕の目から見て、たまに「それは指摘するべきではないような〜」と思うものもあります。少数意見なら放置しておくことがあります。全部みていると手が足りなくなるし、なるべくなら楽をしようというスタンスなもんで。(^^;  藤極堂さんも書いてますけど、不適切な指摘がいくらか出てしまうのは、これはしかたがない。僕だってやらかします。ゼロにするのは、人間なんだから無理な相談。  だから受け手の側でさっぴいて考えるようにしましょう。  でももし多数意見になりそうだったり、少数意見でも本人が気にしたらまずそうな意見であるときには、僕がちゃんとチェックを入れますから安心してください。  たとえば杉井君の話とかで、「カップルがよりをもどすのは未練による」というカップル観についてとか。 -------------------------------------------------------------------------------- 紺野あらすじ  No.1173 投稿日 2001年4月21日(土)15時04分 投稿者 紺野タツキ    紺野です。    一週間以上前に「なおしてきます」と言ったあらすじ(800字)を引っさげてきました。短編蟻地獄ではありませんが、私も皆さんの書式に従ったほうがいいのかな。わかりやすいほうがいいですよね。  先週「なおそう」と思ったときはもっと大きく変わるかと思ったのですが、そんなでもありませんでした。でもわかりやすくはなったと思います。  「さると」/紺野たぶん4(800字)  コンセプト「自分で意志決定ができなかった魂魄が、自分の意志を確かめて身体に定着する話」  舞台は砂漠と山脈に囲まれた荒野。古代、まだ物に魂魄を宿す技術が広く知られていた頃、赤い髪の一族がこの地を治め、大地の精霊の魂魄を宿しながら攻撃力に使う兵器を作った。しかし兵器の力が制御不能なほどに強大だったため、精霊の魂魄を刀に、刀の魂魄を子供に、子供申人の魂魄を兵器に移し、それぞれを封じるという方法で封印した。  五百年後、封印の事は何も知らないが封印のせいで年を取らない申人は、住んでいた村を豪族坪竪樹に襲われ、保護者白羽を殺される。また遺された刀を用いてしまったため、刀の封印が解けて精霊の意志が働き始める。自分の感情を自覚できず意志決定も白羽に頼っていた申人は、それ以来精霊がふと憤る度に行きずりの人を殺すようになる。  ある日申人は斉を偶然助けるはめになる。斉は刀が不調で、他の刀と刃を合わせた時勢い負けして困っていた。申人の刀を見た斉は申人の刀も不調だと考えて共に刀をなおす方法を探そうと言い、二人は一緒に旅する事になる。やがて、斉の刀の変調は申人の刀に宿る強い精霊が原因で簡単には治せないとわかる。二人はさらに刀を治す手がかりを求めて、かつて竪樹に滅ぼされた赤い髪の一族の神殿に向かう。その兵器が封印された場所とは知らずに。  同じ頃、竪樹が坪家を磐石にするために兵器を手に入れようとして封印を解く。しかし五百年の間、本来の身体と引き離されていた魂魄は身体に戻れなくなっていて、それぞれの身体をただ順番に巡るばかりだった。その結果身体は暴走し、兵器は全てのものを貫く赤い光を無差別に発し、申人の身体は刀で無差別に動くものを切る。  刀の魂魄が兵器に入った時兵器が斉の名を呼ぶ。そこで斉は、なぜだかわからないが兵器が申人でもあると気づく。旅の間に、刀の魂魄にとって斉は特別な存在になっていたので、斉が兵器に呼びかけると、刀の魂魄は斉と共にいて申人と呼ばれていた日々を思い出して、申人の身体に戻る。そのせいでそれぞれの魂魄は違う身体へ移動できなくなり、それぞれの身体に再び落ち着く。結果的に再び封印される。刀の魂魄も自分が斉の前で申人という存在でありたいのだと、初めて自分の意志を確かめる。 -------------------------------------------------------------------------------- あらら No.1174 投稿日 2001年4月21日(土)16時41分 投稿者 はせがわみやび >>新木さま  いかん、ヤブヘビしてるなあ。  ここで弁明しても仕方ないので(ちーがーうーとわめいて布団でばたばたするるだけにしておきます(笑))、さっさとあらすじ書きます。 みやび -------------------------------------------------------------------------------- 長いです No.1175 投稿日 2001年4月21日(土)17時56分 投稿者 夕斗  返信が遅くなってすみません。  怪我のことも、うそを書いたら嫌なんで調べ直してました。 >あらすじ  ご指摘ありがとうございますっ。他の方が読んだらどう伝わるのかが、前よりはわかったと思います。感謝。  まずは「あらすじ1」の方の返信(重なっている部分は省いたりしてます。すみません)。 >茶羽根さん > 楓の年齢が不明です。私は読んで、いいとこ中学生にしか見えませんでした。でも主人公が「これからは僕を助けてくれないか」なんて言うんだから、低くても18くらいにはなってるんですよね?  17歳です。  中学生ですか。人間が描けていないという事でしょうね。  自分の中に閉じこもりがちの人の精神年齢が問題ですね。他の人と交流を(それほど)持っていないから、精神年齢も低くなるだろうという推測でした。  失敗をすることにより、他人との距離の取り方がわかったりしますし。 > 楓が手首を切ろうとするとこと、一人で食事をしているところ。どんな意味が含まれているのか予想はできますが、イマイチ不明です。  孤独感・生きる気力がない、というのを表そうとしてました。 >>「ふとしたきっかけで、生きる気力を取り戻す」ところです。 > とありますが、「ふとしたきっかけ」とは男の子が喜んでくれたことですか? それとも「これからは僕を助けてくれないか」と書いてあったということですか? どちらにしても弱いような気がします。  両方です。  ふとした、ですから、あまり大きな出来事にしてもまずいだろうと。  ほんとになにげない一言で「なんでこんなことで悩んでいたんだろう」という風に思ったことがあったんで。  でも、「生きる気力」ですから、もっと衝撃的な事じゃないと(プレイヤーが)納得しないかもしれませんね。  ご指摘ありがとうございました♪ >幽界寺さん  ご指摘ありがとうございます♪ > 楓は男の子の許可もなく、勝手にその男の子の絵を描いていたのですか? 普通、モデルにはそういった了承は得るものですし、モデルにはその絵を見る権利があると思うんですけど。  無許可です。  権利……肖像権の侵害あたりかな。肖像権って、人物を特定できたら絵もアウトでした? 写真や映像だけだったかなぁ。ネットで調べてみます。 >山内さん > どうしても主人公が院長でなければいけないなら、院長のイベントを増やすべきですし、楓視点で話をすすめてはいけないと思います。 > どっちにしろ、二人の絡みが少なすぎます。  すみません。ほんとは全編で絡んでるんですが、800字に納まらなかったので、主人公云々は削ってしまいました(ゲームシナリオだから主人公がからむのは当たり前だろうと、手抜き(?)をしてしまったのです)。 >どうしてその後、主人公にスケッチブックを投げつけたのかも書かれてませんし。  ここはなんとなくわかるだろう、と思ってました。無念です。 > 操るキャラクターの視点で、そのキャラクターになりきって遊ぶから、ゲームは面白いんだと思います。  ですね。同感です。  ご指摘ありがとうございました♪ >唯野さん >>普段はしまわれているはずのメスが机の上に >これって楓が手術室か何かに忍び込んだってことでしょうか? 普通の部屋にメスを持ってくることなんかないと思うのですけれども。  この時点では手術室ではなかったです。近くの病院に行ったときに、鍵付きの棚の中にメスとかが入っているのを見たので、(忘れて)机の上に置きっぱなしにすることもあるかな、と。  ですが、読者(わたしの場合はプレイヤー)が疑問に思う可能性があるものは排除しようと、「あらすじ2」の方では場所を変えました。  ご指摘ありがとうございましたー。 >紺野さん  ご指摘ありがとうございます♪ >楓が帰宅すると、食卓には楓の分と思われる食事が置かれている。誰もいない部屋で楓は無言で食事をする。  上のレスの意図でやりました。  全然ダメですね(汗) 「あらすじ2」の方の返信。 >唯野さん  ご指摘ありがとうございます♪ >>そこには患者の楽しそうな表情などが描かれていた。 > 自殺を考えている人間が、「楽しそうな表情の絵」なんて描くでしょうか? もっと病的なものを描くものだと思うんですよ。  ここは突っ込まれるかも、と思いました。  ほんとは「閉じこもりたくて閉じこもっているわけではない」ということを伝えたかったところです。  わかりやすく、かつ、あまり思いつかないようなのにしないとダメですね。  反省。 >スケッチブックには主人公が書いた文章 >なんで口で言わずにわざわざスケッチブックにこっそり書いておく、なんて方法を取ったのかわかりません。  いや、口で言っても聴こえないですから。  男の子が楓に絵を見せてもらっているときに、楓をかすかに微笑ませたのがいけないのですね。あそこは楓が男の子の嬉しそうな表情を見て判断したのです。  勘違いさせてしまってすみません。 >幽界寺さん > どんな重傷で耳だけが聞こえなくなのか、想像しにくいです。もう少し詳しい説明が欲しいです。  わかりましたー。 > 楓は自分の中に閉じこもっているのに主人公の病院には遊びに来るんですか? 「他にする事がないから、先生が自分の事を拒まないから、何より自分にとっての「逃げ場所」だったから」  です。  主人公視点になったので、この辺は切り捨てました。 > 男の子が覗こうとして楓は慌ててスケッチブックを閉じるってありますけど、楓はその男の子を描いているのに、いきなり見られそうになって慌てるのは変だと思います。  わたしは変だとは思わないです。  自分の中に閉じこもっているという設定なので、「恥ずかしい」と思うんじゃないでしょうか?(皆が皆そう思うとは限りませんが) > 楓が呆然として、しかも次の日の態度が急変するなんて、一体その主人公はどんな文章を書いたんですか?   あらすじに記述した通り、「楓に、必要としている人がいることを伝える」ような内容です。  うーん。主人公の視点だけで書くと抜け落ちますね>情報  急変まではしないです。微妙に心を開いていくというニュアンスのつもりでした。全く「なってない」ですね。すみません。 > 男の子に微笑んで、さらにそのあとに主人公の書いた文章で違う笑顔を見せるようになったって、楓が二回立ち直っているように見えます。  1回で立ち直れるか、というと違うと思うんで、たたみかけました。最初の方は無表情の方がいいですね。  ご指摘ありがとうございましたー♪ >新木さん > ところで、夕斗さんは医学には詳しいほう?  詳しくないです(汗) > 聴力を失う「怪我」もしくは「病気」についてだけど、そろそろ固めておかなきゃならない段階だと思う。 > そのあたり、だいじょうぶ? > あと病院内でのディテールとか。診察の方法やら手順。病室内の常識。器具やらなんやら、そのほか諸々のこと。  怪我は初めから想定していたので大丈夫だと思います。  病院内は、実際に働いていないから何とも言えなかったり。もちろん調べますけど。  で、怪我の説明。  聴覚障害は、耳の構造のうちの外耳、中耳、内耳のいずれかに障害があるために、きこえが悪くなる感覚障害です。多くは慢性的な障害で、その場合治癒することは難しいです。  わたしの設定の場合、外耳から中耳にかけての、鼓膜や音を伝える役割を持つ3つの小さな骨に異常(障害。正確には怪我)ができたため、聴こえなくなるという風にしました。 > 特に今回のバージョンのあらすじだと、主人公は医師になっているわけだ。これだとかなりのレベルの医学知識が要求されるはず。 > もしダメっぽいなら、ネタ変えを検討しておくこと。  今のところはだいじょうぶなので、チャレンジします。 >マンガ原作  中里さん、榎野さん。参考になる話ありがとうございました。  人によって違うんですね。  シナリオ形式(発言者明記・状況説明は三段下げ)…………シナリオセンター推奨の書き方ですね。 >新木さん > ト書きであるのは、各コマごとに書くものの指定?  はい。最低限必要なものです。 > だとしたら、情報量がこれっぽっちだと、状況わからなくない? > 「犬」とかいきなり出てきたって、書く方が困るでしょ。どこでいなくなっているのかも書いてないし。  ですね(^^;  気をつけます。 > しかし原作者って、コマ割りに関することまで、やるものだろうか?  コマ割りをやっているつもりはなかったです。  むー。  精進が足りなすぎ>自分 >劇画村塾  といえば、小池一夫の漫画学「スーパーキャラクターを創ろう」というのを持ってます。それで知ったのですが、堀井雄二さんも劇画村塾出身だったみたいです。 >「永遠の孤独(仮)/唯野」(あらすじ/1回目)  最初の行の「しかし」はいらないと思いました。 >公園内には男の作った罠が無数にしかけてあり  これだと昼間もかかるのでは? 電源か何かがあるのですか。真夜中しか発動しないとか。それとも今しかけたのでしょうか。  あら探しでごめんなさい。  ではでは。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、と No.1176 投稿日 2001年4月21日(土)18時01分 投稿者 夕斗 >弟切さん  情報ありがとうございますー。  感謝です♪ -------------------------------------------------------------------------------- 久方振り(教授への突っ込み)。 No.1177 投稿日 2001年4月21日(土)21時35分 投稿者 西鶴翠(みどり)  唯野さんのあらすじがあまりにも面白かったので、久しぶりにこんにちは。面白かったので、突っ込みます。というより、私好みのあらすじだったので、突っ込みます。 >「永遠の孤独(仮)/唯野」  根本的なところから突っ込みます。  話の展開としては、以下のような感じですよね。 ・殺人者がいるという初期設定。 ・公園での戦闘。 ・殺人者が生きていたという落ち。  初期設定と落ちの内容は面白いと思います。ただ、戦闘シーンにメリハリがないように思えました。一応、戦闘シーンにも、「殺人者との遭遇」「殺人者の不死身性」「退路を絶たれた主人公たち」「活路を見出す主人公たち」「同僚を殺される主人公」「殺人者を倒して気絶する主人公」という流れはあるのですが、読者から見れば「延々と戦っている人々」というシーンに思えてしまうことでしょう。価値観の転換も、意外性も弱いので、多分、だれます。  具体的な枚数(400字詰原稿用紙換算)を考えると、初期設定が長くて四枚。落ちがだいたい一枚の半分。それに対して、戦闘シーンが十三枚くらい(西鶴的概算)。多分、読んでいて中だるみします。  というわけで、文庫本九ページにわたる戦闘シーンの間、読者をひきつけていられるのか、という疑問がまず最初にあります。ひきつけていられるのなら、何の問題もありませんが。 >主人公たちの強さを知った男は(略)  「男」って、殺人者ですよね。虚ろな目をした不死身の殺人者。彼が「知る」ということは、少なくとも殺人者に思考能力があるということですよね。ということは、『殺人者が殺人をする理由』を書かなくてはいけなくなります。「なぜ、殺人者は、ほかの不死身の男を求めていたのか」。殺人者に「人間性」を植えつけたのですから、ほかのところでも人間性を描ききらなければなりません。  唯野さんには三つの選択肢があります。 ・殺人者の内面は書かない。 ・殺人の理由を書く。 ・その他(?)。  それから、「殺人者が知る」という描写はどのように行うのでしょうか。殺人者の視点に入っていくのでしょうか。 >一週間後(略)不審な男を見つける。  あらすじだけを読んだとき、「主人公たちが今度は殺人者になってしまったのだ」と、勘違いしました。本編を読めば、服装描写などでどうにでもなるでしょうが、あらすじでは「殺人者は生きていた」なのか「伝染する殺人病」なのかが、分かりませんでした(読み方が悪かったかなあ)。 >主人公たちは護身用のステッキで難なく打ちのめす。  殺人者を骨折するまで打ちのめしていいのかという、倫理的な問題があります。主人公たちが(物語の)最初から、殺人者のことを化け物であると見なしていたならそれなりの準備をしないのは変ですし、殺人者のことを人間だと見なしていたのなら、動けないように取り押さえる(打撃は最低限に抑える)のがスジでしょう。公園で出遭ったときにはじめて、殺人者に並みでない生命力を感じたとしたら、すぐあとの「再生シーン」の衝撃が薄れます。  問題の本質は、「主人公たちは殺人者をどのように見なしていたか」です。  と、ここから派生する疑問として、「殺人者はどんなやつなのか」というものが挙げられます。心を持たない化け物なのか、人間の心を持つ(?)殺人狂なのか。 >「人を探している」  ここには、どんな意味があるのでしょうか。 >一行コンセプト。  「不死身の殺人者の話」ですか? 「殺人者に立ち向かう話」ですか? 先日訊いたことの繰り返しなんですが(謎)。今の状態だと、半分ずつくらいに感じられます。 ということで、突っ込み終わり。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 主に新木さんへ。 No.1178 投稿日 2001年4月21日(土)21時35分 投稿者 西鶴翠(みどり) >仮のタイトルをつけることについて。  非常に個人的な意見なので、参考程度に聞いてくださると嬉しいです。  私は、仮のタイトルではなくて、正式なタイトルを初めにつけてしまった方がいいのではないかと考えています。タイトルは、形こそ違えど「一行コンセプト」に近いものがあると思っています。何を見せたいのか、ということが如実に表れてくるのが、タイトルなので(ある意味、一行コンセプトよりももっとつきつめないと、タイトルはつけられないはずだと思います)。  タイトルを途中で変えるのはありだと思います。「星くず英雄譚」という仮のタイトルがあったとしたら、「星くず英雄伝」に変えるくらいの変更。でも、「(仮)」という字があると、『タイトルは当然変えられるもの』という認識を持ってしまって、それに甘えてしまうので、「(仮)」をはずすだけでも効果があると思うのですが、どうでしょうか。  という提案でした。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 恥。 No.1179 投稿日 2001年4月21日(土)23時39分 投稿者 唯野教授 >夕斗さん >いや、口で言っても聴こえないですから。   ギャァァァァァ(死)! やっちまった……やっちまったよ。ここまで的外れな指摘も今までなかったよ。タンスの角に小指をぶつけて詫びます。ぐはっ(TДT) 。 >あらすじつっこみ みなさんどうもです〜。では個別にレスします(ほんとはこんなレスつけずに速攻で全ての突っ込みを解決した二回目のあらすじを出す方がカッコイイのだけど)。 >新木さん む、動機弱いですか。最初、主人公たちは相手が「素人の」殺人犯としか認識していないし、酒も入っているので(あ、これ書いてないじゃん)これで充分だと思ったのですけど。 踏みとどまって戦う理由と応援の問題はその通りですね。なんとか必然性をでっちあげないと。 >スレイマンみたいなキチピーが大暴れする話 期待に応えられなくて(苦笑)申し訳ありません。アッパー系の基地外は私の力量ではマンネリになってしまうので怖くてやれないのです。 >夕斗さん 罠のヤツはやはり問題があるようですな。なんとか考えてみます。 >西鶴翠さん うお、西鶴さんが私の話を気に入ってくれるとは、何かの天変地異の前触れか!? まさか一昨日財布を無くしたのは……。 >具体的な枚数 実は、私はあらすじレベルでの枚数予想というのがほとんどできないんですよ(プロットレベルでも結構誤差がある)。でも西鶴さんの予想を見ると結構少なくなりそうですね。あらたにシーンを付け足すか……。 >戦闘シーン 一応、ひきつけるだけの仕掛けは用意してあります。ただ、私の仕掛けは私が思っているより弱い傾向があるらしいからなあ。 >「殺人者が知る」という描写 会話でやる予定ですが、言われてみると巧くできるかちと不安に。 >一週間後(略)不審な男を見つける。 あ、なるほど。あらすじの書き方だと二通りに読めるかも。私が考えているのは「殺人者は生きていた」の方です。 >骨折するまで打ちのめしていいのか 本編では、襲ってくる男の手をステッキで打ち、ナイフを落そうとするシーンが出てきます。その時に指の骨が折れるというものです。この時点では、主人公たちは「相手は何人も殺してる殺人者だから多少手荒に扱ってもいいはず」という認識で、少し強めに攻撃してます。また、肩を極められた男が自ら関節を破壊して拘束から脱出するシーンも考えています。 主人公たちの男に対する攻撃は、手加減した打撃からはじまり、男が再生能力を見せつけるにつれてどんどん過激なものになっていきます。 >男に対する認識 「素人の殺人者」→「治癒術の達人」→「化物」という感じて移り変わっていきます。 >殺人者はどんなやつなのか 一行コンセプトで書いたように、「狂った不死者」です。殺人は彼の狂った思考の結果であって、殺人者が彼の本質ではありません。ちなみに彼の「狂った思考」は 「自分は不死身なので、友達や恋人を作ってもいつも先立たれてしまう」→「しかし自分は死んだことがないので、彼らと一緒に死ぬのはとても怖い」→「ずっとそばにいてくれる、不死身の仲間が欲しい」→「とりあえず、目についた不死身っぽい人を殺してみよう。死ななかったらその人は仲間だ」というもの。 つまり「(不死身の)人を探している」ってわけです。 >一行コンセプト。 そういうわけで、「狂った不死者の話」ですね。 >タイトル つけるの苦手なんだよなあ。私は猶予があった方がうれしいです。っていうか、本編まで書きあがってOKが出てから正式タイトルをつけたいぐらいで。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ。毎日何か書く習慣が戻ってきて良い気分です。 No.1180 投稿日 2001年4月22日(日)00時20分 投稿者 みっちゃん みっちゃん10 無欲なシンデレラ。 ○お城のパーティー ・戦争が終わったので、功労者の貴族達が、王様から領地を貰ったり、褒美をもらっている。 ・鼠の御者駆けてきて、耳打ちする。 ・御者「あんな貴族に見初められたら、今の生活から抜けられますよ。 そればかりか、どんなに素晴らしい毎日を送れるか……」 ・シンデレラ「そうですね」 ・貴族の中でも一番褒美をもらった貴族が  「どなたか、私と踊ってください」と言う。 ・来ている娘達、次々貴族に群がる。 ・シンデレラも群がる。 ・シンデレラ「私と踊ってください」 ・貴族、たくさんの娘の中からシンデレラを選び、手を取る。 ・貴族とシンデレラ、2,3曲踊り。 ・貴族「なんと美しい方だ。是非1度、私の館へいらっしゃい」 ・シンデレラ「お断りします。踊ってくださる方を探していただけですので」 ・シンデレラ、一礼して貴族から離れる。 ・王子、玉座からその様子を見ていて、シンデレラを落としてみたくなり、  彼女に言い寄っていく。 -------------------------------------------------------------------------------- 指摘。 No.1181 投稿日 2001年4月22日(日)02時29分 投稿者 みっちゃん >はせがわ様  僕の読解力がないので、どんな話かよくわかりません。  ですが。 「※オチの説明(笑)   ようするに、」  などと、わざわざ欄外に説明が必要なほど、わかりにくいオチならば、 もうオチとしての意味を失っていると思います。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1182 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 指摘。 No.1183 投稿日 2001年4月22日(日)02時34分 投稿者 みっちゃん >紺野様  さると4について。  まだわかんないっす。いろいろと。    今度書きなおしをする時は、  ワープロを使わずに、原稿用紙に鉛筆で書いてみてください。  ワープロを使いなれていない人がワープロを使うと、どうしても表現が  「遺された」「不調で」「磐石にするため」「身体」  などと重くなるそうです。    小説本文の中で、雰囲気を出すために難しい漢字や表現を使うのは  好きですが、あらすじはなるべく簡素にしたいもので。  昔、小説を書いて、出版していた人が言っていたので、おためしあれ。    僕も昔  「うるさい」→「五月蝿い」などとサルのようにバカ変換して、  「考える」→「思考する」お、かっちょええ文面などと喜んでいたので、  人のことは言えませんが。  ほら、こう打っている間にも  「簡単」→「簡素」となっていますし(笑)  -------------------------------------------------------------------------------- 指摘。(間違っている場合削除しやすいように個別に) No.1184 投稿日 2001年4月22日(日)02時40分 投稿者 みっちゃん 幽界寺様> 「些細なこと」幽界寺1/(800字/2回目)    もう少し話の最後に、大きな仕掛けを作ったほうが良いと思います。  突然の悲鳴、何が起こったのかと思うが、実はゴキブリが出ただけだった。  よりも、  女のコが彼氏の浮気現場を偶然見てしまった、実は彼氏の妹だった。  のほうが大きな仕掛けですから。  尻すぼみな印象を受けます。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1185 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 指摘。 No.1186 投稿日 2001年4月22日(日)02時45分 投稿者 みっちゃん >夕斗様 スケッチブック  楓はどうして自殺しようとしたのですか?  小さな男のコにバカにされたと勘違いした。  だけだったなら、自殺の理由にしては弱いと思います。  スケッチブックには主人公が書いた文章。  楓に、必要としている人がいることを伝えるために書いたもの。  とは、  主人公が、楓に「好きだよ」等と書いたのでしょうか? 番外1  さらりと読めました。  あらすじとして特に問題はないように思います。  きれいにまとまっていて、うまいです。    -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1187 投稿日 2001年4月22日(日)10時29分 投稿者 新木 伸  ところで杉井君とか八神さんとか、最近どうしてるかね? >西鶴君  ふむふむ。  わし、自分がタイトル付けるの苦手な人なものだからなぁ。  タイトルって、(仮)を外すということは、もう絶対に変更しないということを指すと思う。  あらすじのスタート段階でそこまで要求するのもどうかと。あらすじが終わるあたりには外してもいいかな。  あとタイトルっていうのは、一行コンセプトが出てこないと、たぶん付けられないと思う。  見ていると、まだまだ一行コンセプトが確立してない作品が多い――っていうか、まだどれも定まってない。  その原理でいくと、どれも(仮)になっちゃうわけだ。  (仮)を外してから変更させる癖は付けさせたくないなぁ。 >唯野君  動機。  弱すぎ。もお論外。  殺人者の徘徊しているところに、わざわざ行くというのは、普通考えられない行動だろ?  すこし前に池袋で通り魔事件なんかがあったけど、あの犯人が捕まっていなかったとして、連続通り魔を延々と繰り返しているとして、そんなときに池袋に出かける気になるのかってことだよね。  主人公が魔法を使う玄人(プロ)だったとして、遊び半分で出向くのは不自然。そんな迂闊なプロは生き残れているはずがない。  また腕に覚えのある素人ってことなら、動機的には納得できるけど、今度は戦闘中に見せる実力の高さが不自然に思える。  それに腕試しに行くとしても、酒が入った状態で行くのは、素人としても迂闊すぎ。もはやそれは単なる「馬鹿」です。酒の入った状態で喧嘩をする格闘家はいても、酒の入った状態で命の取り合いをする格闘家はいない。一滴の酒がどれだけ能力に響くかってことは、それなりにやりこんだ人間ならみんな知ってる。  主人公たちの設定と、動機を立ててみるべし。魔法学校とか魔法道場の生徒なの? それともなにか魔法関係で裏家業でもやっている人間なの?  そもそも戦いの技が魔法である必然はあるの? 剣法とか、拳法とかじゃいけないの?  また戦闘離脱しない理由。  ふたつのやり方がある。  ひとつの方向としては、物理的に逃げられなくするというもの。唯野君の出してきた「罠があって……」とかも、そのひとつの方法。あまりにも幼稚なんでその案はボツだけどね。  舞台を公園から変えて、他の場所(物理的な閉鎖が可能な空間)にしておけば、それなりにやり方があるのでは?  いまのところ舞台が公園である必然性は、ぜんぜん見あたらないわけだ。  そういえばジェイソンとか死霊モンスター系のスプラッタ映画って、どうやって逃げられない仕組みを作ってたっけ?  研究してみそ。  また、もうひとつの方法。  主人公の心理の側に逃げられない要因を作っておくこと。  逃げずに戦わなきゃならない、なんらかの理由ね。  まあこのどっちか、あるいは両方で固めてゆくしかないだろうね。  なんにしても、命のやり取りをするわけだから、それだけの重さを持った理由が必要。これはストーリーからの必然的要求。  戦闘に関する段取りとかは、これはあらすじの先の「プロット」段階ではっきりすること。いまは考えておくだけで、細かく詰めなくてもいい。プロットのほうで、嫌というほどリテイクが出るから。  そういえば、スプラッタ映画で、燃やして灰にしたんだけど、煙が雲になって、雨が振ってきて、また地面から死霊たちが……なんてシーンがあったなぁ。  なんかしら、復活のシーンに前振りが必要でしょう。  灰になったところから復活するにして、それが一滴の血からなのか、それとも空気中の分子からなのかとか。 >みっちゃん  レスですが、細かく分けるといたずらに書き込み数が増えるので、一度に書きこむものはなるべくひとつにまとめるように。  また削除のことは、考えなくてよし。……っーか、ここでの削除機能は、基本的に「書き間違いのリカバリ」のためにあります。  内容が間違っていたからといって削除することは、基本的に認めていません。  そういう場合は削除は使わず、あとで訂正なり謝罪なりの書きこみをしてください。  削除すれば済むだろう(なかったことになるだろう)という考えは、指摘した相手に対して非常に失礼です。  ここ以外の掲示板などでも……。  書いたものを本人の都合で容易に消していいと思っていたなら、それ問題だよ。  場所によっては削除機能を用意していないところもあるわけだ。  いちど書きこんだ以上、削除はしない、と思うべし。  掲示板での書きこみというのは、日常生活における口頭発言と思ったほうがいい。  なにか間違ったことを言ってしまっても、言い直したり謝罪したりってのはあるけど、「ああそれ……俺、言わなかったことにしといてよ」ってのは通用しないでしょ。それと同じ。  それから、紺野さんへのレスのなかで、ひとつ……。 >>今度書きなおしをする時は、ワープロを使わずに、原稿用紙に鉛筆で書いてみてください。  まず言い方の問題。「〜〜してください」っていうのは要求の形ね。  この場合は、「〜してみてはどうでしょうか」という提案の形にしましょう。  もし「〜をしろ」と要求していい者がいるとしたら、ここではわしだけ。(^^;  そのわしだって、だいたいのときは「〜してみてはどうでしょう?」の提案の形にしてるぞっ。  あともうひとつ。  この紙に書く方法、たしかに有効ではあるんだけど、文面から見ると、みっちゃん自身はこの方法を実行していないように見えるのだが……。  人に要求するぐらいだから、もちろん、自分でもやっている(もしくはやっていた)わけだよね?  それで有効であることを知っていたわけだよね? ・みっちゃん10  ボツ。  シンデレラのお話の基本設定変えちゃいかんです。  戦争があったことにするのとかはなし。 >みっちゃん  ところで「ちゃん」がついてるハンドルだから、呼び捨て形式にしてるけど……。  「みっちゃんさん」とかにしたほうがいい? -------------------------------------------------------------------------------- ちょい、まってといてね。 No.1188 投稿日 2001年4月22日(日)11時03分 投稿者 藤極堂 >新木さん、いかさん >書き方云々に関しては書き直しの時にまとめてするつもりでした。 んーと、これを「今やってるのは世界観や設定、ストーリー上の矛盾点なんかを指摘することでしょう? 文章とか誤字とかは最後の最後でまとめて清書すればいいことなんだから、揚げ足とらないでください」みたいに受け止めてました。 なんか私ひとりだけ文章関係についてのツッコミが多いのでもしかして何かはき違えているのかもとか思ったり。 >僕なんかは、「わかる文章」を書くことは「前提」として捉えている節があるので、文章についての指摘はした覚えがありませんが……。 ↑新木さんの指摘の仕方をみると、確かに私が違う方向にツッコンでいるのは明白だし。 >見当はずれの指摘をされて、憤慨 これは山内さんの言葉が気になっただけです。 別にいかさんが憤慨してるとは感じてはいませんでした。 いや、私の立場は完璧に「読者」だから。 「課題クリアしないと指摘しちゃダメなの? 方向違いの指摘は逆ツッコミで返せばいいだけじゃないの?」みたいに思っただけです。 んじゃOKが出たということで、 >「番外/夕斗」(あらすじ/1回目) >そこで主人公はヒロインを自分の方に振り向かせるために、その、幼い頃別れた男の子は自分であると名乗り出る。  もちろん実際には違うので〜  そこで主人公は、その幼い頃別れた男の子は自分であると名乗り出る。  もちろんこれは嘘なので〜  ヒロインが夢見る初恋の相手と騙った時点で、自分を見て欲しいという動機はバレバレなので書く必要なし。 >幼なじみも小さいころのことをあまり覚えていなく、主人公がいたかどうか確信が持てないまま思い出話をする。  覚えていないのは「主人公がいたかどうか」ではなく「主人公が思い出の相手かどうか」ではないのですか?  これだと初恋の相手以外の幼なじみとして、主人公がその街にいたかどうか確信が持てない。  ――思い出の男の子ではないけど、その約束を交わしたことを知っている幼なじみかもしれない、と思っているようにも読みとれます。 >実は、最初から主人公のことを思い出の男の子ではないと気付いていた。 > ヒロインは主人公が幼い頃将来を誓った男の子だと信じて、告白を受ける。 ↑なんか矛盾してます。ヒロイン側の心情が一貫してないですけど。ヒロインの「実は、最初から〜」という言葉は主人公を安心させるためについた嘘なのですか? >2人  二人かふたりにしたほうがいいよ。縦書きの応募原稿の時にはね。 全体的にほのぼのムードで○。 漢字はもう少し開いた(ひらがなにすること)方がいいかな。 視点がちゃんと固定されていたので読みやすかったです。 >「スケッチブック(仮)/夕斗」(あらすじ/2回目) >ある日のこと。主人公は楓が男の子の絵を描いているのを見る。男の子が覗こうとして楓は慌ててスケッチブックを閉じる。何かを言い、アカンベーをして出て行く男の子に、楓はフン、と顔を逸らす。主人公、楓と目が合い昼飯に誘う。  このあたり、なんだかシナリオくさいというかト書きを読んでるみたいで何が起こっているのかよくわからないんですが。 男の子|覗こうとする   楓|慌ててスケッチブックを閉じる 男の子|何かを言い、アカンベーをして出て行く   楓|フン、と顔を逸らす 主人公|楓と目が合い昼飯に誘う  こんな感じ。なんで男の子が覗こうとしたのか、楓が絵を見せたくなかった訳、男の子が怒った原因、楓が顔をそらした理由。すべてが謎です。  楓が絵を見せたくなかった訳ひとつ取っても ・無断で男の子をモデルにしていたので文句を言われると思った。 ・まだ仕上がっていなかったので見せたくなかった。 ・下手な絵なので他人に見られたくなかった。 ・ショタヤオイのネタコンテを切っていた。(※そんなヒロインはイヤだ)  等、さまざまに解釈可能なので読者にはどれが正解なのかわかりません。 >手術室に向かうと、そこには手首を切ろうとしている楓の姿があった。  なんで手首を切ろうとしたのか、なぜ手術室で実行しようとしてたのか不明。自分の耳を治せなかった医者に対するいやがらせかあてつけの狂言自殺ですか?  >主人公、楓は耳が聞こえないことを話し、悪気があったわけじゃないことを説明する。  なぜ耳が聞こえないと慌ててスケッチブックを閉じる理由になるのかわかりません。 >診察室に入るとそこには呆然とした楓の姿。  この反応だと主人公が検診から帰る直前まで楓はスケッチブックに書かれた文章を読んでいないように見えます。  いつも手元にもっているスケッチブックをその日に限って午後まで開いていないというのは不自然だし、御都合すぎます。  こういう劇的な展開が欲しいのなら楓がうっかり忘れたスケッチブックを主人公が預かっていて、その最後のページにモデルになった人達の寄せ書きみが書き込まれていた。  みたいな展開の方が自然なのでは? 全体的に無理のない展開と、読みやすい文章で安心できました。 ただ、ト書きみたいな書き方は何が起こっているのかよくわからないし、あらすじとしては何か違うような気が。 二つのあらすじのチェックだけで力尽きたので、他のあらすじの指摘は今回パスします。 >唯野教授さん 某巨大匿名掲示板の専門用語を多用しておりますが、 あそこ出身の荒らしに潰されたHPの関係者は そういう用語を見るだけで不愉快になることがあるので オフィシャルなサイトやアクセス数の多いのHPでは使わない方が賢明です。 不特定多数の閲覧者相手には釈明の機会もありませんから。 「俺は荒らし行為なんかしてない!」 「荒らしが自分を荒らしだとみとめるわけないだろ!」 ↑こんなカンジ。 あと、ここの参加者はネット初心者が多いので意味も通じにくいと思うし。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1189 投稿日 2001年4月22日(日)12時45分 投稿者 新木 伸 >藤極堂さん >憤慨とかの話  ん? 山内さんのレスが元?  てっきりいか君のほうかと思ってた。  わしは、いか君のレスはそう読まなかったけど、まあ憤慨しているように読めなくもないかなぁ……と、そういうことだと思ってたのだけど。  なんだ。違うのか。  ……ってことは、あれでは?  じつは「憤慨している人」ってのは、実際には誰もいなかったのでは?  山内さんの書きこみのも、あれって、仮定の話なわけだし。 >誤字脱字とか  誤字脱字、言葉の不適切な使用。  言葉の意味の思いこみ違い(下宿→アパート)などなど。  あとは文章のおかしいところとか。  この手のものは、内容を伝える妨げになることは間違いないので、ゼロであるにこしたことはないです。  このあたり、わしが見つけても指摘しないのは、まあひらたくいうと「面倒くさい」から。本当は指摘したほうがいいんだろうと思いつつ、ついつい。  商業レベルまでこぎつけるどこかの段階では直っているはずなので、あまり気にしていないというのが現状でしょうか。  あとこの手のことは、他人の力を借りなくても、自力でどうにかできることであるというのがもうひとつの理由。言葉の意味の思いこみ違いなんて、それこそ、一字一句すべて辞書で引くようにすれば確実に全部潰せるわけです。  設定がおかしいとか、話に無理があるとか、そういうことはなかなか自分では気づきにくいところだけど。  でも藤極堂さんとかがやってくれるのはありがたいです。負担にならない範囲で続けていってほしいです。 >某掲示板専門用語  ん? どれのこと? -------------------------------------------------------------------------------- 我が征くは気高きシンデレラの迷宮 No.1190 投稿日 2001年4月22日(日)14時42分 投稿者 弟切 千隼 短編蟻地獄が盛り上がる中、相変わらずシンデレラ迷宮にいる弟切千隼です。 新木さんへ > 通常、「高貴な」というのは外面的な身分の高さを示す言葉ですが、内面を表わす言葉として「高貴な」を用いても良いのではないか、と、私の背後の「アストラル新木さん」がうなずいています。 ので、以後は「気高さ」≒「精神的な高貴さ」≒「気品がある」という感じでアイディア出しをしようと思います。 ところで、全然関係ありませんが、「私の背後のアストラル新木さん」という言い方は、まるで『後ろの百太郎』みたいですね。 でも、私の背後のアストラル新木さんは、着物も着ていませんし刀も持っていませんし、何より長い白髪の童子姿でもありません(爆)。 ↑ このネタ、何人の方にわかってもらえるでしょう?(^^; で、次の課題の提出です。 弟切5 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・城の舞踏会が始まる前、身なりを整えた王子が父王と王妃に挨拶に行く。その場で王妃は、王子の服の色合いが明るすぎて王族としての威厳がないと難癖を付ける。王妃は側室の子である王子が気に入らない。 ・王子は、今日の舞踏会は自分の誕生日を祝ってもらうためのもので、招待客に気楽に明るい気分で楽しんでもらおうとこの服にした、とやんわりと反論する。むっとした王妃を王がとりなしてその場は収まる。 ・舞踏会が始まって、大勢の客が会場に入ってくる。その中にシンデレラもいる。シンデレラの義理の姉たちが彼女を見つけて、なぜ彼女がここにいるのかと驚き、怒り、その美しさに嫉妬する。 ・姉たちはシンデレラに近付いて、そんな軽薄な色合いのドレスで王室主催の舞踏会に来るなんて非常識だと責める。姉たちはわざと自分たちが持っていた扇を床に落とし、それをシンデレラに拾わせて、卑しい者には卑しい行ないがお似合いだと罵倒する。その上姉たちは扇を拾うシンデレラの手を踏みつけて、わざとらしく謝ってみせる。 ・シンデレラは全く恨みがましい様子を見せず、扇を拾って姉たちに渡して、丁寧にお辞儀をする。姉たちはその様子に気圧されてその場から離れる。その様子を見ていた王子が感心して、シンデレラに一緒に踊ってくれるように申し込む。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- アストラルアラキにお伺いを立てると寿命が百日減るのだ No.1191 投稿日 2001年4月22日(日)15時26分 投稿者 新木 伸 >弟切さん ・弟切5  ボツ。  これはシンデレラのエピソードであって、王子のエピソードにあらず。  そういえばコンセプト定義してなかったっけ。  いま定義しとこうか。  「気高いシンデレラが高貴な王子に見初められる」ってことで。  ちなみに今回のは、「気高いシンデレラと、高貴な王子が出会う話」。これではNGなわけだな。  王子の高貴さをだすのは、ちょっとでいいわけよ。ちょっとだけね。1〜2割ぐらい匂わせる程度。はっきりと「王子は高貴だ」ってやるには、今回みたいにエピソード1個作らなきゃならなくなる。そうするとどっちがメインだかわからなくなってしまう。  1〜2割入れる程度でいいなら、エピソード1個は必要でなくって、ちょっと仕草なりで表現可能でしょう?  ちなみに今回は、シンデレラの気高いのほうが負けてます。高貴な王子6割、気高いシンデレラ4割ぐらい。  しかし弟切さん、この「気高いシンデレラが高貴な王子に見初められる」でいくつかOK取ったら、このネタも卒業だわな。  つぎはどうする?  先のこともそろそろ考えておいてくださいな。 -------------------------------------------------------------------------------- ただいま本業中 No.1192 投稿日 2001年4月22日(日)15時37分 投稿者 はせがわみやび  やってることはあまり変わらないんだけどね(^^;  なので、これだけでも。  「鏡の国のダイエット/みやび1(1行コンセプト/1回目)  「鏡の世界をちゃっかり利用しようとしたら、策士策に溺れてミイラ取りがミイラになる話」 -------------------------------------------------------------------------------- レスです No.1193 投稿日 2001年4月22日(日)22時54分 投稿者 幽界寺 >夕斗さん  権利についての話ですが、肖像権とかそこまで大仰な権利のことではなく、通常人の絵を描く場合はそうするんじゃないかなと思っただけです。でも、よく考えたら想像で描いているなら問題ありませんね。それならば、モデルが近づいてきているのに気がつかないという状況も考えられます(慌てることへ指摘について)。私の想像力と思慮が足りなくて、混乱させてしまいましたね。申し訳ありませんでした。 >新木さん はい、分かりました。早速、書きます。 >みっちゃんさん むー、最後が弱いですか。考えてみます。あ、それと様ってのはやめてくれませんか? 私そんなに偉い人じゃないです。 -------------------------------------------------------------------------------- HN変えました。 No.1194 投稿日 2001年4月23日(月)05時30分 投稿者 みっさん >マナーについて  削除。言い方。以後気をつけます。 >紙に書く方法をやっていたか?  やっていません。 >有効かどうか知っていたか?  自分が実際にやっていないものを、「この方法は有効です」とは言えません。  自分がやってもいない方法、間違っているかも知れない方法を他人に勧めてしまいました。  すべては私の思慮不足です。紺野さんごめんなさい。 みっさん11 ○お城 ・オーケストラがまだ到着しない。 ・いらいらしている貴族を見て、焦っている城の従者、時間稼ぎの余興で宝捜し大会を思いつく。 ・「この皮袋を差し上げます! 見つけたかたは一番に舞踏会の広間へ入れますよ!」と従者、こぶし大になるまで金貨の詰まった中身を客に見せ、ジャラジャラ鳴らし窓から庭へ投げる。  ・客たち、一斉に走って庭へ出て行く。 ・シンデレラ、皮袋を持って一番に帰ってくるが、中身を従者に返し、皮袋だけ貰って広間に入る。 ・舞踏会が始まり、シンデレラ誰かと次々に踊っている。 ・従者からシンデレラの話しを聞いた王子、彼女に興味を持ってやってくる。 ・「どうして金貨を返したのですか?」と王子 ・「皮袋をプレゼントって言われましたから、余計なものまで頂けません」とシンデレラ ・「面白い方ですね」と、王子、シンデレラをダンスにさそう。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id=biohazard -------------------------------------------------------------------------------- 不許可 No.1195 投稿日 2001年4月23日(月)08時48分 投稿者 新木 伸  HN、変えるなとはいいませんが、変えたいのなら理由なりなんなりの説明を行って、この場にいる人に伺いを立てるなりするのが筋じゃないですか?  シンデレラのネタ出しの整理の都合もありますし、ころころ変えられると迷惑するんですけど。  過去ログから昔の提出分を検索してくるとき、「みっさん○○」で検索かけても、10以前は引っかからないわけです。10以前は「みっちゃん10」という形で提出されていますから。  その辺の筋をきちんと通さないうちは、この「分室」でのHN変更は不許可とします。  でもちゃんとするにしたって、認められるのは1回限りですよ(作家デビューするのでペンネームに変わりますとかいうなら、それはまた別だけど)。 -------------------------------------------------------------------------------- そうすると私の寿命は既に十年くらいなくなっています No.1196 投稿日 2001年4月23日(月)09時37分 投稿者 弟切 千隼 > 新木さん。 もしかして、アストラル新木さんは夜ごと分室の参加者のもとへ『恐怖新聞』を配達しているのでしょうか? ちなみに、『後ろの百太郎』と『恐怖新聞』の作者つのだじろうさんの分類に従えば、「アストラル新木さん」は守護霊ではなくて指導霊ですね。 で、「気高いシンデレラ」の次の課題ですか。 迷宮を抜けるにはまだまだかかりそうで、こんなことを書いて鬼に笑われたらどうしましょう!? というのは冗談として、次はやはり短編蟻地獄に挑もうかなと考えています。 -------------------------------------------------------------------------------- 本の壁 No.1197 投稿日 2001年4月23日(月)09時44分 投稿者 いか  引っ越し40%終了。本の壁が完成すれば後は下り坂だ。あーしんど。  自分の指摘だけさせて、そのまま安穏とするのはなんなので、一度くらいは指摘に本腰を入れたいと思います(一度だけで終わらせるつもりか)。全部指摘するのは骨が折れるので、ログを遡り最新のピックアップしました。でも、レスが多くて重ならないようにするのが大変でした。沢山ログがあるよ〜。  ログを読んでいて、「原稿用紙20〜80枚までの短編」と設定されている中(NO.1039参照)、予定原稿何枚なのか――ネタの濃度(詰め込み具合)を知りたいと思いました。私だけかな、こんなこと気になるのは。一応、私の場合は70〜80枚を予定しています。  よければ教えてくださいまし>短編蟻地獄参加者 >>幽界寺さん@「些細なこと」幽界寺1/(800字/2回目) > 祐樹は一人暮しの大学生だった。彼には亜衣という名の彼女がいた。亜衣とはたまたま住んでいた部屋が隣同士で知り合いになったのだ。そして、祐樹はその穏やかで優しい性格に惹かれ、亜衣とつきあうようになった。  アパート(マンションかな?)に一人暮らしをしている大学生の祐樹には、隣の部屋に住んでいる亜衣という恋人がいる。彼女とは穏やかで優しい性格に惹かれ、交際を始めたのだ。  この箇所は、「祐樹は大学生で一人暮らし」、「亜衣とは隣同士で穏やかで優しい恋人」が判ればいいと思うので、このように削りました。「たまたま」とかも大していらんなぁ、と。それと、読み間違えるとは思いませんが、「彼女」よりも「恋人」の方が親切かもしれません。  とまぁ、全体的を読んでみるともう少しコンパクトになると思いました。 >祐樹にも短気な面があったのだ。  亜衣の性格は穏やかで優しいとあるので、反対に激しい一面が出たという記述は判るのですが、「祐樹にも短気な面があったのだ」というのは、祐樹の性格が前に書いていないので妙に感じました。こう書く以上は祐樹もそれなりの性格をしているのでしょう。この箇所をそのまま使うのならば、もう少し祐樹の説明が必要だと思います。私的には、この箇所は別になくても進行上問題ないと思いますけどね。「その態度にかっとなった」があれば、別に短気である要素は必要ないかと。  あ、学校に行く時間だ。残りはまた次の機会に。 -------------------------------------------------------------------------------- 初めましてでスプラッタ No.1198 投稿日 2001年4月23日(月)10時11分 投稿者 広本縁 ROM人ですが、ちょいと失礼いたします。 新木さん(と唯野さん)> >そういえばジェイソンとか死霊モンスター系のスプラッタ映画って、どうやって逃げられない仕組みを作ってたっけ?  このタイプの映画って、実はあんまり逃げられない仕組みを作ってるのってないのですよ。  状況として逃げられないようにするのではなくて、単に襲われる側がどこまで逃げても、後一歩で逃げ切れるという所で、前触れ無く殺人鬼がヌッと登場する。ってのが一番ありがちなパターンでして。  しかも、いつどうやって追い越したかは不明だったりします。  実際、このホラーのお約束を逆手にとったのが映画「スクリーム」のトリックですしね。  「物理的な閉鎖が可能な空間」をちゃんとやってる(物理的とはちと違うが)ので一匹狼殺人鬼だと「エルム街の悪夢」シリーズくらいかと。  ちなみに「スクリーム」も「エルム街の悪夢」もウェス・クレイヴン監督作品。 -------------------------------------------------------------------------------- >むにさん No.1199 投稿日 2001年4月23日(月)11時19分 投稿者 新木 伸 >むにさん  前回のあれで、「短いものがよりベスト――ではない」ということは了解しました。  さて、その先の展開は?  ところで、以前みやびさんがむにさんあてに書いていたことで、僕もひとつ確認しておきたいことが……。 >>ひょっとして、むにさんって、地の文でちゃんと「説明」されていないと、不安になっちゃうタイプなのかな? 「彼が彼女を愛している」っていうとき、そう書いていないで描写だけですましてしまうと、確定できなくて気持ち悪いって思っちゃうのかなあ……?  ちと、具体例だしてみます。  愛してるじゃないけど、「好き」ってやつで。 ・パターン1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ねぇ、言ってよ」  小柄な恵美は、すこし遅れぎみになりながら、俺についてくる。 「好きって、言って」  付きあってもう二年、何度も繰り返された同じ言葉――。  俺は前を見つめたまま、やはり何度も繰り返した曖昧な笑みを顔に浮かべた。歩く速度をすこし緩めて、恵美の隣に並ぶ。でも無言のまま。  恵美のやつは、「今日こそは言わせてやるぞ」と意気のこもった目で、俺の横顔をにらんでいる。  4月とはいえ、風はまだすこし冷たい。  俺は顔を膨らしはじめた恵美に、ちらりと顔を向けた。俺は上着を着てきたが、恵美のやつはセーター一枚きりだ。  ジャケットを脱いで――恵美の体をくるんでやる。  驚いた顔で立ちつくす恵美を置きざりにして、俺は歩きはじめた。恵美はしばらくすると追いついてきて、俺の腕に自分の腕をからめてきた。  顔を向けると、恵美の膨れていた顔は微笑みに変わっていた。  俺たちは腕を組んだまま、葉を開きはじめた並木道をまっすぐに歩いた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・パターン2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ねぇ、言ってよ」  小柄な恵美は、すこし遅れぎみになりながら、俺についてくる。 「好きって、言って」  付きあってもう二年、何度も繰り返された同じ言葉――。  俺は苦い顔を浮かべた。  たしかに恵美のことは好きだ。  だがそれを口にしてしまうと、なんだか安っぽくなってしまうような気がして――だから、言わない。  どうして言ってやらないのかと言うことを説明したら、恵美は納得してくれるだろうか? いや――それはない。 「なによ、にやにや笑って……」  恵美はぷうと顔を膨らませた。二十歳の女がするにしては、すこしばかり子供っぽい表情だ。 「好きだよ」 「えっ……?」 「おまえのその、拗ねたときのへんな顔」 「――もっ、もうっ! な、なに言ってるのよ!」  恵美の手に背中を叩かれながら、俺は並木道を歩いていった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  以上2パターン。  おおむね長さは同じにしてみました。  パターン1は好きと言わない。地の文でも好きであることは確定しない。  パターン2は好きと直接言わないけれど、地の文では書いてあるので確定できる。  むにさんの感覚では、パターン1はなにか気持ち悪かったりするのでしょうか? この場合の「気持ち悪い」は、はっきりしゃっきりしないっていう意味においての「気持ち悪い」ね。  それでどっちが良いかということになれば、パターン2のほうを選ぶとか、そんな感じ?  話を進めるまえに、そこんとこはちょっと確認しておきたいなぁ。 P.S. >ALL  ちなみに関係ないけど、この2つのパターン両方書くのに10分ってところか。仕事の合間の息抜きなり。今日はファミレスでお仕事。食休み中〜。  どちらのパターンも文庫本1Pずつ。この程度のクオリティなら、そんなもん。  このペースで小説書ければ、毎月2冊ずつ本が出せるのだがなぁ。いや書けるんだけど。(^^; -------------------------------------------------------------------------------- そうそう No.1200 投稿日 2001年4月23日(月)11時39分 投稿者 新木 伸 >唯野君  そうそう。  「逃げられない/逃げようとしない」理由。  シンデレラ迷宮の要領で、アイデア出し10個。  これ宿題。あらすじ直しを考えるのと平行してやるように。  設定やら舞台やらも変えちゃってOK。  とにかく「逃げられない」もしくは「主人公が逃げようとしない」という理由のほう、そこにリアリティを持たせることを優先させて、話のストーリーもキャラも設定も舞台も、場合によってはガンガン変更すること。  べつにボツ出さんから、気軽にやってよし。  ただし10個すべて、ここにアップするように。  期限は明日(火曜)の深夜零時(24時)まで。  なんか学校のほうやら私生活のほうやらで、期限守るのが無理っぽいなら、申告するのこと。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1201 投稿日 2001年4月23日(月)13時01分 投稿者 新木 伸 >紺野さん  一行コンセプトに、斉の存在が入ってませんけど、これはいいのかな?  一行コンセプトにないってことは、斉というキャラの存在は「必然」じゃないってことになりますが。  さるとのこと。白羽のこと。  叩かれたところがだいぶ直って、とてもわかりやすくなってきています。  ただしまだまだ甘いところもあり。  斉との出会いのあたり。  まずひとつめ。  まだ「不調」って使ってますね?  これ禁止。  次の直しでは、「不調」という言葉なしで、不調という状態を説明してください。  2点目。  「斉」という男は何者? ひと言で説明すべし。ある人が何者であるかということを説明する言葉、日本語にはたくさんあるでしょう。「商人」とか「鍛冶屋」とかさ。斉はそれでいうと、なに? あらすじ内で初めて「斉」という人名が登場するときに、「斉という商人を偶然助けることになる」とか書けば、ばっちりわかりやすくなるわけね。あらすじを読む相手に対して親切になるというもの。  3点目。  また斉が申人と同行しようとする理由が不明。「刀を直すため」だけでは弱すぎるってことに、いいかげん気づきましょう。  同行する理由はいろいろあるだろうけど、その中でいちばん大きなものはなに? 刀を直すうんぬんよりも、じつは斉が申人を気に入ったからとかじゃないの?  4点目。  竪樹が封印を解く以降の展開。  わからん。書き直し。  兵器は一個なわけ? それとも「兵器群」なわけ?  「赤い光を無差別に発し」とか、前より具体的になってきてそれはいいんだけど、もっと概念的に説明すべし。  赤い光はつまり光線兵器で、レーザーのことだと思うけど、無差別に発しているだけなの? それとも無差別に人を狙っているの?  単に無差別にレーザーを撃ち出しているだけなら、ちょっと離れていれば怖くないよね。無差別殺戮を繰りかえしているなら、それは逃げても追ってくるから驚異だけど。  また申人のほうも、まわりの人間に無差別に斬りつけているそうだけど、そんなん、まわりに逆襲されて斬り捨てられて一巻の終わりじゃないの? そうでないなら、なにかの理由を出してきて、兵士たちが申人に敵わないということを説明しないとだめだよ。  あとこのへん、「たわけ」だな。→「そこで斉は、なぜだかわからないが兵器が申人でもあると気づく」 >唯野君  「シンデレラ迷宮の要領で」というのは、コンセプトを「逃げられない/逃げようとしないアイデア」と定めて、意識をそこに集中させてアイデアを出すっていう意味ね。  練習してきたんだから、それなりに集中する方法は身についてきてるだろ?  「逃げられないアイデア」を出そうと考えているときに、不意に「不死者の再生の設定」なんかを思いついて有頂天になったりするなよ。 -------------------------------------------------------------------------------- 「逃げられない/逃げようとしない」理由 No.1202 投稿日 2001年4月23日(月)16時00分 投稿者 唯野教授 1、まわりを障害(壁・罠・崖・結界等)で囲まれているので逃げられない。 2、大事な人や物を相手に握られており、逃げると殺される(壊される)ので逃げられない。 3、相手の方が機動力があり、すぐ追い付かれるので逃げられない。 4、現在いる場所が戦うのに最適で、他の場所に移動すると返って不利になるので逃げられない。 5、逃げると制裁が下され、よりひどい目に会うので逃げられない。 6、催眠術などで体を操られているので逃げられない。 7、自分が勝つと確信しているので逃げない。 8、相手に強い執着を持っており、自分の手で必ず今倒すと誓っているので逃げない。 9、相手と戦う職業についている(軍人・警察官・消防士等)ので逃げない。 10、自分が逃げると、より弱い人にとばっちりがいくので逃げない。 -------------------------------------------------------------------------------- 追加、あと10個。締め切りは変わらず No.1203 投稿日 2001年4月23日(月)17時13分 投稿者 新木 伸 >唯野君  1。障害とかは、具体的にどんな障害なのか出すこと。  2。大事な物や物を握られて――というのは、どう握られているのかとか、展開まで含めて出すこと。  3。機動力があるというのは、どういうこと? 単なる不死者以外の設定をつけなきゃ無理でしょ。そこのところの追加設定も出すこと。  4。現在の場所が戦うに最適っていうのは、どう最適なのか出すこと。  5。逃げると制裁っていうのは、誰からどんな制裁がくだされるのか出すこと。  6。催眠術などでというのは、具体的になんなのか出すこと。  7。勝つと確信しているので逃げないのは、どこかで逃げるタイミングが来るわけでしょう。不死者とわかって切りがないとか感じた時点で。  8。相手への執着は、具体的になに?  9。主人公の職業は、具体的には?  10。逃げると他の人にとばっちりが行く状況は、具体的にどんなの?  以上。  これでまず10個か。  ただし、補足説明して提出しなおし。すぐにでもあらすじに組み込めるように、すべて具体的に案を出して書き直してくること。  あんど、さらに10個追加。  こちらも同じように具体的プランも入れること。ただし今回の10個と同じパターンの使い回しは不可ね。  どっちもコミコミで、締め切りは変わらず。 -------------------------------------------------------------------------------- 蟻地獄と迷宮の合体攻撃ですかい No.1204 投稿日 2001年4月23日(月)21時03分 投稿者 唯野教授 >あらすじ直しを考えるのと平行してやるように >補足説明して提出しなおし >さらに10個追加 >どっちもコミコミで、締め切りは変わらず え〜と、こんな時になんて言うかも、シンデレラ迷宮で習ったな。 なんだっけ? そうそう、 「練習することが増えてうれしいなあ!」(滝涙) -------------------------------------------------------------------------------- はじめまして No.1205 投稿日 2001年4月23日(月)21時34分 投稿者 小倉善哉  新木先生、参加者のみなさま、はじめまして。  私は小倉善哉(おぐら よしや)と申します。宜しくお願いしますm(_ _)m    ネットをさまよっているうち、いつの間にかこちらにたどり着きました。現在、膨大な過去ログをプリントアウトして、ちまちまと拝読いたしております。みなさま、すごいことをしてらっしゃるんですねえ……(溜息)  いきなりですが、私も短編蟻地獄に参加させていただけないでしょうか。  こちらでの修行は厳しいんだろうなあ、とひるみつつも、やっぱり参加したいです。小説家になるという夢を、憧れだけで終らせたくない。そのために技術を身に付けたいのです。  Σあ。でも、ひょっとしてシンデレラ迷宮をクリアしないと、短編蟻地獄には進めないのでしょうか?(汗)──もし以前にも出ている質問でしたら、申し訳ありません。言い訳になってしまいますが、まだ過去ログを全部、読み終わってないんです(涙)  ええと、筆暦も書いておいた方が良いのかな? 勝手に判断して書いておきます。  8年前から書きはじめて、総作数は400字詰め原稿用紙に短編およそ20編、長編1編、です。  2年目までは短編を年に6作ほど、3年目には短編を3作と330枚ほどの長編を1作、4年目は二次創作にはまり0作、5年目でオリジナルにもどって短編を3作ほど、6年目からは1年に1作書けば良い方、という怠惰な生活を送っています。(新人賞への投稿は5年前の長編が1回と──今年、第8回電撃ゲーム小説大賞を短編で投稿してしまいました〜/脱兎)  まるっきりの新参者なので、いまいちどうしたらいいのか分かりません。申し訳ありませんが、「短編蟻地獄」に参加してもいいのか、それとも「シンデレラ迷宮」から始めるべきなのか、お教え下さいませんでしょうかm(_ _)m http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- ぎゃっ…!! No.1206 投稿日 2001年4月23日(月)21時39分 投稿者 小倉善哉 筆暦のところ、 >総作数は400字詰め原稿用紙に短編およそ20編、長編1編、です。 とありますが、 総作数は400字詰め原稿用紙に30枚程度の短編およそ20編と、330枚程度の長編1編、です。 の間違いです。 申し訳ありませんでしたっ(>_<; (うわ、しかも1作、2作〜という数え方と、1編、2編〜という数え方が混在している! なんて見苦しい/涙) http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1207 投稿日 2001年4月23日(月)22時44分 投稿者 新木 伸 >小倉さん  いらっしゃい。  とりあえず短編課題から参加でいいんじゃないでしょうか。  同時並行してやるという手もありますし。  まずやるべきことは、800字版のあらすじの提出と、まとめられるなら「その話が何の話であるか」を一行にまとめた「一行コンセプト」の提出。  短編課題のタイトルの付け方とか、そのへんにもルールがありますが、まあ最近のみんなのものを参考にしてください。  シンデレラ迷宮も短編蟻地獄も、ガイダンスをまとめて、左側のフレームのインデックスのあたりにリンクを貼っておけばわかりやすいんですけどね。  あまり敷居を低くしておいても意味がないんで……。  ガッツのある人だけ入って来れるように、こんな感じになってます。  全ログを漁らないと参加方法もよくわからない――ぐらいでちょうどいいかと。  ここに参加しに来る人なら、そもそも全ログなんて、ほうっておいたって読むはずだし。  あと短編課題の参加者には、他の人の短編課題の指摘とかがなにやら義務として付いてくるくさいので、そちらのほうもよろしく。  合い言葉は「心に棚を作れ」です。 >唯野君  べつに合体攻撃じゃないのだな。  あれは実戦で使うために練習していたわけなんだから……。  だから単なる「前提」。シンデレラでやっていたことは、出来て当然であたりまえのことなのね。 >みっちゃん  もしかしてハンドル変えたのって、わしが「みっちゃんって呼ぶ? みっちゃんさんって呼ぶ?」とか聞いたから? そのあたりが理由とか?  あれは単に呼び方を聞いただけのつもり。 -------------------------------------------------------------------------------- 私的には次はシンデレラの予定でしたが…… No.1208 投稿日 2001年4月23日(月)22時45分 投稿者 山内 涼 >藤極堂さん  週末出張していたため、お返事遅れました。 >課題クリアしないと指摘しちゃダメなの? >方向違いの指摘は逆ツッコミで返せばいいだけじゃないの?  どうも私の書き方は、なにか大切なとこがいつもいつも抜けてしまうんですね。  私の書き込みを読んで、藤極堂さんばかりではなく、多くのかたがこう考えたのかなと思います。  新木さんも書いておられましたが、ここでは遠慮は無用だそうですから、課題のクリアとか関係なく、どんどん指摘するべきだと思います。短編課題に参加しているかたがたも、いろいろな意見を求めておられると思うので。  方向違いの指摘についても、藤極堂さんのおっしゃる通りだと思います。それぞれあらすじを提出されたかたがたにも、指摘された点についての考えはあるはずですから。  ただ、私の場合、なんとなくあらすじの指摘を理由に、シンデレラをさぼってる気がしたものですから(気がしたもなにも、実際ひとつも提出してませんし)、前回書いたような思考の流れで、まずはシンデレラを優先しようと考えたわけです。  まったく不器用な人間でして(というか圧倒的な力不足)、無欲なシンデレラ考えながら、あらすじの指摘もということができそうにありません。ですから、 >見当はずれの指摘をされて、憤慨  上の書き込みは、それまでに私が指摘した人の中で、不快な思いをした人がいたら、ちょうどいい区切りだから謝罪しておこうと思っただけでした。慎重に考えはしたものの、万一、あらすじ書いた人の創作意欲を削いでしまうようなこと書いてたら、まずいなと思いまして。  書き込んだ時間がいかさんと微妙に(絶妙に?)重なってしまって、なんだかいかさんにまで誤解を与えてしまったようですが、とくに個人に向けた発言ではありません。 >誤読や誤解というものは減らすことはできても根絶することはできない物だと私は思っています。  そうですね。少しずつでも減らしていきたいです。その前に私自身、誤解や誤読を招く文章を、できるだけ減らさなければ。  そのためにシンデレラに挑んで、言葉の分解能をあげようと考えました。  誤解をまねく書き込み、本当に申し訳ありませんでした。 -------------------------------------------------------------------------------- レス&あらすじ感想 No.1209 投稿日 2001年4月24日(火)00時02分 投稿者 茶羽根(やの) 新木さん> > 魔女は実の母親だったのか。 > しかしそれ、まずかろう?  私もまずいと思います。なので、実の母親ではないという設定にしてあるのですが、あらすじで実子と読めてしまう時点でダメでした。 太らないケーキ>  私はデパートとかのお菓子コーナーを歩いているだけで、わりかし満足な気分になれたりします(^^; 「この生クリームの匂い、いい感じ〜」って。  嗅覚が発達しているのか?<違う 山内さん> >今回のことは笑って水に流していただけると  水に流しちゃうだなんてもったいないですよ。私も山内さんも本質を見極めないで脇道にそれてしまったことが身をもってわかってしまったのですから、後々これがいい経験だったと思えるように頑張りましょうよ。  まぁ、言うのは楽なんですけどね(^^;  以下、あらすじ感想 「スケッチブック(仮)/夕斗」(あらすじ/2回目)>  他の方々の指摘がそのまま入るかな、と言う感じです。やはり主人公がスケッチブックに書いた内容が気になります。  あと強いて言えば、「不信に思って手術室に向かうと」これって「不審」の間違いですよね? 不信でも深読みすれば意味が通ってしまうので、一応確認してみました。 「鏡の国のダイエット」/みやび1(800字/2回目)>  魔法の姿見ですが、なんでそんな使い道のなさそうな鏡が納屋にあったかがわからないです。ダイエットに使うなら、そんな注意書きはないですよね? 仮に納屋にはわけのわからない発明品がいっぱいあったとかだったらわかるんですが、そうではないみたいですので。  あとラストですが、現実世界で光学異性体のケーキを食べてるんだから、太らないんですよね?(すでに太ってしまっているようですが) なら美春は思う「後には引けない」は、引く必要がないのではないでしょうか。 「永遠の孤独(仮)/唯野」(あらすじ/1回目)> >男は不死者であり、不死身の仲間を見つけるために殺人を繰り返していたのだ。 「不死身の仲間」がすでにいて、その人物を捜している風に読めてしまいました。というか、なぜ男は不死身の仲間を捜しているのでしょうか。(あらすじには書いてないですよね)  あとまぁ新木さんも仰っていますが、やっぱし主人公が主人公に見えません。視点は主人公かもしれませんが。  それから、あらすじに対する疑問ではなく、復活物全般に対する疑問です。 >男の細胞が一つでも残っていれば、周囲の有機物を取り込んで復活してしまう  吸血鬼の灰とかと同じなんでしょうが、これって男が複数復活したりはしないのでしょうか? 男を倒そうとしているときに、返り血ってあるわけですよね。そこから乗っ取られはしないのでしょうか?(だから返り血を浴びないようステッキで倒してるのかな?) さらに言えば、有機物であればいいわけだから、その辺の木とかに血が付いてもOKになってしまうような気がします。  核となるものがあるのならわかるのですが、細胞一つでも残っていれば、という点に疑問を感じてしまいまい、質問させていただきました。 「些細なこと」幽界寺1/(800字/2回目)> > しかし、そんなところに祐樹の妹が現れた。彼女は久々に会った喜びとちょっとした甘えで兄に昔と同じように抱きついた。それはほんの冗談でしかなかったが、そこにちょうど運悪く亜衣が部屋に入ってきた。それを見た亜衣は何も言わずに走り去る。 「運悪く」と思うのは祐樹の視点だと思うので、おかしいんじゃないでしょうか。あと、「それは」「そこに」「それを」と続いていますが、読みにくくなってしまっていると思います。  それと、 >全てが亜衣も「うん……」と短く答え、祐樹の胸に顔を埋めた。 「全て」って単なる消し忘れですよね? これだと、読み直しをしていない風にとれてしまい、もったいないです。 「さると」/紺野たぶん4(800字)>  申し訳ないのですが、内容ではなく文章自体が非常にわかりにくくなってしまったような気がします。文章を理解できれば、内容はわかりやすいのかもしれないのですが……。  序盤の > 舞台は砂漠と山脈に囲まれた荒野。古代、まだ物に魂魄を宿す技術が広く知られていた頃、赤い髪の一族がこの地を治め、大地の精霊の魂魄を宿しながら攻撃力に使う兵器を作った。しかし兵器の力が制御不能なほどに 強大だったため、精霊の魂魄を刀に、刀の魂魄を子供に、子供申人の魂魄を兵器に移し、それぞれを封じるとい う方法で封印した。  ここだけでも、「物に魂魄を宿す」「大地の精霊の魂魄」「精霊の魂魄を刀に」「刀の魂魄を子供に」「子供申人の魂魄を兵器に」と、「魂魄」というものが何なのかがちょっとわからないです。「精霊の魂魄を刀に」がちょっと違うんじゃないかと思っているのですが。  また別の部分でも、「赤い髪の一族がこの地を治め、〜兵器を作った」とありますが、兵器を作るために治めていたように読めてしまいます。さらにこの部分、「宿しながら攻撃力に使う」は誤字ですよね?  これ意外にもまだあるのですが、とりあえずこれだけで。  自分の分のは、また後で書き込みます。 -------------------------------------------------------------------------------- あー、だから書いとけって言ったのに No.1210 投稿日 2001年4月24日(火)00時40分 投稿者 新木 伸  茶羽根君がレスしちゃってる。  だから指摘してもらった労力が無駄になるから、書いておけって言ったのにぃ……。>みやびさん  えー、みやびさんのやつ。  本人修羅場のようなので、かわりに代筆。  電話で話したところでは、光学異性体を出さずにオチをつけるように改良してありました。 ・発明家のおばあちゃん(生きてる)が、ダイエットしたいという主人公の願いを聞いて、前に作ってあった「鏡の世界に行ける姿見」をくれる。 ・鏡の世界では、いくら物を食べても太らない(というか、使用説明書には餓死するので注意とある)。 ・鏡の国の食べ物は、どうもおいしくない。でもマスターのところの「特製ダイエットケーキ」だけは、なぜかおいしい。たくさん食べる。 ・太ってしまった理由。ケーキ屋のマスターの「特製ダイエットケーキ」というのは、やはり同じおばあちゃんの発明品の「鏡」から取り出したケーキだったというオチ。(これは姿見のプロトタイプで、映した物を鏡の世界から取り出せる小さなサイズの鏡) -------------------------------------------------------------------------------- お久しぶり…… No.1211 投稿日 2001年4月24日(火)01時18分 投稿者 八神伽羅 ……です、ほんとに。十日以上ごぶさただったんですね。月日がたつのって早いなぁ。 とりあえず近況なのですが、携帯と自転車をなくしてへこんでました。傷心のあまりなにも手につきません。 ……というのは冗談です。半分くらいは。あぁ、買ってまだ四ヶ月だったのに。 真面目に最近の動向を記しますと、まず「時計仕掛けの小悪魔」をどうにかまともに完結させようとして挫折しました。その後N0.1004の新木さんのレスを読んで「悪癖が染みつく前に一度しっかりプロットを立てて一作仕上げるしかあるまい」と勝手に燃え上がりました。で、なんとかプロットを書いてから本編に取り掛かり、今に至っています。 今回はラスト目前で構成が空中分解する事はなさそうですが、いきなり長編なぞ書く前に、短編蟻地獄(いつの間にか名前まで付いていたんですね……。しかもこんなおそろしげな)に参加するのが筋だったかと少し後悔しています。しっかり参加表明してますしね。 しかしここで投げ出すのもなにか悔しいので、蟻地獄に突入するのはそっちを片付けてからにしたいと思います。……って、なんか偉そうですね、私(^^; ということで、近況でした。 次回はちゃんとプロットの指摘などもしたいものです。 今は過去ログより先に、明日の授業に向けて洋書を読まねば……あぁ、あと残り十一ページもある……。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 10個出し No.1212 投稿日 2001年4月24日(火)03時04分 投稿者 茶羽根(やの) 「ああニードは性別を関係なくフィンのことを好きだったんだっ!」と思わせるエピソード 1 夢でフェリオのことを見る。過去の自分がフェリオに向けていた気持ちと、いまのフィンが自分に向けている気持ちが同じものであることに気づく主人公 2 夢にフィン(男)が出てきて、僕のどこが好きだったの? と聞く。主人公は答えるが、その中に「男だったから」という答えはない。突然フィンは女に変わり、じゃあ私は? と聞く。それでもフィンが好きなことに気づく主人公。 3 自分が女だったらフィンのことを好きになれたかもしれないのにと思う主人公。だが自分が女だと想像したとき、それでもやはりフェリオのことは好きだったと思う。結果、性別なんて関係ないことを知る。 4 フィンだけじゃなくフェリオまで女だったのではと疑心暗鬼にとらわれる主人公。しかしフェリオが女でも、やっぱり好きになったと思い、性別なんて関係ないことを知る。 5 以前言い寄ってきた両性具有のことを思い出す。その時は、男とか女とかの前に、お前は嫌いだと言ったのを思い出す。男とか女とかの前に、フィンが好きなんだとわかる。 6 老人(途中で出てきているという設定)に言われるまま、様々なシチェーションで相手が男と、女と、フィンの場合の三パターンを考える。フィンの場合が、男の場合とほとんど同じなことに気づかされる。 7 フィンと交わした会話や行動を思い出す。一つ一つ、どうしてそういう言葉を言ったのかとか、行動をとったのかを思い出す。その言葉や行動の理由に、フィンが男だから、というものが無いことに気づく。 8 街に戻り、フィンが本当は女だったことを町の人に言う。町の人は最初「あの子供、女の子だったのか……」とか同情っぽいことを言うが、誰かが「女だから何だって言うんだ、あいつが魔女の連れ子であることは違いないだろ!」とか言う。 9 実は魔女は男だった。街の人々が魔女魔女と言うのはしっているが、男は「あたしが男だと街の奴らの態度が変わるのかい? 変わらないさ、やつらが怖いのは魔女なんじゃなくて、魔法を使える人間なんだからね」と言う。 10 逃げ出した主人公がふと気づくと、そこは館に向かう途中、フィンと話をした思い出の場所だった。冷静になって考えた時、フィンに対してとても可哀想なことをしたことに主人公は気づく。フィンが男だと言うことをいつのまにか忘れ、主人公は自分の行動を悔いながら館へと駆け戻る。 11 魔女を倒しに来た剣士。魔女に深手を負わせた後、フィンにも剣を振り上げる。女だからかまわないだろと主人公に向かって言うが、主人公はそれでもフィンを助けてしまう。  とりあえず11個。実際に書いた本文では、1と2の両方を使っています。  言われたとおりに11個目を使っても良いのですが、これも本文書く前に考えた選択肢の一つの亜流なので、できたら他の方の反応を見たいと思います。(11個目を使わなかった理由は、新たなキャラを出すと原稿用紙枚数規定をオーバーすると思ったから)  あとは方向性があってるかどうかわからないし……  それと多数の方からご指摘いただいている、フィンの性別が入れ替わる際に苦痛が伴う件ですが、最初のころ(魔法がかけられたのは、4年程前という設定)はほとんど苦痛が無く、最近になって苦しむようになってきたと言うことにしてあります。最近になって苦しむ理由は、年を取るにしたがって男女の身体の差が大きくなり、入れ替わる際の変化が大きくなってきたから。どうして今魔女が知らないのかは、ここ1、2年はすれ違いばかりで、まともに話をしていないから。  ということにしてあります。この辺に関しては本文にも書いてないので、一応設定を説明させていただきました。書いてないのは、書く必要はないと私が勝手に判断したからです。 藤極堂さん> >山口百恵の「プレイバック」を口ずさみながらフェードアウト。 >「ボウヤだからさ」(←それはガンダム)  さっきやっと意味が分かりました(^^; ボウヤかぁ……  もう眠い…… -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ12 No.1213 投稿日 2001年4月24日(火)03時06分 投稿者 みっちゃん >HN変更について 呼び捨てかさん付けか、 みなさん迷われるようなので、みっさんにしましたが、 より混乱を招いてしまいましたね。 以後、呼び捨てでかまいません。 無欲なシンデレラ みっちゃん12 ○舞踏会 ・王子、広間の隅のテーブルで、客の貴族と賭けトランプのゲームに興じている。 ・何度も勝ち、貴族がテーブルに載せた金貨や宝石を巻き上げる。 ・「誰か、自分に勝てる人間はいないのか」と、王子、  通りかかったシンデレラを呼びとめる ・「あなたが勝ったら城にあるものをなんでも差し上げましょう」と王子 ・ゲームを始めると、シンデレラが勝つ。 ・「ああは言ったけど。城の中のものは差し上げますが、あまり高いものは……」と惜しがる王子 ・「では私と一曲踊ってください」とシンデレラ ・王子、ハッとして「そんなことで……」 ・シンデレラ、王子の手を引き、踊る。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id=biohazard -------------------------------------------------------------------------------- 茶羽根 No.1214 投稿日 2001年4月24日(火)05時12分 投稿者 新木 伸  全ボツ。  10個じゃ足りぬわ。  おかわりもう10個ね。  ああなんか、ついに「君」さえ消えて呼び捨てになってるし(笑)。  ちとやり方を変えよう。  今回の10個提出のときは、「ああニードは性別を関係なくフィンのことを好きだったんだっ!」ということだったけど、いままでシンデレラコンセプトで嫌というほどやってきたことを、茶羽根は体で理解していないようなので……。(そういえばクリアしてないんだっけ)  言葉じゃないの。  行動で示すんだって、行動で。  ニードはじつは性別に関係なくフィンのことが好きなんだよね。ただ本人はそれに気づいていない状態。フィンが少年だから好きだったのだと、自分でそう思っているわけだ。  そこを前提条件としよう。僕があらすじから読みとったものだけど、たぶんこの解釈は間違っていないと思う。(どうかな?)  そして突然だけど。  ちょっと別の構図……ちょっと、こんなものを考えてみるべし。 ・ある男の子がいた。 ・その男の子は(本当は)ある女の子のことが好きだった。 ・でも自分では、その女の子のことが嫌いなのだと思っていた。  ちょうどニードの「自分はホモだと思っていた」と同じような構図ね。  この構図でもって、たとえば、こんなエピソードを持ってくるわけだ。 ・女の子がいじめられていた。 ・いじめているのは、村のいじめっ子で、年上で、力が強くて、しかも体が大きい男の子だ。それに比べて男の子は、貧弱君なのだ。ケンカには自信がない。 ・男の子は女の子が嫌いなはず。そのはずだ。そのはずなんだけど……居ても立ってもいられず、思わず助けてしまうんだ。その女の子のことを。 ・殴られても蹴られても、引き下がらず、女の子を助けようとする。 ・ついに、いじめっ子のほうが根負けして、引き下がってゆく。  心のうわべのほうで人間がなにをどう考えていようが、「本心」ってものは変わらないわけよ。だからこういったエピソードには真実味が出てくるわけね。  本人が自覚してようがしてまいが、そんな細かいことには関わらず、ニードの「本心」を引き出して行動に駆り立てる。――そんなエピソードを出してこいって言ってるの。  この話にはそのグレードのエピソードがどうしても必要になってくるの。  じゃないと話に「意味」を持たせることなんて不可能なの。  そもそも「ニードが自覚する」なんて系統のエピソードを切り出してくるあたりが、もう甘すぎ。論外。全ボツ。  さあもう10個だ。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、全部読んでなかった(笑) No.1215 投稿日 2001年4月24日(火)05時28分 投稿者 新木 伸 >茶羽根  11個目、いいじゃん。  それおかわり10個の1個目として数えていいや。  どうせ全部そんなばっかだろと思って、半分から下は読んでなかった。  ぬかったわ。 -------------------------------------------------------------------------------- ふっか〜つ No.1216 投稿日 2001年4月24日(火)06時41分 投稿者 卯月 修羅  ようやく人生で初めての作品を書き上げました。原稿用紙で100枚弱ぐらい。これだけの文章を書いたのも生まれて初めてです。これでやっとシンデレラ迷宮に戻る事が出来ます。みなさん短編蟻地獄で苦しんでいるようですががんばってください。 >雑談  新木さんがおっしゃっていた事をはじめました。それはメモ帳とペンを持ち歩く事。これはアイデアを思いついたときすぐ書き留めるため。もう一つは自分の普段の日常を頭の中で文章化することです。例えば授業中とかに「昼食をとったあとの午後の授業。教授の声はまるで睡眠の呪文のようだった」とか。ボクは文章力がないのでいいストレッチになります。  最近、マンガやドラマを見ていると「こいつの今のセリフは何のためにあるのか」とかを考えるようになってしまいました。もう普通には楽しめなくなってしまったようです。ボクの中でのアストラルアラキサンは成長しまくりです。小説を書いているときはアストラルアラキサンを発動させると一行も書けなくなるので封印していましたが(笑)   -------------------------------------------------------------------------------- 気高いシンデレラと高貴な王子 No.1217 投稿日 2001年4月24日(火)10時00分 投稿者 弟切 千隼 指導霊「アストラル新木さん」に促され、弟切千隼は今日も課題を提出します。 弟切6 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・城の舞踏会で、王子の発案による慈善オークションが行なわれる。一人一品づつ何かを競りに出して、その売り上げを貧しい人々を救う基金にするという趣向である。シンデレラは、昔、実母にもらった高価な絹の手袋をためらわず脱いで、競りに出す。 ・競りが終わった後、慈善事業に協力してくれた女性客全員と王子が踊ってくれることになり、シンデレラも王子と踊る。競りに出してしまったため手袋無しで踊る非礼をシンデレラは王子にわびる。 ・王子はシンデレラの手が荒れているのに驚いて、貴族の娘のはずなのにどうしたのかと訊ねる。シンデレラは少し頬を赤らめつつも堂々と「家で家事一切を任されておりますので」と答える。 ・「私を育ててくれた働き者の乳母もこういう手をしていた」と王子は言い、後でもう一度ともに踊ってくれるようシンデレラに申し出る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- もうかりまっか No.1218 投稿日 2001年4月24日(火)11時24分 投稿者 藤極堂 >新木さん >>某掲示板専門用語  厨房、(TДT)、等ですね。  チェックしてみると思ったより少なかったです。  インパクトが強いから多いように感じただけでしょうか。  あと電撃BBSで話題にしてたのが印象に残ってたというのもあると思います。 >「鏡の国のダイエット」/みやび1(800字あらすじ/1回目) 大幅に設定を変更して書き直すとおっしゃられているのでパスしときま〜す。 >「空の飛び方 翼の動かし方/いか2」(あらすじ2) >>ファレストの存在意義  何かの本で、重要なキャラクタはあらすじに書き記すと書いてあるのを読んだので、その通りしました。 ちょっと、言葉が足りなかったかなと、思うことがあったので捕捉。 「ファレストはいじめっ子A扱いで充分」 という発言は本編の中でもいじめっ子Aにした方がいいという意味ではなく、このあらすじの中では特に名前を出す必要性を感じられないという意味です。 だって属性が「いじめっ子」しかないんだもの。 名前を出すキャラクターというのはひとつの役割だけではなく、様々な特徴や役目を持っているはず。 逆にいえば、たとえば「ウッディ」という個人名は「村の子供」であり「有翼人」であり「いじめられっ子」であり「空を飛ぶことを夢みている子供」であるという雑多な要素をまとめるために必要なのです。 まあ、「ファレストは実はウッディのことが好きで、率先していじめていたのは愛の裏返し。双子と楽しげに語らうウッディを見て嫉妬。大人達に告げ口してしまう」なんて別の要素がついていたらOKなんですが。(え? ファレストとウッディは両方とも男だ? 私には何も問題はありませんが?) >>「些細なこと」幽界寺1/(800字/2回目) >普段は大人しい彼女にも激しい一面があった。  何が激しいのかわかりません。 >次の日、いきなり亜衣の部屋の方から、悲鳴が聞こえてきた。それを聞いた祐樹は無我夢中で彼女の部屋に飛び込んだ。何事かと尋ねると、亜衣はゴキブリ……とだけ言って震えていた。  この恋人同士がすれ違うのは 「自分に自信が持てなくて、それゆえ嫉妬深い態度をとってしまう亜衣」 「素直に自分の非を認めることができなくて、それゆえ謝ろうと思っていても行動に移せない祐樹」  という構図から来ているのではないのですか?  問題を棚上げしたまま仲直りというのは説得力に欠けます。 >「永遠の孤独(仮)/唯野」(あらすじ/1回目) >腕の立つ魔法使いの主人公は、家に誘った警備会社の同僚と共に  「同僚」という単語から推測するに魔法使いである主人公も警備会社の人間なんだよね?  なんでこいつら警察とか警備会社に連絡して、応援なり救援なり頼もうとしないの? プロなら自分達だけでは敵わないと判断した時点でそうするでしょ?   自分の力を過信したり、プライドを優先するのはプロって言わないの。――まあ、プロ失格のキャラなのかもしれないけど。  それにプロがそういう教育を受けてなかったり、連絡機器を持っていないというのも不自然。魔法が存在するパラレル現代という設定らしいから、ケータイなり念話なりあるのが当然という気がします。 >公園内には男の作った罠が無数にしかけてあり  いつ作った(笑)。  特定の公園で殺人事件が頻発してるなら当然立ち入り禁止処置がとられているだろうし、最初の事件が起きた時点で綿密な調査が行われるはずだと思うのですが。  日が暮れてからこそこそ……といってもこの男の特技は「死なない」ことだけなので無数に仕掛けることは物理的に不可能かと。 >一週間後、その公園で、ある警官が不審な男を見つける。職務質問をしてみると、その男は「人探しをしている」と答えた。  意味不明。  倒したはずの男が実は復活していたのか、  主人公に不死者が乗り移り同じ行動をくり返しているのか、  連続殺人鬼の不死者が懸命に探していた別の不死者が噂を聞きつけて今頃のこのこやってきたのか、わかりません。 >紺野タツキさん そもそも「魂魄」という単語が何を意味するか不明のままです。 これ「ハンター×ハンター」の念や「ジョジョ」のスタンドに該当するその物語にだけ通用する特殊概念にしか見えないのですが。 こういう中身のわからない単語を何の説明のないまま使用すると、何を言われているのかサッパリわかりません。 つまりわかりやすく説明すると >古代、まだ物に「あれ」を宿す技術が広く知られていた頃、赤い髪の一族がこの地を治め、大地の精霊の「あれ」を宿しながら攻撃力に使う兵器を作った。しかし兵器の力が制御不能なほどに強大だったため、精霊の「あれ」を刀に、刀の「あれ」を子供に、子供申人の「あれ」を兵器に移し、それぞれを封じるという方法で封印した。 ――読者はこんな風にしか読みとれない状態なのです。 あれってなによ? とりあえず、一行目で挫折。 >茶羽根(やの)さん どうでもいいが、このニードとかいう男の恋愛が今までうまく行かなかったのは「ホモだから」じゃなくて「フェリオが忘れられないから」じゃないのか?   最初の恋を引きずるってのはありがちだけど、それじゃうまくいくわけないしょ。 「たとえ、その子が男であったとしてもそれじゃ長続きしないね。アンタの自己満足のために利用された挙げ句、紛い物だといって捨てられる――それじゃフィンって子が可哀想だよ」  フィンはフィンであって  昔のニードでも、フェリオの身代わりでもないって気づくことができたらいいんじゃないかな。  ていうか、これがなきゃフェリオを出す必然性がないと思うんですが。妄想? -------------------------------------------------------------------------------- 萌えよペン(仕様です) No.1219 投稿日 2001年4月24日(火)13時08分 投稿者 いか  心に棚を作れというのは、『炎の転校生』に出てきいたやつと思ったのですが、間違っていったくさいです。自分のことを置いといて、相手を指摘するのばかりと……性根が腐っていてすいません。 「空の飛び方 翼の動かし方/いか3」(あらすじ/3回目)  いい加減、あらすじを終わらせないと。そのためには、それなりのものを書かなければ。そんなわけで、あらすじです。さて、先に行くことが出来るだろうか。  人間の暮らしに憧れ、人から差別をされないために翼を切り取ることを選んだ有翼人の村があった。村の子どもであるウッディは手違いで瘤のように背中に残っている。それが理由でファレストを中心にした子ども達に虐められる様になり、初めから翼を切り取らなければ、虐めもなく空を飛べると考えていた。  遊び相手のいないウッディは、出入りを禁止されている森に出かけ遭難する。さまよう内に小屋を見つけ、元は同じ村出身の翼を持った双子と出会う。二人は翼があるのに空を飛べない。三人はその理由を考える。  教えられた帰り道を歩く途中、ウッディは魔法研究の為に村へ向かうディーフに出会い同行する。その間、博識な彼女にウッディは空の飛び方を訊ねるが、あなたなら空を飛べるとしか答えず、逆に質問で返す。それは魔法が関係していること仄めかしているのだが、この時はまだウッディには判らない。  家と小屋を行き来する毎日が続く。数日後、ウッディの不振な行動に気付いたファレストは尾行して、その訳を知ると大人に伝える。ウッディが村へ戻ると大人達が双子を保護することを知ると、それを止めさせようとした結果、倉庫に閉じこめられてしまう。  ディーフに鍵を開けてもらい、状況を説明する。全てを知った彼女に対して、ウッディは大人の足に対抗するために、再度空の飛び方を訊ねる。前と同じ質問をされ、考えた末に答えを導き出し、ウッディは空を飛んだ。  小屋に着くがすでに大人達が双子の手を引いていた。ウッディは抵抗をするが、双子は空を飛べなくても君という友達がいれば十分だよと、翼を切ることを選ぶ。数日後、二人は村を住むことになった。ディーフは研究を終え、村を去ろうとするがウッディはさらなる夢のために彼女についていこうとする。ディーフは、ここでも知るべき事はまだあると告げて、村から出ていった。ウッディは意味を考えるが、答えはまだ出せない。 >ファレストの存在意義  私も言葉が足りなかった。前に云った理由もあるのですが、ウッディの不審な行動を知るべき人物が必要なのでいれました。ここで「いじめっ子の一人が〜」でも構わないんですけどね。ちと、くどくなるかな、と。ちなみに、藤極堂 さんの想像は正解です(でも男同士じゃないぞ・笑)。ま、あらすじにいらないしね、ということで。  コンセプトを変更します。 『翼を無くした有翼人の子どもが、空を飛ぶ夢を通して成長するきっかけつかむ話』 「成長する経過」にすると熟成まで書かなければならないので、あくまでその一場面を切り取った話です。たぶん、成長していくのでしょう。私には判りません。無責任ですいません(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- それが世界の洗濯である。じゃぶじゃぶ No.1220 投稿日 2001年4月24日(火)16時01分 投稿者 杉井光  ご無沙汰で。杉井です。生きています>新木さん  忘れている方もいるかもしれませんのでここで声を大にして言っておきますが、杉井は自活労働者です。忙しいのです。自らの、貧しくはあれど人間的でクリエイティヴで充実した生活を守るために、汗水たらして働いているのです。  週に三日も。  ふう。自分突っ込みは自粛。  まあ、最近顔を出していなかったのは、本当に仕事が忙しかったせいです。同僚が田舎に帰ったり、先輩が親戚の結婚式といつわって彼女とデートに行ってしまったりで、代替出勤がたてこんでいたのです。決して霧原に借りたガンパレードマーチが原因ではありません。素子さんには二回も刺されましたがそれも原因ではありません。  掘った墓穴がどんどん大きくなっていくような気もしていますが。  さて、それでは短編のほうですが、クリス外伝からやってみようと思います。どうしてかっていうとそっちのほうを先に思いついたから。基本的に僕は、思いつきとテンションと勢いの人間です。ですから、「未練」短編のほうもあっさりコンセプト変更するかもしれません。 『0.37プロポーズ』 ・アクニィが、ミンシアの好意を少しだけ受け入れる話。  AE94年。アクエリアスは、高効率発電システムSSGにより電力料金をすべて無料化、それによる内需拡大で、先の敗戦から5年にして劇的な復興を遂げていた。ただ、SSGの稼働限界は4年と言われていた。  木星開発会社の社長ミンシアは、新しい発電システムを完成させ、木星軌道からアクエリアスに帰還した。連れの男は、副社長であり求婚者でもあるレベルコ。ミンシアは独断で新発電システムをアクエリアスに譲渡してしまっていた。レベルコがその理由について質したところ、「譲渡した理由も、あなたのプロポーズを受けない理由も、ついてくればわかる」と言われ、アクエリアスまでついてきたのだった。  ミンシアは新発電システムを、老朽化したSSGの施設所有権と交換していた。なんの利用価値があるのかと問うレベルコに、自分が会社を興したのは、SSGを手に入れるためだと答えるミンシア。二人は発電施設の中枢部に行き、そこでレベルコは、SSGがサハリエルシステムを利用した発電機であること、かつての戦争の英雄アクニィ=ジェベルがその動力源であったことを知る。会社の一大プロジェクトと引き替えにしてまでアクニィを手に入れようとしたミンシアの思いを悟って、立ち去るレベルコ。  ミンシアは予約していたホテルにアクニィを連れ込むが、アクニィは戦争のショックからまだ立ち直っていなかった。  レベルコの悔し紛れのいたずらにより、二人の泊まっていた部屋は突然の停電に見舞われる。非常灯がともり空調が停止した暗闇の中で、「ボイラー室みたい」とアクニィは言い、次第に心を開き始める。ミンシアは冗談交じりにプロポースする。結局セックスはなし。  翌日、ミンシアはレベルコに電話で、いたずらに対する礼を言い、会社を譲ることを伝える。  詳しい設定については、本編を参照……ってそれはまずいか。そういやリンク切断していたんだった。  ミンシアとアクニィは、本編における空軍中隊でのパイロット仲間。二人とも当時14歳、現在18歳。アクエリアスは戦争で負けて、多額の賠償金を負わされました。それでSSGを開発して電気代タダにして、内需拡大を狙って大成功。日本もそうすればいいのにね(無理)。  サハリエルシステムというのは、「人間の意識を時間が押し流す力」(『追放力』)を、三次元上の力に置換するシステム。『追放力』は抽出源が低年齢であればあるほど強くて、抽出可能の上限年齢はだいたい18歳くらいと言われています。だからSSGの稼働限界は4年なのね。 >みどりちゃん  こっちだとひさしぶり。そう言えば「さりげなくフェイドアウト宣言」をしていたっけね。新木さん、定期的に名前を呼んであげないとみどりは勝手に消えてしまいますよ。  で、僕としてもタイトルは先につけたほうがいいと思います。ええ。こういうのは、話の細部が見えてくると色々と惑わされてしまうもの。一行コンセプトと主要キャラさえ決まっていれば、十分つかめるタイトルを考えつけると思うのです。  なに、今は一行コンセプトさえ安定していない段階ですか。それなら仮題でも仕方がないですな。 >唯野さんのあらすじが(中略)私好みのあらすじだったので、突っ込みます。  僕は時々君のセンスが真剣に理解不能になります。ひ弱な卓球少女じゃなかったのか?  さて。それでは他人のあらすじにも突っ込みを入れようかと思います。いつもの通り(いつもってなんだ、いつもって)細部は突っ込みません。大雑把な人間ですので。 >永遠の孤独(仮) 教授  世界観がよくわからないのだけど……。これってホラー? だよね? 主人公が最初から強い設定だと、殺人鬼のインパクトが相対的に薄まるですよ。しかも自分から喜んで倒しに行こうとしているあたり、インパクトうんぬん以前に変だし。  主人公が魔法使いである必要は、まったくないと思う。普通の人間ってことにして、警備会社の同僚は恋人にしちゃうとかね。で、もちろん「巻き込まれ型」にする。  えーとね、今のところ、主人公が魔法使いである理由が、戦闘シーンで「戦闘らしい戦闘」を描写するためと、あとは「殺人鬼を火で攻撃」するための便利な手段としか読めない。手抜きだよね、これって。  あと、最後のオチな。 >職務質問をしてみると、その男は「人探しをしている」と答えた。  これ、本編で書くべきことね。殺人鬼が復活していることをぼかしている表現でしょ? あらすじでは、ちゃんと「その男は復活した殺人鬼だった」って書く。プロットの段階で、実は殺人鬼が復活していたことをどのくらいの強さでどんな角度から読者に伝えようかを考える。「人探しをしている」と答える、のはそのエピソード候補のひとつな。重要なエピソードだから書いちゃってもいいけど、ちゃんと「殺人鬼は復活していた」ことは書かなきゃ。  これ、ホラーコメディとして書くとうまくいくかもね。お笑いもありってんなら、主人公の動機とか逃げない理由の選択肢もぐんと広がるだろうし。  ところで茶羽根(やの)さんの指摘にもあったんだけど、殺人鬼が「死なない人間全般」をさがしているのか、「死なない特定の人間」をさがしているのか、あらすじだけじゃわからないよね。他の所を拾い読みすれば、前者だっていうことはわかるんだけど……。  これ、後者の方がよくない? 「ン年前に『出荷』された被験者仲間#26をさがしているのだが研究所にいたころはお互い脳味噌だけだったしどんな顔をしているのかわからねえとりあえずオレと同じでいくら殺しても死なないことだけが見つける手がかりだとりあえず人間見かけたら殺してみるかああ会いてえオレのただひとりのダチだったもんなああああ」 暴走気味。 >些細なこと 幽界寺さん  いつのまにか主人公が妹からゴキブリに(違う)。  えーと、妹である必要はまったくないですよね、これ? むしろ、読者は「妹だって言えば誤解はすぐ解けるんじゃないか?」って思ってしまいますので、妹じゃない方がいいです。絶対。それよりは、たとえば、年下の幼なじみとかね。上京してきたの。名古屋弁バリバリ(なぜ名古屋?)。  誰もきっぱり否定しないので自分がちょっと怖いのですが、自分が亜衣の立場で、ラブシーンを見せられた後「あれは妹だよ」って男に言われたら。絶対、100パーセント、何があっても自分の誤解を認めます。だって、つまんない誤解なんかで二人の関係を壊したくはないし、やっぱり自分の男は信じたいでしょう? それに、「妹」ですよ?  だから僕はこの話にまったくリアリティを感じられないのです。なんだか、二人は最初から別れたがっているように見えてしまいます(むしろそういう設定ならば、かえってリアリティがあるかも。ま、それだと別の話になってしまうか)。前々から祐樹に浮気しているような気配があったとか、そういう前ふりがあればわからなくもないのですが。もしくは妹自身が兄貴のカノジョに対抗意識燃やして「妹じゃないもんっ! 婚約指輪だってあるもんっ! ほらあっ!」とかならね。  とは言っても、杉井の男女観はだいぶ歪んでいることが立証済みですので、これは少数派の意見なのかもしれません。  それから。  ゴキブリ、ですか。  弱いですよね。もっといいのはいくらでもあるはずです。「アパートが火事」とか(古典的)。 >空の飛び方 翼の動かし方 いかっち  オッス、いかっち。ひさしぶりだな。一度同じ鍋のメシを食った人間にはとことんなれなれしい杉井だ。  さて。この「有翼人の村」って、有翼人しか住んでいないんだね? で、村全体で人間に憧れていて、翼ちょっきんしているわけだね?  普通の人間と混じって暮らしていた方が、憧れも差別も無理なく表現できると思うのだけど……。有翼人だけの村にしたのは、どうして? まあ、被差別階級はまとめて隔離されるものだけれど。  ところでこの世界の有翼人の翼って、見せかけだけなんだよね? 「ああ そうか 鳥が空を飛べるのは 翼があるからじゃない 太陽と雲に愛されているからでもない 彼らが 飛びたいと思っているからだ 彼らの想いが 空を見つめる心が どこまでもどこまでも熱く 透き通っていて 空気よりも軽いからだ ――『××(双子の名前1)! ××(双子の名前2)!! 今行くよ!』 カタパルトスタンバイ! 『ウッディ行きます!』 『!! ウッディが空中戦を!』」だよね?(暴走気味)(空中戦ってなんだ空中戦って)  ウッディがそれに気づくところが最大のヤマなのに、そこの仕掛けが書いていないー。なんで、どうしてウッディは飛べたのか、そこが肝なのにー。「考えた末」じゃなくてー。  あと、双子が翼を切ることを受け入れたのはどうしてだろう。「いいのよ、ウッディ。わたしたちをかばって、あなたが村の人たちから責められるのを見てはいられないわ」「でも、僕のせいで、君たちが見つかってしまって、それで……」「もういいのよ、そのことは。あんまり自分を責めないで。それにあなたは、教えてくれた」「……え?」「本当の、空の飛び方、翼の動かし方を」――といういきさつなのだと僕は勝手に妄想するわけなのだが本当のところはどうなのだろうこれはあらすじにちゃんと明記するべきだっていうかオレが妄想書き連ねてどうする。よく読んでみると双子が姉妹だとはどこにも書かれていないしな。今日のオレ妄想超臨界稼働中。  あと、文章の主述の関係なんかがノーマルに変(奇妙な表現だ……つまり、誤字脱字ではなく、組立レベルでの間違いということ)なので見直しましょう。細かい突っ込みはしないんじゃなかったのかと自分突っ込み。  こことか↓ >中で泣いているとその声を聞きつけたディーフが扉を開けてもらい、 >スケッチブック(仮) 夕斗さん  えーと、はじめましてですね。杉井です。  全体的に、誰が何をしたのかよくわからないです。特に、主人公がスケッチブックにどういう文章を書いたのかは、話の核なので絶対にあらすじに書くべきです。どうして楓が自殺を図ったのかも圧倒的に謎です。男の子に楓の聴覚障害のことを話しただけで、どうしていきなり仲良くなっているのかも怒濤のように謎です。  えーと、楓がスケッチブックの文章を読んだのは、「その日の午後、主人公が検診から帰る」直前なわけですよね。その文章の内容が「楓 世界中の人間がお前に声をかけてくれないとしても それはお前のせいではないし お前が孤独なわけでもない たとえ永遠に続く夜の中でも 俺がいる 俺は必ずお前のそばにいる あの時お前は 俺の胸に耳をあてて 俺の鼓動を頬に感じただろう 俺の温もりを唇で読みとっただろう 大丈夫 俺がいる 俺ガイル 中足払い→中パンチキャンセル大サマーソルト」とかいうショッキングな内容だったので(だったのか?)楓は呆然として、思わず主人公の前から逃げだしてしまったのですよね。つまりこれって愛?  とにかく、わからないです。色々と。  例によって妄想超臨界稼働中なので注意してください。  番外、よくできていますよね。なぜヒロインが捏造された「ビン手紙」に納得してしまったのか(いや、騙されているフリなんでしょうけど、でもヒロインはともかく読者は騙さないといけないので)、どういうきっかけで主人公は真実を激白してしまうのか、そのへんのエピソードにかっこいいやつを用意できれば、面白いものが書けそうです。 >その少年、女の子につき 茶羽根さん  まず。タイトル、変更を検討してみませんか。話の最大の仕掛けがバレますよ、これ。  えーと、魔女がお母さんになってしまったんですか……。これだと主人公が「フィンを救った」っていう感じがしないですよね。フィンもこれじゃ惚れるまいて。だいいちアンタ、 >ところが性別が入れ替わる度に苦痛があると知った魔女は、  って、ニードに言われる前に気づけよ(笑)。魔法かけた時点で。  ここはやはり悪い魔女のもとから救い出して呪いを解くという方が、オーソドックスながら構図がわかりやすくなっていいかと。  え? 魔女が呪いをかけた理由?  そんなの、「どっちの趣味のお客様にも対応できるようにするため。両タイプジャックイン可能なハイブリッド美少年/女」に決まっているじゃないですか。これでニードがフィンを救い出す大義名分もばっちり。読者人気もばっちり。  ところでこれ、「一定時間で切り替わる」より、単純にアンドロギュノスの方がわかりやすくないですか。もしくは「一定条件で切り替わる」(水/お湯はまあ、基本ですな)とか。これは趣味の問題か。 「愛に性別は関係ない」(普通な話の流れでこの一文が出てきたらけっこうびびるよな……)ことに気づく最重要エピソードについては、がんばってください。こればっかりは応援しかできません。  ただ。  ふと思ったのですが。  この話、べつにニードがホモセクシュアルである必要はないですよね?  だって、 「愛に性別は関係ない」  っていう、  話ですから。  自分はストレートだと信じていたニードが、 「女と思っていたら実は少年だった」フィンに対する愛にとまどい、  なんらかの変節を経て、 「愛に性別は関係ない」  ――ことに気づく話。  それでも、いいわけです。  インパクトと生々しさならば、こちらが断然上です。  色々な人が突っ込んでいるフェリオのエピソードですが、こちらならばそもそもそんなエピソード必要ありませんし。  どうして突然改行を多用したのかといいますと、自分でもなんだか危険な話をしているような気がしたからです(笑)。  もちろん問題はあります。これだとフィンの方がホモセクシュアルだという設定が必要とか。電撃ではなくホワイトハートに持っていかなければならないとか。  ……いや、これはすでにあらすじの指摘を逸脱してるか。  ふう。こんな長文書き込みは何年ぶりだろう。一世紀ぶりなのは確かだ。本当は、「未練」の話題にからめて僕の歪んだ男女観を披露しようと思ったのですが、もうかなり披露してしまっているような気がするのと、さらにかなり疲労してしまっている気がするので、  とりあえず今日は、  ここまで。  杉井でした。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1221 投稿日 2001年4月24日(火)18時09分 投稿者 新木 伸 >ひとりごと  しかしなんつーか、「あらすじ」読むと、本文のほうに読む価値があるかどうかってことは、たいてい判断できるよな。  あらすじが変な場合って、絶対ストーリーのほうも変なわけだし、本編のほうも日本語レベルでおかしかったりするし。  へんなあらすじ付いてる話は、まあ、読まんでも俺の人生になんの損失ももたらさないであろう。うん。きっとそうだ。  世の中っつーのは、表紙1枚で中身も見てもらえずに評価されるのが「普通」なんだから、あらすじまで読んでポイ捨てにしたって、それは充分にフェアといえるよな。うん。きっとそうだ。 >みっちゃん  ふむふむ。やっぱそうだったのね。納得。  でも「みっちゃん」→「みっさん」にしても、やっぱり「みっさんにしますか? みっさんさんにしますか?」って質問は出てくるよーな……。 ・みっちゃん11  ボツ。  なんとなく良さげなんで、書き方次第でOKになりそうなんですが。  シンデレラが革袋拾いに参加した理由を確定できるようにしておかないと、無欲は描けず。  べつにやりたくなかったんだけど、参加するのがなんか義務っぽかったからそうしたのか、いちばんに舞踏会の会場に入りたかったから参加したのか、それとも革袋が欲しかっただけなのか、わっかんない。 ・みっちゃん12  ボツ。  前に言った難易度アップを適用します。  これは舞踏会でしょ? ポーカー大会じゃないでしょ? >卯月さん  書き上げたものは、さっそく「よみかく」のほうに投稿するのだ。  あとアイデアのメモ帳の話はここでしたけども、日常生活のなかのワンシーンの描写ほうとかって、ここの分室でしたことあるっけ?  OFF会とかではした覚えあるんだけど。  わしのやっているのは、いまは2通りの練習法。  ひとつは卯月さんのような、日常生活のワンシーンを、思い立ったときに頭の中で文章化して描写してみる方法。  もうひとつは、文章の細部までは考えないけど、描写するときの着眼点(ポイント)となる点はなにかな――とそう考えること。たとえば授業の眠いシーンだったら、「先生の声は眠りの呪文のごとし」とか、そんなポイントのみを考える。  いっぺん考えたものは自分のストックになるから、いつかそのうち書く小説の冒頭シーンとかで、先生の授業を受けているシーンとかで、その「呪文のごとし」ってものは使えるわけだ。こっちのほうはメモなんてしてなくっても、そのときがくれば、きっと思い出す。それはわしの体験からいって、間違いない。  最近は後者のワンポイント練習しかやってないかな。  前者のほうじゃ、もうあまり経験値が入らなくなってきたというか。文章まで考えてる時間があったら、そのぶん、3つも4つもポイントに着眼していたほうがいいって感じか。  でも卯月さんぐらいのときは、文章まで考えたほうが、もちろんいいです。 >弟切さん ・弟切6  OK。  厳密に、きびしくやると、これはボツなんだけどね。  シンデレラが顔を赤らめてるでしょ。まずそこがおかしい。  「赤面」っていうのは、無欲のときによくあるリアクションだったから、それで思わず深い考えなしに使っちゃったのかな?  今回のネタでは、「仕事に誇りを持っているシンデレラ」って系統で高貴を描こうとしているのだろう。  しかしそいつを切り出してくる仕掛けが、うまく描けてない。  弟切さんの頭の中にはちゃんとあるのかもしれないけど、プロットしては書けていない。  おそらく、王子はまず意外そうな顔にでもなるのだろう。  シンデレラは王子に軽蔑されちゃうかなという気持ちが一瞬脳裏をよぎるものの、でも毅然と胸を張って家事のことを告げる。  そこで王子は、シンデレラに微笑んで返す。そして乳母も同じ手をしていたことを告げる。  王子のはじめに見せた意外そうな顔。それは嫌悪からのものでなくて、じつは好意の現れだったんだよ、と、ここで読者の意表をつく。転じて観せる。そして落とす。  ここの一連の仕掛けが、充分に、わかるように書けてない。  いまの弟切さんのレベルでは、「やろうとしていた」だけではダメ。  確実に実行して、過不足なく表現してみせること。それを要求します。  そこまでやって、はじめて「お金が取れるレベル」になるのだと思うように。 >藤極堂さん  厨房って、「中坊」の当て字かしらん?  あと下品なハンドサインって、こんなの知ってたりする(笑)。 (メ-_-凸)  しかしなんだか最近、指摘の仕方がすごくレベルアップしてませんか?  要点ついてるし。  いじめっこAが「A」で充分であり、ウッディには固有名を必要である説明とか。  「あれ」のたとえとか。  正直、舌を巻きました。 >いか君  ん? もしかしてファレストって、女の子? それともウッディーのほうが女の子?  ディーフが女性ってことも、今回明かされた新事実なりね。  これって、どれも男名前でしょーが。  まあ文化圏がかわると、このへんまた変わってくるからなんともいえんが……。スト2のラスボスの「ベガ」なんかも、アメリカじゃ女名前なんで、爪持ちの中ボス優男の名前に変更されてたりとか、そんなこともあるし。  しかし借り物の和製ファンタジー世界でやるのだから、和製ファンタジーのネーミング常識は踏まえなきゃいかんよ。  まあしかし、ファレスト以外は、性別で役柄が変わるわけじゃないから、問題ない。  でもいじめっ子の性別って、けっこう重要では? てっきりゴツイ体のジャイアンみたいないじめっ子を想像してたよ、わし。  女の子が「好き好き」の裏返しでいじめてくるって構図なら、それは意味が変わってきちゃうでしょう。 >>ウッディが村へ戻ると大人達が双子を保護することを知ると、それを止めさせようとした結果、倉庫に閉じこめられてしまう。  なんかこのへん、日本語になってねーぞ。 >>考えた末に答えを導き出し、ウッディは空を飛んだ。  どんな答えなのか、書くこと。 >>ディーフは研究を終え、村を去ろうとするがウッディはさらなる夢のために彼女についていこうとする。  新たに出来た双子の友達ふたりを置き去りにして、ディーフについていっていいの?  またさらなる夢とはなに? 具体的に書くこと。  あともうひとつ確認。ウッディーはもう自由に空を飛べるようになっているわけ?  それともあのとき一回限り?  羽がないのに空を飛べるようになった有翼人がいたら、そいつは村の利益のため、必然的に追い出されることになると思うんだけど……。  それならディーフについてゆきたがるのも、わかるけどね。  あと一行コンセプトのほう。これはリテイク。  ウッディの初期状態の定義をしっかりやること。  「いじめられたくないと思っている少年」なのか、「空を飛ぶ夢を持っている少年」なのか。どっちかにはっきりしてしまってもいいし、混合比で決めてもいい。  もし「空を飛ぶ夢を持っている少年」であるなら、ウッディにとって空を飛ぶということは、なにを意味しているのかということもはっきりさせておく。  そのあたりを決めてから、一行コンセプトの修正ね。  800字版あらすじのほうは、次にあがってきたものあたりで、たぶんOKになるでしょう。OKになったときの先の展開を考えておくように。  400字版あらすじを書いてみるのもよし。  さもなければ、プロットに入るのもよし。  僕としては400字版もやってみて、両者の違いを体で確認しておいたほうがいいと思うけど……。  まあいか君の場合は、根気のないところが弱点のような気もする。その弱点を克服するのは先送りにするとして、いまは長所を伸ばすほうに専念してもいいと思う。  だから面倒に感じるなら、400字版は飛ばしちゃってもいいよ。  どっちでもいい。  ちなみに「根気がある」っていうのは、すくなくとも弟切さんレベル以上をいいます。ネタ出しを44個もやるとかさ。 >杉井君  はっはっは。  わしなんて、一日小説のためだけに生きていればいいんだもんね〜。  寝るのは頭を休めてリフレッシュするため。飯を食うのは、脳みそに栄養を送るため。息を吸うのは脳みそに酸素を送って思考するため。他にあるかい。  小説を書くために、いまの生活のすべてがあるのだ。  汗水垂らして働いてなんて、いやしないのだ。  満員電車にも乗らなくていいのだ。  好きなこと(小説を書く)だけ、やってればいいのだ。  ちなみにそうやって小説を書いていると、どういうわけだか人様からお金がもらえてしまって、そんなに貧しくもなくて人間的な生活が送れてしまったりするのだ。  なんでかよくわかんないけど、とにかくそうなっているのだ。  どうだ〜。うらやましーだろー。へへーんだっ。  うらやましかったら、君もプロになるのだ。 >『0.37プロポーズ』  ああっ、ミンシア14歳じゃなくなってしまうのかっ。  いや、まあいいけど(笑)。  んでもって、あらすじ、リテイクね。  ミンシアが話のスタート時まで何してたのかとか、背景はよくわかるんだけど、実際のストーリーが動く部分の記述がめちゃ少ないじゃん。  実際のストーリーとしては、ミンシアが帰ってきて、発電システムを買い取るところからスタートなわけでしょ?  これじゃ文字数の配分をぜんぜん考えてない「ダメあらすじ」だよ。  2000字であらすじ書けといってるわけじゃないんだな。  今回は800字なわけ。800字に入れるために色々圧縮して、いらんとこは削って捨てるわけ。  その取捨選択の練習なわけ。  発電システムをミンシアが買い取ってから。  そこから先のストーリー展開が、ぜんぜん見えん。  動力源として使われていたアクニィは、どんなふうになっていたの?  そういえばナデシコの劇場版で、ユリカあたりがボゾンジャンプを可能にするメカの中枢に使われていたりするパターンを見かけたが、あの手のパターンって、本人は昏睡状態だったりするもんじゃない?  そもそもアクニィがコアとして使われているその状態は、自分の意志なのか。強制だったのか。そこんところもようわからん。  四年間、空白のまま戦争終了時の「あの時」を生きてきたアクニィを、歳を重ねて大人になったミンシアが包んであげる話なのか? 前みたいに拒絶することはなく、今回は癒しを受け入れるアクニィであった……とか、なんかそんな感じになるのかしらん。  あともうひとつ。  発電システムのコアになってるかどうかにかかわらず、アクニィって人間だよね?  人権ぐらいあるよね?  それに発電機が停止して、お役ご免になったなら、どうしたって解放されて、ミンシアのもとに戻ってくるんじゃないの? べつに無理して買いとらなくても、いいんでないの?  あと一行コンセプトのこととか。  一行コンセプトを見る限りでは、これは「アクニィ」の話になってるよね。  その主人公側のストーリーの動きは、どうなってるのよ?  どうもミンシアのストーリーばかり目立つのだが……。  ミンシアの話にしてもいいけど、だとしたら、コンセプトも修正のことね。  ところで超臨界って、なに?  核融合で「臨界」って用語は使うけど、超の付く「臨界」のほうは、「超臨界気体」とか、そんな用法でしか使わんぞ。この場合の「臨界」は意味が別なりね。 >杉井君 >茶羽根へのレス  男女の好みがノーマルな主人公が、「愛に性別はない」ということに気づく話であるなら、たしかにインパクトとしてはノーマルが転んだほうが大きいんだけど……。  でも現在のこの選択は、読者の受け入れてくれるラインを読んでのことだと思うよ。  ノーマルが転ぶ話だと、ノーマルな読者はついていけないけど、アブノーマルがノーマルに転ぶ話なら、読者は安心して読んでいられるわけね。  ハッピーエンドになったとして、その最終形態は「男−女の子」の組み合わせになるわけだから。それは安心。  しかし思ったんだけど、この話、わしなら短編なんぞにしないで長編展開狙うわな。  フィンをね、もお健気にしてみるのよ。  ニードにくっついていって家出なんかしちゃって、それで呪いを解いて「男になる」方法を求めて、ふたりであちこちの古代遺跡に潜ったり、はたまた、ヤバげな邪教の集団をだまくらかして望みを遂げようとしたり……その珍道中記。  まあその初めの部分の、「家出に至るまでの話」を短編にしてもいいんか。  妄想超臨界中。 -------------------------------------------------------------------------------- 「永遠の孤独(仮)/唯野」(あらすじ/2回目) No.1222 投稿日 2001年4月24日(火)23時54分 投稿者 唯野教授  三日前の殺人事件で妻を殺された主人公は、犯人を自らの手で捕えようと、事件の起こった時刻である深夜、現場の公園へと出向く。主人公の警備会社の同僚も、まさか犯人と出くわすなんて偶然はあるまいが、主人公が無茶をしないかと心配して、一緒についてきた。  公園に入ると、彼らは虚ろな目をした男と出会う。警戒する主人公たち。男は人探しをしていると言ったかと思うと、ナイフで襲いかかってくる。素人同然の動きの男を、杖術と魔法の達人である主人公たちは護身用のステッキで難なく打ちのめす。しかし、男は打撲も骨折もあっという間に回復してみせる。男は不死者であり、強力な再生能力を持っていたのだ。  男は、永遠に自分と共にいてくれる、不死身の仲間を欲していた。その為に、不死身の人間を見つけようと長い間あちこちで殺人を繰り返していたのだ。主人公たちの強さを知った男は、これだけ強いのだから彼らも不死身かもしれないと考え、執拗に襲いかかってくる。  治癒術など及びもつかぬ男の再生能力に恐怖を感じた同僚は、逃げるか助けを呼ぶかしようと提案する。しかし主人公は、勝算があるし必ず自分の手で倒すと言ってきかない。  様々な方法で戦う内、炎が多少有効なことがわかっていた主人公は、男をバラバラにして焼く方法を取る。再生せず、一度は殺しきったかと思われた。しかし男は、同僚の手に付着した一滴の血から、同僚の体を食うことで復活してしまう。主人公は、男の細胞が一つでも残っていれば、周囲の有機物を取り込んで復活してしまうと考え、左腕一本を犠牲にする強力な魔法で男の全身を焼き尽くした。跡形もなく男が消滅したのを見て、安堵と失血の為に彼はその場に倒れる。  しかし一週間後、その公園には、完全再生を遂げた男の姿があった。 >設定など 世界観は、文化・技術レベル共に現代並……というかほとんど今の日本です(藤極堂さんの言う通り)。都市伝説っぽい話、ということで、あまり現実とかけ離れた世界ではまずいと思い、こうしました。なぜ魔法を持ち込んだかというと、現実世界では「細胞一つ残らず殺す方法」がみんな「T2」になってしまったからです(逃げであることは分かってるんですけど、どうにも思いつかなくて>杉井さん)。 あと、今回私が考えている「魔法」というのは、器物にさまざまな属性を与えるというものです。だから基本的に魔法使いの戦いというのは、軽い木の棒か何かでどつきまくる、というものになります(一般的なRPG型の魔法だと雰囲気崩れると思ったので)。 主人公が最後に使う魔法は別格で、普通、自殺テロ以外では使われないものという設定です。 >藤極堂 さん >某巨大匿名掲示板の専門用語 まあ確かに、あそこは他のトコで話題にするべきものではないかも。以後自重します。忘れないようにメモしておこうφ(.. )(←だからやめろって) しかし厨房なんて使ったかなあ? ※厨房=中坊。類義語として工房、消防、生姜臭え、要遅延児、派生語としてリアル厨房、スーパーリアル厨房(これはあんまり見ないな)等があります。>新木さん >杉井光さん >主人公が最初から強い設定だと、殺人鬼のインパクトが相対的に薄まるですよ 殺人鬼のインパクトは強さじゃなく不死身なところにあるので、むしろ強い主人公がビシバシ攻撃してくれないといけないって考えたのですよ。 >警備会社の同僚は恋人にしちゃうとかね いや、これも必然性が無いと思うけど。「強い主人公」の関係で、とりあえず積極型に変更してみました。 >後者の方がよくない? 不死者の方に希望を持たせたくないんですよね。後者の設定だと、いずれ再会する可能性もゼロじゃないわけで。自分以外に不死者がいないからこそ題名も「永遠の孤独」なわけで。 それにしても杉井さんとばしてますね。 「逃げられない/逃げようとしない」理由再提出分 1、不死者の再生能力に恐怖を覚え、逃げ出そうとする主人公たち。しかし、逃走を察知した男は光や電波をも遮る強力な結界を張り、それを阻止する。 2、連れの恋人が、不死者に打ち倒されてしまう。死んではいないが、気絶して動けない。ここで逃げれば恋人が殺されてしまうので、逃げられない。 3、不死者に太刀打ちできないと、逃げ出す連れ。しかし、あっという間に追いつかれて、背中から切られてしまう。不死者より足の遅い主人公は、逃げられないと悟る。 4、主人公たちは、不死者と視界の開けた平坦な場所で戦っている。逃げようとすると長くて細い一本道を通らねばならず、そこで追いつかれたら数の優位が生かせずに今より不利になるので逃げられない。 5、主人公たちは凶悪な犯罪者。後方には警察が迫っており、戻れば確実に捕まって死刑だとわかっている。だが行く手には不死者がいるため、なんとかして打ち倒し、先に進まなければならない。 6、不死者を恐れて逃げようとする主人公。しかし、不死者の目をみた瞬間、金縛りがかけられ、動こうにも動けなくなる。 7、主人公は、不死者は跡形も無く吹き飛ばせば再生できない(実際は再生できるが、非常に長い時間がかかり、人相も一変するのでわからない)ことを知っており、また自分がそれをできることもわかっているので、逃げない。 8、最愛の妻を不死者に殺されている主人公は、なんとしてでも自分の手で不死者を殺そうと誓っているので、逃げない(これを使ってみました)。 9、主人公は不死者の討伐を皇帝から任されており、任務に忠実な彼は全滅してでも不死者を倒そうと考えていた。 10、戦場は人通りのある場所にごく近い。不死者は武術に長けた主人公がなんとか押さえているが、ここで彼が逃げ出せば、確実に不死者は無力な一般市民を襲うので、逃げられない。 追加 11、戦ううち、一瞬の隙に足を攻撃される。治癒術は応急処置程度の効果しかなく、とても走って逃げることはできない。 12、不死者が再生するところを目の当たりにした連れが、腰を抜かして動けなくなってしまう。見捨てるわけにはいかず、立ち向かう主人公。 13、不死者は武術に関してもかなりの手練れ。不死者の攻撃を受けるのが精一杯で、逃げる余裕がない。 14、目の前で透明化し、姿も音も匂いまで消えてしまう。相手がどこにいるかわからないため、主人公は逃げ様がない。 15、元傭兵であった主人公は、必死で戦った末に戦場で死のうと決めていたが、結局その前に戦争が終わってしまったという過去を持つ。不死者との出会いをむしろ好機と捉えた彼は、全力で戦い、殺されるために不死者に立ち向かう。 16、主人公は、ぐわっ時間切れだっ! 駄目だったか……。 -------------------------------------------------------------------------------- みっさんさんか……。 No.1223 投稿日 2001年4月25日(水)01時15分 投稿者 みっちゃん 無欲なシンデレラ。 みっちゃん13 ○シンデレラの家 ・継母と二人の姉が出て行くのを見送るシンデレラ。 ・部屋の片付けものを始めると、魔法使いのおばあさんが登場。 ・継母にこき使われても、文句も言わず働くシンデレラの様子をずっと見ていて、  何か力を貸してあげたくなったという。 ・魔法使い、舞踏会に連れて行ってあげようと提案する。 ・シンデレラ、一瞬嬉しそうに「本当に!」と笑うが、断る。 ・楽しい思いをしてしまうと、以後の生活が耐えられなくなるし、  労力をつかってもらうのが、もうしわけないと。 ・魔法使い、シンデレラのそこが気に入ったと言って、シンデレラの服を  魔法できれいにして、かぼちゃの馬車に放り込む! ・シンデレラなら、生活に耐えられなくなるようなヤワな精神はしてないしと、 魔法使いは笑い、馬のケツをひっぱたいて馬車を送る。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id -------------------------------------------------------------------------------- 再提出 No.1224 投稿日 2001年4月25日(水)09時47分 投稿者 弟切 千隼 「気高いシンデレラ」弟切6の「荒れた手のシンデレラ」について。 一応OKとなりましたが、新木さんより「厳しく見ればボツ」という御指摘をいただいたので、自主的に書き直して再提出します。 やはり、プロの方はすごいです。何回も思い知らされているものの、一瞬にして話の骨をつかみ、見せ方を考えられる能力は、プロならでは、ですね。 私の場合、骨だと思ってつかんでみたらすじ肉だった(^^;ということが多々あるレベルです。 「修行が足らん、かーつ!」 ← 私に憑いているアストラル新木さんの突っ込み 弟切6(改) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・城の舞踏会で、王子の発案により慈善オークションが行なわれる。やがて為政者となる身分の王子は、国の貧しい人々を救いたいと思っており、その基金を作るために有志の方は一人一品何か競りに出して下さいと呼びかける。シンデレラは、自分より恵まれない人々のことを忘れてはいけないという実母の遺訓を思い出し、実母の形見の高価な絹の手袋を競りに出す。 ・シンデレラの手袋も高値で競り落とされて、競りが終わった後、品物を供出してくれた人々のうちの女性全員と王子が踊ってくれることになる。シンデレラも王子と踊る。踊る前にシンデレラは、競りに供出してしまったために手袋無しであることを王子にわびる。 ・王子はシンデレラの荒れた手を見て怪訝な顔をする。若くハンサムな王子にしげしげと手を見つめられて、シンデレラは思わず顔を赤らめるが、「荒れた手で申し訳ありません。私は家で家事一切を任されておりますので」と堂々と言う。 ・シンデレラの言葉を聞いた王子はにっこりとして「私を厳しく優しく育ててくれた乳母も、働き者でこんな手をしていました」と応え、「後でもう一度踊って下さい」とシンデレラにささやく。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「シンデレラが顔を赤らめた」と表現したのは、どんなに「気高い」女性でも、初めて舞踏会に参加した女性、しかも普段は下働きばかりで若い男性に接したことなどろくにない若い女性ならば、「高貴な」王子に手を取られて見つめられたら恥じらいを感じて当然だ、と思ったからです。 「恥じらいつつも気高いシンデレラ」が表現できていれば幸いです。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1225 投稿日 2001年4月25日(水)14時25分 投稿者 新木 伸 >唯野君  20個でも足りんようだな。  8以外はまったく使い物にならず。自分でわかる? わからない?  シンデレラ迷宮で教えたろ。  使えないアイデアは、それ「出した」と言わんって。  この調子だと、100個ぐらい「思いついて」、10個ぐらいようやく「出て」くるぐらいか。  はじめに出てきたアイデアをいきなり使うんじゃないよ。  ちなみに……。  2は恋人を気絶じゃなくって、「恋人が足を捻挫する」とかにしておけば使えるかも。  10は、市街のど真ん中で戦闘開始させたなら使えるかも。  宿題。  使い物になるアイデアを、10個出してくること。  今回の提出してきたもののうち、8以外は使い物にならんというのが自分で自覚できるようなら、次に出してくるのは自分のほうで選別してくること。  もしわからないようなら、思いついたものを全部出してきてよし。こっちで見てあげるから。その場合はとりあえず100個ぐらい目標かな。「使い物になる率」はいまのところ10分の1以下のようだし。  とくに期限は定めないけど、こんなの、1、2日でやれよ。じゃあないといつまでたっても短編ひとつ書きあげられんぞ。  なに? ボツ出さんとか、はじめと言ってることが違うって?  うん。ボツ出してないよ。  8以外のネタはアウトオブ眼中なだけ。使い物にならんものは、存在しないも同義なのだ。 >みっちゃん ・みっちゃん13  ボツ。  エピソードのスタート地点は、舞踏会に来るところから。  それはそれとして、今回のは「遠慮深いシンデレラ」であり、「その後の生活を心配する利己的なシンデレラ」です。  たとえばわし、いきなり「1000万あげる」とか言われたとしても、たぶん断ります。あぶく銭なんて手にして、金遣いの荒さを覚えちゃったら、その後の生活がガタガタになりそうだから。  自分で稼いだ金なら、ちゃんと大事に使えるけど、いきなりポンと手に入った大金じゃ、ぱーっと使っちゃうに決まってるもの。  でもわしのこれ、無欲だからじゃない。 >弟切さん >>・王子はシンデレラの荒れた手を見て怪訝な顔をする。若くハンサムな王子にしげしげと手を見つめられて、シンデレラは思わず顔を赤らめるが、「荒れた手で申し訳ありません。私は家で家事一切を任されておりますので」と堂々と言う。 >>・シンデレラの言葉を聞いた王子はにっこりとして「私を厳しく優しく育ててくれた乳母も、働き者でこんな手をしていました」と応え、「後でもう一度踊って下さい」とシンデレラにささやく。  だからこれじゃまだ、書ききってないんだってば。  あと最近骨化が甘いです。特に直しの再提出に入ると、肉が増えてくる傾向がある。  上のシーンをプロット上のステップごとに分解してゆきます。ちなみに骨以外は削ってあります。 1.王子、シンデレラの手を見て怪訝な顔をする。 2.異性に手を見つめられたことで、顔を赤らめるシンデレラ。 3.家事一切を任されているため、荒れた手であることを詫びるシンデレラ。堂々としている。 4.シンデレラに微笑んで返す王子。自分を育ててくれた乳母の手と同じ手であることを告げる。  ここの2番目に入らなくちゃならんものって、「荒れた手を見られたシンデレラがどう思うか?」ってことを外から見て分かるように描いたエピソードでしょう?  なのに入っているのは、「異性に手を見つめられて顔を赤らめるシンデレラ」  大事な仕掛けが、足りてないんですね。なにやら他の要素がそこに位置している。 1.王子、シンデレラの手を見て怪訝な顔をする。 3.堂々と詫びるシンデレラ。  ……と、こうは繋がらないでしょ? あいだになにか、もう1ステップ必要でしょ?  シンデレラが赤くなるのは、それはリアルな反応ね。だからそれも描いていい。  だけどその「リアルなエピソード」を発見して、有頂天になって、大事なことを入れ忘れてちゃいかんわけ。そこがアマチュア臭いの。「リアルなエピソード」というのは読んで美味しいジューシーな小説には不可欠なもので、商業レベルの作品には入っていて当然のもの。思いついたことで有頂天になってしまうのは、まだ扱い慣れてない証拠。もっと修練積まなきゃね。  あと弟切さんが有頂天になるあまり、うっかりやってしまっている単純ミスがひとつ。  うしろのほうの解説では、「手を取られて見つめられたら……」って書いてあるけど、このプロットを見るかぎり、「手を取った」ってことはどこにも書かれていないよ。  本人は書いたつもりなんだろうけど。  踊りはじめる前に手袋がないことを詫びるシンデレラでしょ、しげしげと手を見る王子でしょ……。どこにも「シンデレラの手を取って、しげしげと見る王子」ということが確定される情報は含まれていない。手を「見ている」ことは確定されている。でも「取っている」ことは確定されない。つまり手は取っていないということになる。手を取っているなら、「手を取って見る」と書かれているはずだもの。  弟切さんが、赤くなるシンデレラということを入れたいと思いつつ、必要なことも忘れずに構成するならば、その2つのことを一緒にやっちゃいけない。  こんなふうにステップを増やして、分けてやらないと。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (書いたけど、削除) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ……と思ったけど、手本は示さない。あとで示そう。  弟切さん、自分でやってみて、もういちど再提出ね。  「赤くなるシンデレラ」と、「(必要なこと)」とを、2つの段階として、エピソードを独立させて順番に描いてみたら、どんな感じになるかやってみそ。 -------------------------------------------------------------------------------- 超復活 No.1226 投稿日 2001年4月25日(水)16時08分 投稿者 巻島翔史  ロングラン。長かった。1ヶ月ほど書きこみをしていなかった巻島です。  1週間あたり最大6時間の接続、そしてここ以外の巡回サイトが多すぎるという状況の中、必死に過去ログを読んでおりました。  そして今回新たに分かったこと。  ――俺って横書きの文章を長く読んでるとすげー疲れるんだわ。  すでに活況をみせている短編蟻地獄ですが、俺も次の書き込みには一行コンセプトを提出したいと思います。  本当は新木さんに参加しても良いか聞かなきゃならないと思っていたのですが、どうもシンデレラと平行参加も有りということなので、その方向でいきたいと思います。  ところで、「心に棚をつくれ」ってどういう意味なんですか?  1ヶ月ほど前のメモに残っていたシンデレラの課題を提出。 巻島27  王子と踊っているシンデレラ。(注:フォークダンスみたいな感じで、踊る相手が変わっていく形式)  王子「どうしたの? 顔が赤いよ。さっきの立食会のときに飲みすぎたのかい」  シンデレラ、ますます赤くなり「いえ、そんなことは……」  やがてダンス時間終了。女どもが王子にかけより、私ともう一度踊って下さい、などと誘うが、王子はそれらを断ってシンデレラのところへ。  王子「君は誰のところへもいかないのかい? さっきのダンスでどの相手も満足できなかったとか」  シンデレラ「いえ、ただその方はとはもう踊れませんので……(声がだんだん小さく)  王子「そうか、もう帰ってしまわれたのか。じゃあ変わりに僕では?」  シンデレラ「え、あ……あ、はい」  驚きと緊張のあまり、初めのときよりぎこちない踊りになってしまったシンデレラでしたが、自分がもう一度踊りたかった相手は当の王子であり、王子が自分の言葉を勘違いしたことは言えなかったのでした。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1227 投稿日 2001年4月25日(水)17時05分 投稿者 新木 伸 >巻島君 ・巻島27  ボツ。  これは「控えめで照れ屋なシンデレラ」です。  短編課題は参加してかまわない。まず800字あらすじからかな。  僕の見たところ、一行コンセプトをいきなり出してこれる人っていうのは、この分室にはいない。(榎野さんとか鷹見さんとかは別だよ。もちろん)  最初に出したコンセプトに一文字も修正を加えず、そのまま使うっていう意味ね。  みやびさん、杉井君、弟切さん、この3人あたりが、やれるかな……って感じなんだけど、でも二人ともやってみたところ見事に沈没してる。弟切さんは、これからかな。  あらすじと同時に出してきた一行コンセプトで、自分の「書きたいもの」をきちんとまとめきれていない。一行コンセプトとあらすじが別物になってしまっているのが、その証拠。  巻島君の場合、短編課題への参加は可だけど、「シンデレラ迷宮に戻るように」と言い渡される可能性が大なので、そのへんは覚悟しておくこと。 >短編蟻地獄  現時点でも、唯野君と茶羽根のふたりが危ない。  わしの心中では、「戻りんさい」と言い渡すかどうかの判断の綱渡りが常時行われているわけだが……本人たち、わかっているのかな? 気づいてないだろうなぁ。  もうすこし様子みて、直る兆候が皆無のようなら、言い渡すつもりでいる。  「○○のアイデアを10個出せ」って言われて、パスしないようなものを出してきて、だけど自分ではアイデアを「出したつもり」になっているところとかね。  10個出せと言われたら、せめて7〜8個は「使えるアイデア」を出してくるのが必要ライン。じゃないといつまで経ったって、直しが進みやしない。アイデア1個出して「わーい! 出たぞー」とか言って、喜んでそれを採用しているようなのは、短編課題に取りかかるにはまだ時期尚早といえる。  シンデレラ迷宮のやり方が体に染みついているならば、使えないアイデアには自動的に自主ボツがかかるはず。アストラルアラキだかなんだかが、「ボツ」と言うようになるのだ。 -------------------------------------------------------------------------------- 質問掲示板のほうのレスとか No.1228 投稿日 2001年4月25日(水)20時40分 投稿者 新木 伸  質問掲示板のほうで書いたレス。こちら関係なので、こっちにも転載。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 質問掲示板でレスするのもなんだけど……。 > もしもこの前の電撃短編の賞とかあったら、分室で書かれたものが独占するのだろうかと、楽しみに待ってます。  あ、それはないです。  短編蟻地獄は、「ちゃんとした短編を書く」練習であって、「おもしろい短編を書く練習」じゃないのです。  「ちゃんとした小説」=「読める小説」を書くのが目的。  んでもって、その話がおもしろくなるかどうかということは、「一行コンセプト」もしくは「あらすじ」を読んだあたりで、だいたい分かります。  もしおもしろい小説(入選レベル)を書くことを目的にしていたなら、「ちゃんとしたあらすじ」が提出されてきた段階で、ボツ出しをかけないと……。  いまのみんなのレベルだと、10個あらすじを完成させて、そのうちのベストの1個を選び出すぐらいじゃないと、選考レベルはとても突破できんでしょうね。  でもたった1個の「ちゃんとしたあらすじ」を完成させることさえ、何度もリテイクを受けて、ひーひー言ってるのが現状です。何週間もかけてあがってきた「あらすじ」にボツ出しなんかしてたら、いつまで経ったって終わりゃしません。  まず「ちゃんとした話」を1個書いてみる。  そうすることで得られる経験値があれば、次からは「ちゃんとしたあらすじ」は割合と楽に出せるようになっているはず。  そうなってからです。「おもしろい話」を書く修行っていうのは。  でもそのあたりから先は、僕は知りません。自力で「ちゃんとした話」が書けるようになったら、あとは本人でどうとでもなるはず。  まあ、道は遠いっていうか……。  ちなみに「読める小説」にさえなっていれば、二次選考までは確実にいくでしょう。そこも通過して、最終選考には残るかもしれない。  だけど「おもしろくて読める」になっていなければ、入賞はとてもおぼつかないだろうね。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 短編課題とか No.1229 投稿日 2001年4月25日(水)20時41分 投稿者 新木 伸  上に書いた、「ちゃんとしたあらすじ」を10個出して、そのうちの9個は捨ててベストの1個を採用するぐらいやって、それではじめて「おもしろい話」が書ける。  このへん、「ほんとかよ?」とか疑問に思う人が出てくるかと思うので……。  ここの過去ログにもあるけれど、わし、前に「挫折した主人公が、真の強さとは何かを見つける話」ってことで、あらすじ即興で作ってあげてみたよね?  ちょっとここに、再掲載してみよう。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  格闘技を我流でかじっていて、自分の強さにそこそこの自信を持っていた少年。  ある日、転校した先の学校で暴れたとき、少女に叩きのめされてしまう。女に負けたことを屈辱に思った少年は、彼女の家(合気道の道場だった)に押し掛け、無理矢理に居候の身になってしまう。  道場主である彼女の父親にこてんぱんにのされ、さらに娘にも、ふたたびこてんぱんにのされ、すっかり自信を消失してしまう主人公。強さとはなにか、なぜ自分は闘うのかを、己に問うようになる。  そんなある日、道場破りの一団が現れる。父親にあっさり負けて退散してゆく男たちだが、闇夜のある晩、卑劣な不意打ちによって仕返しをしてくる。  父親は一命を取りとめるものの、意識不明の重体が続く。  自信を失っている主人公は、その敵討ちに立ち上がる気概もない。見かねた娘が、父親の敵討ちのために、男たちの行方を追う。  少女が心配な主人公、あとを追う。だが数分のためらいが悲劇を生む。少女が男たちに敗れ去る現場に居合わせる。辱めを受けようとする少女を救おうと、男たちに挑む主人公。少女を逃がすことだけは成功するものの、恐怖で身がすくみ、ろくに闘うことできず、いいようにサンドバックにされるような始末だった。  みずからがとんだ臆病者だったことを知った主人公。失意のどん底にある。  だが死の淵から立ち返った父親の言葉。「武の道とは、己の中の恐怖と闘うこと」という言葉をきっかけにして、立ち直る。  少女から技を教わり、みずからを鍛え抜き、そして再戦。  複数対一、そして向こうは刀剣といった武器を所持。こちらは素手。その状況下でありながらも、みずからの恐怖に打ち勝つ主人公。  自分の心を制しきった者に、卑劣な男たちが、かなうはずもないのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  これを5分で書くわけよ。  まあ本当のところは15分ぐらいかかってるかな。5分で考えて、書くのに10分。でも書かないで頭の中だけで済ませておけば、まあ5分だ。  ところでこのあらすじ、800字を1行ばかりオーバーしてるけど、ほぼ短編蟻地獄の規定通りの文字数。  一行コンセプトのほうは書く前に考えていた。「挫折した主人公が、真の強さとは何かを見つける話」ってことね。  できあがった「あらすじ」と、書く前に考えた一行コンセプトとで、寸分の狂いもないでしょ?  ちなみにこういうものが、最近のわしの書きこみの中で言っている、「ちゃんとしたあらすじ」ね。  このあらすじに対して、なにか突っこめるところがあるようなら、突っこんでみろい。  これを10個やったところで、150分なわけね。  2時間半考えて、あらすじが1個決まる。それは商業レベルに達するものになっている。でも最初の1個として考えて形にしたこれは……。まあ「ちゃんとした話」ではあるけれど、「おもしろい話」であるとは言えない。  「読める話」になることは間違いないけどね。  実際に自分が長編の企画を出すときには、10個なんかじゃ、もう全然足りない。  数十ぐらいの「あらすじ」は頭の中で作って捨ててる。  世に出てるプロの書いた小説っていうのは、どんなにつまらんと思ったものでも、そういう「数十あったうちのベスト」だと、そう思っておいたほうがいい。プロはなめちゃいけない。  大丈夫。心配するな。  普通にやってたって、短編長編取り混ぜて、小説を百編ぐらい書いていれば、誰でもこのぐらいできるようになる。  5分で完璧なあらすじを立てるぐらいのこと。「素質」なんぞなくても、反復練習でどうにかなる範囲だ。  また短編蟻地獄の方式ならば、10回ぐらいの練習で同じことができるようになる……かもしれない。保証はしないが。  あ、そういえば、むか〜し西鶴君に冒頭部分のプロット出しをしたときのこと。  あらすじも一行コンセプトも示していたにも関わらず、西鶴君はこの話の冒頭部分を変えてしまって、「強さは何かという答えを求めて悩む少年と少女が出会う話」にしちゃっていたわけだな。  あのときわしが「たわけ」って言っていた理由、いまならみんなも理解してくれるのではなかろうか?  いまやっている短編蟻地獄でもって、あらすじと一行コンセプトに食い違いがでたとき、どっちかを修正しなさいって言ってるよね。  あらすじを修正して路線を戻してもいいし、さもなければ、一行コンセプトのほうを変えてしまってもいい。  でも一行コンセプトと「あらすじ」の二つが完成型としてそこに存在しているのに、プロットでテーマを変えちまってどーすんだ……って、まあそういうことね。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1230 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1231 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 心に棚を作れ No.1232 投稿日 2001年4月25日(水)23時35分 投稿者 茶羽根(やの)  自分のことは棚に上げて(他人のあらすじを批評する)ってことじゃないんでしょうか?  初出はわかりませんが、島本和彦のマンガ(炎の転校生だっけ? 逆境ナインだったような気も……)には出てきますね。 新木さん> > ニードはじつは性別に関係なくフィンのことが好きなんだよね。ただ本人はそれに気づいていない状態。フィンが少年だから好きだったのだと、自分でそう思っているわけだ。 > そこを前提条件としよう。僕があらすじから読みとったものだけど、たぶんこの解釈は間違っていないと思う。(どうかな?)  その通りです。  いつのまにか「性別なんて関係ないんだとニードが思う」エピソードに変わってしまっていました。 「ああニードは性別を関係なくフィンのことを好きだったんだっ!」と思わせるエピソード、やり直し 1 魔女を倒しに来た剣士。魔女に深手を負わせた後、フィンにも剣を振り上げる。女だからかまわないだろとニードに向かって言うが、ニードはそれでもフィンを助けてしまう。 2 フィンが探しに来るが、茂みの中のニードは出ることができない。魔女が来て、ニードはお前が女だと知ったから逃げたんだよというが、フィンは信じようとしない。さぁ行くんだよと魔女が無理矢理フィンを連れていこうとするのを見て、ニード思わず飛び出して助けてしまう。 3 魔女を倒しに来た剣士。だが返り討ち。無力化したところを魔女が殺そうとするが、魔女になるための第一歩としてフィンに魔法を使わせようとする。(本を持って呪文を唱えればとりあえずOK) そんなことはさせてはならないとニード飛び出す。 4 逃げ出したニード、猛烈に後悔するが戻れない。そして数日後、いじめられている女の子を発見する(フィンの時は、いじめられている男の子だった)。その女の子にフィンを重ねてしまい、ニードが思わず助けると、その女の子はフィンだった。 5 魔女と魔女が連れていた子が火あぶりにされているという。ニードは驚いてすぐさまその場所へ行ったが、ニードの知っている魔女とフィンではなかった。ほっと一息つくものの、魔女狩りが迫ってきていることを教えに、ニードは急ぎ魔女の館に戻っていった。 6 逃げ出したニードのところへ、全てを知ったフィンがやってくる。そして私が女だからいけなかったんだね。いままでありがとう、どうしても御礼を言いたかったから。と言って去ろうとする。ニード、思わずフィンを抱きしめる。 7 逃げ出したニードの所へ、何も知らないフィンがやってくる。ニード、自分が男しか好きになれないことを告げ、だから連れては行けないんだと自分にも言い聞かせるように言う。ショックを受けたフィンは男になれば連れていってもらえると思い、男になる魔法をかけてもらうため魔女の所へ駆け出して行く。だが魔法をかける直前に、また魔法なんてかけるんじゃないとニードがそれをやめさせる。 8 逃げ出したニードだったが、子供を見るとみなフィンに見えてしまう。フィンを置いてきたという罪の意識が幻覚を見させ、強迫観念に襲われたニードはついに一人の子供を手にかけてしまう。だがそれは本物のフィンで、それを知ったニードは涙枯れるまで泣いた後、発狂してしまった。 9 逃げ出そうとしたニード、フィンと鉢合わせる。自身が男しか好きになれないことを言い、逃げ出そうとする。それを聞いたフィンは涙を流し、やだよ、置いてかないで、ニードと一緒にいたい、などとだだをこねてニードに抱きつき泣き始める。ニード、立ち去ることができず、ごめんとそっとフィンを抱きしめ頭をなでる。 10 逃げ出したニードだったが、冷静になって考えてみると自分がフィンに対してどれだけひどいことをしたかに気づき、館に戻る。だが魔女は、自分の言うことを聞かないフィンなどネズミにしてしまったと嘘をつき、一匹のネズミを出す。ニード、フィンを元に戻せと怒る。 11 ここを知られたからには逃がしはしないよと魔女が襲いかかってくる。戦いの末、魔女を倒したものの自身も満身創痍で、しばらく動けそうもない。そこに、フィンがやってくる。左手に魔術の本を持ち、右手のひらには炎が浮かんでいる。ニード、フィンに殺されるなら仕方ないかと言い、あきらめて目をつむる。 藤極堂さん>  フェリオを出す必然性……。確かにその前のご指摘でも言われたとおり、フェリオという名前を出す必要はないかも、と思いはじめています。次のあらすじアップでは、もっとなんとかしたいと思っています。 >どうでもいいが、このニードとかいう男の恋愛が今までうまく行かなかったのは「ホモだから」じゃなくて「フェリオが忘れられないから」じゃないのか?  表面的には「ホモだから」ですけど、現実には「フェリオより好きになれる人が現れないから」ですね。 杉井さん>  主人公(ニード)がホモだと思っていたのにそうではなかった、という設定にしたのは、新木さんが言っていたのと、序盤の引きのためでした。  確かに杉井さんの方が起承「転」結のインパクトは強いでしょうが、本文最初1ページで読者を呼び込むには、この方がいいと判断したんです。  裸で荒い息をしながらベッドに横たわる女の子を目の前にしている主人公が、「ちょっと待て、……ほんの一瞬前まで、確か男……だったよな?」  は? どーゆーこと? って読者の気を惹くこと間違いなし!(引かれるかも……)  あとタイトルは、これもかなり悩んだ結果だったりします。決まったの本文書き終わってからだし……。タイトルで本当のことを書いておいて、でも序盤〜中盤はフィンを完全に(今は身体が女だけど)男の子として描き、最後にフィンを女だと描いて「実はタイトルはあってたんだよ」ってしたつもりでした。  あとタイトルが一行コンセプトというのもわかるのですが、このタイトルならとりあえず興味を引いてもらえるかなぁ、と思いまして。(なんたって最初は「汝の求めるもの(仮)」だったし) -------------------------------------------------------------------------------- >みっちゃん No.1233 投稿日 2001年4月25日(水)23時39分 投稿者 新木 伸 >みっちゃん ・みっちゃん14  ボツ。  なんだかよくわかりません。  短編蟻地獄ですが、みっちゃんの場合はまだぜんぜん早いです。  「行きたいな」ならともかく、「行ってみようかな」などと口にすると、「たわけ」と返ってきます。  シンデレラ迷宮クリアとまではいかなくても、出すネタのほとんどが「かすってるけどボツ」ぐらいになるようにならないと……。  あと思うんですが、最近シンデレラの提出、なんか投げやりになってません?  思いついてすぐ適当に書いて、アップしてるように見えるんですけど。  このネタで通りそうかどうかという検証とか、自分なりにやってますか?  過去ログのどこかで、私は他の人に書いてますけど、くじ引き感覚で「たくさん出せばいくつかOKが出るだろう」なんて態度は採点者に失礼だし、なによりも迷惑です。  「ボツを出してもいい」じゃなくって、「ボツが出てしまうのは仕方がない」なわけです。  あくまでもストライクを取るつもりで投げているのだけど、でもストライクゾーンから外れてしまう。――そういうのはOK。  でも初めからストライク取れるかどうがわかんないけど、とりあえず投げる。――そういうのはNG。  わかります?  「みっちゃん14」とか、こんなのがこの先もまだ続くようなら、馬鹿らしいので採点放棄しますよ。 -------------------------------------------------------------------------------- >茶羽根 No.1234 投稿日 2001年4月25日(水)23時58分 投稿者 新木 伸 >茶羽根 1 OK。魔女を倒しに来た剣士。魔女に深手を負わせた後、フィンにも剣を振り上げる。女だからかまわないだろとニードに向かって言うが、ニードはそれでもフィンを助けてしまう。 2 論外。 3 論外。 4 ボツ。不自然。男か女かわかる前に、まずフィンであることが分かるはず。 5 それ人間としてダメだろ。 6 論外。 7 論外。 8 たわけ。 9 論外。 10 論外。 11 たわけ。  論外があまりにも多すぎ。  あと「たわけ」があるのも、かなり問題。  やっぱ茶羽根はシンデレラ迷宮からかなぁ。  ラストチャンスね。あと10なり20なり出してくるように。  「たわけ」がゼロで、論外とボツが半々ぐらいに出来たなら、まだ短編蟻地獄やっててよし。じゃなかったら、そこでおしまい。シンデレラ迷宮に戻るように。 -------------------------------------------------------------------------------- 提出です No.1235 投稿日 2001年4月26日(木)00時17分 投稿者 幽界寺  はい、ようやく書けました。早速と書いときながら、随分時間がかかってしまいました。無念です。 「些細なこと」(亜衣視点)/幽界寺3  亜衣は一人暮しの大学生だった。彼女には祐樹という恋人がいた。部屋が隣同士だった二人はすぐに知り合った。やがて二人は互いにその穏やかな性格に惹かれ、付き合うようになった。  その日、亜衣はたまたまノックを忘れて祐樹の部屋に入った。次に彼女の目に映ったのは見知らぬ女に抱きしめられている祐樹の姿だった。頭の中が真っ白になった亜衣はその場を走り去った。  祐樹は追いかけてきて、何か弁解しようとする。しかし、あまりのショックで亜衣にそれを聞き入れる余裕すらなかった。その態度に業を煮やした祐樹は亜衣に向かって怒鳴る。今度こそ、何も言うことができずに亜衣はその場を去る。  一人になることで亜衣はなんとか落ち着きを取り戻す。彼女は冷静になって考え、すべてが思い違いだと思い至った。だが、それは同時にただの思い違いなのにヒステリーを起こしたという結論も導き出した。  彼女は激しい自己嫌悪に陥った。今まで、口喧嘩すらしたことのなかった亜衣にはどうしていいか分からなかった。同時に彼女の想像力は悪い考えばかりを思い起こさせる。  結局、亜衣は何もできないまま次の日を迎える。そして、彼女が何気なく部屋の片隅に目をやるとそこには一匹のゴキブリがいた。部屋に悲鳴が鳴り響き、それが合図のように祐樹が現れる。亜衣は今までのことは全て忘れてしまったかのように祐樹の胸の内に飛び込んみ、助けを求める。  しかし、祐樹は悲鳴の原因を知ると、突如笑い出す。その安心したような祐樹の笑いは徐々に亜衣の緊張を解き、胸の中の重荷を取り除いていく。亜衣は甘えるように文句を言いながら、すべてはただの思い過ごしだったと確信する。ようやく、自分の気持ちに素直になれた二人は「昨日はごめん」と同時に謝る。今度こそ、二人は素直に笑いあった。 >茶羽根さん  全て了解しました。特に最後の失敗は……切腹ものでした。不快に思われた方がいたらごめんなさい。 >>杉井さん >妹である必然性  「あれは妹だよ」で信じてくれる人が、「あれは幼馴染だよ」では信じてくれないんですか? 私としてはそう返すしかないのですが、こうなってしまうと、話が違う方向にいってしまいます。ここで大事なのは普通ならちょっとした誤解ですむことが、ちょっとではすまないことです。それなら、通常では嫉妬の対象にならない妹の方がいいと私は考えました。   >最後のおち  「アパートが火事」は古典的でもありますけど、その前にこれ些細なことでしょうか? どう考えても一大事です。それをやってしまったら、やっぱり話の方向が変わってしまいます。 >>藤極堂さん   >何が激しいかわからない  性格に激しい部分があるという意味だったんですが、説明不足ですね。 >二人がすれ違う理由 互いに自分の非は認めていますが、それが原因で嫌われてしまったのではないかと思って、行動に移せないのです。結果を見れば、ただの杞憂に過ぎないのに、強く思うが故に些細なことにも臆病になっている。というのが二人のすれ違う理由です。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1236 投稿日 2001年4月26日(木)06時26分 投稿者 むに >1197のパターン1、パターン2 これはどちらでもいいです。 なぜなら、認識の主体が「俺」で認識されるものが「俺の気持ち」だから。 自分の気持ちは自分で分かるのが普通です。 1071の場合、認識の主体が「わたし」で認識されるものが「A子の気持ち」になります。 A子の気持ちはわたしに分からないのが普通です。 分かるためには推理する足掛かりとしての情報が必要です。 「べつに」という一言だけでは、情報として少なすぎます。 1071の次の日の朝。わたしとB君との会話。 ----------------------- 「B君、B君。あなたA子とつきあう気ない?」 「え? いきなり何」 「A子はあなたに気があるみたいよ」 「そうなの?」 「うん。昨日チャットしてて、それとなく聞いてみたの。『ねーA子、B君のこと、どう思ってるのぉ?』って。そしたらA子は『べつに』だって。だからきっと気があるのよ」 「…………え? 何でそうなるの?」 「だから『べつに』って答えたからよ。わかるでしょ?」 「さっぱり」 ----------------------- というわけで「さっぱり」が普通でしょう。 ……と思ったのだけれど、もしかして納得しないのは僕だけか? 何の理由にもなっていないことに、みんな気が付かないのかな。 なんだか不安になってきた。 -------------------------------------------------------------------------------- くっ……なるほど、そういう手口か…… No.1237 投稿日 2001年4月26日(木)08時06分 投稿者 唯野教授 言い訳に聞こえると思いますが、今日明日明後日はネットに繋げるかどうかも疑わしいほど忙しいので、一日や二日で出すのはちと無理です。 ところで、OK>ボツ>論外>たわけの順なのでしょうか? アアソレニシテモヒョットシタラワタシノれべるハアガッテイナイノデハナイダローカ。 >痛い話 現実逃避にちょっとだけ雑談。 昔、旅行した先で偶然みた題名も知らぬドラマ(たぶん続き物でない、二時間スペシャルみたいな奴)で、こういう内容の台詞が出てきたのを覚えています。 「普通に歌の上手い人が悲しい歌を歌えば、当然聞き手は悲しいと感じます。しかしごく稀に、生まれながらに特殊な歌声を持った人というのが存在するのです。彼らが歌う悲しい歌は、やはり悲しく聞こえます。しかしそれだけではないのです。『悲しいけど、元気が出る』『悲しいけど、勇気が湧く』。聞く人のそんな感情を引き起こす歌声というのがあるのですよ」 小説が目指すべき究極の姿の一つに、こういうのがあるんじゃないかなあ。「復活の日」とか。「ブラッドジャケット」とか(これは欲目か?)。 -------------------------------------------------------------------------------- おおきに No.1238 投稿日 2001年4月26日(木)10時14分 投稿者 藤極堂 >新木さん >指摘の仕方がすごくレベルアップしてませんか?  ぴろろん、ぴろろん。  ――あれは知恵熱だったのかなあ。(←それはない) >わしなんて、一日小説のためだけに生きていればいいんだもんね〜。  奥様によろしく。 >杉井さん >自分が亜衣の立場で、ラブシーンを見せられた後「あれは妹だよ」って男に言われたら。絶対、100パーセント、何があっても自分の誤解を認めます。  それはずいぶん関係が進んでいる場合の反応です。  このふたりはまだ「デートってどこに行けばいいのかな?」「恋人同士ってどんなことをすればいいんだろう?」レベルの清らか(かどうかは知らんが)で初々しいカップルなのです。  はじめてのケンカだし。    「自分の男」もしくは「自分の女」レベルになったら  たとえ裸で同衾していようとも言い訳を信じる――信じようとするでしょう。感情は別だけど。(コワイ〜) 「おまえ、騙されてるよ……」 「騙されてるんじゃない! 騙されたいんだ!」(←それは「王ロバ」)  ところで上記の発言から推測するに杉井さんはバイと判断してよろしいのでしょうか? (なにがなんでもそっち方面に話を持っていく気か、自分)  妄想稼働中。 >唯野教授さん 「すぐにストーリーに組み込んで使えるネタ出し」のはずだったのに世界観がズレまくってるアイディアとか設定が根本から変更されているネタとかあるけどええんか? ……と思ってたら「たわけ」扱いされてる。 やはりか。 6番、主人公瞬殺されます。ウケねらい?    >むに さん >というわけで「さっぱり」が普通でしょう。 >何の理由にもなっていないことに、みんな気が付かないのかな。  理由にはなるよ。長いつきあいなら相手の反応で言葉の裏を読むというのは普通のことだとおもうから。  C子の早とちりか(自分を基準にした)思い込みという線も濃厚だけど、少なくともC子にとっては「理由」はある。  『その気がないなら「冗談やめてよ」と返ってくるはずよね』みたいな。 -------------------------------------------------------------------------------- そういうことですね。 No.1239 投稿日 2001年4月26日(木)11時27分 投稿者 はせがわみやび  そして、この場合は視点はC子にあるわけだから、それでいいわけです。  最初に読んだとき、「べつに」のひとことでアヤシイって思う間柄ってナイスだと思ったんだけどなあ。 (本業に沈み込んでます。ぶくぶく)みやび -------------------------------------------------------------------------------- ステップジャンプ。着地地点が重要なのさ。 No.1240 投稿日 2001年4月26日(木)11時28分 投稿者 いか  今日はサークルの〆切なので、その分を書き上げて提出。原稿用紙20枚ほどと。 「空の飛び方 翼の動かし方/いか4」(800字あらすじ/4)  結果問わず、設定は次に提出します。今回から小出ししていきますが(笑)。  あと、400字あらすじもやります。根気アップを目指して。 >>杉井ヒカルさん(オートマティック)  つっこみが「あらすじ2」に対してなので、さてどうしてくれようか。  その有翼人の村は、人間もそれなりにいます。しかし、「翼を無くしても人間に溶け込まなきゃ意味無いのになんであんたらはまとまっているねん」という疑問は出てくるでしょう(自分でも最初つっこみましたし)。その説明は村の歴史が証明してくれます。  とある山に有翼人だけが住む村があった。その村は何百年(説明上、地球の周期で説明します)も自分たちだけで暮らしてきたが、ある時期から世界の大半が人間によって開拓されるようになる。その都度、戦争を繰り返してきた為、有翼人達は「被害を被らない限り、人間は人間、自分たちは関係ない」と関せずを通していたが、安定期に入り人間の生活規準が上昇してきた。  そうした現状を見つめていた有翼人の村では、人間社会に対して「いつ戦争を起こすか判らない人種と共に生きていくつもりはない。人間は人間で勝手にすればいいじゃないか」という保守派と「確かに戦争をまた起こすことは否めないが、それでも人間の技術や生活を無視することはできない。人間と共に生きるのもいいのではないだろうか」という推進派の二つに意見が衝突した。最後まで意見は平行線のまま交わることもなく、推進派は村を捨てて山を下りることになる。  しかし、有翼人の象徴ともいえる大きな翼は人間の目に奇異に見られ、その多くは有翼人達に冷たくあたった。大きなことを云った手前、村に戻ることはできない。とはいえ、人間と暮らすことは難しい。その現状を打破するため、人間と同じ姿になるために翼を切り取った。そうして、バラバラに別れ人間の社会に溶け込もうとした。  それから数年が経ち、元有翼人(無翼人か?)達は人間と偽って暮らしていたのだが、出産するときになって子どもの背中に翼が生えることを知る。あとで切り取ってしまえば問題はないと考えていたが、噂という形で広がっていき、多くの元有翼人達の家族は人間の村に住み難くなる。「秘密を隠すことが完全に出来ないのならば、秘密を持ったものたちで村を作ればいいのではないか」と考え、人の行き来が多い大通りの近くに村を作る。宿場を基本にして始まった村は、次第に大きくなり人間と交流のあるそれなりに大きな村に発展していった。  こうすれば無理が無いだろうと、まずは自分を納得させました。 >>新木さん  名前に関しては洋書寄りに考えていました。実際に、自分が書いた作品で片仮名の名前を使うことは無いに等しく、ファンタジーを書いたのは今回が初めてです。本当に思慮が足りなかったです。特にディーフ。ウッディは両性どちらとも取れる名前にあえてしています。一人称で書き、叙述トリックを用います。そんなことをする理由は、「主人公が男である話」と「主人公が女である話」では、意味が変わってきます。例えば、ファレストの存在意義など。物語には裏と表を作ることによって、「自分本位のウッディ」と「他者からみたウッディ」を作り、ウッディという存在を浮き彫りにした上で最後のクエスチョンをより大きくしようという魂胆です。しかし、あくまで補助的な加足装置(笑)でしかないので、あらすじにはそれを入れていません。でも、入れた方がいいのですかねぇ。  そんなこんなで、あらすじです。  人間の暮らしに憧れ、差別されない為に翼を切り取ることを選んだ有翼人の村があった。村の子どもであるウッディは手違いで瘤のように翼の名残が残っている。ウッディはそれが元で村の子ども達に虐められていると思っており、翼を無くすような習慣がなければ虐めもなく、空を飛べると考えていた。  遊び相手がいないウッディは、出入りが禁止されている森に出かけ遭難する。さまよう内に小屋を見つけ、そこに住む元は同じ村出身の翼を持った双子と仲良くなる。二人は翼があるのに空を飛ぶことができない。三人はその理由を考える。  教えられた帰り道を進む最中、ウッディは魔法研究の為に村へ向かうリーフに出会い同行する。ウッディは博識な彼女に空の飛び方を尋ねるが、あなたなら飛べるしか答えず、逆に質問を返す。魔法が関係していることを仄めかしているのだが、この時点ではウッディには意味を汲み取ることが出来なかった。  家と小屋を行き来する毎日が続く。数日後が経ち、ウッディの行動を不審に思った村の子どもの一人が尾行し、大人に双子のことを伝えた。ウッディが村へ戻ると、大人達が双子を捕まえることを知る。抵抗をするが効果はなく、逆に倉庫に閉じこめられてしまった。  リーフに鍵を開けてもらい、彼女に状況を説明する。大人の足に対抗するために再度空の飛び方を請うが、前と同じ質問を返される。ウッディは、翼は関係なく別の力――魔法で飛ぶこと導き、空を飛んで小屋を目指した。  小屋に着くと、大人達が双子の保護していた。それを止めさせようとするウッディに対して双子は、友達がいれば大丈夫だよと翼を無くすことを選ぶ。数日が経ち、双子は村に住むようになった。村のあり方に釈然としないウッディは、研究を終え出ていくリーフについていこうとするが、ここで知るべき事はまだあると告げて一人村から出ていく。子どものウッディには、その意味はまだ判らない。  学校から帰ったら、私的至適指摘をしよう。なんだそれは。 -------------------------------------------------------------------------------- >>むにさま No.1241 投稿日 2001年4月26日(木)12時50分 投稿者 はせがわみやび  あー、むにさんの言いたいことがわかったような気がします。  チャットに置き換えた時点で、わかってもよかったかも。  街灯インタビューアーが、「木村拓也のことをどう思いますか?」って、道行くひとに聞いているんだね、無差別に。  で、何人かにひとりが、答えを返すと。 「べつに」  脈あり。わたしはそう判断した。  なるほど、たしかにこれはヘンだ。ひょっとして、そういう意味かな? -------------------------------------------------------------------------------- んだって…… No.1242 投稿日 2001年4月26日(木)14時17分 投稿者 新木 伸  該当インタビュアーとC子は、立場からして違うやん。  該当インタビュアーは街角の人のことを知らんけど、C子はA子のことを知っているわけでしょ? -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1243 投稿日 2001年4月26日(木)14時22分 投稿者 新木 伸 >いか君  叙述トリックって、なんじゃらほい?  カッコつけて妙な言葉つかわんと、普通に書け普通に。みっともないから。  ウッディに関しては、「子供である」属性をメインにすれば性別は重要ではなくなるね。  そしてウッディの属性が「少年」でも「少女」でもなく、「子供」であるとするなら……。リーフ(ディーフ)という存在の性別も特に重要ではないのかもしれない。  ただ「大人」って枠でくくるのはいいんだけど、「大人で、女で、学者」なわけでしょ? 普通に「大人の学者」と違う点は、やはり「女」であるという属性。  これを作中でどう活かすつもりなのか不明なのね。  女性の学者である必然は?  男性の学者か、さもなければ「おじいさん/おばあさん」(性別関係なくなるぐらいの年齢)の学者ではいけない理由は?  あと「空の飛び方 翼の動かし方/いか4」、3とぜんぜん変わってねーじゃん。  こんなヌルのいまさら出してきてんじゃないよ。 >>翼とは関係なく別の力――魔法で飛ぶこと導き、空を飛んで小屋を目指した。  魔法によって空を飛びじゃ、まだわからん。  たとえばさ、「有翼人が空を飛べるのは翼によらず、何者にもとらわれない自由な心のありかたによるものだったのだ。それに気づいたウッディは空を飛べた」とかなんとか。なんかわかるように説明してよ。  このへん魔女の宅急便とかの構図とおんなじでしょ。飛べなくなってしまった魔女がふたたび飛べるようになる話。  作品中、いちばんの見せ場なんだから、サボってないでちゃんと書いとけって。 >>友達がいれば大丈夫だよと翼を無くすことを選ぶ。  ウッディが飛んでみせたことを、この双子たちは見ているわけだよね?  それともウッディは小屋の手前にでも降りたから、双子たちは飛んでいるウッディを目撃していないのだろうか?  ウッディが飛んでいることを目撃したのなら、べつに翼を切り取ることを承諾するのに、「友達がいれば」なんてゆー、説明不足でようわからん妙ちくりんな理屈つけんでいいんじゃないの?  「君が翼なしで飛べたんだから、僕だってできるよ。心配しないで」とかなんとかさ。 >>研究を終え出ていくリーフについていこうとするが、ここで知るべき事はまだあると告げて一人村から出ていく。子どものウッディには、その意味はまだ判らない。  このへん、まえにリーフの研究のことを書いてたね。行動観察だっけ?  しかしなんつーか、話と設定とが噛み合ってないよね。ただ設定が出来てるだけってゆーか。  翼のないウッディが飛ぶ話なんだから、その話に出てくるリーフの研究も、それに見合ったものである「必然」があるんじゃないの?  たんに行動観察に来ていただけなら、話が終わると同時に彼女が村を立ち去る「必然」はありません。ウッディが空を飛んだことが、彼女のこの村での仕事が終わることに影響を与えていなければそれは「必然」とはいいません。  作者の身勝手と、ひとりよがりね。  リーフを村から立ち去らせたいから、立ち去らせているだけ。ただそれだけになってしまう。注意。  たとえばリーフが有翼人が空を飛ぶ秘密を研究してるとか。ウッディという、翼がなくても空を飛べる有翼人を確認したことで、彼女の自説は証明された。だからもうここにいる必要はない。他の場所で別なことをする必要がでてきた。――とか、そんなことになるんでないの? わしは知らんけど。 >>ここで知るべき事はまだあると告げて一人村から出ていく。子どものウッディには、その意味はまだ判らない。  ここも意味不明。ウッディにわからないのはいいの。でも読者にはわかるようにするつもりなんでしょ?  他の何人かにも指摘されていたようだけど、ぜんぜん直っとらんなぁ。  「ここで知るべきこと」って、いったいなんなのよ? 具体的には? >むにさん  うーん……。わからん。  なにを問題にしているのか、やっぱりわからん。  なにやらみやびさんはわかったようだけど……。>教えてみやびさん  とにかく、もうすこし摺り合わせしていきましょうか。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ある夜のチャットで、さりげない風をよそおって、わたしはC子に訊いてみた。 「ねーA子、B君のこと、どう思ってるのぉ?」  A子は、しばらくしてから、こう返してきた。 「べつに」 「ふーん……」  脈あり。わたしはそう判断した。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−  この1071のやつって、「ほんのわずかな情報量から、A子の心中を察することのできたC子、その感情を読みとる機微とつきあいの長さ」を、最小構成で描写しているわけでしょう?  読者に提示されるのは、「しばらくの間をおいてから、素っ気ない答えを返してくすA子」という情報のみ。  読者には、これだけではA子の嘘は確定されません。  でもC個はこれだけでも確定したらしい。  それが伝われば、充分でないの?  ここのコンセプトは、「わかっちゃうC子」ね。  読者にもしっかり伝わるように書く必要があるなら、もちろんそのように書きます。  でもその必要がないのにそれをやるのは、くどくなるだけでは? >唯野君  んじゃ、暇になったら、1日、2日でやるように。  短編蟻地獄に残れるかどうかの首がかかってるんで、気合い入れてゆけ。  順番は、「OK>ボツ>論外>たわけ」です。  でも論外がある時点でそもそもだめだし、「たわけ」は一個でもあったら、そりゃたわけだなぁ。  とりあえず唯野君は、茶羽根君と同じぐらいだと思うように。  このあいだのは2個を除いて、残りはすべて「ボツと論外」だった。たわけもいくつかあったな。面倒なんで数えちゃいないけど。  だいたい金縛りにしたら瞬殺でしょーが。たわけ。  だいたいチミのやろうとしているのは、「不死しか取り柄のない不死人」なんでしーょが?  そう聞いてるぞ? 違うのか? 違うなら違うと言っといてくれ。  そのはずなのに、なによ、アレ?  「結界を張る能力ある不死人」「足の速い不死人」「金縛り能力のある不死人」「武術の達人の不死人」「透明化能力のある不死人」「時間切れの不死人」「ブービートラップの達人の不死人」  もう大笑い。  たわけが。 >痛い話 >唯野君  いや、「目指すべき」とか、勝手に決めるな。  いくつもある方向のひとつで、そういうのがあってもいいんじゃない。わしはそう思うけど。  「悲しいけど、元気が湧く」のと、「楽しくて元気が湧く」のと、どっちがいいとも限らないのでは? それは個人の趣味ってものだよ。  でも市場としては、どっちがより需要があるかということを考えておくのは、商業作家としての必要なスタンスだな。自分の資質も判断しなきゃ。わしは「悲しいけど〜」の話はあんまり向いてないと自己評価してる。  まあ書いたことがないんで、やってみたら案外いけるのかもしれんけどね。 -------------------------------------------------------------------------------- ジルベールうううう No.1244 投稿日 2001年4月26日(木)14時33分 投稿者 杉井光  親父の所有していた漫画が、実家から大量に輸入されてきたので、一晩かけて読みました。 「ぼくの村の話」(尾瀬あきら) 「日出処の天子」(山岸涼子) 「共犯幻想」(真崎守) 「BLUE」(山本直樹)  嗜好が手当たり次第って感じですね(僕の親父)。幸せです。  やはり卓越したエピソードワークに目がいってしまいます。ああ、僕ももう汚れたからだに。 >ミンシア18歳  新木さんの上限は14歳ですか……。奥様がここを読んでいたら大変ですね。それとももうバレているのかな。それでいつもファミレスで仕事しているわけか。 「あなたっ! 女の子は下限11歳まで、尻は1冊につき6回までって、約束したでしょう!」 「いや、でも読者のニーズとか若いリビドーとかに」 「バツとして今夜は晩ご飯ぬきですっ!」 「いいもん、ロイヤルホストで思いっきり尻書くから(涙)。ロイホのピザはたかいけどうみゃー」  新木家の食卓(妄想)。最後の方は別の作家さんが入ってしまいましたが。 >『0.37プロポーズ』  ……主人公はミンシアですね。  じゃあ、「ミンシアが会社と引き換えに、アクニィを手に入れる話」か。  アイディア段階からの懸案なんですが、この話のヤマが「ふたをあけたらビックリ、発電機の動力はアクニィだった!」だとすると、  起――新開発発電システムをアクエリアスに売り渡すミンシア。  承――文句を言ってきたレベルコを連れてアクエリアスに帰還するミンシア。  転――ふたをあけたらビックリ、発電機の動力はアクニィだった!  で、結をベッドシーンにしようとするとどうしてもケツ長になってしまうのですよね。これならベッドシーンはすっぱり削ってしまった方がいい。でもそうするとアクニィに何の変化も起きないことになってしまう(引っぱり出されただけ)。しかもこれ、10枚くらいで終わりそうだしな。ベッドシーンを「転」にもってこようとすると、それ相応の仕掛けを考えなければいけないし……。あ、そうか、いきなりホテルに連れ込むからいけないんだ。色々と思い出の場所を回って、抜け殻状態のアクニィを少しずつ揺さぶらないと。  少し考える時間をください。やはりプロトタイプを書き殴ってみるか。 >アクニィの人権  ありません(笑)。アクニィは栄光の『ウッドペッカー・チャイルド』ですから、人間として定義できる限界を超えて遺伝子改変されています。彼は髪の毛一本からケツの穴にいたるまで、すべてアクエリアス・アレッサ国防軍の「所有物」です。 >稼働限界を超えれば解放されるのだから、SSGを買い取る必要はないのではないか?  上記の通り、SSGの稼働限界を過ぎた後のアクニィは軍の管理下に戻されます。SSG稼働中はアクニィの所有権が暫定的に国営電力に移されているわけです。そこにつけこんでミンシアは、「施設買い受け」の形でアクニィをかっさらったわけですね。ですから稼働限界を迎えてしまっては遅いのです。――というのは、指摘されてから考えました。情けない。  それと、アクニィは発電動力にされることを拒まなかったはずです。そーいう奴ですから。ミンシアが彼を穴ぐらからひっぱりあげるのが今回の話。  ……ってーと、やっぱりアクニィは何もしないんですね。ただのいじけ虫か。はぁ。 >超臨界  どうも僕の方の認識があやふやだったようです。「臨界」って、境界線としての意味と、境界線の向こう側のフィールドとしての意味と、両方あるらしいんですね。だから「臨界を超える」という使い方はありますが、その「臨界を超えた先の状態」は「超臨界」じゃなくてやっぱり「臨界」なのだそうです。  でも、チョーリンカイって語呂がいいよね。ここはひとつ、「ものすごく臨界」という意味の女子高生用語ということで認定。 【超臨界】ものすごく臨界の意。「サハリエルシステム」もしくは「妄想」が激しく働いている状況にのみ用いる。 >茶羽根さん  まあ、ストレートがホモに転ぶ話は、半分ギャグということで。いや、僕としてはわりと真剣だったのですが。結果がアブノーマルな方が、コンセプトを明確に示せますしね。「愛に性別は関係ない」っていう話ですから、「ストレートだと思っていたが、愛があればホモでもオッケーだった!」だと読者は激しく納得すると思いますが、「ホモだと思っていたが、愛があれば異性でもオッケーだった!」って構図ですと、「それって正常に戻っただけじゃない?」と思われてしまうのではないかと。もちろんこの根底には、「ホモ=異常」という偏見があります。特に日本だとね。でも、それが現実だと思うのです。  新木さんが電撃におけるスペースオペラを開拓したように、いつかだれかが電撃におけるボーイズラヴを開拓する日は来るのでしょうか?  はっ。そういえば新木さんは「尻作家」。「尻」というからには…… 「これからはVの穴よりAの穴! 新木の旗のもとに、集え電撃ヤオイ戦士! 佐藤辰男社長はわしがねじ伏せる! つづけええええーっ!!!」  新シリーズというのはこれか? これだったのか? >教授  いや、「魔法」っていう概念が登場した時点で、そもそも話全体のインパクトが半減してるって。主人公が魔法を使えるんなら、殺人鬼が復活したって「まあ、魔法があるくらいだからなあ、当然当然」当然と思われてどうする(笑)。殺人鬼を「どう考えても死ぬような状況」に追い込む手段なら、たとえ主人公が一般人でも、それこそ無力な女子供でも、いくらだってあるはず。手抜きだって自分でわかっているなら、直さなきゃ。たとえT2とそっくりだったとしても、魔法よりは断然ましだ。カプコンはバイオハザード2で平気な顔して真似していたぞ(笑)。さあ君も溶鉱炉へDIVE!!! >幽界寺さん  えっと、妹と幼なじみを隔てる壁はかなり高くて分厚くて固いと思うのですが……。だって、幼なじみとは結婚できますが妹とは結婚できません。幼なじみとセックスしたって何の問題もありませんけど、妹としちゃったら(倫理的に)大問題です。  それはそれとして、問題はもちろんもっと別のところにあります。つまり、 「どうして『普通ならちょっとした誤解ですむこと』が、『ちょっとではすまないこと』になってしまったのか」です。この異常事態にいたったいきさつが、この話にはどこにも登場していません。むしろこんなことなど起こり得ないように思える部分ばかりです。たとえば「妹」というのもそうですし、「お互い穏やかな性格」というのもそうです。  だから、ここにリアリティを持たせるために、たとえば僕なら妹ではなく幼なじみにしますし、妹を使うにしても「二人は実は別れたがっていた」「祐樹が浮気をしているという噂を亜衣は聞いていた」「祐樹の弁明とは裏腹に、女の方が『自分は祐樹の恋人だ』と言い張った」なんていうエピソードを入れます。――というのが前回の書き込みの主旨です。  他にもいろいろあると思います。「二人はつき合って三日目」とか「妹だというくせにどう見ても年上の巨乳美女だった」とか「二人とも裸で、しかも危険な角度で抱き合っていた」とか「コンドームが床に転がっていた」とかどうしてこんなに次から次へと出てくるんだろうシンデレラもこれくらいの勢いで出てくればいいのにこれはやはり趣味の問題か。  だから、問題は妹がどうとかではなくて、亜衣が本当に誤解するのか、ということですね。亜衣が誤解して二人の間が気まずくなるためのもっといいエピソードがあればいいわけで、現状の「妹が抱きついているところを目撃している」じゃ甘いだろう、と言っているのです。幼なじみだのコンドームだのはその候補のひとつひとつ。  あれ。新木さんは「彼女視点なら納得させられる」って書いてる……。おのれ尻作家。女の敵め(謎)。あ、でも、このころのバージョンは妹が四六時中べたべたしてたからなあ。それなら納得するかも。 >いかっち  あう。すれ違い書き込みでした。双子がどうしておとなしく翼を切られたのかは、了解。まだ弱いけど。だって翼があったって友達でいられるでしょ。翼がなければ村でウッディと一緒にいられる、っていうことなのかな? それなら納得。  あとの部分は、まだ疑問のままだよね。  では。また仕事モードです。  杉井でした。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- レスのみ No.1245 投稿日 2001年4月26日(木)15時16分 投稿者 巻島翔史 >巻島君の場合、短編課題への参加は可だけど、「シンデレラ迷宮に戻るように」と言い渡される可能性が大なので、そのへんは覚悟しておくこと。  じゃあやめます。  発言を深読みすれば「お前にはまだ早いわい、たわけ」という感じのようですし。  自分だけが取り残されているという、やや自意識過剰な劣等感を抑えこみつつ、迷宮のクリアを目指しましょうかね。  (ところで今回から君呼びになりましたね。まあ、構いませんけど。)  ちなみに、あらすじと一行コンセプトの順序の誤解がありました。  一行コンセプトでOKをもらってからあらすじに進むものだと……  前回の書き込みはそういう誤解があったためです。はい。  時間が無いのであらすじ指摘は今度に。 -------------------------------------------------------------------------------- >杉井君 No.1246 投稿日 2001年4月26日(木)15時27分 投稿者 新木 伸 >杉井君  これこれ。  いつものやり方にもどってどーする。  プロトタイプ書くのは禁止。  あらすじのみで、頑張ってやってみるように。  あとね、発電システムから引き上げられるまでのアクニィ側のエピソードが、まるですっぱりと欠け落ちているんだな。  だからこの話、リアルにならないわけ。  4年間、アクニィはなにを考えていたのよ。  ずっと発電システムのなかに捉えられていたのだろうけど、まったくなにも変化はないわけ?  それとも夢だのなんだのを見る形で、すこしずつ、変化はあったわけ?  それとも搾り取られて、どんどん抜け殻になっていったわけ? 出てきたら廃人になってたの?  その4年間の変化があったからこそ、アクニィは今回はミンシアを受け入れるわけでしょ?  なにがあったのよ? その間に。  そこんとこ、作者としてまったく考えておらんでしょ?  お見通しだい、そんなこと。  ミンシア主人公は変わらずとして、眠ってるアクニィのシーンでもなんでも、随所に挟む方式でいけるんでないかな?  だいたいドラマティックじゃないんだよな。  はい買い取りました。  はい発電システムのコアを開けました。  はいアクニィは戻ってきました。  はいミンシアを受け入れました。  はいエンディングです。  だめじゃん。ドラマ作ろうよ、こんな具合にさ。  コアを開けるけどアクニィの意識は戻ってこない。なんとかしようとするミンシア。  アクニィの精神世界内。もう疲れて眠りたがっているアクニィ、さしのべられてくる(誰か知ったひとの手)、このまま眠ってもいいアクニィだが、自分から手を伸ばしてその手につかまる。そして現実世界へと帰還を果たす。  ミンシアがアクニィをただ穴蔵から引きずり出すだけでなく、アクニィの側からでも、手を伸ばしてきた……とか、なにかそのあたりでアクニィの微妙な変化とか描けんか?  なんかこー、ドラマが欲しいよ。ドラマドラマ。  感動させてくれよ。こっち金払うんだからさ。(払わんけど)  原稿用紙1枚2000円換算としても、40枚で8万円か?  8万円分の感動よこせよ。  それがフェアな取引ってもんだろ?  じゃないと金返せって言うぞ〜。 >起承転結  あー、そうそう。  「ふたをあけてみたらビックリ、コアはアクニィだった」  そんなもんで「転」が取れるなんて思ってるのは、そもそも認識が甘いです。大笑いです。  アマちゃんです。いや甘ちゃんか。  そんな程度のもんは、もったいなんかつけずに「承」の段階あたりで、とっとと読者に知らせちまいましょう。  そうだなぁ……。「承」のなかの小さな「転」ぐらいになら使えるか。  「アクニィを助け出すために発電システムを買収しているミンシア」って構図を「承」までにきっちりと確立しておいて、読者に展開を「予想」させる。  この場合の予想っていうのは、「アクニィを助けるんだろうなぁ、ミンシアは」ってなことね。  そして「転」にはもっと意外なことを持ってきて、その「予想」をいい方向に裏切ってみせる。  どう裏切るのかは、わし、知らん。君が考えること。  「これからアクニィを助けるんだろうなぁ、ミンシアは」って読者が予想している状態があるとする。  その前提を踏まえたうえで、予想を超える展開ってのはなにか?  シンデレラコンセプトの要領でアイデア出しだな。  杉井君の場合は提出なんてせんでいいから、10個なり20個なり出したなかのベストのものを採用して、あらすじに使ってみせてくれ。  以上。  ちなみに上に出した「コアの中で疲れ果てていたアクニィは、はじめ助けられようとはしなかった。だが最後にはミンシアに手を伸ばして自分からつかまってくる」というのも、読者の「予想」を超えるひとつの展開の例ではある。あんま良くないけど。  すくなくとも、これは越えてこい。 >守備範囲  わしの守備範囲。  初まってから、あがるまで、です。  でもどっちかっつーと、若いほーがいいです。  でも毛の生えてないのと生理来てないのは守備範囲外です。 -------------------------------------------------------------------------------- そうそう No.1247 投稿日 2001年4月26日(木)15時41分 投稿者 新木 伸 >いか君  あ、いっこ忘れてた。  ラストのウッディがリーフについていこうとするところ。  双子を置いて、村を出てゆくわけでしょ? せっかくできた友達の気持ちを裏切っちゃうことになるけど、それはいいの? どう解決つけるつもりなの? >巻島君  うーん。べつに深読みせんでも、文字通りの意味だが。  どんな具合になるか、とりあえずやって試してみてもいいわけだし。  しかしまあ、その間にシンデレラ迷宮のほうをガンガン出して、きっちり基礎を養ってからのほうが最終的には早くなると思うけど。  いや実際のところ、弟切さんの上達ぶりには目を見張ってます。  ここのところ、なにかに開眼したっつーか、なんつーか。  たとえばここでお題を「健気」とか「清楚」とかに変えても、すぐにOK連発になるだろう。  最近の弟切さんからは、いいがかりでケチを付ける以外の方法で、ボツをもぎ取れる自信がありません。  でも弟切さんって、はじめのころ、ぜ〜んぜん上達しなくってさ、見当違いのもんばっか出してきててさ。  わし、マジで「このひとどうしようかねぇ……」とか思ってたわけだ。いやホントの話。  しかし50個近くも出してくると、人間変わるもんだね。  巻島君も、弟切さんを追い抜かすつもりでやってみたらどうかな?  50個や100個ぐらい終えるころには、「無欲マスター」と「健気マスター」と「気高いマスター」あたりになって、そのころまだ短編蟻地獄でもがいてる他の人に、「なに君たちそんなアイデアもすぐ出せないの? ったくコンセプト取り違えてるんじゃないよ。たわけだね。シンデレラ迷宮からやり直してきたほうがいいんじゃない?」とか言ってやるのだ(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- 無欲なシンデレラ No.1248 投稿日 2001年4月26日(木)18時08分 投稿者 かねやん こんにちは、はじめまして。かねやんと申します。 全部のログを見てないで書き込むの恐縮ですが。 と言うより、書き込みが濃いので全部読んでたら1週間ほどかかっちゃう。 そこまで黙って見てるだけなほど、己は我慢強くありません(笑) ログのほうは少しづつ読み進めるとして、同時にときたま書かせてくださいね。 ちなみに己、文は下手の横好き。 だらだらと書いていたけど、最近もう少し読めるもの書きたいなあ、程度の人間ですので。 いぢめてやってね(笑) さてシンデレラ、400くらいの記事までしか読んでないので内容がぶつかってるかどうかわからないので、出てたら即没で。 かねやん1 舞踏会についたシンデレラ。 豪華絢爛な雰囲気に、居場所をなくして部屋の隅へ。 目線の先には、次々と娘に誘われて踊り続ける王子の姿。 貴婦人に化けた魔女が、シンデレラの近くに寄ってきて王子と踊らなくていいのかと尋ねる。 シンデレラは不思議そうな顔をして魔女に答える。あんなにお相手するかたがいらっしゃるのに? あまりの張り合いの無さに怒った魔女は、シンデレラの腕を引き、王子の前にでていって、一言。この娘は王子の相手にふさわしい、一曲踊りに付き合ってもらえませんでしょうか? 魔女の裏の顔はこの国の有力な貴族。快く承知した王子は、シンデレラと一曲踊る。 かねやん2 舞踏会についたシンデレラ。 豪華絢爛な雰囲気に、居場所をなくして部屋の隅へ。 目線の先には、次々と娘に誘われて踊り続ける王子の姿。 あなたは、王子と踊らなくていいの? 横から声をかけられて目を向けると、そこには可愛らしい少女が。 シンデレラも同じ事を尋ねると、わたしはいいのと、少女が答える。 本当は踊りたいのね、と思ったシンデレラは少女の腕を引き、王子の前にでていった。 王子様、この娘と踊っていただきませんか? 困った顔をしている少女を、王子の前に押しやって頑張ってと声をかけるシンデレラ。 仕方なく王子と踊りはじめる少女。 王子は聞いてくる。なんで君と踊らなくてはいけないんだい? 少女は答える。なりゆきです、それよりも次はあの娘と踊ってくれませんか、御兄様。 少女は、箱入り娘として国民に顔をしられていないこの国の王女様でした。 似たようなかんじで2つ。 書いてみて、改めてこの課題の難しさを知ってしまったり(笑) -------------------------------------------------------------------------------- >かねやんさん No.1249 投稿日 2001年4月26日(木)19時28分 投稿者 新木 伸 >かねやんさん  いらっしゃい。  この「分室」の目的は、自分の書きたい話を、自由自在に危なげなく書けるようになるということにあります。  そのお手伝いと、お互いの切磋琢磨の場ね。  まず自分の「書きたいもの」がなにかを、自分自身がしっかりと把握する。  つぎにそれを表現してゆく段階がある。  話を作ってゆくという行程を、自分の手足を動かすがごとく自在にできるようになる。そのあたりが目標です。短編蟻地獄でやっているのが、このあたりのこと。  まあ料理教室のようなもんかな。  ちなみにシンデレラ迷宮でやっている課題は、単純な反復練習。練習目的は「コンセプトを掴んで外さない」ということ。  料理教室の練習にたとえるなら、包丁を使って野菜を刻む練習あたりになるのかなぁ。さもなければ煮たり炒めたりといった、基本的な調理法の練習。  まあこの練習をやったからといって、できあがるものはキャベツの千切りの山だったり、アジフライの山だったり……あんまおもしろくないかもしれませんが、この段階で最低限のことが出来るようになっていないと、次に進んでもなにもできないわけです。  短編蟻地獄でやるのが、実際に食べられる料理を作ってみる段階。  はじめにイメージした通りの料理ができるかどうか。反復練習。  ところで実際に課題に参加する以外のアプローチもありますよ。  現在進行中の「短編蟻地獄」などで、指摘する側に回るとか。藤極堂さんなどがこのパターンです。かなりレベルの高い指摘をしてくれています。  参加の前に、ひとつ考えてみてください。  自分は小説をちゃんと書けるようになりたいのか? どのぐらいの気持ちと熱意と覚悟があるのか?  練習にいったん参加したなら、最終目標に到達するまで投げ出さない覚悟は欲しいです。  かなりの時間を食いますよ。  「小説を書く」ということにおいて、一人前になろうっていうんですから……。半年か一年か、さもなければ三年ぐらいかかるか……。かなりのエネルギーを注ぎ込まないと、モノにはならんでしょう。  すくなくとも、実生活の半分以上はこれ(小説を書くこと)に食われると思ってください。そのぐらいのエネルギーを注ぎ込まないと、そもそも、やるだけ無駄です。片手間で成し遂げられるものじゃない。  まあ小説に限らず、部活動でも趣味でもなんでも、真面目にやるのであればそんなものですけどね。  ここの目的はプロ養成にあります。  アマチュアでやってゆく人の場合でも、「プロの技術と能力を持ったアマチュア作家」の養成であって、厳しさはほとんどかわりません。ただ商業前提とかいうことがなくなるだけ。「売れるもの」よりも「書きたいもの」を優先できるっていうところぐらいかな。プロとアマチュア作家の前提の違いというのは。  ……ってことで、採点の開始は、かねやんさんの返答待ちとします。  あと課題はべつに逃げませんから、ログ読みきってからでもいいのでは? -------------------------------------------------------------------------------- 紺野あらすじたぶん5 No.1250 投稿日 2001年4月26日(木)19時31分 投稿者 紺野タツキ >あらすじ >兵器と申人の脅威  危機感が増すように治してみました。 >あとこのへん、「たわけ」だな。→「そこで斉は、なぜだかわからないが兵器が申人でもあると気づく」  斉は、なぜ兵器=申人なのか、いきさつがわかって助けたわけではない、という部分を入れたかったのですが、確かにばかばかしく見えますね。斉が「わかっていない」のに、私が「わかってない」宣言しているように見えます。「わからない」言われても困りますからね。 >「あれ」について  つっこみわかりやすかったです。魂=魂魄だと思っていましたが、だいたい「言葉が違うから意味も違うはずだ」という話は前にもあったし、「精霊の魂魄って何だ?」って感じですね。    「わが名は申人/紺野5(くらい)」(短編蟻地獄でなく)  コンセプト…意志決定を人任せにするのがあたりまえだった刀の魂が、思い込みの激しい強引な盗賊と旅をしたのがきっかけで、自分の意志を確かめる話。(む。長い)  舞台は砂漠と山脈に囲まれた荒野。  古代、まだ物に魂をこめる技術があった頃、この地を治めていた赤い髪の一族が、精霊を魂としてこめた一体の兵器を作った。しかしその兵器は精霊の力を攻撃力にしていて、制御不能なほど強力だったので、精霊を刀に、刀の魂を子供申人に、申人の魂を兵器に移し、それぞれを封じるという方法で封印された。封印の事は知らないが封印のせいで年を取らない申人と刀を、老婆白羽が辺境の村で番をする事になった。  五百年後、豪族坪竪樹が村を襲い、白羽を殺す。申人が刀を使ったせいで刀の封印が解け、精霊の意志が働き始める。意志決定を白羽に頼っていた申人は、それからは、精霊がふと憤るたびに行きずりの人を殺すようになる。  ある日申人は盗賊の斉を助けるはめになる。追われる身の斉は、刀の魂が弱り敵と戦う時あたり負けするので困って、砥ぎ師の家へ行く途中だった。斉は申人の刀を見て自分の刀と同じ症状だと思い込み、お礼に砥ぎ師を紹介すると言う。しかし原因は申人の刀に宿る精霊なので砥ぎ師には治せないと言われ、他も訪ね歩くがやはり治らない。巡り巡って二人は、すでに竪樹に滅ぼされていた赤い髪の一族の神殿に向かう。兵器が封印されている場所とも知らずに。  同じ時、兵器を手に入れて坪家を盤石にするため竪樹が封印を解く。五百年間体と離れていたそれぞれの魂は体に戻れなくなっていて、兵器と刀と申人を順番に巡り始める。その結果精霊が兵器と刀と申人に異常な力を与えた。兵器のすべてを貫く赤い光と申人の持つ刀が生き物を狙って、まずは坪家の兵士達を殺戮し始める。  兵器に刀の魂が入った時兵器が斉の名を口走る。旅の間に申人を気に入っていた斉は、その声で兵器が申人でもある事に気づく。兵器に呼びかける斉。旅の間に刀の魂にとっても斉は特別な存在になっていた。刀の魂は斉といた日々を取り戻すため、初めての自分の意志で申人の身体に戻る。結果的に兵器も精霊も再び封印される。 -------------------------------------------------------------------------------- その他いろいろ No.1251 投稿日 2001年4月26日(木)20時29分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >雑談  最初の頃の書き込みを見直してみました。「荒らし」っぽかったらどうしようと思って。  なんか文体がかたくて、斬り込み隊長のようでした。我ながら。緊張していたんだなあと思いました。あと、文体がかたいせいもあると思いますが、けっこう無礼者キャラですよね。それで気を悪くした人がいたら、たびたびすみません。ほんと。 >みっちゃんさん >手で書いてみる話  別にあやまったりなんていいのに。言われたらやってみますし、効果ないと思ったら別の方法試しますし。試す方法がいろいろあった方がいいと思うんですよ。  でも今回は、とりあえずわかっていて、私は手で書くとよけい小難しくなる人なんです。 >短編蟻地獄 >茶羽根さん  「ああニードは性別を関係なくフィンのことを好きだったんだっ!」という部分は、あらすじで言うと、「ニード、フィンがいない隙に逃げる」→エピソード→「ニード、迎えに戻る」の、エピソードの所で表現するんですよね。ニードは一度逃げちゃうんですよね。それで気づいて戻ってくるんですよね。  あと「フィンにおしきられているのでは」という疑問が残るようなエピソードはまずいと思います。  言うだけは簡単なので、私もちょっと考えてみたのですが、「性別関係なく好きだと気づく」って難しいですね。「フェリオよりフィンが好きだと気づく」とか「外見より中身だと気づく」とか「フィンの夢に欲情してしまった」とか、そんなのばかり。  私もシンデレラ迷宮やらないと。 >いかさん  設定のとこ、あらすじと一体化できませんか?設定を抽出して、あらすじを抽出すれば、800字になりそうな気がします。 >幽界寺さん  結局、祐樹と抱き合っていたのは何者だったんですか?祐樹の弁解もろくに聞かないで、亜衣はなんで誤解だとわかったんですか?(なんか質問ばっかりですね)   >新木さん  ところで、今「シンデレラ迷宮」始めるとして、「無欲」からですか?それとも、「健気」とか「誠実」とか「気高さ」とか選んでもいいんですか?それとも何様のつもりじゃ、たわけが、って言われます?  本当に質問ばっかり。  -------------------------------------------------------------------------------- >杉井さん No.1252 投稿日 2001年4月26日(木)21時13分 投稿者 幽界寺  二人が気まずくなるエピソードについてですが、妹が抱きついているところ見られたってのは、あくまでもきっかけですよ。実際は普通であれば「妹だよ」の一言ですむところを亜衣がその一言すら拒絶してしまい、祐樹も根気よく宥めてきちんと説明したらいいのに思わず怒鳴ってしまうから、互いに気まずくなってしまうのです。  それと抱きついているのが妹だと分かっているのは、あくまでも祐樹です。亜衣はそんなこと知りません。ですから、抱きついたのが妹であっても、幼馴染であっても、亜衣の取る行動には変わりないと私は思います。    今日はこれだけです。 -------------------------------------------------------------------------------- 了解です No.1253 投稿日 2001年4月26日(木)21時20分 投稿者 かねやん 新木さん 1249> >>ここの目的はプロ養成にあります。 >> アマチュアでやってゆく人の場合でも、「プロの技術と >>能力を持ったアマチュア作家」の養成であって、厳しさは >>ほとんどかわりません。ただ商業前提とかいうことがなく >>なるだけ。「売れるもの」よりも「書きたいもの」を優先 >>できるっていうところぐらいかな。プロとアマチュア作家 >>の前提の違いというのは。 「プロの技術と能力を持ったアマチュア作家」と言うのが、僕の望むところでしょう。個人的には周りの人に喜んでもらえる、楽しんでもらえる話が書きたい、自分の頭の中でもやもやしているものを、全て表現したい。それを他の人に理解してもらいたい。それができるための技術を身につけたい。 とりあえず、これがここを覗いている動機でしょうか。 時間がかかると言うのはわかってます。それでもやっておきたい。 >> すくなくとも、実生活の半分以上はこれ(小説を書くこと) >>に食われると思ってください。そのぐらいのエネルギーを注 >>ぎ込まないと、そもそも、やるだけ無駄です。片手間で成し >>遂げられるものじゃない。 >> まあ小説に限らず、部活動でも趣味でもなんでも、真面目 >>にやるのであればそんなものですけどね。 こちらのほうは、本当にそこまでの自覚があるのか悩んでます。 というより自覚があったら、だらだらした話なんて書いてないでしょうし。 確実に甘いところがある、と言うのは改めてわかったし。 >>あと課題はべつに逃げませんから、ログ読みきって >>からでもいいのでは? とにかく参加を表明しよう、と思いましたがとりあえず全部のログを見終わるまでは止めときます。変わってくる可能性もあるし。 保留、と言う事でお願いします。 読み終わって、覚悟固めたら、お願いしても参加させてもらいます。 -------------------------------------------------------------------------------- 遅くなりました。 No.1254 投稿日 2001年4月26日(木)21時41分 投稿者 羽矢野 新木様 三題噺へのフォローありがとうございます。 あれで月末に「三題噺はもうやめよう」なんて掲示板に書かれる事はないでしょう(なぜかこういう意見だけはみなさんすぐに大げさにとってしまうので、心配だったのです) まあ、自然に消滅するかもしれませんが、自由参加である以上それはしかたがないと私も思います。(やれる限り私はやるつもりです。いい気分転換になるのです、あれ) あと、質問へのレス申し訳ありません。 蛇足してしまいました。 自分で「よみかく」と「分室」は違うと言っておきながら、なんとも。恥ずかしい限りです。 「ちゃんとした小説」と「おもしろい小説」ですか…… なるほどです。 分室を読むと自分が文章の世界をいかに甘く考えていたのか本当によくわかり、自分の固まっていた感性が崩れて再構築されるのが、本当に楽しくてしかたがありません。 (レベルがそれであがるかは別問題なのが悲しいですが) もし教えていただけるなら…… GWに時間が開きそうなので、新木さんの著書を読ませて頂き(星くず英雄伝)うちの一冊を分解してみたいのですが、どれが適切でしょうか? ROMするにしても、それぐらいやっておいて当然なんですが、今更になってしまいました。(時間がとれないと言うのは社会人にしても言い訳です) あ、あとあらすじのつっこみは参加している人しか不可ですか? 時間のゆとりから、あれくらいならできそうなので。 (ただ、レベルが低いかな? 私の場合) 心に棚を作るのは得意です←おい。 レスを見て…… 仕事以外はほとんど文章に時間使ってますが、自分の中でどれくらいのパーセントなんだろうとふと考えました。 社会人は残念ながら仕事に使ったあまりしか使えません。(学生さんもそうかな?) 自分の仕事にプロ意識と誇りをもってますので、それを削ることは無理ですし。 でも、最低限「ちゃんと読める小説」を書けるようになりたいですね。 本当に。 では。 -------------------------------------------------------------------------------- 再々提出 No.1255 投稿日 2001年4月26日(木)21時50分 投稿者 弟切 千隼 ああ、また骨じゃなくてすじ肉をつかんでしまいました。いくらいいだしが出るからといっても、骨とすじ肉を間違えてはいけませんよね(違)。 他人に読んでもらってわかるものを目指す以上、「書いたつもり」ではいけませんで、「書いてある」でなければならないのですよね。私はまだまだ甘いので、ちょっと気をゆるめるとすぐ「書いたつもり」が出てしまいます。 修練修練。 という訳で、再々提出します。 弟切6(改2) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] 1.城の舞踏会で、貧しい人々を救いたいという王子の発案により、慈善オークションが行なわれる。 2.舞踏会に来ていたシンデレラは、恵まれない人々のことを忘れるなという実母の遺訓を思い出し、高価な手袋を慈善オークションに供出する。 3.オークションの後、品物を供出した有志のうちの女性と、王子が踊ってくれることになる。 4.シンデレラも王子と踊れることになり、踊る順番が回ってきた時、オークションに出してしまったために手袋をしていないことをシンデレラは詫びる。 5.王子は踊るためにシンデレラの手を取り、その手が荒れているのに気付いて、怪訝な顔でシンデレラの手を見つめる。 6.王子に手を取られて見つめられ、男性にそんなことをされたことのないシンデレラは顔を赤らめる。 7.しかし、シンデレラは赤らめた顔を上げて堂々と、家事一切を任されているため手が荒れていることを王子に告げ、詫びる。 8.王子はシンデレラに微笑んでみせ、自分を育ててくれた乳母と同じ手をしていると言い、後でもう一度踊ってくれるようシンデレラに頼む。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 何となく、大学時代の「再試」や「再々試」や「再々々試」を思い出した弟切千隼でした。 ちなみに、少なくとも私の在籍した大学では、「追試=追試験」と「再試=再試験」とは全く違う意味を持つものでした。 -------------------------------------------------------------------------------- 今度は紺野さん No.1256 投稿日 2001年4月26日(木)22時19分 投稿者 幽界寺  これで終わりにするつもりが紺野さんの書きこみを読んでしまったので、もう一度レスです。 >結局、祐樹と抱き合っていたのは何者だったんですか? 祐樹の弁解もろくに聞かないで、亜衣はなんで誤解だとわかったんですか?  すいません。落ち着いた亜衣は自分が誤解しているのではないかと思い至るだけです。すべてが誤解だったと思い至るのは、行き過ぎでした。それと、抱きついていた女の正体は妹です。(説明不足)  そして、今度はこちらが質問攻めです。 >>「わが名は申人/紺野5(くらい)」 >しかしその兵器は精霊の力を攻撃力にしていて  精霊の魂が入っているのだから、それが普通なのでは? >精霊がふと憤るたびに  何に憤っているのでしょう?  >斉は申人の刀を見て自分の刀と同じ症状だと思い込み、お礼に砥ぎ師を紹介すると言う。  あまりに唐突なんですけど。申人は自分の持っている剣に悩んでいたのですか? >まずは坪家の兵士達を殺戮し始める。  なして? >兵器が斉の名を口走る。  この兵器が話す必然性はあるんでしょうか? 刀の魂が申人の体に入った時に斉の名前を呼んで問題がありますか? >初めての自分の意志で申人の身体に戻る。  これは初めて自分の意思で動いたってことですか? そうすると、「斉を助けるはめになる」ってところが不自然に見えます。    それと、本来の申人の魂はどこにいったんでしょう? やっぱり、兵器と一緒に閉じ込められたんでしょうか?    最後に申人と刀の魂を同じ呼び方にするのは大変紛らわしいです。きちんと区別がつきやすいようにした方がいいと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1257 投稿日 2001年4月26日(木)22時27分 投稿者 新木 伸 >羽矢野さん  プロット分解とか自分でしてみるなら、1巻、3巻、6巻かな。  3巻>1巻>6巻の順で、プロットが高密度に詰まっています。ただ6巻のほうが若干のゆとり(遊びのシーン)も入っていて、トータルな商業価値としては高くなっていると思われます。  ちなみに6巻だと、過去ログの中にプロット(企画書つき)があがってます。  短編蟻地獄に関しては、指摘は歓迎です。  時間の使い方とか。  たしかに仕事があると、余りの時間しか使えないですよね。  僕の場合は、プロになると志してからデビューするまでの3年間は、仕事(アルバイト)をして寝て風呂入って飯食って――して、その残った時間。  そのうちの半分ぐらいの時間は、小説に関することと(パソコン通信のレス書き)に使ってました。パソコン通信のレス書きは、いまにしてみると、文章修行ですね。毎日えらい量を書き殴ってた覚えがあります。  またアルバイトは喫茶店の調理だったもんで、タマネギ刻みながらとか、コーヒー淹れながらとか、体に勝手に仕事をさせておいて、頭では小説のストーリーを練っていたりしていたような覚えが……。  残りの半分の時間。  TRPGをやる。小説/マンガを読む。映画/アニメを観る。バイクに乗る。ビリヤードをやる。  こうしてみると、その残りの時間のほうも、小説を書くために実になることに、ほとんど使っていたような……。  バイクとビリヤードぐらいか。あんまり実になってないことは。いつかバイク小説とか、書けるかなぁ?  まあ単純計算だと、全部使って3年なら、半分だけ使っていたなら6年。4分の一だけ使っていたなら12年かかっていたことになるのかな? 僕の場合で、デビュー時の実力を身につけために……。  4分の1の時間使用だと、わし、今頃ようやくデビューですか。(^^; >紺野さん  だんだんわかりやすさが増してきてますね。  でも3点指摘。  白羽だけど、このお婆さんも不老なの?  あらすじ見る限りでは、なんか500年生きてることになってるけど?  申人と斉が、どうして古代遺跡に行くことになったのか?  そこんところが不明。まさか刀を直すためじゃないよね?  ラストのシーンにて。  斉との日々の記憶が申人を体に引き戻す原動力になるようだけど、そのへんの「楽しかった日々」みたいなことが、あらすじに全然出てこないじゃんか。  説得力、皆無です。  あらすじを見ている限りでは、斉と申人とは単なる連れ合いでしかない。行き先が一緒だから一緒にいるだけ、みたいな。  ふたりの間にあった交流って、どんなの?  中盤あたりに、それを書いとかなきゃだわさ。 >魂魄とか  えーと、説明不要で出していい「概念」っていうのは、「人には魂というものがある」「動物にも魂がある」「植物にも魂がある」ってとこあたりまで。  また「長い年月を経たものは魂を持つようになる」あたりの概念も、日本民族には馴染み深いから説明不要でいいかもしれない。  でも作りたての「刀」が魂を持っていたりするのは、それは特殊設定に入ってくる。  また「兵器」に魂があり、それは「刀」や「人間の体」に入れたり出したりできるもの……なんてことは、もう明らかに特殊設定。 >紺野さん  シンデレラ迷宮やるなら、「無欲」からですね。  べつにお題なんかなんだっていいわけだし、「無欲」なら採点代行者の人も慣れてるから、わしができないときにはやってもらえるし。 -------------------------------------------------------------------------------- GWは9連休だ! No.1258 投稿日 2001年4月26日(木)22時42分 投稿者 卯月 修羅  連休の谷間は教授の方々も授業をやりたくないらしく交渉したらあっさり休みにしてもらえました。まぁ、いろいろ個人的な用事でそんなにヒマではないのですが。  ひさしぶりの課題提出です。パソコンの前で無欲を考えて止まってしまうのもひさしぶりでした。それでは採点よろしくお願いします。 卯月9 ・舞踏会場にやってきたシンデレラ。王子はたくさんの若い女性に囲まれている。シンデレラはその様子を遠くから見つめている。 ・そうしているうちに偶然、キラリと光っている物が床に落ちている事に気付く。何かと思って近づくとそれは古ぼけてはいるが立派な指輪だった。シンデレラはその指輪を拾って落し物として衛兵に届け出る。 ・しばらくすると王子がシンデレラに話し掛けてくる。そしてあの指輪が王子の亡き母の形見だったことを聞かされる。 ・王子はこんな大切な物を無くしていたら大変な事になったからと、ぜひシンデレラにお礼がしたいと言う。 ・シンデレラは「そんな、王子様にお礼だなんて・・・とんでもないですわ」と言って断る。しかし王子にどうしてもお礼をさせてくれとせがまれる。少し考えた後シンデレラは「それじゃあ少しの間でいいので私と踊っていただけませんか?」とおそるおそるたずねる。 >新木さん  ボクの作品をよみかくに投稿するのは勘弁してください。ボク的にはもう二度と読み返したくないです。もう中学生が思いつきで書いたってもっとちゃんとしたもの書くぐらいのものだったので。せめて自分が読んで面白いと思えるような作品を書けるようになったら投稿を考えたいと思います。  日常の文章化の話。たしか誰かがOFF会の内容をまとめてここで書き込みしていてそこで知ったのだと思います。 >温泉OFF  この分室に参加されている方の中で行かれるのは弟切さんだけみたいですね。ボクも行けることなら行ってみたいですが。いかんせん開催地が遠いのと授業があるせいで無理です。弟切さん、OFF会後記楽しみにしてます。 -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さん No.1259 投稿日 2001年4月26日(木)22時43分 投稿者 新木 伸 >弟切さん  うーむ。いまの弟切さんだと、ここまでか。  ちなみにみやびさんにも電話で話したときにやってもらったけど、弟切さんと同じような感じのがあがってきていた。まあ考える時間は30秒ぐらいしか与えてやらんかったけど(笑)。  これじゃケチつけるとなると、やっぱりボツになります。  リアルでなくてもいいから、赤くなるエピソード抜いちまえ。じゃないと「初々しい」のほうが「気高い」と同じぐらいの割合で入ってしまうよ……てなことで。  気高いがメインなんだから、まずそれを印象づけさせなきゃならない。  そのあとで赤くなるというエピソードを、うしろに繋げて不自然でないように入れる。  一度に観せるのは、一度にひとつのこと。  これエピソード運用の鉄則ね。  いま弟切さんって、「赤くなるんだけど堂々と……」と、ふたつのことを一緒にやっちゃってるでしょ。「恥じ入るシンデレラ」と「毅然としたシンデレラ」と、両方同時にやろうとしているわけ。  それ無茶なのね。読者は混乱するのだな。いまはどっちの情報を受け取ればいいのだろうって……。  もし赤くするってことをどうしても入れたいのなら、このようにしないと。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・王子、シンデレラの荒れた手を目にして怪訝な顔をする。 ・荒れた手であることを詫びるシンデレラ。堂々としたもの。 ・王子、さらにシンデレラの手に触れてきて、しげしげと見つめだす。 ・赤くなるシンデレラ。しどろもどろに、家事一切を任されているので……と言い訳めいたことを言い出しはじめる。 ・シンデレラの手をようやく離した王子。まず失礼を詫びてから、ついでほほえみを返す。自分を育ててくれた乳母も同じ手をしていたと告げる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  まあこれだって「初々しい」要素がだいぶ入って来ちゃうから、「気高い」だけを印象づけさせる必要があるときには、容赦なく自主ボツになりますが。  「アストラルヨシワラサン」がボツって言ってくるのだ(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- >卯月さん No.1260 投稿日 2001年4月26日(木)22時54分 投稿者 新木 伸 >卯月さん  パソコンの前で無欲を考えるって……?  それじゃダメダメでしょ。  通学時間とか、昼飯を食べてる時間とか、いくらだって日常生活の合間に考える時間ぐらいないですか?  パソコンに向かったら、もう書き写すだけです。  そのぐらい頭振り向けてないと、修行にならんすよ? ・卯月9  ボツ。  なんつーか、この「指輪が落ちていた」ネタ……。十回ぐらいは見かけていて、すべてことごとくボツを出しているような気が……。  これは落とし物を届けるという、「あたりまえのことをしたシンデレラ」です。  あと書き上げた小説。  投稿はいいから、わしのとこに送ってきんさい。  あとここの参加者で、見たいって名乗りでた人にもね。  武士の情けだ。批評やら指摘やらは一切しないってことにしてあげよう(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- やべぇ、おっつかなくなってきた…… No.1261 投稿日 2001年4月26日(木)23時06分 投稿者 Imaginater 他の方の提出文に目が通せない、いや通してるけど頭に入ってこない……どうしたものか。 >茶羽根さん  >地の文をいじる うーん、地の文をいじるというのがわからないのですが、とりあえず事実だけを書いて読者に考えさせるをとりたいと思います。  >説得 あ、理由の理由を書いてしまってるんですね、私。 とりあえず、主人公が必死に殺さないでくれと頼んで、相手が獲物を取られたくないんだなと勘違いして同情してくれるということを考えてます。説得と言うよりも嘆願なのかな。 >新木さん あー、そうだ、そうです。やっぱり、自分は「天使に恋をする」というエピソードを書きたいんです。 でも――うーん「天使に恋をするが報われない」話なのかなぁ。 どうにもまとまらないので、素材抽出やってみます。 あらすじとちょっとかえた部分もあります。ついでにばらばらです。 1. 初恋を引き裂かれる少年。 2. 天使狩り 3. 少年犯罪抑止としての合法殺人システム 4. 無垢な天使の少女 5. 少年の恋した相手を殺す(奪い取る)父親 6. 少年が自分を取り巻く環境に反発すること 7. 結局は子供の反発はどうにもならないということ 8. 少年が天使の羽根をなくすこと 9. 大人と認められるための十五歳での試験 10. 殺されるために育てられ、管理される天使 11. 最初は嫌われているのに徐々に打ち解けていくという過程 12. 天使の少女を狙う他の狩人 13. 狩人に少年が天使の少女を殺さないでくれと頼むこと 14. 狩人が少年は自分の獲物を取られたくないものだと勘違いし天使の少女を見逃すこと 15. 天使と人間は変わりのないものだということ 16. 少年が好きなのは天使の少女ではなく人間としての少女であることに気づく過程 17. 父親が子供の言うことをまったく理解しようとしない様 18. 少年が特別施設に送られること 19. 少年が思想を変えずにいることを気づかれずに大人になること 20. 少年が工場長として天使製造工場に勤めていること 21. 天使を殺した証明は天使に埋め込められた発信機よってされること 22. 天使には天使狩り区域に投入される直前までその目的を教えられていないこと 23. 少年と天使の少女が他の天使たちに遭遇すること 24. 少年が天使たちに捕らえられること 25. 天使の少女が天使たちと少年の間で揺れ動くこと 26. 天使たちが少年を人質に天使狩り区域から脱出しようとすること 27. 天使たちは結局逃亡に失敗すること 28. 先に天使の少女以外の天使たちが殺され少年と天使の少女の二人きりとなること 29. 少女が衣服で縛られ何度となく天使たちに暴行を受ける少年を庇うこと 30. 天使たちと天使の少女の衝突 31. 少年が天使の少女に暴力を振るう天使の一人に怒ること 32. 天使たちが本気で天使の少女のことを思う少年のおかしさに気づくこと 33. 先に大人になった少年の友人達 34. 主人公は友人達が次々と大人になっていくことに羨望を感じていたこと 35. 付き合っていた彼女(初恋というものではなく成り行き)が先に大人になってしまい劣等感を感じていたこと 36. 少年は父親に絶対に逆らえないもの(大人)と感じていたこと 37. 長い年月が経っても少年が天使の少女への想いを忘れないこと 38. 天使の少女への想いがいつのまにか社会への復讐にすりかわっていること 39. 大人になった少年が品行方正と周りから見られていること ご、五十……でませんでした(で、すまないか、すまないね) 一週間考えたのですが、四十どまり、しかも書き方がよくわからない。 だめだぁ、なんでや、何で思いつかへん。 むう、とりあえず皆様、ご指導お願いします ではでは。 (しかし更新の早さと日々の流れの速さは反比例というか、うぬぅ) -------------------------------------------------------------------------------- うわあ。 No.1262 投稿日 2001年4月26日(木)23時34分 投稿者 小倉善哉  こんばんわ。小倉です。お久し振りです……って。  過去ログが、読むべき過去ログが増えている〜〜(汗  あらすじ、600字くらい書いて止まってしまいました。「転」の部分が…どうなるんだか自分でも(まだ)分からないです。諸事情によりGW中はPCを触れないので、埋もれてしまうかもと危惧しております(ーー;  明日までに、なんとかupしたいものです。  シンデレラと平行しても良いという話なので、取り合えず一つだけ考えました。よ、宜しくお願いします(>_<;  小倉1  王子様の花嫁探しの舞踏会、会場。舞踏曲の演奏が始まる前に王様から一言がある。それは「王子をダンスに誘うのは構わないが、ダンスが下手だった場合、花嫁候補としての資格を剥奪する」というものだった。  躊躇する貴婦人達の中で、シンデレラだけが王子にダンスを申し込む。皆が見守る中、王子とダンスを踊るシンデレラ。しかし、シンデレラのダンスはお世辞にも上手とは言えなかった。  不思議に思った王子は、シンデレラに何故ダンスに誘ったのかと問う。シンデレラは、王子様と踊れるだけでも幸せですから、と答える。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 性別に関係なく好きだと気づく No.1263 投稿日 2001年4月26日(木)23時36分 投稿者 はせがわみやび >>「フェリオよりフィンが好きだと気づく」とか「外見より中身だと気づく」とか「フィンの夢に欲情してしまった」とか、そんなのばかり。    うーん、どうしてそういう発想にいっちゃうんだろう。  いちばん、単純な考え方は、「性別の差が小さい問題になってしまうような状況をつくってしまえ!」だと思うんだけど。そういう状況下で、かつ、「愛しているから」という理由で、行動したとわかればいいわけだよね。  いくつか浮かぶと思うけどなあ。 みやび -------------------------------------------------------------------------------- サボってないよ仕事してるよ No.1264 投稿日 2001年4月26日(木)23時45分 投稿者 新木 伸  うーん。  集中力持続時間、1時間が限度。  1時間につき3.5P。  1日の仕事で3ラウンドほど、再起動。  きょうは10ページかいたの〜。  このへんが限度だのぅ。  中里さんあたりが6ラウンド再起動可能とかいうのを聞くと、超人に思えてしまう。  だから1日20P書けるんだよなぁ。中里さん。  わしの場合は、1日20P書けるときには、集中時間が増えるのではなくて、1時間あたりのペースが増えます。集中してる時間は、せいぜい3〜4時間かそこら。  それ以上は無理っす。 >弟切さん  そうそう。「書いたつもり」なんてのは論外で、「書いてある」は基本です。  プロの場合で「しまった」と思ったりする問題のレベルというのは、「書いてあるんだけど、もうすこし詳細にしておいたほうがよかったか」とか、「書いてあるんだけど、ごく少数の人は誤解してしまうような書きかたになっていた」とか、そんなあたりです。 >杉井君  やっぱりアイデア出しの内容は、いちおう提出してください。  必要ないけど、途中経過を見せたほうがみんなのためになるだろうってことで。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1265 投稿日 2001年4月27日(金)00時00分 投稿者 新木 伸 >イマジー君  素材抽出、したね。  書きかたはそんなものでOK。  50出ないのもOK。たぶんそのぐらいで、全部書き切ったってことだろう。  じゃあこんどは、それを並べ替えてみよう。  上から下に。  書きたいもの順に。  いちばん上には、最も書きたいものがくるような順番ね。  並び順は、よく考えて、厳密にすること。どっちが上か下か決めにくい場合でも、とにかく自分の中で判断して、上下を付けること。  また並べ替えている途中で、なにか書き忘れていたことがあったら追加していい。 >小倉さん ・小倉1  OK。  これ新機軸かも。 >弟切さん  そういえば、ちょっと質問。  茶羽根君とか、唯野君とかのあらすじで「問題」になっていて、アイデア出しを命じられている一連の件。  弟切さんが考えると、いくつも「使える」アイデアとかすぐ出てくる?  ちと参考までに聞いておきたい。  僕とかみやびさんには、どうして「あんな」アイデアが出てきてしまうのかってことが、そもそも理解しがたいものがあるのだな。体が「問題」に焦点を定めてロックオンしてるなら、「使い物にならない」アイデアなんて、そんなもん端から出てくるわけねーだろ、みたいな。  弟切さんは、どうなのだろう?  シンデレラ迷宮の唯一の修了者。果たしてその成果は上がってるのだろうか? -------------------------------------------------------------------------------- 鬼のような量のログ達 No.1266 投稿日 2001年4月27日(金)01時50分 投稿者 ブッチ  久しぶりなってしまいました、ブッチです。  ここ最近身の回りがバタバタしていたため、書き込むことが  できませんでした。  ようやくシンデレラを再開できそうです(^^)    >新木さん   手書きで小説書いている経験があると、パソコン上の横書きって   違和感ないですか?    いえ、もともとノート手書きで下書きしていましたので違和感は  ありませんでした。  それにしても遅いレスですみません……  ところで現在、小倉さんの提出されたシンデレラ課題にカルチャー  ショック気味です。こんなパターンもあったのですね。  う〜ん、全く思い付かなかった〜……            *   ブッチ7 ・国王からパーティー参加者に、会場のいたる所に金貨が隠されて  いることが明かされる。しかも金貨は見つけた者にそのままプレゼ  ントされるという。 ・シンデレラ以外の娘達がこぞって金貨探しを始めたため、  会場は大騒ぎになる。 ・王子、たまらず会場から逃げ出し、中庭へ出る。 ・王子を追ってシンデレラも中庭へ出ると、王子になぜ金貨を  探さないのか問われる。 ・シンデレラ、それより王子さまと一言でも言葉を交わしてみたかった  と告げる。 ・王子、嬉しく思いダンスを申し込む。 -------------------------------------------------------------------------------- 蟻地獄へG0!(……なんだかなぁ) No.1267 投稿日 2001年4月27日(金)01時55分 投稿者 八神伽羅 えー……。 なんだか一人でうだうだ長編を書いていても成長の兆しがない気がするので、まず短編蟻地獄に挑戦することにします。やはり何事も段階を踏んでいかないと。 ひっそりと書いた近況報告も過去ログに埋もれ、このままでは存在を忘れられる気配も濃厚ですし(爆) ということで、皆様指摘お願いします。 私はこれからがんばって過去ログに目を通すことにします。 しかし他の人のにツッコミ入れるのってどうも苦手だな……私はどうやらボケらしいし……。 「光の射す方へ(仮)」/八神1 コンセプト 『初めて好きになった少女を命懸けで救う青年の話』 あらすじ(800字/一回目)  人間が魔術で作成した人造人間達を『亜人』と呼び、奴隷として使役している世界。  亜人達は、生殖能力がなく、制作者の命令に逆らうと消滅してしまうという点以外は人間と変わらない。  高名な魔術士である主の死により、行き場をなくしていた亜人の青年セトは、能力の高さに目を付けられ、巫女セラスの護衛に任命される。精神を代償に予知能力を得る、という術を無理矢理に施された彼女は人形同然の存在であり、施術者である長老達によって、国政に欠かせない道具として利用されていた。  長く虐待され酷使されてきたセトは、この決して危害を加えてくることのない主をありがたいと思うが、長い時間を共に過ごし、精神状態が落ち着いてくると彼女に同情するようになる。やがて外界から隔離された孤独な生活のせいもあり、無駄と知りつつも彼はセラスに色々と語りかけるようになるのだった。 ある日、セトが外で咲いている花の話をしていると、セラスが唐突に涙をこぼす。その花はセラスの故郷の風物詩だったのだ。それをきっかけに、彼女は少しずつ心を取り戻していき、助けてくれたセトを慕うようになる。セトもまた、自分が亜人であることを知ってなお慕ってくれるセラスを愛しく思う。だが、自信の心と引き替えにセラスは逆に予知の力を失っていってしまい、それを察した長老達によって再び術を施されることになる。  それを知ったセトは、彼女を連れて逃げ出すことにする。亜人の特性を知るセラスは躊躇するが、制作者が死んでいるので命令に逆らっても大丈夫だ、と元の主から長老達へと生殺与奪の権が移っている事を隠し彼は嘘をつく。 追っ手と死闘を繰り広げた末、二人はセラスの故郷へと辿り着くが、そこでセトを生み出した術が解かれてしまう。消滅するセトだが、彼は目的が果たせたことで満足して消えていくのだった。 あらすじをこんなにしっかり書いたのは実は初めてです。書きすぎてどう削ろうかと悩むのも初めてでした。作文では毎回文字数が足りなくて四苦八苦するのに。 しかしめいっぱい「痛い話」ですね。 そういえば私は「ギャグじゃなく痛くもない話」が書けないのです。困ったことに。 まあ、自分は痛い話が大好きなので書く分には問題はないんですけど。 ではでは、失礼します。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 八神さんのやつ No.1268 投稿日 2001年4月27日(金)03時05分 投稿者 新木 伸 >「光の射す方へ(仮)」/八神1  おお。初めて見るちゃんとしたあらすじだ。  ああ、心が安らぐ。  こういうの期待してたんだよなぁ。このぐらいの完成度を備えたもの。  さすが採点代行者。八神さん、惚れたぜ。  ただいくつか、話の構造上の大きなポケット(ストーリーの穴。うっかり作者が気づかずにやらかしてしまっているミス)があります……。  しばらく見物してよっと。(^^;  みんながこのあらすじに対して、どんな指摘をするか。できるか。  先に釘を刺しておくけど……。  つまらない重箱の隅つつきなんかしてんじゃないよ。  ああ、そうそう。  一行コンセプトのほう、数文字ほど違っているかも。  書くなら……。 「初めて好きになった少女を、命を賭して救った青年の話」かな。  ラストの青年の消滅が「必然」とするならね。ここは過去形にしとかないと。  あと命懸けだと、冒険活劇のほうに主題が移っちゃいます。  ちなみに自分で考えるときには上でいいけど、対外的(編集さんに見せるケース)では、こんな感じにしておいたほうがいいかもね。 「初めて好きになった人間の少女を、命を賭して救った亜人の青年の話」 -------------------------------------------------------------------------------- と、とりあえず読み終えた・・・ No.1269 投稿日 2001年4月27日(金)03時25分 投稿者 かねやん うーん、面白かった。満足・・・してる場合じゃないって(笑) 読んだ後の決断、保留から撤回に まだ、ここで論ずるまでのレベルじゃない。 とりあえず、ひたすら量を書いてみることにしました。 自分が納得するまで。 それから、ぶち壊してもらいましょう。己の場合ぶち壊してもらうものがはっきりしてない。 それまでは、ここはROM、かな? 誘惑に負けそうだけど。 読んだ感想、とりあえず体に数十本はぐさぐさと突き刺さってる。 思い当たる事でいっぱい(笑) 100万人のシンデレラ、途中から数を数えようかと思ったくらいいるもんだ。どんなシンデレラがいるか記憶があやふや。 あっ シンデレラでしん(以下検閲) -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出 No.1270 投稿日 2001年4月27日(金)06時59分 投稿者 つか  うう、提出のたびに間があいてしまっているなぁ。  つか14 ・遅れて城に着いたシンデレラ。舞踏会の会場へと向かう。 ・会場では王子の周りをたくさんの娘たちが取り巻いていた。王子と踊れるとは思っていないシンデレラ。王子のほうには行かずに、会場のあちこちを眺めたりして舞踏会の雰囲気を楽しむ。 ・自分に取り入ろうとする娘たちの言動に辟易していた王子。ひとり離れたところに佇むシンデレラを見つけて、渡りに船とばかりに踊りに誘う。驚きながらも応じるシンデレラ。 ・女性たちから逃れていたいために、好きなだけ踊っていいですよとシンデレラに話す王子。それを聞いた周りの女性はぶつぶつ文句を言い始める。 ・シンデレラは、自分が踊り始める前からずっと演奏されていた曲の、最後の数秒だけ王子と一緒に踊った後で、握っていた手を離して踊るのを止めた。 ・王子の前で一礼するシンデレラ。周りの女性の文句を聞いたために踊るのを止めたと思った王子は、気にしなくていいと言おうとする。しかし、顔を上げたシンデレラの表情は幸せそう。 ・シンデレラの意外な表情に驚く王子。しばらく考え込んだ後で、今度はもう少し長い間踊って欲しいと再度シンデレラをダンスに誘う。誘いを受けるシンデレラ。  また課題提出だけになってしまいました……。 -------------------------------------------------------------------------------- えーと No.1271 投稿日 2001年4月27日(金)10時14分 投稿者 弟切 千隼 まずは突っ込みです。 新木さんへ > 「無欲なシンデレラ迷宮」の修了者は、私だけではありません。魚住さんもいます。 魚住さん、最近見かけませんが、お元気ですか? > 茶羽根さんのあらすじと唯野さんのあらすじ 茶羽根さんのは、「ニードが性別に関係なくフィンが好きだと気付くエピソード」を考えだすんですよね? 唯野さんのは、「主人公が不死の殺人者から逃げ(られ)ないエピソード」を考えなけれならないんですね? まず、茶羽根さんの方から行きますと、 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・ニードがフィンから逃げ出した後、魔女狩りが行なわれ、フィンに魔法をかけた魔女も狩りの対象となる。 ・魔女は魔法の力で逃げ去るものの、魔女と一緒にいたということでフィンが捕縛され、見せしめに処刑されることになる。 ・その噂を聞いたニードは、魔女狩りで集団ヒステリー状態になっている人々の中に危険を顧みず飛び込んで、フィンを助ける。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− というのはいかがでしょう? 唯野さんの方は −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・主人公は不死者の顔を見て、音信不通だったかつての親友であることに気付き、驚く。 ・不死者の方も主人公の正体に気付く。不死であることに絶望して半ば狂っている不死者は、自分を殺して楽にしてくれと主人公に頼む。 ・主人公がそんなことはできないと拒むと、殺してくれなければお前を殺すと言って不死者が襲いかかる。 ・主人公は逃げ出そうとするが、泣きながら攻撃してくる親友を見て、苦しんでいる親友を何とか楽にしてやりたいという気持が起こり、逃げられなくなる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− と、こんなものでいかがでしょう? とりあえず一つづつしか出せなくてすみません(;_;) あああ、やっぱり圧倒的に力不足です。 -------------------------------------------------------------------------------- なんか最近、眠りが浅いのう No.1272 投稿日 2001年4月27日(金)12時30分 投稿者 新木 伸  あ、星くず日販在庫切れた。東販にはまだあるな。  増刷がそろそろ出てくれないと、市場から在庫が尽きてしまうのだが……。 >八神さん >>書きすぎてどう削ろうかと悩むのも初めてでした。 >>しかしめいっぱい「痛い話」ですね。  これこれ……。(^^;  あのね。小説に限らず文章っていうのは、すべからく「どう削るか」ってのが基本よ。  もしかして、「どう埋めようか」とか考えて小説を書いていたりする?  書こうとした山ほどある事項の中から、「どれだけを書いて、どれとどれとどれは削るか」ということを常に念頭に置きながら書いてないと、できながった小説は「薄くて」、とても読めたものにならなくなります。  ちらりと読んだところ、八神さんの小説の欠点って、まず「内容が薄い」ことなんだよな。入ってるもの――そのもの自体は悪くないんだけど、削るべき部分までどっさり入っているから、相対的に味が「薄く」なってる。  削って削って削りまくって、もっともっと、ねっとりと濃い「自分汁」を作品に込めるようにしないとね。  まあ短編っつーのは、いい練習材料だな。削りの練習には。 「自分汁」(C)秋山瑞人  あと八神さんのこれは、「痛い話」には入りません。  きれいな話ってやつね。哀しい話でもあるかな。  「痛い話」っていうのは、主人公が悩む――その過程を延々と書き連ね、そこがメインとなっている話です。全バージョンの「天使の羽根/イマジー1」とか。  「些細なこと」幽界寺1とかも、その分類かな。悩む過程そのものが書きたいモノではないけれど、でもかなりストーリーのメインに位置している。  八神さんのこの話の場合は、主人公は悩んでないでしょ。  亜人という境遇で、自分の命がいつでも失われる状況にあることを認識してはいるけど、だからといってそこに悩んではいない。ある種の達観があって、覚悟の据わった潔さがある。  覚悟を決めているキャラクターが命を落とすというエピソードは、悲しいものではあるけれど、でも見ていて痛くはない。 >ブッチさん ・ブッチ7  ボツ。  これは「金貨よりも王子様と話したかったシンデレラ」です。  シンデレラの中での価値観の優先順位を描いているだけであって、シンデレラの「無欲さ」を描いているものにあらず。 >連休とか  あれ?  ゴールデンウイークって、今週末からだっけ?  休日なんて関係ないからなぁ……この商売。  今年は中にある平日って、連休のところが多いのかな。 >夕斗さん、スケッチブック  そういえばこの話、現代でやる必然は?  やりたいことが耳の聞けない少女との交流とかだとすると、現代医学を前提にすると病名とか限られてくるよね。  しかし百年ぐらい前の明治やらの話にすると、そのへんの縛りはだいぶ楽になる。ただしこんどはその時代にはどの病気が治療可能で、どの病気が難病とされていたのかという医学史を調べないとならないけど。  また現実世界じゃなくて、ファンタジー世界に舞台を移すこともできる。  主人公は魔法を利用した治療院の治療魔法士なわけね。女の子の耳の聞こえない病気or怪我は、なぜか直らないものだった。  理由は心にあるとか、なんとか、いくらでも付けられる。なにせ治療方法が魔法だから、ほとんどなんでもあり。本人に術を受け入れる気持ちがないと治療はできないとかね。  現実世界、しかも現代日本でやる理由は?  舞台がそこでなくてはならない「必然」は?  もし本来のやりたいものが「現代の病院での話」でないとしたら、難しそうなところ(病名や怪我の種類)をクリアするために、舞台をべつなところに移すのもひとつの手。  これはべつに逃げじゃありません。  戦略的移動といいます。 >つかさん ・つか14  OK。  でもそろそろ骨を抜き出して、もっと短く書いてくるようにしよう。 >弟切さん  あ、そう言うと思ってた。  魚住さんの場合は、ただ「無欲」をクリアしただけね。  クリアと修了は、言葉が違うんだから意味だって違うんだい。(^^;  最初にわし、「10個出したなら9個は通るレベルを狙う」って言ってたでしょ。まだそこの確認が取れてない。修了を検定するなら、つぎに別のお題にて確認しなければならないところ。  あと「気高い6割、優しさ4割」とかができるかどうかもチェックしないと。  さらに「健気4割、天然3割、お茶目な王子3割」とかもね。  あと茶羽根のと唯野君のと、試しの2個。  うん。どっちもOK。まああんまり良いとはいえないけど、10個なり20個なりの1個としては問題なくOKです。僕らもアイデアの数出しするときは、最初の10個ぐらいに出てくるものは、まあそんなもんです。  やっぱ出るよね。  うん。それが普通だよね。  じゃあやっぱ、普通でないのは茶羽根と唯野君のほうってことか。  いやあ最近、おかしいのはひょっとして自分の感覚のほうではないだろうかと思いはじめていたりして……(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- あ…… No.1273 投稿日 2001年4月27日(金)12時39分 投稿者 新木 伸 >弟切さん  うっかりしてた。  唯野君のほうは、あれボツだな。  逃げない構図としちゃOKだけど、話のなかの「書きたいもの」が、たぶん変わっちゃう。  唯野君の話では、理解不能な理由で襲ってくる不死者の無気味さってものを書きたいんじゃないかと、そう推測される。  かつての友人が「殺してくれ」だと、理解可能になってしまう。  あ、でも、いいのかな。  最新の一行コンセプトだと、「狂った不死者の話」ってことになってるから、それは満たしてるなぁ。ならいいのか。  あ、星くず日販在庫切れた。東販にはまだあるな。  増刷がそろそろ出てくれないと、市場から在庫が尽きてしまうのだが……。 -------------------------------------------------------------------------------- 闇の中で1350年 No.1274 投稿日 2001年4月27日(金)14時11分 投稿者 杉井光  さて。それでは杉井のアイディア出し解剖図大公開です。  まずは「アクニィが発電機の中で5年間何をやっていたか?」です。  実はアクニィにとっては5年間ではないですね。サハリエルシステム臨界稼働中の抽出源の体感時流速は平均で0.37パーセント、270分の1になります。なのでアクニィはSSGの中に1350年間(!)閉じこめられていたことになります。ヲイ。誰か止めろ。  まあ、あるていど出力のむらはあると思いますので、大雑把に言って1000年くらいですか。  描くべきアクニィとしては、 「いじけたアクニィ」「現実逃避をしていたアクニィ」「後悔にさいなまれていたアクニィ」「自己嫌悪をしていたアクニィ」「破壊衝動を抑えられないアクニィ」……  自己嫌悪はどうもちがう感じなので削ります。一番大きいのは「現実逃避」でしょうか。「いじける」というと目に涙をためて唇を噛みしめているイメージが強いのですが、僕の感覚だと「ぼけーっと現実逃避」がアクニィのキャラなので、「いじけ」はあまり強くならないようにします。「後悔」も、「悔やむ」というのはいくぶん能動的に過ぎるような気がするので、「過去にとらわれている」くらいのニュアンスでしょうか。 1)闇の中でぼうっとしていた。 2)ほとんど意識がないまま過ごして、目を覚ましたら1350年たっていた。  などの下らないアイディアは水面下でディスポーザー行きになるのですが、書いた方が面白そう――じゃなかった、参考になりそうなのでここに書くことにします。 3)発電機からポリスのネットワークにリンクして、様々な著作物を読んでいた。 4)ネットワークを牛耳る壮大なプログラムを組んでいた。 5)国家資格全制覇のための試験勉強をしていた。  などというアイディアは、まったくコンセプトにそぐわないという理由でやはり水面下ボツとなりますが、いつかどこかで使えるかもしれないアイディアですので、ディスポーザーではなくスクラップ行きになります。実際、たとえば4)などは「アクニィが国家に復讐する」というような話であれば十分使えます。 6)少年時代の平和な回想に耽っていた。 7)戦争の悲惨な記憶にずっとうなされていた。  このへんは、「凡庸である」「具体性に欠ける」などの理由でボツがかかります。ただ、これ以降の密度を増したアイディアの土台となることもあるので、スクラップではなくフォルダに入ります。 8)両親のいる幸福な家庭を妄想で作り出して、その中で千年過ごしていた。 9)戦争中に経験した様々な死について一つ一つ、どうすれば回避できたかを妄想シミュレートしていた。 10)サハリエルシステムをオーバーブーストさせて、時間を遡行しようと試みていた。  これが発展形。8)は6)の、9)は7)の、それぞれストレートな発展形です。10)はそれをさらに押し進めて、「妄想」の枠を打ち壊そうとしたものですね。つまり、妄想ではなくで実際にあの時まで戻ってやり直そうという――。  10)は比較的使い物になりそうです。アクニィが発電のためにサハリエルシステムを動かしている、その動機もはっきりと説明しています。「時間の流れを遅くできるのであれば、それを押し進めて、遡ることも可能なのではないだろうか」「あの夜に戻って、やり直すことだってできるのではないか」  ただ、いままで出してきたアイディアをざっと眺めてみると、どれも無意識の制限が加わっていることがわかります。つまり、「アクニィは身体を動かさない」という制限ですね。発電機の中枢部にされた人間といいますと、どうしてもガラス筒の培養液の中に沈められているとか、体中に端子を突っ込まれて機械と半分同化させられているとか、そういうイメージがあるのですが、それはくだらない固定観念、イメージの足枷というものです。 11)2LDKでクリスチャニア=ヘクタとの愛欲にまみれた生活をおくっていた。 12)千年間ずっとマスターベーションして暮らしていた。  こういうのもありなわけです。11)は、いわば「具象化した妄想」ですから、なかなかデガダンスな雰囲気でよろしい。ただ小道具が大がかりすぎるので(どこからクリスを手に入れてきたんだ、とか)問題多し。クリス=ヘクタをミンシアが破壊してしまうなどというインパクトあるエピソードもつられて出てきてしまいそうですが、今後の展開のことはまた後で考えるとして、とりあえずそっちはスクラップ(これが一つのコンセプトに集中してアイディアを出すこつだと思います。とりあえず、関係なさそうな連想はスクラップ。出てきてしまうのはしょうがない)。12)は、大衆受けを考えるとどうかという気もしますが、現実逃避という観点から見ればストレートでいいと思います。12)の派生形としては、 13)ジグソーパズルを組んでいた。500種類くらい用意されていて、全部組み上げたらまた壊して組み直す。 14)紙をはさみで10ミクロン幅に切り刻んでいた。千年間ずっと。 15)糸玉をほどいて、また糸玉にまとめて、を繰り返していた。千年間ずっと。  こんなのが思いつきます。これとてマスターベーションにかわりはないのですが、ミンシアが再会してすぐに目撃する光景として、「部屋を埋め尽くす丸められたティッシュ」よりも「部屋を埋め尽くすパズルのピース」「部屋を埋め尽くす紙の繊維、床に散らばった数百のはさみ」の方が絵的に(そして匂い的に)麗しいので、採用するとしたらこちらでしょう。反復行動の方がサハリエルシステム稼働に適していそうだという理由と、ヴィジュアル的な理由から、14)がよさそうですね。さりげない破壊衝動も表現できています。なお、12)〜15)は10)と併用が可能ですので、そのへんもポイント高いです。  15)はどこかで見たことあると思ったら、「ガラスの仮面」だ。  ――って、こんな感じで書くんですか?>新木さん  以上、思考段階をだだ漏れにして書いてみました。  たとえどんなにロックオンが正確でも、「使い物にならないアイディア」は出てくると思うのですよ。新木さんは「出てこない」というかもしれませんが、それは多分発生からディスポーザー行き決定までのタイムラグがあまりに短いので、出てこないように見えるだけなのだと思います。  現象レベルでは、「出てこない」のと同義なのですが……。僕の場合、「使い物にならないアイディア」が「出てくる」のは確かです。上記の1)〜5)がそれですね。  いや、何が言いたいかっていうとですね。  場にはDread of Night/夜の戦慄(TE)が出ていたとしましょう。新木さんはSavannah Lions/サバンナ・ライオン(絶版)をプレイしました。サバンナ・ライオンは継続型能力により−1/−1の修正を受けて即座に墓地に行きます。  では、サバンナ・ライオンは場に出なかったのでしょうか?  答えは「否」ですね。 新木「いや、わし、そんな状況でそもそもサバンナ・ライオン出さないし」  ああッ! なぜか新木説を補強するたとえ話になってしまったッ!  いえ、とりあえず寝て、仕事に行きます。続きはまた明日。この形式でいいのなら。もっとシェイプアップしろというのなら、そうしますけれど。これ書いているの、けっこう楽しかったり、ためになったり。  杉井でした。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- >>杉井さま No.1275 投稿日 2001年4月27日(金)14時51分 投稿者 はせがわみやび  個人的感想ですが、8)以降は、ぜんぶおもしろかったです。  ガラスの仮面な糸玉とジグソーパズルはどこかで見た気もするかな。  ビニールのぷちぷちを延々とつぶしている、ってパターンもあるっていうか、誰かがやってたような。  千年だと、継続的にビニールを補充するのが大変そうだけど、見たらイヤだろうな。部屋いっぱいのぷちぷちをひとつずつつぶしている少女……。 (「妄想していないで、仕事しなさい」「はい」)みやび --------------------------------------------------------------------------------  こんばんは、小倉です。とほほな感じですけど、800字のあらすじ、出来ました。 No.1276 投稿日 2001年4月27日(金)21時49分 投稿者 小倉善哉 「夏色佳人(仮)」/小倉1 『体は姉だが心は異世界の男性という人物に惹かれていった女の子が、彼を元の世界に帰してあげる話』 あらすじ(800字/一回目)  夏休みのある夜。女子高生の加奈子は、姉から「私は異世界の王子だ」と言われる。姉が多重人格障害になったのだと思った加奈子は<彼>の言葉を信じるフリをし、姉の部屋に忍び込んで原因を探る。机の上に<彼>のキャラクター設定とイラストを見付け、自作の登場人物になりきっていたのか、と腹を立てる加奈子。  現実を直視しろと姉に対して説教をするが、<彼>は言いがかりだと怒る。不毛な喧嘩をした後、加奈子は剣の稽古をしている<彼>を見つける。姉の姿に少年の姿が重なって見え、驚く加奈子。冷静になって考えると<彼>が姉ではないと確信している自分に気付き、仲直りする。異世界の王子だという<彼>の言葉を疑わなくなり、加奈子は<彼>を異性として意識しはじめる。  戻る手がかりを探すために、加奈子は<彼>がこちらに来る寸前の話を聞く。それによると、後継者問題で対立している兄から杯を受けた後に気分が悪くなり、目が醒めたらこの世界にいた、ということだった。「姉の精神は<彼>の体の方にあるのではないか」という加奈子の仮説から、<彼>は鏡に映った自分に向って呼びかけてみる。だが、うまくいかない。加奈子も一緒に祈ってみると成功し、姉と連絡が取れる。  兄と和解してこちらに帰る方法を聞き出そうとしている姉の状況を聞き、<彼>は何も出来ない自分を歯がゆく思う。自分で兄と決着を付けなければ、と焦る<彼>は、自分の体に直接呼びかける方法を試してみる。しかし今度もうまくいかない。加奈子は自分が帰らないで欲しいと思っているから失敗してしまうのではないか、と密かに考える。  思いあまった加奈子が告白すると<彼>も同じ気持ちだということが分かる。だが、<彼>は帰らなくてはならない。全てを片付けたら今度は自分の体で会いにくるから、と<彼>は約束してくれる。  加奈子が一緒に祈ると、やはり成功する。そして<彼>は帰り、姉が戻ってくるのだった。 >シンデレラ迷宮  むむ。わーい、OKだっ(喜) でも手放しに喜んでたらいけませんね。勝って兜の緒を締めろ…というか10個OKもらってないんだから勝ってはいないじゃん(爆)  と、言う訳でもう一つ考えたんですけど──またしても一つだけなのです。ちまちま出すなって怒られそうだなあ。うーん。自主没もUPするべきだろうか(悩) 小倉2  王子の花嫁探しの舞踏会、会場。  全員と平等に踊りたい王子は、娘たちにくじ引きをさせて順番を決めるのだが、身分の高い娘たちから順番に番号札の交換をはじめ、結局身分順になっていってしまう。シンデレラの順番も例外ではなく、交換を繰り返していくうちに最後の一歩手前になるのだった。(一番最後はむしろ印象に残るので、交換を持ちかけられなかった)  ようやくシンデレラの順番が来て、王子とダンスを始める。「身分が低いために無理に順番を変えさせられたのだろう」と同情されてしまうが、シンデレラは「王子様と踊れるならば、順番など関係ないのではありませんか?」と不思議そうに言う。 その心根を嬉しく思った王子はシンデレラの番で踊るのをやめてしまい、結果、ラストダンスの相手はシンデレラとなるのだった。 >弟切さんへのつっこみ  ええと、はじめまして、小倉と申します。はじめましてなのにいきなりツッコミしてしまいます〜。御容赦下さいまし(^^;  「亜人」の設定についてなのですが、どうもしっくりこないです。セトは魔法で生み出されたんですよね。だけど、制作者が死んでも存在している。高名な魔術師だから制作者が死んでも存在出来るのでしょうか。  聞きたい事をまとめてみます。  「制作者の死後、セトは何によって生きてるのですか?」  「魔法の力であるならば、どうやってそれを維持しているのですか?」  うーん、ここらへん微妙に引っ掛かってしまった小倉なのでした。  でもこれ、重箱の隅つつきかも…。単なる意見として聞いて下さいね(^^;  それでは、失礼致しました。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- うわちゃ(爆 No.1277 投稿日 2001年4月27日(金)21時55分 投稿者 小倉善哉  申し訳ありません!  弟切さんではなく、八神さんへのツッコミです(爆死)  あわわわわわ、お名前を間違えるなんて最低だぁ〜〜(涙)  お二方に不愉快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ありませんでしたm(><;)m http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 杉井君の思考プロセス開示 No.1278 投稿日 2001年4月27日(金)23時23分 投稿者 新木 伸  うんうん。  この思考プロセスの開示、いま蟻地獄でもがいてる人に、とっても役に立つと思うよ。  こういうのって、逆に僕だと書けないんだよなぁ。  「現在の問題にロックオン」というのがどういう状態か?  またどうやってその状態を維持してゆくのか?  唯野君、茶羽根。  杉井君のこれを参考にするように。  とくに重要になってくるのが、ここのところね。  「アイデアと「妄想」との区別のしかたは?」  両名とも、妄想した結果のアウトプットを、そのまんま提出してきてるわけ。  僕が「論外」と言い渡しているもの。  杉井君のほうでは、「まったくコンセプトにそぐわない」として自主的にボツをかけているようなやつね。出できてしまうのはしょうがないが、出てきた瞬間にスクラップをかけるべき「妄想」だ。  そのなかでもあまりにもひどいやつは、「たわけ」となる。「ニードは発狂してしまった」とか、なんだよそれ?  また僕が「ボツ」と言い渡しているもの。  これは杉井君のでいうと、「くだらない」「凡庸である」とかで自主ボツをかけられているものにあたる。  まあそういうものも、自分のノートには書いといていいんだが。 >杉井君  開示してくれて助かる。もっとやってもっと。  こういうのって、逆に僕だと書けないんだよなぁ。  そのスクラップ行き決定の「妄想系」アイデアとか、自主ボツかける「凡庸な」アイデアとかが、そもそも出てきません。いやホント。  「凡庸な」アイデアなら、無理して集中して、無意識君が捨ててしまう前に拾い上げるようにすれば出せないこともない。だけど「妄想系」は拾いあげるのは難しそう。  やけっぱちになって、意識的にオーバーブースト超臨界にしないと、たぶん出てこない。コンセプト違いの妄想系というのは。  僕の場合は、基本的に出てくるのは、「使える」アイデアです。  それも10個出して検討して1個採用っていうのではなくて、出てきた1個目がだいたいそのまま使える。そうでなくても2個目あたりはバッチリ使える。  よくわしの言っている「数十出して捨てて……」っていうのは、無意識君が識閾下でなんかやってるのを数えてると、なにやらそのぐらいの数になっているということ。その動きだけはわかる。ボツになった数のカウントだけはわかるって感じかな。  たとえば例のわしの出したあらすじを5分で考えたときとか。何カ所か、アイデア出しの作業を行わなければならない部分があった。「主人公の自負がうち砕かれるエピソード」とか、「主人公が立ち直るきっかけ」とか、合計で5カ所ぐらいあるのかな? そのひとつひとつに関して、1分ぐらいずつ考えた。  その1分の間に、50や60ぐらいは無意識君のボツカウントは進んでいる……らしい。ひとつひとつ意識上に引っぱりあげて確認してなんかいないから、よくわからん。  一秒に一個のアイデアなんて、いちいち意識上にまで上げてられるかってこともある。  またこんな余興でのケースではなくって……。  実戦での話。  自分が最大にエネルギーを投入する本業のほうのケースでは、こんな感じ。  話を練りあげてゆく最中。腰をすえて練らなきゃならんとき。  けっこう煮詰まってきている状態にさしかかっていると、思いねぇ。  ここでなにかひとつ、重要で本質を突くアイデアが出てくれれば、話のすべてに串が通ってひとつに美しくまとまりそうな気配……。  頭の奥のほうで何かが動いている。その感触はある。  そういうときは寝る。36時間ぐらい寝続ける。夢うつつの中でも、無意識君はなにか考えているらしい。  起きたときには、すっきりしゃっきりしていて、アイデアがぽんと1個、意識にのぼるところに用意されていたりする。  たぶん数百ぐらいはやってるんだろうなぁ。無意識君が。ボツカウントはとっくにオーバーフローしていて、読みとれません。  ちなみに昔からこんなことが出来たわけではありません。  デビューしたての頃なんて、ええ、そりゃもう妄想系のアイデア出まくりでしたとも(笑)。  そのへんは、みやびさんがよく知っている。  ヴァルツアーを連載していた2年〜3年ぐらいのあいだのことは。  星くずの1巻あたりを書くころには、わりと現在の形に近いところには来てたかな。少なくとも妄想系のアイデアを一瞬以上保持しないようにはなっていた(まるで出なかったわけではない)。  ちなみにこの頃にはもう、「アストラルヨシワラサン」が背後にいた。  僕が妄想系アイデアをいじりたくっても、「ふぅーん」という声が聞こえてきてすぐに捨てさせられる。(アストラルヨシワラサンは「ふぅーん」とか、「はっ」とか鳴くのだ)  ゲーム雑誌への小説連載。全16回の連載を、その2年半のあいだつづけていた。  2ヶ月に一回、原稿用紙27.5枚。  形式上は長編なんだけど、雑誌には各章ごとの連載形式。  プロットを出して、OKが出るまでリテイクを繰り返す。  最初の1回でOKが出たのは、あとにも先にも1回きり。通常は3〜4回のリテイク。最大では10回を超えたことも。  そして書く。  こっちも書き上げてから、やはりリテイクの山。3〜4回は書き直しを食らって、それでようやくOKがもらえる。  しかし「ある水準」をクリアしさえすれば、OKは出る。確かに出る。間違いなく出る。「ボツ」と「OK」の厳密な違いというもの。それを学習した。体で知った。なにがOKで、なにが「ボツ」なのかということを。  その「ある水準」というのが、じつは「商業レベル」そのものであることことに気づいたのは、また後の話。  しかしあれ、きつかったけど、いい修行になったなぁ。  あれがなかったら、いまの僕は、確実にここにいないだろうなぁ。ひょっとしたらまだアマチュア作家志望者を続けているかもしれない。  ……っていうか、3年も叩かれ続けなきゃモノにならんかったわしのような者を、よく3年間も放り出さずに、しかも原稿料まで払って「飼って」くれていたよなぁ。仕事でやっているんだから、ふつー、そんなヤツはとっとと放りだすよな。吉原さんには、足を向けて寝られません。  まあそのおかげで、いまじゃいちおう「ベストセラー作家」を名乗ってもいいぐらいのところには来れた。(ランキング載るの常連だもん)  MWも多少は儲けさせて、恩は返している……ような気もする。  ちなみにその連載の仕事。  連載形式なもんで、27.5枚の中に起承転結、ならびに次回への「引き」まで入れ込まなきゃならない。  ああ、そうか。  ある意味あれは、短編蟻地獄だったわけね。  わしは16回、クリアしてきたってわけか。 >杉井君  上と一部重複するけど……。まあ書いちまったからアップしとくか。自慢話の二乗でかっこわるいけど。  ふっふっふ。  まだなめとるようだなぁ。 「いや、わし、そもそもサバンナライオン出すとかゆー以前に、ライオンを使ってどーこーなるとか考えもしないし」  自分がライオンを持っていることさえ、意識しないだろうなぁ。どうせ使えないんだし。  たとえばさ。相手のターン中には、自分の手札の中にあるすべてのクリーチャーは視野から外れるものでしょ? 相手のターンの間に場に出せるわけないんだし、手札の中にありながら能力を使えるクリーチャーなんていないんだし。  それと同じこと。  自分のターン中であっても、ライオンは持っているけど、見てはいない。どうせ使えないから。  ね? 「使えないアイデア」というのは、本当に一瞬でも場に出てこないでしょ?  それどころか、考慮さえしないでOKなわけでしょ?  手札にライオンがあっても、「−1/−1」がすでに場に出ていて、エフェクト排除系のカードが手札になく、クリーチャー強化系のカードもないのであったら……。  ライオンは視野から外れる。  そういうものです。  杉井君が「新木さんでも一瞬は場に出ているはず」とかナメたこと考えられてしまうのは、それはまだ君がアイデア出しの作業において未熟だからです。「上の世界」というものを知らないからです。  ちなみに、MTGの「ど初心者」から「上級者」まで。 1.ライオンを場に堂々と出してくる。「−1/−1」が場に出てるよと指摘されても、それがなにを意味しているかわからない? きゅるん? カードを墓地に行かせず、いつまでもそこに残して、こだわっている。説明しても納得してくれないから、とにかく強引にライオンを墓地に移動させる。 2.ライオンを場に出してしまう。「−1/−1」が場に出てるよと指摘される。「ああしまった!」と叫んですぐに自分で墓地行き――なんだけど、でも途中で一瞬手を止めて、「これ出さなかったことにするっていうのは……」とか言いかけ、にらまれてしぶしぶ墓地に捨てる。 3.ライオンを出してみるかと一瞬考えかけるが、すぐに場に出ている「−1/−1」に気づいて、その考えは捨て去る。 4.場に「−1/−1」の出ているときは、ライオンのことなんて意識にものぼりゃしない。  1から順に、「ど初心者」〜「上級者」の思考プロセスです。  特に3の中級者から上。  どんどん無駄が省かれてゆくので、同じ時間内で、そのぶん多くの「イケそうな手」を検証することができます。  MTGの場合は、この上にさらに「5」の段階なんてのがあるのかもしれない。  でもわしはそれがどんなものになるのか、見当もつかない。こんど例の日本代表の男に聞いてみようか……。  ちなみに小説の場合の「5」の段階っていうのは、予想はついてます。  「5のレベルにいる達人」というのは、そもそもひとつひとつアイデアを検証したりなんかしない。「話の流れがぜんぶひと揃いになって、頭から終わりまですべて出てくる」。もしくは必要なとき(そのシーンを書くその瞬間)に必要なアイデアがすぱっと出てくる。  手を動かして書き上げたものは、すべて例外なく、「必然」のみで構成された完成度の高い話になっている。  そんなあたりかな。  すくなくとも人類はそのあたりまで到達できるようです。  わしは本気でそのレベルを目指してます。だって楽だもの。そうなれたら(笑)。  同じものを書くなら、楽なほうがいいじゃん。  わしはいま小説では「4」のところにいます。杉井君は「3」ね。  でも杉井君はMTGなら「4」あたりでは? 僕はMTGは「3」だなぁ。 >杉井君  んで、ネタね。  自主OKにしたのは、これだけか。 8)両親のいる幸福な家庭を妄想で作り出して、その中で千年過ごしていた。 9)戦争中に経験した様々な死について一つ一つ、どうすれば回避できたかを妄想シミュレートしていた。 10)サハリエルシステムをオーバーブーストさせて、時間を遡行しようと試みていた。 11)2LDKでクリスチャニア=ヘクタとの愛欲にまみれた生活をおくっていた。 12)千年間ずっとマスターベーションして暮らしていた。 13)ジグソーパズルを組んでいた。500種類くらい用意されていて、全部組み上げたらまた壊して組み直す。 14)紙をはさみで10ミクロン幅に切り刻んでいた。千年間ずっと。 15)糸玉をほどいて、また糸玉にまとめて、を繰り返していた。千年間ずっと。  ん? 数足りないじゃん。  12〜15は一パックとして扱うから、まだ5個しか出してない計算だな。  でもなんとなくこうして眺めてみると、10がキーワードになりそうかなぁ(わしの趣味入ってるかも)。「12〜15」系統のマスターベーション系のどれかと合わせ技にするとか、はじめのほうにボツになった1あたりを引っ張り出してきて、「はじめの数百年は試みていた。だが残りの数百年は絶望してぼうっとしていた。もうミンシアが誰かも忘れている。それどころか言葉も忘れかけている」あたりもありか。  あ、妄想超臨界。 「アクニィは千年間ずっと自傷行為を続けていて、片手以外は原型をとどめず、かさぶただらけのぐずぐずの肉塊と化していた」  使えるかもしれんけど……、痛い。痛すぎる。  「10+α」の路線を追求するのと、またまったく別の系統のアイデアをもう少し出してみるのとを並行してやるってとこかな。  ボツのものは数えない。  使い物になるOKレベルであと10個ぐらいってとこかね。  それで出てこなければ、その中からなんか採用する感じか。 -------------------------------------------------------------------------------- 元気です〜(笑)>弟切さん No.1279 投稿日 2001年4月28日(土)00時18分 投稿者 魚住雅則 お久しぶりです。 現在就職活動中でまとまった時間が取れず、ROMに徹してました。 短編の方もやっと一本目が終わりに近づいてきたかという程度で、集中力が持続しない毎日です。 連休中は一気に短編書きます。 >シンデレラ修了検定 なるほど。そういうシステムだったのですか。短編の阻害にならないペースで、まず「気高い6割、優しさ4割」に挑戦してみます。 魚住1 (王子視点) 舞踏会会場 ・忙しく立ち回るメイドの一人が誤って参加者のドレスに飲み物を零してしまう。 ・大いに怒り弁償を迫る参加者に困り果てるメイド。 ・それを見かねた王子が参加者に謝りに行こうとするが、王子という立場上家臣に足止めをくらう。 ・シンデレラが先を越してただ見守るだけの群集から抜け出し、それぐらいで許してあげてくれと頼む。 ・では代わりにお前が弁償してくれるのかと問われて困るシンデレラ。 ・彼女が貧しい貴族だと勘違いした参加者は、うつむいて黙っているシンデレラを散々馬鹿にしてから去っていく。 ・泣きそうになりながらシンデレラにお礼を言うメイドに、顔を上げ何事もなかったようににっこり微笑むシンデレラ。 ・王子、シンデレラの行為を馬鹿にする家臣たちを一喝してからシンデレラに歩み寄りダンスに誘う。 むむ、難しいっス。 でもシンデレラ考えるのは久しぶりで結構楽しかったりして(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- 要翻訳 No.1280 投稿日 2001年4月28日(土)00時25分 投稿者 新木 伸  下のこれって、MTG知らない人には理解不能だろうなぁ。 ○MTGの「ど初心者」から「上級者」まで。 Lv1.ライオンを場に堂々と出してくる。「−1/−1」が場に出てるよと指摘されても、それがなにを意味しているかわからない? きゅるん? カードを墓地に行かせず、いつまでもそこに残して、こだわっている。説明しても納得してくれないから、とにかく強引にライオンを墓地に移動させる。 Lv2.ライオンを場に出してしまう。「−1/−1」が場に出てるよと指摘される。「ああしまった!」と叫んですぐに自分で墓地行き――なんだけど、でも途中で一瞬手を止めて、「これ出さなかったことにするっていうのは……」とか言いかけ、にらまれてしぶしぶ墓地に捨てる。 Lv3.ライオンを出してみるかと一瞬考えかけるが、すぐに場に出ている「−1/−1」に気づいて、その考えは捨て去る。 Lv4.場に「−1/−1」の出ているときは、ライオンのことなんて意識にものぼりゃしない。  杉井君でも誰でもいいけど、「○ストーリーづくりの「ど初心者」から「上級者」まで」に、ちょっと翻訳しなおしてみてよ。  すくなくとも「Lv2」以降であれば(指摘されれば気づくことができる)なら、短編蟻地獄は継続可能です。  見たところ杉井君が、2と3の中間あたりか。もうLv3になりかけていると思うんだけど、でもはじめに出してくるものでLv2みたいなことをやってるからなぁ。杉井君にはLv3でいることを要求。「やれ」ってな感じ。  紺野さんなどは、はじめLv1でしたが、Lv2になりかけている気配があります。  茶羽根と唯野君は、現状Lv1。次ので「Lv2になりかける気配」をみせなければ、シンデレラ迷宮行き決定。  幽界寺君、夕斗さん、イマジー君は、1と2の中間あたりかな。でも今後の動向によって評価が下がり、茶羽根唯野の両名の扱いになる可能性も大。  いか君はLv2。  弟切さんは……。シンデレラ迷宮の修了者がLv3に達していないようでは、困ってしまいます。  八神さんはデータ不足。でもLv3ぐらいあるでしょう。まあ最悪Lv2でも課題続行は可能だし。  みやびさんはLv3。でもLv4ぐらいないと、プロでの生き残りは厳しいぞ。特にみやびさんなんて、他にあんまり武器ないんだから、ストーリーで売らなきゃならんところだし。  えーと、これで短編課題参加者(予定者)全員か? 誰か抜けてるひと、いない? >小倉さん  八神さんにつづいて、まともなあらすじ2連荘なのでほっとしています。  けど一行コンセプトが違うでしょ。  小倉さんのこれは、「姉の体のなかに降りてきた異世界の男性の精神を、元の世界に送り返してあげる話」です。  うーん。現状だと、まだちょっと違うか。  送り返してあげるために主人公の努力は特にないから、「姉の体のなかに降りてきた異世界の男性の精神が、元の世界に帰ってゆく話」ってところかな。  いまのところ「山なし意味なし落ちなし」です。  あらすじは、わかりやすくまとまっています。  どういうこと? とか、疑問になるところは特になし。  いくつか指摘など。  まずこのままでは、「姉」が必然になっていませんよね。  向こうでは、兄と「青年の体に入った姉」が和解してるんでしょ?  なにかそれに対比したエピソードが、こっちの側の姉妹にも存在していなければ、「姉」が出てくる必然がない。「青年」の精神が入りこむのは、幼なじみでも友達でも、なんだっていいわけです。  また先に書いた、「主人公が努力をしていない」って点も問題かと。  いえべつに、「青年が来て、帰っていった話」であるなら、それはいいんです。でも「返してあげる話」なら、努力しないとなりません。  あと彼の精神が帰れない理由が、「告白していない想いがあったから」というのでは弱すぎます。ふたりで告白しあって気持ちを確かめるのはいいんだけど、それは解決になってない。「こんどは本当の体で来る」とかいう約束、保証も何もない口約束だけに見えますが……。  来る方法は、あるのかな? なにか「無限の世界のひとつ」から来た感じなんで、行き来する方法があることをすでに示していなければ、ここに説得力はでません。注意。  あと、盛り上がりが足りない。  たとえば……。なにかこう、もう別れたら二度と会うことは出来ないんだけど、それでも思い残りがなくなるようなエピソードとか、そのぐらいのグレードのエピソードがラストシーンがあれば盛り上がるんですけど。(二度と会えない/行き来可能、書いてることは上記と矛盾しますが、まあ小倉さんがどっちかに決めるってコトで)  なにかラストの盛り上がりがないと、話が終わらないし、話になんらかの意味を持たせることも不可能でしょう。  あとひとつ。ストーリーのポケット(これ新木語ですね。解説は過去ログ参照のこと)。  主人公が青年のことを「異性として意識し始め……」ってことは書かれてますが、それが「好き」にまで発展するようなものが、なにもありません。  また青年の側にも、主人公を意識したり、あまつさえ「好き」になったりするようなことが、なにもありません。  ラストでは、相思相愛を確認するわけですよね?  いきなりキャラが「私も君のことを……」とか言い出しても、読者は「えっ?」となってしまいます。 ・小倉2  ボツ。  最後の子が可哀想です。  ということは、このエピソードは、「結果的にひどいことをしたシンデレラ」です。  あーんど、最後の子のことなんて考えもしないで、王子と甘い時を過ごしつづける「自分のことしか考えてないシンデレラ」になってしまっています。  あと……。自主ボツなんぞアップされたらたまりませんがな。(^^; >魚住さん ・魚住1  ボツ。  ぜんぜん気高くないです。優しさは4割ぐらい入ってるけど。  「うつむいて黙りこくる」のどこが気高いっスか?  魚住さんは、「健気」「誠実」「無垢」「清楚」……このあたりから、なにかひとつ選んでやってみそ。 -------------------------------------------------------------------------------- 足りないものと知らないものだらけ No.1281 投稿日 2001年4月28日(土)00時28分 投稿者 幽界寺  うーん、そうか。私が今まで考えていたことの九割は妄想だったんですね。MTGの例でいえば二番ですね。道はまだまだ遠いです。 >「光の射す方へ(仮)」/八神1  読んでいて違和感がほとんどありませんでした。とても、参考になりました。ただ、わずかに気になる場所がありました。亞人は制作者の命令に逆らうと消滅してしまうんですよね? セトのセラスを助けようとする行為は命令に逆らうことではないのでしょうか? それとも魔術士が消そうとしない限り消えないのでしょうか?  あ、それともう一つ。「消滅するセトだが、彼は目的が果たせたことで満足して消えていくのだった」の部分ですが、消滅と消えるがかぶっています。どちらか一つにした方がよいのでは? >>「夏色佳人(仮)」/小倉1 >机の上に<彼>のキャラクター設定とイラスト  全然後の話に結びつかないんですけど、このエピソード必要ですか? ><彼>が姉ではないと確信している」  確信する理由が分かりません。 >加奈子も一緒に祈ってみると成功し 成功した理由はなんでしょう?  >やはり成功する  たまたま直感が当たっていただけじゃないんですか? やはり、といえるほど何か確信の持てる何かがあったのですか?  なかなかうまい指摘ができなくてすいません。幽界寺でした。 -------------------------------------------------------------------------------- 個人的にはLv2、端から見たらLv1だなぁ・・・ No.1282 投稿日 2001年4月28日(土)01時25分 投稿者 かねやん Lv1:妄想を出してくる。これこれこういう理由で(ここまで親切な人は滅多にいないが)良くないよ、と言われても理解ができない。なんでこれ良くないのかなぁ、自分では良いと思うんだが、と言う気持ちで固まっちゃう。ばっさり捨ててくれるのは・・・読者かなぁ、つまらないとか。 Lv2:同じく妄想を出してくる。これこれこういう理由で良くないよ、と言われて納得する。でも没にする前にここをこう変えたら使えるんじゃないか、とかいろいろ考えてしまう。ちょこちょこ変形しては、変わってないとか悪くなったとか睨まれる。 これ一番多いかも。 Lv3:妄想は出てくる。但しそれが使えない理由をわかるので捨てる。 Lv4:そもそも、全体の形、前後の流れから存在できそうなもの以外には無意識的に削除がかかる。 Lv3とLv4の大きな違いは、洞窟で行き止まりまで行ってから戻るのと、分かれ道で、通行止めが置いてあるので行かないという違いかと。 喩え悪いな。 道路を走るとき、地図が無いのがLv3、地図があるのがLv4、新木さんの目指しているLv5が、カーナビを付けている状態になること。 さらに喩え悪そうだ。 MTGは知りませんが、己的な解釈。 Lv3になりたい。 -------------------------------------------------------------------------------- ありゃ。 No.1283 投稿日 2001年4月28日(土)01時28分 投稿者 魚住雅則 >えーと、これで短編課題参加者(予定者)全員か? 誰か抜けてるひと、いない? はい。遅れてますけど参加予定です。 -------------------------------------------------------------------------------- 無欲な…… No.1284 投稿日 2001年4月28日(土)01時57分 投稿者 ブッチ  みなさんが短編蟻地獄に挑戦する中、  今の自分の文章力では短編蟻地獄に参加するにはとうてい無理  であろうと無欲シンデレラを探しております、ブッチです(^^;              *  ブッチ8  ・ガラスの靴では足が痛くて踊ることのできないシンデレラ、   一人、ダンスに参加せず楽しそうに踊る人々を眺めている。  ・ダンスに参加しないシンデレラを不思議に思った王子は   踊らない理由を尋ねる。  ・素直にガラスの靴のことを話すシンデレラに、王子は大変ですね   と言う。するとシンデレラはそれよりも王子様とお話ができて   嬉しいと答える。  ・王子、それだけで本当に嬉しそうなシンデレラを可愛く思う。 -------------------------------------------------------------------------------- 私的指摘ジャック No.1285 投稿日 2001年4月28日(土)02時23分 投稿者 霧原 智亜希  どうもお久しぶりです。  なにはともあれまずはシンデレラ行きます。 OKの数……2(ってこれはもう書かなくて良いのでしょうか?) 霧原5 ・王子とのダンスの時間は女性にとっては自分のアピールタイムとなっていた。 ・王子と踊れる一曲分の時間を使って、家柄などをアピールする女性達。 ・シンデレラは踊り終わった後、もう一度踊って欲しいと言う。 ・それを聞きつけた義姉1に将来の后の座が欲しいのは分かるがルール(一人が踊れるのは一曲だけ)は守れ、と言われる。 ・シンデレラは思い違いをしていたと義姉と王子に詫び去ろうとする。 ・王子、シンデレラを呼び止め今まで家柄などを語らずにただ楽しそうに踊るだけでアピールした女性はみたことがなかったので興味を持ったことを告げる。 ・シンデレラただ踊りを楽しんでいただけだと言う。 ・王子、そんなシンデレラに対し改めて踊ってくれないかと言い出す。  さて、蟻地獄に参加するにはまだ早い霧原ですが、ずうずうしくも人様(八神さん)のものの指摘はしてみようと思います。いやだって、新木さんに >みんながこのあらすじに対して、どんな指摘をするか。できるか。  なんて言われたらついつい手を出したくなるのが人情。 ……んでもって「たわけ」と言われると。  ただ、霧原はこのあらすじの指摘の指摘のポイントをいまいち把握していないので重箱の隅つつきになってたらすいません>八神さん&新木さん  いや、正直この「隅つつき」って「誤字の指摘」レベル以上になると区別が付かないもので(^^;  それでは、 >「光の射す方へ(仮)」/八神1  えーと亜人(セト)が消滅するという部分がちょっとあやふやな感じがしました。  何個所か被ってますがそこはご容赦を。  というのも、亜人は >制作者の命令に逆らうと消滅してしまう  のですが、 >元の主から長老達へと生殺与奪の権が移っている事  この「生殺与奪の権」っていうのは「命令に逆らった場合殺すことが出来る権利」ですよね? 移したり出来るんですか? だって「制作者」はもう死んでるんだから「命令を破ったら殺す」ことはできないのでは?「契約者」とかならともかく。 (この文、後から付け足し>つまり「制作者が死んでいるので命令に逆らっても大丈夫だ」というのは事実じゃあ、ってことです) (あと、細かいことですが「元の主から長老達へと生殺与奪の権が移っている事」は最初の方、 >巫女セラスの護衛に任命される。 辺りに書いておいて、逃げ出すところでは 「制作者が死んでいるので命令に逆らっても大丈夫だ、と嘘をつく」とかってした方が綺麗じゃないですか? ……ってあらすじの書き方分かってないので見当違いでしたらごめんなさい)  んで、それと関連して長老達は追っ手なんか出さないでさっさと術を解けば良いんじゃないですか? 遅効性?(これは上の「生殺与奪の権」とも関係するのですが)  ちなみに、これは多分重箱の隅つつきになるのですが、「消滅させられてしまう」のではなく「消滅してしまう」のならすぐ消えちゃうんじゃあ。  ああそうそう、そんで、そもそもセラスは長老達に再び術を施されそうになってもそれを拒否して、故郷に帰りたがるんですよね?  と、シンデレラ迷宮で死んでる(このネタ二度目じゃん>俺)霧原が指摘するとこんな感じでしょうか。  ってパッと書いたつもりがすでに二時過ぎてる……  しばらく分室(仮)から離れていましたが新木さんの「たわけ」に対して当方に迎撃の用意はありませんが覚悟完了はしておきますです。  それではせっかく睡眠導入剤を飲んでることだしそろそろ寝ようかとおもいます。  おやすみなさい。 -------------------------------------------------------------------------------- カーナビほちい No.1286 投稿日 2001年4月28日(土)04時48分 投稿者 新木 伸  そうそう。カーナビ。  それそれ。  おれほんとカーナビ欲しい。もう地図なんて古くさいもの、イヤ。  「どう通っていけばいちばん近いかな〜」なんて考えなくたって、目的地インプットすれば、分岐があるたびに自動的に「次は右に曲がってください」とか聞こえてくるの。お姉さんの声でもって。  それで目的地まであと何キロとか、到着予想時間は何時間後とか、みんなわかるの。オレ考えなくて運転するだけでいいの。(^^;  ちなみにアマチュアとして作品を書くのであれば、とりあえずLv3あればなんとかなります。人に指摘してもらわなくても、自分でわかるわけだから。  あとは時間さえあればなんとかなる。ちゃんとした話を独力で完成させることができる。  でもプロの場合は、「時間が充分にある」なんていう状況は、まずあり得ませんから、Lv4ぐらいないとつらい。  だけどアマチュア作家のほとんどの人は、Lv1。  わしもなんだかんだいって、あちこちで色々見てきたけど、Lv1が98パーセントぐらい。残りがLv2。  ごくまれに、Lv3と思われる人がいる。でもそういうひとは、しばらくするとデビューしてたりする。  杉井君は初めにみたときはLv2だったな。「ラストハロウィン」とか「火星に誓いの口づけを」とか。 >魚住さん  ああ魚住さんもデータ不足だな。  でもまあ、採点代行者なんだから、Lv2〜3はあるでしょ。でなけりゃそもそも、人の採点ができん。 >ブッチさん ・ブッチ8  ボツ。  無欲はまあ、あることはあるんだけど(王子と話せただけで満足)。  でもそれよりも目立つのが、やはり「踊りたいのに足が痛くて踊れない可哀想なシンデレラ」。  普通、これを読まされたら、読者はシンデレラに同情しちゃうよ。 >霧原さん ・霧原5  ボツ。  うーん。「もう一曲踊ってください」ってきたところで、どんな仕掛けがあるのだろうと思ったのに、なんかぜんぜん活かされてなくって、なんかガッカリ。  ところで睡眠導入剤って、どんなの?  睡眠剤とは違うのかな。 -------------------------------------------------------------------------------- あらすじ逃避行 No.1287 投稿日 2001年4月28日(土)07時00分 投稿者 はせがわみやび >>不死であることに絶望して半ば狂っている不死者は、自分を殺して楽にしてくれと主人公に頼む。  この中で、 >>自分を殺して楽にしてくれと主人公に頼む。  ここは、実はあんまり本質じゃない。  アイデアのポイントは、「不死者が知り合いだったので、逃げようという気がなくなる」ってところだから。  だから、「逃げようなんて考えなくなる知り合い」であればいい。そうであれば、殺してくれなんて頼む必要はなくなる。  「親友」って出てきたとこで考えるのやめたでしょ?(^^;    いくらでも出てくるよね。  実は不死者は──  親だった。息子だった。恋人だった。  ・放浪したいと言って、家を出ていった息子だった。旅先で不死者になってしまい、かすかな記憶を頼りに故郷へと……(これで逃げたら、子どもを放り出す親になるから逃げにくかろう)  同僚で親友だった。  ・同じ警備会社の人間で、自分は現場に、彼は科学班に配属。街の平和を守ろうと誓い合った仲だった。だが、その科学班の研究の結果……  憧れの俳優だった。  ・昔見たヒーロードラマの俳優で、彼にあこがれて警備会社に入社したのだった。  崇拝する偉人だった。  ・過去の偉大な魔法使いで、街を怪物の手から守ったのだ。偉人伝を読んで感動した彼は、街を守る仕事をしたいと思った。だが、その魔法使いは転生の魔法の失敗により……  でも、ぜんぶボツかなぁ。  自分の意思で留まろうとする、っていうパターンだと、話の焦点がずれちゃう気がする。 (これから就寝なのです)みやび -------------------------------------------------------------------------------- そうそう。楽したいよね No.1288 投稿日 2001年4月28日(土)07時24分 投稿者 新木 伸 >>「親友」って出てきたとこで考えるのやめたでしょ?(^^;  そうそう。  考えるのやめると、人間楽になれるんだよな。  楽なのがいちばんだよ、楽なのが……って、ちがう。(^^;  「親友」って出てきた時点で、「ああ出たっ!」とか思っちゃって、考えるのをやめちゃう。  なぜそうなるかというと、考えることは人間にとって基本的に「つらい」ことだから。なんだかんだと理由をつけて抜け道をみつけて、それを回避しようとする。これは当然の生理反応なのね。誰でも持ってる反応だ。恥ずかしいことでもない。でも自覚しておくことは必要。  ちなみに今回の場合は「だっていいアイデアが出たんだもん」ってのが、楽をするための正当な理由ね。  もう出たから、頭を休めていい……ってわけ。  だからシンデレラ迷宮みたいな単調で機械的な練習がいるんです。  考えないで実行するための練習なのね。  体が動く。「親友」ってアイデアが出て本人は大喜び。でも体のほうはいつもの反射運動として自動的にその先にある展開を出そうとする。頭を休めることは許してくれない。ちゃんと考え抜くまで。  ちゃんとした話を作ろうとするときのいちばんの「敵」って、自分自身の中にあるのだな。  人間の本性ね。  それをねじ伏せてまともな話を創造するための対抗策のひとつが、「思考の反射運動」なわけだ。  または「アストラル○○サン」だったりするわけだ。 -------------------------------------------------------------------------------- >>新木先生 No.1289 投稿日 2001年4月28日(土)09時09分 投稿者 小倉善哉 >いまのところ「山なし意味なし落ちなし」です。 >盛り上がりが足りない。  おうっ、おうっ(悲鳴) おっしゃる通りなだけにちょっと痛い(^^; でも痛いのも修行のうちですよね。傷口見なくちゃ手当ては出来ないんだから頑張ろうっと(涙  で、指摘を受けた部分から分かった事。  ストーリィ上、足りないエピソード、弱いエピソードがいくつかある。 1 兄と「青年の体に入った姉」が和解したことに対比したエピソード(主人公が努力するエピソード) 2 彼の精神が帰れない理由 3 別れたら二度と会うことは出来ないんだけど、それでも思い残りがなくなるくらいのグレードなエピソード 4 <彼>が主人公に惹かれていくエピソード 5 主人公が<彼>に惹かれていくエピソード  シンデレラ迷宮の要領でアイデア出ししてみます。特に重要なのは1と3ですよね。ここ、重点的に考えてみます。 >「こんどは本当の体で来る」とかいう約束  という指摘がありましたが、口約束ですね、これ(^^; …うーん。そうすると有言不実行の男になってしまう。「二度と会えないかもしれないかもしれないけど、思い残す事はないくらいのエピソード」を考えることにして、この台詞は没にします。 >自主ボツなんぞアップされたらたまりませんがな。(^^;  はい、済みませんでした(爆)  たわけを通り過ぎて呆れられてしまったか…?(ドキドキ) >えーと、これで短編課題参加者(予定者)全員か? 誰か抜けてるひと、いない?  はーい(挙手) 私も抜けてますけど、データ不足でLv判定は保留なのかな。 >>幽界寺さん  はじめまして〜。  わーい、指摘だ指摘だ(笑)丁寧なツッコミありがとうございます〜。 >このエピソード必要ですか?  読み返してみて「この」エピソードは不要かなあとも思っています。ここに入るエピソードのコンセプトは「姉が多重人格障害ではなく『ごっこ遊び』をしていると誤解する」って感じなのです。その後の喧嘩の理由が書きたいのですね。  うーん。これもアイデア出しの必要ありですかね(^^; 6 姉が多重人格障害ではなく『ごっこ遊び』をしていると誤解するエピソード >><彼>が姉ではないと確信している >理由が分かりません。  これは…分かりにくかったでしょうか。「多重人格障害だと思った加奈子」と書いた部分で、加奈子はすでに確信しています。  Σあれ?! だけど、どうして多重人格障害だと思ったのか、その理由が書いてない!  ようするに、「姉の振る舞いが演技に見えなかったから」ですね、ハイ(^^; >加奈子が一緒に祈ると成功する、その1、その2  成功した理由…済みません、考えてませんでした。でも言い訳ですー。ここら辺、自分でも書きながらどうしたらいいのか分からなかったのです。  何かしら「姉妹」「兄弟」が出てくる必然性が欲しくて「一緒に祈る」というヤツを出したんだと思いますが、なんか弱いですよね。新木先生が入れた「主人公の努力がない」というツッコミと混じえて、ちょっと考えてみます。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- これは通る! No.1290 投稿日 2001年4月28日(土)09時33分 投稿者 みっちゃん  無欲なシンデレラ  欲のない、命もいらないシンデレラ。  みっちゃん15 ○舞踏会 ・王子は権力を傘に客達に乱暴な態度を取っている。 ・自分に逆らった客を、兵士を呼んで、牢屋に連れて行かせる。 ・王様も王妃も大臣も王子には逆らえず、何も言えない。 ・シンデレラ、王子の乱暴な態度にたまりかね、牢屋へ送った人を放すように求めるが、  王子はふざけて聞こうとしない。ついに彼に平手打ちをする。 ・王子は激怒して、土下座をしなければギロチンにかけるとシンデレラを脅す。 ・シンデレラは、舞踏会に来るのが夢だったので、その夢がかなったのだから、  もう命なんて惜しくない、首でもなんでも持っていきなさいと反抗する。 ・シンデレラと王子はしばらくにらみあうが、王子が非を認めて謝る。  彼は自分の権力の通じない人間に会って、傲慢から目がさめたのだった。 ・王子は、シンデレラの夢である舞踏会を最高の舞踏会にするため、牢屋の客を解放して、  彼女をダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- きょうはななぺぇじかいたのー No.1291 投稿日 2001年4月28日(土)09時56分 投稿者 新木 伸 >小倉さん  あいかわらずデータ不足ではありますが、Lv3でないことは確定しましたね。  すぐ墓場行きになる「ヌルいもの」が場に出てきてしまっている時点で、もうLv3未満は確定。(^^;  あと「先生」は禁止でひとつ。  地図なしで目的地に向けて車を走らせてる皆さんと、僕の違うところは、地図を持っていることと、「どうすればその地図を手に入れられるか」ということを知っているだけです。  僕のすることは、「地図はどこの店で売っているのか」を教えるぐらいのものですから、先生呼ばわりされるほどのこともありません。苦労して買いに行くのは皆さん自身がやること。  それから――ですね。  まだロックオンしないでおいて、「二度と会えない」以外の持って行き方はないか考えたほうがいいですよ。  要点は、「なにか盛り上がるラストの展開」があればいいわけですから。  あと「姉の体に入る必然」の検証は?  ここもロックオンするのは、まだ早い。  たぶん性転換(体は姉だけど中身は青年)の面白みからこういう設定になったと思うんだけど……。  一行コンセプトを見る限り、この話のメインは「精神を送り返してあげる話」になっているようです。 「姉の体のなかに降りてきた異世界の男性の精神を、元の世界に送り返してあげる話」  ……というのを、こう微修正すると、 「○○の体の中に降りきた異世界の男性の精神を、元の世界に送り返してあげる話」  ……とすれば、姉以外のケースで考えられる。  姉じゃなくて、親友(女)じゃだめなの?  主人公がちょっと気にかけているクラスメートのカッコいい男の子……じゃ、だめなの?  主人公の幼なじみのすっごく気弱で情けない腐れ縁のノビタ君……じゃ、だめなの?  この段階では、いろいろ考えましょう。  ロックオンはまだ早すぎ。  逆にいまはまだ妄想を膨らませるべき。  妄想するべきときと、ロックオンして妄想(邪念)を追い払うべき時と、タイミングがあるんです。 -------------------------------------------------------------------------------- もしもーし…… No.1292 投稿日 2001年4月28日(土)10時16分 投稿者 新木 伸 >みっちゃん ・みっちゃん15  ボツ。  たわけ。  ボツの理由はいらないような気もするけど……それではあんまりなので。  「曲がったことを許せず、命知らずなシンデレラ」です。  あと課題提出以外でも、なんかコミュニケーションを取りましょうよ〜。  前回の書きこみで、わし、みっちゃんの課題への取り組み方、その態度にたいして不信を表明しましたよね?  「このまま続くようなら……」とか、なんか脅しの文句なんかも書きましたよね?  それに対するなんらかのリアクションとか、ないのかな? 読んでますよね?  あれにたいして、なにか思ったりしませんか?  思ったことは書いてくれないと、わからないです。僕は心の中まで読みとれるエスパーじゃないんですから。  みっちゃんがなにを考えているのかわからなくて、いま無気味でさえあります。  まあとりあえず、こうやって提出してきてるわけだから、べつにふざけていたり投げやりになっていたり、くじ引きの遊び感覚ではないのだろうけど……。 -------------------------------------------------------------------------------- ダメダメじゃん No.1293 投稿日 2001年4月28日(土)11時38分 投稿者 卯月 修羅 >新木さん  はう〜、誤解されてしまいました〜。ボクはパソコンの前でだけシンデレラの事を考えていたわけじゃありません。もちろん、寝てる時や通学の時間、授業の空き時間など頭がフリーな時間はシンデレラに費やしています。ボクが「パソコンの前で固まる」って書いてしまったのはですね。そういう時間にちょろっとアイデアの断片を思いついたらノートに書いているんです。それを実際にパソコンのエディタで提出できる形に清書しているとだんだんそのアイデアの穴が見えてきたり本当にこれは無欲なのかと悩んでしまうんですよ。それで「パソコンの前で固まる」と言う風に書いたんです。あ〜、なんか言い訳くさいですけどボクがちゃんと書き込みを読む人の事を考えずに書いてしまったせいで誤解を招いてしま本当にすいませんでした。  それとボクの書いたものですけどこの書き込みをしたら新木さんのメールアドレスに送らさせてもらいます。自分でもヤバイと思ってるものを新木さんに読まれるなんて今すぐ自殺したい気分です。でもよく考えると自分の作品をプロに読んでもらえる機会はめったにないので新木さんにはすごく感謝しています。でもできれば一行目あたりで読むのを止めてほしいです(笑)  それでは気を取り直して課題提出します。採点よろしくお願いします。 卯月10 ・パーティー会場では来訪客のために豪勢な料理がふるまわれていた。 ・シンデレラが会場に到着すると何の手違いかシンデレラのための料理が準備されていない。あったのはデザート用のリンゴがひと切れのみ。 ・王子はあわてて今すぐ料理を準備すると言うが、シンデレラはそんな必要は無いと言う。シンデレラはそのリンゴを食べると笑顔で「ごちそうさまでした。とっても美味しかったです」と王子に微笑む。 ・王子、非礼をわびてシンデレラをダンスに誘う。 >小説にかける割合  う〜ん、ボクの場合、今は「小説4割、サークル5割、学業1割」ですね。ちょっと今サークルのほうが忙しくて小説を9割にすることができません。でもサークルも真剣にやりたいと思っているので。GWすぎたらだいぶ小説の割合が増えるかな。あ、でもサークルやってるときでも勉強してるときでも常に小説に使えるものは無いかとか考えてるなぁ。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1294 投稿日 2001年4月28日(土)11時51分 投稿者 卯月 修羅  容量が大きいせいかうまくメールできなかったかもしれません。もし届いていない場合はおっしゃってください。読んでもらう立場なのに迷惑かけてすいません。 -------------------------------------------------------------------------------- おお、そうだったんですね(*o*) No.1295 投稿日 2001年4月28日(土)12時30分 投稿者 弟切 千隼 > シンデレラ迷宮修了者 確かに「クリア」と「修了」は違います。『嵐の○校生』と『炎の転○生』くらい違いますね。 (どういう譬えですか、これ(^^;) 自分でも気付かないうちに修了していたんですね、私。 何だか、迷宮内を歩いていておなかが空いて、たまたま出遭った牛を殺して食べていたら、「あんた、それミノタウロス倒してるんじゃない」と言われたような気分です。 (だからよくわからない譬えはやめなさい > 私) ということは、次からは、私は短編蟻地獄のあらすじまたは一行コンセプトを提出しなければいけないんでしょうか? それとも、もう少し「気高いシンデレラ」で修行を積んだ方がいいでしょうか? > 「親友」が出てきた時点で考えるのをやめる その通りです > みやびさん。(^^; まだまだ私の頭脳は怠け者でいけません。「あの時はもうじき出かけなければならなくて時間がなかったから」などと言い訳をしているようではいけませんね。 DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)でも注入して、ばりばり頭脳を働かせるようにします。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1296 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- >卯月さん 実況ライブ付き No.1297 投稿日 2001年4月28日(土)14時11分 投稿者 新木 伸 >卯月さん  ういうい。届いているもようです。  ただ、この手のものを送るときは、添付ファイルにして送るものだよ。  そうしないとメーラーが半角78文字目あたりで改行を自動的に入れちゃうから。  あと小説の各段落のはじめには、一文字分の空白を入れるものね。なぜだかは、過去ログ参照のこと。  とりあえず忍耐の続くところまでは読むつもりです。  あとはページ送りしながら、全部「眺め」ましょう。それだけは約束するっ。  とりあえず、読みながら実況ライブ。  うーん。2Pぐらいだったな。登校シーンが終わるぐらいのところらか、あとページ送りで早送りなり〜。  修学旅行でお風呂を覗くシーンあたりで、ページを送る手が止まる。  でも期待した少女たちの瑞々しい裸体の描写がすっぱり書かれていないので、「ちっ」と舌打ちしてまた早送り。  しばらく早送り進んでゆくと謎の少女出現。なにやら異世界との接点がうんたら、魔物がどうたら、超伝記物の展開になってゆくらしい。それにしてもお色気はないのか? 超伝記ならお色気はつきものではないのかっ。  謎の少女と三角関係とか、ないのかっ。  おおなんか謎の少女とか思っていたのは、主人公と幼なじみの女の子の担任だったらしいぞっ。いいじゃん担任と三角関係。わし大人の女も好きよ。  ないのかないのか。  しかしあれだな。修学旅行とかいっても、女の子部屋に侵入〜して見つかって廊下に正座、とか、お約束のエピソードがないなっ。期待はずれだなっ。  主人公はなにやら幼なじみの女の子に風呂にあがりこまれるほどの怪しい関係なのではないかっ。なのにないのか? そーゆーシーンはっ。風呂を覗いて「やーん」とか桶が飛んでくるとか、下の方で自然現象が発生して風呂からあがれなくなるとか、なんかそんなのがお約束の展開というものではないのかっ。  おお。お色気シーンを探して早送りしてたらなんか終わったらしい。なんかラストシーンには異世界に行って戦闘してたらしいぞ。  ……とまあ、眺めただけなんで、感想はなし。  まあ生まれて初めて書いた小説にしては、読めるものになっているのではないかな。  かわりといっちゃなんだけど、僕の生まれて初めて書いた小説を送ってあげよう。  長さも卯月さんのと、同じぐらいかな。原稿用紙100枚。 -------------------------------------------------------------------------------- もうかりまっか? No.1298 投稿日 2001年4月28日(土)16時06分 投稿者 藤極堂 >「空の飛び方 翼の動かし方/いか4」(あらすじ/4回目) ずいぶん読みやすくなってきましたね。 でも、やっぱり変な組立の文章が残ってる。自分でわかんないのかなあ? 内容的な変化、あまり認められず。 あらあら、リーフに女属性が追加されちゃってる。 削ること教えてるのに、足してどうすんよ。 主語がない述語のみ文章では意味が通じないように 理由のない属性は無意味なの。少なくとも読者にとってはね。 リテイク。 >杉井さん >『0.37プロポーズ』 本編読んでないからよくわかんないです。 どうでもいいけど、SSGって政府の所有物なのに民間の企業に下取りに出していいの? 原発を売りに出してるみたいでコワイんですけど。 特に >かつての戦争の英雄アクニィ=ジェベルがその動力源。 この辺トップ・シークレットのはずだと思うのですが? 施設所有権を売り渡す前にアクニィを廃棄処分するのが筋だと思います。 大丈夫、アクニィに人権は無いから法的には何も問題はありません。 っていうか、アクエリアス側はアクニィとミンシアの関係を知ってるんじゃないの? 後で二人がマスコミに機密を暴露しないという保証もなしでなんで放置してんの? アクニィが法的には人間扱いされていないとしても、英雄視されたってことは世間的には人間視されてるってことじゃないの? え? ふたりでしあわせに暮らせればいいからマスコミはノーサンキューなの? でも、このSSGの基本原理がアクエリアス以外のトコにばれたら、別の追放力を持った子が人間乾電池状態にされちゃうんじゃないの? というかもうとっくに情報が漏れてる気が。  僕は人間じゃない。優良種だ、プラントだ。(←それはトライガン) >とかどうしてこんなに次から次へと出てくるんだろうシンデレラもこれくらいの勢いで出てくればいいのに  インプットがなければアウトプットは無いという事でショウ。 >「挫折した主人公が、真の強さとは何かを見つける話/新木」 >突っこめるところがあるようなら、突っこんでみろい。 ありません。でも表記統一ルールはちゃんと守るべきでは? >茶羽根(やの)さん なんかタイトル案として「生まれたままの君でいて!」なんてのが頭を横切っていきました。 この話って結局 自己肯定の話という気がするから。  長所・ネタバレしてない。H属性の明示(笑)。  短所・ヤオイくさい。 >「些細なこと」(亜衣視点)/幽界寺3  視点のぐらつきなし。文章的には末尾の「〜た。」多用が気になりますがちゃんと意味の通ったレベルになっています。 >強く思うが故に些細なことにも臆病になっている。というのが二人のすれ違う理由です。  ようわからんです。  他の「妹で納得できないの?」といってる方たちの意見と照らし合わせてみると、要は「逆上するのは理解できるけど、相手の言い分すら聞かないというのは他に理由があるのでは?」ってことです。  それを私は「自分に自信が持てなくて、それゆえ嫉妬深い態度をとってしまう亜衣」 「素直に自分の非を認めることができなくて、それゆえ謝ろうと思っていても行動に移せない祐樹」  という構図と解釈していましたが……う〜ん。  「些細な事」が理由で大きな喧嘩になるというのは、たいてい別の大きな理由というのが内在しているのですよね。  「お受験に落ちて子供を絞殺」とか「ピアノの騒音でお隣を刺殺」とか、その辺の葛藤がメインの話だと思っていたんだけどなあ。  ゴキちゃんで仲直りじゃつまんないです。  落ちてない。落ちてない。 >むにさん もしかして、むにさんは読者の視点とC子の視点を混同していませんか? たとえば異世界物でC子が異世界の住人である場合、C子の視点で 「朱の月に、ロイロイをナナンで捕まえるのは難しいわ」なんて書かれていたら確かに読者に対して不親切です。 しかし、作者が情報として読者に伝えたい物が「ロイロイ」や「ナナン」が何であるかではなくて、C子が異世界の住人であることと彼女が困っていることの場合はOKなのです。  MPLSや合成人間の内実がようわからんでも「ブギー」が読めるのはそういう理由です。天然の超能力者、人工の超能力者と翻訳すればいいし、物語中にはそれ以上の解釈や推理を必要とする箇所は出てきません。  というかむにさんの文章はいかさんと同じで、主語がはっきりしないので >A子の気持ちはわたしに分からないのが普通です。 この「わたし」が読者なのかC子なのかむにさんなのか判別つかないんで、何言ってるのかよくわからないのですが(泣)。 >「光の射す方へ(仮)」/八神1  あ、まともです。まともな文章で、まともなオチがあります。ほっとします。  亜人の設定がいまいち不明確ですね。  制作者の命令に逆らうと消滅してしまうはずなのに、生殺与奪権の移っている長老達に逆らう行動を起こしてもすぐには消滅しないというのはよく理解できません。  追っ手と死闘とか書いてるけど、亜人って主人の命令無しで人間殺していいの?とか。  それと、セラスの術が解かれた原因がセトと長老達が気づかないのも不自然です。ていうかそれに気づいた時点で消せよ、こんな不良品。  なんか設定されている亜人の特性とその世界観にセトが適合してないんですが? こいつだけ特殊仕様? アンドリュー?  以上。 >不死者から逃げない理由 ・実は主人公は巨額の借金を抱えている。不死者に身内を殺された裏社会のボスがネットで賞金を! みんなビンボーが悪いんだ! ・実は主人公の思い人が不死者にラブラブ(趣味悪いよ)。コイツを抹殺せねばハッピーウエディングは望めない! ・実は主人公は不死者の息子。母の死を契機に変貌し失踪した父を 探し求めていた主人公。「さあ、約束だ。鬼ごっこを始めようビリー」「パ……いや、見つけたぞ! ロングファング!」――それはブラックロッドシリーズだ。 ・実は隠しているけど主人公も不死者。こんなはた迷惑な奴を野放しにしてると、俺の特殊体質がばれた時、世間様の目が! 俺様の平穏な日々のために抹殺。 ・実は主人公は不死者にラブラブ。「どうせ君も、いつかいなくなってしまうんだろう? 共にいてくれる誰かを捜すよ」と言って去っていった彼。改善できない体質を理由に別れを切り出されても……っていうか正々堂々浮気宣言ですか? アンタを殺してアタシも死ぬわ!! ……こんなトコッスか? レベルいくつ? >「夏色佳人(仮)」/小倉1 今日はちょっとパス。魔法設定が弱い気がします。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出です No.1299 投稿日 2001年4月28日(土)16時33分 投稿者 つか  一応自分も短編参加希望です。でももうしばらくは修行を積んでからと思ってます。とりあえずの10個達成ぐらいまでは。 >骨を抜け出し、短く  何とか頑張ってみます。  現在OK数8個です(採点代行者が一人のときの物も含んで)。  つか15 ・城の入り口では、参加者の女性を対象とした催し物が行われている。 ・催し物は、紙切れの入った箱からそれを取り出し、紙に書いてある貴金属を王子から手渡してもらえるというもの。王子と係りの者が受付をしている。その周りで王家の親族らしき子供が遊んでいる。 ・紙を引くシンデレラ。引いた紙には汚い字で王子と踊れる券と書いてある。 ・それを見て笑う傍にいた子供。シンデレラが引いたものはこの子供が悪戯で入れたもの。 ・シンデレラに子供の悪戯を詫びる王子。紙をこちらに渡して、再度引きなおしてくれと手を伸ばす。 ・言われるままに紙を差し出すシンデレラ。 ・紙に手を伸ばす王子。しかし、シンデレラが紙を強く握っているため受け取れない。怪訝な顔で何故離さないのかと問う王子。 ・言われてはじめて紙を握る手に力を込めていたことに気付くシンデレラ。慌てて手を離し、謝る。 ・その様子を見た王子。この紙の方が貴金属よりもいいのかと尋ねる。 ・唐突な王子の質問に戸惑うシンデレラ。しばらく考えた後で、こくんと頷く。 ・後で渡してくださいと、微笑みながら紙を手渡す王子。受け取るシンデレラ。  なるべく骨になるように気をつけたつもりです。けど、なんかあんまり長さが変わってないような(汗)  出来ればうえから何個目の・が骨になってないか指摘してもらえないでしょうか? あ、でも全部とか言われたりして……。 -------------------------------------------------------------------------------- 初シンデレラ紺野 No.1300 投稿日 2001年4月28日(土)16時46分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >ここもロックオンするのは、まだ早い  この言葉、なんかミョーにツボにはまりました。納得。  私も、ヌルイものが自分で意識できてしまうし、場に出しちゃったりしますから。出してから、あれはまずいだろ、と気づく・・・と。でも最近は、「出すか出さないか」基準が厳しくなってきました。  そのうち「二階から目薬」とか余裕でさせるようになりたいものです。 >八神さん  長老たちは、セラス以外のお嬢さんをさらってきて術をかけることはできないんですか?  追っ手全滅ですか?全滅させて足取りを立たないと、セトが死んだ後セラスはまたつかまってしまうなーと思って。  あと、人によるかもしれませんが、「慕ってくれるから愛しい」→「命をかけるくらいの愛」、の間に何かきっかけ欲しくないですか?それがないと、たとえば、恋愛なしの「奴隷の兄が、離れ離れになっていた妹を助けるために死ぬ話」とかに、なってきません? >「心に棚」  そういえばこの意味なんだろう?って話、まえ出てましたよね。  私は、引出しを増やすって事かと思っていました。引出しを増やすにも、まず棚がないと引出しを入れようがないから、棚を増やして、引出しが入る場所を増やす、みたいな。 >シンデレラ迷宮  紺野1(無欲シンデレラ)  ・城に向かう途中、シンデレラは、死んだ実父が話してくれて、ずっと見たいと思っていた、城の大広間を思い描く。特に実父が褒めちぎっていた、憧れのシャンデリアを想像する。  ・城に到着。大広間に入ると、すべてが実父に聞いた通りにすばらしかった。見られてよかったと思う。  ・しかしシャンデリアを見て立ち止まる。話以上に美しい。シンデレラは見とれて、入り口を入ったところで立ちつくす。  ・王子の花嫁を決める舞踏会なので、王子は入り口近くで、むらがる娘たちに挨拶をしていた。そして寄ってこようとしないシンデレラにも気づいて、話しかける。  ・シンデレラはシャンデリアに夢中で気づかない。プライドが高い王子は無視されたと思って苛立ち、振り向かせようとしてシンデレラの手をつかむ。  ・シンデレラは驚いて振り向く。王子だと気づき、その苛立った顔を見て、入り口で立ちつくしていた自分に気づく。じゃまだった事をあやまり、シャンデリアに見とれていたと言う。  ・王子は微笑んで、シンデレラの手をとりなおしてダンスに誘う。   「言いわけ」(?)  絢爛豪華な王宮に見とれるシンデレラ。世間知らずなせいではなく、美しいものへの憧れが満たされた事で、胸がいっぱいになったから。見た事がないものを見たいという欲望が満たされた以上に、憧れが満たされた瞬間の「無欲さ」です。    「無欲」難しいですね。「ひっこみじあんとか、気が小さいとかのせいで欲望を表現できない」んではなく、堂々とかつ「無欲」って、無私でも無力でも無関心でもなく、好感をもたれる無欲って、本気で難しいです。私が無欲でないせいもあると思いますが。  「無欲のみ100%」で人に好かれる事って、あるんだろうか。 >あらすじ  あらすじは、なおしたあと数日置くくせがついてきました。だから目下発酵中です。小手先でなおしたあと、頭の中でまたばらばらにして組みなおすと、けっこうましになるようです。イマジーさんがしていたように、素材抽出とかすると、その作業がなお早いようです。  「兵器」部分と「斉」部分で二本立てにして、並べてみる、というような。 -------------------------------------------------------------------------------- 寝よ No.1301 投稿日 2001年4月28日(土)19時04分 投稿者 新木 伸 >藤極堂さん  そうそう。ほっとするでしょ。まともなあらすじ見ると。 >つかさん ・つか15  うーん。どこがどこっていうのは、難しいような。  しいていえば、全部かなぁ。  ちと書き直してみます。どこをどう省略したか。なにをどう言い換えたか。そのあたりに注目して役立ててください。 ・舞踏会が始まる前に、王子の発案によるくじ引きの催し物。 ・他の女性たちは貴金属などを当てているが、シンデレラがくじを引くと、「おうじとおどれるけん」というものが出てくる。 ・そのくじは、じつは子供がいたずらで入れたもの。 ・シンデレラに謝りながら、その「おうじとおどれるけん」を回収しようとするが、だがなぜかシンデレラは離そうとしない。 ・ようやく我に返って、券を手放すシンデレラ。 ・「この券が貴金属よりも価値があるのですか?」との王子の問いに、うなずいてみせるシンデレラ。 ・王子、微笑みとともに券をシンデレラに返してくれる。あとで踊る約束もかわす。  うーん。  でもこれ、ボツだわな。  「王子と踊りたかった、いじらしいシンデレラ」  とりあえず自分でやってみるときの練習法としては、最初に書き出したものがありますよね。  それを見ないで、「手書き」にて別の紙に書き写します。エディタやパソコンを使っちゃだめです。また元のものを見ちゃだめです。記憶に頼って書き直すこと。そしてちゃんとわからない漢字は辞書を引くように。わざわざ手間をかけるのがポイントね。  んでもって、上のことを5〜10回ぐらい、もう嫌になって面倒になってどうでもよくなるまで繰り返します。時間をおいちゃだめです。ぶっ通しで続けるように。  毎回ごとに、前の紙は捨て去ること。記憶のみで書くのがポイントです。  エンピツを削り直して、新しい紙でまたチャレンジ。  んで、最後にできあがったものは、たぶん漂白されて「骨」だけになってるでしょう。  面倒になってきてる人間は、もう書く文字を一字でも削りたいわけです。いらないことなんかひと文字たりとも書かなくなります。 >藤極堂さん  マジ?  それ全部Lv1ですがな。しかもほとんど「たわけ」なもんだから、唯野君以下という話も……。  あ、関係ないけど、一個思いついちった。  1番の借金パターンから。  主人公は借金してるわけね。んでヤクザやらマフィアやらが胴元になって賭勝負になってる「ゲーム」に出場させられているのね。この通り魔殺人犯を「ぶぅちころしてくる」というゲームなわけね。やらなきゃヤクザから殺されるわけね。  でも相手を見事殺してくれば、借金はチャラになるわけね。  獲物としてチャカを渡されているわけね。  うーん……。なんか話が変わってきちゃうな。  ボツだわこれ。(ボツのも出るじゃん>俺) >「心に棚を作れ」  「自分のことは棚に上げる」――それ専用の棚を、心にいくつも持とう。  ……というありがたい教えです。 >紺野さん ・紺野1  ボツ。  「シャンデリアを見たかったシンデレラ」です。  「○○を見ただけで満足なシンデレラ〜」と持ってゆきたかったのでしょうが、どっこい、もういちどよく読み直してみてください。  シャンデリアを見て満足しているシンデレラ、じつはどこにも描かれておりません。  シンデレラは夢中で見ているばかり。  その途中で王子に手を引かれて中断している。  「満足している」という構図さえ、完結しきってないじゃないですか。  まあこのパターン、シンデレラの満足ぶりを描ききっていたとしても、まあボツですが。  だってその場合でも、「見たかったものを見れて満足したシンデレラ」にしかならないもの。 >弟切さん >「無欲のみ100%」で人に好かれる事って、あるんだろうか。  紺野さんのこの問いへの答え。  例の弟切さんのベストのやつでは、自分的には、何割ぐらい無欲要素が入っていました? >紺野さん  うん。話のなかに何本かの筋がありますよね。  斉に関わる「筋」。  兵器に関わる「筋」。(刀の中の意志含む)  豪族の側の動きの「筋」。  とりあえず3本柱かな。  いったん素材やエピソードごとにばらばらにしたあと、関連しているものをまとめて、時系列順に順番に並べてみたりすると、ぽっかりと空いた穴があったりするものです。  斉がこれをやっているとき、豪族は何をしていたんだ? ――とかね。  小説というのは、この時間の流れに沿って同時進行で動いている何本かの「筋」を、場面場面で切り取って、計算した「最も効果的な順番」で読者に見せてゆく作業に他なりません。  3本の「筋」の全部を見せちゃったら、長編の枠の中に収まらないのは確実だし、第一おもしろくもない。最もドラマティックになる配置で、しかも長編の枚数のなかに収めるように工夫するのです。  ストーリーづくりに慣れないうちは、この柱は3本までにしておくのがいいです。  2本じゃ長編としては話が単調になりすぎる。2本はせいぜい短編までかな。ちなみに八神さんのがちょうど「筋」が2本ね。八神さんの実力をもってして、しかも2本しか扱っていないから、だからあれだけ破綻しない話が作れるわけだ。  そういえば以前には「吟遊詩人」とか出てきてましたけど、最近はすっかり見ませんね。もう作者本人の中でも消滅していたりします? ちなみにその連中を出すとなると、また「筋」が増えますな。 -------------------------------------------------------------------------------- 夜までかかると思われた仕事が以外に早く終わりました。 No.1302 投稿日 2001年4月28日(土)20時07分 投稿者 唯野教授 さて前々回、なぜ私が課題提出であーいうアホなものを出したかというと、 >話のストーリーもキャラも設定も舞台も、場合によってはガンガン変更すること この新木さんの発言を拡大解釈してしまったからなのですよ。 ここで予想される新木さんの返答。 「この、大たわけがっ!」 「それこそ自分が何をやりたいのかを忘れ、コンセプトを取り違えている証拠!!」 「甘い、甘過ぎるわっ!!!」 「そんなんいい訳にならんぞ!!!!」 「まあそれはそうと、『おおたわけ』ってIME98では『大多和家』って変換されるんだねえ」 ところで、諸々の矛盾と混乱を解決するアイデアとして、「新木さんの奥さんは実は14歳。妻は妻でも内縁の妻」というのを考えたのですが、これはOKですかボツですか。 >八神伽羅さん ひょっとして、八神さんのハンドルは大学会館2階のきゃら亭からとったものですか? >精神を代償に予知能力を得る この部分がよくわからんです。ブラックロッドのゲアスみたいに感情を消されているのでしょうか、それとも思考能力自体が無いのでしょうか。 >死闘を繰り広げた末 長老はなぜ、セトをすぐさま消滅させなかったのでしょう? >目的が果たせたことで しかしすぐに長老たちはセラスを取り戻そうと故郷へやってくると思うのですが。それともセトの目的というのは、たとえば「セラスをひとときでいいから故郷で過ごさせてあげたい」というものなのでしょうか。 >弟切 千隼さん むむむむむ。私の中では、弟切さんのは「論外」になってしまうのですよ。この不死者は「殺されるのはいやだ」と思っている設定なので。そうでないと、人を襲わないで延々と自殺を繰り返す不死者になってしまい、コンセプトから外れてしまうのです。 あ、そうか、「どう狂っているか」も一行コンセプトにしないといけないのか。っていうか、むしろ「身勝手な不死者」になるのかなあ。 >小倉善哉さん >。「多重人格障害だと思った加奈子」と書いた部分で、加奈子はすでに確信しています。 いやたぶんそうではなく。だって多重人格障害と精神の入れ替わりは違うじゃないですか。で、加奈子が「姉は多重人格障害ではないと確信する」というエピソードが、「剣の稽古」を見て」というのはちと弱いかと。 多重人格障害は日本ではまだ一度も確認されていないし、その原因として幼少時における性的虐待があるから、その辺りの知識を本から仕入れて……弱いか。 >藤極堂さん >不死者から逃げない理由 う、不覚にも笑ってしまったです。古橋さんネタを入れてくるサービス精神が嬉しいなあ。 >杉井さん(以下、重箱の隅つつきなので読み飛ばし可) >アクエリアスは戦争で負けて、多額の賠償金を負わされました。 現代の戦争では、敗戦国に多額の賠償金を科すということはまずないのですよ。次世代に憎しみを残し、後の紛争の火種になるからです。 第一次大戦で敗北したドイツは国家財政を崩壊させるほどの巨額の賠償金を背負わされましたが、このことによりドイツ国民の不満は増大しつつ外部へと向かい、結果ファシズムの台頭を助長することになったわけです。 その反省から、第二次大戦では日本やドイツに巨額の賠償金を課さず、逆に自陣営に取り込んで共産圏への防波堤としたわけですな。 しかし日本などは戦略爆撃と大量の戦死者そして無茶な戦時経済の結果、賠償金がなくても国富(ストック)の約四分の一を失うという荒廃ぶりでしたから、SSGの開発理由として特に賠償金を設定しなくてもいいと思うのですよ。 (なんか、最近精神の均衡がおかしくなってて、書かずにはいられませんでした) -------------------------------------------------------------------------------- レスです。 No.1303 投稿日 2001年4月28日(土)21時09分 投稿者 小倉善哉  あうあうあ。ここに来ると、教科書に載ってた「山月記」を読んで、「いくら情熱があっても虎になってちゃいけねえよな」と感じたことを思い出します。いや、なんとなく(笑) >>新木さん >あと「先生」は禁止でひとつ。  む。了解しました。*/(=_=) >ロックオンするのは、まだ早い。  う。…あう。はい(しぶしぶ)←Lv.3未満だからといってLv.2だとは限らないことを知っているので、あっさり引きさがる小倉はちょっとズルイ(^^; a >「二度と会えない」について  アイデア出し、3番目の奴を「ラストを盛上げるためのエピソード」に変えて考えてみます。 b >「姉の体に入る必然の検証は?」について  うーん。ちょっと抵抗したい気もするけど、騙されたと思って○○に入る人物をいろいろ変えて妄想してみます。  って、「どうして<彼>が○○の中に降りてきたか」っていう部分を検証しないといけないんだよなあ…。  姉、兄、父、母、妹、弟、祖母、祖父、従姉、従妹、従兄、従弟、先輩(男)、先輩(女)、クラスメイト(男)、クラスメイト(女)、後輩(男)、後輩(女)、幼馴染み(男)、幼馴染み(女)、先生(男)、先生(女)  さらに属性を付けて、  お互いに仲が良い○○、主人公が一方的に好いてる○○、主人公を一方的に好いてる○○、主人公が一方的に嫌ってる○○、主人公を一方的に嫌ってる○○、お互いにどうでもいい○○  とか。  二人を対にしたいんで、<彼>がこちらにくる理由に関わってくる相手も同じように変更しなきゃですねえ。  あ、そっか。○○が決まらないと、他のエピソードうんぬんを考えてても意味がないのか…(←遅い) >筋  私のやつって何本筋があるんだろう。  1 <彼>を帰すまでの紆余曲折  2 <彼>との恋愛模様  こんなもんかなあ。  あ。そういえば、書きたい事がもう一つあることに気付いてしまいました。↓これこれ。  3 以前からあった○○とのトラブルの解決(の糸口を掴む)  ぬう、この3にさっき書き出した○○のパターンをあてはめて、ちょっと考えてみます。  (妄想シュミレイト終了)  〜〜そうか。私は「主人公が一方的に嫌っている姉」との和解「も」書きたいんだ。  作者にとって○○が「姉」であることは必然です。でも「主人公」および「彼」にとって必然かどーか。  現段階では「え?」ですよねえ…。うーん(悩) >>唯野教授さん  こんばんは、はじめまして♪  言い訳だかツッコミだかなレスになってしまいましたが、今後とも御指摘、宜しくお願いします(^^;  >>「多重人格障害だと思った加奈子」と書いた部分で、加奈子はすでに確信しています。 >いやたぶんそうではなく。だって多重人格障害と精神の入れ替わりは違うじゃないですか。  ???? うーんと、済みません。この発言が出てきた意味が、よく分かりません(><: 多重人格障害と精神の入れ代わりは、現象としては違うけど、はたからみたら同じですよね。「違う人物になってしまったようにみえる」のか「本当に違う人物」が違う。  小倉の元の発言についてなんですけれども、  幽界寺さんの  「><彼>が姉ではないと確信している    確信する理由が分かりません。」  …という突っ込みに対するレスです。  唯野さんが初めにおっしゃった「そうではない」ってのは、何に対してでしょう(^^; 加奈子が確信しているものを読み違えられたのではないかと思うのですが…そもそも読み違えられるような文章を書いてるのが悪いんだよな(ーー; >加奈子が「姉は多重人格障害ではないと確信する」というエピソードが、「剣の稽古」を見て」というのはちと弱いかと。  「姉は多重人格障害ではないと確信する」というエピソードは、「姉の描いたキャラクター設定のイラストを見て、そのキャラクターになりきっているだけ(=演技しているだけ)だったのかと誤解する」というエピソードです(^^; 剣の稽古の部分は、多重人格ではないと確信する=彼が異世界の人物だと納得する、というコンセプトのもとに出したアイデアの1個目だとでも思って下さい(^^;  うーん。文章、分かりにくかったようですね(しょぼん) >多重人格障害は日本ではまだ一度も確認されていないし、  Σありゃん。そうなんですか…。え、でも、時々特番とかで「多重人格の少女〜」とかやってる、あの人たちは?(オロオロ)  ──あ、そうか。医者の診断書がでてないのかあ(一人で納得) http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 立場はあくまで読者。 No.1304 投稿日 2001年4月28日(土)22時19分 投稿者 藤極堂 >新木さん >マジ? それ全部Lv1ですがな。 マジです。だから私は指摘しかしないんだよ。 ――あれ? じゃあ『指摘だけしててもレベルは上がらない』ってこと? まあ、いいや。私の目的はおもしろいお話を読むことであって書くことじゃないもの。 みんなでしあわせになれればいいなあ。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ迷宮 No.1305 投稿日 2001年4月28日(土)23時14分 投稿者 小倉善哉 小倉3  舞踏会、会場。  シンデレラのダンスがあんまり上手なので、王様がご褒美をくれることになる。「何でも欲しい物を言うがよい」と言う王様に、シンデレラは「ではグラスに一杯のお水を頂けますか」と答える。  「本当にいいのですか? 何でも言っていいのですよ」と王子様が助け舟を出すと、シンデレラは少し考え、「それでは、グラスに二杯、お願いします」と頬を赤らめながら言う。  むう。やっぱり一個ずつしかUP出来ないです…。優しいシンデレラが私の邪魔をするぅ(涙 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 悩み悩んで、それでも悩む No.1306 投稿日 2001年4月29日(日)01時07分 投稿者 幽界寺  私に必要なことの一つですね。 >新木さん  取り敢えず、宿題をやってみました。ただ、妹の視点バージョンは元の話のほうが変更されてしまっているので、どう書けばいいのか分かりません。「妹が兄を仲直りさせる」って部分以外、まったく違う話になってしまいました。  これでいいんでしょうか? 「些細なこと」(妹バージョン)/幽界寺1  梓は久々の兄との対面と合わせて心踊らせていた。梓は今回の訪問を兄に知らせていないので、兄がどんな顔をするか梓には楽しみにしている。 妹の突然の来訪に祐樹は驚くが、快く迎え入れてくれる。昔話に話を咲かせる二人。その会話の仲で梓はふと昔を思い出して、幼い頃と同じように兄の背中に抱きつくふりをしながら、首を締めようとする。  しかし、その締めようとした瞬間に突然ノックもせずに見知らぬ女が入ってくる。その女は二人の親しげな姿を見た瞬間に立ち去ってしまう。兄はそれを慌てて追いかける。それで梓はその女が兄の恋人か何かと予想する。  現状では梓にできることは何もないので、大人しく二人が帰ってくるのを待つ。だが、帰ってきたのは祐樹一人だった。事情を聞いても、兄はまともに返事さえしない。さらに責任を感じる梓。その日は兄の気が落ち着くのを待つために、一旦ホテルに帰る。  次の日に様子を見にいくと、そこには昨日と同じ様子の兄の姿があった。とにかく、兄から事情を聞くことにする。しかし、その内容は梓からしてみれば、他愛のない痴話喧嘩だった。筋金入りの兄の情けなさを痛感する梓。それでも、彼女はなんとか兄を奮い立たせようとするが、効果なし。やがて、その心の中にあった呆れは怒りに変わる。梓は兄とその恋人の仲を取り持つことを決意する。  彼女はその恋人の所に単身乗りこむ。そこには兄と似たように悩む亜衣の姿があった。そこで梓の我慢の限界が訪れる。彼女は亜衣に兄が本当に好きなのかと問い詰める。頷く亜衣の姿を確認すると、無理やり祐樹を亜衣の所まで引っ張って行き、さっさと仲直りしろと二人を怒鳴りつける。梓の剣幕に驚きながらも、二人は互いに謝罪の言葉を言って、仲直りする。その姿を見て満足すると、梓は私も彼氏でも作ろうと心の内でぼやいて、さっさと家に帰ることにした。 >藤極堂さん   >要は「逆上するのは理解できるけど、相手の言い分すら聞かないというのは他に理由があるのでは?」ってことです。  すいません。こっちも混乱してます。相手の言い分を聞かないってのは、見られた直後に説得しようとした時のことですか? それとも、お互いに落ち着いた後のことですか?   >ゴキが弱い  う〜、分かりました。考えます。 >小倉さん  ちょっと気になったので、横やり入れさせてください。 >多重人格障害と精神の入れ代わりは、現象としては違うけど、はたからみたら同じですよね  本当にそうでしょうかね? 異世界からやってきたまとも人格と何かしらの精神的障害によって産まれた人格がはたから見て同じですかね? -------------------------------------------------------------------------------- はいはーい……。 No.1307 投稿日 2001年4月29日(日)01時26分 投稿者 みっちゃん >「みっちゃん14」とか、こんなのがこの先もまだ続くようなら、馬鹿らしいので採点放棄しますよ。 ごめんなさい。以後最低限意味が読み取れる文章かなどの読み直しを、気をつけますので、今後ともどうか採点のほうをお願いします。 (アップした後に、13のレスである、シンデレラが舞踏会に来るところからというルールである事を読み、ルール違反のものを採点していただくわけにはいかないので削除したのですが) >くじ引き感覚で「たくさん出せばいくつかOKが出るだろう」なんて態度は採点者に失礼だし、なによりも迷惑です。 一日一本づつネタを出そうと思っていたのですが、考えを改めました。 >あと課題提出以外でも、なんかコミュニケーションを取りましょうよ〜。 一応、課題以外でだらだら書き込むのはこの掲示板では自粛してました。 ほっとくと、そればっかりになるクセがあるので。 以後何か書きます。 -------------------------------------------------------------------------------- ひゃっほーぅ♪ No.1308 投稿日 2001年4月29日(日)02時54分 投稿者 八神伽羅 ……と昨日(もう一昨日か)一日No.1268の新木さんのレスを読んで浮かれていた私です。 八神はほめられたりおだてられたりに弱いのです。 そりゃーもう、木に登った挙げ句ロープなしバンジーを決行するくらいの勢いで浮かれてました(だめじゃん) しかし皆様の指摘を読んでみると……かなり巨大な穴が開いていましたね、あれ。 ということで、レスなど。 >新木さん >もしかして、「どう埋めようか」とか考えて小説を書いていたりする? ……いえ、それさえ考えていませんでした(爆) あらすじを思いつき、雑にプロット(便宜上「プロット」と書いてありますが、あらすじに毛の生えたような代物)を書き殴るなり本編に取りかかり、「どんなエピソードがあればもっと効果的か」なんて書き上がるまで考えもせず、「あー完成した。でもなんか物足りない話だよな。何故に?」なんて首を傾げていました。 今思えばなんて恐ろしい真似をしていたのでしょう(笑) 「内容が薄い」という指摘に、目から鱗が落ちた思いです。 うぅむ。この機会に短編蟻地獄でじっくりことこと煮込んだ「自分汁」を作ってみるとしましょう。 しかしえらく不味そうな響きですね……自分汁……(笑) それと「痛い話」 >「痛い話」っていうのは、主人公が悩む――その過程を延々と 書き連ね、そこがメインとなっている話です。 「暗くて重い、もしくは悲しい話」=「痛い話」なんだとばかり思っていました。 新発見です(こら) >小倉さん ツッコミありがとうございます♪ 名前間違いは気にしないでくださいな。一瞬びっくりしましたが(笑) >「制作者の死後、セトは何によって生きてるのですか?」 「魔法の力であるならば、どうやってそれを維持しているのですか?」 たとえば私が人形を一体作ったとします。 壊そうが売り飛ばそうが慰みものにしようが(まて)私の勝手です。 で、私がその後ぽっくり逝ったとしてもその人形は残りますね。 亜人、というのはそういうものという設定です。 作るときには魔術の力を必要としますが、その後は消滅させられるか寿命が来るまで、生きていけます。 で、その力がどこから来ているかというと、制作時に寿命が設定され、その間は動けるようあらかじめ魔力が込められているのです。 ……という感じなのですが、もちろんあらすじにはこんな事書いていません(爆) 二回目では直さないと。 >幽界寺さん ありがとうございました。 >亞人は制作者の命令に逆らうと消滅してしまうんですよね? セトのセラスを助けようとする行為は命令に逆らうことではないのでしょうか? それとも魔術士が消そうとしない限り消えないのでしょうか? ぐ、痛いところをつかれた(笑) えーと。 亜人を消滅させる方法は二つ、「作成時に制作者が刷り込んだ命令に逆らうと消滅」と「外部にある核を壊す」というものがあります。でないと魔術士以外の人間が亜人を使う事ができませんから。まあ「人間に逆らうな」とか最初に刷り込んでおけば問題ないですが。 一般市民が亜人を使うときには、この核を制作者から渡されます。 で、セトの制作者が死んだ時点で前者は無効。彼が消滅することになるのは、長老方に核を壊されたから……って、すみません、今考えました(爆) いや漠然と、そういうことにしないと矛盾するとは思っていたのですが、まあどのみちあらすじに書いていない時点で駄目ですね。 一番引っ掛かる箇所なんだから、ちゃんと組み込んでおかなきゃいけなかったのに。 >霧原さん ありがとうございましたー♪ 「生殺与奪の権」は幽界寺さんへのレスで書きましたので、とりあえず他を。 書く順番に関しては、確かにその方が効果的ですね。 まとめるのに必死で演出まで考えてませんでした。むぅ。 >んで、それと関連して長老達は追っ手なんか出さないでさっさと術を解けば良いんじゃないですか? 遅効性? …………きっとセラスの居場所を知る手掛かりに、セトが必要だったんですよ。亜人の特殊な波動を魔術で追う、とか。そういうことにしておきましょう(まて) ああでも、そんな真似ができるならセラスを直接探す方法だってあるだろうなぁ。 ていうか、その線でいったらセト消されなくて済んじゃいますね。 ……ど、どうしましょう(狼狽) >ああそうそう、そんで、そもそもセラスは長老達に再び術を施されそうになってもそれを拒否して、故郷に帰りたがるんですよね? ええ、まあ。 でないと話が進みませんし(笑) >藤極堂さん 指摘ありがとうございます。 >あ、まともです。まともな文章で、まともなオチがあります。ほっとします。 ああ、よかった(しみじみ) ある意味一番反応が心配だったので、一安心です。 ついに私もあの鋭いツッコミにさらされるのかー、なんて思ってましたから(笑) >追っ手と死闘とか書いてるけど、亜人って主人の命令無しで人間殺していいの?とか。 護衛ですから、殺人などに制限はかけられていないはずです。命令しない限り人を殺してはならない、と命じておいたらいざという時役に立たない可能性高いですし。 >それと、セラスの術が解かれた原因がセトと長老達が気づかないのも不自然です。ていうかそれに気づいた時点で消せよ、こんな不良品。 まったくです……ってそこで私が頷いちゃだめか。 セラスの術が解ける要因が別にあって、そのせいだと長老方が誤解したためセトが原因だと悟られずに済んだ、とかそういうことにした方が良さそうですね。 術が綻びる時期だった、とか。 >なんか設定されている亜人の特性とその世界観にセトが適合してないんですが? こいつだけ特殊仕様? アンドリュー? んー……「生殖能力がなく、制作者の命令に逆らうと消滅してしまう以外は人間と変わらない」のです。「能力だけではなく、精神的にも」という意味で書いたのですが、そう読めなかったなら私のミスです、はい。 >紺野さん ありがとうございました。 >長老たちは、セラス以外のお嬢さんをさらってきて術をかけることはできないんですか? セラス以外に適性がある人間がほかにいなかった、ということで。 でないと話の進展に支障をきたしてしまいますから……身も蓋もない理由ですが。 >追っ手全滅ですか?全滅させて足取りを立たないと、セトが死んだ後セラスはまたつかまってしまうなーと思って。 そうですね……そうしないと大変なことになりますからね……。 なんて作者が他人事のように言っていていいんでしょうか。 >あと、人によるかもしれませんが、「慕ってくれるから愛しい」→「命をかけるくらいの愛」、の間に何かきっかけ欲しくないですか? 道具扱いされっぱなしの辛い人生(亜人生かな)を歩んできて、生涯で初めて優しくしてくれた相手なら、「ちょっと愛おしいかも」から「全てを捨てるに足る愛」にいきなり盲目的にステップアップするのもありかなー、とか思ったんですが……無理矢理でしょうか? >唯野さん ありがとうございました。 HNは……高校時代からこれなので、残念ながら「きゃら亭」じゃないです。 大学入ってちょっと驚きました。でもあそこは高いからまだ一度も行っていない……(笑) >>精神を代償に予知能力を得る 思考能力自体がなく、必要なときに予知だけをする便利な人形、という感じです。 精神を封じてできた空白を使って、膨大な情報を取り込みそれを元に予知を行う……という感じでしょうか。 >長老はなぜ、セトをすぐさま消滅させなかったのでしょう? ……がんばってそれらしい理由を考えます(いやだめだろそれじゃ) >しかしすぐに長老たちはセラスを取り戻そうと故郷へやってくると思うのですが。 ……がんばって(以下同文) http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- そしてまとめてみると。 No.1309 投稿日 2001年4月29日(日)02時56分 投稿者 八神伽羅 あぁあ……やっと終わった……。 指摘に答えるだけで力尽きそうです。即答できないってのはやはり、まだ自分の中で話の概要があやふやだってことなんですよね。 ああでも、少しずつ曖昧だったりおかしかった部分がはっきりしていく感覚は、ちょっと気持ちいいかもしれない。これを自分で全部できるようになれるといいんですが。……あれ、もしかしなくてもそれが短編蟻地獄の到達点? で、とりあえず現時点でのあの話の問題点と、無理矢理に私が今考えた解決策を挙げてみましょう。 ・「制作者の命令に逆らうと消滅」と「長老に生殺与奪の権が移る」が変。 「最初の刷り込み」と「核」を設定。 セラスは亜人を使える人間がいないような辺境で育ったため、「亜人は人間に逆らうと消滅してしまう」という大雑把な知識しかなく、大丈夫だと言うセトにあっさり騙されてしまう。 セトは護衛目的で造られているので、人殺しに関しての制約は特にない。 ・セラス復活(ちょっと違うか)の原因がセトだと長老が気付かないのが変。 セラスにかけた術が綻ぶ時期にきていたので、長老達はそのせいだと誤解した。 ・長老がすぐセトを消滅させないのが変。 セラス追跡の道標としてセトが必要だった。 もちろん二人はそんなことは知らない。 ・故郷に帰れてもセラスは連れ戻されてしまうのではなかろうか。 術が解けた場合、一定時間内に掛け直さないと二度と同じ人間相手には使えなくなるという制約があった。 制限時間を逃げ切ったセラスに巫女としての価値はなくなり、せめてもの腹いせにと長老達はセトを消滅させる。 ……という感じでしょうか。 しかし藤極堂さんの「アンドリュー?」でふと「亜人」という設定のかなり致命的な欠陥を発見してしまったのですが。 ま……まだ誰も指摘してないから黙っていよう。 やっぱり素直に「アンドリューなんです」ということにしておくか、設定変えるか……しかし変えたらせっかくデータ不足でLv.3になれたのに2になってしまう……(そういう問題じゃなかろう私) では、この辺で。 次こそは指摘をしたいなぁ……。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 現状 No.1310 投稿日 2001年4月29日(日)04時03分 投稿者 茶羽根(やの) とりあえず現状の思考>  色々な方の書き込みを参考にしながら、自分なりに考えています。  が、何日も書き込まないのもアレだし、かといって現状では10〜20のアイデアをすぐに出せる自信はないし、さらにターゲッティング自体が間違っているんじゃないかというような気もしているので、現状のターゲッティングと例案を以下に書き記します。 「ああニードは性別を関係なくフィンのことを好きだったんだっ!」と思わせ、それでいてクライマックス(結)に値するエピソード。  例案(現状で一番良いと思っている物)  逃げ出したニード、魔女を倒して名をあげようと意気込んでいる男たちが館に向かっていることを知る。いてもたってもいられなくなり、館に向かう。すると、館の外の森で泣いているフィンに出会う。フィンが無事であることにほっとしながら状況を聞くと、館に男たちが攻め入ってきて、魔女がフィンだけを転送の魔法陣で逃がしてくれたらしい(自分で自分を転送させることはできない)。泣きながら魔女を心配しているフィンを見て、ニード、必ず魔女を助けてくると言って館に突入する。館の中では魔女と男たちが戦っている。苦戦している魔女は私のことはいいからフィンを逃がしてやってくれと言うが、ニードはそれではフィンが悲しむことを知っているので、魔女の言うことは聞かずになんとか助けだす。一度逃げ出した手前そのまま去ろうとするニードだったが、魔女に呼び止められ、フィンを連れていってほしいと言われる。フィンもそれを望んでいる。ニード、承諾する。  一番のキモは、「泣きながら魔女を心配しているフィンを見て、ニード、必ず魔女を助けてくると言って館に突入する。」だと思っています。  これすらたわけな場合、これ以上考えても無駄なんじゃないかと思われますので、シンデレラ迷宮に戻ります。ってか、私的にはすでに十分そんな感じですが。  それと、こんな書き込み自体がたわけの場合も、シンデレラ迷宮に戻りますです。 -------------------------------------------------------------------------------- 追加説明 No.1311 投稿日 2001年4月29日(日)04時10分 投稿者 茶羽根(やの) >ってか、私的にはすでに十分そんな感じですが。  これは「シンデレラ迷宮に戻るの決定ですね」みたいにわざと自分を卑下しているのではなく、「今のアイデア出し自体がシンデレラの時と同じだな」と思っていると言うことです。  こんな言い訳してる時点でたわけか? -------------------------------------------------------------------------------- >>ちゃばさんへ No.1312 投稿日 2001年4月29日(日)04時47分 投稿者 はせがわみやび >>一番のキモは、「泣きながら魔女を心配しているフィンを見て、ニード、必ず魔女を助けてくると言って館に突入する。」だと思っています。  キモに見えないよ?  主人公、そりゃあ、もう、あっさりと館に突入してます。潔いです、はい。  それはどうしてかってゆーと。 >>いてもたってもいられなくなり、館に向かう  という時点で、主人公の葛藤が終わっちゃってるからだ!  「男たちが館に向かっていることを知」ったニードはさ、悩むと思うのね。つまり、葛藤していると思うのね。書いてないけど、それは読んでてわかるわけ。で、その結果、「いてもたってもいられなくな」って館に向かっているんでしょ?  つまり、この時点で、男女に関係なくフィンを選んじゃってないか?  だめじゃん(笑)   ★  まあやりたいことはわかるんですけどね。  館に戻る理由を書きなおして、フィンに会ってから館に飛び込むところがクライマックスっぽく書けてれば、案として出すのはいいんじゃないかな。  がんばれー。 -------------------------------------------------------------------------------- 精神の入れ替わりと多重人格 No.1313 投稿日 2001年4月29日(日)05時15分 投稿者 はせがわみやび >>>多重人格障害と精神の入れ代わりは、現象としては違うけど、はたからみたら同じですよね >>本当にそうでしょうかね? 異世界からやってきたまとも人格と何かしらの精神的障害によって産まれた人格がはたから見て同じですかね?  とゆーか、作者は同じに見えるようにしたい、わけですよね。  だから、つっこむのならば、これこれこーいうわけで不自然なのが(同じに見えないのが)必然だ、とつっこまないとダメです。  ちがう場合もあるかもしれない、同じ場合もあるかもしれない、というつっこみだと痛くないです。「今回は同じ場合なんです」って言われて終わっちゃうから。    とりあえず、ダニエル・キイスの「24人のビリー・ミリガン」と「五番目のサリー」あたりを読んでみるとか……。  あとは……弓月光さんの「ボクの初体験」か?(^^;   ひっかかるのは、女の体に男の心っていうところかな。  多重人格の場合、    1.違う性別に転換することがあるのか?   2.ひっくり返ったときに、自分の体が女であることに戸惑うのか?  あたり?  (興味のあるところではありますが、どなたかご存知?)  単純に自分の性別がひっくり返ったら……実はけっこう何にもできないです。  たとえば……きっと最初はトイレにだって入れない(笑)  いや、真面目な話、高校生くらいだとどんなに化粧に興味がないって言ってもさ、リップクリームすら付けたことのない、っていう女の子って少ないと思うんですよ。  でもね。彼氏のいる彼女のみなさん。  おもしろいから、ためしに口紅を渡してみましょう。  すっげえ手つきで塗ろうとするから(笑)  (器用に塗って見せたら、それはそれでイヤかもですけどね)  でも、多重人格障害の場合、もとが女性だったら、理屈でなく体(脳)が覚えていると思うんですよ。そういうしぐさとか。それでも、できなくなるものなのか……なあ? とか。 -------------------------------------------------------------------------------- 多重人格のツッコミ返し…になるかなあ、これ。 No.1314 投稿日 2001年4月29日(日)09時46分 投稿者 小倉善哉 >>はせがわみやびさん  はじめまして。宜しくお願いします。 >1.違う性別に転換することがあるのか? >2.ひっくり返ったときに、自分の体が女であることに戸惑うのか? A1.「24人のビリー・ミリガン」「ビリー・ミリガンと23の棺」は既読だったので、ちょっとホッとしてます(^^;  女性の人格もあるみたいです。 A2.これは…場合による、かなあ。  ビリーは白人なんですが、黒人の人格もあって、黒人とか女性とかの人が表に出ている時は、鏡に映った顔は、その人格の顔に見えるみたいです。でも、その人格達は独立した人格で、自分以外に他の人格がいることも、この身体がビリーのものだということも知らなかった…んですよね。(記憶がおぼろげ)女の子の人格は、鏡を見ても「これはビリーの顔よ」とか言ってた気がするし…。  あ。同性愛者の女の子の人格がいた!(笑)Pさんがついてて、すごい嬉しかったらしいです(下品じゃのう…)  要約すると、この身体が誰のモノか知っている人格と知らない人格で、反応が違うみたいです(^^; >口紅  ビリーはアメリカ人ですけど、イギリス人の人格もいてですね、本物のビリーはクイーンズイングリッシュではしゃべれないんですけど、イギリス人の人格は喋れます。だから、きっと、口紅を使ってもおかしくない人格だったら、ちゃんと使えるんじゃないかな、と思います。  身体が覚えてるってのは、忘れたと思っても脳の中にはデータが残ってる状態ですよね。残ってるデータの保管されてる場所は、多分「普段使わない場所」ではあるけど「絶対に使わない場所」じゃない。  多重人格障害って、その人格ごとに、使ってる部分が違うみたいな気がするんですよね。だから、脳自体は覚えていても、その人格が使っている部分にデータが入ってなかったら、「身体が覚えている」状態にならないのかな、と解釈してるんですが…うーん(ーー; >>幽界寺さん >本当にそうでしょうかね? 異世界からやってきたまとも人格と何かしらの精神的障害によって産まれた人格がはたから見て同じですかね?  うーんと、この質問の下に「精神的障害によって産まれた人格はまともな人格であるはずがない」という気持ちを読み取ったのですが…。    またしても「ビリー」からの知識で恐縮なのですが(^^; うまれてきた人格の中にも「まともな人格」も「まともじゃない人格」もあるみたいです。ビリーを危険にさらす人格とかに対して、ビリーを守る人格というのもいて、そういうのは全然、普通の人と変わらないみたい。   >最初の部分についての言い訳  んと。あらすじでカットしてしまったのですが、彼が主人公に「自分が異世界の王子である」と告白する部分。ホントはこんな感じに書きたかったんです(^^;  深夜。主人公は姉の部屋から物音が聞こえて目がさまします。姉の部屋で物音を立てているのは彼です。彼は見知らぬ場所で目をさまし、あまつさえ女の身体に変わっているので、ちょっと錯乱しています。とにかく服とか、向こうの世界で身につけていた物を、部屋中を探しています。  「おねーちゃん、うるさいよ!」と文句を言いにやってきた主人公に対して、彼は脅しの攻撃を仕掛けます。「ここはどこだ。どうして俺をこんな姿に変えた!」って。  姉から突然ナイフを突き付けられたりとかして、主人公も驚きます。「あ、ねーさんが狂った。てゆーか自分を異世界の王子とかゆってるし。これは噂に聞く多重人格ってやつか?!」と思い、殺されちゃかなわないから「彼の言う事を信じた振りをし」ます。  …というような状況だったのですが、カットするべきところがよくわからなかったのです…がふり(ー_ー; http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- あ、ごめんなさい。 No.1315 投稿日 2001年4月29日(日)09時49分 投稿者 小倉善哉  最後の「<最初の部分の言い訳」は「○最初の部分の言い訳」に変えて読んで下さい(^^; http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 妄想アイディアの供養先を… No.1316 投稿日 2001年4月29日(日)12時48分 投稿者 本家・榎野英彦 ちょっと余談雑談などを。    妄想ってのが出てたけど、どうしようもないアイディアには二種類あります。  「どうしようもないほど陳腐なもので、どう料理しようと無価値なもの」  「結構斬新なんだけど、作品世界のコンセプトを根底からひっくりかえしちゃうようなもの」  前者は即時捨て、絶対に書かない。でも、後者は時としてモッタイナイことがあるのでそうゆーのをノートに書いておくといいですよ。     ちなみに私のノートには 「13個のおもりがあります。  このなかの一つだけ重さが違います。  天秤ばかりを3回だけ使って  重さの違う一つを見つけ出してください」  というクイズの答えの一つとして    一回目 天秤はかりの棒で出題者を殴って     「13個のおもりの中のひとつだけ違うのを教えろ!」と言う  二回目 出題者の指示したおもりと他のおもりを天秤はかりではかる。  三回目 「違うじゃねえか!本当に教えないと殺す」     と言ってもう一度出題者を天秤はかりの棒で殴りつけて、     本当に違うおもりを聞き出す。  なんてのが書いてあります。  真面目な回答なら即0点だろうけど、キャラの性格説明にはいい材料じゃないかと思ってメモしておいたものです。(笑) -------------------------------------------------------------------------------- ひぃ〜、流れがはやすぎる〜 No.1317 投稿日 2001年4月29日(日)15時54分 投稿者 山内 涼  世間はゴールデンウィークに突入しましたが、みなさんは何か予定などありますでしょうか? 私はいまから友人の慶事をかねた小旅行に(いちど会社に顔出してからってのがかなしひ。自分のお祝いごとでないのはもっとかなしひ)。  休暇をしっかりとるために、この一週間、そら恐ろしいほど仕事してました。すこし目を離したすきにすごい勢いで書きこまれますね、ここ。  連休の後半は、シンデレラに気合いをいれる予定です。  旅行から帰ってあんまりウラシマタロウになるのもいやなので、ざっとログに目を通したんですが、多重人格についての話題があったので、役に立つかと思えるサイトを、藤極堂さんばりに紹介します。っていっても私が見つけたのはふたつだけなんですけど。 トラウマと解離性障害 http://www2.gunmanet.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/T_and_D.htm 多重人格障害(MPD) http://www2u.biglobe.ne.jp/~kabocha/mpd.htm  えーと、多重人格障害(解離性同一性障害)者が日本で確認されてない、ということはなく、刑事裁判等において、それを理由に免罪された判例がないということではないでしょうか。  症例として日本にまったくないわけではありませんが、多重人格障害にかんして、医学的にその患者と認められるにはさまざまな条件(テストや検査など)があり、また、唯野さんも書いているとおり、発症にはほとんどの場合、幼児期の(おもに性的な)虐待が起因してますので、幼児虐待の多い北米中心の病名であり、日本人にはなじみがないのはたしかです。  その点で、日本に暮らす普通の少女が、ある人物の行動や性癖が突然変わったのを見て、精神分裂症やその他の精神疾患を通りこして、多重人格障害(あるいは解離性同一性障害)という病名をすぐに頭に浮かべてしまうのはおかしいと私も思います。  多重人格障害者は、ひとつの身体のなかに名前も性格も能力も違う人物が複数人存在し、年齢、性別どころか国籍や話す言語まで異なることがあります。  ですから、はたから見て、その人の内面で何が起こっているのか(病気か乗りうつられたのか)は非常にわかりづらいです。同じとまではいいませんが。  自分のことを異世界(異国でなく)から来たと人に話す人格が、多重人格のひとつの人格として存在する患者がいるかという疑問はありますけどね。それに付随して、異世界から来た人物は何語で主人公とコミュニケーションをとったのでしょう?  みやびさんの疑問、1は小倉さんも書かれていますね。ビリー・ミリガンにも、複数の女性の人格が存在しました。  2については、あまりとまどうとは考えられません。あくまで私見ですが。  多重人格障害者のそれぞれの人格は独立しています。そのうちのある人格が表面に出ているときは、他の人格は眠っていたり、勝手なことをしていたり、暗闇から観察したりしているそうです。一個のあらたな人格が誕生するとき、いきなり主人格としておもてに出てくるわけではなく、そうやって外の世界についてや自分の身体について学ぶ機会があるのではないかと。お互いの存在を知っていることもあるらしいですし。  以上、たいしてお役には立ってないかもしれませんが、多重人格障害についてさわりだけ。というか、多重人格障害は、小倉さんの作品にとって必然だとはだれもいってませんよね。またよけいなコトしたか、わたしゃ。 (よだん)  ”王”がG1の数で”皇帝”に並んだ日。  今年も一着二着変わらないやん。いつまでこのワンツーはつづくの……。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1318 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 出かける前につけ足し No.1319 投稿日 2001年4月29日(日)16時50分 投稿者 山内 涼  日本の解離性障害者本人が運営されているサイトというのもいくつかあります。ネットということで、たしかに多重人格障害者だと、私には断定できませんが、興味があれば訪れてみてはどうでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1320 投稿日 2001年4月29日(日)17時38分 投稿者 卯月 修羅  えー、何と言っていいか言葉が見つかりません。ボクの生まれて初めて書いた作品を読んでくだされただけでなく新木さんが生まれて初めて書いた作品を送ってくださるなんて。感動と興奮と感謝で胸がいっぱいになりました。本当にありがとうございました。  書き込みを見た時、あわててメールの受信をしました。そして本当に来ていることが分かるとその場で読み始めてしまいました。読み終わった瞬間もうこれはボクの宝物NO1に踊り出てしまいました。世の中に新木さんの作品のファンはたくさんいるけれど新木さんの生まれて初めて書いた小説読んだ事のある人なんて相当少数のはずです。もし本屋で新木さんの本を買っている人を見つけたら思わず「ぷぷー、おまえは本屋で売っている本しか読んだこと無いだろうけどオレはなんと新木さんの生まれて初めて書いた小説読んだ事あるんだぜ」とか心の中で自慢しちゃいそうです。  段落のはじめの一行あけと添付ファイルの指摘ありがとうございます。以後気をつけます。  そういえばこの前、星くず1巻買いました。結構昔、星くずは4巻まで友達に借りて読んだ事があるのですがやはり自分用の星くずが欲しいと思い購入しました。ここはやはりプロット分析しながら読むべきとか思い読書スタートしまた。  ・・・一時間後。「ふぅ、やっぱジークはいいヤツだなー。ラセリアもなんか健気なのにしたたかでえかったな〜」・・・思いっきり星くずの世界にはまってしまいました。面白すぎる星くずが悪いのです。ということで今日購入した2巻と3巻はできるだけプロット分析しながら読んでみたいです。   -------------------------------------------------------------------------------- 連休の威力 No.1321 投稿日 2001年4月29日(日)18時10分 投稿者 弟切 千隼 世間は黄金週間で、時間的に余裕がある方々が多いせいか、常に増してここへの書き込み量が多いですね。さすがに付いて行くのが大変です。でもこんなことでめげていてはいけない、と自らを鼓舞している弟切千隼です。 唯野さんへ > 私の記憶にある限り、「生きたがっている不死者」という設定は唯野さんの書き込みの中に明記されていなかったので、あのようなアイディアを出してみました。 私の記憶違いでしたらごめんなさい。 小倉さんへ > 主人公が様子のおかしい姉を見て「多重人格性障害だ」と思う根拠がやはり弱いと思います。最近知られるようになったとはいえ、多重人格性障害という言葉は、ごく普通の若い女性の頭にすぐに浮かぶ言葉ではないでしょう。 例えば、主人公がちょっとオカルト好きな人だったら、多重人格性障害の前に「霊にとり憑かれた」と思う可能性が大です。普通の若い女性にとっては、心理学の用語よりも「霊」という言葉の方が親しみがあるかも知れませんよね。 > 無欲は何%か? 私の出した「ねずみさんのお土産用チーズを賭博で得るシンデレラ」は、無欲率80%くらいでしょうか。 残り20%は、「ねずみさんにお土産を持って帰ってあげたい」という「思いやり」ですね。 連休でも普段の日でも、眠り姫100%な弟切千隼でした(謎)← 誰にもわからないもじりはやめましょう > 私。 -------------------------------------------------------------------------------- >小倉さん No.1322 投稿日 2001年4月29日(日)19時48分 投稿者 幽界寺  抽象的な質問で混乱させてしまって、すいませんでした。私的には多重人格障害から生まれた人格が、たとえまともだったとしても「異世界から来た」などと言うのかな? と思ったのであの質問を書いたのです。普通、多重人格障害は何かしらの精神的重圧から逃れるために起こる現象ですよね。その結果が異世界から来たと言い出す人格っていうのはあまりにおかしくありません?  と、その前に主人公が「姉が多重人格障害だ」と思う必要性はなんですか? 「姉の気がおかしくなった」ではいけない理由を教えてください。 -------------------------------------------------------------------------------- ふーん…… No.1323 投稿日 2001年4月29日(日)20時46分 投稿者 新木 伸 >唯野君  ありがとう。  お返しにこんなのを考えてあげたよ。 「唯野君のお母さんは実は14歳の中学生。お父さんがめとった新しいお母さん。でも法的には籍が入れられないので内縁の妻。んでもって唯野君のことを「お兄ちゃん」と呼んできて超萌え〜」  これはOKですか、ボツですか?  それとも人として失礼なことですか。 -------------------------------------------------------------------------------- ちょっと注意 No.1324 投稿日 2001年4月29日(日)20時48分 投稿者 新木 伸  皆の指摘の路線が外れてきたら、わしが注意するって書いたので、その約束の履行。 >「些細なこと」/幽界寺1  ちょっと注意。  藤極堂さんとか。  若干名(っーつか、ほとんど全員か?)が、すこしばかり先入観に引きずられているレスをつけてきているので……。  幽界寺君の話は、最初に出てきたときには「些細なことで大喧嘩」の話でした。  でも最近のバージョンでは、作者の「やりたいこと」が変化してきています。そこを察するように。  「些細なことがきっかけで気まずくなってしまう二人。気持ちばかりが空回り。強く思うが故に臆病になってしまっている。その状態から脱する話」――なわけです。現在のやりたいことは。  ここには大喧嘩はありません。また大喧嘩から立ち直るだけのインパクトを持つエピソードも必要ではありません。  些細なことがきっかけで起きた気まずい状態は、やはり些細なことで仲直りするのが妥当なわけですね。 >多重人格  あともうひとつ注意。  なにやら多重人格のことで盛りあがっているようだけど……。  主人公は普通の高校生ぐらいの少女のわけでしょ?  その主人公がお姉さんの奇行をみて、「ああひょっとしてなんかテレビでよく見る多重人格ってやつかなぁ」と思えばいいわけだ。  だから今回の場合では、「本当の多重人格というのは〜」とかいう指摘って、すべて的はずれなわけ。  本当の医学的な意味においての「多重人格」という症状を定義したところで、そんなもの、そもそも高校生の主人公が知っているはずもない。  無駄なところにエネルギー使わんように。  まあ単なる知的好奇心から話を続けるならかまわないけど。 -------------------------------------------------------------------------------- 携帯買いました No.1325 投稿日 2001年4月29日(日)21時20分 投稿者 唯野教授 本体は只だけど月2000円の契約料がきつい……。 >小倉善哉さん ああ、わかりました、私がどうも誤読してたようです。つまり主人公の姉に対する認識は多重人格障害→演技→異世界の人格と変わっていったわけですね。 む、しかしそれだと姉の机の上にあったという<彼>のキャラクター設定とイラストってのはいったい誰が何の目的で……? >山内 涼さん >多重人格障害 あ、すいません、よく調べたらごく稀ですけど日本でも症例あったようです(しったかモードはこのように弊害を伴うので皆さん発動には注意しましょう)。その特番に出ていた人が本当に多重人格かどうかは分かりませんけど。 >新木さん 本当にすいません。どうも最近よく考えもせず調子に乗って失礼なことをやったり失敗したりするということが多いようです。申し訳ありませんでした。 ああ、今回は謝ってばっかりだなあ。これ以上失敗を繰り返さないよう、少しの間書き込みを自粛します。ハリーポッターでも読んで気持ちを落ちつけよう……。 -------------------------------------------------------------------------------- たくさん No.1326 投稿日 2001年4月29日(日)21時25分 投稿者 新木 伸 >唯野君  まあおたがいさまってことで……。  わしも書いたし。(^^;  もしあれをお父様かお母様が読まれたりしたら、きっと不快に思われることは間違いないので、その場合は新木が謝罪していたとお伝えください。  あとこれも関係者が見たら激怒ものでは? >>その特番に出ていた人が本当に多重人格かどうかは分かりませんけど。  まあわしも以前、教師総無能発言とかしてるから、あまり偉そうなことは言えんが……。 >小倉さん >>〜〜そうか。私は「主人公が一方的に嫌っている姉」との和解「も」書きたいんだ。  ああやっぱり、そうでしたか。  姉と主人公、向こうの兄と弟。そんな対比の構図が出てきていたんで、そんなことじゃないかとにらんでましたが。  でもね、それをやるのだとすると、向こうの世界の兄弟の不仲も、こちらの世界の姉妹の不仲も、現在のバージョンの作中には全然書いてありません。  まあ向こうの世界の兄弟の不仲は、ちょっとだけ書いてあるか。  でもこっちの姉と主人公。これの仲が悪いって、どこに書いてあるのよ?  ね? ないでしょ?  あと○○の一般化について。主人公ばかりではなく、相手との一セットとして考えて、「○○の関係の二人の不仲の対比」って一般化もできるのでは?  たとえば親子。父と息子、父と娘とか。  また兄弟でやるにしたって、性別は同じにする手もある。  向こうとこっちで性別反転させたいのなら、向こうの世界「姉と弟」、こちらの世界「兄と妹」で、主人公はこちらの世界の妹。兄の体に入ってしまった向こうの世界の「弟」君との話……なんてのも考えられるわけでしょ。  それらすべてを考慮したうえで、それでもいまの形になるというのなら良し。  でもその「必然」がない。  「作者にとって○○が「姉」であることは必然だ」とか、なんか言ってるね。まあそれはいいとしよう。作者が「それを書きたい」ってことと受け取ることにする。  でも「主人公」および「彼」にとって必然かどうかは確定していない。  それよりなにより、「読者」にとって、「○○が姉」である必然があるかどうか。  それがいちばん大事なことね。 >小倉さん、その2  あれ? 読み進めてゆくと、まだ勘違いしてるかな?  「“彼”が○○の中に来る」だけじゃなくって、○○が××の中に来て、××が△△の中に行く」でしょ。  ワイルドカードになるのは、全部で3つ。  対になる「○○と××と△△と主人公」なんて、いくらでも出るでしょ。師匠と弟子、先生と主人公とかさ。  ちなみに新木語の「筋」というのは、なんていうのかな。話の中に出てくる「勢力」の数っていうか、登場人物集団の数っていうか。  たとえば戦争物の話なんかでは、自軍、敵軍、そして両者の激突に乗じて何かを狙っている第三勢力。これには3つの「筋」があります。  小倉さんの話だと。  いきなり姉のなかに第三者が入ってきてしまった主人公。  いきなり別の世界の女性の体に入ってしまった青年。  いきなり異世界の王子の体に入ってしまった姉。  いきなり弟王子が女に変わってしまった兄王子。  この4つの筋があるわけだな。  どの「筋」にしたって、ちゃんとした「あらすじ」が個別に立てられる。書こうと思えば小説にだってできる。  そうならない話は、「破綻している」と言われます。  少なくともこの4本の「筋」については「あらすじ」を立てて、別の視点からでも書けるようにしておくべし。  実際に書くのは、主人公の視点の「筋」だけでいいけどね。途中でちょっと、異世界側のシーン(姉とかのほう)でも挟むと面白いんだけど、それは作者の趣味と趣向の問題だし。  たまに見かけない? プロの作家の小説で、あるひとつのエピソードを、違うキャラを主人公にして描いた話とか。同じ事件なんだけど、2冊本が出てるの。  ああいうことができるのは、それ、当たり前のことです。ただまあ、話を「裏」から書いてもおもしろく読ませられるっていうのは、たいへんなことだけど。  ちなみに幽界寺君の「些細なこと」で、視点別のあらすじを実際に書かせたのは、その裏の「筋」にあたるものをまるで考えていなかったから。  あれは男の子と女の子。それに妹の3つの筋を持っている。 >唯野君  ドイツの経済の話は、高校の世界史からかな?  学校の勉強って役に立つよね。 >唯野君 >>むむむむ。私の中では、弟切さんのは「論外」になってしまうのですよ。この不死者は「殺されるのはいやだ」と思っている設定なので。  そんな「設定」、初めて聞いたぞ?  「仲間を探していた不死人」というだけじゃなかったっけ?  いまでっち上げただけなんじゃねーのか……とは言わんが、せめて自分が「書いてない」ことぐらいには気付け。  人からレスが返ってきて、「あれ?」とか思ったのなら、もう一歩進めて、「たしかに書いたつもりなんだけど……どうだったかな? ちと確認してみるか」ぐらいはやれ。  そもそも不死人が死ぬのは嫌ってのが変でない? まあ狂っているやつの思考にまともな筋道なんてないのだろうけど。  もしそこの「殺されることに怯えている」というところが、作者として「譲れない部分」であるのなら、一行コンセプトなり、せめてあらすじになり、投入しておくべし。  そこが「譲れない部分」であるなら、「不死であるのに殺されることに極度に恐れ、仲間を探して人殺しを続ける狂った不死人の話」とかにならんか?  あと「延々と自殺を繰り返す男になってしまってコンセプトから外れる」というけども、いくら自殺したって決して死ねないわけでしょ?  百年だか二百年だか自殺をつづけ、いいかげん死ねないことに気づいて、仲間を捜し始めた……とかにはできるじゃん。 >小倉さん ・小倉3  ボツ。  欲しいもの――ときて、グラスに一杯のお水じゃ、なにやらワケがわかりません。  お水ぐらい、テーブルの上にいくらでも置いてあるんじゃないの?  「なんでもないものを欲しがる」――って構図なんだろうけど、お水では、あまりにもなんでもなさすぎて、構図が崩壊しちゃってます。  たとえばシンデレラに「じゃあ胸一杯の空気をいただきます」――とか言わせたとしましょう。これ、ダメでしょ? わかるでしょ?  なんでもないものなんだけど、もうすこし価値のあるものにしておかないといかんよ。  たとえばワイン。ただのワインでもなく、むちゃくちゃ高級なものでもなく……ちょうどいいぐらいに「なんでもなく、でも高級」なあたり。  舞踏会の間に普通にお客に振る舞われていたものなんだけど、なんだか高級そうで、とてもおいしそうなワイン。シンデレラも飲んでみたいなぁとか思っていたんだけど、でもちょっと言い出せなくって、ちょっぴり後悔してしまっていた。  王様が「なんでも欲しいものを」って言ってくれたから、さっきのあのワインを頂いた。王子が「本当になんでもいいんですよ?」と言ってくれたから、じゃあ2杯お願いした――。無欲じゃん。  このあたりに持ってくればバッチリだったのにねぇ。惜しいねぇ。  ってことで、「お水」では容赦なくボツ。 >みっちゃん  ういうい。了解しました。  コミュニケーションしてゆきましょう。 >八神さん  えーと、じゃあそろそろまとめてみますか。  みんなのレスも、それほど的はずれじゃなかったんで安心しました。  「ポケット」はおおむね、3つの系統。  八神さんの場合は、これだけのものが上がっていれば、話の大筋を変える必要はないですから、もう「ロックオン」していいです。問題解決に焦点をすえて考えましょう。  でも「ロックオンする」というのは、問題を絞ってアイデア出しをする。……ということであって、「はじめに出た1個のアイデアを手放しで喜んで使う」……ということではないです。注意すること。  ポケットの1つめ。  亜人の設定に関わること。逃げる途中でどうして消滅させられなかったのか。  ラストシーンで少女を故郷に送り届けて、そのときに「消滅」するという展開が、もう問答無用でいちばん美しいに決まってますから、設定なんてモンは、そのラストが「必然」となるように、都合のいいように変更する必要がありますね。  魔力封入がどーたら、外部の核がどーたら……なんかもうすでに設定とか考え始めているようですが、とりあえず頭を柔軟に保つために、そんなものはすべて捨て去りましょう。いつまでもこだわっていると、思考が硬直化するよ。  まあ、アイデアの「その1」としては使って良し。アイデア出しをした上で、他と見比べて検討に値するものなら、また拾い上げればいいじゃん。  とにかく一回捨てろ。 ・じつは消滅命令から実際の消滅までにはタイムラグがあって、亜人の少年は自分の手足が薄く透明になってゆく症状と意志の力で闘いつつ、追っ手とも戦ってゆく……とか。 ・長老たちは亜人を生み出した魔法使いから、所有権の正式な譲渡の儀式をしていなかった(命令違反をすれば消せるのだと脅しをかけていれば充分だと思っていて、さぼっていた)。あわてて譲渡の儀式をするのだが、それには時間がかかる。 ・亜人は長老の命令を忠実に守っていただけ。与えられていたのは「少女を守れ」という命令だった。拡大解釈すれば守っていることになる。はじめ亜人が消滅していないことに驚いている長老たち。だがそれに気づいて命令自体に変更をかけると、亜人は消滅。  うんうん。今日は調子いいぞ。OKレベルばかりいくつも出るぞ。1個5秒で出るぞ。  まあ八神さんなら簡単に、百通りぐらい出せるでしょう。いや本当に百出さないでいいけどね。  もし面倒でなかったら、杉井君みたいに思考過程を開示してくれるとみんなのためにいいかも。ボツの分がでてきたときの様子なんかもね。  2つめ。  もうひとつは、少女の設定に関わること。  早くも八神さん自身が潰しにかかってますが、少女の存在は唯一無二なのかどうかってことですよね。  まず大きなパターンとして、いくつか考えられます。 ・パターン1  自由意志を失うかわりに予言の力を得る魔法。これの対象者はじつは誰でもいい。少女が逃げ出したところで、捕まえるよりは他の代役を立てればいいわけなので、そもそも追っ手がかからない可能性もある。 ・パターン2  少女が唯一無二であるなら、追っ手の第一陣を振り切ったところで、次の追っ手は必ず来るわけです。魔法がある世界で居場所がわからないなんてことは不自然ですから、少女を故郷に送り届けたところで解決になってません。 ・パターン3  また唯一無二ではあるんだけど、時間制限などを付けて、逃げ切ればOKという設定。  これだってまだ穴がある。長老たちにも面子と感情があるでしょうから、彼女にはやはり追っ手がかかって、引っ捕らえてくるのが普通じゃないかな。少女の故郷なんて、まっさきに捜索対象になりそうなもんですが。  パターン3は、八神さんが出してきたものですね。  こんなの、1個出してきた程度で問題解決したなんて手放しで喜んでんじゃねーぞ。  またパターン3にも問題があります。  まず成立させるための前提として、「少女の故郷まで送り届ければOK」と、亜人の彼が確信している必要があります。だからこそ命をかけることもできる。ロックオンの焦点はそこね。ここをアイデア出しの要領で考える。  たとえば少女は、この故郷なり祖国なりから、盟約によって大国に貸し出された巫女の血筋を引くものであり、そのレンタル期間は「故郷を出ていって戻ってくるまで」であった――とか。  でもこれにしたって、また別の少女が連れて行かれるわけだから、問題が残るのはパターン1と同じだなぁ。  自分の愛した少女さえ助かれば、他の女の子が同じ目にあってもいいのか……てな問題が残る。「それでいい」ということなら、少女を助け出すかわりに、町から女の子をさらってきて、長老たちに差し出して、そのかわりに少女を解放してくれるように頼む――とかいう展開じゃどうしていかんのか? とかなっちゃうし。  まあ一介の亜人の少年になにができるかっていえば、それまでなんだけど。  ところでせっかくの少女の能力。「未来予知」って使えない?  彼女に自由意志がなかったときに、亜人になんか予言したとか。亜人の最後。そして少女自身がどうなるか、とか。それを根拠にしてもいいかなと、ふと思った。  また長老たちが少女を諦める理由として、その予言を使えるかもしれない。「逃げ切れないと悟ったふたりは無理心中を遂げる」なんて予言が手にあったら、そりゃ長老たちも諦めるわな。  少女自身は、その予言については、心を取り戻してからはまるで覚えてないのね。  パターン2と3。  少女が唯一無二であるという系統。  こちらでの克服すべき課題は、まず、「少女が唯一無二であること」をいかに読者に納得させるか……ですね。  アイデア出し対象かな。  血筋? 特別な資質? でも特別な資質であるなら、たくさんの少女たちで試してみれば、そのうち見つかってしまいそう。これはボツ。  術の使用回数の問題? 古の偉大な魔道士の残したスクロールから発動させた魔法であり、維持することならできても、新規にかけることはできないとか。でもこれだったら、腹いせで絶対追っ手がかかるよな。やっぱボツ。  または術をかけるのに長い時間がかかるとか、そういうのもいけそう。  まあ百通りだってアイデアは出せますな。  そのなかで最も「最小限の説明でわかりやすいもの。なおかつリアルなもの」を選び出す必要があります。この「最小限の説明で」……ての、重要です。こんなところにページ数なんて使えやしないんだから、たったのひと言でもって、「ああ、なるほど」と読者が納得して疑問もでてこないような理屈が望ましいです。  パターン1と3  もう少女に利用価値はないんだけど、でも面子かなにかで追っ手がかかるパターン。  いかに「追っ手さえどうにかすればOK」と読者に納得させるか。  少女を取り逃がした警備の部隊(面子にこだわる隊長さん率いる)だけが執拗に追いかけている(長老たちからの帰還命令を無視しているシーンを挿入のこと)だけだから、それを倒せばOKという構図とか。それならいけそうか。  これもロックオンしてアイデア出しね。  3つ目。  少女の心が戻ってくるプロセスのきっかけが、「故郷の花」っていうのは、それはいいエピソード。  また少年が少女に惚れるのは、亜人としてではなく、普通に接してくれたから――でOKでしょう。生い立ちを考えれば、命を賭して助けようと思っても不自然はない。どうせ人間にいいように使われる人生。ならひとりの女の子を助けて散るのもよし――潔いじゃん。  さて、問題は少女のほう。  まえに八神さんの話は「筋」は2本って書いたよね。  その「筋」にあたるのは、亜人の少年と、長老連(含む追っ手)。この2本。  本当はこの話、筋は3本なくちゃならんのだな。でもいまのところ、筋は2本しか入っていない。そこが2つ目の問題の要点。  「少女」が3本目の筋になるはずなんだけど、そこがまったく欠けている。  もう、ものの見事に欠けてしまっている。作者まるで考えてない。本人気づいていないけど、こちらからはもう見え見え。そこが「ポケット」。  じつはこの3本目のポケットが、いちばん大きいとにらんでいる。  少女が亜人に人と同じように接するのはOK。これはただ単に、少女に「優しい」属性があるだけで不自然でなくなるから。  でも少女が少年に惚れる。そこが不自然。  いまのところ納得できる展開になってない。  状況的に、少年を頼ってすがりつくのはOKだよ。でもそれって「恋とか愛」とか呼べるもの? 不安だからすがりついてるだけでしょ? 違うか?  男の子の論理としては、もうそれで充分なんだな。  すがりついてくる女の子というのは、男の子にとっては、もう問答無用で助けなきゃならん存在であり、その情動を惚れていると錯覚してしまっていたとしても、読者としては嫌ではない。微笑ましくて好感が持てる。男ってのは基本的にバカなもんだし。  でも少女のほう。「不安で頼っている」という気持ちから、「恋やら愛」やらに気持ちがクラスチェンジするエピソードって、いったいなによ?  それがちゃんと入ってないと、このラスト、とても醒めた気分で読まされることになる。  消えてゆく男の子に対して、女の子は取りすがって涙をこぼすわけでしょ。書いてないけど、きっとそんな展開があると見た。  それって、自分を守ってくれる人がいなくなるからでは?  そうも読めてしまうよね。  そう読めちゃうと、すげぇシラける。  もう話の感動、ぶちこわし。  いやシラけるどころか、ひょっとして笑いどころにさえなってるかも。  作りの甘いドラマや映画なんかで、そんな展開、よく見かけるよね。  このへん、「天空の城ラピュタ」あたりで勉強しましょう。  最初は、「可憐な女の子を助ける」という男の子の保護本能だけを行動原理にして動いていた少年が、少女の側のどんな行動によって、どう変わっていったのか。  どんなエピソードをもって、読者は女の子の心の中にある「恋とか愛」を納得させられてゆくのか。  そういやここを逆手に取って、ギャグにしていた映画があったな。  中世ファンタジー世界での話。強い男がある町を訪れて、そこで美女と愛し合うようになるわけだ。  つぎにその「恋人」が、村を襲っている野党たちに目を付けられて、主人公に対する人質となってしまうわけだな。  そしてゾンビにされて、帰ってくる。  ゾンビになりながらも、「あなたを愛しているの」とすがってくる元恋人に、「黙れ、ブス」とか言って顔面にショットガンをぶちかます男。  もう大笑い。これ笑うところね。  「おまえの愛ってのは外見が変わるとコロリと変わっちゃう、そんなものだったのか〜。ぎゃははは」てな感じ。  なぜ中世ファンタジー風でショットガンなのか、それは聞くな。そういう話なんだから(笑)。ちなみにさる有名なホラー映画の3だか4だかの続編の話ね。 >茶羽根  うん。「ボツ」ではあるけれど、「論外」以下ではないな。  とりあえずつづけてよし。  1個ずつでいいから、もう2〜3個出してみるように。  あとボツである理由は、みやびさんのレス参照のこと。  ニードが悩んで答えを出す時点を、「館に戻ることを決意する」ではなくて、「フィンに出会ってから」に変更すれば、使い物にはなりそう。もちろん答えをだすきっかけとして、「男でも女でもなく、フィン自身を助けるために〜」としなくてはダメだが。  直してくるのはよし。  ちなみに「論外」というのは、どう直したって使い物にならんようなものね。でも榎野さんも書いてるけど、メモしておいて別の話でなら使えるかもね。  天秤ばかりの棒でぶちのめして聞き出す話、傑作だったなぁ(笑)。  「たわけ」のほうは正気を疑うようなもの。「ニード気が狂う」とかいう展開、本気で考えてる? マジですか? ひょっとしていま泥酔してます? それともストレスかなんかでハイになってます? ……みたいな。  シンデレラでいうと、あれだな。「シンデレラは実は反政府側の地下組織の訓練された暗殺者で、舞踏会に乗じて王子を暗殺するために差し向けられた秘密工作員なのであった」……みたいなネタとか。それに相当するぐらい、ぶっとんでるものなわけだ。  自分で気づいてる?  理由わかる?  なんで「ニード気が狂う」が「たわけ」なのか?  なぜ「シンデレラが秘密工作員」だと「たわけ」なのか。こっちのほうなら理由わかる?  ちと言ってみそ。 >弟切さん  いや、わからんですよ。両者の合計が10割になるとは、限らない。  じつは無欲5割の、思いやり2割で、合計7割。あと「味もなんにもしないもの」で埋まっていた……なんて可能性もあります。 (関係ないけど、八神さんの小説も、西鶴君の小説も、杉井君の小説も、本文は読んだところではそんな感じだったな。薄いの。具が7割どころか、3割か4割ぐらいしか入ってねーの)  また小説には「書かずに描く」という奥義がありますから、ひとつのエピソードの中に10割を超えるモノを込めることも不可能ではありません。エピソード出しの最も厳しいレベルにおいては、「120%に届いていないようなものはそもそもボツ」なんて領域もあります。  そこを踏まえたうえで、さて、あれは何割ずつでした?  自己採点ができることも、必要な資質です。 -------------------------------------------------------------------------------- 地味に。 No.1327 投稿日 2001年4月29日(日)21時56分 投稿者 魚住雅則 「健気」なシンデレラに挑戦します。 それにしても無欲をクリアした時点で「ふふん、これでどんな美徳だろうと軽くこなせるでぇっ!」とか思ってただけに、課題失敗でアメリカ人なみに高くなってた鼻が折れました。そりゃもうぼっきりと。ぎゃー、日本人鼻に戻ってしまったー(笑) せ、整形外科はどこ? シリコン入れるー。 ……いや、いいのか。根拠のない自信は成長の邪魔だし。さあ、気を入れなおして出直し。 魚住2 ・舞踏会に着いたシンデレラは王子とのダンスイベントに参加する。 ・スムーズな進行でシンデレラの番が来たが、ダンスなど踊ったこともないシンデレラは王子の足を踏みそうになったりして失敗の連続。 ・自分たちが周りの失笑を買っていることに気づくシンデレラ。それでも王子と踊り続けていたいと思うシンデレラだったが王子も笑われていることが辛い。 ・突然王子に向かって、疲れたし、踊りなど楽しくないのでダンスを中断して欲しいと嘘をつきダンスを止めてしまう。 ・周りの皆がわがままなシンデレラの陰口を叩く中、一人テラスに出て行くシンデレラ。 ・シンデレラに自分のリードがまずかったと謝り来た王子に、一人でダンスの練習をしていたところを目撃される。 ・先ほどの失礼を懸命に謝るシンデレラ。(しかし、王子を庇って嘘をついたことは決して話そうとしない) ・シンデレラが一人で練習していたことや、その態度から真相を察した王子はシンデレラに惹かれてテラスでのダンスに誘う。 (王子を想って嘘をつくシンデレラ) ところで「健気」と「いじらしい」が似ている気がするのですが。(うう、分解能低いなー) -------------------------------------------------------------------------------- まー色々とやっていました。 No.1328 投稿日 2001年4月30日(月)00時14分 投稿者 いか  そんなこんなでGW(ガンダムW、グリーンウッドではあらず)です。まったり出来るのは2日以降なんですけどね。それでも、いつもよりも時間があるので久しぶりにゲームをしましたとさ。  しっかし、書き駄目しておいたテキストをHDDのどこかに埋没させてしまった。二度手間は面倒なので、個人的な物に集約して書きます。これを、相変わらずの書き込みといいますが。 『空の飛び方 翼の動かし方/いか5』(あらすじ/5.6)  お茶濁し。ふと「翼」と「羽」の違いが気になって調べてみたとこと、なんだ意味同じじゃ〜ん。私の認識だと「羽」は小さいイメージがあります。虫にも用いますので。本当は語呂的に「空の飛び方 羽の動かし方」の方がいいんですけどね。まぁ、有翼人の話だしなぁということでそのままにしています。ちなみに、羽根は言葉の間違いと。紛らわしいなぁ。  あらすじ5を書いて思い出したのですが、一番初めのタイトルが『風を翼でつかまえて』でした。書き方のベースにしようと思ったのが『ライ麦畑でつかまえて』だったので、幾らなんでも似すぎるのはどうだろうと思って変えました。次は『空を飛ぶイメージを浮かべて』、大して変わらないくせに英語を使ったのでボツ。で、今の形になったと。色々考えたなぁと、思い返すと面白いです。  それじゃ、あらすじ5です。400字と設定は次です。嘘吐きですね、ホント。  人間の暮らしに憧れ、差別されない為に翼を切り取ることを選んだ有翼人の村があった。村の子供であるウッディの背中には手違いで瘤のように翼の名残が一人だけ残っている。それが元で村の子供達に虐められると思っており、翼が切る習慣さえなければ、煩わしいこと空を飛べると考えていた。  遊び相手のいないウッディは、出入りが禁止されている森に出かけ遭難した。彷徨う内に小屋を見つけ、そこに住む元は同じ村出身の翼を持った双子と仲良くなる。二人は翼があるが空を飛ぶことが出来ない。その理由を考えるが、双子は飛ぶことよりも友達ができたことに喜んでいた。  教えられた帰り道を歩く途中、ウッディは魔法研究の為に村に向かうリーフに出会い同行する。空の飛び方を訊ねるが答えず、逆に質問を返してくる。それは翼という概念を捨て、風の流れを捕まえれば意思(=魔法)の力で空を飛べるという答えを含んでいるのだが、ウッディには判らなかった。  家と小屋を行き来する毎日が続く中、ウッディの行動に不審に思った村の子供が尾行し、大人に双子のことを教える。ウッディが村へ戻ると、大人達が双子を保護する動きがあることを知る。ウッディはそれを止めさせようとするが、逆に倉庫に閉じこめられてしまう。  ウッディは通りかかったリーフに鍵を開けてもらい、状況を説明した。大人の足に追いつくために空の飛び方を再度訊ねるが、同じ質問しか返ってこない。それが答えであることに気付き、風の流れを捕まえて空を飛んだ。  小屋に着くと、大人達が双子の保護していた。それを止めさせようとするウッディに対して双子は、友達がいれば大丈夫だよと翼を無くすことを選ぶ。双子は村に住むようになったが、ウッディは村のあり方に釈然としなかった。研究を終えたリーフに盲目的についていこうとするが、未来だけを追いかけず、今を見据えること。君を頼りにしている友達がいるのだから。そう言い残してリーフは村を去った。  と書いたわけです。しかし、前と変わらないとボツ。どうして、こんな風になったのか自分で考えてみました。「短編のあらすじを書いているからだ」こうした結論に達しました。短編であるが故に、内容に関係ない話の筋をなぞっているのではないだろうか。つまり、客観的にすらなっていない。そんなわけで、規程枚数が超えすぎた為に破棄した作品のあらすじをもう一度再構築して、その違いを確かめました(長い分、必須以外書き込めないので)。そうしてできあがったのが、あらすじ6です。虐め問題を抜きにして、「子供と大人」に焦点を置きました。最後の箇所に於いては「自分が安直に書いていた」と判断したので変更しました。  人間の暮らしに憧れ、差別されない為に翼を切り取る事を選んだ有翼人の村があった。空を飛ぶことに憧れる村の子供であるウッディは、人間として生きることを選んだ村の意向を知ろうともせず、不満を感じていた。  出入りが禁止されている森に遊びに出かけたウッディは道を見失い、翼を持つ双子が住む小屋を見つける。二人は元々はウッディと同じ村出身なのだが、空への憧れを持つ両親が翼を無くすことを拒み、人目につかぬように森の中で暮らしていることを知る。二人は空を飛ぶことが出来ない。話に共感したウッディは、二人を空に飛ばすことを決心する。  村までの帰り道、ウッディは翼の無い有翼人の観察の為に村へ向かう魔法の研究をしているリーフと出会い同行する。話の中でウッディは空の飛び方を訊ね、リーフは質問という形で、有翼人の翼は象徴でしかなく、魔法の力で空を飛んでいることを提示する。この時はまだ、ウッディには答えを見出せない。  家と小屋を行き来する日々が続く。ある日、ウッディの行動に疑問に持った一人がその後を尾行し、双子の存在が大人に知れる。大人は双子を保護することを決める。村に戻ったウッディは、そのことを知り抵抗するが倉庫に閉じこめられる。通りかかったリーフに助けてもらい、状況を説明してから大人の足に対抗するために空の飛び方を再度問う。同じ質問が返されるが、そこに答えを見いだしたウッディは魔法の力で空を飛んだ。  小屋にたどり着くが、すでに双子は大人に保護されている。抵抗することなく村まで惹かれていく双子を眺めることしかできないウッディ。双子の事件を通して村に対しての不安感が大きくなり、研究を終えたリーフについていこうとする。しかし、現状を知ろうとしない者は未来に於いて逃げることになる、という含みを持たせた教訓を言い残して一人リーフは村を出ていく。子供のウッディがそれを受けとめるのは数年後である。  それを踏まえた上で一行コンセプトは「夢だけではなく、現実を見据えることの大切さを伝える話」です。  リーフの立ち回りですが、有翼人の生活を調べる中に村の位置も含まれています。というのは、この世界の魔法というのは、俗に云う「精霊魔法」です。(山もあるのですが)森が近くにある大通りの途中にある場所に、村を設立したのは無意識の間に風の精霊が住む地域を選んでいるからなのです。あらすじ6にも書きましたが、有翼人の翼というのは象徴でしかありません。簡単な話、「空を飛ぶには翼がなければならない」と思い込んだ産物なわけです。現実にはそんなんで翼が生えませんが、魔法というファクターがそれを可能にした――ということにしてください。なら、なぜ有翼人たちは「翼が無価値」であることを知らないのか。それは、まだ魔法というものが概念としてしか存在しておらず、理屈が判っていないからです。それを調べているのがリーフなのです。その理屈は未だ完璧ではないので、ウッディの質問を正確に答えない理由でもあります。ある意味、リーフにとってウッディは実験対象だったりします。  リーフが女性である理由は、ファレストと双子の設定と同じです。 -------------------------------------------------------------------------------- >いか君 No.1329 投稿日 2001年4月30日(月)04時43分 投稿者 新木 伸 >いか君  たわけ。  言葉が違うんだから、意味だって違うの。何度言わせるかね。  辞書を引いて出てくるのは、広義の意味。  小説家が問題にするのは、言葉の狭義のほう。  だいたい、小説家が辞書を鵜呑みにしてどーする?  「翼」……鳥類の羽。羽の集合体のこと。羽毛に包まれているもの。  「羽」……空力を得る構造物一般。昆虫の羽、コウモリの羽も含む。  「羽根」……特に鳥の羽の一枚のことを指す。  さて、あらすじのほう……。  全然だめ。  何度も何度も僕は問題点を指摘しているんだけど、それについての解答をあらすじのほうで示してこないので、なんだかのれんに腕押しの感触。  一行コンセプトが「夢だけではなく、現実を見据えることの大切さを伝える話」ということだけど、これ、ぜんぜんそんな話になっていない。  現状での形は、「ウッディが夢にしがみついて粘りつづける話」  「夢をあきらめてはいけないよ」というテーマであるなら、こんな話でもいいのかもしれないけど。  前にいか君は「Lv2」だと書いたけども、キミ、本日ただいまこの瞬間をもって「Lv1」に格下げね。  場に出ている「使えないカード」を、こちらが何度も指摘しているにも関わらず引っこめようとしない(そして改良してもこない)キミには、こちらで強制的に墓場に捨てさせるしかないようだ。  「双子」と「学者」の両方を完全に削り取って、それで話を再構築して、800字版のあらすじを新規に書き起こしてくること。  何か新しいものなら足していい。  でも「双子」と「学者」の二つは、完全に捨て去るように。  裏設定からも捨てろ。一切あらゆるところから抹消して、忘れ去るように。  いつになっても明かそうとしない双子の設定やら、学者が女である必要性やら……なにがどう重要なのか、ぜんぜんわからん。まるっきりわからん。  本人にとっては自明なのかもしれないけど、わしにはわからん。この話にとって、全然「不必要」に思える。だから双子やら女学者が「必要」であるなら、わかるように納得させろって、そう言ってたわけね。  あらすじに関わらんような作者の独りよがりの設定など、そんなもん、もーいらんわ。  どうせ捨てるわけだから、わけがわからなくたって、まあべつにいいや。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1330 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- なにが怖いかって…… No.1331 投稿日 2001年4月30日(月)05時13分 投稿者 はせがわみやび  リテイクくらって再提出したとき、編集さんに言われていちばん怖いセリフってなんだと思う?  「なんだこれ。ぜんぜん変わってないじゃない?」  なぜか?  次のリテイクなんて出ないからです。次の言葉は決まってるもんね。「じゃあ、君、もういいから」  リテイクをくらっているのに直し方がわからないとき(直しても同じものになってしまいそうなとき)は、泣きついて、「どう直したらいいかのヒントを必死になって引き出す」、かなあ。それしか手はないような。 -------------------------------------------------------------------------------- そうそう No.1332 投稿日 2001年4月30日(月)05時22分 投稿者 新木 伸  真剣味が足りないんだよ、真剣味が。  プロがリテイク食らって、その後に2回も続けて、まるで直ってない同じもん提出したひにゃ、一発で仕事なくすのね。  もう小説書いていけなくなるってことなのね。  プロでなくなるってことなのね。  終わりよ、終わり。  プータローに逆戻りね。  いいか? リテイクって言葉はな、「キミいらないよ」のひとつ手前にある言葉なんだぜ? -------------------------------------------------------------------------------- >いかさん、あらすじ6 No.1333 投稿日 2001年4月30日(月)05時24分 投稿者 かねやん >>人間の暮らしに憧れ、差別されない為に翼を切り取る事を選んだ 憧れはいらなそうですね、あらすじだけで見ると。 憧れから翼を切る理由を考えるなら、翼を持っていることに劣等感が無ければなりませんが、僕には思いつきません。 魔法で飛ぶ事が書かれていると言う事は、ウッディは翼で飛びたいのではなく、とにかく空を飛びたい、と言う事でしょうか? と言う事は、ただ森に迷うんじゃなくて、ハングライダーとかで飛ぼうとして、墜落して遭難する・・・とかのほうがより、ウッディの飛びたいと言う気持ちが強まるのではないかと。 これは素人考えですね(汗) 主人公のウッディの一番強い気持ち。空を飛びたいという気持ちが、全体的に少し弱いと感じました。 ただ、双子に共感するためだけにあるんじゃもったいないかと思います。 全般に空への憧れを感じさせてほしいかなと。 (実際に空を飛ぶのも、助けたいためなので憧れが感じられないし) あとは・・・リーフとの会話で2度、魔法で飛ぶ事を示唆しますけど、1度目で気づかないところを、2度目で何故気づくのか? ここらへんは読者としては、一番気になるところですね。 あらすじだから、書かなかったのでしょうが気になりますねぃ。 あ、コンセプト「夢だけではなく、現実を見据えることの大切さを伝える話」か。 うーん、あらすじを読んだ限りでは「やはり、空への憧れを持つ少年」ってイメージなのですが。 >>空を飛ぶことに憧れる村の子供であるウッディ >>話に共感したウッディは、二人を空に飛ばすことを決心する。 >>話の中でウッディは空の飛び方を訊ね、 >>ウッディは魔法の力で空を飛んだ。 ええと、あらすじから抜き出したんですが、文全体の流れが空を飛ぶ事を肯定する感じで流れて、いきなり最後にコンセプトがかわっちゃったように感じました。 だから、どうしても「結」の部分で違和感が出てきちゃいました。 あらすじ読後、感じた事を書きなぐっちゃって申し訳なし -------------------------------------------------------------------------------- 多重人格とか No.1334 投稿日 2001年4月30日(月)05時26分 投稿者 新木 伸 >小倉さん  そのビリーの本って、ノンフィクション扱いだよね?  本当にそう? キングスイングリッシュ、喋れたって?  小倉さんの読み違いとか、記憶違いとか、ない?  どこかで学んでいたとか、じつはキングスイングリッシュはしゃべることができなかったとか、そんなんでない?  もし本人が覚えていないはずの言語をしゃべる人格がいたと書いてあるのなら、それはトンデモ本ですが……。 -------------------------------------------------------------------------------- >魚住さん No.1335 投稿日 2001年4月30日(月)05時55分 投稿者 新木 伸 >魚住さん  うん。そうそう。似てる似てる。  「健気」と「いじらしい」は似てるよ〜。  「無欲」と「優しい」ぐらい似てるかな。いや「無欲」と「正直」とも同じぐらい似てるかな〜。 ・魚住2  ボツ。  これは見事にばっちり、「いじらしいシンデレラ」です。  王子と踊るまえに、王子に恥をかかすまいとバルコニーでさんざん練習をしているシンデレラ。それを見つけた王子が踊りに誘う――てなことにしておけば、ばっちり「健気」だったのにねー。  アイデアは良かったんだけど、処理がまずかったね〜。 -------------------------------------------------------------------------------- ほとんど私信 No.1336 投稿日 2001年4月30日(月)06時45分 投稿者 新木 伸 >卯月さん  おお。あれ読めたんだ。  てっきり途中で読むのやめたかと思ってた。  じゃあ、あれの続編。完結してないんだけど、途中までのがあるんで、それも送っとこう。こんどのは生まれて2作目ね。「闇の中の白牙」  こっちはアレだぞ。冒頭と終盤のほうで、別人のように文章が変わってるぞ。  上達具合が目で見てわかるぞ。  前のやつが1ヶ月ぐらいで100枚ぐらい書いて、つぎの続編のほうが、その直後から2ヶ月ぐらいかかって、200枚あたりで中断したまま。完結していたなら、300枚程度の長編になるはずの話だった。  二十歳の終わりの夏のことでありました。 -------------------------------------------------------------------------------- おっと No.1337 投稿日 2001年4月30日(月)08時35分 投稿者 唯野教授 いかんいかん、自粛する前に中途半端でも課題出さなきゃ。 一応、自己選抜かけてきました。 1、不死者と出会った主人公は、長い時を生きる間に狂ってしまった彼を哀れみ、なんとかして死を与えてやろうと考えて逃げずに戦おうとする。 2、屋内で不死者に襲撃される主人公。外に出ようとするが、位置的に近い不死者が先に一つしかないドアにたどりつき、ロックしてしまう。ロックを解除するには暗証番号が必要で、主人公はそれを知っているが、不死者が襲ってくるので入力する暇がない。脱出するには、まず不死者を倒す必要がある。 3、主人公はある宗教の(ヤバイ信仰宗教ではなく、現代のキリスト教程度にまともなもの)熱心な信者。不死者との遭遇は偶然だが、相手が不死身だと口走ったのを神への侮辱と取り、永遠は神のみのものであることを証明する為に不死者を殺しきろうとする。 >新木さん >あとこれも関係者が見たら激怒ものでは? 私、大学で心理学関連の学科に入っている(素直に心理学科と言えないのが悔しい)せいで、その番組について話だけはよく聞くんですよ。それで、どうもやらせ、もしくは別の病気ではないかっていう意見が多いんですな。 もともと多重人格は診断が難しいらしく、ブラウン管を通されるとプロのカウンセラーでもよくわからないそうで。やはり仮にも専門教育を受けようという者が、己の学ぶ分野について軽々しく断定するのはまずいと思ってああ書きました。 >自分が「書いてない」ことぐらいには気付け 一応、1179でちらっと書いてはあるんですけどね。西鶴さんへの「殺人者はどんなやつなのか」のレスで。今後はもっとこの性質をアピールしていきます。かなり譲れない部分なので。 >、「不死であるのに殺されることに極度に恐れ、仲間を探して人殺しを続ける狂った不死人の話」 まったくその通りで。 -------------------------------------------------------------------------------- しまったしまった。 No.1338 投稿日 2001年4月30日(月)11時03分 投稿者 いか  説明書いてないじゃん。書いた「つもり」になっていたのですが、書いたのは「オフ書き」で、掲示板には載せていませんでした。しかし、これから先書かないことにするので、無かったことにしましょう。本当に無かったことに。  辞書は誤解していました。それで思い出したのですが、西鶴さんの作品で「扼殺」と言うのがありましたよね。それも気になったので調べたのですが、扼殺というのは「鼻や口を押さえて殺す」であり、多くに使われるのは枕を押しつけて窒息死させる方法です。首を絞めて殺すのはその名の通り「絞殺」。窒息死という句切りは同じでも、「意味」が違うわけですね。……あれ、羽と翼の違いとは意味が違うぞ。ま、その辺は適当ということで。  リテイクの話を自分の中で糧としたいと思います。 『空の飛び方 翼の動かし方/いか6』(400字あらすじ1/800字あらすじ7)  人の暮らしに憧れ、差別されない為に翼を切り取った有翼人の村があった。ある時、空への憧れを持つ子供のウッディは、森で遭難し、元は同じ村の翼を持つテックと出会う。翼があるのに飛べない事を知り、ウッディは自分に置き換えて、テックと仲良くなる。  帰り道、旅をしている魔法使いに出会い、魔法と鳥の飛行術の違いを教えてもらうが、ウッディは翼のある為有翼人は後者と思い違う。村と家を行き来する日が続く中、ウッディの行動に不審に思った一人が尾行し、大人はテックの存在を知り、森へ向かった。  ウッディは村で行き違いになり、後を追うが大人の足には敵わない。その時、虫の飛ぶ姿から逆説して、有翼人は魔法によって空飛ぶことを導きだして空を飛ぶ。  抵抗しているテックに対して、ウッディは、翼が無くとも空を飛べる。村で一緒に暮らそうと言う。理由を無くしたテックは淋しさを偽ることを出来ず、抵抗を止め、後に村で暮らすようになる。  内容変更かつ400字あらすじです。とにかく、無駄なものを排斥しなければならないのと、頭を白紙にしなければ先に進まないのでこうしました。一行ばかり超えてしまいましたが。自分の中で「ストレート過ぎるなぁ」という気がしないでもないですが、「前のがごちゃごちゃしているから、寧ろ丁度佳い」と納得させました。気がしない時点で「依存」しているですけどね。  800字あらすじは、ジジババが帰ったら書きたいと思います。今から車で外回り(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- ビリーミリガン(主に新木さんへ)。 No.1339 投稿日 2001年4月30日(月)12時02分 投稿者 西鶴翠(みどり)  『二十四人のビリー・ミリガン(ダニエル・キイス)(上下巻)(早川書房)』を読んだことのない人には、#1334の書き込みによって、さも小倉さんが一方的に間違っているように見えてしまうのではないかと思うので、私も書き込みます。 (私は、続編の『23の棺』は読んでいないですが。)  翻訳モノの推理小説などには、必ずといっていいほど、表紙見返しの部分に「主な登場人物」が載っていますよね。あれと同じ要領で、「ビリー・ミリガンの24の人格」というやつが載っています。表紙見返しを見ただけで分かる情報として、 1.24人には、全て別々の名前が与えられている。 2.男性と女性の両方の人格がある。 3.人格によって年齢がまちまちである。 などがあります。そして、本文の前に、24人に対する説明書きが載っています。本屋に行ったときにでも、表紙見返しを見てみると、面白いと思います。 >本当にそう? キングスイングリッシュ、喋れたって?  少なくとも、表紙見返しには「イギリス人の合理主義者」と書かれています。本編にも何度もイギリスのアクセントで喋るビリーが描かれています。……どこで学んだのかは――書いてありましたっけ(記憶にあらず)。  ほかにも、クロアチア語を読める人格がいたり、唯一右利きの人格がいたり、レズビアンがいたり、いろいろです。下巻の451ページに、クロアチア語の手紙が載っていたりします。  24人を統合した人格も出てきたりします。 #まあ、『ビリーミリガン』はベストセラーだぞ、と。 >関係ないことですが。  『星くず』は買わないけれど、『半熟男』シリーズを今の新木さんが書いたら、買うかも知れない。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1340 投稿日 2001年4月30日(月)15時40分 投稿者 新木 伸 >唯野君  自粛、却下。  まあ一般書きこみは自粛してもいいけど、課題はやれ。(って実質変わらんじゃん)  「書きこみ自粛」だなんて、自分に一方的に都合のいい理由でもって、「課題をやらなくてもいい理由」を立てるのは不許可ってことで。  短編蟻地獄。  継続可か、シンデレラ迷宮落ちか、GW中に白黒付けておこうぜ。  例の失礼な書きこみの件は、気にする必要なし。  それはそれ、これはこれ。分けて考えるべし。  一般話題で失礼こいたわけだけど、創作ノウハウ追求のほうで失礼こいたわけじゃない。  ところで、1〜3、ともにOK。  やればできるじゃんか。  ならやれ。  1〜3までは、いちおう考慮に値するものにはなってる。ただこのグレードだと、最低でも20個ぐらい出さないとバッチリなのは出そうにないかな。  3はソードワールドやロードスの神聖神ファリス(厳格で融通の利かない秩序の神)みたいな宗教を立てとく必要があるね。  まだ落とすかどうか、様子見。とりあえずGW中ぐらいは……。  「たわけ」は出すなよ。出したら一発だぞ。  そうそう。不死人の新設定の話。  物書きを志すものにとっては、「伝わっていない」と「書いていない」は同義です。読者は言いわけなぞ聞いてくれる耳は持っておりません。  しかしほんとに「ちらっと」書いてあるよね。あれで分かれというのか? それ本気で言ってる?  たしかにあれは、わしも読んでたな。「自分は死んだことがないので、彼らと一緒に死ぬのはとても怖い」ってところで、論理矛盾があるので理解不能になって、わからないからほっぽっとくことにしたんだっけ。まあ他で何度も書かれていることでもないし、本人の中でもとくに重要そうではなかったんで、いまはあんまり深く追求しないことにしたんだっけ。  このころはまだ、不死者は狂っていなかったんだよね?  なら「彼らと一緒に死ぬのはとても怖い」ってのは変。  「彼らと一緒に死のうとしても、死ねない自分が哀しい」ならわかるが……。後追い自殺とか、試みないのか? >唯野君 >>その特番に出ていた人が本当に多重人格かどうかは分かりませんけど。  ヤラセじゃないのか? って言ってるようなものだよね。  本当にヤラセであったならなにも問題ないけど、もし多重人格が本当のことで、この書きこみを家族なり関係者なりが見ていたら、激怒ものだよね。  こういうことをね、学部内とかで、内輪で話すならいいのよ。  でも全世界に向けて発信するのは、いったいどんなつもりがあってのこと?  インターネットは怖いんだぞ。  唯野君のあれ、厳密にいうと名誉毀損なんだぞ。もし訴えられたら(いや普通ないけど)、損害賠償なり慰謝料なりが発生するかもしれないんだぞ。  「別の病気の可能性もある」と、そっちがメインで言いたいことであったのなら、それも書いておかないと。  「その特番に出ていた人が本当に多重人格かどうかは分かりません。やらせだというつもりはないですが、別の病気である可能性もあるわけです」とかはじめから書いてあれば、これは問題なかったわけ。 >西鶴君  おお、なんかひさしぶり。  ところでどう? 短編蟻地獄参加せんか?  西鶴君は採点代行者だったから、充分に資格あるぞ。  シンデレラ迷宮からは離脱してても、こっちは別物やろ? >ビリーミリガン  本の記載の信憑性についてどうこう言ってるんじゃなくて、ある一線を越えた物をノンフィクション(真実)扱いしてしまう態度が問題よ……って、そう言ってるわけだな。  まあイギリス英語のアクセントで話すぐらいなら、関東人が大阪弁のキャラを演じるようなものだから、一般的なアメリカ人でもなんとかなるかも。  さて問題はその「クロアチア語」。  これ、元の人物の名前がビリー・ミリガンなのかな。  まあそうだとして、その彼が人生のどこかの局面において、クロアチア語に接している時期がなかったら、人格のひとつが使えるのはおかしい。  もし本当に、知らないはずの言語を使えるとしたら……。  それは「多重人格」とかいうものでもなくって、「霊が憑いた」とかいうものでしょ? それ科学的か? まず眉に唾して聞かなきゃならない話じゃないのか?  あきらかに一線越えてるでしょ?  まあ頭ごなしに否定しろともいわんけど、ノンフィクション扱いで、素直に受け取っちゃう態度って、なんか怖いぞ。  「永久エネルギー機関が開発されました!」って報を聞いて、「おおそれはすごい」とか、素直に感心しちゃう人とおなじぐらい怖いぞ。 >扼殺とか >いか君  扼殺のことは、どこで調べたん?  法医学用語かなにか? -------------------------------------------------------------------------------- >いか君 No.1341 投稿日 2001年4月30日(月)15時46分 投稿者 新木 伸 >いか君  400字版のあらすじを出してきたのは、いか君が初めてか。  意外となんとかなっちゃうもんでしょ? 優先順位をつけて、入らないものは、ずばずば切り捨てていけば。 『空の飛び方 翼の動かし方/いか6』400字あらすじ1  さて……。  わしの言った意味を誤解したのだろうか。  学者禁止。双子禁止。  もちろん「魔法使い」も禁止。「テック」だって禁止。  「空を飛ぶためのサジェスチョンをくれる物知りな人物」  「翼があるのに飛べない隠れ住んでいる子供」  ……このふたつの役どころである存在を、一切抹消して、それで話を作り直してきましょうと、そういう意味ね。  わかった? 了解? OK?  次はないぞ?  次は、あれだぞ? これでまた変なモン出してきたら、「翼を切り取られた有翼人の村」も削除かけるぞ。マジでやるからな。  最もシンプルなパターンで、ちゃんと話をまとめられたなら……。  「削除」されたものをひとつひとつ戻してゆくことも、考えてもいいかも。  でもとりあえずいまは、その展開はないものと覚悟して、やってみること。  以上。 P.S.  MTGでいうと、あれなんだよな……。  1/1のクリーチャー出してくる。こっちが場に「−1/−1」が出てるから、そいつ即座に死ぬよって指摘してるにもかかわらず、ぐずぐずといつまでも場に残そうとしている。  そのクリーチャーに「+2/+2」のエンチャントでも付けてきたら、そのクリーチャー、そのまんま場に残せるようになるのだが……。  いつまでも、何度言っても「学者」と「双子」に場(ストーリー)に残せる必然性を付けてこないもんだから……。仕方ない。強制的に墓場行きだ。  やっぱこれ、Lv1だよな。 -------------------------------------------------------------------------------- >いかさん No.1342 投稿日 2001年4月30日(月)18時20分 投稿者 かねやん 「学者」が禁止になったみたいなので、これを使って少し。 ここから先は、あらすじ6を元にして話を進めます。 リーフの出現自体は悪くないと思います。下の流れを考えず、上からの流れだけを見ての話ですが。 何故ならウッディがリーフに事情を話したのは、知識もあるけど、それよりも村の人に相談できないからで、リーフがヒントをほのめしたのは、事情(有翼人についてなのか、有翼人を飛ばせる事なのか)に興味を持ったからです。 ここからリーフを、ウッディ達の相談者、協力者、仲間に持っていけます。 いかさんも、このように持っていくつもりだったのでは無いでしょうか? いや、これはリーフが学者で存在する事、を前提にした妄想の中の一つにすぎませんが。 新木さんは、こういった事をあらすじに入れて欲しかったのではないでしょうか? その後は、リーフが女性だろうが眼鏡を掛けていようが無表情だろうがお姉さん属性だろうが(笑) キャラクターの性質って、よほど行動理念に重要になってくるもの以外は、スパイスにすぎないと考えてます。 個人的な解釈ですが。 -------------------------------------------------------------------------------- 充実度高っ No.1343 投稿日 2001年4月30日(月)19時06分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >いかさん >理由を無くしたテックは淋しさを偽ることを出来ず  理由ってなんですか?翼を切られないように隠れていたということ?先にウッディが飛んでしまったから寂しいんですか?    あと、コンセプトの、「夢だけではなく、現実を見据えることの大切さを伝える話」は400字のほうでは完全に無視していませんか?400字のほうだと、「主人公が魔法で飛べるようになり、飛びたいが飛べないという気持ちで共感していた友達を裏切ってしまう話」みたいになってますよ。 >多重人格と霊とビリー・ミリガン  科学的かどうかという問題より、「どっちがよりたくさんの人を納得させる説明ができるか」みたいな事じゃないんですか?診断とか判断て、現実的かどうかではないですよ。納得できる法則性が「説明できる」かどうかで、「もっともらしさ」とか「大衆うけ度」が決まるのだと思います。  それにノンフィクションて、別に真実って意味じゃないですよ。観察されました、というだけで。  何か解釈があった時に、それが真実かなんて、きっとプロにだってわからないと思いますよ。ただの分類じゃないですか。精神病の分類って、けっこう年々変わっているみたいですし。 >「口紅を塗るしぐさ」の話。  ノンフィクションというジャンルで出しているんだから、「クイーンズイングリッシュ」とか「クロアチア語」関連の話が、「精神病関連のプロ」から叩かれるほど眉唾でもない、って事は編集の人が確認しているはずですよね。プロに。真実かどうかでなく、説明として、一般的といえるか、ってところで。  だから、多重人格の男が女の「口紅を塗るしぐさ」ができる、っていうのも、きっとプロから見ると、一般的な説明と言えるんでしょう。多重人格は、もとの人格が知らない言語だって話せる病気なんだ、と。  そういうふうに考えても、素直に信じまくっていて怖いとかじゃないと思います。ビリー・ミリガンに今会ったとして、「多重人格だ。病院つれてかないと」と本気で思うくらい、多重人格を信じていて身近に思っている人って、いないんじゃないかなあ。  それは私が思ってるだけですか?     >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 紺野2 ・王子から話しかけられたら会話していいが、話しかけてはいけないという慣習がある。 ・しかし、特別に、一人一言ずつ話しかけていい時間が設けられる。 ・侍従長が、王子は次の間で待っているので、話しかけたい娘は扉を通って次の間に行くようにいう。 ・娘達は全員扉に走り寄る。シンデレラも、王子に話しかけてみたくて扉に近づく。 ・扉の前では娘達が殺到してもみ合っている。王子と早く話したくて必死な娘達の顔を見たシンデレラは、後から来た娘達にも先を譲ってしまう。 ・最後に入ろうとすると、今度は王子と話し終った娘達が出てきて、また扉がふさがってしまう。しかし娘達の満足そうな表情から王子との会話の楽しさが想像できたので、シンデレラはそれだけで満足する。 ・娘達が全員扉から出てきた後、王子も出てくる。壁際にシンデレラを見つけ、話をした娘達の中にいなかった事に気づく。 ・王子が侍従長に尋ねると、侍従長はシンデレラがほかの娘に譲ったために扉を通れなかった事を話す。 ・王子は微笑んで、シンデレラをダンスに誘う。 紺野3 ・王宮のどこかに隠れた王子を、最初につかまえて大広間につれかえった娘だけが王子と踊れる事になる。 ・王子が大広間を出た十分後に娘達も大広間を出る。 ・王子は隠れる場所を探している時に、廊下で見つかってつかまりそうになる。夢中で追いかけてくる娘達からあわてて逃げる時に、ひじをぶつけてけがをしてしまう。結局小部屋に隠れる。 ・シンデレラはたまたま小部屋で王子を見つける。踊れると思って喜ぶ。しかし王子のけがに気づくと、立ち去ろうとする。 ・王子が「踊りたくないのか」と聞くとシンデレラは、けがしている王子に無理をさせるほどどうしても踊りたいわけではないし、言葉を交わせただけで満足だから、と言う。 ・王子はシンデレラを連れて大広間に戻り、シンデレラと踊る。 紺野4 ・シンデレラが大広間に入ってくるのを見た義姉は、なぜ来られたのか尋ねる。興奮して、舞踏会で王子が一番気に入った娘に与えられる髪飾りを、落として歪めてしまう。 ・「怒られて、舞踏会から追い出されるかもしれない」と義姉が嘆く。 ・シンデレラは髪飾りを持って王子のもとへ行き、自分が壊してしまったとあやまる。 ・一部始終を見ていた王子は、なぜほかの娘をかばうのかと聞く。 ・シンデレラは、義姉が舞踏会を楽しみにしていて王子と踊りたがっていた事、自分はきらびやかな舞踏会に来られただけで十分満足な事を、ためらいがちに話す。そして義姉のかわりに自分を罰してほしいと言う。 ・王子は首を振って、シンデレラをダンスに誘う。 >雑談「無欲」。  「人より些細な事で満足できる無欲」以外に「〜無欲」ないのかなーと考えているんですが、なかなか思いつきません。たとえば、「欲望<優しさという無欲」の話なんて、完全に「優しさ」エピソードになってしまいます。  宗教でよく「自分の欲を捨てろ」みたいな事いって、世も捨てたりしますよね。舞踏会なんて逆じゃないですか。豪華で。そんな中で無欲な人が目立つって、かなり作為的か、すごい偶然のどっちかでしょう。 >あらすじ >「(マシな題名が全然思いつかないので)さると/紺野6」(800字)  コンセプト…意志決定を人任せにするのがあたりまえだった刀の魂が、思い込みの激しい強引な盗賊と旅をしたのがきっかけで、自分の意志を確かめる話。  舞台は砂漠と山脈に囲まれた荒野。  古代、この地を治めた赤い髪の一族は物に魂をこめる技術を持っていて、精霊を魂としてこめた一体の兵器を作った。兵器は強力で制御不能だったので、精霊を刀に、刀の魂を子供申人に、申人の魂を兵器に移し、それぞれを封じる、という方法で封印された。封印の事は知らないが封印のせいで年を取らない申人と刀は、辺境の村におかれ、白羽氏が世襲で番をした。  五百年後、兵器を手に入れて坪家を盤石にしたい豪族坪竪樹は、刀と申人を狙って村を襲い白羽を殺す。申人が刀を使ったので刀の封印が解け、精霊の意志が働き始める。意志決定を白羽に頼っていた申人は、精霊が憤る度に精霊の意志に従い、行きずりの人を殺すようになる。  ある日申人は盗賊の斉を助けるはめになる。追われる身の斉は、刀の魂が弱り敵と戦う時あたり負けするので困って、砥ぎ師を訪ねる途中だった。斉は申人の刀も自分の刀と同じ症状だと思い込み、お礼に砥ぎ師を紹介する。しかし原因は申人の刀に宿る精霊で、魂を操る技術は赤い髪の一族と共に滅びたので治せない、と言われる。二人は技術の手がかりを訪ね歩く。  旅の間に斉は、精霊の意志で人を殺そうとした申人を何度か体を張って止める。申人の中の刀の魂は斉を特別に感じ、体を張った事で斉も申人に親近感を持つ。  結局二人は赤い髪の一族の遺跡に辿り着く。同じ時、竪樹が兵器の封印を解いたので、斉と申人は離れ離れになる。五百年間本体と離れていた魂と精霊は本体に戻れなくなっていて、兵器と刀と申人を順番に巡り始める。その結果精霊が兵器と刀と申人に異常な力を与えた。兵器のすべてを貫く赤い光と申人の持つ刀が生き物を狙って、まずは坪家の兵士達を殺戮し始める。  兵器に刀の魂が入って斉の名を口走った時、斉は兵器が申人でもある事に気づいて呼びかける。刀の魂は、「斉との日々を取り戻したい」という初めての自分の意志で、申人の体に戻る。結果的に兵器も精霊も再び封印される。 -------------------------------------------------------------------------------- うきゃっ No.1344 投稿日 2001年4月30日(月)19時14分 投稿者 紺野タツキ 新木さんからいかさんへの書き込み見る前に書き込んでしまいました。 すみません。 メモ帳で書いて、書き込む前に増えてないか確認したはずなんですが。 書いて見直すの、遅いからっすねー >いかさん  テックのとこの突っ込み忘れてください。ごめんなさい。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出です No.1345 投稿日 2001年4月30日(月)19時16分 投稿者 志郎 志郎です、頑張ると言ったくせに提出ペース遅いわ、俺。 まだまだ、心の底から課題に取り組んでないのかな〜っと思いながらも、とりあえず、シンデレラ迷宮無欲編の課題提出します。 志郎4 舞踏会に遅刻した王子、急いで走っていたところホールの入り口でぼーっとしている女性にぶつかってしまう。 ぶつかったことを詫びる王子、そのとき女性が舞踏会の参加者らしい事に気付いてなぜ踊りに参加しないのかと訪ねる。 王子に尋ねられ、「自分は舞踏会に参加できただけで満足ですから…」と答える女性(シンデレラ) 王子はシンデレラの態度に興味を引かれ、シンデレラをダンスに誘うのだった。 結構、自分って悪いところ指摘できると思っていたんですが、 今ながらに考えてみるとそういうのって「ここがつまらない」とか、「このキャラの立ち回り方が気にくわない」とか言ったレベルのことで、指摘と言うよりは愚痴言った方がいい物でした。 なぜ、そこがつまらないのか?何処に大問題があるのかというところまで考えないと指摘する側にも、される側にも進展がないなあとふと思いました。 そして、このことって構成力とかプロットの分解能力に関わってきて重要なことだと思います。 今気付くなよってつっこみが来ると思いますけど… -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1346 投稿日 2001年4月30日(月)20時20分 投稿者 新木 伸  西鶴君。  なに。星くずは読まん?  よし、なら観させてやる。  そのうちな。  アメリカに輸出してハリウッドで映画化。  監督はジョージ・ルーカス以外――許さん。  観客動員数の記録を更新して日本に上陸してきたなら、さすがに観るやろ?  たとえ本人が観ようとしなくても、彼女なり、奥さんなり子供なりにせがまれて引きずられていって観ることになるのだっ。  ……とまあ、野望の話はおいておくか。  アマチュアの頃の野望というのは、「いつか俺の作品をアニメ化してやる」だったのだが、なんか最近は手が届きそうになってきた。手が届いてしまったときに野望がないというのは男としてアレなので、そうなるまえに野望を更新しておこう。  まあ「高さ」的には、当時の「アニメ化野望」の高さと似たようなもんだな。前の野望も手が届くところにまで来れたんだから、今度のもそのうち手が届くに違いない。 >多重人格 >紺野さん  そっちのがおもしろいから、てな理由で事実をねじ曲げたり都合良く隠蔽したりするものは、ノンフィクションとはいいません。  いやだからさ。  その多重人格の人が○○語を扱えたとしますよね。  その人格は、いったいいつ、その言語を習得したの?  その人格が現れている時間とかは限られているわけですよね。意識のある時間を24分割されているのか、それとも他よりも時間を多く取ってくる人格があるのか、とにかく一個の体を共有しているには違いないんだから。  多重人格でない普通の人だって、ある言語を扱えるようになるには、もとからその土地で生まれて育つか、時間をかけてあとから習得するか、そのどちらしかないわけでしょ?  普通の人だって、覚えていないはずの言語をいきなり扱えるようになったら、それは超常現象です。自分がムーの子孫であることを突然思い出して、急に「ムー語」が話せるようになるとか。普通ないだろ。そういうこと。  「多重人格は、もとの人格が知らない言語だって話せる病気なんだ」って、それ変だと思わない?  怖いぞ、それ。  編集が叩くか確認するかとか、そんなところは問題じゃないのだが……。なんでわからんかな?  その「ビリーの人格は知らないはずの言語を扱った」というのは、「取材時の間違い」か「本の間違い」か「意図的に書かれた嘘」か、さもなければ書いてあることも事実も全部本当のことで正真正銘の「超常現象」であるか、そのどれかしかないの。  でもいちばんありそうな、小倉さんの「記憶違い」ではなかろうかって、そう聞いているわけだが。  あと、血液型やら相性占いなんかを、心理学と同一の次元で語らないように。  唯野君。心理学学科なら、なんか言ったんさい。(^^; ・紺野2  OK。  ただしもっともっと短くしてきましょう。このネタなら、この半分以下。  つぎにいくまえに、再提出して、この「紺野2」を短くしてくる練習してもいいです。  次以降から難易度あげます。本当ならこれも、「おしゃべり会じゃないです。舞踏会で無欲を描いてください」でボツになっているところ。 ・紺野3  ボツ。  隠れんぼじゃないです。ちゃんと舞踏会を描いてください。  あんど、これは王子の怪我を案じる優しい要素が目立ちすぎ。 ・紺野4  ボツ。  姉想いのシンデレラですねぇ。ほろり。  でも無欲にあらず。 >無欲とか  いや、泣き言なんていらんから、頭と手を動かすように。  舞踏会という舞台も、「無欲」というお題も、意識的に難易度は高めるために設定した条件です。これは練習なんだから、わざとそのようにしてあります。  これは別段難しいわけじゃない。  これを難しいと思っている自分のほうが、お話にならないぐらいレベル低いのだと思うように。  これを遊び気分、知的パズル感覚でこなせるレベルが、プロとして必要とされるレベルです。それも最低限ね。 >「さると/紺野6」(800字)  うーん。まだいくつかあるなぁ。  皆から何度も指摘されてることとかで、全然直してきやがらねーところもあるし。  まあでも、とりあえずこんなものでしょう。  これはこれで、いったん寝かしておくことにして……。  次は「竪樹」の側から、この話のあらすじを書いてみてください。竪樹を主人公にするのね。800字にて。  あと、わかってると思うけど、竪樹のができたら、そのつぎは「斉」ね。これも800字にて。 >志郎さん ・志郎4  ボツ。  まあ無欲っていえば無欲なんだけど、無欲要素が薄すぎ。  これは「舞踏会に来れただけで満足なシンデレラ」の系統だよね。  しかしシンデレラ本人の口から、言わせるなってーの。「私は舞踏会に来れただけで満足ですから」とかさ。  なんつーか、あれだよね。  魚住さんのやっている健気なシンデレラのお題でもって、自分の下手な踊りで王子に恥をかかせるまいとして、ベランダでひとり練習しているシンデレラ。  うーん、健気じゃん。……と読者が思ったところで、王子もシンデレラに声をかける。  シンデレラは「わたし、王子に恥をかかせたくなくって、こうしてひとりで健気に練習しているんです」とか言ってくるようなもんだな。  わかる? わかれ。  わかってよ、頼むから。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1347 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1348 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1349 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- >紺野さん No.1350 投稿日 2001年4月30日(月)21時03分 投稿者 かねやん あらすじ6 起の部分で、刀の魂は斉を助けてます。 その後、おとなしく砥ぎ師についていくし。 このときは刀に意志が無いので、ちょっと理解しづらい行動です。 承の部分 身体はってやめされるだけで親近感ってのは、なんかおかしい。 申人の魂が可哀相すぎます。 兵器に封印されている間のことも、再び封印されるのも、何にもわからない。 ただ、刀に申人の身体を提供しただけ。 別に刀が自分のために犠牲にした、でもいいですけど、それでも何か反応が欲しい。 後は奇麗にまとまってるかと。 何度も書き直し・・・全部僕、申し訳ないです。 -------------------------------------------------------------------------------- はっ、まさか! No.1351 投稿日 2001年4月30日(月)21時32分 投稿者 唯野教授 これが五月病という奴なのかー! >自粛、却下 では課題提出だけして、私の判断力と躁鬱の起伏が安定するまで一般書き込みは一時停止、ということで。 >やればできるじゃんか。   目下のところ、これが私の抱える難点の一つでして。つまり私のアストラルアラキサンは、こちらから出動の要請をしないと、脳味噌の奥の方にある個室にこもって出てきてくれないのです。 意識的にアストラルアラキサンを発動させる私は、うっかりそれを忘れると平気で論外以下の奴を出したりしてしまうのです。 (あれ、アストラル○○の定義って、無意識で出てくることだっけ?) -------------------------------------------------------------------------------- 自己採点 No.1352 投稿日 2001年4月30日(月)21時51分 投稿者 弟切 千隼 何事も、自分のことを客観視するのは難しいですね。しかし、何かのプロになるためには、これは通らなければならない道でしょう。 以前、占い師をやっている知り合いが「プロの占い師になれるかどうかの分かれ道は、自分のことを冷静に占えるかどうかだ」と語っていました。 ということで、「無欲なシンデレラ」弟切40の構成率を再度自己採点してみました。 無欲80% 思いやり10% 強欲7% 天然ぼけ3% 「無欲」と「思いやり」に関しては、前の書き込みで説明したので説明は省略させていただきます。 「思いやり」が減った分を占めた「強欲」と「天然ぼけ」に関しては、説明が必要ですね。 「無欲」を表現しろと言われているのに「強欲」とはこれ如何に?と思われた方もおられるでしょう。 自己分析してみますと、これは、料理において甘味を強調するためにほんのちょっと加える塩、に当たるものではないかと思うのです。 弟切40におけるシンデレラは、自分のために何かが欲しいという欲はない人でしたが、可愛がっているねずみさんには何かあげたいという欲がある人でした。その欲がなければ賭博に参加して勝ち進もうなどとするはずがありませんよね。 シンデレラの中にはそんな「強欲」さがあったのですが、その「強欲」があまりにもささやかで、かつ、他人の−いえ、「他動物」ですね−ためのものだったので、むしろ「無欲」が目立つことになったのですね。 「天然ぼけ」に関しては……いくらでも豪華な賞品が目の前に積まれているのに、自分のためにそれを得ようなどと少しも思わない人って、天然ぼけが入っていると思いませんか?そう感じるのは私だけでしょうか? -------------------------------------------------------------------------------- 多重人格について、その他雑談 No.1353 投稿日 2001年4月30日(月)22時29分 投稿者 弟切 千隼 『二十四人のビリー・ミリガン』は私も読みました。 それ以外にも、多重人格などの精神疾患に関する資料を読んで得たささやかな私の知識によりますと、本人が習った覚えがない言語その他の知識を多重人格などの患者が披露することは、実際にあるようです。 もちろん、これには種がありまして、「霊魂がどうした」とかいう超常的な現象ではありません。 人間というのは、普通に考えられている以上に膨大な記憶力を持っているそうです。例えば、幼い頃の記憶というのは年齢が上がるにつれ薄れていって、大人になる頃にはほとんど忘れているというのが通例です。しかし、そういう忘れた記憶というのは脳内から消えてしまった訳ではなく、どこかにはしまわれていて、単にそこへアクセスできなくなっているのだそうです。人間というのは、生まれてから死ぬまで過ごした何十年もの日々の記憶を、全て脳内にしまっておけるくらいの記憶力はあるらしいんですね。 それと同時に人間というのは、簡単に記憶を忘却する能力も持っています。自分にとって重要でないと感じたことや、嫌いなこと、思い出したくもない忌まわしい記憶などは、ものの見事にきれいさっぱり忘れてしまうことができます。 で、例えば、英語を母国語とするある人−仮名ビリーとしましょう−が、幼い頃セルビア語を話す人の隣に住んでいて、その隣人の話すセルビア語を聞いていたとします。その隣人が隣にいたのはほんの二、三年のことで、成長してからは、ビリーもビリーの家族も、そんな人が隣にいたことはすっかり忘れてしまいました。 けれども、その隣人の記憶はビリーの脳内のどこかには残っています。言語感覚の鋭敏な幼い頃に聞いたセルビア語もどこかに残っています。長じて何かの拍子にこの記憶にアクセスしたビリーは、「習ったこともない」セルビア語をしゃべりだして周囲の人々を驚かせたのでした。 というような例が報告されています。 新木さんへ > 『星くず〜』の映画監督、スティーヴン・スピルバーグじゃ駄目なんですか? -------------------------------------------------------------------------------- 明日はお休みだー! No.1354 投稿日 2001年4月30日(月)22時30分 投稿者 卯月 修羅 >新木さん  NO1293の書き込みの中で提出した卯月10が未採点のまま忘れられてしまったようです。すいませんが採点お願いします。それと続けて卯月11も提出します。採点よろしくお願いします。   卯月11 ・舞踏会場では参加者全員にケーキが配られていた。 ・実はこのケーキには一つだけ指輪が入っていてそれを見つけたものの願いをかなえるという余興が行われていた。 ・ケーキを食べているとシンデレラは自分のケーキの中に紙に包まれた指輪があることに気付く。 ・王子は「さぁ、あなたの願い事は何ですか?」とたずねるがシンデレラは少し考えてから「それではこの指輪をいただけますか?」と言う。王子は「え?そんなものでいいんですか?何でも願いがかなうんですよ。その指輪は差し上げますから他に願い事をおっしゃってください」と言うとシンデレラは「それじゃ王子様の手でこの指輪を私の手につけてほしいです」と顔を赤らめながら答える。  「半熟男」の続編ありがとうございます。楽しく読ませていただきました。ボクとしては続きが非常にきになるところですが・・・。  星くず2巻、3巻も読みました。プロット分析無理です。気が付くといつのまにやらあとがきでした(笑)やっぱ一回目は普通に読んで楽しむ事にしました。二回目読むときはプロット分析してみようと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- 雑談は停止すると言ったばかりなのに。 No.1355 投稿日 2001年4月30日(月)22時38分 投稿者 唯野教授 ああ、読み返したら新木さんから御指名が。もうっ! これ一回きりですよっ! >副人格は主人格の習得していない言語を使えるか? はじめに言っておきますが、上の問いに対する答えは「YES」である、という前提の下、「何故話せるか」を書こうと思います。なぜなら、「取材時の間違い」か「本の間違い」か「意図的に書かれた嘘」であった場合、何も言うことが無くなってしまうからです。 まず、小倉善哉さんの1314にある発言を引用します。 >残ってるデータの保管されてる場所は、多分「普段使わない場所」ではあるけど「絶対に使わない場所」じゃない。  多重人格障害って、その人格ごとに、使ってる部分が違うみたいな気がするんですよね。だから、脳自体は覚えていても、その人格が使っている部分にデータが入ってなかったら、「身体が覚えている」状態にならないのかな、と解釈してるんですが… 私が読んだ本(題名は覚えてないです)にも、似たようなことが書いてありました。 たとえば、赤ん坊は文法などを教わらなくても聞くだけで一つの言語を習得してしまいます。大人になるとこの能力は失われるというのが一般的ですが、実は利用できないだけで、脳は外国語を聞くたびに文法の解析や語彙の収集を無意識に行い続けているのではないかという仮説があるのです。 たとえば、ビリーの幼い頃、近くにクロアチア語をしゃべる人が住んでいたのかもしれません。ビリー本人は自覚していなくても、彼の脳のどこかがクロアチア語を習得していたのでしょう。そして、ビリーが二十四人に分裂した際、新たに生まれた人格を司る部分と、そのクロアチア語を習得した部分が重なった、と考えればどうでしょうか? しかし私が読んだ例では、主人格が習ったこともないロシア語を書く副人格の話もありました。この人格は、ロシア文字ではない奇妙な記号も一緒に書いていたそうです。 ですから、クロアチア語をしゃべるといってもそれは「クロアチア語っぽい言葉」(ハナモゲラ語というのが一番近いのだけど、みんな知らないだろうなあ)かもしれません。また、自画像を描いた時に実際の肉体とはまったく違う絵を描くのと同様、実際にしゃべっているのは英語だけど本人はクロアチア語だと言い張っているのかもしれません。(ダニエル・キイスの本では、クロアチア語をしゃべるシーンが出てこなかったはずなのでどれかは不明)。 逆に言えば、生涯一度もクロアチア語に触れていないのにクロアチア語をしゃべれたら、それは超常現象ということなるのでしょうね。 わかり易く説明できたかなあ? こんなところでどうでしょうか新木さん? >心理学学科なら、なんか言ったんさい うーん、基礎心理とか、認知心理とかなら間違い無く科学(理詰めと実験・観察・統計を基にした理論構築)と言えるんですけど、臨床心理になるとチト怪しい部分があるらしいです。なにせ分析しようにも変数が多すぎるのですよ(認知心理の人で、臨床心理を科学じゃないと言っている人は多数ではないけどある程度いる)。 私もまだ学び始めたばっかりなので、こんなところでご勘弁を。 あ、でも、「どっちがよりたくさんの人を納得させる説明ができるか」でないことは確かです(統計だとか、証明責任がどっちにあるかとかを全員が知っていれば別ですけど)。 追加 不死人の設定ですけど、もう少し考えてから、まとめてみます。 追加の追加 あ、弟切さんも書いてますね。 -------------------------------------------------------------------------------- 大学とか No.1356 投稿日 2001年4月30日(月)23時40分 投稿者 新木 伸  ああ、くそ。  いいなぁ〜。  わしも大学行きてーなぁ〜。  情報工学。理論物理。電子工学。建築工学。心理学。生物学。工業化学。生化学。地質学。天文学。  理論と実践の学問、ひと通り修めてぇなぁ〜。  しかし大学……。  入るのはなんとかなるとしても、問題はそのあいだどうやって食っていくかだよな……。  現状だと、一日のほとんどの時間を費やして小説書いてないと、ゴハンが食えん。  よしここは一発、ハリウッドで映画化して、その印税でもって一生食えるだけ稼いで、それから大学行くことにするか。  わしの試算では、5億円の貯金があれば一生安泰と出た。(豪邸は別)。  ところでスターウォーズの監督って、どっちだったっけ?  クロアチア語のことは納得。  「○○っぽい言葉」なら、そういうことで説明が付くよね。  ほら、キングスイングリッシュとか出てきたから、「本当のキングスイングリッシュ」と思ったわけよ。イギリスの紳士が聞いても、ネイティブに聞こえるようなやつ。 >卯月さん ・卯月10  ボツ。  んー、パーティでなくて、「舞踏会」です。  そろそろ「舞踏会」のみってことで、ロックオンしましょう。  舞踏会に料理ぐらい出てもいいけど、ひとりひとり食事が別々に用意されるのは、それは「お食事会」でしょ? ・卯月11  OK。  でもぎりぎりね。理由は上記の通り。  舞踏会でケーキを振る舞う……まあいいか。  しかし読むの早いのう。  あとなんかあったかなぁ?  習作のショートショートとか、そんなんばっかかな。  短編も長編も、あとはデビュー作以降になっちゃうから……みんな商業作品ばかり。  おお、そうだ。どこにも公開してない「えっち」な話ならたくさんあるぞ。卯月さんそーゆーの読む人? >弟切さん  わしの見立てでは、「無欲」は7割じゃないかなぁ。  「思いやり」が2割。  「天然」と「強欲」がごく微量。あわせて1割。  合計は10割。  「なんでもないもの」の割合は、ほぼゼロ。  1%単位の細かい割合って、出すだけ無意味でしょう。  1割より細かい割合を判別する分解能は、わしにだってありません。  いや弟切さんの分解能のほうが、すでにわしを上回っている可能性もあるわけだけど……。  いやしかし、「微量のさじ加減」に気づきましたか。  それを伝授しようにも、まず「1割単位の配分」が体感としてわからないことにはね……。  ほんのちょっぴり、反対の要素を入れとくと、引き締まって効果が増します。  それをうまく使うと、体感「無欲率」を10割突破させることも可能です。  ほかにも何通りか、10割突破の方法はあるわけだけど……。それがまずひとつ目の方法。 >躁鬱対策  「躁」のときはいいんだけど、「鬱」のときの対策ってないもんかねぇ。  なんか抜けだすためのノウハウっていうか、なんかそんなの。  わしの場合、自分が「鬱」から抜けだす方法って、こんなのしか知らない。 「とりあえず小説を書く。気が乗らなくても書く。書いている間だけは、自分はダメ人間ではなくなる」  人間、ほどよく折り合いをつけて、自分の心とお付き合いしていかねばならないわけだけど。 -------------------------------------------------------------------------------- 追加 No.1357 投稿日 2001年4月30日(月)23時50分 投稿者 新木 伸 >卯月さん  ああ、そうだ。  星くず一巻読了したなら、あの話を一行コンセプトにすると、どうなるか、ちとやってみてくれない?  わしの書こうとしたもの、どれだけ伝わっているかのチェックがしたいなりね。 -------------------------------------------------------------------------------- 映画とか No.1358 投稿日 2001年5月1日(火)00時11分 投稿者 新木 伸 >分析させてくれない作品  エンターテイナー作品というのは、本来、そうあるべきだよなぁ。  分析を許すようなもんは、そもそも出来が甘い。  のめりこませて、なにもかも忘れさせるぐらいでないと。  うーん。  このあいだDVDで出てたんで買ってみたX−MENは、分析する余裕があったなぁ。シナリオが大変良くできた作品ではあったけど。  最近だと、MATRIXなんかが、1回目は分析させてもらえなかったなぁ。  DVDで買って2回目で観たときに、ようやく分析できた。  同じくDVDのルパン三世カリオストロの城は……、これもさすがに分析できたか。もう何回も観ているし。二桁に近いか?  しかしカリオストロの城。ちょっとだけテスト再生するだけのつもりが、つい全部、最後まで観させられてしまったのにはまいった。途中でやめられねーんだもん。(^^;  あれはホント、良くできてるよなぁ。  映画とか、あんまり数を観てるわけじゃないけど、いままで観た劇場映画作品のなかで、もっともシナリオが精巧に作られているものだな。  そういやみんなさ、映画とかドラマとか観ながら、プロットの写し取りとか、ちゃんとやってるかい?  やらんといかんよ。  それを習慣や条件反射にしてないで、プロをやれてる作家さんは、わしは知らん。ひとりも知らん。  つまり君ら、それを習慣にしないと、プロには絶対になれんことは証明されているわけだ。  基本はシーンの「骨」を拾いつつ、紙やらノートパソコンやらに写し取ってゆく作業。  まあ慣れてくれば、頭の中だけでやってもいいか。でも最初の5〜6本分ぐらいは、紙でやれ。  よっぽど展開の早い映画でなければ、一時停止しなくても写し取れるはず。  普通の映画だと、1〜2分ぐらいで、「5W1H」のひとつに相当するシーンになっているはず。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1359 投稿日 2001年5月1日(火)01時22分 投稿者 卯月 修羅  >星くず一巻の一行コンセプト  やってみた結果「健気な女の子を必死で助けようとする男の子の話」だと思いました。どうでしょう?    >課題についての指摘  舞踏会にロックオンですね。分かりました。最近は「たわけ」や「論外」は自動的に自主ボツがかかるようになってきたのでその項目に舞踏会以外をインプットしておきます。関係ない話ですが「パトレイバー」の次回予告は「〜にターゲットロックオン!」でしたね。まぁ、どうでもいいですが。  >「えっち」なやつ  え、そんなこと言われてもボク女の子と手をつないだ事も無い純情少年なのに困ります。・・・・・・ウソです。「エッチな話」大好きです。ぜひ読ませてください。ああ、なんか友達にエッチな本を借りる時のようにドキドキしてしまいます(笑)  >本を読むスピードについて  よく読むのが早いとは言われますね。やっぱ面白い小説はいくら長くとも止まらなくなってしまうのですよ。原稿用紙1300枚を超える「バトルロワイアル」も一気に読みましたから。そういえばこの本、新木さんは読んだ事ありますか?   -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ・シンプル! No.1360 投稿日 2001年5月1日(火)01時37分 投稿者 みっちゃん 無欲なシンデレラ シンプル みっちゃん16 ○お城の舞踏会 ・シンデレラが踊ろうとすると、差し込みを起こした老婦人を見つける。 ・すぐに看病し、良くなった老婦人からお礼にとお小遣いをもらう。  見返りをほしくてやったのではないですからと、お小遣いを返すが、  老婦人は受け取ってくれない。 ・シンデレラ、ありがたく使わせていただきますと、小遣いをすべて城の使用人にやり、椅子をもってこさせて老婦人を座らせる。 ・老婦人感動して泣き出してしまう。 ・シンデレラ、舞踏会で老婦人を号泣させてしまい、注目を浴びる。  なにごとかとやって来た王子に老婦人が事情を説明して、  王子にシンデレラを紹介する。老婦人は王子の元教育係だった。 ・王子はシンデレラを気に入り、ダンスにさそう。 >星屑。  まんがの森で1〜8?巻まで平積みでした。  みっちゃんは判官贔屓なので、応援しているアースフィア・クロニクルを  さりげなくその横においていきました。 >映画じゃないけど  ポケモンはプロットではないですが、  あらすじや、エピソードを何回か書き写して検討したことがあります。  たしかガーディけいびたいという話とか。  「ニャースのあいうえお」以来、感動したテレビアニメってないですな。  今度映画をみて、プロットにしてみます。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1361 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- なんで No.1362 投稿日 2001年5月1日(火)01時57分 投稿者 茶羽根(やの) > なんで「ニード気が狂う」が「たわけ」なのか? > なぜ「シンデレラが秘密工作員」だと「たわけ」なのか。こっちのほうなら理由わかる?  どちらも、前提としている設定(もしくは展開)を無視しているから。だと思います。  私のの場合、「ニードはフィンのことを性別関係なく好きだったと気づき、最後は結ばれる」という軸が存在していて、じゃあ「ニードはフィンのことを性別関係なく好きだった」と読者に感じさせるには、どんなエピソードが最適か? という話をしているのに、フィンを殺したりニードの気が狂ったりしたら、たわけだね、という事だと思います。  言い訳というか自己分析をすると、「気が狂う」の時の私のターゲッティングは、「なんだ、ニードってやっぱフィンのこと好きなんじゃん。と読んで思えるエピソード」だけになっていて、上で書いた前提条件とか「クライマックスに使えるクオリティ」という条件が抜け落ちていました。だから「誤ってフィンを殺してしまったニード、自分のしてしまったことを自分で許せず、発狂してしまう」という案が浮かんだとき、好きだったらこうなるよな、と自分で納得してOKを出してしまっていたのでした。 例案、書き直し>  逃げ出したニード、魔女の館へ何人もの男が向かっていったことを知る。  トラブルを起こしたくないと思っている街の人々に様子を見てきてくれないかと依頼され、やはり気にはなっているニードはそれを口実に館へ向かう。すると、館の外の森で泣いているフィンに出会う。フィンはニードの姿を認めると、母さまを助けてと泣きついてくる。突然館に男たちが攻め入ってきて、魔女はフィンだけを転送の魔法陣で逃がしてくれたらしい(自分で自分を転送させることはできない)。  泣きながら魔女を心配しているフィンを見ているうちに、ニードは思わずフィンを抱きしめてしまう。そして優しく頭をなでると、必ず魔女を助けてくるからと言って館に突入する。  館の中では魔女と男たちが戦っている。苦戦している魔女は私のことはいいからフィンを逃がしてやってくれと言うが、それだとフィンが悲しむことを知っているニードは言うことを聞かずに戦い、なんとか魔女を助けだすことに成功する。  脱出後、一度逃げ出した手前そのまま去ろうとするニードだったが、魔女に呼び止められ、フィンを連れていってほしいと言われる。フィンもそれを望んでいることを知り、ニード、承諾する。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ迷宮復活 No.1363 投稿日 2001年5月1日(火)02時41分 投稿者 とんびの羽根  掲示板への書き込みが一応解禁になりましたので復活することにしました。 若干名の方を除いて知らない方も多いですので自己紹介などをします。  関西の大学を卒業して20年になる中年男性、子供がひとり中学生(女の子)です。 大卒後外資系企業で経理事務関係の仕事をしています。 転職してないがゆえにかなり世間知らずといえます。 杉井君のほうが絶対大人だわ。 読者専門をウリにして書き込みをしていたのですがここでは不可ということで一旦撤退してました(しかもその後家庭内事情により書き込み禁止) 投稿歴、童話1回、SFショートショート2作どちらも大昔の勘違い作品です、あとこれも大昔週刊文春で糸井重里さんの主催する萬流コピー塾というのに投稿してました、このときに1年以上毎週20−30のネタを出すということをしていたので、寝てもさめても、仕事中も、電車の中でもネタを考えてた時期はありました。まぐれで何回か掲載されたので表札そっくりの師範看板をもらいました。もっとも糧になった以上にトラウマになってるような気もするのですが。  で創作ということに関してはかなり真剣に考えています、私自身はプロではないですが、妻がゲーム・イラスト関係のプロだったのでそれへのサポートという面もあります。 また現在は自分自信の創作力を高め、分解能をあげたいという部分にウェイトがあります。  ちなみに私が新木さんを評価している部分は実は尻でもSFでもなく星くずが企業管理小説としての一面をもっていることにあります。 なぜかこのあたり、あまり指摘されないですよね、ご本人も言及されないし。 それでは復活第一弾です、ご迷惑ではないでしょうね できれば新木さんのまえにほかのかたがたの採点をお願いしたいところです。 みんな採点サボってない?LV1のひとでもとりあえず採点たまにはやってみてはどうでしょう。 特に以前辛口(当時としての)の批評で泣かされたかた今がチャンスです。 ちなみにこれを書くのに5時間かかってます、とりあえず15分くらいで書けるようになりたいものですが、頭の回転もタイプ速度も油がきれてます。(泣) >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根4 (骨)「王子をウェイターと勘違い、酒をついでもらったことだけで感激するシンデレラ」 ・ウェイターを気取って酌をしてまわる王子 ・ダンス相手を早くきめるようたしなめる執事にも酒をついでいる ・シンデレラが酒を頼む ・給仕だと真剣に誤解されていると執事が王子に指摘 ・ショックを受ける王子、とりあえず誤解をとこうと彼女を追いかける ・向こうのほうで酒をみつめているシンデレラ ・酒にごみでも入っているのかと不審に思い声をかける王子 ・王子は誤解をとくことを忘れている ・謝るシンデレラ、酌をしてもらうのは初めてだったから ・王子はダンス申し込みも初めてかたずねる ・「王子様となら」と答え、聞き返す王子に、「夢の中で」と付け加える ・王子いきがかりで「ウェイター」としてダンスを申し込む 蛇足(プロットとしてはここまで) ・幸せそうに踊りだすが女たちの視線に気づく ・ウェイターが「私なんかのために」くびになるかもと心配するシンデレラ ・シンデレラの誤解を楽しんでいる王子、さらに中央のほうへ移動 ・明かりに照らし出されたシンデレラの美しさにはじめて気づく  次のような会話を想定しています A「わたし、この一杯だけで満足ですわ」 王子「そーよかったねえ」 B「私、半分でも満足です」 王子「へー無欲だねー、いっぱいあるのに」 C「わたし、一滴でもいいです」 王子「アルコール弱いと社交上困るよー」 D「気持ちだけお受けしますわ」 王子「じゃあ気持ちだけ入れてあげよう、おっとっと」 D「きゃあ、こぼれちゃいますわ、ごくごく」 王子「おお、いい飲みっぷりだねえ」 ウェイター姿が板についてきて王子はご機嫌で、いつまでも酌をしている 執事「殿下、そろそろ踊る相手を……」 王子「いやーみんな無欲で申し込んでくれないんだ」 執事「……、 なにばかなこといってんですか。 殿下から申し込まなくてどーするのです」 王子「そんな固いこといつまでも言ってないで、君もお酒が足りないようだねえ」とくとく 執事「おっとっとっと」 シンデレラ「お酒くださいな」 王子「お、強欲娘が現れたな」とくとく シンデレラ「ありがとうございました」とてとて…… 王子「あ、あのー」とてとて「行っちゃったよ」 執事「いわんこっちゃない、完璧に給仕だと思われましたな」 王子「なぬっ、あっいや 王子を知らないなんてことはないんじゃ」 「というか、あの子飲まずにぼーっとグラス見てるよ、だいじょうぶかなー」 シンデレラの行動に不審を持った王子はウェイターになりすまして近づく 王子「お嬢様、ゴミでも入ってましたか」 シンデレラ「いえ、とってもきれいでいい香りです、舞踏会でお酒をついでもらうのが夢だったから」 「あ、でもご心配かけてごめんなさい」 王子「いえいえ、とんでもない、舞踏会は初めてですか?」 シンデレラ「はい、でもわたし、お仕事の邪魔しちゃいました」すこし泣きそうな顔になっている 王子「心配いりません、そうすると、ダンスの申し込み受けたこともないよね」 シンデレラ「あのう、王子様となら何回か」 王子「王子様だって?!」 シンデレラ真っ赤になりながら「ごめんなさい、それも夢なんです」 王子「そ、それは、そうですよね、びっくりした」 王子「それなら私と、はっ……」 やばい、王子だとばらしてしまうところだ シンデレラが怪訝そうにみつめている 王子「そ、それじゃウェイターからダンスを誘われたらどうしますか」あとは笑ごまにしよう シンデレラ「え、本当にいいんですか、わたし、夢がかなっちゃう」 王子「え、王子様とじゃないですよ、ウェイター、給仕、ボーイ、……」 シンデレラ「もちろんです、こちらこそわたしでよければ」胸をそっとおさえる、真剣だ 「あ、でも、お仕置きされたりするんじゃ」つい自分のことを思い出すシンデレラ ころころ変わるその表情に偽りを感じる事はできなかった 王子「問題ないですよ、それではウェイターとして正式にダンスを申し込みさせてよろしいですか、お嬢様」 シンデレラ「……はい」 -------------------------------------------------------------------------------- >とんびの羽根さん No.1364 投稿日 2001年5月1日(火)13時18分 投稿者 かねやん 前に自分のやる事の成果については、出さない(出すのが早いので)ことにしてましたが、破らせてもらいます。 最近は短い文を分解してます。 それを受けて、「とんびの羽根4」 起 王子、ウェイター気取りで酌をしてまわる。 承1 シンデレラが本物のウェイターだと思ってしまったので、王子、誤解をとこうと慌てて追いかける。 転1 シンデレラが酒を見つめているので、王子、誤解を解く事を忘れてしまい理由を尋ねる。 承2 初めて酌をしてもらい感動したという答えに、王子、踊りの誘いを受けた経験も無いだろうと、シンデレラに尋ねる。 転2 王子なら何度か受けた、と言う答えに驚く王子。 承3 シンデレラの答えが、夢の中の話である事がわかり、王子、ウェイターの自分に誘われたらと尋ねる。 転3 夢が叶うと喜ぶシンデレラに、王子、自分は王子では無い事について念を押す。 結 シンデレラが理解(本当は勘違い)していて喜んでいることに、嘘が無い事を知った王子は、ウェイターとして踊りを申し込む。 これが僕の分解能・・・所詮こんなもんだ。 ここから先は、上の様に分解できる事を前提にして話します(苦笑) 転1〜承2、感動するシンデレラ 転2〜承3、夢みるシンデレラ。 転3〜結、王子と踊りたい、の中で、踊る、部分が叶うだけで喜ぶ無欲なシンデレラ。 話の形が複雑で、これなら時間がかかるだろうと思いました。 転3〜結の部分だけで十分だけど、それでは素直すぎて自分が納得できない。 わかります、その気持ち。 でも、シンデレラ迷宮を一つ作るのに、それだけ力を注いじゃうと、数を出すと言う目的に害になってしまうのではないかと心配しまいましたので。 -------------------------------------------------------------------------------- 復活、熱烈歓迎!\(^o^)/ No.1365 投稿日 2001年5月1日(火)14時45分 投稿者 弟切 千隼 > とんびの羽根さん。 先日、ここの参加者数名で集まった時に、とんびの羽根さんのことが話題になったんですよ。その時、「ROMでもいてくれたことが嬉しい」という点で皆の意見が一致しました。それから推測するに、電撃hpや「よみかく」の参加者でとんびの羽根さんの書き込みが好きだったという方は結構いたようです。 私も含め、復活を待っていた人は多いと思いますよ(^_^) 新木さんへ > 「無欲なシンデレラ」弟切40の構成率を再考察した時、「無欲率」を80%にするか70%にするかで、実は迷いました。「思いやり」も20%にするか10%にするかで悩みました。「強欲」が10%くらい入っているのはすぐ気付きました。 それ以外に、私にとっては、あのシンデレラには「天然ぼけ」要素が入っていると思えてなりませんでした。しかし、その「天然ぼけ」要素は一割にも満たない感じがしまして、あのような構成率となりました。 自分では、そんなに分解能が上がっているとは思えません。この点に関しては、多分に私の個人的な意見が反映している可能性があります。 ここから先は私の個人的な意見なので、読み飛ばしてくれて構いません。 弟切40の無欲なシンデレラは、天然ぼけといえば聞こえは良いですが、悪く言えば「とろい」人間です。普段決して手に入らない贅沢品を手に入れる千載一遇の好機なのに、その好機に気付きもしないのですから。 この「天然ぼけ」あるいは「とろさ」は、ある程度必然的に「無欲」に付属するものかも知れませんね。そして、「無欲」に関していいますと、私にとって「無欲」とは必ずしも美徳ではありません。 生きることにおいて、「無欲」、それは悪徳です。 なぜならば、生き物はすべからく「生存欲」をもって生きているからです。生きるというのは大変なことで、常に生きようと努力しなければ死んでしまいます。極めて困難な「生きること」を実践し続けられるのは、生存欲があるからです。 生まれてきた以上、生き続けることを善とすれば、生きる欲求をなくすことに通じる「無欲」さは、悪徳です。 冷静に考えれば、本当にシンデレラが無欲ならば、舞踏会に来るどころか、二十歳まで生きられるかどうかも怪しいものです。シンデレラは継母と義姉たちに虐げられるまま、もっと食べ物が欲しいともまともな服が欲しいとも思わず、飢えと寒さと酷使された疲労のために死ぬでしょう。 これでは、「無欲という美徳を持っていたシンデレラはそれ故に幸せになりました。めでたしめでたし」ではなくて、「生きる欲求のないシンデレラは不幸せに死にました。無欲は悪徳ですね」というお話になってしまいますね(^^; と、何十年も生きて開き直ることを覚えた年増女は考えます。 年を経るごとに強欲で性格の悪くなってゆく弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- お誘いは嬉しいのですが。 No.1366 投稿日 2001年5月1日(火)21時52分 投稿者 西鶴翠(みどり) >練習にいったん参加したなら、最終目標に到達するまで投げ出さない覚悟は欲しいです。  私には、これがないです(小説を書くことに関して)。 >実生活の半分以上はこれ(小説を書くこと)に食われると思ってください。  それも遠慮したいところです。実生活の半分以上は、信号処理の方に費やしたいです。音声認識。そのために、大学で三年間勉強してきたんですから(現在、卒業研究生)。 >ところでどう? 短編蟻地獄参加せんか?  というわけで、参加は辞退します。そもそも、現在、『短編』で書きたいものがなかったりします。また、ほかの人のあらすじとその突っ込みも、あまりまともに目を通していなかったりします。  八神さんのあらすじを見たときも、「そもそもどうして外界から隔離された少女に護衛が要るのだ?」という突っ込みが、最初に浮かぶ始末です。多分、私はLV1程度でしょう(昔のシンデレラ迷宮は、レベルが低かったと思われる)。  簡単に言えば、やりたくないです(こういう言い方も失礼な気がしますが)。 >なに。星くずは読まん? >よし、なら観させてやる。  真面目な話、星くずは映像化しやすい話だと思います。いつだかのオフ会でも、アニメ化が似合う、という話が出ました。昨今、海外でも日本のアニメは高く評価されているようですから、ハリウッドかどうかは置いておいて、アメリカ進出はあり得るかも。ポケモンみたいな感じで。  しかし、本当に「星くず」を映画館で、連れあいと子供と一緒に見る日が来るんだろうか。「星くずグッズ」を子供がねだる日が来るんだろうか。夕刊のテレビ欄の下に、「アメリカから再上陸」の文字が並ぶのだろうか。  なんか、怖いです。 >とんびの羽根さん。  お久しぶりです。それから、 >子供がひとり中学生  確か、電撃の旧BBSのときには、「小学生」だった覚えがあります(記憶曖昧)。ということで、ご入学おめでとうございます(間違っていたら、ごめんなさい)(でも、確か、とんびの羽根さんは『Q.E.D.』を小学生に読ませていた覚えがあるのです)。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- レスです No.1367 投稿日 2001年5月1日(火)22時02分 投稿者 小倉善哉  ちょっと家を留守にしていたもので、掲示板チェックおくれました。 ○多重人格障害のこと  んと。話が大きくなりすぎてしまってちょっとびっくりの小倉です(^^;   >新木さん >それは「多重人格」とかいうものでもなくって、「霊が憑いた」とかいうものでしょ? それ科学的か? まず眉に唾して聞かなきゃならない話じゃないのか? >あきらかに一線越えてるでしょ? >まあ頭ごなしに否定しろともいわんけど、ノンフィクション扱いで、素直に受け取っちゃう態度って、なんか怖いぞ。  事象として「こういうのがあるよ」と言えそうなのが「ビリー」だけだったのが問題だったのだろう、と思っておりますが(^^; 頭ごなしにコワイって言われちゃうと、こっちもコワイですよ(^^;   1314の小倉の発言とか、1353の弟切さんの発言とか、1355の唯野さんとか。  養老孟司著「唯脳論」とか読んでいただけると、なんとなく納得できるんじゃないかなあと思います。何で小倉が1314のような解釈(=普段使ってるデータとかうんぬん)が出てきたかっていうのが分かってもらえるんじゃないかなあと思うのですが…。ちなみにメディアファクトリーから「やさしい『唯脳論』」というのも出ています。 >幽界寺さん <「姉が多重人格障害だ」と思う必要性はなんですか  ええと、主人公が現実主義者だという事を訴えたいからです。  「もし姉が突然、襲ってきて、しかも異世界の王子だと名乗り出したら、妹はどういう反応をするだろう」と考えて、使えそうなのが「ごっこ遊びをしている」とか「多重人格だと思う」くらいかなあと思った訳です。  あう。これはひょっとして、現実主義者であるってどこにも書いてない──のが問題でしょうか(ーー; http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- ?! No.1368 投稿日 2001年5月1日(火)22時18分 投稿者 小倉善哉  あう、すみません。先の幽界寺さんの質問はこっちをメインにするべきでしたね(^^; >「姉の気がおかしくなった」ではいけない理由を教えてください。  Σ( ̄□ ̄; それは私が思い付かなかったからです!(爆/汗)  ついでにさっきの前半は「知的好奇心として」レスしましたです(^^;  そーか。多重人格というのもロックオンしちゃいけない現象なのですね。  んでもって、粗筋直し、みなさんのログをもうちょっとじっくり読んでから、とりかかりたいと思います。  (ただやっぱり情報の取捨選択が分かってない小倉はLv1なのかも。シンデレラ迷宮から取りかかった方がよさそうですね…しょぼん) http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- No.1369 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- いろい No.1370 投稿日 2001年5月1日(火)23時15分 投稿者 新木 伸 >卯月さん >星くず1巻のコンセプト >>「健気な女の子を必死で助けようとする男の子の話」  オッケー!  ちゃんと伝わってるじゃん。  「健気な女の子が助かる話」ってのが、ぼくの伝えたかったもの。  一冊を費やして、それだけを間違いなく伝えたかった。  目的達成。  よし。  あとわしの書いた小説、パッケージにして送っておきました。  しかしなんだね。  商業作品除いちゃうと、じつは1MBもないのね。(^^;  商業作品は一冊300KBの計算だから、もう3MBぐらいになるのだが……。  ああ、そうそう。  えっちなやつ。「使用感」報告のこと。(メールでね)  バトルロワイヤルは読んでないなぁ。奥さんが買ってて、家にはあるんだけどね。  どうもわし、自分で小説を読む場合には好みが激しいようだ。  キャラが生き生きと動いていて、ポジティブな気持ちでハッピーエンドに向かってゆく話でないと、どうもだめくさい。  電撃文庫なんかでも、まず半分以上はそれで外れる。痛い系多いし。  でも小説でなくてマンガで読むなら、もっと間口は広いみたい。  バトルロワイヤル、マンガでなら読んでる。いま3巻まで出てるね。あれは面白い。 >弟切さん  とろいといえば、オーストラリアやら、ガラパゴス諸島の生き物たちだよね。  コアラやらカンガルーやらゾウガメやら。  外来の生存競争に鍛え上げられた生き物たち入ってくると、もうひとたまりもない。あっけなく絶滅しちゃいそうになる。あ、コアラやカンガルーはそれでも生き残ってたほうか。あっけなく絶滅した種は、一般には知られていなかったりするか。  あの生き物たちって、「悪」なのかな?  たしかに本当の意味の「無欲」だと、生きてはいけない。  社会に出て、自分を養って生きている人なら、それは知っている。  だからこそ、書く価値があるのでは?  現実では無理。  でもとろい人が幸せになれるような世界が、どっかにあってほしいなぁ。無欲なシンデレラが報われるような世界……。  そう夢を見て憧れる。  フィクション(作り話)っていうのは、そのためにあるんだよ。  もし「完全に満たされている人」というのが世にいたとしたら、そういう人はフィクションなど必要としないのだろうなぁ。  そして「満たされていない度」が人並みの平均値にある人は、小説など書こうとしないのだろうなぁ。 >生存競争とか  弟切さんの場合だと、「強欲」が美徳?  生存競争の勝者っていうのは、ぼくの認識だと「悪徳」を備えていることになるのだな。  「強欲」は悪徳であるけれど、でもそれを備えていなければ生き物はそもそも生き残っていけない。嫌なんだけど、しかたがない。そういうもの。だから美徳を描く。 >西鶴君  了解〜。  しかしそれはそれとして、西鶴君の場合は、もうすこし「あらすじ」書けるようになっといたほうが良くない?  「よみかく」の本棚のところに、いつまであの「あらすじもどき」を上げとくつもりなのかなぁ……とか、余計な心配をしてしまうわし。  べつに「短編を書きあげる」ってことじゃなくても、「ちゃんとしたあらすじを書けるようになる」の練習だけで、ここを利用してくれてもかまわないが。 >みっちゃん ・みっちゃん16  ボツ。  看病してあげて、それがきっかけで王子と縁ができるという展開って、それ、「優しいシンデレラ」用の展開です。  シンデレラ自身が、自分の口から言ってるよね。「見返りを欲しくて助けたわけじゃない」って。  「見返りを求めずにお婆さんを助けたシンデレラ」という構図が、なによりもいちばん目立ってしまうわけだ。  お礼を返そうとしたところで「無欲」を描こうとしてるんだろうけど、そんなことよりも、「優しくて立派なシンデレラ」のほうがデカデカと目立ちすぎ。  そこに気づけ。  無欲を描こうとして、別な物をいちばんでっかく描いちゃっているわけね。  読者からみたら、いちばんでっかく描かれた物が、このエピソードの主題になっちゃうの。そうならないためには、書こうと思っていたものをいちばんでっかく描かなきゃならないの。  あと細かいところで気をつかっていないところもまずい。  「城の使用人に椅子を持ってこさせて」ってあるけど、それ、「椅子を持ってきてもらう」にしとかないといけません。ケチ付けるつもりなら、そこだけでもうボツになるもの。  チップをくれてやって人を顎で使うシンデレラって、これ嫌な女の典型だよね。  あとマンガの森の市場調査。  9巻は置いてなかった? 4/10に出てるんだけど。  もう品切れかな? >茶羽根 >例案、書き直し  だめじゃん。  男だろうが女だろうが、非力な子供から涙ながらにお願いされれば、ニードというキャラは行動を起こす人間なわけでしょ? 女にはひたすら冷酷になるようなキャラじゃないんでしょ? 人並みの人情はあるわけでしょ?  このエピソードでは、単にそれが証明されただけ。  ここのエピソード。骨としてはこうなわけね。 ・自分と縁のある親子が村人から迫害されてピンチになる。 ・子供のほうに請われて、親を助けるために力を貸してやるニード。  ニードが「男や女ということに関わらずフィンが好き」という解決になってないじゃん。  それどころか、この骨によれば、子供が「フィン」でなくてもいいわけじゃん。  すこし縁があった相手なら、成立しちゃう。 >とんびの羽根さん  企業管理小説って、なんじゃらほい?  企業の管理職が主役となる小説?  どうも自覚はないですが……。(それとも受け取り間違いしてるかな?) ・とんびの羽根4  ボツ。  5時間かけても、30秒でやっても、ボツなものはボツ、OKなものはOK。  会社の仕事と同じですよね。  ある書類整理を、丸一日かけて終わらせようが、要領よく1時間で終わらせようが、仕事としては同じこと。(でも会社の場合はそれで給料同じだったりするから不公平なんですが。(^^;)  「王子がウエイターになりきって遊んでいる」  「シンデレラが本当のウエイターだと誤解してしまう」  この部分の展開は、たんに妄想をそのまま書き連ねているだけです。  これはこれで面白いのですが、無欲とは全然関係なし。  書こうとしていたポイントは、「お酒をついで貰っただけで満足なシンデレラ」なわけですよね? ならそこからスタートさせるべきでしょう。前の部分は必要ありません。  べつに王子なんて出さなくたっていい。本物のウエイターからお酒をつがれて、感激して立ちつくすシンデレラ……なんてので、必要充分なわけです。  王子に踊りに誘われるのは初めてですかと聞かれて、「王子様となら。……でも夢の中でですけど」と答えるシンデレラ。なんかここにも無欲を描こうとしている節はあります。  つまりこのネタ、前半と後半で、2つのものが無理矢理合体させられています。  分離してひとつずつの形にすれば、なんとかなるんじゃないでしょうか。  前の部分の妄想の話。  とんびの羽根さんは、経理事務関係ですか。ならこんなたとえとか、どうでしょう?  ある会議でですね、部門の予算を削減するための案を出そうとしているわけですよ。  そこで出されるアイデアというのは、「予算削減」に繋がるものでなくてはならんわけです。  手を挙げて発言した人が、「我が社の慰安旅行では毎年温泉地に行くことになっているわけですが、今年はひとつ、最新テーマパーク内のホテルにしてみてはどうでしょう?」とかいうことを言い出しては、皆は「とほほ」な顔になるわけです。  前半部分の、「王子がウエイターになる」あたりの妄想超臨界状態は、これに匹敵するものがあります。注意のこと。 -------------------------------------------------------------------------------- いちおう原稿は送った No.1371 投稿日 2001年5月2日(水)00時38分 投稿者 はせがわみやび  でもまだ仕事は残っているのだった。とほほ。 >>美徳(無欲とか)と悪徳(強欲とか)  どっちも必要なければ進化の過程でなくなっているよーな気がします。  感覚的には個が生き残るためには、悪徳が必須で、集団が生き残るためには、美徳が必須──な感じを受けるなあ。  どっちもなくちゃ困るじゃん、みたいな。  悪徳ってのは、生来あるもんだから押さえつけるくらいでちょうどよくて、美徳は、最初はないもんだったから発達させるために強調されるわけですね。  気高さとか勇気とか正義感とか。  アメーバに……いや、とかげさんにだって、あるかどうかあやしいもんだ(笑) -------------------------------------------------------------------------------- 眠れない(^^; No.1372 投稿日 2001年5月2日(水)01時10分 投稿者 小倉善哉  幽界寺さん宛のレスがどうも自分で納得がいかなくて、眠ろうとしても寝られないです(^^;  Q1.なぜ姉がおかしくなったと思うだけじゃいけないのか。  A1.「姉がおかしくなった→病名はなんだろう?→多重人格?」という思考があったためです。  姉が狂った、だけでもいいのですが、おかしな状態の姉を見て、普通、一人で解決しようと思いませんよね。両親に相談しても、姉がもともと夢見がちな少女であるため「ごっこ遊びでもしているんだろう」ととりあってもらえません。それで仕方なく、妹がどうにかしようと頑張る、という過程をあらすじに書きたいのですが…(ーー;  ひょっとしたらお気付きかもしれませんが、私、本編を書き上がるまで、あらすじとか、書いたことがないのです。書き上がってても、どうも破綻してるんですよねえ…。あうう(ーー; >唯野教授さん    何故、漫画の設定が姉の机の上にあったのか?という質問ですが、彼と入れ代わる前に、姉が夢で見たから、その夢をメモとして書き残していたからです。  さらに、何故夢で見たのか、という話になると、考え込んでしまいますです(ーー; ←要するにまだそこまで考えていない。   >新木さん  星くず英雄伝6巻、読みました。(プロットの見本がBBSにあったため、途中から読みはじめてしまいました)  うーんと、率直に言えば、私の好みではありませんでしたが、面白かったです。私が思春期の男の子だったら凄く面白く読めただろうなあ…。  で、話は短編蟻地獄に戻しまして。  筋が4本っていう意味、なんとなく分かったような気がします。  んでもってさらに突き詰めて考えて、この話、「短編じゃないんじゃ…(爆)」ということに気付いてしまいました(爆)  この話を破綻せずに書ける自信はまだありません。  4つの筋をそれぞれ一つの物語として、4つの短編を同時に考えるつもりになれば、出来なくもないのかなあと言う気がしなくもないのですが…。うーん(悩)    短編蟻地獄の課題の目標は「破綻なく仕上げること」だし、無理せずもう少し筋の少ない話にしたいんですけど、それってやっぱり、駄目なのでしょうか…(汗 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- >小倉さん No.1373 投稿日 2001年5月2日(水)02時30分 投稿者 新木 伸 >小倉さん  なにも別の話にしなくたって、「筋」を減らすという手もありますよ。  向こうの世界に飛ばされた姉。姉と向こうの世界の兄とのエピソード――っていうのをなくすわけですね。  具体的にどうやるのかというと……。  「姉の意識は肉体に置かれたまま、休眠状態にある」てなことにしてもいい。  または向こうに飛ばされたんだけど、お客さんとして扱われて適当に楽しんでいた。弟の意識を飛ばした兄は、そのかわりに別世界の人間の意識がやってくることを知っていたわけですね。生来気楽な性分の姉は、さして気にもせず、酒池肉林のもてなしを受けて、ダイエットを気にせず食べまくっていた。  兄のほうは、なんらかの理由でしばらく弟の心を追い出したかったわけですね。  こんな感じに、筋を単純にしてしまって、「わざわざあらすじを書くまでもない」ぐらいのことにしてしまうわけです。そうすると筋が一本減ってくれる。  もちろんこうすると、向こうとこちらのせかいの兄弟関係を対比させて、どちらの問題も一緒に解決することで盛りあげるという仕掛けをラストシーンに持って来ることはできなくなります。  でも一行コンセプトとしては、そうやって簡略化したものでも、「身近な人の肉体に飛びこんできた異世界の青年を元の世界に帰してあげる話」にはなります。  これって小倉さんがはじめに出した一行コンセプトと、じつはあまり変わらない。  じつは「向こうの世界と対にしたい」ってことだと、もっと別の一行コンセプトになるはずなんですね。  ちなみに短編をたくさん書いてきた人なら、筋が4本ぐらいの話をまとめてみせるぐらいがちょうどいい負荷だと思います。  逃げずに立ち向かってもいいかと思います。  まあ筋を減らすか、4本のままでゆくか、それとも別の話に切り替えるか、小倉さんのお好きなように。  またこの話、姉の体に入りこんだ青年との触れあいのエピソードを膨らませてゆくと長編にもできるけど、そうしないで短編にすることもできますよ。  もし長編にするならば、向こうの世界に行った姉のほうにも視点を移して、ちゃんとエピソードを投入する必要があるよね。向こうの話がまったくなしじゃ、これは済まない。  そういえばライトノベルで「わたしの勇者様」っていう話があったなぁ。  ファンタジー異世界の勇者が、魔王と対決直前で罠にはまって、時空転移魔法によってこちらの世界に落とされてしまう。  その勇者を拾った、とある女子高生が主人公。  勇者を元の世界に返してあげるというお話。  コナン・ザ・グレートばりの勇者様。筋骨逞しく、おまけに甘いマスクだったりする。  なにせ別の世界の人。自動車を見ても自動販売機を見ても、なんでもかんでもカルチャーショックを受ける。そこのところが現代人の主人公から見ると可愛くも思える。でも腕っ節は強い。問答無用で常識はずれに強い。  ちょっとラストの盛り上がりに欠けるんだけど、生活感が随所に溢れていて、おもしろい話だったなぁ。  あと姉が「なりきっている」と思わせたいとか、そっちの話。  要は、主人公がひとりで解決しようとするようにもっていきたいわけでしょ?  それこそ、ロックオンしてアイデア出しでしょうが。  なにも「姉がキャラになりきっていると勘違いした」じゃなくたっていいわけです。  ロックオンすべきは、「主人公がひとりで解決しようとする理由」。これね。  もっとも簡潔で、説明不要で、読者が納得してくれそうな説得力のある理由。  さぁ考えましょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 理由を考えるというのは No.1374 投稿日 2001年5月2日(水)03時18分 投稿者 本家・榎野英彦  結構実生活でもやってるはずだよね たとえば 「忙しいときに、コミケが重なって休まなきゃならないけど、イヤな上司を納得させる理由」とかね(笑)  こんなときには誰でも「最低限合理的で、だれもが納得しそうな理由」 ってのを考えて、それを使うでしょ。  いきなり何の前振りもナシで上司に向かって 「夕べ天使が降臨してきて『神の軍に参加せよ』と言ったんです」とか 「地下鉄サリン事件の証人として出廷しなくちゃいけないんです」とか 「私は一万人に一人の血液の持ち主で、緊急手術に立ち会うんです」とか いう人はあんまりいないと思うし、それで納得する上司もいない(と…思う)  やっぱり「結婚式」「葬式」「法事」「見合い」なんかが妥当な線だよね。  でも、そんなありきたりの理由なんか……と思うなら、やっぱり納得させるための「前振り」は必要だよね。そこがちゃんと押さえられていなければ、読者という名前の「イヤな上司」は「おもしろい」という名前の休暇はくれないんだな(笑) -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1375 投稿日 2001年5月2日(水)03時37分 投稿者 かねやん あらすじ書きのほう参加しても良いですか? 以前まだここまでの段階じゃないから、と言ってまだ舌の根も経ってないのが恥ずかしいですが。 皆さんがやっているのを見て居ても立ってもいられなくなり、ここを読んで知った事を使ってみたいと言うのが強くなりすぎました。 いや、素直に書きたくなったので。 -------------------------------------------------------------------------------- 榎野さんのたとえはいつもおいしいなぁ No.1376 投稿日 2001年5月2日(水)04時36分 投稿者 新木 伸  そうそう。  上司を説得する理由ですよね(笑) >榎野さん  すこし考えれば、そんな理由で上司が納得してくれないことぐらいわかりそうなものなのに、どうしてみんな、あんなヌルいの平然と出してくるかな。  そんなんで本当に休みが取れるとでも思っているのか? それ本気か?  「神の軍に参加せよ」とか「この先は一本道なので逃げられない」とか「ニード気が狂う」とか。  そんなんじゃ上司は納得してくれないよう。  小学生だってわかりそうなもんだぞ? それじゃ無理だって。 >かねやん  んー。とりあえず参加してみては?  あらすじ見てもらって、皆に指摘してもらって、それで直したバージョンを出してきたあたりがキモかなぁ。  2〜3回目あたりの直しの段階で、「どう直してきたか」ってあたりで判断かけます。  あまりにもレベルに問題があるようなら、指摘する皆の手間が無駄になるだけですから、それ以降はわしがストップかけます。  その時はシンデレラ迷宮からってことで。  とりあえず、唯野/茶羽根の両名あたりの状態が、継続かどうかのラインってことで。  がんばってください。 -------------------------------------------------------------------------------- 裏設定 No.1377 投稿日 2001年5月2日(水)07時30分 投稿者 とんびの羽根  強制送還対象にならなくて一安心  とんびの羽根4はたしかに二部構成になってます、無欲はつまらないものだと思ってる王子が前半、無欲で感動する王子が後半です。王子には自分が少女に巻き込まれてしまう情動の理由が理解できない。それは無欲が起こしているのだけど王子にはそれが無欲だとはわからないというのがポイント。だから後半には「無欲」という言葉を一切出していない。しかし読んだあとでしばらくたってからそうだ、あれは無欲だったんだと気付くようなものをめざしてました……がこれは撃沈ですね。かねやんさんにも指摘されてますがより単純に、シンデレラ迷宮の本来のめざすレベルのネタ出しに戻します。いや今回みないなもの何回もできませんって……(根性無し)「読み取れない」ものは「書いてない」ですね、それでは  レスはまたのちほどになると思います。弟切さん歓迎ありがとう、西鶴さん、推理通りです。 -------------------------------------------------------------------------------- さっそく No.1378 投稿日 2001年5月2日(水)09時24分 投稿者 かねやん 動機 元気な魔女っ子が書きたい、うる☆やつらとめぞん一刻の混ぜたような話を書きたい。 コンセプト さえない青年が、元気で無敵な魔女っ子の起こす騒ぎに翻弄される話。 いもうとは魔女(仮) あらすじ  どこか冴えない青年林太郎は、空から降ってきた何かとぶつかって気を失う。気がついた林太郎の目の前に立っていたのは、林太郎のことをお兄ちゃんと呼び、水色のネズミを連れた小さな女の子マイムだった。妹がいることを不思議と納得してしまった林太郎は、気を失って時から痛む頭を押さえ、マイムと一緒に自分のアパートに帰った。そこでマイムにいきなり魔法を使われ、さらにはネズミのメルに話しかけられて呆然としてしまい、一方的に願いを叶えてもらう事を約束させられ、マイム、メルと一緒に暮らす事になってしまう。  マイムは林太郎を幸せにするために、魔法を使ってはアパートの住民を巻き込んで大騒ぎをおこし、結局めちゃくちゃにしてしまうが、元気で無邪気なマイムをほってはおけない林太郎。いつのまにか保護者めいた兄妹関係を築き上げていく。  そんな中、突然マイムのパパを名乗る男性がアパートを訪ねてきた。彼はマイムが魔法の国のプリンセスであり、マイムの力の強さに魔法の国が壊れそうになってしまったため、TVアニメの魔法少女のように人々を幸せにする。という名目を与えて林太郎の世界に追い払ったことを説明する。メルの力で無理矢理妹だと納得させられていた林太郎は、それを聞いて愕然としてしまう。それを尻目に、寂しいから帰ってきて欲しいとせがむパパ。しかしマイムは、まだ林太郎を幸せにしていないから帰らない、と駄々をこねて大混乱を引き起こしてしまう。  右往左往しながらも、パパにマイムを連れてかえらないよう説得する林太郎とアパートの住人達。渋々ながらもパパが諦め、なんとか混乱が収まった。 マイムとの生活が戻った事を喜びつつ、マイムの起こす大騒ぎに巻き込まれる受難が続いていく。 この話は2年前、HPで連載しようと思ったもので、元の意味での「やおい」話だったものに一応の山とオチを付けてみたものですが・・・ -------------------------------------------------------------------------------- >魚住さん No.1379 投稿日 2001年5月2日(水)14時07分 投稿者 新木 伸 >魚住さん  「いじらしい」と「健気」の本質的な違いって、なんだかわかりますか?  魚住2でもって、「バルコニーでの練習」の位置を逆転させて、「王子と踊る前/踊ってから」とすると、エピソードの意味ががらりと変わってしまう。  これはなぜだか、わかりましたか?  いじらしいと健気が似てるとか言ってる分解能、さくっと卒業しちゃいましょう。  さぁさぁ。 -------------------------------------------------------------------------------- 無欲と強欲 No.1380 投稿日 2001年5月2日(水)14時40分 投稿者 弟切 千隼 えーと、私はフィクションの中で「無欲が美徳である」ことまで否定しきっている訳ではありません。新木さんのおっしゃる通り、フィクションだからこそ「無欲な人が報われるお話」があっていいと思います。 ただ、それは程度の問題で、やりすぎると白々しくなってしまいます。この辺り、人によってどこまでが許容範囲か難しいですね。適度な天然ぼけで可愛いと感じさせるか、とろくさくてこんな奴と付き合っていられないと感じさせるか、こういったところにこそ表現する側の匙加減が問われるのでしょう。 現実世界の中でも、私はガラパゴス諸島の生き物やオーストラリアの有袋目の動物のような生存競争に弱い者たちは好きです。といいますか、生物全般が好きなんです(^_^) ヒト以外の生物に対して、人間が勝手に考えた美徳とか悪徳とかいった概念を当てはめて考えるのはいろいろ問題があります。しかし、ここでそれを論じ始めると別の方向へ話が逸れてしまうのでやりません。 でも、少しだけ言及させていただけば; みやびさんのおっしゃる通り、個体としては「強欲」な者の方が生き残る率が高くなります。けれども集団になると、個々の欲望を抑えた方が、結果として集団全体の生き残る率が高くなることが多くあります。「無欲が美徳」という考えは、ヒトが集団生活をする生き物だから生まれたのでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出です No.1381 投稿日 2001年5月2日(水)15時55分 投稿者 卯月 修羅  採点のほど、よろしくお願いします。 卯月12 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。会場内では参加者多数のため一人が王子と踊れる順番が決められていた。 ・ようやくシンンデレラの番が回ってきたかと思ったらもう舞踏会の終わりの時間が近づいていた。 ・シンデレラ、王子と踊りだすも数ステップだけで最後の一曲が終わる。 ・シンデレラに悪いと思ったのか王子がシンデレラに謝る。しかしシンンデレラは王子がなぜ謝っているのか分からず、ぽかんとした表情を浮かべる。 ・「だって全然踊れなかったじゃないですか?」と王子がたずねるとシンデレラは「え、私は王子様と踊るという夢がかないましたけど」と答える。 >新木さん  いろいろ送っていただきありがとうございます。全部読んだら感想をメールにて送りたいと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- オイシイとこだけつまみ食いしているような気が…… No.1382 投稿日 2001年5月2日(水)23時09分 投稿者 本家・榎野英彦  恨まれるおそれのある採点もボツ出しも何もしないで、カッコイイことだけ言っている、「悪役その1・人間のクズ的キャラ・最後に無残な死に様を晒して読者のカタルシスを得る」のようなスタンスでしか、ここに関わっていない私の書き込みを読んだ新木先生の、苦々しげな顔が目に浮かびます。    ホントなら採点とかボツ出しとか分析とかやれればいいんだろうけど、なんせ兼業作家のつらいところで、会社から帰ってきて、自分のゲンコー書いたら、もう時間が無いんですよねえ。(ああ中間管理職)  「24時間全部小説のことを考えていてもいい」というセリフにグラッと来てしまいます。    まあ、せめて書き込む時には「読んだ人がちょっと笑う」くらいの面白いネタを書いて「時間を損した」と思わせないようにしようと心がけていますが、そういった「サービス精神」もまた「小説」書くのには必要ではないかと思うんですよね。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1383 管理者削除 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1384 投稿日 2001年5月3日(木)00時35分 投稿者 新木 伸 >榎野さん  ああ、「おいしい」の使い方を誤ってしまった。  書こうとしたことの正しくは、「榎野さんの書きこみは、いつもおもしろいところついてくるなぁ」って感じです。  しかし「24時間全部小説のことを考えていていい」状態も、二週間も続いてくると、一日ぐらいぼーっとしていたくなったりします。  まあ兼業の人からみれば贅沢なんですけど。  特に休みの日は決めてなくて、「小説書きたくない日」がやって来たら、その日は休むことにしています。 >とんびの羽根さん >>「無欲はつまらないものだと思ってる王子が前半」  それを描こうとしていたのですか?  でも書いてあったのは、「ウエイター気取りで酌をしてまわる王子」と「本物のウエイターと勘違いされて慌てる王子」ってことなんですが……?  このエピソードをどう解釈してゆけば、「無欲はつまらないものと思っている」に繋がってゆくのでしょうか?  せいぜい伝わってきたものというと、「王子はお茶目さん」ぐらいなものですが。  よーく、考えてみてください。  いまのとんびの羽根さんのその状態が、「妄想超臨界状態」というやつです。  やろうと思っていることと、実際にやってることがバラバラな状態ね。しかも本人は「書いたつもり」になっている。 >かねやん >>「いもうとは魔女(仮)/1回目/かねやん1」  つまらん。  この手のどたばたコメディってのは、コンセプトとシチュエーションが命ね。  「うる星やつら」のコンセプトってのは、こうでしょう?  「宇宙一の浮気者のところに、宇宙一情が深くて嫉妬深い鬼娘がベタ惚れの押し掛け女房としてやってくる」  「めぞん一刻」は、こうだ。  「さえない童貞の浪人生が惚れたのは、若くて美人なのに未亡人なアパート管理人だった」  ※注:青年が惚れた相手は大人の女(他人のお手つき)だったってのがポイント。  さて「いもうとは魔女」。  コンセプトとシチュエーションに、なんもひねりがないということがまず一点。  あとストーリー展開が、事実上ほとんどないこと。魔法少女が来て、騒いで、居着くことになって、それで終わり。  主人公と魔法少女とが本物の兄妹のような緊密な関係を気づいてゆく課程と、パパが連れ返そうとしてやってきて、パパの決意を折るまでの課程とが、この話の見せ場になるわけだな。  そのストーリーの山になるべき部分に関して、手の抜きようったらないですな。  「いつのまにか保護者めいた兄妹関係を築き上げていく」「渋々ながらもパパが諦め、なんとか混乱が収まった」  いつのまにかって、なによ?  それにパパ。説得されたぐらいで折れるようなら、はじめから連れ戻しにくるんじゃないよ。だいたい追い払ったのは自分でしょーが。  魔法少女を連れ返しに来るパパという存在は、ストーリー的に「大きな障害」として立ちふさがらなきゃならんとこです。それが「寂しいから」なんて理由だったら、「我慢しなさい。めっ」でケリがついちゃうでしょーが。山にならん。  あといちばんデカイのが、魔法少女の行動原理(人々を幸せにする)の動機付けが薄っぺらだということ。  魔法の国でなにやら問題児になっていて、パパに「人々を幸せにするのだ」とか命じられてその気になって、それで人間界にやってきて、「人々を幸せにする」ということをお題目に、いろいろと騒ぎを起こすわけでしょう?  魔法少女の引き起こす騒ぎというのは、悪意がなくて善意による行動だから許されることなわけね。でもその「善意」の根っこはなにかというと、「パパに命じられたから」ってことになっている。  そんな薄っぺらい理由で騒ぎを起こされたら、たまらんですな。まわりの人は。  一般的に言ってそーゆーことは許されません。迷惑っていいます。  たとえばその魔法少女がね、死んだママの最後の言葉である「人々を幸せにしてあげる優しい子になってね」なんてことを守ろうとして、それで騒ぎを引き起こすとかいうなら……それはまあ許す。 -------------------------------------------------------------------------------- レベル低下中 No.1385 投稿日 2001年5月3日(木)00時47分 投稿者 とんびの羽根 >達成率  10%単位でわかるってすごい解像度です、わたしはまだ、どっちの要素がでかいのかくらいでしか見当をつけられない(しかも間違ってたりするわけ) >Q.E.D.  今では買ってくるととりあげられてしまうありさま、 でも数学能力はまだまだですね、親に似て(笑い) >多重人格  同じ家庭で生まれ育ったのに妹は多重人格でなく姉は多重人格であるための整合性をとるのは難しいと思います、(姉が幼少時虐待され多重人格となる、妹乳児のうちに虐待親が死亡、姉の多重人格いったんおさまる、姉が暴漢に監禁され突然多重人格復活とか)、現実としては妹がそれまで多重人格に気づかないはずはないでしょうね。でもいきなりひとがかわってびっくりした状況で一瞬「多重人格?」と想像すること自体はじゅうぶんありえることだと思います。 >企業管理  どうも舌ったらずで申し訳ありません。経営管理ですね、日本の品質管理運動に触発されて始まったアメリカの品質管理を奨励するマルコム・ボルドリッジ国家品質賞というのがあります、そこでは経営管理、教育管理、健康管理を奨励しその評価をします。2001年度では財務管理、顧客満足、業務(プロセス)管理/開発、人材成長/教育が評価の4っつの柱になってます(バランスト・スコアカード理論に影響された結果ですが)、その点でSSSをみると、あ財務は確かに破綻してますね、でもプロセス管理、人材成長、なにより顧客満足はきちんとやってるじゃないですか。それともジークくん裸天国惑星で自分が社長だってこと忘れちゃったのかな、で、重要なのはそれらをまとめる使命(ミッション)/ビジョンと4っつの柱が矛盾しないことです。すくなくとも惑星脱出のために必要な柱は友情、勝利、根性じゃないですよ。  でも新木さんが意識してないなら私の単なる読み間違いということにしとくしかないですね。誤読誤読、ふー…… >5時間かけても、30秒でやっても、ボツなものはボツ  へい、長くかかるほうがまずいのは重々承知してます、残業手当もらえるわけじゃないんだから。 >会社の仕事と同じですよね  丸一日かかる書類整理、一年間さぼってたのを見透かすような発言ですね(笑い) >会議の例  はは、たしかに、気をつけます いま書き込もうとしたらさらに追い討ちが書き込まれてますね、はい「4」は完全にボツ とにかく自分の判断力がトホホなのはたしかなので、精進します。 それじゃ課題のつづき >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根5 (骨1(おい))「王子に花泥棒と思われ、それを肯定するシンデレラ」 (骨2)「女性が落とした宝石発見の手柄を王子に譲るシンデレラ」 (起) ・女性が足を滑らせ花器が倒れる  (起2)  ・シンデレラ女性を助け起こそうとする  ・宝石を落とした女性はシンデレラを突き飛ばして回りを探す (承) ・シンデレラ花器をもどすとき、折れてしまった花を髪に挿す (転) ・突き飛ばされたところからみていた王子が花泥棒とからかう (結) ・シンデレラ「この花がしおれるまで花泥棒でもいいですわ」 ・王子、花泥棒と踊るのも面白いと思いダンスの申し込みを……  (承2)  ・宝石をさがしている女性「きっと泥棒がいるんだわ」と声をあげる  (転2)  ・シンデレラ突然指を指す「ほら、ここの枝」  ・シンデレラ王子に宝石発見の手柄を渡そうとする  (結2)  ・理由を聞く王子に「私は花泥棒で十分ですから」と答える  かねやんさんの分析が実は非常に参考になりました、実は前回そんなこと全然考えてなくって(だめじゃん)、今回はプロット段階で明示してみました。 おかげでなんと今回も2つのエピソードがはいってるのが骨段階でわかってしまった、 やはりきちんと分けるべきか? でも無理やり2つに分けても薄くなるような気がするしなあ、うーむ、お父さんは心配性……(いや問題は無欲でなくただの花泥棒にみえてしまうかだった) -------------------------------------------------------------------------------- No.1386 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 基本は馬鹿にしてはいけない No.1387 投稿日 2001年5月3日(木)01時48分 投稿者 新木 伸 >企業管理  ああ、なるほど。そういうことなわけですね。  要はある程度の数の人間が集まって、皆で何か成し遂げるときに(ジャングルで生き残るとか、宇宙船作りあげて惑星脱出するとか)……。  トップがどう集団を動かしてゆくかって、そのことですか。  ふむ。企業管理っていうのですか。 >とんびの羽根さん ・とんびの羽根5  ボツ。  起承転結の区分けは、いまはまだ、やっても見当はずれになるだけですから、やるだけ無駄です。まだ考えなくていいです。  ちなみにあれは、もし起承転結に分けるならば、こんな感じ。 (起) ・女性が足を滑らせ花器が倒れる ・シンデレラ女性を助け起こそうとする (承) ・宝石を落とした女性はシンデレラを突き飛ばして回りを探す (結) ・シンデレラ花器をもどすとき、折れてしまった花を髪に挿す (起) ・突き飛ばされたところからみていた王子が花泥棒とからかう ・シンデレラ「この花がしおれるまで花泥棒でもいいですわ」 (承) ・王子、花泥棒と踊るのも面白いと思いダンスの申し込みを…… (転) ・宝石をさがしている女性「きっと泥棒がいるんだわ」と声をあげる ・シンデレラ突然指を指す「ほら、ここの枝」 ・シンデレラ王子に宝石発見の手柄を渡そうとする (結) ・理由を聞く王子に「私は花泥棒で十分ですから」と答える  後半の筋にて、ダンスの申し込みをされたシンデレラがどう答えるだろうか……ってところで予想を裏切る展開に持ってゆくところが「転」になってます。  これを見るとわかるように、筋が2本。  しかもはじめの筋のほうは、なにやらとてもおかしなことになってます。「起承転結」になってなくて、えらく据わりが悪くて気持ち悪い。  女の人が宝石を探している脇で、シンデレラがやってることといえば、自分の髪を花で飾っていたりするだけ。  世に出ている話の99.9%ぐらいまでは、「起承転結」を踏まえたものになってます。なぜなら、それ以外はとても不安定なものだから。  事実上、「起承転結」以外の話の展開は「あり得ない」と思っていいです。  デビューして、少なくともプロの10年目ぐらいになるぐらいまでは、「起承転結」以外の展開は考えなくていいです。  とんびの羽根さんは、これ以降、起承転結以外のパターンになるものは無条件に自己ボツにしてください。  あと筋が2本あるようなのも禁止。「二つの筋を響き合わせて何かを狙う」とか、そういう高度なことは狙わんでいいです。どうせ失敗するんですから。  あと、別の観点から……。  まず助け起こしてもらったにも関わらず、シンデレラを突き飛ばして捜し物をする女は、これ嫌なやつです。  読者ムカつきます。  そして捜し物をしている女性がそこにいるにも関わらず、シンデレラにモーションなんかかけてる王子は、これ嫌なやつです。  読者ムカつきます。  さらに宝石を見つけたにもかかわらず、すぐに女性に教えてやらないシンデレラも、これ嫌なやつです。  読者ムカつきます。  ……ということで、読者は「このシーンでなにが書かれているかなんて」、それどころじゃないです。ムカつくので手一杯です。  ということで、このエピソードからは、「なんか嫌なやつがいっぱいでてきた」以上のことは、何も伝わりません。 >卯月さん ・卯月12  ボツ。  シンデレラはこの後、時間の経つのも忘れて12時の鐘が鳴るまで王子と踊りつづけなくてはならないんですが……。  あと「シンデレラは順番の最後だった」ってことにしておかないと、シンデレラの後にひかえていた「ぜんぜん踊れなかった娘」が可哀想すぎます。数ステップでも踊れただけ、シンデレラのほうがマシです。 -------------------------------------------------------------------------------- いじらしいが難しい。 No.1388 投稿日 2001年5月3日(木)01時49分 投稿者 魚住雅則 >「健気」と「いじらしい」 んんー。何となく分かる気がするんですが、まだ輪郭がぼやけていて境界線も曖昧です。 というわけで順を追って考えてみますね。 まず「健気」とは、「困難な、苦しい、困った状況」に置かれているか弱い者が懸命に頑張る様ですよね。 今回は、舞踏会など参加したこともないシンデレラが、王子に恥をかかせたくなくて一生懸命ダンスの練習をして上手くなろうと努力している様子。これを王子が偶然発見する。 不利な状況(弱者)でも目標に向かって頑張る様子。ポジティブなイメージ。 では「いじらしい」とは何か。 イメージとしては健気より更に弱さ、儚さがある感じ。「健気」のように困難にまけず目標に向かって頑張るというより、その行為自体にはあまり意味がない、という感じ。 既に王子は恥をかいてしまった。今更練習しても遅い。 それでも練習せずにおれないシンデレラ。可哀想です。 努力しているのは一緒でも「目標に向かって頑張るシンデレラ」ではなく「かなわないと分かっていても努力せずにはおれないシンデレラ」という違いでしょうか。 まだ上手くまとめきれてませんが、現時点ではこういう感じになりました。 -------------------------------------------------------------------------------- ダメじゃん No.1389 投稿日 2001年5月3日(木)02時19分 投稿者 新木 伸 >魚住さん >>既に王子は恥をかいてしまった。今更練習しても遅い。それでも練習せずにおれないシンデレラ。可哀想です。  だめじゃん。  それ、ぜんぜん書かれてないよ。  魚住さんは書いたつもりになっていて、まるで疑いもせず胡座をかいて悦に浸ってるよーだけど。  いいですか?  書いてあったのは、「王子ともういっぺん踊りたいがために練習をしているシンデレラ」です。  まずそこで誤読させてしまってる。  魚住さん的には、「シンデレラはそんな邪心なんて持ってなかったんだよぅ」と言いわけでもしたいところだろうね。(でも書いてないんだな、それは)  さらに追い打ちをかけるのが、ストーリーの流れ的に、そのあとで王子が踊りに誘いに来ているって展開。  シンデレラは誘いにほいほい乗って、踊ってしまってる。ダメじゃん。つまり、そういうことになってしまってる。はじめからもういっぺん踊るつもりでいたことになっている。  ここであれだね。練習していたシンデレラが、再び踊りに誘いに来た王子に対して、「ごめんなさい。踊れません」とでも言ったなら、そりゃもう、ばっちり「いじらしい」シンデレラになっていたとこだが……。  これはいじらしい度12割ぐらいまで到達しているかっ!?  でもボツだけど。  いまのお題は、「健気なシンデレラ」ってことで。  「健気」と「いじらしい」。  これ両方とも、「頑張っている様子」を表す言葉。  本質的な違いは、メインとしてアピールしたい部分が、「強さ」か「弱さ」かという点ね。  魚住さんのその解釈で、おおむね正しい。  頑張っている様。「その健やかさ、心に秘められた強さ」などをアピールしたいときには「健気」となる。  また弱い者が弱々しく頑張っているさまを描くときには、「いじらしい」となるわけだ。  健気の語源って、「健やかなる気」です。 -------------------------------------------------------------------------------- さてこれは、どっち? No.1390 投稿日 2001年5月3日(木)02時23分 投稿者 新木 伸  王国騎士団、最強とうたわれる十人集がひとりの、女騎士。  この十人集のトップには、「史上最強」といわれる騎士が君臨している。  その人物に追いつき並びたいがために、自らを鍛えて頑張る女騎士。すこし恋心もあり。  さあ、これは「健気」「いじらしい」。  どっち? -------------------------------------------------------------------------------- 星屑市場調査報告 No.1391 投稿日 2001年5月3日(木)03時26分 投稿者 みっちゃん >星屑 9巻も平積みでした。新作だからでしょうか? 別の列に並んでいました。 今日は別の店でデッドベアの大バーゲンをやっていたので 購入見送りです。 >無欲なシンデレラについて。 なるほど。他の要素がまざらないように考えてみます。 あと、「私は無欲です」とか言わさないようにも。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1392 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 例によってファミレスで仕事中なり〜 No.1393 投稿日 2001年5月3日(木)06時38分 投稿者 新木 伸  うーん。今日は原稿はかどらんのう。  この巻になってはじめてのアクション(戦闘)シーンだからだな。いやここ半年ぐらい、戦闘シーンって書いてなかったっけか。それでだな。  しかしどんな戦闘にするのか、ぜんぜん考えてなかったんだよなぁ。  プロットでは「微少重力戦闘。お互いに技を尽くしての戦い」とかあるんだよな。まあいいか。展開考えるのは面倒だから、ここはキャラにまかせてしまえ。  さあ君たち、ここはアドリブだ。死力を尽くして戦ってくれたまえ。  がんばれジーク。  負けるとわしが困る。勝ってくれないとプロット変わっちゃう。 -------------------------------------------------------------------------------- うーん No.1394 投稿日 2001年5月3日(木)07時44分 投稿者 新木 伸  うーん。だめだのう〜。  アクションシーンっていうよか、説明文の羅列だな。これでは。悪いアクションの典型のような文章だわな。まるで杉井君の書くアクションシーンだな。  まああとでリライトする前提で、とりあえずこんなものとして、先進めとくか。  書き直す時間が取れなかったら……。まあ最悪、このクオリティでも商業レベルは突破してるし、このまんま出しちまうか。うむ。そうしよう。  まあ最後のラストのクライマックスでもないし、しょせんは序盤の山でしかないアクションシーンなわけだし、ここでこれ以上時間かけたってしょうがない。それはペース配分のミスと人は言うのだ。プロの仕事ってーのは、いわゆるマラソンなわけだし。 -------------------------------------------------------------------------------- 連休なのでお出かけします No.1395 投稿日 2001年5月3日(木)08時45分 投稿者 弟切 千隼 私もたまには世間さま一般の行動に倣ってみようかと思いまして、本日より旅行に出かけます。いや、毎年この時期は静岡県の某地域で開催されるお祭り見物に行くことにしているんです。普段なかなか会えない向こうの友人に会う貴重な機会なんですよ。 ということで、弟切千隼はこれから後、六日までここには書き込めない可能性が大です。一応ノートパソコンは持って行きますが、旅先でうまくネットにつなげるとは限りませんから。 旅先でリフレッシュして、さらにパワーアップして再登場!できるかどうかはわかりません(^^; 短編蟻地獄に参加できるようなネタが仕込めるといいんですけれど。 しかし、せっかくの旅立ちの日だというのにこの雨は何でしょう。何か私に恨みでもあるんですか、低気圧さん?(笑) ああ、留守の間にどのくらいログが溜まっているのか、想像するだに恐ろしいです……。 -------------------------------------------------------------------------------- GW Part 2 No.1396 投稿日 2001年5月3日(木)09時49分 投稿者 とんびの羽根  GW合間は山積みの仕事と格闘してました、やっと休みです。 弟切さんノート持ってお出かけですか、重くない? そういや私も前3kgあるのを旅先に抱えていってえらい目にあった。心も体もリフレッシュして帰ってきてくださいね。 新木さんは修羅場の一駅前みたいな、校了したら家族サービスせんならんでしょうね、とりあえず読者サービスを優先、ご苦労様。さてこれからうちもどこへ行くか決めよう(適当に近場で)。 >起承転結ができてない  私もなんか変だとは思ってました、多分新木さん以外の人でも充分に指摘できるレベルのミスがあろうと。 >起承転結以外のパターンになるものは無条件に自己ボツ >筋が2本あるようなのも禁止  了解しました  今回女性が嫌なやつというのを利用するエピソードを考えていて、それを転換した時点で、この設定を変更しないといけなかった。 そうかムカつくやつずくめになってますか。 ひとつの筋に修正をかけたときに筋が微妙に絡んでるために、訂正すべき矛盾が見えなくなっていたということは、わたしに2つのエピソードを絡ませる実力がないという証拠だわ、 つーかエピソードを再利用する実力すらない(つまり矛盾を修正する実力すらない)ということがわかりましたので、次はより低レベルでがんばることにします。  それじゃどこにいくべか 遊び場のガイドをチェック中 -------------------------------------------------------------------------------- 健気騎士団。 No.1397 投稿日 2001年5月3日(木)13時34分 投稿者 魚住雅則 >騎士の話。 「健気」だと思います。 女性であるというハンデを乗り越え、自分の価値を認めて貰いたい、尊敬する隊長と対等の立場に立ちたい。 その為に一生懸命頑張るっていうのは心の強さを秘めていると思います。前向きな強さ。 「いじらしい」の場合も考えてみます。 うーん、何だろう。 「剣の力で彼に追いつくのは不可能だと悟り騎士を辞めた彼女。それでも諦めきれず、せめて一緒にいたいと自分の使っていた名剣を渡して、これで闘って欲しいと頼む」かなあ。 ところでこの構図で男女が逆の場合、何か健気という感じがしないんですが。 「最強の女騎士隊長。彼女に追いつきたいが為に頑張る騎士」 ん〜、何か違う。 あっ、そうか。男が女に認められたいってそりゃあ「下心」だっ! もっと本能的だ=つまり獣だ(?)。頑張れ騎士。 >小公女セーラ(題名これであってたかな?) 健気と言えばこの人っていうイメージがあるんですが、修行の一環として、再検証してみます。 おおまかな筋としては、 「大富豪の娘でありながら気取らず誰に対しても優しいセーラが、父親の死によって一転貧乏になってしまい、今まで暮らしていた貴族寮(?)で召使として暮らさざるをえなくなる。しかし、少女は苦境にも負けず頑張って明るく生きていく」だったかな。(最後は確かダイヤモンド鉱山が発見されてまた金持ちになったような……)。 Q・これは「健気」か「いじらしい」か? A・「健気」。 立場が180度変わり、周りの対応ががらりと変わってもセーラ自身は本質的に変わっていない。苦境を嘆くわけでもなく、常に前向きに生きていこうと頑張る。 心の強さを持っている人間が逆境に負けずに一生懸命がんばるのは健気。 一行コンセプトなら、 「健気な少女が逆境にも負けず頑張って幸せになる話」 いじらしい場合だと……いじめられて、いつも泣いているが、まわりのやさしい友達に励まされながら何とか頑張る。とかかなあ。 >思いっきり雑談 あいまいなイメージの美徳をじっくり考えて、より正確に、具体的にイメージしなおす作業をしていると刃物を研いでいる映像が頭に浮かびます。 最初は丸太でブッ叩いてたのが鉄の棒になり、徐々に鋭い刃物に近づいていくような。 限りなく薄く鋭く。鍛冶屋が切れ味を確かめてはまた鋼を鍛えていくように。 ちなみに新木さんみたいにプロになってくるともう斬鉄剣か。んで、今回みたいなボツに対してはバッサリ「また、つまらぬものを斬ってしまった」(笑)。 (結局このオチが言いたかっただけか) -------------------------------------------------------------------------------- 新木さん1384> No.1398 投稿日 2001年5月3日(木)15時58分 投稿者 かねやん >>つまらん。 >>あとストーリー展開が、事実上ほとんどないこと。魔法少女が来て、騒いで、居着くことになって、それで終わり。  主人公と魔法少女とが本物の兄妹のような緊密な関係を気づいてゆく課程と、パパが連れ返そうとしてやってきて、パパの決意を折るまでの課程とが、この話の見せ場になるわけだな。  そのストーリーの山になるべき部分に関して、手の抜きようったらないですな。 うわあ、的確すぎる。 あとあと読んでみて自分でもつまらんと思った(苦笑) いわゆる自己満足のお話。 2つの見せ場については完全に逃げてますね。と言うより見せ場を決定した時点でのアイデア出しを何もしてないの誰の目にもあきらか。 恥ずかしすぎる(汗) >>それにパパ。説得されたぐらいで折れるようなら、はじめから連れ戻しにくるんじゃないよ。だいたい追い払ったのは自分でしょーが。 なんで気づかなかったんだろ? これについては言い訳することさえできない。 山を作ろう、そこである程度の設定を話そう、だけで安易に作ってしまってる。 だいたいパパ、心配はしてるけど迎えに来る訳無いんです。マイムの暴走を止める方法ができない限り。 >>魔法少女の引き起こす騒ぎというのは、悪意がなくて善意による行動だから許されることなわけね。でもその「善意」の根っこはなにかというと、「パパに命じられたから」ってことになっている。 ここは僕の書き方が悪いですね。どっちにしろ薄っぺらいですが言い訳程度に。 したくなるなぁ、言い訳って(笑) マイムから立ちあげると  ある魔法の国のプリンセス、5歳。元気で無邪気、無知全能。アニメの魔女っ子に憧れて日々人助けをしようとする。しかし幼さゆえのとっぴな発想と強い力のために、国の中を崩壊寸前にまで追い込んでしまう。マイム自身はそのことに気づいていない。  人助けを止めろと頼めないパパの緊急措置で、世話係のメルと一緒に他の世界へと送りだされる。  送りだすときのパパの言葉が、マイムのおかげでここは幸せになったから、今度はアニメの魔女っ子のように、他のところを幸せにしてあげよう。 マイムが魔法の国でやっていたことを、パパのせいで、林太郎の世界でやることになった、だけでもいいかも。 動機について めぞん一刻とか、うる星やつらというのは話の流れを思いついた理由です。 魔女っ子書きたいなあ、どんな話にしようかなあ、を考えていて、じゃあ一刻館のようなアパートに突っ込んでみようか。かなーり安易です(笑) だから決まっているアパートの住人で確定してるのは、優しくて巨乳の人妻(但し、夫は行方不明)。その娘の中学生、だけだったり。 前者は母親的な位置づけ、後者は遊んでくれる姉的な位置づけですね、マイムにとって。 うる星やつらというのは・・・あ、これ続編考えて作ってる(苦笑) いや、もともと1クール26回でしたっけ? のTVアニメ的なイメージで作るつもりでいたので。 これ全体的に構成考え直さないと。 この話だけで自己完結できるようにして、アイデアを出して、山を作って、めりはりのある起承転結にして・・・やることいっぱい。 完全に別の話作ったほうがいいかも。このままだと自己満足の話から抜け出せないし、妄想で漠然と考えてた奴が予想以上に足引っ張ってる。 上の理由とか動機とか見ても全部自己満足だし。 とりあえず、いろいろやってみましょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 自分の書いたものをつまらないと気づいたとき No.1399 投稿日 2001年5月3日(木)16時10分 投稿者 かねやん 得てして、他のことをやってる時に気づく。昨日の場合はお酒を飲みにいってるとき。 なにこれ、つまんないじゃん(笑) なんかぱっと頭の中で納得した。 自分の作品を客観的に見るのって、ホント難しい。 LV3の人なんかは、これが話と向き合ってるときでもできるんだろうなあ・・・ これだけでも、自由に使えるとかなり便利なんだが -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラの罠(というミステリーがあった気がする) No.1400 投稿日 2001年5月3日(木)16時16分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。  何か説明しようとすると、わりと高い確率で誤解を生むので、長くしつこく書いてみました。  こういうナイーブな問題には、あんまり首を突っ込まないほうがいいかも。  >「多重人格」(長いです。分室のメインコンテンツじゃないのに。しかももう古め)  まえ多重人格について書き込んだとき、私の中では、  「多重人格自体だいたいあいまい」「変な現象でももっともらしい説明はけっこうつけられるもの」  →あいまいなものの説明文とか、定義文のにこだわっても意味がない気がする。 という考えがあったので、あんな適当に流したわけです。 >「多重人格は、もとの人格が知らない言語だって話せる病気なんだ」って、それ変だと思わない? >怖いぞ、それ。 >編集が叩くか確認するかとか、そんなところは問題じゃないのだが……。なんでわからんかな?  ノンフィクションというジャンルにしていいかくらいは確認するんじゃないんですか?嘘か、眉唾か事実誤認かとかくらいは。すみません。ここはよく知らないので。  それに、「多重人格は、もとの人格が知らない言語だって話せる病気なんだ」という定義に、どんなもっともな説明がついても、「多重人格」があやふやな事には変わらない、と私は言いたかったわけです。  本になるからには、もっともな説明をつけるかもしれない。(「説明がどうしてもつけられない」ってけっこう難しいと思うんですよ)でももっともな説明があるからといって、「多重人格」があやふやな事には、変わりない。「定義の問題だからどうでもいい」と言いたかったわけです。  本の中で「筋が通って」「話がまとまって」いるのは、当然という前提で。だってそうでないと「商業価値」がないんでしょう?  私が疑問なのは、「多重人格」も、「超常現象」も、同じくらいあやふやな問題なのに、新木さんが「それは超常現象だ」と言い切るところです。  どっちも、現象をどう説明するかという問題ですよね。  学んだはずのない言葉を話すやつがいる→おかしい→1)多重人格だ。                         →2)霊だ。 という二つの→がある時に、    「幼い頃隣に住んでいた人や、テレビに出ていた人が話していた言葉を、第一の人格が覚えていなくても、第二の人格が覚えている事がある」という話を、多重人格の説明にくっつけっれば、その現象は多重人格になるわけです。  「クロアチア語を話せる霊が乗り移れば、クロアチア語を知らない人でもクロアチア語を話せる」という説明をすれば、原因は霊ということになります。  結局現象を、どう定義するかの問題だと思います。そしてその定義や、定義に関係ある説明を、どれくらいの人が納得してくれるか、という問題だと思います。  そして、「多重人格」のほうは、「多重人格である理由」を説明しようとしますよね。一応。でも「超常現象」って、「説明できないものは全部超常現象」という所があるじゃないですか。  そこが「逃げ」っぽくて、私はいまいち軽々しく「超常現象」という気になれません。だから引っかかりました。  あと、  ノンフィクションを名のっているという事は、「観察した事をそのまま載せている」という事かもしれません。でも、書き手の解釈は書き手の勝手で、ノンフィクションは「解釈も真実だ」とは全然保証してませんよね。  そのへんは、あたりまえの事だと思っていました。読者のスタンスとして。  「○○さんは××と言っている」という知識にはするけれど、信じないというのが。 >「シンデレラ迷宮」 紺野2’ ・王子から話しかけられたら会話していいが、話しかけてはいけないという慣習がある。 ・特別に、扉を通って次の間へ行けば一人一言ずつ話しかけられる事になる。 ・シンデレラも扉に近づくが、娘達が全員走り寄っこみあっていたので、次々先を譲ってしまう。 ・最後に入ろうとすると、今度は娘達が出てきて、また扉がふさがってしまう。 ・しかし娘達の満足そうな表情から王子との会話の楽しさを想像して、シンデレラは満足する。 ・最後に王子も出てくる。話をした覚えがない娘がいる事に気づく。 ・シンデレラがほかの娘に譲ったために扉を通れなかった事を聞いた王子は、シンデレラをダンスに誘う。 紺野5 ・入り口に仮面が並んでいて、つけて入るように言われる。 ・娘達は、王子への印象を良くしたくて、妖精や女王といったきれいな仮面に殺到して、つけて入る。 ・シンデレラは、すいている場所にあった魔物の仮面を、何も考えずにつけて入る。 ・一人まがまがしい仮面をつけているシンデレラが目立つので、王子はなぜそんな仮面にしたのかたずねる。 ・しかしシンデレラはなぜそんな事を聞かれるのかわからない。 ・王子は笑って、シンデレラをダンスに誘う。 紺野6 ・最後の曲以外は、娘達から男性をダンスに誘う事になる。 ・王子の顔を誰も知らないので、娘達はみんなきらびやかな服の男が王子だと思い、踊りたがる。 ・シンデレラは年寄りでも若者でも、派手な服でも地味な服でも、関係なく色々な男性を誘う。 ・実は地味な服を着ていた王子は、見た目にこだわらないシンデレラに気づく。 ・最後の曲で、王子はシンデレラをダンスに誘う。 紺野7 ・シンデレラが食べ物を取ろうとすると、老大臣が皿をさし出す。 ・ほかの人も次々皿をさし出すので、その人たち全員に食べ物を取り分けてあげる。王子も皿をさし出す。 ・王子の皿も受け取ろうとすると、ほかの娘達が、いいところを見せようとしてわれ先に王子の皿を受け取ろうとする。 ・シンデレラは、争ってまで王子にアピールしたくはないので、手を引っ込めて立ち去る。 ・王子は皿を置いてシンデレラを追い、ダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- レスです。 No.1401 投稿日 2001年5月3日(木)20時13分 投稿者 小倉善哉 >紺野さん  んーと。おっしゃりたいことはなんとなく分かりますが、んーと、うーんと。  紺野さんのおっしゃる通り、通常、ノンフィクションっていうのは「事実そのまま」でなくて「事実を多少加工してあるもの」なんですが(ルポとかドキュメンタリーとか…そういうのって、単に事実としてじゃなくて、取材者の切り口が反映されますよね)、だけど、ときどき、そういうノンフィクションの事柄とか、少しも疑問に抱かず、全部「本当のコト」だと思ってしまう人も、世の中にはいると思うんですね。  で、今回の場合、まだ小倉の人となりとか、どういう種類の人間だか、新木さんには判断がついてなかったから、私をそういう無闇に信じてしまう類いの人だろうかと警戒して「怖い」という発言になったと思うんですよ。多分この件についてはもう誤解はとけているんじゃないかなあと思っているし、これから先、BBSに書き込みをしていく間に、私が怖い種類の人間ではないと確信して頂けるようになれば良いなあと思っています。  それで、さらに、ですね。  『「多重人格」というアイデアが不要か?必要か?」』という問題は、現在の小倉の考えでは『「あらすじ」には必要無い情報ではない』という判断になっています(実際にこのアイデアを使うか使わないかは置いておいても、あらすじに出す必要は無かったのではないかと思っています)  …ので、多重人格の話題は、とりあえず、一旦、終了して頂きたいのですが、宜しいでしょうか(^^;  ついでに、皆さんにも「多重人格系の話題の終了」をお願いしたいのですが…えーと、わがまま言って済みません(^^;  あ、それから、お礼が遅れてしまいましたが、ためになるサイトの紹介、ありがとうございました♪>山内涼さん >新木さん ○一人で解決する理由  「姉がおかしくなった」と判断した主人公が、両親に精神病院に連れていくよう言うんだけれど、簡単に却下されてしまって、一人で解決せざるを得なくなります。 ○筋を減らすか、違う話にするか、そのままいくか  〜〜〜〜〜わかりました。逃げません。このお話で頑張ります(汗)  4つの筋で、4つの短編をまとめる路線でいってみます。 >本家・榎野英彦さん  ええと、呼び方はこれでいいのでしょうか…(?)  「理由」のお話、大変ためになりましたです〜(礼) http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- アイタッ! No.1402 投稿日 2001年5月3日(木)20時17分 投稿者 小倉善哉  『「あらすじ」には必要無い情報ではない』ではなく、『「あらすじ」には必要な情報ではない』の間違いです(爆)  一字違うと大違い〜〜(涙)  あーもー、本当、小倉ってばウカツだあー(←頭を掻きむしっている) http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- No.1403 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 〜ざるの会 On Line〜 No.1404 投稿日 2001年5月3日(木)20時41分 投稿者 かねやん ざるの会について→・ゲームデザイン入門<第六版>→1.意義と限界 これ、読んでみると面白いかも。 個人的には、小説書くのに関係してくるトコあると思います。 http://www.geocities.co.jp/Playtown/3849/index.html -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ迷宮 No.1405 投稿日 2001年5月3日(木)20時52分 投稿者 小倉善哉  「惜しい」と言われようがボツはボツなんだよなあ…(苦笑)  と、いう訳でシンデレラ迷宮第4弾です。 小倉4  舞踏会に来たシンデレラは慣れない靴のせいで、靴擦れを起こしてしまう。別室でしばし休憩していると王子が入ってきて、シンデレラは驚く。この部屋には誰もいないと思っていた王子も驚いている。  シンデレラは王子に部屋を譲って出ていこうとするが、王子は「あなたの方が先に居たのだから」と引き止める。*王子がこの部屋に入ってきたのは、王子とダンスを踊りたい女性たちから逃げるためである。  話をしているうち、王子に靴擦れをしていることに気付かれてしまう。  「せっかく舞踏会に来たのに残念ですね。あなたも私と一緒に踊りたかったのでしょう?」と試すように言う王子に、シンデレラは微笑みながら「いえ、もうそろそろ帰りますから」と答える。 「そんなに足の具合が悪いのですか?」と王子は驚き、心配する。しかし、シンデレラはにっこりと笑い、こう言う。「いいえ、手当てをしてもらったから、もう平気です。──そうではなくて、私はもう、充分に舞踏会を楽しみましたから」  その言葉に感銘を受けた王子は、靴擦れを起こしているシンデレラを気遣いながらも、ダンスに誘うのだった。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- No.1406 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- ネタだしの練習中・・・ No.1407 投稿日 2001年5月4日(金)00時20分 投稿者 かねやん のために、シンデレラを考えてみる。 こういった物をやるとき、どうしても雛形を作る習慣になってます、己。 そうしないと考えが、浮かばないタチですから。(作っても浮かばないときは、浮かばない) 例えばシンデレラの場合。 ------------------------------- シンデレラが舞踏会に着く。 (舞踏会に着いてから、無欲のエピソードに繋げるエピソードを入れる) (シンデレラが無欲であることを示すエピソードを入れる) (無欲のエピソードに直接、間接的に関係させて、王子がシンデレラに気づくエピソードを入れる) 王子がシンデレラを踊りに誘う。 ------------------------------- しばり シンデレラの話全体の1シーンであるので、前後の話の展開を壊さないようにする。→シーンの前のエピソードの要素を使用する事ができる。 これで()内を埋めてくように考えます。 量出すには結構便利。ただし雛形うまく作らないと小さくまとまっちまうぞ! だから城の入り口で無欲を示すような作品見ちゃうと、素直にすげぇと感心して、自分の柔軟さの無さを嘆くです。 柔軟さが欲しい・・・ 最近欲しがってばっかし(苦笑) -------------------------------------------------------------------------------- 今日から休暇 No.1408 投稿日 2001年5月4日(金)01時54分 投稿者 藤極堂 >幽界寺さん >相手の言い分を聞かないってのは、見られた直後に説得しようとした時のことですか? それとも、お互いに落ち着いた後のことですか?  見られた直後に説得しようとした時のことです。 >「些細なこと」(妹バージョン)/幽界寺1  OK。ゴキより妹ネタの方が話としてはしっくりきますね。  というか「些細なこと」(ゴキ バージョン)というのは書けないか(笑)。  すれ違いの理由については私の読み間違いということで気にしないで下さい。次は亜衣バージョンですね。頑張って下さい。 >新木さん、いかさん >「学者」と「双子」に場(ストーリー)に残せる必然性を付けてこないもんだから  これは私の憶測に過ぎませんが、いかさんがあらすじに必然性をつけてこないのは「ネタバレ」を怖れているからではないでしょうか?  ミステリー物のあらすじを書くときにも出てくる問題ですね。  ちなみに 「下読みの鉄人 Shita-yomi no Tetsu-jin 新人賞応募原稿作成支援サイト」http://www.sky.sannet.ne.jp/shitayomi/ では「下読みさんの間でも意見が割れています」と書かれています。(※推理小説の梗概の書き方)  通常世間で「あらすじ」と呼ばれているもののほとんどは「今までのあらすじ」だったり「ネタバレしていないあらすじ」だったりします。かくいう私も入門書を読むまで勘違いしていました。  だから、いかさんが「ネタバレしないあらすじ」で書くつもりだった話を選択してしまったとしてもそれを責める気にはなりません。  「よみかく分室」に書き込みするというのは、編集さんや友人にメールで相談するのと少し訳が違います。  練習用の短編だから割り切ってネタバレするか、別の話にするかこれは本人が決めるしかありませんね。  PS、今までのやりとりで思ったのだけど有翼人って両性体もしくは性変異が可能な種族? 双子はそれを強調あるいは象徴するための要素? >紺野タツキさん 「(マシな題名が全然思いつかないので)さると/紺野6」(800字)  OK。  なんだ、特殊設定の説明をちゃんとしてくれると意外と読める話だったんですね。いや、マジで今までは最初の三行で読み飛ばしていました。  初めの頃は「申人なんで何百年も生きてんの? 封印役の人間に代々受け継がれる名前か呼称?」と思ってました。  ずっと一人で書いてるより、色んな人の意見を聞く方が「こういう読まれ方をしているのか」とわかっていいでしょ?  たとえその感想を書くのがドシロウトであっても。  だから「なんでみんなちゃんとした感想書いてあげないのかなあ?」なんてネット始めた直後は思ってました。  自分が地雷を踏むまでは。  すべての読者に「地雷を踏む勇気を持つべきです」というのは傲慢ですよね。ガンバ。 >新木さん >アメリカに輸出してハリウッドで映画化。 ライトノベルで英訳出版された物ってあったっけ?  お色気とお約束要素が強いのは全世界向けにはマイナス要因では。 ポケモンや戦隊物がヒットしたからSF色はあってもOKだと思うけど。 セーラームーンが全世界的商業展開を続けているので、マンガ的記号というのはだいぶ普及したとは思いますが、ライトノベル的文法というのはどのくらい通用するのだろう? あ、妄想超臨界中。 >練習にいったん参加したなら、最終目標に到達するまで投げ出さない覚悟は欲しいです。  そんな覚悟はありません、ていうか私は読者だ。適当にダラダラとツッコミ要員。OK?  新木さんのアイディア出しの早さや正確さを見てるとやっぱりプロだな惚れ惚れするなと感じます。でも、やはり私好みの小説ではなさそう。 >頑張る女騎士。これは「健気」「いじらしい」。どっち? 「健気」報われる可能性があるから。 ちなみに男女逆転でもヤれない(もしくはヤらない)前提なら「健気」 「ベルセルク」のセルピコとか「健気」だよね? -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1409 投稿日 2001年5月4日(金)06時47分 投稿者 むに >「ほんのわずかな情報量から、A子の心中を察することのできたC子、その感情を読みとる機微とつきあいの長さ」を、最小構成で描写しているわけでしょう? 情報量が少なすぎると、どんなに機微でもどんなにつきあいが長くても、A子の心中を察することはできないんです。 この点で意見が食い違っているように思います。 情報は量が少ないと本当にどうにもなりません。 例えば、地震の震源を判明させるには、複数の地点で情報を収集しなければなりません。一ケ所の情報では、優秀な学者でもスーパーコンピュータでも震源の判明はできないんです。 情報を処理する者の優劣よりも先に、情報の量によって判明できる限界が決まってしまうんです。 A子とC子に話を戻すと、C子がどれほど優秀でも「べつに」だけで答えを出す事はできないんです。 >「A子は嘘を書くときは極端に短文になる」 とか >『その気がないなら「冗談やめてよ」と返ってくるはずよね』 とか、別の情報があるのならいいです。 この場合、別の情報の確かさが、察した内容の確かさに繋がります。 90パーセントの確率で「A子は嘘を書くときは極端に短文になる」のであれば、90パーセントの確率で嘘だと分かるし、 99パーセントの確率で『その気がないなら「冗談やめてよ」と返ってくるはず』ならば、99パーセントの確率で嘘だと分かる。 答えがはっきりと分かるのであれば、答えに至る道筋もはっきりと見えるはずです。 答えだけがはっきり見える事はありえません。 道筋を省略すると、認識のプロセスが不自然になります。 >男は俺の背中に固いものを押し付けた。 >横の窓ガラスを見ると、銃を手にした男がニヤリと笑う姿が映っていた。 この文を例にするなら、「窓ガラス」が見えないと「銃を手にした男」は見えないんです。 1071と同じ認識プロセスにするなら、 >男は俺の背中に固いものを押し付けた。 >横を見ると、銃を手にした男がニヤリと笑っていた。 という感じです。 立ち位置が変ってるし、両手に銃を持ってます。 「窓ガラス」を省略すると不自然になります。 同様に >「A子は嘘を書くときは極端に短文になる」 とか >『その気がないなら「冗談やめてよ」と返ってくるはずよね』 とかを省略し、いきなり >脈あり。わたしはそう判断した。 となるのは不自然なんです。 -------------------------------------------------------------------------------- 自分の書いた文章なのに No.1410 投稿日 2001年5月4日(金)08時09分 投稿者 とんびの羽根  妄想超臨界状態と指摘されてしまったので、この状態をちょっと分析してみます、自己分析ってことですが。文章や言動、行動の意味付けがしっかりされていないときや、情報量が足りないときに、それを受け止めた他者が(ってこの場合はわたし本人というところが恥ずかしいわけですが)自分のいろいろな意識的、無意識的欲望によってバイアスをかけられ、本来の意味とは異なった意味が次々と多重に発生し真の意味が確定しなくなる、あるいは隠蔽されてしまう状態。およびこの誤った意味をもとに紡ぎ出される物語とそれを語る人物(つまりわたし、たしかにこれは恥ずかしい)  今回は課題を休んで他人の分析で1行になおす練習をします、採点はしないです、まだ無理ですから >紺野2  会話をしたいけどその権利を譲るシンデレラ >紺野5  仮面を選択するのに何の判断もしないシンデレラ >紺野6  ダンスがしたくて誰とでも際限なく踊るシンデレラ >紺野7  サービスしたいけど争いたくないシンデレラ >小倉4  手当てしてもらったことで満足するシンデレラ えー採点はしません、この行動が無欲にみえるかは別問題ですから -------------------------------------------------------------------------------- >藤極堂さん 1408 No.1411 投稿日 2001年5月4日(金)10時27分 投稿者 かねやん >>通常世間で「あらすじ」と呼ばれているもののほとんどは「今までのあらすじ」だったり「ネタバレしていないあらすじ」だったりします。かくいう私も入門書を読むまで勘違いしていました。  だから、いかさんが「ネタバレしないあらすじ」で書くつもりだった話を選択してしまったとしてもそれを責める気にはなりません。 うーんこれね。実は己もずっと勘違いしていたと思います。 「あらすじ」=「宣伝」とね。 ここに来て「あらすじ」=「要旨」と言うことに気づいたんですが。 >>ずっと一人で書いてるより、色んな人の意見を聞く方が「こういう読まれ方をしているのか」とわかっていいでしょ? それに関連して、論文の書き方を。 不良学生だった己の説明だと危ないので、兵庫教育大学学校教育研究センター 成田 滋氏の文から抜粋させてもらってます。原文は下のアドレスです。 http://www.ceser.hyogo-u.ac.jp/naritas/write_paper/paper.html 一番最初に来るのが「研究題目」、論文の題名ですね。小説と違ってネタバレしなきゃ困ります。このとき必要となってくるのは 『・40字以内でまとめる。  ・研究の分析方法である相関関係か因果関係かを示すキーワードが入っている。  ・調査対象や被験者が明示されている。  ・従属変数と独立変数が明示されている。  ・研究方法や分野が明示されている。  ・副題をつけない。  ・表記での「〜の研究」は不必要である。』 要するに、研究で何をやってるか、同じような研究とどこが違うのかが、一発でわかる題名をつけろってことです。1行コンセプトと似てますね。 次に来るのが「論文抄録」、うちのところでは「要旨」と呼んでましたが。 『抄録の要諦は、これを読者が読めば研究の概略がわかるかどうかです。論文全体が抄録に集約されるのですから、抄録の書き方には細心の注意が必要です。』 まさにあらすじですね、ここでやってることの。 もちろん小説と論文は違いがあります。小説は「起承転結」ですが、論文に必要なのは「目的・方法・結果・結論」で「転」なんて必要ありません、と言うかあったら困る(笑) 最後に小説と論文の同じところを。どちらも読者にわかるように説明しなければならないことです。どんなに凄い研究をやっても、それが読者に伝わらないのであればクズ論文です。同じくどんな凄い設定の小説でも、それが読者に伝わらないのであれば意味が無いわけです。 教授に「君のは文じゃないね、やったことの羅列だけで、何が言いたいのかちっともわからないよ」と言われ続けた己の教訓。 -------------------------------------------------------------------------------- 論文妙録について No.1412 投稿日 2001年5月4日(金)10時38分 投稿者 かねやん すみません、僕が抜粋したところだけだと、訳分かりませんね。 こちらは原文を読んでくださると、僕が言いたかった事がよく分かると思います。 さすがに全部載せる訳にもいきませんので。 -------------------------------------------------------------------------------- 再現性のお話 No.1413 投稿日 2001年5月4日(金)12時22分 投稿者 かねやん 連休中なのに、なんの予定も無い(怒) んで、ネタも思いつかないので逃避して関係ない事とか浮かんでは、思いつくまま書き込んでるんですが。 再現性ってのは、人間1回目で理解することはできないで、それと似たものを体験することによって理解することができるってこと。 わかりやすい例だと、みなさん喩えを使った事ありますよね。喩えって言うのは相似したことを頭の中で再現させることによって、その他のことを理解させるためにあります。 この場合読んだ人は、喩えを中継して別のことの再現を行うこともありますが、何個か中継させて理解するわけです。 「おぼれるものは藁をも掴む」などの慣用句を聞いて、大体の人は自分の経験と照らし合わせて、納得するのでは? これ小説で使えると強いんです・・・最近鷹見さんの本(2のほう、1は近くで売ってないの)を読んで思ったんですが。 これくらいの事はどこにでも書いてあるだろうな。 だから、これ雑文というか暇つぶし(苦笑) -------------------------------------------------------------------------------- No.1414 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- あらすじ書き No.1415 投稿日 2001年5月4日(金)14時21分 投稿者 かねやん ええと、とにかく感想、意見を待ってます。 こんな恥ずかしい話読めるかっ とか つまんねー、ありきたり。もっと話ひねれよな とか でもいいんで。 反応無いの一番寂しい・・・ 基本的な部分は変えてませんので、面白さに自信無い・・・ いもうとは魔女(仮) --------------------------------------- あらすじ2  彼女のできない青年林太郎。失恋の帰り道。魔法の国のプリンセスで人助けのためにやってきたマイムと出会う。自分の事もきた理由も言い忘れて林太郎の事をお兄ちゃんと呼び、マイムの世話係で一緒に付いてきたネズミのメルが魔法をかけたせいで林太郎は自分に妹がいることを納得してしまう。マイムが魔法を使っても妹は魔女だったのかと呆然するだけ。マイムは一方的に、林太郎の望みを叶える事と一緒に住む事を決めてしまう。  林太郎の望みは『彼女を作ること』。マイムは魔法を使って叶えようとするが、幼い発想と強い魔力のせいでめちゃくちゃにしてしまう。林太郎はマイムを責めず、むしろ自分のために一生懸命やってくれる事に対し、親愛の情を深める。マイムのほうも家族のように接してくれる林太郎やアパートの住人達のおかげで居心地が良くなる。  そんなとき魔法の国からマイムのパパがやってくる。彼は林太郎達にマイムの素性、マイムがアニメに憧れて人助けをしようとしてマイムは気づいてないが国が崩壊しそうになった事、緊急措置として林太郎達の世界を救うよう言いくるめてマイムを送り出した事、マイムの魔力を押さえる方法をみつけたので連れ戻しに来た事を説明する。マイムはまだ帰りたくないので、林太郎の望みを叶えて無い事を理由に帰るのを拒む。自分より林太郎を取った事に嫉妬したパパはマイムの力を封じ込め無理矢理連れて帰ろうとする。嫌がって泣くマイムを見て、林太郎がアパートの住人と力をあわせてマイムの封印を解く。力が戻ったマイムに無理強いができない。うなだれるパパを見た林太郎が、いつでも遊びに来ていいからパパと一緒に帰るようマイムを説得して、理解したマイムとパパが帰っていく。  マイムのいない生活に戻り、林太郎が寂しさを感じていると、突然マイムが戻ってくる。今度は両親と一緒で遊びに来た。また大騒ぎになることを予想しながらも喜ぶ林太郎。 --------------------------------------- -------------------------------------------------------------------------------- No.1416 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- コンセプト、直し<かねやん あらすじ2 No.1417 投稿日 2001年5月4日(金)21時15分 投稿者 かねやん ええと 「騒ぎを起こす、無邪気な女の子と、騒ぎに困らされるが、妹として女の子を可愛く思う青年の話」 うーん、もうちょっとうまくまとまらんかな・・・ -------------------------------------------------------------------------------- アイディア出しに初挑戦。 No.1418 投稿日 2001年5月4日(金)22時39分 投稿者 八神伽羅 GWらしく三日ほど出歩いていました。そして戻ってきてびっくり。 ログが……どうにか読み終わって一息ついたと思っていたログがまたこんなにっっ! 短編だけじゃなく、過去ログ読破も蟻地獄になりそうな勢いです(笑) さて。 おかげでポケットがはっきりしましたので、アイディア出しに挑戦です。 困ったな。いくつもアイディア出してものを書くなんて経験初めてです(^^; とりあえずまずは一つ目、「何故亜人はすぐに消滅させられなかったのか」から。 1.セトはとても能力の高い亜人なので、長老は消滅させることを躊躇した。 2.セラスの逃亡でうろたえていた長老方はそれどころではなかった。 問答無用でボツ。 リアリティがない上に、読んでいてつまらないこと請け合い。 3.セトを消滅させたら自分も死ぬ、とセラスに書き置きされ、判断を保留していた。 4.消滅させるのに必要な道具をセトに持ち逃げされ、作り直すのに時間がかかった。 敵役としてそれでいいのかという気がするので却下。 やはり敵役たるもの、余裕に満ち満ちた態度で主人公達を玩ばないと。 5.セトを人質にセラスを戻るよう脅迫するつもりだった。 脅迫された場合、セラスは素直に戻ってしまうことになるので不可。 それでも逃げるヒロインはいやです。 6.セラスの探索を魔術で行う際、手掛かりとしてセトの特殊な波動が必要だった。 7.隣国がセラスを狙っていることが判明し、一時でもセトを消して彼女を一人にするわけにはいかなかった。 ある程度範囲が絞れたら、すぐセトを消してセラスを探せばいいわけですから6は駄目。 7は比較的よさそうです。 二国間での息詰まる攻防と、その間隙を縫って逃げ続ける二人。しかし「悲しい到達点の見えている逃亡」以外をここで描くとピンぼけしてしまうので却下。 ・行方不明だった、制作者の弟が現れ、セトの所有権を主張したので勝手に消せなかった。 ・この国の宗教には厳しい戒律があり、二人が逃げたのは家畜も亜人も殺してはならないという特別な期間だったので、できなかった。 ・長老の一人がセトを愛玩目的で気に入っており、消滅させるのを渋った。 ・セトはすぐ消滅させられてしまうが、亡霊となってセラスを導き、故郷にたどりつくと本当に消えてしまう。 ・二人の愛の力でなんとかなる。 とかいう、かなり救えないアイディアがこの辺で浮かんでは消えていきます。 やはり疲れていると人間はろくなことを考えません。 8.セラスの代わりは他にもいる。長老達は面子を保つために一応追っ手を出し、セトを消滅させはするが、追跡を振り切れたならセラスだけは助けてやろうと彼に告げ、少しの時間を与える。 9.セラスの代わりは他にもいる。長老達はセトの命に制限時間を設け、それまでセラスを追っ手から守り抜けたら彼女を逃がしてやろうと提案し、その模様を賭の対象にしたりして楽しむ。 10.長老の中にも、少女を犠牲にすることに反対している人道派がおり(ただし少数派)、消滅を阻止することはできないものの、なんとかセラスを逃すよう密かにセトに延命の魔法をかけてくれる。 使い物になりそうなのはこのあたりでしょうか。 8と9なら、二番目のポケットもなんとか解決しそうですし。 しかし9は後味が悪いのであまり使いたくないな。 しかしよくよく考えてみれば、あれですね。どれも新木さんが出した「消滅までタイムラグがある」系の亜流みたいな。 先を越されたので正直使いたくなかったのですが、やはり一番盛り上がるのはこの系統だよなぁと、結局使ってしまいました……。 しかし一番「使える!」と思ったのは新木さんが出した最初のやつだったり(爆) まだまだ修行が足りません、ほんとに。 しかしだらだら書いてきましたが、他の方の役に立つんでしょうか、これ。 かなり心配。 そして二番目と三番目は次回にまわします。 二番目はともかく、三番目はだいぶ痛いところを付かれましたから……。 では。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- でもって、 No.1419 投稿日 2001年5月4日(金)22時40分 投稿者 八神伽羅 ようやく指摘など。 人様のものに口を出すのは久々なのですが、やはりこーいうのってなんか苦手です。 >かねやんさん「いもうとは魔女(仮)」 >マイムのほうも家族のように接してくれる林太郎やアパートの住人達のおかげで居心地が良くなる。 林太郎はメルに魔法をかけられて、マイムのことを妹だと思ってるんですよね。 だったら、彼が「家族のように接する」のは当たり前のことなのでは? メルが魔法をかけたことを、マイムは知らなかったんでしょうか。 知っていたなら、マイムは「いやな子」という風に読めてしまいます。 だって、自分で惚れ薬飲ませた相手に惚れられて、かわいい奴だよななんて悦に入ってるようなものじゃないですか。 >力が戻ったマイムに無理強いができない。 一度封印できたのに、二度目はないんですか? このあたり、納得のいく説明がほしいところです。 あと、パパがマイムを大切に思っているように感じられないのが難点ですね。 強力な魔力があるとはいえ、幼い娘を異世界に放り出す。 魔力を封印する、という手段で世界に順応させる。 どちらも娘思いの父親の取る方法としては、相応しくないような気が。 体を張ってでも娘に力の正しい使い方を教えてあげるのが、まともな親なんじゃないかなぁ、なんて思います。 アニメにはまって、人助けをしようと勝手に人間界に行ってしまった娘を連れ戻しに来た、とかの方が自然なのでは? あと素朴な疑問なんですが、最後に両親がやってきますよね。 ママはパパががんばっている間、なにをしていたんでしょう……。 うーん、指摘というよりかは、ただのあら探し&私見になってしまったような。 申し訳ないです。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- うわあ、嬉しいです(喜) No.1420 投稿日 2001年5月4日(金)23時30分 投稿者 かねやん とにかく何か反応返ってくるの嬉しいですよ。 最初のときなんぞ1時間に1回は覗いてたし。まあ今回は成長して2時間に1回のペース、かな? >八神さん 指摘に関しては、本当にありがたいですね。自分の書いたものを客観的に見れないですから。文と文の間、勝手に埋めちゃってるし・・・ >>だったら、彼が「家族のように接する」のは当たり前のことなのでは? 魔法の効果は妹がいてもおかしいと思わないレベルです。だから思い出も無いし、培ってきた感情も無いんです。ただ妹であるという事実を受け止めるられるようになるだけで。以前のバージョンだと、不思議に思いながらも納得して、と書いてあったんですが・・・削っちゃたな。 >>一度封印できたのに、二度目はないんですか? このあたり、納得のいく説明がほしいところです。 うーんこれはアイテムですな。うん、きっとそうだ。それも時間かけないと作れないような。それで、一つ目が出来たとたん、それを持ってパパが出かけていったと。 最初に思いついたのもアイテムでしたが、別にアイテムで無くとも、ただ封印ができればいいからと省いちゃいました。 そうだよなあ、2度目できないようにしとかないといけない。 >>強力な魔力があるとはいえ、幼い娘を異世界に放り出す。 魔力を封印する、という手段で世界に順応させる。 どちらも娘思いの父親の取る方法としては、相応しくないような気が。 体を張ってでも娘に力の正しい使い方を教えてあげるのが、まともな親なんじゃないかなぁ、なんて思います。 緊急措置ですね。何度も言い聞かそうとしたんです。これこれはしてはいけないと問題起こすたびに。ただ人助けをするなとは言ってないことにしてます。結果として人助けになってなくとも、良い事を止めさせようとする事は親としてためらうでしょ? 親じゃ無いから多分、になっちゃうけど。 でも本当は離れたくなかった。だから問題解決の方法が見つかったらすぐに飛んでいった(視点が違うので書かなかったけど) で、封印して問題解決して一緒に帰ろうと行ってるわけです。 >>アニメにはまって、人助けをしようと勝手に人間界に行ってしまった娘を連れ戻しに来た、とかの方が自然なのでは? 実際そうです(笑) それでも全然問題ありません。間が開いたのもパパが探すのに手間取ったから、にしておけばまったく問題ありません。むしろ自然です。 これをすると一つ前の説明もいらなくなりますね。 >>ママはパパががんばっている間、なにをしていたんでしょう……。 心配してはいますが、パパのほうが子煩悩だったと。得てして娘を心配するのは父親のほうが強かったり。別にママをだす理由が無いのでパパだけにしました。 一緒に来るのは、お礼を兼ねて遊びにきたので、そのほうが普通だろうと。 さて、時間も経って自分の作品をゆっくり見たのですがとりあえず問題点発見。 魔女である、理由弱すぎ・・・(泣) もう妹を不思議に思わないことくらいしか、存在価値無いなあ。それもマイムの魔法じゃ無いし。 後のところは強い力だったら何でもOKそうだ。 承の部分、魔法で騒ぎを起こすことよりマイムがみんなに懐いていくのに重点を置きすぎたかな? なんか、おっ魔女っ子だ! ってエピソード入れなきゃ・・・ -------------------------------------------------------------------------------- 様々な可能性 No.1421 投稿日 2001年5月5日(土)00時35分 投稿者 幽界寺  新木さんに出された宿題が今ごろになって胸に深く刺さってきました。ああ、こんなにも他の可能性が眠っていたとは、全然気がつきもしなかった。反省。 >藤極堂さん   >逆上するのは理解できるけど、相手の言い分すら聞かないというのは他に理由があるのでは?  えー、これは亜衣が嫉妬深いのもそうですが、突然のことにパニックを起こしているのも理由の一つです。「今はどんなことを言われても信じる気になれない」って感じです。  あ、この話題。もう、百件以上前の話になってる。 >かねやんさん「いもうとは魔女(仮)」  えー、じゃあ、私も指摘させていただきます。 >林太郎の事をお兄ちゃんと呼び  何の説明もなしにマイムが林太郎をお兄ちゃんと呼んでいる理由が分かりません。 >幼い発想と強い魔力のせいでめちゃくちゃにしてしまう  この辺はもう少し詳しく知りたいですね。マイムと林太郎をつなげる重要な場所ですから。 >マイムは気づいてないが国が崩壊しそうになった事  そんな大変なことを起こしているのに、王様(パパ)はそんな甘い処置をするのですか?  >林太郎がアパートの住人と力をあわせてマイムの封印を解く。  アパートの住人って、一体何者なんでしょう? いきなりすぎて分かりません。しかも、一般市民が力を合わせたら解けるようなそんないい加減な封印なんですか? -------------------------------------------------------------------------------- >八神さん 1418 No.1422 投稿日 2001年5月5日(土)00時38分 投稿者 かねやん ええとネタについてあれこれ言うのは置いといて。 気になったのは5番。 >5.セトを人質にセラスを戻るよう脅迫するつもりだった。 これただ却下するのはもったいない、というか出ちゃったら無視できないエピソードですね。 だって、セラスに手紙を出して脅迫すればいいんですから「セトを消したくなければ戻ってきなさい」と。 これだけで苦悩するセラスと、それをどうにか止めようとするセトの、葛藤のエピソードができるじゃないですか。 逆にただ案として消すだけだと今度は僕が突っ込み返します(笑) 気づいたのは八神さんの力。 それをごまかすのは八神さんの怠慢になっちゃいます。 -------------------------------------------------------------------------------- >幽界寺さん 1421 No.1423 投稿日 2001年5月5日(土)00時53分 投稿者 かねやん うわった、直ってない(汗) アイデア出し、逃げてますね。 新木さんに怒られてるのに。 >幼い発想と強い魔力のせいでめちゃくちゃにしてしまう これと >林太郎がアパートの住人と力をあわせてマイムの封印を解く。 これですね 上の方は、重点を下げたので細かく書かないようにした、と考えていたんですが、やはり逃げだよなあ 甘えなくすために、しばらくシンデレラやってます。 と言うかそのつもりだったけど、ちょっとネタが出たら喜んじゃって、作ってるんだよ。駄目だ己。 >>そんな大変なことを起こしているのに、王様(パパ)はそんな甘い処置をするのですか? 甘いですよね。そこらへんで王様(パパ)の溺愛ぶりを示そうとしたんですが・・・それよりもおかしさが目立つようなら、廃止。 八神さんの案が、今のところ一番いいのになってますね。 >>何の説明もなしにマイムが林太郎をお兄ちゃんと呼んでいる理由が分かりません。 はじめの頃のお兄ちゃんは、道端で知らない人に「そこの兄ちゃん」って呼ばれるのと一緒。それが定着して誤解する一つの要素になってるんですね。 うーん、これって弱いですか? 知らない男性に子供が「お兄ちゃん」って声かけるの。自然だと思ったので使っていましたが。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1424 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- >アパートの住人について No.1425 投稿日 2001年5月5日(土)01時17分 投稿者 かねやん こちらのほうは >マイムのほうも家族のように接してくれる林太郎やアパートの住人達のおかげで居心地が良くなる。 のアパートの住人です。マイムに家族のように接してくれてます。あらすじには書かなくても問題無いと思ったので書きませんでしたが、マイムに母、姉のように接するキャラだけは確定してます。 林太郎を歳の離れた兄としてみると、父の属性と被ることになるので、父のようなキャラは作ってません。大体パパが出るので影薄くなるだろうし。 で、そんなキャラを作るとホームシックにかかってしまいそうですが、これはマイムが「まだ」帰りたくない、で回避しようとしたんですが、これ回避できてません? 自分でも弱いな、と感じてる今日このごろ(苦笑) -------------------------------------------------------------------------------- >かねやんさん No.1426 投稿日 2001年5月5日(土)02時08分 投稿者 八神伽羅 分かりますよその気持ち(笑) 暇がある度に接続しちゃうんですよねー……。 で、何も反応がないとがっかりする反面、あぁまだ批判はされてないやなんて安心したりして。 まるで相手との距離を測りかねている、つきあい始めのカップルみたいだ(笑) マイムが魔女、という理由はそんなに弱くもないと思いますよ。 超能力や霊能力だと「なんでやねんっ!」と突っ込みたくなるような(いや私は関西人ではないんですが。気分的に)ことでも、魔法だと素直に頷けてしまいます。まあ魔法だしそういうことができても不思議はないよなー、みたいな。 ただこれは現代物で、しかも「魔女っ子が使う魔法」に限ってのことですが。 異世界ファンタジーや悪魔退治なんかの話だと、限界だの体系だのの設定が必要になってきますね。 さて、そして自分の話の話(ややこしい)など。 ≫5.セトを人質にセラスを戻るよう脅迫するつもりだった。 >これだけで苦悩するセラスと、それをどうにか止めようとするセトの、葛藤のエピソードができるじゃないですか。 確かに。 これはなかなか興味深いエピソードです。読み応えありそうな感じで。 しかしあっさりボツにしたのには、一応それなりの理由があります。 でも書かなかったわけだし、やっぱり私の怠慢か(笑) えーと。 終盤で私が書きたかったのは、 ・己の命と引き替えに恋人を守る青年 ・少女を苦しませないために、自分は大丈夫だと優しい嘘をつくセト ・最後に真実を知り、その優しさを受け入れつつも深く悲しむ少女 だったのです。 5のエピソードだと、それができないんですね。よってボツ。 ……あ。最初にこの三つをまとめて思考を始めていれば、もっとアイディア出しは楽だったかも(爆) それにそもそも、自分が逃げれば恋人が死ぬことを知っていて、それでも逃げる女の子ってひどい奴じゃないですか? 彼氏に一生懸命説得されたにしても。 私はちょっといやですね……どれだけ少女が苦悩していても、許せない気がします。自分で書いてて腹を立てそうなので、やっぱり5は却下ですね(笑) http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 百ページ突破〜 No.1427 投稿日 2001年5月5日(土)03時00分 投稿者 新木 伸  はっはっは。  主人公、負けた負けた。  まあこうなってみれば、負けたほうがリアルな展開だよな。  いいや、このまま書いちまえ。  もっとプロットの後ろのところで本筋に復帰すればいいや。  ここで捕まる展開になっても、べつに困らん。あのシーンが捕虜になってるシーンに変わるぐらいなもんだ。シーンとしての意味(コンセプト)を同じにして書く方法なんて、いくらでもあるわい。 >魚住さん  ぶー。  例の騎士団の女騎士。  これは「いじらしい」です。  強さ弱さってのは、相対的なものなのね。  自分は「最強の騎士」に技も力も精神も及ばない。それを自覚している人間が、がんばろうとするさまっていうのは、相対的に「弱い」立場であるから、「いじらしい」ものとなるわけね。  なんか魚住さんが出してきた「いじらしい」のパターン。  絶対的な弱さってのを描こうとしているもんだから、なんだかもう理不尽なぐらい果てしなく弱々になっちゃってない?  そんな心の弱い人が、そもそも騎士団の十人衆になぞなれんと思うが。  小公女セーラは、あれは「健気」だよね。  でも一行コンセプト、果てしなく間違ってるぞ。  あれは「健気な少女が逆境にも負けず頑張って幸せになる話」ではない。  TVでやっていたあれは、「逆境にも負けず健気に頑張っていた少女が、棚ボタでまた幸せな生活に戻る話」です。  ダイヤモンド鉱山が見つかる展開って、あれ、セーラが健気に頑張っていたからじゃないでしょ? ただの偶然でしょ? >弟切さん  そうそう。魚住さんの「刃物を研ぐ話」で思い出したけど、せっかく研ぎあげて刃物のレベルにまでもっていったんだから、もうすこし試し切りしてていいですよ。試し切りの具合、わしも見たいし。  とりあえず「気高い」でもう2〜3個。  そのあとはまたお題を変更して、そっちでも2〜3個。  ああ温泉OFFの時に、即興でやってもらってもいいかな。  みやびさんとか、そこらの作家さんとかも引きこんで、「ゲーム感覚」でやってみましょうか。1ネタ5分ぐらい。「笑天」の大喜利みたいなもんか。 >超常現象とか  「主人格が忘れてしまっている言語を、第二の人格が覚えている」ということだって、厳密にいえば超常現象ですがな。  百歩譲って、「そういうことはあるかもしれないねぇ」ってあたりの話なわけで。  「常なることを超えること」ということすべてが、すなわち超常現象。  科学で解明されている範囲。「どうしてそうなるのか。それはどんなシステムによるものか」ってことが説明しきれない部分のことは、みんな超常現象。  多重人格が外国語を話せるってことにたいして、「科学的っぽく聞こえる理由」を付けられると容易に信じ込んでしまう。  その態度が「危険」って言ってるんだけどなぁ。  とりあえず眉に唾して聞いとけ。「そういうこともあるかもしれない」ぐらいで判断保留にしておいて、あとで解明されたときに信じるようにしとけ。  「この特殊セラミックを飲料水タンクに入れておくと、水分子がクラスター化してとてもおいしくなり、健康にもいいんです。これは科学的に証明されたことでして」――なんてのを信じこんで、大枚はたいてただのタイルを買っちゃう人って、怖くないか?  わし怖いぞ。  売りつけるほうは、「嘘」とわかって売ってるわけだから怖くないけど。 >紺野2の再提出  うん。このぐらいの長さ。  それに不必要なものがだいたいそぎ落とされていて(まだすこし残っているようだけど)、いい感じ。  紺野5以降もよし。  あらすじを800字にそぎ落としてゆく練習が功を奏したって感じかな。  このまま続けるように。  ――っていうか、いっぺんこれが出来たんだから、前に逆戻りすることは許さん。  今後は、ずっとこのグレードで提出してくること。 ・紺野5  ボツ。  書いてあるじゃん。「シンデレラはなにも考えずに仮面を手に取る」  つまりここで書かれていることは、「何も考えなかったシンデレラ」。  無欲にあらず。 ・紺野6  ボツ。  同上。  「見た目にこだわらないシンデレラ」  ただし、「シンデレラは年寄りでも若者でも、派手な服でも地味な服でも、関係なく色々な男性を誘う」って展開はいい。  紺野さんが何を書かんとしていたのか、どう無欲を描こうとしていたのか、それはもちろん理解してる。  シンデレラの「見た目にこだわらない理由」が無欲にあることを、王子に言わせるんじゃなくって、読者に納得させろっていうことね。  宿題。  なぜ見た目にこだわらないことが、無欲に繋がるのか?  そこをまず説明するように。論理的に頼むよ。ひとつ。  そうしたら、その「説明したこと」を伝えるには、どんなエピソードが適切なのか考えてくるように。 ・紺野7  ボツ。  OKにしておいてもいいんだけど、ボツにしとこう。  ひとつかふたつ、足りていない。  これは省略しすぎ。  皆に皿を出されたシンデレラ。そのときの気分を描かなきゃ。嫌がっているの? どうなの?  そして王子にも皿を出されたとき。そのときはどうなの?  だけど他の女の子たちに王子に料理を取ってあげる機会を譲ったとき――そのときの気分はどうなの?  ここ、ちゃんと書いておいて「確定」しとかなきゃ、この構図での「無欲」は描ききれない。 >小倉さん  だーかーらー……。  ひとりで解決しようとする理由。アイデア出しって言ったでしょーが。  ああ、そうか。  その1個は20個ぐらい出してきたうちのベスト1ってことなんですね? そうなんですね?  じゃあ残りの19個も見せてください。参考までに。 >小倉さん  過去の提出分、ログに検索かけたら引っかからない。なんでだ?  ふむ。「小倉3」と、数字が半角になっているからか。  シンデレラ迷宮のネタ出しの通し番号。全角数字でよろしく。 ・小倉3  ただのお水を使って、別パターンでOKを勝ち取る展開ってのも考えてみました。  王様に「なんでも欲しいものを言うがよい」と言われたあとに、きょろきょろとまわりを見回して、「……じゃあそこにあるお水を一杯。あの……踊ったら喉が渇いてしまって」とか言わせればOKね。  うん。  ワインよか、こっちのがいいかな。 ・小倉4  ボツ。  慣れない靴をはいていたシンデレラ……ぐらいしか記憶に残らんのですが。  せいぜいが、「自分と踊りたがらない女性に興味を覚える王子」あたりか。 >藤極堂さん  いや、いか君の場合は、それは深読みしすぎってもんです。  だって全然、話に絡んでいないんだもの。  「思いついた設定を書きたいから」という、それ以上の必然性を出してこいってことなわけです。  ミステリー系ならば、ネタバレできないことっていうのは、もっと話の中心にデンと居座っているものでしょう。  ハリウッド進出の話。  ガンダムとゴジラは輸出されてますから、問題はないでしょう。ガイバーも、ハリウッドかどうかは失念しましたが、輸出されてました。  ただどれも観客動員数の書き換えはしていないようですが。  うんうん。スタンスはOK。  ここは技術を磨く場ですから。  「一定以上の技術を持っている」ってのがプロの最低条件であって、それを満たした以後、本人がどんなものを書くかとか、その「味」が読み手に合うか合わないかなんてことは、趣向やら好みやらの問題ですから。  皆が斬鉄剣をぶんぶん自在に振り回せるようになれたら、皆は自分の書きたい話を書けばいいのです。  ただ、「自分の出せる味」と、「買ってもらえそうな味」を見極めて摺り合わせをはかることは、やはり技術とノウハウの問題になってきます。  一発目に「自分の食わせたい味」ってのを出して、それが受け入れられたなら、摺り合わせははからないでOKですけど。 >むにさん  了解しました。  要は、「脈あり。わたしはそう判断した」ってなるのが不自然だってことですね。  でもそれって、むにさんにとって不自然ってことなだけでは?  前に僕とみやびさんとで聞きましたけど、「むにさんは、こう直感しちゃうC子っていうのは気持ち悪いのでは?」って、あれです。  そこにもっと確定できる説明なり情報なりが欲しくなる。そういうものがないと気持ち悪いし、なんだか不自然に感じる。  何度も書いてますけど、「直感しちゃうC子」ってのが、そこに存在していたって、べつにかまわないんですよ。  理由を掘り下げていったなら、「嘘をつくときは極端に短文になる」ってことが出てくるのかもしれないし、もっと他に別の理由があるのかもしれない。さもなければ彼女の直感自体が、早とちりの勘違いによるものなのかもしれない。A子は本当にB君のことをなんとも思っていなかったのかもしれない。  まあいろいろあるかもしれないけど、とにかくC子の描写としては、正しいんです。  そこに描かれているのは、ただ「直感しちゃったC子」なんですから。  それが「不自然に感じる」とされても、「うん。そういう人もいるかもしれませんね」で終わっちゃう。自分の一意見でしかないものを、一般論であるかのように語っちゃいけませんよ。  「その書き方は自分は好きじゃない。しゃっきりしないから」――ってことでいいじゃないですか。  うーん。  納得してもらえるように、こんなのはどうでしょうか? −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  奴は俺の背中に固いものを押し付けてきた。  銃だ――おれはそう確信した。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  この「押しつけてきた固いもの」が銃なのか万年筆のキャップなのか、確かめるすべは主人公にはありません。でも主人公は銃であることを直感したわけですね。  これも不自然に感じますか?  それともこれならOK?  これがOKであるとするなら、C子のやつもOKなはずなんですが。 >採点とか  なんだか最近、ボツにする理由を探してる気がする。デフォルトが厳しい目かな。  採点開始する前。ネタを読む前に、先に「・○○4」とかタイトルだけ書くわけだけど……。その下に「ボツ」とかまず書いちゃってるし……。  よほどのことがあったら書き直す。でもなんか理由を見つけられたら、そのまんま。 >論文と小説の類似点、相違点  うん。似てる似てる。  両者はかなり似てますね。だって「文章で他人に何かを伝える」って根本が一緒だし。  大きな違いとしては、「論文は研究内容さえ興味を引くものであれば、論文の出来が多少まずくとも最後まで確実に読んでもらえる」という点かな。  小説は「出だしの一行目からはじまって、途中ですこしでもつまらないところがあって読者を飽きさせると、すぐにほっぽり出される。試練の連続」てな点です。  「転」が必要なのも、展開を予想をさせたところで、それを超えてくるぐらいやらんと、飽きられてしまうからです。 >八神さん  5が出たね。  「5.セトを人質にセラスを戻るよう脅迫するつもりだった」  これが出てきたのなら、これ、さっそく潰しておかないと。(あ、いま見たらかねやんさんも書いてるか)  話が変わっちゃうからボツにするのは当然としても、潰さないのは怠慢。(かねやんさんも、その意味で言ってる)  だっておかしいでしょ。  セラスが一発で説得に応じてしまうのなら、長老たちは、どうして脅迫しなかったの? とうぜん実行していてしかるべきだ。「考えつかなかった」なんてのはあるはずもない。――となると、実行しなかった「必然」の理由が必要なわけだ。  「7.隣国がセラスを狙っていることが判明し、一時でもセトを消して彼女を一人にするわけにはいかなかった」はもうすこし弱めてやると、「箱入り娘のセラスが、この荒れた世をひとりで生きていけるはずがないので、捕まえるまでの護衛役としてセトを消すことはできなかった」になるよ。ただしその場合は、セトのほうも「箱入り青年」じゃだめだけどね。密命を受けて辺境への旅やらなんやら、忍者みたいな仕事をやっていて、生き抜くすべは充分に持っていた――なんてことにしないといかんが。  元のネタの問題点は、「2国間の争いに焦点が移ってしまう」だから、それさえなくせば、ちゃんと使えるのでは?  「8.セラスの代わりは他にもいる。長老達は面子を保つために一応追っ手を出し、セトを消滅させはするが、追跡を振り切れたならセラスだけは助けてやろうと彼に告げ、少しの時間を与える」のほうは――、使えることは使える。  でもいいの? セラスさえ助かれば、他の女の子が自由意志を奪われて新たな予言人形となってもいいの?  間接的にせよ、その新たなひとりの女の子の幸せと未来を奪うのは、セラスとセトのふたりなわけだ。  作者的には、それを読者に見せてしまっていいの?  そういうことを描いてしまうと、話のコンセプトがすり替わってこない?  自分たちが幸せを得るためには、別の誰かを不幸せにしてもかまわない――とか、なにかそんな方向にさ。  作者ってーのは、神様なんだな。  神様には神様の責任ってものがあるのだな。  セラスだけしか、予言の力を得る適性はなかった――とすることもできる。新たな悲劇が生まれないように、設定にストッパーをかましておくこともできる。  でもそれが出来るのにそうしなかったということは……。つまり、それさえも「必然」ってことになるわけだな。  つまり作者は、「一組が逃れることで、新たな悲劇が生まれる」ってな話を書きたかったことになるわけ。そうなってしまうのね。  ……んで結局、「1」のポケットについては、もっと出しましょう。  ただ「2」と「3」と並行してアイデア出しをすることで、連鎖反応でなんか一気に三つとも片づくかもしれません。とりあえずOKレベルを数個出したところで、他に移ってみるのもひとつの手です。 >>いくつもアイディア出してものを書くなんて経験初めてです(^^;  しかしこのへん、「たわけ」とか言いたいなぁ。うずうず。  あと、そうそう。「3」のセラスが亜人に惚れる理由について。  以前、「好きになることに理由はいらない」と書いたんで、混乱するかもしれないので、ひとことフォローしておく。  前回の場合は、「すでにベタ惚れの状態」からスタートだったわけだよね。  んでもって、今回は、「好きになってゆく過程」があるわけだ。しかもそれはこの話の目玉。一番重要なシーンと言っても過言ではない。  メインで描かれる部分であるからこそ、読者に納得させるだけの「理由」が必要なわけね。  セラスが惚れるにはじつは理由はいらないのだけど、読者が納得するには理由がいるわけだな。  んでもって、ここでのポイントは、「読者をセトに惚れさせること」。  ん? 惚れるのはセラスであって、読者じゃないって?  いいんだよ。  読者をセトに惚れさせることに成功したのなら、読者はセラスが惚れることに微塵も疑いは挟まないから。  たとえセラスが惚れるには状況証拠不十分であっても、誰も気にしねーから。  読者の思考はこうだっ。  セトは自分が惚れるようないい少年だ。→だからセラスも惚れるに違いない。→いいやそう決まった。こんないい少年に惚れないなんて、他の誰が許しても私は許さん。いいから惚れておけ、セラス。  みたいな。  まあ「読者が惚れる」ってエピソードは難しいかもしれない。  わしの頭の中には、「アストラルヨシワラサン」以外にも「仮想読者」が男女とりまぜ数人ほどスタンバっているわけだが、そういうの、まだ八神さんの頭には常駐してなさそうだし。  とりあえず「自分が惚れるような少年」でやっとけ。  それでおおむね、間違いはないから。  あともうひとつ。  この「セラスが惚れる」だけど、「セトが惚れる」に関しても言い換えられることだよね。  セトが惚れることに関してはストーリー的に必須じゃないわけだけど、でもそっちも同じように「読者が惚れてくれる」エピソードを入れられるなら、それがベストであることはいうまでもない。  セトとセラス。  この二人の双方に読者が「惚れた」ならば、二人が相思相愛にならないなんて、読者が許さん。  あと細かいところだけど、「セト」と「セラス」。  音がかぶってる。文字で書いたときに見分けにくいから、作者的にあまりこだわりがなければ、どちらかの名前を変えたほうがよくないか? >杉井君や八神さんの思考開示  どう? これって役に立ってる? >皆の衆  どんなものが自主ボツになって、どんなものが本人OKになるのかとか、そのあたり。「ああ俺、八神さんや杉井さんが、つまんねーからボツとかやってるレベルのやつ、OKにしちゃってるよ〜」とかさ。  どうかね?  わしわからんのよ。いまではそもそもボツのアイデア自体が出てこないから。出てきたアイデアは、「これ、出てきたぐらいだからきっとどこかに使えるはずだ」なんて、妙な確信持ってやってるぐらいだから。  杉井君や八神さんあたりだと、「論外」なんてひとつも出ないようだね。さすがに妄想超臨界状態ならいくつか出てるけど、そういうのはまともに持ちあげて考えたりして、時間を無駄にしないし。  あと「自主ボツ」自体の割合もかなり低い。  八神さんはあれだな。もうすこし、捨てる前に吟味したほうがいいかな。  いくつか、修正すれば良さげになりそうなものとか、ぽいぽい捨ててる。もったいないオバケが出るぞう。  杉井君が「これはなんか使えそうかもしれないから、いちおう取っておこう」とかやってるけど、あんな感じにとか。 >幽界寺さん  ん? 宿題?  わし宿題って、なに出したっけ?  もう完了してないっけ? まだ残ってたっけ?  まあ可能性については、その通り。  無数の「あり得る可能性」のなかから、たったひとつを選び出して読者に提示してみせるのが、作家たる者の仕事なわけです。その根拠となるのが、「それが必然であるか否か」ってところね。  一行コンセプトを定めないことには、なんの「必然」も生まれない。  まあはじめの「もやもや」と考えているうちは、一行コンセプトが定まらないこともあるけど、ビッといったん定めたら、今度は「あらすじ」のほうをばしばしと容赦なく変更してゆくのだ。「必然」の話にするために。 >かねやん  うーん。  さっそく直してくるのはいいんだけど……。  例の「かねやんの場合は、2〜3回の直しの様子を見て、シンデレラ迷宮落ちかどうか判断します」って言ってたアレ。  その回数券、使っちゃってるんだっていう自覚あります? -------------------------------------------------------------------------------- >八神さん No.1428 投稿日 2001年5月5日(土)03時05分 投稿者 新木 伸 >八神さん  ああそうだ。5の展開。  潰す方法にはいくつかあるけど、「実際に書いてしまって潰す」って方法もありますね。  つまり、脅迫状なり使者からの言葉なりが、セラスに届けられる。  セラスはひとりで悩んだあげくに、セトに黙ってこっそり投降しようとするのだが、セトの体を張った行動により思いとどまることになるのであった。そして翻意して、もうしないとセトにたいして約束する。  ……みたいな展開。  ここを説得でやろうっていうのは「たわけ」だが、なにかエピソードで観せてくれるなら、充分に見所にになるんでないの? 中盤のヤマとなるにふさわしい盛り上がりが期待できるかも。  ただし、こーゆーのやると、必要枚数が増えてゆく。  短編でやる以上、はじめから手は出さないのがいいだろうね。長編にするんだったらともかくとして。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1429 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 博物館に行ったり買い物したり No.1430 投稿日 2001年5月5日(土)12時03分 投稿者 とんびの羽根  先日は古墳の出土品である耳輪、腕輪、勾玉、管玉、さらに微細なガラス質のビーズなどに見愡れてました。こういうマイナーな装飾品はあまり教科書で紹介されないのですが、1500年以上たった今でも輝きを失わないのですよね、実物を間近でみることのできる機会があるのは素晴らしいです。東加古川駅近くの加古川総合文化センター博物館では冊とかなしにいきなり地べたに人形が座ってたりしてびっくりしますよ、これはデートでちょっと行っても充分に楽しめますね、巨岩を組んで作った古墳の石室がそのまま保存してあって、これも度胆を抜かれました。 >杉井君や八神さんの思考開示  杉井くんの発想はわたしのツボにはまる傾向がありまして、妄想が始まりますとすぐに共振がはじまります。それだけにその妄想をとめる安全装置のような部分が思考開示では非常に参考になります。  八神さんの場合はちょっと一見発想がランダムに出て来るような感じで、(そうじゃないのかもしれませんが)、思考法としてはまだつかみかねるかな。でも「こんなヒロインはいや」というストッパーが確実に作動しているというのはよくわかりました。 それでは課題いきます >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根6 (骨)美味しいものを一つだけ頼むシンデレラ (起) ・皿にのった妙な食べ物、みんなが一口食べたとたん、かじりかけでフォークをおいてしまう ・不思議に思って一口かじると、まずくてそのままかたまっているシンデレラ (承) ・まずいことを知っている王子が、にっこりとおいしいですかときく(少し意地悪だけど、嫌みはない) ・シンデレラ、王子に恥をかかせてはいけないと考えかじりさしを食べるが、またかたまる ・王子まじめに「貴重なものやおいしいものもたくさんありますから、口直しをしませんか」 (転) ・シンデレラ首を振りながら「それじゃ、おすすめの品をひとつだけおしえてください」 ・なぜひとつだけなのかきく王子 ・シンデレラ「それだけで一生の思い出になりますから」 (結) ・王子「それでは、それが私とのダンスでもいいですか」 ・シンデレラびっくりするが、申し出を受ける  難航しました。起承転結はなんとかできていると思いますが、無欲%が低いかもしれない -------------------------------------------------------------------------------- >>とんびの羽根6 No.1431 投稿日 2001年5月5日(土)13時46分 投稿者 はせがわみやび  固まるほどまずい食べ物のほうが、一生の思い出になるような気が(^^;;;;; -------------------------------------------------------------------------------- 甘かった…… No.1432 投稿日 2001年5月5日(土)15時51分 投稿者 とんびの羽根  しまったー、そっちのインパクトのほうが大きかったか。不覚です。みやびさん御指摘ありがとうございました。これは構成ミスというもの? -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1433 投稿日 2001年5月5日(土)16時09分 投稿者 小倉善哉 < 多重人格が外国語を話せるってことにたいして、「科学的っぽく聞こえる理由」を付けられると容易に信じ込んでしまう。 < その態度が「危険」って言ってるんだけどなぁ。  確かに、そういう態度は私も怖いと思います。  私としては「こういう説もある」っていうくらいのレベルのつもりだったのですが、「こういう説しかない」というレベルで信じてると思われていた、ということでしょうか(ーー;   まあ自分の出してきたアイデアに都合が良い説だから、ついムキになってましたけど、「ビリー」自体が眉唾だって話もない訳じゃないみたいなんですよね。そこら辺、分かっているので、せめて「怖い人」発言は撤回して頂けませんか? このままだと、なんかちょっと哀しいです。(以上、雑談) <ひとりで解決しようとする理由。アイデア出しって言ったでしょーが。 済みません。20個もまだ考えてません。 アイデアの一つ目として下さい。 (次からは一人で解決しようとする理由2とか先に書いておくべきでしょうか) <シンデレラ迷宮のネタ出しの通し番号。全角数字でよろしく。  ああ、全角なのですね。すみません。了解しました。 <小倉3  これ、OKもらったと思って良いのでしょうか?  「喉が乾いて水が欲しい」って部分、書かなくても分かるかと思ってたのですけど…ダンスの後だし。言葉足らずで、やっぱり没ですか? ○短編蟻地獄のコト  あらすじの直しとか、アイデアの足りない部分が多過ぎて、どこから手をつけていいのか分かりません。 <一行コンセプトを定めないことには、なんの「必然」も生まれない。  ええと、自分の4つの短編の一行コンセプト、まだどういう感じになるのか、それすらも分かりません。一行コンセプトから絞って考えた方がいいのでしょうか。  0 一行コンセプト  1 兄と「青年の体に入った姉」が和解したことに対比したエピソード   (主人公が努力するエピソード)   (姉と妹の対立の原因)(兄と弟の対立の原因)  2 彼の精神が帰れない理由  3 ラストシーンを盛上げるためのエピソード  4 <彼>が主人公に惹かれていくエピソード  5 主人公が<彼>に惹かれていくエピソード  6 主人公が一人で解決していかなければならない理由  7 姉視点のあらすじ  8 弟視点のあらすじ  9 兄視点のあらすじ 10 兄と弟の世界はどういった世界か 11 向こうの世界の魔法について  とりあえず考えるべきことを羅列してみました(順不同)  考えるべきことが多過ぎて、どれから手をつけたらいいのやら、途方にくれています。(あ、たわけって言われそう…/汗)  悔しいな。これしきのことで「お手上げ状態」なんて(もちろん諦めないけど)。…書きたいことが形に出来ないってもどかしいですね。じたばた。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 六義園(東京、文京区)に行ってきた。 No.1434 投稿日 2001年5月5日(土)18時48分 投稿者 かねやん あそこ凄いです。職人さんの粋を全て見た感じ。 いやなにがどう凄いのかわからないですけど。 なにやら一要素、一要素がそれぞれ収まっていて、全体の景観の素晴らしさを作り出し、構図を変えてみると、違う素晴らしさが出ていて、それでいて無駄なところが一つも無い。 あんな小説作れたら、一生に悔い残らんだろうと思った。 とまあ、余談はここらへんにしておいて。 >新木さん 1427 >>その回数券、使っちゃってるんだっていう自覚あります? 短編蟻地獄をやるレベルでないってのは分かってますけど、何故と聞かれたら答えられないと思います。 ただ、現在ショックを受けてる事が2つ。 >八神さん 1426 >>マイムが魔女、という理由はそんなに弱くもないと思いますよ。 1.そんなもんなんです、八神さん。 己の一番書きたい話ってなんだった? 魔女っ子の話なわけです。 だから全般を通して魔女のイメージが強くなければならんのです。 これを読んで誰が、魔女っ子の話読んだ〜、と思ってくれます? せいぜい小さな女の子が出てたな〜、くらいかと。出たとしても。 やりたいこと全然出来てません。泣きたくなります、己。 2.上に関連して。 この話の全般を通しての肝は魔女っ子の活躍なわけで、そこがしっかり書かれてなきゃならんです。 なのに己、どうした? 活躍するアイデア出ないから逃げたんじゃないの? 転のアイデア出しも、そう。山場を盛り上げられるようなアイデアが出ないから、ごまかしたんじゃ? 己の書いたあらすじもどきは、しょせん誤魔化しの文。と言うより今まで書いてきた文は、全部どこか誤魔化してます。 もうLv1にも満たない、圏外っていうか。 と、どこまでもネガティブになってしまったり。 でも気づいたのかなりショックですよ。 1.自分の言いたい事もわからず。 2.自分の弱さに気づく。 でも、気づけたからいいや(笑) とりあえず誤魔かすクセが付いてるので、直すための修行やっとります。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1435 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1436 投稿日 2001年5月5日(土)19時25分 投稿者 新木 伸 >健気といじらしい  この分室にたいして、興味があるから飛びこんでみよう――ってのが「健気」。  興味はあるんだけど、距離をおいてうだうだ言ってみるのが「いじらしい」。  あのブドウはきっと酸っぱいから、僕には必要のないものなんだと主張してみたり。僕はブドウをもう持っているからべつに取らなくていいんだと言ってみたり。練習をしなくてもいい理由を次々とひねり出してみたり。「新木流」なる存在しないものをでっち上げて否定しようとしてみたり。  本当に興味がないなら無視していればよいのだけど、それができない。そこんところが「いじらしい」ところ。  俺、健気もいじらしいも好きよ。どっちも守備範囲だし。  皮肉じゃないよ。ほんとだよ。 >とんびの羽根さん ・とんびの羽根6  ボツ。  いちばんの理由は、このエピソードでいちばん印象に残るのが、「すっごくまずいものを食べてしまったシンデレラ」であることね。  あと、なんだか「無欲」の構図っていうか理屈……理解しようと努力しているんですが、なんだかよくわかりません。  あと起承転結の分解をやりたいなら、できあがったものを起承転結に割ってゆく方式じゃ、身につきませんよ。  ネタをまず書き上げてから、それを4行の短縮版にしてみます。  起承転結のそれぞれが1行ずつにあたります。考えなくとも、それぞれの行が起承転結になってます。その位置をそのまま書きうつせばOK。  こんな感じに。 (起) まずいものを食べて固まったシンデレラ。 (承) 王子に恥をかかせまいとして、他も食べてみるが、ふたたび固まってしまうシンデレラ。 (転) 口直しを勧めてくる王子。 (結) おいしいものはどれかを、ひとつだけ訊ねるシンデレラ。  んでもって、わしは採点をするときに、こうして4行構成に頭の中で分解してみるわけですが……。(普段は無意識下での分解)  これのどこに無欲があるん?  解説プリーズ。  すくなくとも自分で出してきたわけだから、なにかしら、「ここのところが俺的に無欲に思う」って部分があるのだと思う。  そこがどこか。どう無欲なのか。論理的に説明すること。  紺野さんと同じく、これ宿題ね。 >小倉さん  ああ、小倉さんはいまは怖くないです。  いま怖い人なのは、紺野さんです。  すくなくとも紺野さん、「そういう説もある」を「そういう事実がある」と受け取ってしまっていると思いますが。 >アイデアじつは1個だった事件  ひどいっ。わたしをだましてたのねっ。  「これは君のために特別に選んだ一個だよ」なんて顔して出してきたくせにっ。適当に出してきた一個だったなんてっ!  アイデア出しの作業って、1個や2個ずつ、個別に出してきたってしょうがないですが。  出すなら一口10個単位から。 >小倉3  ボツです。  だってあれ書いたの、小倉さんでなくて、わしでしょーが。  小倉さんは考えていたかもしれないけど、書いてはいない。  そこに書いてないもんは、それ、考えてないのと同じこと。  言い訳しようが、身悶えしてじたばた暴れようが、書いてないモンは書いてないんです。  書いてないモンは、ゼロなんです。なに考えていようが、すべてナッシッグなんです。  この原理を体に染みこませてください。  また、「喉が渇いて〜」ってことはじつはあまり問題じゃありません。すでに踊ったあとなんだから、喉が渇いているのはあたりまえ。たとえ書かれていなくても、それは常識として推測される範囲内にあります。書いておくのはより強調するため。でも書かなくても、読者には最低限は伝わってますから。  OKとなるポイントは「そこにあるお水」ってところのほうです。これが付いてるかどうかで、ボツかOKかが変わります。  さあ、なぜ? どうして?  これも宿題ね。 >短編蟻地獄 >小倉さん  一行コンセプトをはじめのうちにびしっと決めるのは、これ、難しいですよ。  でもまあ、そろそろやってみますか。  ある程度話のエピソードなんかも揃ってきていて、なんとなく書きたい物も判明しつつあるとき……。  そこからはっきりコンセプトを抜き出すノウハウとしては、やはりイマジー君に出したような、「素材抽出」でしょうか。1131のやり方を参考にして、やってみてください。50個なり100個なりが目標だけど、まあ、考えつく数まででOKです。 -------------------------------------------------------------------------------- って事で No.1437 投稿日 2001年5月5日(土)20時04分 投稿者 かねやん アイデアを出す事を身体に叩き込む練習。 むろん、シンデレラ迷宮参加のこと。 挑戦させてもらいます〜 かねやん3 ------------------------------- シンデレラが舞踏会に着く。 舞踏会で、王子は青い色が好きだという噂が流れている。 舞踏会では色とりどりの衣装がたくさん用意されていて、女性達は慌てて青いドレスを借りて着替えなおしている。 シンデレラは魔女から貰った白いドレスに満足していたので着替えなかった。 王子が舞踏会に姿を表したとき、一面青の中で白いドレスのシンデレラが目立っていた。 王子が目立っていたシンデレラを踊りに誘う。 ------------------------------- かねやん4 ------------------------------- シンデレラが舞踏会に着く。 王子と踊れそうに無い女性達が、王子を一目見ようとして大勢集まって輪を作っていた。 シンデレラも王子を見ようと輪に加わった。 輪の後にいる女性達は、王子の身体の一部分しか見えないので不満に思い、前にいる女性達をどかそうとしていた。 シンデレラは、王子の手を見る事ができたので、満足した微笑みを浮かべていた。 後ろにいた女性達が押されて輪が崩れ、不満気な顔の中で、一人だけ幸せそうな顔をしているシンデレラが、王子の目に付いた。 気になった王子がシンデレラを踊りに誘う。 ------------------------------- とりあえず1、2を書いてあるので3、4としましたが。 あれ、両方とも没でいいですか? 1は確か、無知なシンデレラだし、2は確か勘違いするシンデレラなはず。 -------------------------------------------------------------------------------- 蟻地獄にはまるの巻 No.1438 投稿日 2001年5月5日(土)20時25分 投稿者 幽界寺  あう。悩み悩んで結論がでない。見事に蟻地獄にはまっています。もう少し、悩んでみよう。というわけで、レスです。 >かねやんさん >道端で知らない人に「そこの兄ちゃん」って呼ばれるのと一緒。  あー、なるほど。そういう意味でしたか。すいません、妹という設定に引きずられて勘違いしてしまいました。そういう意味での「お兄ちゃん」だったら、大丈夫です。 >新木さん  ああ、すいません。宿題は完了しています。ただ、その裏に隠れていたものが今も重くのしかかっているだけです。 >杉井さんや八神さんの思考開示  すごいためになりました。色々と自分に足りてないものを自覚することができました。 -------------------------------------------------------------------------------- 採点とか No.1439 投稿日 2001年5月5日(土)20時42分 投稿者 新木 伸 >かねやん ・かねやん3  ボツ。  もしシンデレラが魔女からもらったドレスを捨てて青いドレスに着替えていたら、それは無欲がどうとかいう以前に、人の善意を踏みにじるひどい女というものです。人間失格です。魔女さんが可哀想だよう。  嫌いにならんか? そういう女。  それとも自分的には、全然オッケー?  あと、そもそもシンデレラ、青いドレスはべつに着たくなかったように見えるけど? ・かねやん4  ボツ。  これ再トライ候補。やってもやらなくてもいい。  ここに書かれているままだと、輪の前のほうにいた女の子たちは満足そうな顔をしていたんじゃないの?  そう書かれているが。  これではシンデレラがべつに目立ちません。  この構図、踊れなかった女の子たちが取り巻いて見ていた……を使って、なにかうまくやれそうな方向は残っているとみた。  ただし、その路線でやるにしても、もう一個ばかり「ポケット」を潰しておかないといかんよね。  シンデレラと同じ立場で王子を見ていることしかできなかった他の女の子たち。シンデレラひとりだけがそこから抜きんでて、王子と踊れることになるわけだ。  それが不公平に見えないようにしておかないとならない。  他の女の子たちと違って、一人だけ笑顔でいたから……てな理由じゃ、まだ弱い。読者納得しない。  他の女の子たちが踊れなかったのは自業自得だよ。しかたないよ。……みたいなところまで読者の意識を引っ張っていかなきゃならない。  そうしておかないと、「自分一人だけ幸運を得て、他の人のことをすっかり忘れて、王子と幸せな時を過ごすシンデレラ」……ってことになっちゃう。つまり自己中なシンデレラってことになるわけだ。  1と2?  ああ、そっか。返事聞くまで採点待ちだったっけ。  うんボツボツ。  よく覚えてないけど、きっとボツだから。  ……ってのはあんまりなんで、ちと過去ログ探してみました。  1は「王子と踊らされるシンデレラ」。  2は「人にとても優しいシンデレラ」とか、なにかそんなようなもの。  それにしても、「1と2」と「3と4」で、だいぶ上達のあとが見られますな。  すこしは焦点を絞って物を考えられるようになってきたってことかな。  潰すべきポケットさえ潰しておけば、OKになるようなものにはなってきてる。  ちなみに弟切さんあたりになってくるとね。  潰すべきところはしっかり全部、しかも「うまい」と思うようなやり方で潰してあるわけだよ。 >幽界寺さん  えーと、幽界寺さんの場合、3つの視点であらすじを書く宿題終わったら、つぎ、なにやるんだったっけかな……?  ちと失念。  しばし待て、思い出す。  ……っていうか、わしの「外部記憶装置」であるみやびさんに電話して聞くから。 -------------------------------------------------------------------------------- >幽界寺君 No.1440 投稿日 2001年5月5日(土)20時57分 投稿者 新木 伸 >幽界寺君  電話してみたところ。外部記憶装置もセクタが壊れていたらしく、この先なにをするつもりだったのかはわからずじまい。3つの視点のあらすじを出してから考えようとか、そういうことだったかしらん。  とりあえず、現在の心境っていうか、3つの視点であらすじを書いて、それでわかったこととか、自分の中の考えが変化したところとか、なにかそんなようなことをつらつらと書き連ねてみてくれない?  いまどんな状況にあるのかそれで判断できれば、次にやるべきことをサジェスチョンできるかも。  イマジー君や小倉さんみたいに「素材抽出」でもいいんだけど、現在の幽界寺君の状態は、そういうのとも、なんか違う気がするしなぁ。でもまだよくわからん。 -------------------------------------------------------------------------------- あんきにな。 No.1441 投稿日 2001年5月5日(土)21時28分 投稿者 藤極堂 >「いもうとは魔女(仮)あらすじ」/かねやん2 ぼそっ……表記統一。三点リーダー使用推奨。 あと、自己卑下な発言禁止。 >幼い発想と強い魔力のせいでめちゃくちゃにしてしまう。 >家族のように接してくれる林太郎やアパートの住人達 >林太郎がアパートの住人と力をあわせてマイムの封印を解く。  No.1384で「ストーリー展開が、事実上ほとんどない」「いつのまにかって、なによ?」って新木さんに指摘されたでしょ?  不自然な展開や見せ場を出してしまうのはOKなの。アマチュアなんだから最初からつっこむ隙のないお話が出てくるわけがない。  でも、一個もアイディア出しをしてないというのはダメでしょう。最初から無いのと省略したのでは雲泥の違いなの。どうしてもわかるの、そういうのって。  それから、これシリーズ物の第一話って構成なんだから思い切ってパパのエピソード削るっていう手もアリ。 >国が崩壊しそうになった  んな、ヒューマノイド・タイフーンの起こす騒ぎを林君とアパートの人達だけでフォローできるのか? いや、メルもいるけどさ。 >緊急措置として林太郎達の世界を救うよう言いくるめてマイムを送り出した。  パパ悪人です(笑)。自国を守るためには日本は滅んでもいいのか(笑)。為政者としては正しい判断と言えようが。  メルの魔法でマイムの身の安全は保障されてるかも知れないが迷惑過ぎ。しかも子守を押しつけた相手に嫉妬。大丈夫か魔法の国? これって、「プリンセスメーカー」や「ちょびっ」に代表される子拾い物ですよね。古典で言えば「桃太郎」「竹取物語」。 「ダディフェイス」がヒットしてるので題材としてはいいじゃないのかな。  回数券はどんどん減っていくから、基礎的な知識を勉強しなおしてからトライするのもひとつの方法ですよ。 >ネーミング ちょっと気になったんだけど、みんな登場人物の名前ってちゃんと考えて決めてる? 「祐樹」と「有紀」、「セト」と「セラス」。 音や字面が似てる名前が出てくるのは単に自分好みの名前を選んでいるからじゃないのかな? キャラクターを表す上で名前というのはとても重要です。 近未来の日本が舞台で主人公をかばう好人物の名が「鮫島」や「氷室」では興ざめでしょう。 その名前のもつ意味と語感とを考慮した上で、その世界観に則した物をつけること。 ちなみに、「光の射す方へ(仮)」/八神1の場合は 感情を封じて巫女になる少女というモチーフがチベットのクマリを 「セト」がエジプト神話を 「セラス」がセラフ=天使からキリスト教を 「亜人」という漢字が日本または中国を連想させます。 要するに世界観がバラバラなのですね。 ま、亜人はエジプト神話、人間は聖書、と系統づけしていればあまり問題はありませんが。 -------------------------------------------------------------------------------- では、性懲りも無く書き込みます(笑) No.1442 投稿日 2001年5月5日(土)22時39分 投稿者 本家・榎野英彦 「あのブドウは酸っぱいに違いない」って言いたくなる気持ちよーくわかる。  でもね、「酸っぱい」って決め付けてあきらめたら、絶対に自分のものにならないんだよね。  こんなときは、素直になりましょう 「悔しいなあ、だってあのブドウは、きっと甘いに違いないんだもの」ってね。  これが言えれば、きっとそのブドウは、いつか自分のものになります(笑) -------------------------------------------------------------------------------- だんだん回復してきたような気がする No.1443 投稿日 2001年5月5日(土)22時47分 投稿者 唯野教授 のですが、まだ不安なので少しずつ他の話題にも絡んでいこうかと思ってます。 >杉井さん >ジグソーパズル このアイデア、いいですね。鬱状態で辛いのは、思い出したくない嫌な出来事が次々と浮かんでくることなんですが、それを回避する方法として「何も考えないようにする」というのがあります(「別のことを考えようとする」と、どうしても嫌な事と結びつけてしまう)。 しかしただボーッとしているだけだと、遊んでいる思考力が勤労意欲に駆られるのか、精力的に嫌な事を掘り起こしてくるのです。 そこで効果的なのが、条件反射だけでできるルーチンワークを常駐させておくこと。私の場合はRPGのレベル上げをやってました。 ジグソーパズルも効果的です。しかし箱の絵をみて、「このピースはこの辺りかな〜」なんてやってはいけません。右のピースの山から適当に一つ取りだし、合わなかったら左の山へ。ピースがピッタリはまったら、左の山を右の山に合流させてまた適当に一つ取りだし、合わなかったら左に。これを機械的に繰り返すのが効果的でしょうね。 あ、500箱のピースはもちろん、最初に全部一つの山にして混ぜるのが基本ですな。 少し前の話題ですが、実体験(哀)をしたのでレスしてみました。 >八神伽羅さん >アイデア出し 9番と10番を合体させると、とても私好みの話になりそうです。つまり、人道派がセトを延命する口実として、多数派に賭けの話を持ち掛けるとか。む、でも筋が一本増える上にコンセプトから外れそうだな……。 で、私自身のアイデア出しですが、思いつく絶対数が少なくなりさらに自主ボツの連続で結局一つしか出せませんでした(しかもうまく短くできない)。逃避行動をしてる時間が長過ぎたのだな。 4 ・帰宅する途中、不死者に襲撃される主人公。その再生能力を目の当たりにした彼は、上着も荷物もかなぐり捨てて逃げ出す。 ・何とか振りきるが、駅についた時に定期券を上着の中に忘れたこと、そしてそこには免許も入っていたことを思い出す。 ・もし不死者が免許を見つければ、そこから住所が割れ、主人公はもちろん彼の家族にまで危険が及ぶ。そんな不安に襲われた彼は、上着と荷物を回収しに戻る。 ・不死者と鉢合わせになる主人公。不死者の言動から、すでに彼の住所が知られてしまったことを悟る。 ・自分と家族を守るには、逃げずに不死者を殺しきるしかないと覚悟する主人公。 む、今回の書き込みは全体的に文が荒れとる。 -------------------------------------------------------------------------------- 今夜だけは浮かれて踊れシンデレラ No.1444 投稿日 2001年5月5日(土)23時34分 投稿者 かねやん うおぅ 今回の新木さんの没出しのレスで、己的理解度が少しあがった気分だ! >>潰すべきところはしっかり全部、しかも「うまい」と思うようなやり方で潰してあるわけだよ。 考えが足りないって事だ、疑え己。疑って疑ってケチを付けまくれ。 付けれなくなったら渋々アイデアとして出させてやれ! 貶しのかねやんとなるのだ!! あ、こいつが常駐するとアストラルほにゃららになるのか 納得、納得(いきなり納得してますが、踊るって事で) >>すこしは焦点を絞って物を考えられるようになってきたってことかな。 これについては、やはり雛形を作ったからだろうな。 出来損ないの雛形だけど、これを少しづつ直してより良いものにしていく予定。 あと、無欲の定義付けを文にして書いてみた。 現在のところ「自己が満足するだけの物があれば良いこと」 これも自分で完全に納得できない定義付けなので、直してく予定。 それで思った。 新木さんは、この雛形を何個か頭の中に瞬間にすぱっと作れちゃう。 それも正確な奴を。 無欲については人それぞれ違うけど、新木さんの無欲がしっかりと固定されてる。 だからアイデアが100個くらいすぐ出来る。 その中で一番いいのを選んで使える。 納得、納得 普通の人でも時間をかければ、しっかりした雛形を築く事ができる。 でも他のに課題が化けた場合それが応用できるかわからない。 雛形がしっかりできてるのかも他人にはわからない。 だから弟切さんとかに、別の課題出したり、一番の奴を選ばせるの出してるのかな? 納得、納得? 短編を作るときは、これを全てに渡ってやらなきゃなんない。 それが最低必要条件。 納得、納得 ここまで書いたこと、慣れれば確かに無意識で出来るようになる。バイトなんかで、最初は仕事内容を確認しながらやらなきゃできないのが、何も考えずに出来るようになるのと同じ だから、己だって必ず全部できるようになる。 納得、納得 新木さんが全部意識しないでできる作業も(これは確かにつまらない)、己なんかは一度目に見えるものに書いて忘れないようにしてる段階ですから、楽しい限り。 自分の足りない事をやれるのって楽しいです。しかもその後にも道があるんだから。 あと人に教えることって大変な作業。進んでくれるだけだったら楽しいですけど、戻っちゃったり、停滞しちゃったりするとイライラするもんです。少なくても己はそう。 だからホント感謝してます。こんな課題作ってくれたことも、見てくれる事も、続けてくれてることも。 -------------------------------------------------------------------------------- >藤極堂さん 1441 No.1445 投稿日 2001年5月6日(日)00時59分 投稿者 かねやん >>ぼそっ……表記統一。三点リーダー使用推奨。 当たり前の事ですよね。 >>あと、自己卑下な発言禁止。 注意します、はい。 >>でも、一個もアイディア出しをしてないというのはダメでしょう。最初から無いのと省略したのでは雲泥の違いなの。どうしてもわかるの、そういうのって。 今回落ち込んだ理由の最たるものがこれ。無意識で、と言いたいけど意識してやってますね。 だけど六義園行って感動したらすっきりして考えました。 自覚したら、直そう。直せないなら身体に叩き込もうって。 >>それから、これシリーズ物の第一話って構成なんだから思い切ってパパのエピソード削るっていう手もアリ。 今度あらすじ書くとしたら、とりあえずはしっかりしていて完結しているもの、を先に置くのでそこまでは考えてません。嘘です。しっかりしていて完結していて面白くて、かつがシリーズ物の第一話、って構成が出来たら一番嬉しい。 >>んな、ヒューマノイド・タイフーンの起こす騒ぎを林君とアパートの人達だけでフォローできるのか? いや、メルもいるけどさ。 これに対して、マイムが魔法を使う的を「林太郎に彼女を作るため」に絞ったんですが全然問題解決になってませんな。 >>パパ悪人です(笑) そのとおり(笑) いや、そんなイメージ付けるつもり無かったんですが結果なっちゃいましたねえ。もう笑うしか無いな。 事実は小説より奇なり 言い換えると、小説は事実と違って説明できない事って存在しないんだよ〜 ってことですね。 >>回数券はどんどん減っていくから、基礎的な知識を勉強しなおしてからトライするのもひとつの方法ですよ。 もう無いです(笑) 今の目標は基本的なことを勉強すること、体得すること。 >>ちょっと気になったんだけど、みんな登場人物の名前ってちゃんと考えて決めてる? 元気な女の子は3文字で呼べるようにすること、くらいです。やってる事といえば。 日本人だったら、漢字に意味を持たせてその由来を考えることくらいはするんですが。だから最近の子供の名前(当て字とか、凄い読み方とか)付ける事はできないです。 横文字で名前を付けるのは全然駄目。皆さんどうやって付けてるんでしょ? なにかの引用? -------------------------------------------------------------------------------- 傷ついた 獅子の紋章 胸に下げ No.1446 投稿日 2001年5月6日(日)01時55分 投稿者 霧原 智亜希 どうも。久しぶりにCDTVを見てたらこんな時間になってしまった霧原です。 ちょっと繋いでなかっただけでもう「久しぶり」と言った気分です。 まずはシンデレラのネタ出し、いきます。 霧原6 ・王様が戯れで、踊ってる姿が王子とお似合いだった女性になにか褒美を与えようと告げる。 ・シンデレラが選ばれる。 ・王様が褒美を与えようとするとシンデレラは笑顔で丁重に断る。 ・王様はなぜ褒美を受け取らないのか訊ねる。 ・シンデレラは満面の笑みで、だって今日は憧れの王子様と踊れたんですもの、とこたえる。 ・それを聞いた王子、シンデレラにもう一度踊ってくれないかと申し込む。 以下は雑談です。 >シンデレラ迷宮  以前までは自分なりにストライクゾーンに見えてたのですが、最近いまいち分からなくなってます。アストラルアラキさんの賞味期限が切れたのでしょうか(ネタ出しはお早めに?)  そのせいかなんなのか。前回のシンデレラのネタ(霧原5)に対する新木さんのレスで最後に、 >なんかガッカリ  と、言われてしまいました。が、霧原は初めこれを読んだ時「が、ガッカリされてるよ俺。ていうかこれってどちらかというと指摘って言うより感想じゃあ(笑)」と、なんだかウケてしまいました(笑……ってる場合じゃないだろ>俺)。さて、今回の霧原6は……どうなることやら。 >最近の子どもの名前  そういえば前に、薬局でデータ入力(名前を打ち込んだりもするらしい)のバイトをしている友人から「最近の子どもの名前は凄い」と、色々聞いたことがあります。  あ、最近の子どもといえば、キムタクの子ども。心美ちゃんでしたか。  読み方は……なんでしたっけ(笑) -------------------------------------------------------------------------------- No.1447 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1448 投稿日 2001年5月6日(日)08時00分 投稿者 新木 伸 >>事実は小説より奇なり >>言い換えると、小説は事実と違って説明できない事って存在しないんだよ〜 >>ってことですね。  うん。そうそう。  小説もそうだけど、作られる話には、「たまたま」ってことはあり得ない。  「偶然そうだった」なんてことは、その存在を許されないって意味ね。  だからあれだな。いか君の短編課題の前のバージョンのラスト。  話のラストでもって、学者が有翼人の村を去る。それは「たまたま」学者の調査がその時期に終わったから。  あれはダメなわけね。 >雛型とか  雛型か。  新木語ではそれ、「パターン」って言う。  「ああ無欲だなぁ」って思わせるパターンのほかにも、「落ちこんだ少年が立ち直るパターン」とか、「男の子が女の子に惚れるパターン」とか、「トラブルを引き起こしたやつが周囲に許されるパターン」とか、いろいろある。  こういうもののストック、いくらわしでも、いきなり作れるかい。  どこかに書いた覚えもあるけども、過去の蓄積なんだってば。  「すぐに作れちゃう」のではなくて、「すでにそこに在る」わけね。  短編蟻地獄程度でひーひー言ってる人のストックの量というのは、言うならば、一人暮らしの男の部屋の冷蔵庫みたいなもんです。  かろうじて冷凍室が付いてるような小さいれーぞーこ。  しかも、中身はほとんど空っぽ。  こっちはプロでやってんだから、大型の業務用冷蔵庫がずらりと並んでる。当然だ。じゃなきゃ仕事にならん。  そのいくつもある大型冷蔵庫の中には「プロを志望した瞬間」以降に集めた食材がずらりと収められているわけだ。  いろいろな話を「読んだり/見たり/観たり/聞いたり/プレイしたり」するじゃん。  常に頭のどこかでは他人の作った話の分析をしている。  「あ、この女の子っ、健気っ」とか、「あ、これいじらしい」とか、「おおこのシーンはこうやって盛りあげるのか」とか、無数のパターンを手に入れてきた。  それらのすべては、各部分ごとに切り出されて、いつでも使えるように仕分けされて、みんな冷蔵庫に収まっている。  もちろん、自分で作りだしたものもある。  でも外で仕入れてきたもののほうが、やはり圧倒的に多い。  ストーリーの創作に関することをはじめたのが、最初はTRPGだったから、18歳ぐらいの時か。小説を書き始めて、プロを本気で目指したのが20歳のとき。もうすぐ21の誕生日を迎える頃だったか。  いまわし、32歳だから、もう14年間。もうちょっとで「人生の半分」の期間ってことになる。  それだけの期間、読むもの観るもののすべてから、あらゆるパターンを切り出して溜めこんできてる。  常に分析する姿勢は体に叩きこんで、無意識的な習慣にしてある。  だから「無欲のパターン」で冷蔵庫の中を探すと、3つ4つはすぐに出てくるわけだ。  そりゃまあ、残りの足りない分は作らんといかんけど。  このあいだ誰かが出した「新機軸」の「無欲」だって、もう冷蔵庫にしまってあるぞ。  しかし自分の小説を書くときには、なかなか冷蔵庫の中身じゃ間に合わない。けっこう新しく作りださないとならんものが多い。すべて有り物で間に合うなら、すごく手間が減って、年10冊ぐらい楽勝に思えるのだが……。  この手のことって、「引き出しが少ない」と言うこともある。用語は違うけど、内容は同じことね。  話の筋のパターンの持ち合わせが少なかったり、盛りあげる演出的手法の持ち合わせが少なかったり、キャラクターを表現するエピソードの持ち合わせが少なかったり……。  引き出しの少ない人って、プロの現場じゃ役に立たんのね。  リテイク出されて何日も何週間もうなってるようじゃ、お話にならん。その場で出すんだよ、その場で。その瞬間に。直しのプランなりなんなりを5秒で出す。  「ああそれダメですか。じゃあこんなパターンの展開はどうです?」みたいな。  いまやってる短編蟻地獄の狙いのひとつとして、自分の「引き出しの少なさ」を自覚してもらうってこともある。  中身はこれから溜めていけばいい。  でもまず自分の中身が「空っぽ」であることを知って、それに危機感を持たなきゃ始まらんわけだ。 >霧原さん ・霧原6  ボツ。  これボツですな。シンデレラは単に強欲でなかっただけ。それに、そもそも褒美はあんまり欲しくなさそうだったし。  甘いな。  「褒美を辞退するシンデレラ」ってものをただ見せただけで、読者のハートに「ああ無欲……くうっ。ずっきゅーん」って、なると思う? ほんとに思う?  とりあえず王子と踊れて幸せそうな様子だけは伝わってきます。  でも、これはそれだけのものでしかない。  霧原さんの場合は、ストライクゾーン、がんがん狭くしていってます。  もうすでに見えてるゾーンに投げ込んだって、そんなの、あまりまえのことで経験値入らんでしょう。  霧原5の「がっかりー」は、「もう一曲おねだりをするシンデレラ」ってのがでてきたところで、「これは一見強欲と思わせといてあとでひっくり返すパターンかっ!?」と期待したのに、まるでそんなのじゃなくって、じつは単なる何の変哲もない「ボール球」だったのでがっかりってこと。 >唯野君  この4自体は、ボツだな。  ただしこの「逃げないパターン」そのものは流用できる。  要は、「なにか大事なものを取られてしまって奪い返さなきゃならない」ってことでしょ? この4の場合は、取られた大事なものは、「住所を知られた」であるわけだ。  べつに情報でなくて物であっても、このパターンは成り立つのでは? 呑み込んじゃって腹の中にあるとか。 -------------------------------------------------------------------------------- インプット量とか No.1449 投稿日 2001年5月6日(日)08時01分 投稿者 新木 伸 >インプット量とか  上の話の流れ的に、ふと思ったことだけど……。  書き手としてのレベルって、あるよね。  それともうひとつ、読み手としてのレベルっていうか経験っていうか、そういうのもあるよね。  この「読者としてのレベル=読書量」ってことに限っていうと、ひょっとして皆、かなり少なかったりするのでは?  引き出しの少なさ加減の原因はそこかなぁと思う。  わし、映画と読書はあまりしないほう。  作家としてはかなりインプット量は少ない部類。  だけど……それにしたって、映画なら「あらすじ」を言えるものが百ぐらいはすぐ出るし、小説はSFとライトノベルにだいぶ偏っているけど、それでもSFで数百冊。ライトノベルも同じぐらいで数百冊。合わせて千冊ぐらいは確実に読んできてる。  あとマンガとアニメ。  週刊漫画はサンデー/マガジン/ジャンプを購読。ここ20年ぐらいはずーっとインプットしてきてる。いまも続行中。  アニメは最近はあまり見とらんけど、二十台の中頃まではメジャーどころはだいたいおさえてた。  このぐらいのインプット量って、じつはかなり「少ないほう」です。  たったのこれっぽっちで作家やれてるのが、もう驚異的なほど。  だいたい、作家仲間に聞いてみると負けてる……っていうか、わし、インプット量に関しては青びょうたんの貧弱君だもん。  みやびさんは、僕よりも確実に多いことは知っている。  藤極堂さんあたりは、かなり多いように見受けられる。  皆、自分のインプット量がどのくらいなものか、ちと自己申告してみそ。 -------------------------------------------------------------------------------- ストック No.1450 投稿日 2001年5月6日(日)10時56分 投稿者 かねやん >新木さん 1448 >>この「読者としてのレベル=読書量」ってことに限っていうと、ひょっとして皆、かなり少なかったりするのでは? 僕の場合はそのとおりですね。分析をしたことってあまり無い。意識してやるようになったのはここ最近か。 だからアイデアの自転車操業になるわけだな。 眠っていた記憶から必死にたたき起こして、使えそうだとすぐに飛びつく。 何が入ってるかごちゃごちゃしてわからない冷蔵庫の中で、使える食材を懸命に探しています。 >>藤極堂さんあたりは、かなり多いように見受けられる。 藤極堂さんの指摘は、本当に凄い。実は一番藤極堂さんから指摘を貰えるのが楽しみだったんですよね、己。 本当は、これを自分の中でできるようにならんといかんです。楽しみにしちゃいかん。これなら指摘されんだろうって物を作ってからはじめて人に見せなきゃいかんです。 でも慢性的に「作品ミテミテ病」にかかってしまってる己が、自分の発作を我慢できなくなって未完成のまま出しちゃう。 相手の指摘を憤慨に思える、誇りを持てる作品を提出しよう、己。 -------------------------------------------------------------------------------- >かねやん No.1451 投稿日 2001年5月6日(日)11時05分 投稿者 新木 伸 >かねやん >「いもうとは魔女」  そろそろ、言うかな。  ところで……。  パパが来て、連れ戻される危機を脱して、ってところまでが1話目だとするなら、2話目はどうなるわけ?  前にhpに連載するつもりの話とか書いてたけど、いまのこの課題っていうのは、短編蟻地獄なわけだな。  あのあらすじ、とても短編にゃならんぞ。  主人公と兄妹としての緊密な関係を築くとか、それなりの量のエピソードが必要になってくるでしょ。いままではまるで考えていなかったようだから、それを指摘するのはちょっと待っていたわけだけど。  テレビアニメなら、女の子が魔法の国からやってきて、主人公のところに居着くまでが第一話。その子が騒ぎを起こすのが2話。4話あたりにひとつのヤマがあって、雨降って地固まるの原理でもって、そこでようやく二人は兄妹としての関係を構築する。  そうやって、ひとつずつステップを踏んでやってくものでしょ。  ちなみに短編というのは、テレビアニメの三十分程度の尺にあたるものです。  ストーリーの分量としてはそんなもん。テレビアニメだと、正味23分か。六十枚ぐらいの長めの短編でもって、まあOVA30分ぐらいなもんかな。  この30分の中に、来て居着いて騒ぎを起こして兄妹の関係を築いてパパが来て逆らってパパ許して人間の国に残ってもいいことになる……なんて、いったいどうすれば詰めこめるの?  無理です。  長編として展開するならば、全8章ぐらいの構成にして、連作短編形式にするならできるだろう。  一章、二章ではなく、一話、二話……てな形ね。  連れ戻しにきたパパを追い返すまでが、8話ぐらいかけて第一巻とする。  そして第二巻では、魔法少女のライバルが魔法の国からやってきて……とかさ。まあそんなようなパターンの展開だよな。  短編一話分ならば、「魔法少女がやってきて主人公の家に居着くようになる」。  こんなもんやろ。  これをまず起承転結に分割することからだな。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、そだそだ No.1452 投稿日 2001年5月6日(日)11時24分 投稿者 かねやん >幽界寺さん 1438 >>あー、なるほど。そういう意味でしたか。すいません、妹という設定に引きずられて勘違いしてしまいました。そういう意味での「お兄ちゃん」だったら、大丈夫です。 ここ唯一己が憤慨できた部分。その設定は頭の中でしっかりできてたから。 ただそれを他人が納得できるように書けなかったのは、己の責任。 こう言うときは謝らずに「あー、なるほど。そういう意味でしたか。じゃあそれがわかるようにあらすじにしっかり書け!」と言うのが正解かも(^^;; -------------------------------------------------------------------------------- No.1453 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- そうですね No.1454 投稿日 2001年5月6日(日)11時48分 投稿者 かねやん >新木さん 1451 >>あのあらすじ、とても短編にゃならんぞ。 それは気づいてはいました。兄妹としての緊密な関係を築くところなんか単純な時間に考えても、短くて1、2ヶ月。その間にそれだけについてのエピソードを山のように詰め込まなければならない。 ただ、これは自分の話の作り方が悪いからだ。短編として作る方法があるはずだ。ってことで凝り固まってました。 >>長編として展開するならば、全8章ぐらいの構成にして、連作短編形式にするならできるだろう。  一章、二章ではなく、一話、二話……てな形ね。 阿智太郎さんの「住めば都のコスモス荘」と同じタイプですね。こちらも想定はしていたんですが、同じような型があるのに、どのくらいの長さになるか考えてない。すぐに長編向きって納得できるはずなんですけどね。 今度あらすじ書き挑戦するときは短編になる話を作りましょう。 -------------------------------------------------------------------------------- >1454 No.1455 投稿日 2001年5月6日(日)12時14分 投稿者 かねやん >>兄妹としての緊密な関係を築くところなんか単純な時間に考えても、短くて1、2ヶ月。 訂正 小説内時間で、短くても1〜2週間。自分がやりたい事をやるなら1ヶ月は欲しいところ。 -------------------------------------------------------------------------------- CDデッキクリーナーを買った。高い。 No.1456 投稿日 2001年5月6日(日)12時48分 投稿者 杉井光  爽やかな休日の朝。杉井は内臓丸出しでネタ出し公開中なのです。前回が思いの外好評だったので、複雑な気分です。自分の盗撮されたビデオがインディーズAVのランキングに載った気分?  ちなみに「ボツ」「論外」「たわけ」なアイディアですが、演技だと思って出せば出ると思います。事実、前回の書き込みの1)〜5)はわざわざはずしたアイディアをひねりだして書きました。  「完璧にコンセプト通りのアイディア」が出せるのなら、その逆もまた可能だと思うのですが……。でも久美沙織さんも、「『叩くのにうってつけの悪文例』って、自分ではなかなか思いつかない。だからアマチュアの人の書いたのを自著で『使っていいですか?』って訊くんだけど、たいてい断られる(笑)」って言っていましたから、身体がそもそもそういうふうになってしまっているんでしょうね。  僕は貴重な実験動物か。カモノハシ? 『0.37プロポーズ』は、現在、アイディア出しの経過を公開するというきわめて特殊なやりかたであらすじを構築しております。したがって、まだできておりません(笑)。初期設定に関する突っ込みは遠慮なくどうぞ。ありがたく受け取ります。  では、前回の続き。まずはアクニィ空白の千年を埋めてしまいましょう。 16)甘いものばかり食べていた。千年デブ。 17)体中の体毛をぬいて毛根を殺していた。  その後の展開にあまりにも支障をきたしそうなので、微妙な線上アイディアです。新木さんの「全身傷だらけアクニィ」も、やはりその後が大変そうなので遠慮してしまいます。そんなアクニィ見たらミンシア逃げだしちゃうんじゃないだろうか、とか。あと、「自己破壊」の要素が強すぎるのもどうかと。なかなか魅力的なアイディアではあるのですが、短編でやるには枚数が足りないような気がするので。これを踏まえて↓ 18)麻薬漬けになっていた。 19)自分の血で部屋の壁・床・天井にびっしりと緻密な抽象画を描いていた。  18)は16)の「快楽におぼれるパターン」、19)は17)や新木さんの「全身傷だらけ」など「自傷」パターンの緩和バージョンです。どうしてデブよりジャンキーの方が「緩和」されているのかというと、これは完全に見た目の問題ですね。デブはヴィジュアルインパクトや滑稽さが強すぎます。 20)星の数を数えていた。 21)円周率を暗算で計算していた。  20)は、思いついた瞬間、「これ、ボツだろ……」と思ってしまったアイディアですが(シンプルすぎる気がしたので)、よく考えるとなかなか雰囲気があってよいので通過。サハリエル・オーバーブースト中は視覚拡張が起きるので、さぞかし星がはっきり見えることでしょう。21)は、ですね……。円周率って暗算で割り出せるのか? という疑問はさておき(結論から言うと、できます)、なんだかSFっぽいアイディアなので個人的にお気に入りです。19)よりこっちの方がいいかも。自分の血で壁にびっしりと3.141592653589793238462643383279…………。えくすたしー。  さて。閣議決定。  21)+10)を採用しようと思います。 「円周率を暗算して部屋の壁や天井に血で書き付け、そうしながらサハリエル・オーバーブーストで時間を遡ろうと試みていたアクニィ」ですね。  「円周率」採用の理由としましては。  理由1:あえてものすごく無意味な継続作業(しかも、千年続けても終わらない)をさせることで、強い現実逃避を表現できている。  理由2:自分の血を使うことである程度の自己破壊を表現できている。  理由3:ヴィジュアルインパクトがわかりやすく適切な強さ。  理由4:小道具が要らない。  アクニィは実際SSG内部でどういう状況に置かれていたのかといいますと、まず、サハリエルシステム・エンジンは抽出機が体組織埋め込みになっていて(うなじに金属製の丸い奴がくっついている)、そこからケーブルが天井にのびています。ケーブルは生命維持装置のやつと共用で、不安定要素を取り除くために代謝機能は全部機械任せ。眠ってしまうとポリス全体が非常に困ったことになってしまいますので、不眠処置も施してあります。部屋には他に何もないと思うのですよね。なんせポリスの電力を一人で担っているわけですから、機械に徹してもらわないと困ります。  ミンシアが部屋のドアを開きます。目に入るのはどす黒い壁と天井と床。真ん中にぷかぷかと浮かぶひも付きアクニィ。1350年ごしの、再会。  ミンシアはアクニィにらぶらぶなので、このさいほうっておきましょう。アクニィは。ミンシアを見て、どういう行動にでるのでしょうか。  身体の機能を元に戻すために、アクニィは病院にぶちこまれます。ところがその夜、アクニィは病院を抜け出してしまいます。代謝機能を機械依存にされたままのアクニィは、一人で出歩くと6時間くらいで死んでしまいます。6時間はちょっと長いかな。じゃあ3時間。ミンシアは必死で捜します。さてアクニィはどこに行ったのでしょうか。なぜ病院を抜け出したのかと言いますと、これは現実逃避状態がまだ続いているから、それとミンシアの好意が怖くなったからです。  ミンシアはレベルコに協力してもらって、重力体検知機能でアクニィを探し出して駆けつけます。アクニィがミンシアを拒絶していることを彼女は痛感します。  ……アイディア出しをしなければならない箇所は、まだ山のようにありますね。道は遠いです。てなわけであらすじはこの次。 >M:tGの話。  たとえ話については、M:tGを知らない人でもなんとなくわかると思いますが。「−1/−1」を「無欲なシンデレラというコンセプト」、「ライオン」を「指輪を拾ってそれを届け出る正直なシンデレラというアイディア」に読み替えれば、みなさん身にしみて理解できると思います。  ただ。  新木さんは「−1/−1が場に出ているときにはライオンのことなど意識しない」と言っておられましたが、そうではないのです。ある程度以上のレベルのデュエリストは、たとえどんな状況にあろうと、自分に与えられた全てのリソースを意識しながらゲームを進めます。相手のターンだからといって自分の手札のクリーチャーを意識からはずすということはありませんです。相手のクリーチャーをブロックするか、呪文をカウンターするべきか、そういったことの判断材料は、場や手札や墓地やライブラリなど状況の全てです。  たとえ−1/−1が場に出ていたとしても、手札にあるサバンナ・ライオンは「1/0で、白1マナのライオン・クリーチャーカード」であり、リソースにはかわりないのです。たとえば場にPandemonium/伏魔殿(EX)が出ていて相手のライフが1だったとしたら、たとえ出てすぐに死んでしまうとしても、ライオンをプレイしますよね?  このへん、M:tGのデュエルは「与えられた状況の中で、限られたリソースを使ってベストをつくす」のに対し、小説の構築は「ほとんど無限の選択肢があるリソースの中からベストを選ぶ」という違いが出ているのだと思います。つまりデュエルと小説書きはあんまり似てねえのでたとえ話としては有効ではない、と。  デック構築と小説構築は、目玉がとびでるほど似ているんですがね。デックタイプの偏りが原因で禁止カードが出るところとか。「感情に乏しくて身体弱そうなアルビノの女の子禁止(とくにシャギーの内ハネはスタンダードでも禁止)」とか。  杉井のM:tGがレベルいくつかについては……、今度デュエルしましょう新木さん(笑)。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- >かねやん No.1457 投稿日 2001年5月6日(日)12時55分 投稿者 新木 伸 >かねやん >>小説内時間で、短くても1〜2週間。自分がやりたい事をやるなら1ヶ月は欲しいところ。  いいや。1話だ。  ここに2話だの3話だの必要だなんて言ってやがったら、現場では「能なし」と言われる。速攻首切られて、ポイだなポイ。他のシナリオ担当を据えなきゃだわさ。  ――って、なんの「現場」の話だ?  仮定。  共同作業の現場にて、「ストーリー構築のプロフェッショナル」ってスタンスで、シナリオなりなんなりの役割で参加している場合の話ね。  「本物の兄妹以上に緊密な関係を築きあげる二人」ってなコンセプト。  これでちょうど、1話分ぴったりの内容。  なんか話の流れを見ていると、「いもうとは魔女」はもう捨てて、他の話を出そうとかしてるようだけど――。  簡単に捨てたりすると、指摘してくれてた人に失礼ってなもんです。わしのことはべつにいいけど。  どうせ練習なんだし、その1話のところだけを短編にするって手がまだ残ってるじゃん。  これが応募作だったりすると、「シリーズの一話なんです」ってのは論外なわけだけどね。  あとかねやん。  書きこみの数が増えることはべつにかまわないけど、あっさりと書きすぎ。書いたものそのままアップしてるでしょ?  いくら書きこみしてもいいけど、アップ前に通して見直し、ノルマ5回以上。  いや10回だな。10回。  今後1ヶ月ぐらいは10回見直しをつづけるように。  それ以降は5回でもいいや。  ただし今後一生。5回見直しをつづけてゆくこと。  掲示板だろうが小説だろうが、ほかのどんなものであろうが、人に読ませる目的の文章を書くときは、どんなときであっても例外なし。  体に叩きこめ。  わしだって最低3回、通常5回はやってるぞ。  これ一生つづけてく。  料理人が調理の前に手を洗う習慣を持つ――それを一生つづけてゆく。  それと同じことだ。 -------------------------------------------------------------------------------- >杉井君 No.1458 投稿日 2001年5月6日(日)13時24分 投稿者 新木 伸 >杉井君  いや、だからそれが考え甘いんだって。  そんなような甘い体づくりでもって、通用するような世界に生きてないのよ、わしらって。  プロの格闘家にさ、「腰の入ってないシロウトのへなへなパンチ出してみてくださーい」とかオーダー出して、その通りできると思う? できんでしょ?  君もそうならなきゃいかんのだ。  逆にいうと、それができるようになっていたら、もうプロになっているとも言う。  あとアクニィの話。  ほうほう。SSGを開いてきてからの展開、いい感じになってきたじゃんか。  思ったんだけど、人間って、1350年も経ってから、他人のことを覚えていられるものだろうか? 時間逆行を試みる理由にあたる「死んだ人のこと」は覚えていても、その名前なんてのはもう忘れてしまっている。助けたいと思っている「仲間」が全部で何人なのかも忘れてしまっている。  生きていた人の側のミンシアなんて、思い出せないんじゃなかろうか。  あと時間停滞率って、0.37%って数値は変更不可?  もっと低くしておけば、1350年が1万年とか、100万年とかにならんかな。  100万年はアレにしても、1万年ぐらいあったほうがインパクトないかな。上のなにもかも忘れているってことにしても、年月は長ければ長いほうが説得力でるし。  いっそ1億年とかにしたら、これはもう、言葉さえ忘れてたって納得しちゃうな。  うん。  小説とMTGの相違点の話。  プロット作成段階と、デッキ構築は、似てる。  あと小説の執筆段階と、デュエルは、これまた似てる。  書いている段階で動かせる(変更できる)ことと、プロットの段階でしか動かせないこととがあるわけだな。  小説って、書き始めてから変更可能なことは、デッキの運用範囲の柔軟性ぐらいなもんだ。 -------------------------------------------------------------------------------- 長さがくせになりそうだ No.1459 投稿日 2001年5月6日(日)14時17分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >小倉さん  自分の書き込みが新木さんにつっこまれたので返した、という気分でいました。もとの話題を離れてつっぱしってすみません。 >新木さん >すくなくとも紺野さん、「そういう説もある」を「そういう事実がある」と受け取ってしまっていると思いますが。  やはり私ですか。  「ダニエル・キースが〜と書いた」    →1)信じる       …理由:ノンフィクションだから。    →2)疑う理由はないが、信じる理由もないので、とりあえず記憶にメモ。       …理由:証明できないが、反証もできないから。    →3)嘘だと思う。       …理由:超常現象だから。  その他いくつかあると思いますが、それはとりあえず置いておいて。  新木さんが「怖い」といっているのは、たぶん1)です。私は2)。新木さんは3)。  私が3)でない理由は、簡単に「それは超常現象だ」と言ってしまうのは、逃げてると思うからです。それが、私が「超常現象」という言葉に持っているイメージなので。  あと、簡単に人を「うそつきだ」と言うのは、抵抗があるからかな。  2)は、「今は反証も証明もできなくても、いつかはどっちかはっきりさせてやる」という姿勢のつもりです。  「はっきりさせる」の中には、「ダニエル・キースは嘘を書いた」「嘘ではないが、事実と違う事を思い込みで書いてしまった」なども含まれます。 >そういう説もある というのは、そういう記述が存在した時に、疑う理由は私は持たないので、「嘘だ」と口に出して言うわけではないけれど、信じるわけでもないということです。  「○が×と言っている」は「×だ」とは全然違いますから。    あと、私は多重人格を疑っていませんが信じてもいないので、私にとって、「多重人格を裏付ける説明とか現象」というのは、あってもなくても正しくても間違っていても、別にどうでもいいです。記憶にメモするだけです。そういう記述もあったなーと。あとは思考がストップします。おおもとを信じていないのに、細部を検討してもめんどうなだけな気がするからです。 >かねやんさん  つっこみです。 >うなだれるパパを見た林太郎が、いつでも遊びに来ていいからパパと一緒に帰るようマイムを説得して、理解したマイムとパパが帰っていく。  マイムに、帰るように説得するくらいなら、封印を解く手伝いなんてしなくていいのでは?  帰りたくないマイム。しかしパパに魔力を封印されてむりやり連れ戻されそうだ。魔力を解放してマイムが帰らなくていいようにしてあげなくては。林太郎と住人達がんばる。というなら、わかるのですが。 >「シンデレラ迷宮」  感情を書かず行動のみで「無欲」を描かなければいけないんだと、勘違いしかかっていました。GW中には、OKをもう少しためたいな〜と思っていたがもう終ってしまいますね。 >見た目にこだわらないシンデレラ  「見た目にこだわる理由」→1)見た目に反映される何かを狙っている(金持ちとか)              →2)見た目に価値がある(かっこいい男と歩くと自慢できる)  「こだわらない理由」→1)見た目が必ずしも「なにか」を反映しないと知っている…無欲ではない。            →2)見た目で見えない欠点があるかもしれない、とわかっている…無欲ではない。            →3)見た目に反映されない別の「何か’」を求めている。               …「何か」が一般的で「何か’」が一般的でないと、無欲に見える事がある。            →4)見た目が何かを反映するかもしれない、という事すら知らない…無欲ではない。天然。 紺野8(むしろ紺野6’) ・最後の曲以外、娘達から男性をダンスに誘っていいことになる。 ・王子は踊りが嫌いなので、見守っている。 ・娘達は、王子の目に止まらなくても金持ちと結婚できたら楽しく暮らせるだろうと思う。金持ちは派手な服を着ているだろうと派手な服の男性とだけ踊りたがる。 ・シンデレラは、話していると楽しい人と結婚できたらきっと楽しいだろうと思う。 ・シンデレラは年寄りでも若者でも、派手な服でも地味な服でも、関係なく色々な男性を誘う。 ・王子は、会話がはずんだ相手と続けて踊りたがるシンデレラに気づく。 ・最後の曲で王子はシンデレラを誘う。 紺野9(「発展版」紺野6’) ・娘達は、金持ちの男性のダンスの誘いしか受けない。 ・シンデレラは、自分を誘ってくれるような男性はみな、すばらしい人間性を持っているのだろうと思い、すべての誘いを受ける。 ・ベランダで休んでいた時、小姓にもダンスを誘われる。 ・小姓は舞踏会に参加してはいけないのだが、実は踊りたかった。誰の誘いもうけているシンデレラに頼んでみたのだ。 ・シンデレラは喜んで小姓とも踊る。 ・それを見ていた王子が、シンデレラをダンスに誘う。 紺野10 ・王子が転んで足をすりむく。 ・娘達は、王子の手当てをして王子に気に入られたいと思い、王子をうばいあう。 ・王子のまわりは大混乱になる。 ・王子が転んだ時たまたま王子の側にいたシンデレラも、王子の目に止まりたくてハンカチを取り出す。 ・しかしシンデレラは、娘達にもまれる王子の困った顔を見る。そこまでして王子に気に入られなくてもいいと思う。 ・シンデレラはハンカチを放り出して輪から離れる。 ・やがて輪が解けてけがにハンカチを巻いた王子が現れた時、シンデレラは王子が元気そうでよかったと思う。 ・しかしそのハンカチはシンデレラのもので、王子はシンデレラをダンスに誘う。 紺野11 ・王子はファッションにこっている。舞踏会ごとに違うアクセサリーを配り、娘達がどうアレンジするかを楽しむ。 ・その日のアクセサリーは、腰に結ぶためのサッシュだった。 ・シンデレラは、近くにいた娘から後ろで結ぶ流行の結び方をしてほしいと言われて、結んであげる。 ・ほかの娘からも次々頼まれて、全員に結んであげる。 ・シンデレラ以外みんな大広間に入ってしまう。結んでもらわないと流行の結び方はできないので、シンデレラは自分で適当に結ぶ。 ・結び方が貧弱なので、男性は誰もシンデレラをダンスに誘わない。しかしシンデレラは、サッシュを結んであげた娘達が楽しそうに踊るのを見て満足する。 ・王子は、ほとんどの娘達が流行の結び方をしているので、誰かが結んであげた事に気づく。 ・王子は一人だけ結び方が違うシンデレラに、サッシュを結んであげたのか尋ねる。シンデレラがうなずくのを見て、王子はダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- 短編蟻地獄について No.1460 投稿日 2001年5月6日(日)14時43分 投稿者 新木 伸  短編蟻地獄。  みんなもっと、がっと集中して、ちゃきちゃきやろーぜ。  短編一個モノにするのに、いったい何週間かけるつもりなんだい?  プロット4日、執筆10日。  合計二週間ぐらいで、60枚の短編を一本。  そのぐらいがプロの仕事のペースだぞ?  しかもこれ、だいぶ遅筆系。  もちろん編集さんに突っこまれるような箇所もなく、プロットも本文のほうも最初の一発で完成レベルまで持ってくることが前提。そうでないなら、もっと早くないといかん。執筆5日で直し5日とかさ。  まあ、なんかトラブってリテイクもらってスケジュール引っ張ることとかは、たまにあるだろうけど。  それにしたって、これ原稿料でいったら、12万円×2回だから、一ヶ月の収入、たったの24万よ。食ってゆくのに最低ぎりぎり、譲れないセンなのね。  サラリーマンなら手取り24万なら悪くはないが、わしらはここから税金やら保険料やら、資料代やら交通費やら打ち合わせ費やら仕事道具のパソコン代やら、そのほか諸々出ていくわけだし。  手取りにしたら半分以下になってる計算だな。月12万の手取りってことだな。  まあわしは短編の仕事はやってないが。  2週間で短編一個書くよりも、2〜3ヶ月かけて長編一個書いたほうが金になるし(短編6個書くより断然ギャラはいい。書き下ろしなら原稿料でなくて印税式だから、売れれば売れただけ収入が増える)。  まあ学業なり仕事なりがあるとしたって、プロットはやっぱ一週間ってとこだな。  2日で第1案出して、指摘をもらうのに1日。2日で問題点を直してきて第2案。また指摘受けて(今度は細かいとこのみ)、そして1日で直してきて、そして最終的なゴーサインが出る。  こんなもんで7日か。  まあ、そんなとこだろう。  練習とはいえ、たるんでないか?  これは「集中」する訓練でもあるんだよ。  締め切りとか、直しの期限とか、そういうものを設定されたほうが集中できる人は、その旨申し出てください。検討します。  また「危機感」が欲しいという人も別途申し出てくるように。  「○日でこれをクリアしてこなければ、もう知らん」とか、そういう危機感をあげます。 P.S.  昨日は15ページ。今日は10ページ。  息抜きにレス書きしながらで、けっこう原稿もはかどってる。  まあ状況次第だけど、今回の「修羅場」はこのままレスを続けながらこなしていけるかも。 -------------------------------------------------------------------------------- >紺野さん No.1461 投稿日 2001年5月6日(日)15時22分 投稿者 新木 伸 >紺野さん >> 感情を書かず行動のみで「無欲」を描かなければいけないんだと、勘違いしかかっていました。  紺野7のことかな。  勘違いじゃないよ。その通りだよ。  あくまで「行動」のみで、無欲を描きだす。それはその通り。  ただし紺野さんは、この「行動」ってものに含まれる範囲を誤解していたかもしれない。  たとえば「嫌がらずに皆に料理を取ってあげるシンデレラ」とか書いたとして、これは感情を書いたことにはならんのだな。表情やら態度やら、そういうのも人間の「行動」のうちね。  そのときのシンデレラの心境を、読者に(またプロットを読んだ相手に)分かるようにしようってこと。 >多重人格のこと  だから怖いのは、紺野さんのスタンスなんだってば。  「ダニエル・キースが〜と書いた」ってあるけど、紺野さん自身は、その本を直接読んだわけじゃないんでしょ?  選択肢のなかに、「4.聞いた情報だからどっかで歪んでいたに違いない」ってのが出てこないスタンスが、怖いっていってるんだが。  あとわしが問題にしているのは、「多重人格」ではなくて、「習っていない言語を話す」というそっちの現象のほうね。  これについて、紺野さんは、「そういうこともあるかもしれない」とか書いてるんだが、覚えないかい?  たとえば1343とかで、紺野さんはこんなこと書いてるわけだ。 >> ノンフィクションというジャンルで出しているんだから、「クイーンズイングリッシュ」とか「クロアチア語」関連の話が、「精神病関連のプロ」から叩かれるほど眉唾でもない、って事は編集の人が確認しているはずですよね。プロに。真実かどうかでなく、説明として、一般的といえるか、ってところで。 >> だから、多重人格の男が女の「口紅を塗るしぐさ」ができる、っていうのも、きっとプロから見ると、一般的な説明と言えるんでしょう。多重人格は、もとの人格が知らない言語だって話せる病気なんだ、と。  要約しよう。 ・編集のプロが確認しているはずだから、それなりに信憑性があるはずだ。 ・精神病関連のプロのあいだでは、多重人格という病気が元の人格の知らない言語を話せる病気であると認められているはずだ。  怖いのは、上記2点。  なんだってそう、人の判断を安直に信頼する?  いいやそもそも、人の判断とか、そんな問題でもない。  自分が読んだこともない本の話だろ?  仮定の仮定の仮定あたりの領域の話が、君の中ではすでに「事実」になってしまってないか? ・紺野8  ボツ。  結婚したくて、より素晴らしいの相手を探しているシンデレラ。  これ無欲か?  シンデレラにとっての「素晴らしい相手」は、この場合「会話の楽しい人」ね。価値観の違うべつのお姉さんにしてみれば、この「素晴らしい相手」というのは「お金をもっているひと」となるかもしれない。 ・紺野9  OK。  こっちは、まあなんとかOK。  ただし「自分を誘ってくれる男性はみな、すばらしい人間性を持っているのだろうと思い」とか入れてあると、そこにケチつくおそれがあるのう。  そこのところをまったく書かなくても、このネタは問題なく成立するでしょう。  ちょっと自分で削ってみて、眺めてみそ。  10と11は、またこんど。 -------------------------------------------------------------------------------- 帰ってまいりました No.1462 投稿日 2001年5月6日(日)17時17分 投稿者 弟切 千隼 鰻[うなぎ]の国(謎)より戻った弟切千隼です。 久しぶりに会った友達とお酒を飲んだらちょっと飲み過ぎてへろへろになったりしましたが、おおむね無事で楽しい旅行でした。今週は気合いを入れて働かないと温泉OFFの旅費が出ません(;_;) たった三日ばかり空けただけなのに、すごいログの量ですね。予想通りです。 新木さんへ > 気高いシンデレラの課題、もう少し続けます。 温泉OFFで課題出しというのは正直怖いです(^^; 弟切千隼は温泉に浸かると、ほよよ〜んとアホロートルのような両生類化してしまうので、ものを考える大脳皮質がなくなって考えられません……という言い訳は効きませんね。 精進します。 > 入力の量 弟切千隼は読書好きと言いつつそれほど量は読んでいません。だから引き出しの量も少ないです。全然自慢になりませんね(;_;) 実は私はヤングアダルト系の小説はあまり読んでいなくて、早川文庫のSFとファンタジーをよく読んでいました。創元のSF文庫も少し。あっ、でも昔のソノラマ文庫は結構読んでいましたね。 あと、神話ものが好きなので、古代メソポタミアの『ギルガメッシュ叙事詩』、古代ギリシャの『イーリアス』・『オデュッセイアー』、ゾロアスター教の『アヴェスター』、古代インドの『ヴェーダ』・『ラーマーヤナ』、日本の『古事記』、キリスト教の『聖書』、イスラム教の『コーラン』などを、日本語に翻訳された範囲で一通り読みました。 翻訳ものが多くて、原語で読んでないのが痛いところですね。しかし、例えば『ギルガメッシュ叙事詩』を原語の楔型文字で読めるのでしたら、今頃はそれを生かして別の職業に就いている気がします。 どちらにしろ、入力の絶対量が足りません。こちらでも精進しなくては。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1463 投稿日 2001年5月6日(日)20時05分 投稿者 唯野教授 >この4自体は、ボツだな できればボツ理由を教えていただけるとありがたいのですが。レベル1の人は、ただ「ボツ」と言われるだけでは分解能の補正が出来ないのですよぅ。 >物であっても、このパターンは成り立つのでは? 呑み込んじゃって腹の中にあるとか。 成り立たないと思います。だって飲み込まれても腹掻っ捌いて取り出せばいいわけだし、奪還したらもう戦う必要は無くなっちゃうし……。む、そういえば情報にしたって、脳を吹っ飛ばされても再生したら記憶が維持されているっていうのはなんか変だな。マクスウェルに聞いてみなければ。 >インプット量 読書量については、概算ですが1500〜2000の間かと。ジャンルに偏りはあまりないはず。むしろ、作者が偏ってるんですよね。好きになった作家の作品を集中的に読むから。 しかし分析した作品となると30あるかどうか……(しかも大半が頭の中だけ)。 え〜ところで、ゴールデンウイークも今日で終わりですけれども、私は残留でしょうか出戻りでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- 迷宮入り No.1464 投稿日 2001年5月6日(日)21時16分 投稿者 弟切 千隼 という訳で、弟切千隼は「気高いシンデレラ」の課題を提出します。 弟切7 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・城の舞踏会で、料理は立食バイキング形式で個々人が取って食べるようになっている。シンデレラがテーブルに近付いて料理を取ろうとしていると、彼女の隣で料理を取ろうとした男性が派手な音を立ててフィンガーボウル(注)を引っくり返し、中の水が少しシンデレラにもかかってしまう。 ・粗相をした男性は真っ青になってあたふたとし、シンデレラに謝る。回りの人々はその粗相ぶりを嘲笑する。シンデレラはハンカチで自分と彼に付いた水滴をぬぐいながら、微笑んで彼を許し、城の使用人を呼んで、控え室で彼の服を乾かせるように依頼する。 ・再びテーブルのそばに派手な音が響く。見れば王子がわざとらしくフォークを取り落としている。過ちは誰にでもあるものですねと言いながら王子は微笑み、服が乾いたら踊って下さいませんかとシンデレラを誘う。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 注:大概の方は御存知と思いますが、一応説明しておきます。 フィンガーボウルとは、西洋の食卓において、デザートなどを食べて汚れた指を洗うための水を入れて置いてあるボウルのことです。 連休のリフレッシュ効果?でもう一つ。 弟切8 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・王子の誕生日を祝って城で舞踏会が開催される。客はみなお祝いの品を携えてきて、麗々しい口上を述べながら高価な宝石や美味な食物、珍奇な動植物などを王子に捧げる。 ・そんな中、シンデレラは、これは家事の合間に私が世話をして育てた薔薇ですとだけ述べて、自宅の庭から持ってきた香り高い白い薔薇を一輪、王子に捧げる。人々は失笑するが、シンデレラは恥じた様子を見せず、堂々と王子の前で一礼する。 ・王子はその態度に感銘を受け、贈り物を受け取る時間が終わるとシンデレラのもとへやってきて、踊ってくれるよう申し込む。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− うう、未だに迷宮から抜け出せるかどうか不安です。永遠に迷宮入りしていたらどうしましょう(^^; -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1465 投稿日 2001年5月6日(日)22時38分 投稿者 新木 伸 >弟切さん  いや、問題ないです。  考えるのは「体」であって、頭とちがいますから。  頭でどうこうやってるレベルは、それ、身についたっていわない。  身についていればどんな状態でもできますよ。  ちなみにあそこの温泉、外にある露天のほうは、ほぼ体温程度の温めのお湯なんで、いつまでも何時間でも入ってられます。8時間入りっぱなしで、ずっと話し込んでた――なんてこともありましたし。(日本酒持ち込み)  しかし弟切さんのほうは、女湯なんだなぁ。  残念。話とかできんか。  あそこ混浴とかもあればいいのに。水着着用とかで。 >唯野君  「論外」とか「たわけ」とかで、単に「ボツ」だった場合は、まあ、ありきたりだとか、おもしろくないとか、さもなきゃリアルでない(不自然な部分がある)とか、そんなところかな。  路線を外しちゃいないんだけど、「あまり良くない」ってところ。  このへん、シンデレラ迷宮のボツとは若干意味合いが違ってくるか。  ちなみに今回の場合は、3つ全部。  ありきたりで面白くなくって、なおかつリアルじゃないってところか。  ありきたりなのは、恋愛ものの出会いのエピソードでありがちな「生徒手帳落としちゃった〜」みたいなのをそのまんま使っていること。  リアルじゃない点は、定期やら免許やらを忘れたのが、「たまたま」である点。上着に免許が入ってる必然はないわけだ。たまたま主人公は上着に入れてた。たまたま荷物と上着をかなぐり捨てて戦った。「たまたま」の二乗。  しかも上着を忘れてくるのは、主人公の迂闊さが引き起こす自体。主人公は「たまたま」逃げるときに気がつかなかった。ここで三乗。  面白くない点は、これ、戦ってねーじゃん。  出会って逃げるだけ。まだしも前のバージョンでの「腕試しに倒しに行く」のほうがわくわくするぐらいだ。  戦う理由の持ってゆきかたに、読者がノレないってところが問題なんだな。  冒頭で逃げる展開にゆくなら、それ、ずーっと延々逃げまくる話にしなきゃいかんよ。  はじめは逃げることになっているってーのに、途中で展開が「いややっぱ戦わんと」なんてことにすると、読者は嫌になる。「ならはじめから戦う展開にしとけ!」ってお叱りが来るぞ。  残留か戻りかって、まだそれを決められるほど数出してないじゃんか。たったの4つだけ。  OKレベルを10個あたりを目標にやる話だったわけだ。  せめてそのぐらい出してもらわんことには。  とりあえずまだ論外とたわけはでてないから、続けていいと思うぞ。ぬるいの出してきたらいつでも戻すけど。 >弟切さん ・弟切7  OK。  んー。なんかもうひとつパッとしないんだけど、ケチつける箇所が見つけられなかったのでこれはOKにするしかないくさい。  まったく同じネタ、同じ構図、同じような展開で、ほんの些細な細部のディテールの追加でもって、もっと華やかに気高さを引き立たせる方向がありそうな感じ。わしの直感がそう言っている。  ためしにシンデレラにぶっかかった水の量を、「少し」ではなくて、「たっぷり」にしてみると、これはそんなに濡れても平然としているとリアルでなくなってしまう。  いやシンデレラ本人は気高いから平然としていてもいいんだけどね。普通、乾かしに行くだろ、てな感じで。まわりの反応がずれなくちゃ変。リアルでなくなる。  まあこのへんは弟切さんももちろん考慮ずみなはずで、「たっぷり水をかけちゃう」パターンなぞ考えたあげくに潰してきているはずだが。  んー。なんだろう。 ・弟切8  OK。  このままでもOKレベルではある。  でも惜しい。王子のその薔薇にたいしての印象をいれなくちゃだわさ。  珍奇な植物ばかりのなかで、一輪、すっくとまっすぐに立っている薔薇になにか感銘を受けるとかさ、そーゆーの。それで育て主であるシンデレラをダンスに誘うのね。「育てられたものの気質=育て主の気質」って構図ね。  せっかく「自分で育てた薔薇」っていう粋な小道具を出したんだから、その小道具をきれいに最大効率で完璧に使いきってやらなきゃ。もったいないオバケが出るぞ。 >紺野さん ・紺野10  ボツ。  シンデレラが身を引く理由は、王子が困っていたからです。  これは優しい系なりね。  あとシンデレラの放り出してきたハンカチを持って、あとで王子がやってくるのが論理的に変。飛躍がある。まわりじゅう女の子が押し合っているのに、それまでとくに印象になかったはずのシンデレラを王子が覚えているはずがない。ハンカチが床に落ちてたって、これ誰のだろで終わるはず。  だいたい落ちてたハンカチで手当てしたら、ばっちいです。 ・紺野11  ボツ。  ファッションに凝っている王子なら、流行の結び方をしてないシンデレラはダメ娘なんじゃないの?  さもなければ、シンデレラひとりが違う結び方をしていたので、かえって興味をそそられたのかもしれないが……。  これ、まずどっちなのか書くことね。  あと、最初に「王子はファッション魔」って構図を出したなら、それはずっと最後まで貫いてください。  つまりシンデレラに興味を持つ点も、ファッションがらみでなくちゃならない。  ファッション魔の王子は、みんなに縛ってあげて自分だけ取り残されたシンデレラに、その点について興味を持っちゃいけない。 -------------------------------------------------------------------------------- GWも終わりを告げますねぇ・・・ No.1466 投稿日 2001年5月6日(日)23時12分 投稿者 卯月 修羅 >新木さん  えっと、全員回答のアンケート答えます。  杉井さんや八神さんの思考過程は大変参考になりますね。最初のアイデアを出してからそれを斬り捨ててどんどん考えていってよりよいアイデアを出しているわけですが、このアイデアはこういう理由でボツとか、これはいつか使えるかもしれないから引き出しに入れておくとか選別している過程がためになりました。そんだけよく思いつくなぁという「たわけ」なことを最初に思ったのは内緒です。  今まで読んだ本の数ですがライトノベルに限っていえば自分が持っている本の数が大体400強なので友達から借りて読んだのも数に入れると800ぐらいですかねぇ。読んでいるマンガは週間と月間のジャンプ、マガジン、サンデーと週間チャンピオン、スピリッツ、スペリオール、ヤングマガジン、ヤングキング、ヤングアニマルなどほぼ読んでます。アニメはあまり見たことがありません。ちゃんと見たのはガンダムとエヴァぐらいですね。全部に言えることですがボクは好みが激しいので自分の好みじゃないと判断すると読まないクセがあるのでどれだけ身になっているか疑問です。  前にあった女騎士の問題。ボクもどっちかというと健気かなと思ってしまいました。健気といじらしさの本質的違いが「強さ」にあるなら十人集と呼ばれるほどの騎士なら当然健気ではないかと。でもその女騎士がいくらがんばっても最強の騎士が女としてでなくたんなる部下としてしか見てくれないならいじらしいかなとも思いましたが。そのぐらいが今のボクの分解能です。  頂いたものは今週中にはすべて読み終わると思うのでそうなったらメールで感想送りたいと思います。しかし、まぁ、なんというか、すごく楽しんでいます(笑) -------------------------------------------------------------------------------- 新木さん、紺野さんへのご返事と、シンデレラ提出 No.1467 投稿日 2001年5月6日(日)23時12分 投稿者 かねやん >新木さん 1457 >>いくら書きこみしてもいいけど、アップ前に通して見直し、ノルマ5回以上。  いや10回だな。10回。  今後1ヶ月ぐらいは10回見直しをつづけるように。  それ以降は5回でもいいや。 >>ただし今後一生。5回見直しをつづけてゆくこと。  掲示板だろうが小説だろうが、ほかのどんなものであろうが、人に読ませる目的の文章を書くときは、どんなときであっても例外なし。  体に叩きこめ。 了解しました、体に叩き込ませます。 >紺野さん 1459 >>うなだれるパパを見た林太郎が、いつでも遊びに来ていいからパパと一緒に帰るようマイムを説得して、理解したマイムとパパが帰っていく。  マイムに、帰るように説得するくらいなら、封印を解く手伝いなんてしなくていいのでは? 封印を解いてからマイムを説得するまでに、下のものが抜けています。これだとどうでしょうか ・マイムと一緒に帰れない事に、がっかりしてうなだれてしまったパパ ・パパを見て後悔している、マイム。 ・パパとマイムの様子を見て、あちらは本当の家族だという事を改めて感じる林太郎。 ・寂しさを押さえて、林太郎がマイムを説得する。 「いもうとは魔女(仮)」について さて現在、新木さんの記事(1451、1457)に関連しますが、「いもうとは魔女(仮)」を、第1話までの短編として作り直す事を決めました。 こちらのほうは基本的な事を体得してから、改めて提出させてもらいます。 八神さん、幽界寺さん、藤極堂さん、紺野さん、そして新木さん ご指摘、お叱りの言葉、本当にありがとうございます。 他の見てくださった方々にも感謝しております。 提出したときには、またよろしくお願い致します。 さて話は変わって、シンデレラ迷宮4(再)、5を提出させてもらいます。 かねやん4(再) ------------------------------- シンデレラが舞踏会に着く。 王子と踊りたい女性達が、王子の周りに集まって輪を作ってる。 シンデレラも王子と踊れたらという憧れを抱いていたが、叶うとは思わないので、せめて王子を一目見ようと輪に加わる。 女性達は、少しでも王子の目に止まりやすい場所を争って、互いに押し合っている。 シンデレラは輪の向こう側にいる王子を、ちょっとの間でも見る事ができたので満足して輪から離れる。 あまりにも押し合うので輪が崩れ、女性達がみんな倒れ込んでしまい舞踏会は一時中断される。 女性達は恥ずかしさのあまり、文句を言いながらも慌てて起き上がる。 輪から離れていたので巻き込まれなかったシンデレラは、突然の騒ぎに驚きながらも女性達が起き上がる手助けをする。 王子も近くの女性達が起き上がるのを手助けをして、ただ一人巻き込まれていないシンデレラに気づく。 舞踏会が再開され、一曲踊り直すと、王子はシンデレラを踊りに誘う。 ------------------------------- かねやん5 ------------------------------- 踊り疲れて休憩しているとき、王子が顔を覚えてもらおうと集まっていた女性達に、今の暮らしぶりについて尋ねる。 女性達は趣味の事を、不満に思っている事も含めて答える。 女性達に一通り聞き終えた王子が、疲れも癒えたので踊り直そうと会場に目を向けると、壁際で1人佇んで楽しそうに、踊っている人々を見ているシンデレラに気づく。 王子は、シンデレラにも声をかけて同じ事を尋ねる。 シンデレラは炊事や掃除、洗濯をしていると答える。 それ以上何も言わないシンデレラに、王子が一番楽しいときは何か尋ねる。 シンデレラは嬉しそうに、あげたエサをネズミさん達が喜んで食べてくれるところを見る事、と答える。 答えを聞いて女性達が大笑いする。 何がおかしいのかわからなかったシンデレラだが、おかしな事を言ってしまったのだろうと思い、顔を真っ赤にする。 王子が微笑みながらシンデレラを踊りに誘い、みんなが驚く。 シンデレラは、笑われている自分を誘うのは王子の恥になるからと断ろうとする。 王子は、シンデレラの答えを気に入ったので踊りに誘った自分の心をあなたは否定するのですかと尋ねる。 シンデレラはそんなことは無いと答え、素直に踊りの誘いを受ける。 ------------------------------- -------------------------------------------------------------------------------- きょうはじゅうよんぺぇじかいたのー No.1468 投稿日 2001年5月6日(日)23時53分 投稿者 新木 伸  うむ。  今日一日で、14万円は稼いだ計算だな。  昨日と合わせると29万円だな。  日々が毎日こうであれば、長者番付にも載れるのだが……。  ビール3本目。  やはりエビスはうまい。  しかし酒飲んで小説を書くのは禁忌にしてたんだけど、けっこう書けるもんだな。  頭で書いてないからか?  なにやら主人公が十二歳の女の子のパンツを引き下ろして、尻叩き百叩きの刑を決めてるくさい。でもなかなか頑固で泣き入って謝らんものだから、百叩きが千叩きになってるくさい。あれは試してみるとわかるわけだが、一枚でも布があると、ぜんぜん痛くなくなってしまうものなのだ。そうなのだ。これはリアルというものなのだ。 >かねやん ・かねやん4(再)  OK。  でもひとつ抜けてる。おたがいに娘たちを助け起こしているうちに目があったとき、王子が質問しなきゃ。「君はどうして、僕のまわりにいなかったんだい? 僕には興味ない?」とかさ。そうしたらシンデレラは答えるのだ。「そんなとんでもない! ……あの。さっき一目だけ……、見れましたから」  むう。いかんな。  これそのまま書いてきたら、おれ、ボツ出してるな。  やっぱ酒はいかんな酒は。  まあ要するに、王子はシンデレラが取り巻きにいない理由を知らないわけだ。なんとかしてそれを王子が知らないことには、構図がうまく稼働しない。  直接質問させるのが、いちばんベタな方法。ほかにも王子が悟ることのできるような「情報」を入れておけばOKだな。 ・かねやん5  OK。  でも枝葉を刈り取って、必要最小構成要素のみにすれば、もっと短くなるはず。  ちとやってみそ。 -------------------------------------------------------------------------------- マクスウェル No.1469 投稿日 2001年5月7日(月)00時39分 投稿者 新木 伸 >唯野君 >>脳を吹っ飛ばされても再生したら記憶が維持されているっていうのはなんか変だな。マクスウェルに聞いてみなければ。  っつーか、いまごろ気づくか。(^^;  これも、アイデア10個出しね。  マクスウェルは禁止カードってことで、ひとつ。  古橋さんの「マクスウェル」は、究極の再生力というものをリアルにするために、記憶のことを潰すために出してあるアイデアなわけね。 -------------------------------------------------------------------------------- 出た出た No.1470 投稿日 2001年5月7日(月)01時49分 投稿者 新木 伸 >杉井君  おお。出た出た。聞いて聞いて。  オレ出せた。「たわけ」なやつ。いま酒が入ってるから、ついに1個出せた。  アクニィが発電システムから引き出されるじゃん。  それで病院に収容されるんだけど、そこからさまよいだしてしまうじゃん。  そこから先の展開。  アクニィ、車に跳ねられて死ぬのよ。それでEND。  どうよどうよ? オレってたわけ?  すごいすごい? えっへん? >『0.37プロポーズ』  とりあえず、アクニィが発電システムのなかでなにをやっていたのかということは、そんなもんでしょ。それ採用ってことで。  まだまだ、もっといいアイデアも出そうな雰囲気だけど……。  ここって、話の中の重みづけの優先順位では、まあせいぜい3番とか4番目あたりってところ。あんまりコストかけても仕方がない。  このぐらいで妥協しておいて、もっと大事なところに時間を使うべきだな。  もちろんわかってるだろうと思うけど、1番大事なのは、「アクニィがどうしてミンシアを受け入れる気になるか」ってところね。  ここの展開こそが、最も大事。キモの部分。  まあそこを先にやってもいいし、あとにまわしてもいい。  ところで、他にアイデア出しが必要なものがどれだけあるか、リストアップしてみそ。  まだあらすじの2版を作る段階じゃないのは、これは当然だな。  最初のものは、なんにせよ叩き台は必要なんで、不完全でも未完成でも出してもらわんと困るわけだが。 >ドラマとか  前に「ドラマよこせよ」とか言ったけど、さて、「ドラマ」とはなにか。  なんていうのかな。「変化」とか、そういうもの。  はじめ「A」という形だったものが、話を通じてエピソードを重ねることで、はじめとすこし異なる「A’」に変化する。もしくは「B」という別なものにまで変わってしまうこともあるかもしれない。  ストーリーの中には、その変化量にちょうど見合うだけの「エピソード」が存在していなければならない。  エピソードからの「力」を加えることによっては、はじめて「A」は「A’」に変化することができるわけだ。  もしエピソードによる「力」がなにも加わっていないのに「A」が変化してしまったりすると、これは変。「まるで小説になってない」ということになる。  またエピソードによる「力」は多少はあるけど、「A」が「A’」になるのには足りない。不十分であったりする場合には、それもまた変。やはり「小説になってない」といわれる。  逆に、「力」が過剰にあるのに、「A」が「B」まで変化せず、「A’」どまりになってしまっているのも、これはやはり変。  『0.37プロポーズ』の場合、変化するのはアクニィの精神だ。  スタート時点では、ミンシア(周囲すべてもか?)を拒絶。  しかしストーリーの最後には、少しだけ(もしくは全面的に)受け入れるようになる。  この変化に見合うだけのエピソードをひねり出さないとならない。  ちなみにアイデア出しでやった「発電システムにいるあいだになにをしていたか?」っていうのは、アクニィの初期状態の定義のために必要なアイデア出しだった。  アクニィの初期状態は、「どつぼ」。  これをいかに観せて納得させるか。そのためのアイデア出し。  まあ円周率を暗算して、自分の血で書き連ねている様は、それはどつぼの人間を「納得」させるポテンシャルを持ったエピソードだわな。 -------------------------------------------------------------------------------- 連休の終わりに No.1471 投稿日 2001年5月7日(月)01時58分 投稿者 八神伽羅  所用で東京ビッグサイトまで行ってきました。  金をもらって自分の書いたものを売る、ということの難しさと恐ろしさを、あそこに行く度に痛感します。  ……え?もっと他の場所で感じろ?  ごもっとも(笑) >ネーミング  すみません、あんまり考えてませんでした。  確かに発音紛らわしいですね。変えましょう。  両方とも世界観を混乱させる原因になってるみたいだから、いっそ二人とも。  特に意味はなかったんです。「セラス」なんて、たまたまパソコンの脇にあった本から無断借用したものだし……ああ、己のセンスのなさが憎い。  それにしてもこういう時、知識量のなさが露呈しますね。  セトがエジプトの神様の名前、というのは一応知ってましたが、名付けたときに連想はできない程度の「知っている」だったし、チベットのクマリなんて今日初めて知りましたから……。  とりあえず、次回までに名前を捻りだしてきます。  ところで私はカタカナで名前を付ける際、作法がよく分からないので英語読みとドイツ語読みの名前が混在したり、という情けないことになりがちなんですが、手っ取り早くそういうミスをなくすためにはどうすればいいんでしょう。  各国語を勉強していくのがベストなんでしょうけど、そうもいかないし。 >アイディア出し 「5.セトを人質にセラスを戻るよう脅迫するつもりだった」  「ボツにする」と「潰す」は違うんですね。一緒なんだと勘違いしてました。  えーと、「亜人を道具としてしか認識していない長老達は、巫女が護衛の亜人を愛しているという発想できず、ただ言いくるめて逃亡に利用しているだけだと考えていたので、脅迫など思いつきもしなかった」というのでは……駄目でしょうか。苦しいかな。  あとは、人道派云々のネタと絡めて、巫女をどうしても逃がしたい彼らが脅迫状を握り潰す、とか。  8と9は、確かに軽率でしたね。他の子が犠牲になったのでは後味悪いです。  「二人が逃亡した直後に、かねてから開発中だった新たな予知の魔法がされ、巫女は必要なくなった。が、面子を重要視する長老達は追跡を行うことにする」とかにしておけばよかったかな。  あらゆる事に必然をもたせる必要……気を抜くとすぐ忘れるあたり、まだまだ「たわけ」な感じだなぁ。  「3」は苦手分野なので、後回しに。(^^;  確かに一度惚れたが最後、そのキャラの良さが分からないヒロインに苛々しながら読んでいく……ということは経験上けっこうあります。気に入りのキャラ同士がくっつくと読んでるこっちも嬉しいし。  しかし、「男女両方の読者が惚れるキャラクター」を書くのが目下の私の自主目標なので、これはかなりの難題かも。  女性には好評でも男性には不評、というケースが私はわりと多いのです。特に男性キャラの場合。原因は……まあ薄々分かってはいるんですけど。  「仮想読者○○くん」をどこかでゲットして、脳内に常駐させねば(笑)  以下、雑談など。 >インプット量  年間読書量は平均250冊くらいですが、ほとんど全部小説です。しかも日本の。  よって私に海外の作品と、雑学の知識は全くと言っていいほどありません。最近これは拙いなと読むよう心がけてるんですが。どうも翻訳物が苦手で。  しかしふと思い出したんですけど、今まで私が一番本を読んでいた時期って、小学生の頃だったり。一月で図書室の棚一つ読破、とかそういう無茶をやっていたような気が……今思うとちょっとうらやましい(笑)  オフ会でおおむねふにふにと頷いているだけ、というあたりでも明らかですが、漫画、アニメ関係も強いとは言えないし……映画も語れるほどじゃないか。気に入ったものは飽きるまで延々と読んだり観たりするんですけど。 >〆切とか  ないと終わらなそうなので、お願いします。でも水曜以降にしてください。  えらく身勝手言いぐさなのは承知なんですが……必死で予習しないとどうにもならない授業が一つだけ、その日にあるので。 ではでは、失礼します。 ……あれ、実はアイディア出し、全然先に進んでない……? http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- ポケットつぶしに挑戦 No.1472 投稿日 2001年5月7日(月)02時06分 投稿者 とんびの羽根  六甲山系菊水山でかなり久しぶりに妻と野鳥観察、中途に羽根を広げてホバリングする妙なヤマガラを発見移動した先にはえさを咥えたもう一羽のヤマガラが……、これはディスプレイ給餌なのかな。さらにチョーチョー、ビーと鳴くセンダイムシクイに振り回されるが姿の確認がなかなかとれない、目当てのヒタキ類はすっかりからぶり、体がなまっていて今日はつかれきりました。 それでは課題です >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根7  「プレゼントを子供に譲るシンデレラ」  舞踏会の記念にプレゼントが配られることになり、行列ができる。なんとなく、行列に巻き込まれてしまったシンデレラだったが、はぐれて心細そうにしている子供に気づき列を離れて相手をする。一足先にプレゼントをゲットした母親が戻ってきて子供をよびつける。シンデレラはあらためて行列に並ぶが最後になる。プレゼントがわずかしか残っていないが、まだ高価なものもあるのに、おもちゃをえらぶ。王子おもちゃが好きなのかと問い、シンデレラはあげたい人がいるのだと答える。シンデレラは先ほどの母親が子供を一方的にしかっているところへ、「怒るのをやめておもちゃを子供にあげてください」と手渡す。母親は感謝し無礼をわびる。おもちゃのおかげで親子の会話が復活したのをたしかめてシンデレラが戻ってくる。王子はうまく親子喧嘩をやめさせたものだとシンデレラに感心し、あらためて自分のためにプレゼントを受け取るように申し出るが、シンデレラはもう自分の権利は使ったのだし、しかもそのおかげでとても幸せなのだと告げる。その言葉にシンデレラがもともとプレゼントを自分のために手に入れるつもりがなかったことをさとり、感動した王子がダンスを申し込む。  指導に従い4っつの文章にまとめます ・プレゼント行列に巻き込まれるシンデレラ ・子供の相手をして最後になるシンデレラ ・プレゼントを譲って親子喧嘩をとめるシンデレラ ・プレゼントの権利を追加されて断るシンデレラ 今度こそ起承転結になってるかな 今回はポケットつぶしもしています 「子供が好きなシンデレラ」になるのを防ぐため、子供の相手をする描写を抑え、譲ったプレゼントも子供でなく親に渡すことで親子の幸せを導く形にしてみました。 次は宿題への回答  「6」のどの部分が無欲なのか? ・美味しいものをひとつだけ訊ねる部分  どう無欲なのか? ・王子がすすめているのだから何かを選ばなければならなければ逆に失礼 ・珍しいやものや高価なものがたくさんあるので、王子公認なら自分の好きないろいろなものが欲しくなるはず ・だから王子のお勧めのもの、それも美味しいものという基準だけというのは、王子から見れば無欲に見える ・ひとつだけしか求めないのも無欲に見える ・王子公認という状況で取り放題取りたくなる欲望の肥大に捕らわれるのが人の常であり王子もそれを心得ているのに口直しという王子の言葉以下でも以上でもない依頼をするのは無欲である  以上です この口直しの場面で、最小の欲を強調するなら水かワインなのですが直前に新木さんが使ってますので自主ボツ。水、ワインより欲望度を高めてかつ無欲度を表現できない筈がない、という意図でできたのが「6」のパターンでした。ここが難航した理由のひとつですね、でもどこが無欲なのか理解できないという結果はしっかり受け止めたいと思います(^^) >インプット量  文庫、雑誌、新聞、漫画、数万冊くらいでしょう、読み飛ばす傾向が強いので身についてません。 -------------------------------------------------------------------------------- うーん No.1473 投稿日 2001年5月7日(月)03時04分 投稿者 茶羽根(やの)  色々考えてはいるつもりなんですが、新しくて使えるパターンが思いつきません。  何か思いついても、「子供がフィンである必然性は?」「男女の違いは関係なくなってるか?」「本当に好きだから故の行動か?」「ストーリー的にあってるのか?」とか考えるうちに、どうしても自主ボツがかかってしまい、使えそうなレベルのものが出てこない状態です。  冷蔵庫が少なすぎるってことですね。私の部屋にあるのも、申し訳程度の冷凍庫が付いた冷蔵庫……。  一応例案2と、それと現状の考え方を書いてみます。この考え方が間違っていれば、論外になると思うし。  例案2  魔女同士の抗争がおこり、館は崩れ魔女は行方不明。街の人に助けられたフィンは魔女を探しに行きたいと言うが、誰も取り合わない。それどころか「魔女が連れていた女の子=未来の魔女」と思いこむ街の人々は、誰もフィンを引き取ろうとしない。では大きな街の教会に預けようという結論になろうとするのを見て、自分が引き取るとニード名乗り出る。 「ああニードは性別を関係なくフィンのことを好きだったんだっ!」と思わせるエピソードの、現状の考え方>  とある状態に置かれたフィンに対してニードがどう行動するのか、という視点で考える。 ・フィンの本当の気持ちを察し、手助けする  泣いている→泣いている原因を取り除く、という感じ。怒っている、困っている、寂しがっている、等でも同じ。例案1はもともとこのつもりだった。 ・フィンの境遇を知って、助ける  フィンを思わず助けたくなるような境遇(あまりに可哀想だ、とか)に置くことで、助ける理由にする。今回の例案2はこれ。 ・フィンが危機にあっているのを助ける  上の派生。よりわかりやすいけど、フィンだから助ける(危機にあっているのがフィンじゃなければ違う反応)というふうにするのが難しい。たとえば崖から落ちそうとか、魔物とかに襲われてるとかだったら、フィンじゃなくても助けるし。 ・フィンの境遇を知って、好きだから故に怒る  これはありかどうか悩み所。結局、助けた後怒る、というパターンになりそうな気がする。ただ、上手く使えば、ニードがフィンのことをホントに好きなんだ、と表現することはできるかもしれない。 ・助ける、以外のパターン  フィンに関わらないパターンだと、「フィンのことが忘れられない」パターンしか思いつかない状態。  いずれのパターンでも、助ける相手がフィンである必然性、フィンが女である必然性、クライマックスに使えるクオリティ、等々は考える必要有り。  ただしここで「フィンが女である必然性」で引っかかっているので、まず「フィンが女である故に起こりうる事態」から考え始めた方がいいのかもしれない。ただ現状では、「女である=(将来的に)魔女と思われる」くらいしか思いつかない。力の差とかもあるにはあるだろうけど、10歳くらいじゃ個人差が大きいと思うし……。 「魔法の手違いで大人になってしまったフィン」なら、見た目で何か事件を起こすことはできそうだけど。  と言う感じです。しかしこの考え方があっていようがいまいが、アイデア出しに時間かかりすぎですね。むぅ……。 -------------------------------------------------------------------------------- 今回は雑談です No.1474 投稿日 2001年5月7日(月)09時51分 投稿者 弟切 千隼 新木さんへ > 弟切7と8の「気高いシンデレラ」、やっぱり今一つぴりっとしませんか。自分でもそう感じていろいろいじってみたんですが、「これだ!」とぴったりはまるものがありませんで……。 この二つは「心の中のスクラップブック」−(c)杉井さん−に入れておいて、課題出しとは別にもう少しいじってみます。 きっと、私はまだ「体でネタ出しができる」レベルまでは達していないのでしょう。温泉に浸かってアホロートル化した状態でネタ出しができるかどうかは非常に怪しいです(^^; 新木さんとだと男湯と女湯に分かれてしまうので、温泉に浸かってお話しできないのは残念ですが。 男湯と女湯でお話しする方法; 1.直接叫ぶ。 2.拡声器を使う。 3.糸電話を使う。 4.携帯電話を使う。 以上、原始的な順に並べてみました。どれも問答無用で却下ですね(^^; 上記以外にも、 5.投げ文をする。 6.伝令を走らせる。 7.伝書鳩を使う。 8.境の壁を叩いてモールス信号でお話しする。 といったさらに勘違いした案が浮かびました。朝から酔っているみたいです、私(^^;; ところで、私は何の説明もせず「アホロートル」という言葉を使ってしまいましたが、この意味を正確に知っておられる方は少ないと思います。一応説明しておきましょう。 アホロートルという言葉にはいくつか意味があります。一番一般的なのは、メキシコサンショウウオという両生類の一種のある特定の形態のものを指して呼ぶ言葉です。 メキシコサンショウウオは名の通りメキシコに棲むサンショウウオの仲間で、両生類一般に見られるように、幼生の頃は鰓があって水中で暮らし、成熟すると肺が発達して陸上で生活するようになります。おたまじゃくしがカエルになるのと同じですね。 但し、サンショウウオの場合は、カエルの幼生おたまじゃくしと違って、幼生の頃から四肢があります。親との違いは鰓があるかどうかで、サンショウウオ類の幼生の鰓はくびの横にふさふさと付いており、外から見ることができます。 ところが、サンショウウオの仲間には、時々、肺の発達した親の姿にならないで、鰓を持った幼生の姿のまま性的に成熟し、繁殖するものが現われます。このような現象を幼形成熟といいます。 メキシコサンショウウオは幼形成熟する個体が多い両生類として有名で、幼形成熟して一生鰓を持ったまま水中で暮らすメキシコサンショウウオのことをアホロートルと呼びます。日本では「ウーパールーパー」という商品名−あくまでこれは「商品名」で、正式な生物名ではありません−を付けられて有名になりました。 多くのアホロートルは一生同じ姿で水中で暮らします。しかし、中には何を思ったのか突然変態して親の姿になってしまうものもいるそうです。一度変態すると幼生の姿には戻れません。 水中でほよよ〜んとしているアホロートルは、見ていると幸せそうです。次に生まれるならアホロートルかな、と考えている怠け者の弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- いんぷっと量の申告 No.1475 投稿日 2001年5月7日(月)12時05分 投稿者 本家・榎野英彦 先月買った本14冊 小説は5冊、ノンフィクション4冊(経済白書等を含む)資料用の実用百科みたいな本5冊。 年間では何冊になるやら(笑)まあ月に3万以上使ってるのは間違いないなあ。 あ、小説は「古本」も含めての話だからね。 んでもって、八割は、ブックオフ行き。そうじゃないと家が本で埋まる。  うちの奥様いわく 「いい?私たちが買ったのは『家』なの、書庫を買ったんじゃないのよ、毎月のローンは住宅ローンであって書庫ローンじゃないんだからね!」  ということです。  この年になって、いまさら小説書きになった理由は 「今まで投下した資本の回収に入ろうと思ったから」かもしれない(笑) -------------------------------------------------------------------------------- 勉強しまっせ No.1476 投稿日 2001年5月7日(月)12時52分 投稿者 藤極堂 >インプット量の自己申告 文字を覚えたのが幼稚園年少組の頃。以来、新聞雑誌TV絵本児童書ビデオ白いポストに投函すべき本取り説商品の説明書きその他活字のあるものならなんでも読んでいたような気がする。 子供時代はお金がなかったから立ち読み、そして図書館図書室が私の本棚でした――物書きの天敵ですな。 だからどこまでを「小説」と区切っていいのか どこまでを「小説を読む」と区切っていいのかよくわからんです。 「本」を「読む」という行為で区切るなら一万冊は軽く超えているはずですが。 マンガ>>>子供向けノベル>大衆小説>雑学資料本>二次創作物>生活情報誌 こんなランクですか。 イナカ者でビンボー人だったのでマニアックなくせに基本を抑えてなかったりします。 図書館にないものと電波のとどかないものは初めから無いのと同じですじゃ。レンタルビデオも映画も高嶺の華ですじゃ。コミケ一度も行ったことないですじゃ。 分析というか、妄想するにはその作品のキャラや世界観の解体と再構築は必須だと思ってました。 というか普通はしないの? これからどうなるんだろうかとか、このキャラの過去はこれこれこういうのだろうとか。 >八神伽羅さん >カタカナで名前を付ける際、作法がよく分からないので英語読みとドイツ語読みの名前が混在したり、という情けないことになりがちなんですが、手っ取り早くそういうミスをなくすためにはどうすればいいんでしょう。  そういうの得意な人をお友達にして意見してもらう。次点としてそれっぽい掲示板に書き込みしてみるとか。例:「フィンランド人の女の子の名前で音楽と夜に関係した名前っていうのはないですかね? 日本人なら小夜子(小夜曲−ノクターン−)に該当するような」  でも、教えて君にならないように注意。ギブ&テイク。 -------------------------------------------------------------------------------- 知恵熱… No.1477 投稿日 2001年5月7日(月)15時06分 投稿者 小倉善哉  なんか妙に疲れるなあと思い、熱を計ってみたら37.8℃。とりあえず書類を片付けて早退してきました。ふう。書き込みをしたら病院に行こう…。 ○インプット量 漫画も含んでいいのなら2000冊〜3000冊くらいだと思いますです。 漫画:中高生向け小説:一般向け小説:児童文学=4:3:2:1 比率はこんな感じかなあ。ほとんどが国産ものです。 ○短編蟻地獄 >短編一個モノにするのに、いったい何週間かけるつもりなんだい?  身体の調子が良くなってから…と言いたい所だけど「万全の体調の時ってあるのか?」と自分ツッコミしてみたり。どうも丈夫な方ではないみたいなんですよね(しょぼん)  だけど、毎回、体調不良を理由に〆切伸ばしてもらってたら、実戦で役に立たつ訳がない。仕事をこなしていれば早退しても文句は言われない訳だし、文章修行でも同じことですよね。ぐちゃぐちゃ言ってないで、期間内にクリアすればいい訳だ。  と、いうことで、プロット書き上げるの、一週間ほど時間を下さい。(一週間なら他の人と同じくらいの時間ですよね?)  素材抽出はまだ途中ですが、待ち合い室で書いてきます。少なくとも明日の朝までにはUPするつもりです。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん 1468 No.1478 投稿日 2001年5月7日(月)18時29分 投稿者 かねやん >>まあ要するに、王子はシンデレラが取り巻きにいない理由を知らないわけだ。なんとかしてそれを王子が知らないことには、構図がうまく稼働しない。 確かに王子はシンデレラの存在に気づいただけで、踊りに誘う動機が弱いですね。少し後ろの方に付け足してみました。 かねやん4(再々) ------------------------------- シンデレラが舞踏会に着く。 王子と踊りたい女性達が、王子の周りに集まって輪を作っている。 シンデレラも輪に加わるが、王子が隙間からちょっとだけ見れたので、満足して離れる。 あまりにも押し合うので輪が崩れ、女性達がみんな倒れ込んでしまい舞踏会は一時中断される。 女性達は恥ずかしさのあまり、文句を言いながらも慌てて起き上がる。 巻き込まれなかったシンデレラは、突然の騒ぎに驚きながらも女性達が起き上がる手助けをする。 王子も近くの女性達が起き上がるのを手助けをしていて、ただ一人巻き込まれていないシンデレラに気づく。 舞踏会が再開され、一曲踊り直しが始まると女性達は再び輪を作るが、懲りているので互いの間隔を開けている。 シンデレラは、手助けしているうちに一番前に来ていたが、他の女性に場所を譲り一番後ろに退く。そこからときどき王子の姿が見えては喜ぶ。 シンデレラの姿を目で追っていた王子は、踊り終わると次の相手にシンデレラを選ぶ。 ------------------------------- かねやん5(再) ------------------------------- 王子が女性達に今の暮らしぶりについて尋ねる。 女性達は趣味の事を、不満に思っている事も含めて答える。 シンデレラは炊事や掃除、洗濯をしていると答える。 それ以上何も言わないシンデレラに、王子が一番楽しい事は何か尋ねる。 シンデレラは、あげたエサをネズミさん達が喜んで食べてくれるところを見る事と答える。 女性達が答えに大笑いするが、王子はシンデレラを踊りに誘う。 シンデレラは、笑われている自分を誘うのは王子の恥になるからと断ろうとする。 王子は、答えを気に入って踊りに誘った自分も恥ずかしいのか尋ねる。シンデレラはそれを否定して素直に踊りの誘いを受ける。 ------------------------------- 5(再々)は骨化に挑戦してみましたが、肉がまだ残ってるような、それどころか骨も削ってしまったような。感じるだけで、それがどこなのかがわからない状態です。 4(再々)のほうも骨化してみようと思いましたが、こちらはどれを削っていいのか見当もつきません。 こちらのほうも修行ですね。幸いログにはたくさんのシンデレラがいますし。 2つ出しただけでもうアイデアが出てこなくなってしまいました。 考え付くのは妄想ばかり。挙げ句の果てに「無欲」を検索しだす始末。圧倒的にインプット量少ないです。 記憶の奥のほうを必死で探してみましょう、と言っても、ずっとシンデレラ課題を頭の隅で考える事くらいしかできないんですが。 ところで「無欲の勝利」って本当は無心ですよね? >八神さん 1471 >>あらゆる事に必然をもたせる必要…… なんでいつでも消せるはずのセトを逃げる最中消さなかったか。 この質問、少し言いかえると なんでいつでも消せるはずのセトを結末のところで消すことになったか。 この2つ、同時に説明できなきゃならないんですね。最近ようやく気づきました。 傍で見ていて勝手に作っていましたが、ほとんど使えないものしか出てない(汗) -------------------------------------------------------------------------------- 最近の書き込みの傾向 No.1479 投稿日 2001年5月7日(月)20時29分 投稿者 唯野教授 課題が個別的になってきたせいか、参加者同士でのレスの付け合いが減ってきたような。 >尻叩き千回 そりゃ立派な虐待ですがな(叩く強さにもよるけど、たぶん百回でも虐待)。下手すると障害が起きる可能性もありますよ。児童相談所に通報されちゃうぞ。 >インプット量 前回の1500〜2000というのは小説の量で、漫画を含めると三倍増、雑誌を含めるとさらに倍増します。 >何故、脳が再生する際に記憶が失われないか うひゃあ。どうやってアイデア出しの時間配分しよう。とりあえず様子見で二つ。 1、不死者の体を構成する原子の一つ一つには、遺伝子のような設計図が魔術的に封入されている。その設計図の、脳に関する部分は常時更新されているため、記憶は失われない。 2、不死者の肉体が破壊された場合、その場に残った彼の霊体を物理的に再現する形で再生が行われる。そのため、霊体の記憶をなぞる様に脳の構築が行われるので、記憶は失われない。 -------------------------------------------------------------------------------- Σ( ̄□ ̄; No.1480 投稿日 2001年5月7日(月)21時50分 投稿者 小倉善哉  プ,プロットぉー?!(爆)←自分の書き込みにビックリ仰天中  注射して、飯食って、薬飲んで、一回寝て、目が覚めて〜〜〜〜自分にビックリです(爆)  さっきまでの私の脳味噌、あらすじとプロットを混同していたようです。  ──あああああらすじも出来てないのにプロットなんて無茶だぁ(涙)  でもやります。……できる範囲で(ガッツ)  熱は37.1℃にさがりました。素材はもうちょっと考えさせて下さい……(現在30程度)。明日の9時頃に書き込む予定です。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- インプット量など。 No.1481 投稿日 2001年5月7日(月)22時52分 投稿者 魚住雅則 >インプット量 情けない話ですが、かなり少ないほうだと思います。 基本的に図書館に置いてある蔵書がベースで、小説だけだと1000いくかどうかという所、漫画も含めると2000程度。映画に関しては、あらすじを言える程度なものが120、130くらいかと。 最近、就職面接が続いているので時間的にちょっときつくなってきました。 すみません。ちょっと書き込みペースダウンします。 -------------------------------------------------------------------------------- 今一番必要なものは何だろう? No.1482 投稿日 2001年5月8日(火)00時43分 投稿者 幽界寺 >インプット量  少ないです。前々からの悩みの種です。小説はせいぜい千冊を越えていればいいほうで、漫画も似たような感じです。あー、精進せねば。 >新木さん >現在の心境っていうか、3つの視点であらすじを書いて、それでわかったこと  現在の心境 ・ 自分には足りないものが多すぎる ・ 逃げた方がどれだけ楽か ・ でも、逃げてなるものか ・ もう一回、一行コンセプトを決めてあらすじを書いてみるべきなのだろうか?   とにかく自分のやったことは作り方さえよく分かってない料理を適当に目分量で味付けして出したみたいなもんだということは理解しました。  次に三つのあらすじを書いて分かったこと ・ アイディアの選出を全然してない(たわけ) ・ 三人の視点を正確に把握していない(どの視点が面白いかもよく考えていない) ・自分の考えに振りまわされて、方向が全然定まらない(一行コンセプトをきちんと決めてないことも原因と推測) ・これらの理由により色々な場所がぼやけている。  今現在はゴキ以上のおちを模索中。(条件・些細なこと) ・ お互いに猫を追いかけていたら、ばったり出会う(確率が低すぎ) ・ 亜衣の部屋から煙。慌てて入るが、実はただ料理に失敗しただけ(ゴキ以上か?) ・ 亜衣を慰める男の姿。問い詰めると実は亜衣の兄(これもなぁ……) -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出 No.1483 投稿日 2001年5月8日(火)00時53分 投稿者 春日信乃 修理に出していたパソコンがようやく帰ってきました。出費が痛い痛い。 信乃の再始動です。 と言うわけで、間が開きましたが、課題を提出します。 よろしくお願いします。 OKのシンデレラ…1人 没のシンデレラ…5人 春日7 ・女性客にスポンジケーキが配られていく。 ・すると、会場のあちこちから歓声があがる。 ・ケーキには当たりがあり、当たりのケーキには指輪が埋まっている。 ・指輪と手に入れたラッキーガールには、ひとつだけ王子様に願い事ができる。 (来客が予定数より多くて追加したので、後のほうのケーキには指輪は入っていないという噂が流れて一時的に場が混雑する。) ・指輪をはめた娘たちは、思い思いの願い事を申し出る。 (小さい子どもが「わたしをお嫁さんにしてください」と言い出して、笑いが起き、場がなごむ) ・ここで来場者。会場に入り、意味がわからずケーキを貰い、異物をフォークでつまみあげる。そして、指輪=願い事の権利、と教えてもらう。 ・ケーキを貰いそびれた娘を偶然見つけ、指輪をそっと差し出す。 ・遠慮する娘に、元々舞踏会には来れないはずだったこと、今来たばかりなので誰とも踊っていないが、王子様をお見かけしたことで十分であること、指輪があたったことでもう十分だと話す。 ・指輪を渡された娘は、ちょっとだけ爪の汚れた指に指輪をはめ、王子にあの方と踊ってくださいと申し出る。 ・王子は娘のやり取りを聞いていたので、せっかく譲ってもらった権利なんだからと言い、あなた自身の願いは何ですかと聞く。 ・指と爪の間に灰がかすかに残っている娘はありませんと答える。 (指と爪の間に灰がかすかに残っている娘=シンデレラ) ・王子はシンデレラの願いを叶えることを約束し、ダンスを申し込む。 春日8 ・王子はご学友と話をしている。 ・その会話@(ご学友の話)   学生寮を引き払うとき、管理人のシンデレラという老婆から、水道の出が悪い (入寮時から出は悪かった)、窓がキーキー音がする(前か窓枠がさび付いてい た)、タンスの蝶使い、カーペットとカーテンの色落ち(カーペットはともか  く、カーテンを洗濯していたのはシンデレラ)等々の修繕費を要求された。見積 もりを要求すると明らかに割高な金額が返ってきた。抗議したら、違約金を請求 された。   お金を出すか自分で修繕するかを迫られ、修繕するはめに。結局、言い値の半 額ほどで済む。  (有名な作家のステンドグラスが踊り場の窓に取り付けられていた) ・その会話A(王子の話)   レストランで食事を取っているが、ずっと騒がしい。中年女性の客と店員が言 い争っている。安易な妥協をせずにいる姿は好感が持てるが、この場にはそぐ  わないと思う。なじみの店員が、メインディシュの皿が予約と違っていて、後は 言った言わないの水掛け論だと、こっそり教えてもらう。怒鳴っている店員はチ ーフで、オーナーも外出しているため、止められる人がいないので困っているら しい。窓のステンドグラスが友人の住んでいた寮と同じ作家の品物だったので、 冗談で「客=シンデレラ」と聞いてみる。驚くなじみの店員。 ・今日の会場も窓にはステンドグラスが張られており、作者は寮の踊り場のものと同じ作家の作品。まさかと顔を見合す王子とご学友。 ・シンデレラ様がご来場されましたとの声が聞こえる。爆笑する王子とご学友。 ・おもしろ半分で、シンデレラとダンスを踊り、退寮時は稼ぎ時でしょう。見積もりは最低5掛けですか。いちゃもんつけては金がせびるほうですか。と意味がわからないシンデレラに次々と質問をしていく。 ・質問のひとつひとつに答えていく、その答えがまともなのでつまらないよボクはーという顔をして、あなたの今の望みはと聞く。 ・少し考えて王子様とダンスと答える。 ・背中をそらして、大笑いし、そんなんでいいんすかという顔をして、王子に面白いやつがいるからと呼ぶ。 ・シンデレラ、王子とダンスを踊る。 -------------------------------------------------------------------------------- インプット量 No.1484 投稿日 2001年5月8日(火)03時39分 投稿者 茶羽根(やの)  小説に関しては、よくわかりません。最近はかなり減りましたが、学生時代は図書館に行って借りまくっていたような気がします。ライトノベルが主ですが、母親が読んでいた赤川次郎、吉川英治等もかなり読んだし、外国産のSFやファンタジー(主にハヤカワ)も読みました。でも概算で、多分1000くらいなんじゃないかと思います。ちょっとわかりませんが。  マンガは、間違いなくそれ以上です。今でも色々読んでいますし、だいぶ以前持っているのだけで単行本1000冊超えていた覚えがあるので、雑誌だけで読んだのもあわせれば単行本10000冊分くらい行ってるんじゃないでしょうか?(言い過ぎか?) ただ問題は、今も昔も好みの漫画しか読まないので、ジャンルに富んでいるとは言えません。(これは小説にも言えます)  アニメは今は多少は見ていますが、学生時代はまったく見ていなかったので、そんなに多くはないと思います。古いアニメはガンダム以外ほとんどわかりません。  映画はほとんど見ていません。映画館、テレビ、ビデオ全部含めて、50は見てないと思います。ストーリーをラストまで思い出せる物となると、二桁行かないかも。  まぁ、インプット量をこう書いても、引き出しが少ないのはバレバレな感じですが。 「ああニードは性別を関係なくフィンのことを好きだったんだっ!」と思わせるエピソードの、現状の考え方>  一つ忘れていました。 ・恋敵が出てくるパターン  同年齢の三角関係なら定番だけど、青年と女の子、という組み合わせだと、恋敵が女の子と同年齢の男の子だと「子供同士の恋愛に割り込もうとするロリコン青年」になってしまうし、恋敵が主人公と同年齢の青年だと「ロリコン青年同士の女の子の奪い合い」になってしまうので、それは避けたい。  ただ、もっと年上で「ぜひ養女に」ってパターンだとすると、まだ使えるかもしれない。  もうこんな時間なので、今日はこの辺で……。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1485 投稿日 2001年5月8日(火)07時36分 投稿者 新木 伸 >インプット量  なんだ。みんなわしより、多いじゃん。  しかし役に立ってなきゃ、それは「無駄に読んでる」ってだけなんだもんねー。使えないものはゼロとおんなじなんだもんねー。ふんだ。  ぼくはみんなよりすくないけど、だけどこうりつがいいから、いいんだい。  しかし皆の中でも、唯野君が突出してるな。  ホントにそれだけ読んでるのか? その齢で?  悪いが疑ってかかるぞ?  だってそれだけ読んでるにしちゃ、保有パターンの絶対量が少ないんだもん。  それだけあれば、男が恐怖と暴力と死の危険のある場所に踏みとどまって戦う理由。  本の中で読んだものだけでも、軽く数通りは出てこないか?  ちとインプットされてるもののなかから、引き出してみそ?  今回の不死者の話にそのまま使えるものでなくてもいいから、出してみそ。やくざものとかマフィアものとかで、ありそうなパターンだよな。 >締め切りとか >八神さん  んじゃ、自分で締め切りの草案を出してくるように。  水曜日以降って、毎週水曜ってこと?  どこの部分をクリアするのに、正味何日かけて、日付ではいつまで。  ……みたいな予定表ね。 >コミケとか  えー、これは個人的な意見であって、べつに強制するものではありませんが……。  しかし批判だ批判。  批判してやる〜。  プロになりたい人間は、同人誌に手を出してはいかんと思う。  なんでかってーと、あそこで「出版ごっこ」をやってしまうと、「なりたい心」が一部満たされて発散されていってしまうからです。  身のうちに溜めこんで、ねとねと、ぎとぎと、欲求不満を熟成させねば。それがエネルギーになるのだっ。  おたがいを「先生」と呼びあって作家ごっこに浸ってみたり、「締め切りがぁ〜」とか締め切りごっこに浸ってみたり。  プロ志望の人間が、やるこっちゃないよね。  同人誌の締め切りって、なんだろうね? 落とすとなにか困ったことでもあるのかね。ご飯が食べられなくなるとか、もう小説が発表できなくなるとか。  プロを目指していない人が、同人活動をすることまで批判しているのではないよ。どっからかつまらんクレームでも入りそうだから、先にそう釘を差しておく。  しかしプロを目指している。そう公言している人間が「それ」をやるのは、「ごっこ遊び」と批判されても仕方のないところでしょう。  やりたいなら、プロになって、商業出版でそれをやれ。  安易な代替物で満足してるんじゃない。「本物」を手に入れるまで我慢してろ。  んなことやってると、「本物」は絶対に手に入らんぞ。 >ネーミング  わし、じつはこれ弱点なんで、あまり触れないようにしていたのだが……。  わし。自分の場合。  結論からいうと、「一般的な読者が気にしないぐらいのリアルさがあれば、いーや適当で」……となっとります。  本来なら文化圏やらそのキャラの人種やらを考慮する必要がある。  両親のそれぞれが育った文化(名前を付けるのは両親だ)やら、子供が生まれたときに生活していた土地やらを設定し、それぞれの文化ごとの名前付けの規則を知った上で、命名すべき。たとえばアメリカ人の名前であれば、ネイティブなアメリカ人が聞いても違和感を覚えなければならない名前でなければならない。  その上で、日本人が聞いたときにも、キャラのイメージと合う名前でなければならない。  この前者はすっかりと無視して、後者のみでやっとります。  要はキャラのイメージに合う音の並びになってればいい。  弟切さんあたりの民俗学の知識のあるひとが、もうひと頑張りして知識を蓄えると、上のことぐらいできると思う。  またファンタジー世界の場合。  言語体系まで設定しておかないと、リアルな音の並びなんてのは無理。でもやる人は、そこまでやってる。  関係ないけど、まえに、笑っちゃう名前があったなぁ。  いやさ、日本人のキャラがね、自分で自分につけるコードネーム(軍隊内の名前)に、「スシ」ってつけてる海外SFがあるのよ。  日本人から見たら笑っちゃうよね。悪いけど。  んでもって、「キャラのイメージに合う名前」の命名法。  日本人の名前ならいいよね。みんなも感覚でわかるよね?  陽子っていったら明るい娘だし、深雪ってあったら、優しい娘。  活発そうな名前に、頭の良さそうな名前に、気の強そうな名前。いろいろある。  またそのキャラが普通は表に出さない隠れた本質(ぶっきらぼうな娘なんだけど、じつはとても優しい娘だったとか)を、名前に込めておく手もあるわな。  ファンタジー世界のカタカナ名前。  もしくは外人の名前。  わしの場合は、こんな感じで、音にイメージが付属することを発見して、それの組み合わせで、ある程度やれてる。 「a」‥‥‥秀でる  秩序。リーダーシップ。 「i」‥‥‥巧みさ  変化。技巧の巧みさ。 「u」‥‥‥やさしさ 包容力。 「e」‥‥‥美しさ  永遠。 「o」‥‥‥強さ 「n」‥‥‥完全、完結  あと子音のほうにも、それぞれイメージがある。  カ行どうとか、サ行ではどうとか。  これはまだ未分類。そのうちやろうかと思ってるけど。  また単純な法則では、濁音の入った名前は強そうに聞こえるとか。(ガギグゲゴ、バビブベボ、等)  この法則でゆくと……。  「エレナ」は、「美しい」が2個、「秀でる」が1個。  きれいなおねーさんの名前にふさわしい。秀でるがあるから、長女的役割のキャラの名前だわな。  「ジリオラ」は、巧みが2個、秩序が1個、強さが1個と、濁点の強さが1個。  強くてテクニックのある戦士の名前にふさわしい。  「カンナ」は、秀でるが2個。完結が1個。  頭がすげぇ良くって、我が道をゆく。そんなキャラの名前だな。  「ジーク」は、強くて、柔軟な心を持っていて、優しい男の子の名前。  ちなみにこの法則に正当性があるかとか、そんな批評はノーサンキューだ。  わしのやり方を開示したまでね。  名前命名のシェアウエア作って、一儲けできるかな。  ランダムジェネレートorインターネットからロボット収集で、山ほど名前の候補をもっている。  キャラの性質をいくつか選ぶと、すぐ、該当するカタカナ列がたくさん出力されてくる。  料金は、使用は無料だけど、採用した名前1個ごとに500円とか。商業利用なら1個2千円ぐらいとか。  けっこう儲かりそう。 >八神さん >>「亜人を道具としてしか認識していない長老達は、巫女が護衛の亜人を愛しているという発想できず、ただ言いくるめて逃亡に利用しているだけだと考えていたので、脅迫など思いつきもしなかった」  その長老たちの会議のシーンでも入れるなら、それを理由にしてもいいんじゃない?  巫女連れ戻し派の誰かが、「二人愛の逃避行」の可能性を示唆する。脅迫するだけで連れ戻せるのでは? と言う。  もう一方の「逃がしたい派」が、鼻で笑ってみせる。道具である亜人を愛する可能性なんて、本気で考えているのか? と嘲笑してみせる。  それで相手は対面もあって、意見を引っ込める。  そんなようなエピソードを出して「潰す」なら、いいと思う。でもそのエピソードが書かれないのであったら、ダメだわな。  予知の巫女という存在が社会問題になっている。長老たちのあいだにも肯定派と否定派の両者がいる。  その構図を話の中に織り込むつもりでいるなら、こういった対立のシーンには存在の必然が与えられる。  だから「たまたま」ではなくなる。 >>「二人が逃亡した直後に、かねてから開発中だった新たな予知の魔法がされ、巫女は必要なくなった。が、面子を重要視する長老達は追跡を行うことにする」  だからこの手の発想が、「たまたま」なんだってばさ。  たまたま「新種の予知魔法が開発中だった」。  たまたま「二人が逃げたあとで完成した」。  たまたま「長老たちは面子を重視して、追跡続行した」。  たまたまの3乗だな。 >アクニィ車にはねられてチボー  ああ。  ふと思ったけど、「アクニィ車にはねられて死ぬ」じゃなくって、「アクニィを探していたミンシア。アクニィの目前にて車にはねられて死ぬ」ってのはありかもなぁ。  時間逆行。  十数秒のみ成功。  生き返らせたんだから責任取ってよねと迫られるアクニィ。 >とんびの羽根さん ・とんびの羽根7  OK。  「他人のための欲を少しだけ持っていたシンデレラ」ですね。  だけどもっと短くしてきましょう。 >>・プレゼント行列に巻き込まれるシンデレラ >>・子供の相手をして最後になるシンデレラ >>・プレゼントを譲って親子喧嘩をとめるシンデレラ >>・プレゼントの権利を追加されて断るシンデレラ  プレゼント行列に巻き込まれるなんて、これ、必須じゃないでしょ。ぜんぜんどうだっていい部分です。骨じゃない。肉ね。 起・行列に並ぼうとしないシンデレラ。  ・行列から帰ってきた母親に叱られてる子供。 承・列に並ぶシンデレラ。 転・貰ってきたプレゼントを渡して、子供にあげてくださいとお願いするシンデレラ。 結・感心した王子に踊りに誘われる。  ところで子供が叱られているのは、なぜ?  まあしょうもない母親なんて、わけなんてなくて気分で子供を叱るものだしな。プレゼントがいいものじゃなかったからとか、そんな理由なのかもしれない。  子供の相手をする部分は、もっと省けます。わしの書いた骨みたいに、完全になくしてしまうことも可能。構図的には、叱られている子供を見ている部分があればいいんです。  例に並ぶ人に押し出されて、ぼうっとしているシンデレラ。  はぐれて泣いている子供を見つけるが、すぐに母親が帰ってきてしかりつける(ああ母親は子供が泣いてたから叱りつけたのか)。  シンデレラが子供を認識してからの時間をあけないで、すぐ母親を登場させるようにすれば、読者は泣いている子供を放っておくシンデレラを「ひどい女」とは思いません。  譲ったプレゼントを子供ではなく親に渡したのは見事です。それがポケット潰しというもの。もし子供に直接渡してたら、それが原因でボツになってたかも。「それは子供に優しいシンデレラです」とかなんとかケチがついて(笑)。 >「とんびの羽根6」の無欲  説明されても、やはり理解できません。皆はどう? >ALL >>でもどこが無欲なのか理解できないという結果はしっかり受け止めたいと思います  受け止める態度だけでは不充分です。  理解させるまで、やるように。  僕を含めた全員が理解するまで、説明を繰り返してください。  たとえ話とかでもいいです。 ・まずいものを食べてしまって、口直しを勧められるシンデレラ。 ・おいしいものがたくさんあると聞かされる。 ・ではどれがお勧めですか一個だけ教えてくださいと、そう訊ねかえす。  この構図のどこに無欲があるのでしょうか? >茶羽根  例案2。  魔女同士の抗争なんてことは、フィンの保護者がいなくなる理由であって、まあどうでもいいところだな。ここは他のアイデアとすげかえ可能な部分ね。  あと町の人がフィンを引き取ろうとしない理由も、これも他のものでもかまわない。  骨としては、フィンを引き取って保護者となるかどうか、その選択を突きつけられるところね。  いいんじゃない。  とりあえずOKレベルではある。  なんか本人の意図とは違うところで評価されてて、まぐれ当たりっぽい気はするが、まぐれでもなんでもいいのだ。使えるアイデアが出さえすれば。  ちなみに、こういうの書くときは、こうするのだよ。 「魔女はなんらかの理由で行方不明になる。町の人たちもフィンを引き取ろうとしない。フィンの保護者となり、一緒に連れて旅をすることを決めるニード」  ちなみに骨で思考することが慣れている人の場合は、この状態で潜在意識から表層意識へと浮かび上がってくるもの。  魔女同士の抗争だとか、フィンが未来の魔女だとか、そんなことはあとから考えることね。そのときはそのときで、そこにロックオンする。  魔女が行方不明になる理由って、なんだろ? ――とか。  なんで町の人はフィンを引き取ろうとしないのだ? ――とか。  ちなみになんでこれがOKとなるかというと、まず親を失ったフィンは可哀想とはいえ、ニードが保護者になってやる理由まではないということ。  旅してる男が、なんだってコブを連れて養ってやらなきゃならんのか。常識的にはそう考える。  もし理由があるとしたら、フィン自身が好きだから。その一点。  そして保護者になろうと決意する構図。ここだな。OKのポイントは。  保護者っていう存在の定義。保護者とは、その保護する相手(子供)の性別は問わないもの。  つまりニードがフィンの保護者になることを決意した時点で、ニードにとってフィンの性別はどうでもいい物となっている。  それが読者に伝わる。「保護者」っていう仕掛けでもってね。  ただまあ、これじゃドラマにならんから、ニードが決意するまでになんか仕掛けが欲しいところだな。 ・町の人が誰も自分を引き取ろうとしないと、そう知っているフィン。 ・しかしそれはニードには黙っている。 ・そうとは知らずに、街を出てゆくニード。 ・途中で、ニード気がつく。飛んで引き返す。 ・浮浪児生活で汚れきったフィン。雨の日。飢えと寒さに震えている。マントでそっとくるんで、抱きしめてやるニード。  以上。  まあ、ここで「気がつく」理由が必要だな。これもアイデア出しになるか、まあ、このぐらいのことなら、ひねりもなく、ただ歩いているうちに気づく――でもいいか。  とりあえず、「この魔女失踪、ニード保護者になることを決める」――てな展開で行くことにしよう。OKレベルって書いたけど、これ、採用レベルにしてもいい。  ほかのことをやっているうちに、ふと、もっといいアイデアが出たら、そっちに切り替えるとして――とりあえずのところは「最悪」これでもかまわない。充分に使えるレベルではある。  これはおいといて、さっそく次のアイデア出しにかかるように。  魔女失踪はなぜかとか、なぜ村人はフィンを引き取ろうとしなかったのか、――とかもあるけど、たしかもっと大きなモノがあったはずだよね? なんだっけ?  ちとアイデア出し対象を、リストにしてよこしてくるように。 >藤極堂さん  はい。普通は分析するものです。  解体して腑分けして、骨はすべて漂白して骨格標本にして、全部分類整理して指差し確認したあとで、どう組み合わさっていたのか、逆のプロセスで再構築していって、復元して確認してみます。そしてようやく「理解」するわけですね。  そのうえでないと、とても批評なんて出来やしない。  分析も満足にできんくせに、したり顔で批評してたりしてるの見ると、もう呆れるを通り越して泣きたくなってきます。  誰とは言わんけど、西鶴君と唯野君。「都市シリーズ」と「ブラックロッド」だ。  杉井君のエヴァ考については、分析してたのでよしとする。 >小倉さん  うん。そうそう。もうやるしか。  哀しいかな、この世には、「体の弱い人のための小説新人賞」とか、「体の弱い人のための作家業」とかいうものは存在しないのだな。  とりあえず、いろいろ直して、いっぱい変わった「あらすじ」が一週間ね。  気分的には三日ぐらいと言いたいところですが、まあ、いいでしょう。  月曜の夜までってことで。 >かねやん ・かねやん4(再)  ボツ。  4は後半の展開がリアルじゃないです。 ・かねやん5(再)  ちと骨化、やってみましょうか。  どれだけ違ってくるかってことで。 ・休憩中、取り巻く娘たちに、気まぐれでいまの暮らしぶりについて訊ねてみる王子。 ・色々なことを話す娘たち。多くは現在の生活への不満について。 ・休憩も終わろうとする。最後に取り巻きに入っていなかったシンデレラに目を留めた王子。呼びつけて同じことを聞く。 (上の別パターン)・取り巻きにはじめからはいたが、自分からは話そうとしていなかったシンデレラに、聞いてみる王子。 ・炊事や掃除、洗濯などをしていますと答えるシンデレラ。他の娘たちとは明らかに違う答えに、興味を覚える王子。 ・質問に答えただけで話が終わってしまったシンデレラ。他の娘たちのように自分からアピールしてくることもない。話を続けさせるために、王子、いちばん楽しいことはなにかと訊ねてみる。 ・ネズミさんたちがエサをおいしそうに食べてくれることとの答え。 ・娘たちに笑われるシンデレラを、踊りに誘う王子。 ・笑われる自分と踊ることで王子に恥をかかすまいと、いちどは辞退するシンデレラだが、王子の誘いに折れて踊ることになる。  うーむ。  なんかぜんぜん、違うやん。(笑)。  つい、やってるうちに補完していっちゃうんですよね。  「気まぐれで」とか、「娘たちの話の多くは、不満についてだった」とか、「他の娘と違う答えに興味を覚える王子」とか、「話があっけなく終わっちゃうから、仕方なく話を振る王子とか」  この補完した部分が、足りない骨だったと思ってください。  「削りすぎた骨」でもないです。元のバージョンを見たって、入ってませんから。  展開やら、王子の心境の変化を無理なく説明するために、必要だった骨。  この構図では、最低限、僕の書き直したこれだけは必要です。  ちなみに「別パターン」となっているのは、上が最初に出されたものからの展開。  下は(再)のほうからの展開。(再)のほうだと、シンデレラが取り巻きにいたかいなかったか省略されてます。「シンデレラはいなかった」の縛りが消えたことで、そこは自由になったと判断して、より「リアル」になるようにしときました。だってシンデレラがその場(取り巻き)にいなかったら、これはいったい誰の話なんだか(笑)。  後半の王子が誘いをかけてくるあたりの件。  王子の言う自分の心を否定するとかしないとか、王子が恥ずかしいと思うのかとか思わないのかとか、意味不明でよくわからんし、無欲とは関係なさそうなんで、ばっさり省略しておきました。  んーと、これで原稿用紙1枚と4分の1ですか。しめて2500円ですね。(嘘嘘) >尻叩き千回  いや、言ってわからんやつは引っぱたいて分からせるしかないんです。  必要な仕付けなのです。  ヒトの子供なんて、生まれたときには単なる動物でしかないんだから、最初のうちは動物と同じようにして仕付けるしかないのです。動物を仕付けるときにはどうするか? →答え:叩く。  子供を叩くとすぐ虐待と騒がれたり、いまの世論、なんかおかしくなってきてるよなぁ。  親や学校の先生が子供を仕付ける責任のほうは、いったいどうなってるんだろう? >不死者の記憶 ・不死者の再生の仕組みは、再生ではなく、「修復」だった。元素レベルで細胞を元のまま元の位置にはめこむ。シナプスの配置も元通りだから、自然と記憶も復元されている。  ――って、俺が出してどーする。  これ使用禁止ね。だいじょうぶ。しょせん人の出したアイデアなんて自分の好みじゃないんだから使えないわけだし、他人でも出せることが判明した時点で、使う価値なんてそもそもないし。 >幽界寺君  うん。  現状については、だいたい把握した。  三つのあらすじを書かせてみた狙いが、ほぼ達成ってところだろうか。  まあいくらこっちが指摘したところで、本人が自分で自覚しなきゃ、わかったことにはならないわけだ。  逃げたほうが、楽です。  それはもう、絶対に確実。  わし、どうしてもプロの作家にならなきゃならん「なんらかの理由」を持っている以外の人には、はっきり言って、逃げることをお勧めしてます。  だって「ちゃんとした小説」なんて書けるようにならなくたって、人は充分、生きて行けるんだもの。人が「ペンキ塗りのプロ」でなくても、「料理の達人」でなくても、「綱渡りのプロ」でなくても、生きていけるのと同じことね。  理由のない人が、こーんな苦しいイバラの道なぞ進まなくたって、いいわけだもの。  でも「どうしてもプロにならんといけない人」には、お手伝いするつもりです。イバラの道の厳しさは変わらんだろうけど、可能な限り最短距離になるように。 >春日さん ・春日7  はいぃ?  これ、どっちの娘がシンデレラですか? ・春日8  ボツ。  なんかよくわからんので、全部読んでませんがボツ。  真面目にやってください。(息抜きは課題でやらず一般会話でね)  もしも真面目にやっているのであれば、なんで全部読んでもらえなかったのかを、よーく考えてみてください。  ずいぶん以前に、つばくろ君という、「読んでもらえない帝王」がいました。  その人の「読まずにボツ」課題の山、削除要求を突っぱねてまで、わざわざログに残しておいた甲斐がないというもの。 >茶羽根  んー? ニードって、「男好きでショタ」じゃなかったんかい?  ショタは必然じゃなかったの?  そうでなかったら、なんでヒロインがそんな年齢になってるわけ?  っーつか、「男好きだけど、年齢の趣向はノーマル」であるなら、自分からフィンに迫ったりしないんじゃないの?  たとえフィンが一方的に好きになって寄ってきても、ぽんと頭に手を置いて、「もう少し大きくなったらな」とか、大人の余裕で軽くいなしたりせんか?  フィンって、いくつだっけ?  十三、四ぐらいと見受けられるが……。  もうちょっと下かな。第二次性徴がぎりぎり始まってる十二歳ぐらい。  ああ中世あたりの世界だから、日本における江戸時代みたいに成長も遅めで、十五、六ってのもありか。  例によって、茶羽根の永遠のテーマである、「ロリ(ショタ)で男好きのアブノーマルなダメ男が更生する話」だと思ったのだが。 -------------------------------------------------------------------------------- だいたい No.1486 投稿日 2001年5月8日(火)07時52分 投稿者 新木 伸  「子供は対象外」になるなら、この話、成立しないじゃんか。  だってニード、悩まないもん。  男であるか女であるかのその前に、「子供じゃん」で恋愛対象から外れてる。  フィンを子供でない年齢にまで引き上げるか(ぎりぎり16ぐらい?)、ニードは「子供でもオッケェ」にしとくか、どっちかの選択肢しかないな。  ふっ。 -------------------------------------------------------------------------------- と、とりあえず提出… No.1487 投稿日 2001年5月8日(火)09時12分 投稿者 小倉善哉  まだいろいろ足りなかったり、ロックオンしちゃいけないことまで書いてありそうな気がしますが、とりあえず出来る範囲で…(汗)  (異)は異世界の方、(現)は現実世界の方の出来事です。「姉の中の弟」「弟の中の姉」は省略して、精神の方をメインに「弟」とか「姉」とか記述しています。  本当は並べ替えもしなきゃいけないんでしょうが、順不同です。すみません。 1 自由奔放な姉を快く思わないが、内心、羨ましくも思っている、生真面目な妹 2 兄を無条件に慕う弟 3 出来の良い弟を妬ましく思う兄 4 優等生然とした妹を半ば呆れ、半ば感心しつつも、自分は自分と思っている姉 5 王が長く病床にあり、臣下の間では兄派と弟派の派閥が出来ている(異) 6 兄と弟どちらが王に相応しいか、品評会のようなものが行われる(異) 7 弟の精神についてきた向こうの世界の化け物に襲われる妹たち(現) 8 目が覚めたら女の姿に変わっていて驚く弟(現) 9 次代の王を傀儡の王に仕立てようと企てている宰相(異) 10心を殺す薬を宰相からもらう兄(異) 11弟の心が入った姉に殺されそうになる妹(現) 12姉がおかしくなったと思う妹(弟の話を信じない妹)(現) 13早朝、剣の稽古をしている弟(現) 14姉の身体の中に自分の心が入ってしまったことを理解し、姉のふりをする弟(現) 15弟の話を信じるようになる妹(現) 16弟の心の中に女の心が入っていて、驚く兄と宰相(異) 17気が付くと異世界らしき場所にいて驚く姉(男の身体でさらに驚く)(異) 18何故、自分がこの世界に来たのか探り始める姉(異) 19姉が宮殿をかぎまわっていると、宰相に脅される(異) 20もともと兄派だったのだが、兄も弟と同じように精神を追放してやれば、傀儡の王に仕立て上げることも可能だということに気付き、誘惑に負けていってしまう宰相(異) 21化け物をいったん追い払うことに成功する弟(現) 22弟に助けられて、異性として意識するようになる妹(現) 23妹が本当は優しいことに気が付く弟、少しずつ彼女に惹かれていく(現) 24なまった姉の身体を無理に動かしたため、筋肉痛になる弟(現) 25ぽややんとした両親(現) 26一人で「頭のおかしくなった姉」を治そうとする妹(現) 27両親はお盆で実家に帰り、しばらく二人だけの生活になる(現) 28着がえや風呂やトイレで困る弟(姉も)(異&現) 29剣の稽古や乗馬で、ボロボロになる姉(異) 30兄に頼み込まれて弟のふりをする姉(異) 31弟のふりをするのは大変だと兄に泣きごとを言う姉(異) 32無邪気ともいえる姉の態度に、弟がまだ小さかった頃を思い出す兄(異) 33宰相を嫌な感じだと思う姉(異) 34どうやって戻ったらいいか分からない姉は、兄に、もしこのまま帰れなかったら国を立て直すのを協力すると約束する(異) 35月のきれいな夜に活性化して再び襲って来る化け物(現) 36鏡を使い姉と弟が通信することが出来るようになる(異&現) 37弟に帰ってほしくないと思う妹(現) 38妹は姉に対して素直になる(現) 39宰相を追放し、朝廷を整える兄(異) 40確かに弟をねたんでいたが、弟が嫌いなわけではない自分に気付く兄(異) 41兄が王位を継承し、弟が補佐する(異) 42兄に対して友達のような感情を抱く(恋愛感情に発展しない)姉(異) 43人の邪悪な思念を媒体にして強くなる化け物(現) 44弟の精神を亡き者にしようと、魔術師に化け物の刺客をつけさせる宰相(異) 45事故や殺人事件が多発して、街が不穏な空気になっていく(現) 46弟を守ろうとして化け物に立ち向かう妹(現) 47化け物を倒した後に出てきた宝石を使って、弟を帰してあげる妹。(現) 48年功序列の世界だが、弟の出来がよく、民衆からの人気もいいので、彼を王にという話もある。(異) 49兄は亡くなった王妃の子で、弟は現王妃の子(年は5つ以上はなれている)(異) 50化け物を倒した後に出て来る宝石は、その化け物の魔力を帯びている(現) 51より強くなるために、町で密かに暴れる化け物(現) 52宰相をそそのかす邪悪な魔術師(異) 53彼のことが好きだからこそ帰してあげようという気になる妹(現) 54妹のことを好きだといえば帰りたくなくなってしまいそうで言わない弟(現) 55帰る間際に素直になり、「お前のことは忘れない」と言う弟(現) 56戻ってきた姉とうまく話せないで困る妹(現) 57妹の心境をそれとなく察し、なぐさめる姉(現) >シンデレラ迷宮小倉3の宿題  まだ未着手です。昼飯の時にでも考えます〜。 -------------------------------------------------------------------------------- 並べ替えぐらいしてきなさいって No.1488 投稿日 2001年5月8日(火)10時32分 投稿者 新木 伸  イマジーさんの課題でもって、次に何やるかわかってるわけだから。  ん?  そういやイマジー君、並べ替えしたの出してきてたっけ?  並べ替えって、そんな大変かな?  なんかカットアンドペーストでもって、5分ぐらいでできそうな気がするのだが……。  何日もかかるもの? >小倉さん -------------------------------------------------------------------------------- 食休中 No.1489 投稿日 2001年5月8日(火)12時19分 投稿者 小倉善哉 >何日もかかるもの?  上から順に「書きたいもの」をならべるんですよね。  日数はかからないかもしれないけど、でも5分じゃ厳しいです…(^^;  3時間めいっぱい使って、ぎりぎり出来る、ぐらいかなあ(ーー; -------------------------------------------------------------------------------- No.1490 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 並べ直し No.1491 投稿日 2001年5月8日(火)13時06分 投稿者 新木 伸 >小倉さん  なんでそんなことに3時間もかかるの?  ――とか言いたいとこだけど、まあ許そう。  駆け出しの頃は、色々とまわりに呆れられるものなのなのだな。  わしがまだ駆け出しのころ、原稿用紙27.5枚の連載原稿を、一日かけて5枚ぐらいしか書くことができず、呆れられた&叱られた覚えがあります。  わし不良社員。ちなみに会社の副社長は深沢美潮さん。 「なんで一日かけたのに、終わってないの? たったの27枚なんでしょ!?」みたいな。  いまでこそ、1日あれば27枚は確かに終わる。  文庫本換算でたったの20ページだ。そんなもん、ラストスパートの時なら、毎日やっとる。1日37ページだって書くことあるぞ。 「並べ直しにどのくらいかかる? 5分?」 「はっ。3時間ほどであります」 「なんでそんなことに3時間もかかるの!? そんなことやってたら、永久に終わりゃしないじゃんかっ!」  ……みたいにやりたいとこだけど、まあ許そう。  でも「呆れられてる」ってことは頭にインプットしておくように。  そんなもん、5分が相場なのもインプットしておくように。5分でできない自分は「へたれ」であることを自覚するように。以上。 P.S.  ところで「へたれ」って、意味なんだっけ?  どこの方言だ? -------------------------------------------------------------------------------- 何か頭に住みついてくれました No.1492 投稿日 2001年5月8日(火)13時44分 投稿者 ブッチ  課題を提出・…・したいところですが、   自主ダメ出しが厳しくなって提出できる  シロモノが見つからないブッチです。    >読書量   小説なら1000程度(少ない……)   漫画を入れれば2000ほどでしょうか。   雑誌はファッション誌とかまで入れていいのなら   一万超えているかと(^^;  >尻叩き   わたし自身、子供のころどうしようもないワガママ   ガキだったのでよく両親に叩かれてました。   言って聞くような大人しい子供ならよいものの、   わたしのような言っても聞かない子供には   ある程度の尻叩きも必要だったなぁ……と。   もしわたし、尻叩かれてなかったら救いようの無い   アホな二十代になっていたと思いますわ(^^;      -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出 No.1493 投稿日 2001年5月8日(火)19時08分 投稿者 弟切 千隼 「気高いシンデレラ」の課題を提出します。 弟切9 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・賑やかな城の舞踏会の熱気に当てられて、シンデレラは涼もうと城の庭に出る。そこで彼女は、庭に迷い込んできた貧しい身なりの子供と出遭う。 ・帰る道がわからないというその子を、シンデレラは城の警備兵に引き合わせ、出口まで連れていってあげるように頼む。 ・警備兵がその子をさげすんで邪険に扱うのを見て、シンデレラは、同じ人間なのだからそれなりの礼をもって遇してあげて下さいと言う。警備兵は不満そうな様子を見せるも、シンデレラの毅然とした口調と態度に気圧されて子供の扱いを改める。 ・シンデレラと同様に庭に涼みに出ていた王子が一部始終を目撃していて、シンデレラを踊りに誘う。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 一日九時間くらいか? No.1494 投稿日 2001年5月8日(火)19時45分 投稿者 唯野教授 最近、睡眠時間が増えている……。なんか損している気分だなあ。 >新木さん >悪いが疑ってかかるぞ?   う、そう言われると、2000には達してないかも。でも中学の頃は一日ニ冊くらいのペースで乱読してたから、1200〜1700くらいは行っていると思います。あ、ちなみに「ノンタン」とか「くまのプーさん」とかの幼児書も200くらい入ってたり。 でも突出してるかなあ。年間240冊の八神さん(私より一つ年上だったか?)の方がスゴイと思うけど。 では何故、保有パターンの絶対量が少ないかといいますと、 (しばらくお待ち下さい) ……え〜、まったくもって、私の怠惰と意識の低さが原因であります(考えた言い訳が全部自主ボツだったらしい)。 >ちとインプットされてるもののなかから、引き出してみそ?   私は前科があるので慎重に。これは「復讐のために戦うパターン」という感じで出すのですか? それとも「もともとは主人公と敵役の間だけでの抗争だったが、敵役が主人公の判断力を失わせるためにその恋人を殺してしまう。怒り狂った主人公は、仲間の制止も振りほどいて罠に満ちた敵役の館へ突っ込んでいく」という感じで出すのですか? あとヤクザものと聞いて真っ先に浮かんだのが「唐獅子株式会社」だった私って一体(汗)。 >逃げない・逃げられない理由 5、友人と共に不死者に出くわした主人公。とても手におえないが、社会の為にこの化物をなんとかしなければならないと考えた主人公は、友人たちに助けを呼びにいくよう頼む。友人たちが戻ってくるまで、主人公は不死者をこの場に釘付けにしておかねばならない(当然、友人たちは警察の説得に手間取りなかなか戻ってこない)。 6、不死者は、主人公の家系がいつか自分と同じ不死者を生み出すと信じており、はるか昔から一族を殺し続けていた。逃げてもまたいつか見つかるかもしれないという恐怖に日々怯える両親を見ながら育った主人公は、この運命を断ち切るために不死者に挑む。 7、実は不死者の存在は機密扱いではあるものの国家の上層部には知られていて、極秘に退治する方法が研究されてきた。主人公はそのプロジェクトチームの一員だが、政治力が弱く主流派になれずにいる。偶然不死者に出くわした主人公は、自分の方法論が正しいことを認めさせるため、不死者と戦う。 >虐待の話 え〜少し長くなりますが、やはり大学で社会福祉学を勉強させて貰ってる以上、頑張らねばならないでしょう。 まずどこまでがしつけでどこからが体罰・虐待か、という問題ですが、これは多分に文化や個人の信条がからんできて境界線ははっきり言ってあいまいです。アメリカの神経質な人だと、父親が就学前の子供と一緒に風呂に入るのも受けつけないそうで。 しかし五、六回ならともかく、やはり尻叩き千回は共通して虐待視されますよ。 さて、ところで何故体罰が規制されるかというと、思うに理念的な説明と現実的な説明があります。 まず理念的な説明から。 世界のほとんどの国では憲法によって基本的人権が絶対不可侵の権利として尊重されています。人間は全て生まれた瞬間からこの人権を持っていることになりますね。 その基本的人権の中に、身体の自由というのがあって、さらにその中に拷問及び残虐刑の禁止というのがあるんですな(日本国憲法では第36条。「絶対に禁ずる」と強い調子で書かれている)。江戸時代とかにあった鞭打ちだとかの刑罰が現在無いのはこの為です。 当然、この規則は子供にも当てはまるので、体罰はいけないことになっております。 次に、現実的な説明。 体罰というのは何かというと、つまるところ「相手に痛みと恐怖を与える事で、こちらの要求を飲ませる為に振るわれる暴力」です。要求が正当かどうかは関係ありません。 このような恐怖による罰則というのは、根本的な解決を成し得ません。なぜなら、道理で理解しているわけではないので、体罰を与える存在がいなくなったらまた好き放題やることになるからです。 また、親子関係で体罰が行われた場合、このような恐怖による支配・被支配関係というのは子供の情操教育上大変よろしくないですな。 さらに怖いのは、体罰を受けた子供というのは自分の子供にも体罰を加えるということです。世代間継承(ファミリーチェーン)と呼ばれるもので、まずいことに世代を重ねるにつれて酷くなる場合があるとか。 要するに、体罰は(抑圧の役には立つけど)「仕付け」の役には立っていないってのが近年大きくなりつつある考えなのです。 ところで、体罰の信奉者の思考には興味深い傾向があります。 言ってもきかない子供がいた場合、「自分の言葉が足りなかったのだ」とは思わずに、「口でわからん奴は痛みで分からせるしかない」と考えるのですな。 ところが、ある程度の体罰を与えてもきかない子供に対しては、「口でもなく痛みでもない別の方法で分からせよう」とは考えずに、「痛みが足りなかったのだ」と考えるのです(「百回叩いて駄目なら千回だ!」) これはもう、どんどんエスカレートしますな。大抵の人は途中で止めますけど、相手が死ぬまで止まらない人もいます(あ、どうしても言う事を聞かない「動物」ってのは、確かにしまいには殺される運命ですね)。 では、私の持つ知識を元にした、日本では一番理想的であろう叱り方を以下に書きます。 1、なぜそれをやってはいけないか、相手が分かるまで道理を説く。 2、家事労働など、奉仕活動をやらせて社会意識を向上させる(千円の皿を割ったら千円分と目される仕事をやらせる等)。 3、体罰は、やっても平手打ちをニ、三回程度。体罰だけを行うのではなく、必ず「2」をやらせる。拳撃や外傷が出来るものは論外(ましてや尻叩き千回は大多和家)。 4、自分が子供を愛していることを、はっきりと伝える。 まあ状況次第では、取り敢えずの緊急手段として「殴っておとなしくさせておく」というのもフィクションではありでしょうし、新木さんのことですからちゃんとフォローは入っているんでしょうが、参考までに。 -------------------------------------------------------------------------------- レスいろいろ No.1495 投稿日 2001年5月8日(火)20時04分 投稿者 弟切 千隼 > 外国風の名前の付け方 私の場合、海外の翻訳ものを読むことが多かったので、「どの国の言葉ではこういう名前」というのを、ある程度自然に覚えてしまったと思います。 本当は多様な言語を勉強するのが一番なのでしょうけれど、現実問題として、多数の言語を学ぶのは時間もお金もかかって大変ですよね。 手っ取り早い方法の一つとして、以下のようなやり方があります。 まず、大きくて良質な英和辞典を用意します。そういう英和辞典は、買うと非常に高いので買えとは強制できませんが、後々のことを考えると、できれば買ってしまった方が便利です。 で、こういう英和辞典には、後ろの方に付録として人名一覧が載っているものです。英語風の名前は、ここから適当に探せばとりあえずはOKです。 英語以外のヨーロッパ言語−フランス語・イタリア語・ドイツ語など−ふうの名前を付けたいと思ったら、図書館へ行ってフランス語なりイタリア語なりの辞書を探します。その時、英和辞典も一緒に探して並べて見ましょう。英和辞典に載っている人名と同じ、または似たような綴りの単語を引くと、ほとんどの場合、フランス語やドイツ語の辞書にも人名として載っています。 ヨーロッパ圏の言語は起源を同じくするものが多いので、こういうことが起こるんですね。国ごとに、ほぼ同じ綴りでかなり語感が違う名前が出てきます。 一例を挙げますと; 英語 George[ジョージ] フランス語 George[ジョルジュ] ドイツ語 Georg[ゲオルグ] イタリア語 Giorgio[ジョルジオ] スペイン語 Jorge[ホルヘ] もちろん、上記の方法は、ヨーロッパ系言語以外には使えません。 アジア・アフリカ・オセアニア・北米先住民・南米先住民ふうの名前を付けたい場合には、頑張ってそちらの言語を少しは学ばないといけないでしょう。 中国・朝鮮半島(ふう)のお話を書きたいなら、大きくて良質の漢和辞典が必須ですね。 > セトとセラス 二文字や三文字の名前ですと、既存の「〜ふう」の名前と偶然に一致してしまうことが大いにあり得ます。ある程度は仕方がないと思いますが、例えば「セト」のようにエジプトの悪神としてかなり有名になってしまっているような名前は、意識してそのイメージを付与したいのでない限り避けた方がいいでしょう。 > へたれ この言葉、私はつい最近になって知りました。郷里の静岡にいる頃は聞かなかったので、首都圏の方言か、最近生まれた俗語だと思います。 ちなみに『大辞林』にはこの言葉は載っていませんでした。おそらく標準語の「へたる」=「疲れる、弱る」から来た言葉だと私は推定しています。 -------------------------------------------------------------------------------- きょうはじゅういちぺぇじかいたのー No.1496 投稿日 2001年5月8日(火)20時32分 投稿者 新木 伸 >体罰とか  うーん。そうか。  唯野君の場合は、人の子供は動物とは別物であるって観点に立ってるわけね。っていうか、とりあえずは、そう教わってきていると。  ちなみに、これが動物の仕付け方の話であったとしたら、どう行うのが理想的だと思う?  子供の仕付けの理想例のように、ちょっと出してみてくれないかな。  しかし「しつけ」と「虐待」の区別の定義。  両者は明らかに別物でしょうが。  区分けが微妙だとか曖昧だとか、それって学者の詭弁にしか聞こえないのだが。  子供にとって、「仕付け」とは自分の欲望を阻害される理不尽な行為であるわけで、それはどんな種類のものであってもすべからく「虐待」に違いないのね。だから子供の立場から見た話なんてのは、ここでは問題にしなくていい。  仕付けと虐待の違いは、それをするほうの大人が、「なんのためにやっているのか」にある。この場合、本人が「貴方のためを思っての愛の鞭なのよ〜」と思いこんでたりする場合もあるから、本人の自意識なんてものはまったくあてにならん。こういうのはえてして虐待それ自体が目的だったりする。なんやかと理由をつけて、叱るための口実を見つけてきたりする。  どこか、神様のごとき客観視点から観察したとして、それでも本当に「子供のために仕付けている」のであれば、それは仕付けなの。そうではなくて、「叩きたいから」「いま気分がむかついてるから」「子供が生意気な口をたたいて腹が立ったから」とかいうのは、それは虐待なのね。  区別はあるだろ。このようにさ。  人なりし身には、完全な判断は難しいかもしれないけど、かなりこの「神様の客観」に近づくことは可能だろ。  唯野君の書いた、その日本の子供の叱り方の理想例。  そこで出てくる、「やったとしても数回」の引っぱたくという行為。  ここんとこをはっきりさせとこうぜ。  これは「どうしても必要」なことなのか、それとも「まったくもって不要」なのか、そこのところを個人的見解としてはっきりしてくれ。  学説だとか法律だとか、そんな他人の考えたもんはどーでもいいから、唯野という人間の個人的な意見としては、どうなのよ? ・子供がなんか悪いことをする。 ・口で叱る。なぜそれがわるいことなのか説いて聞かせる。→聞き分けない。 ・ペナルティを課そうとする。→従わない。  ――となったとき、さあ、どうするの?  自分の言葉が足りなかったと、自省するわけ?  ちなみに「仕付け」っていうのは、親子の関係だけとも限らんわな。  だから「愛情」を前提にできない場合もある。深い愛情で結ばれている間柄なら、「悲しんでみせる」だけで充分な抑止効果があるかもしれない。叩かないでも聞き分けてくれるかもしれない。  でもよそ様の子を仕付ける場合とかは、どうするのさ?  この場合は「愛情」はまず通用しないぞ。  あと尻叩き千回ってのは、小説の中の話ね(実際は300回ぐらいとみた。そのシーン書き終わったけど)。  現実問題の仕付けの話なら、そりゃ、やったところで数回だよ。わしだって。  いや、子供おらんからわからんけど。 >へたれ  つまり「弱々」ってことかしらん。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ〜 No.1497 投稿日 2001年5月8日(火)20時50分 投稿者 新木 伸  いかん。いかんぞ。  なんか新キャラの女の子、なにやら主人公に惹かれつつあるらしいぞっ。  プロットでは、別の男に惹かれてくれなきゃいかんのだ。ここはさすがに、そっちに転がってしまうと修正不能なのだっ。  まあいままでのエピソードからの「力学」としては、そうなるのが「リアル」というものなのだがっ。  しかたない、ここは「神なる作者の一撃」をもってして、軌道修正を果たすエピソードを投入するしかっ。  ああいや、そんなことしなくても、こーゆー手もあるかっ。  主人公に気がある素振りをしてみせたのは、じつは隣のあいつが気になっていたから――ってパターンだなっ。ここは。「なんちゃってラブレター的展開」というやつだな。ぬか喜びというやつだなっ。よし了解っ。問題なしっ。 >唯野君  一般化するとね、「困難な状況から逃げない理由」よ。  もうすこし補足して限定すると、「とてもとても困難な状況から、人が逃げないで踏みとどまる理由」ってあたりか。  このへん、10個ぐらい引っぱりだしてきてみれば、不死者と対した人間の行動原理にも使えそうなものが、1個か2個は残るでしょ。100個出してくれば、10個は楽勝だ。  インプットの量を活かせないでいるのは、単に「覚えてない。読んだけど本当に忘れてしまっている」からなのか、それとも索引の引き方を知らないせいかな? -------------------------------------------------------------------------------- うーん No.1498 投稿日 2001年5月8日(火)22時10分 投稿者 はせがわみやび  よくないなあ。 >>これは「どうしても必要」なことなのか、それとも「まったくもって不要」なのか、そこのところを個人的見解としてはっきりしてくれ。    その質問は巧妙すぎる。  「まったく不要」って答えられるひとがどれだけいるんだ?  でも、まったく不要でないからって、たくさんやっていいことの言い訳には、全然ならないのだぜ?  唯野くんは、最初から「尻叩き千回」を問題にしているんだからさ。   最初に自分の書いた文章を読み返して欲しいな。小説だとはわかっても、それが星くずだとはわからないし、言ってない。  おまけに叩かれるほうの年齢設定も「言ってわかるはずの年齢」になっている。  それらの前提を勝手に、あの数字は誇張だし、現実問題だったらしない……って、その予防線なんなのよ。それ、ずるいって言わないかね?  これ、リアルな世界のシリアスな学園物だとしても、そのまま通すかって自分で問い掛けて欲しいな。千回は文字通り千回という意味だとして、だ。  これが、「うる星やつら」で、あたるが浮気したときのラムのお仕置きです、とか。  「極楽大作戦」で、ヨコシマくんが、美神さんのハダカを覗いたときのお仕置きです、とかだって、わかっていたら。  唯野くんが、あんなコメントを書いたとは思えないもの。 -------------------------------------------------------------------------------- へにゃへにゃ No.1499 投稿日 2001年5月8日(火)23時23分 投稿者 小倉善哉 >何でそんなことに3時間もかかるの?  それはオイラがへたれだからです(苦々)  頑張ったら一時間で出来ました。でも「5分」を大幅に上回ってるのは知ってます。  でも「いまは」呆れられてもいいやって感じです。そりゃ悔しいけど、ちゃちゃっと出来ないからこそアマチュアやってる訳だしー。 (とはいってもデビューするのがスタートラインなんだから…ほんとに基礎の基礎が出来てないんだなあ…。悔しいけど)  いいや、いいんだ。悔しい思いをするのも修行だい(やせ我慢) 「4つの短編」素材抽出(書きたいこと順) 1 自由奔放な姉を快く思わないが、内心、羨ましくも思っている、生真面目な妹 2 出来の良い弟を妬ましく思う兄 3 優等生然とした妹を半ば呆れ、半ば感心しつつも、自分は自分と思っている姉 4 兄を無条件に慕う弟 5妹は姉に対して素直になる 6兄が王位を継承し、弟が補佐する 7 目が覚めたら女の姿に変わっていて驚く弟 8 弟の心が入った姉に殺されそうになる妹 9 姉がおかしくなったと思う妹(弟の話を信じない妹) 10一人で「頭のおかしくなった姉」を治そうとする妹 11弟の話を信じざるをえないようになる妹 14弟に助けられて、異性として意識するようになる妹 15妹が本当は優しいことに気が付く弟、少しずつ彼女に惹かれていく 16弟を守ろうとして化け物に立ち向かう妹(現) 17弟に帰ってほしくないと思うが、(引き止めることは)自分でも悪いことだと思っているので、落ち込む妹(現) 18姉と話すうち、子どもなのは姉ではなく自分の方だということに気付く妹(姉を見直す) 19彼のことが好きだからこそ帰してあげようという気になる妹(現) 20気が付くと異世界らしき場所にいて驚く姉(男の身体でさらに驚く) 21兄に頼み込まれて弟のふりをする姉 22無邪気ともいえる姉の態度に、弟がまだ小さかった頃を思い出す兄 23兄に対して友達のような感情を抱く(恋愛感情に発展しない)姉 24確かに弟をねたんでいたが、弟が嫌いなわけではない自分に気付きはじめる兄 25何故、自分がこの世界に来たのか探り始める姉 26(宰相の企みに気付き)兄を守ろうと一人で魔術師のアジトに乗り込む、無謀な姉 27姉の精神と弟の身体が危機にさらされて、ようやく自分の大事なものに気付く兄 28宰相と魔術師を追放し、朝廷を整える兄 29妹と話をすることが出来て、もうじき帰れることを悟る姉 30兄に対して戦友のような感情を抱き、別れを惜しむ姉 31惜しみつつも、姉に対して感謝する兄 32王が長く病床にあり、臣下の間では兄派と弟派の派閥が出来ている 33年功序列の世界だが、弟の出来がよく、民衆からの人気もいいので、彼を王にという話もある。 34兄は亡くなった王妃の子で、弟は現王妃の子(年は5つ以上はなれている) 35兄と弟どちらが王に相応しいか、品評会のようなものが行われる 36弟の精神を追放すれば、王位はあなたのもの、と兄をそそのかす宰相 37心を身体から追放する薬を宰相からもらう兄 38弟の心の中に女の心が入っていて、驚く兄と宰相  ↑弟の精神を追放するに至るまでのエピソード(差し換え可能) 39もともと兄派だったのだが、兄も弟と同じように精神を追放してやれば、傀儡の王に仕立て上げることも可能だということに気付き、誘惑に負けていってしまう宰相 40宰相をそそのかす邪悪な魔術師 41弟の精神を亡き者にしようと、魔術師に化け物を刺客に送るよう頼む宰相  ↑これを増やすと筋がもう一つ二つ増えてしまうから、なきゃなくてもいい…かな、と。 42向こうの世界の化け物に襲われる妹たち(現) 43化け物をいったん追い払うことに成功する弟(現) 44兄の仕業ではないかと言われ、兄派の仕業だろうと見当をつける弟 45人の邪悪な思念を媒体にして強くなる化け物(現) 46より強くなるために、町で密かに暴れる化け物(現) 47事故や殺人事件が多発して、街が不穏な空気になっていく(現) 48月のきれいな夜に活性化して再び襲って来る化け物(現)  ↑これは「弟の存在(=異世界の存在)を信じざるを得なくなるエピソード」の一つかも。 49剣の稽古や乗馬で、ボロボロになる姉 50弟のふりをするのは大変だと兄に泣きごとを言う姉 51どうやって戻ったらいいか分からない姉は、兄に、もしこのまま帰れなかったら国を立て直すのを協力すると約束する  ↑兄と姉の交流エピソード 52宰相を嫌な感じだと思う姉 53姉が宮殿をかぎまわっていると、宰相に脅される  ↑姉と宰相が対決にいたるまでのエピソード(ただし宰相を出さない方向だと没) 54化け物を倒した後に出て来る宝石は、その化け物の魔力を帯びている(現) 55その宝石は所持者の願いを叶えるが、使う者の身体・精神に影響するような願いはしてはいけないので、姉と弟の帰還を妹が願うしかない。 (なにかしらの制約があって、アイテムを使うことができるのは妹だけだという状況) 56宝石の魔力の影響で姉と話すことが出来るようになる妹  ↑帰るためのなんらかのエピソード…もうちょっとマシなのないのか…(差し換え可) 57ぽややんとした両親(現) 58両親はお盆で実家に帰り、しばらく二人だけの生活になる(現)  ↑どっちかいうと妹が一人で解決しなきゃいけない状況のアイデアかもしれない 59姉の身体の中に自分の心が入ってしまったことを理解し、妹以外の人間の前では姉のふりをする弟(現) 60なまった姉の身体を無理に動かしたため、筋肉痛になる弟(現) 61早朝、剣の稽古をしている弟(現) 62着がえや風呂やトイレで困る弟(姉も)(異&現)  ↑あらすじには必要無いのでは? 63妹のことを好きだといえば帰りたくなくなってしまいそうで言わない弟(現) 64帰る間際に素直になり、「お前のことは忘れない」と言う弟(現) 65戻ってきた姉とうまく話せないで困る妹(現) 66妹の心境をそれとなく察し、なぐさめる姉(現) 67鏡を使い姉と弟が通信することが出来るようになる(異&現)  ↑あらすじにあんまり必要無い、ていうか、そもそもこのエピソード自体不要では。  あ。『なぜ「姉」と「弟」の魂が入れ替わったのか?』の理由付けがない…。  で、書いてきて、一行コンセプト、なんとなく、これかなと、思いました。 「あまり仲の良くなかった姉妹と兄弟が、姉と弟の人格が入れ代わったことにより成長して、仲良くなる話」  限界がきたようなのでそろそろ寝ます。シンデレラ迷宮小倉3の宿題はまた明日にでも書きます…。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 眠いです No.1500 投稿日 2001年5月9日(水)01時51分 投稿者 茶羽根(やの)  今日はもう寝ます…… > ちなみに、こういうの書くときは、こうするのだよ。 >「魔女はなんらかの理由で行方不明になる。町の人たちもフィンを引き取ろうとしない。フィンの保護者となり、一緒に連れて旅をすることを決めるニード」  こういうのを提出したら、「何らかの理由ってなにさ?」と言われてしまうと思ってました。あらすじとしてそのまま使えるものを提出しないといけない、と思っていました。 > 例によって、茶羽根の永遠のテーマである、「ロリ(ショタ)で男好きのアブノーマルなダメ男が更生する話」だと思ったのだが。  いやだいたいその通りなんですが(汗)、ラストの部分でせっかく主人公が(読者から見て)年齢性別関係なく女の子を好きになろうとしているのに、主人公がロリコンだと改めて提示するのは間違っているんじゃないか、と思ったので。  ラストが「子供同士の恋愛に割り込もうとするロリコン青年」だったり「ロリコン青年同士の女の子の奪い合い」だったりすると、読者は主人公のことを応援できないよなぁ、と思いまして。  現実は新木さんの仰られるとおり「子供でもオッケェ」です。 > フィンって、いくつだっけ? > もうちょっと下かな。第二次性徴がぎりぎり始まってる十二歳ぐらい。  ぎりぎり始まってる、10歳くらいのつもりでした。理由は、フィンの身体が変化する際に苦痛が走る理由を「第二次性徴が始まり、男女の違いが徐々に大きくなってきたから」にしようとしていたからです。だから第二次性徴が始まる前は苦痛がほとんど無くて、魔女も知らなかった、と。 アイデア出し対象リスト ・どうして主人公はフェリオを好きになったのか ・どうして主人公はフェリオの元を去ったのか ・どうして魔女はフィンを養っていたのか ・どうしてフィンは性転換するのか ・どうして主人公はフィンの性転換を解いてあげようと思ったのか ・どうやって主人公はフィンの性転換を解いたのか ・魔女失踪のわけ ・なぜ村人は魔女を引き取ろうとしなかったのか ・村人誰にも引き取ってもらえないフィンを、主人公が引き取るシチェーション  前にあらすじを指摘してもらったのと、「魔女失踪、ニード保護者になることを決める」を採用した感じでは、こんなところかと思います。  みな最低一つは理由が用意してありますが(本文で使った物)、一つずつ行った方がいいでしょうか。それとも関連性のある物は、まとめて行った方がいいでしょうか。それともとりあえず全部10個ずつ出すのがいいでしょうか。  とりあえず、本文で使った理由です。 ・どうして主人公はフェリオを好きになったのか  孤児だった主人公を自分の弟として育てて欲しいと、フェリオが彼の両親に言ってくれたから(自分もフェリオみたいになりたい、というあこがれが好きに変化した) ・どうして主人公はフェリオの元を去ったのか  フェリオに気持ちを伝えるも断られ、そのことが原因でフェリオが本当に困っているのを知り、迷惑はかけられないと去った。 ・どうして魔女はフィンを養っていたのか  母親になりたかったが、実子はいないので、捨てられていたフィンを拾って育てようとした。 ・どうしてフィンは性転換するのか  魔女は男児と女児の両方が欲しかったが、拾った子供はフィンだけだったので、一日ごとに性転換するようにした。 ・どうして主人公はフィンの性転換を解いてあげようと思ったのか  性転換ごとにフィンが苦しんでいるのを知ったから。(第二次性徴が始まる前はほとんど苦しまなかったが、始まってからは男女の身体に差が出てきたため、徐々に苦しむようになった) ・どうやって主人公はフィンの性転換を解いたのか  魔女はフィンを苦しめようと思っていたわけではないので、フィンが苦しんでいると知ってすぐに魔法を解いた。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ。今度こそは。 No.1501 投稿日 2001年5月9日(水)02時18分 投稿者 みっちゃん みっちゃん17  無欲なシンデレラ。 ○お城の舞踏会 ・シンデレラ、舞踏会の雰囲気になじめず、壁に寄りかかっていると、  偶然隠し扉を回転させて、隠し部屋に入ってしまう。 ・中は宝の隠し部屋で、金銀パールの宝物が部屋中に充満している。 ・シンデレラ、入ってきた壁の扉から出ようとするが、一方通行らしく出られない。おろおろして部屋の中を行ったり来たりしてしまう。 ・部屋に王子が入ってくる。 ・舞踏会で踊るため、来ていた豪華なマントを部屋に置きにきたらしい。 ・「ごめんなさい、偶然入ってしまいました」と謝るシンデレラ。 ・王子は部屋の中の宝が何も無くなっていないのを見て彼女を信用し、  「この中の宝物ものならば、何でも好きなものをあげるから  この部屋の事を誰にも言わないように」と、シンデレラに持ちかける。 ・シンデレラは、「宝物を貰ってしまっては、誰に貰ったか  答えなければならなくなるので、形に残らないご褒美をください」と頼む。 ・シンデレラは「私にダンスを教えてください」と頼み、  王子はシンデレラをダンスに誘う。 >インプット量  小説だけなら、300冊行ってないかもしれない。YAが大半。  アニメはものすごく好きで、物心ついたビスマルクからガオガイガーくらいまではものすごく楽しんでチェックしてました。今はぐるぐるタウンはなまる君くらいしか見てないですが。 >同人誌  たしかに、どんな形であれ表4に自分の名前が載ったものが世の中に 出てしまうと、悪い意味で安心してしまうと思います。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id=biohazard -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ書き直し。 No.1502 投稿日 2001年5月9日(水)02時41分 投稿者 みっちゃん みっちゃん17(改) ごめんなさい。思いついてすぐにアップしたわけではないのですが、 こうすればより無欲になるとアップ後に思いつきましたので、 改訂版を書き込ませていただきます。 ・シンデレラ、舞踏会の雰囲気になじめず、壁に寄りかかっていると、  偶然隠し扉を回転させて、隠し部屋に入ってしまう。 ・中は宝の隠し部屋で、金銀パールの宝物が部屋中に充満している。 ・シンデレラ、思わず豪華なネックレスを手に取り、ネコババしようとするが、  すぐに思い直してネックレスを元あった場所に戻す。 ・シンデレラ、入ってきた壁の扉から出ようとするが、一方通行らしく出られない。おろおろして部屋の中を行ったり来たりしてしまう。 ・部屋に王子が入ってくる。 ・舞踏会で踊るため、来ていた豪華なマントを部屋に置きにきたらしい。 ・「ごめんなさい、偶然入ってしまいました」と謝るシンデレラ。 ・王子は部屋の中の宝が何も無くなっていないのを見て彼女を信用し、  「この中の宝物ものならば、何でも好きなものをあげるから  この部屋の事を誰にも言わないように」と、シンデレラに持ちかける。 ・シンデレラは、「宝物を貰ってしまっては、誰に貰ったか  答えなければならなくなるので、形に残らないご褒美をください」と頼む。 ・シンデレラは「私にダンスを教えてください」と頼み、  王子はシンデレラをダンスに誘う。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1503 投稿日 2001年5月9日(水)03時25分 投稿者 新木 伸 >茶羽根  なんかハマりまくってる感じだなぁ。  どうしたもんかねぇ。  みやびさんと話してたりしたんだけども。  とりあえず温泉OFFでじっくりやるとして、そのための材料として、「素材抽出」が出発までの宿題かな。  並び替えもして、ここにアップするように。  あと宿題をやったあとで余力があるなら、頭をほぐすために、ためしにこんなことをやってみるといいかも。  「男禁止」  ニードは男好きとか、フェリオは男だったとか、フィンは女と男の間を行き来するとか、そういった「男」のからむところすべてを、なんか別のモンに変えてみる。  そうだなぁ。「トカゲ」とかどうだろう。トカゲいいね。トカゲにしよう  トカゲ人=リザードマンね。  ニードは「トカゲ」に育てられたわけよ。だから「トカゲ」しか愛せない人間なわけだな。  立ち寄った街で、一日ごとに、少女と「トカゲ」のあいだを行き来するフィンという子がいじめられているところに遭遇する(そりゃいじめられるわな)。  こんな感じであらすじを書いたり考えてみたりする。  アイデア出し項目についてみても、こんなふうに考えてみるわけだ。 ・どうして主人公は「トカゲ人のフェリオ」を好きになったのか ・どうして主人公は「トカゲ人のフェリオ」の元を去ったのか ・どうして魔女はフィンを養っていたのか ・どうしてフィンは「トカゲ変身」するのか ・どうして主人公はフィンの「トカゲ変身」を解いてあげようと思ったのか ・どうやって主人公はフィンの「トカゲ変身」を解いたのか  しかし考えてみたら、この話、「トカゲ」でもべつに問題なく書けてしまうなぁ。  まあとりあえず考えてみそ。頭の柔軟体操ってことで。 >小倉さん  並び替え、しましたね。  ざっと見てみます。頭から3分の1ぐらいまでに注目します。  ここを見てみると、「異世界」ってキーワードがほとんど出てきてません。  それぞれの兄弟と姉妹のこと。それで占められています。  ってことで、じつはこの「異世界」という舞台が、作者的にあまり重要ではないということが判明しました。  一行コンセプトにも、「異世界」はまるで入ってないし。  さてこの話――。  「異世界」を出さずに再構築するってことは、できませんか?  異世界禁止。  残すアイデアとしては。  それぞれに確執を持った兄弟と姉妹の2組。  人格交換。  人格交換のアイデアなんて、いくらでも出てくるはず。  廊下でごっつんこ、頭をぶつけて気絶したら――ってのもあるし、赤の他人が横断歩道ですれ違おうとしたときに雷に打たれ――とかでもいいわけだし。  目が覚めたら変わっていて――てのが欲しいなら、近所のお稲荷さんに同じ日にお参りした二人が、お稲荷さんのいたずらで魂を取り替えられた――なんてのも出るし。  「異世界」をなくして「現代」にすれば、いちばん書きたい物の根幹部分は残しつつ、人格をもどす理由にはじまるたくさんのことが、一気に簡素化できますが。  ああちなみに、「王家」という設定もなくなりますね。異世界がなくなるとこれはもう自動的に。  まあなにか、「家」なり「会社」なりを継がなきゃならない兄。その補佐をするべき弟。そんな構図に変化するのかな。  ちなみに、どーしても「異世界」版の話を書きたい場合には、この「現代」版をとりあえず完成させて、それを踏み台にしてもう一度書く手もあります。  一度近いパターンで成功させているんだから、今度は「異世界」という設定が増えてもこなせるでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- >みっちゃん No.1504 投稿日 2001年5月9日(水)03時37分 投稿者 新木 伸 ・みっちゃん17  ボツ。両方とも。  まず「隠し部屋」ってこと自体が、ぜんぜん必要じゃないです。  あとシンデレラは本人の言っているとおり、形のある宝はもらうことができないわけです。形のない願いのうち、本人のいちばんの願いを言ったまで。王子に踊って欲しかったわけですよね。せっかく舞踏会まに来たんだし。  これ、枝葉をぜんぶ捨てていって、最後に残る構図というのは、こんな感じになるのかなぁ。「なんでも望みの宝をあげますと言われて、王子とのダンスを望むシンデレラ」  この構図自体は、そう悪くはないんですが。  あと細かいところですが……。  宝が充満している部屋なわけですよね。入ってきた王子が、見ただけで、「盗られていないものがなにもない」と確認できるはずがないです。  リストと照らし合わせても、半日ぐらいはかかるんじゃないんですか? 宝石箱のなかの宝石一個、指輪一個にいたるまで照らし合わせていったら。  シンデレラのボディーチェックをしたほうが早いか。 -------------------------------------------------------------------------------- 鬼神のお面でバグ多発! 背ェ高すぎ! No.1505 投稿日 2001年5月9日(水)03時45分 投稿者 杉井光  いつの間にやらゴールデンウィークも終わり、平常業務に戻れました。ふう。祝祭日の存在というものは、高校卒業以来、うとましいとしか思えなくなってしまいました。あと盆、と正月とクリスマスもね。闇稼業のつらいところです。  今日は一日布団を敷きっぱなしで過ごしてしまいました。なんと怠惰な休日。反省。  さて。そろそろ「問題点の明確化」が必要になってきましたので、『0.37プロポーズ』のあらすじをもう一度書いてみようと思います。 『0.37プロポーズ』(杉井/あらすじ2)  先の戦争から5年。木星開発会社の社長となったミンシアは、副社長であり求婚者でもあるレベルコを連れて、木星からアクエリアスに帰還した。ミンシアは、アクエリアスの旧発電システムSSGの所有権と引き換えに、自社の開発した新高効率発電システムを譲渡していた。実はSSGはサハリエルシステムを利用した発電機であり、ミンシアの目的は、その動力源であるアクニィの身柄だった。  アクニィは千年相当の体感時間を自閉状態で過ごしてきたため、言葉も満足に喋れないほどだった。彼は肉体改造でサハリエルシステムを埋め込まれ、生命維持装置なしでは半日ともたない身体にされていた。それを普通の身体に戻すために、ミンシアはすぐに彼を入院させる。しかし、手術の前にアクニィは病院を抜け出し、行方不明になってしまう。  病院から連絡を受けたミンシアは驚き慌てるが、レベルコの協力を得て、なんとかアクニィを見つける。彼はSSGへと通じるエアロックにいた。追いついたミンシアはアクニィを病院に連れ戻そうとするが、アクニィはそれを拒否し、SSGの中にずっといたかったと言う。ミンシアは、自分がアクニィを買い取るためだけに会社を作ったことまで告げるが、アクニィは無反応のまま。絶望したミンシアはエアロックを開放して心中を図る。が、アクニィがとっさにサハリエルシステムを起動させてエアロック内空間を固定してしまう。真空中に身を投げようとするミンシアを、アクニィは抱きとめる。ミンシアは、どうして止めるのかと怒る。アクニィは困惑するが、自分には「もう他に誰もいないから」だと答える。  アクニィはミンシアの気持ちを受け入れ、病院に戻る。レベルコは二人の間の深い関係を察して、ひとり木星に発つ。  さて。アイディア出しが特に必要な箇所としては、 a)SSGの中で、アクニィは何を考え、何をしていたか。 b)5年/1350年ぶりに再会した二人は、最初にどんな行動をとったか。 c)アクニィはどんな意図で病院を抜け出し、どこに行ったか。 d)アクニィはどんな理由で、どのようにミンシアを拒絶したか。 e)アクニィはどんな原因で、どのようにミンシアを受け入れたか。 f)で、結局どんなふうにおさまったか。  ――このへんがキモですか。重要度順だと、 e)アクニィはどんな原因で、どのようにミンシアを受け入れたか。 d)アクニィはどんな理由で、どのようにミンシアを拒絶したか。 f)で、結局どんなふうにおさまったか。 a)SSGの中で、アクニィは何を考え、何をしていたか。 c)アクニィはどんな意図で病院を抜け出し、どこに行ったか。 b)5年/1350年ぶりに再会した二人は、最初にどんな行動をとったか。  b)は細かい部分なので、すでにプロット構築段階に立ち入ってますな。まだこの段階では触らず。あとは「どうやってレベルコはアクニィを見つけたのか」とか「どうやってアクニィは病院から抜け出したのか」とか、以下、細かいアイディア出しは次の段階なのです。まず大筋から片づけていかないと。  この話のみそ――と言うかはずせないところというか――は、アクニィが「少しだけ」ミンシアを受け入れるところ。で、考えた理屈が「別に好きなわけじゃないんだけど」「でもいなくなると僕ひとりぼっちになっちゃう」という。これは理屈なんだけどね。本当はけっこう惚れてるのよアクニィも。きっと。 >インプット  みんなの見ていて思ったのは、「どうやって数えてるんだろう?」っていうこと。  今、僕の部屋にある本と漫画、全部あわせたって100そこそこ。長編漫画を全巻=1じゃなくて1巻=1で数えれば、もっとあるけど……。図書館で読んだ本とか、借りて読んだ本とか、中学生の頃読んだ本とか、とてもじゃないけど数えられない。憶えていない。  多分、純粋なインプット「冊数」で言えば、ここに来ている人たちの中で一番少ないと思う。高校生のときはまるまる三年間、ほとんど本読まなかったし。たくさん読むほうじゃなくて、気に入ったのを繰り返し読むタイプだし。  そんなわけで、中学生の頃に読んだ本――ルパン全作とか、少年探偵団全作とか、面白かったのだけは憶えているんだけど――は、カウントしないことにする。うん。読んでないのと一緒だ。僕は吸収効率が悪いから、二年以上前に読んだきりで、二回以上読んでいない作品は「読んだ」に数えないことにしよう。文章書くようになってからは、吸収しながら読むように心がけているので、一回読んだきりの作品も数えてOKということにしよう。  数え中。  小説150、漫画は100くらいか。映画とかアニメとかはあわせて50くらい(これは実家にあるLDで観たやつしか数えていない。映画館で昔観たのは、あんまり憶えてないので数えず)。これで人生二十ン年か……。ま、過去を悔やんでも仕方がないのです。 >出た出た  出ましたか。エビスビールの力は偉大ですな。  ただ、あまりいい「たわけ」ではないようです。シンプル過ぎるというのもありますが。 「たわけ」アイディアには、それを出すにあたっての「たわけな理由」というものがあります。えっと、これはちょっと説明しづらいのですが……。「たわけ」を言われた人って、「すみませんこれはこれこれこういう意図で出したものなんですけどズレちゃったみたいですねてへっ」って言うじゃないですか。僕も昔言ってました。そうそう言い訳ですね。言い訳。  新木さん、その「たわけ」アイディアの「言い訳」は言えますか? 多分、言えないだろうと思うのですけど。だって、最初から「たわけ」のつもりで出してるんだから。  いや、無理して考えなくてもいいですよ(笑)。 >人名  実在の人名を流用するのが、無難ながら理にかなっていていいと思いますが。ただ、ファンタジーで完全な架空世界を舞台にするとき、英語圏のメジャーな固有名詞(ジョンとかポールとかジョージとかリンゴとか)を使ってしまうと、雰囲気がそこなわれてしまう場合があります。バタ臭くなるというか。日本人が耳慣れているというだけのことなんですが。  ま、結局は読み手次第なんですけれど。たとえばスコットランドっぽい名前とイングランドっぽい名前が混在していても、読んでいる人間にその知識がなけりゃ違和感なんてそもそも感じないでしょうし。違う語圏の名前が混じっていれば、さすがになんとなく字面で分かるでしょうけれど。  僕は、カタカナの固有名詞や造語が必要な場合は、自分ででっちあげるほうです。ただ、大量に求められる場合はさすがにめんどうくさいので、どこぞから流用します。この間は「サイアーラインマップ」が大変役に立ってくれました。特に戦艦の名前がお気に入りでした。余談。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ --------------------------------------------------------------------------------  唯野さんと新木さんが話している文。 No.1506 投稿日 2001年5月9日(水)07時24分 投稿者 かねやん  読んだとき、己が最初に浮かんだのは刑罰としての百叩き。  1000も叩いたら布も引き裂けるはずなんだけどなあ、と思ってました。 >みやびさん 1498  なるほど、星くずの読者でもあるので頭の中で補完してるなぁ。みやびさん、問題点把握するの凄すぎです。 >新木さん 1496 >>学説だとか法律だとか、そんな他人の考えたもんはどーでもいいから、唯野という人間の個人的な意見としては、どうなのよ?  その前の唯野さん(1494) >>では、私の持つ知識を元にした、日本では一番理想的であろう叱り方を以下に書きます。 1、なぜそれをやってはいけないか、相手が分かるまで道理を説く。 2、家事労働など、奉仕活動をやらせて社会意識を向上させる(千円の皿を割ったら千円分と目される仕事をやらせる等)。 3、体罰は、やっても平手打ちをニ、三回程度。体罰だけを行うのではなく、必ず「2」をやらせる。拳撃や外傷が出来るものは論外(ましてや尻叩き千回は大多和家)。 4、自分が子供を愛していることを、はっきりと伝える。  これがそもそも唯野さんの考えでは?  学説だとか法律だとか、得た知識の影響は受けてますけど、そこから考えた唯野さんの理想的しつけ論かと。  存在は認めるけど、あくまでも相手に理解させるための一手段。それを超える事は虐待になるので許すべきでは無い。  ……と読み取ったんですが、どうなんでしょ唯野さん? -------------------------------------------------------------------------------- No.1507 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- お酒はほどほどに。 No.1508 投稿日 2001年5月9日(水)13時26分 投稿者 藤極堂 >インプットの自己申告のつづき 大人向けのエンターティナーとしての物語という意味でなら 私の「小説」を「読んだ」冊数はガクンと減る。 多分千冊くらいがせいぜいだろう。SF・FTが好きで作家読み中心。 基本的にマンガ読みなのだな。 物語の世界観まで読み解きたくなった作品は……どの位になるんだろう? 最近では「ダブルブリッド」「ヘルシング」「ハンター×ハンター」。 「コミックマスターJ」は読み解きたくはなるのだがやるだけ無駄だろう。 >「どうやって数えてるんだろう?」 月に読む、というか読まずにはいられない本の冊数×12×本を読んだ年数−読むのがたどたどしかった年数。おーざっぱです。 マンガなら「こち亀」「ゴルゴ13」「釣りキチ三平」「手塚治虫全集」の合計だけですぐ五百冊いきますからね。 小説でも「グインサーガ」「ペリーローダン」だけで三百冊超えるか……いや、私は「ペリーローダン」には手を出していないけれども。 >ネーミング >日本人が聞いたときにも、キャラのイメージと合う名前でなければならない。 ライトノベルのゲームファンタジーなら上記で充分じゃないのかな。 「架空の言語体系まで設定」だと大量生産できないし。(でも「指輪物語」ではやってるね) 異世界物で日本語で表記できない発音や言語の設定がでてくるとちょっと嬉しくなる。 以前、人魚の言葉は吐く息によって生じる泡で表されていて、だから陸上ではしゃべれないように見えるとされていた海外小説があって感動したな。 >海外SFで「スシ」 「星くず」は輸出するときに名前を変えりゃいいんです。 「ポケモン」の「ムサシとコジロー」みたいに。 ……ってその海外SFも輸入するときに変更すればよかったのに。 いや、それもふくめて味なのかアメリカンニンジャ。 >音にイメージが付属 これ、商品のネーミングの本では常識と書かれてました。 知らずに見抜ける新木さん――やっぱり分析してると法則性がわかるものなのですね。 小説支援サイトで紹介されているのは 『ヒット商品をつくるネーミング辞典』(学習研究社) 私が読んだ本が何だったかは忘れました。 ・ラ行は新規と異質 (もともとの大和言葉にラ行の発音が存在しないため。ラ行は中国から大陸文化が流入してきたときに輸入された言葉) ・ザ行は寒冷地(北)に多い発音つまり厳格さと冷徹さ (発音の際に必要とする呼吸を最小限に抑えることが可能なため。東北のズーズー弁は発音の美しさより体温の消費を最小に抑えることを優先した結果発達した言語。ゆえに単語の文字数自体が少なく、聞き取りにくく、耳障りが悪い) ・マ行は幼さと優しさ (子供が最初に使い始める子音) ……このくらいしか覚えていない。だから人外はラ行と濁音使用の名前が多いのか。 >尻叩き千回 「南国少年パプワ」のシンちゃんを思い出すなあ。 千回はフィクションゆえの誇張表現。現実世界でおねしょ一回に尻叩き千回だと確かに幼児虐待。 >コミケ 川上稔hp http://www.din.or.jp/~arm/index.html によると現在の男性向け同人はプロがH系の本を出して左団扇という状況だそうな。 マンガと違って同人小説で小金持ちというのは聞いたことないなあ。 新木さんは知らなかったのかもしれないけれど同人出身の作家さんというのもいますよ。 大量生産が効かない人や、読む人を選ぶ作品しか書けない人、何かにハマっている人には 同人誌というのはすごく有効な発表場所だと思います。 今注目してるのは、なるしまゆり・TONO・榎本ナリコ。――あ、これはマンガ家の方だ。 小説家では麻城ゆう・津守時生・前田珠子・茅田砂胡あたりが有名ですね。 コミケだろうと、創作支援サイトだろうと、個人サイトだろうと 馴れ合いを求める人(作者、読者両方)はどうしても出てきてしまう。 でも大抵の人はそんな人達に関わって自分の時間をつぶすより知らんぷりで通り過ぎる方を選ぶ。 だから責められるべきは「ポーズでプロ志願を公言しているひと」であって 参加する場所それ自体ではないと私は思うな。 自分の敵は自分って事ですね。 自己管理のできない人は手を出さない方が無難というのは当たってると思います。 >分析 プロット分解まではさすがにやらないなあ。 読者だからアイディア出しもやらないし。(当たり前か) 好きで気に入った作品をサブキャラ視点で組み立て直したり、 作品分類やキャラクター分類を大雑把にやるくらいかな。 そこまでやる作品は年に十シリーズくらい。 だから引き出しの中がぐっちゃぐちゃなのか。 読者でエピソード分解までする人はあまりいないと思います。 あ、設定変更(いわゆるパラレル)はやるひとはやりまくると思いますが。 >イバラ道 だから私は読者なのです。 >「へたれ」 ネット語のひとつ。へたくそなのに自己評価が高くそのくせ打たれ弱いことを指す。 類義語として「へぼん」(へたくそだが微笑ましい魅力がある場合を指す)があり。 ほんまもののお子様や超初心者が「へたれ」扱いされてイジメられるのを防ぐ方法はないのかなあ。 >キャラ分類と属性 恋愛ゲームZERO内コンテンツ属性encyclopedia2001 http://www5.big.or.jp/~seraph/zero/index_usual.htm 男性向けに偏っているのがアレですが、興味深いですね。 お約束理解の一端としてどうぞ。 >脳内読者 メジャーを目指すなら老若男女いることが望ましいけれど そうでないなら(極端な場合たとえばH系なら脳内女読者はむしろ邪魔であろう) 無理に全部在中する必要はないのではと感じる時もあります。 読者の想定が重要ですね。 -------------------------------------------------------------------------------- そこはシンデレラ迷宮 No.1509 投稿日 2001年5月9日(水)13時29分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >終わりかけの話題 >インプット量  今まで読んだ本を数えようとしたのですが、数えられませんでした。買った本もほとんどは実家にあるし、借りた本なんてもう全然。思いついた分で持ち本500くらい。貸し出しカードから考えると小学校で500くらいです。マンガはもっと少ないと思いますが、手がかりはさらにありません。 >習っていない言語を話す話 >新木さん  多重人格についてレスしていたら、またまた長くなってしまいました。前よりも。  小倉さんはこの話題をやめましょう、と言っていたし、「「習っていない言語を話す」を私が信じているかどうか」という話になってきて、メインコンテンツから外れてきたので、分室にアップするのが悪い気がするんですが。これはどうするべきでしょう。  新木さんが、「かまわん、のせてしまえ」と言うなら、がつーんとアップします。「やめたほうがいいかも」と言うなら、新木さんにメールで送りつけます(笑)。修羅場だったらすみません。 >シンデレラ迷宮 紺野12 ・ダンスにあきた王子は、娘達の愚痴を聞き出しておもしろがる。 ・娘達は、王子を楽しませて気に止められたいので、自分の不幸話を誇張して話す。 ・シンデレラの継母と継姉も、シンデレラが怠け者で毎日罰を与えてもなおらない、と話す。 ・王子は、毎日罰を受けるのがどんな思いか聞いてみたくて、シンデレラに近づく。 ・王子に愚痴はないか聞かれると、シンデレラは顔を輝かせて、王子を小姓のところへ連れて行く。 ・シンデレラに、私は何もありませんから私の代わりにどうぞ、と言われた小姓は、どうでもいいようなくだらない愚痴を言う。 ・王子は辟易するが、王子に話せて安心したと言う小姓を見たシンデレラがうれしそうな事に気づく。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 紺野13 ・舞踏会には占い師も呼ばれていた。 ・王子が、娘達全員、未来を占ってもらえる、と言う。 ・娘達は、将来の結婚相手はどんな人か、将来金持ちになれるか、幸せになれるか、自分の事ばかり占ってもらう。 ・シンデレラは、今年の冬が寒いかどうか知りたがる。 ・王子がなぜそんなどうでもいい事をわざわざ占うのか尋ねると、シンデレラは、家の台所にいるネズミさんが以前寒い冬に死にかけたから、と言う。 ・聞いていた人々はそろって失笑するが、王子はシンデレラを優しくダンスに誘う。 紺野14 ・王子が娘達と一回ずつ踊る事になる。 ・娘達は王子の目に止まりたくて、次々に難しいステップを披露する。 ・順番が回ってきて王子がシンデレラの手をとると、それだけでシンデレラはうれしくて舞い上がってしまう。 ・シンデレラはうれしいのに夢中でステップがわからなくなってしまい、王子の足を踏む。 ・シンデレラがあわてて踊りやめたので、王子は「緊張したなら足を踏むくらいあたりまえだから」と続きを促す。しかし、やはりシンデレラは首を振って身をひこうとする。 ・王子はシンデレラの、うれしさいっぱいの表情に気づく。遠慮や申し訳なさではない。 ・王子はあらためてシンデレラをダンスに誘う。 紺野15 ・娘達が男をダンスに誘っていい事になる。王子は見ているだけ。 ・娘達は、きらびやかな服を着た男や若くてハンサムな男と踊りたがる。 ・シンデレラは近くにいた老人を誘う。老人はうれしそうな顔をする。 ・シンデレラは老人のうれしそうな顔がまた見たくて、曲ごとにその老人を誘って踊りつづける。 ・休憩時間に、王子はなぜシンデレラがいつも同じ老人を誘ったのか気になり、老人に尋ねる。 ・老人は、シンデレラが「本当にうれしそうな顔をなさるんですね」と言いながら自分もうれしそうだった、と言う。 ・王子はシンデレラに、最後の曲をいっしょに踊ってくれと誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- 逃げることは楽だけど、それはとっても楽しくない No.1510 投稿日 2001年5月9日(水)18時07分 投稿者 幽界寺 というわけで、やっぱりこのまま頑張ります。お見苦しい愚痴を書いて申し訳ありませんでした。 >新木さん  で、結局私はどーしたらいいんでしょう? このまま、作業続行でいいんでしょうか? >同人誌 ここに手を出すと私の場合は変な偏りができてしまいそうなので、あまり触れないようにしています。 >ゴキ以上のネタ探し 1.ぼっーとしていた亜衣が通りすがりの男にぶつかり、すがり付いた所を祐樹が目撃。いてもたってもいられなくなった祐樹が乱入。 2.妹が「亜衣が倒れた」と嘘をつく。祐樹は慌てて亜衣のところに駆けつける。 3. 兄の不甲斐なさに切れた妹が祐樹に蹴りをいれる。気絶する祐樹。妹は兄の看病を亜衣に頼んで去る。  うーん。だんだん、ましになってきたような気はするんですが……、自分では判断し難くなってきました。というわけで、どなたか意見もらえませんか? お願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- 終わった〜♪ No.1511 投稿日 2001年5月9日(水)19時35分 投稿者 八神伽羅  これで来週まで、晴れて自由の身です。  毎週三十ページ英文の教科書を読んでこいというのは、英語でなく国語で大学に入れたような私にはちょっとつらい……。 >締め切り  先週遊び呆けていたので、今週分予習が厳しかっただけです。次回からはこつこつ毎日やるようにしますので、問題ありません。……たぶん。  私が予定立てると、どうしても「自分に優しい」ものになりそうなんですけど……じゃあとりあえず、『「1」〜「2」を土曜までにクリア』ということで。甘いかな。 >同人誌  えー……今現在私は二次創作しかやってないです。  あれはどんなにがんばったって、商業出版じゃできない領域だから。  ですからまあ、代替品で満足しようにもできません(笑)。どれだけ本物に似せて本を作ろうが、表紙に自分の名前が載っていようが(実際はやりませんけど。意味ないから)、所詮は他人の世界観とネームバリューを借りてるものですから、売れてもいい気になんて全然なれないわけです。「私と妄想を共有してくれてありがとう!」とは思いますが(爆)  別に締め切りごっこや作家ごっこがしたいわけではないんですよ。いや他の人はどうなのか知りませんが。素人がそんなことしたって、傍目に笑えるだけなのは承知してますし。  ちょっとばかり、気に入った作品で遊びたいだけです。  プロ志望の人間がそんなもんに手を出すな、と言われれば、その通りですすみませんとしか言えないんですけど。  でもそもそも安易な代替品で満足して発散できるなら、その欲求は本物じゃなかったってことなんじゃないでしょうか。  うわ、なんか身の程知らずにもすごい偉そうなこと言ってますね、私。これで挫折したら正真正銘負け犬人生って感じだわ。 >ネーミング  参考になりそうな話がごろごろと……皆様ありがとうございました。  とりあえず人名一覧を活用してみるのが、手っ取り早そうです。あとは翻訳物で勉強かな。  普段ファンタジーを書くときは、それっぽいのを適当につけているのですが、「しまったこれは○○の××と同じ名前だっ!?」と後で気付くことがよくあるのです。今回のセトのように。  潜在意識下に残っていたものが浮上してくるのでしょうか……私にはこの方法はあまり向いていないのかも(笑)  日本人の名前なら、いくらでも浮かぶのになぁ。 >インプット量  どうやって数えているかといえば、記録してます、読んだ本のタイトル。  といっても一昨年からですけどね。それ以前のは、図書カードしか手掛かりがないので曖昧です。買った本はもう何冊あるかわからないし。だから「年平均」なんです、私の場合。  読書傾向が分かるのでなかなか楽しいです。この月は○ビー文庫だけで十冊か、とか気付いてしまうと微妙な気分になりますが。  ついでに簡単なあらすじと、自分が感じた長所と短所を書き出してみると文章鍛錬にもなって一石二鳥。……小説指南の本の受け売りですけど。 >幽界寺さん  2はなかなかいいと思います。今までの経過を忘れて彼女の元へ駆けつけ、自分の気持ちを自覚するには充分なエピソードなのではないかと。  ただ1はさらなる喧嘩に発展しそうですし、3はかなり厳しいですね。  妹に蹴られて失神する男に、果たして女は惚れるものでしょうか。そして逆に兄を蹴りで沈められるほどの強靱さを持つ妹に、読者は共感できるものでしょうか……。  打ち所が悪かったにしても、これじゃあんまりです。  では。  自己申告締め切りを守るべく、アイディア出しに励むとします。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出 No.1512 投稿日 2001年5月9日(水)22時38分 投稿者 卯月 修羅  今日は3つ提出します。採点よろしくお願いします。 卯月13 ・舞踏会場にやってきたシンデレラ。だが魔法使いの手違いで参加者名簿にシンデレラの名前が載っていない。 ・衛兵に入場を拒否されているとその騒ぎを聞きつけて王子がやってくる。 ・事情を聞き自分は王子だからなんとかしてあげましょうとシンデレラに言う。 ・しかしシンデレラは「こうして憧れの王子を一目見ることができましたから」と答え帰ろうとする。 ・王子はそんなシンデレラを引き止めダンスに誘う。 卯月14 ・舞踏会場にやってきたシンデレラ。会場では曲が終わった時点で王子と踊っていた者は退場させられるという説明がなされていた。 ・せっかく舞踏会に来たのだからと誰もが曲の終わりに近づくと王子とのダンスをやめてしまう。 ・そんななかシンデレラだけが曲の終わりが近づいても王子とのダンスを続ける。 ・王子が「この曲が終わるとここから帰らなければいけないんですよ。よろしいんですか?」とたずねるもシンデレラは「私は王子と一曲踊るというのが夢でしたから全然構いません」と答える。 卯月15 ・舞踏会場にやってきたシンデレラは入り口でファンファーレとともに「1」と書かれたカードを渡される。このカードは参加者全員に配られるものでそこには王子と踊れる順番が書いてあった。 ・王子と最初に踊れる権利を持つカードを手に入れたシンデレラに気付いたシンデレラの継姉は自分のカードとシンデレラのカードを交換してしまう。 ・舞踏会が始まると「1」のカードを持っている人物が変わっている事に王子が気付く。そのことについてシンンデレラの継姉にたずねるも、ずるがしこいシンデレラの継姉はのらりくらりとごまかしてしまう ・しゃくぜんとしない王子はシンデレラとのダンスの順番が来るとシンデレラに「あなたはカードを交換しましたね?」と聞くとシンデレラは素直にはいと答える。「あの人に無理やり交換されたのですか?」と王子が聞くがシンデレラは微笑みを浮かべ「王子様と踊れれば順番は関係ないですから」と答える。 -------------------------------------------------------------------------------- 虐待のコト。 No.1513 投稿日 2001年5月9日(水)22時58分 投稿者 小倉善哉  尻たたき千回のことですけが…。  尻たたき千回、実際にするとなると、自分の手のひらも痛くなると思うんですよ。(アンコールとかで拍手を延々続けたことありません?軽く叩いても痛くなってくるでしょ?)  自分の手が痛くなっても叩くのは、愛情があるからじゃないかなあと思うんですが…。うーん。  セクハラの問題と一緒で、これって、ケース・バイ・ケースなんじゃないかなあ。  叱られた理由とか、子どもの性格とか、みんな違いますよね? 状況はいつも同じじゃない。  「尻たたき千回」が「虐待」の時もあるし、そうでない時もあるのでは?  「自分が遊ぶお金のために母ちゃんの財布からお金を盗んだ子を母ちゃんが叱る」とかだったら、子どもが途中で反省して、泣いて謝っても、母ちゃんも情けないやら悔しいやらで、千回くらい叩いちゃいそうな気がする。  これは虐待じゃない、と思う。  (あ、なんかこれシンデレラ迷宮のアイデアだしと同じくさい…)  どちらかというと体罰推奨派なので、尻たたき千回が虐待になる状況ってあんまり思い浮かばないですが。  うーんと。  宿題を忘れた子どもに先生が尻叩き千回…はどちらかというと虐待…かなあ。  唯野さんの想定している子どもは、どうも新木さんの想定している子どもより「良い子」であるような気がしてならないんですよね。  逆に、新木さんの想定している子どもは唯野さんの想定している子どもより「きかん坊」な気がする。  ワカメちゃんにゲンコツだと虐待かもしれないけど、カツオ君だったらどうなんでしょう?(あんまり適切じゃないかも、この比喩)  だから、どっちも正しいし、どっちも間違ってるんじゃないのかなあ?  ──って、思いますけどね、私は(あくまで主観)  「尻たたき千回が虐待か」っていう問題も。  「体罰はどの程度必要か」っていう問題も。  「その子どものした悪いことの程度」と「罰を与える方の愛情度」と「子どもの性格」を考慮して考えないといけないのではないかなあ???  そういえばちょっとひっかかったこと。 >ヒトの子供なんて、生まれたときには単なる動物でしかないんだから、最初のうちは動物と同じようにして仕付けるしかないのです。  乳児だったらば、さすがに叩いたらいかんと思いますけど(^^;  体罰が有効なのって、「相手がある程度の善悪の判断がついて、こちらの警告が通じる場合」であるときだと思いますが…一応念のためフォロー?でした(笑 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1514 投稿日 2001年5月9日(水)23時04分 投稿者 小倉善哉  異世界禁止ですね。ラジャです。  再構築と言うことは、「まるっきり書き直したあらすじをアップしろ」という意味でOKですか?  明日の晩か、明後日の朝にUPするつもりで今から取りかかります。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ、かねやん6 No.1515 投稿日 2001年5月9日(水)23時23分 投稿者 かねやん >新木さん 1485  骨化の具体例をありがとうございます。足りなかった骨のことが良く分かりました。すっきりして、本当にわかりやすくなってます。  お礼の方は……今のところ、常に感謝の気持ちを忘れない、くらいです(汗)  後はお返しするきっかけをなんとかみつけて、その都度お返しできたら……嬉しいですね。  下は、そんなことを考えていて生まれたシンデレラ。  あ、恩が増えてます(笑) かねやん6 ------------------------------- ・シンデレラが舞踏会に着く。 ・会場では女性達がささいなきっかけをみつけては、王子と会話しようとしている。 ・嫌気が差した王子は、きっかけを与えないように注意しながら、女性達から離れようと廊下へ向かう。 ・途中で王子がハンカチを落とし、偶然拾ったシンデレラが呼び止める。 ・隙を作った事に後悔する王子だが、無視する訳にもいかず立ち止まる。 ・シンデレラはハンカチを渡すとそのまま王子から離れていく。 ・不思議に思った王子が、シンデレラに自分と話したくないのか訊ねる。 ・シンデレラは否定して、だからハンカチを渡すときに王子と話せたことを喜んでいる、と顔を赤らめて答える。 ・王子は、短いやりとりだけで満足しているシンデレラのことを気に入り、踊りに誘う。 -------------------------------  かねやん4(再)は、もう少し考えてみます。 -------------------------------------------------------------------------------- 迷宮『無欲』 No.1516 投稿日 2001年5月10日(木)03時10分 投稿者 つか  また出口への光を見失った感じです。  どんどん進んで、探さなければ。 >新木さん  骨化&解説ありがとうございました(1299)。自分では無意識のうちに欲望を抑えてしまう無欲を書いたつもりでしたが、いじらしいになってしまっていたとは……。次にでも再チャレンジしてみよう。  あっ……、200番以上も間ががあいている……。 >骨化    新木さんが言った訓練法を聞いて、書いたものをスクロールさせて上へと追いやり、そして記憶をたどりにもう一度書く、というのを繰り返すやり方でやってみました。  いくつも書いた後で隙間を無くして、どのように変化したのかがわかりやすいように。  結果、確かに繰り返す度に短くなってました。でも完全ではなさそう……。  では、課題提出。 つか16 ・王子の周りには常に女性達の輪。遅れてきたシンデレラは姿を見れない。 ・舞踏会の合間。王子の発案で願い事を紙に書き、目に止まったものを叶えるという余興が行われる。 ・係りの者から紙を渡されたシンデレラ。しばらく考え込んだあとで、何も書かずに紙を出す。 ・回収された紙の中に白紙を見つけた王子。誰のものなのか皆に問う。名乗り出るシンデレラ。 ・何故白紙で出したのかを問う王子。目に止まると思ったからだとシンデレラ。 ・目を止めてくれてもそれでは意味がないだろうと失笑する観衆。しかし、シンデレラは静かに首を振ると、間近で王子と接するという願いが叶いましたと微笑む。 ・意外な答えにしばし呆然とする王子。しばらくしてから不意に微笑むと、何か他に願いがあるのなら、と手にしていた白紙をシンデレラに渡す。 ・すでに願いが叶っているシンデレラは、その申し出に戸惑う。 ・その様子を見た王子は、何か思いつくまで踊りましょうと手を差し出す。 ・誘いを受けるシンデレラ。結局願いを思いつかずに12時前まで踊り続ける。  ……。まだ長いですね(汗)。どうもいくつかの・をまとめることができません。骨化も完全ではないだろうし、課題が多いです。 >インプット量  そういうこと意識しながら読んでなかったんで、相当少ないです。今から増やしていかねば。  しかし、そういう視点で漫画や小説なんかを見ると、プロの方の凄さがわかりますね。  最近、仕事中ぼんやりと昔読んだ気に入っている小説や漫画のエピソードを反芻しているのですが、自分が少々考えても思いつくようなネタなんてないですから(あたりまえ)。  週刊でやってる漫画家さんなんか、毎週のごとく修羅場が訪れているような状態で、よく面白いと思えるエピソードをひねり出せるなぁとか思ったり。まあ、仕事だからこそ、そして修羅場だからこそ、出てくるものなのかもしれませんが。  とある漫画誌の編集長の「週刊連載の漫画家は皆天才ですよ」という言葉を思い出しました。全員がそうなのかはわかりませんが。 -------------------------------------------------------------------------------- 口直しに何かいかがですか? No.1517 投稿日 2001年5月10日(木)07時42分 投稿者 とんびの羽根 シンデレラ「それじゃあ、タフマンを」 …… 王子「おのれはオヤジか」 それでは課題いきます >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根8 「音楽を1曲頼むシンデレラ」 (起) ・家のネズミさん(今は馬に変身中)のためにチーズを少し取っておくシンデレラ ・話す相手もなく会場のすみでうつむいていると迷いこんだネズミをみつける ・シンデレラ、さすがにびっくりするが、チーズをちぎってわけてあげる ・会場がどよめきネズミもチーズをくわえて逃げ去る (承) ・宝探しがはじまる ・なぜか見つからず皆困る (転) ・天井で物音に気付いたシンデレラが手をかざして上を見遣る ・その動きに驚いた小動物が梁の上を逃げ、シンデレラはきっとさっきのネズミだと思う ・シンデレラの上に指輪が落ちて来る (結) ・宝探しの勝者となったシンデレラほうびをなんでももらえることになる ・宝探しで疲れた一同の為に音楽を1曲頼む ・本当にそれだけでいいのかとあやしむ王子 ・シンデレラ「それではもうひとつだけ、幼い時になくなった母の為にも」 ・王子その曲で一緒に踊りませんかと申し込む ・(突然始まった宝探しは、実は会場で形見である指輪を落としてしまった王子のために侍従長の発案だった)  参加者が一度は手を出す宝さがしネタとネズミさんネタを使ってみました。何番せんじだろう。 >とんびの羽根6は無欲なのか  いつもは言い訳をするなという新木さんが2回も言い訳を許可するとはどうしたことだろう。ひょっとしてこれは裏に別の課題が隠されているのか、すこし考えています。これはつまり無欲をどう見せようとするかと、その前の問題、無欲とはなにか一度示せということもあるのかな……を含めて回答してみます。 ・無欲が成り立つには無欲の行動を起こす人と、それを観測する人の期待値を裏切るということが必要 ・期待値の上限を越えると「強欲」下限を下回ると「無欲」です。 ・この下限のボーダーラインを見極めることもこの課題の目的のひとつだと思います。  さて とんびの羽根6でねらった部分です 外角攻めの後内角に豪速球が来ると球筋を見極めらられなくなるという現象がおきます、「6」では「強欲」で揺さぶっておいて、本来はボーダーラインの上にある欲求(美味しいものでなくてもいいのです)を無理矢理ボーダーラインの下に持って来る技を狙ってます、この場合明らかにボーダーラインの下にある、水やワインを使うと狙いの練習になりません。ではなぜ狙いがはずれたのでしょうか。 ・外角攻めができていなかった、もっとゆさぶりをかけるエピソードが必要 ・美味しいものがもともとラインぎりぎりではなかった、つまり選択誤り 時間が切れたのでここまでです。昨日のログも読めてないし(なさけない) -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1518 投稿日 2001年5月10日(木)09時21分 投稿者 新木 伸 >八神さん  たまたま3乗の話。 >>「二人が逃亡した直後に、かねてから開発中だった新たな予知の魔法がされ、巫女は必要なくなった。が、面子を重要視する長老達は追跡を行うことにする」  こういうのは、そのまま書かず、その「たまたま」の部分を潰してくるのだ。  こんな感じに。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  巫女のいらない予知魔法は、もう五十年も前から開発だった。完成直前までいっているのだが、ある技術的問題があって、完成してはいない。完成させるためには魔術士の魂が必要なのである。魔道士ひとりと普通の娘がひとり――比べるまでもないということで、その新魔法は完成直前に放棄されているのが現状であった。  セラスが意志を取り戻して逃亡をはかったとき、檻の中の彼女に想いを寄せていた(もしくは人道派の魔術士のひとりが)ある青年魔術師が、自分の魂を提供することを決意して、新魔法は完成する。彼はセラスに逃げ延びて幸せをつかんで欲しいと、そう願っていたのだ。  セラスを追う理由はここでなくなるが、その青年は、セラスに追撃を命じていた最も力のある長老が溺愛していた孫だった。追撃は続く。  しかし追撃隊全滅の報を聞かされたとき、長老は激昂のあまり、心臓発作で死んでしまう。  こうして追撃の理由はなくなった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  はい。「たまたま」は三つとも潰して、「必然」にしときました。  どう「潰した」のか、検討して研究するように。  こうやって出してきたなら、アイデア自体には検討の価値はあると思う。 >時間の使い方  前に「生活時間のほとんどを小説に使う気構えで……」とか書いたっけ。  あれ、補足しておこう。  八神さんとか。学校行っている人。  学校に行っている時間も小説を書くため。電車の中で人間観察はできるし、アイデア練る時間にも使えるし。  授業で学ぶのも、なんか小説に活かすため。交際で合コン行くのも人間観察。  そう考えかたを変えれば、ほとんどの時間を小説に使えることになる。バイトしているあいだもしかり。鍋を磨いたり皿を洗ったりすることも、なにかしら小説に繋がっている。これはたしか。  要は本人が「どう小説に繋がるのか」と自覚できるかどうかにかかっている。  ああ、そう考えると一日家にこもっている自分は、だめじゃん。インプット足りてない。まあいまは放出する時期だから、それでいいのだが。  18ぐらいから23ぐらいまで。デビュー前の5年は、吸収する時期だった。インプットの時期。  デビュー後。23から28ぐらいまで。この5年は、鍛え上げる時期だった。星くずでいうと、5巻ぐらいまでだったかなぁ。  最近は放出する時期らしい。 >唯野君  その数千のインプットの中に「逃げずに踏みとどまって戦うパターン」。ないってことはないだろ。ばっちりのがなくたって、「なるべく近いもの」に検索範囲を広げればいくらだって出てくるはず。数千あるなら、数十ぐらいすぐ出てくるだろ。「戦う」なんて行為は話のなかではいちばんよく用いられる素材なわけだ。  なにも物理的な戦闘に限らなくたっていい。困難なことから逃げない姿勢という精神的な姿勢でも応用はききそうだ。 >杉井君  っていうか、休日がうとましくないのは、学生と普通のサラリーマンだけでは?  第一次産業の人と、第三次産業の人は、みんな休みなんて関係ないし。  サービス業は休みは関係ないよね。かえって仕事は増える。  どうやって数えるかってのは、あれだな。鳥の群れを数えるのと同じやりかただな。  ある範囲のなかにある数をきちんとかぞえて、全体がそれの何倍ありそうかってことで概算を出す。  あと映画なんて、テレビで流れているやつとかで見たことはないの? 9時からやるやつ。あとビデオレンタルとか。  「アクニィ死んじゃった」のいいわけ?  ストーリー的には、ここから盛り上がるところなんだよな。盛り上がりっていったら、やっぱインパクトないとだめだよな――と考えて、「じゃあ極限のインパクトってなぁ、なんだろ? おおそうだアクニィ死ぬんだよ。しかもあっさりなんの脈絡もなく。唐突に。(ここであっさり脈絡ない死に方のアイデア出し10個。無意識下で1秒間の間にて)そうだ。車にはねられてってのが、いいじゃん。よしこれだ。げらげら」  こんな感じかなぁ。  アイデア出しの内容と優先順位については、そんなもの。  あらすじ2稿目については、まあアイデア出しの作業の結果いかんでいくらでも変わるので、まあ現状としてはそんなものでしょう。つつくところならいくらでもあるけど、いまつついても仕方がない。  ってことで、いまのところ、特にいうべきこともないので、そのまま続けてゆくように。  なんだ。杉井君の場合は、ひとりでできるじゃんか。  それでなんで、「火星に誓いの口づけを」とか、「クリス」とか、あんなんが仕上がってくるのだ? ひとりでやってるときには、検証とかアイデア出しをさぼってるってことか?  NG出しをする人間がいればそれでOKってことかなぁ。 >千叩きの話  しかしまあ、プロがケチのつくようなところ、潰していないはずがないのね。  本当に千回叩いて障害が出たらどうするつもりなのか、とか、それまでに充分口で言って聞かせるプロセスを重ねていて、もうどうにも叩く以外の方法がなかったのだと、読者に納得させるだけのエピソードを充分に積み重ねてきているのか、とかさ。 >藤極堂さん  FTって、なーに?  架空の言語体系まで創造してるのは、とりあえず僕の知っているものだと、指輪に、マクロスに、星界の紋章。あとはスタートレックか。  ほかにはどんなのがあるかしらん。  「スシ」だけど、あれはよく考えてみたらあれはユーモアだったのかも。  食べ物の名前であることは作者も承知しているはず。アメリカ人が自分のニックネームをつけるのに「ステーキ」とかつけるのは、そりゃ変だ。  ラ行、ザ行、マ行。  そうそう。そんな感じ。その漠然と感じているものを系統化して概念として固定化しようと、そのうち思っていたところ。  そういや1巻のヒロイン、「ラセリア」って付けてたなぁ。異境の地のお姫様。  そういや、「カサンドラ」ってのもつけたなぁ。同じく予言者の血を引いてはいるけど、こちらは悪女。なんか潜在意識から浮かびあがってきたくさい。  しかし「カサンドラ」で、神話の予言者の名前だって一発でわからないってのが、そもそも弱々なのだが。  カサンドラって、なんだっけ? >弟切さん  調べないですぐ記憶から出てくる範囲でよろしく。  あと苦言をひとつ。  サイト全体の紹介のときはともかくとして、今回のような話題の流れでURLを出してくるときは、その話題のある場所への直リンクもよろしく。  つい探しにいってしまって、一時間以上無駄にしてしまいました。結局、その話題の原点は見つけられずじまい。  どうしてくれますか? このロスタイム(笑)  まあ川上さん同人誌挑戦の話は面白かったんで、結果オーライなんですけど。  通常、HPの紹介などをするときには、いちばん上の表紙ページへのリンクを出すのがマナーとされています。  でもそれはHP運営者に対するマナーでしかないです。  そのリンクを辿る人(利用者)にしてみれば、話題に出た場所へのダイレクトリンクを書いてもらえないことって、極論しちゃうと迷惑なんです。リンクをクリックしてそのHPを訪れるにしても、HP全体に興味があるんじゃなくって、とりあえず見たいのはそこの部分なだけですから。  コンテンツを見て、HP全体に興味を覚えたなら、「戻る」でも押して表紙ページにいって、そこから全部を読み直します。表紙ページからちゃんと読むことを選択の余地なく強制されるのは、利用者にとって不本意だということです。  直リンクがあり、それとは別に表紙ページへのURLも併記するなら問題はないと思います。でもたいていは直リンクのURLアドレスの一部を削除するだけで表ページが出せるから、この措置も必要ないんですけどね。普通はページのどこかに「戻る」ってリンクがあって、そこで表紙ページまで戻れるものですし。  まあHPによっては、コンテンツへの直リンク禁止とはっきり明言しているところもあります。  そういう場合には、さすがに無視するのもアレなんで、表ページのURLアドレスと、行き方の案内(メニューのどこに入って、そこの下のどこに入って、さらにどこどこのところにある)みたいなものをつけるべきでしょうか。  ちなみにこれ、利用者の立場で物を言っています。私個人はhp運営者でもありますが、自分のページについては、リンクフリー、許可不要、なおかつどこにダイレクトリンクも全然オッケーの方針でやってます。  他のhp運営者の方針やポリシーなどは、知ったこっちゃありません。  だから利用者の立場だけで物を言っています。  んで、結局、どこに書いてあるわけですか?  その左うちわの話。  同人誌の原価の話などは見かけましたが。 >紺野さん ・紺野12  ボツ。  ――っていうか、ワケわからん。  「愚痴のなかったシンデレラ」が無欲っていうことなの?  それとも「小姓に愚痴を言う権利を譲ったシンデレラ」が無欲っていうこと?  解説プリーズ。 ・紺野13  ボツ。  ネズミさんの安否を気遣うシンデレラ。優しい系かな。  もっと重大なことを占ってもらえばいいのに――と持ってゆこうとしているんだろうけど、「命」ってのは充分大きなことだよ。世の中の最高の価値のひとつだな。金や宝石なんて、目じゃない。  どうせなら、「今年はうちの台所で残飯がたくさん出るでしょうか? 去年はネズミさんたちが、お腹をすかせてしまっていて――」とかやるべきだな。  しかしこんなシンデレラだと、わし、貧乏くさくって、ちょっとヤだな(笑) ・紺野14  ボツ。  わからん。なぜシンデレラが嬉しそうだったのか。なぜ踊りを中断しようとするのか。 ・紺野15  ボツ。  優しいシンデレラとか、笑顔に自分も嬉しくなったシンデレラとか、なにかそんなようなもの。  無欲が絡んでくるのって、そのはじめの1回だけじゃん。そのあとに老人とばかり踊り続ける展開っていうのは、もう無欲から離れて、別な要素にずれていっちゃってる。  あと、老人とばかり踊っていたことになっているけど、最初に老人と踊ったあとで、何人か他の男性と踊り、そのあとでまた老人に戻ってくるようにすれば、このエピソード、ずいぶんとキレがよくなる。  ただしそれは「無欲」を表現するものではなくて、べつの「なにか」を表現するものではあるけどね。 >へたれ  これ関西弁? ちがうかな?  「このヘタレがぁ」とか漫才師が言っていた気もあるような、ないような。 >多重人格の話  小倉さんの話題から始まった話題ではありますが、続けるかどうかってことに、本人の意向は関係ないでしょ。  知的好奇心に基づく話題ってことで、もう一般話題になってます。 「小倉さんの短編の中のあるキャラが、姉のある状態を見て『多重人格だ』と思っていいのかどうか」ってことではなくて、いまはもう「多重人格で知らない言語を話すという現象」の話ですから。  小倉さんの言っているのは、「短編課題の件については、もうケリがついたのでつつかないでね」と受け取っています。 >幽界寺君  とりあえず、コンセプト決めかな。  自分の書きたいものがなんなのかを、定める段階かな。  いちばん最初にやろうとしていたものって、「二人は些細なことで大喧嘩をしてしまう。お互いが自分の中に制御不能のどろどろした悪感情があることを初めて知り、自分に自信を持てなくなり、そのせいで仲直りを言い出す勇気をもてなくなる。しかし好きな気持ちがそれを上回って、一歩を踏み越える」――てな話だったように思う。  それが最近だと、「些細なことがきっかけで気まずくなってしまう二人。気持ちばかりが空回り。強く思うが故に臆病になってしまっている。その状態から脱する話」――なわけね。  僕らがこうして要約するのは、あんまりやっちゃいけないんだけどね。  「そうそう。それが書きたかったんです」なんてことになって、自分はそれが書きたかったのだと発見されちゃっても困るし。  以前と今、この短期間のうちに、これだけ書きたいことがずれてきているってことは、今後もまだ移り変わってゆく可能性があるわけだ。  とりあえず、一行コンセプトを決めるための前段階として、「素材抽出」、やってみるかい。(うーん。西鶴君のこの方法、なんか最近役に立ちまくりだなぁ)  ただし、前バージョンの「大喧嘩」と、いまのバージョンの「些細な喧嘩」。  妹がメインキャラとして動いていたものとか、そのへん、ぜんぶごっちゃにしちゃって、その中から書きたいものを抽出していってみそ。「大げんかする二人」と「些細なけんかをする二人」とか、両方出てきて矛盾していてもかまわない。  あとリストを作ったら、並び替えてくること。  並び替えに5分以上の時間がかかりそうなら、まずリストのほうを先に提出。その後に並び替えたものを提出。 >二次創作の話  うーん。まあ、気に入った作品で遊びたいって気持ちは、わからんでもないなぁ。  わしもエヴァのSSとか書いてた「前科」があるし。  「容易な代替物で満足できるのは、しょせんその程度」  それはもちろん。  そもそも「本物」は、同人誌活動にはハマらない。っていうか、まわりが同人誌活動にハマってるうちに、とっととプロになってる。  だけど、「容易な代替物に近寄らなければプロになれたかもしれない人」ってのが出るのはもったいないじゃん。この場合は「遠回りする自由」とかいうことでもなくって、たぶんハマるとプロには永久になれないからね。 >>別に締め切りごっこや作家ごっこがしたいわけではないんですよ。  ホントかー?  「ああっ締め切りがぁぁ」とか言いながら、内心ちょっぴり嬉しかったり浸っていたり、「伽羅センセイっ」とか呼ばれて照れてみたり、してないか? ホントにホントかっ?  ちなみに照れるっていうのは、これはうれしがってる証拠なのだぞ。分解能でいうと、同種の感情の1レベルしたの反応が「照れる」なのだぞ?  本当にそうでないのなら、「先生」と言われて不機嫌になって憮然とした顔になるはずだもの。  わしはそうでありたいと思ってるけど、やっぱりどこかに「嬉しい」気持ちがあるらしく、自分で自分のそこが許せない。  売れてもいい気になってないっていうけど、じゃあ売れなかったらがっかりしないのか?  売れなくて在庫山盛りでがっかりくるのなら、その反対で、売れたらやはり喜んでいるはずだぞ?  あとそもそもコミケで活動しているのは、反応が「売り上げ=金」という形で、目にわかる形ではっきり返ってくるからではないのか?  それが目当てでないなら、べつにHP上での活動だけで充分ではないのか? >幽界寺の3案  これ、「たわけ」だな。  作品のカラーを考慮していない。  リアリティレベルをどこまで落とすのかって、その問題があります。  「うる星やつら」とか、そのあたりのコメディのレベルまで落とさないと、これ、リアルじゃないです。  ぎりぎり、格闘技の達人なら可能とするのが、リアリティを失わないぎりぎりの線でしょう。  人が失神するというのは、じつはたいへんなことです。頭部を強打するか、さもなければ頸動脈でも締めるか。  いわゆる「当て身」で失神するのは、横隔膜を強打することによる呼吸停止と酸欠で、頸動脈を締めたのと同じ原理によるもの――と推測してるけど、本当はどうなんだろう? 実際に当て身をやるところなんて、見たことないから。  そもそも「当て身」なんて、実際にあるのか?  みぞおちにパンチなんかくらったら、普通は苦悶して、気絶どころじゃないぞ。  誰か見たことあります? 「当て身」 >皆  おそらく倒れたはずみで頭部を強打することになるのだろうけど、そんなに強く頭を打ったら、致命傷になりかねない。  すくなくとも病院行って精密検査受けたほうがいいです。 >卯月さん ・卯月13  ボツ。  やりたいことはわかるんですが、これだとシンデレラって、ただの「頭の弱い子」です。 ・卯月14  ボツ。  OKにしてもいいんだけど、「退場ルール」無理ありすぎ。  無理があってもいいだろ、みたいな甘えが見え隠れしているので、これはボツ。  もっと無理のない構図で、同じようなことを描けるはず。探してくれば。 ・卯月15  OK。 >尻叩き千回  ええもちろん。手は痛くなりますとも。尻に負けじと腫れあがって、内出血して大変です。グローブみたくなってんじゃないかな?  女の子を尻叩きしたあとで、ひとりになった主人公は、その手の痛さを噛みしめる。ここで叱る者の心の痛みってものを描くわけですな。んでもって、自分が子供のころに叱られたときのことを思い出し、親父の手も同じように痛かったのかなぁとか、思いをはせたりするわけですな。でも、あああれはゲンコツだったから、きっと痛くなかったんだろうな、ときて、オチをつける。  ちなみにここで、「手が痛くなるから、棒で叩こう」とかいう構図だと、「たわけ」となっちゃう。  妄想超臨界。  子供が財布からお金を盗んで、泣いても謝っても、延々叩いて、そのうちお母さんが情けなくて泣き出しちゃって、子供の上にうつぶせて嗚咽をあげつづける。子供はもう絶対やらないと決意する。  うん。いいエピソードだねぇ。  うん。もちろん乳児は叩いちゃいかんです。そもそも意味がない。  すくなくともイヌネコ並みの知能がついてから。幼稚園児ぐらいからかな。最初に反抗してくるのも、このぐらいのはずだし。  でも相手の体格を考慮して、「痛い」で済むぐらいの力加減じゃないといかんですな。 >小倉さん  全面書き直しです。 >かねやん ・かねやん6  ボツ。  シンデレラが王子にハンカチを渡して、そのまま立ち去るところ。ここリアルじゃありません。なんか王子とひと言話して夢がかなったシンデレラは、まるきり、王子のことが眼中になくなっているかのよう。  使い終わったエロ本じゃないんだから、満足したらポイはないでしょ。 >つかさん  訓練法、ちゃんと役に立っているようです。  今回は蛇足な部分は特になし。必要最低限の骨になってます。  これが1回でも出来たのだから、今後は、質を落とすことは許しません。  ただ毎回毎回、何度も手書きでやってくる必要はないです。自分なりに改良するなり、なんなり、もっと楽にするのは結構。アウトプットが同じになるなら、方法は問いません。 ・つか16  採点保留。  ひとつ質問。質問の答えによって、OKかボツか決まります。  この白紙の紙。これって、狙ってやっている演出?  つまりシンデレラが白紙を紙を出すことで、読者には、「ああ願い事がなかったんだろうな」と思わせておき、じつは「シンデレラは王子の目を引きたかった。そのために考えて、あえて白紙にした。なぜなら王子と少しでいいから会話をしたかったからだ」――と持ってゆくことで、読者の「予想」を超えるための仕掛けですか?  もしそうなら、これはOK。  そうではなくて、白紙というものに、本当の意味において「目立つために選んだ戦略」というだけの意味しかない場合。  そうだとしたら、これはボツ。  ただしそうだった場合でも、ひとつフォローしておかないといかんでしょう。  白紙というのが、シンデレラにはなにも願い事がなかったからだろうと――そう読者を誤解に誘致するための仕掛けがね。  たとえば、王子に言わせるとか。「白紙……なんですか? 願い事はなにもなかったのですか?」とね。それにシンデレラは答えるわけだ。「白紙なら、王子の目にとまると思ったからです」と。  もし同じネタを弟切さんあたりが出してきていたのなら、これはもちろん前者の「読者に誤解させて予想を超える」パターンであるわけだから、質問しないでOKにしているところだけど。  つかさんの場合だと、まぐれなのか狙ったのか、判断つかん。  週刊漫画とか。  だからプロのレベルってのは、君らの「OK」10個分の中から、ベストの1個を選んできたぐらいのものにはなってるんだって。  そこが下限ね。最低限。どんなありきたりそうに見えるアイデアでも、そのぐらいにはなってる。  そして君ら、OK10個出すのに、いったいどれだけかかってる?  気迫に関しては、アマチュアだって持てるはずだが。  失念したけどある作家アマチュアの時代に、「三十までにものになれなかったら死のうと思っていた」とか書いてあって、おおすげぇ気迫だと思ったりした。プロになると、逆にそこまでの気迫は持てなくなるなぁ。「40までにハリウッドで映画化されて興行記録を書き換えられなければ死のう」とか、ちょっと思えない。  せこせこと、何万人かに読ませてゆくという既得利益があるから、それは手放したくない。 >かねやん ・かねやん8  ボツ。  「筋」2本禁止って、言っといたでしょ。  あ、これは別の人に対してか。とんびの羽根さんだったか?  最近、誰になに言ったのか、よくわからなくなってきとる、わし(笑)。 (起) ・家のネズミさん(今は馬に変身中)のためにチーズを少し取っておくシンデレラ (承) ・話す相手もなく会場のすみでうつむいていると迷いこんだネズミをみつける (転) ・シンデレラ、さすがにびっくりするが、チーズをちぎってわけてあげる (結) ・会場がどよめきネズミもチーズをくわえて逃げ去る  そもそも、ネズミさんにチーズをやっていた話のはずが、いきなり「宝探し」になるところで、「はいぃ?」と目を疑いました。  これ無欲の構図っていうのは、なんでもお願いできる権利を手にしたシンデレラが、曲を一曲だけ頼む。  それは母親の好きだった曲で――って、いけね。また勝手にこっちで補完しちゃうところだった。この「死んだ母のためにも」って、どんな意味? なにか意味あるの?  とんびの羽根6については、単に知的好奇心から。  あれが無欲になると考える思考の流れが、まるでわからん。だから聞いた。他のボツとかって、「ああこれは優しさと間違えたんだろうな。ああこれははじめは無欲の構図なんだけど、書いているうちに暴走しちゃって変なほうに行っただけだな」と、だいたいミスをした思考の流れがつかめる。君ら、ボツ出しされてるときって、思考の流れまで全部見透かされちゃってるのよ? わかってる? もおガラス張りです。  でもあればかりは、ようわからん。  口直しになにがいいかを訊ねることが、なぜ無欲になるのだろう?  しかし本人はそう思っているのだから、なにかあるに違いないのだ。  わしが思考の底まで見抜けない事態というのは、それはいかんのだ。聞いて説明してもらって、理解せんとまずいのだ。 -------------------------------------------------------------------------------- それじゃあこんな感じで No.1519 投稿日 2001年5月10日(木)09時45分 投稿者 卯月 修羅  卯月14と同じ構図で前よりは無理のない話を考えてみました。採点お願いします。 ・舞踏会場にやってきたシンデレラ。誰もが王子と踊ることを楽しみにしていたが当の王子は風邪をおして出席していた。 ・予想通り誰もが風邪をうつされるのを嫌がり王子と踊ろうとしない。 ・そんななかシンデレラだけが王子と踊ろうとする。 ・「風邪がうつってしまうかもしれませんよ」と王子が言うとシンデレラは「王子様と踊れるなら風邪ぐらいひいたって構いません」と答える。 -------------------------------------------------------------------------------- あう、やっちゃった No.1520 投稿日 2001年5月10日(木)09時48分 投稿者 卯月 修羅  上の書き込みにおいて課題の番号付けるの忘れてしまいました。上の課題は卯月16です。どうもすいませんでした。 -------------------------------------------------------------------------------- 今日から愛鳥週間です No.1521 投稿日 2001年5月10日(木)10時06分 投稿者 弟切 千隼 何の脈絡もない題名ですみません m(-_-)m おそらく、とんびの羽根さんにはわかっていただけるものと思います。鳥も含めて動物好きの弟切千隼です。 そういえば、先日我が家の近くでイソヒヨドリのつがいを目撃してびっくりしました。湘南とはいえ、我が家は海からずいぶん離れたところにあるのに、結構内陸部にもイソヒヨドリがいるんですね > とんびの羽根さん。 > ネーミング 自分が趣味にしている分野の名前を登場人物の名前にしてしまう、という手もありますね。 この手を使うと名前のイメージが一貫することが多いので、統合性のある異世界を築く一助となって便利です。 杉井さんが「クリスチャニア」でサラブレッドの種牡馬の名前を使っておられましたね。 プロの例ですと、例えば、『美少女戦士セーラームーン』の敵役の名前がみな鉱物の名前だというのは有名ですね。 ベルチェ・コーアン・カラベラス・ペッツの「妖かしの四姉妹」は、それぞれベルチェ鉱・紅安鉱・カラベラス鉱・ペッツ鉱という鉱物名称から名を取られています。ベルチェ鉱と紅安鉱はアンチモニーという金属元素の鉱物で、ベルチェ鉱が酸素の作用を受けて紅安鉱に変化することが多く、「姉妹鉱物」と言えないこともありません。カラベラス鉱とペッツ鉱はテルルという元素の鉱物で、成分が似ていてやはり「姉妹」とも言える鉱物同士です。 さて、それでは気高いシンデレラの課題を提出します。 弟切10 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [骨] ・城の舞踏会にて、「初めて参加した人々が気おくれせず話しかけたり踊りに誘ったりしやすいように」という王子の計らいで、初参加の男女を三人づつ、計六人を一組としたグループ分けがされる。シンデレラも六人のグループに入れてもらい、相互に自己紹介して会話や踊りを楽しむ。 ・打ち解けてくると、シンデレラのグループの人々はある貴族の噂話を始める。それは、貴族社会で一時飛ぶ鳥を落とす勢いだったある人物に関する話題で、上流階級の人々の間ではその人物に対するやっかみもあり、非常にスキャンダラスなものとして伝えられている。 ・その人物のごく私的なことまであげつらう噂話が始まると、シンデレラは話題に参加せずにグループから離れる。グループの人々は噂話に夢中でシンデレラが離れたのにも気付かない。シンデレラが見回すとそこら中同じ噂話でもちきりで、シンデレラは誰とも話したり踊ったりせずに壁際に立っている。 ・シンデレラのそんな様子を見て、お客が楽しんでいないのではと心配した王子が声をかけ、なぜグループに入らないのかと訊ねる。他人をおとしめるような噂には加担したくないからだとシンデレラは答える。王子は感心して、シンデレラを踊りに誘う。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 新木さんへ > No.1522 投稿日 2001年5月10日(木)10時38分 投稿者 弟切 千隼 書き終わって新たに読み込んだら新木さんの書き込みがあって、御質問があったので答えさせていただきます。 カサンドラというのは、ギリシャ神話に登場する女予言者の名前で、おそらくギリシャ神話中最高の予言者の一人です。しかし、不幸なことに彼女の予言は誰にも信じてもらえないという呪いがかけられていました。彼女の予言には不吉なものが多くて、彼女はトロイア王プリアモスの娘であったため、かのトロイア戦争にまつわる予言が多く伝えられています。彼女は確か自分自身の死をも予言し、その通りに死んでいます。 彼女は予言の神でもあるアポロンに愛されてその能力を授かりました。ところが神様というのは気まぐれなもので、アポロンはどう機嫌を損ねたものか、その予言は誰にも信じられないという落ちを付けたのです。そんな呪いをかけられるほどひどい落ち度がカサンドラにあったという言い伝えはないので、はっきり言って可哀想な人だと思います。 たった一つ、彼女の予言の中で吉祥として、いとこアイネイアースに関するものが伝えられています。彼女はトロイアの戦士アイネイアースが負け戦から落ち延びて、大きな国の基礎を作るだろうと予言しました。神話によれば、アイネイアースは予言通り落ち延びて、かのローマ帝国の基礎を築いたことになっています。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1523 投稿日 2001年5月10日(木)11時06分 投稿者 新木 伸 >卯月さん  うん。  いいんだよべつに。怒らないから。  でも卯月さんも、このさき一生、アップ前に5回読み直し決定ね。  うんだいじょうぶ。プロになるなら必須だから。これ普通だから。べつに大変なことじゃないから。プロならみんなやってるから。やってないプロはいないから。  今後一ヶ月間は、10回読み直しのこと。  以後は5回。 >弟切さん。 ・弟切10  これ若干、「気高い」と違うのでは?  「卑怯」の反対が、「気高い」じゃないでしょ。卑怯の反対は、それは「高潔」とか「潔白」というものでは?  ただし、若干の方向修正で、このネタは「気高い」に持っていけるとみた。  再提出。  しかし出てくるんだよなぁ。記憶だけでこれだけのことが。(^^;  まあわしも専門分野ならこんなものだが。  可哀想な予言者か。うんぴったり。悪女だが哀れな女という役どころだったし。 -------------------------------------------------------------------------------- >インプットの量を活かせない No.1524 投稿日 2001年5月10日(木)11時08分 投稿者 唯野教授 索引の引き方がまるでなっていないという自覚はあります。なんかもう、目的の本を図書館で探すのに、分類番号も作者名も見ず、ただ本の題だけを手がかりに探しまわっている感じ。 でも忘れてる話も多いかも。「アンクル・トムの小屋」ってどんなストーリーだっけ? 主人公が大切に持っていた昔のご主人様の髪の毛が焼かれるシーンしか覚えていない……(でもストー夫人を訪ねた人が、「こんな小さな女性が南北戦争を引き起こしたのか」と驚くエピソードは覚えている) >虐待 なんだかこの話題も創作上の話じゃなくて単に「体罰は是か非か」って問題になってますね。 >仕付けと虐待の違い いややはりこれは虐待者の意思というより程度の問題でしょう。本当にその子を愛していてその子の為にやっているのだとしても、やっぱり尻叩き千回は虐待なのです。 実際問題として、虐待かどうかっていうのはその物理的な現象面が最重要の判断基準なのです。だって、「本人も気づいていない深層意識にある虐待をしたいという欲望」なんてものの存在、どうやって客観的に示します? 現代のカウンセリングっていうのは、自然科学のような厳密な理論的根拠は無いし、何より相手が全面的に協力してくれないと成立しないものです。それにこれ、専門的な訓練を受けたカウンセラーにしか判定できないじゃないですか。 一方、例えば「平手打ち10回まではOK。それ以上はアウト」っていう判断基準(ここが文化や個人の価値観によって違う。でも虐待者の意図じゃなくて物理的な現象に注目するという意味では同じ)はとてもわかりやすいのです。児童相談所の職員にもわかるし家庭裁判所の判事にもわかるし虐待者本人にもわかるし近所のおばさんにもわかるんですな。 特に最後、「近所のおばさんにもわかる」っていうのは重要です。虐待を発見した場合、児童相談所に通報するのは日本国民全てに課せられた義務(児童福祉法第二十五条)で、実際に通報の多くは近所の住民によるものなのです。 逆に言うとですね(またはせがわさんに怒られるかな?)、子供を全然仕付ける気がなくて弱い者いじめをやっているのだとしても、理由が正当で体罰が尻叩き一回程度ならまったく問題無いのです(日本では、の話。神経質な国や州ではアウト)。 >動物の仕付け方の理想例 逃げと思われるかもしれませんけど、あんまり詳しくないんでよくわからんです。でも動物によって違うんじゃないかな。猫は性質的にしつけられないとか、犬は飼い主が主人であることを示さなきゃいけないとか、オランウータンは人間の子供と同じように愛情を注ぐべきだとか(全部いいかげん)。 >「どうしても必要」なことなのか、それとも「まったくもって不要」なのか え〜と、なぜ「必要に応じて」という選択肢がないのでしょーか。 あくまで個人的な意見ですが、体罰というのは本気で怒っていることを示すのになら、限定的に使ってもよいと思っています。ただし、常日頃使っていたのでは効果がありませんな。子供が本当に重大な過ちを犯した時にのみ使うっていうのが理想かと。 >さあ、どうするの?   専門家に相談します。素人の行き当たりばったりな対応は危険なので。本当に聞き分けが無い場合、そういう精神的な病気の可能性もあるそうですから、やはりプロの意見をきくのがいいでしょう。 >でもよそ様の子を仕付ける場合 いいえ、やはり必要です。そして通用します。たとえば教師が自分の教え子を仕付ける場合を考えてみて下さい。「教え子のことを大切に思っている」という態度を示す教師と示さない教師、どっちがより効果的に子供を仕付けられると思いますか? 師弟愛ってのは重要ですよ。 で、ここまで書いてきてなんとなく私と新木さんの違いがわかったような。 私は社会制度とかそういうマクロな視点から虐待を話していて(だから社会的に影響力のある主導的な学説や、実効強制力のある法律を持ち出す)、新木さんは個人的・個別的な視点から虐待について述べている(だから影響力が皆無に等しい私の個人的意見を求めたりする)のではないかと。 新木さんの出してきた「いいエピソード」みたいなことも、実際にあるでしょうな。 でも「子供が泣いても謝っても、延々叩く」っていう事例はほとんど(新木さんの定義での)虐待なんですな。 でもこの「いいエピソード」で子供が改心した一番の理由って、「延々と叩く」じゃなくて「情けなくて泣き出しちゃって嗚咽をあげつづける」ってとこにあるような気が。 「子供が財布から金を盗んだのを知った母親。子供を張り倒して二発目を打とうと手を振り上げる。しかしその手を振り下ろす前にその場に泣き崩れてしまい、うずくまったまま嗚咽を上げ続ける」 これでも改心してくれると思うんですよ。エピソードとしてのインパクトは薄れるでしょうけど。 つまり、「理想的な叱り方」の1にある、道理を説く──人が悲しむことをやってはいけない──ってのを「泣き崩れる」ことでやっているのだと解釈するわけです。 あ、「理想的な叱り方」は私の個人的意見でもありますよ。 >困難なことから逃げずに踏みとどまって戦うパターン では検索検索。 「一宿一飯の恩義は、命を捨ててでも返さなければならないという信念を持っている」 「敵を倒さなければ、愛する自分の身内が死んでしまう」 「敵の為に何人もの人間が殺されるのを見てきて、これ以上そういうことが起こるのは許せないし、敵を倒し得る能力を持っているのは自分だけである」 「過去、逃げ出したために尊敬する師匠が落命してしまった。その自責の念から、もう逃げ出すのは嫌だと思う」 「目標は『困難なこと』の更に先にあり、その目標にどうしても辿りつきたいという執念がある」 「その敵と戦うことこそが自分の運命であると信じている」 「恐怖の中にあるスリルを楽しみたいと思っている」 五分でこれくらい出ましたね。ということは、百個出すのに約一時間半……?  ちなみに、「再生に際して記憶が維持される理由」というのも検索してみたんですが、マクスウェルとドウターチップの二つしか出てきませんでした。後の奴は全部問答無用の解説無しでちゃんと維持されてます。 -------------------------------------------------------------------------------- ああ、そうそう No.1525 投稿日 2001年5月10日(木)11時08分 投稿者 新木 伸 ・卯月16  ボツ。  「風邪をひいてもかまわないぐらい王子と踊りたかったシンデレラ」 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1526 投稿日 2001年5月10日(木)11時32分 投稿者 新木 伸 >虐待とか  うんそうそう。  法律上がどうとか、現在の社会的にどうであるとか、そーゆーことは問題にしてないんだな。  本質をいってるのだな。人にはなかなか手が届かんけど、厳然とそこにある「真理」のほうね。  本人の心の中にある「虐待なのか、仕付けなのか」ということを外に証明する手段はない。本人にだって深層意識のことまでわかりゃしない。プロのカウンセラーであっても、そんな深いところの動機まで掘り起こせるかわからない(カウンセラーのプロを、わしがナメているだけなのかもしれないけど)。  でも掘り出せない動機だからといって、それは「ない」わけじゃなかろ?  厳然として、動機はあるんだよ。その動機が「いじめたいから」じゃなければ、それは虐待にはならないのでは?  証明不能。もしくは限りなく難しい――だけども、虐待と仕付けを線引きする「真理」ってのは、あるのでは?  そういうことなわけだが。  たとえを変えるか。  たとえば「超光速航法」とかいうものね。  これが果たして、あるのか、ないのか。  現在の人間の科学力では、「ある」のか「ない」のか、まだはっきりしない。  人の手は、まだその答えには届いていない。でも宇宙の真理としては、厳然とした結論があるはずだよね?  「ある」か「ない」のか、どちらなのか。  人が知らないだけで、はっきりしている。  虐待と仕付けを区別して、線引きするもの。  あるのだろうか、ないのだろうか。 >記憶が維持される理由  だから検索の方法、まずすぎだって。  範囲狭すぎるの。  gooなんかで、ちと練習してみそ(笑)。  もうすこし条件を緩めて、「本来なら失うはずの記憶が維持されていた/持っていないはずの記憶を持っていた」まで範囲を広げると、どうなる?  これだと山ほどヒットしてくるでしょう。  ファティマのもあったな。  ファイブスターは読んでないかも。 >社会問題  しかしその、「正当な理由のある一発」がアウトであり、虐待になってしまう。本人も子供もそれで納得しているというのに、近所のおばさんの通報によって父親が刑務所行き。  そういう現状って、個人的には、どう思う? -------------------------------------------------------------------------------- 上 No.1527 投稿日 2001年5月10日(木)12時42分 投稿者 はせがわみやび  その最後の質問って……なんで、そんなわざわざ理不尽な状況を設定するのだ? ほかに百万はありそうなふつうのケースを問題にしないで…。  だいたい、社会規範みたいなものに、物理現象の真理の概念って当てはまるのかなあ。モラルもルールもたったひとつの技術のブレイクであっさり変わる、がSFもんの発想だと思うのだが。  だいたい、その手のことに唯一絶対の真理が見つかったからって、それにちゃんと従うもんなんだろうか、人間って(^^; >>唯野さま >>でもこの「いいエピソード」で子供が改心した一番の理由って、「延々と叩く」じゃなくて「情けなくて泣き出しちゃって嗚咽をあげつづける」ってとこにあるような気が。 >>「子供が財布から金を盗んだのを知った母親。子供を張り倒して二発目を打とうと手を振り上げる。しかしその手を振り下ろす前にその場に泣き崩れてしまい、うずくまったまま嗚咽を上げ続ける」  ポイントになっているところをつかんでいるし。それが、コンセプトを抜き出して、別のエピソードで置きかえるっていうことです。なんで、それがそんなに易々とできるのに、いつもは苦しんでいるのか理解に苦しむけど(^^; -------------------------------------------------------------------------------- カサンドラ No.1528 投稿日 2001年5月10日(木)12時47分 投稿者 はせがわみやび  ──クロスという映画があったなあ(笑)  あれも、意識してつけたネーミングだったんでしょーか。 >弟切さま  いやしかし、鍋島でネコってわからないとは思わなかった。最近は怪談って、ポピュラーじゃないのかなあ(^^;;;;;。 -------------------------------------------------------------------------------- しつもーん No.1529 投稿日 2001年5月10日(木)13時47分 投稿者 新木 伸  肩が脱臼した場合の処置。  どんなもんなのでしょうか? 柔道経験者とか、いないかしらん?  えーと、脱臼した(というか無理矢理外された)あと、48時間経過後の状態。なにか肩を包帯で固めて湿布して、腕のほうは動かさないように軽く固定しておくんじゃないかと思うんですが……。  やっぱ、三角巾で吊っておくとか、そのあたりかな。無重力に近い環境だと、吊るのは意味ないから胴体に縛り付けることになるかなぁ。  こんなんで、おおむねオッケー?  空手は経験者だけど、打撲とかばっかりで、関節抜けるなんてなかったからなぁ。 -------------------------------------------------------------------------------- ああ、そうそう No.1530 投稿日 2001年5月10日(木)14時34分 投稿者 新木 伸  茶羽根と弟切さん。  過去作、最近作、思いつくもの一切合切、プリントアウトして持ってくること。  あまりに昔のもので稚拙すぎて、指摘してもらってもいまの自分に意味がないようなものは除外してよし。  作家さん、けっこう来るからね。せっかくのチャンスだ。見てもらいなさい。  あとノートパソコンがあるなら、持ってくること。その場でなにか書くには、道具がいるっしょ? -------------------------------------------------------------------------------- 短っ! No.1531 投稿日 2001年5月10日(木)14時45分 投稿者 魚住雅則 >ヘタレ 僕はずっと関西弁、というか大阪弁だと思ってました。 漫才師もヘタレってよく言いますが、一般でもかなり言いますし。 特に若者層では常に聞きます。 「うっさい黙れこのヘタレ」とか友人間で日常的(笑)。 意味でよく使うのは「根性なし」とか「情けない奴」とかかな。 ただ、本当に駄目なときではなくて、ネタ的にちょっと面白く「ヘタレ全開」とか言います。 あと語源は「屁たれ」で、「うんこたれ」とかそういう類だと思ってました。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1532 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- うーむ、訂正。 No.1533 投稿日 2001年5月10日(木)15時29分 投稿者 魚住雅則 >「うっさい黙れこのヘタレ」 誤解を招きそうなので少し。 大阪の若者全体がそういうことを言っているわけではありません。 もちろん上品な人もいるし、下品な人もいます。普通にこんなこと言ったら嫌われます。殴られます。 もちろん誰彼かまわず言ってるわけではなく、ここまできついツッコミをするのは、相手からもそれに即対応できる人だけですが。 そして「うっさい黙れこのヘタレ」自体も基本的にツッコミです。 「なんでやねん」と同じレベルです。(それにしても口悪いなあ) というわけで、僕が大学で所属しているクラブがたまたまこんな状態。 類は友を呼ぶのか。わーい、下品ばんざーい(最低)。 -------------------------------------------------------------------------------- 参考ですが No.1534 投稿日 2001年5月10日(木)17時28分 投稿者 本家・榎野英彦  仲間内(一応言語学者・某大学助教授)に聞いたところ、「へたれ」は、おそらく「へこたれ」の略で、主に関西文化圏で使われる言葉ではないか?との回答でした。 「脱臼」の処置  骨頭が関節から外れた際に靭帯・軟骨など関節周辺の軟部組織にどれだけダメージが及んでいるか、によります。  周辺のダメージが少ない場合は、固定して、患部を冷却し、早急に医師または接骨医の診断を受けるのが一番良い方法でしょう。  外れた関節を元に戻すには  1・「まず外れた関節を引っ張って靭帯を伸ばす」  2・「骨頭の位置を確認し、ねじれがないことを確認して力を入れて押し込む」    この二つの方法で、たいてい直りますが1の「靭帯を伸ばす」ときが「めちゃくちゃイタイ」んだな、これが(笑)  靭帯とか軟骨にダメージがある場合は、周辺で内出血していることが多いので、外科手術が必要な場合もあります。この場合も固定と冷却は基本ですね。  あ、申し送れましたが私、一応柔道3段持ってます、もうちょっとマジメにやってれば「柔道整復師」の資格ももらえたんだけどね(笑) -------------------------------------------------------------------------------- 脱臼とか No.1535 投稿日 2001年5月10日(木)19時12分 投稿者 新木 伸 >脱臼の応急処置  おお。柔道三段とはすごい。  どんなものでも三段ってのはすごいですよね。初段あたりっていうのは、じつはどうってことなかったりするものですが。  そういえば一回あったなぁ。  武道場のとなりで練習してた柔道部の連中のひとりが騒ぎ出してなにかと思えば、どうも腕が抜けてたらしい。講師の赤帯締めてた先生が駆けつけてきて、何人かに押さえつけさせて、引っ張って――すげぇ声出してました(笑)。  小説内の描写。  医者なしという社会。脱臼から48時間経過したあたり。  伸ばしてはめ込むなど、いちおうの処置は済んでいるとして……。腕は胴体に縛る形で固定して冷湿布(もしくは水含ませた布?)。あとは肩は動かさない安静状態。  そんなあたりで書いてゆくことにします。  医者が現れた時点で、簡単な外科手術とかをさせてもいいんですが、またページ数増えるしなぁ……。  まあ必要最低限のリアリティがあればオッケーってことで。 -------------------------------------------------------------------------------- 素材抽出&並べ替え No.1536 投稿日 2001年5月11日(金)00時49分 投稿者 茶羽根(やの) 1 性別関係なくフィンが好きだとニードが気づくこと 2 フィンはニードが好き 3 ニード、フィンが本当は女だと知り、ショックを受けて逃げ出す 4 ニード、再び孤児になったフィンを引き取る 5 ニード、フィンの服を脱がす(男と誤解する) 6 ニード、フィンの性別が入れ替わるシーンを見る 7 魔女にかけられた幻覚の魔法を、フィンのおかげでうち破るニード 8 ニード、フィンの身体を治し、連れていくことを決める 9 ニードは自分が男しか好きになれないと思いこんでいる 10 ニード、フィンを苦しみから助け出そうとする 11 ニード、フィンがいじめられているのを止めようとする 12 迷惑はかけられないと、ニードが起きる前に御礼を置いて出ていくフィン 13 フィンが気を失い、ニードが介抱する 14 フィンの性別は一日おきに入れ替わる 15 フィンが魔女の養子で性別が入れ替わる際に苦痛があることを知るニード 16 フェリオのことを好きだったニード 17 フィン、ニードと共に行くことを承諾する 18 一日おきに性別が入れ替わる魔法 19 剣の腕には自信があるニード 20 魔女の館に向かう途中、獣に襲われているフィンを助けるニード 21 ニード、フェリオに好きとうち明けたるが、完全に断られる 22 フェリオに迷惑をかけられないと道場を去るニード 23 魔女に性別が変わる魔法をかけられるフィン 24 ニードに食べ物をもらうフィン 25 魔女に拾われた子供であるフィン 26 良い母親になりたいが、なれなくてフィンをもてあます魔女 27 街の人々の恐怖の対象である魔女 28 魔法が使えるだけで恐れられる世界 29 魔女は、現在のフィンが性別が入れ替わる際に苦しんでいることを知らない 30 孤児だったニード、フェリオに拾われる 31 街の人々には、男の子だと思われているフィン 32 門下生からねたまれているニード 33 ニードがフェリオに告白したことが広まる 34 フィンが魔女の子と言うことで物を売ってもらえなかったことを知り、怒る魔女 35 フィンにものを売らなかった人物に、幻覚の魔法で報復する魔女 36 フィンは自分が本当は男なのか女なのか知らない(考えたこともない) 37 街の子供たちは大人がフィンにおびえているのを見て、反発する 38 フィンが苦しんでいることを知り、魔女、フィンにかけた魔法を解く 39 街の人々は誰も孤児になったフィンを引き取ろうとしない 40 ニードの剣の腕をすごいと誉めるフィン 41 フィンがニードについていきたいと思っていることを知り、あきらめる魔女 42 ニードも剣を習う 43 道場で一番強いのはフェリオ 44 フェリオに恩を感じているニード 45 男が男を好きになることを変だと思っていないニード 46 門下生に男好きと言われるニード 47 孤児だったフィン 48 男の子と女の子の両方が欲しい魔女 49 街の子供たちがフィンをいじめる 50 フィンが魔女の子と言うことを知り、物を売らない人が出た 51 普通の人は性別が入れ替わることはないことをフィンは知っている 52 街の人々が魔女を恐れていることをフィンは知っている 53 魔女を恐れる街の人々は、街の子供たちにフィンに関わるなと言う 54 ニード、フィンの身体は魔女が原因だと予測する 55 ニード、フィンに剣を教えることを約束する 56 ニード、魔女に会ってフィンの魔法を解けと言う 57 フェリオのようになりたいと思うニード 58 フェリオに好きとうち明けようと思うニード 59 魔女が屋敷に住み着いたとき、街の人々は静観することに決めた 60 街の人々は、最初フィンが魔女の連れている子ということを知らなかった 61 フィンが魔女の子とわかっても、街の人々は最初はフィンに物を売った 62 街の大人から事情を聞くニード 63 フィン、自分の性別が入れ替わるときに苦しいということをニードに話す 64 魔女の館に到着するニードとフィン 65 魔女が自分の本当の母親ではないと知っているフィン 66 街の人々から魔女の連れている子供と認識されていることをフィンは知っている 67 フィンは自分の性別が毎日入れ替わる理由は知らない 68 仕事と報酬という意味でフィンを街に買い物に行かせる魔女 69 街の人々の前では、男の子のフリをするフィン 70 剣の道場の息子であるフェリオ 71 男に言い寄られたと噂され困るフェリオ 72 魔女は魔法の実験や研究をしている 73 魔女を恐れる街の人々は、フィンに当たり障り無く接する 74 フィン、自分が魔女の連れている子であることをニードに話す 75 フィン、自分が一日おきに性別が入れ替わることをニードに話す 76 フィンは街の人々に助け出される 77 魔女が行方不明に 78 別の魔女が魔女の館を襲い、館が燃え落ちる 79 フェリオは師範代 80 成人の儀を控えたフェリオ 81 性別が入れ替わる魔法は、第二次性徴が始まる前は変身時は苦しくない 82 性別が入れ替わる魔法は、第二次性徴以降は変身時に苦痛を伴う 83 街にやってきたニード 84 魔女とフィンが住んでいるのは人里離れた屋敷 85 街道沿いの小さな街 「自分が書きたいこと=話の流れで重要なポイント」じゃなくなってるような気がするので、並べ替えがかなり難しかったです。  で、自己分析としては……上位がほとんどニードとフィンのことだけで占められているので、フェリオも魔女も置き換えが効く、ということかな。表現したいエピソードに、魔女やフェリオが本当に必要なのか、と。 (また見当違いのこと言ってるっぽいけど……) 新木さん>  ノートパソコンは持っていないので、レポート用紙を持っていきます。  あと作品は……一応、一番新しいのと二番目に新しいのを持っていきます。 -------------------------------------------------------------------------------- 寝てます。ぐう No.1537 投稿日 2001年5月11日(金)01時19分 投稿者 新木 伸  旅行に向けて就寝中。  寝ているあいだに話のネタを思いついたから、夢からさめて、枕元のノートパソコンにてメモメモ……。ついでにネットのチェックなりね。 >短編蟻地獄  あ、そだ。  そういやわし、趣味でなく仕事で短編一本書く理由、これひとつあったわ。しかも受注受けてから書くんじゃなくって、掲載できるかどうかわからん状態で、チャレンジしてみる理由が。  かねてから、ローティーンの女の子(12〜14)あたりを主人公にして書けないものだろうかと思っていたが、そのテストケースとしてちょうどいいかも。12歳の女の子の、ちょっと背伸びした恋の話あたりにでもしようか。  この己に、自分に異性の、しかもいちばん多感な時期の、その少女の心理が書けるのか、否か?  うまく書けたら、電撃hpあたりに掲載を打診してみるとして……。とりあえず書くだけ書く。  しかしいま入っている長編2本、そっちを片づけてからでないと、一週間だって取れんなぁ。そうすると時期は7月に入ってからか、最悪、8月に入っちゃうかもな。  まあそれでも皆などは、軽く追い越せてしまいそうな案配だが……。  しっかし「蟻地獄」って感じじゃないんだよな。実感として。こんな小さな砂のすり鉢で、どうもがけばいいというのだ? こんなの一歩でもう跨いでるだろ、って感じ。  スケジュール取るにしても、一週間が限度だな。できれば4日ぐらいにとどめたいところ。  そうすると40枚あたりか。  しかしすっかり長編のペース配分の染みついている自分に、短編なんて本当に書けるのか? プロットまでは問題ないとして……。まあやってみるっきゃないか。  アイデアメモから抜粋。  こんなんにしよう。40枚なら、こんなもんだろ。やったことないけど。 ●短編ネタ  ローティーンの女の子が、自分の恋心を自覚する話。  歳のずいぶん離れた姉とその恋人。ふたりを別れさせないように色々と画策するのだが、結局は徒労に終わってしまう。  姉の恋人と、本当にもう逢えないのだと最後に思う。  そこで気づく。自分はふたりのよりを戻したいのだとばかり思っていたが、じつは彼ともう逢えなくなることが嫌だったのだと。  一行コンセプトは、この段階でだいたい出てるな。微修正すれば使えるか。  あらすじ化とかは、いまはまだやらないでおいて、温泉OFFにてライブでやろう。みやびさんやら中里さんやらがいるところで、弟切さんと茶羽根の前でもってやろう。 >茶羽根  OK。宿題受領。  しかしざっと提出されたものを眺めたところで、「もーのすごくでっかいポケット」、もうすでに一個みーつけちゃった。(^^;  温泉OFFで叩いてあげよう。  それまでに自分で気づくかな? どうかな? >閑話休題  おおう。ついにでるのか。綾波育成ゲー。  買おうかな。(ぼそっ) -------------------------------------------------------------------------------- 人を気絶させる方法 No.1538 投稿日 2001年5月11日(金)01時36分 投稿者 新木 伸 >格闘技経験者各位  人間を気絶に至らしめる方法って、いくつ知ってます?  打撃系は、もうなんつーか、脳に衝撃を与える方法しかなさそうです。  フックなどで顎先を回してやる方法だと、気絶っていうよりも数秒の意識中断だから、気絶というのとも、ちと違う。  こめかみにハイキックがクリーンヒットするか、延髄あたりに打ち下ろす方向の回し蹴りでも叩きこめば、これはいけそうだけど――これ単なる脳震盪っていうしなぁ。加減間違うと、すっごく危ないから狙ってやるものじゃないですな。  話に使えそうな「数分以上の意識の中断」を成り立たせるリアルな技。  しかも落とした相手を即座に手当てせず、うっちゃらかしといても危なくない技。  味方の女の子を、「とりあえず静かにさせるため」に使える都合のいい技……。  柔道の場合だと、投げて気絶ってあるのですか?  その場合はやはり、受け身が取れなくて脳震盪ってことかなぁ。 -------------------------------------------------------------------------------- いそひよどり No.1539 投稿日 2001年5月11日(金)01時52分 投稿者 とんびの羽根  をみたことがあると言えば、南紀白浜、明石藤江海岸、地元神戸長田港、に兵庫運河と見事に海の横ばかりです、縄張り意識の強い鳥なので、つがいでいるとすると繁殖地が近いですね。うらやましいです>弟切さん >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根9 「果物を配るシンデレラ」 起・シンデレラ遅れて会場に到着し残り少ない料理とたくさんの酒をすすめられる 承・シンデレラ果物だけをもらい、足腰の弱った老人や汗をかいた付き添いの夫人達(シャペロン)に配る 転・王子がシンデレラに果物を頼むが、丁度果物がなくなってしまい、チャンスとみた他の娘達が果物を持って王子を囲む  ・しかしシンデレラは王子が果物を手にしたのを見届け、にっこり微笑んでその場をあとにする   ・娘達の輪からやっと抜けてきた王子をひやかす客人達、この姫君からいただくと果物が天国の飲み物のように感じられるのに、もらい損なうとは残念なことだったと 結・王子シンデレラが何も食べてないのではないかと聞く   ・客人達も王子に言われて気付き、シンデレラに食事するようにすすめる  ・シンデレラはこの場所に来られただけで幸せなのだと答える。   ・客人達無欲だけでは生きられないよと忠告する。  ・王子は踊って疲れたら何か食べたくなるでしょうと問いかける。  ・うっかりはいと応えたシンデレラは王子にはめられてダンスを踊ることになる。  今回は客人達との会話を取り入れたくなった分だけ、転結部分が膨らんでます。肉です。2段下げて置きました。 >とんびの羽根8  かねやんさんと取り違いです、 >筋2本禁止  それはわたしです、たしかにネタ2つが絡んでるけど「ネズミに親切」→「ネズミ恩返し」→「宝探し勝利」→「ほうびに音楽」でまじに筋1本だと思ってました。(ついにたわけ発言が私にも近付いているような、 戦々兢々)  逆に以前物語の筋の話題で言っていた筋なら、ネズミさんの事情、シンデレラの事情、王子と侍従長の事情と筋が三つになりますね。こちらの意味での筋は矛盾がないように設定しています。王子「形見の指輪をなくす→宝探しを利用して指輪を見つけようとする→シンデレラが指輪をみつける→亡くなった母の為ということばで形見を遺した近親のことを思う」ネズミ「指輪をみつけ梁の上に隠す→シンデレラにえさをもらう→指輪をシンデレラの上に落として恩返し→音楽を聞いて母ネズミを思い出す」シンデレラの筋は上の段落の通り。  で肝心の無欲は「結」だけで表現しています。それまではすべて褒美をもらうことの前振り。ですから無欲の構図がここだけという指摘は意図通りです。ここでは、みんなで苦労して宝探しをして、何ももらえない一同への思いやりと演奏を聞きたいと言うささやかな願望と、それに納得しない王子、さらに催促されたシンデレラの願いが彼女の亡くなった実母のための鎮魂であるということから、自分が指輪をなくした真の理由が故人を思い出せというメッセージと気付く、というストーリーになっています。(はい、書いてませんね、無欲を弱めてしまうってこともあるし)そしてこの音楽はネズミさんの大きすぎる恩返しに対するシンデレラが改めてできる唯一の感謝の印なのです。もちろんネズミさんに言及すればやぶ蛇でネズミ狩りが始まりかねませんから、シンデレラは口にする訳には行かないのです。「書いてないものは存在しない」という怒声が聞こえて来るようだ(困)。  問題点はわたしが無意識的に筋を多重化してしまうらしいということ、無意識だけにちょっとたちが悪いかもしれませんね、とりあえずネタさがしの過程で、ネタの組み合わせをいろいろと試みていたのを自主規制することにします。 >とんびの羽根6の口直しにおける無欲の構図 > 僕を含めた全員が理解するまで、説明を繰り返してください。 > たとえ話とかでもいいです。 > >・まずいものを食べてしまって、口直しを勧められるシンデレラ。 >・おいしいものがたくさんあると聞かされる。 >・ではどれがお勧めですか一個だけ教えてくださいと、そう訊ねかえす。 > > この構図のどこに無欲があるのでしょうか?  知的好奇心からですかなるほど、じゃあ言い訳にしかならないのですが、やってみましょう。  1。まずい食べ物を食べてみんなちょっと腹を立てている  2。まずいことを知っていて食べさせている王子は、実はそれを利用して客の本当に欲しいものが何かをリサーチしている、王子が嫌みなく「にっこりとおいしいですかときく」のはそのためです。ちょっと怒らせて本音を聞き出そうとしている。(説明がたりてないところです)  3。フォークをおいた人たちから、本当に食べたいものをいろいろと聞き出す王子(シンデレラ視点ではないので省略)  4。少しでも多くみんなの要望を聞きたいのにシンデレラは自分から答えないで、無理して食べようとする  5。例をあげて口直しの要望をきこうとするがその例もシンデレラは一つに制限してしまう  6。その理由は一生の思い出になるからだと聞かされて、王子は自分が次の(つまり自分が主催者になった時の)舞踏会のことを考えている(王子の職務としては当然)のに、彼女にとってはこれが一生に一度きりのことなのだと考えていることに衝撃を受け、自分を恥じる。  7。一生の思い出としての口直しが自分のおすすめだなんてあまりにもったいないじゃないか(これが無欲ポイントです、って王子も無欲だね、でないと均り合わないけどさ)  8。自分とのダンスで償えないかと王子がシンデレラに申し込む 王子から見るとシンデレラが無欲になるはず……だった(過去形)ふ……。ということでどうでしょうか。もちろん新木さんに引用された構図というのはシンデレラ視点なので無欲になるはずはないんですよね、シンデレラが自分で無欲と認識できちゃやばい  しかしこれ以上宿題を増やさないようにしないとわたしがやばい(超臨界)なあ。※超臨界="supercritical" -------------------------------------------------------------------------------- ああ、そうか No.1540 投稿日 2001年5月11日(金)01時53分 投稿者 新木 伸  これは、補足を書いておかないと、誇張や比喩として受け取られちゃうか。  わし、夢の中でも「小説に使えそうな展開」があったら、そこで「それが夢だと自覚して」、そこで「目を覚まして」、メモするのね。  なんつーか、「これは使えるっ!」と思った瞬間、気合いが1レベルあがるから、そこで意識がスイッチして、「メモを取れるものを探す」。夢ならそこが夢であって、その場でメモを取っても意味がないということが、その時点でわかる。  そうすれば気合いで目を覚ませばOK。  っていうか、まあ、そこまで自分でしなくても、「これは使えるっ」でもって、自動的に目が覚めるようになっているが。  体がそうなってます。  っていうか、本人、ここ10年〜今後10年。人生のそのぐらいの期間は、小説書くために生きてるつもりなんだから、そのぐらい体が動いてくれないと困るっつーか。  小説書くためにここに存在している「肉体」が、アイデアを思いついたときに、くーかー寝ててどーする。 -------------------------------------------------------------------------------- ぎちぎちぎちぎち No.1541 投稿日 2001年5月11日(金)07時41分 投稿者 小倉善哉  あらすじ全面改訂バージョン、期限内に書けませんでした(悔)  今晩中になんとかします。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 温泉OFF出発直前 No.1542 投稿日 2001年5月11日(金)07時42分 投稿者 弟切 千隼 最近、皆さんにお見せできるような作品を全然書いておらず、温泉OFFに持って行くべき作品が何もありません(;_;) と、思っていましたら、一年以上前に書いて半年くらい前に書き直したショートショートが一本あるのを思い出しました。急遽それだけ印刷して持って行きます。 ノートパソコンは最近調子が悪くて、今設置している位置から動かすとどうも具合が悪いようなので、置いてゆきます。 わあ、もう家を出なければ。それでは、行ってまいります。 -------------------------------------------------------------------------------- 当て身のウソ・ホント? No.1543 投稿日 2001年5月11日(金)08時03分 投稿者 本家・榎野英彦 「殴る」「当てる」だけで意識を失わせるのは至難のワザでしょうね。  一番手っ取り早いのは「絞める」だと思います。  頚動脈を押さえて、一瞬脳を酸欠状態にしてしまうわけです。    ヒモみたいな細いもので絞めると、動脈がつぶれて、完全に血流が止まるため死んでしまいますが、腕のような太いもので頚動脈を押さえて血流を少なくするぶんには、まず死にません。俗に柔道で言うところの「落とす」というやつです。  ほったらかしておいても、血流が回復すれば意識は戻ります。  ここまで書いてから、気になって拳法家の友人(少林寺の師範クラス)に聞いたところ 『呼吸中枢につながる神経節に打撃を与えることにより一時的な呼吸停止から酸欠状態にすることは可能だが、きっとめちゃくちゃ苦しくて、後遺症が残ることは間違いない、脳震盪の場合も状況によっては大脳皮質に障害が残り逆行性健忘症が発生することがある、いずれにしろ敵に対して行うならいざしらず、仲間をおとなしくさせるために「打撃」を使用するのは感心しない、まあ小説やらマンガの話なら、そういった極意を会得した達人、という設定でも使うしかないだろう』 という答えが返ってきました。  あんまりカッコ良くないけど、リアルさを追求するなら口を押さえて首に腕をまきつけて「落とす」のが一番楽で説得力あるみたいです。  なお、「落ちる」までの時間ですが、絞めの達人になりますと、本当に5秒かからないで失神させることができます。まあ、考えてみれば寝技で大暴れしてる大のオトナですら落とせるわけですから、首に手が入ればド素人なんざ5秒でしょう。  なお、絞めるときは首に腕を巻きつける方法と、両手を相手の前で交差させて服のエリを内側からつかんで、握りこぶしの甲で頚動脈を圧迫する「送り襟絞め」という方法がありますが、この「送り襟絞め」の方が落ちるのが早いです。参考まで -------------------------------------------------------------------------------- >紺野さん No.1544 投稿日 2001年5月11日(金)13時12分 投稿者 小倉善哉 返事が遅れてしまいましたが、名指しで新木さんと話されているので、小倉のことを気にされる必要はないと思います。新木さんに意向を問われてる形だったのでどう返事をしたらいのか分からなかったのです。(私に「良い」と言う権限はないし) うへえ、食休時間過ぎてるよ…(爆 -------------------------------------------------------------------------------- 虎の穴に向かっている気分 No.1545 投稿日 2001年5月11日(金)16時23分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >多重人格と知的好奇心  じゃあ、遠慮せずがつーんと。…長いですが。 >新木さん >あとわしが問題にしているのは、「多重人格」ではなくて、「習っていない言語を話す」というそっちの現象のほうね。 >これについて、紺野さんは、「そういうこともあるかもしれない」とか書いてるんだが、覚えないかい?  覚えております。  「そういう事を観察した人もいるかもしれない」と書くべきでした。正しくは。きっと、そういう「足りなさ」がけっこうあるんだろうな。私の文章には。    「多重人格が習っていない言語を話すという現象が観察された」を事実と仮定する学問があるなら、その学問は「多重人格が異性の行動を自然にとれる」も事実とするだろう。と書きました。私は。  でもそれは私が信じているかどうかとは別です。仮定をくり返せば、「そういう事も言える」というだけです。そして、物語の主人公にとって、「そういう事が言える」のなら、それで筋としては十分ではないかと思ったからです。 >「習っていない言語を話す」を信じているか。 >間違った事が伝わっていると言う可能性を考えないで、信じているのではないか。  それが人間による観察である以上、私的には、「ダニエル・キースが〜と言った」も「小倉さんが『ダニエル・キースが〜と言った』と言った」も同じです。  「習っていない言語を話す」という現象を、もし私が自分で見たとしたら、「聞き間違い」「霊」「誰も気づかないうちに習っていた、または知っていた」などなどという色々な解釈が、現象とセットで、思いついた順に同レベルで記述されるでしょう。どれが正しいとか、それはとりあえずあとまわし。別問題です。  自分で見たのではなく、その現象を、ダニエル・キースが語っても、ダニエル・キースの言葉を小倉さんが語っても、同じです。  なぜかというと、人間の認知ってけっこうエラーを起こしますよね。「聞き間違い」「見間違い」「錯覚」「思い込み」のような。私が自分で観察してもエラーを起こしている可能性があります。その確率の高さは問題ではなくて、この場合、「エラーがある確率が0か0でないか」が問題なのだと思います。  自分で観察してもエラーは「確実な0」にはなりません。間に何人入っても、情報に認知的なエラーが入っていない確率は、0ではないです。それはわかっているので、同じだと思うわけです。  でも、そういう認知的なエラーって、いつでも何に関してもあるわけです。普通に生活していても。認知的なエラーがある事はわかっても、エラーがどんな性質でどんな割合でどんな強さで含まれるか、たいていはよくわかりません。  だから日常では、認知的なエラーの重要度を下げて、問題を把握しているんですよね。それは、認知的エラーの存在を無視する事とは違います。    認知的なエラーをたえず考慮に入れる。それはキリがありませんよね。  たとえば、新木さんは私が「『習っていない言語を話す』という現象を真実として信じているわけではない」と書いても、「それ本当?自分で気づかないうちに『事実』だと思い込んでない?」と聞き返します。私の「私の考え」に関する認知を疑っているわけですよね。  私が疑われるような人間である、っていうのは、私の過失なので、そこは謝るしかないです。でも、そこを問題にすると、水掛け論になりますよね。「言った」「いや言わない」みたいな。    というか、認知的エラーなんてありえるのがあたりまえ。「勘違い」というのは、「説明できない」というくらい、簡単な解決方法。だから、私はそれは最後の手段にとっておく、というスタンスでいるわけです。 >仮定の仮定の仮定あたりの領域の話が、君の中ではすでに「事実」になってしまってないか?    「真実」ではないけれど、「事実」ではありますよ。「そういう事を観察したと本に書いた人もいます」という事実です。 >自分が読んだこともない本の話だろ?  ダニエル・キースは読んでません。でもほかの多重人格の話は、二冊くらいは読みました。端々まで覚えていませんが、異性の人格や外国人の人格なんかもありました。    私がこの話題に入り込んだきっかけは、別に読んだからではなく、「多重人格は有名はわりに科学的でないので、ちょっと眉唾くらいの話が、『観察されて目下説明を考えている』くらいの軽い理由で、報告される事もありそうだ」と思ったからです。  たとえば99%多重人格だと考えられている人が、「習っていない言語を話し」たら、それも多重人格の症状かもしれない、といわれる可能性はあるという事です。多重人格自体あいまいなので、最初に現象があったら説明は後、みたいな姿勢が、少し前まではあったわけです。今は知りません。  あと、脳神経科学が発展してきたのは最近ですよね。だから、なんでも脳の神秘のせいにしてしまえばいい、あるいは、なんでも心の神秘にしてしまえばいい、という安易な姿勢が、多重人格にもなかったわけではないようです。  幾何学の定理なら証明されていますが、現象を証明するのはけっこう難しいわけです。でも現象は証明とか説明がなくても、やっぱりそこにあるわけです。だから、エルニーニョのメカニズムはわかっていなくても、エルニーニョの年は夏は暑く(うろ覚えなので間違っているかもしれないですが)なる、という現象とか法則は、あたりまえのように語られるわけです。  同じとは言いませんが、似たような側面はあるだろうと思います。   >微妙なつながりで >「真理」の話。  新木さんが唯野さんに書いていたこれ。 >人なりし身には、完全な判断は難しいかもしれないけど、かなりこの「神様の客観」に近づくことは可能だろ。  これは不可能だと思うなあ。自分で「神様の客観」だと思って判断しても、それがどれくらい「神様の客観」に近いかなんて、やっぱり判断が必要になります。「神様の客観」だと思うものなんてたいてい「自分の周りの客観の平均」であって、いくつもの集団に同時に同じレベルで所属するなんて無理なわけだから、「自分の周りの客観の平均」だって偏ってきますよね。  それに「真理」がどこかにあったとして、でも「真理」に到達できる道がほとんどない、またはものすごく限られている(たぶん実際そうだと思うんですが)状態で、「真理」を知ることのできる人が、一%に限りなく満たない、とかいう状態だったとしたら、そんな「真理」を持ち出す事に意味があるとは思えません。  「真理」がないとは言いません。でも、「真理」に至る道が難しくて、しかも誰か一人が「真理」に辿り着いてもそれを説明して人にわからせるのが難しいから、こんなにたくさん宗教があるのかなーと私は思っています。  こんな事書く前に、無欲シンデレラ出すべきなんですが。 >シンデレラ迷宮 >それとも「小姓に愚痴を言う権利を譲ったシンデレラ」が無欲っていうこと? >解説プリーズ。  「どうでもいいような事のために自分のものを譲れる無欲なシンデレラ」を書きたかったのですが、だめなんですね。削りすぎなのかな。  「自分を省みないくらい優しいシンデレラ」ならばかみたいに出てくるんですよね…ロックオンしてないんだろうなー 紺野16 ・シンデレラは、舞踏会に到着した時の感動がすばらしかったので、忘れてしまうのがもったいない気がして、入り口を出たり入ったりして感動の余韻を記憶に刻み込もうとする。 ・王子は、食べ物も食べず、踊りも踊らず、ただ出たり入ったりしているだけで楽しそうなシンデレラに気づく。 ・王子はシンデレラに、なぜそんな事をしているのか尋ねる。 ・シンデレラは、「大広間に入った時の感動を色あせさせたくないので」と答える。 ・王子は笑いながら、大切な思い出作りを中断させてもうしわけないが踊ってもらえないか、と言う。 紺野17 ・王子は娘達に、将来の夢を話すように言う。 ・娘達は、金持ちと結婚したいとか、身分の高い人と結婚したいとか、子供を大臣にしたいとか、豪邸に住みたいとか、様々に夢を話す。 ・シンデレラは、家族仲良く暮らせればそれでいいと言う。 ・王子はシンデレラの無欲さに感心し、踊りに誘う。 紺野18 ・金の粒がばらまかれ、舞踏会の記念に、拾った分だけ持って帰っていいといわれる。 ・娘達は拾い始め、たくさん落ちているので夢中になり、やがて争うように探し集めるようになる。 ・シンデレラは一粒拾うと壁際によけ、大切そうにそれをしまった。 ・王子は、シンデレラに気づき、金がほしくないのかと聞く。 ・私には一つでも十分です、とシンデレラは言う。 ・王子は、みんなが金を拾い終わったら踊ってくださいと言う。 紺野19 ・お菓子が配られる。中に紙が入っていると王子と踊れるらしい。シンデレラももらいに行く。王子が現れたらお菓子を食べてみるように言われる。 ・しかし王子はなかなか現れない。 ・娘達はお菓子を大切にしまっておく。 ・おなかをすかしている子供に会ったシンデレラは、紙の事を忘れて子供にお菓子をあげてしまう。 ・王子が現れて、誰が紙を持っているか聞く。紙を持っていたのは、シンデレラがお菓子をあげた子供だった。 ・王子は子供と踊りながら、娘達にしか渡していないはずのお菓子をなぜ食べたのか聞く。 ・子供から話を聞いた王子は、あらためてシンデレラをダンスに誘う。 >雑談  大量出血の全身症状に、「無欲状態」ってあるのだそうです。「もうどうでもいいよ…」という感じですかね。 -------------------------------------------------------------------------------- アカペラサークルに入っているのですが No.1546 投稿日 2001年5月11日(金)22時14分 投稿者 唯野教授 ハモるのって楽しいなあ。スタンドバイミーのサードはラとシしか無いのだけれど。 >へたれ おお、諸説紛紛ですな。こういう雰囲気居大好き。私は「へたりこむ」の名詞形だと思ってました。 >新木さん >人間を気絶に至らしめる方法 脳震盪・脳酸欠以外の方法だと、やはりガス関連ですかね。古典的なところでクロロホルムとか。 薬学部にいる友人(私の話にしばしば出てきた「薬学部目指してる浪人仲間」と同一人物)に聞いてみよう。 (電話中) なるほどなるほど。持つべきものは友だなあ。 彼によると、人を気絶させる方法として他にショックと痛みがあるそうです。ただし、脳酸欠とショックと痛みによる気絶は呼吸が止まるので、気絶させたらすぐに活を入れないとヤバイのだそうで。 あと、ちょっと面白いと思ったのが「酸素濃度3%以下の空気を吸う」って奴ですね。即座に昏倒するそうです。空師こと柳龍光が刃牙を倒したあの「最強の毒ガス」って奴ですな(もっとも、柳のやり方では空気の濃度を下げているだけなので、あれでは気絶しないらしい)。これも呼吸停止型なので活を入れる必要がありますが、後遺症はほとんど残らないそうです。 問題は、どうやって酸素濃度3%以下にするか、ということですね。ガスボンベ(窒素辺りが安全らしい)があると簡単なのですが。 そういうわけで、手軽に出来る方法を考えてみました。 1、炭酸飲料のペットボトルを用意し、四分の一ほど中身を空ける。 2、蓋をしてよく振る。 3、充分に炭酸が抜けたところで、蓋を外し、同時にペットボトルの中の空気を吸い込む。 二酸化炭素中毒の危険が若干あるそうですが、この方法が一番手軽そうですね。ただし危険なので実験しないように。 >虐待と仕付けを区別して、線引きするもの。   あるけれども、虐待者の意図だけが基準ではないと思います。虐待者の意図が完全に愛に基づくものであり、「虐待したい」などという欲望は深層意識にすらなかったとしても、たとえば片腕を切り落としたり目を潰したりするのが仕付けとは思えんです。 私は、「虐待者の意図」の他に、「体罰の程度」っていう基準がもう一つあると考えます。 私の場合は「精神的・肉体的に後遺症が残るか残らないか」ですな。 > しかしその、「正当な理由のある一発」がアウトであり、虐待になってしまう。 >本人も子供もそれで納得しているというのに、近所のおばさんの通報によ >って父親が刑務所行き。 > そういう現状って、個人的には、どう思う? どこの現状ですかそれは(笑)。 外傷が無い限りいきなり刑務所行きはあり得ませんよ。厳重注意+ワーカーによる指導ってとこですか。まあ短い期間に何度も何度も重なった場合は違うでしょうけど(虐待の重要な特徴の一つとして、反復して行われる、というのがある)。 では、仮にそういう制度があったとした場合。 やはり厳し過ぎる規定だと思います。 そういや、キノ旅に似たような国出てきましたね。子殺しは問答無用で死刑、親殺しは全部無罪って奴。 >逃げない・逃げられない理由 朝三つ思いついたのに授業受けたら二つ忘れてるー!(残った一つは熟考の末自主ボツ) なるほど、これがメモの重要性という奴か……。 >はせがわさん >それがそんなに易々とできるのに、いつもは苦しんでいるのか理解に苦しむけど(^^; まぐれなのです。安定してできないってことは身についてないってことなのです。アストラルアラキサンがそう言っておられます。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ6(再)、7 No.1547 投稿日 2001年5月12日(土)00時01分 投稿者 かねやん  ぽい、してるように見えちゃいますか(苦笑)  自分から離れてしまったのが悪いですね。  ボツになってしまったもので恐縮ですが、再挑戦させてもらいます。 かねやん6(再) ------------------------------- ・シンデレラが舞踏会に着く。 ・会場では、女性達がささいなきっかけをみつけては、王子と会話しようとしている。 ・嫌気が差した王子は、きっかけを与えないように注意しながら、女性達から離れようと廊下へ向かう。 ・途中で王子がハンカチを落とし、偶然拾ったシンデレラが王子を呼び止めてハンカチを渡す。 ・隙を作った事に後悔する王子は、礼を言うだけでシンデレラから離れようとする。 ・シンデレラは幸せそうな顔をするだけで何も言わない。 ・不満を示さないシンデレラを不思議に思った王子が、自分と話したくないのか訊ねる。 ・シンデレラは否定して、渡すときに王子と話せたことを喜んでいる、と顔を赤らめて答える。 ・王子は、短いやりとりだけで満足しているシンデレラのことを気に入り、踊りに誘う。 -------------------------------  7は優しさが前提にあっての無欲さ、のつもりなんですけど…… かねやん7 ------------------------------- ・お腹の空いたシンデレラが、料理を取りに行くとクッキー数枚しか残っていない。 ・料理が残っていないのは、参加者がたくさん皿に取って持っていくので、次の料理が間に合わないだけ。 ・そのことを知らず、がっかりするシンデレラ。クッキーは食べずに仕舞って、しばらく舞踏会に参加する。 ・王子が近くに来たとき、シンデレラのお腹がなってしまう。 ・王子が料理を食べなれなかったのか訊ね、シンデレラが恥ずかしげに頷く。 ・クッキーを仕舞うのを見ていた女性が王子に告げ口をする。 ・王子は何故クッキーを食べなかったのか訊ねる。 ・シンデレラが食べなかったのは、ネズミさん達の土産分しか無かったため。 ・自分よりもネズミを優先するシンデレラに興味を示した王子は、新しい料理がすぐ来る事を教え、食べたら一緒に踊ろうと誘う。 ------------------------------- -------------------------------------------------------------------------------- 気絶 No.1548 投稿日 2001年5月12日(土)00時56分 投稿者 かねやん  調べてみると、電気ショックで気絶。オルガニズムで気絶。頚動脈圧迫で気絶。肝臓を瞬間的に圧迫することにより気絶。木から落ちて……云々  唯野さんの仰しゃる通り、脳震盪・脳酸欠・ショックが多いですね。  また当て身などの内蔵の圧迫による血液の不循環は、内臓破裂の危険が高いそうです。 -------------------------------------------------------------------------------- 口直しに…… No.1549 投稿日 2001年5月12日(土)15時08分 投稿者 とんびの羽根 王子「チョコレートを一個どうですか」 シンデレラ「はい、よろこんで……」横にいた子供がうらやましそうにしている シンデレラ「くれると、思いますわ」 王子こける  また行数の無駄遣いをしてしまいました  温泉OFFに混浴露天風呂はあるのだろうか……←妄想中 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根10 「一番美味しいものを頼むシンデレラ」(とんでもねーな) 起・少女積み上げられたチャイナのプレートがとれなくて困っている  ・シンデレラが手助けし、欲しいものを聞くと、少女は一番美味しいものが食べたいという 承・まだ何も食べてないシンデレラ、一番食べていそうな人に聞くことにする  ・人々から料理をすすめられてる男に気付き一番美味しいものは何だったかきく   ・グルメちゃんと名付けられ場は受けている  ・シンデレラは男から受け取ったパイを少女に手渡す 転・少女パイをもって男に礼をしに行く  ・男自分が渡したパイを認めて誤解に気付く   ・さっきのグルメねーちゃんをさがすと、今度は男の子の肉を切り分けてあげている   ・「パイはおいしかったですか」ときく男   ・赤くなりながら「はい、とっても」と答えるグルメちゃん   ・しかし真珠のような白い歯をみれば、まだ何も食べてないのがみえみえだった 結・男「口直しになにかいかがですか」ときく  ・山積みになった大量のオレンジを見たグルメ娘「それじゃこのオレンジを一個ください、すこしのどが乾きましたから」  ・「それだけでいいのですか?」男は侍従のものにオレンジを三個しぼってジュースにするよう伝え ダンスを申し込む  (男が王子だということにシンデレラはいつ気付くのかなあ……)←作者がわからんでどーする  起承転結のみ筋一本筋一本……ぶつぶつ、今回はおすすめでボツったぶんの再挑戦です -------------------------------------------------------------------------------- 期限大幅遅れ…(悔) No.1550 投稿日 2001年5月12日(土)16時10分 投稿者 小倉善哉  すみません。遅れました。言い訳はしません。  でも何かレス下さい(爆)←素直。 >蟻地獄のこと  人間なら歩く歩幅で無理せずぴょいっとまたげるのでしょうが、蟻さんにとっては一大事なのですなあ…。むうぅ。早く人間になりたい…(苦)  ということで大幅遅れの課題提出です。 タイトル未定/小倉2 「あまり仲の良くなかった姉妹と兄弟が、姉と弟の人格が入れ代わったことにより成長して、仲良くなる話」  自由奔放な姉を不愉快に思う生真面目な妹と、表向きは仲良くしているが、内心では出来の良い弟を妬んでいるエエ格好しいの兄がいる。四人は同じ学校に通う高校生である。  ある日の帰り道、兄弟と姉妹がそれぞれ一緒に電車にのっていると、よろけた姉が弟とぶつかり、二人の人格が入れ替わってしまう。その後四人で話し合った結果、簡単には戻りそうにないので、しばらくこのまま暮らしてみようということになる。  姉は兄に連れられて彼の家に帰る。とても大きな家で、両親は厳格。窮屈な家だと思うが、姉は細かいことを気にせずに寝てしまう。兄は競争相手の弟がいなくなったことでプレッシャーが軽くなっていることを自覚し、このままであればいいと思う。一方、妹は家族に常識人が増えたことを単純に喜んでいた。弟は、明るい両親と祖父母に囲まれて、戸惑いつつも和やかな気分になるのだった。  翌日、学校でのこと。おとなしい弟にとって姉になり切ることは難しかったが、姉は見事に演技し、弟の振りをする。そのため兄は姉にもプレッシャーを感じるようになる。  放課後、姉は一緒に帰ろうと兄を探すが、彼は先に帰っていた。仕方なく、弟と妹を連れて、兄弟の家に帰る。帰るとすぐ、姉は兄にどうして自分を避けるのかと詰問し、喧嘩になる。兄は弟の前で腹の内をさらけださざるを得なくなって、部屋を飛び出す。兄の汚い部分を初めて見た弟は驚き、何も知らない自分が幼かったことを自覚する。妹は真面目に兄にぶつかっていく姉を見直し、自分も兄と同じく姉を羨んでいたことに気付く。  兄を追いかけていく姉。冷静になった兄は弟を妬んでいたことを認める。姉も言い過ぎたことを謝り、仲直りする。  時間が遅くなったので、妹と弟を姉妹の家に送っていくことにする兄と姉。その時、階段から落ちてきた姉を弟が受け止めそこね、頭をぶつける。そして二人は元に戻るのだった。 >宿題(小倉3)  なんで「そこにあった水」を欲しがったらOKなのか。  例1では「なんでもないけど、ちょっとだけイイもの」というのでワインが出てきてました。「水ではなんでもなさ過ぎる」から没だった訳ですね。  でも今回は「そこにあった水を欲しがる」から無欲な訳ですね。  …えーと。私が最初に出してきたやつだと、「ちょっと欲があるけれど他の人にくらべれば全然欲のないシンデレラ(欲しい物があるシンデレラ)」という構図ですが、例題2だと、「欲しい物が何も思い浮かばなくて、でも何か言わなくちゃ池なさそうな雰囲気で、取り合えず手近な物を言うシンデレラ(本当は欲しい物が何もないシンデレラ)」だからなのではないでしょうか。  うう。なんで没のシンデレラを直してるのか、最初だされてきた時、その理由が分からなかったんですけど、これって、八神さんに言われていた、「没だけど、再利用可能」なアイデアの再利用見本だった訳なのですね。  「ちぇー、やっぱ水でもOKになるんじゃーん」と思った自分が恥ずかしいです…(^^; http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 小倉も見直しの回数増やさなきゃ… No.1551 投稿日 2001年5月12日(土)16時15分 投稿者 小倉善哉  5回はしてるんですけど、足りないみたいですね(ーー; 10回だ、10回。  それにしても、誤字って、どうしてUPした後に気付くのだろう…(遠い目)  シンデレラの話題の部分、池なさそう、じゃなくて、いけなさそう、です。  すみませんでした。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- >小倉さん、タイトル未定/小倉2について No.1552 投稿日 2001年5月12日(土)19時43分 投稿者 かねやん  個人的に好きな話です。  ただコンセプトの「成長して、仲良くなる話」は、「相手(または自分)の気持ちに気づくまでの話」だと思います。そのあと仲良くなるかを読者は想像するでしょうが、あらすじには書かれていないかと。  上に関連して、結を迎えたときの登場人物のイメージは、自分の心を暴露してすっきりした兄、兄の妬みを知って自分の幼さを自覚した弟、自由奔放を貫いた姉、姉を羨んでいる事に気づいた妹、となりました。  気になったところ、質問 ・異性で人格が入れ替わった事に意味があるのでしょうか。どちらも変わった生活をあまり不便を感じてないような。弟が姉の振りをするのに苦労しますが、これは同性だとしても苦労するでしょう。 ・兄が再び重圧を感じたのは、実は出来が良かった姉だったのでしょうか。こちらは質問です。  もしそうだとすると、突然出てくる設定なので気になる点になります。 -------------------------------------------------------------------------------- >タイトル未定/小倉2について No.1553 投稿日 2001年5月13日(日)01時53分 投稿者 とんびの羽根 >「あまり仲の良くなかった姉妹と兄弟が、姉と弟の人格が入れ代わったことにより成長して、仲良くなる話」  たしか条件は下記の通りでしたよね >異世界禁止。 >残すアイデアとしては。 >それぞれに確執を持った兄弟と姉妹の2組。 >人格交換。  人格交換をとると「あまり仲の良くなかった姉妹と兄弟が、仲良くなる話」になるのですが新木さんの条件より後退していませんか?この程度の話なら人格交換の必要性すらなくなってしまうのではないでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- 心に棚 No.1554 投稿日 2001年5月13日(日)11時01分 投稿者 羽矢野 参加していませんが、ちょっとツッコミ。 これ見当違いだったらと思うとどきどきしますね。 小倉さん/2  一行コンセプト「あまり仲の良くなかった姉妹と兄弟が、姉と弟の人格が入れ代わったことにより成長して、仲良くなる話」 になってますが、人間的成長って相手の気づかなかった思いを気づいた事ですか? 成長して仲良くなる話というより、お互いを認め合う話だと思う。 最後、仲直りしていませんよね。 気づいて、戻るときに元に戻って終わってますから。 それに、あの話だと姉だけは変わっていないんじゃないですか? 彼女は妹の気持ちに気づいていないし、何の変化も見られません。 しかし……なんか誰も切羽詰まってないですね。 どうして人格が入れ替わったのか? どうすればもとに戻るのか? 考えません? 特に妹、弟チーム。 第一、入れ替わってしまった理由が弱いと思う。 電車でぶつかって、入れ替わる。階段で支えて元に戻るって。 四人の話し合いの時、ぶつかって入れ替わったのなら、もう一度頭をぶつけてみようと考えないのは不自然です。 どうして二人の人格が入れ替わったのかはどうでもいい事なのかな? ぶつかるぐらい日常茶飯事だけど。 それなのに二人が入れ替わってしまったのはなぜか。 それとこれって何枚の話なんだろう? これだけ書いたらすごく薄そうな話に思えてしまう。 だって葛藤しか書かれてないし。 第一、大きな事件がないから話が平凡だ。 (それはいいのかもしれないですが) それぞれの話を作るべきなのでは? たとえば、妹と弟はいろいろ調べていく内にドラマの一つくらい起こりそうですが。 兄と姉もええカッコの兄を姉は笑うでしょう。そんな小さいこと気にしてると禿げるよなんて。兄は妬んでいた弟の姿で笑われて腹を立てるでしょう。そして普段隠していた想いを口に出すかもしれません とそんな感じ。 では。 -------------------------------------------------------------------------------- 小諸より No.1555 投稿日 2001年5月13日(日)20時39分 投稿者 新木 伸  温泉OFFが終わったあとも、延泊して仕事しとります。  今日のノルマは10ページ。まだ3ページらしいぞっ。  明日からはノルマ20ページになるのだ。  ちなみに文庫本換算。  む? これって、ひょっとして、10日で文庫本一冊書くペースって言わんか? >サクラミコトちゃんへ――じゃなかった、茶羽根へ  まだ売ってるはずだから。  「増刊ヤングジャンプスペシャル漫革」  「こばやしひよこ」の女の子が表紙のやつ。  ガッチャマンの読み切りが乗ってるやつ。  これ買ってきて、読むべし。  「ワカ・ムラサキ」  作:桐籐さない/画:矢也晶久  勉強になるという意味だけでなく、君は読むべきでしょう。  ひとことでいうと、大人の男が、小学5年の女の子に恋する話だ。  読んで堪能したら、プロット分解すること。  良くできてる話だから。 >榎野さん  その頸動脈で「落とした」場合、気絶の持続時間はどんなもんでしょう。  血流が回復したら意識は戻るわけですが……。  体験っていうか、見ていた範囲だと、30秒かそこらで回復していたような……。  それとも活を入れないと、10分やそこらは気絶したままになるのかしらん? 気絶から睡眠に移行するとかで。 >紺野さん 1545  なんだかまた、文章が「わからん系」になってきてます。  なにを言ってるのか、全然わからんです。  もっとわかりやすく書くことを習慣づけましょう。  文章の構造は、新聞記事を参考にするとよろしい。  最初にあるのは、まず「狙い」。たった一行にて、簡潔に、この文章は何について書かれているものなのかを書く。  そして次は3行ぐらいで、「要約」。概要をまとめて短く簡潔に。  最後に長々と書くわけです。  まあそれはそれとして、この話題はひとまず終了ってことで、課題に戻ってくださいな。  みやびさんに叱られちった。「そもそも話をわき道に逸らせたのはあんたでしょ」って。(^^; >紺野さん >>「どうでもいいような事のために自分のものを譲れる無欲なシンデレラ」  ――って、「物」じゃないでしょ?  譲ったのは、愚痴を言う権利だったっけか?  しかし譲ったっていうより、シンデレラはべつに愚痴はなにもなかったように見受けられるが。自分で「わたしはなにもありませんわ」とか言ってるし。  これ、譲ってもいないじゃん。 ・紺野16  ボツ。  「楽しいことに夢中になっていたシンデレラ」 ・紺野17  OK  ただしギリギリ。  強欲な娘たちとの対比があるから、まあOKなんだけど、「家族と幸せになりたい」っていうのは、たぶん、普通の人の普通の「夢」だよ。  もっとささやかな夢のほうが、無欲はきっちり描き出せる。 ・紺野18  OK ・紺野19  OK >唯野君  ふむふむ。  無酸素ガスを吸うことで、逆に肺の血管から酸素が引き出されて、無酸素状態の血液が脳に送られて、一瞬でブラックアウトっていう、アレね。  あれって呼吸停止に至るのか。  それは知らんかった。 >かねやん ・かねやん6  OK。 ・かねやん7  ボツ。  無理な構図(告げ口をする女とか、そのほか色々)に目をつぶれば、まあOKなんだけども、かねやん6が出せるのだから、こんな無理無理なのOKにしてもしょうがない。  やり直してきてもいいけどね。 >とんびの羽根さん  1553とか。意味不明。  人格交換のアイデアは、残していいほうの側ですが。 ・とんびの羽根10  ボツ。  なんだか、とんびの羽根さんの悪い文章のパターン(ひとりよがり)が全開です。  「チャイナのプレート」ってなんでしょうか? 「取り皿」ではどうしていけないのでしょうか?  温泉OFFにて大勢で見てましたが、みんな最初はわからずに、首をひねってました。  しばらくして、「ああ……つまり取り皿のことね」と気がつく。まったくいつまでも気づかない人もいる。  「当時のヨーロッパ文化圏では陶器のことをチャイナと呼んでいたのだ」という知識をひけらかしたいのかもしれません。でもそーゆーのは課題以外のときにやりましょう。  あとなにやら空白の1文字下げと、2文字下げになんらかの法則性をつけているように思えるのですが、それがどんな規則であるのか、よくわからんです。  「・グルメちゃんと名付けられ場は受けている」のところとか、空白2文字下げにしてあるのは注釈である――とか、そんなお約束?  そもそも「グルメちゃん」なんていきなり出されたって、理解できません。  なが〜いこと考えた末に、ようやく、ああこれはつまり、「あちこちに尋ねて回っているシンデレラは、「グルメちゃん」と呼ばれて皆に笑われている」ということなのだなと、そうわかります。  あとこのネタ、起承転結が2組入ってます。  はじめの「起承転結」は、シンデレラが少女にパイを渡してあげるまで。次の起承転結は、それ以降。  筋2本なんで、ボツ。  ちなみにとんびの羽根さん、「筋」って言葉の勘違いしてます。  これはわしのミスなんですが、「筋」=「起承転結」ってことで使ってました。  つまり話を2個くっつけるのは禁止ってことですね。  まあこの話では、起承転結が2組なんで、必然的に、「筋」(本来の意味)のほうも2本入ってますが。  女の子に料理を取ってあげるシンデレラの「筋」と、王子がシンデレラに興味を覚える「筋」の2本。 >小倉さん  宿題の件は、そんなところです。OKとNGの境界って、じつはほんのちょっとの違い。でもその「ちょっとの違い」が決定的に働くわけですね。  細心の注意を、無意識で払えるようにならないと。 >>「あまり仲の良くなかった姉妹と兄弟が、姉と弟の人格が入れ代わったことにより成長して、仲良くなる話」  まず一行コンセプトとあらすじ本文が分離してます。  「成長」までは行ってない。あらすじのほうでは。  せいぜい「認識を改め、関係が改善された」ぐらいなところか。まあそれを成長と言いたいのかもしれないけど、「成長」というのは、普通は、もうすこし大きな変化を言い表す言葉ね。  あと一行コンセプトのほう、「人格が入れ替わったことにより〜」って部分は、じつは重要じゃない。重要なのは、人格が入れ替わるというエピソードを通じて、どんな「きっかけ」があるのか。そのきっかけにより、キャラクターたちがどう変化するのか。そっちのほうね。  だから一行コンセプト内で「人格が入れ替わったことにより〜」なんて書いている暇があったら、もっと重要なことのほうを書くべき。  あとあらすじ本文のほう。  まず表記上の注意をひとつ。  姉とか、兄とか、そのままだとややこしい。○○の体の中に入った××の心、って構図をわかりやすく書く工夫を、なんかしてきてほしいわけだな。  弟(中身姉)、姉(中身弟)とか。  (これもそのままやると煩雑になるなぁ。初出の1回ぐらいかな。)。  また人格が入れ替わったことにより引き起こされる、色々なエピソードがあるよね。  どれもみんな、弱すぎ。  話にならん。  姉は平気で寝てる。  弟がいなくなって安心している兄。  弟を演じきる姉。驚異を覚える兄。  常識人が増えて喜ぶ妹。  温かい家庭で喜ぶ弟。  なんつーか、頭だけで考えてる感じだな。  キャラの置かれた立場に入りこんで、キャラの視点になって物を考えれば、同じようなことでももっとリアルなエピソードにできるはず。  だいたい性転換してるわけだよ? 平然と気にせず寝るか? それ「人間」の取りうる行動か? また風呂やトイレはどうしたの? 入ったの、入ってないの? 寝るときに着替えたの、着替えてないの?  課題。  人格転換して以後。四人での話し合いが終わって、それぞれの家に帰ってから、翌日の放課後あたりまでの展開。  各キャラの視点で、4本、あらすじを書いて提出。  各キャラが何を感じて、どう思って、どう行動したのか。それぞれの抱えている問題。それがどう解決してゆくのか。などなど。  締め切りは、この書きこみを見てから、48時間以内。  べつに800字でなくてもいい(とはいっても簡潔に)。  ちなみにデッカイ問題(山がまったくない)とかはあるんですが、まあそれはとりあえず、おいておくとします。四人が何をどう感じて、どう思ったのかとか、そっちのほうを詰めるのを先にしましょう。  あともうひとつ、課題。  各キャラの初期状態と、終了状態の定義をしておくこと。締め切りは上と同時。  妹:最初は姉を疎ましく感じていた→姉のことは○○になった。  ……みたいな。  あと人格交換してから、エンディングまで、24時間しかないですね。  48時間、丸2日ぐらいの展開は必要とみた。  じゃないと窮屈すぎて、とてもドラマは入れ込めそうにない。(無駄なくストーリーを構築すれば、べつに24時間だってできるのだが、無理して1日にする必要もない) -------------------------------------------------------------------------------- 48時間後… No.1556 投稿日 2001年5月13日(日)22時27分 投稿者 小倉善哉 >新木さん  ラジャですぅ〜〜…(汗)<課題提出期限  正直な話、「リアルになるように考えてない訳じゃないけど、どーやって書いたらいいのか分からん」という感じです。でも「書いてないことは考えてないことと一緒」なんですよねぇ。ああああぁ(悶)  こういう課題が出されるってコトは…多分、そういう言い訳が出てくるだろうと予想されてのコトなんでしょうね(^^; 嫌だなあ。思考回路、本当にガラス張り状態なんですね…(苦笑)  ってそんな無駄口叩いてないで課題のコトを考えねば(汗) >かねやんさん、とんびの羽根さん、羽矢野さん  御指摘、ありがとうございました。参考にさせて頂きます。 (って、本当は私も他のみなさんの課題に突っ込みをするべきなんでしょうけど、余力がないのですぅ〜〜ごめんなさい!) http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 帰ってまいりました No.1557 投稿日 2001年5月13日(日)22時40分 投稿者 弟切 千隼 温泉OFFより無事帰還しました。弟切千隼です。 まだわずかに日が残っている時間帯に帰り着きまして、荷を解いて片付けて、などしているうちにこんな時刻になってしまいました。さすがに今日は疲れているので、簡潔に温泉OFFの報告をします。 温泉OFFはすこぶる有意義でした。 何といっても宿の食事が美味しくて、みんなで遊びに行ったチーズ工房のカフェで食べたチーズケーキも美味しくて、宿の温泉はぬるめのお湯に存分に浸かれて露天の景色も楽しめて最高です。 じゃなくて(^^; 宿で飼われている犬と鶏と家鴨[あひる]と山羊[やぎ]が可愛くて、産まれたての初々しく愛くるしい山羊の赤ちゃんが見られたのもとっても幸運でした。 でもなくて(^^; 少し前に弟切が書いた掌編を、新木さん、みやびさん、中里さん、Sさん−ここにお名前をお出ししていいかどうかわからないので、仮名にさせていただきました−、といったプロの方々−複数のプロの方々、ですよ(*o*)−やそれに準じる方々に読んで批判していただきました。生でこういう指導を受けられるというのは望んでもなかなか得られない機会で、大変貴重な意見を聴かせていただき、ためになりました。 また、その場で即興で「何か短編のアイディアを出して」と言われ、出したアイディアの批判もしていただきました。私の出した元ネタを、それぞれプロの方々が「私ならこうする」と御自分なりの味付けを即座になさったのは、さすがだと感じました。プロならばその程度のことはできて当然なのでしょうが、やはり、生でそれを体験するのは伝聞で知るのとは違います。本当に、ここに参加されている私以外の皆さんもおいでになれば良かったのに、と思いました。 この時に出した短編のアイディアは、プロットにしてここにアップするように、と新木さんに宿題を出されています。今日はちょっとそれをやっている余裕がないので、このプロットをここに載せるのは明日以降ということでご勘弁を m(-_-)m ちなみに、温泉OFFの宿屋には残念ながら混浴の風呂はありませんでした(笑)。 私は女なので、のんびりと温泉に浸かりながら新木さんその他の男性の方々と小説のお話をすることができなくて、その点において非常に残念でした。 今度は水着を持っていって、水着姿で男湯に乱入しようかしら(爆)。 帰ってきたら仕事のメールが山盛り来ていてどうしましょう、な弟切千隼でした。 宿題のプロット、明日中に上げられるでしょうか?(;_;) -------------------------------------------------------------------------------- 二回目 No.1558 投稿日 2001年5月13日(日)22時48分 投稿者 弟切 千隼 温泉OFFより帰還して、早速ここに書き込みをしたのに、こちらのマシンの不具合なのか、たまたまタイミングが悪かったのか、うまく書き込みができなかったようです。旅行帰りで疲れている弟切千隼は、今は何回も長い書き込みをする気力がないので、詳しくは明日以降ということで、とりあえずテストで二回目の書き込みをさせていただきました。 これはテストなので気にしないで下さい。 -------------------------------------------------------------------------------- 温泉、楽しかったみたいですね。 No.1559 投稿日 2001年5月13日(日)23時07分 投稿者 かねやん  なんだか、いろいろ成果があったようで。  どんな事をしていたか教えてくださいね>茶羽根さん、弟切さん(ここでの参加者はこのお2人かな?)  己は朝から「カリオストロの城」、「サウンド・オブ・ミュージック」をかわりばんこに見るという腐った……もとい、のどかな一日を送っていました。  過去ログにあった「カリオストロの城」を骨化に挑戦しようと思いましたが、全部(3回)魅入って終わりました。  そもそもそのために借りてきたのですが、クラリスが出てくるあたりから手が止まってしまう(笑)  テーマは「ものをあるべきところに戻すのが泥棒の仕事」かと感じましたが、骨にできたら考えてみましょう。  「サウンド・オブ・ミュージック」の骨化も、歌われると楽しくなってできなかったりします(汗)  ともあれ満足できた日曜日でした。 -------------------------------------------------------------------------------- 書いてるうちに No.1560 投稿日 2001年5月13日(日)23時10分 投稿者 かねやん 弟切さん、報告してくれてますね(汗) -------------------------------------------------------------------------------- お帰りなさい No.1561 投稿日 2001年5月14日(月)07時30分 投稿者 とんびの羽根  今回は反省点が目白押しで課題がたくさんできそうです。 >あとこのネタ、起承転結が2組入ってます。 >はじめの「起承転結」は、シンデレラが少女にパイを渡してあげるまで。次の起承転結は、それ以降。 >ちなみにとんびの羽根さん、「筋」って言葉の勘違いしてます。 >これはわしのミスなんですが、「筋」=「起承転結」ってことで使ってました。 >つまり話を2個くっつけるのは禁止ってことですね。  がーん、あれは筋2本なんですね?! 軌道修正というより、ちょっと重力の中心がずれたような衝撃を受けました。今週は文章の構造を考え直します。  私の文章の欠点としてとりあげられている「ひとりよがり、説明不足、よんでわからない言葉の選択」は緊急になおさなければいけないですね。読んでいただくひとの労力をなくすためにも、「読者の視点」「読者の理解度」を見直すプロセスをアップ前に追加します。「同じ言葉を何回か使うときは別の言葉で言い換える」のが重要であるにしてもそれは小手先の言い換えであったり、読み手の分からない言葉であってならないのですよね。まして、実際にストーリーを語る前の段階である、プロットの段階では「別の言葉を使うことは別の意味になる」危険性が非常に高いわけですから、むしろ「言い換えるべきではない」ですね。  「チャイナのプレート」は現代の日本でも実際に聞きます、でもそれがひけらかしに聞こえる、という感覚がわたしになくなってるのが、今回指摘されて、非常にこわかった。  2段下げは本来肉の部分ですので今後はなくします。 それでは。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1562 投稿日 2001年5月14日(月)10時00分 投稿者 新木 伸  うー。昨日は結局、4ページどまり。  でも今日は、起きて朝飯までの1時間で、3ページ書けたぞっ。  今日のノルマは、あと17ページだぁっ。 >小倉さん >>「リアルになるように考えてない訳じゃないけど、どーやって書いたらいいのか分からん」  うん。そんなこったろうと思ってました。  もおガラス張りです。(^^;  んで、その状態から抜けるためには、キャラの立場に入りこんで考えてみる。  手始めとしては、四人のそれぞれ、ひとりずつスポットをあててみて、そのキャラが何を見て何を体験して――ということを、抜き出してメモして考えること。  それぞれのキャラごとにあらすじを立ててみることなわけね。  あらすじっていうか、「起きること/考えること」のエピソードの羅列でもいいかも。箇条書きとか。形式はあまりこだわらなくていい。  たとえば弟のほう。冒頭はこんな感じになるわけか。 ・電車に乗っていて、よろけて、どこかのお姉さんとごっつんこした。 ・気絶した。気がついた。兄と一緒だったはずなのに、なぜか自分の前にいて心配している顔をしているのは、別な女の子。兄のほうも近くにいるけど、なにか別の男の子を助け起こそうとしている――って、あれは僕じゃん。 ・自分の体がぶよぶよしていることに気づく(特に胸のあたり)。おまけに足元がすーすーする。げっ。僕はいつのまにかスカートはいてるじゃないですかぁぁ。  そのキャラが、見聞きして、体験して、考えることの羅列ね。 >とんびの羽根さん  わかりやすい文章とかのこと。  なぜとんびの羽根さんが、「取り皿」と書かないのか。  たぶん「重要なこと」とか「本質」とかを把握する訓練が足りてないのだと思います。  小さな女の子が、なにかを取れないで困っているという構図。  このとき、「チャイナ風のもの」であることが重要なのか、それとも「皿」であることが重要なのか。  もちろんチャイナ風であることなんてどうでもいいことで、「皿」の属性のほうが重要なわけですよね。  おまけにただの「皿」でもだめで、「たくさん積み重ねられた取り皿」なわけでしょう。取り皿っていうのは、普通は積み重ねられているものなわけです。一番上から一枚ずつ取っていかないといけないんだけど、背の低い女の子には、なかなかそれができない。だから困っている。  そういう構図を書きたいときには、「取り皿」と書かなきゃだめなんです。  「チャイナ風の〜」なんて修飾語をつけちゃってると、そのチャイナ風であることに、なにか重大な意味がこめられているように読める。読者はそう予想する。  その前提で文章を読み始めてゆくと、混乱する。  じつはチャイナ風であることなんて、読み進めてゆくと、どうでもいいことになってるわけだし。 -------------------------------------------------------------------------------- プロットを書く前に No.1563 投稿日 2001年5月14日(月)11時37分 投稿者 弟切 千隼 おはようございます。今朝はいつもより寝坊してしまったけれど、何とか起きて再び眠りに落ちそうな頭を叩き起こしつつ、一通りやるべきことを終えた弟切千隼です。 えーと、温泉OFFで宿題とされた短編プロットを提出する前に、予備知識として知っておいた方が良いと思われることがありますので、そちらについて先に説明します。 私が温泉OFFで出したアイディアは、ギリシャ神話を下敷きにしています。こういうものを小説として書く場合には、原作のギリシャ神話を知っていようと知らなかろうと面白く読めるものを書くのが鉄則でしょう。しかし、ここは小説修行の場ですので、あえて先に原作を明らかにして、皆さんの批判の手がかりにしていただこうと思います。 以下が、私がアイディアの源泉としたギリシャ神話です。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  エーゲ海に浮かぶアイアイエーという島に、キルケーという名の魔女が住んでいた。彼女はギリシャ神話中一、二を争う魔力を持った魔女で、母親は人間だが父親は太陽神ヘーリオスだと言われていた。アイアイエー島には彼女以外に人と呼べる存在はおらず、彼女はたまたま島に寄った漁師や船乗りを動物に変えてしまって、その動物たちと暮らしていた。  キルケーはグラウコスという海の神と知り合いだった。グラウコスはもともと普通の人間の漁師だったのが、海の大神ポセイドーン−あるいは大洋の大神オーケアノス−に望まれて海神の一員となった者だった。キルケーはかねてよりグラウコスのことが好きだった。  ところが、グラウコスはある時キルケーに「好きな娘ができた」と打ち明け、海神である自分を恐れるその人間の娘を振り向かせるために、惚れ薬を作ってくれとキルケーに依頼した。キルケーは嫉妬に狂い、グラウコスの頼みを承諾したふりをして、惚れ薬ではなく毒薬を作った。  グラウコスが恋したのは、スキュラという名の若い人間の娘だった。キルケーはスキュラがいつも水浴をする入り江に行って、自分が作った毒薬を注いだ。何も知らないスキュラがいつも通り入り江に来て水浴をすると、美しいスキュラの姿は醜い化け物に変わってしまった。やがてスキュラは体だけでなく心まで醜い怪物に変わってしまい、その後はある岩場に棲んで、通りかかる漁師や船乗りを取って食べるようになった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− プロットはこの次に提出します。もうしばらくお待ち下さい。 -------------------------------------------------------------------------------- 確認のための質問 No.1564 投稿日 2001年5月14日(月)12時04分 投稿者 小倉善哉  題未定/小倉2をちょっと読み直して、「なんだこりゃ?」と思ってしまいました…。頭の中にあるうちは、もうちょっと面白い話だったはずなのに、どうしてこうなってしまったんだか(爆)確かに見事な「ヤマなしオチなし意味なし」ですねえ…。  今まで書いてきた物って、この程度のあらすじのまま、よく考えもせずに書き始めていたから「ラストが面白くない」とか言われてたんだなあと納得です。  だけど、取りあえず今は「ヤマ〜オチ」の話は横に置いておいて、課題に集中しなくちゃですね。  冒頭から、翌日の放課後(先に帰ってしまう兄、残された姉、妹、弟)あたりまで、箇条書きにしてみます。(放課後って、ここら辺のことですよね? 帰宅後は、含まれてませんよね?) >とんびの羽根さん  えっと、「後退している」とおっしゃられた意味が分からなくて、ちょっと悩んでました。新木さんのコメントを読んで、「ああ、いるアイデアといらないアイデアを勘違いされたのか」と納得したのですが、それでOKですか?  確認しておかないとちょっと不安なので…お返事、宜しくお願いします(^^; -------------------------------------------------------------------------------- No.1565 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- うふ〜。乱入〜。 No.1566 投稿日 2001年5月14日(月)16時17分 投稿者 栞 あんらさ〜ん、お仕事がんばってます〜? 弟切さん、みことちゃん(笑)、お疲れさまです〜。 その他のみなさまも、口だけ作家志望の私みたいにならないように頑張ってください。(笑) では〜。温泉OFFメンバーの仲之栞でした! -------------------------------------------------------------------------------- >とんびの羽根さん No.1567 投稿日 2001年5月14日(月)19時25分 投稿者 かねやん  己の場合、考えるときに転、承、起、結の順番で出しています。  理由は下のように、起承転結の位置づけをしているからです。 ------------------------------- 起:「承」の行動をさせるために、その前の周囲の状況を説明する。 承:「転」に則った行動をシンデレラにさせる。 転:シンデレラの無欲さを、読者がわかるようにする。 結:「転」によって王子がシンデレラを踊りに誘うようにする。 -------------------------------  これは己の中の事でしかないのですが、他の人の案を見るときも、この4つに骨を分類して「転」の部分が無欲なのかを考えてます。  とんびの羽根さんの場合は、まず起承転結のある話を作ってからその中のどこかに無欲の要素を入れる、と言う形を取ってる気がします。  そうだとしたら己が起承転結と言い出したので、混乱させてしまったのでは無いでしょうか。申し訳なく思います。 -------------------------------------------------------------------------------- か〜っ、ログ多すぎ〜! No.1568 投稿日 2001年5月14日(月)19時43分 投稿者 栞 何をやってるのかと、最初から読みはじめたのですが……。 ログが多すぎます……。おまけに、長い……。挫折いたしました。(^_^;) ですから最初と最後をつまみ読みしただけですが、シンデレラをやってるようですね。 テーマは変わってないのかしら? どなたか、今やってることを簡単に教えていただけませんか? -------------------------------------------------------------------------------- あ、栞さんだ No.1569 投稿日 2001年5月14日(月)22時23分 投稿者 くのうようこ(KOUYA) よみかく分室(仮)の皆さま、こんにちは&はじめまして。 私ものぞきにきました。 茶羽根さんと弟切さんの間で、横から口出ししていた女です。 久しぶりに小説の話ができて楽しかったです。 …いやー、温泉OFFっていったら、飲んでバカやって騒ぐのが定番とゆう認識があったもので。 宿に着いたらあのテンションでちょっとびっくりいたしました。 弟切さん、短編おもしろかったです。タイトル忘れたけれど、鳥の話。 作品自体に突っ込めるところはありません。 強いて問題があるとすれば…あの長さだと技術が入り込む余地がなく、才能だけでサックリ書けてしまっているところでしょうか。 あれより少し長くなると、とたんに右も左もわからなくなる? http://homepage1.nifty.com/KouyaAtoZ/ -------------------------------------------------------------------------------- 小倉さん向け、言い訳モードなのだ No.1570 投稿日 2001年5月14日(月)23時09分 投稿者 とんびの羽根  言い訳をしてる間は課題をやらなくていいのだ<違うだろう! > 人格交換をとると「あまり仲の良くなかった姉妹と兄弟が、仲良くなる話」になるのですが新木さんの条件より後退していませんか?この程度の話なら人格交換の必要性すらなくなってしまうのではないでしょうか。  論理構造が明確でないためにいろいろ言われてますので、書き直します。  「姉と弟の人格が入れ代わったことにより」の部分は新木さんの「人格交換」の条件通りですから問題点からはずしたいと思います、あとの「あまり仲の良くなかった姉妹と兄弟が成長して、仲良くなる話」の部分は新木さんのもうひとつの条件「それぞれに確執を持った」に比べるとかなり甘い(後退している)のではないか、と感じました。  要するに「あまり仲の良くなかった姉妹と兄弟が成長して、仲良くなる話」だけでも完結しちゃうじゃないですか。人格交換がおきなくてもさ。でも確執だと、成長してもダメでしょ、お互いに成長するんだけど、それでも何年たっても許せないとか、理解できない、信頼できない部分が残ってしまう、確執ってそういうもんだと、まあ私は思ってます。  自分の立場ならそうするしかないことって、同じ立場にたったことのない他人にはなかなか理解してもらえませんよね。自分が同じ立場なら私はそんなことしないよって簡単にいわれちゃいます。同じ立場にたったことがない、将来もけっして同じ立場に立つことはない人間同士がどうすれば理解しあえるようになるのでしょうか。そこに「人格交換」が来るならわたしは納得できます。  小倉さんのそれぞれのキャラクターがもっている、それぞれの自分の譲れない部分まで掘り下げて性格設定するなら、リアリティのある話になると思うし、人格交換という大掛かりな仕掛けが素直に受け取れるようになるのではないかと思います。  という、アマチュアの意見であります。でも新木さんは1行コンセプトに関してはそのままでも問題ないと言ってるようにも見えますね。短編という条件のなかでは、わたしの意見はいらぬおせっかい、というものなのかもしれません。 >チャイナの  (1)高く積み上げられてる取皿が(2)高価でしかも(3)割れるものというのがポイントなのであって、シンデレラが困ってる少女に注目するときのポイントのうちのひとつでしかない。つまり(起)の部分の肉の説明が骨に混入しているということがわかりました。だからプロットの後の部分にぜんぜん影響がない、むだな形容詞。ぜい肉のそぎおとしができてませんでした。新木さんから、修飾する言葉の重要性の問題と、不用意な言葉によって発生するミスリーディング問題を指摘していただいたのは非常に参考になりました。 >かねやんさん  心配していただいてありがとう。起承転結がよくわかってなかったため、「猫に小判」だったようです。面目ないです、せっかく教えていただいたのに。  私の理解では次のようなもんです。  起・状況の説明  承・その状況に応じた行動、あるいは状況の複雑化  転・読者の予想を裏切る状況の転換、疑問  結・オチ、結論、解答、結末  最近のやりかたでは起承で一つの話、転で一度話が切れて、結で無欲の話になっちゃうようで、非常にまずいです。かねやんさんの起承転結も参考にさせていただいて、自分なりの結論をだすべく、じっくり考えてみようと思ってます。このままでは絶対にOKでないですね。おそらく起承転結の理解というより、ストーリーの組み立てそのものが悪いんじゃないかと仮説をたてているところです。  温泉OFFの皆様、乱入歓迎致します。未熟者ゆえ、さらしもの、サンドバッグ、のお役にしかたてません(^^)がよろしくお願いします。 >弟切さんの短編  鳥の話?(ぴくっ)気になる。そういえばキルケーはオデュッセイアーにもでて来ましたね。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題について No.1571 投稿日 2001年5月14日(月)23時26分 投稿者 かねやん  やっている事は、「読める話」を書くための方法の体得。最初のほうに書かれている、プロットについての話から派生したものです。  現在やっている課題は  シンデレラ迷宮(記事番号0009)  使えるアイデアを出して、その中から一番良いアイデアを選ぶ練習。  ついでに骨(要素)だけにする練習も含まれてます。  童話「シンデレラ」の舞踏会の場面。王子とシンデレラが出会う部分を使って、「無欲なシンデレラが報われて幸せになる話」を満たしたエピソードのアイデア出しをしています。  話の前後は存在しているものとします。  短編蟻地獄(記事番号不明)  短編を作る練習。あらすじ、プロットを作って、そこで読める小説かを判断する。提出するのは400字詰原稿2枚分のあらすじ。  あらすじから読めるもの、と判断されたら短編作成に移ります。  自分の思いつくままに書いた説明文。足りないところが多そうだ(^^; -------------------------------------------------------------------------------- >とんびの羽根さん 1570 No.1572 投稿日 2001年5月14日(月)23時40分 投稿者 かねやん >>私の理解では次のようなもんです。  起・状況の説明  承・その状況に応じた行動、あるいは状況の複雑化  転・読者の予想を裏切る状況の転換、疑問  結・オチ、結論、解答、結末  あ、普通の起承転結の意味は、そのようなものだと思いますよ。  ただ今回の場合、「無欲なシンデレラ」と言うコンセプトがあるので、無欲だと思わせる場所を、読んだときに目立つ「転」にしてあるってだけで(^^;;  とにかく読んだ後、読者が「無欲なシンデレラが報われて幸せになる話」だと思ってくれればなんでもいいかと。 -------------------------------------------------------------------------------- 疲れてる…… No.1573 投稿日 2001年5月15日(火)02時25分 投稿者 茶羽根(やの) 温泉OFF>  私はもう何度か参加させていただいているのですが、毎回毎回色々とお話ししていただいて、本当にためになります。ちっとも自分のものにできないのが情けないです。 新木さん> ワカムラサキ>  読みました。プロット分解も自己流ですがしました。  お話全体としては「あれ?」と思う部分も何ヶ所かあったのですが、主人公の正人がはるかを追いかけるラストはうまくできていると思いました。恋敵パターンですよね。オチがひねってありますけど。 その少年、女の子につき> 「他人と信頼関係を築くことができなかった青年ニードが、同じく信頼関係を築くことができない少女フィンと出会い、お互いを信頼しあう話」  こういうことだったようです。なぜ? どうして? の部分のアイデア出しをやり直しています。 栞さん、くのうようこさん>  こちらでは初めまして。  温泉OFFでは作品を読んでいただき、指摘までしていただいて、どうもありがとうございました。  次回もまた懲りずに何かしら持って行くつもりはあるので、もしよければまたよろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- 御礼と確認 No.1574 投稿日 2001年5月15日(火)09時30分 投稿者 弟切 千隼 栞さんとようこさんへ > こちらでは初めまして。温泉OFFではお世話になりました。 お二方とも覚えています……そのつもりです……人の顔を覚えるのが苦手なもので、次にお会いした時にわかるかどうかは怪しいですが(^^;、少なくとも今回の温泉OFFの時点ではお名前を認識していました。 おかげさまで温泉OFFは楽しく過ごせました。またぜひお会いしましょう。 宿題のキルケーのお話について。 これは、短編蟻地獄方式(笑)で、プロットより先にあらすじを出した方が良いでしょうか? といいますか、まだ詳しいプロットができていませんので、現時点では出せと言われてもあらすじしか出せません m(-_-)m たわけですね。← 新木さんに言われる前に自分で言っておきます。 -------------------------------------------------------------------------------- わ〜い、レスありがと〜 No.1575 投稿日 2001年5月15日(火)10時10分 投稿者 栞 どうも、栞です。 なんかここ、懐かしい匂いがしますね〜。 昔の小説ボードを思い出します……しみじみ。(笑) よう子お姉さまも、そう思いません? >かねやんさん 説明ありがとうございます。 難しいコトやってますね、みなさん。 特にシンデレラ迷宮……。短編蟻地獄の方がいいな、私的には。 でも、プロットつくるの苦手です。構成力があまりないから。 >みことちゃん たいしたことはコメントできなかったと思うので、そんなに言われると恐縮しちゃいます。(笑) でも……、ごめん。 ちょっと聞いていい? >「他人と信頼関係を築くことができなかった青年ニードが、同じく信頼関係を築くことができない少女フィンと出会い、お互いを信頼しあう話」 これ、実は私があの話を読んで感じたテーマと微妙に違うんです。 と言うかこの2人、「信頼関係を築くことができなかった」んですか? 私はこの話、 「精神的な結びつきを重要視するあまり、自分のことを男色家と勘違いしていた青年ニードが、幼いころの自分と同じく寂しい環境におかれた少女フィンと出会い、心の交流を深める話」 だと思ったんですが……。どうでしょうね? >弟切さん 持ってこられていた短編の感想、ほとんど言えなかったので一言。 技術的にはたいした問題もなく、さくさくと読めました。 雰囲気づくりがうまいですね。 ただ、さらっと読めてしまって、逆にインパクトが弱かったんです。 個人的な好みとしてはもっと短い方がいいような気がします。 その場合、あの独特の雰囲気が失われる可能性は高いですが、ショートショートと言うならば、さらにあのネタを生かすなら、少女が出てくる寸前からはじめた方がいいのではないかと思いました。 少女が出てくるまでの描写は、老女の置かれた状況の説明と雰囲気づくりですよね。それだけにしては長いように感じました。 あの話、きっともっと短くなります。 では〜。長々と失礼いたしました〜。 仲之栞 -------------------------------------------------------------------------------- No.1576 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1577 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- ふう。 No.1578 投稿日 2001年5月15日(火)15時54分 投稿者 藤極堂 >新木さん >FTって、なーに? ハヤカワ文庫の背表紙ではサイエンスフィクッションはSF ファンタジーはFTと表記されているのでFT=ファンタジー と思い込んでましたがもしかしたら私が間違っているのかもしれません。 ちなみに何の略語かは知りません。 >その話題のある場所への直リンクもよろしく はーい。 でも、サイト「books by 麻弥」http://www12.big.or.jp/~meher/books/ の01/05/11の日記http://www12.big.or.jp/~meher/books/diary.htm に >リアルタイムで読むなら直リンクが圧倒的に便利だけど、未来のことも考えると、該当ページへの直リンクよりは、トップページにリンクを張って目的の場所までの行き方を書いている方がまだ理にかなっているのかもしれない。 とか書かれていたのでトップと直の両方をリンクするようにしておきます。 >んで、結局、どこに書いてあるわけですか? あれ? あ、そっか川上さんが書いていたのは 「プロが同人誌を普通に出版している」ということだけか。 考え中。情報元は――「ゲームラボ」(※危険な香りのするゲーム情報誌)。 ギャルゲーの原画屋さん(もちろんこれはプロの内に入りますよね?)が同人誌を出して コレクション対象として大人気とか、ヤフオクで高値で取り引きされてるとか。 男性同人については詳しくないので私の勘違いという可能性は高いですね。 ごめんなさい。 どちらにしろ黒字になってるのはごく一部のひとに限られます。 黒字の具体的情報元。「おたくWEEKLY」http://www.netcity.or.jp/otakuweekly/Title.html ●9.10第二十二号→夏コミ特集、オタク・アミーゴス大座談会。http://www.netcity.or.jp/otakuweekly/BW2.2/TR6.html >「本物」は、同人誌活動にはハマらない。っていうか、まわりが同人誌活動にハマってるうちに、とっととプロになってる。 >たぶんハマるとプロには永久になれないからね。 同人にハマって商業誌から消えるプロさえいますから中毒性の高さは認めます。 でも、アルコールや賭博と同じで結局自分自身の問題じゃないかと私は思っています。ドラッグほどひどくはないと思ってるんですが。 地方在住者が読者の率直な反応をもらえる場所ってあまりないので「完全否定」はして欲しくない……もちろん「よみかく分室」に参加しているひとには不要だろうと思いますが全ての「物書き志望者」の相手を新木さんが行うのは物理的に不可能でしょう。 実は私は五月の十三日に「Comic City in大阪」(開催場所インティックス大阪)に一般参加(※同人誌を買うために即売会に訪れること、本やグッズの販売・コスプレ等はしない)したのですが、往復で十四時間、会場前での待機時間に一時間、合計十五時間費やしました。 私の知ってる同人作家さんはこれに六時間プラスした辺境にお住まいの方もおられます。 新木さんは「TRPGでダイレクトな反応をもらったのが勉強になった」と書いておられましたが 地方の女性が「TRPGに参加する」というのはかなりハードルが高いものです。 ネットではダイレクトな反応どころか忌憚のない感想ですらほとんどもらえません。 よい友人や環境に恵まれた方ばかりでは無いことを心に留めてくだされば幸いです。 ……っていうか「横道にそれるのは煮詰まってる証拠」ってヤツですか? 新木さん? >内心ちょっぴり嬉しかったり(略)不機嫌になって憮然とした顔になるはずだもの。 しばらく前までは、具体的でない誉め言葉は「あなたには中身がない」との意に翻訳しておりました。 しかし人によって誉めたくなるレベルが違うというのに気づいて反省。 そうだね、普段 本を全く読まない人からみれば「スゴイ」になるし具体的な指摘なんてのはなかなかできないんだよね。馴れ合い君だと決めつけて蔑む方が失礼だよね。 本気で私レベルの指摘は誰にでもできると信じていたので「作家になりたいといいながらなんで誉め合いしかしてないの?」と勝手に憤っていました。 ……じつはこの「よみかく分室」での指摘の評価も (大変不適切な表現等がありましたので自主的に削除) ――と、ゴーストがささやくのです。  ――誰かが私を陥れようとしている――。 被害妄想超臨界中。 (あ、文字選びが悪いというのには自覚があります) >本人も子供もそれで納得しているというのに、近所のおばさんの通報によって父親が刑務所行き。  そういう現状って、個人的には、どう思う? 不勉強なだけかもしれませんが日本で実際に「正当な理由のある一発で父親が刑務所」になった事例ってありました? 虐待の通報があったにもかかわらず、警察も児童相談所も手が出せず子供が死亡というのは年に三・四件はTVで報道されるのですが。 唯野さんも新木さんも 「言葉で諭せなかった場合のしつけとしての尻叩き一発はOK」で意見一致してるんでしょ? なら、これ以上引き延ばすのは 「横道にそれるのは煮詰まってる(後略)」。 -------------------------------------------------------------------------------- >藤極堂さん 1578 No.1579 投稿日 2001年5月15日(火)17時17分 投稿者 かねやん >>地方在住者が読者の率直な反応をもらえる場所ってあまりないので「完全否定」はして欲しくない……もちろん「よみかく分室」に参加しているひとには不要だろうと思いますが全ての「物書き志望者」の相手を新木さんが行うのは物理的に不可能でしょう。  そんなの無理です(笑)  ええと、これを書いた元は新木さん(1485)でいいのかな?  完全否定してないですけど。プロを目指す人はと書いてあるし。しかもクレームが来ることにクギも差してる(笑)  それとも藤極堂さんは、ここを見ている人が同人誌を書くのは駄目な証拠、と思うのを防ごうとしてるのかな?  それだったらそんなことは無い、と言っておきます。  同人でも素晴らしい作品を書く人もいます。相手に読ませる事を心がけてる人もいます。また同人ではほとんどの人の作品から、愛を感じられます。それは素晴らしい事。 >>ネットではダイレクトな反応どころか忌憚のない感想ですらほとんどもらえません。  そのとおり、書いたものに反応が無いと寂しいですよね。ウェブ上だと、話題にならないと誰も来てくれないもん(泣)  そこで欲が生まれます。自分が楽しいので満足していたのが、人が面白いと思うものを創りたい、に変わります。それがここに来ている理由。  ちなみに己はプロになる気は無いです。HPを作ってそこのメインに出来ればな、と思ってるくらい。 >>……じつはこの「よみかく分室」での指摘の評価も (大変不適切な表現等がありましたので自主的に削除) ――と、ゴーストがささやくのです。  なんだろ。指摘がぬるい、かな?  基本的に、自分の指摘はぬるいと思います。他の人の指摘を見て、はじめてわかるくらいだから。  完全な指摘が出来たとき、自分の作品の指摘部分を消す事ができるようになるだろうな。いわゆるLV3の世界。  的確な指摘を出来るようになるのも、また勉強です。 -------------------------------------------------------------------------------- ふう No.1580 投稿日 2001年5月15日(火)18時31分 投稿者 新木 伸  ふう。  初日(半日のみ)4ページ。  2日目、15P。  今日も15Pは行くだろう。  ノルマの20ページには届かないけど、1週間で100ページの計算だから、まあ、ふだんの倍だな。  さすがにこのペースでやってると、レスを書いてる暇がない。30分も無駄にできん。いや15分も余計なことには時間を使えん。  同人誌問題に関しては、温泉OFFで他のプロのひとの意見を聞いたりして、自分なりに筋を通した考えをまとめました。  帰ったら書くね〜。 -------------------------------------------------------------------------------- ふみふみ。 No.1581 投稿日 2001年5月15日(火)21時51分 投稿者 くのうようこ(KOUYA) >かねやんさん 説明ありがとうございます。 シンデレラのお話って、長期企画だったんですね。 短編蟻地獄…て、あんらさんのネーミングセンスですか? 短編以前でボツ出しまくり企画でしょうか。 >とんびの羽根さん 歓迎コールありがとうございます。 そんなサンドバッグなんて…自分の手が痛くなるじゃありませんか♪ 弟切さんの短編はギリシャ神話ネタではなかったです。 >茶羽根さん お疲れさまでした。 ニードの話…。そうゆうお話だったんですか。 私はてっきり、ショタ萌えかロリ萌えかで悩んだ主人公が、「そんなのどっちでもいいじゃないか!」と悟りを開き、目の前のエサに喰らいつくとゆう話かと。 それで「煩悩が足りん!」などと、見当違いな感想を持ったんですね〜☆ >弟切さん 私も人の顔おぼえるのは苦手です。あと名前と固有名詞と興味がないことは、おぼえる前に意識の外です。 弟切さんのことは認識したので次会うとき…顔…はちょっと自信ないけれど、識別はできると思います。 あ、私は栞さんと違う意見。 前半の描写好きよ。 あそこいら辺、実感ありまくりだから、ちょっとホロリよ。 キルケーのお話がんばってね。 …なんかギャグな話を思いついてしまいましたが。…悲劇でしたっけ? >栞さん お達者倶楽部な(笑) 昔の小説ボードはここのように礼儀正しくありませんでしたよ。 ありゃ、無法地帯です。何でも有。 人と書き込みが増えすぎて、交通整理が入ったけどね。 >藤極堂さん はじめまして。 昔はファンタジィをFTと呼ぶと、まわりの濃ゆい連中に怒られました。 コミケのジャンル分けのFTはファンタジィを指しています。 今じゃSFとくくられて、独立した島(机の列のこと)ももらえませんが。 >ゴーストさん、こんばんわ。 耳元で囁いてあげましょうか。 うふふvv ヤセ我慢は精神衛生上悪いですよぉ〜。 い〜じゃん☆ぶっちして削除されるくらいっ。 ヤバイこと書いたって、検閲が添削してくれるさ! 出版禁止なんてレアだぞ♪ >あんらさん お仕事がんばってね〜。 さっさと片付けて帰ってこないと、問題発言しても削ってもらえないじゃないか。ぶーぶー。 http://homepage1.nifty.com/KouyaAtoZ/ -------------------------------------------------------------------------------- あーうー(><; No.1582 投稿日 2001年5月15日(火)22時34分 投稿者 小倉善哉  課題…いまやっと1人目(妹視点)出来ました。原稿用紙七枚になってしまいましたです。  このままだと長過ぎるし、兄と弟と姉がまだ出来てないので提出できません…。いつまでに出来るかとか目算出来ません。とりあえず四人の意識の流れはこんな感じです。 妹 なんで私がお姉ちゃんの世話をしなきゃいけないの?ちゃんとやるべきことは自分でやってよね。本当にいい加減なんだから!          ↓   ちゃらんぽらんなだけじゃないのね、と認める。自分も好きで世話をしていることに気がついて、恩着せがましさがなくなる。お姉ちゃんはやっぱりこうでなくっちゃね。 姉 イチイチうるさい妹だなあ。頭かたいなあ、分かってないなあ。嫌なら別に世話してくれなくてもいいんだけどねえ。うっとうしいなあ。          ↓   イチイチうるさいのは変わらないけど、言ってることは正当なことだし、自分のコト心配してくれるの分かるから、言うことを聞かざるを得なくなる。まったく、仕方ない奴だなあ。…ってどっちがだ?(苦笑) 弟 兄さんはすごいなあ。          ↓   兄さんにも嫌な感情があるって分かったけど、それでもやっぱり兄さんの子と好きだし、尊敬してる。 兄 出来のいい弟のせいで一生懸命頑張っても頑張ってない顔したりして、疲れる。弟が自分のコトをほめたりすると、バカにしてるんじゃないだろうかとか疑心暗鬼。早く楽になりたい。          ↓   妬んでいるのを知っても慕ってくる弟に、こいつにはかなわないなあと思う。  あーうー、引き続きあらすじ作成してます…てゆーか妹1人で7枚は長過ぎだ…(ーー; http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- はい、チェックです No.1583 投稿日 2001年5月15日(火)23時17分 投稿者 かねやん >小倉さん 1582  本当に考えると、軽く7枚くらいエピソードが出てくる話になると思いますよ。そこから取捨選択していく感じになると思われます。  下の方の意識の流れは見なかった事に。これだけ見ると前と変わってない。と言うか「起」と「結」のところしか書かれていないので。  あと弟の兄さん凄いなあは、おかしいです。前のあらすじで考えるとですけど。兄のところも変わってますね。コンプレックスを感じてる兄では無くなってます。そこのところは話の形を変えてきてるのかな? 期待大です。  一番見たいのは、兄と姉、妹と弟のところですね。どちらももともと同性の兄弟ですよね。そこに異性が家に入ってきて……己の一番気になるところ。どうなってるか期待してますよ〜 >くのようこさん 1581  シンデレラ迷宮、短編蟻地獄、共に課題を出された方達で付けたものです。どなたが付けたかわからないのですが、いいネーミングだと思って使わせてもらいました。 -------------------------------------------------------------------------------- >とんびの羽根さん No.1584 投稿日 2001年5月15日(火)23時21分 投稿者 小倉善哉  レスありがとうございました。うんと、おっしゃる意味、何となく分かりました。  …多分大きな問題「ヤマがない」に関わる指摘なんだろうな、と理解しました。<今のままじゃ人格交代した意味ないじゃんのコト >確執のコト  ええとこれ、憎みあうほどデッカイ確執とかじゃなくて、どっちかいうと、妹が一方的に嫌ってるから姉も妹が苦手で(兄の方なんかはもろに一方的に嫌ってます)って感じなんですが…あー。どうやって言ったらいいのか分からん(汗)  うーんと、でも、これでも確執だと思うんですが…確かに葛藤としては弱いですけど…。うーん。でも兄の方の確執は強めだと思いますが、妹の方の確執は自分でも弱いと思うんですよね…どうしよう(困) >お互いに成長するんだけど、それでも何年たっても許せないとか、理解できない、信頼できない部分が残ってしまう、  なんだっけ…志賀直哉でしたっけ。違いましたッけ(爆)「和解」というタイトルの…純文学で、こういうの、なんかあったような。確執を持つ父と主人公がいて、主人公の子どもが死んだことを父に告げに行き、そうか、と父が返事をしたことで、父子が和解するという話(なんという大雑把な説明だ…)なんですが。  お父さんにならないとお父さんの気持ちは分からん、みたいな。そんな感じの話だったんですけど…。おっしゃりたいのは、そういうことなのですね? そ、そうですよね? あうあう(納得ダメージ中)  ええと…ちょっとだけ(どこがちょっとなのか)言い訳させて下さい。姉と弟とが人格交換して、それによって大きく成長するのは、交換した当人達じゃなくて、兄と妹なのですよぅ。  もし兄と妹が人格交代するとしたら「逃げたい」意識が働くと思うんですけど、でも、そうじゃなくて、兄と妹は「なんで自分が逃げなきゃいかん訳?どっか行くなら向こうの方だろう」と思ってるような状態で、それで姉と弟の人格が入れ代わってしまう。そんな感じなのですが…。  あうぅ。そういえば、私、一行コンセプトのやりなおしも言われていたような気がします、成長する「きっかけ」のことで。一行コンセプトがちゃんとできれば、ここら辺のお返事もちゃんと出来そうな気がするのですけど、現在、頭の中にモヤがかかってしまっていて、答えを掴もうとすると、するっと抜けてく感じなのです…(ーー; もうちょっと考えさせて下さい。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出します。 No.1585 投稿日 2001年5月16日(水)01時27分 投稿者 春日信乃 >インプット量 のべ2100篇程度ですね。小説、評論のみでマンガは含みません。 >「みんなの見ていて思ったのは、「どうやって数えてるんだろう?」っていうこと。」(杉井さんのレスから) わたしの場合、ノートに書いています。 宮本輝「星々のかなしみ」に読書ノートを書く場面を読んで、面白いと思い、以来ずっと読み終わるたびに大学ノートに日付と書名と作家名を書いています。 だから、正確には5月12日に読み終わった「植物性恋愛」(松本侑子)までで2132篇です。 だた、短編集なんかの場合だと一冊に4篇の小説が入っていますね。こういう時は、一篇づつ読み終わるたびにノートに書いているから、4とカウントしています。 あと、同じ作品を繰り返し呼んでもその都度カウントしています。 ♯ちょっとネタがふるいなぁ。 課題を提出します。 >春日9 ・娘たちが虎視眈々とお妃候補のチャンスを狙っているとき、男たちはパーティをビジネスチャンスと考えていた。 ・商人の男は有力貴族との商談を終え、満足行く結果に気を良くし、飲む量が増える。 ・これと同じモノをと相手の顔をよく見ずに頼む。頼まれた相手はウエイトレスではなく、通り掛かりのシンデレラだった。 ・商人の男は酒のおかわりを持ってきたシンデレラに非礼をわび、雑談をはじめる。 ・商人男は、人間の欲望に際限がない、自分に正直になれと言った上で、どうせ王子様目当てなんだろといやみに言う。 ・それを否定するシンデレラは、それでも王子様をまじかで見てみたい気持ちはありますと答える。 ・会うだけじゃどうしょもないだろうと笑うが、シンデレラは至極まじめな顔なので本気だと知る。 ・その話の一部始終を聞いていた王子が、会うだけじゃ僕がつまらない、踊りましょうとダンスに誘う。 >春日10 ・会場の一角がにぎわう。シンデレラも興味を持ち、中に入る。 ・そこには、香水の試供品を配る商人がいた。 (商品の市場調査も兼ねているため、種類は色々ある。) ・商人は、この中には極上品もあると言い、娘たちが高級そうに感じる香りはもちろん、色、器のデザインをリサーチし、娘たちは少しでも良いものを貰おうと躍起になっていた。 ・シンデレラが中に入ったときは、もう終わりごろで、試供品も残りわずか、次々とはけていった。 ・シンデレラがひとつを選び、商人にこれくださいと言おうと様子をうかがっているうちに、シンデレラが持っているものが最後のひとつになっていた。 ・ようやくこれくださいと言えたとき、試供品まだありませんかと聞く娘がいた。 ・商人がクビを横に振ると、残念がる娘を見て、かわいそうになったシンデレラは試供品を渡す。わたしが欲しいと思う気持ちより、あなたが欲しいと思う気持ちの方が強いから。 ・いいのと聞く娘。その後に、本当にいいのと聞く男性の声(男性=王子様) ・シンデレラはパーティ・ジョークのオチをいう口調で、ええ。そのおかげで、あなたにお声をかけてもらえたのだから、と言う。 ・声だけじゃつまらないでしょう。ダンスでもと、誘われる。 以上二つです。 もっと、いっぱい出したいんだけど、頭がかたいか―――――いい訳は言わない。 これからは、もっと出せるように努力します。 -------------------------------------------------------------------------------- 疲れ気味 No.1586 投稿日 2001年5月16日(水)02時06分 投稿者 茶羽根(やの)  温泉OFFの疲れが全然とれません。  もちろん温泉OFFは疲れに行く場所です(笑) 栞さん、ようこさん>  温泉OFFで読んでもらった段階では、栞さんやようこさんの言っている通りになっていると思います。  あの話をプロット前まで戻して、ラストでニードとフィンがどういう関係になるのか、と言うことを考えたんです。そしたらニードは「フィンをずっと守ってやる」フィンは「ニードにずっとついていく」ということで、「お互いを信頼しあう関係(信頼できる相手を見つけた)」だろうということになったんです。  それで、ラストがそうなら、スタートは「信頼できる相手がいない」になるだろうと思い、じゃあそれでやりなおそうということになったんです。  ちなみに現実にはもう一語増えて、「女と信頼関係を築けないニード」からスタートする予定です。 小倉さん> > ええと…ちょっとだけ(どこがちょっとなのか)言い訳させて下さい。姉と弟とが人格交換して、それによって大きく成長するのは、交換した当人達じゃなくて、兄と妹なのですよぅ。  これ、私には全然わかりませんでした。4人全員が成長する話かと……。でもそうなると、これって兄と妹が成長する話なんでしょうか? ううむ……? 日本語の作文技術>  続とあわせて取り寄せが来たので、今読んでいます。が、なかなか難しい……。  でも今までイメージでやってきたことがきちんと文章で説明されているというのは、わかりやすいです。  これをちゃんと理解して実践できるようになれば、掲示板の書き込みとかはもう大丈夫でしょうね。とりあえず読もう。 -------------------------------------------------------------------------------- あ No.1587 投稿日 2001年5月16日(水)02時12分 投稿者 茶羽根(やの)  新木さんやしおりさんが言っている「さくらみこと」というのは、私のまた別のハンドルです。 (みんなハンドルネーム(ペンネーム)っていくつかあるよね? 無いのかな?)  一応説明と言うことで。さっき書こうと思っていたのですが、忘れてました。 -------------------------------------------------------------------------------- れす、その他 No.1588 投稿日 2001年5月16日(水)10時33分 投稿者 栞 どうも、栞です。 あんらさんのいぬまに好き勝手〜。(笑) 戻ってきたら怒られちゃうかな〜。 >とんびの羽さん >温泉OFFの皆様、乱入歓迎致します。 あ、歓迎してくれてました。(^_^;) よう子さんのカキコみて気づきました。 ありがとうです。よろしくして下さい。(^_^)/ >弟切さん >こちらでは初めまして。温泉OFFではお世話になりました。 こちらこそ〜。 また遊んでくださいね。 >よう子お姉さま >あ、私は栞さんと違う意見。 >前半の描写好きよ。 >あそこいら辺、実感ありまくりだから、ちょっとホロリよ。 描写は好きなんですよね〜。 そこがツライところで。 だから、これは完全に私の好みとしての意見になるかも知れないですが。 ネタを生かすには前半を切る、描写を生かすには後半の展開を少し変えてみる……とか。 そういうことを考えちゃったんだけど……、どうでしょうね。 ……って、よう子さんにふってどうする>私(笑) >お達者倶楽部な(笑) はう〜。 だってだって、よう子さんと初めて会ったのが約10年前(!!)ですよ。 ……なんか、自分で書いててショック。(^_^;) >みことちゃん あぁ、なるほど……。 変更になったワケですね。 それなら了解です。 でも、個人的意見としては、「今まで他人と信頼関係を築くことのできなかった」2人が出会って、すんなりとお互いを信頼できるようになるとは考えにくいですね。かなりいろいろと書き込む必要が出てくると思います。展開が余計難しくなりそうですよ? それにしてもログ多いねぇ。150ぐらい読んだけど、死ぬ死ぬ。 みんな、すごいネタだししてるし……。>無欲なシンデレラ 私もちょこっと考えてみたけど、1個しか思い付かなかったよ。(^_^;)> 今、ちょうど骨>あらすじの段階で中編つくってるとこなので、見学してお勉強させてもらおうっと。 それでは、おさわがせ娘(……って年でもないが)の仲之栞でした〜 -------------------------------------------------------------------------------- なし崩しに短編蟻地獄 No.1589 投稿日 2001年5月16日(水)18時42分 投稿者 弟切 千隼 新木さんに宿題にされていたキルケーのお話、八百字のあらすじができました。 以下にそのあらすじを示します。皆さんどんどん突っ込んで下さい。 ところで、「シンデレラ迷宮」はとんびの羽根さんが命名して、「短編蟻地獄」は私が命名しました。「シンデレラ迷宮」という言葉は涼やかささえ感じさせるのに、「短編蟻地獄」という言葉の響きはおどろおどろしさいっぱいですね(^^; 「海に歌う魔女」(仮題)八百字あらすじ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  エーゲ海のある島に、魔術の修行を積んで不老不死となった魔女キルケーが住んでいた。その島には彼女以外に人はおらず、彼女は様々な動物たちに囲まれて暮らしていた。  ある日彼女は海神グラウコスと出遭った。グラウコスは、恐ろしげな姿をした魔女だと思っていたキルケーが魅惑的な美女なので驚き、親愛の情を示した。キルケーの方もグラウコスの美男ぶりを好もしく感じた。  その後グラウコスは頻繁にキルケーのもとを訪れるようになった。誰もがキルケーの魔力を恐れて親しく交わろうとしない中、キルケーにとってグラウコスは唯一心を許せる存在となっていった。  ところがある時、グラウコスはスキュラという恋人ができたとキルケーに打ち明けた。スキュラは死すべき人間なので、そのままでは不死なる神とは添い遂げられなかった。グラウコスはキルケーが自分のことを好いている気持ちを利用して、キルケーにスキュラを不老不死にしてくれと頼んだ。  キルケーは怒りと嫉妬に身を焦がしつつ、グラウコス愛しさから彼の頼みを承諾し、人間を不老不死にする薬を作ってそれをスキュラに浴びさせた。するとスキュラは半人半獣の怪物になってしまった。  その薬は人間の獣性を露わにする薬で、獣性を切り離さなければ人間は不老不死にはなれなかった。スキュラの獣性の醜さを見たグラウコスは彼女を捨てた。  キルケーの体内にも、グラウコスを恋したために新たな獣性が生まれていた。苦悶の儀式を経て切り離されたその獣性は、それまでのような普通の獣―キルケーが共に暮らしている獣―ではなく半人半鳥の怪物の姿をしており、悲痛な声で歌いながら海の彼方へ飛び去っていった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ギリシャ神話どっぷりなお話ですね。 実は、これとほぼ同じ内容で、現代に舞台を移し変えたプロットも作れ、と新木さんに宿題を出されております。そちらの版はこれから作ります。 -------------------------------------------------------------------------------- 激辛カレーが食べたいこの暑さ No.1590 投稿日 2001年5月16日(水)20時54分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。  はじめましてのみなさまはじめまして。  私は700台くらいの時にここにやって来たのですが、その時ですら過去ログを読むのが大変だったのに、今ではもう倍の大変さなんですねー。しみじみ。おつかれさまです。  最近はここをのぞく前に、「叩かれている怖さ」と「たまっている怖さ」を感じます。叩かれているのを見て、たまったのを全部読むと、かなりすっきりするんですが。 >新木さん >なんだかまた、文章が「わからん系」になってきてます。 >なにを言ってるのか、全然わからんです。 >もっとわかりやすく書くことを習慣づけましょう。  全然わからんですか・・・そうかー。すみません。  話の区切りの最初に、そのセクションで言いたい事をまとめて書くようにはしているんですが。たぶん、熟語のほうが「意味の範囲が狭い」という考えがあって、誤解を減らすために熟語が増えるのです。だから「わからん系」になるのでしょう。  でもシンデレラのOKが増えたのはうれしいです。今4個くらいかな。5個かもしれません。自分でもよく把握しておりません。  あと課題というのは、あらすじですね。竪樹版と斉版。そういえばもう半月経ってしまう。 >あらすじ  「さると/紺野(竪樹版)1」  舞台は砂漠と山脈に囲まれた荒野。一代で台頭した豪族坪家があった。当主竪樹はある時、赤い髪の一族を滅ぼし、荒野で最大の勢力を持つ。しかし荒野の外の国はさらに強大で、一度山脈や砂漠を越えれば坪家はひとたまりもない。それを知っていた竪樹は、赤い髪の一族の将軍が死ぬ間際に言い残した「兵器の封印さえ解けば勝てたのに」という言葉が気になる。  赤い髪の一族の文献を調べるうち、その兵器は精霊を魂としていて強力だとわかる。また、精霊を刀に、刀の魂を子供申人に、申人の魂を兵器に移し、それぞれを封印する、という方法で封じてあるとわかる。申人と刀が、辺境の村にあると知り、一軍にその村を襲わせる。番人が死に、申人が刀を使ったので二つの封印は解けるが、申人は刀を持って逃げてしまう。  嫡男乗樹が、竪樹を殺して坪家をのっとろうとしている事に気づき、竪樹はさらに焦る。申人を追わせる一方で、赤い髪の一族の文献や遺跡を調査させる。そして赤い髪の一族の四貴族が持っていた紅玉を四個遺跡の奥の間に持ち込めば、兵器の封印を解ける事がわかる。  紅玉を集めた竪樹は一軍を伴って遺跡に向かう。紅玉を持って奥の間に入ると、兵器の封印が解ける。しかし、封印されていた五百年の間本体と離れていた魂は体に戻れなくなっていて、それぞれの体を順に巡り始める。  同じ時遺跡に着いていた申人も、刀も兵器も精霊によって異常な強さを得る。申人は刀で坪家の兵士達を次々斬り殺す。兵器はすべてを貫く赤い光で生物を無差別に狙い、竪樹の両足を切断する。ついで坪家の兵士達を殺し始める。  しかし、申人が村を出て荒野をさまよっていた時申人と知り合った盗賊の斉が、斉と申人が共に旅をした間の思い出を刀の魂に思い出させる。そのおかげで、刀の魂は申人の体を選んで戻る。精霊は刀に、申人の魂も兵器に、それぞれ戻る。結果的に兵器は封印された。  歩けなくなった竪樹は失意の内に、当主の座を乗樹に譲る。   >シンデレラ迷宮 >しかし譲ったっていうより、シンデレラはべつに愚痴はなにもなかったように見受けられるが。自分で「わたしはなにもありませんわ」とか言ってるし。 >これ、譲ってもいないじゃん。  王子視点で見ると、「言い分があるはずのシンデレラ」が権利を譲った相手は「どうでもいい事を言った」という構図のつもりだったのですが、そう見えないということは、書けていないということなのでしょう。 紺野20 ・入り口で、願い事が一人一つずつかなえられるので考えておくようにと言われる。しかしシンデレラは忘れてしまう。 ・やがて王子に願い事を聞かれると、娘達は豪華なものをもらう事や王子と踊る事などを願い出る。 ・シンデレラは忘れていた事を恥ずかしがって、何もいらないと言う。 ・王子が遠慮せずになんでもいいから言うようにと言うと、シンデレラは考えるのを忘れていて思いつかない事をあやまる。 ・王子はシンデレラにとって願い事など本当にどうでもいいのだと気づき、踊りに誘う。 紺野21 ・一人分ずつ食べ物が用意されるが、手違いで量が少ない。 ・不満を言う娘達がほしがるままに、シンデレラは次々食べ物を分け、自分の分がなくなってしまうが気にしない。 ・食べつづける娘達の間で、一人何も食べていないシンデレラに、王子が気づく。 ・王子はシンデレラを踊りに誘う。 紺野22 ・パイの中には一個ずつ金の指輪が入っている。 ・一人の娘が指輪を当てたので、娘達はみなこぞってパイだけを食べたがり、パイに群がる。 ・シンデレラは群に加わろうとしない。 ・王子がシンデレラにパイを食べないのか聞くと、どの料理も同じくらいおいしいですし、指輪は一個持っていますから、とシンデレラは言う。 ・王子はシンデレラを踊りに誘う。 紺野23 ・娘達は舞踏会の記念にお城のものをこっそり持ち帰る習慣があった。 ・王子が抜き打ちで娘達の持ち物検査をすると、誰もが銀食器やカーテンの飾りなどをたくさん隠し持っていた。 ・しかしシンデレラは何も持っていなかった。 ・王子がなぜ何も持ち帰ろうとしないのか聞くと、シンデレラは顔を赤らめて、王子の服の糸くずを一本こっそりもらったと言う。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- 最近、読者だなあ…… No.1591 投稿日 2001年5月16日(水)22時05分 投稿者 かねやん >弟切さん「海に歌う魔女」  最後の部分、わかりにくいです。 >>グラウコスを恋したために新たな獣性が生まれていた。苦悶の儀式を経て切り離されたその獣性  恋を切り離す、だけでは変です。それならばグラウコスに恋心を抱いた時点で切り離します。恋心から生まれた怒り、嫉妬を切り離す、ならわかるのですが。  上に関連して切り離した理由について書いて欲しい。感情に怖れをなしたのか、失恋の痛みを忘れるためなのか、見当がつけにくいです。  「苦悶の儀式」で何に苦悶してるのかわからない。切り離す儀式の行為自体が辛いのか、感情を切り離して無くしてしまう事が辛いのか。  自分なりにこうかな、と思った事を交えて書きましたが、「結」部分があいまいすぎて、話全体で何が言いたいのかわからないです。  そこがはっきりすれば、多分己キルケーに惚れると思われます(笑) >紺野さん「さると/紺野(竪樹版)1」  視点が申人と混ざってます。特に2度目に会ったときは、ほとんど申人のやってる事。竪樹は足を切られてから姿を消して、最後にちょこんと出てくる。  いろんな裏設定も書かれてますけど竪樹が目立ってません。竪樹版として見るとおかしいところ。  今回せっかく主役にしたんだからもっと目立たせましょう。竪樹が可哀相です(^^; -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ18と19 No.1592 投稿日 2001年5月17日(木)03時47分 投稿者 みっちゃん  シンデレラ迷宮です。 ダンジョン深層部で自分が石の中にワープアウトしてない事だけを願っております。   無欲なシンデレラ  シンデレラが貴重な権利を惜しげもなく誰かに譲る。 みっちゃん18 ・舞踏会、女の客は王子と一回づつ踊ることができる。 ・女の客は王子の前に列になっており、シンデレラも列に並んでいる。 ・客ではない王妃が王子と踊りたいと、側近に話している。 ・その話を聞いていたシンデレラは王妃に踊る権利を譲る。 ・王妃は悪いので(さらに、ひとこと言えば自分も簡単に踊れるので)  と断ろうとする前に、シンデレラは王妃を列に入れ、代わりに  自分が抜けると、会場の隅に走り去ってしまう。 ・王子は、シンデレラが自分と踊りたくないから、踊る権利を王妃に押し付けた  のだと思い、彼女を追いかけて、なぜ自分と踊らないのか理由を聞くと、  シンデレラは王子に、「王子をひとめ見れただけで十分ですので」と答える。 ・王妃は自分が踊りたいために、シンデレラに踊る権利を譲って貰った事を  王子に話し、彼女に失礼な事をした王子に埋め合わせをなさいと命じる。 ・王子が、自分からシンデレラの前に並んでダンスに誘う。  無欲なシンデレラ  シンデレラが自分のお金を惜しげもなく誰かに譲る。 みっちゃん19 ○お城の舞踏会 ・舞踏会に来た若い女の子は、王様からもれなくおこづかいを貰える。 ・女の子達が王様の前に列になって並んでいる。 ・シンデレラの前に並んでいた女の子がお金を貰い終えて、「少ない」ともらす。 ・では、一緒に貰いましょうと、シンデレラが貰った分を、彼女と二人で分ける。 ・「良いの?」と聞く女の子に、シンデレラは、「舞踏会に来れただけで十分なのに、お金までいただいては貰いすぎだと思っていたんです」と答える。 ・やり取りを見ていた王様。シンデレラに感心して、王子を彼女に引き合わせる。 ・王子、シンデレラを気に入り、彼女をダンスにさそう。 http://dknet-jp.com/b1/bbs.cgi?id=biohazard -------------------------------------------------------------------------------- 口直しに…… No.1593 投稿日 2001年5月17日(木)07時39分 投稿者 とんびの羽根 王子「わたしの……あまい、くちづけを……」 シンデレラ「パーン」 …… 王子「なんて、無欲な娘だ……」 こんな王子いやだ かねやんさん@1572> >無欲だと思わせる場所を、読んだときに目立つ「転」に  予想を裏切る行動=メインコンセプトとする、と理解していいのでしょうか?かねやんさんにはいろいろ助けられてます、今後ともよろしく。 藤極堂さん@1578> >「言葉で諭せなかった場合のしつけとしての尻叩き一発はOK」で意見一致してるんでしょ? なら、これ以上引き延ばすのは  意見の一致しているポイントを議論の終点とするか、出発点とするか二つの立場がありえますので、泥沼になりやすいのでしょうね。今回はどっちなんだろう。 くのうようこさん@1581> >自分の手が痛くなるじゃありませんか♪ タイという国にはムエタイという格闘技がありまして、はい、キックボクシングともいいますね日本じゃ、そこでは男の子に混じって女の子もサンドバッグに蹴りをいれてます。拳を鍛えていなければ、蹴りましょう(笑) しかもこの掲示板では「心に棚をもつこと」が正式に許可されているんですよね。というわけで「そんな女の子は野郎の願望の中にしか存在しねえ」とか「こんな男にダンスを申し込まれてもなあ」とか「それオヤジギャグ」とかあたりでサンドバッグは軽々と天井まで吹っ飛んでいくことでしょう 小倉さん@1584> > …多分大きな問題「ヤマがない」に関わる指摘なんだろうな、と理解しました。<今のままじゃ人格交代した意味ないじゃんのコト  ああ、確かにそうですね(オイ)「山高ければ谷深し」といいますが、(って意味がちょっと違うか<株投資で使われることわざのようなものなので)、谷の部分が深ければ、それが解決される場面は必然的にヤマになると思いますよ。 >お父さんにならないとお父さんの気持ちは分からん、みたいな。  これこれ、これがまずありまして、でもここで止まっちゃったら、ひとびとはお互い、気持ちはわからないというしょうもない結論が出てしまうのです。それで納得しちゃうなら、小説もドラマも必要なくなってしまうのじゃないかな。小倉さんがこの物語を作る意味も実はこのあたりがきっちり含まれてるのではないかと思うのだけど、どうでしょうか? -------------------------------------------------------------------------------- 早速の突っ込みありがとうございます No.1594 投稿日 2001年5月17日(木)09時49分 投稿者 弟切 千隼 > かねやんさん。 あの八百字あらすじの最後の部分は、自分でも「わかりにくいかなあ?」と感じていました。やはりそういう部分を指摘されるものですね(^^; で、以下の通り書き直してみました。少しはわかりやすくなったでしょうか?再びの突っ込みをお願いいたします。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  エーゲ海のある島に、魔術の修行を積んで不老不死となった魔女キルケーが住んでいた。その島には彼女以外に人はおらず、彼女は様々な動物たちに囲まれて暮らしていた。  ある日彼女は海神グラウコスと出遭った。グラウコスは、恐ろしげな姿をした魔女だと思っていたキルケーが魅惑的な美女なので驚き、親愛の情を示した。キルケーの方も美男のグラウコスを好もしく感じた。  その後もグラウコスは頻繁にキルケーのもとを訪れた。誰もがキルケーの魔力を恐れて親しく交わろうとしない中、キルケーにとってグラウコスは唯一心を許せる存在となった。  ところがある時、グラウコスはスキュラという恋人ができたとキルケーに打ち明けた。スキュラは死すべき人間なので、そのままでは不死なる神とは添い遂げられなかった。グラウコスはキルケーが自分のことを好いている気持ちを利用して、キルケーにスキュラを不老不死にしてくれと頼んだ。  キルケーは怒りと嫉妬に身を焦がしつつ、グラウコス愛しさから彼の頼みを承諾し、不老不死の薬を作ってそれをスキュラに浴びさせた。するとスキュラは半人半獣の怪物になってしまった。  その薬は人間の獣性を露わにする薬で、獣性を切り離さなければ人間は不老不死にはなれなかった。スキュラの獣性の醜さを見たグラウコスは彼女を捨てた。  キルケーは、初めての恋のために自身の体内にも新たな獣性が生まれていることに気づいた。あまりにも人間的過ぎるその獣性を切り離さなければ不老不死でなくなると悟り、彼女はひどい苦悶を伴う儀式を経て獣性を切り離した。それは、普通の獣―キルケーが共に暮らしている獣―ではなく半人半鳥の怪物の姿をしており、悲痛な声で歌いながら海の彼方へ飛び去っていった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 主に感想〜 No.1595 投稿日 2001年5月17日(木)10時56分 投稿者 栞 どうも、栞です。 今日はいい天気で、仕事なんかしないでピクニックでもいきたいっす〜。 >弟切さん 「海に歌う魔女」(仮題)感想 >キルケーの体内にも、グラウコスを恋したために新たな獣性が生まれていた。 つまり、キルケーがつくることのできる不老不死の薬は1種類だけと考えていいんでしょうか? その薬が「人間の獣性を露わにする薬」であるということをキルケーがグラウコスには伝えてなかったのか。 もしくは、それを知っていて、さらに切り離せることも分かっていて、スキュラの獣性の醜さを見たグラウコスが彼女を捨てたのか。 それによって、グラウコスとキルケーのどちらが悪役になるか微妙ですよね。 あと、キルケーが今まで切り離していた獣性は、一緒に暮らしている獣たちだったんでしょうか。 それなら、最後に切り離した獣が怪物だったことがかなり生きてきますよね。 >紺野さん はじめまして〜。 過去ログ、あきらめました。(笑) えぇもう、すっぱりと。 ということで、シンデレラ迷宮には口を出さないつもりです。 「さると/紺野(竪樹版)1」感想 とりあえず、漢字が多くて読みづらいです〜。(T_T) 読みやすいと言うのも立派な技術だと思います。それだけ多くの人に読んでもらえると言う意味で。特にライトノベルには重要です。 できるだけ文章は短く、形容詞は少なめに、説明は簡潔に……ってところですか。 まぁ、あえて漢字を多くしているなら、これは余計なお世話ですが……。 あとこれって、もしかして視点のお勉強としてやってます?さると版もあるんですか?だったら読みたいのでログ教えてもらえませんか? さるとのあらすじ読んだのはじめてなので、逆に皆が分かっていることが分からない部分があるかも知れません。 では、疑問点をいくつか。 まず、申人は不老不死なのか?それとも、転生を繰り返しているのか? あと、兵器の封印を解く方法は2つあるのか? 紅玉4個持っていけば、誰でも使えるの?それとも、それはかなり強引なやり方で、だから暴走したのかな? そのあたりがちょっとよく分からないですね〜。 >とんびの羽根さん お口直しシリーズ、かなり好きです〜。(笑) >王子「なんて、無欲な娘だ……」 >こんな王子いやだ いやぁ、いい味だしてますよ、この王子。(笑) では〜。職場でお前は何をやっているんだ……の仲之栞でした -------------------------------------------------------------------------------- ありゃ No.1596 投稿日 2001年5月17日(木)11時02分 投稿者 栞 弟切さん、一緒に暮らしている獣の件、書き直し分で書いてらっしゃいました。 失礼しました〜。 仲之栞 -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さん 1549 No.1597 投稿日 2001年5月17日(木)12時03分 投稿者 かねやん さて変な見かたかもしれませんが。 >>グラウコスはキルケーが自分のことを好いている気持ちを利用して、キルケーにスキュラを不老不死にしてくれと頼んだ。  キルケーの恋心を知っていながら、新しい恋人を不老不死にして添い遂げたいとほざくグラウコス。キルケーが頼みを聞いてくれる自信あり。  この後、キルケーが恋心をこの時点で自覚していたのか、嫉妬して自覚したのかで後ろの展開が少し変わってきます。 >>あまりにも人間的過ぎるその獣性を切り離さなければ不老不死でなくなると悟り、彼女はひどい苦悶を伴う儀式を経て獣性を切り離した。 1)不老不死で無くなったら私もグラウコスに捨てられる、と思って、儀式を経て恋心を引き離すという矛盾した行動を取ってしまった。 2)グラウコスの恋よりも不老不死のほうが大事だから、恋心を引き離した。  キルケーが拘ってるのは不老不死で無くなる事。上の2つの場合があると思います。  弟切さんの一行コンセプトを見てみないと、このままでいいのか、別の話にしたいのかわかりませんが、今のままだとこのようなイメージです。 -------------------------------------------------------------------------------- >とんびの羽根さん 1593 No.1598 投稿日 2001年5月17日(木)13時07分 投稿者 かねやん >>予想を裏切る行動=メインコンセプトとする、と理解していいのでしょうか?かねやんさんにはいろいろ助けられてます、今後ともよろしく。  いえいえこちらこそ。個人的に思ってる事を書いているだけで、間違ってるかもしれないので恐縮してしまいます(^^;;  正確には転で「無欲なシンデレラ」と理由を付けて、結で「報われて幸せになる」。これがメインコンセプトになります。  別に起承結の話で「承」で無欲を見せて、「結」で報われてもいいんですよね。ただ承の部分で「なんで、これが無欲なの?」と思わせないと気が済まないというか何と言うか。いやどうなるかバレバレなのは置いておいて。 一つのエピソードの中の起承転結だと、必ず転をきっかけとした結がメインが来ると思います。  さて余談になりますが、話全体で見るとメインコンセプトが承に来る場合と、転結に来る場合があると思います。  喩えで出すの恐縮なんですが、己の「いもうとは魔女(仮)」(没版)は承に「無邪気な女の子が騒ぎを起こす」と言うメインコンセプトを置いてます。その後の転はきっかけ、結は「女の子が青年のところに居着く」と言うサブコンセプト。 別にメインだけでもいいのですが、話に収拾をつけるために転結を加えてる感じです。いやこんなことは後で考えているんだけど。  紺野さんの「さると」(正伝? のほう)の場合、承の部分は「斉と申人が絆を築く」と言う前提を作り出して、転をきっかけにして結で「封印から解放されて2人が幸せになる」というメインコンセプトを迎える。  己が紺野さんの話を勝手に解釈して申し訳ないですが、イメージですから許してください(^^;;  極論になっちゃいますが、コメディの場合は承がメインになる場合が多く、シリアスな話だと転結がメインになる場合が多い、と言ったら語弊が起きるだろうなあ(苦笑) -------------------------------------------------------------------------------- 週休五日! くわ。 No.1599 投稿日 2001年5月17日(木)20時46分 投稿者 杉井光  お久しぶりです杉井です。書き込むたびに「ひさしぶり」と言っている自分は一体なにものなのか。今回のインターヴァルは「十四街」のせいです。つまり同居中のラヴコメ作家「黄泉閣」くんのせい。僕は悪くないのです。  さて。新木さん修羅場突入のようなので、突然自分が採点代行者であることを思いだした杉井です。リハビリも兼ねて採点。いつまでも八神さんひとりに任せておくのも心苦しい……。 >春日さん 9)  微妙ボツ。要するに「王子のお后候補には興味がなさそうなシンデレラ」が、やりたかったと思うのですが、商人とか、シンデレラを給仕と間違うエピソードとか(このネタには筋が二本あります、わかりますよね?)、存在意義が不明です。なくてもいいですよね? 10)  ボツ。これもね、やりたいことはわかるんです。試供品最後の一個を、欲しがる人に譲ったシンデレラ。でも、書いてありますよね。「かわいそうになったシンデレラは」渡した、って。  前半部分、「市場リサーチ」とか、そういうのは必要ないですよね。あと、「パーティジョークのオチ」とかなんとかも、何を表現したいのかよくわからないのです。春日さんのネタはおしなべてやたらと分量が多くて、「なにかをやりたげな仕掛け」がそこかしこに見られるのですが、シンデレラはあるコンセプトに集中してアイディアを出す練習なので、「無欲」と関係ないネタは入れるとまずいのです。以前、とてつもなく短くしていた時期がありましたよね。あれです。あれがグーです。あそこから、「最低限必要なもの」を足していくのです。 >紺野さん 20)  ボツ。いや、これは本気で「忘れていた&思いつかないちょっととぼけたシンデレラ」でしょ。最初に願い事のことを忘れるのはいいんですが、それをもう一度訊かれたときに、「無欲ッ」なことを答えないと。 21)  微妙ボツ。やりたいことはわかるんですが、あまりに情報量が少なすぎるので(王子にとっても、読者にとっても)。たまたまシンデレラはお腹がいっぱいだったのかもしれませんし。この分量では「無欲」を表現できているとは言えないですよね。 22)  微妙OK。えと、シンデレラが最後に「指輪は一個持っているから」と言わなければ、これは「パイ以外にも美味しい料理を食べたいシンデレラ」となってしまいますが、このセリフで強引に「無欲」にしているわけですね。ちょっとちからわざ。パイの中に指輪? どういう意図ですかそれは(笑)。主催者側のいたずら? 23)  これはですね、ちょっと確認がほしいのですが……。その変な「習慣」ですが、つまりそれってお城の側も「無礼講」だと承知しているわけですね? それで、娘どもがどんなものを持ち帰るのか知りたくて(別にとがめようという意図ではなく)抜き打ち検査をやったわけですよね? だとしたらOKです。しかも「転」があります。なかなかナイス。 >みっちゃんさん 18)  ボツです。みっちゃんさん(やはり「さん」づけで呼んでしまう)がどの程度の難易度で採点されているか、判断がつかないのですが……。王妃はどうして「自分は王妃だから、べつに並ばなくても踊れる」とシンデレラに言ってあげなかったのですか? 構図はいいのですが、その一点があからさまにおかしいのでボツです。ただ、王妃の使い方はなかなかいいと思うので、ポケットつぶしして新ネタにしてみるといいかもしれません。僕には「再提出」を出す権利がないのですが。 19)  甘OK。王子がおこづかい……? それと、シンデレラが無欲というより前の女の子が強欲なほうが目立っています。  シンデレラ自身に、「〜だけで十分なので」と言わせるパターンを、たまには自主規制してみるといいかもしれません。 >温泉オフのかたがた  お疲れさまでございました。次回はぜひ平日にやってください(涙)。 >姉御  はよう作品を書いてください。プロットなぞ軽々クリアして。  今、仕事にでかける直前なので、短編の方の話は全然できません。アクニィは、まだ発電機の中です。すみません。次はアイディア出しを進めます。  最近「超臨界」が普及しつつありますね。こうして日本語は変容していくのでしょうか。  最後に、「みどり、書き込め。オレがさみしい」。毎回呼ぶことにしよう。かつてのみどりちゃんの立場が、自分の立場にシフトしていることに、最近気づき始めた杉井。でした。  では。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- 今日が缶詰最終日〜 No.1600 投稿日 2001年5月17日(木)22時50分 投稿者 新木 伸  後ろでは中里さんが、マシンガンのようにキーボードを打っている。  ふむふむ。  毎日コンスタントに、15ページずつなり。  中里さんのほうは、コンスタントに28ページずつだそうな。缶詰5日で、一冊の6割ぐらい終わってるってさ〜。  しかし杉井君の話の追放力じゃないけど、ペース上げてるときって、時間の流れが違っているようて気がする。  なんつーか、「気合い」でもって、がっと時間を止めるか緩やかにするかして、そのあいだにすかさず書く。まともな時間の流れのなかじゃ、とてもこのペースじゃ書けんわ。  レスはあとにするとして、取り急ぎ、弟切さんのやつだけ。  これ、ギリシャ神話版でないの。  ギリシャ神話で書くことに、ストーリー上の必然はないわけだな。作者の弟切さんとして、「ギリシャ神話で書きたい」という必然はあるわけだけど。  よくある和製ファンタジーの世界観で、あらすじ一本書いてちょ。(そう宿題を出したつもりだったのだけど)  茶羽根の話の世界観みたいな、あんなよくあるタイプの安直なファンタジー的世界観ね。(いやべつに茶羽根の話をけなしているわけではない) >茶羽根  「ワカ・ムラサキ」  あれで見ておくべきなのは、温泉つかりながら話した、アレね。  「起承」でもって、「幸せ度」を徐々に上げていって、「転」でゼロ以下にまでいったん落とす。そこからこんどは、「幸せ度」100%にまで振る。  その落差と盛り上がりを持って、読者にカタルシスを与える。  その手法のことね。  ニードとフィンの話でも、あのくらいはやれってこと。  短編蟻地獄は、ちゃんとした話を作る訓練なんだからさ。 -------------------------------------------------------------------------------- しかし何故か後をひく話だ…… No.1601 投稿日 2001年5月17日(木)23時51分 投稿者 唯野教授 五月に入ってからまったく小説を読んでいないのに気づいて愕然とし、慌てて「リングテイル」を買ってきました。前評判から「アルスラーン戦記」みたいなのを予想してたのですが、むしろファンタジー系少女漫画に近いですね。「彼方から」とか「ふしぎ遊戯」に近い雰囲気を感じました。う〜ん、でも演出レベル3以上の場面が見当たらなかったような……(これは電撃のネタバレ掲示板に書く内容か?)。 明日もっかい読んでプロット分析しよう。 >弟切さん >チーズケーキ いいなあ。おいしいチーズケーキいいなあ。最近の私の食生活の貧困さといったら……(泣)。 >藤極堂さん >「言葉で諭せなかった場合のしつけとしての尻叩き一発はOK」 一致してませんがな。私はあくまで「体罰はしつけの役には立たない」という立場です。尻叩き一発はしつけとしてではなく、真剣であることを演出するためにはそういう選択肢もあるのではないかというのが私の考え。 新木さんが私の意見を読んでどう意見を変えられたのか(もしくは変えてないのか)は不明ですが。 >新木さん で、虐待つながりというわけでもないのですが、シンデレラ迷宮の「紺野17」について思ったこと。 シンデレラの家族って、意地悪な継母と姉たちですよね? で、シンデレラは彼女たちに家事を全部押しつけられるわ口汚く罵られるわ食事は貧相だわ唯一のお友達はねずみさんだわで酷い扱いを受けているわけです。 そんなシンデレラが将来の夢として真っ先に思いついたことが「家族と仲良く暮らしたい」っていうのは、なんか無欲なシンデレラというより哀れなシンデレラといった印象を受けるのですがどうでしょう? >課題提出 8、不死者と出くわした主人公は、その脅威の再生能力に恐れをなして逃げ出す。警察に駆け込んで事情を話すが、取り合ってくれない。一度は家に帰るが、今この時にも誰かが襲われているのではないかと考えると、いてもたってもいられなくなる。 不死者を知っているのが自分だけである以上、彼を止めるのも自分の役割だと思った主人公は、不死者を見つけ出して戦いを挑む。 9、主人公は、かつて不死者と出会っており、その際友人を見殺しにして逃げ出した過去を持つ。彼はその罪悪感にさいなまれており、もし同じようなことがあったら絶対に逃げ出さないことを誓い、不死者をなんとかして倒す方法を考えつづけていた。 再び不死者と遭遇した主人公は、その思いを胸に不死者に立ち向かう。 10、主人公が溺愛している甥っ子が、腕試しに近くの公園で起こっている連続殺人犯を捕えようと言い出したので、彼は念の為それについていくことにする。公園で不死者と出会った二人は難なく彼を叩き伏せるが、うっかり近付いた甥が再生した不死者の奇襲で死んでしまう。怒り狂った主人公は、不死者を絶対に殺してやろうと攻撃を続ける。 一応、10個出しましたが、1個選んでよいでしょうか? -------------------------------------------------------------------------------- 叱る事のできない大人、教える事のできない大人 No.1602 投稿日 2001年5月18日(金)03時29分 投稿者 かねやん -------------------------------  元来「叱る」とは、悪い事をした者に対し強く注意する事である。また教えるとは、相手に理解させようとする事である。その中で罰を与える場合もある。  しかし最近の傾向としては、教えるどころか注意もせず、罰だけを与えるほうが多いように思われる。  これは一つに、裁判の結果を流す事の弊害が上げられるかもしれない。  実のところ裁判は、罪であるかどうかを判断して罰を与えるに過ぎない。それを反省するかはその人自身にかかっている。  しかしメディアで流される裁判の結果を聞いて、全てが解決したと思ってしまう人は多いのでは無いだろうか。この事が「理解させる」=「罰を与える」と思う人を増やしているように私は思う。  罰を与えることは簡単であり、理解させることは難しく時間がかかる。この事も罰を与えるだけで済ます人を増やしているのかもしれない。しかし理解させる事こそが重要なのである。  罰を与えられたら理解するだろう、と思う人もいるかもしれない。確かにそのような場合もある。しかしそれが全てに当てはまる訳ではない。  先日、あるニュースを見た。身体障害者の同級生をいじめで殺し、少年院に入れられた少年が外に送った手紙だ。内容にはもうすぐ出られる事が楽しみでしていることだけが書かれ、そこには後悔しているような内容は書かれていなかった。  TVに流れた一通の手紙だけを読んだだけで判断するのは危険である。  しかしニュースを見て、昔のドラマなどに良く出てきた登場人物、刑務所や少年院に入っていた事を誇る輩、の事が頭によぎった。 -------------------------------  どうも議論するの好きなもんで、掲示板の筋に合わないのはわかっているのですが、ちょっと書き込んでみました。自分の中で考えていた事なので、かなり極論なのですが。  ちなみに己、法治国家が駄目だとか言う気は無いですから(^^;; -------------------------------------------------------------------------------- 新木さんへ > No.1603 投稿日 2001年5月18日(金)09時36分 投稿者 弟切 千隼 すみません。私が誤解していたようです。「海に歌う魔女」(仮題)は確かに弟切版ギリシャ神話ですね。 新木さんが宿題として出されたのは「弟切版ファンタジーとしてのお話」なんですね。それはこれから考えます(^^; 弟切は今週末実家に帰らなければならないので、「弟切版ファンタジー」のあらすじを披露できるのは週明け以降になると思いますm(-_-)m しかし、私はいわゆるヤングアダルト小説に出てくるような通俗ファンタジーって読むのも書くのも苦手でして、ほとんど自分では書いたことがないんですよね。なまじ知識があるだけに、ファンタジー世界を作ろうとするとどうしても古代ギリシャとかケルトとかゲルマンとか実在の世界に似すぎてしまって、これならいっそそのままその世界のお話を書こう、となってしまいます。 けれどもここは小説修行の場ですから、泣き言を言ってはいられませんね。頑張って「弟切版ファンタジー」作ります。 -------------------------------------------------------------------------------- 一応、ギリシャ神話版の方のフォローを No.1604 投稿日 2001年5月18日(金)11時15分 投稿者 弟切 千隼 栞さんやかねやんさんがせっかく突っ込みを入れて下さったので、「海に歌う魔女」(仮題)のあらすじももうちょっと詰めてみます。 栞さんへ > キルケーが作れる不老不死の薬が一種だけというのは、その通りです。 この薬に対するキルケーの態度は複雑です。 八百字のあらすじには書ききれなくて書いていませんが、キルケーは怒りと嫉妬と恋い焦がれる気持ちに引き裂かれそうになりながらあの薬を使うと決めた時、心の中で賭けをしました。その賭けとは、 「もしスキュラが、グラウコスが信じている通り汚れのない人間ならば、その獣性は表に出ても大したことはなく、簡単に切り離せるだろう。そうなったらグラウコスの幸福のために、二人を祝福してやろう。 だがもしもスキュラが汚れ多き人間ならば、表に出た獣性は恐ろしいものとなり、場合によっては切り離すことが困難かも知れない。それならそれで二人に対する復讐ができる。それでもなおグラウコスが彼女を愛するというなら、その愛に免じてやはり祝福してやろう」。 キルケーはスキュラを試したい気持ちがあったので、醜い獣性が露わになる可能性があることを彼女には告げませんでした。 結果としてスキュラは汚れなき人間ではなかったので、怪物になってしまったという訳です。 かねやんさんへ > グラウコスが醜くなったスキュラを見捨てた時点で、キルケーも未練を残しつつグラウコスを見捨てています。ですから、かねやんさんのおっしゃる1)はありえません。 だって、キルケーは既に不老不死を手に入れていて、自らの中の獣性を引っ張り出して切り離すことを何度もやっているのですよ。自分の中にもスキュラと同じ醜さがあることを彼女は自覚しています。グラウコスが外面しか見ない男で、自分をまるごと受け入れてくれることはないとわかった以上、キルケーの気持ちが冷めるのは当然でしょう。 では、かねやんさんのおっしゃる2)かといいますと、これもやや趣きが違います。これに関しては私が言葉足らずでしたので、誤解を招いたのも無理はありません。 以下に説明しましょう。 「恋」という感情は、人間のありとあらゆる感情の総合体です。喜びも怒りも嫉妬も傷心も、すべてを含むのが恋というものです。経験した方ならわかりますよね?楽しいばかりの恋も痛いばかりの恋もありえません。 キルケーは、そういう最も人間的な感情の総合体である「恋」というものを知りませんでした。それ故に初めて恋をし、それを失うことが明らかになった時に、恋の重みがもたらし得る結果に初めて気づいて愕然としました。あまりにも人間的過ぎる「恋」は、キルケーが魔術で達成した不老不死を打ち破って、人間の必然である老いと死を呼び寄せる可能性が大きいのです。 グラウコスを失ったキルケーは「不老不死の魔女」である自分にすがるしかなく、そういう自分が押しつぶされることを恐れて、自分の中に生まれた獣性を切り離したのです。 以上、わかっていただけたでしょうか?本当はこういう説明をしなければならないこと自体、私のあらすじがなっていない証拠で、情けない限りです(;_;) 最後に、杉井さんへ > う〜、早く書きたいのはやまやまなのですが、実力が伴わなくてなかなかプロットがあげられません〜(号泣)。 でも「海に歌う魔女」(仮題)は自分で気に入っている話なので、プロットが上がったらぜひ書きたいですね。 -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さん 1604 No.1605 投稿日 2001年5月18日(金)12時19分 投稿者 かねやん >>だって、キルケーは既に不老不死を手に入れていて、自らの中の獣性を引っ張り出して切り離すことを何度もやっているのですよ。  うーん、これについては考えてなかった。力を恐れられてるせいで世間から離れるしかなかったキルケー、と思い込んだもので(^^;;  この後ファンタジーと現代を舞台に、同じコンセプトで書くのでしたっけ? まだちょっとコンセプトを掴みきれてないので、そちらの方と見比べさせてもらいましょう。  己、分解能低すぎ(--;  現代に舞台を移した短編で、個人的に一番凄いと思うのは、漫画の山岸涼子さんの短編集。題名に元となった事物を付けているものです。初めて読んだとき、しばらく震えが止まりませんでした。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1606 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 口直しに何かいかがですか…… No.1607 投稿日 2001年5月18日(金)22時53分 投稿者 とんびの羽根 シンデレラ「不味いのはいや」 王子「それはもちろん」 シンデレラ「パイが爆発するのはいや!」 王子「えっ?」 シンデレラ「パイの中からゴキブリがでてくるのもいや!」 王子「いや、それは……」 シンデレラ「タバスコも辛子明太子も……私が生まれる前の阪神優勝(1985年)記念樽酒もいや!!」 王子「ぎくぎくぎく」 ……王子の秘密のネタ手帳、シンデレラはなぜそれを知っているのか、深まる疑惑、待て次号(続きません……てシンデレラ14才!?)  仲之栞さん>読んでいただいてありがとう、王子いい味でてますか?うーむ、ダシをとっておこうかな、でも、なんとか課題の方が通らないことには肩身が狭いんですよね。  杉井さん>採点してもらえなかったのが心残りです、さぼってるとこういう目に逢うのですね(泣) >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根11 「犬を鎮めるためにミルクをもらうシンデレラ」  ・広間の片隅で犬番の老人と話しているシンデレラ  ・老人の犬が吠えたので、確認に来た王子がふたりに近付く  ・孤独な老人の話し相手が美しい姫君と気付き、何でも申し付けるよう願い出る王子  ・シンデレラ「ミルクをいただけませんか、ちょっとのどが渇いてるみたいですわ」  ・シンデレラがミルクを飲むのだと思った王子がコップに一杯のミルクを持って来させる  ・シンデレラ、ミルクを一口だけゆっくり飲み込むと、残りをスープ皿に移し替え、犬の前に置く  ・警戒心を解いた犬おいしそうにミルクを嘗め、唸り声を止める  ・「私ものどが渇いてましたから……きっとそうだと思ったのです」  ・感心した王子、犬番の老人に了承を得て、シンデレラをダンスに誘う 上の削除はメアド修正の為です、ずーっと間違ってました、クッキーって記憶力はいいけどバカなのね(あたりまえ) -------------------------------------------------------------------------------- 帰還 No.1608 投稿日 2001年5月19日(土)06時11分 投稿者 新木 伸  帰ってきました。  でもなんか体に執筆体勢がしみついとるので、レスは最小限にて。  シンデレラのほうは、杉井君がやってくれたから、溜まってた分はいいか。 >弟切さん  まあ三つともあがってみてから、また考えるけども……。  おそらく、ギリシャ神話版のままでは、書かせない。  ああ。現代版、ファンタジー版、ギリシャ神話別解釈版、三つ書くというなら、それはアリか。まあすくなくとも、最初はギリシャ神話以外からだな。  現代版と通俗ファンタジー版のあらすじを書くようにと言ったのは、「この話のキモってどこなのよ?」ってことがあったからね。  「ギリシャ神話的世界観」を観せることがキモなのか、それとも「自分の恋心を裏切った男に復讐をする女の話」がキモなのか。  あとこの短編蟻地獄の目的が、どこにあるのかってこともある。  小説を書くとき。だいたいのケースにおいて、設定とか世界観っていうのは、ストーリーの従属物でしかないのね。  あくまでストーリーが「主」であり、設定は「従」。  いくら面白い設定であっても、それ単体じゃ、なんの役にも立たない。  ストーリーが存在して、はじめて設定というものは生きてくる。  設定書じゃないのだな。  ぼくらが書いているのは小説なのだな。小説というのは、物語るものなのだな。  じつは特殊な設定っていうのは、ストーリーを語るときには邪魔になるものだったりもする。  読者の日常生活から離れるにしたがって、説明しなければならないことが多くなる。ひとつの作品の中に詰めこめるものは有限で一定量だから、世界観を語るために費やされるぶんだけ、ストーリーやらキャラクターやら、他のものが減ってしまうわけだ。  ギリシャ神話的世界観よりは、通俗ファンタジー。  通俗ファンタジーよりは、現代物。  順々に、「世界観」について説明すべきことは減ってゆく。  まあ極論してしまうと、その「世界観」が、ストーリーを語るための「必然」でないかぎり、入れることはまかりならん。――と、そういうことになる。  小倉さんの話なんかも、異世界禁止になったでしょ。  ただし、作品の商業的価値を高めるために、独創的な世界観を織りこむことはある。  独創的で面白い設定を織りこむことで、それで読者に楽しんでもらおうという意図ね。  これが許されるのは、まあ長編の場合だな。  現代でもファンタジー的世界でも、宇宙でも、まあどんな舞台でもやれるテーマとストーリーなんだけど、せっかくだから、アイデアとして持っている「世界観」と組み合わせて、読者に楽しんでもらおうか――って、そういうケースね。  だけどこの場合は、その「設定」が、面白いものでなくてはならない。これは読者にとって、「面白い」って意味だよ。作者自身が「面白い」と思っているというのとは違うよ。ここを混同しちゃいかん。  ギリシャ神話版のほうだけども、あれって、そのへんがちょっと気になるところ。  あのギリシャ神話的世界観……。  弟切さんが「好き」というだけでは? 読者のことを考えて、あの設定でやろうと思っている?  ギリシャ神話的世界観を描いてみせることで、どんなような傾向の人たちが、どのくらいの数や割合で、どんなふうに楽しんでくれるか――とか、そういうヴィジョン、ちゃんと持ってるかい?  アマチュア作家なら、自分の書きたい物を書きたいように書けばいいわけだけど、プロではそれは通用しない。  「自分の書きたい物」と、「読者の読みたい物」との摺り合わせをしていかなきゃならないわけだ。  ギリシャ神話的世界観。  とくに、今回のように設定としてのひねりもなく、そのまんま出してくる形式のもの。  これは本当に、読者が読みたがっている物であると、そう言い切れる? 信念持って言える? >二次小説とか  僕が引っかかっている本質はなにかってことを、温泉OFFのときに考えました。まあ他のプロの人とかと話して、意見を聞いたりもして。  で、結論なんだけど……。  要は、二次小説かどうかは、あんまり関係なかったのだな。  プロ目指してる者が、「ボツ出し」もされないヌルい場所で書いてるんじゃない。  ――って、そういうことでした。  プロというのは、いわば、真剣で斬り合うようなものなわけだ。血も流れれば、命も落とす(売れなきゃ即廃業だもの)。  そういう場所に這いあがろうとしているものが、ウレタンの棒で殴りあうような遊びをやってて、どーする。  いくらウレタンの棒で殴り合っていたって、真剣で斬り合うときの「腕」はあがらんでしょ? ただの遊びでしょ? 経験値入らんでしょ?  プロ志望なら、せめて木刀で殴り合いをしないと……。  死にはしないけど、骨折ぐらいするような得物でね。  だから木刀。  まあ、そういうことです。  その投稿や寄稿している先が、たとえば「毎回20編集めて、掲載するのは出来のいい10編のみ」とか、そんなシステムを取っているなら、これは「ボツ出し」が存在していることになるから、まあいいのかもしれない。これなら木刀といえるでしょう。  または水準に達していなければ何度もリテイクがかかり、直しきれなければ絶対に掲載はされない。そんな編集長とかがいるならば、これもいいのかもしれない。これも木刀でしょう。  そういう場所で書いているなら、まあ、二次小説でもいいか。  でもおそらくは、お友達感覚で、送ったものには誰からもケチをつけられることがなく、そのまんま採用で掲載されているわけでしょ? (違ってたらごめん)  これはウレタンの棒です。まるで痛くないです。  ウレタンの棒に慣れてしまうと、真剣での斬り合いができなくなるっていう理屈は――これはわかるよね?  叩かれてもちっとも痛くないということに慣れちゃうと、斬られると死ぬという勝負は、怖くてできなくなる。そういう理屈ね。  ちなみに身近で「ボツ出し」のされる場というと、まず小説大賞。  それからここね。短編蟻地獄。 >二次小説を書くといかん理由、その2  もうひとつ。  二次小説をやっていると、キャラと設定を作る力が弱くなる。  キャラは借り物。世界観も設定も、すべて借り物。  本人ではなにひとつ作らないわけだ。苦労して作るより、借りちゃうほうが楽だし。  楽なことを身につけちゃうと、それは悪い癖となる。オリジナルの話をやるときにも、なんかから、どっかから、借りてこようと無意識に体が動いてしまう。  癖というのは、体に染みつくものだから。  まあそういう意味で、「デビューするまではやめとけ」ということはある。  まあプロになってから、遊びでやるなら二次小説もいいのではなかろうか。息抜きという意味合いで。  ちなみにプロが仕事として引き受ける二次小説というものも、世の中にはちゃんと存在する。  「ノベライズ」といわれるものだな。  GS美神のノベライズなんかも、出てたりもする。 >ダイレクトな反応が欲しい、とか  たしかに、一度は他人の目の評価を通すというのは必要ですね。  でもネット上でも、「感想掲示板」とかじゃない別の方法で、リアクションを計るやりかただってあるのでは?  たとえば、全8章構成の長編をアップするとして、1〜8章までの各ページに分けるとする。  そのページのそれぞれに、カウンターを貼っておく。  1章はクリックしたけど、2章はクリックしていない人。3章までの人。……てな感じで、どこで読むのをやめて放り出したか、それはわかる。また最後まで通読してくれた人の数もわかる。  そんなもんでも、充分なのでは?  同人誌の即売会で得られる「ダイレクトな反応」って、つまり、そのあたりでしょ?  手には取ってくれたけど、すぐに戻して立ち去ったとか。  しばらく読み込んだんだけど、買わずに去って行っちゃったとか。  1ページ目をめくった瞬間に、顔をしかめて放り出して行ったとか。  「つまらない」ということが伝わるだけのこんな反応でも、ネット上みたいに、まったくなんにもない無反応よりかはまし。  わしがTRPGで得て、いちばん勉強になった「リアクション」って、「ダイスを積み上げはじめる」とか、「落書きをはじめる」とか、「席を立って動きはじめる」とか、「寝る」とか、そんなものだもの。 >小倉さんの短編案(はよ仮題でいいから、なんか名前つけてちょ)  「人格交換自体が必然じゃない。いまのままだと、べつにいらないじゃん」っていう、とんびの羽根さんの意見は、そのとおりです。  ただ小倉さんの現状だと、「じゃあもっとスゴイ確執ってのを出してみてよ」といっても、たぶん出てきません。キャラの視点から視えるもの、キャラの考えること、そういうものを考えていって、ある程度、自分の中で兄とか弟とかのキャラが立ってこないと。  あと本当に確執を描きたかったのかどうかってこともあります。  小倉さんの場合は、どうも人格交換というアイデアのほうを先に思いついたくさいです。  すくなくとも、「確執が解ける話を書こう」→「確執を解くには相手の立場に立たねば不可能だ」→「人格交換して、本当に相手の立場に立たせてしまえ」という過程を経て出てきたものじゃないでしょう。  それだったら、一行コンセプトにちゃんと「確執」って単語が入っているはずだし。  ここんとこ、ぼくのミスなんですけども、小倉さんは「確執が解ける話」とは書いてないんですよね。  ぼくのほうが勝手に、「人格交換というものを出すなら、和解ではなく、確執が解けるぐらいのグレードの話になるはずだ。必然として」とか考えて、それを書いちゃったに過ぎないわけです。  小倉さん次第。  まず、この話のキモはなにかっていうことを決めてもらわないと。  人格交換によるドタバタを観せたいのか、兄弟と姉妹、それぞれの和解の話を書きたいのか。それとも両方を並立させるのが狙いなのか。  もしもこの先、「性転換や人格交換によるドタバタを観せたいのではない。それは二の次」ということになるようなら、「人格交換禁止」とかやって、話の構図をもっとシンプルにさせようと思ってますが。  しかしその前には、まず各キャラ4人の見るもの聞くもの感じることなどを列挙してもらって、キャラを掴んでもらわないと。 >小倉さん  その妹視点のやつ、とりあえずあげてみそ。  べつにあらすじ提出じゃないんだから、長くなってもかまわんし。  残り3人分を、まず優先してやるように。  4人分すべてが終わったら、なんか見えてくると思います。 >茶羽根  プロット分解、ここにあげるのはなんなんで、メールで送ってきなさい。メモ書きみたいなのでいいから。 >栞ちゃん、よう子姉  いらっしゃい〜。  ここは課題参加者以外にも、批評して指摘するというスタンスでの参加も可能です。藤極堂さんなどが、そういうスタンスだし。  栞ちゃんとか、茶羽根のあれを読んで…… >>「精神的な結びつきを重要視するあまり、自分のことを男色家と勘違いしていた青年ニードが、幼いころの自分と同じく寂しい環境におかれた少女フィンと出会い、心の交流を深める話」  この要約が出せるようなら、充分に指摘者として活躍できるとみた。  これは100文字版のあらすじね。  ちなみに茶羽根の現状がどんなものかというと、自分が書きあげた話でありながら、100文字でこれだけのことをまとめられない「とほほ」な状況ね。 >>温泉OFFで読んでもらった段階では、栞さんやようこさんの言っている通りになっていると思います。  とか、なんか聞いた風な口を叩いてはいるが、それは栞ちゃんの100文字版を読んだあとだから、「ああ自分はそういう話を書こうとしていたんだよ。そうそう」と思っているだけであって、いざやれといわれても、自分ではできっこないのね。  賭けてもいいぞ。(笑)  短編蟻地獄は、まずあらすじ出して、次にプロット出して、そして本編を書くという趣旨の訓練メニューなりね。  各段階で、山のような「リテイク」が想定されています。水準のものを出してくれば一発で通るわけだけど。 >唯野君 ・唯野8  ボツ。  っていうか、ポケット潰せば使えるのだが。  警察が取り合ってくれないはずはないっしょ。「俺を殺そうとした通り魔が出た」って部分だけでも、警察なら動くはず。  いっそ、「その世界には警察はなかった」とかしちゃえばいいのに。そうすりゃ潰す必要さえなくなる。 ・唯野9  まあOKだけど、「不死者を倒す方法を考えつづけていた」では行動が弱すぎて不自然。  友達見殺しにした過去を持つキャラの行動としては、それはリアルではない。  みずからを鍛え上げて、不死者を探すぐらいはさせとかなきゃ。 ・唯野10  OK  これでOK、いくつだ?  10個出したらじゃなくって、「10個通ったら」だよ。選ぶのは。  通らないアイデアは、それは出したと言わない。思いついたという。 -------------------------------------------------------------------------------- おかえり〜 No.1609 投稿日 2001年5月19日(土)20時02分 投稿者 栞 どうも、栞です。 今、自分で考えてる中編のあらすじ書いてます。ツライ……。(;_;) みんな、一杯書いててえらい……。 時間がほしい〜。 > でもなんか体に執筆体勢がしみついとるので、レスは最小限にて。 山ほど書いとるし……。(笑) > ギリシャ神話的世界観よりは、通俗ファンタジー。 > 通俗ファンタジーよりは、現代物。 これ、分かるんだけど、やりたくなるんだよね〜。(^_^;) > ただし、作品の商業的価値を高めるために、独創的な世界観を織りこむことはある。 > 独創的で面白い設定を織りこむことで、それで読者に楽しんでもらおうという意図ね。 耳が痛い……。 > 栞ちゃんとか、茶羽根のあれを読んで…… > この要約が出せるようなら、充分に指摘者として活躍できるとみた。 うふ〜。 でもね、今考えてる話……。 「男性化願望のある女の子が、異性を好きになることによって自分自身を見つめなおし、女である自分を受け入れる話」 これをファンタジーでやろうとしてるあたり……。 すでにだめって感じ?(笑) 書こうとしてるのは中編なんだけど、あんらさんのOKがあれば、あらすじアップしてみようかな……。中編蟻地獄ってことで。(笑) でも、ファンタジーの必要性ナシって言われるよね、きっと……。(T_T) 明日はさばげー初体験なの!(笑)の仲之栞でした〜 -------------------------------------------------------------------------------- No.1610 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- やばいなあ No.1611 投稿日 2001年5月19日(土)22時13分 投稿者 唯野教授 何だ! このBM98とかいうフリーソフトは! 面白いじゃないか! 面白過ぎて何も手につかんぞー! まあそれはさておき「リングテイル」のプロット分析。 やってみてわかったんですけど、これ、滅茶苦茶疲れますね。1エピソードごとに内容を要約して、それがどんな必然性を持っているか探る……時間も集中力も普通に読む時の数倍かかります。ああ、まだ半分近く残ってる。 >新木さん >同人誌 高校の頃、文芸同好会に入ってて、同人誌を出す度に批評会を開いていたのですが、これはどうでしょう? やっぱりボツ出しはやってませんが。 >OK数 1494番にある5、6、7が採点されてないので(唯野○という書式を忘れていたので検索にひっかからなかったんですね)お願いします。 今のところOK数は五つですね。 ところで、1608番の茶羽根さんへのレスは私へのレスのつけ間違いでは? -------------------------------------------------------------------------------- あ、2次小説の話か No.1612 投稿日 2001年5月19日(土)23時02分 投稿者 かねやん >>二次小説をやっていると、キャラと設定を作る力が弱くなる。  キャラは借り物。世界観も設定も、すべて借り物。  本人ではなにひとつ作らないわけだ。苦労して作るより、借りちゃうほうが楽だし。 >>楽なことを身につけちゃうと、それは悪い癖となる。オリジナルの話をやるときにも、なんかから、どっかから、借りてこようと無意識に体が動いてしまう。  癖というのは、体に染みつくものだから。  痛い(苦笑)  完全オリジナルの設定を何も無いところから思いつく人は天才でしょう。だいたいの人は、今までの人生の経験の影響を受けて作ると思います。  2次創作の話を作るのが楽なのは確かですが、それと借りてくることが癖になる、を結び付けるのは危険な事だと思います。  どちらかと言えば設定や世界観を作る経験が得られないので、いざ自分で設定が作れなくなるほうかと。  ああ、設定がまるっきり何かの話と同じ物しか浮かばなくなる、って事で同じか。  これまで2次創作の小説をいくつか見ていますが、個人的に恐いのは話自体のコンセプトが無いものが多いって事です。だいたいキャラのエピソードの羅列。キャラクターを使って話を書こうと言う動機だけが伝わってきます。  コンセプトがしっかり話の中で打ち出されているものは、だいたい読んでいて面白いです。  これで原作を知らなくてもわかるようしてあると、話を気に入った読者が原作を知りたいと思うような作品に仕上がります。ここまでできる人には、存在してる設定などは単なるしばりにしかならないでしょう。  結局そんな作品になってるか、指摘してくれる人がいない事が一番の問題になってくるかと。 >栞さん 1609 >>でもね、今考えてる話……。 >>「男性化願望のある女の子が、異性を好きになることによって自分自身を見つめなおし、女である自分を受け入れる話」 >>これをファンタジーでやろうとしてるあたり……。 すでにだめって感じ?(笑)  ファンタジーでやること自体は駄目では無いですよ。ファンタジーを読みたいって人を引き付ける目的があるのでしょうから。  ただ課題で、上のようなコンセプトでやりたいってだけの場合、確実に「ファンタジーじゃなくても書けるじゃん」と言われるでしょう(笑) -------------------------------------------------------------------------------- No.1613 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1614 投稿日 2001年5月20日(日)00時05分 投稿者 新木 伸 >栞ちゃん  短編っていっても、原稿用紙60枚までは対象範囲だよ。  その話なら、適正枚数、そのあたりじゃないの?  「男性化願望」っていうところ。現代物でやるとしたら、「性転換手術」ってことにするしかないから、魔法なり儀式なりで、本当に性別転換ができる世界が必要――ってことであれば、ファンタジー世界を出してくる必然性はあるのでは? >よう子姉  あのー。雑談はかまわないのだけど、1610みたいなのは、ちょっとひかえてもらえると助かります。  いちおう、ここは修行の場ってことで。  あらすじ部分はともかく、本文まであると……。 >掲示板システムとか  そういえば、短編蟻地獄もプロットやら本編を書く段階に進んだら、作品アップするような場所も作らないとならないなぁ。メール投稿じゃわしが面倒なんで、書きこみフォームから自動であげられるようなとこ。  完成版なら「よみかく」のほうでもいいんだろうけど、ここでは何度もリテイク出るのが前提だから、途中バージョンを上げられるところ。  誰かなんか掲示板システムで、いいCGI知らない?  小説アップ用に便利なやつとか。  ツリー式掲示板がいいのかな?  あらすじ、プロット、本編――ひとり分のひとつの話ごとに、ひとつのツリーを立てる。ぜんぶそこにまとめて管理する。 >弟切さんの短編、ギリシャ神話版  じつはこれって、きついこと言うと、書くまでもないものなのだな。  あらすじとか、こんなふうにまとめてしまうことができる。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (冒頭から中盤まで、原作の通り)  キルケーの作ったその薬は人間の獣性を露わにする薬で、獣性を切り離さなければ人間は不老不死にはなれなかった。スキュラの獣性の醜さを見たグラウコスは彼女を捨てた。  キルケーは、初めての恋のために自身の体内にも新たな獣性が生まれていることに気づき〜〜。(以下略) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  前半から中盤にかけてのほとんどの部分が、原作であるギリシャ神話のままであって、弟切さんが付け加えた部分は最後のところのみ。  そんなの、書いたってしかたないのだな。  総菜屋で買ってきたトンカツに、キャベツ付けて皿に載っけて出してきて――それ、「料理した」っていわないのね。  この場合での「トンカツ」は、「ギリシャ神話」にあたるわけだな。ギリシャ神話は、店で売ってるものなわけだ。自分で作ったのは、キャベツの千切りだけなわけだ。  このへん、二次小説の問題と近い物もある。キャベツ切っただけで料理した気になっちゃいかんというか。  だからファンタジー版や現代版にしないとダメってことなのね。  話の骨である、「自分の恋心を裏切った男に復讐をする女の話」っていう「話のパターン」だけを原作からもらうようにして、それをベースに一から自分で構築するのであれば、これは書くに足りるものになる。  話のパターンなんてものは、これはもう人類共有の資源だから、使い回しすることには、なんの問題もない。 >プロット分析とか >唯野君  はじめはだいぶ労力が必要なものだけど、それが習慣になってくると、なんてこともなくなるはず。  まるで労力は使わなくなる。ぼうっと見てるだけで分析できるようになるよ。  このシーンは要約するとこんな内容になって、そのストーリーに対してどんな必然性を持って絡んできて――なんてこと。  映画なら、酒飲んで寝転がって、あくびしつつ、ケツをかきながらだってできる。頭に入ってくる。  しらふなら、早送りサーチしてても充分か。字幕付きならば。  小説だったら、読まずにながめるだけでも、そのぐらいの分析はできる。もちろん通常速度で読みながらだってOKだが。  これホント。  プロット分析を許してくれないのは、あまりに面白すぎる話のみ。  まあ小説でも映画でも、4本、5本、プロットに起こしてみれば、そのあとは頭の中だけでもできるようになってるんじゃないかな。  とりあえず、通常速度で回すか読むかしつつ、頭の中だけでプロット分解/要約/分析ができるようになっとけ。  損はしないし、それができるようになってないと、そもそもなにも始まらない。  それができないプロはいない。つまり、できるようになっとかないと、絶対にプロにはなれないということだな。 >同好会誌の批評会 唯野君  批評はいいんだけど、そのあとで批評にもとづいて、直していたわけ?  リテイクかけて、直していって――そういうことをしなかったら、批評だけしたって意味ないよ。  会誌を出すまえに批評会を行って、そこで皆がそれぞれ直してきて、上がったものを収録して会誌を出していた――っていうなら、これは別だけど。 >唯野君  1608のやつは、あれ茶羽根君あて。  「ワカ・ムラサキ」のプロット分解、ほんとに紙に書いてやってたのか、チェックしないと。(^^; ・唯野5  ボツ。  これ、携帯所持の問題は、どう潰すの?  潰しかたがなさそう。  あと「社会のため」ってのが、ぜんぜんリアルでない。主人公が警察官か自衛官か、なにかそんな治安を守る系の公僕にでもしておけば、まあ説得力は出る。ファンタジー世界観でゆくなら、「騎士見習い」とかもありか。  しかしそこまで改良してゆくと、それはもうべつのアイデアってことで。 ・唯野6  論外。  狂って孤独な不死者の思考じゃないっしょ。これは。 ・唯野7  ボツ。  か〜なり、苦しい。  このネタに「たまたま」がいくつ入っているか、ちと、数えてみそ?  片手じゃ足りんぞ? >かねやん >>2次創作の話を作るのが楽なのは確かですが、それと借りてくることが癖になる、を結び付けるのは危険な事だと思います。 >>どちらかと言えば設定や世界観を作る経験が得られないので、いざ自分で設定が作れなくなるほうかと。  いや、だから、「自分で作れなくなる」と、「借りてくるようになる」は同義なんだってば。(^^;  設定や世界観を自分で作れない人は、どうするか?  借りてくるしかないっしょ。  踏みとどまって自分で作り上げるよりも、いつものように借りてきちゃえば楽なわけだ。世にあるほかの作品から借りてきて、適当に手を入れて使っちゃえば済むし、それが簡単。  借りてくる姿勢に慣れてしまって、それをあたりまえのように考えてしまうと、いつまで経っても育つことができなくなる。  プロであってもデビュー間もない人の場合には、作りだす力がまだ弱いもんで、どっかで見たような設定や話があったりするもの。あと新人賞のデビュー作とかでも良く見るのう。覚えない?  まあどれがどうとか、具体例出すと非常に問題があるので、ここでは伏せるけども。(^^;  このあたりは、まあ、一生かけて吸収消化して、自分でなんとかしてゆくしかない。  杉井君とかにも言ってるけど、食べたものの原型が残ってるようなゲロをするなってことね。(作品をゲロにたとえて)  「あ、夕食に食べたのラーメンだね」「あ、夕食に食べたのエヴァだね」とか。それはだめ。  もう完全消化して、原型がなにだったのかわからないような流動食状態のゲロまで消化して――そうしてはじめて、自分のものにしたと言えるわけだ。  まあCLAMPみたいに、借りてくることに命かけてやってると、「芸」となり、それはそれで武器になるわけだが。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、あんらさん No.1615 投稿日 2001年5月20日(日)00時16分 投稿者 くのうようこ(KOUYA) お帰りなさい。おじゃま邪魔してま〜す☆ 「よくある和製ファンタジー」て何〜? ちょっとひっかかるものはあるけれど、設定にオリジナリティがない、自分の話に消化しきれていないとゆうことかしらん。 ギリシャ神話はボツってことね。 それでは心おきなくボツネタの上乗せ行っきやしょ〜。 「海に歌う魔女」※←類似品です。注意。 <設定←ファンタジィに必須。>  魔女になるためには、自分の中にある獣性…欲望や嫉妬、怒りや恐怖などを制御する訓練が必要だ。不老不死の妙薬を飲むと、獣性に従った姿になる。心を穏やかに保ち、たまに生まれてくる獣性を制御して切り離すことができる者が、人の姿をした不老不死の魔女になれる。  人間が神の列に加わるには、資質が必要。魔女に意思の強さが求められるように、無垢で純粋な精神性が必要。 <あらすじ>  航路から外れた孤島に魔女キルケーは住んでいた。彼女の力を頼みに来る客を除けば、訪れてくるのはその海域の守護を担当する海神くらいだ。  あるとき、新しく守護の任についた下級の神、グラウコスが訪ねてきた。礼儀正しく穏やかな若者で、キルケーは好ましく思う。孤独で平坦な日々の中で、いつのまにかグラウコスの訪問を心待ちにするようになる。キルケーに異変が起こる。獣性が発生する頻度が多くなった。以前は切り離す獣性は小動物の姿をしていた。それが奇怪な姿になってくる。  グラウコスがキルケーに相談をもちかける。人間の娘スキュラを伴侶に決めたが、海神の上司に反対された。スキュラには神性を受ける資格がないというのだ。なんとかとりなしてもらえないだろうか。  キルケーはスキュラに会う。グラウコスに恋する普通の少女。彼女の中の獣性を見抜く。それはキルケー自身の中にあるものと同じだった。キルケーは彼女に不老不死の妙薬をすすめる。怪物になったスキュラにグラウコスは嫌悪する。勝利を確信するキルケー。彼女は獣性を隠し通す自信があった。しかし彼女の中に高慢が生まれたとき、スキュラ以上の怪物となり、その海域を飲み込む。グラウコスは海神の長に祈り、助かる。 >恋心の怪物なんてかわいいものじゃん♪ >びびってんじゃねぇよ、グラウコス! …とゆーお話。心の中の怪物を視覚化してスペクタルにしてしまうところがファンタジー。 http://homepage1.nifty.com/KouyaAtoZ/ -------------------------------------------------------------------------------- すみませぬ No.1616 投稿日 2001年5月20日(日)00時30分 投稿者 くのうようこ(KOUYA) 1613番、書き込みミスがあったので削除しました。 …とかやっているうちに、あんらさんの書き込みが(笑) レスしようとするとついお話作っちゃって。 1610番、削除しときます。 1615番も消した方がいい? 強制削除でもかまいませんが〜。 http://homepage1.nifty.com/KouyaAtoZ/ -------------------------------------------------------------------------------- あう〜(><) No.1617 投稿日 2001年5月20日(日)00時41分 投稿者 栞 どうも、栞です。 なんか連続で書きつづけてるかも〜。(笑) 最近創作してなかったから、たのし〜!! > 短編っていっても、原稿用紙60枚までは対象範囲だよ。 > その話なら、適正枚数、そのあたりじゃないの? てへ〜。 実は、200枚以上になる予定です。(^_^;) とことんまで詰めるとテーマはそれって感じで。 まだ、あらすじ書いてる途中だから、できあがったら載せてみましゅ。 > 「男性化願望」っていうところ。現代物でやるとしたら、「性転換手術」ってことにするしかないから、魔法なり儀式なりで、本当に性別転換ができる世界が必要――ってことであれば、ファンタジー世界を出してくる必然性はあるのでは? うん、そう。 使い方としてはそれに近いっす。じゃ、いっか。(笑) 今の、マイブームはイタリア〜な仲之栞でした〜 -------------------------------------------------------------------------------- 追加 No.1618 投稿日 2001年5月20日(日)00時46分 投稿者 新木 伸 >よう子姉  べつに削除しないでもいいのに。  ――っていうか、削除機能は、発言の事実を取り消すための機能じゃないんだから、過ちがあったから消すってのは、あまり良い態度であるといえないというか……。十年来のネットワーカーにこんなこというのもなんだけど、「削除=謝罪の意志」っていうのは、これは違うでしょ?  書きこみミスで消すのは、これは想定された使い方だからオッケーだけど。  あと栞ちゃんにも、ひと言。  「なにかあったら消して〜」と、判断をあずけてしまうのは、はっきり言うと迷惑っす。  管理者削除の機能があるのは、「荒らし」対策と、あとよっぽどまずいことがあったときに使うぐらい。個々の書きこみの可否は、自分で判断してもらわんと困ります。  管理者削除の実際の使用例。ここでは、あらすじのリテイクを出したときに、他の人が書き直し版をアップしてしまって、それを消したぐらい。(別の人が書き直しちゃうと、本人の経験値にならないため) >かねやん  二次小説とか。  原作を知らなくても楽しめるようなものになっているなら、それって、すでに二次小説である必要はないのでは?  原作を知っている人を楽しませるために書かれるのが、二次小説の定義だと思う。  「原作を知らなくても楽しめる」ようなものは、この定義から外れているっていうか、超越している。  そういうものがあってもいいけど、べつにすべての「二次小説」が、そういうものを理想として目指さなくてもいいわけだな。  わしもエヴァのSS書いたことがあるけど、エヴァ系の掲示板にしか上げてないもの。普通の人の集まるところにわざわざアップしにいって、見せびらかそうなんて思いもしないもの。  実際、そういうものはごく少数だろうし、そういうのが「良い」として評価されたりもしないでしょ? 「これは原作を知らないひとでも楽しめるようになっている。すごくいいですよ!」みたいな。  まあそれにしたって、そういうものであっても、設定と世界観とキャラクターを自分で作っていないことは、変わらない。  ダメじゃん。 >よくある和製ファンタジー >よう子姉  つまり便利な世界として使われている、ファンタジー的世界観。  耳のとがって美形で長命なエルフ(もしくは固有名詞を変えただけのなにかそんなような種族)がいて、そのほかにも魔法に長けた種族やら、機械技術に長けた種族やらがいて……なんて感じか。  世界観っていうのは、その世界の技術の発達の歴史とか、文化の歴史やら、芸術の歴史やら、民族の歴史やら、いろいろなものからシミュレートしていって、構築してゆくものでしょ?  そのコストのかかる「行程」をすっ飛ばして、「魔法があって王国があって、辺境にはモンスターがいて、剣と魔法が武力であって、生活レベルはなんか中世っぽい世界で……」という「結果」のところだけ、安直に使っているようなケースね。  まあエロゲーとか恋愛ゲーとか、「本題」がべつなところにあるものならば、そういうのもいいわけだが。 -------------------------------------------------------------------------------- ほよ〜!? No.1619 投稿日 2001年5月20日(日)00時57分 投稿者 栞 どうも、栞です。 えっとえっと、私、そんなこと書いたかな〜?? >あんらさん > 「なにかあったら消して〜」と、判断をあずけてしまうのは、はっきり言うと迷惑っす。 あうあう、覚えがない〜〜っ。(T_T) そんなこと書いてたとしたらごめんなさい。 でも、本人としては覚えてないです〜>余計悪いか、それ よろりら〜な仲之栞でした〜 -------------------------------------------------------------------------------- あー、間違えた No.1620 投稿日 2001年5月20日(日)02時07分 投稿者 新木 伸  ログ見直してみたら、それも、よう子姉のほうだったわ。  ごめんごめん。>栞 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1621 投稿日 2001年5月20日(日)04時13分 投稿者 かねやん >>原作を知っている人を楽しませるために書かれるのが、二次小説の定義だと思う。  そのとおりです、原作を知ってる人が読者対象と言うのが二次小説を書くときにある前提。ここは勘違い、と言うか好きな作品が大抵そうなので錯覚してました。 >>まあそれにしたって、そういうものであっても、設定と世界観とキャラクターを自分で作っていないことは、変わらない。  ダメじゃん。  そりゃあ、あくまで二次小説についての話ですから(笑)  設定をほとんど考えずに話を作れちゃうって事では、どれもおんなじ。  世界観もそうなのですが、結局読んでくれる人をどの辺りに決めるかってことになるかも。二次小説はとても狭い読者層設定してるものかと。 >>プロであってもデビュー間もない人の場合には、作りだす力がまだ弱いもんで、どっかで見たような設定や話があったりするもの。あと新人賞のデビュー作とかでも良く見るのう。覚えない?  ここは一読者として。  覚えがあるどころか良くあるでしょう(笑)  ただそこは、それしか思いつかない場合と狙ってやってる場合の区別が己にはつけれないです。  結局話が面白いと思えるなら何でもいい、って考えてしまいます。伝統芸が好きな人も多いですし。  ただクリエイターが新しいものを作り出そうって気持ちを無くしたらおしまいですけどね。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1622 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1623 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 短編蟻地獄、参加者各位 No.1624 投稿日 2001年5月20日(日)06時56分 投稿者 新木 伸  どうも最近、皆がさぼりぎみなので、活を入れることにします。  わしが修羅場抜けたとき、その時点で、まだ「あらすじ」のOKを取れていなかった話はボツです。  問答無用で、強制的に、捨てさせます。  新規に別の話で、「あらすじ」提出からやり直しってことで。  この短編蟻地獄の課題では、もうやらせません。  自分の「そのうち書こうと思っている話」のストックに戻すってことね。いつか自分で形にするのも、永久に書かないのも、まあお好きなように。  ちなみに、わしのほうの本来の締め切りは、今月の月末ってことになってる。  なお杉井、八神、弟切、この三名に関しては、あらすじOKのあと、プロットの一稿の提出まで行っていること。じゃないと同じようにボツ。  栞ちゃんも参加するならこの三名と同様。  だいたいみんな、時間かけすぎ。  四十枚の短編のプロットなぞ、プロは三日で仕上げるぞ。(そして仕上げたらもう変更しないのだ)  これはプロット完成までだから、あらすじだけなら、1日だわい。  今後は、OKもらって通過するまでの、時間的な締め切り設定を設けようと思っている。まあ2週間ぐらいか。  本当は1週間とか、10日とか言いたいところだけど、掲示板だと提出してからレスもらうまで24時間以上かかることもあるしね。まあそれを考慮して2週間。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1625 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1626 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- ああ、ボロボロ No.1627 投稿日 2001年5月20日(日)12時04分 投稿者 卯月 修羅 ひさしぶりの書き込みの卯月です。課題提出するので採点よろしくお願いします。 卯月17 ・舞踏会場にやってきたシンデレラ。今年の舞踏会では趣向として男性に仮面の着用が義務づけられていた。 ・若い娘たちは必死で王子を探そうとしているがなかなか誰が王子かは分からない。そんな中、シンデレラは誰にも誘われることなく会場のすみで舞踏会の様子を眺めている。 ・そんなシンデレラに気付いた王子が自分の身分を隠して踊りませんかと声をかける。シンデレラは「はい」と答えるが王子に意地悪で「あなたはボクでいいんですか?本当は王子と踊りたいんじゃないですか?」と質問される。するとシンデレラは「あなたが私を誘ってくれたから私はあなたと踊ってみたいんです。あなたが王子かどうかなんて関係ないでしょう?」と答える。 10回読み返したのに同じ間違いをしてしまいました。上の削除は2件ともボクです。削除した事がなかったのでいろいろパニクってしまいました。すいませんでした。 -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根12 No.1628 投稿日 2001年5月20日(日)16時45分 投稿者 とんびの羽根 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根12 「壊れたネックレスをつけるシンデレラ」  ・女の子がアクセサリを落とし、シンデレラが届けるが壊れている  ・シンデレラは困っている女の子の為に自分の豪華な真珠のネックレスと交換する  ・壊れたネックレスをつけて食事をしているシンデレラに王子が不審をいだき質問するが、シンデレラは宝石がひとつ取れていても、残りだけで充分美しいのだと答える  ・遅れてきた美しい姫シンデレラが、真珠のネックレスをつけていたことをはっきり覚えていた王子は、シンデレラの美しさが表面だけのものでないことを知り、ダンスを申し込む くのうさん>  消えてしまって残念でした>サンドバッグと闘う話(……サンドバッグ強すぎ)。まさか「手が痛い」発言のレス返しでこんなことになるなんてね(ひょっとして、くのうさんの秘孔を突いてしまったんでしょうか?)あんら・っきいさんは最近課題からの逸脱に厳しいのでわたしも気をつけます。 -------------------------------------------------------------------------------- 妹編、姉編 No.1629 投稿日 2001年5月20日(日)20時14分 投稿者 小倉善哉  遅くなりましたの小倉です。妹編と姉編を書いて気付いたことはちょこっとありますが、それは後にして、取りあえず感情の流れを先に書きます。  あ、タイトルの仮題…それじゃあ「入れ替わり現代版(仮)」でよろしくお願いします。 「妹編」 ・ある日の帰り道。姉と偶然一緒になり、電車に乗る。お姉ちゃんと一緒だと恥ずかしくて嫌だなあ、少しもじっとしてなくて小学生みたい。どっかに行ってくれないかなあ、と思っている。 ・そのうち姉がよろけて男の子と頭をぶつけて気絶してしまう。大慌てで助け起こす。 ・姉の意識が回復すると、安心して叱りとばす。「もう、こどもじゃないんだから、ちゃんとおとなしくしてよね!」 ・しかし目を覚ました姉がおかしい。「え?え?え?」とか言って、状況がよく分かってない様子。一瞬ふざけているのかと思うが、心配の方が強い。 ・隣で男の子も目を覚ます。その様子から、どうやら姉と男の子の意識が入れ替わったようだと理解する。だが、そんな常識はずれなことが起こる訳ない、と信じられない。 ・車内で、人だかりが出来ているのにようやく気付いて恥ずかしくなる。男の子のお兄さんらしき人に連れられて、途中下車して近くの公園に行くことに。お騒がせしました、とお辞儀して出て行く。 ・人目につかないところに移動してから、名乗りあう四人。全員が同じ学校の生徒だと知れる。兄と姉は同じクラスらしい。 ・どうにも信じられなくて、本当に二人の人格が入れ替わったのか確認する妹。「証拠を出せばいいんでしょ」と男の子が姉しか知らないような…初恋の人の名前とかを言い出して、慌てて大声を上げる。信じたくないけど、信じざるをえなくなる。お姉ちゃんってば本当にロクでもないことしかしないんだから、とこっそり立腹。 ・妹の提案で、もう一度頭をぶつけてみる。だが元に戻らない。 ・「もっと強くぶつけてみたら?」とさらに提案して、姉と姉妹喧嘩がはじまる。「これ以上は本当に痛いから嫌だってば!」「でも、それで戻ったらどうするの?」「そんなこと言ったって痛いものは痛いのっ!」…以下エンドレス。 ・兄が仲裁に入り、喧嘩はとりあえず終了。よく知らない人たちに喧嘩している姿を見られてちょっと恥ずかしいけど、弟(中身姉)を見るとやっぱりむかつく。 ・とりあえず様子を見よう、という兄の提案が通り、弟を連れて家へ帰る。 ・途中で別れ、二人だけになって、こっそり姉の観察をはじめる。表情が違うと印象がだいぶ違うな、と思う。弟の性格がすごくおとなしいので、姉が妙に可愛く見える。大変なことになっちゃいましたね、とか、話し掛けてみるけれど、姉(中身弟)は人見知りするたちなのか、あんまり会話は弾まない。無意識のうちに、いつもの姉のリアクション(小馬鹿にしたようなツッコミ体勢)を待ってしまっていて、変な気持ち。姉もこういう風に普通にしてくれればいいのに、とも思うし、物足りなくもあるしで、複雑な心境。 ・家へつく。女の子の家へあがるのは…と躊躇する姉(中身弟)に対して、ああ、そっか、この人男の子だっけ、と再認識する。それと同時に、わりと堅物というか、真面目な子なんだな、と好感を持つ。 ・家へ入ると祖母がおやつを出してくれる。おやつを持って二階の部屋へ。祖母に向かって、つい「おじゃまします」と言ってしまった姉(中身弟)のフォローで、少しあせる。 ・姉の部屋に入って、GパンとTシャツを出してあげる…のはいいけれど、困ったな、と思う。 ・このままでいいです、という姉(中身弟)に対して、ちょっと呆れる。「ずっとその格好でいるつもり?お風呂はどうするの?トイレは?下着だって替えないと気持ち悪いよ?ブラジャーつけたまんまだと寝苦しいし。諦めなさいよ。それに…君の身体の方も、その、見られてると思うし。お互い様じゃない?」と説得を開始。 ・諦めてのそのそ着がえる弟。セーラー服を脱ごうとして頭をつっかえさせる姉(中身弟)に、胸当てのボタンをはずしてから脱がなきゃ、とか、いろいろ教えてあげる。 ・着替えが済んで、とりあえずそこら辺の本とか読んでていいから、と言い残して自分の部屋に帰る。そこでやっと人心地つく。…疲れたぁ。 ・ご飯時、母親に姉(中身弟)の様子がいつもよりおとなしいことを突っ込まれる。お姉ちゃん、ちょっと体調が悪いみたいなのとか言いつくろって、また疲れる。 ・姉(中身弟)が風呂に入るのを手伝う。申し訳なそうな姉(中身弟)に大丈夫だよって顔をしつつ、だんだん本気で疲れてきてしまう。 ・夜。どうも寝付けなくて、水を飲みに台所へ行く。姉(中身弟)がいてびっくり。どうしたのかと尋ねると、色々な不安を素直に吐露する姉(中身弟)。ずっとこのままだったらどうしよう、とか、明日、ちゃんと学校行けるのかなあ、とか。外見は本当に姉なんだけど、いつもより小さく見えて、守ってあげよう、と思う。 ・朝、姉(中身弟)の髪をいじってあげる妹。髪形が変わると印象が変わっても当然だろう、と考えてのこと。(少しでも精神的な負担を軽くしてあげようと思って) ・登校してから、弟(中身姉)と会う。 ・三つ編みしている姉(中身弟)を可愛いじゃんと言う兄と弟(中身姉)。妹はちょっと誇らしい気持ちになるが、自分も可愛いって言われたいなあ、と少しだけ淋しい。 ・弟(中身姉)に、あとでお互いに授業の内容を教えあいましょうと提案する姉(中身弟)。あっさり頷く弟(中身姉)に対して、信用しても大丈夫なの?と不安に思う妹。 ・10分放課になって、弟(中身姉)のことが心配になって見に行く妹。真面目にやってるのを確認してほっとする。ほどよくそっけなく、親切で、知らない頃の弟そっくりに演技しているので、ちょっとびっくり。心配するほどのことじゃなかったのかな、と思いつつ、姉(中身弟)の様子も見に行く。こちらはぜんぜんなりきれてなくて、兄がフォローしてる。二人に、弟(中身姉)の方は大丈夫みたいですよ、と一応報告する。 ・仲のいい友達に、昨日、弟と姉が頭をぶつけて倒れたことを言われる。もうそんなに広まってるんだ、と驚く。「仲良くなるチャンスかもねー」とからかわれて、さらに驚く。どうやら兄弟は女の子の間で人気があるらしいと知り、ちょっと胸の中がざわつく。 ・昼食を四人でとる。弟(中身姉)に「自分の姿をしてる時もああいう風にしてればいいのに」というと、「あれは私じゃないから」と答えが返ってくる。姉が何を考えてるのか分からない妹。 ・放課後、姉から一緒に帰ろうと言われる。一緒に帰ろうと約束していたのに兄が先に帰ってしまったらしい。「兄を怒らせたんじゃないの?」と聞くが、どうも逆らしい。なんだかよくわからなくて姉(中身弟)と顔を見合わせる。 「姉編」 ・ある日の帰り道。妹と偶然一緒になり、電車に乗る。あんまり妹の話は聞いておらず、つり革でぶらぶら遊んでいる。 ・そのうち、よろけて近くにいた男の子と頭をぶつけて、気絶してしまう。 ・ふと気が付くと同じクラスの男子に助け起こされている。彼の名前を呼ぶと、自分の声が低くて驚く。辺りを見ると、自分(中身弟)がこっちを見ているのに気が付いて、さらに驚く。ぱたぱたと胸とか顔とか触って、確認。どうも自分の人格と男の子の人格が入れ替わってしまったようだと知って、ショックを受ける。ちょっとパニック。 ・兄の機転で途中下車することに。集まってきた人々に対して「見てんじゃねーよ」とか思いながら電車を降りる。 ・人目につかないところに移動してからお互いに名乗りあう。しかし、あんまり妹が入れ替わりを信じないので、嫌がらせっぽく恥ずかしい過去の話をはじめてやる。ようやく信じた妹を見て、少し満足げ。怒っているみたいだけど信じない方が悪い、と思う。 ・「頭をぶつけて入れ替わったんなら、もう一度ぶつけてみれば?」という妹の提案を飲んで試してみるが、元に戻らない。ひょっとして気絶するほど強くぶつけないと駄目かな、と自分でも思うけれど、痛いから嫌だ、と思い、違う方法を探そうと考える。そんなとき、妹にかるーく「もっと強くぶつけてみたら?」と言われて、ちょっとムッとする。アンタにとっては他人事でしょうけどねえ!と立腹。 ・兄に仲裁されて、いったん喧嘩はやめる。病院に行くのもいいけれど、取りあえず様子を見て、このまま暮らすことにしたらどうかと兄が提案。他にどうしようもないので、不承不承飲む。とりあえず現状については半分諦めモード。(一週間とか、一ヶ月とか…ひょっとしたら一年くらいこのままかもしれないことを想定。現実をそのまま受け止めているが、一生このままじゃないか、とは考えない) ・兄に連れられて、郊外の大きな家に着く。家に入ると家政婦のおばさんとかいて、興味津々。すごーい、こんな家あるんだ、と野次馬根性丸出し。 ・着替えの用意とか家の中の案内とか一通り教えてもらう。用件が済んだらさっさと出て行こうとする兄を引き止める。何だかんだ言ってちょっと不安だったし、兄が冷静なことが不思議だったから、本人に直接、聞いてみたかった。だが、皮肉っぽい性格のせいか、聞きようによっては非難してるようにも聞こえる言い方になってしまう。「弟が大変な目にあっても冷静なんだね。あんたたちって、もっと仲良しなのかと思ってた」…にっこり笑った兄に軽く流されてしまう。彼のエセくさい笑顔を見て、あんまり信用できない奴なんだな、と思う。 ・一人になって、学生服を脱ぐ弟(中身姉)。胸板とかぺちぺち叩いてみる。意外とイイ身体してるんだなあ、と興味津々。どうせ自分のも見られてるだろうしと思っているので、そんなに悪びれていない。でも流石に下半身は躊躇し、嫌だなあ、困ったなあ、と思う。トイレとか風呂とかどうしようかなあと思うけど、せっぱ詰まってから考えよう、と後回し。…でも立ちションってどうやってやるんだ?とか馬鹿なことを考える。 ・着替えて、ベッドに寝転がって、だけど他人の体臭にうんざりして、シーツを替えようとするが、どこに何があるのか分からないので、家政婦のおばさんに声をかける。おばさんは何となーく含み笑いながらシーツを替えてくれる。おねしょでもしたと思われてるんだろうかとちょっとガックリ。 ・真新しいシーツに変えて、ようやく落ち着いてベッドでごろごろする。これからどうしようか一人で考え始める。自分が自分じゃないことを仲の良い友人には教えてもいいんじゃないかと思うけど、自分だけのことじゃないから、黙っておくか、と考え直す。あんまり人に知られると変な目で見られそうだし、弟がかわいそう。自分(姉)の友人なら変な目で見ないかもしれないけれど、悪ノリするタイプの子が多いし、やっぱ黙っていた方が懸命かもしれない、と思う。すでに事情を知っている人以外にはバレないように、多少は弟のふりでもしていよう、と結論をつける。口数少ないし、性格もおとなしそうだし、友達も少なそうだし、弟の振りをするのはそんなに難しくはなさそうだ、と思う。 ・日記とか探して思考回路をトレースしてみよう、と思うけれど、発見した日記にはあんまり面白いことが書いてなくてつまらない。参考書の進み具合とか、事務的な内容がほとんど。ときどき、兄さんみたいになりたいなあ、とか書いてあって、憧れているんだなあと感心する。いまどき珍しいタイプだ、と微笑ましく思う。自分とは正反対だなあ、とも。 ・母親に呼ばれて夕食。両親は共働き(サラリーマンの父と、婦人服店を開いている母親)。特に会話もなく、黙々と食事。TVもなし。居心地悪ぅ、と思っていると、箸の使い方がおかしい、と父親に注意される。でも嫌いなピーマンも今日は残さず食べたわね、と母親にほめられる。次男の様子がおかしいことに全然気付かない両親に、ちょっと呆れる弟(中身姉)。食事中、兄からは特にフォローなし。食後になって、「私、ひょっとして嫌われてるのかな?」と思う。(好かれちゃいないだろうとは思っていたけど…) ・自室に戻ってごろごろしていると、風呂に入りなさい、とよばれる。汗臭いので、覚悟を決めて入ることにする。脱いでみたら、そんなびっくりするようなモノじゃなくてちょっとほっとする。一度脱いじゃったらもう怖いものなしな感じで、頭も洗うし、身体も洗うし、トイレだって行っちゃう。あーもう私お嫁にいけないかもーとか冗談混じりに考えるが、実際問題、自分の身体も見られてるんだよなー、とか色々考えてちょっとむなしい気分になる。裸はやっぱ、好きな人にしか見せたくないなあ…って、好きな人もいないくせにねえ、と、さみしーく一人突っ込み。 ・風呂上りに兄と会ったので、部屋に押しかけて、ちらりと話す。「晩御飯のとき、みんな無口なんだね」と言うと、思い出したように、「ああ、いつもあんな感じだったから何とも思わなかった」と返される。「何かちょっと疲れた」と不満を言うと、兄の態度が少し優しくなる。「しばらくこのままで我慢してくれ」とお願いされて、ちょっと機嫌を直す弟(中身姉)。 ・自分の部屋に帰って、ベッドの中に入る。変な家族だなあ、と思いながら、いつの間にか寝てしまう。 ・翌日の朝、誰も朝食をとらないので、びっくり。父、母は6時ごろには家を出てしまっているらしく、兄と二人きり。仕方がないので自分で勝手にトーストを焼いて、朝ごはんをとる。作ったものを兄にも勧めるが断られる。ちょっとムッとして、「いいよーだ、自分で食べるから」と余ったトーストとスクランブルドエッグをサンドイッチにして手際よくお弁当にして、持っていく。 ・登校して、姉(中身弟)の髪型がいつもと違うことに気付く。我ながら中々の美少女ぶりじゃないかとご満悦。兄も可愛いと言っていて、ちょこっと嬉しいが、こいつ実はブラコンなんじゃねーだろうな、と不審に思う。 ・弟に、あとで授業の内容を教え合いませんかと提案される。勉強を頑張るのは兄に近づきたいからだと知っているので、なんか本当に可愛い子だなあと感動して、協力してやろう、と思う。妹のことは無視。 ・登校して、弟の教室へ行く。弟の友達から「おはよう」と声をかけられるが、さっきの弟を真似して、ちょっと遠慮がちに「おはよう」とだけ言ったら、問題なく切り抜けられた。弟の中身が別人だということに誰も気がつかない。友達が少ない…というか、親しい友達はいないんじゃ?と疑う。勉強頑張るのもいいけど、それ以外のこと、ちょっとおざなりにしすぎなんじゃないかなあと心配。 ・授業も前にやった内容なんで、けっこう分かる。弟のノートもきれいだし。 ・10分放課に妹がやってきて、おいおい、と思う。せっかく弟の振りしてるんだから、そんなおおっぴらに近づいてくるなよ、誤解されたらどうするんだよと、妹の考えなしな行動に呆れる。 ・出入り口のところで、妹に何の用かを問う。少し遠慮したように、少し困ったように、弟の振りを続けている。妹はドギマギしてしまったようで、いつもの姉に対する態度とは全然違った態度になっている。可愛い女の子の顔を見せられて、ちょっと複雑な心境。可愛いところもあるんだよな、と思いつつ、でも絶対に私(姉)には見せない顔よね。ぶりっ子とは違うんだけど…本当にあたしに対してだけ愛想悪いよね、あの子って、とちょっと淋しい。 ・次の放課に兄がやってくる。弟だったら兄が来たら嬉しいだろうと思って、ちょっと嬉しい顔をしてみよう、と思い実行する。「あ!兄さん(はぁと)」。 ・「勉強は大丈夫なのか」と聞かれる。こくりと頷く。その次に「身体は大丈夫か」と気が付いたように言う兄に、「兄さんは優しいなあ」と嬉しそうに答える。ちょっと照れたのか、憮然とした顔をして去っていく兄。兄って、何を考えているんだろうな、と不思議に思う。弟(の身体)が心配なのか、自分(姉)のことが心配なのか、それとも、全部がどうでもいいのか。変な人だなあ。 ・昼休み。ようやく演技しなくって良い状態になって、大きく伸び。中庭でお弁当を広げることに。弁当を持ってきていない兄は購買でパンを買っている。妹に「いつもああいう風にしてれば良いのに」と午前中のことを言われる。けれど、あれは演技していたから出来ただけで「自分じゃないから」と答えるのだが、妹はよく分からないらしい。 ・物足りなさそうな兄にサンドイッチをわけてあげる。一人で帰るの嫌だから、教室まで迎えに行くからね、と兄に言っておく。が、兄はぼうっとしていて、あんまり聞いていない。 ・放課後。先に帰られてしまって怒る姉。怒りつつ、どうして先に帰ってしまったのだろう、と考える。自分に何か落ち度があっただろうか、とも思うが、心当たりがない。昼休み…いや、放課に会いに来た後から様子がおかしくなったようだ、と思う。でも、何で様子がおかしくなったのかは分からない。理由を問い詰めてやらなきゃ、と思う。 ・妹と姉(中身弟)とを誘って家に帰る。  まだ弟編、兄編が出来てないんですが…。  何が書きたかったのかちょっとだけわかったような気がします。そもそも「恋をするのに姿かたちは関係ない」というのが書きたかったのかなあと…(これって一行コンセプトというより、テーマですよね…?)  小倉の発想の流れとして「恋愛対象に絶対になりえない相手って誰だろうなあ、やっぱ同性の兄弟姉妹とかだったら恋する気にならんだろうなあ。んじゃ二組の兄弟姉妹を入れ替わらせてみっか!」とそういう感覚だったみたいです。…これがアイデアに振り回されるってやつですか…(ふっ)。  なんか人格交代禁止の方向にいきそうな気配ですね。これがポケットつぶしってやつですか…。あと二人、兄と弟の思考の流れも書いてみますが…うーん。人格交代禁止なら一旦停止した方がいいのかなあ…。 -------------------------------------------------------------------------------- ラッシュ No.1630 投稿日 2001年5月20日(日)22時37分 投稿者 紺野タツキ  紺野です。  長いのが続きます。濃い領域になることでしょう。 >唯野さん >紺野17について  正直言って、シンデレラの将来の願いを考えた時、シンデレラの今の境遇を全然考えていませんでした。確かにそうですよね。哀れですよね。あれはOKもらったんでしたっけ。  見なおしてみたらギリギリでしたんで、カウントしないことにします。  それで今のところOK6個です。最初の頃を考えると驚異的です。   >杉井さん  確認の件ですが、お察しのとおりです。でも察してもらうようじゃ足りないのかな。  それから今気づいたんですが、また微妙に舞踏会から外れてきたような。でも金の粒がOKだったし、いいんですかね。わからなくなってきました。  あと、「パイに貴金属などが入っている」のは、パーティーとかで、当たった人がその一年幸せになる、というゲームみたいなもので、欧米ではわりとよくやっているんじゃないかと思います。本に何回か出てきたのです。 >あらすじのつっこみ >かねやんさん >竪樹の活躍  そうですね。きっと削れるところを削りきっていないから竪樹が活躍しないし、言葉は難しいし、前も誰かにつっこまれた事を仲之栞さんにもつっこまれるのでしょう。  また使えないカードを場に出してしまった。  でもたぶんこの課題は、同じ話を違う視点から眺めてみる、という課題なのだと思います。筋を確認するというか。だからいくら竪樹視点でも、もともと兵器を封印する時になんの役にも立たなかった竪樹が、いきなり活躍するわけにはいかないんですよね。ほかのところでもっと、竪樹を前面に出すようにやってみます。 >仲之栞さん  「さると」のあらすじ申人版は1343でした。短編蟻地獄が始まったあたりからログ数が加速していて、半月くらい前の事なのに、かなり昔の事のようです。 >小倉さん  コンセプトがけっこう変わっているんですね。  「恋をするのに姿かたちは関係ない」(けっこう茶羽根さんと似ていますよね)がコンセプトなら、入れかわる必要ないんじゃなかなあと思うのですが。やはり。  入れかわったら、兄は弟の姿をしているものの中身が他人の姉だとわかっているので、恋しても不思議じゃないですよね。入れかわった結果、兄が、他人の姉の姿をした弟に恋をしたとしても、とりあえず見かけが他人の姉なので、まあありかな、と思いますよね。やっぱりそうなるかーと思う気がします。 >あらすじ  わたしもかなりのんびりやっています。これはどういう扱いに入るのでしょう。  「さると竪樹版/紺野2(800字)」  砂漠と山脈に囲まれた荒野に、一代で台頭した豪族坪家があった。当主竪樹はある時、赤い髪の一族を滅ぼし、荒野で最大の勢力を持つ。しかし荒野の外の国はさらに強く、山脈や砂漠を越えて攻めてくれば坪家はひとたまりもない。それを知っていて、力がほしかった竪樹は、赤い髪の一族の将軍が言い残した「兵器の封印を解けば勝てたのに」という言葉が気になる。  赤い髪の一族の文献を調べるうち、精霊を魂にして作った強力な兵器がある事がわかる。精霊を刀に、刀の魂を子供申人に、申人の魂を兵器に移し、それぞれを封印する、という方法で封じてあるらしい。申人と刀が、辺境の村にあると知り、竪樹はその村を襲う。封印の番人が死に、申人と刀の封印は解けるが、申人は刀を持って逃げてしまう。  嫡男乗樹が、竪樹を殺して坪家をのっとろうとしていることに気づき、竪樹はさらに焦る。申人を追わせる一方で、赤い髪の一族の文献や遺跡を調査させる。そして、赤い髪の一族の四貴族が持っていた紅玉を四個遺跡の奥の間に持ち込めば、兵器の封印を解けるとわかる。  紅玉を集めた竪樹は軍隊をひきいて遺跡に向かう。紅玉を持って奥の間に入ると、兵器の封印が解ける。しかし、封印のせいで長い間本体と離れていた魂は、体に戻れなくなっていて、それぞれの体を順番にめぐり始める。  同じ時遺跡に着いていた申人も、刀も兵器も精霊によって異常な強さを得る。申人は刀で坪家の兵士達を次々斬り殺す。兵器はすべてを貫く赤い光で生物を無差別に狙い、竪樹の両足を切断する。ついで坪家の兵士達を殺し始める。  しかし、申人が村を出て荒野をさまよっていた時に申人と知り合った盗賊の斉が、刀の魂を申人の体に戻す。精霊は刀に、申人の魂も兵器に、それぞれ戻る。結果的に兵器は封印された。  竪樹は両足をなくしたので歩けなくなる。遺跡も紅玉も兵器が破壊してしまったので、兵器を手に入れることもできなくなる。竪樹は失意の内に、乗樹に当主の座を譲るしかなかった。  「さると斉版/紺野1(800字)」  舞台は砂漠と山脈に囲まれた荒野。盗賊の斉は夢もなく目標もなかったが、親友を坪家に殺され、復讐を誓う。しかし突然、長い間使ってきた刀が意のままにならず、戦う時あたり負けするようになる。砥ぎ師を訪ねる途中、賞金稼ぎに襲われ、子供申人に助けられる。  申人が刀を完全には意のままに使えていないのを見た斉は、申人の刀も自分の刀と同じ症状だと思い込む。そして助けられたお礼に砥ぎ師を紹介する事にして、申人をつれて行く。  しかし斉の刀の変調は申人の刀が原因だった。赤い髪の一族が、古代兵器を封じるために、古代兵器にこめてあった精霊を刀に、刀の魂を申人に、申人の魂を兵器に、それぞれ封じていた。しかし坪家が申人の住んでいた村を襲ったので、申人と刀の封印が解けていたのだ。  砥ぎ師は斉にその話をして、魂を操る技術は赤い髪の一族と共に坪家に滅ぼされたのでもうなおせないと言う。自分の刀に現代の刀にはない強さを感じていた斉はあきらめきれず、技術の手がかりを求めて、赤い髪の一族の遺跡に向かう。そこには兵器が封印されていた。  同じ時遺跡に着いた坪家当主が、兵器の強大な力を手に入れるために封印を解き、斉と申人は離れ離れになる。  長い間本体と離れていた魂は体に戻れなくなっていて、それぞれの体を順に巡り始める。申人も刀も兵器も、精霊によって異常な力を得る。申人は刀で坪家の兵士達を殺し、兵器はすべてを貫く赤い光で生物を無差別に狙う。  生きる目標がない申人と旅するうち、斉は、生きる目標もなく生きる自分がいやで親友の復讐を考えたのだ、と気づいていた。しかし、目標がなくても目標を探して生きればいい、と思い始める。だから斉は申人に親近感を持ち、共に旅を続けたくなっていて、兵器の中に申人(実は刀の魂)がいる事にも気づく。  斉が兵器に呼びかけると、申人も旅の間に斉を特別な存在と認めていたので、申人の体に戻り、結果的に兵器も封印される。 >シンデレラ迷宮 紺野24 ・大広間の入り口にはたくさんのアクセサリーが並んでいた。 ・一番きれいに自分の頭を飾りつけた娘を、王子は踊りの相手に選ぶだろうと言われる。 ・娘達はできるだけ多くのアクセサリーを使って頭を飾ろうとする。きらびやかになって大広間に入っていく。 ・シンデレラは、目立たなくてもいいから一番気に入った宝石だけつけよう、と思う。青い宝石をつけて、大広間に入る。 ・王子は、シンデレラだけ頭を飾っていない事に気づく。しかし飾り立てられていないせいで青い宝石と髪が互いに引き立て合っていると気づく。 ・王子はシンデレラを踊りの相手に選ぶ。 紺野25 ・王子は、舞踏会の記念品を与えるから、用意の台の上から持って行くように、と言う。 ・娘達はみな金の貴金属をもらう。 ・シンデレラは、台を飾っていた花瓶から、花を一輪もらう。 ・見ていた王子は、シンデレラをダンスに誘う。 紺野26 ・王子が娘たち全員と一回ずつ踊ってくれる事になる。 ・シンデレラのまえに踊った娘が、もう一曲踊ってほしい、と残念そうに王子に言う。 ・シンデレラは、私の順番を譲るので、その人ともう一曲踊ってください、と言う。 ・王子はシンデレラの代わりにその娘ともう一曲踊る。 ・しかし全員と踊ったあと、あらためてシンデレラをダンスに誘う。 紺野27 ・娘たちはみな、王子の目にとまりたいので、目立とうとして厚化粧している。 ・王子は、シンデレラが一人だけ薄化粧である事に気づく。 ・王子はシンデレラに、なぜ化粧が薄いのか尋ねる。 ・シンデレラは、注目されたいと思って来たわけではないので、と言う。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- >小倉さん 1629 No.1631 投稿日 2001年5月20日(日)23時02分 投稿者 かねやん  ええと、ざっと見た感じ。  新しい設定は、姉と兄が同じクラスだった。弟に好意を抱く妹。だけでいいかな? >>「恋をするのに姿かたちは関係ない」というのが書きたかったのかなあと…(これって一行コンセプトというより、テーマですよね…?)  これ違います。「視点の角度を変えると見えなかったものが見えてくる」話。あるいは「人格交換をきっかけに、知り合った人を好きになる」話かと。2番目だと異世界のころのコンセプトを引き継いだ形になりますね。  小倉さんが出したコンセプトは、姿かたちが変わっても気持ちが変わらないような話のとき。茶羽根さんの短編あらすじがこれにあたります。  好意を抱く、って設定は絶対出てくると思いました。あとはこれをメインにするか、兄弟の気持ちに気づく筋をメインにするかで話の進め方が変わってきます。恋にまで持っていくのなら、恋を自覚するようなエピソードが絶対必要になってきます。また、転の事件を解決するにしても、メインの筋を関連させたものにすることが必要です。  この話、キャラクターが重視されてくる話になると思います。その割にキャラクターが全然見えてこない。この性格だったらこの行動をする、と言った統一性が感じられないです。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題を提出します。 No.1632 投稿日 2001年5月20日(日)23時17分 投稿者 春日信乃 課題を提出します。 >春日11 ・シンデレラは同じ位の年の女の子と話す。 ・でも、話が合わない。相手の女の子は、お金持ちの妾にでも落ち着いて、羽振りのいい生活を望んでいたから、シンデレラのことが理解できなかった。 ・何をしにここに来たのか女の子はたずねる。 ・シンデレラは、ここに来ることだと答える。 ・その会話を聞いていた王子様は、ずっと欲の張った娘たちと踊っていたので、シンデレラの言葉に興味を持ち、ダンスに誘う。 ・シンデレラは、王子様とダンスを踊る。 ひとつだけですが、よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1633 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- >紺野さん 1630 No.1634 投稿日 2001年5月20日(日)23時40分 投稿者 かねやん >>同じ話を違う視点から眺めてみる、という課題なのだと思います。筋を確認するというか。だからいくら竪樹視点でも、もともと兵器を封印する時になんの役にも立たなかった竪樹が、いきなり活躍するわけにはいかないんですよね。  そのとおり。活躍させる、と書いて混乱させたかな?  視点の統一と言うのは書き方の問題です。  竪樹視点の場合、5W1Hで「誰が」のところが必ず竪樹になってる文で作られるのが基本。 >>兵器はすべてを貫く赤い光で生物を無差別に狙い、竪樹の両足を切断する。  例えば、これは兵器の視点で書かれてますよね。  「兵器の放つ赤い光によって、竪樹は両足を切断される」と書かれてたりすると竪樹視点になるわけです。そのとき竪樹はパニックになっていたのかもしれませんし、自分のした事に後悔してるのかもしれません。そんなことを書いてもいいかと思います。  もともと長編の話を、新木さんに言われて800字のあらすじにしてるんでしたっけ?  短編の話では無いってことが前提であるなら、最近の世界観の設定の話に関わってくるんですが、800字に設定と話の筋を書けないと思います。  あらすじの半分以上が設定の話になってしまってますから。  そこを無理矢理やってるから、どんどんわからないあらすじになっちゃうんじゃないかなあ?  ここらへんは一度新木さんに聞いて、どうしていくのか方向を変えていくほうが良いかと。 -------------------------------------------------------------------------------- 実家より帰還 No.1635 投稿日 2001年5月20日(日)23時50分 投稿者 弟切 千隼 静岡で新茶を堪能してまいりました。弟切千隼です。 新木さんへ > 期限の件、了承しました(泣)。新木さんが今の修羅場を抜けるまでにプロットの第一稿をあげなければいけないのですね。 遅筆の弟切には正直つらいですが、新木さんのおっしゃる通り、プロになりたいならこのくらいできなくてどうする、という程度のことを要求されているだけなんですよね。やるしかありませんね。 できなかったら植木等さん式に「はい、それま〜でよ」。←ネタが古くてすみません(^^; これでできなくても、私はまだアマチュアですから、即「御飯が食べられない」という事態にはなりません。御飯の保証がされている上にこんな修行ができるんですから、私は超々恵まれていると言えるでしょう。 とりあえず、帰還の報告まで。 -------------------------------------------------------------------------------- さぼってる間にレスが。 No.1636 投稿日 2001年5月21日(月)00時35分 投稿者 藤極堂 くのようこさん、栞さん、はじめまして。 ではツッコミ開始です。 >「海に歌う魔女」(仮題)八百字あらすじ 不老不死薬と獣性と獣性を切り離す儀式の関係性がうまく説明できていません。 「苦悶の儀式」を経なければ獣性を切り離せないのが普通であるならば、「キルケーはスキュラが半人半獣のままになると知っていて薬を飲ませた」ということになってしまいます。 グラスコは神様なので半獣が「怪物」でなければスキュラを受け入れたということでしょうか? それと、「キルケーが切り離した獣性が通常の獣ではなく半人半鳥の怪物になっていた理由」が私にはよくわかりませんでした。 No.1615の くのようこ さん 「海に歌う魔女」※←類似品の方がわかりやすいですね。 >「さると/紺野(竪樹版)1」 竪樹視点だと別に「魂を封印する特殊設定」の解説は要らないわけなのね。 申人=自我のない古代兵器、封印の副作用で不老不死。 竪樹にとっての申人って結局それ以上の意味なんてなかったでしょ? 何が起こったかを時間軸順に説明するのではなく、視点となる人物が何を思ってどう行動したのかを書くの。 四紅玉も竪樹にとっては「兵器を手に入れるための鍵」でしかないから設定説明不要なの。 そういうの余分な要素を消してそれからもういちど、「竪樹の話」を書くの。 竪樹のおしゃべりに耳を傾けるの。 >タイトル未定/小倉2 新木さんが全部指摘してる。私の出番なし。 この四人のキャラ立てがしっかりしてるのなら 資産家の男の子に入ってしまった奔放でちゃっかり者の姉。 庶民のお姉さんに入ってしまった鈍くてボンボンの弟。 このふたりの巻き起こすトラブルとそれに振り回される妹と兄。 ――のエピソードが出てくると思います。 そしてプラス子供達の変化を何か別の物だと勘違いしているであろう、双方の親御さん達のエピソードも考える必要がありますね。 それと、クラスメートや教師の名前を知らないし、別に成績優秀でもないお姉さんがそつなく弟のふりをこなすことができたというのはちょっと腑に落ちません。 出来すぎ君で取っつきにくかったのに、なんだか親しみやすい奴になった、というので人気者になるのならまだわかりますが。 >新木さん >二次小説とか はい、納得しました。 一時は「プロを目指すならばなんびとたりとも同人誌に関わることまかりならん」みたいで「そりゃーないだろ」みたいに感じていたです。 つまり 隠れオタクで理解のある両親や友人や教師に恵まれず、ド田舎で無料でネット利用できる公共施設もなく、パソコンどころかケータイの購入&維持費も捻出できないお小遣いの月額二千円の中高生は同人誌に関わっても良いということですね。……良かった。 こういう状況なら文芸同人誌でいいからとにかく入って、「他人の意見を聞く」という経験をした方がいいと思うんですよ。 一人で小説大賞に応募し続けても「何が悪かったか」なんてわからないでしょうから。 それに友達を作るというのは何にも得難い経験だと思います。 ……最初から明確に「プロになる」「同人作家になる」と目標がはっきりしている人はいないと思うんです。 「プロになれたらいいな」「プロになれるのかな」そう思って努力していく内に自分の実力と執念の無さに気づいて「好きな物を書くだけなら同人誌で充分か」と落ち着いてゆくのが普通だと思うんです。 「私はプロになりたいから、オリジナル創作の同人誌に誘ってくれた人がいたけれど断ろう」 ――これじゃその子はずっとひとりのままです。 私はそれはとても悲しいことだと思うんですよ。 (Q:TRPGに参加すれば? A:田舎の女の子には無理&危険)   それからカウンター計測法はとてもよいアイディアだと思いました。 「アクセス解析」という手段もあるけれど「ホームページビルダー」等でHPを作っているひとにとっては難易度が高いですし、無料のHPレンタルを行っている所は広告禁止の場合が多いですからレンタルアクセス解析を設置できないと思います。 >二次小説をやっていると、キャラと設定を作る力が弱くなる。  キャラは借り物。世界観も設定も、すべて借り物。  本人ではなにひとつ作らないわけだ。苦労して作るより、借りちゃうほうが楽だし。  それは同意ですが、TRPGは借り物の世界観を利用する遊技だと思っていたのですが違うのでしょうか? TRPGもしない方が本当はいいのですか?  今月号のスニーカーで大塚英志さんも「シナリオ理解の教材にうってつけ」と大絶賛していたのですが。  TRPG経験ないのではき違えた質問かもしれません。 >唯野教授さん >面白過ぎて何も手につかんぞー! ……暇なときや鬱の時は辞書を読むとか、図書館に行くとかするとインプット量が増えていいと思います。 そうじゃないときはアウトドアするとか、ウィンドウショッピングもいいと思います。視覚と聴覚以外の情報も大事だと思うから。 ネタ帳持参でね。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1637 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 読者への訴え方 No.1638 投稿日 2001年5月21日(月)10時21分 投稿者 弟切 千隼 新木さんのNo.1608の書き込みを読み返して、返答します。 最初に断っておきますが、私はこれを理由にしてギリシャ神話版以外のあらすじを書かないと言っているのではありません。通俗ファンタジー版と現代版のあらすじもちゃんと書きます。でなければ修行になりませんから。 ただ、読者への訴え方というものに関して少し見解を述べさせてもらいたいだけです。 > ギリシャ神話的世界観を描いてみせることで、どんなような傾向の人たちが、どのくらいの数や割合で、どんなふうに楽しんでくれるか−とか、そういうヴィジョン、ちゃんと持ってるかい? これは持っています。 ギリシャ神話ネタのお話が受ける読者層というのは、まずギリシャ神話に興味を持っている人たちですね。老若男女を問わず、ギリシャ神話に興味がある人は日本に結構いると思います。 それから、「教養のために」ギリシャ神話を読もうという人たちがかなりいるはずです。ギリシャ神話は欧米の知識人層では必須の教養なので、普段小説など読まない人でも、欧米を知るために読もうという人がいるでしょう。皮肉な言い方をすれば、単に取引先の欧米人にばかにされたくないからとか、友達の前で知ったかぶりしたいからとかいう理由でも、買わせてしまえばプロとしては「飯の種」になるからいい訳ですよね。 ギリシャ神話的世界観の話を書くと、小説読みのための小説というよりは、教養を身に付けたい人のための小説になるのではと思います。ヤングアダルト系小説など読むどころか存在さえ知らないようなビジネスマン層に、「欧米で常識となっている知識、これを知らなきゃ損をする!」などという宣伝文句を付けて売り出せば、受けるかも知れません。 そういう点からすると、例えば、キルケーのお話を通俗的ファンタジーに仕立ててヤングアダルト系の文庫から出すよりも、ギリシャ神話版のままハードカバーで出した方が売れてしまう可能性はあります。ヤングアダルト小説は買う人と買わない人がくっきり分かれていて、読者層が限られているからです。いわゆる「普通の良識ある大人」たちは、ギリシャ神話の本なら堂々と買えても、ヤングアダルト系小説を買うのは恥ずかしいことだと思っています。 ほとんど何のひねりもなくそのまま民話を深読みした『本当は恐ろしいグリム童話』があれだけ売れたところを見ると、実はこういう神話や民話の二次解釈ものには相当需要があるようです。 (注:私は『本当は恐ろしいグリム童話』のやり方が必ずしも悪いとは言いません。むしろ「うまいことやったなあ」という感想を持っています)。 もちろん、これは小説の売り方としては邪道ですね。本来なら、小説はその小説の書き手による独創性−「味」といってもいいですね−で勝負するものでしょう。ただ「売れるか売れないか」という話になると、必ずしも苦労してひねり出した独創的な小説が売れるとは限らないのが世の中難しいところです。 私は、リストラの恐怖におびえながら売上を伸ばすことに汲々としているビジネスマンをだまくらかしてお金を取ろうとは思いません。でも、ギリシャ神話はたいへん豊かで面白い神話体系なので、損得抜きの教養として多くの人に知って欲しいとは思います。 しかし、「ギリシャ神話を知ってもらうこと」と「小説の書き手としてより技量を上げること」は全く別物ですし、ここは小説修行の場ですから、とりあえずギリシャ神話版は置いておいて、弟切千隼はファンタジー版と現代版のあらすじを作るべく精進します。 -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さん 1638 No.1639 投稿日 2001年5月21日(月)13時38分 投稿者 かねやん  ええと、ちょっと気になったので。 >>それから、「教養のために」ギリシャ神話を読もうという人たちがかなりいるはずです。ギリシャ神話は欧米の知識人層では必須の教養なので、普段小説など読まない人でも、欧米を知るために読もうという人がいるでしょう。  確かにギリシャ神話を読んでみようと思う人はたくさんいます。  ギリシャ神話をモチーフにした話、これを読みたいって人もたくさんいるでしょう。己もギリシャ神話を好きなので、読んでみようと思います。  ギリシャ神話を読みたい人と、ギリシャ神話をモチーフにした話を読みたい人は違います。  ギリシャ神話を読みたい人は、そのままギリシャ神話を読めば良いだけです。  弟切さんは「本当は恐ろしいグリム童話」を例にだしました。あれ、ひねってない訳じゃないんです。確かに原作なんですけど(そうじゃ無く、見かたが無理矢理なのもあるけど)日本人がイメージしているのと、違う話でしょう?  その紹介をしているから売れた訳です。あれは小説として売れた訳じゃありません。  弟切さんはキルケーを紹介したいだけですか? それとも実際にあるイメージと違うキルケーを描きたいと思っているのですか?  後者だと己は思ってたんですけど。前者であるなら、その前に書いてあるキルケーとスキュラの話の紹介だけで十分なんです。  またモチーフにした小説を書いて、この話は○○をモチーフに作りましたと述べれば、その○○に小説を気に入った人は興味を持つでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 1639に関連して。 No.1640 投稿日 2001年5月21日(月)17時02分 投稿者 かねやん  己も神話をモチーフにして話を書こうとしているネタがあります。だからいっそうこの話に敏感になるんですが(苦笑)  弟切さんに言ってる事、自分のと比較して話してるところあるもんで。 ---------------------------------------- あまのじゃく  あまのじゃくの語源の一説である、古事記に出てくる天探女がモチーフ。 本来は男を唆した女である天探女を、自分の身を省みず男に尽くす女と捉えて作成する事。  愛しい人が天罰を受けて死んでしまった事を呪い、人に思っていることと反対の事をさせる妖怪と化したあまのじゃく。長い年月の間に動機を忘れ、人を困らせて事で喜びに浸るようになっていた。  ある時野心家の男に惚れて、親も友達も捨てた娘と出会う。自分の身を省みず、男に尽くす娘の姿が気になり、傍で見ていたあまのじゃくは、野心のために殺された男と共に娘が死んだ事を見て、愛しい男の記憶が蘇る。  しかし昔のように怒りが沸く事はない。娘のように愛する男と一緒に死ぬ事もできない。ただ残ったのは悲しみと醜くなった自分の姿だけ。  やる事を見出せないあまのじゃくは、今までと同じように人に思っていることと反対の事をさせていくことを選ぶ。以前のように喜ぶためではなく、悲しさを忘れようとするかのように。 ----------------------------------------  自分が見て、どんな話にしようとしたのかわかるためのメモの状態で載せるの恐縮なんですが、まあ慢性ミテミテ病が悪化したって事で。  ついでに以前提出したあらすじが短編にはできないと言われて、じゃあこっちであらすじ作って課題出そうかな、と考えていた事を新木さんには内緒(笑)  実際に話を書くときは、古事記に出てくる話だとわかるようにするつもりではいますが、本来の話を見て、その落差に気づいてくれないと面白さが半減してしまうんですよね……古事記って本当にマイナー(泣)  古事記に興味を持ってもらうために作ろうとしてる話なので、紹介しようと考えたのですが、自分の愚痴になってしまいました(苦笑) -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1641 投稿日 2001年5月21日(月)18時36分 投稿者 新木 伸 >採点とか ・卯月17  OK。  「誘ってくれた人だから踊りたかったシンデレラ」このあたりが無欲。「踊りたい欲」を微妙に持っているところが表現できていてグー。 ・とんびの羽根12  ボツ。  短くまとまっていて、グーです。  ネックレスが壊れていても気にしないあたりに、無欲の構図は含まれているようですが、そのあたりの表現不足。これだけでは特定できません。  気にしない理由が、何通りかに読みとることもできる。「ざっくばらん」とか、「見た目に価値を認めていない」とかね。  そのへんをきちんと一発で誤読の余地なく切り出せるように、エピソードの仕掛けを考えてゆくんです。  たとえば、壊れたネックレスを届けられた女の子が、シンデレラに向かって、「ね? せっかくの舞踏会なんですから、ちゃんとしたきれいなアクセサリーを身につけたいと思いますよね? ね?」「はい。そうですね」「貴女もそう思いますかっ?」「はい」「じゃあ、貴女のその真珠のネックレスと交換してっ!」「いいですよ」  ……で、逆わらしべで壊れたネックレスを押しつけられたシンデレラ。  だけど、うれしそうに自分の首に付けてみる。  ……うーん。これじゃ、シンデレラが壊れてるネックレスでも嬉しいということの表現にはなってるけど、頭の弱い子要素が、だいぶ含まれてきちゃうかな。ボツだな。  ……って、手本になってないじゃん。(^^; ・春日11  ボツ。  構図はいいんですけど、これでは話が完結していません。尻切れトンボです。  女の子の「なにをしにここに来たのか?」の質問に、シンデレラが「ここに来ること」って答えて……。そのあといきなり王子が誘ってきてるでしょう。そのあいだに、「結」にあたるような、なにかひとつがあるはず。 >紺野さん  短くまとめてきているのは、ナイスです。ただ必要なことまで削っちゃってるくさいです。 ・紺野24  ボツ。  結局、シンデレラも宝石付けてるわけですね。  それじゃ他の娘と変わらんです。宝石の「量」が違うだけ。  こういう場合には、「質」を変えるもんです。  宝石をつけずに、鳥の羽1枚とか、なんの変哲もない布のリボン一本ですませるとか。その鳥の羽根だって、本来用意されていたものではなくて、会場に迷い込んできて騒ぎを起こしたオウムが落とした一枚の尾羽根――にしてみるとか。  あとこの手の構図で無欲を描こうとするときは、冒頭の「王子と踊る相手に選ばれる」のくだりは余計。  王子と選ばれたい「欲」がないシンデレラで観せるのか、身を飾りたい「欲」が少ないシンデレラで観せるのか、どっちつかずになってます。それだけでもボツの理由としてはもう充分なぐらい。  このネタでは、「身を飾る〜」のほうがメインだと捉えました。だとすれば、単に娘たちのセンスを見るために「ここにあるもので頭を飾ってください」という構図にしておくべきでしょう。 ・紺野25  ボツ。  花を一本の、その理由が読者にわからないとだめ。  ちなみに他の娘たちが「金の貴金属」をほしがるのは、書かなくてもわかるから、それについては不要。 ・紺野26  ボツ。  このままだと、順番を譲ってあげた優しいシンデレラにしかなりません。 ・紺野27  ボツ。  うかつにシンデレラに言わせちゃってるので、ボツ。  「注目されたいと思って来たわけではない」っていう理由が、本当に言葉通りの理由であったなら、これはボツです。  シンデレラは、なんで薄化粧でここに来たのよ?  そんな薄っぺらくてありがちで、とってつけたような理由じゃないっしょ? 本当にシンデレラは、そう思って薄化粧をしてきたわけ?  だいたい論理的に変よ。注目されたいわけじゃなかったからで、どうして薄化粧になるの? それ日本語として変でしょ。  うまく言い表す言葉を思いつかなかったから、深く考えないで、シンデレラに適当なことを言わせちゃっているとみた。サボろうとしてるね。  これ宿題。  シンデレラの薄化粧の真の理由を書いてくること。  しかしまあ、紺野さんもずいぶんとレベルアップしてきましたね。  はじめのころとは、えらい違いだ。  「申人」のあらすじでもって身につけた、骨を捉えて抜き出す簡略化の手法、役に立ってますか?  これでもう一皮剥けると、OK連発になるんじゃないかと思います。そうしたら採点代行者になってもらいましょうか。  わし、楽したいし。(笑) >小倉さん  いや、仮題っても、もーすこし、なんとか……(笑)。  妹編。 ・家についてから、着替えの最中。姉(中身弟)が着替えをみられているのに恥ずかしがらないのが変。男の子が、女の子の前で半裸になるのだぞ。いくら体は女の子だといえ。  テーマについては、まだ保留にしておくこと。  しかしこれ恋愛ものだったのかい。誰が、誰に恋? 二組全員、四通り?  恋愛ものになるのかどうかは置いておくとして――。  それを決めるのもなにをするのも、四人分、全員の視点のものをあげて、それから考えること。  ちなみにもしそういうテーマにするのだとしたら、人格交換は、それなりに意味があるのでは? 家族に恋をする気持ちに気づくには、家族でない他人にならんといかん――とする思考に必然はあるとみた。  あとは、兄編と弟編ね。  しかしこのぐらいの内容だったら、一人分につき、いいとこ30分だぞ。手を止めて考えるような内容でもないっしょ。手を止めさえしなければ、1時間で原稿用紙40枚ぐらい書けるっしょ。(人間の限界はそのあたりだ)  っていうか、書け。  手を動かせ。  さっさとあげてくること。  まだまだ、あらすじ書き上げるまでに、いろいろとやることはあるんだから。テーマを変更したり、誰の視点で書くことにするのか決めてみたり――。  こんなとこで時間くってたら、いつまで経っても終わりゃせんぞ。  まあ時間制限のタイムアップが付いたから、終わらないでも終わるんだけどね。 >紺野さん  うーん。  茶羽根のほうは、書き直すつもりでいるらしいから、短編蟻地獄扱いだろうけど、紺野さんの場合はどうなんでしょうね。  もともと長編だったわけだし、マイペースでいいのかな。  しかしこれだけの話であれば、なんか短編で書いてもいい感じがしてきてますな。  あと竪樹サイドとかのあらすじ。  設定に関わることは、省いてもかまわんです。これを読む相手は、もう基本設定を理解しているという前提で書くべし。設定を書くなら、「申人版」にない竪樹や斉の個人的な設定のほうだけね。  そうしないと紺野さんの場合、竪樹や斉のサイドのあらすじ――ストーリーがすかすかなところを設定で埋めて出してくる悪い癖が見受けられますから。  竪樹サイドの筋ですが、申人に追っ手を出したはずが、その後の展開がまるでありません。なんか竪樹本人が、忘れちゃっているご様子。また申人側のストーリーのほうでも、追っ手のことはまるで出てきてないですよね。  この追っ手って、その後、どうなりました?  そもそもこの話自体が、申人を得ようとして白羽を殺すところからスタートするので、追っ手というのは、ストーリーを縦に貫いて存在する、かなり重要なファクターとなると思うのですが。  斉版。  刀の不調が、申人と出会う前から始まってるのが変。申人が刀を手にしたことが引き金となっているのなら、それは書かなきゃ。 >弟切さん  そうそう。  いいじゃん。落としてもご飯食べられるわけだし。  プロは締め切りを落とすということは、「君、もういらないや」と同義なのね。ご飯食べられなくなることなのね。(特にデビューしたての新人のとき)  ちなみに参考データーとしてあげておいた、わしの締め切り、この「本来の締め切り」とは、それこそ「本来の締め切り」のことであって、「現実問題としての締め切り」「影(ブラフ)の締め切り」「真の締め切り」「裏の締め切り」「暗黒の締め切り」とかとは違うものなので、そこんとこ注意。  君らの締め切りは、あくまで、「わしが修羅場を抜けるまで」ってことで。  まあ、それはそれとして……。  実際問題、短編一個のあらすじに2週間ももらって、それで「できませーん」なんてのは、プロとしては不要なのね。アマチュアに戻って、もう二、三年、「作家志望者」をやり直してこいなのね。  あらすじ2週間。プロット2週間。本文2週間。  これで1ヶ月半。40枚が2編で、3ヶ月。  1年間では、40枚の短編が8編。  しめて原稿用紙320枚。単行本にすると一冊ってところか。  1年間で、それっぽっちも書けんよーなやつは、プロにはいらん。  あ、これだと年間1冊か。  実際それで食べていけてるのって、わし、高畑京一郎さんぐらいしか知らんなぁ。  年に長編2冊。それが最低ライン。  つまり、40枚の短編1編であれば、3週間で上げてくるペースだ。  わしが現在このペースね。  しかし短編一本に3週間もいらんなぁ。一本を1週間であげて、あとの2週間は遊んでいるかな。(^^;  実際に求められるのは、年に3冊。  できれば4冊か6冊。  10冊や12冊書いている人だって、山ほど存在する。 >ギリシャ神話 「本当は○○だったギリシャ神話」  ……とかタイトル付けて、短編集にして出したら、もしかしたらヒットするかもしれない。いやマジで。  ○○のところには、こう入れてみるのはどう?  「本当は素敵だったギリシャ神話」とか。  まあプロになってから、企画書付けて、どっかに持ち込みする手だな。  そのころには時事ネタとしては、もう古くなってしまっているかも。 >かねやん  かねやんも、今後一生5回読み直し縛りね。  「唆す」って、IMEに頼って変換してるでしょ。一回でも読み直してたら、気づかないはずがない。  あとそうそう、ボツ出される前に自分で勝手に引き下げるのは、禁止ね。  プロの仕事の現場で、そんなことやったらどうなるか考えてみなさい。いざ話を煮詰めているような段階で、「あれ、やっぱやめてこっちにします」なんて通るはずもなし。  あれはあのフルスケールのまま短編にはできないというだけであって、最初の、女の子がやってきて居着くまでのところで短編にできるでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- プロ志望とか No.1642 投稿日 2001年5月21日(月)19時44分 投稿者 新木 伸 >藤極堂さん  まず最初に、なんか話の依って立つスタンスが違っているようなので、それについてひと言。  私はこの「よみかく分室」に来て、実際にここに参加している人のことを話しているのであって……田舎に住んでいて、創作をはじめたばかりで、物を書いて発表することの楽しさに芽生えたばかりの中高生のことを話しているのではありません。  一般論のことを話しているのではないのね。  「プロ志望者」と自分で言っている、そういう人が同人誌に参加することについて話しているのね。  あと苦言をひとこと。 >>「プロになれたらいいな」「プロになれるのかな」そう思って努力していく内に自分の実力と執念の無さに気づいて「好きな物を書くだけなら同人誌で充分か」と落ち着いてゆくのが普通だと思うんです。  プロになるための場であるこの「分室」でもって、「夢破れるのが普通です」なんてことを、ひとことたりとも書くんじゃない。  「プロになれたらいいな」「プロになれるのかな」――というままだと、きっといつまで経っても永久にプロにはなれません。  いつか、どこかの段階で、なにかをきっかけにして、「俺(私)はプロになってやる」と、人は決意するものだと思います。  それ以降は、「プロ」というのは、「なれるのかな?」と問いかけるものでもなく、「なれたらいいな」と希望するものでもなく、いつか「なる」ものであって、もう本人的には自分がプロになることは決定事項なわけです。  時間がどれだけかかるか、どうやってなるか――ってそのあたりが決定していない不確定な変数であるだけで。  このよみかく分室にて、「プロ志望」と言っている人間。  もうすでにこの「決意」は固めてあるのだと思うのだけど……。  もし違うのであれば、いまここで、「プロ希望」に言い改めてください。今後はそのように取り扱いますから。  そして「プロ志望」になった瞬間、その旨をここで報告してください。それ以降はそのように扱いますから。  杉井君あたりだと、「俺はそのうちプロになる」ってことは、本人的に決定事項となっていると思うのだけど……どうだろうか? >>「私はプロになりたいから、オリジナル創作の同人誌に誘ってくれた人がいたけれど断ろう」 >>――これじゃその子はずっとひとりのままです。  あったりまえです。  そこで断らなきゃならんのです。  その子が本当に、「プロを目指している」のならね。  高いところにある(きっとおいしいはずの)ブドウを欲しがっているのに、横から差し出された替わりのブドウで満足してどうするのですか。  いいんです。ひとりのままでも。  いつかプロになりさえすれば、すこしだけ、「ひとり」じゃなくなる。自分の作品で何万人かが楽しんでくれて、それですこしだけ共感を分かち合えるわけです。  しょせん、物を書くという作業は、究極の個人作業ですよ?  世に出して読者が読んでくれてはじめて、ほんのすこし、孤独が癒されるんです。そのために作家は物を書くんです。自分が面白いと思う物を、より多くの人と共感しあうために、書くんです。  だいたい、なんだって私が、この「分室」をやってると思ってるんですか。「自分と同じレベルで会話できる存在(プロ)を増やしたい」って、前に言いませんでした?  いまも僕はひとりです。  物を書き始めてから、ベストセラー作家(といってもいいでしょう。毎回ランキング上位に入っているし)となった現在に至るまで……。この新木伸(旧姓あんらっきぃ伸)という子は、ずーっとひとりのままです。いまだってひとりのままです。他の作家さんだって、話をしてみれば、やはりひとりのままだってことがわかります。  永遠に満たされないから、死ぬまで小説を書き綴ってゆくんです。  小説大賞に応募しつづけて、何度も落選しつづける状況。  何が悪かったか――。  そんなことは、もう言わずと知れてます。  「つまらなかった」――ただ、それだけのこと。  その一点の評価がもらえるだけで、もう充分すぎます。  他になにが必要だというんですか?  なぜつまらなかったのか。――そんなこと、考えれば自分でわかるでしょう?  どうすれば面白くなるのか。――そんなこと、人に教えてもらったものなんて役に立ちません。自分で編み出したものだけが、自分の役に立つんです。この分室ではなにも「教えて」いません。自分で「掴む」ための手伝いをしています。  ただ、人が創作という行為を始める、いちばん最初のきっかけとして――誰かから、たった一回だけでもいいから、「おもしろかったよ」と言ってもらえることは必要だと思います。  それはつまり、いちばん最初の最初には、どこかしら、なにかしら発表できる場が必要ってことですよね。  僕の場合は、なんだったかなぁ。  パソコン通信のどこかの掲示板で、セリフばかりが目立つリレー小説みたいなのを書いて、それからだったかな?  たしかTRPGにハマる前だったか。そのリレー小説に参加している他のみんなの反応で、おもしろがってくれているのが伝わってきて、そこが原点だったような気がします。  しばらくTRPGでゲームマスターをやって、シナリオ作って、それをプレイしてもらっての繰り返しで、ストーリーを発表して他人を楽しませることの「味を知り、それから小説を書き始めて、すでにプロであった羅門さんに、あるシーンをほめてもらったのが、決意のきっかけ。  その言葉、いまでも覚えてます。「このシーンのクオリティを全編に渡って維持できたら、プロになれる」  そこからは、もう「プロ志望」。  甘いほめ言葉はノーサンキュー。辛辣な(ただし的を射ている)批評だけで良し。  10人、50人、100人――そんな数の読者などでは、とても我慢がならず、数万単位の人間を楽しませることを目標にやってきました。  ノートに書いた小説を、クラスの友達に見せる。――そのあたりで、もう充分じゃないですか? はじめのきっかけとしては。  または(大好きな)国語の先生に読んでもらって、なにか評価をもらうとか。  べつに「はじめてのきっかけ」について、同人誌は必須ではないように思います。  同人誌の読者がどのくらいの数になるのか、それは知りません。  売れている壁際サークルの同人誌でも、まあ数千部単位と聞きます。  普通の同人誌は、まあ100部以内と聞きます。それだって売れ残るのが普通のようだから、実売は数十部ぐらい?  そんなの、数万に比べたら、ゼロのようなものじゃないですか。  0.1パーセント以下ですよね。吹けば飛ぶようなチリみたいなもんだ。問題にもなりません。  数千部売れている同人誌にしたって、数万に比べたら、たったの1割以下。ゼロと毛ほどしか違いません。やはり問題にもなりません。  その程度の人数に読ませただけで満足できるならば、はじめから、商業出版を目指す理由などありません。  「○○の作品が好きな人と、感動を分かちあいたいんだ。人数はそんなに多くなくてもいいんだ」――これが本当に自分のやりたいことであれば、プロは目指さないほうがいいです。  数万人、もしくは数十万人、可能ならば百万人単位で……と、際限なく欲をかくような人間でなければ、商業出版には来ないほうがいいです。  自分の本当にやりたいこととは違う土俵に来てしまったら、それは不幸です。  このよみかく分室を見ている知り合いの作家さんから、こんなことを言われました。 「新木さん、無駄なことをしてますよね〜。プロになる人間なんて、ほっといたってどうせなるのに」  僕はうなずきました。  これはべつに悪意あっての言葉じゃないのです。  プロにならなきゃ済まない「動機」を持つ人間は、ほっといても自力でプロになってゆくわけだし、プロにならないでも済んでしまう人間はなにしたってなれやしないわけだから、分室の存在意義の「プロ志望者のサポート」っていうのは、はなから無駄なことではないのか? ――っていう要旨なわけです。  ぼくは答えました。 「もちろん、そうです。でもプロになるまでの時間をすこしでも短縮できれば、それなりの意味があるじゃないですか。二十代の前半でなければ感性的に書けない話とかって、あるでしょう? 数年ほどデビューを早めることができたら、そういう作品が数編……もしくは十編ぐらい。世に出せるかもしれない」 「それにプロになった人でも、いつかどこかで、「プロ希望」から「プロ志望」へと決意を固める瞬間ってのがあるじゃないですか。分室が存在することで、そのきっかけを与えられるかもしれないわけです」 「あとはまあ、本当はプロになるのが幸せなのに、なかなか必要な技術を身に付けられず、時間ばかりが過ぎてゆくうちに、同人誌やHP上で発表することに慣れちゃって、身を持ち崩していっちゃった「元作家志望者」の屍とか……そういうの、山のようにたくさん見てきてますからねぇ……覚えないですか? そういうの、ひとりでも救えたら――とか思いまして」  数十人やら、数百人やら、その程度で満足できてしまうなら、所詮はその程度――って冷徹に見切ってしまえばいいんですが。  数万人に読ませたい人間は、そんなところにはハマるはずがない――ってことで。  個人的な経験として、「元」作家志望者の屍の山。たくさん見てきました。  他のプロの人にも聞いてみると、なにやらこんな「法則」が発見されました。  大学の文芸サークルやら、なんやら――かつての同志で、作家志望者であることを「何年経ってもやめなかった人」は、いま現在、すべてが例外なくプロになっている。  そして残りのすべては、「元」作家志望者になっている。もう作家志望者であることをやめてしまっている。  石の上にも三年といいますが、石の上にも十年、二十年。――それでプロになれないはずもなし。デビューが三十とか四十とかの作家なんて、いくらでもいるわけだし。 -------------------------------------------------------------------------------- 上の件にて No.1643 投稿日 2001年5月21日(月)19時44分 投稿者 新木 伸  書き込みの中に埋もれちゃってるとアレなんで、別の書き込みとして立てておきます。  上の書き込みを読んだ上で、各人、「プロ志望」なのか「プロ希望」なのか、いまいちど、ここで宣言してください。(さもなくば「プロになるのは俺的確定」であるのか)。  今後はそのように扱います。  また宣言はいつでも変更可ってことで。「希望」が「志望」に変わったら、その時点で言ってくれてかまいません。 -------------------------------------------------------------------------------- あ No.1644 投稿日 2001年5月21日(月)19時56分 投稿者 新木 伸  すでに「アマチュア志望」であることを宣言している人は、その限りにあらずってことで。  でもその旨書いておいてくれると、いいかも。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん 1644 No.1645 投稿日 2001年5月21日(月)23時00分 投稿者 かねやん >>すでに「アマチュア志望」であることを宣言している人は、その限りにあらずってことで。  でもその旨書いておいてくれると、いいかも。  いいんです、アマチュアをプロ志望と見なしても。中途半端なものを出すなって怒っても。ここはプロを志望する人のため、が主目的ですから。  これは出した課題に関して。指摘や感想を述べる人は、アマチュアでもプロでも、ありがたいだけ。  掲示板でやると、自分と他の人のレスを読めるから効果は大きい。指摘が間違ったほうに行くことも防げる。  だけどアマチュアだからってみそっかすのレスを書かかれても、他の人のためにならんでしょう?  これはプロの事だから関係ないやって思う事は確かにある。これを見過ごしたら己、単なるお荷物です。  下は己が初めて貰ったレスに書いてあった事。  ここ以外もしなければならない覚悟が書いてありますが、とりあえずプロとアマチュアの違いについて。 >新木さん 1249  ここの目的はプロ養成にあります。  アマチュアでやってゆく人の場合でも、「プロの技術と能力を持ったアマチュア作家」の養成であって、厳しさはほとんどかわりません。ただ商業前提とかいうことがなくなるだけ。「売れるもの」よりも「書きたいもの」を優先できるっていうところぐらいかな。プロとアマチュア作家の前提の違いというのは。  これだけでいいんです。ここをはっきりさせておけば問題無いです。その後書き込む人は、その覚悟ができてるって判断するべきかと。  甘いところばかり見せてる己が書くのもおかしいですけど。 -------------------------------------------------------------------------------- >掲示板システムとか No.1646 投稿日 2001年5月21日(月)23時02分 投稿者 くのうようこ(KOUYA) CGIの知識はありませんが、よそで使っていたツリー式掲示板が便利でした。 http://www.rescue.ne.jp/ 「ツリー式電子掲示板 Trees」とゆうやつです。 見る人の操作によって、タイトル一覧がツリー表示と日付表示から選べます。 「すべて読んだことにして終わる」にすると、次回ひらいたときに未読番号を知らせてくれます。 タイトルの頭にNEW!マークがつくので読み落としがありません。 題名・名前・Eメールによる検索機能があり、字数制限はたぶんない…と思います。6000字超えても大丈夫でした。 字数カウントされて、タイトルの横に表示されます。 長文を開くときに心の準備ができます。 >あんらさん はい。過剰反応でした。 >とんびの羽根さん わたしも気をつけます。悪ノリしました。 >栞さん とばっちりゴメンね。 中編がんばって。主題に思い入れと実感があると長くなりそうな話ですね。心理描写に枚数とられるから。 http://homepage1.nifty.com/KouyaAtoZ/ -------------------------------------------------------------------------------- No.1647 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 1643への回答、他 No.1648 投稿日 2001年5月22日(火)00時33分 投稿者 春日信乃 >1643への回答 「プロ志望」です。 はっきり言って、最初の頃の何を書いても楽しいだけの時間は吹っ飛んでしまい、今はつらい状況です。 日に3つぐらいづつ、送っていけばなんとかなるだろうと考えていた事もありました。現実は、出しても出してもボツが続き、山でもできるんじゃない思うこの頃。 つらいと思った事があっても、いやになった事はありません。暇さえあれば、シンデレラの事を考えています。シンデレラの視点に立ち、エスコートされ赤い絨毯を歩き、大広間に立ったとき見えるものを想像することもあります。 王族の方々がいて、身分の高い人がいて、豪商が招かれているかもしれない。そしたら、ダンスだけでなく、商売の話をしているかもしれない。 そんな事を考えながら、ひとつづつネタを考えています。もちろんそれが「無欲」になるように。 なんで、そんな事をするのか、それは、プロになりたいから。 たとえ、無欲のシンデレラを10人集めても、それだけでプロにはなれないかもしれない。 だけど、それ以外に方法がないし、いままで自己流でやってきて目が出ない以上、自己流ではダメなんです。 だから、よみかく分室に参加しています。 わたしは、「プロ志望」です。 >プロになる人間なんて、ほっといたってどうせなるのに 確かにそうかもしれません。 昔「鳩よ!」という雑誌で「掌編小説大賞」という企画があり、原稿用紙10枚以内の短編小説を募集して、大賞作品は掲載されるというものがありました。 恥ずかしい話、わたしの小説は、一作も佳作にさえ入りませんでした。 だから、わたしは月ごとの大賞作を悔しい気持ちとうらやましい気持ちで読んでいました。 ある月の大賞作受賞者の名前が、野球選手見たいな変な名前だったので、覚えています。 「田口ランディ」さんです。もちろん、「コンセント」を書く前のことで、ライター時代の作品です。経歴にもライターと書いてありました。 世に出る人というのは、そういうものかもしれない。 だけど、わたしだって、いつかは、プロになってやる。 --------------------------------------------------------------------------------  おはようございます、杉井です。 No.1649 投稿日 2001年5月22日(火)02時44分 投稿者 杉井光 >プロ志望かプロ希望か  オレ的決定事項……なんかニュアンスが違うような。他に選択肢がないのだから「決定」したとは言えないし。タイムリミットはなんだかんだで7年も延びたけど。だから、新木さんの言う「必要時間短縮」というのはその通りだと思うし、非常にありがたいと思うのです。 >無駄なこと  作家を養成する、という目的なら確かに意味ないかもしれないですね。でも、新木さんにとっては有意義な場所だと思います。「光源氏計画」って、ありますよね。シティハンターだったかな。将来美人になりそうな女の子を見つけて、つばつけて……ってやつ。ここ分室で新木さんのやっているのは、まさにそれですね。うまくすれば将来、新木さんを師匠と慕う作家が十人二十人と集って、還暦を祝ったりしてくれるかもしれません(嬉しくねえなあ、それ……)。  無駄なことでは、決してないと思います。 >杉井はひとりでできる  いえ、できません。少なくともほんの数ヶ月前まではできませんでした。できなかったからああいう作品(『クリス』とか『火星に〜』とか)が出てくるんじゃないですか。  そういえば、昔、教育テレビで『ひとりでできるもん』という番組をやっていましたね。女の子が、アストラルコックさんの教えを受けながら色んな料理に挑戦するという……。ひとりじゃないじゃん。あ、「アストラル○○さんがいればできる」というのは「ひとりでできる」というのと同義なのか。あの番組はこの分室を先取りしていたのか! くぅ、深いぜNHK!! >ようこさん、栞さん  いらっしゃいませ。って、最近ははじめましての挨拶もぜんぜんしてなかったなあ。短編課題にも参加してくれると嬉しいです。新木さんの昔の恥ずかしい話なんかを教えてくれるともっと嬉しいですー。  「あんら」って、「あんらっきぃ伸」さんの略ですよね? 茶羽根さんは「みことちゃん」だし……。ハンドルネームによる混乱が。そういえば杉井オフでみやびさんが「ふぁずさん」「ふぁずさん」と呼んでいた人物が、誰のことなのかずっとわからなかった杉井でした。後に霧原から借りた電撃hpを読んで、深沢美潮さんのことだと判明。ハンドルって……。  さて。平常業務。タイムリミットも設定されましたし、確かにここんとこ杉井はだらけていました。情けない自分に喝。さくさくいきましょう。 『0.37プロポーズ』  前回、つめるべきポイントをしぼりました。 a)SSGの中で、アクニィは何を考え、何をしていたか。 b)5年/1350年ぶりに再会した二人は、最初にどんな行動をとったか。 c)アクニィはどんな意図で病院を抜け出し、どこに行ったか。 d)アクニィはどんな理由で、どのようにミンシアを拒絶したか。 e)アクニィはどんな原因で、どのようにミンシアを受け入れたか。 f)で、結局どんなふうにおさまったか。  つめる作業の前に、変化の前と後を明文化してみましょう。  この話の本流で変化するのは、アクニィのミンシアへの思いです。  初期状態:かつての戦友だったことは憶えているが、今は自分をぬるま湯状態から強引に引っぱり出した「うざったい奴」としか思えない。  変化後:自分のことを愛してくれているのがわかる。一緒にいてもいいかなと思う。  新木さんがいつだか言っていた、「一万年、いや一億年くらい発電機ン中」というのは非常に魅力的なのですが、とても書き切れそうにないので断念します。だって……想像つきます? 一億年間ひとりきりだった人間の頭の中なんて。千年だって、あやしいものなのに。あとはですね、やはり、ミンシアのことを完全に忘れているようだと、話の流れがかなり変わってきてしまうのですよね。狼少女を調教するのと同系列の話になってしまう。  まあ、身も蓋もなく簡潔にしてしまえば、  初期状態:好きじゃない  変化後:好き  となるわけです。女の子(ミンシア)の方は、変化なしですね。変化の前も後も、好き好き(ぐは)。  さて、ではどうしてアクニィは好きじゃなかったミンシアを好きになったのか。  これは、簡単です。「相手の好意に気づいたから」。  「え?」と思ったあなた。都庁恋愛課にクレームの電話を入れようと思ったあなた。ちょっと待って、落ち着いて聞いてください。  少年アクニィ=ジェベルは作者の近似投影です。キャラクタ造形にあたって杉井自身の人格が安易に流用されています。従って、アクニィの恋愛観は杉井の恋愛観そのままです。東京都の条例は適用されませんし、自分からまともに女の子を好きになることはありません。鐘は、打たれればただ鳴るのです。OKですね?  あ、もう一つ理由がありました。「ミンシアが可愛いから」。忘れちゃいかんよね。  自分の会社の業績をふいにしてまでアクニィを買い取った……という前フリは、だから、「ミンシアの、アクニィへの好意」を表現するためのエピソードの一つですね。同様に、「ミンシアが可愛い」ということを表現するためのエピソードも必要なのですが――エメロンド開発のイメージキャラクターがミンシア自身で、水着のポスターがいろんなところに貼ってあって、とか――、これはまあ置いておきましょう。エンタテインメント小説の世界には、「主要キャラの女は特に書かれていない限り基本的に可愛い」という不文律があります。<こういうのに腰掛けて描写の努力を忘れてはいけませんよ〜。  はいはい。本題に戻りましょう。アクニィの初期状態/変化後について、これで確定しました。要素別に箇条書きにしてみましょう。  A:ミンシアの好意に気づいていない。  B:ミンシアを疎ましく思っている。  A’:ミンシアの好意に気づいた。  B’:ミンシアと一緒にいてもいいと思っている。  AとBはつながっていますので、わざわざ分けて書く必要もない、と思う人もいらっしゃるかと。そしてそれ以前に、これは杉井の恋愛論のみに立脚した「アクニィがミンシアを好きになる構図」なので、そこに納得できない人もたくさんいると思います。僕だって他人がこんな話(女の好意に気づいただけで、男が女を好きになる話)を書いていたら、納得しません。  そこで、解決策を投入します。  「アクニィも、最初からミンシアがわりと好きだった。本編参照。ただ、千年たってたのでそのことをすぐには思い出せなかった」  はいこれで万事解決ですね。上記の要素箇条書きに、もう一つ要素が加わって、こうなります。  A:ミンシアの好意に気づいていない。  B:ミンシアを疎ましく思っている。  C:自分のミンシアへの好意に気づいていない。  A’:ミンシアの好意に気づいた。  B’:ミンシアと一緒にいてもいいと思っている。  C’:自分のミンシアへの好意に気づいた。  ……こんなのを書くためだけに、ずいぶんと道草を。まあ、笑って許してください。  これで、最重要ポイントを詰めることができます。 d)アクニィはどんな理由で、どのようにミンシアを拒絶したか。  「好意に気づいていない」理由としましては、「もともとお鈍ちゃん」であるというのと「千年も発電してて忘れた」というのが挙げられます。「ミンシアを疎ましく思った」理由としては、「発電機の中でのマスターベーション生活に満足していた」「戦争の経験から、俗世がいやになっていた」という二点が挙げられます。これを踏まえて、どのようにミンシアを拒絶したかを考えてみますと、……うむ、アクニィは言葉をほとんど忘れていることが予想されていますので、特にSSGから引っぱり出された直後は行動のみで感情表現という制限がかかりますなー。  最初、ミンシアが扉を開けると、アクニィは他者の存在に気づいて空間掌握……あ、空間掌握すると空気分子も外界の干渉を受けなくなるから、声が届かないな。いや振動波は通るのかな? っていうか、空間掌握について物理学的にまじめに考えると、どんどん不都合がおきるなー。  ミンシアが強引にSSGからサハリエルシステムを切り離して、部屋に入って、アクニィを抱き寄せる(いや、ミンシアの性格からして、抱き寄せはしないだろうなあ。両手で顔をわしづかみにするとか、その方がミンシアっぽい)→思わずぽーっとしてしまうアクニィ→首の裏のサハリエルシステムに触られて、はっとなってミンシアを突き飛ばす、とか、そんな感じか。「気づいていない自分の好意」を、ほんの少し匂わせたりもしたいですな。 e)アクニィはどんな原因で、どのようにミンシアを受け入れたか。  ですから、拒絶する理由をつぶせば、アクニィはミンシアを受け入れられるわけです。最も強力かつ容易なのは、「忘れていて気づいていない好意」を思い出させること。なにしろミンシアはらぶらぶですし、アクニィの方だって憎からず思っているわけですから、自覚させてしまえばよろしい。このためのエピソードが、「死にそうになったミンシアをとっさに助けるアクニィ」というやつです。王道ですね。新木さんが冗談交じりに出した「アクニィ事故死」の発展版である「ミンシア事故死」も、このパターンですな。(余談ながら、追放力をいくら抽出しようと、時間は遅くなるだけで遡ることはできないのです)(ただ、船はジグザグ航行することによって風上に進むことが可能ですから、手段によっては時間遡行も夢ではないのかもしれません)  ここでは、ミンシア自身が「手に入らないのならいっそ消してしまえ」とばかりにアクニィを殺そうとします。ついでに自分も死のうとします。ただらぶらぶなだけで突然の事故で死に目を見てアクニィに助けられて……というとかなり間抜けなので、無理心中くらいのインパクトは必要かと思いました。ミンシア自身にも訊いてみましたが、「やるわよ、心中くらい。当然でしょ」とのお答えでした。  エアロックで心中する理由は今のところ希薄なので(もちろん『パジャマで宇宙空間』がもう一度やりたい、というのはあるのですが)、検討の余地が大ありです。  ああ、時間を戻してミンシアを助ける……っていうの、採用ですね。「発電機の中ではできなかったのに、ミンシアを助けるときにはできた」ってことで、アクニィのミンシアへの好意を強化できるとともに、「発電機の中でのマスターベーション生活に満足していた」という理由も間接的につぶせます。よろしい。時間、戻しましょう。がんばって二十秒くらいですか。二十秒あればジョン・F・ケネディだって助けられるでしょ。  エアロックに話を戻しましょう。  エアロック、自体はいいんですよね。宇宙コロニーという特徴をちゃんと生かしてますし、ボタン押してから死ぬまでにいいかんじのタイムラグがありますし、サハリエルシステムを使えば助かるし。でもねえ、アクニィが病院抜け出して、目指した場所はSSGの跡地でした、って……予想通りの展開なんだよなあ。ダメだ、これじゃ。三時間のタイムリミットに圧迫されながら捜す必要ないし。もっと意外な場所にしなきゃなあ。まあ要するに心中できる場所ならどこでもいいんだけど……  (考え中)……  (とりあえず保留) f)で、結局どんなふうにおさまったか。  らぶらぶ女と、その好意を少しだけ受け入れた男の間に、一体どういう関係がまず生まれるのか。これは難しい問題です。タイトルからして「二人は結婚するんじゃないのか?」とか思ったあなた、題名を鵜呑みにしてはいけませんよ。  とりあえずアクニィは病院に連れ戻して手術を受けさせましょう。そのあと、病室でミンシアは、術後昏睡状態のアクニィの手をずっと握っていて……目が覚めたら、流動食を「はい、あ〜んして(はぁと)」とかやったりして……なんかキャラが違うなあ。「どうして探しにきたんだよ」「そっちこそ、どうして助けたのよ」なんて痴話喧嘩しているほうが合っているような気がします。 『ねえ、このレベルコっていうキャラ、何の必要があって登場しているの?』  はい、いいところに気がつきましたね。三人目のキャラであるレベルコ。その存在意義はいくつかありますが、いまのところ固まっていないので、ご覧の通りあらすじにも反映されていません。  1)筋を一本増やす。  2)アクニィとの対比を見せる。  3)設定説明用。  大きく上の三つの理由があります。  1)、脇役一人分だけ物語の内容を膨らませようという意図です。レベルコを仮に主人公に据えたとすると、この話はこうなります。「相手の女に想い人がいることを知り、その男に自分が及ばないことを知って求婚をあきらめるレベルコ」。これで、さらにレベルコの初期設定を「自信家で、ミンシアのパートナーは自分以外あり得ないと思っている」くらいの鼻持ちならない奴にしておけば、立派な筋になります。アクニィに及ばない……ってとこまでエピソードで知らしめてやるかどうかは、分量の関係から言っても微妙なところですが(ミンシアの生命の危機に、レベルコは我が身かわいさで動けなかったけれどアクニィはためらいなく助けに行った……とかいう展開にすれば、これは実現できます)、まあ筋増幅目的で登場させるからにはそこまでやるでしょう。  2)、これは要するに「引き立て役」ってことです。社会的にまともな立場の求婚者を袖にしてまで、っていうミンシアの気持ちや、ガキでひねくれ者でいじけ虫だけれど純粋なアクニィとか、そういうのの引き立て役。1)とも一部かぶっていますが。  3)、は、かなり作者の都合ですが。「事情をよく知らないキャラ」を主人公のそばにくっつけて行動させておくと、そのキャラの疑問にまわりが答える、というかたちで、その世界の特殊な背景なんかが無理なく読者に説明できるんですよね。『星界の紋章』のジントくんとか、『優駿』の久美子さんとかがいい例です。『クリス』本編でも、第二章でバステッド准将というのが登場して、ロンスペンシスがこの准将に向かって説明するという形で、サハリエルシステムについての詳細をべらべら喋っています。作者の都合で登場した「説明補助用キャラ」だけあって、この准将、その後の話に一切出てきません。これは悪い例。  と、こう書いているうちに、レベルコのキャラが固まりつつあります。(まだ固まってなかったのかヲイ>自分)  むむむ、そろそろ抽出限界が。いったんアップして、墜ちることにします。続きはまたあした。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- またしても。 No.1650 投稿日 2001年5月22日(火)10時42分 投稿者 八神伽羅  お久しぶりです八神です。なんだか毎回同じ書き出しのような。  月末までですか。本業に勤しんでる間に、なんだか大変なことに……(汗)  まあ、先々週の土曜を自己申告締め切りにしていた大たわけな私ですから、逆にこれで良かったのかも……と思うことにします。何事も前向きにいかないと。  間違いなく世間でも暇な肩書き上位に入ると思われる文系学生なのに、何故こんなに時間がないのでしょう。二年のくせに演習なんか取ったからかな。   >二次創作  No.1516の新木さんの書き込みに反論しようと、うだうだいろいろ考えていたんですが……No.1608でどうやら無理だと悟りました。  「作家ごっこ」云々が私にはどう考えても偏見にしか思えなかったので、その一点にのみ固執して「どうにか言いくるめてやるっ!」と無謀な事を考えていたのですが、冷静に考えてみなくとも、あそこは技術を磨く場としてはヌルすぎます。親しい友人はけっこう容赦なくボツ出ししてくれますけどね。「こんなの○○じゃないっ!書き直しっっ!」とかだからあんまり意味がない(笑)  ただ一つだけ。  私は同人誌でレベルアップが出来るとは全然考えていませんでした。  ならなんのためかと言うと、単に楽しいから……お子様な理由だなぁ。  目の前で全然知らない人が言ってくれた、「面白かった」の一言がものすごく嬉しかったんですよ。で、どうせなら借り物の二次創作でしかもせいぜい発行部数五十部以下、なんてのじゃなく、完全オリジナルで全国展開できたらきっと楽しかろうと。  漠然とした「なりたい」が「なろう」に変わったのはそれが転機です。私の場合。  なら何故そこですっぱり止めなかったか、となると……二次創作の楽しさを捨てきれなかったせい。 >「○○の作品が好きな人と、感動を分かちあいたいんだ。人数はそんなに多くなくてもいいんだ」  ……という感じで。  とか書くといきなり見放されそうですが、あくまでこれは二次創作限定の話。あんな少数しか受け入れられないであろう妄想の世界、全国に波及させようなんて怖くて考えられません(爆)  「本当にやりたいこと」は他にあるけど、こっちも少しやりたい。というのが私の同人誌へのスタンスです。  でも言われてようやく気が付きましたが、キャラ造形なんかに二次創作やってる弊害がちらほら出てるしそろそろ潮時なのかもしれません。家の隅に山積みになってる在庫を一掃するまでは、手を引けませんが……。 >プロ志望か希望か  志望です。  同人誌やってたり投稿経験なしだったりと、やってることは完璧に「希望」ですが(汗)  俺的決定事項、とまではいきませんが、小説を書かなくなったらそれは自分じゃないような気はします。だから小説のことだけ考えていればいい、というプロは天職。……才能のあるなしはとりあえず考えないことにして。  それでは。  そろそろ学校に行かないと、間に合わないのでアイディア出しはまた次回。  明日は恐怖の水曜日なので、たぶん明日か明後日かに。……時間ないのにこんなんでいいんだろうか。いや絶対良くない。でも締め切りも怖いけど留年も怖いし。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 全員回答の返事 No.1651 投稿日 2001年5月22日(火)12時07分 投稿者 小倉善哉  作家志望です。今現在どれだけ実力がなかろうと作家になります。小倉、このレベルだというのに、諸事情により、あと2〜3年のうちにデビューしなきゃいけないのでちょっと焦ってます。(焦って空回り…)  仮のタイトル、考えました。「家族ごっこ(仮)」です。何が書きたいのか自分でも分からなくて題未定にしてたんですが、無理にでもつけたら、ちょっとずつ頭の中の霧が晴れていく気配が…って、気のせいかな…。  昨夜は一時間しか時間がとれなかったのですが、一時間で7枚が今の私の限界みたいです。今日は書く時間を2時間は確保しましょう。そして弟と兄のを一挙にUPしよう。……残業なんかしないもんっ(涙)  ところで個人的な都合なのですが、金曜日から日曜日まで労働組合のフォーラムに行ってきます。その間はネットにつなげられません。PCは持っていくつもりなので、木曜日までにあらすじが書ける状態にしようと思います…って今日は火曜日じゃないか!(爆)  とにかく書きましょう。それが先決ですね。あらすじ書ける状態じゃなかったら、ネットつなげられない間はシンデレラのことを考えます。まだ1つしかOKもらってないし。 -------------------------------------------------------------------------------- 志望か希望か No.1652 投稿日 2001年5月22日(火)12時53分 投稿者 弟切 千隼 弟切にとって、実はこれは微妙なところです。 自分を社会の中に投げ込んでみた時に、「ものを書いている自分」というのが一番しっくりきたので、私は「もの書き志望」になりました。「小説家志望」でないところがみそです。 私はたぶん、ものを書かなくなったら生きていけないと思います。その書くものが「小説」でなくてもいいのですが、現実問題として、ものを書いて食べてゆくには小説家をやるのが最適ではないかと考えて、ここに参加しています。 藤極堂さんへ > 「海に歌う魔女」(仮題)で、キルケーが苦悶を伴う儀式を経て怪物を産むのは、それが出産の比喩だからです。 産まれたのが半人半鳥の怪物なのは、獣性と言うにはあまりにも人間的な「恋」という感情総合体の産物だからです。キルケーの恋が成就していればグラウコスの子供を産めたかも知れないのに、成就しなかった恋は怪物となってキルケーの体内に宿った、ということでおぞましさと哀れさを出したかったんです。 かねやんさんへ > おっしゃる通り、『本当は恐ろしいグリム童話』は小説とは言いがたいですね。言ってみれば小説もどきでしょう。もっとも、商業出版物としては小説以外出してはいけないなどということはありませんから、こういうものもあっていいと思います。 私の「海に歌う魔女」(仮題)も、このままでは小説もどきですね(^^; 仮にも小説家を目指しているなら、借り物ばかりのお話は置いておいて、ファンタジー版と現代版のあらすじをあげませんと。 -------------------------------------------------------------------------------- スタンスなど。 No.1653 投稿日 2001年5月22日(火)15時24分 投稿者 魚住雅則 >プロを志望する人、希望する人 志望です。 学生生活も残り10ヶ月。今はROMですが、就職活動が落ちつき次第また参加します。 >作家になろうと思った転機 とにかく「物語」と呼ばれる物に携わろうと考え始めたキッカケは、小学校か中学校の国語(多分、小学校)で「どんな話でも良いから自分を主人公にした小説を書いてみろ」っていう授業を受けてから。 執筆もイラストも装丁も全部自分でやって、本が完成したら、教室の隅に余った机で特設した「本屋」に陳列する(誰でも読めるように)。 これ結構楽しかった。 まあ、最初は盗作はするわ、それが先生に発覚して書き直させられるわでエライ目に遭いましたけど。 最終的には「オレが川を渡って師匠に会いに行って壷を貰う話」になりました。 原本も失くしたし、今となってはそれくらいしか思い出せない。 うーん、うーん。師匠って誰? しかも何で川? 壷?  >面白すぎる話はプロット分析させてくれない レンタルで先日観た「人狼」が面白すぎて出来ませんでした。 プロット分解の準備としてエディタを起動してから観てたのに。 分解どころか、パソコンのファンの音がうるさくて気が散る。ってんですぐシャットダウンしました。 完全に一ファン。 も、もう一回観てから分解しよう。うん(弱気)。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1654 投稿日 2001年5月22日(火)16時55分 投稿者 新木 伸 >同人誌  同人誌というのにも色々あって……。  詳しくは知らないけど、昭和初期の文芸同人誌などは、掲載された作品に対して仲間内での辛辣な批評がとびかい、ときには掴みあい、殴り合いの喧嘩になったりしたそうな。  ……参加者が皆そのくらいの意気込みをもっている場所なら、それは参加して得るものがあると思うけど。 >弟切さん  そういやこの間の温泉OFFで、篠崎砂美さんとかとは話した?  ファンタジー系の資料本のたぐいとかで、ライターを内々で集めたりしている。このあいだは「妖精辞典」って本、出してたな。世界各国の妖精の本。  弟切さんなら、文章、知識量ともに、即戦力として通用するはず。 >よう子姉  ふむふむ。  やはりツリー式かなとは思っていたけど、これ、良さそうね。  未読管理してくれないと、はじまらんし。未読マークを自分の好きなときに消せるのも、便利かも。未読管理はクッキーか。 >春日さん  覚悟のほどは受け取りました。  ……が、実質がともなっていないようですね。  日に三つどころか、まだ提出してきたの、たったの11個だけじゃないですか。たかだか11個で山なんていうのは、まだまだ甘い。「山」というのは、せめて3桁からでしょう。  とりあえず、1日1個は出してくること。  べつに毎日ひとつずつでなくても、週末などを利用して、1週間で合計7つってことでもいいです。  だからといって、ヌルいのや適当なの出してきたら、ペナルティ課しますんでそのつもりで。  シンデレラのネタ出しの最高数って、いま弟切さんの44個だったかな。  一ヶ月も続けていれば、それは抜けるはず。  シンデレラ迷宮など、とっととクリアして次にいかないと、プロになるのに百年かかりますよ。 >杉井君  っていうか、杉井君って、いまいくつ?  いやべつに、師匠と慕ってもらわなくても支障はないんだけど。  同じレベルで創作の話ができればいいんだってば。  ところで、いま思考開示をしてもらっているけど、「火星に〜」や「クリス」を書いていたときとかにも、書く前の段階で、この程度のことは考えてやってたわけ?  それともあの頃といまとでは、思考内容はもぉ全然違ってきているわけ?  杉井君には、特別に締め切り設定してあげようか。  なんつーか。わしが修羅場アップするまでにプロットアップじゃ、ヌル過ぎきるとみた。初稿があがってるぐらいじゃないとなぁ。  とりあえず週末までに問題点全部潰して、あらすじ上げてくること。  それが苦しいというなら、来週頭までだ。  そもそも仕事中にだって、人数合わせで打ってるんでもなければ、考える暇はあるでしょ。行き帰りの電車の時間も使えるわけだし。  あと思考過程に、いろいろとちょっかい。  ミンシアが心中にもってゆくパターンだと、ミンシアの心理変化が、「好き→あきらめ→もっと好き」になると思うんだけど。  これは「好き→好き」とは別物でしょ。  あとアクニィ側の心理変化の移行パターン。  なんか変だぞ。  2段階しかないようだけど、要素がABCと3つあるのだから、これは3段階あるべきでしょ。  あとBとCとが、順番逆ね。  AとBがあるから、Cがある。  A:ミンシアの好意に気づいていない。  B:自分のミンシアへの好意に気づいていない。  C:ミンシアを疎ましく思っている。     ↓  A’:ミンシアの好意を知っている。  B :自分のミンシアへの好意に気づいていない。  C :ミンシアを疎ましく思っている。     ↓  A’:ミンシアの好意を知っている。  B’:自分のミンシアへの好意に気づいた。  C’:ミンシアと一緒にいてもいいと思っている。  ここで、1段目が「起」、2段目が「承」。  3段目が「転結」。ちなみに細かく分けると、3段目はB→B’、C→C’と、二つの変化が一緒になってしまっているから、BがB’に変化する部分が「転」であり、CがC’に変わっていることを語るのが「結」の部分の役目なわけだな。  ところでミンシア側の考察なんだけど……。  「アクニィに拒絶されたミンシアはなにを思い、なにをするのか」ってところがポケットになってるままじゃない?  あとアクニィを助け出す以前のミンシア側の心の問題。「ミンシアの皮算用」とか、そのあたりも。アクニィを助け出して、どうなる予定だったのか。「やあミンシア。助けてくれてありがとう僕はこの中で千年間、君のことばかりを考えていたんだ」とかになって、らぶらぶになることを予想していたのか。  それともアクニィが苦しんでいるだろうと予想していて、彼を現実に引き戻すことができなければ、殺してあげて楽にして、そして自分も死のうとか、そんなことを思い詰めていたのか、とか。  そのへん、はっきりしてないんで、ミンシアが「無理心中するのー」となる展開、いきなりすぎるように感じる。まあキャラの性格としてはわからんでもないけど。  ああ、そうか。  つまり、アレだな。「ミンシアの愛」ってのの形が不明だってところだな。問題は。  そういや、杉井君は、あのへん隠さないで露出してるわけだね。  登場人物=作者の分身であるというところ。  じゃあこちらもそのへん、包み隠さずに行ってみようか。  これはつまり、アレだろ。ダメ人間「杉井光」の分身であるところの「アクニィ」が、ミンシアという女の子の「愛」を受けて癒されて、社会復帰する話なわけだろ?  なら「愛」の形は、これ重要なポイントだぞ。  ダメ人間杉井光としては、どんな「愛」を受けたいのだ? どのような「愛」なら、「オレ更正しちゃってもいいかな〜」と思ったりしちゃったりなんかするのだ?  「わたしを好きになってくれなきゃ、心中してやる〜」的な、ちょっと押しつけが強いけど、でも可愛さもある愛? それとももっと思いやりのある愛? どんなのが良いのだ? どんなものだと、作者として、いちばんテンションがあがるのだ?  いちばんテンションのあがるやつで行こうぜ。  あと、ミンシアを助けるための時間逆行。  そう。  いま、わかったようだね?  設定はストーリーに従属するものなのだ。  自分の作った設定なんぞにとらわれて、おもしろい展開を無にするなんて、愚の骨頂なのだ。  そもそも、すでに本として世に出ている話じゃないんだし、そもそも「クリス」の本編のほうだって、「時間は逆行させられない」ということが厳然たる事実として出てきているわけではない。抜け道はいくらでもある。  いいんだよ。変えちまえよ、いま面白いほうに。「アクニィ=ジェベルだったから可能」で、いいじゃん。  作者は神様なんだから、世界の有り様を、好きに変えたっていいのだ。  まあ理屈づけするなら……。  風上に移動するヨットは、同時に横移動もしているわけだな。まっすぐ風上にあがるのは、これは不可能。  追放力を抽出して生じた莫大なエネルギーで、時空を横滑りして、じつは隣の平行宇宙に移動していて、ついでに時間も逆行していた。……なんて解釈でもいれときゃ、もうばっちり。  ちなみにすでにシリーズとして世に出ている話の場合、設定を途中で変えるのは、これやってはいけないことね。(まあそれだって、要は読者が気にしなければかまやしないのだが) >八神さん  そうそう。  単純計算でもね、1000倍ぐらいは嬉しいです。  自分の本が全国展開で売れるということはね。  50部の一千倍で、5万部か。  ライトノベルであれば、すこし人気のあるシリーズで、まあそんなもんです。上はもっともっと高いところにある。二十万部とか三十万部とか。 >小倉さん  2〜3年ですか。  短編蟻地獄を、月に1編のペースでこなしていったとして、最初の1年で12編。そこからは長編蟻地獄に切り替えて、3ヶ月に1編ぐらいのサイクルで、2年で長編8編。  それを数字の上の絵空事でなく、本当に実行したなら、プロになれますがな。  デビューするだけであれば、プロっていうのは、まあ、そのぐらいの高さでしかありません。なんたって才能のある人なら、生まれて初めて書いた長編でデビューできるぐらいなものなんですから。 >無欲なシンデレラ  作家の集まりで話してみたら、みんな、ゲーム感覚で出してくれましたとも。  賀東招二さんが、まずこんなものを。 「お城の食器を一枚、記念品にくすねてご満悦のシンデレラ」  このたった一行。  悪徳系無欲。これは新機軸。  このときは「無欲ゆえ王子に見初められる」って縛りを伝えてなかったわけだけど、まあそんなのは、「くすねるところを王子にみとがめられて〜」とか繋げればどーとでもなるし。  特筆すべきは、このわずか一行でもって、「無欲」の構図を描ききっているところ。  10項目の箇条書きなんて、必要なかったんですね。一行でも無欲が定義できる。  ちなみにこれを発展させたやつを、雑賀礼史さんが出していたりする。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− >お皿をくすねてご満悦のシンデレラ その場面を王子様が見ている必要があるので演出が難しそうですね。その後でダンスに誘われるわけだし。盗むという行為自体もやっぱり印象がよくないような気がする……例えばこんな感じにしたらどうでしょう? 「この舞踏会の会場にある物ならどれでも一つだけ記念品として持ち帰っていい」と王子。他の娘はいかにも高そうな品を欲しがって取り合いをするが、シンデレラが選んだのは何の装飾もない無地の取り皿一枚。気になった王子が理由を訊ねると、シンデレラは恥ずかしそうに答える。「だって、このお皿は欠けていないから」 ……なんかイイ話になっちゃいました。すでに誰かが書いていそう。 そうそう、普通の話にしないで何かしらイロをつけてしまうのは、すでに他の誰かが出したアイデアとかぶるのを恐れてのことです。「裸の王子様」のアイデアだってよそから持ってきたものだし。 「面白い」の他にいかにして自分流のエピソードにするか、という条件もついてくるなあ…… −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  また雑賀さんは、こんなのも出していたりする。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (1)全裸の王子様登場。「王妃にふさわしい美しい心の持ち主にしか見えない服を着てきた」と豪語。王子一流のジョークだと思った娘たちは、気に入られるため必死に話を合わせる。しかしさすがに全裸は寒かったらしく、王子はブルブルッと震えて派手なクシャミを一発。「せめてこれを」とシンデレラが差し出したのは、ぬぎたてホヤホヤのショーツ(自前)。王子はそれを装着してニッコリ。「冷えた身体を温めたい。どうです、私とダンスをひとつ」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  このネタは、これがそのままだと、限りなくボツに近かったりする。  でも上記が出たときの思考開示をみると……。(こっちのが重要) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 確かにプロだと「面白くないエピソード」は出せないでしょうね。頭の中にある何重ものチェックポイントをクリアしたアイデアだけが使われるわけですから。 「無欲なシンデレラ」を描写するにもただ無欲でさえあればいいというわけではなく、そのエピソードによって読者がシンデレラを好きになるように仕向けないといけません。 「確かに無欲だけどこんな娘とは付き合いにくいな」と思わせたら負けでしょう。「人間として好感の持てる無欲さ」であるとともにオリジナリティがなくてはならない。あと、おとぎ話だからある程度の普遍性も必要なわけで……考えることはいくらでもありますね〜。 しかしこの課題、一つ考えるだけでもいろんな知恵を使いますね。自分が何を考えてそのアイデアを採用したのか分析してみるとけっこう面白いですよ。 (1)の場合、王子が全裸で登場するというアイデア(裸の王様のパクリだけど)を思いついた時点で「こうなったら取れる笑いは全部取っていく」という方針に決定。しかもこの王子、考えようによってはなかなかの「傾き者(かぶきもの)」かも。 王子に取り入りたい他の娘と違い、シンデレラは舞踏会に来られただけで満足しているのだから、王子に何か着せてあげることに抵抗はないはず。でも王子が好きで裸でいるのに服を着ろというのは失礼かも知れないので、「王子がクシャミをする」というきっかけを作り、「本当は寒いのに無理して裸でいる」ということをシンデレラに理解させます。 さて、では風邪をひきそうな王子に何を着せてあげるのが適当だろう? ケープや外套というのも当然考えられるし、自分のドレスを脱いで着せるというパターンもある。それともカーテンを引っぺがして持ってくるか? しかし王子が裸でいるのは自分の意志であり、野盗に襲われて身ぐるみはがされたわけではないので、肩からすっぽりと身体を包む布では王子の意志を無視することにもなるのではないか? それに、全裸でいる時に一番冷えて困るは……あの部分しかない。女性たちの前でションボリした愚息(笑)を披露するのは殿方として不名誉なことに違いない……というわけで「自分のショーツを脱いで手渡す」に決定。 カッコして「自前」と加えたのは、ドレスは魔法で作られたものだけど、ショーツは自前(しかもちょっとゴムが伸びてる)であろうと判断して。こっちの方が無欲さと笑いとHな要素、さらに全裸の王子に負けない意外性ががそれぞれ加味されるはず。 さらには読者の脳内劇場にどんな映像が映し出されるのかを考慮するもの大切。 「王子とダンスを踊る」という最後のシーンを考えると、ケープや外套ではどうにもサマにならない。動くたびに股間のモノがチラチラ見えるし。しかしショーツなら……ちょっと想像してみてください。 逞しい身体に女物のショーツ一丁(股間モッコリ)の王子と、美しいドレスで着飾っているが「スカートの下はノーパン」のシンデレラ……ほら、その絵が頭に浮かぶだけで笑いが取れるでしょう? 誰が見てもお似合いのカップル!  ところで王子がショーツを「装着」したとは書いていますが、「はいた」とは書きませんでした。普通に書いたのでは面白くないので大仰な表現を使ったというのもありますが、読者によっては「頭にかぶった」もしくは「顔面に着けた」という解釈も可能にするためです。「こ、この感触は……フォォォォォッ!!」(by変態仮面)ってのもアリという…… 最近、想像力が変態方面に暴走しがちなんですが、これは病気ですか? ……とまあ最初のアイデアからエピソードをまとめるまで実際に頭をひねった時間は5分くらいだと思いますが、けっこういろんなノウハウを使って取捨選択してますね〜。 こんなショーもないネタに無駄な労力を…… −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  あと、葛西伸哉さんは、シンデレラ迷宮のルールを一瞥しただけで、瞬時にこんな分析をしていたりする。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  私の場合、あの課題を見たとき最初に考えるのは「無欲」という概念の解体・バリエーションを作ろうって事ですかね。10個出すのが目的ですから。  例えば…… ・「強烈な欲望があるが、余人はそれを欲望だとは思わない」(例えばキング牧師やガンジー。ただし演出を誤ると「無欲」ではなく「崇高」になるので注意) ・「高価ではないもの、無形のものだけで満足する」(一歩間違うと単なる「価値観の相違」「変わり者」になるので用心) ・「手に入れて当然のものを断る」 ・「何かが棚ぼた的に手に入るチャンスを見逃す・気づかない」 ・「他の人が手に入れるよりも遙かな少数・少量の物で満足する」  これで5通りの「無欲」が抽出できたので、それぞれについてふたつずつのエピソードが出せれば10個達成って方向で。機械的な総当たりでも解ける問題でも、なるべくスマートな解法を見つけたとでも言うか……。まあ、10通りの異なる「無欲」が表現できればベストなんでしょうけど。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- No.1655 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 大学入ってまで体育があるってどういうことよ No.1656 投稿日 2001年5月22日(火)21時04分 投稿者 唯野教授 浪人時代の運動不足が祟る祟る。筋肉痛ビシバシ。 >締め切り とうとう締め切りが決定されましたか。気ばかりが焦る……。 >変態仮面 な、なんてマイナーな漫画を(笑)。 >プロ志望かプロ希望か むう、なんか「え〜一応、プロ志望ってことで。えへへ」とか言ったら即座に張り手の一つも飛んできそうな熱い雰囲気だ。沸騰する意気込みと共に高らかに宣言すべきなのだな。 高校の時、自分の書いたショートショートが面白かったと、何の面識もない人から言われたことがあります。心臓が高鳴り、体が火照ってきて、頭の中で打ち上げ花火が何発となく打ちあがりました。それは中毒性と依存性、そして免疫性という点で最も強力な麻薬を服用した時と同じ作用でありました。 それ以来私は、もはや一人や十人や百人では満足できない体になってしまったのです。今日千人の誉め言葉を頂いても明日には一万人の言葉を求めることでしょう。 この癒える事のない渇きを一時でも鎮める方法がそれだというならば、躊躇することなく宣言します。 「私は作家志望です」 >課題提出 あう、とうとう論外出しちゃったか。10個出してOK率五割か。上のに実態を伴わせなくちゃなぁ。 唯野11 主人公の父は、先の戦争での勇猛果敢な戦いぶりで名をあげた魔法使い。不死者と出くわした主人公はその再生能力に脅威を覚えるが、「退くことは死ぬことより恥ずべきことだ」という子供の頃から聞かされ続けた父の教えを思い出し、踏みとどまって戦い続けようとする。 唯野12 主人公は公安魔道士で、ある村に連続殺人事件の捜査にやってきた。(この世界には警察組織がなく、青年団がその機能の一部を肩代わりしている。殺人等のある程度重大な事件の解決には、領主が公安魔道士を派遣して解決を図る)主人公は上司の恨みを買ったせいで難解な事件ばかりを一人で担当させられたために最近失敗続きで、今度失敗したらクビだと言われている。 この頃、魔道士は余りぎみで、ましてや上司の推薦がないとすれば再就職先は絶望的であり、もしここでクビになれば一家飢え死にの危険もある。 主人公は必死で捜査を行い、ついに犯人を見つけ出す。しかし犯人は不死者であり、拘束しようとしても自ら体を切り裂いたりして脱出し、とても捕えることができない。 手に負えないと感じる主人公だが、「犯人は不死身でした」などという言い訳はとても通るわけもなく、援軍を請えば任務が失敗したとみなされるだろう。 主人公はそのため、なんとかして独力でこの不死者を倒そうとする。 ポケットを潰そうとすると長くなってしまう。骨を掴むのが下手なのか根本のアイデアに無理があるのか……。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1657 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- >唯野君 No.1658 投稿日 2001年5月22日(火)21時33分 投稿者 新木 伸  褒めてくれるどころじゃないぞ。  プロになるということは、数万人の人間が現実に「かねを払ってくれる」ってことなんだな。  褒めるのなんて、そんなのタダだ。  身銭をきって、実際にお金を払ってくれる。  それこそ「価値を認めた」ということであり、褒め言葉よりも勝る「行動における賞賛」というものでしょう。  特にライトノベルというジャンル。  おそらく学生。おそらくは少ないお小遣い。その中からやりくりして、決して安くはない610円(消費税込み)を払ってくれているわけだ。  感想などもらわずとも、評価なんて、そんなの決まっているのだ。  「面白い」と思っているからこそ、お金を払ってくれているわけだな。 ・唯野11  OK。  ただし先の戦争がどうとか、そういう構図までは必要ないでしょ。  「退くことは死よりも恥ずべきことという概念を刷り込まれている主人公」――という構図だけを抜き出して考えるのが、一般化というものね。  前にやったでしょ。延々と尻叩きをしているうちに泣き崩れてしまった母親のケース。ここで子供が悔い改める「理由」は、「泣き崩れる母親」のところにあるっていう、アレね。 ・唯野12  OK。  ただこれだって、「個人で治安維持の任務を負っている人間。退くことも援助を要請することも、任務失敗/能力不足とみなされてしまう。首がかかっているので、退くに退けない」ってなるわけだ。  こうして骨にしたあとで、肉にあたるディテールを、もっとそれっぽいものに付け直してゆくわけだな。  べつに辺境の村でなくとも、都市を徘徊して、見つけ次第手当たり次第、魔性の者を退治してゆくような職業でもいいわけだ。  職業柄、再生能力を持った魔物と出会うことなど珍しくもないが、彼が今夜出会った相手は、そういう能力とはもっと別種の恐るべき再生力を持っていたのであった……なんてなるのかな。このパターンだと。  10個出したら、今度はそれぞれのアイデアの骨を抜き出しての、一般化の作業かな。  いったん骨にして、さらに別のケースに持っていって肉の付け直しをしないことには、そのまま使えるアイデアは、あんまりなさそうだし。  一般化のこと。いまのうちから考えておくとよい。  あといままで出したアイデアは、単体じゃ弱い。  2つ以上を複合させることになると思うけど、どれとどれなら合体させられそうか、そういうのもいまのうちから考えておくとよい。  あと3つで、OK10個か。 -------------------------------------------------------------------------------- ファンタジー版できました No.1659 投稿日 2001年5月22日(火)22時20分 投稿者 弟切 千隼 と、こう書くと「冷やし中華始めました」みたいだと感じるのは私だけでしょうか? 相変わらずおばかですみません。弟切千隼です。 以下にキルケーの話のファンタジー版八百字あらすじを書きます。これでもう一つサンドバッグができましたね(^^; 「巫女の水鏡」(仮題)八百字あらすじ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ある内陸の国の湖にある島に、キサラという女が住んでいた。彼女は湖の女神に仕える巫女で、様々な呪術を使い、近隣の人々から敬われつつも恐れられて、誰も彼女と親交を結ぶ者はいなかった。  ある日、キサラは湖を渡ってきたハマオという男と出遭った。ハマオは海辺の国の出身で、母国が戦争のため滅ぼされて捕虜となり、内陸の国に連行されて奴隷となっていた。ハマオは、かつて湖の女神と姉妹だという伝承のある海の女神の神殿に仕えていたためにキサラを恐れず、彼女と親しくなって島に通うようになった。  ある夜、ハマオは自分の恋人のスミナという娘を連れて島に来た。スミナは貴族の娘で、二人の結婚は決して許されぬため、二人は国王さえ神託を受けに来る巫女のキサラに、人々をとりなしてくれと依頼した。  ハマオに恋していたキサラは怒りと嫉妬に燃えた。しかし、ハマオの国を滅ぼす戦争のきっかけとなった神託を出したのが自分だという負い目があって、キサラは二人の願いを聞き入れた。だが二人の態度に最初から自分を利用しようとしていた様子を垣間見て、湖で二人の結婚式を行なう際にキサラは呪術を用い、スミナを怪物に変えてしまった。  ハマオは怒り、スミナを元に戻せとキサラに迫った。キサラは真に愛しているならその姿でも愛せるはずだと言い返した。ハマオは怪物のスミナとは結婚できないと言い、怒ったスミナはハマオを食い殺して湖の底深く姿を消した。  勝ち誇ったキサラが湖を覗くと、そこには怪物のように醜い自分が映っていた。湖を汚された女神がキサラに呪いをかけ、すべての水に彼女が醜く映るようにしたのだった。  のちに湖の女神は三人の罪を許し、三人は湖に棲む美しい魚に転生させられた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 全体的に悲惨な話なので、最後に少し救いを入れてみました。このくらいの結末の方が読者がほっとするのではと思いまして。 -------------------------------------------------------------------------------- 弟編、兄編。 No.1660 投稿日 2001年5月22日(火)22時35分 投稿者 小倉善哉  で、出来た…けどこれが出来たからってよろこんでちゃいけませんね。 「弟編」 ・ある日の帰り道、兄を見つけて一緒に帰ることに。 ・電車の中で兄に自分が生徒会の役員に推薦されたことを報告。兄さんに誉めてもらえるかなあとドキドキ。当選するかどうかはわからないんだから、気を引き締めろよ、と笑顔で忠告してもらい、殊勝に頷く。 ・しばらくして、電車が揺れて、女の子と頭をぶつける。気を失う。 ・目が覚めると知らない女の子が心配そうに覗き込んで「お姉ちゃん!」と呼んでいる。自分の身体がふにゃふにゃしていて、あれ?と思う。自分の髪が長いこと、セーラー服を着ていることに気付き、慌てる。目の前には兄さんと──僕がいる。「えええええ?!」声も高くて、びっくり。 ・兄が入れ替わりに気がついて、次の駅で降りることに。何でこんな事になってしまったんだろう、これからどうしたらいいんだろう、とかなりショック。兄さんに任せておけば大丈夫だろう、と問題を棚上げにして、精神状態を立て直す。 ・人目につかないところで四人名乗りあう。兄と弟(中身姉)が知り合いだと聞いて、何か関係があるのかな、と思う。 ・妹と弟(中身姉)が喧嘩をはじめてびっくり。仲の悪い姉妹だなあと思う。不安。 ・兄にしばらくそのままの姿で様子を見よう、と言われ、内心かなりショック。人の家に泊まったことなんかないし、大丈夫かなあ。しばらくっていつまでだろう。嫌だなあ、困ったなあ。でも弟(中身姉)は平気そうだし…男の子の僕がごねてちゃ駄目だよな、と仕方なく妹についていく。 ・兄の姿が見えているうちは、それでもまだ元気だったのだけれど、妹と二人きりになったら、何を喋ったらいいのかわからなくて、生返事ばかり。 ・家へ着くが、やっぱり人の家…しかも女の子の家に上がるのはためらわれ、ちょこっと抵抗する。 ・家の人を見かけて、つい「お邪魔します」と言ってしまう。妹のフォローで切り抜けるが、やっぱり僕にはお姉さんの振りは無理だ、と思い、落ち込む。 ・妹にGパンとTシャツを出してもらうが、困る。着替えをするということは下着姿を見てしまうことになる訳で、見たくない訳じゃないけれど、そりゃあ流石にまずいだろう、と思い「このままでいいです」と抵抗する。 ・妹に呆れられ、説得され、結局、着替えることに。風呂とかトイレのことまで考えてなかったので動揺中。着替えようとするけれど、妹が部屋を出て行かないので、ちょっとためらう。ためらうが、姉妹ってこんなもんなのかな、着替え中とかもあんまり気にしないのかな、と思いながら、セーラー服を脱ぎ始める。なかなか脱げないので妹が手助けしてくれる。ああ、着替えを手伝うつもりでその場にいたんだな、と気が付く。 ・着替えが済んで出て行く妹。ありがとう、と言うと笑ってくれる。言い方はきついけど優しい子なんだなあと思う。 ・女の子の部屋に入ったのは初めてなので、ちょっとドキドキ。姉の部屋の観察をはじめる。姉の部屋は機能的。本棚とタンスとベッドとカレンダーくらい。想像していたようなのと違うなと思う。ベッドに寝転がると、なんだか分からないけど、ほんのり甘い、いい匂いがして、これが女の子の部屋かあ、と思う。(枕にシャンプーの香りとかが移っているんだと思うが、彼にとってシーツは自分で替えるものではないため、シーツを替えようとかは思いもよらない) ・これからどうなるんだろうなあ、とぼんやり考えている。寝返りを打つとブラジャーの肩ひもがずれていて、直す。ちょっと恥ずかしい。そういえば部屋に一人だし、ふと自分(姉)の胸を触ってみたくなるが、ご飯で呼ばれて未遂に終わる。僕はなんて卑劣なことをしようとしたんだ!と自己嫌悪。 ・にぎやかな食卓にちょっと唖然とする。妹のほかは現場勤めの父親とパート勤めの母親、にこやかだけれども地味な祖父、元気で明るい祖母という構成。TVは野球で、父親はビール片手に叫んでいる。料理も大皿にどん!って感じで、ワイルド。姉(中身弟)は取り皿に取るのも遠慮がちになってしまう。 ・母親に食欲ないのかと聞かれ、返答に詰まるが、妹にフォローしてもらい、なんとか切り抜ける(…けれど母親は妹のフォローの言葉で納得したわけでなく、言いたくないことでもあるのかしら、今度ゆっくり話をしてみなくちゃ、と思っている)。 ・食後、しばらくリビングで家族みんなでくつろいでいる。ようやく慣れてきてくつろく姉(中身弟)。風呂にはいりなさいと呼ばれて、ドキッとする。妹が手伝ってくれると知って少しほっとする。 ・姉(中身弟)だけ服を脱いで、風呂に入る。髪を洗ってリンスしてトリートメントして流して、顔洗って身体洗って、と、妹の指導がはいる。あちこち洗うのに大変だし、素っ裸の女の子(自分)の身体を見てしまって、その上触ってしまって、悪いことをしているみたいでドキドキするし、妹に見られているのも恥ずかしいしで、のぼせてしまう。妹に介抱してもらって済まないなあ、と思う。 ・夜、どうしても寝付けなくて、水でも飲みに行こうと思う。こっそり水道の水を飲んでいると妹がやってくる。「あなたも寝付けないの?」と聞かれて頷く。妹が優しい言葉をかけてくれたので、さっきまでベッドの中で考えていた不安をぽつりぽつりと吐き出す。「大丈夫、あたしも協力するから」と笑って言う妹を、強い子だなあ、と感心する。 ・翌朝、妹に髪型を変えられて、なんだかくすぐったい。 ・朝ごはんを家族みんなで食べていて(早出の父親だけはいない)びっくり。朝からそんなに食べれないよ、と思うが、味噌汁がおいしくて、ちゃんと一人前食べていく。 ・食事中、母親に髪型が違うことを指摘される。「妹にしてもらったの」と自分から答える姉(中身弟)。母親はそれ以上は特に何も聞かず、「ふぅん」と答える。 ・出がけにお弁当を持たせてもらって、ちょっぴり嬉しい。 ・登校して、兄と弟(中身姉)に会う。髪形が違うのを指摘されて、可愛いといわれ、ちょっと嬉しい。ちょっと拗ねている妹に気付くが、何を言ったらいいかわからず、そのまま。 ・昨日予習が出来なかったし、弟(中身姉)に家に帰ったらあとでどんな授業だったか教えあいましょう、と提案する。上級生の授業だけど、お姉さんのためにも頑張って聞こう、と思う。 ・兄と一緒にクラスへ。姉の友達連中がわっと寄ってくる。「どうして二人、一緒に来てるのよ?!」「あんんたその頭どうしたの?」そこへ兄がフォローに。「彼女、うちの弟と頭をぶつけてから、ちょっと変みたいなんだ。…一応ここまで連れて来たけど、あとはよろしく」と言い残して席につく兄。友達連中は兄のことを「格好良いと思う派」と「すかしてんじゃねーよと思う派」に分かれている。姉(中身弟)は放っておかれて少し淋しい。 ・授業は姉(中身弟)には難しいが、必死でノートをとる。前のページは姉の字だが、何が書いてあるか分からず、自分(弟)のノートもこんな字で書かれたら嫌だなあ、困ったなあ、と思う。 ・勉強以外は天然ボケなので、テンポの速い会話についていけないくて、友達からかなり本気で心配される。「何でかしらないけど、今日のあんた妙に可愛く見えるんだけど」とか言われて困る。「さてはー恋かしらー?」とか言われるが、姉(中身弟)が答える前に「いや、この子に限ってそれはないか」とカラカラ笑われてしまう。 ・次の授業は科学室に移動だと兄が教えに来る。と、妹もやってくる。弟(中身姉)の様子を聞かされて、お姉さんはすごいなあと思う。 ・数学の授業中、出席番号で当てられて、一問黒板の前に出てとかなくてはならなくなる。友達が答えを教えてくれようとするが、自力で解く。正解で嬉しい姉(中身弟)。先生にもやれば出来るじゃないかと誉められる。 ・昼食時、弟(中身姉)に「ノート汚かったでしょ、ごめんね。あんたのノートにはちゃんと書いておいたから」と言われ、ちょっとドキッとしつつ、ほっとする。 ・中庭でお弁当を広げる。お弁当を持ってきたのは初めてだったので嬉しい。みんなで食べるご飯はおいしいなあ、とほのぼの。 ・午後。なんとなく兄の様子がおかしい。不思議に思うが、何となく聞きづらくてそのままにしてしまう。 ・放課後、弟(中身姉)が来る。一緒に帰る約束をしていたのに兄が先に帰ってしまったから一緒に帰ろうといわれる。怒っている姉を見て、何がどうなってるやら混乱。 「兄編」 ・ある日の帰り道。弟に声をかけられて一緒に帰ることに。 ・電車の中、弟の自慢話を聞かされて、いつものように表面上はにこやかにしているが、内心でこいつさえいなかったらなあ、と憎憎しく思う。 ・電車が揺れて弟が倒れる。女の子の頭に頭をぶつけて、弟は気絶。弟の心配はするが、相手の女の子がクラスメイトの女子だと気付いて、面倒くさいことになった、と思う。 ・先に目が覚めた女の子の様子が微妙におかしいため、徐々に本気で心配しだす。 ・目が覚めた弟を助け起こすが、どうもクラスメイトの女の子の人格であるらしい。二人の人格が入れ替わったことに気付いた兄は、集まってきた車掌や乗客に、病院へ連れて行きますから、と言いのこして、3人をつれて次の駅で降りる。弟が弟でなくなって、内心、すごく嬉しくて仕方がないが、その気持ちは押し隠している。 ・人目につかないところに来て、名乗りあう。姉のことはクラスメイトなので知っている。頭の回転は悪くない奴だと認識しているので、少し警戒。しかし、下らない喧嘩をはじめた姉妹(姉は外見弟だけど一応、姉妹)に対して呆れ、評価を下げる。警戒は少し緩められる。 ・二人は精神病院に行くのは嫌がるだろうと予想し、しばらくこのまま暮らしてみたらどうかと提案する。姉の中にいる弟を自分から引き離すため、嫌がる姉(中身弟)を言いくるめる。 ・姉を連れて家に帰る。弟と離れることになって、すがすがしい気分。弟の中身が姉だということを理解しているので、出来る限り愛想よく相手をする。家の案内とか着替えの用意とかしてやり、部屋を出て行こうとするが、引き止められて、顔には出さないがちょっとムッとする。(拘束されたくない) ・弟(中身姉)に「あんたたちってもっと仲が良しだと思ってた」と言われる。大きなお世話だと思うが、「そんなに仲が悪いように見えるかな?」と微笑む。弟を疎む気持ちを分かってるとしたら嫌味な奴だな、分かってないとしたら勘の鋭い奴だなと思い、警戒を新たにする。 ・一人になって予習復習をはじめる兄。弟(中身姉)が家政婦と何かしている物音を聞くが、気にせず勉強を続ける。 ・母親に呼ばれて夕食(家政婦は帰った)。特に会話もなく、もくもくと食事。弟(中身姉)が両親にいろいろ突っ込まれてるけれど、これくらい一人で切り抜けられるだろう、と放っている。 ・食後、また勉強。一通り終わったら音楽を聴きはじめる(多分、クラッシック)。風呂に入ろうかな、と部屋を出ると、風呂上りの弟に見付かって文句を言われる。ここじゃまずいから、と自分の部屋に入れる。疲れた、と不満を口にする弟(中身姉)がちょっと可哀想になり、本心から優しい言葉をかける。二人が入れ替わることになったのは自分のせいではないかと思っているので、姉に対しては少しうしろめたい。 ・風呂に入って就寝。 ・翌朝、弟(中身姉)が料理を作っている。台所に立っている弟を見て、やっぱ中身が違うんだなあと再確認。朝食を勧められるが、朝は牛乳だけなので断る。弟(中身姉)がムッとする気持ちも分かるが、食べられないものは食べられない、と思う。 ・登校して、姉(中身弟)が髪形を変えて可愛らしくしているのに気付く。恥らう姿を見て、ちょっと可愛いな、と思う。でも中身はあの弟なんだよなあ、と考え直し、気を引き締める。弟(中身姉)も一緒になって姉(中身弟)が可愛いと言っているのを見て、こいつってナルシストなんだろうか、と少し不審に思う。 ・姉(中身弟)が弟(中身姉)にあとで勉強を教えあいましょう、と言っているのを聞き、こいつ、こんなことになっても勉強好きだよな、と呆れつつ、怖いなと思う。(兄は決して勉強が好きなわけではなく、誉められるのが好きなだけなので) ・姉(中身弟)と一緒に教室に入る。ずっとべったりしている訳にも行かないので、姉の友達連中に任せることにする。ちょっと騒然となる。自分の友達連中にも何か言われるかな、と思うが、姉(中身弟)が可愛いので、ちょっと優越感。友達連中が「どうしたんだよ」と聞きに来るが、「ちょっとね」というだけで答えない。 ・いつものように授業を聞くが、姉(中身弟)が気になる。放課になったときに声をかけようかと思うが、姉の友達連中が囲いを作っていて、中々近付けない。次の授業が移動教室のとき、ようやく話し掛けられる。だが、用件を伝えただけで、会話が続かない。「教えてくれてありがとう」と可愛らしい笑顔を見せられて、ちょっと困る。焦る。 ・その放課の間に、妹がやってくる。弟のほうはやっぱり姉になりきれてないということを確認しにきたらしい。妹から「先に弟(中身姉)の方も見てきたんだけれど、あっちはかなり似てましたよ」と報告を受ける。台風みたいなあの子と弟がどう似てるんだろう、とちょっと不安になる。 ・不安なので、その次の放課に弟(中身姉)の様子を見に行く兄。弟(中身姉)は嬉しそうに迎えてくれる。なるほど、実際の弟も同じような行動をしそうだと思う。雰囲気は確かに似てる。勉強はある程度出来ているらしい。とは言え、事情を知っている兄には姉の活発な感じが透かし見えてしまい、妹が言うほど似てないな、と思い、ちょっと安心する。まあクラスメイトは騙されてるみたいだし、こんなものかな、とも。 ・話しているうち、そういえば昨日頭を強く打ってるんだよな、ということに気がついて、「身体の具合は大丈夫なのか」と聞く。「兄さんは優しいなあ」と弟(中身姉)に可愛く微笑まれてしまって、なんでか知らないけどドキッとする。ドキッとした自分に驚いて、「ああ、うん、それじゃあ、しっかりやれよ」と訳のわからないことを言い残して、立ち去る。 ・数学の授業で、姉(中身弟)があてられる。一瞬だいじょうぶかな、と心配になる。弟のことが心配になるなんて、今日の自分はどうもおかしい、と思う。姉の姿をしているけれど、あれは弟なんだ、と自分に言い聞かす。言い聞かしたところで、姉(中身弟)が解いた問題が正解をもらい、先生に誉められているのを見て、ちょっと青ざめる。心配になったのはどうせ解けるはずないのに、と思っていたからだということに気付く。姿が違うからいつもより気にしていなかったけれど、あれはやっぱり弟で、年下だというのに難しい問題を解いてしまうなんて、とショックを受ける。弟が自分より出来が良いのが嫌なんじゃなくて、自分より出来のいい奴がいるのが嫌なんだ、ということに気付く。 ・同時に姉のことも怖いと思うようになる。自分だったら他人の振りなんて出来ないと思うから。姉の演技は、よく見ると似てないけど、ぱっと見たらすごく良く似ていた。そんなによく知らない相手なのに、いつの間に特徴をつかんだのだろう。もし姉と入れ替わったのが弟ではなく自分だったら、きっと姉は自分の振りもやってのけるんだろう、と思う。しかし、自分が姉の振りをしろと言われても、きっと出来ないだろう、と思う。 ・昼食時。一人の世界に入って考え事をしていて、弟(中身姉)が何か言っているのに生返事をしている。 ・一人で家に帰る。家に弟(の精神)はいなくなったけれど、今度は姉(の精神)が自分を苦しめるんだろうかと悩みだす。  さて、これを元にテーマを考えなきゃいけないんですよね…。  小倉はよくばりなんだなーということは理解しているんですが…なんかいっぱいつめこみすぎ?な気がする…。  「異性間の人格交代のどたばた」  「突然一緒に暮らすことになった異性との恋」  「兄弟(姉妹)間の確執の解消」  「はじめて自分を客観的にみつめてみること」  なんとなく書きたいものとして見えてくるものはこんな感じででているんですが…そのどれもがしっくりこない。何でだろ。もうちょっと考えてみよう…。  「他人が家族になること」…「家族が他人になること」…それを経て「みんなが仲良くなる」……なんだか一行になってないですけど、イメージとしてはこんな感じかな?と思ってますが…さっきから何回も一行コンセプト、書いては消してを繰り返しているんですけれど、また詰まってしまいました…(困)  真っ暗闇の中、探し物してるみたいですね。まずは部屋の電気のスイッチを探さなきゃいけないのに、それもどこにあるやらわからない…(ーー; -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根13 No.1661 投稿日 2001年5月22日(火)22時41分 投稿者 とんびの羽根 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根13 「羽根の火を消すシンデレラ」  ・燭台が大公婦人の異様に大きな羽飾りにひっかかって倒れる  ・火が羽根に燃え移り大騒ぎ  ・羽飾りをずっと見ていたシンデレラは自分の高価なショールを使って慌てて消し止める  ・わびる大公婦人とその旦那様、おわびになんでもしようと申し出る  ・シンデレラ、燃え残ったが焦げている羽飾りを願い出る  ・見ていた王子がそれほど貴重な羽根なのか訊ねる  ・前に読んだ挿し絵入りの本の中に出てきた鳥なのだと恥ずかしそうにシンデレラが教える  ・王子思わず……以下省略(書いている途中煩悩が発生したため……なぜに) >とんびの羽根12(誤読をなくすための仕掛け)  壊れたネックレスを届けられた女の子「こ・わ・れ・て・る……あの宝石職人、このわたしに不良品売り付けるなんて、ふざけてんじゃないわっ!」怒りのオーラを燃え上がらせている、シンデレラ「あの、わたしのネックレスつけてみませんか」我に返った女の子「でも、あなたはどうするの、それにあの宝石職人も許せない」シンデレラ「そのネックレスとってもきれいなデザインだと思うの、だから代わりに貸して下さいな、どこが悪いか確かめておきますから、あとでクレームをつけるときにきちんといえば、次は必ずもっと良い仕事をしてくれるのではないかしら」「うーん、そうか、あなたいい人ね、また後であいましょう」手を振って女の子去る  新木さんのお手本をみて、考えてみました。このプロットの女の子のもともとの設定では届けられたネックレスをいきなり床に叩き付ける!でしたが、相手の女の子も根はそんなに悪くないほうが読んだ感じがよくなりますね、ざっくばらんな感じや「見た目に価値を認めていない」はつぶせたと思うのですが、まだまだでしょうか >プロ志望アンケート  アマ志望です、わたしの場合他人の才能をのばすというシチュエーションのほうが燃えるのですが、自分に技術がともなわないと人生そのものがお笑いになる可能性が高いのですね。(いやすでにお笑いになってるに違いない)。ですからこのボードで私がメンバーの成長の邪魔になるなら、いつでもその場で消える覚悟で書いてます。サンドバッグ志望といったほうがいいのでしょうか……いつか最強のサンドバッグになってやるぅ。でも当面の目標は採点ができるレベルですね。いつかはプロ作家を牛耳る影のフィクサー(なんじゃそれは)。……西鶴くんをもう一度カムバックさせたいという希望も持ってます。音声認識専門家でもあるプロ作家、いいウリになると思うんだけど、少なくともここを見ている他の誰ともバッティングしない分野を開拓できる可能性もあるし。 >「一万年、いや一億年くらい発電機ン中」  いや、やっぱり猿に退化するしか考えられないです、猿であることもやめてしまった時点でお役御免という。 -------------------------------------------------------------------------------- レスをいくつか No.1662 投稿日 2001年5月22日(火)22時54分 投稿者 弟切 千隼 新木さんへ > 篠崎砂美さんとは、初対面にしては結構お話ししたのではないかと思います。 しかし、私は砂美さんがファンタジー畑の方だとは存じていたものの、正直なところどんな仕事をしてらっしゃるのかは詳しく知りませんでした。そのうえ砂美さんは事実上の温泉OFF幹事を引き受けておられてお忙しそうでしたので、ゆっくりお話しする時間はあまりありませんでした。 ファンタジーに関して突っ込んだお話はしなかったので、砂美さんから見れば私は未だに「正体不明の一作家志望者」だろうと思います。 唯野さんへ > そう、大学に入っても体育という授業はあるのですよ。 学生の頃は「大学に入ってまで体育なんてうざったい」と私も思っていました。しかし、たとえ週一回でも定期的に運動していると、とっても体にいいんですよ。社会人になって全然運動しない生活が始まると、どんどん体がなまって無理が利かなくなって、運動の効用が身に沁みます。 勉強の効用と同じで、体育の効用も離れてからわかるのですね。ああ、私のこの年寄りじみた体をどうしてくれましょう(;_;) -------------------------------------------------------------------------------- あーうー心に棚ですー。 No.1663 投稿日 2001年5月22日(火)23時03分 投稿者 小倉善哉 >弟切さん@1659「巫女の水鏡」(仮題) >>のちに湖の女神は三人の罪を許し、三人は湖に棲む美しい魚に転生させられた。  どうして女神が三人の罪を許すことにしたのか、そこら辺が分からないので、なんだか、かえって後味がよくないです。今のままなら、いっそキサラが自分の姿が醜く映るようになる所で止めてしまった方が、潔くて良いのではないのでしょうか。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 本当にお久しぶりです(汗) No.1664 投稿日 2001年5月22日(火)23時31分 投稿者 幽界寺 ああ、ようやくっていうか、今ごろになって提出です。そして、いつの間にやら〆切が近いです。さあ、ここからは気合を入れねば。 素材抽出(書きたいもの順) ・ 初めての喧嘩にどうしていいか分からず悩む祐樹 ・ 妹の一計に見事にはまり、どんなことよりも亜衣が大切だということに気がつく祐樹 ・ なんだかんだで元の鞘に戻る二人 ・ 嫌われたのではないかと思いこむ祐樹 ・ 妹を他の女と勘違いして、ショックを受ける亜衣 ・ 亜衣の状態を親身に心配する祐樹 ・ 怒鳴ってしまったことを後悔する祐樹 ・ ちょっと兄に活を入れるために一計を案じる妹 ・ 互いにミスを謝罪し、仲直りする亜衣と祐樹 ・ ちょっとした冗談で祐樹に抱きつく妹(いたずら好きの妹) ・ なんとか亜衣を説得しようとするが言葉が出てこない祐樹 ・ うじうじと妹に愚痴る祐樹 ・ あまりの兄の情けなさに切れる妹 ・ 素直に祐樹の姿にほっとする亜衣 ・ 思わず怒鳴ってしまう祐樹 ・ どうにかうまく説明しようとしてもうまく行かない祐樹 ・ 暴走する妹 ・ 半ばヒステリックに祐樹を拒絶する亜衣 ・ 逃げて行った亜衣を慌てて追いかける祐樹 ・ 怒鳴られたためにそのまま逃げるように走り去る亜衣 ・ 自分の冗談が深刻な事態を生んでしまって悩む妹 ・ 慌てた表情で乱入してきた祐樹に驚く亜衣 こんな感じでよろしいんでしょうか? で、続けてこの作業で分かったことを書きます。 ・書きたいのは悩んでいる二人の姿ってよりは、悩んでいる祐樹の姿だということ。 ・悩む祐樹の姿を書きたいけど、そんなに話事態は重たくしたくない。だから、些細なことで喧嘩をすることによりあまり事態を重くしない。 ・ さらに話を明るくするために妹という第三者の要素をいれた。 ・ 最初のことはどうだったか自分でも分からないほど書きたいものが変わっている。 ・ 書きたいのはいいが、話自体を壊すものまでいくつかあった。  ってとこでしょうか。些細なことも書きたいことの一つではありましたけど、やっぱりちょっと的がずれていたようです。 そして、これは別の意味での収穫。 ・ 考えるよりも手を動かせ  この言葉が今回ほど身に染みたことはありませんでした。色々あったためになかなか作業に手をつけられなかったのですが、いざ、手を動かしてみると結構すぐに考えがまとまりました。私の場合、今は下手に悩むよりも、がむしゃらに突っ走った方がまだよいようです。 で、私なりに考えた一行コンセプトとそれに沿ったあらすじです。 一行コンセプト 「些細なことから喧嘩したちょっと心配性の男が妹の助けを借りながら、本当の自分の思いに気がつく話」 「些細なこと」幽界寺2 あらすじ800字  祐樹は一人暮しの大学生だった。彼には亜衣という名の彼女がいた。二人は偶然隣同士で住んでいて、それをきっかけに最近付き合うようになった。  そんなところに祐樹の妹が現れた。彼女は昔と同じようにちょっとした冗談で兄に抱きついた。そこにちょうど運悪く亜衣が部屋に入ってきた。それを見た亜衣は何も言わずに走り去る。  祐樹は後を追いかけてなんとか説得しようとするが焦って言葉が出てこない。焦りだけが募り、祐樹の言葉に耳を貸そうとしない亜衣の態度についかっとなり、祐樹は思わず亜衣を怒鳴りつけてしまう。今度こそ泣いて走り去る亜衣。  祐樹はその後を追いかけることができず、呆然とその場に立ち尽くす。そして、亜衣に対して怒鳴ったことに激しく自己嫌悪した。  そして、その混乱した思考の中で祐樹は亜衣に嫌われてしまったのではないかという思いに捕らわれる。しかし、祐樹にはどうしていいか分からず、ただ悩むことしかできなかった。  そして、一方それを知った妹も責任を感じていた。ちょっとした冗談だったとはいえ、こんなことになってしまった以上はどうにかしようと思い、兄のやる気を出そうとする妹。   しかし、祐樹は自らの考えに怯えて、何もしようとしなかった。その態度に妹は呆れるが、ならばと兄に活を入れるために「亜衣が倒れた」と嘘をつく。その言葉に祐樹は何を思うよりも、大急ぎで亜衣の元に駆けつける。突然入ってきた祐樹に事情が分からない亜衣は困惑し、どうしたのかと尋ねる。そこで祐樹は自分が騙されたことに気がつき、ほっとする。そして、自分の亜衣への思いを確信した祐樹は勇気を振り絞って、今までのことを謝罪する。それに対して亜衣も驚きながらも、ほっとした表情で自分も悪かったと謝る。そして、二人の関係はいつもの通りに戻った。 >志望か希望か  志望です。 >ようこさん、栞さん  はじめまして。幽界寺と申します。 >その他のレス  次回にします -------------------------------------------------------------------------------- プロ志望です No.1665 投稿日 2001年5月22日(火)23時58分 投稿者 卯月 修羅  新木さんの書き込みを見て自分は「プロ希望」であるのか「プロ志望」であるのかじっくり考えてみました。ボクが「プロ」になろうと本気で思ったのはかなり最近で今年の1月か2月だと思います。それまでは中学、高校とただ本を読みふけっているだけでした。泣きそうになるほど感動する話、体が熱くなるほど興奮する話、いろいろな物語と出会ってきました。そのたびに「いつか自分もこんな小説を書いてみたい」と思っていました。ですがこの時点では「思っていた」だけでした。ボクには絶望的なほど文章を書く能力がないのを自覚していたからです。なにか自分で書いたもの、読書感想文やレポートなどを書いたあと、自分の文章力のなさにいつもひどく落ち込んでいたような気がします。  転機が訪れたのが大学に入ってからです。大学に入って生活がかなり変わったせいか自分に大きな変化が訪れたのです。なぜか本を読んでもさっぱり面白くなくなってしまったのです。それからというもの本を読むペースは十分の一ほどまで下がってしまいました。  このままではいかん。そう思った自分が解決策として思いついたのが「面白い小説がないなら自分で書くしかない」です。もはや自分の文章力がどうこう言っている場合じゃない。技術がないなら身に付ければいいだけじゃないか。早くしないと自分にとって大事な部分が永久に失われてしまう。そんな喪失感さえ感じました。だからボクはその瞬間「プロ志望」になったのです。物語を与えられる側ではなく与える側になりたい。そのためにボクはこの「分室」に参加しました。  と、それっぽいことを書きましたがどうも自分は集中力が続かないという欠点があるので「シンデレラ迷宮」さえ思うように課題を提出できていません。そこでちょっと自分にも締め切りというか制約をつけたいと思います。「シンデレラ迷宮の課題を週に七個提出する」です。新木さんが春日さんにおっしゃっていたやつです。守れなかったときは・・・・・・。新木さんがひどいペナルティをつけてくださるでしょう(笑)   >唯野さん  大学の体育でとまどっておられるみたいですが大学生としての先輩からいわせてもらうと絶対やっといたほうがいいですよ。ボクもやっている時は「だり〜」とか思っていましたが大学というのは運動する機会が本当にないですから。もし体育が選択制なら今まで自分が全くやったことがないスポーツを選択すれば結構楽しめると思いますよ。 -------------------------------------------------------------------------------- えーと、俺も書いた方がいかな No.1666 投稿日 2001年5月23日(水)00時39分 投稿者 本家・榎野英彦  モノカキ…志望です。  この場合「専業作家」という意味ですが(笑)  以前は、アマチュアとプロの境界線って「金をもらえるかもらえないか」という部分にあったんだけど、最近は「同人誌だってお金がもらえる」という理由で「私もプロと同じよ」などと主張するお方が多数いらっしゃるので、最近は「食っていけるかいけないか」という新しい境界線が引かれているようです。  考えてみればこれはアタリマエのことでして、「質」だけではなく「質」プラス「量」が無いと「プロ」にはなれないってことなんですよね。  「食っていく」ためには「量」が必要です。  「量」を確保するには「質」が必要です。    下世話な話ですが「印税」は10%が普通です。550円の本ならば一冊あたり55円が著者の取り分なわけです。  あとは出版社に、どれくらい印刷してもらえるか、そこにかかってきます。  「どれくらい印刷してもらえるか」この判断基準は「売れるかどうか」です、出版社も商売ですから売れそうも無い小説を出版するわけがありません。  「売れるかどうか」それがつまり「面白いかどうか」なわけです。  面白い小説を書く、そして書き続けなくては食っていけません、そしてそれが出来る人間になって、初めて「プロ」だと思うのです  そして、この判断基準で判断すれば、私はいまだ「アマチュア」の域にいることになりますね(笑)    モノカキ志望!と宣言した人に、あなたがたのちょっと前にいる私から言える言葉はこれだけです    「人生は長いけど今は一瞬」    私はこの業界で約25年間、ライターの真似事、原作者の真似事、いろいろ文章書いてお金もらって来ました。でも、私はアマチュアでした。「いつでもプロになれるんだ」などという甘ったれた考えが私のどこかにあったのです。  私の友人に一人のマンガ家がいました。あるとき、某アニメ会社で企画を立てていたとき彼に言われました  「榎野さん、オリジナル書かないの?」  私は笑って逃げました。  「いやあ、原案出しも似たようなものでしょ」 彼は真顔で言いました。  「そんなことあるもんか、自分の世界でお話し創るのと他人の世界でお話し作る  のが、同じわけないよ、やっぱりオリジナル書くべきだよ」 私は、そのときすでに本業を持っていました。 だから「本業が大切だから」という理由をつけてその論争から逃げました。  そして二年前の春、そのマンガ家はこの世を去りました。  未刊の作品と、形にすらしていない数多くの作品世界を持ったまま。  彼の死を聞いたとき、私は彼の死を悼むよりも前に、彼が抱え込んだまま持って行った数多くの、それこそ無数の作品を見ることができなくなったことが悲しかったのを覚えています。  私は、友人としてではなくクリエイターとしての彼の死が悲しかったのです。  そのとき私は、自分が死ねば、自分が抱え込んでいた作品世界が、何一つ残らぬまま消えてしまうことに気が付いたのです。  そして、私は生まれて初めて「売るつもりで」小説を書きました。  その小説が、第六回電撃小説大賞の最終選考に残り、鷹見一幸君の手によって完成し、出版された「時空のクロスロード・ピクニックは週末に」だったのです。   (付けたし) ひょっとしたら、モノカキ志望!と宣言した人に送る言葉は  「大五郎、冥府魔道に入るぞ」  の方が良かったかな?(モトネタ知ってる人いないって…笑) -------------------------------------------------------------------------------- 気ばかり焦り No.1667 投稿日 2001年5月23日(水)02時37分 投稿者 茶羽根(やの)  頭働かず。  せめて自分だけでも納得できる新あらすじを明日には完成させないと……と思う毎日。 宣言とか>  プロ志望です。 短編蟻地獄>  今のを書き直します。もちろん、あらすじが通ればですが。 -------------------------------------------------------------------------------- BGM変更(奥の手)。EXTREME。 No.1668 投稿日 2001年5月23日(水)03時53分 投稿者 杉井光  来た来た来たアァァッ! 安上がりアッパー系!! ポール・マッカートニーは「アーティストとして」マリファナの合法化を主張したそうですが、貧乏日本人にはドラッグなぞ必要なし!  さっきまで頭にもやがかかっていたようなすっきりしない気分でしたが(ただの寝起きという説もある)、作りかけのゲームのドット打ちを30分くらいやったら、なんだか突然ハイな気分に。不思議不思議。 >いまいくつ?  23です。オレ的タイムリミットとして、 ・1996年2月25日 ・1999年7月31日 ・2000年8月15日 ・2012年12月31日  などがもりだくさん設定されていたのですが、そのうち実に三つまでが平穏無事に過ぎ去ってしまったため、だらけ期に入ってしまっているのは確かです。 >仕事中  僕としても、水曜や木曜の仕事中なんぞはヒマヒマな読書&作画&アイディア出しタイムだと決めつけていたのですが、最近どうも徹夜で打ちっぱなしという不運なシチュエーションが多いのです。つらい。 >あの頃のオレ  いやー、あの頃の僕は、とにかく漫然と書いていただけですよ。キャラだって途中で無目的に補充する感じで増やしていったりね。ユーリアンは最初「ただの偉そうな上官」でリズは最初「ただのおねーさん上官」だったのです。ましてや、エピソードの目的なんて意識していたはずがないです。  僕がこの分室で受け取った言葉の中で、いちばん重要だと思っているのは、 「意識化しろ」 「体を作れ」  の二つです。どんな技能も、修得するのには結局この二点を通過する以外ないと思います。やるべきことを意識して、繰り返し、無意識にまで定着させること。  さて、昨日の続き。 『0.37プロポーズ』  ああ、アクニィにかまけてミンシアがすっかりおろそかに……。うかつでした。確かに、「変化していない」はずはないですからね。今日はミンシア側をしっかりと固めて、筋を三本とも明確化してしまいましょう。  そんなわけで、アクニィの場合と同様に、初期状態と変化後から。 (ところで、この「初期状態」と「変化後」って、ストーリィ作法上のかなり普遍的な概念だと思うのですが、もう少しわかりやすくてキャッチーでかっこいい言葉はないですかねえ? 「起」と「結」だと、意味が広すぎるし……。「使用前」「使用後」←もっとだめか。「変化前」「変化後」が、字面もそろっていていいかな)  えーと。ちょっと困ってしまいました。なぜならミンシアは作者の近似投影ではないからです。確かに杉井光から派生した人格の一つではあるのですが、性別も違いますし……。  ま、いいや。杉井光でやってしまいましょう。いつかこの考え方が普遍的なものにならないとも限りませんし、少なくとも僕の世界では普遍的なものなのですから。  何の話かというと、恋愛観のことですね。  さて。杉井恋愛観では、恋情はただの欲求です。LOVEはSEXの綴り間違い。「腹が減った。モスバーガーが食いたいが金がない」と「ああロメオさま、あなたはなぜロメオさまなの?」は同列なのです。恋情は「あなたがほしい」であり、愛情は「あなたを失いたくない」です。以上をもって恋愛を定義してしまいます。  ミンシアの変化前と変化後は、ですから、こうなります。  変化前:恋  変化後:愛  うわ。すごいねコレ。  恋の対象を手に入れると、恋は愛に変化します。「ほしい」が「失いたくない」になるわけですね。このへんは人類共通の概念でしょうからみなさん納得していただけると思います。ただ、それだけだとはっきりいってドラマになりませんので、「ミンシアがアクニィを殺そうとする」という意外な展開を、しかし無理なくねじ込まなくてはいけないわけです。  そこで、段階的な心理の移り変わりを書き出してみると、  起)アクニィがほしい。  承)アクニィがほしいが、手に入らないのなら失われてしまってもかまわない。  転)っていうか死ね。私も死ぬから。  結)アクニィを失いたくない。  はいはい、こうなります。新木さんの言うとおり、転)がとてつもなく浮いています。移行のためのエピソードが必要なのです。  転)→結)は、アクニィの方でやりましたよね。アクニィが時間を戻してまで、自分の生命を救ってくれた。アクニィが私の気持ちに気づいてくれた。アクニィも自分の気持ちに素直になったみたい。これで恋が愛に変わらない女がいたとしたら、僕はモロッコに行って男を捨てます。  問題は、承)→転)の方ですね。恋情が、積極的な殺意に変わる。これは、ちょっと普通の事態では考えられません。まあ、ミンシア自身かなりめちゃくちゃな女なのですが、ただ相手の男が言いなりにならないからと言って短絡的に無理心中するようでは、せっかく本編でだまして獲得したファン(いるのか?)も離れてしまうというものです。  あー、難しいですね。ミンシアの人気を保ちつつ、リアルに心中へと持ち込む。  常套手段その1としては、「嫉妬を利用する」というのがありますな。アクニィが心奪われているものへの嫉妬。なんでしょう。  SSG。孤独な発電生活。マンナ。お母さん。どうも違いますね。  クリス。これはちょっと無理がありますか。ミンシアはクリスのこと知らないし。知っていることにしてもいいけど、女をもう一人出すと話の焦点がずれるおそれがあるなー。  ユーリアン。これは、いいかもしれない。クリスよりは作中での説明が簡単そうだし。死んでるし。  あ。思いついた。聞いて聞いて。  SSGの稼働停止と同時にね、賠償金完済したアクエリアスは主権回復するのよ。で、五年間禁止されてた軍葬にOKが出たんで、まとめてやっちゃうことにしますのね。葬式って、カプセルに屍体入れてエアロックから放り出すの(ところでこの葬式のやり方、本編でも書いたんだけど、スペースデブリの問題とかで、やっちゃいけないことのような気がするんだけど……)。で、M6中隊の男四人ももちろん葬式出されるのね。で、アクニィはどうにかして(病院の端末からとか)このことを知って、で、ユーリアンに会いに行くの。棺桶がいっぱい並んだエアロックに。(お。エアロックにつながったぞ)  さて。常套手段その2は、アクニィの態度をダメ人間全開にして、「こんな奴なら、女に殺されても文句は言えないなあ」と読者に思わせてしまう、という。殺されても文句が言えないようなダメ人間……それだけならいくらでも(いやもうほんとにいくらでも)考えつくのですが、そこに「アクニィ」という制限がかかるととたんに難しくなります。うむ。いや、僕としては、ミンシアにこれだけ想われているのにそれを拒絶するあたりですでに殺されても文句は言えないと思うのですが。まあそれはそれ。  助け起こそうとしたミンシアを、殴ったとか。  「処女じゃない女が、僕に触るな!」って言ったとか。(註:ミンシアはまだ処女です)  ミンシアが会社をなげうってまでアクニィを買い取ったことを、思いっきり笑ったとか。  アクニィ、憎まれ役は向いてないなあ(笑)。まあ、真剣に憎まれる必要はないんだけど。ミンシアのことを笑った(ばかにした)、っていうパターンが一番使いやすいかな。いやでもこれ、あんまりやると本筋が歪むなあ。気を付けなきゃ。  以上のようなエピソードを踏まえて。ミンシアはアクニィを手に入れることをあきらめ、あまつさえ殺そうとするわけですね。「ユーリアン。アクニィはあんたにあげるわ。もう、私のものにはならないみたいだから――」ってかんじか。いや、自分も死ぬわけだから、そんな殊勝なことは言わないか。  愛のかたち、の話。  アクニィをSSGから引っぱり出す前のミンシアが抱いていた、愛の未来予想図(笑)。  これは、おそらく、捨て犬は拾ってエサをあてがえばなついてくれるだろう、くらいの気持ちだったはずです。ちょっと言葉悪いけど。ミンシアの中では、アクニィは国益のために発電機に閉じこめられた「かわいそうな」少年であって、まさか自分からすすんで発電機の一部になったなんて考えもつかないし、拒絶されるなんて思いもよらなかったんですね。その方が面白いし。  未来予想図は、あっさりと崩されるわけですが。  アクニィが苦しんでいるだろうということは、ミンシアも予想していたでしょう。でもその苦しみの質が、予想とは違っていたわけね。で、「自分ならその苦しみをなんとかできるだろう」ってな甘い思惑もあったはず。大誤算。  ダメ人間杉井光、の話。  ダメ人間って、ひどい言い方だなあ。全国二千万人のダメ人間のみなさんが怒りますよ、「杉井なんかと一緒にするな!」って。「人間失格」とか「犬以下」とか、そのへんかな。  犬以下杉井光の「いちばんテンションあがる愛のかたち」というのは、だから、激しくて直線的で自暴自棄なやつです。「そんな優しいアナタが好き(はぁと)」ってのより、「アンタがおらんと、うち、もう生きていかれへんわ〜」ってのの方がなお良し。なんて言いますか、「必要に迫られて」恋しているような必死な女の子が好きですね。  I love you < I want you < I need you  ↑式にするとこんな感じか。  ああなるほど、ミンシアの心理変化は、  I want you →I need you →I love you  ――なんて書くこともできますね。I need youじゃないと届かないのか、アクニィ。犬以下だな。  心中に走るくらい自分のことを切実に求めてくれるなら、人間に戻っちゃってもいいかも〜。    さてさて、一応筋が三本とも見えてきたところで、あらすじをまた書いてみましょう。普段、だだ漏れ書きしているので、実はあらすじ書きはものすごく苦手だったりする。 『0.37プロポーズ』(杉井あらすじ3)  終戦から五年。木星開発会社の社長となったミンシアは、ポリス・アクエリアスに帰還した。彼女は自社の開発した新発電システムと、ポリスの旧発電システムSSGの所有権を交換していた。実はSSGはサハリエルシステムを利用した発電機であり、ミンシアの目的は、その動力源たるアクニィを救出することだった。  解放されたアクニィは、自ら望んで発電動力になったこと、SSGを出たくなかったことをミンシアに告げる。アクニィは戦争中の様々な人の死を時間遡行によって回避しようと試み、サハリエルシステムを稼働させていたのだった。  アクニィの身体は、生命維持装置なしでは三時間ともたない機械依存式に改造されていた。ミンシアは彼を入院させるが、普通の身体に戻す手術の前に、アクニィは病院を抜け出して行方不明になってしまう。アクニィの行く先は、国防省の管理するドックのエアロックのうちの一つだった。近々軍葬式が予定されているため、そこにはユーリアンら旧M6中隊戦死者の棺が用意されていた。  アクニィに追いついたミンシアは、彼が過去に強くとらわれていることを知り、手術を受けて普通の生活に戻るように説得を試みる。アクニィがこれをかたくなに拒んだため、絶望したミンシアは、エアロックを開放して無理心中を図る。真空中に投げ出され内圧死したミンシアを見て、アクニィははじめて、自分がミンシアを好きだったことに気づく。彼はサハリエルシステムを稼働させて時間を巻き戻し、ミンシアを助ける。  翌日、手術を終えたアクニィは、ずっとポリスに留まってくれにとミンシアに言う。  わざわざネタ出してまで確定させたレベルコの筋ですが……色々考えてみるとやっぱり傍流は傍流、あらすじに書くほどのことでもないので、削りました。  抽出限界がやってきたようです。平均48000×5600秒。←いや、適当に書いただけですが。  あらすじの見直しは、また明日。  それでは。杉井でした。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- 感想とシンデレラ課題 No.1669 投稿日 2001年5月23日(水)04時27分 投稿者 かねやん >弟切さん ファンタジー版  小倉さん(1663)が述べられているように最後の文はいりません。  神話版より主人公の嫌なところが出てますので、特に悲惨な話とは思わなかったです。 >>ハマオは怒り、スミナを元に戻せとキサラに迫った。キサラは真に愛しているならその姿でも愛せるはずだと言い返した。  やりとりの間に、スミナを元に戻せない理由をいれないと会話が繋がりません。  下は質問。  ハマオは最初からキサラを利用する目的で近づいた。それに気づいてキサラが怒った。これであってるでしょうか? >小倉さん >>弟が自分より出来が良いのが嫌なんじゃなくて、自分より出来のいい奴がいるのが嫌なんだ、ということに気付く。 >>一人で家に帰る。家に弟(の精神)はいなくなったけれど、今度は姉(の精神)が自分を苦しめるんだろうかと悩みだす。  これ、話を新しくしました? 元々のあらすじだと、弟に嫉妬している兄、って設定だったはずですけど。 >幽界寺さん 「些細な事」2  話の筋でおかしいと思うところは無いです。ただ下の部分。 >>その態度に妹は呆れるが、ならばと兄に活を入れるために「亜衣が倒れた」と嘘をつく。  どのように兄に嘘を信じ込ませるか、が気になる点。ここで山を作れないと平坦な話になってしまいます。 >新木さん 1641 >> あとそうそう、ボツ出される前に自分で勝手に引き下げるのは、禁止ね。  プロの仕事の現場で、そんなことやったらどうなるか考えてみなさい。いざ話を煮詰めているような段階で、「あれ、やっぱやめてこっちにします」なんて通るはずもなし。  あれはあのフルスケールのまま短編にはできないというだけであって、最初の、女の子がやってきて居着くまでのところで短編にできるでしょう。  こちらは以前新木さんに指摘されて、その方向で書きたいエピソードを出している最中です。短編蟻地獄に再挑戦するときには、もちろんこちらを提出させてもらいます。  あっさり引っ込めようとした事は反省しております。 シンデレラ課題 かねやん8 ------------------------------- ・舞踏会は王子の花嫁探しも兼ねている。 ・女性達は決定権のある王の見えるところで踊ろうとする。 ・その結果、会場で居場所を失ったシンデレラはテラスに出る。テラスには休んでいる男性がいた。 ・シンデレラは男性に、テラスで一緒に踊って欲しいと頼む。 ・テラスで踊っても誰の目にも止まらないと男性が言うが、シンデレラは踊れるだけで満足だから構わないと答える。答えを聞いた男性が誘いに応じる。 ・踊りはじめると、男性はシンデレラを舞踏会場の中央へと導いていく。 ・男性が王子なので、みんなが2人に場所を譲る。 -------------------------------  久しぶりに提出しました。  考えてない訳じゃ無い、と自分に言い訳してました。  出てこないって事はさぼってるって事。 -------------------------------------------------------------------------------- 鏡の国のダイエット/みやび1(800字/3回目) No.1670 投稿日 2001年5月23日(水)06時32分 投稿者 はせがわみやび コンセプト  「鏡の世界をちゃっかり利用しようとしたら、策士策に溺れてミイラ取りがミイラになる話」 あらすじ  ケーキの美味しい喫茶店が近所に開店。でも太るのがイヤな美春は、発明家の祖母に、いくら食べても太らないお得な発明はないかと聞いてみた。  祖母が美春に差し出したのが、「鏡の中の自分と入れ替われる姿見」。  それは服一枚着ただけで入れなくなりそうな細い姿見だった。  鏡の中の食べ物ならば、実体がないからいくら食べてもだいじょうぶだと祖母は言う。  ところが、鏡の世界で食べるケーキはもとの世界ほど美味しくない。美味しく感じたのは唯一つ。だが、それは充分に美味しかったので美春は鏡の国の喫茶店の常連になった。  そんなある日、美春の誕生日が一週間後だと知ったマスターは、いつも注文するケーキで大きなバースデイ・ケーキを作ろうと約束。  その次の日、鏡の中に入ろうとした美春はつっかえてしまう。無理やり入ろうとして割れる鏡。美春はいつのまにか太っていた。このままでは鏡の中に入れずに大きなバースディ・ケーキを食べることになる。祖母に泣きつくが、お客の修理が先だから一週間はかかると言われる。  マラソンから腹筋まで必死になる美春。  誕生日の日に鏡は直るが、もとに戻った美春を見て、もう鏡はいらないだろと祖母。だが、大きなケーキを食べたいと聞かない美春。  美春が鏡の中に入るとマスターが特大ケーキを届けにきた。だが、差し出したケーキを完成品ではないというマスター。そこに祖母がケーキと同じ大きさの鏡をもって入ってくる。修理ができたと鏡を渡した。  マスターはケーキを鏡に写すと、鏡の中に手を突っ込んで取り替えてしまう。いつも食べていたケーキが、もとの世界のものだったことを悟る美春。「また鏡が割れちゃうかも」と泣き笑いの美春に祖母がひとこと。 「ダイエットすりゃいい。そのために、こっちの世界に来たんだろ?」 みやび -------------------------------------------------------------------------------- 「巫女の水鏡」(仮題)修正 No.1671 投稿日 2001年5月23日(水)13時49分 投稿者 弟切 千隼 小倉さんやかねやんさんに指摘していただいたことを参考に、あらすじを修正しました。 以下に修正版を書きましたので、再び批判の雨を降らせてやって下さい。 「巫女の水鏡」(仮題)八百字あらすじ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ある内陸の国の湖にある島に、キサラという女が住んでいた。彼女は湖の女神に仕える巫女で、様々な呪術を使い、近隣の人々から敬われつつも恐れられて、誰も彼女と親交を結ぶ者はいなかった。  ある日、キサラは湖を渡ってきたハマオという男と出遭った。ハマオは海辺の国の出身で、母国が戦争のため滅ぼされて捕虜となり、内陸の国に連行されて奴隷となっていた。ハマオは、かつて湖の女神と姉妹だという伝承のある海の女神の神殿に仕えていたと語り、キサラを恐れずに親しくなって島に通うようになった。  ある夜、ハマオは自分の恋人のスミナという娘を連れて島に来た。スミナは貴族の娘で、二人の結婚は決して許されぬため、二人は国王さえ神託を受けに来る巫女のキサラに、人々をとりなしてくれと依頼した。  ハマオに恋していたキサラは怒りと嫉妬に燃えた。しかし、ハマオの国を滅ぼす戦争のきっかけとなった神託を出したのが自分だという負い目があって、キサラは二人の願いを聞き入れた。だが二人が最初から自分を利用するつもりだったと感づいたキサラは、湖で二人の結婚式を行なう際に呪術を用い、スミナを怪物に変えてしまった。  ハマオは怒り、スミナを元に戻せとキサラに迫った。キサラは、結婚の誓いの際にどんな姿になっても相手を愛すると言ったではないか、それを証明せよと言い返した。ハマオは怪物のスミナとは結婚できないと言い、怒ったスミナはハマオを食い殺して湖の底深く姿を消した。  勝ち誇ったキサラが湖を覗くと、そこには怪物のように醜い自分が映っていた。湖を汚された女神がキサラに呪いをかけ、すべての水に彼女が醜く映るようにしたのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 余談です No.1672 投稿日 2001年5月23日(水)14時05分 投稿者 弟切 千隼 榎野さんへ > 「大五郎」といえば「ちゃん!」の『子連れ狼』ですね(^_^) ここの参加者で「もの書き志望」の方々は、もろともに冥府魔道に入るのですね(^^; 弟切は往生際が悪い奴なので、死んでも死にきれていないゾンビかも知れません(^^;; 杉井さんへ > 「人間の男より犬の方が好き」と真顔で言いたくなる弟切のような奴は、杉井さん的にはどうですか?(笑) やはりダメ人間より下でしょうね。何しろ、弟切はこれまでの人生の中で、人間の男よりも犬の方に確実にもてていますから(爆) -------------------------------------------------------------------------------- 志望宣言、かなり独白 No.1673 投稿日 2001年5月23日(水)16時50分 投稿者 栞 どうも、栞です。 ちょっと今、かなりキてます。 あらすじ書きながら、考えてました。 志望って書きたいけど、自分にそう書く資格があるだろうか?。 あらすじ、むずかしいです〜。 まともにあらすじ書くのって、私初めてかも。(^_^;) プロットの方が楽な気がします〜。 でもでも、やっぱり楽しいです。 久しぶりのこの苦しみが……かなりマゾ的だけど。 私、自己顕示欲がむちゃくちゃあるんですよね。 目立ちたがりで、人と同じじゃ嫌だし、恥知らずだし。 お話考えるの好きだし、設定とか考えてるとわくわくします。 そんな私は小説家志望なんですよ。 だけど、ある程度足りてるときって、意欲がなくなるんです。 飽きっぽいんですよね。(^_^;) そっちの私が志望なんて言っていいのかとささやきます。 でも、結局あきらめられないんですよね。 なんだかんだ、のらりくらりと生きながら、いつかは……と思ってる。 物心ついたころからの夢を捨て切れないんです。 ここらで、心機一転しなきゃ……ですね。 せっかくだし、宣言させてもらいます。 私は小説家志望です! そんな、楽な方へと流れていこうとする私のお尻をひっぱたいてくれるなんて。 なんて素晴らしい環境でしょう。(笑) あらすじ、プロットですね、OKです。やります。 あんらさんに感謝します。 現在、いい感じにハイ〜。 この調子であらすじあげるぞ、の 仲之栞でした -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1674 投稿日 2001年5月23日(水)19時57分 投稿者 新木 伸 >数万人の読者  プロになって、数万人の読者を得るということがどのぐらい嬉しいことか、すごくわかりやすくイメージできるたとえを思いついたので、書くことにする。  東京ドーム。  あるでしょ?  あれ満員で、5万5千人なのね。  東京ドーム満員。  埋め尽くした人、人、人――人の山。  それだけの数の人間が、自分の作品を読んで、お金を払って、しかも「面白い」と言ってくれるわけだぞ?  東京ドーム満員の人の山が、ひとり残らず本を開いて熱心に読みこんでいるわけだぞ。  シリーズ1巻目はともかく、2巻目以降であれば、買ってくれた読者は、ほぼ間違いなく「面白い」と言ってくれていることになる。もし1巻目読んで面白くなかったら、2巻目なんて買わんもの。  ちなみにわしの本、正確な部数は掲示板では明かせないけど、既刊11冊、すべての平均部数(増刷分込)であれば明かせるか。  5万部だ。 (ところでコミケって、入場者何万人だっけ?) >死ぬとか  昔はバイクに乗ってぶいぶい言わせてたけど、最近は怖くてバイクは乗れません。リッターバイクを転がすの、夢だったのだけど。  理由はやはり、まだ書いていない話がたくさんあるから。  子供はいなくて、奥さんは自分の稼ぎで生きていける人だから、そのへんは気にしなくていいんだけど。(うちはまだ家計まとめてなくて二本別々に立ててます。生活費は折半)  バイクを転がすということは、ほんのちょっとしたことで「死ぬ」という現実を受け入れるということだから。  バイクを10年乗っていて、入院する事故を経験しない人間はまれだし、そういう人間が20〜30人もいれば、まあそのうちひとりは死んでしまったりする。事故で。安全運転に徹していても、バイクってな、そういうもの。  車はいいです。まずなにやったって、死にません。 >弟切さん  あー。  ファンタジー版の直しはいいから、はよ、現代版をあげてくるように。  ファンタジー版、換骨奪胎ができていなくて、まだギリシャ神話版を引きずっている感じ。どのみち、大きく手直ししないとならんから、細かいところをやっていても意味がない。  ファンタジー版、固有名詞を戻して、理由のいくつかを書き直してゆくだけで、なんだかギリシャ神話版に戻ってしまって見分けがつかなくなりそう。  現代版のほうに期待する。  さすがにこちらでは、ちゃんと換骨奪胎を実行しないと、現代でリアルに話を展開することは不可能だろう。 >小倉さん  四人分の視点、出してきましたね。  さて、小倉さんのやった、ここまでの作業……。  こんなものは、普通、無意識でやるものです。  ある話の流れを脳裏に浮かべたとき、筋の分だけの視点(今回は4本)が、同時に流れる。いちいち意識したりしない。  でもそれが体に染みついて、無意識にやれるようになるまでは、今回の小倉さんのように、実際に手を動かして、意識してやらんといかんです。  しかし短編一個書くたびに、いちいちこんなことやってたら、短期間(1日とか、5分とか)であらすじあげるなんてこたぁ、無理な相談です。  だがしかし、そうして無意識にやれるようになるまでは、主要な登場人物の見るもの聞くもの考えるもの、書き出す習慣をもってください。  ちなみに登場人物であっても、姉妹の家の両親とか、そーゆーあたりのキャラまではやらんでもよい。また電車の中の変な顔をしていた人々とか、そーゆーのもやらんでよい。  まあ、そのあたりも本来はやるべきなんだけどね。  でも家の両親の視点なんて、出番がほんのちょっとしかないから、すぐ終わっちゃうでしょ。電車の中の人々も、しかり。  しかし四人分読んだけど、さすがに長くて分量があるね。  これ、ここまでの放課後までの展開について、それぞれ3〜5行(120〜200文字)ぐらいで簡潔にまとめておくように。「なにがどうなって、○○はどうしてどう思って、どうなったか〜」みたいな感じに。  これは自分のためと、あと指摘する人のため。両方の意味で。  これ1日だな。  一行コンセプトは引き続き考えてゆくこと。  あと、思いついたもののなかにある、「突然一緒に暮らすことになった異性との恋」だけど、「恋」を感じるのは、誰と誰? 誰が、誰に対して? すくなくとも全員ではないとみたが。  とりあえず、杉井君がやってたみたいな、「対人物認識移行表」みたいなの、作ってみそ。これ四人分。  まあ妹と弟とか、はじめには知り合っていなかった関係もあるけど、初期状態における認識と、この放課後までの時点での認識の変化ね。  四人分×三対象で、12通りか。  これも1日。  それが終わったら、以下の順番で、放課後からラストまでの視点を四人分書く。  兄、妹。  姉、弟。  これ2人分につき1日、合計2日だな。 >採点とか ・とんびの羽根13  ボツ。  また構図が2本入ってます。  ショールを惜しまず火消しするのと、羽根を欲しがることと。 ・とんびの羽根12  宝石職人に怒りをたぎらせる女の子を出しちゃうと、また横道にずれますが。  それは「物静かで理性的なシンデレラ」。  おお。  採点代行者希望ですか。そりゃ助かります。  早く弟切さんみたいに、数十個出して脱皮してください。  杉井君とか八神さんとか、採点代行よりも短編蟻地獄やれと言いたいところだし、最近は代行者がいなくって、けっきょくわしがやってます。  ふたりとも、採点代行でも、まだそれなりの経験値は得られるんですが……。それよりも短編のストーリーを仕上げたほうが、よりたくさん経験値がはいりますし。 ・かねやん8  ボツ。  まず変なところがひとつ。王の近くで踊ろうとするのはわかるが、でも会場の端ならあいているはず。  あとシンデレラの言葉。こういうふうに彼女の口から言わせてしまうと、それが理由になってしまうよ。「踊れるだけで満足なシンデレラ」ってことに。  違うでしょ。「せっかく舞踏会に来たのですから、踊ってみたくて……場所はどこでもいいんです」でしょう? ここでシンデレラの言う言葉は。  このネタのポイントは、「踊る場所はどこでもよかったシンデレラ」のはず。 >幽界寺君  いろいろと収穫があったようで。  一行コンセプト。  ここまで自分で出来たなら、ちょっとだけお手伝いしておきますか。 「彼女とはじめて喧嘩をした男が、とまどい、悩んだすえに、相手を想う気持ちの強さに気がついて仲直りする話」  あらすじは、これでOKです。  ひとつだけ、「亜衣が倒れた」っていう部分で、リアリティなさすぎなのが気になったけど、ここに関しては「主人公が心配してすぐに駆けつけるような嘘」であればいいわけだから、「車に跳ねられた」とか「通り魔に襲われた」とか「自殺未遂をした」とか、なんかいくらでも出てきそう。  まあ「倒れた」でもいいっていえばいいんだけど、それでもなにか具体的な理由がいるだろうね。「どう倒れたのか」ってところ。  では次の段階。  プロットに行きましょうか。  過去ログの760を参考にして、「●章構成案」に相当する粗いものと、「●プロット 」に相当するものと、二通り。  提出先は、2〜3日中に、ツリー式掲示板を立てて場所を作ろうかと思うけど、できあがったときに場所ができていなかったら、このままここにアップしてよし。  ……あ、そう思って見直してみたら、あの6巻のときの「章構成案」って、単なるメモ書きでしかなくて、あんまりよくなかったな。  「章構成案」のほうは、こっちを参考にしてください。  ポイントは、「各シーンごとの一行コンセプトの羅列」ね。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○1章 暴走宇宙船  ・暴走宇宙船との遭遇。宇宙に放りだされた女社員たちの危機。  ・ジークの活躍で助け出される女たち。  ・暴走宇宙船の救助に向かうジーク。ラセリアを救出するジーク。     ※キャラの紹介。     ※ジークと女社員たちとの信頼関係。 ○2章 巫女姫ラセリア  ・故郷の星を救ってくれと、ジークに懇願してくるラセリア。  ・ラセリアに連れられて、放浪惑星を訪れるジーク。     ※物語の構図の提示。放浪惑星に迫っている危機。     ※放浪惑星のスケールの大きさ。宇宙の神秘。 ○3章 放浪惑星  ・ラセリアを取り巻く人物たち。複雑な勢力関係を知るジーク。  ・放浪惑星を歩きまわり、独自の文化についての見聞を広めるジークたち。     ※陰謀渦巻く政界。     ※独自の文化を築いている放浪惑星。ひとつの世界としての描写。 ○4章 海賊来襲  ・宇宙海賊との艦隊戦。撃退に成功するジークたち。  ・放浪惑星に降り立つ《ダーク・ヒーロー》。     ※大迫力の宇宙戦闘。 ○5章 リコール  ・次の戦いのための準備をするジークたち。  ・仕組まれた罠。ラセリアの制御を離れ、暴走する放浪惑星。  ・国民の信頼をラセリアから奪い取るカサンドラ。     ※悪役の華麗な逆転劇。 ○6章 地下組織《労働組合》  ・社長を解雇され、平民になってしまったラセリア。  ・労働組合との接触。共闘体制が成立する。  ・決戦前夜、ラセリアを守ってやりたいと痛切に思うジーク。     ※苦境で輝く、ラセリアの姫としての資質。     ※《ヒーロー》の秘密。     ※ジークの決意の強さ。 ○7章 武装蜂起  ・宮殿に攻撃を仕掛ける《労働組合》とジークたち。激しい戦闘。  ・《ダーク・ヒーロー》と対決するジーク。あっさり倒されてしまう。  ・死線をさまようジーク。《ヒロニウム》の力を得て復活。     ※迫力の地上戦闘。     ※《ダーク・ヒーロー》の強さ。クールな悪の魅力。 ○8章 炎の海の死闘  ・ラセリアを連れ、放浪惑星の内部に向かう《ダーク・ヒーロー》。  ・追いつくジーク。宇宙船同士の一騎打ち。  ・単身、敵船に乗り込んでの直接対決。  ・《ダーク・ヒーロー》を倒すジーク。     ※ジークと《ダーク・ヒーロー》の、一騎打ち。 ○エピローグ  ・ラセリアに別れを告げ、放浪惑星をあとにするジーク。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  プロットのほうは、まんま、760の形式を参考にすること。  なんかわからないようであれば、とりあえず冒頭部分だけでもやってみて、出してみるのこと。 >榎野さん  あ、プロの定義が、ほとんど同じですね。  ぼく自身の言葉の定義によると、「プロ」というのは、「その仕事によって定常的に食べている者」となります。  金をもらうことでもなく、本が出てデビューすることでもなく……。  そのことで今現在食べているのだという真剣味が、必須条件のもようです。  贈る言葉。  「これより冥府魔道。この門をくぐるもの、すべての望みを捨てよ」――とか、どうですか?(笑) >杉井君  初期状態と、変化後。  そんなの、大昔から、用語なんてできてるじゃんか。  「起」と「結」。  物語の最小構成だぜ。  キャラごとの筋の「起結」ね。  俺的には、「恋」とは奪い要求するものであり、「愛」とは与えるものであったりする。  それでいうと、ミンシアの状態は、手に入れていない状態の「恋」と、手に入れた状態の「恋」ってところか。  まあそれはそれ。杉井君の話なのだから、杉井流でやってよし。 >>捨て犬は拾ってエサをあてがえばなついてくれるだろう、くらいの気持ちだったはずです。  これ、いい。ナイス。笑った。  そうするとミンシアの立場としては、雨の中のやせっぽちの可哀想な捨て犬に善意でエサをやろうとしたら、手を噛まれてしまった女の子なわけだね。  その女の子は、いったいなにをするわけ?  犬にムカついたから、棒で殴ってぶぅち殺すのか、自己嫌悪モードに入るのか。  ダメ人間とか。  いや、犬以下なんていったら、立派に生きてる犬に失礼でしょう。  ダメ人間はダメ人間であって、上も下もないのです。同じ一線上に存在する等価値のダメっぷりがあるだけなのです。  ところでふと思ったんだけど、ミンシアの心理を追ってゆくと、ミンシアがアクニィを先に殺そうとするのは、無理があるんでないの?  話の展開的に、アクニィがミンシアを助けようとするわけでしょ? 先に殺されちゃってたら、助けられないじゃんか。  なんか、襲ってくるミンシアを撃退する展開にならんか?  あなたを殺して私も死ぬわ――っていうのと。  私は死ぬけど、貴方も死んで――っていうのとは違うじゃん。  あれだな。  子供を刺し殺し、自分も後追い自殺――っていうのと、  子供に睡眠薬。家にも火をつけておいてから、自分にはガソリンぶっかけて焼身自殺――っていうのぐらい違うと思うが。 1.アクニィを殺す→自分も死ぬ。 2.自分は死ぬ→アクニィも助からない状況にしておく(例:エアロック解放)。  2のほうが、カワイイと思うがなぁ。  あ……。あらすじ読んでみると、もしかしてそうなってる?  あとせっかく宇宙葬を出したんだから、なにかそのカプセルとか、使い道ないかね?  それに「エアロック解放して〜」ってくだりが、なんか唐突。宇宙葬の会場がそのまんまエアロックなのだろうけど……まあ細かいところか。  あとふたりは同じタイミングで真空にさらされているはずなのに、ミンシアが先に死んで、アクニィだけ生き残って彼女の死に様を見物しているのが変。アクニィがユーリアンたちと並んでカプセルの一個に入っていて、直接真空にさらされていないとか、そーゆーことであれば、わからいでもないが。  あとアクニィがミンシアを拒むところ。  「説得するが、かたくなに拒む」じゃ弱すぎね。わかってると思うけど。  いちばんの盛り上がりを「言葉」なんぞで処理しちゃいかんわさ。  ん? 説得して引きとめようとするミンシアの手を振りきって、空いているカプセルのひとつに横たわるアクニィ。「ぼくもゆーりあんたちといっしょにいくんだ」とか言う。妄想超臨界中。  総括。  ミンシアの心理の変化が、まだあらすじに込められていない感じ。  もう1回の書き直しが必要かね。 >杉井君  ところで十四街って、なに?  その十四街の第五話とやら。  見た見た。  これが杉井君の、いちばん最近に書いた物か……。  ストーリーやプロットはともかく、文章は、こりゃ、メタメタだな。  文体大改造しないと、君、デビューできないのことよ。  「あらすじ」「プロット」が終わって本文に入ったら、ビシビシやるので、覚悟しておくように。  まあ……わしは「文章」は苦手な人なもんで、本来は文章のことはやらんつもりだったけど、これはあまりにひどすぎる。  ちなみに、第五話をみたところでの指摘。ざっとね。  ひとことで言うと、「薄い」。  文章が。  おまけにごちゃごちゃしてる。  文章が。  まず改行を現在の3倍に増やせ。  しかるのちに、行数はいまと同じにしろ。  つまり山ほど削れってこと。  圧縮する。  そうすりゃ、読みやすくなってテンポが良くなって、だいぶいい感じになるだろうか。  なんか3行に1行ぐらい、書かないほうが良くなるような文が混じってきてるな。  とにかく文章が長いんだよ文章が(一文の長さね)。だらだら余計なことを、山ほど書きまくっててて、それで肝心なところを薄めてしまっている。いかんわ、これじゃ。  あと文章の長さが、どこでも、み〜〜んな、例外なくおんなじ長さ。  長い文。短い文。織りまぜていって、メリハリつけるものでしょうが。  音楽やってたんだから、文長のリズムにメリハリつけろよ、メリハリ。  アレだな。  マンガで言うと、大ゴマを使えず、小ゴマばっかり使ってあれやこれやびっしりと色々なことを描きこんでいて、なんか見にくくてわけわからん新人の漫画のごとし……ってとこだな。しかもコマの大きさ(文の長さ)まで、みんな同じだ。変化がない。これが杉井光の文体だというなら、えらく退屈な文体だわさ。  大ゴマを「使わない」のではなくて、これは「使えない」のね。  大ゴマを使うには、その分の「面積」を稼ぎ出さなきゃならんわけだ。  だから必要なことのみ残して、他はすべて省く。  あれもこれも書きたいっていうのは、それはダメなの。「あれ」しか書けないの。「これ」は捨てるの。  「書くべきこと」にこそ、行数はあてる。  書くべきことではないことは、書かない。  あと細かいことだが……。  猫視点で書いていながら、「猫専用の小さな戸口」っての、なによ?  猫が、自分が猫であることを認識してるかってーの。  ここは書くなら「自分専用の戸口」でしょうが。小さい戸口でもない。人間用の戸口のほうが猫からみればデカすぎるだけだ。 >みやびさん  リテイク。  もっと日本語に気を使いましょう。全般的に、読みとる苦労をこちらでやってあげないと意味がわからない。それでもあなた、プロの文筆業ですか。(^^;  内容については問題なし。  ただオチのおばあちゃんの言葉の意味が、よくわからない。(これも日本語に気を使っていない部分のひとつだけど)  あと一行コンセプトも、「ミイラ取りがミイラに〜」は、もっと別なケースで使う言葉。  この場合は「しっぺ返し」が適当と思われる。 -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ迷宮10連発 No.1675 投稿日 2001年5月23日(水)20時21分 投稿者 小倉善哉  新しい宿題が出される間にシンデレラ迷宮にチャレンジしてみました。二時間で十個……やればできるじゃん(とか言って、数に満足してたら駄目ですが)。  とにもかくにも「手を動かせ」ですね。これをUPしたら宿題に取りかかります。  あ、その前にレスを。 >かねやんさん >>これ、話を新しくしました?  いいえ。新しくしたのではなく、最初は(頭だけで考えていたので)そうやって言う兄の声が聞こえなかったのです。表現不足と思考不足の合わせ技で混乱を招いてますね(^^; どうもすみません。  ええと、ということで、シンデレラ迷宮10連発、いきます。 小倉5  王子と踊りたい女性に、金で出来たバラのブローチが配られる。このブローチをつけている女性には王子がダンスを申し込んでくれると言う仕組み。金のブローチ欲しさに既婚者まで殺到したために、ブローチの数が足らなくなる。  シンデレラも金のブローチをもらえないが、バラを胸にさしていれば王子様と踊れるのよね、とテーブルに飾ってあった生のバラを胸にさす。不審に思った王子に声をかけられる。生のバラを胸にさした理由を話すと、王子からダンスを申し込まれる。 小倉6  王子の花嫁探しの舞踏会。王子は妃に相応しい娘を探そうと、娘達とお喋りをしている。シンデレラもその輪の中に入る。王子に必死で結婚相手としてのアピールしている女性達。一人だけ自分をアピールしようとしないシンデレラに、王子が声をかける。「さっきから黙ってばかりですが、楽しんでいらっしゃいますか?」「いいえ、ちっとも。王子様は楽しんでいらっしゃいますか? せっかくの舞踏会ですもの。お喋りするよりも、一緒に踊りませんか?」 小倉7  舞踏会の余興に、女と男が二重の輪になって、曲が流れている間はくるくる回り、止まった所でパートナーを決めるゲームが行われる。シンデレラは王子の所で止まりそうになるのだが、後ろの人にお尻で突き飛ばされてしまい、一人ぶんずれる。  王子は不正だと怒るが、シンデレラは怒らない。「王子様と踊れないのは残念ですけれど、こんな素敵な場所で踊れるんですもの。別に気にしませんわ」 小倉8  王子と踊りたい方はこちらに集まって並んで下さいと声がかかる。女性達が一斉に集まる。一人だけ動かないシンデレラ。舞踏会に来れただけでも幸せなのでそちらに行こうと考えない。一人残っているシンデレラに王子が声をかける。声をかけられただけで、シンデレラはぽうっとなってしまうのだった。 小倉9  王子が落した勲章を偶然拾ったシンデレラ。届けると「お礼に金貨を100枚さしあげます」と言われる。しかしシンデレラは「そんなものより、私と踊って頂けますか?」と答える。 小倉10  あんまりダンスが上手だったシンデレラ。王様に誉められ、勲章と金塊を与えられることになる。しかし、シンデレラは「ただダンスが好きなだけですから…そんな高価なものを頂く訳には参りません」と辞退する。 小倉11  給仕がシンデレラのドレスに飲み物をこぼしてしまう。平謝りの給仕をなだめながら、裏手に回りハンカチで拭く。きれいになったので、会場に戻ろうとするシンデレラ。一部始終を見ていた王子はシンデレラに謝る。「お詫びに新しいドレスを差し上げます」と言われるが、シンデレラは「このドレスが着られなくなった訳でなし、新しいドレスを頂く訳には参りませんわ」と笑顔で断る。 小倉12  手持ち無沙汰にしていると、突然、王子にダンスに誘われる。王子のリードが上手なので、気持ち良くダンスを楽しむシンデレラ。ダンスが終った後、「あなたのように純粋にダンスを楽しもうとする女性は初めてだ。もう一曲、踊って頂けますか」と言われる。 小倉13  40分くらいの長い曲がかかる。王子はこの曲がかかっている間、舞踏会にいる女性全員と踊ることになっている。一人あたりの時間は1〜2分だが、少しでも長く踊っていたい女性達が続出。シンデレラの番は一番最後で、手を握った所で曲が終ってしまう。王子はシンデレラに謝るが、シンデレラは手を握られただけでも嬉しかったので、微笑みながらその場を去る。しばらくして、王子、追いかけてくる。「一曲、踊って頂けますか?」 小倉14  舞踏会の最中、王様から年代物のワインが振舞われる。シンデレラももらいにいくが、ほんの一口くらいしか残っていない。その一口分を飲み(舐め?)、すごく美味しかったので、大喜びのシンデレラ。それを見ていた王子、「実はこれと同じワインを隠し持っているのです。それだけじゃあんまり可哀想だから、持ってきてあげましょう」とシンデレラにこっそりと囁く。しかし、シンデレラは「え?私、可哀想なんですか?」と分かっていない。この子にとってはあれだけで満足なのかと分かった王子、それ以上はワインのことに触れず、シンデレラをダンスに誘う。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 今までの分室の経過を読んで。 No.1676 投稿日 2001年5月23日(水)21時38分 投稿者 俊 初めまして。俊と申します。 作家志望です。 書こうと決定的にしたのは中学二年の国語の授業で「教科書の続きを書け」と言われて書いたら褒められた、という正に子供な理由からでした。 人間、誰かからかけられた言葉で意外と人生変わるんですね。 こちらに来ることができる回数は色々な理由で限られてますが、昔に考えたものの妙に「人狼」と話が被ってしまったので個人的に没にした作品の粗筋を載せさせていただきます。(自分でフォロー兼突っ込みを入れつつですが。後、多分長いです) 人口が増えすぎ、治安の悪化と食料不足に陥った世界への対策として、国連は「人類調整軍」を非公式に設立。 その日本軍に所属する主人公は、何の疑問も抱かないまま、むしろ「人類に貢献している」という誇りすら持って世界の様々な場所で人を殺し続けてきた。 もちろん、それは故郷である日本に帰ってきたとしても、何ら変わりはなかった。 そんな中、とある任務(人を殺す、ということですが)を終えた翌日に主人公はひったくりに遭った少女(設定では十八くらいでした)を助ける。それがきっかけになって主人公と少女との交流が始まる。(書いていた段階ではこの辺が不鮮明でした) ある時少女は自分の両親が「人類調整軍」に殺されていた事を主人公にうち明ける。(何故?) 主人公は動揺するが、自分がそれだということは言えなかった。そして、動揺をかかえたまま仕事に赴き、被弾する。 すぐ病院に運ばれて事なきを得るが、友人の医師の「お前は幸せ。すぐに手術が受けられて」という言葉に愕然とし、自分は今まで「何を守るために銃を持っていたのか」ということを初めて考える。 自分が「(社会的)弱者」を守らずに「(社会的)強者」を守っていたことに気付いた主人公は自責の念から精神的に追いつめられる。 鬱状態に陥っていた主人公を、どこから聞きつけたのか少女が連日のように見舞い、癒されていく自分を主人公は自覚する。被弾の傷が治り、退院する際、主人公は少女を家にくるよう誘う。 しばらくの間平穏な日々が続くが、かって優秀だった主人公はすぐに仕事へと戻される。しかし、主人公は人を撃つことができなくなっていた。 そして主人公は「罪は消えないが、せめてもの償いに」と調整軍を引退しようと決意する。(人が撃てたら続けるのだろうか?) その最後の仕事の際、少女が調整軍の仕事に巻き込まれて死んでしまう。 一番守りたかったものを守れなかった主人公は「死ぬのは誰でもよかった。ただ、自分の気がすまない」という理由で首相官邸を襲撃する。 主人公は死に、それの司法解剖に友人の医師は立ち会う。 そして、「俺だけは、お前のことを覚えておく」と一言呟いた。 と、いう話です。友人からは「救いようのない話」と言われましたが、自分なりに 「命とかどういうものだろうか?」と考えた結果こういうものが出来上がってしまいました。 とりあえず、要約できなかったので長くなりましたが、もし根気のあるお方がいらっしゃいましたら何かご指摘を頂けないでしょうか。 お願い致します。 本当に長くなってしまってすみません。では。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1677 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 採点代行。 No.1678 投稿日 2001年5月23日(水)22時20分 投稿者 魚住雅則 自己鍛錬として久しぶりにいきます。 (敬称略) 小倉5 ボツ。 「金のバラでなく普通のバラで満足した」という無欲が狙いだと思うんですが、「バラが足りなくなったので、機転を利かした賢いシンデレラ」にしか見えません。 小倉6 ボツ。 これの狙いは「王子へのアピールよりもただダンスがしたかった」かな。 ですが「会話よりもダンスがしたかったシンデレラ」になっています。これではただのダンス好きです。 あと主催者に「楽しいですか?」と聞かれて「いいえ、ちっとも」と答えるのはただの失礼な人です。しかも他の女性が喋っている合間に「ダンスの方が良い」なんて言うと、他の女性怒ります。これは我侭な人。 小倉7 OK。 「舞踏会にこれただけでも嬉しいので、王子とダンスする権利を取られても怒らないシンデレラ」 ただ、最後のシンデレラの台詞で説明しすぎかもしれません。 小倉8 ボツ。 せっかく王子様と踊れるんだから、集まるくらいしてもいいんではないかと。なんの障害もないのに「舞踏会に来ただけで幸せ→王子さまと踊る気がない」はちょっと不自然ですね。単に王子とのダンスに興味がないように見えます。 最後にぽうっとなってしまうのは「純情」です。 小倉9 ボツ。 シンデレラの台詞「そんなもの『より』、私と踊っていただけますか」。 金貨100枚よりも踊りたかったシンデレラ。よっぽど王子と踊りたかったんですね。これは価値観の違いです。 あと、いきなり「お礼に金貨100枚さしあげます」っていうのは失礼な話ですね。 小倉10 ボツ。 シンデレラの台詞が褒美を断る理由になっていません。「ただダンスが好きなだけです」ダンスが好きなのと褒美を断ることは関係ないです。 関係を持たせるとしたら「ダンスが好き→だからお金や勲章なんかで価値を決められたくない」となる気が。これも無欲ではないし。 小倉11 ボツ。 これは「物を大切にするシンデレラ」ですね。 小倉12 ボツ。 「王子のダンス上手だったので楽しく踊れたシンデレラ」会話のまま。無欲の要素がないです。何か必要な要素がすっぽり抜けている感じです。 もしかして、他にも誘惑があるのにダンスを楽しもうとしている、ということでしょうか。それでも「ダンスの方が良かったシンデレラ(価値観の違い)」です。 小倉13 ボツ。 構図が小倉7とあまりにも同じなので。 でも、こちらの方が台詞で説明していないので良いと思います。OKは7と13、どちらか一つということで。 ただし40分の曲というのが、いかにも設定されていたみたいで不自然なのと、「曲が終わっているのまたシンデレラを誘えるのなら、曲関係なしにずっと踊れるんじゃないか」という矛盾があるのでそこは潰しておいた方が。 小倉14 OK。 シンデレラに「(少しだけのワインで)これだけでも満足ですから」と言わせないのが上手いですね。 本当に「〜〜で満足ですから系」の台詞は使わないのが一番です。本人から言うのって凄く不自然だから。これ使うと、どんなに良い無欲ネタも全部台無しになります。 -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根14 No.1679 投稿日 2001年5月23日(水)22時25分 投稿者 とんびの羽根 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根14 「火のついた蝋燭をかざすシンデレラ」 ・酔い過ぎた王様がテーブルの上のものは持って帰ってかまわないと口走り、気の変わらないうちにと、客達が争奪を始める ・シンデレラも思わず目の前の蝋燭を手にする ・持ち帰るために蝋燭の火もすべて消され、暗くなった会場だが、持ち帰ることを考えていなかったシンデレラの蝋燭の火のおかげで、落ち着きを取り戻す ・一本の蝋燭に照らし出されるシンデレラの美しさに王子は心を奪われる >とんびの羽根13 > また構図が2本入ってます。  ショールを惜しまず火消しするのと、羽根を欲しがることと。  げふっ!またやってしまいました。採点者までの道は遠い、修行あるのみです。ネタ一つで満足できない贅沢病にかかっているのかなあ  気がついたら小倉さんに追いこされている!なんてこった。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1680 投稿日 2001年5月23日(水)23時09分 投稿者 新木 伸 >俊さん  なにか勘違いされているようですが、ここは自分の書こうとしている話に、皆からコメントや指摘がもらえる便利な場所ではないですよ。  そのように使われるのは、不本意です。  またここの趣旨だとか存在意義だとか、それ以前に……。  いきなり現れて、いきなり批評をねだるというのも、どうかと思いますが。  だいたい、自分でもうすでにボツを出している(書くつもりのない)話にコメントもらって、どうするというのですか?  ここではいま、短編のあらすじを皆で出していたりしますが、あれは、ちゃんとした話を一から作りあげてみようという企画です。「短編蟻地獄」  あらすじ、プロット、そして本文。それぞれの段階で山のようなリテイク(書き直し)を出して、場合によっては、まるっきり別の話になってしまうぐらいたたき直していって……そうして、ちゃんとしたまともなお話を一遍作ってみよう。――というものです。  書き込まれたあの話ですが……。  ざっとみたところ、あちこち不整合があって、筋も通っていなくて、支離滅裂な箇所が山ほどあるようです。ラストなんて、主人公の単なる八つ当たりですし。  叩き直して使い物になるようにするよりも、別なのを新しく考えたほうが早いと思われます。  そもそもあれって、長編のようですし。  「短編蟻地獄」ですが、これ、かなりのエネルギーを集中して注ぎ込むことを前提にしている企画です。おそらく、毎日数時間程度を、一ヶ月以上。  また本人がある程度話を作れるレベルにいることも前提になっています。 >小倉さん  いま採点前。  2時間で10個で、10個ともOKだったら、いいんですけど……。  自主ボツをかけるプロセス抜きで、10個そのまんま出してきているようなら、「たわけ」を1個あげましょう。  さて、見てみますか……。 ・小倉5  ボツ。  べつに無欲じゃありません。金のブローチがもらえていたら、そのまんま、なんてことなく金のほうを胸にさしいたわけだし。 ・小倉6  ボツ。 ・小倉7  ボツ。 ・小倉8  ボツ ・小倉9  ボツ ・小倉10  ボツ ・小倉11  ボツ ・小倉12  ボツ ・小倉13  OK。  ちなみに7がボツなのは、怒る王子をとりなすシンデレラの構図が目立ちすぎのため。 ・小倉14  OK。  「大喜び」はよし。  ただし1本のワインを大人数でわけたら、普通、一口ずつになります。  「たわけ」  もっと自己チェック効かせてきましょう。  またこれで全部通るつもりでいたのなら、それはそれ、もっと精進しましょう。 >とんびの羽根さん ・とんびの羽根14  ボツ。  なぜ持ち帰るつもりもないのに、シンデレラがローソクを手にしたのかが不明。  また最後に王子が惚れるのは、「シンデレラの美しさ」でしょうが。 -------------------------------------------------------------------------------- 私の心にも藤棚を No.1681 投稿日 2001年5月23日(水)23時54分 投稿者 とんびの羽根  採点の資格はないので感想です。 >小倉5  「バラを胸にさしていれば王子様と踊れるのよね」と判断する根拠がよくわかりません、それに踊れるという目算を立てた時点でちょっと嫌味に感じました。 >小倉6  小悪魔的なちょっと悪いシンデレラですね、わがままだけど、けっこう魅力的かもしれません >小倉7  王子が些細なことで怒るのは主催者という立場上みっともないです、怒らなくてもシンデレラは無欲に見えますよ。 >小倉8  「舞踏会に来れただけでしあわせ」「声をかけられただけで、シンデレラはぽうっ」デビューしたての女の子は大概そうなるのでは。 >小倉9  金貨100枚でダンスチケットを買う女性に見える。狙いはもちろんわかるのですが。 >小倉10  好きなことを存分にして満足、ほうびなんていらない、いい感じでした。 >小倉11  おわびだけで納得するシンデレラ、無欲だとは思います。でもひょっとして筋2本? >小倉12  リードが上手なのにダンスを純粋に楽しめる相手に逢ったことがないというのは不自然。 >小倉13  手を握られただけでうれしいシンデレラ。でもこのスケジュールをくずして追い掛けていくには、足りない。 >小倉14  一口だけ残ったワインで満足、おいしそうです。ただし「それだけじゃあんまり可哀想だから、持ってきてあげましょう」で「可哀想」のほうにだけ反応するのは不自然、いや、最近の女の子にありがちな反応だとは思いますけど、会話のポイントがずれてる。  2時間でこれだけできれば立派なものです、あとはOK率を高めるだけ(なんだけどねえ……>自分)魚住さんの採点をみるとやはり有段者(?)は違うと思う今日このごろ。自分の修行の為に利用させていただきました。 -------------------------------------------------------------------------------- 新木さんに質問 No.1682 投稿日 2001年5月24日(木)00時22分 投稿者 とんびの羽根 >とんびの羽根14 >また最後に王子が惚れるのは、「シンデレラの美しさ」でしょうが。  課題は「無欲だったので……報われる」であって、「無欲に惚れたぜ、チクショー」ではないと理解していたのですが誤解ですか?  それとも単に無欲より美しさの方が目立つという構図が問題なのでしょうか?あるいは無欲の筋と美しさの筋の2本になっているという問題でしょうか(痛)? -------------------------------------------------------------------------------- >志望なのか希望なのか No.1683 投稿日 2001年5月24日(木)01時43分 投稿者 つか  志望、です。「なりたいなぁ」ではなく、「なる」ために頑張ります。  今のところ中身が伴っているとは言いがたいですが……。 >前回分の課題(1516) >意図されたものか、そうでないか  意図したものです。しかし、確かにまぐれくさいですね(苦笑)。指摘(1518)していただいたとおり、それと判るようにしなければなりませんでした。まだまだです。 >作家さんたちが出したアイデア  なんか、自分の実力のなさがよーくわかりました。  そっかぁ……。簡単に新機軸のものが出てくるんだ……。  参考にさせていただきます。    現在OK数9。ようやくリーチがかかりました。無欲のシンデレラは一翻役ぐらいでしょうか。では課題提出。  つか17 ・舞踏会の会場。自分に取り入ろうとする女性達に嫌気がさしている王子。人の輪から外れて、会場の隅に隠れるように佇んでいるシンデレラを見つける。 ・何故自分に取り入ろうとしてこないのかが気になり、声をかける王子。 ・王子に声をかけられて、慌てふためくシンデレラ。やがて、申し訳なさそうな表情で平謝りに謝る。 ・突然謝られたことに戸惑い、理由を尋ねる王子。舞踏会にきた記念になるものがどうしても欲しくなり、会場のものを勝手に盗んでしまったことを告白するシンデレラ。ドレスの中からそれを取り出す。 ・シンデレラが取り出したのは、一輪の花。それは会場の壁に無数に飾ってあるもの。 ・それを見た王子。花は返さなくていいから、そのかわりに踊って欲しいとダンスに誘う。   -------------------------------------------------------------------------------- いきなり来た方を追い返すのもなんなので… No.1684 投稿日 2001年5月24日(木)02時01分 投稿者 本家・榎野英彦 私がお相手いたします。 新木先生より遥かに格下の新参者ですが、道場破りにはまず師範代というのはセオリーです。 (あなたは、自分がルール無視の道場破りであるということがおわかりですね) では、まいります 俊様へ 初めまして、榎野英彦と申します。 本業が他にあるため、生活のすべてを「執筆」にあてることができませんが 一応「印税収入」があって「増刷」もかかるくらいには売れています。  ここに書き込まれた「文章」(あらすじにすらなっていませんので「文章」と書かせていただきます)は、まず意味が不明です。「人類調整軍」とは「国連」の組織。とあっさり書いてますけど、そもそも「国連軍」とはどういう組織で誰がその行動を決定して、誰が動かすのか調べましたか?「PKF」以前の「PKO」ですら安全保障理事会の決定を受けて初めて動けるのです。国連軍は寄り合い所帯です、一つの戦場で複数の国家の軍隊が行動することが前提で組織は作られます。  こういった組織を「非公式」で運用するとあっさり書いてますが、こういったさまざまな国家、価値観、宗教の相違、というものが存在する国連軍で、非公式で軍隊(部隊行動)を運用することが可能だと思いますか?  もし、そういった組織を運用するとしたら、国連加盟国の「人的資源の提供」「資金の提供」が必要です、ということは国連に加盟している国家では「人類調整軍」というものの存在を認め、国家の予算を提出しても良いというコンセプトが成立していなければなりません。  だとしたら「人類調整軍」というのは「すべての国連加盟国から認められ、その行為は正当な、人類生存と存続のために必要である」と認定され、「人類調整軍」こそが正義であり、それに対して異議を申し立てるのは「悪」である。という世界でなくてはなりません。  あくまでも「非公式」にこだわるなら、せいぜい一個小隊(約20名)のレベルでなければ運用できないでしょう。一個小隊レベルの軍隊に何ができるとお考えですか?  それに「非公式」だとしたら、なぜ、少女は自分の両親が「人類調整軍」に殺されたということを知っているのでしょう?  そもそも「人類調整軍」なるものの目的がよくわからないのですが、もし、それが「治安の悪化と食糧不足の中で国家に有用な人類のみを生存させる」のが目的だとしたら、わざわざ人類を殺しまくる必要があるのでしょうか?国家に有用な人間だけに食料を配布し、そういった人間だけを守れば、食い物もない、治安の悪化した区域に住むゴミのような扱いを受けている人間は勝手に死んでいくと思うのですよ(北朝鮮みたいに)  手っ取り早くやるのでしたら、「有用な人間と認めた人間」にだけワクチンを投与してから、生物兵器の伝染性の細菌でもバラ撒けばいいのです、わざわざ兵士が銃を持って殺してまわる、なんて非効率なことをやる理由がありません。  このままでは人類が滅びてしまう、滅びないためにはコントロール可能な人数まで人類の数を減らす必要がある。というコンセプトなら、それと同じことをやった国家があります。  カンボジアです。ポルポトたちのやった行為がそれです。もともとあれをやった国家の首脳陣はフランスに留学した学者たちでした。彼らは祖国に帰って共産主義の国家を打ち立てて、その理想に向かって走り出しました。そのとき、彼らがやったことは生産性と消費者である国民の数の差でした。今年の収穫で養える人間は50万人、しかし国民は100万人。  そのとき、ポルポトたちが決定した方法は「国民の数を減らし、コントロール可能な人数にする」という方法でした。これを決定したのは「学者」でした。彼らの頭の中には数字しかなかったのです。その数字一つ一つが人間であるという意識は無かったのです。  軍人たちはすべてこの方針に反対し、かなりの人数が処刑されました。軍人にとって国民の数はすなわち国の力なのです。国力を衰えさせるこんな方法を歓迎する軍人はいません。  およそ大量虐殺と言われている行為のほとんどは官僚たちが計画したものです。なぜなら計画的に人を殺すためには、それを確実に実行する有能な人間たちが作るシステムが必要だからです。  「人類調整軍」なるものが真に必要とされているのなら、それは人類が自分自身を種として存続させるために行う外科手術でしょう。種を撒き、芽を出した苗の中で、「これは満足に育たないだろう」と思われる苗を「間引く」行為を作物に行うのと同じように人類に行うのが目的で、それを行わなければ人類は滅亡する。ということがわかっていたとしたら、主人公の行為は単なる「キレたガキのケンカ」のレベルです。  「お前たちは間違ってる!」と言ったとき、相手に 「そうだ、間違っている。そんなことは言われなくてもな……では、問うが、これより他にどんな方法があるのかね?みんなで仲良く滅亡への道を歩く以外に、どんな方法があるのかね?」と言われたら、主人公は何と言って言い返すのですか?  組織が動くということは、その組織の行動に同意し、その行動を正しい、と認める多数がそこに存在しています。その多数を説得できない主人公なら、そいつは「俺が悪いんじゃない、みんな社会が悪いんだ!」と叫ぶ中学生以下の意識しか持っていない大馬鹿です。  たとえば「伝染病が蔓延し始めた」とします。当然その区画は閉鎖されます。自由な往来を認めれば患者が増えるだけです。その封鎖部隊の兵士が、封鎖区域内に住む一人の少女に同情して、封鎖ラインを通してあげたとします。この兵士は賞賛されますか?個人レベルでは「いい人」かもしれません、しかし社会のレベルから見れはこの兵士は「大馬鹿」です。自分のやったことの意味がわかっていない、個人のレベルでしか物事を判断できない幼児並の大馬鹿です。  そんな馬鹿が主人公のお話しを誰が喜んで読みますか?  「命は地球より重い」なんてのは幻想です。トリアージという言葉をご存知ですか?朝日文庫から出ている「都市崩壊の科学」という本をお読みになれば、よくわかります。それは緊急時により多くの人間の命を救うために行われる患者選別のことを言います。  重傷者が多数いて、医師が少なく、すべての患者を救命できないと判断されたとき、医師はこのトリアージについて決断を迫られます。つまり「確実に救命できる患者に治療を集中する」ということです。平時なら助かるかもしれない人間を、見捨てなくてはならないのです。  「命とかどういうものだろう」とお考えになるのなら、実際にその命と向き合う立場に自分が立ったら…とお考えになってみてはいかがでしょうか?  人間の命を決定する、という神様の役を背負わされた外科医たちの行為を「冷血」と非難することが正しいのかどうか。  ……結論が出ますか? -------------------------------------------------------------------------------- 感想と余談と課題 No.1685 投稿日 2001年5月24日(木)03時24分 投稿者 かねやん >杉井さん 『0.37プロポーズ』(3)  設定をどのように扱ってあらすじを作っているのか(設定があると前提して書いているのか)わからないので、感想は保留。  固有名詞が多くて話がわかりにくいので、設定が書いてある記事があったら番号を載せてくださると助かります。 >みやびさん 『鏡の国のダイエット』(3)  最後の祖母の一言、美香の台詞の背景を何も知らないから出た言葉でしょうか。  説明が無いので、皮肉か本気か祖母の意図がわからないです。 >弟切さん 『「巫女の水鏡」(仮題)』修正  個人的には問題無いですが、新木さんの言うとおり神話の要素が取りきれてないですね。特に怪物にしてしまうところなんか。  現代版ではどのように要素を扱うのか楽しみです。 余談  面白い記事を見つけましたのでご紹介。下のURLは「天上の飛鳥」(みなと辰巳さん)の日記ページです。  この12月14日付の記事に「岡田斗司夫さんの講義レポート第1回」と言うものが載っています。個人的にかなり感銘を受けました。 http://www.geocities.co.jp/Playtown-Domino/4987/maniana7.html シンデレラ迷宮 かねやん8(再) ------------------------------- ・舞踏会は王子の花嫁探しも兼ねている。女性達は決定権のある王の目にとまろうとして踊り相手を離さない。 ・踊り相手がいないのでシンデレラは踊れない。相手がいたとしても踊る場所が会場にはもう無い。 ・なんとか踊りたいと思っていたシンデレラは、テラスで休んでいる男性をみつけ、踊りを申し込む。 ・踊る場所はどうするのか男性が訊ねると、シンデレラは恥ずかしそうにテラスで良ければと答える。 ・男性は快く応じる。 ・踊りはじめると、男性はシンデレラを巧みに舞踏会場の中央へと誘導していく。 ・男性が王子なので、みんなが2人に場所を譲る。 ------------------------------- かねやん9 ------------------------------- ・恋人と踊りたい給仕がシンデレラに、すぐに戻ってくるから仕事を替わって欲しいと頼む。 ・テーブルに料理を運ぶだけなので、シンデレラは快く仕事を替わる。 ・恋人と過ごすうちに時間を忘れてしまい、給仕はなかなか戻ってこない。 ・そのうち運んだ料理をおいしそうに食べている人達の姿を見ることで満足してしまって、シンデレラは踊りに来た事を忘れてしまう。 ・王子が踊っている給仕を見咎め、理由を聞いてシンデレラの元に慌ててやってくる。 ・王子はシンデレラを働かせた事を謝り、今からでも舞踏会に参加してほしいと言って踊りに誘う。 ------------------------------- -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1686 投稿日 2001年5月24日(木)05時05分 投稿者 新木 伸 >とんびの羽根さん  ここのシーンの一行コンセプトとしては、「無欲なシンデレラが王子に見初められる」です。  コンセプトがこうですから、当然のことながら、無欲ゆえに見初められなくてはなりません。たとえシンデレラが顔の不自由な娘であっても、それとは関わりなく、王子が惚れるようなシーンになっていなくてはなりません。  したがって、とんびの羽根14で、地の文で下のように書かれていたりすると、もう一発でアウトです。 >>・一本の蝋燭に照らし出されるシンデレラの美しさに王子は心を奪われる。 >つかさん ・つか17  ボツ。  パクリ禁止。重複チェックは廃止されたけど、覚えている範囲でやるんじゃないです。  ちなみにつかさん、無欲が10個終了したら、引き続き「健気」「誠実」「無垢」のうち、どれか選んでやってください。「気高い」は弟切さんがやったから除外ね。  最初の数個を見て、シンデレラ修了か新しいお題で10個まで続行か判断します。  あ、新しいお題だと採点代行してもらえるかわからないから、修了でなく、続行であるなら、また「無欲」に戻って10個ってことになるかも。  新しいお題のほう。その最初の数個は手早く出してくること。 >榎野さん  じつは榎野さんのこうした反応は、とても優しい(「冷たい」の逆の意味で)ものなわけだけど……。  こうして見ると、僕よりきつい人のように見えますね。(^^; >人死にの話とか  命の重みの話を読んで、感じたことがありました。  僕はじつは、人間的にはすげぇ甘ちゃんなのです。  人がゴミのように死んでゆく話というのは、耐えられない。読むのも嫌。もちろん書くのなんか絶対に嫌。  作家としては、これは致命的とも言っていい弱点なのですね。  「無惨な死」っていう人が惹きつけられてやまないテーマを、自分への縛りとして扱えないわけですから。  ですので……。  その自分の「甘いところ」を弱点でなくて、武器にすることにしました。  甘ちゃんでなければ書けない話。究極の甘ちゃんだからこそ思いつくような話というのは、ないだろうか……?  そういうふうに突き詰めて、考えてみたわけです。  無惨な死をべつに普通に扱える人。そういう作家さんのほうが、たぶん多数派なわけです。  そういう人が決して書こうとは思わない(もしくは書けない)ような話をモノにしたなら、それはもう自分の独占販売となるわけです。  武器になるわけですね。  人がゴミのように死んだり、健気な女の子が命を落としたり――そんなのがない世界。そういう世界観。それが物理法則。健気な女の子は、もう絶対に助かることが決定している世界。  いまの星くずのシリーズは、そうして生まれました。 「健気な女の子が、絶対に助かるということが物理法則となっている世界観」  これは僕のオリジナルです。  たぶん、僕にしか書けない。  ――っていうか、ほかの誰も書こうなんて思わない。 >杉井君の『0.37プロポーズ』  ああ、これはこのあいだの電撃大賞に送った(そして落選するであろう)長編が元なのね。杉井君のホームページには、いま載っていないようだけど……。  そういや来年の電撃大賞って、3次選考まであるみたい。  募集要項がもうHP上に掲示されとった。  おい杉井光。  短編3つぐらいと、長編3つぐらいは、送れよ。  来年のやつまで、まだ10ヶ月半もある。  まず1ヶ月半にて、短編蟻地獄3周。  その後の9ヶ月で、長編蟻地獄3周。  短編蟻地獄9周と、長編蟻地獄2周という手もあるが、どっちがいい?  あと競馬の話は、あれ、ボツだから。  なにか他のを考えておくように。 >弟切さん  補足。  ファンタジー版。  「神話臭さ」が拭えていないのが、いちばんまずいところね。  怪物に変えられた乙女が、男に捨てられて、それで食い殺しちゃったりするでしょ。そういう展開、神話ではよくみかけるものだけど、近代的な物語ではリアルじゃないってことで修正されるものでしょう。  いわば「神話」だから許されるステレオタイプの展開なわけだ。  つまりファンタジー版を書くときに、弟切さんは神話のつもりで書いている。  それじゃだめなのだな。  換骨奪胎になっていない。元のストーリーの「骨」を抜き出して、神話でない舞台の話に移植しなきゃいけないわけだ。  しかしさすがに現代版じゃ、神話臭くやろうにも無理だろう。  現代版、はよはよ。 >かねやん ・かねやん8  ノーカウント。  後半はよろしい。ちゃんと無欲になっている。  だが踊る場所がもう会場にはないってところ、これ、潰しておくように言ったはずだけど……。どうしてないわけ? へんでしょ。そんなに狭い会場なのかい?  あと踊る相手がいないってのも、変。女性たちは目の色を変えているのはわかる。  この舞踏会では、男の数が少ないのかな? じゃなければ、男が必ず少しは余るはずだが……。  そういうの、書いてない。疑問が出るような点(ポケット)を潰してない。 ・かねやん9  ボツ。  給仕が仕事さぼって踊っておったら、首をはねられますがな。  それに「他人が幸せそうにしているのを見て満足するシンデレラ」。ここにどんな種類の無欲があるというのだい?  シンデレラが踊りに来たことを忘れてしまうのは、その「満足度」が踊りたい欲求を上回っていたからに過ぎず、これはべつに無欲だからではない。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1687 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 雑談:転機とか No.1688 投稿日 2001年5月24日(木)06時48分 投稿者 はせがわみやび  ぼくは文章を書いて誉められた経験ってないなあ。  これを書くのに思い返してみたんだけど、ほんとにない。むしろ、逆。けなされた記憶ばかりが蘇ってくる。    高校のとき。  生まれて初めて短いお話を書いた。レポート用紙2枚くらい。  ありがちな、高校生あたりが良く書きそうな救いのない話だった。  マンガ家が主人公の話で、地球上から人間だけが次々と消えていくっていう。みな恐怖に怯えるのだけど、対処法はない。仕方なしに日常が続くんだけど、締めきり前に主人公はふと消しゴムをかけていた手が止まるんだな。  で、頭に神様が消しゴムをかけている絵が浮かんで終わりっていう。  SFに良くある人類ガン細胞説のバリエーション。しかもうまくない。  まあ、その話はどうでもいいのね。  ショックだったのは、友人の短いひとこと。 「まちがっても、小説家なんて目指さないほうがいいよ」  これは、つまらんという言葉よりも応えたなあ。  つまらないって言われたら、どうすればおもしろくなるだろうって考えられるけど、このセリフは対処法が思いつかなかった。  ああ、でもそのとき既に小説家志望だったら乗りきれたかもしれない。  そうでなかったから、怯えだけが残ることになった。  他人に、自分のアイデアを話すことに対する恐怖。  その後、十年間。他人に文章を見せることはなかった。  怖かったわけだ。  誰に見せるでもなく、どうやって形にしたらいいかもわからず。  でもなぜか、お話のネタだけは……溜まり続けていたんだ。  ぼくは、シチュエーションを考えるのが好きなんだ。  あるシチュエーションを想定して、そこで人々がどんな振る舞いをするか、というのに興味がある。  これはとってもTRPGのシナリオ向きで、だから大学を卒業してからTRPGを始めて、すぐにはまった。  それもGMに。  だって、GMすると、他人が自分のお話を耳をすませて聞いてくれるのだもの。  だから、お客(プレイヤー)は絶対逃がしたくなかった。  ぼくの参加していたコンベンションは、その日の初めにシステムとシナリオをGMが紹介するんだ。  そこで興味を持ってくれると、参加者が必要数だけ集まってプレイできるわけ。  もちろん、できるだけ卓をつぶさないようにって、配慮はするんだけどね。  それでも必要人数に足りなくてつぶれてしまう卓もあった。  で、最初の紹介のときに、「これがどれだけおもしろいシステムで、これからやるシナリオがどんなにおもしろいか」というアピールは毎回必死で考えたんだ。  間違っても、「シナリオはその場のノリです。できあがったキャラクターを見て、シナリオをその場で作ります」なんて言わなかった。  たいてい、その手の紹介はGM自身に魅力がないとつぶれる。  参加者がいても、それはシナリオがおもしろくて参加してるんじゃない。  裏を返すと、自分に徹底的に自信のないぼくには、アドリブに頼るのは怖くてできなかった。  システムは固定しなかった。スタンダードなものからオリジナルまで色々やった。  人気のあるシステムってある。でも、それを使ったんじゃ、自分のお話を聞いてくれるのか、そのシステムが好きなだけでお話はどうでもいいのか分からないもの。  長編(キャンペーン)はやらなかった。  いちど参加してしまったプレイヤーが、次に参加してくれても、それは半分義務感からになっちゃうからだ。  毎回のようにシステムを変え、いちどこっきりのシナリオを作り。  ぼくのかすかな自慢は、必ずしも常連のプレイヤー相手にプレイしなかったことだ。  初めてコンベンションにくるプレイヤーって必ずいる。  そういう人が、最初のアピールを聞いて参加してくれる。その比率が多かった。  そんなおりに親父がガンにかかった。  最初の手術で、もたないかもしれないって言われて。  その手術はなんとか乗りきったんだけどね。転移の危険は去らないから、覚悟は決めなくちゃいけなかった。   親に頼れないことを自覚すると、自分の力で食っていけるかっていう話になる。  入院している間、プログラマの仕事を続けながら考えていた。  自分の作ったお話が、果たして狭いコンベンションではなく世間に通用するだろうか?  この気持ちが恐怖心を上回るまで十年かかったわけだ。  そのとき作ったシナリオが「闇に消えるウェディングロード」っていうシナリオで、これがソードワールドのシナリオコンテストで佳作に入ることになる。150本ほどの投稿でいちおうトップあたりだった(佳作以上はでなかったのだ)。  見舞いから帰り、疲れた体に鞭打って半分泣きながら書いていたことを覚えている。  それがぼくの場合の転機だったわけだ。  で。  これにはオチがついていて。  そのシナリオでもやっぱり文章は誉められなかった。  誉められたのは、着眼点と構成とタイトル。  ボロボロにけなされたのは──文章と設定(舞台、キャラクターともに)の甘さだったんだ。  転機は来ても、課題は残ったままだったっていうお話。  努力しないとね。 -------------------------------------------------------------------------------- 杉井光改造計画 No.1689 投稿日 2001年5月24日(木)08時16分 投稿者 新木 伸  まず五百馬力にしよう。  それから右手にドリル付けるのだ。股間にドリルってのもいーか。 >杉井光改造計画  文体改造。  君、段落長すぎ。  原稿用紙1枚に届くかっていう長さの段落もあったぞ? 正気か?  だいたい1段落のなかに、複数のコンセプトを持つブロックが一緒に突っこまれているっていうの、それ、どういうことよ? −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「もうっ、また遅刻じゃない!」  と薫子は、まるでそれが直哉の責任であるような口振りで言い、階段を駆け上がっていってしまった。直哉は走るのをやめ、八分の六拍子ラルゲットで四小節を満たすチャイムのメロディを聴きながら、ゆっくりと教室に向かった。なんで、こんな朝っぱらから汗だくになって走り回らなきゃいけないんだ。そもそも、どうしていつもいつもあの目覚まし時計は目覚まし時計のくせに自分が寝坊するんだ。今日という今日こそはクビにしてやる。防水加工されていないけれど風呂場の時計に格下げしてやる。そして予算四千円まで奮発して、多機能搭載でスタイリッシュな新しい目覚まし時計を買うのだ。録音機能がついているとか、衛星通信ができるとか、和英翻訳機がついているとか金属探知器がついているとか大気圏突入装備がされているとか。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  なげ〜段落。 ・文句を言う薫子。 ・駆け去ってゆく薫子。 ・走るのをやめる直哉。 ・チャイムのメロディを聴きながら、ゆっくり教室に向かう直哉。 ・汗だくであることに文句を感じる直哉。 ・目覚まし時計に八つ当たりの怒りを感じる直哉。 ・目覚まし時計を格下げすることを考える直哉。  ここには7つのコンセプトがある。  だから段落は、最低でも7つ存在しなければならない。  実際にはもう少し入れると、読みやすくなってよろしい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「もうっ、また遅刻じゃない!」  と薫子は、まるでそれが直哉の責任であるような口振りで言った。  そのまま階段を駆け上がっていってしまう。  直哉は走るのをやめた。  八分の六拍子ラルゲットで四小節を満たすチャイムのメロディを聴きながら、ゆっくりと教室に向かってゆく。  なんで、こんな朝っぱらから汗だくになって走り回らなきゃいけないんだ。  そもそも、どうしていつもいつもあの目覚まし時計は目覚まし時計のくせに自分が寝坊するんだ。  今日という今日こそはクビにしてやる。  防水加工されていないけれど風呂場の時計に格下げしてやる。そして予算四千円まで奮発して、多機能搭載でスタイリッシュな新しい目覚まし時計を買うのだ。録音機能がついているとか、衛星通信ができるとか、和英翻訳機がついているとか金属探知器がついているとか大気圏突入装備がされているとか。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  上と下、文章自体にはほとんど手を入れていない。  単に改行してみただけ。  それだけで、まるっきり読みやすくなっているの、わかるでしょ?  読者フレンドリーになっているの、わかるでしょ?  改行の数としては、最低限、こんなもんだ。  これでもかなり「黒い」ほうだぞ。  黒いっていうのは、文字が多くて、一見すると紙面が「黒く」なって重たく見えるってことね。  貴様の書いているのは、ライトノベルだろうが。  ライトノベルの文体が重たくて、どーすんだよ? あー? 1.「。」が入ったら、そこで必ず強制的に改行。つまり1行=1段落にする。 2.10行に1回だけ、一段落のうちに2行(ないし3行)を入れてよし。 3.上記のルールを適用して、あまりに段落ばかりが増えて、行数ばかり食ってしまってしかたないときには、段落単位で削る。がんがん削って、行数は手を入れる前と変えないようにする。  とりあえず、しばらくこれでやってみそ。  最初のうちは、いったん書いてから、推敲段階で改行をいれる形でもよい。  この手の書き直しの出血大サービスは、そう何度もやらんぞ。  一発でメソッド吸収して、身につけろよ。 -------------------------------------------------------------------------------- 改行について(苦笑) No.1690 投稿日 2001年5月24日(木)09時11分 投稿者 元祖・鷹見一幸  改行については、杉井君とは逆に、世間から「時空のクロスロードは改行しすぎだ、あれでは詩だ!」と言われ続けている、不肖、この私にも何か言えるかも(笑)。  あのね、読むリズムってあるよね。目が字を追うスピードのこと。  これは本当に千差万別なんだけど、一般にライトノベルは、ある種これが命ってところがあると思いますよ。  「時空」みたいなテーマ、というか世界観のお話しを「ライトノベル」として通用させるには、「改行による軽さ」「限定された描写」そして「前向きの主人公」を使うしかありません。その意味で「ピクニック」はライトノベルとしては暗すぎたから、最終選考どまりだったんだ。と師匠が言っておりました(笑)。  軽く読む、軽く読ませる。  これは別に「イイカゲンに書く」ということではありません。  新木先生の「星くず英雄伝」について「二時間で読める」と馬鹿にしたようなことを言う人がいますが、考えてみてください 『あれだけの量の文章を、二時間で読ませてしまう』ということの意味を。  二時間で読ませるために、どれほどの努力をしているのか。  もし「作家志望」レベルの人が書いた文章で「星くず英雄伝」並の量読むとしたら、どれだけ時間がかかると思います?  (読めれば…の話だ)と師匠なら言いそうですね(苦笑)    師匠は「ライトノベルは本当の口語体だ」ということを良く言います。  それは「目で読む」のではなく「口に出して読む」リズムとスピードで書かれた文章であるべきだ。という意味だそうです。  実際に声に出して読んだとしても違和感のない文章。  文章を「目で読む」訓練を積んでいない中学生や高校生、そして、ちょっと疲れたオトナたちに、気軽に読んでもらえる文章。  それが、師匠の言うところのライトノベルであり、私も同意見です。  「さくっと読ませる」って本当に難しいです  でも、それが要求されているのならそれに応えなくてはなりません。  -------------------------------------------------------------------------------- 仕事モード中。 No.1691 投稿日 2001年5月24日(木)12時41分 投稿者 杉井光  寝る前なので、少しだけ。 >文体改造  はい。やりましょう。いずれやらなきゃならないのだし。  ふと思ったのですが、僕の文章って、小説のより掲示板の書き込みの方がいくらかましなのですね。多分、読む人をダイレクトに意識して、喋るのと同じ考え方で書いてるからだと思う。 >みやびさん  押し入れから「バラールの館」を探し出して、確認。  むぅ。人に歴史あり。 >犬以下  そうかー。犬に親しい友達がいないものだから、つい失礼なことを書いてしまいました。犬にもダメ人間にも非礼にあたらないような新しい蔑称を考えないとだめですねー。  あ。思いついた。  「杉井光」っていうの、どうかな。(落語のネタみたいだなコレ) >競馬の話  オレのライフワークである「競馬の話」を、なぜ新木さんが知っているんだろう……? オフで喋ったっけ? それともリンク切断前のオレのページを読まれたとか……? それとも去年の電撃のボツ原稿が編集部から流出……?  ま、いいや。書きたいのはまだいっぱいある(はずだ)し。 >ミンシア  ミンシアがアクニィを拒むところ。唐突に思いついたネタを書いておきます。  エアロックに入るときには、アクニィもミンシアもシェルスーツ(宇宙服)着用なわけです。安全装置がスーツ着用を義務づけるから。  でね。エアロックの中で、ミンシア、脱ぐんです。  全部ね。 「私を見て、アクニィ。私は、こうしてちゃんと生きているの」って。  でもアクニィがのってこないもんだから、ミンシアはあきらめて、エアロック開けちゃうのね。こうするとミンシアだけ死ねる。  ミンシアの死ぬときのヴィジュアルインパクトも、そりゃもう731部隊もびっくりっていう。おまけに時間戻して助けた後、マンtoウーマンで抱き合って片一方は裸ですよハダカ。うわーたまらん。  えーと。  寝ます、とりあえず。早めに起きることができれば、あらすじを書き直します。  杉井でした。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- 今日はシンデレラの日。 No.1692 投稿日 2001年5月24日(木)20時06分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >志望の話。  プロ志望です。希望が志望に変わったのは去年の秋くらいです。だからここにやってきたわけです。 >新木さん >うまく言い表す言葉を思いつかなかったから、深く考えないで、シンデレラに適当なことを言わせちゃっているとみた。サボろうとしてるね。 >これ宿題。 >シンデレラの薄化粧の真の理由を書いてくること。  むむむ。ばればれですね。あたりまえか。 >「申人」のあらすじでもって身につけた、骨を捉えて抜き出す簡略化の手法、役に立ってますか?  自分ではよくわからないんですが、たぶん役に立っているんだろうとは思います。最初に、削るとか意識しなくてもそこそこ短くなるし、よけいだな、と思ったところはすぐ削るし。  削りすぎと言われたところは、自分では「足りないかもな」と思ってるんですが、思いついていないところです。それをどうにかしようとすると、「変な薄化粧の理由」とかに、なっております。  新木さんにちょっとでも褒め言葉をもらうと、うちょうてんになった自分がとんでもない事をしでかすんじゃないかと思って変に怖いです。板についた貧乏性のようです。 >シンデレラ迷宮 紺野27(改)「薄化粧シンデレラ」 ・娘たちはみな、王子の目にとまりたいので、目立とうとして必要以上に厚化粧している。 ・王子は、シンデレラが一人だけ薄化粧である事に気づく。 ・王子はシンデレラに、なぜ化粧が薄いのか尋ねる。 ・シンデレラは、ほかの娘と自分の化粧の違いに気づいてうろたえる。「亡母の化粧を思い出してまねてみたのですが、この化粧が王宮の作法に外れていたらすみません」とあやまる。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 紺野28 ・その舞踏会では、ダンスしながら最後の曲のパートナーを見つけることになっていた。みんな次々パートナーを見つけていく。 ・しかし、一人の貴族が、パートナーになるはずだった娘とけんかしてしまう。 ・その貴族は、パートナーを悔しがらせたいので、シンデレラにむりやり頼み込んで一緒に踊る。 ・しかしシンデレラはダンスを楽しむ。そのため、自分のパートナーを探す時間がなくなってしまうが、気にしない。 ・最後の曲の直前に、貴族は嫉妬に燃えたパートナーに連れ去られ、シンデレラはひとりぼっちになる。 ・すべてを見ていた王子は、シンデレラを最後の曲のパートナーとして誘う。 紺野29 ・シンデレラは置時計の前に立ったまま、何人もの男性の誘いを断りつづけていた。 ・しかし断るたびに残念そうな顔をするのだった。 ・王子はそれが気になって、シンデレラに、なぜ踊らないのかとたずねる。 ・シンデレラは顔を赤らめながら、誰も時間に気づかなければ舞踏会は終らないから、と言う。 ・王子は笑って、時間になれば時計はどうせ鳴るのだから、それまで楽しみなさい、と言う。そしてシンデレラをダンスに誘う。 紺野30 ・シンデレラが身につけていた貴金属は、魔女が用意してくれたので、豪華なものばかりだった。 ・うらやましがる娘たち。一度でいいからあんな貴金属を身につけたい、と言う。 ・シンデレラが貸してあげると、娘たちはみんな、大喜びで身につける。好きな人に見せたいからと言って、踊りに行ってしまう。 ・シンデレラは身を飾るものがなくなってじみになってしまうが、娘たちが楽しそうなのでにっこり笑う。 ・それを見ていた王子が、シンデレラをダンスに誘う。 紺野31 ・フォークダンスの後、娘たちはもう一度王子と踊りたいので、王子のまわりにむらがる。 ・シンデレラは一人立ち去る。 ・王子はシンデレラが気になって追って行き、なぜ立ち去ったのかたずねる。 ・シンデレラは、楽しい事を何度もくりかえすと思い出が色あせるたちなんです、と言って笑う。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- ありがとうございます。 No.1693 投稿日 2001年5月24日(木)20時53分 投稿者 俊 何よりもまず、この掲示板の趣旨をはき違えていたこと、失礼な発言をしたことをお詫びします。本当に申し訳ありません。 そして、貴重な時間をさいて指摘して下さり、ありがとうございます。 いかに自分が「甘くて世間知らず」かを自覚することができました。 本当に自分を「その世界」に置いて話を作れば、もっと「効率的」な考えが浮かんだのかもしれません。きっと思いつきだけで書いていたのだろうと思います。 とにかく、お礼とお詫びを言わせてください。 時間に余裕ができれば、短編蟻地獄の方へも参加します。 -------------------------------------------------------------------------------- 大学って休講多いなあ。文系だけらしいけど。 No.1694 投稿日 2001年5月24日(木)21時08分 投稿者 唯野教授 >トリアージ ちょっと補足。 「確実に救命できる患者に治療を集中する」っていうより、「限りある薬品を最大効率で使う方法」なんですよね。大災害が起こると、大抵の場合、怪我人の数に薬が追いつかないから。 たとえば、ある薬品が10リットルしかない場合、「10リットルの薬品を使えば助かる人を見殺しにして、1リットルの薬品を使えば助かる人10人を救う」ってことです。 命の選択、ですな。 >杉井さん >『0.37プロポーズ』 ありゃ、時間戻せるんですか。そうなると、割と前々から抱いてきた疑問をぶつけねばなるまい。 杉井さんが書きたいアクニィの初期状態は、「いじけているアクニィ」「現実逃避をしているアクニィ」でしたよね。 しかし、サハリエルシステムを暴走させることで時間を戻し、仲間達の死を回避しようとしているアクニィって、「いじけている」というには積極的過ぎると思うのですよ。 これが、「時間を戻す事は絶対にできない」っていう設定なら、無駄なことを延々とやり続けるということになり、いかにもいじけていると感じるのですけれども。 例えば。 「かつて友人を殺した不死身と言われる男を討つため、全てを犠牲にして黙々と修行に励む主人公」 この主人公は過去に捕らわれてるし、到底できそうもないことをやるために一つのことに打ち込んでいるけど、「いじけている」っていうのとは違うと思いませんか? アクニィのやってることって、この主人公のやってることとさして違わないと思うんですよ。 >新木さん >一般化 気が早いようですが、これも提出でしょうか。 課題は明日出します。今日は早く寝ないと……。 -------------------------------------------------------------------------------- 感想だけ No.1695 投稿日 2001年5月24日(木)21時30分 投稿者 とんびの羽根 >紺野27(改)「薄化粧シンデレラ」  なぜ化粧が薄いのか尋ねるところ、とがめるように受けてしまうので、ちょっと消極的な無欲と言う感じです、母の物まねですって、堂々といったほうが無欲さが生きるのではないでしょうか。 >紺野28  すべてを見ていた王子、という設定はかなり無理があるので、それなりの必然性を書く必要があると思います。 >紺野29  誰も時間に気づかなければ舞踏会は終らないから>意味がわかりませんでした。 >紺野30  身を飾るものがなくなってじみになってしまうが、娘たちが楽しそうなのでにっこり笑う>無欲だと思いますよ、でもおバカで可哀想ともみえてしまうので、そこををつぶしたほうがいいんじゃないかな。 >紺野31  楽しい事を何度もくりかえすと思い出が色あせるたちなんです>これ、わたしは贅沢だと感じました(^^;;  しかし紺野さんもすごいスピードですね、ちょっと真似が出来ないです、心の棚をお許し下さい。 >新木さん  無欲ゆえに見初められなくてはなりません>納得いたしました。 -------------------------------------------------------------------------------- 現代版できました No.1696 投稿日 2001年5月24日(木)21時42分 投稿者 弟切 千隼 普段使わない頭を全開で使っているせいか、ここのところ夕方になると熱が出る弟切千隼です。知恵熱でしょうか? やっとキルケーの話の現代版ができましたので書きこみます。突っ込みの嵐が私を襲うことでしょう。 「秘薬」(仮題)八百字あらすじ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  桐生冴子はまだ二十代の女性ながら、有能なシステムエンジニアとして勤め先の会社での評価が高かった。彼女はあるプロジェクトのリーダーを任されて、日々ばりばりと働いていた。あまりにでき過ぎて、会社で仕事ぶりは評価されても、彼女と親しく付き合う者はいなかった。  ある日、彼女のプロジェクトチームに、海外勤務から帰った倉本哲男が加わった。哲男は冴子と同い年にして有能な男で、それを自覚しているため冴子に対しても臆することなく、対等に対応した。冴子は自分に対して威圧的でも卑屈でもない男に初めて出遭って好意を持ち、二人は急速に親しくなった。  二人が一夜を共にする仲になった後、冴子は哲男が同じ会社の山尾百合子と結婚すると聞いた。その噂は事実で、しかも百合子は哲男の子を妊娠していた。その頃、冴子も哲男の子を妊娠していることに気づいた。  哲男は会社の人々がいる前で平然と、冴子に二人の結婚式に出席してスピーチをしてくれるように頼んだ。冴子は怒りと嫉妬で狂いそうになったものの、会社の人々の手前にこやかに引き受けてしまった。  収まらない冴子は一計を案じ、百合子に匿名で嫌がらせのカードを送った。哲男に愛されているのかどうか不安になった百合子に、冴子は綺麗になる健康食品だと偽って胎児を奇形にする作用のある薬を飲ませた。百合子は落ち着いて結婚退職し、式の日を迎えた。  冴子は最高に着飾って式に出席し、見事なスピーチをした。内心で破壊された百合子の胎児を思って艶然と微笑み、自らの胎内の子に語りかける冴子の美しさは、出席者の中で際立っていた。新婚旅行に出発する新郎新婦を見送ったその足で冴子は産婦人科の医院へ向かい、哲男の子を堕胎した。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 雑談です No.1697 投稿日 2001年5月24日(木)22時08分 投稿者 弟切 千隼 新木さんへ > ファンタジー版のキルケーの話「巫女の水鏡」(仮題)が神話臭すぎるという御指摘、承りました。これについては少々反論があるのですが、あらすじを書くことさえ練習中のアマチュアの身でこれに関する反論など出していると、小説修行の本道から外れてしまうので今は書きません。機会がありましたらいずれということにして−たぶんかなり遠い未来でしょう−、まずは現代版に対する批判をいただいて修行に励みます。 新木さんと杉井さんへ > 以下のことは純粋に私の好みということで、本当に雑談として読み流してくれて構いません。 ライトノベルを目指すなら、新木さんのおっしゃる通り杉井さんの文章は改造すべきでしょう。でも、私は今の杉井さんの文章、結構好きです。私のような本好きの−たいがい比較的年齢の高い−人の中には、ライトノベルの「白い」文章は苦手だという人が多くいます。そういう大人向けの娯楽小説を書くのなら、このままの文体をさらに磨いていけば、独自の「芸」として売りになるかも知れませんね。 -------------------------------------------------------------------------------- 鏡の国のダイエット/みやび1(800字/4回目) No.1698 投稿日 2001年5月24日(木)22時42分 投稿者 はせがわみやび コンセプト  保留  でも、しっぺ返しは違うと思うぞ。  同じことを返される、って意味だもの。  鏡の中に入ってダイエットしようとしたら、鏡の中に入るためにダイエットすることになった──しっぺ返しじゃないよなあ。 あらすじ  発明家の祖母に、いくら食べても太らない発明品はないかと聞く春美。近所にケーキの美味しい喫茶店ができたのだ。  祖母は一枚の鏡を取り出してきた。美春の体がぎりぎり映る細い姿見で、望めば鏡の中の自分と入れ替われるという。鏡の中の食べ物は実体がないから食べても太らないのだ。  鏡の中の自分と入れ替わる春美。鏡の中の喫茶店に行ってさっそくケーキを注文したが、出てきたケーキは、ひとつを除いて美味しくなかった。  でも、そのひとつのケーキのために、美春は鏡の国の喫茶店の常連になってしまう。  マスターとも顔なじみになったある日。美春の誕生日が一週間後だと知ったマスターが、特大ケーキのプレゼントを約束してくれた。  ところが、その次の日。鏡の中の自分と入れ替わろうとして美春の体は姿見の枠につっかえてしまう。  無理をしたら鏡は割れてしまった。いつのまにか、美春は太っていたのだ。  あわてて祖母に泣きつく美春。しかし、祖母は発明品の修理が一件入っているから美春の鏡を直せるのは、一週間後だという。  美春は一週間後に期待して、その間、懸命にダイエットしてすごすことになった。鏡が直っても枠につっかえたんじゃ意味がない。  誕生日には鏡も体型もなんとか元に戻った。  鏡を受け取ろうとする美春の体を見て、いまさら鏡の中に入らなくてもと諭す祖母。だが美春は、特大ケーキなんて食べたらダイエットが水の泡だと聞かない。  鏡の中に入ると、マスターがケーキをもってきたところだった。そこに祖母がやってきて、修理が終わったからとマスターに姿見の半分ほどの鏡を手渡した。マスターは、鏡にケーキを写し、バースディケーキを鏡の中のものと取り替えてしまう。  いつも食べていたケーキが、元の世界のものだったのだと悟り、声もない美春だった。 -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さん 現代版 No.1699 投稿日 2001年5月24日(木)23時19分 投稿者 かねやん >>収まらない冴子は一計を案じ、百合子に匿名で嫌がらせのカードを送った。哲男に愛されているのかどうか不安になった百合子に、冴子は綺麗になる健康食品だと偽って胎児を奇形にする作用のある薬を飲ませた。百合子は落ち着いて結婚退職し、式の日を迎えた。  綺麗になる健康食品を食べたので、不安が解消される……無理ありすぎです。  あと、それだけ強い作用のある薬が母体に何も影響を及ぼさないで済むのでしょうか。  薬の事を良く知ってるわけじゃないですが、便利すぎるアイテムだと感じました。 >>内心で破壊された百合子の胎児を思って艶然と微笑み、自らの胎内の子に語りかける冴子の美しさは、出席者の中で際立っていた。新婚旅行に出発する新郎新婦を見送ったその足で冴子は産婦人科の医院へ向かい、哲男の子を堕胎した。  あっさり堕胎してしまった理由がわからないです。  単純な理由だったら読者は満足できません。それくらい妊娠、堕胎っていうのは強烈な要素だと思います。  これは男だからそう感じるのかな? -------------------------------------------------------------------------------- 弟切さんへ No.1700 投稿日 2001年5月25日(金)07時54分 投稿者 とんびの羽根 >胎児を奇形にする作用のある薬  百合子を安心させるために自らも飲んでみせるくらいしても、よいかもしれません。そして自分の胎児も奇形になりそれを理由に産婦人科医に堕胎を依頼、さらに手術で堕胎された胎児は保管されていますのでそれを盗み出し百合子に送りつけ、百合子は発狂して奇形児を出産、哲男はためらいもなく離婚してしまう。 というくらいの展開が欲しいと思いました。 オリジナルの神話が凄まじいのでやはりちょっとマイルドになってしまった感じです。 -------------------------------------------------------------------------------- 宿題持って行ってきます。 No.1701 投稿日 2001年5月25日(金)09時15分 投稿者 小倉善哉  昨日はうっかり準備とかしてたら、宿題、PCの方に清書してません。(でもメモ書きは作ったぞと) >たわけ  う。とうとう初「たわけ」をもらってしまいました。小倉の自主没の基準って、低いんだなあと自覚しました。「通るかなー。通らないかなー。通ると思うんだけどなあ」というシンデレラまで出してましたが「通るかなー。通らないかなー。…いや、これは絶対に通る!」と思えるくらい厳しく自主没かけたシンデレラじゃないと駄目なんですね。  Σああ!今頃こんなこと言ってるから「たわけ」なのか!!(目からウロコ状態) >魚住さん  アドバイスありがとうございます。次から台詞で説明しないように頑張ります。 >小倉13の不自然さを潰す方法  ちょっと考えてみました「40分の曲」じゃなくて「○時間」にして、王子の性格を「時間に厳しい男」にしたらどうでしょうか…。 >小倉14  ああ。もちろんワインは一本しかないという訳ではないです。でも、確かにそう読めますね。  「年代物のワイン」を「今年できたばかりのワイン(ボジョレーヌーボーっていうんでしたか?)」に変更すれば量の問題はカバーできそうですね。普通ワインは寝かせて楽しむものなので、振舞われた新しいワインの他に保存しておくワインがあっても不自然じゃないし、なくなったからといって保存しておくワインまで開けてくれとは言えないし。 >とんびの羽根さん  感想文ありがとうございます(笑)どしどし利用してやって下さい。 ○短編蟻地獄の指摘  心に棚でいきます(^^; >弟切さん  堕胎するより、自然に産まれるのを待って、奇形になる薬を飲んでいないのに、奇形児が産まれちゃった方が、いままでの流れから考えると、しっくりくる気がしますが…。  神話版、ファンタシィ版だと、主人公の女性は、どちらもラストシーンで、自分では思いもよらなかった不幸(いままでよりも凄まじい獣性の発露、湖に自分の姿が醜く映る)が出てきています。でも、今回の現代版では「冴子の美しさは、出席者の中で際立っていた」とあるだけで、主人公にはさらなる不幸がおこりません。それこそ「しっぺ返し」がないと、なんか変な感じです。 >みやびさん  (呼び方って、はせがわさんの方がいいのかしら…みなさんが「みやびさん」と呼んでらっしゃるので真似しちゃいました。)(^^;)  しっぺ返しの事ですが、鏡を「利用して」「簡単に」ダイエットしようとしたら、鏡を「利用するために」「厳しい」ダイエットする羽目になる訳ですよね。楽をしようと思ったのに、かえって辛いことをしなきゃならなくなった。これって、充分に「しっぺ返し」になってると思いますが…。 >> 発明家の祖母に、いくら食べても太らない発明品はないかと聞く春美。近所にケーキの美味しい喫茶店ができたのだ。  近所に出来たケーキ美味しい店って、あらすじに出す必然は無いんじゃないでしょうか。重要度が低いです。発明家の祖母にいくら食べても太らない発明品を聞く「きっかけ」の出来事ですよね。この「新しい喫茶店」と「マスターの店」が同じならば、必要かもしれませんが。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ --------------------------------------------------------------------------------  骨折り損のくたびれもうけ? No.1702 投稿日 2001年5月25日(金)09時30分 投稿者 かねやん >鏡の国のダイエット/みやび1(800字/4回目)  特に突っ込むところ無いです。  星新一のショート・ショート、のような感じですね。 -------------------------------------------------------------------------------- 早速の突っ込みありがとうございます No.1703 投稿日 2001年5月25日(金)09時51分 投稿者 弟切 千隼 > かねやんさん&とんびの羽根さん。 で、補足説明します。 > 薬を飲んで不安解消 あらすじだとあっさりした説明になってしまいますが、ここは演出のしどころだと思っています。 マリッジブルーという現象を御存知ですか?人は結婚する前後は幸せ一杯なはずなのに、不安に駆られてしまうことがよくあります。これをマリッジブルーといい、私の友人もなりました。 マリッジブルーは深刻な状態になることは少なくて、友人のちょっとした言葉などで立ち直ってしまうことが多いものです。頭のいい冴子は百合子がマリッジブルー気味なのを見抜いて、優しく話を聞いてやり、「実はこういう良い健康食品があるのだけど、良かったら飲んでみない?」と持ちかける訳です。 ですから薬の作用で不安が解消されたというよりも、冴子が優しく話を聞いてくれたことで百合子の不安が解消されたのですね。ここのところは後であらすじを修正します。 > 胎児を奇形にする作用 このような作用のことを、催奇性といいます。 催奇性は、一般的に極めて微量の薬物でも発現します。普通の健康な人が飲んでも全く自覚症状がないくらい微量の薬でも、体を作っている最中の胎児には多大な影響を与えることができます。 冴子は「非常に頭が良いできる女性」という設定ですので、この辺のことは自分で詳しく調べて実現できたとしても不自然ではないと思います。 > 堕胎した理由 うーむ、ここのところはやはり男性と女性だとだいぶ感じ方が違う部分でしょうか。 自分を捨てた男、しかもいけしゃあしゃあと他の女性との結婚式にスピーチを頼むようなしょうもない男の子供を、冴子のようなできる女性が産むとは思えません。 子供は産めばそれで終わり、というものではありませんからね。もし産んだなら、その後何十年も、そのしょうもない男の遺伝子を受け継いだ子供を育てなければならないんですよ。しかも独りで。 > 自分も薬を飲んでみせる あらすじには書きませんでしたが、実はこういう演出をしようと思っていました。「これのおかげで私も最近体調いいの」などと言いながら百合子の目の前で冴子が薬を飲んで見せるのって、自然でかつ凄まじさを感じさせていいですよね(^_^) その後の展開も、最初はまさにとんびの羽根さんがおっしゃるようなすじにしようかと考えていました。 「あなたの子もこうなるのよ」といった内容の手紙を付けて冴子は自分が堕胎した子を百合子に送りつけ、百合子はショックのあまり奇形児を流産してそのまま心を病んでしまい、哲男とは離婚する…… というくらいの展開にした方がやはりいいでしょうか?少し考えます。 しかし、我ながら凄まじい話ですねえ(^^; こういう話を割と楽しく考えられちゃう辺りが、弟切は人間としてだめかも知れません。 -------------------------------------------------------------------------------- ドクターストップ No.1704 投稿日 2001年5月25日(金)10時14分 投稿者 弟切 千隼 あれ、レスを書いているうちに小倉さんからも突っ込みが。 小倉さんへ > 神話版・ファンタジー版では、「神話らしく」視覚的にインパクトのあるしっぺ返しを持ってきました。しかし、現代版ではさすがに「神話的な」怪物への変身といった演出を持ってくる訳にはいきませんので、より心理的なインパクトを狙ってあのようにしてみました。描写力が問われますね……しまった、すごーく難しいじゃありませんか(^^; しっぺ返しという点で言えば、せっかく妊娠した子を堕胎せねばならなかった時点で、冴子は十分しっぺ返しをくらっていると思います。 ここから先は事務連絡です。 えー、私事である上にびろうな話でたいへん申し訳ありませんが、ここのところ仕事がたて込みまして、常にも増して貧弱な睡眠と食事で「よみかく分室」の宿題と仕事とその他の雑事を続けていましたら、熱と血尿が出ました。 医者の見立てでは「過労によるひどい膀胱炎」だそうです。パソコンになんて向かっていないで寝てろと叱られてしまいました。 そういう訳で、しばらく書きこみを減らさざるを得ません。なるべく期限内に宿題を終わらせるつもりですが、できない可能性も大です。 少し期限を延ばしていただいていいでしょうか? > 新木さん。 ネット上だと証明のしようがないので、「仮病だ」と言われればそれまでですね(;_;) -------------------------------------------------------------------------------- お話の構図 No.1705 投稿日 2001年5月25日(金)11時06分 投稿者 はせがわみやび  ううむ。やはり、ちゃんと説得しないとダメか。  みんな、しっぺ返し=バチがあたること、って認識なんだなぁ。それは微妙にちがうのに。  しっぺ返し  「竹箆で打たれて竹箆でうち返すこと(ある仕打ちを受けて、すぐに仕返しをすること)」広辞苑  なんですね。  ふつうは、やったことをそのまま返される(返す)ことを言う。  ・左の頬を叩かれたから、右の頬を叩き返した。  ・惚れた男ができたので遊びの男を捨てたら、惚れた男にも女ができて捨てられた。  ・お金をネコババしたら、泥棒に入られた。  みたいな。  物語では、悪事を試みたひとが、同じような悪事を受けることになるという因果応報のパターンでよく使う。  しっぺ返しの物語っていうのは、たとえば、こんなヤツ。  冴子は亮介の愛人だった。亮介には真奈美という妻がいたのだ。だが、真奈美には子どもがなく、子ども好きの亮介との仲は冷え切っていた。  ところがある日、偶然にも冴子は亮介より先に真奈美に子どもができたことを知る。  このままでは亮介の愛情は、真奈美に戻ってしまうかもしれない。  冴子は、自分にうるさく付きまとっていた男・辰夫を巧妙に操り、真奈美を交通事故にあわせることに成功する。  結果、真奈美の子は流産してしまった。  ところが、辰夫はそれをきっかけに冴子を脅し、関係を迫ってきた。  冴子は、自分が真奈美を陥れようとした証拠はないといい、これを拒否。カッとなった辰夫に駅の階段から突き落とされてしまう。  彼女が病院で目覚めると、辰夫は警察に捕まっていた。  なにもかも思い通りになり、冴子は内心でほくそえむ。その冴子に医者が残念そうに告げた。 「あなたは無事でしたが、残念ながらお腹の子は……」  これがしっぺ返しのお話。三秒で作った話だから、細かいところのつっこみはなしだ(笑)。  これに対して、こんなパターンのお話もある。  長生きしたいと思っていた男がいて、長寿の薬を作り始めた。  毎回、あと少しのところまで行くのだが、そのたびに問題が出て、うまくいかない。  あと少しあと少しと、男は、薬の開発にのめりこんでいく。  ようやく薬が完成したときには、男はすでに充分に長く充実した人生を送ったことに気づいたのだった。  長寿の薬を作るのは、長生きするためだったのに、長寿の薬を作ることで長生きしてしまうわけね。  これは、しっぺ返しとは言わない。  手段と目的がいつのまにか入れ替わっちゃう。構図が変わっちゃうっていうお話。  で、ミイラ取りがミイラになる話っていうのは、「説得しようとしたら、説得されちゃった」ってパターンだ。  墓泥棒がミイラを取りに行ったら、お墓に捕まって自分が墓泥棒に狙われるミイラになっちゃったっていう。  たとえば、  男に手ひどく振られた女がいて、思い余って男を殺そうと思いたった。  ところが、男を殺そうと近づいたら、自分もあやうく殺されそうになった。  男は実は、某国の王子(政治家の庶子、秘密情報員etc)で、男が女を振ったのは女の安全を考えてのことだったのだ。  殺し屋になったつもりだった女は、その日から殺し屋に狙われることになって…。  こんな感じ。つまり、主客がいつのまにか転倒してしまう話をいう。  恋愛ものだとありがちな、「惚れさせるつもりが惚れちゃった」が、まさにこれだ。  同じパターンで仕返しをされる話。  手段と目的が入れ替わっちゃう話。  主客が転倒してしまう話。  すこしづつ違うんだけど、さて、ではみやびの作った話はどれに一番近いでしょう?  余談  ポジティブな仕返しの話もある。  不渡りを出しそうなお金に困った男がいて、拾ったお金をネコババしようとする。  でも、最後のところで思いとどまってお金を届けたら、落とし主は取引先の社長だった。  おかげで男は、借金を待ってもらうことができて…。  お金をなくして困っているひとを助けたら、お金がなくて苦しい自分も助かった。  これ、構図はしっぺ返しなんだよね。でも、これもたぶん、しっぺ返しとは言わない。  情けは人のためならずのお話、かなあ。 -------------------------------------------------------------------------------- 身体気をつけてくださいね。 No.1706 投稿日 2001年5月25日(金)12時35分 投稿者 かねやん >弟切さん  無理しちゃ駄目ですって(^^;;  身体が悪いと思ったら、すぐに休むのが一番です。 >>自分を捨てた男、しかもいけしゃあしゃあと他の女性との結婚式にスピーチを頼むようなしょうもない男の子供を、冴子のようなできる女性が産むとは思えません。 子供は産めばそれで終わり、というものではありませんからね。もし産んだなら、その後何十年も、そのしょうもない男の遺伝子を受け継いだ子供を育てなければならないんですよ。しかも独りで。 >>しっぺ返しという点で言えば、せっかく妊娠した子を堕胎せねばならなかった時点で、冴子は十分しっぺ返しをくらっていると思います。  己はこの2つを問題にしました。上のように思ってる時点で、下の文がしっぺ返しにならないんですよね。  そう思うのが男性と女性の感性の違いなのかもしれないですけど。  冴子の妊娠、堕胎を無くしてみても話の印象は変わらないんです。 >>あなたの子もこうなるのよ」といった内容の手紙を付けて冴子は自分が堕胎した子を百合子に送りつけ、百合子はショックのあまり奇形児を流産してそのまま心を病んでしまい、哲男とは離婚する…… というくらいの展開にした方がやはりいいでしょうか?  このような展開をつけて、はじめて妊娠、堕胎した事に理由が付きます。 >みやびさん 1705  その中から選べないです。  痩せるために鏡を利用しようとして、鏡を利用するために痩せようとした。これだけだったら手段と目的が入れ替わっちゃう話。  ただ美香の場合は、太りたくないけどおいしいケーキも食べたい。これを満たしたいために鏡を利用したかった。ですよね?  だから鏡を利用するために痩せても、手段と目的が入れ替わっちゃう話にはならないんです。  おいしくて太らないケーキを食べるためと思って頑張ったのに、実は普通のケーキだった。ずっと勘違いしてたのね、笑うしかないや。  これってそんな話でしょう? -------------------------------------------------------------------------------- 病弱な私が言うのもナンですが。 No.1707 投稿日 2001年5月25日(金)14時03分 投稿者 西鶴翠(みどり) >弟切さん。  大丈夫なんですか?  なんだか、全く大丈夫ではない気がするので、たとえ新木さんが「期限はこのまま」とか言っても(言わないと思いますが)休んでください。 >折角書き込むので、志望とか希望とか。  「志望」「希望」、どちらでもないような気がします。「プロになるのは私的確定事項」でもなければ、「プロになりたいな」の気持ちもあまり強くないです。文章を書くことは好きなので、「好きなことで食べていけたらこれほどいいことはないだろう」とは思っていますが(その程度です)。なので、 『プロ憧憬』  あたりで(?)。  「(小説を)書く」ということに関しては、多分、これからずっとやめないと思います。 >私的確定事項。  研究者、でしょうか。企業の研究者なのか、大学に残って研究をするのかは分かりませんが、とにかく、「認識」をテーマとした研究に、携わりつづけることでしょう。数年後には、「電子情報通信学会誌」あたりに、論文を載せているかも知れません(同人誌?)。 >数人にレス。  とんびの羽根さんには、「分室にカムバック」と書かれてしまったのですが、分室に参加するだけの動機や気力がなかったりします。時間的には、『研究準備』に割いている時間を分室に回せば、充分にあると思いますが。  杉井さんには、「何か書き込め」と書かれてしまいましたが、雑談以外に書きたいことがなかったりします。  榎野さんの書き込みが、暗に私に向けられている気がするのですが(特に数回前の書き込み=ブドウの話)、本人にモチベーションがないので、なんともレスのつけようがないです。 >「よみかく分室(仮)」。  そういえば、まだ「仮題」なのでした。この場所。 寝ても覚めても周波数空間の西鶴でした。 それでは。 http://homepage2.nifty.com/saikaku/ -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出します No.1708 投稿日 2001年5月25日(金)22時34分 投稿者 卯月 修羅  週に七個提出すると言い切ったはいいけれどかなり追い詰められてしまった卯月です(笑)なんとか宣言三日目にして三個提出します。あと四日で四個提出できるのでしょうか(泣) 卯月18 ・舞踏会場にやってきたシンデレラ。しかし魔法使いの手違いで参加者名簿にシンデレラの名前が載っていない。それを衛兵にとがめられるがシンデレラが「どうしても舞踏会にでたいので中に入れてください。お願いします」と言って衛兵と口論になりちょっとした騒ぎになる。 ・騒ぎを聞きつけた王子がやってきて事情を衛兵に聞くと「せっかく来てくれたのだから」とシンデレラを通すように言う。 ・会場につくと王子がシンデレラに「どうしてそんなに舞踏会に出たかったのですか?今年の舞踏会で王子が花嫁を探すといううわさを聞きつけてきたんですか?」とたずねる。するとシンデレラは「ええ、今年の舞踏会には王子様がいらっしゃると聞いたから。なんとしてもあこがれの王子様を一目でいいから見たかったんです」と答える。 卯月19 ・舞踏会場にやってきたシンデレラ。会場では若い娘たちが次々と王子を躍りに誘っている。 ・躍り疲れた王子は若い娘たちのなかでシンデレラだけが自分をダンスに誘っていない事に気付く。 ・不思議に思った王子がシンデレラに近づいていって「君は躍らないのかい?」とたずねる。シンデレラは「え、いや、せっかくの舞踏会ですから王子様と躍ってみたいとは思っていたんですけど。あこがれの王子様の踊りを一目見たらみとれてしまって・・・気付いたらこんな時間になってしまいました」と赤面しながら答える。 卯月20 ・舞踏会場に最後にやってきたシンデレラ。会場では参加者多数のため王子と踊れる順番と時間が決められていた。 ・遅れてきたためにシンデレラは王子と踊れるのが最後になってしまう。舞踏会が始まるとシンデレラは踊っている王子を見ながら自分の番がくるのをドキドキしながら待っている。 ・ようやくシンデレラの番がくるが参加者の数え間違いがあったためになんとシンデレラは二人分の時間を躍れることになる。 ・若い娘たちはみな長く王子と踊れることになったシンデレラのことをうらやましげに見ているがなぜかシンデレラは一人分の時間しか踊らない。不思議に思った王子がシンデレラにたずねるとシンデレラは「あこがれの王子様と踊っているなんて夢のようで踊っている時間なんて分かるわけないです」と答える   >新木さん  星くず8巻まで購読したんですけど9巻がなかなか見つかりません。まったく世の中の本屋はなっていないです。 >杉井さん  短編、すごく面白そうです。期待して待っているので早く書いて下さい(笑) -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1709 投稿日 2001年5月25日(金)23時00分 投稿者 新木 伸 >弟切さん  これ、ギリシャ神話弟切版とは、全然べつの話ですがな。  原作版のほうと、同じです。またこの「現代版」は、ファンタジー版ともほぼ同じ路線の話です。  まず「ギリシャ神話弟切版」のコンセプトが、ひとつ存在しています。  そして「ギリシャ神話原作版」と「ファンタジー版」と「現代版」。この3つが、ほぼ同じコンセプトによる話ね(微妙な違いはあるんだけど、まあ3つ一緒にまとめてしまってもいいか)。  「ギリシャ神話弟切版」と、その他のものとの違い。  「ギリシャ神話弟切版」で描かれていた、キルケーの綺麗さ、気高さ。  他の3者では、そういうものがぜんぜんなくって、とても醜くてどろどろした話になっています。しかも「原作」→「ファンタジー版」→「現代版」とゆくにしたがって、主人公の行いに「卑怯さ」の度合いが増してゆく。  現代版では、女の復讐する相手は男のほうであるべきなのに、相手の女の――しかもお腹の中の胎児に対して復讐を実行してしまっている。あと自分のお腹の胎児にも。  弟切さんが、温泉OFFで口頭でまとめた一行コンセプト。  もういちど思い出して、ちと、ここに書いてみそ。  なんだったっけ?  原作であるギリシャ神話では、キルケーは嫉妬のためスキュラを怪物に変えるわけですね。  んで、弟切さんのやろうとしたのは、そこの原作から、嫉妬に狂うキルケーの醜さを昇華して排除したものだったはず。(僕の思い過ごしだったか?)  彼女は不老不死の薬を作った。それは心の獣性が表に出てしまい、一時は怪物になってしまうものだった。  この薬を与えることは、そのこと自体は復讐ではない。彼女にはそういう種類の不老不死薬しか作れなかったということにして、そのポケットを弟切さん自身で潰していたでしょう?  この薬を与えることは、いわばふたりを試す行為だったわけね。  スキュラは不老不死になって神々の列の末席に加われる心の資質をもっているのか? そしてスキュラが怪物となったとしたら、その時には、グラウコスの愛が果たして本物であるのか――。  まあ、そういう薬であることを告げなかったことが、彼女のちょっとした復讐心なのだろうけど。  ギリシャ神話板の読後感は、とてもきれいな感じになっているのね。  怪物となったスキュラ。スキュラを捨てたグラウコス。ひとり取り残されたキルケーの心を支配するのは、諦めのような、悲しく冷たく、穏やかな感情。  ひとりになったキルケーは、自分の恋心を切り離す。それは半人半鳥になって、飛び去ってゆく。悲しく歌いながら。  それが……。  こっちの現代版では、復讐を果たしたあとに、自分も堕胎ですか。  このまえのファンタジー版では、勝ち誇るけど、すべての水面に怪物となって映るような呪いを食らってしまうわけですか。  読後感が変わるようなものは、これ、換骨奪胎したとは言わんよ。  現代版では、「したたかに復讐しきった女の話」。(相手の女の腹の胎児にも、自分の腹の胎児にも)  ファンタジー版では、「人を呪わば穴二つの話」。  もともと弟切さんが書きたかったのは、なんだったんだっけ?  話の「肉付け」を変えたことで、一緒に「骨」まで変わってしまっていることに気づいてないのは、ヌルいです。ヌルすぎ。  ちなみに、この「ファンタジー版」や「現代版」のほうに路線転換するってことなら、かまわんです。  ただその場合でも、「現代版」のようなストーリー(凄まじい話)を読ませることで、読者にいかなる感銘(変化)を与えたいのか……作者として、そのあたりの「狙い」は自覚しておいてもらわんと困ります。  そうじゃないと、ただ作者の心の中の「どろどろ」を読者に押しつけるだけに終わってしまう。  怖い話。どろどろした話。そういうものを読ませる「狙い」。  これはどんな形であれ、読者を「楽しませる」ことに繋がっていなければならない。ちなみにこの「楽しませる」だけど、すごく広義の意味ね。  主人公が悩み抜いて、悲惨で、どん底まで落とされるような救いのない話。そういう話でも、その狙いが「同じような閉塞的な状況にいると感じている思春期の少年たちへの癒し」であったりするなら、これは立派に「楽しませる」範疇に入っていると思う。  ただし、お金を払って物を書く以上、それが単なる「作者が自分自身で持てあましている悪感情の押しつけ」であってはならないのね。これは商業出版のモラルです。 >細かいとこ  ところでSEの率いるプロジェクトっていうのは、いったい……。  SEというのは技術職であって、いわば「使われる側」で、プロジェクトリーダーとは別物であるような気がするのだけど。  あと主人公の職業に必然性がないです。  後半で催奇性の薬を出すのなら、医薬関係の職業にしておけばいいのに。  あとこれも肉付けのときに骨がぶっとんでしまっているところだけど、主人公のもつ「恐れられている」という属性が、意味を失っています。  これでは単なる職場の不倫の話ですがな。いや独身男だから不倫とも違うか。遊びと本命、二股の話やね。  頭が良くて有能なぐらいで、男が付かんなんてのは不自然。そもそも上司の男なら対等以上でしょう。  現代版でも、「魔女」という呼び名がふさわしいぐらい恐れられてなくちゃならんわけです。彼女と並び立つ対等な者など、あり得ないぐらい。そういう構図が必要なわけでしょ。 >休憩とか  寝てても、話を考えることはできるはずだけど……?  それに寝てても、小説だって書ける。  寝たまま、ノートパソコンを設置するのだ。  アイロン台なんかを体にまたがらせて、その上にノートを置いてやるといい感じ。  わし、最近執筆は寝たきりでやってる。  布団に完全に横になって、枕はすこし高めにして、立て膝してノートパソコン置いて、そして肘のしたにも高さあわせのクッションを置いて、キーボードを叩く。  アイロン台はなし。お腹に重量がかかってはいけない場合は、アイロン台とか、二十センチぐらいの高さのテーブルがあるといい感じになる。  ちなみに頭の中で考えるだけなら、ノートパソコンだって必要ない。  体は休息させつつ、頭だけ動かすってこと、できない?  ……とまあ、そういう酷なことを人に押しつける話題は置いておいて。  体をいたわって休むことは、問題ないです。  自身で必要と思うなら、そうしてください。体がダメになってしまっては、小説を書くことができなくなりますから。  締め切りは、他の人よりも、ちょうど休んだ日数と同じぶんだけ伸ばしていいです。  充分に休んだうえで、常態に復帰したら、その旨知らせてください。その時点で日数計算をしましょう。 >文体とか  文体って、ふたつ持ってちゃいけないの?  もちろん書くモノが変われば、文体だって変えるさ。あたりまえだ。  あと弟切さん、「私のような本好きの〜」というあたりに、若干の選民意識みたいなものが見受けられるぞ。よくないぞ。  大人向け > ライトノベル > 児童書 > マンガ  ……なんて構図が、ひょっとして頭の中にあったりする?  文字が詰めこまれているほうがより高尚であるとか、もしそういうたわけた幻想を持っているようなら、いますぐ捨てといたほうがいいぞ。  マンガを読むのも、小説を読むのも、両者は完全に同列だ。ただメディアの違いがあるだけだ。  活字慣れしているかどうかってことが、お客さんの側の都合として存在しているだけ。  「話を読んで楽しみたい」というお客さんがいる。  そしてわしらが書いているのが、「たまたま」小説であっただけ。  そして杉井君がいま23歳という年齢で書けるのが、「たまたま」ライトノベルというジャンルであるだけ。  榎野さんとか、弟切さんとかなら、企業内のプロジェクトを率いる主人公の話も作れるだろう。でも杉井君には無理。  わしは……やればなんとかなるのかもしれないけど、でも危なそうだから、はじめから手を出さない。  そもそも人間、自分よりも年齢が上の主人公なんて書けやしないのだ。  大人向けの娯楽小説を書くのに、主人公が23歳の若造じゃ、これは話にならない。仮に無理して30歳ぐらいの主人公を立てたとしたって、薄っぺらいキャラになってしまって、とても読めたもんじゃない。  したがって杉井君は、ここ数年は、大人向け娯楽小説のことは考えなくともよい。  大人向け娯楽小説のことを考えたり、そのための文体を磨いていったりなんてことは、十年も小説で飯を食っていったあとで、それからすればいいことだ。 >鷹見さん  先生とか、やめてくださいよ〜。  たしかにデビュー作から、「読みやすさ」というものを追求しつづけてきましたから、単位時間のうちに読者の脳内に送りこむ文字量(行数にあらず。ここではバイト数)には、ちょっとした自負があります。  そういやうちの掲示板で、9冊11時間で一気読みしたという人が、最近いましたっけ。  僕の想定では、早い人には1時間で350ページ読ませるぐらいになっているので、まあいい線かと。 >杉井君  ミンシア裸。それ行き。  サキュバスのように誘惑するべし。  あと真空にさらされて、人体パーン――ってのは、あれ、現在の研究では迷信ではなかろうかってことになってる。まあ実際にやった人は誰もいないし、真空チェンバーで人体実験されたこともないから、はっきりしたことはいえんけど。  まあ目から鼻から血ぐらい吹き出すだろうけど……。  即死、もう絶対に助からない、ってことを納得させるには、人体破裂させるぐらいしないとならんわけだ。  わかった上で嘘つくか、なんか考えるとかしないとね。  まあわしの小説みたいに、人間は真空中でも一分ぐらいなら行動可能――とするのもだいぶ無理無理だけど。  あと唯野君の指摘についても考えないといかんね。わしと杉井君、ふたりしてアイデア振り回すのに夢中になって、新たに生まれたポケットのことを忘れとった。  アクニィがSSGにいるあいだ、どうして時間逆行を成し遂げられなかったか。  これには、「あの中では出来ないなんらかの理由があった」「じつは(深層意識では)やろうとしていなかった」という理由が考えられる。  後者の場合は、「自分は目標に向かって努力している最中なのだ」と思いこむことで精神の安定を得るというタイプの現実逃避のパターンね。自称「作家志望者」がよく陥っているパターンだな。  また、「出来ていたのだ」とすることで不整合をなくすパターンもある。  「じつは十数秒レベルでは何度もできていた。だが結局は時間の流れに押し流されて、“あの時点”までの完全遡行は達成できていなかった」というのもありか。  うーむ。このパターン。いいかも。  「できもしない無駄なことにこだわって、そんなの、いじけてるだけじゃない!」とミンシアあたりに言わせておいたあとで、ミンシア自殺をはかり、それを巻き戻して助ける。  裸でアクニィの腕の中にいるミンシア。彼女の心理にも若干の変化があるかも。  ミンシアの側も、「頑張っていたけど、なお届かなかったアクニィ」に対する理解が生まれて、らぶらぶ度が増すかもっ。 >西鶴君  「自分にはモチベーションがない」ということを口にすること自体、「だってぼく、あのブドウは欲しくないんだもん」と言っているのと同義なんだけどね。  本当にブドウに関心のないキツネ君は、そんなこと言ったりしません。ただブドウの木の前を素通りするだけです。  足を止めてブドウを見上げているキツネ君が、「あれは、ぼくは欲しくないんだ」と、そんなことを言っても、まわりからは言葉通り額面通りには見えないわけです。 「僕は研究者になりたいから」 「僕は体が弱いから」 「僕は大勢の読者は欲しいと思っていないから」 「僕はライトノベルには向いていないから」 「僕は文章を書きつづけていられれば満足だから」  ……えーと、あと、なんだっけ?  榎野さんも僕も、たぶん他の皆も……なんらかの業種で一人前になれた人達というのはね。  こうした言いわけの山を作りあげつつ、はじめはずっと逃げようとしていて……だけど土壇場のぎりぎりの崖っぷちでは、自分に対してついに嘘をつけなくなって踏みとどまって、それでしち面倒くさい大変なことに立ち向かっていって、自分を鍛え、はじめはとうてい乗り越えられるとは思っていなかった「壁」を血まみれになって這い上がっていって、そうやって一人前になっていったわけです。  甘いブドウを取るのは、大変なことなのよ。  君だけじゃないんだ。言いわけの山をこしらえてきたのは。  君の言いわけは、その点じゃまだまだ甘いな。  どうせなら、もっとこう――僕らが出してきていないような、新機軸の言いわけを出しておくれよ。  そうしたら小説に使えるから。逃避する少年のエピソード、そのキャラが口にする言いわけとして使える。 >鏡の国のダイエット  リテイク。  なんだか非常におかしなことになってます。  あらすじ、こちらで400字版にしてみた。  書いてみるよ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  美味しいケーキをお腹いっぱい食べたくて、お婆ちゃんのアイテムで鏡の世界に入り込んで食べまくっていた主人公。  鏡の世界のケーキは、いくら食べても太らないのだ。そのはずなのだが……太らないはずが、いつのまにか太ってしまっていた。  そのせいで鏡の世界に入るためのアイテムが壊れてしまう。アイテムが直るまでの間、必死にダイエットする主人公。  そんな折、ケーキ屋の主人が、主人公の誕生日に特製バースデーケーキを用意してくれるという。  一週間後、直ったアイテムを利用して鏡の国に入り、特製バースデーケーキを頬張る主人公。  しかしそのケーキが、じつは、「鏡の中の鏡の中のケーキ」であることが判明。つまり食べたら太る、普通のケーキだったのだ。主人公が太るのは、これは、あたりまえのことだったのだ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  「起承転起承転」ってところか。  「結」はどこだ?  それにこの話、一行コンセプトなんて、現状ではとても立てられんわ。  しっぺ返しの話でも、ミイラ取りがミイラの話でも、どっちでもないじゃん。  いわば「なんでもない話」ってところね。  オチはあるけど、山と意味がない。 >紺野さん ・紺野27  やり直し。  「亡き母の化粧の仕方をまねる」と、それはすなわち無欲となるのかい?  それは単に、「化粧をよく知らないシンデレラ」とか、「母想いのシンデレラ」とか、そういうものを表しているにすぎません。 ・紺野28  ボツ。  最後の曲のパートナーって、なにか、そんなにいいものなんですか? チークタイムになるとか。  最後の曲を踊るパートナーを見つけることの価値が不明。 ・紺野29  ボツ。  贅沢者です。 ・紺野30  ボツ。  途中まではいいんだけど、やはり最後のところでコケてます。  シンデレラがにっこり笑う理由。貴金属をあげた娘たちが幸せそうだからでしょ? それは人の幸せを我がことのように思える心の広いシンデレラですがな。  笑う理由をべつにしておけばOKだったのに、惜しいね。 ・紺野31  ボツ。  贅沢者です。 >トリアージとか  これは唯野君の覚え違いじゃないの?  まず足りなくなるのは、「医者の手」のはずだけど。  ひとりの患者の心臓マッサージを延々やるより、他の緊急を要する患者にかかる……とか、そういうことのはずだけど。  まあ何十時間も、長いこと修羅場が続けば、そのうち薬品(特に輸血)も足りなくなってきて、同じ量の薬品でよりたくさん命を救えるほうに優先的に回すようなことも出てくるだろうけど。 >唯野君 「かつて友人を殺した不死身と言われる男を討つため、全てを犠牲にして黙々と修行に励む主人公」  これ「たわけ」では?  不死者が不死者であることを、はじめから読者に知らせちゃっておいて、いいのかい?  インパクトがガタ落ちになるのでは? >小倉さん  おいおい……。(^^;  そんな気分で、いままで提出してたんですかい?  勘弁してくださいよ。  「これが通らなかったら人間やめて杉井光になる」とか、「これが通らなかったらハラキリする」ぐらいなつもりで出してきてもらわんと。 >小倉さん >ワインとか  ボジョレヌーボーじゃ、意味が違ってきちゃいます。  価値がない。  あんなの、誰だって山ほど飲めるわけです。ただ初物っていうのが価値ポイントなだけで。  王子がこっそり隠し持っているのも変だし。 >卯月さん ・卯月18  ボツ。  ごく普通の、ちょっぴり強欲な娘です。 ・卯月19  ボツ。  無欲っぽいけど、薄すぎ。 ・卯月20  ボツ。  時間がわからないのに、なぜ1人分の時間がわかるの? ひょっとしてウソつきのシンデレラ?  あとこれは、「もったいないことをするシンデレラ」です。 -------------------------------------------------------------------------------- 私は20歳 No.1710 投稿日 2001年5月25日(金)23時43分 投稿者 唯野教授 いよいよさいたま市市長選挙が近付いて参りました。ようやっと参政権を手に入れた私の一票が政治家どもの生殺与奪を握るとあって愉快(大袈裟)。 >弟切さん 養生してくださいよ、レベルが上がってもHPが減ったら意味ないですよ。ROMも止めておいた方がいいんじゃないでしょうか。とにかく体の健康が最優先です。 しかし体を壊すくらいの執念でやらないとレベルアップはおぼつかないということか……? >新木さん >寝てても、話を考えることはできるはずだけど……? 弟切さんの症状はストレスみたいな心因性も強いんじゃないでしょうか? 新木さんはもう慣れているかもしれませんけど、意識に空き時間があると強迫観念的にアイデア出しするって、結構キツイですよ。 >これ「たわけ」では? ? ? ? これは「逃げない/逃げられない理由」の課題提出ではないのですが。 アクニィのやっていることをいじけだと感じられないことを説明するための具体例として不適当ということでしょうか? 確かに、安易に不死身って書いたのはちょっとまずかったですね。不死身と言われるほど強いって書きたかったのです(「ベルセルク」のゾットのイメージがあった)。   >トリアージ とりあえずここを参照ってことで。 http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/iryoseibi/fujimi/dmta.triage.htm >課題提出 唯野13 私財を投じて警察組織を作ったある名望家がおり、主人公はこの組織の一員で狂信的なまでにこの名望家に心酔している。 連続殺人事件の担当を命ぜられた主人公は捜査の末犯人をつきとめるが、犯人は不死身であった。その再生能力に脅威を感じる主人公だが、名望家の期待を裏切るなど考えられないと、不死者に立ち向かう。 ぐああ、思いつかない〜! 締め切りが近いというのに……。 -------------------------------------------------------------------------------- >小倉さん No.1711 投稿日 2001年5月26日(土)00時25分 投稿者 魚住雅則 ごめんなさい、また自分の修行に利用してます〜。 >「40分の曲」じゃなくて「○時間」にして、王子の性格を「時間に厳しい男」にしたらどうでしょうか…。 ○時間ていうのは舞踏会のスケジュールのことですよね? 要素を入れ替えてみると、大体、下のような展開でしょうか(勘違いしていたらすみません)。 ・舞踏会のスケジュール上、○時間だけ参加者の女性たちと踊る王子。 ・参加者数に対して時間の余裕があったはずが、王子と長く踊りたい女性たちのせいで、徐々にずれ込んでしまう。 ・最後にシンデレラの番。が、手を握った直後に時間切れとなる。時間に厳しい王子は、それでもダンスを中断する(シンデレラには謝罪する)。 ・手を握れただけでも嬉しかったシンデレラは、幸せそうに微笑んでその場を去る。 ・しばらくしてからシンデレラをダンスに誘う王子。 前回は気づかなかったんですが、シンデレラが微笑んで去っていった後に、王子がいきなりダンスに誘うのは不自然かもしれません。 王子からしたらシンデレラは、「ダンスが中断されたのに微笑む不思議な人」で、興味を持つことはあっても無欲だとは思っていないはず。 ましてや今回は「時間に厳しい王子」が一旦は中断したダンスを、時間終了にも関わらずもう一度誘うのだから、それ相応の理由が必要になると思います。 なので「微笑んで去っていったシンデレラ」と「ダンスに誘う王子」の合間に、 ・(微笑むだけで去っていったので)シンデレラに興味を持つ王子。 ・シンデレラが手を握れただけでも満足していたという事実を知る、もしくは察する王子(シンデレラが直接台詞で説明する以外のエピソード)。 ・シンデレラをダンスに誘おうと決心する王子。 という段階を挟む必要があると思いました。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、 No.1712 投稿日 2001年5月26日(土)00時32分 投稿者 魚住雅則 別に、 「先ほどは中断してしまって申し訳ありません」とダンスに誘いに来た律儀な王子が、ダンス中かその後にシンデレラが微笑んだ理由を知ってもいいんですよね。 ボケてました。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1713 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1714 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- >弟切さん No.1715 投稿日 2001年5月26日(土)01時09分 投稿者 魚住雅則 本当に身体が資本ですから、ゆっくり静養して元気になって下さいね。 今回はお蔵入りとなるかもしれませんが、ちょっとホラーな「現代版」も楽しみにしています(笑)。 「くれぐれもご自愛ください」(何か響きが好きなこの言葉) -------------------------------------------------------------------------------- 今日の夕飯は冷やし中華だ。今年初。これからつくるのー No.1716 投稿日 2001年5月26日(土)02時40分 投稿者 新木 伸 >唯野君 >>「かつて友人を殺した不死身と言われる男を討つため、全てを犠牲にして黙々と修行に励む主人公」 >>この主人公は過去に捕らわれてるし、到底できそうもないことをやるために一つのことに打ち込んでいるけど、「いじけている」っていうのとは違うと思いませんか? >>アクニィのやってることって、この主人公のやってることとさして違わないと思うんですよ。 >> >>>新木さん >>>一般化 >> >>気が早いようですが、これも提出でしょうか。 >>課題は明日出します。今日は早く寝ないと……。  ……と、こうあったもんだから、課題提出だと思ったんだけど?  そうじゃなかったのなら、この「これも提出でしょうか」の意味って?  あとトリアージのこと。参考リンクを見に行ったけど、やっぱり、スタッフの手のことを書いてあるように見えるのだが? ・唯野13  私設警察の構成員で、上司に心酔しているので逃げたくないわけね。  まあOKでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- ただいま思考中。 No.1717 投稿日 2001年5月26日(土)06時47分 投稿者 はせがわみやび >>新木さんの400字版「鏡の国のダイエット」  むむむ、そんな風にこちらの意図とずれたまとめ方をされちゃう時点で、負けだ。  800字版を書いていたとき、つっこまれるだろうと思っていたところが二つあったんだけど…。  ・特大ケーキのエピソードがとってつけたように出てくる(鏡の国でケーキを食べる部分は、もっとスムーズに話が拡大していくべき。これは不連続になっている)。  ・誕生日まで1週間もあったら、わざわざダイエットしなくても普通に暮らしているだけでOKのはず(だって、その前日までちゃんと鏡を通れたんだもん。1日で太った分だったら、1日あれば戻るって想像されちゃうよね。一度ついたお肉は落ちないんだぞーっていくら言われてもさ)  このあたりで、筋がしゃっきり通ってないから、意図どおりにお話が転がらないんだろうな。  ようするに、前半は雪だるまが大きくなっていくように、ケーキを食べまくるほうへと行かないといけないはずなんだな。「どーせ太らないんだい!」って、いーきになって、食べて食べて食べて……その頂点のところで、太ったことが明らかになり、発明品が役に立たなくなり、(なにか理由があって)それでもダイエットしなくちゃならなくなり……今度は自力でダイエットすることになる。  で、理想からいうと、そこで主人公は話がすりかわっちゃってるのに、もはやそれに気づく余裕もなく懸命にダイエットしているほうが望ましい。そういうマヌケなキャラのほうが好きだから。  ★  新木さんと、同じ構図で、別の話ができないか話したんで、それを書いてみよう。   こんな感じの話がやりたいわけだ。 起  ・お化粧が面倒だって思っている女の子がいた。  ・BFができて、デートにお化粧していかないといけなくなった。  ・祖母に、鏡に向かうだけでお化粧してくれるメカ・万能文化鏡台をもらった。 承  ・鏡台のお化粧スキルはとても高く、お化粧ばっちり、デートは大成功!  ・調子にのって、鏡台を使いまくり! もはや、日常の中に組み込まれて依存しきる主人公。 転  ・ところが、その絶頂期にBFにフラれてしまった。  ・泣いて帰る女の子。腹が立って鏡台にやつあたり、それで鏡台が壊れてしまう。  (化粧の落ちた泣き顔を映してしまったら、美しい化粧顔しか受けつけない鏡台が壊れた、とかでもいい)  ・壊れた鏡台は、壊れた化粧を女の子にしてしまう。でも、祖母にはすぐには直せないなにか理由がある。 結  ・鏡台に間違ったお化粧をされてしまう日々。  ・自力でお化粧スキルを上げないといけなくなる主人公であった。  ただ、これだとネガティブで、ちょっと女の子が可哀想だ。  さらに絞って、話の構図だけを抜き出すと、こうなる。  ・目的があるのだが、その目的を達成するために楽したいちゃっかり主人公。発明品に頼る。  ・発明品を調子にのって使う主人公。一見、目的が順調に達成されているように見える。  ・なにかのアクシデントがあって、発明品が使えなくなる。しかし、そのときには、主人公は、抜き差しならない状態になっており、最初はしないことに決めていたことをせざるを得なくなる。  ・主人公は自分がやらないと決めていたことにのめりこむ。しかし、それに気づく余裕もない。  というマヌケな話を書きたいわけです。  楽をしていたから罰があたる、という因果応報な教訓話を書きたいわけじゃないのね。  さて、どうしよう。もっともっと筋をシンプルにしてみたほうがいいかな……。 -------------------------------------------------------------------------------- 生きています No.1718 投稿日 2001年5月26日(土)11時45分 投稿者 弟切 千隼 御心配おかけして申し訳ありません > 皆さん。 少しづつ体調は戻りつつあります。リハビリがてらレスします。 新木さんへ > > 選民意識 私の書き方がそのように読み取れてしまったなら、私の過ちですね。すみません。 普通の小説もライトノベルも漫画も、あり方が違うだけで娯楽という点では同じだと思っています。そうでなければ、現にこれらの娯楽が多くのファンを獲得して並び立っていられる訳がありません。 ただ、個々人の嗜好というものが様々だ、ということを言いたかっただけでした。 > 一行コンセプト 「男に裏切られた(と思った)女が、その男と裏切りの原因となった女に復讐する話」 > ギリシャ神話版とその他の版との違い 確かに、ギリシャ神話版とその他の版とでは、読後感が全然違いますね(^^; 主人公の気高さや物悲しい美しさが出せるように、もう少し考えます。 > 主人公の職業がSEであること これについては私も悩みました。私はもとソフトウェア関係の仕事に就いていたので、ある程度実態を知っています。 私の体験から言いますと、ソフトウェア業界というのは、急速に発達したせいか、そもそも用語からして統一されていなくて、非常に誤解を招きやすい構造をしています。極端な話、会社が違うとSEという言葉が指す業種の内容が違うのです。 普通のプログラマーがちょっと偉くなった程度の人をSEと呼ぶ場合もあれば、半分管理職みたいなことまでやる人のことをSEと呼ぶ場合もあります。その他にシステムアナリストとかシステムアドミニストレーターとかいった訳のわからないカタカナ用語が飛び交うのがこの業界の特徴で、同じ業種に対して違う呼び名を当てはめたり、逆に違う業種を指すのに同じ呼び名を使ったりというのが日常茶飯事であるという、まことにややこしい世界です。 その中でも、システムエンジニアというのは比較的一般の人にも知られている言葉で、管理職めいたことをやってもおかしくない業種ということで、使ってみました。 そもそもそんなわかりにくい業界を舞台にするな、といわれればその通りですね(^^; しかし、ソフトウェアに詳しくない人にとってみれば、この業界は一種の魔法世界のようなものなので、多少その辺を狙ってみました。 けれども読者にとってわかりにくすぎる舞台というのは問題があるので、これも考えます。 舞台を医療関係の会社にしなかったのは、百合子に薬物の知識があるとまずいからです。薬物の知識がある人だったら、健康食品といえども妊娠中に不用意に他人からもらったものを飲むことはないでしょう。 > 魔女 一つのプロジェクトのリーダーというくらいでは、確かに魔性を感じさせるには弱いですね。うーん……ここも考えます。 ああ、宿題ばかりが膨れ上がってゆきますね……寝ながらでも考えなくては。 -------------------------------------------------------------------------------- じ……時間がもうない……(汗) No.1719 投稿日 2001年5月26日(土)16時22分 投稿者 八神伽羅 いつの間に月末になっていたんでしょう。まだ中旬だと思ってたのに(まて) >初めましての方々。 遅ればせながら、初めまして。 八神と申します。以後お見知り置きを。  さてアイディア出しを……と、そういえば、思考開示は続けてもいいんでしょうか?とりあえず半分くらい書いてしまったので、今回はこのまま行きますが。  ※このアイディア出しは「光の射す方へ(仮)」/八神1のものです。あらすじはNo.1265です。  ではまずはポケットその1「長老達は何故亜人をすぐに消滅させなかったのか」から。前回思考がランダムで掴みにくいとの指摘をいただいた気がするので、できるだけ筋道立ててみようと思います。あくまで「できるだけ」だけど。  さて、いつでも殺せる相手を生かしておく理由、というのはおおむね以下の3つだと思われます。 一、生かしておくことでなんらかのメリットがある。 二、殺すと損。 三、別にどうでもいい。 三は論外。 二を取ると、 1.巫女を一人にするのは危険。亜人を生かしておけば彼女の安全は保証される、と長老達は考えた。 2.巫女を追跡するには、側にいる亜人の波動を魔術で追うしか方法がない。  といった感じのが浮かびます。  しかし亜人なんてものを作れてしまう魔術士達が、人一人捜せないというのも妙な話ですので2は却下。  1は前回自主ボツにしたやつのリサイクル。新木さんに言われたそのままで使ってるあたりがなんともあれですが、もったいないお化けが出るよりかはまし……でしょう。  しかしなんだか弱いような気がします。  長老達はとても頭がいいはずなのです。「殺すと損」なんて消極的な理由で動くより、「生かしておくメリット」を見つけだして含み笑うくらいでないと悪役として格好がつかない。  ので、一に絞って考えてみることにします。  長老達としては「巫女を確保する」が最優先事項。プラスαにはなにが相応しいか。「予知能力者」がどうしても必要な状況、というと、農作物の輸出くらいしか外貨を得る手段がないので天候予知が不可欠とか、国のど真ん中に活火山があるとか、いつ隣国に攻め入られるかわからない状況にあるとか、そんな感じでしょうか。一番緊迫感がありそうな「隣国の脅威」を選択してみます。となると、長老達が喜ぶプラスαは「軍事力」ですね。科学より魔術が発達した世界ですので、強力な魔術やその使い手がちょうどいいかな。  さてここでポケットその2「巫女は唯一無二か否か」を思い出してみます。ほんとなら別々に考えた方が良さそうなのですが、なにぶん今は時間がない。できるなら二つ同時に片付けてしまいたい……ので、なんとか絡めてみようと足掻いてみます。 3.巫女は古代人の血を引く一族の人間だった。彼等は強い魔力と魔導技術を持っていたが、人数が極端に少ないため、迫害を恐れて結界を張り、外界と遮断された空間の中で暮らしている。巫女は病気の母のために、外界にしかない薬草を探しに結界から出た所を捕獲され、利用されていた。魔力の低い長老達の一族の者では、予知の術は使えないのだ。長老達はより多く巫女の一族の人間を捕らえたいと考えていたが、結界は外側からは決して開けられない。  つまり、「巫女の代わりはいるにはいるが、手に入れることは不可能に近い」わけです。  そしてその後、  だが、巫女の様子を魔術で窺っていた彼等は、彼女が意識を取り戻したのを知り救出に向かおうと結界を開く事を決める。それを巫女の最後の予言で知った亜人は、彼女を確実に故郷に帰すため逃亡することを決める。二人の逃亡先を、世話係の亜人の密告で知った長老達は、巫女の一族を手に入れるため、結界が開く場所を知る亜人を生かしておくことにする。 ……と展開していく。  この場合、 ・巫女は自分が行ったの予言の内容は覚えていない。 ・予言は亜人と巫女が二人きりの時に行われるが、亜人に思いを寄せる女の亜人がそれを立ち聞きしてしまう。 ・結界が開く場所は、内部で決定できるので、外部の者が位置を知ることはできない。 ・巫女の血族は、彼女の持つ護符を媒介に遠見の術を使っていたが、それが彼女が意識を取り戻した一因だと考えた長老達によって護符は破壊されてしまう。よって、その後の動向を彼等が知ることはできず、亜人達は予言が示した場所へ向かうしかない。 ・巫女の血族が今まで彼女を救おうとしなかったのは、彼女にかけられた術を解く方法はないと諦めていたため。彼女の家族だけが諦めきれずに様子を窺っていた。  ……という条件が必要です。他にもなんかあるかな。まあいいか。  そして女の亜人、なんてのが追加されてます。紛らわしいのでこの辺で主人公とヒロインの名前をいい加減決めてしまいましょう。  亜人→レンということで。セラスはめんどうだからそのまま。たぶん今度は神話とかとはかぶらないと思うんですけど……。  で、短編で登場人物を増やすのはあまりよろしくないのですが、彼女を出すことにより、 ・レンの魅力が伝わりやすくなると思われる。 ・亜人はレンを止めようとするが、拒否される。彼女は巫女が向かう先を教えることで、長老達に彼の助命を請うが、その後呆気なく消されてしまう……という長老達がいかに亜人を軽視しているかを描くエピソードを入れられる。  といったメリットがあるので入れてみました。  で、その後、長老達の意図を察したレンはぎりぎりまでその場所へ向かおうとしない。業を煮やした彼等は苦痛と共に少しずつ身体が消えていくよう術をかけるが、レンはそれに耐え、追っ手を振りきりセラスを故郷へ送り届け、そこで力尽きる。  なんてのを考えてみたのですが、どうでしょうか。  これだと「亜人を人質に巫女に戻るよう説得する」という選択肢も消せるし、「たまたま」もない(はずだ)し、ポケット三つのうち二つは埋められてるからわりといいかなー、と自分では思うんですが……。しかし時間のなさに焦って強引に二つまとめたような代物だから、どこかに穴があるような気がしてならなかったり。    あともう一つ。前回(いつの話だろう……)「たまたま三乗」でボツになったやつのリサイクルもやってみました。 4.巫女のいらない予知魔法はすでに開発されていた。それには一つしかない貴重な水晶が必要なのだが、同時期に開発された強力な魔導兵器も、水晶がなければ使えない。隣国との関係が悪化する中、どちらの目的に使用するかで、長老達は穏健派と過激派に別れて争っていた。そんな中巫女が逃げ出してしまい、世論が戦争反対に傾いていたせいもあって水晶は予知魔法に使われることになる。だが、諦めきれない過激派の長老達は、なんとか巫女を取り戻して決定を白紙に戻そうと追っ手を出す。が、それを見越した穏健派は予定を繰り上げ儀式を執り行ってしまい、二人を追う理由はなくなる。  1と組み合わせればけっこう使えそうな気が。  新木さんが書いた「セラスに思いを寄せる魔術士が代わりに犠牲に」というのも良さそうだったんですが、人形同然の女の子にそこまで惚れることはないのでは、ということで別な方向に捻ってみました。  それでは。  三番目のポケットとあらすじその2はまた後で……って、間に合うんだろうか……(--; http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- No.1720 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1721 投稿日 2001年5月27日(日)00時05分 投稿者 新木 伸  みんなさすがに締め切り立つと、気合いがはいるようだね。  いつも出せ、その馬力を。……って、人のこといえんか。わしも(笑)。 >弟切さん  これこれ……。  もともと書こうと思っていた一行コンセプトと、書いているもの(3種)が、ぜんぜん違っているじゃんか。 「男に裏切られた(と思った)女が、その男と裏切りの原因となった女に復讐する話」  これはギリシャ神話原作版の一行コンセプトそのもの。  弟切さんは、このコンセプトにもとづくあらすじは、じつはひとつも出していない。  ちなみに、「と思った」と入るのは、これ余計。これをわざわざ入れるってことは、その裏切られたと思った認識が、じつは女の勘違いだったってことになるぞ。 「男に恋心を裏切られた女が、男とその恋人の二人を試して壊し、そして女も自らの恋心を捨てる話」  これはギリシャ神話弟切版にて、実際に書かれたあらすじのコンセプト。 「男とその恋人に利用された女が、二人を呪い、そして自分も呪われる話」  これはファンタジー版。 「男に遊ばれた女が、その男に関わるすべてを破壊する話」  そしてこれが現代版。  男に対してはなにも復讐をしていない。男の妻となる女と、その胎児。そして自分のお腹にいる胎児。この三者に対して復讐をしている。なにやら破滅的な復讐の仕方であるので、あえて「復讐」ではなく、あえて「破壊」と書いた。  んで――いったいどれ書きたいのよ? >>主人公の気高さや物悲しい美しさが出せるように、もう少し考えます。  ――というのは、どれにするか路線を定めてからの話ね。  「どろどろしたものを書くのだー」となったなら、気高さを追求したってしかたがない。  すこし「復讐」って言葉について、考えて、研究してみたほうがいいのでは?  「無欲」が「美徳」のサブジャンルであるのと同じように、「復讐」のサブジャンルには、「呪う」「破壊」「壊れると知っていて試す」。  まあ、いろいろあるわけだ。  ギリシャ神話の原作版では、神話やらおとぎ話やらの独特の、ディテールが飛ぶ語り口なもので、それこそ、「復讐」としか言いようのないものになっている。  たとえば、「シンデレラはとても心根の良い娘でありました」とか、そういう語り口ね。美徳を持っていることは告げても、どんな美徳かは、明らかにしない。 >八神さん  思考開示は、負担でなければ続けてゆくように。  思考内容を書きながらやったほうが、自分でもうまくまとめられると思うけど。どうだろう。  うん。いい感じ。  故郷に入ればもう平気だということと、少女が唯一無二である理由とを、おなじ一個の設定で説明したわけね。一石二鳥というやつだな。  追っ手が全滅。しかも結界が開いてしまっては、もう亜人の存在意義がなくなってしまうから、だから消されるわけね。  しかしもう一個ポケットが出来たかな。  主人公は追っ手を全滅させねばならないわけだけど、大部隊で来られていたら、全滅させられるのが不自然。長老たちが少数精鋭の部隊しか送れなかった理由が必要。穏健派との兼ね合いか?  ポケットその3も、なんかうまくいけそうな感じだね。  ヒロインが自分の身より亜人の身の心配をして、「長老たちのもとに戻ります」とか説得しようとしても、もう設定的には大丈夫。それでもどのみち、亜人は消されてしまうわけだ。  結界が開くチャンスを失ってしまえば、亜人に存在価値はなくなる。即座に消される。  だから亜人のほうが、「僕のこの命を無駄にさせないでくれ」とか説得したら、もう一発で娘の説得完了。  あと、長老たちが護符を破壊する理由。「そのせいで娘の自意識が戻ったと長老たちは勘違いをして〜」という構図にしておくと、読者に容易に誤解されてしまうよ。  本当に護符のせいで本当に自意識が戻ったことになってしまう。それじゃダメでしょ。「愛」の力にしとかないと燃えんでしょう。  結界が開く場所のことだけど、予言っていうより、その故郷の同族たちからの通信にしといたほうがよくない? 娘の自意識が戻ってきたので、ようやく彼女の口を通しての通信ができるようになったとか。さもなければ護符はそのまま通信機としても使えたとか。娘を助けてくれそうな人物が現れたから、護符が壊される危険を承知で話しかけたとか。  ところでこの護符だけど、いつどういうタイミングで壊されるの?  脱出するまでは、壊されないわけ? ならどこで壊されるのだ?  こうやって同族の元に届ければ大丈夫という安心感を出しておくことで、亜人の行動に、読者は安心して感情移入することもできる。  予言だけだと、やはりその点が弱い。  「結界は本当に開くのか?」とか、そういう不安がどうしても拭えない。たとえ「預言は絶対に成就する」という設定を出しておいたとしたって、それは「説得力」があるというだけ。理屈を頭で理解しているだけね。  実際に相手が出てきて、「こちらに届けてくれれば大丈夫」と言ってくれるのとは大違い。それがエピソードでみせる「納得力」というものだ。  あと同族たちが娘を助けに来なかった理由。  見捨てられていた――なんてのじゃ悲しいから、なんか助けに来られない理由を他に付けておくべきでは? 平和主義でずっと生きてきた彼らには戦う力がなく、結界から外に出ると、すぐ捕まっちゃうから――とかでもいいわけだし。  その場合、護符を通しての通信も、家族よりは「族長」あたりのほうが箔が付きます。  なんで家族が出てくることを嫌うのかというと、そうしておかないと、娘を「家族」のもとに送り届ける話になっちゃうからです。  これは娘を「故郷」に返してやる話なわけだ。  だから家族は出してはいかん。  出すなら「族長」にすべし。 -------------------------------------------------------------------------------- 今ごろになって新歓コンパやるサークルも珍しい No.1722 投稿日 2001年5月27日(日)00時41分 投稿者 唯野教授 幽海寺さん、あらすじ突破一番乗りですな。私も頑張らねば。 >弟切さん ファンタジー版が説話的な因果応報の話だったのに、現代版はやったらドロドロしてますね。 ところで、このあと冴子は逮捕されるんでしょうか。 もしそうなら、ざっと見ただけでも堕児罪・窃盗罪・暴行罪……たぶん最低でも刑事裁判で懲役五年、民事裁判で慰謝料・治療費・逸失利益とりまぜて数千万円くらいかな? もしそうなら財産根こそぎ奪われたあげく社会的に抹殺されるわけだから、充分「しっぺ返し」かも。 あと、冴子と対等につきあえるほどの哲男が、遊びの女相手に避妊を怠るような間抜けな真似はしないの思うのですけど。 >新木さん >やっぱり、スタッフの手のことを書いてあるように見えるのだが? でも、医薬品のことも書いてあるじゃないですか。まあどっちも少しずつ間違っていたってことで。 >この「これも提出でしょうか」の意味って? 1658にあった、「10個出したら、今度はそれぞれのアイデアの骨を抜き出しての、一般化の作業」を、この掲示板に書くのか、ということです。 >課題提出 唯野14 主人公は、事故で松葉杖を使っている恋人と歩いているときに、不死者に出くわしてしまう。不死者に恐怖する主人公だが、足が不自由でうまく逃げられない恋人を見捨てるわけにはいかず、その場に踏みとどまって戦う。 唯野4(再) 帰宅途中、怪しい男から、名前と住所を確認される主人公。取り敢えずうなずくと、男はいきなり襲いかかってきた。男の攻撃に反撃するうち、男が強力な再生能力を持っていることに気づく。とても相手にしていられないと思うが、よく考えれば男は自分の住所を知っている。ここで逃げても多かれ少なかれ家族を巻き込むことになるので、逃げずに戦うことを決意する。 -------------------------------------------------------------------------------- >八神さん 1719 No.1723 投稿日 2001年5月27日(日)00時44分 投稿者 かねやん  ちょっと質問。  追手がセラス達の近くにいるって事、長老達にわからないんですか?  世界観から、長距離の意志伝達の方法がある気がしてたもんで。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出。 千隼さん大丈夫ですか? No.1724 投稿日 2001年5月27日(日)02時56分 投稿者 春日信乃 >千隼さんへ 大丈夫ですか? 無理はなさらないで、しっかり休養を取ってください。 わたしの周りにも、まだ20そこそこなのに胃潰瘍の人や、急激にGOP,GTPの値が跳ね上がったため緊急入院した方がいます。 「疲労」「ストレス」とよく聞く言葉なので、軽く考える方もいるかもしれませんが、キッチリ休養をとってください。 お大事に。 >課題提出 「毎日1個つづノルマ」のレスを3日前に読んだですが、4つ思いついたので、4つ提出します。 >春日12 ・別室ではカジノが催されていた。 ・シンデレラは、ルーレットに銀貨を入れるとレバーを引く。 ・ボタンを順々に3つ押すと、大当たり。銀貨が滝のように出てきて、あっという間にシンデレラの足首まで埋めてしまう。 ・こんなに貰えませんと言い、銀貨の山の中に偶然混ざっていた一枚の金貨を見つける。 ・これで結構ですと、言う。 ・それではこちらが申し訳ない。代わりに僕と踊ってくださいと男性の声。 ・男性=王子様 ・シンデレラは王子様とダンスを踊る。 >春日13 ・会場に来たものの、ダンスが踊れないシンデレラ。 ・王子様と踊りたかったのにと残念がったが、どうしょもないので、帰ろうとする。 ・その事に気づいた紳士がシンデレラを呼び止め、レッスンをする。 ・紳士=王子様。 >春日14 ・王子にダンスの申し込みが殺到する。 ・王子様がもし願い事がひとつだけ叶うなら、何を望みますかと質問する。 ・世界平和。王国の繁栄。王子様の幸せといった答えが続く中、シンデレラは、わたしより惨めな方にお譲りしますと答える。 ・その答えが気に入った王子は、ダンスを申し込む。 >春日15 ・皿に描かれたすばらしい絵に目を奪われ、その場を離れないシンデレラ。 ・そんなにお気に入りなら差し上げますよと背後から男性の声。 ・結構です。この感動は今しか味わえないから、この胸の高まりをもっと味わっていたいと答える。 ・シンデレラの事をもっと知りたいと思い、ダンスに誘う。 ノルマを設けたほうが気合が入りますね。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1725 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1726 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- くやしいもの No.1727 投稿日 2001年5月27日(日)04時47分 投稿者 かねやん  紺野さん23のシンデレラ(1590)  己が王子だったらダンスに誘わない。  何も言わず抱きしめます(笑) かねやん10 ------------------------------- ・とても人気のある料理があり、残りが一つだけになっている。 ・まだ食べていないシンデレラは一度手を伸ばしたが、取るのを止める。 ・見ていた王子が、何故取らなかったのかを訊ねる。 ・シンデレラは、自分より食べたい人のために残したと答える。 ・答えが気に入った王子は、シンデレラを踊りに誘う。 ------------------------------- -------------------------------------------------------------------------------- パクリ野郎 No.1728 投稿日 2001年5月27日(日)04時58分 投稿者 つか になってしまいました……。 >新木さん  自分ではパクッたと自覚してませんでしたが(汗)、言われてみるとちょっと付け足しただけで、肝心な無欲の部分がそのままですね。ああー、情けない。 >弟切さん  順調に回復されているようで、よかったよかった。やっぱり無理は良くないですよね。御身体にはお気をつけください。  自分の場合、もっと無理しろって感じですが……(汗)  では、課題提出。  つか18 ・入り口で、余興に使うからと紙で精巧に織られた花を渡されるシンデレラ。 ・舞踏会の合間。紙の中に書いてある宝石などの記念品をもらえるという余興。はずれはない。一斉に紙を開き、交換場所へと殺到する参加者達。 ・やがて、交換場所への人だかりもなくなり、余興は終了する。 ・再開された舞踏会。会場をまわっていた王子は、紙の花をつけたままのシンデレラを見つける。 ・なぜ紙を開かないのか尋ねる王子。開いたら元に戻せないからだと答えるシンデレラ。 ・記念品を貰える方がよいだろうと笑う王子。しかし、シンデレラは静かに首を振ると、これで充分記念になりますと微笑む。 ・それを聞いた王子。馬鹿にした態度を詫びると、シンデレラをダンスに誘う。  さあ、10個目のOKとなるかどうか……。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1729 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 早起き。 No.1730 投稿日 2001年5月27日(日)05時03分 投稿者 魚住雅則 久しぶりに課題提出します。 >健気なシンデレラ 魚住3 ・舞踏会に着いたシンデレラ、何かの拍子に足を捻挫してしまう。 ・壁際で休んでいると、事情を知らない王子が相手がいなくて可哀想だと勘違いして誘いにくる。 ・王子に誘われたのが嬉しくて喜んで踊るシンデレラ。 ・足の痛みを我慢しながら踊っていたので、ぎこちない動作になってしまう。そのせいでバランスを崩した王子に足を踏まれる。 ・悶絶して失神するシンデレラ。 ・気がつくと王室付きの医者に介抱されており、何故捻挫したのを隠してまで踊っていたのかと叱られる。 ・王子と踊れるという夢が叶うならこれぐらい何でもないっ、と力説するシンデレラ。 ・女性が治療されているということで入りずらかった王子が部屋の外で噴き出す。 ・無理をしなければ問題ない怪我だということを聞き、捻挫に響かない程度の静かな曲になったら踊っていただけますかと誘う王子。 何かネタっぽいなあ。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1731 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1732 投稿日 2001年5月27日(日)05時33分 投稿者 新木 伸 >唯野君  はいぃ?  僕と君、痛み分けですか?  医者の手のこと8〜9割、薬品のこと1〜2割、そんなぐらいだと思うんだけども。 ・唯野14  OK ・唯野4(再)  リテイク。  不死者がそんなことを聞いてくる理由が、よくわからん。  たぶん唯野君は考えてないのだと思う。考えているのであれば、それは書くこと。  一般化のこと。  うん。それも提出。  っていうか、わしが一般化しちゃったのも、なんかいくつかある気がする。  そういう宿題出してたこと、すっかり忘れてた。 >春日さん ・春日12〜15  ボツ。  ヌルいわ。  4つも出したら、1個ぐらいは通しましょうね。  ペナルティ。  次の一週間、1日2個ずつ出してくること。 ・かねやん10  ボツ。  OKにしてもよかったんだけど、「もらえたはずのOK」をつかみそこねたほうが悔しいだろうし、実にもなるだろうから、これはボツ。  だいたい、その一個残した料理、テーブルの上にあるままではないのかね?  それが誰かの胃袋に入らなければ、このネタ、「結」が来て終わらないのではないのかね?  尻切れトンボですがな。  王子が話しかけているけども、そのときにだって、テーブルの上に料理は残ったままなのではないかね?  それってなにか、まぬけではないかね?  「シンデレラは手を伸ばしかけたが、取るのをやめる」とあって、行動で描こうとしているふしがあるのに、ラストで「なぜ取らなかったのか」ということを本人にしゃべらせてしまっている。  いいかげん、「喋らせていたら自己ボツ。もしくは自己リテイク」とするように。  台詞で喋らせていいのは、いろいろと演出方法を考えていって、すべてを比較検討していった結果、「台詞で本人に語らせること」がいちばん効果的だったときに限る。  「自分より食べたい人のために残した」ということを、エピソードで観せることだってできるでしょうに。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・シンデレラ、手を伸ばしかける。でもまわりをきょろきょろと見回して、少し考えこみ、そして手を引き込める。 ・しばらくしてやってきた誰かが、最後のひとつを取ってゆく。「いやいや。残っていてよかった。あやうく食べそこなうところでしたよ」と、その人は、そばに立つシンデレラに照れ隠しもあって、そう語ってゆく。 ・ほほえんで、うなずきかえすシンデレラ。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− >魚住3 ・魚住3  ボツ。  これ、ぜんぜん無欲と関係ないです。  ――ってボケはおいておいて。  そういや健気やってたんでしたっけ。  ぜんぜん出してこないから、すっかり忘れてましたがな。 ・魚住3  OK。  でももっと短くしてきましょう。  あとラストが変。静かな曲だって、捻挫してたら踊れませんがな。王子が抱えあげてくれるとかいうなら、別だろうけど。 -------------------------------------------------------------------------------- ふと、レス忘れに気づいた No.1733 投稿日 2001年5月27日(日)06時19分 投稿者 新木 伸 >唯野君  そういや、ちと前へのレス。 >>新木さんはもう慣れているかもしれませんけど、意識に空き時間があると強迫観念的にアイデア出しするって、結構キツイですよ。  最終的には、それが「常態」にならなければ、プロとしてはやっていけません。そういう「体」にならなきゃいけない。  意識の空き時間は、もちろん、いうまでもなく、すべて作品のことを考えるのに向けておくもんです。  いま書いている話だったり、これから書く話のことを考えていたり。  ただ「体」を作ってゆくあいだは、慣れないわけでキツイだろうし、ストレスにもなるだろうから、休養を取るためにしばらく忘れててもいいでしょう。  それは弟切さん自身の判断でね。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1734 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 二度寝はしないと決心。でも……ぐーぐー。 No.1735 投稿日 2001年5月27日(日)06時29分 投稿者 魚住雅則 短くしてみました。 ・捻挫したことを隠して王子と踊っていたシンデレラがダンス中に痛みで気を失う。 ・医者に何故捻挫を隠していたか聞かれて、王子と踊るのが夢なので踊り続けたかったと答える。 ・それを外で聞いていた王子がシンデレラを気遣いながらダンスに誘う。 ネタ出ししてる内に楽しくなってきて、ついつい肉まで書いてしまう癖が出ました。 「足を思いっきり踏まれて、目幅の涙流しながらブッ倒れるシンデレラ」を想像した時点で、違う世界へGO(笑)。 うーむ、ラストの展開も含めて以後気を付けます。 -------------------------------------------------------------------------------- こんなん出ました。 No.1736 投稿日 2001年5月27日(日)06時57分 投稿者 はせがわみやび  ただいま、文章強化月間。悩む前に書けってことで。 シンプルバージョン ・一週間、大きなケーキを食べ続けるともらえる素敵な景品。食べてもお腹がいっぱいにならない発明品に頼ることを思いつく主人公。 ・毎日、順調にクリアしていく主人公。 ・発明品が使えなくなる。しかし、残り一日、仕方なく一個くらいならと食べにいく。 ・最後のケーキは、さらに大きく、一週間分の量があった。引くに引けない主人公。食べることになる。  なんか、落語のうわばみを思い出すぞ(^^;  これなら、筋、通ってます? >新木さん  もとの話のシンプル化もしてみました。お腹がふくれて鏡から出られなくなるパターン。  ・美味しいケーキをお腹いっぱい食べたくて、鏡の中に入る主人公。  ・不味いケーキばかり、美味しいケーキは一種類だけ。  ・見つけたその美味しいケーキを食べまくる主人公。  ・美味しいケーキがもとの世界のものだとわかる。  ・しかし、お腹いっぱいで鏡につかえて出られなくなってた。お腹を減らすまで帰れない。  ・夕食は主人公の大好物だった。鏡の国の不味い夕食を食べざるを得ない主人公。がっくり。 みやび -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1737 投稿日 2001年5月27日(日)11時21分 投稿者 新木 伸 >魚住さん  今度は短くしすぎ。  なんでポチが3つになるかな。  起承転結で、最小でも4つは箇条書きの項目(ポチ)が出てくるはずなのだが。  今回の場合だと、「起」がない。あと「承」もない。  いきなり「転」からはじめて、どうする。  捻挫する場面がないのに、捻挫しているシンデレラがいるのはおかしいわけね。  また捻挫しているシンデレラが、どうして王子とダンスしているのかを書いていないのもおかしいわけね。  この短いままのものがいきなり出てきていたら、きっと、こう指摘されるはず。 「シンデレラはどうして捻挫したのですか? 捻挫しているのに、どうして王子と踊っているのですか? いつ王子に誘われたのですか? 気絶してからどうなったのですか? 王子は外で聞いていたとあるけど、王子は手当の現場にはいなかったのですか?」  どうせ短くしてくるなら、このぐらいにしてきましょう。 「足の捻挫の痛みをおして王子と踊り、痛みでダンスの途中で気を失ったシンデレラ。手当を受けながら、黙っていたことを王子に詫びる」  「医者」だの、「外で聞いていた王子」だの、そういうのを省いているので、その系の疑問は出てこないはず。  しかしあいかわらず「捻挫の理由」とか、「王子にいつ誘われたのか」とか、「どうして捻挫しているのに踊っていたのか」とかはつつかれるかもしれない。でもなまじプロット形式にしていないから、「○○を描きだす構図」という形で受け取ってもらえるはず。  起承転結を全部揃えた形で、プロット形式にて再提出。  またこのネタの「健気のポイント」はどこにあるのかを、よく考えたうえで、そこの文章表現に重点注意すること。 >みやびさん  あいかわらず、わけのわからんあらすじ出してきてるなぁ。  たわけ。  ぜんぜん、筋、通ってません。  よく見直した?  これって、本当によく考えて出してきた?  シンプルバージョン。「転」が「転」になりきれてないです。  機械が使えなくなるという展開は、予想を裏切るとか越えるとか、そういうところまでは行っていない。ならそこに続く主人公の反応で予想を越えればいいのだけど、そっちのほうはどうなっているかというと……。  「しかたなく一個くらいならと食べにいく」――オイオイって感じ。  これ、まんまでしょ?  ぜんぜんひねってない。ごく普通のあたりまえの反応と行動。わざわざプロットに書くようなことかい。書かなくたってあたりまえの行動は主人公は自動的に実行します。景品ほしくて始めたことなんだから、普通、中止はしません。  またラストのオチ……らしきところ。最終日には一週間分のサイズのケーキってところだけど、なんでそうなるのか、理屈が全然わかりません。  普通に予想されるのは、6日同じものがでてきたんだから、7日目も同じケーキって考えでしょう。  そこを覆すのはいいけど、なんでそうなるかの理屈がどこかに示されていなければ、理解不能で、読者は思考停止です。  おもしろくもなんともありません。  読者おいてきぼりね。  ここのところ、もしかして、こういうかたちで「転」のなかの小さな区分けの「起承転結」となっているのかもしれない。 ・発明品が使えなくなる。 ・仕方なく一個くらいならと食べにいく。 ・最後のケーキは、さらに大きく、一週間分の量があった。 ・引くに引けない主人公。食べることになる。  ――だとしても、「結」はどこなのよ、「結」は?  「起」でもって出てきている「素敵な景品」ってのは、どこいっちゃったのよ? それがオチになるんじゃないのかい?  素敵な景品っていうのは、「一週間分の大きさの特大ケーキなのでした」とか、また解説はじめないでくれよ。  いっさい書かれてないんだから、そういうことは。  また、元の話のシンプルバージョンも、ぜんぜんダメ。  こっちも筋が通ってない。  お腹を減らすまで帰れないのに、夕食は食べていいんか?  鏡の国の食べ物っていうのは、栄養にならないだけで、お腹にはたまるわけでしょう。  また、オチがまずい夕食を食べなきゃならなくてトホホな主人公というパターンでゆくならば、スタートのほうもそれに合わせて変えなきゃならん。  そしてスタートがケーキではじまるなら、ラストもケーキにしなきゃならん。  そういう意味でも、筋が通っていない。 「おいしいケーキをたくさん食べたかった → まずいケーキをたくさん食べなきゃいけなくなった」 「おいしいものをたくさん食べたかった → まずいものをたくさん食べなきゃならなくなった」  このどちらかにしなさい。 -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1738 投稿日 2001年5月27日(日)11時58分 投稿者 唯野教授 >医者の手のこと8〜9割、薬品のこと1〜2割、そんなぐらいだと思うんだけども。 いくらなんでもそりゃないでしょ。だって医療スタッフって単語の後には必ず医薬品等って単語が出てきてるじゃないですか。 それに災害時はあとからあとから負傷者が運ばれてくるから、そのことも考えてはじめのうちから医薬品の節約をしていかないと、後でうめき声を上げる重傷者の群れを見ながら呆然とする羽目なりますよ。 >唯野4(再) >不死者がそんなことを聞いてくる理由 不死者は過去、何度か目をつけた相手に逃げられた経験から、あらかじめある程度相手の情報を調べておくことにしているのです。 また、彼なりに「仲間探し」の効率を上げるため、完全な無差別殺人ではなく「不死身っぽい」と思った相手をつけねらっているので、ターゲット本人であることを確認する必要があったのです。 考えてはいたんですよ。でも肉かな、と思ったので書きませんでした。まだこの辺りの見極めが甘いようですね。 >一般化のこと わかりました。   -------------------------------------------------------------------------------- No.1739 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- しんぷる No.1740 投稿日 2001年5月27日(日)13時48分 投稿者 はせがわみやび  いず、べすとかどうかは、わからないが。 ・長期間、なにかの課題でケーキをたくさん食べなければならない主人公。食べてもお腹がいっぱいにならない発明品に頼ることを思いつく。 ・毎日、順調にケーキを食べてゆく主人公。 ・残り一日で、意外なことが起こって発明品に頼れなくなる。 ・仕方なくふつうにケーキを食べ、課題をクリアする。  これで筋は通っているはずなんだけど。おもしろくないだけで。  ラスト一行は、少し足してみる。 ・仕方なくふつうにケーキを食べ、課題をクリアする。しかし、せっかくクリアした課題についてきたおまけが、さらにケーキを食べることだった。  こうすると、オチはつく。 -------------------------------------------------------------------------------- 素敵な景品 No.1741 投稿日 2001年5月27日(日)14時26分 投稿者 新木 伸 「それで景品なんだけど……」  マスターは言った。 「本当は別のものを用意していたんだけど、君ってすごくケーキが好きみたいだから……だから、これがいちばんかなぁと、思って」  そう言って、マスターが出してきたものは、巨大な――とても巨大なケーキだった。  それは大きさでいうならば、たっぷり、七日分はありそうなサイズの……。 -------------------------------------------------------------------------------- とりあえず一つ提出 No.1742 投稿日 2001年5月28日(月)00時09分 投稿者 卯月 修羅  なんとか火曜までに後3つ提出せねば(泣)。それでは採点よろしくお願いします。 卯月21  ・舞踏会場にやってきたシンデレラ。会場では王子と踊りたいと希望する者が多数なために抽選券を配る事になる。 ・幸運にも抽選に当選するシンデレラ。その時、会場に一人の娘が遅刻してくる。もう抽選が終わってしまったことを知ったその娘を見てシンデレラは自分の券をあげてしまう。 ・娘が王子と踊る様子をじっと眺めるシンデレラ。後でその娘が礼を言って「本当に良かったんですか?」とたずねるとシンデレラは「ええ、王子様が踊っているお姿は何度見ても素敵でしたから」と答える。 ・その一部始終を見ていた王子がシンデレラをダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- おぉ。ログが流れてゆく。 No.1743 投稿日 2001年5月28日(月)00時19分 投稿者 くのうようこ(KOUYA) >宣言  私はアマチュアです。 >逃げ  一生かかって逃げきれるなら、後悔はねぇわっ!  体壊すのも心がすさむのも  24時間そればっかの生活も  老後の年金が無いのも  倒れたときに社会保障制度のお世話になれないのも  私は、嫌じゃぁーーーーーーーー!!  逃げられるときは、全力で逃げる。 >コミケ  何年か前に「両日で20万人」とゆうのは聞いたけど。  参加サークルが3万5千くらいかな。 >弟切さん  体と心のバランスとって休養してください(泣)  どう見てもオーバーワークだよぅ。  耐久力は人によって違うのだ…。  何度も倒れていると、それなりに自分の限界とつきあえるようになってくる…。  ここのところ疲れがたまっていたので、週末は爆睡して漫画と中古CDを買い漁り。  BGMに浜崎あゆみの「NEVER EVER」が流れています♪ >栞さん  とうとう君もそちらの道へ…。  冥府魔道、行ったらもどってくるんじゃないぞ。  他人の不幸は私の娯楽だ。  出口は石でふさいでおきます。  ついでにコンクリートで固めておくか。  で、なんで私がここにいるかとゆうと。  映画を作りたいのです。  半年ほど前、ノンリニア編集のイベントがあって、私は一般参加だったのですが、興味をひかれた「場」がありました。  インターネットで集まった人たちが実写も含む3DCGアニメーションを制作していて、プロもいるけれどほとんどはアマチュアで、出来上がりは無茶苦茶なんだけれど、おもしろい…と思ってしまったんですねぇ…。  お祭りの後で、ほとんどの人は来年までさようなら〜とゆうところだったのですが、裏でこっそり、一部のメンバーで始めた企画に参加しました。  最初の企画に参加した人たちはゲーム会社勤務やVJ(クラブの映像に携わる職業)、3DCGを学ぶ専門学校生など、CGアニメーションのプロ、セミプロクラス。  そこへチームリーダーがゲーム会社の同僚をシナリオ担当にひっぱりこみました。  え?私がそこで何をやっていたか?  ただの横ヤリ、茶々入れ専門ですよ〜。  全員でも数人のメンバーでイメージを出しあって、転がすとゆう作業をしました。  ストーリーを作ることに関しては、全員ズブのド素人です。  当然、破綻をきたしました。  もともと私がまとめるべきものではありません。  しかし。 「じゃ、試しに映画一本分のシナリオ作ってみっか〜♪」  …できなかった。挫折した。  むっちゃ、悔しいやんけ〜!!  …何でできなかったのかは、ここのログを読むうちにわかったから、その話に執着するのは不毛なんだけれど。 「できない」とゆう事実に変わりはない。  そうゆうわけで、目的地は小説ではないのですけれど、思考の明確化、構成力の修行をしたいのです。  …シンデレラ迷宮からスタートしてもよろしいでしょうか?>あんらさん、採点者の方々 http://homepage1.nifty.com/KouyaAtoZ/ -------------------------------------------------------------------------------- トマトに何をかけるかで、意外に悩む。 No.1744 投稿日 2001年5月28日(月)00時22分 投稿者 魚住雅則 >起承転結を全部揃えた形で、プロット形式にて再提出。 起・何かの拍子に足を捻挫するシンデレラ。 承・壁際で休んでいる所を相手がいないのだと勘違いした王子にダンスに誘われる。 転・王子と踊れることが嬉しくて、痛みなど無視して踊っていたがついに気絶してしまう。 結・手当てを受けながら、王子に捻挫を黙っていて迷惑をかけたことを謝る。  ・足に負担をかけないようなダンスに誘う王子。 >健気のポイント 「王子と踊れるなら捻挫や痛みなんかへっちゃらで頑張るシンデレラ」で、「痛みなど無視して」と変えてみました。 >「医者」と「外で待っている王子」は外す うぐぐ、今回のネタには必然ではないのでしょうか。 直接シンデレラが説明せずに「捻挫をおしてまで王子と踊った理由」を王子が知り、同時に読み手に強く健気をイメージさせるには、医者に無理をたしなめられても「(王子が外にいるなど想像もしないシンデレラが)王子と踊れるんならこれくらい何でもないと力説」するシーンが効果的だと思ったんですが。 -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根15、とんびの羽根16 No.1745 投稿日 2001年5月28日(月)01時20分 投稿者 とんびの羽根  祖母の33回忌法要のためてんてこ舞でしたが、おかげでいろいろと旨い活け魚料理を安く楽しみました、今日も卒塔婆を田舎の墓地に納めてきました、帰りに雉に出会って感動、よい週末でありました。  弟切さん、身体を大切にして下さい。休んでいる間は堂々と、ノーカウントしましょう、リセットすることもプロとして生きていくには重要なことだと思いますよ。  それと前回の感想は明らかストーリーをミスリードするものでした、お許しください。哲男への復讐をどうするかの部分のほうが重要だったのに、その前の部分でとらわれてしまったようです。 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根15  「優勝を辞退するシンデレラ」 ・にらめっこ大会の最中、遅れてきたシンデレラ転倒し、大理石の床を10フィートすべる ・笑いをとったシンデレラが全員納得の優勝となる ・シンデレラは優勝賞品のプレミアム宝冠を見せられて美しさに感動するが、意図して勝ったのではないと辞退する ・惚れ込んだ王子、優勝者を別に決めるためシンデレラに自分のとなりで一緒に審査するように頼む とんびの羽根16  「手袋を貸してもらうシンデレラ」 ・王子見なれない顔のシンデレラに気を取られ、つまづいてシンデレラのドレスを踏み付ける ・シンデレラの腕をつかんでどうしてもなにかおわびの品を受け取ってくれと頼む王子 ・シンデレラは自分を押さえている王子の手袋の感触がとてもよいのでしばらく貸して下さいという ・無欲に感動した王子は「それなら貸している間一緒に踊りませんか」とダンスを申し込む -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ迷宮11 No.1746 投稿日 2001年5月28日(月)02時27分 投稿者 かねやん >新木さん 1732 >>いいかげん、「喋らせていたら自己ボツ。もしくは自己リテイク」とするように。 >>台詞で喋らせていいのは、いろいろと演出方法を考えていって、すべてを比較検討していった結果、「台詞で本人に語らせること」がいちばん効果的だったときに限る。  うう、そのとおりです。 かねやん11 ------------------------------- ・舞踏会で仲良くなった女性が酔いつぶれてしまい、一度も踊らないうちに医務室で介抱する事になったシンデレラ。ついでに医者の手伝いもする。 ・踊れなかったことは残念だが、その代わりお城で働くという夢が叶ったので、いきいきとして働くシンデレラ。目覚めた女性がその姿を眺めている。 ・そこに王子が酔っ払いを運んできて、シンデレラの働きぶりを気に入り踊りを申し込む。 ・介抱をしているので断ろうとするシンデレラ。 ・それを女性が止めて、自分は大丈夫だから踊りを楽しんできなさいと説得する。医者もそれに同意。 ・シンデレラが王子の誘いを喜んで受ける。 -------------------------------  一本筋のつもり……です。 --------------------------------------------------------------------------------  自己紹介と課題提出。 No.1747 投稿日 2001年5月28日(月)03時37分 投稿者 石野休日  ほとんどの人ははじめましてになります、電撃のほうから流れてきた石野休日です。  まずは自己紹介から。  関西在住の後がない大学生です。  高校の頃から作家になりたいと思ってはいたのですが、それはあくまで漠然としたものであって、はっきりと決意を固めたのは昨年の夏です。小説を書き始めたのもそれからです。  これまでに書き上げたのは60枚程度の短編2編と、20枚程度のショートショートっぽいもの1編だけで、長編は書いたことがありません。決意が甘いです。あ、2次創作の短編を1編だけ書いたこともありますが、これは数に入りませんね。  ここを知ったきっかけはやっぱり電撃BBSなんですが、はじめは興味がなかったから無視していました。まさかこんなことをやっているなんて思っていませんでしたから。  初めて覗いたのが先週の金曜日。もったいないことをしたなと後悔しているところです。  投稿歴は2回。電撃hp短編小説賞と幻冬舎NET学生文学大賞。どちらも一次選考で落ちています。  志望はライトノベルなんですが、仕上げた短編はどちらも普通小説っぽいものです。  過去ログは一応全て目を通しましたが、みんなかなり辛そうです。でも楽しそうでもあるので、僕も参加させてもらいます。。  覚悟は決めてきました。プロになります。金持ちになります。  ええ、僕は自信過剰が服を着て歩いているような人間ですから。  あとインプットについて。  読書量はかなり少ないです。高校、大学とさぼっていましたから。  本棚に並んでいる小説は300冊くらい。押入れの中にも同程度。借りて読んだものなど含めても、1000冊に満たないかもしれません。インプットされているものとなるとその10分の1以下ではないかと。  漫画もそれと同じくらいでしょう。ただインプットされているものはこちらのほうが多いはず。5分の1くらいでしょうか。  映画はあまり見ません。やばいくらい見てません。  アニメはそれなりに。アニメオタクとまではいかなくとも、それに準ずるものは持っていると自分では思っています。  こんなものですね。  それではこれからお世話になります。  う〜ん、なんか文章が硬い。初めだし、まあいっか。 >シンデレラ迷宮 石野休日1  会場にやってきたシンデレラ。きらびやかな会場の雰囲気に呑まれ、隅のほうでただ立ちすくむ。多くの男性からダンスに誘われるが、尻込みして全て拒否してしまう。そこへ王子が誘いにやってくる。その男性が王子であることに気付かず、シンデレラは断る。王子は自分が王子であることを明かす。心動かされるシンデレラ。しかしこれまでの誘いを断ってきたのだからと、改めて断るシンデレラ。王子はシンデレラに惹かれ、強引に手を取ってダンスに誘う。 石野休日2  会場に着いて、しばらく飲み食いした後に用を足しに向かうシンデレラ。美しいシンデレラに目をつけていた王子はこっそり後をつける。シンデレラ、廊下で床に這いつくばっている女性に出会う。何をしているのか尋ねると、大切な指輪を落としてしまったので探しているらしいとのこと。シンデレラ、探すのを手伝う。見つかる。お礼になんでも好きなものを差し上げると女性は言う。女性は王妃だったのだ。そんなつもりで手伝ったのではないとシンデレラは断る。しかし断りきれない。それならばと、王子とひと言でいいからお話ししてみたいとお願いするシンデレラ。王妃、すぐさま了承。王子、たまらなくなってその場に姿をあらわす。王子、シンデレラにぞっこん。 石野休日3  王子にダンスに誘われ、ためらいながらも受けるシンデレラ。しかし少し踊っただけですぐにやめようとする。理由を尋ねる王子。王子と踊りたい人はたくさんいるだろうから、私などに時間を割くわけにはいかないのではと答えるシンデレラ。王子、シンデレラに惹かれる。ダンスを無理矢理続行。 石野休日4  参加者による弁論大会。普段どんな裕福な生活を送っているのかを自慢するもの。皆は誇張して話をする。シンデレラの番、もちろん話すことなど無い。ちょっと背伸びをして、自分の裕福な幸せ予想図を話す。それはほんのささやかなものであり、会場中の笑い者になる。そして母親達はシンデレラが嘘を言っていることをばらす。また会場中に笑いが起こる。しかし王子はそんなシンデレラに惹かれ、ダンスに誘う。 石野休日5  会場にやってきたシンデレラ。隅のほうで立ちすくみ、会場を眺めてはしきりにため息を漏らす。遠くからそれを見ていた王子が、何故ため息ばかりついているのかシンデレラに尋ねにやってくる。王子に自分の普段の生活を話すシンデレラ。あまりに豪勢すぎてパーティーを楽しむ気にはなれない。もっとこじんまりとしたもので私は十分なのにと答える。そこに王子は惹かれる。  一つ追加。  現状の実力を知りたいから一番最近書いたものを見せるように。  このような記述を過去ログのどこかで見かけたように思うのですが、これは今も有効なのでしょうか? もしそうなら今週中になんとか短編を一編書き上げて、ホームページのほうにアップしておきますが。ライトノベルっぽいものを。 --------------------------------------------------------------------------------  目覚めれば出勤30分前。 No.1748 投稿日 2001年5月28日(月)14時37分 投稿者 杉井光  さて。考えてみれば『0.37プロポーズ』は、二次小説だったんですね。本編読んでいない人には、確かにさっぱりわからないかも。以前、軽い説明をしたような記憶がありますが、過去ログあさるのも面倒なのでもう一度書きます。  これは、人類がすでに地球を棄て、「ポリス」と呼ばれる軌道上施設で生活している時代の話です。  六つあるポリスのうちの一つ”アクエリアス”が、とあるきっかけでオーバーテクノロジーを手に入れたところから、本編は始まります。そのオーバーテクノロジーというのが、『サハリエルシステム』というエネルギー機関です。「人の意識を過去から未来へと押し流す力――『追放力』を、三次元上の物理的な力に変換する」というもので、アクエリアスはこの新しいエネルギーシステムを利用して強力無比な機動兵器を開発します。これが『マンナ』と呼ばれる戦闘機です。  アクニィ=ジェベルとミンシア=エメロンドは、この『マンナ』のパイロットとして戦中活躍した人物です。ユーリアン=ミハエルラインは、この二人の上官だった少年で、終戦直前に戦死しています。余談ですが作者の一番好きなキャラでもあります。  『追放力』を抽出して物理学的な力に変換すると、副作用として、意識が時間に流される速度が低下します。抽出をさらに押し進めると、意識は時間上のある一点で停止してしまいます。これをさらにもう一段階押し進めると、意識は時間軸を遡行しはじめます。これの要因については、おそらく『追放力』が斥力ではなく引力であることに関係があるのでしょうが作者がくわしく考えていないので突っ込みはしばらく控えてくださるとうれしいです。  以上、他に何かわからない設定などはありますでしょうか?>かねやんさん&他の方々 >教授 >それっていじけてる?  確かに……。いじけているにしては積極的にすぎる行為かもしれません。っていうか、初期のアイディア出し段階でしっかりと「アクニィは現実逃避80%いじけ10%自己破壊10%」らしき発言をしておきながら、このようなポケットができてしまうとは……。情けない。  えーと。  「できると信じてやっている」のと「できないとは薄々知りながらやっている」のとではまた違うと思うのですよ。で、この場合のアクニィは後者なので、これもまたいじけ&現実逃避かと。現実に、それが可能かどうかは問題ではなくて、本人が可能だと思っているかどうかが「いじけているかどうか」の境界線でありましょう。ミンシアに 「時間を遡るなんて、そんなこと本気でできると思ってたわけ?」  ――とか言わせて、アクニィに 「でも、やらずにはいられなかったんだ。みんな、僕から遠ざかっていくのに」  ――なんて答えさせて、  で、まあ、 「いじけていたから、できなかった」 「愛しいあの娘のためなら、できた」  ――という結論に達するわけですね。新木宇宙の物理法則が侵入してきているような気がします。タングステンがプルトニウム186にっ!  そんなわけで新木さん案の「実はできていたけど足りなかった」は、ボツです。ミンシア助けるには20秒で済みますが、例えばユーリアンを助けるためには157680000秒以上遡らなきゃならんわけで、足りなくて当たり前というか。  いやそうじゃなくて、 「SSGの中では最大18.5秒」 「ミンシアが死にそうになったときは20秒」  とかだと、あんまり差別化がはかれず、アクニィの愛(ぶはっ)を表現しきれないと思うですよ。  なので、やはり、 「SSGの中ではできなかった」 「ミンシアが死にそうになったときは20秒」。 >真空中ひでぶ  僕のイメージだと「トータルリコール」のラストシーンなのですが(とりあえず眼球と舌が飛び出る)。あと、体内水分が凍結したりするそうですね、宇宙真空中だと。人体が風船みたいに膨らんでパーン……っていうのは、さすがにバカなのでやりませんが。 >ミンシア脱ぐ  そういえば当初の予定では18禁だったっけ。 >みどり関連  これについては、新木さん、不肖杉井に一任くださるようお願いいたします。  なんだかんだと言い訳をしながら、あの子にも上昇志向がないわけではないのです。ただ、単純に、肉体的・精神的負担に極端に弱いだけです。つまり「分室は厳しすぎるから逃げた」のです。ええもうそのまんまです。分室ごときを厳しいなどと認識しているようじゃこの先どうすると新木さんは思うでしょうし僕もそう思いますが、とにかくあの子に必要なのは「あんまり厳しくない分室」なのです。  これから五年くらいかけて、僕があの子の甘い精神を叩き直してやりますから期待せずに待っていてください。 >文体について >姉御  僕も、文体は二つか三つ持っていていいと思います。と言うか、どんな作家さんでも文体なんて最低五つくらいは持っていると思うのですよ。そうでなきゃタイプの違うキャラクターのせりふなんて書き分けられないし、演出レベルの違うシーンだって書き分けられない。これは「文体」を拡大解釈しすぎかもしれませんが。  それとは別次元の話で、杉井の文体には問題があるので、そこを直すのです。  ちなみに、杉井が今まで書いて発表した文章の中で、自分的ベストは、「エゴ」の「心の傷、身体のかたち」です。 『0.37プロポーズ』(杉井あらすじ4)  終戦から五年。木星開発会社の社長となったミンシアは、ポリス・アクエリアスに帰還した。彼女は自社の開発した新発電システムと、ポリスの旧発電システムSSGの所有権を交換していた。SSGはサハリエルシステムを利用した発電機であり、ミンシアの目的は、その動力源にされていたアクニィを救出することだった。  しかし実はアクニィは、戦争中の様々な人の死を時間遡行によって回避しようと試み、サハリエルシステムを自分の意志で稼働させていたのだった。アクニィを救出したつもりだったミンシアは、感謝されるどころか非難されたので、戸惑う。  アクニィの身体は、生命維持装置なしでは三時間ともたない機械依存式に改造されていた。ミンシアは彼を入院させるが、普通の身体に戻す手術の前に、アクニィは病院を抜け出して行方不明になってしまう。アクニィの行く先は、国防省の管理するドックのエアロックのうちの一つだった。近々軍葬式が予定されているため、そこにはユーリアンら旧M6中隊戦死者の棺が用意されていた。  アクニィに追いついたミンシアは、彼が死んだ人々の記憶に強くとらわれていることを知る。宇宙服を脱いで全裸になり、自分が生きている人間であることをアピールするミンシア。それでもアクニィが無視したため、絶望したミンシアは、エアロックを開放して宇宙に身を投げる。内圧死したミンシアを見て、アクニィはとっさにサハリエルシステムを稼働させて時間を巻き戻し、彼女を助ける。実は自分がミンシアを好きだったことにはじめて気づくアクニィ。  翌日、手術を終えたアクニィは、ずっとポリスに留まってくれとミンシアに言う。 (200字)  ミンシアは、アクニィを救出するため、彼を動力源とする発電システムの所有権をポリス・アクエリアスから買い取った。しかし実はアクニィは、自分の意志で発電動力になっていた。ミンシアは、感謝されるどころか非難されたので、戸惑う。  機械依存式の身体を治すためにアクニィは入院させられるが、手術の前に病院を抜け出して行方不明になってしまう。アクニィの行く先は、軍葬のために戦死者たちの棺が置かれたエアロックだった。  アクニィに追いついたミンシアは、彼が死んだ人々の記憶に強くとらわれていることを知り、全裸になって自分が生きている人間であることをアピールする。それでもアクニィが無視したため、絶望したミンシアは、宇宙に身を投げる。とっさに時間を巻き戻しミンシアを助けたアクニィは、自分の中のミンシアへの好意に気づく。    それでは。杉井でした。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- 雉ならいつも我が家の近所を歩いています No.1749 投稿日 2001年5月28日(月)14時43分 投稿者 弟切 千隼 > とんびの羽根さん。 未だ病気療養中の弟切千隼です。昨夜は熱に浮かされて久しぶりに悪夢というものを見ました。夢とは幻覚の一種なのだなあ、と妙に実感できた一夜でした。 熱暴走気味の頭脳で「秘薬」(仮題)のあらすじについて考えました。 新木さんが指摘された通り、ギリシャ神話弟切版・ファンタジー版・現代版は、それぞれ違うコンセプトのものになってしまっています。結局どれが一番書きたいコンセプトかと考えたところ、最初のギリシャ神話弟切版であるという結論に達しました。 「男に恋心を裏切られた女が、男とその恋人の二人を試して壊し、そして女も自らの恋心を捨てる話」ですね。 ということは、やはり、「秘薬」(仮題)の主人公は、気高さを備えた人物でなければなりません。同時に、魔女と呼ばれて人々から敬遠されるような性質を兼ね備えた人物でもなければなりません。 これは、舞台を現代とすると相当難しいです(;_;)  科学の発達していなかった時代、魔女や魔術師と呼ばれた人々は、普通の人々にない知識を持って医療や天候の予知に当たった知識階級でした。しかし科学知識の普及した現代では、科学的な知識や技術を魔法とみなして神秘性を付与する傾向はほぼなくなりつつあります。まして古代は男尊女卑の気風が強かった地域が多く、男性顔負けの知識や技術を持って政治などに口を出す女性は、それだけで魔女と呼ばれて疎まれることが多かったという事情があります。 女神やニンフが伸びやかに活躍するギリシャ神話からは信じがたいことに、古代ギリシャはとてつもない男尊女卑社会で、身内以外の男性と普通に口を利くことが許されるのはヘタイラと呼ばれる娼婦だけだったと聞いたことがあります。こんな社会の人々からすれば、現代日本で専門職に就いて働く女性など、全員キルケー並みの魔女でしょう。 魔性を表すために、「秘薬」(仮題)の主人公を新興宗教の教祖や占い師とすることも考えました。しかし、現代ではこれらの職業に就く人々には恐れられつつも尊敬される知識人というイメージはなく、むしろ胡散臭さが目立つので断念しました。それよりは高学歴の専門職の女性とした方が良さそうです。 非常に偏差値の高い大学を卒業して、社会的地位の高い職業に就いていて、しかも地方に住んで中小企業に勤めていれば、周囲に相手をしてくれる男性がほとんどいない、という状況が自然に見えそうです。そもそもそんな女性が地方の中小企業に勤めていることが変だ、というポケットをつぶす必要がありますが。 と、ここまで書いたところで気力が切れました。エネルギーが充電できたらまた書きます。 --------------------------------------------------------------------------------  お久しぶりです。 No.1750 投稿日 2001年5月28日(月)17時28分 投稿者 いか  ネット自体繋げていなかった訳ではないですが、土日に予定を入れると時間(主に夜、つーか夜)が頗る無くなるという生活になってしまい、最近はご無沙汰となっていました。  ログが多く、読み切ることが出来なかったで、 「状況判断できない輩が書き込むのもなんだなぁ」  と思っていましたが、 「今は時間が詰まっており、反応することができません」  それだけで済むことをやらなかったことに対して、  すいませんでした。  さておき、今現在重要な事柄は『No.1641』のプロ志望云々でしょうか。いつ、どんなジャンルで、どういう風になりたいかはどうでもよく、単に「お金が欲しい」し「人を楽しませたいと思う」から、私はプロ志望です。  今さらとも言える亀レスですが、「扼殺」と「絞殺」の違いが書いてあったのは推理小説を一文でした。その小説に「扼殺」について「絞殺」と違うことが事細かに書いてありましたのでそれが真だと思い書いた次第です。  推理小説の書いてあることをほぼ鵜呑みにした理由は、嘘(間違い)を書いてあると「アンフェア」とレッテルと貼られるため、作者や担当者が「それに事柄に於いての事実関係をはっきりしていないものを避ける」傾向があるため、書いてあることは「少なくとも間違えがない」というらしいのです。そして、基本的に「殺人を扱う」小説ですから、「扼殺」と「絞殺」とわざわざ説明してまで分ける以上、真というわけです。  しかし、「少なくとも間違え」ではない程度ですから、「少なくとも正解」ではないかもしれませんことを保険のために書いておきます。逃げ腰な保険(笑)。 『空の飛び方 翼の動かし方/いか7』(まずは説明)  今まで自分が失敗していたことは「あらすじ」と「本文」だけで読ませるので、それ以外は無用のもの。と考えていたのですが、「それは一番初めに提出した物のみ適応されるのであって、それ以外は『ミス』を埋めるために説明しなくてはならないのだから、同じに考えてはならない」ことです。その為、誤認されていた箇所も「あらすじを直せば全て佳し。拙いのは自分のせいだ。誤認を回避するまであらすじを書き続けろ」と、自分の主張を説明もなく押し付けられても困るだけなので改善していきます。  私の書き込みは、『No.1098』から『No.1336』の間にあります。 >主人公性別転換トリック  これは書き手のおまけです。決してメインではなく、こうしたら面白いだろうという形の現れです。それを補うために色々なことをしていますが、あらすじに書かない理由は「ま、あらすじには関係ないしな。所詮おまけだし」というわけです。双子が男・女であること、外から来た人間が女性であることはその為です。しかし、「いらんのなら、紛らわしいから一切書くな」というわけで、これから先のあらすじには無いつもりで書きます。性別には関係ない話ですしね(恋愛沙汰がメインじゃないしなぁということで)。 >(元)ディーフの存在意義  これには結構考えさせられました。なぜならば「魔法の法則、ないし魔法について」の知己を持った人間が村にいてはならない理由があったからです。しかし、その説明をしなければ話が進まないので、その説明でも。  あらすじにあるように「翼を切り取ることにした有翼人の村」が舞台となっています。それは、「翼があると人間に差別される」ことが理由であることは理解していると思います。  この話で重要なのは「翼を無くしたので、空を飛ぶことができない」と思い込んでいることです。その考えは「空を飛ぶこと=翼を切らない=村から去る」ことに連結しています。村から去ってしまったのが双子の親子で、これも問題が浮上してくるのですが、別の説明にて。  その思い込みも「魔法」という要素が出てくることによって「有翼人の翼は古来の人間が作り出した空とを飛ぶことの象徴でしかなく、魔法の力で飛んでいた」ことが証明されます。  この「魔法」を使える者は、人間の社会では「希な存在」であり「特別な人間」として認識されています。人間社会にどっぷりと使っている元有翼人の村の人間にとっても、「魔法」というものは例外であり、自分たちの生活には関係ないと思っています。故に、自分たちの先祖が魔法の力で飛んでいるなんて考えられないのです。 「外から来た知識を持った人間」として「(元)ディーフ」が登場する理由は、「魔法」という選択肢を与えるためにです。この世界では「魔法の概念」が確立されていませんので、研究対象として元有翼人野村に現れた、ということです。  余談ですが、主人公が空を飛ぶことを示したあとでも、この村では「空を飛ぶ理屈」を皆に教えることはありません。なぜならば人間は「例外(特別)」を恐れるからです。  (元)ディーフも魔法使いであり、人間社会で奇異の目で見られていました。特別になることの恐怖を知っているので、主人公に「空を飛ぶ理屈」を教えようともしなかったのはそのせいです。それでもヒントを与えたのは、魔法の研究の為ということもあり、その狭間で揺れていたという描写にしています。 >森に住む子供たち  空を飛ぶこと、その夢を捨てきれない人がいました。その人は大人になり、同じ夢を持つ人と結婚して子供を産みました。生まれてきた子供には翼が生えており、それは自分たちの夢の形そのものでした。翼を切り取る段階になると、子供の両親は拒否し村から飛び出してしまいました。両親は村の歴史から人間の社会に翼を生やした子供が拒絶されることを知っているので、有翼人の村へ向かいました。しかし、そこで翼を無くした自分たちが拒絶されました。住む場所をなくした両親は、子供の翼を自ら切り取って元いた村に戻ることを考えましたが、夢は捨て切れませんでした。そして、誰もいない森の中で住むことを決めて、人間の村に出稼ぎに行くという生活を始めました。  その子供が大きくなると、両親そろって出稼ぎに向かいました。残された子供は孤独を感じるようになります。子供にとって空を飛ぶことよりも、人の温もりを感じることが大切だったのです。そのため、思いが力となる魔法の力は発動することはなく、空を飛ぶことができない有翼人となりました。しかし、両親は子供だから飛べないのだと思い違いをし、大きくなれば空を飛べるものだと考えていました。  そうした中、主人公が子供の元に現れました。  ということになっています。双子にした二つ目の理由は、いくらなんでも一人で森の中というのは淋しいだろうということです。兄弟にするにしても、こんな場所に生きる子供を増やそうとは思わないだろうという両親を自分なりに考えた結果です。 >魔法というものについて  知らないことは出来ない、というわけではないですが、大体のことはそういう理論で成り立っていると思います。不定要素である「魔法」にしても、「なんで空を飛べるねん」ということがまかりならないと納得いかないのが人間だろうと(Oパーツとか、調べる人がいるのもそんな理由だと――思いたい)。現実ではないことを「ある」ことにしている以上、架空世界の人間が調べることが道理であって、納得させたい思うに決まっています。その一つの利用方法として、「何かしらの力を借りて魔法の力が発動している」ということです。その理由を理論付ける上で、「有翼人の翼では空を飛ぶことが出来ない」ことを力学(流体力学)を用いて証明するわけです。ちなみに名称はほっといてね。  このへんは「その他」でも触れることですが、時代が1800年頃の時代をモチーフにしています。前まではもう少し昔だったのですが、別にかまへんなーと。魔法といえば他にも「火を生み出したり」することがあるのでしょうが、これ以外の話を書く気がないので考えていません。そんなんでいいのかな? >その他  言われてみれば、「空を飛ぶ意欲」というものが主人公に感じられないですね。「お前本当に空を飛びたいのか」といわれても仕方のないと思います。一番始めに空を飛ぶような努力をしているようなエピソードを入れなければならないですね。しかし、自分でも考えたのですがハングライダーというのは難しいところです。現実では固定翼を用いた飛行機のアイデアが出てきたのは1799年頃の話で、「こんなに近代に近くて大丈夫なのか」ということで歴史を調べてみました。  世界の歴史を見て、18世紀頃の重要な箇所は二つ。フランス革命と産業革命でしょうか。調べていく内に「別に困るもんでもない大丈夫だ」。そんなわけで、『No.1331』かねやんさんのネタを拝借したような形でそういうはじまりにしたいと思います(おい)。  ただ「駄目やん」と調べることもなく、放棄することは愚かでした。このへん、まだ見柔なところだと自分に喝をいれないと駄目ですよね。あー進歩せんとなぁ。  あらすじとプロットは次の機会に提出します。〆切があるので、ちゃっちゃと反応したいと思います。では、このへんで。 -------------------------------------------------------------------------------- 組合のフォーラムって…ただのコンパじゃないのよー(涙) No.1751 投稿日 2001年5月28日(月)21時19分 投稿者 小倉善哉  ただいま帰りましたー(って昨日の午後には帰ってきてたけど、寝ちゃったのでした)。昼間はオリエンテーリング、夜は午前四時まで懇親会。それも二日間連続で。上の命令で参加したものの、やってることはただのコンパでした。返して私の睡眠時間(涙)…だけど、王様ゲームがなかっただけマシだったのかな…(遠い目)←愚痴です、すみません。  宿題まとめてUPといいたいところですが、うーん…不完全です…すみません(ーー; ○放課後までの四人の視点(短文版) <弟編>  下校中、姉と頭をぶつけ人格が交代してしまう。弟(外見姉)は妹の家に行くことになるが、本心は気が進まない。帰宅後、色々と妹に世話を焼いてもらううちに、心を開くようになり、弟(外見姉)はこれからに対する不安を吐き出す。  翌日、妹や兄にフォローされながら姉の振りをするが、どうしても不自然になってしまう。弟は、自分は他に何も出来ないので、せめて勉強を頑張ろうと思う。 <兄編>  下校中、弟と姉が人格交代してしまったので、兄は姉(外見弟)を家に連れて帰る。兄は弟が家にいなくなったことを内心で喜び、心置きなく自室で勉強をする。文句を言われるまで姉のことを放っていたが、自分のせいで人格交代が起きたのではないかと思っているので、それ以後は姉に対して多少、優しくなる。  しかし、翌日、姉(外見弟)が器用に弟の振りをしているのを見たり、弟(外見姉)が上級生の授業について来ているのを見て、兄は、自分には出来ないことを出来る人間に対して敵がい心を抱いてしまう自分に気が付き、弟だけでなく姉に対しても距離を置くようになる。 <妹編>  下校中、弟と姉が人格交代してしまったので、仕方なく妹は弟(外見姉)を家に連れて帰る。兄に任せておけば姉(外見弟)のことは安心だと思っている。帰宅後、いろいろ弟の世話を焼くうちに、自分が彼を守ってやろう、と思うようになる。  翌日、学校で姉(中身弟)が弟の振りをこなしているのを見て、姉もいつもあんな風にまともにしていればいいのに、と思う。 <姉編>  下校中、弟と頭をぶつけ人格が交代してしまって困る。兄に連れられて彼らの家に帰るが、放っておかれしまい、さらに困る。自分で何とかせざるをえなくなるが、どうにか乗り切る。兄に対して自分勝手な奴だ、と思う。  翌日、弟の振りをする。妹の受けがよく、昼食時に誉められるが、型にはめられるのはごめんだと抵抗する。だが、妹には言葉が通じず、疲れる。  放課後、約束していたのに兄に置いていかれ、腹を立て、直接対決してやろう、と思うようになる。 ○四人の対人物認識移行 <兄→弟> 1)どっか行っちゃえばいいのに。 2)いなくなってせいせいするぜ。 3)側にいてもいなくても自分を脅かす存在なのは一緒じゃないか! <兄→姉> 1)抜け目のない奴だ。警戒しなきゃ。 2)ただのボケ人間か…警戒ゆるめとくか。 3)やっぱりこいつタダ者じゃない。 <兄→妹> 1)どうでもいい。 2)存在すら忘れている。 <弟→兄> 1)自慢の兄さん。 2)兄さんと離れるの嫌だなあ。 3)兄さんどうしたんだろう。調子悪いのかな。 <弟→姉> 1)ちょっと怖い人かも…。 2)裸を見ちゃってごめんなさい。 3)度胸のある人だなあ。すごいなあ。 <弟→妹> 1)どうでもいい。 2)優しいなあ。頼りになるなあ。 3)いま僕が頼れるのはこの人だけだ。 <妹→姉> 1)ガキだなあ。恥ずかしいなあ。 2)やれば出来るんじゃないと見直す。 3)…何を考えてるんだか分からない。 <妹→弟> 1)感じよくない子だな。 2)世話が焼けるけど素直ないい子だな。 3)あたしが守ってあげなくっちゃ。 <妹→兄> 1)しっかりした人だな。理想的な人間だわ。 2)しっかりした人だと思うけど…謎めいた人だな。 <姉→兄> 1)裏表のありそうな奴。 2)自分勝手な奴。 3)約束も守れない奴。 4)信用出来ない奴だと断定する前にケンカ売っておかなきゃ。 <姉→弟> 1)自分の意思のない優等生。 2)兄さんラブな健気な子。 3)応援したくなるくらい可愛い子。 <姉→妹> 1)自分と違う価値観をもつ人間がいることも理解できないお子様。 2)もうそろそろ気付いてもいい頃だけど、まだ気付かないか。仕方ないね。 ○恋心のこと  誰が誰に恋をするのか、ですが…。弟と妹が、恋をします。兄と姉は恋未満です。 ○テーマのこと  四人それぞれ抱えている問題が違うので、視点が違うとコンセプトも変わっちゃいますよね。とりあえず、それぞれの100文字あらすじを書いてみました。 <姉>  誰もが考え方が違うのだから自分の考えなど相手に分かるはずがない、言っても無駄だと思っていた姉が、自分よりもさらにひねくれた兄と生活することにより、そうも言ってられない状況になり、自分の考えを言う。言った後で後悔するが、最終的に考え方が違うからこそ大事なことは言わなきゃ伝わらないことに気が付き、素直になる。 <兄>  自分より出来のいい弟を嫌っていた兄が、姉と一緒に暮らしたことで、身内だけでなく自分よりも出来のいい人間が嫌いだと気付く。姉とケンカしたのち、人を妬んだからといって自分の何がレベルアップするわけでもないことを認め、本当の意味で大物になろうと決意する。 <弟>  兄に守られ、その後は妹に守られ、誰かに依存してばかりいた弟だが、妹に恋することによって、依存してばかりもいられなくなり、自立しようとする。 <妹>  自分と違う価値観を持った姉を許せず、自分の価値観を押し付けていた妹が、同じような価値観の弟と出会い、仲良くなるが、完全に一致しているわけでないので、違和感を覚えるようになる。しかし、価値観が多少ずれていても、弟のことを嫌いにはならなかった。誰もが違う価値観を持っていることに気付いた妹は、姉のことも多少のことなら目をつむれるようになる。  …まだぬるいなあ…。やっぱりヤマがないみたいだ。むうぅぅ(><;  取りあえず考えをまとめるのは保留にして、視点の続きいきます。 ○四人の視点(放課後からラスト)  人格交代から二十四時間じゃなくて、四十八時間にします。なんか…スケジュールきゅうきゅうな感じがするので。  ただし、メモがきが途中なためと、やっぱりどうしてもヤマがないため、ラスト手前はかなりはしょってます。 ●兄弟の家に帰った後、姉と兄がケンカをする。  ・姉(外見弟)は約束を破った兄を問い詰める。答えない兄。  ・話している間に兄の裏の部分を感じ取った姉(外見弟)は私が怖いのかと挑発する。  ・図星を指されて激怒する兄。  ・それを傍で見ていてはらはらしている妹と弟(外見姉)。  ・弟(外見姉)に本心を聞かれた兄、ショックを受ける。  ・兄の本心を聞き、信じられない弟、兄に「僕のこと嫌いだなんて嘘だよね」と聞く。  ・開き直って「お前がずっと嫌いだった」と打ち明ける兄。自分の部屋に戻る。  ・ショックを受けた弟(外見姉)、よろよろと姉妹の家に帰る。妹、追いかける。  ・妹、兄の評価を下げ、文句を言う。  ・弟は兄の評価を下げず、兄の悪口を言った妹に対して怒る。 ●夜、それぞれの自室  ・昨日に増して静かな兄弟の家の食卓。  ・ベッドの中で言い過ぎたことを反省し、後悔する姉。  ・姉の言葉が図星のため傷付くが、自分の弱さを認めたくない兄。勉強も手につかない。  ・自分と同じ考え方の人間だと信じていた弟に裏切られたような心境の妹。弟の世話を焼くのをやめてしまう。  ・妹に嫌われたのかと思い、哀しむ弟。少しの考え方の違いで嫌われてしまうのは嫌だと思う。好きだから嫌われたくないと思っている自分に気が付くが、特別に好きなのかどうかはまだわからない。 ●翌日  …ここからが問題なのです。どーーーもヤマがなくなってしまう。どうしたものか…。  ・四人が集まらなきゃいけないようなことがあり、気まずい雰囲気のまま、集まる。  ・何かがあって、兄と姉が仲直りする。  ・兄と姉が仲直りするのを見て、誰もがそれぞれ違う考えを持っていていいのだと気が付き、自分も弟と仲直りしようと思う。  ・その途中で姉が階段からすべり、妹の上に落ちてきそうになる。しかし、弟が妹をかばい、代わりに姉と頭をぶつける。  ・姉と弟の人格が入れ替わり、元に戻る。妹と弟は改めて仲直りをし、ハッピーエンド。  …最初のときのあらすじよりは多少マシだけど…でも何かがあって姉と兄が仲直りするって何だろう?(爆)一行コンセプトと誰をメインの主人公に据えるかを、もうしばらく考えてみます。上のラストまでの視点を見ていると、弟と妹がメインだとは思うのですが…。あーもう。時間がないというのに考えがまとまらない(><;  気分転換にシンデレラ迷宮考えます。…このまま迷宮戻り確定したりしてな…ふはは(泣笑) -------------------------------------------------------------------------------- そういえばもうすぐ五月も終わりですね No.1752 投稿日 2001年5月28日(月)22時51分 投稿者 卯月 修羅  二つ課題提出します。明日一つ提出すればなんとか一週間で七個課題提出した事になるわけなのですが。一週目でこんな苦しんでいるのにこのペースを維持できるでしょうか?(泣)それでは採点の方、よろしくお願いします。 卯月22 ・舞踏会場にやってきたシンデレラ。 ・舞踏会場でシンデレラは美しい男性を見つけるが、会場の雰囲気に圧倒されて声をかけることも出来ない。そんなシンデレラの様子に気付いた男性がシンデレラに声をかけてくれる。シンデレラが思い切ってダンスに誘うとその男性は快諾する。 ・ダンスの途中、シンデレラは「そういえばあなたのお名前をおききしていませんでした」と相手の男性の名前をたずねる。その男性は一瞬、びっくりした表情をするがすぐに微笑みを浮かべて自分の名前を告げる。 ・その名前はこの国の王子の名前だった。 卯月23 ・舞踏会場にやってきたシンデレラ。会場では舞踏会をきらびやかにするため参加者に装飾品の貸し出しを行っていた。 ・若い娘達はみな大きな宝石がついた指輪や貴金属で出来た首飾りなどを価値の高いものから選んで借りていく。 ・しかしシンデレラは何も借りていこうとしない。そうしているうちにどんどんと装飾品は無くなって行く。最後の一人が借りていったのを確認するとシンデレラは残った装飾品のなかからどこにでもあるような髪飾りを選ぶ。鏡を見ながら自分の髪に刺すとニッコリと笑って会場に行こうとする。 ・その一部始終を見ていた王子は舞踏会が始まるとシンデレラをダンスに誘う。 >弟切さん  体の具合が優れないとお聞きしましたが書き込みなどされて大丈夫なのでしょうか?また体調を崩してしまわないか心配です。ゆっくり休んで早く良くなってほしいと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろレス No.1753 投稿日 2001年5月28日(月)23時01分 投稿者 かねやん >石野休日さん 1747 >>現状の実力を知りたいから一番最近書いたものを見せるように。 >>このような記述を過去ログのどこかで見かけたように思うのですが、これは今も有効なのでしょうか? もしそうなら今週中になんとか短編を一編書き上げて、ホームページのほうにアップしておきますが。ライトノベルっぽいものを。  ええと短編蟻地獄の事でしょうか?  これは読める話を書く練習ですので意味は違いますが、自分に何が足りないかを知るためには良いかもしれません。勝手な事を言ってますが(苦笑)  ここに来て一番良かったと思う事は、自分に何が足りないか、何ができないかが理解できることです。  それがわからないと、何が目当てで課題をやっているのかわからないですからね。  課題について詳しい(?)事は1571を見てもらえれば。  また自信のある作品があるなら、よみかくのほうで掲載してもらうのも良いかもしれません。  あと特にライトノベルとは決まってません……よね?  ただしプロを目指すかたなら、どんな読者を対象に書きたいかを考えてみて、それに準じたものを出すのが基本です。 >杉井さん 1748  了解です。この設定を元にして読ませてもらいます。  わからないところがあったら、その度に質問させてもらいますね。  とりあえず、今は設定を頭の中に染み込ませ中(^^;; >いかさん 1750  うひゃあ、自分が思い付きで言ったの元にするのは危険ですよう。  ちなみに己「魔女の宅急便」に出てくる飛行少年を思い浮かべて言いました。空を飛びたいと思ったら何か行動を起こすのが男の子。 >>現実では固定翼を用いた飛行機のアイデアが出てきたのは1799年頃の話で、「こんなに近代に近くて大丈夫なのか」ということで歴史を調べてみました。  世界の歴史を見て、18世紀頃の重要な箇所は二つ。フランス革命と産業革命でしょうか。調べていく内に「別に困るもんでもない大丈夫だ」。  そう、飛ぶって事は太古から人類の夢だったわけですからね。問題無いと思います。  そこらへんの資料をちょっと検索かけてみましたが……己が思ってるものが見つからなかった(泣)  一番近かったものを紹介しときます。  「人力羽ばたき飛行機の歴史」 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kazuho/history.htm -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1754 投稿日 2001年5月29日(火)00時01分 投稿者 新木 伸 >いか君  ん? 読んでないのか?  1339、読んでみたまえ。  現在。学者禁止、双子禁止ね。  今回の「説明」を読んでみても、やはり出てくる必然が薄すぎ。  よって決定に変更なし。  そもそも、村の者でない双子の翼を切り取ろうとするのは、それ、傷害行為ですがな。  いっそ、「有翼人の村」もいらんだろ――とか思ってるところだけど、こっちも「禁止」になるかどうかは、出てきたもの待ちってことで。  ちなみに「有翼人の村」が禁止になった場合は、普通の人間の村に有翼人のウッディーだけが存在しているってことになるわな。  空を飛びたがっているウッディーだけがいれば、他のすべてはなくとも、話は成り立たせることは可能とみた。そのほうがシンプル。  あと1622の「短編蟻地獄、参加者各位」も見ておくこと。  現在、一律に締め切り設定がされてます。 >弟切さん  んじゃ、「気高い魔女の試し」のパターンで行こう。  本当なら、3つ出した話のパターンが、それぞれ違うことに気づくのは、弟切さん自身でやらなきゃならないところ。ぼくが一行コンセプトに起こして並べてみればすぐわかっちゃうし、弟切さん自身もわかった気になっているわけだけど……。  同じことを弟切さんが自力でやって、おなじように「わかる」までには、たぶん、半月から数週間はかかって、悶々と悩みまくる課程が必要だったはず。  一行コンセプトを3種類出してきてもらう。最初の一回ではどれも同じようなものばかりが出てくる。こちらからヒントは出さず、何度も何度も「やり直し」だけ命じて、あの形になるまでおそらく数回以上。各回ごとに、3日から一週間ぐらいか。  それやっていると締め切りオーバー確実だからね。  そこは「飛ばした」のだと覚えていてください。三つのパターンが違うことに気づいたのは、いまの自分の実力ではないこともね。  現代版にて、できないと思うのは、それは弟切さんが「できないだろう」とか、「難しいだろう」とか、そう思っているからなのだな。  「やる!」と覚悟を決めた人間にとっては、難易度なんて意味がないのだな。  なんなら、例の生徒会長の展開で、あらすじ作ってみようか?  5分もありゃ、充分だ。っつーか、5秒もあれば概形と大まかな構図は頭に浮かぶ。あとはそこに肉付けして形にして、最後に全体に見直しかけてチェックして……4分55秒。書き写すのには、もう10分ぐらいちょうだいね。  ただ、これは弟切さん自身がプロットに進んでからね。あとわし自身も修羅場を抜けてから。  しかし温泉OFFのときには、わしも気づかなかったけど、当初のギリシャ神話弟切版では、「復讐」の構図はあり得なかったのね。あのときわしが気づいていれば、こんな回り道はしなくて済んだかも。まあこういうのこそ、「必要な遠回り」っていうところだろう。当初のものがどんどんずれていっちゃうのを、3段階ぐらいやってみて、それぞれあらすじに仕立てるあたりのことっていうのは。  気高く人と交わることのない人物が、はじめて近くにきた相手に恋心を抱く。  だがその相手は、愛する相手を持っていた。  しかし気高い人物であるがゆえ、ここで復讐に走るのは不自然。  「気高い復讐」っていうものは、たぶん、あり得ない。  だから復讐ではなく、「二人への試し」になるのだな。  このあたり、「昇華」っていいます。ある種の情念から、汚れを抜いて別のパターンに持ってゆくこと。これをやると話がきれいなものになります。美しい話をやりたいときには必須の技術。  「怒り」を「覚悟」に昇華させてみたり、いろいろ応用法もある。  八神さんの話なんかでも、不遇の境遇の二人は、自分を虐げてくる体制や長老連中に対して怒る展開も考えられるけど、そうは持っていっていないでしょ。だからきれいなエンディングになるわけだ。  うーん。このあたりの高等テクになってくると、わしも理論化がまだまだ不十分だなぁ。  「コンセプトを掴め」とか、「筋が何本あるのか自覚しろ」とか、そのあたりの「基本」なら、充分に理論化できているのだけど……。 >「秘薬(仮)」 >弟切さん  そうそう。「秘薬」ってところからも発想を離しなさい。  「秘薬」っていうのは、この話の構図には必須じゃない。「復讐」やら「試し」の手段のひとつでしかないもの。単なる小道具。重要ではあるけど、いくらでも差し替えの利く小道具でしかないわけだ。そんなのを課題に使っていると、それに自分が縛られちゃうよ。 >採点とか ・卯月21  ボツ。  でも微妙。当たったばかりの券をあげるところが、あっさりしすぎ。  シンデレラのなんらかのリアクションがあるか……。  さもなければシンデレラが抽選に参加したこと自体を、「踊る王子の姿を見たかったため」とでもして、それがわかるように書いておくべき。 ・卯月22  ボツ。  たわけ。  どこが無欲やねん。「オス」欲しさに声かけてみれば、じつは王子でラッキー、のシンデレラじゃんかよ。 ・卯月23  ボツ。  シンデレラが最後まで待っていたことの「意味」が不明。  他の娘の強欲を描く狙いが作者的にはあるのだろうけど、シンデレラ自身の「必然」も伴わなければ、このシーンは「リアルでない」ということになってしまう。  そしてリアルでないモノは、「嘘くせぇ」と理由をもって当然ながらボツになるのだ。 ・とんびの羽根15  ボツ。  これは舞踏会であって、にらめっこ大会にはあらず。 ・とんびの羽根16  ボツ。  男物の手袋を借りてどうしようっていうんですか。手袋フェチなんですか?  「お詫びに手袋→無欲」って構図が、まったくもって、ぜんぜんわかりません。  わかることはただ、「手袋借りたいだなんて、シンデレラって変な娘なんだなぁ。天然ボケっ娘で萌え?」ってぐらいなもんです。 ・かねやん11  たわけ。 >>「・そこに王子が酔っ払いを運んできて、シンデレラの働きぶりを気に入り踊りを申し込む。」  ――って、自分でそう書いてあるでしょーが。  なんで気づかないかな?  不思議不思議。  そこに、そう、ちゃんと書いてあるのに……。  しかも自分で書いているのに……。  これはつまり、「働き者のシンデレラが、皆からお休みをもらって王子とも踊れて幸せになる話」。実際にも、その通り。それ以外の何物でもありません。  読者に伝わるのは、「シンデレラって働き者だなぁ」ということ。 >よう子姉  オッケーです。  まずシンデレラの無欲から。  あと短編蟻地獄のほうは、映画の短編シナリオ形式ってことになるのかな。  ん? そういやゲームシナリオを想定して参加していた人もいたっけなぁ。最近見かけんけど。ま、いっか。 >魚住さん  リテイク。  起承転結の分割の仕方が不自然。  こんどは下のようなハコにエピソードをはめ込んで、考えてみるように。 起  起  承  転  結 承  起  承  転  結 転  起  承  転  結 結  起  承  転  結 >>直接シンデレラが説明せずに「捻挫をおしてまで王子と踊った理由」を王子が知り、同時に読み手に強く健気をイメージさせるには、医者に無理をたしなめられても「(王子が外にいるなど想像もしないシンデレラが)王子と踊れるんならこれくらい何でもないと力説」するシーンが効果的だと思ったんですが。  君、読者の「読みとる力」をナメていないか?  最後のシーンでシンデレラの口から語ってもらわないと、「捻挫の痛みをおしてまで踊った理由」は、読者には理解できないモノなの?  そのシーンで、初めて読者は、「おおっ、そうだったのかっ!」って理解して驚くわけ?  読者っていうのは、そんなにお馬鹿さん? >石野休日さん  いらっしゃい。  まずはシンデレラ迷宮からとなってます。  短編蟻地獄への参加は、ここで「コンセプトワーク」「意図を正確に伝える日本語能力」「量を出すアイデア出し作業」などを認められてからってことで。最低限のことができないと、短編蟻地獄のほうは永久に終わりませんし、指摘する側の労力も無駄になってしまいますので。  現状のこととか。  一次選考落ちというと、まず日本語がなっていないレベルにあるということですね。了解しました。  ちなみに私のスタンスですが、基本的に「褒めません」。  けなすばっかり。そのつもりでいてください。 ・石野休日1〜5  ボツ。  それぞれ――。  1.公正なシンデレラ。  3.他人のことを気にするシンデレラ。  4.これは舞踏会であって、弁論大会にあらず。また、シンデレラが「現在の生活」ではなく、「夢の生活」のことを話しているのだという構図をしっかり伝えなくては誤読される。  5.豪華すぎるパーティに呑まれるシンデレラ。  2に関しては、指輪を探してあげる時点で、もう「優しいシンデレラ」です。  もらって当然のものをまず辞退し、そのあとで出したお願いもささやかなものだったという構図には「無欲」がすこしばかり込められているんですが、いかんせん、日本語に気を使わなさすぎ。よってボツとします。  日本語に気を遣っていない点。  王妃「お礼になんでも好きなものを差し上げます」→シンデレラ「じゃあ、王子様とお話をさせてください」  現在の実力のこととか。  短編をあげてもいいですが、冒頭五ページ分ぐらいでいいですよ。  そのぐらいで充分わかりますし、たぶん、そのぐらいしか読まないですから。もし面白かったら、続きを催促させていただきます。 >石野休日さん、およぶ参加者各位  ええと、いちおう釘を差しておくけども……。この分室のこと、あちこちで「宣伝」されるのは、NGってことで。  どっかから聞きつけて来るぶんにはかまわないけども、どばっといきなり大量に来られても処理し切れませんから。  そーゆーのやるときは、主催者である私がやります。  個人的に知り合いをメールで誘うとかならOKね。  NGなのは、不特定多数の参加する掲示板やらで、広告みたいな書き込みをしたりすること。 (まあそのときはそのときで、「とりあえず過去ログ全部読んでください」とすれば、それはそれでフィルターになるかな) >杉井君  『0.37プロポーズ』(杉井あらすじ4)  OK。  さっそくプロットにかかること。  あと上の石野休日さん宛のレスで書いた「冒頭5枚。つまらなかったらそこで捨てる」は、短編蟻地獄の本編モードに入ったとき、もしかしたら実行するかもしれないんで、そこのとこに留意しながらプロット構築すること。  冒頭だけでもなくて、原稿用紙五枚ずつぐらいのワンシーンずつ。細切れにする。どの一パートであっても、つまらなかったら全体がボツだ。リテイクだ。  ――まあ、やるかどうかは、まだ未定。  やるとしても全員に適用するかも、まだ未定。 >小倉さん  喧嘩するところまではいいとして、問題はその先。  四人のそれぞれが、どんな問題を抱えていて、それがどんな形になって解決してゆくのかは、もう明確に思考化できているわけだよね。  まだかな?  次に考えるべきことは、「どんなエピソードによって」問題が解決するかってことだわさ。  あと思ったんだけど、喧嘩のあとですぐ戻るのって、なんか急ぎすぎ。四十八時間にしてみたようだけど、それでも急ぎすぎ。  いっそ喧嘩の夜から一週間ぐらい時間を飛ばして、そこからシーンを始めては?  妹と弟、ふたりラブラブになっていたりとか、兄と姉、なんかおたがいを意識し合うようになっていたりとか……。  その一週間という時間をクッションとしてはさんだことで、問題の解決がなされているのは、誰と誰か、そして誰と誰の問題は解決していないのか。  一度に全員の問題解決を扱おうとしているから、無理がある。  この話でいちばんの「山」となるのは、最後のひとりの問題解決が行われる、その瞬間のはずだ。 -------------------------------------------------------------------------------- あらすじ No.1755 投稿日 2001年5月29日(火)03時55分 投稿者 茶羽根(やの) 「その少年、女の子につき(仮)/茶羽根(やり直し)」(あらすじ、3回目(1回目?))  恋人に言われた言葉を信じきれなかったせいで、ニードは恋人と親友を死なせてしまう。それ以来彼は、自分には女を信用する資格も女に信頼される資格もないと堅く思いながら、二人が死ぬきっかけとなったリディアという女を追って旅を続けていた。  たどり着いた街で、ニードはフィンという孤児の少年に出会う。彼は施設に入っていたが、責任者が変わって食事の量が減り、空腹のために盗みをしようとしていた。ニードは盗みはいけないと言って食料を与え、少年は以後どんなに空腹でも盗みはしなかった。  だがある日、ニードは街の噂からフィンが実は少女であることを知ってしまう。自分は女に信頼される資格がないと思っているニードは、街から連れ出して欲しいというフィンの願いを何も言わずに断わった。フィンは肩を落とし、それを見たニードの心は痛んだ。  一方、偽名でこの街の権力者の妻という座についていたリディアは、世間体のために孤児院の責任者という役にもついていた。ニードが来たことを知った彼女は、返り討ちにするためにフィンを利用することにした。  リディアの居場所がわかったとフィンに言われ、罪悪感を感じていたニードは、彼女のまっすぐな瞳を信じることにした。だがその場で待っていたのは、リディアの用意した罠だった。騙されたと知ったニードは、やはり女など信用できないと思い直す。だが同様に騙されていたフィンは、自分のせいでニードが危機に陥った事を知り、身体を張ってニードを助けようとした。フィンの思いを知ったニードは、なんとかフィンを連れてその場から逃げ出すことに成功する。  そのままニードはフィンの先導の元、裏道を通ってリディアの屋敷に潜入した。虚をつかれたリディアは狼狽し、許しを乞う。精神的にダメージを与えることで恋人と親友の復讐を果たしたニードは、フィンの手を取って街を出ていった。 言い訳とか>  明日できればします(汗) -------------------------------------------------------------------------------- >新木さん No.1756 投稿日 2001年5月29日(火)04時13分 投稿者 つか  NO,1728の採点よろしくお願いします。  どうも忘れ去られているようなので(泣) >次のお題  「気高い」は弟切さんが、「健気」は魚住さんがすでに選択済みということなので、自分は「誠実」でやってみようと思います。     --------------------------------------------------------------------------------  めげずに課題提出 No.1757 投稿日 2001年5月29日(火)04時13分 投稿者 石野休日  石野休日です。1個も課題を通さないうちから他の参加者の方に意見するのもおこがましい気がするので、しばらくはおとなしくしています。  心に棚を作るにしても、やっぱり限度ってものがあるのではないかと。 >ちなみに私のスタンスですが、基本的に「褒めません」。けなすばっかり。そのつもりでいてください。  はい、そのつもりでいます。むしろ望むところです。 >いかんせん、日本語に気を使わなさすぎ  そうですね、その通りだと思います。薄々感じてはいたのですが。  わかりました、努力してみます。  ぶっちゃけた話、文章が下手だということですね。 >短編をあげてもいいですが、冒頭五ページ分ぐらいでいいですよ  短編についてはかねやんさん他の人に、どうも誤解を招いてしまったようです。 「長編を書き上げたことがあるか、短編をいくつも書いたことのある人しか短編蟻地獄に参加出来ない」  というような記述が過去ログのほうにあったから、書かなければまずいと思っただけであり、別に他意はありません。このへんが日本語に気を遣っていないということなのでしょう。いや、伝えたいことを文章に出来ていないだけか。  でもその前に、まずはシンデレラ迷宮ですね。  短編は書きます。量を書かなきゃ文章なんて上手くならないだろうし。それに悔しいんだもん。くっそー、催促させてやるぞお。 >シンデレラ迷宮 石野休日6  淫蕩な王子、シンデレラに目をつける。シンデレラに話し掛けるも、なかなか話が噛みあわず、口説き落とすことが出来ない。仕方なく宝石やアクセサリーをプレゼントして気を引こうとする。シンデレラは受け取ろうとしない。シンデレラは話をしているだけで幸せで、それ以上のことなど考えてもいなかったのだ。王子はそんなシンデレラに真剣に惚れる。 石野休日7  会場の入り口で母親達に見つかるシンデレラ。母親達はシンデレラを追い返そうとする。少しでいいから舞踏会の空気だけでも味わいたいと、必死に頼み込むシンデレラ。十数える間だけ中にいてもいいとの許可が下りる。十数え終わり、約束通りに帰ろうとするシンデレラ。遠巻きにその騒ぎを見ていた王子がシンデレラを呼び止める。 石野休日8  会場で女性が集まって談笑を繰り広げている。その中にはシンデレラも混じっていた。もし王子と結婚出来たら何か欲しいものはあるか、という話題を一人の女性が口にする。たくさんの宝石やアクセサリー、もしくは自分だけの広大な領地など、みな勝手なことばかり口にする。シンデレラに話が振られる。贅沢な話ですがと前置きしてから、王子が私だけを愛してくださったら他になにもいりませんと答えるシンデレラ。一同笑う。だがしかし、初めにこの話題を振ったのは女装して会場の様子を探っていた王子だったのだ。王子、後でシンデレラをダンスに誘う。  自信が打ち砕かれるたびに、人は成長するものだと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根17(無欲) No.1758 投稿日 2001年5月29日(火)05時31分 投稿者 とんびの羽根 >雉ならいつも我が家の近所を歩いています  残念ながらこちらのほう(神戸の裏のほう)では滅多に見ることができません。「けっけっけっ、くいっくいっ、こここここ」と啼きながらやぶの中でガサゴソと気配を立てまくったあげく飛び出して来て、途中木の枝に数度ぶつけて別のやぶに突っ込んでいきました。本当におまぬけな鳥さんでした。近所にいつもいるなら、騒がしいでしょうね(^^)>弟切さん >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根17  「髪留めとキャンディーを交換するシンデレラ」  ・シンデレラは舞踏会場についたが、雰囲気に圧倒されている  ・シンデレラがかがんだので、通りかかった幼い少女の目の高さに、髪留めが瑞々しいレモン色の雫のように見えた。髪留めにはシトリン(黄水晶)が嵌められていたのだ。  ・幼い少女が真剣に髪留めをねだり、シンデレラは熱心さに打たれて、少女の持っていたフルーツキャンディー一個と交換してしまう。  ・王子、髪留めをはずしキャンディーを手にしているシンデレラを見て、少女のわがままをわびて、ダンスを申し込む。幼い少女は王子の妹で、王子は妹の行動にも気をつけていたのだ。 >にらめっこ大会  ひっかかるかもとは思ったのだけど、ポケットつぶしができてませんでした。せめてダンスの合間の余興でとか書いておけよ、未熟者め>自分  檀家の寺に行って来て、数珠を買って来ました。住職から数珠の捌き方、持ち方などを教えてもらいましたが、宗派によっても違うのですね、勉強になりました。お寺には副業もかねていろいろ売っているのですが、田舎の寺ということもあって開店休業状態、住職と住職の奥さんとうちの家族とで本堂の畳の上にあるだけの数珠をひろげたのですが、数珠に使う珠も非常に種類が多くて楽しいものです、瑪瑙に琥珀、ヘパタイト、アベンチュリン、アメジスト、カルセドニー……重文級の仏像がいくつも並んで見下ろしている中で煩悩の固まりになっているわしらって(微笑)。  ミネラルフェアも近いってことで、今回の課題には宝石を使うことにしました。天然石でレモン色のシトリンは少ない(貴重)ようですが、宝石、鉱石に異常に詳しそうな人が何人もおられるので、この話題はここらへんで…… -------------------------------------------------------------------------------- あ、あれ? No.1759 投稿日 2001年5月29日(火)09時38分 投稿者 唯野教授 1738が採点されていない……。あらすじ形式にしてなかったからか? もう一度挑戦。 唯野4(再)リテイク 帰宅途中、怪しい男から、名前と住所を確認される主人公。取り敢えずうなずくと、男はいきなり襲いかかってきた。男の攻撃に反撃するうち、男が強力な再生能力を持っていることに気づく。 主人公は、男の口ぶりから、男が「仲間探し」の効率を上げるためにあらかじめある程度相手の情報を調べた上で襲撃してきたのではないかと推測する。逃げようとしても、その情報をもとにどこまでも追ってくるだろう。 とても相手にしていられないと思うが、ここで逃げても多かれ少なかれ家族を巻き込むことになるので、逃げずに戦うことを決意する。 -------------------------------------------------------------------------------- 抗生物質は体に悪い No.1760 投稿日 2001年5月29日(火)18時47分 投稿者 弟切 千隼 と実感している弟切千隼です。 今、体内で悪さをしている雑菌をやっつけるためには抗生物質に頼らざるを得ません。しかし、生物に対抗する物質ということはヒトの体にも影響がある訳でして、医者の指示通りに抗生物質を飲んでいると、体力が根こそぎ奪われてゆくようです。そもそも立って歩くこと自体がつらくなります。 けれども、おかげで抗生物質がヒトの体に与える影響を体感できています。先日見た悪夢はドラッグをやった時のバッドトリップの描写に使えそうです。 転んでもただでは起きるまじ。 新木さんへ > ギリシャ神話弟切版・ファンタジー版・現代版のコンセプトがそれぞれ違うことは、薄々気づいてはいたものの、自分の中では言語化できるまでには至っていませんでした。 新木さんがまとめて下さらなければ、おっしゃる通り答えが出るまでに数週間は苦しんだことでしょう。いわば「ずる」したことは自覚しています。 これまでの経験上、どこかで「ずる」をすると、後で必ずつけが来て、結局苦労しなければならないのは同じ、と悟っています。 今回はたまたま楽ができただけで、いずれどこかでこの分は苦労するでしょう。そうしたらまた泥の中でもがきます。 > 「復讐」と「試し」 実は、ギリシャ神話弟切版では、主人公の行為を「復讐」100%とも「試し」100%ともしないつもりでした。 八百字のあらすじには書きませんでしたが、キルケーは、あることのためにスキュラの内面が美しくない可能性が高いと知りながら、あえて獣性を露わにする不老不死の薬を用います。キルケーにはそういう種類の薬しか作れなかったという限定は付けたままです。 スキュラの醜さが明らかになればいい、とキルケーが思う「復讐」を30%くらい入れたかったんですね。優れた能力を持った気高い魔女といえども、ほんの少しそういう醜い−そして人間的な−部分を持っていることを示したかったんです。 現代版は、この辺りのことも考慮して修正します。 > 現代版の題名について 前回の書きこみ時に、「秘薬」という仮題はふさわしくないなと気づいていました。薬という小道具にこだわるつもりは毛頭ありませんので、題名は変更します。 -------------------------------------------------------------------------------- という訳で、現代版の修正できました No.1761 投稿日 2001年5月29日(火)18時54分 投稿者 弟切 千隼 八百字あらすじ、行きます。 「魔女の天秤」(仮題)八百字あらすじ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  桐生冴子はこの国きっての難関大学T大を卒業し、病弱な母親の介護をするために大企業への就職の誘いを断って実家に戻り、地方の小企業に勤めていた。仕事面では評価されても、地方の小企業には珍しい高学歴とやり手ぶりが敬遠されて、彼女と親しく付き合う者はいなかった。  ある時彼女の会社とある大企業の地方支社が合同事業を行なうことになり、冴子は相手の大企業に勤める倉本哲男と知り合った。哲男は冴子と同じT大卒の有能な男で、それを自覚しているため冴子に対しても臆さなかった。冴子は自分に対して威圧的でも卑屈でもない男に初めて出遭って好意を持ち、二人は急速に親しくなった。  ところがある日、冴子は哲男が自分と同じ会社に勤める山尾百合子と結婚すると聞いた。百合子は冴子の高校時代の同級生の妹だった。哲男は平然と、冴子に結婚式に出席してスピーチをしてくれるように頼んだ。冴子は怒りと嫉妬で狂いそうになったものの、哲男が幸せになるのならと思い直して引き受けた。  百合子の姉である冴子の同級生は海外に住んでいた。冴子が彼女にeメールでお祝いを言うと、百合子の姉は妹には付き合っていた男がいたはずだと応えた。その男が自分たちの同級生であることを聞き出した冴子は、お祝いに御馳走するからと言って哲男と百合子をレストランに呼び出し、その場にその男も来るように設定した。  レストランでは百合子が二股かけていたことがばれ、二人の男は百合子を捨てた。百合子は会社を辞めて冴子や哲男との連絡を絶った。冴子は以前哲男にもらった指輪を川に流して、再び男勝りに働くのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 夕方になって熱が上がってきたので、再び倒れます。 これでまた合法の脳内麻薬でトリップできそうです。今度こそはめくるめく極楽体験を…… ←既にナチュラル・ハイ -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根18(無欲) No.1762 投稿日 2001年5月29日(火)22時23分 投稿者 とんびの羽根 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根18  「顔を伏せるシンデレラ」  シンデレラは舞踏会場についたが、知っている人は継母と義姉妹だけだった。  ・着飾った人々が通るたびに、顔を伏せるのでシンデレラは声をかけてもらえない。  ・王子からかい半分で、簡素な上着を羽織って近付くと気を許したシンデレラと目が合う。  ・シンデレラの瞳は純粋で素直だった。王子の目には財貨や料理、衣裳に目の眩んだほかの女達と全く違って見えたのだ。  ・王子いつになく、丁重にシンデレラをダンスにさそう >男性顔負けの知識や技術を持って政治などに口を出す女性  現代ならヒラリー・クリントンとか、メガワティとかアウンサン・スー・チーとか、扇千景とかいくらでもいるのではないかいな、毛沢東夫人だった江青女史とか、女怪やら女傑とかいわれるレベルの女性はどの国にもそれなりに現れるように思うのです。でも、それに気高さと聖性や魔性も必要なのですね。うーん、確かにそれでリアリティを出すのはわたしのレベルの課題じゃないけど、新木さんはそれを要求してるのでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- エピソード出しする前に No.1763 投稿日 2001年5月29日(火)22時59分 投稿者 小倉善哉  物語内時間で一週間空けて、ヤマのエピソードを考える前に、その一週間どういう風に四人が過ごしたか考えてみました。 ●最初の2〜3日(弟、妹編)  ・弟と兄の事でささやかなケンカをし、彼とは価値観が微妙に違うことに気付いた妹は、弟と距離を置くようになる。だが、弟の事を嫌いになった訳ではなく、どうしたら良いのか分からないだけだった。考え方が違うからと言って、弟の事を嫌いにはなれず、むしろ好きなのだと気付くのだが、自分の気持ちを自覚してしまうと、気恥ずかしくて、うまく喋れないのだ。  ・弟は自分の事を嫌いになったから妹が自分を避けるようになったのだと勘違いする。避けられる間に、淋しい気持ち、哀しい気持ち、それから恋しい気持ちが膨れ上がってくる。この気持ちが恋などではなく、頼りたい気持ちから妹と仲良くしたいのだろうかとも考えるが、妹に避けられている間にピンチも自分で乗り切れるようになり、頼りたい訳ではない、と思う。ただ話したいだけ、一緒にいたいだけだと気付いていく。  ・なんとか二人きりになった時に、弟はつい「好きだ」と言ってしまい、二人は互いの思いを確認することが出来る。  二人はラブラブ(死)になり、抱えていた問題(違う価値観の存在を認められない、自立出来ない)もほぼ解消される。ほぼ、というのは、妹は弟(好きな相手)だから価値観が違っても許せるのかもしれないから。  妹が姉に対した時、どう動くかが問題。しかし、姉が兄の事を相談しにいけば、ちゃんと相談にのってあげるだろう。姉と腰をすえて話すうち、価値観が違っても根本的な部分はそんなに変わらないことが分かるんじゃないだろうか(姉は自分の気持ちが最優先、妹は学制の本分は勉強という考え方)。根本的なことと言うのはつまり、愛…ですか?(だんだん怪しくなってきたぞ、と) ●最初の二、三日(姉、兄編)  ・少し言い過ぎた、と反省した姉は、兄に謝る。  ・兄は投げやりな態度で「もういいよ」と答える。  ・全然「もういいよ」という封に聞こえなかったのでもう一度謝る姉。  ・「もういいって言ってるだろ!俺の事は放っておいてくれ!」拗ねて、キレる兄。  ・その言い種にカチンときた姉、またケンカを売りそうになるが、ケンカをしたい訳ではないので無言で立ち去る。  ・姉が去って行くのを見て、落ち込む兄。あんなことを言うつもりじゃなかったのに。自分の弱さを認めざるを得なくなるが、だからと言ってどうすることも出来ない。  ・表面上は仲直りをしたように振舞う二人だが、わだかまりは消えず。  ・兄の事が心配な姉。  ・姉に対して素直になりたくなくて、だけど仲直りしたくて苛立つ兄。  姉と妹は放っておいてもどうにか仲直りしそうだなあ。兄がどうにかなってもらわないと、根本的解決が出来ないんだ。兄がまっとうになってもらわないと、姉の方も何であんなこと言っちゃったんだろうってずっと思っていることになっちゃうし。そうか。問題は兄なのか…。  「兄が自分の弱さを認め、それを乗り越えようとするきっかけになるエピソード」が必要なんだな…多分(気弱)。  兄がもっと自分の弱さを認めなきゃなんだ。本当の本当に自分は駄目人間なんだって納得しないと。そのためには誰かと…弟と対比する必要があるな。って、そういや私、最初の頃に「弟にはかなわないと思うようになる」と書いたような気がする(忘れるなよ…)。  「自分の汚い部分を弟に見せてしまった兄。弟は自分を軽蔑するだろうと考えていた。しかし、弟はそれでも兄に対して尊敬の念を捨てない。兄は弟に対して負けを認める」  …こんな感じの内容(コンセプト)、それも「弟が兄に対して尊敬を捨てない」という部分を、言葉じゃなくて、行動で表せればいいような気がする…。むぅ…。  そういえば全体を表す一行コンセプトはまだ出てこないのでした…。あかん。寝ながら考えよう。(シンデレラ迷宮は自己チェックが済んでないのでUP延期) http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- ぎりぎりセーフ No.1764 投稿日 2001年5月29日(火)23時36分 投稿者 卯月 修羅  宣言日から一週間。なんとか週に七個提出することができました。明日からもこのペースを維持して頑張りたいと思います。それでは採点、よろしくお願いします。 卯月24 ・舞踏会場にやってきたシンデレラ。会場では余興として若い女性だけが参加できるくじ引き大会が行われていた。 ・若い娘達は「高級ワイン一年分」や「宝石がたくさんついた首飾り」などを引き当ててほくほく顔。係りの人に言われるままにくじを引かされるシンデレラ。シンデレラが引いたくじには「あなたの夢かなえます」と書いてある。どよめきたつ会場。みなシンデレラがどんなすごい願い事をするのか興味津々。 ・王子がシンデレラに向かって「それではあなたの願い事は何ですか?」とたずねる。静まり返る会場。するとシンデレラは困った顔をして「そう言われても・・・。もう舞踏会に出席したいっていう夢はかなってしまいましたから」と答える。王子が「あなたが望めばどんなことでもかなってしまうんですよ。なんでもいいからおっしゃってください」と言うと、シンデレラは少し考えてから「それじゃあ、ちょっとの間でいいから王子様と一緒に踊ってみたいっていうのはよろしいでしょうか?」と王子にたずねる。 >新木さん  過去の課題、一行コンセプトにすると自分の中ではこんな感じなのでした。 卯月21「自分より他人を優先し、王子が踊る姿を見ただけで満足するシンデレラ」 卯月22「王子に取り入ろうとしないシンデレラ」 卯月23「自分より他人を優先し、残った物で満足するシンデレラ」  結局、一行コンセプトをちゃんと文章にできていないということが分かりました。いわゆる書いた「つもり」になっていたようです。どうやら構図自体が間違っていたり、構図を描くのに必要な部分が書けていなかったのが原因のように思います。それぞれ、こうすべきでした。   卯月21  ・新木さんのおっしゃるようにシンデレラのリアクションをいれるべきでした。  卯月22  ・他の娘は王子に取り入ろうとしてダンスに誘ったのに対してシンデレラはただその人と踊りたかっただけというだけだったという構図にすべきでした。  卯月23  ・他の人が好きなものを選べるようにシンデレラが最後まで残っていたという描写を書くべきでした。  なんか言い訳ばかり書いてすいません。でも自分が何が分かって何が分かっていないのかを言っておいたほうが良いと思ったので。これからもご指導お願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- 800字あらすじ提出(4回目) No.1765 投稿日 2001年5月30日(水)00時19分 投稿者 茶羽根(やの) 「その少年、女の子につき(仮)/茶羽根(やり直し)」(800字あらすじ、4回目)  恋人の言葉を信じきれなかったせいで、ニードは恋人と親友を死なせてしまう。それ以来彼は、自分には女に信頼される資格など無い、そんな自分が女を信用していいはずがない、と思いながら、二人が死ぬきっかけとなったリディアと言う女を追って旅をしていた。  たどり着いた街で、ニードはフィンという孤児の少年に出会う。彼は施設にいるのだが、責任者が変わって食事の量が減り、空腹のために盗みをしようとしていた。ニードは盗みはいけないと言って食料を与え、少年は以後どんなに空腹でも盗みはしなかった。  だがある日、ニードは街の噂からフィンが実は少女であることを知ってしまう。自分は女に信頼される資格がないと思っているニードは、街から連れ出して欲しいというフィンの願いを何も言わずに断わった。フィンは肩を落とし、それを見たニードの心は痛んだ。  一方、偽名でこの街の権力者の妻という座についていたリディアは、世間体のために孤児院の責任者という役にもついていた。ニードが来たことを知った彼女は、返り討ちにするためにフィンを利用することにした。  リディアの居場所がわかったとフィンに言われ、彼女に対し罪悪感を感じていたニードは、その言葉を信じることにした。だがそこに待っていたのは、リディアの用意した罠だった。騙されたと知ったニードは、やはり自分には女を信用する資格なんか無かったと思う。だが同様に騙されていたフィンは、自分のせいでニードが危機に陥った事を知り、身体を張ってニードを助けようとした。フィンの思いを知ったニードは、なんとかフィンを連れてその場から逃げ出すことに成功する。  そのままニードはフィンの先導の元、裏道を通ってリディアの屋敷に潜入した。虚をつかれたリディアは狼狽し、許しを乞う。精神的にダメージを与えることで恋人と親友の復讐を果たしたニードは、フィンの手を取って街を出ていった。  すでに発見された問題点を直してみました。  一行コンセプトは、 「自分には信頼される資格がないと思った男が、人を信用することで、信頼される資格を取り戻す話」  だと思います。  以前「ラストは信頼関係」と言いましたが、実際には「フィンはニードを信頼し、ニードはフィンの信頼に応える」であり、ニードはフィンを信用するのでは、と思いなおしました。その結果が、こんな感じです。  あとタイトルは変えます。とりあえず仮題で。 >「魔女の天秤」(仮題)八百字あらすじ  百合子と哲男の結婚は公言されているのに、百合子は二股のもう一人とまだ手を切っていなかったのでしょうか?  が、一番大きく感じた疑問でした。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1766 投稿日 2001年5月30日(水)00時35分 投稿者 新木 伸 >唯野君  狂った不死者の話じゃなかったっけ?  設定変わった?  狂った不死者の話のままであれば、唯野4(再)はおのずとボツでしょう。  綿密な計画を立てる狂人というのもあることはあるけど、今回の狂い具合は、その手のものじゃないわけだし。 >「その少年、女の子につき(仮)/茶羽根(やり直し)」(あらすじ、3回目(1回目?))  リテイク。  これ、筋2本入ってるじゃんかよ。  「恋人と親友を失った男が、復讐する話」と「ふたたび他人の信頼を受け入れられるようになる話」の2本。  ここで重要なのは、後者の筋のほうでしょう。  前者の筋なんか、どうだっていいのよ。今回の話では。  それなのに見かけ上は、そっちの「復讐」のラインがメインに見えてしまっている。ストーリーのかなりの部分もそのために費やされている。「復讐」なんて余計なもんでストーリーを埋めて、なんか話を作った気になってるんじゃないよ。そーゆーのは、「薄めてる」っていうんだ。  まあ、なにをしようとしていたのかは、わかる。  ニードが町を訪れる(旅を続けている)目的が欲しかったんだよね?  あとは、ニードとフィン、ふたりばかりじゃ話が持たないから、引っかき回す役どころのキャラが欲しかったんだよね?  そういう、便利で安直な使い方でうっかりキャラなんて出しているから、復讐の話の側のラストが弱々になるわけだ。「精神的にダメージを与えることで恋人と親友の復讐を果たしたニードは〜」なんてことになる。  精神的なダメージを与えた程度で、「復讐」なんて言いやしねーって。  その程度で完了する復讐なら、はじめからやめとけ。敵を追っていたニードの数年、無駄だ無駄。  どうしてこのシーンがこんなに弱々なことになってしまうかというと……。  ここには、これ以上シビアにできない理由があるのだな。  エンディング。  フィンと手を繋いでラブラブになって、街を出てゆくんだよね。  そのニードの手が、ついさっき女を殺した血まみれの手じゃ、そりゃぁ、いかんわな(笑)。  だからここでニードは女を手にかけることができない。精神的なダメージ程度で許さないとならない。  みーんな、作者の都合。  話の都合。  だからリアルじゃないわけだ。  あと、はじめのほうでニードのトラウマとなった過去の出来事。  この恋人と友人を死なせてしまったというのはいいんだけど、ここでリディアという女のせいにしてはいけない。  なぜかというと、その手のパターンでは、主人公は自分を責めることは決してしないから。  「二人が死んだのはあの女のせいだ」ということで完結してしまって、自分自身のトラウマにはならない。  今回は、トラウマにしたいのが作者の側の狙いなんだから、いっそ、リディアのせいにはしないほうがいい。そうすれば責任はすべてニードが追うことになって、充分、トラウマになるほどのポテンシャルが備わるから。  サンデーの「犬夜叉」でも、そういう構図があるでしょう。  犬夜叉と桔梗。  桔梗が死んだのは、本当は犬夜叉が信じ切ってあげられなかったことが原因なんだけど、奈落という敵役を登場させることで、恨みや怒りをすべてそっちに誘導している。  犬夜叉自身は、ぜんぜん、トラウマなんて持っていない。  敵役を出すってことは、マイナス感情をそのキャラに押しつけて、そういう構図に持ちこむっていうことね。  ――ってことで、「復讐」禁止。  ただし、話をかき混ぜる役割の「トリックスター」ということで、リディアという女を登場させることはかまわない。なにかしら必要になるところだし。  ただし、「復讐」禁止なわけだから、「恋人と親友と殺した敵」として登場させるのではない。  また出すのならば、このフィンのいる街にだけ出てくるキャラとして登場させるのではなく、主人公の過去と、現在(フィンのいる街)の両方に関わるキャラとして、ストーリーの縦軸にしっかりと絡ませるように。  どうやってリディアという女を過去と現在の両方に関わらせるかは……。  わしゃ知らん。  茶羽根が考えること。  アイデア出しだな。  リディアの設定やら職業やらも、いったん白紙にして、頭を柔軟にして考えるよろし。  年齢だって種族だって柔軟にするわけだな。  なんだったら名前も性別も変えちゃったってかまわない。  べつにニードになついている妖精とかだっていいわけだし。  ロックオン項目は以下の通りね。 ・ニードの過去と現在とに関わること。 ・話の展開に対してのトリックスターであること。  使えるものを10は出してくように。  時間がないぞ。速急だ。 >生徒会長版  うーむ。  考えてゆくと、わしの場合、どうしてもハッピーエンドになっちゃうなぁ。  無理っす。アンハッピーエンドは。 「魔女の目にも涙(仮)」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  女性の生徒会長。眉目秀麗。文武両道。テニスの腕前はインハイ級で、剣道は二段。  とどめとしては、さる大学の教授と共著で論文なども書いていたりする。日本には飛び級制度がないから、高校生をやっているような十七歳の万能少女。生徒たちからは魔女のように怖れられている。  生徒会長もやっているわけだが、生徒会の役員たちは、皆、彼女のイエスマンばかり。  生徒会役員のひとりが入院するかして、その代理でやってきた1年生の少年。  のんびり屋の少年は生徒会長のことを怖れない。調子を狂わされてしまう主人公。  いつもの流れで行われる生徒会の会議。議題は日程の迫ってきた文化祭の運営方針について。主人公の打ち出した路線に意見を差し挟む者などいるはずがないのに、その少年は、意見を言ってくる。的を射た少年の意見を、おもわず受け入れてしまう主人公。  少年の姿をいつも目で追うようになった頃、主人公は少年からある「お願い」をされる。それは迫ってきた文化祭の入場券を、一枚余分に都合できないかというものだった。少年には別の学校に通う恋人がいて、その彼女を文化祭に誘いたいというのだ。  失意の中、少年に入場券を渡してしまう。  文化祭の当日。恋心を忘れようとする主人公の前で、ラブラブぶりを見せつける少年とその彼女。主人公の心に、意地悪な気持ちが沸々とわき上がってきてしまう。  催し物のひとつを利用して、二人の仲を試そうとするが、二人は見事試練を乗り切った。 「しかたないな」とつぶやいて、諦める主人公。心は爽やかな気分なのだが、どうしてか、目からは涙があふれ出してしまう。司会の台の上で、泣き崩れてしまう主人公。  魔女と怖れられた生徒会長の意外な一面を目にした男生徒たちの間で、彼女の人気はうなぎのぼりに上がった。のちに彼女はラブレターの山に手を焼くことになるのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  うーん。書くのにジャスト10分。  推敲と圧縮するのに、もう10分。  ……わしも、まだまだ修行が足りんのう。 >採点とか ・石野休日6  ボツ。  淫蕩な王子を出したのなら、「性欲無欲系」に挑戦するのが筋というものでしょう。 ・石野休日7  ボツ。  卑屈でいじらしいシンデレラです。 ・石野休日8  OK。  でも女装した王子はやめておきましう。 ・とんびの羽根17  OK。  交換した物が効いてます。 ・とんびの羽根18  ボツ。  構図わからん。 ・つか18  あ、これ10個目か。  んじゃ、ボツ。  最後の台詞。シンデレラに「これで充分記念になります」と言わせたから。  あと王子の台詞がリアルじゃない。  王子としてはまず、「この女性は、紙の花がクジになっていることに気づいていないのではなかろうか?」と思うはず。  「なぜ紙を開かないのか?」と聞くということは、「シンデレラ自身がクジだと知っていて、なお開かないでいる」と、そこまで分かっていないと出てこない言葉ね。  じつはOKなんだけど、ケチ2個ついたからボツねー。  なんでこんなうかつな台詞、言わせるかな?  うかつだからか? ・卯月24  ボツ。  なんか気分でボツ。ほんとはOKなんだけど。  こーゆーの、超多いじゃんか。 >弟切さん  30%は、ほんの少しかな?  約3分の1でしょう。「醜い部分をけっこう持っているキルケー」になると思う。  「ほんの少し」というからには、20パーセントまでかと。  1割ずつの分解能が必要なのは、こういう理由ね。  「ほんの少し」と「けっこう」の違いって、じつは1割しかない。  あらすじ出すときには、「醜い部分」が何割になっているか、自分の心づもりも書くように。  しかしホントに平気?  まあわしも作家だからして、ほかの作家に「やめなさい」なんて言ったりせんが。 >「魔女の天秤」(仮題)八百字あらすじ  主人公が魔女ってほどじゃないです。  また「試しと復讐」の割合が、復讐多めになってます。5割ぐらいはあるかな。「復讐」要素が。  そのせいもあって、主人公の言動から受ける「気高さ」の印象がかなり減っている。ほぼゼロ。  あと細かいところ。 ・相手の男の属性が、いままでのパターンと異なっている。いままでのパターンは、「異質だが、対等」というもの。今回は「等質だから対等」というもの。構図がずれているし、「同じだから同じ」では、なんのひねりもない。 ・ポケット。T大在学中には、対等な男はたくさんいたはず。 ・相手の男、そんなひどいことをしたようには見えない。ラストシーンによると、指輪をプレゼントしていたそうだが(途中には書いていない)、そのぐらい、男女間の友人でもありそうなこと。男の側の心づもりとしては、どうだったのか? 友人のつもりだったのか、どうだったのか? そのことがわかるようなエピソードを用意しておかないとならないはず。  あと文字制限ぎりぎりであろうと、必要な改行まで削ることはまかりならん。  削るなら本文を削るべし。 >> レストランでは百合子が二股かけていたことがばれ、二人の男は百合子を捨てた。百合子は会社を辞めて冴子や哲男との連絡を絶った。冴子は以前哲男にもらった指輪を川に流して、再び男勝りに働くのだった。     ↓ >> レストランでは百合子が二股かけていたことがばれ、二人の男は百合子を捨てた。百合子は会社を辞めて冴子や哲男との連絡を絶った。 >> 冴子は以前哲男にもらった指輪を川に流して、再び男勝りに働くのだった。  文章のコンセプトが切り替わる点では、改行を入れるもの。  それ基本。  ……って、いま原稿用紙モードにして見てみたけど、まだまだ数行、余裕があるじゃんか。だったらもっと改行増やしなさい。そして読みやすくするのだ。  改行の威力と意味、もうすこし考えたほうがいいぞ。 >とんびの羽根さん  だってそりゃ、短編蟻地獄は、実戦を想定した訓練だもの。  要求レベルも違いますがな。  また短篇蟻地獄のなかでも、要求レベルは人それぞれ変わってます。  杉井君、八神さん、弟切さんあたりが、いちばん高い。  「商業レベル」までは要求していないけど、その手前ぐらいまでのことは要求して、それなりの負荷をかけてます。 -------------------------------------------------------------------------------- あ、書き忘れ No.1767 投稿日 2001年5月30日(水)00時52分 投稿者 新木 伸 >小倉さん  一週間の出来事。 ・妹と弟編  コクるまでの盛りあがりのところ。そのきっかけになるエピソードが足りとらんね。 ・姉と兄編  最初のケンカ。兄が初めてキレたのだから、姉もとことんまで付き合って本音をすべてぶちまけさせないといかんのでは? -------------------------------------------------------------------------------- >茶羽根さん その少年、女の子につき(仮)(3?) No.1768 投稿日 2001年5月30日(水)01時29分 投稿者 かねやん  読みやすくて設定がするっと頭に入ってきます。話の構図もしっかりしてますね。 >>自分には女を信用する資格も女に信頼される資格もないと堅く思いながら、  信頼される資格のほうは分かりますけど、信用する資格ってのは何のことでしょう? >>ニードは盗みはいけないと言って食料を与え、少年は以後どんなに空腹でも盗みはしなかった。  これだけではわかりにくい部分。フィンが何を思って盗みをやめたのか知りたい。 >>虚をつかれたリディアは狼狽し、許しを乞う。精神的にダメージを与えることで恋人と親友の復讐を果たしたニード  精神的にダメージを受けてないような。これだけだと単に助かりたいからその場しのぎで謝ってるだけです。 >弟切さん 「魔女の天秤」(仮題)八百字あらすじ  魔女を題名に入れているのは良いですね。うろ覚えですけど魔女のイメージの原形がキルケーって説あったような。  天秤とはなんの事でしょう?  恥ずかしながら己にはわかりませんでした(^^;;  冴子と哲男の設定がいい。仕事場での光景が目に浮かぶようです。  あと最後に指輪を捨てるところも好きなところ。あらすじだと突然出てきた感じだけど、指輪を貰うエピソードは絶対読みたいですね。  レストランの部分、どうなるかはプロットのときにわかるのかな?  どのように書くかわからないけど、冴子を絡ませたら面白くなるかも。  百合子を非難している哲男の前に出ていき、貰った指輪をかざして貴方も同類だと指摘する、とか。  ああ己、指輪の魔力にとり憑かれたみたい(笑)  百合子だけじゃなく哲男の悪事も公表させてくれないと、読者として納得できません。 -------------------------------------------------------------------------------- 小心者は虚勢を張る No.1769 投稿日 2001年5月30日(水)02時27分 投稿者 石野休日 >淫蕩な王子を出したのなら、「性欲無欲系」に挑戦するのが筋というものでしょう。(1766)  初めはそうしようと思っていたのですが、「ボツ。うぶなシンデレラ」で片づけられてしまうような気がしたものですから。修行が足りんなあ、俺。 >【>石野休日さん、およぶ参加者各位】以下の文章(1754)  なんとなく、 「なんだてめえ石野、入ってくんなよこの野郎」  という心の声が聞こえてくるような。  でも気にしない。ええ、気にしませんとも。 >シンデレラ迷宮 石野休日9  無欲な女性を好む王子は、宮廷魔術師(魔女がいるんだからいてもいいはず)に欲深い女性を舞踏会から追い出すよう命じる。宮廷魔術師の魔法により、会場中の女性達が蛙に姿を変える。ただ一人、人間の姿のままのシンデレラ。王子、シンデレラをダンスに誘う。 石野休日10  王子、シンデレラ含む女性達と談笑。王子は人気取りのために、王位についた暁には皆に何か好きな物を贈ると約束する。アクセサリーや宝石、ドレス、果ては屋敷まで要求する女性達。シンデレラは欲しいものなど無いと告げる。遠慮する必要はないと言う王子。困ったシンデレラは、それならば麻の織物を下さいと頼む。遠慮しなくてもよいと再び王子が言う。またまた困ったシンデレラ、それならば麻の織物を二枚下さいと頼む。無性におかしくなって高らかに笑う王子。王子は笑い終えると、今度は穏やかな笑みを浮かべ、シンデレラをダンスに誘う。  9は反則でしょうか?  10個出して全ボツならもしかして新記録? なんて思っていたら、1個OKが出てホッとしました。でもおまけのOKっぽいな、あれは。頑張らねば。  -------------------------------------------------------------------------------- そういえば No.1770 投稿日 2001年5月30日(水)03時52分 投稿者 かねやん  自分があらすじだけだと書けないので、プロットと同時進行で進める形を取ろうと思ってるんですが、あらすじだけで考えられるようにした方がいいんでしょうか?  まあプロットの意味を理解してるわけでは無いので、プロットもどき(エピソードを時系列に並び替えたもの)と言ったほうが良いかもしれないですが。  以前、同時進行して作るような事が書いてあった気もするんですが念のため。  シンデレラで苦しんでる己が聞くのもなんですが、今後のために。 -------------------------------------------------------------------------------- チャーハン作ろう。そうしよう。 No.1771 投稿日 2001年5月30日(水)05時40分 投稿者 新木 伸 >かねやん  ああ、そっか。  かねやんの場合は、いきなり短篇蟻地獄からだったっけ。  なるほど。  シンデレラ迷宮の採点代行者ぐらいになると、話の筋を扱うときには「骨」だけでやっていたほうが楽だったりするものだが……。  かねやんの場合は、プロット並行でいいです。  ほかにいきなり短篇蟻地獄からって人、いたっけ?  ちなみに皆にそれを禁じているのは、あらすじ段階では肉付けのことを考えず、「骨」のみで話を考えてゆくほうが、手間と時間の節約になるからです。  皆が蟻地獄であがくさまを見ていればわかると思うけど、筋の通ったまともな話になって「OK」を取りつけるまでに、何度頭からの再構築を繰り返していることか……。  一回作って、バラバラにして、また組み上げて、またバラバラにして……。こうやって数回は繰り返すものなわけね。  かねやんのやるのは、いわば、毎回ごとに「肉→骨」というプロセスをやるようなもの。同じことをやるのに、手間は2倍から3倍になります。  プロとしてやってゆく場合、こんなことをしていたら話になりません。だからそのやり方は考えなくていい。40枚の短編のプロットなぞ、「ネタ出し→あらすじ→プロット」までやって、3日やそこらよ。3日。  まあ、でも、現状では仕方がない。  そういえば幽界寺君やら小倉さんなど、途中で素材抽出をやっているわけだから、かねやんと似たようなことをしているわけか。  「肉」をまったく扱わず、「骨」のみを扱うことであらすじを完成させられそうなのは、杉井君(もうOK)と、あと八神さんと弟切さんあたりか? >石野休日さん  んーと。文意を明確に。 >>「なんだてめえ石野、入ってくんなよこの野郎」 >> という心の声が聞こえてくるような。 >> でも気にしない。ええ、気にしませんとも。  これはなにか排斥されてる印象を受けているという抗議とぼやき?  それとも、いま自分がブルーになっていて被害妄想の声が聞こえているという現状報告?  小説家を志す者が、なにか物を書いた以上――。自分の意図が、正確に相手に伝わらなければまるで意味がないのです。  過去ログのどこかにありますが、ここでは遠慮など無用。  仮に「ジャマだこの野郎」なんて心の声が聞こえてきていたとしても、居座るぐらいの図太さを持つように。  あれを書いたのは、単にキャパシティの問題です。  石野休日さんが参加されたので、ちょうどいいタイミングだったということがひとつ。あと石野休日さんが電撃hp掲示板の常連だったので、思いだしたということもあります。 ・石野休日9  ボツ。  反則というほどでもないですが、ボツです。  ひねればボツでなくなる可能性もあります。  たとえば、たんに「欲深な者はカエルになる」ではダメだけども、その者の持っている「欲」が形となって頭の上に浮かぶ薬みたいなものを飲み物に混ぜている……とかなら、持ってゆきかたしだいではOKにできるかも。 ・石野休日10  ボツ。  「麻の織物を口にだすシンデレラ」のくだりは、まあいいんですが。  王子が人気取りしているという部分がリアルじゃないです。なぜ王子たるものが人気取りなどする必要が? あと屋敷をほしいといった女性には、本当に屋敷をあげちゃうわけですか?  そろそろ、自己選別かけてくるようにしてください。「通るかな〜」で出すのはNG。「絶対通るはず」あたりでよろしく。  シンデレラ迷宮のスタンスは、「ボツを出してもいい」にあらず。  「ボツが出てしまうのは仕方がない」ですから。  あとそろそろ箇条書きに移行しましょう。  箇条書きの基本は、5W1Hがひとつの項目になるということ。  5W1Hについては、過去ログ参照。テキストファイルに落としていれば、ワード検索ですぐ引っかかるはず。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1772 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- ケーキ・ケーキ/みやび2(800字/1回目) No.1773 投稿日 2001年5月30日(水)05時50分 投稿者 はせがわみやび  内容があまりに変わっちゃってるときは、番号を変えたほうが良いですよね? 変えないならば、みやび1(800字/5回目)です。 あらすじ  ケーキ屋のメニューにあるスペシャルメニュー。それは、制限時間内にケーキを十個食べきれば、ケーキ代は只になり、さらにご町内の商品券(一万円分)がつく、というものだった。  お小遣いがピンチの美春は商品券が欲しかった。食べてもお腹がいっぱいにならない発明品はあるかと、発明家の祖母に相談する美春。  試作品の丸薬を取り出す祖母。あらかじめ飲んでおくと、食べたものがそのまま別世界へ飛ばされてしまうという。  試作品なので一個しかない。効果時間がケーキを食べきるまでの制限時間と同じだったので、美春はさっそく丸薬をもらう。手書きの使用上の注意をひったくってケーキ屋へと走るせっかちな美春。  目の前に出されたケーキ十個。だが、丸薬を飲んだ美春にはなんていうこともない。あっさりと食べ終わる美春。  ケーキ屋の主人が出てきて、さらに十個で素敵なプレゼントも追加されるといい、挑戦する意思はあるかと聞いてくる。  うなづく美春。  目の前に並べられる新たな十個。さっそく食べ始める美春だが、なぜか丸薬の効果が感じられず、お腹が重い。  祖母の手書きの注意書きをこっそり見る美春。丸薬にはカロリー制限があって、一定のカロリー量までしか処理できないとわかる。それはケーキ十個分だった。  薬の効果がすでに切れたことに気づく美春。目の前に並んだケーキを見てたらりと冷や汗。  必死で食べる美春。どうにか制限時間に間に合った。  ケーキ屋の主人が商品券と素敵なプレゼントを持ってくる。素敵なプレゼントはたくさんのケーキだった。 -------------------------------------------------------------------------------- 挙手 No.1774 投稿日 2001年5月30日(水)07時32分 投稿者 小倉善哉 >ほかにいきなり短篇蟻地獄からって人、いたっけ?  そーいや、小倉もいきなり短編蟻地獄からです。  姉と兄の方、もっかい喧嘩させて、今度は邪魔が入らない(妹と弟が見てない)から、徹底的にケンカしよう。すると兄は姉の言い分(自分は自分、人は人じゃん)を聞き、「頭で分かってても出来ないんだよ」と言うだろう。そこまで言われてしまえば姉も引き下がらざるを得ないだろう。そしてどうにかならないだろうかと兄のために姉も動き出そうとするだろう。うん。姉と兄の間の関係は、昨日出してきたやつよりは良いはずだし。  ん。今日は以下の事を頭の隅に置きながら仕事しましょう。(いいのかそれで)  ・弟が妹に告白するヤマ  ・姉と妹の和解エピソード(兄の事を妹、弟に相談する姉)。  ・兄と弟の和解(特大ヤマ) http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 間に合うだろうか…… No.1775 投稿日 2001年5月30日(水)09時13分 投稿者 唯野教授 あう、ここに来てボツか。新木さんの採点ペースが一日一回の今、月末(っていうか明日)に間に合うには今回のがOKになって、次回に一般化とあらすじ三回目を同時に出しそれも一発OKでないといけないわけだなあ。 唯野16 主人公は地方から地元の期待を一身に背負って上京してきた魔法使い。とにかく名を上げて出世し、故郷に錦を飾りたいと切望するが、なかなかそんな機会に巡りあえない。このままでは故郷の人に会わす顔が無いと悩んでいるところに、不死者と出くわす。 その再生能力に驚く主人公だが、こんな化物を倒せば名を馳せることも可能だと考え、不死者に挑む。 -------------------------------------------------------------------------------- 無欲迷宮 No.1776 投稿日 2001年5月30日(水)12時44分 投稿者 つか  なかなか抜けれません。今更ケチが2つもつくものを出してしまう自分は、やっぱりうかつなんでしょう。  どうも前回(1728)のは見直しが甘かったようです。何故記念品よりも紙の花のほうが記念に残るのか、って言うところで楽をしてしまいましたし、リアルでない会話も気付かずにそのまま。  今考えると、入り口では王子が紙の花を配っていて、交換場所では係りの人が交換しているという構図にでもしておけばよかったなぁ、と。あとは、会話に気を使っていれば問題なかったのに……。やはりうかつ。    では、今度こそ、の課題提出。  つか19 ・未婚の女性は全員王子と踊れる。踊りの最中に女性達から様々な願いなどを話し掛けられ、少々苛立ち気味の王子。やがて、シンデレラの番になる。 ・踊る前から、いきなりお願いがあると話し掛けるシンデレラ。王子は露骨に表情をしかめながらも、どんな願いなのかをぞんざいに聞く。 ・シンデレラの願いはどうか怒らずに踊って欲しい、というもの。それを聞いてあたふたする王子。そんなに怖い表情をしていたのかと尋ねる。 ・慌てて否定するシンデレラ。そうではなく、自分は踊りが下手だからだと恥ずかしそうに答える。 ・その様子をみて、微笑む王子。静かに頷くと、手を差し出す。 ・言葉を交わさずに踊る二人。シンデレラのダンスはやはり下手だったが、二人は最後まで楽しそうに踊リ続けた。 -------------------------------------------------------------------------------- めげずにどんどん課題提出 No.1777 投稿日 2001年5月30日(水)13時32分 投稿者 石野休日 >過去ログのどこかにありますが、ここでは遠慮など無用。  はい、それは知っていたのですが、小心者なもので。  あれは「もしかしたら俺、邪魔なのかなあ」というただのぼやきです。  そうか、どうも余計な独り言とかは書かないほうがいいらしい。ああいうのは自分の胸の内にしまっておくべきですね。  ここには建前など存在せず、書き込んである文章は全て誠意ある本音なのだと理解しておきます。  だからどんどん貶してください。 >「通るかな〜」で出すのはNG。「絶対通るはず」あたりでよろしく。  ごめんなさい、そうします。  ただ、これまでも自分ではそのつもりだったんですけどね。  まだ甘いということか。 >シンデレラ迷宮 石野休日11 ・無欲な女性を好む王子は、欲深い女性と無欲な女性を判別出来る魔法をかけるよう、宮廷魔術師に命じる。 ・会場に到着した王子が一人の女性の手を取って踊り始めると、その女性の頭が醜悪な怪物の頭に変化してしまう。 ・驚いた王子が手を離すと、女性の頭は元に戻る。 ・それが魔法だと気付いた王子は、何人もの女性の手を取ってダンスに誘うが、それらもみな変化してしまう。 ・王子は期待せずに、最後に残ったシンデレラ(隅のほうにいたから目立たなかった)をダンスに誘う。 ・シンデレラの頭には変化が見られず、王子はシンデレラに惚れる。 石野休日12 ・淫蕩なことで有名な王子は、一緒に踊った女性を片っ端から自室に連れ帰り、情事を交わす。 ・ちなみに一人あたりの所要時間はわずか十分弱。 ・シンデレラが思い切って王子に声をかける。 ・性欲を知らないシンデレラは、王子様にキスのみを要求する。 ・女性の望みは自分の○○○だけだと思っていた王子は、そんなシンデレラに惹かれる。 石野休日13 ・王様が、記念品として宝石を一つ持ち帰ってよいと参加者に告げる。 ・宝物庫に案内された参加者は、競い合ってより大きなものを探したり、複数持ち帰ろうと企んだりする。 ・無造作に宝石を掴んだシンデレラは、それを両手で包み込んで感無量の様子。 ・宝物庫に案内したのは王子であり、その様子を見ていた王子はシンデレラに惚れる。  13は自信度100%なんですが、どうでしょう。 -------------------------------------------------------------------------------- >石野休日さま No.1778 投稿日 2001年5月30日(水)14時27分 投稿者 はせがわみやび >>13は自信度100%なんですが、どうでしょう。  それはつまりツッコミをしてくれということですね?(^^;  これ、無造作に宝石を選んだ結果、もっとも大きな宝石が手に入ってしまう可能性をつぶしておかないといけないのではないでしょーか(^^; -------------------------------------------------------------------------------- 世界はサイケデリック No.1779 投稿日 2001年5月30日(水)16時26分 投稿者 弟切 千隼 あまりにもくらくらするので、医者に症状を訴えて抗生物質の種類を変えてもらいました。これで少しはましになるはず……だといいですねえ(^^; これで今夜はサイケな悪夢を見られないのかと思うと、ちょっぴり残念な気もします。(おいおい) さて、新木さん、茶羽根さん、かねやんさんが指摘して下さったことを考慮して現代版のあらすじを修正しました。以下に示します。 新木さんのおっしゃる通り、まだ私の分解能は少し甘くて、10%単位だと見誤ることがあるようです。今回は主人公の気高さをより多くして、気高さ80%、復讐心20%としたつもりです。 なお、題名についてわからないという御指摘をいただきましたが、今のところ正式な題名を考えているだけの身体的・精神的余裕がありませんので、仮題ということで御勘弁を。 「魔女の天秤」(仮題)八百字あらすじ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  桐生冴子はこの国きっての難関大学T大の出身で、在学中は国体に出場するほどの薙刀の選手だった。病弱な母親の介護をするために、彼女は大企業への就職の誘いを断って実家に戻り、地方の小企業に勤めていた。在学時に勉学と薙刀に打ち込んだ彼女は恋人の一人もできず、社会人となった今は地方には珍しい高学歴と体育会系らしいやり手ぶりが敬遠されて、親しく付き合う者はいなかった。  ある時彼女の会社とある大企業の地方支社が合同事業を行なうことになり、冴子は相手の大企業に勤める倉本哲男と知り合った。哲男は海外留学帰りの有能な男で、女性の扱いもうまかった。冴子は自分に対して威圧的でも卑屈でもなく洗練された態度を取る男に出遭って好意を持ち、二人は急速に親しくなった。哲男は冴子の左手薬指のサイズを訊いて、彼女に指輪を贈った。  ところがある日、冴子は哲男が自分と同じ会社に勤める山尾百合子と結婚すると聞いた。百合子は冴子の高校時代の同級生の妹だった。哲男は平然と、冴子に結婚式に出席してスピーチをしてくれるように頼んだ。冴子は怒りと嫉妬で狂いそうになったものの、哲男が幸せになるのならと思い直して引き受けた。  冴子が海外に住む百合子の姉にeメールでお祝いを言うと、百合子の姉は妹には付き合っていた男がいたはずだと応えた。その男が自分たちの同級生であることを聞き出した冴子は、お祝いに御馳走するからと言って哲男と百合子をレストランに呼び出し、その場にその男も来るように設定した。  レストランでは百合子が「いつでも使える都合の良い男」と「結婚向きのエリート」と二股かけていたことがばれ、二人の男は百合子を捨てた。百合子は会社を辞めて冴子や哲男との連絡を絶った。  冴子は哲男にもらった指輪を外して無言で彼に突きつけて見せ、彼と別れて指輪を川に流したのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 起承転結 No.1780 投稿日 2001年5月30日(水)20時03分 投稿者 魚住雅則 >魚住3 >起承転結 起=エピソードのきっかけとなる出来事。 承=起を受けて、その延長上に起こる出来事。 転=起、承の意を逆転する出来事。 結=転の延長上に起こるエピソードの結末。 一番重要で基本的なことなのに、上のように曖昧に考えていました。 何としても弱点克服します。 起  起・何かの拍子に転ぶシンデレラ。  承・起き上がって何でもないことを確認する。  転・歩き出した途端、激痛が走る。転び方が悪かったので捻挫をしていた。  結・休むために壁際に行く。 承  起・壁際で休んでいた所を王子にダンスに誘われる。  承・足のことが気になったが、それよりも王子と踊りたかったので誘いを受ける。  転・ダンスの間ずっと我慢していたが、とうとう気絶してしまう。  結・騒ぎになり、王子がシンデレラを医務室に運び手当てする。 転  起・手当てを終え、目を覚ましたシンデレラ。  承・王子が自分を助けてくれたことを知り礼を言うシンデレラ。  転・自分の怪我のことは気にせず、ダンスを中断してしまったことを謝る。  結・王子は怒るどころか微笑む。 結  起・傷の具合を確かめ、ダンスは無理だと察する王子。  承・これ以上は踊れないと残念がるシンデレラ。  転・座ったままで構わないので、自分とダンス(の真似事)して欲しいと頼む王子。  結・笑顔で誘いを受けるシンデレラ。 >最後のシーンでシンデレラの口から語ってもらわないと、「捻挫の痛みをおしてまで踊った理由」は、読者には理解できないモノなの? いえ、「読者に理解させるためにシンデレラが理由を喋る」という意味ではないです。 「シンデレラが踊った理由を、捻挫の手当てをしている内に察する王子」よりも、 「王子と踊れるなら痛みなんてなんでもないんです」とシンデレラが一生懸命力説(何故無理をしたのか医者に厳しく質問されて、説明しているうちに一生懸命になる)方が、「強さ」と「頑張る姿勢」が『より』感じられるんではないかと思ったんです。 部屋の外で待っている王子がシンデレラに抱く好意も、ただ何となく察するよりは、 「自分と踊る為に痛みを我慢していたこと」ことと「王子と踊れるなら本当に痛みなんて、どうでもよいんです」と言っているのを盗み聞きした方が更に惚れるんじゃないかと思って提出しました。 -------------------------------------------------------------------------------- >シンデレラ迷宮 No.1781 投稿日 2001年5月30日(水)20時32分 投稿者 くのうようこ(KOUYA) なんか締め切りが降ってきました。 映像方面のメイン企画がスタートしてしまったのです。 6月中に脚本選出で、ほとんど同時進行!?で予告映像を作るんだそうです。 東京ドームではありませんが、ビッグサイトでメインブース。 ストリーミングにDVD制作もやるそうです。 …それにしても。 右脳集団、恐るべし。 まずは集団アイデンティティの言語化と、暴走する人々を…どうしろというんだ。 私が暴走するだけでも大変なのにねぇ(笑) 短編オムニバスで最後に一つの話にまとめたいらしいのですが…楽をしようとゆう発想はかけらもなさげです。 映像化されるかどうかはわかりませんが、6月中に短編をいくつか作ります。ここにはアップできませんけれど。 しかしほとんど白紙状態で、予告映像て何を作るんだろう。けっこう恐ろしい状態です。 >シンデレラ迷宮 くのう1 招待客がお城に入ると、通路に台座が並んでいて、高価な壷や宝飾品が飾られている。 台座には「ご自由にお持ち帰りください」と書かれた札がかけられている。 殺到する人々。台座のまわりには落し穴など様々な罠があって、足止めされる。 シンデレラは豪華な品々に感心しながらも、まっすぐに広間を目指す。 広間には王子がいた。 「あなたは宝物が欲しくないのですか」 シンデレラは、ほぅっとため息をもらすと首をふった。 「私には身に過ぎた品々ですもの」 王子、シンデレラをダンスに誘う。 くのう2 お城の庭に障害物耐久レースの会場が用意されている。 招待客の中に「優勝者が王子と結婚できる」というデマが飛び交う。 ファンファーレが鳴り、「王子の元へ最初にたどりついた者が優勝者!」と叫ばれる。 若くても年増でも、女は我先に競技に参加する。 シンデレラは競技に参加しないで、人垣をさけながら庭を歩く。 最初に王子が待つゴールのバルコニーにたどりついたのはシンデレラだった。 結婚なんてできるとは思っていなかったが、せめて近くで王子を見たいと思った。 王子と目が合う。 競技の後に開かれた舞踏会では、女たちがへたばって動けなかったため、王子とシンデレラは踊り続けた。 くのう3 招待客は見事なバラ園に案内される。 「ここにあるバラは一輪につき一つだけ願いをかなえてくれるのです」 なるべくたくさんのバラを手に入れようと、招待客はやっきになる。 そこかしこで醜い闘争が繰り広げられる。 騒ぎからこぼれた一輪のバラだけ持って微笑むシンデレラ。 王子が理由をたずねてくる。 「今日はたくさんの願いをかなえてもらいました。キレイなドレスが着られて、お城の中に入ることができて、すばらしいものをたくさん見せていただいて…王子様にお声をかけていただきました」 「でも明日には明日の願いが生まれるでしょう」 「バラはまた咲きますもの」 「…それがあなたの手に入るとはかぎらないでしょう」 「あら、それもそうですわね」 言われて気がついたシンデレラ。 「あなたに毎日、バラを一輪贈ります」 王子はシンデレラを誘ってダンス会場へ向かう。 くのう4 王子は貧相な小男だった。 それでも財産目当ての連中がとりまいているため、シンデレラは王子に近づけない。 他国のきらびやかな王侯貴族が鳴り物入りで登場した。 人々はあっさりとそちらにのりかえる。まわりに人がいなくなり、王子がシンデレラに気づく。ダンスに誘ってくる。 「どうしてあなたは残ったのですか。あちらには列強の立派な方々がいらっしゃる。他の者は取り入ろうとやっきになっているのに」 「そうなのですか?私は王子様とお会いしてダンスを踊ることが夢だったのです」 「夢を壊してしまいましたね」 「まあ、そんなことありませんわ。王子様がとてもやさしい方だと知ることができて、私、とても幸せですわ」 会場の隅で二人は踊り続けた。 くのう5 招待客の人数が多く、料理が足りなくなってしまった。 シンデレラは最後の一つになったミートパイをとる。 「あっ」 ふりむくと10歳くらいの男の子がものほしそうにながめている。 「ミートパイが好きなの?あげようか」 遠慮する男の子。 「私なら十分食べたから…」 シンデレラのお腹が鳴る。半分こして食べることにする。 「せっかく来たのに、お腹いっぱい食べられなくて残念だったな」と男の子。 「ううん、こんなにステキなところに来ることができたんだもの。それだけで満足よ。ただ…」 シンデレラは内緒よ、と男の子に耳打ちする。お城の王子様にお会いして、ダンスを踊りたかった…。 「そちも財産目当ての玉の輿のクチか!?」 「はぁ!? なによ、それ。私は王子様と踊ることができたらステキだなぁ…て、乙女の夢でしょう!?」 にらみあう二人。ぷっとふきだしたのは男の子のほう。 「では、余と踊れば、そちの夢はかなうのだな」 男の子が王子だった。 くのう6 舞踏会が始まる前、宝物殿が公開されることになった。 どんな宝物があるのか、興味津々の招待客。 舞踏会の目的は王子のお妃選び。 逆に言えば、王子の値段は、宝物殿の中身で決まるのだ。 しかし宝物殿には、いくつかのガラクタがころがっているだけで、人々は失望した。 音楽がはじまり、王子が前に進み出る。 ざっ!と後退する人々。 シンデレラはきょとんとしてあたりを見回した。そこへ王子がダンスに誘う。笑顔で応えるシンデレラ。とても喜ぶが途中で不安になる。国庫が空とゆうことは、とても大変なことなのではないだろうか。 シンデレラの不安に、王子は笑った。 「あれと同じ宝物殿があと七つあって、そちらは天井までいっぱいです。間もなく収穫の時期ですから、この宝物殿も埋まります。この国の財産は、大地と民ですから」 試されたことに気がついた人々が歯がみする中、二人は踊り続けた。 くのう7 舞踏会に集まった人々に一通ずつ封書が渡される。 中には文章のきれはしや、地図の一部。 よせ集めて解読すると、「一度だけ願いをかなえる宝物が城の……に隠されている」 情報が欠けたまま城の中を走り回る人々。 シンデレラの持つ紙には場所のヒント。 来るとき見かけた噴水の広間だとわかる。 王子とはち合わせ。 「王子様でも願いごとってあるんですか?」  この舞踏会で王子は妃を決めることになっている。しかし妃候補はどれも王子の好みではない。妃候補たちに先を越されたら、好きでもない女と結婚させられることになる。 シンデレラは恥じた。妃候補たちと同じことを考えていて、王子の気持ちなど考えていなかった。 宝物は噴水の後ろの彫像に隠されていた。 王子が願いごとを言う前に、妃候補たちの一団が王子を見つけて殺到する。 宝物が王子の手からこぼれて、シンデレラが拾う。妃候補たちが宝物に気づく。 「王子様が好きな人と結婚できますように!」 シンデレラに結婚を申し込む王子。シンデレラは王子にエスコートされて広間へ。 くのう8 シンデレラは招待客とともに広間へ入ったが、舞踏会はいっこうにはじまらない。 クイズに競技会にがまん大会…そのたびに無茶な罰ゲームやいじの悪い仕掛けがある。 金品や爵位や領地など、シンデレラには興味のないものばかりだったので、参加しないで座っていたが、悪趣味に眉をひそめて出口へ向かう。 見物席でゲラゲラ笑っていた王子が見とがめた。 「どこへ行く。そちはなぜ参加しないのだ」 「舞踏会が行われないのでしたら、帰らせていただきます」  シンデレラの後を追ってくる王子。 「何のご用ですの?」 「だれが広間を退出していいと言った!余はこの国の王子だぞ」  あきれるシンデレラ。そのまま歩き出す。 「あ、コラ。無視するか!?止まれば金貨を100枚やるぞ、足りんのか、1000枚…」  この国の半分をやる…と王子が言ったところで、シンデレラは足をとめた。王子が権力をかさにきた暴君であれば、力づくでシンデレラを止めることもできたのだ。 「私はこの国の半分なんていりません」  王子の顔に失望が浮かぶ。 「そちには望むものは何もないのか?どうすれば帰らないでいてくれる…」 「私は舞踏会に来たのです。この日をとても楽しみにしていましたわ」  舞踏会を再開する王子。シンデレラは王子に誘われて踊る。 くのう9 「本日は仮装舞踏会となっております」 用意がなかったシンデレラは、入り口で仮面をうけとる。 広間へむかう途中、乞食の仮装をした男女が言い争っている。 兄と妹で、妹は兄が選んだ衣装に腹を立てている。シンデレラが立ち止まっていると、妹は衣装を交換するように「命令」する。兄が謝るが、シンデレラは気にせず妹と衣装を交換する。 「仮装をといて、正体を明かす時間になったら、衣装を返すわ」 妹は兄とシンデレラを残して先に行ってしまった。 会場ではだれもが仮装して正体を隠している。衣装の豪華さだけが判断の基準だ。 シンデレラと乞食の兄は、誰にも相手にされず、壁の花になっている。 シンデレラは目線だけで王子を探す。特に華やかな一団の中には、シンデレラの衣装を着た妹がいた。今、踊っているのが王子だろうか…。そっとため息をついたところに、兄が謝る。 「いいえ、この日をとてもたのしみにしていた気持ちはわかります」 仮装をといて正体を明かす時間がきた。 乞食の兄は王子だった。本来の豪華な衣装に着替えて、シンデレラと王子は踊る。 くのう10 「おひとり様、一品かぎりです」 テーブルの上に置かれたアクセサリーに、娘たちが殺到する。 シンデレラも一品もらったが、他の娘たちは二品、三品、奪いあってふところに入れた。 ひとりの娘が時間に遅れて控の間に到着した。 宝飾品は残っていない。 余分にとった娘たちは侍従長ににらまれても、そしらぬ顔だ。 シンデレラは自分の分を娘に渡す。 宝飾品をつけて広間に入る娘たち。 シンデレラだけが宝飾品を身につけていない。 王子が見とがめて声をかける。 「充分な数を用意したつもりでしたが、足りなかったようですね。すぐに用意させましょう」 「それにはおよびません。すばらしい贈り物をいただきましたから」 シンデレラの左の薬指には、花で作った指輪があった。控の間のテーブルに飾ってあったものだ。 「では、しおれないうちに結婚指輪を用意しなくてはなりませんね」 シンデレラは王子に誘われて踊る。 http://homepage1.nifty.com/KouyaAtoZ/ -------------------------------------------------------------------------------- 今年は河の水量が例年の2%らしいですよ。 No.1782 投稿日 2001年5月30日(水)20時48分 投稿者 紺野タツキ 紺野です  まえに書き込んだのいつだっけなーと思って、軽い気持ちで見返してみたら、1690でした。しかもほぼ一週間前。あらすじなんか一週間以上前でした。いかんいかん。    ところで。 >新木さん  「1−1000」をまとめると、重すぎませんか?私のインターネット環境はかなりいいほうなので、時間がかかるくらいですむのですが、いちいちパソコンがかたまる人も、中にはいるのではないかと思います。というか、みなさん大丈夫なんですか?「星くず」のプロット見本はあそこに入っていますし。  私は余裕で大丈夫なんですが。 >久々にあらすじつっこみ >茶羽根さん  私も、「信用する資格」という言葉が、よくわからないです。 >恋人の言葉を信じきれなかったせいで、ニードは恋人と親友を死なせてしまう。 >自分には女に信頼される資格など無い、そんな自分が女を信用していいはずがない。  未熟だから、信じようとしてもどうせ信じきれないんだし、だからもう誰も信じるもんか、という事になるんですよね。そんな自分を信じてくれる人がいるわけないよ、と。 >騙されたと知ったニードは、やはり自分には女を信用する資格なんか無かったと思う。  つまり、「信用する資格」がない、というのは、「信じあえる相手とめぐり合うには、自分はまだ青いんだ」とおもうか、なのですか?  たぶん、「信用される資格」がないから、信じてもらえるはずはないし、自分から信じる事もしない、という記述が前半にあって、      「信用する資格」なんかなかったんだ、という記述が後半にあるので、 よくわからないのだと思います。  ニードの考え方の因果関係がよくわからないので、どこが解決されるとニードの考えがどう変わるのか、というところが、よくわからないのだと思います。 >弟切さん >現代の「魔女」について(雑談)  新木さんの生徒会長版を見て、杉井さんの「ラストハロウィン」の香織さん系の人もわりかし、そうなのかなあと思いました。  自分の世界があるという事ですよね。人によっては近寄りがたい、と。 >あらすじ  「筋がすかすかのところを設定で逃げている」ということは、もうないと思いますが。 「さると・竪樹版/紺野3(800字)」   砂漠と山脈に囲まれた荒野に、豪族坪家があった。当主竪樹は、一代で坪家を一大勢力にしたてあげた豪傑だった。  ある日竪樹は赤い髪の一族を滅ぼし、坪家は荒野の最大勢力になる。しかし荒野の外の国はさらに強く、山脈や砂漠を越えて攻めてくれば坪家はひとたまりもない。それを知っていて力がほしかった竪樹は、赤い髪の一族の将軍が言い残した「兵器の封印を解けば勝てたのに」という言葉が気になる。  赤い髪の一族の文献を調べるうち、精霊を魂にして作った強力な兵器が、赤い髪の一族の遺跡に封印されている、とわかる。また、兵器を思い通りに操るためには申人という子供が必要だとわかる。竪樹は申人のいる村を襲わせるが、申人は逃げてしまう。  さらに嫡男の乗樹が、竪樹が力に執着しすぎるのは狂っているからだと言い始め、竪樹を殺して坪家をのっとろうと画策する。それに気づいた竪樹はさらにあせる。申人に追っ手を差し向ける一方で、兵器の封印を解く方法を調べ出す。  しかし申人は、精霊がこめられた刀を持っていて、精霊の力で追っ手を逃れ続ける。また、乗樹も、竪樹が力をつけると困るので、兵器を手に入れられないように追っ手を妨害した。  竪樹はあせっていたので、申人をあきらめ、封印だけ解いてしまおうと考える。軍隊をひきいて遺跡に向かい、兵器の封印を解いた。  だが兵器は暴走し、すべてを貫く赤い光で生物を無差別に狙う。申人も精霊をあやつる方法を遺跡に探しに来て、精霊の異常な力を使って、坪家の兵士達を殺戮する。うろたえた竪樹は逃げるまもなく、兵器に両足を切断されてしまう。  結局、申人が追っ手から逃げていた時に知り合った斉という盗賊が、申人にむかって封印の呪文をとなえて、兵器を封印する。そして申人をつれて、再び逃げてしまう。  兵器の強大な力にもてあそばれ、両足を失い、兵器も手に入れられなかった竪樹は、恐怖と失意のせいで、意気や豪快さのすべてを失ってしまう。乗樹の命令のままに隠居させられ、当主の座を奪われてしまうのだった。 「さると・斉版/紺野2(800字)」  盗賊の斉は山脈を越えて、一人で荒野にやって来た。夢も目標もなくその日暮らしをしていたが、ただ一人親友ができる。しかしその親友が、坪家の嫡男、乗樹の無慈悲ぶりをいさめようとして殺されてしまい、斉は復讐を誓う。  だが突然、長い間使ってきた刀が意のままにならなくなる。戦う時あたり負けするのだ。砥ぎ師を訪ねる途中、賞金稼ぎに襲われ、申人という子供に助けられる。  申人が刀を完全には意のままに使えていないのを見た斉は、申人の刀も自分の刀と同じ症状だと思い込む。そして助けられたお礼に砥ぎ師を紹介する事にして、申人をつれて行く。  しかし、斉の刀の変調は申人の刀が原因だった。申人が坪家の当主、竪樹に住んでいた村を襲われた時、申人の刀に封じられていた精霊が、力を取り戻したのだ。斉の刀の魂が、精霊の強い力が世に出たことに怯えていたのだった。  砥ぎ師は斉にその話をして、魂や精霊を操る技術は赤い髪の一族と共に坪家に滅ぼされたので、なおせないと言う。自分の刀に現代の刀にはない強さを感じていた斉はあきらめきれず、技術の手がかりを求めて、赤い髪の一族の遺跡に向かう。  同じ時、竪樹が遺跡に封印されていた兵器の封印をとく。しかし兵器は制御をなくしていて、すべてを貫く赤い光で生き物を無差別に狙う。申人の刀の精霊は兵器の魂でもあったので、申人も我を忘れて、精霊によって得た異常な力で、殺戮を始める。  生きる目標がない申人を見ていて、斉は、親友が目標もなく生きるのがいやで、自分で望んで死んだのだと気づく。斉も目標がなかったので、親友の死の真相を認めると自分も死と向かい合う気がして、認めるのがこわかったのだ。しかし、申人と旅するうちに、目標がなくても目標を探して生きればいいし、死と向かい合うのはそれからでもいい、と考え始める。だから斉は申人と旅を続けたくなっていて、申人を正気に戻さなければ、と思う。  斉が申人に必死で呼びかけると、兵器は封印され、申人は我に返った。斉は申人と共に、目標のない旅を続けるのだった。 >シンデレラ迷宮  本当にうかれて舞い上がったわけでもないんですが、連続「ボツ」をくらってやっぱり安心しました。無自覚な進歩なんて自覚するまではその程度なんだな、と。 >最後の曲について  最後の曲というのは、本命の人と踊る約束をしておくものなんだと思っていました。ほかの人と踊っても、「最後の曲が始まる前にはどこどこでまちあわせ」とか言って。そしてそのまま、解散、フリータイム・・・というような。 紺野27(改) ・娘たちはみな、王子の目にとまりたいので、目立とうとして厚化粧している。 ・王子は、シンデレラが一人だけ薄化粧である事に気づく。 ・王子はシンデレラに、なぜ一人だけ化粧が薄いのかたずねる。 ・シンデレラは、なぜそんな事を聞くのか、聞き返す。 ・王子が厚化粧をすると目立つでしょう、と言うと、シンデレラは他人事のように、そうですね、とほほ笑む。 ・王子はシンデレラが目立ちたいと思っていないのだと気づく。シンデレラをダンスに誘う。 紺野33 ・王子は料理好きで、王子の手料理が一品、娘たちにふるまわれる。 ・娘たちは、宮廷の豪華料理を、何回もおかわりする。 ・シンデレラは一回しか取りに行かない。 ・王子は気になって、シンデレラに、自分の手料理が口に合わなかったのかとたずねる。 ・シンデレラは、おいしいのですが、王子の手料理というだけで、胸がいっぱいになってしまってたくさんはのどを通りません、と言う。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 紺野34 ・大広間の入り口には敷居がある。頼むと、若い貴族が抱きかかえて、越えさせてくれる。 ・娘たちは抱きかかえてもらいたくて、若い貴族たちの前に列を作る。 ・シンデレラは一人で越えようとする。一人の貴族が抱きかかえようとして手をのばす。 ・シンデレラは「わざわざ手をかしてくださってありがとうございます」と言って喜んで、その手につかまって敷居を越える。 ・それを見ていた王子が、シンデレラをダンスに誘う。 紺野35 ・王子は娘たちに、記念品をあげるから、大広間にあるものの中で好きなものを言うように、と言う。 ・娘たちは、王子が身につけている指輪とか、高価な皿とか、銀食器とか、タペストリーなどを次々にほしがる。 ・シンデレラは、王子様の胸にさしているバラを下さい、と言う。 ・王子は、そのバラがもうしおれかかっていたので奇妙に思うが、受け取ったシンデレラは記念品をもらったほかの娘たちと同じように、うれしそうな顔になる。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 紺野36 ・王子に物を捧げると、返礼として、捧げた物と同じ高価さの物を王子がくれる事になる。 ・娘たちは、自分がほしい物と同じ高価さの物、金の貴金属や、宝石を捧げる。 ・シンデレラは花瓶から花を一輪とって、王子に捧げる。 ・王子は驚いて、これでは花しかあげられないが、と言うと、シンデレラは、その花がいただきたかったのです、と言う。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 --------------------------------------------------------------------------------  書いていたら出勤10分前。おまけに雨。 No.1783 投稿日 2001年5月30日(水)20時51分 投稿者 杉井光  というわけで杉井です。はい。今回はめずらしく本題のみ。 『0.37プロポーズ』(杉井プロット1) ※基本的に、レベルコ寄り視点の三人称 ○プロローグ (木星発アクエリアス行き連絡船の中) ・発電システムの交換取り引きに関して、ミンシアを責めるレベルコ。  *社をあげたプロジェクトの成果を、老朽化した旧式の発電機と交換するなんてとんでもない。 ・ほとんど聞いていないミンシア。「終戦から1350年か……」とつぶやいて、レベルコを不思議がらせる。 ・なぜ自分を連れてきたのかを問うレベルコ。 ・ミンシアは答えない。 ・単純に自分と休暇旅行をしたかったのかと、冗談交じりに訊いてみるレベルコ。 ・ミンシアはドリンクの注文をレベルコに頼んで、トイレに行ってしまう。 ・モニタに入ったアクエリアスの映像を見るレベルコ。新発電システムと、SSGの姿も見える。 ・SSGに対する、レベルコの否定的な感想。 ○発電機 (アクエリアス宙港) ・宙港のあちこちに貼ってあるミンシアの水着ポスターを見て、あまり趣味のいい宣伝ではないと文句を言うレベルコ。  *ミンシアのセクシーショットが衆目にさらされることに対する、求婚者としての不快感。 ・ミンシアは、効果的な宣伝なら内容はどうでもいいと言う。 #アクエリアス主権回復に関する様々な催しについての広告が目立つ。 ・リズ=ベンドアに連絡をとるミンシア。  *書類上は所有権譲渡が済んでいるが、引き渡し予定は明日だ。  *予定が繰り上げられたので一日早く来たと言うミンシア。  *「そんなに焦らなくても」と言うリズに対し、「私たちには一日でも、彼にとっては九ヶ月」だと答えるミンシア。  *レベルコにはこの会話は不明瞭にしか聞こえない。 ・軍部首脳相手にしては親しげな様子を訝しがるレベルコ。 ・最上のホテルをちゃんと二部屋予約しておいたと言うレベルコ。 ・どうして? と不思議そうに首を傾げるミンシア。 ・ツインを一部屋の方がよかったか、と軽口を叩くレベルコ。  *ミンシアはアクニィをSSGから出して入院させることしか考えていなかったため、そもそもホテルの予約など頭になく、病院で夜更かしするつもりだった。 ・すぐにSSGの内部に入ると告げるミンシア。 ・とりあえずホテルに身を落ち着けるものだと思っていたレベルコは、驚いて抗議するが、ミンシアはとりあわない。 (SSG内部) ・構造の単純さと殺風景さに驚くレベルコ。 ・SSGとその背景を説明するミンシア。  *アクエリアスは敗戦による多額の賠償金を負ったこと。  *SSGの導入による電気料金無料化、内需拡大、短期経済復興。  *アクエリアス主権回復。 ・それと、今回の交換取り引きにどういう関係があるのか、また自分がどうしてついてこなければならなかったのかを改めて問うレベルコ。 ・中枢部のハッチを指差して、全部の答えがそこにあるというミンシア。  *なぜSSGと自社の発電システムを交換したか。  *レベルコをどうして連れてきたか。  *レベルコのプロポーズにどう応えるか。 ・ハッチを開くミンシア。 #球形の中枢部。数字がびっしりと書き付けられた壁面。真ん中に浮かぶケーブル付きのアクニィ。壁に指で数字を書いている。 ・ミンシアに気づいて振り向くアクニィ。 ・SSGを停止させず、思わず中に入ってアクニィのそばに行ってしまうミンシア。 ・アクニィはミンシアを見てぼおっとしている。すぐには誰だかわからない。何度か名前を言われて、ようやく思い出したようなそぶり。言葉がうまく出てこないようだが、かすかにミンシアの名前を呼ぶ。 ・アクニィの顔をぺたぺたさわるミンシア。首の後ろに埋め込まれたサハリエルシステムに気づく。 ・サハリエルシステムに触れられたとたん、アクニィははっとして、奇声をあげる。 ・ミンシアは壁際まで吹き飛ばされる。空間掌握によって壁と空気にはさまれ、動けない。 ・アクニィの指先から血が噴き出して、霧になる。 ・ミンシアがレベルコに何か叫ぶが、聞こえない。 ・レベルコは察して、SSGを緊急停止させ、アクニィのケーブルを切り離す。 ・「止めないで」と言おうとして気絶するアクニィ。 ○病院 (病院) ・アクニィの状態に関する医師の説明。  *サハリエルシステムのうち、抽出機関のほとんど全部、生命維持装置制御用の小型コンピュータなどが身体に埋め込まれている。  *代謝機能が機械依存になっているため、生命維持装置なしでは三時間ほどで死ぬ。  *手術をしようとしたら暴れた。精神的に不安定な状態で手術するのは危険なので、とりあえず何日か様子を見ることにする。  *面会謝絶。 ・アクニィにずっと付き添っていたいと駄々をこねるミンシア。 ・「アクニィの情緒不安定はお前が原因だ」「病院側にまかせろ」と説得するレベルコ。 ・ミンシア、しぶしぶホテルに行く。 (ホテル) ・深夜。今後のことについて話そうとレベルコはミンシアの部屋に行くが、中に入れてもらえない。 ・アクエリアスの特産を持ってもう一度訪ねると、中に入れてもらえる。 ・アクニィや戦争について、ぽつぽつ話すミンシア。 ・アクニィとSSGについて、ミンシアに確認するレベルコ。  *アクニィはSSGを出たくない様子だった。  *アクニィに自発意思がなければSSGが五年も正常稼働していたはずがない。 ・認めようとしないミンシア。 ・突然、病院から電話がかかってくる。アクニィ脱走。 (病院) ・脱走に関して、病院側の管理のずさんさを責めるミンシア。  *「アクニィ=ジェベル空軍大尉」はSSG中枢部という最高機密区画に「立ち入りが許可」されていたため、高レベルのセキュリティIDが軍部から与えられていた。SSG引き渡しと同時にこのIDは抹消させられるはずだったが、ミンシアが一日早く引き取りに来たため、軍部の手違いによりまだ抹消されていなかった。軍葬式の行われるエアロックまでアクニィが一人でたどり着けたのもこのIDのおかげ。 ・たしなめるレベルコ。捜すのが先決だと言う。 ・アクニィが脱走してから一時間近くたっている。 ・ミンシアは取り乱していて使い物にならない。 ・SSGに戻っていないことは確認できる(すでにその日のうちに、ポリスから取り外されている)。 ・病室の連絡用端末から、アクニィの身体に埋め込まれたコンピュータを使ってネットに接続できることを突き止めるレベルコ。 ・レベルコに喝を入れられて、我に返り、アクセスログを調べるミンシア。アクニィが軍葬式についての情報を引き出していたことを知る。 ・リズに連絡をとり、国防省にアクニィが入り込んだかどうかをチェックしてもらう。ヒット。 ・アクニィが病院から逃げだしたと知って、言いにくそうに、「彼は自分の意志でSSGの動力源になることを選んだ」と告げるリズ。 ・うなずくミンシア。 ○エアロック (エアロック) ※アクニィ寄り視点 #真っ暗な闇の中に整然と並ぶカプセル棺。 ・ユーリアンの棺を探し出すアクニィ。M6中隊の戦死者四人の棺が並べて置いてある。 ・「それは空っぽだ」とミンシアの声がかかる。入り口にミンシアのシェルスーツ姿。 ・ミンシア「どうして逃げたのか」 ・アクニィ「サハリエルシステムは、過去に戻るためのものだから、奪われたくない。自分の目的はクリスやユーリアンにもう一度会うことで、そのためにSSGを動かしていた」 ・ミンシア「ユーリアンたちはもう死んでいるし、死体もない」 ・アクニィ「サハリエル・オーバーブーストで時間を巻き戻せば、また会える」 ・ミンシア「過去に戻れるなんて本気で考えていたのか」 ・アクニィ「本気でできると思っていたわけじゃないけれど、他のことなんて考えたくもなかった」 ・ミンシア、脱ぐ。全裸。 ・ミンシア「私は生身の人間で、こうして生きている。あなたは千年思い続けてきたかもしれないけれど、私だって五年間、あなたのことばかり考えていた。あなたを軍部から自由にするために、会社を興し、発展させ、発電システムを開発し、それを売り飛ばした」 ・アクニィ、少し迷ってから、「余計なお世話」 ・ミンシア、あきらめてエアロックを開放し、投身。宇宙空間に投げ出される。 ・固定されていた棺になんとかつかまっていたアクニィは、ミンシアの内圧死を目撃。 ・ミンシアを失いたくないと思っている自分をようやく自覚するアクニィ。 #サハリエル・オーバーブースト。首の後ろの装置がはじけて、サハリエルシステムの本体(青いゲル状の発光体)が飛び出る。時間が巻き戻される。エアロックが開いた直後。 ・ミンシアを抱き留めて、空間掌握でエアロック内に固定するアクニィ。 ・どうして助けたのかと怒るミンシア。 ・わからないと答えるアクニィ。 ・怒っているうちに涙を流し始めるミンシア。 #固定が外れたユーリアンたちの棺が、宇宙空間に排出される。 ・ミンシアがいなくなったら自分は本当にひとりぼっちになってしまう、と言うアクニィ。 ○エピローグ (空港) ※レベルコ視点 ・翌日。昨晩の回想。病室にかつぎ込まれる前に、アクニィがミンシアに「またアクエリアスで暮らすんでしょ?」と訊き、ミンシアは「当たり前」と答えた。レベルコはそれを見て、一人でこっそり木星に帰ることを決心。 ・ミンシアから携帯に通話が入る。レベルコが一人で出ていったことを怒っている。 ・ああいう雰囲気なら「もう一人の男」はこっそり立ち去るのがスマートだと言うレベルコ。 ・会社の後処理は自分に任せろと言うレベルコ。 ・ミンシアさらに怒る。自分の勝手でやったことなのだから、尻拭いも自分でやると言う。 ・これからは本国での仕事の方が忙しくなるから、レベルコもアクエリアスに戻ってきた方がいいと言うミンシア。 ・「フラれ男にそういうことを言うのは無神経だ、立ち直れるまで木星に隠れている」と冗談めかして言うレベルコ。通話おわり。 ・ミンシアの水着ポスターを見て、レベルコの感想。「本物のヌードはもっとすごかった」 #デパーチュア・インフォメーション。  本来は雑談を四つ五つはしないと気が済まないたちなんですが、時間がないので。  では、行ってきます。外は雨だけど。  杉井でした。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- No.1784 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 信用する資格 No.1785 投稿日 2001年5月30日(水)22時08分 投稿者 茶羽根(やの) 紺野さん、かねやんさん>信用する資格  とりあえず私の考えていたことを。  まず「AはBを信頼している」をB側から見た場合、「BはAの信頼を受け止める→BはAを信用している」とできるんじゃないかと思っています。これが大前提です。  Aに恋人、Bに主人公を入れてみると、「恋人は主人公を信頼している(主人公は恋人に信頼されている)」「主人公は恋人を信用している」になり、片方の資格を失えば両方の資格が無くなるのではないか、ということです。  文章で書けば、「女の信頼を裏切った」→「女に信頼される資格がない」→「女に信頼される資格がない自分が、女を信用していいはずがない」→「女を信用する資格もない」と言う感じです。  そして今回のあらすじでは、ニードはフィンが自分を信頼しようとしているのはわかっています。だから、自分がフィンを信用できれば、信頼されることもOKになるのでは、ということです。で、信用しようとしたら裏切られて、「やっぱり俺には信用する資格なんか無かった」と。  やけに説明臭くなってしまいましたが、どんなものでしょうか。  しかし……この考え方がダメだとすると、今の話はまた暗礁に……(汗) -------------------------------------------------------------------------------- >1784 No.1786 投稿日 2001年5月30日(水)23時43分 投稿者 かねやん  みやびさんへのレスを書いたのですが、己の勘違いだったので消しました。  時間が少し経っているので、もし反応をした方がいたら申し訳ないです。 --------------------------------------------------------------------------------  〆切目前ですね… No.1787 投稿日 2001年5月30日(水)23時57分 投稿者 小倉善哉  くうおお。大丈夫か小倉。一行コンセプトもまだ出してないのにぃ〜〜(激爆) ●弟が妹と喧嘩し、告白するまでのエピソード  ・帰り道、妹は兄の悪口を言う。  ・弟は妹に対して怒る。  ・妹は反射的に謝る。  ・内心では悪いと思っていないので、妹は拗ねて、弟を避けるようになる。  ・弟は妹に嫌われていると思う。  ・「自分よりも兄の事が好きなのね」と拗ねている自分に気付いた妹、弟のことを好きだということに気がつく。  ・妹は気恥ずかしさから弟を避けるようになる。  ・妹と弟は学校では完全に会うことがなくなってしまう。  ・弟は、少しでも妹との距離を縮めようと「お弁当を一緒に食べよう」と勇気を出して誘いに行く。  ・学校内では弟と会うこともないと思っていた妹は、思わず回れ右をして逃げ去ろうとしてしまう。  ・思わず妹の腕を捕まえた弟、「逃げないで…! 君の事が、好きなんだ」と告白する。  うわあ。…告白する場所が公衆の面前じゃないことを祈ろう…(ハタから見たら「お姉ちゃんが妹に愛を告白しているの図」だもんなあ…)。 ●二十四時間後のケンカのあとの兄と姉  ・反省した姉、兄に謝る。  ・兄は投げやりに「もういいよ」と言う。  ・さらに姉が謝ると、兄は切れて「放っておいてくれ」と怒鳴る。  ・カチンときた姉は、この際だからと言いたいことを言う。いわく「あんたのやってることはただのイジケだろが」「人の事を気にするより自分の事をどうにかしなよ」「自分より出来のいいやつが気に入らないって、それで何かが変わる訳?」「妬ましいんなら妬ましいでいいからさ、その後どうにかしようよ。そんなの、うらやましい気持ちを自覚しちゃえば、頑張るしかないんだからさっ」「他人の評価が気なる? 自分は自分、他人は他人だろ? 自分が満足出来りゃ、それでいいじゃん。満足出来ないんなら、頑張りゃいいじゃん。どうしてそこで拗ねちゃうのかなあ…」*要約。人は人、他人は他人だろ? 妬んでいるだけでは能力UPしないんだから頑張れ。  ・黙って姉の言うことを聞いていた兄「頭では分かってても、気持ちがついてこないんだよ」と苛立たしげに呟く。  ・そこまで自覚している状態ならばこれ以上言っても仕方がないと分かった姉、もう一度「ゴメンね」と言い、その場を離れる。  ・しばらく兄をそっとしておくことにした姉、妹や弟とも昼食を一緒にとらず、二、三日は一人でお弁当を広げる。  ・兄は一人で勝手に飯食ったり図書館いったりして勝手に過ごしている。(姉に言われたことが気になるし、弟に軽蔑されただろうと思っているので、かなりブルー)     〜妹と弟がラブラブ状態になってから〜  ・妹と弟がラブラブ状態になっているのを知り、驚く姉。  ・姉は妹に兄の事を相談する。  ・姉から始めて相談をされて、少し嬉しい妹。  ・腰をすえて話すうち、姉と考え方が違うのは勉強に関わることだけで、大切な人を思う気持ちは変わらないのだということに気が付いて来る。  ・姉の目に見える兄の問題は「自分の劣等感を刺激する人間を排除することで、自分を凄いと思っていたい」ということ。しかも、それが自分にとってプラスにはならないことを自覚しているから、余計にタチが悪い。  ・弟は兄がどうして自分に対して劣等感を抱くのかが分からない。  ・「君って勉強、得意じゃない」と姉が言うと、弟は「僕は勉強しか出来ませんからね」と答える。  ・何故、兄の事を尊敬しているのかということを姉に話す弟。「確かに勉強だけみたら兄より出来るかもしれません。でも僕はそれだけしかないですから。今回、生徒会役員に推薦してもらったけど、それだって、単に成績が良くて、性格がおとなしいからに過ぎません。…だけど兄は、違うんですよ。勉強だって、好きでやってる訳じゃないと思うんです。僕だって別に好きな訳じゃないけど。辛いけど、やらなきゃいけないことを、兄はちゃんとやりとげてる。それも人並み以上に。そういう所が凄いなって思うんですよ。能力の高い人が低いレベルのものをクリアしても全然凄くないでしょう? 辛いのを乗り越えて、どんどん高い所に行ってしまう所が、すごいなって思うんです。だから、兄のことが好きなんです。兄が僕の事を嫌いだって言ったの、確かにショックでしたけど、でも兄ならきっと、僕なんか相手にしていても仕方がないこと、すぐに気が付きます。だから、今は少し心配だけど、心配はいらないと思うんです」*要約。弟が兄を尊敬しているのは頭がいい所じゃなくて、辛い課題(勉強)に真面目に取り組んで、人並み以上の結果を出す所。努力している所が尊敬に値する。  「弟はそれでも兄に対して尊敬の念を捨てない」の理由を取り合えず一度、台詞で説明してみました。  この後、どうにかして兄と弟を出会わせて、兄を奈落の底に突き落とさねば…。  ・兄は、弟に軽蔑されているかもしれない、という内心の恐怖を姉にもらす。  ・弟が兄をいまだに尊敬していると知っている姉、一計を案じて兄と弟とを会わせる。うーん。森林公園とか?  ・現地集合ね、と言い残して姉は朝から家を出る。  ・遅れて出かける兄。  ・ところが待っていたのは弟(外見姉)だった。  ・帰ろうとする兄を引き止める弟。  ・「馬鹿にしているのか?」と自嘲気味に笑う兄。  ・首を振り、「どうしても会って話がしたかったから」と答える弟。  ・とっさにどう返答していいか分からず口ごもる兄。  ・森林公園の遊歩道を散歩する兄と弟。互いに沈黙のまま。  ・だんだん耐えられなくなって怒鳴り出す兄。「茶番は止めろよ! お前、俺の事を軽蔑してるんじゃなかったのか?」  ・「どうして?」不思議そうな弟。  ・段々情けなくなってくる兄。もう一度、今までは弟に対して必要以上に自分を大きく見せようとしていたこと、妬んでいたことを打ち明ける。「お前に凄いって言ってもらえるような人間じゃないんだよ、俺は」  ・「それでも僕は兄さんのこと凄いって思うし、好きだよ」淋しそうに微笑む弟。  ・そんな風に考えられる弟のことが信じられない兄。だんだん心が揺れてくる。  ・先に進むとピクニックの準備をしている姉と妹がいる。  ・足をとめる弟。「本当はね、もしかしたら兄さん、ここ(=ピクニックの場所)まで来ないで帰っちゃうんじゃないかなって……そういうこと、少しも考えなかった訳じゃないんだ。僕と会うのが嫌で、話もしてくれないんじゃないかなって。実際に兄さんが来てくれて──やっぱり、兄さんは困難にぶつかっても逃げる人じゃないって分かって、良かった。そういう人だから、僕は兄さんが好きなんだよ。……そこんとこ、自覚しといてよね」  ・兄と弟に気付いて、手を振って来る妹と姉。「準備出来たよー」  ・拗ねていた自分を自覚し、兄は弟に対して負けを認める。弟の信頼を裏切ることも出来なくなって、頑張らざるを得なくなる。兄はもう苦笑するしかなかった。  ・その後、手を洗いに行った姉が、坂道を転がり落ちてくる。  ・下に居た妹が姉を受け止めようとする。  ・しかし、弟が妹をかばい、姉と頭をぶつけ、気を失う。  ・目が覚めた時、姉と弟は元に戻っている。  ・「久し振り」と弟に声をかける兄。  ・照れ笑いする弟。  ・仲良くなった兄弟を見て、安心して微笑む姉妹。  …で、出来た…こんな感じです。これを骨になおしてあらすじに起こそう。一行コンセプトはあらすじ書き終わってからだーい。今日はもう寝まふ。ぐぅ。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- >茶羽根さん No.1788 投稿日 2001年5月31日(木)01時09分 投稿者 かねやん >>「女の信頼を裏切った」→「女に信頼される資格がない」→「女に信頼される資格がない自分が、女を信用していいはずがない」→「女を信用する資格もない」  ええと、「BはAの信頼を受け止める→BはAを信用している」については、違うと思ってるんですけどうまく言えないので置いておいて。  上のように、ニードが考える事自体は悪くないと思います。  ただしあらすじにはこのように書いてあります。 >> 恋人の言葉を信じきれなかったせいで、ニードは恋人と親友を死なせてしまう。 それ以来彼は、自分には女に信頼される資格など無い、そんな自分が女を信用していいはずがない、と思いながら、二人が死ぬきっかけとなったリディアと言う女を追って旅をしていた。  信用しなかったせいで、恋人と親友を失う。だから信用していいはずが無いと思う。  なんかおかしくありません? -------------------------------------------------------------------------------- 無題 No.1789 投稿日 2001年5月31日(木)02時16分 投稿者 茶羽根(やの) 新木さん> >・ニードの過去と現在とに関わること。 >・話の展開に対してのトリックスターであること。  情けないのですがよくわからないので質問しますが、このアイデア出しはあらすじレベルまで持っていったものを最低10個考える、ということなのでしょうか? それとも、ポケットはまだいくつもあるけど、とりあえず良さそうなキャラを考える、ということなのでしょうか?  もし前者なら、はっきり言って1日で10個は今の私には無理です(情けないですが……) 1つだって怪しいし(__;  と言っても、後者でもあまり状況は変わらないんですけどね。  とりあえず、3つ案を出します。この3つは、漠然としたものですが、全体のあらすじもあります。いくつもポケットが残っているあらすじですが……。  あらすじも書く場合は、改めて書きます。そうでない場合は、このまま行こうと思います(出るのか? っていう不安もありますが……) ・神父(孤児院の責任者)  ニードも孤児だった。その時面倒を見てくれた神父。今はフィンのいる街にいる。  恋人と親友を失ったことでいたたまれなくなって街を出たニードは、行く宛もないので、神父を訪ねることにした。 ・友人の妻(おせっかいな女)  いたたまれなくなって街を出たニードは、結婚した昔の友人を訪ねることにした。だが友人は用事で家を空けていて、妻だけがいた(妻も一応知り合い)。  その街の孤児院は、最近経営難で閉鎖されてしまった。フィンとかは外に放り出されてしまった。 ・剣の精霊(常にニードにつきまとい、ニードをかばおうとする存在)  ニードが自分には女に信頼される資格がないと思っているのを、そんなことはないとなんとか思わせたい。そのために色々画策する。  剣の精霊は、妖精そのままですが。私の場合はこんな感じで使おうとすると思います。 犬夜叉の話>  なるほど、言われてみればそうですね。……自虐的な男なら、トラウマになりえませんかね? いやでもそれだと復讐の旅に出ないか。 かねやんさん>  ごめんなさい、ちょっと違ったみたいです。 「恋人の信頼を受け止める」の中に「恋人を信用する」が入っている。が正しいような気がします。恋人を信用しているからこそ、恋人の信頼を受け止めることができる、と言う感じでしょうか。逆に言って、相手を信用していなければ、信頼を受けることはできない。みたいな。 > 信用しなかったせいで、恋人と親友を失う。だから信用していいはずが無いと思う。 > なんかおかしくありません?  うーん…… 「信用しなかったせいで、恋人と親友を失う」=「恋人の信頼を裏切った」→「女に信頼される資格がない」→「そんな自分が女を信用していいはずがない」  は、おかしいということですよねぇ。どこからおかしいでしょうか?  それとも私の返答のピントがずれてるとか?(汗) もしそうなら言って下さいね(__) -------------------------------------------------------------------------------- 卑怯な自分にさようなら No.1790 投稿日 2001年5月31日(木)02時59分 投稿者 石野休日  過去の罪を清算します。  読み返してみると、僕の書き込みって端々から“かまってくださいオーラ”が滲み出ているんですね。新木さんに叱られた1769のアレなんてその典型的な例です。冗談3割、いじけ7割というのがあの発言の真実であり、いわゆる“狙った”発言だったということをここに公表させていただきます。  とにかく僕は卑怯なんです。尊大になったり卑屈になったりする。簡単に自分の意見を覆す。すぐに逃げ道を作ろうとする。ほんと最低だと思います。  これからは性根を入れ替えて頑張っていく所存でございますので、改めてよろしくお願いいたします。  それでは気分を入れ替えて、少しだけレスを。 >これ、無造作に宝石を選んだ結果、もっとも大きな宝石が手に入ってしまう可能性をつぶしておかないといけないのではないでしょーか(1778)  そうなんですね、そういう可能性はありうるんです。  初めは「無造作に」に続けて「粒のような」という言葉を入れていたんですが、考えた末に省くことにしました。  理由はなんだったけか。ええと、確か「ただのラッキー」だとか「都合が良すぎる」とか、そういったマイナス要素を無くそうとしたんだと思います。  それにこの場合、「無造作に」がすでに無欲をあらわしていると思いますし。  でもまだ結果待ちの段階だから、偉そうなことは言えませんね。 >「1−1000」をまとめると、重すぎませんか?(1782)  僕は一般回線なんですが問題なしです。 >シンデレラ迷宮  みなさんの採点がたまっているようなので、明日まとめて提出することにします。 -------------------------------------------------------------------------------- 眠い……。 No.1791 投稿日 2001年5月31日(木)03時12分 投稿者 八神伽羅  しかし締め切りは明日。いやもう今日か(ですよね?)。  でもあらすじクリアできれば一安心……(過去ログ確認中)……じゃなかったんですね。あらすじクリアしてプロットまで提出ですか。  ということは、今回であらすじをクリアして明日中にプロットを提出せねばならない、と。  ……絶望的?  まあとりあえず、あらすじを。 「光の射す方へ」(仮)/八神2   人間が魔術によって人造人間を作り、奴隷にしている世界。『亜人』と呼ばる彼等は、人と同じ能力と感情を持ちながら、主の命一つで消される運命の儚い存在だった。  主を失った亜人のレンは、巫女セラスの護衛に任命される。精神を代償に予知能力を得る、という術を施された彼女は人形同然の存在であり、施術者である長老達により、隣国の脅威にさらされている国を守る為の道具として利用されていた。その術は高い魔力を持つ古代人の末裔を使わなければ発動しないのだが、結界の中で暮らす彼等を捕らえることは難しい。長老達はより多くその一族を欲しつつも、打つ手を見いだせずにいる。  一方、道具としてしか扱われた経験のないレンは、危害を加えることのない新しい主に安堵し、やがて無駄と知りつつも彼女に話しかけるようになる。  ある日、レンが外の花の話をすると、セラスが唐突に涙を流す。その花は彼女の故郷の風物詩だったのだ。それを契機に、彼女は少しずつ心を取り戻していき、助けてくれたレンを慕うようになる。レンもまた、亜人である自分を好いてくれるセラスに好意を抱くが、心と引き替えに能力を失っていく彼女の未来に不安を覚え、二人きりの時彼女に予言を行わせる。そしてセラスの一族が彼女を救うため、数日後に結界を開くことを知るのだった。  セラスの異変に気付いた長老達は、再び術を施すことを決める。そこでレンは、予言された場所へ彼女を連れて逃げる事を決める。追っ手を出す長老達だが、最後の予言の内容を知った彼等は、結界が開くまで場所を知るレンを生かしておくことにする。  だが、彼等の意図を察したレンは必死で追撃を振り切り、彼女を故郷へ送り届ける。計画が失敗したことを悟った長老によりレンは消滅させられてしまうが、彼は目的を果たしたことで満足しながら、セラスの腕の中で消えていくのだった。  んで。  残りのポケットをあらすじの中で解決しようとしたのですが、とてもじゃないけど入りきりません。まとめ方が下手なのかもしれないけど。  というわけで蛇足。 ・長老達が大部隊を送れなかった理由。  緊張関係にある隣国に、切り札である予知の巫女を失ったことを悟られないよう、少数精鋭で追っ手を出すしかなかった。  ……でしょうか。このパターンだと、穏健派と過激派の争いが前面に出ないので。  そもそも政治的やりとりなんて、一般常識にもやや欠ける学生には荷が重いのです。よってその辺はできれば詳しく書きたくない(というか、書けない)ので、パス。 ・護符  巫女の一族が出てくるのは避けたいんですよ。  理由は  ・通信で二人が結界に向かうことを巫女の一族が知る→当然迎えがいる→涙の別れを眺める巫女一族一同様  ……というのはいやだなぁ、と。  やはり最後の瞬間は二人きりの方が絵になるのではないでしょうか。  消えていく恋人を涙で見送る少女。やがて目元を拭い、同族達の待つ場所へと歩き出す……とかいう終わり方にしたいし。だから彼等には、結界が開く瞬間までなにも知らずにいて欲しい。  でも読者に誤解されても困るか。  そもそも何故護符を出したかというと、  ・巫女の一族が彼女の動向を知り、結界を開く。  ・彼等がその後の二人の行動を知ることができなくなり、それ以上の助力を期待できなくなった事を悟った亜人が脱出を決意する。  ということを描くために必要な小道具としてだったんですね。  だから護符はセラスの予言が行われた直後、つまり彼女が能力を失ったとばれた時点で破壊される予定でした。  でも要らぬ誤解を招いたのでは意味がないし。いっそ削ってしまいましょう。  「巫女が意識を取り戻したのは、彼女の一族がなんらかの術で干渉したためではないかと推理した長老は、儀式の時まで彼女に一切の魔術的干渉を遮断する術をかけることにした。それに邪魔されて巫女の一族は彼女の様子が窺えなくなる」とか。  作者の御都合主義のような気がしないでもないけど。  予言のリアリティは、最初の方で絶対に有り得そうもない予言が成就するエピソードを入れておけば……駄目かな。せっかく「予知能力者」という設定があるんだから、使わないともったいなく思えてしまうんですよ。貧乏性なもので。  こんなに長い蛇足でいいんでしょうか。  しかしあらすじはもうこれ以上増やせないし……うぁぁ。  眠くもなってきたので、今回はこの辺にしておきます。おやすみなさい。  あ、レスを忘れてた。 >かねやんさん ≫追手がセラス達の近くにいるって事、長老達にわからないんですか?世界観から、長距離の意志伝達の方法がある気がしてたもんで。  長距離の意思伝達法は、あります。なので追っ手が二人の近くにいることも分かります。ただ前回の案だと、亜人は最終目的地をぼかして逃亡を続けていたので、長老達は結界の入り口の場所を掴めないままだったんですね。それで彼に呪いをかけた、という感じで。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- 棚がいっぱい。 No.1792 投稿日 2001年5月31日(木)07時26分 投稿者 小倉善哉 >茶羽根さん(1789)  信頼を受け止めることと、信頼して来る方の相手を信用することとは微妙に違うような。「信頼し返すことが出来ない」くらいじゃないです?  言葉が違うんだから「信用」と「信頼」は違うんじゃない?  「信頼出来なかったことで恋人と友達を失う」=「恋人を裏切った」→「そんな自分が女に信頼される資格はない」→「だから女には関わらないでいよう」  …このほーがすっきりしません? 女のことを信用出来ない理由はつぶれちゃいますけど。最初の「恋人と友達を失う」原因、そこに女のことを信用出来ない理由が隠れているのではないかと思います。 >弟切さん(1779)  薬を変えられて、副作用の方はもう大丈夫なのでしょうか…。自分のことが精一杯で、「大丈夫ですか?」の一言もかけられなくってごめんなさい。養生して下さいね。  ええと、それで、ツッコミの方なのですが、ラスト一行が凄く気になります。  >冴子は哲男にもらった指輪を外して無言で彼に突きつけて見せ、彼と別れて指輪を川に流したのだった。  何故、指輪を川に流す必要があるのでしょう。「川に流す」→「水に流す」→「過ぎたことは忘れる」そういう構図があるように思うのですが、ちょっと意味不明。自分がしていた指輪をそのまま返して、他の女の指にはめられたら、それもまた嫌な感じですよね。だから捨てるのは構わないのですけど、それにしても何故「分かれた後」なんでしょう。  ちょっと考えてみて下さい。現状だと、彼に指輪を見せ、そのあと、持って帰っちゃうんですよ? 彼からしてみれば「なんだよあいつ、やっぱり俺が渡した指輪、捨てられないんじゃん。ってゆーか、指輪を見せて…ヨリを戻そうっていう意味? そうなら俺、いまフリーだし、ついてっちゃうけど?(軽過ぎ)」って感じになっちゃうと思うんですよ。  だから、どうしても指輪を捨てたいんだったら、川の前まで彼と一緒に行ってから捨てるか、川に捨てることにはこだわらないのであれば、単に彼に指輪を突き返す、そのくらいでいいのではないでしょうか。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1793 投稿日 2001年5月31日(木)07時39分 投稿者 新木 伸 >唯野君 ・唯野16  OK。 >つかさん  紙の花。入口で王子が配っていたとすると、シンデレラがそれをずっと持っている理由は、「王子がくれたから」になりますが。あっさりボツですね。  残念がるぐらいなら、直してみては?  もちろんノーカウントだけど。 ・つか19  OK。 >石野休日さん  ん? では残りの二つは、自信度いくつぐらい? ・石野休日11  ボツ。  この手のものを使うときは、魔法の効果、それ自体をシンデレラの無欲の証明にしちゃいかんです。そこから発想を抜けださせないと、永久にボツは続きます。  魔法は小道具に使う。  しかしこれ、かなり難しい路線ですよ。  プロをもってしても、やり遂げたなら経験値が入ってくるような難易度。  ちょっとやってみますか。  自分が手を触れた相手はその欲深さに応じて醜い怪物の顔になってしまうような魔法を、宮廷魔術師に命じて自分にかけさせる王子。ちょっとしたいたずら心。  最初のひとりふたりで、自分の欲深さが魔物の顔となって表れてしまうということを知って、女たちは恐れをなす。  誰も踊る者がなくなってしまう。王子が近づくと、娘たちは逃げてゆく始末。一時の間のこととはいえ、誰も皆、醜い顔になるのが嫌なのだ。  自分のいたずら心が引き起こした事態とはいえ、困ってしまう王子。  「これでは舞踏会になりませんね。どなたか、この私と踊っていただける女性はいませんか?」と皆に問いかける。  おずおずと名乗り出てくるシンデレラ。  王子、シンデレラの手を取って踊り出す。  シンデレラにももちろん変化はあるが、ぴょこりと「付け耳」のように、耳が少しだけ伸びただけ。むしろ可愛らしい。  他に踊る女性はなく、シンデレラと心ゆくまでダンスを楽しむ王子。  おお。経験値が入った感触。  これとは別な路線で、あくまで「欲を露わにする魔法」でやるならば、その意気やよし。ボツの山を築いてでも、成し遂げること。 ・石野休日12  ボツ。  真剣にやれ。  ○○○って、なんですか? 照れて伏せ字ですか? 伏せ字にしておいて、わかるとでも思ってますか?  ○○○に入る言葉は、「チンポ」「ペニス」「子種」?  そういえば、中里さんと温泉缶詰の間に、「王子の子種を欲しがる女たち。だがシンデレラは体を重ねるだけで満足なのであった」みたいな「無欲」ネタを話していたっけ。 ・石野休日13  ボツ。  無造作に手にした宝石の大きさが明示されていない。しかし「両手で包み込む」なんて書かれているぐらいだから、かなり大きなものと推測される。「つまんだ」ではなく「掴んだ」と書かれていることからも、握りこむぐらいの大きさはあるものと思われる。  となるとシンデレラは、たまたま大きな宝石を手にしただけ。  これ、どのへんが無欲ですか?  なにを得意げに解説なんかしてるですか。  ボツです。ボツ。話にならんです。  だいたい「無造作に」とあるだけで無欲を描いたなんて思ってるのが甘い。  宝石を「無造作」に手にする理由としては、二、三のものが考えられる。 1.宝石なんて興味なかったからどうだったよかった。 2.面倒くさかった。何も考えていない。 3.「無造作に」の対義語は「慎重に」。よって、シンデレラは宝石を扱うときに慎重に持つこともしない馬鹿でがさつで愚かな人間だった。  どっちかっていうと、単に「無造作」って書いてあるだけだと、3の印象が強い。愚かなシンデレラね。  まあいちばん好意的に解釈してみて、今回は2ということで扱ったわけだ。  石野休日さんには、しばらくペナルティを課そう。  しばらくのあいだ……。  これから出す課題、ボツ1個につき、腕立て20回。(もしくはスクワット50回か、腹筋30回。どれか1セット)  さぁ、夏に向かって体を鍛えよう。 >弟切さん >「魔女の天秤」(仮題)八百字あらすじ  これは僕の知識が足りないのかもしれないので、ひとつ確認。  エンゲージリングを贈るという行為は、プロポーズの意志であり、受け入れるつもりがあるなら指にはめて自分の前に出てきてくれ……みたいなことでいいのかな?  だとすると、哲男の狙いが不明。  結婚する女がいて、主人公がその女に対して「あら、私も婚約指輪もらったわよ?」なんて言ったらご破算になってしまう。最も安直な復讐だよね。証拠もある。  うかつすぎ。  哲男側の筋、ちゃんと考えてあるの? これ?  彼が何を思って、どういう行動原理に基づいて行動したのかとか、そういうことね。  いわゆるエリートのプレイボーイ系ならば、こういう話の動機としては、百合子の親が重役だとか、そういうことになると思うのだけど……。そうでもなし。哲男が主人公にコナかけてきた理由はなんなんだ? ようわからん。  あと、関係ないけど、指輪がらみの慣習でなにかなかったっけ?  恋愛中に贈るんだけど、まず別の指(中指とか)にはめておいて、結婚するときには、それを婚約指輪に仕立て直すとか、なんとか。 >魚住さん  全然ダメ。やり直し。  「リテイク」って言葉のインパクトが弱いよな。「やり直し」のほうが、まだインパクトあるな。今度から、これにしよう。  ああ。勘違いさせたか。  起承転結の分割位置自体は、まあだいたい間違ってない。 >>起・何かの拍子に足を捻挫するシンデレラ。 >>承・壁際で休んでいる所を相手がいないのだと勘違いした王子にダンスに誘われる。 >>転・王子と踊れることが嬉しくて、痛みなど無視して踊っていたがついに気絶してしまう。 >>結・手当てを受けながら、王子に捻挫を黙っていて迷惑をかけたことを謝る。 >> ・足に負担をかけないようなダンスに誘う王子。  この「起」「承」「転」「結」のひとつひとつ、それぞれに、また細かい「起承転結」があるわけだけど、それをちゃんと考えていないのが、もう明白。  だから16分割の小箱に5W1Hをひとつずつ収めていって、確認してみそ――って言ったつもりなのだな。  ちなみに「起」の「起」は、いきなり捻挫するシンデレラには成り得ません。  シンデレラが足を捻挫するためには、どういう条件設定が必要なの? 「起」の「起」というのは、そこをやるところ。  まず会場に来なけりゃならんでしょう。  じゃなかったら、転ぶこともできやしない。  ちなみに「起承転結」の小箱、埋められないところとか、疑問の残るところとかは、空白にしておくなり、先頭に(?)とか付けとくなり、なんかマーキングしておきなさい。  変なもんで埋めてくると「たわけ」と言われる。空白にしておけば手伝ってあげられる。 >「捻挫の痛みを押してまで踊った理由」  じゃあ質問を変えよう。  シンデレラの口から直に聞かされないと、王子は「捻挫の痛みを押してまで踊った理由」がわからないの?  それ、ホントに人間の反応?  そんな鈍い感受性でいいわけ?  医者が訊くのはいい。だって医者はその場にいなかったのだもの。シンデレラの足を診ただけだもの。  でも王子はそのシンデレラと、ずっと踊っていたわけでしょう?  シンデレラは王子に「まったく気づかれず」に隠し通せていたわけ?  じゃあ王子の側からすると、こうなるわけだね?  自分と楽しそうに踊っていた女性が、いきなり気絶してしまった。医者を呼んで診させてみると、ひどい捻挫をしているという。ああ、気絶したのは捻挫したせいか。あの倒れるときに足を捻りでもしたのだろう。……と思うのが普通だわな。  そもそも、「いまやった捻挫」と「前にやった捻挫を踊って悪化させた症状」とは、区別可能なのだろうか。腫れ具合でわかるのかな? >よう子姉 ・くのう1  ボツ。  身の程をわきまえているシンデレラ。 ・くのう2  ボツ。  これは舞踏会。障害物耐久レースにあらず。  レースに参加しなかったシンデレラの心境としては、まあ無欲なんだけどね。 ・くのう3  ボツ。  一輪のバラを手にしたシンデレラの願いが不明。もしかして「王子とお話すること」?  「願いを叶えるバラ」という小道具を出した以上、それを生かして使い切っていないのは、ただ「アイデアに振り回されているだけの状態」という。クリエイターとしては情けないかぎり。肝に銘じましょう。 ・くのう4  ボツ。  受ける印象は2つ。  「王子ならなんでも良かったシンデレラ」「人の良い点をちゃんと見つけてあげられるシンデレラ」 ・くのう5  再提出。  こうした肉付きじゃなくて、骨にしてみましょう。  評価はその後。 ・くのう6  OK。 ・くのう7  ボツ。  色々な意味でボツ。  まずこれは舞踏会にあらず。  それからこのシンデレラは「親身になれる優しいシンデレラ」。  「よせ集めて解読すると〜」ってあるけど、誰と誰が寄せ集めたの? この構図だと、みんな人のは見たがるけど自分のは見せたがらず――ってなるはずだが。 ・くのう8 ・くのう9 ・くのう10  ボツ。  読んでないけどボツ。  短くしてきて再提出してきたら、再評価します。  総括。  妄想暴走状態で、自分で発想の手綱が握れていません。  あと後ろにゆくにしたがって、調子が出てきて楽しくなってきたのか、長くなり、肉付き(ディテールの細かい)ものになりがち。 >1−1000のログ  まあ、なんとかなるんじゃないでしょうか。  そのまま表示できなければ、右クリックで「ダウンロードする」とかいう手もあるし(ダウンロードならば途中中断はされない)。  1−2000になったら、過去ログまとめてLZH圧縮でもかけて置いとこうかと思ってますが。 >新木版、魔女の生徒会長あらすじ  誰か突っこめ。 >紺野さん >「さると・竪樹版/紺野3(800字)」  ようやく、わかるようにはなってきたので、指摘開始。  竪樹だけど、乗樹の暗殺計画に気づいたとき、焦るばっかりで、なんの対策も打ち出さなかったのはなぜ?  乗樹を逆に暗殺しようとするとかが、いちばん自然な展開なはず。兵器の力を手にしたからといって、自分の暗殺話がなくなるはずもなし。  それともテンパっちゃってたから、ウロたえてヘンな行動を取っただけ? 竪樹って、そのぐらいの小物?  あと、斉。  斉が盗賊である理由は? この話の中で、どういう「必然」があって、斉は盗賊でなければならないの?  あと親友が、領主に正道を説いて殺される。  盗賊ということは、斉はアウトローだよね。  ということは、斉の行動原理は義憤でなくて、単なる私憤になるわけだな。  いいのか? そんなんが行動原理で? もとより法の外にいる者が、なんか怒りを持ったところで、「さんざん好き勝手やってるやつが、なに怒ってもなぁ」とか読者に思われるのが関の山だが。  盗賊ってことは、人様の物、さんざ盗んできたわけでしょう? 怒る権利があるのか? そんなやつに。  おまけに復讐が動機ではじまっているはずが、最後のほうでは、なんか納得のいかない理由によって「復讐」はうやむやのうちに無期延期にされてしまっている。竪樹が両足をなくしたとき、絶好のチャンスのはずなのだが。  取ってつけたような行動原理をキャラに与えているから、こういうことになるのだな。  また、斉の側のストーリー。  必要なエピソードがぜんぜん足りていません。  精霊の力が暴走するくだりで、斉は申人のことなどほっぽりだしてひとりで逃げ出せばよろしい。踏みとどまって、申人のために何かしてやる。それだけの「絆」を構築するようなエピソードが、ぜんぜんありません。  だからラストの申人への訴えかけも、まるで心に響きません。納得力のかけらもない。 > ・紺野27  ダメ。やり直し。  「目立つための厚化粧」という点に着眼したのはよし。  もっと発展させて、読者にちゃんとシンデレラの「無欲」をうったえられるようにするべし。  再提出。 ・紺野33  ボツ。  感無量でたくさん食べられなかったシンデレラ。  ぜんぜん無欲にあらず。 ・紺野34  ボツ。  敷居ってなによ、敷居って。  構図を一般化して、別のことにすれば、これは使えたかも。  「舞踏会の会場は池の踏み石を渡っていった先にあった。最後のひとつの踏み石だけは、ほかよりもすこし距離が開いていて、スカートの女たちには厳しい。ここは男性が抱えて通してくれるという風習があり、シンデレラも〜」とかやるなら、それはそれ。 ・紺野35  ボツ。  「広間のなかにあるもの」と言われて、わざわざ王子が身につけている物をおねだりしに行くのは、それはもはや充分に「強欲」です。  無欲を描きたいなら、テーブルの上にあった銀のスプーン一本ぐらいにしておきましょう。 ・紺野36  ボツ。  構図不明。  同じ価値でリターンしてくるのなら、他の女たちが、わざわざ高価な物を捧げる理由がわかりません。なにを捧げても、価値は同じなら、プラスされてくるのは「王子から頂いた」という属性だけ。  なら、他の娘だって、花だっていいじゃんか。  それとも王子が身につけていたものになるの? そこんとこも不明。まあ同じことだけど。 >杉井君  うん。プロットまでなら、ここでやればいいか。  他に見にいくのも、面倒で。  プロローグ。  全ボツ。  つまらん。  エピローグ。  全ボツ。  完璧に蛇足だ。  話の開始地点。  オッサン視点の話など、なにが面白いのか。  こいつ役柄上は、ただのお調子ものの三枚目でしょう。  そんなの主役で開始して、なにが狙いだ? なんも狙ってないのと違うか? おい、しっかりしろよ杉井光。  それはそうと、こういうの、プロローグって言いません。  その後のシーンと、直接繋がってるじゃんか。時間的にも空間的にも、視点キャラ的にも。  ただの「起」の「起」だって。こんなのは。  ちなみにふと思ったが、時間的には、この話が終わったあとの場面。  フラれ男のレベルコが、木星行きの船を待つあいだに、バーでひとりで一杯。  その回想からはじまる話……とかいうのであれば、それはプロローグにもなるし、オッサン視点で始める意味もあるだろう。またそれならばエピローグを付ける意味もある。  ところで、なぜミンシアはレベルコを連れてきたの?  プロットの中でも、本人自身が問いかけているけどさ。  アクニィに振られたときのキープ君? それじゃあ、三枚目だってあんまりだ。  だいたいフラれたら自殺するんだろ? >今後の指針  もっと圧縮。  一般化して「骨」にしたものを、まず提示してくれ。  ここまで細かい物を出してきても、どうせシーン単位でボツになるから、時間の無駄だ。それは非効率というもの。  たとえば、このプロローグのシーンなど、わずか1行で圧縮できる。 「・アクエリアス到着を前に、落ち着かないミンシア。(レベルコ視点)」  ボツになるのも、一行だけなら、そっちのが楽でしょう。  この短編全体を、ポチ16個にしてみる。  「起承転結」と、さらにその中の細かい「起承転結」、16行のハコね。  まず、それ出してくるように。  指摘はそれからのほうがいいな、こりゃ。  シーンごとボツとか、そういうのがないようなら、この細かさのものでもよかったのだが。  あと、それから……。  もっと見やすさに配慮をしよう。(まあ自分の文体で改行に配慮をしない杉井君なのだから、無理もないのだが)。  余計なことを書きすぎ。最小必要構図にしとくのがコツね。  じゃないと意味もない情報で水増しされるばかりで、なにが重要な点か、わからなくなる。  ちと、書き直してみる。特別サービスだ。  整形のための改行入れてあるんで、ブラウザの幅を調整して見ること。 3.病院 控え室   ・アクニィは面会謝絶。   ・控え室で待っているミンシアとレベルコに、容態を説明する医師。      ※いまのアクニィは半サイボーグ状態。サハリエルシステムはアクニ       ィの体内に内蔵されている。いまのアクニィは生命維持装置から外       されると3時間で死ぬ状態。アクニィが抵抗するために、落ち着く       のを待って手術は数日後。   ・アクニィにずっと付き添っていたいと駄々をこねるミンシア。   ・レベルコに説得され、ひとりでしぶしぶホテルに帰るミンシア。 ホテル   ・深夜になって帰ってきたレベルコ。ミンシアの部屋に行くが、中に入れて    もらえない。   ・二度目に訪ねると、ようやく入れてもらえる。      ※注:二回目だと入れてもらえた理由、不明。なにか理由が必要なはず。 ミンシアの部屋   ・アクニィや戦役のことを、初めてレベルコに語るミンシア。   ・アクニィが自分の意志でSSGに入っていたのはずだと指摘するレベルコ    だが、ミンシアはその考えを受けつけない。   ・病院から電話。アクニィが脱走したとの報。  これがプロット。  杉井君の出してきたのは、新木語では「シノプシス」に近いものになっている。  これは自分のための覚え書きみたいなもので、執筆しながら、先の展開を思いついたときに忘れないようにメモしている。台詞が混じっていたり、ポイントとなるものがごっちゃに書いてある、そんなようなもの。  ……まあ、ようは話の内容が分かればいいのであって、ここまでやれとは言わん。  でも杉井君ならば、いまのこれを見れば、どういうものを目指せばいいのかはわかるだろうから……。あとは自分で研究して精進するように。  ちなみに注釈のための記号は、「*」よりも「※」のほうがビジュアルインパクトがあるから、そっちのがいいよ。より目立つ方にすべし。 >信用する資格とか >茶羽根  これは単に、茶羽根の言葉が悪い。  「信頼される資格」とか「信用する資格」とか、カッコいい言葉を考えついたと思って有頂天になってるのが見え見え。  わかんねーんだよ。  だから皆からもつつかれる。  主人公は、恋人の言葉を信じきれなかったばかりに、恋人と親友の二人を死なせてしまったわけね。  恋人のほうは無論、主人公を信頼していたはず。  主人公は、相手が自分に向けてくれる信頼ほどには、恋人のことを信頼できなかった。  それが原因で、恋人も親友も死んだ。  悪いのは自分だ。  だから自分には、女からの信頼を受ける価値はない。  ここまでは、いいでしょう。「信頼される資格」ってほうですね。  問題は、「信用する資格」のほう。  女から頼られたり、愛を受けたり、そういうことの一切合切を自分に禁じているわけですね。ニードという男は。  自分に課している罰なんですね。  その拡大解釈として、女を尊敬してもいけない。愛してもいけない。信頼するのもいけない。……と続くわけです。  触れるのもいけない。見るのもいけない。どんな種類であっても心の交流を持つのもいけない。アンタッチャブル。鬼門。そんな感じ。  それが、フィンに体ごとぶつかってこられて、そのバリアが壊れる話なわけだ。  ストーリー的には、貝のように閉じた心の持ち主に、ある一点を超えた強さの「信頼」というのをぶつけてやる。  フィンの体ごとの信頼に応えないというのは、もう自分勝手でしかない。  ここで応えてやらなければ、ただのひどいヤツになっちゃう。がんばれニード。フィンの気持ちを受け止めてやるんだ。……と読者に思わせる。読者に応援させる。  そういう構図にもっていって、おずおずと戸惑いがちに、フィンの好意と信頼を受け止めるニード。  そうして読者にカタルシスを与えるわけだな。  ああ。  ロックオン項目が、もう一個あった。でっかいのがあった。  フィンが体を張ってまでニードのことを助けようとする理由。自分よりもニードのことを大事に考えるぐらいになるまでのエピソードが足りていない。たかがエサもらっただけで(しかも1回きり)そこまでなつくのは不自然ってこと。  「復讐」のエピソードを山ほど削ると、いっぱい空きができるでしょう。  そういうところに突っこむわけだ。  すくなくとも、大きなのがもう2つ3つないと、フィンがそれだけ好意や信頼を寄せるというのは、納得力を持ってこない。 >小倉さん  「妹と弟」編のほう。だいたいいいんだけど、まだもうすこし足りない感じ。  妹が自分の気持ちに気づくところ。「嫉妬心」って、いちばん自覚しづらい心理だと思うんだけど。  考えたうえで気づくっていうのは、作者の「そう進めたい」という都合が見えてきて不自然。なんかエピソードで一押ししてやりましょう。  何かを起こして、変化させる――それが小説というものです。  えーと、兄の問題が片づく理由は、「弟に対して、初めて負けを認める」でいいわけね。  他の全員も、問題片づいてたっけか?  妹は、価値観の違う人がいることを認めること。  弟は、自立すること。  姉の問題って、なんだっけ? 姉だけは問題のなかった人?  あと思ったんだけど、これ、四人の問題が解決すると、人格交代も戻っているわけだよね。なんかすごく、そういう感じがする。それを必然にできんかな。  たとえば……。  話の始まりが電車の通学途中なわけだ。  通学途上にあるお地蔵さん。ひさしぶりに姉と一緒に通学する姉。駅に向かう途中で、ふと足を止めて、思い立ってお地蔵さんにお祈りをする。それがきっかけになったとか。  なにかそういうの。 >茶羽根  おおむねそんな感じ。  あらすじレベルで変更しつつ、キャラを登場させる。  そしてそのキャラは、話を引っかき回す役割を持っている。  出してきた3つは、ボツ。  ニードの過去に関わらせるっていうのは、勘違いしてるね。君。  「恋人と親友が死んだ」その事件に関わらせるのよ。この作中でニードの過去っていったら、それの他にないでしょうが。他にどんな「過去」があるのさ。  あと、どれも引っかき回す役になっていない。  3番目の剣の精霊だけは、そこはパスしているか。  ちなみに剣の精霊で、その剣は親友(もしくは恋人)由来の物ということなら、これはどちらもパスか。  でもはじめからニード自身の持ち物だそうだから、ボツ。 -------------------------------------------------------------------------------- 短編蟻地獄の締め切りとか No.1794 投稿日 2001年5月31日(木)07時40分 投稿者 新木 伸  明日で「わしの当初の締め切り」ですが、当然ながら延長です。2時間じゃ足りるわけありませんね。はい。 -------------------------------------------------------------------------------- 時間が作れ無いなぁと。 No.1795 投稿日 2001年5月31日(木)11時21分 投稿者 いか 家に帰っても寝るだけだなぁ。 毎日、パソコンに触っていたのが嘘みたいだ。 「空の飛び方 翼の動かし方/いか8」(構成順路) そんなわけで(どんなだ)完全に自分の設定を改善しましょうか。 言うこと言って「駄目」と言われた事に依存するのはよくないですしね。 使えるネタは「有翼人の村」くらいか。 あーうん、どないしよか。 使えるネタじゃなくて、使えないネタから補足していこう。 まずは「研究するために村に来た外の人」。 役割は「ヒントを与える人」であるから、それを無くすために 「自分で考えて答えを出す」 「別の人間に教えて貰う」 の二つだろうか。 これは自分で考えた方がいいな。 そして、「空を飛ぶこと」を肝にする。 そうなるとどうなるだろうか。 ・主人公が山の尾根から木と布で作った人工的な翼を腕につけて飛び立つ。 ・勿論飛べない。しかし、わずかな時間だが宙を浮くことに成功する。   ※物理的に飛べないが魔法の力で飛んだことをここで示す。 ・落下した場所が森の中。遭難した挙げ句、同じ歳くらいの有翼人の子供に出会う。   ※設定は前に提示したのと同じ。一つ変更点あり。後で説明。 ・仲良くなると同時に、その子供が空を飛べないことを知る。   ※人工的な翼、本来的な翼、どちらでも空が飛べないことから魔法の力を強調。   ※森の子供との話のなかで空を飛ぶ以外の魔法の話が出てくる。 この時点までの大きな問題点と改善方法 1.主人公の村が有翼人の村であることに拘る必要がない。   → 森に住む子供との関係を強めること一番だろう。   → 転で劇的にすることができなければ意味のない設定である。 2.有翼人の子供ではなく、魔法使いの子供でも問題がない。   → 魔法の定義問題。   → 誰でも存在的にその力を持っているなら意味がない。 3.魔法というものがあまりにも万能すぎること。   → 思い込みで飛べるだけならば、話にならない(赤子はどうなる)。   →「1」と絡めて、翼を切られたことを理由で「空を飛べない」ことにする。   →「2」と絡めて、この話の「空を飛ぶ魔力だけを用いた種族」の話とする。   → 魔法とは心の中を映している鏡のようなものである。 どちらにせよ、主人公が空を飛べることを確信付ける決定的な理由が必要である。 この辺で、改善バージョンの形が見えてきた。 ・村と森を行き来をする日が続く。 ・ある日、村に来た旅人から固定翼で人間が空を飛んだことを知る。   ※飛行機の翼の大きさの関係と、有翼人の翼との関係の差違によって物理的なヒントを提示。 ・その情報を伝えるために森に向かうが、村の子供に後をつけられてしまい森の子供の存在を村に知れてしまう。 ・村の大人達が森の子供を保護しようとする。   ※理由は前からある設定と同じ。 ・それを知った主人公は森へ急ぐが、中へ行く入り口が監視されていて森に入れない。 ・人工的な翼を持って尾根に向かい、空を飛ぼうとするが、前よりも宙に浮くことすらできない。   ※固定翼の情報が、羽ばたき飛行理論が無効であることを知ってしまった為。 ・なぜ飛べないのかを考えた末に、有翼人の翼も空を飛べないことが判る。 ・物理的に空を飛ぶことができない者がどうして空を飛べるのか=魔法の存在を導き出す。 ・全ての雑念を振り払うために、崖から飛び立つことを決める。   ※はっきりいって無茶な展開だ。しかし、強調付ける為にこれくらい必要だろう。 ・空を飛び、主人公は森へ急ぐ。 ・大人よりも先に主人公は辿り着く。 ・空を飛べたこと伝えるのと、同時に大人達が来ることを示すが、森の子供はその場から離れようとはしない。 ・魔法の力で空を飛べることを知っていたが、それを教えたら君が来なくなるのではないかと、森の子供は主人公に告げる。   ※空を飛ぶことから子供の翼を切らないことに親の目的が歪められた為、    その事実を聞く耳を持つことが無かった。設定変更点はこの部分である。 ・その事実を知った上で、主人公はこれから先も友達であることを言う。 ・大人到着。森の子供は森へ連れて行かれるが、主人公は抵抗はしない。 ・それから数日が経ち、主人公と翼を無くした森の子供と共に村に住むことになる。 ハッピーエンド。 自分では限りなくストレートな作品でまとまった形になったと思います。 こう書いてみた思ったことは、 「なんでー意固地になって自分の考えに執着するのは意味ないじゃん」 ということ。 なぜならば「外から来た人間」というのが無駄に機能してきたことが明白になったところです。 それを消しただけで、ここまで綺麗にまとまるとは考えてもいませんでした。 特に怪しいところは森の子供の両親ですが……ご都合過ぎるかなぁ。 今から学校なので、帰ってきたらあらすじをまとめます。 では、このへんで。 -------------------------------------------------------------------------------- 言い訳 No.1796 投稿日 2001年5月31日(木)11時50分 投稿者 栞 しくしく、しくしく……。 やっと怒涛の修羅場が終わりました。 諸事情により、この月末の1週間、私は寝る間も惜しんで仕事してました。 会社いって仕事して、会社が終わっても仕事して……。 昨夜なんて、とうとう徹夜しました。 ふらふらの頭で午前中仕事してました。 昼休み、モカでも買ってきて午後を耐えます。 もちろん、あらすじなんてできてません。(;_;) 今からじゃ遅いと思うけど、とりあえず日曜まで猶予ください。 それにしても、あらすじがこんなに難しいなんて……。 ポイントを押さえてコンパクトにまとめるって、やっぱ技術ですね〜。 -------------------------------------------------------------------------------- 刀折れ矢尽きるとも No.1797 投稿日 2001年5月31日(木)12時00分 投稿者 弟切 千隼 昨日、新しい薬をもらうために医者へ行って、ついでに払底した食料などを買うために荷物をしょって歩き回ったら、ぶり返しました(;_;) 近所を雉が歩いているような我が家からは、結構歩かないと医者へもスーパーへも行けないんですぅ。 そんな訳で朝から熱が高くて、あまりまともなレスを返せません。 ここのところ余裕がなくて、皆さんから突っ込んでいただくばかりで突っ込み返せず、申し訳なく思っています。 新木さんの「生徒会長版」にも前回の書きこみ時に言及しようと思ったのですが、余力がありませんでした。すみません。 > 指輪 結婚指輪や婚約指輪というのはヨーロッパから来た慣習で、いろいろ深い意味があります。しかし、今はそれらの解説をする余力がありません。また今度ということで御容赦下さい。 哲男が冴子の左手薬指にぴったりの指輪を贈る、というのは、確かにうかつ過ぎますね。指輪は無しにして、イヤリングなどの他の装身具にします。 最後の「川に流す」というエピソードが気に入っているので、「結婚するとは限らないけれども、好意を持った女に男が贈るにふさわしいもの」を出したいんです。これは作者の都合ですが(^^;、装身具の類なら贈ってもおかしくありませんよね? 代わりに、冴子が哲男に復讐をしたくなるエピソードを入れなければなりませんね。これは単純に「共に寝る仲になった」でよいのではないかと考えています。冴子がそれまで処女だったのならそのくらいの衝撃はあるでしょう。 えーと、哲男の側の行動原理は; 哲男と冴子が知り合ったのは互いの勤める会社が合同事業を始めたからですね。哲男は冴子の優秀さをすぐに見抜いて、冴子を自分の会社に引き抜いてしまおうと考えます。 しかし、頭が良くて確固たるスタンスを持っている−おまけに体育会系らしく義理堅い−冴子がそう簡単に会社を移る訳がありません。そこで女性経験の豊富な哲男は冴子のうぶさをも見抜いて「恋は盲目、女なんて寝てしまえばこちらのもの」だと考えて、冴子を落とします。 ……というのは今考えました。すみません。 哲男が冴子ではなく百合子を結婚相手に選んだのは、妻としては百合子のようなあまり自己主張の強くない−男から見れば「可愛い」−タイプを哲男が好んだからです。 それに加えて、百合子の親が地元に多大な影響力を持つ素封家だったというのもあります。 あらすじには書きませんでしたが、哲男と冴子の会社が手がけている事業というのは、一種の町おこし事業です。当然これには地域のお役所やら土建屋さんやらが絡んできて、こういったしがらみをうまくさばかないと事業が進みません。 この事業を成功させて出世街道を突っ走りたい哲男としては、百合子の親を利用しない手はありません。こういう力のある家と姻戚になっておけば、後々も役に立ちそうですし。 小倉さんへ > 私のあらすじの書き方が悪かったせいで、誤解させてしまったようです。 冴子が哲男に指輪を突きつけたのは、哲男が百合子のもう一人の男と鉢合わせしたレストランでのことです。二人の男に責められた百合子が泣きながら去ってしまった後、冴子が無言で哲男に指輪を示すことによって、「あなたに他人を責める資格はない」という冴子の主張を見せたつもりでした。 こういう状況でも、やはり哲男は「冴子は自分とよりを戻したいのだ」と思ってしまうでしょうか?うーん、「川に流す」も含めてもっと別の演出を考えた方が良さそうですね。 どちらにしろ、指輪という案は却下したので、別の小道具で考えます。 まじで熱が上がって座っていられなくなってきました。寝ます。 -------------------------------------------------------------------------------- それじゃあ No.1798 投稿日 2001年5月31日(木)12時07分 投稿者 かねやん >新木さん 1766「魔女の目にも涙(仮)」 >>女性の生徒会長。眉目秀麗。文武両道。テニスの腕前はインハイ級で、剣道は二段。  とどめとしては、さる大学の教授と共著で論文なども書いていたりする。日本には飛び級制度がないから、高校生をやっているような十七歳の万能少女。生徒たちからは魔女のように怖れられている。  これだけだとヒーロー(ヒロイン?)であって、魔女ではありません。  とっつきにくくなるような性質(あるいはエピソード?)が欲しいところ。 >>生徒会役員のひとりが入院するかして、その代理でやってきた1年生の少年。  謎です。「入院するかして」ってなんでしょう?  生徒会役員の交代なんて普通なら無いので、それを納得できるようなアイデアが欲しいところ。 >>催し物のひとつを利用して、二人の仲を試そうとするが、二人は見事試練を乗り切った。  少々の事なら、文化祭の催し物なので笑って済ませるもの。  恋人の仲を割くような催し物、自分には思いつけないんですがどのようにするのでしょう?  プロットの段階でわかる事なのかもしれないので、これは質問。  己が感想書くとしたらこんな感じになるかな? -------------------------------------------------------------------------------- 昨日できなかった雑談など。 No.1799 投稿日 2001年5月31日(木)12時44分 投稿者 杉井光  ……と言っても、あんまり話すこともないや。 >しっかりしろ杉井光  はいはい。次からはしっかりしますよ。  あらためて、アップされているプロット1を見ると、  ……メモ書きだねこれは。本人も書いている最中そのつもりで色々書き足していた記憶があるし。「あ、こんな感じのセリフ言わせたいからメモっとこう」いや別の場所に書けよ。 >レベルコ、おまえはなぜそこにいる?  目の前に「意中の男」を突きつけて、求婚をきっちり断るため。  SSGを買い取った理由、現場を見せないと信じてもらえそうにないため。  発電システム移行にあたって本国の本社で色々仕事があるから(これがいちばんか)。  というわけで今回は趣向をかえて、新木さんのつっこみ。 >魔女の目にも涙(仮)  (仮)ってなんだ(仮)って。本決まりを出すつもりがあるのかしら(笑)?  はい。このあらすじ、リテイクです(笑)。問題点は大きく三つ。  1)生徒会長。裏切られていません。勝手に燃え上がって勝手にふられただけ。  2)二人を試すところ。どうやって試すのかが一切書いていないとは何事ですかこれはひょっとして誰か考えろということですか杉井にやらせると絶対に下の方向にいきますがそれでもいいんですかだって学園祭で若い二人を試すなんてそれこそ(以下自主規制)。  3)ラスト。これは新木さんの好みによるものでしょうが、主人公、あまりにもグレイトに救われすぎです。こっちがメインに見えてしまいます。せめて「二年間一緒に活動してきた目立たない生徒会副会長からラヴレターが」とか「アングラな活動を続けてきたメガネマニア同好会(会員2名)からファンレターが」とかにしておいてはどうでしょうか。  ま、こんなところですか?  しめきりがのびたということは、これからいよいよ「暗黒のしめきり」とか「黙示録のしめきり」とか「審判のしめきり」とか「いやもうとにかくしめきり」とかが迫ってくるわけですね。生徒会長を泣かしている場合じゃありませんね。  ところで「やり直し」か「リテイク」かについてですが、『燃えよペン』(島本和彦)愛読者としてはやはり「リテイク」の方が重みを感じます。不思議。音は軽いのにね。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- 立ち直りが早いのが取り柄です No.1800 投稿日 2001年5月31日(木)14時41分 投稿者 石野休日 ここを覗くたび、自分が思っていた以上に子供だったということを思い知らされる。 >新木さん(1793) >なにを得意げに解説なんかしてるですか。  うっ、やっぱり突っ込まれましたか……。  あの時は絶対の自信があったので偉そうに解説してしまいましたが、ボツになったらただの馬鹿ですね。自己顕示欲が強すぎるんです、僕は。  猛反省。 >ん? では残りの二つは、自信度いくつぐらい?  90%です。「これは絶対通るはずだ」というつもりで出しました。ボツでしたが。  ちなみに13については100%どころか120%だったりします。「これが通らないはずがない」というつもりで出しています。  ようするに僕と他者とでは認識に開きがあるんですね。まだまだ自分に甘いということなんでしょう。僕的自信度は他者から見れば半分でしかないというくらいの心構えでやっていきます。というわけで、今後は自信度180%以上のものを提出させていただきます。 >石野休日さんには、しばらくペナルティを課そう >これから出す課題、ボツ1個につき、腕立て20回。(もしくはスクワット50回か、腹筋30回。どれか1セット)  了解です。僕は体育会系だったもので、実はこんなもの楽勝だったりします。自主的に回数を2倍に増やしておきますね。 >ボツです。ボツ。話にならんです。  納得しました。  日本語がなっていないということですな。 >○○○って、なんですか? 照れて伏せ字ですか? 伏せ字にしておいて、わかるとでも思ってますか?  完璧に照れですね。ガキなもので、「チンポ」とか「ペニス」とかいう言葉を使うのにどうしても抵抗を感じてしまうんです。これからはもうやりません。  今からバイトです。働いている間に、なんとか180%以上のネタを考えておきます。 -------------------------------------------------------------------------------- 時間かかったなぁ…… No.1801 投稿日 2001年5月31日(木)16時14分 投稿者 つか  やっと10個目のOKが出てよかったよかった。  しかし、次の課題の出来次第では戻されるのか……。うう、嫌だなぁ。 >新木さん  NO,1776のときに思いつきで書いた構図って言うのは、シンデレラの答えを変更するためなんですよ。つまり、「これで充分記念になります」が「こちらの方が記念になります」に変えれるかな、と。 >残念がるぐらいなら直してみれば?  というわけで、実際に直してみます。  つか18(改) ・会場の入り口。余興に使うからつけておいてくれ、と女性達に紙で精巧に織られた花を手渡している王子。シンデレラも渡される。 ・舞踏会の合間。紙の中に書いてある貴金属をもらえるという余興。はずれはない。一斉に紙を開き、交換場所へと殺到する参加者達。交換する係りの者達は大慌て。 ・やがて人だかりもなくなり、余興は終了する。 ・再開された舞踏会。会場を回っていた王子は、紙の花をつけたままのシンデレラを見つける。クジの事を聞きそびれたのかと思い、そのことを尋ねる王子。 ・シンデレラは知っていると答える。不思議に思った王子は、それなら何故開かないのかと聞く。開いたら元に戻せなくなるからだとシンデレラ。 ・紙の花よりも記念品をもらうほうがいいだろうと笑う王子。しかし、シンデレラは静かに首を振り、こちらの方が記念になりますと答える。 ・王子は、紙の花のほうが記念になる理由を尋ねる。あなたが渡してくれたからです、と微笑むシンデレラ。 ・それを聞いた王子は、馬鹿にした態度を詫びて、ダンスに誘う。  次からは「誠実」なシンデレラの課題提出です。 -------------------------------------------------------------------------------- 悪ノリしてみました No.1802 投稿日 2001年5月31日(木)17時26分 投稿者 かねやん  自分で突っ込めと言ってるくらいだから、ポケットをわざと作ってるのは理解してるんですけど。  せっかく新木さんに突っ込めるチャンスなんだから、ここぞとばかり厳しい口調で指摘しましょう(笑)  ちなみにレベルが低いので、指摘してることに自信が無いのは棚に上げといて。  1798の改版です。 >>女性の生徒会長。眉目秀麗。文武両道。テニスの腕前はインハイ級で、剣道は二段。  とどめとしては、さる大学の教授と共著で論文なども書いていたりする。日本には飛び級制度がないから、高校生をやっているような十七歳の万能少女。生徒たちからは魔女のように怖れられている。  上のような女の子、本当に恐い?  こういったなんでもできるキャラ、漫画とか良くでてくるよね。そのときって必ず怖れられるものなの?  女の子が周りできゃあきゃあ騒いでる構図とか見たこと無い?  いくつもの見方ができるときは骨が足りないか、余計な骨が付いてるか。  万能で怖れられている主人公を表したいのなら、怖れられている事を表す骨が足りないってこと。 >>生徒会役員のひとりが入院するかして、その代理でやってきた1年生の少年。  「とか」ってなにさ。なんでそんな曖昧な事を書くの?  なるほど、単なる設定だからいつでも変えられるようにしてるわけだ。  要するにアイデア出しをさぼってる訳だな。シンデレラ迷宮で何を学んできたの?  催し物のところも曖昧。  特にここなんかは山の部分。  主人公が2人の仲を納得して認める、それを読者が自然に受け止められるようなエピソードが必要なわけだ。  この2つ、明日までにアイデア10個提出ね。  新木くんなら一晩もいらんだろ。  ごめんなさい、本当にする必要はありません(笑)  新木さん口調にしてみたつもりですが……己の人物観察なんてこんなもの。単に自分が気持ち良いだけで終わってしまうかも(苦笑)  ときたま気晴らしでやってみたいかもしれない。その突っ込み間違ってると後で指摘があれば、経験にもなるし。あくまで気晴らしの期間で済むならですけど。  別に指摘が上手くなるのが目的じゃないですから。 -------------------------------------------------------------------------------- >当然ながら延長です No.1803 投稿日 2001年5月31日(木)17時32分 投稿者 唯野教授 ああ、首の皮一枚でつながったか。 では、心に棚をつくりましょー(←「枯れ木に花を咲かせましょう」の節で) >小倉善哉さん >兄はもう苦笑するしかなかった。 この部分、ちと気になりますね。 兄って、話の全体を通してほとんどストレスかかりっぱなしの人ですよね。もともと真面目な性格なようですし。 こういう人が価値観の大転換を行う時って、たぶん泣くんじゃないかな。自分の卑小さとか、情けなさにやりきれなくなって。苦笑するのは、その後。  >八神伽羅さん >二人きりの時彼女に予言を行わせる。そしてセラスの一族が彼女を救うため、数日後に結界を開くことを知るのだった。   ここがちょっと、ご都合主義かと。もっと先の、数ヶ月後にしておいて(理由もセラスの救助ではなく外にしかない薬草を取りに行くためとか)それまでレンは策を練る、とか。そうすればレンが追ってを退けることに納得力が生まれるのではないかと。 >課題提出 一般化 唯野1  狂った不死者を哀れみ、死を与えてやろうと考えたので逃げない。 唯野2  逃げ場が無いので逃げられない。 唯野3  不死者を不死であることを認めず、殺せることを証明するために逃げない。 唯野9  かつて自分一人が逃げ出した為に生じた罪悪感を清算するために逃げない。 唯野10 愛する者の敵を討つために逃げない。 唯野11 逃げることは死ぬことより恥ずべきことだと考えているので逃げない。 唯野12 逃げれば職を失い、再就職もままならずのたれ時ぬので逃げない。 唯野13 上司に心酔しており、その命令は絶対だと考えているので逃げない。 唯野14 大事な人が逃げられない状況にあるので、その人を守るために逃げない。 唯野16 不死者を打ち倒して名声を得たいと考えているので逃げない。 こんな感じでいいのかな? さて、10個OKが出たということでこの中から、唯野9を採用したいと思います。 理由 1、主人公は不死者と二回接触している。このうち最初の一回目を「巻き込まれ型」にすることで不死者の理不尽さを表現し、二回目を「積極型」にすることで主人公の動機を明確にすることができる。 2、「やるべきことをやらなかったために生じた後悔」を自分自身が経験しているので、それを描写に使える。 ではこれを組み込んだあらすじ。 「永遠の孤独(仮)/唯野教授」(800字あらすじ、3回目)    警備会社で一番の腕利きと言われる主人公は、その日彼の家に泊まる同僚と共に家路についていた。途中、主人公は道を外れて公園へ入る。事情があって、遠回りをしなければならないのだと主人公は同僚に説明する。  公園に入ると、彼らは虚ろな目をした男と出会う。警戒する主人公たち。男は人探しをしていると言ったかと思うと、ナイフで襲いかかってくる。素人同然の動きの男を、主人公たちは護身用のステッキで難なく打ちのめす。しかし、男は打撲も骨折もあっという間に回復してみせる。男は不死者であり、強力な再生能力を持っていたのだ。  男は、永遠に自分と共にいてくれる、不死身の仲間を欲していた。その為に、不死身の人間を見つけようと長い間あちこちで殺人を繰り返していたのだ。主人公たちの強さを知った男は、彼らも不死身かもしれないと考え、執拗に襲いかかってくる。  男の再生能力に脅威を感じた同僚は、逃げるか助けを呼ぶかしようと提案する。しかし主人公は絶対に逃げないと言ってきかない。実は主人公はかつてこの場所で不死者に襲われたことがあり、その時友人を見捨てて逃げたという過去を持っていた。彼は過去を清算するために腕を磨き、不死者と出会ったのと同じ時間、同じ場所に通い続けていたのだ。同僚は主人公の話に共感し、戦いに加わる。  様々な方法で戦う内、炎が多少有効なことを知った主人公は、男をバラバラにして焼く方法を取る。再生せず、一度は殺しきったかと思われた。しかし男は、同僚の手に付着した一滴の血から、同僚の体を食うことで復活してしまう。主人公は、男の細胞を一つ残らず殺さなければ駄目だと考え、左腕一本を犠牲にする強力な魔法で男の全身を焼き尽くした。跡形もなく男が消滅したのを見て、安堵と失血の為に彼はその場に倒れる。  しかし一週間後、その公園には、完全再生を遂げた男の姿があった。 なぜかメーラーがいかれてる……。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出の前に No.1804 投稿日 2001年5月31日(木)22時07分 投稿者 卯月 修羅  えーと、「魔女の目にも涙(仮)」についてせっかくの機会なのでつっこませていただきます。    まず一つ目。  恐れられている生徒会長を書きたいのだと思うんですけど普通、生徒会長って全校生徒の投票で決めますよね。  だとしたら全校生徒に人気のある人が会長になるような気が・・・。誰もそんな恐れている人には投票しませんよね?   でも、昔少年ジャンプに自分勝手で無茶苦茶な生徒会長のマンガがあったなぁ。あのキャラはどうやって生徒会長になったんだろう?    続いて二つ目。  彼女はどうやってその教授と知り合いになったんでしょう?という前に知り合いの高校生と共著で論文書く教授なんていないと思いますよ。  親父が教授で研究室に通っているうちに興味を持ち始めたとかならまだ分かりますが。娘と共著で論文書く親父か・・・。それでも無理あるかも。    そして三つ目。   この少年って「のんびり屋」なんですよね。そうしたらあそこの少年が意見を言ってくるシーン。ボクならこうすると思いました。  何か意見はないかと一人ずつ役員を当てていく主人公。いつもどおり何もありませんとイエスマンぶりを発揮する役員たち。またいつものパターンかと思った主人公が少年を当てると彼は彼女の思いもよらなかった適確な意見を述べる。なんでその意見を早く言わないんだと聞くと「誰かがいつか言うと思ってましたから。誰も気付いていなかったんですか?」と眠そうに答える少年。  それとラストについてなんですが。ボクの好みで言うと特定の誰かと仲良くなって終わってほしいです。いつも主人公を見守っていた担任の先生とか生徒会の副会長とか(こっちは杉井さんが言っていましたね)。  後は他の方が言っていた事と大体同じです。(催し物についてなど)  ふぅ、慣れないことするもんじゃないですね。疲れました。  それではいつもどおり課題を提出します。採点よろしくお願いします。 卯月25  ・魔法使いに助けられて準備したのはいいけれどちょっと遅れて舞踏会場にやってきたシンデレラ。 ・会場ではこの国一番のピアニストによる演奏の中、若い娘たちが順々に王子と踊っている。遅れて来たシンデレラは当然、王子と踊れるのも最後になってしまう。 ・ようやくシンンデレラの番が来る。王子がシンデレラの手をとり、さぁ踊り始めようかというところでピアノが壊れるというアクシデントが起こる。代わりのピアノもなく結局、舞踏会は終了ということになってしまう。王子はシンデレラがさぞがっかりしていることだろうと思って見てみるが当のシンデレラは全く落ち込んでいない。不思議に思った王子が理由をたずねるとシンデレラは「だってあこがれの王子様に手を握っていただけたんですもの」とうれしそうに答える。   >つかさん  つか18(改)を読んで思わずホロリとしてしまいました。早くボクもあのレベルの課題を提出したいものです。   -------------------------------------------------------------------------------- 800字あらすじ提出 No.1805 投稿日 2001年5月31日(木)22時44分 投稿者 小倉善哉  うー。いろいろ考えて来ました。〆切り延びたのは嬉しいけど、でもやっぱり悔しいな。今回のあらすじ提出がボツだったら、即ボツになってたはずだもの。その上、400字あらすじも、50字あらすじ(一行コンセプト)もまだ出来てないしね。  …商業レベルって、果てしなく遠いんだなあ…。むぅ。頑張ろうっと。 ●妹が弟への恋心を自覚するエピソード  ・帰り道、妹は兄の悪口を言う。  ・弟は妹に対して怒る。  ・妹は反射的に謝る。  ・内心では悪いと思っていないので、妹は拗ねて、弟を避けるようになる。  ・弟は妹に兄のことを嫌っていて欲しくないので、どうして兄を尊敬しているのか分かってもらおうと説明しようとする。  ・兄の話題はもうしたくないので、弟を邪険にする。  ・弟は妹に嫌われていると思う。  ・二言目には兄さん兄さんって…馬鹿みたい、と思っている妹。嫉妬している自分には気付いていない。  ・自分から避けだしたのに、つい弟を目で追ってしまう妹。  ・目があって、弟は妹に微笑む。  ・ドキッとして、妹は反射的に目を逸らす。  ・避けられて、がっかりする弟。  ・ドキドキが止まらず、妹は弟への恋心を自覚する。  ・妹は気恥ずかしさから弟を避けるようになる。  ちょっと行動を増やしてみました。これで前よりはマシだろう…。  ●人格交代をしてみんなが仲良くなる必然のエピソード  冒頭、駅に向っている妹と姉。心から祈ると願いごとを叶えてくれるという御神木がある神社の前を通る。  あんまり姉が落ち着きがないので、御神木に向って、嫌みっぽく「お姉ちゃんをどうにかして下さい」と頼む妹。姉は聞こえない振りをしているが、心の中でこっそり妹をどうにかして下さいと祈る。  姉が後ろを見ると、学生服の男の子が二人(もちろん、兄と弟)歩いてくる。片方が知り合いなので気になって、再び振り返る姉。御神木の前で立ち止まっている二人を見て、彼らも何か願いごとがあるのだろうかと思う。  そういえば姉視点ですね、これ。一人が祈るよりみんなが祈った方が信憑性があるかなと思い、四人とも祈らせてみましたが…あらすじに反映してるのか?これ(ーー; ●姉って問題ない人だっけ?  一応、話して分からんと思った人間には何も意見を言わないという問題(?)があると書いてはいたんですが…これって別に問題という程のものじゃないですね。というか、むしろ当たり前の態度か。(そういう風に思う小倉に問題あり?/苦笑)  ええと、はい。姉には「問題」はないです。 ●800字あらすじ 「家族ごっこ(仮)」/小倉2  ある日の帰り道、妹が御神木に姉をなんとかして下さいと祈ると、姉と男の子の頭がぶつかり、人格が入れ替わってしまう。男の子の兄は姉の同級生で、弟は妹と同じ歳だった。もう一度頭をぶつけても元に戻らなかったので、姉と弟はそれぞれの体の家に帰る。  妹は弟を家に連れて帰るが、初対面の人間同士なので気まずい。帰宅後、いろいろ弟の世話を焼くうちに、妹は自分が彼を守ってやろうと思う。弟も段々と妹に心を開いていく。  一方姉は、兄と彼らの家に帰るが、放っておかれしまい、着替え等、自分で何とかせざるをえなくなる。兄は出来のいい弟がいなくなり、せいせいしている。  翌日、皆にフォローされながら弟は姉の振りをする。姉は器用に弟の振りをしていて、妹は御神木の御利益があったのだと思う。  兄は自分より優れた観察眼を持つ姉を恐れはじめる。放課後、兄は姉との約束を破り、先に家に帰ってしまう。姉が帰宅するとケンカになるが、その場には弟もいた。開き直った兄は本音を弟にぶちまける。  家に帰る途中で、妹は兄の悪口を弟に言い、軽くケンカをしてしまう。妹は拗ねて、弟を避けるようになる。その内に妹は弟への恋心を自覚し、気恥ずかしさから一層弟を避けてしまう。避けられ、妹への恋心を自覚した弟は、目の前で逃げた妹を捕まえ、告白する。  妹と弟が帰った後、兄と姉はまたケンカをする。兄が自分が悪いことを認めたので、姉はしばらく兄を放っておく。しばらくして弟に軽蔑されてるだろうなと姉に弱音を吐く兄。  姉は妹と弟に相談する。弟が兄の事をまだ尊敬していると知り、姉は兄と外で待ち合わせ、代わりに弟を待たせる。兄と二人きりになった弟は、兄を尊敬している理由は努力する点だと話す。今もそうだと言われ狼狽する兄、負けを認める。  その後、姉と弟が頭をぶつけ、元に戻る。妹は姉のお陰で全て丸く収まったと感謝する。  うわあ…ツッコミいっぱいきそうだなあ。でもこれ以上どうしたらいいのか分からないです。求む、ツッコミ(涙)  宜しくお願いします。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- No.1806 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1807 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- まずは捻挫について。 No.1808 投稿日 2001年5月31日(木)23時32分 投稿者 魚住雅則 >シンデレラは王子に「まったく気づかれず」に隠し通せていたわけ? シンデレラが気絶するまで王子が捻挫に気づかなかったのは、シンデレラのぎこちないダンスを単に踊りが苦手なのだと勘違いしたためです。 そして、シンデレラ自身が「痛みを我慢」していると同時に「我慢していることを決して王子に悟られないように努力した」という要素を含ませたかったので、ぎこちないダンスと書きました。 (ただ痛みを我慢するだけより、ダンスを続けるために最後まで嘘を吐きとおそうと必死に努力した、の方がより健気だと思ったので) >シンデレラの口から直に聞かされないと、王子は「捻挫の痛みを押してまで踊った理由」がわからないの? >自分と楽しそうに踊っていた女性が、いきなり気絶してしまった。医者を呼んで診させてみると、ひどい捻挫をしているという。ああ、気絶したのは捻挫したせいか。あの倒れるときに足を捻りでもしたのだろう。 ○王子から見た場合 ダンス自体は下手だが、自分と楽しそうに踊っていた女性。バランスを崩した彼女の足をつい踏んでしまって謝ろうとした瞬間、こちらの方がびっくりするような表情で気絶する。足を踏んだだけで何故と思いながらも彼女の足を見てみると赤く腫れ上がっていた。ずっと我慢して踊っていたことを悟った王子はすぐに医者を呼ぶ。 医者を呼ぶ以前に我慢していたことを察する王子。この時点で読者はシンデレラの動機を知っていますが、王子が「ああ、僕と踊るために我慢していたのか、なんて健気な」と感じるのは不自然な気がします。 普通は「僕(王子=偉い人)が誘ったから気を遣って我慢していたのか」と罪悪感を感じるんじゃないでしょうか。 そして「相手に気を遣って我慢していた」というのは「いじらしい」になると思います。 そういう点を潰すには医者に向かって力説するシンデレラが必要になってくると思うのですが。 >そもそも、「いまやった捻挫」と「前にやった捻挫を踊って悪化させた症状」とは、区別可能なのだろうか。腫れ具合でわかるのかな?  捻挫しているのに放置、更に王子に足を踏まれたので鬱血していてかなり腫れています。もし王子に見分けがつかなくとも、医者ならば見分けはつくのではないかと。 -------------------------------------------------------------------------------- 『ギャグとコンセプトは一発勝負』 No.1809 投稿日 2001年6月1日(金)00時09分 投稿者 本家・榎野英彦 鷹見くんにも言ってるんだけどね、自分のアイディアを読んだ相手に 「ここはなんでこうなるの?」と聞かれたときに 「ああ、それは実はこれこれで…」と説明(イイワケ)しなきゃなんない場合ってのは、要するに「ツメが甘い」ってことだよね。  読んだ人の「知識不足」が原因の疑問に答えるなら「説明」なんだろうけど、それ以外の場合は大抵が「イイワケ」だよね。  ギャグと一緒で、ギャグ言って笑ってもらえなかった相手に「えーと、今のはどこが面白かったかと言いますと…」なんて説明を加えるのは、それ自体がギャグにしかなりません。  アイディアやらコンセプトを出すときは、ボツ食らったネタにこだわると、そこから先に進めません。  でも、やっぱり誰でも突っ込まれると「いや、そうじゃなくて」と言いたくなってしまうんですよね。  以前、企画会議でコンセプト出し合うときに「いや、そうじゃなくて」という言葉を一回言うと1000円罰金、というコンペやったことがありますが、これは効きましたね、私も七千円くらい払った記憶があります。でも、それくらいの痛みが無いと「自分のアイディアを捨てる」覚悟はできないのかもしれませんね -------------------------------------------------------------------------------- No.1810 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- ぐわわ。 No.1811 投稿日 2001年6月1日(金)00時18分 投稿者 魚住雅則 >榎野さん うう、全く持ってごもっともです。 捻挫はバッサリ捨てて次に行きます。 >ギャグと一緒で、ギャグ言って笑ってもらえなかった相手に「えーと、今のはどこが面白かったかと言いますと…」なんて説明を加えるのは、それ自体がギャグにしかなりません。 本題とは全然関係ないけど、実はこれやったことありまして。 「えーとね、今のネタはここがこうして、こうなってるから面白いんだよ。ほら笑ってみ? ん? ん? どうしたほら遠慮せずに」 とか、わざとお互いに言い合うやつ。ものすげえ地獄でした(笑)。 -------------------------------------------------------------------------------- 起承転結。 No.1812 投稿日 2001年6月1日(金)00時30分 投稿者 魚住雅則 >起承転結やり直し 言い訳は止めて、こちらを全力で行きます。 ○元ネタ 起・何かの拍子に足を捻挫するシンデレラ。 承・壁際で休んでいる所を相手がいないのだと勘違いした王子にダンスに誘われる。 転・王子と踊れることが嬉しくて、痛みなど無視して踊っていたがついに気絶してしまう。 結・手当てを受けながら、王子に捻挫を黙っていて迷惑をかけたことを謝る。  ・足に負担をかけないようなダンスに誘う王子。 起  起・舞踏会会場に着いたシンデレラ会場の雰囲気に圧倒される。  承・珍しさからあちこち見て回ってご満悦のシンデレラ。  転・足元を確認してなかった為に思いっきり転ぶ。  結・怪我を確認すると、どうやら捻挫しているとわかる。 承  起・壁際で休むシンデレラ。  承・一人でいたことが目立ち王子に発見される。  転・相手がいないので誘われるのを待っていると勘違いされて誘われる。  結・王子と踊れることが嬉しくて怪我のことを黙ったまま誘いを受ける。 転  起・壁際を離れダンスを始める二人。  承・ダンスを続けたくて必死に痛みを堪えるシンデレラ。  転・我慢しすぎて、あまりの痛みに失神するシンデレラ。  結・慌ててシンデレラを手当てする王子。 結  起・手当ての甲斐あって目を覚ますシンデレラ。  承・怪我を黙っていたことを誤る。  転・怒られるどころか、逆に気に入られて足に負担のかからないダンスに誘われる。  結・満面の笑みで誘いを受けるシンデレラ。 >「たわけ」と言われること 怒られそうですが、正直「たわけ」と言われると半分ほっとします。 一番怖いのは「たわけ」を「俺的にはOK、ていうか全然アリ」と勘違いしたままにしておくこと。だから、「うわっ、『たわけ』出ちゃったよ! ……でもこれで『見過ごしたわけ』がひとつ消えた。ちょっと良かった」と安心してしまいます。うう、へたれ。 -------------------------------------------------------------------------------- >あ、八神さん 1791 No.1813 投稿日 2001年6月1日(金)01時02分 投稿者 かねやん  質問の答えが返ってきてるのに気づきませんでした(^^;; >>長距離の意思伝達法は、あります。なので追っ手が二人の近くにいることも分かります。ただ前回の案だと、亜人は最終目的地をぼかして逃亡を続けていたので、長老達は結界の入り口の場所を掴めないままだったんですね。それで彼に呪いをかけた、という感じで。  了解しました。追手の役目は追跡、尾行だった訳ですね。  何故聞いたかと言うと、追手の役割がセラスを捕まえる事なのか、尾行することなのかわからなかったからです。  そう言えばこの時点で大部隊を送る必要が無くなる気がしますが。  大勢で尾行したらあっという間にみつかってしまいます(笑) >弟切さん 1797  己、百合子がいるときに見せた案(なのか?)をだしたので、少し口を挟ませてもらいましょう(苦笑) ・二股をかけていたのがばれて、百合子が2人の男に責められる。 ・冴子がその場に姿を表す。哲男、突然の冴子の登場に焦る。 ・冴子は百合子を庇いながら、指輪を見せて哲男も二股をかけていたことを教える。 ・哲男と百合子が、互いに言い争う。もう一人の男は呆れて出て行く。 ・冴子はしばらく言い争いをを眺めてから、無言でレストランを出ていく。そして近くの川に指輪を投げ捨てる。  適当に書いたので、何故言い争いに巻き込まれなかったのかと言うポケットあるんですが(苦笑)  まあそんな感じ。  一度、みんなの前で哲男を見せしめにする事が目的。  ついでに冴子の友人の妹、と言うところが気になったので庇ってみました。 >>実は主人公はかつてこの場所で不死者に襲われたことがあり、その時友人を見捨てて逃げたという過去を持っていた。  この不死者と、仲間を欲している不死者は同じ存在みたいですね。だったら同僚を巻き込むのおかしくないですか?  せめて、巻き込む前に説明するのが普通だと思いますが。 >小倉さん 1805 >>ある日の帰り道、妹が御神木に姉をなんとかして下さいと祈ると、姉と男の子の頭がぶつかり、人格が入れ替わってしまう。  いきなり祈られても困ります(苦笑)  なんで祈ったのか書いてありません。  ええと短編では基本的に、4つの視点で話を作る事はできないと思っています。  作るとしても、とてつもない技術が無いと無理でしょう。  視点が変わると言うのは、そこで一旦話が途切れるという事。  せめて2つの視点。1つでも他の人の行動を表す事はできるはず。 -------------------------------------------------------------------------------- >本家・榎野英彦さん 1809 No.1814 投稿日 2001年6月1日(金)01時17分 投稿者 かねやん  わかりやすい喩えです。  あらすじも同じですね、書いてある事だけで説明できなきゃいけない。  あらすじを読んでる人の前にいって説明する事なんてできないけど(笑) -------------------------------------------------------------------------------- メンテのため、30分ほど書き込み不能なり No.1815 投稿日 2001年6月1日(金)01時30分 投稿者 新木 伸  過去ログの番号ズレ解消のため。ちとメンテ中……。 -------------------------------------------------------------------------------- メンテ終了〜 No.1816 投稿日 2001年6月1日(金)02時01分 投稿者 新木 伸  過去ログ、番号ズレなしのものに再生成して置き直しておきます。 -------------------------------------------------------------------------------- プラス思考はとまらない No.1817 投稿日 2001年6月1日(金)02時25分 投稿者 石野休日 >シンデレラ迷宮  経験値、いただいてみせます。 石野休日14 ・欲深い女に恥をかかせられる魔法をかけるよう、宮廷魔術師に命じる王子。王子は欲深い女が嫌いだった。 ・王子は会場にいる全ての女性を集めて、私の妃になりたい者はいないかと尋ねる。続々と名乗りを挙げる女性達。 ・「私の妃になれば毎日違うドレスを切ることが出来るだろう」と、唐突に王子が話を始めると、女性達の服が少し透ける。 ・豪勢な食事が食べ放題、金貨の山とともに過ごせるなど、妃になればいかに贅沢な暮らしが出来るかという話を王子は続ける。 ・服がどんどん透けていき、女性達は徐々に騒ぎ始めるが、真っ裸になるまで王子は話をやめなかった。ただ一人、シンデレラの服だけはほとんど透けていない。 ・王子は、欲を抱くたびに服が透けていってしまうという魔法の効果を皆に話す。そして裸の女性たちにここから去るよう命じる。みな一目散に逃げ帰る。 ・王子、一人残ったシンデレラに話し掛ける。「贅沢な生活だけでは物足りないか。何が欲しい? 権力か。それとも広大な領地か。まったく見下げた欲深さだ」 ・シンデレラは首を振り、王子がそばにいるだけで充分なのだと答える。シンデレラの服が少しだけ透けているのは、王子のためにおしゃれをしたいという欲のためだ。 ・王子、非礼を詫び、シンデレラをダンスに誘う。 石野休日15 ・ダンスの得意な王子。しかし王子を満足させられるようなパートナーはなかなかいない。王子は次々とパートナーを替え、次第に王子と踊ろうとする女性がいなくなってしまう。 ・誰か私についてこれる者はいないのかと、王子は少し苛立った口調で皆に問い掛ける。 ・誰も名乗りを挙げようとしない中、シンデレラが遠慮がちに名乗り出る。 ・王子、シンデレラの手を取って踊り始めようとするも、シンデレラは手を握ったままピクリともしない。 ・実は踊れないことを明かすシンデレラ。踊れないのにどうして名乗り出てきたのか、王子はシンデレラを問いただす。 ・無礼を詫びながら、王子の温もりに触れられるだけで幸せだったのだと答えるシンデレラ。 ・王子、シンデレラを優しくエスコート。  もっと短くしたかったのですが、これ以上は無理でした。 -------------------------------------------------------------------------------- 無題 No.1818 投稿日 2001年6月1日(金)03時49分 投稿者 茶羽根(やの) 新木さん>  リディアがいなっくなることでリディアの役所が全て空くので、そこに入れる別のキャラを考える、ということですね。ってか、もっと早くわかれ……。  となると、ニードの過去との関係は 「ニードが恋人を死なせてしまった事件に、最低でもそれなりに関わっている(知っている、レベルでは不可)」  くらいになると思うのですが、どうでしょうか。まぁとりあえずこれで正しいと思って次に進みます。  ラストが「女の信頼を受け止められるようになったニード」になるのだから、引っかき回す役所の目的は「女の信頼を受け止められそうなニードの邪魔をする」「女の信頼をニードが受け止められるように応援する」あたりになると思う。(目的が無くて(または全然ニードとフィンに関係ない目的を持っていて)たまたまニードとフィンの間をひっかきまわした、は不可だと思われる)  応援パターンだと、ラストは応援が成功したことになるのでいいが、邪魔パターンだとラストは邪魔が失敗したことになるので、失敗した結果を書かなければいけなくなる。そうすると、「女の信頼を受け止められるようになったニード」以外のラストが大きく出てきてしまうような気がする。  また別の目的がある場合も、その目的がどうなったのかを書かなければならないので同様。(復讐パターンは多分ここに含まれる)  そうなると、引っかき回す役所の目的は「女の信頼をニードが受け止められるように応援する」しかとりあえず思いつかない現状。  とりあえず3案。 ・神父  ニードが恋人を死なせてしまった事件では、恋人との約束を果たそうとしていたニードに、知らないで用事を頼んでしまった、というつながり。  ニードが自分には女に信頼される資格がないと落ち込んでいるのを、なんとか助け出して上げたいと思い、フィンとの間を取り持とうとしている。 ・恋人の友人の女(お節介) (追加設定)恋人は病弱で、あまり長く生きられないと医者には言われていた。恋人は自分が死んだ後もニードが幸せになって欲しいと思っていて、この友人はそのことを知っていた。  ニードが自分には女に信頼される資格がないと落ち込んでいるのを、それじゃあ死んだ恋人がかわいそうだとなんとか助け出そうと思い、フィンとの間を取り持とうとする。 ・ニードの友人  ニードが恋人を死なせてしまった事件では、ニードと行動を共にしていた。死なせてしまったのはニードの恋人なので、この友人はそこまでトラウマにはなっていない。  うじうじしているニードを「もうしらん!」とか怒るが、そうなってしまった理由の中には自分も含まれているので、なんとか助けたいと思い、フィンとの間を取り持とうとする。 フィンがニードを好きになるエピソード> ・盗みをしようとしていたフィンをニードが止め、諭して食料を与える。 ・ニードが同じように孤児だったことを知って、フィンが共感を持つ。 ・再び盗みをしようとしたフィンだったが、ニードの言葉を思い出してやめる。だが他人がした盗みの犯人にされてしまう。フィンは盗みをしていないことを知っているニードが助け、誉める。  とりあえず一つ考えてみました。  もうこんな時間なので、また明日……。 信用する資格>  言葉を使ってるつもりだったんですが、いつのまにか振り回されていたというわけですね。うーむ……。 -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根19、20(無欲) No.1819 投稿日 2001年6月1日(金)07時05分 投稿者 とんびの羽根 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根19  「一切れしかステーキを食べないシンデレラ」  ・若い女性が多いとあって舞踏会の料理の目玉はカロリー控えめの薄いステーキで、みんな少しでも大きく切ってもらおうとする。  ・取皿にほんの一切れだけもらって、人の輪から出たシンデレラ、目をつぶって味わう。  ・目を留めた王子、もっと切ってあげようと声をかけるが、シンデレラは味を確かめるにはそれだけで充分だったと答え、味を賞賛する。  ・王子シンデレラをダンスに誘い、シンデレラは当惑するが会釈をして申し出を受ける。 とんびの羽根20  「最後の帽子を譲るシンデレラ」  ・ダンスの合間に帽子のプレゼントがある、高価なレースや珍獣の毛皮など自慢になりそうなものばかり  ・後から来たシンデレラが案内されて来て、残り少ない帽子を被り直しては楽しんでいるが、その間にも帽子は無くなっていく。  ・気がつくとシンデレラが持っている帽子は最後のひとつだが、サイズが合わないから他のひとに譲ると告げてワゴンに戻してしまう。  ・最後の帽子を王子がとり、シンデレラの頭に被せると、なるほどブカブカである。  ・「いえ、かわいいですよ」王子帽子のせいで前がよく見えないシンデレラの手を取り、楽士に演奏の合図を送る。  「May, do you like Chinese food?」って「5月、中華は好きか?」て訳しちゃうよねえ、うら若い女性とベッドの上で寝転がっていると英語の教科書のはなしになる。  「おおばかもの、Mayはひとの名前じゃねえか」入手したばかりの『でたまか』の人物紹介を開いてみせるわし、メイ王女さまが出ている。  「ねえ、こいつマリリン?」左側のページを見ると、夢見る少年のイラストの下にはマリリンという文字が……、横から見てるのでページの左半分しか見えてないらしい「ぶはははははは」   >交換したものがきいている  厳しい採点の合間に甘いひとことでした、書いてよかったと感動するひととき >構図がわからん  次の瞬間には地獄へまっさかさま、そろそろ、構図について真剣に考えないといけない/考えられる時期にきているのか。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1820 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- ニードという男 No.1821 投稿日 2001年6月1日(金)08時05分 投稿者 はせがわみやび >>女から頼られたり、愛を受けたり、そういうことの一切合切を自分に禁じているわけですね。ニードという男は。 >>自分に課している罰なんですね。    ほんとにそうかなー?  「罰」って、強い人の発想だと思うんだけどな。  自分に罰を課せるってのは、さ。  ニードって、そんなに強いのかなー? 「資格」のほうがらしいかなって思ってたんだけど。  いや、そのままだとたしかに理屈は通ってない。  ただそのヘンな理屈のコネ方が、茶羽根くんらしいかなあ、と。  信用ってのは、なんかこう崇高な行為なので、それをするにはあるレベルの魂の崇高さがいるのだ、とか。  で、彼には、それがなくていじけてる……。  おれが彼女を信用するなんて、そんなだいそれたことをしていいんだろうか、みたいな。  だって、これくらい弱々な主人公のほーが茶羽根くんらし……あー、いやいや(^^; みやび -------------------------------------------------------------------------------- うーん No.1822 投稿日 2001年6月1日(金)09時20分 投稿者 かねやん  己が言いたいのは、信じなかった事で痛い目にあった人が、それを理由に信じられなくなるのはおかしいじゃない? ってこと。  いや茶羽根さんのように考える事もできます。でも女を信じれないニードを作るだけの設定にしては複雑だと思います。  茶羽根さんの考え方を使うには、信じきれなかったことで恋人と親友を死なせてしまったという後悔がニードから消えてなくてはいけない。  そしてフィンを信じるときには後悔を思い出さなきゃいけないかと。  己の中の狭い考え方で申し訳ないですが、例えばこんな構図。  騙されたとしか思えない状況に追い込まれて、やはり女は信じられないと思うニード。  しかし恋人を失った状況と今の状況が似ている事に気づき、信じきれなかったから恋人と親友を死なせてしまった事を思い出す。  同じ過ちを繰り返さないために、揺らぎそうになりながらも最後までフィンを信じきるニード。  それが報われて、フィンとラブラブになる。  おかしいかな?  言いたい事を形にできたか自信無い(^^;; -------------------------------------------------------------------------------- 好き好き大好き No.1823 投稿日 2001年6月1日(金)11時42分 投稿者 いか ログを読み返していく内にそんな言葉が浮かんできました。 何にせよ、好きだから好きなんだよなぁ(訳不明) 「空の飛び方 翼の動かし方/いか9」(800字あらすじ/7)  人と同じ暮らしを選び、翼を切り取った有翼人の村があった。そこに住む子供のディーフは空を飛ぶ夢を持っており、自らが作った翼で空を飛ぼうとしている。  ある日、僅かだが空を飛ぶことに成功するが、森の上で墜落してしまい、遭難してしまう。彷徨う内に小屋を見つけ、同じ村の出身でありながら、両親が村から逃げ出した為に翼を持つ子供、アトスに出会う。アトスは翼を持つが空を飛べない。二人は意気投合し、空を飛ぶことを目標にするようになった。  森と村を行き来する日が続く。外の町で飛行機を使って空を飛ぶことに成功した知らせを聞いたディーフは、いつものようにアトスの元へ向かう。しかし、村の規則で子供が入ってはならない森へ歩いていくディーフに好奇心持った村の子供がついて来たことから、アトスのことが村の大人に知られてしまう。  森から帰ると、アトスの元へ大人が向かうことをディーフは知る。森へ戻ろうとするが村自体が閉鎖されていて出ることすら出来ない。ディーフは村さえ出られれば問題ないと、自らが作った翼で飛び越えようとするが、僅かでも宙に浮くことが出来なくなっていた。  前は飛べたのになぜ飛べないのか。考えた末に、飛行機のことからヒントを得て、元々自分が作った翼では飛んでいなかった。つまり、有翼人特有の魔法の力で飛んでいたことに気づく。ディーフは村で一番高い建物に登り、そこから飛び立つことで雑念を追い払うことによって、村を飛び越える程度だが空を飛ぶことに成功する。  大人よりも先に小屋に辿り着き、アトスに状況を説明する。しかし、一人で森にいるくらいなら、翼なんて無くても構わないと動こうとはしない。アトスの寂しさを知ったディーフは納得して、村に行くことを薦めた。  それから、アトスは翼を切られるが村で暮らすようになる。二人はより完璧に空を飛ぶために仲良く練習している。 -------------------------------------------------------------------------------- ファミレスにて仕事中…… No.1824 投稿日 2001年6月1日(金)12時00分 投稿者 新木 伸 >八神さん  花。  この小道具の使い方、まだ少し甘いか。  「故郷の風物詩」っていう出しかた自体は、最初の頃と変わっていないのだけど、いまとなると甘く感じられるのはなぜだろう。他の部分のレベルが上がってきたからかな?  以前、セラスの設定として、病気の母のために薬草となる花を探しに出てきて捕まった……ってあったけど、あれ、使えないかね?  セラスはその花を取りにきて、捕まったわけよ。  彼女はその花を母親に届けることができなかった。母親は熱病で苦しんだはず。死んだのか生きているのかもわからない。そのあたりで涙が出てくるとか。  あと、ひとつ確認。  結の転。いちばん盛り上がる部分にもってくるものの確認。  この話、逃亡中には、セラスの意識は半分だけ戻ったような状態で、夢見心地のまま、レンに連れられるまま動いているとみた。  彼女の自意識が完全に戻るのは、レンが消えつつある、まさにその瞬間。  夢見心地で行動する人形っぽかった彼女を、ずっと守り通したレンは、いままさに人間に戻った彼女の腕の中で消えゆく……のだとみたのだが。それでOK?  ってことは、レンの側と、長老の側とで、筋は2本ってこと?(セラスがほとんど自意識がないのなら、そこの筋は省略して無くされていることになる)  そうだということなら、これでOK。プロットに進め。  ただし最初は、例の起承転結16分割のハコ書きから。  もし、そうではなくて、「いえ、セラスの意識は逃亡時にはもう完全に戻っていて、レンとラブラブなんです〜」とかいうことなら、これは、「結」にあたる逃亡中のエピソードが全然足りていない。  前者の場合を想定して……。  現在のあらすじでは、二人が逃げ出すまでで、「起承転」とあり、逃げ出してからが「結」。逃げ出すまでが4分の3あって、逃げ出してからが4分の1しかないけれど、この話を短編で書くなら、そんなバランスが適当だろう。  これがもし長編展開するなら、もっと配分はかわる。その場合は逃げ出してから先が4分の3ぐらいあってしかるべき。セラスとレンがラブラブになるあたりのエピソードも、たくさん描き込まなければならない。そっちがメインコンテンツになるわけだし。  護符のことは、もうすっぱりプロットからも本編からも削ってしまいましょう。まったく登場させない。  追っ手の構成は、プロットやら本編やらで書けばいい。 >いか君  「学者」がじつは無駄だったということに、ようやく気づいたな?  だから言ってたじゃん。「学者」はこの話にとっては「必然」じゃないって。 >>「なんでー意固地になって自分の考えに執着するのは意味ないじゃん」  自分にとって気に入っている部分が、必ずしも話にとっては重要ではない。  そのことに気づいたなら、次のステップね。  「双子」と「有翼人の村」も削除して、話の筋を立て直してみそ。  いまだと、「森の子供」と「有翼人の村」か。  残るのは、主人公が「翼を切られた有翼人」というぐらいか。  試しにこれで、ストーリー作ってみそ。  もっと限りなくストレートな形になって、もっと綺麗にまとまるはずだから。  そうすれば、またなにか見える物が出てくると思うから。 >いか君、その2  今回のあらすじ、これはこれで筋は通っている。  しかし一時保留。  上に書いた、さらにスマート(かもしれない)バージョン。  ちょっと書いてみそ。 >杉井君 >>>レベルコ、おまえはなぜそこにいる? >> 目の前に「意中の男」を突きつけて、求婚をきっちり断るため。 >> SSGを買い取った理由、現場を見せないと信じてもらえそうにないため。 >> 発電システム移行にあたって本国の本社で色々仕事があるから(これがいちばんか)。  なぜよりにもよって、いちばん「面白くない」理由を取る?  いちばん面白いっていったら、「1」の「求婚をきっちり断るため」でしょうが。 >石野休日さん  あ、体育会系ですか。  じゃあ軽いもんですね。ペナルティにもならんか。  回数を2倍にするかわりに、  腕立て、スクワット、腹筋。3種セットでってのは、どうでしょう?  2倍にして、さらに3種セットでもいいけど。(^^;  自分的に、「う。それはやりたくないなぁ」というぐらいの量に設定してください。ただし5倍量で食らっても、完遂できる程度ね。(^^; >つかさん  だめじゃん。  「こちらの方が記念になります」ってことだと、それ、ボツですがな。  それは「価値観の違い」ってことで、終わっちゃう。  脱線転落コースですな。  豪華な景品もいいかもしれないけど、この綺麗な紙の花もいいかなっ――と、あまり欲を抱かずに満足してしまうシンデレラを描かなきゃならんところなのに、「王子がくれた花だからこっちのがいいに決まってます」って主張するシンデレラじゃ、まるで構図が違ってきちゃう。その路線はなにをどうやったって、ボツだよ。  理由が「王子がくれたから」になる系統は、例外なく全ボツだ。  わかる? わからん?  ってことで、つか18(改)はリテイク。 >小倉さん  兄の筋のまとめ。こんな感じだと思うのだが、どうだろうか? ・出来のいい弟に精神的に圧迫されていた兄は、弟のことを嫌い、否定することで自己を守ろうとしていた。 ・だが弟を否定するでなく、認めることで、人間として大きく成長する。  まあパターンとしては、青年期によくある行動か。  何かを否定してみせることで、自己のアイデンティティを確立しようとする行為ね。  否定せず認めることを知ると、人間的に成長する。  ちなみに、この話の人間関係がどうなっているかというのもまとめてみた。  おとぎ話の、「ウサギとカメ」「アリとキリギリス」の構図が、それぞれの兄弟と姉妹にあてはまるとみた。  “心配性”のウサギと、人のいいカメ。  ――兄と弟。  楽天的なキリギリスと、“心配性”なアリ。――姉と妹。  そういう構図になっているのではないかと。  両者ともに、その“心配”が、杞憂だったのだ――ということで、話にケリがつく。  それを知るのが、ウサギとアリの成長の構図。  ちなみにカメ(弟)とキリギリス(姉)に関しては、本質的には成長がない。認識のちょっとした変化があるぐらい。  カメである弟が、ウサギである兄を評価している点は、その足の速さでなければならない。「才能=なんでもできること」ということ。  「努力しているから」というのは、これは明らかに違う。  弟の台詞のなかには、「辛い課題(勉強)に真面目に取り組んで、人並み以上の結果を出す所。努力している所が尊敬に値する」――ってあるけど、ここで、構図がごっちゃになってる。  「大変な課題にも挑戦してゆく姿勢」を評価しているのか、それともコツコツ続ける「努力」を評価しているのか。どっちだい? 両方っていうのは、そりゃ、ないぞ?  コツコツやる系の「カメの努力」は、これは弟の長所のはず。だから努力の部分を尊敬しているのはおかしい。  たとえ話にもってゆくと、こんな感じになるだろうか。  おとぎ話の「ウサギとカメのレース」の話で、道の途中に、5メートルの幅の地面の裂け目があったとする。ウサギならば、「よーし、あんなの飛び越えてやるさ!」と挑戦するだろう。  だがカメには、もう、絶対に無理。身体構造的に無理。カメがどう努力しようが、5メートルは越せやしない。  カメがウサギに向けるのは、そういう種類の「尊敬」だと思うのだが?  そして、ウサギである「兄」が、カメに覚える「恐怖」というのは、これは大変わかりやすいもの。  自分がどんなに飛ばしたところで、やがてコツコツ歩んでくるカメに追い抜かれてしまうのではないか。そういう「怖れ」なわけだ。  このウサギ君が、カメの「強さ」も認めるが、自分の「強さ」も認識するのが成長。  自分に自信を持つ話なわけだな。  自分に自信のある者は、人をけなしてアイデンティティを保とうなどとは思わないものだ。  カメは強い。  そして俺様(ウサギ)も強い。  ザッツ・オーライ。ノープロブレム。  そんな感じ。  あとひとつ。  お地蔵様を御神木に変えたのは、いい一般化。  ただし、「妹が御神木に姉をなんとかして下さいと祈ると、姉と男の子の頭がぶつかり〜」では、あまりにも哀しい。哀しすぎるぞ。しっかりしろ小倉。  アイデアあげます。  「ご神木の枝が折れて上から落ちてきて、下敷きになった二人が〜」ってことで。  んで、あともうひとつ。  二つの家から、学校に向かう道の途中に、ちょうどY字路があって、ご神木のあるのは、そのY字の合わさる地点。たまたま兄弟と姉妹で通学してくる最中に、災難に見舞われたってことで。  こうすれば四人の問題が解決したあとで、四人で仲良く帰宅する途中に、もういちど枝が落ちてくることにできる。  それで人格交換は解決。  そうそう。  「妹が弟への恋心を自覚するエピソード」  これなんだけど、なんかピンとこねーなーと思ったら、理由がわかりました。  そもそも、「妹が弟に恋するエピソード」がないからなんですね。  「恋心」がまずあって、ついでそれを自覚するという流れになるはずが、そもそも「恋心」が生まれてもいないんだから、自覚する部分もピンとこないのが道理。  姉の体に入って、頼りなく見える弟君に対して、「私が助けてあげなきゃ」と思うエピソードはあったよね。あそこからもう一段発展させるとか、逆の方向に転がすとか、なにかやって「母性本能」を「恋心」に変化させなきゃ。  私の引き出しを探ってみると……。  「助けてあげなきゃならない弱々しい存在」→「やっぱり男の子。強いんだ」→「恋心」  こんなあたりのパターンが出てきましたが、どんなもんでしょうか?  妹は、なにかで弟君の「男の子なりの強さ」を思い知らされて、ふっと男を意識する。そこでハマっちゃうっていうパターン。  他にどんなパターンがありそう?  考えるなり、これそのまんま使うなり、とにかく「惚れる」エピソードを出してください。  なんならアイデア出し10個。  またその後に、今度は「恋心」に自覚するきっかけのエピソードを、10個。  今回出してきたものは、ありがちすぎるのでボツです。っていうか、サボってないで、アイデア出し10個やってこいってーの。  あとここのアイデア出しが終わってからの話だけど、小倉君の場合は、前編/後編ということで、40枚の短編2本ってことで作業しましょう。  最終的には合体させて、80枚ジャストの中編を目指す(電撃大賞なら短編部門のレギュレーション内)。  あらすじは、前編、後編、それぞれに800字でやること。  区切り点は放課後までか。内緒で返ってしまった兄を追って、3人で学校をあとにするところね。  視点だけど、せっかく四人のそれぞれの筋も考えたことだし、視点は四人全員に一度は回すってことで。  まあ、メインとなるのは2人ぐらいだろうけどね。一度も視点を移さないキャラ出さないほうが面白そう(まあ無理があるようなら、2人交互ってことになるだろうが)。  誰の視点をどんな順番に並べていったほうがいちばん面白そうか、いまから考えておくように。あらすじではやらんけど、プロットではそのあたりも見るぞ。 >唯野君  こうして並べてみると、よくわかるでしょ?  OKのアイデアは「どれでも使える」ってことが。  あとは好みの問題。したがって、どれを使ったっていい。好きなの使ってよし。9番でもよし。  潰すべきポケット。その1。  同僚の心配をしないでいいのか? 同僚を連れてきてしまってOKなのか?  ポケット。その2。  同僚が居残る理由。  「共感したから」ということで、あらすじではブラックボックスにしておいてもいいが、プロット段階では具体的に見せなきゃならんな。  もし現時点でプランを持っているなら、それは見せるように。  ポケット。その3。これは大きいぞ。  不死者が同じ場所に現れるという保証は? また不死者がずっと同じ場所で犯行を続けてきたというなら、主人公がすぐに不死者と出会わなかった理由は?  おそらく数年ぐらい、主人公は不死者を追いかけ続けていたと思われる(じゃないと主人公の過去に迫力が持たせられないため)。  そのあいだ不死者は、どこで人殺しをつづけていたのか?  ポケット。その4。ラストの不死者再生の理由は?  1、2、4ぐらいのものなら、じつは「プロットでみせるように」と言って先に進ませてしまってもよいところ。  だけど3があるから、もう一回、あらすじを見せてもらおうか。  そのときには、他も潰してきたり、具体案をみせたりするように。  ポケット3に関しては、一発で潰してこなければ、またアイデア出し10個とかになるので注意すること。  不死者は数年間どのように行動していて、主人公は不死者と出会うためにどんな行動を取っていたのかということね。  現状では主人公の取った行動は、「同じ公園に通い詰める」となっているが、これはぜんぜん筋が通っていない。理由は不死者が同じ公園に来るという保証がないため。  なんらかのアイデアを出して、そこを潰しておくように。 >生徒会長を泣かす件  ふふふふふ。  もうすこし指摘が出きってから、個別に返事してあげよう。 >卯月さん  つか18改。  ホロリときますか。  そのぐらいのものでなければ、とてもお金はもらえたものじゃありません。商業レベルというのは、そういうもの。  しかしあれはボツなんです。  卯月さんがホロリときた部分は、「シンデレラの王子への想いの深さ」。  けっして「無欲」からではありません。  プロであれば、「無欲」でホロリとこさせて、それでナンボなんです。 >魚住さん  榎野さんの書き込みは、おそらく魚住さん宛じゃないぞ。  魚住君は、いまこれをとことんまでこだわって、モノにしなければならないところ。  モノにしたときの経験値、デカいから。  罪悪感を感じる王子。  その罪悪感をインパクトのあるエピソードで払拭して、「いじらしい」→「健気」に転ばしてやると、それはレベル3の演出となる。  そこでシンデレラは力説する(もしくは叱りつけるぐらい)の強さのある行動が必要なんだけど、その相手が、なぜ王子本人ではいけないのか?  これ、魚住さんはハマってしまって、「なにか他人でなければならない」→「医者が適当だろう」という考えから抜け出せないでいるのだと思うのだけど、どうだろうか?  王子相手にシンデレラが話すことになると、王子はすぐに説得されてしまって、力説するまで至らないとか、そんなことでも考えていたのかな?(医者なら頑固にできるし)  頑固に罪悪感を感じる王子ってのも、あるだろ。  シンデレラが王子本人に力説できない理由があるというなら、聞こう。  あるのか?  16分割のハコ書き。  転と結、リテイク。  起承はOK。  「転」はメインが「気絶」だろ。  気絶するのの前提になるのは、「痛みに耐えて踊るシンデレラ」って構図だ。  ここが「転」の「起」ね。  「結」に関しては、上の話題の結果待ちね。  どういう展開にするのか、それを決めてからのこと。 >榎野さん  そうそう。  「通る」コンセプト(企画)というのは、相手に有無を言わせず、ひと言の文句も質問も出させず、ただうなずかせるのみ。  そういう重みと迫力を持ったものですよね。 >かねやん  冴子がその修羅場の現場に居合わせて、自分もまた二股のひとりだったと証言するのは、それ、ひどいやつです。だってその修羅場をセッティングしたのは、冴子自身でしょうが。他の男女から指摘されて、返り討ちにあっちゃいますがな。 >石野休日さん ・石野休日14  ボツ。  魔法の効果……はわかるけど、発動条件が不明。  王子の言葉を聞いて、それに反応すると発動するのだろうか。嘘発見器みたいなもので、それはごまかしのきかないもの?  構図不明。よってボツ。  まあそれはそれとして、ひとり残ったシンデレラに、「見下げた強欲さだ」と言う王子の言葉の理由も不明。  この時点で服が透けていないのだから、シンデレラは欲をかいていないのだとわかるはず。 ・石野休日15  ボツ。  相手の意図を汲んであげない、自己中なシンデレラです。  はーい。ぺなるてぃ〜。 >茶羽根  「トリックスター」の正しい役割は、「邪魔をすることもあれば、橋渡しすることもある」です。  トリックスターというのは、本来、気ままなもの。  まあそこから転じて、「邪魔もする。だがいいところで橋渡しもしてくれる」あたりかな。  片方に固定しなくていいのね。両方やっていい。そのほうがおいしい。  まず邪魔しておいて、盛り上げて、あとで手助けする。  ――というパターンの使い方が一般的だが。  トリックスターの動機に関しても、色々考えられるよ。  彼なり彼女なり、もしくはその「物」なりの一貫した原理による行動が、時には邪魔になり、時には手助けになる。そういうのでもいいし、単に気ままなのでもいい。 >信用する資格 >茶羽根  あ。みやびさんの聞いたら、なんかそうかもしれないと思えてきた。弱々なのが、なんかそれっぽい。  ……で、どっちなのよ?  はっきりせぇ。 >とんびの羽根 ・とんびの羽根19  ボツ。  まあ「無欲」なんでOKにしてもいいんですが、やはり印象が弱すぎ。  このエピソードのままだと、「なんか王子と仲良くなったシンデレラ」ぐらいのことしか伝わってきません。「なんで王子はシンデレラを気に入ったの?」と読者に聞いても、「さぁ? わかんない」と返ってきますな。間違いない。 ・とんびの羽根20  OK。  これは文句なし。  ちなみに一行コンセプトは間違ってます。  「最後の帽子になっても気にしてなかったシンデレラ」です。 -------------------------------------------------------------------------------- 魚住様へ No.1825 投稿日 2001年6月1日(金)13時17分 投稿者 本家・榎野英彦 私の書き込みはよーするに 「イイワケはイイコトではない」 「説明を『一言でわからせる』言葉の能力も必要」 「だからイイワケを考えるのではなく『一言でわからせる言葉』を使おう」 ということです。 「アイディア」に自信があるとつい「説明」したくなります。  そう言うときは「アイディアの根本」を動かすことなく、「どうやってわからせるか」という方法を変える必要があります。  この「方法」を考えることなく、一つにこだわったとき「イイワケ」が生まれます。  本当に面白いアイディアなら見せる「方法」は無数にあるはずです。  前の私の書き込みの「アイディアを捨てる」という部分は「方法を捨てる」と訂正させてください。 -------------------------------------------------------------------------------- 打率0割台キープ中 No.1826 投稿日 2001年6月1日(金)15時01分 投稿者 石野休日 ちなみに唯一のヒットは当たり損ねのポテンヒットだったりします。 ●魔女の目にも涙(仮)  自分のことしか考えないのもどうかと思いますので、僭越ながら突っ込まさせていただきます。 >失意の中、少年に入場券を渡してしまう。    いきなり失意ですか。これはちょっとまずいような。  この段階ではまだ「少し気になる」程度であって、恋心に発展していませんよね。発展していたとしても、まだ自覚していない段階です。  どこかすっきりしない感情を抱きながらも少年に入場券を渡し、その後にどうしようもなく悲しくなって、ようやく己の中の恋心を自覚する。というような形が良いのではないかと。 >司会の台の上で、泣き崩れてしまう主人公。  これ、都合が良すぎやしませんか?  なんでいきなり司会台の上なんでしょうか。状況が分かりません。生徒会室で一人になって泣くのが普通では?  一人で泣いている主人公。そこへ副会長の男子生徒が書類を取りにやってくる。生徒会長の意外な一面を見てしまった副会長は……。  こんな感じでしょうか。 >卯月修羅さん >普通、生徒会長って全校生徒の投票で決めますよね。(1804)  そうでもないですよ。少なくとも僕の高校は違いました。選挙すらありませんでしたから。  柔道部の顧問が偉い先生だったのか、柔道部員が強制的に生徒会を運営させられていたのです。  だから柔道部にさえ入れば、誰でも会長になることが出来るというわけなんですね。 >新木さん >回数を2倍にするかわりに、 >腕立て、スクワット、腹筋。3種セットでってのは、どうでしょう?(1824)  こ、これでお願いします。2倍にして3セットは無理です。  ちなみに体育会系だったのは本当ですが、毎日いかにして練習をサボるかに青春を賭けていた人間だったもので、他人に自慢出来るような体力は持っていません。所詮は弱小野球部の控えピッチャーですから。  先ほどペナルティを実行したところ、1セット目が4分40秒、2セット目は6分かかりました。興味のある方は是非実行してみてください。  つらいっす。 >シンデレラ迷宮  今夜はちょっと用事がありますので、今のうちに課題を提出しておきます。 石野休日16 ・舞踏会の最中、王子は余興を始めると言って、一本のキャンドルを取り出す。 ・このキャンドルの炎を吹き消すことが出来た者には褒美を与えようと宣言する王子。 ・色めき立つ会場の女性。しかしそのキャンドルは、息を吹きかけた者の欲の強さに応じて炎の大きさを変えるという、魔法のキャンドルだったのだ。 ・次々と息を吹きかける女性。しかしキャンドルの炎は勢いをますばかり。驚く女性達。誰がやっても結果は同じだった。 ・最後に残ったシンデレラが息を吹きかけると、炎はこれまでにないくらいの大きさに膨れ上がる。 ・王子、魔法のキャンドルの効果を皆に説明する。そして見下げた欲深さを持ったシンデレラに褒美を与えようと告げる。目には侮蔑の色がありありと浮かんでいる。 ・シンデレラはためらった末、遠慮がちに王子と踊りたい旨を伝える。シンデレラの欲とは王子と踊りたいという欲であり、シンデレラにとって一番の褒美は王子と踊ることだったのだ。 ・思いもよらなかった発言に王子は非礼を詫び、シンデレラをダンスに誘う。 石野休日17 ・会場にいる小さな女の子、おもらしをしてしまい、泣き出す。 ・しかし皆は見て見ぬふり。自分のことしか考えていないのだ。 ・シンデレラ、女の子に近寄って後始末をする。そして女の子のパンツを脱がし、自分のパンツを脱いでそれを女の子に履かせる。 ・それを見ていた王子、シンデレラをダンスに誘う。 石野休日18 ・魔法によるアクセサリーをたくさん身に付けたシンデレラは会場の人気者。 ・そのアクセサリーをねだる女性達。シンデレは惜しげもなく女性達に譲る。 ・しかし、シンデレラの体から離れたアクセサリーは溶けるようにに消えてしまう。魔法の効果が消えてしまったのだ。騙されたと怒って去っていく女性達。 ・それを見ていた王子、不思議に思いながらも、「悪いのはあなたではない」と言ってシンデレラの手を取る。 -------------------------------------------------------------------------------- ハコガキ。 No.1827 投稿日 2001年6月1日(金)20時02分 投稿者 杉井光  杉井です。ハコガキって、言葉の響きが不思議。色んな単語に似ている。歯磨きとか。葉書とか。馬鹿ガキとか。 『0.37プロポーズ』(ハコガキ) ○起  ・起   ミンシアがアクエリアスに戻ってくる。  ・承   SSGの中でアクニィと再会。  ・転   ミンシアを拒絶するアクニィ。  ・結   SSGを停止させてアクニィを気絶させる。 ○承  ・起   病院。アクニィのそばにいると駄々をこねるミンシア。  ・承   ホテル。自分がアクニィに拒絶されていることを認めようとしないミンシア。  ・転   病院から、アクニィが逃げだしたという連絡が入る。  ・結   アクニィの行く先を見つける。 ○転  ・起   エアロックにいるアクニィを発見するミンシア。  ・承   ミンシアが全裸になって説得するが、アクニィは聞き入れない。  ・転   ミンシアが宇宙に身を投げる。  ・結   アクニィが時間を巻き戻してミンシアを助ける。 ○結  ・起   手術後、目を覚ますアクニィ。そばにいるミンシア。  ・承   勝手に助けた責任を取れと言うミンシア。  ・転   アクニィ、プロポーズ。  ・結   ミンシア、プロポーズ承諾。  ――オレに断りもなくプロポーズしてるぞこいつ(笑)。  『結』は、正直、どんなふうにまとめようかとかなり迷ったのですが。10分くらい。でもまあタイトルがアレだし、結局こうなるしかないのではないかと思って、こうしました。今、絶対そうとは気づかれないようなプロポーズの言葉を考えています。端から見るとただのアホですね。 >レベルコ連れてきた理由  あう〜、そうですね。かわいそうな男だ。  では、出勤します。細切れの時間を使い回している自分を、ちょっと褒めてやりたい気分。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- 新木さんへ > No.1828 投稿日 2001年6月1日(金)20時32分 投稿者 弟切 千隼 へろへろながら何とか生きている弟切千隼です。今、座ってパソコンに向かっているのがつらいので、今回は他の方への突っ込みだけで勘弁して下さい。 新木さんの要請に応えさせていただいて、今日は新木さんの「魔女の目にも涙」(仮題)へ突っ込みます。体がもたないので一箇所だけです。 そもそも、そんなにスーパーな主人公なら、なぜ日本で普通の高校生をやっているのでしょう? 日本には飛び級制度がないからとおっしゃいますが、最近は高校生くらいの年齢で海外留学する例はそれほど珍しくありません。他の国なら飛び級制度がある国はいくらでもありますし、言葉の壁も天才的な主人公には問題にならないでしょう。なぜ主人公は狭い日本に閉じこもっているのですか? 高校は義務教育ではありませんから、進学しないで働くという手もありますね。中卒でも「大学教授と共著の論文を書く」ほどの力がある人なら、就職先には困らないはずです。そのまま大学で働けばいいんですから。大学の「技官」と呼ばれる職種なら、学歴は問われません。 少なくとも、彼女にとっては児戯にも等しい授業に付き合わされる普通の高校生をやるより、そのスーパーさを生かした仕事をする方が自然ではないでしょうか? 何の役に立つのかわからない校則がやたら多くて、頭の固い教師が結構いて−そんな人ばかりではないことは承知しています−、授業は低レベルでつまらなくて、「出る杭は打たれる」風潮が強い日本の高校にこんな主人公が在籍するのは、苦痛以外の何物でもないでしょう。 こういう主人公に日本で普通の高校生をやらせるには、よほど強烈な動機が必要だと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- そう言えば No.1829 投稿日 2001年6月1日(金)22時08分 投稿者 かねやん  本家・榎野英彦さん、2冊目の本、出版おめでとうございます。  これからのますますのご活躍を、読者としてお祈り申し上げます。 -------------------------------------------------------------------------------- ありがとう、でもね… No.1830 投稿日 2001年6月1日(金)23時16分 投稿者 本家・榎野英彦  ここは「新木さん」の「道場」なので、そういったメッセージは「交流用掲示板」にお願いします。  私はこの「道場」の師範代で、道場主ではありません (と、勝手に思い込んでますけど、怒らないで下さいね新木さん) -------------------------------------------------------------------------------- ぬっ No.1831 投稿日 2001年6月1日(金)23時34分 投稿者 小倉善哉 >弟切さん  冴子が哲男に指輪を見せた理由、納得しました。ただ、やっぱりそれでも「なんだよアイツ。持って帰って質屋にでも行くつもりかよ、ちぇっ」って思うかもしれないなあ。  ああ、それでも別にいいのか。冴子が下衆になる訳じゃなくて、そうやって考える哲男が下衆になるだけだから。納得。  あと、薬指にはまる指輪じゃないなら、別に買ってあげてもいいような気がしますけど…小倉が哲男だったら「別に婚約指輪贈った訳じゃないんだからいいだろ? 日頃お世話になってるプレゼントだよ! お前が考え過ぎなんだよ」とか言い訳しそうだな。百合子の立場だったら絶対信用しないですけど(苦笑) …あ、それじゃあやっぱり駄目なのか…(^^; >かねやんさん  指摘ありがとうございます。  って、どわあ。本当だ。確かに変です(^^;<いきなり祈られても  視点…の方はとりあえず四人の視点でやるだけやってみます。基本は妹と姉だけれど、弟が部屋で一人いるところとか、兄が弟に負けを認める所とか、姉妹の視点では、ちょっと無理ですしね。(見てみたくないです? 女の子の部屋で一人っきりになっちゃってドキドキしてる弟。私は見たいぞ、と/笑) >新木さん >「ウサギとカメ」と「キリギリスとアリ」の話  すごい分かりやすかったです。まさにそれです。そーゆーのがやりたいんです。兄の問題が解決する部分もまとめてもらっちゃって。人格交代のポケットつぶすアイデアまでもらってしまって。  悔しいです。  「自分の実力じゃないってことを自覚しろ」と言われる前に「自覚してます」と言っておかなきゃ。  私だってそのことにいつか自分で気付いたかもしれないけれど、一ヶ月くらい先だったかもしれない。悔しいけど今は取りあえず吸収しよう。うん。そんでもって次から頑張ろう(闘魂) >さぼってないでアイデア出し  ぬっ。小倉、またさぼってるですね。アイデア考えます。(っていうか長年に渡るサボり癖がしみついちゃってて、サボってることを自覚できてないんですな)  アイデア出しをどこでするのかというポイントがイマイチつかめてないのは、骨が見えてないからでしょうか。短編蟻地獄をしながら、シンデレラ迷宮も採点代行者レベルになるくらいの気持ちで取り組まないといけないな。…時間がないですからね。頑張らないと。 (本気で月1短編蟻地獄を1年間ってやつを実行しようと考えている小倉。杉井さんレベルになると短編蟻地獄を月2回実行することも可能なら、小倉だってレベルアップしていくうちにもっと時間を短縮することも不可能ではないはずだ。とにかく自主没のレベルを上げていかなけりゃ…) >しっかりしろ小倉  なんか胸倉掴まれてムチウチになりそうなほど揺さぶられている気分です。これで目が醒めなきゃ漢じゃないですね。(男じゃないけど/笑)  ああ、これが妄想超臨界中ですか? 妄想とは微妙に違う?(爆)  そういや今回はじめて「君」づけになりましたね。これが「格下げ」なのか「格上げ」なのかすんげえ微妙でドキドキです(苦笑)  今日は部の発足会で少し飲んできたので、脳味噌が使い物になりません。という訳で寝ながら考えます。それではおやすみなさい。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 今日は卒論の説明会がありました No.1832 投稿日 2001年6月2日(土)00時33分 投稿者 卯月 修羅  うちの教室の人数は全員で17人、出された卒論のテーマは24つ。数的には足りてるわけですがやっぱ人気のあるテーマと人気のないテーマがあるので。闘いは熾烈なものになりそうです。  今日の格言  「昨日の友は今日の敵」(笑)   >新木さん  たぶん新木さんが採点し忘れただけだと思うのですが卯月25が採点されていません。どうか採点してやってください(泣)  つかさん18(改)はボツですか・・・。確かに言われてみれば無欲じゃないですね。でもなんかあのシンデレラかわいらしくてそんなの気付きませんでした。まだまだ分解能が足りないですね。 >石野さん  ほー、そんな高校があるのですか。知らなかった・・・。でも無茶苦茶ですね、その制度。毎年生徒会が体育会系のノリになってしまいそうです(笑)  それでは今日も課題提出いたします。採点よろしくお願いします。 卯月26 ・お城にやってきたシンデレラ。控え室に通されるとそこにはありとあらゆるドレスがおいてあり「ご自由にお着替えください」との立て札が。 ・若い娘達は王子の気をひこうと、とてつもなく豪華なドレスや露出の激しいドレスに着替える。 ・舞踏会がはじまると王子は一人だけごくごく普通のドレスを着ているシンデレラを見つける。王子はシンデレラが着替えなかったのだと思いシンデレラに「お好みのドレスは見つかりませんでしたか?」とたずねるとシンデレラは「いえ、せっかくの機会でしたので、穴が開いていないこのドレスに着替えさせてもらいました」と答える。 -------------------------------------------------------------------------------- 書くかどうか悩んだのですが No.1833 投稿日 2001年6月2日(土)00時36分 投稿者 かねやん >本家・榎野英彦さん 1830  そう取られるよなあ(苦笑)  今思えばメールで出せば良かったのですが。  ちょっと言い訳  とりあえず1829は、新刊が出ておめでとうってことで書いたわけで無いです。新木さんが新刊を出そうがここで書くつもりは無いですし。  今回、ここに来られている方が2冊目の本を出版した=読者に認められた、事をお祝いするために書かせていただきました。  己の見解でしか無いのですが、この時点で初めてプロになったと言えるんじゃないかと思ったものですから。  考えてみれば、次の本を出す事が決まったときにお祝いするものですね(苦笑)  指輪は、夫婦、恋人に贈るものと言うイメージが強いかな?  友人ではあげないと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- とりあえず No.1834 投稿日 2001年6月2日(土)01時00分 投稿者 茶羽根(やの) 信用する資格>  ニードですが、弱々くんです。 > おれが彼女を信用するなんて、そんなだいそれたことをしていいんだろうか、みたいな。 > だって、これくらい弱々な主人公のほーが茶羽根くんらし……あー、いやいや(^^;  なんか読んでて笑ってしまいましたが、この通りです(^^; > ただそのヘンな理屈のコネ方が、茶羽根くんらしいかなあ、と。  うーん……  今回の場合、私の中に「女に信頼される資格がない=女を信用する資格もない」は絶対正しい、と主張している部分があって、その主張が正しいと証明するための理屈をこじつけていたような気がしています。  相変わらず「言われたらなんでもそれが正しいと思ってしまう」状態なのですが、ニードが弱々くんなのは間違いないです。  ただ新木さんにああいわれたときは、「なるほど……」とか思っていたんですが(汗) -------------------------------------------------------------------------------- なるほど No.1835 投稿日 2001年6月2日(土)01時07分 投稿者 かねやん >>あとここのアイデア出しが終わってからの話だけど、小倉君の場合は、前編/後編ということで、40枚の短編2本ってことで作業しましょう。  最終的には合体させて、80枚ジャストの中編を目指す(電撃大賞なら短編部門のレギュレーション内)。  己だったら平気で、短編を4つ創って一冊の本、とか考えちゃいます。  全てを読むと、何故人格交換したかわかるような感じにして。マルチエンディングのゲームをやりすぎてるの、バレバレですね(笑)  上遠野浩平さんの「ブギーポップは笑わない」シリーズの形式なんか、それに近いですね。 >小倉さん 1831 >>見てみたくないです? 女の子の部屋で一人っきりになっちゃってドキドキしてる弟。私は見たいぞ、と/笑)  見たいです(笑)  いろいろ部屋をいじってると突然妹が入ってきて、妙におたおたしちゃったり。  いやあ、弟可愛いです。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1836 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1837 投稿日 2001年6月2日(土)03時14分 投稿者 新木 伸 >杉井君  ぱかたれ。  こんなもの、リテイクだっ。  この話は「ミンシアがアクニィをSSGから助け出すが拒絶され、すこしだけ受け入れてもらえるようになる話」でしょうが。  なら、  拒絶されるのが「転」。  助け出すのが「承」  じゃあ、「起」になるのは、なんだい?  それから、「起」のなかの「転」。  「起」のヤマ。「起」の部分を面白くする仕掛けは、なんになるんだい?  プロローグはボツとは言ったが、そのまま削除してくるだけとは、芸がない。「起」に相当する展開で、面白く、仕立て直してくるんだよ。ちゃんと「起」のなかの「転」もつけてね。  あと、思ったんだけど、「転」の「転」が足りてないな。  病院内で、アクニィ面会謝絶でしょう。ここで二人は一度も会っていない。  いっぺん会わせておいたほうがよくないか。そして確実に拒絶させておく。もういちど。  あらすじはOK出していたけど、これは微調整。  こういうものを本当の意味での「微調整」という。 >石野休日 ・石野休日16  ボツ。  ぜんぜんわからん。  欲の大きさに比例した炎があがるわけで、シンデレラがいちばんでかい炎だったわけでしょ? ならシンデレラがいちばん強欲だったってことじゃん。 ・石野休日17  ボツ。  「自分のことしか考えていない皆」というのを出しているよね。なら、それと対比して比べられるのは、シンデレラのなに?  これは「優しさ」でしょう。 ・石野休日18  ボツ。  単なる価値観の違い。  「惜しげもなく譲っている」わけだから、これはその通り、本当にまったくぜんぜん惜しくなかったのだろう。  きっとシンデレラは貴金属やら宝石に価値を認めてなかったんだね。彼女にとっては、ただの金属と石ころ。――っていうか、そもそも幻影なんだから、金属と石ころの価値さえもないものか。  16は「たわけ」だけど、17と18は、単に「展開」がまずいだけ。  同じ発想から、ちゃんとOKを取ることもできる。  17は、あれでしょ。皆はなにかやりたいことがある。パーティにきたんだから、子供の世話なんてしたくない。楽しみたい。自分の欲望優先。シンデレラはそうではなかった。  18のほうは、幻影でも綺麗なものには違いないわけだ。それを惜しまずに分け与えるシンデレラっていうところで無欲を描こうとしているのはわかる。  でも、本当に惜しんでないように見えちゃだめなのよ。それだと上記のように、「本当にいらなかったんだね」と取られかねない。  あと、幻影のアクセサリーが消えてしまうところで、他の人々が起こってしまうのもまずい。怒られたときにシンデレラは謝るとかすると思うんだけど、そうすると、「気の小さいシンデレラ」みたいな余計なものがまじってくる。 >榎野さん  うーん。いいんじゃないですか?  ここの人も、もし本が出せたらお祝いのメッセージとか飛び交うことだし。そういうのを禁止しちゃうのも味気ないですし。  交流掲示板のほう、話題を追いかけるのが大変なんで、じつはあんまり見ていなかったりします。(^^; >小倉さん  的はずれではなかったので、よかった。  自力であれをやれるように、精進すべし。  自分の話に対して、自力でこれをやれるのが、プロの水準だ。  逆にいえば、自力でできるようになったときには、もうプロになれる。  実際、プロは全員これをやれるし、アマチュアは全員(と言い切ってしまってもいいだろう)これができない。  ちなみに、自分の話ではなく、人の話に対してやるほうは、もうすこしやさしいのね。ある程度の距離を置いて客観的にみれるから。  あんなふうに……。  たとえ話にもってゆくとか、なにかして、こういう「一般化」ができれば、もう「勝ったも同然」です。  兄がどう悩むかとか、弟は兄をどう見ているか。なにかで迷ったときの指標は、すべてそこにある。  ウサギとカメのレースなんだから、そりゃ、ウサギの心配はカメに追い抜かされることだろうとか、すぐにわかる。  こうしてたとえ話に持ってゆく手法は、自分の話を客観的に見るための方法ね。  開発者はみやびさんだ。  ちなみに、前回の時には話がそれるから書かなかったけど、もうすこし細かい属性も持っている。  心配性で「強迫観念」なウサギと、人がよくて「マイペース」なカメ。  気楽なキリギリスと、心配性で「お節介」なアリ。  兄は「いつか追い抜かされるのでは……」と強迫観念。  妹は「お姉ちゃん、そんなんじゃ冬を越せないよう」とお節介な心配。  うーん……。  こうしてみると、姉の「隠し属性」も、なんかありそうなんだけど、なんだろ? >小倉さん  ありゃ? 小倉さんって女性?  まあたいしたことではないんだけど、いちおう性別を聞いておきます。  この先、プロットやら本文やらで、男の子の心理、女の子の心理、そういうとこの指摘をするときに、指摘する側に予備知識があったほうがいいし。  弟編のとき、女の子の体に入った少年が、乳房に触ってみようとする以上のもっとスゴいことを考えない……っていうところで、「おや?」とは思ったけど。 >卯月さん ・卯月25  ボツ。  まあ無欲っていやあ、無欲なんですが、さんざん話を引っ張っていったあとで、出てきた無欲があれっぽっちじゃぁ……。  印象薄すぎ。  もっと強烈な無欲があるなら、OKになってもいいとこだけど、卯月さんの場合は、これはボツ。  あと、このネタの「転」は、「ピアノが壊れる」なんだろうけど……ぜんぜん、おもしろくもなんともない。意外なだけ。  「転」の必須要素は、「意外で面白い」です。 ・卯月26  ボツ。  魔女のくれたドレスはぁ〜?  魔女はドレスをくれなかったということにするなら、その旨書かなきゃだめです。  しかし書いてあっても、「設定変えるな」でボツになりますが。 >茶羽根  自分の中では絶対に正しい、とか、コドモみたいなこと言ってんじゃねーよ。  じゃあその、「女に信頼される資格がない=女を信用する資格もない」という真理を、皆に納得させてくれ。  そうでなかったら、小説書く必要なんてないんだよ?  「俺的にこれは絶対に正しい」で、もう完結しちゃってる。  エピソードとストーリーとキャラクターでもって、その概念を納得させるのが小説の役割なのだな。  一冊なり、一遍なり、それなりの枚数を費やして語るべきことなわけだ。  ただ一言、「女に信頼される資格がない=女を信用する資格もない」と言って伝わるようなものなら、小説になんてしなくていい。  まあ前段階として、とりあえず、わしらを納得させてくれ。  わしの認識では、「その女を信用(信頼)してはいるが、しかし、自分が彼女の信頼を受けるに足りる人間でないことを痛いほど知っている」という状態は、これは成立する。  そういうキャラの心理には矛盾がないと感じる。  (この場合、その女への気持ちは「信用」でも「信頼」でも同じことだろう)  茶羽根的には、これは否定されるわけだよね?  「信頼される資格がないと自分でわかっているなら、貴様は信用してもいかんのだぁ〜」って、そう声高に主張したいわけでしょ?  言葉と論理でいいから、納得させてくれ。  すくなくとも説明を試みてくれ。  それなりに納得できたら、そういう話を作るにはどうすればいいのかのサジェスチョンもできる。  現状では、まるで理解不能。  すこしでもわからないことには、なんも手がだせん。 -------------------------------------------------------------------------------- 魅せる方法。 No.1838 投稿日 2001年6月2日(土)03時32分 投稿者 魚住雅則 >榎野さん >この「方法」を考えることなく、一つにこだわったとき「イイワケ」が生まれます。 本当に面白いアイディアなら見せる「方法」は無数にあるはずです。   今回、これが前よりは理解できた気がします。 きっちり「わかる見せ方」にしてから改めて次のネタに行きますね。 >新木さん >魚住君は、いまこれをとことんまでこだわって、モノにしなければならないところ。 了解しました。徹底的にやって、きっちり経験値盗みます。 >「なにか他人でなければならない」→「医者が適当だろう」という考えから抜け出せないでいるのだと思うのだけど、どうだろうか? 最初に「王子以外でなければならない」という意識があったので、他人の中では最も自然にシンデレラと関わる(怪我を治療するという流れがある)医者が適当だと思いました。 「王子以外でなければならない」と考えたのは、 シンデレラが王子に対して直接「あなたと踊れる為なら痛みなど何でもない」と力説するのは不自然→それなら、他人に訊かれて説明している所をたまたま王子が聞いてしまえばいい。 となって、そのままイメージが固まってしまったからです。反省。 >頑固に罪悪感を感じる王子ってのも、あるだろ。 これが全く思い浮かびませんでした。 試しに大体の流れを考えてみます。 手当ての甲斐あって目を覚ましたシンデレラに、無理に誘ってしまって申し訳ないと謝る王子。そんなことはないと誤解を解こうとするが、それすらも気を遣っているのだと勘違いされ、また謝られる。そんなやりとりをずっと続けている内にとうとうキレたシンデレラ。誘われことがどれだけ嬉しかったかしれないこと、気を遣って踊ったなどとんでもないこと、謝られる方が悲しいことを力説してしまう。 ぬう、直接言われた方が断然惚れる。しかも「医者」っていう余分な要素も省けててシンプル。 これが以前話に出た「直接説明することが最も効果がある」ということでしょうか。 起承転結の方は明日(というか既に今日)提出します。 -------------------------------------------------------------------------------- あー No.1839 投稿日 2001年6月2日(土)04時04分 投稿者 茶羽根(やの)  相変わらずですが、全然ダメですね……。 新木さん> >わしの認識では、「その女を信用(信頼)してはいるが、しかし、自分が彼女の信頼を受けるに足りる人間でないことを痛いほど知っている」という状態は、これは成立する。 >茶羽根的には、これは否定されるわけだよね?  否定していません。ただし、 >「信頼される資格がないと自分でわかっているなら、貴様は信用してもいかんのだぁ〜」って、そう声高に主張したいわけでしょ?  こう思う人も中にはいるんじゃないか。と言いたかったんです。そしてニードはこう考える人間だ、と。 -------------------------------------------------------------------------------- そうですねえ No.1840 投稿日 2001年6月2日(土)05時33分 投稿者 かねやん >茶羽根さん >>私の中に「女に信頼される資格がない=女を信用する資格もない」は絶対正しい、と主張している部分があって、その主張が正しいと証明するための理屈をこじつけていたような気がしています。  己は「女に信頼される資格がない=女を信用する資格もない」について、「風が吹くと桶屋が儲かる」くらい理解できなかったんです。  だから質問させてもらったんですけど……  人の標準の違いって難しいですね。  例えば弟切さんの「魔女の天秤(仮)」。  「指輪」が出た時点で、己は冴子と哲男に恋愛関係があったと見ました。  でも新木さんの中では友人でも指輪を贈るので、ポケットになってしまうわけです。 >茶羽根さん 1785 >>文章で書けば、「女の信頼を裏切った」→「女に信頼される資格がない」→「女に信頼される資格がない自分が、女を信用していいはずがない」→「女を信用する資格もない」と言う感じです。  ニードは弱々なので上のような思考をしてる。  これで認識は良いでしょうかね? -------------------------------------------------------------------------------- あら。 No.1841 投稿日 2001年6月2日(土)11時42分 投稿者 小倉善哉 >性別  あらあら。まあまあ。性別、気付かれていなかったですか(笑)  小倉、一応、女性です。心は漢ですが(笑) >乳房を触るよりもっとスゴイこと  ぱんつ脱いで女性性器の確認とかしても良かったんですけどね。なんか生々しくて嫌だったのと、弟君にはそういうことして欲しくなかったっていうのがあります(苦笑)  後者の方が強いかな。男の子に対する憧れというか、もうちょっとキレイでいてもらいたい心理が働いてしまって…弟君には、こう、少女マンガにでてくるような「現実にはいねーだろ」っていう男の子でいて欲しいというか。彼が女の子の状態だと「現実にはそんな可愛い女の子いねーだろ!」という状態になって欲しいし…。  ぬうう。とにかく、弟君の心は純情可憐なのです。だから、いくら欲情しても、許可なく女の子の身体におイタしちゃ、いけないのです!(力説) >姉の隠し属性  多分、「気楽」で「たくましい」キリギリスではないかと。だからこの4人の中で最強なんですな。  「心配性」で「お節介」なアリが「歌ってばかりだと冬を越せないよ」って言っていると、キリギリスは「ああ、歌って稼ぐから別にいいよ」とかいいそうだ。そしてジャイアンリサイタル。妄想超臨界中。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根21、22(無欲) No.1842 投稿日 2001年6月2日(土)11時51分 投稿者 とんびの羽根 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根21  「絵のプレゼントを辞退するシンデレラ」  ・会場の奥に向かう通路の壁に小さな風景画がとめられている。  ・熱心に見ているシンデレラのところへ奥の間から戻った王子が通りかかり、毎日取り替えているものだからと、額をはずしてシンデレラに手渡す。  ・申し出の言葉だけでもう心の中に絵が掛かってしまったと辞退するシンデレラ、名残り惜し気に壁に戻す。  ・非礼を詫びるシンデレラだが、王子は非礼どころか逆に城ごとあげたいくらいだと、休憩後のダンスに誘う。 とんびの羽根22  「玉虫のブローチを手にしたかったシンデレラ」  ・ダンスの合間に庭園に出て涼む人々、花火などもあり賑わっている。  ・伯爵婦人が見せびらかしていた珍しい玉虫のブローチを池に落としてしまうが、シンデレラは池に入ってブローチを見つける。  ・伯爵婦人がドレスを汚したおわびに自分のつけていた金のネックレスを差し出す、しかしシンデレラは玉虫のブローチを自分も手に取ってみたかっただけだからと断る。  ・ハプニングの途中から見ていた王子は、一曲の間だけと伯爵婦人からブローチを借りてシンデレラの胸に留めてやると、ダンスを申し込む。シンデレラはもちろん断るが、王子はその方がドレスが早く乾くからと取り合わず、シンデレラ押し切られる。  最近はひとのあらすじに、なかなかレスをつけられなくて申し訳ありません。自分の筆力と読書力の無さを感じ始めている今日このごろです。 >「なんか王子と仲良くなったシンデレラ」ぐらいのことしか伝わってきません。  これも構図が甘いのですね、ほんの一切れという言葉で満足してるのが甘い原因かな >これは文句なし。  これまでで最高の評価でした、うれしい(^^) >一行コンセプトは間違ってます  あう(^^;; 1行コンセプトもうちょっと考えるようにしないと。  弟切さん、体調の回復を祈っています。無理はしないで下さい、人生時間はまだまだあります、少なくともわたしよりは(あまり慰めになりませんね……) -------------------------------------------------------------------------------- 最近こんなのばかりで申し訳ないんですけど No.1843 投稿日 2001年6月2日(土)14時28分 投稿者 かねやん  ここは読んでみると面白いでしょう。 http://www06.u-page.so-net.ne.jp/ka2/teiichi/ 文芸下見所、より http://www06.u-page.so-net.ne.jp/ka2/teiichi/tadasii/index.html (正しい小説の書き方) 読みにくいので、コピーしてエディタに貼り付けるのがお勧めです。 -------------------------------------------------------------------------------- カメルーン戦ですね No.1844 投稿日 2001年6月2日(土)16時04分 投稿者 紺野タツキ  紺野です。 >あらすじ >茶羽根さん >「信用される資格」の話:前回の補足  茶羽根さんが、「信用される資格がないとわかっているなら、信用してもいけない」と考えているなら、それでいいです。ニードがそういう考え方なら、それでもいいと思うのです。  ただ、「他人を信じきれない自分なんか、信用してもらう価値なんかないんだよ〜」ならわかるのですが、「信用される資格がないから、信用するも俺はだめ」が、わからないので、それさえ説明してもらえれば。「信じる資格」←→「信じられる資格」の両方のやじるしを、ニードが同時に考えた、そのきっかけがわかれば、私はいいです。  あと、あらすじを見ていて、「信じられる資格」を考えなくても、話はうまくつながるのではないかな、と思いました。 >シンデレラ迷宮  しばらくやらないとカンが鈍るようです。一日一個シンデレラ、とでも決めないと。むぐぐ。 紺野27(改3) ・娘たちは、目立とうとして厚化粧している。 ・シンデレラだけ薄化粧だったので、王子は不思議がり、シンデレラに理由を聞こうとする。 ・王子が近づくのに気づくと、シンデレラはうろたえる。 ・王子は、薄化粧の理由を聞く。目立たないと、ダンスに誘ってもらえませんよ、と言う。 ・シンデレラは、広間の隅で、舞踏会の雰囲気を楽しめさえすればいいと思っていたので、と答える。 ・王子は、シンデレラをダンスに誘う。 紺野37 ・ほとんどの娘は、王宮の舞踏会に毎回呼ばれる資格を持っている。 ・シンデレラの踊りがうまかったので、王子は、毎回舞踏会に呼んであげる、と言う。 ・シンデレラは喜ぶが、断る。何度も来なくても、これだけ楽しければいいですから、と言う。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 紺野38 ・王子が近づくと、娘たちは、踊ってください、と頼む。 ・しかし、シンデレラはほほ笑むだけだった。 ・王子から、何か願い事がないのかとたずねても、シンデレラは何もない、と言う。 ・王子が意地になって、何でもいいから言え、と言うと、シンデレラは、「側にいてくださったので王子様のコロンの香りがドレスに移りました。洗わないで、二度と着ないで、この香りを大切にします」と言う。 ・王子は、シンデレラをダンスに誘う。 紺野39 ・王子が、娘たちの願い事をひとつずつかなえてくれる事になる。 ・娘たちは、王子と踊る事や、金貨や、貴金属を願う。 ・シンデレラが何も言わないので、王子はしつこく、願い事はないかたずねる。 ・迷ったシンデレラは、ハンカチを取り出し、どうか汗をふかせてください、と言う。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 紺野40 ・のどが渇いた王子のところに、コップいっぱいの水を、こぼさないで一番早く持って行けた娘に、王子が口づけをしてくれる事になる。 ・たまたま、シンデレラが最初に王子のところにたどりつく。 ・シンデレラは王子の顔の前にコップをさし出して、口づけを受けずに立ち去ってしまう。 ・王子がシンデレラを追いかけて、なぜ口づけを受けないのかと聞く。 ・シンデレラは、言われてやっと、口づけのことを思い出す。「水を飲んでいただきたい一心でしたので」と言う。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 紺野41 ・王子は、娘たちに、何でもいいから願い事を言ってみろ、と言う。ものによってはかなえてやる、と言う。 ・娘たちは、踊ってほしいとか、宝物がほしいとか、自分の利益に関係があるような願い事をする。 ・シンデレラは、私はもう来られないけれど、こういうすてきな舞踏会がいつまでも開かれ続けるといいと思う、と言う。 ・王子は、シンデレラが自分とはまったく関係のない願いをした事に気づく。 ・王子は、できるかぎり続けるつもりだ、と約束し、シンデレラをダンスに誘う。 >自分のあらすじ 「さると・竪樹版4/紺野(800字)」  砂漠と山脈に囲まれた荒野に、豪族坪家があった。当主竪樹は、一代で坪家を一大勢力にしたてあげた豪傑だった。  ある日竪樹は赤い髪の一族を滅ぼし、坪家は荒野の最大勢力になる。しかし荒野の外の国はさらに強く、山脈や砂漠を越えて攻めてくれば坪家はひとたまりもない。それを知っていて力がほしかった竪樹は、赤い髪の一族の将軍が言い残した「兵器の封印を解けば勝てたのに」という言葉が気になる。  赤い髪の一族の文献を調べるうち、精霊を魂にして作った強力な兵器が、赤い髪の一族の遺跡に封印されている、とわかる。また、兵器を思い通りに操るためには申人という子供が必要だとわかる。竪樹は申人のいる村を襲わせるが、申人は逃げてしまう。  さらに嫡男の乗樹が、竪樹が力に執着しすぎるのは狂っているからだと言い始め、竪樹を殺して坪家をのっとろうと画策する。それに気づいた竪樹は少しあせる。申人に追っ手を差し向ける一方で、乗樹暗殺を命じ、兵器の封印を解く方法を調べ出す。  しかし申人は、精霊がこめられた刀を持っていて、途中知り合った斉という盗賊にたくみに先導されながら、精霊の力で追っ手を逃れ続ける。乗樹暗殺も失敗してしまう。また乗樹は、竪樹が力をつけると困るので、兵器を手に入れられないように追っ手を妨害した。  竪樹は、申人なしで封印を解く事にする。兵器さえ手に入れば、乗樹もけん制できるのだ。そして、軍隊をひきいて遺跡に向かい、兵器の封印を解く。  だが兵器は暴走し、すべてを貫く赤い光で生物を無差別に狙う。申人も精霊をあやつる方法を遺跡に探しに来て、精霊の異常な力を使って、坪家の兵士達を殺戮する。うろたえた竪樹は逃げるまもなく、兵器に両足を切断されてしまう。  結局斉が、申人にむかって封印の呪文をとなえて、兵器を封印する。申人をつれて再び逃げてしまう。  兵器の強大な力にもてあそばれ、両足を失い、兵器も手に入れられなかった竪樹は、恐怖と失意のせいで、意気や豪快さのすべてを失ってしまう。乗樹の命令のままに隠居させられ、当主の座を奪われてしまうのだった。 「申人・斉版3/紺野(800字)」    流れ者の斉は山脈を越えて、一人で荒野にやって来た。夢も目標もなく、盗みでその日暮らしをしていたが、ただ一人親友ができる。その親友が、坪家の嫡男、乗樹の残酷さをいさめようとして、無残きわまりない殺され方をしてしまい、斉は復讐を誓う。  だが突然、愛刀が思い通りにならなくなる。戦う時あたり負けするのだ。砥ぎ師を訪ねる途中、賞金稼ぎに襲われ、申人という子供に助けられる。  申人が刀を完全には思い通りに使えていないのを見た斉は、申人の刀も自分の刀と同じ症状だと思い込む。そして助けられたお礼に砥ぎ師を紹介する事にして、申人をつれて行く。  しかし、斉の刀の変調は申人の刀が原因だった。申人が坪家の当主、竪樹に住んでいた村を襲われた時、申人の刀に封じられていた精霊が、力を取り戻したのだ。斉の刀の魂が、精霊の強い力が世に出たことに怯えていたのだった。  砥ぎ師は斉にその話をして、精霊を操る技術は赤い髪の一族と共に坪家に滅ぼされたので、なおせないと言う。自分の刀に現代の刀にはない強さを感じていた斉はあきらめきれない。仕事上使っていた裏社会の情報網を利用して、技術の手がかりを求める。そして、赤い髪の一族の遺跡に向かう。  同じ時、竪樹が遺跡に封印されていた兵器の封印をとく。しかし兵器は制御をなくしていて、すべてを貫く赤い光で生き物を無差別に狙う。申人の刀の精霊は兵器の魂でもあったので、申人も我を忘れて、精霊によって得た異常な力で、殺戮を始める。  旅の間に斉は、親友は目標もなく生きるのがいやで、わざと殺されたのだと気づく。自殺同然だったのだと。自分も目標がないので、親友の死んだ理由を認めると自分も死と向かい合う。それがこわかった。復讐という目的をむりに作りもした。しかし、感情すら乏しい申人が目標を探そうとするのを見て、申人となら目標を探して、死と向かい合わずに生きていける、と思う。だから斉は申人と旅を続けたくなっていて、申人を正気に戻さなければと思う。  斉が申人に必死で呼びかけると、申人は我に返った。兵器も封印された。復讐の理由をなくした斉は申人と共に、目標を探す旅を始めるのだった。 -------------------------------------------------------------------------------- 妹が弟に恋をするエピソード No.1845 投稿日 2001年6月2日(土)20時11分 投稿者 小倉善哉  10個考えて来ました。10個とも絶対に通る!と思える奴です。  これで駄目なら…そうだなあ。小豆に戻ろうかな(謎) ・恋心が芽生えるのはいつ?  時間的には母性本能を感じるエピソード(一日目の夜)以降で、姉と兄のケンカの後でなければつじつまがあわない。よって朝から放課後までの間。 小倉1  妹が授業で使う資料を運んでいると、弟と偶然会い、半分持ってくれた。「ありがとう」と言うと「別にお礼を言われるほどのことじゃありませんよ」と苦笑気味。ちょっと頼りになるかも、とよろめく妹。 小倉2  朝。登校してから。弟の髪型が違うのを見て、兄と姉が「可愛い」と言う。妹も実は髪型を少しだけ変えていた。拗ねている妹。弟がそれに気付き、「可愛いですよ」と言う。妹は照れて、弟を意識しはじめる。 小倉3  お弁当の時、一緒にいるとほっとすると言われ、母性本能をさらに刺激され、ハマる。 小倉4  至近距離になって、弟に意識され、妹まで意識してしまう。以後、弟の事がちょっと気になるようになる。 小倉5  昼休み、ベンチに座る時、日に焼けないように陰の方を譲ってくれた。(自分に対して)優しい弟が気になるようになる。 小倉6  朝、家で妹がコーヒーを出すと、うっかりこぼして火傷をしてしまう。弟が素早く手当てをしてくれる。そこではまる。 小倉7  通学路に死んでいる猫を発見、片付けてあげたいけれどグロイので触れないでいる妹。弟は気にせずに埋めてやる。妹は男の子だなあと弟を意識しだす。(二人は早起きの為、時間に余裕がある。だから猫を埋めても遅刻にはならない) 小倉8  昼食時、妹がお茶を買おうとしたら、弟がお金を出してくれる。悪いなと思うが、「これくらい出しますよ」と言ってくれて、いい人だなあと思う。初めて男の子におごってもらっちゃってイイ気分。ちょっとはまる。 小倉9  数学の難しい問題が分からない妹、弟に相談する。弟はさらっと解いてみせ、どうしてこうなるのかを丁寧に教えてくれる。真面目さ、熱心さにハマる。 小倉10  放課後、妹は日直だったため、よく不良(苦笑)がたむろしている焼却炉へゴミ捨てにいかなければならなかった。弟が心配して、ついてきてくれることになる。弟がついて来たからってどうなるという訳でもないのだが、その気持ちが嬉しくて、ハマる。(結局その日は不良は溜まっていなかったとかにすれば、からまれて話がややこしくなる状況は防げる)  取り合えず次は「妹が恋心を自覚するエピソード」ですか。  さらに次は「兄が弟の強さを認め、自分の強さも認めるエピソード」のアイデアだしですね?(確認)  ああ、10個出したアイデアのうちどれを使うかとかも考えなきゃいけないんだ…。合わせ技とかもありなのかなあ…。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- これだからパソコンってやつは……おもしろい。 No.1846 投稿日 2001年6月2日(土)21時05分 投稿者 唯野教授 メーラーは復帰したのですがネットへの接続自体がなんだか変になってます。このパソコン買ってからまだ一年と二ヶ月しか経ってないのになあ。 ところで、「真のしめきり」とか「闇のしめきり」とか「スペースブラックゴッドしめきり」とかはいつになったのでしょうか。それともこういうのはある日突然なんの予告も無しにしめきられるものなのですか? >ポケット潰し その1。 「男の再生能力に脅威を感じた同僚は、逃げるか助けを呼ぶかしようと提案する。しかし主人公は絶対に逃げないと言ってきかない」の部分で、主人公は同僚には逃げるように言っているのです。 その2。 つまり同僚は、ここで逃げ出したら主人公と同じような罪悪感にさいなまれることになるだろうと思ったのです(同僚じゃなくて友人と書いた方がよかっただろうか)。 その4。 不死者にかけられている不死の呪いは、原子レベルからの再生を可能にする強力なものという設定です。ただ、そこまで分解されると再生にもそうとうな時間がかかるので、主人公は「殺せた」と勘違いするわけです。 ではその3の潰しを加えたあらすじ。 「永遠の孤独(仮)/唯野教授」(900字あらすじ、4回目)    警備会社で一番の腕利きと言われる主人公は、その日彼の家に泊まる同僚と共に家路についていた。途中、主人公は道を外れて公園へ入る。事情があって、遠回りをしなければならないのだと主人公は同僚に説明する。  公園に入ると、彼らは虚ろな目をした男と出会う。警戒する主人公たち。男は人探しをしていると言ったかと思うと、ナイフで襲いかかってくる。素人同然の動きの男を、主人公たちは護身用のステッキで難なく打ちのめす。しかし、男は打撲も骨折もあっという間に回復してみせる。男は不死者であり、強力な再生能力を持っていたのだ。  男は永遠に自分と共にいてくれる、不死身の仲間を欲しており、不死身の人間を見つけようと長い間あちこちで殺人を繰り返していたのだ。男は、彼らも不死身かもしれないと考え、襲いかかってくる。  男の再生能力に脅威を感じた同僚は、逃げるか助けを呼ぶかしようと提案する。しかし主人公は絶対に逃げないと言ってきかない。実は主人公はかつてこの場所で不死者に襲われたことがあり、その時友人を見捨てて逃げたという過去を持っていたのだ。彼は過去を清算するために腕を磨き、不死者と出会ったのと同じ時間、同じ場所に通い続けていた。彼は過去の新聞と公園の怪談から、不死者が十数年おきにこの場所に現れ、殺人を繰り返していたのではないかと推測していたのだ。同僚は主人公の話に共感し、戦いに加わる。  様々な方法で戦う内、炎が多少有効なことを知った主人公は、男をバラバラにして焼く方法を取る。再生せず、一度は殺しきったかと思われた。しかし男は、同僚の手に付着した一滴の血から、同僚の体を食うことで復活してしまう。主人公は、男の細胞を一つ残らず殺さなければ駄目だと考え、左腕一本を犠牲にする強力な魔法で男の全身を焼き尽くした。跡形もなく男が消滅したのを見て、安堵と失血の為に彼はその場に倒れる。  しかし一週間後、その公園には、完全再生を遂げた男の姿があった。 駄目だ、やっぱり足が出る……。さりげなく900字になってるのはそういうわけです。それにしても固有名詞を設定してないの私だけですね。 -------------------------------------------------------------------------------- 感想だけ…… No.1847 投稿日 2001年6月2日(土)21時52分 投稿者 とんびの羽根 >小倉、一応、女性です。心は漢ですが(笑)  なんとなく、そうじゃないかとは思ってました、どこで気づいたのかというと……「妹が姉へのコンプレックスを克服する」部分をはずせないと書かれていたときですね。ストーリーのコンセプトが仲良くなるだけじゃ多分足りないと感じたのもそのせいだったように思う。  それじゃ経験値稼ぎのため紺野さんのを利用させていただきます(こころにたな!) >紺野27(改3)  シンデレラだけが薄化粧なのが王子に注目される理由。舞踏会を楽しむだけで満足するシンデレラ。 >紺野37  踊りがうまいのが注目される理由。一度楽しむだけで満足するシンデレラ。 >紺野38  微笑むだけなのが注目される理由。王子のコロンの香りを大切に取っておきたいシンデレラ。このプロットは効果的に使えば充分OKをとれると思います。このままでは会話が不自然。 >紺野39  ひとりだけ願い事を告げないのが注目される理由。「転」が王子の汗を拭いてやりたいシンデレラのため、構図が無欲になっていない。これならハンカチかタオルを要求するほうがまし、また王子が汗をかく描写が必要になると思います。 >紺野40  競争に勝って権利を得たのが注目される理由。口付けする権利を忘れているのが無欲。水を飲んでもらいたいシンデレラ。 >紺野41  注目される理由がない、または描写が抜けている。自分のためでない願い事が無欲。しかしこの構図にするために「私はもう来られないけれど」というせりふを無理につけたしたような不自然さが感じられる。  役に立てる感想を書ければよいんですが多分実力が足りないです(汗)。 -------------------------------------------------------------------------------- 心に棚 No.1848 投稿日 2001年6月2日(土)23時02分 投稿者 小倉善哉 >>唯野さん >警備会社で一番の腕利きと言われる主人公は、その日彼の家に泊まる同僚と共に家路についていた。途中、主人公は道を外れて公園へ入る。事情があって、遠回りをしなければならないのだと主人公は同僚に説明する。  不死者を倒すのに一人じゃ無理(もしくは不安)だから、信頼の出来る、主人公と同等くらいの強さの同僚を巻き込みたいんだと思うんですけど、そういうことを説明していないので、同僚、何も言われずに巻き込まれてしまっていて、可哀想です。わざわざ同僚と一緒の日に公園にいくなよ、最初から一人で戦えよって思ってしまう。  「俺一人じゃかなわないほど強い奴がいるんだ。そいつをどうしても倒したい。手伝ってくれ」って、素直に頼んだ方がスマートではないでしょうか。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 資格 No.1849 投稿日 2001年6月2日(土)23時09分 投稿者 茶羽根(やの)  運転免許くらいかなー。へっぽこな情報処理の資格ならあった気もするけど(^^; かねやんさん> > 己は「女に信頼される資格がない=女を信用する資格もない」について、「風が吹くと桶屋が儲かる」くらい理解できなかったんです。  ぐぁ。そこまで言われてしまうとは、なんだか標準とかそういうレベルの話じゃないような気がしてきました(^^; >>文章で書けば、「女の信頼を裏切った」→「女に信頼される資格がない」→「女に信頼される資格がない自分が、女を信用していいはずがない」→「女を信用する資格もない」と言う感じです。 > ニードは弱々なので上のような思考をしてる。 > これで認識は良いでしょうかね?  いいはずなんですが……。 紺野さん> >「他人を信じきれない自分なんか、信用してもらう価値なんかないんだよ〜」  これは、私の意図している内容とはずれてきていると思うのですが……。って、きっと私の説明がダメだからですよねぇ。 >「信用される資格がないから、信用するも俺はだめ」が、わからないので、それさえ説明してもらえれば。 「信頼」じゃなく「好き」にして、資格がない理由を「不良だから」にして考えてみると、「不良の俺には彼女に好きになってもらう資格なんて無い」→「不良の俺が彼女を好きになっていいはずがない」で、たとえになってると思うのですが、どうでしょうか……。 > あと、あらすじを見ていて、「信じられる資格」を考えなくても、話はうまくつながるのではないかな、と思いました。  えーっと、「信頼される資格」ですよね? これは「信頼されることができるようになる話」なので、これは外せないと思います。  それとも「信用する資格」の方でしょうか? それなら、すでに私もそう思っています(汗) 新木さんからまだOK出てないけど、あらすじ書き直してしまおうか……。 魔女の目にも涙(仮)>  指摘レベルを計られる上でも、一応指摘してみます。  生徒会長の対外的な説明はありますが、生徒会長自身がどんな人物なのかがわからないので、恐れられているようには見えません。多分、 >生徒たちからは魔女のように怖れられている。  これで表してあるんでしょうが、結局の所「どうして」恐れられているのかわかりません。  それと、 >意地悪な気持ちが沸々とわき上がってきてしまう。  これまずいんじゃないでしょうか。「意地悪」なんて言葉使っちゃうと、単に「自分の思い通りにならないことは阻止しようとする意地悪な生徒会長」に見えてしまいます。このせいで、この後が全体的におかしく感じてしまいます。 >「空の飛び方 翼の動かし方/いか9」(800字あらすじ/7)  まず内容以前とどうでもいいところから。 >森へ歩いていくディーフに好奇心持った村の子供が  好奇心「を」持った > 考えた末に、飛行機のことからヒントを得て、元々自分が作った翼では飛んでいなかった。つまり、有翼人特有の魔法の力で飛んでいたことに気づく。 「考えた末に→気づく」なのに、この真ん中の「。」はいいのでしょうか。  内容だと、 > 人と同じ暮らしを選び、翼を切り取った有翼人の村があった。  これだと「昔は翼があったけど今は無い」と感じてしまいました。  それと全体を通してですが、もしかしてこの有翼人って翼無くても魔法の力で飛べるんですよね? なんか翼がないとかあるとか切り取るとか言ってることに意味が無いような気がするんですが……。 >「永遠の孤独(仮)/唯野教授」(900字あらすじ、4回目)  このあらすじを読んだだけでの感想です。  不死者の事件には関連性が生まれるような気がしますから、そんな長い間殺人を繰り返しているなら、警察なりなんなりにつきとめられてしまうのではないでしょうか。  それと、ラスト、男が完全再生を遂げた理由が無いのが、読んでていかんともしがたいです。あらすじに書いてないだけだってのはわかっていますが、あらすじだけで見たらそう思った、と言うことで。  小倉さんが指摘していた部分は、私は別に気になりませんでした。 -------------------------------------------------------------------------------- 言ってるそばから No.1850 投稿日 2001年6月2日(土)23時12分 投稿者 茶羽根(やの) > まず内容以前とどうでもいいところから。  内容以前「の」  ほんと、心に棚がなければやっていられません(汗) -------------------------------------------------------------------------------- >小倉さん 1845 とんびの羽根さん 1847 No.1851 投稿日 2001年6月2日(土)23時16分 投稿者 かねやん  小倉さん女性ですか、全然気づかなかった。  とんびの羽根さんはさすがに気づくの早いな。その感性、己も欲しい武器ですね。  それがあれば女性にもてるだろうなぁ、と言う不純な動機のほうが強かったのは内緒(笑)  さてやけに「ハマって」ますが、「可愛さにハマる」のと「かっこよさにハマる」のと2つに分類できるみたいですね。  小倉3→小倉9と使うと  「愛玩動物」のような存在だった弟が、頼りになるところを見せたので、妹は恋をする。  などに持っていけます。  ただ「かっこよさにハマる」を恋の芽生えに持ってきて、さらに「かっこよさ」を自覚するときに使うと印象が薄くなってしまいますよね。  そこらへんはいいのでしょうか?  まあここは自覚するときのエピソードでどうにでもなるところなのですが。 -------------------------------------------------------------------------------- >シンデレラ迷宮(再提出分) No.1852 投稿日 2001年6月2日(土)23時36分 投稿者 くのうようこ(KOUYA) 愛着があると削れない。 判断の基準が好みにシフトしていますね。 リセット。 よろしくお願いします。 >シンデレラ迷宮 くのう5(再) 招待客の人数が多く、料理が足りなくなった。 シンデレラは最後のひとつを近くにいた男の子と分け合う。 王子と会って、ダンスを踊りたかったと言うシンデレラ。 財産目当とバカにした男の子に反論する。 「乙女の夢でしょう!?」 人間不信が入った男の子が王子。 シンデレラの答に安堵して、望みをかなえてやるためにダンスに誘う。 くのう8(再) 余興ばかりで舞踏会が始まらないため、帰ろうとするシンデレラ。 人が欲望につられて思い通りに動く様を悦んでいた王子は、逆らうシンデレラにうろたえる。 金や身分などで欲望を煽ろうとするが、シンデレラには興味のないものばかり。 シンデレラは舞踏会の再開を望んでいた。 王子が折れて、シンデレラの望みがかなう。 くのう9(再) 舞踏会の前半は、仮装して身分を隠す趣向だった。 仮面をつけたシンデレラは会場の前で、乞食の仮装をした兄と妹に会う。 豪華な衣装だけが価値基準の会場で、乞食の衣装ではだれも相手にしてくれない。 妹にたのまれて、シンデレラは衣装を交換する。 当然、シンデレラは壁の花。 実は乞食の兄は王子で、妹は王女だった。 着替えた王子がシンデレラをダンスに誘う。 くのう10(再) ひとりに一つもらえるアクセサリー。 貪欲な娘たちはいくつも取る。 シンデレラはひとつだけもらったが、それも遅れてきた娘に譲ってしまう。 シンデレラがアクセサリーをつけていないことを見とがめた王子。 王子はすぐにかわりを用意させようとするが、シンデレラは辞退する。 テーブルに飾ってあった花で、指輪を作ったからいらないと言う。 しおれないうちに結婚指輪を贈ると約束する王子。 http://homepage1.nifty.com/KouyaAtoZ/ -------------------------------------------------------------------------------- No.1853 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- やばい、寝られない(笑) No.1854 投稿日 2001年6月3日(日)00時04分 投稿者 小倉善哉 >唯野さん  もう一個気になる所があります。ラスト。失意の内の主人公はそれからどうなっちゃうんですか? すんげえ気になって寝られません(笑)  個人的にスッキリしたいです。失意の内に殺されちゃうなら殺されちゃってほしいし(ヲイ)、倒せないなら倒せないで、もう一度チャレンジして欲しい。液化窒素とかで氷らせて、瓶詰めにして、その上からコンクリートを流して、日本海溝の底に沈めちゃえば安心です♪(←鬼か) 不死者が再生能力しかない普通の人なら、例え解凍されたとしても、コンクリートを内側から破ることは出来ないだろうし。 >とんびの羽根さん、かねやんさん  ふはは。ニュートラルな存在でいたいので、性別の事はあんまり気に為さらないで下さいな(^^;  うーん、気付いている人は気付いていると思っていたけど、気付いていない人は気付いていないんですね(←当たり前やっちゅーねん) http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- カメルーン戦に大感動 No.1855 投稿日 2001年6月3日(日)00時09分 投稿者 かねやん >紺野さん  もうこれ以上は無い、ってくらい素晴らしい試合だったですね。  この感動を文章にするとなると……ドキュメントしか思いつかん。 竪樹版 1844 >>さらに嫡男の乗樹が、竪樹が力に執着しすぎるのは狂っているからだと言い始め、竪樹を殺して坪家をのっとろうと画策する。それに気づいた竪樹は少しあせる。申人に追っ手を差し向ける一方で、乗樹暗殺を命じ、兵器の封印を解く方法を調べ出す。  ここ直ってないです。  竪樹は、日本史だと信長くらい強引だ、というイメージがあります。  だから画策してるのがわかったくらいでオタオタしないはずです。だって実権は自分が握ってるんですから。  画策だけじゃなく、実権を奪わせちゃいましょうよ。 斉版  うーん、復讐をいれないほうがいいんじゃないかなあ?  こればかり書かれていて、申人と斉が仲良くなる筋がほとんど書かれていないです。  それとも斉が復讐の空しさに気づくほうが主筋になるのかな?  申人の事を好きだから最後まで守る。  こちらが主筋だと思ってたのですけど。 >唯野さん 永遠の孤独(仮) >>途中、主人公は道を外れて公園へ入る。事情があって、遠回りをしなければならないのだと主人公は同僚に説明する。  この時点で主人公は、無断で同僚に巻き込もうとしてますよね?  事情って言うのは不死者をみつけることなんだし。 >>「男の再生能力に脅威を感じた同僚は、逃げるか助けを呼ぶかしようと提案する。しかし主人公は絶対に逃げないと言ってきかない」の部分で、主人公は同僚には逃げるように言っているのです。  勝手に巻き込んでから、逃げろって言うのは酷い気がしますけど。 >茶羽根さん 1849 >>それとも「信用する資格」の方でしょうか? それなら、すでに私もそう思っています(汗) 新木さんからまだOK出てないけど、あらすじ書き直してしまおうか……。  これ、読みたいです。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1856 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 茶羽根あらすじ5 No.1857 投稿日 2001年6月3日(日)01時10分 投稿者 茶羽根(やの) 「その少年、女の子につき(仮)/茶羽根」(あらすじ、5回目)  恋人の頼みを結果的に裏切ってしまったニードは、そのせいで恋人を死なせてしまう。彼は女に信頼される資格など自分には無いと思い、逃げるように街を飛び出していった。  一年後、自分にお似合いだと無法者が多くいる街にやってきたニードは、フィンという孤児の少年に出会う。空腹のために盗みをしようとしていた彼に、盗みはいけないと言ってニードは食料を与える。翌日、フィンが無実の罪で捕まっているのを見て、ニードは彼の無実を証明し助け出す。二度助けられ、ニードが昔孤児だったということも知ったフィンは、急速にニードになついていった。  ところがニードは、フィンが実は女であることを街の噂から知ってしまう。自分には女に信頼される資格がないと思っているニードは、街から連れ出して欲しいというフィンの願いを何も言わずに断わった。  一方その街には、ニードと同じ街にいた神父が赴任していた。彼はニードが恋人を死なせてしまった原因が自分にもあると思っており、なんとかニードに立ち直って欲しいと思っていた。そしてフィンがニードになついているのを知って、フィンを引き取ってみてはとニードに言う。  フィンの願いを断ったことで罪悪感を感じていたニードは、神父に言われてフィンを受け入れてみようと決心する。だがフィンとの待ち合わせ時間に、ニードは遅れてしまう。待ち合わせ場所にはフィンの姿はなく、彼女が無法者に連れて行かれたことを知ったニードは、また女を裏切ってしまったと嘆く。  だが、恋人は死なせてしまったかもしれないが、フィンはまだ死んだわけではない。そう神父に言われ、ニードはそれ以上何も考えずにフィンを追った。そして無法者をうち倒し、無事フィンを助け出すことに成功する。  ニードはそのまま黙って街を去ろうとしたが、フィンに抱きつかれ、もう一度だけフィンを受け入れてみることを決めるのだった。 「信用する」等の言葉を全部排除したバージョンです。と言っても、内容的には変わってないと思います。  かき回し役ですが、結局神父を使っています。神父である必然性は、孤児のフィンに対しても救おうという意志が生まれると思うからです。過去では引っかき回して、今は橋渡しをする。これだと新木さんの言っていたトリックスターの意図とはずれてるような気もしますが、とりあえず提出してみます。  タイトルは、良いのが思い浮かばない……。センス無いっす(x_x) 新木さんの締め切り>  きっと突然「はいここまで〜」とか言われるような気が。  書き込みペースが遅いのも、クライマックスに入ってるからじゃないかと……。 -------------------------------------------------------------------------------- 筋肉痛はとまらない No.1858 投稿日 2001年6月3日(日)01時45分 投稿者 石野休日 しゃがもうとするだけで、全身から悲鳴があがります。 大学に入ってから、いかに運動不足だったかを実感。 >小倉さん  あ、やっぱり女性の方だったんですね。  過去ログを読んでいる時に、そうじゃないかなあとは思っていたのですが。  男性の文体と女性の文体って、それなりに違うものなんですね。 >シンデレラ迷宮  3セットはもう嫌です。  前回の新木さんの指摘で、何かを掴めたような気がするのですがどうでしょう。 石野休日19 ・王子は会場の女性全員と、順番にダンスを踊らなければならなかった。 ・女性達は少しでも踊る時間を引き延ばそうと無駄な努力をする。軽くあしらう王子。 ・シンデレラの番になるが、シンデレラは少し踊っただけでダンスを止めようとする。 ・理由を尋ねる王子。シンデレラはわずかな時間踊っただけで、充分に満たされていたのだった。 ・王子はシンデレラを気に入り、無理矢理ダンスを続行する。 石野休日20 ・余興として曲芸が始まる。 ・初めは見やすい位置で見ていたシンデレラだが、後から来た人にどんどん場所を譲ってしまう。 ・かなり離れたところから、一人ぽつんと曲芸を見るシンデレラ。 ・そんなシンデレラに王子から声がかかる。 石野休日21 ・誘いを全て受けて、何人もの女性とダンスを踊る王子。 ・シンデレラは隅のほうで見ているだけだった。 ・そんなシンデレラに一人の男性が、どうして王子と踊ろうとしないのか、と尋ねる。 ・シンデレラは、踊りたいという気持ちもあるが、王子が踊っているのを見ているだけでも幸せなのだと答える。 ・その男性は自分が王子であることを明かす。なんと皆とダンスを踊っている王子は、万一の事態に備えての影武者だったのだ。 ・本物の王子、シンデレラをダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1859 投稿日 2001年6月3日(日)07時00分 投稿者 新木 伸 >小倉さん  ああ、やっぱり。  姉が弟君の部屋に行ったとき。まず「匂い」に言及していたもんで、そうかなと思ってました。  男性作家でああいうエピソードを書ける人がいるとしたら、それはかなり研究していることになります。  プロでさえ、そこまでできている人は、まず、存在しない。→ならばアマチュアなら、できているはずがない。→ならば小倉さんは女性でなければならない。  ふむふむ。「そうかな?」と思っていただけじゃ、まだ甘かったか。こうして三段論法にて、「匂い」に言及していた時点で小倉さんが女性であることは自明の理なのだから、わしとしては「確信」していなければならなかったわけですね。  それはさておき……。  人間のオスの思考では、五感のうちで嗅覚の優先順位はかなり低いところにあります。  まず一にも二にも、視覚。ついで聴覚。そして触覚は少しばかり。嗅覚と味覚は、ほとんど蚊帳の外。最下位確定です。(女性の思考では、嗅覚は五感のうちで真ん中あたりには来ているはずです。あと味覚なども)  だから男の子のエピソードを描くときには、嗅覚を一番最初に持ってきちゃうとウソっぽくなります。ここでは自分で脱いで、鏡に映して眺めてみる――とか持ってゆくのが「リアル」というもの。  作者自身が男性である場合、研究が足りないと、女の子を書いたときにも自分と同じ思考ルーチンの存在として書いてしまうもの。  その「研究不足」の人では、女の子を描くときに嗅覚に言及することは不可能です。発想の外にあります。  ちなみに、鏡に映して眺めてみる――っていうのは、それ普通。  普通、やります。機会があれば必ず実行します(断言)。  いや、小倉さんの書く話の中でやれといってるんじゃないですが(笑)。  弟君のように、「ナマっぽくない男の子」で、いいと思います。  それから――。  もっとスゴいことっていうのは、「いじって、ひとりでイケナイことをする」です(笑)。  第三位の「触覚」を確かめてみるわけですねっ。女の子の体がどのくらい気持ちいいのか、確かめてみるわけですねっ。  余談ですが、男が「えっち」のときに何によって興奮するかの優先順位。 1.見て感じる。→女の子の裸を見て。 2.声を聞いて感じる。→吐息や喘ぎ声を聞いて。 3.触って感じる。→揉んだりして。  匂いを嗅いで感じる。味わって感じる。――ってのは、ノーマルでは、普通はありません。 >小倉さん  妹が弟に恋するエピソード。  まあ、おおむねOKなんですが、ボツになりそうな危ういものが、いくつか出ています。  まず弟がお金を出したり、荷物を持ったりとかいうもの。  いま弟は姉の体に入っているのだということを忘れずに。  出したお金は「姉のおこずかい」なわけですから、それ、土台からちゃぶ台返しです。弟君は、単なる「人のお金を勝手に使うひどいやつ」です。  また「かばう」系も同様。紫外線からかばってくれるのはいいけど、それ、姉の体でしょう。  はじめは「どきっ」とするけれど、直後に妹が気づいて、「でもそれ、お姉ちゃんのお金じゃない」「あ、そうですね」とかいってオチをつけるなりして、フォローしておかないといけません。  また荷物を持ってくれるのだって。  これ、姉の体。持ってくれたはいいけど、やっぱり女の子だからよろめいてしまう――とかになるはず。もしくは「姉はたくましかった」というのであれば、「力があって頼れるんだ」という気持ちは、姉の肉体に対して向くはず。  今回出してきたものは、すべて一般化して、構図としてストックしておくこと。  唯野君のやった作業を参照。  妹が弟を好きになるのは、今回の話のメインではない。したがってあらすじレベルで組みこむものではないわけだ。プロットの段階でもって「さりげなく」組みこむことになる。  いま具体的なエピソードを考えていたって、そのために「起承転結」の一部分を割り当てるなんてことはできっこない。  だから一般化しておく必要があるわけね。  たとえば小倉4。これのコンセプトは、「向こうから異性として意識されてしまったので、自分も妙に意識するようになってしまった」なわけだ。  こういう「骨」にしてとっておけば、  お風呂で洗ってやるシーンとか、着替えさせるシーンとかでも、すぐに使える。  「そ、そんなっ! 女の子に裸を見られるなんて……」で、もじもじしている弟。  「は、裸っていっても、それ、お姉ちゃんの体なんだから……」で、なんか恥ずかしさが伝染してきてしまって、(そっか。男の子なんだよね……)と意識してしまう妹。  そんな感じで、随所に散りばめてゆくものね。  そういう観点から考えると、「猫の死体を見つけて」とかいうのは、それ自体ではボツとなる。そんなエピソードまるまる一個なんて、入れられやしない。長編じゃないんだからさ。  でもこれだって、「骨」にしておけば、「彼の持つ『強さを伴った優しさ』を知って牽かれるようになる」なんてことになって、どこかでさりげなく入れられるようになる。 >リンクの貼り方  リンクの貼り方、覚えておくといいかも。  使えないところもあるけど、ここでは使えます。 <A HREF=””>......</A>  上記は、すべて半角文字にて。  ""の中には、URLアドレスを書く。そして「.....」のほうには、リンクさせる文字列を書く。「小説講座のページ」とか書く。 >石野休日 ・石野休日19  OK。 ・石野休日20  OK。 ・石野休日21  OK。  本人から「真剣味」を引き出すとき……。  クリアできなかったときのペナルティとして、「肉体的or精神的に苦痛を与える」って方法って、ひどく原始的ではあるけれど、とても効果的なのねぇ。  まあ体育会系の人間ならば、そんなこと、体で理解していることではあるが。  しかし「苦痛」がなければ真剣さを発揮できなかった己を、へたれだと思うように。  以上。  次からは採点の難易度あげます。  ペナルティは、基本的に廃止。  「普通のボツ」。いわゆる「ケチ付けてボツにする」系のものなら、ペナルティなしでいいです。  ただしヌルいの出してきやがったら、「○セットのペナルティ」と言い渡しますので、そのつもりで。  ちなみに19と21あたりは、難易度があがったあとでは、「シンデレラに容易にしゃべらせている」という理由で、「普通のボツ」になります。 >魚住さん  ん? 理解したのなら、最後にもういちど提出してこなければ、モノにしたことにはならんでしょ?  「わかった」と「実践した=モノにした」は別物よ。 >採点とか ・とんびの羽根21  ボツ。  シンデレラの台詞、王子の台詞、意味不明。心の中に絵が掛かったとか、城ごとあげたいとか、なにを言っているのやら、ぜんぜんわかりません。  またカッコで括っていないから台詞は言わせていない。そうゴマかそうったって、ダメです。  あと「絵」って、けっこうかさばるものですよね。  くれるっていったって、辞退するもんじゃないかなぁ。普通は。これから舞踏会なんだし。絵なんか持ってたら、踊れない。  「はい頂きます。あ、でもこれから踊りますから、終わるまで預かっといてください。あとそれから絵が傷まないように、きちんと梱包してもらえますか? いやすいませんねぇ」――なんてこと言うシンデレラは、嫌だなぁ。  そうじゃなくても、その場で受け取って、絵を背中にくくりつけたまま踊るシンデレラっていうのも、嫌だなぁ。  その反対。  ずうずうしくって嫌じゃないシンデレラの反対は、これは「普通のシンデレラ」ですがな。 ・とんびの羽根22  ボツ。  シンデレラは「自分も手に取ってみたかかった」と言っているけど、その前のほうでは、「見せびらかしている貴婦人」とある。  どっちなん?  他の女の子たちは眺めていただけだけど、シンデレラは「手に取ってみたかった」ということ?  それとも他の女の子たちのように触ってみたかったということ?  まあどっちにしても、自分も触ってみたかったシンデレラというだけで、これは別に無欲じゃない。池に落ちたのを拾いにいったことだって、それだけ想いが強かったということでしかない。  くれると言われても辞退した――ってところで無欲を出そうというのであれば、べつに池に落としたのを拾ってくるとかどうとか、そういうエピソードは、まったくもって必要ではない。 ・紺野27  OK。  王子が近づいてくると、うろたえるシンデレラ。  これはナイス。  「目立って王子に取り入ろうとか、そんなことも思いもしないシンデレラ」の、リアルで生きているエピソードです。  王子に誘われる構図のほうも、「目立とうとしなかった無欲さからの薄化粧が、逆に厚化粧の中では目立つことになってしまって、報われる」というわけですね。 ・紺野37  ボツ。  シンデレラはそもそも何度も来られません。今夜限り。 ・紺野38  ボツ。 ・紺野39  ボツ。  エキサイトするあまり王子が汗をかいているとか、なにかそんなことがなければ唐突です。 ・紺野40  ボツ。  これゲーム? それとも、なに?  また「水を飲んで欲しい一心のシンデレラ」は、これ、「思いやりのあるシンデレラ」ですがな。 ・紺野41  OK。 ・くのう5、くのう8、くのう9、くのう10  わからん。  説明不足。または説明不適切。  これを予備知識のない他人に、口頭でそのまま言って聞かせたとして……どんな構図になっているのか理解してもらえると思う?  ちょっと、身の回りの人をつかまえて、やってみるといい。親でも兄妹でも職場の友人でも、他人であれば誰でもいいから。  そのときに、相手に理解してもらうために、この文章以外のどんなことを補足説明として言うハメになったか、それを覚えておく。メモするとか、さもなきゃ録音テープで会話自体を記録しておくとか。  他人と対面して説明するのも、文章のプロットで出すのも、同じことだよ。  相手が疑問に思うような部分を予測して潰しておくのが基本。  あと過去ログから検索する関係上、数字は全角でよろしく〜。 >紺野さん  竪樹版。  竪樹が乗樹暗殺にかかり、それが失敗する。  そのことで何らかの事態が引き起こされなければおかしいです。竪樹が暗殺を仕掛けたというのは、当然、乗樹も気づくはず。それでいままでと同じ展開のままというのは、単に「暗殺仕返し」というのを入れてみただけ。  斉版。  目的もなくただ生きているだけの、たいした男でもない人間が、そんなすごい刀を持っていたのが、変。  また今回の変更では、盗賊でなくしただけ。  盗みで生計を立てていたのなら、それは同じことでしょう。  盗賊が「こそ泥」に変わっただけです。  とにかく、なんとかして斉に「復讐を行う資格」を与えないとならんですね。  じゃあないと、斉の側の「筋」は足下からちゃぶ台返しです。  盗賊やこそ泥でしかない薄汚れたドブネズミのような男に、大儀のために殉じた高潔な親友の復讐をする資格などありません。  さもなければ、復讐なんて大それたものではなくて、「孤独な俺にできたたったひとりの友人を奪い取りやがって……」と恨みをもって竪樹をつけねらう斉とか、そんなほうに路線転換しないと。  しかし復讐するにしても、付けねらうにしても、実際問題、どうやるのだろう?  相手は力を持っている豪族だし、いつも部下がたくさんくっついてきているのだろうし、警備の厳重な屋敷に住んでいるのだろうし、また本人自身の腕だって、斉なんかよりよっぽど立つのだろうし。  具体的に、斉はなにをどうしていたの? なんか計画とか、練っていたの? どうなの?  竪樹も斉のほうも、言われたところだけを細かく直してくるんじゃなくて、全体の構造が間違っていないのか確認することが必要。 >唯野君 >>「永遠の孤独(仮)/唯野教授」(900字あらすじ、4回目)  潰した? 本当に潰した? どこをどう潰した?  なんも変わっとらんじゃんか。  いつもの日課の遠回り。友人を巻き込まないようにする配慮は、どう潰した?  ためしにその同僚が「女性」だったと、仮定してみなさい。「これからオレ、遠回りするけど」と説明しただけで、先に家に行っててくれとか言ってもみない主人公って、その同僚の女性を巻きこんだヒドイ奴ってことにならんか? なるだろ? だからダメなんだって。潰しておかなきゃ。  だいたい、この同僚、戦いの中で命を落とすわけでしょう?  そうするとこんどは、主人公は、「自分のエゴのために友人を巻き添えにして死なせてしまった」っていう十字架を背負うことになるが、いいのか?  あと同僚への説得。  説明としてはOK。  ただその「同僚は主人公の話に共感し、戦いに加わる。」とある部分、ここんとこ、もう30文字ばかり増やして、「同僚に逃げるように言うが、主人公と同じ後悔(友人を置いて逃げたこと)を背負いたくないと、拒否される。」――のようにすれば、それで書きこめるんじゃないか? ここより他に、もっと削るべきところが、あるだろ?  だいたい、もとより文字数オーバーしてるわけだ。  「文字数制限があるからそこは省略したんです」とかいう言い訳は、きっちり800字内に収めた者がすることだ。  あと不死者の行動原理。  十数年に一度、その公園で――というのは、現象としてはいいとして。  どうして不死者がそういう行動をしていたのか、不死者の側からの説明はできるの?  なぜ十数年に一度? なぜ毎週や毎晩ではないの?  「不死者が孤独に耐えかねて発狂した時点から、毎週のように同じ場所で〜」とかいうなら、まだわかる。でもそれだったら、毎回同じ場所で犯行が繰り返されていたなら、警察やらなんやらが動かないはずがない。  あとこれはべつに問題はないので、雑談レベルの話題。  不死者の原子レベルからの再生って、どんな原理によるもので、どういうプロセスで達成されるの? つまり、具体的にどういうふうに再生してくるのかってことね。  燃やし尽くすと、体内の分子は分解されて、二酸化炭素と水蒸気と窒素といった気体になるわな。人体の構成元素のほとんどは、水素、炭素、酸素、窒素。あとは塩素にナトリウムにカルシウム。上位6種類はそんなものか。ここまででたぶん99%以上。残りは金属元素が少々ってところ。まあほとんど気体になって、散ってゆく。この元素がまた寄り集まって形を作るの?  それとも形態保存力場かなにかが、そこらの空気中の元素類をかき集めてきて、肉体を再生成するの?  それとも魂みたいなもんがそこらのネズミだかなんだかに憑依して、肉を変性して、人間の肉体を作りあげてゆくの?  ああ、そうだ。小倉さんも言ってた。  これは異様にデカいポケットであるけれど、本質ではないし、読者が気づかなければそれまでなので黙っていたのだけど――。  炎系ではなくて、氷結系で全身を凍らせるような魔法を使って、固めちゃうのが一番だよね。そのまま冷凍庫で永久保存。  ちなみに失意じゃなくて、失血ね。>小倉さん >茶羽根  「信頼」と「信用」。  この二つの言葉を使い分けているようだけど……。  これ、言葉の定義をちょっとやってみそ。  両者はどう違うのだ?  あとトリックスターの件。OKもなにも、キミ、まだ3つしか出してきてないやんか。  OKだとかどうだとか、最低10個ぐらいは揃えてきてからの話だぞ。  神父さんはその「あらすじ5」の使い方では、NGっしょ。  過去に絡んでいない。「原因が自分にもあると思っており」ってあるけど、それは神父が勝手にそう思っているだけ。ニードの認識として、神父がからんでこなきゃだめ。  ちなみにトリックスターの例をあげると、ジャンプの「ハンター・ハンター」とか。  えーと、名前忘れたけど、旅団員の裏切り者で、顔がトランプの「ジョーカー」の男、いたでしょ。あれがまさに正統派トリックスター。  あと予言能力を持ったマフィアのボスの娘。あれも立派なトリックスター。  本人はてんで無関心でも、その予言が事態を引っかき回している。時には助力、時には妨害というふうに。  ああいう役のキャラがなぜ必要か、どういうふうにストーリーに対して作用するのか、あれを読んでいるなら、論より証拠でわかりやすいはず。  んでもって、あらすじ5。  「信用する資格」というのを省いたおかげで、特に疑問なところはなく、すっきりしてわかりやすいけど……。  いいんかい? それでも?  「信用する資格」がなくて、フィンのことを信用していいのか、どうなのか、自分では決められかねずに、うじうじしていたニードとか、そのあたりに書きたいものがあるんじゃなかったっけ? >余談  つか君が、なんか最近、ちゃんと骨になってて、最小構図になってるなぁ。  急に一皮剥けたなぁ。なぜだろう? ――とか、思ってたわし。  そういや最近、手書き法をやらせたんだっけ。すっかり忘れてた。(笑)  いまはどんな感じ? まだつづけてる? -------------------------------------------------------------------------------- 信頼と信用 No.1860 投稿日 2001年6月3日(日)10時57分 投稿者 茶羽根(やの) 「信頼」と「信用」>  これはちゃんと調べてました。いや、調べたからと言って使い方が間違ってないとは限りませんが……。 「信用」は、信じ疑わないことで、「信頼」は信じ頼ること。  だからフィン→ニードだと、子供→大人という構図もあるので「信頼」になり、ニード→フィンだと頼るわけではないので「信用」になる。  こんな感じで考えていました。 トリックスター>  ハンターハンターならわかりますので、わかりました。ジョーカーの男はヒソカですね。ノストラードの娘は忘れましたが……。  神父Verでも、過去で「恋人との待ち合わせ場所に向かっていた主人公に、神父が現れて忘れ物を指摘する。慌てて取りに戻った主人公は時間に遅れ、結果的にはそれが原因で恋人は死んでしまう」とかなら、OKですよね。(ネタとしてはボツかもしれませんけど……忘れ物ってなにさ) > あとトリックスターの件。OKもなにも、キミ、まだ3つしか出してきてないやんか。 > OKだとかどうだとか、最低10個ぐらいは揃えてきてからの話だぞ。  失礼しました。 信用する資格> > 「信用する資格」がなくて、フィンのことを信用していいのか、どうなのか、自分では決められかねずに、うじうじしていたニードとか、そのあたりに書きたいものがあるんじゃなかったっけ?  あります(あるんだと思います。やっぱり弱くてうじうじしてるニードが頭の中にあるので……)。  ただ、未だ大多数の方に「信用する資格」を理解してもらえていないこの状態だと、このままでは絶対通らないよな……と思ってしまい、なんとかあらすじ上は他の形で表現できないか考えてしまっていました。  仮に5でOKが出てたとしても、私はきっとうじうじしたニードを書こうとしていると思います。 -------------------------------------------------------------------------------- 「魔女の天秤」(仮題)あらすじ行きます No.1861 投稿日 2001年6月3日(日)13時37分 投稿者 弟切 千隼 復活の気配が見える弟切千隼です。とりあえず課題をさっさとこなそうと思います。 「魔女の天秤」(仮題)八百字あらすじ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  この国きっての名門大学を卒業し、薙刀の名選手だった桐生冴子は、病弱な母親の介護をするために多くの大企業の誘いを断って実家に戻り、地方の小企業に勤めていた。心技体ともに充実した優秀さが敬遠されて、学生時代も社会人となってからも、彼女と親しく付き合う男はいなかった。  ある時彼女の会社とある大企業の地方支社が合同事業を行なうことになり、冴子は相手の大企業に勤める倉本哲男と知り合った。海外留学帰りで有能な哲男は、冴子に対して威圧的でも卑屈でもなく洗練された態度を取ったため、冴子は彼に惚れ込んで処女を捧げるほどの仲となった。  ところがある日、冴子は哲男が自分と同じ会社に勤める山尾百合子と結婚すると聞いた。百合子は地元の名家の娘で、冴子の高校時代の同級生の妹でもあった。哲男は平然と、冴子に結婚式に出席してスピーチをしてくれるように頼んだ。冴子は怒りと嫉妬で狂いそうになったものの、二人が幸せになるのならと思い直して引き受けた。  冴子が海外に住む百合子の姉にeメールでお祝いを言うと、百合子の姉は妹には付き合っていた男がいたはずだと応えた。哲男と百合子が本当に愛し合って結婚しようとしているのかどうか試すため、冴子はお祝いに御馳走するからと言って二人をレストランに呼び出し、その場にもう一人の男も来るように設定した。  レストランでは百合子が「いつでも使える都合の良い男」と「結婚向きのエリート」と二股かけていたことがばれ、二人の男は百合子を捨てた。二人の男に責められて泣く百合子を冴子はかばい、「罪なき者だけが罪人を罰せよ」という聖書にある譬え話をして男たちを黙らせた。男たちにも名家の娘を利用しようというやましいところがあったのだ。  冴子は哲男にもらった装身具を川に投げ捨てて、自らの想いを清算したのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 御礼 No.1862 投稿日 2001年6月3日(日)13時52分 投稿者 弟切 千隼 「よみかく」掲示板の方にも書きました通り、このたびの弟切の病気に際しては、多くの方々より温かいお言葉をいただきました。身に余る光栄と感激しております。おかげさまで少しづつ快復してまいりました。 皆さん本当にありがとうございます。他に皆さんへの謝意を表す言葉を知りません。自らの語彙の無さが恨めしくて、これは「もっともの書きとしての修行をしろ」という天の啓示だと肝に銘じています。 まだ完調ではありませんが、今後もここで小説修行に励む所存です。どうぞよろしくお願いいたします。 人の言葉には力がある、と実感した弟切千隼でした。 -------------------------------------------------------------------------------- ちゃっちゃっちゃ No.1863 投稿日 2001年6月3日(日)14時54分 投稿者 いか  一週間の内、二日徹夜をするような堕落した生活をしている為、疲れるような作業はいかさんAに任せています。ちなみに、よみかくに書くのはいかさんB。そのように沢山の人格が作られるようになりました。最近判ったことは、企画担当の人間は文章がへたくそ、ということです。そんな嘘を吐きたくなるような、睡眠時間零時間のいかさんです(おいおい)。  そんなわけで(だから、どんなわけだ)、最近他人へのレスがお座なりになっているので余計なところで気になっている場所をいちゃもんつけていきます。再度言っておきます。今回の指摘はいちゃもんです、いやらしいです(おい)。 >>新木さん@魔女の目にも涙(仮)  自分自身が生徒会をやっていた経験から申しますと、学校が私立であるか公立であるかで大きな差が生じます。簡単な差を挙げるのならば、「私立は学校主体型」「公立は生徒主体型」というのでしょうか。生徒会が行う仕事は大きく分けると二つ。「行事」と「会計」です。「行事」の部分はあまり問題ではないのですが、「会計」で大きく分かれてしまいます。ぶっちゃけていうと、私立はお金を持っているので公立に比べると半端じゃないくらい生徒会費(生徒に関するお金)が違います。その為、公立ではある程度融通が利くところが、私立では全く機能せず、学校側がほぼ決めてしまうらしいです。「行事」も「会計」に引きずられるような形で学校主体になると。  私が通っていた近隣の高校の統計でしかありませんので、もしかしたら違うのかも知れませんが、大体は当てはまることだと思います。と、まずは関係ない場所から。  チケットとことといい、絶対私立だよなぁ。  この生徒会長。あらすじに書かれた履歴を見る限り、「飛び級」しないところを見ると「文系」の人なのでしょう。それとも、「C大になんて入ってたまるか」なんて思っているのかもしれません。そうしたらヒドイ話だ(笑)。他にも、家が貧乏とか色んな要素が浮かびあがったのですが、よくよく見てみると「飛び級がない」という以上は、時代が現代じゃない、ということなんでしょうね。そんな風に納得させる。  それにしても、どうして生徒会なんて「学校の犬」のようなことをするのか理解できず。内申書なんてあって無いような大学受験なのだから(時代が違うのなら推薦枠も余り無いだろう。あーでも、私立ならばエレベーター式というのもあるか)頭のいい人間が進んでやるとは思えない。受験の方が大切じゃーん。なにか革命でもしようとしているのかな(クーデタークラブ@ヤングマガジンの読み過ぎ)。自分だったらこの部分を象徴づける。権威を振りかざしたい人という風にとっていいのかな? それとも、成績順に会長になっているということなのか。んーそれだと学校側的にメリットが無いなぁ。いい大学に行ってくれた方が嬉しいはずだし。 >生徒会役員のひとりが入院するかして、その代理でやってきた1年生の少年。  これはどこの生徒会でも共通していることだと思うのですが、「生徒会で実際に機能するのは、生徒会長と会計だけ」それ以外はおまけに近いです。残りの人の仕事は雑用に近く、一人程度いない程度では問題はありません。なんの代理でしょうか。ちなみに、大きな行事はそれ用の委員会が設立しているはずですし、本当に一人いない程度では問題ないですよ。転校したか、殺すかした方が話が早いです。つーか、文化祭委員の一年生の少年でいいんじゃないかと思うのですが。ついでに「生徒会役員は定員がいなければならない」という設定も必要なり。たまに「やりたい人だけやればいい」ような学校が存在するので(うちの学校はそれだった。5人は少なかったよなぁ)。逆に言うと、生徒会ってその程度のものだったりします。 >全体の総括  こんなに妖しい設定の生徒会は見たことも聞いたこともありません。がんばりましょう。 >>唯野教授@永遠の孤独(仮) >ポケット1つぶし  全く潰れていません。というのは、「なんでそんな危険な場所に同僚を連れて行ったのか」説明されてないからです。どういう理由で同僚が主人公の家に泊まるのか判りませんが、人がいるときくらい真っ直ぐ家に帰るべきでしょう。自分の目的よりも、他人の安否を考える方が人間的に正しいと思います。   >警備会社で一番の腕利きと言われる主人公  これ、私だけかな。警備会社で腕利きってなんなのだろう疑問に思うのは。大まかに警備会社がやる仕事は、施設警備・工事現場パトロール・列車見張り・巡回警備・常駐警備・規制巡回警備・工事現場交通誘導・一般交通誘導・イベント警備・駐車場警備・工事規制関係業務ってありますけど、その中で腕利きって何なのでしょう。腕っ節が強いじゃないですか。 >男は永遠に自分と共にいてくれる、不死身の仲間を欲しており、不死身の人間を見つけようと長い間あちこちで殺人を繰り返していたのだ。 >彼は過去を清算するために腕を磨き、不死者と出会ったのと同じ時間、同じ場所に通い続けていた。彼は過去の新聞と公園の怪談から、不死者が十数年おきにこの場所に現れ、殺人を繰り返していたのではないかと推測していたのだ。  不死者からすると、仲間を捜すために日本中を回っている内に十数年後にたまたま同じ場所に来たというだけなのではないでしょうか。何か根拠があるのなら、十数年も間をおくわけがありません。もしかしたら、と思ったらいてもたってもいられませんからね(そんな感情なさろうですが)。そして、幾ら新聞や公園の怪談があるからといって、それを根拠にする主人公はどうでしょうか。規則性もなく、しかし決まって十数年後に現れるのは、別の場所に出没していることを容易に想像がつくでしょう。何かしらの手段で自分と同じように不死者から生き延びた人を探し当てて、不死者の行動順路を調べようとするくらい行動力があっていい気がしますけど。  今回はこれにて。 「空の飛び方 翼の動かし方/いか10」(考え中)  今回のNGワードは『有翼人の村』と『森の子供』。さて、どうしてくれようか。ぱっと考えてみたところキモになるような話は三つ。「有翼人であることが知り、空を飛ぶことができた話」か「空を飛ぶことによって有翼人であることを見つめる話」。前の二つは有翼人であることに気づくか気づかれるかの問題と。残りは初めから知っているというのもあるパターン。どれがいいのだろうなぁ。 パターン1 自分が有翼人であることを知り、空を飛ぶことができた話  この場合、話の中心は「空を飛ぶこと」となるだろう。有翼人であるが為に空を飛ぶことを想い、それを実行していく話。どうやって空を飛ぶのか、有翼人であることに気づくのかのヒントは前に提示した飛行機からでも大丈夫なはず。そう言った意味ではストレートなのかもしれないけど、私的には物足りない気がしないでもない。 パターン2 空を飛べたことから有翼人であることに気づき、それを見つめる話  話の中心は「自分が今いる場所を考えるような話」になるだろう。村の子供達の中で飛行機を飛ばすことが流行っていて、その時に主人公だけが空を飛べることから自分が他の人間とは違うことに気づく。設定に於いて、有翼人が村がある国から排斥されたなどの理由を付ければ、それを印象つけることが出来るはず。 パターン3 有翼人であることに知りつつ、本能の赴くままに空を飛ぼうとする話  パターン1と多少内容が判る程度で、そう大差ない話になるだろう。  設定にしても、色んな形を作ることが出来る。例えば、村人が主人公が有翼人を知っているというならば、その為に迫害を受けているという描写を描くことによって、別の観点から話を作ることが出来る。思いつくだけならかなりのネタが出てきそうなので、どのパターンを選ぶのかが一番の重要なポイントなのかもしれない。自分好みだからなのかもしれないけど、パターン2が一番よさげかな。他は綺麗にまとまりそうだけど、話の濃度が薄い気がするので面白くないだろうなぁ。  どちらにせよ、主人公の翼を切る理由は「人間と同じ姿に変えるため」というのは変わらないかな。あとは、どうしてなのかが設定によって変動するだろう。  夜にはそれをまとめたいと思います。 -------------------------------------------------------------------------------- うっかりー(爆 No.1864 投稿日 2001年6月3日(日)15時02分 投稿者 小倉善哉 <失意じゃなくて失血  きゃー! やってしまったー!!(><;  すみません。これ、誤字じゃなくて、読み間違いです。>唯野さん、新木さん  失血し〜の部分、「そりゃーやっとの思いで倒したと思った相手が生きてたら失意にもなるだろうなあ」と勝手に変えて読んでました(爆) それにしても、その失血の部分って、復活する前の部分だから、読み違えても意味が通らないですよねえ…ぐっは(吐血)  落ち着けー。落ち着くんだ小倉ぁー(爆)  本当に済みませんでした…。>唯野さん  こんなんじゃいくら棚があっても足りませんね…。しょぼ。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 今回の書き込みは長いぞ No.1865 投稿日 2001年6月3日(日)17時19分 投稿者 唯野教授 つまりそれだけ私のあらすじが多くのツッコミを受けたということでもある……。 >弟切 千隼さん >「罪なき者だけが罪人を罰せよ」という聖書にある譬え話をして男たちを黙らせた。 哲男はともかくとして、「いつでも使える都合の良い男」の方にはどんな罪があったのでしょうか。「男たちにも名家の娘を利用しようというやましいところがあったのだ」と書かれていますが、冴子はどうやって「いつでも使える都合の良い男」にそんな考えがあることを知ったのですか? >茶羽根さん >警察なりなんなりにつきとめられてしまうのではないでしょうか。   基本的に無差別通り魔殺人だし、殺人の頻度自体が実はそんなに高くない(一年に一人殺すかどうかといったところ。不死者は「こいつは不死身ではないか」と感じた相手だけを狙うので)せいで、警察も足取りを掴めていない、という設定を考えています。 >ポケットその1が潰されてない ああ、別の場所だと勘違いしてた……。読解力の無さを露呈してしまったなあ。今回ので潰れたと思います。 >主人公は、「自分のエゴのために友人を巻き添えにして死なせてしまった」っていう十字架を背負うことになるが、いいのか? 主人公的には駄目なんですが、ストーリー的にはいいと思います。「主人公が過去を清算する話」じゃなくて、「理不尽な不死者の話」ですから。  >なぜ十数年に一度? なぜ毎週や毎晩ではないの? まだそんなに狂っていなかった頃、「仲間探し」をするために本州をくまなく訪れるようなルートを作っており、理性がだいぶ失われてからもそのルートを巡回しているという設定です。だいたい十数年で一回り。道に迷ったりするせいでルートが完全に固定されているわけでもないし、周期もプラスマイナス四割ほど誤差があります。 あと、不死者はある一時点からいきなり発狂したというより、長い間のうちに少しずつおかしくなっていったものと考えています。 >どんな原理によるもので、どういうプロセスで達成されるの? 不死者の体が分子レベル以下にまで分解された場合、彼の体を構成していた分子、もしくは原子のうち一つだけが、再生能力を持っています(再生の過程で複数の不死者が誕生するのを防ぐため)。この分子は呪術的な分子間力によって周囲にある窒素分子、酸素分子、二酸化炭素分子等を吸着することで成長します。 そうやって細胞を構成できるほどに成長すると、分子間力に加えて周囲の有機物を取り込み、細胞分裂を行うことによって増殖していきます。その結果、最終的に不死者が復活します。 う〜ん、高校の時生物は一年しか教わらなかったのでこんなもので勘弁して下さい。 なお、これは茶羽根さんへの返答にもなりますが、この原理は作中では一切登場させない予定です。 問答無用で復活しちゃうほうが、化物じみてて怖いと思うのですよ。 >氷結系で全身を凍らせるような魔法を使って 氷結系でそんなに強力な魔法は無いってことで(でも炎系なら強力な魔法がある……駄目かな)。 >いかさん >警備会社で腕利きってなんなのだろう あ、そっか。腕利きって書くと仕事の要領がいいって取られかねませんね。ただ単に格闘技や杖術や魔法に長けているという意味で使ってました。あと、ボディーガードの派遣をやってる会社をイメージしてます。 >何かしらの手段で自分と同じように不死者から生き延びた人を探し当てて、不死者の行動順路を調べようとする 私としては、日本全国をたった一人の顔もよく覚えていない男を探して歩くよりかは、巡回ルートとしてわかっている地点に通い詰める方がまだ可能性があると思うのですよ。 これで全部答え終わったかな? ではあらすじ。やっぱり足が出る……。 「永遠の孤独(仮)/唯野教授」(812字あらすじ、5回目)    主人公は、その日彼の家に泊まる友人と共に家路についていた。途中、彼は自分は事情があって、公園を通らなければいけないので、友人に先に家に行くように言う。  公園に入ると、彼は虚ろな目をした男と出会う。男は人探しをしていると言ったかと思うと、ナイフで襲いかかってくるが、主人公は護身用の杖で難なく打ちのめす。しかし、男は打撲も骨折もあっという間に回復してみせた。男は不死身であり、強力な再生能力を持っていたのだ。男は不死身の仲間を欲しており、それを見つけようと長い間あちこちで殺人を繰り返していたのだ。男は、彼も不死身かもしれないと考え、襲いかかってくる。  男と戦ううち、家への道を忘れた友人が、主人公を探して公園にやってくる。男が再生する様子を指し、状況を手短に説明する主人公。男の再生を目の当たりにした友人は、逃げるか助けを呼ぶかしようと提案する。しかし主人公は絶対に逃げないと言ってきかない。実は主人公はかつてこの場所で不死者に襲われたことがあり、その時友人を見捨てて逃げたという過去を持っていたのだ。彼は過去を清算するために腕を磨き、不死者と出会ったのと同じ時間、同じ場所に通い続けていた。彼は調査の末、不死者が十数年おきにこの場所に現れ、殺人を繰り返しているのではないかと推測していたのだ。同僚は主人公の話に共感し、戦いに加わる。  様々な方法で戦う内、炎が多少有効なことを知った主人公は、男をバラバラにして焼く方法を取る。再生せず、一度は殺しきったかと思われた。しかし男は、同僚の手に付着した一滴の血から、同僚の体を食うことで復活してしまう。主人公は、男の細胞を一つ残らず殺さなければ駄目だと考え、左腕一本を犠牲にする強力な魔法で男の全身を焼き尽くした。跡形もなく男が消滅したのを見て、安堵と失血の為に彼はその場に倒れる。  しかし一週間後、その公園には、完全再生を遂げた男の姿があった。 -------------------------------------------------------------------------------- 冷やし中華を作ろう No.1866 投稿日 2001年6月3日(日)18時34分 投稿者 新木 伸 >茶羽根  たわけ。  間違っとるわい。  「信頼」というのは頼るかどうかじゃない。  信じて「任せられるか」どうかだ。  だから、あれか。  「信用する資格」とかいうので、なにか違和感が拭えなかったのか。  「角川類語辞典」より引用。 【信用】しんよう 〔常〕彼の言葉を―しよう。店の―にかかわる。―を落とす。―おくあたわざる人物 ○確かだとして受け入れること〔注〕債権者が、債務者の支払う意志を将来にわたって確実だと信じて、支払いの延期を承諾することを「信用」という。 【信頼】しんらい 〔常〕国民の―を得る政党。―するにたる人物。―を裏切る〔注〕「信用」は対象の確実性に疑点を持たないことを意味し、「信頼」は対象を疑わないだけでなく、その能力に任せる意を表す。・  「親→子供」という構図だって、信頼は使う。  親:「うちの子を信頼してます。ちゃんと留守番をしてくれているでしょう」――というのは有りだ。  要するに、「言葉(情報)」は「信用」するもの。「言動(行動)」は「信頼」するもの。  それから、神父、ボツ。  忘れ物の指摘のケースだと、結果的に悪いことしちゃってるでしょ。  主人公がそのことで恨んだとしても不思議はない。  もっとこう、直接的にじゃなくって、間接的にもっていけんかね。  トリックスターのことを恨むのではなく、「すべて俺が悪いんだ」という方向に持ってゆくためには、間接的にしないとならない。  だいたい、あれはどうなったのよ?  「恋人の言葉を信じきれなかったために、恋人と親友を両方とも死なせてしまう」  どこにそれが入ってるのだ?  上記とトリックスターをからめて、10個出し。  いままでのやつ3個って、たしか「彼女の言葉を信じきれなかった」が入ってなかったね。するってーと、全ボツだね。 >>ただ、未だ大多数の方に「信用する資格」を理解してもらえていないこの状態だと、このままでは絶対通らないよな……と思ってしまい、なんとかあらすじ上は他の形で表現できないか考えてしまっていました。  それを「逃げ」という。  その「書きたいもの」が、逃げてしまえる程度のモノでしかないなら、べつに書かかんでもいいじゃん。  いっそ、この話書くのやめちゃえば?  ちなみに「信頼される資格がない」のパターンのあらすじは、あれはあれで、おおむねまとまっている。  だけど「信用する資格はない」のパターンを書こうとすると、もっとぜんぜん、構造的な変化があるはず。  だってさ……。  その非常に他人に説明しずらい概念である「俺には他人を信用する資格はない」というのを、読者に納得させられるようにエピソード設計をしなきゃならんわけね。  まあそのまえに、まず自分できっちり把握すること。  こんどはそれを、ここの参加者相手に説明して、納得してもらうこと。  わしらを納得させられるぐらいまで、自分の中で整理して把握できるようになったら、エピソード出しにも入れるだろう。  とりあえず、考えろ。  「俺には他人を信用する資格はない」っていうニードの思考が、どういう論理によるものなのか。  いまのところは、「風が吹くと桶屋が儲かる」なのよ。  わしらにとっては。 >弟切さん >「魔女の天秤」(仮題)  「冴子が百合子をかばう」と書いてあるのは、それ、ケアレスミス?  それとも本当?  自分で仕掛けておいてかばっちゃったら、それ、冴子はひどい女でしょう。  百合子をかばいはしないけど、彼女を声高に責める男たちも断罪する。特に哲男。「二股かけていた貴方にそんなことを言う資格はあるの?」みたいな。  哲男が百合恵の二股が暴露されても動じず、「それでも君を愛している」とかなんとか言ってみせたなら、自分への二股は黙ってるつもりだったのかな。冴子は。  単に表記の間違いで、ケアレスミスだってことなら、この現代版はOK。  ただし冴子が本当に百合恵をかばっていたのなら、これはリテイク。  つぎはファンタジー版ね。 >唯野君。 >>氷結系でそんなに強力な魔法は無いってことで  たわけ。  そういうのをご都合主義っていうのだ。  だいたい全身凍らせなくても、足だけ凍らせれば、やつ、動けなくなるじゃん。  「氷結系」すべてを存在させないことにするか、もしくは魔法はひとり一系統のみとかする。  主人公は炎だった。相棒は「雷」だった。ああなんてことだ。ここには「氷系」はいないのだっ! ――とやればOK。  不死者と出会う場所と時間。  なんつーか、思いついた設定にこじつけるために、無理をいくつも重ねてねーか?  不死者は巡回してるだの、昔たてたスケジュールをきっちり守っているだの、それっぽい相手しか狙わないから一年に一回ぐらいしか犯行をしないだの(だいたい不死者は狂っているんだろうが)。  「都内で、夜に人気がなくなるようなポイントで、ランダムに犯行を重ねている」――とかでいいじゃんかよ。主人公は何十カ所もあるポイントのどこか一カ所をヤマカンで決めて、あちこち通い詰めてるんだよ。この十数年間。  毎週一回ぐらい、犠牲者が出る。でも主人公が狙ったのとは違う場所に現れる。そのたびに主人公は悔しい思いをしている。  なんでそれで警察が動かないかっていうと、その世界が物騒だからってことにすればいい。警察は忙しいから、「年間50人ぐらいの犠牲者しか出さない連続殺人犯」程度じゃ、動かんの。  そういう物騒で治安の悪い世の中ということにしておけば、民間の警備会社の人間が、人ひとり消滅させられるほどの「武力」を携行していることの説明にもなる。 >>>主人公は、「自分のエゴのために友人を巻き添えにして死なせてしまった」っていう十字架を背負うことになるが、いいのか? >>主人公的には駄目なんですが、ストーリー的にはいいと思います。「主人公が過去を清算する話」じゃなくて、「理不尽な不死者の話」ですから。   サボる理由をひねりだしてんじゃねーよ。  ポケットを「潰せ」って言ってるのだ。  まあとりあえず、友人への言葉のことと、不死者の行動のことについては、ポケットではあるが……。じつは、あらすじではポケットのままでもいいところ。  プロット完成までに潰せばいいか。ちゃんと考えておけよ。  プロットに進んでよし。  まず16割のハコ書きから。 -------------------------------------------------------------------------------- 起承転結、他。 No.1867 投稿日 2001年6月3日(日)22時06分 投稿者 魚住雅則 今日放映のワンピース、「ドリーとブロギーの決闘」。 これって気高い(戦士の誇り)だよなあとか思いながら見てました。 かっこえー。かっこえー。 王子「何故そこまで舞踏会に来たかったのですか?」 シンデレラ「理由など、とうに忘れたわ!」 ――これは違うな。 >魚住3の16分割 起  起・舞踏会会場に着いたシンデレラ会場の雰囲気に圧倒される。  承・珍しさからあちこち見て回ってご満悦のシンデレラ。  転・足元を確認してなかった為に思いっきり転ぶ。  結・怪我を確認すると、どうやら捻挫しているとわかる。 承  起・壁際で休むシンデレラ。  承・一人でいたことが目立ち王子に発見される。  転・相手がいないので誘われるのを待っていると勘違いされて誘われる。  結・王子と踊れることが嬉しくて怪我のことを黙ったまま誘いを受ける。 転  起・必死に痛みを堪えて踊るシンデレラ。  承・捻挫の痛みよりも、王子と踊れる嬉しさが上回って笑顔を見せるシンデレラ。  転・我慢しすぎてあまりの痛みに失神するシンデレラ。  結・慌ててシンデレラを介抱する王子。 結  起・目を覚ましたシンデレラに対し、無理をさせたことを謝る王子。  承・王子のせいではないことを説明しようとするが、気を遣わなくて良いと更に謝られる。  転・頑固に謝り続ける王子にとうとうキレて、勢いで本音を全て語ってしまう。  結・笑顔で今度は足に負担がかからないようなダンスに誘う王子。 「自分の為に頑張る健気」の次は「人の為に頑張る健気」を狙います。 魚住4 ・舞踏会に着いたシンデレラ。 ・公務に疲れて隠れていた王子を見つけるが、黙っていてほしいと頼まれる。 ・探しに来た大臣たちから王子を必死にかくまうシンデレラ。 ・バレたら処罰を受けるのはシンデレラのみ。そこまでしてくれなくとも良いのだと王子。 ・自分も仕事に疲れるとよく隠れるのだと笑い飛ばすシンデレラ。 ・さっさと公務を済ませてくるから、その後で踊ってくれと頼む王子。 -------------------------------------------------------------------------------- またまた、時間がかかってしまいました No.1868 投稿日 2001年6月3日(日)22時57分 投稿者 幽界寺  ようやく提出です。なんか最近なんだかんだで忙しくてペース遅いです。いいわけを探そうとする自分が情けない。  でも、なんとか章構成とプロットをやってみました。採点の方をよろしくお願いします。 「些細なこと/幽界寺」(章構成・一回目) 第一章 穏やかな日常  ・ 仲良く大学に向かう二人  ※ 二人の関係と仲の良さの説明 第二章 誤解  ・ 突然、祐樹の家に押しかけてくる妹   ・ その妹をどこかの女と勘違いする亜衣  ・ 祐樹は亜衣の誤解を解こうと必死になるが、それを聞き入れようとしない亜衣  の態度に思わず怒鳴る。  ・ 深い自己嫌悪に陥る祐樹  ※すれ違う二人の心  ※祐樹の情けなさ 第三章 嘘  ・ いつまでも悩む兄の姿に責任を感じながらも、呆れる妹  ・ 妹は兄に活を入れるために嘘をつく。   ※活発でなんだかんだで世話を焼く妹 第四章 和解  ・ 妹の嘘を信じて、慌てて亜衣の家に駆け込む祐樹  ・ ようやく、妹の嘘に気づき安堵する。そして、自分の本当の気持ちに気がつ    く。  ・ 互いの誤解を解いて、元の鞘に戻る二人。  ※ 自分の本当の気持ちに気がつく祐樹 「些細なこと/幽界寺」(プロット・一回目) 1 (家の前)  ・亜衣と祐樹が二人で大学へ向かう。  ・仲良く、他愛のない話をしながらも幸せそうな二人。 2 (祐樹の部屋)  ・ 突然押しかけてくる妹・梓。  ・ 久々の兄妹の話に花を咲かせる。  ・ ちょっとした冗談で祐樹に抱きつく梓。  ・ ちょうどその時に部屋に入ってきて、その現場を目撃してしまう亜衣。  ・ その場を走り去る亜衣とそれを慌てて追いかける祐樹 (公園の中)  ・ 祐樹はなんとか亜衣を捕まえて、説得しようとする。  ・ しかし、軽く混乱した亜衣はその祐樹の言葉に耳を貸そうとしない。  ・ その亜衣の態度に思わずかっとなり祐樹は怒鳴りつけてしまう。  ・ 今度こそ声もなく走り去る亜衣。  ・ それを追いかけることもできない祐樹。  ・ 雨が振り出すが、それでも祐樹は何もしようとしない (祐樹の部屋)梓・視点  ・ 落胆し、ずぶ濡れになって帰ってきた祐樹に事情を尋ねる亜衣。  ・ 祐樹はほとんどまともに答えようとしない。  ・ 梓は何かトラブルが起きたと確信するものの、あまり他人が口を挟むことでは  ないと一旦近くのホテルに帰ることにする。 祐樹・視点  ・どうして怒鳴ってしまったのだろうと自己嫌悪に浸る祐樹  ・ そして、嫌われてしまったのではないかとどんどん悪い方へと考えてしまう。  ・ 最後には素直に誤ることすら考え付かなくなってしまう。 3 次の日 (祐樹の部屋)亜衣・視点  ・ やはり、昨日と同じような姿の祐樹を見つける梓。  ・ 事情を聞いた梓はその程度なら大丈夫だと元気付けようとする。  ・ しかし、祐樹は力なく首を横に振るだけ。  ・ それでも、亜衣は根気良く説得しようとするが、途中であまりにはっきりしな  い兄の態度に呆れる。  ・ 説得は無理と判断して、部屋を去る梓 (帰り道)  ・ やはり、兄のことが気になる梓。  ・ しかし、兄の情けなさにも腹を立てる。  ・ そこで梓は活を入れるために兄に嘘をつくことを考えつく。 (祐樹の部屋)祐樹・視点  ・ まだ、どうしていいか分からず悩み続ける祐樹。  ・ そこに梓が血相を変えて駆け込んでくる。  ・ 梓は「亜衣が昨日の雨で熱を出して倒れた」と嘘をつく。  ・ その嘘を鵜呑みにした祐樹は大急ぎで亜衣の部屋へと向かう。 4 (亜衣の部屋)  ・ ノックもなしに、部屋に入りこむ祐樹。   ・ 突然のことに驚き、戸惑う亜衣。(布団で寝ている)  ・ 「身体は大丈夫なのか?」と心配そうに尋ねる祐樹。  ・ 亜衣は別にそこまで心配されるほどのことはないと答える。  ・ それを聞いて祐樹はほっとため息をつく。  ・ あまりに心配する祐樹に「どうしたの?」と亜衣は尋ねる。  ・ 事情を説明されると、亜衣は一体誰がそんなことを言ったのかと尋ねる。  ・ 妹にそう言われたと説明する祐樹。  ・ 今度は一体、妹とは誰なのかと尋ねる亜衣。  ・ 祐樹は昨日、自分に抱き着いていた女の子だと説明する。  ・ 亜衣はそんな子とは会っていないと言う。  ・ そこでようやく祐樹は梓に騙されたことに気がつく。  ・ その様子を見ておかしそうに、そしてどこかほっとした様子で笑う亜衣。  ・ 祐樹は情けない気持ちで一杯だったが、笑う亜衣の姿を見てこの上もなく幸せ  を感じる。  ・ 祐樹は自分がどんなことをしても亜衣と別れたくないと確信する。  ・ 意を決して、昨日のことを誤る祐樹。  ・ 亜衣も悪かったと頭を下げる。  ・ 完全に解ける誤解。  ・ そこに梓が出てきて、二人の仲が元に戻ったことを確認すると、「お幸せに」  と言葉を残して去っていく。  亜衣が倒れた理由の採用理由は「もしかして、自分のせいで亜衣が倒れた?」とさらに祐樹が焦る要素が増えるからです。  それと、この辺の雨のこととかあらすじには書いてないんですけど、これぐらいは許容範囲とみなしてよろしいでしょうか?  ……本当でしたら、他の皆さんのにもつっこみを入れたいのですが、現在はその余裕がありませんので、ご勘弁下さい。 -------------------------------------------------------------------------------- なるほろなるへそ(古) No.1869 投稿日 2001年6月4日(月)00時14分 投稿者 小倉善哉 >新木さん >もっとすごいこと雑談  な、なんてコトするですかー!Σ( ̄□ ̄;(笑)  しかも何か嬉しそうに説明してる!?(爆笑)  うーん…なるほろー。勉強になりました…。 >ちょっと性別の話題  ↑「もう話題に出さないで」とか言っておきながら自分で出すし(爆)  そういえば、「星くず」の感想文でも気付かれるかな、と思ったのですが…。「男子高校生なら面白かったかも」ってやつ。自分の中の「男の子読者」は喜んだんですが、(軽めとはいえ)えっちなシーンが多いために「潔癖な女の子読者」「良識ある女性読者」等の反発を招きまして、こういう感想となったのです。  はりうっどで映画化を目指すのならば、ここら辺の読者がネックになるのではないかと思われます。感想文の追加でした〜。 >弟切さん  回復の兆しがあるからって、無理は禁物ですよー(^^;  でも、体調が良くなられてきたと聞いて、嬉しいです。  こっそりファンタシー版の改訂あらすじも楽しみにしている小倉でした♪  ええと、ということで、本題の課題提出にいきます。 ●妹が恋心を自覚するエピソード  …を考える前にちょっと頭の体操。「恋心を自覚するパターン」を考えてみました。  a)喪失感から自覚  b)ピンチの時に一番最初に思い浮かんだ顔だったので、自覚せざるを得なくなる。  c)第三者にからかわれて自覚  d)距離をおくことによって自覚  うーん、でも、この程度しか思い浮かばないや…。  b)の「ピンチの時〜」ってのは、ピンチの時ってのが思い浮かばないから没。  d)の「距離をおくことで自覚」は弟が自覚する時につかってるし、自分から離れていったんだから、没。  …使えるのは2つか。各5つずつ考えれば10個になるんだけど…。数が足りなかったら没のパターンも考えてみよう。 <喪失するモノ> 小倉1  大したものじゃない何かをもらって、それを紛失して、やけに哀しくなる。大事なのは物をくれた相手の方だと気付く。<贈り物喪失パターン 小倉2  弟(外見姉)が好きな人がいると言っているのを聞き、それが自分ではないと思い込み、哀しくなり、気付く。<恋人の座喪失(ってほどじゃないけど、この場合)パターン <弟の精神の方に対するヤキモチ>  妹が弟(外見姉)にヤキモチを妬くようなシチュエーションがあり、姉(外見弟)に「妬いてンの?」と言われる。そこで気付く。からいそうな人としては姉が一番ありそう。 小倉3  ヤキモチ妬く相手1 兄 小倉4  ヤキモチ妬く相手2 姉 小倉5  ヤキモチ妬く相手3 姉の友達 <弟の身体の方に対するヤキモチ>  …ただ、これって、うまくやらないと姉の精神の方に恋してるみたいに見えちゃうかも。 小倉6  女の子にかこまれてちやほやされている姉(外見弟)を見て、特に何も思わない弟。何故か腹を立ててしまう妹。「妬いてるの?」と言われ、姉に対してか弟に対してか悩む。悩むが、得に何も思わない弟に対して腹を立てていることに気付き、自覚する。 小倉7  女の子にかこまれてちやほやされている姉(外見弟)。それを見て、少しうらやましそうにしている弟(外見姉)に気付き、腹を立てる妹。怒っている妹に「妬いてるの?」と姉がからかう。「怒ってないわよ!」と答えるが、妹は弟に対して腹を立てている(=妬いている)のに気付き、恋心を自覚する。 <距離をおいて気付くパターン> 小倉8  自分から離れていったくせに、淋しくて仕方がない妹。何故淋しいのか分からない。偶然、弟(外見姉)が近くに来て、嬉しくなるが、そっけなくしてしまう。弟の背中を見て、哀しくて仕方がなくて、弟の事を好きだと自覚する。 <ピンチの時に気付くパターン> 小倉9  悪夢を見て、助けをもとめた相手が弟だった。 小倉10  兄弟のファンクラブ(あるのかそんなん/爆)の人たちに「最近あんた生意気よ」と囲まれた。  …こんなもんですか(ぜーはー) ちょっとズルしてますけど(小倉3〜5)一応、十個、提出です。 ●恋心の芽生えの一般化 小倉1 やむを得ず大変な目にあっていると、手伝ってもらえた。 小倉2 誰も気付かないような(いつもの自分との)違いを気付いてもらえた。 小倉3 母性本能を更に刺激された。 小倉4 異性として意識されて、こちらまで意識してしまった。 小倉5 ささやかだけれど守ってもらった。/紫外線 小倉6 怪我の手当てをしてもらった。 小倉7 強さをともなう優しさを見せられた。 小倉8 初めて女の子として扱ってもらった。/金銭面 小倉9 自分に出来ないことを簡単に行った。 小倉10 身の危険に対して(自分も危険なのに)守ろうとしてくれた。  以上です。宜しくお願いします。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根23(無欲) No.1870 投稿日 2001年6月4日(月)01時54分 投稿者 とんびの羽根  採点お願いします。 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根23  「人と人の間から宝石を見るだけで満足するシンデレラ」  ・ダンスの途中、王自慢の大きなルビーが展示される。  ・近くで見ようと詰め掛ける人々だが、シンデレラは離れて見ている。  ・自分と一緒に近くで見ないかと王子が申し出るが、シンデレラは、人の間から時々見えるから離れていても大丈夫だと答える。  ・得心した王子が、シンデレラをダンスに誘う。「誰も踊らないと楽士たちが可哀想ですから、ルビーのまわりの人だかりが小さくなるまで一緒に踊りませんか。」 とんびの羽根24  「肉欲を抑えるシンデレラ」 遅れて到着したシンデレラだが、舞踏会場は異様な雰囲気だった。  ・突然斬り合いを始めた男達、女達は逃げまどい、シンデレラも緞帳の陰に隠れる。  ・ひとり生き残った王子、シンデレラに気付き刺客だと思って引きずり出す。  ・血で血を洗う惨劇に性的興奮状態に陥ったふたり、王子がシンデレラを抱き締め、王子だと気付いたシンデレラも快感に襲われてキスに思わず応えてしまうが、欲望を抑えて、壷で王子の頭を打つ。  ・王子、きみは最高だとうめき、崩れ落ちる。12時になり慌てて帰るシンデレラの背に、われに返った王子が、必ずきみを見つけ出してみせると誓う。  「禁欲系の無欲」の構図を作ろうとしたのだけど、ただ「禁欲」。「キスだけで満足です」じゃギャグ寸前だし、なんとかならないものか。  後の展開は無理矢理合わせてますが自主ボツ相当……叱咤覚悟。 >カッコで括っていないから台詞は言わせていない。そうゴマかそうったって、ダメです。  ぐはっ、ちょっと血が、修行いたします。 >くれるっていったって、辞退するもんじゃないかなぁ。  その通りでした、梱包させておきましょうっていうのも考えたのだけど、間抜けな感じ。 >「見せびらかしている貴婦人」  ・婦人が他の女性達に廻して自慢しているが、シンデレラはとても女たちの輪の中に入れない。  ・女達のひとりが不注意でブローチを池に落とすが、ドレスを汚したく無いので拾おうとするものがいない。  と構図を組めば筋が繋がると考えていいのでしょうか。無欲ポイントはドレスが汚れることをなんとも思ってない、ということで(他人から借りてるドレスなのに、というポケットが残ってた)。  意識がちょっと散漫になってるようです。ポイントと構図がずれてるのに気がついてなかったようです。 >ニュートラルな存在でいたいので、性別の事はあんまり気に為さらないで下さい  はい、了解、それはもう、よくわかります。 >さすがに気づくの早いな<かねやんさん  なにが「さすが」やら、というか、弟切さんの性別にずっと気付かなかったという前歴がありますので、全然そんなものではないです。 -------------------------------------------------------------------------------- うーん No.1871 投稿日 2001年6月4日(月)02時26分 投稿者 つか  まだまだ分解能が低いようです。 >新木さん >骨化の練習はまだやってるのか(NO,1859)  今は、手書き方はやってないです。何度か読み返しながらそのつど気付いたところを書き直す、という方法でやってます。ちょっとは進歩があるようで、良かった良かった。 >わかる? わからん?(NO,1824)  どうもわかってなかったようです。言われてやっと、といった感じで。そうか、この場合「こっちの方が良い」では駄目なのか。  というわけでもう一度提出。  つか18(改2) ・会場の入り口。余興に使うからと紙で精巧に織られた花を渡されるシンデレラ。 ・舞踏会の合間。紙の中に書いてある宝石の記念品をもらえるという余興。係りの者が会場中に聞こえる声でクジのことを告げる。一斉に紙を開き、交換場所へと殺到する参加者達。しかし、紙を開こうとしないシンデレラ。 ・人だかりから外れ、紙の花を持ったままのシンデレラを見つけた王子。不思議に思い、紙を開かない理由を尋ねる。元に戻せないからだと答えるシンデレラ。 ・答えを聞いて、訝しむ王子。宝石よりも紙の花の方が良いのかと問う。 ・王子の怪訝な表情で、自分が妙なことを言っているらしいと気付くシンデレラ。紙の花の方が良いとわけではないが、綺麗だったのでなんとなく……と恥ずかしそうに答える。 ・なんとなく……ですか、と呟いて思わず吹き出す王子。その様子を見てすこしむっとしたシンデレラは、そんなの人の勝手だろう、と顔を赤らめながら文 句を言う。 ・笑いながら謝る王子。お詫びといってはなんですが、とシンデレラの手をとり、ダンスに誘う。 ・突然の誘いに戸惑うシンデレラ。きょとんとしたまま、ただこくんと頷く。  さてさて、次の課題にも取り組まないと。 >誠実なシンデレラ  つか1 ・舞踏会の会場。踊る相手が見つからないらしき太った中年の男性から、投げやりにダンスに誘われるシンデレラ。誘いに応じる。男性は良い返事はもらえないと思っていたので驚く。踊り始める二人。 ・シンデレラの美しさに惹かれた王子。踊っている最中のシンデレラに、ダンスをやめて自分と踊るようにと命じる。しかし、シンデレラはそれに応じようとしない。 ・自分とは踊りたくないとでも言うのかと苛立たしげに問う王子。 ・そうではなく、まだこの方とのダンスが途中だからですと答えるシンデレラ。 ・答えを聞いて、はっとする王子。傲慢な態度を詫び、終わったら次は自分と踊ってくれとダンスに誘う。  誠実さ、とは程遠い人間です。ちゃんと誠実なシンデレラになっているのだろうか。採点よろしくお願いします。 -------------------------------------------------------------------------------- >小倉さん No.1872 投稿日 2001年6月4日(月)02時41分 投稿者 かねやん >>ニュートラルな存在でいたいので、性別の事はあんまり気に為さらないで下さい  いや、全然気にしてないです、と言ったら語弊が(笑)  今回、小倉さんが女性だと言う前に気づいてる方がいらっしゃるので、気づかなかった(と言うより気にしなかった)事が悲しかったり。  これは女性を書くときに必要になってきますからね。 >とんびの羽根さん >>なにが「さすが」やら  これは既婚者であることと、娘さんがいることを差してます。  一人っ子で一人暮らし、おまけに女っ気も無い己には気づかない事とかあるんだろうなって事で。  ちなみに現在「子供の行動(微笑ましいもの)」を探すのに苦労していたりします。いかんせんインプット量が全然無い。  仕方が無いのでネットやテレビ、本などで子供のでてくるものをチェックしたり。  本屋で育児関連のところを見に行くんですが、かなり恥ずかしい(^^;;  幼稚園の傍で行動を見ていたいけど、怪しい人物に思われちゃうからできないし。  実はとんびの羽根さんにメールを送って、教えてもらおうとかも思ったりした事あります(笑)  こう言うのは体験している人にはかないません。 >茶羽根さん  疑ったために恋人を失ったので、信頼される資格を無くした→フィンを信じきる事で、信頼される資格を取り戻した。  となる構図だと思ったもので、安易に無くなったものを読みたいと言ってしまいました。  申し訳ないです。 -------------------------------------------------------------------------------- 前々から読もうと思っていたのですが No.1873 投稿日 2001年6月4日(月)11時11分 投稿者 唯野教授 「マップス」を読了。漫画喫茶で一気読みしました。いやすごいですねコレ。「大風呂敷をたたみきった」として「うしおととら」と並び称されているのを何度か見たことがありますが、確かにお見事。若干力技のところもあったけどそこも含めて凄い。男子たるもの、一度はこういう壮大なスケールの話を創ってみたいもんです。 ところで、なんとなく「星くず」を彷彿とさせられたのですが、新木さん、影響受けてますか? >プロットに進んでよし。   今、過去ログ読み返してみたらあらすじの一回目を出したのが四月二十日。最初の、それもさして高くないであろうハードルをクリアするのに約一ヶ月半かかったわけか。 多少は筋力がついたものと思いたい。さもないとゴールするまで一年かかるぞ……。 >16割ハコ書き プロローグを入れたい場合は、起の起に書くのですか? それとも17割にするのですか? まだ入れるとは決まってないのですが、選択肢として考えておきたいので。 それにしても、これって起部を考えるのが一番大変ですね。 >幽界寺さん >「些細なこと」章割りとプロット 第一章が短過ぎやしませんか。 あと、妹がホテルに泊まるってのが、ひっかかります。下宿したことないのですが、兄の部屋で寝ないのは何故でしょう。 >弟切さん >「魔女の天秤」(仮題)八百字あらすじ 冴子が聖書を引用してますけど、日本人の哲男にはそんなに衝撃を与えられないと思うのですが。それとも哲男はクリスチャンなのでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- 横やり No.1874 投稿日 2001年6月4日(月)12時04分 投稿者 小倉善哉 >唯野さん  クリスチャンじゃなくても、哲男は海外留学経験があるのだから、一般の日本人よりは聖書に触れる機会が多かったのではないかと思います。  今回、弟切さんがあげられた『「罪なき者だけが罪人を罰せよ」という聖書にある譬え話』というのは、「ラグナダのマリア」の話のことです(って断言していいのか?/汗)が、「娼婦であるマリアが街の人々に石を投げられているのを見たイエスが、彼女を裁いていいのは心にやましいところが少しもない人だけだといさめる話」なんですね。  直接的な言葉で断罪するより、暗喩をもちいた方が、衝撃はでかいんじゃないかな。冴子も哲男も頭のいい人たちなんだし。  哲男からもらった装飾具を見せながら「哲男さん、ラグナダのマリアの説話をご存知?」と冴子が言えば、哲男は青くなること間違いなしだと思うんですよ。(百合子はきょとんとしているかもしれないけど) -------------------------------------------------------------------------------- とりあえずレスのみ No.1875 投稿日 2001年6月4日(月)14時40分 投稿者 弟切 千隼 唯野さんへ > 「百合子のもう一人の男」が百合子を利用しようと思っていることを、冴子が知っている必要はありません。知らないからこそ、冴子は二人の男が本当に百合子を愛しているのかどうか試したのです。 小倉さんへ > フォローありがとうございます。でも、人名が間違っていますね(^^; 「ラグナダのマリア」は、「マグダラのマリア」の間違いでしょう。 さらにいいますと、聖書のその逸話に登場する女性は、マグダラのマリアではありません。聖書では、その女性はただ「姦淫した女性」と書かれているだけで、具体的な名前は挙げられていません。 マグダラのマリアは娼婦から改心してイエスの弟子となり、罪人となったイエスに最期まで付き添った女性として名高いので、時々この「イエスに救われた姦淫した女性」と取り違えられますが、この二人が同一人物であるという証拠はなく、恐らく別人だろうと推測されています。 新木さんへ > すみません。やはりあの場面で冴子が百合子を「かばう」のはおかしいですね。現代版も書き直します。 その後でファンタジー版も書き直します。 -------------------------------------------------------------------------------- レス補足 No.1876 投稿日 2001年6月4日(月)14時47分 投稿者 弟切 千隼 唯野さん&小倉さんへ > 哲男はキリスト教徒ではありませんが、海外留学経験があるので聖書の知識はあることになっています。それに、この場面では冴子が百合子ともう一人の男にもわかるようにこの逸話を説明するので、読者にもわかるはずです。 三人の中では、聖書の知識がある哲男が一番この譬え話が胸に響くでしょうね。 -------------------------------------------------------------------------------- ちょっと修正 No.1877 投稿日 2001年6月4日(月)18時12分 投稿者 つか  どうも前回提出した課題(1871)は「律儀な」シンデレラになってしまっているような気がするので、ちょっと直します。 >誠実なシンデレラ  つか1(改) ・舞踏会の会場。多くの女性に声をかけるが、ことごとくダンスの誘いを断られている太った中年の男性。シンデレラもダンスに誘われる。男性の真剣な様子を見て、誘いに応じるシンデレラ。踊り始める二人。 ・シンデレラの美しさに惹かれた王子。踊っている最中のシンデレラに、ダンスをやめて自分と踊るようにと命じる。しかし、シンデレラはそれに応じようとしない。 ・自分とは踊りたくないとでも言うのかと苛立たしげに問う王子。 ・そうではなく、まだこの方とのダンスが途中だからですと答えるシンデレラ。 ・答えを聞いて、はっとする王子。傲慢な態度を詫び、ダンスが終わったら次は自分と踊ってくれと踊りに誘う。   -------------------------------------------------------------------------------- No.1878 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 恥ずかしー(爆 No.1879 投稿日 2001年6月4日(月)20時08分 投稿者 小倉善哉 >固有名詞が違います  Σ「らぐなだ」…「まぐだら」…って、「ぐ」ゥしか当ってヘンやんけーっ!!!(爆  耳から覚えていたのでこんなことになったのですねえ…。でも良かったなあ、勘違いがココで分かって…。一生このまま「らぐなだ」で覚えていたかもしれない…。  間違ったことを教えようとしてごめんなさい>唯野さん  間違いを指摘してくださってありがとうございます>弟切さん  あー…恥ずかしい(赤面)  恥ずかしいついでに、小倉、「メンフィス」を「メフィンス」だと勘違いしていた過去もあります。  ふっ……。笑ってやって下さいまし(爆  実は「小倉善哉」と書いて「うっかり八兵衛」と読むのです(嘘) http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- そういえば忘れていました No.1880 投稿日 2001年6月4日(月)22時35分 投稿者 弟切 千隼 新木さんへ > 以前、婚約指輪の起源についてお訊ねでしたよね?その返事を書くのを忘れていました。 婚約指輪というものが歴史の中にはっきりと現れたのは、西暦紀元二世紀末のローマ帝国の時代だそうです。この時点で既に、「男性が結婚を約束した女性にそれを約する指輪を贈る」という、現代と全く意味が同じ婚約指輪が出現しています。 完成された慣習の形で現れたので、どういう由来で、どのように婚約指輪という慣習が発達したのかはよくわかっていないようです。 けれども、「なぜ婚約指輪は左手の薬指にはめるのか」についてははっきりしています。 それは、昔のヨーロッパ人が、どういう訳か「左手の薬指の血管は心臓に直結している」と考えたからです。 ヨーロッパ人に限らず、昔の人は、人間の心が脳に宿るとは全く考えなかったようです。ほとんどの民族が「人間の心は心臓に宿る」と考えていました。 だから日本語で「心」臓といい、英語でもheartというのですね。 心が宿る臓器と直結している指があるなら、そこに結婚を約束する指輪をはめて誓おうというのは自然な考えですね。こうして婚約指輪は左手の薬指にはめられることになりました。 > 指輪余談 日本人の場合は、結婚の契りや義兄弟の契りなど、重要な約束を交わす時に「杯を交わす」慣習がありますね。それと同じように、ヨーロッパでは「重要な約束を交わす時には指輪を交わす」という慣習があったようです。 婚約指輪という風習は、この慣習の土台の上にできたのではないでしょうか。 英語圏にはポージーリングposy ringと呼ばれる風習があります。 ポージーリングというのは詩文や銘文の一部を刻んだ指輪のことで、通常二人の人間の間で取り交わすものです。恋人同士が愛を誓う言葉を刻んで贈り合うこともあれば、親子・兄弟といった血縁のつながりを強化するために贈られることもあり、同性の親友同士が友情を誓う言葉を刻んで取り交わすこともあるようです。 この風習は中世のヨーロッパには既にあったらしく、一時期廃れたものの最近になって復活してきて、若い恋人同士や親友の間で取り交わしている例があるそうです。 -------------------------------------------------------------------------------- 打率2割台 No.1881 投稿日 2001年6月5日(火)00時23分 投稿者 石野休日 日曜日、さぼってしまいました。ごめんなさい。 >「苦痛」がなければ真剣さを発揮できなかった己を、へたれだと思うように。  うっ……、分かりました。  僕の今までの真剣さというのは、所詮は口先だけのものだったのでしょう。  とにかくこれからは態度で見せるしかない。 >シンデレラ迷宮  “掴んだ何か”は間違っていなかったようで、とりあえずほっとしました。  難易度アップについては、ようやく一歩前に進めたような気がするので嬉しいです。 石野休日22 ・舞踏会の参加者に記念品が配られる。 ・それは見るからに安っぽい、ちっぽけな櫛だった。不満たらたらの参加者。 ・シンデレラはただ一人、その櫛をじっと見つめたり、軽く髪を梳いてみたりして嬉しそう。 ・王子、そんなシンデレラに声をかける。 石野休日23 ・舞踏会の食事は一人一皿きりだった。 ・食事を始めようとしたその時、シンデレラは物欲しげにこちらを見ている幼い少女に気づく。 ・話を聞いてみるシンデレラ。その少女はもう食べ終わってしまったが、それでもまだお腹がすいているということだった。 ・シンデレラは少し考えて、食事を半々にして二人で食べることにする。 ・それを見ていた王子、シンデレラに声をかける。  欲を露わにする魔法については、もう少し待ってください。 -------------------------------------------------------------------------------- 自己締め切りが・・・ No.1882 投稿日 2001年6月5日(火)02時32分 投稿者 卯月 修羅  「一週間で七個課題を提出する」と自分で決めたはいいけれど早くも2週目でピンチです。  今二つ提出しますがそれでも今日中にあと三つ提出しないといけない。今日は午後まで授業があって、そのあとバイトで帰ってくるのが夜の12時近くなのです。  ああ、時間がない〜。ついでに言えばネタもない〜(泣)  とまぁ、とりあえず泣き言はここまでにして課題提出いたします。採点よろしくお願いします。 卯月27 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。舞踏会では王子に気に入られた娘は別室に通され、王子と交わることを許されていた。 ・みな王子の子供を孕めば王子の愛妾になることができ贅沢な暮らしが保証されることを知っていたので露骨に王子に自分をアピールしていた。 ・そんな自分に迫ってくる女性に飽きていた王子は、ただ一人自分に言い寄ってこないシンデレラに気付く。そんなシンデレラを新鮮に思った王子は「あなたはボクのことが嫌いなのですか?」といたずらっぽくたずねる。するとシンデレラは「いいえ、そんなこと。ただ遠くから王子様のお姿を見ているだけで胸が一杯になってしまって・・・」とうつむきながら答える。シンデレラを気に入った王子はシンデレラを今日の夜伽の相手に決める。 ・優しくシンデレラを抱く王子。情事がすみ、部屋から出ようとすると「王子様にお願い事があるんですけど・・・」と言い始めるシンデレラ。結局この娘も他の娘と同じかとがっかりする王子。少し不機嫌そうに「君はボクにどんな願い事をするつもりなんだい。お金?豪邸?それともまさかボクの奥さんにしてくれって言い始めるんじゃないだろうね?」とたずねるとシンデレラは「王子様の事を忘れないように、最後にもう一度王子様のお顔を見つめさせていただけませんか?」と答える。 卯月28 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。会場に行くとある貴族の娘に名前をたずねられる。私の名前はシンンデレラですと答えるとその貴族の娘に「ドレスが汚いわね」「ここは身分が一定以上の者しか入ってはいけないのよ」「シンンデレラなんて変な名前ね」とあこがれの王子の前でさんざん馬鹿にされる。シンンデレラはにらみ返すがその貴族の娘は平然とその視線を受け流す。地団駄ふんでくやしがるシンデレラ。 ・そんなシンデレラに反撃のチャンスが訪れる。その貴族の娘が偶然イヤリングを落としてしまうのだが本人をはじめ、まわりもそのことに気付いていない。何気ないふりを装って素早くイヤリングを拾うシンデレラ。そのまま舞踏会場を出て行くのだがしばらくするとイヤリングを持たずに戻ってくる。 ・事の一部始終を実は王子が見ていた。王子はシンンデレラの事をイヤリングを捨ててくるなんてなんと意地悪な娘だと思う。そしてシンデレラに近づいていってそのことを注意する。するとシンデレラは「あら、王子様見ていらしたんですの?でも私、別にあのイヤリング捨てるなんてひどいことしていませんわ。ちゃんと落し物として届けてきたんです」と答える。不思議に思った王子が、ならばなぜその場で手渡さないのかたずねるとシンデレラは「届ける時、届主はシンデレラですって強調してきたんです。たぶんあの子、イヤリングを届けたのがわたしって知ったらそのイヤリングになんかされたって絶対考えると思うんです。なんかその情景を思い浮かべたらさっきまでのくやしさがどっかいっちゃいました」と答える。 ・それを聞いた王子、シンデレラを気に入りダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1883 投稿日 2001年6月5日(火)05時21分 投稿者 新木 伸 >魚住君  「ドリーとブロギーの決闘」  なにがどうなっていることで、彼らは気高いのか。  「理由など、とうに忘れた」と言うことが気高いポイントなわけじゃない。  意識化して一般化して、まとめてくるように。一行、ないしは、二行。  そこまでやって、はじめて「冷蔵庫」のストックとなる。  そうでなければ、ただ観て楽しんだだけ。  「かっこえー!」と感心して、それで終わり。  作家志望者が一視聴者と同じ立場で「楽しませられて」いて、どーする。分析しろ。同業者のいい仕事は分析して身につけてしまうのだ。 >魚住3の16分割  「起承」はOK。  「転」はリテイク。  転のなかの「起」と「承」が、これ、まったくおんなじ。同じことを2項目に渡って描いて、どうする。  だいたい、「承」というのは、「起」から繋げて全体の流れを付けるところだ。さらに「転」が意外ではあるが、唐突にはならないようにする役目も持っている。  そこの内容が、「シンデレラ笑顔を見せる」って、なによ、それ。  痛みをおして踊るシンデレラが、失神する。そういう流れにおける「中継ぎ」である「承」に必要なことって、なに?  また「転」も、こんなのはダメだ。ぜんぜん転になってない。  シンデレラは「なぜ」失神するのよ?  「起」では、痛みを堪えているという構図があるよね。  そう。シンデレラは痛みに耐えているのだ。それがなぜ失神するのか?  耐えきれない痛みに変わるからだ。しかも徐々に変わるのであれば、シンデレラもさすがに足が痛い旨を王子に告げて、踊りを中断するだろう。さもなければ、王子が気づいたりするだろう。そうならないのは、痛みのレベルが急激に変化するから。  だからシンデレラは、いきなり失神する。  「痛みをおして踊っていたシンデレラが、失神する」――これだけ書いてある時点で、もう上記のような論理の流れは内包されているわけだな。  あと「結」もダメ。  ずうっとシンデレラ視点で書いてきているのに、なんでいきなり王子視点?  シンデレラの意識が飛んだあとは、つぎは「目を覚ましたシンデレラ」でしょうが。  「結」は「起承転」までOK。  「結」はダメ。いきなり「笑顔」って、そりゃないでしょう。いままで王子は頑固に謝りつづけていたんだよ? >採点とか ・魚住4  ボツ。 「・自分も仕事に疲れるとよく隠れるのだと笑い飛ばすシンデレラ。」――そういうことをするこいつ、健気じゃないです。  ズルして隠れて仕事をサボるシンデレラ。これって健気ですか健気ですか? ・とんびの羽根23  ボツ。  近くで宝石を見ないかという王子の問いかけに対するシンデレラの答えが、「は〜ん?」という感じで理解不能です。 ・とんびの羽根24  採点放棄。 >とんびの羽根さん >「見せびらかしている貴婦人」  たしかにそれならつながりますが、それにしたって、「ドレスが汚れることも気にならないぐらいブローチを見たかったシンデレラ」であって、「無欲」のほうが優先的にアピールされるものではありません。  そのドレスを汚すことを気にしないという点も、どっちかっていうと、「他の女たち→ドレスを汚すほど見たくはなかった」「シンデレラ→ドレスを汚してもいいから見たかった」となって、これは「天真爛漫」なシンデレラではないかなぁ。服を汚すことを気にしない子供っぽさ。遊びとか、珍しいものとかに夢中になってしまうシンデレラ。 >幽界寺さん  章構成が変。分割位置が変。  ふつう、4章構成ならば、それぞれの章ごとに起承転結になるもんですが。  ちと、16分割のハコ書き出してきてみそ。他の人がやっているみたいに。  あとプロットの書きかたも、だいぶ変。  杉井君を除いてプロット一番乗りで、時間もありそうだから、内容ではなくて、プロットの表記の仕方も突っこんでおくか。  ・ その亜衣の態度に思わずかっとなり祐樹は怒鳴りつけてしまう。  ・ 今度こそ声もなく走り去る亜衣。  ・ それを追いかけることもできない祐樹。  プロットには、「その〜」とか「今度こそ〜」とか「それを〜」とか、接続詞は入りません。  箇条書きにしているのだから、センテンスは各行ごとに独立していなければならない。5W1Hがひと揃いあるってことね。  「(いつどこで)誰が何をどうする。なぜ故に」  「いつどこで」の部分は別部分で書くから省略するとして、「誰が何をどうする。なぜ故に」の、3W1Hが毎行ごとに必ず備わっているか、自己チェックするべし。  ほぼすべての行が、3W1Hが揃ってないので書き直しになるはず。  ちなみに上記の3行は、こんなふうになるはず。  ・ 亜衣の態度にかっとなって、怒鳴りつけてしまう悠樹。  ・ 亜衣、ショックを受けて、走り去ってしまう。  ・ 亜衣を追いかけることもできず、立ちつくす悠樹。 >女の子の体に入った男の子的発想  同意求ム。  「ひとりでいけないこと」――するよな?  男の子としては、ごく普通で容易に予想される発想だよな? な? >小倉さん >恋心を自覚するエピソード  4パターンぽっちじゃ、話になりませんな。  最低でも10パターンぐらいは出してくること。  10パターンのそれぞれにつき10個ぐらい出して、合計100個ぐらいの中から選別するぐらいじゃないとね。  でもどのみち、いまこうしてアイデアを独立して考えて、どんなにいいエピソードが出てきたところで、話の流れに沿わなきゃ、それだけでボツなんですね。  恋心の芽生えについても、同様。  ってことで、まずはプロットを先にやってからということで。  前編、後編、あらすじ書いてみてください。  あらすじレベルでなら、「妹は弟への恋心を自覚するようになる」なんてブラックボックス化して書いておけるでしょう。 >つか君  つか18改。  うん。OK。 ・つか1  ボツ。  これは筋を通しただけのシンデレラね。  辞書見て「誠実」のお勉強しましょう。 >唯野君  マップスは心の書です。  外伝の方も読んだ? あっちもおもろい。  あとプロローグとエピローグは、通常、16分割の外に置かれます。  つまり18分割ね。  一般的には、プロローグとエピローグはセットで付くっぽい。  わしの作品で、片方だけっていうの、よくあるけど。 >弟切さん  なんだ、ケアレスミスじゃなかったのか。  だめじゃん。  あと、キリストのたとえ話を出すことについて。  なんの意味があるの?  ここは流しておいてもよかったんだが……。  あのシーンの意味としては、「冴子が男たちも断罪する」にあると思ったのだけど、なにやら弟切さんが、そのたとえ話を持ち出すことに固執しているようなので、主客転倒になりかねない懸念がでてきた。  断罪する方法のひとつとして、たとえ話を出す。  もうひとつ別のやり方としては、哲夫に対して、「私にも二股をかけていた貴方に、そんなことを言う資格はあるの?」とずばり指摘する。  両者は同じことかと思ってた。  そういや、わざわざあらすじにも書いてあるぐらいだから、なにやら特別な思い入れがあるんかいな?  そのたとえ話をだすやり方、へたをすると説教臭くなって、ラストシーンをぶち壊しかねないよ。ただでさえ、冴子は自分でその修羅場を自分で作り出したわけだ。その現場にわざわざ踏み込んでいって、やることは例え話を持ちだしての説教ですかい?  捨てられて復讐に及んだ女が、聖人ぶるのもたいがいにしとけと、読者に反感をくらってしまっては、この話、水の泡だぜ? >指輪とか  友人同士のだと、ペアリングみたいな概念かな。  ところで哲男だけど、流れ次第では冴子と結婚するつもりはあったわけ? それとも流れ次第でもどうでも、冴子とはヘッドハンティングするために寝た(及び、もちろん遊びとして)だけで、まかり間違ってもこんなタイプと結婚するつもりはなかった……のかな?  アクセサリーだと、なんか指輪がよさげに感じる。  そのほかのイヤリングやらネックレスやらじゃ、捨てるときに「重く」ない。  他の指用の指輪を贈りつつ、そのときに「友人に腕のいい細工師がいてね。サイズの直しは、いつだってやってもらえるんだ」なんてことを言って、それとなく匂わすぐらいはさせときたいねぇ。プレイボーイとしては。 >石野休日さん ・石野休日22  OK。 ・石野休日  OK。 >卯月さん ・卯月27  ボツ。  愛妾ということは、もう正妻がいるわけですね。  シンデレラ、王子と結婚して幸せになれないじゃないですか。それに愛妾がたくさんの王子のもとじゃ、なんだか、幸せになれない気がする。  だいたいこれじゃ、舞踏会でなくて、「王子の遊び相手を探す場所」ではないですか。 ・卯月28  長いし、よくわからんのでボツ。  読んでません。 -------------------------------------------------------------------------------- ケーキ・ケーキ/みやび2(16分割/1回目) No.1884 投稿日 2001年6月5日(火)06時46分 投稿者 はせがわみやび  こんな感じ?  起  起・発明家の祖母に、食べてもお腹がいっぱいにならない発明品をねだる美春。  承・ケーキ十個を制限時間で食べきれば商品券がもらえるのだと祖母を説得する美春。  転・美春、食べたものを、そのまま別世界へ飛ばしてしまう薬をもらう。  結・使用説明書をロクに読まずにケーキ屋へと走るせっかちな美春。 承  起・スペシャルメニューを注文する美春。目の前に並べられるケーキ十個。  承・丸薬の効果は抜群だった。十個をあっさりと食べ終える美春。  転・さらに十個に挑戦して、景品を上乗せする意思はあるかと聞かれる美春。  結・調子に乗って挑戦することに決める美春。 転  起・新たな十個を食べ始める美春。なぜか丸薬の効果が感じられず、お腹が重い。  承・お腹が苦しくなってくる美春。まだまだケーキは残っている。制限時間も迫る。  転・注意書きを良く読む美春。薬はカロリー制限があって、すでにその制限を越えていた。  結・薬の効果が切れたことに気づく美春。 結  起・食べきれなかったときのことを考え、青ざめる美春。  承・必死で残りのケーキを食べる美春。どうにか制限時間に間に合った。  転・美春に商品券と上乗せした景品が与えられる。景品は、さらなるケーキだった。  結・もうケーキはこりごりだと思う美春。 -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根25(無欲) No.1885 投稿日 2001年6月5日(火)07時51分 投稿者 とんびの羽根 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根25  「犬を預かり会場の外でダンス音楽を楽しむシンデレラ」  ・舞踏会の入り口、犬を連れた老夫婦が衛兵に止められている。  ・気の毒に思ったシンデレラ犬を預かり、外のベンチに腰掛ける。  ・客の見送りに出て来た王子、中から聞こえる音楽に合わせて足だけ踊らせているシンデレラと、首を左右に振っている犬に気付く。  ・王子事情をシンデレラから聞くと、犬を会場に入れる許可を出し、シンデレラにダンスを申し込む。  よろしく、おねがいします。  前回は大変見苦しいものを出して申し訳ありません>ALL、妄想超臨界にはいると抜けるのは難しいもんだ、「殺人シンデレラ対ゾンビ城の王子」(オイ)のまま出さなかっただけましか。 -------------------------------------------------------------------------------- 譬え話その他 No.1886 投稿日 2001年6月5日(火)09時28分 投稿者 弟切 千隼 新木さんへ > キリストの譬え話については、「男たちを断罪する」意味で出しました。冴子がずばり指摘するのと同じ意味のつもりです。 冴子は知性と教養に優れているという設定なので、単に哲男の二股を指摘するよりは「らしさ」が演出できてより効果的かな、と考えたのですが、あらすじに書くことではありませんでしたか。 新木さんのおっしゃる通り、この演出は下手をすると説教臭くなってしまうので、この演出を採用するならあまり冴子に「語らせ」てはいけないと考えています。 たまたま唯野さんや小倉さんからその部分に対して反応があったので、レスをするうちに強調するような感じになってしまいました。 哲男の心づもりについては、彼は冴子のようなタイプと結婚するつもりはさらさらありませんでしたね。家庭でまで仕事の顔をした−たぶんそうなるのではないかと哲男は予想している−女とはいたくない男です、彼は。 装身具については、具体的に何にするかは未だ検討中です。 何がどうあれ、「魔女の天秤」(仮題)のあらすじは早急に書き直して提出します。 -------------------------------------------------------------------------------- 「魔女の天秤」(仮題)あらすじ修正しました No.1887 投稿日 2001年6月5日(火)11時23分 投稿者 弟切 千隼 今度こそ通して次へ行きたいです。 「魔女の天秤」(仮題)八百字あらすじ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  この国きっての名門大学を卒業し、薙刀の名選手だった桐生冴子は、病弱な母親の介護をするために多くの大企業の誘いを断って実家に戻り、地方の小企業に勤めていた。心技体ともに充実した優秀さが敬遠されて、学生時代も社会人となってからも、彼女と親しく付き合う男はいなかった。  ある時彼女の会社とある大企業の地方支社が合同事業を行なうことになり、冴子は相手の大企業に勤める倉本哲男と知り合った。海外留学帰りで有能な哲男は、冴子に対して威圧的でも卑屈でもなく洗練された態度を取ったため、冴子は彼に惚れ込んで処女を捧げるほどの仲となった。  ところがある日、冴子は哲男が自分と同じ会社に勤める山尾百合子と結婚すると聞いた。百合子は地元の名家の娘で、冴子の高校時代の同級生の妹でもあった。哲男は平然と、冴子に結婚式に出席してスピーチをしてくれるように頼んだ。冴子は怒りと嫉妬で狂いそうになったものの、二人が幸せになるのならと思い直して引き受けた。  冴子が海外に住む百合子の姉にeメールでお祝いを言うと、百合子の姉は妹には付き合っていた男がいたはずだと応えた。哲男と百合子が本当に愛し合って結婚しようとしているのかどうか試すため、冴子はお祝いに御馳走するからと言って二人をレストランに呼び出し、その場にもう一人の男も来るように設定した。  レストランでは百合子が「いつでも使える都合の良い男」と「結婚向きのエリート」と二股かけていたことがばれ、二人の男は百合子を捨てた。百合子を責める二人の男の前に冴子は進み出て、男たちにも名家の娘を利用しようというやましいところがあったのだろうと指摘し、図星を突かれた男たちは黙ってしまった。  冴子は哲男にもらった装身具を川に投げ捨てて、自らの想いを清算したのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 人間追い詰められるとなんとかするもんだなぁ No.1888 投稿日 2001年6月5日(火)17時39分 投稿者 卯月 修羅  自己締め切りに間に合う事が出来ました。授業が終わって速攻帰ってきてなんとか仕上げました。今からバイトに行かねばなりません。次週はもうちょっと計画的に提出したいと思います。・・・できるなら苦労はしないよなぁ(泣)  それでは採点よろしくお願いします。 卯月29 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。 ・踊ってばかりだとのどがかわくだろうと王子は係りの者に参加者全員に冷たいお茶をついで回らせる。 ・他の娘がたくさん欲しがって飲んだために最後の一人となったシンデレラの分はコップの半分にも満たない。 ・シンデレラは不満そうな顔をするかと思った王子だったがシンデレラはお茶を飲み干すと「冷たくて美味しかったです」とついでくれた係りの人にお礼を言う。 ・王子、シンデレラを気に入りダンスに誘う。 卯月30 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。会場では王子とのダンスを希望する若い女性が多すぎるため、一人一曲だけ王子と踊れることになっていた。 ・若い娘たちはみな自分の事を印象づけようと、できるだけ長い曲を選択する。 ・そんな中シンデレラはとても短い曲を選ぶ。すぐに二人のダンスは終わってしまう。不思議に思った王子が「なぜこの曲を?」とたずねるとシンデレラは「この曲短いけれど素敵な曲だから・・・。この曲で王子様と踊ってみたかったんです」と答える。 卯月31 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。会場で舞踏会が始まるのを待っていると今日は王子がまだ政務が残っているため舞踏会には来られなくなったと王子の側近がやってきて言う。 ・王子狙いで来た若い娘たちは王子が来られない事を知ると、みな不満を言って帰っていく。 ・一人だけ会場に残るシンデレラ。不思議に思った側近がたずねるとシンデレラは「王子様が来られなくても会場を見ていたら、王子様と踊っている自分を想像してしまって・・・」と答える。 ・なんとか政務を終わらして会場にやってきた王子。側近に事情を聞いた王子はシンデレラを気に入りダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- またしても久々。 No.1889 投稿日 2001年6月5日(火)18時20分 投稿者 八神伽羅  締め切りはいつなんでしょう。どきどき。  最近短編蟻地獄のみならず、レポートやらなにやらの締め切りもひたひたと迫ってきています。恐ろしいことです。しかしそれよりもなによりも、「内部昇進制が変質しつつある現代社会における、あなたのライフプランについて述べよ」という問題を前に、必死になって恋に命を懸ける青年の心理を想像しようとしている己の明日がおそろしい……。 >花  弱い……ですか。  確かに新木さんが出したやつの方が、格段に良いですね。  というわけで、ありがたく使わせていただきます。 >逃亡中のセラスは夢うつつかどうか。  夢うつつよりは覚醒状態に近いはずですが、まあそんな感じです。  当初はちゃんと元に戻ってらぶらぶになってから逃げ出すはずだったんですが、それっぽいエピソードが思いつかず……申し訳ないけど彼女には半分眠ったままでいてもらうことにしました。らぶらぶの方が終盤の感動は高いかとも思うんですけど。    でも夢遊病っぽい儚げな子の方が、私的に保護欲をかきたてられる気がして好きです(←やばい) ということで、十六分割プロット提出。 『光の射す方へ』(仮)ハコ書き ○プロローグ  小さな墓に花を供えているセラス。 ○起 ・起  セラスの護衛を命じられるレン。 ・承  次第にセラスに同情するようになるレン。 ・転  おそるおそる、レンは長老に意見する。 ・結  激しく叱責され、謝罪するレン。 ○承 ・起  同情と孤独から、レンはセラスに話しかけるようになる。 ・承  花の話。涙をこぼすセラス。 ・転  懸命に彼女が反応する話題を探すレン。 ・結  笑顔が見たいんだ、と語りかけるレンに、セラスは微笑みを向ける。 ○転 ・起  予言にかかる時間が長引いてきていることを訝る長老達。 ・承  密かにセラスに予言を行わせ、彼女を故郷へ戻す方法を知るレン。 ・転  長老達が再びセラスに術をかけようとしていることを知り、レンは葛藤する。 ・結  帰りたいかと尋ねるレン。セラスはただ涙を流す。それを見て、レンは逃げ出す決意をする。 ○結 ・起  逃げ出す二人。  ・承  追っ手と戦うレン。 ・転  業を煮やした長老達により、左手と右足首を消滅させられながらも、追っ手を全滅させるレン。 ・結  結界内へ辿り着く二人。レンは、完全に意識を取り戻し、彼のために泣くセラスの腕の中で消えていく。 ○エピローグ  墓前。短くレンに礼を述べ、去っていくセラス。 それと、レス >唯野さん ≫二人きりの時彼女に予言を行わせる。そしてセラスの一族が彼女を救 うため、数日後に結界を開くことを知るのだった。 >ここがちょっと、ご都合主義かと。もっと先の、数ヶ月後にしておいて(理由もセラスの救助ではなく外にしかない薬草を取りに行くためとか)それまでレンは策を練る、とか。そうすればレンが追ってを退けることに納得力が生まれるのではないかと。  うーん。全然関係ない事柄で、結界が開く方が御都合主義のような気がしたもので。「たまたま」があってはいけないと、新木さんにも言われてましたし。  あまり期間をおかず数日後にしたのにも、一応理由はあります。数ヶ月も先だったら、それまでの間に長老達に再度術をかけられてしまう可能性大ですし、なにより冗長になってしまいかねませんから。  あ、でも腕利きとはいえ一人で追っ手全滅させるには、それなりの策は必要ですよね。なにかそれらしい手段を考えないと……。 そして指摘を……。 心に棚心に棚(ぶつぶつ) >みやびさん  重箱の隅つつきで恐縮ですが、「食べたものをそのまま別世界に飛ばしてしまう丸薬」ならカロリー制限より質量制限の方がありそうな気がしますが……。   >唯野さん  前に会ったことがあるなら、顔を見た瞬間に主人公にはそれが不死者だと分かるはずですよね。年をとらないなら顔も変わらないだろうし。  探していた復讐の対象にようやく会えたら、杖で打ちのめすなんて悠長なことをせず、最初から本気で殺しにかかるのではないでしょうか?捕まえて警察に突き出すつもりだったにしても、主人公は不死者の脅威を知っているんですから、手加減なんてしないだろうし……。 >弟切さん  哲男は何故冴子に結婚式のスピーチを頼むのでしょう?  友達以上恋人未満の付き合いだったなら、それもありかなと思うのですが、寝てしまった相手にスピーチを依頼してしまう心理がよく分かりません。なにも知らない百合子が頼んでくる、とかならまだ分かるんですが。 http://homepage2.nifty.com/kuroonekotei/ -------------------------------------------------------------------------------- パソコンの調子が悪い No.1890 投稿日 2001年6月5日(火)20時24分 投稿者 唯野教授 メモリとHDDを増設したら良くなるだろうか……。 >八神伽羅さん >御都合主義 「数日後に」ってところに作為的な偶然を感じるのですよ。都合のいい日時に発生するわけじゃないですか。 しかし確かに、話が冗長になるという欠点はありそうですね。 >前に会ったことがあるなら、顔を見た瞬間に主人公にはそれが不死者だと分かるはずですよね う〜ん、十五年前、それも数分しか見ていなかった顔を覚えているものかなあ。 まあ仮に覚えているにしても、いきなり殺して人違いでしたじゃマズイわけですから、念の為、再生能力を確認したわけです。 それに、その再生しているところを友人に見せることで、彼に主人公が言っていることを信じさせることができるかと思います。 >ケーキ・ケーキ 結の結ですけど、結局美春が得た結論とか教訓とかっていうのが「もうケーキはこりごり」でいいのですか? >ハコ書き おっと、その前にそろそろ名前決めなきゃね。 主人公=伊藤純一 友人=黒田義郎 最後に出てくるチョイ役=山県 ここまでいい加減なつけ方も無いかも。 「永遠の孤独(仮)/唯野教授(ハコ書き 1回目)」 プロローグ 十五年前。友人を見捨てて逃げる純一。 起部  起 家路を歩いている純一と黒田。  承 純一は黒田と別れて公園へ入る。  転 不死者と出会い、攻撃を受ける純一。  結 戻ってきた黒田に、純一が状況を説明。黒田が参戦する。 承部  起 純一は黒田と連携し、様々な方法で不死者を倒そうとする。  承 不死者をバラバラにして焼き、なんとか殺せたと思う二人。   転 突然苦しみだす黒田。  結 黒田の体を突き破って、不死者が完全再生を遂げる。 転部  起 不死者の再生と、友人の死に混乱する純一。  承 不死者の細胞を一つ残らず破壊しなければならないと気づく。  転 純一は左腕を切り落とし、それを媒体に強力な魔法を発動させ、不死者を焼き尽くす。  結 不死者が跡形も無く消し飛んだのを見て、気絶する純一。 結部  起 酒を切らしたことに気づく山県。公園にある自動販売機に買いに行く。  承 公園に入るとき、一週間前にあった放火事件を思い出す。  転 裸でうずくまっている男を発見する山県。  結 どうしたのかと山県が尋ねると、男は虚ろな目で「仲間を探しているんだ」と応える。 こんな感じでいいのかな? 悩んだ割りに凝ってないなあ。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1891 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1892 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根26(無欲) No.1893 投稿日 2001年6月5日(火)21時44分 投稿者 とんびの羽根 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根26  「貴賓用デザートより瓜を選ぶシンデレラ」  ・付き添いも無く一人だけで会場にやってきたシンデレラ、いくつも瓜が足下に転がって来る。退屈した子供達のいたずらの標的になってしまったらしい。  ・シンデレラが瓜を拾うとまた次がやって来て、もう持ちきれない。気付いた大人がいたずらをやっとやめさせて、シンデレラは瓜を台に戻す。  ・王子が子供のいたずら相手をねぎらって、貴賓用にとってある洋梨のシャルロットを差し出すが、シンデレラはそれを辞退し瓜をひとつ下さいなとひとこと。  ・王子、供のものに精魂を込めて「ゆっくり」瓜を切るように命じ、用意ができるまでの口実で、シンデレラにダンスを申し込む。 弟切さん> >「いつでも使える都合の良い男」と「結婚向きのエリート」と二股かけていたことがばれ、二人の男は百合子を捨てた。  「名家の娘を利用しようというやましいところ」が結婚理由のメインなら、百合子を捨てる理由にはならないのではないでしょうか。競争相手がいれば哲男の「名家を利用した事業欲」や「ライバル心」を燃え立たせる可能性がでてきます。逆に「やましいところがある」がメインでないなら、哲男は百合子のどこに惚れていたのでしょうか。哲男と百合子の真の関係があらすじだけでは、よくわからない、つまり書かれていないのでは。 みやびさん> >ケーキ・ケーキ  読んでるだけでケーキがこりごりな気分になっていきます。起承転結全部ケーキでないといけないのでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- 無題(x_x) No.1894 投稿日 2001年6月6日(水)00時32分 投稿者 茶羽根(やの) 信用する資格>  自分の考えを整理するため、考えながらメモ書き等をチェックしていたら、まずいメモを発見しました。 >恋人に信頼されていたのに、恋人を不幸にしてしまう >恋人を信用しなかったせいで、恋人を不幸にしてしまう > 信頼する資格もされる資格も無し。  なんかどうやら、私は二段構えにしようとしていたみたいです。別々の二つの事柄を用意して、「信頼する資格もされる資格も無し」にしようとしていたようです。というか、間違いないです。ニードには「信頼」に関する資格がすべて無い。としようとしていました。  ようするに、この話にはスタート状態が二つあったと言うことです。 「恋人に信頼されていたのに、恋人を死なせてしまう」→信頼される資格がない 「恋人を信用しきれなかったせいで、恋人を死なせてしまう」→信用する資格がない  これをまとめて 「恋人に信頼されていたのに、恋人を信用しきれなかったせいで、恋人を死なせてしまう」→信頼される資格も信用する資格もない  ということでした。  最初に出したあらすじの冒頭。 > 恋人に言われた言葉を信じきれなかったせいで、ニードは恋人と親友を死なせてしまう。それ以降彼は、自分には女を信用する資格も女に信頼される資格もないと堅く思いながら、二人が死ぬきっかけとなったリディアという女を追って旅を続けていた。  これがもし > 自分を信頼してくれている恋人に言われた言葉を信用しきれなかったせいで、ニードは恋人と親友を死なせてしまう。それ以降彼は、自分には女を信用する資格も女に信頼される資格もないと堅く思いながら、二人が死ぬきっかけとなったリディアという女を追って旅を続けていた。  だったら、その後の「自分には女を信用する資格も女に信頼される資格もないと……」も、もしかしたら理解してもらえるんじゃないかと思うんですが、どうでしょうか。  もちろん、これ以降私が色々言い訳していたのはすべて間違っていた、ということは前提の上でですが。 --------------------------------------------------------------------------------  回復速度が落ちている。 No.1895 投稿日 2001年6月6日(水)01時21分 投稿者 杉井光  杉井です。月曜日、いつものように人間に復帰したのはいいのですが。  どうもエンジンのかかりが悪くて、別の話のアイディア出しをしたり、そうめんのつゆを作ったり、一日に牛乳と麦茶を1リットルずつ飲んで腹をこわしたりしていました。人間、ひまになるとろくなことをしないようです。  週末、仕事の合間の時間を有効利用しようとしたら、やっぱりだめだったようなのです。ええそりゃもう。書き込みの短さとか頻繁さからして「こんなの杉井じゃないっ」って感じだったのですが。  とりあえず、仕事の日は仕事に専念することにします。先週は卓に入っているときにもネタを考えたりしていたのですが、オレは阿佐田哲也ではありませんので、案の定ひどいめにあいました。うあー、今月はもうこれ以上負けられないなー。  時間も押していますので、さくさく本題。  どうも、文章にして思考開示するというのは、他の人間の参考になってどうとか言うより、僕にとって非常に有効な手段だったようです。なんて言いますか、人に自分の考えていることを伝えようとしながらネタを出すと、自然とそのネタに対してかなり純度の高い突っ込みが入るんですね。そんなわけで最近は、ここでの短編のネタ出しに限らず、思考開示方式でネタを出しております。  不気味な光景でもあります。誰に読ませるでもない「思考開示」を、BBSへの書き込み調で、自分の考えをまとめるためだけにせっせとエディタに書き連ねているという……。  本当にBBSに書き込むわけでもないのに、なぜか前後に「雑談」まで入れたりするという……。  さて。 『0.37プロポーズ』  基本的なところからいきましょう。はい。16分割でだめだったのですから、4分割です。  新木さんから突っ込まれたので、意図的に「起」を省いて書いてみます。  起)?  承)アクニィを助け出すが、拒絶される。  転)アクニィに拒絶されるが、アクニィに助けられる。  結)アクニィに受け入れられる。  こうして書いてみると、「起」は、まあ当たり前なんですが「アクニィを助け出す前」ですね。「初期状態」ってやつです。  はい。杉井はすっかり忘れていました。アクニィがSSGの中で何をやっていたのか、それを決めるためだけに十いくつのアイディアを出して、その恥ずかしい経過をこのBBSから全世界に向けて公開したというあの恥辱の日々を。  あれは楽しかったなあ。  いやそうじゃなくて。  つまりここで書くべきなのは、 「ミンシアがアクエリアス到着前にどんな面白い皮算用をしていたか」  とか、 「アクニィがSSGの中でどんな面白いマスターベーションをしていたか」  とかですね。あとは 「ミンシアがSSGを買い取るためにどんな面白い無茶をやったか」  とかでもいいんですが、これだと話が脱線しそう。いきなり会社が倒産寸前で総会直前ってところでミンシアがレベルコ連れて出かけるとこから始めるとか。  レベルコがいきなり振られるシーンとか。これだと最初と最後が同じ時系列の「回想」パターン(新木さんの言ってたやつ)になりますね。  アクニィがSSGの中でやっていたこと、については、やめておきましょう。SSGの中身がアクニィであることが早々にばれてしまいますし、「やっている最中」を本人視点で描写してもわけのわからんシーンにしかなりえない気がします。「結果」をミンシアが見たときの衝撃をズバッと書いた方が効果的。  ミンシアの皮算用。  笑えるボツネタがあったの書いておきます。  ミンシア、アクエリアスに着いたとたんに買い物に行くのです。  おむつとか、ほ乳瓶とか、ベビーカーとかを。  処女だっつの(笑)。  まあ、手を入れれば使えないネタでもないです。二人同居可能な賃貸住宅を探してるとかね。で、レベルコが「え、ひょっとして俺と?」とか勘違いするの。  あとは、そうねえ。手編みのセーターとか? あれって寸法決めるのに、男の身体のサイズ計ったりするよね? ミンシアはアクニィのために編んでるんだけど、サイズ計るのにレベルコ使うわけ。で、例によって勘違いするのレベルコが(笑)。アクエリアスに向かうシャトルの中でようやくセーター完成、レベルコ「え、俺のじゃないの?」ミンシア「何いってんのバカ」  ――いや、やめよう。これじゃ違う話だ……。  ミンシアがやった無茶。  いきなり会社が傾きかけたところから始めるのは、いいかもしれません。右肩下がりの株価。ミンシアへの社内の反発。無視して旅行のミンシア。  でも、なんかしっくりこないなあ。  あ、そうか。「会社」なんて余計なファクターを、シーン一つ使って加えなきゃいけないからか。  いきなり冒頭で失恋するレベルコ。  うーむ、常套手段だ。やっぱり空港かな。スーツケースに腰掛けて、缶コーヒー飲みながら(いや、缶コーヒーは存在しないだろうけど)、「ほんの五時間ばかり前、俺は五歳年下の女に振られた。これ以上ないってくらい、俺の完敗だった。いっそすがすがしいくらいだった。彼女はその男のために5年の歳月と会社一つを使い潰した。男の方は1350年待ち続けた。俺の入り込む隙間なんて1ミリもなかった」いやせりふは後ででいいのに。妄想超臨界。  これって、そうすると「プロローグ」だなあ……。じゃあ、他のアイディアと併用か。  うあー、今回は、情けない話ですが「結論出ず」です。  なぜか頭の中を「手編みのセーター」が回っています。どうにかして使えないかしら、これ。  今やっているポイントは、勝手ながら「オレ的天王山」なので、もう少し、時間をください。 >本当の意味での微調整  これは……みどりちゃんへの隠しメッセージですね?(笑)  そうですねえ、やはり拒絶されるエピソードがもう一つくらい欲しいでしょうか。  じゃあ、話上の時間を一日のばしましょう。今のままだと、「承」と「転」の間がどうも丈詰まりな感があるので、アクニィが入院してから逃げだすまで、一日置くことにしましょう。で、その間にミンシアを一度見舞いにやって、そこでアクニィにしっかり拒絶してもらう。  面会謝絶だったような……。  じゃあ、きっと病室に忍び込むんだな。ミンシアならやるぞ絶対。 >女の身体に「いけないこと」するか?  しますします問答無用でします。  女体には「抽出限界」がないそうですから、76000×43200秒くらい超臨界運転するかもしれません。  手編みのセーター。じゃなかった。  今回は、とりあえずこのへんで抽出限界です。また明日。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- 卒論のテーマが決まらない No.1896 投稿日 2001年6月6日(水)02時39分 投稿者 石野休日 週明けに発表しなきゃならんのだが。 >新木さん >「ひとりでいけないこと」――するよな? >男の子としては、ごく普通で容易に予想される発想だよな? な?  そりゃあもう当然の発想です。見たり触ったり、体の隅々を調べたりするでしょう。  だってそこにあるんだから。  女性の快感とはどういうものか。男だったら知りたい、よね? >シンデレラ迷宮  全部通れば突破です。 石野休日24 ・ダンスのパートナーは抽選で決定され、以後交代は一切なしとのことだった。 ・王子と踊れる女性は一人だけ。王子と踊れなかった女性は皆つまらなさそうに、それぞれのパートナーと踊っている。 ・しかしシンデレラだけは、決められたパートナーと楽しそうに踊っている。 ・そんなシンデレラの様子が王子の目にとまる。 ・王子、ダンス終了後にシンデレラに声をかける。 石野休日25 ・シンデレラ、少し遅れて会場に到着。 ・入口で、困った様子の一人の衛兵と、泣いている一人の幼い少女に出会う。 ・話を聞くシンデレラ。少女は招待状を無くしてしまったらしい。衛兵はどうすべきか判断を仰ぎに行こうと思っていたのだが、同僚がさぼっているせいでここには自分一人しかおらず、少女を放っておけないから困っているとのこと。 ・シンデレラの耳に聞こえてくる舞踏会の音楽。考えた末、シンデレラは兵士が判断を仰ぎに行っている間、少女と一緒にここで待つことにする。 ・衛兵は急いで城内に消えていく。 ・しばらくして衛兵は一人の人物を連れてくる。その人物は王子だった。 石野休日26 ・インポテンツで有名な王子。 ・王子にダンスに誘われた女性は皆、つまらなさそうに踊る。ダンス終了後も、話し込むことなくそそくさと王子のもとを離れる。 ・王子、シンデレラをダンスに誘う。シンデレラも当然王子がインポテンツであることを知っていたが、快諾する。 ・楽しそうに、嬉しそうに踊るシンデレラ。シンデレラは王子がインポテンツでも、傍にさえいられればそれで良かったのだ。 ・王子、シンデレラに惚れる。 石野休日27 ・欲深い女性が嫌いな王子。欲深い者が自分の体に触れると、その欲深い者の体に肉体的苦痛が走る魔法をかけるよう、宮廷魔術師に命じる。 ・女性達をダンスに誘う王子。しかし、王子の手に触れた女性は皆、苦痛の声をあげて手を引っ込めてしまう。謝罪して去っていく女性達。それを見て王子は愉快な気持ちになる。 ・シンデレラを誘う王子。シンデレラは驚いて断ろうとする。シンデレラは舞踏会に来れただけで幸せで、王子と踊るなんて夢のまた夢だと思っていたからだ。 ・もっともっと欲深い女性を困らせたい王子は、シンデレラの手を強引に掴む。シンデレラは不思議そうに掴まれた手を見るものの、予想に反して手を引っ込めたりはしなかった。 ・実はシンデレラの体にも苦痛は走っていたのだが、それは微々たるもので、こそばゆいくらいのものだった。 ・そこで王子は気付く。シンデレラに非礼を詫び、もう一度真摯な気持ちでダンスに誘う。 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/1301/ -------------------------------------------------------------------------------- ああ、もう、 No.1897 投稿日 2001年6月6日(水)04時23分 投稿者 はせがわみやび  朝だ。なんていう時間に書きこみしてます。  仕事を夜にやるのは、ライフサイクルが壊れるので止めましょう(笑)。   >八神さま >>重箱の隅つつきで恐縮ですが、「食べたものをそのまま別世界に飛ばしてしまう丸薬」ならカロリー制限より質量制限の方がありそうな気がしますが……。    薬だったらカロリーで制限かける方がありそうだろう、という発想です。  質量で制限かけた薬が売ってたとして、その薬を買う気になるかっていうことですね。  小さくても高カロリーのモノってありますでしょ?  でも、「なんで、カロリー?」って思われちゃ困るわけで……。ああ、そうか、16分割で、カロリー制限があって、なんて書くからいけないんだな。  ここは「その薬でお腹いっぱいにならないケーキの量には制限があった」が骨かな。 >唯野さま >>結の結ですけど、結局美春が得た結論とか教訓とかっていうのが「もうケーキはこりごり」でいいのですか?  「こりごり」って書くからいけないのかな。これって、こりてるってことだもんな。こりたら、普通は反省するよなー。    結・次は10個でやめておこうと思った美春だった。   とか。 >とんびの羽根さま >>読んでるだけでケーキがこりごりな気分になっていきます。起承転結全部ケーキでないといけないのでしょうか。  えーと、質問の意図がわからないのですが(^^; どこかマズイでしょうか?(^^; みやび -------------------------------------------------------------------------------- みやびさん> No.1898 投稿日 2001年6月6日(水)07時25分 投稿者 とんびの羽根 >ケーキ・ケーキ >>読んでるだけでケーキがこりごりな気分になっていきます。起承転結全部ケーキでないといけないのでしょうか。 > えーと、質問の意図がわからないのですが(^^; どこかマズイでしょうか?(^^; いいえ、全然まずいわけではありません。そういうおはなしなのですから、単に読んでいて私が途中で(結に達するまでに)ケーキの連続に耐えられなかったというだけです。この突っ込みはこれで終わりです。(ストーリー作成の妨害をするだけになりそうですので)  「さま」付け、ちょっと落ち着かないです。なんか対等でない感じ。 -------------------------------------------------------------------------------- 800字あらすじ提出 No.1899 投稿日 2001年6月6日(水)09時00分 投稿者 小倉善哉  雑談している暇がありません(汗) 家族ごっこ(仮)/小倉3 <前編>  ある日の帰り道、妹は通学路にある神社の御神木に、一緒に帰っていた姉の精神面での成長を祈る。すると御神木の枝が折れ、後ろから来ていた二人の男子の片方を巻き添えにして、姉が枝の下敷きになってしまう。  ところが、目が覚めた二人の肉体と精神は入れ替わってしまっていた。男子二人は兄弟で、兄と姉はクラスメイトだった。全員で二人を治す方法を考え、試してみるが、何をしても元に戻らなかった。姉と弟はそれぞれの身体の家へ帰ることにするのだった。 妹は弟を連れて家に帰ると、弟の着替えを手伝い、自室に戻る。弟は妹が出て行った後、姉の身体を見ようとするが、夕食で呼ばれ、未遂に終わる。賑やかな食事に弟は驚く。その後、妹に手伝ってもらい風呂に入るが、自分(姉)の裸と緊張のせいでのぼせてしまう。  深夜、妹が眠れず台所に水を飲みに行くと、弟が先にいた。妹は、明日への不安を吐露する弟を、守ってやろうと思うようになる。  一方姉は兄に放っておかれて、全てを自分で対処せねばならず困っていた。寝る前に兄に文句を言うと謝罪され、少し気を良くするが、理不尽な気分は消えない。  翌朝、姉は兄の分も朝食を作り、一緒に食べようと誘うが、すげなく断られ、不機嫌なまま登校する。登校すると、弟(外見姉)の髪型が可愛くなっていた。兄とともに誉めると、弟は照れ、妹は嬉しそうにするのだった。  姉のことが心配な妹は、放課の時、姉の様子を見に行く。無事に弟の振りをしている姉を見て安心するが、今度は弟のことが心配になり、様子を見に行く。こちらは全くなりきれておらず、兄がフォローしていた。一応、二人に姉の報告をし、妹はその場を去る。  妹が来た次の放課に兄が姉の所に来るが、特に用はなさそうだった。昼食時、姉は弟の振りを妹に誉められ、苦笑いしてしまう。  放課後、姉は兄が先に帰ってしまったので腹を立て、妹と弟を連れて家に帰るのだった。 <後編>  兄は自分とは違う才能を持った姉を恐れはじめていた。帰宅した姉がケンカを売ってきて、思わず買ってしまう兄。姉に対して本心をさらけ出さざるを得なくなるが、その姿を弟も見ていた。兄の醜い部分を初めて目撃し、信じられない様子の弟に対して、兄はとどめを刺すように弟のことが嫌いだと告白する。  妹は、家を飛び出した弟を追いかけ、慰めるつもりで兄への評価を下げたことを言う。しかし、弟の兄に対する想いは変わっておらず、逆に怒らせてしまう結果となる。とっさに謝るが、二人の関係はぎくしゃくしていく。  その日の夜、姉は兄に言い過ぎたことを謝る。ふてくされたような兄の態度にカチンときた姉は、再び兄にケンカを売る。お互いに言いたいことを言い合った後、兄は自分が悪いことを自覚しているが、どうしたらいいのか分からないと告白し、今度こそ弟に軽蔑されただろうと打ち明ける。姉は何も答えられず、兄を放っておくことにするのだった。  妹はケンカをした気まずさから弟を避けるようになるが、弟への恋心を自覚し、今度は気恥ずかしさから彼を避けるようになる。弟は避けられた悲しさから妹への恋心に気付き、想いを募らせ、告白し、両想いとなる。  しばらく一人で弁当を食べていた姉は、いつの間にか妹と弟がいい雰囲気なのを知り、兄のことを二人に相談する。弟が兄のことを軽蔑していないことを知った姉は、帰宅後、「明日、外で会わない?」と兄にもちかけ、むりやり外で待ち合わせることに成功する。  兄が待ち合わせの場所に行くと姉はおらず、弟が待っていた。一対一で話し合ううち、弟に「何でも人並み以上に出来る才能」を持っていることを指摘され、兄は、弟の「努力する才能」や「素直さ」を認めるのだった。  次の登校時に四人が神社に集まると、妹が、姉への心配は無用だったこと、兄弟が仲良くなったことを御神木に報告する。木の実が姉と弟の上に落ちて、二人は元に戻るのだった。 -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根さんへ > No.1900 投稿日 2001年6月6日(水)10時32分 投稿者 弟切 千隼 >  「名家の娘を利用しようというやましいところ」が結婚 理由のメインなら、百合子を捨てる理由にはならない のではないでしょうか。競争相手がいれば哲男の「名 家を利用した事業欲」や「ライバル心」を燃え立たせる 可能性がでてきます。 すみません、この部分、私には理解できません(^^; 哲男が百合子と結婚しようとする主な理由は、「百合子が名家の娘だから」です。前に書いた通り、哲男は冴子と共に手がけているプロジェクトをとにかく成功させて、功名を立てたいのですね。 どうしてここで競争相手が出てくると「名家を利用した事業欲」が掻き立てられることになるのでしょうか? つつがなくプロジェクトを成功させたいなら、むしろこういった仕事の邪魔になりそうな要素はできるだけ除きたいと思うのではないでしょうか? それに、哲男は「妻にするなら仕事がばりばりできる冴子のようなタイプではなく、家にいてかいがいしく旦那の世話を焼いてくれるタイプがいい」と思っています。自分は浮気をしても妻の浮気は許せないという身勝手な男です。 ですから、自分以外に遊び相手の男を持っているような女は、妻にはしたくないのです。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出 No.1901 投稿日 2001年6月6日(水)10時44分 投稿者 春日信乃 一週間限定一日で2ヶづつ提出は、きつかった。でも、それはそれで楽しかった。 先週一週間分の14ヶ。 今週日〜昨日分の3ヶ。 合計 17ヶの課題を提出します。 よろしくお願いします。 春日16 ・余興でビンゴ・ゲーム。景品は装飾品の数々、全て。 ・シンデレラがビンゴ。でも装飾品の全てだとは思わず、イヤリングだけを貰う。 ・係員から、他はいいんですか(=他の装飾品はいらないんですか)と言われる。 ・シンデレラは“他に欲しいものはないんですが?”だと勘違いする。 ・シンデレラは少し考え、天井のシャンデリアのパーツをひとつだけ欲しがる。 ・勘違いとシャンデリアのパーツを欲しがるシンデレラが気になり、ダンスに誘う。 春日17 ・別室で行われていたカジノでは、ルーレットが賑わう。 ・シンデレラはイカサマを持ちかけられ、これに応じる。 ・イカサマで大金を得る。 ・シンデレラは急いでお城の外に出て、貧しい人たちにお金を全て分け与える。 ・全て渡す必要ないんじゃないと後をつけていた王子。 ・はじめから全てあげるつもりだった、でも大金を手にしたとき気持ちは揺らいだ。だから、心変わりする前に全部渡すことにしたとシンデレラ。 ・その言葉にひかれ、見初めた王子はダンスを申し込む。 春日18 ・庭園には出店が並ぶ。 ・子ども用のガラスの指輪が欲しくてたまらなくなる。けど、シンデレラには持ち合わせがない。 ・戻ったとき、ホールではダーツ大会が開かれていた。シンデレラも参加する。 ・シンデレラが優勝。賞品は、ダイヤの指輪。 ・おもちゃの指輪がいいと言う。 ・それはどれですかと言う男性(王子様)が現われ、一緒に見に行き、買ってもらう。 ・うれしそうなシンデレラを見て、王子は今までにであった女性と違うタイプのシンデレラに興味を持ち、ダンスを申し込む。 春日19 ・用意されたテーブルの上の飲み物や皿にも手をつけず、誘われても踊ろうとしないシンデレラ。 ・お気に召しませんかと王子は声をかける。 ・どれも欲しいとは思わないと答える。 ・それはなぜですかと言われ、考えるシンデレラ。 ・王子は、もっと豪華なほうが好きだと、答えると予想する。 ・住む世界だ違うと、王子の予想とは違う答えを言う。 ・踊りを踊る事は住む世界に関係ないよと言い、ダンスに誘う。 春日20 ・シンデレラは、会場を一回りし、自分とは住む世界が違うことに気づく。 ・退室しようとすると呼び止められる。 ・話す中で、住む世界が違う事、お妃候補とか関係なく王子様と踊りたかったと言う。 ・帰るのはいつでも出来る、今日のところはわたしを王子様と思って踊ろうと誘う。 ・呼び止めた人は、実は王子様。 春日21 ・会場で沈んだ顔のシンデレラ。 ・どうしましたかと声をかける王子様。 ・ここには居場所がないと悲しげに言うシンデレラ。 ・やさしく微笑んで、そんなことはないよと言う王子。 ・その笑顔に涙を流し、王子様の笑顔を見ることができただけで、ここに来てよかったという。 ・王子はシンデレラの涙をぬぐってあげ、もう一度そんな事はないよといい、ダンスに誘う。 春日22 ・会場で一番人気のシンデレラ。 ・プレゼントを持った男性が殺到する。 ・ひとつふたつなら貰ったかもしれないけど、ここまで数が多くなると貰えない。 ・かわりにダンスを全員と踊る。 ・その後王子様が現われ、あんなにあったプレゼントに中に欲しいものがひとつもないなんて、と非難する王子。欲しいものはなんだと聞く。 ・いきなり言われてもすぐには出ないと言い、わたしの為に一曲だけ演奏してもらいたいと言う。 ・意外な答えに胸を打たれた王子。ダンスを申し込む。 春日23 ・会場ではじゃんけん大会が行われていたが、シンデレラはそっちのけで窓の外を見ていた。 ・外の庭園にはハーブが植えられていた。 ・ハーブを使った料理を思い浮かべ、思いつく料理を指を折って数える。5つ思いついたので、手の形はグー。 ・ハーブが欲しいと思う。 ・じゃんけん大会の方は“グー”の勝ちだった。 ・シンデレラの手は偶然グーになっていたので、勝ってしまう。優勝。 ・係員から、なにが欲しいですか(=景品のなかのどれがいいですか?)と後ろから聞かれ、相手も見ずに、ハーブと言う。 ・今更ひっこみがつかず、高価な景品の代わりにハーブを貰ったが、シンデレラは満足した。 ・この事を聞きつけ、面白がった王子様がどんな子か知りたがり、ダンスに誘う。 春日24 ・人気者のシンデレラは王子から、ダイヤを渡される。 ・指にはめると、わたしの手じゃないと思う。わたしの手と思えない手を持つわたしは自分じゃなくなる気がする。指輪を返す。 ・好きなものはと聞かれ、ピンクが好きと答える。 ・ピンクのバラを見つけて差し出す王子。 ・今度は受け取り、ニッコリ微笑むシンデレラ。 春日25 ・嫌いな奴はいるかと王子に聞かれたシンデレラ。 ・継母と義理の姉たちと答え、今までのいじめの数々を暴露する。 ・そんな奴なら殺してしまおうと殺害計画を持ちかける。 ・本気の目なのであせるシンデレラ。 ・自分の親父は、父親と兄弟を殺して王になった。はむかう者、謀反の疑いがあるの者は全て殺した、自分もそうすると言う。 ・考え方が間違っていると、必死に反対するシンデレラ。 ・欲しいものは奪い取ってでも手に入れる王子は、違う価値観のシンデレラに大変興味を持つ。 ・気持ちをどう伝えていいのかわからない王子は、ダンスを申し込みその糸口にしようとする。 春日26 ・王子がシンデレラに一目ボレ。高価な貴金属を上げようとする王子。 ・いただけませんと断るシンデレラ。 ・あげるを繰り返す王子。だけど、何でも欲しがるかつての女とは違うタイプのシンデレラに改めて惚れ直した王子。 ・せめてダンスだけでもと誘う。 春日27 ・とある娘が泣いている。ドレスをあやまって濡らしてしまったらしい。こんなんじゃ王子様と踊れないと泣く。 ・着ているドレスを貸すと申し出るシンデレラ。 ・控室で王子様と踊れるチャンスが減ったとの声(実は、王子)。 ・王子様と踊るのも幸せなら、誰かの役に立つのも同じ幸せと答える。 ・自分とは違う考え方に興味を持った王子は、もっと話したいと願い、ドレスを貸し与えダンスを申し込む。 春日28 ・王子様と踊りたいと勢い込んで会場に入ったシンデレラだったが、シンデレラはダンスが踊れなかった。 ・それを見ていた老紳士はダンスのレクチャーする。シンデレラはダンスが踊れたら、王子様と踊るんだと話す。 ・近くにいた王子はそれを聞いていた。 ・一通り踊れるようになったシンデレラは、嬉しがり老紳士と踊りまくり、疲れて、満足して帰ろうとする。 ・シンデレラからのアプローチを待っていた王子は、あてが外れて、自分から声をかける。 春日29 ・余興で自分の持ち物を誰かと交換していくわらしべ長者のようなゲームが始まる。 ・少しでもいいものと交換したがる娘たち。 ・逆に、どんどん安物と交換するシンデレラ。 ・それでいいのですかと訊ねる王子。 ・それで誰かが喜ぶのであれば、と答える。 ・その言葉に興味を持った王子はお近づきにとダンスを申し込む。 春日30 ・素敵な男性、羽振りのいい男性に群がる娘たち。 ・シンデレラもそれに混じって踊るが、すぐに他の人に譲ってしまう。 ・結局、あぶれてしまったシンデレラ。 ・声をかける王子。 春日31 ・王子と踊るのは順番待ち。 ・シンデレラの番が近づく。 ・迷子を見つける。 ・保護者を一緒に探す。 ・踊る順番が来るが、無視する。 ・保護者を見つける。 ・順番が過ぎてしまったのではないかと、迷子の保護者。 ・あいまいな返事をするシンデレラ。 ・王子はその事を知り、好意を持つ。 ・王子は、ダンスに誘う。 春日32 ・子ども同伴者のために託児部屋を設ける。 ・お手伝いを申し出るシンデレラ。子どもと一緒にお遊戯を踊る。 ・ダンスを踊らないのかと訊ねる託児部屋の人(実は王子)。 ・返事をしない、シンデレラ。 ・子どもたちから、センセイ同士踊ってみせてとせがまれる。 ・会場から漏れてくる音楽に踊るふたり。 ・交代の時間が来たらまた踊ってと誘う王子。 -------------------------------------------------------------------------------- 弟切さん> No.1902 投稿日 2001年6月6日(水)20時02分 投稿者 とんびの羽根 >哲男が百合子と結婚しようとする主な理由は、  「百合子が名家の娘だから」と「家にいてかいがいしく旦那の世話を焼いてくれるタイプがいい、自分は浮気をしても妻の浮気は許せない」というのは男の立場から言うとかなり矛盾した設定です。哲男からみると、もともと事業の利便を計るため政略的意図で結婚しようとしているので、気疲れる妻とは形だけで過ごし、かいがしく世話を焼いてくれるタイプを外に持つ方が圧倒的によいのです。  逆にお聞きしたいのですが、女の立場から見て、名家の娘が実は冷たい男のためにかいがいしく世話を焼くってリアリティはあります?  弟切さんの描く百合子はすでに哲男の勝手さを知っていて、お互いさまで、自分の好きな恋愛を満喫しようといているのじゃないですか。哲男と百合子の利害が一致しているからこそ結婚しようと双方が合意しているように見えるのだけど。 >「プロジェクトをとにかく成功させて、功名を立てたい」  哲男の心理なのですが、おそらく彼の心の中では「俺様的には、成功確定済」になってます。「プロジェクトをとにかく成功させて、功名を立てたい」は成功しなければ何も評価されない恐れと裏腹であって、自信家のやり手の男性のイメージではない……悪い言い方をすれば女性的動機です。  「俺様的成功確定済」の哲男から見ると、簡単に成功してしまうより、競争相手があらわれて、それを完膚なきまで叩きのめす誘惑を振払う方が難しい。プロジェクト成功ついでに邪魔な男をひとりたたきつぶしておく、これは男の闘争欲、征服欲をそそります。それで百合子が震え上がってくれれば哲男はさらに、気位の高い妻を自分好みに調教する機会まで得てしまう。哲男はライバルの男を見た瞬間、利用し尽くしてやろうと戦略を立てて行動を始めるのではないかな。  他の男性参加者のみなさんはどうでしょうか、自分がどちらかの男であった場合百合子を捨てる? -------------------------------------------------------------------------------- No.1903 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 霧がすごくてノアの箱舟のようだ No.1904 投稿日 2001年6月6日(水)20時15分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >雑談 >かねやんさん  わたしはサッカーのルール(特にオフサイド)はよくわからないのですが、カメルーン戦はおもしろいと思いました。 >自分のあらすじ(今回まだなおしてこない理由) >新木さん  言われたところはたいがいわかりました。全部ばらして、一から組み立てなおさないとお話にならないという事がわかったので、今考えております。  ただ「復讐の大義」がよくわからないのですが。たぶん新木辞典では、「復讐=大義に基づいた仕返し」と書いてある、という事だと思うのですが、私は、私怨だろうがなんだろうが、「殺し返す」くらいのレベルはもう復讐だと思っていました。  友達を無残に殺されれば、「復讐してやるっ」と言ってもいいかな、と。その無残さとか、斉が激昂した理由が伝わらないのは、私の説明や書き方が悪いせいです。もちろん。  崇高さのレベルで行くと、私の中では、「敵討ち」>「復讐」>「仕返し」といったところです。 >盗賊やこそ泥でしかない薄汚れたドブネズミのような男に、大儀のために殉じた高潔な親友の復讐をする資格などありません。  十八史略のヨジョウ(漢字忘れました)だって、そんなに高潔な男だったわけじゃないですし、私はここがわかりませんでした。   >シンデレラ迷宮  目下OK8個です。まだ無欲卒業させるつもりなかったのにいつのまにか卒業されてしまったー、というのも困るので、宣言してみました。   紺野42 ・参加者が飲む用に、水さしにいろいろな飲み物を入れて置いてある。 ・娘たちはワインやジュースにむらがる。すぐに飲みきって、次の飲み物をコップにつぐが、水には見向きもしないので、水が入った水さしはすいていた。 ・シンデレラは水をコップに注ぎ、味わいながらゆっくり飲む。 ・王子は、水でいいんですか、とシンデレラにたずねる。 ・シンデレラは、よく味わうと水も深い味がするのです、と言う。 ・王子はシンデレラと二人で水を味わい、シンデレラをダンスに誘う。 紺野43 ・大広間には飾り布やカーテンがところせましとつり下げられていた。 ・娘たちはその間をぬって歩き、踊る相手を探したり料理を楽しんだりする。 ・シンデレラだけは、大広間を一周したあと入り口の前で立ち止まり、ずっとそこに立っていた。 ・王子は、なぜそんなところに立っているのかと聞く。舞踏会は楽しくないのかと。 ・シンデレラは、ここからなら視界がさえぎられないので、舞踏会の全体を眺められて楽しいのです、と答える。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 紺野44 ・花瓶に色々な種類の花がさしてあり、娘たちは好きな花を一輪ずつもらえる事になる。 ・娘たちは、色とりどりの花をそれぞれ取っていく。 ・中に、手違いで一本だけ、花のない枝があった。 ・誰にも見向きもされないその花のない枝を、シンデレラは手に取ってしまう。 ・王子は、花がついている枝はまだ余っているから、取りかえてもいい、と話しかける。 ・シンデレラは、緑は緑できれいだから、と言って断る。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 紺野45 ・王子が指輪を落としてしまう。王子の指輪を探してくれたら最初に見つけた娘と、踊ってあげる、と王子が言う。。 ・娘たちは一心不乱に指輪を探し始める。 ・シンデレラは立っていたが、指輪を探す娘たちに押しのけられて、大広間の隅にたどりつく。 ・そのまま大広間にいても邪魔になるだけだと思って、庭に出ようとして、ドアの取っ手に手をかける。その取っ手に指輪がのっていた。 ・王子がシンデレラに近寄り、約束どおり踊ると言う。 ・シンデレラは、探して見つけたわけではないから、と断るが、王子はそれでいいと言う。王子と踊る事にも指輪にも興味がなく、その場を離れようとする娘を探したくて、指輪をわざとドアの取っ手に置いたのだ、と王子は言う。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- 珠玉の2個 No.1905 投稿日 2001年6月6日(水)20時33分 投稿者 小倉善哉  うーん、シンデレラ迷宮ラッシュですね(^^;  ちなみに小倉はまだ3個しかOKもらってまへん。頑張らなきゃなあ。 小倉15  ・舞踏会、会場。入場時に記念品の入った小包が配られる。  ・人々は小包の中身が金の杯であることを係の者に教えられる。  ・会場にて、王子が小包を開けるよう人々に言う。  ・記念品の中身は銅の杯だった。  ・会場のあちこちで落胆の声が上がる。  ・欲の深そうな男が、王子に記念品が金の杯ではないことを言う。  ・実は、銅の杯は本当に銅の杯なのだが、王子は男に「欲の深い人間には銅の杯に見える魔法をかけてあるのだ」と悪戯っぽく微笑む。  ・欲の深そうな男は態度を一変し、銅の杯にしか見えない「金の杯」を褒めそやす。  ・王子は他にこれが銅の杯に見えるものはいないか人々に聞く。  ・シンデレラだけが前に進み出る。  ・王子はシンデレラに、金の杯が銅の杯に見えるようになった原因に心当たりはないか尋ねる。  ・シンデレラは、舞踏会に来れただけではあきたらず、どうしても王子と踊ってみたいという欲望があるために、「銅の杯」に見えるのだろう、と恥ずかしそうに答える。  ・王子は「何と欲の深い娘だ」と笑い、シンデレラをダンスに誘う。 小倉16  ・王子達の花嫁探しの舞踏会、会場。  ・会場には、病で生殖能力を失った第一王子と、女性達に囲まれている第二王子がいる。  ・女性達は「第二王子の妻になり子を産めば、国王の母になれる」と噂をしている。  ・シンデレラは噂を気にせず、一人で酒を飲んでいる第一王子をダンスに誘いに行く。  ・第一王子は「噂を知らないのか」と尋ねる。  ・シンデレラ、知っていると答える。  ・王子は「知っているなら話は早い。俺に取り入っても王母にはなれんぞ」と自嘲まじりにシンデレラを拒絶する。  ・シンデレラは王子の言葉の意味が理解出来ず、「過ぎた望みを申しました、お忘れ下さい」と哀しそうにその場を去る。  ・シンデレラの表情から、王子は、彼女が本当に自分と一緒に踊りたかっただけだということに気が付く。  ・王子はシンデレラを追いかけ、無礼を詫びた後、今度は自分からダンスを申し込む。  プロットの練習もかねてポチつけてみたんですが、台詞がどうしても入ってしまう…。もっと骨にしないといけないのかあ…。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根27(無欲) No.1906 投稿日 2001年6月6日(水)21時01分 投稿者 とんびの羽根 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根27  「カラス貝を眺めるだけで満足してしまったシンデレラ」  ・王子は、自慢話に飽きて取り巻きの女達から逃げ出す。  ・しかし行く先々でも色っぽいポーズをとってみせたり、高価そうなアクセサリを見せびらかす女達とすれ違う。  ・テラスに出た王子、シンデレラがテーブルに片頬をつけて、ぐっすり眠っているのに気付く。テーブルの上にはドリアに使われていたカラス貝がひとつだけ。眺めているだけで満足してしまったのだろうか。王子は貝の殻をはずし片方を自分の懐に入れて去る。  ・次々とダンスの相手を取り替えて踊る王子、シンデレラが降りて来たのを見ると近付いて貝殻を見せる。シンデレラは寝顔を見られたことに気付き逃げ出そうとするが、「断るとバラす」と脅されてダンスの申込を受ける。  ちょっと意地悪な王子ということで。 -------------------------------------------------------------------------------- 男女の差なのかな? No.1907 投稿日 2001年6月6日(水)23時19分 投稿者 唯野教授 >弟切 千隼さん >哲男について たぶんとんびの羽根さんも似たようなことを感じているのだと思いますが。 「留学帰りの有能な男」「冴子に対しても臆しない」「政略結婚をもくろむ」 これらのキーワードから、「野心とそれに相応しい実力を持った、不遜な男」という人物像が浮かび上がってくるのですよ。 たとえば、「ダンバイン」に出てきたドレイク・ルフト。たとえば、「銀河英雄伝説」に出てきた、フェザーンの黒狐(名前忘れちゃった)。たとえば、平安時代の、藤原道長。 そういう男が、聖書の引用に胸をうたれたり、実力者の姻族という地位よりも女性の好みを優先させたりするってのは、そうとうな違和感があるのです。 -------------------------------------------------------------------------------- ウチの大トロは時価です。 No.1908 投稿日 2001年6月7日(木)01時15分 投稿者 魚住雅則 >冷蔵庫 寿司屋で言うとウチの店の倉庫はすかすかですね。 頑張って構図のストックを増やさねば。 現在のお品書き ・酢飯 ・あがり 以上。 ……これじゃお客来ないし。というよりそもそも開店できないし。 寿司屋っていうよりむしろ酢飯屋。 >ドリーとブロギーの気高さ うーん、微妙に「気高い」とは違う気がしてきました。 気高い=品格が高い。上品である。高貴である。(広辞苑より) >まずは意識化。 前提条件として「争いの決着は、決闘をしてその勝敗で決める」「常に正しい者が神の加護を得て生き残る」という掟がエルバフの村にある。 二人はその掟を至上のものとしていて、その掟を守ること、エルバフの戦士であるということに、何ものにも変え難い誇りを持っている。 誇りある戦士として、決して手を抜かない真剣な決闘をすることが何よりも大事。争いの理由や相手への憎しみなどは問題ではない。そして決着がつくまでは決して止めない。 >一般化 争いの理由や目的より、お互い誇りを守るために闘ういう行為そのものが一番大事である。 >見せ方 見せ方も上手いなあ、ということでちょっとプロット化してみます。 ・酒や弁当のお礼に肉を振舞ってくれる気の良い巨人。 ・戦いの合図を聞いた途端顔つきが変わる。 ・何故百年も戦い続けるのか、それほどの憎しみなのかと聞く。 ・憎しみが争いの理由などより誇りをかけての戦いだと答える巨人。 最初に気の良い巨人→戦いの合図と共に厳しい戦士→憎しみを持って闘い続ける巨人→誇り高い戦士 巨人たちに対するイメージのギャップで、より「誇り高さ」が強調されて効果的になっている。 別の場所にいる二人が、偶然にもほぼ同時に「理由など、とうに忘れた」という決め台詞を言うことで非常に印象が強くなる。平たく言うとすんげえ格好良い。 -------------------------------------------------------------------------------- でも回転寿司。 No.1909 投稿日 2001年6月7日(木)01時37分 投稿者 魚住雅則 起承転結、今度こそOKを狙います。 起  起・舞踏会会場に着いたシンデレラ会場の雰囲気に圧倒される。  承・珍しさからあちこち見て回ってご満悦のシンデレラ。  転・足元を確認してなかった為に思いっきり転ぶ。  結・怪我を確認すると、どうやら捻挫しているとわかる。 承  起・壁際で休むシンデレラ。  承・一人でいたことが目立ち王子に発見される。  転・相手がいないので誘われるのを待っていると勘違いされて誘われる。  結・王子と踊れることが嬉しくて怪我のことを黙ったまま誘いを受ける。 転  起・必死に痛みを堪えて踊るシンデレラ。  承・王子に怪我を悟らせないために無理をしているので、ぎこちないダンスになる。  転・バランスを崩した王子に足を踏まれる。  結・あまりの痛みに気絶するシンデレラ。 結  起・目を覚ましたシンデレラに対し、無理をさせたことを謝る王子。  承・王子のせいではないことを説明しようとするが、気を遣わなくて良いと更に謝られる。  転・頑固に謝り続ける王子にとうとうキレて、勢いで本音を全て語ってしまう。  結・今度は自分の鈍感さで恥をかかせたことを謝ってから、足に負担をかけないダンスに誘う王子。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題出し No.1910 投稿日 2001年6月7日(木)04時00分 投稿者 茶羽根(やの) 「信用する資格」問題がどんな結果になっても、この課題だしが無駄になることはないと思うので。 > 「恋人の言葉を信じきれなかったために、恋人と親友を両方とも死なせてしまう」 「親友」に関しては、親友も死んでしまった方がよりいっそうニードが自分を許せなくなるだろうと思ったからで、必須ではないと思っています。 > 上記とトリックスターをからめて、10個出し。  ハンターハンターのヒソカみたいな感じだと、多分ニードは逆恨みするんじゃないだろうか? 「お前が余計なことをしなければ!」って。だからヒソカよりもっと当たり障りのないキャラじゃないといけないと思う。  今回は、ニードの恋人がどういう経緯で死んだのか、を考えてからかき回し役を考えてみる。  その後にニードとフィンの仲を取り持つのは、カッコ書きがあるもの以外はすべて「ニードに立ち直って欲しいから」ということでとりあえず問題ないと思う。  名前がないと書きづらいので、便宜上名前はつけてあります。 その1 ロイ   ニードの親友 メディア ロイの恋人 エリナ  ニードの恋人  ロイがメディアに騙されていることを知ったエリナ。ニードにそのことを伝えるが、ニードはロイが好きな相手のことをなかなか疑うことはできない。そしてメディアに騙されていたロイは自殺してしまい、エリナもに殺されそうになる。駆けつけたニードはメディアを倒すが、エリナも死んでしまう。 ・ニードと共にメディアを倒しにいこうとしていた人物。ニードの友人。ニードを励ましたりする。 ・ニードが駆けつけてくる前に、危機のエリナを助けてメディアを倒した人物。ニードの友人でもそうでなくても可。前にメディアに騙されたことがある人物?(これだとその後、どうしてニードとフィンの仲を取り持つかがポケット) ・ロイの姉。ロイは愚かだったが可愛い弟でもあった。ニードのことも、ロイの良い友人と見ていた。既婚。 その2 タークス ニードの友人 エリナ  ニードの恋人  タークスにストーキングされていたエリナ。ニードに助けを求めるが、タークスがそんなことを……となかなか信じられない。そしてエリナはタークスに弱みを握られ、ニードにばらすと脅される。かっとなったエリナはタークスを殺してしまい、取り返しのつかないことをしてしまったと自らも命を絶ってしまう。 ・ニードとタークスの共通の人物。職業はなんでも。 ・タークスの姉。弟がどうしようもない男だったことを知っている。 ・タークスは第三の男に脅されて、金持ちのエリナ(追加設定)から金を奪おうとしていた。その第三の男。(これだとその後、どうしてニードとフィンの仲を取り持つかがポケット)  時間も時間なので、とりあえずこんな感じで。  フィンとニードの仲を取り持つので、別パターンを考えてみないと……。 イケナイことするか>  弟君が自分の胸(女の胸)触っただけで真っ赤になっちゃうような性格なら、イケナイこともできないかな、と言う気もします。  あとは……相手に断りもなくこんなことしちゃだめだ! とか。理性が働くかどうかは知りませんが(笑) >「魔女の天秤」(仮題)八百字あらすじ  やり手で計算高い(と見える)哲男が、冴子にスピーチを頼むのが解せないですかねー。  なんとなくこの男は結婚でさえ自分が成り上がるための道具にしそうな気がしますから、百合子を捨てるってのはどうでしょう。でもプライドが高ければやっぱ許せないかも。  それ以前の問題として、百合子のこともっとちゃんと調べるんじゃないか? って気もしますけど。まぁそれは百合子がうまくごまかしてたのか。  そろそろ寝ないとまずいんでこの辺で……(かき回しただけでごめんなさい) -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1911 投稿日 2001年6月7日(木)10時23分 投稿者 新木 伸 みやびさん  「起」の部分は、承転はないでしょう。「起結」があるだけ。「ねだる→もらう」  承転を付けたいなら、「そういえば倉のほうにあったかもねぇ」とおばあちゃんに言われて、倉まで取りに行って、それで……。  てな展開にならんといかん。  起承転結があるタイプなのか、起結のみのタイプなのか、見極められないといかんでしょう。みやびさんの場合は。 >とんびの羽根 ・とんびの羽根25  ボツ。  会場に入らないシンデレラの心境がリアルではありません。  これ、「入れてもらえない」のではなくて、「シンデレラ自身が入ろうとしない」わけですよね。  せっかくやってきたのに入らない理由と、そのときのシンデレラの言動が不自然。 ・とんびの羽根26  ボツ。  なんで瓜を欲しがるのか、理由不明。 >茶羽根  やっぱり、「信用する資格がない」のところがわからん。  「○○をしなかったせいで、△△になってしまった」という構図だよね。  この「○○」には、良いとされる行いが入る。  そして「△△」には不幸な状態が入る。  「勉強をしなかったせいで、受験に落ちてしまった」とかあてはめてみる。  「あのときちゃんと信用していれば、恋人は死ななかったのだ」というのを、  「あのときちゃんと勉強していれば、大学に合格できていたのだ」とあてはめる。  浪人となったその人物は、たしかに後悔はしている。そのはずだ。  しかしだからといって、「俺には勉強をする資格がない」とかは思わないよね?  「エサをやらなかったから、ペットを餓死させてしまった」とか入れてみる。  ふむ。  この場合には、ペットを飼う資格はないと、そうなるか。 >弟切さん  現代版のあらすじは、まあOKレベルではあるけど……。  スピーチを頼んだ件と、とんびの羽根さんの指摘している哲男の件の問題解決待ちかな。  哲男は自信家の男であるように描かれつつ、たしかにラストの言動がストーリーの都合で強制されている節がある。スピーチを頼む件などは、自信家の男であれば不自然じゃない。「まさか本気だったわけでもないだろう? 君ほどの女性が?」とかしれっと言ってくるわけだな。  哲男が百合子を捨てる流れにもってゆく。――というのは、ストーリーの要請から来る展開なわけだ。  哲男の性格と性質を調整して、そこが不自然でなくなるようにするか、キャラの設定を貫いて、ストーリーと展開の側で調節をはかるか。  まあどちらでも。  あと、たとえ話を出すのは、これは確実に「説教」だよ。  「説教する」と「断罪する」は、これはもうまったく意味の違ってくる行為ね。  一緒にしてしまうのは、それは分解能が低い証拠。気をつけるように。 >卯月さん ・卯月29  ボツ。  お茶を配る理由と、お茶が足りなくなる理由が、リアルでない。  飲み物なんて、そこらに置いといて勝手に飲ませりゃいい。飲みたくなった人はボーイを呼びつければいい。途中で足りなくなったら、係りの人がまた持ってくるでしょうが。 ・卯月30  ボツ。  好きな曲で踊りたかったシンデレラ。他の娘たちと「欲」の形が違うだけ。 ・卯月31  ボツ。  構図に無理がありすぎ。  王子がいなくても、皆は踊っているでしょう。  次回から、構図に無理があるものは説明抜きでボツにします。  今回、どれも構図に無理があります。  29と31は説明したとおり。  30の「一人一曲だけ踊れるようになっていた」というのもそう。考えてゆくとおかしなことになっている。  王子と踊りたい娘たちは、どうやって順番を決めて、どうやって自分の番がくるまで待っているわけ? 列を作って並んでいるの? それとも銀行の窓口でやるように整理券をもらって、放送で呼び出されて王子のところにゆくの?  どっちにしたって、変でしょう。  小説にするならば当然書かなければならないところ。そういうところを考えつめてゆくと説明不能なことにぶつかってしまうようなものは、すべて「構図が不自然」ってことになります。 >八神さん  あー、先に言っておこう。  小説家に「ライフプラン=人生設計」なんて、あるもんか。  先なんてわからん。いつまで続けられるかもわからん。「わかる」なんていう作家がいたら、それは嘘をついていることになる。  でもまあ、とりあえずわしの場合、小説でなくても、ストーリーを扱う業種なら仕事はやれそうかなぁ。 >『光の射す方へ』(仮)ハコ書き  プロローグ不要。  レンが死ぬことを「確定」させておくと、ラストの感動が薄れる。  ハコ書きに「おそるおそる」なんて不要。  4分割。起承転結、それぞれのまとめも出しておくように。  承。「花の話。涙をこぼすセラス」は転にくるはず。  あとこのあたりでレンがセラスに惚れるシーンがあるはずなのだが、それが見あたらない。 >唯野君  八神さんの話。  数日後に開くことについては、卵が先か鶏が先かというパラドックスがあるけど、いちおう説明可能だよ。「たまたま」でなく、必然として。  その予言によってレンは逃亡することを決意する。そして結界が開くのはレンたちが故郷に近づき、追っ手も全滅させたから。遠見の術かなにかで、二人の接近と、追っ手が全滅したことを知った里の者は、結界を開くわけだ。 >唯野君  名前、ボツ。  理由、ありきたりでカッコ良くないから。  あと日本人名だったので、がくりと来たぞ。ファンタジー世界じゃなかったんか?  そういや本州がどうとか、書いておったのう。  ハコ書きはリテイク。  エピローグは別枠だってば。  あと人違いでなく、相手が不死者であることを確認し、同僚に相手が不死者であることを納得させるプロセスとやらは、どこにはいるのだ?  参戦してきた同僚は、なんかいきなり攻撃に加わっているのだが。  ところで左腕一本を切り落とすって、具体的にはどうやるの?  どんなに鋭利な刃物でも、本人自身がやるのはそうとう無理があるよ。超振動ブレードとか、レーザーサーベルとか、そういう「触れた物をすべて両断」系の武器ならなんとかなるか。  そもそも二人の得物は「杖」であって、刃物にあらず。 >杉井君  まあヒントぐらい出してもいいんだけど、放置しておけば自分で出してこれそうだから、放置プレイすることにする。 >石野休日さん ・石野休日24  ボツ。  構図が無理無理。  ペナルティ1セット。 ・石野休日25  ボツ。  その状態で、もし衛兵と少女を放って会場に入って行けたとしたら、それはひどい奴です。シンデレラはひどい奴ではなかったというだけで、なんということもないエピソード。まあ強いていえば「優しい」。 ・石野休日26  ボツ。  ペナルティ1。  皆が皆、王子と寝たがっているという構図が無理無理。  インポでも后の座は魅力的なのではないだろうか? ・石野休日27  ボツ。  シンデレラは無欲でいいけども、この王子、こいつひどい奴。  結婚してもシンデレラは幸せになれそうにない。っつーか、シンデレラが好意を寄せるのがわからん。 >小倉さん  べつに無理に「体を見ようとする」にしないでもいいですよ(笑)。  まえのパターンでは、「胸に触ってみようとしてみる」だったっけ? そっちのほうが、いくらかソフトかな。べつにそっちでも……。  服を脱ごうとするかどうかで、だいぶ卑劣度が違いますから。  あと冒頭の入れ替わりのシーン。  兄弟のほうも、どちらかが祈っていなければ、彼ら二人は巻き込まれただけになってしまって理不尽です。  あとふと思ったことだけど、妹のほう、この異変が自分のお祈りのせいじゃないかと思わないのは不自然では?  ……となると、兄弟のほうで神木に祈るのは、弟ってことにしておくといいのかも。  妹が弟に「わたしのせいかも」と謝ると、弟の方から「いやきっとぼくのせいなんだ」と言いかえされる。二人で話し合うと、両方ともお祈りしていたことが判明する。  しかし祈りそうなのっていうと、弟よりも兄のほうなんだよね。「このうざったいこいつをどうにかしてくれ」みたいな。  兄と弟、両方に祈らせるというのも手かも。兄が立ち止まって祈り始めたのを見た弟、ついでに自分も祈る。「兄と親しくなりたい」みたいな、そんなたわいないことでいいかも。  ちなみに兄と弟が祈るシーン、それ自体は冒頭部分に書かないでもいいです。  巻き添えになったところだけを書いて、あとで「いやじつは僕たちも祈っていて……」なんて告白させればシーン的にはOK。  つぎにラストへの盛り上がりのこと。  こうして通して眺めると、よくわかる。  ラストの盛り上がりが、まるで足りん。  どのへんが足りないかというと、姉と兄、二度目の喧嘩以降。「転」以降ってことかな。  兄は、弟へのうざったさが、弟否定となる。そして最後には弟を認めることで、成長する。その前段階の「転」の部分って、否定がさらに進んで、「弟を恐怖する」ぐらいにまで行ってないとならないのでは?  また姉のほう。姉にしてみると、妹に相談を持ちかけるっていうのは、かなりの心境の変化があってのことだと思う。自分ではどうにもならないから、人を頼ろうとするわけでしょう。姉というのは、そもそも人を頼る人じゃないよね。  またどうして兄のことで、他人に相談をもちかけるのか? ほっときゃいいだろうに、それができない理由は? (姉の普段の対人関係のスタンスでは、こういう場合は放っておいて、気にもしないはずとみた)。  らぶらぶの関係になって明るい二人と対比させて、姉と兄の側は、くら〜くなってないといけないような気がする。  兄と姉。そのあたりが描き切れていない。  前後編にしてボリュームアップができるようになったのだ。そのあたりもやってみよう。  あらすじ、後編のほう、リテイク。 >春日さん ・春日16〜32  ボツ。  これって全部、まとめて1日とかでやった?  やったでしょ?  素直に白状しなさい。 >紺野さん  崇高さの段階、「敵討ち」>「復讐」>「仕返し」のうち、上二つまでしか、読者は感情移入してくれません。  それが「仕返し」であった場合には、普通、やられた側のほうに同情するものです。  たとえば仲間を殺された山賊が、仕返しをしにきたとしますよね。  これは「逆恨み」ということになります。  逆恨みをされて仕返しをされた可哀想な人たちのほうに、読者は感情移入するものです。つまりこの場合は、竪樹の側。  今回の場合、その殺された人物が、たんなる盗賊の仲間ということではなくて、「領主の非道を正そうとして殺された」という属性を付けています。  つまり「大儀に基づいた復讐」の構図に持ってゆき、斉の行動に正義属性を持たせようとしているわけですが、やはり斉が盗賊であるがゆえに、根本からちゃぶ台返しで、見事に失敗こいてます。  だから、何度も聞いてますが、斉が盗賊である必然性って、なに?  斉が盗賊でなければ、問題解決するんですけどね。 >採点とか ・紺野42  ボツ。  のど渇いたときには、水が一番うまいです。 ・紺野43  ボツ。  構図ムリムリ。 ・紺野44  ボツ。  わざわざ花のついていないものを探し出して取るのが不自然。なんで? ・紺野45  ボツ。  つまりシンデレラは、指輪を探してほしいという王子の願いを無視こいているわけですね。 ・小倉15  ボツ。  まあ無欲なんですが、記念品やら小包やら、なんか必須じゃない設定やら展開やらがてんこ盛りなのでボツ。あとぜんぜん舞踏会じゃありません。これは社交パーティですね。 ・小倉16  ボツ。  生殖能力を失ったって、どうしてわかりますか?  「王位継承権を剥奪された第一王子」ってところがミソなんだから、それでもっとシンプルな構図にもってゆけるはず。 ・とんびの羽根27  ボツ。 >魚住さん  おいおい。しっかりしてくれ。弱々だぞ。  あの二人は「気高い」でいいんだってば。  どのように「気高い」のか説明しろといっているのだ。 「争いの決着は、決闘をしてその勝敗で決める」  これが掟。 「常に正しい者が神の加護を得て生き残る」  こっちは彼らの種族の価値観。信念。そんなもの。  ごっちゃにしてはいけない。  あと、一点。  「憎しみは問題ではない」ってあるけど、あの二人はお互いのことを実際にどのくらい憎んでいたの? >魚住君 >シンデレラのハコ書き  OK。  「痛みをこらえるためにぎこちないダンスになる→バランスを崩す」  そういう流れが、いままでのものにはぜんぜんなかったわけね。  承の役割は、因果関係を持たせつつ、転につなげること。  転の役割は、承からの流れを引き継ぎつつ、読者の予想を越えてみせること。  あと「転」への持ってゆきかたとしては、こういうのもある。  「だんだん曲はテンポアップしてゆく→ついに気絶する」 >茶羽根  その1、その2ともにボツ。  使えん。  その2のほう、「私、ストーカーされているの」「うそだ」……そんなん、アリか? ニード、信じなさすぎ。  その1のほうは、「ロイが騙されている」という言葉を信じないのは理解できる。  しかしロイの自殺以降が、まるでわからん。  こういうのって「骨」とか「一般化」とか、いわん。  たとえば、どんな展開になって、ロイは自殺するに至って、エリナも殺されそうになったりするわけ? んで、メディアの狙いは?  あとどちらにしても、第三者がいなくたって、単体で完璧に成り立っている構図じゃんか。  そういうのに第三者を無理矢理足すのって、それ、「蛇足」というのだ。  あと「イケナイ」ことに関しては、「君ならどうする?」という質問なのだ。  弟君のことを言っているのではない?  茶羽根は、ヤルのか、ヤらんのか、どうなのだ? ああん? -------------------------------------------------------------------------------- 食いねぇ食いねぇ寿司食いねぇ No.1912 投稿日 2001年6月7日(木)13時23分 投稿者 弟切 千隼 題名は思いつきなので気にしないで下さい。 魚住さんの書き込みを読んでいたら、お魚が食べたくなりまして。 今の季節だとカツオやトビウオがもうじき終わりで、タチウオやイサキが出てきますねえ。アユ漁も解禁になりましたし、もっと暑くなるとカンパチやヒラマサも出回って……と、魚談義をしているときりが無いのでこの辺りでやめておきます。 余談ながら、水族館に行って魚を観ているとおなかが空いてくるというのは普通だと思っていたら、違うみたいですね(^^; とんびの羽根さん&唯野さん&茶羽根さんへ > 突っ込みありがとうございます。やはり異性の考え方というのはなかなかぴんと来ないので、たいへん参考になりました。 野心的な男であれば、妻は社会的地位のためと割り切り、家庭的な世話は愛人に任せるというのは、現実味がありますね。私の中でも哲男は確かに「野心的な男」となっています。 で、私の中の哲男にいろいろと訊いてみたところ、以下のようなことが判明しました。 哲男は野心的であると同時にスマートさを重んじる男でもあります。一言で言えば「ええかっこしい」です。「社会的な成功は俺的真実」ですが、そのために汚れ役を引き受けるのは嫌なんですね。 哲男はそういう、スマートでないことを非常に嫌うタイプなので、百合子が二股かけていると知った時も、二股であることそれ自体に怒ったというより、冴子や百合子のもう一人の男の前でそれが暴かれたことに怒りました。茶羽根さんがおっしゃる通り、プライドが傷つけられたから怒ったんですね。 しかし彼は野心満々ですから、百合子に対して辛辣ないやみを並べ立てた−ええかっこしいの哲男は口汚くののしったりはしません−後、「それでも、君が改心してくれるというなら君との結婚を考えないでもないよ」なんて言いそうですね。うん、言いますね、きっと。 これだと、一応結婚するかしないかの選択権は百合子に委ねられます。しかし、実に巧妙なことに、どちらに転んでも哲男にとって不利にはなりません。 百合子が「改心するから結婚して」と言えばのちのちずっと妻に恩を着せることができます。「ごめんなさい結婚できない」と言えば「百合子の落ち度で結婚できなくなった」ことになって哲男のプライドは保たれ、しかもそれを逆手にとって百合子の実家に対して圧力をかけることも可能になるでしょう。 というところまで来たので、今度は私の中の百合子に訊いてみました。 百合子は、とんびの羽根さんが想像されたような気位の高いタイプではありません。男を二股かけるようなちゃっかりした部分はあるものの、むしろ幼いタイプです。コギャルがちょっと大人になった感じでしょうか。 彼女はとにかく「苦労したくない」人です。貧乏暮らしはしたくない、だけどせこせこ働くのも嫌だから高給取りの男と結婚したい、だけど夫以外にも自分をちやほやする男を回りに置いておきたい、という、甘やかされて育ったお嬢さまです。 百合子はひたすら自分の都合だけしか考えずにこれまで生きてこられた人なので、二股がばれるなんて思いもしませんでした。万が一ばれたところで「パパが何とかしてくれるわ」という、たいへん未熟な幼児的発想しかできない人ですね。 こういう人だと、二股かけていたことがばれて修羅場になった時に、パニックに陥ってしまってまともに受け答えできそうにありませんね。泣きじゃくってばかりでどうしようもなくて、見かねた哲男か冴子がタクシーを呼んでとりあえず家へ帰す、というのが一番ありそうな状況ですね。 という具合にシミュレーションしてみますと、すったもんだした挙句、百合子の父が哲男に頼み込んで、結局二人は結婚しそうですね。もちろん百合子は会社を辞めて、「夢の若奥様」になるでしょう。やや悪夢がかった夢になりそうですが(^^; こうしてみると、やはりレストランの場面で「聖書の譬え話」を持ち出す必然性はありませんね。冴子はレストランでの修羅場の一部始終を黙って見守ることになるでしょう。お祝いの席であるはずが修羅場になってしまったことで、哲男も百合子も十分裁きを受けたと言えるでしょう。 む、そういえば百合子のもう一人の男もいましたっけ。いい加減この人にも名前を付けてあげましょう。いつまでも名無しでは呼びにくいし可哀想ですね。 お名前は「坂上純二」さんに決定しました。 で、この純二はどういう人かといいますと、ごく普通の会社員の男性です。哲男ほどのエリートではないけれど会社で窓際族という訳でもなく、熱血漢でも冷血漢でもなくプライドも高すぎず低すぎず、恋人に裏切られれば当然予想されるような行動を取ります。 レストランの場面で、純二は百合子を非難し、ののしり、嘆き、彼女を殴りそうになるのをかろうじて抑えます。このまま百合子の顔を見ていると自分が何をするかわからないと思った純二は、「もういい」と言い残して席を蹴って出てゆきます。 何となくレストランの場面ができてしまいました。こんなのでいいんでしょうか? 皆さん突っ込みよろしくお願いします。良ければこのまま行こうと思います。 あ、「哲男がどうして(浮気相手の)冴子に結婚式のスピーチを頼んだのか?」という問題もありましたね。 これは、百合子が冴子の同級生の妹であることを考えると、百合子の口から頼ませた方が自然でしょうね。 でも、そこをわざわざ哲男の口から「百合子に『結婚式のスピーチはぜひ桐生さんに』って頼まれちゃってねえ」と言わせると、哲男のええかっこしいぶりが際立っていいかも知れませんね。その横に百合子が並んで立っていて、二人で満面の笑みを浮かべていたりすると効果倍増でしょうか。 ここも考慮の余地ありですね。 鉄が叩かれて鍛えられるように、あらすじも叩かれて鍛えられますね。目指せ鋼鉄のあらすじ?(笑) -------------------------------------------------------------------------------- 復活 No.1913 投稿日 2001年6月7日(木)17時50分 投稿者 巻島翔史  気迫で過去ログ1ヶ月強分を読みました。だれました。  えーと、いない間に来はった皆さんはじめまして。  巻島といいます。愚か者です。シンデレラのOKが4つしかまだありません。  とりあえず己を奮い立たせるため、一週間でネタ5つ提出を義務付け。(ホントは1日1個にしたいんだけど、時間が……) 巻島28  ・王子は事情があって午前1時までしか時間がないことがわかり、娘たちは急いで彼と踊ろうとする。  ・シンデレラは体調不良でぶっ倒れていた婆さんを介抱したので、最後に。  ・王子「あなたはなぜ老婦人を助けたのですか? 私に時間がないのはご存知でしょう」(憮然とした表情で)  ・シ「へ……いえ、(魔女とのタイムアウトの約束を思い出しながら)時間があるわけではないのですけど、やっぱり……」  ・彼女の姿勢に心を改めた王子。踊りまくる。 巻島29  ・第2会場へ移動。屋外を通らなければならない。にわか雨。傘立てが何本もの傘が立てられた状態で運ばれてきた。  ・そんな中、王子はあえてボロい傘を選んで取っているような娘を見つけ、声をかける。シンデレラであった。  ・なぜそんなボロい傘を、と尋ねると、柄の模様が気に入ったからだという。しかし同じ模様でもっと綺麗な傘は有った。不審がる王子。  ・問いただすと、これでも雨を防ぐには十分だと思ったのだという。嘘をついたのはその感覚を知られたくなかったかららしい。  ・面白い娘だと思った彼は彼女をダンスに誘う。 雑談 読書量>  ひどく少ない。おそらくここでは最少。小説は300未満。漫画は1100未満。  中高と読書嫌い&オタク差別意識による漫画の見下し状態にあったのが如実に表れてますな。今はこの状態の逆をいっていますが。 プロ志望と希望>  志望です。と言っても「どうせワナビー野郎だろ」としか思われないでしょうけど。現在の生活を見ると。  はっきりと「志望」に転換したのは高3の冬。教師の中で唯一「小説家になりたい」ということを話した中2の時の担任が、定年直前にガンで亡くなり、その葬式に出席したときに意識しました。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1914 投稿日 2001年6月7日(木)18時28分 投稿者 新木 伸 >最近思ったこと  1日○個出しとかいうノルマ系。  ひょっとして、逆効果なのではなかろうか……?  だって、むちゃくちゃ弱々なのが出てくるんだもの。  頭のほうと終わりのほうとで、もう、見るからに違ってる。終わりのほうは手を抜いてるの、まるわかり。春日さんとかさ。  とりあえず、「手を抜いてる」とチラリとでも感じた時点で、その回のそれ以降のものは、すべて採点放棄ってことにします。おととい来やがれって感じです。  ちなみに、なにをもって手を抜いてると判断するかというと、それはもう、俺的主観。  採点放棄されたものは、ノーカウント。いくつあっても、何十個残っていても、それはすべてノーカウント。数えない。  ノルマの分にも入れないで、また同じ数だけ出し直してきてもらいます。 >巻島君 ・巻島28  ボツ。 ・巻島29  ボツ。  カサなんてどれだっておんなじです。 >弟切さん  ねーねー、冴子は哲男の二股のことについては、暴露しないの?  百合子に辛辣な嫌味を言った直後、冴子に自分の浮気もバラされた哲男がどうするのか、見てみたいな〜。 (っていうか、そういう展開を予想していないのか、哲男は? 予想していたなら、百合子に嫌味なぞ言えないはずだが) -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ迷宮、参加者各位 No.1915 投稿日 2001年6月7日(木)18時48分 投稿者 新木 伸  シンデレラ迷宮。  ルールを追加しようと思います。 ○ヤキトリ・ルール ・1週間のうち(月曜が開始日、日曜を週末日とする)で、1個のOKも取れなかったら、いままでの成果はリセット。達成個数ゼロに逆戻り。 ○レベルアップ・ルール ・1日1個までしか出してはならない。 ・毎週ごとに、レベルの数字と同じノルマが付く。その週の達成個数がノルマに満たない場合は、それはカウントしない。(その週の達成個数はゼロとする) ・提出個数は問題ではなく、あくまでOKの個数にて判定。 ・はじめは皆レベル1から。レベルアップは新木が言い渡す。 ・提出時には、毎回自分の現在レベルも申告。(それによって採点難易度も変わる)  こんな感じで。  とりあえず、来週から施行しようかと思ってます。  つまり一週間サボっていると、達成個数はリセットされます。  また数打とうがなんだろうが、通らなきゃ、それは同じこと。そして一週間ボツが続いても、達成個数はリセットされます。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1916 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 今日は麦とろ御飯♪ No.1917 投稿日 2001年6月7日(木)21時54分 投稿者 小倉善哉  美味しかったー♪(^ー^) …じゃなくて。  シンデレラ迷宮の難易度がエライことになりましたね。なんだか「シンデレラの不思議なダンジョン」になりつつあるような(^^;  これだと最低1/7の確率で連続10週OKもらわないとクリアできないのね。順調に行った場合の最長が、およそ2ヶ月かあ…。最短で十日? うへえ(^^;  しかし、昨日出した二つ、小倉内部では「これで駄目なら人間辞めます」レベルだったのになあ(ーー; …道は遠く険しいぜっ。  …それでもアタクシ、負けなくってよ。  だって、ガッツだけが取り柄ですものっ♪ をーほほほほほほ! (↑小早川奈津子口調は殺意を覚えるからヤメロ/殴) ●あらすじ前半部分いろいろ  >べつに無理に「体を見ようとする」にしないでもいいですよ(笑)。  あ。笑われちった(^^; はい、それじゃあ「服の上から触ろうとする」に戻します。  ところで「もし自分が女性の身体と入れ替わったらイケナイことをするか」と知人の男性諸氏に聞いてみた所、「そんなの服の上から触るだけで済むはずがない。服を脱ぐのは当然! イケナイ遊びも絶対する」と言われました。  「春を売る」と答えた強者(?)もいましたけど(^^;  …どこまで本気なんだろう(ーー;  うーん。今更ながら男性の思考回路は謎に満ちていると思う今日この頃です。  >冒頭の入れ替わりのシーン  そうですね。確かにこれじゃ、理不尽だ。  >後ろから来ていた二人の男子の片方を巻き添えにして、  の部分を、  >先に来て祈っていた二人の男子の片方を巻き添えにして、  に変更しましょう。この方が問題ないでしょうし。 ●兄と姉のエピソード >兄と姉。そのあたりが描き切れていない。  う。確かに。(こんなんばっかりだなあ…(^^;  以前言われた「こんなの無意識にやっとくもんです」って言葉がくるくるしてますが…。  後半の兄と姉のこと、もう一回、じっくり考えてみましょう。  二度目ケンカをした後、兄と姉は仲直りらしいこともせず、特に会話もなく過ごします。  学校では、兄は昼休みまで弟や姉と顔を会わせたくないし、妹と弟はささやかにケンカをしていることもあって、みんなで仲良くお弁当、という訳にはいかないはずです。  ええと、でも、兄と弟(外見姉)は同じクラスなので、嫌でも顔を合わせなきゃいけないですね。  弟は妹とケンカをして、その時、兄のことを軽蔑していないことに気付いていますが、兄は、弟に軽蔑…というより侮蔑されたと思っているので、弟が話し掛けようとしても逃げます。決定的な言葉を…侮蔑の言葉を投げかけられるのが怖いんですね。  妹に逃げられ、兄にも逃げられ、弟はかなり淋しいでしょうね(^^; でも、疑心暗鬼に陥っているので、兄は弟がどんな表情をしていてもダッシュで逃げます。逃げて、一人になって、落ち込みます。かなり情けないです。  姉は兄を放っておくことにしますが、弟の前で本音をぶちまけさせたのは自分なので、なんとなく罪悪感を感じています。  ※姉は「あの兄弟は放っておいてもいつかこういう状況になっただろう」と自分を正当化していますが、それでも時期を早めたのは自分だと理解しています。だから「このまま兄が暗いままだと寝覚めが悪くて嫌だ」と思っているようです。  ※姉は文句を言いつつも、わりと兄を気に入っています。どういうところで気に入っているのかは…うーんと…「出来る奴」だということと、「孤高の人」って感じが自分と似ているような気がしているからです。  裏表がありそうな所は気にいらないけど、まあ、おおむね気に入っている部類でしょう。でなきゃ、そもそもケンカなんか吹っかけないでしょうし。  …なるほど、姉の好意は小学校低学年(しかも男の子)並みか(笑)  話は戻って、罪悪感を覚える姉ですが、どうしたらいいのか分からない状態なのは兄と同じです。暗く落ち込んでいる兄に声をかけようかと思うのですが、柄じゃないし、またしてもケンカをするのは嫌だと思って、やめてしまいます。  ああ、そうだ。弟に侮蔑されているのではないかと言う兄の言葉を、姉は額面どおりに聞いていません。「侮蔑しているのは自分自身じゃないの?」と思っています。落ち込んでいる兄に声をかけてもいいけれど、慰めるより、そういうツッコミをしそうだから、きっとケンカになるだろうと予測している訳です。  それで、自分ではどうしようもなくっている状態のところに、二人がラブラブになっているのを見て、妹と弟の所に相談に行きます。「あんたらなあ、問題はまだ解決してないのにラブラブしてんじゃねーよっ」と、無理やり押しかけに行くようです。彼氏がいない分、妹に対して多少やっかみがあるかもしれません。 (うーん、最初はやっかみがあるかもしれないけれど姉が兄を心配する気持ちは本物なので、妹は、姉の気持ち=兄のために何かしてあげようとする気持ちを大事にし、見守ることにするんじゃないだろうか) (というか、姉自身が気付いていない姉の恋心を察しているのかな、妹は) (するってーと、姉に指摘されて弟への恋心に気付いた場合、妹は、自分のことは案外見えないものなのねって、微笑ましく思うかもしれないなあ)  ええと、妹と弟の所に何を相談しに行くかというと、もちろん兄のことですね。  あ。弟の口から直接聞かなくても、今までのことがあるから(日記読んだりして)弟が兄を軽蔑する訳がないと姉は確信しているはずですね。すっかり忘れていたけど(←忘れるなよ…)  相談しに行く、というより、愚痴りに行くって感じなのかな、姉は。  それで弟が、どうにか自分の気持ちを分かってもらおうと一対一で話したいけど、いつも逃げられてしまう、と姉に相談するんだな。  相談された姉は、「じゃあアタシが外で待ち合わせるから、そこにあんたが待ってなさい」と兄を呼び出す作戦をたてる訳だ。 (ここら辺はバラさない方がいいかも。バレバレだけど) (しかし、お姉さん、弟の姿でオネエ言葉しないで下さい…/笑)  うーん、この方が自然かなあ。  あかん。眠気MAXです。  弟がどうやって兄を陥落するのかは、もうちょっと考えてみますー。  あ。四人の名前ですが、こんな感じです…。    根岸 菜々子(姉)ねぎし ななこ    根岸 葉子(妹) ねぎし ようこ    原田 英介(兄) はらだ えいすけ     原田 透(弟)  はらだ とおる  姉妹兄弟の方が分かりやすいから、あらすじには書きませんが。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 愛に時間を、心に棚を No.1918 投稿日 2001年6月7日(木)22時10分 投稿者 唯野教授 >小倉さん >家族ごっこ(仮)/小倉3 入れ替わった翌日、姉・弟共になんの躊躇もなく学校に行ってますが、休むという選択肢は無かったのでしょうか。入れ替わりを誤魔化すのが難しいのは予想できたはず、仮病を使うなりなんなりして、三日間ぐらい様子を見ようとするのでは? >新木さん  >「あのときちゃんと信用していれば、恋人は死ななかったのだ」 >「俺には信用する資格がない」 >「あのときちゃんと勉強していれば、大学に合格できていたのだ」 >「俺には勉強をする資格がない」 この流れでいくと、 「エサをやらなかったから、ペットを餓死させてしまった」 「俺にはエサをやる資格がない」 になるかと思われます。 普通、「○○をしなかったせいで、△△になってしまった」場合、「次はしっかりと○○をやろう」という考えにいくと思うんですよ。 そこを「二度と○○をしない」という方向に持っていくのが、茶羽根さんのやりたいことなんじゃないかと。 >名前、ボツ。 む、まさか名前でボツ出しされるとは思わなかった。総理大臣の名前を合体させた奴じゃ駄目か。しかしあんまり奇をてらうのも良くないらしいし……。 >左腕一本を切り落とすって、具体的にはどうやるの? 杖に「切断」の魔法をかけて、それでもって切る予定です。 「永遠の孤独(仮)/唯野教授(ハコ書き 2回目)」 主人公=月城一也 友人=岸恭介 ラストのチョイ役=神谷 プロローグ 十五年前。友人を見捨てて逃げる一也。 起部  起 家路を歩いている一也と岸。  承 一也は岸と別れて公園へ入る。  転 不死者と出会い、攻撃を受ける一也。  結 道を忘れてしまったと、岸が戻ってくる。 承部  起 一也は不死者が再生するのを見せ、驚く岸に状況を説明する。  承 逃げるか助けを呼ぼうと提案する岸。  転 一也は自分の過去を語り、絶対に逃げないと言う。  結 一也の話に共感し、岸も戦いに加わる。 転部  起 一也は、バラバラにして焼いてみてはどうかと考えつく。  承 一也の案を実行する二人。再生がはじまらず、倒しきったと思う。  転 突然苦しみだす岸。  結 岸の体を突き破って、不死者が完全再生を遂げる。 結部  起 不死者の再生と、友人の死に混乱する一也。  承 不死者の細胞を一つ残らず破壊しなければならないと気づく。  転 一也は左腕を切り落とし、それを媒体に強力な魔法を発動させ、不死者を焼き尽くす。  結 不死者が跡形も無く消し飛んだのを見て、気絶する一也。 エピローグ 一週間後、不死者は公園で完全復活を遂げていた。 -------------------------------------------------------------------------------- ヤキトリ・ルール、個人的にはOKですが No.1919 投稿日 2001年6月7日(木)23時12分 投稿者 かねやん  と、全然出してない己が言っても説得力無いな。  〆切を破った全てが無になる、と言う極限状態に置く事で使えるアイデアがスッと出てくるようになるかもしれません。  ただ参加者の方々が重圧によって身体を壊さないことを切に望みます。  プロになるつもりならこのくらいの覚悟は当然、と言われたら実際そうなんですけど。  その重圧に押しつぶされないでください。  できれば重圧を楽しむ余裕をどこかに持ち続けてください。潰れなければ必ず良い経験になるはずです。  ボツになったとき、どうしてボツになったかを考えると経験になります。ただボツになったと言う事実だけをみつめると落ち込んでしまうだけになります。  早く次のステップに進みたいと焦る気持ちはわかりますが、経験を得るチャンスを見逃してしまうのはもったいない事。  わかってる事でしょうが、なんとなく書いてみました。  翻って自分を見てみますと、シンデレラのアイデアがなかなか出ません。  出ないと言う事に甘えているのですが、それで最近人の感想を述べるほうに重点が行っていたわけですが、意見を述べるのは掲示板に参加させてもらってる己の礼儀だとも思っているわけですが……  言い訳は置いておいて(苦笑)  あくまで読める話を書けるようになることが来ている目的なので、課題のほうに重点を置かなくては、と言う反省を最近いたしました。  そんな己には、ヤキトリ・ルールは目的を見失わないようにする都合の良いルールなわけでして。  己の場合このような理由で、記事の題名に行きついてます。  話は全く変わりまして、かねやん11(1746)でたわけを出しましたが、そのときの思考過程を開示してみましょう。  長くなりますがご勘弁を。  今のところ、己が無欲を表すために使用している構図は4つ。 1)○○だけで満足するシンデレラ 2)○○だけを望むシンデレラ 3)自分よりも他人を優先するシンデレラ 4)自分の望みを示さないシンデレラ  無条件で使える要素は 人:シンデレラ、王子、王、王妃、女性達、その他舞踏会の参加者、城で働いている人 場所:舞踏会場、城の中でシンデレラが行けるところ アイテム:料理  ここで料理の中のお酒を使ってみよう思いました。  構図1を用いて思いついたのが「酔って寝てしまったシンデレラ、踊れるかわりにお城で眠れて幸せ」  出したとき大笑いしました。そりゃあシンデレラ幸せだろうって。  そこでシンデレラ以外を酔わせて眠らせることにして、他の事で満足させることにしたのが「酔いつぶれた女性の介抱で踊れなかったシンデレラ、代わりにお城でちょっと働けたことで満足する」  ここで仕事は舞踏会にいるだけの間で手伝えるものにする→医者の手伝いなら問題なかろう。  と考えて次のエピソードを思いつきました。 ------------------------------- ・舞踏会で仲良くなった女性が酔いつぶれてしまい、一度も踊ることなく医務室で女性を看護をするシンデレラ。ついでに医者の手伝いもする。 ・しばらくして目が覚めた女性は、踊りを楽しみにしていたシンデレラの邪魔をしたことを謝る。 ・シンデレラは微笑みながら首を振る。踊れなかったのは残念だが、その代わりお城で働くという夢が叶って満足している。 ・酔っ払いを運んできた王子がやってくる。 ・女性は王子の知り合いで、王子にシンデレラと踊ってくれるように頼む。王子が了承する。 ・介抱をしているので断ろうとするシンデレラを、自分は大丈夫だから踊りを楽しんできなさい、と女性が説得する。医者もそれに同意する。 ・シンデレラが王子の誘いを受ける。 -------------------------------  シンデレラが説明する事と、女性が王子の知り合いだと言う事が嫌だったので、かねやん11のように形を代えて提出しました。 かねやん11 ------------------------------- ・舞踏会で仲良くなった女性が酔いつぶれてしまい、一度も踊らないうちに医務室で介抱する事になったシンデレラ。ついでに医者の手伝いもする。 ・踊れなかったことは残念だが、その代わりお城で働くという夢が叶ったので、いきいきとして働くシンデレラ。目覚めた女性がその姿を眺めている。 ・そこに王子が酔っ払いを運んできて、シンデレラの働きぶりを気に入り踊りを申し込む。 ・介抱をしているので断ろうとするシンデレラ。 ・それを女性が止めて、自分は大丈夫だから踊りを楽しんできなさいと説得する。医者もそれに同意。 ・シンデレラが王子の誘いを喜んで受ける。 -------------------------------  王子がいきいきと働いてるシンデレラを見初めて踊りに誘った時点で報われちゃってますね(笑)  おまけにシンデレラが踊りたかった事を女性が知っている、と言う骨が無くなってます。  その前の形が使えるかどうかはともかく、別のものに変化した事に、何故気づかなかったのでしょう?  自分でも不思議です(苦笑) -------------------------------------------------------------------------------- 時間時間睡眠じかーん No.1920 投稿日 2001年6月8日(金)00時38分 投稿者 いか  サークルに書いた作品完了。考えてみたら完成した短編を載せていませんし、載せようかと思いますが、どないですか? と反応を待つ前に載せます。厭でも載せます(おい)。土日にやるつもりのサイト作業をするのと平行でやりたいと思います。よみかくかな、アップするなら。 >>小倉さん@家族ごっこ(仮)  私の場合、もし女性になったら、まず始めに胸を触りますね。それから、女装(というのもどうだろうか)をします。一度スカートはいてみたいですし。綺麗になりたいし。あ、綺麗になるという保証もないのか。でも、やってみたいなぁ。性別転換って誰もが思う浪漫ですよね、浪漫(笑)。 >>唯野教授@永遠の孤独(仮)  まだ、聞くべき段階ではないのかもしれませんが気になったので訊きます。実際の所、物語に出ないのを含めて「魔法」はどれくらい考えているのでしょうか。そして、一人当たりに使用できる「魔法」の数。突然「切断」の魔法と出てきたときに、なんだろうなぁと思ってしまったので。  あと、タイトルのことなのですが、「孤独って淋しい雰囲気を醸し出しているなぁ。たしかに不死者は仲間を捜しているくらいだから淋しいんだろうけど、なんか違うなぁ」という空気を掴めないような感想を抱いています。ぶっちゃけて言うと、カッコつけているみたいで好きになれません。主人公が不死者になるのならば、話が違うのですが。ま、まだ仮状態ですし、勝手に期待しています。わくわく。  結構時間が空いてしまったので、ちゃっちゃっちゃと自分のことをします。 『空の飛び方 翼の動かし方/いか11』(800字あらすじ/8)  異種族を排除する動きがある人間の国。  幼児期に翼を切られたことで、有翼人であることを知らずに人間の村に生活している捨て子のディーフ。多少の迫害はあるが、持ち前の性格で虐めにあうことなく、周りを打ち解けて暮らしている。  空を飛んだ情報だけが国中に流れる。それを受けて、村の子供達の中で空を飛ぶ遊びをするようになる。子供達の飛行機というのは、鳥のように羽ばたかせて行う方法であったため、当然空を飛ぶことは出来なかったが、ディーフ一人だけが成功してしまう。  初めは喜んでいたが、空を飛んだ情報が鮮明になるにつれて、自分が空を飛べたのがおかしいと思い始まるディーフ。捨て子であることに関係あるのかと育て親を問いつめるが、ディーフのことを思って話そうとはしない。そうとは知らずディーフは調べた末、自分が有翼人であることを知ってしまう。  ディーフは周りの人とは違うことを悩みだし、家に籠もるようになったため次第に仲間達から孤立していった。そうした中、出回っていた情報を正確に把握して、子供達が固定翼に飛行機を完成させる。しかし、子供が作ったものであった為、強度が不十分であり飛行中に故障してしまう。墜落はしなかったが、人間の手では届かないような高い場所に捕まってしまう。  その概容を知ったディーフは仲間を思う一心で現場に向かう。風が強く、落ちてしまうのは時間の問題だった。自分が空を飛ぶことが出来ればと思うが、自分の正体をばらすことに恐怖を抱く。しかし、仲間が風に煽られて足場から踏み外したとき反射的に飛び出した。仲間を助けた後、ディーフは自分が村から追い出されるかと危惧するが、集まった人々はディーフに感謝する。  その後、ディーフは間として生きていくことを選び、有翼人の力を使うことなく、仲間達と共に空を飛ぶことを叶えようとする。 -------------------------------------------------------------------------------- 望むところです No.1921 投稿日 2001年6月8日(金)02時31分 投稿者 石野休日 >小倉善哉さん >あ。四人の名前ですが、こんな感じです…。  えーと、女性のほうの名字を変えませんか?  「根岸」は少し重たい雰囲気があって、ヒロインには相応しくないような気がします。  僕だけかなあ、そう思うのは。 >いかさん >『空の飛び方 翼の動かし方』 >空を飛んだ情報だけが国中に流れる。    ここ、かなり引っかかります。正直意味不明です。なんの予備知識もなく、このあらすじだけを読んだ人はどう思うでしょうか。  ようするに「空を飛んだ人間がいるという情報が国中に流れる」ということですよね?  あと、「飛行機」という単語がいきなり放り込まれるのもどうかと思います。  全体的に分かりにくいというか、唐突に思える部分が多いので、もう少し日本語に気を遣ったほうが良いのでは? いや、僕が言えたようなことではないんですけどね。     >新木さん >構図が無理無理。  なるほど。書き手のご都合主義はダメだということですね。   >この王子、こいつひどい奴。(石野休日27)  そうか、そう読めてしまうのか。  厳格な王子と設定して書いたわけなんですが、そんなものは僕にしか分からない裏設定なんだよなあ。 >シンデレラのルール変更  確かに最近提出されてくるものを見れば、新木さんとしては当然の対応でしょうね。  この中でシャレにならないのがカウント・リセット。これはきつい。  今週中に終わらせようとするのは反則なのか、それとも正しいのか。  今週で「無欲」は終わりにするつもりだったんだけどなあ。 >シンデレラ迷宮  とか言いつつ提出は一つだけです。現在OKは6個。 石野休日28 ・雑談に夢中になっている女性達。 ・誰が王子を口説き落とすかという話。口説き落とした者には金貨1000枚などという、賭けの話まで出る始末。 ・そのような話に興味がないシンデレラは輪の中に入れない。一人寂しそうに佇んでいる。 ・王子、そんなシンデレラに声をかける。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1922 投稿日 2001年6月8日(金)11時06分 投稿者 新木 伸 >弟切さん  復活したようなので、ちと質問。  約束するときに「指切り」の風習があるのって、どことどこ?  アジアあたりで見かけたことがあるような気もするけど、英語文化圏でもあるもんかな? まあ具体的には、アメリカ、ヨーロッパあたり。  もし指切りがないとすると、他に子供がするような「約束」の仕草って、どんなのがあるのだろうか? >漫画喫茶とか  以前の「マップス」の話題。  ふと思い直せば、あれって、「漫画喫茶で読んだ」と書いてあったような気が……。  ああ、やっぱりそうだ。  がっくし。  とほほ。  ここでも書かねばならないとは……。  一消費者ならともかく、小説家を志す者としてはだね。  「漫画喫茶で読んだ」or「BOOK−OFFで買った」本にたいして、「おもしろかった」なんて言う資格はございません。  なぜなら、そういうところで読んだり入手したりするということは、「わざわざ買うほどは面白くなかった」と言っているのと同義だから。  まあ、新書で手に入らないような本なら別。  でも「マップス」なら、いまでも楽に入手できるだろう。  君らが目指しているのはプロだよね。  プロというのは、本を売って、その印税で暮らす人間なわけだ。  漫画喫茶や中古屋で出回る本というのは、あれは、著者や出版社に利益が還元されないのね。漫画喫茶で何回読まれても、著者のふところはちっとも暖かくならない。  学生であるとか、経済的に苦しいために漫画喫茶やら中古書店やらを利用するのは、これは仕方ないけど、そのへんはわきまえておくように。>唯野君  作者の目の前で、「いやあ、漫画喫茶で読んだんですけど、すごく面白かったです」なんて言った日にゃ、その場で張っ倒されるぞ。(すくなくともわしはやる。いや漫画喫茶に小説は置いてないけど)。 >小倉さん  兄の落ちこみかたが、ぜんぜん足りません。  姉にずばり指摘されたり、弟にあたりちらしてみたり、いろいろあるわけですよね。  兄の状況というのは、いままで自分を偽ることで形成した保護膜を剥がされた状況なわけ。生皮を剥いだようなもの。痛い痛い。  いままで偽り続けていた自分の本心――「弟が怖い」と向き合わされているわけですね。  んでもって、それをやったのは、姉、あんたなのね。  姉のほうも、もうすこしはそのあたりを察してやらんと。にぶちんの嫌な女になっちゃいますがな。  なんだ。  この話の中で、心にいちばん負荷がかかるのって、じつは兄なのか。彼に比べれば他の三人なんて、気楽なものだね。  あと、姉が兄のことを気に入っているというそのこと。  いまのところ、ぜんぜんそれらしいエピソードは入っておりません。なにか入れておかないと、「姉は兄のことをわりと気に入っている」とか言われたって、読者的には、「はーん?」です。  なぜ気に入るのよ?  この話のどのへんのエピソードがあって、気に入るようになるのよ?  この話のスタートラインでは、姉は同じクラスの兄に対して、「スカしたやつ」ぐらいの印象しか持っていなかったはずだが?  「スカしたやつ」→「ちょっと気に入った」に変化する、そのエピソードは、なに?  なにがあって、印象に変化が訪れるの?  あと、名前、ボツ。  名字もボツ。  名前もボツ。  四人とも。  兄弟のほうの名字は、「いい家柄」というのを表していないし、姉妹のほうの名字にも、「放任主義の一般家庭」というイメージがない。  また下の名前のほうも、四人の性格を現したものになっていない。  「菜々子」っていったら、天真爛漫で幼い性格の女の子の名前なんだよ。  「透」っていうのは、しっかりしていて芯を持った男の子の名前なんだよ。  作家がキャラの名前を決めるとき、一発でばしっと、適当に決めてると思ってる?  何十と候補を並べて、四苦八苦していちばんいい名前を選んでるんだよ。  各キャラ、何十個ずつぐらいは、やれ。 >唯野君  一匹狼っぽい名前で、一也ね。まあOK。  友達のほうは、友情に厚そうな名前で、恭介ね。これもOK。  ただ脇役のほうは、山県でいいんじゃない? 神谷はカッコよすぎ。  プロローグは、友人を見捨てて逃げるシーンそのものよりも、その昔の思い出の悪夢にうなされて飛び起きる主人公のがいいんでない? ありがちだけど。  もしくは、不死者の側にするとか。  二人連れを襲う。一人は逃げる。でもひとりは手にかけることに成功する。だけどその相手は死んでしまって、がっかりする不死者。……みたいな。  エピローグとの対比を考えると、こちらのがいいかなぁ。  起承転結、全面的にハコ書きのやり直し。  まず起部の転結がおかしい。  攻撃を受けてから友人が戻ってくると流れが滞る。  不死者と出会う主人公。相手にまちがいないことを確認しようとしているときに、友人が戻ってくる。  そして不死者の側から攻撃。自衛もあって反撃する。傷がみるみる治ってゆく。  承部もおかしい。  ここの役割としては、まず第一に読者を不気味がらせることでしょうが。不死者の不気味さを十全に観せること。  不死者との攻防の流れは、どうなっているの?  そのあたりが全然見えてこない。  いまのままのハコ書きだと、不死者からの攻撃一回。こちらからの攻撃が、小1回、バラバラ1回、最後の消滅1回。計3回ぽっちしかないように見える。  ほんとうにそれだけ?  不死者は何回ほど行動不能になって、復活してくるの?  不死者はどのように攻撃をしてくるのか?  どういう順番で攻撃と防御が行われるのか。  細かく決めるのはプロットでの作業だけど、この段階でも、おおまかな流れが見えるようになっていないといけない。  主人公たち、会話してばかりのような感じだぞ。 >ヤキトリ・ルールとか  週に一個のOKというのが、重圧ですかい。  はっはっは。へそで茶がわかせるのう。なぁ? >弟切さん  まあ、それはそれとして。  ボツを出すことで、なんらかのペナルティを付けたいなぁと思っていたところで、今回の「チャンスが減る」という形のペナルティは、わりと良い案かなぁと思ってます。  「腕立て腹筋スクワット・ワンセット」というのは、体育会系の若者にはいいけど、誰にでも適用できるもんじゃないし。  毎日1個というのも、もうすこし減らして「週に○個」みたいなことになるかも。これから調整が必要ですね。  要は自主選抜かけてこいってことですね。 -------------------------------------------------------------------------------- ぐむむむむ。 No.1923 投稿日 2001年6月8日(金)12時11分 投稿者 巻島翔史  胃が痛くなりました。マジで。  だって俺リセット確実なんだもの。  それはそうと一つ確認しておきたいことが。 >○レベルアップ・ルール >・1日1個までしか出してはならない。  えーと、このルールでは、例えば一週間に一度しか書き込みできない状況で、  ……わかりやすく日曜に書き込んだとしましょうか。  その場合まとめて7つ提出するのはありですか? (これが認められないと、俺はネット環境の粗悪さと時間的な問題からいって参加が難しくなるかもしれない)  しかしあれですな。ボツ理由無記のボツが一番へこみますな。  そしてなおかつ無記ボツのネタがなぜボツなのか、自分で分からないのでよけいにへこむという。  いや、何でこんな事言うかというと、新木さんが俺のネタで無記ボツにしたものの4割5分ぐらい、なぜボツなのかが分からないのですよ。    俺だけレベル−1からスタートとかにしてくれませんかね。はっきり言って自信がない。  ……最近とあることで自分に自信なくしたしね。俺ってこんなのばっかしか。 -------------------------------------------------------------------------------- >>巻島さん宛て No.1924 投稿日 2001年6月8日(金)15時03分 投稿者 はせがわみやび  今回から、「さん」づけにしてみました(^^; >>なぜボツなのかが分からないのですよ。  えーと、巻島28とか、かな。 >>・王子は事情があって午前1時までしか時間がないことがわかり、娘たちは急いで彼と踊ろうとする。 >>・シンデレラは体調不良でぶっ倒れていた婆さんを介抱したので、最後に。    「最後に」じゃ、何が最後かわからない。  「婆さんを介抱していたので、順番を待つ娘たちの列の最後に並ぶことに」くらいは書かないと。 >>・王子「あなたはなぜ老婦人を助けたのですか? 私に時間がないのはご存知でしょう」(憮然とした表情で)  まず、「列の最後に並ぶことになったシンデレラを見咎め」とちゃんと書きましょう。  体調不良の老婦人を助けたことを咎める王子になっています。傲慢で意識過剰で無情だぞ(^^;  そんな王子に惚れられて、結婚したとして、シンデレラは幸せだろうか?  しかも、シンデレラに、「やっぱり……」とつぶやかれただけで改心するのか? >>・シ「へ……いえ、(魔女とのタイムアウトの約束を思い出しながら)時間があるわけではないのですけど、やっぱり……」  ふつう、「やっぱり……」で、何を言いたいかわかるもんだろうか?  しかも、これでは無欲というより、優しい(=困っているひとを見捨てられない)だよなあ。 >>・彼女の姿勢に心を改めた王子。踊りまくる。  「心を改めた」だけで、惚れたかどうだかわからないぞ。つぐないのつもりなのかも(笑)  ★  という感じだろうか。わたしだったら、こんな風にしてみる。 ・翌日の執務のため、午前0時までしか踊りの時間がないと侍従長から告知される。ざわめく舞踏会場。 ・あせる娘たち。王子も必死で踊りの相手をするが、ひとり十分で交代しても、並んだ娘たちの列の後ろまで踊りきれないかもしれない。 ・列の中ほどに並べたシンデレラ。だが、そのとき目の前で年かさのメイドが貧血を起こして倒れてしまった。 ・メイドを介抱するために列から離れるシンデレラ。 ・他のメイドたちがやってきて、メイドの介抱を引き受ける。改めて列の後ろに並ぼうとするシンデレラ。 ・侍従長が、並びなおすシンデレラに感心しつつ、ほんとうに一番後ろで良いのかと聞いてくる。 ・王子と踊れるかもしれないってどきどきできました。それだけでもう充分楽しかったですから、とシンデレラ。 ・踊りながらそれを聞いていた王子。必死で残りの娘たちと踊り、真夜中の少し前にシンデレラに踊りを申し込んだ。  うう、それでも、ちょっと無理があるか(^^; -------------------------------------------------------------------------------- 決闘 No.1925 投稿日 2001年6月8日(金)17時07分 投稿者 魚住雅則 >「憎しみは問題ではない」ってあるけど、あの二人はお互いのことを実際にどのくらい憎んでいたの? ……全然憎んでませんね。親友同士だし。 あ、これも重要だ。 人間が一般的価値観から判断して「百年も戦い続けるのだから、よほどの憎しみがあるのだろう」という潜入感を持った。 しかし本人達からすると「争いが起きたら決闘で決着をつける」という掟を絶対としているだけのこと。例え相手が親友でも掟を守り闘うことが「戦士の誇り」。 「憎しみではない」「相手が誰であろうと」というのは、今回の「気高さ」の補強要素だと思いました。 では本題、 >どのように気高いのか もう一回「気高い」について考えてなおしてみました。 ――「自信」が鍵のような気がします。 気高い精神とは、己の価値を認めている自信、矜持を伴うもの。 自分の価値、信念を認め、決してその価値を損なう行動をしない。自分の信念を曲げることなど想像すらしない。 この時の「自信」は自惚れや過信であってはダメ。 しっかりとした土台(今回で言うならエルバフに生まれたという己の出生と、それを何よりも重んじる精神)がないと薄っぺらいプライドになる。 人と比べたりするものではなく、あくまで己の中の問題としていること。 ドリーとブロギー当てはめてみると、 二人の中にある、エルバフの戦士であるという自信。プライド。誇り。 実際に最強の戦士と言い切れるだけの強さを持っている。 自分たちの故郷とその精神自体に誇りに持っている。 戦士の村エルバフに生まれた戦士である以上、村の掟を破ることは誇りを傷つける行為。だから決して掟を破ることはない。 「百年間戦い続けている」ことは、彼らが戦士の誇りを重んじているという何よりも確かな証明。 たとえ最初に憎しみがあって争いを始めたとしても、決闘になった時点からどんな憎しみも持ち込まない気がします。 そして決闘はお互いの誇りを賭けた神聖なものなので、相手が傷を負っていても手を抜かない。手を抜くことは、相手の誇りを傷つけることになるから。 >結論 「エルバフの戦士であるというプライドを賭けて、どんな代償を払ってでも掟を守る精神」が気高い。 >構図を抜き出してみる プライドを賭けて戦うことが重要なんで、別に戦士でなくともOK。 試しに画家でやってみます。 お互いに自分の絵が一番だと思っている一流の画家が二人いた。二人はお互いの実力を認めている親友同士だった。しかしある日、どちらの絵が上かという話になる。 彼らは自分の絵こそ一番だと主張しあうが、口で言い合っても決着がつかない。 見かねた第三者が「では高く売れた方が一番ということではどうか?」と提案するしかし「我々にとって絵の価値は見てくれる人々の感動で決まるもので、評論家が決めた値段など問題ではない」とキッパリ断る。 最終的に、どれだけの人を感動させられるか競いあうことにした二人はアトリエに篭り全力で素晴らしい作品を作り続けた。 -------------------------------------------------------------------------------- 健気な嘘つき狙い。 No.1926 投稿日 2001年6月8日(金)18時05分 投稿者 魚住雅則 >健気なシンデレラ 魚住5 ・舞踏会に着いたシンデレラ。 ・すぐ近くで派手な音がしたので見てみると、義姉が高価な装飾品を壊してしまいおろおろしていた。 ・城の兵士に誰がやったのか聞かれた義姉は、咄嗟に見つけたシンデレラを指差す。 ・驚きながらも自分がやったと罪を被るシンデレラ。 ・義姉の不審な態度から真相を察した王子は、物を壊したことは仕方がないが、誰かを庇ったりして王家に対し嘘を吐いているなら重罪だと脅してみる。 ・何とかシンデレラのせいにしようと嘘を重ねる義姉を遮り、嘘などついていない、どんな償いでもすると言い切るシンデレラ。 ・表情を和らげ、償いとして私と踊ってもらおうと告げる王子。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1927 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- ネーミングについての質問 No.1928 投稿日 2001年6月8日(金)20時07分 投稿者 小倉善哉  これって、言外に「たわけ」をもらった訳ですな。  でも、小倉、新木さんがおっしゃる意味が、よく分かりません。…根本的なことを勘違いしているのかもしれないんですけど…。 >「菜々子」っていったら、天真爛漫で幼い性格の女の子の名前なんだよ。 >「透」っていうのは、しっかりしていて芯を持った男の子の名前なんだよ。  これ見た瞬間、「なんで?」っていうのがまず頭に浮かんだんですけど…。そりゃ確かに、「松嶋菜々子」と同じ字にしとくか、程度の発想でしたけど、彼女は別に「天真爛漫で幼い性格の女の子」じゃないし。断言されると「え?」って感じです。  弟の方も、「透」じゃなくて「徹」だったら「しっかりして芯を持った男の子の名前」でもいいと思うんですけどね。頑固一徹の「徹」だから。でも「透」ですよ? 透明の「透」。繊細な、けど、筋は通すタイプの少年に見えません?  なんというか、まず、根本的に、ネーミングに関して、「名は体を表さなきゃいけないのか?」と思ってるんですよ。  例えば一匹狼のアウトローの名前(主人公)を考えたとします。新木さんのおっしゃるようなパターンだと、「黒瀬 鋭一(くろせ えいいち)」とかそんな感じの名前じゃなきゃ駄目とか言われそうな疑惑を持ってしまったのですが…。  「田中 修一(たかな しゅういち)」とか。そういう名前じゃ、駄目なのですか? この場合?  名は体を表し過ぎると変だと小倉は思うのですが、その考え方自体が変? そこら辺が分からないのでちょっとドキドキなんですが(ーー;  たとえば弟切さんの主人公と、二股かけてた女の子、二人の名前が入れ替わってたら、さすがに小倉も変だよなあと思いますが。  「名は体を表す」状態から、少しはずれた所がベストだと思っていたので、ちょっと──いや、けっこうショックです。  この考え方を捨てる所からはじめなきゃいけない?  それとも、そういうネーミングのパターンもあるけど、世界観が、こう、「実際の現実世界←ーーーー→ディフォルメされた世界」とあって、現実世界より、ディフォルメされた世界に近いから、それで、「今回は駄目」ってことなんですか?  ここら辺のこと、ちょっとはっきりさせておかないと、これから先が怖いので、教えて下さい。  取り合えず、提出した四人の名前はひっこめて、言われた通り「名は体を表す」系の名前を出してみます。 <兄弟の姓>  ・高坂 ・長谷川 ・仁科 ・桜庭 ・西条 ・和泉 ・三上 ・片桐 ・筒井 ・一ノ瀬 <姉妹の姓>  ・前田 ・木村 ・大谷 ・清水 ・小林 ・松本 ・川崎 ・中島 ・竹内 ・佐藤 <兄の名前>  ・将一 ・秀美 ・秀人 ・秀利 ・秀一 ・秀生 ・秀樹 ・克己 ・英一 ・英雄 <弟の名前>  ・裕介 ・和樹 ・和臣 ・優二 ・聡 ・瞬介 ・孝治 ・康次 ・雅人 ・雅宏 <姉の名前>  ・あかね ・遠子 ・明子 ・陽子 ・朝子 ・千登勢 ・真紀子 ・さつき ・ひかる ・麻子 <妹の名前>  ・貴子 ・法子 ・礼子 ・清美 ・圭子 ・万由子 ・政子 ・早苗 ・瑞穂 ・深月  あ。もう一つ、ネーミングの件で、引っ掛かったことが。  唯野さんの主人公と友人なんですが。  >主人公=月城一也 友人=岸恭介  これって、開くと、「つきしろ かずや」と「きし きょうすけ」ですよね。  「げつじょう かずや」なら問題ないと思うけど、「きし」の音がかぶってるので、小倉は非常に気になるのですよ。気になりませんか? …まあ、気にならないなら、いいんですけど。  …って、いかん。拗ねてますね(^^; ごめんなさい>唯野さん  >石野さん  >ヒロインには相応しくないような気がします。  ちょっと「んっ? 似合わないんじゃない?」くらいの方がリアルかなあと思った訳です。まあ言い訳っちゃ、言い訳ですけど…(ーー;  大たわけ覚悟で質問でした。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- さあ、なりきろう(笑) No.1929 投稿日 2001年6月8日(金)20時52分 投稿者 小倉善哉  私は女優。北島マヤ。目を閉じて…想像するの。さあ、目が覚めた時、私は因幡の白兎男よ!(←あー、なんかイッちゃってるなあ…(^^; ◎兄のコト ●弟に素顔を見られて、姉と二度目のケンカをした後。  まず考えられること。  兄、翌日はガッコ休みそうです。  姉が部屋をノックしても返事しません。  もしくは正門まで行った後、吐きます。  「弟に会う」というプレッシャーに耐えられなくて。  みじめです。  「こんなことくらいで、この俺が!」吐きながら、泣きます。肉体的に苦しいからなのか、精神的に苦しいからなのか、もう、分かりません。  大したダメージじゃないよ、弟に素顔をみられたことくらい、と、そう思っているのに、全然気にしてないように振舞いたいのに、身体は正直です。自律神経を失調して、微熱を発します。夜も寝られません。下痢と便秘を繰り返します。食欲もありません。無理に食べようとすると吐きます。心配されると余計にカッとなって逆効果です。手が付けられません。  で、段々と衰弱していきます。みんな心配します。そろそろ精神科へ行きましょうか。行きますか?  「嫌だ俺は病気なんかじゃない」  やつれた顔で兄は答えます。  目がうつろです。膝を抱えて、何でこんなことになったのかをじっくり考えています。姉が悪いんでしょうか。姉も悪いです。自分が悪いんでしょうか。それはありません。そんなハズはありません。じゃあ悪いのは誰ですか? そもそもの原因は? 御神木ですね? …じゃ、火でもつけましょうか? 切り倒しましょうか?  ──ああ、それは良い考えだな。  あ、いま、兄の心が揺らぎました(笑)  ということで、どうにかして御神木を消滅させましょう。(ぱちぱちぱち) ◎姉のコト  姉は兄のことを「気に入っている」訳ではないことが判明しました。この娘は「ジャイアン」です。ガキ大将です。中央にいたいタイプです。ちやほやされるの大好きです。  兄のことは「スカした男」だと思っていて、気に入りません。しかも家に連れてきてこちら、放っておかれてしまいます。「このアタシを無視してんじゃないわよ!」と内心、お姉様はかなり御立腹でございます。さらにあの男はお姉様お手製の朝食をも断るのです。どんどん腹を立てます。  姉は自分のことを可愛いと思っているので、平気で自分の姿をした弟を可愛いと誉めます。  その時、一緒に兄も誉めています。それを見て、姉は複雑な心境になります。「弟だから可愛い」のか「姉の姿が可愛い」のか微妙で、分かりにくいのです。当然、「姉(自分)の姿」だから可愛いと言っているのだろうとは思いますが、この男の子とだから、ひょっとしたら違うかもしれない、と思っています。  授業に入って、またしても姉は放っておかれます。ま、妹のことは放っておいて、兄です。兄。兄が来ます。「なーんだ、やっぱりアタシのこと気になってるんじゃん!」と思いっきり勘違いします(爆)  だから、放課後、置いていかれて、腹が立った訳ですね!  さて、二回もケンカをして、ようやく、兄がどういう人なのか、姉にも分かってきました。  なんか、面倒臭い考え方の人だなあ。  というのが、姉の印象です。  姉はいつも気持ちをフルオープンなので、そういう面でのストレスは皆無で、兄の気持ちが全く分かりません。  にぶちんの、嫌な女です(笑)←そこ笑うトコと違うやろ(^^;  でも、さすがに、目の前で吐かれたら、にぶちんの姉さんでも、「あ、この人にとっては、あれって凄いことだったんだ!」と青ざめることでしょう。  吐き続ける兄を介抱しながら、ごめんなさい、ごめんなさいと繰り返しています。  で、だけど、兄に拒絶されるのです。「お前に俺のことを心配する資格があるのか?」と。  姉さん、ショックを受けます。こっそり泣きます。ここで、ようやっと、兄に本当にすまないことをした、と思います。どうにかして許して欲しいと思います。  その後もたびたび兄に構うのですが、その度に拒絶され、その度にこっそり泣きます。朝、起きて、目が腫れ上がってしまっている日もあります。自分がこんなに弱い娘だったのかと知り、姉も、どんどん、ぼろぼろになっていきます。  …小倉もどんどんぼろぼろになってきました(爆)  ちょっと、休憩します。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 恋心を自覚するエピソードのパターン No.1930 投稿日 2001年6月8日(金)21時13分 投稿者 小倉善哉  出来ました。  指摘されるパターンのバリエーションを変えたら結構でますね。  「どういう風に寛容か」とか「どういう風に献身的か」というのがミソなんでしょうね。だいぶ分かってきたぞ(…多分) 小倉1 相手に対して特に寛容になっているのを指摘されて 小倉2 相手に対して特に献身的になっているのを指摘されて 小倉3 嫉妬していることを指摘されて 小倉4 相手に対して特に従順になっていることを指摘されて 小倉5 どうしても相手のことを放っておけないのを指摘されて 小倉6 相手以外の異性と一緒にいてもつまらなかったから 小倉7 貰ったものをなくして、ひどくショックを受けたから 小倉8 相手に他に好きな人がいると知って悲しかったから 小倉9 ピンチの時に一番最初に思い浮かんだ顔だったから 小倉10(精神的な)距離が遠くなった淋しさから 小倉11(肉体的な)距離が遠くなった淋しさから 小倉12この人だけには嫌われたくないと思ったから  さてと。今度こそ休憩するのっ(><;←勝手にすりゃいいのに(ーー; http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 魚住5について No.1931 投稿日 2001年6月8日(金)22時45分 投稿者 魚住雅則 健気度アップを目指して訂正します。 魚住5(改) ・舞踏会に着いたシンデレラ。 ・すぐ近くで派手な音がしたので見てみると、義姉が高価な装飾品を壊してしまいおろおろしていた。 ・城の兵士に誰がやったのか聞かれた義姉は、咄嗟に見つけたシンデレラを指差す。 ・驚きながらも自分がやったと罪を被るシンデレラ。 ・義姉の不審な態度から真相を察した王子は、物を壊したことは仕方がないが、誰かを庇ったりして王家に対し嘘を吐いているなら重罪だと脅してみる。 ・蒼白になって本当のことを白状しようとする姉を遮って、嘘などついていない、どんな償いでもするとはっきり言い切るシンデレラ。 ・表情を和らげ、償いとして私と踊ってもらおうと告げる王子。 -------------------------------------------------------------------------------- そういえば No.1932 投稿日 2001年6月8日(金)23時40分 投稿者 かねやん  己も書けない話があったや。  子供が不幸せになって終わる話は絶対書けない。 >名前について  あんまり名前にこだわってないのでなんとも言えませんが、他の登場人物が、どのように呼ぶかを考えて付けてます。  あとは、特に気にしませんねえ -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出 No.1933 投稿日 2001年6月9日(土)01時43分 投稿者 春日信乃 >新木さんへ 「これって全部、まとめて1日とかでやった?やったでしょ? 素直に白状しなさい」 「はい。そうです。一日ではなく、その場で即興で考えました」  ……と言えたら、まだ救いようがありますね。でも、1日に2つ(もしくは、1つ)づつ考えたんですけど。  正直に言うと、煮詰まっています。  何が悪くて、ボツになっているのかわからないと、言うのが現状です。  例えば、「春日16」は、「無欲」を「高価なモノを得るチャンスがあっても、それに気づかないこと」と考え、ネタを練りました。  この場合、 「無欲」=「高価なモノを得るチャンスがあっても、それに気づかないこと」  が間違いなのか、 「高価なモノを得るチャンスがあっても、それに気づかないこと」と言っている が、そんな風には書かれていないのか、それがわからないんです。 (以上が午前中に書いたもの) (以下が午後に書いたもの)  いかん。弱気になっている。  ダメだ。ダメだ。ルールが変更されて厳しくなるなら、それを乗り越え突破してやる!! >課題提出(火〜金までの4ヶ) 春日33 ・王子はずっと人間不信になっていた。自分の周りには、腹黒い者、強欲な者しかいないと考えていた。 ・そんなことないと信じたかったから、舞踏会では毎回、ダンスのパートナーひとり1人に今一番欲しいものは何かと訊ねて回った。 ・でも、お金やモノや王子の愛(王子という身分を持った者からの求愛と、王子は考える)と答える娘しかいなかった。 ・王子はあきらめかけていた。 ・シンデレラと踊ったときも、同じ事を訊ねた。 ・お塩と答えたシンデレラ。理由は、今お塩を切らしているからと答える。 ・やっと出会えたと涙を流し、改めてダンスを申し込む王子。 春日34 ・来客はくじ引きをして、記念のプレゼントを貰う。プレゼントは、王子が配る。 ・シンデレラはランプを貰う。ランプは魔法のランプだった。 ・100年に一度だけ、ランプに宿るランプの精は、その人にとって一番の願い事をかなえるという。今夜がその100日目。 ・ランプの精は、シンデレラの額に手を当てると、発光して消えた。 ・一番の願い事をかなえたようだが、シンデレラの身には特別何も起こらなかった。 ・周囲は、お金持ちになるとか、豪華な装飾品を身につけるとかの劇的な変化を期待したので、え、と不思議がる。 ・この娘の願いは、憧れの王子を間近で見る事だったので、さっきプレゼントを手渡されたときかなってしまった、ダンスでも踊ってあげればとランプから声がした。 ・恥ずかしがっているシンデレラに王子が声をかける。 春日35 ・王子は立場上、ダンスを申し込まれれば、全ての方と踊らなければならなかった。 ・我先にとダンスを申し込む娘たち。 ・開会から今の今まで踊りっぱなしで疲れる王子。逃げるようにテラスへ、手すりにひじをついてうたた寝。 ・テラスにいる王子を見つけたシンデレラ。ダンスを申し込もうと考える。 ・シンデレラは、王子がずっと踊りっぱなしで疲れているのがわかった。寝かしてあげたい。だから、他の人には王子とわたしが話をしているかのように黙って隣に立つ。 ・王子が目覚めた時、まだ疲れているだろうから、残念だけど、黙って立ち去る。 ・シンデレラの演技を理解した王子は、自分の為にシンデレラに声をかける。 春日36 ・知らない娘から王子と踊りたいんですけど、一緒に来てもらえませんかと声をかけられる。 ・王子の方を見ると、娘たちに囲まれてダンスを踊り続けていた。 ・シンデレラも当然チャンスがあれば、王子と踊りたいと考えている。だけど、黙っていた。 ・王子の所まで着たとき、急にもじもじしだすから、シンデレラが王子に声をかける。 ・王子はシンデレラの方を見てダンスに応じるが、シンデレラは隣の娘の事を考え、残念だけどせっかくのチャンスを譲ることにした。 ・シンデレラは、複雑な感情を持ったので壁に寄りかかり、会場を見るともなく眺めていた。 ・王子が現れて、ダンスを申し込む。 以上、4ヶを提出します。 -------------------------------------------------------------------------------- >>春日さん宛て No.1934 投稿日 2001年6月9日(土)02時08分 投稿者 はせがわみやび  たとえば、春日16の場合。 ・余興でビンゴ・ゲーム。景品は装飾品の数々、全て。  まず、この「装飾品」って、どこにあるのかな? はい、ちょっと答えを考えてみよう。考えたら、次へ進む。 ・シンデレラがビンゴ。でも装飾品の全てだとは思わず、イヤリングだけを貰う。  これは良いよね。まあ、イヤリングが些細か、というのは置いておこう。 ・係員から、他はいいんですか(=他の装飾品はいらないんですか)と言われる。  ここも、あんまり問題ない。 ・シンデレラは“他に欲しいものはないんですが?”だと勘違いする。  ふむふむ。シンデレラの勘違いを読者に分からせる部分が難しそうだけど、それも置いておくとして。 ・シンデレラは少し考え、天井のシャンデリアのパーツをひとつだけ欲しがる。  さて、最初の装飾品はどこにあった?   ふつう、ビンゴの景品だったら、上座の大きな机の上……っていうのが一般的でしょう。ならば、天井のシャンデリアを欲しがるのはヘンです。  それとも、天井のシャンデリアがはずしてあって、机の上に置いてあるんだろうか……って、それ、もっとヘンですー(^^;。そんなの良家の子女に景品で配るなんて、景品担当クビになっちゃいます。  もし、「室内の装飾品をどれでも」という条件だったなら(これは、これでとてもヘンだと思うケド)、そう書いておかないと。  さらに、「他には?」と聞かれて、「些細なものを」と答えさせるつもりが…(シャンデリアの部品が些細か、という問題は置いておくとしても)。  これ、「ヘンなものを欲しがるシンデレラ」になってます。  だって── ・勘違いとシャンデリアのパーツを欲しがるシンデレラが気になり、ダンスに誘う。 「勘違いとシャンデリアのパーツを欲しがるシンデレラが気になり」  と書いてあるしー。  無欲なシンデレラに惚れてないじゃん(笑)  だから、シンデレラを見た王子が、「あまりの無欲さゆえに」、胸がキュピーンとなって(笑)、べた惚れてしまいー、そしてそして惚れてしまったがゆえに、ダンスに誘わなくちゃならないんだってば★  とゆーわけで、高価なものがあっても気づかない──という構図がぴったりあっていたとしても、何かベツのものになってしまう可能性はあるのでした(^^;。 -------------------------------------------------------------------------------- ネーミング No.1935 投稿日 2001年6月9日(土)02時25分 投稿者 はせがわみやび >>名は体を表さなきゃいけないのか?  はい、そーです。 >>名は体を表し過ぎると変だ  はい、そーです。 >>「名は体を表す」状態から、少しはずれた所がベストだと思っていた  良い感性なんじゃないでしょうか。そういうリアルの出し方もありだと思います。うまくいけば、小倉さんのキャラに、読者は「この人のキャラの名前って、リアルだわー」って思ってもらえるかもしれません。ささやかでも、それは強みでしょう。  リアルな女性っていうのが、典型からずらしているのと同じだよね(ずらしすぎると、そもそも、ぱっと見て女性だと思ってくれない(^^;)。  でも、その前に、名が体をバリバリ表しているよーな名前を書けるのか? ということですね。  無欲10割が書けないのに、無欲9割、高貴1割なんて書けないよね、っていうのと同じ。  1万人が読んでも、もうこれ以上ないというくらい、名が体を表している名前をつけられるか……っていう。 -------------------------------------------------------------------------------- ネーミング No.1936 投稿日 2001年6月9日(土)05時44分 投稿者 茶羽根(やの)  私の場合は……まぁ色々考えて、あってる名前、という感じでしょうか。  根拠の全くない私のセンスだけが頼り、ということですね(__; いつぞやの新木さんのaiueoで分けるのは感心してました。  あ、「フィン」は、男にも女にも聞こえる名前ということで(^^; イケナイことするか> 「家族ごっこ」の設定をまったく無視して、ある日突然知らない女の身体になっていたのなら、そりゃするでしょう(笑) 信用する資格>  唯野さんが仰っていたことが、近いような気がします。 > 「○○をしなかったせいで、△△になってしまった」という構図だよね。 「○○をしなかったせいで、□□(好きな人、物とか)が△△になってしまった」  の方が、私の考えている方向に近いような気がします。  勉強だと…… 「勉強をちゃんと教えなかったせいで、生徒が受験に失敗してしまった」  こうなると、 ・次こそはちゃんと教えよう ・俺には勉強を教える資格がない  の両方がOKになるような? 「大事に読まなかったせいで、二度と手に入らない貴重な本がボロボロになってしまった」 ・これからは大事に読もう ・俺には貴重な本を読む資格がない  ……ボロボロになってしまったことを後悔しているのなら、アリですよね?  後悔の度合いが大きければ大きいほど、「〜資格がない」の方向に流れそうな気がするんですが。 課題出し>  未だロックオンがずれているかもしれないので、とりあえずその1を直してみます。 その1改 ロイ   ニードの親友 メディア ロイの恋人 エリナ  ニードの恋人  メディアが狙っていたのはロイ本人ではなく、ロイの家柄と財産だった。それを知ってしまったエリナはニードにそのことを伝えるが、ニードは親友であるロイが好きな相手のことをなかなか疑うことはできない。その時ロイの父親が権力争いに敗れ失脚し、ロイの家は没落してしまう。狙っているものが無くなったとメディアはロイの元から去り、家柄と財産と恋人を同時に失ったロイはショックで崖から飛び降りる。素知らぬ顔をしているメディアにエリナが詰め寄るが、逆に口封じと殺されそうになる。慌ててその場にやってきたニードによってメディアは倒されるが、エリナもその傷が元で死んでしまう。 ・ロイ(崖から飛び降りたが、一命は取りとめた)  エリナが死んだのは自分にも原因があると思っている。落ち込んでいるニードをなんとか立ち直らせたい。  うーん、直しても無駄だったか?  ニードはロイのことを恨む……かなぁ?  ニードが恋人の言葉を信じきれないのに必要なのは、信じられないような事を言う恋人、という構図。じゃないとニードただのやなやつになっちゃうから。  だけどここで「幽霊がいた」とか「大地震を予知」とか「実は私は悪魔なのです」とかは、とりあえず不可。理由は、ニードは恋人にフィンを重ねるから。ニードの恋人が「霊能力者」だったり「予知能力者」だったり「人間外」だったりすると、フィンもそうしなけらばいけない。まぁそうすればいいだけの話なんだけど、そういう展開にはしたくないということもあるので、とりあえず保留。それに新しい大きな筋が生まれてしまう気もするし。  となると、ニードの恋人が言う「信じられないようなこと」は、一般人がいうような事じゃないといけない。方向性としては、「にわかには信じられない」「ニード個人としては信じたくない」等が正しいと思われる。 「にわかには信じられない」だと、あまりに突拍子のない内容とかだと思われる。無茶苦茶平和な街に殺人鬼の噂、とか、空から槍が降ってくる、とか。噂の出所をニードの恋人が信用している人、とかにすればまぁいけるんじゃないか。いやでもフィンと出会うときにも似たような事件をおこさないとまずいとすると、ちょっと問題か? 槍はまずいから、巨大な雹とかか? 傘持っていかなかったニードを心配してエリナが持っていく途中に死んでしまうとか。 「ニード個人としては信じたくない」だと、ニードが望んでいない方向に話が進むべき。ニードが尊敬している人が実は悪者だった、とか、ニードの恋人は大病のせいで子供が産めない身体だった、とか。  各々、色々なパターンを考えてみる必要があると思われる。  ただここで、ニードがフィンと出会うときのかき回し役も必要なので、第3のキャラの存在が必須の展開でなければならない。  以上をふまえて、とりあえず1つ。 その3(突拍子のない内容)  ある季節になると、雹が降る地方。雹を見たことのないニードは氷の塊が降ってくるなど信じられず、生まれたときからここに住んでいるエリナの忠告を半信半疑で仕事に行ってしまう。そして雹が降ってきたため、エリナは傘を持ってニードを迎えに行く。だがその年の雹は例年より遥かに巨大な物だった。仕事先で雨宿り(?)をしながら友人に毎年雹が降ることを改めて聞き、エリナの言っていたことは本当だったんだと思うニード。その帰り道、雹に打たれて倒れているエリナの姿があった。  友人は蛇足レベルかなぁ……? 回想するのに必要だと思うんだけど……。 「望んでいない方向」も1つ考えてみたが、実はその1とあまり変わらない構図であること発覚。まぁその1自体が、望んでいない方向の話だし。  とりあえず今日はここまで…… -------------------------------------------------------------------------------- No.1937 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- >はせがわみやびさん No.1938 投稿日 2001年6月9日(土)05時49分 投稿者 小倉善哉 >無欲10割が書けないのに、無欲9割、高貴1割なんて書けないよね、っていうのと同じ。  これは小倉も思っていたんですよ。だから、ネーミングのアイデアを出したんですね。でも、そもそもの考え方が変だったら、この出してきた奴も「オール没」で終りという可能性もなきにしもあらずだなと。それで拗ねてた訳です(拗ねるなよ…/爆)  最初に出してきた名前が何で没なのか一生懸命考えているうち、「だってこれ、名は体を表す状態から少しはずれた所じゃないじゃん」という心の声が聞こえてきました。  要するに、いまは「はずし過ぎない所」より「誰が見ても外してない名前」になるようにしなきゃいけないんですね。「確信犯的に妙な名前をつける」のと、「妙な名前しか付けられない」のとでは大違いだから。  なんか…少し分かってきました。どうもありがとうございます。みません。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- あ、レス漏れです。すみません。 No.1939 投稿日 2001年6月9日(土)06時32分 投稿者 小倉善哉 >唯野さん ●姉と弟は何故翌日休まなかったのか?  おおう。これ、考えてませんでした。  まず一番最初に思い付いたのは皆勤賞を狙っていたからです(笑)  1姉と弟の両方が皆勤賞を狙っていたので、翌日休むなんて思いもよらなかった。  2姉は皆勤賞を狙っていた。弟はそれに協力させられるために登校する。もちろん姉も登校する。  3弟は皆勤賞を狙っていた。しかし、姉が行かなきゃ弟の皆勤賞には成らない。そのことを妹に指摘されて姉は登校せざるを得なくなる。  それ以外だと  4テストがある(期末テストとかじゃなくて実力テストみたいな)。  5これ以上休むと姉の出席日数が足りなくなる可能性があるから。  6明日が図書館の本の返却期日だから。  7大事な委員会があるがあるから。  8宿題の締め切り日だから。  9テストが返ってくる日だから。  10特に怪我もないのに家でじっとなんかしてられないから。  …うーん。とりあえずこんな感じかなあ…。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1940 投稿日 2001年6月9日(土)16時32分 投稿者 新木 伸  うーん。読みつつレスを書いていると、なんかすでに解決した問題にもレスしているような気が……。ま、いっか。 >いか君 >>『空の飛び方 翼の動かし方/いか11』(800字あらすじ/8)  異種族を排除する動きがあるっていうのは、どういうこと? 人間以外の種族に冷たいということ? 人権がないということ? 見つかりしだい留置場にぶちこまれるということ?  あと迫害にあっているけど、いじめにはあっていないって、どういう状況だ? いじめじゃない迫害って、どんなんだ?  「空を飛んだ情報」って、なに? 飛行機開発の報かなにかか?  こうした細かいところで、ケチがいっぱいつく。  自分が有翼人であることを知ってしまった少年が、仲間を助けるために、空を飛ぶ話ね。  基本的な筋はいい。  日本語に配慮しつつ、もういっぺん書き直し。  あと大きめのポケットがひとつ。  主人公が自分の正体がバレることを怖れて、そこを乗り越えるのがこの話のキモなわけだけど、正体がバレるとどうなるかってことが、あらすじの中で定義されていない。  そのため、正体がバレることを怖れる主人公の気持ちが読者にはわからない。  異種族がその村で実際にどう扱われるかとか、そういう光景を観せておかなければならないと思うのだが。 >採点とか ・石野休日28  ボツ。  このシンデレラは「下衆」でないだけです。 >シンデレラ迷宮  1日1個というのは、週7個って意味ね。 >巻島君  理由なしの「ボツ」でへこんでもらうのは、それはわしの意図通りだからいいとして、理由がわからんというのは、それは困る。  解説しよう。  巻島28は、あれは理由を書くとすると、「わからん」です。  なにが起きているのか。どんな構図になっているのか。シンデレラや王子の台詞とかも、どういう心境で、どういう理由で発せられたものなのか。  ぜんぶ不明。 >>シ「へ……いえ、(魔女とのタイムアウトの約束を思い出しながら)時間があるわけではないのですけど、やっぱり……」  タイムアウトの約束を思い出したから、どう思ったのか。  シンデレラは何を言いたかったのだろう? 「やっぱり」のあとに続く言葉は、なんなのだろう?  ぜんぜんわからん。  掲示板の書き込みなんかでも、あるでしょ。  意味不明の書き込みには、誰からもレスがつかない。  その人がその「わからない書き込み」でなにを言いたかったのか、わざわざ懇切丁寧に聞いてあげる人はいない。  あれと同じことと思うように。 >魚住さん >ドリーとブロギー  なんだ。  あの二人が「憎しみあっていない」ということに、いまごろ気づいたのか。  なんつーか、なんにも「見ちゃ」いないんだなぁ。  節穴?  ちなみに今回たどり着いた結論は、間違ってます。  その絵師のケース、もう違う構図になっちゃってるもん。  自分の絵が一番だと思っている絵描きっていうのは、ただの自惚れちゃんです。  あの二人は自分こそ最高の戦士だと思っていたわけ? だとしたら、どうして何を根拠にそう思っていたわけ?  そして絵描きは何を根拠に、自分の絵が一番と思っているわけ?  もういちど聞こう。  あのふたりはなぜ故に「気高い」のか? >採点とか ・魚住5  ボツ。  嘘つきっていうより、「姉をかばうシンデレラ」なわけですね。  かばっている相手が肉親であること。  それは自分よりも歳上の姉であること。  姉のやったのはたしかに悪いことであること。  姉自身は言い逃れをしようとしていること。  ……などなどの要因が重なって、なんだかよくわからないものになっています。  これでは読者の意識が向くのは、「なんでシンデレラはかばうのだろう?」っていうこと。  かばいだてする理由が、よくわからんのよ。だってシンデレラは見てたんだよ。姉が落としたところを。  それにいつもいじめられているんだよ。この義姉には。  なのになんで、そんなにしてまでかばうのだろう?  読者はそれについて知りたくなる。  そっちに意識を持ってゆきたくないのなら、「かばう理由」は、説明不要のシンプルな構図にしておくべき。  たとえば……。  壺かなにかが、しっかり置かれていなくって、ひとりでに落ちて砕けてしまう。たまたま近くにいた女の子(小さな子供)が疑いをかけられるが、見ていたシンデレラは、その少女の仕業でないことを知っている。かばってあげようとするが、衛兵から脅されたりする。……とかいう展開。  でもこれだと、女の子をかばう優しいシンデレラだよね。ボツだな。  ちなみに今回のやつも、シンデレラが義姉をかばう理由は、「家族への愛」ぐらいしか考えつかない。  よってこれは、「姉を愛していたシンデレラ」だ。  ボツ。 >小倉さん  「透」は音としては、「徹」と同じ。  そしてよく使われる名前は、「徹」のほう。  したがって「とおる」という名前には、「徹」のイメージがつきまといます。  自分としては、どうなのよ?  「とおる」と耳で聞いたときに、「徹」と「透」と、どっちをまず思い浮かべる?  唯野君に対しては、音についての指摘してたよね。  字面だけを見てしまうのは、小説書きの悪い癖。  人間の言語は、まず「音」から始まってます。「透」という名前は、透明の「透」じゃないわけだ。台詞の中で名前が使われる場面では、すべて「とおる」と発音されている。また読者の頭の中でも、「とおる」という音に変換されて読みあげられている。  これがCDドラマの脚本だったら、「とおるっていう名前ですけど、透明の透なんですよ」ってのは通らないぞ。  あと、「名は体を表す」ような名前にすべきかどうか。  そんなの、考えるまでもないじゃんか。  我々の書くのは「フィクション」である。  それが答えだ。  ちなみに、わし自身は、「体を表していない名前なら、AとかBとかで十分だろ」というポリシーだけど、「すこしずれたところが良いのだ」というのも、わからんことはない。  だから意義は認めないこともない。  だがそれは小倉さんがプロになってからね。デビューしたら、あとはもう好きにやりなさい。それまでは「新木のこのワカランチンめ」という気持ちを胸に秘めてバネにするのだ。 >>「名は体を表す」状態から、少しはずれた所がベストだと思っていたので、ちょっと──いや、けっこうショックです。  その「少しはずれた所」だけど、それを見極めるのにも、まず「名は体を表すネーミング」を修めないとならんのでは?  名前の候補。  とりあえず、いまの3〜4倍ぐらいにしてから、自分で選んでみよう。 >小倉さん >兄のこととか  そういった理不尽な苦しみにさいなまれているとき、男の子としては、決して、「誰かのせい」にしちゃいかんです。  そっちの流れに兄の思考を向けちゃうと、まず手始めに、姉を糾弾しないとならなくなる。客観的に考えても、姉、だいぶ責任があるわけでしょう? 罵る大義名分があるのだから、兄は姉のことを罵らないと、それは「リアルな展開」とはいえなくなる。  そういうシーンは、書きたくないわけですよね? 作者としては。  なら、兄は「誰のせい」にも、「何のせい」にもせずに、ひとりで苦しみに向かい合って、のたうち回って、そしてひとりで乗り越えなければいかんです。  それが男の子の成長というものです。そうして男の子は強くなってゆくのです。  ああ、たしかに。  そういう兄なら、弟君は尊敬しそうだなぁ。 >春日16 >>「無欲」=「高価なモノを得るチャンスがあっても、それに気づかないこと」  「高価なモノを得るチャンス」っていう構図だけど、どこにあるのかな?  ビンゴゲームするでしょ。  並べられているたくさんの景品の中から、(なぜだかわからないけど)イヤリングだけ取るシンデレラでしょ。  「他はいいのか?」という言葉を勘違いして、(なぜかは知らないけど)シャンデリアのパーツを欲しがるシンデレラでしょ。  そもそも、ここには「チャンス」なんて構図はない。  「高価なモノ」なんてことも出てこない。  ここに書かれているのは、「たくさんのモノを得る権利」というもの。  それだって、シンデレラが気づかないのはあたりまえ。  だってビンゴゲームでしょ? あれ普通、1位、2位、3位、4位、5位……って、それぞれの人に商品が用意されているもの。  1位に全部なんてこと、言われなきゃわからないのが当然だって。  べつにシンデレラじゃなくたって、係員から「全部取っていいんですよ」と言われなければ、わかりません。  つまりあれは、「わからなくて当然のことをわからなかったシンデレラ」。  普通の人です。  む? 考えてみれば、1位の賞品がどれだか係員に言われていないのに、勝手にイヤリング取ったシンデレラって、ずうずうしい女ではないか?  ちなみに――。  「高価なモノを得るチャンスがある。普通の人なら当然気づくのに、無欲なシンデレラのちょっとズレた“常識”では、それに気づくことはなかった」――とするなら、これで無欲は描けます。  でもこの場合では、「普通の人なら気づくけど〜」というサジ加減に失敗している。  そういうところに留意しなければならないことも、意識していなかったでしょう?  なにがこのネタのキモであり、どのへんに注意しないとボツを食らってしまうのか、そこが明確に分かるようになると、まず確実に通せるようになります。  このあいだのやつ、全ボツだったけど、基本的な考え方が間違っているものはあまりなかった。どれも同じ構図からOKを引き出せる。  あとは集中力かね。  そのネタのポイントを見極めて、気を遣って注意すること。  このあたりの指摘に関しては、じつはわしより、採点代行者の人のほうがうまかったりする。実際のその部分のブレイクスルーを経験してきてるから。  わしの場合、そもそもが「なぜ出来ないのか、それがまずわからない」というのが本音。  だからこうやって、「わからなくても、とにかくやれ。できるようになったら、わかる」とか言うしかない(笑)。  巻島君の場合もそうだけど……。  説明抜きのボツを食らって疑問が湧いたときには、「採点代行者の人」宛で、質問してみるといいかも。 >採点代行者の人  ということで、質問あったらよろしく。 >採点とか ・春日33  OK ・春日34  ボツ。  シンデレラの一番の願い事って、すでに叶っているはずだけど。  「舞踏会に来ること」 ・春日35  ボツ。  思いやりのあるシンデレラ。 ・春日36  ボツ。  わからん。  「一緒に来てもらえませんか?」って、娘がそうお願いしてくる理由はなによ?  「急にもじもじ」するのは、いったい誰よ? >茶羽根  その1改。  これ、どこがトリックスターよ。  「敵」そのものじゃんか。  最後のところでメディアが倒されないで逃げていたら、そのまんま、一番はじめの「敵を追ってこの町に〜」のバージョンにならんか? >小倉さん  学校を休まなかった理由。  体が自分のものではない、ということを考え落としてる?  兄と妹は、関係ないから、翌日も学校に行く。  姉と弟は、休むと出席が相手に響いてしまうから、休むにしても、相手の許可を取らんといけない。体が入れ替わったばかりの下校時には、そんなことまで考えないのが普通だろう。  そうすると、思いつくのは、夜になってからか、翌朝か……。  朝になってから気づいたけど、連絡が取れなかったから、仕方なく……ということでいいのでは?  なんか姉のほうは、おもしろがって気にしなさそう。  そうすると弟君のほうだけか。「休むとお姉さんに悪いから、ぼく学校行くよ」とかで解決。  しかし最近は、高校生は携帯持っているのだよなぁ。  朝になって連絡しようとして、姉がもう家を出てしまっていたとしても、携帯で連絡つくかな? まあ弟君は持っていなかったってことで、いいのか。  神木のあるような土地だと、けっこう地方? なら携帯も圏外だから、誰も持ってない――でもいいのか。 -------------------------------------------------------------------------------- 冴子と哲男、それぞれの思い No.1941 投稿日 2001年6月9日(土)18時18分 投稿者 弟切 千隼 「魔女の天秤」(仮題)で、どうして哲男が冴子に結婚式のスピーチを頼んだのか、もう少し考えてみました。 前にも書いた通り、哲男は「ええかっこしい」です。ですから自分の晴れの舞台である結婚式となれば、最高に格好良く決めたいんですね。たとえ「新婦の友人」という名目で出席している人であっても、下手なスピーチをする人間なんぞ呼びたくない訳です。 その点、「新婦の友人」であり「新郎の職場の同僚」でもある冴子は、結婚式に呼んでもおかしくない立場である上に、知性と教養に秀でていて頼まれた仕事はきっちりやるタイプですから、格好いいスピーチをしてくれることは間違いなく、哲男にとって「使える人」だった訳です。 さらに、哲男は冴子に対して勘違いをしていました。彼は、高い学歴と仕事の有能さを併せ持つ自分や冴子のような人間は、すべからくプライドが高くて自分の弱みを他人に見せないタイプだと思っていたのです。 ですから、公衆面前で結婚式のスピーチを頼めばまず断ることはないだろうと哲男は読んで、わざと職場の皆がいる前でスピーチを頼みました。 ところが冴子は、哲男のような「ええかっこしい」ではなく、「気高い」人でした。会社の人々の手前ということもあったものの、どちらかといえば哲男と百合子の幸せのためにスピーチを引き受けたのです。 二股をかけた女にスピーチを頼む哲男はひどい男ですが、そんな男でも一度は惚れた男ですし、百合子の方もわがままお嬢さまだと知っていても友達の妹として可愛く感じていましたから、冴子は哲男を責めず、いいスピーチをするつもりでした。少なくとも、頼まれた当初は。 しかし、冴子がスピーチを引き受けたことは、哲男の冴子に対する勘違いを増大させました。「これで冴子は『二股かけられていた』という自分の恥になることを他人に言うことはないだろう」と哲男は思ってしまったのです。 ですから、レストランで哲男が百合子に嫌味を言った時、その場で冴子が哲男の浮気をばらすなぞ、哲男は思いもよりませんでした。公衆面前で自分の恥を曝すなんて、彼にとっては「自殺した方がまし」と思えるほど最低なことなんですね。 とはいえ、冴子が「気高い」人間ならば、レストランの場面でねちねちと哲男を責めたり、悪口雑言を並べ立てたりはしませんよね。せいぜい二言か三言くらいで、ぴしりと哲男の非を告発して、その後「百合子ちゃんを家へ送っていってあげれば?タクシーは呼んでおいたわよ」くらい言いそうです。 引き際が鮮やかなのはいい女−男でもそうですね−の条件ということで。 ここまで考察できたので、以下に「魔女の天秤」(仮題)の八百字あらすじを修正したものを載せます。 「魔女の天秤」(仮題)八百字あらすじ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  この国きっての名門大学を卒業し、薙刀の名選手だった桐生冴子は、病弱な母親の介護をするために多くの大企業の誘いを断って実家に戻り、地方の小企業に勤めていた。心技体ともに充実した優秀さが敬遠されて、学生時代も社会人となってからも、彼女と親しく付き合う男はいなかった。  ある時彼女の会社とある大企業の地方支社が合同事業を行なうことになり、冴子は相手の大企業に勤める倉本哲男と知り合った。海外留学帰りで有能な哲男は、冴子に対して威圧的でも卑屈でもなく洗練された態度を取ったため、冴子は彼に惚れ込んで処女を捧げるほどの仲となった。  ところがある日、冴子は哲男が自分と同じ会社に勤める山尾百合子と結婚すると聞いた。百合子は地元の名家の娘で、冴子の高校時代の同級生の妹でもあった。哲男は平然と、冴子に結婚式に出席してスピーチをしてくれるように頼んだ。冴子は怒りと嫉妬で狂いそうになったものの、二人が幸せになるのならと思い直して引き受けた。  冴子が海外に住む百合子の姉にeメールでお祝いを言うと、百合子の姉は妹には付き合っていた男がいたはずだと応えた。哲男と百合子が本当に愛し合って結婚しようとしているのかどうか試すため、冴子はお祝いに御馳走するからと言って二人をレストランに呼び出し、その場にもう一人の男である坂上純二も来るように設定した。  レストランでは百合子が「いつでも使える都合の良い男」と「結婚向きのエリート」と二股かけていたことがばれ、二人の男は百合子を責めた。純二が百合子に愛想を尽かして去った後も百合子を責め続ける哲男に対し、冴子はぴしりと哲男にも非があることを指摘した。冴子が自らの恥を曝すと思わなかった哲男は驚いて黙ってしまった。  冴子は哲男にもらった装身具を川に投げ捨てて、自らの想いを清算したのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- 名前の印象って、流行ったドラマの影響とかもありますよね。 No.1942 投稿日 2001年6月9日(土)20時58分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >シンデレラ迷宮   紺野46 ・シンデレラはちょうど100人目に到着したので、合言葉を教えてもらう。王子に合言葉を言うと、キスしてもらえるのだ。 ・大広間に入ると娘たちが、王子にキスしてもらいたいなー、と話し合っている。 ・シンデレラは王子に合言葉を言い、みんなにキスしてあげる事はできませんか、と遠慮がちに頼む。 ・王子が、そうするとあなたの分は1/100になりますよ、と言うと、シンデレラは、ずうずうしいお願いをしたのに、そんな事までしていただけるんですか、と大喜びする。 ・王子は娘達全員に軽くキスし、シンデレラをダンスに誘う。 紺野47 ・王子が大広間で母の形見の指輪をなくして、探してほしいと言う。見つけてくれた人に黄金を馬車いっぱいあげると言う。 ・シンデレラはたまたま指輪を見つける。 ・しかし、すぐ側にいたほかの娘がうらやましがるので、見つけた権利を譲る。王子様の大切な指輪さえ見つかればもうそれだけで自分は喜べるから、と笑う。 ・それを見ていた大臣が、王子に一部始終を話す。 ・王子は指輪を持ってきた娘に黄金を上げて、シンデレラをダンスに誘う。 >あらすじ >斉が盗賊である理由  斉が盗賊なのは、家族がいなくて家もないし、職人でもなく、坪家の兵士でもない孤独な若者は、盗みでもしないと生きていけないと思ったからです。舞台となる、貧弱な土地では。  盗賊なら、剣の腕もきたえられるだろうし(きたえないとやっていけないだろうし)、盗品の高価な刀を装備しているだろうと。    言ってしまえば、都合がよかったわけです。色々と。  そんな流れ者、はっきりいって、坪家の政治が気に入らなければよその土地へ行ってしまっていもいい男が、復讐なんていっても説得力がないぞと、言うわけですね。  私の考えでは、「乗樹の残酷さをきわだたせ、斉の親友がかわいそうだと思わせる」「大義はこの際関係ない」「斉と親友の仲のよさを強調する。つまり、二人はお互いに相手の人生に影響を与えるくらい、仲がよかった」とするといいのではないかと思いますが。  納得いくのではないかと。  それとも、やはり、流れ者なんかが、同情ひとつをたてに豪族の嫡男にはむかうなんかは、ちゃんちゃらおかしいですかね(私は、同情ひとつでかなり十分だと思っていたのですが)。  これでだめなら、斉の職業か、坪家との関わりか、舞台を大々的に変えないとならない気がします。 -------------------------------------------------------------------------------- ここ一週間は結構本を読んだような No.1943 投稿日 2001年6月9日(土)23時13分 投稿者 唯野教授 >いかさん >物語に出ないのを含めて「魔法」はどれくらい考えているのでしょうか。 それはまあ、ストーリーの要請によってどんどん追加されていくことになるでしょうが(笑)、六つか七つぐらい? >タイトル まだ仮ですから。 >小倉善哉さん >「きし」の音がかぶってる あ、全然気づかなかった。私は全然気にならないですねえ。 >自律神経を失調して、微熱を発します。夜も寝られません。下痢と便秘を繰り返します。食欲もありません。無理に食べようとすると吐きます。 こ、これはちょっとやりすぎでは? さて、自分の課題提出。といきたいところだけどもうちょっと待ってください。長い承部の内容をどうやってまとめりゃいいのか……。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1944 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1945 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- No.1946 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- N.M.Lの曲は名曲。 No.1947 投稿日 2001年6月10日(日)01時29分 投稿者 魚住雅則 >雑談 >分室の課題 ぽんぽん例えが変わってますが、最近は碁のイメージが頭に浮かんできます。 健気なシンデレラも台詞の使い方とか、一方に集中するともう一方がおろそかになったりするし。 「ヨミ」が甘いとすぐに他の美徳になってしまう。何か失敗する度に指導碁受けてる感じです。 んで、最終的にはアイデア10個の中から神の一手を探すんですね。 うーん、ヒカルの碁の影響受けすぎですかこれは。 ……それはともかく。 どこが悪手だったか棋譜検討。 >魚住5 >「たまたま近くにいた女の子(小さな子供)が疑いをかけられる」という展開 「優しいシンデレラでボツ」という以前に、「ラスト近くで関係ない少女が出てきてそれを庇う」というのが、いかにもそのために用意されたキャラクターっぽいので出来るだけ避けたいです。 今回の健気は「誰かを懸命に庇うシンデレラ」。 さて問題は誰を庇うかですが――。 まず王子か義姉か義母のうちの誰かになりますね。 他にキャラクター追加しても大きな問題ではないけど、やっぱりラスト近くまで来て「知らない誰か」というのはちとマズイのでこの3人の中で。 で、王子を庇うのは魚住4でやって失敗したのでしばらく封印。もっと上手い見せ方を考えて提出します。 しかし義母や義姉(家族属性を持つ人)だと、指摘された部分「何故苛められていた相手を庇うのか」が一番目立ちますね。あるいは「そんなに家族が大事なのか」という印象を受ける。 うーん、 魚住5(改2) ・舞踏会会場に着いたシンデレラ、義姉達を見つける。 ・内緒で来ているので物陰に隠れて様子を伺うシンデレラ。 ・義姉の近くで立て付けの悪かった壷が倒れて壊れ、大臣から犯人だろうと詰問される義姉。 ・迷わず出て行き姉の潔白を証言するシンデレラ。 ・王子が止めるのも聞かずに、シンデレラに対し家族や友人だから庇っているのなら王家侮辱で承知しないと脅す大臣。 ・怯みながらも真実は真実だときっぱり言い切るシンデレラ。 ・騒ぎが収まった後、黙って来たことを謝って帰ろうとするシンデレラ。 ・義姉に何故自分を庇ったのか問われ、義姉が何もしていないのを見たのだから、誰でもこうする筈だと微笑むシンデレラ。 ・気になって近くに居続けていた王子にまだ帰らないで欲しいと頼まれる。 ・今回だけはシンデレラを見なかったことにして、どこかへ行く姉。 ドリーとブロギーの気高さは次で出します。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1948 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出と質問 No.1949 投稿日 2001年6月10日(日)02時01分 投稿者 石野休日 >ルール変更  について、一つ質問があります。  たとえば、すでにOKを9個もらっている人がいるとします。そしてその人がレベル3だとします。  この人、クリアまでのノルマは1つです。でも週のノルマはレベルに応じた3つということになります。  こういう場合、やはり週に3つOKを出さなければクリアにはならないのでしょうか? >シンデレラ迷宮 石野休日29 ・王子の周囲に人だかり。女性達はあの手この手で王子の気を引こうと必死だ。 ・シンデレラも王子のことが気になるが、かといってそこまでする気にはなれず、人だかりから離れて一人佇んでいる。シンデレラは人だかりがなくなるのを待ってから、声を掛けようと思っていた。 ・シンデレラ、用を足しに向かう。が、広い城内で迷子になる。 ・王子、いい加減うんざりして席を外す。女性達は不満たらたら。 ・自室に帰ろうとした王子、迷っているシンデレラにばったり会う。 石野休日30 ・欲深い女性が嫌いな王子。欲深い者が自分の体に触れると、その欲深い者の服が消えて無くなってしまう魔法をかけるよう、宮廷魔術師に命じる。 ・王子、女性とダンスを踊る。王子の手に触れた瞬間、女性は素っ裸になる。そして驚いて逃げていく。 ・次々とパートナーを替える王子。やはり皆、素っ裸になって逃げていく。 ・シンデレラが遅れて会場に到着。女性の数はまばら。不思議に思うシンデレラ。 ・王子、シンデレラの姿を認め、ダンスに誘う。戸惑いながらも了承するシンデレラ。 ・踊り始める二人。するとシンデレラのドレスが消え、下着姿になってしまう。シンデレラはダンスに夢中で、そのことに気付かない。 ・ダンス終了後、シンデレラは自分が下着姿であることに気付き、恥ずかしがる。そして王子の前を去ろうとする。 ・王子、逃げようとするシンデレラの手をさっと掴む。 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/1301/ -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出 No.1950 投稿日 2001年6月10日(日)02時20分 投稿者 つか  うーん、自分でうだうだ考えても「誠実なシンデレラ」のストライクゾーンが判断できません。シンデレラ修了への道はまだまだか。  とりあえず、ボツくらいながらでも前進していきたいと思いますので、採点の方よろしくお願いします。 >誠実なシンデレラ  つか2 ・舞踏会の華やかな雰囲気に疲れてきたシンデレラ。庭で休もうと外にでる。 ・女性達から追いまわされるのに嫌気がさし、庭に隠れようとする王子。シンデレラとばったり出くわす。 ・女性から言い寄られるのが嫌になっている王子。いきなりシンデレラの手をとり、自分がいいというまで目を閉じておいてくれと切羽詰った声で頼む。 ・王子の必至な態度を見て、言われた通りに目を閉じるシンデレラ。その間に、さっさと逃げ出す王子。 ・だんだんと周りの様子が気になってくるシンデレラ。しかし、目を開けようとはしない。 ・あちこちを逃げ回って、もう一度庭の方に回ってきた王子。シンデレラが目を閉じたままなのに気付き驚く。 ・シンデレラに近づき、何故目を閉じたままでいるのかと尋ねる王子。 ・それを聞いて不思議そうな表情をするシンデレラ。まだいいって言われてませんでしたよね?、と逆に質問する。 ・それを聞いた王子。もういいですよと囁いてから、シンデレラの手をとってダンスに誘う。  ……。ちょっと展開に無理があるかなぁ。とりあえず、「誠実」かそうでないかの判定をお願いします。 >新ルールについて  出来れば「誠実なシンデレラ」でやりたいのですが、やっぱりもう一度無欲からですかね? -------------------------------------------------------------------------------- 指きりげんまん No.1951 投稿日 2001年6月10日(日)13時28分 投稿者 弟切 千隼 新木さんへ > 外国でも、人と人が約束をする時、「指きり」にあたるような動作をするかという御質問の答えは; おそらく、約束をする際にやる特定のボディランゲージというのはどこの国や地域でも存在します。けれども、「指きり」というのは、日本独自の風習だと思われます。 日本の場合ですと、「約束」というのは人対人のものですね。しかし、西洋−キリスト教諸国−の場合ですと、そこにキリスト教の「神」が介在します。約束とは人が人に対してするものではなく、約束をしようとする人同士が「神」に対して誓いを立てるという形を取るようです。 外国の法廷劇などを観ていると、法廷で証言をする前に聖書に手を置いて宣誓するシーンがよく登場します。キリスト教徒にとって聖書は神の書物ですから、あれは文字通り「神かけて誓って」いる訳です。ああいう「神に関係する何か」にかけて誓う、というのが、西洋において固く約束する場合の流儀のようです。 キリスト教が普及する前から、ヨーロッパ社会では「神に関係する何か」にかけて約束を守ることを誓うという流儀が割と普通だったようです。 例えばギリシャ神話の世界ですと、最も固い誓いを立てる時には、冥府を流れるステュクスという川にかけて誓うことになっていました。これは神々でさえそうするものだったことが神話に描かれています。 ステュクス川は日本で言えば三途の川に当たる川で、「憎しみ」を表す川だと言われています。なぜそんな川が最も固い誓いの際に持ち出されることになったのかはわかりません。 ギリシャ神話の世界では、冥府にはステュクス以外にもいくつもの川が流れていることになっていて、悲嘆の川と呼ばれるアケローン、その水を飲むと生前のことをすべて忘れるという忘却の川レーテー、水の代わりに炎が流れているという火の川プレゲトーンの名が伝えられています。 日本の場合は「指きりげんまん、嘘ついたら針千本のーます」という文句に象徴されるように、約束を破った罰は人によって下されることになっていますね。それは、約束というものが人対人のものだからですね。 けれども、ヨーロッパのように約束に「神」が介在してくると、約束を破った罰も「神」によって下されることになります。日本の神話や民話には「約束を破ったために『神さま』から罰を当てられる」という話はほとんどないのに、ギリシャ神話などにはよくあるというのが、文化の違いを表していますね。 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1952 投稿日 2001年6月10日(日)13時52分 投稿者 新木 伸 >弟切さん >>「魔女の天秤」(仮題)八百字あらすじ  はい。OKです。  ただ最後のところ、「冴子はぴしりと哲男にも非があることを指摘した」は具体的にどういうふうに非を指摘したか(哲男の自分と百合子との二股行為)ってことを書いておかないと、わかりにくいよね。べつにぼかしておく必要なんてないことだし。  まあ、ここは文字数制限のためにそうしちゃったんだと思うけど。 >紺野さん ・紺野46  ボツ。  構図が無理無理。  あと、はじめの一行目でもって、「シンデレラはちょうど百人目」とか、「合い言葉」とか、「王子にキスしてもらえる権利」とか、「たまたま」のご都合主義の展開が3連発になっている。  いきなり「たまたま」が3連発もあると、もうそれだけで、残りがどうであっても、ボツにしたくなりますがな。 ・紺野47  ボツ。  同上。  「たまたま」はいくつ入ってる?  数えてみよう。片手じゃ足りんぞ。 >斉が盗賊である理由  だからそれは、作者である紺野さんにとって都合のいい理由なんだってば。  天涯孤独の男が生きていくのに、べつに盗賊である必然なんてない。  剣が使えて、精霊の宿った剣を持っていても不思議がないようにしたいから、ろくに考えもせず簡単に、「よし盗賊にしよう」って決めちゃっているわけ。  このストーリーのなかで、「斉が盗賊でなければならない必然」がどこにあるのかって、そう聞いているのよ。  ストーリーの中の必然って、どういうことかというと……。  たとえば、「斉が盗賊であったからこそ、竪樹に復讐を誓うことになる」とか、そういうものがあるかどうかってこと。  ぜんぜん、ないのね。そんなものはひとカケラも。  「斉は盗賊」なんてのにこだわってないで、いいかげんに気づきなさい。  べつに斉が流れの剣士でも、この話は成り立ってしまう。  他の職業でも成り立っちゃうということは、斉が盗賊である必然性がないということ。  べつに平民だって成り立ってしまうよ。  剣の腕はたいしたことなくても、なにかで剣だけ手に入れればいいんでしょ。精霊の宿ったすごい剣だから、斉はいままで坪家の兵士を撃退して生きて来れた。  だから剣の力が弱まるということは、斉にとっては死活問題。だから自分の剣を直そうと必死になる。……ああ、斉が平民の出であるほうが、このストーリーにとっては、まだしも「必然性」があるじゃん。  ストーリー上の要請からくる、斉に必須な属性というのは、「坪家に復讐を誓った男」なわけだ。どんな職業であってもかまわないけど、絶対におさえておかなければならない一点は、その「復讐を誓った男」ということ。  なら職業のほうは、「復讐を誓った男」が取るにふさわしい職業にしておくべきでしょう。  「復讐を誓った男」のほうが、「主」であって、メインなの。  「職業」なんてのは、「従」なの。メインの設定に従うべきものなの。  だから職業のほうは、「復讐を誓った男」が取るにふさわしい職業にしておかなければならないの。作者のわがままで、適当に「盗賊」なんて決めちゃいけないの。  いいじゃん。復讐を果たすのに10年ぐらいかかったって。  人間、それだけの時間があれば、どんな職業にだってなれるさ。 >魚住君 ・魚住5(改2)  かばっているっていうか、これって、「公正なシンデレラ」では?  姉の潔白を証言するわけで、それはなぜかというと、シンデレラは見ていたから。  わしの「見ず知らずの女の子が〜」のほうも、これと同じ形になっていたっけ。  この手の出だしで「健気」を描こうとするなら、「シンデレラの行動原理=公正」という方向に行きかねないことを理解した上で、充分に注意を払って、その印象を薄めるように仕掛けを作っていかないとならない。  こうして注意せずに普通に書いてしまうと、「公正なシンデレラ」になっちゃう。  このネタの健気ポイントは、「必死になってわかってもらおうとする」あたりになるわけだが……。  たしかにこの路線で健気を描けないこともないけど、これ、すごく難しいし……それ以前に、「適切」でもないと思う。もっとストレートに健気を描けるものが、たくさんあると思うが。  これは捨てて、別のを考えたほうがいいんじゃないかい? >石野休日さん  うん。その通り。  レベル3の人は、3つ出さないとカウントされない。  たとえ現在9個でも、週に3個以上通さないことには、達成個数は増えない。だから修了にならない。  でも1個以上通していれば、クリアもされない。  現状維持。  でもスタート時には、みんなレベル1からね。 ・石野休日29  ボツ。  前半のあたりはいいんだけど、後半で王子と出会うのは、これ、単なる偶然だろ。  偶然トイレに行きたくなって、偶然王子と出会った。 ・石野休日30  ボツ。  服が消えてしまう女たち。服が消えることで結果的に「欲深だった」ということの証明にはなるんだけど、「納得力」を付けるためには、もうすこし仕掛けが欲しいところ。  その女たちがたしかに欲深であり、だから服も消えた――としておかないと、やっぱりだめかなぁ。服が消える前に、女たちの欲深さを、すこしでもいいから描いておかないといかんということ。  たとえば女たちが輪になって、王子をいかにゲッチューするか。ゲッチューしてお后になれたら、どんな豪華な生活を夢見ているか……とかを話しこんでいるとかいうワンシーンを挿入する。そんな女たちだから、服は消えてしまった。→納得。  いきなり服が消えて、そこだけをいきなり見せられてしまうと、「本当にその女は欲深だったのかなぁ?」とか疑問が湧いてしまう。宮廷魔道士のかけた魔法、ちゃんと正しく働いているのかなぁ。魔道士のウデ、たしかなのか? 誰の服でもただ消えるだけなんじゃねーのか? とか、そんないらぬ疑問まで湧いてしまう。  宮廷魔道士とあるだけで、実力のほどまでは書かれていないわけだ。  これが「高名な宮廷魔道士」とか、「先々代から百年以上も王宮に使えている宮廷魔道士」とか書いてあれば、実力に対しての疑いを差し挟む余地は潰しておけるのだが。  または宮廷魔道士が魔法をかけるときに、「王子、この魔法はあなたよりも大きな欲を持っている者のみに働きますのじゃ」とか、なにかウンチクを言わせておくと、真実味が増したりもする。 >つか君 ・つか2  じゃあ逆に質問。  シンデレラが目を閉じつづけていた理由。  なんかへんだと気づきつつ、それでも目を閉じつづけているのだと思うのだけど、それは、なぜ?  1.約束したから。  2.王子が必死に頼んできたから。  1ならアウトで、2ならセーフです。  ただしあくまで、「書こうとしていた構図」の話ね。  実際の採点では……。  「2」であることが、はっきり間違いなく、疑念の余地なく、どんな読者が読んだとしても、ちゃんと伝わるように書かれていなければ、ケチついてボツです。  ちなみに現状では、1だか2だか、はっきりしない。  はっきりしないから、このままだとボツになる。  どちらなのか、読みとろうと努力してみると……。ラストあたりの一回りしてきた王子に質問されたときの答えから、どっちかってーと、1であるような感じかな。やっぱボツじゃん。  直してくること。  お題は「誠実」でいいよ。  ああ、つか君はレベル2からね。  じきに3にあがるだろうが、まず2からスタート。 >指切りとか  ああ、やっぱ日本だけだったか。  ちなみに中国とかアジアの仏教圏だと、どう?  もし日本と中国で有りならば、「10億人」を超す人口があるわけで、世界の中で少数派ではあるけれど、無視していい数でもなくなるわけだし。  でもアジアでも西のほうでイスラム教なんかだと、「アラーにかけて」か。キリスト教とイスラム教は、「指切り」は全滅くさいね。  しかし「神にかけて」っていうのも、なにか違うかなぁ。  ちなみに星くずの世界での話。  そもそもあの世界、神は廃れちゃってる。かわりに現人神たる《ヒーロー》が宇宙に千人ぐらいいるわけだ。  だから「神にかけて」って言葉が出てくるのも「指切り」と同じぐらいおかしいことになる。「《ヒーロー》にかけて」っていうのも変だしなぁ。  星くずの世界観。  「スーパーマン」が千人ぐらいいるものと思いねぇ。アメリカ限定じゃなくって、宇宙中のいたるところで人々を救ってくれてるわけだ。  まあ実際のところ、あれを読む読者の中で、「指切り」が日本だけの風習であり、西洋文化圏を基調とする宇宙時代の人々が約束をするときに出てくるというのはおかしい――と、そこに気づく人が何人いるかというと、ほぼゼロと思って間違いないだろう。  かりに百人ぐらいいたとしたって、割合でいえば0.2パーセントぐらいなものか。無視していい数字だよな。  うん。「指切り」――イキにしときます。 -------------------------------------------------------------------------------- 誓い No.1953 投稿日 2001年6月10日(日)18時40分 投稿者 かねやん  何を賭けて誓うか、みたいですね。  物、絆、誇り、信仰などなど。  指切りは遊女が約束をするために使ったのが始まりだとか。  何かを賭けて誓わせる事ができなかったのか、それでも信頼するための証しが欲しかったのか。  調べてみたらちょっと哀しくなったり。 かねやん12 ------------------------------- ・城の入り口で女性達に「今一番望む事」についてアンケートを採っている。 ・シンデレラが書いた望みは「継母や義姉と仲良く暮らしたい」 ・アンケートは王の思いついた余興で、他の人とぶつからなかった望みを叶えるというもの。舞踏会の途中で発表される。 ・シンデレラだけが誰ともぶつからなかったが、その望みは他人が叶える事ができないと王が笑う。 ・シンデレラも微笑んで肯く。 ・がっかりせずに微笑むシンデレラを見た王子が、一番多かった望みが「王子と踊りたい」だった事を理由にして、シンデレラに踊りを申し込む。 ・シンデレラはびっくりしたが、喜んで誘いを受ける。 ------------------------------- かねやん13 ------------------------------- ・王子の相手が決まるまで、女性達は他の誘いを受けようとしない。 ・シンデレラが舞踏会についたのは、王子の相手が決まってから男性が踊りを申し込むようになった頃。 ・交代して舞踏会にやってきた衛兵が、女性達に踊りを申し込む。 ・王子が相手を決める前なので女性達は断るが、シンデレラは快く誘いを受ける。 ・見ていた王子は次の踊り相手にシンデレラを選ぶ。 ・シンデレラはとても嬉しそうに誘いを受ける。 ------------------------------- -------------------------------------------------------------------------------- ルールが厳しくなるんですね No.1954 投稿日 2001年6月10日(日)20時41分 投稿者 くのうようこ(KOUYA) 現在OKは1個です。 >シンデレラ迷宮 くのう11 ・めずらしいお菓子がワゴンに並んでいた。 ・シンデレラは給仕にたのんでお皿に盛り合わせてもらった。 ・食べようとすると、まわりの人たちがめずらしがって分けて欲しいと言う。 ・乞われるままにあげていくと、最後のひとつになってしまう。 ・そこへさらに声がかかる。 ・ことわろうとしてふりむくと、王子が立っていた。 ・お菓子のかわりに、一曲踊ってくれませんかと誘う王子。 母にたのみこんでわかるかどうか聞いてみたのですが、わからないことはわかるけれど、どこがわからないかはわからないと言われました。 その後「人として愛がない!」とお説教モードに突入、さらに与太話をえんえん聞かされてトホホなカンジ。 http://homepage1.nifty.com/KouyaAtoZ/ -------------------------------------------------------------------------------- No.1955 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- あ、雨だ。 No.1956 投稿日 2001年6月10日(日)22時24分 投稿者 小倉善哉  母親が梅干しを漬け始めました。隣で小倉は一昨年の梅酒の梅を失敬。のほほんとした午後でした。(←手伝えよコラ) ●名前の案のこと  む。了解です。<3〜4倍  でももうちょっと待って下さい。名字は現在、電話帳見ながらピックアップ中です。  名前の方はまだかかりそうです。いちおう、漢字二文字の名前をメインに考えるつもりです。上と下にくる漢字を一字ずつ出して、それを組み合わせて考えようと思っています。漢字一字とか漢字三文字とかひらがなだけとかも考えますけどね(^^;  四人分が出来たらここにUPしていいでしょうか。  でも、アップする際、ポチつけてても、ちょっと見にくいですよね。どーするべえかなあ…。 ●兄のコト  そうか。「姉のせいじゃん」とか「御神木のせいじゃん」とか考えても、報復はしたら駄目ですな。ちゃんと自制して、本質を見極めてもらわないと。  うーん。考えていてもラチがあかない。唯野さんに指摘された所─やりすぎでは?─も含めて、ちょっと兄を降ろしてみます。←今日はイタコ風〜。 ○ケンカ後の兄  正門までいかなくても、学校に近付くにつれて、原因不明の吐気を催してきます。何だかよく分からないけれど、とにかく、気持ち悪い。気分悪い。  学校に行くと弟がいるんだよな、と思った途端、吐きます。学校に行きたくないと思ってはいるけれど、だからといって、体が拒絶するほど行きたくないのかと知り、愕然とします。自分でもどうにもならないのです。もともと朝食をとらない兄の胃の中はカラなので、胃液を吐いてしまいます。喉が焼けてかなり苦しいです。涙も滲みます。  すると、一緒にいた姉が驚いて、背中をさすったりして介抱します(でも、吐気を我慢しようとしている時に背中をさすられると、かえって辛いんだよね。さすってる手は振りほどいてしまいそうだ)。  最初、姉は風邪かと勘違いをしますが、吐気がおさまって学校に行こうとした途端、また兄が吐いてしまうので、ストレスのせいだということに気がつきます。そして、謝ります。  ええと、この件で謝られることは、兄にとっては、弱さを指摘されるよりもっと辛く、腹立たしいことでした。同情なんてまっぴらです。しかもこうなった原因は姉にあるのです。今さら何を言ってんだ、な気分です。当然、拒絶します。  それで、姉を残して、ふらふらしながら、兄は家に帰ります。家に着いて一人になり、ようやっと少しほっとします。妙に身体がだるいので熱を計ります。36.8℃くらいです。冷蔵庫にあったポカリスエットを飲んで、寝ます。でも、寝るといっても横になるだけです。  横になって考えることは、弟のこと、姉のこと、御神木のこと、です。彼らに対する報復のシュミレートをしますが、実行には移しません。実行する勇気がないからではなく、そんなことをしても虚しいだけだと知っているからです。横になりながら、再び優等生の仮面をかぶるにはどうしたらいいのかを考えます。しかし、もちろん答えは出ません。  3時頃、家政婦さんがやってきて、遅めの昼ごはんを作ってもらいますが、食欲がありません。とりあえず、箸を付ける程度食べて、また横になります。考えるのに疲れて、いつの間にかうとうとします。でも熟睡出来なくて、悪夢を見ます。目が覚めます。どっと疲れます。  やがて晩飯の時間がきます。家政婦さんがおかゆも作っておいてくれたのですが、自分が病気ではないことをアピールするために、無理に普通のごはんを食べようとします。主菜は天ぷらとかコロッケとか揚げ物系で、一応、食べられはするのですが、やっぱりアウトです。食後、一時間ほどして、吐きます。でも今回は胃の中に吐くものがあったので、そんなに辛くはないです。口の中が苦いだけ。姉が半泣き状態で介抱してくれますが、やっぱり拒絶します。  うーん。でも…泣きそうな顔して心配してる女の子(外見が弟だとしても)に酷いこと言わせたくないですねえ…。そういうのは、何か違う。姉が例えば、自分の保身のために泣いてるんだとしても、そこら辺は目をつぶってやれるくらいの懐の大きさは欲しいよなあ…。  姉は多分、100%兄のことが心配で泣いてるんじゃない。拒絶されたことがない人だから、それがショックで哀しくて、しかも、拒絶される原因が自分の方にあるって分かってるから、自分が酷いやつだと思いたくなくて、それで泣いてるんだと思うのですね。多分、4割くらいは自分のために泣いてるんだろうなあ。  夕食を吐いて、兄の胃は、少しすっきりしました。これから兄はどうするつもりでしょう? 姉と、少し、話してみましょうか。姉が泣いている…というか、本気で反省しているのを知ったら、兄は、再び仮面をかぶろうとする気が、失せた感じが、します。  うーん…。もう少し…もう少しなんだけどなあ…。ちょっと、イタコ、限界です。兄が帰って行ってしまいました。兄がこれから、姉とどんなことを話すのか、違うコトしながら考えておきましょう。ということで、以下保留。 ●「翌日、なんでみんな学校行くの?」に対するアイデアに関して。  あ。そか。「出席しなきゃいけない理由」を考えてしまってたんですが、「翌日、行かないことにした場合」を考えてくと、アッサリ解決ですね。いやん。小倉アホだ。 <携帯  舞台は地方の予定ですが、そんなに田舎でもなく、フツーの感じですね。携帯が圏外となると、どうだろう。標高の高い所だと、町中でもつながらない所もあるかなあ。近場だと…うーん、岐阜とか?(ごめんなさい>岐阜の人々)  小倉は愛知県民なのですが、県内なら、だいたい大丈夫です。野生の猿とか鹿とか猪とか出るような所でも大丈夫だった(笑)  ええと、姉は最新機種を持ってそうですが、妹は持ってなさそうですね。「だって必要ないもの」とか言って。兄弟は両親に持たされてそうだなあ。  うーん。夜か、朝に連絡はとれるけど、学校に行く気満々の姉に当てられて、弟、「あ…じゃあ、僕も行きます」とか言っちゃいそうですね。それで仕方なく学校に行くことになり、髪型変更。そんな感じでしょう。うん。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 姉が泣いてるのは No.1957 投稿日 2001年6月10日(日)22時31分 投稿者 小倉善哉  上のカキコミの時は「4割自分の為、6割兄の為」かと思ってたんですが、そんな奴じゃないですね。多分、「7割自分の為、3割兄の為」とか、そんなモンでしょう。兄のことより自分のことを考えてそうです。  …なんか自分勝手でイヤな奴だなあ、姉さん(ーー; 妹が腹立てるのも無理ないぞ。  この娘の性格も、ついでにどうにかしないとなあ。思いやりの心って奴を、ちょっと考えてもらわないと…。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 考え中〜 No.1958 投稿日 2001年6月11日(月)12時08分 投稿者 小倉善哉  寝起きの小倉に姉からの異議がきました。 「泣きたいから泣くけど、兄に見られるのは絶対に嫌!」  彼女にも自分が悪いことが分かったので、泣き顔みせてさらに困らせるのは嫌だと思ってるみたいです。「泣いてるから許してやるか」って許されても嬉しくないですもんね。子どもじゃないんだから。  姉はこっそり泣いてるんだけど、兄に気付かれてしまう、そういう状況になればいいんだな。うん。  でも、出来れば夜のうちに姉さんが泣いているのを気付いてもらいたいから、翌朝、姉の目が腫れているのを見て気付くってのは却下。隣の部屋から泣き声が聞こえるってのも却下(笑)←どんだけ大声で泣くんだよ(爆)  むう…もうちょっと考えましょう。 -------------------------------------------------------------------------------- 勝って兜の緒を締めよ No.1959 投稿日 2001年6月11日(月)14時48分 投稿者 弟切 千隼 「魔女の天秤」(仮題)のあらすじ、やっとOKとなりました。 「冴子が哲男にも非があることを指摘」うんぬんのくだりは、新木さんの御推察通り字数の関係であのように書きました(^^; 次はこれのプロット……じゃなくて、ファンタジー版のあらすじ修正でしょうか? > 新木さん。 > 誓い えーとですね、ヨーロッパ・中国・日本などで共通して用いられる誓いのやり方というのは存在します。 これは、同じ職業の人同士が約束する場合にしか使えない方法ですが、「ある職業において非常に重要とされている道具にかけて誓う」という方法があります。 最も一般的なのは、兵士の場合です。これは洋の東西を問わず、単純明快に「剣にかけて」誓います。 剣というのはほぼ世界中で神聖な物とみなされていたようで、兵士でなくても「剣にかけて誓う」ことが行なわれていた地方は多いようです。 それから、「固い約束をする」に際しては、日本でも神仏を持ち出す場合がありました。 中国や東南アジアといった他の仏教圏ではどうかわかりませんが、仏教圏の一国である日本では、誓約をするのに神仏の名を借りた「起請文[きしょうもん]」というものを書くことがありました。 これは、神社や仏閣から紙製の護符をもらってきて、その護符に「これこれこの通り約束を守ります。もし守らなければこの神様−または仏様−に罰を当てられても仕方ありません」と誓約を書くというものです。 日本では、和歌山県の熊野[くまの]地方にある三つの熊野神社から出される「熊野牛王[くまのごおう]」と呼ばれる護符が非常によく起請文に用いられました。明治時代以前の人にとっては、「起請文といえば熊野牛王」だったようです。 熊野牛王には、熊野神社のお使いとされている鴉[からす]が描かれており、この起請文に書いた約束が一つ破られると、熊野の鴉が一羽死ぬという俗信がありました。 江戸時代には、遊郭の女郎が客をつなぎとめるために熊野牛王の起請文を乱発したそうですから、熊野の鴉は絶滅寸前だったのではないでしょうか。 -------------------------------------------------------------------------------- ここからはほとんど雑談です No.1960 投稿日 2001年6月11日(月)15時12分 投稿者 弟切 千隼 しかし、『星くず〜』の世界のように、神仏というものが存在しない世界ですと、「神かけて誓う」とか「起請文を書く」という手は使えませんね。 「ヒーロー」という「現人神」が存在するならば、「ヒーロー」が請け負いさえすれば、たとえ口約束でも何でもそれは重みのある約束ということになるのではありませんか? あ、でも、演出としてはそれでは効果が薄いですね。 さらに余談。 前々回の書きこみで、ギリシャ神話における冥府を流れる川の名前で、一つ抜かしてしまったのがありました。 アケローン、ステュクス、プレゲトーン、レーテー以外に、コーキュートスという川もあります。コーキュートスはアケローンと混同されることが多くて、私も前々回混同していました(^^; アケローンは「悲哀の川」で、コーキュートスが「嘆きの川」です。 ギリシャの冥府には全部で五本の川が流れていることになっているのですね。 一つだけ忘れていては可哀想なので、コーキュートスについても説明してみました。 -------------------------------------------------------------------------------- 史上最もシビアなシンデレラバトル No.1961 投稿日 2001年6月11日(月)16時20分 投稿者 つか って、別にバトルではないですね。  突如現れたガンダム(1/64ぐらいか?)がビームサーベルで狼の腹部を切り裂き赤ずきんたちを救う、という展開に驚愕。  某お笑いバトルのネタの話ですが、見ている人いなさそうだなぁ(笑) ちなみに上の題名もその番組のコピーをもじったものです。 >新木さん  とりあえず直してきました。「誠実」のストライクゾーン、ちょっとわかったような気がします。 >誠実なシンデレラ  つか2(再) ・舞踏会の雰囲気に疲れて、休もうと思い庭の方に出るシンデレラ。王子とばったり出くわす。 ・女性達から言い寄られるのに嫌気がさし、庭に隠れていた王子。咄嗟にシンデレラの手をとり、自分がいいと言うまで目を閉じてここに居てくれ、と切羽詰った声で頼む。 ・その必死な様子をみて、言われた通りに目を閉じるシンデレラ。その間に、まんまと逃げ出す王子。 ・人の気配がなくなり、訝しく思うシンデレラ。しかし、目を開こうとはしない。 ・しばらくして再び庭へと隠れにきた王子。シンデレラがまだいるのに気付き、驚く。 ・何故いまだに言われたとおりにしているのかと尋ねる王子。声を聞いて王子だと気付くシンデレラ。あんなに必死に頼まれた約束を破るわけにはいかないからですと答える。 ・それを聞いた王子。もういいですよと囁き、正直にさっきのことを話して謝ってから、一緒に踊ってくれませんか、とシンデレラをダンスに誘う。  今回は直しだけです。  とうとう新ルール適用ですね。とりあえずOK一つはとらないとなぁ……。頑張ろう。 -------------------------------------------------------------------------------- No.1962 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- シンデレラ迷宮 No.1963 投稿日 2001年6月11日(月)19時36分 投稿者 小倉善哉  とんびの羽根さんの真似して、一行コンセプトをつけてみました。  短編蟻地獄で「恋心を自覚するエピソード」と「恋するきっかけのエピソード」の一般化をして、なんとなーく、アイデアの出し方が分かってきたような気がします。…気のせいじゃないことを祈りましょう(^^; 小倉17 「価値が薄れたものを与えられても満足するシンデレラ」 ・真夏の舞踏会、会場。 ・舞踏会の途中、氷入りのジュースが振舞われる。 ・シンデレラも並ぶが、最後の方となってしまう。 ・あまりの暑さに、氷がどんどん溶けてしまう。 ・氷がついになくなってしまう。 ・氷の入っていないジュースを受け取った人々は、不満をこぼしている。 ・シンデレラも氷の入っていないジュースを受け取るが、美味しそうに飲む。 ・感謝の言葉と共にグラスを返すシンデレラ。 ・その様子を見ていた王子、シンデレラをダンスに誘う。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 闇夜のカラス No.1964 投稿日 2001年6月11日(月)21時39分 投稿者 紺野タツキ 紺野です。 >あらすじ >斉の職業  ああ、わかりました。  とはいえ、ご都合主義と必要の区別って難しいです。他の人に言われるとなんとか気づくんですが、自分ではなかなか。私には客観的な視点がかけてます。  でもまえ自分で、必然の話持ち出したんですよね。  それからシンデレラの「たまたま」も、言われるまで、そんなに多いと思っていませんでした。たぶん人の倍くらい言われないと、気づかないんですね。  シンデレラだけでも、まめに書き込むようにしないと。 >シンデレラ迷宮  ルールというのは、今週また0から始めるという事ですか? 紺野48 ・王子が、広間に指輪を隠したと言う。見つけた人と踊ってあげると言う。 ・娘たちは必死になって探しまわる。 ・シンデレラも、王子と踊りたい。何か手がかりがないかと思って王子を見ていると、王子が壁にかかった一枚の絵を、気がかりそうに何度も見ることに気づく。 ・シンデレラは、絵のうしろにぶら下がっていた指輪を見つける。 ・側にいた別の娘がうらやましがる。 ・シンデレラは、ためらいながら指輪をゆずる。娘が大喜びしたので、シンデレラは後悔しかけたのも忘れてほほ笑む。 ・一部始終を見ていた王子は、指輪を持ってきた娘と踊ったあと、シンデレラをダンスに誘う。 紺野49 ・娘たちはみんな王子と踊りたがるが、王子のまわりにはとりまきの娘たちがいて、なかなか近づけない。王子に近づこうとする娘たちが、王子のまわりで押し合う。 ・王子は娘たちに囲まれていて舞踏会を楽しめないし、疲れたので、いすに座って娘たちのすきまからどうにか大広間を眺める。 ・一人だけ王子から離れている娘に気づく。その娘は、王子のほうを見ながらうれしそうに目をうるませている。 ・向こうからは王子の姿は見えないはずだし、王子のまわりにはとりまきの娘たちしかいない、つまり男はいないので、王子は不思議に思う。 ・王子はその娘、シンデレラに近づき、何を見ているのかたずねる。 ・シンデレラは、あの人ごみの向こうに王子様がいらっしゃるのだと思うと感激してしまって、と言う。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- 新ルールを見て愕然 No.1965 投稿日 2001年6月11日(月)22時09分 投稿者 卯月 修羅  なんかまたシンデレラ迷宮が難易度アップしましたね。ノルマ達成しないとクリアされてしまうのはなかなかきついルールです。はう〜。  あ、でもまだボクはレベル1からスタートだから気にしなくていっか(笑)  それでは課題提出します。採点よろしくお願いします。 卯月32 ・舞踏会にやってきたシンデレラ。会場では全員が王子と踊れるようにと、誰がどの順番で王子と踊れるのかが壁に貼り出されていた。 ・控え室には若い娘たちのために王家専属のメイクが待機している。若い娘たちは自分の順番が近づくと控え室に戻り、王子にアピールするため派手な化粧をメイクに頼んでいる。 ・そんな娘たちにうんざりしていた王子は次のダンスの相手であるシンデレラが薄く口紅をしているだけなのに気付く。不思議に思ってたずねるとシンデレラは「わたし、お化粧なんてしたことなくて・・・。こんなにきれいにしてもらえてうれしいです」と答える。 ・シンデレラを気に入る王子。 -------------------------------------------------------------------------------- 行くぜ新ルール No.1966 投稿日 2001年6月11日(月)22時30分 投稿者 石野休日 >新木さん >服が消える前に、女たちの欲深さを、すこしでもいいから描いておかないといかん  なるほど。これについては完璧に失念していましたね。魔法の話はどうしても長くなってしまいがちだから、短くすることばかり考えていましたもので。そもそもシンデレラ以外の女性は皆欲深いものだと決めつけていましたし。詰めが甘いなあ。  ちなみに宮廷魔術師の魔法については、 「シンデレラの服はもともと魔法の服なんだから、宮廷魔術師の魔力が魔女のものよりも高くなければならないはずだ。その点は大丈夫なのか? いや、そもそも宮廷魔術師が魔法の服にも反応する魔法をかけたのかどうか、怪しいものである」 という突っ込みも入ります。 >シンデレラ迷宮  少し自己確認。この課題は、 「無欲なシンデレラが王子に見初められる話」 であって、 「シンデレラの無欲さに、王子が惚れる話」 ではないと僕は思っている。  石野休日29なんかは、その線で行くと完璧だと思って提出したわけなのだがボツ。この結果を見ると、僕の考えは間違っているのかも、と不安になる。  いや、違うか。29は「たまたま」が二つ入っていたからボツになったわけであって、少し修正してやればOKなのかもしれない。 「話に入れないシンデレラはテラスに向かう。うんざりした王子は席を外し、テラスに向かう」  これならOKになるはず  僕の考えが間違っていないとすれば、足りないものは真剣味と見極めか。  自己確認作業、終わり。  ん? テラスに向かうのも「たまたま」か?  それでは課題提出です。  レベル 1    OK  6 石野休日31(6月11日〜18日−1) ・シンデレラ、母親達に呼ばれる。不承不承ながらもシンデレラの美しさを認めた母親達は、シンデレラをだしに使うつもりだったのだ。 ・案の定、シンデレラの美しさに目をつけた男性達が、彼女達の周囲に群がってくる。 ・母親達は強引に彼らの手を取り、シンデレラから引き離して自分達だけで楽しもうとする。 ・一人ぽつんと立ち尽くすシンデレラ。だがシンデレラはパーティーに参加できただけで満足だったし、楽しそうな母親達の姿にも、それはそれで満足していた。 ・そんなシンデレラに、王子は声をかける。 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/1301/ -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根23(改)(無欲) No.1967 投稿日 2001年6月11日(月)23時21分 投稿者 とんびの羽根  最近同じような失敗が続いて凹んでます。将棋で言うと詰めが甘い、詰んで無い。シンデレラの決めのセリフ/行動がズバリときまらないと、もういくらやっても無駄だということなんでしょうね。詰める部分の訓練が足りないようなので、明らかに詰み損なったネタを使って再挑戦します。 >ルール改正  一週に一個も通ってないのじゃなかろうか。やばいなあ。 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根23(改)  「ひとだかりで宝石に近付けないシンデレラ」  ・ダンスの途中、王様自慢のルビーが紹介される。  ・近くで見ようと人々が詰め掛けるが、シンデレラはいつまでも人垣の後ろにいる。  ・人が来るたびに順番を譲る理由を王子に訊かれ、みんなが見たいのだから自分は最後でいいと答えるシンデレラ。  ・王子人垣がなくなるまでと断ってダンスを誘う。  なんでこれだけのセリフをきめるのに、こんなにかかるかなあ。詰める部分のネタだしは以下のようなものでした。「シンデレラはいつまでも人垣の後ろにいる。」を「転」にすればセリフなんていらんのですが、それで済ませてしまえば経験値が稼げないので……。 「近くに行くとルビーが大きくなるわけじゃないですもの」(元ネタ、言い訳っぽいので自主ボツ済) 「ひとの隙間からでも、ちゃんと見えますもの」(提出ネタ、本人の行動を説明していないためボツ済) 「ひとだかりがとけるまで待ちますから、御心配はいりませんわ」(拒絶しているように見える) 「あのひとだかりを見ただけで充分、きっと一生楽しめると思います」(多分無欲だけど性格別人、いや価値観の相違だ) 「ルビーを見たい人がこんなにいるなんてびっくり、順番が遅くなるのは仕方ないですよね。」(諦めている) 「みんなあの素敵なルビーを見たいんですよね、わたし少しくらい待ったって平気ですわ。」(健気がはいってる) 「ルビーが素敵なのだからみんなが見たいのは当然」(本人の行動を説明していない) 「みんなが見たいのですから、わたしは最後でいいです」(最終候補) 「……」困ったような顔をしてうつむく(無言は封印のためボツ)  これを見ただけで、これまでの自分のボツの理由がわかるような気がする(笑/嘆息) -------------------------------------------------------------------------------- トリックスター課題出し No.1968 投稿日 2001年6月12日(火)03時25分 投稿者 茶羽根(やの)  うーん、いつになったらロックオンがあうんだろうか…… ニード 主人公 エリナ ニードの恋人 ロイ  ニードの友人 ティア エリナの友人  その4  病気の弟のためにロイが捕まえてきたいくつもの綿帽子。エリナは、それは人を襲う危険な魔物の卵だという。エリナが生まれ育った村は、それのせいで滅びかけたことがあるというのだ。  だが綿帽子があまりに無害で可愛らしく見えたため、人々はエリナの言うことを信じようとしなかった。同様にニードにも綿帽子は無害に見えたのだが、少なくともエリナはこんな嘘を言うことはないと彼女の言葉を尊重し、エリナの言うとおりに全ての綿帽子を山へ戻そうとする。だが兄からの贈り物を嬉しそうに抱えるロイの弟を見て不憫に思い、一番小さな一つだけは弟の元に置いていった。  綿帽子を捕まえた場所までニードとロイが戻ってみると、突然綿帽子が変化を始めた。エリナの言うとおりに、人を襲う魔物へと姿を変えたのだ。二人は何とかその場を逃れ、慌てて村へ戻る。そこにはロイの弟の様子を見に来てちょうど魔物と鉢合わせてしまったエリナが、魔物と差し違えて倒れていた。  トリックスターはロイのつもり。ニードの意志で動いてるから、ロイのせいにはならないと思うけど……。  ロイは綿帽子を最初に見つけてきてしまった自分にも責任を感じているので、後になんとかニードを立ち直らせようとフィンとくっつけようとする。  その5  エリナが友人のティアと共に家路を急いでいると、突然酔った様子の町長の息子が現れ、二人にからんでくる。逃げようとした二人だが、捕まえられて乱暴されそうになり、カッとなったエリナは近くにあった石で町長の息子の頭を殴りつけてしまう。そして町長の息子がふらついている隙に、二人は逃げ出した。  だが翌朝、町長の息子はその場所で死体となっていた。騒ぎを聞いて様子を見に来たエリナは、ティアがエリナのことを必死に弁明してくれているのを知る。現場にエリナのスカーフが落ちていたため、エリナが真っ先に疑われていたのだ。ティアの弁明にも関わらず自分が犯人にされてしまっていることを知ったエリナは、思わずその場から逃げ出してニードの元へ向かう。死因は頭を何度も石で殴られたからで、私は一度しか殴っていない。だから私は犯人じゃないと皆に説明して欲しいと言うエリナ。だがニードは、エリナが正当防衛で町長の息子を殺してしまい、ショックで混乱してしまっているのだと思いこむ。そして捕まるくらいだったら、一緒に街から逃げようと言う。  ニードが荷物をまとめているうちに、エリナは自分の言うことを信じてもらえなかったというショックで崖から飛び降りてしまう。慌てて崖下へ行ったニードだが、エリナはもう虫の息。そこにティアがやってきて、町長の息子を恨んでいた男が真犯人として捕まったと告げるのだった。  トリックスターはティアのつもり。いないとエリナの無実を証明してくれる人がいなくなっちゃうから必要だと思うんだけど、これってこっちの都合か……?  ティアは最初ニードを非難するが、何年も経って久しぶりに再会したニードが未だ後悔を続けているのを知って、今でもエリナのことを愛しているならフィンを引き取りなさいとか言う(フィンという名前は、エリナが子供ができたら付けようと思っていた名前、ということで) -------------------------------------------------------------------------------- No.1969 削除ずみ -------------------------------------------------------------------------------- >>茶羽根さん No.1970 投稿日 2001年6月12日(火)07時18分 投稿者 はせがわみやび  うーん、勘違いしているかな。「トリック・スター」と言って、ぱっと分からない場合は、この単語を使わないほうが良かったかも(^^;  辞書、引いてみた?  大辞林には、こう書いてある。  トリック・スター「神話や民話に登場し、人間に知恵や道具をもたらす一方、社会の秩序をかき乱すいたずら者。道化などとともに、文化を活性化させたり、社会関係を再確認させたりする役割を果たす。」  だから、その4だったら、しいていえば「トリックスターは綿帽子」だね。  綿帽子は悪気はないし、外見がかわいいのも彼らのせいってわけではない。  「グレムリン」のギズモとか。  こういうのは、神話や民話に詳しい弟切さんだったら、ぱっと例をあげてくれそうだなあ。  まあ、この場合、重要なのはトリックスターであるかどうかではないので、良いのだけど……。  でも、その4もその5も、ヘンな方向に話が進んでいるような…(^^;  その5だったら、「実は死んでいなかったお騒がせ町長の息子。エリナが人殺しをしてしまったと思いこむ(信じなかった)ニード。真相がわかったときは、エリナはすでに死んでいた(自殺か事故かは問わない)」  とかすれば、町長の息子が必要な条件を満たしたキャラになる……ような。 -------------------------------------------------------------------------------- 余裕があるときに見てみると面白いかも。 No.1971 投稿日 2001年6月12日(火)08時33分 投稿者 かねやん  冲方 丁さんのページ  「ぶらりずむ黙契録」  この中の「黙契録」  ちょっと理系の考え方をしてるところがあるけど、体系付けして見やすいと思います。 >とりっくすたー  基本的に後悔の念を抱いてると、トリックスターには向かない気がしますね。 -------------------------------------------------------------------------------- 新機軸…… No.1972 投稿日 2001年6月12日(火)12時40分 投稿者 杉井光 『放置プレイ』(笑)。  むう。本当に前に進んでいるのだろうかオレは?  ま、いいや。電源はつけっぱなしでラーメンを食いに行くことにする。  ちょうど"Hallow Years"(by DREAM THEATER)が終わったところ。外は雨。  ねぎとにんにくととろろがうみゃー。  部屋に戻ってきた。外は相変わらず雨。  ここまで書いて出勤時間がやってきた(笑)。  で、続きを書いているのは日曜の夜だったりする。財布の中はシベリアン・カトゥール(by YES)というか氷の世界(by 井上陽水)というか氷の世界(by 筋肉少女帯)というか。  オレの青春。オレの福沢諭吉と新渡戸稲造。どこへ消えたんだろう。   >小倉さん >杉井光になる  杉井光になるまでには、その上にある「人間のくず」「人間失格」「犬」「犬以下」「虫けら」「大槻ケンヂ」などのランクを踏破しなければならないので、つらい道のりですよ。どうかまっとうな日の当たる道を歩まれますように。 >ネーミング  すいません、あまり深く考えていませんでした。  でも、そうですね、キャラの名前を考えるときは、まずそのキャラが周りの人間になんて呼ばれているか、ってところから考えます。愛称を思いついてから本名を決めたり。  あとは、競走馬の血統表を見たり(笑)。 >トリックスター  と言えば、『真夏の夜の夢』のパックとか。 >レーテー河  この河の水をまぶたに塗ると、眠らせることができるらしい。  この河の水を飲ませると、記憶が消えるらしい。  ……スケコマシ必携か?  さて、今日も『0.37プロポーズ』なのです。  ノーヒント放置プレイ状態の杉井ですので、多少強引ながら「オレ理論」で勝手に進めてしまうことにします。反省は死んでからでも遅くない。  はい。今やっているのは「起」です。同時に「書き出し」の部分でもあります。とくに短編ですから、「起」=「書き出し」であると考えてしまっても差し支えないでしょう。  さて、「書き出し」に必要なのはとにかくインパクトです。このさい他の要素は度外視して、インパクトのみを追求したネタ出しをいくつかやってみましょう。 「○○はいきなり△△した」  こんな図式で、とにかくびっくりするようなヤツをね。3W1Hは、後から考えるという。  というと品性下劣な杉井はすぐに、 1)ミンシアはいきなり脱いだ  とか考えついてしまいます。彼女は姿見に全身を映して、五年の間のプロポーションの成長を確認しているのです。そこへレベルコがうっかり入ってきて(以下略)。いいかげんお色気スラップスティックの路線は規制をかけましょう。 2)ミンシアはいきなり殺した  SSG譲渡契約を妨害しようとしていた何者かをミンシア自身が消すシーンから。これやっちまうと話の方向が絶対に戻らなくなりますね。なので、 3)ミンシアはいきなり殴った  まあこのへんが妥協ラインというところですか。SSG買い取りにしつこく反対するレベルコに一発ガツンと。「納得できないならアクエリアスまでついてきなさい。旅費は経費じゃおちないわよ」 4)ミンシアはいきなり泣いた  ミンシアが「初期状態」で泣く事態というのは考えづらいので、回想シーンとか、もしくは先取りシーン(再会したところとか……入院したところとか? あんまり「泣き」ポイントがないなあ)で書くことになりましょうか。ああ、ダメそう。 5)ミンシアはいきなりキスした  (当たり前ですが)誰にしたか、でがらっと方向性がかわってしまうのですが。レベルコにした→「これが最初で最後、ね。じゃあ、アクエリアスに帰るわ」「ちょっと待て俺も行く!」なんか違う……。アクエリアス宙港のプラットフォームにキスした、とか。『ロビンフッド』の帰郷のシーンでそういうのがあったなあ。SSGのエントランスハッチにキスした、とか。(←これ、どちらかと言えば併用ネタか) 6)ミンシアはいきなり死んだ  たわけ(笑)。  と言いたいところですが実はたわけではなかったりする。つまり、クライマックスシーンの「ミンシア圧死」をいきなり冒頭に持ってくるわけですね。そして、アクニィがはりきって72時間くらい時間を巻き戻したところから始めるという。で、また72時間たって、ミンシアが死んだ瞬間にまた時間を巻き戻して、また死んで、また時間を巻き戻して、「どうして繰り返しているんだろう?」とか考えて、助けたい自分に気づいて、実は自分が時間を戻せていることに気づいて……。時間ものSFっぽく。  うわー、これ、面白いんだけど難しそう。  えー、まあ、そんなわけで、冒頭のシーンは6)を使うとすると、これは「プロローグ」ですね。解決になってねえ(笑)。「起」はどうした「起」は。  じゃあ、「起」は……。  アクエリアス宙港が常識はずれの高速移動物体を補足。熱量反応低し。サハリエル・オーバーブースト検出。識別パーソナル。衝突コース。警報間に合わず。  派手な赤紫ペイントのカッサレリア2が緊急用エアロックに収容される。保安部隊出動。機体を包囲して警告。コックピットから出てきたのはもちろんミンシア(+おまけのレベルコ)。有名人相手に恐縮する保安部隊。拿捕する前にリズから連絡が入り、任務解除。  保安部隊の隊員たちにサインをねだられるミンシア。  こんな感じか。  ところで全体の流れなんですが、  承)助け出す  転)拒絶される  結)受け入れられる  なのでしょうか? だとするとクライマックスは「結」の「転」?  僕の中では↓  起)助け出す  承)拒絶される  転)受け入れられる  結)受け入れられたあと  なんかしっくりこねいなあ。ハリウッド形式でやってみよう。  1)ミンシア、アクエリアスに到着   ※プロットポイント1 アクニィ救出  2)ミンシア、アクニィを入院させる   ※ミッドポイント アクニィが病院から脱出  2’)ミンシア、アクニィを捜す   ※プロットポイント2 アクニィがミンシアを拒絶する  3)ミンシア投身自殺、アクニィがそれを救出、後日事件解決  四分割に直すと、  起)助け出す  承)拒絶される  転)拒絶される  結)受け入れられる  こうですか。承と転がへんですね。っていうか承が。承でちゃんとグレイ状態を作らねば。  では。 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1757/ -------------------------------------------------------------------------------- >杉井さん 1972 No.1973 投稿日 2001年6月12日(火)13時20分 投稿者 かねやん 起)アクエリアスにやってくる 承)助け出す 転)拒絶される(アクニィ逃亡) 結)受け入れられる。  こんな感じでとってたんですけど。 -------------------------------------------------------------------------------- ココロのカタチ。 No.1974 投稿日 2001年6月12日(火)22時41分 投稿者 小倉善哉  タイトルに意味はないッス(爆)  あらすじ後編、煮詰めていきましょう。  姉と兄のことを考えるのはいいけれど、クライマックスへの時間を考えないといけないことを失念していましたね。  兄と姉が和解(?)するのは、妹と弟がラブラブになった後じゃないといけないんだよなあ…。うーん。ちょっと流して考えてみよう。 ●2日目(午後以降) ・兄と姉、1回目のケンカ。 ・弟と妹、ちょっと口論。 ・兄と姉、2回目のケンカ。 ●3日目 ・兄、登校途中で吐き、早退。 ・姉、兄に酷いことをしたと理解する。 ・弟、妹に避けられはじめる。 ・妹、弟への恋心を自覚し、避け出す。 ・家に帰った兄、うだうだしている。 ・兄、夕食後、吐く。 ・拒絶され、こっそり泣く姉。 ●4日目 ・兄、力が入らず、しぶしぶ欠席。 ・弟を避けている妹。 ・ひとりぼっちの弟。 ・兄のことが気掛かりで、すぐに家に帰る姉。 ・またしても吐いている兄を発見する姉。 ・再び兄に拒絶される姉。  ※兄の身体はどんどん弱っているが、気力はまだある。 ・姉、拒絶されても、今度はひるまず介抱を続ける。 ・兄、姉が自分のことを本気で心配していることを認める。 ・どうしたらいいのか分からない兄。 ●5日目 ・休んでいる兄。 ・弟、妹に告白する。 ・ラブラブになる弟と妹。 ・学校ではぼんやり過ごしている姉。 ・家で一人、考え込んでいる兄。 ・兄、帰ってきた姉に少し頼る。(水とかとってきてもらう) ・おかゆとか茶わん蒸しとか食べる兄。 ・兄、少しだけ気分が軽くなっている(弟のことを考えると相変わらず気分が悪くなってくる)。 ・兄の世話をする姉。 ●6日目 ・まだ休んでいる兄。 ・弟と妹がラブラブになっているのを知る姉。 ・姉が兄のことを非常に気にしていることを発見する妹。 ・弟、兄の心配をしている。 ・見舞いにいきたいが、いけない弟。 ・三人は結局、兄を見守ることしか出来ない。 ・みんなが学校にいる間、自分と向き合っている兄。 ・休んでても、結局、弟に軽蔑されてないが気掛かりで休んだ気にならないことを認める。 ・吐いてもいいから、明日はとにかく学校に行って決着をつけようと思う兄。  ※姉の存在が後押ししていることには気付いていない兄。  …6日目がちょっと流し過ぎかなあ。兄がどうやって学校に行く気になったのか、そのキッカケが、なんか弱いような…。あーうー。もっと深く考えなければ…(と言いつつ、今日はこれまででダウン) >杉井さん  >辛い道のりですよ  それは「あ、よかったまだ先があるのね」とほっとするべきなのか「そこまで落ちなきゃいけないのか…」と焦るべきなのかどっちなんでしょう(爆)  問題は、現在、小倉の歩いている場所が、陽の当たる場所なのかかどーかですよね(笑)  ってゆーか、「面白い小説書けるよーになるんなら、人として堕落してくくらい、別にいっかー☆」と思っているナマモノは、そもそも陽の当たる場所にはいないよーな気がするのですが(苦笑) ●シンデレラ迷宮 レベル1 小倉18 「安物でも満足しているため、高価なものを気にせず譲るシンデレラ」 ・舞踏会、会場。 ・余興でゲームが行われる。  ※パートナーが入れ替わるフォークダンス形式のダンスで、最後に王子の所に止まった女性に景品が贈られる、というゲーム。 ・シンデレラが景品をもらえることになる。 ・プレゼントは有名な職人の作ったティーセットだった。 ・シンデレラがうらやましい女性達、近くで見たがる。 ・女性達に手渡し、見せてあげるシンデレラ。 ・老婦人がやってきて、シンデレラのティーセットをほめる。 ・老婦人は、以前、旦那さんに同じティーセットを買ってもらったのだが、壊してしまった、と話す。 ・見せてもらっていたティーセットをシンデレラに返す老婦人。 ・話を聞いたシンデレラ、老婦人にティーセットをあげてしまう。 ・それを見ていた王子、シンデレラに「それでいいのか」と聞く。 ・シンデレラ、「あんなに立派なものではありませんけれど、ティーセットでしたら私も持っておりますもの」とはにかみながら答える。 ・王子は微笑み、シンデレラをダンスに誘う。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- ロックオンができないってのは No.1975 投稿日 2001年6月13日(水)02時37分 投稿者 茶羽根(やの)  現状認識ができないって事か…… みやびさん> > とかすれば、町長の息子が必要な条件を満たしたキャラになる……ような。  きっと、その「必要な条件」が私には理解できてないんじゃないかと思います。  参考にしたうちのカタカナ語辞典 「文化人類学の概念で、道徳を無視し、いたずらなどをして秩序を乱す役割を担う神話上の登場人物・動物をいう。道化の一種。」  なんかこれ、大辞林に比べると言葉足らず? トリックスターの話>  なんだかかなりわからんちん状態っぽい。  どうしょもない感じなので、またターゲッティングまで戻ってみる。  あと「トリックスター」という言葉に踊らされているらしいので、とりあえず忘れることにする。 ロックオンポイント> ・ニードは恋人の言葉を信じなかった結果、恋人を死なせてしまう。 ・ニードは恋人の信頼を裏切ってしまった結果、恋人を死なせてしまう。   ※この時点で、「恋人の言葉を信じなかった」≦「恋人の信頼を裏切った」 にならないかな?(なると思うんだけど……もしかして前の話題に戻ってるのか?) ・上記二つは、引っかき回し役が間接的な引き金となって起こる事件。   ※ここが引っかかってるんだと思うけど…… ・その引っかき回し役は、後のニードとフィンの間にも出てくる。  で、どう考えるかだけど…… ・引っかき回し役は、年齢も性別も自由。というか人間外だっていい。多分無機物でもいい。 ・あくまで恋人が死んだのはニードのせいであり、引っかき回し役のせいではない。と、ニードにも読者にも私にも思えなければならない。思うだけではなく、実際にそうでなければならない。 ・引っかき回し役はその後、ニードとフィンの間にも関係してこなければならない。  ここまでは今までも頭に入っていたこと。  で、ここで引っかき回し役の候補を考えるわけだが……  とりあえず色々考えてみたけど、有機物にしろ無機物にしろ、意志がないものはダメなような気がする。いや手はありそうな気はするけど、もっと深く考えないとダメだと思う。エリナ編を引っかき回すことはできても、フィン編を引っかき回すことは難しそう。  ……いや、二段構えにすればいいか? その4の綿帽子がとりあえず人を襲う魔物になるんだけど、それには事情があって、その後今度は聖なる生き物に変わるとか。  これじゃダメだけど、もう少し考えてみればいけるかも。  意志があるものだと、今まではどうしても事件を起こして、それに人を絡ませる、というパターンになってしまっているので、きっと事件の首謀者レベルの人じゃなきゃいけないんだと思う。でもニードの恨みの対象にはなっちゃダメ。  かつそれでいて、エリナが死ぬ羽目になるような事件……。なんか、それってどんな事件でも首謀者のことを恨みそうな気が……。でもきっと基本的な道はここだろうから、ここをもっと考えてみる。  でもそろそろ寝ます。さすがに毎日4時は辛い……。 -------------------------------------------------------------------------------- 課題のみ No.1976 投稿日 2001年6月13日(水)13時09分 投稿者 石野休日  そろそろ学校に出発しなければまずいですので、とりあえず課題だけ。 >シンデレラ迷宮  レベル 1  OK  6 石野休日32(6月11日〜18日−2) ・王国は水不足だった。ゆえにワインは豊富にあっても、水は一人あたりグラス一杯しか用意されていない。 ・妙に食べっぷりの良い男性がシンデレラの隣で食事をしている。というよりあまりに豪快すぎるため、他の女性が寄り付かないのだ。 ・シンデレラは気にしない。いや、むしろその男性を微笑ましいとさえ思っていた。 ・その男性が食事を喉をつまらせる。しかし、すでに水をすべて飲み干してしまっているようで、胸を叩いて苦しみもがくばかり。 ・シンデレラのグラスには満杯の水が。シンデレラ、それを男性の前にそっと差し出す。 ・その男性が王子だった。 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/1301/ -------------------------------------------------------------------------------- 保存は大切 No.1977 投稿日 2001年6月13日(水)13時40分 投稿者 いか  六月は〆切がいっぱい。予定も沢山(しかも回避不可能)。その中で停電は本気で止めてくれ。只でさえやらんといけないことは多いのに、修正作業に追われるのは時間の無駄すぎる。そろそろ、封すら空けてないゲームをやらないこと一ヶ月。最後にやったゲームは『カタン』だなぁ。テレビゲームじゃないって。 『空の飛び方 翼の動かし方/いか12』(あらすじ800字/9)    異種族が持つ特殊な能力を恐れ、彼らを追放することを打ち出し、暴力的に執行した国があった。異種族たちは逃げるように別の国に移動する中、有翼人の赤子が置き去りにされる。村に住む人間に保護し、赤子が他の人間に迫害を避けるために翼を切り取り、ディーフと名付けた。ディーフは人間と変わることなく成長し、有翼人であることを知らずに村で暮らしていた。  数年後、飛行機を用いて空を飛ぶことに人間は成功する。その事が国中に流れるが、詳細を欠いたものであり、人間が空を飛んだ部分だけが一人歩きするようになる。  不正確な情報を受けて、村の子供達の中で空を飛ぶことを始める。子供達が考えた方法は、鳥のように羽ばたかせるものであり、当然空を飛ぶことは出来ない。しかし、ディーフ一人だけが成功してしまう。  初めは喜んでいたが、情報が正確になるにつれて、ディーフは自分が空を飛べたことに疑問を持ち始まる。生い立ちを調べていく内に有翼人であることに知ってしまう。自分たちの種族が追放された事実を恐れ、ディーフは家に籠もるようになった。 そうした中、子供達は出回っていた情報を正確に把握しそれを元に飛行機を完成させ、一人の子供が乗り込んだ。しかし、強度が不十分であり飛行中に故障してしまう。墜落はしなかったが、人間の手では届かない高い場所に不時着してしまう。それを知ったディーフは仲間を思う一心で現場に向かう。風が強く、落ちてしまうのは時間の問題だった。仲間が風に煽られて足場から踏み外したとき反射的に飛び出してしまう。仲間を助けた後、ディーフは自分が村から追放されると思うが、集まった人は何も見なかったように振る舞い、異種族であっても受け入れることを示した。  ディーフは人間生きていくことを選び、有翼人の力を使うことなく、仲間達と共に空を飛ぶことを叶えようとする  前に書いたのをアップするといいましたが、修正している途中に停電になり文字化けしました。同時に、上のあらすじを書いていたので、それを文字化けするのが道理なのですが、そうならず。デジタルのくせに、不条理なことをしないで欲しいです。あらすじも化ければ納得いくのですけど。ついでにIE関連もたまにファイルを開かなかったりするので、一度再インストールしないと駄目モード。ああ、面倒。  では、学校に行ってきます。ちなみに、ゼミの資料を忘れて帰ってきたついでに書いています。自分で時間を潰しています。自分自身にがっかりです。 -------------------------------------------------------------------------------- 「マイペディア」はPCサクセス版(たしか五百円以下だった)を購入 No.1978 投稿日 2001年6月13日(水)16時36分 投稿者 藤極堂 >茶羽根(やの)さん 「ネットで百科@Home」 の「お試しコーナー」を推薦。 デュアル連想検索がおもしろいよ〜♪ -------------------------------------------------------------------------------- ふっきろう。 No.1979 投稿日 2001年6月13日(水)17時10分 投稿者 巻島翔史  とにかく、前回の書き込みは「へこみ書き込み」で申し訳ありませんでした。  ……ってもう俺の場合、珍しくも何ともないか(笑)。まあいいけど。  弱音ばっかり吐いてても向上しないので、しばらく「俺、弱音禁止」にします。はたして何週目で失敗するか!?      課題の前に一発質問。  小倉さんのやりとりを見ていて言いたくなったのですが、  小説書きは、目指す究極型として「太郎と花子でラブコメが出来なければならない」と思っているのですが、どうなんでしょう?  それとも名前のイメージを凌駕する筆力は不要なのでしょうか? 課題。 レベル1、OK数4 ストック日数3のうち2つ使用。 巻島30  バイキング形式の立食会。タダ飯なのでみんなビシバシ取って食いまくる。  王子、シンデレラの皿を見て一言。 「あなた少食なんですね。それだけの量で十分ですか?」  シ「えっ? もっと取るべきなのですか? 私はこれで充分だと思ったんですが。だいたい普段もこんな感じですし」  王子「いえいえ、別に無理に取らなくてもいいのですよ。ただ、タダ飯なのにずいぶん遠慮してらっしゃるのだなと思いまして。それよりあなた、お暇ならこれから踊りませんか?」  自分は遠慮してるつもりはないので、シンデレラは首を傾げていたが、その誘いには素直に応じた。 巻島31  とにかくシンデレラは王子と踊りたかったのでした。  突如くじ引き大会の開催が発表される。シは入口で渡された紙に数字が書いてあった意味を悟る。  説明によると、当選商品は自分で好きなものを選べるが、城をくれ、などの無理な要求は駄目らしい。  ちなみに、前年に当選した娘は、宝石箱(中身付き)を1ダース貰ったらしい。  兵「24番の方!」シ、当たる。会場は「今年はどんなお宝を頼むのかな?」という雰囲気。  シンデレラ、国王の前に進み出る。シ「それでは、王子殿下と躍らせてください!」会場ざわめく。  王「なんじゃ、そんなことでよいのか」もちろん2人は踊りまくる。  そういやNHKはオランダの「スケベニンゲン」を「スヘベニンゲン」に変えていたな。やっぱ公共電波でスケベはまずいのか? -------------------------------------------------------------------------------- とんびの羽根28(無欲) No.1980 投稿日 2001年6月13日(水)19時37分 投稿者 とんびの羽根 >「シンデレラ迷宮」 >「無欲」 とんびの羽根28・レベル1「2/7」  「キスをもらう権利を自制してしまうシンデレラ」  ・舞踏会の途中運ばれて来た山盛りのシュー、王子思いつきで娘達に向かって投げはじめる。シューを持って来た娘にほうびのキスをすると、シューをシェフに渡し冷たいクリームを詰めさせる。たちまち歓声と悲鳴があがり、王子が投げるシューの争奪戦になる。  ・娘達の手から弾かれてきたシューをシンデレラが受け止める。  ・王子が催促に来るが、横で目をうるうるさせた男の子が自分のシューを見つめている。シューを手渡し、男の子を王子に押し付けるシンデレラ。  ・王子仕方が無く、大笑いしながら男の子にキス、シェフにクリームをまかせるとシンデレラにダンスを申し込む。  よく見ると(見えないけど)シンデレラはシューをちゃんと手で受けてません。シューが勝手に胸の上に転がり落ちて来たのです。アストラル新木さんが現れてシューは胸の上に落とさなきゃダメというのです。シンデレラは食料事情が悪いので胸の発達は多分今ひとつですが、わたしのアストラル新木さんはどうも、ほかのかたに現れるアストラル新木さんとちょっと性格が違うような気がするですね。  今回はせりふでなく行動で心理を表現できるかがポイントでした。  ・シューを別の娘に譲る(権利を譲る、なんかありがちなんだわ)  ・シューを受け取って投げ返す(王子に届く見込みが少ない)  ・シューを受け止めたままかたまる(説明が必要/説明のネタ出しにはまる、だめじゃん)   ・キスする心の準備ができていないため   ・シューが勝手に飛び込んできたので慌てたため   ・シューを手に入れただけで満足したため   ・焼き立てのシューの香ばしさに浸ってしまったため   ・シューの生地の焼き上がりに感動したため   ・取り損ねた娘達の落胆する声を聞いたため  ・ハンカチに包んで持ち帰ろうとする(お土産を渡す相手がネズミさんしかいない)  ・シューをいきなり食べてしまう(食欲があるだけ、あるいはキスをしたくない)  ・返そうとするが邪魔されて近付けない(無欲の構図にならない)  ・胸で受け止めたので恥ずかしくて返せない(恥ずかしい)  ・シューを返し、ほうびも忘れて離れようとする(このパターンは何度も出たので自主ボツ)  ・催促されて謝りながらシューを渡す  もっと考えたいのだけど時間切れ……「よわよわ」かなあ。  ……1日が経過……仕事帰りに突然思い付く。  ・甘い物好きの男の子にシューを譲る(本当に欲しいひとのために譲る)  納得できたのでこれで提出させていただきます。 -------------------------------------------------------------------------------- 津波のような仕事が…… No.1981 投稿日 2001年6月13日(水)19時48分 投稿者 弟切 千隼 仕事が忙しい上にまた体調が思わしくなくて、ここへアクセスするのも一苦労です。 ファンタジー版のあらすじ修正版を載せようと思ったのですが、とりあえずレスだけにしておきます。余裕があったら後で修正版を書きます。 茶羽根さんへ > トリックスターという言葉には当面こだわらない方がいいと思いますよ。「引っ掻き回し役」と思っていればほぼ間違いないと思います。 神話上でぱっと思いつくトリックスターというと、北欧神話のロキですね。『真夏の夜の夢』のパックもかなりいい線行っていると思います。 > 日の当たる場所 プロのもの書きになろうなどという人間は、どこか普通の人とはずれているものではないでしょうか(偏見)? 中にはたいへん常識的でまともな方もおいでですが。 弟切の場合は、自分が人間としてはかなりやばい状態にあることを自覚していますので、もはや何をか言わんやです(^^; > レーテー河 ここに行き着くには、史上最強の冥府の番犬ケルベロスの前を通らなければなりません。某ゲームとは違って本物のケルベロスは「やられ役」ではなくて、ヘラクレスくらいの超人でないと対抗できないほど強いです。 スケコマシへの道も険しいですね。 > スケベニンゲン オランダ語の発音というのは日本人にとっては難しくて、たとえば「スケベニンゲン」という地名は「スフェーベニンヘン」という風にも聞こえるそうです。ですからNHKの表記も間違いではないのですね。 -------------------------------------------------------------------------------- チムチムチェリー No.1982 投稿日 2001年6月13日(水)20時37分 投稿者 紺野タツキ    今週は本業(学生)に精を出している紺野です。 >シンデレラ迷宮  新ルールになったので、いったい何をどうカウントしていいのやら、わからなくなってきました。紺野50の数字も0に戻るのかな−と思いもしたのですが、誰も0になっていないようなので、変えません。きっとこのままでいいのでしょう。  とりあえず、石野さんの日付表記が見やすかったので、見習っておきます。 紺野50(6/11−17(3)) ・一人一個ずつなら、願いを王子がかなえてくれるから、何でもいいから考えておくように、と入り口で言われる。 ・やがて王子が現れる。娘たちはみんな一個ずつ願い事をして、金の貴金属や宝石をもらったり、王子と踊ってもらったりする。 ・王子がシンデレラに、願い事は何か聞く。シンデレラは、考えてありませんと言う。 ・王子は、考える時間があったのだから、考えていないはずはない、遠慮しないように、と言う。するとシンデレラは、思いつかなかったし、必ず願い事をしなければいけないわけでもないから考えるのをやめました、と言う。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 紺野51(6/11−17(4)) ・王子は娘たちに、何でもいいから一個ずつ記念に与える、と言う。 ・娘たちは、豪華な宝石や金の貴金属を頼む。 ・シンデレラは、王子が身につけているものがほしいと言う。 ・王子が金や宝石のついたベルトをはずそうとすると、シンデレラはことわる。かわりに王子の肩についていた抜け毛を一本もらう。このほうが記念になりますから、と言う。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 -------------------------------------------------------------------------------- えと、じゃあ、チキチキバンバンでお願いします(爆) No.1983 投稿日 2001年6月13日(水)22時47分 投稿者 小倉善哉  紺野さんのタイトルを見て、何故かこんなタイトル(笑)←人のせいにすなっ(スパーン)  まだ後編がぐらぐらしてます。考え中、考え中〜。  現在、昨日書いたエピソードの羅列を見ながら、「私は一体何枚の話を書こうとしているのか?」とか思っています。もうちょっとシンプルにならないかなーと、ちょっとまとめてみたのですが…。 <兄と姉編〜二回目のケンカ後〜> 起 精神、肉体共にぼろぼろになっていく兄、姉を拒絶。 承 拒絶されても必死に看病する姉。 転 姉と和解する兄。 結 弟と向き合うことにする兄。  …とはいえ、全体を通すと、この部分はどこにあたるんだろう? 「妹と弟がラブラブになるまで」っていうのも起承転結入っちゃうけど…。うーんうーん。  そうだ。後編の起承転結を考えてみよう。  起 兄と姉のケンカ  承1 起をうけてささやかに喧嘩するが、お互いの気持ちを確認する妹と弟。  承2 二回目のケンカをし、お互いがどういう人間か分かった姉と兄(兄は姉の強さを認め、自分も頑張ろうという気になる)  転 兄は弟と向き合うため、学校へ行く。  結 弟と和解する兄  大結 人格交代が元に戻る  …なんかこんな感じかなあ。承1と承2がなんか…長いよーな気もするけど。  あ。転と結は、なんか、まっしろですね。ここも考えなきゃなんだけどなあ…。うーん…。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- ゲリラ的に提出 No.1984 投稿日 2001年6月14日(木)15時27分 投稿者 巻島翔史  ふとした疑問。  名古屋の人はマクドナルドのことをなんと呼んでいるのでしょうか。  あいだを取って「マックド」だったら愉快なのですが(笑)。  今日は1つだけ。 レベル1 今週3つ目 巻島32  入口で、参加記念にキンキラキンの皿を配る。あんまり出来が良いので、ごまかして2回並ぶものまで出る始末。  シンデレラは受け取らず。係りの者が「いや、だってこれは高級なものですよ」と言って無理にでも渡そうとするが、「皿は足りてますから」とかわす。  見ていた王子は面白がり、彼女を踊りに誘う。  あ、前回言い忘れましたが、はせがわさん。  1924の書きこみは参考になりました。  ありがとうございました。 (と言いつつ、これからも意味不明なものを提出する可能盛大) -------------------------------------------------------------------------------- >杉井君 No.1985 投稿日 2001年6月14日(木)21時32分 投稿者 新木 伸 >杉井君  取り急ぎ、レスだけ。  なんか放置プレイにしといたら、妙な方向に爆走してるし。  インパクトのことを考える前に、まず、「まともなもの」にしないと。  かねやんの言っている通り。  「起」は「ミンシアやって来る」。  この話。まずミンシアがやってこないことには、助けることも拒絶されることもできないわけね。  きっちりと、話のうちの4分の1を使って、ミンシアをやって来させること。  そのなかでちゃんと盛り上げるように。  起はなに、転はなに? そして結は?  「起」で掴みのインパクトがどーだとか、そーゆーことは、オーソドックスな展開できっちり盛り上げて、「普通」を確実にこなせる者が言うことだ。  そのほかのものは、週末とかに。 -------------------------------------------------------------------------------- 考え中、考え中(またか) No.1986 投稿日 2001年6月14日(木)22時01分 投稿者 小倉善哉  ラスト前の盛上がりまでの話をまだ考えてます。   ・姉とケンカ(一回目)   ・弟を拒絶   ・姉とケンカ(二回目)   ・姉を拒絶  ここまでは何とかOKっぽい。問題はこの先ですよね。   ・姉と和解(小転)   ・弟と和解(大転)  うーん。姉と弟に対する認識の移行表が、何か間違っている(もしくは足りない)んだろうか。なんかそんな気がしてきた。  姉と和解するのは…いや、その前に。  姉とケンカするのは、姉が無神経に傷口を触ったからで、姉の方に非があるんだよな。しかもそれを最初は理解してなかった訳だ。天然にしても程があるぞと、兄が立腹しても無理ない状態だ。  でも、姉が、自分がヒドイことをしたと認めても、兄が許さんとかだったら、今度は兄の方がヒドイ奴だ。  あ、そか。どうにか姉が自分が酷いことをしたと認めたのを理解するエピソードを考えんといかんのだな。  償おうとする行動(拒絶されても看病を続けるとか…これも要アイデア出しかな)を見て、兄は姉に対する認識(=無神経な嫌な女)をあらためて、悪いことは悪いと認められる素直な娘だと思う、と。ここまでも一応OKでしょう…多分(←だんだん自信がなくなってくるし)  うーん。でも、女の子が一生懸命頑張ってるのを見ても動けないってゆーのは、そりゃ男の子としてはイカンでしょー。ストレスにやられてても、ここは頑張ってもらわないと!  という訳で、姉と和解したのなら、兄さん、頑張って行くんだ!  学校へ、弟の所へ!!  …あー、そうかー。兄にとって、弟って、ラスボスと同じなんだなあ…。  んーと。それで、次は、弟への認識の方。  弟のことは、最初、嫌な奴だと思ってるんだけど、なんか、ちょっと違うみたい…。それだけじゃなくて、「ロボットみたいな奴」だと思ってるみたいです。  弟、勉強好きだし。大人の言うことよく聞くし。それなりに従順だし。無理せずに、そのまんまで「絵に描いたような優等生」だから、それで嫌ってるみたいなのですよ。うんうん。  あ、そか、ロボットのような弟が恐かったんだけど、最後には、それが消えてるんだ。そうでなきゃ、いけないんだ。だって、そうじゃなきゃ弟と仲直りなんか出来ないもんねっ!  実は、弟がロボットのように見えてたのは、兄の「強迫観念」のせいなんだけど、うーんと。「なんだ、杞憂だったのか」と兄が分かるためには、ええと。ええと。  あー、そっかー!   兄さん、「弟の人間らしい行動」を目撃するんだなっ!(ぽんと手を打つ)  …だけど、人間らしい行動って、何だろう?(爆) うーん…これもエピソード考えなきゃだなっ。  (なんだか今日はハイテンション。微妙に精神状態が不安定ですねー/笑) >巻島さん  はっはっは。名古屋はマックですねっ。でもNTTは西日本なのです。不思議ですねー♪(どこが?) >シンデレラ迷宮/レベル1/OK数3 小倉19(今週3つめ) 「安物を手に入れて満足のシンデレラ」 ・舞踏会の余興でゲームが行われる。  ※例のフォークダンス形式のゲーム(笑)曲の最後に王子の所に来た女の子は景品がもらえる。 ・景品をもらえる女の子は10人だけだった。 ・景品の内容は、ダイヤのネックレスや、絹のコサージュ、カメオのブローチ、真珠のネックレスなど、高価な装飾品。 ・場は盛上がり、あっという間に9人目までが決まってしまう。 ・10人目を決める前に、王子が意味ありげに笑う。 ・10人目はシンデレラだった。 ・みんなが興味深々で最後の景品が何なのか見つめている。 ・景品の箱を開けるシンデレラ。 ・ところが、中身はおもちゃの指輪だった。 ・がっかりしつつ、笑う人々。 ・笑わず、黙って立っているシンデレラ。 ・シンデレラが怒っていると思った王子、ちょっと悪戯をしてみたかったのだと謝ろうとする。 ・ところが、シンデレラはおもちゃの指輪をはめて、にっこり。嬉しそうにしている。 ・元々おもちゃの指輪が当たった人と踊ってあげるつもりの王子だったが、本気でシンデレラをダンスに誘うことにするのだった。 小倉20(今週4つ目) 「王子の王位継承権を気にしないシンデレラ」 ・遊学中の王子が帰国し、舞踏会が開かれている。 ・内心では王位継承権を放棄したがっている第一王子。  ※出来のいい弟がいる、弟を支持する母親や貴族たちの存在がある、王位を継ぐより研究がしたい、等の理由がある。 ・一応、第一王子であるため、良家の子女がわんさと寄ってくる。 ・王子は自分が王位を継ぐ気がないことを言い、女の子たちを追い払う。 ・人がいなくなったため、シンデレラも王子の側に行き、勇気を出して王子をダンスに誘う。 ・シンデレラのことも拒絶する王子、「俺に取り入っても王妃にはなれんぞ」と言う。 ・王子の言葉の意味がよく分からなかったが、拒絶されたことだけは分かったので、シンデレラは目に涙を浮かべながら「王子様と踊りたいなどと、過ぎた望みでした」とお辞儀をして立ち去る。 ・王子、シンデレラが立ち去った後で、ようやく彼女が単に自分と踊りたかっただけだと気付く。 ・王子、シンデレラを追いかけ、無礼を謝り、改めてダンスに誘う。 http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- 課題提出場所とか No.1987 投稿日 2001年6月14日(木)22時45分 投稿者 新木 伸  短編蟻地獄の、実際の作品を上げる場所、作ってみた。 「よみかく分室 課題部屋」  とりあえずまだテスト段階なんで、いろいろテストで書きこみしてくんさい。  本運営開始になったら、テスト時のログは全部削除するから。  ゴミまきOK。 -------------------------------------------------------------------------------- >小倉さん No.1988 投稿日 2001年6月14日(木)23時38分 投稿者 新木 伸 >小倉さん  1986とか。  なにやらまっとうな道筋で物事を考えているようなので、こんどは小倉さんのほうを放置プレイ。  自分の悪い点を素直に認めることのできた姉に感化されて、兄も、弟を怖がっている自分を認めるわけだね。  んで、ラスボスとの対決のため、学校に行く。  うん。よいのでは。  んでもって、ここ重要。  ラスボスの巨大なドラゴンと戦う覚悟で、出かけていった兄が、ドラゴンだと思っていた「そいつ」が、じつは幻影でしかなく、正体はただのチビっこいモンスターだった。――ということを知る。  ここに劇的な認識の変化がある。  これが、この話のすべて。最大のクライマックス。  ここでカタルシスを出して、読者を感動させるわけだ。  だから「弟も人間である」と気づくエピソードは、とても重要だよ。  この話のなかで、最も重要なエピソードだ。 -------------------------------------------------------------------------------- 参加申し込み No.1989 投稿日 2001年6月15日(金)03時00分 投稿者 白黒猫 どうも、はじめまして。白黒猫と申します。 つい最近このページの存在を知ったのですが、ログを読んでみてその熱気に圧倒されました。 私も物書きを目指していて、ここでの修行にぜひ参加したいと思うのですが、かまわないでしょうか? -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1990 投稿日 2001年6月15日(金)03時34分 投稿者 新木 伸 >採点とか ・かねやん12  ボツ。  シンデレラの一番の望みは、「舞踏会に来ること」だっちゅーの。  いままでの一番の望みが叶った瞬間に、次の望みがすぐ出てきちゃうような人は、それは無欲とはいいません。 ・かねやん13  ボツ。  なんだか、わからん。理解不能なのでボツ。  論理の流れが、ぜんぜん、まったく、なってないです。  「王子の相手」って、なに?  なぜ女性たちは誘いを受けようとしない?  「男性が踊りを申し込むようになったころ」って、女たちは誘いを受けようとしていなかったわけだよね。なら、「申し込み」自体は行われていたわけでしょ?  「交代して舞踏会にやってきた衛兵」って、なに? なんで衛兵が舞踏会に来るの? 交代って、いったいなにと交代したの?  王子は相手を決めたはずなのに、なんでまた相手を決める前にいきなり戻ってるの?  「見ていた王子は」って、なにを見ていたの?  なんで出してきた課題よりも、こっちの疑問文のほうが長くなっちゃうの? ・くのう11  ボツ。  かねやん12よりは、何が起きているのか分かるけれど、でも無欲にあらず。  断ろうとしちゃ、だめじゃん。  キモのところで、間違えて、ずっこけちゃってる。 ・つか2(再)  OK。でもノーカウントね。 ・小倉17  ボツ。  「真夏の舞踏会」と書いただけで、並んでいる人達が「喉をかわかせている」と書いたつもりになってるでしょう?  でもね、ぜんぜん書いてないのね、そんなことはね。  あと氷の使い方がよくない。  徐々に溶けてきていることにしているから、劇的な変化がない。  氷が切れてしまう。それまでは氷入りのジュースだったのが、シンデレラのすこし前から、氷なしのぬるいジュースになったとするとか……。  さもなければ、振る舞われたのが、「かき氷」とかにする。  並んでいるうちに溶けてしまって、色つき水になったものを渡される……とか。  もうすこし、なにかしら、劇的に「価値の薄れたもの」にしないとだめ。  氷が溶けきったジュースだと、これはしっかりと冷たいジュースだから、「価値が薄れたもの」という構図が、ちゃんと成り立っていない。価値が薄れきっていないということ。 ・紺野48  ボツ。  シンデレラが指輪を譲る以前の展開、まったく不要。  ぜんぜん繋がりがない。 ・紺野49  OK。  あいかわらず文章がダメダメなんだけど、まあ、それはそれ。  「王子の姿を直接見れなくとも、その方向を見れているだけで満足なシンデレラ」ってことで、いちおうOK。 ・卯月32  ボツ。  惜しい。構図は間違ってないけど、弱い。もっと引き立てる工夫が必要。  「厚化粧ばかりやらされて、いいかげん疲れていたメイク係、シンデレラが何も注文を出さないのをいいことに手抜きで口紅だけの化粧をする」とか入れてあればOKだったのだが。 ・石野休日31  ボツ。  王子、惚れていません。  だいたい王子が声をかける理由も不明。「そんなシンデレラ」って、なによ? どんなシンデレラなのよ? 書けよ、それ。書かなきゃわからんよ。 ・とんびの羽根23(改)  OK。でもノーカウント。  あと発想が逆。 >>なんでこれだけのセリフをきめるのに、こんなにかかるかなあ。  作家の仕事、ナメとりますか?  一行書くために、あの程度の量の思考、しないで書けるなんて思ってるのが、ナメてる証拠。  あの量を一秒や二秒のうちに考えられるようにするの。そういう「体」を作るわけ。 ・小倉18  ボツ。  思いやり要素強すぎ。タダであげちゃってるから、そうなる。  今回の構図を満たすには、高価なモノを手放すかわりに、シンデレラは安物を手に入れなければならないのに、シンデレラはそれを手に入れていない。  「家にありますから」ってのは、これ、構図違い。  これ老婦人のほうに、(どうしてか知らんけど)「安物のティーセット」を持たせておいて、それと交換という形にするなら、OKになっていたところ。 ・石野休日32  ボツ。  喉を詰まらせた王子。水じゃなくて、ワイン飲めばいいじゃん。  ワインはテーブル上に、いくらでもあるわけでしょ? ・巻島30  ボツ。  台詞使ってるから。  あとそれを抜きにしても、王子が惚れてない。踊りに誘う理由がわからん。それからシンデレラが「いつもこのくらい」と言っている以上、それはべつに無欲ではなくて、単に小食なシンデレラであるということを描いているだけ。「いつもの通り食べているシンデレラ」なわけだし。  あとガツガツ食べてる王宮舞踏会。どんな上流階級の連中が、タダ飯だからって、ガツガツ食べるのだ? ・巻島31  ボツ。  同上。台詞使っているため。  兵とか王とか、シとか出たら、以後、問答無用でボツ。  構図としても、これはボツ。  くじ引きに当たったシンデレラが、願い事をかなえてもらっただけじゃん。  当選者は願い事をかなえてもらえるお約束なんだから、「踊りたい」って願いが叶えられて当然。  それに、べつに王子が惚れてもいない。 ・とんびの羽根28  ボツ。  採点放棄しようかと思った。  何が起きているのか、さっぱりわかりません。  だいたい洋菓子の知識がなければ、「シュー」と言われてもそれが何をさしているのかわかりません。  だいたい「キスをもらう権利」のネタなのに、なぜシューなんかが出てくる必然があるの? こんな長々とシューのことを書く必要なんてあるの?  そもそもこれは舞踏会であって、お菓子の夜会ではありません。  あと日本語が変。 >>・舞踏会の途中運ばれて来た山盛りのシュー、王子思いつきで娘達に向かって投げはじめる。シューを持って来た娘にほうびのキスをすると、シューをシェフに渡し冷たいクリームを詰めさせる。たちまち歓声と悲鳴があがり、王子が投げるシューの争奪戦になる。  娘たちが歓声と悲鳴をあげるのは、シェフが冷たいクリームを詰めたせいなんだね。  そして争奪戦が始まるのは、シェフが冷たいクリームを詰めたせいなんだね。  そのシェフは一流パテシエ? みんなの憧れの的?  男の子もシューを欲しがっていたみたいだし、きっとそうなんだね。スーパーシェフなんだ。そっかそっか。納得納得。 ・紺野50  ボツ。  なんでもいいから考えておくようにと言われて、何も考えておかなかったシンデレラは、強情な人です。  ちなみに、こうしてくればOKだった。 ・入口にて、一人一個ずつなら、王子が願いをかなえてくれると言われる。 ・やがて王子が現れる。娘たちはみんな一個ずつ願い事をして、金の貴金属や宝石をもらったり、王子と踊ってもらったりする。 ・王子がシンデレラに、願い事は何かと聞く。シンデレラは、とくにないですと言う。 ・王子は、考える時間があったのだから、考えていないはずはないと言う。 ・シンデレラは驚いて、あわててその場で考えようとする。 ・王子はシンデレラをダンスに誘う。 ・紺野51  ボツ。  抜け毛なんてもらってどうするんですか。怪しい薬の材料にでもするんですか。  これは危ないシンデレラです。わしだったら引く。確実に引く。  もっとさりげないものを欲しがればよかったのに。ハンカチとか。 ・巻島32  ボツ。  いいじゃん、もらっとけよ。  これは強情なシンデレラ。 ・小倉19  OK。  ただし、1人目から9人目まで、順番に景品の価値が上がってゆくようになっていれば、なおよかった。  あとこの程度の内容であれば、半分の量で書いてくること。 ・小倉20  ボツ。  無用にややこしい。  王子が王位継承権を持たない(放棄するつもりでいる)ということを書くためだけに、どれだけ無駄に行を費やしているのか。そこがこのネタのメインじゃないでしょ。 >小倉さん  小倉さんは、キャラが降りてくる人なのか。  しかしキャラで売るタイプの作家を目指すなら、最低5〜6人、同時に降ろせるようにならんといかんよ〜。 >弟切さん  次はファンタジー版のほうね。  神話臭さは抜くように。神話臭さが悪いわけじゃないけど、それを抜かないと、ファンタジー世界でやる必然がないからね。  ファンタジーっていうのは、そもそも、「リアルに焼き直した神話」なわけだ。  だから魔法にも「体系」がなくちゃならない。 >石野休日君  そう。  これは「無欲なシンデレラが王子に見初められる話」なわけだ。  ここに「無欲」という言葉が入ってくる以上、それは必然となる。  つまり、惚れる理由も「無欲」になければならないということだ。  あったりまえじゃん。  そうでなかったら、「無欲」なんて言葉をわざわざ入れるもんかい。  君、言葉の厳密さをナメとらんか?  意味もなく「無欲」なんて言葉が入るわけないでしょ。  じゃあ、君は、シンデレラのどこに王子が惚れる話でやってたわけだ?  石野休日29は、あれ、「無欲なおかげで王子と出会えたシンデレラ」なわけね。  見初められてないじゃん。  だから書いてるでしょう。  これは「無欲なシンデレラが王子に見初められる話」だって。  「見初める」っていうのは、「惚れる」ってことだよ?  んでもって、「惚れられる」のは、「無欲なシンデレラ」ね。  「見初める」っていうのを、「初めて会うこと」とか、勘違いしてない? >杉井君  ところで、「1)ミンシアはいきなり脱いだ」。  なぜだめ?  5年の歳月を描くのに、ベストなエピソードだと思うが。  女の子の5年の歳月でしょ? 14歳→19歳の変化でしょ? いちばん形に現れるのが、やはり、肉体の成長だろうが。  「5年前は水着のブラがずりさがっちゃうくらいだったけどぉ」とか思いつつ、姿見に映して、すっかり豊かになったバストを捧げ持つミンシアとか。「あいつだって体は健康な男子のわけだしぃ、もうこんなの見たら、メロメロよぉ」とか。  これでまず読者の50%はゲットするの確定。小説は読ませてナンボだ。自分の手持ちで使えるカードは、なんだって使うのだ。犬以下杉井光ごときが、恥ずかしがっている場合か。恥じらいなど持つことは禁ずる。  アンド、ここでは上に書いた「5年の歳月」を描くこともできる。一石二鳥。大義名分。  そうそう。  課題を出しておこう。  「起」の部分のなかに、エンターテイメントの三要素をすべて投入すること。  つまり、 ・セックス(色気) ・バイオレンス(暴力) ・金  この3つを出す。べつにセックスったって、ヤラせろとか、そういうんじゃないよ。色気があればいい。裸なんてのは、その典型だな。  あと暴力も、レベルコをぶん殴るなんてのじゃ甘すぎる。反対する誰か(複数人がベスト)とかに対して大暴れ。止めるレベルコもぶん殴る……ぐらい欲しいなぁ。  金は現ナマなり、スーツケースぎっしりのロンジット鉱なり、なにかそんなものを見せるシーンってこと。 >茶羽根  逆だって、逆。  「引っかき回し役」には、意志があっちゃだめなのね。  邪魔したり手助けをしたり、明確な意志をもっていたんじゃだめ。  引っかき回し役が人間だったとしても、本人の意思とは別のところで、邪魔したり手助けしたりして引っかき回してないとならない。  ヒソカもノストラードの娘も、みんな本人の意思とは違うところで引っかき回しているわけだ。  あと他の例でいうと、「うっかり八兵衛」とか、「ウソップ」(ワンピース)とかね。  「史上希に見る駄犬」とか、「イタズラ好きな子羊」とか、そういうのも引っかき回し役になる。 >辞書の引き方とか >茶羽根  辞書の引きかたについて。  あのさ、もしかして、辞書一冊だけで引いて、それで終わりにしちゃってる……?  こんなこと、言うまでもないことだと思って、いちども言ったこたぁないけど……。  辞書ってーのは、最低でも、5〜6冊は引いて、クロスチェックするもんだよ?  広辞苑に国語辞典、英和辞典、英英辞典。  カタカナ語辞典はサブセットであることが多いから、あんまり引かない。  ちなみに辞書の出版社はなるべく変えること。  広辞苑と岩波国語辞典を引いても、岩波国語辞典のほうは広辞苑のサブセットだから、意味がない。  ちなみに電子辞書だと、便利便利。  単語入れてリターンキー叩くだけで、五冊でも六冊でも、同時に串刺し検索して、結果を全部一覧表示してくれる。  最近なら、インターネットでも無料で辞書が引けるし。(gooとか)  昔は「辞書を引くのが面倒に感じなくなるぐらい、反射運動として辞書を引くように習慣づけろ」とか言われたもんだけど、いまは電子辞書があるから、そんなことしないでいーわね。  これこそ、しないでいい「手間」ってもんだな。  でも電子辞書を持っていないのなら、手で引け、手で。  電子辞書なんて、ひととおり揃えたって5〜6万円程度だよ。あとHDD容量が1GBかそこらぐらい。いまのご時世なら、たいした容量じゃないわな。 >いか君 『空の飛び方 翼の動かし方/いか12』(あらすじ800字/9)  なんかテーマが変わっちゃってる気がするが……。  まあテーマが変わってしまうこと自体は、べつに問題ない。  ただ問題は、「書こうとしていたもの」と、「書いたもの」がズレてしまうこと。  ひとつ質問。  これって、どんな話を書こうと思って、今回のあらすじを書いたわけかな?  一行コンセプトにならなくてもいいから、なるべく短く、簡潔になるように心がけて、「なにを書くつもりだったのか」をまとめてきてくれ。 >巻島君  ネーミングセンスというものは、「小説の能力」のうちには入らないと、そう思っているのかな?  だとしたら間違い。  ラブロマンスを書くための、文章力なり、ストーリーの構成力なり、そういうものとまったく同列のところに、ネーミングセンスも存在している。  「ネーミングセンス最低」でもって、他だけで、ラブロマンスを成立させるとか、そんなことを考えること自体がナンセンス。  小倉さんの場合は、あまりにもネーミングセンスがひどかったもんで(太郎と花子とつけちゃうぐらいヒドかった)、名前出しをたくさんやらせたのね。  せめて「普通」のネーミングが出てくるぐらいはしろって、そういうこと。  唯野君の場合は、一発で通したでしょう。 >小倉さん  1986とか。  しかし小倉さん、このように筋の通った考え方をしていて、なにやら自分自身でも感心しているようだけど……。  いままでいったいどんなふうに物語を作っていたのだろうか? -------------------------------------------------------------------------------- 心に棚 No.1991 投稿日 2001年6月15日(金)03時47分 投稿者 白黒猫 >茶羽根さん   >「勉強をちゃんと教えなかったせいで、生徒が受験に失敗してしまった」  こうなると、 ・次こそはちゃんと教えよう ・俺には勉強を教える資格がない  の両方がOKになるような? >「大事に読まなかったせいで、二度と手に入らない貴重な本がボロボロになってしまった」 ・これからは大事に読もう ・俺には貴重な本を読む資格がない えーと、例文の中の先生や本の所有者さんの思考そのものは納得行くのですが、これ、茶羽根さんの「信用する資格が無い事説明する論理」に照らし合わせた場合、たどりつく結論は  前者は 「生徒に教える際に『きちんと教えよう』と頑張る資格が無い」 後者は 「貴重な本を読む際に『なるべく大切に読もう』と気をつける資格が無い」 という変な文になるかと思うのですが…… 逆に、例文の論理に信用する資格云々当てはめるなら 「(彼女と共に生きるには)信用しなければならなかったのに、そうしなかったせいで不幸にしてしまった。こんな自分には女の側にいる資格がない」 となって、なんとか納得できるのですけど。 なんというか、「自分は○○の資格が無い」という姿勢って謙虚、自虐、色々言い方はあるけど、基本的に「自分の存在を低く見ている」印象があります。 けれど、「他者を信用しない」というのは例えるなら 「岬くんのアシストを期待せず一人で強引にゴールに突っ込む」とか 「ねずみ男の持ってきた差し入れなんか怪しくて食えるか!」とか 「貴様らなんぞ足手まといだ! 俺は一人で戦う!」とか 「あなたが心配なんです」「ふん、なにを企んでやがる?」 てな状態かと。 どうしても「信用する資格が無い」という言葉には違和感があります。どっちかというと信用するのって、権利というより義務に近いと思います。 裏切られたらダメージを負うのは自分。それでも相手を信用しなくてはスポーツでも企業のプロジェクトも上手く行かない。 だから怖くても人を信じるのは大切、そういうものではないかと。   あと付け加えるなら、上の理屈無視しても、「信用しなかったせいで不幸にした」のが「もう誰も信用しない」生き方を選ぶのって、「これからももっともっとたくさん同じようにして人を不幸にするぜイエー」という風にとれてしまうのですが〈汗) -------------------------------------------------------------------------------- 考える考える No.1992 投稿日 2001年6月15日(金)04時33分 投稿者 石野休日 >新木さん >君、言葉の厳密さをナメとらんか?  そうなんでしょうね。というより自分に都合のいいように解釈して、なんとか楽をしてやろうと思っていたんですね。  あれを書いたあとにまた考えて、過去ログでもう一度ルールを確認したりして、やっぱ無欲なところに惚れなきゃまずいよなあ、と思い直した次第でございます。  「見初める」については、王子とシンデレラが会ってしまえばあとはどうとでもなるだろうと勝手に思ってました。だから「初めて会う」という意味に勘違いしていたということになります。これも自分に都合のいい解釈ですね。  悩んでいるうちにどんどん泥沼に引きずり込まれていたのでしょう。  最近の課題、ほとんどがその考えでやってましたから、そりゃあボツになるわな。  というわけで、課題のほうはもう少し後で。 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/1301/ -------------------------------------------------------------------------------- ファンタジー版あらすじ修正しました No.1993 投稿日 2001年6月15日(金)09時03分 投稿者 弟切 千隼 自分では神話臭さをだいぶ抜いたつもりです。でも「たわけ」かも知れません(^^; 「巫女の水鏡」(仮題)八百字あらすじ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  ある内陸の国の湖にある島に、キサラという女が住んでいた。彼女は湖の女神に仕える巫女で、様々な呪術を使い、近隣の人々から敬われつつも恐れられて、誰も彼女と親交を結ぶ者はいなかった。  ある日、キサラは湖を渡ってきたハマオという男と出遭った。ハマオは海辺の国の出身で、母国が戦争のため滅ぼされて捕虜となり、内陸の国に連行されて奴隷となっていた。ハマオは、かつて湖の女神と姉妹だという伝承のある海の女神の神殿に仕えていたと語り、キサラを恐れずに親しくなって島に通うようになった。  ある夜、ハマオは自分の恋人のスミナという娘を連れて島に来た。スミナは貴族の娘で、二人の結婚は決して許されぬため、二人は国王さえ神託を受けに来る巫女のキサラに、人々をとりなしてくれと依頼した。  ハマオに恋していたキサラは怒りと嫉妬に燃えた。しかし、ハマオの国を滅ぼす戦争のきっかけとなった神託を出したのが自分だという負い目があって、キサラは二人の願いを聞き入れ、湖の女神に二人の愛を誓わせる儀式を行なった。  その儀式の際、キサラは呪術を使って二人に未来の結婚生活を疑似体験させた。その体験の中で、苦労知らずのスミナは貧しさに耐えられず別の男に走り、ハマオの方も家事ができないスミナに嫌気が差して妻に暴力を振るった。お互いの身勝手さを見た二人は、駆け落ちをやめて各々の家に帰っていった。  二人を船着場に見送ったキサラは、いつもハマオが泳いで島にやってきた入り江に行き、ハマオが泳いでくる目標になるように灯していたかがり火を消して、家路についたのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− -------------------------------------------------------------------------------- アヒャヒャー No.1994 投稿日 2001年6月15日(金)12時10分 投稿者 巻島翔史  台詞禁止ですかい?   まいったな、俺は考えるとき台詞から出てくるタイプなのに。  あ、あと解釈の誤りもわかりました。  「無欲なシンデレラを見て、王子が踊りに誘う話」だと思ってました。  「見初める」という要素は絶対に必要なものだとは思ってませんでした。  やれやれ。  ビビりはじめたので課題は明日にまわします。 -------------------------------------------------------------------------------- 一週間は7日です No.1995 投稿日 2001年6月15日(金)15時54分 投稿者 石野休日 >弟切さん >「巫女の水鏡」 >ハマオに恋していたキサラは怒りと嫉妬に燃えた。    この部分、どうもピンときませんね。そもそも片思いに過ぎませんし、裏切られるというコンセプトから外れてしまうのではないでしょうか。  “女神に仕える巫女”というと、あらゆる俗世的なしがらみを捨ててしまった人間というイメージがあります。だから“恋心”とか“怒り”とか“嫉妬”とか、そういった感情を簡単に抱いてしまうのがおかしいように思えるんですね。  これまで誰も自分に優しく接してくれなかったから、初めて優しく接してくれたハマオに恋心を抱くというのは分からないでもないのですが。  でもどうなんだろう。僕が“巫女”という言葉に対して、誤った固定観念を持っているだけなのかもしれない。 >シンデレラ迷宮 石野休日33(6月11日〜17日−3) ・王子、不注意でシンデレラとぶつかってしまう。シンデレラ、バランスを崩して倒れる。 ・王子、自分の不注意を謝る。そしてシンデレラに手を伸ばし、立ち上がらせる。 ・王子、自分が王子であることを明かす。そしてお詫びに何かさせてほしいとシンデレラに 告げる。 ・シンデレラ、そんなことを気にする必要はないと断る。 ・しかしそれでは王子の気が済まない。どうしても何かさせてほしいとしつこく迫る。 ・断りきれないシンデレラは、王子とダンスを踊りたい旨を告げる。 ・王子、それを快諾。 石野休日34(6月11日〜17日−4) ・王子は席に座って、退屈そうに会場の様子を眺めている。 ・参加者は当たり前のように豪勢な料理を食べ、当たり前のようにダンスを踊っている。だが参加者の表情は陰鬱で、あまり楽しんでいるようには見えない。贅沢に慣れてしまっているのだろう。 ・ふと、王子は一人の女性の姿に目を奪われる。 ・その女性は料理を食べず、ダンスも踊らず、隅のほうでおとなしく佇んでいるだけだった。しかしその表情は生き生きと輝いている。幸せそうに会場の様子を眺めているのだ。 ・王子、その女性が気になって声を掛ける。その女性こそシンデレラだった。 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/1301/ -------------------------------------------------------------------------------- 宇宙からの電波を受信中(※デジタルBSチューナーが) No.1996 投稿日 2001年6月15日(金)18時39分 投稿者 藤極堂 あ、久しぶりです。白黒猫さん。 ――というか、まだドリキャスなんスか? (※メール欄参照) ■ツッコミの参考に(※ご紹介したサイトはふたつとも二次創作系サイトです) ☆「ぺる岡ペッサ」→「小説指南&書店裏話」→「番外編……THE 恥さらし〜己の過去の(超)駄作から検証してみたら」 ☆「CYBER NET ORACLE」→「ORACLE」→「フルメタoracular-wings」→「ORACLEとは?」→『キャラ作成編』→「ダメキャラサンプル」→「★超絶駄作企画SSクラウド・アイアンハート (クラウド)★」 「渋井柿乃介のSS講座」も読み応えがあると思います。 オススメ ☆インターネットシナリオ塾(シナリオのお勉強に) ☆「Story Editor Ver3.21(フリーウェア)」(ツリー構造で章立てを構成し直すためのアウトラインプロセッサ・ソフト) 便利コム!!(辞書とか) オマケ ■対照的「感想推奨サイト」(棲み分けが進んでいるのでしょうか?) 応援 ノベルフリークス (マドレーヌにハチミツをかけてシュガーパウダーをふりかけたよりも甘い感想がいただけます。価値観は人それぞれですね) 指摘 切磋琢磨 (作家志望者同士で批評しあって向上しよう! という趣旨のサイトのはずですが……タルトを水飴で煮込んで生クリームを塗りたくったような感想しか見当たらないように感じるのは私の目が悪いせいなのでしょうか?) 「Books by 麻弥」の「リンクについてのアンケート」によると、企業・個人を問わず「リンクフリーと明記していてもトップページ以外の直接リンクを嫌がるケース」が増えているようですね。 不安。 直リンするとアクセス解析でどこのサイトから閲覧者が来たかわかるからなあ。 なんか問題が起こったらごめんなさい。新木さん。 ※あと、暇がある時に気分転換にどうぞ。 山本的雑頁-雑文のページ -------------------------------------------------------------------------------- おもしろい発想だなあ(^^; No.1997 投稿日 2001年6月15日(金)21時35分 投稿者 はせがわみやび >>「無欲なシンデレラを見て、王子が踊りに誘う話」だと思ってました。  キャラクターの行動には、動機ってもんが必要だと思うのだけど。  すると、このとき↑ どんな動機で王子は踊りに誘うんだろうか?(^^;;;;  もしかすると、無欲な娘を見ると踊りに誘わずにはいられないない王子なのか? そうか、そうなのか? ……はっ、無欲ふぇちな王子! みやび@妄想超臨界中 -------------------------------------------------------------------------------- いろいろ No.1998 投稿日 2001年6月15日(金)22時19分 投稿者 新木 伸 >白黒猫さん  いらっしゃい。  とりあえずは、創作に関してどのくらいのことを積んできているのかという自己紹介と、あとはシンデレラの課題への参加ですね。  あと過去ログはものすごい分量がありますが、時間のあるときにでも、ひととおり目を通しておいてください。  シンデレラの課題に関しても、先駆者の犯した間違いの傾向とかを知っていれば、避けられることとか、ハマらずにすむ場合もありますので。  もうすこしして2000に達したら、圧縮アーカイブで1−2000までの過去ログを作ります。落とすのはそれからでもいいかも。  石野休日君とか、巻島君とか、まさか「見初める」がなくても通ると思って出していたとは思わんかった。(^^;  練習は、練習することそれ自体が「目的」ではなく、練習することで技量を身につけることが目的ですので、要点だけを手早く身につけるに越したことはありません。  シンデレラの課題で身に付くものは、以下のいくつかの点です。 ・アイデア出し。 ・文章力。 ・分解能。 ・コンセプトワーク。  数を出すことで、「アイデアは有限」という固定観念をまず破ります。シチュエーションを限定して、舞踏会のなかだけで、どれだけのバリエーションのアイデアを出せるものかを、実地に体験して貰います。  文章力とは、他の人が読んで分かる日本語の文章を書けるようになること。  分解能とは、「美徳」に属する細かいサブジャンルの分解能です。「優しい」と「無欲」の違いが、漠然とではなく、はっきり分かるようになり、どう違うのか人にも説明できるようになります。  最後のコンセプトワークが、これが主題です。  まず、いまやっている課題で、なにを描かなければならないのかということを掴むこと。いわゆる「ストライクゾーン」はどこからどこまでなのか、それをはっきりとイメージできるようになること。  またストライクゾーンがわかっただけではだめで、実際にそこに確実に投げ込めるようになることも必要。  つまり無欲がなにかをわかり、無欲なシンデレラを描こうとして、ちゃんと無欲に見えるように描けるということです。  簡単なことのようですが、素人にそれがどれだけ難しいかということは……ここの参加者の現状を見ればわかる通り。  いったん出来るようになれば、もうなんてことはなく、3分で簡単に出したアイデアが10個中10個通るようになります。  シンデレラ迷宮のルール。 ○内容 ・いわゆる童話のシンデレラの話とする。シンデレラの話には色々な解釈がありそうだが、今回の場合では、全体の基調は「無欲なシンデレラが報われる話」とする。 ・書くのは舞踏会の部分。魔女の助けでドレスと馬車を与えられたシンデレラが、お城に到着し、舞踏会の会場に入るあたりからスタート。もう会場に入っていることにしても、会場にちょうど入るところからでも、まあどちらでもいい。 ・舞踏会のシーンにおいて、「無欲なシンデレラが王子に見初められる」展開を書く。 ○システム ・新木、もしくは採点代行者の人が「ボツ」か「OK」かを採点。 ・採点代行者が複数いる場合は、過半数を超えていればOKとする。(4人中3人、3人中2人、2人中2人)。 ・OK個数が10個に達すると、修了とする。 ・月〜日曜までを1週間として区切る。1週ごとの提出個数は7個まで。 ・1週のうちに1個もOKが取れなかった場合は、過去のOKの数はリセットされてゼロになるとする。(「達成個数リセット」を食らっても、提出時の通し番号は変わらない)。 ・新木からレベルアップを申し渡された人は、採点基準がからくなり、週に2個なり、3個なりのOKを取らないと、その週の成果を達成個数に加算できなくなる。(1個以上OKを取っていればリセットはされない)。 ○提出方法 ・ログから検索する都合上、「・弟切1」のように、名前と通し番号を振って提出のこと。数字はすべて全角。 ・自分のレベルと、OK個数、その週のうちの提出個数も表記すること。「レベル1、今週1個、現在7個、6月11〜17日、3/7」のような感じに。 >弟切さん  「巫女の水鏡」(仮題)八百字あらすじ  ボツ。  直したぐらいじゃ、やっぱ神話臭さは抜けない模様。  これはいったん忘れて、べつのファンタジー版を書くこと。  いつかそのうち書くとしても、いまは忘れましょう。  現代版って、ぜんぜん神話臭くないじゃん。  神話版と現代版の中間あたりの雰囲気を狙え――ということなんだけど、感覚としてわかるかなぁ。  このファンタジー版、雰囲気的には、ほぼ神話版の隣にあるのだが。 >採点とか ・石野休日33  ボツ。  シンデレラは普通の人です。  ぶつかられたけど、ちゃんと謝ってもらえたんだから、それ以上のことは断るのが普通でしょう?  あと王子の言動が変。  ぶっかったあとで、なんでいきなり王子であることを明かすのか。王子だろうがなんだろうが、レディにぶっかったら謝るのが当然。そのことと自分が王子であることとは、なにか関係があるのか?  ぶっかって、謝る。 → 自分が王子であることを明かし、お詫びをしたいと申し出る。  はっきりいって、ぜんぜん繋がりがないのだが。 ・石野休日34  ボツ。  舞踏会に来て幸せそうにしているシンデレラ。  無欲なことはひとつも描いていない。  ここで描いているのは、ただシンデレラの幸せそうな様子だけね。見直してごらん。 >藤極堂さん  いやいや、気にしないでいいです。  わし、「直リンクなしで紹介するの禁止」とか、言いたいぐらいだもん(笑)。  藤極堂さん、ネットサーフたくさんしているようだから、ちょっと訊いてみよう。  「直リンク禁止」とはっきり書いてあるサイトって、どのぐらいあるものかな。  また直リンク禁止でも、タグを使わず、URLアドレスをべた書きして、「カットアンドペーストで使ってください」みたいに書くのは、これは直リンク扱いにはならないのだろうか? URLアドレスを紹介しただけってことで。  あと「リンクフリー」じゃないところって、リンクするのに許可がいるってことだよね? 実際、そういうのってどのぐらいの割合になるもの? -------------------------------------------------------------------------------- たわけ自慢。 No.1999 投稿日 2001年6月16日(土)00時08分 投稿者 小倉善哉 >いままでいったいどんなふうに物語を作っていたのだろうか?    うーん、この質問の意図って、「たわけ思考回路を理解してみよーう!」ってコトでOKですか?(^^;  そういうことだと思いながらレスしますです。(それでも、「何考えてんの? アホちゃう?」と言われるためにレスするのはキッツイですね…書くけどさ/^^;)  ええと、一言でいえば、「何となく!」です。  何となく、泥をこねて。  何となく、ヒトガタを作って。  何となく、魂を降ろして…というか降ろしたつもりになって。 「まあキャラクターと核になるアイデアがありゃ何とかなるだろー♪ 書いとけ書いとけっ!」  と。思ってました。  そんな感じで作ってたんですね。いままで。わっはっは(爆) (心の声「そりゃーあんたたわけだわ…」)  参考までに、以下に、小倉の小説を書く姿勢の「認識移行表」を書いてみます。  1)テキトーに作ってることを、知らなかった。  2)テキトーに作ってることを理解しても、どうしたらいいのか分からなかった。  3)だけど、実際に手を動かしてみたり、他の人の作業を見ている内に、なんか分かってきた。   ※シンデレラ迷宮の小倉17あたりの没理由を見ていて気が付いたんですけど、小倉は「転」の存在を、知ってても理解していなかったみたいです。  『「起」と「結」は、正反対にならなきゃいけないんだなー』というのは理解していましたが、それ、本当に言葉通りに考えてただけみたいです。「転」の部分をどうやって考えたらいいのかってのが、思考回路の中になかったのです。えっへん(自慢)  「転」の部分がどうなるのか、それがそもそも頭にないから、最初の「兄→弟」の人物移行表も、  「弟、嫌な奴」→「弟、嫌な奴じゃなくなる」  ──これで、おわっちゃうんですね。  「なんで兄は弟を嫌な奴だと思ってンのよ? その原因。それを取り除かなきゃ、弟は嫌なやつじゃなくならないでしょ?」  とかね。そういう、上のような思考は、スコッと抜け落ちてたんです。だけども、それすら気付かなかった訳です。いま思うと不思議ですが(^^;  あと、もう一つ。重要なことが。  4)ネーミングセンスの件がめちゃくちゃショックだったので「なにくそー!」と思って、馬力を出した。(小倉は踏まれて伸びる雑草タイプらしい)  石野さんが筋トレ(?)ノルマで馬力を出したように、小倉が馬力を出すには、がつーんと一発オミマイしてやる方が効くらしいです。  ただ、どこでがつーんとくるかは、小倉自身にもよーわかりません。「たわけ」とか「人間やめる」とか「杉井光になる」とか(笑)  そーゆーのではあんまりガツンとこない、それは確かなのですが…。   >最低5〜6人、同時に降ろせるようにならんといかんよ〜。  うへえ。最低、5〜6人接続ですか。プロはすごいなあ…(感嘆)  小倉も経験値を積んで、イタコレベルあげないと…(違)  さて、それでは、恥をさらしたことだし、今日も元気に短編蟻地獄に戻りましょーう!(続くハイテンション/笑) ○ 弟が人間らしいと思えるエピソード  を考える前に、ですね。    うふふふ(無気味な…)  これ、少し前の小倉は「文字どおり人間らしいと思えるエピソード」を考えようとしたに違いないのです。  (捨て犬とか可哀想な奴を放っておけないとかね。そんなんで兄が納得するかーッ!がしゃーん!←ちゃぶ台クラッシュ)  ああ、本当に今日もテンション高いですね小倉(笑) まあいいや。放っておこう(?)  ええと、そういうたわけたコトは置いておいて、兄が、弟を「どういう面で人間らしいと思うか」ってのを、まず考えてみようと思います。  捨て犬の話だしましたけど、美徳系「人間らしさ」はオール没です。  「優等生が優等生じゃなくて、人間らしく見える」状態になるには、逆をいかねばいけないですよね。つまり、悪徳系。  悪徳、までいかなくても…うーん、人として駄目系?じゃないといけないんだよなっ(爆)  兄のことが心配でテストに手が付かず0点とっちゃった。とか。  兄が遅刻して入って来ると、弟が授業中なのに席を立って、兄の側へいって、安心して泣いちゃう、とか(あ、これ可愛いな…)  んー。なんか、でも、弱い気がするので、もうちょっと、考えさして下さい。  姉の方のアイデアは、拒絶されても看病を続ける系で、償わせてみようと思います。  んでもって、名前のアイデアも、週末、ごそっと出そうと思います。  あ。シンデレラ迷宮も、あと三つ、考えられるだけ、考えなきゃ。(いそいそ) http://face.ruru.ne.jp/siruko/ -------------------------------------------------------------------------------- いかん No.2000 投稿日 2001年6月16日(土)00時52分 投稿者 唯野教授 最近私事が忙しかったとはいえ、書き込みが途絶えてるのはまずい。でもうまくまとまらないんだよなあ。 最大の懸案は、承部において、いかに不死者の不気味さをだすかってところ。 しかしこの不気味さとか理不尽さとかって、不死者の考えとか発想に対して起こるものなんですよね。 つまり不死者の考えをなんとかしてしゃべらせるか、行動に出させるかしなきゃいけないわけだけど……ああ、検索のアルゴリズムが悪いのか全然ヒットしない……。 >神 題名知らないんですが、何かのSF作品では「人々が神という概念を捨て去った時代」という設定のため、登場人物に「my God!」の代わりとして「galaxy!」と言わせていたとか。 >トリックスター 一応、意味はわかってるつもりですけど、ウソップってトリックスターではないと思うのですが。私がトリックスターの例をあげるとすれば、「蒼天航路」の呂布とか……あ、「×─ペケ─」のルイルイなんてトリックスターそのものだ。 >小倉善哉さん >悪徳系人間らしさ 少し前に話題になってた「イケナイこと」と組み合わせて、弟が「女性の身体に関する探求」をしているところを兄が見つける……ってのを真っ先に思いついた私はダメ人間ですか。 -------------------------------------------------------------------------------- よみかく分室(仮) よみかく分室(仮) --------------------------------------------------------------------------------