底なし沼


ダディは
No.3001 投稿日 2003年7月18日(金)05時36分 投稿者 新木 伸
 はじめから上下巻っていってましたね。
 上下巻で終わらなかったら、まさに星くず状態ですが。

 まだ読んでないもんで、ネタバレとかは、しばらく勘弁。


いいじゃない・・・
No.3002 投稿日 2003年7月19日(土)14時35分 投稿者 てるばなな
まぁ、確かに長いけど長い分には自分としては全然良いけどね(><b
そっちの方が長く楽しめておもしろいし・・。

とはいってもそれも作品によるけどね(^^;;
だから「星くず」は良いんだよねぁ。


アニメ版見て〜
No.3003 投稿日 2003年7月21日(月)23時10分 投稿者 ☆黒竜☆
 星くず英雄伝どうせならアニメ化してくれ〜
  アニメ版見て〜〜〜〜〜


「ファンページ」と「底なし沼」の区分けとか
No.3004 投稿日 2003年7月22日(火)15時37分 投稿者
新木 伸
 前にも書きましたが、過去ログのどこかに埋もれてしまっているので、また書いときます。

 「星くず英雄伝」や「夢境学園」――新木伸が仕事した作品の話でしたら、「ファンページ」を用意してありますので、そちらでやってください。

 こちらの「底なし沼」は、新木伸個人と友人とが交流するための掲示板です。
 なにか書くのなら、まず「友人」となるために自己紹介からでしょう。


ドキッ
No.3005 投稿日 2003年7月23日(水)00時14分 投稿者 鐸碑
 No.3004の新木さんの書き込みを見て、我が身を振り返ってみる。
イソイソと過去ログを参照…………
 大昔にファンページでは、はじめましてとだけ挨拶しているが、キチンとした自己紹介はしていない事に思い当たる。

 会話の端々(ちょっと抉られたくない古傷が…)に断片的に自分のことを語ったりしておりますが、一度キチンとご挨拶した方が良いかと思い直しましたのでちゃんとご挨拶します。

 ハンドルネームは鐸碑(たくひ)と言いまして、インターネットを利用し始めたか頃から使用しているハンドルネームで、本名とペンネームのローマ字表記の共通項部分からできております。
 職業は、アナログゲーム業界での会社でPBMなんぞもやっております所の1社員です。
 趣味はTRPG、ボードゲーム、アニメ・特撮等と履歴書にも書くくらい自信を持って、趣味としています。ゲーマー歴は既に人生の3分の2を越え、TRPG歴だけでも18年になります。
 特技としては、PBMのマスター経験から、読み難い文字判別技能や拙い日本語の読解技能等を身につけていたりします。後は確率計算とは長い付き合いなので、確率計算を中心にした範囲の数学は学生時代と比べて余り衰えていないかと。
 個人的な嗜好として、『男が女になる話』という類型を好んで読む(見る)傾向があるので、新木さんの作品との馴れ初めは星くず英雄伝2巻から、遡って1巻も読んで以後どっぷりと嵌りました。
 SF考証としてしっかりした星くず英雄伝の構造や、男(主人公)たるものやらねばならない時には、無理でもやるという格好よさに惚れてファンになりました。

 昔学生時代にはパソコン通信で、色々とやった経験からもなるべくここの掲示板(ファンページも底なし沼も)が快適であればと余計なお節介を焼いたりしておりましたが、そもそもちゃんとした挨拶をしていなかったとは、実に情けない限りです。

 しばらくこちらにも、向こうの方にも顔を出してなかったので多少なりと心配しておりましたが、双方共に復活されたようで何よりです。

 底なし沼とファンページの線引きに関する書き込みは
 
No.2897にありますね。

 とりあえず、精神的に余裕があるようにみれるのでちょっと安心しております。
 そういえば、以前話にあった『Once Upon A Time』まだ手にいれてないですねぇ。イベントなんかでやると面白そうなんですが。

 別の話題に飛び火。巻数がのびる話としては、当初前後編予定だったのが、前編・中篇・後編ときてまだ終らず、完結編が刊行されることになったが、その完結編が1、2、3、4と計7冊になった作品を知ってます(その前までしか読んでないですが)。
 菊地秀行のバンパイヤハンターDシリーズの一編なんですけどね。とりあえず予定が狂う話のネタとしてしょっちゅう使ってます。


そりゃそうだ・・・(^^;;
No.3006 投稿日 2003年7月24日(木)13時17分 投稿者 てるばなな
そういえば、自己紹介なるものをしていませんでした。これがリアルであれば、見知らぬ人がいきなり友達面して挨拶してくると言うのと同じですね(汗。
では、改めて自己紹介を・・、
ハンドルネーム「てるばなな」です。←の実際の意味は単にバナナが好きなだけですw。「てる」の部分はまぁ、ぶっちゃけあれです。あれ・・。
年齢はまぁ、10代としておきましょう。詳細なことかいてもアレだし・・。
さて、趣味は『富士見F』とか『電撃』歴7年、後は早川文庫4年。
      (       ↑    )
の方は好きな物がありすぎて言うのがめんどいw(汗
早川文庫で言わせれば「神林長平」先生の「戦闘妖精」とかがお気にいりっす。
あとは同じく、『敵は海賊』も良いね。これはOVA化しているね。
ほかはネシャン・サーガとか、これ長い。つうかまじ長い・・・。
他の趣味で行けば、ゲーム全般が好きだなぁ。まぁ、特に言うとPCゲー。そのなかでもとくにFPS系統のが好き。今はまっていると言うと。「クウェイクV」とかあとは「ソルジャーオブフォーチュンU」とかね。確か、今年の秋発売だったか、「ハーフライフU」はまじで面白いと思うよ。前作も死ぬほどはまったし。
RPG系も好きだったけど、今のはダメだね。とういか、なんか95年辺りからだんだんクソになっていくような感じがして、もう2000年すぎたあたりから
「こんなのが大手のゲーム(RPG)で良いのか?とかいいたくなるし・・。
RPGといえばもともとテーブルトークだけど、こっちは別物。こちらは何年やってもおもしろい。ルールとか上限行動とかそういうところが初めての人には多少めんどくさいかもしれないけど(ステータスの割り振りとか、戦闘もかも・・・)だいたい憶えればあとははまるだけって感じですな。
と、話しがそれてしまった・・・。まぁ、RPGで一番好きだったのは、「ダンジョンマスター」そのなかでも「U」はマジでやばい。これは良く徹夜していた。
詳細なことは後ほど書きます。
あとは、漫画が好き(><bこれに関しては一生ついて回るんじゃないだろうか。
いま読んでいる中で好きなのが「ベルセルク」とか「ブラム」他には、「ジンキEXT」とか良いね。ただ、悩みの種は月に万単位で買ってしまうのが痛い。
バイト代が〜〜〜(泣
好きな食べ物とかは強いて言えば「チーズ」すか・・・。
パスタ系にはもう何でも入れてしまう。というかチーズあってこそのパスタだと思っている節もあるw。
と言うことで、なんか非常にまとまりがない文章だった。


失礼しました
No.3007 投稿日 2003年7月24日(木)15時53分 投稿者
新木 伸
>鐸碑さん

 すいません。
 僕、何度も「銅鐸さん」と間違えてしまってました。
 名前のふりがなをいただいて、ようやく気づきました。
 長いこと、延々と何度も間違え続けていて、鐸碑さんとしては、もちろん気づかれていたはずですが。なかったことのようにスルーし続けていただいていて……。その寛大さを、僕も見習いたいと思います。

 普段は、他の方の名前は、本人自身の書きこみからカット&ペーストしてくるか、辞書登録したものを使うようにしていたのですが……。
 RPGマガジンのスペオペ世界の「乳」の話で見かけたときに、「銅鐸」と間違えて覚えてしまっていて、辞書登録をサボって、そのままうっかり使ってしまっていました。




>『Once Upon A Time』

 作家志望者の訓練にもよさげなんで、一組欲しいんですけどねぇ。
 頭のクロックをあげて、発想力を鍛える訓練に大変よさそう。TRPGが「読者の反応を見る」ための訓練になるように、楽しく遊べて、実力アップもはかれて、一石二鳥になりそうな……。

 カード構成だけでもわかれば、名刺を打ち出す要領で作れないこともないですが……。
 自分で遊ぶためだけに、カード内容を複製して使用するっていうのって、法的にはどうなるんでしょう?




>てるばななさん

>>そういえば、自己紹介なるものをしていませんでした。これがリアルであれば、見知らぬ人がいきなり友達面して挨拶してくると言うのと同じですね(汗。

 はい。実際、正直なところ、気持ち悪いです。
 「あんた誰?」とか、思わず聞き返したくなります。

 ダンマスですか。あれ好きだったなぁ。コンピュータRPGで「水と食料」というものを、あれほどリアルに扱ったものは他に知りません。




>昔のゲーム

 最近、PS2の「R−TYPE」広告がTVで流れてますが。
 こんな内容。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・30がらみのサラリーマン。疲れて帰宅してくる。
・妻、笑顔で夫を出迎える。
・生気のない顔でテーブルについた夫。新聞の一面を見て突如顔色を変える。「○○星雲にて最終決戦」との見出し。
・洋服ダンスから、トリコロールカラーの「ソルジャー・ジャケット」を取り出す男。すっかり戦士の顔になっている。
・ジャケットに腕を通して飛び出してゆく男。「あなたぁ〜」とすがり付く妻を振りほどいて、「行ってくる」とただひとことを残す。出撃。
・取り残され、さめざめと泣く妻。だが顔を上げたその目は、爬虫類のものであり、その顔にも無気味に血管が浮き出している……!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 旦那さんは、かつて地球を守ったR−TYPE戦士であり、奥さんは敵側のエイリアンが、彼を監視するために送りこんできていたスパイだった――てなオチですね。

 旦那の気持ち。僕にはよくわかるわけで。
 かつてワンコインクリアーしたこの身なれば、最終決戦が始まったいま、たとえ微力であろうとも決戦の場に赴かねば――と、いてもたってもいられない気分。
 しかし店頭に「招集状」がなかなか置いてないんですよねぇ。もっと大きなゲーム屋にいかないとダメかな。
 しかし問題は、いかに「彼女」の目を盗むのかってことで。うちにも敵方の監視員は送りこまれてきてますから。


では次はボクが・・・
No.3008 投稿日 2003年7月24日(木)20時10分 投稿者 G2
 G2です。ハンドルネームの由来は、『G』が苗字と名前に一つずつある
から、『G』+『G』=『G2』です。年齢は星くずと共に過ごしていた為
か、年齢の二桁目が変わってしまった、もと○学生(爆!)現在は福祉関係
の仕事をしてます。ちなみに性別は・・・♂。

 趣味は独唱・・・ではなく、読書。『電撃』『角川』『富士見』『講談社
』『集英社』『小学館』etc・・・自分が気になるのなら、何でもござれ
です♪好きな作家は[あかほりさとる]先生[阿智太郎]先生[新木伸]さんの、
(自称)[AAA]作家ヾ(〃°▽°)ノ しかし、『TRPG』は周りにする
人が居なかった事もあって、行ってないし、良く分かりません。(×o×;)

 このHPには、パソコンが無かった為、過去ログが500くらい行ってい
た時くらいに来たのかな?良く星くずについての疑問を、今と変わらず皆に
質問してました(^0^;)

 ・・・ってとこでしょうか?

 必ず最後に一文入れる、G2でした。


ハンドルネームのこと
No.3009 投稿日 2003年7月24日(木)21時39分 投稿者 鐸碑
>>鐸碑さん

> すいません。
> 僕、何度も「銅鐸さん」と間違えてしまってました。
> 名前のふりがなをいただいて、ようやく気づきました。
> 長いこと、延々と何度も間違え続けていて、鐸碑さんとしては、もちろん気づかれていたはずですが。なかったことのようにスルーし続けていただいていて……。その寛大さを、僕も見習いたいと思います。

 名前の話ですが、一番最初に新木さんが銅鐸さんと書いていた時点では、全く自分の事とは思っていませんでした(笑)
 ファンページのNo.2604の時ですが。正常化に貢献したと思ってなかったので、おお頑張ってくれている人がいたんだなと他人事と思ってました。

 自分のことをさしていると気付いたのは、底なし沼で『Once Upon A Time』話がでた時でした。今更言うのもなぁって事で、スルーしてました。

 ゲームの著作権に付いて、そのもののカード構成をコピーすると複製権侵害に当たると思われます。複製権侵害は私的利用でも適用の範囲ですが、著作権法の罰則は親告罪なので、公に知られずに著作権者からの親告が行われなければ罰則が適用される恐れはありません。

 その着想だけを受けて0から自作する場合、アイデアには著作権はない(ビジネスモデル特許等の特許権は獲得できますが)ので、その場合法的にはオリジナルであると言えると思います。
 例えば、登場するワード郡を昔話の定番キーワードではなく、学園ドラマ定番キーワード郡にするとか、スペースオペラ定番キーワード郡とすれば、『Once Upon A Time』から着想を得たオリジナルであると言う事もできるかと思います。

 まあ、よっぽどでない限り一つのゲームを作る労力は、出来合いのゲームを買う金額より大きいですからねぇ。売ってないゲームを探すのはそれなりに困難ですが…


バランスの部分
No.3010 投稿日 2003年7月25日(金)02時32分 投稿者
新木 伸
 さて困った。そのコピーしたい部分って言うのが、まさに「カード構成」なんですね。
 ゲーム作りでいちばん手間の掛かる部分は、そのバランス取りのところですし。そこがミソ。

 ていうか、入手可能ならちゃんと買うのですけど。


『once upon a time』の話
No.3011 投稿日 2003年7月25日(金)15時28分 投稿者 鐸碑
 国内で過去に扱ったことのある通販ショップに問い合わせをしてみました。それとは別に、海外ゲームの輸入代行とかしてくれているSOHOの所にも問い合わせています。
 入手の目処がたちそうだったら、お知らせします。


自己紹介
No.3012 投稿日 2003年7月26日(土)00時46分 投稿者 吾煌
が流行っているようです。(違うか)
ちゃんと自己紹介するというのはいいことですね。

僕もしてませんでした。ということで

吾煌と書いてあきらと読みます。馴染みのある音で変ったHNの方が印象に残るかな、と思いつけました。
どうぞよろしくお願いします。

終わってしまった…

えっと、20代後半の男です。小説はもちろん好きです。

つづかない…

えー口下手です。…終わりです。


once upon a time げーっと
No.3013 投稿日 2003年7月26日(土)01時07分 投稿者
新木 伸
 今日、打ち合わせで新宿に出てきたので、イエローサブマリンに寄ってみました。一組だけありまして、即ゲットしました。

 本当は2〜3組買っておきたかったのだけど。

 ただ時間を置けば、また入荷するそうです。


 ということで、心配かけましたがノー・プロブレムです。


最近
No.3014 投稿日 2003年7月27日(日)23時20分 投稿者
まさる
「第六大陸」という小川一水さんが書いた小説を読みました。
建設業者が月で建築しよう、という物語ですが、なかなか面白かったです。
第1巻ということで、まだ続くみたい。
近未来、おそらく間違いなく現実に起こるであろう
宇宙での建築事業なんかに興味のある方は読んでみてもいいかもしれませんね。
カーボンナノチューブで100mの糸が作られてしまった現在、
今世紀中にも軌道エレベーターが実現してしまいそうな気配だし。
イラスト(と言っても表紙と口絵だけでしたが)が「プラテネス」の幸村さん。
印象は毛色の違う「ムーンライトマイル」(この漫画もすごく面白いです)のようでした。

そうそう、「プラテネス」と言えばアニメ化するようですね。
楽しみなんですが、いまウチではBSが見れないんですよねえ。

>新木さん
最近出た新刊ですから、さすがにネタバレの心配はないと思いますが……。
いくらなんでも。
あと、「Once Upon a Time」入手おめでとうございます(?)。


カーボンナノチューブ
No.3015 投稿日 2003年7月28日(月)20時35分 投稿者
新木 伸
 おろろ。いつの間にそんな飛躍的進歩が。
 知らなかった。

 まさるさん。
 100メートルの糸ができたという情報、情報ソース求むです。
 それが実現していたら、軌道エレベーターは本当に夢じゃなくなりますので、SFっぽいものを書いている人間のはしくれとしては、情報の確認をしておかないと。


No.3016 削除ずみ

お役に立つかどうかわかりませぬが
No.3017 投稿日 2003年7月29日(火)01時17分 投稿者
まさる
>新木さん
情報ソースは「nature」2003年6月12日号です。
僕が読んだ元ネタ自体は「ニュートン」2003年9月号の、
巻頭付近にある速報記事の部分。この記事見て購入しました。
ここには「nature」5月12日号とありますが、これは間違い。
英語の概要記事でよければ、こちらにありましたので、どうぞ。
翻訳サイトを使って激しく大雑把にまとめると、以下のような感じ。
ま、100mの糸を作ったのは間違いないようです。

------------------------------------------
紡績加工技術を応用してカーボンナノチューブで糸を作ってみた。
できたものは、長さ100m、直径50μm、自重の60%がカーボンナノチューブで、
1.8GPa(ギガパスカル?)の抗張力、570J/gの破壊エネルギー値(これがよくわからんのですが)。
で、これを使って馬鹿でかいコンデンサーやらバッテリーやらアンテナやら、
はては人工筋肉にまで使いたいなあ。
------------------------------------------

……なんかドえらいモノをつくってるようですが、
もっと正確な翻訳をオススメします。
この技術がいずれLIFTPORT社の言う軌道エレベーターの
リボン製作技術に繋がるのかな〜、いや、繋がれ〜と暴走した結果が、
No.3014の僕の発言でした。
ちなみにNo.3016は僕の書き込みミスでしたので削除しました。

一応、下に「ニュートン」の記事も載せておきますね。


「Newton」2003年9月号(ニュートンプレス)より引用
No.3018 投稿日 2003年7月29日(火)01時17分 投稿者
まさる
クモの糸をしのぐ最強の糸
カーボンナノチューブの糸の織物から,巨大な蓄電器をつくることに成功。
*nature 2003年5月12日号

 クモの糸は同じ量の鉄鋼ワイヤーにくらべて5倍も強い。そのため,クモの糸をなんとか工業化できないものかと,世界の技術者たちが研究をつづけている。
 このたび,アメリカ,テキサス大学のダルトン博士らは,カーボンナノチューブ繊維で糸をつくると,クモの糸よりもいっそう強い糸ができることを明らかにし,実際に100メートルの糸をつくってみせた。
 製作方法は基本的には通常の繊維の押し出し,凝固,洗浄,巻取りを一つの機械で連続的に行なう連続紡績方法であった。
 さらに博士らは,この糸を織物にし,非常に大きい蓄電器(コンデンサー)をつくった。この蓄電器は商品化されている最大のものに匹敵するだけでなく,1200回の充放電をくりかえしても特性変化がなく安定性が高いことがわかった。
 カーボンナノチューブの織物から,センサー,回路間の結合物質,電磁シールド,アンテナ,電池などがつくれると博士らは考えている。


おおう
No.3019 投稿日 2003年7月29日(火)19時29分 投稿者
新木 伸
 「野尻掲示板」でさえ話題にのぼっていなかったので、半信半疑でした。
 さっそくニュートンの最新号、買って来なきゃ。

 ああ、「ニュートリノに質量」とか「ハッブルによる宇宙年齢測定」とか、「携帯電話の普及」とか、最近はSFが現実に負けちゃってるなぁ。


カーボンナノチューブの糸
No.3020 投稿日 2003年8月2日(土)21時03分 投稿者
新木 伸
 原典の英語サイト。
 エキサイトに丸投げして、翻訳したものを読んでみました。

 「ファイバー=繊維」っていう用語が飛び交っているので、カーボンナノチューブで100メートルを達成したのではなく、繊維を寄り合わせて糸状にしたものの長さが、100メートルになったということのようです。

 カーボンナノチューブ単体の長さは、おそらく、もっともっと短いのでしょう。数センチはあるのか。数ミリくらいはあるのか。それとも数ミクロン程度か。


 「糸」にも色々ありますが……。
 木綿糸や毛糸なんかは、一本の繊維の長さは、それほど長くありません。せいぜい数センチ。毛糸なんて、動物の毛の長さ分しかないわけですし。

 しかしカイコの吐く絹糸は、ひとつの繭から取れる分は、すべて連なって完全に「一本」です。正確な長さはど忘れしましたが、100〜200メートルの長さの一本糸だったはず。

 軌道エレベーターを作るには、そういう「一本糸」で、数万キロの長さがないとなりません。


 時間ができたら、野尻掲示板のほうに書いてみて、「偉い人」に訊いてみます(笑)。
 カーボンナノチューブの研究者が読んでいないとも限らないのが、あそこの凄いところであり、怖いところ。


ははぁ
No.3021 投稿日 2003年8月3日(日)22時43分 投稿者
まさる
そういうことだったんですね〜<一本糸ではない。
まあ「重量の60%が云々」といったあたりでそうだろうとは思ってましたが、
あの英語記事からでは糸の詳しい構造まではさっぱり掴めませんでした。
ポリビニルアルコールでできた「糸」の内部に、
短いナノチューブをぎっしりと詰めこんでいるような感じでしょうか?
紀伊国屋ででもバックナンバーを探してみようかなあ。
ちょっと読んでみたくなったし。

そもそもカーボンナノチューブの成長速度なんかがどのくらいなのかも
よく知らないので、実際に数万キロの「一本糸」ができるのはどれほど先のこと
なのだろうかと、ちょっと不安になってきました。

それはさておき新木さん、
お忙しいのに手間を取らせてしまって申し訳ないです。


自己紹介とか
No.3022 投稿日 2003年8月4日(月)11時24分 投稿者 西澤 隆
そういえば僕もしてなかったように思うので、遅ればせながら…と言っても、書き込み頻度はごく低いので、ほとんど初めましてかも。

西澤と申します。半導体のシミュレーターなどを主な生業としているSEです。
#SEってのは客と討論して仕様を決める人でプログラムはしない、なんて話も
#ありますので、その定義に従うならプログラマーです…。
学生時代には天文学専攻で、天文単位だのパーセクだのzだので話をしてたのが、今はμmやnmとかの世界にいます。スケールダウンの激しさでは人後に落ちないと自負していますが、それでも基本的な支配方程式の形はあまり変わらないのがよく考えると感動的だなぁと思ったり。恒星の震動のスペクトルと原子のエネルギー準位が同じ量子化条件で説明できる、とか。

SFは、小学校の頃に図書室のジュブナイルを片っ端から読んだ時期がもしかすると一番読んだかも知れません。畢竟、最初にファンになったのはアシモフでした。
高校に入ったくらいからは「レンズマン」のようなスペオペに嵌り、その後はなぜかファンタジーに流れたので、いわゆる本格派を読むようになったのはかなり後です。たとえば…つい最近、映画を観て頭痛くなったのがきっかけで初めて「ソラリス」を読んだような、いたって生温い読者です。

新木作品には、「ロケットガール」→「野尻抱介リファレンス・マニュアル」→「新木 伸 百科辞典」という経緯で出会いました。トップを飾る「星くず」1巻の宣伝チラシ絵を見て即買いに走った…のも今ではいい思い出です。

理学系の話題が好きで、もう大分忘れているのに「野尻ボード」で時々それ系の話題が出ると、余裕のある限り首をつっこんで恥をかいています。時々あちらで新木さんと遭遇した事もありますね。
#超新星爆発のエネルギー規模を正確に答えられなかったのは、曲がりなりにも
#天文学専攻出身としてきわめて忸怩たる件でした:)。
#ほんの数日、その属する銀河全体よりも明るくなるから…とかいろいろ考えた
#んですが…。

では、改めて以後よろしくお願いします。


またカーボンナノチューブネタ
No.3023 投稿日 2003年8月9日(土)16時51分 投稿者
まさる
「厚さ百分の数ミリ カーボンナノチューブの紙で折り鶴」
だそうです。ソースはこちら
広げた翼幅が約3cm、重量は15mgほどだそうで。
もしリンク切れしてたらすいませんね。

台風10号、すごかったですね。
大阪は丁度真夜中に通過したので、特別不便さはなかったみたいです。
皆さん、被害に遭われてないといいんですが。


No.3024 削除ずみ

始めまして^^
No.3025 投稿日 2003年8月17日(日)14時46分 投稿者 無敗のペテン師
始めまして、無敗のペテン師と申します。最近新木さんの作品に
出会うことが出来た幸せ者です。
私は大学で材料工学を専攻しているので、新木さんの作品に出てくる
素材、材料、用途等にとても興味を覚えました。読み進んでいくうちに
ストーリー、キャラ、構成 そして何よりベタでありつつベタじゃない
所に嵌ってしましました。
作品を読み、面白かったので「この本を書いているのはどんな人
なんだろう」とここに飛んできました。
執筆活動は疲れることも有るかも知れませんが、一ファンとして
応援してます。 これからも面白い作品が新木さんの手から生み出されて
行くのを心待ちにしております。
時々書き込みをさせて頂くことが有るかも知れませんが、そのときは
生暖かい目で見てやってください(^_^)

PS:過去の書き込みを見てみて「先生」と呼ばれるのがあまり
  好きではいらっしゃらない様なので敬称を「さん」とさせていただきま  した馴れ馴れしい様で大変申し訳ありませんでした 


無敗のペテン師さん
No.3026 投稿日 2003年8月18日(月)16時45分 投稿者
新木 伸
 ええと。
 どちらかというと、「ファンページ」のほうにふさわしい話題じゃないかなと。
 続けられるようでしたら、あちらでお願いします。

 あちらは新木作品のファンが交流する場。
 こちらは物書きを生業としている新木伸の、個人掲示板という扱いですので。


 小ネタ
No.3027 投稿日 2003年8月20日(水)12時09分 投稿者
鐸碑

 作家志望者でもない人間が向こうで書くネタではないと思ったけど、新木さんには伝えたかったのでここに書いてみる。

 攻撃魔法の設定のため、氷の刃といういみで氷刃(ひょうじん)と書こうとして変換すると、『氷人』と一発変換で出てきた。
 なんで氷の人なんて単語がデフォルトでIMEに登録されているんだ? と思ってWEBの辞書検索(大辞林)に掛けてみた。IMEの変換辞書にあるくらいだから概ね辞書に乗っているとは思ったが、一体どう言う意味かと頭の中は『???』状態。ほどなく出てきた結果は、下記の通り。

ひょうじん 0 【氷人】

〔晋書(索伝)〕男女の仲をとりもつ人。仲人。月下氷人。〔晋の時代、狐策が占いの名人索(さくたん)に、氷の上に立って氷の下の人と話をしたという夢の判断を求めた。索が「氷の上は陽、下は陰。したがってこの夢は氷が解けた頃結婚の世話をする前兆である」と解いたところ、その占いどおり大守の息子の仲人を頼まれたという故事から〕

三省堂提供「大辞林 第二版」より

 仲人する人が氷人か、字義からはピンとこない話だけど中国の故事ってのは面白いなぁという感想。まあ、こんな教養深い人でないと意味が理解できない言葉を直接使う事はないだろうけど、頭の片隅に入れておいて。氷の人型モンスターを出す時には安易に『氷人』とつけないように気をつけよう。


No.3028 管理者削除

だから10巻だって!
No.3029 投稿日 2003年8月26日(火)12時17分 投稿者 ???
前回書き込んだはずなのに消えてるぞ?
星くず10巻はどうなったの?


???さんへ
No.3030 投稿日 2003年8月26日(火)13時30分 投稿者
鐸碑
No.3028 管理者削除
 とかかれているのが見えませんか?

 あなたの全開の書き込みは、掲示板のルールを破り(マナーではありません、ルールです)、且つ趣旨にも反している内容だったので削除されたのです。

 星くず英雄伝の話=新木さんの作品についての話は、こちらではなくファンページで行う事です(ここが趣旨違い)。
 また、この掲示板では過去ログを読む事とキチンと名乗る事が掲示板の管理人から指示されています(名乗っておらず、過去ログどころかこのページ内にも書いてある事を守っていないところがルール違反)。

 ???等という正体不明のハンドルで、且つ自己紹介もせず、掲示板の趣旨に反した書き込みをしているので、管理人によって削除されています。

 星くずの10巻がどうなっているかということについては、過去ログに出ているので、それを探して見てください。

 ここは、???さんの私物ではありませんし、公的機関が自由利用の為に用意した場所でもありません。私人である新木さんが、親しい者やファンの為に用意した新木さんの私有する掲示板です。ある意味で、新木さんのお宅の庭先のようなものです。
 そこを訪れて利用するなら、キチンと挨拶するとか、ルールを守り、マナー良くするとか、主人の指示には従うのが当然です。
 ファンなら、家に上がって好き勝手に暴れて良いって事にならないの事は、理解できると思います。掲示板での対応もそれと同じです。
 きちんと挨拶して、決まりを守り、過去ログを読んで他の人に迷惑をかけない。それだけのことをした上で、楽しく利用しましょう。

 名乗りもせずに、掲示板のログにかかれている事を調べもせずに、自分の知りたい事を聞くという姿勢は、他人様のうちにいきなり上がりこんで、飲み物を要求するのと同じような行為です。答えてもらえなくて当然だと思いましょう。


うは!
No.3031 投稿日 2003年8月26日(火)23時56分 投稿者 くわまん
田舎に帰ってた一月の間になんかいろんな事が流行っている(笑)

一月遅れながら自己紹介しておきます。
くわまん23歳♂です。昔(ログが三桁台だったころ)よく出没していました。近頃は書き込みをあんまりしてないですw
基本的にはゲーマー、家庭でも、ゲーセンでも、TRPG(ガープス)やらカードゲーム(マジック・ザ・ギャザリング)やらいろいろ手を出してきました。今は信長の野望オンライン、R-TYPEファイナルにはまっています。
元々がSF好きなので「星くず」は友達に進められて読んだ次の日に全巻探しに行きました。ここに初めて書き込みをした時はまだ高校生だったのに、今はもう大学5年生。歳食いましたw

カーボンナノチューブ
ニュートンはいつも読んでいるのです、しかし、ここ二月以上忘れていたらこんな物が出来てたなんて…いいなぁ〜、本当で軌道エレベーターとかが出来るレベルにはやくなってほしいですね。

せめて自分の寿命が尽きる前にw 


???さん
No.3032 投稿日 2003年8月27日(水)01時40分 投稿者
新木 伸
 ???さん。
 あなたはこの「底なし沼」には、今後、出入り禁止です。

 理由は、親切なことに鐸碑さんが説明してくれているので、それを見てください。
 なにがまずかったのかわかるようになったら、来てもいいです。そのときには別のちゃんとした名前を持ってから来てください。



>皆

 この手の書きこみは、見かけ次第、ただ消すだけなんで、いちいち注意してやらないでもいいですよ。むしろ消されるまで反応しないで放置しておいてくれたほうがありがたいです。

 掲示板に入る前に、ページをひとつ作って、そこに注意書きでも表示されるようにしておくほうが親切なのかもしれないけど……。
 そうしたところでこの手の事故が減るとも思えない。
 「水難事故に注意しましょう」という看板があったせいで水難事故に遭わなかった人は、たぶんいないだろう。
 なによりもダサいので、やりません。

 むしろフィルターになっていいくらいだし。
 空気が読めるか読めないか。初めて掲示板にやってきてなにか書く前に、過去ログを全部は読まなくとも、手近ないくつかは読むのか。

 まったく読まないで空気を見ないまま書きこみしちゃう人なのか。

 そういう人と、僕はお友達になりたくありません。
 相手は子供なだけなのかもしれないし、本当に実際に子供なのかもしれないけど。
 大人役になって、一からマナーを教えてあげる気もないです。すくなくともこの場所においては。


自己紹介
No.3033 投稿日 2003年8月27日(水)10時31分 投稿者
りん
 おひさしぶりでございます。覚えている方はたぶん居ないと思いますが、昔何度か掲示板に書き込んだことがあるりんと申します。
 久し振りにネット環境が復活し、ここに遊びに来させていただきました。過去ログをみてみると、私も自己紹介をしていない・・・・。
 人の家に来て名乗らないぐらい無礼な事でございました。
 生息地域は九州は鹿児島県のど田舎(どれくらい田舎かというと、1番近いコンビニまで6キロ爆)
 年齢は28歳で男。外見は熊(友人一同の意見)趣味は読書と料理(男の趣味とは言えないかもしれない)
 こんなところでしょうか。
 これからも遊びにきますので、どうぞよろしくお願いします。


No.3034 削除ずみ

自己紹介の余談
No.3035 投稿日 2003年8月27日(水)12時40分 投稿者
鐸碑

 鐸碑というハンドルネームについて、まず音(読み)ありきでした。由来が本名とペンネームの共通項(tak-hi)だというのは、前回の自己紹介で書いております。
 この『たくひ』という音に、鐸碑という字を当てたのは、まず殆どの変換辞書でスムーズに出てくる字である事(字単体として難読でないこと)、次にその字を読むならまずこの読みにしかならないであろう事、最後にゲーム関係のルール原理主義的な性格から硬い事を言う事が多いので、漢字の意味的に硬いイメージを伝える字という選択で決りました。

 名の共通項が『たく(tak)』、姓の共通項である『ひ(hi)』ということで字は2文字にする形で考えた結果。
鐸、択、拓、宅、卓、琢、啄、濯、託、托、澤、沢、擢、度といった候補から、別の読み方をされづらく硬いイメージという事で銅鐸の『鐸』を選び。
『ひ』は全部上げると多いので略しますが、石碑の『碑』を選びました。

 ハンドルネームに込められた思いとしては、「銅鐸や石碑の如く硬いが、長持ちする『たくひ』という音の名前」といった所です。

ちなみに漢字の意味は

たく 1 【▼鐸】
(1)中国古代の鈴の一種。銅または青銅製の扁平な釣り鐘形で、中に舌があり、上方の細長い柄を持って振り鳴らす。舌が木製のものを木鐸(ぼくたく)、金属製のものを金鐸という。ぬて。ぬりて。さなき。鐸鈴。
(2)風鈴。
三省堂提供「大辞林 第二版」より

ひ 0 【碑】
事のいわれ、人の功績など、後世に伝えるべきことを石にきざんで、関係の深い地に建てたもの。いしぶみ。
三省堂提供「大辞林 第二版」より

追伸:???さんの書き込み、1度目は勢いで書いちゃったんだろうなぁということでスルーしていたんですが、削除されてなお理解していないようだったので、言葉で言われないと分からない人なんだろうと判断して、お節介なことをしてしまいました。
 掲示板を開く時ではなく、いざ書き込みという段階でチェックボックスが現れて
□私は、過去ログを読み掲示板の趣旨を理解して書き込みしています。
□私は、管理人の指示に従い、ルールを守って書き込みをしています。
 とかにチェックをつけないと、書き込みエラーにするとかできれば勢いだけで書き込む人を抑制できのではないかと思ったり…


いろいろ考えて・・・。
No.3036 投稿日 2003年8月27日(水)17時57分 投稿者 広島(???)
 出入り禁止となりました???改め、広島です。27の男です。
ここの主の本読んで泣き、笑いしてきた者です。
 ちょっとだけ書きます。
誰にだってはじめてはあるでしょ?
消されりゃまた書きますよ、知らないんだから。
それにフリーって書いてあるし、かっこ悪くてもTOPなおしましょうや。
ここに訪れる初めての人のために。


>広島(???)さん
No.3037 投稿日 2003年8月27日(水)20時09分 投稿者
新木 伸
>広島(???)さん

 だからあなたは出入り禁止だって、そう言ってんでしょうが。

 はじめてだから許されて当然だとか、開き直って、そんな寝言を言いだすような人と、僕はお友達になりたくはありません。

 僕の本を読んで泣いたとか感動したとか。
 そのことと、あなただけ甘やかして特別扱いしなくてはならないことと、なんの関係があるのですか?
 あなたは対価を支払って僕の本を買ったのであり、僕はその対価に見合うだけの楽しい時間を提供したわけです。本一冊につき、600円分は愉しませているはずですが。

 喫茶店でコーヒー1杯――。
 コンビニで弁当1個――。
 いまこの世の中で、600円で買えるものです。

 ――で、あなたは、まだなにか自分を特別扱いしろというのですか?
 どんな理由で?



 使用しているプロバイダは3回ともDIONですので、どうやら、本当に同一人物のようですね。
 実年齢が小学生くらいでしたら、もう何年かすれば治る見込みもあったかもしれませんが、27歳にもなってそれでは、もうどうしようもないですね。
 今後一切、ここには書かないでください。


タクヒって音を聞くと
No.3038 投稿日 2003年8月28日(木)00時43分 投稿者 吾煌
 マンガの某3×3EYESの一本足の人面鳥を思い出してしまいます。(漢字の変換が無理でした。)

 鐸碑さん失礼しました。

 今まで漢字の印象でしか見ていなかったです。
 鐸。う〜んあの中に舌と呼ばれているものがあったとは知らなかった。
 氷人も知らなかったですけど。
 まだまだ知らないことが世の中には多い。


 それにしてもハンドルネームを?が3つの次は地名…安易ですな〜。


すみません。
No.3039 投稿日 2003年8月28日(木)00時46分 投稿者 吾煌
反応したらいけなかったのでした。
上記は削除した方がいいのでしょうか?


このごろ思う・・・
No.3040 投稿日 2003年8月28日(木)09時57分 投稿者 てるばなな
お久しぶりです。たぶん一ヶ月ぶりに書き込むのではないでしょうか。まぁ、掲示板だと「お久さ」(^^y、という程のものだとも言えませんが。
このごろ思うんですけど、皆さんが小説を読むときの基準ってどうしてますか?
その作者が好きだとか、これこれこう言ったジャンルが好きだからとかいろいろあると思いますが・・・。結局のところ本当に面白いのかどうかはわからない。
それ自体の冒頭を読んでみるとかして決めることはできますけど、店によっては包装されていてダメな場合もあります。仮に冒頭を読んだとしても良いのか悪いのかの判断材料が少なすぎると思います。
となると自分は結局のところその場の「ノリ」というかヒーリングで決めてしまうんですが、それだと時にお金の無駄になってしまうことがある。
そうならないためにある程度下調べをする。しかし判断する材料が少ない。だからまたその少ない材料で決める。→ノリで買うはめに・・・(TДT)ノノ
とまぁ、変な板ばさみ状態というか泥沼のというか、こう言う事態はなるべく避けたい所存なのですが、皆さんは実際どのようにして(買うときの基準)小説などの読み物面白そうかそれともつまらないか判断していますか?


魂が引かれて・・・・。
No.3041 投稿日 2003年8月28日(木)12時54分 投稿者
りん
 私の場合は魂が引かれてでしょうか。新木殿の本(ヴァルツァーの紋章)と始めて出会ったときは、全く別の本が目当てで書店に行っていたのですが、平積みされている上巻を手に取ったのが最後(じゃなくて最初)一冊分しか買えないお金しかもっていなかったのに、なぜか気がついたらレジの前にいました。
 大抵は、裏表紙のあらすじを読んでみたりするのが多いです。魂が引かれて買ってしまったのは、グインサーガ(小学生の頃W)とデルフィニア戦記ぐらいでしょうか。
 なんだか纏まりが全くない文章になってしまいました。それではこの辺で失礼いたします。


ルールを明記しないワケ
No.3042 投稿日 2003年8月29日(金)16時46分 投稿者
新木 伸
 掲示板ルールを、見えるところに明記しておかない理由。
 これは書いておいても問題ないかと思うので、書いておきます。

 ルールを明記すると、「ルールに書かれているからいいのだ」とか言いだすアホが繁殖しちゃったりするわけです。ルールを逆手に取って悪用しようという救いがたい連中ですね。
 またルールを厳密に適用して押しつけることで悪用するアホも繁殖します。
 どちらも不健全であって、好ましくない事態です。


 ルールを悪用させない唯一の解決策というのは、昔から知られていまして……。


   ルールを書き出さない。


 これに尽きます。

 この底なし沼には、ルールを逆手に取ろうとするアホはもちろんですが、ルールがないと困るとぬかすようなアホも必要ありません。
 てなわけで、なにがルールか分からない人は、「見えないルール」を頑張って見るようにしてください。

 べつに難しいことをいうつもりはありません。ごく普通の礼儀やらマナーやらを求めているだけです。

 たとえば、あることがOKなのかNGなのか、その手の質問は、しかるべき手順(これも見えない)に従って訊いてくれば、答えるつもりはあります。
 毎回、いちいち、なんでもかんでも訊いてくるようなアホは、やはりこの場には必要ないので退去してもらうことになりますが。

 ちなみに「一ファン」でしたら、ファンページのほうに来ていただければ、お客様として扱います。

 以上。


本を選ぶ方法
No.3043 投稿日 2003年8月29日(金)17時04分 投稿者
新木 伸
 うーん。
 なにしろ作家業なもんで、純粋な意味で選んでないなぁ。

 売れてる本は、たいてい、リサーチ名目でチェックしてます。
 なぜ売れているのか分析しなきゃならないから。
 ただ、好みに合うの、合わないの、てのはありまして。好みの作品であれば、リサーチさせてもらってありがとう、てな意味合いで、読むことはないと思っても買うことにしています。勉強させて貰ったのだから、著者に印税を支払わなければ。1冊買ったら、60円が著者の懐に入るわけで。

 仕事抜きで買っている本というと、つまり、途中で飛ばさずに最後まできちんと読みきっている本ってことになりますね。

 野尻抱介の本、ぜんぶ。
 賀東招二の本、ぜんぶ。
 伊達将範の本、ぜんぶ。
 山本弘の本、ぜんぶ。
 秋山瑞人の本、ぜんぶ。
 古橋秀幸の本、ぜんぶ。
 水野良の作品、初代ロードスシリーズと、魔法戦士リウイのシリーズ、全部
 雑賀礼史の本、リアルバウトハイスクール、全部。

 ……ライトノベルだと、これでおしまいかな。
 あとポルノ作家が若干。海外のSF(翻訳物)が多数。

 基本は「作家買い」の模様。
 ちなみに上からお気に入りの順番。ああ、でもイリヤは買っただけで読んでないや。なんか痛い話だっていうので、敬遠中。
 秋山さんから話を聞くぶんには、あれは「秋山的ハッピーエンド」なのだそうなのだけど。


 ちなみに、店頭で本を手に取るまではタイトルとかイラストとかによりますが。

 買うか買わないか決める決定打は、どっか、適当に開いてみて、3行読んで、決めます。

 どこでもいいので、3行読んで面白い話はたいてい「あたり」だし。
 3行読んでつまらなかったら、たいてい「はずれ」だし。
 いちおう正確を期するために、冒頭の3行(エピローグ除く。本編のはじめ)と、中間あたりの3行と、山場あたりの3行と、――3カ所くらいはチェックします。

 新しい「作家買い」の開拓は、僕はそんなふうにやってます。
 一般的に通用する「選択の方法」かどうかは、わかりません。


ふむ・・・・
No.3044 投稿日 2003年8月30日(土)13時19分 投稿者 てるばなな
新木さんも大体その程度で選んでるとすれば、他の方々もそのぐらいで選んでる可能性がありそうですね。自分だけってわけではなかってので少しほっとしました。
といっても結局、当たるか外れるかは自分しだいなんだよなぁ・・。
まぁ、その辺はもう経験値を稼がないと見分けられないということだろう。
でも結構勉強になりました。次はその方法で試してみます。


ルールの話でちょっとドキリ
No.3045 投稿日 2003年8月30日(土)18時07分 投稿者
鐸碑

 ルールを書かない訳を見て、ルールを押し付ける側になりがちな傾向のある自分自身の性格にちょっとドキッとさせられました。

 まあ、自分の危ない傾向はちゃんと自覚して、自戒することを忘れない様にしよう。

●本の選び方(鐸碑の場合)

シリーズ買いはしていますが、作者買いは余りしません。
シリーズ買いの基本は、前回まで面白ければ次は無条件に買う。
前回で面白さが落ちていたと感じたら、手にとりチェックはするが煽りと前の方、中の方、後の方をチラチラ見てどうするか検討する対象に格下げ。
一度買わなかったら、とりあえず煽り確認にまで格下げ。

気に入った作者の未見シリーズは、とりあえず手にとってチェックまではいきますがチェックで気に入らないと買わない。
『星くず』を気に入った後の、『あるある』もこんな感じでした。

完全に0な状態の選び方は新木さんの場合と大体同じです。
タイトルとイラスト見てひかれたら、煽りみて中身をチェックする。

個人的に特殊だと思われる選び方基準は、パターン買いですか。
事前情報からある基本パターンのエピソードがあると知った場合、その描写のチェックまでは行きます。そして、内容が良い感じだったり、目新しければ買うという基準です。
星くずとの出会いも、煽りでパターンにヒットしたのがきっかけでした。

 私の場合のパターン買いは『男が女になる話』なんですが、人によって探している系統は様々でしょうが、この系統の話を探しているっていうパターン買いが結構あるんじゃないでしょうか?


ボクは作者買いする方です・・・
No.3046 投稿日 2003年8月30日(土)23時06分 投稿者 G2
 その人が書いた本には必ず『その人らしさ』があると考えてます。上手く
言葉では言い表せないのですが、それを感じます。ボクは『それらしさ』を
感じたい、または見つけたい。つーか好きだから(?)って感じでツイツイ
その人の続編&別作品を買ってしまいます。

 本を選ぶのはやっぱ『感性』(?)ですかネ?フィーリングってヤツです
(^^)これ良さそうだな〜♪って感じたら読んでます!

 この頃部屋が狭くなって、小説を図書館で借りる他無くなってきた、G2
です。←今買ってる本の続編でいっぱいいっぱいです(×0×)


作者買い
No.3047 投稿日 2003年9月2日(火)01時13分 投稿者 吾煌
 僕もします。
 新たに開拓する場合はやはりフィーリングですか。挿絵の割合が高いか。挿絵がない場合は古本か知り合いからの情報などで選びます。古本で面白かったら新刊で買いますが。

 ルール抜け道探す人って…。ルールが見えない、モラルというかそういうものを問われるので、ちょっと自制を心掛ける必要がありますね。大丈夫とは思いますけど。


王立科学博物館
No.3048 投稿日 2003年9月6日(土)00時25分 投稿者
まさる
なかなかコンプリートできません…あと3種。
シークレットの「フォン・ブラウンの夢」がダブり。
ていうか「サイエンス・フィクション」が4つも…。
モノマガジン版「鷲は舞い降りた」は買おうかどうか、
迷っているうちに本屋から姿を消してしまったし(泣)。

>本選び
僕はあまり作者買いはしないようです。
気に入ったシリーズは全て揃えようと思います。が、
全くの別シリーズとなると、ほぼ新規開拓のノリのようで。
確かにその「僕が面白いと思う作品」を書いたのは作者なんですけど、
その作者がまた「僕が面白いと思う作品」を書いてくれるのか、
または「その作品を僕が面白いと思える」のか、不安になるみたい。
なので、同一作者の作品でも別シリーズになると慎重になるようです。

では全くの新規開拓の場合はどうか。
これは完全に僕の興味の範囲で決まるようです。
近未来、宇宙、科学、冒険、ノンフィクション。
作品テーマにこれらの要素が入っていれば、僕の購入予定に上がります。
あとはそれぞれの要素がどれだけの割合で入っているのか、
そしてそれらの要素自体に対する僕の中での優先順位で。
あまり購入前に内容をちらっと読んだりとかはせずに、
せいぜい帯のアオリや折り返しにあるあらすじとかで決めてしまいます。
だから買うとなったら買ってからでないと本文を読まない…。
思い返すと、立ち読みで内容を少しでも読んでしまった作品って、
あんまり購入した覚えがないような気がする…。

…余談…
こないだ読み終えた小川一水さんの「第六大陸」(2巻完結)も、
1巻の帯の「建設業者が月に建築する」というアオリを見て即決。
この作品も大アタリ。すごく面白かったです。
でもこれはSFかと思って読んだら違っていて、どちらかというと
現実から続くはずのシミュレーションとでも言うべき、
現実的な近未来像を描いたものでした。

…余談の余談…
月と言えば、このあいだ地球と火星が大接近しましたが、
今度は月と火星が大接近するそうです。
見た目で、の話でありますが、9月9日午後7時から9時の間、
その最接近距離、なんと月の見かけの直径の五分の一!
月のすぐ隣に火星が浮かんでいるそうです。
この現象は肉眼でも楽に見えるので、ちょっと楽しみです。


今ハマッテイル作家は・・・
No.3049 投稿日 2003年9月6日(土)12時37分 投稿者 G2
 『乙一』先生です。主にホラーの作家さんで、デビュー作『夏と花火と私の
死体』では、物の見事に「うわぁ〜恐えー!」ってのと「本気裏切られた!」
が読み終えた時の、ボクの素直な感想でした。17歳デビューだったっけな?本
当に凄かったです。個人的に気に入ってるのは『暗いところで待ち合わせ』と
『はじめ』です。ちなみに『はじめ』は週刊少年ジ○ンプに読みきり上下編で
ヒカ碁の人が描いてました。結構あれは見てて面白かったです♪

 残暑厳しいこの暑さの中、ホラー小説で皆さんも涼しくなっては如何ですか
?・・・G2でした。


伸ちゃんへ
No.3050 投稿日 2003年9月7日(日)22時59分 投稿者 藤極堂
×古橋秀之
○古橋秀幸

念のため
Yahoo!ブックスショッピングオンライン書店bk1で名前 検索して調べました。

作家名はGoogleではなく、書店の検索システムを利用した方がいいのではないのかなあとか藤ちゃんは思ったりしました。

バイ。


訂正
No.3051 投稿日 2003年9月7日(日)23時03分 投稿者 藤極堂
×古橋秀幸
○古橋秀之

念のため
Yahoo!ブックスショッピングオンライン書店bk1で名前 検索して調べました。

作家名はGoogleではなく、書店の検索システムを利用した方がいいのではないのかなあとか藤ちゃんは思ったりしました。

バイ。


ふと思った
No.3052 投稿日 2003年9月7日(日)23時11分 投稿者
新木 伸
 作家さんにファンレターのメールとか出して、普通、返事とかって、返ってくるものなのでしょうか?
 あと刊行予定の質問だとか。

 誰か、ファンレター書いて、返事が来た人とか、います?

 僕はこちらから用がない場合には、とくに返事とか書かないでいるけど。
 メールを送ってくる向こうの人は、僕に用事があるのかもしれないけど。僕のほうとしては用事はないわけだし。
 しかしそれって一般的にいうと、酷薄なことなのかしらん?
 僕の場合、ファン活動を行う前に、作家目指しちゃってたもんで、ファンレターは書いた覚えがないもので。


 このメールアドレスは、署名がわりにどこででも使っているので、けっこうあちらこちらに出回っているでしょう。あんまり気にしないでいいです。
 このメールアドレス、インターネットがよく分かっていなくて、パソコン通信の感覚だった5〜6年前に取ったやつなんで。
 次に変えることがあったら、直にメールアドレスを公開するんじゃなくって、メール送信フォームみたいなCGIを作って、そこのアドレスを貼るようにしようかな。(それならスパムは来ない)

 まあ、いまのところ、毎日、海外から送られてくるスパムが50通くらいに、ファンレターor質問系が2通くらいなもの。

 どっちかっていうと、スパムメールのほうが問題です。50通だと削除してゆくにも2〜3分かかる。
 スパムもまだ1日50通ぐらいならいいけど、これが100とか200に届いたら、メールアドレスの変更を考えないとならないかなぁ。
 メーラーを「鶴亀メール」とかに切り替えて、海外からのメールは一律シャットアウトするとか、受信するけどゴミ箱に放りこむとか、そういう設定にしてもいいんだけど、サーバーやサイトの管理者をやっている関係上、ごく希に、英語圏からメールが来ることもなるしなぁ。


おお?
No.3053 投稿日 2003年9月7日(日)23時13分 投稿者
新木 伸
 わぁ。間違えてる。
 古橋さんの名前。

 むむ。こんど本人に会ったときに、謝っておきます。
 指摘ありがとう。

 ちなみに藤極堂さんは、こことは別のところでの友人です。


ファンレターの返事の件
No.3054 投稿日 2003年9月8日(月)06時54分 投稿者 無敗のペテン師
私はごくたまに好きな作家さんや漫画家さんにファンレターを出すことが有りますが、返事が帰ってきたのはまだその方達がメジャーじゃ無い頃(大変失礼な言い方ですが^^;)だけでした。
まだ雑誌連載や、シリーズ物等の連続した仕事を持って居ない、若しくはまだ自費出版しかしていない作家さんや漫画家さんは、「感想を貰って意見を聞き、自分の作品を高めていこう」とか「自分の作品のドコを変えればもっと良くなるんだろう」と思っている方が多いようです。なので貰った感想等を見て、作家さん達自身が唸るような意見や要望等が有れば、「貴重な意見をありがとうございました」といった返事が帰ってくるみたいです。(実際私の場合もそうでした)
しかし、既にビッグネームの作家さん達は新木さんと同じように「返事は基本的にしないもの」としてることの方が多いようです。理由はファンページに書かれていた様に、『時間がかかる』と言うのがほとんどみたいです。

まぁ確かにファンレターに返事が来ると言うのは、ファンにとって見ればとても嬉しいことであるのは事実でしょう。ですがそこから文通等の定期的なやり取りを始めたいとは(少なくとも私は)思いません。新木さんがファンページに書かれていた様に、ファンも少しでも早く続きや新作を見たいと思ってるからです。

長々とした文、大変失礼しました。


ファンレターと言えば・・・
No.3055 投稿日 2003年9月8日(月)09時30分 投稿者 たぬき
 漫画家のあろひろし先生が、ペラ紙一枚に、
「へんじくれ」
 とだけ書かれたファンレターを貰ったそうです。
 これをファンレターと言って良いのだろーか。 あろ先生がこれをどうしたかは不明。

 ファンレターはやっぱり、作家さんを応援するためのものだと思うので、それが本業に差し支えては意味がないでしょう。
 返事を期待している人もいるでしょうが、それが負担になるくらいなら、ばっさり切り捨てて、そのエネルギーを作品に向けて貰いたいと思うのは、ファン失格でしょうか。


「へんじくれ」
No.3056 投稿日 2003年9月8日(月)19時59分 投稿者
新木 伸
 僕なら、「へんじ」と書いた紙を送りかえしてみるかなぁ。

 そこまでいっちゃってると、むしろ返事を書きたくなるかも。(笑)


 そういや、携帯メールでのファンレターや質問には、絶対、返事したくないですねぇ。
 なぜかというと、あれって、送った瞬間に向こうの携帯電話が鳴るじゃないですか。着信したことがすぐにわかる。
 そうすると「返事の返事」が返ってくるわけです。5分後に。
 向こうも「いま暇だから先生は返事を書いたのだろう」と思うのか。それとも返事が来ちゃって舞い上がってしまうのか。すぐになんにも内容のない「返事の返事」を返してくるわけです。ただし会話のリレーは続かせるような内容で。

 それに返事を返すと、また5分して、「返事の返事の返事の返事」が届く。

 以後、永久に繰りかえし。


 このときは、どうやって打ち切ったのだっけか。
 「すいません仕事ありますんで、そろそろ勘弁してください」と言ったのか、それとも、何回目かで、返事を返さずに、無視して強制的に打ち切ったのだっけか。

 ループのどこかで、途中で打ち切ってしまうのであったら、いっそ、最初からはじめないほうがよっぽど親切かと思った次第で。


ドクロちゃん
No.3057 投稿日 2003年9月9日(火)01時46分 投稿者
新木 伸
 「撲殺天使ドクロちゃん」なのだけど。

 最近、電撃文庫の作家さんのあいだで大きな話題となっているので、買ってみた。
 てか、ひどく入手難だったので、買えなかったのだけど。

 うむ。なるほど。
 これはすごい。よくわかった。
 つまり、自分のいままで積み上げてきた方法論が、間違っていたのではないかと、そう思わせるだけの破壊力があるということだなっ。

 くらりときたが。しかしぼくはだいじょうぶ。へいきだよ。きたえてあるもん。


 まだ読んでなくて、はじめの数ページを見ただけなんだけど。
 昔、「ゴクドーくん漫遊記」を目にしたときの衝撃に似ている――が、その当社比としてその3倍くらいの破壊力かな。

 表紙の絵は、今風の電撃文庫にはめずらしく、「白背景/女の子がひとり」という定型フォーマットから外れているのね。
 ちゃんと主人公もサブキャラも出しているし、作品のノリやストーリーもよくわかる絵になっているし。

 ――で、僕が買ったのは3版なのだけど。(6月に出て、8月にもう3版まで出てた。すごい初速だなぁ。入手難にもなるわけだ)
 誰か初版を持っている人、います?

 3版についていた帯の裏側には、「6月の髑髏」と「7月の新刊」とあって、「6月の髑髏」のほうの項目が、12段くらい、すべてドクロちゃんで埋め尽くされているのだけど。
 これ初版から、こうだったのか。
 それとも重版分だけ、このような帯になっているのか。それを知りたくて。


6月の髑髏
No.3058 投稿日 2003年9月10日(水)00時35分 投稿者
乃一 達也
 初めまして、ちょうど手元に「撲殺天使ドクロちゃん」の初版があったの確認
してみました。
 初版も「6月の髑髏」には「撲殺天使ドクロちゃん   おかゆまさき」が11行
あり、最後に「※誤植です。」で締めています。


撲殺天使どくろちゃん??
No.3059 投稿日 2003年9月12日(金)15時57分 投稿者
くわまん
話題ってことは面白いってことかな?
今日本屋に行って探してみます。

追加
「DADDYFACE」のメデューサのやつの2巻が出てました。ってか3巻に続いた…
1巻完結ばかりだったのに急に上・中・下巻構成になるとは思ってなかったので、驚きの連続した。
一瞬、残りページを確認して「これ、終わるのか?」ばっかり気にしてしまって、本の内容を把握しきれなくなってしまいましたよw

皆さんも、残りのページ数と展開から「終わるの?」みたいな経験したことあります?
ちなみに私は 鈴木光治(漢字あってたかな?)先生の「リング」を読んだ時にビビッタ経験がありました。
井戸の底から貞子の死体を発見…のあたりで完結するものだと思っていたら、ページが結構残ってて、どうなるものかドキドキしましたね^^


調べ方は書いたのに……
No.3060 投稿日 2003年9月13日(土)10時29分 投稿者 藤極堂
『リング 改訂』オンライン書店bk1
鈴木光治

パソコン初心者の中高生で「Web検索」のやり方を知らないのかなあ?
それとも、学校や図書館等の公共施設からの投稿で調べる時間がないのかなあ?
あ、携帯電話から書き込みしてるのかもしれませんね。
扶養家族はつらいですね。
バイトできる学校だとよかったのにですね。
でも、若いんだから! がんばっていこう! GOGO!


>藤極堂さん
No.3061 投稿日 2003年9月13日(土)19時33分 投稿者
新木 伸
 そういう自分だって、間違えてるじゃん(笑)。

 あと自己紹介はしておくこと。じゃないと10人中9人は「あんた誰やねん」と思うだろうから。


自己紹介
No.3062 投稿日 2003年9月14日(日)14時34分 投稿者 藤極堂
伸ちゃんのダチ。

ネットで個人情報は出さない方がいいと聞いてるので、あと出せる情報は趣味かなあ?

少し前にハマってたのは「逆転裁判」。
逆転裁判
今は「ゲットバッカーズ」の赤屍さんかなあ。
赤屍 蔵人
買い専門だけど、同人歴は長いよ。
八月のイベントで買った「あらしのよるに」の布教本はよかったなあ。
絵本ナビ あらしのよるに
ま、こんなもんで。


今探しいる本・・・
No.3063 投稿日 2003年9月14日(日)20時52分 投稿者 てるばなな
なんか、ファンページの方に新木さんのヴァルツァーの重版がどうのと書いてありましたけど、あの重版未定とかはっきり言ってかなり凹みますw。
本題に入りますが・・・
現在探している小説でC☆NOVELSの聖刻シリーズなんですが、皆さんの中で知っている人は少なくないと思います。ソノラマの方でも出版しているので・・・。ちなみに作家さんは千葉暁先生です。
とまぁ、建前はこのくらいにしといて、ソノラマ文庫方の東方篇は一応なんとか揃えたんですが、西方篇の方がまったく手に入らない。(TДTノノ
聖刻の「群狼伝」の1〜3までは手に入れたんですが(それでも中古)4巻目が手に入らないw。出版社に聞いていみると、聖刻の群狼〜群龍までの西方大陸篇は、重版ないし未定といわれる始末。中古で探してみても、まったく手がかりすらつかめない状態・・・。
どうすりゃいいんだ・・・・、というわけです。こちらでもまだ探してはいるんですが、何分なんでもいいから情報が欲しい!!ということでなにかあれば連絡をいただけると幸いです。マジで欲しいんですよ。ホント・・・(^^;;

terubanana@hotmail.com

までです。大変図渦うしいのですが新木さんも何か情報がありましたら、お願いします。(切実必死


本の入手法とか
No.3064 投稿日 2003年9月14日(日)21時27分 投稿者
新木 伸
>てるばななさん

 シリーズ名は正確に。
 適当に省略されてしまうと、知らない人にはぜんぜんわからんです。

 あと、これは情報がどうのという以前に、単に調べかた知らないだけではないかと。
 調べかた教えますんで。てるばななさんは、自分と似たようなことを言っている人がいましたら、これを10人ぐらいに広めてください。

 また一消費者が出版社に直接問い合わせるのは、業務の邪魔になって迷惑なのでやめましょう。書店が問い合わせするなら、それは仕事なので必要なことだけど。

(しかしたいていの出版社は問屋のほうに在庫状況を公開しているので、書店も出版社に直接問い合わせることはほとんどない。中小のマイナー出版社で、在庫情報の公開をしていないようなときに、ごく希に直接問い合わせを行うくらいなもの)


 とりあえず、探しているのは、「聖刻群竜伝 西方大陸篇 4 」かな?
 まだ流通に乗っているもよう。出版社になくても、世の中にはあるので。

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Forward?doTyosya=千葉暁/著&mode=douitsu&button=btnDouitsu



 本の調べかたとしては、インターネット書店が便利。

 とくに以下で紹介する「有隣堂」と「E−HON」。
 この2店で調べれば、いま日本国内において、新書で入手可能かどうかは、確実にわかるので。

 日本には本を扱う「問屋」が二店あるのね。
 「東販」と「日販」という二つの問屋。

 E−HONは東販直営。

 有隣堂は日販系。しかも「店内在庫」「日販在庫」「出版社在庫」の3つの在庫状況が公開される。「出版社在庫」の項目を見ると、在庫の有無、絶版扱いとなっているかどうかまで、すべてわかるので、いちいち出版社に問い合わせる必要はないのね。



E−HON
http://www.e-hon.ne.jp/bec/EB/Top

有隣堂
http://www.honya-town.co.jp/yurindo/index.html

 上記2店、入手困難な本を手に入れるのにはいいんだけど、どちらも送料やら、代引き手数料やらが必要。



ES−BOOKS
http://www.esbooks.co.jp/shelf/all/top

 このES−BOOKSというのは、仕事は遅いし、在庫力は小さいし、本を探してくる入手力もいまいち弱いのだけど……。しかし「セブンイレブン受け取り」が可能なので、入手しやすいメジャーな本を買うときにはよく利用している。
 セブンイレブン受け取りにすると、最寄りのセブンイレブンで受け取れる。
 送料ゼロ。手数料ゼロ。1冊からでもOK。
 書店で買うのとまったく同じ値段で本を取り寄せてもらって買える。


感涙!!
No.3065 投稿日 2003年9月15日(月)19時05分 投稿者 てるばなな
あ、ありがとうございます!!(感涙

自分の不甲斐なさと努力の足りなさに情けない思いですw。
それから新木さんの忠告もありがとうございました。これからそうするようにします。本当にありがとうございました。(^^


取り合えず阪神優勝しましたね・・・
No.3066 投稿日 2003年9月15日(月)20時13分 投稿者 G2
 東京にいるボクには良く分からないんですけど、今の所『道頓堀ダイヴ』した
っていうニュースは聞いていませんが、やはりする人はいるのでしょうか?ダイ
オキシン系統の毒が道頓堀にあるって知りましたけど・・・。どうなんでしょう
か?知っている方がいたら教えて下さい(==)

 大阪の方にも『星くず』ファンがいるだろうと信じている、G2でした。


当然のように・・・
No.3067 投稿日 2003年9月16日(火)00時25分 投稿者 T2
飛び込んでますよ 結構な数が。
海パン姿で補導されてるやつもいたし 大体優勝決まる前の日でも飛び込むぐらいですからね。
ホント何を思って飛び込むのかが同じ大阪人でもよくわからん。


道頓堀ダイブ
No.3068 投稿日 2003年9月17日(水)10時56分 投稿者 くわまん
なんか5000人以上飛び込んだらしいですよ。
あの底にヘドロがたまった道頓堀に…

海外でもセーヌ川に飛び込んだ虎ファンがいたとかいなかったとか。
いやぁ〜、そこまでして飛び込みたい気持ちがわからないですね(虎ファンじゃないから)

オリックスがんばれ〜〜(ファンだから 笑 )


ご、ごせん!
No.3069 投稿日 2003年9月17日(水)17時47分 投稿者 吾煌
 5000人も飛び込んでるとは…
 あんなところへ…
 銭湯にも入れないのに…
 ある意味すごいです!


一人の大阪人として見た道頓堀ダイヴ
No.3070 投稿日 2003年9月17日(水)23時22分 投稿者
まさる
もうアホかと。バカかと。周りに迷惑がかかることがわからんのかと小一時間(以下略)。しかしまあ、僕が勝手に憤慨したところでどうせ飛び込むバカは出てくるだろうと思ってあきらめていましたが、5000人も…。大阪にはそんなにアホが多いのか。ということは年内に5000人が病院行き、ということですな。
それにしてもオリジナリティが無いなあ、悲しいくらいに。バク転しながらとか、水着でとか、全裸でとか、変化をつけたところでパクリはパクリ。他人の芸をパクってなにが面白いのか。ついでに言えば阪神優勝の喜び表現がアレでは意味がわからない。
飛び込みをやめさせたいなら、行政とか地域側ももっと過激に制止すればいいのに、といろいろ知り合いとトラップ的なのを考えてました。残念ながら実行はしませんでしたが…。
○堀の上流・下流にそれぞれ+極・−極の電極を沈めて、電流を流しておく
○堀にガソリンでも撒いて火をつける
○拳大の石を集めて戎橋近くに大量に積んでおいて「飛び込んだ人に石を投げつけないで下さい」という看板を立てておく
○底がうっすら見える程度に水量を減らしておく(水を抜くとヘドロの匂いがきつそうなので完全には抜かないほうが良さそう)
○なにがあろうと助け上げない、堀から上がれる個所を完全につぶしておく。はしごなんてもってのほか。力尽きて沈むのを待つ
一番上の案は動く看板、蟹の目玉を壊された「かに道楽」さんにも応用効いたかも。看板に登ろうとして蟹に触ったとたんにバシッと。あとそれほど大掛かりにしなくても、近くの自動販売機のコネクトからでも電気を引っ張ってきて、誰かが飛び込んだら端を堀の中に放り込む、というのでもできるでしょうけど。
個人的には、戎橋が集団の重量に耐えきれずにまるごと崩壊、というハプニングを期待してました。


結構凄いですよネ・・・
No.3071 投稿日 2003年9月18日(木)00時43分 投稿者 G2
 5000人。良くこれだけの人々が飛び込んだモノですネ(==;いやはや本当に
ビックリです。しかし理由も無しに・・・って『阪神優勝』が理由か?! でも
本当に驚きです。

 これしか言えないG2でした(×0×)


道頓堀で金儲け
No.3072 投稿日 2003年9月18日(木)02時01分 投稿者 ステハニー
お久しぶりです・・・っていっても覚えてる人がいるわけでもなし。
どうもステハニーです。宜しくおねがいします。星くずやらあるあるとかの話はさておき道頓堀ダイブ≠「つもは皆さんの話を見てばっかですがネタがあるので飛びついてみました・・・ダメ人間さんな方々ですねぇ。かく言う私も関西人(奈良)なんですけど。実は実際ダイブした友人が一人いるんです。そいつの家に遊びに行った時に阪神優勝の瞬間を観てたんですけど、そやつ何を考えたか「ダイブしに行こ!」と言い出しましてねぇ・・・結局電車使って現場に着いたんですけど、既にもうありえないぐらい堀の水がどす黒いんですよ!ってか茶色黒い!とてつもない悪臭放ってるし!橋の上にいるだけでもうクサイクサイ。下の方じゃあ餌もらう前の鯉がテンション上げまくってるみたいな状況になってるし。で、そいつも周りと一緒に上半身裸になって落下していったんですけど、まぁ、その後が大変でしたね。もう一人いた友達と見守ってたんですけど、そいつ、橋の隅っこの方に落っこちたんで唯一上がる為の梯子からかなり遠いんですよ、で、泳ぎながら梯子のトコまで行って上がったんですけど梯子囲む様にしてお巡りさんがズラーっと・・・もうむちゃくちゃ怒られてましたね、厳重注意≠チてやつですな。そんで、戻ってきた姿といったらなかったです。「誰?」って感じでした。クサイし。そのまますぐに周りのひんしゅく買いながら帰ったんですけど、まだそいつ体調は悪くなってないようです。あの水って使用済みの便所の水級に汚いらしいです。アホですねぇ・・・。


『道頓堀ダイヴ』者でついに死者が・・・
No.3073 投稿日 2003年9月18日(木)23時20分 投稿者 G2
 なんとも悲しい事です(ノ ; )こうなる事は予測出来たんでないでしょうか?
これで『道頓堀ダイヴ』者が安全の為、いなくなるのを期待します(ーー)

>ステハニー様
 >実は実際ダイブした友人が一人いるんです
  とても貴重なご意見ありがとうございます。真に道頓堀を生で見たいる人から
 聞かされると、なんと凄くて恐ろしい事か・・・ヾ(・・;)それにしてもお巡 りさんも大変なんですネε=(・o・*)ため息ふぅ〜 一度道頓堀を生で見てみ
 たいです。

日本シリーズは『阪神vsダイエー』?って考えている、G2でした。


あれ?
No.3074 投稿日 2003年9月19日(金)02時43分 投稿者 うしろむき
E-hon使ってるけど、代引き手数料とか送料払うのって指定の住所に代金着払いで送ったときやクレカつかったときだけのような・・・

何度か使ってるけどE-hon加盟店による店での受け渡し支払いだと送料もかからなかったと思うんだけど・・・
加盟店結構あるみたいだから近い人には便利だと思われ。
結構気軽に加盟書店受け渡し使えると思ってます。
田舎に住んでいるけど、なぜか加盟店があって利用してたり・・・


有隣堂も
No.3075 投稿日 2003年9月19日(金)06時51分 投稿者
新木 伸
 有隣堂も、有隣堂チェーンのどこかの店舗で受け取れば、手数料無料になるようね。

 しかし誰だか知らんが、揚げ足とりみたいな書きかたはやめてくれ。
 たんに「無料になる方法もあるよ」と書けば済むこったろ。


気付くと・・・
No.3076 投稿日 2003年9月22日(月)07時23分 投稿者 G2
 残り5000hit未満で500000hitを迎える、『新木 伸 百科辞典』おめでとう
ございます!(^_^)/。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆

 気分的にキリ番踏みたい、G2でした。


初めまして!!!
No.3077 投稿日 2003年9月29日(月)14時03分 投稿者
皇 翠輝
いろいろなとこに顔出してる皇 翠輝といいます^^どうぞよろしく!!!
ここの掲示板を見つけてから日が浅いのでもう書いているかもしれませんが『星くず英雄伝』の続きは何時ごろ出るのでしょうか?!最近、もう1度シリーズを読み返しているのですがかなり気になってしまっていて・・;
早く続きが見たいです(o>_

気をつけましょう
No.3078 投稿日 2003年9月30日(火)02時20分 投稿者
新木 伸
>皇さん

 ファンページと底なし沼、それぞれ、過去ログの100個ぐらいは読まれてから質問をされますように。

 いまはたまたま、執筆が終わったところですので、こうして穏やかな対応もできるわけですが……。

 前回、同じ質問をされた人は、出入り禁止を言い渡されていたりします。

 ちょうど僕が短編を執筆中で、佳境に差し掛かってテッパっていた時期でもあり、まあ時期的に運が悪かったのと。
 ハンドル名が「???」というふざけたものであったのと。
 文面が質問をする姿勢になってなかったのと。
 管理者削除されたにもかかわらず懲りずに二度も三度も同じ質問を繰り返してきたのと。

 いろいろと悪条件が重なったうえでのレッドカード(退場)ですが。





>星くず10巻

 夢境の4巻が片づいたので、そろそろ執筆開始。
 まあ気長に今年いっぱいぐらいで10巻を書くことを考えているけども。
 10、11、12……と、年内いっぱい使っても3ヶ月しかないのか。いつものペースで考えると、年内に終われば早いほう。

 ただ、まだ編集さんからの連絡がないんで待ちの態勢。明日あたり催促してみるかなぁ。あらすじは送ってあるのだけど。

 実際に動きはじめたら、ファンページのほうで告知して、掲示板のほうだけでなく、表ページのどこかにも書いておこうかと思っているところ。


すみません;;!!!!
No.3079 投稿日 2003年9月30日(火)14時21分 投稿者
皇 翠輝
不躾な質問すいませんでした・・;
以後気を付けますんで許してくれると嬉しいです。


初めまして
No.3080 投稿日 2003年9月30日(火)17時31分 投稿者 しん
どうも初めまして、しんです。
これから、ちょくちょくあそびにきます。
今日は、まずあいさつまで。


FTPアップローダーとか
No.3081 投稿日 2003年10月3日(金)19時37分 投稿者
新木 伸
 星くず10巻。
 編集さんからのOKが出たので、そろそろ執筆開始です。

 んでもって、例の「執筆達成状況」をファイルサイズやらページ数やらで自動報告するページなんかを立てようかと思うのですが。



 起動するだけで、HDD内の任意の位置にある任意のファイルを、任意のFTPサーバーにアップロードしてくれるような、そんなアップローダー。
 なにかいいやつ、誰か知りませんか?

 アップロードするファイルは、PERLでCGIを組んで自動生成させます。指定ファイルを読み込んで、行数を数えたり、ファイルサイズを数えたりして、それをHTMLファイルとして吐き出させればいいわけで。
 アップローダーは既存のものを利用したほうが早そうなので。

 定時の起動に関しては、WINDOWSのタスクスケジュール機能を使えば良さそう。
 でもそのアップローダーが備えていてくれると、もっと良さげ。


星くず10巻執筆開始、ありがとうございます。
No.3082 投稿日 2003年10月4日(土)02時33分 投稿者 まこと
 初めまして、まことといいます。
 「星くず英雄伝 放浪惑星の姫君」を最初に読んでから、6年以上たちますが、ずっと好きな本です。
 星くず10巻を執筆開始され、執筆達成状況も知らせていただけるそうなので今後がとてもうれしいです。
 10巻が発売されるまでの時間も、「次はどううなるのだろうか?」と考えるのも読者として楽しい時間ですので、急がずにこれまでのように面白い本をかいてください。

 


Re:FTPアップローダー
No.3083 投稿日 2003年10月4日(土)12時25分 投稿者 村田
よく知らない上に簡単に探しただけなので要望に沿わない可能性が高いですが
Vectorのシェアソフトでこんな物がありました

こちら

執筆、頑張ってくださいね〜


>FTPソフト
No.3084 投稿日 2003年10月4日(土)13時41分 投稿者
まさる
>起動すると自動的にアップロードする
条件とはちと違いますが、任意のファイルを監視して更新されたら自動でアップロードする常駐ソフトなら。
Changed File Uploader フリーソフト
これだとソフトを起動する手間も省けるのでは?
ただ、定時スケジュール機能なんかはついてない模様です。


定期的にFTP
No.3085 投稿日 2003年10月5日(日)22時24分 投稿者 うに。
こんにちは、うに。といいます。ファンの方には紹介を書いたような気がするのですが幾分前で記憶が怪しいので簡単に自己紹介します。
趣味はコンピュータ関連と読書、主に読むのは小説、分野は歴史物(IF含む)、SF物、スペオペ物という感じです。好きな著者は吉岡平さん、神坂一さん、秋津透さん、井沢元彦さん、そしてよいしょでなく新木伸さんという感じです。傾向としては著者をベースに帯などに書かれたあらすじを読んで購入するかを決めています。

自己紹介はこれくらいにして本題に入ります。もう解決しているかもしれませんがタスクでFTPしたいとのことなので多少情報を。使用するのはWindows2000などに標準で添付されているFTPクライアントです。コマンドプロンプトで「ftp」と打って「コマンドまたはファイル名が違います」と出なければ使えます(w。このFTPクライアントはコマンドラインで実行するスクリプトを指定することができます。
 ftp -s:ftpscript.txt
で、このftpscript.txtに以下のような命令を記述しておきます。
 open ホスト名
 アカウント
 パスワード
 ここで必要なディレクトリにCDする
 put 元ファイル名 先ファイル名
 quit
これでput指定したファイルがアップロードされます。私はこんな感じで特定のファイルをマシンがアイドルしているタイミングでアップロードするようなタスクを設定しています。使い勝手の良いツールが見つからないようであれば逃げ手としてご検討ください。


アップローダー
No.3086 投稿日 2003年10月7日(火)21時02分 投稿者
新木 伸
 おお。FTPコマンド。灯台もと暗し。
 それがいちばんシンプルかも。
 「Changed File Uploader」もいい感じですが。

 やっぱり聞いてよかった。
 自分で探すべきかとも思ったけど、絶対に単体アプリケーションを探していたし。

 半サーバー状態で、半固定で使っているノートパソコンで稼働させようと思っていまして。(執筆中はレジュームを解いて音楽を慣らせているノートパソコンなのでちょうどよい)

 ただ、そのOSがWINDOWS2000なもんで、タスクトレイの常駐物が、画面横幅の3分の1くらいを占領している状態で……。もうこれ以上、常駐物は増やしたくないもので。
 メモリやリソース的には、なにがいくつ常駐していても問題ないのだけど、
 WINDOWS−XPだと常駐アイコンが隠せていいんだけどなぁ。


 しかし一番単純なものだと、バッチファイルだけで組めちゃうなぁ。

DIR 星くず10巻.NVL >CHECK.TXT

 とかやっておいて、このCHECK.TXTをアップロードするだけ。
 だいたい、1KB=1ページぐらいなもんだから。

 しかしまだ1行も書いてない。
 とりあえずDIABLO2を一周くらいさせておくれ。


 しかし進行状況報告ページに、注意書きを書いておかないいかんだろうなぁ。
 「当サイト内で進行状況の話題を出すことは禁止」とか、そのように。

 やれ進んだ、戻った、今日は進んでない、この数日はちょっとずつは進んでるぞ――とか、そんなふうに話題にされると、たとえファンページのほうであっても、たぶん、大変うざく感じるだろうし。


残り35hitで・・・
No.3087 投稿日 2003年10月8日(水)08時02分 投稿者 G2
 祝!500000hitです。オメデトー!(^^)/。・・゜★,。・゜☆
多分ボクは踏めないと思います(ノ△T。) 何か出るとかは無いんでしょうが、
何方が『祝!500000hit』を踏んだのか、知りたいです。出来たら「踏んだ
のは私です」とか、残しておいて頂けると嬉しいです(⌒ー⌒)


500Khitおめでとうございます
No.3088 投稿日 2003年10月8日(水)12時01分 投稿者 達句
18overでした。
星くず10も始動しそうですし、めでたいですな。


171オーバーしてました・・・(*TーT*)
No.3089 投稿日 2003年10月8日(水)21時19分 投稿者 G2
 これからの『新木 伸 百科辞典』の発展を祈ってます。おめでとうございます
(@゜▽゜)ノ。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆ BGM:キラキラキラ〜♪

 やっぱり踏めなかった、G2でした。


333オーバー…
No.3090 投稿日 2003年10月9日(木)12時19分 投稿者 くわまん
踏めないのは悲しいことです…
でも、おめっと〜ございます。
ますますのご発展を期待していますよん。


どくろちゃん
No.3091 投稿日 2003年10月14日(火)20時26分 投稿者
鐸碑
 以前新木さんが話題にしてたので、丁度2巻がでて書店に出まわっていた『撲殺天使どくろちゃん』をこの三連休でまとめて読んだんですが。
 まあ、ネタが分からないとかそういう事はないですが、なんか刺激的な味付けをした『ジャンクフードっぽい』感じで今一つ口に合いませんでした。
 早く11月発売のあるあるで口直ししたい感じ。


鐸碑さん
No.3092 投稿日 2003年10月15日(水)07時30分 投稿者
新木 伸
 そういうこと言っていると、仕事に差し障りがでますよ〜。
 自分のところのお客さんが求めてきたとき、さて、どうします?


 1巻のほう、奥付を見て、版数と発売日からの月数とを確認してみました?
 実際、書店の店頭で見かけないぐらい品薄でして、あれほどの初速のある作品は最近でもめずらしいかと。

 売れているということは、受け入れられているということですね。
 そして同時に求められているということでもあるわけで。


リンク切れがありましたのでご報告
No.3093 投稿日 2003年10月16日(木)01時04分 投稿者 わんころ
新木様、はじめまして。
いつも楽しく作品を読ませて戴いております。
リンクの部屋の「PHP INTERFACE」内、文庫へ直で飛ぶ「こちら」がリンク切れになっておりました。
余り問題ではないかもしれませんが、念の為ご報告させて戴きます。


リンクのページ
No.3094 投稿日 2003年10月17日(金)04時47分 投稿者
新木 伸
 おお。
 5年近く更新していないから、他にもリンク切れがぽろぽろ出てきてますね。「今日の必ずトクする一言」も事実上閉鎖しちゃってるし。


No.3095 削除ずみ

撲殺買えてません。。。
No.3096 投稿日 2003年10月20日(月)00時21分 投稿者 うに。
『撲殺天使どくろちゃん』ですが、近所の本屋に行くたびチェックしてますが捕獲できていません。本当は実物をレジに持っていくのが好きですがそろそろネット通販を探す頃かも(苦笑。でも、入手した後に本屋で見つけるんですよね。

ところで、リンク切れって「引越し」か「閉鎖」か分からないのが気になりますよね。引越し案内ページが残ってる間ならラッキーですが。で、引っ越してもいいようにドメイン取るってのが1つの方法。でもお金がかかります。なので、無料でDDNSしてくれるとこもあるのでこちらを使っていくのも1つの手段。私が利用しているDDNS提供サイトをリンクしておきます。自宅にサーバを置くことも可能に(w。

http://www.mydns.jp/


ゲット
No.3097 投稿日 2003年10月24日(金)06時53分 投稿者 無敗のペテン師
撲殺天使ドクロちゃんゲットしました!!
いや〜、一巻のあとがきに書いて有りましたが、これの加筆修正前が読みたい気がしますw

この作品二巻も出てますが、ニ巻の方はまだ私の住んでる付近では普通に積んであるみたいです。 一巻の初速と比べると、二巻の方はそんなでも無い様子。一巻でパターンが読めてしまったという読者が多かったのでしょうかねぇ…?
もう少しストーリーに意外性を持たせることが出来ればかなり面白かったなぁと残念に思いつつ、今からサッソクニ巻を読んでみようと思います。


撲殺天使
No.3098 投稿日 2003年10月26日(日)13時14分 投稿者 うに。
うちの近所は2巻すら置いてないっすToT。
これはあれですね、ちゃんと注文しないと駄目ということでしょうか。
注文実績が出れば置かれると。。。

これ完全推測ですが、1巻が売れたんで2巻の初版が多いとか?
初版少なくて増刷も少なめだと売れたときに版数どんどん増える。
で、続編は前回の売れ数が基準になるから初版増えると。
売り切れ続くと「機会損失」、余れば「在庫損失」難しいですね。


No.3099 削除ずみ

No.3100 削除ずみ

過去ログとか
No.3101 投稿日 2003年11月11日(火)06時08分 投稿者
新木 伸
 なにか、やってきて、消していった人がいるようですが。


 過去ログの頭から全部読んでこいとか、そこまでの無茶は言いません。

 まあ最新の書きこみから遡って、前のページを、2〜3枚ぐらいは読んでおけばいいかと。
 その場所の空気を掴むためには、そのぐらいは読んでおく必要があるかと思います。僕もどこかに書きこみをするときには、そのくらいの量を読んでいますし。

 まったくなんにも読まないで、いきなり書きこみしてきたり。(その場の雰囲気やら空気やらをまるで意に介さない)
 初対面のはずなのに自己紹介もしない妙な馴れ馴れしさがあったりとか。
 そういうのは、気持ち悪くて、相手したくないということです。

 僕のこの感覚って、おかしいのでしょうかねぇ。


はじめまして。
No.3102 投稿日 2003年11月21日(金)10時39分 投稿者 銀狐
初めて書き込みします。今までもここには来ていましたが、この度やっと自分の部屋にネット環境ができたので書き込みしました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

「夢境学園」四巻買いました!相変わらずおもしろかったです。「星くず」もこれから書くようですし、かなりうれしいです!これからも応援しますので頑張ってください。


はじめまして&もえたん
No.3103 投稿日 2003年11月27日(木)15時50分 投稿者
桜庭 優
 新木氏にはこちらでははじめまして。そして皆様には、はじめまして。
 桜庭 優(さくらば すぐる)と申します。これからよろしくお願いいたします。

 新木氏に、ちょっとお聞きしたいことがありまして。
 最近、なにやらネット上で騒がれている萌え系英単語帳「もえたん」。
 これのスペシャルサンクスとして、新木氏とはせがわみやび氏が表記されているとの情報を入手したのですが、
出版にあたり、どのような協力をなされたのでしょうか?
 星くずの文章が英訳されて載っているとか、そういう関係からでしょうか?
(みやび氏もおられるからあるあるの方でしょうか?)

 大学受験ももう過ぎたし、萌えな英単語帳なんてなー…って思っていましたが、
この件で少し興味を持ちました。買ってみようかな。

 それでは、これからもよろしくお願いいたします。

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Denei/8729/index.html


「もえたん」
No.3104 投稿日 2003年11月28日(金)14時22分 投稿者
新木 伸
 こちらにも献本がこのあいだ届いていました。
 べつにたいしたことはやっていないのですが。

 中に12話ぐらいのミニストーリーが載っています。魔法少女と勉強嫌いの男の子のストーリーなのかな。当初の話ではそうなっていたはず。

 昔からの古い友人が、そのパートを担当していまして、そのあらすじやプロットを見て意見を言ったりしてました。まあ某所でやっているようなこと。
 ストーリーに転がない落ちがない。初期状態と終了状態との間に変化分に相当するエピソードが足りていない。キャラの行動原理が不明。キャラの対比がうまくない。キャラが立ってない。キャラが途中で別人に化けている。――などなど。
 企画的にああいうものなんで、おもにキャラとその動きに関して。

 当初は掌編×12回という話だったのが、4コマ漫画的ミニストーリーが10回ぐらいというふうに縮小された模様。


はじめまして
No.3105 投稿日 2003年12月2日(火)00時23分 投稿者 シリウス
はじめまして
ヘタレよろず同人屋のシリウスと申す者です
前から掲示板を覗かせて貰ってたんですが
過去ログを読んで星くず10巻そろそろ執筆開始とあったんで
嬉しくなって書き込みしました。
今思えば、第一巻を本屋で見つけて購入して面白いなぁと思い
それから数年が立ち高校で出来た友人から
星くずの続きが有ると聞かされて
発行されている所まで買い、その後出るたびに読んで
9巻が出てからしばらく時間が経ち
次が出るのをず〜っと待っていたかいがあるってもんです
小説書きの仕事は大変でしょうが、
お体に気をつけてこれからも
極上のエンターテイメントを提供して下さい。

(長々と書いてしまいましたが、では


No.3106 管理者削除

色々なニュースが飛び交う今日この頃。
No.3107 投稿日 2003年12月2日(火)14時52分 投稿者
桜庭 優
 ここ二、三日、色々なニュースが飛び込んできます。
 イラクで日本人が撃たれて死ぬわ、
 H−UAロケットは発射失敗するわ、
 足利銀行は国有化されるわ、
 元リーフ(アクアプラス)の竹林氏が事故死するわ、(改めてご冥福をお祈りいたします)
 Jリーグでは、横浜マリノス(真のファンは”F”など付けない!)が涙の大逆転勝利で完全優勝するわ、
 と色々あったわけですが……。

 個人的には、Jリーグの開幕からJEFユナイテッド市原に在籍し続けた、中西永輔選手が解雇されたニュースが、最も大きいニュースでした(涙
 中西選手、今までありがとう。

>もえたんの裏事情

 あそこでやっているようなことですか。なるほど。
 そういうミニストーリーでも(だからこそと言えるのかもしれませんが)そういうチェックが必要とされるのですね。勉強になります。

>撲殺天使ドクロちゃん

 あれの第一巻は、わざわざ神保町まで行って買った思い出が。

 ドクロちゃんは結構な売れ行きのようでして、僕の住んでいる駅前の本屋でも、平積みの山は薄いほうだと思います。
本屋で後のほうを見たら「二〇〇三年十月三十日第五版発行」となっていました。六月に初版で十一月にはもう第五版。恐るべし。

 既にご存知だと思いますが、あの作品がデビューする経緯を話すと、電撃hp短編小説賞で二次選考までいって落選した後で、編集部内の大議論の末作者を呼び出して、採用が決定。
 その後版権関係などの手直しなどをさせ、電撃hp用にストック。で、高畑京一郎氏の連載が落ちたため、その差し替えでデビューとなったわけです。

 あれは当時の電撃文庫のラインナップから照らし合わせて、今までに無いタイプの作品(というか、マーケティング的に求められている作品?)だったため、電撃文庫編集部としては、様々な欠点があったにせよ、あれが商品として売れると読んだためでしょう。

 で、現実に売れたわけで。恐るべし、電撃文庫。また、このコンセプトを作品として成立させてしまう、おかゆ氏の才能も恐るべし、と言うべきか。
 普通の人はああいうのは書けません(笑

 この作品はたしかに、ジャンクフードだと言えるのかもしれませんが、しかしジャンクフードとしてはよく練られた製品といえるでしょう。
 このジャンクフードが長く売れたり、同じようなジャンクフードが売れるのかは別として。

 好き嫌いがあるにせよ、こうした作者、そして出版社のチャレンジ精神は商売としては評価すべきだと思います。

 そういえば、食べ物といえば今大流行なのが「食玩」ですが、あれは販売的な理由からおまけをつけると有利、という事情もあるようで……。
 しかし、食べ物よりおまけがメインになってしまうというのも、なんだか本末転倒な気が……。
 
 もえたんももっと、英単語帳としての要素を強くすれば、新しい参考書の形として評価されるのかもしれません。

 それでは。

http://www.geocities.co.jp/Playtown-Denei/8729/index.html


新木さんへ
No.3108 投稿日 2003年12月22日(月)18時43分 投稿者
鐸碑
 ずいぶんとご無沙汰状態ですから、何か一言。こちら側でもとりあえず生存証明をお願いします。

 時に、以前話がでていた星くず英雄伝の続きについてファイルのサイズを公開するという話は現状どうなっているでしょうか?

 実際、執筆作業が進んでいる事が作業ファイルのサイズからでも見えていればファンの不安は大幅に軽減できると思うので、障害がなければ早めにお願いします。


あちらの世界に。。。
No.3109 投稿日 2003年12月23日(火)03時35分 投稿者 うに。
うに。です。

きっと、ファイルサイズを公開する方法を考えているうちにあちらの世界に飛んでしまったのではないでしょうか。あちらの世界はきっと完全剛体でも音がディレイしてしまう?正月頃に一瞬でもこちらの世界に戻ってくるのでしょうか。お餅を食べに。

それにしてももう年末ですか。最近、本屋に行っても手に取る小説が少ないっす。嗜好が変化したのか並んでる本が変化したのか。。。シリーズものがずらっと並んでるんですが触手が動きません。「撲殺」はまだ買えてません(近所の本屋に出ない)が何かこう面白そうなのありませんかねぇ。


明けましておめでとうございます。
No.3110 投稿日 2004年1月1日(木)05時06分 投稿者
はせがわみやび
 旧年中はお世話になりました。
 本年もどうぞよろしくお願い致します。

 今年もみなさまとともに、よき物語にたくさん出会えることを願っております。

 それと、ジークと達也の上にも幸多からんことを。

 いやほら、主人公たちって、いちばん苦労しそうだし(笑)。

みやび


遅らせながら・・・
No.3111 投稿日 2004年1月3日(土)07時48分 投稿者 G2
 明けました(^^)本年もよろしく御願い致します(==) (読む方の中に
喪中の方がいるやもしれないので、『おめでとう』は書きませんでした)

 新木様、他の皆様方、本年もよろしく御願い致します(−−)BGM:ペコッ

 年越し〜年明けで旅行に行き、30分前にやっと帰って来た、G2でした♪


初めまして
No.3112 投稿日 2004年1月3日(土)14時02分 投稿者
梁 明
初めまして、梁 明(りょう あきら)と申します。
少し前からこちらにお邪魔してましたが、過去logを少しばかり読み込んでました。

いろいろな話題がありましたが、私の所から一つ。
私は沖縄在住です。その為、本の発売が本土に比べて約1週間ほど遅いのです。
それだけならまだましな方で、「星くず」や「あるある」ですら、書店によっては入荷量が少なく、4〜5冊程度という所が多い方です。中型店舗なんですが。
中には一月後に「新刊」として並ぶような書店も(笑)
おかげで現在はオンライン書店で取り寄せています。注文して2日で届きますから。

そんな田舎者ですが、よろしくお願いします。


はじめましてー。
No.3113 投稿日 2004年1月7日(水)02時07分 投稿者 くりおね
はじめましてです。
夜中ぶらぶらとネットを徘徊中にこのHPを発見し、星くずの執筆が
始まっているとみて。うれしくて書き込んでしまいしたー。
星くず、新刊を楽しみにしております。もうほんとに・・・
最近は電撃もずいぶんにぎやかになってきましたね〜
月一で新刊は恐れ入ります。
と、長くなりましたがこのへんで〜脈絡もなく失礼しました。。


ぐてーとしている間にもう12日ですか
No.3114 投稿日 2004年1月12日(月)00時15分 投稿者
まさる
今年もこちらでお世話になることかと。皆様よろしくお願いします。
最近買った松尾スズキさんのエッセイ『大人失格』が面白くて、読むと思わず顔がにやけてしまう、久々書き込みのまさるでございます。
「人前では読んではいけない」というオビの文字はじつに正しい。

それはそうと電磁波を閉じ込める立体のニュースを見たとき、なんか自分がいきなり過去の人になった気がしてショックでした。まるでSFが現実になったみたいじゃないですか。ああ、もうそろそろそういう時代になっていくのか。やっと、というか、とうとう、というか。
野尻さんの掲示板を久々に覗いて見ると、予想通りこの話題で盛り上がっている様子でなにより。僕の知識では発言の内容がちんぷんかんぷんの部分も多いですが。
他のサイズとか素材とか、ステージ数とかでの追試が楽しみではありますけれど、「なぜあんな現象が起きるか?」という基本的な疑問が解かれる日は来るんでしょうか。「なるものはなる」と伊東四郎のようにある程度であきらめるという一般人としても逃げ道はありますけど、分からないままというのもまた悔しいし。これからの研究者諸氏の奮闘を祈るばかりです。
そうそう、この研究に関してのプレプリントを少しだけ探して見ましたが見つからなくて残念。2ちゃんねるとかだと、それこそお祭り状態かな…。


ファミ通文庫も?
No.3115 投稿日 2004年1月29日(木)20時50分 投稿者 マルケス
エンターブレイン角川系列へ
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040129AT2E2900429012004.html

工エエェェ(゜д゜)ェェエエ工

 また、ややこしいんだか、ややこしくないんだかよくわからないことに……


星くず執筆状況
No.3116 投稿日 2004年2月13日(金)00時50分 投稿者
新木 伸
 まあぼちぼち書き始めています。
 ようやく執筆が日常になるという作家的生きかたが取り戻せてきました。

 週末あたりには、一回、編集さんに現状渡しをすることになってます。まだ全然冒頭部分ですけど。

 で、例のバイト数を見せるということですが、DIRコマンドとFTPコマンドと、タスクスケジューラーとを組み合わせて、WINDOWSについてくる機能だけで仮組みしてみました。

http://www.araki-shin.com/araki/cgi/else/chk_hosi10.txt

 このあたりにあります。毎日午前0時に更新するスケジュールにしてみました。(ノートパソコンがスタンバイになってるときもあるので、毎日確実にその時間に更新されるとは限りませんが)
 表示はバイト数です。1KB=1ページと見ていいです。



 ――で、試験運用時の注意事項、というかお願いなのですが。
 やれ、今日はどれだけ進んだの、今日は書いていないだの、頑張れだの、けしからんだの――。そういうことを、僕の目に入るところでは書かんでおいてください。

 そうなることは充分に予想のつくことでして。
 そしてたぶん、僕が見かけると大変ウザく感じであろうことも予想のつくことでして。

 とりあえず、ここ「底なし沼」では禁止。
 ファンページでは話題に出してもいいですけど……。あまり頻繁に見かけるようなら、書き上がるまで、あちらは見に行かないことにして対処します。

 この「執筆状況報告」は、とりあえず試験運用ってことで。
 よく考えてみれば、執筆状況を公開しても、僕の側には特にメリットってないんですよね。進行状況を報告しても、しなくても、書いていることは同じだし。詰まったときに進まなかったりするのも同じだし。頑張るなんてことはデフォルトであって、誰に言われなくたって最大限に頑張ってますし。作家ですから。
 なにか明確なデメリットが発生するようなら、運用中止で、また非公開に戻すと思います。


 とりあえず、今月中は書いたり止まったりと、ちょろちょろと進んでゆきつつ、月末までに、全体の4分の1で一章を書き終わるところぐらいまでかなぁ。
 いまダブルブッキング状態で、夢境の5巻と同時進行なもんで、星くずが動いていない日には、夢境のほうを書いているはず。
 星くずのほうは、2章の始めに入ったところで、おそらく詰まります。それはすでに予想されてます。詰まったら、突破するまで齧りつく、というのが僕の普段の執筆スタイルなんですが。今回は詰まったところで夢境の執筆に切り替える作戦となっています。
 夢境を書き上がる頃には詰まりも解消しているといいんだけど。
 賢い選択なのか、あまり意味がないことなのか、まあやってみればわかるでしょう。




>EB、ホールディングスに買収

 メディアワークスが買収されて傘下に入ったときと同じで、特になにも変わらないはずです。
 子会社になっただけのこと。会社内での独立性は保ったままなんで、なにもかも上が決めるままで、言いなりとなるわけでもないですし。
 他出版社とグループ提携していることにもなるので、マルチメディア展開は強くなるでしょうね。

 個人的には、ライトノベルに関しては、出版社ごとの色分けが、これまでよりもきっちりついてくるんじゃないかと予想していますが。
(まあ元から、各社とも、独自の色分けを必死に模索しようとしていますから、これだってほとんど変わらないでしょうが)

 まあ作家は小説書くのが仕事なんで、政治の話はよくわからんので、あまり考えないことにしています。
 自分が小説を書いていられるなら、どこから、どのように本が出たって、べつに構いませんので。

 普通「政治」っていうと国を治めることを言いますが……。
 会社っていうのも大勢の人が集まる組織ですんで、そこで行われることは「政(まつりごと)」となります。国レベルの政治と本質的には同じこと。
 もっと小さなところ――たとえば学校のクラスでも、派閥くらい存在してます。
 人が3人集まれば派閥ができるとも言いますし。



 企業経営のプロの人から見たら、もっと別な見方になるのかもしれませんが。まあ政治の素養がない一作家の見解としては、こんなところで。


re:EB、ホールディングスに買収
No.3117 投稿日 2004年2月14日(土)17時40分 投稿者 マルケス

新木さん wrote:
> 個人的には、ライトノベルに関しては、出版社ごとの色分けが、これまでよりもきっちり
> ついてくるんじゃないかと予想していますが。
> (まあ元から、各社とも、独自の色分けを必死に模索しようとしていますから、これだっ
> てほとんど変わらないでしょうが)

 う〜ん、なるほど。解説ありがとうございます>新木さん。
#いや、出版の話はよくわからんのですが。本読みとしてはやっぱり気になります。

 以下余談。
 私がこのニュースで一番印象的だったのは、角川春樹がいなくなった後の角川グループに、
西和彦が社長を辞めたアスキーが買収された、ちゅうところです。

 栄枯盛衰といいますか、かつてはどちらも「カリスマ」タイプの企業経営者として輝いてい
た時代もあったのになぁ。
 …いかん、なんだか年寄りくさい話になりそうだ(^^;、この辺で止めときます。
ではでは。


気分転換
No.3118 投稿日 2004年2月15日(日)10時32分 投稿者
梁 明
新木さんの執筆状況を読んで、仕事中に気分転換に別の作業をするのはどこでも同じだなぁと思った次第です。
同じ作業を続けていると、正直飽きてくるんですよねぇ。で、同じ仕事でも別の作業をすれば、仕事は進むし気分転換にもなるということをよくやってました。全く違うことをする人もいましたが、私の場合はこの方法です。

そう言えば、似たようなことを漫画で見たことが(笑)
「コミックマスターJ」で、「漫画を書くストレスは、漫画を書くことで発散しろ」だったかな? 全てを漫画中心にしているからこその台詞だったけれど、これだからこそ、「ああ、だからプロってすごいんだ」と思いました。
私自身にはそこまでの覚悟はありませんでしたが(笑)

気分転換とストレスで思い出したことが。
「キャストパズル」ご存じでしょうか?
金属製のパーツを組み合わせたりはずしたりする知恵の輪の発展系のようなものです。見た目はアクセサリーのような形です。
最近それにハマってしまいまして(笑)
解くまではすごいストレスにもなったんですが、解けたときの爽快感はなかなかでした。いくつか購入してぼちぼちやってます。

では、身体をこわしやすい季節です。健康に気をつけていきましょう。


仕事状況
No.3119 投稿日 2004年2月16日(月)20時22分 投稿者
新木 伸
 不定期更新に切り替え。
 1日25時間で動いている人間なもんで、仕事上げて寝る時間が、だんだんとずれてゆきます。
 よって0時更新とは限らなくなりました。予告しないので、まあ不定期ってことで。

 昨夜は終えたのが明け方の4時だったから、今日は5〜6時かなぁ。

 あと「現在量のアップロード」のタイマーを公開することで、なにげに、ちょっとだけ自分にもメリットがあることを発見。

 「3時間集中しよう」と決めたときに、タイマーをセットして、3時間後にFTPアップロードツールが動くようにしておくと、集中力が途切れかけたときの役に立つときも。

 「昼休みまであと30分だから、それまでは頑張るか〜」と、会社勤めの人がやるのとおなじかもしれない。


微妙にアップアップ
No.3120 投稿日 2004年2月17日(火)16時05分 投稿者 うに。
新木さん2冊同時進行ですか(@@

おいらは凄い物忘れが激しくて途中で割り込みがかかると先に何やってたか忘れること多々あります。例えば、回線が細い状態でブラウザでどこかのページを表示させその間に違うことをすると。。。ブラウザのほうが完全に意識から消え去り気がついたら開いて数時間放置してたりとか。。。

気分転換はおいらの場合タバコかな。作業は中断するんだけどタバコだとそれほど意識が断絶しないみたいで忘れるってことは少ないです。あと、トイレってのもあるか。自宅だと気分転換もかねてトイレで本とか読んでる。

で、執筆状況モニタが開始されていたのですね。ここんとこ仕事と仕事外でアップアップしてたので気がつきませんでした。時間固定のようですが「PCが暇なタイミング」にすると一息ついた時に勝手にタスクが動くようになります。タイマーにならなくなってしまうのでちと不便かもしれませんが。

最近、外のサーバにblog置いていてバックアップをかねてFFFTPで「暇なときバックアップ運転」させています。FFFTPってコマンドラインに対応していたと最近になり知りました(^^;。


No.3121 削除ずみ

PERLでCGI
No.3122 投稿日 2004年2月18日(水)15時04分 投稿者 しんた
初めまして。
最近インターネットで星くず英雄伝説を知りまして先日読み終わり
検索でこちらにたどり着きました。

こちらの過去ログ読んでいましてPERLの話が出ていましたので
昔作ったFTPクライアント(PERLスクリプト)を改造して
文字と行数を数えた結果をHTMLファイルを吐き出しさらにFTPのアップロードまで行うものを作ってみました

昔作ったものの継ぎ接ぎで格好悪い処理をしていたりしますが参考になれば幸いです。
pagect.lzh


リンク失敗でした
No.3123 投稿日 2004年2月18日(水)18時10分 投稿者 しんた
申し訳ありません

リンクミスに気が付き思い切って書き直した挙げ句、
またも失敗するということをやってしまいました・・・

もう一度だけ修正したリンクを書かせて頂きます
pagect.lzh


pagect.pl 試してみました
No.3124 投稿日 2004年2月18日(水)20時19分 投稿者
新木 伸
 動きません。
 どのあたりで動かないのか、原因究明してゆく時間もないので、以下のような仕様で作ってもらえると助かります。

 FTPアップロードはすでにできてますので、バッチファイルのなかで、カウント内容を表示するHTMファイルを生成してくれる部分だけあればOKなので……。


・Perl環境上で動作、もしくは単体EXEファイルとして動作。当方のPerlのバージョンは、Active Perl 5.8.0 build806。
・セキュリティチェックの関係上、ソースファイルは必須。(なので言語はPerlが望ましい)
・入力元はスクリプト起動時に、コマンドラインの第一引数で指定された単体ファイル。(@ARGVの1個目の要素)
・出力先は、コマンドラインの第二引数で指定された単体ファイル。
・行数を数え、ページ数に換算して出力。文字数/ページ数はソース埋め込みの定数でOK。


気分転換とか
No.3125 投稿日 2004年2月18日(水)20時41分 投稿者
新木 伸
 タバコって、あれ気分転換になるのかなぁ?

 以前、作家志望者の人たちと集まって、朝まで討論――なんてことをやったりしましたが。
 煙草を吸う人間が二人ほどいまして。
 こちらは3時間でも4時間でも、ずっと集中力を維持して会話を続けられるのに、彼らは1時間おきに席を立って「煙草タイム」を必要としてました。
(吸わない人間が多数派で、家主も吸わない側だったので、吸う側はベランダで螢族)

 いつもそんなに吸っているのじゃ大変だろうと思って訊いてみると、普段は3時間ぐらいは持つのだけど、集中して頭を使っていると本数も増えて、1時間ぐらいすると吸いたくなってしまうとのこと。

 煙草を吸っている、というよりは、煙草に吸われているような……。
 「気分転換になる」というよりは、1時間おきに強制的に「気分転換させられている」ような……。


直してみました
No.3126 投稿日 2004年2月19日(木)01時32分 投稿者 しんた
動きませんでしたか・・・

出力先のHTMLファイルは自動生成ではなく、
あらかじめ用意したHTMLの指定位置(コメントで場所指定)に値を埋め込む処理していまして
ひょっとすると埋め込み先のHTMLが無かったのが原因ではないでしょうか?
(ビルダーなどで作ったHTMLファイルに値を埋め込むのを想定してました)
無い場合は0から自動で作成するほうが良さそうですね

とりあえずFTP関連や余計な処理を削除して、

・Perl環境上で動作。
・入力元はスクリプト起動時に、コマンドラインの第一引数で指定された単体ファイル。
・出力先は、コマンドラインの第二引数で指定された単体ファイル。
・行数を数え、ページ数に換算して出力。
・文字数/ページ数はソース埋め込みの定数。

を満たすものにしてみました
_pagect.lzh
(前のものも設定次第で同じ動きをするはずなので念のため引数が使えるように修正してます)


その場で吸えないなら吸いませんねぇ。。。
No.3127 投稿日 2004年2月19日(木)03時04分 投稿者 うに。
会話の途中で離席しないと吸えないとしたらタバコは気分転換になりませんね(^^;。でも、おいらの場合は設計したりプログラム組んだりするのが仕事なので作業そのものは個人作業なんですよね。それでも集中してるときは数時間は席も立たないしずっとPCに向かってます。1日仕事して2本ぐらいしか吸わなかったりもします。

ようは、煮詰まって気分転換しないとダメな状態のときにタバコは1つの理由になりえるんです。タバコ吸わない人はその気分転換がその人なりのスタイルがない限り下手ですね。延々と悩み続けてるようです。

ちなみに、仕事場がゆするならば外をぷらぷら散歩したりもします。または、PC持ってドトールとか行ったりとか(w。タバコは数ある気分転換の中の1つ。今の客先ではそれがある意味限界に近い(ぷらぷらしたりできない)という感じです。


Perlですか・・・(遠い目
No.3128 投稿日 2004年2月19日(木)03時14分 投稿者 うに。
おいらは一時期、掲示板とか作るのにPerl使ってましたがダメでした。
ほどほどに作れるんですがどうも言語特質が向いてないみたいで。。。
最近はASP.NETでC#してまして
 http://www.hollytown.net/uniblog/
 http://unimaru.mydns.jp/uniboard/
この辺が自作です。
仕事はJavaばっかりですね。。。悪くはないけどあまり好きではないです。
ていうかUNIXよりはWindowsの方が(遊ぶ領域が残ってて)好きです(w。

ツール作成ご苦労様です>しんたさん


気分転換に
No.3129 投稿日 2004年2月20日(金)22時30分 投稿者 しんた
私の場合は気分転換に面白そうなツールを作ったりしてます。
(手軽に作れるPerlとかHSPが好きですね)

今日は過去ログでスパムで大変と言うのを目にしたのでスパムメール消しスクリプトを作ってみました。
メールサーバーからヘッダ部分だけを読み出しスパムかどうかを判断して消します。(条件は自分で設定)

DeleteSpam.html

如何にメーラーと連動させるかが課題だったり(汗


ページカウントcgi
No.3130 投稿日 2004年2月21日(土)08時40分 投稿者
新木 伸
 動きました。
 が、誤差が出ます。

 61ページジャストの原稿を読ませると、58ページと表示されます。
 中身いじって、字詰め定数を全角42文字、行定数を17行にしてみました。
 デバッグできるかなーと思ってソース見てみましたが、アルゴリズム解析するより、本人にお願いしたほうが良さそうなので。

 あとカウントは整数でなくて、小数点表示できるようになると良いかも〜。
 あとカウント対象ファイル名の表示を付けてくだされ。

 それから、「htmファイル」として出力するというのが要求仕様でしたが、単なるテキストファイルとして出力に変更してください。
 星くずと夢境と、ページ数カウントをさせたテキストファイル2個を合体させるようなバッチにして、両方一緒に見れるようにしますので。

 とりあえず、旧来のままのdirコマンドによる表示にしておきます。




>スパムメールフィルタ

 ノートンインターネットセキュリティを試用中。
 これにスパムフィルターの機能があって、これで20分の1ぐらいになってくれるので、なんとかなってます。

 スパムと認定した送信者のメールアドレスを手当たり次第にスパム扱いする荒っぽい動作だけど、OUTLOOKに融合してくれて、メーラーのツールバーにボタンが現れて、「これスパム」「これスパム違う」と振り分けが簡単行えるので、それが便利。


 POPFILEなんてものを試したことがありまして、これがけっこう具合が良かったです。

 こちらは文書の内容をチェックして、そこに現れる言葉やら出現頻度やらの相関を調べるらしいです。かなり高度で知的な処理をしている模様。
 トレーニングして学習過程を踏んでやると、99%を超えるスパム識別率を出してくれる模様。


 暇が出来たら、たぶんPOPMAILにするかと。



ページカウントcgi
No.3131 投稿日 2004年2月21日(土)14時31分 投稿者 しんた
_pagect.plについて
・ページ誤差の修正
 (文字数で複数行になる場合にこの間のページカウントが誤ってました)
・行頭処理追加(対象文字は変数で指定出来るようにしてます)
 禁止文字処理(先頭が"。、"になる場合は前の行に入るようにしてカウント)
 行頭空白文字処理("「《("以外で始まる行は先頭にスペースが1文字有るものとしてカウント)
・出力を普通のTEXTに変更
・ファイル名が出力されるように変更
・ページカウントの小数点対応
を対応しました。

また誤差が出るようであればお知らせください


執筆進行状況
No.3132 投稿日 2004年2月22日(日)00時08分 投稿者
新木 伸
 URLアドレスが変わります。このへんに設置。

http://www.araki-shin.com/araki/cgi/else/CHK_W.HTM

 誤差はまだ少し出ています。
 行頭の全角空白を削ってカウントしていたようなので、その部分をREMアウトしてみたところ、だいぶ近づいてきました。
 現在、秀丸上だと62.0ページになるところが、61.7でカウントされてます。
 まあ許容範囲内なので、このままでもいいです。
 しんたさんが気になるようなら、デバッグされてもいいですが。

 行頭の全角空白1文字も、原稿のうちなのです。作家は空白1文字でも原稿料を貰えます。
 あ、もしかして誤差の原因は、空白行の存在かな?
 ただ改行だけで1行空きになっている行も、原稿の一部です。あの1行でもやはり原稿料が貰えますので。


 あとファイルの更新日時なのですが。
 CGIを動かした日時ではなくて、ファイルのタイムスタンプも取得できないでしょうか。ファイルをチェックした日時と、ファイルが変更された日時を個別に表示するといいかも〜。

 仕様を変更しまくり、仕様追加しまくり。
 だめクライアントですな(笑)。


 現在、運用しているセットを以下に置いておきます。バッチファイルやらなんやらと、こちらで改変したソースです。
 (FTPにアップロードするための手順ファイルだけは除外)

http://www.araki-shin.com/araki/cgi/else/CHK_W.LZH

 デバッグや仕様変更するなら、これをもとにやっていただけると助かります。


尊敬〜〜
No.3133 投稿日 2004年2月22日(日)10時14分 投稿者
梁 明
プログラムを作れるなんて、すごいなぁと感心するコトしきりです。
昔々にBASICやCOBOLをちょっとかじったぐらいでして、C言語やらは全くさっぱり。
正直うらやましいですよ。今からでも勉強してみようかな〜と考えてます。


ページカウントcgi修正
No.3134 投稿日 2004年2月22日(日)10時25分 投稿者 しんた
行頭の空白文字は原稿の時点で入れる物なんですね
本を見ていて判断に悩んだので一度削除してつけ直す様にしていました。

削除する所だけREMアウトで誤差が少なくなるということは、
行頭に「。、」が来たときにこれを削除する処理が影響しているのかも知れません。
(本を見ると前の行の後ろに無理矢理はいっていたので)

行頭の空白の他に悩んだのは章のタイトル(?)で本を見ると倍角になっているのですが・・・


とりあえず下記を対応。

PAGE_EB.PL
・ファイルをチェックした日時とファイルが変更された日時を個別に表示するようにしました
・行頭の全角空白を削って新たにつけ直す処理を削除(コメント化)
・行頭禁止文字を削除(コメント化)

CHK_NVL.BAT
・COPYコマンドに /B オプションをつけてみました。
 ページの最後にゴミ("CTRL+Z")が付かなくなります

CHK_W.LZH


CGIとか
No.3135 投稿日 2004年2月22日(日)14時26分 投稿者
新木 伸
 こんどは増えますねー。
 星くずでは多めに表示されました。しかし夢境のほうでは、少なめになります。

 傾向が「減る」方向で一定しているだけ、デバッグ前のを使ってたほうがいいのかなぁ。



 うーむ……。
 各行が、どのように切り出されているのか、吐き出させて確認してみようと思いましたが、途中経過が、なかなかうまく出てくれない。
 10分いじって、挫折しました。

 処理のアルゴリズムを変えてもらえば、どこで狂っているのかを突き止めて、自分でデバッグもできそうな気配なんですけど。
 どういう仕組みで動いているのやら、どうも、よく見抜けなくて。

 いま現在は、改行までの1行分をバッファに取り出しては、逐次処理を行いつつ、実際の行数を数えながら、カウンタの数だけを加算していってますよね。

 メモリ馬鹿食いしちゃってもいいので、各行を文字数ごとにいったん切り出してしまって、それを作業用の配列に積み上げるというのはどうでしょうか?

 そしたら配列の要素を数えるだけで、ページ数計算は簡単に出ますし。
 また配列の中身をファイルにでも吐き出させてやるだけで、内容が一覧できるので、どこで狂っているのかのチェックも楽ですし。

 PERL使っていると、1MBくらいの文字列配列とか、平気で使ったりしてます。
 小説一編の長さは、せいぜい300KBぐらいまでです。



 禁則処理ですが、秀丸エディタだと、だいたいこんなルールになっています。

・ぶら下がり文字種は、1行の文字数を越えても、ぶら下げる。(1行の文字数を臨時に増やす)
・ぶら下がり文字種は、「、。」と改行文字。
・禁則種別は、行頭禁則文字種と、行末禁則文字種の両方。行の文字数を減らすことで、ふたつの文字種が行頭や行末に来ないように調整する。

行頭禁則文字種
、。,.・?!゛゜ヽヾゝゞー)]}」』!),.:;?]}。」、・0゜
行末禁則文字種
([{「『([{「

 秀丸の規則は、出版物になったときの禁則処理とも違っていて、僕もだいぶ迷惑してたりしますが……。(ぶら下がりが句読点のみで、閉じカッコのぶら下がりを許してくれないのが痛い)

 62.3が、63.7にはなりません。
 ちなみに62.3が、印刷物の規則で禁則を行うと、61.0になったりします。
 秀丸の「追い出し」によって、行が微妙に増えてしまっているわけですね。

 印刷物にも行頭行末の禁則文字種はありますが、「追い込み」と「ぶら下がり」で処理します。
 追い込みとは、行の文字数を多くすること。
 ぶら下がりというのは、1文字余計に付け加えること。「、。」のほかにも、閉じカッコ類全般がぶら下がり可となります。

 詳細は、秀丸エディタが試用可能なので、インストールして確認してみてもらえるといいかも……。


なかなか難しいですね
No.3136 投稿日 2004年2月22日(日)23時08分 投稿者 しんた
PAGE_EB.PLの「追い込み」と「ぶら下がり」の処理を変えてみました。

# 行頭禁則文字種
$emoji="、。,.・?!゛゜ヽヾゝゞー)]}」』";
# 行末禁則文字種
$smoji="([{「『";

の指定にしてあります。

半角文字対応も入れてみよう思いましたが、
禁則文字処理の半角文字対応は難しい上に使っていないかも知れないということで断念(汗
(実際に半角文字は使うのでしょうか?)

他にはデバッグ用に第3引数にファイル名を渡すと指定文字数で改行したものを出力する処理を追加しました。
(省略すると出力しません)


半角文字
No.3137 投稿日 2004年2月23日(月)04時01分 投稿者
新木 伸
 ごくまれに、「!?」と「?!」というのを使うことがあります。
 あと二桁やアルファベットを、「AF」とか「09」とかのように「組み文字」として並べることがあるかも。

 しかし一冊中に、せいぜい、2〜3回ぐらいなものなんで、無視していいです。行末に来ることも、確率的にいって、無視してもいいぐらいですし。
 「!?」は縦書き字には組み文字となるので、僕のほうでも、行末にかからないように書いているときに避けますし。


 あとで休憩時にでも試してみます。
 


誤差、消えました
No.3138 投稿日 2004年2月25日(水)15時06分 投稿者
新木 伸
 整形状態で吐き出させて確認してみましたが、秀丸との禁則処理の微妙な違い(秀丸のがおかしい)による誤差だけでした。

 とりあえず、すっきりしましたし、このまま実用で使えそうです。
 ありがとうございました。


すばらしい
No.3139 投稿日 2004年2月26日(木)13時25分 投稿者 うに。
忙殺されている間にOKな品質に仕上がってる。

しかし、禁則処理とかって普段はまったく気にしないですが難しいのですね。執筆するときとかでもまったく気にせず編集さんが調整しています。そういった意味では、頭の空白とか改行はあまり関係がなく、雑誌ならば1ページいくら、書籍なら定価の数パーセントが印税という形になってます。

で、ページ単価なので図が多いと楽だったりするとはよく聞きます。おいらは図をほとんど見ない人なので執筆した結果は。。。図が少ないです。。。


話は変わりますが、久しぶりに「スレイヤーズSP」の最新刊が出ていました。随分と前に本編が終わってSP扱いのものが今もなお出てます。でも、毎回子ネタで奥さんも笑いながら読んでます。我が家で人気度の高い1冊です。

さて花粉の季節。
去年はほとんど症状も出ないで済んだ(年々症状が軽くなってる)。
今年はどれぐらいの症状が出るだろうか。。。


ひとりごと
No.3140 投稿日 2004年3月11日(木)11時27分 投稿者
新木 伸
 ひとりごとにつき、レス不要。
 シロウトがしたり顔でアドバイスなんてしてきたひにゃ、いまたぶんぶちキレます。速攻で出入り禁止確定ですんで。
 玄人の人が、先輩クリエイターとして有益なアドバイスをくれるというなら、ありがたく拝聴しますが。
 たぶんそんな人はここには出入りなんてしていないでしょう。


 んー。仕事する気にならない。
 進行状況メモを見ると、2/7あたりからこちら、1日も休まずに書いている。
 そろそろ一ヶ月か。だいたい、いつも、こんなところだなぁ。疲れが出はじめるのって。

 夢境の締め切りは15日かと思っていたら、月末まででいいとのこと。まず間違いなく間に合うだろうから、このあたりで、1日くらい休み取ったっていいんだけど。
 しかし、26日に飲み会あるんだよなー。出席したいなー。なんとかそれまでにあげたいなー。原稿残して飲むと落ち着かないし、いま体力が落ちてるから、出かけて帰ってくると、疲れ果てて、翌日と、翌々日ぐらいまで、仕事にならんのだよなー。26日に「もうちょっとだから飲みにいこ」とかいうと、月末まで仕事にならず、上げられない可能性もあるしなぁ。
 ちなみに一ヶ月休まずやってましたよー、てなことを立証するために、メモを公開。


○星くず
2004/2/03 12:30〜    1〜
     2/07 18:30〜    6〜9
     2/08 21:00〜   10〜13
     2/10 00:30〜   14〜19
     2/10 23:45〜   20〜26
     2/11 19:37〜   27〜33
     2/13 01:00〜      34〜34
 2/13 21:40〜00:45 35〜37
     2/14 18:40〜23:45 38〜42
     2/15 22:00〜00:10 43〜44
          02:20〜04:00 45〜51
     2/16 21:20〜04:30 52〜61
     2/25 14:30〜20:30 62〜75
     2/27 16:15〜18:45 76〜86
     2/28 19:15〜23:00 87〜97
     2/29 14:20〜16:00 98〜104

○夢境
2004/02/21 02:30〜07:30  1〜18
     02/23 05:30〜07:00  19〜20
           11:00〜21:00  20〜28
     02/24 05:00〜08:00  29〜31
     02/25 12:00〜18:45  32〜42
     03/01 16:15〜20:00  43〜50
     03/02 16:51〜01:00  51〜61
     03/03 18:30〜21:30  62〜67
     03/04 23:30〜03:00  68〜73
     03/05 22:00〜01:45  74〜83
     03/06 22:00〜01:00  84〜90
           08:00〜11:30  91〜98
     03/07 22:20〜00:00  99〜107
     03/08 22:40〜01:00  108〜115
     03/10 04:30〜08:20  116〜122


 2/17〜20は、夢境のプロット期間なり。
 あと、「なんだよ1日3時間しかやってないのかよ」と騒ぎたてるやつがでると、いちいち退場させるのもウザいので、さきに解説しておきます。

 「あなたは1日のうちに、何時間、全力疾走を続けられますか?」

 プロの思考の体力を持ってしても、全力疾走は、数時間までが限度です。
 僕の場合には、3時間ですね。
 1日の仕事時間がそれより多いときは、全力疾走に入るまでに時間が掛かっていただけです。実際に全力疾走している時間は、どの日も3時間だけ。いきなりトップスピードに入れた日は3時間で終了していますし、なかなか入れなかった日は、10時間以上、パソコンにへばりついているわけです。

 こんな雑文なんぞ、何百行書いたところで、まったく疲れもしません。10時間でも、20時間でも、書き続けていられる。
 しかし執筆をするというのは、文字通り全力を振り絞るということなので、全力疾走をするのとおなじぐらい、疲れるものなんですね。

 自分に振り絞れる最大の集中力を発揮しないと、小説なんて、とても書けません。
 酒が一滴でも入ってたらアウトですし、ブドウ糖が脳味噌に届いていなくても、やはり無理だし。頭から追い出せない気がかりなことがあったりしても、アウトですし。


 ちなみに、一日中全力疾走を続けると、どういうことになるのか――。
 試しに温泉旅館に缶詰に行って、食事の支度やら、膳の上げ下げやら、布団引いたり、洗濯したり――家事のすべてからも完全解放されて、1日に14時間ほど執筆に打ちこんで、起きている時間はすべて全力疾走してみたこともありました。
 まあ5日間が限度でしたね。そしてそのあと2週間ぐらい、しばらく使い物になりゃしませんでした。

 作家が執筆において使うのは「体力」のほうではなくて、思考の体力、RPGでいうなら「MP」のほうですね。
 まあプロ作家のMPにも個体差があって、「タル白」もいれは「ガル白」もいるわけです。僕はどちらかというと、ガル白かもしれない。しかしMPの固有量ってもんは、種族固定なんで、これはもう、どうしようもない。変えたかったらキャラメイクからやり直すしかー。
 1日平均8時間の執筆時間を取っていて、それを毎日続けている中里さんのような作家さんもいます。だから年間13冊ぐらい書けちゃうわけで。いつ話を作っているのか不思議なんですが。

 まあ作家ごとに固有のMP量があるとして。
 そのMPをすべて使い切ってしまうと、どうなるのか。
 使い切らないようにすれば、どうってことないんですが。
 もし使い切って底付きさせてしまうと、極端に、回復が遅くなるんですね。

 上記のように、数日間だけのことであれば、もっと瞬発力は上げられるわけですが。
 終わったあとにぶっ倒れてもかまわないときにしか、無理はできないわけです。
 徹夜は試験前の数日が限度――とか、そんな感じか。


 作家が小説を書くということは、このように、見て分かるとおり――毎日、じりじりと執念深く、カタツムリの歩みのごとくノロノロと、しかし決して止まることなく毎日少しずつ原稿を進めてゆく作業に、他ならないわけです。

 これが、作家の日常です。
 どの作家も、一年365日、休まず、こうしたことを続けていって、そうして本を書き上げます。
 そして一生、これを続けてゆくわけです。

 このへんは、例のCGIの「仕様」として、教育している真っ最中ですから――。
 わざとログとして出力させないで、読者のほうもただ待っているばかりでなく、日々目を凝らしてはチェックして、メモまで取って、毎日毎日チェックしていないと進行状況が掴めないという、途方もなく面倒くさい仕様にして、「作家が小説を書くというのはいかなるものか」に関して、ほんのちょっとでも疑似体験できるようにして、「教育」している真っ最中ですね。

 教育効果が現れている人には、周知の事実でしょう。

 こんなことを、毎日毎日、やってきているわけです。
 夢境の2〜3巻は、あれ長かったなぁ。上下巻で、およそ10ヶ月間。ずーっと書いてました。MP使い切ったあとの休息中(下記参照)だったこともあって、ペースが上がらなかったということもあるけど。

 1ヶ月間とか、2ヶ月間とか、あるいは6ヶ月間とか――。そうしたある一定期間内における執筆の「総アウトプット量」をあげるためには、自分の場合、このくらいの執筆時間がベストであるということは、12年の作家生活を通して学びました。
 執筆作業というのは、書き上げるまで、何ヶ月間も続く長い長いマラソンなんですから、1区間だけ飛ばしたって、悪影響が出るばかりで、まったく意味がありません。
 走りきるまでのトータルタイムとして、いかに速く走るかを考えなければ。

 ちなみに「作家」としては、一冊書き終えたら、それで終わりじゃないんですね。これが。1年間とか、2年間とか、もしくは数年間とか、全作家人生においてとか――そういう時間の尺の中で、自分のアウトプット量をいかに増やしてゆくかが大事なわけです。

 自分の一生の中で、僕はなるべく多くの本を、世に送り出したいわけです。
 3ヶ月無理して、3ヶ月休んでしまって、年2冊を世に送り出すよりは、無理しないで5ヶ月で書いて、年2.4冊を世に送り出したほうが、ぜんぜん良いわけです。

 もしくは負担の重い話を5ヶ月で書いて、負担の軽い話を3ヶ月で書いて、年間3.3冊を世に送り出すとか……。

 夢境学園のシリーズを始めたときは、星くずで消耗しきっていたわけです。
 9巻まで、なんとか半年1冊ペースを維持してきましたが、MP的に、だいぶ限界にさしかかってました。奥さんに訊いてみると、当時の僕の目はだいぶヤバげな感じだったそうな。10巻の原稿をいったん書き上げて、ボツにしたその当時。日常生活の記憶って、いまひとつないんですよね。原稿は書いた覚えがあるのだけど、それ以外の日常生活でなにをしていたのかという記憶が、すっぱり消えていたりとか。
 まあ当時、MP残量が尽きかけていたこと以外でも、色々とあったし。仕事上の人間関係とか。
 仕事と関わりないプライベートのこととか。親父が死んだのも、9巻書いている最中だったし。その後も実家のほうでゴタゴタあったし。


 ――で、プロット煮詰めきってから書き出すタイプの作家が、書いたものにボツ出しするなんていうのは異常事態なわけでして。
 さすがに自分でもヤバいなと思ったんで、休憩を挟まなきゃいかんと、思ったわけです。

 執筆を続けながらも、休息を取るために、夢境学園のシリーズを立ち上げて、そこで一冊、軽めのものを挟んでみたつもりが――。
 まあ一冊では休息が取りきれなくて、4冊ほど、挟んでしまうことになったわけです。

 合計2年ぐらいなのかな?
 幻の10巻にボツだしかけたのが、2001/06だから、2年9ヶ月か。

 うーん。
 5年ほど無理をして、休息に3年ほど要したわけか……。
 うわぁ。効率悪い。キノコ人がぎっしょんぎっしょんと騒ぎそうだぁ。

 振り返ってみて、結果から考えてみれば、はじめから9ヶ月に一冊ぐらいにしておけば、あれほど疲弊もしなかったろうし、トータルとしてのアウトプットも増えたのでしょう。
 しかし星くずのシリーズをやっていたときには僕も若かったし、経験も浅かったし、自分のペースってものも把握できていなかったし。人が限界を越えるとどうなってしまうのかってことも、知らなかったし。(答え:燃え尽きる)
 あと編集さんのオーダーが、そもそも4ヶ月1冊というもので、それを律儀に守ろうとしていたということもあるし。――まあ、いまさら言いますまい。済んだことだし。

 いまなら、はっきりと言えます。
 星くずを半年ごとに出し続けるのは、それは、無理ってものです。

 言いわけをするわけでも、自己弁護をするわけでもないですけど。
 電撃を見てもどこ見ても、あれだけの濃さで、半年以内に出し続けている作家は、いやしませんて。つまり人間にはまず無理なんです。(中里さんみたいな人もいるから、あながち不可能でもないんだけど。中里さんは怪です。もお決定です)


 僕が遅筆なのは、執筆が遅いせいではなく、各巻の合間に取っているインターバルが長すぎるためでして。プロットができてないと執筆に集中できないタイプなので、プロットが決まらないうちに書き出すことは、できないわけですね。
 そのかわり、書き始めさえすれば、ほぼ一定のペースで、書き上がるまで、ずっと執筆が継続します。どこで詰まってペースが遅くなるかも、事前にだいたい判明してますし。詰まるはずでない部分でペースが落ちてきたら、疲れが溜まっているのだと判断して、休息を余分に入れることもできますし。
 ――で、遅筆となる原因も判明していますから、今回はそれを改善するために、夢境と星くずとを両立させてます。夢境が終了しだい、翌日から、星くずに戻れますので。インターバルは空かないはずです。

 プロットを煮詰める早さも熟練によって向上してきたので、短編なら1日、夢境のようなシンプルな筋の話であれば、数日しか要さなくなってきました。このへんは分室での成果が、かなり入ってますね。(分室ってなーに、とは訊かないこと)
 しかし星くずはやはり、一ヶ月以上かかります。一巻読み切りならともかく、数冊のシリーズとなると、やっぱり大変で。



 ――で、長々と書いてきて、つまりなんなのかというと。

 たまに1日や2日、進まない日があっても騒ぐな、ということ。
 作家だって、1ヶ月に1日くらいは、休みを取るものなんです。

 丸1日、完全に休んでしまうか。
 ペースを落とした日を2〜3日作るか。
 どっちにするか、思案中。

 丸1日休んでしまったほうが休息効果は高そうだけど、1日でも書かないと、とたんに筆がなまるからなぁ。それに翌日にペースが戻りきってくれる保証もないし。

 しかし2〜3日間ペースを落とすっていうのもなぁ。
 なんかイケナイことをしている気になるしなぁ。
 疲れていると、意図しなくたって勝手にペースが落ちていってしまうわけだし、うだうだやっているよりも、すぱんと休息したほうがいいのだけど。

 週に一回くらい、自主的に「休息日=日曜日」を決めて、その日は原稿に関わらない――とかすればいいんだろうけど。
 趣味を仕事にしてしまったもんで、休みの日になにをやるのかといえば、やっぱり小説のことをやっているわけで――。そして結局、見てみると1ヶ月間休みを取っていなかった、なんてことになってしまうわけで。

 昨日は6ページなんだけど。
 「今日は休みにしようかな〜。でもちょっとだけ書こうかな〜」とやっていたら、つい、「控えめなペース」ぐらいは書いてしまった。


知らなかった単語の調査
No.3141 投稿日 2004年3月12日(金)13時17分 投稿者
鐸碑
『タル白』と『ガル白』

 スクエアエニックスのファイナルファンタジーXIに登場するキャラクターの種族にタルタルとガルカというのがあり、その種族で作られた白魔導師の事を『タルタルの白魔導師』略して『タル白』、『ガルカの白魔導師』略して『ガル白』というそうです。

 タルタルはMP(魔法を使うエネルギー)が多い魔法使い向きな種族で、ガルカはMPが少ない魔法使いに向かない戦士向きな種族。
 情報を調べたホームページによると、本来魔法に向いていない『ガルカ』だが、体力があることによって体力のない白魔導師ではやれないような使い方ができるそうです。

 とりあえず、FFXIを知らなかった人もこれで解るでしょう。


初めまして
No.3142 投稿日 2004年3月13日(土)21時26分 投稿者 page12
初めて書き込みします、page12と申します。
星くずの続きが中々出ないのでしびれを切らして検索して
このページにやって参りました。
現在進行形という事で大変安堵かつ期待しております。
同好の士である知人もさぞ喜ぶ事でしょう。
それでは簡単ですがこれで失礼します。


ふむふむ
No.3143 投稿日 2004年3月14日(日)15時59分 投稿者 うに。
鐸碑さん、解説ありがとうございます。理解できました(w。
FFは。。。多分全作で1つぐらいしかやってません。
しかもエンディング見た記憶もないですから。。。投げてますね(^^;。
ドラクエは5ぐらいまでエンディングを見た記憶があります。

独り言として集中力とかについて。

おいらはプログラムを組んでご飯を食べてるわけですが、
1日にどれぐらい集中してるかというとお仕事はやはり3時間ぐらいかしら。
それ以外に趣味で1時間ぐらいだと思います。
おおむね1日の起きてる時間が9時〜3時ですから18時間。
つまり、14時間ぐらいは集中していないことになりますね(w。
あと、仕事中に多少甘いものを補給します。
でも、取りすぎると体がだるくなり集中はほとんどできなくなります。

そして休息日。
平日はプログラムするのが仕事ですから土日。
http://www.hollytown.net/uniblog/PermaLink.aspx/372fa7b8-0653-454e-b366-a4996dec1fa6
こんな感じで「休息日」を取らないとプログラムしてますねぇ。
平日は0〜3時ぐらいが趣味のプログラム時間という感じ。
コンサート、釣りなど趣味の行動をした日はしないこともあります。

趣味が仕事の場合、新木さんも告白してますけど「休んでない」というのは同意です。
本当は「資料読み」や「活動範囲の拡大」をしないといけないんですが、
どうしても趣味のプログラムに時間を使ってしまっています。
でも、本当の意味での仕事部分は土日休みだからまだまだ軽めですね。
うちの親は定年後に自営してますけど休んでるようには見えない。。。
自営な人はほんと「休息日!」と決めないと休めませんね。
多分、勤めていたときよりはるかに今のほうが忙しいと思うぞ>親。
あれも1つの病気だから致し方ないんですが。。。


非常にお久しぶりです(覚えてる人はほとんど居なさそうですが)
No.3144 投稿日 2004年3月14日(日)22時32分 投稿者 村田
新木さんの最新の書き込みを見て久しぶりに書きたくなったので一言
確かに素人が変な事を言うのは意味を成さないので、これだけ

 健康にだけは気を使って、無茶しすぎないでくださいね


余計な追記
No.3145 投稿日 2004年3月14日(日)22時33分 投稿者 村田
題名書き忘れると、このBBSの場合は1行目が題名になるのか…


No.3146 管理者削除

No.3147 管理者削除

No.3148 管理者削除

なんか久しぶりにて・・・
No.3149 投稿日 2004年3月18日(木)09時41分 投稿者 テルバナナ
なんか久しぶりに書き込みます。日ごろ底なし沼は謁見させていただいてます。しかし書き込まないヘタレですw。
現在捜索中の文庫

富士見ファンタジア文庫

作者 吉岡 平

著書名 宇宙一の無責任男シリーズ4巻、6〜9巻
    無責任キッズ      1〜5巻
    無責任カルテット    1〜5巻
    無責任三国志      1〜10巻

です。(^^;;なんか自分でおもっても勝手な奴です。本当にすいません。
これらのん文庫ってどうやら絶版らしくって、通常書店では買えないらしいです。
じぶんでもネット上で知っている範囲で探しましたがほとんど無くって・・・。
誰か心当たりある方はいませんか?お願いします。
それから大分まえのことですけど荒木さん聖刻シリーズのことありがとうございました。多分、あれでわからなかったらいまだに探していたかもしれないので。


すみませんw
No.3150 投稿日 2004年3月18日(木)09時44分 投稿者 テルバナナ
荒木<新木
に心の中で修正してください(汗。
なんか毎度のごとく間違えてすみません。変換で最初にでるのがこれなもんで。間違えてしまうことが多々あり・・・・。


そういうときこそ、中古屋では?
No.3151 投稿日 2004年3月18日(木)10時35分 投稿者
新木 伸
高原書店
http://www.takahara.co.jp/

U−BOOK
https://www.ubook.co.jp/defaultMall/SiteManager.jsp

E−BOOKOFF
http://www.ebookoff.co.jp/top.html

 無責任キッズだけ見てみたけど、けっこう揃うっぽい。
 小説の文庫本だけに限るなら、高原書店がいちばん在庫が豊富っぽい。

 俺的マイベストライトノベルの、「SF新世紀レンズマン(上下)/吉川惣司」の続編が出ていたことを、まるで知らず――。「バレリア星救出作戦」をこの高原書店でゲットしたっけ。


無責任シリーズってもう絶版ですか。。。
No.3152 投稿日 2004年3月18日(木)13時29分 投稿者 うに。
キッズとカルテットはあまり揃えてなかったような気がします。
無責任三国志は存在を知りませんでした(w。
吉岡さんの小説は「買う」に分類されていますが。。。

陸海空の自衛隊のやつは内容は微妙でしたけどついつい買いました。
最後の海はちょっと陸空と毛色が違ったように思います。

#ここ数日、本屋に行く時間が。。。取れない。。。禁断症状が。。。


絶版ではなくて
No.3153 投稿日 2004年3月18日(木)14時21分 投稿者
新木 伸
 出版社在庫切れ、重版未定。ってやつじゃないかな。

 実質的には同じようなものだけど、微妙に違う。

 今日び、そうそう「絶版」にはならないから。
 わしの「ヴァルツアーの紋章」だって、絶版でないし。


netは便利だと思いますが・・・
No.3154 投稿日 2004年3月18日(木)23時59分 投稿者 ・・・
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f18078236

掲示板に書き込む手間が取れるなら一遍探してみませんか?


ひとつゴミまきを(マイブーム)
No.3155 投稿日 2004年3月19日(金)13時07分 投稿者 がっつ
かなりおひさしぶりの、がっつです。
ちかごろのマイブームは「北斗の拳」、某さみぃの影響で(笑)
好きなセリフは「待っていたぞ、ケンシロウ」
嫌いなセリフは「俺は天才だ〜、おぼえとけー」
昨日は黒海苔〔黄色〕2連で爆死(解る人だけ笑って下さい)


はじめまして!
No.3156 投稿日 2004年3月19日(金)13時13分 投稿者 景龍
景龍と申す者です。2○歳の♂をしております(笑)以前からこちらを拝見させていただいて今回カキコさせていただきました。HNの景龍の由来は・・・まぁなんとなくってやつですかね(汗)オンラインゲームなんかでもこの名前でちょくちょくやっております。最近はPCのスペックがギリギリと言うこともあってあんましやってませんが(苦笑)
好きな小説は「星くず英雄伝、ザ・サード、リアルバウトハイスクール、DADDYFACE、フルメタルパニック」と言ったところでしょうか。漫画では「トライガン、頭文字D、藍より青し、ラブひな」ですね。
ゲームは・・・最近あんまりピン!と来るようなものがなくてPS2がホコリをかぶりかけてますね(苦笑)GBA(SP)を買おうかなって思ってる今日この頃でした。これからチョクチョク来たいと思いますんでよろしくお願いします!では!


ありがとうございました(^^
No.3157 投稿日 2004年3月19日(金)19時01分 投稿者 テルバナナ
毎度毎度すみません。この掲示板に書き込むときはいつも新木さんにご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ない気持ちです(^^;;。
『・・・』さんには痛いところを突かれてしましました。これ以上迷惑をなるべく掛けないようにもう少し努力したいと思います。
それでは新木さんありがとうございました。


テルバナナさん
No.3158 投稿日 2004年3月21日(日)15時09分 投稿者
新木 伸
 まあ、いいんじゃないですか。
 迷惑だと思うなら、簡単にスルーしてしまえるわけだし。レスしなきゃいいだけの話だし。

 僕が高原書店を紹介したのも、例のレンズマンの本を置いておいてくれたので感謝していて、ちょうどいい機会だと思ったので宣伝になるかと思ったわけだし。

 しかし「…」さんも、やりかたってものを心得てますね。
 ただいきなり「そのくらいすぐ調べられるはず」なんて言ったって「なんだこいつ」ってなりますが。
 欲しい情報をズバリ探し出してきてくれて、そのうえで「自分で調べましょうね」と言われれば、聞くほうも素直に聞く気になるってもんですね。
 メモメモ。(-_-φ


ゴミ撒き失礼
No.3159 投稿日 2004年3月28日(日)23時27分 投稿者
まさる
2006年トリノオリンピッグから正式種目となった「スキージャンプ・ペア」。
ラージヒル競技、金メダル争いの模様を実況・解説付きで生中継――

という内容の、テレビで紹介されていたデジタル作品DVDをいまさらながらに購入してみました。
発想もさることながら、それをハイクオリティーで具体化させてしまうのが驚異的(というか呆れる)。
二人で飛びながら繰り広げる現実にはありえない技の数々と、淡々とした口調の解説と実況が、まるで現実のスポーツを観戦しているような錯覚に陥らせること必至。ときおり突発的な爆笑を誘い、僕の笑いのツボをこれでもかとつついてくれました。飲食しながら鑑賞するとかなり危険です。
お馬鹿な笑いが好きな方にはオススメ。ぜひご鑑賞を(笑)。

スキージャンプ・ペア公式サイト:
http://www.page.sannet.ne.jp/masm/main.html


No.3160 管理者削除

負けない
No.3161 投稿日 2004年4月11日(日)18時01分 投稿者 たぬき
 まさるさんに対抗?して、こちらはちょっと真面目な所を。

ttp://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Sunnyvale/3380/

 SETIと並んでP2Pの有効利用と言われた、UDを利用するにあたっての判りやすいサイトです。
 ガン細胞のタンパク構造を解析して、特効薬を作ろうというプロジェクト。 まあ詳しくは↑のサイトを見ていただくと言うことで。

 PCの静音化成功に伴い、SETIなりをやろうとしたんですが・・・・ひょっとしてSETIってもうプロジェクト終了してるんでしょうか?
 検索でヒットしたサイトって、どこも最終更新日が01年とか02年とかの所ばっかりで・・・・。

 途方に暮れていた所、某ネトゲのサイトからUDにたどり着きました。
 今ではPCの耐久実験も兼ねて、24時間体制でぶん廻しております。
 PCに余力のある方、ちょっと良いコトしてみたい方、いかがですか?


夢境学園5巻、脱稿したよ
No.3162 投稿日 2004年4月12日(月)07時53分 投稿者
新木 伸
 昨日脱稿。
 直し(というか削り)はまだあるけど、今日から星くずに取りかかります。もう105ページ目書いてあるので、そこからですな。1章は終わっているので、2章から再開。
 全4章構成なので、たぶん、400ページは軽く突破するはず。いちおう450ページぐらいを見込んでいるけど。

 進展状況などは、例によって、

http://www.araki-shin.com/araki/cgi/else/CHK_W.HTM

 このあたりから。


うごっ、もう脱稿っすか
No.3163 投稿日 2004年4月12日(月)16時22分 投稿者 うに。
夢境学園が伸びてるな〜と思ってたら脱稿ですか!(@@
星くずから夢境学園にスイッチしてから一気ですね。

引き続き星くずにスイッチとのこと。
わくわくしてきました(w。

季節の変わり目なので体調にはお気をつけになってくださいね。


脱稿ですか〜早いですなぁ
No.3164 投稿日 2004年4月12日(月)23時25分 投稿者 ・・・
進展状況は何気にページカウントがじりじりと上がっていくのは
度々見ていて楽しいものがありました。
しんたさんとかうにさん本当にええ物作ってくれましたなぁ


No.3165 管理者削除

脱稿お疲れさまです
No.3166 投稿日 2004年4月19日(月)00時20分 投稿者
まさる
といっても「星くず」があるんですよねえ。
450ページですか。また分厚いし(嬉)。
「夢境学園」新刊、楽しみにしております。

>たぬきさん
>United Devices
UD、僕も参加してみました。こういうFlashとかに弱いもので(T_T)。
SETI@Homeと一緒にタスクトレイの隅っこで働いてもらってますけど、元もとのマシンパワーが低いせいかUDの解析スピードが遅い遅い。SETI@Homeのほうはだいたい数日で1ユニット終了なのに比べ、UDは同じ時間でわずか数%しか解析が進まない…。いつになったら送り返せるのやら。
そうそう。UDをインストールして最初に設定するIDを、ふと思いついた英語のワンフレーズにしてみたんですが、後日それをググってみたらヒットしたのは世界中で1件のみ。なんかキリスト教かユダヤ教かの解説サイトのようなところの一部分でした。
もう少しあっても良さそうなフレーズだと思うんだけども。

それから、よくわからないというSETI@Homeの情報ですが、本家サイトの日本語版ともいえるところがありますのでそちらはいかがでしょうか。
プロジェクトはまだまだ終わりませんよー、ていうかコレ終わるのか?
日本語サイトこちら→
本家(英語)はこちら→


おおっ!
No.3167 投稿日 2004年4月19日(月)09時38分 投稿者 たぬき
 まさるさん、SETI情報ありがとございます。
 さっそくGO!

 ・・・・・・・。

 確かに、黒地のページだったんですが・・・・・・なんか、以前私が行ったトコと違う・・・・・・。
 あれはいったい何だったんだろう・・・・・。

 ともあれ、少々思う所有って私はUD一本で行ってみたいと思います。
 もうちょっと部品が揃えばマシンがもう一台組めちゃったりしそうなんですが・・・・どーしよ。

 UDが進まないのは、SETIも動いているからかもしれませんね。 私はだいたい24時間動かしっぱなしで、1日に3くらいリザルトがあります。
 ああ、今月の電気代が怖い。^^;


CGI更新
No.3168 投稿日 2004年4月19日(月)19時31分 投稿者
新木 伸
 ずーっと前から、某所で使っていたバージョンに更新してみました。

 変更点は、以下の通り。

・URL文字列の自動判別、自動リンク機能がついた。(漢字を含むリンク名は正しく判別しません)
・書きこみ前のプレビュー機能がついた。(プレビューなしに書きこむことはできません。プレビュー後の「YES」ボタンの押し忘れに注意)



>SETI@HOME

 あ、そういえばしばらく動かしてないかも。
 たしか3000ユニットぐらい、解析してたはず。
 でもCPU取り替えて、P4−2GHzあたりにしてから、トラブルが出て、原因が廃熱にあると疑いが出たとき以降、止めてしまったまま。(トラブルの原因はじつは電源容量だった)

 ノートパソコンでCPUがBANIASあたりだと、CPUフルパワー時にも消費電力が低くていいのだけど……。
 P4あたりだと、なまじパワーがあるので、フル稼働時とアイドリング時とで、へたすると80ワットぐらい違ってくるので……。
 冬場はいいけど、夏場はきついですね。つねに80ワット分の暖房を炊いているようなものだから。
 常時稼働させているマシンがあるもんで、SETIやろうと思えばできるんだけども。

 CPUパワーを、全部持っていかないオプションがあればいいだけどなぁ。マシンの未使用時に10%ぐらいだけ使うとか。


 常時稼働させているマシンは、最近はWINDOWS−XPの「リモートデスクトップ機能」でもって、居間のノートパソコンからログインして使ってます。

http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/xp_feature/012remotedesktop/remotedesktop_01.html

 ThinkPad600。
 P2−233MHzと、CPUだけが、すごくしょぼいマシンです。
 画面サイズやらサウンド機能やら、HDD容量だとか、そんなものは旧世代機種でもまったく問題ないし、キーボードは神のキータッチで素晴らしいし。

 このマシン。OSをWIN98SEで使っていたときまでは、現役で使えていたんだけども……。(執筆専用なんで、エディタとATOKが実用速度で動けば充分)
 しかしWIN98だと、サスペンドからの復帰が遅いし、戻ってきたあとに不安定になるので、OSをXPに変えてみたら、OSのオーバーヘットにCPUパワーを食われるのか、いきなり遅くなってしまいました。
 サスペンドからの復帰は早いし、超安定しているので、その点は大変便利なのだけど。

 で、リモートデスクトップの出番。
 ノートパソコンがどれだけ遅くとも関係なし。
 処理のすべてはメインマシン上で行い、画面表示だけをクライアント側だけで行うことになるので、クライアント側となるノートパソコンスペックはどれだけしょぼくても、まったく影響なし。
 OSもWIN95なんかで充分なのだけど、まあ、もうXPいれちゃってあるし。サスペンドの復帰速度は必要だし。


P2にXPは辛いと思うけど
No.3169 投稿日 2004年4月20日(火)02時17分 投稿者 うに。
もしかしたらメモリがキチキチなのかもしれませんね。

おいらはメインマシン=テストマシンな状態であります。Webアプリケーションが最近の開発・テスト対象なのでWin2K Server入れてます。マシンはP4-2.6C 1GBでHDDは内臓160GBという感じです。外付けはTVとかをキャプチャしてるんでそろそろ1Tの世界に入りそうです。バックアップはもう無理。。。

原稿とかはVAIO U3Pでほとんど書いてます。
持ち運んでファミレスとかで書くほうが落ち着くので。。。

そろそろ気温が安定するかと思ったら明日以降は夏日だそうです。。。


P2でXP
No.3170 投稿日 2004年4月20日(火)02時32分 投稿者
新木 伸
 メモリは、まあそれなりに288MBくらい。

 XPに限らず、WIN2000以降は、P2世代にはきついです。
 P2までだったか、それともP3までだったか、そこまでの世代は、32ビットコードの実行が遅いもので。
 WIN95と98は、カーネルの主要部分が16ビットなところが多いけれど、WIN2000からは当然のように完全32ビット。

 あとタスク切り替えに掛かるレジスタ待避やら、なんやら、そういうものにかかる時間も長めだったり、短縮するための特殊な拡張命令(SSEとかに含まれる)が使えないなどの問題とかあったりして。
 タスクマネージャ出して、CPUパワーの使い分けなどを見ていると、タスク切り替えの「カーネル時間」のために、異様にパワーを食われているのがわかります。

 ――てな、色々があって、同じCPUで、同じクロックでも、P2をXPで使うと遅くなります。たしかXPの箱を買ってくるときに、必須CPUから外れていたような……(笑)。
 P2−300以上と書いてあった気がする。


当分はXP
No.3171 投稿日 2004年4月21日(水)03時11分 投稿者 うに。
ノートだとCPU交換もできませんしねぇ。
でも、リモートディスクトップなら描画だけ速度が出ればということで
資源の有効活用にはうってつけ。。。ですよね(w。

Longhonまでまだまだまだまだありますし。

#4月頭にMSの本拠地シアトルまで行ってきました。
#MSのCampusは見た限りのどかに仕事できそうな感じでした。
#しかし、きっと夜な夜な仕事に励む人で一杯かもしれませんね(^^;
#とはいえ、どうみてもMSの人たちは基本的に言葉は悪いけど能天気系でした。


ノートでCPU交換
No.3172 投稿日 2004年4月21日(水)19時19分 投稿者
新木 伸
>>ノートだとCPU交換もできませんしねぇ。

 いえ、じつはできたり。

 2台あるThinkPad600のうち、使っていない予備機の片方には、P2−300が刺さっていたり。交換可能だったり。ていうか、いま使っているマシンは、じつはP2−300の刺さっていた筐体に、P2−233を載せ替えたものであったり。

 ジャンク屋を探すと、MMC2−P2−400あたりが、けっこう2000円くらいで手に入ったり。

 いろいろあるのですが。
 発熱が増すので、使ってないのです。

 もうこのくらいの気温になってくるとダメだけど、冬場のうちは、通常使用でいるうちはCPUファンが回らなくて、流体軸受けのHDDと合わせると、まったくの無音使用が可能となるので、快適で〜。
 膝の上の熱さも、けっこう重要だし。


ほえ〜〜
No.3173 投稿日 2004年4月22日(木)00時30分 投稿者 うに。
交換できるんですか〜。知らなかった(w。
でも、膝の上においてるのですか。。なにやら疲れそうな気がします。

最近?ソノラマ系で岩本隆雄さんの小説を読んでます。
元々「星虫」が結構気に入ったのでその続編とか。
今は「ミドリノツキ」を奥さんが読んでます(出遅れた。。。)。


CPUとか、執筆姿勢とか
No.3174 投稿日 2004年4月22日(木)16時15分 投稿者
新木 伸
>>交換できるんですか〜。知らなかった(w。

http://ibmpc.jp/~shop/item.cgi?item_id=10L0888_Used&ctg_id=OptUesd&page=1

 こんな感じに、部品だけ出回っているので。
 最近の小型軽量ノートのCPUは基盤直づけが多いようで、ほとんど交換不可らしいけど。
 あのあたりの古い世代だと、ソケットが使われているので、交換も簡単です。



>>でも、膝の上においてるのですか。なにやら疲れそうな気がします。

 布団の上に仰向けとなって、完全に寝転がってしまって、膝を立て、斜めになった腿のうえにノートパソコンを置いて使ってます。
 枕はザブトン4枚重ねぐらいで、頭を高くして――。
 あと肘の高さが合わないので、両肘の下にクッション置いたりして――。

 執筆時にはキーボードだけにしか触れないし、マウスなんて必要ないし、寝転がっていても問題なし。

 ちなみにアームで保持する液晶ディスプレイがあれば、膝を立てる必要もないし、枕を高くする必要もなくなりますが……。
 まあそこまでは必要を感じていないので、やってないですけどね。


 もともとは肩こり対策で始めてみた執筆姿勢なわけですが。
 PS2のゲームとか、長時間やっても肩こりなんて感じないのに、パソコンに向かって執筆してたり、ゲームしてたりすると、体がバッキバキになるのはなんでだろ? ――と考えてみて、「そうか起きているからか」とわかったもので。

 皆も、ロープレ系のゲームやっているときには、寝転がってやってると思うんですが。どうでしょうか?


 この姿勢で執筆するようになってから、もう肩こり知らず。腰痛知らず。
 腱鞘炎まではさすがに防げないけども……。
 腰痛と肩こりとに悩まされている同業者に教えてあげたいぐらい。肩と背中とが安静時の状態に近くなるので、理論的に、肩こり腰痛は完璧に解消されるはず。
 肩こりや腰痛に悩んでいる作家さんがいたら、どんどん広めちゃってください。これ、けっこう、コロンブスの卵で、なかなか思いつかないみたいで。

 ただ姿勢っていうのも「慣れ」のひとつなので、慣れるまでは書けなくなっちゃったりするだろうから、切り替え時には調子が出なくて大変でしょうけどね。
 僕なんか、最近は起きて机に向かって書いていると、いまいち調子が出なかったりとか。




>本とかゲームとか

 今年は、本を読む時間も、ゲームやる時間も、ないなぁ。せいぜい漫画ぐらい。漫画なら気軽にさくっと読めるし。一冊読むのも早いし。
 アニメも撮りだめしてるけど、ほとんど観ないでDVDに焼いちゃっているし。
 ずーっと執筆。

 1日10ページをノルマとして課すと、日常のあらゆることが「後回し」になってしまう感じ。洗濯なんかも奥さんいなかったら、どうなっていたことやら。
 まあそう出歩かないし、風呂も毎日入るわけでもないので、週に下着が上2枚、下2枚程度の、ささいな洗濯物の量ですが。

 でもノルマが10ページだとしても、平均ペースとなると、1日7.5ページぐらい。
 ノルマの数値の7〜8掛けぐらいが平均ペースとなる模様。
 2月、3月は、60日で、450ページほど書いてみました。
 内訳は、星くずが100ページで、夢境が350ページ。
 夢境は書きすぎ。単巻で出せるのか分冊になるのか、いまきわどいところ。削るにしたって、またそれはそれで時間かかるしな〜。

 んで、ここのところ、2週間ぐらいは、日常の色々を後回しにしないで済むペースで仕事しています。自己ノルマ5ページぐらい。平均すると3ページぐらい。(休みの日も込みなので)
 まあ、進行状況は公開してるので、見ていればわかると思いますが、夢境脱稿からこの10日程度で、星くずを32ページぐらい進めています。
 筆を休めずにスイッチさせることに成功。
 次もそうやるつもり。
 星くずを脱稿させるまえに、プロットと冒頭書きだし部分ぐらいは終わらせておいて、クライマックスを書きあげて脱稿するとともに、そちらにスイッチして、インターバルを開けない――とか。

 夢境の終わりごろは、ちょい無理していたので、疲れてました。
 ああ、しかし、1日5ページノルマだと、ほんと、楽だわ。10ページノルマを2ヶ月続けたあとだと、遊んでいるように感じたり。

 そろそろ休憩期間も終わりにして――。
 来週頭あたり、知り合いの作家さんと、4人ばかりで、合同カンヅメ合宿に行ってきます。
 そこでエンジンかけてきて、その後は、あまり無理しない7ページノルマぐらいにして、夏前までやっていこうかな〜と。
 月産100〜150ぐらいをメドに。


 まあ、ここ2年ぐらい、これまで蓄積してきたものを放出する時期だと割り切って、仕事してみます。クリエイター35歳ピーク説、なんてのもあるぐらいだし。

 今年中に星くずを450ページ級で2冊出して(細かく分冊になるかもしれないけど。)、そして第一部完結にもっていって、来年あたりからは、ちとブレイク狙って、2〜3本、シリーズ立ててゆきます。
 はじめの4ヶ月間に3冊は出さないと初速が付かないという法則が、出版界にはある模様。
 3冊までは畳み込むように速攻を仕掛けて、当たらなきゃ5冊ぐらいで幕を引いて、それを当たるまで延々と際限なく繰り返すのダー。当たるまで永久にやっていれば、そのうちあたるダロー。

 初刷り10万部突破ぐらいで、アニメ化ぐらいは狙いたいなぁ。じゃないと家も建てられやしない。

 勤続12年目のサラリーマンっていえば、普通、一戸建ての家でも購入しちゃう頃ですよね。
 年収で平均的なサラリーマンの方々に負けているこの現状、なんとかせんとなぁ。(笑)


なるほど!確かに肩こり対策になってる(かも)
No.3175 投稿日 2004年4月23日(金)02時02分 投稿者 うに。
確かに座っていると頭の支えは首だけですから肩こりな人は普通に肩こりしますね。寝ていれば首にかかる重量が全部枕にいきますから肩の負担は確かになくなりますね。後は、新木さんが工夫しているように全体の配置バランスということですね。でも、やっぱりPCがちと遠いような(w。サーバルームとかではアーム固定の液晶とかあるんでそういった系統を探せばいい液晶があるかもしれませんね。

部品交換に関しては。。。おいらソフト組む能力はあるんですがハードはからきし駄目なんですよね。過去2台しか自作してないのに2台とも初期不良のマザーだったりとハード運はかなり悪い(^^;。初期不良は交換してくれるといってもそれに費やした数時間をかなりの損失に感じてしまう。。。

ノルマはやっぱり重要ってことですよね。仕事はまぁノルマのようなものがありますが自宅でのソフト作成とかって特にノルマないなぁ。おかげで、気分が乗ったときとそうでないときの差はかなり顕著(w。もっとも、自宅で作るソフトは金銭的な見返りはないので完全にホビーに近いですが。

ちなみに、勤続12年で家を買ったとしてもかなり貯蓄好きでないとほとんどローンですね。3千万で買うとすると250万/年ですから普通は無理かな。

新木さん達作家さんを含めて収入が不安定な人にとって日本の税制って厳しいですよね。特に住民税。確か前年の実績で徴収されるからきちんとお金を残しておかないと「うぎょっ」となってしまいますよね。

おいらの場合、ここ数年は確定申告してますが所得税の還付がそのまま+αして住民税に消えていく(w。だったらまとめて処理してくれ〜と思ってしまいます。

日本の税制ってつぎはぎしすぎて複雑ですよね。年金も。だからブラックホールができて後で大事になると思われます。もっとすっきりしないかなぁ。


いろいろ
No.3176 投稿日 2004年4月23日(金)16時42分 投稿者
新木 伸
>執筆姿勢

 仕事というものはすべからく立って、もしくは座って行うもの。てな発想が、勤勉な日本人には刷り込まれているわけで。

 寝転がって遊び(ゲーム)はやれても、寝転がって仕事をするのは不謹慎。てな印象が、どうしてもあるようで。

 刷り込まれた常識ってのは、強力だという話。

 僕も、はじめ、寝転がって仕事をしようとは思いませんでしたが。
 肩こりがひどくなってきて、目と頭は冴えているのに、肩と背中のために布団に寝て休息を取らねばならなくなったときに、天井を見上げながら、「このままの姿勢で執筆できたら、まだまだ続けられるのに〜」と考えていたとき、はっと、「できるじゃん。ノートパソコンあるし」と気づいた次第で。

 最初はアイロン台とか、低いテーブルを使って工夫してましたが。
 そのうちに膝を立ててそこに置くのがいちばん楽という結論になりました。




>寝た姿勢で仕事
>液晶モニタとか、キーボードとか

 最近の液晶モニタは、けっこうスタンドが外れるようになっているようです。低価格機はスタンド固定ですが、高級機種はだいたいそう。
 PCはノートパソコンでいいかと。
 モニタ端子がデフォルトで付いてくるのって、ThinkPadぐらいなものなのかな? 他のノートでは、モニタ端子って、あんまり見ないなぁ。ThinkPadでは、どんな薄型軽量機種でも、モニタ端子が必ず付いてきます。A4機種ならパラレルプリンタポートまでついています(日本では不要なんですけどね。海外では必要)。
 キーボードは外部に別のを繋いで使ってもいいし、そのままノートパソコンを腹のうえに置いて使ってもいいし。
 左右二つに分割できるキーボードだったりすれば、仰向けになった体の両脇に置いてキータイプすることもできるし。
 僕はキーボードにこだわりがあるので、ThinkPadかリュウドの親指シフトのキーボードでないとだめなんですけどね。富士通から出てるUSBの小型タイプもいいんだけど、あれ、F1〜F12がないので、ちょっと使いづらいんだよなぁ。エディタでわりと機能を当てていたりするし。




>自作とか

 マザーが初期不良だということ。どうやって特定しました?
 僕も10枚ぐらい買ってきているうち、1枚だけ、不良だったものがありましたけど。
 完動することの確認できるパーツ群を用意してきて、1個1個交換していって、結局、マザーを変えると症状が再現することを確認するまでに、えらい手間暇が掛かりましたが。
 自作の初回で、パーツが一セットだけのときに、「マザーが不良」と特定するのってどうやるんでしょ?

 ちなみにうちは面倒くさいので、不良が出てもそのまんまです。
 初期不良でも、もう一回買うだけ。保証書も捨てちゃうし。ご祝儀だ。とっとけー、みたいな。
 流通の仕組みの中で、不良品の返品がどこまで遡ってゆくのかはよく知りませんが、まあ、たぶん、店側かの損失分として計上されているのでしょう。それとも輸入代理店やら、台湾のメーカーまで直接戻ってゆくのかな?
 金にならない不良品を掴まされて、どこかの誰かのところで損失分が計上されているなら、それがたまたま(今回は)エンドユーザーのところに来ててもいいのではないかと考えますので。

 いいよいいよ。お店さん。今回は俺のほうで持つからいいよ。いつも世話になってるしー。みたいな。
 なんかバルク品に保証が付いているのって、変な気がするんですよねー。
 初期不良交換してくれる、と保証規定にありますけど、なんか悪い気がして。

 これまでの初期不良率は、マザーが1/10ぐらい。HDDが1/20ぐらい。
 使用しているうちに壊れた率だと、HDDが2台増えます。
 「パソコン自作」という自分の趣味の出費枠のうちで、許容範囲の損失分なので。
 初期不良率50%とか、異様な数値になったら、僕も考え直しますが。

 中学生のころは、秋葉のジャンク屋めぐりをしていましたもんで。
 これは動きそうだな〜と思って買ってきたものが、じつはぜんぜん壊れていた、なんてことはしょっちゅうでして。
 ジャンク屋ってのは、現状渡し、説明なし――てのがルールでした。
 いま考えれば、買うときにテスターでも持っていって、当ててくればよかった。モーターのコイルが焼けているかどうか、テスターで確認できたろうに。




>年収とか

>>ちなみに、勤続12年で家を買ったとしてもかなり貯蓄好きでないとほとんどローンですね。3千万で買うとすると250万/年ですから普通は無理かな。

 うん? できるんじゃないのかな?

http://www.j-tgs.com/value/salary/

 このあたりを見ると、こんなデータがでてきます。

○サラリーマンの平均年収(男)
20〜24歳 280
25〜29歳 388
30〜34歳 483

 人間は、年200万ぐらいで生活できるとしますよね。残りを貯金に回すとします。

24歳    80×2=160
25〜29 188×5=940
30〜34 283×5=1415

 うーん。2515万。ちょっと足りないか。
 まあ手取りだともっと減るわけだし。やっぱちょっと、無理でしょうか。ローンなしで家を買うってのは。
 普通はこのあたりで頭金の1000万ぐらいまでは溜めて、残りはローン組んで買っちゃうのでしょうね。

 ちなみに平均的サラリーマンが、23歳からの12年間で、どれだけ稼いでいるのかというと――。

23〜24  560
25〜29 1940
30〜34 2415
−−−−−−−−−−−−−
      4915万円


 ちなみに僕のこれまでの仕事の累計が、65万部ぐらいなもんですから。
 1冊印税が60円だとすると、12年間でトータル3900万円。ゲームがらみの仕事で、もう400〜500万は稼いでいるかな?
 合わせて4400万程度?

 お? 数字だけ見ると、けっこう迫ってるじゃん。サラリーマンの平均には届いていないけど、下のほうなら勝ててるかも(笑)。

 しかし、サラリーマンは経費かかりませんけど、自営業は資料代やら、交通費やら、ぜんぶ自腹ですので。
 オフィスで書類作って、プリンターで打ち出して、コピー取ったりするのは、サラリーマンなら全部タダですが……。
 しかし自営業だと、プリンターは自分の出費で買わなきゃならないし、紙もトナーも自腹ですし、故障したら修理するのも自腹ですし。もちろん仕事で使うパソコンも自腹ですし。毎月5万か8万ぐらいは、本代に消えてゆきますが、それだって自腹だし。

 打ち合わせ先に出向く交通費も自前ですし。けっこう遠いところに打ち合わせで5回も6回も出かけていって、結局、仕事はぽしゃって、交通費が丸々無駄になって赤が出ただけ、なんてこともよくある話ですし。

 僕の話じゃないですけど、出版社の授賞式に呼ばれて、九州から自腹で飛行機に乗ってやってくる作家さんもいたりします。もちろん宿泊するホテルも自腹。それ普通のこと。
 そのかわり、東京にいるあいだに打ち合わせを数本まとめたりしますけどね。

 なんだかんだで、稼ぎの半分は経費に吹っ飛ぶと考えましょう。ちと多すぎかな?
 まあ単純計算で、この12年の所得は2200万で、平均年収(手取り)183万。
 経費3分の1としたって、平均年収、手取りで、244万。

 どちらにしても、大卒新人サラリーマンの平均年収さえ割ってますな。
 うーん。やはり。たいして貯金もできんわけだ。(笑)




>仕事とか

 まあ金のことを言いだすなら、素直にプログラマーでもやってたほうが、ぜんぜん金にはなりそうですが。自分がなぜ小説家をやっているのか、たまに不思議に思ったりとか。
 中学生時代の自分に、「おまえの将来は小説家だぞ」とか言ったとしたって、絶対に信じなかっただろうなぁ。
 「ありえないよ。なぜなら僕は作文の3行も埋めることが苦痛な人間なのだから、それは不可能だよ」とか、論理的に指摘されてしまうに違いない。

 中三の時に、授業そっちのけで簡易言語のインタープリタとコンパイラを自作して、マイコンのOSとか書いてました。受験が決まってから学校にも出ないで徹夜で突貫で仕上げました。このあいだ実家に帰ったら、テープはワカメになっていて、もう永久にロストしていましたが。当時作った、「フルリアルタイム・スタートレック」――もういちど遊びたかったんだけどなぁ。ま、いっか。

 高専入って、技術者かプログラマになるのだ。とか思っていたんですが、たまたま当時の高専には情報処理学科はなくって。
 電子工学科に入ってみたら、コンピュータになんて触らせちゃもらえない。半導体さえ高学年に行ってからやっと。
(まず基礎の数学から仕込まなきゃ、なにをやるにも使い物にならんわけですが。しかしいまにして思うと、カリキュラムはだいぶ時代遅れでしたね。3年の実習でIC作ってどうすんだ? 20年前の最先端技術をいまさらトレースすることに、なんの意味があるのか。それっていまのプログラマに機械語から教えるようなもんだぞ)

 高専を中退していったその年に、情報工学科が新設されたという。なんとも間の悪い話。

 仕事に就くまで、3+4年も待てるか。大学受験なんぞ、アホくさいことやってられるか。高専なら5年で済むから、2年も早く仕事に就けるぞ。
 ――てな戦略で高専を選んでいったわけですが。どこで間違ったのやら?

 いまにしても思えば、プログラマ目指すなら、5年も学校通っていないで、中卒のまま、当時乱立していたソフトハウスのひとつにでも潜り込んで、アルバイトとして使ってもらいつつ、現場叩き上げでやっていけばよかったわけですが。25歳でキャリア10年とか。くー、カッコいー。
 OSを書けるぐらいなら、当時からすでに即戦力だったでしょうし。

 僕のプログラマとしてのスキルは、中学生当時からちっとも伸びていませんが、ゲーム業界の仕事をして現場に行ったりすると、そりゃ、メインプログラマの人にはかないませんけど、使えないアシスタントよりは、よっぽどいい仕事をしてきます。
 シナリオをC言語に翻訳してソースとして流し込むためのマクロとか、なんで組めんのだ? ていうか、キーマクロの存在も知らないのはどうして?
 1MBもあるテキストを手作業で変換しようなんて、それ本気か。何日かけるつもりだ。エディタのマクロで適当に15分で組んで、5分でデバッグして、30秒で処理したほうがぜんぜん早いし楽だし確実だろう。――みたいな。


 まあ、なんかの縁で小説を書いているわけですが。
 実際、やっていることといえば、プログラムの仕事と変わりないんですよね。小説っていうのは、条件分岐やループ構造の存在しないプログラム、みたいなものでして。

 シーケンシャルに手順を送りこんで、相手のハードウエア上で実行させる。――という観点でいえば、小説もプログラムも同じこと。

 CPUのかわりとなるのが、読者の頭なわけで。

 「穏やかな午後の光を浴びて、桜の枝がゆっくりと騒いでいた。」

 ――とか、こういう順番でいくつかの命令(単語)を流しこんでゆくと、読者の脳裏には、なんか桜の枝が揺れている映像が浮かぶわけです。
 さらには背中や首筋のあたりに「風」なんかも感じちゃったりするわけです。

 Aレジスタに35hを代入し、それとBレジスタを足し合わせた結果を、713Fhのアドレスにストアしろ、とかコードを書くのと一緒ですね。

 一冊の小説を読み始めたばかりの読者の頭には、基本のBIOSとブートストラップぐらいしか入っていませんから。(人としての一般常識という意味)
 しばしば使用するライブラリやら、ランタイムパッケージやらは、すべて自前で作製して、メイン処理が行われる前には、すべて読者の頭にインストール済みとなるように、エピソードやらドラマやら、ストーリーやらを配置してゆかねばなりません。
 世界設定やら、特殊設定やら、キャラの人物像(こだわりやら葛藤やら含む)やら、読者が共通して備えている一般常識には含まれないもの。そういったものがライブラリとランタイムパッケージになるわけですが。
 クライマックスシーンに新設定とか出てきたら興醒めですから、そこまでにすべて終わらせていないとならない。《ヒロニウム》っていうのはなんであり、それが輝くとどんなことが可能となるのか、ラストシーンに至る前には、きっちりインストール済みにしておかないとならない。


 X86系なり、6502系なり、Z80系なり、CPUに合わせてプログラムを書くように、対象読者というコンピュータ相手にプログラムを書いているわけですね。

 CPUなら、処理能力が余ればアイドルに入って静かにしているものですが。
 しかし昔のCPUにはHolt命令なんてものさえなくて、時間潰しにはなにをやっていたのかというと、ただ単に、無駄にループを回していたわけです。
 CPUってのは、止まれないものだったのですね。

 人間ってのも、そういうものかと。
 無駄にでっかい脳容量を持ってしまって、思考を止めることができず、常になにか考えていなければならないようで。
 その使い道に困ったあげく、「余暇」なんてものを発明してしまった、地球40億年の生物史上初の変なイキモノなもんですから。

 その脳の処理能力をフル稼働でぶん回して、脳資源を無駄に消費させるためのプログラムを書く仕事が、小説家っていう仕事なわけです。
 一冊の小説を読む2時間という時間。
 その時間をいかに熱中して、いかに充実して、いかに満足のゆく「余暇」として過ごさせるか。
 いかに充実した「無為な時間」を過ごしてもらうか。

 人間の頭脳というCPUに向けて、究極の時間潰しのための、極度に洗練されたプログラムを書くプログラマが、小説家ってものなわけですね。

 おお。なんか書き殴っただけなのに、コラムっぽく締められたぞ。(笑)




>余談

 しかし、基本的に、「役に立つ」ものよりも、「役に立たないもの」のほうが低く見られるのは物の道理というもので。必要とされる技術が高度なわりには、報酬が不当に低いような気もしますけどね。
 印税、定価の1割って、それどうよ、とか。2割ぐらいもらえると、だいぶ変わってくるんだけどな〜。
 書店だって、仕入れ8掛けで、売り上げ分として定価の2割もらっているんだから、著者にも2割きたって、いいんでないかしらん?
 全10割あるうち、著者が1割、小売り書店が2割、印刷所+出版社+流通で残りの7割。
 みやびさんあたりだと、このうちわけ、ぜんぶ出せるのかな?

 まあこの利益の取り分の話だとか。電子出版全盛の時代となると、また変わってくるでしょうしね。あまり騒がず、もうちょい待っていますが。あと10年もしたら、だいぶ変化があるんじゃないかなぁ。

 出版社や既存の流通の仕組みに拠らないのであれば、電子形態の同人配布ってことで、販売価格の6割ぐらいを手に出来る仕組みも、現状でも、ないこともないわけだし。個人売買なら10割だし。
 しかしそれはそれで、宣伝という問題が……。宣伝しない商品は売れないというのも、世の理。
 出版社の取り分のなかには、「宣伝費」ってのも入っているわけですし。


電子マネーとか
No.3177 投稿日 2004年4月23日(金)22時44分 投稿者
新木 伸
 電子マネーの現状に詳しい人、います?

 WEBショッピングの決済が簡単に行える電子マネーが普及してくれたら、電子出版ビジネスって急成長すると思うのだけど。
 誰でも気軽で携帯かざすと、ぴぴっとWEB上で商品が買えちゃうとか。
 そんな日はいつかは来るのだろうけど、いったいいつごろ来るのかしらん?

 シェアウエアを買うときとか。その決済っていうのも、いまけっこう面倒じゃないですか。
 @NIFTYやぷららなどのプロバイダに入っているか、クレジットカードを持っていて、こわごわとクレジットカード番号を入力しなけりゃならないとか。

 もっと気軽に、パソコンに繋がったリーダーに「イオカード」みたいな非接触カードを、あるいは同機能のチップを内蔵した携帯電話をかざすだけで、買えるようになるのはいつのことだろう?
 JRのイオカードで買い物もできるようになったらしく、あれがもっとどんどん、普及してくれないかと考えていたりしますけど。
 やっぱ「かざすだけ」ってのは、気軽さが違いますよね。


 量が一冊分にまとまっていないとか、売れ線でないので企画が通らないとか、商業出版には出せそうにない原稿なんかが、手元にあったりした場合――。

 短編1本、10円。
 長編1本、100円。

 ――そんな値段で並べておいて、クリックしてカードか携帯をかざすだけで、気軽に買っていってもらえるようになるなら、売り手も書き手も嬉しいと思うのですけどね。
 こんな缶コーヒーも飲めないような価格でも、著者の懐に入る金額としては、1冊分の印税よりも高かったりします。(笑)


電子まねー
No.3178 投稿日 2004年4月24日(土)06時47分 投稿者 ・・・
別に詳しくは無いですが、あれは便利ですよね〜

特に金額が固定のプリペイド式のwebマネーや、SUIKAですか。
SUIKAなんかは先生の言うようにかざすだけなので本当に便利です。
今年の3月からサービス開始したみたいですね。
でも、問題なのは金額に制限の無い、現在のクレジット決済に
代わる決済方法かと、現状では確実なセキュリティの保護が
出来ないのが実際らしいです。
試験的に指紋や網膜パターンの認証でのサービスを開始している
所もあるみたいですが、民生用にそのセンサーを配布するには
金額的、サイズ的にまだ実用レベルではありません。

個人的には↓のやつとか良いなと思ってます。
http://it.nikkei.co.jp/it/news/iccard.cfm?i=2003092609535uh
これなら非接触型のリーダを入手するだけでwebマネーとして
お金を使えるし、口座から任意の金額を移動できるので、
自由度も高く、紛失時の被害も少なくてすむかなと。
※何より機械音痴の40代以上が使えないと一般化は難しいですし。

こんな現状を見ると、一定レベルのセキュリティを保証したweb決済
が実用レベルになるのは2〜3年後位かなぁとか思います。
※個人的にはSSLで暗号化とかあんまり信用していないもので・・

あ、的外れてたら削除していただいて結構です。
以上、なんかなんかだらだら書いてみました


文庫本のWEB決済
No.3179 投稿日 2004年4月24日(土)07時33分 投稿者 N
 どうもNです。以前書き込んだのがものすごく前なので忘れられていると思いますがお久しぶりです。

 私も話がずれてしまいますが、WEB決済が普及しても文庫本の販売は、はやらないと思います。文庫本は気楽に、手軽に読めるのが売りナわけで、WEB決済だとデータとしての販売になりパソコンや携帯なんかでしか見れなくなってしまいます。パソコンだといちいち立ち上げなければなりませんし、携帯は見ずらいですし。かといって、本に加工して売ると費用がかさむし手に届くまで時間がかかってしまいます。

 電圧なんかで図が変えられる紙みたいなのがあればいいのに。そうすればそれを本状に加工して、SDカードなんかでデータを入れれば文庫本ができるのに。しかも何かとかさばる本が少なくなのに。

 なんていうのが私の意見です。


電子書籍
No.3180 投稿日 2004年4月24日(土)09時26分 投稿者 たぬき
>電圧なんかで図が変えられる紙みたいなのがあればいいのに。

 多分、週刊アスキーの記事で読んだんだと思いますが、どっかの研究室が曲げられるフイルム状の液晶モニタを開発することに成功したそうです。

 ごめんなさい、仕事明けで関連記事を探す気力が今無いです。

 静電気を利用して、電力を消費せずに画素を固定できるのが特徴だとか。
 つまり、ページを捲らない限りバッテリーは消耗しないわけですな。

 掲載された白黒写真では、透明なペーパーホルダーみたいな液晶に文章を表示して、それを持ってる人が捻って柔軟性を証明している、なんてものだったと思います。

 某Σなんかはちょっと、って思ってたんですが、これには少しばかり期待しております。
 あとは私の記憶違いでありませんように。(ぱんぱん)


続報!
No.3181 投稿日 2004年4月24日(土)13時47分 投稿者 たぬき
 曲げられる液晶について、とりあえず「フィルム液晶」で検索かけると、HNKの放送技術研究所と言う所がヒットしました。
 え〜っと、直リンクはダメ?みたいなんで、検索(私はgooを使ってます)かけていただいた方がよいのかな?
 とりあえず「液晶」とか「液晶用フィルム」とかが大量にヒットしますが。w
 2002年の記事だそうです。
 そんなに前だったかなぁ・・・・・・。


いろいろ
No.3182 投稿日 2004年4月24日(土)18時44分 投稿者
新木 伸
>・・・さん

 べつに的はずれでもないですし、銀行系が非接触ICカードに乗り出しているというのは新情報ですけど。
 非接触のカードには規格があるのですね。問題はどこが大きな一番シェアを取るかってことですが……。JRがやっぱ、かなりリードしてますね。誰でも持たなきゃならない「定期券」から攻めていったのが、やはりうまかった。
 ただし都市ローカルでしかないですけど。

 あと、それはそれとして……。

 ハンドル名、普通なものに変えてくださいね。なにしろ呼びにくい。
 それと「先生」はここでは禁止ってことになっています。
 あと書きこみには改行不要です。自前で改行したテキストを書きこみフォームに流しこんで書きこみすると、画面横幅の狭い環境で見たときに、へんなふうに見えてしまったりします。
 ブラウザの画面幅を、ぐぐーっと縮めて見てもらえると、どんなふうになってしまうか確認できると思います。




>電子ペーパー

 ああ、そっか。こっちの技術の解説もしておかなきゃならないですね。

 現在でも、「クリアファイルに挟まれた紙」みたいなものは試作されてます。
 薄膜液晶で曲げたりできるものだとかもあります。

 実用化――っていうと、ノートパソコンの液晶を2枚繋ぎ合わせたようなもので、見開き2ページを表示させて、次を読むにはボタンを押して、ゆっくり書き換わってゆくのを待つぐらいなもので……。

 また液晶以外の方向で、書き換え可能な「紙」を作る原理も色々と開発されている最中でして。
 たとえば、一面に微小カプセルを含んだインクを塗布した紙で、書き換えるときだけ電気が必要だけど、読むときにはそのまま普通に読める。見た目も印刷と変わらない。――なんてものは、試作されているという話だけど。

 キーワードを「電子ペーパー」でなくて、「電子インク」としてGOOGLEで検索すると、たくさんヒットしてきます。

 この手の「紙」を使って、まず白紙の本を作っておくわけですね。
 中身が真っ白なだけで、普通に200ページとか、300ページとかある「本」です。
 サイズは文庫本サイズとか、漫画本サイズとか。そんな感じ。
 ページも指でめくれます。手触りも普通に紙の本です。紙質がやや丈夫だったりするかもしれませんが、まあ普通の「紙」です。

 んで、その白紙の本に、WEB上で買ってきた「書籍データ」を流しこんでやると、あら不思議――。

 表紙はカラーイラストとなって、中身には文字が浮かんでくるわけです。漫画本だったら絵が現れます。
 そして一度書き換えたら、次に書き換えるまでは、永久にそのまんま。
 書き換えは何度でも行える。

 本は本として読みたい人は多いでしょうけど、本棚に本をずらりと並べおかなければ絶対にいやだ――っていう人は、少ないのではないかと。

 机の上に、一冊だけ置かれているわけです。読むときに書き換えればいい。
 本のサイズごとに、文庫本サイズ、漫画本サイズ、雑誌サイズ、――と、3〜4種類ぐらいあったほうがいいかもしれませんね。また単価が安ければ、同サイズで10冊ぐらいずつは揃えておいたほうが便利かもしれません。

 しかし毎月ごとに何十冊ずつ際限なく増えていって、いつか涙を飲んで捨てねばならない――なんてこともなくなるわけです。


 ――で、ここまでくると、半分本当で、半分SFの話ですが。
 どのへんまで現実で、どのへんは何年以内に実現見込みで「現実」となるのか。そのへん予想しときたいなぁ。と思いまして。

 このへんの予測とか。
 作家であれば、仕事に関わりますので。
 今後10年ぐらいは現状のままで紙出版全盛だろうけど……。
 しかし20年経ったらわからない。自分が作家をやっているうちには、いつか、かならずやって来るわけで。

 電子ペーパーの時代となれば出来ることもありますが、紙の時代でなければやれないこともあるわけで。紙の時代でいるうちに、紙でなければできないことをやっておかねばならないと思うわけです。





>積ん読本

 しかし思考実験してみましたが。
 長編小説が1冊50円、100円――なんて値段になってきたら、いまより遥かに大量消費が進みますね。

 いま現在は、まあ、買った本は普通に読むわけです。
 買ったけど積んだままであって、読まないまま埋もれさせてゆく――なんてことをしている人は、いないこともないでしょうけど、まあちょっと異常というか、特殊というか。

 しかし缶コーヒー一本の金額で、2冊ぐらい買えてしまうとなると、だいぶ状況も変わってくるでしょうね。
 「これ、いいかな?」と思った本は、立ち読みもしないで、なんとなくフィーリングで気軽に選んで、とりあえず買い物カゴに入れて「まとめてダウンロード」のボタンを押しておく。
 いくら買いこんでも、べつにカサばって部屋の床を圧迫したりすることもないわけで、気軽に、どんどん買ってゆけます。

 いま現在の、600円で紙の本を買っている状況では、買った本のうち、90%以上「読む」のが普通でしょうが……。
 電子本の世代となると、買った本のうち90%を「読まない」となるのが普通となるのかもしれません。


 いま現在、本&漫画好きが、本や漫画の大量購入を控えている理由って、「金」と「置き場所」なわけですよ。
 しかし金に関しては10分の1、置き場所に関してはゼロ――ということで、どちらの制限も消えてしまうわけですね。
 すると、購入数は爆裂するのではないかと。


 それとも、価格はそのままで、特殊化が進むのかなぁ。
 定価600円のままで電子本が発売されるのだとすると、1〜2千部も売れれば、著者は充分に暮らしていけることになります。
 いま1〜2万部ぐらいが商業出版の採算ラインですので、その10分の1の読者が得られるだけでもいいということになります。
 よりマニアックな内容でもいいということになり、出版点数が10倍に膨れあがり、それに見合う細かな差別化が起きて、棲み分けしてゆくようになったりとか。
 いまのエロゲー業界みたいな感じなのかな。

 うーん。しかしそんなに出版点数が爆裂しちゃったら、読者はなにを基準に、自分の読むべき本を探し出せばいいのだろう?

 エロゲーって、いま年間何タイトルぐらい出てるんですかね?
 500は越えてるって聞いたことあるけれど。

 発売されたエロゲーをすべてやりこんでいた時代が、遠い昔のようだ……。


名前変えました〜
No.3183 投稿日 2004年4月25日(日)01時02分 投稿者 パルプ
先生禁止->過去ログは読んでいたのですが、見落としていました。
読んだ気になっていただけですな、すみません、以後改めます。

強制改行不要->了解です、確かにブラウザを縮めてみると変な改行入ってて見づらいですね。こちらも以後気をつけます。

HN変更->「パルプ」と言う名称に変更します。

電子書籍>
↓後々こんなのが発展すると厚さ重さがペーパーサイズにまでなるのでしょうか。
ttps://www.sigmabook.jp/SigmaBook/Entrance.do
ttp://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/01/29/1921.html
※「h」付けて閲覧ください。

もっと軽く、安くなったら購入したいですね〜


技術の進歩
No.3184 投稿日 2004年4月25日(日)02時53分 投稿者 N
どうもN改めスロースです。ごく最近のログしか読んでませんでした強制改行も含め以後改めます。                                                                                                               それにしても電子書籍が実用化していたとは驚きです。このネタを仕入れたのが4,5年前ですから不思議ではないのかもしれないのですが。うう、これが普及していれば今日のように本を大量に捨てなくてもいいのに・・・。あと10年ぐらいか・・・。                                                                                   ですが、ここ数年の技術の進歩は早いですね。人工筋肉やら核融合炉やらSFのような技術が実現してますね。次は人工知能あたりが有力ですね。そうすりゃアトム完成だ〜!!


いろいろ
No.3185 投稿日 2004年4月25日(日)16時16分 投稿者
新木 伸
>電子ブックΣ

 テレビで書き換えシーンを見たことがありますが。
 やっぱり、まだ遅いんですよね。ゆっくりと書き換わってゆく。

 見たい部分をぱっと探しだすという一覧性という点では、紙の書籍とくらべて、天と地ほどの違いがあるかと。
 これならまだパソコンを持っている人は、PDFをパソコンで見ていたほうがいいなぁ。というぐらい。
 PDFなら、書き換えも案外早いし。

 まあこれが初期型なので、これからどんどん改良されてゆくのでしょうけど。




>リンクの張りかたとか

 頭の「h」省略は、不要です。てか、ぶっちゃけここでは禁止としときますか。面倒くさいし。意味がないし。
 禁止事項がいっぱいでどんどん堅苦しくなってきますが。

 「h」省略ってよく見かけるけど、それがマナーであると一般に誤解されているのはどうしてなのでしょう? 前々から不思議なのですが。

 それがマナーとなりうる場所が存在するとか?

 あと最近、この掲示板は自動リンク式になりました。URLをただ貼り付けるだけで、自動的にリンクとなってくれますので、便利になりました。


子供の頃に「ひっくり返って本を読むな」と怒られた
No.3186 投稿日 2004年4月26日(月)01時53分 投稿者 うに。
>寝ながら

今でもひっくり返って読んでたりしますが。。。おいらがいるソフトウェア開発の現場はどちらかというと座ってるけどきちんと座ってる人は微妙に少ないかもしれません。「それ寝てるよ!」というぐらいの座り方をしてる人から背筋を伸ばしている人まで色々です。でも、やっぱり一般的に言えば姿勢の悪い座り方をしている人が多いですね。おいらも比較的悪いほうかな。

この業界だと「グラストロンかけてグローブ型の入力インターフェースさえあれば寝ながら仕事するよね〜」という話は出ます。外から見たら廃人大集合って感じだと思いますが。ただ、グラストロン自体がまだまだ目に負担のかかるインターフェースなのでそこが改善されないと長時間使用できないです。

>マザー初期不良

最初の1台は組み上げて電源入れたら「ピーピッピッ」とBIOS的にエラーになってる音が出ました。接続をざっと見直して再挑戦するも同じ。IRCで知り合いに相談しながら作業するも駄目だったので買ったショップに持ち込んだら「マザーが駄目ですね」と交換。交換したら何事もなかったように起動しました。

2台目は組み上げて電源を入れたらIDEに何も挿してない状態。HDD1個とDVDが挿してあるんですが。で、BIOSの設定含めてこちらもIRCで相談しながらやりましたけどIDEの機器をまったく認識しないという状態でした。買ったショップに送り返して確認してもらったところ「IDEは認識するようになったんですが。。。バチッという音がして起動しなくなりました」とのこと。結局、同一製品はなかったので同等品に変更して送り返してきました。

マザーとかの不良の場合、正直「何が悪い」のか全然判断できません。ですから製品をショップに渡して判断してもらっています。その過程で初期不良である場合は向こうが交換してくれるので結果として動くものが返ってきます。過去2台の自作機は初期不良率100%という不幸?でしたが結果として動いています。

>年収

おいらは無駄遣いが多いと実感(w。副業で書いた3冊のソフト技術本で1千万以上は稼いでいますがほとんど。。。残ってません(^^;。「貯金しないと」と性根を入れ替えてますがいまもって無駄遣い。。。って入れ替えきれてませんね。

>経費とか

日本では自営はほんと税制的に優遇されませんよね。会社にするにはハードルが決して低くない。1円社長とか流行したけどどれだけ破綻したかは資料で見たことがない。。。起業に関してはもう少しアメリカ的になってくれると面白いと思います。もっとも、起業しても銀行に金を借りる今のシステムでは駄目ですが。

>プログラマーという仕事

おいらは小学生高学年の頃にMZ-80Bがリリースされて親に頼み込んで買ってもらった口です。頼み込んだといっても「将来絶対に必要になる!」と言っただけですが親が不思議と納得して買ってくれました。

ソフトを開発することを目指していたわけで目的は達してます。ただ、当時は「技術者」的雰囲気を感じてましたけど今はもう単なるサラリーマンですね(w。大学時代は友達と会社モドキを作ってソフト開発したり、その後は当時取引していた会社に転がり込んでアルバイトでソフトを組んでいました。ここが新木さんとの分岐点かもしれませんね。おまけに、大学はなんだかんだと7年間も行ってましたし。その7年間がそのままソフト開発の履歴にもなってたりします。だから新卒で就職したときは業務経験的には先輩よりはるかに上だったりもします。

でも、新木さんはOSとかも組んでたのですか〜。それはすごいなぁ。おいらは「フィールドを作るよりフィールドで遊ぶことが好き」なタイプなので方向は違いますね。これがUNIX系よりWindows系が好きな理由だと自己分析しています。UNIX系はどうしても「フィールド」に手を入れる必要が出ますが、Windowsはそこに手を入れる必要ってまったくないんですよね。

>小説

いかに「余暇」を提供できるか。それは本当にそう思います。おいらの場合はプログラムばっかり組んでると頭の中が論理思考に寄ってしまいます。小説はそういった状態をある意味ニュートラルにするのにとっても役立っています。PCに向かっていてもふと小説や漫画を手にとって読めば暴走気味の思考も安定してきますよね。

ここんとこMicrosoftから多くの技術的なリリースが続いていますので自宅でも頭が暴走気味。そのせいか「星くず」も頭から読み直したり小説とかを読む時間が増えました。

>印税

現状で出版社はかなり厳しい経営状態みたいですよね。これは何故なんでしょうか。書店にしてもどうも厳しいみたいで店を閉じるとこも。1つに読書離れが進んでいるからというのはあるでしょう。でも、著者印税が原価と考えると今の出版社の現状は何か間違えてるのかなぁと思ってしまいます。昔に比べて入稿してから出版までの工程はかなり楽になってるような気がします。文字を拾う必要もなくなってるし。目に見えない部分で何かが起きてるのでしょうか。。。

携帯が多くの「余暇」を食いつぶしてる状況はちょっと?嫌。


電子書籍でブレイクする?
No.3187 投稿日 2004年4月26日(月)02時15分 投稿者 うに。
電子書籍、これについてはどうなるんですかねぇ。

安ければ売れるというのは必ずしも成り立つというわけでもないだけに何とも判断が難しいです。小額決済に関するシステム的な障壁が今はありますし。10円の本を買うときに20円とかの手数料がかかっては困りますよね。

新木さんが指摘している「いま現在の、600円で紙の本を買っている状況では、買った本のうち、90%以上「読む」のが普通でしょうが……。」というのはそのとおりだと思います。まぁ、千円超えるソフト系の雑誌とか買って読んでないときありますけど(w。小説は買ったら絶対に読みますねぇ。

小額になるおいら的メリットは「ザッピング的な購入も可能になる」かもしれない点ですかねぇ。本屋のメリットは積んである色々な本を眺めて「ん?」と思った本を手にとって好みかどうかを判断する。でも中まではほとんど読みません。粗筋とかをざっと見て購入を決めています。これが小額になると「とりあえず1冊買ってみるか」というスタイルになる可能性はあります。

どっちに転ぶかは今の時点ではまったく判断できていません。とはいえ、PCで本を読むというのは正直嫌かな。PCに向かって仕事して、PCに向かって余暇という切り替えはかなり厳しい。本に近い専用端末であれば少しはいいかもしれませんが。


リンクについて
No.3188 投稿日 2004年4月26日(月)13時22分 投稿者 村田
随分と書き込むのが久しぶりな村田です

>>リンクの張りかたとか
> 頭の「h」省略は、不要です。てか、ぶっちゃけここでは禁止としときますか。面倒くさいし。意味がないし。
> 禁止事項がいっぱいでどんどん堅苦しくなってきますが。
> 「h」省略ってよく見かけるけど、それがマナーであると一般に誤解されているのはどうしてなのでしょう? 前々から不思議なのですが。
> それがマナーとなりうる場所が存在するとか?

 最近よく普及してきているアクセス解析、あれを用いると何処からリンクが張られているかが一目瞭然なのですが(そのための物ですし)、例えばTOPページからのリンクならまだしも、このようなBBSからのリンクの場合、TOPページを見る事無くBBSを閲覧したり、場合によっては隠しページがばれてしまう等の問題があるため、一部の人はhを抜くなどの手段でそれを防いでいます
 かく言う私も、昔行ってたチャットが会員専用?の物であったためその議論が挙がり、結局hを抜く事になりました

 無論、ここに関しては新木さんが主人。新木さんの決定に従うまでですが
(なんか乱文ですなぁ・・・・・・(汗)


Re:リンクについて
No.3189 投稿日 2004年4月26日(月)15時00分 投稿者 うに。
率直に言えば「アングラ系のルール」という気がします。

リンクが不完全であることで免責というニュアンスを強く感じますね。まぁ、おいらはどちらでもいいと思いますけど。ただ、「直リンク禁止」なサイトに対してはh抜きであろうが書くのは控えたほうがいいというレベルです。サイトのトップのリンクを貼って「こちらのサイトにある以下の場所」という感じでリンクされている場合はグレーだけどセーフかなぁという気もします。ようは曖昧(^^;。

こちらではh抜きは禁止ということなのでその方向でよろ〜。


h抜きの話
No.3190 投稿日 2004年4月26日(月)21時50分 投稿者
鐸碑
 有名な巨大アングラ系掲示板2chでは、URLを入力すると自動リンクが張られる仕様になっています。
 しかし、いくつかの理由で2chでは2ch内のサイトや対象企業の公開トップページといった性格のサイトを除いて頭のhを抜いて記載する事がマナーとなっています。
 愉快犯的に荒らし行為を行う様な心無い人も混ざっているアングラ掲示板からリンクを張られる事を嫌うサイトなどもあり、そうしたサイトへの直接リンクを避けて2chから来たという事実をぼかすという理由が一つ。
 軽い気持ちで荒らしに来る人間に対して手間を増やすことで、軽減しようという理由が一つ。
 それらより大きな理由として、細かくリンクが張られると見た目のテキスト量の割にリンクのタグが多くなり、転送量とサーバの容量を圧迫するという理由があります。
 2chでは専用ブラウザを使用する事で、h抜きURLを復元(h付きでリンクを作成)したり、>>を省略して>にしてもスレッド内のレス番号にリンクが張られるという機能があり、これらをアピールすることも理由の一つになっているのでしょう。

 郷に入っては郷に従うのが基本ですが、どこかで覚えた方針をその外でも共通で使用できる普遍的基準と捉えるのは危険なことでしょう。h抜きはリンクを抑制する手段なので、その必要がないと定められたこの掲示板ではしない方が正しいでしょうね。


No.3191 削除ずみ

Re:h抜きについて
No.3192 投稿日 2004年4月27日(火)01時05分 投稿者 うに。
新木さんの名前を間違えてますよ。お互い人名の間違いは注意しましょう!

おいらの場合は「グレーならリンク貼らない」というのをルールとしています。押し付けるつもりはまったくありませんがこの程度のルールが一番簡単だと思いますのでご検討のほどお願いします(^^;。


h抜きについて(誤字直しました)
No.3193 投稿日 2004年4月27日(火)11時14分 投稿者 パルプ
hを抜いていればリンク(URL)として成立しないため、万一気づかずにリンク禁止のURLを貼ってしまった場合の免責(グレー扱い)を目的としてhを抜くことがあります。
前の書き込みでもh抜いてますが・・

まぁ、あくまで建前なので、おまじない以上の意味は無いとも思っています。

新木さんの意向に従い、今後はここではhは抜かずに書き込むようにします。


カンヅメ合宿より帰還
No.3194 投稿日 2004年4月29日(木)21時08分 投稿者
新木 伸
 といっても今回は二泊なんで、あんまり合宿って感じでもなかったですが。
 そのうち大勢で押しかけるための下見的な意味合いで。



>h抜きのリンクとか

 まず最初に、この話題がいま続いているののは、純粋に知的好奇心によるもので、別にパルプさんを責めてるわけではないので。
 h抜きリンクを今後ここでやらないでもらえれば、なんにも問題ないので。

 なんとなく一般的に、h抜きがマナーとされちゃっている現状について。
 いくつか理由が出てきました。
 整理してみます。

1.アクセス解析への対策。
2.アングラサイトのマナー。
3.元ページがリンク禁止、もしくはTOP以外のリンク禁止であった場合の対策。
4.某匿名巨大掲示板の専用ブラウザの便利機能をアピールするため。


 1は僕も覚えがあります。会員制CUG(クローズド・ユーザーグループ・サービスの略)で、IDとパスワードを入れて認証して入る掲示板に参加していたときには、直リンクは禁止でした。その理由は、どこから飛んできたのかがわかってしまうと、隠しページの所在がバレたり、いらぬアタックを呼び寄せてしまうからですね。
 まあしかし、ここはべつにCUGでもないですし。


 2に関しては、まあ、アングラ系サイトの参加者には、なにか後ろ暗いところでもあるんでしょうね。
 お天道様の下を歩いている人間としては、よくわからんですが。
 まあしかし、ここはべつにアングラサイトではないですし。

 4はそれこそ本当に関係ないですね。やはりここはアングラサイトではないですし。専用ビュアーを使わせて金をもぎ取ろうなんて、こすい商売はしていませんし。

 3は、やや難しいところかな。
 表ページ以外のリンクを禁止――というローカルルールに、一般的な実効性があるのかどうかって話をはじめると、横道に逸れてしまうのでやりませんけども。
 個人的には、見られたくないなら、見られないように隠しておけ。――とか思うわけですが。

 まあ、そういうページがあることも確かですし、そういうページの創り主が、「TOP以外にリンクを貼って欲しくない」と感じて、その希望を表明していることも確かですし。
 リンクを貼ることで、他人の書いたものをちゃっかり我田引水しちゃおうという人間としては、相手の希望を無碍にしちゃうのもどうかな〜、ずるくさすぎはしないかな〜、と、僕も思ったりすることがあります。

 僕のやっている対応法は、目的ページへの直リンと、TOPページの直リンとを、両方ならべて貼っておく方法です。
 読み手の利益(目的ページにすぐ飛べる)と、作り手の希望(TOPから入ってきて欲しい)を、両取りできる折衷案ではないかと思っています。

 まあぱっと見て、表ページの目立つところに「リンクはTOPページへ!」とか、ページ毎に「直リンク禁止!」とか、そのぐらい書いていなければ、向こうがなんか言ってきても、「だって見えるところに希望書いてなかったじゃん」と言い返せるので、免責されると考えますので。

 ちなみに直リンがどうしても気に入らないのであれば、表ページ以外のリンクに応答しないようにもできてしまえるんですよね。
 自サイトに存在するページ以外――外部からのリンクに対しては、404エラーを返して、「そんなページは存在しません」とやることも可能です。匿名掲示板からであろうと、この底なし沼からであろうと、直リンであれば応答しない――てなことも簡単です。
 アメリカのアダルトサイトなんかだと、日本からのページ参照要求を跳ねたりするところがありますが、あれも似たような応用ですね。

 CGIへの参照要求によって全ページを構築する方法。APACHの設定で行うプロテクト。埋め込みSSHやらJAVAスクリプトによるプロテクト。
 必要がないので詳しく調べていませんが、ざっと考えても3通りはあるはず。

 ところで、上記のようなことを、もし「うちは直リン禁止なのですけど」みたいなことを言ってきた人がいたら、教えて差し上げようと思っているのですが。
 僕自身は、自分が直リンをしたことでクレームのメールを受けとった覚えが一度もないのですね。
 掲示板の書きこみには、生きてるメールアドレスを署名しまくっているんですけど。ぜんぜん釣れやしない。

 実際に直リンをして文句言われた人って、います?
 どんなときに、どんなふうに、言われるものなんですか?
 前、藤極堂さんあたりが、そんなことを言っていたような気がするなぁ。





>なぜページへの直リンを禁止するのか

 しかし、なんで各ページへの直リンを禁止する――というか、嫌がるのでしょう?
 「そういう人がいる」ということは事実として知ってますけど、その人たちが、なぜそう感じてしまうのかが、前からわからないんですよね。

 ページもひとつの読み物ですし、買ってきた雑誌を、頭から読まなきゃならない法なんてないはずだし。好きなところから読むものですが。
 「ここ読んでごらん。おもしろいからー」と人に示すときに、なぜ、雑誌の「目次」のところから読ませなきゃならないのか。
 そこまで作り手に干渉されなきゃいけないのか、それがよくわからない。

 直リンを嫌がる人って、いわゆる「ロボット式検索エンジン」をどう考えているものなのでしょう?
 GOOとかGOOGLEとか、あれの利用者って、検索結果から、直接飛んで来ますよね。
 検索エンジン避けのおまじないをHTMLソースに仕込んでおいて、避けているのかしらん?

 ロボット式検索エンジンというものの存在を、知らない、なんてことはないだろうし……。




>伏せ字とか

 なんとなくわかってきました。
 h抜きというのは、つまりURLの伏せ字なわけですね。
 「エ○ァ」とかやってしまう、あれですか。

 んで、言うまでもないかと思うけど、やはり言っておくべきだろうと思いますので、書いておきますか。
 ここ、伏せ字も禁止ですので。




>OSとか

>>おいらは「フィールドを作るよりフィールドで遊ぶことが好き」なタイプなので方向は違いますね。

 昔は選択肢、ありませんでしたから。
 さすがにTK80の世代とまではいかなかったのですけど。
 使えもしないBASICが載っかっているだけのマシンで遊ぼうとすると、まず「フィールド」を創るところから始めないとならなかったもんで。
 はじめからフィールドが存在していたなら、僕もフィールドで遊ぶだけだったかもしれません。

 19KBほどのフリーエリアしかなくて、1MHzのCPUクロックしかないマシンでは、BASICなんていうのは、実用的な言語じゃないんですよね。メモリ大食いするだけだわ、遅くなるだけだわ。いいことありませんでした。VIC−1001という機種でしたが。

(※注:メモリ量は19MBでも19GBでもなく、本当に19KB。CPUクロックは1GHzではなくて、本当に1MHz)


 そもそもインタープリタなんてのが、非効率極まりなく、非合理的なものなわけです。
 しかしコンパイラなんてものはなかったわけですね。道具も遊び場所も、欲しかったら、自分で作るしかなかったわけです。I/OとかRAMだとか、マイコン雑誌を読んでも、PC−8001やMZ−80系列やらのメジャー機種用のものばかりで、PETやVICで動くものはなんにもありませんでしたし。
 そういやマシン語モニタも、ラベルの使える2パスアセンブラも、自分で作っていましたっけ。

 ROM内部にあるBIOS部分だけ利用して、OSの根幹から組んでインタープリタ言語を作って、今度はそのインタープリタ言語でもって、コンパイラを書いて――。と。
 カセットインターフェースは、BIOSに入っていたやつは300ボーしかなかったもんで、回路はそのままで2400ボーの記録が可能なルーチンを自分で書いて、セーブロード時間を短縮していたりとか。
 マシンは19KBしかメモリがなく、コンパイラ自体が10KBほどもあるものだったので、ソースファイルのコンパイルをかけるときには、2パス目でソースの頭からぶっ壊しながら、生成したオブジェクトを上書きしてゆくという、愉快な仕様のものでした。
 元ソースよりも生成されるオブジェクトのほうがサイズ的に小さくなるという原理を利用しています。

 そのコンパイラを使って、「スクランブル」のパチモンの、横シューティングゲームを作ったりしました。フルアセンブラで書くより10倍ぐらい早く書けて、実用的な速度で動いたので、やっぱコンパイラは便利で楽だなと思ってみたり。

(しかしよく考えてみたら、その簡易言語とコンパイラ、売っていれば、会社を作れたじゃん。プログラマーになるために高専行く必要なかったじゃん。まあ中学生だったんで、自分がなにをやっているのか、よくわかっていなかったということありますが)


直リンク禁止は。。。おいらも理解できないっす
No.3195 投稿日 2004年4月30日(金)17時18分 投稿者 うに。
ちなみに、おいらもクレームを受けた記憶はありません。まぁ、元々リンク貼る先って結構紹介したいサイトだったりするので誘導という意味も兼ねてTOPへのリンクを一緒に貼る場合があります。その辺がクレームがこなかった理由かなぁ(^^;。でも、blog中心になってからは目的のリンクしか張らない場合が増えたような気がします。

嫌う理由の1つに「TOPにしかカウンタを設置してないから正確な訪問者が取れない」というのを聞いた記憶があります。どっかの掲示板でかな。おいらとしては「訪問状況を知りたければカウンタでなくアクセスログを見るべき」と思うんですけどね(^^;。まぁ、レンタルサーバとかだとログをしっかり取れない(見れない)場合があるから致し方ないのかな。

ロボットについては、「知っているけど対策を知らない」というのが多いのではないでしょうか?おいらもきちんと知ってるわけでもないですが。。。blogだとトップページはどんどん変わる関係で「このページは覚えちゃだめ、でもリンクとかは追跡してね」という感じのを呪文のように入れています(w。

>OSについて

MZ-80Bはクリーン状態で64KB、BASIC載せると32KB空きありましたね。この64KBが「大容量!」だったのですから今の世界とは全然違いますよね。メディアはカセットテープでしたし。FDDなんて高嶺の花。HDDなんて存在すら知らなかった。。。ただ、テープは標準で2400ボーぐらいだったです。

アセンブラは付属していなかったですがダンプエディタは入っていたような気がします。手でアセンブラ書いて手でマシン語に変換して打ち込んでいた気がします。テープに保存しないで実行して飛ばして「はぅorz」と凹むことも多かったですね。

I/Oとかは実はMZ系少なくてPC、FM系が多かったです。BASICに関してはPC系よりFM系の方が言語的に似てたのでそちらを移植して遊んでました。すべて本からの手打ちでしたから今考えると恐ろしく根気ありましたよね。4ページぐらいのマシン語ダンプを打ち込んだりもしてましたし。。。

しかし、新木さんは確かに道を誤ったというか生まれる国を間違ったかも(w。アメリカだったらBill Gatesと同じような道を辿れたかもしれませんね(^^;。もっとも、Gates氏の本当の才能は先見性とマーケティングかもしれませんが。


余談ですが
No.3196 投稿日 2004年4月30日(金)18時49分 投稿者 村田
>Gates氏の本当の才能は先見性とマーケティングかもしれませんが。

ちなみに、日本でWindowsが普及した理由に実はアメリカ政府が絡んでます
知ってる人は知ってるでしょうが、1995年かそれより前にアメリカ政府が
「以下に示す物を生産する国には貿易制限をかける」
みたいな事を言って、その物の中にOSがあったようです
当時の米政府も、自国内でのWindowsの売れ行きを見て、他国に売れると思ったらしいです
で、当時とある研究者が頑張って作ってた国産OS、TRONは陽の目を浴びる事無く計画が頓挫したらしいです
つまり、現在Windowsが普及しまわってるのは、ほとんど米政府の所為なのです
(別に私はアンチWinというわけでもありませんが、この対応はどうかと思い続けていたり)

ちなみに、TRONは現在、国産の携帯電話や車の自動制御部のOSとして密かに普及しており、搭載機数だけならばWindowsに十分匹敵する数とか


いろいろ
No.3197 投稿日 2004年4月30日(金)19時12分 投稿者
新木 伸
>コンピュータとか

 クリーンコンピュータなMZ系のBASICとか。
 なぜOS部分に32KBも必要なのか不思議でした。VICのほうは、カーネルとBASICとで、8KB+4KBほどでしたから。(調べてみるとROMは20Kって出てくるけども、覚えがあるのは12KBなんだよなぁ)
 いまにして思えば、あれはCPUがZ80だったせいですね。PC−8001もROM容量がかなり大きかったし。
 8ビット世代のCPUで、メモリアドレスが64KBまでしかないところで、16ビットレジスタなんて持っているというのは、やはりオーバースペックだったのではないかと。

 VICとPETが6502で、富士通のFM系と日立のベーシックマスターが6809で……。

 CPUのアーキテクチャ的に、Z80は不利だったのでしょう。4倍のクロックと2倍のメモリを要して、ようやく65系、68系と対等になるという。
 パイプラインもなかったし。
 やっぱ6502系の強みは、ゼロページですよね。8ビット長レジスタが256本も使えるところ。

 僕の作った簡易言語は、変数に8ビット長と16ビット長とがありまして、浮動小数点はなし。単なるフラグ用の変数だとか、必要のない部分では8ビットを使うようにすると、めちゃ速くなりました。
 6502という石は、8ビット最強だったもので。
 しかし16ビット弱々。
 フライトシミュレータだとか、16ビット演算がメインなものを作ると、速度が出なくて悔しい思いをしたりしましたが。


 しかし職業に関して、道を誤ったってことはないと思いますよ。マイコンにはまった経験は役に立ってますから。
 プログラム経験のある人間でなければ書けない小説もあります。(作家にプログラマ経験者って多いんですけどね)





>TRONとか

 うちのビデオデッキ(HDD+DVDレコーダー)にも、OSでTRONが入っているそうな。
 PIONEERのDVR−99Hとかいう機種。UNIXでも使っているのかなと思いきや、某プロジェクトXな番組の国産OSの回かなにかで、「TRONを使っている製品群」として並べられているなかにありました。


日本人の性癖
No.3198 投稿日 2004年5月1日(土)00時59分 投稿者 うに。
Windowsが流行ってTRONが駄目だったのはおいらは「当時(今も?)の日本人の性癖が関係してるのかなぁと愚考します。というのは、TRONはどうしても学術的すぎる気がします。「カンペキさ」を求めて時期を外したかなぁと。

国産OSが出にくい背景として「カンペキでないと欠点ばかりを指摘される」という現象になるわけです。この「欠点を指摘する」というのは日本人が強く持っている行動原理のようです。「この欠点さえ直せば」という前向きな意見であるわけですが。。。

あと、Windowsを米政府が押す行動についてですが、これは国というのはそういうものと考えれば特に問題はないかと思います。逆に、TRONを押す意思さえなかった日本政府に問題があったと。ただ、これはちょっと違うかもしれませんが、F1はとにかく欧州勢が優位になるようレギュレーションが露骨に変更された時期があります。これは、ルールの決定権を向こうが持ってるから。コンピュータに関してはアメリカがルールの決定権を持っています。やはりこの決定権をいかにして日本も持つようにしていくかがポイントですかねぇ。ルールを手に入れるにはやはり政府の後押しも必要かと思います。

気がつけばTRONは今も活動していてMicrosoftと提携しましたよね。日本人の美徳はここだと思います。「負けた」と相手が思ったとしても地道に努力して相手に結果として認めさせる。ただ、まだTRONは学術的な領域にいるような気がします。このままだと商業的にはMicrosoftがTRONを利用して終わりもありえます。もう少し商業的な方向に派手に行って欲しいかなぁと思います。


TRON
No.3199 投稿日 2004年5月3日(月)16時31分 投稿者 マルケス
(きちんと話題に参加するのは)ものすごくご無沙汰です。
ROMをやってましたら、面白そうな話題が出てきたので、参加させてもらえるでしょうか(^^;

まずは、
新木さん>
『あるある』脱稿、お疲れ様でした。あと、『星くず』の新刊も期待しております。

>TRON
コンピューター関連のことは謙遜抜きでさっぱりなのですが、システム系の日記を巡回していると時々TRONの話題に出会います。(*)
毀誉褒貶が喧しいですね>TRON。
#私自身、仕事の関係で少しだけ触れたことがあるんですが、どうも個人的にはあまりいい印象が……
ざっと検索してみたところ、ネット上では意見が分かれているようですね。

・否定派
http://www.hotwired.co.jp/bitliteracy/ikeda/020618/textonly.html
http://www003.upp.so-net.ne.jp/ikeda/Sakamura.html

・そもそも提唱者が嫌いだ派
http://www.nora.co.jp/mt/ef/archives/000080.html

・擁護派
http://hp.vector.co.jp/authors/VA025950/TRON/gokai/

わたしなりにまとめてみますと、

東大の坂村教授が始めたプロジェクトで、
いろいろあって
BTRON(PCのOS用)やCTRON(通信用)は駄目になったが、
ITRON(家電等の内蔵用)は普及している。
米通商代表部がスーパー301条でつぶしたわけではない。

ってところでしょうか(誤記があったらツッコミをお願いします)。
#米国がつぶしたわけではない、というのは、この文章を書くためにググってみて、初めて知りました(^^;

で、本題。
結局、TRONの中でITRONだけが成功した(生き残れた)理由って、何なのでしょうか。
TRONが駄目になった、という話を聞いてだいぶんたってから、ITRONだけが突然復活した(ように見えた)ので、以前から気になっているんです。
#検索で色々調べてみたのですが、今ひとつよくわからないもので。

しかし、こうやって文章にしてみると、自分がいかによくわかっていないか、ということがよくわかりますね(苦笑)。



* コンピュータに詳しくないのにシステム系日記を巡回する理由>パソゲー(特に18禁)の評判を確かめるため(って駄目じゃん)。


生き残る条件?
No.3200 投稿日 2004年5月4日(火)01時33分 投稿者 うに。
おいらの場合は生き残ったOSとかで動くソフトを作ってご飯を食べてるので生存競争中のOSはぶっちゃけ眼中にないってのがあるのでその辺の割引をお願いします。

OSだけでなくその上で動くソフトもそうなのですが「良いものが生き残る保障はない」という厳しい現実があります。前に「学術的」と書いてますが、おいらが受ける学術的イメージは「荒野で生き残る生命力がない」です。雑草的でなく人工育成的であるともいえます。

また、「出したもの勝ち」というのがあります。日本製のOSがとにかく出遅れる最大の理由は”日本語”です。2バイト文字コードに割り当てられる各国は同様に言語によって大きな壁があります。JISコードやらShift_JIS、EUC-JPなどに加えてUnicodeなど英語圏以外のための文字コードがあります。しかし、実は日本語を完全に扱える文字コードは基本的に無いと考えられます(厳密には国産技術でなにかあったような気がする)。希望であるUTF-16でも割り当ての問題などでまだ完璧に至っていなかったような気がします。

そのため、日本産のOSはどうしてもこの文字コード部分で独自実装か妥協実装(日本製なのに日本語が完璧でないのは微妙)するしかありません。で、ここで日本人は完璧を求めて実装しようとします。そのため結果として独自実装となり他のOSと互換性が持てなくなります。互換性が取れないOSは孤立して採用されないという循環に入ってると愚考します。

一方、妥協実装してOSを作成した場合は互換性はある程度確保できます。ネットワークはTCP/IPなどで標準化されていますし日本語についてもほとんど化けることもありません。しかし、互換が取れるということは「日本製OSを選択する有利な条件」がほとんど無いことを意味します。OSの種類が増えれば管理コストが上昇することから企業は率先して採用することはありません。出遅れている日本製OSが日本で主流になるためにはある意味「国枠主義」がなければ駄目です。

では何故組み込みOSとしてTRONが生きているかは理由が考えられます。組み込みOSの場合、とにかく生産個数が半端ではありません。ICチップが1個減るだけでもその効果は結構あるといいます。ここで日本人の気質が有利に影響しています。Javaの組み込みを見ると分かりますがメモリとかかなり潤沢に必要とします。しかし、日本人が組み上げる組み込みシステムはとにかく無駄なものを芸術的に削り取って実装してくるといいます。「オーバースペック」を美徳としない人達によって作り上げられた組み込みOSは芸術品です。消耗品ですら芸術を持ち込んでしまう日本人の真骨頂でしょう。

というのがおいらの考えていることです。


うわ〜
No.3201 投稿日 2004年5月4日(火)09時28分 投稿者 村田
何気なく書き込んだTRONネタがここまで展開するとは思わなかった…
皆々様、ご意見ご感想ありがとうございました
TRONはスーパー301条前に死んでいたかもしれない というのは初めて聞きました
けど結局の所、301条によってよりWindowsが普及しやすい環境になってTRONが潰れたという事実だけは変わりないと私は感じるのですが、どうでしょう?


DOS/Vマシン
No.3202 投稿日 2004年5月5日(水)15時47分 投稿者 うに。
301条によって有利になったのは確かかもしれませんがそれだけではないというのが今のところの到達点?でしょうか。

なんだかんだいいながらDOS/Vマシンが上陸してくるまでNEC、SHARP、FUJITSUなど独自色の強いマシンがありましたよね。そういったマシン達がDOS/Vの上陸によって(感触的には)あっという間に駆逐された。

あと、気になる点は欧州です。アメリカのごり押しが嫌いな欧州でもWindowsが主流です。これは結局のところWindowsに対抗できるOSを開発できなかったからと考えることができます。例えば、フランスが独自のOSを開発していたらフランス国内だけはそれが使われていたのではないでしょうか。

Microsoftの怖いところは株価対策もあると思いますがとにかく動きが止まらないところです。Linuxを例に考えるとLinuxもバージョンは上がってますがマルチプロセッサ対応やハード対応が中心です。新機軸はほとんど取り入れられていません。枯れてきたといえますが決して動いてるとはいえないと思います。一方、Microsoftは.NETやLonghornなどとにかく動いている。少し前のCOMアーキテクチャも簡単に捨て.NETにさっくり移っています。LonghornはWindowに表示するコントロールなどをXMLで定義したりします。間違った方向に突き進むときもありますけどとにかく動いてる。

そして、最近では
http://channel9.msdn.com/ Channel9というサイトまで始めています。ここではMicrosoftの開発チームのProduct Managerなど中核の人がメッセージを送り出そうとしてます。日本でも無料のカンファレンスが多数実施されてもいます。

ふと、第二次世界大戦で日本がアメリカの物量に押しつぶされた状況を思い浮かべてしまいます。日本が国産OSを育てるにはこういった物量に負けない人材が多数必要なんだろうと思います。情熱ともいえるかな。


Re:生き残る条件?
No.3203 投稿日 2004年5月5日(水)20時45分 投稿者 マルケス
 ああ、連休が終ってしまったーっ(T-T)
 閑話休題。

 うに。さんwrote:
> 日本人が組み上げる組み込みシステムはとにかく無駄なものを芸術的に削り
> 取って実装してくるといいます。「オーバースペック」を美徳としない人達によっ
> て作り上げられた組み込みOSは芸術品です。消耗品ですら芸術を持ち込んで
> しまう日本人の真骨頂でしょう。

 う〜む、なるほど。よくわかりました、感覚的に(<-いいのか)。
 やはりちゃんとわかっている人に訊くのがいちばんですね。ありがとうございました。

 あと、
> Microsoftの怖いところは株価対策もあると思いますがとにかく動きが止まらな
> いところです。

 この辺もいわれてみればなるほどです。M$はあまり好きな企業ではないのですが、企業努力もそれなりにやっているということでしょうか。


>ネタまき
 と、これだけでもなんですので。最近読んで面白かった作品をおすすめ。
 『あるある!夢境学園』のイラストを描かれているかねこしんやさん
http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-Pastel/4067/

 の作品『カルドセプト漫画版』
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=3491706&x=C

 ですが、これは面白いですね。
#下記のページで最初の45pを読めます。
http://www.kodansha.co.jp/zhp/itibu.htm

 ゲーム原作の漫画化作品といえば、たいていは原作のルールや世界観に縛られてしまい、漫画としての面白みに欠けるものが多い(と、私には思える)のですが、この作品は例外。
 上記urlで試し読みをされて、面白いと思われた方は、是非。

 あと、『小説版カルドセプト』も出ていまして、漫画版とはぜんぜん違う話なのに、これまたけっこう面白かったです。
http://www.culdcept.com/lineup/products/novel.html#novel01
 漫画化と小説化、両方が成功しているゲームってのも珍しいなぁ、と思いました。
 では。

・ゲーム公式
http://www.culdcept.com/


そういえば
No.3204 投稿日 2004年5月6日(木)09時10分 投稿者 シリウス
>検索エンジン避けのおまじないをHTMLソースに仕込んでおいて、避け>ているのかしらん?

SSを掲載しているサイトではTOPから来て欲しいからおまじないをソースに埋め込んでる人も結構居るそうですね
それと、直リンク禁止している理由としては、

トップページに掲載している重要な事項を見てもらえないとか

正確な訪問者の数を知りたいからなんじゃないかなと思う

自分は検索エンジン避けのおまじないを使っちゃうと
どんな単語で検索かけてきたのか見れなくて面白くないから使わないけど
(それ以前に直リン禁止じゃないし)

そういえば、普段自分が生息しているチャットで直リンした先の管理人が
アクセス解析でチャットに加わってきたりとか、
急に管理者さんが来て驚いたという事がありました。
(直リン禁止って怒られなかったけど)


アクセスログ
No.3205 投稿日 2004年5月6日(木)11時18分 投稿者 うに。
Referrerとか見てると面白いですよね。「なぜその条件でうちのサイトがヒットする?」とか結構あります。googleとかで色々な条件入れる人がいるんだなぁと妙に納得したり。

話は変わりますが、企業に対して好き嫌いはあまりありません。その企業が出してくる製品に対して好き嫌いがありますねぇ。ただ、Microsoftに対して訴訟してくる企業に対しては「そんな無駄なことしてないで本業で頑張れよー」と常に思いますねぇ。Microsoftに対して訴訟して良い結果を得た企業はほとんどないし。。。Netscape、SUN。。。どちらもデロデロになっちゃてますし。。。

Netscapeには「軽量さ」と「品質」で期待したんですけどねぇ。どっちも達成できないまま集中治療室に収容されたような感じですね。。。


芸術品といえば
No.3206 投稿日 2004年5月7日(金)00時45分 投稿者 うに。
日本が打ち上げるH2Aロケット自体が芸術品みたいなもので失敗する最大の理由が予算の少なさによるぎりぎりの設計ってのもあります。設計的には世界的にも最先端らしいですが軍事で予算の無い日本ですけど頑張ってはいますね。アメリカやロシアなどがほとんど失敗しないのは軍事技術としてやってるときにたくさん失敗してるからという話もあります。

で、アメリカとかではミニ衛星が流行しているらしいですね。ちっちゃい衛星作ってそれを打ち上げるらしいです。固形燃料タイプのロケットとか売ってるらしい。これに数人の衛星を乗っけて打ち上げるらしいです。おおらかすぎ(w。

ここに日本のチームも参加してるらしく小型化ではやはりトップにいるらしいです。まだまだ何をやっても職人的になってしまいますよね。ただ、設計的に余裕ある設計に慣れないとどうしてもぎりぎりになってしまいますよね。

しかし、ロケットが市販されてるアメリカもすごいものだ。。。


いえいえ、日本だって負けてませんとも
No.3207 投稿日 2004年5月7日(金)04時10分 投稿者 たぬき
>しかし、ロケットが市販されてるアメリカもすごいものだ。。。

↓日本モデルロケット協会のHPです。
http://www.ja-r.net/index1.html

 競技用の超小型ロケットとは言え、日本でも手に入ります。
 反対に、「ペットボトル・ロケット」なんて有りますから、ロケットに関わる、あるいは関わろうとする人間は諸外国にも負けてないでしょう!


 ついでに。
http://www.robo-one.com/
 ロボットによる格闘技大会、「ROBO-ONE」の公式サイトです。
 出場者のほとんどがアマチュアのロボット研究家。 レギュレーションが、「屈伸運動が出来る」とか、「横に歩ける」とか、「ヲイヲイ無茶なこと言うなよ、ブラザー」ってなものなんですが、出場ロボットのほとんどがそれをクリアしてるんですよねぇ。(当然ですが。)

 まだまだ技術立国の意地と誇りは健在ですとも!


おお
No.3208 投稿日 2004年5月7日(金)14時00分 投稿者 うに。
モデルロケットって結構安いんですね〜。この手の競技があるの知りませんでした。でも、ロケットの部品は輸入がやっぱり主流なのかな。

ロボットの方も頑張ってますね。HONDA P2が公開されてから急激にロボットの完成度が高くなったような気がします。「2足歩行できる」と技術者が確信したとたん色々なタイプのロボットが出現。個人的には妥協の産物と見ていたキャタピラ型とかも「意味があってのキャタピラ」という感じの見方になりました。

日本人が作るロボットはやはり「アトム」、「ガンダム」、「アーマードトルーパー」のどれかでしょうか(^^;。個人的にはボトムズのATが結構好きです。


最近のロボット
No.3209 投稿日 2004年5月8日(土)20時19分 投稿者
新木 伸
 ROBO−ONEは観に行ってないんですよねー。
 そのうち、柔王丸が出てくるぐらいになってきたら、ぜひ観に行かんとならないと思ってますが。
 きれいな一本背負いを決められるぐらいとかね。もう時間の問題かと思うし。

 いまどのくらいのことが出来るようになっているのでしょう?
 前に調べたときには、転んで自力で起きあがれるとか、倒れるときにダメージを減らすために受け身っぽいことをするとか、そんなあたりだったけど。

 動歩行とかはできるのかしらん?

※注:動歩行=両方の足が地面から離れる瞬間がある歩きかた。「走る」ともいう。


こちらにも足を・・・
No.3210 投稿日 2004年5月8日(土)23時53分 投稿者 G2
 かなりお久しぶり&お初です。G2です。

 パソコン関係の話が多い様で、何だかボクの頭が珍分カンプンです(汗

 また機会を見ながら来たいと思います、G2でした。


教えてくわしいひと
No.3211 投稿日 2004年5月9日(日)11時47分 投稿者
新木 伸
 ときに、ブログとはなんぞや?

 インターネット登場以前からネットワーカーやっていますが。
 最近知らない用語が出てきていたりして。

 ブログというのが、どうもわからない。
 なんとなく掲示板に似た仕組みの「自動日記帳」ぐらいに思っていたのだけど。
 調べてみると、トラックバックなるシステムがあって、単なる自動日記帳とは質的に違うものとなっている模様。

 このトラックバックなる仕組みについて。
 これは調べると色々と出てくるわけですが……。しかし、ようわからんわけです。実際使ってみるのが一番なのだろうし、無料でページ作らせてくれるところはいっぱいあるようだけども……。

 どなたか詳しいひとがおりましたら、お手数ですけど、説明してくれません?


>1日3500字、文庫本にして5ページ程度を書くことを日常にしろと言>ってる。4時間かそこらは執筆に使う生活を「普通の日常」にしろと言っ>てるわけね。
No.3212 投稿日 2004年5月9日(日)14時06分 投稿者 damepo
>いま、原稿に向かってさえいれば、なんか書けるような体には、なってき>ているわけだろ。なら、4時間向かうだけのことだろ。
>だいたい1日4時間なんてのはな――。
>遠距離通勤のサラリーマンが、電車に揺られている毎日の「通勤時間」と>同じなんだよ。
>その程度の時間も小説に向けられないっていうなら、作家を仕事にするの>は無理だから、やめろと言ってるだけね。俺は。
>毎日4時間が無理なら――電車乗って通勤することが無理っていうなら、>遠距離通勤のサラリーマンを勤めあげるのは無理だわな。
>ま、作家やるのも、無理だわな。

某所でこんな書き込み見つけたんですが…























新刊マーダー?


>ときに、ブログとはなんぞや?
No.3213 投稿日 2004年5月9日(日)17時42分 投稿者 たぬき
http://blog.livedoor.com/blog.html
 ↑こんなのがblogだそーです。
 良く行くサイトに「blogって云々」って所があったんでそこを探してたんですが見つからず、色々やってるとこんなとこ見つけました。
 でわでわ。<(_ _)>


>ときに、ブログとはなんぞや?2
No.3214 投稿日 2004年5月9日(日)22時16分 投稿者 村田
http://www.kikakuya.com/MediaK/tips/30.html

これもblogの紹介文です
こちらはトラックバックに関しても触れられています

トラックバックに関して要約してしまえば、他人の書いたblogにリンクが張れる。そして、相手側はリンク張られた事がblogを通じて自動的に認識できる というわけです。
(間違ってたら誰か指摘お願いします)


ブログとは3
No.3215 投稿日 2004年5月9日(日)22時56分 投稿者 マルケス
>トラックバックとは
 巡回先で見つけたページです。
TrackBackの図解
http://mylog.ishinao.net/id/481

 私の理解している範囲では、
 まず、とあるサイトAがトラックバック機能を導入し、今後誰かがそのサイトの特定のページ/記述に言及するときは、トラックバックを使えるようにする。
 別のサイトBが、サイトAの特定のページにリンクを張って言及するときに、この機能を使えば、

  • 自分(B)が、Aのサイトにリンクを張って言及していることを、相手のサイトに伝えることができる。
  • このやり方でリンクされたサイト管理人Aは、アクセス解析等をしなくても、いつ、誰から、どのような言及がなされているかを即座に把握できる
  • サイトAから、言及されたサイトBへの逆リンクを張れば、相互リンクになる。
  • 複数のサイトがこの機能を活用すれば、同じ話題についてのリンク集が、自動的に作成される。

 というところでしょうか。


>ブログあれこれ
 下記のページで、かなりまとめられていると思います。
I can't blog.
http://www1.neweb.ne.jp/wa/yamdas/column/technique/blog.html


新木さん(2004年4月29日)wrote:
> >なぜページへの直リンを禁止するのか
> その人たちが、なぜそう感じてしまうのか

 以下の記事が面白かったです。
トップ以外にブックマークして欲しくないというサイト管理人たち
http://artifact-jp.com/mt/archives/200401/bookmarktop.html

では。


ブログ
No.3216 投稿日 2004年5月9日(日)23時01分 投稿者
まさる
記事単位でのリレーション付けを相互に行なうために組まれたコンテンツ形式、という解釈で合ってるんでしょうか…。よく分からんです。
現在はあくまでも記事と記事とで関連付けを行なっているようですが、そのうち画像とか動画とか音声とかでもできるようになるのかなあ。

>走るロボット
どこかで見た覚えがあるなあ、とググるとすぐ出ました。
ソニーのQRIOくん。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1218/sony.htm
以前テレビかなにかで紹介されていたVTRを見た限りでは、まだ「走る」というほどではなくて、なんか「跳ねながら前へ進んでる」といった印象を受けましたけど。上のサイトではWMV形式の動画もいくつか置いてあるみたいです。

それはそうと、バンダイから出ているらしい「超合金ASIMO」が欲しくなってきた今日このごろ。しかし先日発表されたリコーのデジカメCaplioGXも欲しいしなあ。金がいくらあっても足りない…。


投稿No.3215 訂正
No.3217 投稿日 2004年5月9日(日)23時37分 投稿者 マルケス
×サイトAから、言及されたサイトBへの逆リンクを張れば、相互リンクになる。

○リンクが張られた段階で、自動的に逆リンクが張られる。

 嘘を書いていました。
 読み返したら他にも突っ込みどころだらけな文章ですね>私の投稿(汗


blogとか
No.3218 投稿日 2004年5月10日(月)02時59分 投稿者 うに。
おいらは「タグ書かないでも登録できて相互リンク的な機能を持った日記」と思っています。掲示板と大きく違うところは「自分のblogの発言者は自分だけ」という点ですね。コメントを付けることで発言できますがあくまでコメントですし。

ただ、発言していて他のblogで見た内容に触発されて書いた記事など「それについて俺も書いた」というのを通知したい。それがTrackbackというやりとになった感じです。

もっとも、インターネット上にはかなりの数のblogソフトが出てます。おいらも1個作ってるし。なので一応はTrackbackとかのやり方(プロトコル)は決まってます。が、それをどう扱うかまでは決まってないのでblogソフトによって違いがあります。まったく受け付けないのもありますし。

最近はコメントスパム、トラックバックスパムとかまであります(w。

おいらのblogは
http://www.hollytown.net/uniblog/ ここです。


管理者削除されなかったやつとか、ブログとか
No.3219 投稿日 2004年5月10日(月)06時11分 投稿者
新木 伸
>3212

 ここんところ、ず〜っと管理者削除され続けているやつと、ま〜た同一人物か。
 どうも関西以南に住んでるやつらしいな。

 いいかげん、削除するのも面倒くせーなー、もー。
 お気に入り投票に変なアドレス貼り付けていきやがったのも、お前なんだろ。
 ちゃんと話をしてやるから、なにかコテハン決めて、ここに出てこい。
 捨てハンでかまわねーから。

 ――で、お前はいったいなにが言いたいの? あと、なにがしたいわけ?
 そこんところ、ちゃんとわかるように書いてくれよな。

 1行ぽっきりではなくて、言いたいことぜんぶ、長文で書いてこい。
 俺、長文ぜんぜんオッケーな人間だから。


 ちなみに新刊なら一ヶ月前に原稿あがっていて、5月、6月はなし、それ以降であって、正式に決まり次第発表する――って、そう書いたばかりだろ。ファンページのほうに。




>ブログとトラックバック

 うーん。リンク紹介されたもの、ぜんぶ読んできたけど、やっぱりよくわからない。
 「ブログってWEB日記のことでしょ。なら知ってるよ」とか、知ってるつもりと思いこんでいたのが、それだけではないと思いつつあるあたり――を想定読者として、誰か説明してくだされー。
 どっちかっていうと、リンク紹介より、自分の言葉で説明してくれたほうが有り難いような。(質問することが可能だし)

 WEB巡りをしていると、必然的に、ブログ系日記が多数ヒットしてくるわけですが。(体感的には、インターネット上の文字コンテンツの6〜7割はこうした日記であるように思います)
 そのとき、トラックバックURLっていうのは、いったいどれのことなんでしょう?

 たとえばうにさんが、自分のブログを紹介してくれましたが。
 この5/10の最新のところにある、「PGとSEの違い」という日記の場合だと。

http://blogs.users.gr.jp/naka/archive/2004/05/08/2528.aspx
↑これが、ネタ元となった他の人の日記へのリンク(トラックバックURL)であり。

http://www.hollytown.net/uniblog/PermaLink.aspx?id=8ac47a33-da7c-4f91-82b3-353dfbed2afd
↑これが、うにさん自身の日記に対するトラックバックアドレスということですか。

 うにさんの日記を見た誰かが、自分のブログで同意を示してみたり、「いやそれは違う」と異論を唱えてみたりするときには、これを貼り付けるわけですね。すると、インターネット上で、どこかの誰かが自分の書いたものにレスしているということが伝わるわけですか。

 ところで、それはどうやってわかるわけですか? なにか管理者ページにでも入ると見れるの? それともメールで通知でも来るのかな?
 日記を書いた本人にしか見れないものなのかな?

 一読者として日記を読みに行っているだけだと、ブログ同士のリンク関係ってのは目にできないですよね。僕は見たことないし。だから普通の日記なんだと思っていたわけだけど。
 どこかのブログと議論しあっている人がいたりしても、「よく他のサイトで書かれた自分のことを見つけてきてるよなぁ。こいつ、よっぽど暇人なのかしらん」と思っていたりして(笑)。

 たとえばアクセス解析を張っておけば、どこにリンクがあり、どこから飛んできたのかはわかりますよね。管理者であれば当然見れますし、「アクセス解析の内容表示」を公開しているサイトなら、一般の利用者も見れますし。

 それとも一読者であっても、その日記のブログ関係を見渡せる方法とかあるもんなのでしょうか?

 引用や、リンクの関係が、誰でも見わたせるようになっているのなら、新しいツールといえる気もしますが。
 著者(管理者)だけしか見れないのであれば、アクセス解析をこっそりと眺めてリンク先を調べあげるようなもので、自己満足のための道具にしかなっていない気がしますが。
 自分の日記に、偏執狂的にアクセス解析を張りまくって、どこから参照されているのか徹底的に調べ上げることと、ブログを利用することと、本質的な違いはあるのかな? ないのかな?

 自分の日記の発言が、どこでどう評価を受けているかって、そんなに知りたいものかなぁ。

 あとブログでは、日記にコメントつけられるようになってますけど。
 あれって、コメント付けられた人としては、どんな気分なのでしょう。なんか面食らったりしません?
 そもそも独りごととして呟いている内容に、急に返事が返ってきたら、ぎくりと驚いたりしませんか?
 日記ってのは、つまり、独りごとですよね。
 たとえば僕なんか、テレビ見ていて突っこみを入れたその言葉に、さらに突っこみを入れられると戸惑って、相手の顔をまじまじと見ちゃったりしますが。たとえ相手が同居の嫁さんでも。

 あと思うことが、ある人の日記を楽しみに読みに行っている読者、という僕自身の立場でいうと、日記に混じってくるコメントって「ノイズ」に見えるんですよね。飛ばせばいいのだけど、つい読んじゃうものだし。
 他の人はどうなのだろう?


>ブログとトラックバック
No.3220 投稿日 2004年5月10日(月)10時35分 投稿者 村田
私はブログを理解しきってるわけではないので、さすがにこれ以上の説明は無理です…

>日記にコメント
 これは考え方の違いかもしれないので、あくまで一部の意見ということで。
ブログに限らず、日記ツールにコメント機能を付加させている物はいくつかありますが、そのツールを使用・または変更する人の意見としては、次に挙げる2つだと思っています

  掲示板の内容のほとんどが日記のツッコミなので
  ・掲示板のログが流れるのが早いから、それを嫌がって
  ・どうせ日記のツッコミが多いのならば、一緒にしてしまえ

 日記ってのは独り言 と新木さんは考えているようですが、日記をWeb上で公開しているという事は、少なくとも誰かに見せているという事で、それに対しての意見が来るというのは想定範囲内なのでしょう。少なくとも、反応があった方がうれしいと感じている人も居るようですし(むしろ、反応が無くて寂しがっているというべきかも)

 あと、ブログのコメント機能の場合、物によってはリンクをクリックしないと表示されない物もあるため、ノイズという観点からは比較的少ないのでは?と思っていますが、どうでしょう?


Trackback Ping
No.3221 投稿日 2004年5月10日(月)13時29分 投稿者 うに。
トラックバックは簡単に言えば相互リンクの1つの形であるとちょっと前に書きました。タイトルのトラックバック・ピングというのはその実装方式から付いた名前です。トラックバックの動作はこのピングに近いものがあります。

新木さんが例に出した「Re:PGとSEのちがい。」についていえば「PGとSEのちがい。」のリンクは手で入力しています。ようはアンカータグになるように入力しています。なのでこれ自体はトラックバックと関連はありません。むしろトラックバックがどう表面化しているかは「PGとSEのちがい。」をクリックして元とした記事を見る必要があります。

http://blogs.users.gr.jp/naka/archive/2004/05/08/2528.aspx

この記事を見ていくと以下のようなのがあります。

「# Re:PGとSEのちがい。 2004/05/10 2:11 うにょうにょ日記」

これがトラックバックによって送り込まれた情報です。「うにょうにょ日記」のアンカーを見ると「Re:PGとSEのちがい。」のURLが埋め込まれていることがわかります。これによってblogの持ち主たちが「あ、ここからトラックバックされてる」と気がつきます。

ここで簡単にTrackback Pingの実装について触れると、これはHTTPのPOSTです。POSTを送信する先は「Re:PGとSEのちがい。」の以下のURLを表示したときに一番下に表示されるTRACKBACK URLです。

http://www.hollytown.net/uniblog/PermaLink.aspx?id=8ac47a33-da7c-4f91-82b3-353dfbed2afd

このTRACKBACK URLに対していくつかのパラメータを付与した形でPOST要求します。このPOST要求は基本的にblogが稼動しているサーバから行われます。このPOST要求を受け取ったblogのサーバがトラックバックをサポートしていればそれが先ほどのような感じでコメントとして表現されます。ただ、これは実装依存なのでまったく違う表現方法をする場合があるので注意が必要です。

ちなみに、トラックバックを送った側についても送信したログは取る可能性ありますが送った事実を反映するかはまったく決まりがありません。送るだけでもいいし、自身にコメントとして「このサイトにトラックバックを送った」と残すのも自由です。blogソフト作成者の好みとなっています。

なお、.Textなど一部のblogソフトは記事の本文にリンクを貼ると自動的にトラックバックを送信する努力をします。「Auto-Discovery」と呼ばれている機能です。おいらは自動の動作が微妙なので自身のblogソフトには実装しませんでした。海外のサイトのリンクを貼ったら自動的にトラックバックされるとちと心苦しいので(^^;

こんな感じでしょうか。


コメント機能
No.3222 投稿日 2004年5月10日(月)14時06分 投稿者 うに。
村田さんの書いている「クリックしないと見えないのもある」というのは事実でここは実装者依存。blogソフトを作成している人がコメントをどう考えているかが見える部分です。おいらは「クリックしないと見れないのは面倒」と考える方なので見えるように作っています。一方、アメリカ産のblogソフトは比較的「クリックしないと見れない」タイプが多いようです。しかし、アメリカ産だとしてもほとんどソース公開なので見れるように改造して使っている人もいます。

実装依存な部分ですから「blog所有者はコメントを展開して表示、ゲストはコメントを畳んで表示」とかももちろん可能です。Cookieにフラグ持たせてパーソナライズも可能です。とはいえ、そこまで実装しても利用状況は把握しにくいですからほとんど実装しませんね(^^;。

あと、blogがヒットしやすいのはいくつか理由があります。例えばgoogleはページランクというのを設定してランクの高いページを上に持ってきます。このページランクの現時点でのアルゴリズムがblog有利に働いています。それは「他からリンクされているページほど有用である」というルールです。被リンクが多いということは多くの人が有用としてリンクを張るという考えに基づいています。

blogは相互リンクやトラックバックを奨励しています。blogの1つの投稿にリンクが含まれていないものはどちらかというと少数です。何らかのリンクが含まれている場合がほとんどです。そして貼られているリンクはblogという枠組みの親近感もあってかblogの投稿に対するリンクが多くなります。結果としてページランクが上がるという感じです。

もう少ししたらblog対策でアルゴリズムが変わると思われます。


ブログとは?
No.3223 投稿日 2004年5月11日(火)08時51分 投稿者 たぬき
 私は使ってないので勘違いしているかもしれませんが。
 いろんな論文を書くのには面白いかもしれませんね。
 ネットで公開して、それを読んだ研究家がリンクを張りながら補足したり反証したり。


 新木さんが今ひとつつかみかねているのは、「最初にシステムありき」って所が有るからではないでしょうか?
 現在ブログはほぼ日記用システムとして使われていますが、ブログを使わないと日記が書けないわけではないですし、またこのシステムも「日記を書くために作られた」わけでもないので、いろいろ足りない部分やよけいな部分が目に付く。
 現状、「blogのシステムで何が出来るか」って、世界が模索してる最中なんだと思います。


いろいろ
No.3224 投稿日 2004年5月12日(水)12時41分 投稿者
新木 伸
>うにさん
>トラックバックアドレスについて

 「うにょうにょ日記」のトラックバックアドレスは、「これ」というふうに、しっかり明記されているのでわかりやすいのですが。

 「中の技術日記」の元記事のほうのトラックバックアドレスは、どこにあるんでしょう?

ttp://blogs.users.gr.jp/naka/archive/2004/05/08/2528.aspx

 ↑これじゃないですよね?
 ざっと見ても、どれがトラックバックアドレスなのやら。場所ごとに仕様が違うのですね。




>トラックバックについて

 トラックバックされると(という言いかたで正しいのか?)、コメントと同様に、リンクを貼ってきた先のアドレスがアンカーと共に表示されていて、クリック一発でその場所に飛べるようになっているのは確認してきました。

 しかし、人気日記サイトなどで、あちこちから引っ張りダコになったりすると、トラックバックアドレスだけで溢れちゃいますね。普通はないだろうけど、もしそうなった場合には、「通常非表示」の選択できるシステムに乗り換えればいいのかな。




>僕が掴みかねているわけ

 たぬきさんの説明で、理解しました。

 すでに現状で役に立っているシステムのつもりで、理解しようとしていたわけです。なんの役に立つの、その機能? というふうに。

 なにかに使えそうだから、自動日記に、こんな機能を付けてみよう。――ということで、世界規模で実験中なのであれば、納得いきます。
 つまるところ、まだあんまり役には立っていないわけですね。

 たしかに、インターネット上のあるところで、ある話題を出したときに、その元ソースが直接参照できると面白そうではありますね。しかも自動。しかも元ソースの側にも、「あっちで話題にされている」と記事の下に一覧が出てくる。
 それが便利かどうかは、使ってみないと、いまいちわからないけども。

 作家なんて商売をやっていると、一方通行のメディアに慣れきってるしなー。きちんと調べておかないと、化石になりそう(笑)。




>P2Pとか

 そういやP2Pネットワークなんかも、実験中ですね。
 アングラなファイル共有方面の話ではなくて、P2Pを使って分散処理をさせられないか、てな、研究方面。
 GOOGLEとかの検索エンジンやら、データベースやら、掲示板システムやらは、いま中央集権式に頼りきっているわけですが。これをP2Pによる分散処理で代用できないかっていう話ですが。

 ちなみに星くず世界のお金=クレジットですが、あれ実は分散ネットワークの一端末のメモリーチップであるという裏設定があったりします。
 コアの色が記憶容量を示しています。新品は安い色。情報が蓄積されてゆくに従って、反射光の波長が短くなってゆきます。

 結晶構造で記録するタイプで、通常の記録素子のように、一ビットも違わずに正確に記憶することはできないかわりに、サーチすると「なんとなくこんな感じだったような」というアバウトな出力が出てくる記憶素子。

 普通の記録素子では、情報量が増えれば増えるほど、求める情報が含まれているかどうかの検索に時間が掛かってゆくわけですが。そこでインデックスやサマリーを作ることで分類するわけですけど、やはり限度がある。
 記録密度や、読み出し速度がいかに向上していこうとも、ある一定量の情報量を超えてしまったところには、常に「検索不能」となってしまう領域があります。
 星くず世界では、人類の持つ「総情報量」は、その境界を越えてしまったということになっていまして。くだらない情報から、貴重な情報まで、あらゆる情報が見境無くどこかには保存されていくわけです。
 だが取り出せない情報は、ないも同然で、役に立たないわけで。

 それを打破するために発明された物でして。
 情報収集癖のある、あるサイバーな滅びてしまった惑星があって、そこで発明されました。その惑星はもう消滅していたりしますが。
 ネットワークを流れ続ける膨大な量の混然とした情報の「大河」にさらしておくと、だんだんとコアが育ってゆきます。
 同じ情報ばかりを食わせていても捨てられてしまうので、常に雑多な情報にさらしておかないと成長しません。

 貨幣として使っているのは、情報の読み書き装置から切り離されたコア部分。
 連合の造幣局に相当する部署で品質管理されて、紫外領域のスペクトルで輝く「人類の情報すべて」の詰まったマスターチップからのデータを与えられて育てられます。
 1、5、10、100、500、1000、1万、10万――などの額面ぴったりにまで育ったところで、成長を止めて「出荷」され、流通に回されます。

 このコアの性質は、記録された情報を取り出そうとすると、すべて必ず「不可逆再生」となるところでして。その情報の信頼度というか、正確さは、額面に比例してきます。
 1クレジットのチップにも、10万クレジットのチップにも、同じような情報が入っています。

 たとえば「モナリザの微笑」で検索すると――。
 1クレジットのチップは「なんか昔のえらい絵描きが書いた女の絵〜」と出て、1000クレジットあたりのチップなら百科事典ぐらいのことは調べられて、10万クレジットのほうでは三次元スキャナで読み取った詳細な画像データ(キャンバス内部構造まで含む)まで出てきたりするわけです。

 たとえば――。
 クレジットチップを再生機にはめこんで、20世紀以前の2次元映画で、モノクロリズムで、拳銃バンバンぶっ放しているやつ――とか検索条件を指定すると、ジョン・ウエインなんかの映画が再生されるわけです。
 1クレジットチップだと、あらすじと何枚かの写真だけかもしれないけど、1万クレジットあたりのチップなら、小さな画面だけど、立派に動画として見られるものが出てくるとか。

 1クレジットのチップを、どれでもいいので10万個持ち合わせて、情報を合体させると、きっちり10万のチップと同じ情報となります。


 ――と、まあ。そんなような裏設定があったのですけど。
 星くずでは本文中で設定を語ることはないですし、8巻からの流れで、その設定を出すとややこしいことが起きるようになったので、お蔵入りとなりました。
 マネー危機に関わるような経済物の話でも書けば、出番があったかもしれないなぁ。


 ちなみに、これ、考えたのは、星くず1巻を書くまえでしたが。最近のP2Pの流れを見るにつけ、なんか現実がそんなふうに向かっているような……。

 GOOGLEなんかでも、WEB上に存在した情報はキャッシュに溜まっているわけですよね。中央集権式なので、キャッシュ要領には限界があるので、なんでもかんでも入っているわけではありませんが。
 しかし全世界のユーザーが、たとえば1GBくらいずつ共有キャッシュに提供したりすると、インターネット上に一度でも上がったコンテンツは、どこかには必ずキャッシュが残っていることになるでしょう。

 IEとかのキャッシュに、いま50MBくらいは食わせていますけど……。
 インターネットブラウザがP2P対応とかにはならないものかしらん? 見に行ってリンク切れなら、誰か他人のマシンのキャッシュを探しに行ってくれるとか。

 現行の著作権法だと、公開権のあたりに引っかかりそうだから、技術的な話ならともかく、現実的には難しいかもしれないけど。
 あとセキュリティ面でもハードルが高そう。


とりあえずトラックバック(w
No.3225 投稿日 2004年5月12日(水)14時19分 投稿者 うに。
後半のネタを読んでしまうと飛びそうなので先にこちらを。

見えないTRACKBACK URLですが、実は前回の説明で微妙に端折った「Auto-Discovery」に答えがあります。この機能は参照元記事のURLを起点に勝手に調べて取り出すことができます。

ttp://blogs.users.gr.jp/naka/archive/2004/05/08/2528.aspx
(リンクが目的でなく説明用のときはhを取った方がいいかもしれませんね)

ここを表示した時に「ソースの表示」をしてHTMLに対して"rdf"と検索をします。すると小さなXMLタグが出てきます(HTMLコメントになってるので表示はされません)。ここにTRACKBACK URLが記述されています。まさに人間向けでなく自動化するためのタグですね。

この機能を利用していくつかのblogソフトは本文中からリンクを拾って(ここで自動的にリンクが張られるようになってるのと同等の機能)そのリンク先を取り出します。取り出せたらrdfタグを抜き取ってトラックバック先を調べます。トラックバック先が見つかったら情報を付加してPOSTします。本文中のすべてのリンクに対して同じ処理を繰り返します。どこかで失敗したらそのリンクについては放置します。

ソースを表示してもTRACKBACK URLが分からないときは「トラックバックに対応してないのか〜」と諦めるしかありません(^^;。

これらについても実装依存です。

なお、コメントとトラックバックを厳密に分離して表示するblogソフトもあります(MovableTypeとか)。ただ、データ保存の考え方がちょっと変わってしまいますのでまとめた表示と分離した表示を切り替えるblogソフトは不可能ではありませんが簡単でもありません。なので、大体どちらかという感じです。


一方通行のメディアと双方向
No.3226 投稿日 2004年5月12日(水)14時32分 投稿者 うに。
例えば、おいらの守備範囲であるソフトウェアとかの場合、サンプルを書いて公開とかしてるサイトが多数あります。そういったサイトで「ご連絡はメールにて」としている場合はまずメールは来ません。本質的にInternetは一方通行のメディアに分類できるかと思います。

反論として「掲示板とかあるぢゃん!」があります。確かに2チャンネルとかはかなりの人が参加しています。でも、細分化して板のレベルまで持っていくとそれぞれの参加者は決して多くないと思います(別人の振りをしてる方が多いですね)。ここにしても多くの掲示板は参加人数は決して多くなく井戸端みたいな感じです。通りすがりの人が挨拶したりとそんな感じですよね。

新木さんの小説も一方通行とはいいますが通常手紙とか来たりしますよね(掲示板がある時点で読者はがきの返却率が少し悪そう(w)。これに直接返事をするかは微妙なところですが完全な一方通行ではないかなぁと思います。

うちのblogにリンクを張ったりトラックバックしてくる人は微妙に知り合いが多いです。まったくの他人の人がってのは少ないですね。そんなものなのでしょう。


クレジットとメモリチップ
No.3227 投稿日 2004年5月12日(水)14時47分 投稿者 うに。
一瞬、「チップを持って旅をしてると価値が上がるのか?」って考えてしまいました(^^;。クレジット自体には情報を蓄積していくためのインターフェースはないんですよね。出荷されるのはインターフェースを切り離した後のコア部分だけと。

これを読んでいて思ったのは「ウィルス対策ソフトのワクチンパターンファイル」です。あれ、どんどんウィルスが追加されていますがある程度のサイズを超えるとダウンロードするのに時間がかかるなどで時とともに内容がファジーぽくなってると聞きます。おかげで誤認識の確率が高くなっていると。段々とメモリチップテクノロジに近づいてるのか?(ぉぃ。

あと、キャッシュについてですが、過去の恥ずかしいサイト(若かりし日々ってやつですか?)のキャッシュは消したいですね(w。


話は変わりますが
No.3228 投稿日 2004年5月12日(水)23時36分 投稿者 村田
Yahoo Newsより
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/sleep_and_health/

 カフェインは「微量・頻繁」に摂取すると、眠気は取り除けなくても集中力が持続するらしい という内容ですが、小説家として参考にしてはどうでしょうか?
 とは言え眠気が取り除けない以上、かなりストレスが溜まりそうですが…


集中力は無限ではないと。。。
No.3229 投稿日 2004年5月13日(木)01時17分 投稿者 うに。
おいらは「人が使える集中力は程度の差はあるけど有限」という考え方だから村田さんの教えてくれた方法は多分使わないなぁ。理由は、「許容量ぎりぎりとか超えた集中力を使った後は当分廃人」と思うからです。

実は集中力ってそういった手段なしに継続することって不可能ではないんですよ。色々な要因はありますけどこれは確実だと思っています。問題はその後なんです。多分、新木さんも似た感想になるかなぁと自己診断してますが(違ったら恥ずかしいなぁ)、「短期に集中力を一気に使うより平均して使ったほうが効率がいい」。。。書いてて思ったけどこれ新木さんが前に書いてたような。。。確かメモリの「効率」の話とリンクして。。。

まぁ、短期勝負ならOKなんですけどね。。。


いろいろ
No.3230 投稿日 2004年5月13日(木)08時13分 投稿者
新木 伸
>トラックバック

 ああ、こちらのHTMLのソースに入れておくわけですか。
 そして向こうはアクセス解析して、自動的に読み取ってくれると。

 すると、たとえばこの底なし沼の記事なんかも、トラックバックURL用のタグを埋めこむように改造すれば、BLOGのトラックバック対応になっちゃったりするわけですね。




>カフェインとか

 あ。経験的に知っていました。
 いま使っているのは、コーヒー10杯分をステンレスの保温ポット(魔法瓶型)に受けるタイプのコーヒーメーカーでして。カップの底が見えるぐらいの薄〜いアメリカンコーヒーにして、ちびちび飲んでいます。

 カフェイン切らしてしまうと、どうも頭が回らないもので。
 でかいマグカップなんで、5杯で終わっちゃいますけど。

 1日に、だいたい1.8リットルぐらい飲んでいる計算ですな。お茶並みに薄いので胃も痛みません。




>集中力とか

 小説を書くのに必要な集中力、てのがあって。
 それが1日に3〜4時間程度発揮できれば、それで良しとしてますが。
 無理すると、後に響くもので。
 ラスト3〜4日程度なら無理もできますが、そのあと、その日数の2〜3倍ぐらい、無気力状態になるということが経験的にわかっているので、なるべく避けるようにしています。

 そこまで行かない軽い集中力の話なのかな。
 たとえばこうして、掲示板の雑文を書いているとか。コーヒーや飴玉なんかに手を出しているのは、おもにそういった時間。

 本当に集中しているときは、そういやコーヒーも飲んでいないなぁ。
 カップに残ったまま冷めていたりとか。
 時間を忘れる、というもので、誰でも一度や二度は経験はあるんじゃないかと。気づいたら、もう3時間も4時間も経っていた、というアレです。
 それを毎日計画的にできるようになるまでが大変でしたが。

 集中力っていうのは、ある程度のところまで行くと連鎖反応みたいなことが起きて、集中している状態が、集中状態を持続させるように働くようで、いったんスイッチが入ってしまえば、維持するのはそう難しくないわけで。
 以前は、スイッチが入ることが稀で困難だったもんで、一度入ったら二十時間程度スイッチ入れっぱなし――なんてことをやって執筆していましたが。そして1日書いて二日休むとか。

 集中力のスイッチが、毎日入れられるなら、毎日3〜4時間だけやっていたほうが、同じ効率で遥かに楽ってもんですね。


頭が暴走
No.3231 投稿日 2004年5月13日(木)13時47分 投稿者 うに。
夜中の3時とかぐらいまで集中して何かしてると頭が暴走モードに入って気がつくと5時とかで「うっ、寝ないと。。。」となるわけですが暴走モードに入ってるとなかなか寝付けませんよね。かといってそのまま起きてると頭が沈静化して1日仕事にならなかったりします。なので、暴走モードになっても無理して布団に入るようにしてます。

おいらが自宅で飲むのは好みの関係でミルクティ(アイス)です。奥さんはカフェオレなんですけどね。会社で仕事中はお茶(1リットルペット)と缶コーヒーとかを2本ぐらい。場合によってはお茶(500ミリリットル)が追加されるというところでしょうか。昼間は眠くなることがほとんどないのでお茶がベターという感じです。ほかの飲料水は糖分とか多かったりして今ひとつです。

ちなみに、ミルクティ、カフェオレともに砂糖は入れません。ミルクで十分に甘味が。。。

お気に入りの飲み物ってなんかありますか?


カフェイン
No.3232 投稿日 2004年5月13日(木)18時09分 投稿者 村田
>まぁ、短期勝負ならOKなんですけどね。。。
私も短期集中の時に という意味を込めて紹介したつもりでしたが… 
やっぱり言葉って必要ですね。
「短期に集中力を一気に使うより平均して使ったほうが効率がいい」という話もちゃんと覚えてましたよ ただ、最後の詰めは燃焼覚悟で追い込みをするようだったので、その時に と思って紹介してみました。

>あ。経験的に知っていました。
Σ( ̄□ ̄ )
さすがです。感服しました…

>お気に入りの飲み物
私はコーヒーや紅茶とかが苦手なので、水ぐらいしか飲まないんですよ。
コーヒーは、いわゆるコーヒーシックになるために、紅茶は苦いから、ジュース類は当分取り過ぎを気にして飲みません。
しかも、最近(と言っても随分経ちましたが)は水をミネラルウォーターで飲むため、微妙にコストが……(1日の量がさほど無いとは言え)


缶コーヒーというものは
No.3233 投稿日 2004年5月13日(木)20時05分 投稿者
まさる
なぜにどれもあんなに甘いのか。
コーヒーもお茶も、自分で淹れるのが面倒なので、飲むのは好きなんだけども既製品を買うばかり。

甘過ぎるのがちょっとダメで、缶コーヒーはなるべくブラックのものを飲んでました。他にはアサヒ飲料のコーヒー「カフェオ」とか紅茶「ティオ」とか…。あんまり甘過ぎなくて良いので。

ところが最近、コンビニで見かけたサントリーのBOSSデミタス・ラテというものにハマり気味。これがまたかなり甘いんですけども、デミタスというだけあって他の缶のものに比べると少しは濃厚な感じがして気に入りました。ちょっとずつ飲めるのがいい感じ。人によって感覚が違うので評価も異なるかと思いますが。
ダイドーからデミタスがでていましたけれど、これはあまり濃くなくて僕には合わなかったなあ。


ほんと甘すぎますよね
No.3234 投稿日 2004年5月13日(木)20時34分 投稿者 うに。
缶コーヒー、缶紅茶どっちも甘すぎるのが多すぎますよね。

自宅では奥さんが紅茶をティーバックから搾り出して冷蔵庫に入れておいてくれます。麦茶とか入れる容器に。なのでそっから適当にコップに入れて牛乳入れて飲んでます。奥さんはインスタントのコーヒー飲んでますね。

外で飲み物を買うときはおいらは主にお茶、奥さんは午後の紅茶とかですね。


食べ物と飲み物
No.3235 投稿日 2004年5月14日(金)15時10分 投稿者
新木 伸
>村田さん

 コーヒーシックって、なに?
 GOOGLEっても、出てきませんでしたが。




>缶コーヒーとか

 誰かが言った名言がありまして。
 缶コーヒーという飲み物は、「缶コーヒー」という種類の飲み物であって、コーヒーとは別物なのだと思えばよろしい――てなのがありまして。
 僕もそれに習っていたりしますけど。

 これの応用としては、「カップ麺」は「ラーメン」とは別であったり、「百円寿司」は「寿司」とは別であったりするわけですが。

 缶コーヒーでいちばん美味しいのは、UCCの250ccのロング缶かなぁ。

http://www.ucc.co.jp/milk-coffee/enter.html

 ↑これですな。

 コーヒーとすっぱり決別した潔いまでの甘さがナイス。
 調べてみたら、これ、世界初の缶コーヒーだったそうな。カップヌードルなんかもそうだし、世界初の商品ってのは、なにかあるんでしょうかね。

 うちはカップ麺といえば「カップヌードル」だし。
 カップヤキソバといえば、「ペヤング ソースヤキソバ」だし。(これも世界初なのかしらん?)

 色々食べてみたけども、やっぱりこれに落ちつく。




>食事シーンとか

 関係ないけども。
 小説において、食事シーンが出てくるものっていうのは、意外と少ないものなんですよね。前から不思議だったんだけども。

 僕は1巻に1回は、飯を食わせていますが。

 理由としては、いまのところ、現実と切り離したところで話を進めたいからだろう――と、分析しています。
 トイレのシーンを書かないのと同様で、生活感を排除することで、物語世界に読者を没頭させるためであろう、とかね。


缶コーヒーですか
No.3236 投稿日 2004年5月14日(金)17時02分 投稿者 たぬき
 基本的に紅茶党なんですが、眠気覚ましに缶コーヒーを、薬だと思って試してみることも多いです。
 カフェインは紅茶の方が多いって話も聞くんですが、眠気覚ましにはコーヒーの方が良いみたいです。

 個人的にはWANDAが一番飲みやすいでしょうか。 発売当初、一回り小さい缶(180ml?)の癖して他のより高かったブルマンがありまして、こいつがやたらと旨かったです。 今では生産してないっぽいんですが。
 これのお陰で、「旨いコーヒーは旨いのかも」なんて思うようになりました。


 缶コーヒーの甘さについては、日本はまだマシな方だそうです。
 笹本裕一先生が「宇宙へのパスポート」で書かれていましたが、アメリカでは激甘が基本。
 「NoFat」と書かれた缶コーヒーを発見した笹本先生。
「アメリカでブラックの缶コーヒーが飲めるとは」と早速購入。 アメリカの道路を車で移動中、眠気覚ましに件の缶コーヒーを一口。 大爆笑してしまったそうです。
 歯が溶けそうなほど甘くて。

 ミルクは入って無いけど、「NoSugar」とは書いてない、ってオチらしいです。 間違っちゃいないけどさ。


 あと、香港(だったと思う)も、ものすごいらしいです。 日本の甘党の人間でも飲みきれないほど甘いものがいっぱいあるそうで。

 上には上があると言うことですね。(なんか違う)


う〜ん…
No.3237 投稿日 2004年5月14日(金)18時46分 投稿者 村田
>コーヒーシック(coffee sick)
 コーヒーを飲むとコーヒーの匂いの所為か、気分が悪くなる人は居ませんか?
 私はそのタイプで、そういう意味で「コーヒーシック」と書いたわけです
 昔、何かで見た覚えがあるんですが…… それはその人の作った造語だったんでしょうか…?


コーヒー≠缶コーヒー
No.3238 投稿日 2004年5月14日(金)19時16分 投稿者
まさる
なるほど、そう言えばそうかも。一緒に考えるほうが間違ってるような気がしてきました。

「普通の」コーヒーで一番のお気に入りは、エジプトで飲んだコーヒーかな。
カップの底に、豆の残りが沈んでいて、その上澄みを飲む、という感じ。すっきりした苦さがとても気に入って、夜にマーケットでコーヒーの袋を山ほど買って帰国しましたが、それも飲みきってしまってから久しいし。また飲みたいなあ、ホント。
あと、ベトナムコーヒーというものを一度お店で飲んでみましたが、味はああいう感じかなあ。似てる気がする。ミルクも砂糖も入れずに、ただただブラックで。

>海外の缶コーヒー
どれほど甘いモノなんでしょうか。怖いものみたさで飲んでみたいような気もしますが。
飲み物に限らず、やはり味覚もところによって好みがいろいろあるようで、面白いものです。スナック菓子なんかとくに。僕の経験上から言うと、意外にも普通の食事となるとあまり極端な味のものというのは少なくて、基本的に食べられるものが多かったりしますねえ。

>コーヒーシック
「コーヒーはどうしても嫌い」という程度の人物ならば、まわりに結構いますけど。目の前で僕が飲んでたりしてても、とくに気分が悪くなったりしてる様子もないですねえ。――僕が気づいてないだけかも知れませんが。

村田さんにとってのコーヒーが、僕にとっての炭酸飲料でしょうか。僕は炭酸飲料を飲んでしばらくすると、手の先がだんだんと鈍い痛みとだるさに包まれて、やがて肩のあたりまでがそういう状態になってしまいます。筋肉痛の妙なやつというか、毒が体を回っているというか、そういった感じ。飲んだ量に比例して、痛みの持続時間も長くなります。
ホントにやる気がなくなるくらいに腕が疼き続けるのが嫌なので、もう数年まえから炭酸飲料を飲んでませんねえ。喉のシュワーって感じがどんなだったのかも忘れてるなあ。

なんか似たようなことを以前に書いたような気もするけど、まあいいや。
ていうか、なんで炭酸飲料でこんなことになるんだ、俺。


炭酸飲料でそんな事が…
No.3239 投稿日 2004年5月14日(金)22時23分 投稿者 村田
 私は炭酸飲料が大丈夫な人間なので、その症状は興味がありますねぇ

>目の前で僕が飲んでたりしてても、とくに気分が悪くなったりしてる様子もない
 私の場合は自分が飲んだ時だけなので、飲まなきゃ周囲が飲んでてもさほど気にならないのです。あと、体調が万全の時ならば気持ち悪くもならないので、慣れと気の持ち様なのかもしれません

>海外の
 海外の製品と言えば、昔、シンガポール・マレーシアに行った事があるんですが、そこで買ったカップラーメン。それが塩辛いと言うか何と言うか…… 食べ終わった後、たまに底に塩コショウが残る製品がありますが、それの数倍の量が底に残ってました… 下手すると、底面の半分が埋まる量……
 結局、買ってきた3種類のカップラーメン3つとも完食しましたが、どれもこれも塩コショウが底に残ってました。しかも、3つ目は塩コショウらしき物を半分しか入れなかったにもかかわらず


ふへー
No.3240 投稿日 2004年5月17日(月)01時09分 投稿者 うに。
おいらは何を飲んでも目立った症状は出ないから思いもしなかった。飲み物と体質で色々な症状が出るんですね。おいらは強いていうなら「体調が悪いときは牛乳はやめておこう」ぐらいです。体調悪いときに牛乳を飲むと下痢作用が発生すると信じてるので。。。

海外については、この間シアトルに行ってきたのが生まれて初めての海外旅行でした。飲み物については水かコーヒー(ほとんどスタバ)が中心。たまにフレッシュジュースというところで普通でした(w。食事はほとんど全部向こうで用意されてましたのでそれほど変なものはありませんでした。何せ世界中から人が集まったので無難なものが多かったようです。宗教的にもばらつきがあるんで満遍なく用意されていたという感じかしら。

それでもやっぱ「日本食はいい」と思いましたねぇ。シンプル(白米+納豆or生卵)でも幸せだし手を入れていけば色々と工夫してもやっぱりおいしい。

あっ、そういえば向こうで「チキンナゲットだ〜」と思って食べたら中からチーズが出てきたり「餃子だ〜」と思って食べたら確かに餃子なんだけどたれがドレッシングだったりと「???」なのはありました。

丁度マックのスーパーサイズがなくなるという事で食べるかどうか悩んだんですが時間的にお腹の空いてない時間にしかダウンタウンをうろうろしませんでしたので断念しました。


あっそうだった
No.3241 投稿日 2004年5月17日(月)01時13分 投稿者 うに。
帰るときシアトルの空港で他の人がうどんを食べてました。「どう?」って聞いたら微妙な顔をしてたんでちょっと食べさせてもらいましたけど微妙な顔になってしましました。何ていうか味が変なんです。まずくて愛のバケツほどではないんですが「。。。」と1口で食べる気がなくなるって感じの味でした。

シアトルで入ってはいけない店として「中途半端な日本食のお店は入ると絶対に後悔する」と釘を刺されたのを思い出しました。。。

今回は店員さんと日本語で話しませんでした(ほとんど会話しないでも買い物できたので)がシアトルはイチロー効果で日本語話せる店員さんが結構いるらしいです。空港にも日本語話せる人が待機してました。海外で活躍してくれる日本人に感謝です。


いろいろ
No.3242 投稿日 2004年5月17日(月)15時12分 投稿者
新木 伸
 夢境学園5巻の入稿日が迫る。
 2〜3日ほど星くず中断して、夢境にかからねば。
 といっても、原稿自体は完成しているので、推敲しつつ、ワンシーン書き足すぐらいなものだけど。
 一巻構成なら直しなしのところを、上下巻の分冊となったために、ワンシーンほど追加が必須。




>双方向メディアとか

 とても便利なフリーソフトで、開発に手間が掛かっているなぁーと見たときには、お礼のメールぐらい書きますね。「助かりました。便利です。ありがとう」みたいな内容で。
 でもシェアウエアは金を払っているので、基本的にはなんにも連絡なし。
 要望を言いにいくときには、便利に使わせて頂いています、ぐらいは挨拶として書いてきますが。

 また開発中のソフトで、完成度が高くなることが自分の利益に繋がるのであれば、バグ報告や意見要望なんかも書いたりしますが。

 メールだと反響がこないというのは、たいていの人は、「メールを出す」という行為の敷居が高いからかな。
 僕の場合は、常に他人に読ませるための文章を書いていますから、メールがいちばん気楽ですかね。メールの場合は、対象読者となるのはそれを受けとる相手一人だけなものだから、その人物に対して、確実に伝わるように書けばいいだけなので。
 掲示板に書くときには、どんなに視野を狭くしようとも、そこに集っている常連さんぐらいは対象読者となりますので、その全員に伝わるように書かなきゃなりませんし。

 文章を書く、という行為の張り合いとしては、メールが最低で、掲示板が下から2番目。これも「ログの残るところ」と「残らないところ」とあって、残らないほうが低くて、残るほうが張り合いが高くなります。
 あと趣味で書く小説が3番目。仕事で書いている小説が最上級。

 メールで書くのは、なるべくなら避けたいところ。なにか書いて、それが一人にしか読まれないなんてのは、効率悪すぎ。



 インターネットというものは、いまのところ一方通行なメディアであるわけですね。
 そうなんじゃないかなー、とは思ってましたが。やっぱりなぁ。

 インターネット上にあるコンテンツの中には、はじめから一方方向を狙って設置されてあるもの(企業のページやら、各種ニュースサイトなどなど)が、かなり存在しているわけですが。それらは閲覧数さえ稼げればいいとして。(そもそも宣伝や営利目的であるので)

 しかし双方向を狙っているにも関わらず、うまく機能していないものがあるわけですね。

 話を聞いてもらえればいいだけなら一方通行でいいけど、話を聞いてもらって、対話もしてゆきたいのに一方通行では哀しいわけで。

 んで、ブログなるものは、インターネット上のコンテンツの物量の多くを占める「個人の日記」なるものを拡張して、システムがサポートすることで、双方向に活発に開いていこうという試みと見ればいいのかな。

 ブログで日記をやっている人ってのは、どっちなんでしょう?
 わざわざコメントやトラックバックできるシステムを使っているということは、双方向を望んでいるのかな?



 僕の場合は、双方向のコミュニケートってのは、ずいぶん前に捨てちゃったんですよね。
 もともとTRPGをやっていまして。(TRPG=テーブルトークRPG)
 毎週ごとに、4人から6人のプレイヤーを数時間、愉しませるわけです。もしくは自分がプレイヤーとなって、愉しんでくるわけです。
 しかし、TRPGでは、その場にいる6人かそこらしか愉しませられないわけですよ。個人で可能な創作活動で、もっと大勢の人間を、自分が直接愉しませることのできる道として存在していたのは、小説か漫画くらいでして。
 絵のほうはさっぱりだったので、まだ文章のほうがモノになるのが早かろう、てなことで、小説家を志しました。

 ――で、そのときに双方向のコミュニケートは捨てたわけです。
 欲しかったのは、最低でも「万単位」の読者なわけで。
 万単位の人間といちいち対話していたら、パンクしちゃいますんで。どうしても一方通行にならざるを得ない。

 TRPGをやって、6人の人間を9時間愉しませるのに掛かる時間は、下準備4〜5時間、当日プレイが12時間、合計16〜17時間ぐらいなもの。

 3.27人時間/時間。

 約3.3人を1時間ほど愉しませるために、僕は1時間を費やしている計算となります。


 一冊の小説を書きあげるのに掛かる時間は……。どう計算したものかな?
 半年まるまる使っていると考えるべきか。
 それとも純粋な執筆時間だけを計算するべきか。

 半年使っているのだとすると、24時間×30日×6ヶ月=4320時間。
 僕の執筆ペースは時間0.5〜2ページぐらいだから、平均1ページ/時間だとして、およそ350時間かな。
 そして平均4万5千人を愉しませているのだと仮定しますか。

 あと、星くずとか、みんな、平均何時間程度で読み切っているのだろう?
 僕は2時間ぐらいなもんですけど。
 普通は4〜5時間はかかるものなのかな?
 みんな、350ページはどのくらいで読み切ってます?
 まあ、4時間としておきますか。

 計算してみます。
 1冊書くのに半年かけた場合は、(45000人×4時間)÷4320時間=41人時間/時間。
 350時間で書いているとした場合は、(45000人×4時間)÷350時間=514人時間/時間。

 それぞれ、41人時間/時間と、514人時間/時間――。
 TRPGの効率が3.27人時間/時間ですから、桁がひとつ、ふたつは違うわけです。

 まあ、これだけ違ってきちゃうなら、双方向の愉しみなんてもんは、捨てちゃってもしかたないかな〜と。
 なにかを得ようとしたら、なにかを捨てなきゃならない。――そういうもの、ということで、割り切るしかないなぁと、昔、考えたわけです。計算して数字で確かめてみたのは、今回が初ですが。

 ちなみにライトノベルでは、ブレイクすれば、売り上げなんぞ、もう一桁ぐらいは軽く伸びてゆきますから。この効率は、さらにもう一桁ぐらい向上する余地を残しているわけです。
 僕が1時間創作活動に費やすと、5000人を1時間愉しませることができる――。そんなことも不可能ではないわけで。






>読者ハガキとか

 あれってじつは、著者の元には届かないものなんですね。
 編集部のリサーチ用。担当編集者はチェックするのが仕事です。バイト君がアンケート用のデータベースに入力してます。
 出版社の調査用の資料なので、著者であっても持ち出し禁止。

 ちなみに内容評価の5段階項目以外に重要なのが、読者の性別と年齢のデータ。
 200〜300もリターンがあると、いちおう、統計的に信頼できるその分布曲線が引けますので。
 出版してみたら意外と年齢層が高めだったりして、内容に関するNG項目が解除されていったりとか。難しくてややこしいストーリー展開だとか、設定過多とか、無惨な展開だとか、アンハッピーエンドだとか、エロだとか、そういうものの許容ラインに読者の年齢ってのは大きく影響してきますんで。

 なお重宝されるのは、低年齢層が多く買ってくれている本。
 これは新規読者を開拓していることになり、文庫のレーベルに対して貢献していることになりますので。みやびさんなんかが、このあたり攻めてますね。

 この読者ハガキ。著者が目にする機会はないかというと、そんなこともなく――。
 作家がブルーになっていたりすると、セレクトされた「プラス意見」のものが、FAXやら、コピーの郵送やらで、カンフル剤として送られてきたりしますけど。

 べつに隠しているわけではないので、編集部にちょくちょく顔を出す作家さんなら、毎回、溜まった分に目を通しているかもしれません。
 僕も出版社のビル内に半住みこみだったときには、よく見てましたけど。最近はさっぱり。
 作家が編集部に気軽に立ち入れる作りになっている場所のほうが少ないようなんで、普通は見ないものなんじゃないのかなぁ。

 ちなみに僕ぐらい面の皮が厚くなってきていると、どうってこともないですが。
 普通はネガティブ意見ってものは、作家には見せないもんです。タマゴを産むニワトリに無用なストレスを与えるのは、賢い養鶏業者のすることではないわけで。
 といっても、読者ハガキで来るようなものには、そう、きっつい内容のものはないですけど。

 人間ってのは、賞賛よりも批判のほうに、より大きなエネルギーを割けるようになっているらしく――。作家をへこませる可能性のあるようなものは、まず封書で来るもんです。

 ちなみに前にも書いたけど、封書は開封されて検閲されてくるのが基本です。
 これ、なんにも問題はなし。
 そもそもファンレターというものは私信ではないし。
 宛先だって編集部宛で「○○先生係」となっているわけだし。宛先となっている「○○先生係」の人が開封しちゃってもかまわないわけですね。そこ宛に送られてきているのだから。
 また必ずしも著者に回送されるという保証もしてないので、ヤバいのは止めておいたって構わないわけです。

 「○○先生係」は、普通は担当編集さんがなるもんですが。
 毎月段ボール何箱――なんて量で送られてくるような場合には、特別な係が立つこともあるかも。まあバイト君とか。
 僕なんかは、生涯におけるファンレター(封書や専用のハガキ)数なんて、20〜30通ぐらいなもんですが。
 知り合いの作家陣なんかでも、小六の女の子から来たファンレターを後生大事に抱えていて見せびらかしたりするぐらいだから、まあ、だいたいそんなもんなんでしょう。

 ただ小学〜中学あたりの女の子読者がついてくるシリーズだと、ファンレター率は異様にあがるようで。フォーチュンクエストの深沢美潮さんとか、毎月段ボール1箱が基本でした。聞いた話だと、コバルト文庫あたりだと、さらにファンレター率が上がるのだとか(あっちは読者の全員がその年代の少女なのだろうし。フォーチュンは半分弱は男性読者だったりする)


読書時間
No.3243 投稿日 2004年5月17日(月)20時45分 投稿者 うに。
まずこれから。小説はおおむね2時間というところでしょうか。ただ、斜め読みが身についてるせいか数回読む事があたりまえになってます。そう考えるとおおむね1冊を2回以上は読みますので最低4時間というところでしょうか。よいしょではありませんが星くずは数えてませんが5回以上は読んでると思います。5回だとすると10時間になりますね。

読者はがきについて「基本は作者が見てない(可能性がある)」というのは理解しました。おいらの考え方にして「はがき送ればその作者の作品が多く出るかもしれない」と考えることはあります。でも出しませんが(w。「大丈夫、誰か出してくれてるから」と他力本願。。。

あと、blogの話に戻ってしまいますが、これ日本にきて「日記」という属性が強くなったと思います。この「日記」てのがまた日本人が好きで日記システムがここまで発達してるのは多分日本だけです。掲示板にしても2chのようなものは世界を見てもほとんどないそうで(自分で調べたわけではないです)日本特有の巨大掲示板のようです。例えば、

http://blogs.msdn.com/

ここのようにMicrosoft社員がやってるblogサイトなどがあります。確かにここでも「今日は何をした」みたいな日記になってたりもしますが基本は仕事で「この製品はこんなことができる」とかそういった書き込みが多々あります。このようなサイトではむしろフィードバックを集めて製品の方向性などを調べるために用意している場合があります。

Googleも近々blogを開始するとアナウンスしてますよね。当分は日常が中心になると言われてますが技術的な内容も出てくるだろうと期待されています。


掲示板
No.3244 投稿日 2004年5月18日(火)02時40分 投稿者
新木 伸
 匿名掲示板が日本にしかない話。
 外人はそもそも匿名発言をしない。
 ――とか、盲目的に思っているのだけども、どうなのだろう。

 外人っていっても、色々ありますけど。
 まあ、おおむね欧米文化圏って意味で。権利のなんたるかを理解している人たちが、多数派を占めているところ。

 まあこのへん、自分でも怪しいと思っているし、突っ込みどころ満載なので、おおいに突っこんでもらって構わないのですが。まともな議論は歓迎です。

 人には匿名発言をする権利がある。――なんてことを、議論相手が言い出してきたことがあって、前、ぶっとびそうになったことがありますが。(匿名発言をする「権利」が人にあるというのなら、それに伴う「義務」とは、いったいなんなのだろう?)


 で、海外において、巨大匿名掲示板が存在しない件。
 訴訟制度が充実しているところだと、匿名掲示板は成り立たないんじゃないかなぁ?
 なにかあったときに、管理者が責任追及を逃れることができないので、すぐに立ち消えになってしまうのではないかと。小さなところはたくさんあるだろうけど、ある程度大きくなったときに、管理者が逃げることで、自壊してしまうのではないかと。

 いまのところ、掲示板っていうのは、誰かがコストを払って設置して維持しているものなわけですから、管理人がいなくなれば、消滅してしまうわけです。

 たとえばこの掲示板は僕が管理しているわけです。
 誰でも自由に書きこみできるようにしているかわりに、なにか不当なものがあれば、僕が削除するなり、対応したりするわけです。なんなら詰め腹だって切りますし。
 なんに対して責任を取るのかというと、たとえば名誉毀損、誹謗中傷、個人情報流出によるプライバシーの侵害、あとは犯罪の計画を練るために使われたり――とか、そんなあたりですね。
 どこの誰が、どんなことを書いてしまわないとも限らない。
 だから日々チェックしていて、可能な限り速やかに、対応するわけです。それが管理者としての責任。具体的には、消してしまって、なかったことにする――てなものですが。
 僕が修羅場っていて、見ていられないときには、みやびさんに頼んでいます。

 また消すのが遅れてしまったり、消すまでのあいだの短期間の公開によって、なんらかの損害が発生してしまった場合には、管理者の責任が問われるわけです。
 本当は書いた人間にすべての責任が行くのが当然なのでしょうが。
 書いた本人を連れてくるのは容易ではないですし。(IP取っていれば不可能ではないけど)
 管理者にも、いくらかの管理責任が生じることは免れませんね。

 しかし巨大匿名掲示板って、管理者が管理することが、実質、不可能な規模になっていますよね。
 僕がみやびさんに削除権限を依託することがあるように、削除人なるものを立てているようですけど……。しかし書きこみばかりではなく、スレッドを立てることまで自由になっていて、日々、何十万人もが、何百万、何千万もの書きこみを行っている現状からすれば、充分な責任を果たしているとはいえませんよね。削除人が何百人いたところで、追いつくはずもない。
 たとえば、明らかにまずい内容の書きこみ――個人の住所氏名電話番号などの暴露やら、犯罪の依頼、脅迫、犯罪予告などの書きこみでさえ、長いこと放置されていたりするわけで……。

 名誉毀損やらは親告罪なので、本人から申し立てがないかぎり騒ぎにはなりませんけど。刑法で裁かれるものでは、原告なしに警察が動きますし。

 アメリカでの訴訟は、ビジネスとして成り立つ規模にあるので……。
 勝てば費用は向こう持ちだし。裁判はスピーディで即決だし。メジャーになればなるほど、存続が難しいのではないでしょうか。
 自作自演で個人を誹謗中傷して、管理者側に放置していた責任を取らせて慰謝料をむしり取るなんていう詐欺も横行しそうですけど。(誹謗中傷する側は匿名で串通して、身元=自作自演がバレないようにする)
 掲示板の管理人が億万長者で、訴訟のすべてに負け続けても破算しないとか、いい弁護士を雇って訴訟のすべてに勝ち続ける――なんていうなら別でしょうが。

 また匿名で好きなことを好きなように言える場の必要性もあるのかどうか。
 どんな言論を行うのも自由だけど、その責任は発言者が取るっていうのが基本モラルのようですし。



 パソコン通信の時代でも、巨大掲示板っていうのはありまして。
 たとえばNIFTYみたいなところ。(いまでもありますが。寂れつつありますね)
 そういう場所では、それぞれのフォーラムごとにシグオペなる責任者が存在していて、微量の報酬やら、接続料無料という特権が与えられるかわりに、責任を負う仕組みになっていました。
 そもそも会員自体も、固有のIDとパスワードが発行されていますし、入会時には住所氏名年齢なんかを記入してます。身分が割れていますから、本人に直接責任を取らせることも可能でしたし。

 NIFTYでは、フォーラムの規模は1フォーラムにつき、掲示板10個程度でした。そのぐらいが、シグオペ1名と、サブシグオペ2〜3人程度で管理できる限界数なわけです。
 僕もいま公開している掲示板5つと、非公開1つの管理をしていますけど、ひとりでやれるのは、そんなものが限度です。書きこみ数は、全部合わせても、多い日で1日20かそこらかな。


匿名掲示板
No.3245 投稿日 2004年5月18日(火)21時48分 投稿者 うに。
なるほど、確かに訴訟が多い国では成り立ちにくいですね。2chにしてもやばそうになればIPを収集し始めるみたいですし。どうも日本人は「インターネットは基本的に匿名性がある」と誤解したままでいますよね。最近は摘発が増えてるんで「匿名で無いかも」と思うようになって来たかな。

あと、ここまで「義務<権利」の比率になってる国も日本ぐらいですかねぇ。匿名発言の権利に対する義務と言うのは考えたことありませんが。。。

掲示板とかの管理者責任は「ログの取得」と「不適切発言の削除努力」でしょうか。とはいえ、継続してそういった発言が続くようだと閉鎖するしかなくなるんですよね。

NIFTYはBBSの頃は一応入ってましたねぇ。主に草の根BBSでしたけど。おいらはシスオペしてないので本当のところは分かりませんが、ダウンロードを奨励していた板のシスオペは結構な収入になったという話は当時からありましたね。褒賞制度が分からなかったから出たヨタ話かもしれませんけど。

まぁ、ちょっと違いますけど新聞とかでも署名ない記事とか多いですよね。その新聞社の記者だというレベルでは分かっても誰かは特定できない。問い合わせても教えてくれないとかでトラブルになることがあるらしいです。


こっちは初めて書くかも
No.3246 投稿日 2004年5月18日(火)23時38分 投稿者 MS-14S
ちょっと興味のある話題なので書いてみます。

★欧米で巨大匿名掲示板が存在しない理由

欧州はどうだか分かりませんが、アメリカに存在しない理由として「訴訟ビジネス」が成り立っているというのが一番大きいと思います。
けれど、管理者が訴えられるというよりは、利用者同士で訴えあうのではないかなと思ってます。
訴訟ビジネスが日常(?)の一コマとしてあるからこそ
・「不用意な発言(書き込み)をすれば訴えられるかもしれない」という意識
・警察・司法機関の行動が日本より素早い
といった状況が生まれ、「匿名掲示板と謳っていたところで、インターネット上で匿名性を保つのは難しい」という事実と相まって、盛り上がらないんじゃないかなーと考えてます。

利用者の面からしか考えられないのは、新木さんと違ってサイト管理とかを経験していないからかも知れませんが。(笑)


★匿名発言に関する権利と義務
>(匿名発言をする「権利」が人にあるというのなら、それに伴う「義務」とは、いったいなんなのだろう?)

個人的な考えですが、匿名発言をする権利は当然あると思います。
ただ、新木さんの議論相手の方が考えている内容とは異なると思いますが。

なんで匿名発言をする権利があると考えているかと言うと、
「掲示板などを提供してHNなどで投稿することを管理者が認めている限り、匿名で発言することも認めている」
と考えているからです。
じゃあ、それに対する義務は何かというと、「掲示板管理者が定めたルールに従うこと」となると思います。
本名での書き込み以外出来ないようにしていなければ、匿名で書き込む事を認めているのと同義なんじゃないかなと思うわけです。
けれど、何でも書いて良い訳ではなくて、管理者のルールには従わなくてはいけないと。
管理者のルールに従わないということは、書き込む権利自体存在しないことになるわけですから。

★その他
>2chにしてもやばそうになればIPを収集し始めるみたいですし。

むしろ、2chほど素早い対応が可能なサイトって珍しいかもですよ。
警察がログ提出要求とかしてきても、慣れてないサイトは対応出来なさそうですし。
警察沙汰のノウハウは日本一持ってそうなサイトです。(笑)


いろいろ
No.3247 投稿日 2004年5月19日(水)02時31分 投稿者
新木 伸
>NIFTYの賞与

 あれはたしか、フォーラム会員数の総接続時間じゃなかったかな。
 独自システムで動いているんで、あるフォーラムに対する会員のアップロード/ダウンロード総時間なんてのが算出できるわけで。掲示板をただ読むだけにも、けっこう時間が掛かったもんです。モデムの速度ってのは、2400ボーなんていう時代はけっこう長かったし。

 インターネット全盛の時代の常識からは信じられないことなんだけど、昔のNIFTYは「時間制課金」だったもので、1分20円だったかな。
 つまり繋いでいる時間が長ければ長い分、NIFTYは儲かるわけです。そこからマージンとして、賞与が振り分けられていたはず。まあいうならば、契約社員みたいなもんですな。

 賑わっているフォーラムのシグオペは儲かる。CGとか、そんなデータ中心のところとか。
 しかしテキスト中心で、しかも寂れているところは、雀の涙で、接続料無料ぐらいしか特典がないとか。





>新聞の記事

 あれは、新聞社が文責を取るものだから、記者の名前ってのは必要ないでしょう。
 報道に作家性なんて、あっちゃ困るし。作家性=主観ということですね。報道は客観でやってもらわないと。

 記者の名前を問い合わせる必要があるのは、たとえばどんな時?





>不適切発言の削除とか

 そういえば、不適切発言を続けていたアイツ。
 不適切発言として削除しないで、適切発言として話を聞いてやるから出てこいって言ったのに、出てこないなぁ。
 結局、なにが言いたかったんだ? なにがやりたかったんだ?




>MS-14Sさん

 ハンドルで書きこみできるからといって、匿名発言の権利が認められていると決めつけてしまうのは早計でしょう。
 たとえばうちは、ハンドルで書きこみできますけど、匿名は認めていません。

 まあ広義でいうなら、ハンドルも「匿名」のうちなんですけどね。
 ここでいう匿名というのは、固定ハンドルによる特定さえも行えないような、完全匿名状態のことですが。
 実際、ネット上で相手の実名を確認することは、不可能ではないにしろ、手間が多くなってしまうわけで。現実的ではないです。相手の住所にハガキでも送って確認するくらいしかないですし。

 んで、日本の巨大匿名掲示板に限りますと――。
 管理者側が示しているルールとして、「完全匿名許可」となっています。投稿者名を空白にしておくと、システム側の定めたデフォルトネームとなり、よほどの物好き以外は、そのデフォルトネームを使っているわけですね。
 よってあの場所では、管理者側が「完全匿名発言を承認している」と言ってもよいかと思います。

 ――が、管理者が認めているとして。
 その事実をもとにして「匿名発言をする権利を持っている」とするのは、錯覚なのではないかと。
 何十万人もの人間が根拠もなく共有している、巨大な錯覚ではないかと思うわけです。

 そこでそれが通用しているからといって、その掲示板だけがインターネットではないわけで。またインターネットだけが世の中ではないわけで。
 ローカルな集団内で自由裁量は認められるものですけど、それはより上位の集団のルールに反さない範囲内でのことでしょ。

 たとえば極端な例をだしてみますけど。
 小さな集団内で規律に背いたときに罰則を与えることは出来ても、その罰則が「死刑」とかになってしまっては、これはマズいわけです。誰かが誰かに勝手に死罪を与えてしまっては、憲法に違反してますので。また傷害行為だってまずいですよね。
 ローカルルールで罰を与えるのだとしても、せいぜい食事抜きとか、娯楽抜きとか、廊下に立っているとか、嫌がる労働に奉仕させるとか、そんな程度でしょう。
 会社なんかだと簡単で、減棒で、なんでもかんでも解決ですが。

 ローカルな集団内で与えていいものと、奪ってよいものとは、より上位の集団のルールに抵触しない範囲内に限られるわけです。

 たとえば、僕が管理者をやってるこの場所において、与えられるのは「書きこむ権利」でしかなく、奪えるのもまた「書きこむ権利」なわけです。
 なぜなら僕はサーバースペースと掲示板CGIとを維持しており、書きこみする権利というのは、僕の権限内にあるものだからです。
 こちらの提示するルールに同意しないなら、書きこんじゃだめよ、と言い渡せるわけですね。

 ――で、巨大匿名掲示板内での発言ですが。
 掲示板の管理者は、書きこみする権利を利用者に与えられます。また奪えます。書きこみを削除することもできます。
 まあこれは匿名であるかないかに関わらず、どこの掲示板に書くのでも同じようなものです。匿名では書いちゃダメ、ってルールの場所と、匿名でもOKよん、と言っているところがあるというだけで。

 それとは別に、言論の自由という権利を、もともと人は持っています。これは憲法によって(正確にはより上位で)保障されてるものですから、「国」って規模の、まあ日本国内でいうなら、いちばん上位のルールですよね。日本人なら、全員が守らなきゃならないルールです。

 言論の自由は権利の一種ですから、必然的に、義務も伴います。

 「言論の自由」という権利を行使するにあたって、匿名発言者は、どんな形で「義務」を果たしているのかと、そういう話なわけですが。


 ちなみに言論の自由に伴う責任の所在は、以下の引用文などを参照のこと。

>>「この憲法が国民に保障する自由及び権利は,国民の不断(ふだん=絶え間ない)の努力によって,これを保持しなければならない。又,国民は,これを濫用(らんよう=みだりに用いること)してはならないのであって,常に公共の福祉(社会一般に共通する幸福や利益)のためにこれを利用する責任を負う。」

 言論の自由を行使する責任として、濫用しないこと、公共の福祉のために利用すること――などの前提があるわけですね。

 匿名で自由に言論を行う権利があるというのなら、それが権利の濫用ではなく、公共の利益に繋がるものであることを証明しないとならないわけですが。

 しかし、匿名発言をする人間ってのは、身元のバレない透明人間となって、やりたい放題やるために匿名になるわけですよね。(ここんとこ、僕には、事実誤認があるのかな?)

 うーんと。
 「匿名になる権利があるのかどうか」って話から、外れてきちゃったかな?
 いまやっているこの話は、「発言する権利」に伴う「義務」は――てな話ですね。匿名であるかどうかは関係ない。

 匿名かどうかということと、発言に伴う義務を果たしているかどうかは、別物なのかしらん。
 匿名は匿名として、そこの掲示板がOKと言っているのなら、いいのかな。


 ちなみにあそこでIPを取るようになったのは、匿名で誹謗中傷などを行ったときに、発言者を特定して、その個人に責任を追究することができなかったためですね。
 IPを取っていなかったために、発言者を特定することができず、管理責任を問われて、損害賠償を請求されて訴訟になりました。
(たまたま記録していないかった、という不備と不可抗力によるものではなく、はじめから完全匿名を行うつもりで意図的に取っていなかったことが問題)

 透明人間となってやりたい放題やる(誹謗中傷しまくる)というのは、やはり、世間的には認められないということでしょう。個人が特定できないなら、それを可能としたシステムの管理者に責任追及の火が及ぶのは明らかなわけです。

 これらの件は、まだ上告中のはず。でも高裁は棄却(論外なので却下ということ)。まだ最高裁が残っているけど、高裁で棄却というからには、だいたい結果は見えているっぽい。

 ちなみにその件の詳細なんかは、こちらから。

http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000050154,20052427,00.htm


 まあIP取ったところで、プロクシでも通せば匿名性は保たれるわけだけど。(有名プロクシからの書きこみをハネる設定にしておけば、けっこうイケるもんかな?)

 ちなみにうちもIPくらいは取ってます。秒単位の書きこみ時刻も内部では取っているから、なんかあったら提出可能ですよ〜(笑)。
 APACHのアクセスログまでは、サーバー管理会社の管轄なので無理ですが。まあ向こうは取ってるのだろうから、なんかあったら合わせて提出することになるのだろうけど。




>メールチェックがめんどい

 最近、メールチェックがひどく億劫。

 とかいって、4日も溜めておくと、1000通のメールが溜まっていたりする。
 うち、スパム990通。僕から見て本当に用件のあるものは、たったの1%なり。
 まあノートン先生のスパムフィルターが振り分けてくれるから、手動で捨てていかなきゃならないものは、5〜6通ぐらいなものだけど。

 あとスパムのうちの40通は、ウイルスメール。これまたノートン先生が見つけてくれるけど、いちいち止まってきて、確認してくるのが、メンドイ。1000通のメールを落としているあいだ、ずっとマシンの前にいて、マウスクリック係に徹していなきゃならない。

 あと1000通あると、途中で4回ほど、ダウンロード不能メールに当たって、つっかえてしまう。
 OUTLOOK EXPRESSで落とせないメールがあるのね。受信不能となって、しまって、サーバーから音沙汰がなくなってしまう謎のメール。

 落とせない謎のメールは、nPOP(ヘッダーだけ落として、削除もかけられるフリーのメーラー)などの別のメーラーを使って回避してゆくことになるわけだけど……。
 今日の4発は、nPOPでも止まってしまうものだった。

 しかたなく、BECKYを起動。試用期間切れてるから、本当は使っちゃいかんのだけど。
 なぜかBECKYでは、どんなメールでも止まることはない。

 そんなこんなで、用のある10通のメールを得るためだけに、30分も40分もかかってしまう。ひどくアホらしい。まあ、1日に何十万通もスパムの舞いこむビルゲイツさんよりかはマシなんだろうけど。

 まあスパムはいいとして。(POPFILEあたりに乗り換えれば、もっと識別率があがりそうだし)
 問題はメーラーの受信動作を停止させてしまう謎のメールのほう。こいつのせいで、メールチェックが億劫になっている現状をどうにかせんと――。

 みやびさんも、そういうメールがたまに来ると言っていたけど。
 インターネットで検索しても、この症状で困っている人はいない模様。
 みなさん、どうですか? そんな症例、経験ないっすか? なんか回避法とか、ないっすか?


ふむふむ
No.3248 投稿日 2004年5月19日(水)12時11分 投稿者 うに。
NIFTYは、巡回ツールが花盛りでソフト黎明期でもありますよね。色々な巡回ツールが生まれて消えていきました。とにかく電話代+利用料を安くするためしのぎを削ってましたよね。草の根BBSにしてもホストプログラムごとに巡回ソフトが作られたり。特に、草の根BBSあたりは回線数が少なかったから利ダイアル機能の強化とモデムのリダイアル抑制機能との綱引きとか。あれはあれで面白い時代だったなぁとしみじみ(w。

そういえば、今もフェニックス網って残ってるみたいですね。今の用途は企業間接続が主流らしいとか。これもインターネット+VPNでやれてしまうけど少しは需要があるみたいです。でも、もうすぐなくなったりして。


署名記事については、主に新聞をウォッチしている人たちが署名ない記事を問題にしていますね。特に、ぼやかして(でも個人の特定が可能)個人を攻撃したり事実誤認が含まれている記事に署名がない場合など問題になるようです。

記事が書面に出るまでには多くの人がチェックしていますから最終的な文責は出版社や新聞社にあります。しかし、事実誤認など問い合わせをしても会社が障壁となりうやむやにされてしまうケースがあるようです。

どちらにしろ今の新聞、雑誌、テレビなど「主観」で報道される内容は多くあります。おいらも客観的であるべきと考えますが現実はなかなか。雑誌については署名記事が多いから「この人はこんな傾向がある」とかある程度判断できます。テレビはそもそも顔が見えてますから匿名性は低い。唯一、新聞だけが匿名性を維持しています。各新聞ごとに「主観」の方向性はありますけど記者によって方向性にずれがあります。そう考えたとき署名してあった方がいいのかなぁと。署名したとしても数文字ですし。


発言の義務については、今を考えるに「匿名によって発言内容の責任を回避する」という形で義務は放棄してると思います。確かに「ハンドル」というもので一定の匿名性は確保されています。しかし、例えばおいらは”うに。”、”うに丸”、”unimaru”といった時期によって多少違いますが基本的にこのようなハンドルを使っています。このハンドルは完全固有ではありませんが一応本名を調べることができます。そういった意味で、このハンドルを使って発言するときは匿名性はほとんどないと思っています。

で、匿名性をほとんど放棄していることから重い責任が発生しそうな発言は多少なりとも回避しています。普段使うハンドル以外で責任を回避してまで発言したいとも思わない。なのでおいらの場合は発言する場所って限られてます。まぁ、危ないところには近寄らない。。。ということですね(^^;

プロクシについては「匿名性はアップできるけど完全ではない」というところでしょうか。面倒ですけどログを見ていくことで特定は可能ですよね。ログを取らないプロクシは下手をすれば訴訟対象になる可能性があるし、海外とかなら「そういったプロクシからの投稿を抑制していなかった」という意味で管理者にまた跳ね返ってくる可能性があります。


受信が止まるメールですか?おいらBecky!なんで遭遇したことがないです。そもそもそれほどメアドが売れてる方でないんでSPAM率がかなり低いこともあるのかな。blogにこのネタをあげて釣り糸をたれてみようかしら。落とせなかったメールがあると解析できる人がいるかも。

Becky!がゆるゆるなのか他に問題があるのか少し謎ですね。


メールのダウンロード
No.3249 投稿日 2004年5月20日(木)17時34分 投稿者 しんた
どうもお久しぶりです。
メールの受信が停止してしまうということなので
前回作ったメールのスパム消しスクリプトにダウンロードの処理を入れてみました
http://shinta.bne.jp/MailDL.LZH
いろいろ弄ってみて下さい


匿名とか
No.3250 投稿日 2004年5月20日(木)23時52分 投稿者 MS-14S
私自身も、新木さんのおっしゃる通り

>言論の自由は権利の一種ですから、必然的に、義務も伴います。

という認識を持っています。

ただ、「匿名」ということだけ切り取って考えると、HN自体も「匿名」なわけですし、法律で禁止されているわけでもありません。
そういった意味で、人は「匿名」で発言する権利を持っていると。

ただ、法律で規制されていないからといって、全ての場所でその権利が保障されているわけではないと考えています。
例えば、法律と条例の関係です。法律では歩き煙草してもOKですが、条例ではしてはいけない自治体もあります。
新木さんの掲示板で固定HN以外禁止というのも、条例的な位置づけになると思っています。

> 匿名かどうかということと、発言に伴う義務を果たしているかどうかは、別物なのかしらん。
> 匿名は匿名として、そこの掲示板がOKと言っているのなら、いいのかな。

私は、まさしくそのように考えています。

ただ、匿名だと誹謗中傷や暴言が多くなりますよね・・・。
これが日本人の国民性を表しているのだとしたら、ちょっと悲しいです。


★メーラーが止まるメール
>みなさん、どうですか? そんな症例、経験ないっすか? なんか回避法とか、ないっすか?

なったこと無いですね・・・。
止まってしまったら困っちゃいます。
メールサーバのエラーで、中身空っぽだけど消せないメールは来た事があります。


いろいろ
No.3251 投稿日 2004年5月21日(金)21時55分 投稿者
新木 伸
 なんか某所に出没しているので、書きこみが減っています。
 しかし敬語を使って話していると、不思議と、心が穏やかになってくるのココロ。
 コトバってのは、物の有り様を規定する魔力みたいな力があるもんだなぁ。




>ブログの効用

>>blogにこのネタをあげて釣り糸をたれてみようかしら。

 ああ。なるほど。
 ブログってのは、そんな使い方をするわけか。
 掲示板だと、こんなふうに質問形式になりますよね。「誰か知らない?」みたいなふうにしかならない。
 どうも、聞くほうも聞かれるほうも、義理と迷惑とが絡みあってややこしくなりますが。
 日記なら、「誰」もしくは「誰か」に向けて直接書いているわけではないので、答えるほうも気軽でいいわけか。わざわざコメント付けなくても、自分のところで書いても相手には伝わるわけだし。



 んで、落とせなかったメールのサンプルが必要ですか。
 nPOPの動作を見てみると、ヘッダーでさえ落とせていないみたいなので、拡張子EML形式のサンプルを転送しても、あまり意味がないんじゃないかとは思いますが。
 とりあえず、バイアグラとか、変な薬の販売スパムあたりがストップするのを待って、一通、送ってみます。

 ところで、OEの設定の「オプション」→「メンテナンス」→「トラブルシューティング」のところで、なにやらログを取れるようになっているらしいので、ログを取るようにしてみました。
(RETRコマンドのあとで、そのままストップすることは分かっているのだけど。nPOPあたりだとコマンドの流れまで見えるし)




>しんたさん

 おお。そっか。
 PERLでメールツール作ってもらっていたのだっけ。

 要望なのですが、ダウンロード数を指定できるようにはなりません? ソース埋め込みの定数による変更でいいですので。

 なるべくOEで受信したいのですね。
 それで、止まるファイルの周辺5通とか、10通ぐらいだけこのツールで削ろうと思っています。そうすると根本解決するまでしのげそうな感じですが。

 要求仕様はこんな感じ。

・メールサーバーに接続して、指定件数のメールをダウンロードして、サーバーから削除する。




>MS-14Sさん

>>ただ、「匿名」ということだけ切り取って考えると、HN自体も「匿名」なわけですし、法律で禁止されているわけでもありません。
>>そういった意味で、人は「匿名」で発言する権利を持っていると。

 あ、ここ変です。

 権利ってのは、与えられていることを明言されたもののことです。
 禁止されていないことはすべて権利を持っているというのは、用語の定義として正しくないかと。
 そして権利をもらえるかわりに、義務もセットで押しつけられて来るわけです。

 禁止されていないことは、ただ単に「禁止されていない」というだけではないかな。
 しかし禁止されていないということと、権利を持っていることとを、誤解しちゃいけないですよ。

 人に与えられている権利は、「発言する権利」であって、「匿名で〜」という部分はついていません。
 ちなみにこの権利が制定された当時(18世紀あたり?)、匿名で発言することが不可能だったはず。人が誰かになにか言うためには、かならず顔を見せなきゃなりませんから。名前は知らなくても、顔はわかるわけです。これって匿名とは言いませんし。
 その当時の時世で、物理的に不可能であることは、わざわざ書かないものですし。

 たとえば携帯電話が普及する以前には、「教室から電話するのは禁止」なんて項目、生徒手帳には書いてなかったはず。(これは与えるほうでなくて、奪うほうの法ですけどね)


匿名で発言する「権利」
No.3252 投稿日 2004年5月21日(金)22時55分 投稿者 西澤 隆
ご無沙汰です。
今年は久々に「星くず」の新作が読めそうで、「夢境」ともども楽しみにしています。

で表題の件ですが:
「権利」というのは、法に明記されているものです。「法で規制されてない」というだけでは「権利」とは呼べません。強いて言うなら、それは「自由」です。

「自由」というのは、少なくともやったことの結果は自分で引受けるのを覚悟の上で、自分の行動を自分で選択できることです。たとえマナーに反する行為であれ、その結果としてサンクションを甘んじて受ける覚悟があるならば、敢えて行うのも本人の「自由」ですね。

話は変わりますが:
僕はパソコン通信の経験がなく、インターネットのニュースグループという(かつては)匿名どころか「原則実名主義」の場で育ったもので、いまもってハンドルには若干のひっかかりを覚える質だったりします。
数年前、そこにNiftyServeが乗り入れて来て、どっとハンドルによる投稿が増えました。その際にかなり議論にもなったのですが、ハンドル容認派の意見の主流は

・それが本名なのかどうかなんて知人でもなければわからない
・実名でもスカな記事はあるし、ハンドルでもいい記事はある。名乗りがどうであれ、記事の内容で判断すべきだ

というものでした。
僕が思うに、前者は「それを言ったらおしまいよ」みたいなものです。そりゃ、常日頃会っている人だって、それこそその人の戸籍でも確かめない限りそれが本名かどうかなんてわかりゃしませんけれど。そういう問題か?
後者は、大きなお世話です。その人が自分で選択してハンドルを名乗っているのですから、それを基にその人の為人について何らかの判断をするのは当然のことでしょう。

#まぁ近年、インターネットが爆発的に普及したおかげで、そこもかなりわやな
#状況になってしまいましたけれど…。

で、況んや匿名に於いてをや、なので、2chには近寄らないようにしています^^;;。
その結果何らかの不利益を蒙らないまでも何らかの利益を逃しているやも知れませんが、それは僕の「自由」です。


いろいろ
No.3253 投稿日 2004年5月22日(土)01時45分 投稿者
新木 伸
 夢境の直しが終了。星くずに復帰。
 入稿してから直しそこねたものを見つけたけども、それはまあ、著者校のときで。



>西澤さん

 そういや苗字2文字、名前2文字か1文字――という、普通の日本人名のフォーマットの名前って、あんまり見かけないものですね。

 ハンドルに関しては、僕の「新木 伸」なんてのも、これ実名ってわけでもないのですよね。
 まあこれだってハンドルといえば、ハンドルなわけで。ただ領収書に名前を書いてもらっても経費で落とせてしまえるぐらいの、世間的に通用しているハンドルですけど。
 郵便物もこの名前で届きます。
 うちは連れ合いもクリエイターなもので、宅配便の受け取りには、名前は4通りほど使い分けています。
 そのせいもあって、ハンドルには抵抗がなかったりします。


 実生活から外れたところにある架空世界(ネット社会)での暮らしというものを、世界の多くの人が経験して、まだ数年なわけですから。
 試行錯誤の連続なのも当然なのでしょうね。
 おもしろい時代に生まれたものだなぁ。僕なんかネット社会の黎明期から体験してきてますから、ばっちり、ジャストミートしてます。音響カプラまでは知らないけど、パソコン通信の300ボーから経験あるしなぁ。パソコンで漢字が扱えなくて、カタカナで書きこみしている人も半分はいたような時代。

 ニュースグループの投稿にしたっても、やはり顔を見せていない以上、現実世界との繋がりはなくなっているわけで、実名で書いてもハンドルで書いても大差はないのでしょう。
 実名であれば信用してもらえる気がする――というのはじつは錯覚であったので、それが崩壊したというか、錯覚であったことがバレて広まっただけというか。

 なにかマズいことをやらかしたときに、その本人がなにをどれだけ失うことになるのか。そのものの大きさを対外的に示すことで、他人から信用を勝ち取るしかないわけで。

 そういえば、ネットワークゲームの世界って、キャラを作り直してころころと変えることもできるんですよね。作って、悪さやって、消して作り直して――と、そういうこともできる。
 そんな世界で、いかに匿名性の混沌から、秩序が保たれているかというと――。
 キャラのレベルなわけですね。
 キャラクターがある程度のレベルになってくると、作り直して、またそのレベルにまで育て直すのには多大なコストがかかりますから。

 ハンドルにもレベル表示が付けばいいのかな?
 その人が、ハンドルでどのくらい活動しているのかということが見て取れれば、信用度の目安になるかもしれない。
 ひとつひとつの掲示板に関しては、そういったことはできていますよね。
 よく見かけるハンドルの人と、見覚えのないハンドルの人とでは、やはり印象が違うわけで。



 前考えたSFネタなのですが。
 EPR相関あたりの応用として、電子情報に対して、複製による分岐を逆に辿っていくことで、電子情報さえも追跡できるアルゴリズムが開発され、それがソフトウエアとして流通してしまう。――なんてネタを考えたことがありまして。
 ネット上のある書きこみが誰によって行われたものか、特定できてしまえるわけですね。
 それがハンドルであろうが、捨てハンであろうが、名無し君であろうが、もちろん本名であろうが――誰が書いたものか、特定してしまえる。
 名前を変えようが、ソフトを通せば一発でわかってしまう。

 これで実現する世界って、ようするに、顔を見せて発言しているリアル世界と同じことでしかないのですが。

 まあそうなっても、自分は、なんにも困らないなー。とか。


ハンドルとか
No.3254 投稿日 2004年5月22日(土)04時16分 投稿者 西澤 隆
えーと、異論というわけではなくて、単に自分のスタンスを…なのですが。

僕は作家の方の筆名と、現在のトピックである「ハンドル」とは別モノと考えてます。
その名前を看板に掲げて社会活動を営んでいるなら、ほぼそれは「実名」も同然ですよね。
というつもりで前回は書きました。

まぁぶっちゃけ、道ばたで呼んだり呼ばれたりしても恥ずかしくない名前なら気分的にオッケー、という程度のこだわりではあります。いつ切り捨てても痛くも痒くもなさそうなハンドルを名乗っている人の言う事はどうしても色眼鏡で見てしまう、と言いますか。
もちろん、コテハン(って、初めて聞いたときは半田ごてのことかと思った)で、それなりのものを積み重ねるうちに、ハンドルそのものへの抵抗感はなくなって行きますけれど…。

結局は、その名前がどれだけ「当人にとって大事そうに見える」か、なのでしょうね。

余談ですが、これは秀逸だなと思ったハンドルに、本名「田中二郎」という方が名乗っている「R.田中二郎」というのがあります。言わずと知れた究極超人のもじりで、その源流に至ってはアシモフという。多分に運にも恵まれたもので、捨てるのは滅茶苦茶もったいないでしょうね。きっと。
#実際に目の前で「あーるです」と名乗られた時はちょっと汗かきましたけど^^;;。

>書き込みの主が特定できるようになったら
僕も困る事はそんなにないとは思いますが、スパムがうざそうで…。
いや、スパムの送り主も特定できてしまうから、むしろ減るでしょうか?


ダウンロードツール
No.3255 投稿日 2004年5月22日(土)10時12分 投稿者 しんた
範囲指定が出来るようにしてみました
(埋め込みではなくて動作中に入力します)

http://shinta.bne.jp/MailDL.LZH

ちなみにダウンロードしたメールはOEの受信箱の所にドラッグ&ドロップすれば取り込めます


なるほど・・・
No.3256 投稿日 2004年5月22日(土)11時28分 投稿者 MS-14S
★匿名云々(かなり感想ですが)

> 権利ってのは、与えられていることを明言されたもののことです。
> 禁止されていないことはすべて権利を持っているというのは、用語の定義として正しくないかと。

確かにその通りですね。
「権利がある」と言ってしまうと意味的に強すぎますね。

自分のイメージしていることとしては、西澤さんの

>「権利」というのは、法に明記されているものです。「法で規制されてない」というだけでは「権利」とは呼べません。強いて言うなら、それは「自由」です。
>
>「自由」というのは、少なくともやったことの結果は自分で引受けるのを覚悟の上で、自分の行動を自分で選択できることです。たとえマナーに反する行為であれ、その結果としてサンクションを甘んじて受ける覚悟があるならば、敢えて行うのも本人の「自由」ですね。

というご意見が一番近いかなと感じました。

また、その後に述べられていることを引用して言いますと、私のスタンスは

>・実名でもスカな記事はあるし、ハンドルでもいい記事はある。名乗りがどうであれ、記事の内容で判断すべきだ

に一番近いです。
まず書き込みの内容ありきという意味で、書き込み内容は一番重要な要因だろうと。
私は、ハンドルとか言葉使いとかは内容を吟味した後に気にする傾向がありますね。

> ハンドルにもレベル表示が付けばいいのかな?
> その人が、ハンドルでどのくらい活動しているのかということが見て取れれば、信用度の目安になるかもしれない。
> ひとつひとつの掲示板に関しては、そういったことはできていますよね。
> よく見かけるハンドルの人と、見覚えのないハンドルの人とでは、やはり印象が違うわけで。

そういう掲示板を最近あまり見かけなくなってしまいました・・・。(自分の活動範囲では、という意味ですが)
私が結構前から参加している登録制の掲示板では投稿数が出るんですが、元々ゲームクランの掲示板なため、あまり投稿数って意味無いんですよねぇ。
投稿数と共に過去の投稿も遡って見る事ができるのですが、登録制にするなどして人数を絞らないと管理面で負荷が掛かりそうですし。

> それがハンドルであろうが、捨てハンであろうが、名無し君であろうが、もちろん本名であろうが――誰が書いたものか、特定してしまえる。

う〜む、一概には言えないかもしれないですが、私も特定されて困る事はそこまで無さそうです。
ネットに接続することは、個人情報を世界に向けて発信してるようなものと思ってますので。(最低限の自衛手段は取っていますが)


同じくいろいろと
No.3257 投稿日 2004年5月23日(日)10時31分 投稿者 村田
>「権利」
 確かに書いてなかったら「権利」があるとするならば、「誹謗・中傷を書いてはいけません」という注意書きが無い所は誹謗・中傷する「権利」があるというバカみたいな話になりますからねぇ。

>敬語
 私がネット上で頻繁に敬語を使うのは、口語(特に訛りを含む場合)で話すと変換が面倒だから、という理由があります。その所為なのかどうなのか、ネット上での周囲の人から「いいひと」っぽいレッテルが貼られているようなのが気になるところですが…

>本名・HN
 私がハンドルネーム(HN)を使い始めた理由が、「本名だと、その名前から色々調べて、変な所から変な物が送り付けられたりするよ?」という言葉を聞いたからです。しかし実際の所、名前を見たからといってそこまで手の込んだ?悪戯をしてくる人(もしくはされるような人)っているんでしょうかね?

>普通の日本人名のフォーマットの名前
 投稿者欄には苗字部分しか書いてませんけど、私が最近よく使ってるHNは「村田 真一」、つまり思いっきり日本人フォーマットな名前なんですけど…(大抵、フルハンドルを書くのは1回目だけなのでちゃんと覚えてる人はほとんど居ないだろうと思うけど)
 この私のHN、名の由来まで述べる気はありませんが、元巨人軍捕手、現解説だったかな?の村田 真一氏と名前が同一であるため、巨人ファンの人などには初対面のときに「巨人軍の?」とよく言われるのですが、全く関係ありません(むしろ失礼ですけど、村田捕手のフルネームを知ったのはハンドルを決めた後だったり)
 昔、とある講義中で出席を取ってる最中、「村田ー」と呼ばれてつい返事しそうになった事が…… 下手な日本人フォーマットをすると、こういうミスが起こりかねないので注意(笑)

>前に考えたSFネタ
 角川文庫からの本に似た感じの本がありましたね。厳密に言えば、ハッカー(厳密にはクラッカーに分類されそうな人種ですが、著者はその辺も考慮した上で、一般的な?名前にしています)とネットポリスとの戦いやハッカーが別の悪を自分達なりの方法で退治するという話なんですが、その中で、彼ら(ハッカー&ネットポリス)がそういう風な感じで互いの正体を暴こうとしたり、逆に隠そうとしたりしてました。新木さんのとはそれはそれで全く違う気もしますが…

>ネットゲーム
 つい先日まで「ラグナロック・オンライン(以下RO)」というMMORPGをやっていたんですが、このゲーム、どうも数あるネットゲームの中で最も悪さをするプレーヤーが多いらしく… 
 私がゲーム上で見てきた感じとしては、(正規サービスの場合)まずプレーヤーはゲームを管理している業者からアカウント取得のための登録を行う必要があります。そして登録後、そのアカウントを用いてキャラを製作し、初めてゲームが可能となるわけです。ROの場合、アカウントが複数取得できるため、1アカウントをメイン、もう1アカウントを捨てにして、悪さを行っているようです。
 管理者側としては、不正行為などを行ったアカウントに対し、プレイ一定期間禁止や永久追放という処置を行っていますが、その不正プレーヤーを見つける(もしくは見極める)のが困難であるため、無法者が大量に居るというのが現実のようです。
 またアカウントの方に関しては、永久追放になると、同じデータのアカウントに対してもおそらく追放処置を行っているとは思いますが、架空情報の登録や、架空情報登録者に対して禁止処置を行うと公言していても、その登録者を云万個のアカウントから見つけ出す事を考えると、結局逃げ道がたくさん出来てしまっているようです。
 ちなみに、キャラのレベル上げというのは、キャラクターの特徴や装備次第で直ぐに上がってしまうので、さほど制約にはならない模様。(例えばROの場合、一般的なプレーヤーのレベルであるLv70というのは、装備次第で3日〜1週間で出来てしまう模様。悪さをする輩は大抵別アカウントがあるため、資金源に困る事はさほど無いかと)


いろいろ
No.3258 投稿日 2004年5月23日(日)17時15分 投稿者
新木 伸
>匿名の自由

 えー、では人には匿名発言をする権利があるということは言葉の間違いであったとしまして。

 人には「匿名発言をする自由がある」の命題を考えていきましょう。

 権利と対になり、セットになる概念は「義務」なわけです。
 自由と対になり、セットになる概念は「責任」のはず。

 匿名発言の自由を行使する人は、同時になんらかの責任を追っていなければならないことになるわけですけど。そうでないと、利益だけ受けていることになるので、不公平ってものですね。

 では匿名発言をする際の「責任」って、なんなのでしょう?
 例の巨大匿名掲示板の参加者が、なにか責任を負っているようには見えないのですけど。なにかあるのかな?

>>「自由」というのは、少なくともやったことの結果は自分で引受けるのを覚悟の上で、自分の行動を自分で選択できることです。たとえマナーに反する行為であれ、その結果としてサンクションを甘んじて受ける覚悟があるならば、敢えて行うのも本人の「自由」ですね。

 西澤さんが、こんなことを書いていますね。
 サンクションっていうのは……、ええと、「制裁」ですか。
 西澤さん、不必要に難しい言葉を使うのは、禁止ってことでひとつ。

 匿名発言者は、なにか行いによって制裁を受けることがあるのかどうか。あるのだとしたら、それはどんな種類の制裁なのか? 誰が制裁するのか?
 そのへんを考えていきましょうか。



 んで、僕の見解とか。
 制裁、されていません。

 なぜ匿名掲示板の参加者が匿名を使いたがるのか……。
 まあひとくくりにできないものでしょうけど、ある程度の数を含んだ一般論でいいなら、言うこともできるでしょう。

 匿名を使うことに、なんらかのメリットがあるから使っているわけですね。べつに固定ハンドルも禁止されているわけではないのだし。
 自由発言の責任たる「制裁」を回避するための匿名であり、顔が割れないようにするための透明人間化であるわけです。
 責任を背負わず、制裁を回避して、自由だけ行使するための匿名。
 そんなもの、許されるはずがないのですが。

 そうしたところに着地させると、話が終わってしまいそうです。
 匿名発言者が負っている責任について見解を付け加えられる人は、ぜひ、よろしく。

 匿名掲示板の参加者が、責任を回避しているのだとしまして――。
 その放棄している責任に見合うだけのメリットを周囲に与えているなら――。害より益が上回っているなら、例外的に責任を負わなくてもよいとするという考えかたもあります。

 たとえばこの掲示板上で、いま法律に絡むような問題が行われているわけですけど。素人がガチャガチャと乱暴な論をこねまわしているところに、「法学者」あたりの人が、ひょっこりやって来られたのだとします。
 その人の深い見識に基づく解釈が聞けるのであれば、その人は名前を明かす必要はない、と例外を認められるはず。「一法学者」とか「通りすがりの法学者」とかで、ぜんぜん構いませんよね。

 たとえば、組織の不正を暴く内部告発者だとか。
 新聞への投書であるとか。番組に意見(おもに批判)を述べるFAXだとか。昔から匿名が認められているケースもあります。

 それは「場」が認めたからですね。
 有益なことを言うのであれば、例外的に匿名を認めるわけです。
 なにが有益か決めるのは、やはり「場」でしょう。

 まあそこまで小難しく考えないでも、匿名を許しておくと裏話が聞きやすい、てな効用もあるわけです。

 匿名掲示板が存在すると、「場」の誰かが、なにかメリットを受けるのでしょうか。






>ネットゲーム

 ラグナロクオンラインって、そんなにレベルアップが早いのですか。
 そりゃ抑止力にならないですね。

 しかしネットゲームって、ユーザーをいかに長期間縛り付けるかが、商売繁盛の秘訣でしょうに。
 そんなにすぐレベルアップできちゃうゲームで、儲かるのかな? というか、そもそも採算を取れるのかな?

 EVERQUESTとか、FF11とかは、最終レベル到達には、毎日ハッスル(死語)しても、半年や1年くらいは掛かるんじゃないかと。
 EQのうちのキャラ、EQが始まったときからず〜っとやっていて(執筆中は中断してますが)、83DAY(2000時間)ほどやりこんでますけど、いまだに最終レベルに2つばかり足りていません。
 レベル上げだけに特化したことをやっていても、1週間じゃ、せいぜいレベル30〜40止まりじゃないかなぁ。
 EQは65までありまして。さらにそこから経験値で買ってゆくスキルなんかも異様にたくさんあるもので、実際のところ、レベル上限は65+200〜300ってくらいかな。

 捨てハンを使う人と同じことですね。
 名前(自己)の維持コストが低いと、なんでもできてしまえるという。
 なにか評判を落とすようなことをやっても、名前変えて、素知らぬ顔で戻っていけばいいさ、とか。

 ちなみに悪事ってのは、どんなことですか?




>信用とか

 ちなみに僕が初見で信用する人というのは、以下の条件のどれかを満たしている人です。

・仕事をしている筆名を明かしている。もしくは仕事をしている実名を明かしている。
・サイトのアドレスなどを記している。そのサイトは手の込んだものである。
・メールアドレスを記している。そのアドレスはフリーメールではない。

 それ以外の人は、もうしわけないけども、その行いを見て判断せざる得ない。
 初書きこみでぱっと信用――てなわけにはいきませんので。


匿名発言の「自由」と「責任」
No.3259 投稿日 2004年5月23日(日)22時47分 投稿者
西澤 隆
微妙に時間差で突っ込みが…。

新木さん>
>人には「匿名発言をする自由がある」の命題を考えていきましょう。
>自由と対になり、セットになる概念は「責任」のはず。
>では匿名発言をする際の「責任」って、なんなのでしょう?
>例の巨大匿名掲示板の参加者が、なにか責任を負っているようには見えないのですけど。

2chの詳しい事情は知りませんが、「原則匿名」の場で負うべき「責任」なんてないに等しいと思います。暗黙のルールに皆がきちんと律されているのなら話は別ですが、仄聞するにほとんどが事実上「無責任に言いたい放題しあう場」の様ですし。
#それでも勘が働く人ならば、氾濫している情報をうまく捌いて、有用な情報の
#ポインタを拾うこともできるのかも知れませんが。

一方まともな場で匿名で発言する際の「責任」は、言うなればいま流行りの「自己責任」でしょうか。「匿名だから」という理由それのみで信頼されないとか相手にされないとか袋だたきにあうとか…そういうリスク。
それでも所詮匿名や捨てハン、たとえ出入り禁止食らっても何度でもできるじゃん、と思われるかも知れませんが、そういう輩は基本的にただ言い捨てるだけで“コミュニケーション”ができないわけで、まっとうに参加すれば得られるはずの利益の大部分を自ら捨て去っているも同然ですね。それは、誰かが敢えて罰しなくても、勝手かつ自動的に本人が被っている不利益でしょう。


自由と責任についてとか
No.3260 投稿日 2004年5月24日(月)00時32分 投稿者 MS-14S
★自由と責任について
自由には責任が付きまとうということに関しては同意です。

> では匿名発言をする際の「責任」って、なんなのでしょう?
> 例の巨大匿名掲示板の参加者が、なにか責任を負っているようには見えないのですけど。なにかあるのかな?

個人的に思った所なのですが、新木さんは「匿名」ということに関して悪いイメージが先行し過ぎているのかな?と感じました。

私は、「匿名」で発言することも「実名」で発言することも基本的に「負うべき責任」というのは同じだと思います。
逆に言うと、匿名であろうと実名であろうと同じ責任を負っているからこそ、掲示板に書き込みが出来るのではないでしょうか。
「匿名」「実名」に関しては、「責任」に目に見えた大きな差は無いと思います。
(有るとしたら、人によって匿名を嫌う人がいるというリスクを負っているとか)

> 匿名発言者は、なにか行いによって制裁を受けることがあるのかどうか。あるのだとしたら、それはどんな種類の制裁なのか? 誰が制裁するのか?

これは上で述べた事とも繋がる部分があるのですが、ただ単に「匿名」であることで制裁を受けることは、ほとんど無いと思います。
「匿名」であることと「発言する」ことは分けて考えないといけないと思います。
「匿名」に悪い印象があるのは、匿名発言をする人の一部(?)が誹謗中傷や暴言を行うからだと考えています。
じゃあ、実名だったら誹謗中傷や暴言をしても責任が無いのかというとそういうわけではありません。

(例1)
・匿名の人が匿名禁止でない掲示板である人(仮にAさんとします)に暴言を吐いた。
・実名の人が匿名禁止でない掲示板である人(仮にAさんとします)に暴言を吐いた。
(例2)
・匿名の人が匿名禁止でない交流目的の掲示板で他愛の無い雑談をした。
・実名の人が匿名禁止でない交流目的の掲示板で他愛の無い雑談をした。

「匿名」の責任を考えるなら、「匿名」だけで周りに与える結果(影響)を測らないといけないと思います。
例1,2共に、掲示板や掲示板を見ている人やAさんに与える結果(影響)はほとんど差が無いでしょう。
結果(影響)にほとんど差が無いならば、責任にもほとんど差が無いはずです。

細かい差を考えていくとすれば、
◆匿名側
・相手から悪い印象を持たれる可能性があるため、悪い印象を持たれても許容するべき。

◆実名側
・相手に実名を知られてしまうため、実名を知られても許容するべき。

といった感じになるのではないでしょうか。
上で述べたものは、匿名or実名を使うときのデメリットです。
デメリットを承知して匿名or実名を使うことは、「責任」を負っているという事になると考えています。

>あるのだとしたら、それはどんな種類の制裁なのか? 誰が制裁するのか?

「匿名」ということだけが理由で、公的機関からの制裁されるということは100%有り得ないでしょう。
そうなると、制裁をするのは個人。つまりどんな奇麗事を言っても只の私刑です。
軽く注意されるだけかもしれませんし、延々と嫌がらせをされるかもしれません。
これらは全て「制裁」だと思います。
時折、只の私刑を「社会的制裁」とか美化して言う風潮が日本にはありますが、あれどうにかならないですかねぇ。(愚痴です)

★RO
私もROはβの初めからやってました。
あのゲーム、最初のバランスではモンスターの経験値が低く設定されており、レベル上げに時間が掛かるゲームだったのですが、バランスの取り方を間違えたせいであんな風になってしまいました。(苦笑)

初期構想では日本受けしそうな、まったりとした良いゲームだったんですがね。
(モンスターがいる側で座ってHP回復させるんですよ。まったりし過ぎです)

以上、長文失礼しました。


匿名って。
No.3261 投稿日 2004年5月24日(月)01時21分 投稿者
西澤 隆
あのですね。

>個人的に思った所なのですが、新木さんは「匿名」ということに関して悪いイメージが先
>行し過ぎているのかな?と感じました。

基本的に、内部告発のようなのっぴきならない事情があるわけでもないのに匿名を使う人は、「疚しいことがあります」と宣言しているも同然です。
自分から匿名で発言するなんてのは本来「恥ずかしい、恥ずべき」ことなんです。「悪いイメージが先行」もへったくれもありません。


匿名を使う理由
No.3262 投稿日 2004年5月24日(月)11時54分 投稿者 村田
>某大規模匿名掲示板
 匿名掲示板において匿名を使う理由の一つとして、保身があります。
 某匿名掲示板の場合、匿名であるが故の性質を利用して、悪意(誹謗・中傷)を働く輩が多く居ます。そして、掲示板用のIDを取得していない者は、その手の人間によって名前を偽証される可能性があります。さらに、名前が分かればその人が所有しているHPへたどり着いてくる可能性もあります。
 一般論かどうかは知りませんが、例えば細々とHPを運営している(50人/日)人がいきなり2〜3千/日の来訪者がくると、戦々恐々とするらしいです。そしてそれが某掲示板からやってきた人となると、その中に悪意を含んだ人間が居るのではないかとさらに心配するようです(知り合い談)。
 そういった事態を避けるために匿名を使う人というの「も」居ます。しかしこれは一部の人間であって、全員とは到底考えられません。特に悪意ある人間が使う事による利益・不利益といった物に関して説明付けられる回答は不明です。

>匿名=悪いイメージ?
 正直、私も匿名発言する人間に対して、基本的にはあまり良いイメージを持ちません。西澤さんほどで無いにしろ、特に事情が無いにも関わらず名前を隠すのは、その人に疚しい事があるからではないのか、と疑います。
 かと言いつつ、実は私も匿名を使うことがあります(疚しい理由無く)。それは、その掲示板への発言が、おそらく1回限りだと思うときです。
 ネット上を彷徨っていると、何かの事情により書き込みたいと思うことは誰にでもあると思います。しかし私の場合、そこへ「半定期的に」訪れようと思わない場所には名前を残しておいてもしょうがない、もしくは心無い人間によって悪用される可能性があるかもしれない(まず起こらないとは思いますが)という考えの基、匿名を使います。
 その際、私はその匿名発言がどのような扱いを受けたかはあまり気にしてません。言い方は悪いですが、私はそこにその発言を「言いっ放しの」状態で放置しているからです(だからと言って、悪意ある発言を置いてくるなんて事はしませんが)。だから、その発言が消されていようと、一発言として受け止めていられようと気にならないのです。これが匿名の正しい使い方かと問われれば、Yesとは言い切れませんが。

>ネットゲームに関して
 説明が少々足りなかったので少し訂正します。(いくつかのネットゲーム用語に関しては最後に注釈としてまとめて書きます。)

 確かに物凄い短期間でレベルが上がるとは書きましたが、それは「ごく一部の人間」に限った事です。
 まず、前提条件として大金を持っているという事です。ROの世界では、1M(*1)が大金の一目安となり、何も知らないプレーヤーが貯めるとするならば、おそらく1ヶ月から2ヶ月ぐらいは掛かるでしょう(レア運にも因りますが)。それに対して、私が述べる前提条件としての大金は、資産として20〜30Mを指します(使えるレアというのは、普通に1〜5Mぐらいの相場で扱われているからです)。無論、そんな大金などそう易々と手に入るはずも無いので、まさに長年居座ったプレーヤーならではとなります。参考までに、RO歴1年半ほどの私が、今のキャラの所持品、所持金そのままでキャラを作り直せと言われたら、Lv70までに一月ほど掛かります(職にも因りますが)。
 そしてもう一つの前提条件として、狩場と職業を熟知している事です。ROの世界に限らずネットゲームである以上、自分のキャラや敵キャラに癖というものが必ず存在します。その癖を分からずして最短の道は無い、つまり、敵を知り自分を知れば百戦危うからず、という理屈です。最近ではネットゲーム用の攻略?サイトも運営されていますが、いくら論じられても、実際にやってみないとうまく行くはずは早々ありません。それが出来る人と言うのは、それなりにそのゲームを知り尽くしている人間だけなのです。

 ROにおける、ユーザーを長期に縛り付ける方法は、定期的に起こる進化(追加マップなど)でしょう。それによる大きな変更が理由で辞めていくユーザも居ますが。それ以外にROを長々と続けてしまう理由として、仲間との連携が強いという事です。ROは複数プレーヤーによるPTでの狩りを推奨しており、それを前提にゲームを作っている面もあるため、ROを長くやるほど仲間を作る傾向が強くなります。そのため、一人が辞めようとすると周りが引き止めるという現象が起きやすく、結果としてずるずると続けるプレーヤーが多いのです。

 (ROに限らず)ネットゲームにおける悪事とは、BOT(*2)、RMT(*3)、PK(*4)・MPK(*5)の3つになると思われます。
 BOTの場合、プレーヤーからの立場で言えば、質の良いBOTはほとんど普通のプレーヤーと変わらないぐらい良いプレイなのでさほど影響を与えませんが、質の悪いBOTは横殴り(*6)や横取り(*7)をしてくるため、結局は悪事と識別されます。また、BOTはレア集めを目的として使われることが多く、それによってレアの相場が下がる事がよくある(それが良い事かどうかはプレーヤー次第)。
 RMTが禁止である理由は、やはりゲームバランスが崩れるからです。また、ゲームという仮想空間であるにもかかわらず、現実のお金が最も持ってる人が一番良い状態になれるという、現実を強く反映したゲームになりかねないなどの問題も含んでいるためです。また、BOTを用いて集めたアイテムなどをRMTを用いて換金する、などといった複合悪事もあります。
 PK・MPKは、特にPKに関しては下記の注釈にも書いたとおり悪事には分類されない事が多いですが、MPKは多数にプレーヤーに迷惑が掛かる可能性が高く、ゲーム的にも禁止されている行為となっています。ROの場合、敵をランダムに召還するアイテムや技があるため、街中で大量の敵を召還してテロを行う輩が度々現れるという問題があります(無論、犯人は召還後に即逃げてます)。

 捨てアカ(アカウント)を作る人間の場合、上記の悪事を行ってる事が多く、その大半はBOT用のアカウントとして作っているようです。しかし、BOTによって得られたアイテムやお金はメインのアカに移してしまうため、仮に捨てアカが使用禁止になってもさほど影響が無く、お金や装備はメインのアカから、レベル上げは3日から1週間ほどで上げてしまって、再びBOT生活を始める事が可能であるため、いたちごっこが続いています。

 BOTと言えば、どうしてプレーヤーの間で、BOTの産地、有名なBOTなんて言葉が出来るのかねぇ… 明らかに職務怠慢と言われてもおかしくないよねぇ(愚痴)

*1:M(メガ、またはエムと読む)は100万の意味
*2:BOTとは、(ゲーム側にとって)違法ツールを用いてユーザが何もしなくても敵を詮索・撃破するようにした現象の事。人間は何もしていないため、24時間連続プレイも難なく可能。
*3:RMT(Real Money Trade)とは、ゲーム中のアイテムやお金を、現実上のお金で売買するという事。全てのネットゲームにおいて、禁止されている行為。
*4:PK(Player Kill/Killer)とはプレーヤーが別プレーヤーを殺す事。これを可能にしているゲームでは違法行為にはならないが、プレーヤーに迷惑が掛かるので嫌われているのは確か。ちなみにPKK(Player Killer Kill/Killer:上記のような人間を殺す人々)というのも存在する。
*5:MPK(Monster Player kill)とは、PKが出来ない環境で「故意に」(モンスターを溜めて、)モンスターを利用してプレーヤーを殺す現象。基本的に禁止されている現象であるが、故意なのかどうかの判別が難しいため言及しにくい。
*6:横殴りとは、文字通りあるプレーヤーが敵を殴ってる横から敵を殴る現象で、経験値がダメージに応じて分配される、アイテムが分配されるなどの現象が起こるため、ゲームの多くは禁止している。
*7:横取りとは、敵を倒すとアイテムが地面に落ちるタイプのゲームの場合、落ちたアイテムを関係の無いプレーヤーが拾って去って(逃げて)いく現象の事。これも禁止行為。


ページが変わったのに気がついていなかった orz
No.3263 投稿日 2004年5月24日(月)13時17分 投稿者 うに。
「発言ないな〜〜」と思ったらページが新しくなっていましたorz
これ前にも同じことしてたのに。。。進歩しないっす。

よみよみするぞ〜。


いろいろ
No.3264 投稿日 2004年5月24日(月)17時32分 投稿者
新木 伸
>>個人的に思った所なのですが、新木さんは「匿名」ということに関して悪いイメージが先行し過ぎているのかな?と感じました。

 「匿名」というものに悪いイメージを持っているのは確かですね。
 これが偏見であって、いわれのない差別なのかどうかは、わかりません。

 電話が掛かってきて、相手が名乗らなかったら切りますし。(名乗ってもたいがい切りますけどね。セールスや選挙活動の場合)
 ドアのベルが鳴っても、名乗らない相手には決してドアを開けませんし。(名乗らせてもたいがい出ませんけどね。新聞や宗教や諸々の場合)
 差出人不明の手紙が来たら、まず素手では開封しませんし。

 匿名が良く印象を与えない、ということに関して反論している人はいないようなので、これは共通見解としていいかと思います。
 なぜ匿名が悪い印象を与えるのかというと、わざわざ匿名を選ぶ人は、悪いことをしている自覚があって、悪いことをしている人であるケースが多いからです。

 たとえばドアのベルが鳴ったときだとか。
 「はーい」とこちらが出て行ったときに、最初の一声で名乗ってこないのは、勧誘やセールスなんかですね。
 名乗ると、「いりません」といきなり言い渡されてしまうので。
 悪い――というところまではいかないにせよ、相手の望んでいないことをしているという認識はあるのでしょう。やましいところがないのなら、「ガスの検針です」「佐川急便です」「国民健康保険の集金です」と言えばよいわけで。

(ちなみに「勧誘」「セールス」といった仕事を貶めているわけではありません。あれは本当に厳しい仕事だと思います。しかしあくまで訪問される側の立場に立ってみた場合には、こちらには用はないのに時間を奪い取られるという、腹立たしい存在であるわけです。スパムメールみたいなものです)

 というように、「匿名」を警戒するというのは、生活をする上の経験から学んできた対応則なわけです。
 匿名者の全員が、やましいことがあるから匿名を選択しているのでもないでしょうけど。
 まあ、匿名者の多数を占めるのがそういう輩であるということで、匿名を選択した以上は、同類として扱われるのは仕方ないでしょう。
 ヘビのすべてが毒を持っているわけではありませんが、ヘビを見たら避けておくに越したことはないわけです。

 ああ。よく考えてみれば、べつに偏見や差別があったとしても、深刻なものではないですね。
 ヘビはヘビであることをやめられませんから、「毒を持っていないヘビもいるのだから、差別しないでほしい」と訴える必要があります。差別する側で解決しないと、差別される側で解決できるものてみないからです。
 しかし匿名者は、いつでも匿名をやめることができるわけです。




>自衛手段としての匿名

 以前、匿名掲示板で匿名発言をしているという者に、個人的制裁を加えたことがあります。
 作家志望者が匿名で書いていたと言い、さらに「なぜ匿名がいけないのか」を説いてきかせても納得せず、反省を示さなかったものですから、「発言に名前を記す権利」というものを奪ってみました。
 つまり、掲示板上で、匿名でしか書けなくしたわけです。
 もちろん僕の管理する掲示板上だけで通用するローカルルールとしてですから、彼が他でなにかするときにまで影響力が及ぶものではないですけど、とにかく、その場所では名前を名乗らせないとしたわけですね。
 そうするうちに、理解して、反省してきたので制裁は解除されましたけど。

 そのときの彼の言いわけとしては、まず「だってみんなやってるじゃん」というものでして。それは言いわけになっとらんと棄却したところ、次に出してきたのは、「匿名掲示板で固定ハンドル(以後コテハン)で書いているとイジメられる」というものでした。
 固定ハンドルだと目を付けられて、叩きの対象になってしまう。匿名を使いたいわけではない人間でも、そこで発言するのなら自衛のために、匿名を選択しなくてはならなくなる。――というもの。

 自分は自己責任の意味を理解しており、匿名掲示板に自己責任で書くにあたって、妥当な自衛策として匿名を選択しているのである。よって非難されるいわれはない。――てなところです。

 まあ普通の感性を持った人が、匿名掲示板の様相を見たらビビって怖がるでしょうね。悪意ばかりの人で充満しているように見える。

 僕が怖いなぁと思っているのは、この「だってみんなやってるじゃん」というところ。
 巨大匿名掲示板が有名になりすぎたせいで、インターネットを始めたばかりのプレティーンやローティーンあたりの年代の人間が、まず最初に行くところとして、匿名掲示板に出入りしてしまい、そこでのことを「常識」として刷り込まれてしまうことです。
 ある程度分別の育ってきている人間であれば「肥だめor痰壷」を覗きに行くのだから、それ相応の自衛策を取ってゆくわけです。
 たとえば上の僕に制裁を受けた彼にしたって、「ここはヤバいから自分も匿名でいよう」とする分別があったわけです。もうちょっと分別があったなら、そもそも参加しようとはしないところでしょうが。

 しかしまったくの白紙の人間が覗きに行くと、「みんなやってるから、これが普通なんだ」と思ってしまうわけですね。一度刷り込まれた常識はなかなか塗り替えられませんから、その人は、その後もずーっと「無責任なことをやっていていい」と思ったまま生きてゆくわけです。

 これは匿名掲示板内部でも問題になっているようで。
 匿名掲示板には匿名掲示板の仁義ってものがあり、それを踏まえないやつが暴れることで、「健全」な匿名掲示板ユーザーに迷惑をかけてみたりとか。
 中学生が多いことから、厨房とか呼ばれているようですけど。

 しかしこの「厨房」が「無責任でいいんだ」と学習してしまったのは、とりもなおさず、匿名掲示板の連中が無責任ぶりを見せていたからであって……。
 でもやっぱり、そのことに対する責任は取ろうとしないのだろうなぁ。責任を果たさないという特権を得るための匿名なのだし。

 尻ぬぐいはどこがやることになるんだ? インターネット上の他の大人たちか?

 そういえば、この掲示板に特攻かけてきた厨房がいたようだけど。
 おーい、関西以南在住のやつー。なんかサイトのアドレス山ほど張り付けに来てたやつー。
 言いぶん聞いてやるし、なにか不満があるならそれも聞いてやるから、ここに出てきなさい。
 なんかの縁だ。尻を拭ってやるから。





>ネットゲーム

 しかしネットゲームって、本当に社会の縮図ですよね。
 マジメにやってゆくことを良しとする人もいれば、ズルや抜け道によって有利に立つことを良しとする人もいる。
 どちらも人それぞれの愉しみかたってものですけど。
 他人がいるところで自分のやりかたを通そうとすると、価値観の違う相手とは摩擦が生じてしまうという。

 ROにおいての一番の問題は、オートパイロットなわけですね。
 あと横取りなどのズル系と、PK系ですか。

 オートパイロットで戦闘が安全にできてしまえるシステムは、欠陥がある気がしますね。
 人間の判断がないと戦闘がうまく成り立たないように作ってあれば、オートツールで出来ることはスキル上げぐらいになるものだけど。
 FF11だと、釣りスキル上げでオートパイロットしてると、アカウント剥奪ですね。
 釣りスキルぐらいMAXまで上がったところでなんてこともないのですが、かなり厳しいものです。

 しかしそのうち、画像認識するAIモドキが出てくると、人間の判断するようなことまでできるようになるのだから、イタチごっこはどこまでも続くのだろうなぁ。
 オートパイロット解禁のサーバーだとか、なにかそんなような場所を作って、隔離できるようにはならないのかしらん。もし合法となる場所が用意されているなら、そこでやるよ――ていう層は、けっこういるような気がします。


匿名について
No.3265 投稿日 2004年5月24日(月)21時06分 投稿者 うに。
匿名については意見がだいぶ出ててあまり追加することはありません。ただ、おいらも匿名にあまり良い印象がない事だけ書いておこうかな。ハンドルを入力しないとシステムが固定で埋めるというのを知ったときのカルチャーショックはかなりありました(^^;。もちろん、強制的に入力させたとしてもなんら有効なハンドルである保証なんてないんですけどね。

ここんとこ、Winny作者逮捕関連でうちのblogで細々と議論されています。このWinnyに関しても匿名というのは重要なポイントになっていると思います。匿名発言などができなくなることを「言論の自由を侵害している」と考える人もいるわけでこの匿名に関する話はまだまだ続きそうな感じですね(ずっと平行線かも。。。)。


ゲームに関してですが、前に聞いた話ですが「ウルティマオンラインはバックアップの関係である時間になると無法地帯になる」というのがあったそうです。これは30分間ぐらい保存されない時間帯がありこの時間帯に普段やれないPKやらをやるバトルロワイヤル状態だったとか。状態が保存されませんからまさに空白のお遊び時間帯という合意だったそうです。

いっそのことこういった時間をあえて用意してガス抜きをするというのはどうでしょうかねぇ。


主にネットゲームに関して
No.3266 投稿日 2004年5月24日(月)22時10分 投稿者 村田
>一番の問題は、オートパイロットなわけですね
>人間の判断がないと戦闘がうまく成り立たないように作ってあれば
 ROの敵のスタイルというのは、大きく分けて3パターンに分ける事が出来ます。一つ目は攻撃されるまで攻撃してこない、比較的初期のキャラ向けの敵。二つ目は移動は出来ないが、接近してきたキャラに向けて攻撃してくる敵。三つ目はキャラを見つけ次第、接近・攻撃を行う敵。
 BOTのアルゴリズムは、1.敵捜索 2.敵に接近 3.攻撃・撃破 4.レアアイテムを拾う となっています。もう少し高レベルなBOTになると、1-2.敵情報を取得、それにあわせて装備変更 2-1.敵が攻撃されていないかどうか確認 2-2.1発だけ殴って自分を攻撃してくるかどうかを確認 というアルゴリズムが追加されていたりもします。
 上記のアルゴリズムは、見方によってはプレーヤーが狩りを行う時のアルゴリズムと全く同じなのです。違いといえば、プレーヤーは視覚で情報を得ているが、ツールは0,1で情報を得ている程度の違いでしかないのです。(プレーヤーは動きの単調性、BOTらしき動きが起きる頻度などで識別しています。)これが、管理者側がBOTを見つけ難くしている理由なのです。(お金払ってもらっている立場である以上、誤認逮捕のような事は早々出来ませんから)
 さらに大抵のBOTは、敵に囲まれすぎた時、ターゲットが被った時など用にテレポートという手段を持っています(普通のアイテムとして、またスキルとしても存在しているけど、プログラムを弄って消費なしでしている事もある)。そのためユーザでさえも、BOTに何かされたと思っても、キャラ名が分からないから通報も出来ないという事態まで引き起こしています。
 やはりこういう人達というのは、「みんながやってるから」「これが普通」なのだと思ってるのでしょうかね?

>厨房
 厨房が厨房と呼ばれるもう一つの理由として、「精神年齢が」中学生程度だ、というのもあります。「お前ら、もっと大人になれよ」という皮肉的なニュアンスも含んでいるんでしょうねぇ。

>尻ぬぐいはどこがやることになるんだ?
 結論として、誰も出来ないでしょう。強いて言えば、政府が何だかの形で法整備、特別な拘束・司法制度を正しく確立する事、ぐらいでしょう。結局の所、ユーザ一人一人の意識を何とかして変える事でしか尻拭いできないでしょう。


匿名とか色々
No.3267 投稿日 2004年5月24日(月)22時55分 投稿者 MS-14S
★匿名関連

> なぜ匿名が悪い印象を与えるのかというと、わざわざ匿名を選ぶ人は、悪いことをしている自覚があって、悪いことをしている人であるケースが多いからです。

> 悪い――というところまではいかないにせよ、相手の望んでいないことをしているという認識はあるのでしょう。やましいところがないのなら、「ガスの検針です」「佐川急便です」「国民健康保険の集金です」と言えばよいわけで。

そうですね、同感です。
私自身も、電話などで相手が名乗らなければ気分悪いですし。


けれど、西澤さんの

>自分から匿名で発言するなんてのは本来「恥ずかしい、恥ずべき」ことなんです。「悪いイメージが先行」もへったくれもありません。

この主張はおかしいと思いますね。
どういった根拠で述べられているのか、理解に苦しみます。
何故、匿名であると「恥しい・恥ずべき」なのですか?
それは「匿名」であることが悪い印象を与える可能性があるからですか?
しかし、私には悪い印象を与える事と恥ずべき事とは論理的な因果関係が見えません。
私には、この主張こそ「悪いイメージが先行」することの極端な例に思えますが・・・。


> 自分は自己責任の意味を理解しており、匿名掲示板に自己責任で書くにあたって、妥当な自衛策として匿名を選択しているのである。よって非難されるいわれはない。――てなところです。

この主張、正直おかしいですね・・・。
確かに、書き込むことに関する自己責任(自分の情報を開示するか否か)は果たしていると思います。
しかし、「匿名」に関する責任は果たしていないと思います。
ここで言う「責任」は、新木さんに対する説明責任といったところでしょうか。
説明がしっかりしていなかった(説明責任を果していなかった)からこそ、荒木さんは制裁を加えた。
逆に言えば、新木さんを納得させる説明が出来ていれば、荒木さんから制裁を加えられることは無かったでしょうし。
荒木さんの納得に足る説明を出来なかったならば、「匿名」で発言する自由を放棄するか、発言する事自体をやめるかしか無いと思います。

★ネットゲームとか

まず、村田さんの説明について、多少事実と違う点や補足したい点が有ったので、コメントさせていただきます。

> 確かに物凄い短期間でレベルが上がるとは書きましたが、それは「ごく一部の人間」に限った事です。

基本的には同感なんですが、恐らく普通の人が感じる「ごく一部」では無いと思います。
確かに、一から普通にモンスターを倒してアイテムを手に入れてお金を稼ぐのは非常に時間が掛かります。
しかし、ラグナロク(以下RO)においては商人系のキャラクターとある程度の元手(1M程度あれば十分です)があれば、物流をするだけでお金がどんどん貯まっていきます。
例えば、ある武器を売りたがっている人から10万で買い、欲しがっている人に20万で売る。
こういったことで儲ける事ができるため(まさしく社会の縮図なわけですが)、商人系のキャラクターを持っている人の多くは、村田さんが目安とした30M程度の資産を持っています。
このことが、ROの現在の状況を形作る大きな一因になっていると思います。

> (ROに限らず)ネットゲームにおける悪事とは、BOT(*2)、RMT(*3)、PK(*4)・MPK(*5)の3つになると思われます。

ん〜と、これ全てROに限った話になってしまいますよ。
BOTはいわばマクロ的な要素をもったものなのですが、(BOTはROで生まれた言葉)マクロの使用がOKなエランシアというMMORPGがかつてありました。
RMTは、確かに日本の多くのオンラインゲームで禁止されていますが、Lineageでは禁止されておりません。ウルティマも大丈夫だったような気がします。
PKに関しては、RO以外のMMORPGではまず認められている行為です。
以前、新木さんが小説のあとがきに書いていらっしゃいましたよね。
MPKはPKがシステム上できないROで生まれたPKをする方法です。

あと、ROにおいても全て違法行為ではありません。正しくは規約違反(ルール違反)ですね。(BOTを作成することは違法行為になる可能性もありますが)


> オートパイロットで戦闘が安全にできてしまえるシステムは、欠陥がある気がしますね。

そうですね。ROに限らずいくつもの「クリックゲーム」と揶揄されるMMORPGは同じ欠陥を持っていると思います。
けれど、FPSのように人間の判断に依存しすぎても新規参入が見込みにくいというジレンマがあるのかも知れません。
人気のあるMMORPGは大抵クリックゲームの域を出ませんし。

> FF11だと、釣りスキル上げでオートパイロットしてると、アカウント剥奪ですね。

それは恐らく、管理会社の管理の差でしょうね。
ROの管理会社(日本でのという意味)は非常に管理が杜撰ということで有名ですので・・・。


★その他
また、こんなに長くなってしまいました・・・(汗)
文章書くの苦手なもので、いつも長くなっちゃうんですよね。
そして長く書くと微妙に疲れてしまい、余計ダラダラと長くなるという悪循環。
息抜きで、分かりやすい文章を長く書けてしまう職業作家の偉大さをしみじみと感じています。


ゲームのルール
No.3268 投稿日 2004年5月24日(月)23時25分 投稿者 うに。
>MS-14Sさん
新木さんの名前が微妙な状態で入り乱れてますね。。。

ゲームにおいてルールが法律なので違法という意味ではルール違反はゲームの中では違法と言っても問題は無いような気がします。厳密ではありませんが。。。

あと、やはり明文化されたルールと明文化されていない慣習ルールがあると思います。この辺はもう現実世界と似たようなものですよね。

それと、ゲーム界のアイテムを現実世界で取引することはどこも原則として禁止と考えたほうがいいと思うなぁ。ゲームの管理会社もそこまでは管理しきれないから手をこまねいてると思う(売買なのか善意の譲渡か判断できない)。まぁ、個人的には「好きにすれば〜」なんですけどね。「買う」ことがおいらの美意識に沿わないから買うことはないので。。。


匿名あれこれ
No.3269 投稿日 2004年5月24日(月)23時51分 投稿者
西澤 隆
新木さん>
>尻ぬぐいはどこがやることになるんだ?

いくら理不尽でも、それぞれの場でモラルを保つ努力をするしかないのでしょうね。
ただ、そのために「火の粉を払う」必要はあるかも知れませんが、「尻ぬぐい」までしてやらなきゃならないとまでは思いません。というか、そう思ってしまうと運営のコストが高くなり過ぎるのではないかと。

MS-14Sさん>
>何故、匿名であると「恥しい・恥ずべき」なのですか?

「本来」と書いた通り。
言を挙げるにあたって名乗るのは当然の礼儀だからです。良識の問題です。

>それは「匿名」であることが悪い印象を与える可能性があるからですか?

逆です。
良識に反することをしている以上、悪い印象を持たれても仕方ないですね、という話をしました。


いろいろ
No.3270 投稿日 2004年5月25日(火)03時54分 投稿者
新木 伸
>バックアップの取られない30分

 UOは初期の頃は、そうでしたね。
 システムによるセーブは1時間に1回で、プレイをしているとゲーム中にメッセージが出てきます。
 システムダウンが予告されているとき、時間を見計らえば、システムダウンまでにセーブはない。――と、わかります。

 そのあいだにやったことは、まったく反映されない。
 そこらのプレイヤーを殺してみたり、普段やらない悪さをするような人が、けっこういましたっけ。PKすると名前が赤くなっちゃって、凶状持ちであることが一発で周囲にバレるようになるのですが。
 予告されていたシステムダウンが急に取りやめになったりして、悪さの結果がそのまま残っちゃったりして、途方に暮れている人とかいましたっけ。


 しかし……。
 あれれ? みんなやっぱり知らなかったのかな?
 あれって、じつはゲームの中だけの話ではなかったんですよ。

 1日って、24時間ですよね。
 でもみんな忘れてますけど、じつは25時まであるんですよ。しかしその1時間の記憶は翌日に残らないし、すべて24時の状態でリセットされちゃいますので、一般的には、その1時間はないことになっていますけど。
 僕はどういうわけか、その1時間の記憶を有している人間なのですが。
 100人にひとりぐらい、そういう人がいるみたいです。

 でも記憶は残らないというのに、不思議なことに、誰もが皆、その時間が来ると不意に思い出すみたいなんですよね。「この1時間はなかったことになる1時間だ」てなことを。

 皆は覚えていないのかもしれませんが、もう、その時間ってのはすごいもんなんですよ。誰もやりたいほうだい。

 ええ、まあ中学生ぐらいのころは、はっちゃけて色々やったりしましたが。同じようにその1時間の記憶を残している仲間を見つけ出して自警団みたいなことをやってみたりとか。
 まあ最近は諦めきったし。35年もやってりゃいいかげん慣れますから、家に閉じこもって外に出て行かないことにしていますけどね。そしたらおとといのその時間は、アパートに放火されて焼け死んじゃいましたけど。まあ時間が過ぎればすべて元通りなんですが。ず〜っと繰り返されてきたことなんですけど。
 ただ僕の場合は記憶だけが残るので、困るんですよね。焼け死ぬときって、べつに熱くないんですよね。ただ痛いばかり。
 作家やっているんで、仕事の役に立ってますが。焼け死ぬ体験なんて、なかなかできない。

 ――とかいうネタの話を、そのうち書くかも。(笑)




>ROのBOT対策

 まわりのプレイヤーからは、「あいつBOTっぽいな」とかわかるわけですよね。
 通報とかは行われていないのかな?
 話しかけても返事がなくって、黙々と狩りを続けていたら、GM呼んでBANしてもらえばよさそうなものだし。
 BOT専用のGMがいてもよさそうなものだし。

 システムサイドが、あまりアクティブでないのかしらん。

 ただこれってプレイヤーの良識というか、モラルの問題だから、「BOTやってたっていいじゃん。いやむしろBOTをやる自由と権利があるはずだ」なんて言い出すプレイヤーが多数派を占めているようだと機能しないだろうけど。




>MS-14Sさん

>>自分は自己責任の意味を理解しており、匿名掲示板に自己責任で書くにあたって、妥当な自衛策として匿名を選択しているのである。よって非難されるいわれはない。――てなところです。

 これを言ってきたのは、まあ小説において弟子みたいな関係にあったやつなので。僕が質に取ったのはその場所に出入りしていいという権利。
 いくら説明してきても、僕は言葉じゃ納得しなかったでしょうね。謝ってはくるのですが、ぜんぜん許しませんでした。謝って反省を口にすれば、許してもらえるし、相手は許さなければならない。それが社会のルールってものだろう――とか、変な認識をしている甘ちゃんでした。
 どうして許されたのかというと、書きこみから「ふて腐れた色」が消えたからです。
 「僕は確かに悪いことをしました。でも仕方ないじゃないですか」というのが、ふて腐れた色ってものでして。
 それがすっかり消えました。ようやく自己責任の意味がわかったらしく。まあ奇跡のようなものです。
 ネット上の言葉のやりとりだけで、人を更正させたのは、あとにも先にも、あれっきりですが。




>ネットゲーム、PKとか

 PKが行えるゲームは、ネットゲーム全体の5割程度ではないかしらん?
 最近は名前さえ知らないものがあるぐらいなので、詳しくないのですが。

 FF11では完全不可能。
 リネージュ2では完全可能。でもPKっていないみたい。

 EVER QUESTでは、基本的に不可。
 ただPKフラグを立てることはできて、PKはPK同士で殺し合いができます。
 またアリーナ(決闘場)という場所だとか、プレイヤー同士でコマンドを交わして決闘状態にすれば、殺し合いできます。死んでもペナルティはなし。経験値は減らず、アイテムも取られません。ただ死ぬだけ。
 プレイヤーキャラ同士の強さを確かめ合うとか、暇つぶしとかに戦っている人がたまにいます。

 またPvPサーバーという、GOOD種族とEVIL種族が闘争をやっている設定のサーバーなんかも立っていて、そこではヒューマン&エルフ&ドワーフ連合と、ダークエルフ&オーク&オーガ連合とが、闘争を行っているのだそうな。
 種族によらずPKできるサーバーもありますが、思ったほど、PK行為は行われていない模様。案外

 しかしUOが出た当初、PKに関しては賛否両論入り交じって、すごい論争になってましたっけ。
 善と悪との対立がUOってゲームの世界観であるので、PK要素は必須だったのでしょうけど。
 あとスリも横行していたし、面白いといえば面白いゲームだったなぁ。

 ただシステムデザイン側の目論見を越えて、悪人側の悪知恵が勝ってしまったようでして。
 悪人に対するペナルティを大きくしすぎると、こんどは悪いことをしようとする人がいなくなってしまってよろしくない。

 僕の場合は、家具まで整えて、色々と蓄えたりしていた「お家」に空き巣に入られてしまい、荒らされてしまったことがショックで、UOは辞めました。
 ゲームの中でまで、やるせない気分を味わいたくないということで。
 泥棒側は気分爽快なんでしょうけどねぇ。泥棒や悪人に食い物にされる哀れなヒツジさん役をやらされるのは、まっぴらでして。
 バグを使って家に侵入する方法がいくつもあった時代です。その後、他人の侵入を完璧に防げるようになったらしいですが、いまはどうなんだろう。
 ちなみにUOは家を買って、平野に建てることができました。




>アイテムの現実世界での売買

 どこのゲームも規約では「禁止」となっているものだと思いましたが。
 それは「ゲーム」という概念の基本的なお約束かと。ゲームは現実と切り離されたところにあるからこそゲームなのであって、面白いわけですし。
 将棋やってて、「それ待ってくれたら。千円払う」とか、麻雀やってて「誰か白1枚売ってくんない? そしたら大三元揃うんだけどさ」とか、ゴルフやってて「5万でいまの一打の打ち直しさせてくれんかね」とかやってたら、おもしろくないでしょう?
 倫理的にどうよ、ということではなくて、それをやってしまってはルールが崩壊するので、ゲームとして成り立たなくなるということ。

 リネージュには「禁止」の条文がないのかしらん?
 それともルール的には禁止だけど、実質、野放し状態という意味?

 実質野放し状態といったら、まあどこもそうなのでしょうね。大手のところで、たまに見せしめ的な抑止力として、訴訟を起こしているくらいで。(ゲームバランスに無視できない影響を与えたので損害賠償何万ドル払え、みたいな)





>金がパワーとなるゲーム

 そういやMTGだとか、トレーディングカードゲームの類って、ある程度のところまでは金がものをいう世界でしたっけ。
 レアカードなんか、普通に高値がついて売られてますし。

 うーん。商売としては良いのだろうけど、ゲームとしては下衆だなぁ。





>オートパイロット

 オートパイロットが防げないなら、いっそのこと、システムに含めちゃえばいいのかな。
 つまりオートパイロットで遊ぶのが普通の遊び方であるMMORPGを作ってしまうわけですね。
 その行為が問題となるのは、それが「ズル」であるからであって、みんなができるようになっていればズルではないわけです。

 装備やスキルを習得することによって、オートパイロット機能が拡張されてゆくとか。
 もちろんフルマニュアルで遊ぶこともできる。
 ああ、パーティプレイをするとき、相手を見つけるのに苦労しなくて良さそうだなぁ。

 商店経営でもするような感覚で、毎日1回チェックして、経験値の入り具合と、お金やアイテムのドロップ具合を見るわけですね。

 システム側にとっても、具合がいいんじゃないかな。
 商売としてのMMORPGが必要としているのは、継続してそのゲームに金を落としてくれる客であって、プレイヤーのプレイ時間ではないところがミソ。





>匿名発言

 掲示板に書きこみするとき、名前を記入しないと書きこみさせてもらえずにハネられるのが、普通の仕様だと思ってました。
 そうか名前なしじゃ発言しちゃいかんのか。――と、そこで学習するものじゃないでしょうか。ネット初心者というのは。

 名無しさんとかいう名前が、あれ皆で示し合わせて入れている統一名前ではなくて、空白で書きこみするとデフォルトで入るのだと知ったとき、やはりカルチャーショックを感じましたね。

 生まれて初めての書きこみをあそこで行った人というのは、「そうか名前入れないでいいんだ」と学習するわけで。




>西澤さん

>>「尻ぬぐい」までしてやらなきゃならないとまでは思いません。というか、そう思ってしまうと運営のコストが高くなり過ぎるのではないかと。

 個人的には、それは無責任であると思います。
 不愉快なことは遠ざけて、大人たちだけで内輪の仲間を作り上げて交流することは、短期的に見れば、実のある話や活動が行えることに繋がるでしょうが……。
 内輪でこもっているあいだに、その閉鎖集団を取り巻く周囲の環境が荒廃してゆくので、長期的には損となるでしょう。

 臭いものには蓋をしろ、というのが、理性ある人間の行動として、褒められたことではないのと同じことかと。
 まあ、現実生活の中で山ほどの尻ぬぐいをしている人は、ネット社会の中くらいは息抜きしたい、というのがあるでしょうけど。

 とはいっても、こちらも人間だし、どこまでも尻ぬぐいしていたらキリがありませんし。
 まあ自分の手元に飛びこんできて、縁ができたときぐらいに限定していますが。
 あ――、たまに縁がある場合には出張サービスもしています。人様のところに押しかけていって説教垂れて、害獣扱いされてますが。

 ファンページのほうは、最近、手を離しちゃったかなぁ。
 叱ったりしないで、ああして穏やかに済ませてしまう態度のほうが、大人の態度と思われるようです。
 勘違いなんだけどな。それは大人の義務の放棄でしかないんですけど。


 とりあえず僕は、自分を更正させてくれた恩人が、5〜6人いるみたいなので。
 上に書いたように一人はもう更正させてますから、あと4〜5人叩き直したら、大人の義務を放棄して丸くなる予定でいます。(笑)

 西澤さんは、ノルマ、あと何人ですか?


またもやゲーム関係
No.3271 投稿日 2004年5月25日(火)09時30分 投稿者 村田
>MS-14Sさん
>商人系のキャラクターを持っている人の多くは、村田さんが目安とした30M程度の資産を持っています。
 そうですか? 私、ホントについ1ヶ月前までやってましたが、実際にそこまで商業をうまく扱いきってる人物って居ませんよ? MS-14Sさんおよびその周囲の方のレベルやRO歴が分からないので断定しきれませんが、少なくとも私の周囲では、総資産10Mぐらいなら割と居ますが、30Mぐらいになるとそれほど居ませんよ。(ちなみに、私の1年半ほどで蓄えた総資産は20M程度でした)
 けど確かに、「ごく」一部とまで言ったのは少々言いすぎだったかもしれないとは思います。少し訂正しておきます。
 と、ここまで書いて確かに30M持ってる人間が少ないわけではない、という事実を思い出しました。それはBOSS狩りを頻繁にしている人たちです。ROの中には、一定時間ごとに1匹だけ出現するボスと呼ばれる敵が居ますが、それが落とすレアアイテムなら確かに数10Mとかになりますから条件を満たしているとは言えますけど、それが出来る人ってそれほど多くないから、結局「一部」の人間だと思うんですが、どうでしょうか?

>Lineageでは禁止されておりません
 あれ? 昔、とある大学教授がネットゲーム(サンプルとしてLineage)に関する人格などの研究についてを紹介したネットニュースを見たんですが、その中では禁止行為であると書いてあった気がするんですが… 今度、やってる知人に聞いて確認を取ってみます(ウルティマに関しても別の知人に)。


>新木さん
>通報・GMコール・BAN
 無論あります、居ます。しかし、結論から言ってしまえば、反応が鈍い、または来ないというだけです。管理会社の言い分としては、確か人数が不足気味で対応が遅れてしまっていて、ユーザの皆様にはご迷惑をおかけしています、などといった言い訳を述べていた気が…(その割には、現在計4つのネットゲームの管理業務を行っていますが) あ、GMコールに関しては、別の苦情などがあまりに多く(それはそれで問題ですが)、かなり昔に昨日を封鎖したはずです。だから、公式ページからの通報しか出来ず、それ故なのか、反応・動きが十分でないという事態になっています。

>PK
 ROにおいて、PKできる空間というのはあります(アリーナ、ギルド攻城戦と言われる物)が、基本的にフィールドやダンジョンで出来ない、という意味でPK不可と述べました。

>オートパイロット
 私の周囲の意見としては、BOTなんてやって何が面白いんだろう? というのがあります。ゲームなんてものは、自分で頑張ってLvなりを上げてこそ面白いのに、どうしてそんな事をするのかねぇ? 何が面白いのかねぇ? やっぱりRMTでもするからかな? という考えなのですが、新木さんはどう思われますか?


>尻拭い、ノルマ
 ノルマ… 私は比較的放置してしまう人間ですから、ノルマを課せられると少々辛いです… しかし、せめて自分の周囲だけは笑ってられるようにはしたいなとは思っていますが(つまり、せめて周囲だけでもちゃんと諌めようとは思ってます)。

PS.最近長文続きになっていますけど、読んでて辛いという方いらっしゃったら、極力縮めるよう努力しますので…(これの前の文章なんて、45分ぐらい掛けて書いてましたから… 自分でもびっくりしました)


色々
No.3272 投稿日 2004年5月25日(火)11時39分 投稿者 うに。
>ネタ話
記憶に残らない1時間ですか〜。しかしその1時間の記憶が残ってしまう特異体質な人たちがいると。これ「人間が作った24時間365日制はやはり無理があり1年に数時間のずれが発生し人間はこの時間を無視しいつの間にか無いことになり記憶から削除されるようになった」なんてのもありかもしれませんね。自分が作ったルールにそぐわないから無いことにしてしまった結果として完全に認識できなくなるみたいな。昔、あちらこちらにいた妖怪達が時代とともに空想で本当はいないことにされたように(w。

>BOT
「俺は寡黙な戦士だ」となりきってしゃべらずに黙々とゲームしていたらBOTとしてリジェクトされたりして。そのうち、いかにしてBOTらしく動くかを極める人とか出てきそうですね。世の中には色々な人がいるし(w。ついたあだ名が「BOT戦士」みたいな。ふと思ったけど無意味にしゃべり続けるBOTとかってそのうち出てきそうですよね。延々と源氏物語を朗読しながら戦ってるBOTとか。。。

>名無しさん
そうそう、おいらも「あ〜、ここでは匿名発言するときのルールはハンドルをみんなで同じにしてるのか〜」と思いました。「別にわざわざ統一することもないのになぁ」と思っていました。そのときの気分で適当にハンドル付けてればいいのにとね。

>ネットゲー運営
ネットゲームの運営そのものがまだまだ未熟(金を払うほうが未熟ともいう)で中々スタッフを用意できないというのが現実なのでしょうねぇ。ボランティアスタッフも安定性ではやっぱよくないと思うし。あと、やっぱネットゲーの管理といいながら主力はソフト開発だと思うんで優秀な営業というかアドバイザーが不在なのですかねぇ。おいらはネットゲーというと「信長の野望」しかやってないけどこれはUOとかとはまったくシステム違うから全然生きた意見が言えない(^^;。光栄は基本的にチャットルームだけ公開しててそこで集まった人が光栄のネットから抜けてゲームする人だけでネットワークを組むというシステムでした。だからIRCとかで打ち合わせてゲームスタートもできるという自由度がありました。

>ノルマ
おいらの場合はソフトの開発系がメインフィールドになります。MLとかで火の手が上がることもありますけど基本的に「質問に仕方が悪い」とかそういった方向ばかりですね。あと空気が読めない質問とか場違いな質問についても何らかの注意は出ます。とはいえ、多くの人が仕事でやってる場合がおおいから基本的に「パブリックな社会人らしさ」を求めることが多いような気がします。多くは社会人なので「更生できるかは貴方しだい」というところでしょうか。


RMT
No.3273 投稿日 2004年5月25日(火)21時58分 投稿者 にゃも
>Lineageでは
禁止されていますよ。利用規約にもちゃんと書かれていますし。ただ、放置されているのが現状じゃないですかねぇ・・・


しつこいようですが…
No.3274 投稿日 2004年5月25日(火)22時58分 投稿者 村田
>RMTは、〜、Lineageでは禁止されておりません。ウルティマも大丈夫だったような気がします。
 公式サイトおよび知人に聞いたりで調べた所、Lineageでは利用約約款第12条で禁止されています。ウルティマの方は、どうも黙認されている模様。ちなみに、LineageUの方も禁止となっています。

>しゃべらずに黙々とゲームしていたらBOTとしてリジェクトされたりして
>無意味にしゃべり続けるBOT
 寡黙だった所為かどうかは不明ですが、BOTと間違ってBANされたユーザって結構居ますよ(かなり問題ですが)。ちゃんとその後の申請でBAN解除された模様ですが。
 あと、無意味に、ではありませんがキーワードに反応して応答するBOTは既に存在してますよ。但し、会話が非常に単調なので、しばらく話してると直ぐに分かりますが。あと、源氏物語読まれれたら、さすがにBOTの嫌疑が掛かってGMに連行されそうです(苦笑)


大人の責任とか
No.3275 投稿日 2004年5月25日(火)23時14分 投稿者
西澤 隆
ええと、念のため申しておきますが、僕は別に穏やかに済ませろとか丸くなれとか進言しているわけではありません。また、結果的に同じ事だと思われるかもしれませんが、 不愉快なことを遠ざけて大人たちだけで内輪の仲間を作り上げて交流するのが良い、と申しているのでもないです。自分自身、そんなに立派な大人だとも思っていませんし。

ただ(さして豊富ではありませんが)経験上、“無責任の自由”にぱーぱー浮かれている最中の人間に自己責任の何たるかを説いてもかなりの高確率で無駄だろうと思うのです。
いずれその虚しさに気付いてふと周りを見渡した時に、厨房時代にはまるで相手にされなかったけれど、改めて見直してみると実は有意義なコミュニケーションが成されている場だった…というような所がそちこちにあれば。それで学ぶ人は自ずから学ぶでしょう。
#気付かない人に気付かせるのはかなり無理です。

今の所、僕は自分がそうやって学べる場に不自由してないですし、それらの場が閉鎖的になっているようにも感じていません。厨房は騒がしいんで目立つのかもしれませんが、その傍らで粛々と入ってくる人もちゃんといます。

ノルマ>
…を数えようにも、現在進行形で借金を重ねていますので。とうてい「上がり」は見えません。僕が貸してやれた相手なんて果たしているのかどうか…。
#まぁ、「借りた」と思うのも「貸した」と思うのも自分の勝手ですけれどね。


色々話が展開して来ましたね。
No.3276 投稿日 2004年5月25日(火)23時55分 投稿者 MS-14S
こういうのって、楽しいなぁ。

★匿名関連

>「本来」と書いた通り。
>言を挙げるにあたって名乗るのは当然の礼儀だからです。良識の問題です。

なるほど、礼儀的な面でのお話ですか。
その点では納得する面も多々あります。
しかし、それはTPOによるのではないのでしょうか?

確かに、公的な場であるとか、多くの人に主張したいという目的があるとか、TPOによって名乗るのは当然の礼儀となります。
けれど、どんな場面でも常に名乗らないと礼儀知らずなのでしょうか?
例えば、スポーツ観戦などに行って同じチームを応援している人と話したりすることありますよね。そのとき必ず名乗りますか?
名乗らない人は礼儀知らずなのですか?

掲示板に書き込む事は、必ず何かを主張するような仰々しいことなのでしょうか?
私は、掲示板やチャットの素晴らしい点は場所を越えて多くの人と「雑談」を出来ることだと思っています。
「雑談」をするのに名前はいらない。話題があればそれで良いと思います。雑談をするときに名乗らなくても恥ずべきことでは無いと思います。
(少なくとも、重要な要素ではありません)

こういった考えに慣れてきたら、討論や主張でさえ「匿名」でも内容次第じゃないかと思うようになったわけですが。(笑)

★ゲーム関連その1(PK編)

> PKが行えるゲームは、ネットゲーム全体の5割程度ではないかしらん?
> 最近は名前さえ知らないものがあるぐらいなので、詳しくないのですが。

私自身も、RO以降はLineage2のクローズβテストに手を出したくらいで、最近のはあまり知らないです。
そんなにPK無しのゲームが増えてきているんですか。
ROが出た当初は、ROもPK実装予定でしたし、周りの主なMMORPGも全てPK可能でした。(UO・ガディウス・Lineage他)
*ちなみにガディウスはプレイヤー達が所属している国があり、国同士は戦争状態みたいな設定があったため、PK推奨どころか日常茶飯事でした。

> FF11では完全不可能。
> リネージュ2では完全可能。でもPKっていないみたい。

FFが不可能なのは、元が家庭用ゲームだからじゃないでしょうか。
小学生がFF10をやる感覚でやり始めて、いきなり同じプレイヤーに殺されたらやめちゃいそうですからね。
Lineage2に関してはクローズβの時は結構頻繁にPK起きていましたね。
ただ、PKすると(赤ネームになると)敵にまわるNPCがフィールド上にうじゃうじゃいたので、やる人が減っていったのかもしれません。


★ゲーム関連その2(RMT・BOT編)

>それと、ゲーム界のアイテムを現実世界で取引することはどこも原則として禁止と考えたほうがいいと思うなぁ。ゲームの管理会社もそこまでは管理しきれないから手をこまねいてると思う(売買なのか善意の譲渡か判断できない)。まぁ、個人的には「好きにすれば〜」なんですけどね。「買う」ことがおいらの美意識に沿わないから買うことはないので。。。

この部分、非常に同感です。

>>Lineageでは禁止されておりません
> あれ? 昔、とある大学教授がネットゲーム(サンプルとしてLineage)に関する人格などの研究についてを紹介したネットニュースを見たんですが、その中では禁止行為であると書いてあった気がするんですが… 今度、やってる知人に聞いて確認を取ってみます(ウルティマに関しても別の知人に)。

ちょっと、自分自身記憶があやふやだったので、確認してみました。
UOがRMT容認でした。Linegeは2の規約を確認したところ禁止でした。

>「俺は寡黙な戦士だ」となりきってしゃべらずに黙々とゲームしていたらBOTとしてリジェクトされたりして。

現実にそういった問題は多々起きています。
私なんて「キャラクタの名前がBOTっぽい」というふざけた理由でBOT扱いされた事があります。
そのときは普通に見知らぬ人と雑談をしてたのですが、いきなり「BOTで金貯めたの?」とか言われました。(苦笑)
個人的には、他人を簡単にBOT扱いするユーザの方が問題だと感じていたりします。

★ゲーム関連その3(その他)

> そうですか? 私、ホントについ1ヶ月前までやってましたが、実際にそこまで商業をうまく扱いきってる人物って居ませんよ? 

サーバによりけりな面はあると思いますが、俗に言う「放置露店」が出来る環境ならば(やろうと思えば)お金は簡単に貯まります。
私はβ開始の頃からのユーザですが、課金後にサーバを変えているので、現在のメインサーバのプレイ期間は1年半弱といったところでしょうか。(内半年ほどは週末のみ1dayでプレイ)
商人を効果的に使ったのは約2ヶ月ほどだと思いますが、それだけで資産的には30M程度は稼いだと思います。(平均1日500kくらい稼いでいたので)
あとは、私はそこまで無駄遣いをしない性質なので、稼ぎやすかった面はあると思います。

>結局「一部」の人間だと思うんですが、どうでしょうか?

結局「一部」と言われると、確かにその通りなんですよね。
確かに、1アカウントのみで商人を使わずにプレイしてる人は、まず数十Mなんて持ってませんし。
ただ、商人を持っているユーザと前提を置くと、かなり多くの人が数十M単位の資産を持っています。
理由としては、
1.RO内のお金のほとんどはNPCではなく露店に流れる仕組みになっている事。(現在はほんの少し緩和されています)
2.「買いチャット」で買う値段より露店で売れる値段の方が明らかに高い事。
3.安くないと売れないと思われがちな消耗品も、実は高値でも売れる事。
4.微レア(青箱とか枝とかです)は結構すぐに売り切れることが多い事。
5.実は首都より地方の方が売れ行きが良い事。(ついでに高めで売れる)
おまけ.青ハーブはかなり儲かる。

実はROで薄利多売の商人って全く儲からないので(笑)、薄利多売だけをやっているとダメですが、上記の2〜4のどれかに気付くと、1で書いた前提が効いてきてどんどんお金貯まるんですよ。加えて5に気付くとなおさらですね。



っと書いてる間にLineageの件について突っ込みが・・・。
今日も書くのに1時間半くらいかかってしまいました。(笑)


MMORPGとか
No.3277 投稿日 2004年5月26日(水)16時58分 投稿者 無敗のペテン師
大変お久しぶりです。以前ここに書き込みをしてからずいぶん時間があいてしまいました(汗

今話題がネットゲームに関しての事なので、私も少し私的意見を。

>RMTについて

私がやっているネットゲームは「FF11」なんですが、FFは他のネットゲームと違って、他国の人と同じサーバーで遊ぶ仕様になっています。
半年位前にNA(北アメリカ)版が発売される前までは、日本人と台湾、韓国、あと少しの中国、シンガポールの人たちが遊んでました。
ここでとんでもない事件が起きたんです。
当時、FF11の中でのツール使用(ROにおけるBOTプログラムの様なもの)が禁止されてなかったのをいいことに、不在ツールを使用して大量のお金を手に入れる外国人が沢山出てきたんです。
理由は何か……RMTです。
日本の「円」の価値が高い事に目をつけたFF11ユーザーが、ゲーム内で大量のお金を手に入れ、
ソレを日本人に「円」と交換で売り(RMT)、その「円」を自国の通貨にかえて儲けるという仕組みが出来上がってしまいました。
本当の話かどうか確認は取れませんが、韓国の小学生が家を買ったとか…
FF11の当時の発売元のスクエアはそれでもツール使用を禁止せず、結局日本人の多くもそのツールを使うことになり、ゲーム内のモラルが低下する…
という事態が起きました。今ではNA対策としてツール使用は禁止されましたが
(NAでは例えモラルが低下しようとツールの使用はほぼ必ずやる。禁止されてても。要は見つけたら退会させることが出来る理由を作ったって事ですね)、その禁止事項が増えただけで韓国、台湾のユーザーが激減したのが、いかにFF11が「ビジネス」として成り立っていたか分かります。

>お金と流通
ROでは敵が落としたレアアイテムを他のPCに出来るだけ高値で売る。というのがメジャーなお金の稼ぎ方だと思うんですが、FF11は少し違います。
確かにFFでも敵が落とすアイテムの中には高額でやり取りする物も沢山有りますが、メジャーなお金稼ぎかと言うとちょっと違うような気がします。
まずFF11において、レアアイテムを出す敵の出現する時間枠、場所等が決まっているというのが大きな差でしょうか。ROは大量に居る敵を倒していると、おもむろにレアアイテムを落として、「あ、ラッキー」といった感覚になります。しかしFFにおいては他のプレイヤーと出現ポイントで決まった時間枠の間ず〜っと睨み合っていないといけなくなります。
そのせいで他のプレイヤーとギスギスした雰囲気になりがちです。
そんな空気も全然気にしないと言う人なら問題はないのでしょうが、
あくまでゲームは楽しくやりたいと言う人は、別のお金稼ぎを模索します。
そこで出てくるのが「合成」とそれに伴う「材料」です。
FFにおいてはいくつかの合成区分があり、合成を繰り返していくことによってスキルを磨き、より高価なもの・より需要があるものを作ることが出来るようになるシステムがあります。
普通の人は、自分で材料を集めて、それをそのまま合成職人に売るか、自分で合成して商品にするのがメジャーなお金稼ぎになってます。
一攫千金のレアアイテムと誰もができるお手軽材料狩りと中々バランスが良いように聞こえますが、ここにも大きな穴が…。
先ほども書きましたが、合成スキルを上げるためには合成を繰り返すしかありません。したがってスキルを上げていると、どうしても合成した品物が手元に残ります。コレだけ聞くとスキル上げとお金稼ぎ両方出来るような気がしますが、実際はそうでは無いんです。
沢山の人がスキルを上げていくと同じ商品が沢山出来ることになります。
供給過多になる訳ですね…。おかげでその品物は安くしないと売れないようになり、結果として材料代よりも安くなってしまうことも珍しくありません。
この状況はネットゲーム特有の「パッチ」作業が行われたときが一番激しく、
新しい合成、材料等が実装されたときに所謂「廃人」と言われる一部の方々がものすごい勢いでそのアイテムをつくり、高い値段で売り倒し、他のプレイヤーがその商品を作るだけのスキル、材料を集める位の時期になると値段を一気に下げる…と言う図式になってます。

結局MMOというのは時間をいくら費やせるかが楽しむことに繋がるのかと…
他人から見れば「廃人」と見られるくらいにならないとゲームを最後まで楽しむ(?)事が出来ないのはどうかと思ってます。

何かすでに「ゲーム」ではなくなっているような気がします。
確かに現実社会と同じような現象、事象が起きるのが楽しみの一つであるMMOですが、もっと真の意味で楽しめるものが無いかと常に次世代のものを漁っている状況です。

長々と書いてしまいましたが、結局何が言いたいのかというと

確かに一部分の人が得をするのがMMOではないのか?

と言う事です。

しかし…ここに書いてて自分が何故FFをやめないのかふと疑問に思い、理由を考えてみたら
「ゲームで知り合った仲間と別れたくない」
なんて答えに行き着いたりして
やっぱりネットというのは面白いと再確認しちゃいました (^-^)

乱文失礼しました m(__)m


いろいろ
No.3278 投稿日 2004年5月27日(木)00時24分 投稿者
新木 伸
>西澤さん

 べつに断罪しているわけではありませんので。心配なく。

 「一定水準以下」には手を差し伸べても無駄だし、コスト的に引き合わないからやめとこう、てな判断は、どこでもあるわけです。

 たとえば僕など、小説家なんてやっていますけど。
 二十歳過ぎて文章を書き始めたようなやつの書く文章なんて、しょせん読めやしないからなに言ってもやっても無駄、なんて突き放されてしまう領域なんてのも存在するわけで。(笑)

 西澤さんは「一定水準以下の馬鹿」にはなにをやっても無駄と思っているわけですね。
 で、実際になにもやっていない。それ以上なら手を掛けることもあるけれど。

 水準をどこに置いてもいいのですけど、その水準のところでは、「馬鹿」の引き上げ努力をやっていてほしいなぁと思います。それをやめてしまうと、それこそ、権利の享受にしかならず、義務の放棄になってしまいますので。

 ちなみに「救いようのない馬鹿」から引き上げられた経験がある人間は、その水準がかなり下のほうにくるもののようです。
 そしてはじめから理性のあった人は、水準が高めになってしまう模様。実名名乗っていないやつとは、あまり話したくない、というあたりは、かなり高めの証拠ですよね。

 ぱっと見たところ、中間領域がいま不足しているんじゃないかなぁ。
 普通の馬鹿から、普通の真人間にしてもらったあたりの人が、その義務を放棄している気がします。




>スポーツ観戦しているときの隣人
>MS-14Sさん

>>例えば、スポーツ観戦などに行って同じチームを応援している人と話したりすることありますよね。そのとき必ず名乗りますか? 名乗らない人は礼儀知らずなのですか?

 これは誤解していますよ。
 正しいたとえを持ち出すのなら、「スポーツ観戦していて隣の席にいた人が、覆面をしたまま話しかけていたらどうなのか」てな感じになるはず。

 顔を見せている時点で、匿名ではありません。
 名前を聞かされるのより正確に、個人を特定できる情報――「顔」を相手に見せていますから。
 名前なんて、いくらでも偽名を使えますけど、「顔」は偽れないじゃないですか。


 ――で、覆面のまま話しかけてくるのは、どうですか?
 これは礼儀知らずに思えます?
 どうしてその覆面を取らないんだ? ――とか思ったりします?
 どうでしょうか?

 このあたり訊いてみたいところ。MSさんは、ここでは匿名発言肯定の少数派みたいだし。


 掲示板の場合には、顔を見せることができないものだから、しかたなく、せめて「名前だけでも見せておこう」となるわけですね。

 ちなみにいまは廃れちゃっているかもしれませんけど、メールや私信で、相手に自分のことを信用してもらうためには、最低でも、自分の住所氏名を記す必要があります。
 たまにメールでも、初めての方から舞い込んできたものには、住所氏名、電話番号まで書かれていることがあったりして、「この時代に丁重すぎるなぁ」とやや引きぎみで、感心したりしますけど。
 自分が筆名を使っているもので、その名前が、そのまま、信用を得る手形として通用しちゃうせいもあるかもしれません。





>アイテムを現実世界の金で売る行為

 これは禁止しておかないと、やっぱゲームが破綻しますね。
 美意識の問題ではなく、現実的な問題として。
 現実世界における金儲けのために、レアアイテムを狩る集団などが出たりして、独占してしまう事態が容易に予測されます。

 ゲーム内での金儲けのために、レアアイテムを独占しようとするなら、ともかくとして(それもあまり褒められない)。
 現実世界と陸続きとなってしまっては、もう、なんのためのゲームなのやら。

 前例作っちゃいけないんだけどなぁ。そうかUOは黙認ですか。
 家を立てるための敷地なんかも、円やらドルやらで、売り買いされているのかな?


 いっそ、やるならやるで、カジノみたいにしちゃうって手もありますけどね。
 つまりゲーム内のお金と、現実のお金とは、いつでも相互に換金可能なわけです。
 日本じゃ無理だし、アメリカでもラスベガス限定とかでなければ無理だろうけど。





>BOTとか

 案外、ブレイクスルーに達するAIというのは、BOT研究から生まれてくるのかも〜。
 チューリングテストに永続的にパスするBOTプログラムができあがったら、それは完全なAIの誕生といってよいかと。

 CPUパワーが足りなければ、ネットワーク上で分散処理させるとか。
 人格の「基礎部分」は共有されてる何万台のマシンの上で動いている。各ユーザーのコンピュータ内で処理されるのは「個性」の部分だとか。
 トンデモ系心理学でいうところの「集合無意識」とかいうやつを、このAIは持っていることになるのかな。

 案外、人間の意識なんてのも、なにかそんなふうにして動いているのかもしれないなぁ。各自の脳味噌で処理しているのは「個性」の部分でしかなく、「魂」ってのは人類全体で共有しているとか。




>皆がBOT(オートパイロット)をやるようになったら。

 ちなみにBOTが「普通」になっていたら、それはそれで楽しいかもしれない。――というのは。
 そういうゲームをいくつか知っているからです。

 たとえば「トレジャー・オブ・ゲノム」というネットゲーム。
http://www.lalabit.com/game/tg/

 3×3に並んだ9枚のデッキを作って、世界に送りこんで、15分1ターンの自動行動に従って動かせておいて、宝を掘り当てさせたり、戦闘をしたりというゲーム。
 昔、ちょびっとやっていました。

 あと、もっともっと昔に、「マッチ・メーカー(MM)」という、ロボットバトルゲームをやっていまして。やっていた、というよりも、開発陣の一員でした。PC−9801版のオフィシャル版は、僕が組んでいました
 これは機体を組んで電子メールでデータを送りこむと、戦闘結果が処理されて帰ってくるというものです。フレーム決めたり、エンジン積んだり、コンピュータやら、補助移動装置やら、武装やら――決めて組み上げるまでがプレイヤーのできること。
 実際に戦うのところは、やらない。すべてオートバトル。戦闘結果テキストをドキドキしながら読むだけ。

 この手のゲームって、けっこうあるんですけどね。
 それなりに一ジャンルを作っていますし。


 そんなふうに、オート操作が基本で、セミオートでも遊べる――ぐらいなMMORPGがあってもいいんじゃないかという話です。


掲示板って
No.3279 投稿日 2004年5月27日(木)00時39分 投稿者
西澤 隆
>スポーツ観戦で隣り合い
とかいうシチュエーションの話をしているつもりはなかったんですが…。
最近は、そういうのを「匿名で話し合ってる」って言うのかなぁ。何か間違ってると思うけど。

>名乗り
新木さんも書かれていますが、実のところ名乗りだけでは不足で、ある程度のバックグラウンドが窺えるだけの自己紹介があってはじめて実のある対話が成り立ちます。
とは言っても毎回自己紹介からやることにしていると大変だから、新しくやって来た人は納得できるだけ過去ログをあたって、どういう雰囲気の場で、どんな人たちが集っているのかを掴むわけですね。

掲示板など交流の場というのは、そうやって家主はじめそこに集う人の個性が形作るものではないですかね。どっち向いても名無しばかりで、話題さえあればそれで十分…とは思えないです。


ゲーム
No.3280 投稿日 2004年5月27日(木)11時50分 投稿者 うに。
UOは今は分からないんだけど以前聞いた話では「お金はあるんだけど建設できる土地がない」という状況のようでした。造成ができないので「木が1本生えてるから建設できないんだよねぇ」とか。それぐらい土地不足だったようです。ですから新しいマップが出ると建設ラッシュとか。

ちょっと前の話だとUOの世界自体がなんかまったりとしてるみたいで調教した馬とかを配ってる人がいたり洋服のデザインを統一して町をパレードしていたり野外パーティみたいなことをしてる人たちとかがいるようです。UOを初期のころにやってた人がその話を聞いて久しぶりにログインしてみたら「世界が違った」と妙に感心していました。

最新のFOMAだとドラクエとかファイナルファンタジーできるようになってるし携帯で色んなゲーム動きますよね。普通に携帯でオンラインゲームとかするようになってきたんで活気でますかねぇ。


「匿名」で考えているレベルが違う気がする
No.3281 投稿日 2004年5月29日(土)14時51分 投稿者 MS-14S
私は、「匿名」=「名乗らない」という認識で話を進めています。

★匿名関連

> ――で、覆面のまま話しかけてくるのは、どうですか?
> これは礼儀知らずに思えます?
> どうしてその覆面を取らないんだ? ――とか思ったりします?
> どうでしょうか?

やっぱり、時と場合によります。
サッカー観戦では、少ないですがマスクなどの被り物をして応援している人もいます。
そういう人と、世間話をして意気投合したり、応援しているチームの結果を喜んだり悲しんだりするときに、被り物の有無は全く(ほとんど)気になりません。
私は、名前や被り物と話しているのではなく、中に実在する一人の人と話してるんですから、一番気になるのは話の内容などです。

> 掲示板の場合には、顔を見せることができないものだから、しかたなく、せめて「名前だけでも見せておこう」となるわけですね。
>
> ちなみにいまは廃れちゃっているかもしれませんけど、メールや私信で、相手に自分のことを信用してもらうためには、最低でも、自分の住所氏名を記す必要があります。

信用を得るための方策の一つとして、「名乗る」という行為があるのは確かです。
しかし、「名乗る」ことが唯一絶対の方策ではないので、あまり関係無いと思います。
ビジネスが絡んだ場合は、身分を明らかにするのは最低条件だとは思いますが、雑談・漫談においては別の話だと思います。


>>スポーツ観戦で隣り合い
>とかいうシチュエーションの話をしているつもりはなかったんですが…。
>最近は、そういうのを「匿名で話し合ってる」って言うのかなぁ。何か間違ってると思うけど。

西澤さんが、現実のにおいて名乗らないのは恥ずべき事とおっしゃられたので、恥ずべき事に当たらない例を挙げたのみです。
同じような事を何度も主張して申し訳ありませんが、全ての時・場所・場合において身分を明かす必要は無いと思います。

>新木さんも書かれていますが、実のところ名乗りだけでは不足で、ある程度のバックグラウンドが窺えるだけの自己紹介があってはじめて実のある対話が成り立ちます。

やはり、その意見は「ビジネスにおいて」という前提が隠れているような気がします。

>どっち向いても名無しばかりで、話題さえあればそれで十分…とは思えないです。

それは非常に極端な話をしていますよね。例えば某掲示板群のような。
私が匿名を否定していないからといって、本名を否定しているわけではありませんよ?
匿名を容認したところで、全ての人が匿名になるわけでは無いと思いますが。

★ゲーム関係
>FF11の当時の発売元のスクエアはそれでもツール使用を禁止せず、結局日本人の多くもそのツールを使うことになり、ゲーム内のモラルが低下する…という事態が起きました。

この話を見るとスクウェアもあんまり管理上手く無いんですかねぇ・・・と思ってしまいました。

>あくまでゲームは楽しくやりたいと言う人は、別のお金稼ぎを模索します。
>そこで出てくるのが「合成」とそれに伴う「材料」です。

似たようなものはROやLineageにも有りますね。
FFほど多彩では無いのでしょうが、ROでは鍛冶屋(ブラックスミス)という職がいて、属性付きの武器を作れます(キャラの名前入り)。

>「ゲームで知り合った仲間と別れたくない」
>なんて答えに行き着いたりして
>やっぱりネットというのは面白いと再確認しちゃいました (^-^)

同感です。ROを続けている人の多くもそんな感じです。


> いっそ、やるならやるで、カジノみたいにしちゃうって手もありますけどね。
> つまりゲーム内のお金と、現実のお金とは、いつでも相互に換金可能なわけです。

そういった方面に少し向かいつつあるMMORPGがありますよ。
ゲーム内のレアアイテムを現実のお金で買うというシステムです。(基本利用料は無料)
これが上手く発展していけば、国営でそういったゲームが出来る日がくるかもしれませんね。

> そんなふうに、オート操作が基本で、セミオートでも遊べる――ぐらいなMMORPGがあってもいいんじゃないかという話です。

私自身はアリだと思います。ただ、ジャンル的にMMORPGとなるかどうかは微妙ですが。
私は家庭用ゲームである、「サカつくシリーズ」(
http://www.sakatsuku.com/)のような自分で操作できないようなゲームも大好きですし、ファミコン版ドラクエ4のお馬鹿なAIも味があると思える人間ですので(笑)


>UOは今は分からないんだけど以前聞いた話では「お金はあるんだけど建設できる土地がない」という状況のようでした。

本当に現実みたいですね。
ゲームの中でも土地不足ですか。


はじめまして
No.3282 投稿日 2004年5月29日(土)17時20分 投稿者 ユウ
はじめまして。いつもは読むだけにしているのですが、今日は質問があって書き込むことにしました。

皆さん、立体投影装置を作るとしたらどのような装置を作りますか?
私が考えている立体投影装置とは、アニメなどで見かけるような、まるで本物の物体があるように見えるけど実際に触れることはできないというものです。

今の主な話題、匿名、ネットゲームとは外れますが答えていただけるとうれしいです。


まぁ匿名
No.3283 投稿日 2004年5月29日(土)17時38分 投稿者 うに。
>MS-14Sさん
覆面がサンプルとして適切だったのかはちょっと難しいところですが実際に目の前にいるのと掲示板とかではやはり基準が違うと思います。サッカー観戦とかでは目の前にいる人の背景というのはおぼろげながら分かります。応援に仕方や喋り方などです。声をかけてきたときの声のトーンなども情報になりますよね。

一方、これが道端であれば覆面している相手をどう思うか?突然覆面している人が親しげに話しかけられても身元不明ですから警戒しますよね?覆面した人が自身の安全性を示すには行動で示すしかありません。覆面を取ってもいいし(信頼性は受け取り手次第ですが)名刺を出したりとか。これは覆面した人が信用してもらう必要があるならやらなければならない努力です(義務って書いちゃうと違うニュアンスになりそうなのでここでは努力としました)。

まぁ、この書き方に疑問はいくらでも出てきそうですがおいらとしてはこういった書き方が限界かなぁ。なにせ、色々なシチュエーションを出されちゃうと確かに微妙なシチュエーションはあるわけです。それこそ使い捨てみたいに相手との継続した関係性を求めないなら「自身の証明」などなんら必要ありませんから。継続性を求めるならばやはり必要だろうというのがおいらの考え。

そうか、新木さん、西澤さん、そしておいらとかは「関係の継続性」というのが前提にあるのかもしれない。そして、MS-14Sさんはとくに「継続性」は意識していないのかもしれません。継続性の有無で考えが同じになるかMS-14Sさんにお尋ねしたいところです。

巨大掲示板についてですが、これももしかしたら認識の違いがあるかもしれません。巨大掲示板なのでそれこそ色々なスレッドがあるとおもいます。関係性を維持することで成り立っているスレッドもあれば、関係性をまったく持たないがゆえに維持しているスレッドなどです。おいらはやはり後者をサンプルにして話をしてしまった部分があります(新木さんも多分そう?)。MS-14Sさんは両者を考慮して書かれていたかもしれません。ただ、前者の場合でもその場に参加している人は書き込みを見て「これはあの人か」というレベルで判断していると思いますがふらっと訪問者には正直不明と(w。

おいらとしては「関係の継続性」という言葉が思いついただけでこの書き込みは有意義だった(自画自賛)。


立体投影装置
No.3284 投稿日 2004年5月29日(土)17時49分 投稿者 うに。
この板は簡単でも自己紹介が義務となってますので自己紹介のほどお願いします>ユウさん。

立体投影装置ですがどういう装置になりそうかというと正直分かりません。ただ、方向性としては2つあるかなぁと。1つは発生装置がそれほど大きくなくちょっとした台になっててそのうえに映像を照射するタイプ。もう1つは装置が見えなく任意の場所に映像を照射できるタイプ。

どういう用途を目指すかで変わると思いますが。


関係の継続性ですか…
No.3285 投稿日 2004年5月29日(土)19時04分 投稿者 村田
 確かに私は、関係の継続性を考慮しないときは匿名で、考慮する時はコテハンにしている、とも言えますね。
 最早一つ一つの現実での例ではどうしても限界があると思うので、ある程度の具体例を除いた話にすると(、今までの論点から外れそうですが)、個人個人がどのように思っていても、「社会的に見て」どのように感じられるか、という事も考慮しないといけません。
 MS-14Sさんが言うように、匿名であっても話が盛り上がる事もあるし、仲良くも出来るでしょう。匿名であったはずがいつの間にか名を語り合って友達になってる、なんてケースも結構多いと思います。匿名、といえば聞こえが悪いですが、よく町ですれ違う人と何気なく会話したら意気投合、そして友達に、なんて例を挙げれば実感する人も少なくないと思います。
 しかし、現実社会において、「匿名」という言葉はどうしても好印象を与えません。匿名で何かをするという事は、以前に誰かが言ってたように、何か自分の名前を公開できないような理由があるのでは? とか、これから何か悪事を働くのでは? という疑惑が生じるからです。何故生じるかというと、悲しきかな、過去にそういう事例が無いわけではないからなのです。腐った林檎の入った箱は、その箱全体の価値が低く見られてしまうのと同じ現象ですね。
 そして、そういった価値観はネット世界にも反映されます。ネット世界は元々顔が見えない、つまりは匿名の「権利」が与えられた世界だ、なんて事を未だに考える人も居るでしょうが、ネット世界の住人と言われる人も、結局は現実社会の人間なのです。多少勝手が違っていても、現実世界で養われた?感性は、無意識にあらゆる場所で反映されてしまうのです。
 無論、「匿名」である事に悪や罪があるとは一概に言い切れません。しかし、上記の理由から好印象を持たれなかったり、極端な例では排除さえされます。やっぱり、こういうような事例は"Case by Case"としか言い様が無いのかもしれませんね。


>立体投影装置
 SFなどでは 1.足元から上へ投影するタイプ や 2.多角度から射影する事によって立体的に見せる といった手法がよく用いられていますが、方法2に関しては、実際に研究が行われていたりします。うちの大学で研究がされていたりするんですが、まだ実際の装置がないために、机上のでの理論やシミュレートの段階だったりするんですが… あと20年ぐらい経てば、質は低いでしょうが、実用化されるかもしれませんね。
 質問としては、「作るとしたら」ですか…
 もし実際に技術力があって作るのであるならば、上記の方法1タイプの物を作ろうとするでしょうね。必要なスペースが少なくて済むから管理などが楽だろうし。
 触れるかどうかという論点では、私は触れられなくても良いのでは? と思います。無論、触れたらそれはそれで面白いかもしれませんが、そこまで来たらそれは既に「映像」ではなく「現実のもの」となってしまうため、それはそれで趣旨違いな気もします。


自己紹介
No.3286 投稿日 2004年5月29日(土)22時32分 投稿者 ユウ
大阪に住む大学生です。
HNは名前の一部です。まあ、「ゆう〜」なんて名前はたくさんあると思いますが。
星くず英雄伝は中学3年の受験勉強中に買ってはまりました。現在は星くず、あるある共に新刊発売を楽しみにしております。

>村田さん
「2.多角度から射影する方法」は感覚的に理解できるのですが、「1.足元から上へ投影するタイプ」はその原理がよくわかりません。だからこそ、大学での研究は2の方なのでしょうか。


メールが詰まってしまう件
No.3287 投稿日 2004年5月29日(土)23時11分 投稿者
新木 伸
>しんたさん
>メールダウンロード+削除ツール(perl)

 いただいたツール、ようやく動作しました。
 どうもメールサーバー仕様の違いのせいか、コマンド発行後の+OKを待たずに次のことを行うとハングアップしたり、削除コマンド出したメールが削除されないままになったりと、いろいろあったようで。

http://www.araki-shin.com/araki/cgi/else/MailDL.pl.lzh

 いちおう、手直したものを上げておきます。

 ただsubjectの取得に失敗しているらしくて……。
 僕に必要な「ダウンロード+削除」の機能は問題ないのですが、スパムメールチェック機能のほうは動かないのではないかと。

 .emlとして出力されるダウンロードファイルも、ファイル名が「no subject」の山になります。


 ――で、動作したところで、肝心の「落とせないメールが落とせるのか」ですけど。
 やっぱりダメでした。
 ヘッダ要求のところでコケているのか、ダウンロード要求のところでコケているのか、いまひとつ不明なのですが。ヘッダーだけ落とす動作をするnPOPなどでも、やはりコケているので、ダメっぽいです。
 BECKYがなにか特殊なのでしょう。

 ただ停止するファイルも削除することだけは可能なので、このツールをもとにして、「指定した個数だけいきなり削除するツール」を作ってみました。
 これまでの経験からいうと、停止するメールはすべて海外からのスパムだし、うちに来るスパム率は99%であるし、まあ、なんか必要なメールが消えちゃっても仕方ないかなと。

 ここまで来ると、意地でもbeckyに乗り換えられんわな(笑)。


 止まる原因はあいかわらず不明です。ノートン先生のせいか(しかしノートン入れてないマシンからメールチェックしてもやっぱり止まる)。
 あるいはルーターのせいか。うちのルーターには簡易的なセキュリティ機能がついていて、パケットの中身を監視して止めるような機能があるらしいのだけど。それはOFFにしてあるんですけどね。
 まあ原因究明するのも時間が掛かりそうなので、とりあえず、こんなものにしておきます。
 これまでは削除不能になって詰まってしまうと、新規メールがまるで受けられなくなって困っていたわけですが。とりあえず消すことはできるようになりましたので。


まあ、最初の方に「権利がある」と言ってしまったのでアレなんですが
No.3288 投稿日 2004年5月29日(土)23時19分 投稿者 MS-14S
★匿名云々
「匿名で発言する権利がある」というよりも、むしろ「名乗ることは義務ではない」という意味合いの方が私の主張としては的確です。
もっと砕いて言うと「場合によっては名乗らないのも普通」という感じかな。

>サッカー観戦とかでは目の前にいる人の背景というのはおぼろげながら分かります。応援に仕方や喋り方などです。声をかけてきたときの声のトーンなども情報になりますよね。

その通りですね。
ただ、それは掲示板においても同じような事は言えると思います。(現実よりは限定されますが)
例えば、敬語を使っている人は礼儀正しい人という印象を持たれる事が多いでしょう。
口語的な言い回しを使う人は、気さくな人という印象を持たれるかもしれません。
HNもそういった要素の一つではないか?と思うわけです。


>そうか、新木さん、西澤さん、そしておいらとかは「関係の継続性」というのが前提にあるのかもしれない。そして、MS-14Sさんはとくに「継続性」は意識していないのかもしれません。継続性の有無で考えが同じになるかMS-14Sさんにお尋ねしたいところです。

書き込む人が、「関係の継続性」を実現するための効果的な方策に「名乗る」というものがあると思います。
重要なことだとは思いますが、唯一絶対とは思いません。
多くの人が「関係の継続性」を実現するためには「名乗る」べきだと考えるのは理解できます。
私のスタンスは「それは一要素に過ぎない」ですが。


>巨大掲示板についてですが、これももしかしたら認識の違いがあるかもしれません。

そこについてはあんまり認識違いはありません。
認識違いとしては、「匿名掲示板全てがそうではないよ」ということです。
私が良く行く匿名掲示板(2chのように名前を入れないと自動で入ります)が有るのですが、固定HNが6割〜7割で残りが匿名といったところです。
そこでは雑談もしますし、討論もします。(もちろん、トラブルが起きる事もあります)
要は、ごく普通のサイトと同じようなやり取りが行われてるんですよ。

> 無論、「匿名」である事に悪や罪があるとは一概に言い切れません。しかし、上記の理由から好印象を持たれなかったり、極端な例では排除さえされます。

これは、私の主張したい事の言葉を変えただけだと思っています。
「匿名」であることで、悪いイメージを持たれることは当然あると思います。
けれど、それは「匿名」が悪であることに直結しません。
以前、2chのとある板では、固定HNに対して非常に悪いイメージがあったのですが、(固定HNで「荒らし」をする人達が多発したため)固定HNに悪いイメージがあるからといって固定HN=「名乗る」ことが悪にはならないのも同様です。

★立体投影装置

現実的には村田さんが述べられている
>2.多角度から射影する事によって立体的に見せる
という方法でしょうか。

けれど、2002年のサッカーW杯誘致に向けて、日本の技術者が研究していた「ヴァーチャルスタジアム」(名前間違ってるかも)という構想では、足元から上への投影を実現目標に挙げていたみたいです。
技術的な問題で頓挫したみたいですが。

*ヴァーチャルスタジアム
現実でやっている試合の立体映像を別の競技場のフィールドに投影し、別の競技場でも同じ試合が観戦できるという構想。
日本は、これを実現することによって観客動員数を何倍にも出来るとFIFA(国際サッカー連盟)にアピールしていた。


恩返し
No.3289 投稿日 2004年5月30日(日)04時40分 投稿者
西澤 隆
ネットゲームは未体験なんで話に全くついてけませんが、“最近のUO”のように何かまったり暮らせるのならいいかなと思います。
#オートパイロットは…ロールプレイングというより育てゲーのような。

ところでそういう場が資産的に現実世界と陸続きになっちゃうと、通常の社会とは別のルールで経済活動が生じることになりますね。「洞窟の宝」や「モンスターが落としたお金」なんてのが即外で換金できるシステムだと運営会社が成り立たないので、1クッション置いてプレーヤー同士が物を売買することではじめて現実のお金が動くようにするのでしょうか。
ちょっと面白い気もしますが、果たして「遊んでいる」と言えるのだろうか…。

新木さん>
基準が高い…と言いますか、あからさまな“ハンドル”見ると自分がそういうのつけてるところを想像して、往々にしてヒいてしまうだけです^^;;。
えー、ご忠告の「水準付近での努力」については、個人的に「こいつを引き上げてやろう」などとは面映くて考えられませんけど、よかれと思う事はなるべくするようにします。
誰へともなく「恩返し」とて。

MS-14Sさん>
>西澤さんが、現実のにおいて名乗らないのは恥ずべき事とおっしゃられたので、
>恥ずべき事に当たらない例を挙げたのみです。
>全ての時・場所・場合において身分を明かす必要は無いと思います。

…それは屁理屈か、話のすりかえというものでは。小学生じゃあるまいし、「全ての時と場所と場合」なんて言い出してどうするんです。

名前と会話するわけじゃない。そんなのは当たり前です。当たり前ですが、それは名前を“わざわざ”秘匿する理由にはなりません。「どうでもいい」なら、名乗ればよろしい。昔から誰もがそうしてきた場なんだから。
あなたは盛んに「必要はない」と主張していますが、掲示板で名乗るってのは(この掲示板で言えば)「投稿者」の欄に「自分にはこう呼びかけてね」と数文字入れるだけの事ですね。それだけでもだいぶコミュニケーションが円滑になるのですけど、では敢えて省くといったい何が得られるのでしょうか?

あと。
ほんの10年も遡ればインターネットはかなり純粋に趣味の場で、今のようにビジネス用途でがんがん使われることはありませんでした。そもそもが研究機関などを結んだ基幹に便乗することで成り立っていたため、紳士協定で個人的な利潤の追求に用立てるのはやめよう、ということになっていたのです。
そういう時代に「実名原則」が生まれ、また最も厳格に守られていた、ということは知っておいて下さい?


立体投影装置とか
No.3290 投稿日 2004年5月30日(日)07時01分 投稿者
新木 伸
>立体投影装置

 いちおうSFモノの端くれとして、見聞きしていない原理を、2、3、考案していたりします。

 まず現実に見た立体投影装置から――。

 その1。「立体回転板、投影式」
 まず垂直に立てられた板が、高速で回転しているのですね。
 そこに周囲からレーザービームで縦横に走査線を走らせて描画します。レーザーの投影装置は4〜6台くらいだったような。
 実用化されていたのは、ぼんやりした解像度の低い像が浮かぶぐらいなものでした。

 その2。「3D液晶ディスプレイ」
 シャープが開発しました。
 特別なメガネなどを必要とせず、裸眼で普通に見て立体視できるというデバイスです。
 ノートパソコンに実装されて、FF11が立体視でプレイできる特別機なんてのも売っていたはず。36万円ぐらいだったかな?
 原理は液晶モニタの手前に、やはり液晶でできたスリットが立てかけられていて、右目と左目に入る映像を画素単位で分離する仕掛けです。詳しくはGOOGLEあたりで。シャープがあちこちで原理の宣伝してますんで。
 昔、表面がギザギザになっていて、見る角度を変えると絵が変わるシールなんてのがありましたけど。あの絵が変わる境界線を、右目と左目の間に持ってくるようなものです。
 これは正しく3Dで見るためには、頭の位置取りが難しいのだけど、ノートパソコンなら正面に位置して見ればいいし、家庭用の大型パネルなどでは、超音波による頭位置センサが備わっている模様。


 つぎに架空の立体映像装置のほう。

 その1。「ゼラチンキューブ式」
 ゼラチンキューブのような2メートル四方ぐらいのタンクがあり、その内部はミリ以下の細かな立方体に仕切られている。それぞれの立体画素を細かく制御して、色や透過度を変える仕組み。電圧が印可されないと無色透明なまま。電圧を印可すると、キューブの中に物体が出現したように見える。
 家族で観賞する用。

 その2。「脳内投影式」
 感覚変換機(イコライザー)なんて物が実用化されている世界であれば……。
 脳の視覚刺激を受けとる部位に刺激を与えることで、脳に「見ている錯覚」を与えることも可能なわけです。
 ただし、ヘッドフォンぐらいの装置を装着しないとならないかと。目から入る感覚を遮断するために、目隠し型の機械であるべきかと。
 なんなら「触った感じ」まで出すこともできるけど、そこまでやると感覚が混ざって混乱してくるでしょう。触った感じがあるのに、手が突き抜けてしまうとか、変なことになってしまう。
 素直に無音ベッドに寝ころんで、素直にイコライザーに掛かったほうがいいでしょう。
 えっちなソフトを愉しむには最適かと。
 個人で観賞するよう。

 その3。「網膜投射式」
 実際に立体映像を浮かばせるのではなく、見ている人間が「立体に見える」ようにするだけのデバイス。
 壁に埋めこまれた投射機から、網膜の錐体の三波長に合わせた三色レーザーが角膜を狙って撃ちこまれてきます。視覚なんていっても、結局は網膜のどこにどれだけ光が当たっているかということでしかないわけで。
 おおむね正面にある投射機から、角膜と水晶体の屈折率を計算してレーザーを入射すれば、網膜の任意の場所に、任意の量の光の刺激を与えることができます。
 《サラマンドラ》のブリッジの計器パネルには、微細な照射器が何個も埋めこまれていまして(建材のなかにインプラント済み)。複数の照射器が協調動作して視野のすべてをカバーします。
 コンソールの一角に「3Dディスプレイ」として設置されている長方形のウインドウは、じつはなんの機能も持っていない単なる黒い板です。背景が黒でないと立体映像が見えても、背景が透けて見えてしまってよくないので、黒抜きにしてあるだけですね。

 星くず1巻だかで、ジークがブリッジの灯りを落として真っ暗にして、宇宙を全周囲に映し出して楽しんでいたりしましたが。あれはブリッジ中の投射機をフル活用しただけのこと。壁や計器パネルや天井や床の投射機は、かなりの割合で死んでたりしますが……。そこはそれ、過剰スペックが売りの新宇宙探査船。冗長度をたくさん取ってあるので、100分の1も生きててくれれば問題なく動作します。

 ちなみに人間が複数人いたときには、投射機が分担して、それぞれの人間の網膜に狙いを付けます。
 よって3D映像をカメラで写しても、なんにも映らなかったりします。(賢いトラッキングシステムはカメラのレンズにもレーザーを投射しますけどね)

 ちなみに、データグラスの3D機能も、おもにこの方式。レンズの厚みの中に発光デバイスが入っていて、着用者の網膜に狙いを付けて投射しています。



 ――で。
 肝心の、なにもない空間に投影するタイプの立体映像の原理ですが。
 なにか超科学を設定しないことには、思いつきません。
 すくなくとも空気分子の透過率と反射率とを変化させられないと、無理なんですよね。投影するにもスクリーンとなるものがない……。

 ちなみに星くず9巻では、マギーのデータグラスから立体映像を空間投影して、皆に見せていたりしましたけど……。
 あれ、ウソです。物語のわかりやすさ優先で嘘つきました。えっへん。

 データグラスには、正面にいる数名程度までなら、立体映像を同時に見せる機能もあるんですけど。(ただしバッテリーは酷使する)
 二百人に同時に、どの角度から見ている人間にも確認できる映像を空間に出現させるのは、無理ってもんです。

 まあ、それまでに作中で「立体映像の原理」について蘊蓄を語っていたりしていませんので、可能とも不可能ともつかないわけで、嘘ってわけでもないんですけどね。





>西澤さん

 「水準付近での努力」、頑張ってください。期待しちゃってもいいですか。





>掲示板上の匿名

 最近思ったのだけど。
 掲示板上で匿名をやっている人って、そう悪意あるわけでもないのかも。
 ただ単に想像力が欠如しているだけで、自分が相手からどう見えているのか、わかっていないだけなのかも。

 よく知らない人が馴れ馴れしく話しかけきたら、普通、引きますよね。
 でも相手のほうは、日常世界と同じつもりでいるのだとか。
 相手から自分の顔は見えているはずだし、自分が悪意を持っていないことは、表情や口調から読み取れるはずだ。――と、素でそう思っていたりとか。

 ほら、日常世界で、顔付き合わせて行う会話だって、自分がいまどんな顔しているかって、見えないもんですよね。
 鏡で確認してみたり、他人から指摘されたりして、自分がいまどんな顔をしているものか、「現在の自分の顔」を自動的に映す鏡のようなものを、心の内に作ってゆくもんですが。
 コミュニケートが苦手な人は、ぶすっとした顔で応対してきたりしますけど。ただ単に表情を作っていないというだけで、「ひょっとして機嫌悪い?」とか聞いてみると、べつに不機嫌なわけではなかったりしますし。
(余談だけども。綾波が無表情でも可愛いのは、あれは嘘だっ。無表情ってのは、ぶすっと不機嫌な顔に見えるもんです)

 自分の行動によって、相手がどういう印象を受けるかってことは、訓練で培われるものですよね。訓練が足りないと、わからないままってことはありそうな話。

 掲示板での会話というものが、文字だけのひどく限定されたコミュニケートであり、表情も口調も伝わるはずがないのだから、せいいっぱい、誠意と潔白との証明努力が必要なのだということが、ただ単にわかっていないだけなのかも。

 ――とか、また変な観点を投入する奴。


 誹謗中傷、嫌がらせ、放言――そういった悪事をはたらくために匿名にしている人はともかくとして、なんとなく素で「捨てハン」を使ってくる人も、けっこういますよね。
 それが無自覚ゆえのことなのだとすると……。
 毎回ごとに、「変な名前で、無気味です〜」と言い続けることが、現状改善のための、個人で行える努力ってことになるのかな?


SFネタなら参戦!
No.3291 投稿日 2004年5月30日(日)08時45分 投稿者 たぬき
>立体映像装置あれこれ

 不可視波長のレーザーに反応して発光する粒子、ガスを散布して、そこにレーザーで投影、なんて手はどうでしょうか。
 現在でもレーザーイルミネーションなんかを使う時はドライアイスのスモークを使ったりしてますよね。
 あれをもう一歩進めてみます。
 レーザーもドライバーから投射された単色のものでは粒子は反応しないけど、複数のレーザーが交わって干渉しあった場所の粒子が反応、発光します。

 これに周囲の明度なんかを監視するシステムと組み合わせて、肌や衣服に反射する光なんかも調整するようになると、それこそその場に人が立っているように見えるかも。
 キモは光を遮断する「黒色」に発光する物質でしょうね。
 これが有れば反対側が透けて見えることは無くなると思いますが・・・励起した状態では可視光を吸収する粒子、とすればいいのかな?

 コストが高い場合は透明度の高い容器に密封してモニターのように使うとか、コストが下がってくるとそれこそ建物の中全体とか、野外シアターならごんごんばらまきながら結像させるとか。

 おお、いっそ、酸素や窒素に反応するレーザーとか!

 妄想は止まりませんね〜。


投影機:匿名=6:4の割合で
No.3292 投稿日 2004年5月30日(日)10時04分 投稿者 村田
>ユウさん
 方法1の簡単なイメージとしては、足元に半球状の投影機があって、上空に霧(ミスト)を噴射して(場合によってはそれも無しで)それをスクリーンの代わりに、波長の調整とか照射点の指定とかで投影する事によって立体に見せるという物です。新木さんの言う物で言えば、「ゼラチンキューブ式」のミスト版って感じでしょうか?
 無論、この方法は頭の中の妄想で作り上げた方法なので、実用化できるかどうかなんて保証しませんので。(ミストをスクリーンとした方法は実際にあるから、あとは照射位置の指定などが出来れば実用化可能かも)

>マギーのデータグラス
 実は描写してないだけで、さり気にミストを噴射していて、ゼラチンキューブ式の応用手段で投影してた、という設定で誤魔化してみますか?(笑)
 ふと思ったのですが、データグラスのバッテリーって何処にあるんでしょうか? やっぱり、耳に掛ける部分が取り外し可能とかなんでしょうか? けどそれだと、充電手段に困るからバッテリーの消耗が激しい事なんて滅多に出来ない気が…… というか、まずしない(出来ない)のでは?

>私の大学での研究
 荒木さんが言った3D液晶パネルを応用した研究だったような気が…
 如何せん、同じ科の話とは言え、研究分野が違いすぎるので記憶が曖昧です… 今度の卒研発表の時はちゃんと聞いてみようかな。


>>匿名がらみ
>「どうでもいい」なら、名乗ればよろしい。
 裏を返せば、どうでもいいなら名乗らなくても良い という事になるのでは? 面倒くさがりな人間なら、名前を書くのが面倒、と言って書かない気もするんですが。もちろん、コミュニケーションの円滑を敢えて切り捨てる事にもなりかねませんから、そちらの方の考えについては、当人に聞いてみないと、としか言えませんが。

 これを書いている途中でふと思ったのですが、要は、人それぞれに信頼とその評価値がある所為で話が混乱しているのではないでしょうか?
 簡単な例で言えば、(ネット上で)十分に信頼に足る存在である人が10であるとすると、それを式で表すと(工学系な所為か、式で表す方がわかり易い気がするので)

   信頼=名前+内容+言葉遣い+関係の継続性+…

となっていて、名前がある(つまり匿名でない)と、MS-14Sさんの場合は2〜4、西澤さんの場合は6〜8。話の内容や言葉遣いでそれぞれ加点されていく。そして、実際に信用するかどうかは、個人個人で何点以上という閾値があるのだと思います。
 もしそうであるならば、これは最早個人差でしかないため、どう足掻いても平行線になっていきそうな気がするんですが……(個人の値が変更されない限り)


いろいろ
No.3293 投稿日 2004年5月30日(日)19時42分 投稿者
新木 伸
>立体投影装置

 ゼラチンキューブ式は投影機はありません。あくまで立体配線された電極で駆動されていると考えてください。
 たとえば縦横高さの3軸方向でスキャンして描画するとか。
 配線はなくて、ある一区画の領域が、隣接する領域にデータを垂れ流していって、自分宛のパケットが届いたら受領するとかいう垂れ流し拡散式だとか。
 まあなにかそんな感じで。
 垂れ流し式のほうが、ディスプレイサイズを拡張するときに楽でいいかな。お父さんがホームセンターに出かけていって、水でふやかすゼラチンの元と、前よりも大きい水槽を買ってきて、前のゼラチンと新しいやつを足して使えばいいわけですし。日曜日にお父さんと息子と、二人だけでできますね。
 ホロビデオを見ないときには、その水槽の中では、バーチャルの不思議生物を飼っていたりして。ゼラチン水槽を大きくしたのも、じつはバーチャルペットが大きくなってしまったからだったりして。

 しかしSFって、絵だよなぁ。
 こんな、なんでもないアイデアでさえ、見せかたを工夫するだけで、なんかスゴイものに見えたりするしー。




>ミスト式

 ミストにレーザーでどうやって描画してゆくんだ? とか思ったりもしましたが。
 ミストを貫通するレーザーの軌跡をどうしても消せないから、線が残ってしまうはずですよね。映像にならんだろう、みたいな。

 よく考えてみれば、これは回避可能でした。
 ガンマ線ナイフとか、あんな感じの原理で。
 一本一本は出力の弱いレーザーを、何本も同時に空間の一箇所に集約されることで、その一点だけを他よりも明るく光らせることは可能です。
 映像というのは、要は明暗の差であるわけです。背景の部分と、光っている部分との明るさの差が人間が「像」と認識するものの正体なわけで……。コントラスト比を充分に出せればいいのですね。
 くっきりとした像を結ぶには、最低コントラスト比は100:1ぐらいないとならないけど。まあぼんやりとした像でいいなら、5:1ぐらいでもOKなわけで。
 テレビのブラウン管ってのも、スイッチ入れないで見てみると、じつは黒でなくて灰色なのですね。でもスイッチが入っているときには、きちんと暗く見えている。

 ちなみに描画レーザーは一本線に収束されたものを考えていましたが。
 描画レーザーは投射機の数が限定されていると、どうしても描画線が残ってしまうから、なるべく多いほうがベストですね。
 部屋の壁がすべて発光/投射デバイスになっていたりするのがベストでしょう。空間の一点に向かって、部屋の壁や天井や床やら、あらゆる箇所から指向性の微弱な光が投射される。無限に近い数の投射機があれば、描画線は見えません。
 投影するスクリーンとなるのは、空間に浮かんだ微細なチリ。足りない場合には下からチリの多めの空気を送風するとか。
 ――って、壁中が発光デバイスになるくらいなら、網膜投影式ができちゃいますね。

 1メートル四方くらいのパネルを敷いて、そのパネル全面が無数の微細な投射機になっていて、パネル上に投影する――というあたりが、現実的なところかなぁ。
 ただしこの方式だと、裏側が透けてしまうから、あらゆる方向から見て立体映像にはなりません。見る人間の方向を限定してしまうはず。
 ――ならやっぱり、網膜投影式ではないかしらん。

 パネルの上に投射――という方式は、SFアニメでよく見かけますね。やっぱり絵的にわかりやすいからかしらん? 足元にある機械が投影しているのだと、直感的に理解できるし。(アニメや映画の映像メディアでは、小説のように説明文で補足することができない)




>匿名とか

 どうでもいいから、名乗らない、ってのは、あるとしても非常に限定されたケースでは?
 名前を書かないでおくと自動的にデフォルトネームになるような場所はともかくとして、普通の掲示板では名前がないと投稿自体が撥ねられますので。わざわざ毎回捨てハンを考えていることになります。
 それは面倒くさいでしょう。面倒くさがりなら、本名にしちゃうんじゃないかしらん。もしくは固定ハンドルとか。

 信頼値の算出方法は、足し算ってのは、どうなのでしょう。
 全部とまではいわないけど、すくなくとも、ある部分は掛け算になっているような。

 たとえば極端な人の場合には、匿名者の発言は見もしない――なんてケースも考えられますよね。すると口調がどうれあれ、内容がどうであれ、そもそも読まれないのですから、その部分の加点はゼロということになります。
 同様に僕の経験でいうと、「内容はどうであれ口調によって無視することもある」というスタンスを取る人もいました。

 よって名前と口調に関しては、掛け算になるのではないかと。
 内容と関係時間は、これは足し算かな。

 ちなみに僕の場合の掛け算係数としては、匿名0.2、捨てハン0.5、実名0.8、屋号1.0ってところでしょうか。


 現実世界でも、覆面してると問答無用――ってケースもありますよね。
 銀行に覆面して入っていったら、まあ、どんな弁明を言ってみたところで、お巡りさんに連れて行かれしまうでしょう。


立体投影装置といえば
No.3294 投稿日 2004年5月31日(月)02時23分 投稿者 うに。
おいらが思い浮かべるのはスターウォーズ1作目のR2D2が投影したレイア姫の3Dのやつです。あれを見たときに「録画を停止する姿がダサイ」と思ったものです。投影技術とは全然関係ないわけですが録画時のインターフェースも気になるところです。

投影するための素材作りも範疇と言うことで(w。


匿名絡みで
No.3295 投稿日 2004年5月31日(月)20時58分 投稿者 村田
>名前を書かないでおくと自動的にデフォルトネームになるような場所はともかくとして
 すいません、この条件を断っておくのを忘れてました… デフォルトネームがある場合は、逆に入れない人が多いでしょう、という事で訂正を。それとよく考えたら、面倒くさがりはコテハンとか以前の問題として、書かない可能性があったのを忘れてました…(これは問題外)
 冗談はさておき、デフォルトネームが無い場所での問題は… やっぱりコテハンを書くのが一番楽ですねぇ… けど、割とそういう書き方をする人は、非常に変な話ですが、固定の捨てハンを持ってたりします。私の場合、安直に「匿名希望」という固定の捨てハンを使ってたりします。私の知り合いに2chで騒ぎが起きると、検証サイトで固定の捨てハンを使って投稿する人が居るんですが、何故捨てハンかと言うと、2chで集まってきたりする人間(の一部)が信用できない、名前からHPを検索して荒らされかねないという理由らしく、何故固定かと言うと、多分替えを考えるのが面倒だからでしょう(この辺は聞いてみないと分からないけど)。見方によってはコテハンだと言うかもしれませんが、一応使ってる当人としては捨てハン感覚で使っているので、こんなややこしい状態を挙げてみました。(話がまたこんがらがりそうだ)

>すくなくとも、ある部分は掛け算になっているような
 掛け算ですか… 余り考えてなかったですねぇ…
 確かに、掛け算を適用すれば、内容如何に関わらず匿名なら無視、なんて人にも簡単に適応できますからね。(ちなみに私の頭の中ではそういう場合、名前で8、閾値を9ぐらいにすれば、辻褄が合ってるなと思ってました)

>銀行に覆面
 覆面じゃないですが、帽子にサングラスにマスクの組合せの場合、普通は怪しがられますが、春の場合は花粉症対策、夏の場合は紫外線対策でそうなってる人が居るため、一概には言い切れないかもしれませんね(この格好の場合は、ですが)。


匿名関係オンリー
No.3296 投稿日 2004年5月31日(月)23時37分 投稿者 MS-14S
★To西澤さん

>…それは屁理屈か、話のすりかえというものでは。小学生じゃあるまいし、「全ての時と場所と場合」なんて言い出してどうするんです。

ん?
話をすり替えたとは心外ですね。中傷的な物言いは止めて欲しいところです。(苦笑)
問題があるとすれば、西澤さんが「匿名は恥ずべきこと」と完全断定で言い切った事でしょう。
断定するならば、断定するに足る根拠を示して欲しいものです。
また、インターネット上の掲示板という一部のケースを語るのに、より大きくて一般的なものを提示したのは西澤さんです。
私は、話をすりかえたのは西澤さんだと思っていますが・・・まあ、すり替えただのどうのという話はどうでもいいです。

>当たり前ですが、それは名前を“わざわざ”秘匿する理由にはなりません。「どうでもいい」なら、名乗ればよろしい。

既に村田さんが答えていらっしゃいますが、”わざわざ”開示する理由にもなりませんよね?
西澤さんは、自分の名前を書くのが当然だと思っているからそういう考えになるだけでしょう。
全ての人が自分と同じ考え方をすると考えているのは、言葉は悪いですが傲慢でしか無いと思います。
あと、一言言っておきますが、私は”わざわざ”名前を秘匿する人間では無いので、そういった物言いをされても意味が無いですよ?
西澤さんの中で勝手に私は匿名で発言する人というレッテルを貼っていませんか?
(イラク特措法に反対する人が全てイラク派兵に反対しているわけではないのと同様に、匿名を容認している人が全て匿名で態々発言するわけではありません)

>あなたは盛んに「必要はない」と主張していますが、掲示板で名乗るってのは(この掲示板で言えば)「投稿者」の欄に「自分にはこう呼びかけてね」と数文字入れるだけの事ですね。それだけでもだいぶコミュニケーションが円滑になるのですけど、では敢えて省くといったい何が得られるのでしょうか?

何故、全て損得勘定で考えるのですか?
得が無ければ人間は行動しないのですか?
西澤さんは全ての行動が論理付けられているのですか?
あと「必要は無い」って言葉の意味を考えてください。別に「名乗るべきではない」って言ってるわけじゃないんですよ?
まあ、それはそれとして私が匿名で書き込むケースを考えて質問には答えましょう。
私の場合ですと、全てのサイトで一意の固定HNというものは持っておりません。
理由を簡単に説明するとHNが被ったことでトラブルになったことがあるためです。
そのため、大体サイトごとにHNを持っているような状態です。
そして、新しいサイトの掲示板などに投稿しようとした場合、既存の参加者と名前が被らないように気をつけて名前を決めています。
なので、名前が決まるのに多少時間が掛かるのです。
それまでに投稿したいと感じたとき、「匿名」とか「名前決まってない」というような趣旨の名前で書き込むことがあります。(ある掲示板では、それがそのままHNになった事があります)
つまり得としては、「名前が被ったとしてもトラブルにはならない」こと。

>そもそもが研究機関などを結んだ基幹に便乗することで成り立っていたため、紳士協定で個人的な利潤の追求に用立てるのはやめよう、ということになっていたのです。
>そういう時代に「実名原則」が生まれ、また最も厳格に守られていた、ということは知っておいて下さい?

何を主張したいのか理解に苦しみます。
紳士協定が有った時代には実名原則が遵守されていたということは、紳士協定が無い現在は実名原則も無くなっているとしか思えませんが。
紳士協定が消え、利潤の追求に走る人達がほとんどだから名前を明かしたくない人が出てくる(増える)のではないですか?


★ToALL
> ただ単に想像力が欠如しているだけで、自分が相手からどう見えているのか、わかっていないだけなのかも。
>
> よく知らない人が馴れ馴れしく話しかけきたら、普通、引きますよね。
> でも相手のほうは、日常世界と同じつもりでいるのだとか。
> 相手から自分の顔は見えているはずだし、自分が悪意を持っていないことは、表情や口調から読み取れるはずだ。――と、素でそう思っていたりとか。

それは多分にあると思いますね。
何かの本だかなんかで得た知識ですが、人間のコミュニケーションの内「文字(言語)」に相当する部分ってほんの数%だとか。
けれど、多くの人が「言語」のみでコミュニケーションのほとんどを担っていると思っていそうです。

> 掲示板での会話というものが、文字だけのひどく限定されたコミュニケートであり、表情も口調も伝わるはずがないのだから、せいいっぱい、誠意と潔白との証明努力が必要なのだということが、ただ単にわかっていないだけなのかも。

ん〜、単純にそれだけでも無いと思いますが、概ね同感です。
他にあると思われるのは、「信じたい人だけ信じればいいし、聞きたい人だけ聞けばいい」というようなスタンスでいる人が多いのではないでしょうか。
「絶対に信じて欲しい」というスタンスならば、それこそ名前云々レベルの問題ではありませんし。


> これを書いている途中でふと思ったのですが、要は、人それぞれに信頼とその評価値がある所為で話が混乱しているのではないでしょうか?
>   信頼=名前+内容+言葉遣い+関係の継続性+…

その通りですね。
少なくとも、私はインターネット上の多くの掲示板において、名前は重要なファクターで無い為、10点満点でいえば1点程度からそれ以下の配点しかしていないでしょう。
逆に、新木さんや西澤さんはかなり高配点という感じでしょうか。
(新木さんは掛算と下でおっしゃってますが、ニュアンス的にこのように表現させていただきました。)


> 信頼値の算出方法は、足し算ってのは、どうなのでしょう。
> 全部とまではいわないけど、すくなくとも、ある部分は掛け算になっているような。

そうですね。人によって様々な式が出来るのでしょうね。
そういった意味でいうと、私にとって掛算となるのは「話題」ですかね。
興味のある話題なら参加しようと思いますが、興味の無い話題は見向きもしないことが多いです。


覆面
No.3297 投稿日 2004年6月1日(火)00時36分 投稿者 うに。
えっと、どうも一定の条件下で反論される傾向がありますがもう少し一般的な応答ができると嬉しいなぁ。

例えば、「銀行に覆面」ですが「花粉症対策」を例にしていますが一般的に顔を隠した状態で銀行などに入れば不審者として警戒されます。通常、警戒されずにそのままスルーすることって少ないと思います。警戒されてしまった人は銀行を利用するには顔を見せて自分が「不審者でないこと」を証明する義務が生じます。その時に不要な抵抗をすれば警戒されたまま裏に連れて行かれるか最悪のケースでは警察に警報が飛びます。

もっとも、花粉症対策の場合、多くはマスクのみ(サングラスしてても室内に入るときは多分取るでしょう)ですから覆面ほど不振ではありませんね。

もう1つ例を出すならコンビニにフルフェイスのヘルメットをして入り脱がなければ不審者として扱われます。こちらも最悪の場合は警察などに連絡が飛ぶ可能性があります。まぁ、その前段階として「ヘルメットは取ってください」と警告が出ると思いますけどね。

一般的に、銀行やコンビになど公共性が強い場所は顔を隠す行為は不審に思われます。プロレス会場やサッカーなどの競技場では各自の目的がおおむね絞れますので公共の場と言っても覆面などしても問題は少ない場合があります。もっとも、入場口で覆面してたらセキュリティの関係で問題になる場合が多々ありますが。

余談ですが、以前ハロプロのコンサートで入場するときに持ち込みのペットボトルを1口飲むように要請されたことがあります。最近はテロもあるためあまり不審な行動を取るといきなり警察の厄介になる可能性がありますね。。。


横から殴ってるような気もしますが。。。
No.3298 投稿日 2004年6月1日(火)01時18分 投稿者 うに。
>MS-14Sさん
おいらも西澤さんのいう「話のすりかえ」を感じていました。「覆面」で書きましたけどあまり一面だけ切り抜かれるとちょっと「違わない?」と思ってしまいます。おいらは卑怯なんで思ったけど書かなかったです。。。

あと、確かに掲示板は一部のケースではあります。しかし、そこは一般的なルールが適用されないわけではありません。この掲示板ですと基本的にハンドルは必須入力ですし最初の書き込みでは簡単でも自己紹介を書きましょうとなっています。そこに突然”匿名希望”というようなハンドルで発言があればその発言自体に不信感を持つと思います。この板で匿名を希望するということはまぁろくな発言ではないだろうとも想像できます。そして、一般的に非常識なことを書けば新木さんの制裁が発動すると思います。

一方、ハンドルも必須でなく皆が匿名状態(分かる人にはわかるものですが)の場ではその場の雰囲気を壊さない限り特に問題は発生しないと思います。

やっぱり書いてて難しいのは匿名のイメージですね。おいらのイメージはとにかく「身を隠したい」という意味の匿名なわけで基本的にイメージは悪いです。これが内部告発とかであれば色々とありますから匿名も致し方ない。また、新聞への投稿なども匿名(本名以外という意味でペンネームも含む)はある意味で仕方ないのかなと。下手に本名を出すと住所まで調べたりする人はやはりいるみたいなので。

で、匿名掲示板と言う匿名は実はまったく意味が違うのではと思ってしまう。匿名が持つイメージそのものが根本的に違うのではないかと。必要があればスレッドの番号で呼ぶ(例えばWinny作者が47氏とか)。特定する必要があればハンドルとして使うし必要がなければシステムデフォルトのハンドルで十分と言う。

文化の違いってやつですかねぇ。。。


いろいろ
No.3299 投稿日 2004年6月1日(火)01時19分 投稿者
西澤 隆
>3D投影機
「γ線ナイフ方式」ってのをちょっと考えてみてたんですが、うまいこと特定の点を光らすことはできるとしても、空間的に分布を持って光らせる投射の仕方がいまひとつイメージできませんでした。光線が望まぬ交差をしないような点のセットに分けてタイムスライシングする、とか…でしょうか??

個人的に3D画像の初体験は、皆さんそうかも知れませんがホログラムでした。スターウォーズIのレイア姫なんかはもろにホログラムのイメージですよね。
ホログラムの“フィルム”をマイクロマシンかナノマシンで作って動的制御できたら、けっこうそれっぽい立体動画になりそうです。本当に立体的に何かを光らせるんではなくて立体合成は人間の脳に任せる…という点では立体視液晶と同じですが、ホログラムならある程度は「回り込んで」見たりすることもできますし。みんなでも見られます。

話はそれますが、IMAXシアターに行かれたことはおありでしょうか。2、3階建ての建物くらいの高さとその2倍くらいの幅という堂々たるスクリーンで、2Dや3D(色眼鏡式)の映画を上映する企画映画館(?)です。
あそこでつくづく実感したんですが、人間って視界のある程度以上をスクリーンが占めてしまうと、そこに映っている風景が本当のものだと錯覚するんですね。テスト画面で、インディージョーンズに出てきたような“洞窟内のトロッコ”視点の映像が流れたんですが…視覚に引きずられて(むろん本物のような激しいものではないですが)Gまで感じてしまったくらい…というかより正しくは、「何でこの状況でGがないんだろう」と体が戸惑っているような感覚、かな。
僕が以前行ったとこはなくなってしまったんですが、まだ品川プリンスにあるそうなので、興味がある方はどうぞ。

>信頼度
いまいち統一基準が見えないのですが、仮に10点満点の話だとして。僕の場合、“匿名”や「通りすがり」のようなあからさまな捨てハンには、足し算で言えばマイナス10点、掛け算で言えば×0.1…と言った感じでしょうか。新木さんも同様だと思いますが、別に名前が書いてあったからって8点や9点つけたりするわけではないです。

>MS-14Sさん
話が通じてないようなのですが、言うべきことは既に(ちょっと余計なくらい)言い尽くしたので、これ以上は何も言いません。


立体映像とか
No.3300 投稿日 2004年6月1日(火)07時00分 投稿者
新木 伸

>ガンマ線ナイフ方式

>>「γ線ナイフ方式」ってのをちょっと考えてみてたんですが、うまいこと特定の点を光らすことはできるとしても、空間的に分布を持って光らせる投射の仕方がいまひとつイメージできませんでした。光線が望まぬ交差をしないような点のセットに分けてタイムスライシングする、とか…でしょうか??

 ああ、そっか。
 点を光らすことだけしか念頭にありませんでした。
 一本一本のレーザー強度が充分に低いなら、識別されるコントラストで空間を輝かせることはないわけですけど。点の集合や空間範囲を光らせるとなると、そのために重なったところが光り出してしまいますね。

 うーん。単純制御ではなくて、余計なところが光ってしまうところまでを考慮に入れて、全体で計算すればとうにかなるのかなぁ。

 しかしなんだか、人間の目が3Dとして認識すればいいだけのことに、本物の立体映像を作ってしまおうというのは、そもそも大がかりすぎて無駄なのかもしれません。





>ホログラム式

 新方式のこれ。
 いちばん簡単そうですね。
 僕の知っているホログラム写真は、色が単色(というか虹っぽい色)のものしかないのですが。
 カラーで全色表示できるホログラムってのは、あるものなんでしょうか?
 なんだか、ホログラム写真の原理を考えるに、無理っぽい気がしますけど。コヒーレント光を当てて、鑑賞縞を記録するわけですよね。濃淡しか記録できないのではないかと。

 網膜の錐体の三波長ごとに写真を撮って、鏡でもなんでも使って合成すればいいのかな。1枚の写真乾板上にも合成可能かな?
 ……と思って、調べてみたら、けっこういいところまで来ているらしいです。

http://homepage2.nifty.com/kubotaholo/kind.htm

 銀塩写真に匹敵するぐらいの充分な解像度を持つディスプレイが出てくれば、干渉縞を動画再生すればいいだけなので、意外と簡単に実現するかも。レーザーはもう半導体で三色揃ってますし。
 干渉縞はいちいち写真撮影して記録しないでも、バーチャルな3D空間内でレイトレーシングすれば、演算で求められますし。





>データグラスの電池はどこにあるのか

 じつはあれはですね、星くずの世界が英語文化圏で動いてるということにも関わっていまして……。
 「BATTERY」と「CHARGER」なわけです。
 訳すとバッテリーと充電器となるわけですが。

 電気、使ってないのです。
 光電子【光電子:オプトロニクス】って単語が出てきますが、エレクトロニクスと光回路との複合物が、あの時代の精密機器でして。

 バッテリーが入っているようなものは、大電力を使う動力機器だけだったりします。レイガンとか。モーターとか。掃除機とかドライヤーだとか。

 光スイッチで動く光演算回路と、光記憶素子と、光デバイスオンリーになってます。レンズもツルの部分も、ぜんぶその手の素子です。
 そしてバッテリーというのは「光を蓄えるもの」みたいな意味でして。素材全体で分散して蓄えるわけですが、慣例的に、エネルギーを放出/吸収するものは、すべてバッテリーといっています。
 外部とのやりとりも光通信ですので、電気部分はまったくなし。
 なのでEMPの飛び交う状況でも壊れずに動いてくれたりします。

 どんな仕組みで光を蓄えるかまでは考えていませんが、まあ、なんか超伝導にも匹敵するぐらい効率の良い方法があるのでしょう。きっと。(笑)
 チャージも特殊です。ガンマ線かX線か、そんなエネルギーの高い電磁波を照射する必要があるかもしれません。それでも平然としているのが光素子ってもので、タフなもんです。特殊なものなので、カンナでないと作れなかったわけですね。太陽光なんかに当てていてもチャージされないこともないですが、やたらと効率が悪いでしょう。日常動作分を補うのが関の山かと。
 なお普通はチャージしません。光の無駄遣いをしなければ、数年は動作するだけのエネルギーが出荷時にチャージ済みです。
 眼鏡なので使っていれば普通に痛んでくるものだし、新品を買ってきてデータ転送してしまって、新しい方を使うというのが一般的です。

 超伝導バッテリーなんてものが実用化されたら、携帯電話なんかも、機種交換するまで一度も充電しないのではなかろうか。
 ――とか思って、そんな設定なわけですが。


光とか
No.3301 投稿日 2004年6月1日(火)11時56分 投稿者
西澤 隆
>カラーホログラフィ
御紹介ありがとうございます。僕は安直に、RGBを1/60以下のスピードで切り替えればできるかな?と考えていただけですが、やはりちゃんと研究している人はいるのですね。しかし、サンプル素材がフェラーリのF1マシン、というのは…アピールになるんでしょうか^^;;。赤単色でそれなりに見えてしまいそうな気もしますけど。あ、タイヤの黒が出ないのかな。

ところで言い出しておいてなんですが、コヒーレント光による干渉縞じゃなければ駄目な理由というのがいまひとつぴんと来てなかったりします。現状の撮影・再生方式では、波長をピンポイントで絞らないと苦しい…という事なんでしょうか。
例えばレコードは、針が溝をなぞるだけですが、あれだけの音響を出せるわけですよね。一瞬一瞬は、ある強度の空気の疎密状態があるだけのものなのに、人はそこから楽器の音色を聴き、メロディを聴きハーモニーを聴き、雑音まで聴きとります。
目に入る光も、つまるところ一瞬一瞬は電場と磁場の強度分布でしかないはずなので、そのまま記録して再生してやれれば完璧な立体像になるはずで。どうやればいいかは…思いつかないのですが。

レイトレーシング、というのは妙案ですね。それなら生中継もできそうですし、今OpenGLとかでCG描いているならば、描画コアルーチン入れ換えるだけでストレートに立体映像出力になります。


>光回路
「ひとかけらのレィディ」の冒頭、宇宙ゴキブリの食害のくだりにありましたね。喰い切られた光ファイバーがちかちか明滅してるという描写。そうでないコンピューターなら、さしづめ同軸ケーブルの先からアーク放電してるところでしょうか。
読んではいたのに、論理ゲートまで光素子とは思ってませんでした。先入観とは恐ろしいものです。
そうか、蛋白質ならぬフォトニウムこさえてエネルギー源にする生物が巣食って肥え太るんだから、当然「光」が満ちている環境なのですよね。納得。


匿名関連
No.3302 投稿日 2004年6月1日(火)22時02分 投稿者 MS-14S
結局のところ、「匿名は恥ずべき事」と言い切る上でのロジカルな根拠は無いって事ですよね。

>おいらも西澤さんのいう「話のすりかえ」を感じていました。「覆面」で書きましたけどあまり一面だけ切り抜かれるとちょっと「違わない?」と思ってしまいます。

それは根本的に私の主張に関しての認識にズレがあるからだと思います。
私の主張は「名乗らなくてもコミュニケーションを取る上で問題が無いケースは存在する」事ですので、極端な話で言えばごく細かい一面だけを切り取っても主張の根拠にはなります。(要は具体例を出せばそのまま根拠になり得る)
そのため、「雑談」という観点でスポーツ観戦(サッカー)の具体例を出しました。

しかし、西澤さんの「匿名は恥ずべき事」という主張は一般論として語っており、一般論として全てのケースに当てはめさせるならばそれなりの根拠が必要です。
私がその根拠について問うたところ、

>言を挙げるにあたって名乗るのは当然の礼儀だからです。良識の問題です。

という曖昧な答えが返ってきました。
「当然の礼儀」って何ですか?それは全ての人に共通するような物なのですか?
当然、全ての人に共通するような物ではありません。

あと、ここではフィードバック的な事は考えず、ハッキリ言わさせていただきますが、

>小学生じゃあるまいし、「全ての時と場所と場合」なんて言い出してどうするんです。

これを本気で言っているならば、西澤さんの「匿名は恥ずべき事」発言は全く私の質問に対する答えになっていません。
これこそ、質問を無視し関係ない個人的感情論を提示しただけの「すり替え」です。
自分の発言には責任を持って欲しいものですね。
さらに言うと、この発言の元となっている私のレスは西澤さんに聞いたわけではなく、荒木さんに対して問いかけたものです。
西澤さんの感情論は、元々私の求めたものでは無いんですよ。


>あと、確かに掲示板は一部のケースではあります。しかし、そこは一般的なルールが適用されないわけではありません。

その事に関しては同感です。
私は、一般的なことを持ち出した件に関してどうこう言うつもりはありません。(分かり難い書き方をしてしまい申し訳ありません)
しかし、一般的なルールとして「匿名(名乗らない事)は恥ずべき事」というわけでは無いと私は主張しています。(なので具体的な反例を挙げています)
一般的なルールとして、ビジネスの場・公式な場で「匿名は恥ずべき事」というのは同感です。
しかし、プライベートな場(公式の逆という意味)では必ずしも「匿名は恥ずべき事」では無いです。
つまり、私は一般的な話として匿名が容認されているケースがあることを述べることで、インターネット上でも容認されるケースがあるでしょうと主張しています。
全てのケースにおいて「匿名」が容認されるなどとは言っていないため、私のこの主張を覆すためには「全てのケースで匿名は否定される」と示さなければなりません。(簡単な論理の話です)


>一方、ハンドルも必須でなく皆が匿名状態(分かる人にはわかるものですが)の場ではその場の雰囲気を壊さない限り特に問題は発生しないと思います。

基本的には同意ですが、やはり2chという巨大匿名掲示板群の印象が色濃く出ていると感じるご意見です。
2chでさえ、固定HNを持っている人はいます。
通常の匿名掲示板ならば多数が匿名ではありません。
どちらも問題が起きる所もありますし、起きないところもあります。
HN必須掲示板でも雰囲気を壊せば当然問題が発生します。


>やっぱり書いてて難しいのは匿名のイメージですね。

というか、私はそれだけの話だと思っています。
「匿名」という言葉自体に悪い意味は存在しないし、現実でもよく用いられている行為です。
しかし、インターネット上においては本来なら匿名の一つであるHNというものが実名と同じような立場になってしまっている。
実際にはHNを書こうが書くまいが大差ないはずなのに、イメージで大きな差が出来ている人が多数(?)いる。
関係の継続性という観点のほかに、HNの有無で本質的な差って何かあるんですかね?
これは、匿名否定派の方に聞いてみたい所ですね。
(イメージの話は遠慮させていただきます)

もう一項目、匿名否定派の方に聞きたい事があります。
前提:ここはHN必須ではない掲示板です。HNを書いて書き込んでる人もいればHN無しで書き込んでいる人もいます。クッキー情報やIPなどを元にIDが生成されています。
Q1.貴方にとってその掲示板で「名乗る」ことは「義務」・「権利(または自由)」のどちらですか?
Q2.Q1でそう答えた理由は?


★To西澤さん限り

>言うべきことは既に(ちょっと余計なくらい)言い尽くしたので、これ以上は何も言いません。

私の質問には全く答えていません。答えてるつもりなのかもしれませんが、答えになっていません。
答えないのは貴方の自由ですが、それなりの判断はさせていただきますよ。

あと、「余計な」ことを言ったと自覚があるならばするべき事があるのではないですか?
それこそ「当然の礼儀」ですよ。


ここで問題なのが
No.3303 投稿日 2004年6月1日(火)23時13分 投稿者 村田
>一般的なルールとして、ビジネスの場・公式な場で「匿名は恥ずべき事」というのは同感です。
>しかし、プライベートな場(公式の逆という意味)では必ずしも「匿名は恥ずべき事」では無いです。
 ネット世界における「公式の場」と「プライベートな場」とは、どのような定義になるのでしょうか? プライベートな場に関しては、公式の逆という定義であるならば、特に公式の定義とは何になるか、それによって話が変わってくると思います。
 割と一般的に言われる「公式」とは、「第3者が見る事が出来る、第3者にも関与する、第3者にも影響を及ぼす」物だと思います(そうだと私が思ってるだけかもしれませんが)。要は、仲間内だけじゃなく誰もが影響を受け、また影響を与える場、だと私は考えています。
 もし上記が公式の定義であるならば、一般的なインターネット空間は、ほぼ全てが「公式の場」である事になります。例外は会員制の場所ぐらいでしょう。そうなってくると、ほぼ全ての掲示板などでは、個人が識別できる何か(名前)を示す必要性が生じる事になってしまいます。
 MS-14Sさんを始めとする皆さんは、この「公式の場」の定義をどのように考えますか?

>HNの有無で本質的な差
 一つは自己主張が言えると思います。と言っても、結局はHNなので匿名と大差が無いと言われてしまえば否定しかねますが、例えば現実社会で、投書に対して署名がなされているかそうでないかで、信用が大きく異なります。掲示板などに対しても、その発言に対して署名する(名乗る)事によって、自分の発現に対して責任を持つ事をアピールする意味合いがあると思います(そんな事を考えずに発言する人も多々居ると思いますが)。

>匿名否定派の方に聞いてみたい
 私は肯定:否定が4:6ぐらいなので、一応発言しておきます。
 Q1に対して、私なら「自由」と解釈します。
 その理由は

 1.「必須ではない」と条件付けされている時点で、その掲示板のルールは名乗る「義務」が存在しないため
 2.IPを元にIDが生成されている以上、その時点で名前に代わる身分証明が生成されているので、信用を得る目的としての「名乗る」事の価値(意味)が薄れるため
 
 但し、個体(個人)識別のためにも、名前は「名乗る方が好ましい」「極力名乗るべきである」という文を追加しておきます。


だめだこりゃ
No.3304 投稿日 2004年6月2日(水)00時12分 投稿者
西澤 隆
> 答えないのは貴方の自由ですが、それなりの判断はさせていただきますよ。

どうぞご自由に。

>あと、「余計な」ことを言ったと自覚があるならばするべき事があるのではないですか?

僕が「ちと余計だったかな」と思ったのは貴方の「ビジネスが前提」云々に対して「純粋に趣味で使われていた時代からそうだったよ」という例示として昔話をしたことですが。
残念ながら貴方にはまるで通じなかったとは言え、特に何かする必要があるとは思いません。


このズレは多分重要
No.3305 投稿日 2004年6月2日(水)00時51分 投稿者 うに。
「匿名」の言葉に対するイメージとしておいらとしては「普通に使われている」という点が違っています。これはやはりおいらの生活と言うか活動でほとんど縁がないためと思います。

これはもう性格が根本にあるのですが例えばコンサート行った時などほとんど一緒に行った人とか現地で会う約束をしている人以外とは会話しません。一緒に行く人は本名でもハンドル(基本はうにまる)でも通じます。現地で会う人達はハンドルで通じる方ですね。

あと、BBSの時代からオフラインをたまにしますがこちらはハンドル。一部の方は本名も知っています。最近は本名+ハンドルという形での発言が多い(MLとか)のでだいぶ両方とも馴染んでるかな。本名を表に出してきたのは書籍とか書いてるので宣伝も兼ねてという理由があるため。多分、本を出していなかったらハンドルだけのままだったと思います。

根本的にどこでも「関係の継続性」を重視してますし、違う言い方をすれば継続性がなければ相手は存在しなかったものと処理してしまいます。


こういった話題をするときはディベート的に「匿名を普通に許容する」というスタンスで自分なりに会話を構築してみないと駄目ですね。自分の書き込みを思い起こせばどうしても一方的な会話になってしまっているのが分かります。


公式の場
No.3306 投稿日 2004年6月2日(水)01時16分 投稿者 うに。
おいらの場合は「公式」というよりは「公共」という言葉の方がしっくりきます。一般的に、自宅が「私的な場」、それ以外が「公共の場」となっていると思います。そして、友達の家など素になれるような感じの場所が「準私的の場」というところでしょうか。

これをインターネットの世界に適用した場合、ちょっとズレる部分はあると思いますが自分で持ってるホームページや掲示板などが「私的の場」、行きつけの掲示板などが「準私的な場」、それ以外が「公共の場」ということになりますね。おおむね村田さんのと同じような感じではと思っています。

ただ、ここに匿名の話が入るとややこしくなるかなぁ。おいらが書いた「私的の場」は少なくともハンドルは存在しますよね。匿名でホームページ作ってる人はほとんどいないし。「準私的の場」もやはりハンドルは本来なら存在するはずです。だってここに会員制の掲示板とかも含まれると思うから。ただ、はずなのですが微妙なところ。「公共の場」が匿名になっちゃうのかなぁ。

つまり、逆ということになるのか?


イメージはその人にとっては本質に近いもの
No.3307 投稿日 2004年6月2日(水)01時35分 投稿者 うに。
#連続書き込みになってますね。。。

質問の部分を読み飛ばしてたのでちょっと前後しちゃってます。

「HNの有無で本質的な差」をイメージ抜きでと書いてますがおいらは「それは無理」と思っています。ハンドル自体が何ら法的なものでもなくしっかりした意味を持っていないからです。つまり、しっかり定義されていないものなので有無の本質を論じることはイメージ抜きにしては無理と言うことです。結局は次の質問のような形でしか論じられないのかもしれません。

ハンドルが自動生成される掲示板でハンドルは「義務か?」という点では「義務ではない」が答えです。それがそういった板のルールだと思うからです。ルールとして「ハンドルは必須でない」となってるのですから当然です。ただ、「権利」は有しています。入力できるようになっているのですから。こちらも当然。

余談ですが、「ハンドルは必須」というルールの板の場合は「義務」だと思います。その場で使い捨てのハンドルを乱用して板のルールを乱すようであれば出入り禁止になるでしょう。1回だけの発言であればそのハンドルが使い捨てか判断しにくいのでセーフとは思いますが1回で去っていくわけですから当人にはまったく関係ないですよね。ただし、ルールとして「使い捨てハンドル許可」となっているか過去ログを見る限り使い捨てハンドルが容認されている(慣習)であればこの限りではありません。


いろいろ
No.3308 投稿日 2004年6月2日(水)04時28分 投稿者
新木 伸
>MS-14Sさん

 なにかメンツにでもこだわって意地になってるみたいですが。
 議論で論破されたところで、べつに失うものなんて、なんにもありゃしませんよ。

 へんなことにこだわって、論を狭めて固着していってしまうより――。
 柔軟な発想で思いもよらぬ方角から、匿名撲滅派の背中をぐさっと鋭利に突いてきてくれることを望みます。できたら僕や西澤さんを匿名擁護派に改宗させちゃってくれると、もっといいのですけど。

 だいたいMS-14Sという、捨てハン臭い名前を付けているのに、守るべきメンツもなにもないじゃないですか。

 MS-14Sさんは、貴重な匿名擁護派なんですから。がんばってくださいよー。
 なんなら西澤さんや僕などと、MS-14Sさんとで役割交代して、否定派と擁護派で入れ替わってもいいですけど。
 ディベートの原則は、「自分の支持する論とは反対の側をやらせる」ってもんですし。




>>前提:ここはHN必須ではない掲示板です。HNを書いて書き込んでる人もいればHN無しで書き込んでいる人もいます。クッキー情報やIPなどを元にIDが生成されています。
>>Q1.貴方にとってその掲示板で「名乗る」ことは「義務」・「権利(または自由)」のどちらですか?
>>Q2.Q1でそう答えた理由は?

 「礼儀云々〜するべき事」のくだりはつまんなかったですが、これは面白かったので解答〜。

 もちろん、固定ハンドルで書きます。名乗るのは義務ですので。屋号を使うかどうかは、その場所で扱っている話の内容によりますけど。
 理由は、そこが公開されている公共の場であるからです。インターネットに繋がっていて、誰からも見れるようになっているのですから、そこは公開されていると見なすべきでしょう。
 なら、その場所のローカルルールなんかより、より上位の場所のルールに従うべきと思います。つまり社会のルールのほうですね。
 個人の意見を発言するときに顔を見せるのは発言者の義務であって、それができないのであれば、せめて名乗っておくことで代用すべきです。
 なおその掲示板に「記名発言禁止」というローカルルールが設けられていたのなら、そこには書きこみしません。また記名発言禁止というルールが明示されていなくても、暗黙的に忌避されている空気を感じましたら、やはり書きこみしません。嫌がらせするのが目的ではないわけですし。
 その場に参加しない理由としては、発言に責任を取る義務を放棄しろだなんて、ふざけんな、ってのがその理由です。





>光回路

 400年も未来の世界で、光ファイバーもなかろう、とも思ったんですが。
 (実際には科学技術のピークは大戦期にあったので、実質260年くらいの未来なのですが)

 まあ、あんまり進みすぎた変なものを出しても、余計な説明が必要になってくるし。この時代には電線も光ファイバーも時代遅れとなっているのだ――みたいな神視点による説明声が聞こえてくるようなものになっちゃうし。
 そういうものが満ちあふれているのが「あたりまえ」の世界に住んでいるジークが主人公で、彼の知らないものは書けやしないって縛りで書いているシリーズなもんで。

 SF的小道具の正確さよりも、物語没入度のほうを取ることにして――。
 日和って、その結果、配線は光ファイバーてなことになりました。


匿名について
No.3309 投稿日 2004年6月2日(水)11時57分 投稿者 無敗のペテン師
私は匿名擁護派です。

確かに西澤さんや新木さんのように自分の発言に責任を持つのは大切だと思います。
でも、世間一般の人は責任をもてるだけの自信を持ってないのではないでしょうか?だからこその匿名だと思ってます。

こういうことを言うと西澤さんや新木さんは自信を持ってから発言しろとおっしゃるかもしれません。じゃ無いと発言する権利も無いと。
でもそうじゃないんじゃないかと思います。
あくまで私達が書き込んでいるのは、自分の自信に裏づけされた意見を述べる場所ではなく、多数の意見を収集する場所なのではないでしょうか。
自分のHPを開設し、その中で自分の意見を言う場合には責任も生じるでしょう。
でも掲示板等で書き込みをするに当たって責任が生じるとは思えません。
「私はこう思うが皆はどうだろう?」と書き込みするのにどうして責任が必要ですか?

現実社会でも同じことは言えるのではないでしょうか。
朝起きて仕事に行って帰ってきて寝る。そのルーチンの中で責任を伴う発言をする場合は、それこそ「ビジネス」や「契約」を行うときぐらいしかないように思います。
ここで例を出すとまた堂々巡りになりそうですが、あえて上げるとするならば
遊びに行った先で気の合う他人が居た。名前も分からない。でも話が弾んだ。もういちど会いたい。だから名前を教えあった。
こんなもんで良いんではないのでしょうか。
自分がもういちどその他人を認識するべき要素。それが名前であると。
その他人が自分にとってどうでもいい人なら名前なんて知ったところで何の意味も無いです。
ある程度自分との相性や、その相手の特性を見てから名前を教えても良いのではないかと。
むしろ、教えても良いなと思えるくらいにならないと名前を言っちゃいけない気がします。
それから先は名前を元に自分の事が相手に知られていくわけですから。

>村田さん、うに。さん
ネットと現実社会における公式・公共の場の定義分けというのはとても難しいことのように思います。
現実社会における公式・公共の場の解釈は、村田さんと同じですが、ネットに置いてはその定義を当てはめることは出来ないのではないでしょうか。

>自分で持ってるホームページや掲示板などが「私的の場」、行きつけの掲示板などが「準私的な場」、それ以外が「公共の場」ということになりますね
と有りますが、そうではなくて
自分で持ってるHPやBBSが公共の場である気がします。
上にも書きましたが、そこは発言に対する責任が生じるところだからです。
だからと言ってそれ以外の沢山の場所が私的な場所かと言われるとそうでもないですよね。

んで、私の場合ですが…私はHN必須な場所以外は匿名で通してます。
私は自分の意見に確固たる自信は無いですから。
その他のHN必須の場所においてはこの「無敗のペテン師」というHNを使ってます。幸いにも少々変わってる(?)らしく、MS-14Sさんのように他の人とかぶってしまったということは無いです。

最後にMS-14Sさんの質問に対する答えですが
>Q1.貴方にとってその掲示板で「名乗る」ことは「義務」・「権利(または自由)」のどちらですか?
自由です。
>Q2.Q1でそう答えた理由は?
掲示板においての発言はよっぽどの事が無い限りは責任は伴わないと思うから。自分の意見に絶対の自信とその根拠となる証拠を持つ場合はコテハンを使って書き込んでも良いと思います。
あと、自分の意見を大多数の人と同列に扱われたくない人もコテハンを使って発言すると良いかもしれません。

しかし…この文章見てるといかに自分の意見に自信が無いか分かりますね…。
「思う」「〜ではないでしょうか」ばっかり(汗


No.3310 削除ずみ

責任とか
No.3311 投稿日 2004年6月2日(水)15時43分 投稿者
西澤 隆
# ハンドル間違えてたので出しなおしました。

無敗のペテン師さん>
んー、基本的に、それなりの年になってから自分の意志で行なう事に、程度の差こそあれ何も責任が生じないという事はあり得ない…と思っておいた方が、社会生活を営む上では圧倒的に良いと思いますけど。それはさておき。

よくわからないんですが、基本的に、掲示版で発言することに‘責任’なんかない、と思っておいでなのですよね。
ここで言う‘責任’という言葉のニュアンスにもよりますが、掲示版で重大な話をする事はまずない…という程の意味合いなら、僕もそう思います。もし、何か具体的に‘責任’を問われるような事を言うけれど、でもほんとに問われるのは嫌だから匿名で…というのでしたらあれですけれど。そうではないのですよね。

でしたら…いったい何がそんなに怖いのでしょうか。
名前や固定ハンドルを記さないことで、具体的に何を回避できるとお考えでしょうか。
名前からなにか知られるのが怖い、とのことですが、IPがわかってしまうのは怖くないのでしょうか。
# IPばれてもネットカフェだからいい、とか:)

新木さん、うに。さん>
なるほど、ディベートですか。ばればれでしょうけれど、僕はそういうトレーニングを積んでませんので…たぶんろくなことできないでしょうね。あう。
ちなみに新木さんやうに。さんなら、どのように賛成論を立てられますか?


何が怖いか 何を避けたいか
No.3312 投稿日 2004年6月2日(水)18時27分 投稿者 無敗のペテン師
西澤さん>
コテハンや名前を記さないことによって回避できることですが、
簡単な理由だと思います。

たとえネットとはいえ、やっぱり人と人との付き合いになりますよね?
気の合う人も、そうじゃない人も居るものです。全員が社会常識、理性、知性を兼ね備えているならコテハンや名前で書き込みをしても全然問題は起きません。
ただ、ネットというものの特性上環境さえあれば誰にでも閲覧・書き込みできます。
その中には自分の書き込みに対して過剰な反応をする人も出てきます。
そこがたまたま自分がふらっと書き込みした掲示板ならばあまり問題は大きくならないかもしれません。
しかし、自分が良く見ている・書き込んでいる掲示板ならどうでしょうか。
心無い人が自分のコテハンや名前を使って他人を中傷誹謗する書き込みをする事もあります。
その板だけでなく、他の場所にまで書き込みをする人も居ます。さらにはそのコテハンや名前から、他のどのような掲示板に書き込んでいるか調べられるかもしれない。
自分の知らないところで自分が他人に悪く思われてしまう。
2ch的にいうと粘着されることになりかねません。
昨日に至っては、掲示板に書かれていたことが原因で小学6年生が同じクラスの女の子をカッターで刺し殺す事件も起きてます。(コレは匿名とはあまり関係なさそうですが、ネットの弊害の一つとして上げて見ました)

私も実際にこういうことがありました。某掲示板において(このハンドルを使う前のことですが)、ある人と口論になり、私はその掲示板に行くのをやめました。
その後ちょっと気になる書き込みを別の掲示板で見たので、元の場所を見てみると…
私のハンドルが他人を貶めるときに使うデフォルトの名前になってました。掲示板の管理人さんにあわててメールしてどうしてそうなったのか聞いてみたところ、ネットカフェからの接続で一日一回必ず私のハンドルでその日の書き込みを悪し様に言う人が居たらしいのです。
どうもその人は他の場所でも同じようなことをしていたらしく、私が見かけた別の掲示板で目に付いた書き込みもその人が書いたようなのです。

そうなってしまえば新しいハンドルを作ればいいじゃないかとお思いになるかもしれません。
でも自分が今まで書き込んできたものはすでに多くの人に見られて居るのでどうしようもない。
他人から「アイツはこんな事言ってたけど、ホントはすごい嫌な奴だったんだな」と思われるのは気分のいいものじゃないです。
ましてや上記のように度を過ぎた嫌がらせを受けるかもしれない。

2chなどの大手の掲示板の中には過激な言い合いもしている板もあり、
かなりきわどいやり取りも行われています。
だからこそ匿名というものが有ると思います。

一度でもネットでそんな目にあったら、中々コテハンや名前を使った書き込みは出来なくなります。
私もこのハンドルを使ってネットをまた楽しめるようになるにはかなりの時間がかかりました。
多くの人はここまで深く考えずに匿名にしているのではないのかもしれません。
でも、匿名にすることによって起こりえる危険を回避できているんじゃないかと私は思ってます。


ディベートに参加希望です
No.3313 投稿日 2004年6月3日(木)14時14分 投稿者 しんたろー
ご無沙汰×10(読んではいるけど発言はしてないなぁ・・・)です
ただの口論になりかけてた「匿名」の話がでディベートになりそうなので参加したいと思います。

ネット上の匿名は擁護派です。
現実の世界において、匿名を使うのは責任論的に駄目駄目だと思いますが、ネット上、特に掲示板などにおいて匿名を使うのは賛成です。

心のなかで思っていてもなかなか発言できないようなことってあるじゃないですか。それをなんとか勇気をふりしぼって発言するのって難しいですよね?そういう場合に匿名って生きてくるんじゃないでしょうか?

おいらを含めて日本人って自己主張が苦手じゃないですか(決めつけるのはまずいかな?)。特に面と向かって自己主張をしあうのなんて・・・そんなときに黙殺してしまうような意見を発言できる匿名性っていいものだと思います。
最終的に本名だろうと、匿名だろうと調べられたらプライベートがわかってしまうとわかっていても、「自分の名前じゃない」ってだけでかなり発言しやすくなるものだと思いますよ。

ただ、匿名なのをいいことに他の人を誹謗中傷する事しか頭の中にない嫌な人もいることも事実です。
そういうような人に向かって権利だ義務だと難しい事いっても仕方ないものですよね・・・

う〜ん、文章がまとまらなくなってきちゃいました。長い文章を書くのが苦手なもので。(笑)

けど、匿名って事にも責任云々ではなく発言しやすくなるってメリットがあるんじゃないかな?って意見だって事にしておいてくださいね。


初めまして
No.3314 投稿日 2004年6月3日(木)18時52分 投稿者 ふじごん
初めまして。大阪に住む24歳の一星くずファンです。HNは小学校時代のあだ名です。この掲示板にというか、書きこみをすること自体が初めてなのですが、ちょっと気になったので発言させていただきます。

匿名の是非について議論されているようですが、ここでいう匿名とは特定のHNなどを使わないということを言っているのですよね。私も本名を名乗って発言しろと言われれば書きこむ勇気はないですが、ここで名乗るか否かと議論しているのはHNという世間一般で言うところの匿名なのだと理解しているのですが。何処の誰がこんな発言をしているのか証明しろというのではなくて、あの発言とこの発言とは同じ人がしてますよというのが分かるようにあだ名でいいから名乗ってというだけのことだと思います。別にそのくらいすればいいんじゃないでしょうか。

あと発言に対する責任の話ですが、責任というものを大げさに考えすぎなのではと感じました。間違ったことを言ってしまったら責任をとらなければ(=罰を受けなければ)ならないというようなイメージがあるように思います。発言に対する責任というのは、自分の発言に対する他人の意見をきちんと聞くというだけのことではないでしょうか。他人を中傷したりといった、強制的に法的責任を取らされるような大それたことを言っているわけでもないですし。

ここ以外の掲示板に行ったことがほとんど無いので固定のHNを使うことによるリスクについてはよく分かりませんが、私としては匿名否定派です。初めての書きこみなので不安なのですが、的外れなことを言っていたらすみません。


公式の件
No.3315 投稿日 2004年6月3日(木)20時02分 投稿者 うに。
>無敗のペテン師さん
確かに「責任」を主軸に置けば自分が運営しているサイトとかが公式の場になるというのは納得です。おいらは自分で「公共・私的」としたのが失敗でしたね。「公式・非公式」の元々の区分けを守ればよかったです。なので、自分のサイトが公式、行きつけの場所は基本的に準公式、それ以外は非公式という形にします。


いろいろ
No.3316 投稿日 2004年6月3日(木)22時58分 投稿者
新木 伸
>ディベートとか

 アメリカの小学校じゃ、ディベートが授業の一環として取り入れられているそうで。
 「議論」の訓練をまったく受けてきていない日本人は、まあぶっちゃけて言ってしまうと、アメリカの小学生にも劣る程度の議論能力しか持っていないわけでして……。

 ディベート教育の実態は、こんなところとか。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~kurapy/dos/study-ab.html

 googleなどで、「ディベート 授業 アメリカ」あたりのキーワードを入れると、山ほどヒットしてきます。


 ちなみにディベートというのは、直訳すれば「討論」というものです。
 議論という言葉には自説を戦わせるものというイメージがありますし、そこからイメージを外したかったので、あえてディベートという、よくわからんカタカナ語を使ってみたわけですが。
 自説でないものを戦わせたっていいわけですね。ディベートでは。自説では賛成派の人が、その最中は反対派に立ってみたっていい。てか、自説でない側についたほうが、客観的に見れていいんとちゃう?

 ちなみに僕らが普段「議論」と思って行っているものは、上のリンクした例でいうと「ブレインストーミング」止まりなものでして。

 ここでは僕も含めて、誰もまともに議論なんてやってないですね。
 個人的には、討論も自在に使えこなせない人が自説を振り回して議論をやろうというのは、片腹痛く、百年早いと思っています。(僕も含めて)

 自説を強硬に主張するばかりのものは、議論でもなんでもなくて、場所(国)が違えば小学生でもやっていないようなことだと。小学生未満だと。
 そう認識したうえで、練習するつもりで、皆さん議論をしていきましょう。
 何事も練習しないと上達しないわけで。小学生のころにやるはずの練習をやらずに通ってきてしまったことは、もうしかたがないことなので、大人になってからその分を取りもどさなくては。



>>ちなみに新木さんやうに。さんなら、どのように賛成論を立てられますか?

 うーん。
 やはり「責任を取らなくて良いことによるメリット」を軸に組み立ててゆくかなぁ。いまこうして「ブレインストーミング(笑)」をやっていて、出てきている賛成意見が、そうしたものだけですよね。危険回避説は、あれはいけない。目先の利益しか見ていない。(あとで触れます)
 例の匿名掲示板――って、隠語で使うのは今回ばかりは不適切なので実名を出しますが、「2ちゃんねる」ですけど。あちこちで読んだ運営者の設立意図をみると、そうしたものであるようです。匿名で誰でも気楽に物を言える場所があってもいいじゃん、みたいな。

 賛成論の人が、仮に反対論に回ったなら、どのあたりを軸にして反対意見を展開するのかも知りたいところですね。

 賛成派と擁護派とを一緒にしてしまわないで、賛成派にしても、賛成派と擁護派。また反対派にしても、懐疑派と反対(撲滅)派。
 そのぐらいの4段階ぐらいに分けるべきなのかな?
 白黒ふたつに塗り分けるのではなくて、白と黒と、灰色も二種類ぐらいだとか。




>無敗のペテン師さん

>>世間一般の人は責任をもてるだけの自信を持ってないのではないでしょうか?だからこその匿名だと思ってます。

 撲滅派としては、言動に責任を持たないやつは、そもそも発言するな――という観点なわけですね。


>>朝起きて仕事に行って帰ってきて寝る。そのルーチンの中で責任を伴う発言をする場合は、それこそ「ビジネス」や「契約」を行うときぐらいしかないように思います。

 不特定多数に情報を発信するというのは、ほんのすこし前までは、ほぼ確実に「仕事」で行われていたことなわけです。「マスコミ」って言葉があるくらいですし。
 マス・コミュニケーションというのは、大衆への大量情報伝達という意味でして。
 文字メディアなら、文筆業の人間が、職業的な責任を背負ってやっていました。
 音声や映像メディアでは、テレビやラジオなど。

 不特定多数に情報を発信するという、職業的責任を要することを、シロウトが気軽にやっちゃっているように感じるわけですね。

 たとえば飲食物を提供して商売をするには、営業許可証と調理師免許がいるわけです。
 車の運転をするには運転免許がいるわけです。
 どちらも迂闊に行うと、重大な結果を招くことがあります。車ってものは容易に人を殺せてしまう力があるし、料理も食中毒や中毒を起こしてしまいますし。

 車の運転も、調理に関しても、公の場で不特定多数に向けて行わなければ問題とはされません。たとえ運転免許がなくても、誰も入って来れない私有地のなかで運転するなら、子供が運転していたっていいわけです。家庭内での調理なんて、どこの家庭でも行われていることですし。


 掲示板上で、なにかしちゃいますよね。
 たとえば相手の感情を逆撫でして怒らせてしまうとか。事実と違うことを書いてしまって、鵜呑みにしちゃった人を出してしまうとか。
 そうしたときに、「あっ。ヤバっ。失敗しちゃった」と思って、ハンドル変えて別人のように再登場するっていうのは、これは責任取っていないように思うのです。

 子供が私有地の中で車を走らせていて、運転ミスで柵に突っこませてしまって、「パパごめん」でも。パパが許せばそれでオッケーなわけですが。
 公道で自動車を走らせるなら、もし人を轢いて怪我をさせちゃったり殺しちゃったりしたのなら、それなりの責任を取らなきゃならんと思うのですよ。




>公的な場、私的な場

 ネット上における、公的な場、私的な場――ですけど。
 ぶっちゃけ、インターネット上から、誰でもアクセスできる場所にあるものは、すべて「公道」と考えていいのではないでしょうか。
 個人のhpの掲示板あたりは、いわば裏路地くらいにあたるでしょうけど。しかし公道のうちかと。

 上記の車を運転するときの「私有地」の定義ですけど。
 これは「第三者がうっかり誤って入ってくることのない場所」となっています。登記上の私有地のことではなく、柵で区切るなりして、ふらふらとさよまい入ってくることがないような場所という意味です。
 個人の所有地であっても、柵などがないようなら、「公道の延長」とみなされます。

 個人のhpの片隅の掲示板といえども、googleなどで検索して、どこから誰がさまよい入ってくるかわかりませんよね。よって公道でしょう。
 IDとパスワードを設定して、入室管理している場所であれば、そこは「私有地」でしょう。


 ちなみにhpを開設しているサイト管理者というのは、なんかあったら身元をたどれますから、匿名ではないですよね。逃げも隠れもできません。――と思ったら、レンタルサーバーだとそうでもないのか。
 フリーメールアドレスを取って、それを登録してレンタルサーバーを借りると、事実上、身元特定不能の状態でhpが開けてしまう。(アクセスログまで調べればipから特定可能だけど、ネットカフェあたりから入っていたらそれも無理だし)

 このあいだの小学生女児首切り事件などで、容疑者の顔写真などが公開されてしまった事件などが相次いでいて、法務省も手を焼いているようだから……。
 そのうちなにか法規制でも掛かるんじゃないのかって、期待半分、心配半分でいるんですけどね。情報発信免許なんてものが出来てしまうとか。
 一種は掲示板に書きこみしていい免許。二種はサイト開いていい免許。免許のない人は見るだけで発言できない。
 書きこみには免許証番号の特定できる「証明書」が必須。それなしに書きこみできるような掲示板システムは「違法」だとか。

 常に責任を持って発言している人間としては、そうなったとしても、ぜんぜん困らないのですが。
 ただ堅苦しいのも、面倒なのも嫌ですねえ。
 わざわざ免許取りに行かなきゃいかんのか。試験と実技やるのかな? 文筆家には免除制度とか、ないかなぁ。

 マナーやらモラルやらで対処できなくなってきたら、法でガッチガチに固めてしまうしかないわけで。そうならないように、匿名発言も捨てハンもやめようぜ、発言には責任持とうぜ、と、触れ回っているわけですが。

 匿名の透明人間という自分に火の粉が掛からない特権的な立場を盾に、一部のやつが突っ走って暴れ回っているだけなのだとしても、規制の網はネット社会全体に適応されますから。




>無敗のペテン師さん
>なりすましによる被害

 ああ。なるほど。
 自分のなりすましが現れて、そのことで被害を受けたので、匿名が怖くなったと。

 ところでそのなりすましをした犯人ですけど。
 その立ち去ってきたという掲示板で、口論をした相手の人なのですか? それとも口論を見ていた別の人?
 ああ、そっか。わからないですよね。
 なにしろ匿名なのだから。誰だかわからないのだから。「なんてことしてくれたんですか!」って、詰め寄って責任取らせるわけにもいかないし。

 あと「私のハンドルが他人を貶めるときに使うデフォルトの名前になってました」というのは、どういうことでしょう?
 その名前がある行為の代名詞になっていたということかな。たとえば学校のクラスにいつもバカなことをする「吉田」という名前のやつがいたとすると、他の誰かが馬鹿なことをしたときに「吉田的」とか形容されてしまうとか?(※:前者)
 それとも、批判や貶したりするときには、皆が投稿者名を偽って書いていたということですか?(※:後者)

 もし前者であったら、心ない人に踏まれてしまって災難です。
 自分で行った行為によって「○○的」と代名詞に使われてしまったとしても、それは本人が取るべき責任ってものなので筋が通っていますけど。
 自分のなりすましのせいで泥をかぶらされるのは筋が通りませんよね。
 ただ、もっと身元が明かせるようにしていたら、もっと早い段階で防げたかもしれません。たとえば書きこみにメールアドレスも記しておくとかすれば、自分は立ち去っていても、誰かが「なりすましっぽい人が現れて暴れてますよ」と教えてくれたかもしれません。または自分のサイト名を書いておけば、そこの掲示板にでも匿名で教えにきてくれた人がいたかもしれません。
 普段からメールアドレスを書くようにしていれば、「この発言はニセモノです。なぜなら私は常にメールアドレスとサイト名を署名しているからです」と言い張ることもできますし。証明にはちと足りないけど、信用してもらえるかもしれません。

 もし後者であったら、う〜ん……。
 その場所自体が、気が狂っているとしか思えない。そんな場に出入りしていたのですから、痛い目を見ても自己責任ってもんでしょう。




>しんたろーさん

 匿名で物が言えるということのメリットは、わかっているんですよね。意見収集にはいいでしょう。
 たとえばアンケート。
 住所氏名を記入しなけりゃならないとなったら、まず答えません。答えても正直に書きません。「あなたが初めてオナニーをした年齢は?」なんて質問に答えられるはずがありません。12歳ですけど。

 僕もディベートで「賛成派/擁護派」側をやるならば、そこを軸にして論を組み立ててゆくかなーと。しかしこれ一個だと、弱いなぁ。すぐ論破されそう(笑)。
 なにか他にメリットがあるなら、どんどん言っちゃってください。

 じつは僕も、匿名OKの掲示板を開いていたりします。忌憚ない意見を訊きたいというのがその目的。
 ただ管理者はきちんと目を通していて、問題発言があったらすぐに削除できる体制にしています。
 でもそろそろ運用2ヶ月になりますが、削除したことはまだ一度もないですね。管理者が目を光らせていることがわかっていると、悪さをする人はそうそういないようで。




>ふじごんさん

 発言に伴う責任とか。
 法的責任なんて大それたものも、大それたことをやってしまったら、そりゃ発生するかと思いますが。
 たとえば物のたとえですけど、どこかの国の重要施設の破壊予告なんてものをやっちゃったら、その国から身柄引き渡し要求が突きつけられて、日本政府とのあいだで国際問題になったりするかもしれません。向こうの国の法によって裁かれちゃったりするかもしれません。

 まあここでは、そんな大きなことの話をしているのではなく。

 たとえばあることに賛成と言っておいて、そのあとで反対と言ったりしたら、おまえ、さっきと言ってること違うじゃないかよ、と迫られるわけです。
 そのくらいの意味での責任ですね。
 またある人をなにかで怒らせてしまったときには、それが誤解であるなら誤解を解くわけだし、謝罪して場を収めるなり、もしくは謝罪しないかわりに徹底的にやりあうべきだし。――と、そうした意味での責任ですね。

 しかし、ここがふじごんさんの「初めての掲示板」で良かった。
 「名前を隠して好きなことを言い合う」がデフォルトで「普通」ではなく、「名前を名乗って物を言いあう」ことのほうが「普通」であるのだと、しっかり刷り込まれていってください。(笑)




>危険回避という意味での匿名

 危険や面倒の回避――という観点で匿名を支持している方が、ひとりではなく複数いますね。

 その回避すべき面倒を引き起こしている「相手」がいるわけですが。
 その相手がそうした行為に及ぶことを許している環境もまた、「匿名で発言できる」というものなのですけど。

 考えてもみてください。
 匿名やなりすましを使わずに、顔や実名を出してまで悪さをやれる人間が、どれだけいるものでしょう?

 面倒な相手から逃げるために、人畜無害な自分は匿名を利用する。そのために匿名の場がないと困る。――という、目先の利益を優先してゆく先にあるのは、さらに「匿名で悪さをする人間」を増やしてしまうことではありませんか?


あともうひとつ
No.3317 投稿日 2004年6月3日(木)23時03分 投稿者
新木 伸

 どなたか、発言にまつわる話のなかで、「言葉の信頼性」に関わることを言っていた人って、います?
 その話題も書こうと思っていたのですけど、ログをあたってみたら、とくにいなかった模様……。
 ひとりで話していると馬鹿みたいなので、誰も言っていないならやめときますです。

 ええと、どんなことだったのかといいますと。
 「言ったことが、思ったこと結びついていなくてもいいではないか。もしくは気分しだいで、その時々に思ったことを口にしたっていいではないか」みたいなこと。

 誰かいいました?


まさに…
No.3318 投稿日 2004年6月4日(金)00時34分 投稿者
無敗のペテン師
>ふじごんさん
まさにおっしゃるとおりです。
ネットでは顔も見れない、声も聞け無い、あるのは文字だけ。
その状態でどの発言が誰のものか区別をつけるには名前しかありません。
ですが、それが危険なのでは無いでしょうか。
私は一度嫌なメに有っているからここまで猜疑心が強くなってしまったのかもしれませんが…。
名前さえ同じなら他人が発言したことも自分が言った事になってしまう。
自分の名前を騙った誰かが言ったことを、他人が見て嫌な気分になったとき、それは私の書いたものじゃないですと言おうと他の人にはそれを確かめる手段が無い。
掲示板の管理人さんならばIPの違いで分かるかもしれませんが、それも書き込んだPCが違うと言われてしまえばどうしようもない。
匿名だとどうか。誰がどの発言をしたかということが明確に分からなくなり、純粋に(これは言い過ぎかもしれませんが)唯の意見として見る事が出来るのではないでしょうか。

>ディベート
う〜む恥ずかしいw
私もろくに教育を受けていない上に、自分で議論・討論ましてやブレインストーミングの勉強すらしてないので、顔が恥ずかしさで赤くなるばかりです。(汗

>貶めるときに使うデフォルトの名
前者です。
○○(私の旧ハンドル)な言い方をすれば〜〜〜とか
○○は消えろ!
とかいう書き込みをされてました。

>身元を明かしていれば防げていたのでは
なるほど。考えなかったです。
確かに自分を特定できる何かを残していれば他人が発言したものを「私では無い!」と言って信じてもらえるかもしれません。
私は自分でhpを開いてるわけではないので、URLを書いておくということは出来ませんでしたが…。

あ、でもそうすると怖いこともありませんか?
誰かが自分の名を使って書き込みしてたときにアドレス欄に私と同じアドレス、もしくは何も記入していなかった場合ですが…。
直接自分に向かって嫌がらせ等などをされるのではないでしょうか?
「この発言してる奴の名前見たことあるぞ…。メールアドレスはこれか…!」てな感じで。
掲示板で嫌がらせをされる分の被害は二度と同じハンドルを使えない。とか、精神的な面でのダメージの方が大きい(と私は思います)です。
でもアドレス記入によってメールで直接ウィルスなどを送られてくることになりませんか?直接的な「破壊」に及んでしまうケースが出てくるような…。
最近は掲示板のメール欄にアドレスを書いておくだけでスパムが来るぐらいですから…。
考えすぎかなぁ。

>匿名で悪さをする人間の増加
その通りです!
こういう人間が最近増えて増えてもう手に負えない。
俗に言う「荒らし」や「煽り」ですね。
管理人さんがしっかりしているところでは確かにそういったものは少ないようです。
ですが、大きな掲示板・書き込みの量が多くて意見の多彩な掲示板ではどんなに管理人さんがしっかりしていたところで無くならないそうです。
理由は簡単で、多くの人がその掲示板のありかを知っているから。
これはどうやっても無くなりそうもないですね…。

>名前を隠して好きなことを言い合う
これはちょっと言いすぎだと思いました。
私は決して名前を隠して言い合うことが普通などとはかけらも思ってません。
名前を名乗って物を言い合うほうが確かに普通です。
ですが、今のネットという環境はそういった状況に無いから匿名が有るのでは?ということです。


結局名前を書くことによる危険性と匿名によるモラルの低下。どちらがより重要視されるべきなんでしょうか。
確かに全員が固定ハンドル、若しくは実名を書いて書き込めるような環境になれば一番良いかもしれません。
ですが、人の名を騙ったり嫌がらせをする人がそうすることによって居なくなるとも(私には)思えない。
う〜ん…分からなくなってきました(汗

>言葉の信頼性
ちょっと考えてみました。
言葉の信頼性ということですが、固定ハンドルや名前を明記している場合、
この人は前もいい意見を言ってるし、しっかりした考えを持ってるから信頼できるだろう。といったことになる…のかなぁ。
過去どんな発言をしているかによって、他人が継続的なイメージを持つ。名前があるとそういうことになるのかも。

>「言ったことが、思ったこと結びついていなくてもいいではないか。もしくは気分しだいで、その時々に思ったことを口にしたっていいではないか」
私は別にいいと思います。前にも書きましたが、掲示板は意見・情報収集の場だと思ってますので。自分と同じ考えの人がどういう理由を持っているのか知りたい場合に敢えて逆を言って擁護論を集めてみるとか。
気分次第っていうのはどうかと思いますが、その時々で変わる意見というのも面白いと私は思います。
そっちの方が会話が弾むというか…なんとなく人間味がでて楽しそうなんて考えるのはちょっと変でしょうか(汗
ですが、故意にその場の雰囲気を壊すような発言をするということを指すならば、それは駄目だと思います。
あくまで場の流れ、話題の中で色んな意見が入り乱れるのは良いと思います。

>反対派に立った場合
私が反対論に立った場合、組み立てていく大本はやっぱり匿名の弊害です。
匿名だということを盾にとって悪いことを出来るじゃないか!と来るのが一番擁護派に取って痛いところですから…(苦笑

今回はメールアドレスを記入してみました。
ISPメールアドレスじゃない所がチキンですが…


ディベート…
No.3319 投稿日 2004年6月4日(金)01時27分 投稿者
西澤 隆
ならば「容認」ないし「賛成」論を訓練すべきなのでしょうけれど、さしあたりは。

>無敗のペテン師さん
ご回答どうもです。「なりすまし」の被害に遭って怖くなったとのこと、ご愁傷さまです。「責任を負いたくない」ではなく、「責任があるとすると名乗らなければならなくなるけれど、なるたけそれは避けたい」ということですね。了解しました。
で、ですが。
もとよりハンドルに著作権はありませんし、実名だって同姓同名の人くらいいますから。掲示板みたいな場で最終的に個人をオーソライズするのは、その名前のもと積み重ねた発言しかないんですよね。いやもちろん、自分の思いの丈をホームページに綴ってそのURL示すとかできれば最善なんですが…僕は生来の無精者にてやってませんけど。

「恥をかけるくらいの自己紹介をしろ」というルールを設けている掲示板があります。一見危険で敷居が高そうですが、「なりすまされる」心配はほとんどないとも言えます。そこまで自己を開示しておいてあからさまな馬鹿をする人物はまずいませんし。「自分がどういう人か」を周囲に認識してもらえるくらい個性をちゃんと示していれば、「なりすまし」が少々ヘンな事をしようが、周囲はわかってくれるでしょう。

まぁ大変と言えば大変ですが、「言論の自由」を守るのはもともと楽なことではないので。
みんなでがんばりましょうと言いますか。

>賛成論
…ということで。れっつとらい。

敷居をほぼ限界まで下げることで、とにもかくにも人を集めることに成功している、という点を考えてみます。およそ交流の場とは呼び難いけれど(そうでないところもあるそうですが良くは知らないので)、これでもか!というくらい活気にはあふれているようです。
これ、“表”に出て来ることこそそんなにないですが〜出て来るとしても何か「ヘンなもの」という扱いの事がほとんどですが〜輿論形成にあたって今や下手なマスコミより強力な存在かもしれません。ほんのひと昔まえ、熱心な活動家がガリ版と輪転機でチラシ刷って街頭に立って配って、でやっと道行く人のほんの何パーセントかに読んでもらえる…といった状況だったものが、今や行動力なんかほぼゼロでも何の労力も費やさなくても、この活動家よかよっぽど効率良く意見を出せるし確実に読まれて即座にフィードバックも来る。抱え込んでる思いが吐き出されて坩堝になってます。

また、2チャンネルからは冗談みたいなムーブメントがけっこう興ってますね。Matrix Revolutionsの公開にあわせてみんなでエージェント・スミスの恰好して新宿界隈を練り歩こうとか、(記憶が曖昧ですが)河原のゴミをテーマにしたTV番組のロケ情報をキャッチして、その前にみんなで拾ってしまおうとか。
こういうのって、やはり参加人数がある閾値を超えたからこその事だと思います。
2チャンネルというのは、インターネットが普及しだした頃合いに出るべくして出現した、次なる時代を方向付ける存在なのかもしれません。どうなるのかまだ見えませんが。


…って、これ“匿名”賛成論だろうか?


メールアドレスとか
No.3320 投稿日 2004年6月4日(金)01時53分 投稿者 うに。
正直、最近は本当にSPAMが見境内からメールアドレスを書くのはためらうことが多いです。もちろん、何もしてないメールアドレスに対してもなぜかSPAMが増えてて「もっぱら受信しかしてないメールアドレスなのに何故?」と思います。恐らく、MLとかの過去ログ検索が充実してきた関係もあるのかなぁと思うところです。

>無敗のペテン師さん
言葉の信頼性ですが常連であり特に普通な発言しかしていないのに成りすまされてみなが信じるようであればその場の人達は変と言うかバカばっかり?と思うところです。いくら顔を知らないとはいえ発言の傾向から「雰囲気」を掴むわけでそこから外れた発言というのは警戒するものです。ましてや、そのときのハンドルを悪い意味合いで使うなどちょっとアレです。

ただ、その掲示板は知らないし無敗のペテン師さんの話だけしか聞いていないのでこういった書き方が適切かどうか迷うところです。事実であれば無敗のペテン師さんには多分落ち度(言い合いのやり方にもよりますが)は多分ないので気にする必要はありません。おいらだったら別に同じハンドルで他の場所で活動する分には気にならないなぁ。指摘されたとしても状況を説明すればいい(まぁ面倒ですけど)しそれを信用してもらえないならその板も行かなければ言いだけだと思います。

ちなみに、荒らしなどへの対策の基本は全員で無視して管理人さんに削除のお願いをすることです。自分の荒らし発言にレスが付くことが好きなわけで相手にするだけ喜ばせることになりますから。

「逆を言う」についてはおいらだったらやりません。もちろん、自分のスタンスは発言しながら「でも、○○というような考えってありだと思う?」とかの書き方はするかもしれません。少なくとも意見を拾い出すためにという動機で自分のスタンスを偽る(ニュアンスが違うかな?)ということはしません。

「その時々で変わる意見」というのもおいらは否定的。変わった理由を付けるならば話は別ですけど。会話の流れの中で意見が変化するのはあることです。元々の意見からかなり変わるのであれば必ず変化の説明を発言します。これは発言に対する責任の1つではないでしょうか。

#匿名賛成を考えているんだけど穴が多すぎて。。。


ディベートとは
No.3321 投稿日 2004年6月4日(金)09時36分 投稿者 村田
 知らない(やった事が)人が多いようなので、あらまし程度の解説を(と言っても、私も高校時代の国語の授業で数回やった程度ですが)。

 まず、あるテーマに基づいて、賛成派、反対派を割り当てます(この時、必ず自分の考えと反対になるとは限りません と念のために注釈)
 割り当てられたら、一定期間の間に各グループは自分を有利にするための「資料集め」を行います。(ディベートは一個人の言い分だけではなく、科学的、社会的証明が必要となる)
 この「資料集め」の際、反対のグループがどのような意見を言ってくるかを予め考慮し、反駁材料も集めておく(無論、これに関しても資料があると良い)

 そしてディベート当日は、まず一方のグループ(大抵は賛成派)からある定義(例えばある法を制定するなど)を定めてから意見を述べる。次に他方のグループが定義を行い(大抵は向こうに同意する形)、自分たちの意見を述べる。
 ここからディベートのメインである反駁合戦が行われます。基本的には各自2回の反駁チャンスがあり、相手の意見を否定しつつ自分の意見を強調します。
 最後にジャッジによる判決で勝敗が決定する。

 以上がディベートの流れになります。
 って、もう時間が… やや中途半端ですが、これにて失礼…(あたふた)


匿名関連
No.3322 投稿日 2004年6月4日(金)13時00分 投稿者 村田
 ふと思ったのですが、(既存の)賛成派と反対派の間で、「匿名」という概念に少しズレがあるような気がするんですが・・・

 賛成派の「匿名」とは、「ネット世界」においては決まった名前を持たないけど、とある「サイト(掲示板)」では決まった名前で発言をしている。
 反対派の「匿名」とは、「ネット世界」は元より、とある「サイト(掲示板)」でも決まった名前を持たずに、(極端な場合)発言毎に名前を変えている。

と解釈してるのですが、それぞれのお方(特に賛成派)、間違ってたら修正をお願いします。
(ちなみに、私は反対派に示した概念を「匿名」としています)

 もし上記のイメージで合っているのならば、賛成派の「匿名」とは、果たして「匿名」と呼べるものなのか否か、という事も討論しなくてはならなくなりそうな気もする……
(って、どんどん話をこんがらがらせてどうするんだろう、私……)


負けちゃったかなぁ…(苦笑
No.3323 投稿日 2004年6月4日(金)17時37分 投稿者
無敗のペテン師
>私のハンドルがデフォルトになる過程
最初はうに。さんが書かれていたように、私じゃないだろう?と思ってくれた人も居たようです。
ですが、私の名を騙った奴は何度も何度も私の名で他人の反感を買うような書き込みをし、
結果たとえ私自身で有ろうと無かろうと今こんな書き込みをしてるのは私のハンドルを使ってる奴だ!と言われ、ついにはデフォルトとなってしまった…ようです。

>「逆を言う」事
こんな事を言うのはちょっとアレですが、掲示板で書き込みをした後の人のレスっていうのは圧倒的に否定派の方が多いように思われます。
例えば「Aは良いよな」って書き込みをすると、「確かに良いものだよな」というレスよりも、
「何言ってんだ、Bの方がいいだろう?」とか「Aはあそこが駄目だと思うがなぁ」とかのレスの方が多いです。
そうなると話題がドンドン否定派の理由というものなっていってしまい、肯定派の意見が出てくることの方が稀になってしまうケースが圧倒的です。(所詮私の少ない経験上の事ですが)
そこを逆手に取って、初めから反対派の意見(自分と同じ考えの人の意見)が出やすいように話題を持っていく…と言うのが私が言う「逆を言う」という事です。
匿名なら自分で話題の火付けも出来るし…。う〜む、これも匿名を利用した悪いことに入るのかなぁ。でも一般でも使われてる戦略(?)ですよね?

>その時々で変わる意見について
あ、これはうに。さんと同じ考えです。私の書き込みが不足してました。
私が言いたいのは、「昨日あのジュース美味いって言ったけど、今日飲んだらやっぱ不味かった。昨日はのど渇いてたから美味いと思っただけだったのかも」といったものです。
そういう書き込みの後、「いやいや、アレは美味いと思うぜ?飯の時に飲んでみろよ〜」とか「そうだろ?オレもそうだと思ってるんだ〜。でもたまに飲みたいと思う時ない?」等の意見が出てくるのが楽しいのではないかと。
色々な角度・状況から見た意見が出ていいのではないかと思った次第です。

>村田さん
私の考えている匿名というものは前者です。
私はもちろん前者の場合であってもそれは匿名と言えるものだと思います。
私は別に匿名賛成・擁護派が全ての場所を匿名にすべきと思っているわけでは無いと考えますが、他の賛成・擁護派の方はどうでしょうか?
つまり、私の考えっていうのは「名前を出して発言できる場所」と「そうでない場所」があっても良いんじゃないかと。
名前を出して発言しているって事は、自分の意見に自信があり、また自分でも名前を出しても良いだろうと思えるほどその掲示板が本人にとって信頼できるものであることなんじゃないでしょうか。
まぁ、私はそこで裏切られた(と言うと言い過ぎか…結局は自分の認識が甘かったんですね)分けですが。

>掲示板=意見・情報収集の場
どうも私の匿名擁護の考えはここが出発点な気がしたんでちょっと考えてみました。
すると新木さんも書かれているように、匿名が「意見収集に向いている」ということがその原因のようです。
自分がどう思っているか言い出しやすい環境なんで、さまざまな意見が出やすいと。
言い出しやすく、また沢山の人が書き込んでいるんでそれだけ意見の種類も増える。名前明記を義務とされると書くのに躊躇が生まれ、そうすると意見・情報の数も少なくなってしまう。
最初に言いましたが、自身が無くても匿名のおかげで意見が言えるという場合も多いのではないかと。

どうもこの私の論理で行くと、自分の中で確固としたものがある奴は自分のhpでも作って自論を述べろ!と言ってるようですがそうではなく、
ん〜なんと言うか…情報収集や意見発言に自身なんて要らないんじゃないの?って事です。
MS-14Sさんの質問の答えに書いたように、私が名前を書くことを自由ととらえているのもそのあたりが原因なようです。
私が掲示板に書き込みするときは大体が「私はこう思うけど皆はどう?」というのと、後は上記の「逆を言う」場合。どちらもただの意見を求めているだけで、そこに何の責任も求めていません。
望んでいるレスが「○○は××だ!」というものではなく「○○は××じゃないかなぁ」というものなんですね。

匿名否定派の方の書き込みを見てると、意見を求めているんではなくて「研究成果」を求めているような…そんな気がします。

要は各個人のとらえ方の違いなのかなぁ…。私が匿名「賛成」ではなくてあくまで「擁護」どまりなのも自分で納得してきたぞ…(笑
なんだか私の中ではどちらが良いのか分からなくなってきました…。


あ、ディベートなら私って負けちゃったことになるのかな…ちょっと悔しいぞ(笑


念のために申し上げておきますと
No.3324 投稿日 2004年6月4日(金)20時20分 投稿者 村田
 私が「匿名」のニュアンスの違いや「公式」の定義に事細かに突っ込んでいるのは、その辺を曖昧にして話を進めると必ず各自の意識の違いで意見のすれ違いが生じると思うからです。
 無敗のペテン師さんが言っていますが、「○○は□□だ」「いや、□□はまずいだろう、××だ」などと否定かつ断定的な発言する際、そこに曖昧な表現があると、表向き共通の見解が生じているようで、実は言葉の感じ方によって意見が異なり無用の衝突が起こるからです。これが各自すぐに気付けば良いのですが、自分の意見に固執してしてしまったりした場合、自分の意見が正しいと思う余りに、自分の中の「定義」は共通の見解であるという誤認が生じかねないからです。だから私は「これは曖昧だ」「この表現は誤解を招きかねないか? というか既に誤解を招いていないか?」と思った時に軌道修正を兼ねて突っ込みを入れています。

 要するに何が言いたいかと言うと、「これは曖昧だ」と思う表現は、予め自分で定義してしまった方が良いですよ、という事と、私は別に重箱の隅を突き回して喜ぶ人間ではないので、という事です(笑)


やじとしての『匿名発言』
No.3325 投稿日 2004年6月5日(土)01時30分 投稿者 カモノハシ
はじめまして、カモノハシと申します。
普段は読んでばかりなのですが、とても面白そうなので思わず参加させて頂きたいと思い書き込みします。
下記アドレスで細々とサイトを作っています。ちなみに、メールアドレスはサイトで入手可能です(スパムが多いと精神衛生上よろしくないので(汗))

よろしくお願いいたします。

>匿名について
はじめに、私はどちらかと言えば匿名否定派に近い意見です。
この「近い」とは、私のハンドル名を見て頂ければ解るように「個人名での発言だげが匿名でない発言」ではないんじゃ、というところからきています。ただし、決して個人名を使うことを否定しているわけではありません。別に私も個人名をハンドル名にしてもいいのですが、ハンドル名という制度顔が見えないなかぱっと見で自己主張できる便利な道具と考えていますので、大半の場所でハンドル名で通しております。

さて、個人名を使うことを是とする意見が大半を占めているようなので、ディベートの存続を願い(笑)マイナス要因を。
同姓同名、偽名等一般のハンドル名と同様にその文字列そのものには特別な意味はないが、個人名はハンドル名として非常に強力な物である。
ので、一旦それが空回りすると損害が非常に大きくなると思います。
わかりやすいように野球あたりに例を持って行きたいと思います。
Aさんは熱烈な巨人ファンですが、会社で営業をやっている関係でよほど親しい人か仕事と関係のない人にしか、その思いの丈をぶつける(笑)ことはありません。
ちなみに、このAさんは営業先で掲示板等のネット上の情報に非常に敏感な方々を営業相手としているとします。
さて、Aさんが個人名を使って野球ファンの集う掲示板で巨人対阪神の壮絶な論戦を繰り広げたとします。翌日飛び込みの営業先でどうやら昨日のお話し相手らしき人物と鉢合わせます。
Aさんは、言葉の端々からそう読み取っただけで、相手にはAさんが判らなかったようです。
が、もしAさんが舌戦の相手だとばれてしまったら、可能性は低いとは言えまとまる話もまとまらなくなる可能性があります。
こういう場合ハンドル名は個人名にくらべ、圧倒的に有利かと思います。
たとえ、相手が「あ、こいつ巨人側だな…」と悟られても。
細かい説明は端折りましたが、だいたい大意は伝わったかと(汗)

二つめです。こちらが、メインのような気も……
匿名での発言は『やじ』を得る上で必要である。
現実世界におけるやじは投げかけられる方としては非常に扱いに困る、なにせ言った人を特定しづらいので、そのやじに効果的に反論することが難しい。
ロジカルに物事を進めるにあたっては障害以外の何者でもない。
が例えばやじの皆無の街頭演説、国会はあまりにさみしい。
ロジカルなものに対して感情的な言葉。成熟した真の議論においては邪魔なものでもある意味『必要悪』として重要な要素であると言えるのではないか?

てな感じです。
投稿の趣旨が一つでは面白くないので1つ何か付け足そうと思ったら、うまくまとまらずに意外と長文に。
申し訳ありませんでした。

私は、いったいどのくらい匿名賛成を続けられるか(笑)


おまけ
>立体映像
こういったことって、特に身近な物ほどどんどん想像が膨らんで面白いですね。
特に『ゼラチンキューブ式』は私の中では
・ふやすとき、どうやって既存のセルと整合性を持たせて追加するんだろう
・あ、各セルが隣接セルにデータをやり取りして容器の端のセルを特定、その次ぎ……ってやればいいのか
・でもそのタイミングは?
・データの注入器が初回に必ずやるようになってるのかな?全自動で
・でもそれだとつまらんなぁ(汗)
・そうだ、電極のような物でも当てて上下左右等を知らせる調律器みたいな物があれば
・個人で調律を楽しむこともできるし、完全なチューニングをして固めたものも市販
おお!面白そう!!
って感じです(笑)

http://members.jcom.home.ne.jp/c-spencer/


いろいろ
No.3326 投稿日 2004年6月5日(土)09時27分 投稿者
新木 伸
 話が多岐にわたってくると、すべて追いかけるのには非常な集中力を要するなぁ。

 ディベート実習の件。
 村田さんが3321で言われているのは、競技ディベートのことですね。日本でもディベート部のある高校があったり、あまり大きくないけど、大会が行われていたりするようです。
 相手の出してくるであろう論を予想するというのは、相手の立場に立ってものを考える練習になっていいですね。

 議論が議論にならない最大の理由は、相手のことなんかおかまいなしで、自分の論だけ押し通そうとするからですね。
 勝ち負けで計ろうとするから。
 負けちゃならないと思うから。そして勝つためには、相手を拒絶せねばならず、相手を理解しようなんてのはもってのほか。――そんなスタイルで行われるものが「議論」であると、誤って認識されているみたいです。
 ネット上で議論すること、たぶんそろそろ数十回ぐらいの観察の結果から。

 そもそも議論っていうのは問題解決の手段であるはずなんだけど。自説が間違ってたら、下げればいいだけのことだし、二つの説をぶつけ合ってみたら、考えもしなかった第三の方向で解決を見るのかもしれないし。

 ディベート実習は面白そうなんですけど、多大な労力が要しそうなので、言い出しっぺではありますけどパスしておきます。

 ブレインストーミングに毛が生えたぐらいのぬるいものが、気分転換に書きこみするときにはちょうどよいかなぁ。




>匿名の定義

 村田さんのいうように、定義しておきましょう。

完全実名主義
 ネット社会において発言する場合には、現実世界と関連のある名前――実名、もしくは個人の生活に関連した筆名(屋号)で行うこと。

匿名否定派
 ネット社会全体に渡って単一の名前をつける必要はない。また現実世界と関連した本名や筆名(屋号)である必要もない。
 だが最低限、ある場所(サイト)のなかでは、ひとつの名前(ハンドル)を所有すること。

匿名肯定、擁護派
 あらゆる場所での書きこみに際して、名前を持つ必要はない。匿名(デフォルトの名前)で書いてもいいし、捨てハンをいくつも使い回してもいい。


 定義の修正をはかりたい方は、申し出てください。――てか、直したものを上げて来てください。

 ――で、とりあえず、このうちの「匿名否定派」と「匿名肯定/擁護派」の議論なのだということで。
 実名主義であるべき、と推している人はいなかったはず。
 西澤さんも、自分自身はともかく、他人にまでは言っていなかったかと。


 僕自身は、自分のやっていることは、ほぼ実名主義で、皆で守るべき規範は匿名否定派ということになりますね。
 一部、この「新木 伸」の筆名で書かないときもあるのですが、べつに悪さをするつもりではなくて、その場所の雰囲気に配慮してのことですので。

 あとネット社会というものに、ある種、現実から離れた場所という期待なんてものも持っていますので……。自分自身に名前を付ける自由があってもいいと思うわけです。
 実名っていうのは、自分に勝手に付けられた名前じゃないですか。
 自分の好きな名前を、自分に付ける自由があってもいいと思うのです。
 なので、ハンドルは許容する匿名否定派なわけですね。




>カモノハシさん

 会社の営業の人は大変ですね。
 思うに、会社の中で仕事をするときには、会社の営業用の名前(ハンドル)ってのが支給されたらいいのになぁ。プライベートの本名と、会社の名前とが一致しちゃっていると、色々と大変でしょうに。
 ある会社の○○さん、と、会社の中で名前が固定されてれば、実際のところ、それで用は足りるはず。

 ――と、これは仕事を屋号で行っている人間の発想ですが。
 僕も出版社に出向くと「新木さん」でず〜っと通っています。それでとくに不都合はないです。
 本名は支払い調書とか、領収書とか切るときに使うぐらいなものでして。





>無敗のペテン師さん

 つまり無敗のペテン師さんも、できれば名前を名乗って物を書いてゆきたいわけですね。
 ただそれを困難にする現実があると。

 言論の自由に関して調べていたときに、いい言葉があったのですけど。

 「自由というのは戦って得て、戦って守り通してゆくものである」という言葉。

 たとえば、親になんだかんだと、うるさいことを言われない「一人暮らしの自由」というのがありますよね。これを得て、さらに守ってゆくためには、仕事を持って収入を得て、自分で自分を食わせて行かねばならないわけです。

 なんにもしていないで、ただ無償で無条件に提供される自由などないと、腹をくくっておいたほうがいいですよ。

 他人になりすまして悪さをするやつがいますよね。
 そういうやつらの被害を受けないために、自分は匿名を選択する。そのために匿名に賛成する。
 しかし、それでは匿名で悪さをするやつらの片棒を担ぐのと同じことです。
 匿名で活動できる場を維持することに手を貸してしまうことになる。

 自分に後ろ暗いことがないのなら、胸を張って、言うべきかと思います。自分も匿名をしないから、皆も匿名をやめろ、とか。




>なんでもかんでも否定するやつ

 いますね。そういうの。
 これはようするに、「相手を自分より下に落とせば、自分は上にあがる」と錯覚しているアホウなわけです。
 考えて意見を述べているわけじゃないです。彼らの意見は、常に相手の「反対」。
 難クセを付ける相手は、隙のある肯定意見を言った者なら誰でもいいのです。そして逃げられない相手が必要だから固定ハンドルの人。匿名の相手に難クセつけても、相手はすぐに逃げちゃいますから意味がない。
 この手のことをするアホウは、まず匿名か、捨てハンです。たまに固定ハンドルの人もいますけど、その場合には識別が容易だから話に乗らなければいいだけの話。
 あと勝てる相手を見分ける鼻は利くようです。「こいつ手強さそう」と思う相手には難クセを付けてきません。
 こういうのを避けるためには、議論能力を磨くのがいちばんかなぁ。なにかを「良い」というときにも、しっかり論を立てて、根拠とともに出してゆくようにすると、虫除けになったりします。

 ――で、こういったことも含めて、「言論の自由を守るための戦い」なんですよ。
 否定虫に絡まれてしまうことも、その虫を払うことも、叩いて潰しで回ることも、そのための議論の力をつけることも。自分の言いたいことを言うために必要な労力であり、戦いなわけです。



>>そこを逆手に取って、初めから反対派の意見(自分と同じ考えの人の意見)が出やすいように話題を持っていく…と言うのが私が言う「逆を言う」という事です。
>>匿名なら自分で話題の火付けも出来るし…。う〜む、これも匿名を利用した悪いことに入るのかなぁ。でも一般でも使われてる戦略(?)ですよね?

 それ、立派に悪事ですぞ。
 思っていることの逆を言っちゃいかんでしょう。
 自作自演って、固定ハンドルじゃできないことでしょう。同じハンドルで反対意見と賛成意見を言ってたら、「おまえどっちなのよ!?」と糾弾されてしまうはず。
 つまりイケナイコトになっているわけです。

 昨日と今日とで意見が変わることはあるでしょう。状況が変化すれば意見なんて変わるものですし。そのときには、これこれこういう理由で意見が変わった、と申告すればいいわけです。




>情報提供と、意見の表明

 情報の提供と、意見の表明とは別に考えたほうがいいのでしょうね。
 巨大匿名掲示板でも、攻略情報スレッドなんかがありますけど。ああいうところで情報を書くのに名前はいらないのかもしれない。
 たとえば、「ハートのカケラ」はどこのマップのどこにある。――とかいう情報とか。
 誰から出てきても、情報は情報ですし。
 ただ「ネタ」――いわゆる偽情報が多くなってくると困るだけど……。人が同じ目的のために集まっている場合は、わざわざ偽情報を発信して悪さをする人もいないようですし。

 ただ批評、評論、そして議論など。意見の表明をするようなときには、発言者が特定できないとまずいかなぁ。




>メールアドレス

 あー、無理してメールアドレス入れなくてもいいですよ〜。
 マジ、スパム大量に送られてくるようになりますから。

 最近思いついたことで、身分証明とスパム対策のいい案がありまして。
 メール欄にメールアドレスを入れるかわりに、書きこみの最後にでも署名しておくのがいいかもしれないですね。hpアドレスでもいいのですが、メール投稿フォームのURLアドレスをダイレクトに記述しておくとか。

 「メール投稿フォーム」というのは、掲示板の書きこむフォームみたいなもので、内容を書いて「送る」というボタンを押すと、メールが自動的に送られる仕組みとなっているものです。メールアドレスを外部に漏らすことなく、連絡を取りたい人は自由に連絡を取れるわけですね。
 掲示板のメールアドレス欄は、URLアドレスを貼り付けようとすると受け付けないことが多いので使えませんが……。そのかわり本文に書いておくわけです。
 自分のサイトスペースとかを持っていて、CGIを設置できる人しか使えない手ですけど。
 タダで50MB貰えるサーバースペースのinfoseekで、メールフォームは使える模様。またcgiも使える模様。sendmailは使えないので、自由度は少ないですが。


メールアドレスを書くとスパムが来る件
No.3327 投稿日 2004年6月5日(土)09時37分 投稿者
新木 伸

 ただスパムが来るだけなら、スパムフィルターなどで対処も出来ないこともないですが。99%以上の識別率のフィルターがけっこうあるので、1日300通ぐらいスパムが来ても、自分で識別して捨てるのは3通ぐらいで事足ります。

 インターネット上を巡回しているロボットが、メールアドレスらしきものを自動取得して、スパム業者に売り払っていたりしますので。

 ちなみに日本のスパム業者は善良です。
 このあいだ法律で決まりましたので、「※未承認広告」だったか「※非承認広告」だったか、なんかそんなものを頭に付けないと罰則になるので、それを識別して振り分けてやればOKなんで。

 ただ困る――というか厄介なのが、「ウイルスメール送りつけてくんな!」って苦情メールの処理ですね。
 最近のメールばらまき型ウイルスというは、IEのキャッシュまでチェックしてメールアドレスを収拾して絨毯爆撃を行うタイプなわけです。
 ようするに掲示板の署名に書かれているメールアドレスが使われちゃうわけですね。
 そして差出人も偽ります。そうして取得したアドレスのなかから、ランダムに使ってくる。

 「ウイルス送りつけるな!」とか言ってきた相手の人に届いたものは、差出人が僕のメールアドレスになっていたわけです。だから僕のところに苦情が来たわけですけど……。

 こうしたウイルスの「なりすまし活動」はほとんど知られていないようで。
 その手のものが来るたびに、毎回、当方はウイルスチェックを行って非感染であることを確認したし、差出人を詐称することは非常に容易であるし、ウイルスはそうした動作をするものであると説明することになります。
 まあ定型文を一回作っておけば、貼り付けて送り返すだけですけど。


定義とか
No.3328 投稿日 2004年6月5日(土)19時07分 投稿者
無敗のペテン師
新木さんの定義付けで行くと、ちょっと匿名肯定・擁護派の部分で納得がいかないところがあるので、匿名肯定と匿名擁護も分けてみたらどうでしょう?
私的には

匿名主義(匿名肯定派)
 これが新木さんが書いている匿名肯定・擁護派の部分にあたると感じます。

匿名擁護派
 匿名で発言する場とそうでない場を有しても良い。だが、ハンドル必須の場において毎回ステハンを使用するのは賛成しない。(それはその場のルールに違反している事になりますから)
 
という感じになるのではないかと考えます。何か別の分け方があれば改変してください。

>逆を言うこと
自作自演っていうのは確かにコテハンじゃ出来ないことですが、「逆を言う」だけならコテハンでも出来ます。反対意見が集まった後、「そうか、そうかもしれないな」と自分で区切りをつけてやれば出来るのではないでしょうか。

後、この「逆を言う」というやり方。ビジネスとして普通に使われてますよね? 一番多く使われているのがマスコミの世界。

例えば人気が無くなったアイドルが居るとします。事務所はもう一度人気を出したいが、もう一般の人の話題に乗るようなことが無くなってしまった。そんなときに、そのアイドルの悪い捏造情報をわざとテレビや新聞に流し、それを報道させる。それによって人の注目を集め、事務所はレポーターの質問に「その報道はでっち上げです」と答えるわけです。そうして今度はそのアイドルのファンが「ガンバレー!」とか「応援してます。」とコメントしてる所を報道し、大衆の同情を煽ります。さらにそこで事務所がそのアイドルの応援フェア(発想が貧困で申し訳ないです)とかをやれば、後は人気が復活すると。上手くいけば元よりも人気が上がるかもしれません。
人気を出すために良い情報を流すのではなく、多数の人からの擁護を集めるために「逆を言う」。また、そうすることによって人の注目を集める。

ちなみに情報のリーク元(事務所)がリーク先(テレビ・新聞)に結果の如何(アイドルの人気が戻るか戻らないか)によって莫大な報酬を送ることがビジネスとなってる部分です。1億なんてザラにやり取りが有るらしい…。

ネットでも同じようなことがあってもいいのではないか?と私は思うわけです。

>カモノハシさん
>>「やじ」としての匿名
おぉ、これは面白い。
このやじというもの、個人的には世間一般大衆の意見と思っているのですが、皆さんはどうお考えでしょうか。
専門的な話をしているときに素人が入ってきても邪魔なだけですが、専門的な話の中に専門家がやじを飛ばすというのも良く見受けられます。国会や会社の会議なんてのがそれにあたると思います。

そんなやじですが、ほとんどの場合「その他大勢の意見」では済ませることの出来ないものであると思います。
むしろそのやじこそが議論を締まったものにしていく場合もある気がします。
しかしこのやじというもの、名前を開示して言うのはちょっと難しいものがありますよね。しかも一人で言ったところで意味が無い。
ヤクザの集会にたった一人で「俺は○○って名前のものだが、君達邪魔なのでそこをどいてくれないか」とはいえないですが、集団で「邪魔だ〜!どけ〜!」ということは可能なんじゃないかと。
この集団においては名前なんて必要ない気がします。匿名の集団とでも言いますか…。こういう場合の匿名って言うのは是なんでしょうか。否定派の方どうでしょう?

追記:前の書き込みにおいて「自信」が「自身」になってる場所が多々あります。申し訳ありませんが、脳内変換して読んでやってください。(赤面


やじとやくざと
No.3329 投稿日 2004年6月5日(土)22時20分 投稿者 西澤 隆
#そろそろ“義務”は果たしたかなーと言う事で、今回からメールアドレスは省かせて頂きます。
#怖くはないけど、やはりSPAMはうざったいから可能性は減らしたいので。

>カモノハシさん
確かに、そういう害の可能性もありますね。ですんで毎回、それなりには考えざるを得なくなります。
ちなみに、実名投稿してたことがきっかけで、ふと昔の友達と連絡がつながった…なんてこともあったりしまして。罪の可能性を冒してみる程度には功もあるかなと思ってます。



>新木さん
分類に異存ありません。なお、僕のスタンスは新木さんと同じです。
ただ「育った場」に限っては、完全実名主義派に組してハンドル派と争ったこともありますが^^;;。

好きな名前を名乗る自由>
というのには積極的な意義がありますね。
本名に反映されているのは名付け親の個性、ハンドルは自分のそれ。

仕事用ハンドル>
…考えてみたことなかったですが、おもしろいですね。そういう会社なら、僕もハンドルつけること自体に羞恥を覚えるような育ち方はしなかった、かも。

全然関係ないですが、玩具メーカーかなにかで社員の名刺をトレーディングカードにしたとこがあるそうな。“コンプリート”でもするとなにか特典があるのかしら?



無敗のペテン師さん>
なーんかどうも、この間からの発言の端々に“匿名性の快感”に毒されかけている気配を感じるのですが…そんなことはないでしょうか?庇おうとするあまりなんか妙な域に突っ走ってませんか?

自作自演>
…をするのは勝手ですし、顔が見えないネットというのはそういうのをしやすいシステムにはなっているのでしょうが、それを許容やら奨励やらしなければならない道理はないと思います。
勧誘詐欺の手口の一つに二重勧誘(以前ひっかっかった人に、“ある程度を救済します”と言う名目で声をかけてさらに騙す)なんてのがありますが、あれも実体は同じ詐欺会社があっさり別の社名を名乗れるから起こるわけですね。

やじ>
やじがないのは寂しい…かどうかはなんとも言えませんが。
でも掲示板なんてもともと議長が仕切っているわけでもないところがほとんどなんで、わざわざ“不規則発言”のために別枠設ける必要は感じないなぁ。現実の会議とかなら、咄嗟にやじる前にいちいち名乗るのは間が抜けるでしょうけど。これネットの話だし。

やくざ>
新木さんが以前に指摘された事の繰り返しになりますが。
ネットの話として考えるなら、それこそ“やくざ”を駆逐する最もいい手段は匿名の禁止じゃないでしょうか。


いろいろ
No.3330 投稿日 2004年6月6日(日)01時44分 投稿者
新木 伸
>無敗のペテン師さん

>>匿名擁護派
>>匿名で発言する場とそうでない場を有しても良い。だが、ハンドル必須の場において毎回ステハンを使用するのは賛成しない。(それはその場のルールに違反している事になりますから)

 「賛成しない」というのがハッキリしませんねぇ。
 賛成しないけど、やってもいいんじゃない。――てなことになると、わざわざ明文化する意味がないんじゃないかと。

 あと他のスタンスと見比べてもらうとわかるのですが、「場」のルールに関しては言及していません。
 ここに出てくる場は「現実社会」「ネット社会」「サイト内」の三種類となっています。
 そこの場のルールがどうであれ、個人の基本的なスタンスはどうであるのかという話ですので。
 場のルールってのは、おおむね、個人のスタンスの綱引きによって決まるものですから。

 ようするに、場のルールはどういったものであるべきか、てな話をしているのだと思ってください。
 だからそれを考えていこうとするときに、「場のルールで決まっている場合には〜」と出てくるのはおかしいことになります。


 完全実名主義はローカルルールを認めず、現実世界−ネット内−サイト内と、あらゆる場所で一個の名前を所有すべきという思想。
 匿名否定主義は、ネット内でのハンドル使用を認める思想。またサイトごとのハンドル変化も認めています。――が、匿名は認めていない。
 匿名肯定主義は、ネット内での匿名を認める思想。

 擁護っていう立場が、そもそもいらないのかな。
 僕なんかも、いわば「ハンドル使用擁護」であり「匿名否定主義」なわけですが。
 擁護であるにせよ、なんにせよ、ネット内での匿名を認めるのかどうかって話かと。

 立場は二つに絞ったほうが話がしやすいと思います。
 三つ以上になると収拾が付かないです。



 ところで……。
 デマ情報リークの話。
 タレント事務所が、デマ情報を流して、それをテレビやマスコミで取り上げてもらうことで、多額の報酬を渡しているということですか? お金を払うのは事務所側であり、お金を受けとるのはテレビ局などのマスコミ側ですよね?
 なにか事実で常識のように話されていますけど、それ本当にあることなのですか?

 事実かどうかはおいておくとして――。

 それ、もしあったら、「ヤラセ」ってやつではないでしょうか。
 情報リークの元が事務所であり、はじめからデマの嘘情報だということを知っていて流し、さらに贈賄まであったということが明るみに出たら、ビッグニュースになるようなことだし、批難を浴びることになると思うのですけど。
 芸能ニュースとはいえ、嘘はいかんでしょう。嘘とデマは。
 虚言で世間を騒がせるというのは、不正なことです。お金で不正を依頼するということは、それは賄賂と呼びますね。


>>「ガンバレー!」とか「応援してます。」とコメントしてる所を報道し、大衆の同情を煽ります。

 この嘘情報に乗せられて、真剣に応援しちゃった人たちとかって、もしそれが「ヤラセのでっちあげ」だと知ったときにも、怒り出さないものなんですか?
 激怒するんじゃないかと思うんですけど。「同情したのに、なんだよ! 自作自演かよ!」てなふうに。
 悪いことだと認識されているから、怒るのだと思うのですけど。




>ヤクザの話

 無敗のペテン師さん、またヤクザに対抗するために匿名は武器となりうる――という論旨を出してきてますね。

 ヤクザとチンピラのすべてに名札を貼り付けてやったらどうでしょう、と、そういう話なのですけど。
 住所氏名まで書かれた名札を胸に貼ったままでも、悪さはできるのかどうか。
 すくなくともこちらは、名札を貼っていても、やましいところはなにもないわけですが。

 現実世界のほうではなくて、ネット社会の「ヤクザ」と「チンピラ」ですけどね。





>名札がトレーディングカード

 何年か前のSF大会は、名刺がトレーディングカードになっていました。
 主催者側がゲストに用意してくれた名刺があって、その裏に書かれた絵が、並べてゆくと大きな一枚の絵を形作るという。
 名刺交換がさかんになりましたが、あまりに多すぎて、誰にもらった名刺なのやら、忘れてしまいました。偉い人にも気軽に名刺交換を願えるのが面白かったです。





>ハンドルとか

 僕はパソコン通信で育ちましたが。
 あの世界でハンドル使用が一般的になったのは、ハンドル以外に個人を特定できる通しナンバーが振られていたからですね。たとえば僕のコンプティークBBSというところでのIDは「COMP0319」。
 どこに書きこみを行おうが、誰にメールを出そうが、必ず、このIDと「ハンドル」とが、両方見れるようになっていました。

 複数のパソコン通信ネットを渡り歩いている人は、書きこみの最後の署名部分に、自分の他ネットでのIDを併記していたりしていました。

 番号では呼びにくいし、個人の区別もしにくいので、ハンドルというものが発達していったというのが正しい歴史です。

 ちなみにIDの交付は、普通、ハガキによって行われていました。ネットの管理者は住所も本名も知っていたということです。引っ越し後の追跡まではしていなかったでしょうけど。


申し訳ないです
No.3331 投稿日 2004年6月6日(日)08時36分 投稿者
無敗のペテン師
>西澤さん
>>なーんかどうも、この間からの発言の端々に“匿名性の快感”に毒されかけている気配を感じるのですが…そんなことはないでしょうか?
私はそんなつもりではないのですが、そう感じられる部分があったようで、申し訳なかったです。

>擁護派定義
これも申し訳無い…。「賛成しない」ではなく、「否定する」とします。
村田さんの言っていたように曖昧さを無くすための分類わけなのに分類自体が曖昧でした。すいません。
で、ですが。新木さんの書いている通り立場は三つ以下の方が確かに話しやすいと思うので、このスタンスは無いものとして下さい。

>やじ・ヤクザについて
私の前の書き込みはもちろんヤクザの名が見えていることが前提となっています。この前の書き込みの後に考えて、ヤクザって言うとちょっと私のイメージと違っているような気がするんで暴走族に置き換えます。「チーム○○ 特攻隊長××」とかですね。集会というのも「チーム○○新隊員歓迎会」とかそんなものであると思って下さい。
よくケンカなどでも「俺は○○のモンだが、俺にそんなことして後がどうなっても知らないぞ」とかの決まり文句が有る位で…。ネット世界における暴走族ってのは、ケビン・ミトニックような奴…ですかね。
そんな奴(等)に対して自分を曝け出してものを言うのは無理ではないかと思うわけです。一般の人たちの意見を世論にまで高めて行けばそういう奴も根絶できるのではないでしょうか。その意見を多数出すことが出来る環境が匿名ってものではないかなぁと思ったわけです。

あぁ、夜勤明けでまともな思考が出来てない気がする。重ねて申し訳無いです(泣


自分が出した質問の回答などを見て
No.3332 投稿日 2004年6月6日(日)23時24分 投稿者 MS-14S
最近忙しくて、レスが遅くなりました。
回答をくださった方の概要を書いてみます。

村田さん⇒「権利(自由)」・ローカルルールとして義務が存在しないため。
新木さん⇒「義務」・社会のルールとして顔を見せるのが義務であり、名乗ることはその代用であるため。
無敗のペテン師さん⇒「権利(自由)」・記名は自身の意見について絶対の根拠と自信を示すものであり、基本的に掲示板の発言では責任は伴わなくても良いと考えるため。

この質問は、
・「関係の継続性」という観点を抜きにした、「匿名」に関する意見を抽出すること
・回答者の中に「絶対的な拠り所」が存在するのかを確認すること
でした。
この結果、村田さんはご自身が4:6とおっしゃられている通り、「匿名」という事そのものは特に問題を感じていないようでした。
新木さんは「匿名」という事そのものに問題があり、その理由として社会ルール(絶対的な拠り所)の存在を挙げていました。
無敗のペテン師さんは、匿名容認派ですね。確かに記名することによって敢えて責任を持とうとする人もいるでしょう。

続いて、質問です。
前の質問のQ1に「義務」と答えた方、または答えるだろうという方が対象です。

Q3.貴方が「義務を果した」と考える名前はどのようなものですか。(複数回答可)
1.本名またはそれに準ずるものの一部ないしは全部
2.本人が独自に考え出した、オリジナルの名前
3.他人(作家など)が考え出した、オリジナルの名前(例:ジークフリード・フォンブラウン)
4.他人の本名またはそれに準ずるものの一部ないしは全部
5.文字列の羅列
6.その他(どういったものか書いてください)

Q4.名乗った名前の適用範囲(義務)はどこまでですか。
1.インターネット上全て
2.直接リンクがはられているサイトの掲示板
3.トピック的に関連があるサイトの掲示板(例:星屑ファンサイト)
4.名乗ったサイト限り
5.名乗った掲示板限り
6.その他(どういったものか書いてください)

選択肢は、思いつくまま書いているのでご容赦願います。


★公式とか公共とか
私の言っている「公式」というのは、「公共」とは異なります。
辞書に書いてある事を引用させていただくと、「公式」とは
>おおやけに決められている方式や形式。またそれにのっとって物事を行うこと。
です。
現実の例で言うと、講演会とか契約交渉の席とかスポーツの試合(俗に言う公式戦)などが「公式」の場に当たりますね。
ここは当然「匿名」なんて御法度です。

同じく辞書に書いてある事を引用させていただくと、「公共」とは
>(1)社会全体に関すること。おおやけ。
>(2)おおやけのものとして共有すること。
です。
現実の例で言うと、公園とか飲み屋とかスポーツの試合(俗に言う練習試合)などが「公共」の場に当たります。
公共⊇公式なので一概には言えない面もありますが、「匿名」であることにそこまでナーバスではありません。
また、私設のものといえど、一般に開放しているならば「公共」の場となります。
(この点で言えば、インターネット上のほとんどのサイトは「公共」の場となりますね)


★匿名反対論にまわったら
匿名に反対するということは、書き込む事に対して制限を加えるということですから、制限を加えることにより得られる明確なメリットを示さないといけないですよね。
そして、そのメリットが参加者に与える不自由よりも重要であることを示さなければなりません。
そういったことを示す方法としては、匿名掲示板と記名掲示板の具体的な比較でしょうか。
これによって、匿名掲示板の方が荒らされやすいとか、匿名の人の方が暴言が多いだとか、記名式に変えると改善されただとかを証明することでしょう。
なので、自分が反対論にまわるとしたら、そういった事例を洗います。
洗った後、データに統計的な根拠などをくっつけて提示するってところでしょうかね。

正直、私は統計的な有意差があるとは思いませんので、それこそ本当に反対派の方に示して欲しいところです。


★匿名定義関連
> 反対派の「匿名」とは、「ネット世界」は元より、とある「サイト(掲示板)」でも決まった名前を持たずに、(極端な場合)発言毎に名前を変えている。

私の言う「匿名」は基本的にこれです。
私はこんなことはしませんが。

>匿名肯定、擁護派
> あらゆる場所での書きこみに際して、名前を持つ必要はない。匿名(デフォルトの名前)で書いてもいいし、捨てハンをいくつも使い回してもいい。

正直、この書きっぷりは微妙です。
完全実名主義や匿名否定派からみれば同じなのでしょうが、一つ追加してください。

完全中立
 名前の有無に関心を持たない。
完全実名掲示板ならば実名を書き、匿名NG掲示板ならHNを固定し、匿名可掲示板なら匿名を使う事もある。

というか、この定義の前提は何ですか?
匿名禁止掲示板ですか?それとも匿名可の掲示板ですか?
一般的な話とおっしゃるかもしれませんが、一般的がどっちなのという話も入っていると思うので。
この書きっぷりだと、匿名擁護派は実名掲示板でも捨てHNを使うことを認めていると書いているようにしか見えないです。

少なくとも、匿名可の掲示板でのスタンスと匿名不可の掲示板でのスタンスを書かなければ偏った定義にしかならないと思います。

★その他匿名関連
> 不特定多数に情報を発信するという、職業的責任を要することを、シロウトが気軽にやっちゃっているように感じるわけですね。

それは本当に職業的責任なのでしょうか。
私は、職業的責任というよりビジネス的な責任や社会的責任だと思います。
新聞を例にして説明しますと、素人でも新聞に意見を載せる方法はありますよね。
じゃあ、その素人の個人的な意見を見て真理だと信じ込んでしまった人がいたら、その意見を書いた人の責任になるのでしょうか。
それとも、情報を発信した新聞社の責任になるのでしょうか。
当然、どちらでもなく、信じ込んだ人の責任ですよね。

ここで、私の言う「ビジネス的な責任」と「社会的責任」を説明します。
前者は、新聞の事実を書くべきところで事実とは異なる事を書いた場合の責任です。
新聞は事実を伝えるという側面を持っており、その事実を伝える事で対価を得ているわけですから、事実と反した場合は当然責任を取らねばなりません。
後者は、前者に付随することが多いですが、主に新聞の根拠の無い記事によって第三者(新聞社と読み手以外という意味)に大きな不利益をもたらした場合での責任です。
新聞というものは、社会的に大きな影響力を持っています。
影響力の大きい人や団体はすべからく発言・行動に責任が伴います。
当然、いい加減な記事を書いたり、それによって不利益を与えたら責任を取らなければいけません。
「ビジネス的責任」「社会的責任」共に一般人には無いものだと思いますがいかがでしょうか。
(注:新木さんは職業作家ですので、作品上ではビジネス的な責任があると思います)


>私は別に匿名賛成・擁護派が全ての場所を匿名にすべきと思っているわけでは無いと考えますが、他の賛成・擁護派の方はどうでしょうか?
>つまり、私の考えっていうのは「名前を出して発言できる場所」と「そうでない場所」があっても良いんじゃないかと。

同感です。
逆に反対派は全ての場所を記名にすべきと思っているのでしょうかね?
今まで、私は反対派は「全て記名にすべき」と考えていると受け取ってきたのですが、誤解だったのでしょうか。
新木さんは質問に答えていただいたので、「全て記名にすべき」というスタンスだというのは分かるのですが。

★新木さんへの私信
> へんなことにこだわって、論を狭めて固着していってしまうより――。

そうですね、私自身変に感情的になっている部分はありました。
感情的になってしまい申し訳ありません。
言い訳になりますが、「礼儀」の一言で済まされるとは思っていなかったので。
(例えば、新木さんの「顔を見せることの代わり」といったような回答を期待していました)


あと冗談で言っているのだとは思いますが、人のHNを貶めるような発言は謹んでいただきたいです。
特にこういうHNに関する話をしている場では非常に不適切です。


匿名とか色々
No.3333 投稿日 2004年6月7日(月)01時14分 投稿者
無敗のペテン師
>MS-14Sさん
自分のHNの由来を書いてみてはいかがでしょうか。
私はこの名前をみてすぐにピンときましたが、そうでない人の方が多いのかも。
って言うか確実に多いですね…(苦笑

確かに何も知らない人が見たらただの文字の羅列でしかないけど、自分にとってはこんな意味があるんだって言うのを出してみてはどうでしょう。
 
MS-14Sさんの色はやっぱり赤?(笑
あ、でも違った由来だったらどうしよう…。そのときはすいません。

ちなみに私のHNの由来は過去に某ラジオ番組に「ペテン師」だけで投稿していたときに、あるコーナーで視聴者人気投票でトップを連取し、DJさんに「無敗の」と形容詞をつけられたって言うのが由来です。

>匿名掲示板から記名式に変えたとき
私がむか〜〜しよく行っていた掲示板に料理についてのものがありました。地方の伝統手法や、旬のものを使ってどれだけ美味しいものを作れるか?という趣旨のものでした。そこは初めは匿名掲示板だったんですが、とある荒らしがきっかけでメールアドレスを記入しないと書き込み不可になってしまったんです。その後、そこは書き込み件数が極端に減っていって結局は閉鎖してしまった。といったことが有りました。荒らしがあったときは「荒らしは無視」と皆で決めており、書き込み件数は全く減ることはなかったんですが、ただメールアドレスを記入することが義務になっただけでどんどん廃れていってしまいました。
確かに荒らしも暴言も改善ましたが、それは発言の減少という意味であって、発言は有るが荒らしや暴言が無いという状況にはなりませんでした。

上のことはデータの一つとして提供します

あと、余談ですが、匿名というものについてちょっと面白い事件を発見しました。
「匿名発言にも著作権は有る」というものでして、ある匿名掲示板に書いてあったことを編集し本にしようをした出版社が、匿名掲示板に書き込んだ人たちに「勝手に俺たちの発言を売り物にするな」と訴訟を起こされ、東京地裁が「匿名発言の著作権」を認め、その本の発行差し止めと損害賠償を命じる判決を出したというものです。
匿名発言にも著作権が適用されるとなると、そこには義務も生じてしまうわけで…。となると、匿名発言でも義務を果たしていることになるのかな?
なんて思ってしまいました。


いろいろと
No.3334 投稿日 2004年6月7日(月)09時03分 投稿者 村田
>新木さん
>競技ディベート
 確かにこれは競技ディベートの内容でしたね。いきなり敷居の高い物を提示しちゃいましたでしょうか?
 にしても… 最初にディベートと言った新木さんにさじを投げられるとは…(苦笑)


>やじ
 確かにやじを入れるためならば匿名は存在したほうが良いかもしれませんが、そもそもやじが必要なのか? という疑問を持ってしまうのですが…
 確かにやじが無かったら寂しいという状況になるかもしれませんが、やじの大半が非難という(個人的な)イメージがある所為か、やじは無い方が良いと感じてしまいます。

>やじ・別枠
 この発言を見て思い出したのが、ハンゲームというフリーのネットゲームにある「知識PLUS」の掲示板形式がその別枠に当たりそうだなぁと思いました。
 そのサイトの掲示板を見れば分かるのですが、そこのスタンスは誰かの質問に対して別の誰かがアドバイスをするというものなのですが、いい加減な意見やその他意見を下の方にある別枠で発言する事が出来ます。
http://plus.naver.co.jp/ ←上記のサイト

>匿名の定義
 なんか話の方向性が統一され始めた気がする。発言して良かったぁ〜
(無用な混乱を招きかねないか、少々心配だった)

>逆を言う
 新木さんも言うように、法的に裁けるかどうかは不明ですが、世間一般としては十分悪事な気がするんですが。「サクラ」はまだ(個人的に)許容範囲だとしても(他の消費者に購入のきっかけを与えるという意味もあるため)、ヤラセは完璧に騙しでしかないと思います。


>MS-14Sさん
>公式
 公式の意味は自分も広辞苑を見て調べてたんですが、「ネット上での」公式のイメージが掴みにくかったために定義を促してみました。


>MS-14Sさんの名の由来
 私もこの名前を見た時にピンときて、わざわざ調べましたよ…
 私のイメージは無敗のペテン師さんと同じだと思われるのですが、間違ってたときの事を考慮して一応明記しないでおきます。(けど昔、MS-14Sさんが書き込み始めた頃に軽く訊ねたような気もする)

 そう言えば昔、名の由来が同様にピンと来た時に、その人に「○○が好きなんですか?」と聞いたら、「弟の部屋にあったのを拝借して、自分は意味を知らない」という返答が返ってきた事がありましたねぇ。


いろいろ
No.3335 投稿日 2004年6月7日(月)12時53分 投稿者
新木 伸
>MS-14Sさん

 ところでこの設問は、いったいなんのためなのでしょう?

Q3.貴方が「義務を果した」と考える名前はどのようなものですか。(複数回答可)

 ふざけていない名前。
 本人にとって、という意味でなくて、その名前を見た相手にとってという意味です。ローカルな掲示板では、その掲示板の常識内で計ります。


Q4.名乗った名前の適用範囲(義務)はどこまでですか。

 利用者が共通している範囲までです。だいたい一個のサイトと、隣接関連サイト内ということになるでしょう。
 知り合いのまったくいないところであれば、別の名前を名乗っても構わないと思われます。



>>匿名に反対するということは、書き込む事に対して制限を加えるということですから、制限を加えることにより得られる明確なメリットを示さないといけないですよね。

 ここのところが、疑問なのですが。

 なぜ制限になるのかが、よくわかりません。
 匿名発言を禁じることが「制限」であるというためには、匿名発言をしてOKであるという前提条件が必要なのですけど。
 匿名で発言できることが既得権であるのか。まだ未解決のことでないかと。

 たとえばこの掲示板(底なし沼)では、匿名発言は禁止になっていますけど。
 それも「匿名を制限することによるメリット」を示さなければならないということかな。



>>新聞を例にして説明しますと、素人でも新聞に意見を載せる方法はありますよね。
>>じゃあ、その素人の個人的な意見を見て真理だと信じ込んでしまった人がいたら、その意見を書いた人の責任になるのでしょうか。

 投書とかですか。新聞に載るときはノーチェックではないですよ。新聞の基準をクリアしてないといけませんから。
 匿名意見で載っていたなら、なにかあったら新聞の責任ですね。
 記名意見であったら、記名した人も多少は責任分担しますが、やはり新聞の責任分担のほうが多くなるでしょう。

 匿名で意見が発されるときには、誰かが代理で責任を持つのが普通です。
 管理者が完全に手放しで放任していて、書きこまれたものをチェックせず、削除要請が来るまで何が書かれていても放置という姿勢は異常であろうという話なのですけど。

 小説家のビジネス的な責任というと、小説を提供するってことになるでしょうか。本の中身が小説であれば、ビジネス的責任は果たしているかと。
 小説=言葉で書かれた物語。「フィクション」と銘打ってあるので、事実と相違があっても問題はないでしょう。
 面白い、面白くないは個人の主観に拠るところが大きいので、自分にとって価値があるかどうかは自分で計ってもらうとして……。



>>あと冗談で言っているのだとは思いますが、人のHNを貶めるような発言は謹んでいただきたいです。

 どのような名前を名乗られるのも自由ですけど、その名前が引き起こすイメージに関しても、自分で責任を受けとめてください。
 僕が「捨てハン臭い」と感じたのは、MS-14Sという名前が、数字と記号の羅列だったからです。適当に生成したランダムな名前であるように見受けられました。

 仮に、これがなにかのメカのモデルナンバーであり、この数字と記号に意味があったのだとすると……。自分のハンドルを借り物の名前で済ませているという安易さと、自分の好きなものを相手も知っていて、また好きであろうと信じて疑っていない無邪気さか、もしくは幼稚さ――という印象も受けます。

 たとえば、また極端な例ですけども。「おまんこ」とかいうハンドルを付けたとすると、ほとんどの相手に不快感を与えてしまうのは確実なところですよね。
 そして「貴方の感じた不快感はわたしのせいではありません。ハンドルで偏見を抱くのは正しくありません」というのは、これは通らんでしょう。
 本人の自由にならなかった名前であればともかく、ハンドルは自由になる名前なのですから。

 しかしそれを言うと、無敗のペテン師さんも、あんまり初期印象の良い名前ではないんですけどね。
 「なんだっ。ペテン師だとっ。ぼ、ぼくを騙すつもりかっ。そうなのかっ」と身構えてしまったりとか。(笑)




>無敗のペテン師さん

>>「匿名発言にも著作権は有る」というものでして、ある匿名掲示板に書いてあったことを編集し本にしようをした出版社が、匿名掲示板に書き込んだ人たちに「勝手に俺たちの発言を売り物にするな」と訴訟を起こされ、東京地裁が「匿名発言の著作権」を認め、その本の発行差し止めと損害賠償を命じる判決を出したというものです。

 このへん、もうすこし詳しく。
 2ちゃんのAA(アスキーアート)をタカラが登録商標にしようとして、抗議を受けて、取りやめにした事件でなくって、他のですか?

 ……と、「東京地裁 匿名発言 出版」と、キーワードで引いてみたら、こんなんでてきました。

http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/news/2002/0415-8.html


 うーん。そうか。法解釈だと、著作権ってのは放棄できない権利だから、匿名であるかどうかにかかわらず、権利の主張は行えるわけですな。
 しかしどうも、著作権法っていうもの自体が、無記名の創作物を想定していないような気もする。著作権法が制定された頃には、匿名でいながら著作物を守って貰おうなんて人はいなかったはず。

 個人的には、匿名で書いている人の著作物は守ってやらんでもいい気がしますが……。
 まあ法を厳密に適用すると、こういうことになるようですね。

 しかし、この裁判で匿名書きこみの著作権を主張している人たちだけど。
 裁判に出て争うためには、もちろん名前を明かさなければならないわけですね。匿名のまま著作権を争うことはできていないところに着目しましょう。

 やはり、著作権を主張するくらいなら、最初っから明かしておけばいいのに、とか思うのだけど。匿名で書いておいて、あとから著作権の主張をするのって紛らわしいと思うのだけどなぁ。
 なんだかサブマリン特許みたいな。
 どうなのでしょう。

 まとめると。
 匿名で書いたものにも著作権はあるが、いざ著作権を主張しようとしたときには、実名公開を迫られることになる。
 ということで、著作権と署名とは、やはりセットであったもようです。


競技ディベート
No.3336 投稿日 2004年6月7日(月)13時18分 投稿者 うに。
たくさん書き込みがあったので反応できる部分から。。。

競技ディベートですがあれは掲示板でやることは無理だと思います。掲示板で持ち時間という概念もありませんし時間が取れなければ掲示板にこれなくなりディベート相手が行方不明になる可能性もあります。

ディベート(討論)レベルならばまぁ今とさほど変わらないからOKだが競技ディベートとなると時間的な余裕も無いのでNGということでしょう。

おいらも相手の反駁を想定はしてますけど競技ディベートに耐えうるようなそんな論拠など用意してるわけではありません。そういった意味で競技ディベートへの参加はおいらもパスです。


競技ディベート 改
No.3337 投稿日 2004年6月7日(月)13時29分 投稿者 うに。
すみません、ちょっと御幣がありそうなので。。。

「掲示板で競技ディベートは無理」と書きましたがもちろん絶対に無理という意味ではありません。ルールとして書き込むタイミングなどが規定されていれば可能です。途中に勝手に書き込んだ場合はルール違反として削除するとかの約束もあれば討論の邪魔になりませんし。

ここで「無理」と書いた理由は掲示板だと簡単に意見が錯綜して前後関係もごちゃごちゃになるためです。

ルールさえ徹底すれば競技ディベートは可能です。


匿名発言と著作権
No.3338 投稿日 2004年6月7日(月)13時57分 投稿者 うに。
以前、どこかの掲示板かなにかで「発言の著作権は運営会社に帰属する」と規約を変更しようとして猛反対にあって断念したという事があったと記憶しています。最近は色々あって著作権が強化される方向にありますので更なる軋轢が生じるかもしれませんね。

掲示板の著作権についてはまだグレーなとこがあり、2チャンネルとかの「まとめたスレ」みたいな感じで発言をそのままアーカイブ的にまとめてるサイトもあります。これも厳密には著作権を侵害してることになりますよね。

で、匿名発言に著作権があるか?といえばやはり新木さんと似た感想を持っています。実名を出すというのは必要だし、更に「この発言は俺のだ」と本来なら証明できなければいけません。証明できないものは著作権者が確定できないわけで著作権を主張することはできないでしょう。

おいらとしては「便所のいたずら書きに著作権はあるのか?」とほとんど同じレベルだと思う。便所にえらく面白いいたずら書きのスレッドがあったとき公開に関する制限ってたぶんないよなぁ。


匿名の色々
No.3339 投稿日 2004年6月7日(月)16時17分 投稿者
無敗のペテン師
やっぱり私の名前って最初イメージ悪いですか…。自分でもそうだろうとは思っていたんですが、他の掲示板に書き込んでもハンドルに対しての発言は無かったので、大丈夫だと思ってました(苦笑
私も最初は「ペテン師」だとあまりにもそのまま過ぎると思って、「ペ天使」にしようと思ったんです。でもこれも結局は「ペテンシ」って発音になって否定的に取られるきっかけはあるなと思い、それならばいっそ「ペテン師」にしてやろうと思ったわけです。インパクトを重視したって感じです。ん〜…ハンドル変えようかしら。「無敗のペテン師」改め「無敗のペ天使」もじって「無敗のペンジェル」!…やっぱやめます。

>自分のハンドルを借り物の名前で済ませているという安易さと、自分の好きなものを相手も知っていて、また好きであろうと信じて疑っていない無邪気さか、もしくは幼稚さ――
これはちょっとあんまりな言い方だと思います。
作家、漫画家、芸能人にも「自分が好きな他人の作品から〜」って人は一杯居ると思うのですが。そういう人全てが「俺(私)の名前は○○から取ったものなんだ!誰でも知ってるよな!」なんて思って無いと考えます。むしろ一般で言われているハンドルは殆どが他人の作品から名前をもじったりしている物では無いでしょうか。また、MS-14Sさんも多分、もとの作品を他の人も好きに決まっているなんて考えてないんじゃないでしょうか。MS-14Sさんどうでしょう?
私個人としてはそういったハンドルも有って良い思ってます。「私はこんなものが好きです」とか「この作品のこのキャラが一番です。」とかの意味に取れて、一番最初に会話を持ちかけるときの良い取っ掛かりに思えるからです。あと、その人のバックを映し出すってことにも成功しているのではないかと思います。過去こういう作品を見ましたよ〜ってな感じで。
例えばハンドル必須のロボットアニメ板が有るとすれば、その板の中の名前っていうのは「銀河千丈」とか「アモロ・レイ」とか「チャア・アズラエル」とか、そんな名前がつけられていくものじゃないでしょうか(例には突っ込まないで下さい(赤面))。

>著作権
確かに裁判で争うときには実名公開が迫られますね。
ですが、この裁判の後は著作権を主張するだけならば匿名でも出来るようになったと思います。例えばまた匿名掲示板の発言を本にしようとした会社があったとすれば、その会社に向かって「匿名発言にも著作権はあるんだ。判例があるぞ」と言ってしまえばそれで終わりになってしまう。その発言は名前を言わないといけない義務は無いですよね?電話とか手紙か何かで匿名で言えばいいし。
と言うか、この判決の後(同じケースでは)著作権が有るという「前提」が出来てしまったんじゃないでしょうか。
匿名発言を集めた本を出されてしまった後に、裁判所や警察に「○○って本は著作権法に違反してますよ」と言える様になったってことですよね?

>新聞投稿
アメリカでは新聞に載せるときにノーチェックのものもあります。
「おかぁさん早く帰ってきて」とかのいったい何があったのか分からないような投稿もあれば、「犯行予告」とか「私は世界一きれいな女です。付き合いたいと思う人は何月何日何時にドコソコで待っててください。」とか。もちろん匿名です。そしてその新聞に書いてあったことを信じて待ち合わせに行って誰も来なくても、また犯罪が起きなくても、新聞社に載せた責任ってのは無く、信じた人が悪いと言われます。これも昔アメリカで裁判があって新聞社が勝訴したって言う判例があったような。まぁ、それもその新聞がそういうものだという周知の事実があったからなんですが。

>うに。さん
便所のいたずら書きにも著作権があることになっちゃうのかなぁ…。うに。さんの言うように、便所におもしろいいたずら書きがあったとして、ただその場を公開する分には何も制限は無いでしょう。(あ、でも男子便所なら男子だけとかって言うのはあるかもしれませんが)。ネットも誰でも見れるわけですから。しかし、その落書きを本にするとなると、そこには制限があるんじゃないでしょうか。上記のように「その本はドコソコの便所の落書きを載せてるだけだ」と裁判所や警察に言えば、その本は発行差し止めになる…と思います。多分。

まったく関係が無いことなんですが、最近寝てる間に肩がものすごくこってどうしようもない…。誰か良い解決法をご存知じゃないでしょうか(泣


すみません、ちょっとお聞きしたいのですが。
No.3340 投稿日 2004年6月7日(月)17時43分 投稿者 ふじごん
完全実名主義と匿名否定派は、匿名掲示板に匿名で書きこむことを否定しているのではなく、匿名で書きこむことのできる掲示板(匿名掲示板)の存在自体を否定しているのだと思っていたのですが、どうなんでしょうか。

>MS-14Sさん
>完全中立
これは匿名掲示板の存在を前提にしてのものですよね。
私は匿名掲示板の存在を否定するのが匿名否定派、容認するのが匿名肯定派だと解釈しているのですが。

私は匿名掲示板にコテハンで書きこむ勇気は無いので、もし書きこむとしたら匿名を使ってしまうと思います。ですが堂々とコテハンで書きこめるように全ての掲示板を匿名禁止にしてほしいという考えなのですが。
なんか文字にして書いてみたら根性無しな意見ですね。


匿名掲示板の存在意義
No.3341 投稿日 2004年6月7日(月)18時06分 投稿者 うに。
まぁ簡単に言えば「存在の否定」はしません。別に存在しても個人的に被害を受けないならば特に気にもなりませんし。そのような場では発言しないというのが護身術になってるわけですが。。。

とはいえ、例えばここでいかにも捨てハンで発言しまくる人が発生した場合に「匿名で書くな」とかいうと「おれには匿名で発言する権利があるんだ」とか言われたらうざいわけです。そうなるとずっと前のほうに出てた「その権利に付随する義務はなんだ?」となるわけですね。

匿名掲示板がそういった「匿名権利原理主義者」を生産するわけでおいらとしてはやはり「無い方がいいよな」と思うわけです。


いろいろ
No.3342 投稿日 2004年6月7日(月)21時38分 投稿者
新木 伸
>>匿名発言を集めた本を出されてしまった後に、裁判所や警察に「○○って本は著作権法に違反してますよ」と言える様になったってことですよね?

 著作権というのは親告罪ですので。
 「この書きこみは私のものです。勝手に使わないでください」と自分で申告しないとなりません。
 刑法で定められているものは刑事さんたちが頑張って守ってくれています。物言わぬ死体でも、発見されれば、犯人探しが始まります。
 しかし民法で定められた権利は、自分で守って戦って、勝ち取らないとなりません。そして裁判費用もタダではない……。(アメリカだと訴訟に勝てばタダになるんですけど。相手持ちになるから)

 だから、もしも著作権が侵害されていたのが事実だとしても、他人では告発することができないんですね。
 本人が「許可出した覚えはないけど、べつにいいよ」と言ってたりしたら、他人がどうこう言う筋合いでもありません。



>>上記のように「その本はドコソコの便所の落書きを載せてるだけだ」と裁判所や警察に言えば、その本は発行差し止めになる…と思います。多分。

 怖いこと言わんでください。(笑)
 そんなことで差し止めになるのなら、嫌がらせの愉快犯が大量に出てきて大変ですよ。
 本が出てから、便所に行って、その本の中の一節を落書きしてから、「この本は、この文章を盗用/無断転載している」とか、イチャモンを付けられることになりますんで。

・便所の落書きが行われた日時。
・その落書きを自分が確かに行ったのだという事実。
・それを著者が確かに読んでいて、流用したのだという事実。

 ――この3点を揃えて出さないことには、棄却されるのがオチでしょう。
 なんでもかんでも裁判になるというわけではありませんので。あまりに無茶なものは取り上げてももらえません。


 んで、例の訴訟なんですけど。
 いったいどうやって自分が書きこみ者であることを証明したのかな〜と思って、さらに見てゆくと。
 これ「匿名」というのは、いわゆる「ハンドルネーム」のことだったようです。
 あと現在控訴中だそうで。

 つまり掲示板に「ハンドルネーム=筆名」を使って書きこみされた内容が、了承を得ずに本にされたわけで、そりゃあ、たしかにまずいでしょう。

 詳細はこのへん参照。
http://antihjc.s10.xrea.com/press/index.html


 ちなみに関連話題を見ていったときに、検索にかすった話では、2ちゃんのオカルト板の「怖い話」スレの内容が出版されて問題になっているとか、いないとか。
 詳しく見てないですが、2ちゃんであれば、まずたいてい完全な匿名(システムのデフォルトネーム)なわけで……。
 自分が書きこみ者であることを、いったいどうやって証明するのやら。

 前、すこし考えたのですが。
 「○○な名無しさん」とかいう名前が共同ペンネームであるという言い分を主張すれば、著作権を主張することもいちおう可能かなぁ、とも考えましたが。




>>完全実名主義と匿名否定派は、匿名掲示板に匿名で書きこむことを否定しているのではなく、匿名で書きこむことのできる掲示板(匿名掲示板)の存在自体を否定しているのだと思っていたのですが、どうなんでしょうか。

 僕はどちらも否定ですが。
 悪さをするために匿名である人。匿名でいるとハメを外して悪さをしてしまう人。
 それらの温床になっている匿名許可の掲示板。(人には匿名で発言する権利がある、などと勘違いする人を増やしている)

 管理者が責任を取れる範囲で、なんらかの目的があって、匿名許可にしているのであれば否定はしませんが……。この場合には悪さをする人が現れたら、管理人がなんらかの措置を取ることが前提。
 たとえば「ファンページ」は実質匿名掲示板ですけど。ファン同士ということで気軽に発言できるようにするために匿名に限りなく近い捨てハンもOKになってます。――が、きっちり管理していますので、なんかあったらバシバシ消してますし。

 匿名が主流になっているところに出入りするにあたって、固定ハンドルだとデメリットが多いので、しかたなく匿名で書きこみしている人などは微妙なところですが……。
 中立や、擁護/賛成ではないなら、そういうところには出入りしないべきかと思います。
 否定派で匿名書きこみしていたら、ダブルスタンダードというやつで、「あんたいったいなんなのよ?」と問い質すことになりますね。


ちょっと訂正
No.3343 投稿日 2004年6月8日(火)00時06分 投稿者 ふじごん
匿名で書きこむことだけを否定しているのではなく、匿名掲示板自体を…
ということが言いたかったんです。文章力が未熟ですみません。

私も両方否定です。といっても「存在を完全に否定」というほどではなく、うに。さんと同じで「無いほうがいい」という程度です。一応言っておくと、匿名掲示板に出入りしたことは今のところ無いです。問い質さないでくださいね。気が小さいもので。


2チャンネルで著作権を証明するには
No.3344 投稿日 2004年6月8日(火)02時13分 投稿者 うに。
変な話、やばい系が進むとIPを収集するモードになるみたいです。ですから、そのIP収集モードになっていればログから証明することは不可能ではないという感じです。もっとも、裁判沙汰になりそうになったら発動するようなので証明して嬉しいことって無いような気がします。

ところで、2チャンネルなどの匿名掲示板とはいえ誰かが書いてるわけで著作権者は特定できませんが「他人の書込みで商売するのはいかがなものか?」という理由で出版に差し止めが入る可能性ってありませんかねぇ。もちろん、発言だけで構成されるとは思えないので引用量によって変わってくると思いますが。


いろいろ
No.3345 投稿日 2004年6月8日(火)02時18分 投稿者 カモノハシ
なんだかいっぺんに書いてしまいました。

>営業用の名前(ハンドル)
おお。これって面白そうですねぇ。
でもこれだと転職のときちょっとだけ面倒?(汗)

>スパムとか
ありがとうございます。
私用アドレスなもんで、フィルターを通しても『あ、メールが来てる。わくわく♪』って気分をぶちこわされるのは勘弁って気分でして(汗)
メールフォームをこういう自己紹介の時に使うってアイディアいいですねぇ!
うちのプロバイダもその類のCGIを提供しているので、調べてみて使い勝手が良ければ採用させて頂きたいと思います。(なぜ留保があるかと言いますと、うちのプロバイダの掲示板がピクセル決め打ちのテーブルタグを使ったCGIでして、あきれ果てているところなんです。外部のを使ったらいいんですが、その為の管理コストを考えると……(汗))

>Fromを騙るやつ
ほんと迷惑ですよねぇ(泣)
特に中途半端に知識のあるひとにこの類が行くとほぼ必ず起こってきますからねぇ




>完全実名主義
あら。西澤さんの書き込みで、これが出ている物だと勘違いしてしまったようです。
よくよく読み返してみると違う話でした。
申し訳ありませんでした。

>自分のハンドル名
旧友との再会は確かにメリットですね(笑)考えつかなかったなぁ……
#ちょっとディベートから外れます
私はハンドル名ってネットでの楽しみの一つだと思っています。
掲示板などでは基本的に得られる情報はその人の書き込みだけですが、ハンドル名によって同じ書き込みでも受ける印象は多少なりとも変わってくると思います。
例:『ういろう太郎』さんが教えてくれる味噌カツの美味しいお店情報は『夕張めろん』さんの教えてくれるそれよりもなんとなく信憑性が(笑)

あ、前回書き忘れていましたが、私のハンドル名の由来はあだ名です。
高校時代にいくつか付けられたなかでコレかな?と思って使ってます。
まぁ単に他のあだ名がハンドル名に出来ないようなのばっかだっただけですが。
なんせ『課長代理』とか課長代理でもないのに使えないですよね(笑)


>『やじ』 = 世間一般大衆の意見
う〜ん。
自分で言っておいてなんですが、そこまで大きな物ではなんじゃないかと。
<どう思っているかは下記参照>

>名札がトレーディングカード
おお!すごい。
でも参加者ってすごい人数ですよね?
最初に手渡された名刺の数-1なんですよね?
刷るの大変そうですね。

名刺を並べて大きな絵ってどっかにありましたねぇ(笑)
どっちが先なのでしょうか?それとも更に先達がいるのかな?


>やじとヤクザ
#さて、ディベートに立ち返ります
う〜ん。どうやら
私の説明不足が原因で『やじ』=「ヤクザが株主総会でするやつ」みたいなイメージが(汗)申し訳ありません。自分で読み返してもそう取れてしまいますね。
もちろんそれもあるのですが、これは一例としてあげていて本質ではなかったんです。
端的に言えば手応えのバロメータでしょうか。
今回の議論の場合、場は掲示板ですので当然聴衆の顔は見えません。
そうすると現状どうしても自分の発言に対する反応はそれに対する書き込みに限定されてしまいます。オフラインのように話している人が退屈そうにしていたり、"???"な顔をしたりしてくれません。
この状態って自分の書き込みに一言一句相手が解釈を書いてくれて、自分も同じようにしないと論点が容易にずれていってしまうと思います。これは双方にとって非常にもったいないことだと思います。
が、もし内容にいちいち反応しなくてもその一部にでも周囲の人間が反応してくれれば、それがあつまって現実世界での周囲の反応の代用になるんじゃないでしょうか?
ここまできたとき、
・周囲の反応は反応一つ一つを識別する意味はほぼ無い
・現実において匿名での発言は記名発言よりも気軽に行われている(極端な例ですが、記名/無記名投票もその一つかと)
・反応はとっさのものが大事なのであって、練り上げられたそれには前者ほどの価値がない
という点から場合によっては匿名での発言を許容し得る環境があると言える。
てな感じでしょうか?

#……御免なさい!私にはこの辺が限度でした〜(泣)
#自分で自分の書いたことに反論したくなる(笑)
#たった2回でつぶれるとは……情けない。

#この文章をいじってる最中に2ヵ月溜まってた野尻ボードのログを読んでいたら、野尻さんが「へぇ〜」をいれる掲示板システムの話をしていらっしゃいました
#私の中だけでタイムリー(笑)
#
http://www.asahi-net.or.jp/~xb2n-aok/http://njb.virtualave.net/nmain.html

>MS-14Sさんの質問
?私も質問の意図が読み取れないのですが、統計でも取りたいのでしょうか?

Q3 => 6
1〜5+ある程度乱数的文字列と区別の付くもの(ただし使用者が恒常的に私用している物を除く)
であってそのハンドル名が使われた場(聴衆・管理者)の理解を得られるもの

Q4 => 3

です。

http://members.jcom.home.ne.jp/c-spencer/


いろいろ
No.3346 投稿日 2004年6月8日(火)11時17分 投稿者
新木 伸
>>この状態って自分の書き込みに一言一句相手が解釈を書いてくれて、自分も同じようにしないと論点が容易にずれていってしまうと思います。これは双方にとって非常にもったいないことだと思います。

 ああ、そうそう。
 こちらの読み取りが怪しいかなぁと感じたときには、前回の相手の論旨の要約をはじめに書いたりするわけですけど。それが文章による議論に必要なプロセスだって認識してくれていない人が多くって。
 自分の読んだままを相手が言ったのだと思いこむわ、自分が書いたままを相手が受け取るのだと信じて疑わないわ。
 文字通り「話にならない」という状態。
 なぜだか文章能力が高い人ほど、そうした傾向が高いように見受けられます。
 文章のみでコミュニケートしようだなんて、不可能に近いアクロバットをやろうとしているのだから、おたがいに手を差し伸べてしっかりキャッチし合わないと、価値あることは、すぐに手からこぼれ落ちていってしまうのになぁ。


 野尻さんところに出てきた「へ〜」ボタンは、ネタ提供者のリアクション確認って意味合いですね。ある話題を出したときに、その話題が関心を引いているのか、そうでないのか、続けていいのかどうなのか。
 空気を読もうったって、掲示板上は真空の宇宙のようなものであって、その空気自体が……ないとはいわないけど非常に希薄なもんですから。

 匿名掲示板を見ていると、書きこみの97%ぐらいが考えなしの脊髄反射で行われているようだけど、あれはたしかに「空気」作りの役には立っているのかもしれないなぁ。

 空気作りの役に立てるなら……。
 「賛同/納得」ボタンと、「不承諾/不明」ボタンぐらいがあればいいのかもしれない。

 書きこみ単位ではなくって、段落なりセンテンスなりでそんな注釈を付けられるとか。

 ブラウザで見ているときに、その部分をざっと範囲指定していってから、右クリックすると「賛同納得」「不承諾不明」なんてメニューがあって選ぶだけ。掲示板のcgiのあるサーバーに送信されていって、

 本当は、読んでいるときの感想がダイレクトに反映されるといいのだろうけど。
 べつに脳波を読むとか、そんな大がかりなことをしなくたって、文章を読む視線の動きだけを追いかけていったとしても、それなりの確度で本人の感情ぐらい判別できるんじゃないかな。

 しかしそこまで行くと、こんどはプライバシーの問題が……。
 対面して話しているときに相手の顔色を読むことは、プライバシーの侵害にならないのに、こうした方面では問題が出そうな気がする。


 いまインターネットなどの情報の海に、利用者は溺れかけているわけですけど。
 それを解決するテクノロジーとして、エージェントシステムのAIなんかを開発しているところもあります。(エージェントは代行人という意)
 スパムフィルタなんかは、そうした試みの限定的な応用ケースですけど。

 いる情報、いらない情報を選別してみたり。ユーザーの求めに応じて欲しい情報を探し出してきてフィルタリングしたみたり。
 あたかも有能な秘書がついているかの如く、主人の好みや関心の傾向を知って、情報を得るまでの面倒な過程を代行してくれるようなプログラムは、そのうちできるはず。
 ユーザーの自然言語で対話して、経験を積んで学習して成長発展――と、そこまでいっちゃうともはやSFの領域だし、AIと呼べてしまえるものになっていたりするのかもしれないけど。

 ――で、そんなようなものができたとすると、プライバシーの観点から離れて、ある文章が読まれたときの感想を代行して報告してくることができるかも。
 「わたくしの主はその文脈ではご理解されないかと存じます」
 「わたくしの主はその論旨には不承諾を表明されるかと存じます」
 ――みたいな(笑)。

 なんなら書いている最中に、相手のエージェントプログラムを呼び出して読んでもらって、推敲を重ねるということもできるわけだし。



 ちなみに小説家やライターという仕事は、不特定多数に物を書く仕事ですので。
 この種のAIの助けを借りなくても、自前で「仮想読者」なるものを立てて、その相手に読ませてみることで、「これじゃわからないな」「これじゃ誤解されるな」と前もって判断することができます。
 小説を書くときは「平均的高校生で小説読み始めたばかり」とか「大学生あたりでライトノベルを良く読む人」とか、そんなターゲットでやるわけですが。
 込み入った内容や高度な内容になると、ターゲット層を引き上げないとならなくなるし、掲示板でやるときには相手の素顔を読み違えることもしばしばで、けっこう役に立たない、限定的なものではありますが。


匿名とか
No.3347 投稿日 2004年6月8日(火)15時31分 投稿者
無敗のペテン師
>著作権
ちょっと著作権法について調べてみました。するとこんな条文が

著作権法第二章第二節第十四条(著作者の推定)
>著作物の原作品に、又は著作物の公衆への提供若しくは提示の際に、その氏名若しくは名称(以下「実名」という。)又はその雅号、筆名、略称その他実名に代えて用いられるもの(以下「変名」という。)として周知のものが著作者名として通常の方法により表示されている者は、その著作物の著作者と推定する。

ここの部分で裁判官はハンドルもその変名にあたると判断したのでしょう。


そしてこんな条文も
同じく、著作権法第二章第二節第十九条(氏名表示権)
>著作者は、その著作物の原作品に、又はその著作物の公衆への提供若しくは提示に際し、その実名若しくは変名を著作者名として表示し、又は著作者名を表示しないこととする権利を有する。その著作物を原著作物とする二次的著作物の公衆への提供又は提示に際しての原著作物の著作者名の表示についても、同様とする。

>著作者名の表示は、著作物の利用の目的及び態様に照らし著作者が創作者であることを主張する利益を害するおそれがないと認められるときは、公正な慣行に反しない限り、省略することができる。

あれ?匿名って法律でちゃんと権利があると明記されてる???

つまり、どうでもいいような発言にも著作権はあるが、その発言を本に載せたり伝聞されたりしても、その発言者が自分に対して害が及ばないと判断した場合は匿名で発言しても良いということですよね?

違った解釈をしてるのかなぁ…他の方どうお考えになりますか。

しかし、法律持ち出すと法律論になりそうで嫌ですね(汗


No.3348 削除ずみ

一言にて失礼
No.3349 投稿日 2004年6月8日(火)16時30分 投稿者 西澤 隆
それって単に、引用時の原著作者名の表示の話じゃないですか。
自分で著す際に著作者名を表示するもしないもそれこそ勝手で、法律がそれに対してとやこう言う事はないと思いますが。


著作権法
No.3350 投稿日 2004年6月8日(火)17時35分 投稿者
無敗のペテン師
>西澤さん
すいません、著作権法を全て引用すると長くなりすぎるので私なりに範囲を絞って引用したんですが、ちょっと足りませんでした。
著作権法第二章第二節第十九条(氏名表示権)は原作者が居る場合の法でも有りますが、自分が著作する場合も含まれており、その点でそこに原作者が居る必要性は無く、二次的著作物の利用に関する原著作者の権利は同法第三節第三款第二十八条や同法第三節第五款第三十二条、出所の表示に関しては第三節第五款第四十八条にあります。

あと、
>自分で著す際に著作者名を表示するもしないもそれこそ勝手で、法律がそれに対してとやこう言う事はないと思いますが。
とおっしゃってますが、これって匿名認めてませんか?自分で掲示板等に書き込む時に(著す時に)名前を表示する義務は無いと取れましたが…。
それともこんな法律の存在意味なんて無いと考えてらっしゃるのかな?


RE: 著作権法
No.3351 投稿日 2004年6月8日(火)18時14分 投稿者 西澤 隆
>無敗のペテン師さん

詳解ありがとうございます。利用の目的および態様に応じ…ってのを早とちりしたかな。

>これって匿名認めてませんか?

えーと、少なくとも法律が義務としているとは思ってませんです。

あと、僕はいちおう最初から「名乗ろうと名乗るまいと勝手だ」というスタンスではおります。
たとえ場のマナーに違反しようと、それによるリスクを承知の上でなら敢えてそうするもまた自由、とかなんとか申したら新木さんに突っ込まれて、でこの話題が膨らんだ次第でして…。

ちなみに自分自身には(ハンドルに踏み切れないこともあり)実名原則を課していますが。


なんか連続になってますが
No.3352 投稿日 2004年6月9日(水)03時05分 投稿者 西澤 隆
若干、補足させて頂きます。

勝手…と言ってる意味ですが、法に触れない範囲で、自分の意志で行動を決定する自由がある、というほどに理解して下さい。当然、その結果の相応の部分は自分で引き受ける用意があることが前提です。
例えば、葬式の場で大笑いすることを禁ずる法律はありませんから、笑うのもまた自由です。少なくともその件で逮捕されることはないでしょう。でも「笑ったっていいだろ」と言っても大概は通じませんね。

#「自由=しても“いい”」という考え方には賛成しません。
#また、“いい”という形容を求めること自体、一種の甘えだと思います。

さて、法律ではないけれど人の行動を律するものに、モラルとかマナーとかタブーとかがあります。慣習もその範疇にあると言えるでしょう。

(パソコン通信の歴史は体感していませんが)インターネットでは、おそらくは顔も見えず声も聞こえないしリアルタイムでもない…という条件から、自然と自己を明らかにして発言するのが慣習となりました。僕が“育った”場所(ニュースグループ)では、発言(そこでの呼び慣わしは「投稿」)にあたっては
・実名
・所属
・メールアドレス
を明示することがリクエストされています。それによって、皆さん高名から悪名までいろいろ積み重ねてきたわけです。近年、かなり乱れてはいますけれど…。
パソコン通信を源流とする(のであろう)掲示板では、とりあえずハンドルで良いところがほとんどのようですが、それでも適切に名乗る慣習があると言って差し支えないでしょう。

もちろん、何か止むに止まれぬ事情がある場合はこの限りではありません。が、匿名というのは慣習に照らせば“事情によりやむを得ず採る非常手段”であったので、あんまり軽々しく「気楽だから」とか言うんでほいほい使われると「何だかなぁ」と思うわけです。「なんとなく面白いから」としか思えない理由で使われている無意味な伏せ字とかに通じる軽薄さを感じてげんなりします。伏せ字ってのは本来、かなり下品なものなんですけどねぇ。

話が逸れました。
ネットニュースにしろ掲示板にしろ、それを維持管理している人の厚意に甘えて利用させて貰っているのですから、慣習に則り、また場に敬意を払う意味でも「ちゃんと名乗る」くらいの礼をとって然るべきじゃないでしょうか。

>匿名掲示板
…も、まぁ家主の勝手だとは思うのですが、おおっぴらに無礼講の宴をやられているようで正直快くは思っていません。うに。さんのおっしゃるような面倒もありますし。


>がらりと変わって立体映像
ビッグコミックオリジナルの今出てる号に掲載の「PLUTO」(浦沢直樹)ですが、なかなか凄いのが出てました。現場情報を細大漏らさず立体的に再現して、映像の中を歩き回ることも可能。なんと警視庁の建物内部に居ながらにして“現場検証”ができてしまうというスグレモノです。
こんなものを実現している技術がいったいどんなものか、はさっぱり読みとれないのですけど^^;;。


匿名色々
No.3353 投稿日 2004年6月9日(水)06時58分 投稿者
無敗のペテン師
>西澤さん
大まかなところでの意見は私と同じです。
モラル・マナー・タブー・慣習というものが有るだろうという所はまったく同感です。
私と西澤さんの意見の分かれるところは、西澤さんの例に沿って言うと、「葬式の場」がネット全体であるか、それとも記名義務がある場所等の限定箇所であるかということになりますか…。
確かに「葬式の場」がネット全体であるとするならば西澤さんのおっしゃるとおりです。
ですが、私は「葬式の場」には「葬式の場」の慣習が、「結婚式」には「結婚式」の慣習があるように、記名義務の慣習・匿名可の慣習がそれぞれ有ると考えるわけです。確かに昔はネット全体が記名義務全盛だった時期が有ったのかもしれません。ですが、ネット世界が進化し一般の人の身近になっていき、利用者が増え、増えた分だけ考え方もまた同様に増えていく。その過程において「匿名可」が出来、さらにそこに出入りする人が出現し、また増加し…そういった流れの中で新しく匿名可の慣習というものが出来たのではないでしょうか。もし西澤さんのおっしゃるように、「匿名可」と言うものが世間一般の慣習に外れているとするならば、これだけの匿名可の場がネット上にあふれている現状と、利用者が膨大である理由は何だと思われますか?仮に世間一般の慣習に外れているとするならば、その匿名可の場には世間一般の人は寄り付かなくなり、その後に廃れていくものではないでしょうか。そうではない現状は、つまりは匿名可と言うものの慣習がすでに有るからではないかと私は考えます。

>ネットニュースにしろ掲示板にしろ、それを維持管理している人の厚意に甘えて利用させて貰っているのですから、慣習に則り、また場に敬意を払う意味でも「ちゃんと名乗る」くらいの礼をとって然るべきじゃないでしょうか。

とおっしゃってますが、私の考えは先に書いたようなものでして、西澤さんの文を拝借させていただくと、

>ネットニュースにしろ掲示板にしろ、それを維持管理している人の厚意に甘えて利用させてもらうのであるからには、維持管理している人が望んでいる慣習に則り、またその場に敬意を払う意味でも慣習を無視してはならないのではないか。

と言うものになります。
維持管理者が匿名掲示板だと言えば、利用者はそこに匿名で書き込むことが維持管理者の望んでいることに沿うものではないでしょうか。今まで何度か見かけましたが、匿名掲示板において「コテハンは止めろ」という意見が出てくるのはそういった理由から(だけでは無いでしょうが(汗))では無いでしょうか。

西澤さんが匿名掲示板も家主の勝手とおっしゃってますが、ならばその家主は西澤さんの言をそのまま使わせて頂くと、法に触れない範囲で自分の意思で行動を決定しているのであって、その結果の相応の部分は自分で引き受ける用意があるのではないでしょうか。つまり、大げさに言うと匿名掲示板という「葬式の場」の中で完全記名発言があっても、それはその家主が責任を持つものであって、書き込んだ人には責任は無い。でもそれは葬式の場で大笑いをすることと等しく、匿名掲示板での慣習に則っていないことになるのではないでしょうか。

まぁ、つまりは西澤さんは「匿名可」には慣習は無いと考えていらっしゃって、私は「匿名可」にも慣習はあると考えてる。それだけの相違なのかなぁと思いました。

やっぱり私は実名記入、ハンドル記入、匿名。全て存在し得るものだと思います。つまりは完全中立の立場ということですね(笑
実名を記名しなければ慣習に反する掲示板では実名を書きますし、ハンドルを記入しなければいけないところではこの「無敗のペテン師」というハンドルを使います。また匿名の掲示板においては匿名で発言します。

あと、自由=「しても"いい"」という考え方、私も賛成しかねます。
私は自由=「権利がある」と考えていて、権利があるからにはそこに義務もあると思うからです。「しても"いい"」だけじゃなくて、義務を果たさないうちは「しては"だめ"」だと。そういう考えです。

ちょっと前にうに。さんが書き込んでいましたが(No.3341)、もしここにいかにも捨てハンで発言しまくる人に「オレには匿名で発言する権利があるんだ!」と言われた場合、「お前はこの掲示板の慣習に則るという義務を果たしてない」と言える…と思います。あくまでこの私の論旨で行くと、ですが。


>著作権と匿名発言
No.3354 投稿日 2004年6月9日(水)08時19分 投稿者
新木 伸

 著作権というものは、もともと「文化の発展」を第一の目的として存在している法律なもんですから。
 「言論の自由と付属責任」の話題のときに持ち出してくるのは、ちょっとズレが出てしまうのではないかと思うようになりました。

 匿名の発言を許容することは文化の発展に繋がる、というような方向で話すならともかく――。
 法律でそうなってるんだからいいじゃん、てな路線で話すのでは、思考停止っていうか、自分で考えていないというか。
 法律ってのは決まりごとであるわけで、べつに神様が決めたものでもなんでもなく、絶対唯一のものでもなく、人がなにかの目的のために「暫定的に」決めたものでしかないわけで、皆で「変えようよ」と同意すればコロリと変えてしまえるものであるわけですね。
 よって法律を持ち出してくるときには、なんのためにその決まりごとができたのかまで考えないとならないかと。


 あと「著作物」と「意見」とは別物ですよ。
 著作物というのは、創作性の認められる言葉や映像やその他の物のこと。
 意見っていうのは、極論しちゃえば「○○に賛成」とかいうものも意見なわけですね。賛成である理由を長々と書き連ねれば「著作物」と認められるものにもなるでしょうが、ただ「賛成」と書いただけでは、これは短すぎて創作物とは判断されません。

 匿名掲示板の書きこみでも、ひどく短いものだとか、類型的なものは著作物と認められないわけですし。
 たとえば「>>44 オマエモナー」とか、そういったものですね。
 でもこれだって「意見」ではあるわけです。「そう言っているお前だって同類だろう」という指摘ってことになるのかな? あっちの隠語は辞書でもないと、よくわからんのですが。




>無敗のペテン師さん

 匿名可は新しく出来た慣習である。――という論に、穴発見。

 慣習と認識するためには、もうすこし長い期間を見てみないとならないと思います。
 匿名可という風潮ができてから、何年でしょうか。
 巨大匿名掲示板の誕生からなら、5年程度です。

 匿名掲示板の内部では慣例と呼べるものができているかと思います。たとえば「荒らしは放置」だとか。
 しかしネット社会全体で「匿名可は慣例となっている」というのは、あまりにも乱暴ではないかと。

 匿名で書きこみするのが慣例なのか。
 記名(ハンドル含む)で書きこみするのが慣例なのか。

 ――と、そういう話でしたら、IDなりメールアドレス(除くフリー)なり、なにか身分に繋がるものを示して書きこみするのが、ここ20年間の慣例となっていることですよね。(パソコン通信は20年前にスタート)
 ちなみにIDというのは「identification」の略で、文字通り「身元確認」って意味です。

 この20年ほど続いてきた伝統というものの存在を無視して、ここ5年だけのものを「慣例」と称するのは、いささか無理があると思うのですが、どうでしょう?

 むしろ慣例云々を言うのであれば、匿名掲示板のほうこそ、「慣例」に従って記名発言にならなければならないかと思います。

 とはいえ……。
 匿名掲示板の可否に関して、「話が通じねぇ」と感じるケースでは、その相手の人というのは、たいていパソコン持ったときからインターネットが存在していて、インターネット始めたときから匿名掲示板が存在していて――と、そういう環境を過ごしてきた人だったりします。
 5年前以前には、匿名発言なんてものは世の中に存在しなかった――ということを、見てきていない人に納得してもらうのは、まあ、無理ってもんでしょうねえ。
 失礼ですけど、無敗のペテン師さんは、ネット歴何年ですか?


 ちなみにネットニュースというのは、何年ぐらい歴史があるのでしょうか? 25年くらいかな?




>>ちょっと前にうに。さんが書き込んでいましたが(No.3341)、もしここにいかにも捨てハンで発言しまくる人に「オレには匿名で発言する権利があるんだ!」と言われた場合、「お前はこの掲示板の慣習に則るという義務を果たしてない」と言える…と思います。あくまでこの私の論旨で行くと、ですが。

 ここも、ちょっとねじれてないですか?
 慣習に則ることが義務ではないと思います。
 書きこみするからには、その場の目的に沿うことが義務なんじゃないでしょうか。
 まあようするに、そこにいる人たちを楽しませるってことですが。
 捨てハンで発言しまくっていても、さらには完全匿名であっても、とても有益な話や、とても面白い話をしてくれるなら義務は果たしていますから、慣例を無視してる分は相殺されて、お咎めなしになるのではないでしょうか。
 「オレには匿名で発言する権利があるんだ!」と言う人が追放されるのは、慣習に従う義務を果たしていないわけではなく、場にそぐわないことをやっていて、場の人間を不愉快にさせているからですね。
 自分の権利ばっか主張している人は、周りの人間から見るとたいへん面白くないものですし。たいがい義務を果たしていませんし。

 ちなみに関係ないですが、小説家ってのは、合法的に「嘘」をつくことが認められているほとんど唯一の職業だったりします。「嘘をついてはならない」という世の慣例を外れるぶん、面白いことを言っていないとならないわけで。


少し聞きたいんですけど
No.3355 投稿日 2004年6月9日(水)14時18分 投稿者 新文
星くずは書いてるんですか?もう何年も出てないのでもう終わったのかなって思ってます。(T@T)


匿名色々
No.3356 投稿日 2004年6月9日(水)14時31分 投稿者
無敗のペテン師
>新木さん
私も著作権ってのはちょっと匿名関連の話題の時にはズレが出てしまうものと思いました…。最初に持ち出したのは私なんですが、いやはやごめんなさい(汗

>著作物の意見は別物
私の考えも同様のものです。ですが、その意見に個人の考えや思いってものが書いているならば、それは無視できるものではなく、個人の創作物として認められるものだと思った次第です。例えば「○○というレストランのご飯は美味しい。」と言うだけではなくて、「○○という店のご飯は和食が多く、和食派の自分はとても気に入っている。なんといってもダシが違うのだ。それに店員も可愛い子が多くて申し分無い。」と書いた場合、そこには創作性が認められるのではないでしょうか。
と、ここまで書いてて私と新木さんの意見はこの件に関しては同じ「意見」を持っているのだと(私は)感じました(笑

>慣習と認識するためには、もうすこし長い期間を見てみないとならないと思います。
 匿名可という風潮ができてから、何年でしょうか。
 巨大匿名掲示板の誕生からなら、5年程度です。
と有りますが、私は匿名可と言う風潮は少なくとも昭和四十五年五月六日以前からあったものだと認識しました。理由は何かと言うと、著作権法の施行日がその日だからです。調べた所、私が引用した氏名表示権は施行日から変わることなく有るようなので…。またここで法を持ち出してしまうことになりますが、それ以前は匿名と言う風潮が存在しなかったと言うならば、こんな条文は施行日からは存在しえなく、後々付け加えられ(新木さんの論でいけば5年前)て出来るはずのものではないでしょうか。

さらに言うと、私はたとえ5年間しか存在していないものにも、そこには慣習が有ると考えています。結婚二年目の夫婦の間に、金曜日にはお酒を一緒に飲むといった慣習が有るのと一緒だと思うわけです。私は別に過去20年続いてきた慣習を無視してはいないつもりです。同様に、(新木さんの論で行けば5年の)匿名の慣習というのも無視できないと思います。つまりは既にネット世界というものが、この匿名か・そうではないかという論に関しては2分化されてしまったのではないかと考えているわけです。

ちなみに私のネット歴は…ちょうど10年になろうかという所です。

>書きこみするからには、その場の目的に沿うことが義務なんじゃないでしょうか。
確かにその通りだと私も思います。この場合の私の「捨てハンで発言しまくる人」っていうのは、いわばNo.3212の書き込みをしていくような奴だと思い、こう書いたわけです。ちょっと論点がずれてたかな(汗
しかし、これはこの掲示板でという限定下の話であって、新木さんの論で行くと、記名掲示板においてとても有益な話や面白い話をしている場合、その発言者が捨てハンを使いまわして発言しようが場の人間は不愉快に思わない。ととらえらましたが、ちょっと穿った見方でしょうか。私はたとえいくら面白い話をしてようが有益な情報を持っていようが、記名掲示板において捨てハンを使いまわすという行為自体がその場にいる人を不愉快にさせるのではないかと思います。

>小説
私の考えで行くと、既に小説には小説の慣習が有るということになりますね。むしろ「小説は嘘だ」(絶対にそうだとは言い切れませんが(汗))という慣習の中で「嘘をついている」のだから、読み手はそれを問題としないのではないでしょうか。
ちょっと文が変だな…許してください(赤面



新文さん
No.3357 投稿日 2004年6月9日(水)22時20分 投稿者
新木 伸
 気軽に質問されるまえに、ファンページのほうに行って、まず10個ぐらい読んでみてください。
 おねがいしますよ〜。


匿名の習慣
No.3358 投稿日 2004年6月10日(木)03時49分 投稿者 うに。
無敗のペテン師さんは「著作権法が施行される前はそういった習慣があったのではないか」とのことですがおいらは微妙だと思います。理由は「気軽に発言できる場が存在しなかった」からです。ちょっと絞って言論という視点で考えた場合に一目瞭然かなと。今でもインターネットを除外した場合に多くの人が読んでくれる可能性のある発言の場というのは存在しないのではと思います。強いてあげるならば読者欄のような場所でしょうか。


すいませんでした
No.3359 投稿日 2004年6月10日(木)13時03分 投稿者 新文
ファンページとかみてわかりました 残り22○ページがんばってください 出るのを楽しみに待ってます (@¥@)ノ


誤解を招きそうなので
No.3360 投稿日 2004年6月10日(木)17時01分 投稿者
無敗のペテン師
え〜と、うに。さんが私の考えを

著作権法が施行される前「は」そういった「習慣」「が」「あった」

と誤解されているようなので、ちょっと訂正を。
私の考えっていうのは

著作権法が施行される前「から」そういった「風潮」「も」「ある」

というものです。
別に著作権法施工の前は匿名発言だけが主であったわけじゃなく、勿論記名発言も有りましたし、また、匿名発言が今ではなくなったものでは無く、今もまだ存在しているものと考えているので。
要は今も昔も同様に、「記名」「匿名」両方の場が存在していたと考えです。

あと、うに。さんが
>「気軽に発言できる場が存在しなかった」
とおっしゃってますが、その点に関しては私は存在していたと思ってます。例えば、確かに当時の政治体制等により、平和主義発言や反戦主義発言には刑罰が存在し、その手の発言はしにくかった事実がありますが、それは匿名発言に対する刑罰ではなく、思想・理念に対する刑罰だったと認識してます。また、そのような平和主義発言や反戦主義発言が匿名によって行われていたのも事実であって、私はそのような様々な思想・理念の発言出来る場を提供するためにも法として定められたものではないのかと思ったわけです。

>多くの人に読んで貰える可能性がある発言の場
についてですが、「発言の場」に限って言えばこれはいくらでもあるのではないでしょうか。電信柱に広告が張ってあったり、自動販売機に新製品の紹介が有ったり、看板が立てかけてあったり新聞折込のチラシであったり。後はその「発言の場」を多くの人の目に付くところに見つけるだけの問題ではないでしょうか。さらに最近はそれらのものですら匿名である場合が出てきてるようです。広告に「何月何日ドコソコで何かが起きる」とただそれだけの文が書いてある場合ですね。大抵が歌手のシークレットライブとか新しい大型の書店やショッピングセンター等が出来る場合に使われているようです。


あいやちょっとまって〜
No.3361 投稿日 2004年6月10日(木)18時42分 投稿者 うに。
>無敗のペテン師さん

>例えば、確かに当時の政治体制等により、(以下割愛

昭和45年でしたら年代的に東京オリンピックも終わって時代は「平和主義」まっしぐらの頃だと思います。で、これは想像でしかないので前に書きませんでしたが、著作権法の制定はそれまで著作物が守られていなかったから「おいらの著作物を守りたい」という社会的要請があった。または、世界的にもその流れの中にあった。ということだと思っています。

あと、戦前・戦中に関しての反戦的発言ですが、知識人は匿名で書いたりはしていなかったのではと思います。特に、戦前は睨まれてしまうリスクは背負ったまま発言していたようです。戦中になりますと様相は変化します。軍による閲覧もありましたし国民の多くが反戦に対して「非国民」と圧力をかけていたと思います。そんな状況下でも投獄されるのを覚悟で発言した知識人もいたらしいと聞いたことがあります。ただ、匿名で発言しようという風潮があったのかなかったのかについては分かりません。

>についてですが、「発言の場」に限って言えば(以下割愛

1個づつ潰していくのは嫌なのでまとめて質問という形でお伺いします。「あげられている例に出てくる場所は発言の場ですか?」ということです。どれもこれも発言の場であるとは思えません。


著作権の方面
No.3362 投稿日 2004年6月10日(木)21時00分 投稿者
新木 伸
 なにか著作権に関して誤解があるようですが。
 1970年(昭和)というのは、最後の改正の年度であって、日本における著作権法の登場は一八九九(明治三二)年です。

 また世界的な歴史を見てみると、15世紀あたりに活版印刷機が発明されて「印刷」というものが始まって、複製物が安易に大量に作れるようになって、それを取り締まるために制定されたものです。
 しかし当初はまず「印刷ギルド」の既得権益を守るためにあったものであって、著作者や発言者のためにあったわけではありません。
 英語でCOPYRIGHTといいますが、これ、直訳すると「複製権」ってなるんですね。

 そもそも著者なんてもんは、原稿を買いあげてもらう弱い立場のものであり、いまのように作者様でございとデカい顔ができていたわけではないのですし。
 15世紀っていったら、暗黒時代が開けた直後なもんで、文化人はぜんぜん偉くなかった。貴族、軍人、商人、職人――あたりが幅を利かせていて、文章書くしか能のない弱者の権利なんぞ、誰が守ってやろうとするもんですか。
 もともとの「著作権」というのは、強者が強者の利益を守るために作った法律と思っておいたほうがいいです。


(こっち大まかに説明)
http://cozylaw.com/copy/tyosakuken/history.htm

(こっちのが詳しい)
http://www.google.co.jp/search?q=cache:TbvUBfKP14AJ:www3.ocn.ne.jp/~kyokoymd/tyosakukendai1syou23.doc+%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9%E6%B3%95%E3%80%80%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%80%80%E6%B4%BB%E7%89%88%E5%8D%B0%E5%88%B7%E3%80%80%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%89&hl=ja&lr=lang_ja


 ということで、著作権の設立当初の時勢に匿名可の活路を見いだす方面は、ないんじゃないかと思います。

 ただ気になるのが、十数度改正済みの現行の著作権のなかで、たしかに「無記名の権利」が認められている点ですね。「氏名表示権」でGOOGLEで引くと、山ほど解説サイトにヒットしますが。
 これはなぜなのだろう。
 理念からいっても「文化の発展に役立つ」から無記名が認められているはずなんですが。
 仕事柄、氏名公表しないケースはあまり考えなかったもので、取り扱いに困りました。まあライターの仕事などでは、たしかに原稿売りっぱなしで、無記名の仕事もあるわけですけど。

 「知的所有権」がらみなのかなぁ。
 著作物というものは、財産の一種とみなされるようなので、記名するのもしないのも自由に決めていいという概念かしらん?



 なんだか匿名発言の可否に関しては、「法律で認められてるんだからいいじゃん」てなことで片がついてしまいそうな気配ですけど。
 しかし「法律で決まってるから」だと思考停止だよなぁ。
 なぜ氏名表示権で匿名が認められているのか、説明付けられる人はいますか?


いろいろ
No.3363 投稿日 2004年6月10日(木)21時12分 投稿者 西澤 隆
ネットニュースの歴史>
ちょっと調べてみたら、日本のインターネットの「開祖」であるJUNETができたのが1984年だそうで、ちょうど20年ということになりますね。「成人式」とかしないのかしら^^;;。
パソコン通信とほぼ同じ、というのが面白いです。シンクロニシティ、なんてわけではないでしょうけれど。

匿名という慣習>
僕も、それを慣習とは思いません。たとえば、最近なにかとジベタリアンが目につくのは事実ですが、だからって「今や電車で床に座る慣習がある」とは言いますまい。

名前を秘匿して物を述べるという概念がいつからあったか、と言えば、それはもうずっと昔からあったでしょう。辻高札みたいなのにお上の批判を書くとかって時代劇の受け売りですが。でもそれが、今の話題とどれほど関係あるのでしょうか。

著作権法>
新木さんもおっしゃっていたように、これは著作者の権利を保護および制限する事で文化の健全な発展を促すためのもので、やはり今の話題とは関係ないと思います。著作権という「権利」に付随する「義務」は、「言論の自由」に付随する「責任」とは質が違うものでしょうし。

匿名掲示板>
名乗ってない人が大多数である掲示板は、まずそこに参加する必要と意義があるかどうかを検討するでしょうが、万が一自分が書き込むとしたら名乗ります。
名乗ると歓迎されないような場には立ち入りません。そんな“コミュニケーションもどき”には用がないので。

匿名掲示板の家主がどのくらい「引き受ける」覚悟でやっているかはわかりませんが、匿名の書き込みが元で家宅捜索されてパソコンを押収されてしまった方もいると聞きますので、責任は否応なくとらされるようですね…。

無敗のペテン師さん>
うに。さんも指摘されてますが、僕の目にも、もうとっちらかってしまって手当りしだいに「匿名」とこじつけられる状況、を挙げ連ねているように見えます。話が発散する一方ですので、ここらでちょっと立ち止まって深呼吸でもしてみては。


氏名表示権
No.3364 投稿日 2004年6月10日(木)21時59分 投稿者 西澤 隆
#入れ違いました。

>なぜ氏名表示権で匿名が認められているのか、説明付けられる人はいますか?

「作品を公表するにあたって、著作権を主張したかったらいちいちどこかに必ず何らかの形で名前を記さ(せ)なければならない」という事はないですよ、というほどのことではないかと。
いやそれはわかっているけどそれはいったいぜんたいなんのためかととうておるのじゃ、ということでしたらすみませんm(_ _)m。


いろいろ
No.3365 投稿日 2004年6月10日(木)22時39分 投稿者
新木 伸
>氏名表示権

 氏名表示権というのは、著作物を公開するにあたって、実名を記すか、変名(筆名)を記すか、それとも無記名とするか、どれでも選んで良いという権利です。
 そして作品が公開されるときには、その意志が通らなくてはならない。
 無記名で発表した著作物は、無記名で流通させなきゃならんという法なわけですね。

 なんでそんなことが規定されているのか、そこのところが、わからないわけです。
 実名か変名か選べて、望んだ名前で発表できるってところまではわかるんですけど。





>匿名掲示板管理者の責任

 2ちゃんだと、訴訟の損害賠償額の総額が、軽く数億円に届いているそうで。
 最高裁まで争って負けるまでは支払い義務は出ないけど、しかし地方裁で負けて、高裁は棄却だから、最高裁も負ける可能性はかなり濃厚。
 これはIPの取得義務を怠っていた(というか確信犯的に取らないでおいた)ために、名誉毀損と営業妨害の加害者を特定できなくしてしまったことが、まずひとつ。もうひとつは、その手の書きこみの削除要請に応じず、突っぱねていたこと。

 管理者の管理責任は、社会的には取らされることになる模様。
 まあ金払えば責任果たしたことになるのだろうけど……。しかし、払えるのかしらん。




>3Dデバイス

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0610/sharp.htm

 そろそろ実用化になってきました。

 NVIDIAのビデオカードを使っていれば、普通の3Dゲームが裸眼立体視できるようになるそうな。FF11なんかは、けっこう綺麗に見れたりするのだろうなぁ。

 しかし11万円か〜。液晶モニタの平均価格から比べると全然高いけど、しかし、安いなぁ。21世紀のスゴイ技術の品々が、そんな値段で買えるなんて。さすが21世紀。


氏名表示権
No.3366 投稿日 2004年6月10日(木)23時30分 投稿者 西澤 隆
>無記名で発表した著作物は、無記名で流通させなきゃならんという法なわけですね。
>なんでそんなことが規定されているのか、そこのところが、わからないわけです。

新木さんの満足行かれる解答ではないかも知れませんが:
1項の重点は「決めるのは著作者本人」というところではないかと思います。本人の意思を枉げて、他人が勝手に氏名表示方法を変更してはならない、と。
本名でも変名でも無記名でも、というのは、表示方法を制約する方向に働かないようにする配慮ではないでしょうか。二つ目以降がないと「実名を書かなければならない」、最後のがないと「何か名前を書かねばならない」という意味にとられかねないので。それは趣旨と異なる、と。

実際の所、「作品の発表」という形態での流通物で、本人の意思により無記名なものってどのくらいあるのでしょうね。3項の「公正な慣行に反しない限りは省略することができる」というのは、たとえば商品のパッケージデザインにはデザイナーの名前を書かなくてもいい…といった事のようで、これならたぶんしょっちゅう見かけていますが。
これも場所を「パッケージデザインを集めた展覧会」なりに移せば、デザイナーが名前を書いてくれと言うのを断ることはできないですよね。


ほんとにいろいろ
No.3367 投稿日 2004年6月10日(木)23時39分 投稿者 村田
>無敗のペテン師さん
>著作権・法・罪
>>「気軽に発言できる場が存在しなかった」
>とおっしゃってますが、その点に関しては私は存在していたと思ってます。
 法に関してはそれほど詳しいわけでもないので法律で来られると少々抵抗しにくいのですが、一つ忘れてもらっては困るのは、一昔前の日本(一部では今日でも)では、法の下に行動する「罪の文化」とは異なり、周囲の人間関係に影響されて行動する「恥の文化」である、という事です。
 「罪の文化」は大体イメージが付くと思うので省略して、「恥の文化」のわかり易い例は、「村八分」という言葉です。「村八分」を広辞苑で調べると、「1.江戸時代以降、村民に規約違反などの行為があった時、全村が申合せにより、その家との交際や取引などを絶つ私的制裁 2.転じて、一般に仲間はずれにすることにも言う」となっていますが、実際問題として、仮に罪が無かったとしても、村に不都合な存在においては村八分が行われていたようです。そのため、村民は周囲に嫌われないようにするために、自分の意見を殺して周囲に合わようとしていました。そのため、組織ぐるみで犯罪を隠す、といった事も昔からあったようです。このような風習がある以上、「気軽に発言できる場所」があったかどうかは疑問が残ります。

 話が逸れた気がするので軌道修正すると、人間、特に日本人の行動を理解するうえで、法から見た視点のみについて言及するだけではなく、日本古来から染み付いてしまっている「恥の文化」という現象に関しても考慮に入れる必要があるかと思います。西澤さんが昔「当然の礼儀である」といった発言を行った事がありますが、これは一概に否定できるものではなく、仮に社会的に受け入れられている現象であるならば、例え法で整備されてなかったとしても「社会の常識」としてまかり通ってしまうのです。出来ればこの視点も忘れないようにして自分の考えを見直してみてください。もう少し違った何かが見えてくるかもしれないので。


>新木さん
>3335の真ん中辺りの発言(少し古いですが)
 いくら例のためと言えども、さすがに例が悪すぎはしませんかね? 放送禁止用語を伏字無しで堂々と書くのは如何なものかと…
 それと、モラルだけでなく、掲示板をレンタルしているサーバーの規約に反してたりしませんか? なんとなく、一般ユーザ向けのレンタルサーバーな気がしたので、そういうのは、その辺に関して規約があったりしないんですか?


 ここから思いっきり話が変わって、最近星くずを読み返しているんですが(現在5巻まで読破)、まず、チビドラは何処に行ってしまったのでしょうか? あと、5巻後書きであった「第2回人気投票」はどうするんでしょうか? もし単行本の時点で募集を行うならば、11巻(で第1部が)終了予定ならば10巻で宛先などを公表しないと結果を発表する場が無くなりそうな気がするんですが…(すぐに第2部が再開 とか、外伝がすぐに出る なら話は別ですが)
 あともう2,3読み返してるうちに疑問に思った事がある気がするんですが、思い出せないので以下省略。


またまたごめんなさい (泣
No.3368 投稿日 2004年6月11日(金)00時43分 投稿者
無敗のペテン師
>うに。さん
>昭和45年でしたら年代的に東京オリンピックも終わって時代は「平和主義」まっしぐらの頃だと思います。
申し訳無い…。確かに昭和45年当初はそうでした。私の書いたのもその時期を指していたものと思われても仕方ないものでした(汗
え〜と、この場合の私の当時と言うのは明治三十二年(1899)三月四日の法律第39号が公布された時を指してます。紛らわしくてごめんなさい。私の中ではこの中の著作権は旧著作権法を指してました。書いてなかった私の過失です(泣 その旧著作権法第三章第三十五条第二項及び第四項において、無名著作物についての条文があったので、それ以前も無名発言があったよ〜と言う事を言いたかったわけです。

>戦前・戦中に関しての反戦的発言ですが、知識人は匿名で書いたりはしていなかったのではと思います。
と有りますが、確かに知識人と呼ばれる人の中には危険を顧みずに自らを顕して平和・反戦主義を唱えた人も居ました。が、それは少数であり、多くの一般市民と呼ばれる階層の人たちは名前を明かさずに思想・理念を唱えてました。共産主義思想の人たちの集まりの時には覆面をして名を隠して議論をしたという話も有ります。

>発言の場について
コレについては平謝りするしか…。確かにただ単に匿名とこじつけ出来る状況を書いているだけです。ホントに申し訳無いです。
ただ、新聞の折込については私は発言の場であると思ってます。
私が住んでる場所(長崎)がすこし特殊なのかもしれませんが、時折新聞折込にまぎれて個人で新聞社に頼んで折り込んでもらったと思われる宗教思念や平和についての考えを書いてあるものが入ってくるからです。「○○(宗教の名)はあなたの精神を真の安らぎ云々」や「平和を乱す悪は云々」やら色んなものが入ってる時が有ります。これって発言の場として見れない…かなぁ。それと同じようなものが電信柱などに貼り付けてあったりするので、そっちのほうも発言の場として有効なのか?と思った次第です。
私の前書いた文では発言ではなく単なる広告の場としか見れませんね(汗

>新木さん
氏名表示権ですが、知的財産がらみというのが一般説であるようです。有体財産の場合、それまで(知的財産権確立前)も財産権というもので保護され、特許権によって産業の発展を促すものとして守られてました。その後、商標における信用というものも財産権として把握可能という意見が出たときに、人格的側面の権利が取り上げられ、著作者人格権(氏名表示権・公表権・同一性保持権)が制定されたと見られているようです。

>何故匿名が氏名表示権によって認められているか
これは日本の著作権がベルヌ条約(1886=明治19年)の下に、著作者の権利として著作人格権および著作権の共有には、いかなる方式も履行も要しないと明示的に規定されているからだと思います。無方式主義といわれる物で、現在の事務局は世界知的所有権機関(WIPO)、全世界の知的所有権保護の促進・改善を目的としているものです。著作物には創作された時から著作権が有るので、そこに名が明記されていようがされていまいが関係ないと言うものです。
要は全世界共通通念によって認められていると言いますか…。そんなところだと思います。




言霊
No.3369 投稿日 2004年6月11日(金)00時58分 投稿者 うに。
日本には「恥の文化」だけでなく「言霊」もありますよね。本名を人に知られるのも忌避するやつもあったか。あと、この複合技で「日本人にPublic Nameがない」というのもあるそうです。Public Nameとして例えば"太郎"や"花子"はありますが実際にこう命名する親はいません。また、有名人と同じ名前を付けることでご利益?を期待する命名方法もあります。

こういったのも何かヒントになるものありますかねぇ。


重箱の角みたいですが。。。
No.3370 投稿日 2004年6月11日(金)01時27分 投稿者 うに。
#引用の仕方が変かもしれませんがその段落に対してという意味です。

>無敗のペテン師さん

>申し訳無い…。確かに昭和45年当初はそうでした(以下割愛

明治32年だったとしてもまだ日清戦争もしてないので戦争に対してはニュートラルに近かったのではないでしょうか。明治維新から日清戦争までの間にどんな言論がなされたかはよくわからないです。

とはいえ、「無名発言はあった」というとこが知識不足もあって分かりません。どんな感じの無名発言があったか教えてもらえると助かります。おいらは、言論の場が限られていた当時は「発言」そのものが一種の特権的なものであったのではと思っています。

もっとも、万葉集とかにも「読み人知らず」という無名の歌が収録されているらしいです。こういった感じのものを「無名発言はあった」と表現されてますでしょうか?であるならば納得です。

>と有りますが、確かに知識人と呼ばれる(以下割愛

これも前にした質問に通じます。ただなんとなく「発言の場」という意味が微妙に違ってるような気がしてきました。おいらの「発言の場」というのは「不特定多数に向けて発言できる場」を意識しています。井戸端会議とかの「場」ではありません。そのため、おいらの発言の中に「知識人」という単語が多いのです。不特定多数に書籍や新聞などで発言できる立場にいた人を「知識人」という単語で済ませていました。先に書いておけばよかったです。すみません。


無記名権についてはおいらにはよく分かりません。が、時代を考えた場合はもしかしたらというのはあります。それはどこまでも無記名でないという事実です。基本的に、著作物を公開するためには公開できる手段を持った会社(出版社とか)なりを通します。そのため、そこの経由ポイントで実名が関連付けられます。つまり、無記名であったとしても出版元には実名が分かっているため出版物は無記名だったとしても問題なかったのかなと。

ちなみに、名前を書かないで郵送という手段に出れば出版社にも(地域は特定できますが)個人は特定できません。本人が申し出て筆跡鑑定でもすれば特定はできる可能性はありますがそんなことするぐらいなら匿名で出さないだろうし。そう割り切って考えればこのケースは切り捨てていいと思うのでやはり最終的には出版元とかに実名は残るかなと。


ごめんなさいの二乗 (/_;。)
No.3371 投稿日 2004年6月11日(金)02時51分 投稿者
無敗のペテン師
あぁ、私の言の足りなさが…。もう何と言っていいやら(/_;。)
>村田さん
おっしゃる通りです。私も「気軽に発言できる場」が普通に存在したとは思ってません。ただ、私の書いている意味は「気軽に発言できる場」を人が自身で「作っ」て、そこで発言していたと言う事です。全く存在していなかったんでは無く、確実に少数かもしれませんが存在していましたよ〜と言いたかった訳です。私に言わせると、匿名掲示板が気軽に発言できる場であるわけですね。ネット全体という広い世界の中で、匿名掲示板と言う気軽に発言できる場を人が作った。と言いたいわけです。文足らずで非常に申し訳無いです(泣

>社会の常識
私も村田さんと同じ考えを持ってます。
常識と言う物は法に定められていようといまいと大事なものですよね。
確かに私は法から見て書いていると思われて仕方ないような書き方をしてますが、前に一回書いたように、私の考えと言うのは「常識が沢山有る」というものです。つまり、今は「匿名で発言するのが常識の場」と「記名で発言するのが常識の場」が両方有るのではないか?というものです。その点を前提としての私の意見です。

>うに。さん
>明治32年だったとしても━━
戦争と言う物は別に海外に対してのものだけを指す言葉では無いと思います。日清戦争以前にも国内において戦争は有りましたよね?

>匿名発言というのはどんなものだったか
これは今あるものと大差ないものですね。前に西澤さんが書かれていたように辻高札や、掲示板(当時も有った)等に政治批判(○○大臣は辞めろ等)や特権階級制度に対する批評(主に士族が)を書いたり、紙に書いてそれを人目に付くところ(活動写真場の入り口等)に張ったり、自分でそれを配ったり。それを発言じゃ無いと言われると私はどうしようも無いわけですが(汗
うに。さんが書いている「詠み人知らず」と同じ感じなのかなぁ。知っているが、その作者は知らない。って部分に通じるかもしれません。

>うに。さんと私の「発言の場」
確かにここに相違があるような気がします。私の言う「発言」と言う物は、別に最初から多数の人に見聞きしてもらうことを前提としたものではないです。確かに不特定多数の人に一度に発言出来る立場に居たのは知識人と呼ばれる人が圧倒的だったと思います。つまり「発言」が特権的なものではなく、「不特定多数に発言出来る」ことが特権的であったのではないでしょうか。ですが、個人でもその知識人たちには及ばなくても他人に意見を伝える方法は有るわけで、それが上に述べたようなものです。存在しなかったのではなく、少しだが存在したと言いたかったのです。たとえそれが井戸端会議であろうと、意見が存在したならば、私はそこは発言の場ととらえても差し支えないのでは?と思ってます。また、その井戸端会議から意見の伝聞が起こり、世論となり、そして常識となっていくものも有るのでは?と考えているわけです。
ネット上においては最初から不特定多数に配信することができるので、その点では特権的な部分は無いですが。

>無記名権についてはおいらにはよく分かりません。が、━━
え〜と、うに。さんは著作物を「本」と限定して見ていらっしゃるようですが、著作物と言うのは別に本だけではなく、創作物全体を指す言葉で、別に出版社等を通さなくとも公開はできるものでは無いでしょうか。例えば歌であれば人前で歌えばそれは公開ですし、映画は流石に個人では上映は無理でしょうが、詩も人前で詠めばそれは公開となります。昔は紙芝居なんてのも有りました。日本の民謡の中に誰が作詞作曲したか分からないものが有りますが、それもそうやって生まれたものですね。そこには実名を知るための物は無いと思います。



匿名の定義と、放送禁止用語
No.3372 投稿日 2004年6月11日(金)06時21分 投稿者
新木 伸
>「匿名」って用語の定義

 「匿名」という言葉を、「名前がわからない」という意味で使っている人と、「誰の発言なのか秘匿する」という意味で使っている人と、両方あってややこしいですね。

 たとえば「辻説法」などは、名前はわかりませんが、顔はわかります。
 こういった顔が見えている場合には、匿名にはあたらない――と、そのように統一しておきましょう。

 印刷物や掲示板の書きこみに関しては、はじめから顔は見えませんので、名前を記さないと匿名になります。




>氏名表示権

 著作権法で決まっている「匿名でよい」というのは、ただ単に、著作物に名前を記す権利はあらゆるケースで守られねばならないということと、匿名でも著作権は発生するということを明記したものであって、匿名を認めているわけではないですかね。

 匿名で著作物を記して世に出すことが可能であると、文化の発展に繋がるということが立証できると、匿名で発言する権利は守られねばならない――となるのですが。

 ちょっと匿名発言擁護派の側に立ってみようかしらん。

 たとえば特定する必要はないので「巨大匿名掲示板」としますが。
 そこで有益と思われる話題が交わされていて、それが記名ではちょっとできないような話題であればいいわけですね。

 ゲームの攻略情報板などは情報も速くて、有益です。――が、これはべつに匿名で発言する必要はなさそうなので、除外します。

 ひとつ思いついたのが、エロ話をするような板とか。
 自分はどうやってソロ活動に励んでいるかとか、パートナーとユニット活動するときにはどうすると深く愉しめるかとか、そんな話をするときには、匿名でないとなかなか言い出せないものでしょう。

 もし匿名発言が認められていないと、この手の話は、まあ、気の置けない友人同士の間でしか行われないものであるわけですね。
 しかし匿名発言が認められるなら、この手の話は、全世界に繋がっている場所でもおおっぴらに行えるわけです。(18歳未満への警告を促す入室案内ぐらいは必要でしょうが)
 そして文化の発展に貢献できる、と。
 エロだって立派に文化のひとつですね。こんにちでは芸術として評価されている絵画などでも、発表当時はエロネタ用として描かれたものもあるわけですし。

 うーん……。ちと弱いなぁ。
 実名出してエロ話をするっていうのは、さすがにないだろうけど……。
 しかし変名でも充分だしなぁ。エロ専用ハンドルでいいはずなんだけど。完全匿名の名無しで書く必要はなさそうだ。




>放送禁止用語とか

 なにかまずいことでもあるのでしょうか?
 あれってマスコミの自主規制ですよね。放送禁止といっても、電波放送だけでなくて、出版も含みますが。
 僕もマスコミを通して仕事をするときには、尊重しています。
 表現上の要請と、版元の自主規制ルールとを天秤にかけて、そのうえで伏せ字にするか、きちんと書くべきか、相談と交渉の上で決めていますが。
 というか、伏せ字で書くぐらいなら、そもそも書きませんけど。カッコ悪いし。

 この掲示板はマスコミを通していませんし、自分のところですし、誰に迷惑が掛かるわけでもなし、なんかあったら自己責任を取りますので、よいのではないかと。
 唯一迷惑をかける相手があるとすれば、サーバーの運営会社ですが。
 規約は詳しく調べてませんが、無料サーバーならともかく、有料サーバーで使ってよい言葉のガイドラインが存在するなんて話は聞いたこともありません。(成人向けコンテンツを禁止しているところぐらいならありそうですけど)

 いちおう、規約を調べ直してきました。このへんとか。

http://www.yukaido.ad.jp/POSTO/?t=w&p=rule#16

 ちなみにどこまでの自己責任を取ればいいのかというと、サーバー契約解除のようですね。
 規約にはなにもなかったので、実際には問題ないわけですが。


 ところで村田さん。
 なぜ放送禁止用語が、禁止になっているのか、説明できます?
 「だってそう決まっているから」とかいうのは、なしですよ。


放送禁止用語
No.3373 投稿日 2004年6月11日(金)09時36分 投稿者 村田
>なぜ放送禁止用語が、禁止になっているのか、説明できます?
 これは自分の中の考えですが、一つに青少年育成法が絡んでくるからだと思っています。
 青少年育成法に関しては今更説明しなくても良いぐらい、皆さんある程度の理解はしていると思いますが、性的表現や暴力的表現などを、善悪の判断がまだ未熟な未成年(18歳未満)から遠ざけよう、といった法なわけですが、新木さんの表現は性的表現に引っ掛かると思ったから意見させてもらいました。

 近年、青少年育成法に関してよりシビアな規制化を行おうとする風潮にあり、その影響かどうか、知り合いの(ネット上の個人での範囲ですが)物書きさんが有料サイトから引越しするという事態が(少し前ですが)起こっていました。ある人は自主的にですが、管理者側から退去を命じられた人も居ます。
 このサイトは主に新木さんが出版した本を見た人が集まってきてると思われます。新木さんの作品は年齢制限があるわけではなく、未成年がやってくる可能性は十分に考えられます。(星くずを読んで来た人がこの程度で動じるとは思いませんが、)発言に際して、全年齢閲覧可能な発言で発言した方がよろしいかと思います。
 非難の念が無かったなどとは言いませんが、折角このように真面目に色々と話せる場ですし、それが無くなっては勿体無いと思ったための発言なのです。(自分でも少々過敏反応している気がしていますが)

(なんか日本語文が変だ… 何処がおかしいかが説明しきれないけど…)


匿名で著作物を記して世に出すと文化の発展に繋がることとか
No.3374 投稿日 2004年6月11日(金)20時28分 投稿者
無敗のペテン師
題が長いですね…。でも他に思いつきませんでした。
色々考えてみましたが、少数意見の収集ということで有益であり、またそれが文化の発展に繋がるのではないかと考えます。今現在世の中で常識だと思われていることで、どれだけのものが名を明記された著作物が始まりとなって一般説となったものがあるでしょうか。私は殆ど全てがただの個人思想が世論・常識にまで昇華したものだと思います。勿論そこには宗教というもの含まれると考えます。「人間は生まれながらにして平等」や「人の上に人を作らず」や「人権の尊重」なんて誰が最初に考えたことだか分かる人居ますか?確かに例のような有名な言葉を残した人というのは分かるかもしれませんが、その言葉の元になった思想・理念を誰が言い出したものかは分かるはずも無いです。
例を挙げると、ホワイトがその他の人種を人と認めていなかった時代、ブラックの人たちは自分たちの思想を音楽として世に広めていきました。おおっぴらにホワイトに対して抵抗(武力行使)することが出来なくても、音楽を武器にして戦っていったわけです。そしてその音楽はブラックの文化となりました。その音楽を誰が考えたのか、誰が始めたのか分かりはしませんが、そこには文化があったことは確かですよね?


ええと。
No.3375 投稿日 2004年6月11日(金)23時36分 投稿者 西澤 隆
無敗のペテン師さん>
「最初に誰が言い出したかわからない」事と、「出版の際に名前を記さない」事とはぜんぜん違うと思うのですが。


小休止
No.3376 投稿日 2004年6月12日(土)00時23分 投稿者 カモノハシ
なんだか議論の方向が最初とかなり違う方向に向かっているような?
ネットの掲示板での匿名発言をすることと現実世界でのいろいろなこと、特に法律、を混ぜすぎてもあまり意味のないことになるのではないでしょうか。
ディベートでの匿名賛成論側発言を前回やめると宣言しているので、反対論側の発言もしませんが、私が一連の議論で両論の趣旨と思っている物を書いてみたいと思います。考え違いをしていたらご指摘下さい。

※匿名=無記名(ハンドル名を含む)

<<匿名賛成>>
・匿名での発言を見聞きしても反感はない。なぜならば習慣的/歴史的に存在するから。
・匿名であることで発言者の敷居を下げ断片的な情報であっても収集できるようにする。そして、それは有用である。(例:2ちゃんねるなどの匿名を許可している掲示板)
・匿名であることは自衛策である。

<<匿名反対>>
・発言者を特定できない発言はそうでないモノに比べ有用性が低い。追試や、自分が誤解してしまった場合にそれを修正すること、が困難であるから。
・全ての行動には責任(その大小/誰が負うかは問わず)が必ず伴う。匿名が管理人によって明示的に許可されていない場での匿名発言とはその責任を管理人に一方的に押しつけるもので許容できない。


こんな感じでしょうか?いかがでしょうか >両論の方


エロはいけないか
No.3377 投稿日 2004年6月12日(土)12時35分 投稿者
新木 伸
>村田さん

 青少年育成法がらみなわけですか。
 「そう決まっているから」というのはなしだって、先に言っておいたじゃないですか。

 しかし青少年育成法って、あれ条例なんですけど。
 条例とは県や市ごとに定められるもの。
 インターネット上のコンテンツの場合には、どこの県の条例を適用すべきなのでしょうか?

 でもエッチ画像やエロ小説やエロネタが中心で、大量に展示してあったというならともかく、書きこみの中で「不快感を与えるハンドル名の実例」として、話の流れ上の必然があって出した一語きりのもので、抵触する規則もないと思いますが。



>>折角このように真面目に色々と話せる場ですし、それが無くなっては勿体無いと思ったための発言なのです。

 これに関しては、村田さんの個人的事情なわけですよね。
 自分としては困るので、そうならないようにして欲しいということでしょうか。
 でしたら、その言葉を使うことでこの掲示板がなくなるかもしれず、そうすると自分は困るので使わないようにして欲しいと、はじめにそう言ってくれればよいのですけど。
 てか、潰れるかどうかなんて、杞憂でしょう。
 仮に苦情が来たとしても、書きこみ削除か内容修正ってのが、妥当な対応ではないですか?



 さて……。
 はじめ村田さんは「放送禁止用語だから」という理由を出してきたわけですが。
 放送禁止用語の中には、性的なことや、暴力的な表現のほかにも、差別的意味合い(とされる)の言葉も含まれています。
 たとえば「オタク」という言葉も放送禁止用語のひとつらしいです。あと「百姓」も差別用語だそうです。どちらも本人たちが自分自身の呼称に普通に使っている呼び名ですが。それがどうして差別用語になってしまうのでしょうか。
 テレビが百姓を映して、「おらたち百姓は〜」と本人たちが話していたら、それは「ピー」音に換えられてしまうのでしょうか?

 放送禁止用語というものは、どうやって決まっているのか。
 じつは、どこかから苦情が来たら、その言葉は放送禁止用語となるわけです。
 放送禁止用語がそうした経緯で決まるものである以上、たとえば、いつか「ライトノベル」なんて言葉も放送禁止用語になるかわかったものではありませんね。

 で、この言葉狩りというか、言葉の数を減らしていこうという運動に誰が抵抗するのかというと、作家しかいないわけです。
 使っていい言葉が減って、表現の幅が狭まってしまうことで直接の害が受けとる人間というと、世の中を見回しても、作家しか見あたりません。
 まあ作家といっても、小説家だけでなくて、文芸全般と、台本作家なども含みますけど。

 他人のなにかを制限するっていうのは、快感を伴う行為です。禁止するということには特権が伴います。偉くなった気分を手っ取り早く味わうための、じつに手軽な方法であるわけですね。
 まあ、なにか機会と妥当な言い分とがあると、こうして「それは使うべきではないのでは?」と言葉を狩ろうとしてくる人はいるわけで。
 見かけたり、実際に火の粉が自分に降り掛かってきたりしたら、表現の自由をかけて戦わねばならんわけです。


1.僕に対して、ある言葉を禁止すると村田さんは快感を得ることができる。
2.この場所がなくなると困る、という村田さんの個人的事情。

 この二つに基づくもの以外に、なにか意見は?



 村田さんの本音は、なに?
 どうも、「放送禁止用語」も、「青少年育成法」のほうも、正当性を増やすために見つけてきた、もっともらしい理由でしかないように見えます。

 いちばんはじめに、書きこみを見て思ったときの心境あたりを思い返してみると、なにかヒントが掴めるかと思うのですけど、どうでしょう?
 本音は、なんですか? なにが気に入らなかったのですか?

 もとは個人的嫌悪感から来るもの? それとも義憤によるもの?
 義憤であると判断したなら、それは本当に義憤といえるものなのか、相手にぶつけて見るまえに、追試確認してみました?




 青少年育成法に関しては、あまり関係ないかと思いますけど、いちおう見解を書いておきます。
 まず健全って、なんでしょうか?
 文脈から察するに、エロから遠ざけておくことが健全に繋がるらしいのですけど。
 そうして遠ざけておいたとしても、18歳なりを過ぎたら、いきなり解禁になってしまうわけですよね。そして大人はエロにまみれていても良いとなっています。
 するとこの条例というのは、18歳までのあいだだけ、人を「健全」に保つためのものであることになります。18歳を過ぎたら、もう不健全になってもよいらしい。
 なんか変ですよね。
 ええ、まあ、ずーっとエロから遠ざけられた「健全」のままだと、繁殖するのもままなりませんし、あるところで解禁にしないと、人口減少で困ったことになってしまいますけど。
 しかしなんで、そもそもエロはいかんのでしょう?

 エロがいかんという文化的規範が存在しているのは、日本の場合には西洋文明のせいなんですね。さらに言うと、宗教のせい。キリスト教のせい。
 宗教の教義では、どこでも「姦淫。多淫」を戒めています。文化的にいうと、これは上記の「禁止する特権」における効用と同じことなわけです。
 宗教というのは政治とがっちり結びついて、人民支配の道具として使われてきてます。禁止する権限と、与える権限とを持って、人を支配するわけです。
 人の三大本能には、「食べる」「性行為」「休息」と三つの欲求がありますが、このどれもが宗教によって制限されています。

 働く日と休みの日。
 結婚の儀式。
 食べていいもの、いけないもの。

 ――すべて宗教によって決められていますよね。古来より宗教や政治といったものは、人々の欲しがる「ごほうび」を取り上げたり与えたりする権限を持つことで、人を支配してきたわけです。

 ――で、そのへんを踏まえたうえで、「エロはいかん」と主張されるなら、どうぞ続けてください。
 「だってそうなっているんだもん」という思考停止からくる硬直した意見ではなくて、村田さん本人の意見でしたら聞く耳はあります。





>そういえばMS-14Sさん

 不快感を催すハンドルの実例の話。
 そういえば、話が続くようなら布石に使おうと思っていたのだっけ。そのへんも示しておかないと、「必要があって使用した」の根拠としては弱いですね。

 MS-14Sというこれは、なんとなく兵器のモデルナンバーを思わせますよね。
 兵器っていうのは、日本人は忘れていますけど、人を殺傷するためだけに作られた道具ですよね。
 まあここはライトノベル作家の掲示板なので、参加者や利用者の兵器オタク率はかなり高そうだし、まあいいのかもしれませんが。

 しかしTPOによっては、兵器の型番を示す名前で書きこみをすると、まあ確実に不快感を催すこともあるわけです。
 たとえば平和団体とか、戦争廃絶を論じている場所であるとか……。

 またこうしたライトノベル作家の掲示板であったとしても、利用者の価値観によっては、兵器の名称に嫌悪感を覚える人もいるかもしれない。
 女性器の猥褻な名称に嫌悪感を覚える人よりは少ないだろうけど、まあ確実にいるであろうことは予想されます。
 割合としては、過去の大量殺人犯の名前をハンドルにするのと同じぐらいなものでしょうか。たとえば「切り裂きジャック」というハンドルであるとか。

 そういうことをまるで予想しないでハンドルを決めていることを指して、無邪気と言いました。「相手も好きであろうと信じて疑っていない」というのは、「反感を買う可能性を考えていない」ということの裏返しです。
 正しく書くのであれば、「相手にも好まれるか、相手がなんとも思わないか、どちらかだと信じて疑っていない」と書くべきでしたけど。


はて?
No.3378 投稿日 2004年6月12日(土)13時06分 投稿者
無敗のペテン師
>西澤さん
ここで問題になっているのはいつの間に「出版の際に名を記さない」ことになったのでしょうか?私は「公開の際に名を記さない」ことが問題だとばかり思っていましたが。
とはいえ、私の言が分かりにくかったのは事実で、ここでの私の「最初に誰が言い出したかわからない」っていうのは「最初に誰が公開したか分からない」って意味です。


先に挙げた例のように当時は危険思想ととらえられ、制裁が加えられる状況下の中でも匿名を武器に著作物を公開し、それが一般の人に通念として流通して行って常識となった事例も有るから、世界的条約で匿名と言うものが権利を得ているのではないかと言いたかったわけです。そして世界的条約にまでなったと言うことは、既に「匿名で著作物を公開」することも一つの常識となっていることの証明でもあるように考えます。


>電子ブックリーダー
No.3379 投稿日 2004年6月12日(土)13時34分 投稿者
新木 伸
>電子ブックリーダー

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0611/digital008.htm

 液晶ではなくて、電子ペーパー式(白黒オセロのコマ状のマイクロカプセルを電解でひっくり返す方式)です。
 e−bookリーダーの二機種目。

 コントラストが紙と同程度に高いため、視認性は良いようです。液晶と比べて解像度がやや低いのと、階調表示が苦手なようですが、まあ解像度は時間とともに改善可能なところでしょう。


ローレンツ収縮について
No.3380 投稿日 2004年6月12日(土)16時56分 投稿者
新木 伸
 ローレンツ収縮について。
 西澤さんあたりが詳しいかしらん?

 ほぼ静止している観察者の視野の中を、亜光速で移動している宇宙船があったとします。
 ローレンツ収縮によって、宇宙船の全長は短くなっていて、フォルムが変わって見えるはずですが。

 ――これ、正しいですよね?
 いまそういうシーンを書いてまして。いちおう確認まで。

 ニュートン力学はともかく、どうも相対性理論あたりから、理解が怪しくなってくるもんで。
 しかし数秒で亜光速に到達する宇宙船って、一体……(笑)


みえないローレンツ収縮
No.3381 投稿日 2004年6月12日(土)18時43分 投稿者 西澤 隆
ご指名にて、僭越ながら。

>ほぼ静止している観察者の視野の中を、亜光速で移動している宇宙船があったとします。
>ローレンツ収縮によって、宇宙船の全長は短くなっていて、フォルムが変わって見えるはずですが。

観察者にとってフォルムが変わっている(全長が短くなっている)のは事実ですが、短く見えるのではなくて「回転して見える」そうです。

というのも、宇宙船から「いま」目に届く光は、

・ちょっと昔に、先端を出た光
・それよりちょっと昔に、中心部を出た光
・それよりさらにちょっと昔に、後端を出た光

なので、「物体が縮む」効果は実際の所キャンセルされて、各部分が違う時刻と場所に居た状態が見えるためにむしろ回転しながら飛んで来るように見えるのだ、と。

…という事を最初に指摘したのが若き日のペンローズだった、という話を聞いた記憶があるので調べてみたら、
http://www.th.physik.uni-frankfurt.de/scherer/qmd/mpegs/lampa_terrell_penrose_info.html">こんな頁がありました。
これだと元が球なので、回転してても実感ないですけれど。

…と書こうとしたら、何故か半角のチルダが全角に化けてしまうので、すみませんが上でschererのところを〜sherer(チルダは半角)に直して御覧ください。


追加
No.3382 投稿日 2004年6月12日(土)19時00分 投稿者 西澤 隆
>数秒で亜光速に達する宇宙船
…の動き出し付近を見ているのだったりすると、これよりさらにややこしいです。むしろ伸びて見えるかも…。


つづいて
No.3383 投稿日 2004年6月12日(土)19時16分 投稿者 西澤 隆
>無敗のペテン師さん
まぁ、出版でも公開でも主旨に大差はないですが。お門違いではないでしょうか。

「匿名で著作物を公開する常識」とかいわれてもさっぱりぴんと来ません。というかそんな常識はないと思います。
いまそういうことは原則としてありませんが、思想が弾圧されることを著作権は保護できませんし。無記名でも著作権はありますが、ほんとに著者が全く不明であれば著作権も何もありませんね。

命懸けで思想を世に問うていた先達の偉大さに異論はありませんが、そういうセンチメントで法律はできないと思います。あと、そういう業績が偉大であると思えばこそ、安易に匿名を使われる風潮が嫌でしょうがないのです。


う〜む
No.3384 投稿日 2004年6月12日(土)20時48分 投稿者 村田
>新木さん
 色々と考えてみましたけど、そこまで言われきってしまうと最早言い訳しか浮かばないので、「その通りです」と「それ以外に浮かびません」と返答しておきます。
 一部に関してのみ言い訳をしておきますと。

>「そう決まっているから」
 私は「(常識として)そう決まってるから」と解釈したのですが、法なんかも「決まっているから」の範疇なんですね…

>あれって条例
 あれって条例だったんですか… 話を聞いてると「国会で」とかそういう言葉が出てきてたから、てっきり法であるのかと思ってました…
 百姓やオタクが放送禁止用語であった事を知らなかった、という事実からして、よく知らない法を意見に使うのはよくないですね……

>他人のなにかを制限するっていうのは、快感を伴う行為です
>僕に対して、ある言葉を禁止すると村田さんは快感を得ることができる
 快楽を得る事と嫌悪を受けなくなるというのは同義になるのでしょうか?
 嫌悪を受け続ける環境において、嫌悪を受けなくなる事は確かに快楽を得られるでしょうが、予め嫌悪を受ける事が無い環境を作っているならば、作られた環境で育った人間は快楽を得ない気がするのですが。って詭弁ですね…

>もとは個人的嫌悪感から来るもの? それとも義憤によるもの?
 最初は「言っちゃって良いのか?」と思った事から義憤だと思いますが、よくよく考えれば、あの言葉を仮に連呼されれば十分に嫌悪を感じますから、予防策的な発言とも考えられるなぁ、という事で両方です。

>日本の場合には西洋文明のせいなんですね。さらに言うと、宗教のせい。キリスト教のせい。
 日本の場合、仏教の影響が考えられるかと。仏教も戒めてたと思うのですが… あと儒教の方はどうなんだろう?


>エロはいかんのか
 私個人としては、「最早どうでも良い」って状態です。法的に規定年齢を過ぎたとか、ぶっちゃけ私もエロい人間ですから。
 ただ、これが「世間の常識」や「教育上」となると事情が少々異なります。世間の常識、教育上という視点からの場合、新木さんの仰るとおり、ほとんどは宗教や法の問題でしかないためここでは除外されますが。けど私はやはりこの法や考えは不必要だとは思いません。それは新木さんのような人間ではなく、まだ思考が未熟な人間のために必要だと思います。

 一般的な人間の場合、男性なら12〜15歳、女性なら10〜13歳ぐらいで生殖行為は可能となります。しかし、生殖に伴う責任を果たす意識や能力となるとそれぐらいに芽生えるか甚だ疑問となります。少し昔に「現代人の精神年齢は実年齢に0.7を掛けた値である」なんて事を聞いた記憶がありますが、これが正しければ実年齢20歳で精神年齢がようやく14歳になり、江戸以前の考えで言えば元服すら満たしていない年齢になります。しかも、近年精神年齢の若年化が囁かれているようで、そうなれば20歳ですらそのような責任を果たせるかどうか怪しくなります。
 では、どうやってその能力があるか無いかを見極めると良いのでしょうか? 結論から言えば、そんな方法、こっちが教えて欲しいぐらいです、と言うしかないです。というわけで、代替案が「規定年齢以上」となるわけです。
 ではそういった内容を遠ざけるのは何故だろうか? 正しい理解を与えれば問題ないのでは? そういう意見を述べる人が出てくるでしょう。答えとしてはYesです。しかし、前提条件として「正しい理解を確実に与える」事になります。
 ここで仮に、性関係の年齢制限を解除したとしましょう。ここで正しい理解を持っている人間は自分の中の理解を基に行動するでしょうから、ここでは省くとします。では中途半端な理解しか持たぬ者、または全く理解していない者はどうなるでしょうか?
 生殖行為というのは、幸か不幸か、快楽を得る事が出来ます。これが人間の3大欲求の一つである生殖が絡んでいるからかどうかはこの際置いておきます。人間は基本的に快楽を得ようとします。そして生殖行為は快楽を得る事が出来ます。従って、快楽を得るために生殖行為を行おうとするでしょう。ここで、正しい理解を持たぬ者はほぼ間違いなく誤りを犯すでしょう。例えば、生殖に伴う責任を果たす意識を持たぬ者が子を作ってしまったとしましょう。ここでその意識が芽生えてくれればさほど問題が無いのですが、そこで意識が芽生えなかったらどうでしょうか? 極端な場合、その子供が死にます。意識が無い事から教育などが杜撰になり、犯罪(殺人)を犯す子供になってしまう場合もあるでしょう。

 私自身の考えとしては、責任を果たす能力と意識と、互いの同意さえあれば年齢など関係ないと思っています。しかし、この意識をしっかり持っていない人間が増加現象に有る今、中途半端な知識を与える事は危険でしかありません。では、具体的にどのようにして防げば良いか。脳内スキャンがあって、閾値を突破した人間に対してのみ閲覧できる、なんて機能を持った物でもあればなんの心配もなく発言なりなんなり出来ますが、当然のこと、今そんな物はありません。となると、そのような物が簡単には見る事が出来ないようにする必要があります。乳児の手の届く所に小さい物や薬などを置かない、と同じ事ですね。
 ネット世界における(結局はネットに限らないのですが)このような制限はおそらく当面の課題になるでしょう。一番手っ取り早いのは全て禁止する事。しかしそんな横暴は中々出来ません。ただ、せめて年齢制限のない場所においては、そのような内容に対して敏感であった方が良いと思います。


いろいろ
No.3385 投稿日 2004年6月13日(日)00時03分 投稿者
新木 伸
 休憩から戻ってきたら、タイムリーなことに書きこみが。
 「天上天下」を1〜11巻まで読破して帰ってきたのだけど。

 しかし漫画家さんってのは大変だなぁ。6年分の仕事量が、ほんの4時間で読めてしまう。小説だと6年分の仕事を読み切るには、僕みたいな遅筆作家の仕事量でも、20〜30時間は掛かるというのに。
 しかもこちとら一人でやっているわけど、漫画はアシさんまで総動員してその仕事量なわけだし。
 まあその軽さと消費の速度が、漫画というメディアがこれだけ隆盛を誇っている理由なのだろうけど。
 漫画本1冊読むのに、およそ20〜30分。
 小説も一冊をそのぐらいで読ませられるようにならないかなぁ。もっと手軽に、もっと速く。それも文字すっかすかで、ページの下半分が真っ白でその速度を出すのじゃ意味ないから、星くずや夢境ぐらい、一面が黒々と文字で埋め尽くされていて、そのぐらいの速度でもって。




>ローレンツ収縮

 むう。なるほど。安直に縮んで見えるというのは、なんとな〜くSF者の本能として、「待て待て」とストップが掛かっていたので訊いてみたわけですが。
 やはりそんな意外なオチが付いたとは。
 つまり横腹は見えず、見えないはずの後ろ側が見えるわけですね。

 つまり横向いた宇宙船が、噴射プラズマを後ろに吐かず、真横に噴き出しながら飛んでゆくという、なんともけったいな姿が見えるわけですか。
 噴射プラズマはこちら側に吹かれているように見えるのかな。
 まあどちらにしても、けったいな映像ですな。

 ん〜。それはそれで面白いんだけども、読者は納得しないだろうなぁ……。
 ローレンツ収縮くらいまでなら、SFファンが「にやり」とするネタでしょうけど、「じつは亜光速で目の前を通り過ぎる宇宙船は横を向いて見えるのだっ!(ずぎゅーん)」とかになると、もはや「ウソつけ」とSF者からも突っ込みが入ってしまうレベル。

 ここはヌルく、口当たりよくSFっぽく、「ローレンツ収縮により全長が縮んでいる」ということだけにしておきましょう。
 まあハードSFであるわけでなし、科学的正確さと演出とを天秤にかけたら、演出のほうにドカンと傾くのがスペオペってもんですし。
 さいわい《銀河ネットワーク》ってものがありますんで、観測点は数光秒にわたる空間中に散らばせることができます。一点に視点を置いて観測している映像ではないので、自動的に補正が入るという裏設定にすれば科学的事実との矛盾も現れないわけだし。





>URL文字列とか

 このあいだcgiに改修が入りまして(プレビュー機能がついたとき)、http://で始まるURL文字列らしきものは、自動で取得してリンク化するようになりました。タグ不要です。

 しかし半角チルダが全角に化けるというのは、再現しませんでした。





>村田さん

>>私は「(常識として)そう決まってるから」と解釈したのですが、法なんかも「決まっているから」の範疇なんですね…

 法律なんて、国会で審議さえ通れば、コロリと変わってしまうもんじゃないですか。「世の中の常識」などより、よっぽど変化の激しいものだと思いますが。
 明日、日本が徴兵制にならないとも限らない。

 あと、「だってそう決まっているから」という論法では、子供も納得しないと思います。



>>快楽を得る事と嫌悪を受けなくなるというのは同義になるのでしょうか?

 ここはケースによるかと。
 ただ嫌悪を遠ざけるだけなら、ストレスと、そこからの開放感という生理的快感だけですけど。
 村田さんが意見したときの意図に、もし「正義を振りかざす」ってものがあったなら、それは力の行使っていう余分な「精神的快感」があったのではないかと。


>>最初は「言っちゃって良いのか?」と思った事から義憤だと思いますが、よくよく考えれば、あの言葉を仮に連呼されれば十分に嫌悪を感じますから、予防策的な発言とも考えられるなぁ、という事で両方です。

 まずひとつ確認。僕が連呼すると考えたわけですか?
 個人的嫌悪感の予防であるなら、「私が不愉快なのでやめてくれ」でいいのではないかと思うのですが。
 でも村田さんの取った意見方法は、「放送禁止用語を書くのは如何なものか」という大義を振りかざす方法だったわけですよね。

 人がなにかアクションを起こすときには、未来予測をするものですけど。
 「放送禁止用語を書くのは如何なものか」というアクションに対して、僕はどのようなリアクションを返してくると、村田さんは予想していました?
 それを訊くと、村田さんの当時の狙いと目的が明らかになると思うのですが。
 これは僕自身が、自分の言動から、自分の本音をあぶり出すために使っている手法ですが。
 当初予測した結果を欲しいがために、人は行動を起こすわけです。

 さあ大真面目に本音で語りあいましょう。
 ちなみに自分の本音がわかっている人なんてそうそういません。



 仏教は僧になったら厳しい戒律がありますが、一般の信徒にはぜんぜん厳しくなかったはず。
 儒教は江戸時代ぐらいまで日本に広まっていなかったはず。
 ――と、調べないで書くと、僕もこんな程度なんですが。
 ちなみに日本は、昔から、性に関しては非常に大らかですよ。農村では乱交パーティが普通に行われていましたし。精通を迎えた少年はそういうとこに連れて行かれて経験豊富なオバさんたちに手ほどきを受けて、色々と教わっちゃったりするわけです。そして乱交でデキちゃった子供は、べつに誰の子でもかまわずに産んで育てて、畑を耕す人手になったわけですね。
 日本ってのは、すくなくとも数百年から千年以上、そんな「常識」でやってきた国なんですね。それが変わって現代の「常識」が世を支配したのが、文明開化して、西洋文化が入ってきて以降です。まだ100年かそこらです。

 ただ武士の場合には、やや話が違っていて……。女性というのは政略の道具でしたから、女性の貞操は重大事項でした。
 しかし男の側は浮気し放題。お妾さんなんてのは当たり前。聞こえのいい言葉で言い換えると、「側室」とかいいますけど。
 昭和初期ぐらいまでは、妾を一人二人持つのは男の甲斐性、みたいな認識があって、ごく普通にお妾さんを囲っていたりしたようですし。


 あと、「エロ」って概念自体が、それがタブー視されているから出てくる概念なんですけどねぇ。
 普段隠し続けているものだから、露わになるとマズいと慌ててみたり、隠さなきゃならんと慌ててみたり。
 村田さんのいう、「遠ざけて隠す」という行為が、すなわち「エロい物」という区別を生んでいるわけですけど。

 若年層の性行為にしたって、村田さんみたいな人が「イケナイコト」とやって隠して遠ざけるから、正しい知識を持たずに避妊もしないでセックスして、妊娠してしまって堕胎しなきゃならないはめになるのではないかなぁ。
 小学校の1〜2年生ぐらいのときに、ぜんぶきちんと教えちゃっておけばいいじゃないですか。もしくは幼稚園のときにでも。本人が興味を持ったときに、へんに隠さないで、なにからなにまで。
 コンドームなんぞ、学校で支給して渡しておけばいいんです。小学生の高学年あたりから。もちろん使い方の指導なんかも行っておいて。

 遠ざけておけばOKっていう考えかたは、臭い物に蓋をすればいいという思考であって、理性のある人間のやるこっちゃないと思うのですけど。どうでしょう。
 夏場に蓋しておいたゴミ箱って、中、どんなことになっていますか?



 ところで――。
 村田さんは、青少年をエロから遠ざける理由を、好奇心と快楽を求めての性行為による望まない妊娠に置いていますよね。育児能力のないうちに子を宿しても、育てることができないから堕胎しなくてはならなくなる。

 ――で、これは仮定の話になるのですが。
 仮に副作用がまったくなくて、完璧な効果の避妊薬が出たとしますよね。
 星くずの世界では「インプラント」なんてものがあります。皮下に小さなマイクロカプセルを埋めこんでおくと、数年は避妊効果が持続するようなものがあることになっています。これは男女ともにあって、片方が入れてあれば、絶対に妊娠することはありません。
 ついでに、性病の問題も解決しているとしましょう。
 はい。その時代に性病はありません。根絶されています。

 ――で、この状況であれば、どうでしょう?
 青少年をエロから遠ざけておく必要は、まだなにかあります?


新木さんへ
No.3386 投稿日 2004年6月13日(日)01時16分 投稿者 村田
>放送禁止用語
>連呼
 新木さん自身が連呼すると考えたわけではなく、今回の場合、「例」としてあげたわけで、ならば例に対して反論する際に再びその用語が発言され、それに対しての意見で… と繰り返して出てくる可能性があります。
 と言っても、これは後から取って付けた理由なので、何処かに置いておいて。
 結局の所、最早条件反射的に異を唱え、新木さんの意見に対して取って付けた理由ばかり並べてしまったのでこんな事態になった気もします。要は、深く考えてなかった、という事です。

>隠して遠ざける、臭いものには蓋
 その反論が来るだろうなぁとは予想してました。いや、ほぼ確信してました。
 確かに、蓋をしてしまう事によって「エロ」という壁を作ってしまうでしょう。そして、その壁の向こうに好奇心を出す輩も居て、それによっていろいろな問題が起きる、それも十分に考えられます。
 しかし、仮に新木さんが仮定したような環境を作ったとしましょう。教育に関しては、むしろそうした方が良いとさえ思いますが、問題はそれ以降になります。仮にゴムが簡単に手に入る環境を作ったとしても、生徒が正しく使ってくれる保証がありません。お金が無い、手持ちがきれてたから、面倒だから、という理由で使わなくて、と言ってくる輩がほぼ100%存在してるでしょう(少なくとも、今の若者の考えに教育を施したとした場合 ですが)。
 私も、臭いからと言って全てに蓋をしてしまうのは問題かと思います。しかし、これと言って手がない時に放置する方がもっと危険なので、とりあえず蓋をするのは間違ってないと思います(悪化する場合は別として)。無論、この状況を打破できる案があれば、それに従いますが。

>インプラント
 ちょうどさっき星くず9巻を読み返し終わった所だったりするんですが、確かにそれがあれば妊娠する事も無いですし、私の意見は全て覆されてしまうわけですが…
 ラファエルみたいなのが量産されたらモラルとしてどうかなぁ〜?とは思いますが、そうなってしまっては反対する理由が無いので賛同してるかな…
(但し、それでも一定の教養は必須としておきますが。でなきゃ、自分は埋め込んでるからって強姦するような輩が大量に出かねませんからね)


 前の前の発言の際、最後にチビドラは何処に? と書いたけど、その翌日に処遇が分かり、なんて間抜けな発言したんだろ…と軽く自己嫌悪してみたり…


上記に絡んでふと思ったこと
No.3387 投稿日 2004年6月13日(日)01時31分 投稿者 村田
 そう言えば、星くずの世界では「一夫一妻制」なんでしょうか? それとも「一夫多妻制」?「多夫一婦制?」?いっその事「多夫多妻制」?
 長官がセレン女史との結婚を渋っていた辺りから考えて、おそらく一夫一妻制なんでしょうが、地球から宇宙に出ていったという事は一夫多妻制なんかの可能性も捨てがたかったりするんですが…


No.3388 削除ずみ

あまりに悪文ゆえ一部訂正
No.3389 投稿日 2004年6月13日(日)02時05分 投稿者 西澤 隆
>見えないはずの後ろ側が見える
はい、その通りです。
ヘンに「回転して」とかうじゃうじゃ書くよりよほど端的ですね。かくありたいものですが、なかなか…。

>噴射プラズマ
…は噴射速度の分だけ宇宙船より「遅い」ので、本体よりは回転の程度の少ない状態で宇宙船の後を遅れて飛んでいる、ように見えるのでは。航跡から外れる方向の速度成分はないので、横向きとか観測者側向きには見えないんじゃないかと思いますが…えーと。どうだろ。

ともあれ、エンジンの性能が良ければ良いほど、プラズマの見え方はより普通(非相対論的状況)に近付きますね。
極端な話、噴射速度の大きさが本体の速さ(亜光速)に匹敵する場合、プラズマは出てそこに止まって見える事になります。見えるつーか、実際に相対的に止まるのですが。

ということで。こちらにお尻を向けて、プラズマのうんこを垂れながら亜光速で進んで行く宇宙船の図、一丁あがり。
…うん、やはり、

>ここはヌルく、口当たりよくSFっぽく、「ローレンツ収縮により全長が
>縮んでいる」ということだけにしておきましょう。

が正解だと思いますです。

>URL文字列
すみません。チルダが全角に化けるのは、僕のブラウザ(Safari)の問題だろうと思います。地の文で使っても同様になるようですので。
他にも時々「おや?」ということがあって、たぶん何か余計なことしてくれてるんだと思うのですが、やめさせ方がわからない…。


言葉狩り
No.3390 投稿日 2004年6月13日(日)02時26分 投稿者 うに。
たくさん書き込みがあるんだけどこれについて。

放送禁止用語や自粛用語とかの現象は言葉狩りという「言葉をなくすことで現実からなくす」行動によって起きていると井沢元彦氏の書籍とかで読んだことがあります(逆説の日本史や言霊という本)。これの源泉はやはり言霊にあるというのが井沢氏の考え方。差別用語に関しもて差別語をなくすことで差別がなくなると考える人たちがいるため使えば圧力がかかった時代もあるとのことです(差別語については小林よしのり氏も触れていました)。

一方、確かビートたけし氏が自身の親のことを「左官屋」と言っていたような気がします。そして「左官屋は差別用語らしいけど親がそうだったんだからおれはそういう」というような感じで発言していたと曖昧ながら記憶にあります。つまり、例え放送禁止としている職業的差別用語であったとしてもその職業にある人の発言で出た場合は「ピー音」で消されることはないのではないでしょうか。

確かに自主規制されている用語は普段使用するには不適切な言葉があります。不要と判断できれば使わないように注意するのは当然として、しかし使わなければならないケースでは使うべきだと思います。そしてその言葉が持つ負の部分について説明すればいいと思っています。それを「ピー音」で隠すのは単なる責任逃れでしかないと思います。これは伏字についても同じ。読んだ人には一目瞭然なのに伏字とすることで責任を回避する。これほどの欺瞞はないのではと思います。

隠すというあたりからもう少し書いていきます。

エロの部分で西澤さんが「仏教」を出してますが仏教には女人禁制というのがありましたけど根っこの部分ではキリスト教などとは大きく違うような気がします。仏教自体はそもそも「個人救済」という面が強く日本の「大乗仏教」的な要素はほとんどなかったのではないでしょうか。この辺から論理的に怪しくなってきますが(w、小乗仏教においては執着を悪とします。エロは異性を求め延長線に異性に対する執着を持ちます。だからこそエロを否定的に捕らえていたのではと思うわけです。

日本に本格的に仏教が入ってきたと判断できるのが聖徳太子の時代といわれています。正しくは聖徳太子という権力者が仏教徒であったことからそれ以前から入っていて古代神道から離れ始めた時期と考えています。では日本のエロは?というとかなりオープンであったと言われています。ただ、この点も注意が必要なのですが文献などは基本的に権力者に関することで一般の人の事はほとんど残されていません。そのため、貴族のエロがオープンであったとしても日本全体がオープンであったことを証明することは不可能であると。

何が主となる文章かよくわからなくなってきましたね(^^;。

多分、「仏教も戒めてたと思うのですが…」という一文が引き金かな。仏教としてますが宗派によってまったく様相が違ってきます。大きくは小乗と大乗で分かれると思います。ちなみに、キリスト教についてもプロテスタントとカトリックで違ってきますから難しいところですね。

ちなみに、男尊女卑を日本に持ち込んだのは儒教と言われてるみたいです。儒教はそれだけでなく「文>武」という考え方も持ち込んでたかな。それ以前からあったとは思いますがそれを強化したということはあります。

なお、日本でエロに対して制限を法律などでやらなければならないのは宗教観がないからでしょう。元々はその部分を道徳や倫理が抑えてたわけですがそれを破壊する活動が行われて残滓しか残っていないと。抑える機能がなくなったから実際に問題となり法律で押し込めるしかなくなったというところではないでしょうか。


エロな教育
No.3391 投稿日 2004年6月13日(日)02時40分 投稿者 うに。
最近、日本の教育はかなり変化しているらしく小学生とかに性教育をいきなりしているそうです。ただ、この教育がジェンダーフリーという思想から生まれていると判断され問題であるという風になっているようです。

ジェンダーフリー思想は「男女共同参画」という風になって条例化されているところも多いらしいです。この思想自体がどうもよく分からなくてよく言えば「男女同権」なんですが同時に「男女の性差は社会が埋め込んでいる」という事らしいです。「女の子なんだからおしとやかにしなさい」や「男の子はもっと元気になれ」とかがNGだそうです。どこが悪いのか今ひとつ分かりません。

結果論的ではありますが、学校教育は新木さんの言っている方向に向かっているのは確かです。そして、それに対する反動から反対運動も起きていると。


イスラム社会におけるエロ
No.3392 投稿日 2004年6月13日(日)02時53分 投稿者 うに。
#連続してますね。。。しかもタイトルは「エロ」ばっか。。。

イスラム社会ではエロというのは恐ろしく規制されています。姦通罪は基本的に死刑です。死刑の方法もかなり残酷で体を埋めて頭だけ出してそこに石を死ぬまでぶつけるというやつ。しかも、この刑では親族も石をぶつけないといけなかったという記憶があります。

ただ、同じイスラム社会でも国によって大きく違うのかな?いや、正しくは教義をどこまで厳密に守るかで違いが出てるのか。アフガニスタンにいたタリバンは厳密であったが故にそういった刑を決めてたのかな。


まぁ、ちなみに日本でも「不要な赤ちゃんを捨てる」という風習はありました。江戸時代になって中央から赴任した代官がその風習を止めさせるのに苦労したという話が歴史資料に残ってるそうです。

(話のつながりがぼろぼろだ・・・)


エロイロイロ
No.3393 投稿日 2004年6月14日(月)05時39分 投稿者
無敗のペテン師
え〜と、エロ大好きなものでちょっとエロの歴史的背景なんかを…(爆

>新木さん
>ちなみに日本は、昔から、性に関しては非常に大らかですよ。━━
確かにそのような風習も有りました。が、それは戦によって若い連中が兵として連れて行かれたり、疫病等で村人が一度に大量死してしまったときの、一種厄払いのような呪術的要素があったことが深く関係してます。さらに、その場で出来た子供というのは新しく村の働き手となったことは事実ですが、その場に連れて行かれた若い男女はそれからもそういう場以外で性行為をするようになり、子供が増えていくことの原因になりました。まだ若く、子を養うことが出来ないばかりか、村には既に働き手があり、誰も育ててくれない場合が大量に起こり、いわゆる「投げ込み寺」という物が出来ました。生まれたばかりの子を自分たちでは殺せないから寺に運び、寺がその子を「処分」するということになったわけですね。この「投げ込み寺」、かなり近年まで存在しており、主に一般人向けの女郎で働いていた女性が子を孕んでしまったときに「投げ込み寺」へ行き、子を産んでいた場合は子を捨て、まだ子を産んでいなかった時は「投げ込み寺」専属の医師が堕胎していたと言われています。要するに、宗教家ですら金の為にエロを商売にし、また医師も宗教家と結託してエロを商売にしていたということですね。
そういったことが西洋人が日本に入ってくるようになってから「非常識」だと言われ、1700年後半からだんだんとエロに対する規制が増えていき、1800年中ごろにはキリスト教の影響もあり、そういった風習はほぼ完全に無くなったようです。

歴史的なエロと宗教の関係はうに。さんが書いてくれているので、今の教育体制について…
え〜と、これについては既に新木さんが述べたようなものになってます。
小学生にコンドームの使用方法を教え、現物も配られますし、さらには生理用品も男子・女子区別なく配られ教育を受けるようです(地域によって違うようですが)。ただ、これが良い事かと言われるとちょっと微妙なところです。如何にきちんと教育しようが、それは若年層にしてみれば実体験に基づいたものではなく、単に「大人がするなって言った」ってだけなんですね。小学校高学年ともなればそれなりに性に対する関心も高まり、エロ本やアダルトビデオの一本や二本くらい見たこと有る生徒が大半です。そういった生徒たちが「これさえあれば子供が出来ないからセックスしてもいいんだ」なんて勘違いを犯してるケースが多々あるようです。その場合殆どがセックスが生殖行為として見られているのではなく、快楽行為とだけしか認識されていないんですね。麻薬等のドラッグは学校教育でもかなり力を入れているし、実際に元中毒者の公演家の方や、果ては中毒者のビデオ等を見せて「恐怖」という方面で抑制されてますが、エロにはそういった「恐怖」の部分がないあまり、若年層が正しい性知識を認識することが出来にくいようです。軽く教えれば好奇心が沸く、深く何から何まで教えれば勘違いする。そういった場合、臭いものに蓋と言われても仕方ないですが、一応「理性」というものが「本能」に勝るようになる年齢まではエロを隔離しておくしか無い様に思われます。


いろいろ
No.3394 投稿日 2004年6月14日(月)17時21分 投稿者
新木 伸
>匿名と覆面と正義との関係

 ふと思ったのですが。
 「正義の味方」って、いますよね。
 あれ、覆面してますよね。さらにどの正義の味方も「顔がバレてはいけない」というルールに無条件に従っています。

 なぜ正義の味方は覆面でなければならないのでしょう?

 さらに思ったことが、ひとつありまして……。
 匿名があたりまえの巨大掲示板では、匿名で悪さをしている人が多いのですけど。
 あれ、周りの人間からは「悪事」に見えていても、本人にとってみれば「正義」なのではないでしょうか?
 自分たちはゴミ溜めを這い回るウジ虫だとか、タン壷に生息するボーフラだとか、そんなような自分自身を卑しめる発言を聞いたりもしますが、本気で言っているようには見えないし。
 匿名で放言する人間の心理というのは、汚れ役を引き受けて正義を代行するダーティなヒーロー気取り――というところなのかなぁ。ヒロイズムの一種?

 ちなみに悪事の典型例というのは、まあ、「誹謗中傷」とかですね。
 だって相手は罵られて当然である。――というのが、そのときの正義。

 正義というのは、誰にとっても正義であるからして、それを行使する個人の顔は必要ないってことなのかな。必要ないというばかりでなく、顔を出しちゃいけないのかな?
 顔を出してしまうとそれは「正義」ではなく、もはや「私憤」にしかならない?

 ふと、考えてみました。



>男女同権とか

 男女同権運動に関しては、僕はあんまり賛成してません。
 同権というからには、当然ながら、同じ責任が生じるわけですよね。
 たとえば労働条件。女性が就職したとして、10年しないうちに退職してゆく人が多かったりするわけですけど。たとえば女性の給料や待遇などが同じにするなら、女性も定年まで働かなきゃいけないようになるかと。終身雇用制っていう制度は、バブル後に実質破綻しちゃっていますけど、まだ建前としては存在しているわけで。

 男女には性差によって、実際に違いがあるのだから、権利と責任にも若干の違いがあるほうが自然なんじゃないのかなぁ。なんでもかんでも同じにして同権にしちゃうのは、どうなんでしょう。
 まあごく大ざっぱに、一律に法を適用して済ますのであれば、細かな違いをないことにして、一律平等にしちゃっておくしかないだろうと思いますが。

 たとえば学校行事で、秋のマラソン大会とか。
 マラソン男子10キロ、女子5キロって、これ性差に相応した区別だと思うんですが。
 これなんかも、男女とも7キロにしなきゃならんものなのでしょうか。
 あと体育で、男子は柔道と剣道をやるけど、女子はやらないとか。男子はラグビーやるけど、女子はラクロスになるとか。

 また、たとえば日本に徴兵制が復活したとします。
 男女同権だと、当然ながら女性にも徴兵義務が発生しちゃうわけですが。
 そういうのは嫌だなぁ。徴兵しなきゃならないなら、せめて男だけにしてほしいなぁ。





>チビドラの処遇

 これは《サラマンドラ》の格納庫に収まってます。全長40メートルぐらいなもんで、大型艦載機扱い。6巻ではちらりと使われています。
 貨物を大量に運ぶときには、格納庫から出してどこかに預けることになるか、現地まで別に飛行して落ち合うかすることになるはず。





>噴射プラズマ

 亜光速で噴射はしませんよ。
 マツシバから「圧縮エネルギー」の供与でも受けていれば別ですが。

 宇宙船は無限のエネルギーを内包しているわけではないので、最適噴射速度ってものがあります。
 なので噴射速度は、速ければ速いほどいいというわけではなく、手持ちの推進剤で、最も大きな最終到達速度を得られる噴射速度はおのずと定まってきます。

 で、星くずの核反応はD−D反応で、重水素は中性子捕獲によって推進剤中の水素を変性して作っていますので、燃料供給速度なんてのも関わってきます。
 パラメーター次第でレンジはいくらでも変わるし、面倒だしで、正確に計算したことはありませんが……。まあだいたい、常用域で、光速の5〜10%ぐらいではないかと。

 ほかにも色々と制約があるもので、戦闘時に必要とする大加速では、最適噴射速度を割り込むこともしばしば。
 最適噴射速度だと、炉内温度をかなり上げなくちゃならないので、そうそう大きな加速はできない。――って設定ですね。エンジンの設計にもよるけど、せいぜい2〜3Gぐらいまで。

 推進剤を無駄づかいしない経済性重視モードと、推力を重視する大推力モードとのあいだで、何段階か噴射時のモードがあります。
 スロットルの隣にはギアならぬモードセレクターがあったりしますが、例によって説明してはいられないので、本文中には出てきません。
 車でいうところの、ローギアからトップギアのようなもの。
 機関士がいる場合には、ギア変更は機関士の仕事になってます。他にも磁気ノズルの絞り具合やらなんやらも機関士の仕事。いま書いている10巻だと、ブリッジクルーの仕事もすこし書けているから、磁気ノズルのくだりはチラっと出てきているかしらん。





>星くず世界の結婚制度

 あの世界では、大航海時代の大植民時代があって、各民族ごとに別々の惑星に植民していきました。とうぜん、文化も宗教も引き連れていってます。

 なので結婚制度は、宗教で定められている通りなところが多いです。
 何百もの国家があって、その制度の比率は、おおむね、現代の地球と同じようなものと見ていいかと。ようするに一夫一婦制が多数派ということです。

 あともともと宗教を持たなかったか、宗教が衰退していったところでは、契約制度になってますね。生涯夫婦でいるのではなく、はじめに決めた年数だけ夫婦でいるわけです。契約期間が満了するときには、契約延長や再契約もあります。契約期間中に子供が出来たときの養育権やら、養育費の分担割合とか、普段の生活費のことだとか、経済的なことは契約時にすべて決めておきます。
 男女二人で結婚契約を結ぶのが普通のパターンですが、男一人で女二人だとか、女二人で男一人だとか。男×男とか、女×女とか。本人たちが納得すればどんな形もありえます。

 結婚契約制度を取る国家の数はじわじわ増えているようで、あと数世紀ぐらいのうちには多数派になる見込みです。生涯結婚制度よりも、色々なメリットがあることは証明されています。

 ちなみにセレン女史が長官に迫っているのは生涯結婚契約で、浮気禁止の項目があったりします。なので長官は二の足を踏んでいるという。
 セレン女史は純粋キャリア志向だったもので、ころりと転んだら、180度逆になってしまいました。
 長官は契約条項の部分変更を交渉中だったりしますが……。
 まあそのへんは、結婚制度とか説明していないので、ただ返事を渋っているようにしか書けないわけですね。




>エロはイケナイコトになっているのか

 ちなみに星くず世界で、エロがイケナイコトになっている理由とか。
 完璧な避妊法と、性病が根絶されている社会であれば、エロ解禁でいいじゃん。――てのが僕の持論ですが。
 しかし星くず世界では、現在と同じ程度に、エロが禁止されているように見える。
 すくなくとも未成年へのハードなエロ提供は法に触れるか、自主規制されている模様です。(未成年といっても、銀河標準では13歳以下。お堅い国でも15歳以下)

 なぜエロがイケナイコトとして規制されているのか、その理由としては――。

 隠さずオープンにしてみよう、てな国があったのですね。それもひとつではなくて複数国ほど。
 性的なモラルをすべて取り払って、そもそも服を着ないで往来を歩いていたってOK。
 まあ性行為なんてのは他人が見ていて気持ちのいいものではないから、専用の場所で行うこと――あたりがモラルってことで。

 まず一世代ほどのうちに、エロメディアが全滅しました。エロ小説、エロ漫画、エロゲーム、エロ映画、エロビデオ、風俗産業――その手のものがすべて消失しました。産業界は大打撃です。
 二世代目では、出生率に悪影響が……。
 そして三世代目では、文明全体が活力を失いつつあることが判明しまして。いくつかの国家は消滅し、残りの国家は、ふたたび「性」を禁止項目として取り締まるようになり、反動が付いてガチガチの無エロ文化となりはしましたが、いちおう持ち直しました。

 どうも人類の現在の形の文化や文明というものが、性を隠したり抑圧したりすることにその活力の源を得ているらしく、大っぴらにしてしまうと崩壊してしまう模様です。

 すくなくとも文明の形をまるで変えないことには、性というものを隠しておかないとマズいことになるようです。
 ――ということで、旧態依然のまま「性はタブー」って風習が残されています。

 また「性のタブーの撤廃」と同様に、実践してみた国家によって得られたデータから、やはりうまくいかないことが判明して、しかたなく残されている古いシステムが、「貨幣経済」や「資本主義」といったものですが。

 資本主義はマツシバが完全な形の資本主義を実践してますね。エネルギー本位経済。これまでのような集団幻想ではなくて、はじめての「実」の伴う経済システムだったりします。





>エロ隔離とか

 エロを隠すべきか、それともオープンにすべきかという点については、異論を持っている人がいるっていうのはわかるんですけど。

 それに関して議論したくはないなぁ。
 性に関する観念とかって、話したぐらいで変わるようなものでもないと思うし、万が一変わったりすると、星くずとか、僕の書くすべてのものからエロが消失することになりますし。
 自分の考えが変わることはやぶさかでないし、むしろウエルカムだったりするんだけど、シリーズ完結させてないうちに変わっちゃったらまずいっしょ。

 ――で、そもそもの話題に戻りましょう。「卑猥」を理由にして、放送禁止用語となっている言葉を書くことの是非のほう。




>村田さん

>>>>隠して遠ざける、臭いものには蓋
>> その反論が来るだろうなぁとは予想してました。いや、ほぼ確信してました。

 アクションに対するリアクションの話で、僕が質問したのは、今回のやりとりのことではなくて――。
 いちばん最初の時に、村田さんが以下のこれを書いてきたときのことです。


>> いくら例のためと言えども、さすがに例が悪すぎはしませんかね? 放送禁止用語を伏字無しで堂々と書くのは如何なものかと…
>> それと、モラルだけでなく、掲示板をレンタルしているサーバーの規約に反してたりしませんか? なんとなく、一般ユーザ向けのレンタルサーバーな気がしたので、そういうのは、その辺に関して規約があったりしないんですか?

 この一発目のときに、村田さんは、僕からの返信がどのような形になると「予想」していました?
 そういう質問なのですが。


>>新木さん自身が連呼すると考えたわけではなく、今回の場合、「例」としてあげたわけで、ならば例に対して反論する際に再びその用語が発言され、それに対しての意見で… と繰り返して出てくる可能性があります。
>>と言っても、これは後から取って付けた理由なので、何処かに置いておいて。
>>結局の所、最早条件反射的に異を唱え、新木さんの意見に対して取って付けた理由ばかり並べてしまったのでこんな事態になった気もします。要は、深く考えてなかった、という事です。

 「不愉快な言葉を繰り返し目にすることへの予防」という、これもまた、後付の理由ということですね。
 するとサーバーの規約云々のほうも、後付の理由っぽいなぁ。

 そもそもの意図はなんだったのでしょう?

 あの言葉を目にしたときに、まず、不愉快さはあったのですか?
 それとも、自分としては特に不愉快ではなかったけども、ひとこと言う理由が、なにか他にあったのでしょうか?

 不愉快であったなら、不愉快の理由を。
 そうでなかったなら、その別な理由を。
 なんとか掘り出してきてくれませんか?

 深く考えていなかったのだとしても、なにか瞬発的な感情や動機が、そこにあったはずなんですけど。

 なんでこんなにこだわっているのかというと、小説家として、人間観察が仕事の一環だからです。


エロに関して
No.3395 投稿日 2004年6月14日(月)21時33分 投稿者 村田
 自分でこのタイトル選んでおきながら、これはどうかなぁと思っていたり(理由は後ほど)。
 さっき間違えて全部消してしまった都合で、やや省略気味の文になってるかも…

>エロオープンの国
 イメージモデルとして、アフリカの裸族に文明を与えたような国を考えてみましたが、エロメディアの全滅は当然として、出産率の低下による被害がそんなに大きいものなのかなぁ?と感じました。
 確かに近年、先進国では少子化の問題がささやかれています。その理由は結局国家予算の低下だと私は考えています。しかし、星くずの世界ならば、労働力としてAIが活躍してくれるため、工業・商業の分野では、オペレーターを除く人力ってほとんど必要ないかと。
 とここまで考えて疑問に思ったのですが、上記の通り、星くずの世界では労働力=(ほぼ)AIと考えられます。ならば、星くずの世界の人間たちってどんな仕事してるんでしょうか? 考えられるのは1次産業とアイデアマン、オペレーターぐらいなんですが、他に何かありますか?


>新木さん
>僕が質問したのは、今回のやりとりのことではなくて
 すみません、こちらの言い方が悪かったです。新木さんの意図は理解したつもりで、それとは別で、ああ言えばそう反論が来るだろうなぁと予想してただけです。

>一発目のときに、村田さんは、僕からの返信がどのような形になると「予想」していました?
 それに関しては答えたつもりだったのですが、「深く考えてなかった」、つまりどんな予想もしてなかった、という事です。おそらく何かの意見は来るだろうと思ってましたが、肯定か否定か、それすらもほとんど予想してませんでした(強いて言えば、新木さんがその辺の事を何も考えずに書いたとは思わないから私に対して否定的な意見を述べてくるだろうと思ってましたが)。

>不愉快さはあったのですか?
 不愉快さは… 無かったとは言いませんが、「不愉快」というよりは「気になった」という方が正しいかも。もしくは「引っ掛かった」。
 多分、自分自身がその手の事に経験が無いから、そういう事柄を理想化しているのかも知れませんが、現実世界において、知人が(場所を選ばず)そういう話をすると、私は極力逃げようとします。話している人たちの考えはどうであれ、私は不快に感じるため極力逃げようとします(もしかしたら、現実での経験が問われたりするのが嫌だからなのかもしれませんが)。
 今回の場合、新木さんがさらりと流すように言ったので、不快はほとんど(もしくは全く)感じませんでした。ただ、どうしても「引っ掛かった」のです。だからあの書き込みも書くべきかどうか悩みました。上記の通り、新木さんがその辺を何も考えずに書いたとは少々考えにくかったためです。しかし、やっぱり「気になった」ので発言をしました。
 で、新木さんのさらりと流した言葉でさえ引っ掛かるため、自分がつけたタイトルに引っ掛かって、なんだかなぁ…と感じていたり…(だったら変えろ、との意見は無しの方向で)


噴射プラズマとか
No.3396 投稿日 2004年6月14日(月)23時14分 投稿者 西澤 隆
噴射速度>
なるほど。推進剤を加速するためのエネルギーは大問題ですね。発生させるには最低でも等価な質量を積んでなければならないわけですし。
なんか亜光速ってんでいささか景気良い頭になってました^^;;。

ご説明をまとめると、D-D反応で出る高エネルギー中性子をHに捕獲させてDに変え、一部は核融合に再利用して一部はTやら陽子やらと一緒に噴射して推力に変える…という感じでしょうか?
…なんか書いてみてこれだと反応がジリ貧な気がしてきたり。Dは最初から燃料にも混ざっているのか、それとも何か決定的に誤解してるかな…。


核反応といえば、ニュートリノに質量があると実験で確定したらしいですね。光子はプラズマで捕獲するとして、あとニュートリノ捕獲する物質とか推進剤に混ざってるとちょっとだけ効率いいかもしれません。


見え方>
もう補正抜きでは見ない事にされたと思うので余談ですが、亜光速まで行くとドップラー効果も相当効きますね。近付いて来る時は青方偏移、遠ざかる時は赤方偏移で、どっちも可視域になかったりするかも。


いろいろ
No.3397 投稿日 2004年6月15日(火)00時16分 投稿者
新木 伸
 書きこみ最中のものを全部消しちゃうのは、書きこみフォームに直書き(ON書きともいう)している悪い習慣のせいなので、まあ同情の余地なしってものですが。
 推敲を重ねてから書きましょう――とまでは言いませんけど、コミュニケートのための文章なのだから、しっかりとエディタなどを使って、落ちついて書くようにしましょう。

 それはそうと、書きこみフォームで直書きしていると、なにかのキー操作をしたときに、すべて消えちゃうことがありますよね。勢いつけて打ち込んでいるときとかに、よく起きますが。

 その原因となる操作が、前から不明だったのですが、いま試してみて判明したので報告しておきます。
 書きこみフォーム上で、ESCキーを押すと、フォームに書かれている内容が消えますね。これはブラウザの仕様のようです。試しにRESET属性の「書き直す」ボタンを消してみましたけど、やっぱりESC一発ですべて消えてしまいます。





>核融合とか

 エネルギーはじり貧になりますか?
 「陽子+電子(水素)」の重さよりも、「陽子+中性子+電子(重水素)」の重さのほうが軽いわけですから、なんらかの方法で中性子を超減速して陽子に吸着させることが可能なら、それだけでも核エネルギーが取り出せる計算になります。
 ここ、すでに常温で核融合反応ですね。

 水素を重水素に変換して以降は、DD反応なので、やはりエネルギーは出てくる一方。
 うーん。中性子の数の問題かしらん?

D + D -> He3 + n + 3.23 MeV
D + D -> T + n + 4.03 MeV

D + T -> He4 + n + 17.6 MeV
D + He3 -> He4 + p + 18.3 MeV

 この4種の反応が起きるとして、使われる重水素は6つ。
 そして出てくる中性子は3個。
 ああ、なるほど。たしかに足りない。

 すると無尽蔵に連鎖的に重水素が生成できるわけでなくて、すべての中性子を掴まえたとしても、重水素量を5割ほど増やすだけの効果しかないことになりますな。

 宇宙船の推進剤として使われるのは、まず水となります。これには重水素が0.02%は含まれています。それももちろん使うわけですが。
 しかし重水素源が0.03%ってなると、推進剤の含有するエネルギー量が一定になってしまうから……。
 うーん。いっぺん、きちんと計算して、最適噴射速度を出しといたほうがいいかなぁ。――って、そんなとこまで、一体誰が突っ込みを入れるのか、入れられるのか、という話もある。(笑)

 まあいざとなったら、水素原子の「陽子+電子」を中性子に変換してしまう謎の触媒だとか、ニュートロニウムの結晶をちびちび削って中性子を削りだして使ってゆくとか、そんなものを出せばいいのかもしれんし。


 ああ、そうだそうだ。こうしようこうしよう。
 転んでもただでは起きない、が座右の銘だし。

 給水スタンドでもって、推進剤を補給するときに、推進剤に「レギュラー」と「ハイオク」と二種類あるとか。
 「ハイオク」は重水素含有量を自然水より上げているとか。その分値段が高いとか。
 生活用水に使うと「ねちねち」したり、飲むとお腹壊したりしちゃうとか。

 ちなみに上でも反応式を書いたけども。
 反応はまずDD反応にはじまり、そこで生成されたヘリウム3やらトリチウムやらで、またD−T反応やらD−He3反応やら、そんなんも同時に行います。どっちかっていうと、そうした二次生成物による反応のほうが、メインの燃料ですかね。出てくるエネルギーもDD反応の数倍あるわけだし。

 あと単に核融合しているだけで、太陽内部での核融合のように、陽子→中性子変換はしていないので、ニュートリノは出てきません。

 宇宙船の動力でニュートリノが飛びだしてくるようだと、ニュートリノレーダーなんかが作動しなくなってしまうので、困りますよね。それにあれって効率悪いし、普通は、使う必要はないかと。
 水素4個→ヘリウムの核融合機関を稼働させることは、条約で禁止になっています。(とはいえ戦時中はバンバン動かされてますけど)




>星くず世界の仕事とか

 見かけ上のAIの性能が制限されていますので、AIは賢い道具以上の存在にはならず、やはりどこでも人間がいないと仕事にならないようになっています。
 銀河の裏で動いているAI使いたちの裏方の努力によって、人間から必要以上の仕事を取り上げる状況は回避され続けています。この300年ぐらいの期間、ずーっと。
 賢いドライヤーと、賢い電動バリカンは作動しても、賢い全自動散髪機のAI君は稼働しないでオネムのままなのです。

 知性の形はそのハードウエアの形状や機能に依存するものなので、掃除機にAIを入れたら掃除にしか興味を持たず、湯沸かしポットに入れたら湯沸かしにしか興味を持ちません。用途別の道具に組み込まれたAIは、人間の思考や欲求を解さないわけです。
 自律している自動工場は作れるし、それを店舗に運ぶ流通部分も自動化できるし、店なども自動化できますけど、人間にとって便利であったり、人間にとって魅力的な商品を作ったりというのは、人間の感性を理解するAIがないとできないわけですね。
 人間のことを考えないでAI君たちが懸命に仕事を果たしてしまうと、栄養価は満点だけど味も素っ気もない石鹸のような「完全食品」で、スーパーマーケットの食品コーナーが埋め尽くされるような事態となるでしょう。

 AIを人間型の義体に入れて生育すれば、人間のような欲求を持ち、人間のような形態の知性を持つようになります。ドーラやミランダ、ジェニファーなどは、人間型の機体を得たことで、だいぶ意識の形が変わっています。
 そうした人間型思考のできるAIが統括して指示を出すようにすれば「人間味」のある仕事をAIがすべて代行することが可能です。

 ――が、人間の社会ってのは、人間のためにあるのであって、AIが人間の真似事までやって維持してゆくのは、なんか違うってもんでしょう。

 人間の「社会」っていうものは、集団で身を寄せ合って生き抜くための本能ですから。人間は自分が他人の役に立っていることを自覚できないと、精神の均衡を保っていられないものなのですね。
 あの世界のテクノロジーをもってすれば、働かなくても食っていける世の中はすぐにでも実現できます。なんならアリエルが指示を出せば、その瞬間から、ありとあらゆる仕事がAIによって代行可能です。
 で、そうなると人間はなんにも仕事をしないで、食って寝ていればいいことになります。家から一歩も出る必要はなく、家事さえもやらなくていいです。なんならトイレにも立たなくてもいいかも。介護アーム付きベッドがオシメを換えてくれますし。
 しかしそれは幸せな世界といえるのでしょうか。

 ようは、「他人の役に立っているという実感」なわけですから、労働から完全解放されたうえで、そうした実感を持てるような社会システムが構築できれば、仕事はAI君たちに代行してもらって、人間はなにか他のことをやって生きていけばいいのでしょうけど……。
 しかし社会を維持するための仕事を、いざっていうときに人間自身の手に戻せるようになっていない社会っていうのは、脆弱ってもんです。
 車は運転できるけど、車の修理はできないっていう人は、人里離れたところで車が故障してしまったら、どうにもならないですよね。誰か助けがこないと、その場所でのたれ死にを待つしかありません。
 人類の社会を、AIなしに維持できない状態にしてしまうということは、AIになにか起きたときに人類が滅亡するということを意味します。

 てなわけで、AIの入っていない機械(ちょうど現代程度の技術レベル)だけでも行える内容までしか作業が自動化されないように、人知れず調整されています。
 よって農場でも工場でも、人は働いています。トラクターを引いて、土掘り返して、農薬撒いて――と、あまりかわりばえしない仕事風景です。


 まあこのへんって、別の解はあるんでしょうけどね。
 たとえば古代ローマあたりの、特に貴族階級の人々の生活ぶりを参考にしてみるとか。
 大量の奴隷に支えられて、豊かな生活の謳歌していたわけですけど。
 あーゆーのって、どうにもカッコ悪いと思うものでして。自分で稼いだ食い扶持以上を消費するのって「悪」だろそれは、とかいう価値観が僕自身にあるもので。

 AIは人間の良き隣人であって、仕事に対する助力者ではありますが、面倒事を押しつける奴隷にあらず。仕事はあくまでも人間が行うべきもの。――それがあの世界観における解となっています。


いろいろ
No.3398 投稿日 2004年6月15日(火)02時01分 投稿者 うに。
おいらも直接書くこと多いなぁ。これはエディタ使ってますが。

もしESCで消えたら心を落ち着けてCtrl+Zで復活を祈る(w。

>無敗のペテン師さん
>確かにそのような風習も有りました。が、(以下割愛

どうも微妙に無敗のペテン師さんが書く内容って今ひとつひっかかる部分があります。詳しく知らないというのもあると思いますがサラリと書かれてる部分でちょっとお尋ねしたいです。とりあえず、「西洋人が入ってきて非常識」という部分ですがこれは本当でしょうか?というのは、このあたりの時代の節目は明治維新だと思います。明治維新で大政奉還されたタイミングは1867年のようなのでそれ以前にどれほど西洋人が日本に影響を与えられたか?という疑問があります。個人的にその年代でエロに対する制限が出たとしたらそれは朱子学あたりが影響してるのでは?と思います。

>新木さん
>男女同権について

そういった理論抜きにイデオロギーでジェンダーフリーなどが展開されているというのが今の見方です。理論的に考えれば新木さんの指摘通りでおいらも同様に思っています。イデオロギーについてそれほど知識を持たない状態で書くことはとても危険なので詳しくは書きません。しかし、このジェンダーフリーなどの行動は今ひとつ分からないのが現実です。。。

>徴兵制について

おいらも徴兵制になるとしても女性は対象外がいいなぁと思います。上のジェンダーフリーとかとも関連しますが人間は女性からしか生まれないという事実があるわけでやはり女性は守るべき対象だと思います。子孫を残すのに女性が不要(それより先に男性が不要になりそうですが…)になれば状況は変化すると思いますが。もっとも、人間が生産される世界というのは嫌ですね。。。

>大量の奴隷に支えられて、豊かな生活

こうやって謳歌してる民族は気がつけば滅亡というのがパターンですよね。恐らく、「面倒だから」とどんどん仕事を奴隷に回しつづける。気が付けば権限も与えちゃう。権限をもって力をつけた奴隷が蜂起して滅亡。そういった流れなのではないでしょうか。と考えたところで「南北戦争で南部が勝って奴隷制度が残ってたらアメリカはどうなっていた?」というのがちょっと気になりました。


いろいろ
No.3399 投稿日 2004年6月17日(木)02時11分 投稿者 カモノハシ
>青少年保護育成条例
適用はやはりサーバ所在地ではないでしょうか。
法律の適用が所在国ですから。

>放送禁止用語など
ちょくせつ放送禁止用語ではありませんが、
「“差別用語”と呼ばないで」
http://kan-chan.stbbs.net/word/pc/main.html
というサイトがいいかも。
要は単語ではなく、その用法だと。

>顔出しで「正義」から「私憤」
これはあるかもしれませんね。
直接封書で届く1意見よりもアンケート結果で出てくる1意見のほうが何となく意味がありそうな気がしますね。本当は差がないはずなのに。

>書き込みが消える
もうお使いかもしれませんが、ブラウザのテキストエリアを外部のエディタでシームレスに編集するのに便利なソフトがいくつか公開されています。ブラウザの種類によっては無いかも知れませんが(汗)
IE用だとEditXなどです。

>推進剤に「レギュラー」と「ハイオク」
なんだかあんまりスタンドの補給時に生活水と一緒に補給しなくても……って気はしますが
重水/軽水でいまでもハイオク/レギュラー チックな響きがありますね。

>いろいろ
掲示板のログの題名の割合、「いろいろ」って一位?
って疑問が書いていてふと頭をよぎりました(笑)


前回消えたのに懲りず、直接書いてみる
No.3400 投稿日 2004年6月18日(金)23時25分 投稿者 村田
>ESCで消去
 随分前から何度も押し間違え、押し過ぎで文章を消してたので同情の余地など本当にありませんが、実際、消える前の文章が無駄に長々としていたため結果としてさっぱりしたなぁとは思ってました。ただ、消す前と比べ要約され過ぎたりした時の言い訳としてあの文を添えてました。

>陽子+電子
 陽子を構成していると言われるクオーク、あれって中性子と電子も構成してませんでしたっけ? 厳密には種類の違うクオークだったような気がしますが…(クオーク自体は6種類あるのを覚えていまずが…)
 まぁいざとなったら「超ひも理論(Super String theory)」を持ち出せば中性子と言わず全ての物質が作り出せるようになるわけですが。そうか… 実は星鯨(ポチ)の胃袋は「超ひも」にまで分解して… などと考えてみる。

>AIは人間の良き隣人
 そうか… ちゃんと人間がする仕事を残しているのですか…
 本当に全ての人間がそういう発想でいるのならば、6巻以降で出てきたAIの人権?問題も意外と早く収拾がつくかもしれないなぁと思います。


>新木さん
 前回の書き込み以降、特に触れられてないという事は、返答としてあれで十分だったと考えて宜しいのでしょうか?



 そう言えば、引用や発言対象を示す場合「>」が一般的に使われますが、この個数って皆さんどのようにしてますか? また、そうしている理由とかありますか?
 例えば私の場合、発言対象を示す場合も引用の場合も「>」は(上記を見ての通り)1個だけですが、人によっては常に2個だったり、発言対象のときだけ2個にしたり、そういう意味での質問です。


No.3401 管理者削除

クォークについて、というか素粒子についてかな?
No.3402 投稿日 2004年6月23日(水)02時37分 投稿者 吾煌
 途中からお邪魔します。
知らない間に面白い話をしていますね。(最近来てなくて読んでない文章が多すぎるぅ〜)

>陽子を構成していると言われるクオーク、あれって中性子と電子も構成してませんでしたっけ? 厳密には種類の違うクオークだったような気がしますが…(クオーク自体は6種類あるのを覚えていまずが…)

 クォークは核子や中間子などを構成しています。が電子はクォークとは違いますよ。
電子はレプトンと言われている、ニュートリノと対を成してるグループです。
レプトンは
「電子」と「電子・ニュートリノ」、
「ミューオン」と「ミュー・ニュートリノ」、
「タウオン」と「タウ・ニュートリノ」
の3世代です。
電子とミューオンとタウオンには電荷があります。

 陽子は(u,u,d)、中性子は(u,d,d)、の3つのクォークで構成されると言われてます。反物質、反陽子だと陽子のそれぞれのクォークが全部反クォークになってます。
 余談ですが昔不思議だったのが、反中性子という存在ですね。反クォークで出来ているからと言われてやっと納得がいきましたよ、ぼくは。
 クォークは(u,d),(c,s),(t,b)の3世代6種類。
uとdはクォークの種類でuがよくアップクォーク、dがダウンクォークと言われてますね。
cがチャーム、sがストレンジ。
tはトップ、bがボトムと最初聞いたけど、bはビューティーとか、tはトゥルーとか他にも読み方があるらしいです。


>実は星鯨(ポチ)の胃袋は「超ひも」にまで分解して… などと考えてみる。

 物質を全部エネルギーに変えれてそれでも対消滅反応をしてるわけではないなら、そこまで分解してるかもしれませんよねぇ。


>「>」について

 引用などは一つしか僕は使用してませんね。見よう見まねです。あと半角にしてます。
最後に「<」と付けた方が分かりやすいのかも知れませんが、一行あける事で済ませてます。
実際どうするのが便利なんでしょうか?


 核融合とかローレンツ収縮とか面白そうな話があったみたいだけど乗り遅れた〜
悔しい〜。


いろいろ
No.3403 投稿日 2004年6月23日(水)22時42分 投稿者
新木 伸
 ローレンツ収縮は終わってますけど、核融合はまだ終わってませんよ。




>素粒子とか

 僕の物理の知識は1940年ぐらいで止まっているらしいです。
 素粒子のあたりになってくると、かなり適当。
 小学校の頃に摂取した図鑑あたりだと、そのくらいまでしか書いてなかったもんで。
 調べないで話すと、クオークは出てきてもレプトンまでは出てこないかも〜。

http://www.kek.jp/kids/class/particle/index.html

 このへんの「キッズサイエンティスト・やさしい物理学」あたりでいうなら――。

 宇宙→地球→人間→生物→物質→原子・分子→原子核→陽子・中性子→素粒子

 この目次の最後からひとつ前にある「陽子・中性子」までですね。僕が実感を伴って持っている知識は。
 「素粒子」のところは、僕にとっては実感の伴わないファンタジーの世界です。


 ところで、陽子が電子捕獲してβ崩壊すると、陽電子とニュートリノを放出して中性子になるわけですが。
 このとき内部ではどんな変化が起こっているのでしょうか。
 陽子はuudで、中性子はuddなわけだから、一個のアップクォークがダウンクオークに変化しているわけですよね。
 またこのとき陽電子とニュートリノが生成されるけども、それはどこから来るのでしょう。まあエネルギーがあれば、どんなもんだって無から対生成できるわけだけど。しかし陽電子もニュートリノも、どちらも片方だけなのが不思議。陽電子+電子とか、ニュートリノ+反ニュートリノとかの組で出てくるならわけるけど。

 そもそもエネルギーの帳尻が合わない気もする。
 「陽子+電子」の合計質量は、「中性子+陽電子+ニュートリノ」の合計質量よりも、ぜんぜん軽いわけだし。


 ところで陽子を電子捕獲によって中性子に変換する方法ですけど。
 一個の電子で狙いを付けて、一個の陽子に当ててやれば、OK?
 それとも電子が充分な運動エネルギーを持っているとか、核融合中の恒星の中心やら、中性子星の内部だとか、周囲に充分なエネルギーが満ちているような状況になければ無理?


 あと誰か暇でしたら、自然水中に含まれる0.2%の重水素をすべて核融合に回した場合に、どのぐらいのエネルギーが発生するものか、計算してくれません?
 できたらMeVでなくて、J換算で(笑)。
 D−D反応から始まって、その生成物から連鎖的にD−T反応やら、D−He3反応やらも起きて、すべて使うものとします。
 単位水量は、1キログラムとしておきますか。

 水を推進剤に、そこに含まれる重水素を抽出することで燃料とする。――このサイクルに基づくエンジンで、秒速数千キロの噴射を行うのは、なんだか、ちょっと無理があるような気がして怖いなぁ。
 反応中に飛び出してくる中性子を捕獲して、水素を重水素に転換していったとしても、重水素量は50%アップにしかならないと出たわけだし。(前は有り余る重水素を得られると考えていた)
 たとえば光速の1%である秒速3000キロの噴射速度を達成するには、重水素含有率を何パーセントまで高めた「ハイD水」が必要になるのかしらん?





>《星鯨》のエネルギー

 液体状のと、結晶状のとが出てきますね。
 どんな形であれ、そこにエネルギーが蓄えられているのなら、その分だけ重くなるわけです。たとえば巻き上げた状態のゼンマイは、巻いていない状態のゼンマイよりも質量が増していたりします。
 ――が、あれに関しては、そういう現象が起きません。

 星鯨は常時惑星数個分ぐらいの質量を、人でいうところの「脂質」として蓄えているわけです。マツシバの住人は星鯨の体表面に湧き出してくるわずかな量を使って、空気を生んだり、食物を合成したりと、暮らしを営んでいるわけです。
 皮脂腺みたいなものですね。人間の鼻の頭に浮く油みたいなもの。

 しかしマツシバが「食事」をしても、重力変化は起きません。
 これはどういうことかというと、摂取した質量を、超ひもなり、なんなりといった「この世」の物理現象の範囲内で保存していないということです。物質を分解して消化吸収する段階では、そのあたりの反応も進行しているのかもしれませんけど。
 完全剛体なんかもそうなのですが、この宇宙の「外」と繋がりを持っているわけですね。
 質量を摂取して、そのエネルギーを「外側」に蓄えています。星鯨の持つ質量/エネルギーのうち、95%ぐらいが、この宇宙の外に置かれています。
 また完全剛体も「外側」と繋がりのあるものでして。「外側」から保持されることで完全な剛体を保っています。(正確には保持されているわけでもなくて、ある面に掛かった力を、この宇宙における「時間差ゼロ」でもって、反対側の面にスルーパスしているだけですけど)

 ハードSFと違って、架空の理論体系を愉しむためのものではないのですし。僕の物理の素養では、鑑賞に耐えるほどの架空理論を作り上げる力はありませんし。
 物語を派手にするための大道具、小道具としての役割を果たせばいいと、そう割り切ってやっています。




>村田さん

>>前回の書き込み以降、特に触れられてないという事は、返答としてあれで十分だったと考えて宜しいのでしょうか?

 突然、審問に引き出されたりして、お疲れさまです。

 タマネギの薄皮一枚ぐらいがようやくむけた感じで、いまひとつ真相に迫っていない気もしますけど。これ以上は村田さん自身が自覚していない心の働きになるようですし、聞き出すほうも専門の技術を持ってないとだめっぽいですね。
 自分の言動に基づく本音の自覚度には、人によって違いがあるようで、もうすこし詳細に説明できる人もいますし、まったく説明できない人もいますし。村田さんはちょうど中間くらいかなと。
 僕の観察だと、知能の高い人は、それが邪魔して自己洞察能力が低くなったりするようで。インテリジェンスとウィズダムは別ということなのかもしれません。




>引用符とか

 引用符は、「>」が1個というのは、電子メールのデフォルト設定から来ているのかと思いますね。

 僕は1個だけだと目立たないような気がしますので、2個並べて使ってます。
 これはパソコン通信時代の習性です。
 まわりを見て習い覚えて、幼少期の習性がそのまま一生固定されているもようです。

 また「#」が引用符的に使われる場所もありますし、同じ「#」が余談的意味合いとして使われることもありますし。

 あと斜体(イタリック)の書体換えで引用を示す人もいますし。上下を水平線で括る人もいますし。

 2ちゃんあたりだと、「>>」ってのがシステムの持っているリプライ・トリガーらしいので、引用符も、半角で2つ並べるのが主流なもよう。

 まあ、最低限、その場所内で意味が通じさえすればいいのではないでしょうか。
 迷ったときには、家主というか、その場の中心的人物の作法に合わせておけば間違いがないかと。


原子核のはなし
No.3404 投稿日 2004年6月24日(木)02時34分 投稿者 永久シフト
はじめまして。
永久シフトといいます。

新木さんの新作情報が知りたくて、時たまROMしていました。
あ、急かしている訳じゃないです。
面白い、出来れば分厚い作品を読みたいので、
時間がかかっても、完成度を高めて欲しく思います。

一応、私の専門に近い話が出たもんで、レスします。


> ところで、陽子が電子捕獲してβ崩壊すると、陽電子とニュートリノを放出して中性子になるわけですが。
> このとき内部ではどんな変化が起こっているのでしょうか。
> 陽子はuudで、中性子はuddなわけだから、一個のアップクォークがダウンクオークに変化しているわけですよね。
> またこのとき陽電子とニュートリノが生成されるけども、それはどこから来るのでしょう。まあエネルギーがあれば>、どんなもんだって無から対生成できるわけだけど。しかし陽電子もニュートリノも、どちらも片方だけなのが不思議>。陽電子+電子とか、ニュートリノ+反ニュートリノとかの組で出てくるならわけるけど。

電子捕獲の反応は、  

陽子 + 電子 -> 中性子 + ニュートリノ

で、陽電子は出ませんね。
同じくベータ崩壊の一種、陽電子崩壊

陽子 -> 中性子 + 陽電子 + ニュートリノ

との混同だと思われます。

それと、今の反応は、弱い相互作用だから、
陽電子+電子、ニュートリノ+反ニュートリノ 等の電磁力による反応が
起き難いのではないかと思われます。
このあたりはいまいち自信ないですが。


> そもそもエネルギーの帳尻が合わない気もする。
> 「陽子+電子」の合計質量は、「中性子+陽電子+ニュートリノ」の合計質量よりも、ぜんぜん軽いわけだし。

えっと、その通りです。
ですから、単体の陽子は電子捕獲や陽電子崩壊で、中性子には変われません。
ベータ崩壊は、陽子と中性子の比がアンバランスな原子核で起こります。


>ところで陽子を電子捕獲によって中性子に変換する方法ですけど。
> 一個の電子で狙いを付けて、一個の陽子に当ててやれば、OK?
> それとも電子が充分な運動エネルギーを持っているとか、核融合中の恒星の中心やら、中性子星の内部だとか、周囲>に充分なエネルギーが満ちているような状況になければ無理?

これ、たぶん逆ですね。
電子を陽子の位置に正確に止めてやるため、電子のエネルギーは低い方が良いかと。
ただ、弱い相互作用ですので、簡単にゃ反応してくれません。
陽子をギュウギュウ詰めして、全体を大きな原子核とみなせるくらいにすれば、
陽子中性子数のアンバランスさをなくすため、反応しやすいかも。
中性子星の一歩手前ですが。

それでは。


物理に関することなど
No.3405 投稿日 2004年6月24日(木)09時27分 投稿者 村田
>素粒子、超ひも
 自分で話題を振っておきながら、全然理解できてません…
 所詮は昔、ブルーバックスシリーズで軽く読んだ程度の知識。よく分かってないものは余り話題に上げない方が良いって事ですね…(なんかこれ、前にも言った気がする… 学習をしてないのか、自分……)

 おまけとして、超ひも理論を知らない人のために適当なリンクを張っておきます。
 
http://www.enjoy.ne.jp/~tosiyuki/superstrings.htm


>自覚してない心の動き
 う〜ん… やっぱり本人にもよく分かってない事象は相手にも伝わりにくいって事ですね… 私ももっと精進しなければ…

>村田さんはちょうど中間くらい
>知能の高い人は、それが邪魔して自己洞察能力が低くなったりする
 もしかすると私の場合、どちらかと言えば知能を重視する人間ですが、時折「自分とはどんな人間(思考・性格・行動パターンなど)か」を考える事があるので、それで偏る事が防がれているのかもしれません。

 話が通じにくいと言う話で、IQが高い人と低い人というのは話が伝わりにくい、と言う事を思い出しました。具体的に言うと、IQの差が20あると伝わりにくくなるらしいです。
 何故そういう事象が起こるかと言うと、IQが高いという事は賢い、IQが低いという事は賢くないと言う事です(知能レベルでの話ですが)。つまり、高い人は1を語って5〜6ぐらい理解でき、低い人は1語って1を理解できるかどうかと言う事になります。よって、高い人は最低限の情報のみを語って相手に理解してもらおうとし、また少量の情報でほぼ全てが理解できる。逆に、低い人はほぼ全ての情報を語り、ほぼ全ての情報を伝えてもらわなければ理解できないと言う事です。そのため、高い人と低い人が会話をすると、高い人は低い人の理解力の無さ、くどくどとした内容にうんざりし、低い人は高い人の情報量の少なさに苦労するため、会話が成立しにくくなるそうです。
 ちなみに、大学教授というのはIQ120前後の人が多いため、人間の上位ほぼ半分の人と会話が成立するようです。

 とここまで書いた文章を見て、私ってIQ低いのかな? と思ってみたり…


>陽子の電子捕獲
No.3406 投稿日 2004年6月24日(木)09時52分 投稿者
新木 伸
>陽子の電子捕獲

 これ、使えるかな?
 あの世界、じつは「ニュートロニウム」なるものがあったりします。縮退した中性子の塊ですね。
 対戦期のロストテクノロジーで、ただ「出来る」というだけで、原理の解明も再現もよくできないまま、少量が生産されて流通しているぐらいですが。
 弾芯として使うと、超高性能の徹甲弾ができます。
 どういう原理で縮退を保持しているのかは、僕も知らなかったりします(笑)。

 これ触媒に使えませんかね?
 ニュートロニウムに水素原子を放りこんで掻き回すと、勝手に陽子が電子捕獲して吸着してくれて中性子が増えるとか。


 あと水素原子核が中性子を吸着して重水素に転換される件ですが。
 これがどのくらい無茶であるのか、見解をもらえると助かりますが。
 こっちのほうは、強い相互作用ですよね? 減速して静止状態に近い中性子さえ作り出せれば、静かに結合するんじゃないかと思うのだけど……。


核融合…
No.3407 投稿日 2004年6月25日(金)00時14分 投稿者 西澤 隆
ちと多忙&専門外にて、ごぶさたです。
そちら方面の専門家がおいでのようで、出る幕ではありませんが^^;;。

>p + n = D
ざっと検索した感じだと、中性子を減速できれば、この反応じたいは無茶ではない…ように見えます。ひとたび水のじゅうぶんあるところに導けば、ごちん!と陽子にぶつかって減速して最後は捕獲されてくれるのではないかと。
でもこの運動エネルギーはなんとなくもったいないですね。

>ニュートロニウム
…ってたとえば中性子星がそうですよね。あれは縮退圧でやっとこ自己重力に抵抗しているものですが、それが普通の状態で安定に存在し得るかどうかは…良く知りません。
けど、直観的に、水素原子を「入れる」ことができるような生易しいシロモノじゃないような気が。
これをちょっとずつ“削って”使うのは、やはりもったいなさ過ぎでしょうか^^;;。

そういえば「ヤマモトヨーコ」の、えーと「さいはてのメリーゴーランド」で、これで作った環恒星リング状構造物なんてのが出て来てましたっけ。んなものが本当にあったら中心恒星よか絶対重いだろうなーと思いつつ計算はしてません。

>中性子生成
は、陽子が電子を捕獲する他に(話題にもなった)β+崩壊もありますが、これはダメなんですよね。仮にこの反応を促せれば、中性子はどんどん作れますけれど…。
#あと陽電子が出るんで、電子と対消滅反応が期待できたり?


核融合あたり?
No.3408 投稿日 2004年6月25日(金)00時17分 投稿者 吾煌
>核融合はまだ終わってませんよ。

 全部ちゃんと読んでいなかった証がこんなところに(ぐはぁー!!)

>そもそもエネルギーの帳尻が合わない気もする。

 「陽子+電子」の合計質量に「中性子+ニュートリノ」の合計質量との差以上のエネルギーを持たせればいいだけではないのでしょうか?
 通常そこまでエネルギーがないから起こっていないと思います。

>しかし陽電子もニュートリノも、どちらも片方だけなのが不思議。陽電子+電子とか、ニュートリノ+反ニュートリノとかの組で出てくるならわけるけど。

 これはレプトンに対する量子数について言われているんでしょうね、きっと。
反応の前後で電子とニュートリノは同じ数になっているはずです。陽電子や反ニュートリノはマイナスとして。

 ニュートリノ+反ニュートリノって電磁気力で反応するのですかね?
弱い相互作用しか反応しなさそうと思うのですけど。
Z0ボソンでしか反応しなさそうに思うんですが、光子でも反応するのかどうか怪しいと思うのは僕だけでしょうか?


>それとも電子が充分な運動エネルギーを持っているとか、核融合中の恒星の中心やら、中性子星の内部だとか、周囲に充分なエネルギーが満ちているような状況になければ無理?

 これは物を燃やすために最初に酸素があるだけではなくある程度温度、運動エネルギーが必要というようなこと、という意味でいいですよね。
 僕は、反応断面積が弱い相互作用だと小さいからより陽子に近づけるため、電子が軽いから位置が不確定なためそこそこエネルギーが必要だと思いますが…
 エネルギーが低いと陽子の軌道上に捕まって、ただの水素原子になってしまうような気がします。


 No.3397の中で
>D + D -> He3 + n + 3.23 MeV
>D + D -> T + n + 4.03 MeV

>D + T -> He4 + n + 17.6 MeV
>D + He3 -> He4 + p + 18.3 MeV

> この4種の反応が起きるとして、使われる重水素は6つ。
> そして出てくる中性子は3個。

 この中性子3個というのは2個の間違いかと。
2行目の右辺は中性子ではなく陽子だから。

 あとこのDD反応って2種類あるんですがその確率はどういう割合なのかご存知ですか?
見たところトリチウムを経由した方が若干効率が良いみたいですが。

重水素3個からヘリウム4と陽子と中性子がそれぞれ1個できるとして、だいたい21.5 MeVとして計算するとします。

単位をジュールに直して

21.5*10^6 (eV) *1.60*10^(-19) (J/eV) = 34.4*10^(-13) (J)

HDOが水の中の割合が0.032%らしいから00.3%ということで、

H2O
酸素の原子量16 99.76%
酸素の原子量17 0.037%
酸素の原子量18 0.17%
その他は省略して

18*0.9976+19*0.00037+20*0.0017+19*0.0003=18.00353

うっ。分かっていたけどほとんど変わらないですね。無駄な計算をしてしまった。
アボガドロ定数6.02*10^23を18で割って、水は1gあたり3.34*10^22個の分子があるということだから水分子10^4で3個の重水素が手に入るから、
1gあたり1.002*10^18個の重水素がある計算。
3個で34.4*10^(-13)ジュール得られるから

1.002*10^18*34.4*10^(-13) /3 = 11.4896*10^5 = 1.14896*10^6

約115万ジュールぐらいですか?

さらに出てくる中性子から重水素が1個還元できると想定して

1.002*10^18*34.4*10^(-13) /2 = 17.2344*10^5

約172万ジュールでしょうか。
水1gあたり172万ジュール得られる計算です。
水1kgだと17億ジュールぐらいですかね。

計算てきとーですのでおかしかったらどなたか修正願います。

しかし17億ジュールって一体どのぐらいすごいのか検討も付かないですね。


>どういう原理で縮退を保持しているのかは、僕も知らなかったりします(笑)。

 星くずの世界には完全剛体という素晴らしモノがあるじゃないですか!

>これがどのくらい無茶であるのか、見解をもらえると助かりますが。
>こっちのほうは、強い相互作用ですよね? 減速して静止状態に近い中性子さえ作り出せれば、静かに結合するんじゃないかと思うのだけど……。

 全然分かりません、僕は。
中性子を捕獲する前に中性子の寿命が尽きるのが先なのかも知れません。
でも中性子って15分ぐらい寿命があったような…


それにしてもIQの話なんてしていたんだ。(未だに前の文章読んでいない…)
IQ低いから全部の情報を聞いても右から左へ転げ落ちていく私はいったい…


核融合
No.3409 投稿日 2004年6月25日(金)00時31分 投稿者 永久シフト
お、トップが更新されている。
来月20日、心待ちにしています。

> あの世界、じつは「ニュートロニウム」なるものがあったりします。縮退した中性子の塊ですね。
> 対戦期のロストテクノロジーで、ただ「出来る」というだけで、原理の解明も再現もよくできないまま、少量が生産されて流通しているぐらいですが。
> 弾芯として使うと、超高性能の徹甲弾ができます。
> どういう原理で縮退を保持しているのかは、僕も知らなかったりします(笑)。

> これ触媒に使えませんかね?
> ニュートロニウムに水素原子を放りこんで掻き回すと、勝手に陽子が電子捕獲して吸着してくれて中性子が増えるとか。

重力制御は実現されているようですので、
人工的にミニ中性子星を作ったのでしょうか。
そういった物なら、水素を放り込んだら、すぐ中性子になるでしょうね。

でも、何らかの方法で普通の物質密度で中性子を集めている場合・・・
中性子がベータ崩壊して、大量のベータ線を撒き散らす物質になりそうな。


> あと水素原子核が中性子を吸着して重水素に転換される件ですが。
> これがどのくらい無茶であるのか、見解をもらえると助かりますが。
> こっちのほうは、強い相互作用ですよね? 減速して静止状態に近い中性子さえ作り出せれば、静かに結合するんじゃないかと思うのだけど……。

これは、ぜんぜん無茶じゃないですよ。
中性子を十分に冷やしてやれば、反応するはずです。
中性子数が多ければ三重水素まで。


面白そうなので、水1kgの核融合を見積もってみます。

2個の重陽子がヘリウム4になる時の反応では、
最終的に質量差の約24MeV のエネルギーが放出されます。

水の分子量は18。
水1kg 中の水素の数は、
1000/18 × 6×10^23 × 2 個。

重水素の数は、自然存在比0.2% として、
1000/18 × 6×10^23 × 2 × 2/1000 個


重水素2個で24MeV 放出するので、
発生するエネルギーは、
1000/18 × 6×10^23 × 2 × 2/1000 × 24×1/2 MeV
= 1000/18 × 6 × 10^23 × 2 × 2/1000 × 24×1/2×10^6 × 1.6×10^-19 J
〜2.5×10^10 J。

って感じです。
TNT火薬1g で、5kJ とすると、
TNTに換算して、5t てな所ですね。




書いている間に投稿が・・・
No.3410 投稿日 2004年6月25日(金)01時10分 投稿者 永久シフト
to 西澤さん

> ざっと検索した感じだと、中性子を減速できれば、この反応じたいは無茶ではない…ように見えます。ひとたび水のじゅうぶんあるところに導けば、ごちん!と陽子にぶつかって減速して最後は捕獲されてくれるのではないかと
> でもこの運動エネルギーはなんとなくもったいないですね。

強い相互作用は、短距離力ですからね。
陽子の側をゆっくりと通り過ぎてくれないと反応しづらい訳です。
ぴゅっと過ぎてゆくと捕まえられないわけで。


to 吾煌さん

>ニュートリノ+反ニュートリノって電磁気力で反応するのですかね?
>弱い相互作用しか反応しなさそうと思うのですけど。
>Z0ボソンでしか反応しなさそうに思うんですが、光子でも反応するのかどうか怪しいと思うのは僕だけでしょうか?

そうですね。ニュートリノは電磁気力では反応しないですね。もちろん光子とも。

> >それとも電子が充分な運動エネルギーを持っているとか、核融合中の恒星の中心やら、中性子星の内部だとか、周囲に充分なエネルギーが満ちているような状況になければ無理?
>
> これは物を燃やすために最初に酸素があるだけではなくある程度温度、運動エネルギーが必要というようなこと、という意味でいいですよね。
> 僕は、反応断面積が弱い相互作用だと小さいからより陽子に近づけるため、電子が軽いから位置が不確定なためそこそこエネルギーが必要だと思いますが…
> エネルギーが低いと陽子の軌道上に捕まって、ただの水素原子になってしまうような気がします。

電子捕獲というのは、正しくは軌道電子捕獲反応なんです。
電子の一番内側の軌道は、実は陽子の位置にまで存在確率があるので、
その電子を陽子が捕まえることが出来るという過程です。

外から電子を打ち込んだ場合は、電子が持ち込む角運動量を保存させるのが難しく、
まず捕獲反応は起きないです。
十分にエネルギーを下げた場合には、反応の前後で保存則が成立するかもと思った次第。

> 約172万ジュールでしょうか。
> 水1gあたり172万ジュール得られる計算です。
> 水1kgだと17億ジュールぐらいですかね。

私がやった計算と、大体あっていて一安心。
どっかミスがあるかなと不安だったんで。


合ってるかどうか果てしなく怪しいですが
No.3411 投稿日 2004年6月25日(金)09時03分 投稿者 村田
>水1gあたり172万ジュール得られる計算です。
>水1kgだと17億ジュールぐらいですかね。
>しかし17億ジュールって一体どのぐらいすごいのか検討も付かないですね。

 「気象精霊記」1巻によると、2.0*10^15Jが溶岩3億tのエネルギーに相当するらしいです。
 もし溶岩のエネルギー計算は質量に対して線形であるならば、17億Jは溶岩約300tに相当するようです。
 溶岩300t… 本州ぐらいの島なら十分作れそうな量ですね…(正確にはどの程度か知りませんが)


門外漢ですが核融合
No.3412 投稿日 2004年6月25日(金)09時12分 投稿者 西澤 隆
ども。

永久シフトさん>
> 2個の重陽子がヘリウム4になる時の反応では、
>最終的に質量差の約24MeV のエネルギーが放出されます。
>水の分子量は18。
>水1kg 中の水素の数は、
>1000/18 × 6×1023 × 2 個。
>重水素の数は、自然存在比0.2% として、
>1000/18 × 6×1023 × 2 × 2/1000 個

この過程で出て来る中性子を再利用して重陽子を作る、とした場合、どの位増やせるでしょう(ということを新木さんは聞きたがっていると思うので)。

たとえばごく単純に、反応式4種類の比率がぜんぶ等しくて、重陽子6個に対して中性子が2個出て来るとして。“一回”の反応でDが6個消費されてn、p、He4が2個づつでき、そして2個のnによりDが2個“再生”する。
最初にDが18個からスタートすると、“再生”を考慮しない場合は(一回で6個消費するので)3回しか反応できないことになりますが、再生すれば6個のDができているのでもう1回反応できて…てな具合になりますね。
まともには反応率を考慮して、微分方程式を立てて解く…みたいな感じになると思うのですが、門外漢にて見積もれません…。

ただ上の例だともとの18個から8個のHe4作れるだけだから、9個できる、とする見積もりよりも落ちますね。核分裂みたいにカスケードな再生じゃないから、理想的に反応し尽くすための“触媒”を自己供給できる…のがせいぜいかなぁ。

###
ところで、発生エネルギー量から噴射速度ってどう見積もるのでしょう。プロトンの熱運動の速度、とか?


いろいろ
No.3413 投稿日 2004年6月25日(金)22時22分 投稿者
新木 伸
>ニュートロニウム生成法

>>重力制御は実現されているようですので、
>>人工的にミニ中性子星を作ったのでしょうか。

 そんな大がかりなものはいらないかと。
 完全剛体ってものがありますから、巨大な万力でも、巨大なペンチでも、どちらでもかまわないので、てこの原理でもって、ぎゅ〜っと圧縮していけば……。

 ただ力加減を間違うとマイクロブラックホールになってしまうので気をつけないと。

 問題は生成よりも、むしろ保存の方法ですね。
 おそらく生成時にすごい熱が出ているはずですから、まず冷まさないとならない。完全剛体の中に閉じこめておくと、完全保温されてしまうので、いつまで経っても冷めてくれませんし。

 ところで通常物質と縮退物質って、どちらがエネルギー的には低いのでしょう?
 上で「熱が出る」と書いたのは、縮退物質のほうがエネルギー順位的に低い(安定)という解釈でいるためですけど。
 縮退物質が安定状態にあるなら、なにか重力以外の方法でも、縮退状態を維持できるかもしれないないなぁ。

 充分に冷えた縮退物質は、自然放置しても縮退状態を維持しているってのは、どうでしょう?





>重水素と核融合

 うむ?
 ふたりの計算がすでに合っていないという状況は、これいかに?


>>D + D -> He3 + n + 3.23 MeV
>>D + D -> T + n + 4.03 MeV

>>D + T -> He4 + n + 17.6 MeV
>>D + He3 -> He4 + p + 18.3 MeV

 まず適当にWEBから引っぱってきたこのデータから、洗ってみますか。

 正しくは、以下のようらしいです。
(WEBだと罫の位置がずれるんだよなー。プロポーショナルフォントってやだなー)

              確率 全反応エネルギー 荷電粒子エネルギー
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
D-D反応  D+D →T+H    (50%) 4.03 4.03
      D+D →3He+1n  (50%) 3.27 0.82
D-T反応  D+T →3He+1n    17.59 3.52
D3He反応  D+3He→4He+H     18.34 18.34
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 で、6個の重水素から、ヘリウム3が1個と、ヘリウム4が1個、さらに2個の高速中性子ができます。
 ここの反応は、重水素6個ではなく、7個の重水素からヘリウム4が2個とすべきかな。上の表の中の反応だと、ヘリウム3が一個ほど余りますが、そこにもうひとつ重水素をあてがってやれば、最終生成物がきれいに2個のヘリウム4となってくれます。

 で、7個の重水素から得られるエネルギー量を算出してみます。
 ここでは荷電粒子エネルギーだけでなく、なんかうまいことやって、高速中性子の持つエネルギーも使えるのだと仮定します。高速中性子を減速する過程で、エネルギーはどこかに移ってゆくものだし。
 よってこの表における「全反応エネルギー」のほうで計算。

 4.03 + 3.27 + 17.59 + 18.34 + 18.34 = 61.57[MeV]


 そして次に、水1キログラム中の重水素量を計算します。
 自然水に含まれる重水素量は、0.02%としておきます。
 宇宙時代になったら、推進剤用の水は彗星捕獲か、ガス惑星のリングから採取されているはずですが……。そのへんの成分分析データとか、まだ取られていないんだろうなぁ。
 ちなみに調べてみると、重水素含有率はどうやら0.15%あたりが正しいようです。
 よってそこも修正します。

 アボガドロ定数は、6.0221×10^23。
 水の分子量はH2Oです。同位体やら細かいところは無視して、大ざっぱに18としておきます。

(しかしなんでアボガドロ定数って、グラム単位なのだろう? MKS単位系に統合されてないのかしらん。ややこしいなぁ)

 アボガドロ定数によれば、水18グラム中には、6.0221×10^23個の水分子があることになります。水分子中の水素原子の数は2個ですから、つまり12.0442×10^23個の水素原子があることになります。またそのうちの0.015%は重水素原子です。

 12.0442E23*(0.015/100)= 1.80663E+20

 よって水18グラム中の重水素原子の量は、1.8066*10^20個です。
 水1000グラム中の重水素原子の数は、ここに(1000/18)を掛ければ求められます。

 1.80663E+20*(1000/18)= 1.003683333333333E+22
 1.0036*10^22個ですね。

 7個の重水素原子が、61.57MeVを発生しますので、この数の重水素がどれだけのエネルギーを発生するのかも計算できます。

 (1.0036E22/7)*61.57= 8.827378857142856E+22
 エネルギーの単位を、メガ電子ボルトから、ジュールに変換してみます。

 ※1eV=1.60*10^-19[J],1MeV=1.60*10^-13[J]

 8.8273E+22*1.60E-13= 1.412368E+10

 およそ14.1ギガジュールってところですか。

 これは「億ジュール」の単位でいうなら、141億ジュールとなりますね。


 どなたか検算よろしく。なんか吾煌さんの結果とは一桁違うようだし。西澤さんのともかなり誤差が出ているようだし。
 まあこちらは重水素6個ではなく、7個で計算して、61.57MeVというものを使っていますから誤差出て当然ですけど。



 ちなみに噴射速度に変換するには、単に運動方程式に当てはめるだけです。

 E=1/2*MV^2

 Mには大ざっぱに、推進剤の主成分となる水の平均質量を当てはめます。まあプラズマ化してますから、水素原子核と酸素原子核とに分離しちゃっていますが、平均すれば水分子で計算してもかまわんでしょう。水素は酸素に比べると軽いので、無視しちゃってもたいした誤差は出ないんですけどね。

 この式をVについて解くわけですから、変形して、以下のようにします。

 V=√(2E/M)

 V=√(2*(1.8832*10^10)/1)

 SQR(2*1.412E10)= 1.680476123008E+5

 うーむ。
 秒速168キロメートルですか。
 推進剤のなかに酸素原子を混ぜると、とたんに遅くなっちゃうなぁ。
 ちなみに同じエネルギーを水素のみにした推進剤に与えると、噴射速度は504キロほどに向上されたりします。

 酸素なんていう重い原子を含んではいるが、およそ自然界で最も簡単に手に入る液体である水を推進剤としつつ、そのなかに自然に含まれる重水素を燃料として、秒速168キロメートルの噴射速度を得られたとする。
 比推力は単純に9.8で割ればいいだけのことだから、
 水を推進剤に使った場合の比推力は1万7千秒程度。
 これは化学ロケットの400秒あたりに比べたら、40倍ぐらい。

 まずいなぁ。船体重量の半分が水タンクだったとしても、1G加速を4時間程度しか続けられない計算じゃん。1日とちょっとじゃん。
 最終到達速度、秒速160キロぐらいしかないじゃん。
 比推力100万秒程度で計算して、《にょろQ》は設計したのだけど……。最終到達速度は秒速1万キロぐらい。重水素生成サイクルで、反応に使われる以上の重水素が無尽蔵に算出できると思っていたもんだから……。

 なんとかして、重水素量含有率を増やしてあったことにしとかないと、まずいかなぁ。
 ――って、誰が気づくんだ。こんな計算しなきゃ出てこないようものを。物理得意デース、ワタシタチ知的エリートデース、てな顔をした大人たちが、真面目に計算したって、計算結果が合ってこないようなものを(笑)。どこの中高生の方々が? どこの大学生が気づくというのやら。

 エネルギー量増加と比推力増加との関係は、ルートの関係にあるから、せめて比推力を30倍ぐらいにして、最終到達速度を秒速5000キロぐらいにはしておきたいなぁ。
 すると重水素比率は1000倍にすればいいのか。なら重水素濃度は15%か。このくらいなら、なんとか可能だな。ジャングル惑星で給水していたのはハイオク水なわけね。

 15%の重水なんて飲み水に使っていたらお腹こわしちゃうから、池の水は普通の水。
 キノコ人さんたちに、特別に重水を作ってもらっていたってことにすればいいのだな。頭のカサのとこに100%濃度の重水を溜めてきて、貯水タンクにざぱーって、足し入れてもらったとか。全体の15%程度を足せばいいだけなのだから、数百立方メートルぐらい。お風呂1800回分ぐらい。頭のカサによるバケツリレーをやれば、すぐだろう。


 ちなみに100%重水素の、完全重水を推進剤+燃料として使った場合のスペックも計算してみました。

 1mol中20グラムの重水中に含まれる重水素の個数は、12.0442×10^23個。
 水1キログラム中の重水素個数は、(1000/20)*12.0442E23= 6.0221E+25個。

 重水素7個につき、61.57[MeV]が生じるとする。
 全体のエネルギーは、(6.0221E+25/7)*61.57= 5.2968671E+26[MeV]
 これをジュール換算にすると、5.2968671E+26*1.60E-13= 8.47498736E+13[J]

 ちなみに1グラムの物質の対消滅反応(反物質0.5グラム+正物質0.5グラム)によって生み出されるエネルギーは、9E13[J]てなもんです。
 重水1キログラムを核融合すると、1グラムの対消滅反応に相当するエネルギーが得られると覚えておくと、なにかの役に立つかも〜。

 ちなみに噴射速度と、比推力を求める式には、こんなページにエネルギー比率から簡単に求められる式がありました。

http://village.infoweb.ne.jp/~anoda/space/mlab01/mlab01.htm

 エネルギー比率とは、なんにたいしての比率なのかというと、E=MC^2に対する比率です。
 100%濃度の重水は、エネルギー比率は対消滅反応に比べると、1000分の1程度です。

 C*SQR(9.411E-4*(2-9.411E-4)) = 13012312.9338673

 ざっと放りこんでみますと、噴射速度は1万3千キロ。比推力は132万秒というところでしょうか。
(はじめはこのあたりで設計してたんだよな〜。1G加速を2週間に渡って続けられる程度の能力ってことで





>エネルギー規模のはなし

 ちなみに、ここで扱っているエネルギー規模がどのあたりにあるのか、体感として掴める例などを出してみます。

 東京電力の夏場の需要のピークが、6000万kWあたりと言われています。去年は越えるか越えないかで大騒ぎになりましたが。

 上記で扱った、自然水に含まれる0.015%濃度の重水素を核融合させることで得られるエネルギーだと、その6000万kWというのはどのくらいの量にあたるのか……。
 計算してみましょう。

 水1リットルから、1.412368E+10[J]のエネルギーが生み出されます。
 6000万キロワットというのは、6000×10000×10000ワットのことですから、毎秒ごとに6E10ジュールを消費していることになります。

 6E10/1.412365E10= 4.24

 都市圏全体で、毎秒4.24リットルの水を使っている計算になります。


 いま更新した《にょろQ》の新設計スペックによると、最終到達速度は秒速5000キロ。比推力は60万秒。推進剤総量1800トン。乾燥重量1000トン。最大重量2700トン――てなくらいです。
 《にょろQ》が推進剤満載時に1G噴射を行っていると、毎秒ごとに、およそ4.6キログラムの推進剤を噴射していることになります。

 そこで生み出されているエネルギーは、上記の「都市圏全体で使われている電力」とほぼ等しいことになります。《にょろQ》の核融合機関は、推進剤に運動エネルギーを与えて噴射するかわりに、発電を行っていれば、現代日本の都市圏全体の需要をまかなうことができるというわけですね。


燃料電池とか
No.3414 投稿日 2004年6月25日(金)23時25分 投稿者
新木 伸
>燃料電池とか

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0624/toshiba.htm

 携帯電話用の燃料電池が、来年あたり、ついに実用化となるようです。
 ノートパソコン用も、すぐかな。

 上のモデルは100%のメタノールを使えるタイプ。2mlで、100mWで、20時間だそうな。待ち受けだけなら、もっと長く使えるのかな?

 いまうちの携帯の電池を外して見てみたら、3.7Vの600mAhでした。

 てことは、容量は2220mWh。
 この燃料電池のほうは、2000mWh。
 あんまり変わらないなぁ。

 まあ充電するかわりに、ボトルからちゅーっと注入してやればいいのだろうから、補充は簡単かもしれない。

 ノートパソコン用の電源も、燃料電池化されてくれると、ファミレスに持ちこんで執筆するときなんかも、重くてかさばる鉛電池+コンバーターを持ってゆくかわりに、ボトルだけ持っていけばいいので楽なんだけど。

 ノートパソコンの消費電力は、およそ10W。
 1mlの燃料で1Whの出力があるのなら、1時間ごとに10mlの燃料があればいい計算。
 200mlのボトル一本持っていけば、余裕で20時間使える計算。
 ちなみにいま12V20Ahの鉛電池を持って行っていたりしますが、これ6キロぐらいの重さがあります。12V→15Vの昇圧アダプタは手製。





>燃料電池の燃料

 メタノールよりも、エタノールのほうが、入手が楽な気もするのですけど……。
 薬局で買えるし、なんなら焼酎だって燃料に使えるようになるし。

 なにか技術的に難しいこととか、あるのでしょうか?
 エタノールのほうが、分子式がやや複雑ですよね。
 そのへん知っている人、います?


ミスしてました
No.3415 投稿日 2004年6月26日(土)00時11分 投稿者 吾煌
検算したら一桁小さかったようです。
新木さんのオーダーで正しいと思われます。
#どこがおかしいか見直さないといけないですね

>キノコ人

って便利ですね。
重水素の割合が高いのを最初に渡さないといけないと思いますけど、どうするんでしょう?
遠心分離機でも使うのかな?


完全剛体とか
No.3416 投稿日 2004年6月26日(土)00時34分 投稿者 カモノハシ
>完全剛体
物理に疎い頭で考えていたら疑問が出てきたのですが、
あの世界の完全剛体は物質ではなくどちらかというと空間と「外側」の空間との境界面(?)のような理解が近いのでしょうか。
でもこういった空間的なもって質量どうなるんでしょうか?
0でしょうか?
だとするとこれで作ったもの(自在鞭など)は使い勝手が悪いのかな?
それともコーティングのみかな?
……なんて妄想が(笑)
さらに、高校時代に考えていたことも思い出しました。
超高速通信です(笑)
任意の形状の完全剛体を製造できるなら、位置の不変な地点同士を棒状のもので結んでモールス信号のように通信!

あと力を面の両側で行き来させるなら完全剛体の容器は保温性無いんじゃないでしょうか?


>鉛電池+コンバーター
おお。すげー。ファミレス側は知ってるのかなぁ……
ちょっと見てみたい気もしますね(笑)

>燃料電池の燃料
#門外漢ですが
メーカーにとって入手が現時点で楽かはあまり関係ないような?
普及初期なら不純物のない(濃度の調整されている)、専用燃料を求めそうですし、ある程度普及すればその時点では入手が楽になっているでしょうね。法律/省令改正の動きも無いわけじゃなさそうですし。
でもメインの理由は製造方法がメタノールの方が簡単で、いろいろな製法があるからじゃないでしょうか。エタノール作るのには発酵させたり面倒な製法が多いような?
でもエタノールを使った製品も結構開発されていますね。「燃料電池 エタノール」なんかで検索すると結構出てきます。

>CGIでメール
プロバイダのCGIがアドレス入力必須ですので大した意味がないですが、
http://members.jcom.home.ne.jp/c-spencer/email.html
に設置してみました。
まぁ適当なアドレスをでっち上げればOKなんですが(笑)


No.3417 削除ずみ

まずは表にて>
No.3418 投稿日 2004年6月26日(土)03時49分 投稿者 西澤 隆
新刊の表紙が告知されていますね。楽しみにしてます。
イラスト見ると、件の大国には建国当初からやたら州がたくさんあったっぽいなぁ。

縮退物質>
個人的に「縮退」という形容がしっくり来ないのですが、ともかく中性子の“結合”した物質を指すとして。安定に存在させるには、
・超高重力などで押しつぶし続ける
・無茶苦茶冷やす
のいずれかではないでしょうか。常温常圧だと、周囲から熱を貰ってほどけてしまうような気が。
#違うかなぁ?

噴射速度>
確かに酸素じゃまですね。生活用水ともろもろ冷却用水とあと使うとすれば減速剤かな、以外は、電気分解した水素だけ買うコトにしては。生命維持用の備蓄なり燃料電池?なりに酸素も需要あるでしょうけれど、まるごと貰っちゃうとあたらデッドウェイト増やすばかりですし。
…でも「水スタンド」はおおむね、中心恒星のエネルギーが使いにくいあたりにあるんですよね。電気分解、コスト高いかな…。

けいさん>
すみません、僕はサボってます^^;;(吾煌さんと永久シフトさんですね)。

ところで重水>
たくさん飲むと体に良くないのを逆手にとって「重水含有率を減らした」とうたった水を「ガンを死滅させる超軽水」とかって宣伝してる“水商売の人”がいるみたいで…。


いろいろ
No.3419 投稿日 2004年6月26日(土)07時59分 投稿者
新木 伸
>ニュートロニウム

 むちゃくちゃ冷やすだけで保持できるなら、簡単なものですね。
 実際のところ、どうなんでしょうか? 可能性はありそう?
 絶対零度から4度ぐらい上でもなんとかなるなら、液体ヘリウムやらレーザー冷却やらで保持しておけそうな気が……。

 砲弾に使った場合には、メリットありまくり。
 着弾後の膨張と質量解放による効果なんか、なまじな爆薬の比ではないような気も……。





>酸素はじゃま

 まあ、たしかにそうなんですけど。
 でも最終到達速度が光速の何十%――なんてところまで行かないで、秒速百キロやら千キロやら、そのあたりでちまちまやっているぶんには、なにを噴きだしていたところで、大差ないわけです。
 自動車でも、自家用車や商用車にハイオクのガソリンが不要なように、スペックの低いところでは、オクタン価なんて100を越えていればいいようなもんですね。
 レース用の車とか、レシプロエンジンの航空機などには、オクタン価200ぐらいのガソリンが必須になってきます。そういうのと同じことで。

 実際、純レース用の亜光速宇宙船なんかは、水素だけ積んでいます。そのほうが最終到達速度は高いので。
 ただ「水素だけ」ってのは、やたらとかさばるのですよ。質量ではなく、体積のほうがね。
 液体水素にしておいたって、比重はわずか、水の14分の1ってもんですし。
 金属吸着などにしたほうが、同体積における水素収納率は、液体水素タンクよりも高くなったりするのですが、それだとこんどは金属分の重量負担が馬鹿にできなくなるし。
 また液体水素の状態だと、洩れなんかも問題なのですね。なにせ分子がちっちゃいもんで、金属の隙間に入りこんで、どんどん洩れてゆきます。また水素洩れによって金属疲労も誘発されて、タンクはすぐにボロボロに……。
 SFでよく巨大な液体水素タンクを積んでる宇宙船とか見かけますけど、そのへん、どうやって解決しているんだろ?

 で、なんだかんだいって、体積と質量と、構成元素ができるだけ軽いことと――などを考えてゆくと、どうしても水となってしまうわけです。
 また推進剤としてのスペック的なこと以外にも、入手の簡単さであるとか、船内の生活用水に転用可能なことなどと、他にも色々とメリットがあるもので、推進剤はやはり水がベストとなるわけです。
 この時代の宇宙船にお風呂が設置されていたり、水が潤沢に使えるのは、そうした理由もあります。





>完全剛体とか

 完全剛体は質量ゼロですよ。
 なので地上で手を離してしまうと、風船のように飛んでいってしまって、そのまま外宇宙まで飛び出していってしまいます。成層圏を飛び出したら、太陽輻射を受けて、そのまんま一気に光速にまで到達して、ばびゅーんって。バーゲンホルム機関の作動中の宇宙船のようなものでして、光子一個が衝突しただけで、いきなり光速に到達します。

 完全剛体製の道具には、そうならないように、通常物質による「重し」が付けてあります。


>>あと力を面の両側で行き来させるなら完全剛体の容器は保温性無いんじゃないでしょうか?

 ミクロ的にいえば、その通りですけど。
 温度というのは、ある一定個数の分子を対象に計られるマクロな現象なもんですから。
 容器の中に十の何乗個もの分子が封入されていて、それらが常に容器側面に衝突している状況では、ある分子が衝突したエネルギーは、反対側の分子に与えられ、その分子もまた同時刻に容器の反対側の壁に衝突した分子から運動エネルギーを与えられ――と、見かけ上、分子の運動エネルギーは保存されることになり、熱量の増減は起きないことになります。

 熱っていうのは、分子の運動エネルギーっていうことは、説明いらんですよね?



>>任意の形状の完全剛体を製造できるなら、位置の不変な地点同士を棒状のもので結んでモールス信号のように通信!

 《銀河ネットワーク》なるものが、まさにそうしたものですけど。
 銀河サイズの網目状構造を持つ完全剛体による、即時通信網です。
 超光速なんていう、光速を越えたっていうだけでしょせんは有限速度のショボイものでもなく、遅延は距離に関わらず完全にゼロの文字通りの「即時通信」です。

 完全剛体のある場所に物質が集まってきて、銀河を形作っていったわけで……。完全剛体の銀河骨格のほうがまず先にあって、銀河系のほうが後から出来上がっていったわけですね。
 夜空に見えるあの銀河も、この銀河も、ええもちろん、それが「銀河」である以上は、それらはすべからく「骨」を持っているのです。


 完全剛体による銀河サイズの即時通信網に関しては、ファンページのほうに書いたことがありました。

http://www.araki-shin.com/araki/cgi/fanpage/bbs1-1000.htm

 244番からですな。
 ブラウザ上でCTRL+Fを押して検索ウィンドウを開き、「完全剛体」で検索してみると一発かも。


ノートンの設定
No.3420 投稿日 2004年6月27日(日)11時20分 投稿者 闇鴉
かなり以前の話題になりますが、どうも出てないようなので…
解決済みなら無視して下さい

ノートンアンチウイルス、オプション−電子メールに
「修復を試みてできなければサイレントに検疫する」
が存在します
これに切り替えると、検疫可能なウィルスはダイアログを表示せずに検疫され、いちいちクリックする必要がなくなります


ノートンの設定
No.3421 投稿日 2004年6月28日(月)00時51分 投稿者
新木 伸
 おお。これは便利。
 1日1通くらいしか、ダイアログが表示されなくなりました。感謝。


再インストールかな?
No.3422 投稿日 2004年6月28日(月)21時49分 投稿者
新木 伸
 WINDOWS−XP再インストールの予感。

 なんか最近WINDOWSが不安定。
 WINDOWS98を使っていた頃には、半年に一回程度の再インストール儀式が必要だったものだけど、XPにしてから、手が掛からなくなったもんだから、特になにもしないでずっと連続使用できていたのだけど……。

 症状は、特定アプリケーションで漢字変換を行うと、アプリケーションがハングアップしたり落ちたりする。特に秀丸エディタ。
 あとなんか全体的に重く、反応が停止する瞬間があったりもする。

 まあデスクトップのメインマシンが使えなくても、ノートパソコンのほうでたいていのことはできるから問題ないのだけども……。

 まずウイルスを疑う。→全システムスキャンしてもなにも出ず、白。
 次にメモリを疑う。→MEMTEST86で耐久テストするが、白。
 次にアプリケーションを疑う。ATOK17と秀丸とをアンインストールして、再インストール。しかし変化なし。
 次にHDDを疑う。欠陥クラスタのチェックも含めて、全ドライブ表面検査。しかしなにも出ず。

 同じ構成で使っている他のマシンでは問題が出ていない。原因不明。ここまできて解決しないと、あとはやっぱり、再インストールして様子見るしかない。再インストールで直ったらソフトの問題だったことになるし、再インストールしても症状が再現するなら、ハードの問題ってことになるし。
 とりあえずいまのCドライブはフォーマットかけないでおいて、余っているディスクを突っこんで、そこにXPを入れてみようかしらん。

 タスクマネージャーで除いてみると、判別の付かないプロセスが山ほど動いていたりするし、色々と汚くなってきたから、いっぺん再インストールでクリーンナップすると気持ちがいいのだろうなぁ。


完全剛体など
No.3423 投稿日 2004年6月28日(月)22時50分 投稿者 カモノハシ
>銀河ネットワーク
あ、ログにあったんですね。いい加減に読んでいたので、見逃してしまったようです。
申し訳ありませんでした。
高校時代に物理の先生を捕まえて考えていたものが実際に小説に登場しているのは思わず「ニヤリ」としてしまいますね♪

ふとホタルを考えたのですが、あれって完全剛体のひもが付いてるのでしょうか。
それとも完全剛体のノードとの仲介をするもので、ノード-ホタル間は光速通信とかホタルの内部に空間をねじ曲げてノードと直結になっているのでしょうか。
前者だとすると密閉された宇宙船の内部にあるホタルは機能しなくなるのかな。
後者だとするとそんなすごい物が自動車工場から……?



>完全剛体の保温性
あ、周りに何もない宇宙とかならそうですね。
でも周囲に物がある場合(完全剛体のみで器具が作れないなら常にですが)、そちらにエネルギーが移ると思うのですが、いかがでしょうか。

下の図のような物を作って熱源で中央部のみ熱しても、外周部の水も対流での移動が制限されるので完全剛体の内側容器がない場合よりは確実に遅くなりますが、同様に温度が上昇するのでは?

完全剛体 熱源
   ↓ ↓
 │ │ ■ │ │
 │ │ ■水│水│
 │ │ ■ │ │
 │ └───┘ │
 └───────┘

ちなみに、完全剛体の外観って実は白なのでしょうか。


>彗星の重水含有率
ほぼ地球と等しいらしいってのをどこかで聞いたことがあります。
地球の水は彗星に由来するって説をどっかで聞いたときだったと思いますが。
簡単に調べた限りではソースが判らなかった(汗)
サンプルリターンなのか、スペクトル分析とかなのか……。そもそもスペクトル分析で重水含有率をそこまで細かく調べられるものなのかすら、予想できないレベルの私の頭で考えてもしょうがないですね(笑)


たくさんプロセス
No.3424 投稿日 2004年6月28日(月)23時22分 投稿者 うに。
http://www.sysinternals.com/ntw2k/freeware/procexp.shtml

このツール使うとプロセスがどのEXEかとか分かります。結構便利。せっかくですからこれで今のプロセス一覧を用意しておいて入れなおした後のプロセスと比較して怪しいのをピックアップしてみるとか。


WINDOWS不安定解消
No.3425 投稿日 2004年6月29日(火)04時57分 投稿者
新木 伸
 ATOKの不調は、なんのことはなくて……。
 よくあるユーザー辞書の破損が原因でした。そういやATOKって、16まではよくユーザー辞書が壊れたっけ。ここ1年、壊れていなかったので、チェック対象項目から外れていました。

 ノートパソコンのほうから、正常なユーザー辞書を移してトラブル解決。

 原因究明のために、アンインストールしちゃったり、いじってみたりして変えちゃったものなどは、XPの復元機能を使って元通り。うん。やっぱXPは便利だなぁ。

 うーん。しかし学習内容が飛んでしまって、いまいちに変換効率が悪い……。


 ということで、再インストールはなくなりました。
 しかし……。
 動いているタスクがなんだかよくわからないだなんて、MS−DOSの頃に比べたら、ずいぶんと日和ったものだなぁ。昔はどのデバイスドライバがなんであるか、どの常駐物がなんであるのか、すべて完璧に把握していたのに。
 そしてもっともっと太古のマイコン時代には、すべてのツールとすべてのルーチンが自作だったりしたのに。

 まあ、便利で楽なのはいいことだけど。




>完全剛体

 完全剛体の保温ビン。
 一面が開いていたら、熱は逃げ出しますけど……。

 蓋をして完全に密封していたら、絶対に逃げないので、完全に保温されますよね。
 完全剛体の容器に、完全剛体のフタをする感じで。
 マツシバでは製品化されてますよ。何億年でも温かいシチューの缶詰なんかが、スーパーに出回っています。完全剛体の缶詰。切り開けるのではなくて、蓋を外して開けるタイプですが。

 あそこは完全剛体の成形技術を持っていますので。いま星くず世界では、人類文明圏は完全剛体という新素材を得て、大革新の真っ最中です。

 完全剛体で宇宙船のシェルを作れば、絶対に壊れない船殻【船殻:せんこく】を持った宇宙船なんかも作れますし。

 完全剛体には色はありません。完全鏡面です。鏡の色は何色――という質問に近いかと。




>銀河ネットワーク

 ホタルの役割は、各自が《銀河ネットワーク》の完全剛体網のどこかに足で取り付いて、高周波の帯域で振動を送りこむこと。また空間に散らばった大勢がリンクし合って、でっかい電波干渉計として機能すること。
 このときの周波数はテラヘルツから、ペタヘルツあたり。
 こんなあたりの低い帯域では、たいした情報量は送れないのですが……。銀河ネットワークの完全剛体糸電話で使われている帯域は、普通はもっともっと高いところなんですね。(各異星人の技術レベルによる)
 ただ、どこかの異星人が銀河のどこかに設置した自由使用可能な帯域変換施設を経由することで、異星人たちの使う帯域に割り込んでいけますので、交信可能です。

 完全剛体の糸の太さは、観測にかからないぐらい細いです。
 銀河に張り巡らされた網目には、じつはけっこう宇宙船や天体などが衝突していて、よく真っ二つになってしまっているのですけど。
 分子をぶった切ってもすぐに繋がりますし。原子核をぶった切っても、たまたま偶然に陽子に命中しなければ、なんてことなくすり抜けてしまうぐらい。
 陽子寿命と、完全剛体の糸に原子核中の陽子が偶然衝突してぶった切って壊される確率が等しいっていう隠し設定もあったりしますが。





>>地球の水は彗星に由来する

 これは、いまは否定されてなかったかな?
 原始惑星地球に彗星がいっぱい落っこちてきたっていう説ですよね。
 塵が集まって惑星を作り上げる過程で、岩石中に適当に含まれていた水分子が水蒸気となって放出されたという説が、いま有力であるかと。

 GOOGLEってみたら、同位体はスペクトル分析にかかるようですね。へー、初めて知った。
 キーワードは「同位体 スペクトル」。
 でもなんでスペクトルに変化が出るんだろ?


科学っ“ポイ”もの
No.3426 投稿日 2004年6月30日(水)02時07分 投稿者 吾煌
>ニュートロニウム
>無茶苦茶冷やす
>絶対零度から4度ぐらい上でもなんとかなるなら、液体ヘリウムやらレーザー冷却やらで保持しておけそうな気が……。

 ボーズ・アインシュタイン凝縮っていう現象を利用してもレーザー冷却で原子を1000万分の1ケルビンでルビジウム原子約2000個を一つの原子のような振る舞いをしたという記事が何かの科学雑誌で見た覚えがあります。
中性子、核子かな、をこの方法で凝縮させようと思ったら密度が大きいのでもっと冷やさないといけないと思います。(違うか?)

#そもそも中性子はボーズ粒子ではないからフェルミ凝縮ですかね。
#でもそれじゃ縮退は無理?


>完全剛体

 それにしても完全な鏡面ということはとても性能の良い望遠鏡が作れそうでいいですねぇ。
望遠鏡なんて超光速で移動できるなら必要ない?
でも遠くから見れば過去になにがあったのか分かるので一般(?)の人には便利かも。


 >即時通信

 ローレンツ変換とかしたら因果関係が崩壊の危機に!!
 あっ、だからジークが過去にも行けたのですか。

>スペクトルの変化

 質量が違うからではないでしょうか?
H2OとHDOではD-Oの部分の伸縮振動がH-Oとは違うためでは。
 他の場合でも、振動の重心自体が変わるために個々の振動数が変わるのだと思います。

#単なる推測ですので間違ってても知りません。(無責任)

 H2OとD2Oとの違いでも、20℃での密度(kg/m^3)が998.0と1105.1、氷の密度(0℃)が917と1017、
(ノート参照なので文献は不明)
と質量比18対20ということを考えてもD2Oの方が分子間の間隔が若干、微妙に小さいということでしょうから、双極子モーメントが違ってくるからかも知れません。
 分子間の間隔が狭いと言うことから、D-O間がH-O間より短いと言うことが想像できるから振動数がそれで違うのかも知れませんね。

#これだと単原子の希ガス元素の同位体の割合がわからないことになるけど…


いろいろ
No.3427 投稿日 2004年6月30日(水)12時24分 投稿者
新木 伸
>ボーズ凝縮

 うーん。このへんになると、なにが起きているのか、イメージできないですなぁ。
 複数の原子が量子振動が揃って、ひとつの状態に落ち着くって、どういうこっちゃ?

 ただ核力による中性子の凝集とは、すこし違うんじゃないかと。まあ密度が高くなるなら、原理はなんだっていいのですが。




>望遠鏡

 望遠鏡がほしいなら、すぐに直径10万光年の電波干渉計が得られますけど。
 なにもわざわざ手間をかけて、キロメートルとか、数万キロ単位とか、そんなミクロサイズの反射望遠鏡を作らなくても……。

 基本的にホタルが散布されている宙域では、ほとんどの場所の光景を「隣の部屋」を覗くぐらいの分解能で観察できます。
 人類の生活圏は150光年ぐらいまで広がっていますから、そのサイズの光景の望遠鏡が得られているようなものですし。

 望遠鏡っていうのは最大倍率が問題になってくるものですけど。
 このぐらい性能があがってくると、最大倍率にすると細かすぎてわけがわからなくなるので、たいてい、倍率を落として使うことになりますね。



>>でも遠くから見れば過去になにがあったのか分かるので一般(?)の人には便利かも。

 300光年遠くから観察したら、300年前の光景が見えるっていうことですね。
 しかしヒーローが力を使ってなにかするたびに、もともとの時間線から歴史を改変しているようなものだから、見えてくるのは現実と食い違った光景だったりして。汎銀河大戦以前までは正確でも、それ以降に関しては、「ヒーローが登場しなかったらどうなるか」の結果しか見えない。つまり「人類滅亡して、以降ずっと変化なし」とかいうものなのだろうし。
 ただ地球時代の歴史研究家は喜ぶかもしれないですね。ナポレオンのあたりとか、ローマ帝国時代とか、実際に観察できます。星間分子にじゃまされても、2000光年ぐらいまでの距離なら充分観察可能だろうし。


>>ローレンツ変換とかしたら因果関係が崩壊の危機に!!

 因果関係なんて錯覚ですんで。
 「意志力」なんてものが存在している時点で因果関係はすでに破れていますから、ご心配なく。
 因果関係が完璧に成立している世界っていうのは、いわゆる凍り付いた世界であって、自由意志なるものがまったく存在せず、永遠の過去から永遠の未来まで、すべてが「因果関係」によって定められている世界です。8巻でドクターが覗きこんでいた「解凍前」の世界ってやつですね。
 この手の世界は無限にあります。なにか自由意志による選択がなされた瞬間に、宇宙は分岐して、選択されなかったそれまでの流れは凍り付いて、一個ずつ世界線が生まれてゆきます。宇宙のあらゆる場所で量子がその状態を決定された瞬間に、世界線が一個ずつ生まれてゆくわけです。
 人間の脳の中でも、毎秒ごとに山ほどの量子状態決定がなされてますんで、そこでも世界線は大量生成されてます。
 世界線はあまりにもたくさんあるために、望む世界の特定は難しいわけです。

 生命って現象は自由意志を発生します。「我思う」の時点で、じつはすでに完全な因果関係からは離れているのですね。自由意志というのは揺らぎですから、なんかの偶然で因果関係から逸脱することもあります。しかしまだ因果関係に縛られてはいて、自由になるわけではない。そしてある以上の意志力が一個体に集約されると、物理法則を支配できるようになります。これがいわゆるヒーロー化現象。
 ――てな設定ですが。




>同位体のスペクトル

 僕が検索して出てきたもののなかには、ウランの同位体なども調べられているそうな。しかも恒星中から。

 恒星中だから、どう考えてもプラズマですよね。むきだしの原子核のはず。
 それでも短期的に見れば、電子捕獲やら電子離脱やらが起きていて、そこでスペクトルが現れるのかな?
 まあ電磁波ってのは、電子軌道が変化するときに発生するものだから、プラズマが発光するってことは、電子軌道が変化しているってことなのだろうけど。


まるちレス
No.3428 投稿日 2004年6月30日(水)16時57分 投稿者 永久シフト
少し留守にしていましたが、
流れが速い・・

分かるところレスします。


#核融合で出来た中性子を再利用出来るか

反応で出来た中性子は、
水で減速されながら、熱中性子(1/40 eV)までエネルギーを下げます。
この時の反応断面積を調べると、約0.3barn(0.3×10^-24 cm^2)でした。

あれ、水1cm^3 あたりの原子核数10^23 個と変わんない。
これならうまく反応しそう。

ただし熱中性子の速度は2km/sもあるので、
水が充分に無いと外に逃げていきます。
じっさいは直線で2kmも走るわけじゃあなくて、
その前に反応するか散乱されるわけですが。


#中性子縮退
核力では、中性子同士では結合できないんで、
冷やしても変わらないんですね。
やっぱり重力か完全剛体での、
力任せの閉じ込めになるのでは。

重水素ならボーズ粒子だし、縮退できるかな。



#スペクトル変化。

同位体シフトと呼ばれているものですね。
確か質量差で正解だったかと思います。

最初原子が静止していたとして、そこから光が出て行く場合、
残された原子は反跳を受けて逆方向に動きます。
その時に原子の質量により、エネルギーの分配が決まります。
原子の方に与えられるエネルギーは極わずかなので、
シフトといってもエネルギーの千分の一以下だったと記憶していますが。

あ、ウランのように重い核では、
同位体シフトでも別の原因があった筈です。
原子核の体積の変化により、原子系の重心の位置がずれるやらナンやら。
すいません。こちらはよく覚えてないです。


ニュートロニウムとかスペクトルとか
No.3429 投稿日 2004年7月1日(木)14時15分 投稿者 西澤 隆
ちょこっと調べてみたんですが、なかなか理解しづらいですねー。

>Bose-Einstein凝集
極低温では、フェルミオンが2つペアでボゾンとして振舞う事がありまして。超流動という、粘性ゼロの理想流体の状態になったりします。中性子星の内部にも(あたかも地球のマントルのごとく)中性子が超流動状態になっている層があるだろうと言われています。これは低温だからってことはないと思うのですが。
ちなみに超伝導電子も、こういう(2つペアでボゾンになった)状態です。

>ニュートロニウム
そもそもどういう物質なのか、考えれば考える程わからなくなってきたり^^;;。
固体の「硬さ」は、電子雲に起因するものです。人間の手であれ何であれ、普通の物質はやはり同じように電子雲を纏っていて、接触した時にめり込みあわないのは電子雲同士の反発によります。
中性子がぎゅっと集まっただけのニュートロニウムの場合、電子雲を纏ってません。永久シフトさんのおっしゃるように、ただ非常に高密度に集まっているだけで互いの紐帯はおそらくゼロに等しいです。強いて言えば自己重力による結合でしょうか。
さて、これを普通の物質とぶつけると…電子雲を素通りして原子核とのみぶつかり合うことになります。いったいどうなるでしょう?

(1) 物質から原子核のみを全てたたき出してしまう。すなわち、ぶつかられた方が雲散霧消し、ニュートロニウムはびくともしない。
(2) 原子核どうしの(軌道電子共有による)結合力が優り、粉みじんになったニュートロニウムというか中性子のシャワーが出てくる。
(3) ニュートロニウムが砕け、物質も消滅し、原子核と中性子と電子のシャワーが残る。

など、無い知恵絞って3通りほど考えてみましたが。正解ではないだろうな…。
そもそも、電磁場に全く反応しないものをどうやって動かすのか、という問題もありますが^^;;。

>ウランのスペクトル
ウランに限らず、星のスペクトルに現われる暗線や輝線は、表面に存在する(電離してない)原子によって作られてます(表面大気が比較的低温の場合は暗線、高温の場合は輝線になる)。


ニュートロニウム
No.3430 投稿日 2004年7月1日(木)19時37分 投稿者 永久シフト
> そもそも、電磁場に全く反応しないものをどうやって動かすのか、という問題もありますが^^;;。

揚げ足取りみたいな感じになってしまいますが、
中性子は電荷こそ持っていませんが、磁気モーメントは持っているので、電磁場に反応はします。
閉じ込めるのは、無理でしょうけど。

で、中性子の磁気モーメントで思いついたんですが、
これは中性子の内部構造によるもの。つまりクオーク起源です。

原子核レベルの話でなく、クオークレベルで考えると、うまく理由付け出来ないかなあ。


ニュートロン
No.3431 投稿日 2004年7月1日(木)23時02分 投稿者 西澤 隆
>中性子は電荷こそ持っていませんが、磁気モーメントは持っているので、電磁場に反応はします。

ご指摘どうもです。
ふうむ。なぜであろ。電荷がなくても、環電流みたいな機構が内部にあるんですかね…。

ふと検索してみたら、中性子星の異常に強い磁場は中性子の核磁気モーメントが揃うことでできているんではないかと考えている研究者もいるようで。ニュートロニウムはもしかするとべらぼうに強力な永久磁石かも知れません。


ニュートロン
No.3432 投稿日 2004年7月2日(金)02時53分 投稿者 永久シフト
>ふうむ。なぜであろ。電荷がなくても、環電流みたいな機構が内部にあるんですかね…。

ま、そういうことです。
クオーク自体は電荷持っていますからね。

外から見て、電荷自体は打ち消されて0になっても、
クオークという電荷を持ったものが運動していれば、電流が流れて、磁場が発生します。
と、見てきたような事を・・


最近はだいぶ暑くてもうバテてる私…
No.3433 投稿日 2004年7月5日(月)10時32分 投稿者 吾煌
>ボーズ凝縮
>うーん。このへんになると、なにが起きているのか、イメージできないですなぁ。
>ただ核力による中性子の凝集とは、すこし違うんじゃないかと。

 確かに。中性子星のような重力による凝縮とは違いますね。もちろん核力とも。
これは量子力学で出てくるハイゼンベルグの不確定性原理による効果ですね。

  低温 → 運動量低い → 運動量の不確定さも低い

  運動量の不確定さが低い → 位置の不確定さが増大

という状況で位置の不確定さの分、他のものと位置の区別ができなくなったようなものとボーズ凝縮を理解してますけど、ぼくは。

これで密度が高くはならないでしょうから、もし中性子だけで起こったら中性子の密度程度でしょう。

 結合してるわけではないので結合エネルギーなどもありませんし、仮に凝縮できても3Heより難しいでしょうから数ミリケルビン以下? 保持するのも難しいかも。
 比熱もどうなるんでしょうかね?

#比熱と言えばたしか恒星の比熱が負になることがあるとか聞いた事がありますが、みなさんご存知のことですか?
#放熱し重力によって収縮して核融合が進みより高温になるという現象らしいですが。


 >重水素ならボーズ粒子だし、縮退できるかな。

 西澤さんがちょっとおっしゃっていますが、「フェルミオンが2つペアでボゾンとして振舞う事」ということにより一応フェルミオンでも起こり得ることです。
例えばボーズ粒子の4Heが2.17Kで転移しますが、フェルミ粒子での3Heでも超流動状態に数ミリケルビンとかで転移しますから。

 まー、だからと言って中性子がボーズ凝縮するかは分かりませんが。


>望遠鏡
>汎銀河大戦以前までは正確でも、それ以降に関しては、「ヒーローが登場しなかったらどうなるか」の結果しか見えない。つまり「人類滅亡して、以降ずっと変化なし」とかいうものなのだろうし。

 え!それだと矛盾しませんか?
もしそうだと幾光年前とかじゃなく極端に短い距離、例えば数メートルの距離で、ヒーローが活躍してもヒーローの働きが見えないという結果になるのですか?

#変なツッコミすみません。

>「隣の部屋」を覗くぐらいの分解能で観察できます。
>最大倍率にすると細かすぎてわけがわからなくなるので、たいてい、倍率を落として使うことになりますね。

 最大倍率だとおそろしいぐらい情報量があるんでしょうね。凡人には大きすぎるということですか。

>――てな設定ですが。

 設定〜。好きなSFの設定とかっていいですねぇ。
おかしなところを友達と見つけて突っ込んだりして結局面白ければオッケーということになったり。実際あったらいいなー、というものとかを話したり。

>同位体のスペクトル
>ウランのように重い核では、同位体シフトでも別の原因があった筈です。
>原子核の体積の変化により、原子系の重心の位置がずれるやらナンやら。

 なるほど。
表面の振動モードがナンやらとか聞いたことがあるようなないような。

>暗線

 暗線って吸収線ですよね。そういうやそんなものもありましたね。すっかりそんな知識は忘れてました。

>中性子の磁気モーメント
>クオークという電荷を持ったものが運動していれば、電流が流れて、磁場が発生します。

 あれ?磁気モーメントってスピンがもとじゃなかったんですか。
そのあたり聞きかじりだからよく分からないですねー。

>中性子星の異常に強い磁場は中性子の核磁気モーメントが揃うことでできているんではないかと考えている研究者もいるようで。
>ニュートロニウムはもしかするとべらぼうに強力な永久磁石かも知れません

 面白い話ですね。そんな話(中性子星の異常に強い磁場)があるなんて知りませんでした。


夜空を見ると
No.3434 投稿日 2004年7月5日(月)20時06分 投稿者
新木 伸
>>え!それだと矛盾しませんか?
>>もしそうだと幾光年前とかじゃなく極端に短い距離、例えば数メートルの距離で、ヒーローが活躍してもヒーローの働きが見えないという結果になるのですか?

 ヒーローの活躍によって改変された物事は、光速を越えて伝搬するのか。――てなことを、もうすこし考えておかないと、いけないかなぁ。

 超光速で移動する手段がある時点で、時空なんて、とてもややこしいことになっているわけだけど……。
 他のしっかりとしたSFは、どう処理しているのだろう。このあたり?

 たとえば光速を越えて移動していった先って、元の地点から見たら、そもそも同じ世界じゃないんですよね。光円錐の外側にあるわけですから。本来はけっして触れあうことのできないパラレルワールドみたいなもんです。

 ええと、1光年先に瞬時に移動した先は、1年前に分岐して、それ以降、独自の歴史を歩んできたパラレルワールドと等価なわけですか。
 また150光年先から届く光景っていうのは、300年昔に分岐したパラレルワールドの、150年過去の光景ってことになるのかしらん。

 150年先に恒星が見えているからといって、その地点に超光速で瞬間移動してみても、恒星があるとは限らないわけです。その場所における過去300年分の歴史は、元の地点で観測されるものと同じものとなっている保証はない。
 もしかしたら、その恒星は299年前に爆発してなくなっているかもしれない。

 ただし、のろのろと光速以下で航行していって、その星系まで150年以上かけて旅をしていったのなら、別です。
 その場合には、元の地点から観測されていた通りの歴史になっているはずです。

 これって、星くず世界のなかで――っていうことでなくて、現実世界においてもそうだと思うのですけど。どうなんでしょう?
 まあ超光速自体、ナンセンスっていってしまえば、それまでなんですけど。




 ちなみに、こんどは星くず世界での話。
 現実改変に伴う認識のずれが、ヒーローの発光現象てなことになっています。
 視神経あたりで像が二重化していて、ヒーローの改変後の時間線のほうに、観測者の意識の主体が飛び移るときのショックが、発光として観察されます。

 意識の主体は脳にはなく、脳という器官は、量子的揺らぎをマクロレベルの現象(脳内シナプスの発火)にまで増幅するアンプのようなものです。
 意識の主体というのは、「量子的暖かさ」とか、そんな独自概念になっています。
 その意識の主体が観測して、「これが現実」と認識したものが現実なわけです。

 すべての量子揺らぎを起こしている原因となる「力」があって、それがいわゆる「意志力エネルギー」とされているものですね。わかりやすいところでは、まあ、「生命力エネルギー」とかいうものです。生命力とはなにかというと、定まった線路からはみ出してゆく力です。

 つまり150光年彼方の世界でも「肉眼」で見ているなら、ヒーローの改変後の世界が見えますし、改変時の発光現象も視認できます。
 しかし望遠鏡を使って見てしまうと、ヒーローが改変しなかった世界のほうしか見えてきません。


 なので、吾煌さんの当初の質問である、「矛盾しませんか?」てなことには、「矛盾しません」と返せるのではないかと。
 肉眼で見れば一致する。しかし肉眼じゃ、普通、見えない。


恒星の“比熱”
No.3435 投稿日 2004年7月6日(火)00時43分 投稿者 西澤 隆
また多忙につきピンポイントで…。

吾煌さん>
>比熱と言えばたしか恒星の比熱が負になることがあるとか聞いた事がありますが、みなさんご存知のことですか?
>放熱し重力によって収縮して核融合が進みより高温になるという現象らしいですが。

それは核融合点火前の話ですね。核融合してない時は、表面から放熱する分を補えないので、収縮することによって重力エネルギーを解放して熱に変えています。放熱するほど温度がどんどん上がるので、ここでは比熱が負であると言えるでしょう。
#ちなみに、これ(重力収縮)だけで星が輝ける時間をケルビン時間と言います。

やがて中心温度がある閾値に達せたならば核融合が始まり、それで発生する熱が放熱分と釣り合ったところで収縮は止まります。その後、主系列星として安定している間は中心温度もほとんど一定(ゆらぎに対して負のフィードバックがかかるため)なので、比熱はゼロということになります。

他に比熱が負といえば、ブラックホールですね。熱力学的な意味での温度とはエネルギーをエントロピーで微分した値(∂U/∂S)ですが、ブラックホールの場合はこれが「表面積」に反比例するのだそうで。表面積は質量の二乗に比例し、エネルギーは質量に比例するので、結局エネルギーを放出(吸収)すればするほど温度が上がる(下がる)、という事になります。
で、以前に新木さんに教えて頂きましたが、大戦で活躍したバハムートの「縮退炉」というのはマイクロブラックホールに物質を「くべて」そのホーキング輻射をエネルギーにしているものだそうです。常に質量をくべ続けないとあっさり暴走する一方、くべ過ぎると冷えて「消えて」しまうのでかなりデリケートな扱いを要求されますが、質量→エネルギーの変換効率としては既知の物理理論では最高でしょう。対消滅ですら、なかなか100%は出せませんから:)。


しまった
No.3436 投稿日 2004年7月6日(火)00時50分 投稿者 西澤 隆
>比熱
頭ん中で分母と分子が逆になってました^^ゞ。
いくら熱を出しても温度が変わらないのだから、強いて言うなら比熱は∞か。


ぬぁ〜るほど
No.3437 投稿日 2004年7月6日(火)02時23分 投稿者 吾煌
>「矛盾しません」

 矛盾しないんですね。回答ありがとうございました。

>超光速

 初めから超光速なら現実にローレンツ変換しても大丈夫なんですけど、光速を跨ぐことがとりあえず無理っぽいのが現実のネックですよね。


>ケルビン時間

それは知りませんでした。
西澤さん、ありがとうございます。

ちょっと調べてみましたら星が死んだ、というかエネルギーが尽きた後も、そうみたいですね。

>ホーキング輻射
>質量→エネルギーの変換効率としては既知の物理理論では最高でしょう。対消滅ですら、なかなか100%は出せませんから:)。

 対消滅させようとしたら反物質を生成しておかないといけませんし、縮退路って便利ですね。
しかし実際問題ブラックホールに消えていく物質の量子数は一体どこへ?、という疑問が残りますけど。現代物理でも分からないですよね、これって。ホントどうなってるんでしょうかね?

>比熱∞

 なんかそう言われると凄そうですね。普段あまり気にしていない分だけ特に。


ブラックホールは表面積で測りましょう
No.3438 投稿日 2004年7月6日(火)04時55分 投稿者
新木 伸
>>しかし実際問題ブラックホールに消えていく物質の量子数は一体どこへ?、という疑問が残りますけど。現代物理でも分からないですよね、これって。ホントどうなってるんでしょうかね?

 「量子数」って、ようするに落ち込んだ物質の持っていた情報量は、いったいどこへ消えていったのか? てなことですか?
 それなら消えていませんよ。
 ブラックホールの表面積に変換されて蓄積されてるそうです。なんだか、何十年か前には理論で予測されていたそうです。

 えーと、しばらく前の日経サイエンスに載ってたデータだと、1プランク正三角形の面積ごとに1ビットだったようなように記憶しています。
 ブラックホールは飲み込んだ物質の質量によって成長するのではなく、飲み込んだ物質の保有していた情報量の大きさに比例して表面積がでっかく育ってゆくそうな。
 ――って、ようするに、飲み込んだ総エネルギー量ってことだから、結局は静止質量とイコールになるのだけど。

 ちなみにある空間領域が保有することの出来る情報量の上限は、その体積には依らず、表面積のほうと比例関係を示すそうです。またブラックホールの事象の地平線面ってのが、ある空間領域の占めることのできる情報密度が最大の状態。

 空間領域の保有できる情報密度が、体積でなく表面積に比例していることから導き出せるもっともシンプルな結論は、この宇宙が三次元に見えるのは錯覚であって、宇宙の本当の姿は二次元なのだということです。
 宇宙が二次元だったってのも、我々三次元人にしてみれば驚きなのだけど、プランク正三角形が情報1ビットの単位になっているってことは、宇宙は「ポリゴン」で出来ているのかもしれないということ。

 うーん。
 なんだかだんだん、現実の観測結果のほうが、古典的SFネタである「宇宙は神の動かしているバーチャルリアリティ上に存在する」に歩み寄っているような……。

(昔はコンピュータなんてなかったから「真空ガラス瓶の中のマイクロ宇宙」ってネタでしたが)


ブラックホールについての疑問
No.3439 投稿日 2004年7月6日(火)09時07分 投稿者 村田
 最近の書き込みでブラックホールが出てきてますが、ブラックホールの形って、3次元空間で見るとどのような形なのかご存知の人居ますか?
 感覚的に言えば球形なのでしょうが、真ん丸の球なのか、それとも楕円球なのか、はたまた卵形とか、実はもっと別の形なのか…


うわぁ・・・・・
No.3440 投稿日 2004年7月6日(火)10時33分 投稿者 たぬき
>ブラックホールの形って、3次元空間で見るとどのような形なのかご存知の人居ますか?

 おそらくブラックホールの周辺空間は時間とか空間とかしっちゃかめっちゃかでしょうから、まっとうな3Dモデルとして形状を保ってられるんですかね。 最悪、ぐねんぐねんと変形し続けているかもしれないし、その変形も時間則がきちんと適応できるのかどうか。
 数式で表すにしても、カオスのカタマリなんではないでしょうか。
 そもそも「形」ってナニ?ってトコから始まっちゃうんじゃあ・・・・。

 少なくとも、「視覚で以て認識できる形状」と言う意味では、ブラックホールに形は無い事になりますよね。 見えないんですから。
 ブラックホールが物質であるかどうかってとこら辺すら怪しいわけで。

 実際にブラックホールを見たとしたら、ブラックホールに落下する星間物質(可視光を発しているとは限りませんが)による円盤のような物が見えるかもとは思いますが、これは「ブラックホールの形」では無いですよね。


 ディーゼルとかスカーレットなんかは「アレは穴だ」「穴よね」なんて決めつけて、2次元体にしちゃうんじゃないかという気はしますが。w


ブラックホールの形
No.3441 投稿日 2004年7月6日(火)16時15分 投稿者
新木 伸
 ブラックホールの形。
 これは事象の地平線の形ってことでいいのかしらん?

 回転していないものなら、球形だろうし。回転しているものは回転量に応じて楕円とか、あまりにも回転が速い場合には、ドーナツ型となって、中心点に特異点が剥き出しになったりするそうだけど。

 ただ「形」って概念が、そもそも空間上に占める領域の形状って意味だから、空間自体がゆがみまくっている状態での形を、歪みのないところに展翅して貼り付けていったらどうなるか……とまで考えると、わからんですね。人間の頭脳っていうのは、三次元空間まではかろうじてイメージできても、歪んだ空間上の形を認識できるようにはできていないもので。
 世界地図だって、球体のままで取り扱えるほどの知能を備えていないものだから、強引に、二次元平面に投影して取り扱っているぐらいですし〜。


 ヒーローであれば、行って、見てきて、帰ってこれるかもしれない。


ブラックホールの形を見る
No.3442 投稿日 2004年7月6日(火)16時56分 投稿者 西澤 隆
ブラックホールを挟んでちょうど反対側に明るい恒星なりがあれば、重力レンズ効果でブラックホールの回りに光のリングが見えます。リングの形は重力ポテンシャル等値面(の視線方向射影)の形を反映しているはずなので、まぁ「形を見た」と言えなくもないかと。


引き続きブラックホール
No.3443 投稿日 2004年7月6日(火)22時02分 投稿者 西澤 隆
>誤記訂正
No.3435で、「温度が表面積に反比例」と書いたのは誤りで、正しくは「質量に反比例」でした。表面積にエントロピーが比例してそれは半径(質量に比例)の2乗に比例。エネルギーはもちろん質量に比例するので、温度は質量に反比例…となります。
お詫びとともに訂正させて頂きますm(_ _)m。

>ブラックホールの情報量
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0311/hologram.html

ですね。ちょっと前にここでホログラムの話をしたばかりなのでちょっと「お?」と思いました。残念ながら読み逃してまして、こんど図書館にでも行くかな。

読んでから話すべきなのでしょうが、事象の地平面にプランク面積単位で情報が貯えられている(失われていない)、というのは驚きです。ブラックホールには“毛が三本しかない(質量、電荷量、角運動量しか外部からは観測できない)”ので、観測不能になった情報の分が全てエントロピーに化けている…と聞いて納得していましたので。まだ定説にはなってないような雰囲気ですが、今後の発展が楽しみです。
考えてみれば、エントロピーというのはミクロな情報を捨象してマクロに統計処理した時に出て来る量というか概念なので、プランク長のオーダーで眺めたら話が違ってきて当然なのかもしれません。

けど、天文学的なスケールのものをプランクオーダーで眺める、ってのはまた気が遠くなるような話ですね^^;;。

そういえば、「表面での情報から空間全体を再現する」って話は結構あちこちに出てきますね。境界要素法しかり、複素関数論しかり。複素関数論は次元が一つ下がって、複素平面上の任意の点での関数値が、ある閉曲線上での線積分によって求められる…という話ですが。
この宇宙は「外側境界」の事象地平面と、内側に特異点を持つブラックホールの事象地平面とに囲まれている。でなんと、それらの面上での情報が全てわかれば、空間内の全てが再構成できるのである!なんて夢想すると面白いです。


光陰矢のごとし・・・
No.3444 投稿日 2004年7月6日(火)23時43分 投稿者 永久シフト

なんか、はるか時のかなたの話題ですが、
まだ返事をしていなかったので。

2、3日に一度では流れが・・


>ボーズ凝縮

一応の教科書的な流れは、以下のような感じです。

極低温にする → 粒子が励起できずに基底状態にまでおちる。

ボーズ粒子の場合、パウリの排他律が効かないので、
多数の粒子が同じ状態になることが出来る。
この場合は、多数の粒子がある一つの基底状態におちる。

言い換えれば、系の多数の粒子が一つの粒子のように振舞うと。
その結果、超流動みたいに、
多数の粒子が丸ごと無摩擦で移動できるような状態になる。

#完全剛体でくるんで、絶対零度近くまで冷やせば、
中性子の超伝導状態までは出来そうですね。

#あとは中性子が崩壊するさえ止めれば。
原子核の中みたいに、壊れる前に中性子が別の粒子に変わって、
また中性子に戻るようなサイクルが出来れば、縮退物質、出来そう。

>磁気モーメント
構成粒子の全部の角運動量の和です。
だから、軌道角運動量も、スピン角運動量も入ります。


ブラックホールかあ、
 もうコメントできる隙が無い・・


中性子共有結合
No.3445 投稿日 2004年7月7日(水)23時23分 投稿者 西澤 隆
話をふと戻しますが、ものの本を読んでいたら、表題のような話が出てました。

近年の中性子過剰(不安定)核研究の発展で、

・あたかも朧月のように、広い範囲に最外核中性子の存在確率が広がっているものがあること(中性子ハロー)
・中性子過剰な不安定核の中に、二つのより小さな不安定核どうしが最外核中性子を「共有」する形で結合していると考えられるものがあること

…が確認されているのだそうです。

検索すると「中性子コンダクションバンド」とか「中性子バレンスバンド」とかいう言葉が引っかかるのですが、これはこのような「中性子共有結合」による格子構造の話をしているもの…でしょう。たぶん。
(蛇足ですが、コンダクションバンドとかバレンスバンドというのは普通は固体内の電子のエネルギー準位を指して使う言葉でして、前者に励起された電子は金属中のように自由に移動できるのでこう呼ばれています)

結合強度は、共有中性子を自由中性子にするのに必要なエネルギーで決まるわけですが、ハロー中性子の束縛エネルギーは安定核中の核子の6〜8MeVに対して0.3MeV程度とかなり低く、共有結合になったとしてもそう上がらないかも知れません。とはいえ電子共有結合の強度(〜数eV)に比べれば桁違いなので、通常物質とぶつかったら楽勝な気がしてきました。
格子を形成する「核」の方には残念ながら少々陽子を含まざるを得ないのすが、この描像はかなり目的の「ニュートロニウム」に近いものではないでしょうか。

問題は、やはりこれを(大重力のような)外力の強制なしで安定に存在させられるような理論は見つからない…ということですかね。中性子過剰というのはとかく不安定で、すぐβ崩壊して陽子になろうとしてしまう、らしいので。


表面積に情報!?
No.3446 投稿日 2004年7月9日(金)01時50分 投稿者 吾煌
>それなら消えていませんよ。
>ブラックホールの表面積に変換されて蓄積されてるそうです。なんだか、何十年か前には理論で予測されていたそうです。
>またブラックホールの事象の地平線面ってのが、ある空間領域の占めることのできる情報密度が最大の状態。

 おお〜。なるほど〜。そんな話があったとは知りませんでした。
そうするとブラックホールの蒸発のとき、ホーキング輻射で情報も放出しているんでしょうかね。じゃないとやはり消えてしまうことになるので。そう考えてもバリオン数とかどうやって放出するのかが分かりませんな。

>ブラックホールの形

 次元も問題になってきてるし。それにしても2次元に情報が織り込まれると言う話は面白いですね。

 そういや、ブラックホールに近づきすぎると光が曲がるため水中から空を眺めたときのように少ない視野で全天が見えるようになるそうですね。そういう状態からだとブラックホールは球形だとか言うのが難しいです。

>毛が三本しかない

 私もその話しか知らなかったので表面積に情報が蓄えられているという話には驚きです。

>天文学的なスケールのものをプランクオーダーで眺める、ってのはまた気が遠くなるような話ですね

 ともに気が遠くなる話なのに、ね。

>中性子共有結合
>・中性子過剰な不安定核の中に、二つのより小さな不安定核どうしが最外核中性子を「共有」する形で結合していると考えられるものがあること

 「ボロミアン」とか呼ばれているやつでしたか。

>問題は、やはりこれを(大重力のような)外力の強制なしで安定に存在させられるような理論は見つからない…ということですかね。

 マジックナンバーみたいなのを見つけないといけないですかね。


中性子ハロー
No.3447 投稿日 2004年7月9日(金)05時38分 投稿者 永久シフト
この現象を20年ほど前に発見したのは、日本人で、
今でも日本が世界を引っ張っている、嬉しい研究分野でもあります。
一時は、ノーベル賞の時期に、記者が構えていた事もあったそうな。

ちなみに、haloを日本語で書くときは暈(かさ)と書きます。
太陽や月の周りを囲む後光のようなもの。
原子核を太陽、月に見立てると、ちょうどいい感じです。


で、多分原子核の中で、一番中性子の割合が高いのはヘリウム8 で、寿命は120ミリ秒です。
最近は、瞬間的にだけ存在するため、原子核としては扱いませんが、5重水素なども
作られています。

まあ、ハローを持つような中性子過剰核は、大体数ミリ秒から数百ミリ秒でβ崩壊します。
弱い力だけあって電磁気のγ崩壊に比べると数桁〜10桁位も長いですが、
日常レベルからすると、どこが長いねん、という感じですな。
この方向では、安定化するのはつらいかな。


日本人が頑張ったというと
No.3448 投稿日 2004年7月9日(金)12時16分 投稿者 うに。
竜巻の規模を示すF1とかF5のFは日本人(名前はよく覚えてないんだけど藤が付いていたような)の頭文字から取ったと聞いたときは嬉しかったのを覚えています。ツイスターとか見たときに「こいつらほんとクレイジーだ」と思ったわけですが先駆けはクレイジーな日本人だったと(w。何でも日本は5本の指に入る竜巻発生の多い国(中でも千葉県が多いらしい)と覚えています。

あと、万里の長城は人間が作った建築物では世界1位と言われていますが、総延長で万里の長城の6倍ぐらいの長さを持った灌漑設備(多分水路ですよね)を台湾に作ったのも日本人ですよね。台湾が肥沃な大地になったのはこの水路が重要な役目を果たしたからと知ったときは嬉しかったです。

そういえば、源氏物語も小説?という点では世界最古。万葉集も貴族でない人も含んだ歌集としては世界最古でしたっけ。識字率も今なお世界トップですよね?たしか。


情報とエネルギーの関係
No.3449 投稿日 2004年7月9日(金)20時22分 投稿者
新木 伸
 情報とエネルギーの関係。

 えーと、吾煌さんは、情報とエネルギーとは別物だと考えているわけですね。
 まずそこの価値観からひっくり返してもらわないことには……。

 エネルギーと質量が相互に等価変換が可能なことは、いまさら説明不要ですよね。
 ではエネルギーってのは、なんなのでしょうか? その正体は一体なに?

 ある「場」がどれだけの情報量を溜め込んでいるのかという尺度が、つまり、エネルギーの正体なわけですね。

 たとえばクオークのuudは「陽子」となるわけですけど。
 まずそこにクオークが存在しているという情報があり、さらにクオークの色情報と、さらに個々のクオークがどんなスピン量を持っているかという情報と――そうした要素から成り立っています。
 亜光速で吹っ飛んでいる陽子は、運動量という形の情報量を溜め込み、その分、質量を増やしています。

 世の中のすべての物事は、突き詰めればすべて「情報」に行き着くわけです。

 だからブラックホールが溜め込むのは情報であり、その情報量に見合った分だけ表面積が増え、その情報量に見合った分だけの「質量」を備えるわけですね。

 そしてホーキング輻射によって蒸発するときも、周囲にまき散らした「エネルギー」の分だけ、質量を減じるわけです。
 放射されるエネルギーの正体は、電磁波やニュートリノとかですよね。大きさやら方向やら、レプトンの色やらなんやら、そういった情報を持っています。その分の情報量がどこから来たのかというと、ブラックホールからです。ブラックホールの持つ情報量が減っているわけです。


 「質量」=「エネルギー」=「情報」

 等価交換の式の後ろに、一項目付け加えるだけです。


ブラックホールと中性子
No.3450 投稿日 2004年7月9日(金)23時23分 投稿者 西澤 隆
ひとまず仕事に区切りがついたので、明日は図書館に行ってみようと思いつつ。

>ホーキング輻射
僕の聞いた定性的な説明では、これはブラックホールそのものから「出て来る」わけではなくて。事象の地平面の近傍で真空の揺らぎにより生成した粒子・反粒子対のうち一方が重力ポテンシャル中で負のエネルギーを得てブラックホールに落ち、おかげでもう一方が正のエネルギーを持って飛び出して来たものです。
場の量子論の教科書的な説明だと、十分過去かつ遠方でセットした「真空状態」の情報の一部が事象地平の彼方に落ちて欠落するため、十分未来かつ遠方で「真空でない」状態が実現する=粒子が出て来る、となったりしますがわかるようなわからんような。

確かに、ブラックホールが負のエネルギーを貰って質量を減らした分、正エネルギーを持った粒子が出てはくるのですけれど。いずれの説明でも、ブラックホールから情報が出て来てはいないように見えます。かつて吸い込まれた「情報」が、生成される粒子・反粒子対の持つ「情報」になにか影響するのでない限り、そこに「情報が貯えられている」とは言えないのではないでしょうか…。
それとも、事象の地平面をトンネリングして干渉するんだったりして。ま、読んでみればわかるか。

>ニュートロニウム
難しいのはご指摘の通りですが、β崩壊を禁制遷移にする理屈とか何とかひねり出せませんかねー。中性子星では、電子がパウリの排他律を破らされるのが嫌さに:)陽子に逃げ込んで中性子になっているわけですが、そんな感じで。
中性子だけを考えれば、β崩壊して陽子になった方が安定。けれどあまりに密着してるので、皆が電子を出した状態の波動関数が排他律により排斥し合って、結局どの中性子もβ崩壊できない…とか。

>ハイペロニウム
クオークの結合のレベルまで考えると、名称としてはこうなるんでしょうか。いったいどんなものなのか、さらに想像しづらいですね…。


>事象の地平線面はセーフ? アウト?
No.3451 投稿日 2004年7月10日(土)01時49分 投稿者
新木 伸
>事象の地平線面はセーフ? アウト?

 事象の地平線面よりほんのちょっとでも向こう側からは、たとえ情報といえども出てこれないはずだけど。
 「事象の地平線面」からであれば、なにかを取り出すことは可能なんじゃないのかなぁ。ライン上はセーフという判定ってことで。

 なによりもブラックホールの備える情報量は、事象の地平線をプランク三角面積で割ったビット数なんですから、「表面」にこそ情報が蓄えられているわけで……。
 ブラックホールの「中」ってのは、このさい関係ないのではないかと。


No.3452 削除ずみ

事象の地平面の“情報”
No.3453 投稿日 2004年7月10日(土)15時53分 投稿者 西澤 隆
『日経サイエンス』、借りて来られました。
クオークだとか超ひもだとかすら超越した、究極構成要素レベルでの「情報量」を考えているわけですね。そこまで行けば、熱力学的なエントロピーと情報量は(ボルツマン定数を除いて)一致する。ので、情報とエントロピーを区別していないというか、する必要がない。

究極構成要素のビットが0だったか1だったかは事象の地平面に記録されている(と考えられます…読める人はいませんが)。けれど「量子数」などというおよそマクロスコピックな「情報」は、もはや再現不能なまでに粉みじんになって地平面上にばら撒かれているのでしょう。それが元の量子数を持ったホーキング輻射として再現する事は熱力学の第2法則に反するのであり得ません。
そういう意味では、吾煌さんが言うように「量子数」は失われます。コップを落として割った時、それを構成していたガラス粒子は一つとして消え去るわけではないですが、ガラス粒子がひとりでに元のコップにより集まることはもはやあり得ない。つまり、「コップ数」は一つ、完全になくなります。でもそれは、たまたまあるガラス粒子の固まりを「コップ」だと勝手に看做していたからに過ぎない話で…。だいたい、全世界の「コップ数」が保存されるだなんて保証はどこにもない。もしそうだったらファミレスの運用コストはなんぼか楽で、定価ももっと下がるかも知れないですが^^;;。

つまり。
量子数が保存しないのはヘンだなぁ、と思うのは、量子というのは(あたかも強化プラスチックか特殊鋼でできたコップのように)通常まず壊れない事に起因する錯覚である…ということなのでしょうね。

では、そのビット単位の情報がホーキング輻射で出て来るか、ですが、これは出て来るとも出て来ないとも言える気がします。
以前にホーキング輻射の説明で、負のエネルギーを持った粒子が落ち込むとか「真空」の状態ベクトルから情報が欠落するとか書きましたね。これは、事象の地平面という記録媒体にしてみれば、あるビットが「反ビット」に遭って消え去り、記録領域がその分狭くなることを意味します。で、反ビットと対で生成されたビットが外に残る。言うまでもなくこの出て来たビットのchecksumは、地平面から失われたビットのそれと一致します。
これで「地平面上の情報が取り出された」と見るかどうかはもう個人の趣味ではないでしょうか。もとより究極構成要素には、その定義から本質的に1ビット以上の個性はないのですし…。

しかし、ブラックホールの熱力学的なエントロピーが表面積に比例することは知ってましたが、それを情報エントロピーと結び付けて考えた事は全くありませんでした。物理って面白いなぁ。


遅くなりました
No.3454 投稿日 2004年7月11日(日)21時50分 投稿者 カモノハシ
遅くなりまして申し訳ありませんでした。

>完全剛体
結構悩んでいたのですが……完全剛体の性質がいまいち正しく認識できていないせいだとは思うのですが、よく分かりませんでした。
熱伝導が遮断される仕組みはなんとなく完全弾性衝突をするのかな?
と考えて納得しかけたのですが、そうすると完全剛体にものがぶつかると常に弾性衝突してしまい、完全剛体を動かせなくなってしまいそうで……。
完全剛体を挟んで両側にある物質は混ざり合わないだけで、運動エネルギーは完全に通るのですよね。速度の違う2つの粒子(面倒なので同じ質量)が衝突すれば速度が交換されるわけですから交換された粒子の速度は母集団(?区切られた片側)の粒子とは速度が変わっているはずですよね。
そうするとその粒子と母集団の粒子とが衝突すればまた交換が起きて……と繰り返せば最終的に平衡状態に落ち着くんじゃないんでしょうか??
どうも中途半端な物理イメージしかないのでどっかに穴があるんでしょうが、どこが穴なのか節穴の目では見分けられません。
もしよろしければお教え願えませんでしょうか。よろしくお願いいたします。

>完全剛体の容器
内外で熱が遮断されても運動エネルギーは伝わるんですよね。
結構危険な容器になりそうな予感が…。
炭酸飲料の缶を振るように振動を与えると内部で粒子同士が動くわけですから、熱が蓄積されるんですよね。
フタをあけるまでどれだけ内部に熱がたまっているか調べられないわけですから、あけたとたんにドカン……なんて(笑)
「30年もの以上の缶詰は危険です。廃棄しましょう」みたいなラベル表示があったり


>彗星
Googleで調べたらどうも違うみたいですね。
古い知識は調べてからって手順を踏み損なってしまいました。すみませんでした。
で、改めて調べてみると数値はまちまちですが地球より濃度が濃いことは間違いないみたいですね。(太陽系外の彗星に当てはまるかは知りませんが)
蒸発やら昇華の割合が違うんだそうで重水のほうが彗星にとどまりやすいそうです。
地球でも地域で重水の含有率が違ったり、重水を集めるときに蒸留のようなことをするってのは聞いたことがあったのですがこれと全く結びつきませんでした(笑)


完全剛体の熱伝導率
No.3455 投稿日 2004年7月12日(月)13時26分 投稿者
新木 伸
 えーと、考えてみましょう。

 まず完全剛体に運動中の分子が衝突すると、なにが起きるのか。
 完全剛体というのは、体積はあれど質量を持たないものです。分子が衝突した瞬間、まったく同じ方向に同じ速度で、分子とともに移動を開始します。そして他の分子が完全剛体のどこかに衝突するまで、ずーっと永遠に同じ分子とともにベクトルで動き続けます。
 ――とはいえ、毎秒ごとに10の23乗個とか、そんなわけのわからない回数の衝突を受けているわけなので、ごくごく短いあいだ、ごくごく短い距離を移動するにとどまりますが。
 つまり完全剛体の容器というものは、中の分子の衝突を受けて、常に振動しているわけですね。ブラウン運動の超高速版みたいなものですね。普通、顕微鏡サイズ以上のマクロサイズの物体は、分子の衝突エネルギーを弾性で受け止めることができるので、ブラウン運動は観測されません。しかし完全剛体はあくまでも硬派であり、絶対に歪まないゆえに、マクロレベルでも微細振動をおこします。

 さて完全剛体の容器が真空中に置かれており、内部に温度を持った気体が閉じこめられている場合を考えてみます。
 この場合には、容器内だけで完結しますので、熱は外側には洩れません。完全剛体の容器は細かく震えてはいますけど、ただ震えているだけ。表面からは輻射が起きませんので、エネルギーは洩れようがありません。(周囲に光のある環境なら、光子を媒介にして洩れることもあるかな?)

 カモノハシさんが問題にしているのは、容器が空気中に置かれているとか、他の物質に触れている場合のことですね。
 この場合はひょっとして、完全剛体の容器というものは、熱伝導率100%の素材として振る舞うのではないか……てなことかしらん。

 うーん。
 熱伝導率って、そもそも、なんだっけ? なぜ熱伝導率の違いが出るのだっけ?


熱伝導率
No.3456 投稿日 2004年7月12日(月)22時02分 投稿者 西澤 隆
固体の場合は、熱は大雑把に言って格子振動のエネルギーになるので、イメージとしてはある一点を持って揺すった時にそれが全体に波及して行く度合い=熱伝導度、みたいな感じです。
気体や液体だと対流などでも熱が移動するので簡単には言えませんが、局在していた気体分子の運動エネルギーが衝突で周囲に散逸・平均化していく度合いですね。
#物理的な定義は ΔQ = -κ∇T です。

完全剛体の箱の場合…真空中におかれたのなら、単なる周期的境界条件のように見えます。
逆に中が真空だった場合は、その場所だけ空間が切り取られてショートカットしているようなものでしょう。いずれの場合も空気に対するエネルギー的な影響はゼロっぽい。

では、中にも外にも空気が入っていて、なおかつその温度が違う場合どうなるか?

(1) 運動量は素通しなので、内と外で緩和して(おそらく)外気温に近付く
(2) 互いに相手はないのと一緒であるから、そのまんま

…カッコいいのは(2)ですが、なんとなく(1)かしら?
(1)ならば、“熱伝導率”は…うーん、気体しだいで決まるような気が。もちろん(2)ならばゼロ。


熱力は入り口の辺りしかやってません。
No.3457 投稿日 2004年7月13日(火)05時21分 投稿者 たぬき
 その上で。

 完全剛体の容器の場合、右側にぶつかった分子のエネルギーは、極端に言えば左側の分子にエネルギーとして伝えられるんではないでしょうか?
 同様に、容器の外側から与えられるエネルギーは、容器の反対側から外側へと発散。
 結局、±0で容器の内部及び外部温度は変わらないのではないか、と思います。

 完全剛体の容器に卵を入れ、ガラスの上に置いてハンマーで殴ります。
 この場合、容器が激しく動かない限り割れるのはガラスで、卵じゃないですよね。
 同様のことが熱的にも起こるのではないでしょうか。

 完全剛体の容器を触ると、中の温度ではなく、容器が接触している反対側の温度が判ったり?


No.3458 削除ずみ

>完全剛体の容器の場合、右側にぶつかった分子のエネルギーは、極端に言えば左側の分子にエネルギーとして伝えられるんではないでしょうか?
No.3459 投稿日 2004年7月13日(火)21時45分 投稿者 西澤 隆

外が真空ならばそうですが、そうでない場合。

右側の内壁に右向きの分子がぶつかると、分子としてはぶつかったことに“気付かず”、容器と共に直進します(容器の質量がゼロだそうなので、押された瞬間にいきなり速度∞になってしまいそうな気もしますが…しかし有限の運動量を受け取るわけでもないので、容器の速度を求めようとしてもゼロ÷ゼロで不定ですね)。
ここで、左側の内壁に左向きの分子がぶつかったとすると、そこで容器を介しての分子同士の衝突が起こって運動量が交換されます。この場合には内部に閉じた運動量やエネルギーのやりとりになります。
が、もし右側の外壁に左向きの分子がぶつかる方が早かった場合、こちらと運動量やエネルギーをやりとりせざるを得ませんね。それぞれの確率がどのくらいかは内外の密度や温度によるでしょうけれど、そこそこの気体同士ならおそらく熱平衡に近付くと思います。

容器内が空気じゃなくて何か固体が入っていた場合にはどう考えたらいいのかちょっとぴんと来ないのですが。普通の意味での剛体の容器の場合について求められれば、そこで容器の質量→0の極限を取ったらできるかなぁ?


ちょっと長いです^^;
No.3460 投稿日 2004年7月14日(水)20時07分 投稿者 たぬき
>が、もし右側の外壁に左向きの分子がぶつかる方が早かった場合、こちらと運動量やエネルギーをやりとりせざるを得ませんね。

 こういうコトが起こらないのが完全剛体だと思っていましたが・・・・。
 もし右側にエネルギーが加えられれば、それが同時に(瞬時に、ではなく)左側に伝わるのでは?
 容器に封じ込められた物は、右と左で完全剛体を介して運動エネルギーをやりとりするんではないでしょうか。
 この辺、前提条件を私が勘違いしている場合、以下の文は全く意味を持ちませんので、その、心の中で削除しておいてくださると嬉しいのですが。


 右壁にぶつかった運動エネルギー、ええと、この場合何が適当な記号なんだっけ・・・・とりあえず、Δとしましょうか。
 これが外部にδのエネルギーを与えたとしましょう。 これが容器の外部への熱発散ですね。
 さて、そうなると、左壁は右方向へ(Δ−δ)分のエネルギーを、左壁に接触している内部物質の分子に与えることになります。 もとのΔより小さくなりますから、熱平衡が起こる。 これが西澤さんの仰るモデルですよね?

 西澤さんは“直進する”と表現なされていますが、この場合、容器の右壁と左壁が持つ運動エネルギーが異なりますので、右壁が進んだほど左壁が進んでいない、と言うことになりますよね。
 結果、容器が右側へ膨らむ事になります。(容器全体が右へ動くから、左へ膨らんだようになるのかな? まあ、どっちでもいいですが。w)
 これは「容器が変形する」ことになりませんか?
 ま、極めてミクロな世界ですので、無視できるって言えばそれまでですけど・・・。
 とにかく、「変形しない」完全剛体の前提と矛盾するのではないでしょうか。


 温度差のある二つの物体を、「完全剛体の板」で仕切っていると西澤さんの仰るとおり、両者の分子運動による熱エネルギーの交換には全く支障は無く、熱平衡に至ると考えます。
 しかしながら、密閉容器で閉鎖された内部の「系」から、外部に対してエネルギーの移動は起こらないのではないかと推測します。

 ・・・・・今気が付いたんですが、ひょっとしてニュートロニウムって完全剛体でコーティングされてる?


 ただし、これはあくまで思考モデルの上での話ですんで、完全に内部を密閉できる容器が現実としては作れないと思います。 注ぎ口とか、ふたを閉めるネジの所とかからどんどん温度は逃げていくでしょう。
 完全剛体だけに、完璧に密封しちゃったら、多分中の物が取り出せない・・・・。
 ですから、マツシバ製の魔法瓶も、普通の物より性能が良い、程度だと思いますけどね。 日常生活ではまず壊れないでしょうけど。
 こんなモンで作るくらいならクーラーとヒーター内蔵しろよぅ。w


完全剛体
No.3461 投稿日 2004年7月15日(木)00時58分 投稿者 西澤 隆
#あくまで僕の解釈ですので、間違っているかもしれません。

>もし右側にエネルギーが加えられれば、それが同時に(瞬時に、ではなく)左側に伝わるのでは?

新木さんのNo.3455の記述から考えるに、エネルギー、加わりません
他の何かに箱がぶつかるまでは、空気の分子の運動は全く妨げられず、運動量もエネルギーも失いませんから。

例えば、ほぼ完全に滑らかな氷面の上にある、さしわたし1kmの「箱」を考えます。壁の厚さは適当に50cmくらいとしますか。箱は巨大だけど滅茶苦茶軽くでも固く(変形しない)滑らかな物質でできていて、事実上摩擦ゼロで重さもゼロとしましょう。ただし底板はなくて、中に入ると氷面上に立つ事になります。升の底を取った形、くらいに思って下さい。

この箱の中と外に、それぞれ10m四方に一人、くらいの密度でスケーターが分布しており、めいめい思い思いの方向に滑っているとします。彼等は、お互いにぶつかるまで直進し、ぶつかったところで運動量を適宜交換します。もちろん箱で仕切られているので、外の人と中の人が直接ぶつかりあうことはありません。

さて、箱は重さも摩擦もゼロなので、たまたま箱にぶつかったスケーターは、「もしその時壁に他の誰も触っていなかったら」そのまま「箱を押しつつ」直進します。箱は動いてはいますが、質量ゼロなので運動量も運動エネルギーもゼロであることに注意。スケーターの運動量も運動エネルギーも、ぶつかる前と全く変化していません

で、そこで他の誰かが箱にぶつかると。それぞれ箱を互いに違う方向に押そうとするので、箱を媒介してあたかも直接ぶつかりあったかのように運動量を交換するわけです。その「他の誰か」が箱の外にいるか中にいるかの確率は、最初に押していた誰かが外にいるか中にいるかには無関係に、まぁだいたい内外の人口密度で決まるであろうと想像できます。今は同じくらいだとしているので、ほぼ半々でしょう。

#いま気付いたけど、折角だから「無重力バスケ」の舞台設定でやりゃーよかったような^^;;。

…ということで、たぶん運動量を交換しあって緩和するだろう、と結論づけた次第。
いかがでしょ?


完全剛体の箱
No.3462 投稿日 2004年7月15日(木)05時25分 投稿者
新木 伸
>完全剛体の箱

 その差し渡し1キロメートルの「箱」ですが。
 運動量の交換は、スケーターが3名いないと起きないような……。

 スケーターが壁のどこかに接触すると、スケーターに張りつくように移動をはじめるわけですね。そして壁のどこか他の場所が他のスケーターに接触すると、箱は回転をはじめます。スケーター2名が正面衝突のコースに乗っているのでないかぎり、2名では運動量の交換は起きず、3人目の衝突があって、支点、力点、作用点――の3つが揃うことで、はじめて運動量の交換が起きるもよう。
 正面衝突のケースでも運動量の交換は起きますけどね。

 なんか箱を媒介にして、その周辺では、因果律が乱れまくっていそうな……。「運動量」という情報が光速を越えて瞬時に伝わっていますから。





>完全剛体のイメージ

 完全剛体を「物質」と捉えるからイメージが難しいのではないかと。

 発想を切り替えるといいのかも。
 たとえば10センチの厚みの完全剛体があったとしたら、それは10センチの厚さの板と思うよりも、10センチ分のショートカット領域(抜け道)と考えるといいのかも。

 完全剛体なる「領域」に接触している気体分子は、10センチ前方にある気体分子と相互作用を行います。10センチほどの距離をまたいでショートカットして、力が伝達されるわけですね。




>熱平衡に至るか

 いまは思考実験を簡易化するために、気体分子が散発的に完全剛体の内外に衝突している状態を考えていますけど。

 実際には、毎秒ごとに、どえらい数の分子が衝突していることになるんですよね。
 仮に分子の平均衝突回数が、1プランク時間のうちにある程度の回数以上発生しているようなら、完全剛体は実質的に固定されていると見なしてもいいんじゃないかな。

 1立方メートルの完全剛体の箱を考えるとして、その中に1気圧、25度の気体が詰まっているとします。気体は簡単にするために窒素100%としますか。

 えーと、WEBで適当に引っぱってきましたが、プランク時間は、5.4×10^-44 秒らしいです。
 そして窒素分子の分子量は28となって、1立方メートルの空気はおよそ1キログラムで、その中に含まれる分子数は……。

 (1000/28)*6.0221×10^+23 = 2.15075×10^+25 個

 気温が25度であるとして、そのときの分子の平均速度から、平均衝突回数が求められるはずなのだけど……。
 気体分子の運動速度を求める式がすぐに出てこないので、そこんとこ、誰かよろしく〜。

 まあなんとなく、10の19乗も桁が違っているので、1立方メートルの空気を閉じこめたぐらいのことでは、到底1プランク時間に1回の衝突は見込めないだろうというのはわかるけど。


完全剛体
No.3463 投稿日 2004年7月15日(木)08時58分 投稿者 西澤 隆
#冷房あたりと暑気あたりできもちがわるい…。

回転、するですか。ううむ。
僕は、完全剛体のことを

形や大きさがあるけれど、物理的には全体が一つの点であるかのように振舞う存在

と考えて納得していたんですが。

むー、重心も慣性主軸も慣性モーメントもない「領域」が「回転する」イメージが湧かない…。それとも単純に、均質として形状から重心と主軸を求め、後で体積密度をゼロにすればいいのでしょうか。
#角速度はやはり(偶力)0÷(モーメント)0で不定ですね。


完全剛体による可能性(確率)変化
No.3464 投稿日 2004年7月15日(木)11時39分 投稿者
達句英知
極めてお久しぶりな、達句 英知です。

ここしばらくの話の内容が面白いのでちょっと書き込みます。

私的には完全剛体の領域というのが事象の確率に影響を与えているように感じられます。
ある一つの粒子が完全剛体の存在する領域に入った場合、本来はその粒子によって影響を受けないはずの粒子に対しても影響を及ぼすことになります。

もし粒子同士が衝突した場合に何かが起こるものだった場合、完全剛体に接触した粒子は、本来の体積ではなく領域の大きさの体積を持つものとして振る舞いそうです。

それがその他の粒子に対しても起こるのですから、完全剛体のある領域では粒子同士の衝突確率が極めて高くなりそうな気がします。

何か根本的なところで勘違いしている気もしますが。

それではまたいずれ。


完全剛体の回転
No.3465 投稿日 2004年7月15日(木)20時37分 投稿者
新木 伸
 完全剛体の回転は、僕もイメージできません。
 ていうか、回転というのは正しくない気も……。そもそも「重心」なんてものさえないのですから、回転しているといったって、どこを中心に回っているのやら。
 いま右回りで回っているように見えても、次の瞬間には、なんの脈絡もなく左回りに変化しているのかもしれないし。
 こういうものを回転っていうのかどうか……。

 「0で除算しました」という例外エラーでも出てきてしまう感じで、思考がストールしてしまう感じですね。

 人間の脳味噌っていうのは、実体をもつ物理現象を適当に解釈して、簡素にモデル化して、生存に有利なように予測を働かせるために進化してきたものですから、ゼロやら無限やらの概念を含む現象を理解するようにはできていません。そんな、実際にはあるはずもない架空の概念なんかを操るようには出来ていないのですね。

 だいたい「ゼロ」って概念や数字が発明されたのだって、ここ4〜5000年のことだったはず。ほんの数千年のこと。それ以前は、人間は「ゼロ」って概念を持たなかった。

 質量ゼロの架空の物理学を考えるには、数学などで、みっちり訓練でも積まないとならないのかも。すくなくとも人間の基本OSとして動いている通常の思考法では、うまく取り扱えないもよう。
 OSを入れ替えなくちゃだわさ。

 でもこのOSって、ハードと密接に繋がりあっているしなぁ。訓練で多少はどうにかなるにせよ、根本的解決は無理そうだなぁ。
 あいかわらず周囲の事象を三次元と時間軸とに分けて認識しているし。空間と時間とは不可分で、我々が未来や過去だと思っているものも、軸が一本違うってだけで、あっちもこっちも同時に存在しているものなのだけど。
 我々の持っている「この脳」の作りでは、時間は過去から未来に向かう方向でしか認識できないってだけで。

 宇宙のどこかには、縦と横と時間との間は自由に認識したり行き来したりできるけど、「高さ方面」にだけは一方から一方に流されるきりで、ままならないような脳の作りと意識を持った生物がいるのかもしれない。


質量ゼロの物理学
No.3466 投稿日 2004年7月16日(金)21時18分 投稿者 西澤 隆
確かに、0割りの時点で思考が進まなくなりますね。
存在しているようでも質量ゼロ。
並進運動してるようでも運動量ゼロ。
回転運動してるようでも角運動量ゼロ。
どんな高次のモーメントもすべからくゼロ。
つーことで、見た目どんな理屈に合わない動きをしても、とりあえず保存則はなーんも破ってない…。

>宇宙のどこかには、縦と横と時間との間は自由に認識したり行き来したりできるけど、「高さ方面」にだけは一方から一方に流されるきりで、
>ままならないような脳の作りと意識を持った生物がいるのかもしれない。

事象の地平面の内側に生まれ育った知性があれば、まさしくそんな感じでしょうね。
それが世界に対してどんな認識を持つのか、見当もつきませんが…。
G.イーガンとか小林泰三さんあたり、もしかして書いてないかな?

#余談ですが、「夢境」の5巻を購入しました。ぼちぼち、早売り店では並んでいるようです。


完全剛体の運動
No.3467 投稿日 2004年7月16日(金)22時01分 投稿者 カモノハシ
なんだかものすごくついて行くのが大変な世界に入りそうでおそろしいですねぇ(汗)

>「重心」とか
これって、気にしなくていいような?
完全剛体に力を与える(触れる)ものが1つならその物体の重心が「重心」でしょうし、複数あるならそれぞれの重心からの距離の比が、それぞれの質量なりなんなりの比になっている点ではないのでしょうか。
質量がないってことは慣性力で移動動けないんですよね?
(直前に複雑な回転を加えたりして、どんな動きをさせようが外力がなくなった時点で即運動をやめる)


>熱伝導率
http://www.geltec.co.jp/vocabular/#na3 によれば
「単位長さ(厚み)あたり1℃の温度差があるとき、単位時間に単位面積を移動する熱量」
「単位は(J・m/s・m2・℃) or (W/m・K) or (W/m・℃)」
だそうで、完全剛体単体なら計測不能でしょうが無限(or不定?)。
でも完全剛体を挟んで存在する物質の分子間力の働きとか想像がつかない (泣)
のですが、その辺はどうなんでしょうね??

>窒素分子の運動速度
20℃での2乗平均速度は511[m/s]だそうです。


疑問質問だらけで申し訳ありません。


メールのトラブル
No.3468 投稿日 2004年7月23日(金)01時18分 投稿者
新木 伸
 ここ数日、メール送信ができない。他の人も僕のアドレス宛にメールが送れない、などというトラブルがありまして。
 原因が判明したのですが。なんだかなぁ。

 自分の「送信者名」に半角のカンマ「,」が含まれる名前を使っていると、メーラーにOUTLOOK EXPRESSを使い、プロバイダにKCOMを使っている場合にメール送信が不可能になるという現象です。
 これまでずっと、自分の送信者名として、「新木 伸(ARAKI, Shin)」というのを使っていたのですが、このカンマが「;」に化けてしまい、なにやら不正なアドレスへの二重送信となってしまって、エラーで送信不能となるようです。

 また自分が送信する場合に限らず、僕に対して他人がメール送信を試みる際にも、「宛先」のところにカンマの含まれる名前があると、誤作動を起こすそうな。
 これは昔僕が送りつけた送信者名「新木 伸(ARAKI, Shin)」のメールアドレスに対して直接返信を行うと発生します。メールアドレスを直書きするなどして、直接返信を避ければ送れます。
 しかしメーラーの「連絡先」のところに名前登録がされている場合には、メールアドレスを直書きしても自動変換されてしまうので回避できません。


 どちらもプロバイダがKCOMでなければ、とくにエラーも出なくて動作するようなのだけど。
 数日前に、OUTLOOKにパッチが当たっていて、それによってOUTLOOK EXPRESSでは、半角カンマ「,」→半角セミコロン「;」への変換が行われるようになりました。それによって問題は表面化してきたようです。

 送信者名、宛先名に、半角カンマを使っちゃいけないなんて、知らなかったなぁ。
 たぶん、厳密には、送信者名や受信者名にカンマやらセミコロンやらを使っちゃいけないのだろうな。KCOMは厳密に処理しているのでエラーとなり、他のプロバイダやメールサーバーはなあなあで許容しているだけなのだろうなぁ。


 連絡先に僕のアドレスが登録されているような、近い関係の人には、特に問題。
 これから回覧メール作って、配って回らなきゃだわさ。これまでカンマ付きの名前で、2年にわたってメールしていたしなぁ。




>メールサービス

 この際、メールアドレスの乗り換えを考えています。
 どなたか、安くて良いメールサービスは知りません?
 条件は以下の通り。

・フリーメール不可。
・10年後にも確実に残っていそうなところ。
・メールボックス容量は最低10MB。20MB以上を希望。
・年額1000円程度。(月額80円程度)
・クレジットカード以外の支払い方法のあるところ。(クレジットカード持ってないもん)


 やっぱり、ここが一番安いのかなぁ?
 0円だし。

(ぷららライト)
http://www.plala.or.jp/access/guest/service/light/ryoukin.html
http://www.plala.or.jp/access/guest/service/light/service.html

 なんかゼロ円ってのが、すげぇ不安なんだけど……。

 ちなみにいまのKCOMのメールアドレスは、維持のために月額500円ほど。


 自宅サーバーでも立てて、メールサーバーなどを立てちゃえば、ホームページスペースにも困らなくていいんだけど……。セキュリティ維持の永遠のイタチごっこ闘争に巻き込まれるのもなんだしなぁ。こんどはその部分でコストが掛かるわけだし。けっこう電気代も馬鹿にならないし。
 LINUXが仕込まれているNASの黒箱とかを買ってきて、HDD入れて運用すると、静かで電気代も掛からずに、いい具合なのだけど。


Re:メールのトラブル
No.3469 投稿日 2004年7月26日(月)20時12分 投稿者 うに。
最近のパッチは日本だと7/15にリリースされたやつですよね。
 
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms04-jul.mspx

この中でOE関連というと
 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms04-018.asp

新木さんが送信したメールに返信すると
 "新木 伸(ARAKI, Shin)" <新木さんのメールアドレス>
という感じになるのでしょうか?

あと、区切り文字は半角セミコロン";"が指定されていますか?


おいらOE使ってないのでちょっと質問が変かもしれません(^^;。


OEとか
No.3470 投稿日 2004年7月27日(火)14時22分 投稿者
新木 伸
>>新木さんが送信したメールに返信すると
>> "新木 伸(ARAKI, Shin)" <新木さんのメールアドレス>
>>という感じになるのでしょうか?

 僕の送信者名が「新木 伸(ARAKI, Shin)」であるメールに返信しようとすると、「新木 伸(ARAKI; Shin)」と化けることになって、「新木 伸(ARAKI」「Shin)」という2通のメールを送信しようとするらしくって、なんかエラーになります。

 OE入れてみて、連絡先(アドレス帳)のところに、新規連絡先を作ってみるとテストできるかも。僕のKCOMのメールアドレス(unlucky@mb.kcom.ne.jp)を入れて、表示名は「新木 伸(ARAKI, Shin)」とするわけですね。

 これで送信すると、たぶん、エラーが出ます。
 しばらく待っているとプロバイダのメーラーデーモンあたりから、「送れなかったよっ。ぷんすか」とかいう内容の英文メールが届くはず。


メール宛先表記
No.3471 投稿日 2004年7月28日(水)03時52分 投稿者 西澤 隆
通常複数の宛先に出す時に区切り文字として「,」を使うのでそれを避けようとしたように見えますが、SMTPざっと見た感じだと複数宛先を解釈するのはMailerの役目のようなので、ひょっとするとOEの内部処理の問題ですかね…。

いっぽう、「;」がプロトコル上何らかの意味でデリミタとして扱われるようにも見えませんでしたので、こっちはKCOMの使っているSMTPサーバー独特の問題かも知れません。
telnetできるソフトがあったら、たとえば
http://members.jcom.home.ne.jp/j-klein/security/network-proto-smtp.htmlを参考に、ちょっとつついてみてはいかがでしょう。
MAIL FROM: ARAKI; Shin <アドレス>
ないし、
RCPT TO: ARAKI; Shin <アドレス>
としてみて、エラーが返ってくるならビンゴです。


SMTPのこと
No.3472 投稿日 2004年7月28日(水)11時19分 投稿者
新木 伸
>西澤さん

 前々から怪しいと思ってましたが、西澤さんは、ひょっとすると、Unixの人なのかな?
 telnetは、windows標準でついてきますよ。


 しかし、今回の件で勉強になりました。
 これでメーラー使わずにメール発信が行えるようになりました。なにかのときにでも、「メーラーがインストールされてなきゃメール送れないよう」なんて軟弱なことを言わないですみます。

 なにかのときって、いつのときだろ?
 たとえばミザリーに監禁されて小説を書けと脅されているときに、「メーラーはないから助けは呼べないだろう」という隙をついて、telnetからメール送信して助けを呼ぶとか。(笑)

 きっとインターネット黎明期の頃は、手動でコマンド打ち込んで、メール送信とかしていたのだろうなぁ。パソコン通信黎明期のころも、基本は手動で、オートパイロットツールなんてもんがしきりに作られていたっけ。


 んで、telnetでSMTPでメールサーバーにログインしてやってみたところ、こんな感じでした。

(1)
>>220 xxxxxxx.xxxx.kcom.ne.jp ESMTP Postfix
>>MAIL FROM: ARAKI;Shin<unlucky@mb.kcom.ne.jp>
>>501 Bad address syntax

(2)
>>220 xxxxxxx.xxxx.kcom.ne.jp ESMTP Postfix
>>MAIL FROM: ARAKIShin<unlucky@mb.kcom.ne.jp>
>>250 Ok

(3)
>>220 xxxxxxx.xxxx.kcom.ne.jp ESMTP Postfix
>>MAIL FROM: < 新 (ARAKI>
>>501 Bad address syntax

 ;はデリミタとして扱われているもようです。
 またどういうわけだか、KCOMでは、<>と前の部分に半角スペースを挿入すると、うまく動いてくれません。
 なお漢字が文字化けしているのは、「新木 伸」と入れたけど、文字化けして飛んでしまったところです。


 なお、以下に別プロバイダでの結果を書いておきます。この掲示板などを置いているPos.toというレンタルサーバーでの結果。

(4)
>>220 xxxxxxx.xxxxx.jp ESMTP
>>MAIL FROM: ARAKI;Shin<unlucky@mb.kcom.ne.jp>
>>250 ok

(5)
>>220 xxxxxxx.xxxxx.jp ESMTP
>>MAIL FROM: ARAKI;Shin <unlucky@mb.kcom.ne.jp>
>>250 ok

(6)
>>220 xxxxxxx.xxxxx.jp ESMTP
>>MAIL FROM: 新 (ARAKI, Shin) <unlucky@mb.kcom.ne.jp>
>>250 ok

 こちらでは、なにを書いてもOKなもようです。



 ちなみに、以下はOEのログから取得した、送信者名「新木 伸 (ARAKI, Shin)」でのエラー部分です。

(7)
>>SMTP: 10:20:52 [tx] MAIL FROM: <新木 伸 (ARAKI>
>>SMTP: 10:20:57 [rx] 501 Bad address syntax

 「,」→「;」に化けていて、さらに「;」はデリミタとして使われているようですね。



 また以下は、送信者名「新木 伸 (ARAKI Shin)」で、エラーが出ずに、正常送信できた場合の同部分のログです。

(8)
>>SMTP: 10:53:29 [tx] MAIL FROM: <unlucky@mb.kcom.ne.jp>
>>SMTP: 10:53:29 [rx] 250 Ok

(掲示板の仕様で書きこみできなくなるので、<>を<>に変換してあります)


 ――で、結論ですが。
 OE、KCOMともに、なんか変なことやってるようです。
 OEが変なことやっていても、「MAIL FROM:」になんでも受け付けるメールサーバーなら特に問題はでないけど、やっぱり変なことやってるKCOMではエラーが出てしまう――と、そういうことだと解釈したわけですが。


>POP3
No.3473 投稿日 2004年7月28日(水)11時49分 投稿者
新木 伸
>POP3

 西澤さんの紹介してくれたサイトのトップから辿ってみたら、POP3とかをtelnetで受け取る方法もありましたね。
 以前から騒いでいた、詰まってしまって受け取れなくなるメールについても、telnet接続で落とせるか試してみようかな。

 RETRコマンドを送るとハングアップって、どういうことなのだろう?
 TOPコマンドでヘッダーのみ表示とかは、できるものかしらん。

 いまはメールが詰まったときには、内容も見ずに削除しています。
 およそ1日分の到着メール、200通に1通は詰まっている計算。
 ひょっとして、なにかこちらが用のあるメールが混じっていないか、ちと不安なんですが。まあなにか用のあるメールなら、返事がなかったら、しばらくしたら再送してくれるだろうと思ってますが。


SMTPとかPOP3とか
No.3474 投稿日 2004年7月28日(水)13時20分 投稿者 西澤 隆
新木さん>
はい、僕はVAX/VMS生まれのUnix育ち、会社ではLinuxとかOSF1で自宅ではMacOSXです。
# 怪しいでしょーか^^;;。
ちなみにMacOSX版IEを使ったことはありますが、OEにはとんと縁がない人生を送っております。

Windowsにもtelnet>
…はありますかそうですか。仕事で3.1使った時にはなかった気がするんですが^^;;、NTと一本化したあたりからPOSIX周辺はちゃんとしたんでしたっけ…。

KCOM>
なるほど、本当にエラーになるんですね。他の人からの返信メールもエラーになった、というお話からすると、けっこうあちこちに「;」を許さないサーバーがあるのでしょうか。
ひょっとして、同じSMTPサーバーソフトがあちこちで使われているのかも知れませんね。KCOMのソフトは何でしたでしょうか?

SMTP, POP3>
…に限らず、インターネットプロトコルは一般にtelnetで直に扱えますね。ブラウザだメーラーだと言っても、つまるとこ「オートパイロットツール」に毛が生えたようなものです。凄まじく豪奢な毛ではありますが^^;;。


Re: SMTPとかPOP3とか
No.3475 投稿日 2004年7月28日(水)14時20分 投稿者 西澤 隆
失礼しました。

良く見たらちゃんと書いてありましたね。なんと、近頃(?)人気のPostfixですか。
確かにあちこちで使われてそうだな…。


メール関係
No.3476 投稿日 2004年7月28日(水)14時25分 投稿者
新木 伸
>KCOM

 KCOMのメールサーバーは、postfixと出てますね。telnetで入ると出てきます。
 メールサーバーのソフトなどは、普通は非公開ですね。

 相手先の名前が「新木 伸 (ARAKI, Shin)」であるメールに、OEから返信を行うと、SMTPとのやりとりとしては、以下のようなコマンドが発行されてますね。OEのログを見る限りでは。

RCPT TO: <新木 伸 (ARAKI>

 んでもって、そんなメールアドレスは当然ながら存在しないので、不達となってデーモンさんから怒られちゃいます。

 これはもう、明確にOEのバグですな。
 RCPT TO:に漢字通しちゃっているのは、変だろ。明らかに。(笑)


 ちなみに前回のWindowsアップデート以降からです。それ以前は正しく動いていました。セキュリティパッチがあたって、エンバグしたわけですね。
 KCOMは怪しいけど疑わしきは罰せずで無罪。OE有罪確定ってところかな。


who is guilty?
No.3477 投稿日 2004年7月28日(水)23時01分 投稿者 西澤 隆
不具合の要因をまとめると、
・OEが、どうしてか名前フィールド中の「,」を「;」に置き換えるようになった
・postfixは、なぜか名前フィールド中に「;」があると受け付けない仕様?である
という合わせ技ですね。

仕様?同士が真正面からバッティングしている状況なので、最終的に無罪有罪を決めるにはプロトコルの規約(RFC821、およびそれが依拠するRFC)に則っているか否かを判断しなければならないのですが…ちょっと見た限りでは是とも非ともつけられませんでした。
ということで、MSの肩を持つつもりは毛頭ないのですが:)、さしあたり判断を保留致しますです。postfixはSourceForgeでメンテしているみたいなので、問い合わせてみようかな…。

あ、でも、日本語生で打ってるんだとしたらそれはそれで問題ですね>OE。7bit JISで送れば大抵は大丈夫な筈ですが、ESC落ちする可能性も依然ありますし。

>POP3 via telnet
RETRでハングするのがOEで、例えばBecky!あたりを使えば無事取ってこれるのでしたら、少なくともダウンロード(と言うのかな?)はtelnetでも可能でしょう。おそらく、取り込まれたメールのヘッダなりにOEを固まらせるエスケープシーケンスでも入っているのでは。
キャラクタ端末ソフト(を使うとして)もシーケンスによっては落ちたり文字化けして戻らなくなったりすることがあるので、そのままファイルに落としてMeadowのような安全なソフトで開く、のが理想的ですね。

telnetをバッチモード使えるならそういうスクリプト書けば一発ですが、Windowsのtelnetクライアントプログラムでそれが可能かどうかは知りません^^;;。unix標準のtelnetではどうもムリのようです。


メールアドレスの名前部分
No.3478 投稿日 2004年7月29日(木)19時52分 投稿者 うに。
>新木さん

>>220 xxxxxxx.xxxx.kcom.ne.jp ESMTP Postfix
>>MAIL FROM: ARAKI;Shin<unlucky@mb.kcom.ne.jp>
>>501 Bad address syntax

これ、

>>MAIL FROM: "ARAKI;Shin" <unlucky@mb.kcom.ne.jp>

としてもNGになりますか?


メール関連
No.3479 投稿日 2004年7月30日(金)14時41分 投稿者
新木 伸
>メールサーバー関連

>>MAIL FROM: "ARAKI;Shin" <unlucky@mb.kcom.ne.jp>
>>555 Unsupported option: <unlucky@mb.kcom.ne.jp>
>>MAIL FROM: "ARAKI;Shin"<unlucky@mb.kcom.ne.jp>
>>250 Ok
>>MAIL FROM: ARAKI<unlucky@mb.kcom.ne.jp>;Shin<unlucky@mb.kcom.ne.jp>
>>501 Bad address syntax

 こんな感じになりました。
 名前フィールド中の「;」はデリミタとして作用しているのかどうなのかよくわかりませんが。""でくくれば使用できるもようです。

 ちなみに、KCOMのメールサーバーのDNSは、下のところで公開されていますので、追加実験があるようでしたら、TELNETで入って実験してみてください。

http://refresh.kcom.ne.jp/faq.html





>OEの不具合

>>・OEが、どうしてか名前フィールド中の「,」を「;」に置き換えるようになった

 OEの不具合はそれだけでないです。
 名前フィールドにはトラブル時の返信用メールアドレスを書かなきゃならないのに、なぜだか、送信者名を流してしまっています。たぶんSHIFT−JISでもって。

 「新木 伸 (ARAKI Shin)」→「MAIL FROM: <unlucky@mb.kcom.ne.jp>」
 「新木 伸 (ARAKI, Shin)」→「MAIL FROM: <新木 伸 (ARAKI>」

 左がOEのアカウント欄で登録している送信者名。右がメールサーバーに対して「MAIL FROM:」で送られるもの。
 後者のときには、エラーが出て当然ですね。POSTFIXの仕様とか、そういう問題ではないです。





>メール読めない件

 読めないメールは、TELNETでも読めないような気もします。
 しんたさんの作ってくれたPERLで組んだメールダウンロードスクリプトでも止まってましたから。(ダウンロード部分を外して、削除のみ行うように改造して使用中)

 症状としては、「RETR」コマンドで読み取りしようとしたとたん、なんも応答がなくなります。
 せめて、「TOP xx 0」とやって、ヘッダーだけでも見ることができたら、用のあるメールかどうか判断付けられるんだけどなぁ。

 TELNETでメールの送受信を行うスキルを身につけましたので、こんど止まるメールがあったら、TELNETでダウンロード可能か実験してみます。
 今日来た300通のスパムの中には、止まるものはなかったので、また明日〜。
 多い日は3通も4通も止まるのが来るのに、こういう日に限って一通も来ない。


Re: メール関連
No.3480 投稿日 2004年8月3日(火)02時03分 投稿者 うに。
区切り文字(デリミタ)はどこにあっても本来は有効、ただし""で括られた中は特別に無視するという感じですよね。CSV とかも同じ感じですから分かりやすいと思います。こちらでもKCOMを叩いてみましたが新木さんと当然のように同じ結果となりました(w。ただ、FROM指定なのでここに2つのアドレスを指定してもエラーが返ってきますね。

結局のところ、OEが""を付加してないのでしょうか。。。

手元にOfficeのOutlook が入ってるのですがアカウントの設定がいまひとつうまくできない(^^;。繋いでる先はhotmail ですが。。。


メール関連
No.3481 投稿日 2004年8月4日(水)01時06分 投稿者
新木 伸
>HOTMAIL

 HOTMAILって、POP3でもって、アクセスできましたっけ?
 http経由でのアクセスになるはずだと思いますが。
 OUTLOOKセットアップしても、それじゃ意味ないでしょ。
 同じフリーメールでも、yahooなら広告受け取る設定にすれば、POP3で送受信ができますね。




>メール詰まりの件

 原因が判明しました。「NORTON ANTISPAM FILTER」が原因でした。

 今日、詰まるメールがきたので、TELNET接続で試してみたら、メール最後を示す「.」が単独行として送信されてきませんでした。(末尾にくっついていた)
 そりゃ終わらないって。
 なにか、特定の内容のときに、SPAMフィルターが誤動作しているようです。

 原因がわかったのはいいけども……。しかし、うーん。
 なにか良いスパムフィルターはないですか?
 ベイズ推測を使っているやつがいいんですけど。

 POPFILEは以前から試してますが、「これスパムね」と教えてあげる手順に手間がかかって、うまくありません。

 NORTONのやつだと、OEのツールバーにプラグインとして組み込まれるみたいで、「スパムとして追加」のボタンが出てきてくれて、それがもう便利で。
 そんなふうに、あたかもOEのプラグインであるかのように働くスパムフィルターが希望なのですけど。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0407/05/news054.html

 ↑このへんとかかしらん?


 素直にBECKYに移行したほうがいいかなぁ。しかしユーザーインターフェースが嫌いなんだよなぁ。妙に機能が細かすぎちゃって。


>続・NORTON先生
No.3482 投稿日 2004年8月4日(水)20時27分 投稿者
新木 伸
>続・NORTON先生

 メールが詰まってしまう件。
 ノートン先生の、アンチスパムフィルターが悪さをしていることが判明したわけですが。

 BECKY!だと詰まらないのは、メール末尾に「.」の単独行が現れなくても、タイムアウトが発生すると、メール末尾だと認識してくれるとか、なんかそんなような救済策を講じているからでしょう。

 本来ならば、バグ報告を行って、詰まったサンプルを提出して、改善を求めるのが筋ってもんでしょうし、ユーザーの責任でもあるかもしれませんが。面倒くさいので、それは放棄。
 これがフリーソフトなら、バグを見つけてしまったら、報告するのはユーザーの責務かもしれないけど。金払っているソフトのバグ取りに協力する責任なんてのはないですし。
 バグが発生する状況を特定できるように書くのって、えらくシンドイし、手間もかかるからなぁ。
 ノートン先生のアンチスパムフィルターも、そんな特別に愛しているわけではないし。
 ユーザーインターフェースなどの機能面はともかく、スパム振り分け率の性能面のほうに不満があるので、いいのがあったら乗り換えるつもりだし。そうなったら、もう僕には関係ないし。

 とはいえ。自分もソフトウエア作者として、なんか後ろめたいなぁ。
 まあバグ報告は、そのうち、気が向いたらやるかも〜。とりあえず星くず上げてからかなぁ。



 とりあえず対応策としては、nPOPというフリーのメーラーと併用することにしました。
 これはヘッダーのみ受信して、メール本文を読むことなく、タイトルと送信者だけを確認して、不要のメールを受信することなく削除を行えるメーラーです。
 設定をあたってみたら、「ヘッダー受信時に受信する行数」てな項目がありまして、そこがデフォルトの「100行」になっていました。以前から、OEで詰まるメールが、nPOPで受信できたり詰まったりしていたもんですが。原因はここにあったわけですね。OEで詰まるメールのうち、100行以内で完結しているような短いメールの場合には、nPOPでも詰まってしまっていたわけです。
 ここを「0行」に設定したら、すべてのメールで詰まりが解消されました。

 まあOEで受信しつつ、詰まるメールはnPOPで、タイトルと送信者で判別して削除しつつ――。
 本当に必要なメールが届いて詰まっていた場合にはTELNETで落としに行くとか、アンチスパムフィルターを停止してから落としにいくとか、なんかやると。
 まずスパムメールでしょうけど。


(nPOP)
http://www.nakka.com/soft/npop/





>ノートン先生

 しかし、NISを使っていて、アンチスパムフィルターを使っている人って、けっこういると思うんだけど……。(ここの常連は、UNIX系が多そうで、あんま関係なさそうだけど)
 みんな、メール詰まり現象には遭遇していないのかなぁ?

 このメール詰まり現象は、OEに限らず、BECKY以外のメーラーで発生しそうなものだけど。


引っ越し先、探し中
No.3483 投稿日 2004年8月4日(水)22時52分 投稿者
新木 伸
 HPとファンページのほうで書いたとおり、8月いっぱいで引っ越しします。「新木伸 百科事典」の引っ越し先ですけど。
 どこかいいところ、ないですかね〜。

 ADSL接続はフレッツADSLにしているんで、どこのプロバイダも自由に選べます。いまはNIFTYなわけですが、いっそ接続に使うプロバイダごと替えてしまおうかと計画中。
 ぷららがけっこう、安いんですよね。月額800円で、HPもメールも使えるようだし。

 条件としては――。

 維持費が安いこと。(まあプロバイダ代などは、どうせ宣伝/通信費として経費で落ちるんですが。どうせなら経費削減したいですわな)
 メールアドレスがもらえること。
 HPのURLアドレスが長期間変わらないでいること。長期間安定していそうなこと。
 容量は小さくてもかまいません。表玄関となる入口ページだけ置いておければ、残りは他のところに分散させられますので。まあ5〜10MBもあれば、最低限、足りるかと。現在は10MBです。
 CGIは使えなくてかまいません。この掲示板が動いている「POS.TOネット」というところのスペースがありますので。(ちなみにここは表玄関を置く場所として使うのは不可。すでに一回アドレスが変わっていたりする。www21.pos.to → www21.pos.to など)

 特にHPアドレスの長期間の安定が、いちばん重要な条件となります。
 このHPは営業/宣伝用なので、サービス停止やアドレス変更などで変わってもらうと困ります。本の後書きなどにも書いてあるわけだし。
 NIFTYのほうの「http://member.nifty.ne.jp/araki-shin/」は、まあけっこう長く持ったほうですね。SINCE1998〜だから、6年持ったわけですか。

 次に取得するHP用のアドレスは、10年後に本を入手した人も、そのまま来れるようになってるぐらいにしておきたいなぁ。

 どこかいいところ、ないでしょうか?


メール詰まり
No.3484 投稿日 2004年8月4日(水)23時00分 投稿者 西澤 隆
まずは原因判明および対策確立、おめでとうございます。

>ノートン先生もCRLFの誤り
えと、一読した際には何だかよくわからなかったのですが。
Norton Internet Securityというのはプラグインさせた特定のアプリケーションとのみ連動するものではなく、TCP/IPのレベルで毎度介入する常駐パケット監視ソフトであり、たとえtelnetでPOP3命令直打ちした場合であろうがその目を逃れること能わず…という理解でよろしいでしょうか。
うーん、なかなかすごいものに進化しているですね。

ひと昔まえは、MacintoshのCコンパイラとかディスク管理ツール(デフラグとかエラー修復とか。Nortonの名はこのソフトがオリジナルと思う)とかを作っていたのですが、いまやパーソナルセキュリティの代名詞になってしまったものなぁ。


>詰まるメール+ノートン
No.3485 投稿日 2004年8月5日(木)01時58分 投稿者 カモノハシ
私もノートンのスパムフィルタつかっていますが詰まったことはないです。
OEは使っていないのでなんとも言えないのかもしれませんが。使っているのはJustSystemのShurikenです。
ノートンの監視は中断できますので、その状態でならノートンは手出ししないはずですのでOEで受信可能なのでは?
その状態でもダメならそのメールを送るサーバあたりでポシャっている可能性が。

それとスパムフィルタはproxyタイプのにすればどんなメーラでも使えますよ。(あ、POPならですが。そのほかは結構対応していないのもあります)
NISと似たようなタイプですね。
bsfilter
http://bsfilter.org/
とかがよいです。
「スパムフィルタ proxy」とかで検索するといっぱい出てきます。

>お引っ越し
大変そうですね。
費用と長期の安定のどちらに比重を置くかで選択がかなり変わってくるんでしょうね。
私の主観では
<<--費用 安定-->>
ぷらら AOL ドメインを転送 レンタルサーバ+ドメイン
な感じでしょうか(汗)
5年くらい前ならAOLで、とか言ってたと思いますが(笑)

>Norton Internet Securityというのは……とか
それで間違っていないです。昔から考えるとすごいです。
でも統合された感ではピカイチかもしれませんが、個々のソフトでは結構下位?たいしたことないなぁ〜って感想になりそうですね。

一昔前と言わず、いまでもディスク管理ツールは作ってはいます
というより我が家ではMacOS8番台が現役で生きていますので大活躍中です(笑)
ノートンと聞けばこれでしたね。先生の由来って私はコレだと思ってたんですが、いまふと考えてみると定かじゃないですねぇ……。いつも曖昧なままでほったらかしてますな(汗)


いろいろ
No.3486 投稿日 2004年8月5日(木)12時50分 投稿者
新木 伸
>西澤さん
>NISとか

 言葉が足りなくてすいません。
 ていうか、逆に詳しすぎる人は底辺のほうの事情を知らないものだったりして、逆の意味で説明が難しいなぁ。
 いま一般的に使われているウイルス対策ソフトは、Norton Internet Securityと、Virus Busterの二つです。
 去年あたりまでのバージョンでは、プロキシとして働くタイプのウイルスチェッカーだったり、スパムフィルターだったりしたわけですね。Localの127.0.0.1:110 あたりに接続してメールを取ってくると、ウイルス除去されていたり、スパムならSubjectのところに[spam]とか書かれていたりして、それで振り分けると。
 しかしこのタイプのものだと、導入するにあたって、メーラーのアカウント欄の書き換えをしなきゃなりませんよね。メジャーなメーラーだと自動書き換えが行われますけど、マイナーなメーラーだと自分でやらないとならない。
 導入に対してのハードルが高かったわけです。

 しかし今年の2004年バージョンからは、ただインストールしておけば、ポート110番と25番に対してフックを掛けるような仕組みになった模様です。

 したがって、telnetで接続しようが、perlでcgi組んでソケット突っこもうが、110番に接続する限りにおいては、ノートン先生の目を逃れること能わず、です。

 ただしカモノハシさんの言うように、設定画面を出してきてON/OFFは利きます。
 詰まってしまったメールも、スパムフィルターを一時的にOFFにしたら、きちんと受信できました。よってノートン先生が有罪確定なわけです。

 ただ設定をいちいちON/OFFするよりも、ヘッダー受信式のメーラーで詰まるメールを消しちゃったほうが早そうなんで、そちらで対処することにします。




>スパムフィルタ

 スパムフィルタって、教育がけっこう重要じゃないですか。
 1万通のスパムを飲み込ませて学習させてみても、新しいのがぽつぽつ届いてくるだろうから。それを新たに覚えこませるインターフェースは、簡単なほうがいいです。

 できればOEのプラグインのように働いてくれて、ツールバーに「これはスパム」ボタンが出現してくれるといいなぁ。
 NISのスパムフィルターが、そんなふうなインターフェースなんですね。精度がよくないかわりに、学習させるインターフェースは使いやすくなっている。

 まあでも、コマンドラインのツールが使えるなら、バッチを組んでおけば、ショートカット一発で自動処理できるのか。

 フィルタから漏れて届いたスパムは、手動でフォルダ分けしておく。
 ある程度溜まってきたら、バッチ実行。

 バッチの内容は、DBX2EML.EXEで、OEのDBXファイルからEMLファイルとして、テンポラリフォルダに抽出する。抽出したEMLファイル群を学習させる。――と、そんな感じでいいのか。





>ノートン先生

 昔からパソコンを使っていて、SCSI接続のHDDとかを使ったことのある人は、ディスク管理ツールのほうのノートン先生のお世話になったことがあるんじゃないかなぁ。
 ターミネーター付け忘れてデイジーチェーンのSCSI−HDDを動かしたら、データエラーでディレクトリエントリが吹っ飛んでしまって、どうしようかと青くなりましたが。
 ノートン先生のおかげで90%ぐらい復旧できたことがあります。

 最近じゃ、HDDもIDEやUSB接続だし。
 ファイルシステムもFATじゃないから、けっこうしぶといし。
 壊れるときは1台まるごと吹っ飛ぶことが多いしで。
 ディスク復旧ツールのお世話になることはあんまりないだろうなぁ。


>NISで詰まるメールのサンプル
No.3487 投稿日 2004年8月7日(土)17時51分 投稿者
新木 伸
>NISで詰まるメールのサンプル

 NISで詰まってしまうメールがありまして、穏当で普通に怪しいアメリカの「独身者紹介データベース」への誘致メールのようなので、telnetにおける更新ログを公開しておきます。

 やや量があるので、別所にて。

http://www.araki-shin.com/araki/cgi/else/telnet_sam_2004-08-07.txt


STAT
TOP 1
TOP 1 0
RETR 1

 なんてコマンドを実行しています。
 見るべきなのは、RETRコマンドの結果。
 前に報告したように、「.」が変なところにくっついてしまっていて、独立行として送られてきていません。
 そのせいでメーラーはタイムアウトまでずーっと待っていてしまうわけです。

 ちなみにTOPコマンドを発行したときと、RETRコマンドのときとでは、Subject が変わっています。これがNISのアンチスパムフィルターによる変化です。サブジェクトに識別子を書き込むことで、OEで振り分けしています。
 TOPコマンドのときには、アンチスパムフィルターは働かずに、素通しとなる模様です。


Norton先生ほか
No.3488 投稿日 2004年8月8日(日)02時30分 投稿者 西澤 隆
>NIS
と見ると反射的にNetwork Information Systemと脳内変換してしまう^^;;。
…はさておき、ご教示ありがとうございました>新木さん、カモノハシさん。
生活習慣上Windowsの事情には明るくないもので…。

>Norton Disk Utilities
時々お世話になっていました。尤もOS7〜9時代のMacでは、File Saverを入れていると不安定になるという話があったので、デフラグとディスクの診断・修復にしか使っていませんでしたけれど。さすがにOS付属の診断ツールよりは出来がようございましたね。

>ログ
拝見しました。ふむふむ。
想像するに
X-NAS-Classification: 1
が「SPAMだ」若しくは「ウィルスだ」の識別番号でしょうか。
TOPの応答と見比べると、末尾の改行コードだけじゃなくてMIMEのマルチパートの境界も落としてしまっているようですね。やばげなアタッチメントを予め除去してしまおうとかして、何かバグっているのかな…。


>詰まるメールの件
No.3489 投稿日 2004年8月8日(日)14時54分 投稿者
新木 伸
>詰まるメールの件

 ああ、そっか。
 ウイルスチェックは切っておいて、スパムフィルターのみ作動させた状態でログ取ってみないとならんですね。
 ウイルスチェックのほうが悪さしているのか、スパムフィルター側なのかを、切り分けないと。
 次に詰まるやつがきたら、やってみます。


ファンページのほうのネタ
No.3490 投稿日 2004年8月8日(日)22時05分 投稿者
新木 伸
 こっちでやったほうがよいかと、ふと思ったり。

 ここ1〜2年くらい、ファンレター系のメール(質問含む)なんかは、だいたい携帯メールで送られてくるのですね。それ以前はパソコンからのメールが多かったのですが。
 まあ普及率を考えると、そういうもんかなと思ったりもしますが。

 しかし、どこでアドレスを入手しているのだろう、と、ふと疑問になったり。

 「新木 伸 百科事典」は、リンクフリーで連絡不要としていますので、作家さんのサイトを集めたリンク集なんかによく収録されていたりするようですが。
 でも、作家さんのメールアドレス集なんていう、アングラっぽいものって、そうそう見かけないですよね。――って、見かけないからアングラなのかもしれないけど。

 そういうのって、どっかにあるものなのかしらん?


R-1第六回大会
No.3491 投稿日 2004年8月11日(水)07時16分 投稿者 たぬき
 No.3207の所で公式サイトを貼り付けた「ROBO−ONE」第六回大会の模様の記事です。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0810/roboone.htm

 下の方の動画が秀逸。^^

 ううう、見に行きたかったなぁ・・・。


日記的
No.3492 投稿日 2004年8月13日(金)10時48分 投稿者
新木 伸
 HPの引っ越し先探しやら、バッチファイルいじって日毎の原稿圧縮バックアップができるようにしてみたりとで、原稿進まず。

 原稿のほうは、このところ説明文パートに突入。説明文って何ページ書いても、ぜんぜん仕事をした気にならないのはなぜだろう。3行以上の説明文は書かない主義なもんで、説明文というものの適正な分量がわからず困る。たくさん書いたうえで、ばっさりと削除。

 引っ越し先は「ぷらら」に決まりました。
 オンラインで即日契約できるとは。ホームページの開設やら容量追加やら、メールアドレスの変更やら、各種パスワードの変更やら、すべてオンラインで瞬時に登録完了するもんで、びっくりしました。
 てっきり、文書のかったるいやりとりを通すのが普通だとばかり。
 ぷららだけ特別? いま大手はみんなそんなもん?

 銀行引き落としの書類とかはこれからなのだけど、そういう届け出を済ませないうちから、すぐに使用できるようにしてくれるというのは、太っ腹だなぁ。

 バッチファイルのほうは、時刻取得やら、sprintf なんてものまで使える拡張仕様のバッチファイルで、毎日原稿を決まった書庫に追加してバックアップしてゆく方式。
 書きかけ原稿のファイル名に、「星くず10.NVL」→「2004-08-13 10-38-25_星くず10.NVL」のように名前を変えてコピーして、それを書庫に追加。
 バッチファイル内から起動できて、ロングファイルネームの使えるLHA32を探してみたり。

 まあ、今日び、HDD容量は無限に近いほどあるわけで、テキストファイルなんて、いくらあったってかさばるものではないけれど。1MB埋めるのに死ぬ思いするもんなー。文筆業ってのはー。
 まあ、圧縮しとくのは、なんとなく気分で。


引っ越し先は@NIFTYでした
No.3493 投稿日 2004年8月15日(日)02時32分 投稿者
新木 伸
 とほほ。
 ぷららのほう、オンラインで契約したのはいいのだけど、今日になって、「おめーは信用ならねーから、契約してやんねー」と通達があってサービス停止になりました。

 支払い方法を銀行預貯金からの引き落としにしていたのですが、この集金代行をするのが「ソニーファイナンスインターナショナル(SFI社)」というところで、申し込み書類は、ローンやクレジットカードの申込書に近い体裁のもの。

 「職種」とか「勤続年数」とか「勤め先部署」とかいう項目を見たときにヤバいなぁと思っていたら……。

 作家という職業は、社会的信用度でいうと、学生よりも主婦よりも年金受給者よりも、まだ低いところにあるようです。
 クレジットカードだって、持たせてもらえないもんなぁ。

 自分で有限会社でも作って、役員にでもならんことには、クレジットカードの一枚も作れそうにありません。


 ――ということで、ぷららは契約できなかったので、@NIFTYということになりました。


移転作業ご苦労様でした
No.3494 投稿日 2004年8月15日(日)09時58分 投稿者 村田
>作家という職業は、(中略)まだ低いところにあるようです。

 クレジット会社とかにその作家の作品などを提示する事が出来れば社会的信頼を得る事は出来ませんかねぇ?(現実としては無理でしょうが)
 新木さんほどの人ならば、作品の売れ行きなどからぷららの方ぐらいならば認められてもおかしくないと思うんですがねぇ…


とりあえず、「ご苦労様」はいけません。
No.3495 投稿日 2004年8月15日(日)14時51分 投稿者 西澤 隆
これは目下の労をねぎらう言葉ですので。

>作家の“信用度”

新井素子さんが昔「新婚物語」の主人公にことよせて書いていましたが、新井さんクラスでも「そういう意味」での信用はサラリーマンである旦那様に全然劣るんだそうで。
結婚してはじめてローンとか組めるようになったらしいですね。

しかし、「ぷらら」も厳しいですね。
「家具職人見習い」やってる知り合いが確か「ぷらら」ですが、彼は別にこれといって障害があるようなことは言ってなかった気がするんですが…。
サイトの容量とかCGIとかで通常よりもランクが高い契約をしようとされたんでしょうか?


作家の社会的信用度
No.3496 投稿日 2004年8月16日(月)07時29分 投稿者
新木 伸
 いやあ、べつに慰めてもらわなくても、へいきですけど。
 愚痴っぽく書いてみたりするのは、なんでもネタにしようとする作家の本能みたいなもんでして。

 ぷららの契約は、ごく普通の契約です。毎月800円の定額のやつ。
 毎月800円の支払い能力もないと、客観的に判断されたのかと思うと――。
 とほほ。(笑)

(契約コースを変えても支払い契約のほうは再更新しないようなので、実質的にはコンテンツ使用料も含める上限なしの契約を結ぶわけで、その支払い能力がないって判断されたわけですが。念のため)


 しかし実際、社会的信用に関しては、見習い職人以下で、ひょっとするとフリーアルバイター以下かもしれません。
 アルバイトで「勤続3年」とか書いておけば、クレジットカードまでは無理にしても、ローンくらいは組ませてもらえるってもんだし。

 「勤め先」ってのがあるのとないのとで、大違いなわけです。
 雇用を保証してくれる場所があるかないかの違いです。毎月給料を払ってくれる先があるかどうかの違いであるというか。

 友人に金貸すときのことを考えてみれば、相手の立場になれるかも〜。
 友人から「金貸してくれ」と言われたときに、その相手が以下のそれぞれのケースだったとき、どんな気分になるもんでしょう。

1.無職。(たまに臨時収入はあるという。しかしあくまで本人談)
2.学生。(親は健在)
3.フリーアルバイター。勤続3年。
4.主婦。
5.会社員。

 僕もその立場になってみると、1と2とは嫌だなぁ。
 だって定期収入が怪しいもん。(笑)
 いつ返して貰えるのかわからない。学生ならまだ「月のお小遣い」とかがあるだろうけど……。1は絶対に怪しいです。


>>新木さんほどの人ならば、作品の売れ行きなどからぷららの方ぐらいならば認められてもおかしくないと思うんですがねぇ…

 うーん。なんか見誤られてないかしらん。
 僕の場合は、バイトしないでもなんとか生きていけてる、てなあたりですが。
 ライトノベルに限った場合で、こんなんでも、収入レベルでいえば案外と真ん中くらいにいたりします。上のほうは四桁くらい。下のほうはフリーアルバイターの年収か、それ以下。

 知名度と収入ってのはあまり関係がないかも。知名度はある作品の出発力というか、単体作品の売れ行き=人気で決まりますが、実際の収入に繋がってくるのは平均的した量のほうですので。
 このへんは俳優業なんかと同じかも。知名度は「最も有名だった出演作」で決まりますが、実際の収入は「年間に出演した本数」で決まるわけです。
 皆が知っているということと、その人が稼いでいるということとは、まったく別の話。

 作家の場合には収入は執筆速度のほうと関係があります。
 スマッシュヒット飛ばした一作品があったとしても、年に2冊程度の遅筆系の人だと、なかなか年収四桁にも届かんわけです。
 年収1000万を越えてたら、まわりから「すごい」と言われるのがこの世界。僕の場合には星くずの7〜8巻のあたりがいちばん景気が良かったわけですが。それでもぎりぎり届かなかったですね。

 売れていて、しかも多作で、そして業界トップの質と量のメディア展開までも兼ね備える人あたりで、ようやく並のプロ野球選手に収入的にならぶかどうかってところかなぁ。巨人以外の強くない球団の、さして目立たない一軍選手くらいってあたり。

 ちなみに作家の印税は「売り上げ」に相当しますんで、ここから経費やら色々なものを引いていった残りが、サラリーマンの人のいうところの「手取り」に相当するわけです。サラリーマンの人のもらう所得ってのは、所得税も市民税も引かれたあとの手取りですから、同じ尺度で比べてはいけません。
 たとえばサラリーマンで年収1000万っていったら、すべて自分の自由に使える1000万なわけですが……。
 作家の場合には「年収」が1000万あったとしても、そこから所得税20%ぐらい払って、市民税も8〜10%払って、さらに資料の類を買ったり、仕事に使う道具を買ったり、仕事にまつわるつきあいの飲み食いがあったり、移動にかかる交通費が出たり――すべて、その1000万のうちから出してゆくわけです。

 まあ、申告を行うと、色々と経費を引いたうえで、課税対象額となるのは「売り上げ」の半分ぐらいなもんですね。つまり年収として1000万稼いでいても、手取り500万のサラリーマンの人と同じだけしか、手元には残らないわけです。


 ちなみに作家なんてのは、常に無職でいるようなもんです。
 いま世間的には夏休みのようですね。学生で作家志望者やってる方々あたりは、たぶんせっせと創作活動に励んでいるのでしょうが……。
 やってることは基本的に彼らと同じ。
 無職の状態でぽかりと空いてる多大な時間を使って、役に立つのか立たないのか、わからんモンをエディタに向けて書き連ねていることに使っているだけという。生産的なのか非生産的なのか、よくわからんコトをしているわけで。

 書き上げた原稿をなんのアテもなく投稿するのではなくて、いちおうは依頼で原稿を書いているって部分が、違うところですが。
 依頼っていっても、おもに口頭説明と若干の資料だけをもとに、口約束で「GO」ってなってるだけのことで、文書で契約を取り交わしたわけではないのですね。

 契約書なんてのも、作品が完成して入稿してから書かれるのが普通です。(契約書を作るところでは、という話。大手でも契約書を書かないところのほうが多い)
 著者と出版社との間で結ばれる契約は、あくまでも「売れば利益が生じる」と編集部が判断した作品の出版に関する「印税契約」でありますから……。労働時間に対する賃金の約束ではないので、完成しなきゃ契約締結できないっていうのは、あたりまえのことですが。
 一冊を七日で書いて持っていっても、一冊を半年かけて持っていっても、取引先の扱いや契約内容がまったく同一であるのが、そのへんの事情を端的に表しています。




>目上の人にご苦労様はいけません

 ――と、僕もアルバイター時代に教わりましたが。
 一般的にも、そういうものでしょうか。
 てか、自分が目上かって考えると、やや怪しいですが。サイトと掲示板の家主ってことで、いちおう目上ってことでいいのかしらん。


サラリーマンの年収
No.3497 投稿日 2004年8月16日(月)08時09分 投稿者 鐸碑
> たとえばサラリーマンで年収1000万っていったら、すべて自分の自由に使える1000万なわけですが……。

 ちょっと誤解があります。サラリーマンの年収ウン万円ってのは、普通総支給額、手取りの前の年金やら雇用保険金やら引く前の値を指していってます。
 サラリーマンしていて年収確認される事が結構あるんで。クレジット会社も、保険会社も、結婚相談所も同じ基準なんで、世間一般にサラリーマンの年収=総支給額でいいはず。

 ま、必要経費があるわけではないんで、手取りと総支給額の格差なんて、1割〜2割なんで自営業や作家業に比べると、年収と自由に使える金の格差は小さいと思いますけどね。取られた税金の一部は年末調整で返って来たりしますけど。


年収の関係
No.3498 投稿日 2004年8月16日(月)11時23分 投稿者
新木 伸

 ふむふむ。
 サラリーマンの人の場合は、どうやって自分の年収を知るわけですか?
 手取り月給×12と、夏冬ボーナス合わせて計算するのかなー、とか思ってましたが。
 年末に出てくる調書の「総額」で見ておくもんなのかな?

 まあとにかく言いたかったことは、多少は引かれるにせよ、「年収」≒「使えるお金」という感覚がある人に、作家が「年収」と言った場合に、同じ立場として受け取られてしまうという話なわけでして。

 作家の年収は、小売業における「売り上げ」と同じわけですね。
 そこから仕入れやら原価やらを引いて、残りのちょっぴりが「儲け」となるわけで。
 ラーメン屋が月に300万円の売り上げがあったとしても、そのまま300万円儲かっているわけではないわけですね。原価やらなんやらを引くと、黒字ぎりぎりであるとか、せいぜい1〜2割の儲けで30〜60万円であったりするわけで。

 製造業や小売業ほど大きな割合を占めてはいませんが、作家ってのも、まあ半分は「製造原価」に回っているようなもんです。

 ラーメン屋の300万の売り上げを、そのまま300万円の収入だと勘違いしてしまっているのが普通なので……。
 事あるごとに「作家の収入は2分の1にして、サラリーマン相当となる」と広めておくと。

 最近、再来年あたりの個人事業者の税制の変更に準備するために、経費の細かい仕分けを始めましたが……。

 これまで「おこずかい」と称して使っていたお金が、100%、ほぼすべて確実に「経費」に振り分けられることを知って愕然としてみたり。本とゲームと映画とビデオは資料だし。パソコンパーツは機材費だし。飲み会は勉強会だし。ファミレスの飲食代は自主缶詰台だし。
 まー、監査でも入ればけっこう認められないものも出てきたりして、ぽろぽろと減らされてゆくのでしょうが。監査が来るのって、すくなくとも消費税を納めるくらいになってからですな。


しかし
No.3499 投稿日 2004年8月16日(月)11時29分 投稿者
新木 伸
 移転に伴って、サイトの改装ぐらいしようとか思いましたが。中身や機能は同じでも、デザインくらい変えようかなと。
 しかし面倒なのでパス。

 もう6年も前に、よくわかんないまま、とりあえず試作で作ってみたまんまなんだよなぁ……。

 なにか参考になるような、いいデザインのページとかないですか?
 スタイルシート使ってバリっとキメすぎていたり、そーゆーコジャレたところはパスで。
 あとフレーム使用とかも、意味のない使い方してるのはパスで。
 JAVAだのなんだのでワケのわからないことやってるところも、もちろんパスで。


サラリーマンの年収
No.3500 投稿日 2004年8月16日(月)12時32分 投稿者 tatu
年度変わってからの5月に次からの市民税いくらという通知書をもらいます。そのときに給料収入、給料所得とついてるので年収、税引き後と思ってます。